〝今っぽ上品ジレセットアップ〟〝ビスチェ風ジャガードブラウス〟が登場!ママインフルエンサー吉田理紗さんとの、大好評コラボ企画“M Maglie le cassettoを好きでいてくれるママの普段着”をコンセプトに、子どもの送り迎えや普段着ながらママ会・行事にも着ていける上品で大人可愛いパンツスタイルをママインフルエンサー・吉田理紗さんとコラボレーション。「ママの日常」に寄り添い、ファッションでそのサポートが出来るような、好印象で華やかなオケージョン服が完成しました。《今っぽ上品ジレセットアップ》ジレセットアップトレンドのペプラムデザインがモードな印象のジレは、イレギュラーな接ぎ線を入れた大胆なギャザーとフレアでペプラムを表現。バックスタイルにもこだわり、前身頃とは異なる大きなタックと接ぎを入れた360度映える一着です。素材はドライタッチで軽く、伸縮性もありながら膨らみを持たせた三重織の生地。より上品さをプラスし高級感ある華やかコーデが叶います。同素材の美脚ストレートパンツとのセットアップで、動きやすさと綺麗見えを兼ね備えたM Maglie le cassettoだからこそできるオケ服が完成しました。●今っぽ上品ジレ品番:51-40141204カラー:ネイビー・オフシロサイズ:5号・7号・9号価格:33,000円●美脚ストレートパンツ品番:51-40161204カラー:ネイビー・オフシロサイズ:3号・5号・7号・9号価格:22,000円《華やかちび衿フリルブラウス》華やかちび衿フリルブラウス顔周りを華やかに彩るちび衿がついたフリルブラウスは、ジレの衿元に合わせたパターンにこだわり、レイヤードするとベストマッチ。まるで一枚着デザインのようなフィット感です。袖口にはボリュームのあるフリルを入れることで手元の綺麗さと動きやすさを両立させました。ナチュラルなストレッチとハリのある素材で透けにくいのも嬉しいポイント。パンツにはイン・アウトを問わず、バランスよく着られる着丈も計算し、一枚でもレイヤードアイテムとしてもサマになります。●華やかちび衿フリルブラウス品番:51-40182204カラー:ネイビー・オフシロサイズ:7号・9号・11号価格:24,200円《ビスチェ風ジャガードブラウス》ビスチェ風ジャガードブラウス高級感のある高密度なタイプライター素材と、ポコポコと表情のある華やかなジャガード素材でビスチェを着たようなデザインのドッキングブラウス。一枚でサマになる華やか映えトップスが完成しました。トレンドのビスチェデザインを取り入れ、切り替えを多用したバランスは、着るだけでスタイルアップに。肩は丸みのある映えスリーブで動きやすさと華奢見えを叶えるシルエットにこだわりました。裾のフレアラインが絶妙にレディな雰囲気を作り、美脚ストレートパンツとの相性も抜群です。●ビスチェ風ジャガードブラウス品番:51-40182205カラー:オフシロ・ブラックサイズ:7号・9号価格:27,500円■コラボ特集ページフランドル(マイナビ子育て編集部)
2024年01月11日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が、アニメ『推しの子』のキャラクターソングなどを手掛けるクリエイター・小野寺祐輔氏と初コラボレーションしたオーディションイベント「あの『推しの子』も! 超人気アニソンクリエイター! 小野寺祐輔楽曲提供オーディション」を、13日より開催している。同イベントは、「17LIVE」で活躍中もしくは活動予定で、参加条件を満たせば誰でも参加が可能(※)。13日から28日の期間において開催されるアプリ内イベント「楽曲提供争奪戦」にて、上位7名に入賞 し、「オーディション出演権」を獲得したライバーの中から、見事最終オーディションで選ばれたグランプリ1名には、小野寺祐輔氏による楽曲提供権のほかオリジナルリリックビデオ制作権が贈呈される。また、制作した楽曲は、池袋ハレザビジョンにて1週間放映される。さらに、「楽曲提供争奪戦」ランキング1位入賞者には、作曲家・ぎゃぷいち氏による楽曲提供権、上位3 名には 「Vocal Magazine Web」へのインタビュー記事掲載権が贈呈される。(※イベント終了時点で認証及び準認証のライバー(V ライバーを含む)登録が済んでいる、収録又は撮影等の指定された日程、場所へ参加できる)
2023年11月14日新国立劇場で2017年に上演された、小野寺修二カンパニーデラシネラ『ふしぎの国のアリス』が再演される。構成・演出を手がけ、自らも出演する小野寺は、マイムをベースとした身体表現で独特の世界を打ち出し、数々の作品を発表しているアーティスト。再演の舞台を前に、オンラインで話を聞いた。「不条理を形にしたような作品。大好きでした」と、原作、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』について語る小野寺。言葉を介さずに物語や情感を伝える独自の表現を追求しながら、「当時は言葉を使うことに興味があって、キャロルのテキストを子供たちに聴かせたいと、作中にはかなり言葉を入れました。難しくてよくわからない言葉も、子供たちが受け取ってくれたことが新鮮で、“意味合いだけではない何か”ってあるんだなと感じたものです」と、5年前の初演を振り返る。そこここに驚きや笑いが散りばめられた彼ならではの『アリス』は、幅広い世代の観客を魅了。客席には、この物語に初めて触れるという観客も多くいただろう。「ウサギの穴に落ちて、大きくなったり小さくなったりと、『アリス』の世界はいろんなところに飛んでいきますが、それが世界としてちゃんと成り立つための、言い方、ものの動かし方、皆の配置や歩き方などを丁寧にやることで、お客さんは意外にすんなりと入ってきてくれます。視覚的な面白さのある物語ですから、今回はそこをもっとお伝えしたくて、ほぼ喋らないようにしようと考えているんです」本来、この再演は2020年に実現するはずだったが、新型コロナウイルス感染症の拡大によりリハーサル半ばで中止に。「もう1回やれるなんて思ってもみなかった!」と、喜びを隠せない様子だ。「アリスはどんなことにも臆さず、自分からどんどん向かっていくところが魅力的。今僕たちはまさに不条理の中で生きているけれど、もっと楽しくとか、より能動的に何かを受け取るということを彼女から学ぶべきではないか。この作品はまさに今、やるべきことだと感じていて、何かしらお伝えできるよう頑張りたい。心からそう思います」昔読んだ原作はうろ覚え、ワクワク感も忘れがちという大人も、きっと夢中にさせる舞台になる。小野寺も「自分の中で忘れかけていたものを思い出す時間になってくれれば」と、穏やかな笑顔を見せた。公演は3月18日(金)〜21日(月・祝)、新国立劇場小劇場にて。チケットは発売中。文・加藤智子
2022年03月09日竹野内豊主演「イチケイのカラス」の10話が6月7日放送。被害者の少年を演じた小野寺晃良に大きな注目が集まるとともに、被告役の板尾創路の“素性”に過去の番組を思い出す視聴者からの声も多数SNSに投稿されている。竹野内さん、黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、升毅、中村梅雀、小日向文世らが出演。絶対に冤罪を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官、入間みちおに竹野内さんが扮し、みちおが裁判官を務める東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称イチケイ)の面々や検察官たちが、みちおに振り回されながらも、最後には真実にたどり着いていく様を描いてきた本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はみちおの弁護士時代の同僚、青山(板谷由夏)が国選弁護人を務める裁判をみちおたちが担当することに。それは被告人が素性を明かさない“名無しの権兵衛”だという傷害事件。事件は被告が当時17歳だった被害者の朝倉純(小野寺さん)の胸部を工具で殴打し、ケガをさせたというもの。路上生活者だった被告は、河川敷で路上生活者仲間とバーベキューをしていた際、被害者の純を含む5名の少年たちから石を投げつけられる。被告は少年たちを追いかけ、純を捕まえて注意するが、そのことに腹を立てた少年たちは再び投石。路上生活者のひとりにケガをさせてしまう。純を探し出した被告人は、もみ合いになった際に彼が持っていたスパナを奪って殴りつけたという。純は肋骨が折れるほどの大ケガだったが被告は、第1回公判で被告人(板尾創路)は名前はもちろん、自らの素性を明かすことを拒み、自分は殴ってないと答え…というのが今回のストーリー。純を演じた小野寺さんは「賭ケグルイ双」や「年の差婚」「ホリミヤ」などに出演している若手俳優。以前から小野寺さんに注目していた視聴者からの「イチケイのカラス出てたの小野寺晃良くんだよね??こんな大きくなってたんやな~」「イチケイのカラスに小野寺晃良くん出てる~~成長したなあ」「今回のイチケイみたいなヤンチャな役もかわいい」といった声まで多数の反応がSNSに投稿されていく。職権が発動され被告の素性が明かされる。被告の御手洗は青山の母が看護師をしていた田舎の病院の医師で、17年前、危険な妊婦の出産の際に、胎児を救うことはできたが母体を死なせてしまい、それをきっかけに行方をくらましていた。さらに法廷で御手洗が無資格医師だったこと。純が17年前に御手洗が救った子どもだったことがわかる…。板尾さんが無資格医師を演じたことに、「イチケイのカラス、板尾創路のブラックジャックじゃん」「板尾さんの素性とかがもう「板尾創路のブラックジャック!」すぎ」かつて板尾さんが過去にお笑い番組でやっていた企画を思い出した視聴者からの声も多数投稿されている。(笠緒)
2021年06月08日出演、振付、演出とたくさんの舞台にさまざまな形で求められ続けている小野寺修二。現在公演中の話題作『FORTUNE』のステージングも担当している。そんな彼のホームであるカンパニーデラシネラの新作公演『どこまでも世界』が2月27日(木)から3月1日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。今作について小野寺は、「台詞のない舞台、をつくろうと思っています。言葉をすべて省くことで、思いも寄らない着地をしたり、複数の回答が生まれたり、やってみる程なるほどそうかと気付くことがあります」とコメントしている。小野寺の作品は、とても雄弁だ。そこに言葉がなくとも、観る側はステージに立つ人々の動きから、表情からたくさんのものを受け取る。それに付随して緊迫感も、笑いも、そして感動も生まれる。けれども、そこには明確な正解があるわけではない。小野寺のコメントにあるように、演じる側に複数の回答があるのと同様、観客ひとりひとりにとってもそれぞれの受け取り方がある。観る側が自分だけの答えを見つける面白さ、表現に触れることの豊かさを、カンパニーデラシネラの作品は私たちに提供してくれる。カンパニーデラシネラはこれまで、公演ごとにメンバーを選ぶ形で上演が行われてきた。けれども今年度からはメンバーが固定された新体制として再出発している。前作『見立てる』で台詞が削られ、身体の表現によって作品が立ち上がっていたが、今作ではそこからさらに進化して、虚構と現実がシームレスに連なっていく世界が描かれるという。カンパニーデラシネラ『見立てる』舞台の可能性を追求し続ける今作は、他では味わうことのできない体験になるだろう。文:釣木文恵
2020年02月25日宮崎あおい、永山瑛太、松坂慶子、松重豊らが共演する「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーによる新春ドラマ特別企画「あしたの家族」が1月5日(日)、TBS系で放送される。昨年、宮崎さんと大泉洋が共演した「あにいもうと」に続く石井プロデューサーの特別企画となる本作。小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられたという過去を持つが、今は立ち直っている。理紗の父・俊作と母・真知子は、娘夫婦と同居するために大きな二世帯住宅を建てるも思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らす毎日を送っていた。製菓会社の営業部長だった俊作だが人事異動で別の部に配属されることに。そこに兵頭幸太郎が新部長として着任する。かつての俊作の部下だった幸太郎が上司になったことに俊作の心境は複雑だ。ある日理紗がプロポーズされたと言って恋人の兵頭幸太郎を連れてきた。なんと、幸太郎は俊作の職場の元部下で、しかも現在は自分の上司だった…というのが本作のストーリー。理紗役には大河ドラマ「篤姫」で主演を務め、『舟を編む』や『怒り』では日本アカデミー賞に輝いた宮崎さん。幸太郎役には『余命1ヶ月の花嫁』『ディア・ドクター』などの映画から「ハロー張りネズミ」「anone」といったドラマまで幅広く活躍する永山さん。理紗の父・俊作には大人気の「孤独のグルメ」シリーズや大河ドラマ「いだてん」、映画『引っ越し大名!』などの松重さん。母の真知子に『蒲田行進曲』から『人魚の眠る家』まで数えきれないほどの作品に出演してきた名女優、松坂さん。この4人を取り巻く登場人物として一路真輝、六平直政、渋谷飛鳥、近藤芳正、田村健太郎らも共演する。新春ドラマ特別企画「あしたの家族」は2020年1月5日(日)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年01月05日俳優の瑛太が改名し、本名の永山瑛太として活動することが公式サイトにて発表された。瑛太さんは、自身の公式サイトにて「改名については以前から考えてきました。俳優としてまだまだ未熟者ですが、令和になったという節目の年に本名でやっていきたいという思いに至りました」と改名の経緯について説明。そして、「これからも、俳優として表現者として日々を精進してまいります」と続けた。なお、改名時期に関しては、2020年最初の出演ドラマとなる、石井ふく子プロデューサーが贈る新春ドラマ特別企画「あしたの家族」より適用されるという。本作は、宮崎あおい、瑛太さん、松重豊、松坂慶子らが出演し、家族の物語を描くドラマ。瑛太さんは宮崎さん演じる小野寺理紗の恋人・兵頭幸太郎役を演じる。1982年12月13日生まれ、現在37歳の瑛太さん。モデルとして活動を開始し、「ランチの女王」「WATER BOYS」「オレンジデイズ」などに出演。近年では、大久保利通役で出演した大河ドラマ「西郷どん」や、新垣結衣とW主演を務めた『ミックス。』、かつて世間を震撼させた事件を起こした少年犯の“その後”を描いた薬丸岳のミステリー小説の映画化『友罪』などが話題に。実弟は永山絢斗。(cinemacafe.net)
2019年12月25日石井ふく子プロデューサーが贈る新春ドラマ特別企画「あしたの家族」の放送日が2020年1月5日(日)に決定した。宮崎あおい、瑛太、松重豊、松坂慶子が出演し、新年にふさわしい、あしたに希望を感じられる家族の物語が描かれる本作。結婚式当日に新郎に逃げられた過去を持つ小野寺理紗(宮崎さん)は、現在、父・俊作(松重さん)と母・真知子(松坂さん)と大きな二世帯住宅で暮らしている。ある日、理紗は恋人にプロポーズされたと言い、恋人の兵頭幸太郎(瑛太さん)を連れてくるが、なんと幸太郎は職場では俊作の元部下で、現在は上司だった…というあらすじ。放送日決定と同時に、ドラマのイメージカットも到着。撮影では、美しいウエディングドレス姿の宮崎さんに瑛太さんが「見惚れてしまう」と言い、松坂さんと松重さんも「お似合い」「きれい」と声がかけられていたという。本作のプロデューサー・石井さんは「昨年の『あにいもうと』に続いて宮崎あおいさんに出演をお願いしました。透明感があって自然なお芝居をされる女優さんです。松坂慶子さんは何度もご一緒に仕事をしており、安心して宮崎さんのお母さん役をお願いしました。仲の良い母と娘をお二人が楽しそうに演じてくださり、本当の親子のようでした。瑛太さんと松重豊さんとは初めてお仕事しましたが、リハーサルを重ねて丁寧に役を演じていただきました」と宮崎さんら4人についてコメント。「撮影がクランクアップしたとき、出演者、スタッフが一緒に家族になったんだという思いが頭の中にすごくありました。私も一緒に家族の中に飛び込ませていただきました。新年にご自身の家族に思いを寄せながらご覧いただけると幸いです」とメッセージを寄せている。新春ドラマ特別企画「あしたの家族」は2020年1月5日(日)21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2019年11月24日宮崎あおい、瑛太、松重豊、松坂慶子が出演する新春ドラマ特別企画「あしたの家族」の放送が決定。先日行われた制作発表会見にて、作品に寄せる思いや撮影の感想などをキャストたちが語った。本作は、「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーが制作を担当し、浪江裕史が脚本を務めるオリジナル作品。小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられたという過去を持つ。父・俊作と母・真知子は、娘夫婦と同居するために大きな二世帯住宅を建てたのだが、思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らし。ある日、理紗はプロポーズされたと言い、恋人の兵頭幸太郎を連れてくる。なんと、幸太郎は俊作の職場の元部下で、しかも現在は自分の上司だった…というストーリー。小野寺理紗を演じるのは、昨年6月に放送された「あにいもうと」に続いて石井作品2度目の出演となる宮崎さん。「松重豊さんとは20年ぶりくらい、瑛太さん、松坂慶子さんとも10年ぶりくらいのお仕事で、収録での再会を本当に楽しみにしていました」と今回の参加を喜んだ宮崎さんは、「理紗は4年前に婚約者に逃げられてしまい、少しつらい過去を背負っていながらも、とても明るく前向きに生きている女性です。そしてお父さんとお母さんが大好き。共演者の皆さんも私の大好きな方々ばかりで、皆さんと演じる時間が楽しかったですし、楽しみながら演じることが、理紗を演じる正解だと思いました」とコメント。さらに「撮影を終えた時、出演者、スタッフの皆さんと家族になれたような一体感を感じました。そんなみんなの思いがドラマをご覧いただく方々にいい形で届くとうれしいです」と手応えを語っている。また、理紗の恋人役には瑛太さんが決定。台本を読み「すごくストレートで気持ちのいい作品だと感じました。こんな作品に出演したかったし、見たかったので、現場に出るのがすごく楽しみでした」と印象を語った瑛太さんは、「幸太郎は理紗の婚約者ですが、彼女の父親の元部下、しかしどんどん昇格してしまい、彼女の父親を越えてしまうというとても難解な役でした。石井さんにスタジオでお目にかかると、何度も美味しいパンをいただきました。これまでは朝食は和食派だったのですが、今回は石井さんのパンをいただいて、気持ちよく幸太郎を演じることができました」と撮影をふり返っている。さらに理紗の両親役には、石井作品ではお馴染みの松坂さんと石井作品には初登場となる松重さんがキャスティングされた。松坂さんは「家族の話なので、いろんな気持ちが描かれていましたが、少しユーモアもあって、一緒に家族の問題を乗り越えてゆくところが前向きで素敵だなと思いました。あおいちゃんとは久しぶりの共演でしたが、ますます芯が強くなられて、とてもお幸せそうで、明るい光が放たれる感じがうれしく思いました」と作品の印象を語り、松重さんも「自分の顔はホームドラマに出る顔ではないなと思っていました。それが新春のTBSのド正面のホームドラマに参加することができて、本当に役者冥利に尽きるなと思いました。ホームドラマはいつの時代も形を変えて人の心に届くものだと信じています」と思いを明かしている。「あしたの家族」は2020年1月、TBS新春ドラマ特別企画として放送。(cinemacafe.net)
2019年11月01日小野寺修二と首藤康之が初めてタッグを組んだ『空白に落ちた男』(2008年)から10年目。節目となる今年、6月に第4弾『斜面』が上演される。【そのほかの画像はこちら】その日、稽古場では首藤とろう者の舞踏家・雫境(だけい)とが対峙するシーンが作られていた。小野寺と首藤を中心として、「足を一歩前に踏み出す」「視線を外す」「居住まいを正す」など、細やかな動きひとつひとつに対し、その瞬間の感情についての意見が飛び交う。登場人物はセリフを発しないが、稽古で交わされる言葉は尽きない。稽古を終えたふたりに話を聞いた。首藤は「今日の稽古で腑に落ちたのは、“思わず”動く、その瞬間に真実が見えるということ。小野寺さんの作品は、ストーリーやキャラクターを前面に出すのではなく、真実を追求するものだと思うんです。そのためには自分をさらけ出す必要があるから勇気も必要だけれど、ぼくはそこに豊かさと楽しさを感じています」と話す。それを受け小野寺は「首藤さんとの企画が立ち上がるときは、必ず僕が変化を求めているときなんです。それは、偶然というにはうまくできすぎているほど(笑)。毎回それぞれ“自分になにができるのか”を考え、新たなチャレンジをしていますが、とくに今回は10年目ということもあって、気持ちも新たに作品に向き合っていますね」と語る。10年の間に作品を重ねたふたりだが、首藤は「最初は小野寺さんの言ってることが全然わからなかった」と笑う。「10年経って、ちょっとだけ小野寺さんの世界の住人になれたかなという嬉しさを感じています」というと、小野寺がこう続ける。「先日の稽古で、首藤さんが雫境くんに“もっときたなくしてみて欲しい”と言っていたんです。それは僕が最初の頃、首藤さんによく話していた言葉。当時は“意味がわからない”と首を傾げていた首藤さんが、今回その言葉を共演者に伝えていたのが印象的でした」。すかさず首藤が「“きたないはきれい”ですからね」と付け加えた。日本を代表するバレエダンサーである首藤と、パントマイムを礎にジャンルを超えた活躍をしている小野寺。ともにベテランといえる立場にありながら、稽古場では何かを発見したかのような「そうか!」という声が度々上がった。ふたりがフレッシュに〈動き〉と向き合っている証左だ。「いまはひとつひとつの動きの意味をじっくり探っている。スタート地点に立つまでの時間を大切にしたぶんだけ、走り出したらすべてが繋がってゆく気がします」という首藤と、「今回、マイムが大好きになりました。マイムの面白さを、首藤さんという表現者を通じて伝えたい。“やっぱりこのふたりでやったら面白いね”といわれるものを見せたいと思っています」という小野寺。このふたりにしかつくりえない舞台が期待できそうだ。NAPPOS PRODUCE『斜面』は6月9日(土)から17日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて上演。取材・文:釣木文恵
2018年05月21日YouTuberの関根理紗が18日、神奈川・パシフィコ横浜の国立大ホールで行われたUUUM主催イベント「U-FES.2017」終了後の囲み取材に応じ、イベント内の動画コンテスト「UUU-1 Battle!」についての思いを語り、YouTuberとしての決意を新たにした。UUUM所属のクリエイターが集結し、3年目を迎えた「U-FES」。今回は人気クリエイターによる動画コンテスト「UUU-1 Battle!」が初めて開催された。特別審査員(HIKAKIN、ジェットダイスケ、Kazu)の他、約30組のYouTuber審査員に加え、会場内の観客投票でグランプリが決定。優勝賞金として1,000万円の動画制作支援が贈られる。チャンネル登録者数86万人を超え、雑談メイクなどの美容動画で人気の関根は、「シェアしたくなる動画部門」に動画「[衝撃] 世界最速!!30秒でフルメイクした。~天才的発想が爆発した~」でエントリー。おるたなChannel、水溜りボンド、カリスマブラザーズ、河西美希、マックスベット、プリッとChannelを抑えて見事グランプリに輝いた。終了後の囲み取材で、これからYouTuberを目指す若者へのコメントを求められた関根は、「女子が男子に勝つということはYoutube界でもできないことだと私も思っていて、でも会場の皆さんが動画に対して評価してくださったということがうれしかったです」と「UUU-1 Battle!」を例に挙げ、「女の子にもチャンスがあるということを知ってもらえると思うので、気になっている方がいたらがんばって信じてやってほしい」と呼びかけた。また、取材に参加した朝日学生新聞社・小学6年生記者の「YouTuberにとって、一番大事なことは何ですか?」に「難しい質問! どうしよう……」と苦笑しつつ、「個性じゃないですか?」「これは女子に関していつも思うことなんですけど、伸びて残っている人は『このチャンネルはこう』みたいな個性があると感じます」と優しく解説した。「UUU-1 Battle!」グランプリ受賞の達成感をうかがわせた関根だが、視聴者に向けてのメッセージでは「『U-FES』という舞台に立ちたくても立てない同じ事務所のクリエイターもいたり、たくさんYouTuberがいる中で立てていること自体がすごいことだなという感謝と。それだけで心がいっぱいになります」と謙虚な一面も。「いつも見てくれている方、ありがとうございます。これからも楽しんでもらえるようなコンテンツを作っていけたらなと思います」と締めくくった。この翌日、関根は自身のインスタグラムを更新。「こういったら失礼かもしれませんが、UUU1バトルは人数合わせのつもりで挑んだ節がありました。結局は登録者が多くて、人気の高い人が優勝するんだろうな。そう思ってました」と正直に打ち明け、「今回あえてメイクの動画にしたのは、マルチにビューティーが勝てないっていうのをひっくり返したかったからでもあります。女性クリエイターが男性クリエイターに勝てないとか、このジャンルだと勝てないとか、結局それは言い訳でしかないって思ったので、これを機にまた動画頑張りたいと思います!」と決意を新たにしている。
2017年11月21日「関ジャニ∞」丸山隆平が映画単独初主演を果たす、西田征史監督作『泥棒役者』。この度、西田監督初監督作品となった『小野寺の弟・小野寺の姉』から、向井理と片桐はいり扮する“小野寺姉弟”がカメオ出演することが明らかに。あわせて、仲良すぎのコメント映像も到着した。『小野寺の弟・小野寺の姉』は、2014年に公開された西田監督の監督デビュー作。向井さん演じる弟・進と、片桐さん演じる姉・より子、“日本一不器用な姉弟”の日常を描いた作品だ。そして今回、その小野寺姉弟が西田監督最新作『泥棒役者』にカメオ出演することが明らかに。2人は、劇中の重要なシーンで登場するそうで、その変わらぬ姉弟のやり取りには思わずニヤニヤしてしまうこと間違いなし。また到着した映像では、「タマとミキ」の絵本を片手に『泥棒役者』を観に行こうと話し始める小野寺姉弟が描かれる。タイトルの泥棒と聞いて、「怖いやつダメだもん」と尻込みするより子を、「怖くない、怖くない」と諭す進。そして、映画について「どういうのなの?」とより子から聞かれた進は、「ラブコメ」と答えるという内容だ。この映像は、即興芝居風になっており、2人は完璧に(?)“役者”になりきっている。またコメント部分でも、2人にしか醸し出せない空気感に思わずクスりとしてしまう映像となっている。『泥棒役者』は11月18日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:泥棒役者 2017年11月、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 2017「泥棒役者」製作委員会
2017年11月13日向井理と片桐はいりという異色の顔合わせが話題を呼んだ昨年公開の映画『小野寺の弟・小野寺の姉』。本編に加えて80分に及ぶ特典映像と豪華特典を収録したブルーレイ&DVD(特別版2枚組 ブルーレイ 5,800円税別 / DVD 4,800円税別 発売元:ポニーキャニオン)がリリースされた。監督・脚本・原作は映画『怪物くん』やアニメ『TIGER & BUNNY』など、数多くのヒット作を手がけている西田征史。西田はこの作品で第39回報知映画賞の新人賞を受賞するなど、その手腕を存分に発揮。今後さらなる活躍が期待されるクリエイターの一人でもある。物語は早くに両親を亡くして以来、一つ屋根の下で二人暮らしをしているより子(片桐)と進(向井)の姉弟が主人公。過去の失恋が原因となり恋愛に臆病になってしまった33歳の進と、他人よりもこだわりが強すぎ、おまけに生命力も異常なまでに強すぎる40歳のより子。互いにクセがありながらも、ほどよい距離感を保ちながら暮らしていた2人だが、ある日、誤って配達されてきた一通の手紙をきっかけに、それぞれの人生が意外な方向へ転がっていく……。2012年の単行本出版、2013年の舞台版(向井、片桐主演)を経て映画化された、"日本一不器用な姉弟"の恋愛と家族愛を描いたハートウォーミング・ストーリーだ。撮影を振り返っての思い出や作品への思い入れについて、向井は「舞台版の時に3カ月くらい、毎日ずっと稽古で、もちろん片桐さんも一緒で、地方に1週間っていうのもありましたし。舞台の演出も幕が開くと二人芝居から始まる形だったので、幕開け前は二人で必ず握手をしてました。映画は、そういうのがあっての集大成な感じもしますね」とコメント。また、「オーディオコメンタリーはかなり裏話をしているのでおすすめです。また、色々な質問にも答えているので楽しめると思います」と、今回のパッケージ化のオススメポイントをアピールしている。向井のコメントにもあるように、今回リリースされた特別版と通常版には映像特典として向井理と片桐はいり、西田監督によるオーディオコメンタリーとメイキング映像、予告編集を収録。加えて特別版は劇中に出て来るキャラクター・犬のペロ君のポストカード、そして全24ページオールカラーブックレット付と実に盛りだくさんとなっており、作品を見た人はもちろん、初めてこの作品に触れる人にも楽しめる内容となっている。ブルーレイだと特別版と通常版の値段の差は1,100円だが、その分かなり充実したボリュームとなっている。
2015年03月17日前編に引き続き、電子黒板機能付きプロジェクター"CP-TW3003J"の開発を担当した小野寺氏と、プロトラブズ社長トーマス・パン氏との対談をお届けする。後編では、実際の利用シーンと将来の活用方法について話が発展した。○これ一つですべての授業が可能にトーマス・パン氏(以下パン氏):電子黒板機能付きプロジェクターを使いこなせば、これだけで学校の授業を完結させることができますね。単に補佐するものではなく、こうした製品であるのは、どのような理由からでしょうか。小野寺信二氏(以下小野寺氏):黒板に書くような手書きと、デジタル機器として教材を呼び出したり書いたものを保存したりといったことの両方を、画面内の操作だけでシームレスかつ直観的に行えることをめざしたいと思い、開発しました。パン氏:それは学校への導入に際して、従来の考え方では難しい点があったということでしょうか。小野寺氏:機能を増やすと、先生方が使いこなすにはどうしてもトレーニングが必要になります。PCが動かないというだけで混乱してしまう。とはいえ、そのハードルは2年前と比べるとだいぶ下がってきました。スマホやタブレットが普及したおかげで、フラットパネル上での指やペンでの操作が身近になりました。パン氏:確かに、触って操作することに多くの人が慣れてきましたね。そうした教育の現場以外で、注目されている分野はどこでしょうか。小野寺氏:まずはビジネスユースです。書いた画像を保存できるので、会議の情報を容易に共有できますから。企業のお客さまからは、マーカーに近い書き心地や小さい字を書きたいという要望もあります。また、そのほかに美術館や展示会での利用も考えられると思います。双方向性を活かして絵画の関連情報を知ることができる、そんな利用方法も面白いのではないでしょうか。○双方向が創る未来パン氏:ハードウェアとアプリケーションが複雑に関係し合っているこのプロジェクターですが、新しいマーケットを見据えて、ソフトウェアを飛躍させることによりハードを売るという流れも見えてきますね。小野寺氏:一つお伝えできるのは、デジタル教科書です。今、教科書業界で次世代デジタル教科書の共通プラットフォーム開発に取り組んでいるという話もあります。例えば歴史の時間には「関ヶ原の戦い」が動画で見られるなど、電子黒板の上に教科書の内容に関連した動画などのデジタル教材が出せるようになります。このとき、操作やインタフェースがある程度共通化されると、先生方にとっても使い勝手が向上するのではないでしょうか。そのような環境が整い、先生方がアナログ・デジタルを意識せず、双方向のツールとして電子黒板を使い、子どもたちと向き合える、そんな授業のお手伝いができればと思っていますし、こういった進化に、プロジェクターもどんどん対応していきたいと思っています。パン氏:なるほど。教材を共有すれば、どんな先生であっても教え方を標準化することができますね。ここには非常に大きな夢があるように感じます。ものづくりの会社をやっている身としては、社内のトレーニングに使いたいですね。適切なガイドをすることで、誰が作っても高い品質のものができるようになる。そういった教育が、インタラクティブ機能を持ったこのスクリーン上で可能になりますね。小野寺氏:「表示するだけ」のプロジェクターにとどまらず、「双方向」というキーワードのもと、より広い用途で使っていただきたいですね。○アナログとデジタルをなめらかにつなぐパン氏:こちらの製品は2014年7月に発売されたばかりですが、反響はいかがですか?小野寺氏:主に教育関係の方に使っていただき、おおむね好評を得ています。しかし、課題もあります。今までマーカーでホワイトボードに書かれていたというお客さまからは、応答性をもっとあげてほしいという声がありました。人は字を書くとき、書いた軌跡を瞬時に判断し、次に書き始める位置を決めていきますが、電子黒板への指や電子ペンでの入力は、どうしても遅延が発生してしまうので、自分がいつも書いている文字と少し違ってきます。センサーのレスポンスやセンシティビティをさらに上げるのが今後の課題です。パン氏:もっと細かく、素早く反応してほしいというわけですね。ただ、解像度も処理速度も上げるとなると、コストとの兼ね合いが難しくなるのではないでしょうか。小野寺氏:確かにそうですが、お客さまからの要望でもあり、理想としては、アナログペンと同じような感覚でデジタルを使えるというところまで持っていきたいと考えています。また、今は平らな面に限られていますが、将来的には曲面や凹凸面など、さまざまな場所で操作可能な「投写する表示装置ならではの機能」を開発したいと思っています。○製品づくりで忘れないことパン氏:お話をうかがっていく中で、この電子黒板機能付きプロジェクターは単なるツールではなく、一つの文化になっていく可能性を秘めた製品だと感じました。また、ものづくりをしている者として品質へのこだわりと苦労にはとても共感できます。日立さんはパートナーさんとの関係をきちんと構築し、最後までやり抜いて日立の高品質な商品として市場に送り出している。この点はとても印象的でした。小野寺氏:ありがとうございます。「品質を守る」は、入社以来ずっと言われてきたことです。今後も品質を守りながら、パートナーの皆さんと一緒にものづくりを進めていきたいと思っています。「製品はお客さまのためにある」のだとわれわれは考えています。
2014年12月24日古味直志氏による漫画で、2014年1月~5月に放送されたTVアニメ『ニセコイ』に登場する「小野寺小咲」と「鶫誠士郎」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。価格は3,704円(税抜)。2015年2月に発売される『ねんどろいど 小野寺小咲』は、特徴的な凡矢理高校の制服を丁寧に作り込んで立体化。表情パーツには、優しい「笑顔」に加え、ちょっと困ったような表情が小咲らしい「恥ずかし顔」やコミカルな「慌て顔」を用意している。さらに「通学かばん」や物語の鍵となる「約束の鍵」などオプションパーツも豊富に用意しており、ドキドキの告白シーンや登校シーンなど、劇中のさまざまなシチュエーションを再現できる。そして、2015年4月に発売される『ねんどろいど 鶫誠士郎』は、「ビーハイブ」の腕利きヒットマンを立体化。動きやすさ重視のブレザー系男子制服はもちろん、トレードマークでもある大きなリボンや銃もデフォルメながらも細部まで細かく造形されている。表情パーツにはクールな「通常顔」、コミカルな「慌て顔」や女の子らしい「恥ずかし顔」を用意。そのほか銃や劇中で登場したYシャツ姿の上半身が付属し、『ねんどろいど 小野寺小咲』と合わせて、劇中シーンを楽しめる。原型制作は、ともに七兵衛が担当。商品価格は3,704円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切はともに、11月26日21:00。商品の発売および発送は、『ねんどろいど 小野寺小咲』が2015年2月、『ねんどろいど 鶫誠士郎』が2015年4月を予定している。(C)古味直志/集英社・アニプレックス・シャフト・MBS
2014年11月03日俳優の向井理と女優の片桐はいりが30日、都内で行われた映画『小野寺の弟・小野寺の姉』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。『小野寺の弟・小野寺の姉』は、両親を亡くしてから、一軒家で暮らす不器用な姉弟の恋を描く、温かい人間ドラマ。向井、片桐の他、山本美月、及川光博、ムロツヨシ、寿美菜子、麻生久美子、大森南朋ら豪華キャストが出演。実写映画『怪物くん』(2011年)や、アニメ「TIGER&BUNNY」などの脚本を手掛けた西田征史監督がメガホンをとった。ぴあの出口調査で満足度ナンバー1になったことについて向井は「すごくうれしいです。満足度ってバロメーターなので」と大喜び。姉弟役ということで、似ている部分を尋ねられると、片桐は「体温が同じでした。体温というか、作品に対するモチベーションの温度が、同じでした。それは奇跡的なこと」と言うと、向井もうなずき「気負いがなかった。だらけているわけじゃないけど、西田さんがメガホンをとっていたからだと思います。一軒家で撮影していて、昭和のノスタルジーみたいな感じ。今回は脱力系のお芝居が必要とされていたので、そこの調節が似ていたかなと思います」と、撮影を振り返った。続いて、向井と片桐の仲良しぶりがわかるエピソードを、西田監督が披露。「一軒家に控室があり、呼びに行ったら、ふたりが横で寝てるんです。男と女じゃないですか!主演女優と、主演男優でしょ!?2人が無防備に寝てるのを見て、姉弟みたいだなと思いました」と感心。2人は覚えてないようだったが、片桐は「でも、これだけいっしょにいて、何の噂もなかった(苦笑)。悔しいな」と恨み節を口にし、会場は爆笑の渦に。3人とも続編についても前向きで、向井が「何でもできると思うんです。西田さん次第で」と言うと、片桐も「寅さん映画みたいに46作!」と西田監督にラブコールし、会場からも拍手が上がる。また、クロストークの後、向井たちから、感謝の気持ちを込めて、スペシャル映画グッズが当たる抽選も行われ、大盛況のまま、幕を閉じた。
2014年10月31日飛ぶ鳥を落とす勢い、とはまさにこのこと。向井理さんがすごい勢いで活躍しまくっているのはご存じの通り。先日、あるお仕事でインタビューをしましたが、あのちっちゃなお顔を目の前にして、「確かに、カッコいい」と認めざるを得ませんでした。そして、取材の際に撮影した写真がまたカッコいい。映画でも、TVでも、CMでも、グラビアでも文句なし。でも、“何をやってもカッコいい”という評判は、もしかすると、俳優にとってはちょっとやっかいなものなのかもしれません。美しすぎた若き日のブラピが、デビューからしばらくは奇妙な役ばかりやっていましたが、やはり真剣に演技へと向かっていこうとすると、外見がイカし過ぎなのは考えもの。そこばかりに目が行き、正当な評価がされにくい。贅沢な話ではありますが、本人たちにとっては深刻な事態。あえて、個性的な役に挑むのは当然の流れといえます。そこで映画『小野寺の弟・小野寺の姉』。ここで向井さんが演じるのは、早くに両親を亡くしてから、姉・より子(40歳)と一軒家で共に暮らし続けている小野寺進(33歳)。不器用で内気、恋に奥手な進と、弟の幸せを願い続け自分の幸せを後回しにしてきた姉の、互いを思いやる心が何とも胸に染み入る物語です。進は、いつも髪に寝ぐせをつけ、ファッションにもそれほどこだわらない黒縁眼鏡男。“崩れた”というには、まだまだ“向井理”の原型を残し過ぎですが、決してイケメンではない役で、ぼそぼそと喋る完全な理系。ご自身も、わりと“暗い”らしく(本人談)、さらに親しくしている西田征史監督が彼のために書いた役だそうで、本人に近い部分も多いとか。この世界に入っていなかったら、彼はこんな感じで生きていたのかな…という“もうひとつの可能性”を探ってみるのも、本作の面白い見方かもしれません。とはいえ、向井さんじゃなく小野寺進だって、現実に近くに居たら十分に“射程圏内”という人は多いはず。姉の優しさにより育まれた彼の思いやり溢れる性格は、人によっては物足りなかったり、分かりにくかったりするかもしれません。ちゃんと好きなら好きだと言って欲しいし、自分からデートに誘って欲しいし、二人の関係がなかなか進められない理由があるならそれもきちんと説明して欲しい。そう思うのが女性でしょう。でも、日本人は昔から、察する文化を共有してきたのだから、こんな風に不器用な人の気持ちを察することは比較的得意なはず。みなまで言わない、そういう奥ゆかしさがカップルの中にあってもいいし、それができる間柄も素敵だと思うのです。親しい仲にも、距離はあっていい。実は、進とより子の関係も、親しいばかりでなく距離があります。それは、冷めているからではなく、思いやりや敬意があるからこそ生まれる距離。それを大切にできる人たちは、人を慮ることができるし、誰にでも優しくて調子ばかり良い器用な人よりは、ずっと誠実な感じがするのです。外見ばかり気にしていておしゃれ過ぎる男性も、ちょっと浅い気がしますし。進の寝ぐせだけはどうにかしてほしいですが、これは女性が毎朝何とかしてあげられそうですからね。つまり、私は好きなんです。不器用でちょっと距離感がある進のような人が。そういう人が徐々に距離を詰めてきたとき、さらに喜びを感じたりして。明け透けでない相手の心をさぐるのも楽しいもの。向井理≒小野寺進の魅力から、イカしすぎない男性の魅力に目覚めてみては?(text:June Makiguchi)■関連作品:小野寺の弟・小野寺の姉 2014年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
2014年10月27日「ぴあ」調査による2014年10月24日、25日のぴあ映画初日満足度ランキングは、向井理と片桐はいりが主演した『小野寺の弟・小野寺の姉』がトップに輝いた。2位にデンゼル・ワシントンが『トレーニング・デイ』の監督と再タッグを組んだ主演最新作『イコライザー』が、3位にヨガを通して変わっていく女性の姿を描いた『シャンティ デイズ365日、幸せな呼吸』が入った。その他の写真1位の『小野寺の弟・小野寺の姉』は、生真面目な姉と引っ込み思案で奥手な弟の恋と人生を描いた作品。監督は『TIGER&BUNNY』の脚本家、西田征史。出口調査では「ほのぼのと心温まる姉弟の物語で、片桐はいりの素朴で味のある演技がよかった」「姉弟ふたりの掛け合いが本当におもしろかった。笑えて、ラストはうるっとくる締め方で泣きそうになった」「のんびりとした映画だったが、自分のことを振り返り、改めて身近にいる人たちの大切を感じた」「思いやりの心、ありがとうの気持ちが描かれているので心に余裕がない人に観てほしい」など、10代から60代までの観客から支持を集めた。2位の『イコライザー』は、ワシントンが仕事請負人として夜な夜な世の不正を抹消していく男を演じたアクション映画。観客からは「寡黙だがやるときはやるという主人公のキャラと、デンゼル・ワシントンの落ち着きがあってタフで強いという雰囲気がマッチしていてよかった」「デンゼル・ワシントンの力強いアクションが観られて大満足! 伏線をしっかり回収したストーリー構成もよい」「観終わったあとに余韻を残す“静”のあるアクション映画。本で主人公の心理を表現するなど、いろいろな工夫があっておもしろかった」「身の回りの物を使って敵を倒すなど、映画的におもしろい要素が多くある作品」などのコメントが寄せられた。(本ランキングは、10月24日(金)、25日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2014年10月27日「今回ほど、自分自身と役の境目がなかったことはないですね」。映画『小野寺の弟・小野寺の姉』で演じた進という役柄について、向井理はそう語る。朝ドラから漫画原作の映画までタイプの異なる幅広い役をこなし、自然に役に溶け込むがゆえ、どの役からもなかなか彼自身の“素”が見えないが、本人の言葉を信じるなら、本作で見せている姿が、まさにプライベートでの向井理そのものということになる。その他の写真両親の死後、2人で生きてきた姉のより子と弟の進が反発し合いながらも互いの幸せを願い奔走する姿、各々の不器用な恋愛模様を絡めつつ描き出す本作。向井にとって特別な作品となったようだ。原作は本作で長編初監督を務めた西田征史自身による小説。映画に先立ち昨年、映画と同じく向井と片桐はいり主演、西田演出による舞台版が上演されたが、5年ほど前から映画化を含めた企画が決定していたとあって「やっと来た、という思いだった」と明かす。舞台版が姉弟に降りかかる非日常的な事件を描いたのに対し、映画で描かれるのは他愛のない日常。それを踏まえ、向井が意識したのは「より子との距離感」だった。「2人が一緒にいて話しているシーンはもちろんですが、セリフなしでより子を見ている進の表情からより子の人物像が見えてきたり、一人でいる時でも何となく互いへの愛情が見えてくる、そんな雰囲気を出せればと思ってました」。とはいえ冒頭の発言でも分かるように、役を作りこむといった作業は一切なく、西田からも細かい注文も片桐と姉弟関係について話し込むということも全くなかった。「何も考えてなかったというのが正直なところです(笑)。舞台の上で少し緊張してスタンバイしている僕らの姿や、撮影の合間にベラベラと話している様子を見て、西田さんには僕らが本当に姉弟に見えたそうです。作りこんで役に寄せるのではなく、自然に築いてきた関係をそのまま映像に乗せたという感じでした」。2010年の『ゲゲゲの女房』への出演と前後して巻き起こった“熱狂”から数年。いまなお人気は衰えることを知らないが、周囲の喧騒をよそに当人は「僕自身はデビューしてから何も変わってないというのが正直な思い」と冷静そのもの。ただ、本作の西田然り、同じ監督・演出家と2度目、3度目となる仕事が増えてきたことに喜びと責任を感じている。「一度呼ばれて、次もまたその次の作品でも呼ばれるものを常に提示していきたいです」。『小野寺の弟・小野寺の姉』10月25日(土)新宿ピカデリーほか全国公開取材・文・写真:黒豆直樹
2014年10月23日映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の試写会が10月14日(火)に開催され、主演の向井理と片桐はいりが揃って舞台挨拶に登壇した。不器用ながらも互いを思いやる姉弟の姿を描いたハートウォーミングコメディ。親を亡くして以来、2人で暮らしてきた小野寺姉弟のなかなか進まない恋模様などを描き出す。公開前に映画をアピールする絶好の機会ながら、向井さんも片桐さんも劇中のテンションそのまま自然体ののんびりしたムード。片桐さんが「眠くなるような…いや、家でくつろいでいるような感じで観ていられる映画が出来ました」と言えば、向井さんも「何もない…いや、ストレスなく観られる映画です!」とまさかのネガティブPRかという失言まじりで映画を紹介し笑いを誘う。ダメ男気味の進を演じる上で、向井さんには意外な苦労があったそう。役柄的にどちらかと言えばヒョロッと弱々しいイメージの進だが、ちょうど本作の撮影の時期は、向井さんが元プロボクサーの警官を演じたドラマ「S -最後の警官-」の撮影と重なっていたそうで当時、向井さんの肉体はムキムキ!「大変でしたよ。緩い服を着ないと(筋肉が)浮いちゃう…」と苦笑交じりにふり返ったが、“姉”からすかさず「筋肉自慢?」と茶々が入る。さらに片桐さんは「シャワーシーンもありますので!」と向井さんの隠れマッチョ(?)ぶりを発見するチャンスとばかりにファンの期待を煽る。片桐さんは、改めて向井さんについて「みんなが弟にしたいキャラ。いつもこっちが勝手なこと言ってても微笑んで受け止めてくれる」とその度量の広さ、懐の深さを絶賛。向井さんは片桐さんについて「自然体でいられるのがすごい。作っているわけでも天然でもなく、素でそこにいられる強さを持っている」と評する。初共演の時から現場で自然に仲良く言葉を交わしていたそうで、その時には舞台や本作の企画もすでに動き出しており「常にこの作品のことが頭の隅にあった」と向井さん。片桐さんは「その間に“ゲゲゲ(=向井さん出演の朝ドラ『ゲゲゲの女房』)”も“じぇじぇじぇ(片桐さん出演の朝ドラ『あまちゃん』)”もあり、向井理の成長を見てきました。ずいぶん変わりましたよ」と“弟”の成長に目を細めていた。『小野寺の弟・小野寺の姉』は10月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:小野寺の弟・小野寺の姉 2014年10月25日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014『小野寺の弟・小野寺の姉』製作委員会
2014年10月15日片桐はいりと向井理が姉弟役で共演する舞台、『小野寺の弟・小野寺の姉』が7月に開幕。そこで小野寺の姉・より子役の片桐はいりと、小野寺の弟・進役の向井理にそれぞれ話を訊いた。舞台『小野寺の弟・小野寺の姉』チケット情報すでに『ママさんバレーでつかまえて』『ハングリー!』でも共演を果たしている片桐と向井。向井は片桐について、「本当にすごい人」と切り出し、「僕が心から尊敬していることを、はいりさんは全然感じていないと思いますけど(笑)。そんなはいりさんと、特に舞台でご一緒出来るのは本当に楽しみですし、同じくらい怖くもあります」と明かす。それについて片桐は、「向井さんは私と真逆の人。不器用な私と違って、何でもサラリとこなせてしまう。自分とは全然違うタイプだからそう思うのではないでしょうか…」と、遠慮がちに語る。今回作・演出を手がけるのは、『ママさん~』でもそのふた役を担った西田征史。実は片桐にとって西田作品は、「最大公約数をつかむような、かなり難易度の高いもの」らしい。「私が考えつかないような角度から、西田さんの笑いは生まれていく。どちらかと言うと私は、ピンポイントを狙うような芝居に慣れているので、そこはもうちょっと間口を広げていかないと難しいかなと思います」と、現段階での課題を挙げる。さらにあまりやったことのない、物語の主軸を担う人物だけに、「そういう“わきまえのある主役”というのを(笑)、向井さんに教えてもらいたいです」と続ける。その向井にとって西田は「兄貴みたいな存在」であり、「ちゃんと笑えて、意外に泣ける。すごく緻密で愛のある作品を作られる方。そんな西田さんが長年温めていた作品に参加できるのは、すごく嬉しい」と目を輝かせる。また舞台では初のコメディということで、「そこは今まで全部はいりさんに持っていかれたところなので、今回はぜひ僕も取りにいきたい」と意欲を見せる。向井が演じる進は、姉に翻弄されながらも能天気で自由な、ちょっと内気な男性。自らのことを「あまり快活ではない」と語る向井だけに、「あまり違和感なくできるのでは」と笑う。片桐演じるより子は、本人いわく「思いの分量が多過ぎる人」。また足し算ではなく引き算していく役だと考えており、「今回はちょっと薄味にチャレンジしてみようかなと。『私の出汁、どれくらい出てますか?』ってことをはかられる場所になると思います」と話し、ベテラン女優のさらなる飛躍を予感させた。公演は7月12日(金)から8月11日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、8月22日(木)から28日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。東京公演のチケットは発売中。大阪公演は5月18日(土)午前10時より一般発売開始。なお、チケットぴあでは大阪公演のインターネット先行抽選を5月1日(水)午前11時より受付。取材・文:野上瑠美子
2013年04月26日