岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」の15作目となる待望の新作公演のタイトルが、この度「ZEROTOPIA(ゼロトピア)」に決定。あわせて、超豪華キャストが勢揃いする圧巻のメインビジュアルが公開された。目覚めると…気がつくと…意識を取り戻すと…そこは島であった。感覚が…おかしい。五感が…変だ。確かな事は…自分は、島にいる。そんな感覚に取り憑かれ、島を見渡しているのは自分だけでは無かった。何人かの人間が島に生きていた。否、生き残っていた。彼等は自分と同じ豪華客船に招かれた人々。沈むはずのない客船が沈んだ。打ち上げられた数名の命…男と女。彷徨い徘徊している内に出逢いを重ねる人々。罪を隠す女恨みを隠す男悲しみを隠す男狂気を隠す女何も隠さない男そして、企みを隠す男…ひとつひとつ剥き出しになっていく彼らの隠された過去。そして、彼等は知る。この島に流れ着いたのではなかった…。客船は沈没したのではなかった…。「俺達は、沈没させられ!流れ着かされたのだ!この島に!」この島は、色を失った、地図にない島。そして、大きな大きな…陰謀渦巻く島。彼らは、なぜ、集められたのか。心の奥底に巣食う闇を抱えて生きてきた彼らに、魔の手が近付く…。岸谷さんと寺脇さんの2人以外のメンバーを固定せずに、ゲストを迎えて公演する人気演劇ユニット「地球ゴージャス」。昨年上演された14作目「The Love Bugs」では、城田優を始め、蘭寿とむ、大原櫻子、マルシアらエンターテインメント界の豪華キャストが集結したが、今回も柚希礼音、西川貴教を始め、新田真剣佑、宮澤佐江&花澤香菜(Wキャスト)、藤林美沙、原田薫、大村俊介、水田航生、植原卓也と、バラエティに富んだキャスト陣が参加する。そして今作では、「生」という普遍的なテーマを題材に、沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女が待ち受ける運命は、地図に載っていない辿り着いた島を起点(ゼロ)としてユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)へ向かうのか――。地球ゴージャスならではのエンターテインメントで贈る。そんな本作を象徴する、「どこにもない場所」「色彩の無い世界」に集う登場人物たちのビジュアルが完成!全キャストの撮影に立ち会った岸谷さんは、「ビジュアル撮影は演出家としても大事な時間」と語り、衣装やヘアメイク、表情、醸し出す雰囲気など細部にわたり指示。キャスト陣に作品イメージを真摯に伝えながら撮影を盛り上げ、熱気あふれる撮影となっていたようだ。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」は2018年4月9日(月)~5月22日(火)TBS赤坂ACTシアターにて上演。※そのほか、愛知・新潟・福岡・広島・大阪にて地方公演あり。(cinemacafe.net)
2017年10月02日伝説的ストリートコミックス「TOKYO TRIBE2」(作・井上三太)が原作の舞台『TOKYO TRIBE』が9月29日(金)に開幕する。ヒロイン・スンミを演じる宮澤佐江に話を聞いた。舞台『TOKYO TRIBE』チケット情報架空都市“トーキョー”の街ごとに存在するトライブ(族)間で繰り広げられる抗争を通し、若者たちの日常、愛、友情を描く本作。演出は梅棒の伊藤今人、音楽監督はKEN THE 390、テーマソングはMIYAVI vs SKY-HIが手掛け、出演者も梅棒、Beat Buddy Boi(以下、BBB)、DOTAMAらダンサー、俳優、ラッパーと幅広い面子が揃う。「稽古場に行くのがこんなにワクワクするのは、初めて出演したミュージカル以来です!」と笑顔の宮澤。稽古について「同じ舞台に立つ方々が振付をしたりして作品をつくりあげていく環境は今までになくて。すごく刺激的です」と楽しそうに感想を語った。演出の伊藤が代表を務める「梅棒」は、台詞を使わずに<ダンス×J-POP(本作ではヒップホップ)×演劇>で物語を表現する独自のスタイルが人気のエンターテインメント集団。メンバーそれぞれが担当シーンを持ち、それを伊藤が合体させるようなやり方で作品をつくっており、今作では梅棒に加えBBBや植木豪も振付を手掛ける。「共演者の皆さんはラップやダンスで世界で活躍する一流の方ばかり。そんな普段はなかなか共演の機会もない皆さんと、作品をよくしていくこの環境はすごく楽しいですし、音楽とパフォーマンスだけでも『観に来てよかった』と思われる作品に仕上がるのは確実だと感じています」と目を輝かせる宮澤。突出した才能を持つキャストが集う現場にも「私は皆さんのような武器がないので、その中で自分をどうやって生かすかは今回の私の新しい課題です。この作品に携われてよかったということは、既に思っています」と前向きだ。宮澤が演じるスンミは、主人公・メラの亡き恋人フジヲにうりふたつという容姿を持ち、大物やくざ・ブッバの息がかかった風俗店に所属する風俗嬢という役どころ。原作を読んだ感想を聞いてみると「私は平和主義者なので漫画の世界でよかったなと思いました(笑)。でもこの世界観の舞台化には梅棒のスタイルがピッタリだっていうのも稽古をしていてすごく感じているところで。台詞を喋ることも、歌で表現することも大切ですけど、今回はそうじゃなくてパフォーマンスでこの世界をみせる。チャレンジだと思いますが、『TOKYO TRIBE』という作品に合ってると思いますし、新しいエンターテインメントが生まれる瞬間をお届けできると思います」。「この作品を観て『羨ましい』って思う人がいっぱい出てくるだろうな、演劇界」と宮澤も一押しの本作は、9月29日(金)から10月8日(日)まで東京・TSUTAYA O-EASTにて上演。取材・文:中川實穗
2017年09月26日伝説的ストリートコミックス「TOKYO TRIBE2」(作・井上三太)が原作の舞台『TOKYO TRIBE』が9月29日(金)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】架空都市“トーキョー”の街ごとに存在する“シヴヤSARU”や“ブクロWU-RONZ”などトライブ(族)間で繰り広げられる抗争を通して若者たちの日常、愛、友情を描き、ファッションや音楽にも多大な影響を与えたカリスマコミックス初の舞台化となる本作。演出は梅棒の伊藤今人、音楽監督はKEN THE 390、振付は梅棒、Beat Buddy Boi(以下、BBB)、植木豪、さらにテーマソングはMIYAVI vs SKY-HIが手掛け、出演者も梅棒、BBBをはじめ宮澤佐江やDOTAMA、ACEらと豪華なメンバーが揃った。演出の伊藤が代表を務める「梅棒」は、台詞を使わずにダンス×J-POP×演劇で物語を表現する独自のスタイルが特徴のエンタテインメント集団。今回、梅棒の公演以外で初めてこの手法が使われ、ダンス×ヒップホップ×演劇という新しいカタチで『TOKYO TRIBE』の世界をつくりあげる。この日の稽古は、本作オリジナルのトライブ“ハラヂュクJINGUS”メンバー(植木、梅棒・塩野拓矢、YU-YA、魚地菜緒、大野愛地)が、DOTAMA演じる“シヴヤSARU”の書記長と仲を深めるシーンからスタート。振付を担当する塩野が、まずはストーリーや登場人物の感情を細やかに説明する。台詞のほとんどない本作にとって重要な作業だ。世界大会での実績を持つ植木、YU-YA、大野、梅棒の近作『ピカイチ!』でも強烈な印象を残した魚地、そして塩野というハイレベルなダンサーだらけのJINGUSメンバーは、積極的に意見を交換し合う姿が印象的。物語を伝える表情豊かな振りが更に磨かれていた。DOTAMAも「このシーンの書記長は何が見え、どんな感情の変化があるのか」という説明に、書記長としてパフォーマンスを変化。思わず笑顔になる楽しいシーンが生み出された。次は、大物やくざ・ブッバ(ACE)とスンミ(宮澤)、そしてメラ(BBB・SHUN)が出会う、暗雲漂うシーン。伊藤から「こういうことをリリックにしてほしい」と渡された内容を見つつ、即興でラップするACEとSHUN。即興とはいえラップの雰囲気でメラとブッバのキャラクターがしっかりと伝わるのが面白い。普段から舞台に出演する宮澤や遠藤誠(梅棒/スカンク役)も芝居を引っ張り、悪役ブッバの余裕やボス感、スンミの他の女の子とは違う空気、メラの秘めた炎、スカンクの食えなさ、そして彼らが所属するWU-RONZのヤバさが滲み出ていた。原作、演劇、ヒップホップ、ダンス、出演者、どのファンであっても入りやすく理解しやすく、そして楽しめそうな本作。新体験ともいえるステージをぜひ劇場で体感して!公演は、9月29日(金)から10月8日(日)まで東京・TSUTAYA O-EASTにて。取材・文:中川實穗
2017年09月21日女優・木村多江が、事実無根のスキャンダルで死に追いやられた夫の無念を果たすべく復讐劇を繰り広げる新ドラマ「ブラックリベンジ」。木村さん演じるヒロインの亡き夫役として、高橋光臣が出演することが発表されたが、続けて、DAIGOの出演が決定した。週刊誌の契約ライター・沙織(木村多江)は、身の危険も恐れずにスキャンダルを暴くために奔走している。スキャンダルに執念を燃やす彼女には、ある目的があった。将来有望な政治家だった沙織の夫は、身に覚えのないスキャンダルをでっち上げられ、それを苦に自殺。その事実を知った沙織は、スキャンダルによる復讐を決意。大胆にして情け容赦ないやり方で、夫のスキャンダルをねつ造した人物たちが隠す黒い秘密を暴いていく――。本作でDAIGOさんが演じるのは、沙織の上司である週刊誌編集部デスク・天満(平山浩行)に雇われ、沙織の身辺を探る腕利きの情報屋・城田純一。沙織の正体に迫り、彼女を脅かす不気味な存在となっていくようだ。物語のスパイスとなる重要な役どころにDAIGOさんは「僕にとって30代最後の作品になるかもしれないので、気合い入ってます。共演者のみなさんやスタッフのみなさんに力をお借りして全力で取り組んでいきたいと思っています。今回見せたいのはまさに『BD』ブラックDAIGO。ブラックな役なので、どれだけブラックな存在になれるか。一日も早く、城田という役を演じるのではなく、感じたいです」と意気込みを寄せた。さらに「『リベンジ』という言葉は、使い方によって良いイメージにもなるし、悪いイメージにもなる言葉。『ブラックリベンジ』はとてつもなく深い闇を感じる『リベンジ』だと思います。今作は、この現代に一石を投じる作品になるのではないでしょうか」と作品への期待を明かし、「木村多江さんとの共演は、とても光栄なことです。以前、多江さんが出演されていたドラマに僕も出たのですが、一緒のシーンがなかったのが悔しかったので、今作でリベンジできます!」と、気合い十分!物語を一層盛り上げる注目のキャラクターを魅力的に演じそうだ。「ブラックリベンジ」は10月5日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月19日最愛の人を無実のスキャンダルで奪われたヒロインが、憎むべき相手のスキャンダルを暴いて復讐を果たしていく、木村多江主演の新ドラマ「ブラックリベンジ」。この度、本作で木村さん演じるヒロインの亡き夫役として、高橋光臣が出演することが決定した。週刊誌の契約ライター・沙織(木村多江)は、身の危険も恐れずにスキャンダルを暴くために奔走している。スキャンダルに執念を燃やす彼女には、ある目的があった。将来有望な政治家だった沙織の夫は、身に覚えのないスキャンダルをでっち上げられ、それを苦に自殺。その事実を知った沙織は、スキャンダルによる復讐を決意。大胆にして情け容赦ないやり方で、夫のスキャンダルをねつ造した人物たちが隠す黒い秘密を暴いていく――。「科捜研の女」、「下町ロケット」、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などに出演する高橋さんが今回演じるのは、ヒロイン・沙織の亡き夫・寺田圭吾。5年前、将来を嘱望されながら身に覚えのないスキャンダルが報じられ、自ら命を絶った政治家だ。彼は死の直前に、自分を陥れた3人の人物について告白する動画を残している。そんな彼の怨念が、沙織を復讐に向かわせるきっかけとなる。さらには、物語が進むにつれて沙織も知らなかった圭吾の“秘密”が明かされていくことに…!?高橋さんは「死に際に、最後の足掻き(復讐)を、最愛の人に託す。そんな歪んだ愛を、怨みの坩堝の中で表現したい」と話し、共演の木村さんについては「大人の静かな色気に品があってとても美しい方。いつも気さくに話してくださって、とても楽しい時間を過ごさせていただいています。作品の内容的に今後、重く、つらいシーンが多くなってきますが、多江さんとのワンシーン、ワンカットを、存分に楽しみたいと思っています」とコメントしている。「ブラックリベンジ」は10月5日より毎週木曜日23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月16日女優・木村多江が、数々のスキャンダルで世間を翻弄する“週刊誌”の世界に挑むジェットコースター復讐劇「ブラックリベンジ」が、10月5日(木)よりスタートすることが決定。木村さんは本作で民放の連続ドラマ初主演を果たすことになった。週刊誌の契約ライター・沙織(木村多江)は、身の危険も恐れずにスキャンダルを暴くために奔走している。スキャンダルに執念を燃やす彼女には、ある目的があった。将来有望な政治家だった沙織の夫は、身に覚えのないスキャンダルをでっち上げられ、それを苦に自殺。その事実を知った沙織は、スキャンダルによる復讐を決意。大胆にして情け容赦ないやり方で、夫のスキャンダルをねつ造した人物たちが隠す黒い秘密を暴いていく――。本作のテーマは、スキャンダル。不倫議員、ハニートラップ、罵倒音声など、いままさに世間を騒がせているスキャンダルのエッセンスを取り入れ、生々しくゲスな人間の本性を赤裸々に描き出す。かつて夫をスキャンダルによって死に追いやられた過去を持つ敏腕記者・沙織が、世の中の裏に巣くうスキャンダルに迫り、夫を陥れた人間を次々と追い詰めていく痛快な復讐劇となり、それだけにはとどまらない予測不可能なジェットコースターストーリーも展開していく。薄幸の女性を演じたら右に出る者はいない、といわれる木村さんが、今回は亡き夫のために“復讐の鬼”と化し、新境地ともいえる“カッコいい悪女”ぶりを披露。元「週刊文春」のエース記者として知られるジャーナリスト・中村竜太郎氏が監修を務めるだけあり、スキャンダルの裏側をリアルに活写。劇中では、スクープ獲得のために記者が駆使する驚くべきテクニックが披露され、視聴者の興味を引く内容が盛り込まれていく。週刊誌編集部の編集部員たちをはじめ、沙織をめぐる登場人物もすべてがクセ者ぞろい。そのキャストには佐藤二朗、平山浩行、堀井新太、岡野真也、中村映里子、 鈴木砂羽らが決定。木村さん演じる沙織と個性的なキャラクターたちの関係性も、ストーリーを盛り上げる。今回の“スキャンダルで復讐をする悪女”・沙織について、木村さんは「怒りを内包する役はあるけれど、怒りをあらわにする役はあまりないので、『私には、新たな挑戦だ』と思いました」とコメント。「けんかのシーンなど、赤裸々な台詞の激しさにびっくりし、人間の怖さを感じるドキドキする台本でした」と、台本を目にしたときの興奮を語りながら、そんな沙織を「深い悲しみと狂気、弱さ、人間の様々な部分が見えるように演じたいです」と意気込んでいる。さらに、「最後に毎回、決め台詞があるので、沙織という人がどんな風に決め台詞を言うのか楽しみ」と明かす。その決め台詞とは、「骨の髄まで炎上しなさい」。木村さんは「闘う女を、そして、最後の決め台詞をぜひ真似して、楽しんでいただきたいです」とアピール。ご自身で「私って悪女だな」と思う瞬間は、「見た目も良く全て揃っていて、何も欠点がなさそうな人がいると、この人は、絶対に足が臭いはず、と妄想して安心するとき(笑)」と笑顔で語った。また、本作のプロデューサーは、昨今の予想だにしないスキャンダルについて、「そのスキャンダルの裏には常に、愛とか憎しみといった人間の生々しい感情がくっついているからだと思います。『ブラックリベンジ』は、そんなスキャンダルに潜む“ドス黒い”人間模様をとことん描いていきます」と言う。「そんな世の中のゲスたちに復讐する主人公は、どん底の不幸の果てに最強の悪女に変貌します。そんな主人公を、本当に念願だった木村多江さんに演じていただけるので、今回、日本一不幸な役が似合う女優の日本一怖い悪女をお見せすることをお約束します」と、自信たっぷりに語っている。「ブラックリベンジ」は10月5日より毎週木曜23時59分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月30日ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』の製作発表が行われ、松任谷由実、寺脇康文、宮澤佐江、六平直政、斎藤洋介、脚本・演出の松任谷正隆が登壇した。【チケット情報はこちら】本作は、ユーミンの歌、俳優の演技、劇場空間が一体となる、コンサートでもミュージカルでもない舞台作品「ユーミン×帝劇」シリーズの第3弾。2012年の第1弾から脚本・演出はすべて松任谷正隆(以下、正隆)が手掛けており、今作では、500年先の未来の世界を舞台に、時を超えた純愛物語が描かれる。一万人の応募から選ばれた400人のオーディエンスが参加した製作発表では今作の予告編も初公開された。脚本・演出を手掛ける正隆は、SFとなる今作の舞台について「“500年”先がいいのは、“想像をちょっと超えた未来”だと思ったから。今、想像できることはこの数百年のうちに終わって、500年位先になるとまた別のサイクルが始まるんじゃないかというイメージを持ちました。でも、今と同じものも残っているんじゃないかと思う。変わるもの、変わらないもの、それをストーリーにして、由実さんの音楽で包んでみたいと思います」と今作の世界観を語る。また、脚本に関して「これまでの2作と大きく違うのは、出演者が決まってから書き始めたことです」と、かねてからの希望だった“当て書き”の実現を喜んだ。歌とストーリーテリングを担当するユーミンは、楽曲と作品の関わりついて「“長いときの流れの中でなぜ出会ったんだろう”というのは、『朝陽の中で微笑んで』に限らず私の歌の大きなテーマになっているもので。死があるから生が輝く…そのメメント・モリな感覚を(500年後でも)人は持ち続けるんじゃないかな。だから愛し合うことは素晴らしいと思える世界、“切ない”ということが認識できるような世界であってほしい。そうイメージしています」と語った。主人公を演じる寺脇は「脚本を読んで、なにか見抜かれてる、という感じがしました。正隆さんは俺のこっちの面を描こうとしてくれてるんだ、って。ダークな側面を見ていただけると思います」、ヒロイン役の宮澤は「出演が決まって、私と同じくらい母が喜んでくれました。一瞬一瞬をしっかりと噛みしめて、素敵な作品を届けられるようにがんばります」、六平は「由実さんは同世代で、我々世代のエポックメーカー。その由実さんと同じ板の上で芝居できるのは本当に幸せです」、斎藤は「僕らの年代が由実さんのメロディの中で演じることができるというのは、失われた青春がひょっとしたら蘇ってくるのかなという気がいたします」とそれぞれ、今回の出演を喜んだ。16もの楽曲が歌われる予定の本作は、11月27日(月)から12月20日(水)まで東京・帝国劇場にて。また、12月2日(土)19:00公演と12月6日(水)19:00公演にてチケットぴあ会員限定のぴあ半館貸切公演を開催。取材・文:中川實穂
2017年08月18日シンガーソングライターの松任谷由実が17日、ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』製作発表に、寺脇康文、宮澤佐江、六平直政、斉藤洋介、脚本・演出の松任谷正隆と共に登場した。同作は2012年に開場101周年目の新たなスタートとなった帝劇と、デビュー40周年を迎えた由実のコラボレーションとして誕生したシリーズの3作目。俳優の演技と、由実の歌が一体となった空間を作り出す。今回は500年後を舞台に、職を失った中年男性・鳴沢肇(寺脇)が、20年前に結婚を約束した女性に生き写しの女性・紗良(宮澤)に出会う。由実が1976年に発表したアルバム『14番目の月』に収められた「朝陽の中で微笑んで」がタイトルに選ばれた。同曲について、由実は「荒井由実時代のものですけど、私の作品の中でも最も歌うのが難しい」と説明し、「こんなにレンジが広くて難しい歌になるとは思わずに、歌唱力を無視して作っていたものですから、難しいな、どうしようと思っています」と苦笑。しかし「キャリアの中で鍛えられてきたこともあるので、今の私の声で、今の表現力で、この歌をテーマとして歌うのはとても楽しみです」と意気込んだ。ミュージカル『王家の紋章』で2016年8月、2017年4月にヒロインを務め、今回もヒロイン役となる宮澤は、由実との共演に「親孝行になった」と喜ぶ。AKB48時代にはNHK紅白歌合戦で由実の後ろで「春よ、来い」を合唱した経験を振り返り「一番テレビに映りたかった瞬間。映り込めるかなというのを、素敵な場で考えちゃっていたのが思い出に残っています」と語った。ファンからの「宮澤さんが歌う場面もありますか」という質問には、正隆が「今ので考えました」と、2人で歌う可能性を示唆。宮澤は「ええ~!」と驚き、目を丸くして喜んでいた。また、寺脇が「中央フリーウェイ」を思い入れのある曲としてあげると、由実は「ちっともタダにならないんですよ」と客席を笑わせる。斎藤は「失われた青春がひょっとしたら蘇ってくるのかなという気がします」と、同作に対して期待を表した。一方六平は、KAT-TUNの亀梨和也主演の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』で音楽を担当した正隆とのエピソードを披露。「亀梨くんとデュエットがあったんですけど、松任谷さんも厳しいですよ。たまにバンドに『おい! そこ!』と怒っていて、蜷川さんと2人で『松任谷さん怒ったよ。怒ることあるんだ』って」としみじみ語った。ユーミン×帝劇 vol.3『朝陽の中で微笑んで』帝国劇場で2017年11月27日~12月20日に上演される。
2017年08月17日岸谷五朗・寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」。この度、15作品目となる待望の新作が、柚希礼音と西川貴教をW主演に迎え、2018年4月9日(月)のTBS赤坂ACTシアターを皮切りに全国6か所にて上演することが分かった。「地球ゴージャス」は、岸谷さんと寺脇さんの2人以外のメンバーを固定せずに、ゲストを迎えて公演するスタイルをとっている人気演劇ユニット。2016年には14作目となる「The Love Bugs」を催し、東京、名古屋、福岡、大阪と計10万人を動員。城田優を始め、蘭寿とむ、大原櫻子、マルシアらエンターテインメント界の豪華キャストが集結し大盛況を収めた。15作目となる最新作も負けない豪華キャストが決定。まずは、宝塚歌劇団で男役のトップスターとして6年間その座に君臨、2015年の退団後も舞台での活躍が目覚ましく、現在公演中の話題作・ミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」や、来年1月には「マタ・ハリ」で主演を務める柚希さん。そして、昨年デビュー20周年を迎えたT.M.Revolution西川さん、この2人が今回W主演を務める。さらに、『ちはやふる』で第40回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞し、今後も『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『ちはやふる -結び-』と出演作の公開が控える若手実力派俳優の新田真剣佑。ミュージカル「王家の紋章」でヒロインを務め、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.13「クザリアーナの翼」以来の出演となる宮澤佐江と、「<物語>シリーズ」千石撫子役、「監獄学園」緑川花役、「3月のライオン」川本ひなた役など数々の作品に出演する人気声優・花澤香菜がWキャストで参加。そして、トップクラスのダンスの実力と華麗なパフォーマンスで、地球ゴージャス公演には欠かせない存在の藤林美沙、原田薫、大村俊介(SHUN)も出演。また、数々の大作ミュージカルや人気舞台作品に名を連ね、舞台界で注目株の水田航生、植原卓也も参加する。作・演出を務める岸谷さんは、「常に新作が代表作でなくてはならない!地球ゴージャスVol.15に頼もしく素晴らしき魅力に溢れた、もう何だか凄い!びっくりの俳優達が集結してくれた!お客様の歓喜の声!最高の笑顔に会えますように!作品創りに精進してまいります!」と力強いコメントを寄せ、寺脇さんは「役者は揃いました!素敵な面々が、また、新たな地球ゴージャスの樹を育ててくれます。ダンスと歌とアクションと、笑いと涙を詰め込んで、果たしてどんな実がなることでしょう。ぜひ、皆様、劇場で、その“実”を御賞味いただき、私たちに栄養を与えて下さいますよう、よろしくお願い申し上げます!」と呼びかけた。「地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15」は2018年4月9日(月)TBS赤坂ACTシアターにて上演。※ほか全国6か所にて上演(cinemacafe.net)
2017年08月03日初演から37年目を迎える名作ミュージカル『ピーターパン』の記者会見が、6月29日、都内にて開かれ、演出の藤田俊太郎と主要キャストが登壇した。10代目ピーターパンに抜擢されたのは、若干13歳の新星、吉柳咲良。さらに共演者の鶴見辰吾、神田沙也加、石井正則、宮澤佐江、入絵加奈子、久保田磨希が顔をそろえ、華やかな舞台衣裳も披露した。ミュージカル『ピーターパン』チケット情報会見の冒頭を飾ったのは、ピーターが歌う、本作を代表するミュージカル・ナンバー「アイム・フライング」。吉柳ののびやかで力強い歌声に、抽選で招待された一般オーディエンスからも大きな拍手が送られた。演出の藤田は、読売演劇大賞優秀演出家賞に輝くなど、年々その評価を高めている若手注目株。「演出家として『ピーターパン』を手がけることは夢でした」と切り出すと、「ファンタジーでありつつきちんと現代性のある作品をつくりたい」と現段階のビジョンを明かした。近ごろ将棋界やスポーツ界など中学生の活躍が目覚ましいが、演劇界における期待の星がこの吉柳。「13歳の今の自分にしかできないピーターを演じたい」としっかりとした口調で語ると、9年ぶりにフック船長役にカムバックした鶴見も、「52歳にしかできないフック船長を演じたい」と続き、会場の笑いを誘った。鶴見と同じく『ピーターパン』の世界に戻ってきたのは神田。6年ぶりのウェンディ役に、「とても思い入れのある役であり作品なので、新たな装いのもとでまたやらせていただけるのはすごく嬉しいです」と顔をほころばせる。また誇り高きインディアンの酋長の娘、タイガー・リリーを演じるのは宮澤。「こんなに短いスカートはアイドル時代にも履いたことがない」と照れつつも、「タイガー・リリーの凛々しい部分、強気な部分がカッコよかったと伝わるよう、役になりきって頑張りたい」と力強く語った。さらに石井、入江、久保田といったベテラン陣が、しっかりと脇を固める藤田演出版の『ピーターパン』。なかでも久保田演じるライザの存在は、このリニューアルのキーパーソンとなりそうだ。というのもライザは、現実世界であるダーリング邸とネバーランドを行き来できる唯一の大人という設定。藤田は「ライザがふたつの世界の架け橋になるんじゃないか。それが今回の演出の第一歩になっています」と話した。子供はもちろん、大人も楽しめる本格ミュージカル。今回はどんな新しい冒険を見せてくれるのか。夏の開演が待ち遠しい。ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』は7月24日(月)から8月3日(木)まで東京国際フォーラム ホールCにて上演。取材・文:野上瑠美子
2017年06月30日少女漫画界屈指の大ヒット作『王家の紋章』が現在ミュージカルとなって上演されている。昨夏の初演の好評を経て早くもこの春には再演。5月7日に幕を閉じた東京公演に続き、今週末には大阪公演が開幕する。主人公であるエジプト王メンフィスを演じる浦井健治、ヒロイン・キャロルを演じる新妻聖子に、役作りのこだわりから再演版のみどころまで、話を訊いた。チケット情報はこちら現代アメリカから不思議な力で古代エジプトへタイムスリップしてしまったキャロルと、古代エジプトの若き王・メンフィスの愛を軸に、国同士の争いや陰謀といったドラマを描いていく壮大な物語。ふたりはともに「王族」(原作漫画ファン)を公言しているが、再演にあたっては「稽古場で“メンフィスとキャロルはこうだ!”というものを、どんどん提示していきました」と浦井。具体的な例を新妻に聞くと「初演はメンフィスとキャロルが恋に落ちる展開がわりとスピーディでした。その“一体、いつ好きになったのよ”という感じも王族としてはたまらなかったのですが(笑)、今回はふたりが惹かれあう過程をもっと丁寧に描こうと試行錯誤しました。それによって、原作を知らない方でもスムーズに観ていただけるようになったと思います」。彼らをはじめカンパニーの努力が実を結び、再演は物語としてのまとまりがより増し、ミュージカルとしての完成度も高まった。役作りについても、「今回僕が意識しているのは、メンフィスは“王子”ではなく“王”だということ。初演では原作に忠実に、綺麗に立ち上げようとしたのですが、ちょっと“王子様感”が強かったと思うんです。今回は“王”である説得力を増すために、キーを低めにしたりしています。また宿命のライバル・ヒッタイトのイズミル王子(宮野真守、平方元基のWキャスト)との関係性を深めたくて、どうしてもイズミルと直接剣を交えたいとお願いしたら、演出の荻田浩一さんが採用してくださった。激しい殺陣がつきましたが、そのシーンはとても血がたぎります」と再演版・メンフィスのポイントを浦井が熱く語る。ちなみに新妻は原作愛が深すぎて「いたるところで誰も気付かないような仕掛けをしている」そうで、浦井が「先日、舞台上でキャロルを抱きしめたら、身長差があるので聖ちゃん(新妻)が浮いちゃった!でもそのサイズ感もたまらなく可愛いよね」と話したところ「計算、計算! 自ら浮きにいったの(笑)」。そんなユニークなやり取りの中には、作品愛とともに、ふたりの信頼関係も垣間見れる。「再演で、ミュージカル『王家の紋章』が、初演から目指していたひとつの完成形に到達したと思います。その状態のものを大阪に持っていけるのは光栄です」(浦井)、「大阪で有終の美を飾れるよう、日々進化して、大阪公演はお祭り状態になればいいですね」(新妻)。なお、キャロル役は宮澤佐江とWキャスト。大阪公演は5月13日(土)から31日(水)にかけて、梅田芸術劇場メインホールで上演される。
2017年05月12日1976年から「月刊プリンセス」で連載40年、コミックは60巻を超え、現在も連載が続く漫画『王家の紋章』。昨年8月にミュージカル化し、東京・帝国劇場での初演は連日満員御礼記録を達成する人気を博した。この話題の舞台が早くも再演、大阪に初登場する。「王家の紋章」チケット情報物語は、現代アメリカで考古学を学ぶ少女キャロルが古代エジプトにタイムスリップ、若き王メンフィスと3000年の時を超えた愛のドラマを繰り広げる。脚本・作詞・演出は荻田浩一、作曲・編曲は巨匠シルヴェスター・リーヴァイ。キャストも初演と同じく華やかだ。メンフィス王に浦井健治、キャロルには新妻聖子・宮澤佐江(Wキャスト)をはじめ、キャロルを奪おうとするヒッタイト王子イズミルには宮野真守・平方元基(Wキャスト)。ほかに、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎らが出演。この時空を超えた歴史ロマンスに再登板する平方元基が来阪、作品の魅力と再演への意気込みを語った。舞台は、原作の1~4巻を約3時間のミュージカルに凝縮して作り上げた。「内容が濃く、音楽をたくさん使ってダイナミックに仕上げているところが魅力だと思います。リーヴァイさんの楽曲は、『エリザベート』や『レディ・ベス』より一層ご覧になる皆さんの想像力をかきたてます。キャラクターも、漫画の中から浮き上がって来たようなイメージを大事に作り上げているし。大劇場のミュージカルとして、今まで観たことがないような作品に見えるんじゃないかな」。初演で、漫画が原作の舞台を初めて経験した平方。「お客様の反応が全然違って、すごく充実感がありました。これまで以上に歌の分量も多く、歌で魅せるところもあり。とにかく舞台セットや衣装、そして音楽が素晴らしいので、それらに埋もれないような描写をしないと。漫画の世界のイズミルに、どうやって人間の血を通わせているかを観てほしいです。そこを見逃さないでいただくと、物語をもっと深く楽しめると思います」。漫画ファンからは、Wキャストの宮野真守は“パッションが溢れたイズミル”、平方は“青い炎のイズミル”と評されたそう。「原作を知らなくても、テンポよく進んでいくので大丈夫。でも、漫画と同じ動きをするなど、漫画とリンクするシーンもたくさんあるので、4巻まで先に読んでおくともっと楽しめると思います。関西のお客様は、チケット代以上の価値のあるお芝居を楽しみに行くわよって来られますよね、必ず(笑)。反応が素直なのも関西の醍醐味で、すごく温かく迎えてくださる。相当ブラッシュアップして、いい作品にしてこないと敵わないですよね。今回は東京で1か月公演した後、1番いい時期に大阪に来ますから。いや~、でも、ドキドキします(笑)。公演は、4月8日(土)から5月7日(日)まで東京・帝国劇場、5月13日(土)から31日(水)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。<衣裳協力>ジャケット、パンツ、Tシャツ:Psycho Bunny / ジョイックスコーポレーション靴:fabs class取材・文:高橋晴代
2017年03月24日3月13日、夕暮れどきの繁華街を歩く小泉今日子(51)の姿があった。この日、都内のイタリアンレストランでドラマ『スーパーサラリーマン佐江内氏』(日本テレビ系)の打ち上げが行われたのだ。開始時刻の午後5時前に、徒歩でやって来た小泉。しばらくすると、主演の堤真一(52)をはじめ出演者たちが続々と会場入りした。 「小泉さんは撮影の際はよくひとりで現場入りし、終わるとそのまま帰っていました。スタッフが送り迎えできなくて慌てることもありましたが、彼女は『専属スタッフをぞろぞろ連れて歩くのはカッコ悪い』というポリシーがあるそうで……。そんな気取らない姿勢に、周囲からも『これこそスターだよ』と絶賛の声が上がっていました」(ドラマ関係者) 打ち上げではキャストがひとりずつ壇上で挨拶していく展開。小泉は自然体でこう答えていたという。 「彼女は『今までやってきたドラマのなかで、いちばん楽でした。ロケもほとんどなかったし(笑)』とジョークを言って、笑いを取っていました。ただその後にはきちんと『とても楽しかったです。またパート2があればこんな感じでお願いします』と続けるなど、作品への愛情を感じさせるスピーチでした」(前出・ドラマ関係者) 作品に愛情を抱いていたのは、堤も同じだったようだ。 「とにかく、笑いの絶えない現場でしたからね。福田雄一監督(48)のドラマは現場で脚本が変更になることも多いのですが、みんなアドリブを連発して楽しんでいました。堤さんは『大学のサークルみたいなノリだよね』と笑っていました。打ち上げでも『エンディングのダンスはきつかったよ。家でも練習したけど、奥さんにダメ出しばっかりされていた(笑)』と振り返っていました」(前出・ドラマ関係者) 作中では、堤に無茶ぶりする“鬼嫁”役を務めていた小泉。打ち上げではそんな2人の“夫婦の絆”が垣間見えるシーンもあったという。 「小泉さんが挨拶をした直後、友人役の福島マリコさん(50)が彼女にハグしたんです。すると『俺も!俺も!』と縁者やスタッフがどんどん押し寄せてきて……。すると最後に、夫役の堤さんが満を持して登場!彼が熱い抱擁を交わすと、小泉さんはもう大爆笑でしたね」(出席者) 一次会は8時にお開きとなり、一行は2次会へ。そこでも和気あいあいとした空気が続いていたという。 「話題作として評判はかなり上々でしたから、実は局内ですでに続編や映画化の話も浮上してきているそうです。意外とすぐにでも実現へ向けて動き出すかもしれません」(前出・出席者) “さえない夫”の堤を安堵させたであろう“鬼嫁”小泉の抱擁。そこには「次もまたいっしょに」という“誓いが込められていたのかも!?
2017年03月22日アラサー女性5人の本音を描いた舞台「野良女」が4月に上演される。その公開制作発表が開かれ、主演の佐津川愛美をはじめ、芹那、沢井美優、深谷美歩、菊地美香、演出を手掛ける稲葉賀恵(文学座)、原作者の宮木あや子が登壇した。舞台『野良女』チケット情報原作は宮木あや子による同名人気小説。宮木自ら“しょぼくれSex And The City @中央線の荻窪駅より西側”とキャッチフレーズをつけたアラサー女性たちの、恋や仕事、病気、性などにまつわる悩みが下ネタ満載のガールズトークで描かれ、出版から8年が経つ今でも根強い人気を誇る。出演女優5人は役柄同様アラサーで、演出の稲葉も「こんなに女が多い芝居、アラサーが集まった芝居も珍しい。はっちゃける女優たちが見られると思いますのでご期待ください」と挨拶した。宮木は、最初はドラマ化の提案だったと明かし「台詞が“ピー”だらけになるので無理でしたって話を聞かされて(笑)。諦めかけてたところに舞台にできます!と。しかし出てくれる女優はいるのだろうかと思ったら意外にも皆さま出てくださって。ありがとうございます!」と笑顔を見せた。女優陣は役衣装で登場し、手にはアルコール。原作の居酒屋トークを彷彿させるスタイルで和やかに進行。恋人が2年間おらず毎晩のように友人と酒を飲む鑓水役の佐津川は「絶対面白いものにしようと思っています!」と熱く語り、下ネタについても「全然平気です。私は事務所NGとかもないので何でも大丈夫!」と気合い十分。彼氏からのDVで痣を作りつつも向けられる憐れみを保険の営業で活かす女・桶川を演じる芹那は「アラサー5人で包み隠さずガールズトークする舞台と聞いて『楽しそう!』と台本を読んだらめっちゃ下ネタ多くて、どうしようって思いました(笑)」実家は大金持ちで学生時代はミスコン三連覇、現在は役員秘書という華やかな生活を送るが、彼は50代でバツイチの朝日役の沢井は「私もアラサー真っ只中なので、この作品で内面がえぐられるのかなと思っています。闘いまくっていい作品になれば」仕事に情熱を持ち正社員採用されたばかりだが早くも転職活動中、カナダに住む元カレに未練がある壺井役の深谷は「年相応のアラサー、なおかつ下ネタを言う役は初めて。自分の新境地になるんじゃないかなと思います」独身だと言い張る既婚者と不倫中、情緒不安定で手首に傷がある横山役の菊地は「これだけハードな作品でも思う存分やれるのが舞台。その分エネルギーを使うと思いますが、力を合わせて新しい何かを打ち出していけたら」生々しくパワフルな作品になりそうな本作は4月5日(水)から9日(日)まで、東京・新宿シアターサンモールにて。取材・文:中川實穗
2017年02月14日2016年8月に東京でのみ上演されチケットは即日完売に沸いた世界初演ミュージカル『王家の紋章』が、熱烈なアンコールに応え早くも再演が決定した。再演では初の大阪公演が実現する。原作は「月刊プリンセス」(秋田書店)にて1976年から現在まで連載を続け、累計発行部数4000万部を誇る同名の歴史大作少女漫画。古代エジプトを舞台にタイムスリップした現代アメリカ人少女キャロルと時の少年王メンフィス、そして恋敵のイズミルを軸とした愛とロマンの物語だ。音楽は『エリザベート』『モーツァルト!』などを手掛ける巨匠シルヴェスター・リーヴァイ、演出は荻田浩一。浦井健治ら華やかなキャストが再び集結する。「王家の紋章」チケット情報初演に引き続き、宮澤佐江とダブルキャストでヒロインのキャロルを演じるのが、新妻聖子。「冗談半分で役作り30年と言ってるんです」と笑う根っからの原作マニアだ。ほぼすべての台詞を反芻できるほど原作を読み込み、15歳で旅したエジプトでは「メンフィスいないかな?」とピラミッド内に足を踏み入れた経験もある。嬉しさと興奮で「ニヤニヤが止まらなかった」という初演を振り返り、改めて再演への思いを語った。「生粋の“王族(原作ファンの通称)”として、神聖な部分へ足を踏み入れる恐ろしさもありました。でも他の方が演じている姿を、ただ指をくわえて観ているだけというのは悔しいだろうな」とオファーを快諾。初演では完全に役が憑依し、共演者もキャラクターとして認識していた。そのため、「打ち上げの席で浦井さんに話しかけられた時は、愕然としました。(笑)今までメンフィスだったのに!?『私のメンフィスを返して!』って(笑)」。そこまで熱狂させる作品の魅力とは?「やはりエジプトという土地や遺跡が持つパワーとロマン、神秘さがすごいので。それが物語のスケール感をアップさせ、飽きさせない。40年間ファンを引き付けて離さない理由だと思います」各キャラクターも感情豊かで、キャロルは華奢な金髪碧眼の美少女なのに、ヒーローのような勇敢さもあるという。「それでいて、腕を捕まれたら簡単に連れ去られてしまうあの感じ。とにかくモテるしリード家の令嬢としての気品もあり、ヒロインとしての魅力が全部詰まったようなキャラクターです」。浦井が演じたメンフィスは「見目麗しく、荒々しさの中にも優しさが」あり、色気がポイントというイズミルは「ダブルキャストの宮野真守さん、平方元基さんがともに絵に描いたような長身のイケメンで、女性客をキュンキュンさせるというお仕事を存分になさったと思います」。再演ではさらに各自が精度を上げる。「前回は世界中の“王族”の方に東京まで足をお運びいただいたんですけど、今回近畿地方の王族の方には、もう少し近い距離で観ていただけるのかなと非常に嬉しいですね。お祭りは続いているんだぞ!というテンションのまま、第二章に突入したいなと思います」公演は、2017年4月8日(土)から5月7日(日)まで東京・帝国劇場、5月13日(土)から31日(水)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。取材・文:石橋法子
2017年01月26日●カトパンから「いつも勉強」報道キャスターから12年ぶりにバラエティ界に復帰したフリーアナウンサーの古舘伊知郎に「有望だね、大注目だね」と言わしめた弱冠5年目の女子アナがいる。フジテレビの宮澤智アナウンサーだ。入社以来スポーツ番組を担当していたが、昨年からバラエティや情報番組にも本格進出。11月に始まった秋改編の目玉番組『フルタチさん』のロケで、大先輩の古舘に対して「本当におしゃべりが好きなんですね」とツッコミを入れたことが、前述の"大注目"評価につながった。しかし意外にも、元々しゃべることが苦手で、それを克服するためにアナウンサーの道に進むことになったという。そんな彼女の素顔に迫った――。――長い間『すぽると!』で深夜のスポーツニュースを担当され、10月から早朝の『めざましテレビ アクア』のキャスター(木・金曜担当)になりました。生活サイクルが大きく変わったのではないでしょうか?中学生の頃からずっと夜型人間で、勉強するのも夜中まで起きてやるタイプだったので、なかなか朝型生活ができてなくて、苦労しています(笑)――『めざましテレビ アクア』の日は、何時に出社されるんですか?2時半前には会社に来ています。本当は前の日の夜8時くらいに寝るのが理想なんですが、なかなか寝られなくて、担当前日の水曜日は休みなので、昼間に寝て夕方に起きて、少し仮眠してから出社してOAをやって、他の仕事が終わってからお昼以降に寝るというスタイルをとっています。――これまでずっと担当されていたスポーツ番組から、今回新たに挑戦されている情報番組で、違いを感じる部分はどんなところですか?スポーツ番組では、なかなか自分の話をすることはなかったのですが、情報番組だと私の日常を紹介するコーナーがあったり、スポーツ新聞の記事を紹介するコーナーでも、わりと意見をふんだんに盛り込んだりできて、自分の意思を話すことが多くなりましたね。――『すぽると!』のときは、進行の役割が大きかったんですね。そうですね。番組の尺がタイトで、一つ一つのコーナーをコンパクトに放送していましたので。――スポーツニュースは引き続き『スポーツLIFE HERO’S』を担当され、今年の夏はリオオリンピックを現地で取材されていましたよね。リオ五輪に行くというのは、入社してからの1つの目標だったので、貴重な経験をさせていただきました。感動した場面は本当にメダルの数以上にあるのですが、特に印象に残っているのは、体操男子団体の金メダルです。体操界の唯一無二の絶対王者の内村航平選手が、ずっとずっとほしかった団体の金メダル。仲間がいないと手に入れることができなかったメダルを手にして、表彰台の一番上で誰よりも大きく口を開けて、少年のように君が代を歌う内村選手の姿が忘れられません。――会場でインタビューもされて、どんな言葉が印象的でしたか?内村選手の「仲間に助けられた。5人で戦ってきて良かった」という言葉です。メンバー全員が内村選手の悲願のために思いを一つにして戦ってきた姿を、取材を通して見てきていたので、仲間と戦うことの素晴らしさを改めて感じましたし、念願のリオ五輪の取材でこんなシーンに立ち会えて、最高の夏になりました!――『スポーツLIFE HERO’S』では、アナウンサーの先輩である加藤綾子さんと共演されていますが、スポーツニュースでは後輩になりますよね。なにかアドバイスなどされているんですか?いやいやいや…(笑)。こちらの方がいつも勉強させていただいています。加藤さんは、初対面の方でも大御所の方に対しても、スッと懐に入り込むのが本当に上手だなと思います。インタビューではアスリートの方とグッと心の距離を縮めて安心させ、いい表情や深いお話を自然と引き出されるんです。私にはまだまだできないことで、その場の空気の作り方や進行面などは、すごいなと思うことばかりです。●古舘さんの懐の深さで、つい本音が…――情報番組に加え、10月からは『その原因、Xにあり!』で、バラエティのアシスタントを初めて本格的に担当されていますね。バラエティはバラエティでまた雰囲気が全然違います。芸人さんがいたり女優さんがいたり、そういった中で番組を作っていくというのは、スポーツや情報番組ではあまり経験できないことなので、とても新鮮です。――「声帯のたるみ」など、アナウンサー業にも役立ちそうなテーマが取り上げられています。日常の些細な行動で改善できることがとてもたくさんあるんだということに、毎回スタジオにいるみんなが驚いています。いつも家族みたいなアットホームな雰囲気で収録していますね。――番組の記者会見では、二日酔いが長く続くという悩みを明かしていましたが、お酒はよく飲まれるのですか?そうですね…学生の頃はよく飲んでいたなと思いますけど、今は仕事のことを考えてほどほどに。好きなのは、ビールと日本酒です(笑)――バラエティでは、『フルタチさん』で古舘伊知郎さんとロケに行ってますよね。初回放送でYahoo!ニュースのオフィスに行かれたときのことを、古舘さんがラジオで「宮澤ってアナウンサーに『古舘さんって本当におしゃべりが好きなんですね』って言われたんだよ。有望だね、大注目だね」とおっしゃっていました。その時は、古舘さんが最初に話していた話題から発展して、さらに発展して余談に行って、そこから本題に戻ってきて…という感じで、本当に話がどんどん展開されて、結構長い時間お話されていたので、もちろんお話は面白く勉強になることばかりだったのですが、ふと「これはいつまで話されるのかな…」と思って、ついその言葉を言ってしまったんです。――表情といい、タイミングといい、的確で見事なツッコミでした(笑)いやいや、そんなことはないです(笑)。古舘さんがアナウンサーの大先輩として偉大な方だということはもちろん知らないわけではないのですが、初めてお会いして打ち合わせをしたときや収録の合間など、いろいろお話させていただくうちに、素の自分でリラックスしても大丈夫というような安心感を与えてくださったんです。そういう古舘さんの人間力や懐の深さで、つい本音がポロッと出て、あの発言につながったんだと思います。――あと、「パソコンのマウスを両手で使う人、初めて見ました」ともツッコんでいましたよね(笑)あれは本当に衝撃的でした! ずっとメディアの第一線で活躍されていて、何でもできそうな古舘さんが、まさか両手でマウスを動かすとは思わなかったので、これもつい本音が出てしまいました。――先日はジャパネットたかたの本社にも一緒に行かれましたよね。前社長の高田明さんも出られたんですが、こちらもよくしゃべる方なので、2人のお話は白熱して本当にすごかったです。高田さんはしきりに「僕と古館さんはよく似ている気がするんだ」と話されていました。両方とも、話にいつ割って入ろうかと狙っている姿が印象的でした!――古舘さんがテレビショッピングに挑戦されていましたが、意外と緊張されていたのが印象的でした。本当にやりたくて、ものすごい準備をしてきたそうで、そのロケの間に古舘さんがポロッと「1つの仕事をやるのに、8割が準備、2割が本番」とおっしゃっていたんです。自分に置き換えて、それだけ準備ができているのかと自問自答しましたし、あれが2割だったらどんな準備をしてきたのか、それを全部出したらどんな世界が広がるのかというのを、ぜひ知りたいと思いましたね。●マツコ・デラックスにダメ出しされたい!?――そんな大先輩のアナウンサーから「有望、大注目」と期待をかけられています。古舘さんから「お行儀よくしているだけじゃダメなんだよ」とアドバイスをいただいたんです。ロケに同行させていただき、古舘さんが完璧な人に見えて実はちょっと機械が苦手でかわいい面があることをお伝えできたこと、そして視聴者の方と同じ気持ちになって「本当におしゃべりがお好きなんですね」と言えたことが、"お行儀よくしているだけじゃない"ということなのかなと思っています。――アナウンサーを目指すきっかけはなんだったのですか?もともとしゃべるのが苦手で、それを克服したくて、大学の放送研究会のアナウンス部に入ったんです。人前でも堂々としゃべれる人間になりたいと思って一生懸命やってきたので、就活の時期になって、これを仕事につなげていこうと思ってアナウンサーの試験を受けました。だから、毎日今でも葛藤しながらやっています。――尊敬するアナウンサーの方はどなたですか?先輩の青嶋達也アナウンサーです。青嶋さんって、その番組のシーンや求められることによって七色に声やキャラクターを変えられるので、映画『アラジン』に出てくる「ジーニー」みたいなんですよ! アナウンサーや人間としての心構えも教えてくださる方で、ある日アナウンス室でテレビを見ていたら、分からない地名があって、「なんて読むんだろう」と言ったら、ものすごく怒られたんです。「もし急に地震や事件・事故があったときに、そんなことでおまえは対応できるのか? アナウンサーなら分からなくて笑っている場合じゃない。今すぐ調べなさい」と。そのときは落ち込みましたけど、全くその通りのことを指摘いただいて、本当にありがたいです。――恵まれた環境を感じているんですね。今後一緒にお仕事をしたい人はいますか?マツコ・デラックスさんですね。すごく好きで、マツコさんの番組は結構見ています。お会いしたら「あんた、つまんないのよ」ってダメ出しされそうで怖いですけど(笑)、率直な意見を言ってほしいです。フジテレビでリオパラリンピックの番組もやられていたので、東京五輪に向けてスポーツ関係でもいいですし、一緒にお仕事させていただいて、学べる機会があったらいいなと思います。●宮澤 智(みやざわ・とも)1990年3月1日生まれ。埼玉県入間市出身。早稲田大学文化構想学部卒業後、2012年にフジテレビジョン入社。1年目からスポーツニュース番組『すぽると!』のキャスターを担当し、現在は『めざましテレビ アクア』(木・金曜)、『スポーツLIFE HERO’S』、『その原因、Xにあり!』を担当。
2017年01月03日テレビ朝日ドラマ制作部の若手が斬新な感性でプロデュースする、3夜連続放送「年の瀬 変愛ドラマ」。今夜30日(金)の第3夜では、かつてないカオス色で彩る「おっさんずラブ」が放送される。結婚したいのに全然モテない33歳の独身男・春田創一(田中圭)は、ある日見てはいけないものを見てしまう。上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)のスマホに隠し撮りされた、春田の写真の大量コレクション…。さらに、ビビる春田に黒澤はトイレで壁ドンし、「好きです」とまさかの愛の告白!怯えきった春田は、同居している後輩・長谷川幸也(落合モトキ)に相談するが、なんと長谷川が突如風呂場で壁ドン、「先輩が巨乳好きなのは知っています…でも、巨根じゃダメですか?」と迫ってきた!完全にパニくった春田は気になる同期・湊あすか(宮澤佐江)に協力を要請。男たちの愛を回避しようとするが――!?「年の瀬 変愛ドラマ」は、12月28日第1夜に安田顕主演の謝罪サスペンス「緊Q速報(仮)」、第2夜に山本舞香主演の「恋するJKゾンビ」、そして第3夜に田中圭主演のおっさん同士のパニック・ラブコメ「おっさんずラブ」が放送される。そんな冒険心があふれ出して止まらない超意欲作で、女子顔負けの乙女っぷりをガンガン押し出し、大胆な新境地を拓いているのが、女好きや、ダンディーなイメージのある吉田さんだ。台本を読んだ吉田さんは「ここまで思い切りがいいと逆に気持ちがいいな、と。男性のことが好きな役はあまりやったことがないこともあり、ヤル気になりました」とやる気十分。役作りにおいては、「見た目や仕草、しゃべり方でデフォルメしないようにしようと思いました。あまりデフォルメすると、リアリティーもなくなってしまうし、ふざけすぎな印象になってしまいますからね」と明かす。今回主演の田中さんにぐいぐい迫るという役柄の吉田さん。そんなシーンでは「迫られる圭くんも気持ち悪がっていると思いますが、自分でもひたすら気持ち悪いです(笑)。圭くんが嫌がっているのを見るのは、ちょっと楽しいですけどね」と暴露。また、最初は演じるうちにその気になってくるのかもと思ったそうだが、「圭くんが男っぽい人なので、全然ならないですね!これが女性っぽい人だったら、ちょっとどうなるか分かりませんでしたけど(笑)」とコメント。本作の撮影は本当に楽しかったようで、「何と言っても、圭くんがすごく素敵。こちらのお芝居を全部受けながら、ビビッドなお芝居をしてくれるんです。だから、自分も本気で迫らなきゃなと思うし、一緒に演じる喜びをひしひしと感じますね。この作品は単発ドラマで終わらせるのがもったいないくらい、めちゃくちゃ面白いです!連ドラにしたら、絶対いいと思うんだけどなぁ」と残念がる様子も見せていた。なお、本作には今年4月に「AKB48」グループを卒業した宮澤佐江も登場。グループ卒業後初のドラマ出演となる彼女が演じるのは、春田が気になっている同期の女性・湊あすか。なかなか見ることのできない“乙女なゲイ”吉田鋼太郎と共に、女優・宮澤佐江の活躍も見逃せない。<年の瀬 変愛ドラマ>第3夜「おっさんずラブ」は12月30日(金)深夜0時40分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月30日俳優の安田顕、女優の山本舞香、俳優の田中圭が、28日から放送されるテレビ朝日系の3夜連続深夜ドラマに主演することが10日、明らかになった。これは、テレ朝ドラマ制作部の若手スタッフが、変な恋愛ドラマ…"変愛ドラマ"をプロデュースするもの。第1夜(28日24:20~25:20)は、安田主演の『緊Q速報(仮)』。安田演じる人気ラジオパーソナリティが、生放送中に突如現れた元不倫相手(祐真キキ)に公開謝罪を迫られるというストーリーで、安田は「企画内容を聞いて『マジか!? 攻めてるなぁ!』と思いました」と印象を語っている。第2夜(29日24:20~25:20)は、山本主演の『恋するJKゾンビ』 。山本演じるゾンビ化してしまった女子高生・まりあが、見た目の悪さや臭いといった悩みを隠し持ちながら、絶体絶命の"恋のピンチ"を迎えるという内容で、山本は「腕の傷に始まって、全身ゾンビになるシーンまであるんですよ!」と特殊メイクを見どころに挙げた。ほかに、白洲迅、山本涼介、船越英一郎も出演する。そして第3夜(30日24:40~25:40)、田中主演の『おっさんずラブ』。田中演じる33歳のモテないおっさんに、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司と、ルームメイトの若きイケメン巨根男子が告白してくるモテ期を描くもので、田中は企画書を読んだ際の第一印象を「くっだらね~! 面白そうだな!」と話している。ほかに、吉田鋼太郎、落合モトキ、宮澤佐江が共演する。
2016年12月10日テレビ東京系バラエティ特番『ローカル路線バス乗り継ぎの旅~特別編~』(26日18:30~20:54)出演の俳優・田中要次、小説家・羽田圭介、女優・宮澤佐江の3人が、コメントを寄せた。同番組は、太川&蛭子のコンビが、女性ゲストとともにローカル路線バスのみを利用し、3泊4日で目的地へのゴールを目指す人気シリーズ。今回は「テレ東→六本木3丁目 移転プロジェクト特別企画」として、元国鉄マンの田中と、芥川賞作家の羽田がコンビを組み、ゲストに宮澤を迎えて、熱海から金沢を目指す。「番組を何度か見たことがある」という羽田は、「海で遊んでいた蛭子さんが取っ払いのハンコを落としたシーンが最も印象に残っている」と番組について語った。小説家としてのネタ探しにも良いため出演を決めたが「本当にすべてがアポなしなのだとは思わなかった」と驚きつつ、「最も楽しい旅となっている」と、改めてロケの魅力を感じた様子だった。羽田は、一緒に旅をした田中を「気さくで真剣」、宮澤を「タフな人だと思い、尊敬した」と称賛。ふだん「路線バスの旅」ロケに出ている太川については、自身の経験から「将棋の棋士のように先手を読む技能は超人的」と感心した。さらに、帰りに「ふと気になり」蛭子の漫画をまとめ買いし、「天才により支えられてるシリーズ番組なのだと実感した」と感想を述べた。マドンナ役となった宮澤は「ロケ中は元気でいることをずっと心掛けていました」と振り返る。「マドンナのとしての出演だったので、ワガママを演じています(笑)」と、自身の役割をアピールした。「特急乗り継ぎの旅」の経験がある田中は、「バスの場合は地域ごとに会社が違うというのもあって、簡単に情報を得る事が出来ません」と難しさを示す。一緒に旅をした羽田に対しては「ツッコミ切れなくて申し訳なく思っております」と謝罪し、宮澤は「しっかりしていそうに見えて、堂々と日本語を間違って使ってくれるので油断が出来ませんでした」と、印象を語った。
2016年11月25日俳優の太川陽介と漫画家の蛭子能収が17日、東京・六本木3丁目のテレビ東京で、同局系バラエティ特番『ローカル路線バス乗り継ぎの旅~特別編~』(26日18:30~20:54)の取材に応じ、名コンビの意外な関係ぶりを明かした。この番組は、太川&蛭子のコンビが、女性ゲストとともにローカル路線バスのみを利用し、3泊4日で目的地へのゴールを目指す人気シリーズ。今回は「テレ東→六本木3丁目 移転プロジェクト特別企画」として、元国鉄マンの俳優・田中要次と、芥川賞作家の羽田圭介がコンビを組み、ゲストに元AKB48の宮澤佐江を迎えて、熱海から金沢を目指す。太川と蛭子は、この旅の模様を見ながらの出演となり、太川は「なんでそこで聞かないんだよ! そこで終わっちゃダメだよ! とヤキモキしながら見てました」と感想。蛭子も「俺も見てていろいろ細かくチェックするように言ってましたね」と、"素人"の動きが気になってしまったようだが、そもそも自分の番組のOAを見ないので、『路線バス乗り継ぎの旅』をきちんと視聴したのは、今回が初めてだったそうだ。田中&羽田の旅を見て、新たにコンビを組むならどちらが良いかを聞かれると、太川は「羽田さんは瞬発力があるけど持続力がない。田中さんはやたら温泉に入りたいって言うし…蛭子さんが一番いいかな!」と回答。これを受け、蛭子が「じゃあ俺も…」と答えると、太川は「『じゃあ』ってなんだよ!」と、相変わらずの名コンビぶりを見せていた。これまで24回にわたって旅を共にしている2人だが、プライベートは交流がなく、互いの携帯番号も知らないそう。太川は、この番組だけで蛭子との2ショットを見せるため、そして緊張感を持って旅ができるようにするため、「他の番組では一緒に出ないようにしてます」と、蛭子を"共演NG"にしている徹底ぶりを明かした。一方の蛭子は「俺は(オファーが)来たら出ますね。仕事が1つ増えるわけですから、仕事は大事にしたいです」と堅実ぶりを披露。太川が「お互い死んでも葬式には顔出さないよね?」と確認すると、蛭子は「この1カ月以内だったら行くよ」と、微妙な温度差を露呈させていた。太川は、今回他人のバス旅を見て、「ちょっと寂しい思いもしました」と心境を吐露しながら、「そういう思いがするくらい楽しい番組でしたので、ぜひ見てもらいと思います」とアピール。さらに、「放送内で、とても大事なお知らせを予定しております」と予告した。
2016年11月17日フジテレビの宮澤智アナウンサーが11日、東京・台場の同局で行われた新バラエティ番組『その原因、Xにあり!』(28日スタート、毎週金曜19:00~19:57 ※関東ローカル)の収録後に取材に応じ、「おなかを下しがち」という悩みを明かした。この番組は、腰痛、むくみといった身近な悩みを取り上げ、その原因を解明していくというもの。初回の放送では、女性1,000人に身体の悩みについてアンケートを取って特に多かった「ポッコリお腹」と「肩こり」について調査し、意外な原因を紹介する。そんな中、進行を務める宮澤アナは、自身の身近な悩みを「おなかを下しがち」と告白。「2日酔いを、3~4日引きずるんです。内臓か何なのか、原因が何かを知りたいです」と関連情報も明かしながら、番組への期待を語った。これを受け、ホラン千秋が「ストレスで飲んでる?」と聞くと、宮澤アナは「いや、そんなことはないんです!」と食い気味に否定。それでも、MCの恵俊彰は「体を張ってらっしゃいますね」と、女子アナらしからぬエピソードの告白に感心しながら、この番組が身内にも言いにくい悩みを打ち明けられる環境となっていることに驚いていた。この、悩みを打ち明けやすい環境にすっかり浸かっているのが、準レギュラーとして出演するキムラ緑子。「この間、時代劇でカツラを付けたら、生え際が以前よりもめちゃ後ろだったんですよ」と切り出すと、「ということは、前がハゲ上がっているってことですよね? じゃあこのハゲは、いつから起こって止められるものだったのか、原因があるのか…」と止まらなくなってしまい、「どこまで正直に言えばいいの! 言おうと思えばナンボでも言えるんですけど!」と、自身の赤裸々な悩みの告白に自分で驚いていた。ホランとキムラは、宮澤エマ、羽田美智子とともに準レギュラーとして同番組に出演。ナレーターをクリス・ペプラーと水樹奈々が担当する。
2016年10月12日女優の宮澤エマが11日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系バラエティ番組『その原因、Xにあり!』(28日スタート、毎週金曜19:00~19:57 ※関東ローカル)の収録後に取材に応じ、"ハーフは劣化が早い"との説に対し、「すごい最低」と怒りをあらわにした。この番組は、腰痛、むくみといった身近な悩みを取り上げ、その原因を解明していくというもの。初回の放送では、女性1,000人に身体の悩みについてアンケートを取って特に多かった「ポッコリお腹」と「肩こり」について調査し、意外な原因を紹介する。アメリカと日本のハーフである宮澤は、社会学者の古市憲寿氏が、フジ系『ワイドナショー』で発言して物議を醸した"ハーフは劣化が早い"という説に対し、「すごい最低だなと思う」と怒りをあらわに。その上で、「白人が入ってるということは、肌の色素が白いとか皮膚が薄いとか、そういうことでアジア系の人よりも老いが目立ちやすいのかもしれないんですけど、それを『劣化した』と言われないような"X"を早く突き止めてほしいなと思います」と、番組への期待を示した。一方、アイルランドと日本のハーフであるホランは「大丈夫、みんな同じように劣化していくから」と大人の余裕。いつまでも若々しく輝いているためには、見た目だけではなく中身も重要だとの考えを述べ、「そういった情報をこの番組でいっぱい仕入れたいと思います」と意気込んだ。宮澤とホランは、キムラ緑子、羽田美智子とともに準レギュラーとして同番組に出演。MCは恵俊彰、アシスタントをフジテレビの宮澤智アナウンサーが務め、ナレーターをクリス・ペプラーと水樹奈々が担当する。
2016年10月12日フジテレビの宮澤智アナウンサーが、10月3日から同局系早朝の情報番組『めざましテレビ アクア』(毎週月~金曜4:00~5:25)のメーンキャスターを務めることが23日、明らかになった。木・金曜日を担当する。これまで『すぽると!』『スポーツLIFE HERO’S』や、リオ五輪中継など、スポーツ番組で活躍してきた宮澤アナだが、今回新たに情報番組のMCにチャレンジ。「入社5年目で新たなジャンルに挑戦する機会をいただき、うれしさとドキドキでいっぱいです」と語り、「1日を終える方やスタートする方、見てくれている皆さんに寄り添って、丁寧にニュースをお伝えしたいと思っています」と意気込む。さらに、新人の堤礼実アナと鈴木唯アナが、初のレギュラー番組として出演することが決定。月~水曜に出演する堤アナは「初めてのレギュラー番組で不安な点もありますが、周りの方々に支えていただきつつ、謙虚な姿勢を忘れずに楽しみながら頑張ります」、木・金に出演する鈴木アナは「見ている方に一日のエネルギーを与えられるよう、新人らしく元気に誠実に頑張ります」と、それぞれ抱負を述べている。フジテレビの渡邊貴チーフプロデューサーは、宮澤アナに「夜と朝の"つなぎ役"としての役割を」と期待を示し、堤アナを「新人ながら器用で大物の風格すら漂う」、鈴木アナを「小柄ながら芯がとてもしっかりしている」と評価した。月~金通しのメーンキャスターは、引き続き立本信吾アナが担当。これまで月~金のメーンキャスターを務めていた高見侑里は、月~水の担当となる。
2016年09月23日ミュージカル『王家の紋章』が8月5日(金)、東京・帝国劇場で幕を開けた。原作は、連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔。主演は浦井健治。ミュージカル『王家の紋章』チケット情報少女漫画史に残る歴史大作ロマンが、世界で初めてミュージカル化された。考古学を学んでいるアメリカ人少女キャロルが古代エジプトにタイムスリップしてしまい、若きエジプト王・メンフィスと運命の愛に落ちる物語が、ウィーン・ミュージカル界の巨匠シルヴェスター・リーヴァイによる美しい音楽で紡がれる。漫画から抜け出したような豪華な衣裳を身に纏った出演者の熱演で、壮大かつロマンチックな世界が舞台上に広がった。初日の舞台は熱狂する観客が熱い拍手を贈り、カーテンコールでは客席内が総立ちに。キャロル役の新妻聖子が「私はウン十年来の原作のファン。ずっとこの『王家の紋章』から私が頂いてきた幸せを、少しずつでも舞台上でお返しできれば。客席に(原作の)細川智栄子先生と芙~みん先生の姿が見えるだけで涙が出そうです。もう死んでもいいです…死なないです、死んでもいいくらい幸せです」と興奮気味に挨拶。イズミル役の宮野真守も「人生で初めて帝国劇場に立たせていただけることになりました。子役の頃からずっと役者をやっていて、帝劇を目指したこともあって、なかなか上手くいかないこともあった。でも今こうして、最高のメンバーと最高の作品で、この場所に立てていることが嬉しく不思議。自分の人生において大きな一歩になりました」とこちらも感無量の言葉。そしてメンフィス役を演じた浦井健治が、初日を無事迎えたことに対し感謝を述べるとともに、「ひとつお知らせがあります。『王家の紋章』再演が決まりました!2017年4月に帝国劇場、そして5月に大阪で公演決定です!」と発表。上演前から話題騒然で、今回の公演チケットは完売している作品だけに、客席からは驚きと喜びの声が上がった。続いて作曲者のリーヴァイ氏が登壇し、客席の細川智栄子氏と芙~みん氏を紹介。また日本語で「すべてとってもすばらしかった!」と大きな声で叫ぶと、客席はさらに大きな拍手で包まれた。出演はほか、キャロル役(Wキャスト)に宮澤佐江、イズミル役(Wキャスト)に平方元基、ライアン役に伊礼彼方、アイシス役に濱田めぐみ、イムホテップ役に山口祐一郎ら。公演は8月27日(土)まで、東京・帝国劇場にて。
2016年08月05日ミュージカル『王家の紋章』の初日会見が5日、東京・帝国劇場で行われ、メンフィス役の浦井健治、キャロル役の新妻聖子・宮澤佐江(Wキャスト)が出席した。同作は、1976年から現在まで連載が続き、累計発行部数4,000万部を誇る同名漫画を原作とした新作ミュージカル。『エリザベート』『モーツァルト!』などの人気作を手がけるシルヴェスター・リーヴァイが音楽を担当した。公演は東京・帝国劇場にて8月5日~27日。AKB48を卒業してから初の舞台となる宮澤は、6日からの登場となるが「明日は泣いちゃうかな」と心情を吐露した。宮澤は「いろいろな思いがこみ上げてくると思います」と想像しつつ、「帝国劇場でお稽古をするようになってから1週間くらいで、やっと楽しめるようになってきました。すごく今は楽しいし、楽しみです」と笑顔を見せた。原作の大ファンという新妻は「初日にはきっと王族(王家の紋章ファン)が全国、全世界から集ってらっしゃったと思うので、この後オフ会を開きたいくらいです」と興奮しながら「私が神エピソードと認定している、水をろ過するシーンだとか、腕ポキシーンが盛り込まれていて、台本をいただいた時震えました」と早口で語った。また新妻が「日に日にメンフィス様の俺様度が増していて、すごい高まってる」と告白すると、浦井も「ウェイ!」と反応。新妻も「ウェイって感じです」と返した。浦井は稽古場でも新妻のこだわりを感じたエピソードを披露。「金髪を『黄金の糸の髪とは珍しい』と撫でていたら、(新妻から)『違うの! モノのように扱って!』とダメ出しをいただきまして」と、指示を出されていたことが発覚した。新妻はその意図について「最初はメンフィスにとってキャロルはただのモノなんですけど、徐々にワンアンドオンリーになっていくんじゃ。何者にも囚われなかったメンフィスが」と解説した。浦井からの壁ドンシーンも「両手でやってもらっていいすか」と自ら提案したことを明かし、宮澤も「私も新妻さんのおかげで壁ドンしてもらえることになりました」と感謝していた。
2016年08月05日大倉孝二とブルー&スカイが、2014年からスタートさせた演劇コンビネーション「ジョンソン&ジャクソン」の第2回公演が、実力派若手女優・佐津川愛美を迎えて、10月20日(木)より東京・CBGKシブゲキ!!で上演されることになった。タイトルは『夜にて』。あくまでも役に立たないくだらない演劇を標榜するこのチームは、可憐なヒロインと謎めいたタイトルを携えて、どこに向かうのか。【チケット情報はこちら】2012年に「ナイロン100℃Side SESSION」として上演された『持ち主、登場』から数えると、2014年の『窓に映るエレジー』に続き、今度で3度目となる大倉孝二とブルー&スカイの企画。まずふたりで描いたのは、大倉曰く、「これまでよりはダークで濃密なものにしたいなと思ったんです。で、緊張感のあるものなのに、なんだかくだらないっていう(笑)、そういうミスマッチができればなと」という展望である。ブルー&スカイも「この『夜にて』っていうタイトルは大倉さんの案なんですけど、クールな感じでいいなと思って。たぶん、あれやこれやがクールに描かれると思います(笑)」と夢想する。サスペンス要素も盛り込んだこれまでとはちょっと違う作品に向かうために、ヒロインにもこだわりたかったそうだ。前2作の小劇場仲間の手練れたちももちろん面白かったが、カラーの異なる人材をと探していたところに大倉が出会ったのが、同じドラマに出演していた佐津川だ。「共演シーンはなかったんですけど、わざわざご挨拶をしに来てくださって、顔を見た瞬間にピンときたんです」とは大倉。それを聞いた佐津川は「あの一瞬がご縁でお話をいただいたなんてびっくり」と驚きながらも、「舞台は怖いなって思ってるんですけど、しかもコメディと聞いてできるのかなと思うんですけど、何でもやります!」と心強い。ブルー&スカイも佐津川の出演作は観ていて、「声がいいなと思ってました」と期待する。コメディといっても、やりたいのは笑わせるための笑いではない。「本気でやればやるほどおかしく見えるっていうものをやっているので、佐津川さんも笑わせようとしなくていいですし、そもそもこの人(ブルー&スカイ)がそういうことを書く天才ですから」と大倉が言うように、ただただバカバカしいことを全力でやりたいだけなのだ。「だから、演劇は敷居が高い……と思ってる人も絶対に楽しんでもらえると思いますし。演劇好きの人も、いい作品はほかで観て(笑)、ぜひくだらないのも選択してもらえたら」と大倉はアピール。愛おしいバカたちの奮闘を今回も期待したい。ジョンソン&ジャクソン「夜にて」は10月20日(木)から30日(日)まで、東京・CBGKシブゲキ!!で上演。現在ぴあでは、ぴあ特別席(8列目まで)も対象の有料会員向けインターネット抽選先行「いち早プレリザーブ」を実施中。受付は7月18日(月・祝)午前11時まで。取材・文:大内弓子
2016年07月14日連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、世界で初めてミュージカル化される。5月16日、主演する浦井健治ほか、宮澤佐江、新妻聖子ら出演者が劇中衣裳で登壇した豪華な製作発表会見が開催された。ミュージカル『王家の紋章』チケット情報物語は、アメリカ人少女キャロルがピラミッド発掘に参加している中、古代エジプトにタイムスリップしてしまうことからはじまる歴史ロマン大作。現代へ帰ることを願いながら、その地で若きエジプト王・メンフィスとの愛憎を繰り広げるキャロル、キャロルを愛するヒッタイト王国のイズミル王子、メンフィスに報われない愛を注ぐ実姉アイシスらの運命が交錯していく。会見には原作者である細川智栄子氏&芙~みん氏も出席。累計部数4000万部を誇る、少女漫画界きっての人気連載の初の舞台化について、細川氏は「若いときにテレビドラマ化をやったことがありますが、テレビの放送と漫画を描くスピードが異なってきてとても苦労しました。ですので『王家の紋章』は今までアニメ化の話などもありましたが、一切お断りしようと妹(芙~みん氏)と話していました。でも今回は「4巻まで(の舞台化)だったらどうか」と言われ、それだったら(漫画の続きを)急かされることもないのでお受けしました。それに間に立っていただいたプロデューサーさんがとても素敵な方で、そちらに参ってしまって…」と、許諾の理由をチャーミングな笑顔で明かす。主人公のメンフィスは、ミュージカル界のプリンス・浦井健治が務める。「連載40年、先生方が生涯をかけて紡いできたこの漫画が、ミュージカルとして、帝国劇場で初めて舞台化される。このことこそがロマンであり奇跡」と感慨深げ。浦井は初の帝国劇場単独主演だが、「とても嬉しいのですが、今はド緊張しています。帝国劇場はレジェンドであり、この舞台に立てること自体がとても光栄なこと。そのセンターに立たせてもらえる機会を与えてくれた皆さんに感謝しつつ、その期待に応えていきたい」と気を引き締めていた。キャロルはSKE48を卒業したばかりの宮澤佐江と、ミュージカル界の歌姫・新妻聖子がWキャストで演じる。「夢にも思い描かなかったくらい素晴らしい劇場に立たせていただく。自分が10年間(アイドルとして)やってきたものを形にしてこの舞台に捧げたい」と宮澤が緊張気味に語れば、新妻は「『王家の紋章』が大好きで、子どもの頃から夢と感動を頂いてきた。その魅力を語りだすと止まらない(笑)。メンフィスというのは、少女漫画の歴史における元祖・俺様男子。昨今、壁ドンとか顎クイとかありますが、メンフィスはキャロルの腕を折っちゃいますからね、“腕ポキ”ですよ、スゴイんですよ!」と原作愛を爆発させ、会場内を笑わせていた。出演はほか、宮野真守・平方元基(Wキャスト)、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎ら。公演は8月5日(金)から27日(土)まで、東京・帝国劇場にて。チケットぴあではぴあ半館貸切公演回の先行抽選「プレリザーブ」を受付中。受付は5月19日(木)11:00まで。
2016年05月17日元SKE48の宮澤佐江、声優の坂本千夏、伊藤美紀が25日、都内のスタジオで行われた海外ドラマ『フラーハウス』のアフレコチャレンジイベントに出席した。動画配信サービスのNetflixは現在、海外ドラマ『フラーハウス』を配信中。同ドラマは、大人気ドラマ『フルハウス』の家族たちのその後を描いたもので、20年ぶりにオリジナル版のキャストが再結集するなど、世代や国の垣根を超えて大きな話題を集めている。そんな同ドラマの日本語版吹替を担当しているD.J.役の坂本千夏、キミー役の伊藤美紀が登場したイベントに、大の『フルハウス』ファンだという宮澤佐江が登壇。「おふたりと一緒のステージに立てられてすごいうれしいです! さっき楽屋で坂本さんとお会いした時に思わず『D.J.だ!』と言っちゃいました(笑)」とすっかりファン目線の宮澤は「私の小学校の頃に『フルハウス』をやっていて、夕方家に帰ったら2人の兄とお母さんと一緒にテレビを見ながら毎日楽しませてもらいました。本当に大好きな作品なので、こういうイベントに参加できて嬉しく思っています」と満足げ。『フルハウス』の続編となる『フラーハウス』については「出ている方々も一緒で声優の皆さんも変わってないので、昔を思い出させるというか、懐かしさを感じさせてもらいました」と話していた。イベント後半には同ドラマのアフレコに宮澤がチャレンジするというコーナーも。ベテラン声優を前にして緊張した面持ちの宮澤は「軽く20回やりました(笑)」という練習の成果もあって、チャレンジしたD.J.役とキミー役を見事に成功させた。坂本から「思い切りの良さはさすが。10年間トップアイドルだっただけのことはありますね」とべた褒めされた宮澤は「緊張したけれど、それを通り越して本当に楽しかったです!」と満面の笑みを浮かべていた。
2016年04月26日「Netflix」オリジナルドラマ「フラーハウス」のイベントが4月25日(月)、都内で行われ、吹き替えキャストの坂本千夏(D.J.役)、伊藤美紀(キミー役)が公開アフレコに臨んだ。1987年から1995年にかけてNHKで放映され、いまも世代や国を超えて愛される大人気ファミリードラマ「フルハウス」のその後を描いた本作。獣医として働き、女手ひとつで子ども3人を育てるD.J.の多忙ぶりを見かねた妹で独身のステファニー、そしてD.J.の親友でバツイチのキミーが娘とともに越してきて、にぎやかな共同生活を繰り広げる。今回、ファンの熱い要望に応える形で、坂本さん、伊藤さんをはじめ、前作と同じオリジナル声優が20年ぶりに集結。堀内賢雄(ジェシー役)、大塚芳忠(ダニー役)、山寺宏一(ジョーイ役)、大谷育江(次女ステファニー役)らが夢の再共演が実現した。「オープニングの瞬間、涙が流れてしまった」(坂本さん)、「変わらぬテーマ曲に、やられましたね」(伊藤さん)と再出演に感激しきりの声優陣。坂本さんが「パパが立派におじさんになり(笑)、私自身も大人になったから、自然と母親目線になっている」としみじみ語れば、伊藤さんも「向こうもこちらも20年の月日が流れていますからね。キミーとしては、やっとタナー家の一員になれて、思いもひとしお」と感無量の表情だった。いざ、公開アフレコが始まると、大人になってもD.J.&キミーの丁々発止は健在!それでも坂本さんは「20年前よりも、テンポが速い。メガネがないと、台本も見えないし(笑)」と時の流れを痛感していた。イベントには4月1日(金)にAKBグループを卒業した宮澤佐江が、ファン代表として駆けつけ、公開アフレコに参加。「フラッシュ(を浴びるのが)久々」と緊張した表情だったが、坂本さんから80点、伊藤さんから93点の評価をもらい、大喜びだった。「Netflix」オリジナルドラマ「フラーハウス」は配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日アイドルグループ「AKB48」の2期生メンバー・秋元才加、梅田彩佳、大島優子、大堀恵、河西智美、小林香菜、佐藤夏希、高田彩奈、野呂佳代、松原夏海、宮澤佐江が1日、東京・秋葉原のAKB48劇場でチームK「2期生10周年記念特別公演」を行い、公演後に報道陣の取材に応じた。梅田、小林、宮澤の3人が、前日にそれぞれのグループで卒業公演を行い、この日の同公演をもってAKB48の2期生が全員卒業となり、「新たに始めたいこと」を聞かれた大島は「みんな卒業できて、AKBグループじゃなくなったらスケジュールが空くと思うので、みんなで卒業旅行をしたいですね」とコメントして同期メンバーを喜ばせ、「海外に行きたい」、「パスポートが切れてる」などと言葉が飛ぶと、大島は「じゃあ箱根くらいで」と現実味のある提案をし、会場を沸かせた。また、この日の公演で涙を流した大島は、その涙の意味を聞かれると「3人(梅田、小林、宮澤)の卒業を見送ることができて、本当によかったなあって思ったのと、最後にこうやってお祝いと終止符が打てたことが、とっても嬉しいなと感じて、涙しちゃいました」と吐露。「やり残したことはないですか?」と質問が飛ぶと、大島は「ないです。悔いなし!」と晴れ晴れとした表情を見せた。一方、この日の公演を終え「まさか自分が10年間アイドルを続けるなんて思っていませんでしたが、こうやって自分の節目に同期のメンバーとともに卒業を迎えられたことを本当に幸せに思います。48グループの新しい伝説を作れた気がして、それが何よりうれしいです」と笑顔を見せた宮澤。今後のAKB48に期待することを聞かれると「次世代と言われているだけで、次世代だけで行けていることはまだないのかなって思います」と辛口評価をしつつも、「さっしー(指原莉乃)、ゆきりん(柏木由紀)、まゆゆ(渡辺麻友)が真ん中を取っている時点で、次世代のメンバーが引っ張っていってくれていると感じているので、これからはその次世代の次の新しい子たちがどんどん育って行ってくれればいいのかなと思います」と若手メンバーに期待を寄せていた。
2016年04月02日