意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「景気回復」です。景気実感を得るには、新しい仕事を自分で生み出さないと。政府は、4月の月例経済報告にて、「輸出や生産の一部に弱さも見られるが、緩やかに回復している」と発表。日銀が発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の業況判断指数が、大企業・製造業でプラス12。昨年12月から7ポイント悪化しています。景気の問題が頻繁に取り上げられている理由は、豊かさがなかなか実感できず、不安感が広がっているからです。実質賃金は横ばいかやや下降が続いています。安倍政権はデフレから脱却するため、物価を上げたいと思っていますが、日銀が設定した2%の物価上昇率は達成されず、賃金は下降。世界的に、原材料や資材価格は高騰。人手不足で人件費も上がり、企業は収益を給与に反映できずにいます。このまま進むと、賃金は上がらないにもかかわらず、物価は上昇する「スタグフレーション」という最悪の事態を引き起こしかねません。しかし、企業からすれば、リーマンショックのように突発的に景気が悪くなることに備え、資金を会社に留保しておきたいのです。空前の人手不足だから、そのうち賃金も上がるだろうと楽観視する人もいますが、日本はこの春から外国人材の受け入れを拡大しています。日本に働きに来る外国人が増えれば、賃金が抑えられた状況は続くでしょう。いま、景気を底上げしているのは、株や為替など金融資産を持つ人たちです。金融取引により蓄財を増やしていますが、それができる人は一部。SMBCコンシューマーファイナンスの意識調査によると、30~40代で貯蓄額が0万円の人は23.1%。1万~50万円の人が24.6%。約半数の人たちが、投資を始める余裕がありません。与野党も、納めた税金が社会保障として還元される仕組みを作ろうと言っていますが、具体策は見えてきません。私たちが実感を得られるような景気回復は、待っていても起こりません。誰も気づいていないニーズを掘り起こし、新しい仕事を開拓していかないと厳しいでしょう。一つの勤め先だけに頼るのではなく、あちらこちらで仕事をしていく。一人一人が自分自身で新たな付加価値を生み出す、創造的な働き方が求められています。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年5月22日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年05月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コンビニの時短営業」です。コンビニの問題から自身の働き方もぜひ振り返ってみて。セブン‐イレブンの東大阪南上小阪店が、スタッフを確保できず夜中の営業を中断したところ、本部から契約解除と違約金1700万円を請求されました。メディアで問題視され、請求はすぐに取り下げられましたが、コンビニエンスストアの時短営業について、各所で議論されるようになりました。現在、コンビニスタッフの人手不足は深刻な問題になっています。結果、オーナー家族に負荷がかかり、心身を壊すという事態が起きているのです。いまやコンビニは、モノを売るだけの場所ではありません。ATMがあり、公共料金の支払いや宅配便の窓口でもあり、各種チケットの発券、コピーやプリンターなど行えることは多岐にわたります。地方では、夜間の町の防犯の意味でも大事な存在になっています。とても便利で私たちの生活は助けられていますが、本当に24時間営業が必要なのかどうか。ヨーロッパなどで、ほとんどの店が日が暮れたら閉まる光景を目にすると、日本の経済活動の過剰さを痛感します。24時間店を開けるということは、商品や電力、資源もそのぶん消費しているということです。ローソンの統計によると、2017年度の売れ残り食品は1店舗あたり1日9.2kgでした。食品廃棄物のうち40%以上はリサイクルをしているそうですが、それでも少なくはない数字です。コンビニ大手も人手不足対策を相次いで打ち出しています。セブン-イレブンとローソンでは、「セルフレジ」を年内に全店で導入することにしました。時短営業もセブンの一部の店舗で実験的に行われています。ただ、「24時間営業」が前提の経営スタイルなので、簡単には時短営業店舗が広がっていくという流れにはならない模様です。4月5日には経済産業省がコンビニ8社に対し、オーナーの不満を解消する行動計画を出すよう指示。今回の件は、オーナーによる訴えに対してメディアが反応し、企業側も反応し、社会が問題を注視するようになった、示唆に富む出来事でした。無理を強いられているのはコンビニに限りません。働き方改革は様々な形があります。自分の働き方を見直し、権利を守ることに意識が向けばいいなと思います。堀潤ジャーナリスト。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年5月1日‐8日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年05月02日堀未央奈(乃木坂46)の女優デビューにして初主演作『ホットギミック ガールミーツボーイ』。この度、堀さんが清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗といった若手実力派俳優たちと繰り広げる3つの初恋を映し出した予告編が解禁。さらに主題歌を“次世代バーチャルシンガー・花譜(かふ)”が手掛けることが分かった。今回解禁となった予告編は、“誰が私の初恋なのか――”という印象的なメッセージから幕を開ける。映像前半で映し出されるのは、“3つの初恋”によって自分に自信が持てない主人公・成田初(堀さん)の平凡な日常が変化していく様子。初が恋をするのは同じマンションに住む3人だ。初の弱みを握る同級生・橘亮輝(清水さん)、数年ぶりに帰ってきた幼なじみ・小田切梓(板垣さん)、初の兄・成田凌(間宮さん)。初は恋に落ち、空虚な日常は彩りを得て幸せな時を過ごすも、「なんで…」と涙を流す場面を皮切りに、物語は急展開。「私の初恋は消えちゃったんだね」と初の切なくこぼすセリフに続き、亮輝、梓、凌らの想いが交差し、それぞれの悩みもがくシーンが連続していく。「見ていたいと今は思ってる、絶対に今は思ってる」「今この気持ちを大切にしたい――」不器用ながらも純粋な想いを寄せる亮輝、昔から憧れの存在だった梓、優しく見守り寄り添う凌…。初が3人の男性に揺れ動きながら、どこまでも透明で儚い初恋の先にたどり着く1つの答えとは――?恋にもがく不安定な初を瑞々しく体現した堀さん、そして清水さん、板垣さん、間宮さんたちの繊細な演技に加え、桜田ひより、上村海成、反町隆史、吉岡里帆といった各世代実力派の本編映像も初お披露目。女の子が恋をして初めて知った喜び、痛み、迷いの先にある“自分”の意志として歩むべき道を探す「ガールミーツボーイ」の新たな物語となる本作。“不器用な恋”“溶けるような恋”“秘められた恋”、3つの初恋がもたらす10代のアンバランスで儚く尊いリアルな感情を独特の視点で描く山戸結希監督により、“新時代の青春恋愛映画”誕生を思わせる予告編となっている。また、予告編をさらに盛り上げる主題歌「夜が降り止む前に」の作詞・作曲・編曲を手掛けたのは、新世代を代表するボカロPのカンザキイオリ。歌うのは、2018年10月、当時14歳にして突如YouTubeに登場し、話題上昇中の次世代バーチャルシンガー・花譜。YouTubeデビュー後、その類まれな歌声やSNSにアップされるリアルとバーチャルが融合した映像や写真が話題を呼び、フォロワーが急増。現在YouTubeチャンネル登録者は5万人を超え、12月に公開した「心臓と絡繰」は130万再生を記録している。この2人に白羽の矢を立てた山戸監督は、「花譜さんとカンザキさんの芽吹くような才気に、心打たれました。エンドロールの暗闇に、歌声と物語と聴く人の心が、交わる主題歌でした」と感激のコメントを寄せている。『ホットギミック ガールミーツボーイ』は6月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホットギミック ガールミーツボーイ 2019年6月28日より全国にて公開Ⓒ 相原実貴・小学館/2019「ホットギミック」製作委員会
2019年04月30日「放っておくと、がん化する恐れがあります」「抜かないと、取り返しのつかないことになります」いま歯科治療の現場で、患者がむやみに脅かされるケースが横行している――と嘆息するのは、歯科医師の斎藤正人氏。斎藤氏はできる限り抜かずに治療して歯を守る、保存歯科のエキスパートだ。院長として治療にあたるサイトウ歯科医院は、冒頭のような宣言をうけた患者さんの“駆け込み寺”的な存在となっている。「私の見立てでは、丁寧に治療をすれば十分歯を残せるケースがほとんどでした。なかには『この歯を抜くなんて?』と目を疑うケースも増えています」このような“悪徳歯科医”を生む背景を、斎藤氏が解説する。「歯科医院は、いまや都市部ではコンビニよりも乱立しているのが実情です。数が多すぎると、その分不勉強で技術の不確かな歯医者も多くなります。悪質な治療を受けて症状が改善されず、もっといい歯科医はいないかと、歯科医をハシゴし続け、ひどいことになった患者さんを診ることもあります」では、昨今の雑誌などの「歯科医特集」にあるように、院内が奇麗で清潔、最新機器を備えていて、優しく話しやすい歯科医であればいいのだろうか?斎藤氏は即座に否定し、続ける。「清潔なのは当然のことで、物腰柔らかでサービス精神旺盛な歯科医が、不必要な治療をすすめるケースもありえます。さらに、腕が必ずしも確かであるとは限りません。都心に豪華なクリニックを開業して最新鋭の機器を導入し、資金繰りのため、不必要な高い治療をすすめなくては立ちゆかない歯科医もいるのです」(斎藤氏)“口内炎が治らない”と、長らく受診していて、結局はステージ4の舌がんと診断された、堀ちえみさん(52)の例は記憶に新しい。「マスコミ報道では『がんと口内炎は見分けがつきにくい』などと歯科医を擁護する向きもありますが、白くなっていたらまず前がん病変を疑うべきでしょう。口内炎にステロイド軟こうを処方して、2週間痛みが引かなければ、専門病院へ紹介しなければなりません」漫然と治療を委ねていると、取り返しのつかない結果になる「通ってはいけない」歯科医院は、ちまたに多く存在するそうだ。
2019年04月25日《お母さんは先日の手術の時にも、立ち会ってくれました。手術室から出た私に、「お疲れ様!」「無事に終わって本当に良かった」と声を掛けてくれました。お医者様やスタッフの皆さんに、「ありがとうございました」と何度も何度も頭を下げてくれました。その姿を見た時に胸が熱くなりました》4月18日、ブログに義母への強い感謝の思いをつづったのは堀ちえみ(52)だ。2月に舌がんの手術を受けてからわずか2カ月、今度は食道がんが発覚。16日に再び手術を受けたが、そこに義母と義妹が立ち会ってくれたのだという。堀は舌がん手術直後から義母の介護に奔走。3月26日の退院翌日から2日連続で義母の通院に付き添っていた。彼女が2度の離婚を経て現在の夫・A氏と結婚したのは、11年12月。それから7年、嫁姑の絆は確実に強くなっているようだ。いっぽうで闘病告白以降、ブログには実の両親や妹たちと会った記述がない。なぜ実母は姿をみせないのか。もともと堀の両親は大阪府堺市に住んでいた。堀は三姉妹の長女で三女は元タレントのMさん。次女・Kさんは元プロ野球選手の中根仁氏(52)と結婚し、東京近郊に住んでいる。そこで本誌はKさんのもとへ向かった。自宅から出てきたKさんの横には実母の姿もあった。実母はこう答えた。「何も聞いていません。というのも、私たちは縁を切られていますから……」ネット上でも「実母と妹たちはお見舞いに来ないの?」など心配の声が多数浮上。一部では、“母娘の確執”も噂されていた。実母の口から明かされたのは、それを裏付ける発言。当初は堀夫妻が用意したマンションに住んでいたが、そこから追い出されたという。「マンションから出て行ってくれと言われて……。だから今はまったく交流がありません。前に手紙を送ったこともありましたが、それも送り返されてしまいました」(実母)実母にいつごろから会っていないのか聞くと、「7年以上」との答えが。Kさんが続ける。「私が父と母を引き取って、今はここでいっしょに住んでいます。姉は新しい家に引っ越したそうですが、私はその住所も電話番号も知りません。こちらは家も電話番号も変わっていないので、向こうからは連絡を取れるはずなのですが……」堀がブログにつづった義母への強い愛情表現。それは実母と絶縁したからこそ、芽生えた思いだったのだろうか。報道で堀のがん闘病を知ったKさんは見舞いに駆けつけたという。「ネットで調べて入院していると思われる病院へと向かったんです。すると“面会制限”があって看護師さんに『ご家族から了承が得られたら会えます』と言われました。それで、ちえみの旦那さんに電話をかけてもらったんです。でも結局、連絡がつかず面会できませんでした。テレビやネットで病状が報道されると、やはり心配で仕方ありません。たった一本だけでも電話をくれれば、私たちもいろいろサポートできるのですが……」(Kさん)そこで本誌は堀の夫・A氏に話を聞くべく、東京都内にある自宅へと向かった。A氏に実母が「マンションから出て行って」と言われたことについて聞くと、彼は「ありません。そんなことしていませんよ」と回答。実母と妹のKさんが見舞いに行けない状況になっていることについても「ないです、ないです!」と答える。「たしかにあちらのご両親にしばらく会っていないのは、その通りですよ。でも(面会させないなんて)ありません。そんな話、聞いていませんから」食い違う両者の主張――。ただ堀も実母も会うことを拒んでいないのであれば、その“ボタンの掛け違い”を戻すこともきっとできるはずだ。
2019年04月23日2月に舌がんの手術を受けてからわずか2カ月、今度は食道がんが発覚した堀ちえみ(52)。4月16日に再び手術を受けたが、ブログでは義母と義妹が立ち会ってくれたことへの強い感謝をつづっていた。だがいっぽうで闘病告白以降、ブログには一度も実の両親や妹たちと会ったという記述がない。もともと堀の両親は大阪府堺市に住んでいた。堀が2度の離婚を経て現在の夫・A氏と結婚したのは、11年12月。その後、両親も上京を決意したようだ。「ちえみちゃんは3度目に結婚するまで大阪に住んでいて、両親も近くに住んでサポートしていました。しかしちえみちゃんが上京すると、近所で見かけなくなったんです。お父さんは『東京にいる娘のところへ行くことになった』と言っていました」(両親の知人)堀は三姉妹の長女で、三女は元タレントのMさん。次女・Kさんは元プロ野球選手の中根仁氏(52)と結婚し、現在は東京近郊に住んでいるという。そこで本誌は堀の現在について聞くべく、Kさんのもとへと向かった。すると自宅には、実母の姿も。実母は「何も聞いていません。というのも、私たちは縁を切られていますから……」と告白。いつごろから会っていないのか聞くと、「7年以上」との答えが返ってきた。次女・Kさんが続ける。「私が父と母を引き取って、今はここでいっしょに住んでいます。三女もいっしょ。家族みんな、ここで暮らしているんです。ただ姉は新しい家に引っ越したそうですが、私はその住所も電話番号も知りません」連絡すら取れない現状に不安を募らせる実母とKさん。それでも思いを寄せ続ける陰には、別の理由もあるようだ。実母は意を決したようにこう明かした。「実は今、三女も病気で入院しているんです。ちえみよりも大変な状況で……。でも連絡が取れないので、ちえみはそれも知らないんです」そうした相次いで闘病に直面したことによって、実母は改めて家族への思いを強くしたのだろう。次女・Kさんもまた、闘病中の堀に対してこう語る。「もし何かあればすぐ駆けつけてあげたい。その気持ちは私も母も、今も持っているので……」そこで本誌は堀の夫・A氏に話を聞くべく、東京都内にある自宅へと向かった。A氏は堀の両親としばらく会っていないことを認めながらも、絶縁については「ないです」と答えた。取材中、Kさんは会えない姉について「体は大丈夫なのでしょうか?」と記者に逆質問する場面もあった。また記者が実母に「堀さんはお母さんに似ていますよね」と聞いたところ、母は少し笑ってこう答えた。「ええ、それはそうでしょう。だって、あの子は私が産んだのですから」
2019年04月23日お笑い芸人のブルゾンちえみが21日、自身のブログを更新し、ストレスで体重が5キロ増えたことを報告した。ブルゾンは、「ファンのみなさん」と題してブログを更新。「人間って、ほんと、心と身体は密接に繋がっているなあ、と歳を重ねるごとに、つくづく感じます」と前置きした上で、「ちょっと最近は、私の中でのストレスでちょっと2ヶ月で5kgほど太ってしまいました!大学時代はこれで30kg太ったわけです!」と明かした。続けて、「なぜこんな話をするかというと、みなさんにご心配をかけたい訳ではなく、ちょっとこのメンタル面でちょっと私が『ん』となっている間に、ちょっとSNSの投稿や、ブログの投稿、減ってしまったり、する可能性もあるので、ちょっと、そのあいだ、『最近ブルゾン投稿少ないけど、ブルゾン今、奮闘中なんだな』と思ってください!」と呼びかけた。また、「私の過去を振り返ってみても、定期的に、奮闘期に入ります」と明かし、「ただ、今までは、テレビに出る前までは、それは私や、私の身近な友達や関わってる人の間で起こることでしたが、今は、私を応援してくれる方たちがいるのでお知らせしとかないとかな、と思ったので、今回お知らせしました!」と説明。「ちょっと、今、奮闘中です、!」と伝えた。そして、「しかし、私はわかっています。奮闘中があったら、それを抜けて、キラキラ期がやってくること、わかってます」とブルゾン。「みんな、みなさん、シンドイこと、あると思います。私もある みんなある いつも元気!って感じの姿を今はもしかしたら100%じゃないかもなんですが必ずまた100%になりますので!」と誓い、「みなさんの前で無理しておくのも、なんか違うかな、と思ったので書きました!しんみり感出ちゃったかもなんですが、すみません!!!」とつづった。この投稿にファンは「無理せず、ぼちぼちいきましょ~」「ちえみさんのキラキラ期、楽しみにしてますね!」「頑張らなくていいんですよ~!」「焦らずがんばっていきましょう!」「私も奮闘中 ちえみさんも気張らずに……」「ちえみちゃんの今の気持ちを知れてよかった」「ちゃんと打ち明けてくれて嬉しい」と様々なコメントが寄せられている。
2019年04月22日東京都内の大学付属病院にやってきたのは、黒い大型の高級輸入車だった。ハンドルを握っていたのは、黒い帽子をかぶり白いマスクをつけた堀ちえみ(52)。彼女を目撃したのは東京都内で桜が咲き始めた3月28日。ステージ4のがんと診断され、2月22日に舌の6割を切除するなど11時間におよぶ大手術を受けてからわずか1カ月、すでに1人で車も運転できるまでになっていたのだ。彼女は自分の現在の状態についてはブログで《新しい舌の感覚が鈍いので、熱さが分かりにくい》《言語がおぼつかない状況》などと語っている。堀の知人は彼女の苦闘をこう代弁する。「買い物をするときはまだ少し不便なようです。たとえば精肉店で“ひき肉300グラム”とか注文する際にも、うまく伝わらずに店員さんに聞き返されることもあるそうです。指をしっかりと3本立ててみせるとか、相手の顔に近づいて話すなどの工夫をしていると聞きました」けっして万全とはいえない体調の堀だが、さらに家族の体調を心配しなければいけない状況にあるという。本誌が病院で目撃した日も自身の通院ではなく、82歳になる義母の診療の付き添いだったのだ。《今日から連日で、おおまま(主人のお母様)の病院の診察に、付き添います。お母さんは、「一人で大丈夫だから」と言ってくれましたが、心配なので付き添いたいと思います。私の手術の時も、付き添って下さいました》(3月27日付ブログ)義母の体調については詳しく触れていないが、退院翌日か2日連続での病院付き添いというのは、気丈な堀にとってもかなりの負担だったことだろう。夫で会社役員であるA氏の両親は堀の自宅の近所に住んでおり、頻繁に行き来しているようだ。A氏とは3度目の結婚であり、“3人目の姑”となる“おおまま”を堀は心から慕っているという。《おおままは、私が最も尊敬している女性です。知的で若々しくて、前向きで》(2月15日付ブログ)高齢化が進む日本では、「老老介護」だけではなく、病人が老親の介護に携わる「病老介護」というケースも注目されるようになってきている。「株式会社ねこの手」代表で介護コンサルタントの伊藤亜記さんは言う。「厚生労働省が介護に携わっている人たちを調査したデータがあります。それによれば彼らの悩みの1位は『家族の病気や介護』ですが、2位は『自分の病気や介護』だったのです。まだ“病老介護”という言葉は、それほど流布していませんが、実際にはそういったケースもかなり増えてきています。堀さんと同じようにがんなどの病気であったり、介護ストレスによる、うつ症状の発症であったりと理由はさまざまです」しかし介護においてもっとも気をつけなければいけないことは、“介護者と被介護者が共倒れになってしまうこと”だと力説する。「共倒れを防ぐために大事なのは『介護者と被介護者が互いに無理をしない良い関係を保つこと』なのです。そのためには、他の家族の協力を得たり、それが得られない場合には公的な介護保険や民間サービスを活用したりして、ストレスをためない生活をおくらなければいけません。自身が、がん闘病中であるにも関わらず、『家族は助け合いが大切です』とブログで述べられ、お姑さんの診療に付き添われる姿には頭が下がります。しかし“家族なのだから、自分が○○すべき”という考え方に固執しすぎないことも実は大切なのです」(伊藤さん)彼女の次の目標の1つが“レストランでの外食”だという。義母の誕生日は4月下旬。家族が集まってお祝い会を行うレストラン選びも、堀にとっては闘病の励みになっているに違いない。
2019年04月05日2月22日の手術で、舌の6割と首のリンパに転移した腫瘍を切除した堀ちえみ(52)。失った舌の左側の部分には、太ももの組織を移植。術後の経過は良好で、3月5日からはリハビリも開始した。だが翌6日のブログで明かしたのは過酷な現実だった。ブログでは嚥下チェックがあったことを報告。とろみのついた水、続いてゼリーを喉に持っていくというものだった。そこで彼女はこうつづっている。《味わうどころか、食べる事すら出来なくなっている状況に、ショックを受けました。それと同時に、今回のリハビリの長さが、想像出来てしまい愕然としました》いったい、彼女にはどんなリハビリが待ち受けているのか。「堀さんのように舌を6割ほど切除して再建手術後も行った後のリハビリですが、『食事』と『発音』の訓練が必要です」と語るのは、静岡県立静岡がんセンターリハビリテーション科の言語聴覚士・神田亨さんだ。「『食事』は、食べること自体がリハビリです。たとえ歯が全部あっても、舌がないと咀嚼できません。舌には食べ物を喉の奥へと送り込む役割があり、切除手術をするとそれが難しくなるのです。そのため固形物が食べられなくなります。だからまず、とろみのついた水やどろどろとしたミキサー食をのみ込む訓練を行います。そこから徐々に粒のあるものへと移行していきます。『発音』は、構音訓練というリハビリを行います。アーと発声すること自体は練習しなくてもできます。しかし舌は再建しても自由に動かせないので、『た』や『か』などの音が発音しづらくなる場合があります。まずはそうした出にくい音が入った文章を音読したりすることになります」以前は普通にできていたことを、こうした訓練によって地道に取り戻していかなければならないのだ。しかも、この最初の3カ月間が“正念場”になるという。「経過に問題がなければ入院自体は約1カ月。その後は自宅や通院で訓練を続けるので、訓練期間は合計3カ月~6カ月が目安です。だいたいそれくらいで状態が落ち着きますが、その後の経過には個人差があります」だが慶應義塾大学病院リハビリテーション科の言語聴覚士・安藤牧子さんはこう語る。「リハビリは3カ月~半年が機能回復の限界という点ですが、大きな変化という意味ではそのとおりでしょう。しかし質的変化は半年後、1年後でも十分に可能性があります。たとえば上に動かしづらくなった舌を補助する舌接触補助床という器具もあります。これによって上顎と舌が接触しやすくなり、発音や食事も容易になります。義手や義足と似た考え方です。家族のサポートも大切です。たとえば発音が聞き取りにくかったときは傷つけたくなくてわかった振りをするよりも、『今のわからなかった』と率直に伝えたほうが本人のためになります。そうしたフィードバックも、改善への手助けとなるでしょう」手術直前、堀は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)に出演。そこで自身の楽曲『リ・ボ・ン』を熱唱し、「負けません」と語っていた。「また歌えるようになるか。これはご本人も周りの人たちも気になるところだと思います。舌の半分以上を取った場合、通常だと100%は難しいかもしれません。何かしらの変化は必ずあります。ただ一般的にこのくらいまで回復するという予測を上回ってよくなる場合もあります。歌い方を工夫したり、出にくい音を避けた歌詞にしたりすることもよいかもしれません。つまり今後、どれだけのことができるかによって変わってくるということ。まだまだ未知数だと思いますよ」
2019年03月15日《昨日手術後初めて、声を出す事が出来ました!》堀ちえみ(52)は当初、ブログで喜びをあらわにしていた。2月22日の手術で、舌の6割と首のリンパに転移した腫瘍を切除。失った舌の左側の部分には、太ももの組織を移植した。術後の経過は良好で、3月5日からはリハビリも開始した。だがそれは本人が思っている以上に過酷なものだった――。翌6日のブログでは、嚥下チェックがあったことを報告。とろみのついた水、続いてゼリーを喉に持っていくというものだった。彼女はこうつづっている。《味わうどころか、食べる事すら出来なくなっている状況に、ショックを受けました。それと同時に、今回のリハビリの長さが、想像出来てしまい愕然としました》そんな堀に、「頭頸部がん患者友の会」東京患者会代表理事の佐野敏夫さんはエールを送る。「私は2回手術をして、舌の4分の3以上を取っています。味覚はほとんどありません。ただ甘い・しょっぱいはわかります。でもそれも舌のどの部分を切ったか、どこが残っているかによって変わってくるものです。頭頸部がんの手術後は、さまざまな後遺症が残ることがあります。声を出すことが難しくなるのも、その1つ。コンプレックスに感じる人は多いと思います。私も当初はさまざまな不自由があったため、人に会うことが億劫になっていた時期がありました。しかしそれでも、しゃべっておいたほうがいいんですよ。それ自体がリハビリになりますから。今ではこれだけしゃべることができるんですよ」たしかに記者が電話取材した際も、問題なく会話が成立していた。佐野さんもリハビリの初期段階で懸命に話し続けた結果、これほどの回復を見せたのだろう。「堀さんが前向きに頑張ろうとしているのは、とてもいいことだと思います。つらいリハビリも、続けていれば必ず結果になって返ってくるはずです」そう佐野さんが言うように、堀も前を向いている。ブログでも続けて決意をつづっていた。《こうなったら徹底的に鍛え上げて、リハビリを乗り越えていくしかない。(中略)今日から始まるリハビリを、一歩ずつ一歩ずつ。焦るけど焦らず》
2019年03月14日先月22日に舌がんの摘出手術を受けたタレントの堀ちえみ(52)が9日、自身のブログを更新し、「今回の手術で癌は全て取りきれた」と病理検査の結果を報告した。8日夕方に病理検査の結果報告が担当医師からあったそうで、「今回の手術で癌は全て取りきれた、という事です」と明かし、「その後、結果を踏まえて、今後の治療方針が固まりました。退院後は定期的に通院して、再発・転移は無いかを診てもらうという事です」と今後について説明した。そして、「ひとまずホッとしたのか…昨日は久しぶりに熟睡どころか爆睡しました。きっと心の奥底で、検査結果が気になっていたんだと思います」と堀。リハビリでくじけそうになったときに励ましてくれたという夫の言葉も明かし、「感謝です!前向きに頑張る!」とつづった。
2019年03月09日3月1日、タレント・堀ちえみ(52)が、自身のブログを更新。2月22日に舌ガンの手術を行い現在も入院中である中、タレントの中居正広(46)からお見舞い品が届いたと明かした。ステージ4の舌ガンであることを公表し、堀は22日には舌ガンの手術を行った。この日のブログでは「首のリンパに転移した腫瘍を、切除した時の首の抜糸をして貰いました」と報告。「本当に一歩ずつですが、確実に前に向かっていっているのが、とても嬉しいです」と快復に向かっていることを伝えた。「手術直後は、壮絶な痛み、苦しみ、辛さに、心が折れてしまいそうになりました」と明かした堀。「『こんな手術受けなければ良かった』『なぜ、 もっと早いうちに悪性だと気付かなかったのか…』など、良くない方向に気持ちが、進み始めてしまいました」とネガティブな気持ちになってしまうこともあったと吐露するも、「でもそんな中、私の気持ちを支えてくれた、先生方の温かく細かい術後の診察。そして看護師の皆さんの、励ましと支え。皆さまの優しさが、本当に身に沁みます」と感謝の気持ちを述べた。続いて「優しさといえば…」と前置きをし、22日にオンエアがあった『金スマ』の話題に。「収録では、番組スタッフの皆様、出演者の皆様には、本当にお世話になりました」とお礼し、「お世話になったのは、私の方なのに、中居正広さんが、お見舞いの品を、送って下さいました」と同番組の司会を務める中居から贈り物が届いたことを明かした。また、品物は「加湿空気清浄機です」と写真を投稿。最後に「気配りの中居さんですね。ありがとうございます。感謝しております」と中居へ感謝の気持ちを述べた。
2019年03月01日女優の竹内結子(38)が2月27日に俳優の中林大樹(34)と結婚したことを、所属事務所を通じて発表した。竹内は05年6月に中村獅童(46)と結婚。同年11月に長男が誕生しているが、その存在が今回の結婚の後押しになったという。直筆のコメントにはこうつづられている。《将来を話し合う中で『三人一緒になればこれから楽しくなるね』と息子が背中押してくれたこともあり、このような運びとなりました》こうした女性芸能人の“子連れ再婚”が増えている。昨年は宮沢りえ(45)や小倉優子(35)が立て続けに再婚。宮沢には8歳の子供がおり、V6・森田 剛(40)とビッグカップルに。小倉優子は2人の子を育てるカリスマ主婦として活躍しており、歯科医の男性と結婚した。「今月中旬に舌がんを公表した堀ちえみさん(52)も、11年に一般人男性と3度目の結婚。堀さんには5人、夫には2人の子供がいます。しかし一連の報道からもわかるように、子どもたちの存在が今の彼女を支えてくれているのです。昔は“子供がいるから再婚できない”と考える女性がいたかもしれませんが、そうした価値観は過去のものとなりつつあります。ママになっても、いくつになっても大好きな人と結婚できる。そうした生き方を芸能人が示していくことは、大きな意義があるといえるでしょう」(芸能関係者)竹内も前出のコメントのなかで《まずは三人で手を取り合い、幸せな家庭を築いてまいりますので、今後とも温かく見守っていただけますと幸いです》ともつづっている。守るべき家族がいるからこそ、彼女たちはさらに輝き続けることができるのかもしれない。
2019年02月28日まだ風も冷たい朝7時、東京都内の自宅付近で、テキパキとゴミ出しにいそしむ少女がいた。彼女は高校1年生のSさん(16)。タレント・堀ちえみ(52)の長女であり、夫の連れ子も含めた7人の子供たちの“末っ子”にあたる。堀は2月19日にステージ4の舌がんであることを公表。本誌がSさんを目撃したのは2月22日の朝、11時間に及ぶ大手術の直前だった。「手術当日である22日、堀ちえみが事前に収録していた『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』が放送されました。番組には娘たちからもらった手紙を読んで、堀が涙ぐむ場面もありました」(芸能関係者)長女Sさんは、がんと闘う母へこんなメッセージを送っていた。《私も春から高校二年生だし、みんなそれ以上だから全然兄弟で手分けして家事はできるよ。入院するにあたって、家の事がどうしても心配だと思います。でも安心して治療に専念してください》“お母さんがいない間は私が家を守る”、Sさんは母に送ったメッセージどおり家事に励んでいたのだ。堀はこれまでも3度の難病指定の病に襲われた。特発性重症急性膵炎(現在は難病指定外)、特発性大腿骨頭壊死症、そしてリウマチ。家族たちのため、それらを乗り越えてきた彼女だったが、ステージ4の舌がん宣告には心を折られてしまったという。彼女はブログで次のようにつづっている。《『自分の人生、悔いなし』『このまま治療せずに人生の幕を閉じてもいいのかな』と正直そういう事も考えました。公表せずにいようとも考えました》(2月19日付)堀も舌がん治療についてスマホでなどで調べたが、一時は手術を受けずに緩和ケアを受けて残された時間を過ごそうと考えていたという。だが自分の手術は避けるとしても、もう1つ決断しなくてはいけない問題があった。それは子供たちのへの告知をどうすべきか、ということだった。《子供たちに隠さないで、きちんと説明をした方がいいのか。癌という事は伏せた方がいいのか。(夫と)ふたりで話し合いました》(2月19日付)結局、堀と夫は“子供たちに、ありのままの状況を話す”という決断を下したが、その結果は堀にとって予想外のものとなった。子供たちはそれぞれ大きなショックを受けた様子だったというが、そのなかでもポロポロと大粒の涙を流しながらSさんが語る言葉に、堀は胸が張り裂けそうな思いになったという。「リウマチのお薬のおかげでやっと良くなって、全身の痛みから解放されて、今度はがんだなんて、つらすぎる」《「お母さんは病気ばかりで可哀相な人生だった」と…そういう思いを、子供たちの心に残したままで、闘いもせずに諦めて良いのだろうか…》(2月19日付)堀の闘病方針を大転換させることになった“子供たちへの告知”。その問題について、がんになった親と子供を支援するNPO法人『Hope Tree』の代表理事を務める大沢かおりさんは言う。「大人からすると、がんであることを伝えると、子供たちを不安にさせてしまうのではないかと思うのですが、実はきちんと伝えることで、子供たちの不安を和らげることができるのです。子供は“大人の隠し事”にも、意外に気づいてしまうものです。それなのに病気の話題にふれることもできないと、余計につらい思いをしてしまいます」堀の子供たちは、28歳の長男から16歳の長女まで12歳の年の差がある。「年齢で疎外すべきではありません。子供たちにとっては、きちんと状況を教えてもらえて、“家族の経験の輪”に入れてもらえたということは大切な経験となると思います」堀自身も子供たちといっしょに病気に向き合うことによって“家族の絆がさらに強まった”と語っている。つらい術後生活やリハビリも続いていくが、堀は夫と7人の子供たちを心の支えにして乗り越えてくれることだろう。
2019年02月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「中枢中核都市」です。地方の都市に集中させる目論見だが、理想通りには…。昨年12月18日に内閣府は82の市を“中枢中核都市”に選びました。人口が東京、神奈川、千葉、埼玉の東京圏に集中するのを抑えるためになされた地方創生政策のひとつです。2018年に東京圏に転入したのは約14万人。2020年時点で、東京圏と地方の転入・転出が均衡を保てるようになることを目標にしています。選ばれたのは、北海道ならば、札幌、函館、旭川。福島県では福島、郡山、いわきの3市。1県に1市のみのところも数多くあります。東京圏以外の、政令指定都市や県庁所在地、中核市。つまり、ある程度大きな街です。自治体の財政が厳しいいま、地方全体を活性化させるのは難しい。そこで、“地方創生推進交付金”の上限を引き上げ、企業誘致や住宅団地の再生などを支援し、地方のなかで、潜在的な成長が見込める都市に、人も仕事も集めて活性化させようという計画なのです。しかし、日本には792の市、東京都の特別区が23、743の町、183の村の合計1741の自治体があります。そのうち東京圏を除いた約1500からたった82市に絞り込んだわけですから、将来的には、数多くの田舎町が切り捨てられることになるでしょう。しかし、この政策を成功させるのは難しいのではないかと僕は思います。同じ県内でも、習慣や言葉、文化が異なります。いくら交付金を出し、「さあ、ここに集まってください」とお膳立てしても、あくまで東京目線。地方創生は、地方発信で進めないかぎり、壁にぶち当たるのではないでしょうか。平成の中頃までは地方分権の機運があり、地方は自分たちで支え、国と県とは対等の立場で緊張関係を持とうとしていました。そんななか、大阪府では橋下徹知事が出てきました。しかし、安倍政権になり霞ヶ関の中央官庁出身の配下を地方の知事に据えたため、地方と国のパイプが強くなり、中央主導が基本の関係になってしまいました。各州が独立して独自の法を持ち、その土地の文化を守っているアメリカのように、北海道や九州が独立して、“日本合衆国”になるくらいドラスティックに変わらないと、本当の意味での地方創生は実現しないのかもしれません。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年2月27日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年02月26日「2月19日にブログで舌がんを公表する前に、堀は堀越学園の同窓生で’82年デビューの同期である早見優に会っていました。堀は早見に病気のことを告げるとともに、82年組のほかの同期生たちにも病気のことを伝えてもらうこと、そして同窓会を開いてほしいということを頼んだのです」(芸能リポーター)ステージ4の口腔がんであることを公表した堀ちえみ(52)。同じく“花の82年組”である早見優(52)は元シブがき隊の薬丸裕英(53)に相談し、手分けをして親しい同期生たちに連絡をとることになった。そしてがん公表後、連絡を受けたメンバーたちは堀に次々とエールを送っていた。「’80年代当時は歌番組も多く、控室も大部屋だったりで、若いアイドルたちが仲良くなる機会もいまより多かったのです」(前出・芸能リポーター)ただ82年組メンバーのなかでは昔からアーティスト路線で、一時期芸能活動も休止していた中森明菜(53)の連絡先を知っている者はいなかったという。「しかし薬丸から連絡を受けた小泉今日子(53)が、『もしかしたらたどれるかもしれない』と、明菜への連絡役を買ってでたのだとか。2人は’93年にスペシャルドラマ『瞳に星な女たち』でW主演もしており、仲も良かったのです」(前出・芸能リポーター)早見は“堀が会いたがっているにちがいない同期”という条件で、連絡網を敷いたようだが、堀と明菜の交流についてはあまり知られていない。だが’80年代アイドルにも詳しいフリーライターの堀越日出夫さんは言う。「’82年9月に発売された堀ちえみさんの著書には『親友』と題された章があります。そこには、ファーストコンサートで小泉今日子さんからメッセージカード付きの花籠をもらったと書かれています。著書には《(今日子ちゃんは)お仕事の上ではライバルだけど、2人がいい意味で競争し合えたら最高だと思います》という記述もあります。きっと堀さんは小泉さんとの縁で、その親友である明菜さんとも交流があったのだと思います」舌がんが発覚する前は、82年組ネットワークの中心を担っていた堀は、ずっと明菜のことを気にしていたようだ。堀は’10年のブログで『明菜ちゃん、ガンバレっ』というサブタイトルの記事を書いていた。「明菜は’10年10月に体調不良により、芸能活動の無期限活動休止を発表しています。その当時、堀はその3年前にテレビ局で明菜と出会ったエピソードを披露し、《元気になった明菜ちゃんと、会いたいな私は明菜ちゃんの笑顔を、いっぱい見てきたから》などと、つづりました」(前出・芸能リポーター)それから8年、いまは逆にエールを送られる立場になった堀。芸能リポーターの城下尊之さんは言う。「明菜は堀の病状を聞いて絶句したそうですが、連絡をくれた小泉に《私も応援しています。強いちえみちゃんのことだから、絶対に病気に負けずに頑張ってくれると信じています》というメッセージを託したと聞いています」手術日当日には、同期たちが空に向かって手術の成功を祈ったというが、明菜も堀との再会の日を待ちわびているに違いにない。
2019年02月26日ステージ4の舌がんを公表したタレントの堀ちえみ(52)のブログが22日に更新され、手術が無事に終わったことを夫が報告した。「手術終わりました」と題した投稿で、「本日22時に、耳鼻咽喉科・口腔外科・形成外科による、舌癌の手術が無事に終わりました事を、ご報告致します」と報告。「先ず頸部リンパ節を取る手術を行い、次に舌の6割を切除する手術を行いました。そして最後に太腿の組織を取り、舌の再建手術です。11時間にわたる大手術でした」と説明した。続けて、「手術後はICUに入り、今はゆっくり休んでいます」と伝え、今後について「ICUでは来週月曜日まで集中治療を、行うそうです」と報告。そして、「病院の皆様には、心より感謝申し上げます。また皆様からの心温まるコメント、励みになったと思います。ありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。
2019年02月23日タレントの菊池桃子(50)が19日、自身のブログを更新。同日、タレントの堀ちえみ(52)が口腔がんを公表したことを受けて、心境を明かした。菊池は「堀ちえみ先輩」と題して更新。「午後、大好きな先輩、堀ちえみさんのご闘病のニュースが飛び込んできて涙が止まらず、放心状態になりました」とつづった。続けて、「ちえみさんは、2年(2期)先輩で、アイドル時代から、明るい笑顔を後輩にも向けてくださる優しいお人柄。今日、私たち後輩の仲間で連絡を取り合いいかに当時から憧れの女性であるかを話しました」と堀への思いを明かした。そして、「ご快方に向かわれますように、強く祈り、共演させていただくことを夢見ています!80年代メドレーを皆んなでやりたいです。ちえみさん、手術 頑張ってください」とエールを送った。
2019年02月19日《私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます。そして再びファンの皆様の前で、歌が歌えるようになりたい。その為にも頑張って、治療に専念させていただきます》自身のブログにそうつづったのは、タレントの堀ちえみ(52)。2月19日、彼女が口腔がんの闘病中であることを明かしたのだ。ステージ4の舌がんであり、左首のリンパにも転移。今後、手術と長期療養を控えているという。昨年夏に口内炎ができたものの、11月になっても症状は悪化。かかりつけの歯科医院などの診察を受けていたという。だが年明けに激痛が走るようになり、1月21日に大学病院で検査。さらに2月4日に検査入院した結果、舌がんを表す口腔癌(左舌扁平上皮癌)と診断。左首のリンパにも転移していることが判明したという。堀は過去に3度の難病指定の病いと闘ってきたことを、女性自身17年7月18日号で明かしていた。1度目は30代のときに突発性急性膵炎(現在は指定外)。手術が遅れれば命を落とすほどの重傷だった。2度目は15年に突発性大腿骨頭壊死症。歩けなくなるほどの痛みが襲った。そして16年にはリウマチになり、神経障害性疼痛に。それでも彼女は、こうした難病を乗り越えてきた。その陰には常に、夫の支えがあったという。11年に現在の夫と結婚し、7人の母でもある堀。前出の17年当時の本誌インタビューで、彼女はこう語っていた。「つい我慢してしまう癖があるんですが、主人がとても心配し、最善の医療へ導いてくれました。どの病気でも、いい先生や薬と出会えたのは、主人のおかげ。今も薬の管理はすべて主人がしてくれています。彼は、私の介護をする気満々なんですよ(笑)」今回についても《私より主人の方が、大変なショックを受けていたように、思えました》とブログで明かした堀。そのうえで、こう決意をつづっている。《主人と子供たち、家族の為に、私はまだ生きなければならない》これまでも支え続けてくれた家族とともに、堀はがんと闘う――。
2019年02月19日タレントの堀ちえみ(52)が19日、自身のブログを更新し、口腔がん(左舌扁平上皮癌)と診断されたことを公表した。ステージは4。本日19日に入院し、22日に手術を行うという。堀は「ご報告させていただきます」と題したブログで口腔がんを公表し、「最初は昨年夏頃に、舌の裏側に小さい口内炎ができました。治りが遅いので、病院で診ていただきまして、その時は塗り薬や貼り薬、ビタミン剤などを処方して貰いました。しかし11月になっても、少しも良くならず、酷くなる一方」と経緯を説明。「痛みも増して辛くなり、掛かりつけの歯科医院に行き、診察を受けました。そして何度かレーザーで、焼いて貰ったりもしました。それでも治らず、そのうちに、舌の裏側だけではなく、左の側面にも、固いしこりができてしまいました」と続けた。リウマチなど2つの病気を患っており、薬を飲みながらの治療中だったという堀。その科の主治医から「飲んでいる薬の副作用の1つに口内炎の症状が出る事もよくあるので薬を暫くストップして様子を見ましょう」と言われ、良くなると信じていたが、症状はさらに悪化。「さすがにこれは口内炎ではないと…最悪は舌癌かも知れないと…」と感じたという。そして、1月21日に大学病院に行き、「主治医の先生の所見で、悪性の舌癌の可能性が高い」と診断。2日間の入院でさまざまな検査を受け、2月4日に結果が明らかに。「舌の生体検査の結果、口腔癌(左舌扁平上皮癌)と診断。そして左首のリンパにも、転移している事が判明。かなり厳しい状況です」と説明し、公表を決意するまでの思いも記した。本日19日に入院し、22日に手術を受けるという。「舌の半分以上を切除。首のリンパに転移した腫瘍も、同時に切除します。切除した舌には、自分の皮膚の一部を、移植します。一度の手術でこれらを、全て済ませます。口腔外科と形成外科の合同チームの手術で、12時間以上掛かると、聞いております」と詳細を伝えた。そして、「なってしまった事は、いろいろ後悔しても始まらない。ただ前だけを向いて、ポジティブに生きていこうと。私は負けません。力いっぱい闘って、必ず戻って来ます。そして再びファンの皆様の前で、歌が歌えるようになりたい」と宣言し、「その為にも頑張って、治療に専念させていただきます。皆様にはどうか、温かく見守っていただければと思います」と呼びかけ。「尚、当ブログは体調の良い時に、時々更新させていただきますね。長々と失礼致しました。私は負けない!」と締めくくった。
2019年02月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「水道民営化」です。水道管の再整備が必要な時期。不透明なところも。昨年12月に「改正水道法」が成立しました。これにより、上下水道事業が民営化されやすくなります。改正の動きは数年前からありました。地方の自治体の財政基盤が弱っており、全国隅々まで水道インフラを維持するには、効率よく経営できる民間に任せたほうがいいという判断からです。日本の水道インフラは、主に高度成長期に整備を進めていきました。水道管の耐用年数は約40年のため、いままさに再点検が必要な時期なのです。昨年6月に起きた大阪北部地震では、老朽化した水道管が破裂し、高槻市や箕輪市で約9万戸が一時期断水に追い込まれました。今後こういう被害は増えていくだろうといわれています。実は水道料金は全国一律ではありません。破損した水道管を修理するにも、住民の数により負担額は変わります。平成28年4月の水道料金を見ると、全国平均は月額3227円。最も安いのは兵庫県赤穂市の853円で、最も高いのは北海道夕張市の6841円と、約8倍の格差があります。水道法の改正により、「コンセッション方式」といい、水道施設の所有権は自治体にあり、運営権のみを民間に売却できる仕組みを取り入れることになりました。民営化した場合の問題は、水道料金が高くなること。フランスは1980年代にコンセッション方式で水道民営化を実施しましたが、3か月後には水道料金が値上がりし、25年間で倍以上に高騰したため、2010年に公営化に戻りました。民営化でもうひとつ懸念されるのは、インフラの維持・管理。災害などが発生した場合に復旧されるのか?日本には、水メジャー(上下水道事業を担う巨大な国際企業)はありませんから、フランスのヴェオリア社やスエズ社、アメリカのGE社などが参入することになるでしょう。それらの海外企業が、災害で水道管が破損した際の費用負担をするのか。そもそも老朽化した水道管をまず整備しないことには、商売も始まらないのでは?という疑問も。ヨーロッパでは公営化に戻す動きが主流ななか、日本のこの、水道民営化に移行しようとする流れは、実は不透明なところもあるのです。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年2月20日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年02月15日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自己責任論」です。仕掛けられた議論。大衆の意識の低さにも問題が。3年4か月にわたり、シリアで武装勢力に拘束されていた、フリージャーナリストの安田純平さんが無事解放されました。ところが帰国後、テレビやネットなどの日本のメディアで多くとりあげられたのは、シリアの情勢や安田さんがどんな取材活動をしてきたのかよりも、“自己責任論”でした。危険な地域での人道支援やジャーナリストの取材に対して、“自己責任”という言葉が使われるようになったのは2004年、3人の日本人の若者が、イラクで武装勢力の人質になったときです。「危ないといわれているところにあえて行くのは、自分自身の責任の部分が多い」と、当時の小泉政権の閣僚が言い、広まっていったのです。自衛隊のPKO派遣と重なった時期で、3人の行動により国の政策を変えるわけにはいかず、政府批判が高まらないように政府が作った官製用語でした。安田さんの帰国以降、日本のメディアでは主に、「自己責任なのだから、危険地帯に行った人は死んでも仕方がない」という話か、それゆえ「危険な地域には行くな」という2元論しかされていません。しかし、「危ないから取材には行かない」ということだと、日本にとって情報の空白地帯が生まれてしまいます。「シリアなんて遠い国の話は日本に関係ない」と思う方がいるかもしれませんが、それは違います。中東が混乱し、石油が手に入らなくなったら、私たちの生活は根底から覆される可能性があります。また、日本は貿易国。輸出で収益を得ており、世界中とつながっていますから、情勢を知らなくていい地域などないと思います。自己責任論のなかには、「国に迷惑をかけるな」という意見も挙がりましたが、国が邦人を保護するのは当たり前の話。それは、急性アルコール中毒で倒れた人を“自己責任”だからと、救急車が乗車拒否をすることはないのと同じことです。今回の自己責任論は、メディアによって仕掛けられた議論でした。本来伝えるべきシリア情勢よりも、感情に訴えかける大衆受けのするコメントを流し、議論をショーアップしていきました。しかし、メディアは社会を映す鏡です。メディアにそうさせたのは、果たして誰なのでしょうか。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年12月12日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年12月05日お笑い芸人・ブルゾンちえみと"with B"ことお笑いコンビ・ブリリアンが、29日に都内で行われた『Yahoo!検索大賞2018』プレ・イベントに出席し、昨年からの変化を明かした。「Yahoo!検索」のデータをもとに、前年と比べ検索数が急上昇した人物、作品、製品を発表・表彰する同大賞。12月5日の開催に先がけて、プレイベントでは「流行語部門賞」と、検索データから現在のトレンドや今後の傾向を分析した「Yahoo!検索トレンドマップ2018」から「ネクストブレイク」が発表された。昨年、『Yahoo!検索大賞』の大賞とお笑い芸人部門賞を受賞したブルゾンは「まさか2ついただけるとは。いいのかな、ありがとうございますという気持ちでした。トロフィーがすごく重くて、賞の重みを深く感じました」と振り返った。また、今年1年での変化として「ちょっとずつ"with B"に会う機会が少なくなった(笑)」と明かすと、ブリリアンのコージは「ちょっとやめてくださいよ!」とつっこみ、「ブルゾンさんの"こぼれ検索"を僕たちはいただいています。もっと検索されてください! 一緒に頑張っていきましょうよ」と呼びかけていた。「流行語部門賞」には「大迫半端ないって」が決定。ブルゾンがキャリアウーマンネタをする形で発表されたが、「『なんの写真?』って思いますよね。関係ないやつがこんなにキメて(笑)」と苦笑い。さらにブルゾンは受賞した「大迫半端ないって」について、「『半端ないって』を使いたい自分もいましたしね。言った本人もこんな時間が経って受賞するとは思ってなかったでしょうね」と感想を述べていた。
2018年11月29日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「パワーハラスメント」です。職場のパワーハラスメント(パワハラ)とは、同じ職場で働く人に対して、地位や人間関係などの優位性を使い、適正な範囲を超えた精神的・身体的苦痛を与える行為をさします。2010年からの5年間で、過労が原因でうつ病などの病気を発症して労災が認められたケースが2000人。そのうちの368人は過労自殺でした。2000人のうち、30代が3割以上。20代も加えると5割以上になります。少子高齢化で労働不足になっている日本にとって、若い世代が心を病んだり自殺に追いやられているというのは、もはや国難です。2017年度に「心の病」が労災認定された506人のうち、パワハラが原因の人は88人。前年度より14人増え、2年連続で原因別の最多となりました。パワハラは、起こしている本人にその自覚がないケースが多く、トラブルになっていますが、受ける側もそう捉えていないことに根深い問題があります。僕自身、今にしてみれば、上司からパワハラを受けていたと思うことがあります。しかし、当時の僕は、「厳しく指導してもらったおかげで成長できた」と思い込んでいたのです。手に震えが出るなど、体に変調を来していたのに、上司も自分も、それが問題だとは感じていませんでした。上司の失点になってはいけないと、部下が自らタイムカードを適度な時間に打刻し、帰社したことにして、会社に申請せずに長時間残業をする。部内全体で、それを無言のうちに強いるというのも、一種のパワハラです。「受けている本人がパワハラと認識しなければ、パワハラではない」とされていますが、それは違います。業績を上げることや効率を最優先する会社の価値観に染まり、知らないうちに負担を強いられ、心を病むこともあります。あなたの会社の常識は、世の中の常識とは違うかもしれません。厚生労働省は、企業にパワハラ防止措置を義務付ける、法の整備を検討し始めました。嫌だなと思うことに、NOと言える環境や、その職場に問題があれば、我慢せずに、20代30代でもほかの職に移ってもいいという風潮も、広げていく必要があると思います。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年11月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年11月24日ブルゾンちえみ(28)が来年3月、初の単独ライブ「ブルゾンちえみ本能ライブ~記憶のこたえあわせ~」を開催すると11月23日に発表。ブルゾンたっての希望で開催されるという公演で、新ネタだけでなく歌やダンスも披露されるという。各スポーツ紙によるとブルゾンはアメリカの女性詩人ドロシー・パーカーの「女とゾウは、忘れない生き物よ」という発言を引用。「女性、ゾウ、そして男性にも忘れられなくなるような、そんな時間にしたいです。皆さま、ぜひぜひご来場ください」とコメントしたという。ブルゾンにとって初の単独公演ということもあり、Twitterでは期待の声が上がっている。《冷静に考えたら「単独ライブ」って凄いよな。ちえみさんの念願でもあるし私たちの念願中の念願でもある。心からおめでとうございます》《チケ取り頑張ろうかと思う!だって行きたいじゃん!》《初単独LIVEおめでとう 絶対行く!!ブルゾンちゃん、待っててね》実はブルゾンには“プロデュース業”という夢があるという。「以前、ブルゾンさんは『プロデュースするのが好き』とインタビューで語っていました。いつかは誰かの出演するステージを手掛けたいそうですが、今は自分の経験値を積み上げる時期。今回の単独ライブは彼女の世界観の詰まった初めてのライブですから、夢の第一歩といえるでしょう」(舞台関係者)
2018年11月23日俳優の役所広司、女優の新川優愛、お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二、西村瑞樹、お笑いタレントのブルゾンちえみが21日、東京・有楽町の西銀座チャンスセンターで行われた「年末ジャンボ宝くじ」「年末ジャンボミニ」「年末ジャンボプチ1,000万」発売記念イベントに出席した。発売日となったこの日は、宝くじのメッカ、有楽町の西銀座チャンスセンターでイベントが行われ、CMキャラクターの役所広司らが勢揃い。現在放送されているCMの話題となり、役所は「最高でしたね。いつもテレビで拝見している皆さんたちだったので、楽しかったです」と好印象の様子で、新川も「最高でしたね」と役所に真似たコメントで「芸人さんがゲストで出演されるのは初めてだったので、新鮮な気持ちと賑やかでワイワイできたという印象です」と振り返った。今回の宝くじは平成最後の宝くじ。それにちなみ、「平成最後にやっておきたいことは?」という質問に「スポーツジムに行くこと」と回答した新川は、年末ジャンボの1等・前後賞合わせて10億円が当たったら「スポーツジムを建てます。10億円もあれば大きな新しいことを始めるのに躊躇しないというか、パッとできますね」と大きな夢を。そんな新川に「10億円持ち上げて鍛えるというのもありますけどね」とアドバイスを送った小峠は「5億円西村に渡して即解散します。お金で解決しますよ」と笑わせ、西村は「5億円もらえるわけだから何の文句もありません」と小峠の提案を受け入れた。また、残り1カ月ちょっととなったクリスマスと話題も。理想のクリスマスの過ごし方は? という質問に新川は「ブルゾンちえみさんが気になっていて、共演する前から喋ってみたいと思っていたんです。クリスマスを一緒に過ごしたいですね」とラブコール。新川の告白に思わず笑みがこぼれたブルゾンちえみは「うれしい! ドキッとしました(笑)。過ごそう過ごそう! 男の人とかいいから、全然一緒に過そう!」と承諾していた。「年末ジャンボ宝くじ」(第770回全国自治宝くじ)、「年末ジャンボミニ」(第771回全国自治宝くじ)、「年末ジャンボプチ1,000万」(第772回全国自治宝くじ)が11月21日から全国で一斉に発売される。「年末ジャンボ宝くじ」が1等賞金7 億円、1等の前後賞が各1億5,000万円で1等・前後賞合わせて10億円と超豪華。「年末ジャンボミニ」は、1等3,000万円、1等の前後賞は各1,000万円で1等・前後賞合わせて5,000万円、「年末ジャンボプチ1000万」は、1等1,000万円が1,000本(10ユニットの場合)用意されている。
2018年11月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日ロ平和条約」です。70年以上平行線だった問題。いま何を選択するか?9月にウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムの席で、プーチン大統領はいきなり「日ロ平和条約を年末までに、前提条件なしに締結しよう」と発言し、波紋を呼びました。1951年、第二次世界大戦を終結させるサンフランシスコ講和条約にソ連(現ロシア)は調印しませんでした。その後、1956年の日ソ共同宣言により国交は回復したものの、ロシアとの間では、戦争は終わっていないことになっています。平和条約締結を阻んでいるのは、領土問題。日本は、歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の4島返還を条約締結の条件にしています。ところが、ロシアは歯舞、色丹の2島のみ返還という姿勢を崩していません。鳩山一郎内閣のとき、2島返還、平和条約締結ののちに残りの2島の交渉を続けるという方針で決まりかけましたが、いったん返還を認めてしまうと、残り2島は二度と戻らないかもしれないという強い反対意見があり、条約締結は棚上げされました。このとき、アメリカのダレス国務長官が「2島返還を認めるなら、アメリカは沖縄を領土とする」と脅したともいわれています。返還する島には米軍基地を置かないことなどの条件があり、交渉が進まない理由にもなっていましたが、今回は「前提条件なし」。ロシアは日本との平和条約締結に焦っているのです。ロシアの国内経済は落ち込み、プーチンの支持率も下がってきているため、ここで日本の支援を受け、経済成長を狙いたい。日本にとっても、ロシアと協力体制をとることは安全保障面からも大きな意味があります。唐突に感じられたプーチンの年内締結の提案ですが、僕は、これまで何度も首脳会談を行っている仲の安倍首相との間で、すでに話がなされていたのでは?と考えています。4島返還に固執するのか。まず2島、で手打ちにするのか、日本は選択を迫られています。世界的にみると、ロシアは、クリミア半島に侵攻したり、シリアに激しい空爆を仕掛けるなど、非人道的な行為を重ね、経済制裁を受けています。自国の利益のためにロシアと手を組むとなれば、アメリカや欧州から日本が孤立する可能性も実はゼロではありません。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月31日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「災害とインフラ」です。被災後に想定されるリスクを平時から確認して。西日本豪雨、北海道地震と災害が続いています。先日は台風が日本を縦断し、停電や交通機関がストップするなど各地で混乱をきたしました。インフラがストップすると、台風や地震がおさまっても、生活の不都合は続きます。まず、長期間停電が続くと、充電もできないのでスマートフォンが自由に使えなくなります。北海道地震で被災したある地域では、携帯基地局の電力災害がダウンし、エリア一帯が圏外になりました。そうすると、どこで何が起きているのか、被害の大きさや支援の状況もまったく把握できなくなります。断片的な情報により、デマにのせられることも。こういうとき唯一頼りになるのが、乾電池で動く防災ラジオです。また、学校や公民館が被災してしまい、避難所を開設できなくなるというケースもしばしば起こっています。近所の避難場所に指定されている施設と、そこまでの経路は2つ以上、チェックしておいたほうがよいでしょう。大きな災害時には、人命救助や消火活動を行う緊急車両が円滑に動けるように、交通規制が敷かれます。東京の場合、環八から都心方面は交通抑制。環七から内側方向へは通行禁止、首都高、主要な国道などの幹線道路は緊急自動車専用路になります。車で都外には出られなくなると思ってください。いま、関東で30年以内に震度6弱以上の地震が起こる確率は、千葉市85%、横浜市82%など各地で高い数値が予想されています。また、富士山の噴火リスクも高まっており、神奈川、山梨、静岡の3県では合同で定期的に避難訓練をしています。もし火山灰が数cm積もったら、それだけで東海道新幹線、東名高速、飛行機はストップしてしまいます。雪と違い、灰は撤去しないかぎりなくならないので、長期間、東京への物流はストップしますし、家に閉じ込められるような状況になります。いつ、どこで何が起きるかわかりません。被災しても自力で生き延びられるよう、最低1週間分の水や食料を蓄えるようにしておきましょう。普段、当たり前にしていることができなくなります。スマホや電力、コンビニに頼れなくなったら、どうなってしまうか、みなさんも想像してみてください。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月24日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「北朝鮮の実情」です。予想外に開かれた平壌。互いに知ることが重要では?8月に平壌を視察してきました。想像以上に発展しており、現地の新聞や雑誌には、新しい工場建設の見出しが日々躍っていました。また、街なかでは外国人が多く歩いていました。北朝鮮と国交を断っている先進国はアメリカとフランスと日本のみ。世界の98%の国とは交流があるので、決して閉ざされた国ではないんですね。北朝鮮の人たちの話を聞くと、彼らの希望はとにかく経済発展させること。これまで国家予算は核開発にあてられ、国民は厳しい生活に耐えてきましたが、核兵器が完成して、ようやく生活や科学技術の向上を望めます。農村部との格差をなくすために、AR(拡張現実)技術を使って遠隔操作で教育を施すなど、教育にも力を入れていました。非核化に関しては、「アメリカが核を持っているかぎりは難しい」とコメント。ただ、9月9日の軍事パレードで大陸間弾道ミサイルの展示はなく、それは、米朝間交渉を円滑に進めるための配慮だといわれています。経済制裁のダメージは受けていて、ある女子学生は「おしゃれな雑貨が入ってこなくなった」と話していました。最新医療現場では日本やドイツ製の医療機器も置かれており、すべてを自国製で賄うのは難しいため、一刻も早い国際社会との連携を願っています。拉致問題について学生に意見を聞いてみると、そんなことが自国であったことに衝撃を受けた、と話していました。でも彼らの主張は、それよりもまず戦時賠償解決のほうが先立つんですね。交流を断っているため、お互いに50年くらい前のイメージのまま止まっています。これは両国政府の反日、反北朝鮮プロパガンダが浸透しているといえます。北朝鮮の方々は、過去の日本に対しては厳しい認識を持っていますが、日本の国民性や技術力に対しては期待を抱いており、互いに協力したいという声もたくさん聞きました。北朝鮮も日々変化しています。外交官同士が雑談レベルで話せる関係を持ち、互いの最新のニーズを知ることが大事だと思います。韓国や中国との間にある問題と同様、対立する道具にするのではなく、知恵を出し合って、解決する機運を高めていきたいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月17日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「エドテック」です。教育格差や不登校、地方創生など、諸問題の解決にも。エドテック(EdTech)とは、Education(教育)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語で、教育分野にイノベーションを起こそうと、世界中に広がっている取り組みです。アメリカでは、貧困問題、教育格差を解消するために、10年以上前に政府が貧困地域にノート型パソコンを配布し、授業カリキュラムを配信しました。現在では、スタンフォード大学やハーバード大学がインターネットで授業を公開するなど、遠隔地に高等教育を届ける仕組みを作っています。エドテックの最たるものとして、人気を集めているのが、アメリカのミネルバ大学。この学校にキャンパスはなく、全寮制なのに授業はすべてオンライン。サンフランシスコを皮切りに、学期ごとに学生は世界の7都市を巡って授業を受けます。世界中の教師が参加し、オンライン・ミーティングの形で授業を進行。学生の発言はすべて記録され、AIによって個々の弱点などを検出。一人一人に適切な指導が行われるのです。教室内で生徒のレベルに差があることや、不登校や引きこもりの問題は日本でも深刻化しています。平成28年度の不登校を含む引きこもりは、小学生で約7万人。中学生は約14万人、高校生は約8万人です。ニートの大人の2割は元引きこもり児だったという統計もあり、減少する労働人口を補う上でも、インターネットを使って、家にいながら安心して学べる仕組みを作ることは重要です。ネット環境さえ整えば、都市の学校に行かずとも、離島でもどこでも最新の授業を受けられますから、地域による格差もなくなり、地方創生にも一役買うことができるでしょう。これからは単純な仕事はAIやロボットが担いますから、暗記した知識より、それらに適切な指示を与えられる、そんな人材が必要になります。そこで、経済産業省はIT企業やNPOと協力し、「未来の教室」という名を掲げ、効率的な知識習得と、課題の発見・解決能力を育成する学習プログラムの開発を行っています。エドテックは学校教育にとどまらず、人生100年時代のリカレント教育、ITや医療などの専門分野の学習にも生かされています。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年10月10日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年10月09日