たとえ専業主婦でも、家事を100%こなすのは難しいものです。パートなどで働きながらだと、さらに大変なことでしょう。そんな主婦に文句ばかり言う夫……うんざりしてしまいますよね。今回は「愛カツ漫画」のなかから、そんな夫と一緒に暮らしている女性の話を描いた漫画を紹介します。私の夫は家事をしない!主人公の女性は、夫と2人暮らしの主婦です。日中はパートで働き、家にいる間は掃除や食事の用意に努めています。パートで残業が発生すると、掃除が疎かになってしまうことも……。「お前さ、誰の金で生活してるかわかってるの?」散らかった部屋を見て、夫はこんなふうにぼやきます。結婚当初は…「今日はゴミ捨て手伝うねー!」「風呂掃除しといたよー!」一緒に暮らし始めて、最初の数週間は夫も積極的に家事をしていたようです。しかし、あくまで家事は妻の役割。自分は“手伝っているだけ”というスタンスを崩さなかったようです。そしてだんだん手伝ってくれることもなくなり……。パートと主婦業の両立に限界を感じ始める主人公でした。夫婦は協力して暮らすもの!一緒に暮らしているのですから、お互いに協力するのは当然ですよね。夫の方が仕事の時間が多かったとしても、家事を100%妻に任せたうえで文句を言っていいわけではありません。もしも夫から文句を言われても、悲観的に考える必要はありません!毎日、家族のために一生懸命に頑張るのは素晴らしいことですよ。作画:まのもなお原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年03月21日■前回のあらすじ娘の友紀が小学生になり、また働きに出る話をしてくる明彦。美紅は「小1の壁」「学童」問題を働かない理由としてあげるが、明彦に「働けない言い訳ばかり探してる」と言われてしまう。 >>1話目を見る 以前は平日も仕事から帰って家事をしてくれていた明彦ですが、私の「家事より稼ぐ担当になって」の言葉以降帰る時間が遅くなり…、現在は土日のみの家事担当となっていました。ところがそれも働きに出ることを阻止するための「家事を完璧にやる」宣言により放棄されてしまうことに…。これでは1週間何も休みがない状態になってしまうと、イライラしていたところ、ママ友に聞いた「家事をお金に換算する話」。休みなく頑張っているのにいたわってもらえず、しかも無給で家事をしていたことにショックを受けてしまったのです。次回に続く(全13話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ まりお
2023年03月17日日常にあふれる雑多な家事は、「名もなき家事」と呼ばれますが、実は「名もなき育児」も無数に存在し、多くのママたちを悩ませているようです。これまでさまざまな「名もなき育児」を紹介してくださったのは、育児の専門家でありパパの育児参加に詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生。無数にある「名もなき育児」の中からピックアップした具体例を解説していただきました。今回も、無数にある「名もなき育児」の中からピックアップした具体例を解説していただきました。小崎先生が解説! 名もなき育児のリアルパパは名もなき育児=ママの仕事、と思い込んでいる傾向にあるのだそう。そんな日常に潜む名もなき育児について、小崎先生に解説いただきました。 ケース1:「帰りたくない!」「乗りたくない!」への対応 公園から帰りたがらない子どもの対応に苦労しているママは多いようです。また、保育園や幼稚園のお迎え時も帰るのを嫌がられ、子どもの説得が日課のようになっていることも……。ときには修羅場が繰り広げられることもあるようです。 小崎先生から「幼稚園・保育園や公園から出たあとも、自転車の後ろや車のチャイルドシートに乗るのを嫌がることもあると思います。ママたちは事前にDVDや子どもの好きなおやつなど、対策グッズを用意したり、事前に子どもと帰る時間の約束をしたり、なかにはあえて満足するまで遊ばせる時間を見積もってお迎えに来るママも。 仕事から帰宅したパパはそんな日中の苦労は知らないかもしれません。帰宅後はお風呂、寝かしつけなどの育児に参加したりすることはもちろん、ママの話を聞くことも大切です。それだけでもママの心の負担は減るでしょう」 ケース2:登園グッズの準備幼稚園、保育園には毎日いろいろな持ち物を持っていきます。特に年齢が低いうちはおむつの用意や着替えも枚数が多くなって大変な傾向が……。また、新しい持ち物には都度、記名するのを忘れないようにしなくてはいけません。 小崎先生から「子どもの年齢や施設によっても違いはあると思いますが、おむつやパンツ、着替えセット、靴下、エプロン、タオル、コップ、月曜日は布団カバーとシーツなど、登園には準備するものがいろいろあります。お弁当や体操着が必要な園もあるでしょう。準備は大変ですが、ママは持ち帰った洗濯物を洗ったり、泥んこになった衣類の汚れを落としたり、帰宅後も大忙しです。これにくわえて週末は上履きやシーツなどの洗濯物が。保育園の送迎や洗濯がママなら荷物の準備はパパなど、夫婦で話し合って分担してもよいのかもしれません。準備の際には、記名ができているか、洗濯で落ちていないかのチェックもしっかりおこないましょう」 ケース3:幼稚園・保育園から持ち帰った工作グッズの管理、処分幼稚園・保育園に入園すると、子どもたちはさまざまな作品やお土産を持ち帰ってきます。全部保管しておくことができたらいいけれど、どんどん増えていくのでどうするか悩んでいるママは多いようです。 小崎先生から「園では工作する機会が多いので、たくさんの作品を持ち帰ると思います。ある程度たまったら、厳選したものだけを保管したり、一定期間は家に飾ったり、写真に撮って作品は処分したりするおうちもあるでしょう。子どもと話し合って手放すもの、残すものを一緒に決めている方もいます。放っておけば山のようになってしまいますから、なかなか侮れない作業で、多くのママたちの頭を悩ませています。 今はネットにもアイデアがいろいろ出ているので、夫婦で得意不得意もシェアしながら、どうしたいか話し合えるといいですね。家庭の方針やルールを決めるだけでもぐんと負担が減ると思います」 ケース4:クリスマスの欲しい物リサーチ少し時期は先になりますが、クリスマスにも名もなき育児が。クリスマスというと、前日や当日に注目が行きがちですが、当日盛り上がるのは、事前の準備があってこそ。子どもが欲しい物を聞き出したり、あるいは何をサプライズプレゼントにするかを考えたりするのは、ママとパパの年に1度の重要な役目です。小崎先生から「クリスマス前は、さりげなく子どもの希望を聞き出したり、サンタさんが出てくる絵本を読み聞かせたり、サンタさんへのお手紙を一緒に書いたり、プレゼントを用意したりと、年に1度ママとパパが演出家になるときですよね。クリスマス前日、当日が盛り上がるのは、入念な事前の準備あってこそ。子どもが希望するプレゼントが用意できないものだったり、親として望まないものだったりしたときには、子どもと話してうまく調整しておく必要もあるでしょう。ママに負担が偏りがちだと思いますが、ママとパパでしっかりすり合わせをおこなって、準備の過程も夫婦で楽しめるといいですね」 名もなき育児をママ任せにしない「”名もなき育児”はまだまだ無数にあります。家庭ごとに内容が違うので、夫婦でリストアップしてみましょう」と小崎先生。 「パパは”おむつ替え”、”着替え”、”公園遊び”、”お風呂”、など、名前のつく育児をやってその前後にある名もなき育児はママ任せというケースが多いのかもしれません。着替えた服をそのまま床に置きっぱなし、公園へ行く荷物の準備はしない、お風呂は一緒に入るだけで子どもを拭いたり保湿したりするのはママ……といった具合です。 リストアップはこれらに気が付く良い機会です。一度、名前のある育児の前後には、どんな作業があるのか確認してみましょう。普段スルーしていた”名もなき育児”に気付いたらパパたちにも積極的にやってほしいのはもちろんですが、これらの存在を知って理解すること自体が、ママたちのストレス軽減につながるでしょう」(小崎先生)監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。
2023年02月28日育休も後半に差し掛かり、いよいよ息子の保活をしようと決めたころのことです。共働きをするからには、夫の協力も必要と思い、育児と家事の役割分担をしようと夫に相談をしました。しかし夫から返ってきた言葉で大喧嘩に! その喧嘩によって大きく変わった生活についてお話しします。 育休明けに向けて息子の出産に伴い、勤めていた会社で産休や育休を取ることにした私は、遅くても1歳半までには息子を保育園に預ける予定でした。夫も私が仕事をすることに対しては賛成で、冬生まれの息子の1歳の誕生日に合わせて復帰すべく、夏ごろから保活を開始。保育園見学や市の保活のイベントに参加しては、夫にも相談をしていました。 そしてその保活のイベントで、「家事の見える化」について学んだ私は、復帰するからには夫にも家事育児をやってもらわなければ! と考え、家事や育児の分担リストを作成。夫に相談を持ち掛けることにしました。 リストを見た夫の反応それまでの夫との家事分担は、9割は私が家事をする生活でした。もともと家事が好きだった私にとってはあまり負担には感じていなかったものの、子育ても……となると協力なしに仕事はできないと考え、夫にリストを渡しました。「どれなら協力できそうかな?」と相談すると、目の前にはあぜんとした顔の夫。「何これ?」とリストに目を通すこともなく呆れた顔をしていました。 それでも夫に理解してもらいたかった私は、リストがどういうものなのかを説明しました。しかし夫の反応は、「俺は仕事に責任をもってやっているんだから、約束として家事や育児の分担を課されても困る!」と否定的。その言葉に、私の怒りが頂点に達しました。 大喧嘩の末、私が決めたこと確かに当時の夫は、仕事で多忙な日々を過ごしていました。しかし、「子育ては夫婦でやることじゃないの?」「私だって仕事を始めたら、家族を頼らなければいけない日があるのに……」と不満が爆発。夫に声を荒らげていました。ただ夫も仕事が優先な考え方を変えることはできず、折り合いのつかない状況から「私が仕事を辞める」という選択肢も含めて話し合いをしました。 そして私は、今は「子育てを最優先にしたい」と仕事を辞め、専業主婦になることを決意。子育てが落ち着いたら社会復帰をするという結論になりました。私にとって大きな決断ではありましたが、家族が円満でいられるかたちだと考えたのです。 子育てと仕事の両立は、どれだけ大変かということを考えさせられる夫婦喧嘩でした。長年勤めていた会社を退職したことに寂しさを感じることもあります。息子が3歳を過ぎ、子育ての時間、そして在宅での仕事と家事を無理なく続けられる現状が思い描いていたワークライフバランスであり、喧嘩をしながらもしっかりと話し合った結果だと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2023年02月18日Share Storyで人気のLINE小説シリーズ。今回は、<罵るモラハラ夫を逆襲した話#2>をご紹介いたします!【前回までのあらすじ】家事分担をしても、自分の担当の家事をしない夫。妻のキョウが家事をするよう連絡すると、夫はキョウを「たかがパート」と罵り……。義母に言いつけると話し……出典:Lineドラマ義母は夫の味方で……!生活費の話をしても……出典:Lineドラマ義母にキョウの言動を言いつけた夫と、夫をたてろと言う義母。さらに義母は、キョウに自論を押し付け……!?
2023年02月03日今、様々なSNSで人気のLINE小説シリーズ。今回は、<罵るモラハラ夫を逆襲した話#1>をご紹介いたします!家事分担を事前に決めていたにもかかわらず、家事をしない夫。それだけでなく、妻のキョウを罵り……。夫は担当の家事を忘れ……出典:Lineドラマ夫は偉そうな態度で……パートを馬鹿にし……!出典:Lineドラマ夫は担当の家事をしないどころか、フルタイムパートで働くキョウを罵り……。さらに夫はキョウの言動を「母親に言いつける」と言い出し!?
2023年02月02日作者人間まおさんに寄せられたエピソードをコミック化した「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」。漫画では、家事の分担をきっかけに、夫婦のすれ違いが浮き彫りになっていきます。試行錯誤を繰り返しながらも、夫婦関係を築こうと奮闘する主人公たちの様子に、読者からも「あるある!」と共感の声が多数寄せられています。■共働き夫婦の日常とは?妻エムコと夫エスオは、共働きの夫婦。ある日、帰宅したエムコは脱ぎ散らかされたままのくつ下を見つけて、ため息をつきます。脱ぎっぱなしの服は、夫エスオのもの。シャワールームに向かって声をかけると「後でやろうと思った」と夫からの返事が。この漫画は、同じ時間軸で夫サイドと妻サイド、それぞれのストーリーが進行していきます。エムコが帰宅する数時間前のこと。エスオは久しぶりに仕事を終え、実はエムコのために夕食を作っていました。妻に喜んでもらえると思っていたのに、準備を終える前にエムコが帰宅。シャワーをするときに脱ぎっぱなしだった服について指摘をされてしまいます。夫婦間のちょっとしたすれ違い。誰にでも経験のあることかもしれませんね。しかし、エムコとエスオのすれ違いは、この後も続きます。■そんな細かいことまで言わないでよ! お互いの違いを尊重できないとある休日、エムコとエスオは手分けをして家事を進めることにしました。洗濯物を干すエスオですが、やり慣れていないせいか、干すところがなくなってしまいます。エスオなりに一生懸命、家事を手伝いますが、やはりエムコからは指摘をされてしまいます。「わかった」と言うものの、エスオは納得できない様子ですね…。こちらは、人間まおさんさんに寄せられたエピソードを元に1月20日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■夫婦のすれ違いに共感! 夫と妻の考え方の違いとは?日常的な家事をきっかけに浮き彫りになる夫婦のすれ違い。洗濯物の干し方や洗い物の洗い残し、ゴミの捨て方などのエピソードに「わかる!」「あるある!」と共感のコメントが多数届きました。妻側、夫側とストーリーが進んでいくので「うちの夫もこんなふうに考えているのかも?」というコメントも。・妻側です。わかりすぎるー! あるある、うんうん、って読んでましたが、夫側も読んで、そうかぁ、そうかも… と、心当たりありまくりでした。・本当に共感しかありません。 今までは私目線で考えてましたが、夫側サイド目線が勉強になるなーと思いました。男と女で目線って違うんですね。・お互いに相手に期待しちゃうからねえ。 つかず離れず、適当な距離感を持ったほうが、不満がぶつからなくて良いと思うよ。 もしくは、片方が歩み寄るか。 多くの家庭で起こり得ることを、テーマにしていて面白い。・わかる! わかる! めっちゃわかります! 結局、干し直して倍の時間がかかってしまいますよね。そして、今回言われたことを覚えていなくて次回も同じような干し方をして、妻がやり直して…の負のループ。我が家はもう「私と子どもの洗濯物には触らないで!」と言いました。・何かなぁ~って感じ。お互い思ってるかもしれないけど、いろいろ食い違いがあって。うちもそうなのかな?って思いました。気を遣うとこがいつもズレてて主人に対して思うことが多々ある。でも、あちらはあちらで気を使ってるんだぁと思いました。でも怒っても喧嘩になるだけだから、我慢してます。でも主人もかな?なかなか歩み寄りが上手くいかないエムコとエスオ夫妻に対して、家事に対する夫婦の感覚が違う点にコメントが集まりました。また「話し合いが足りていないのでは」という意見も。・まずはヘタクソでも「ありがとう」を言いましょう。やり直すなら自分でやりな。今度からこう干すんだよっていえばいいのに! お互い一言が足りない。・洗濯物干してくれるのはありがたいが、普段どのように干しているのかとか、なぜこのような干し方にしているのかを見ていないから、直されることを旦那は分かってない。・これすごいわかる。やってくれたのはいいけど、いつも私の何を見てたの!? って叫びたくなるくらい違う。いつもどうやって干しているのか、とか、見たり聞いたりしてやってほしい。そもそも2人の家のことなのに手伝ったのにっていう感覚が違う。・家事のこだわりって、個人差があり、さらに得意不得意がありますよね。 ここは譲れないから自分でやる!と線引きするのもありですが、自分はそこまでできないからあなたがやって、と引導を渡すのはずるいな、と思います。互いの妥協点を言い合える関係性構築が何より大事なんだろうと思います。家事がどうではない。話し合える関係性が大事。夫婦どちらの言い分にも「わかる」と共感のコメントがあり、家事の分担や価値観の違いという壁に多くの人が立ち向かっているんだということが分かりました。育った環境が違う2人が夫婦になるというのはすごいこと。だから、お互いに気持ちよく過ごせる方法を見つけて、仲良く暮らしていきたいですね。▼漫画「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」
2022年10月04日子育てしながらの家事は、いかに効率よくクオリティ高く仕上げるか、あれこれ知恵を絞るもの。名前がつかない細々した「名もなき家事」に、注目が集まっています。いつの間にかママだけの負担になっている家庭も多く、夫婦でシェアすることの重要性が求められています。今回お届けするのは「掃除」について。掃除機をかけるだけでなく、ゴミ出し、掃除機のメンテナンス、排水溝のゴミ取りなど、掃除はいろいろ! パパの家事育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に話を伺いました。 家事育児は 評価されるべき仕事!?「家事育児を全て外注するといくらくらいになるか、という面白い試算があります。一説によると、年間1000万円以上かかるそうです」と解説するのはパパの家事育児参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生です。 「さまざまな機関が試算していて、算出方法はそれぞれ違いますし、家族の人数など、状況によって試算される金額にはもちろん幅があります。しかし、すべて外注にするとイメージすれば、いずれにせよそれなりの金額がかかることは想像がつきますよね。家事育児は評価されにくいけれど、実際はすごく価値のある大切なことです。家事育児に疎いパパには、“名もなき家事”と呼ばれるさまざまな家の仕事の価値について、今一度考えてもらいたいです」と小崎先生は話します。 「名もなき家事」の存在を広く知ってもらおうと、全国の自治体も力を入れています。大阪市では「家事・育児シェアチェックシート」を、福島県伊達市は「見えない家事・名もなき家事チェックリスト」をWebで公開。いずれもダウンロードできるようになっており、家庭での活用を呼びかけています。 参照)大阪府大阪市「家事・育児シェアチェックシート」福島県伊達市「見えない家事・名もなき家事チェックリスト」小崎先生が解説!名もなき家事〜掃除編〜のリアル暮らしに欠かせない「掃除」。自治体が発行するチェックリストにもある通り、掃除はゴミ出しや風呂の排水溝掃除、トイレ掃除などさまざまな作業の積み重ね。ゴミを集める、ダンボールをつぶす、置きっぱなしのものを片付ける、掃除用洗剤の補充など、名もなき家事もたくさん。そんな名もなき家事の代表とも言える「掃除」について、小崎先生の解説とともにお届けします。 ケース1:ゴミ出し ゴミをゴミ捨て場まで持っていくのは「ゴミ移動」。ゴミを分別する、集める、新しいゴミ袋を購入する、ゴミ箱にかけるなど、いくつものタスクをこなして初めて「ゴミ出し」という家事が完了します。 小崎先生から「住んでいる地域では、いつどうやって捨てるのかなど、曜日や日付を夫婦で共有しておくことも重要です。2週間に1回や月に1回の収集を逃しても平気なパパは、責任の所在がママになっていて“困り感”がないんです。ダンボールや新聞だってまとめるのは大変です。ゴミに責任を負う立場になったら、瓶も気軽に買えなくなるでしょう。けれど、男性はこだわりが強い方もいるので、やってみたら細かい分別にうまくマッチするかもしれません。ゲーム感覚で楽しんでほしいですね」 ケース2:掃除機を使用する掃除機は、ただかければいいというのではなく、たまったゴミを取り出す作業も必要です。毎回発生するものではないから、パパたちは「かけるだけ」になりがち。でもこのゴミを取り出す作業を、とくに負担と感じるママも多いと思うのですが……。 小崎先生から「掃除機自体にも定期的にメンテナンスが必要ですよね。サイクロン式やお掃除ロボットなら掃除機のゴミ捨ても必要です。紙パック式ならゴミが溜まったら取り換える作業も必要です。普段そこまでやっていないとパパたちは気付かないので、メンテナンスのサインや、やり方を教えた方が良いでしょう。夫婦で得手不得手があるでしょうから、掃除機を買い替える際は、よく話し合って夫婦で一緒に選ぶのがおすすめ。さらに選びながら分担を決めてしまうのが理想です。ちなみに僕は、掃除機にたまったゴミ捨ては好きな家事の1つです。『こんなにゴミがとれた!』と成果が見えるからです」 ケース3:お掃除ロボットのための掃除働くママパパの救世主となるお掃除ロボット。しかし部屋が散らかっていてはロボットも活躍してくれません。お掃除ロボットのために床の物を片付ける、というのも名もなき家事です。パパが出勤前にささっと片付けてくれると助かります。 小崎先生から「うちの場合、お掃除ロボットのために部屋を掃除するから部屋がきれいになる、という逆説的な現象が起きています(笑)月水金に自動で動くように設定していますから、月水金の朝は床の物を全部上げて、椅子もテーブルに上げて、部屋のドアも開けて出掛けます。こういうことを忙しい朝に1人でこなすのは大変です。一緒に曜日を決めて、夫婦の共同作業にしたいですね」 ケース4:玄関まわりを掃く毎日必要ではないかもしれませんが、ほうきを使って玄関まわりを掃くことも必要です。子どもが芝生や土をたくさん付けて帰ってくるなど、玄関も汚れがたまりやすいものです。小崎先生から「玄関まわりの汚れはなかなかパパが気づきにくい場所です。土やホコリが溜まっていても、そういうものだと思ってしまい、気にならないかもしれません。それだけにママがほうきで掃いてくれていることすら気づいていない場合も。でも、パパも育児に積極的に関わって『子どもを育てている』という視点を持つと、見え方も変わってほこりが気になってくるでしょう。ほこりがあると、アレルギーの心配がでてきたり、不衛生だなと感じたりすると思います。自己アピールが好きな男性も多いと思うので、家の個性となる玄関のデコレーションと一緒に掃除をお願いするのも良いかもしれません」 パパがやってくれないとあきらめないで 小崎先生は「パパが変わらない、やってくれないと、あきらめないで」とママたちに訴えます。 「子どももパパも、どこかで変わるタイミングというのがあるんです。僕だって、がさつな生活をしていましたが、育休を取ってからちゃんと掃除をするようになりましたし、夜はパジャマを着て寝るようになりました(笑)自分でもこの変化には驚きます。やっぱり責任を持って家庭生活を送ると、心地よい暮らしとは何かについて真剣に向き合います。そうすると自身のQOLも上がるんです」 なかなか掃除してくれないパパに対し、「あきらめモード」のママもいるかもしれません。しかし夫婦で歩む道は、この先も長いです。トライアンドエラーの積み重ねで根気よく夫婦で話し合い、心地よい暮らしを共に作っていくことが大切のようです。 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年09月30日結婚後、家事の分担で揉めた私たち。とくに、休日の家事にかんしては夫と私の価値観がまったく異なっていて……。 その日暮らしの夫VS明日以降の準備をしたい私結婚後、夫と揉めたことがいくつかありますが、その中のひとつに休日の料理の段取りがあります。 夫は休日になると、よく「外食しよう」と誘ってきます。しかし、私は休日には、平日の料理に使う野菜を切ったり、肉に味付けをしたりするなど下準備をしたいと考えており、そのために時間を使いたいと考えています。外食をすれば時間もかかりますし、外出したことで疲れるので、帰ってからも下準備を思うようにできないこともあります。 しかし、夫はその日のことしか考えておらず、平日をラクにするために私が休日に下準備をしていることや、下準備に時間がかかることを理解していません。もちろん、夫が下準備をしている私を手伝ってくれることもありませんでした。 夫と私の根本的な考え方の違いその日暮らしの夫の考えと、休日こそ平日の準備をしたいと思っている私。2人の考え方に、根本的な違いがあることに私は気がつきました。料理に限らず、夫は家事を点で考えるのに対し、私は家事を線で考えているのです。 夫は休日の家事をその日のためだけのものと捉え、平日の家事のことは眼中にないようでした。一方、私は休日の家事は平日の延長線上にあるものであり、平日をラクにするためにおこなう家事と捉えているのです。 そのため、家事にかんする価値観がまったく異なる私たちは、いつまで経っても話が平行線のままでした。 今ではどうなった?夫とは、何度か休日と平日の家事の内容について話し合いを重ねました。しかし、相変わらず夫は休日になると外食に誘ってきます。そのため、私はほぼ毎週のように夫の外食の誘いを断り、休日も家で2人で食事し、ひとりで黙々と平日の下準備を進める日々を送りました。 すると、ある日、私がひとりで下準備をしていたときのことです。夫が「休日に下準備すると平日がラクになるよね」と言うではありませんか! なんと、突然夫が、私の考えに理解を示してくれるようになったのです。 夫がどういうきっかけで、私の考えに理解を示してくれるようになったのかはわかりませんが、今では、夫が休日に自ら進んで野菜を切ったり、下味をつけたりと、下準備をするようになってくれました。粘り強く伝え続けることで、相手の考えや行動が変わることもあるのだと実感した出来事でした。 夫に、家事はその日のためだけのものではない、とわかってもらえたのは、本当によかったと思っています。今後も一緒に生活していくからこそ、夫とはできるだけ協力的な関係を築いていきたいです。 著者/nanoka22作画/村澤綾香 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 村澤綾香 1
2022年09月23日■前回のあらすじベビーシッターや実家の力を頼ろうと決め、ほかにもお互いの妥協点や嫌なことを話し合う英二と梨歩。梨歩はネットの話題に釣られて、英二のことを必要以上に敵視していたと告白。それが夫婦関係がぎくしゃくする一因だったと気づき…。 >>1話目を見る 共働きがあたりまえとなってきた時代。お互いの仕事状況、家事や育児の分担をめぐって「どっちが大変か?」論争になってしまう夫婦は多いと思います。価値観の過渡期でもある今は女性の家事育児の負担が多いのは事実でしょう。ですが男性も男性の大変さがあります。男性は仕事優先であるべきと思い込んでいる人もまだ多く、労働時間も長い。でも妻には「仕事より育児の方がずっと大変!」と言われ、ネットを見れば「日本は世界で最も男性が家事をしない国」と言われてしまう。ネットの記事に共感したり、自分の愚痴を吐き出したりするのはいいとは思いますが、情報に踊らされて目の前のパートナーに向き合えなくなるのは違うなと思いました。自分たちも子どもが産まれたことで夫婦関係が危うくなりましたが、結果、再構築できた姿を子どもに見せることができて良かったと思ってます。そして子どもたちはどんどん成長していき、家族の形も変わっていきます。今度は梨歩が仕事の比重を増やす時期がくるようです。それぞれがやりたいことをお互い応援できる家族でありたいと思っています。※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ まりお
2022年09月16日洗濯掃除、食器洗いに子どもの世話――。これらは「家事」という言葉で一括りにされがちですが、わたしたちの日常は、雑多な「名もなき家事」であふれています。“妻に任せきり”というケースも多く、夫婦げんかの火種になることも。男性の家事参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に、「名もなき家事」について解説していただきました。 ”ママがやって当然”に異議あり!話題の「名もなき家事」とは!? 食器洗い、トイレ掃除、洗濯などの家事に名前はありますが、このほかにも、名前のない細々した家事が日常にはたくさんあります。これらは負担が女性に偏ることが多いのも特徴のようです。 「当たり前すぎる家事全部、それら全ての存在に気付いて命名したのが“名もなき家事”と呼ばれる家事です」と男性の家事参加について詳しい、大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生は話します。 例えば「ゴミ出し」。ゴミ出しは「ゴミを収集所に出すこと」だけだと思われがちですが、「ゴミを分別する」「ゴミをまとめる」「新しいゴミ袋を掛ける」「ゴミ箱をきれいにする」「自治体指定のゴミ袋を買う」「ゴミ袋の在庫を把握する」など、名もなき家事がたくさん集まって「ゴミ出し」という家事が成り立ちます。 ほかにも次のような事例があります。・トイレットペーパーを取り換える・洗剤やシャンプー類を詰め替える・日用品の在庫を把握する・風呂回りのカビを取る・毎日の献立を考える・シーツ・カバー類を交換する・植物や動物の世話をする・食卓を片付ける・衣替えをする・洗濯物の裏表をなおす・育児グッズのリサーチ・予防接種スケジュールの確認、予約 など、料理関連、掃除関連、洗濯関連など家事にまつわるものもあれば、育児関連もあるなど、暮らしのすべてに関わります。リストにすると1つの家事だけで100以上あると言われています。こんな思い込みパパ、いませんか?名もなき家事のリストは、各自治体や団体などが作成しており、インターネットでもダウンロードすることができます。「自分は家事はよくやっているほうだ」と思い込んでいるパパも、100以上ある名もなき家事のリストを見ると腰を抜かすかもしれません。「やっているつもり」で、実際はほんの一部を手伝っているだけのことも。次の事例に心当たりがある人も、いるのではないでしょうか。 ・洗濯はするけど洗剤の詰め替えはしない・買い物はするけど日用品の在庫は把握していない・食事は作るけど献立は考えない・布団は干すけどシーツは取り替えたことがない・ゴミは出すけどゴミ袋をセットしない、ゴミの日を把握していない 『令和元年度大阪市男女共同参画に関する市民意識調査』で家事・育児に費やす時間を男女で比較したところ、家事は1日あたり3時間以上費やす女性が約40%であるのに対し、男性はわずか6%。育児は1日あたり3時間以上費やす女性が約45%であるのに対し、男性は約2%と大きな差が浮き彫りになりました。この差は“名もなき家事”に費やす時間の差ともいえそうです。 参考:家事・育児シェアチェックシート(大阪市市民局ダイバーシテイ推進室雇用女性活躍推進課) 「名もなき家事」がママのストレスの原因に!? 毎日複数の家事・育児を同時進行でこなしているママからすると、パパの不完全な家事がストレスの原因になることもあります。「洗い物だけして生ゴミを片付けない」「洗濯物はしわを伸ばしてから干さない」「浴槽は洗うけど床のカビを見落としている」など、パパたちは不完全な家事をする傾向にあるようです。なぜでしょうか。小崎先生に伺いました。 「細かい家事はママがするのが当たり前、という考えが前提になり過ぎていて、自分には関係ないこと、もっと言うと、名もなき家事なんて、世の中に存在しないことと思っているパパが多いんです。主体的に家事・育児をやらない人や興味のない人は、”わざと知らないふりをする“というより、”本当に気付いていない“という場合が多いんです」と小崎先生は指摘します。 一方、パパだけの責任とはいえない事情もあるようです。 「ママにも一部責任はあるんです。ママ自身も自分の仕事だと思い込んでやっていることが多い。そうすると、いちいちパパに言わないし頼まない。それではパパには大変さは伝わらないものなんです」(小崎先生) ママのストレスを減らす秘策は「家事に名前を付けること」ではママのストレスを少しでも減らすためには、どんな対策があるでしょうか。小崎先生は「名もなき家事を見える化することが大事」とアドバイスします。 「家事に名前を付けることです。『名もなき』ではなく、『名ありの家事』にするんです。それをリストアップして言語化する。そうすることで、相手に伝わりやすくなります。パパも家事育児の経験値を上げて、失敗するチャンスをもらうことで成長するんです。家事・育児のリストを作って情報を共有すると、ママの負担も少し減るのではないでしょうか」 リスト化すると、「あれ?自分は何もできていなかった?」「その場しのぎ的な家事をやっていた?」「ゴミの指定袋を買ったことがない!」などの気付きにつながります。反対にママもパパがやってくれていた「名もなき家事」に気づくことも。 「家の修理、電球の取り替えなんかも立派な家事です。パパが活躍してきたことにも気づくでしょう」(小崎先生) 見える化したあとは家事分担を考える時、「半分ずつやろう」と考えがちですが、小崎先生はそこに待ったをかけます。 「全部半々にすればいい、というわけではありません。お互いの得手不得手はあります。大事なのはお互いが納得して決めることです。『料理は好きだけど片付けは苦手』という人もいるでしょう。『月水金と火木土』と曜日で分けると、仕事との両立がしんどくなってくることもあるでしょう。家事の情報を共有し、自分たちなりスタイルで、家族のカタチを築いていけるといいですね」(小崎先生) 「相手に説明するのが面倒くさいから」「自分でやった方が早く済むから」とママ1人でこなしてきた、たくさんの「名もなき家事」。家事のシェアは、情報のシェアから始めることが大事なのかもしれませんね。 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年08月28日猛暑日が続くと日々の家事をこなすのも大変で、ついつい後回しにしたくなりますよね。そこで今回は、より短時間で効率的に料理や掃除ができるよう、暑い日の家事を手助けする時短テクニックをご紹介します。また、夏にこそ取り組んでおきたい家事もあわせてお伝えするので、ぜひ実践してみてください。1.レンジ加熱で時短調理夏場はコンロの前に立つと汗だくになってしまい、料理が億劫に感じてしまうこともありますね。調理時間を少しでも短く済ませるには、電子レンジを上手に活用してみましょう。例えば、ジャガイモや人参などの根菜類は、調理する前にレンジで加熱しておくのがおすすめ。火にかける時間を短縮でき、省エネにも繋がります。筆者宅では、火を使わずにナムルやあえ物などの副菜をつくるために、シリコン製のレンジ調理器を毎日のように活用しています。レンジ加熱のコツは、以下の3つ。・食材の厚みが均一になるように切る・火が通りにくい食材は上に置く・途中で食材を混ぜるレンジ加熱で失敗しがちなのが、食材の加熱ムラができること。電子レンジは上から加熱されるので、火が通りにくい肉や根菜類は他の食材の上に置きましょう。途中で食材を上下ひっくり返したり、中身を混ぜてから再度温めたりすると、全体を均一に加熱しやすくなりますよ。加熱ムラがどうしても改善しない場合は、庫内の汚れが原因かもしれません。濡らした布巾をレンジで3分ほど加熱し、庫内が蒸気で温まったら、マイクロファイバークロスなどで汚れを拭き取りましょう。手軽にできる掃除方法ですが、これだけでもさっぱりきれいになりますよ。2.床の上のものを減らして、掃除時間を短縮暑い中、お部屋の隅々まで掃除機をかけるのは、とても大変ですよね。ロボット掃除機やコードレス掃除機、フロアモップなどを使って効率よく床掃除するには、床に直置きしているものを極力減らすことが大切です。ついつい直置きしがちな本、雑誌、カバンやおもちゃなど、動線の妨げになっているものはありませんか?お部屋の写真を撮ってみて、一度客観的に観察してみることもおすすめです。筆者宅では、扇風機の底にダイソーのキャスターを付けて、片手でもすぐに移動できるようにしました。またテレビの配線コードは、壁に張って剥がせる粘着テープでくっつけて、床につかないように浮かせています。直置きしている家電にはキャスターを付けて移動をラクにしたり、コードや配線はできるだけ浮かせたりすると、掃除動線の邪魔になりません。環境を改めて見直し最短の行動を取れるようになれば、掃除もより短時間で行えますよ。3.夏だからこそラクにできるおすすめ家事暑い時期だからこそ、面倒な掃除や家事が短時間にできることもあります!ソファカバー、カーテンなど大物の洗濯物は、夏の日差しを利用すればあっという間にカラッと乾かせます。カーテンは、フックが付いたままネットに入れて洗って、カーテンレールに戻し吊るしながら乾かせばOK。キッチン周りの頑固な油汚れ落としも、冬場の水が冷たい時期より、暑い時期にやるほうが最適です。気温が高くて汚れがゆるまる時期に掃除をすることで、余計な洗剤や手間がかかりませんし、年末の大掃除もちょっぴりラクになりますよ。猛暑日が続くと、暑くて家事のやる気がなくなってしまいがち。しかし家事の取り組み方を改めて見直すことで、少しずつ時短にできるポイントを増やすことができます。上手に手を抜いたり、ときには手間をかけたり。季節に合わせて無理のない家事計画が進められるように、ぜひ参考にしてみてくださいね。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2022年07月18日シンクに溜まった食器と調理器具にうんざり家族との食事が終わった後、シンクの中の汚れた食器やフライパン、まな板などの調理器具を見るだけで疲れてしまうということはないでしょうか?特に、たくさんの食器や調理器具を使った日は、食器洗いへのハードルがグンと上がります。「ゆっくり座っていたいな…」「早く時間が欲しい…」できれば洗い物は1つでも少ない方がラクですよね。今回は、そんなお悩みの味方になってくれる素敵なアイテムをご紹介いたします。洗い物を減らす、ラクにする救世主まな板になるお皿 CHOPLATE/チョップレート17.4cm(小2枚組)そんな時におすすめなのが、まな板になるお皿CHOPLATEです。まな板→即プレートでそのまま使いもOK朝食のトーストをカットしたり、フルーツをカットした後はそのままプレートとしてそのまま使用できます。兼用使いができれば、余分な洗い物が増えることもなく、とても便利です。その他のメリットストレスフリーな軽さこのプレートは、軽量で高い硬度の特殊樹脂SPS材でできています。しっかりした見た目とは異なり、とても軽いので使う上でとてもラクです。実際に測ってみたところ118gでした!バナナ1本が約200gだそうなので、それよりも軽く、持っていても疲れないプレートです。「切るの忘れてた&ちょっと切りたい」に最適食事を並べた後「ねぎを切るのを忘れた!」「レモンを切ってなかった!」という時にも最適。今日は手抜き料理と決めた、まな板を使うまでもない日にコンパクトに使うのもおすすめです。肉や魚を切った後に、野菜を切りたくなっても安心。食材映えする温めるだけのミニピザ、チンするだけのからあげなど、手を抜きたい時に助かるチルドや冷凍食品、その他、お惣菜のおかずでも置くだけで映えるプレート。マットな質感がとてもきれいで、画像のブラックのほか、グレー色もあります。収納にも困らない割れない素材なので、扱いもとてもラク。厚みも少なく、シンプルな形状なので重ねる収納はもちろん、立て収納にもぴったりです。あと一役のトレイ使いまな板、プレートの他、小さなカフェトレイとしても使えます。お子さんのおやつの時間などにもあると便利です。おしゃれに家事をラクにしよう!忙しい主婦を助ける、まな板になるお皿 CHOPLATE/チョップレートをご紹介しました。洗い物が多いな、まな板を使うのが面倒だな、などいつもの家事にストレスを感じたら是非、チェックしてみてください。
2022年06月26日3人の子どもを抱えてWワークをこなす妻をよそに、まったく家事や育児に協力しない夫。一時は離婚問題にまで発展したが、自分の生活環境をとことんラクできる方向に変えることで、以前はイライラしていた場面も余裕で対応、すっかり夫の扱いまでマスターした妻。さらに夫に役割を与えるべく思いついたナイス采配とは?基本は「何もしたくない」夫の適材適所とは?「本音を言えば本当にやりたくない…」当たり前にやらなければいけなくても、どうしても苦手なことってあるよね……。そこで、妻が夫にある提案をしてみると……。 「いいよ」なんと、家事全般を基本嫌がっていた夫が二つ返事でOKしてくれた!“適材適所”という言葉があるように、人にはそれぞれ得意・不得意があって、2人いるならどちらか得意な人にやってもらった方が、お互いにとって良いですよね。 それにしても、これはナイス采配でした。知らず知らずのうちに役割が増えていく夫に、どんどんラクできている妻。これこそ理想の形なのではないでしょうか! 著者:マンガ家・イラストレーター こっさん
2022年05月07日実家暮らしで掃除も洗濯も家事もやってこなかった夫。「ちゃんとやる」と家事・育児の分担の約束をして子どもを作ったにもかかわらず、相変わらず何もしない始末。責任感のない甘すぎる夫に、読者から怒りの声が上がりました。■家事を教えると拗ねる夫同じ会社の先輩・翔太と結婚した有紗。仕事ができて気が利く翔太でしたが、実家暮らししかしたことがなく、有紗は結婚生活に不安を抱いていました。付き合っている最中にも…。そして結婚してからは…。翔太にも家事ができるようになってほしい有紗は、翔太に家事を教えてあげると優しく言っても拗ねる翔太にどうしたらものかと困っていました。結婚して半年経っても一向に家事をしない翔太でしたが、外食費は払っていたため、有紗はそれも一つの夫婦の形だと自分を納得させていました。子どもが欲しいと言い出した翔太に、有紗は不安しかありませんでした。そして翔太にも不安に思っている理由を伝え、話し合うも…有紗は妊娠。そして無事に出産を終えて…家事も育児もやると約束したはずの翔太でしたが…。こちらは投稿されたエピソードを元に2022年3月30日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■甘えすぎ! 無責任! 読者が苦言甘えっぱなしだった翔太に、読者からは怒りの声が集まりました。・家事、育児はもちろん給料なんて発生しない。本気でしっかり向き合わないと旦那さん側はわからないなと思いました。身をもって体験しないとわからないのか!とも思いましたけど、よいキッカケになるなら思いっきり家を出るのもいいなと思いました。・今回はこれで解決したかもしれませんが、旦那さんは甘えすぎですよね。ずっと実家暮らしでずっと甘えっぱなしだったのでしょうね。日本人の男性は大半がそうなのかもしれません。家事は完璧でなくてもいいと思います。それでも、最低限のことは必要。基本的な家事はたぶん小学生でもできるはず。 何かを食べたのであれば片付けるのは当たり前! 足の踏み場もなく散らかすのなら、モノを減らせ!と思う。・そう、お掃除ロボットって高額なんですよね。そして家事代行サービスって高いんですよね。そんだけお金になることを無償でやってもらってるって自覚ができてよかったですね。なるほど、そんな風に大変さを自覚する方法もあるのか。ちゃんと話し合えて良かった。・いかに自立していない男が多いかということです。家事代行サービスでもいいと思います、でもそれはその分収入を増やし払う甲斐性があってこそ。妻が妊活前に不安を吐露していた時に、一から教えてもらいながら努力をしていれば今回の事態は起きなかった。子どもを産み育てることがどれだけ責任が重いのかを考えていなかったから、たとえ1週間でも妻に逃げられるという事態を巻き起こしたのです。子どもが生まれれば教育費もかかる将来に向け貯蓄もしなければならない。家事を外注するほどの稼ぎがあればよし、なければ協力すべきです、それを条件として子どもを産む決心を妻に押し付けたのですから。・こうなることはわかっていただろうに、実家も迷惑な話。実家を巻き込んだって実家の負担になるだけで意味ないんだから、自分が選択したことと諦めて、子どもを育てるのと同じように丁寧に時間かけて夫育てする以外にないでしょ。夫に悪気がなくやりたい気持ちがあるだけマシだよ。それが嫌なら黙って我慢するか、さっさと離婚しかないよ。・夫が変わらなかったのは残念過ぎます。産後の恨みは怖いということを胸に刻んで、夫には変わってほしいですね。・私もこうする! 家事をしないなら家にいるときは育児を100%してほしい。仕事を言い訳に外で息抜きをしないでほしい。子どもが小さいときは母親は孤独なんだから! それがわからなければ父親にも夫にもならないで!・いやそりゃブチ切れるやろこんなもん。お母さんも赤ちゃんの相手でしんどいし、産後は思った通りに動けないストレスあるのに、動きたくても動けない人の前に動けるのに動かないヤツおったらイライラもするやろ。だいたい追い込まれたらやるタイプとか豪語してるけど、自分ではヤバい、追い込まれてるって思わないのにどのタイミングでヤバい、追い込まれてるって自覚すんねやろ。そのくせ人に言われると不貞腐れてやらないのに。今の旦那、第三者から見たらすごく無責任だから。無責任な人と子育てなんてできないよ。・何とかなるさはよくないです。何もしたことのない旦那さんのようですが、いきなりしないといけなくなると、パニックになることもあると思います。そうなったら奥さんに全て丸投げになる可能性が高いと。奥さんの負担が大きくなること見えてます。もう少し考えてほしいです。・今こそ、家事を教えて分担をするべき。せめて風呂掃除、洗濯物を干すだけでも。そして産むからには育児も二人でやる事を徹底しないと奥さんがしんどいて。・なんとかなるって言ってる人ってなんとかする人が周りに居るから言えることだって自覚ないよね。今回の場合は奥さんかな? すでにワンオペ育児になるのが目に見えてるわ。だって「やったことないからできない」「できないことはわざわざ教えてもらってまでやらない」とか言い出す男だよ? 育児もその手で逃げる気なんかね。奥さんも育児未経験なのにね。なんで男はやったことないからできないなんて薄っぺらい言葉で家事からも育児からも逃げられるのかしらね。「実家では母親にやってもらってたから」家事を自分が担う意識がなかった翔太。家事育児を“妻に無意識に押し付けていた”自覚が芽生えてよかったです…。▼漫画「1人暮らし未経験の夫」
2022年04月29日前回の夫婦の家事分担問題のエピソードに関し、共感やアドバイスなど様々なコメントをお寄せいただき本当にありがとうございました!今回はみなさまからのアドバイスを受け、それを実行に移した実践編をお届けします!■前回のエピソード■ママさんたちにいただいた家事分担のアドバイスと心構え!「男性は言わなきゃ伝わらない生き物と思った方がいい」とのお声を多数頂きました。確かに前回も辛さを具体的に伝えなければ分かってもらえなかったので、「恩着せがましいかな?」とか思わず、大変さをここぞとばかりにアピール。置かれた状況や気持ちを共有し、分かってもらうことがすごく大事なんだなと痛感しました。■アドバイス実践編!「コイズミチアキは動かない」娘が生まれて7年間、平日はほぼワンオペで過ごしてきました。新型コロナの影響で早く帰宅するようになり、ようやくワンオペ問題は解決したけれど、今度は家にいるのに手伝ってもらえないことへの不満が蓄積。一人で抱え込むと結局どこかが歪んでいきます。ワンオペ育児がなくなることを切に願います。
2022年04月06日家族と心地よく暮らす♪この記事では整理収納コンサルタントが、頑張らない収納やラク家事をご紹介します。おすすめの収納アイテムや便利な生活雑貨など、役に立つ情報が盛りだくさんです!今回は「お金・時間・家事が節約できたコツ&おすすめの商品」をご紹介します。お金・時間・家事が節約できたコツ&おすすめの商品8年前に「やめた家事」instagram(@takimoto_manami)今回は、私が8年前にやめた家事とお金・時間・家事が節約できたコツ、最近購入したおすすめ商品をご紹介します。買い出しの時間と労力を節約instagram(@takimoto_manami)日用品の買い出しを8年前にやめました。ストック食品も日用品もネット購入しています。月1回ポチッとするだけなので、便利でやめられません♪ムダなくお得に賢くお買い物♪instagram(@takimoto_manami)私は楽天市場を活用しているので、ポイントアップのタイミング+クーポン割引でお買い物をしています。「買う→ポイントが溜まる→次の足し」を繰り返しています。「足りない」「同じもの買っちゃった!」のうっかりミスもなくなり、余計なものを買う危険性も完全予防!お金も時間も家事も節約できています◎おすすめの商品instagram(@takimoto_manami)現在はストック食材をはじめ、日用品も全てネットで調達しています。今回は、最近購入した中から「繰り返し洗って使えるキッチンシート」をご紹介!とっても便利な商品なんです♪量も使い勝手もよりよいものを◎instagram(@takimoto_manami)左の一般的なキッチンペーパーと比べると一回りも大きくてお得♪生地もすごくしっかりしていて、濡れても引っ張ってもびくともしません。布巾の洗濯&漂白の手間もナシ!instagram(@takimoto_manami)かなり丈夫なので、1日1枚使用でOK。布巾の選択や漂白作業からも解放されました♪無駄なくお得に暮らそう◎instagram(@takimoto_manami)吊るしておけるのも便利ですよ◎洗って使えるペーパータオルは「楽天24」で購入したので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
2022年04月01日ドウェイン・ジョンソンが「E!News」のインタビューで、「男性は、メンタルヘルスの問題を抱えていてもオープンに話すことができない傾向にある」と問題提起。自らの経験を語った。「私は一人っ子で、男として育った。男というのは、もともとそういうこと(メンタルヘルス)について語らないような性質がある。話すことで、傷つくような気がするからだ。誰だって傷つきたくない。メンタルヘルスについて話すことで、弱さを見せるような気になるんだ」と指摘した。ドウェインは1990年代から90年代半ばに、アメフトがらみのけがや不調で「うつ」を経験。初めて「うつ」を患ったときは「それがなんだかわからなかった。とにかく最悪な気分で、なにもしたくなかった」という。どん底から抜け出すために必要だったことは、人と話し、助けを求めることだった。この経験をもとに、自身の伝記ドラマ「Young Rock」で視聴者に「助けを求めるのは弱さを見せるんじゃない。助けを求めるのは、私たちのスーパーパワーなんだ」と呼びかけたことも。「最高に感動する視聴者からの感想は、メンタルヘルスについて語る開放性に関してのことなんだ」と話し、ドラマがメンタルヘルスについて考えるための手助けとなっていると、手ごたえ感じていることを明かした。(Hiromi Kaku)
2022年03月15日皆様はこだわっている家事ってありますか??毎日のルーティーンである家事。正直苦手なんですが、なぜか洗濯の干し方にだけはこだわりがありまして… 多分、乾いて畳むときにカテゴリ分けされてる方が畳みやすいからだと思うのですが、長年干すときはいつもそれぞれの種類ごとにまとめています。たまに夫が干してくれるのですが、夫は特にそういうこだわりがないので、いつもドギマギしちゃいます。(子どものお手伝いと一緒で、つい口を出したくなっちゃうのですが、善意でやってくれているので口出しせずありがたく見守っています) お茶に関しては、長年ずっと季節に関係なく煮出していたんですが、今は水出しに変更。朝、子ども達のお茶を用意するのに慌てなくて済むようになったし、かなりの時短になりました。お米に関しても長年の土鍋ご飯を一旦やめて、炊飯器を購入。子ども達もお手伝いできるようになり、時短だけでなく子どものスキルアップにもなりました。 今までやってきた家事のやり方を変えるのって、私にとっては結構勇気のいることでもありました。でも、変えてみると意外にも以前よりいい結果になったりすることが多く、上の子達も大きくなってきたので、私が全部やってしまうのではなく、子ども達にも少しずつ任せるようにしてスキルを磨いていってほしいと思います。
2022年03月09日■前回のあらすじそれぞれの不快ポイントを伝え合う2人。話し合うことでこれまで気づけなかった相手の本心に触れ、家事分担のあらたな一歩を踏み出すのでした。■ルールに従った家事分担を実行■「どうせ言ってもわからない…」からの変化「どうせ言ってもわかってくれない」から「話せばわかってくれる」に変化した2人。家事分担を通して、お互いを信じ、尊重することを学んだ2人は、夫婦としての新たな一歩を踏み出すのでした。今回で「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」は完結です。これまでお読みいただき、ありがとうございました!
2022年03月07日■前回のあらすじ自分なりの努力が実らないと感じていた夫。友人から妻への理解を深めるよう促されるのでした。■帰宅した夫に妻は開口一番…■家事の最低ラインを決めよう友人のアドバイスが刺激となった2人。お互いが「不快に思わないライン」をとことん話し合うことに決めます。次回に続く「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」(全47話)は21時更新!
2022年03月05日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。ちょっ子です。私が家事全般においてポンコツであることはたびたびお話ししてきた通りなので「やってない家事」や「夫に任せている家事」はたくさんあるのですが、今回は「やっていたけどやめてみた家事」についてお話ししたいと思います。以前はやっていたのにやめてしまった家事、それは「家計簿をつけること」です。(これを家事と呼ぶのかわからないけど…)結婚してから、生活費のやりくりは私の仕事。毎年家計簿を買い、きちんと家計を記録して節約に励むぞ!と燃えていました。しかしズボラで何でも三日坊主になりがちな私のこと。燃えているのは毎年最初だけで…それに毎月末、出費の集計を出してみたところで、「へ〜、じゃ来月はもうちょっと抑えられたらいいな…」と思いはするものの、特に節約のための具体的な行動を起こすこともなく、とってもグダグダな感じで続けていたのです。そしてその後家計簿アプリを導入。計算は自動だし前月・前年との比較も一目で見られるのでこれなら節約にも身が入りそう!と思っていたのですが…これも何年か使ってみましたが、だんだん入力さえも面倒になり結局何日ぶんも未入力の支出が溜まってしまったり、また入力忘れで実際の残額と合わなくなってしまったり…。集計、比較をアプリが出してくれてもやっぱり「ふ〜ん」で終わり。そう、紙の家計簿であろうがアプリであろうが、結果は全く同じだったのです…。そしていい加減悟りました。私のような者には、無意味…。そもそも以前から大きな無駄となるような出費はしてこなかったし、貯蓄も別に確保しているのに、その上さらに何円単位で記録して節約するメリットって微々たるものでは?とも思い至り…(支出を抑えたいなら食費などを節約するより固定費を見直した方がいいというのもよく言われていますよね)そこで思い切って家計簿をつけるのをやめてしまいました。毎月、固定費、光熱費やカード払いの引き落とし予定分、貯蓄分などを差っ引いた額から、食費や生活用品、その他雑費としてやりくりするというのはこれまで通りですが現在はそのやりくり分を1週間分ずつ5等分にして、1週間の出費がこの額に収まりさえすればそれでOK、何にいくら使ったなどの記録も集計もしない、という超絶ゆるい管理法に落ち着きました。予定外の出費に備えては、別袋に予備費も少し確保しておきます。現在のところこの方法で何の問題もなく生活できているし、家計簿をつけていた頃より出費が増えたということもありません。以前のような、家計簿をつけなければというストレスからも解放されました。やはり節約しなければというボンヤリとした強迫観念のようなものがあったこと、今後に役立てる見通しもない家計簿をつけていたことこそが、むしろ私にとっては無駄だったのではないかと思っています。(今は電子マネーがどんどんメジャーになってきたので、よく使うご家庭では電子マネーと連携のある家計簿アプリで管理するのが一番便利かもしれませんね!)
2022年03月04日■連夜睡眠不足な夫を気遣いうまく頼れずモヤモヤする日々…私が仕事を詰め込みすぎるのもいけないのですが、フリーランスで仕事をする中で、コロナ禍のスケジュール管理がとても難しくなっています。夫も休日は家事をしてくれているし…と、このときは思えていたのですが、私はあることに気がついてしまいます!■もう限界!!平日が辛い! タスクが!多い!!小言を言うのが苦手なので、ぶつかるのを極力避けてきたのも良くなかったなと反省しています。言い合いにならず改善できたのは元々は優しい性格の夫のおかげです。我慢しないでその都度言っていくこと、「手伝わせてしまっている」と思わないようにすることを実践してみています。
2022年03月02日■前回のあらすじ友人からのアドバイスを聞き、これまでの自分自身を見つめ直した妻。家に帰る道中、ある決意をします。■シワシワのシャツを着た夫は…■友人に家事分担の愚痴をポロリ「男が働き、女が家を守る」の価値観がガラリと変わった今の時代。男たちはどの現実とどのように向き合っているのでしょうか?次回に続く「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」(全47話)は21時更新!
2022年03月01日■前回のあらすじ週末、友人と出かけるという夫が着ていたのはシワシワの服…。各自分担といえども、ありえないその格好に言葉を失う妻なのでした。■夫の不満を友人に吐露…!■埋まらない夫婦の価値観家事に対する価値観の違いを割り切れない妻。すると友人は経験談を語ってくれるのでした。次回に続く「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」(全47話)は21時更新!
2022年02月26日愛カツ編集部に寄せられた体験談を漫画にしました。今回のテーマは「ダメ夫」です。同棲や結婚となると、家事の分担が必要になりますよね。今回は、結婚後もまったく家事をやらない夫にうんさりする女性のエピソードをご紹介します。家事をしないのに文句ばかりの夫。しまいには、自分のお母さんと比較する発言をしてきました。これはさすがにムカッときますよね。堪忍袋の緒が切れた主人公は、別居宣言をして……。作画:おむ原案:愛カツ読者編集:恋愛メディア・愛カツ編集部presented by愛カツ ()
2022年02月19日■前回のあらすじ家事分担の偏りを正したいと訴える妻。しかし呑気な夫の提案に腹が立ち、妻は怒りをあらわにします。■家事分担について、夫の本音は?■できる範囲でやってると思うけどな…夫の提案に対して、妻からは想定内の返しが…。夫には夫なりの言い分があるよう。やはり折り合いをつけるのは難しそうです。次回に続く「倦怠期の夫婦が大切なことに気づいた話」(全47話)は21時更新!
2022年02月14日■前回のあらすじ入院から5年後、夫は家事育児に積極的に協力してくれるようになり、妻は辛いときは夫に頼れるように変わりました。すると妻の病状は良くなり通院することもなくなったのです。ともに変化し、お互い補い合いながら家事を回していけるようになったふたり。「いいから黙って食え」と思っていたのも、今ではもう過去のことです。
2022年02月12日育休も後半に差し掛かり、いよいよ息子の保活をしようと決めたころのことです。共働きをするからには、夫の協力も必要と思い、育児と家事の役割分担をしようと夫に相談をしました。しかし夫から返ってきた言葉から大喧嘩に! その喧嘩によって大きく変わった生活についてお話しします。 育休明けに向けて息子の出産に伴い、勤めていた会社で産休・育休を取ることにした私は、遅くても1歳半までには息子を保育園に預ける予定でした。夫も私が仕事をすることに対しては賛成で、冬生まれの息子の1歳の誕生日に合わせて復帰をすべく、夏ごろから保活を開始。保育園見学や市の保活のイベントに参加をしては、夫にも相談をしていました。 そしてその保活のイベントで、「家事の見える化」について学んだ私は、復帰するからには夫にも家事育児をやってもらわなければ!と考え、家事・育児の分担リストを作成。夫に相談を持ち掛けることにしました。 リストを見た夫の反応それまでの夫との家事分担は、9割は私が家事をする生活でした。もともと家事が好きだった私にとってはあまり負担には感じていなかったものの、子育ても……となると協力なしには仕事はできないと考え、夫にリストを渡しました。「どれなら協力できそうかな?」と相談すると、目の前にはあぜんとした顔の夫。「何これ?」とリストに目を通すこともなく呆れた顔をしていました。 それでも夫に理解をしてもらいたかった私は、リストがどういうものなのかを説明しました。しかし夫の反応は、「俺は仕事に責任をもってやっているんだから、約束として家事や育児の分担を課されても困る!」と否定的。その言葉に、私の怒りが頂点に達しました。 大喧嘩の末、私が決めたこと確かに当時の夫は、仕事で多忙な日々を過ごしていました。しかし、「子育ては夫婦でやることじゃないの?」「私だって仕事を始めたら、家族を頼らなければいけない日があるのに……」と不満が爆発。夫に声を荒らげていました。ただ夫も仕事が優先な考え方を変えることはできず、折り合いのつかない状況から「私が仕事を辞める」という選択肢も含めて話し合いをしました。 そして私は、今は「子育てを最優先にしたい」と仕事を辞め、専業主婦になることを決意。子育てが落ち着いたら社会復帰をするという結論になりました。私にとって大きな決断ではありましたが、家族が円満でいられるかたちだと考えたのです。 子育てと仕事の両立は、どれだけ大変かということを考えされられる夫婦喧嘩でした。長年勤めていた会社を退職したことに寂しさを感じることもあります。息子が3歳を過ぎ、子育ての時間、そして在宅での仕事と家事を無理なく続けられる現状が思い描いていたワークライフバランスであり、喧嘩をしながらもしっかりと話し合った結果だと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年01月16日私は昔から整理整頓が苦手。夫と一緒に暮らし始めてからの片付けはほとんど夫に任せています。しかし夫は気まぐれにあることをするので、私はいつも大変な思いをしていました…。 掃除や部屋の整理整頓は夫に一任私は幼いころから掃除や片付けが苦手で、ひとり暮らしをしていたときには常に部屋が散らかっている状態。一方、夫はいつ部屋を訪問しても整理整頓が行き届いていました。そのため、一緒に暮らすことになった際、私がほかの家事を担当する代わりに、掃除や部屋の整理整頓は夫に任せることにしました。 実際2人で暮らし始めてからは、ものを散らかした状態が少なくなりとても快適に過ごせていて、家事の分担方法は正解だったと感じていました。 私の部屋を無断で…ところが、引越してまだ1カ月も経たないうちに問題が起こりました。夫が急に部屋の模様替えをおこなったのです。自分の部屋だけを模様替えするのであれば問題ありませんが、無断で私の部屋や共同スペースまでも! 夫は整理整頓も兼ねて親切心からおこなったようですが、私は片付けができないなりに物の定位置を決めて生活しています。そのため無断で物の場所を変えられるとどこに何があるのかまったくわからなくなり、イライラしました。 度重なる模様替えにイライラ とはいえ、部屋がきれいになることもあり、初めのうちは慣れれば問題ないと思いそのまま過ごしていました。しかし、彼は頻繁に模様替えをするので、部屋の配置にようやく慣れたころには、また配置が変わってしまうということがよくありました。 夫が仕事に出かけてしまうと、どこに何がしまってあるのかわからずイライラは募っていくばかり。もともと彼が頻繁に模様替えをすることは知っていましたが、それを彼の部屋以外の場所の、私も使うスペースまでおこなわれるとこんなにもやりにくいのかと驚きました。 ホウレンソウをきっちりすることで解決このままではストレスが溜まる一方だと危機意識を感じた私は、共同スペースと私の部屋の模様替えをおこなう場合は必ず私に確認すること、またこれらの場所の模様替え頻度を下げることをお願いし、夫に了承してもらいました。 それ以降もごくまれに無断で模様替えや整理整頓がおこなわれることはありますが、基本的にはホウレンソウ(報告・連絡・相談)をしてくれるようになったので、イライラすることはなくなりました。 片付けのじょうずな人と生活すれば、快適に過ごせるものだと思っていましたが、実際は逆に生活しにくさを感じることもあるのだと知りました。とはいえ、家は散らかっているよりも片付いているほうが快適なので、折り合いをつけながら今後も快適な部屋での生活を続けていけるよう努力したいと思います。 原案・文/百田作画/ちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2021年12月21日