扶桑社は6月8日、新日本プロレスのエース、棚橋弘至選手の初フォトブック『1/100 The one-hundredth(ジ・ワンハンドレッス)』(税別1,944円)を発売した。フォトブックには、鍛え上げられた「強い男の色香」が漂うグラビア、"傾奇者(かぶきもの)"・前田慶次をモチーフにした衣装をまとったグラビアなど50ページもの撮り下ろしグラビアを収録。他には、プロレス界の先輩・小橋建太さんや後輩・飯伏幸太選手との対談企画、書店員コスプレ「もしも棚橋弘至が書店員だったら」、占いで棚橋弘至を徹底検証、ド真剣なんだけど笑える"迷言集"、人生や家族、プロレスについて熱く語ったロングインタビュー「迷路があるからプロレスは面白い!」などが掲載される。お笑い芸人のレイザーラモンRGさん、弁護士でタレントの角田龍平さんによる「証言」も。棚橋弘至(たなはしひろし)選手は1976年、岐阜県生まれ。1999年、立命館大学法学部卒業後、新日本プロレスに入門。同年10月10日、真壁伸也(現・刀義)戦でデビュー。その日本人離れした肉体と、飾らないキャラクターで団体最高峰のベルト、IWGPヘビー級王座にも何度も君臨。第56代IWGPヘビー級王者時代には歴代最多防衛記録である"V11"を達成した。団体のエースとして、幾多の名勝負を繰り広げている。
2015年06月10日熊切和嘉監督『海炭市叙景』(’10)、第38回モントリオール世界映画祭 ワールド・コンペティション部門にて最優秀監督賞を受賞した『そこのみにて光輝く』(’14)。そして、2016年、佐藤泰志文学映画化の函館三部作最終章として、「オーバー・フェンス」の映画化が決定した。佐藤氏が小説を諦めかけ函館の職業訓練校での日々を送った際の経験をもとに執筆し、自身最後の芥川賞候補作品となった「オーバー・フェンス」(「黄金の服」所収 小学館)。メガホンをとるのは、最新作『味園ユニバース』のスマッシュヒットも記憶に新しい、山下敦弘監督。邦画界で最も新作を熱望され、全作品が話題となる山下監督が、函館の短い新緑の季節を舞台に“共に生きる”という普遍のテーマに向き合い、“幸せの意味を知らない男”と“鳥になりたいと願う女”の“大人のラブストーリー”という新境地に挑む。脚本は、『そこのみにて光輝く』で多くの映画祭で脚本賞を獲得した気鋭・高田亮。また、山下監督の盟友であり『天然コケッコー』、『マイ・バック・ページ』以来のタッグとなる近藤龍人が撮影を担う。『桐島、部活やめるってよ』など日本映画の先端を活写し、独自のフレームセンスで観客を魅了し続ける近藤氏は、<佐藤泰志・三部作>共通で撮影を務めている。今回の決定にあたり、山下監督は「映画は空っぽになってしまった一人の男と求愛し続ける女の話でもあるし、函館の職業訓練校に生きる無職の男たちの話でもあるし、もしかしたら若くして死んでしまった佐藤泰志自身の話になるのかもしれない…というか“話”に固執せず、その瞬間を生きている人間たちの映画にしたいと思う。そうすれば自ずと僕自身の話になるし、観ているあなたの話になっていくのではないかと思う」とコメントを寄せた。さらに、「『オーバー・フェンス』というタイトルが示す通り、見えないけどそこにある何かを越えていく映画にしたい」と意気込みを語った。『オーバー・フェンス』は2016年、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月16日俳優の船越英一郎と藤岡弘、が12日、都内で行われたリーアム・ニーソン主演の映画『ラン・オールナイト』(5月16日公開)の公開直前イベントに登場した。映画がアクション・サスペンス作品であることから、船越はサスペンスの帝王として、藤岡は日本を代表するアクション俳優として選出。レザージャケットスタイルで登場した2人は、主人公のリーアム・ニーソンになりきり満足気の様子で、ともに大ファンだというリーアム・ニーソン作品について熱く語った。藤岡は作品のリアリティーに触れ、「一般の人が驚いている様子なども本当にリアルでした。そのため緊迫感や緊張感に臨場感があります。銃一つにとっても、こだわり抜いている」と絶賛。船越はサスペンスの要素に注目し、「極上のサスペンスには涙が必要。登場人物に次々と共感して夢中になってしまいます。特に地下鉄のシーンは号泣必至です!」とアピールした。最後に、この映画の魅力について船越が「アクションの要素が全て詰まっているのに、ドラマも非常に色濃く描かれている」と話すと、対する藤岡も「この作品はミスを見つけようと思っても見つけられないほど」と作品をたたえ、「最高。何度見ても興奮するほどいろんなものが凝縮されて、リーアム作品No.1です」と太鼓判を押した。本作は、リーアム・ニーソン演じる殺し屋が息子の命を救うために殺した相手が、エド・ハリス演じるマフィアのボスの息子だったことを発端に、マフィア、すご腕の暗殺者、さらには買収された警察官、一般市民まで、ニューヨーク中を敵に回してしまうというノンストップ逃走劇。(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月13日リーアム・ニーソンが主演するアクションサスペンス『ラン・オールナイト』のPRイベントが5月12日(火)、都内で行われ、“アクションの大家”藤岡弘、&“サスペンスの帝王”船越英一郎がそろい踏み。本作を絶賛し、興奮しきりのノンストップトークを繰り広げた。リーアムが演じる殺し屋のジミーが、一人息子を守るため、長年の親友でもあるマフィアのボスの息子を殺してしまったため、真夜中のニューヨークを舞台に、最強の暗殺者や買収された警察ら無数の敵と立ち向かう本作。藤岡、さんはリーアムの大ファンだと言い「いままでの作品で一番だね。最高だよ。僕はプロの俳優だから、特にアクションは厳しい目で見るけど、パーフェクトだね」と先制パンチ。一方の船越さんも「僕は藤岡、さんの次にリーアムが好き。見どころしかないから、まばたきしちゃダメ。あー、こうして話しているだけで汗ばんできた」と汗をぬぐい、「アクションに加えて、人間ドラマもあるので、見ているうちに涙まみれになりますよ」と早速ボルテージは最高潮だった。また、それぞれ「絶品アクションの条件」「絶品サスペンスの条件」として、「本物の役者とリアリティ」(藤岡、さん)、「不安と緊張感。それに涙」(船越さん)とスペシャリストならではの持論を展開。『ラン・オールナイト』はすべてを満たしていると太鼓判を押した。約30分行われたトークは、終始“ゲキアツ”!船越さんの発言に、藤岡、さんが「そうそうそうそう、その通り!」と大きくうなずく場面も多々あり、二人の本作に対する熱い思い入れがビシバシ。「人生はサバイバル!ぜひ我々世代に見てほしい。勇気とパワーをもらえる」(藤岡、さん)、「確かにエールを送られている気分になりますね。それに女性にも見てほしいんですよ。男がたくましくなるのは、女性のバックアップが必要ですから!」(船越さん)と熱弁していた。『ラン・オールナイト』は5月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラン・オールナイト 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年05月12日現在MBS/TBS系にて毎週日曜17:00より放送中のTVアニメ『アルスラーン戦記』に新たに登場する、荒川弘氏描き下ろしによるキャラクター第2弾のデザインが発表された。5月9日に販売された漫画誌『別冊少年マガジン 6月号』(講談社)にて公開されたのは、戦乱の世の裏側で暗躍する魔道士たち7人で、第3話にも登場。怪しげな存在感を放っていたこの7人はアルザング、グンディー、ガズダハム、ビード、サンジェ、グルガーン、プーラードと名付けられている。アルスラーンたちと敵対するルシタニアと行動を共にしている、銀仮面卿ともなにやら関係があるという。本作は、『銀河英雄伝説』『創竜伝』『タイタニア』などで知られる小説家・田中芳樹氏の原作を、"ハガレン"こと『鋼の錬金術師』で人気を博した荒川氏が漫画化。現在、漫画雑誌『別冊少年マガジン』(講談社)で連載されており、単行本は1~3巻ですでに累計200万部を突破している。物語は、"気弱な"王太子・アルスラーンが、異教徒の国・ルシタニアの侵攻をきっかけに、激闘と謀略のなかで、仲間たちとともに成長していく姿を描いている。(c)2015 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS
2015年05月11日山下智久が主演を務めるTBSドラマ「アルジャーノンに花束を」が4月30日(木)にクランクアップを迎え、脚本監修・野島伸司が山下さんへ花束を贈った。ダニエル・キイスの名作に作家の野島氏が新たな命を吹き込むことで注目を集める本作。山下さんは知的障がい者だったが、手術により天才的な知能を手に入れた28歳の青年・白鳥咲人という難役に挑む。そのほか栗山千明、窪田正孝、工藤阿須加、菊池風磨(Sexy Zone)、石丸幹二、谷村美月、大政絢、河相我聞、いしだ壱成、草刈民代、中原丈雄、萩原聖人と錚々たるキャストが集結している。1月12日(月)にクランクインしてから約3か月半の収録を終えた山下さんは「僕が今までやってきたドラマの中で一番期間が長かったです。役作りも含めて、すごく苦労しました」と明かしつつも、「30年間生きてきた経験、学んできたことを全部、この作品に注ぎ込んだつもりです。本当にこの作品を通してたくさんの事を学べました」とコメント。そんな山下さんのもとに花束を持って現れたのは、普段マスコミの前には登場しない野島氏。野島氏は山下さんのことについて「表現者として唯一無二感のある、妖精のような浄化作用のある表現をする役者はなかなか見ない」と絶賛。これには山下さんも感激の様子だった。「アルジャーノンに花束を」は金曜22時~TBS系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日主演に「関ジャニ∞」の渋谷すばる、ヒロインに二階堂ふみを迎えた 『味園ユニバース』。興行収入2億5千万円を突破し大ヒットを記録した本作が、イタリアで開催中の「ウディネ・ファーイースト映画祭」のコンペティション部門に出品。4月25日(現地時間)に公式上映され、山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇。渋谷さんからのメッセージを代読した。「ウディネ・ファーイースト映画祭」は、イタリアのウディネで開催される東アジア、東南アジアの話題作を集めた映画の祭典。毎年、日本映画にも多くの注目が集まり、2014年には『永遠の0』が観客賞、『テルマエ・ロマエII』がネット観客賞を受賞。過去は『俺俺』や『告白』なども様々な賞を受賞している。実は9年前にも、同映画祭で山下監督の『リンダ リンダ リンダ』が上映され好評を博しており、現地での監督への期待は高く、上映30分前から長蛇の列ができ、1,200席が満席となる盛況ぶりだったとのこと。上映前の舞台挨拶では山下監督自らすべてイタリア語で挨拶を行い、会場を盛り上げると、さらに、主演の渋谷さんからイタリアのファンに向けた手紙をサプライズで代読。「初めて主演させて頂いた映画が、イタリアの皆様にも見ていただけることになり、本当に嬉しく思っております。僕が生まれ育った大阪を舞台にした音楽映画ですので、大阪の匂い、大阪の良さを映画を通して感じていただけたらと思います」と伝えると、会場は暖かな拍手に包まれたそう。上映後は、なんと5分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、これには監督も、「まだ興奮が冷めないですが、観ている間はみんなじっくり観てくれて、終わった直後にみんな拍手をくれたので、すごくホッとしたし、ウディネのお客さんはいいなと」と安堵した様子。さらに「映画祭自体が、お客さんと監督がとても身近でレスポンスもすごく良いので、渋谷君や二階堂ふみちゃんも連れてきたかった。あと赤犬も」とその喜びを語った。「観客賞」他の受賞発表は5月2日(現地時間)を予定しており、本作の受賞へ期待が持てる上映会となった。『味園ユニバース』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年04月27日俳優の藤岡弘、と竹内涼真が、3日にフジテレビ系で放送されたトーク番組『ライオンのごきげんよう』(毎週月~金12:55~13:25)に出演し、初代ライダーと現役ライダーが初共演を果たした。1971年に放送された初代『仮面ライダー』で1号/本郷猛役を演じた藤岡と、現行の『仮面ライダードライブ』でドライブ/泊進之介を演じる竹内は、この日の番組で初共演。互いに「ヒーローの大変さ」について語り、藤岡は「缶ジュースを飲み終わって空き缶をゴミ箱に放り投げようとした時、ちょっと待てよ、何か気になると思ったら、真後ろに子供たちがずらっと並び、じーっと様子をうかがっている。あーだめだと思ってゴミ箱に捨てに行った」と絶えず子供の目線が気になっていたという。対する竹内も、「まず『(仮面ライダーに)なる前に素行だけは気をつけるように。自覚を持ってください』と口酸っぱく言われます」と同調し、「今回は特に警察官の役なので、信号無視、電車では優先席に絶対座らないなど『日常的に常に誰かに見られていると思って行動しなさい』と言われましたね」と、模範になるよう意識していることを吐露。続けて、竹内は「たまに電車でどうしても座りたい時とかありませんか?」と問うと、藤岡は「座れないね。立っています。そういう意識はどんどん増えてくる。ある意味で"自分を自制する"――そういうものが生まれ、よかったと思っています」と答え、自身が仮面ライダーに育ててもらった恩を明かした。そして、藤岡は「日本だけじゃなく世界中の子供が注目している。その実感はこれから感じるようになると思う」と竹内に伝える。これは、3月21日の『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』舞台あいさつで、仮面ライダーファイズ/乾巧役の半田健人が語っていた藤岡のエピソード「藤岡さんは『仮面ライダー』(第1作)当時、今のような根強い人気の作品になるという実感を持たずに演じていたけれど、10年、20年、30年……と年月が経っていく中で、『仮面ライダー』という作品にどれだけ自分が支えられたか、と後になって気づいたそうです」に通じる言葉だった。番組の中で竹内は、パンチボールを殴りつけながら30秒間怒りをぶつける「ミワちゃま パンチ!」に挑戦し、この日のお題は「仮面ライダーの撮影で大変なこと」。通常は、さまざまな種類の怒りをぶちまけるという趣旨のコーナーだが、この日の竹内は「朝が早い! もう朝が早い! 朝が本当に早い! 朝が! 朝が! 朝がーっ! 本当に朝が早いよもう!」と、仮面ライダーの撮影の朝が早過ぎることを一心不乱に連呼。さらには「冬の朝が寒い! 早い!」「冬のロケが寒すぎる!」「春の花粉がキツすぎる!」と撮影というよりは、環境への不満を叫んだ。また、撮影所の近くに住んだばかりに寝坊してしまい、竹内の部屋に助監督が起こしにきたこともあるらしく、竹内は「本当に自分が大っ嫌いになりましたね」と悔いていた。もちろん朝が早過ぎることに藤岡もうなずき、「前の日に体を酷使して使いすぎて、相当ダメージを受けている。すると起きられないんですよ。目覚まし時計を切っちゃって寝てしまう」と自身の寝坊エピソードを紹介。竹内は、朝6時入りで翌日の朝4時に撮影が終了し、5時間後の9時入りというスケジュールを話すと、藤岡は「初期の頃は1時間、2時間しか睡眠のないことは当たり前だった。夜中の12時、1時まで撮影があり、帰ってきたら3時。気がついたら5時でもう撮影に行かなければ……という状況」と振り返り、「歴代のライダーは皆越えてきているからがんばって欲しい」と竹内にエールを送った。また、竹内は「僕の小さい頃の夢は仮面ライダーなので、藤岡さんもそうですが、一番自分が"かっこいいもの"をやれていると思うと、本当に心からうれしい。役者をやるからには、絶対仮面ライダーを通っていきたいと思っていました」と仮面ライダーを演じる喜びを噛み締めていた。
2015年04月03日吉田大八の『桐島、部活やめるってよ』、呉美保の『そこのみにて光輝く』、熊切和嘉の『私の男』、そして石井裕也の『バンクーバーの朝日』など、現在の邦画界をけん引する監督から多大なる信頼を寄せられ、国内外から注目を集める数々の名作の撮影を手掛けるカメラマン・近藤龍人。そんな近藤さんの魅力に迫る特集上映が、4月11日(土)に開催されることが分かった。近藤さんは1976年、愛知県生まれ。大阪芸術大学在学中に熊切監督の卒業制作『鬼畜大宴会』にスタッフとして参加、その後、大学同期である山下敦弘監督らと多くの作品を制作。その撮影作品は、『私の男』から『四十九日のレシピ』『夏の終り』『横道世之介』など、話題作ばかり。2010年には『パーマネント野ばら』で第54回日本映画撮影監督協会「新人賞(三浦賞)」、今年『そこのみにて光輝く』で第36回ヨコハマ映画祭「撮影賞」を受賞し、公開待機作品には、岡田将生主演・瀬々敬久監督の『ストレイヤーズ・クロニクル』も控えている。今回、4月11日(土)にオールナイト上映される今回の特集では、近藤さんが自ら選んだ、山下監督、岡田さん&夏帆出演、くらもちふさこ原作の『天然コケッコー』(’07)、近藤さんと親交の深い松江哲明監督がシンガーソングライター・前野健太を追ったドキュメンタリー『ライブテープ』(’09)などを上映。縁のあるゲストを招いたトークイベントも行われる。松江監督は、製作当時をふり返り、こうコメントを寄せている。「『ライブテープ』の撮影を決めて、最初に声を掛けたのは近藤君だ。前野さんはライブで2時間以上、歌っているのを見たことがあったけど、ワンカットで映画が撮れるかは僕には分からなかったからだ。近藤君は『ゲリラで撮るってことは周囲に人が映っても大丈夫ですか』とだけ聞き、僕は『これは僕の自主制作だから責任は取るよ』と答えた。そして『分かりました』と言って引き受けてくれた」。「最初に完成したバージョンでは“演出・構成”といういつも使っていたクレジットを入れていたが、違和感があったので“監督”に変えた。僕がした仕事はスタッフに『スタート』と言って『カット』と締めることだったからだ。あのとき、近藤君が了解してくれたお陰で、僕は映画監督になれた」。松江監督を始め、厚い信頼を寄せられる日本映画界の先端を活写するカメラマンが映し出す、光と影、ひらめきと計算。その魅力を堪能できるイベントとなりそうだ。「カメラマン 近藤龍人、オールナイト特集上映」は4月11日(土)、テアトル新宿にてオールナイト上映。(text:cinemacafe.net)
2015年03月13日山下しゅんや氏のイラストを忠実に立体化したコトブキヤの美少女シリーズより、「アベンジャーズ」のメンバーである「ワスプ」がフィギュア化され、2015年8月に発売されることが决定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は7,776円(税込)。実写映画が待たれている『アントマン』の良きパートナーでもあるワスプを、おなじみ山下しゅんや氏の描き下ろしイラストを元に、水面に優しく降り立ちこちらに微笑む可憐なポーズで立体化。彼女の能力を考えると1/1スケールともいえそうな、リアルな存在感に仕上がっている。ワスプの象徴とも言える背中の翅は、特殊な塗装により観る角度で変化する虫の翅のような特徴的な輝きで再現されているという。商品サイズは1/7スケールで、全高は約270mm(台座込み)。商品価格は7,776円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年8月を予定している。(C)MARVEL
2015年03月03日関ジャニ∞の渋谷すばるが、映画単独初主演となる『味園ユニバース』(公開中)の大ヒットを記念し24日、都内で山下敦弘監督と共に舞台あいさつを行った。大きな歓声に包まれて登場した渋谷は、「広い映画館ですね…。皆さん朝早くからありがとうございます」とあいさつ。映画の大ヒットについて聞かれると、なんとなく大ヒットしているとは、聞いていました。たくさんの方に見ていただいているようでうれしいです。実はウチのおかんももう2回見てます。特にどこがよかったとかは言ってなかったですが、もう1回見たいって言ってくれていました。いいお客さんです」と明かした。さらに、同じ関ジャニ∞のメンバーである丸山隆平が試写会に来ていたことにも触れ、「鑑賞後に『ライブを見に行かなあかん!』って感じてくれたらしくて、『味園ユニバース』での初日のライブにも来てくれました。丸山君って怖いくらい僕のこと好きなんですけど、この映画を見てさらに僕のこと好きになったと思います。ロケ地めぐりもしているんじゃないですかね。ちなみに、主題歌が1位を獲得した際に、彼から『1位おめでとう。好きだよ』ってメールが来ました。うれしいんですけど、怖くて返してないです。30超えたおっさん同士のメールじゃないですよね」と笑いを誘った。記憶喪失のヴォーカリスト、大森茂雄&ポチ男を演じた渋谷。作中やプロモーションでさまざまなアーティストとセッションも行った。オランダのロッテルダム国際映画祭では現地のストリートミュージシャンとも共演。「この映画出演をきっかけに初めてのことに挑戦させていただき、色んなつながりを持てたことは本当にうれしいです。特にロッテルダム国際映画祭への参加はなかなかできない事なので、一生懸命やったんですが緊張してあまり覚えていないです。緊張しやすいタイプなので…。色んなミュージシャンとのコラボは面白かったです。今でも訪れた土地の地元ミュージシャンらとのセッションなどは結構やっているので、今後は、例えばミュージシャン以外の方とのセッションとか新しいことも自由にやっていきたいです」と振り返る。撮影中に手応えを感じた瞬間について聞かれると、渋谷は「初めての単独初主演でしたので、ポチ男のキャラや世界観をつかむまで時間がかかりましたが、監督といろいろ相談して、つかんだ瞬間、イケるぞ!とは思いました」と明かす。一方で、「ポチ男は石橋を壊してわたるタイプですが、僕自身は石橋を壊さず、慎重にたたいて渡るタイプなんですよ、意外と」と役柄とのギャップに触れた。山下監督は、「(作中に登場するバンドの)赤犬さんなど、渋谷君が普段暮らしていたら交わることのないような組み合わせを描きたかったので、撮影中その化学反応を見たときは、面白い!いけるぞ!って思っていました。今回は、いつも以上に登場人物の人生にフォーカスを当てて描いた点で、こだわりました」と語った。渋谷は、映画の主題歌にもなっているソロデビューシングル「記憶/ココロオドレバ」が発売初週で10.1万枚を売り上げ、2月23日付けのオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得。質問がそれに及ぶと渋谷は、「映画と音楽の融合が今回大事なテーマの一つにあったので、それが評価されているのはうれしいですね。本当に。映画ありきでのシングル1位ですので、映画に出ていた他のキャストの方やスタッフさん、映画を宣伝してくれた方々のおかげです。自分がやったことは小さいと思っています」と照れ笑いを浮かべた。山下監督も、「僕は音楽の専門ではないので、もちろん渋谷君や携わった方々のおかげですが、あらためて"音楽が持つ力"のすごさを感じました」と、主題歌のヒットを喜んだ。二階堂ふみ演じるカスミについて聞かれ、渋谷が「真っすぐなところはいいかと思いますけど、バットでどつかれるのは嫌です! 怖いでしょ! 優しい子がいいです。バットでどつかなければ、大体すてきだと思います」と答えると、山下監督も「こんな女性いないですよね、普通の女の子とは違ったキャラクターですが、僕は魅力的な女性だと思っていますよ」とフォローした。同作は、すでにドイツ、イタリア、中国、台湾などの映画祭からも招待があり、韓国の映画会社からはリメイクの話もあるとの発表に、渋谷は「リメイク!? その場合、韓国版の赤犬さんはどうするんですか? 僕は、赤犬のだれか一人を演じたいですね。端にひっそり居たいです」と出演を希望。すると山下監督が「渋谷君がまたバットで殴られて、韓国のカスミに拾われる感じどうですか? それで、旅行中の赤犬に出会うっていう…」と提案するも、「殴られすぎでしょ! このままじゃ世界中で殴られる…。ポチ男は死にますね」と渋谷が自身の役柄の身を案じていた。(C)2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月25日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが2月24日(火)、都内で行われた主演作『味園ユニバース』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。本番を前に、報道陣に直筆のコメントを配布し「プロとして表に立つ人間として恥ずかしくない行動をとっていきます」と決意表明した。渋谷さんが報道陣に寄せた手紙は以下の通り(原文)。「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。初めて主演させて頂いた映画を、沢山のお客様にご覧頂き、様々な経験が出来ましたこと、本当に嬉しく思っています。ありがとうございました」「未熟な為に皆様にご迷惑をおかけすることが多々ありましたが、今後は改めるところをしっかりと改め、大人として、プロとして表に立つ人間として恥ずかしくない行動をとっていきます。これからもどうぞ宜しくお願い致します。2015年2月24日渋谷すばる」本作は渋谷さんが「歌うこと以外すべての記憶を失った男」を演じた映画単独初主演作。タイトルの“味園”は大阪・千日前にある昭和の複合商業施設“味園ビル”が由来する。2月14日(土)に全国65スクリーンで封切られ、早くも興収1億円を突破。関係者によると「当初の目標通り、興収3億円を見込めるペース」だと言い、渋谷さんも「うれしいですね。うちのおかんも、もう2回見てますし、ありがたいですね」と笑顔で語った。また、ソロデビュー曲である本作の主題歌が、音楽チャートで首位に輝いており「映画と音楽は一つの大きなテーマだったので、良い結果をいただき嬉しいですね。映画ありきの曲でもあるので、皆さんで出した結果」と誇らしげだった。舞台挨拶には山下敦弘監督(『リンダ リンダリンダ』『もらとりあむタマ子』)も登壇し、「映画の核は、渋谷くんの歌の力」と感謝しきり。監督自身にとっても「いままでと違うチャレンジで、人物にフォーカスした」と新境地の作品だと言い、胸を張っていた。『味園ユニバース』はTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月24日関ジャニ∞の渋谷すばるが単独初主演をした映画『味園ユニバース』の初日舞台あいさつが、2月14日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、主演の渋谷、共演の二階堂ふみ、鈴木紗理奈、山下敦弘監督が登壇した。『味園ユニバース』は、『リンダ リンダ リンダ』(2005年)や『もらとりあむタマ子』(2013年)など、オリジナリティあふれる青春映画を手がけてきた山下敦弘の監督作。大阪を舞台に、歌うこと以外すべての記憶を失った男・茂雄(渋谷すばる)と、彼を取り巻く人々の交流が描かれる。二階堂ふみは、茂雄をポチ男と名付け、彼と共に暮らしていくヒロイン、カスミ役に扮する。渋谷は「初めて主演映画をやらせてもらってうれしかったです。いろいろとつながっていった。音楽映画っていうことも大きかったです」と緊張しながらも、感激しきりであいさつ。大阪弁の台詞に苦労したという二階堂は、渋谷がツナ卵とじ丼を食べるという共演シーンを、何テイクも撮影させてしまったことについて「本当に申し訳なかったです」と恐縮。山下監督は「けっこう食べたよね?」と渋谷に尋ねると、彼は「おいしかったです」と二階堂をフォローした。山下監督は「監督の仕事の8割はキャスティング。自分の好きな面白い人をいかにキャスティングするかです」とキャスト陣を賞賛。渋谷については「正論しか言わない人、正しいことしか言わない人」と表現し「渋谷くんに引っ張ってもらい、(主人公の)キャラクターも変わっていった」と彼を称えた。鈴木は渋谷と二階堂を「不器用」といじり、会場は爆笑。その後、渋谷について「男らしい。すごいオーラがある。味わい深く、奥の深い男前」と絶賛。二階堂についても「私服は、スカジャンとかを着ている、かなりロックでパンク少女。2人共、『味園ユニバース』に出るべくして出た2人」と語った。また、共通の質問事として、自分のダメなところについて質問された4人。渋谷は「考えたけど、わからなくて」ともごもごしながら「マネージャーに『教えて』と言ったら、『愛想がないところ』って。『決定的に足りてない』と言われたので、『ごめん!』と言いました」と苦笑い。最後は、渋谷が劇中のナンバー「古い日記」を熱唱し、大盛況のまま、舞台あいさつは、幕を閉じた。
2015年02月15日関ジャニ∞の渋谷すばるが2月14日に都内で行われた初の単独主演映画『味園ユニバース』の初日舞台あいさつに出席。第44回ロッテルダム映画祭への出席や、ソロでの全国ツアー敢行など、本作を機に新たな挑戦を重ねた渋谷は、「すべてがこの映画につながっている。自分にとって大きな存在」と感無量の面持ちだった。『味園ユニバース』舞台挨拶その他の写真大阪を舞台に、圧倒的な歌声を持つ記憶喪失の男(渋谷)が、バンドのボーカルに迎え入れられたことを機に、閉ざされた記憶と向き合う姿を描く。タイトルの“味園”は大阪・千日前にある昭和の複合商業施設“味園ビル”が由来。舞台あいさつには共演する二階堂ふみ、鈴木紗理奈、メガホンをとった山下敦弘監督が同席した。満員の客席を前に「いいスタートを切ることができた」と上機嫌な二階堂は、本作で初挑戦した関西弁に悪戦苦闘したそうで「何度もNGになり、渋谷さんにツナ丼を何杯も食べさせてしまった。申し訳ないです」と平謝り。関西出身の渋谷と共演し、「大阪の空気が流れている方なので、それに乗っかり、大阪の女の子になっていった」と役作りを語った。また、鈴木は「アイドルという印象が強かったが、実際には役者さんのオーラが強くて、現場を引き締めてくれた」と渋谷の俳優ぶりに太鼓判。山下監督も「一言で言うと、正論しか言わない真面目な人。すごく身が引き締まる」とストイックな姿勢を貫く渋谷をたたえていた。『味園ユニバース』TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年02月14日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが2月14日(土)、主演作『味園ユニバース』の初日舞台挨拶に出席。自身の“しょーもな”エピソードに話題が及ぶと、「マネージャーに聞いたら、食い気味に『愛想がない』って(苦笑)。思わず、ゴメンって言いました」と笑いを誘った。渋谷さんが「歌うこと以外すべての記憶を失った男」を演じた映画単独初主演作。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた舞台挨拶には、主人公をバンドのボーカルに迎え入れるライブハウス経営者役の二階堂ふみ、共演する鈴木紗理奈、山下敦弘監督(『リンダ リンダリンダ』『もらとりあむタマ子』)が登壇した。「一生懸命取り組んだ作品。良かったと思ったら、たくさん言いふらしてください」と渋谷さん。本作をきっかけに、ソロでの全国ツアーを敢行したり、初の海外進出となるロッテルダム映画祭に参戦したりと、新たなチャレンジをし「すべてが映画と繋がっている。自分のなかで大きな存在になった」と本作への強い思い入れを語った。二階堂さんは初めて関西弁に挑戦しており、「頭がいっぱい、いっぱいだった」。ツナ丼を食べる渋谷さんを相手に芝居するシーンでは、「何度もNGを出して、渋谷さんに何杯ツナ丼を食べさせたことか…申し訳ないです」と恐縮しきり。それでも、渋谷さん&鈴木さんが関西出身とあって、「おふたりとも大阪の空気が流れているので、それに乗っかり、自然と大阪の女の子になれた」と話していた。鈴木さんは、「アイドルという印象だったが、現場では役者のオーラがすごくて、みんなを引っ張ってくれた」「独特な感性を持っていて、面白い女の子」と渋谷さん、二階堂さんの印象をコメント。山下監督は「自分は脚本を書けないタイプなので、監督の仕事の8割はキャスティングだと思っている。いかに自分が好きな、面白いと思える人を集められるかに重きを置いている」と自信を示していた。『味園ユニバース』はTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月14日「関ジャニ∞」の渋谷すばるを主演に迎えて贈る『味園ユニバース』。大阪を舞台に描かれた本作のヒロインを、『ヒミズ』『私の男』など海外でも高い評価を受けている二階堂ふみが好演するが、この度、二階堂さんの可愛すぎる関西弁を披露する特別映像が公開された。広場で行われていたバンド「赤犬」のライブに、若い男(渋谷すばる)が乱入し、そこは一時騒然となる。しかし、マイクを奪った男が声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声!若い男は記憶喪失で自分のことを何も覚えていないという。男の正体と歌声に興味を持った「赤犬」マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、男の記憶に閉ざされた過去には、大きな問題があり…。本作は、歌うこと以外の記憶を失った男“ポチ男”が、バンドやカスミとの出会いをきっかけに、過去の記憶と向き合い、自らを見つめ直す姿を描いた人間ドラマ。『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』『もらとりあむタマ子』など、オリジナリティあふれる青春を描く山下敦弘監督がメガホンをとる。今回公開された映像は、「赤犬」メンバーとカスミがライブの打ち合わせをするなか、遅れてやってきたボーカルのタカアキが、全治二か月の交通事故にあうことで、ポチ男をメンバーとして迎えようとするシーン。その中には、「はよ、曲決めてよ」「え!何!?」「歌え、ポチ男!歌わへんなら飯ぬく」と、二階堂さんのキュートな関西弁が炸裂。実は二階堂さんが関西弁に挑戦したのは本作が初!自身も苦労したと語る関西弁だが、本作をいち早く観た大阪出身のマスコミ関係者からは「まったく違和感がない」という絶賛の声が多数あがっているという。また、表面的に気が強いカスミのキャラクターが伝わる萌えポイントとなるのが、本映像のラストのカスミがタカアキを蹴るシーン。思わず笑ってしまう一幕だ。「赤犬」が笑いをもたらす重要なポジションで出演していることも分かる今回の映像。渋谷さんと二階堂さんに加えて、「赤犬」の絡みでどう笑わせてくれるのか楽しみにしたい。『味園ユニバース』は2月14日(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月13日●デビュー当時から変わらない職業観同世代の女優の中でも、ひときわ異彩を放っているのが今年成人を迎えたばかりの二階堂ふみ。2009年に『ガマの油』でスクリーンデビューを飾って以降、毎年数本の映画に出演しているが、特に昨年は『ほとりの朔子』『私の男』『渇き。』『日々ロック』とそれまででは最多となる4作に出演するなど、周囲からの期待と注目は年々高まっている。そんな彼女にとって今年初めて公開される出演作が、大阪・味園を舞台に描かれる『味園ユニバース』(2月14日公開)。二階堂演じるバンドマネージャー・カスミは、記憶を失った男(関ジャニ∞・渋谷すばる)との出会いを通じて、ある変化を感じはじめる。果たして、二階堂自身にとっての「変化」とは? 本人取材でその一面を垣間見ることができた。その証言者の一人となるのが、同作でメガホンを取った山下敦弘監督。同作の舞台あいさつで「沖縄からわざわざ会いに来てくれて」と今から6年前の出会いをうれしそうに振り返っていた山下監督。昨年、共通の知人の結婚式で2人は再会を果たした。その二次会で、二階堂は「ずっと山下さんの隣で営業していました(笑)」と猛烈アプローチ。同作の出演が決まったのは、そんなきっかけだった。このことについて、二階堂は「一緒にやりたい方は全力で行きます。園(子温)さんがおっしゃっていたんですけど、当たり前のことだと。『その人の現場に行きたい』という監督に対してのアプローチは、誰かを通してやるんじゃなくて、自分でやるのが当たり前のことだと思います」と話す。「私にとっては普通でした」とデビュー当時から変わらないことだそうだが、山下監督の目にも6年前の二階堂は「すごく一生懸命」と映っていた。女優としての変化は予想を上回り、「すごい女優。いろんな引き出しを持っている」「がんばっている姿に感動した」と心技両面の成長を肌で感じたという山下監督。二階堂演じるカスミは、大阪生まれの関西弁であることから、山下監督は「すごく苦労したと思う」と想像していたが、本人にとっては演じること自体が「全部、難しい」と受け止めている。そして、「もちろん、関西弁は難しかったですし、でもそれは標準語が簡単とかそういうことではありません。キャラクターへのアプローチの1つのもの」と冷静に捉える一方、「大阪の人が聞いた時に違和感があったら説得力に欠けてしまうので、そうならないように取り組まなければいけないなとは思いました」という覚悟も。全編大阪ロケで、関西弁が飛び交う現場の雰囲気も”役の説得力”の手助けとなったという。●人生で最も大切なものは?今回の取材は、完成披露舞台あいさつ後に行われた。その日の二階堂は昼のイベントに出席し、夕方からの舞台あいさつ前後には同作の取材。現在放送中のドラマ『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)も撮影中のため、相当多忙な日々を送っていると思われるが、「そこは大丈夫です」と語る。「忙しいことはいいことだと思いますし。特別自分が忙しいとは…」と本人にとっては大きな問題ではないようで、「作品に入ってバタバタしたりすることはありますけど、終わったらゆっくりする時間もあります」とリラックスした表情を見せる。映画やドラマの撮影に追われていたことから現役での受験は断念。一浪してまで大学にこだわる芸能人は珍しいが、「入ってみないと分からない場所だったので、それで挑戦してみようかと」という思いによる決断だった。大学に進学してよかったことを聞いたところ、「今はまだ在学中なので、それを客観的に考えられるようになるのは、卒業してからだと思います。しばらく時が過ぎ去ってから」。「その時、その時で全力で取り組まないといけないことばかりなので、そういうふうに見つめ直す時間もあまりありません。それはどの作品に入る時にも言えることなんですが、目の前にあることをただ自分の出せる限りの力で取り組むしかないと思っています」と力強い言葉を残した。2011年の第68回ヴェネツィア国際映画祭で、新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を染谷将太と共に受賞(『ヒミズ』)した二階堂。その後も、数々の映画賞でその名が上がり、昨年の功績が認められて第39回エランドール賞新人賞、そして、第38回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞(『私の男』)するなど、今では映画界に欠かせない存在となっている。このことについて「うれしいことなのでそれはありがたくいただいて、そういう時はこれからも頑張っていこうという気持ちになります」と素直に喜びながら、「でもそこを意識して作品を取り組んでいるということはありません」と付け加える。「年々、楽しいことが増えていっています。2014年も楽しかったですけど、今年ももっと楽しい良い年にしたいなと思っています。去年は目の前にあることをひたすらやっていました。今年もそういう年になるんじゃないかなと思います」と仕事の向き合い方に変化はないようだが、その言葉からは充実ぶりがにじみ出ている。『味園ユニバース』には、カスミが大切なものを指の本数で表すシーンがある。今の二階堂は、果たして何本の指を立てるのか。「私はカスミとは違って、数え切れないくらいいっぱいあるなと思います(笑)」と数を明かすことはなかったが、その中での一番大切なものを聞いたところ、真っ先にこう答えた。「今も、これまでも、そしてこれからもずっと。一番大切なのは支えてくれている人たちです」。(C)2015「味園ユニバース」製作委員会■プロフィール二階堂ふみ1994年9月21日生まれ。沖縄県出身。12歳の時「沖縄美少女図鑑」に掲載された写真がきっかけとなりスカウトされる。役所広司の初監督作品『ガマの油』(09)でスクリーンデビュー。2011年『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』で映画初主演。そのほかの出演作に『ヒミズ』(11)、『指輪をはめたい』(11)、『悪の教典』(12)、『脳男』(13)、『地獄でなぜ悪い』(13)、『四十九日のレシピ』(13)、『ほとりの朔子』(13)、『私の男』(14)、『渇き。』(14)、『日々ロック』(14)など。今年は『味園ユニバース』のほか、『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(4月4日)、『この国の空』(夏)の公開を控えている。
2015年02月13日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが単独・映画初主演作に挑む『味園ユニバース』。先日、オランダで行われた「第44回ロッテルダム国際映画祭」に正式出品され、舞台挨拶に登壇し生ライブを披露。日本のみならず海外をも魅了した渋谷さん。本作では「歌しか記憶がない男」というキャラクターを好演し、俳優として高く評価されながらも、“歌い手”であることにこだわり続けてきた渋谷さんの演技力と歌唱力に注目した。作品の舞台は大阪。広場で行われていたバンド「赤犬」のライブに、若い男(渋谷すばる)が乱入し、そこは一時騒然となる。しかし、マイクを奪った男が声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声!若い男は記憶喪失で自分のことを何も覚えていないという。男の正体と歌声に興味を持った「赤犬」マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、男の記憶に閉ざされた過去には、大きな問題があった――。『リンダ リンダ リンダ』『苦役列車』『もらとりあむタマ子』など、オリジナリティあふれる青春を描くことに定評のある山下敦弘監督の下、才能を爆発させ圧倒的な魅力を放つ渋谷さんは、劇中で和田アキ子の「古い日記」、松田聖子の「赤いスイートピー」、スピッツの「チェリー」などの名曲を熱唱。そのシーンで渋谷さんは自身の歌唱力を存分に発揮!特に、「『古い日記』を歌うシーンは最初深い意味はなかったんですが、実際は力を持ち過ぎたかもと思えるくらい…説得力がありました」と山下監督が語る通り、一気に渋谷さんの歌声に引き込まれるシーンとなっているのだ。また演技については、『ヒミズ』『私の男』などで国内外問わず高い評価を受け、弱冠20歳にして日本映画界に欠かせない女優となった二階堂ふみと初共演。渋谷さんと二階堂さんの共演シーンが劇中の大半を占めるのだが、実は、撮影シーン以外はほぼ話をしていないとか。二階堂さんは、「渋谷さんは役に集中されるタイプでしたね。お互い人見知りなんで、そんなに会話を交わしたりはしなかったんですけど、いざ撮影が始まってシーンに入ると、キャラクターとして距離を一気に近づけてこられるんです。本当に素晴らしかったです」と絶賛している。初の単独主演で不安や悩みもあったという渋谷さんだが、山下監督は「話を聞くと、それらはどれも役に入っているからこその不安や悩みで、すごく的を得ているものだったので、全く問題なかった。しかも、彼自身、“男が惚れる”タイプの人で、カッコイイとかスター性があるとかだけじゃなくて、ちゃんと身近さも感じる独特の魅力があった」と評した。共演陣も絶賛の渋谷さんの演技力&歌唱力。“アイドルの顔”ではなく“俳優”として輝きを放つ新しい渋谷さんを発見できるはず。『味園ユニバース』は2月14日(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:味園ユニバース 2015年2月14日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2015『味園ユニバース』製作委員会
2015年02月06日関ジャニ∞の渋谷すばるが主演し、二階堂ふみが共演する映画『味園(みその)ユニバース』が第14回ロッテルダム映画祭で上映され、渋谷と山下敦弘監督が参加した。渋谷は上映後には単独でライブを行い、観客が総立ちになるほどの盛況をみせた。その他の画像映画のタイトルになっている“味園”は、大阪の千日前にある飲食店や宴会場、マッサージなどが入る歓楽ビル。そこにある“ユニバース”はかつてキャバレーだった場所を貸しホールにしており、ライヴ会場としても使用されている。映画は、ある広場でバンドがライブをしていると、記憶のない男(渋谷)が乱入してきたことから、バンドとマネージャーのかすみ(二階堂)は、“ポチ男”とあだ名をつけた謎の男と行動を共にするようになり、ポチ男はやがてバンドのボーカルを務めながら、失われた過去に迫っていく。上映前に舞台あいさつを行った渋谷は「こんにちは。渋谷すばるという日本人です。今日はロッテルダムに招いて頂いて本当に嬉しいです。僕は日本で関ジャ二∞というグループ活動しています。お芝居の事とか上手く語る事は出来ないけど、この作品が大好きで、見てもらえて嬉しくて、言葉ではうまく喋りつくせないので…。上映終了したら、ここに来てくれた方のために、感謝を込めて歌います。映画と最後のライブまで楽しんでいってください」と英語であいさつし、「おおきに!」と感謝を表した。また山下監督は「この映画は渋谷君の素晴らしい歌声によって生まれた作品です。見て聞いて楽しんでください」とメッセージをおくった。上映後のライブは、ビリー・ジョエルの『ピアノマン』のカバーで始まり、劇中に登場する『ココロオドレバ』『記憶』を披露。観客は総立ちになって渋谷の熱唱に歓声をおくった。ライブ後の会見で渋谷は「英語のあいさつは練習してきましたけど、めっちゃ緊張しました。直前まで今やったら走って逃げたら間に合うかな、と思ってました。あいさつは伝わっていたらいいなという気持ちだけでやりました。日本人以外の方がほとんだと思うので、リアクションがはっきりされてるなと思いました。あぁ、ここで笑うんや、とか思いましたね。今日のライブとしては、100点だったかなと思います。お客さんが立ってのってくださっているのはわかりました。伝わっていればいいなぁと思いながら、歌わせていただきました。今後これをきっかけに何か変化があるとすれば、今日ご覧いただいた方々のこの後のリアクションから、何か始まっていくものがあるのかなと思います」と語り、「日本でしか公演したことがないので、海外でもいつか公演してみたいです」と意欲を見せた。『味園ユニバース』2月14日(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
2015年01月24日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが単独・映画初主演を務める『味園ユニバース』。1月21日(現地時間)よりオランダで開催中の「第44回ロッテルダム国際映画祭スペクトラム部門」に正式出品され、海外映画祭初参加となる渋谷さんが監督・山下敦弘と共に舞台挨拶に登壇、上映後には単独ライブを披露した。作品の舞台は大阪。広場で行われていたバンド「赤犬」のライブに、若い男(渋谷すばる)が乱入し、そこは一時騒然となる。しかし、マイクを奪った男が声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声!若い男は記憶喪失で自分のことを何も覚えていないという。男の正体と歌声に興味を持った「赤犬」マネージャーのカスミ(二階堂ふみ)は、彼を“ポチ男”と名付け、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、男の記憶に閉ざされた過去には、大きな問題があった――。この日、上映前に行われた舞台挨拶では渋谷さんは流暢な英語を披露。「こんにちは。渋谷すばるという日本人です。今日はロッテルダムに招いて頂いて本当に嬉しいです。僕は日本で『関ジャニ∞』というグループで活動しています。お芝居のこととか上手く語ることは出来ないけど、この作品が大好きで、観てもらえて嬉しくて、言葉では上手く語りつくせないので…。上映終了したらここに来てくれた方のために、感謝を込めて歌います」と語った。「メンバーはいないですが、『関ジャニ∞』代表としてきたというつもりで、このTシャツを着てきました」と話す渋谷さんは「関ジャニ∞」と書かれた特注Tシャツに身を包みライブに挑んだ。ライブは渋谷さんの提案のもとビリー・ジョエルの「ピアノマン」のカバーからスタート。歌詞のPiano manという部分をJapanese manに変えたり、ロッテルダムの名前を入れるなど、歌詞にアレンジを加え、観客の心を鷲掴み!その後も本作の主題歌を熱唱し、渋谷さんの圧倒的な歌唱力に観客も総立ちのスタンディングオベーションが巻き起こった。このライブについてイギリスの有名映画評論家は「ミュージシャンから俳優になって成功する人は少ないが、渋谷すばるはそのジンクスを破ってくれるかもしれない」と絶賛。海外メディアからは「ジャスティン・ビーバーのようだ」と取り上げられるなど注目を集めていた。渋谷さんはイベントを終えて「英語の挨拶は練習してきましたけど、めっちゃ緊張しました。日本人以外の方がほとんどだと思うので、リアクションがはっきりされてるなと思いました。あぁ、ここで笑うんや、とか思いましたね」と海外の反応を自ら感じることができて満足の様子。さらに上映後のライブについては、「今日のライブとしては100点だったかなと思います。『関ジャニ∞』として今度はヨーロッパに来てというファンの方の声は素直に嬉しかったです。日本でしか公演したことがないので、海外でもいつか公演してみたいです」と海外公演も視野に入れていることを語った。ライブ付き上映について山下監督も「こうやって生でライブを観ると、やっぱライブはすごいなぁ、いいなぁと思う部分が大きいですね」と感慨深げに語った。『味園ユニバース』は2月14日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月24日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが1月15日(木)、主演映画『味園ユニバース』の完成披露試写会で、映画上映後にサプライズでステージに登場し、劇中でも歌っている「ココロオドレバ」と主題歌「記憶」の2曲を熱唱。会場は興奮に包まれた。『リンダリンダリンダ』『苦役列車』の山下敦弘監督による本作。渋谷さんは歌以外の記憶を失い、“ポチ男”と名付けられて二階堂ふみ演じるバンド「赤犬」のマネージャーに拾われる主人公を演じており、劇中でもその歌声を披露している。映画の上映が終わると会場は温かい拍手に包まれたが、暗闇の中でスクリーンが上がると、そこには映画のタイトルがプリントされたTシャツを着た渋谷さんとこの日のために編成されたバンドメンバーの姿が。会場が驚きに包まれ、騒然とする中、渋谷さんはMCなしで「ココロオドレバ」を熱唱。力強い歌声と共に、大音量でハーモニカの音色も響かせた。続いて、映画のエンドクレジットで流れる主題歌「記憶」も生で披露。歌い終えると渋谷さんは万感の表情で「ありがとうございました!『味園ユニバース』をよろしくお願いします!いま、感じていることを一人でも多くの人に言いふらしてくれ!」と呼びかけ、バンドメンバーと共にステージを去った。『味園ユニバース』は2月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月16日関ジャニ∞の渋谷すばるが1月15日に都内で行われた初の単独主演映画『味園ユニバース』の完成披露試写会に出席。本作は1月21日(現地時間)から開催される第44回ロッテルダム映画祭スペクトラム部門への出品が決まっており、渋谷本人も現地入りの予定で「できるだけ英語を勉強し、あいさつくらいはできれば。それと思いきりライブをやりたい」と意気込みを語った。試写会の模様映画は大阪を舞台に、圧倒的な歌声を持つ記憶喪失の男(渋谷)が、バンドのボーカルに迎え入れられたことを機に、閉ざされた記憶と向き合う姿を描いたオリジナル作品。タイトルの“味園”は大阪・千日前にある昭和の複合商業施設“味園ビル”が由来。完成披露試写会には共演する二階堂ふみ、メガホンをとる山下敦弘監督(『リンダリンダリンダ』『もらとりあむタマ子』)が同席した。山下監督との初タッグについて、渋谷は「うーん、楽しかったです。楽しかったんすよ。相談しながら一緒に作っていく感覚が楽しかった」と述懐。古びたスタジオを経営するマネージャー役の二階堂とも初共演で「いい感じでしたね。具体的に? なんかいい感じなんすよ」と独特な言い回しで語り、ファンの歓声を浴びた。昨年から話題作が絶えない二階堂は、「共通の知り合いの結婚式の二次会で、ずっと『作品に出演したい』と営業していた」と念願だった山下監督の現場に喜びもひとしお。現場で渋谷と言葉を交わす時間は少なかったそうで、「特に何か話さなくても、いざ本番になるとグッと近づくことができた。歌声を聞いて、鳥肌が立ちましたね」と共演を振り返った。そんなメインキャストふたりを、山下監督は「テレビで歌っている渋谷君しか知らなかったが、想像以上の芝居で素晴らしかった」「たくさんの引き出しを持っている女優さん。初の関西弁で苦労したと思うが、違和感なくて感動しました」とそれぞれ絶賛していた。山下監督は、渋谷とともにロッテルダム国際映画祭に参加する予定だ。『味園ユニバース』2月14日(土)、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年01月15日「関ジャニ∞」の渋谷すばる主演の映画『味園ユニバース』の完成披露試写会が1月15日(木)に開催され、渋谷さん、共演の二階堂ふみ、山下敦弘監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。大阪のウラなんばに実在するキャバレーで、ライヴホールでもある“味園ユニバース”を舞台に、歌以外の記憶をなくした男と、彼を拾い“ポチ男”と名付けた女のドラマが展開する。大阪出身の渋谷さんは「(舞台が)大阪というだけでリラックスして楽しめました」と述懐。『リンダリンダリンダ』『苦役列車』などの話題作を世に送り出してきた山下監督との仕事についても「芝居の現場に慣れていないので不安はありましたが、ひとつひとつ『どう思う?』と話しながら作っていくのが楽しかったです」とふり返る。そんな渋谷さんに山下監督は「TVの前の渋谷くんは知っていても、芝居はやってみないと分からなかったけど、想像以上に素晴らしかったです」と称賛を送る。二階堂さんは14歳の中学生の頃に山下監督と初めて言葉を交わし、その後も出演を熱望していたという。「知り合いの結婚式に行ったら、山下監督も出席していて、知り合いの式の二次会でずっと営業していました(笑)」と明かす。山下監督は「口説かれました」と笑いつつ「14歳の中学生で初めて会った頃は一生懸命で、沖縄から会いに来てくれていたんです。(撮影当時)19歳になって、どうなってるのかな?と思っていたら、14歳のイメージしかなかったんだけど、すごい女優になっていて、引き出しも多く、関西弁も違和感なくて感動しました」と称えた。渋谷さんと二階堂さんは現場では決して会話が多かったわけではなかったそうだが、渋谷さんは「いい感じ」を連発。「ほぼ会話はなく、『よーいスタート』してからの関係だったんですが、それがよかった。わざとそうしているわけではなく、自然とそうなったんですけど…」と述懐。二階堂さんも「現場で特別に何かを話した関係でなくても、『スタート』から『ストップ』までの一定の時間の中でグッと近づいていくのが、映画の現場っぽく感じて心地よかったです」と語った。山下監督は「2人とも喋んないんですが、唯一、大雨が降って雨待ちしている時に2階から楽器の音が聞こえてきて、助監督が『事件です!2人が音を出してます!』って(笑)。それは事件でした」と明かした。この日は、すでに映画を鑑賞した各界の著名人から寄せられた映画に対する感想のコメントが披露されたが、「クロマニョンズ」の甲本ヒロト、真島昌利、女優の宮沢りえ、二階堂さんが大ファンだというミュージシャンの岡村靖幸からのメッセージも到着。特に甲本さんからの「すばる、愛してるぜ」という言葉に会場は騒然!渋谷さんは「ちょっと泣きそうです」と喜びを口にする。また宮沢さんが映画を見てくれたという事実にも渋谷さんも監督も大興奮。渋谷さんは「『Santa Fe(サンタフェ)やん!」と連呼し、会場は笑いに包まれていた。『味園ユニバース』は2月14日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日関ジャニ∞の渋谷すばる、二階堂ふみ、山下敦弘監督が15日、都内で行われた映画『味園ユニバース』(2月14日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。大阪を舞台に描かれる本作は、"歌うこと"以外すべての記憶を失った男が、あるバンドとそのバンドマネージャーの少女・カスミとの出会いをきっかけに、過去と現在の自分と向き合いながら、自身を見つけ出していく物語。『苦役列車』(2012年)や『マイ・バック・ページ』(2011年)などで知られる山下敦弘監督がメガホンを取り、渋谷が記憶を失った男(大森茂雄・ポチ男)を、二階堂がカスミを演じる。これまで『エイトレンジャー』(2012年)や『エイトレンジャー2』(2014年)などで関ジャニ∞メンバーと主演を務めた経験があるものの、単独では本作が初となる渋谷。「大阪というだけでリラックスして純粋に楽しめた」と大阪でのオールロケを振り返り、「山下監督でよかった」と感慨深げ。「あまりお芝居の現場に慣れている方ではないので不安だった」と当時の心境を明かし、「1つ1つ話しながら一緒に作っていってくださった。一緒にみんなで作るというのが楽しかった」とうれしそうに語った。一方の二階堂も、念願の山下組に初参加。14歳ごろのワークショップで2人は出会っていたが、「去年の今頃知り合い役者さんの結婚式に行ったら山下さんも出席していて」という偶然で再会した。二階堂が「人の結婚式の二次会でずっと山下さんの隣で営業していました(笑)」と恥ずかしそうに振り返ると、山下監督は「口説かれました(笑)」と認め、起用のきっかけになったことを明かした。劇中の2人は主人公とヒロインの関係だが、撮影中以外はほとんど会話することもなかったという。司会者から共演の感想を求められた渋谷は「えー…いい感じでしたね」とさっぱりとしたコメントで笑いを誘うと、「『よーい、スタート』になってからの関係でしかなかったんですけど、その距離感がすごくよかった」。一方の二階堂も「特別何かを話した関係性じゃなくても、一定の時間内でグッと近づけるのはすごく現場っぽいというか。映画の現場だなと感じることができたので、そういうところが私も心地良かったですし、たくさん学ばさせてもらいました」と互いに褒め合った。そのほか、本作の感想コメントを寄せた各界の著名人の名がスクリーンに映し出されると3人はびっくり。渋谷はザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトからの「伝染注意!! ポチ男は、うつるんです。カスミはうつるんです。かっこいいものは、うつるんです。すばる、愛してるぜ」をはじめ、真島昌利や宮沢りえからのコメントを読んで、「やばくないですか」「マジっすか」「(映画を)観たんですか?」と盛り上がり、「ちょっと泣きそうですね」と感激をあらわにしていた。
2015年01月15日音楽や演技にマルチに活躍する「関ジャニ∞」の渋谷すばるを主演に、話題作への出演が尽きない若手実力派女優・二階堂ふみをヒロインに迎えた、山下敦弘監督作『味園ユニバース』。このほど、本作のオランダ・ロッテルダム国際映画祭への正式出品が決定した。本作は、大阪・なんば千日前にある元グランドキャバレーの“味園ユニバース”を舞台に、記憶喪失の男がバンド“赤犬”とマネージャー・カスミの元に迷い込んでくることから展開していく物語。自らも国民的なエンタテインメントグループの一員であり、その歌唱力には定評がある渋谷さんが演じるのは、「歌しか記憶のない男」である主人公。二階堂さん演じるカスミは彼を“ポチ男”と名付けて、共に日々を過ごすことに。昨年公開された予告編では、渋谷さんの力強い歌声に載せたエネルギッシュな映像が注目を集めた本作だが、新年早々、ロッテルダム国際映画祭において、高い実績を持つ監督の作品が上映される“スペクトラム部門”に正式出品されることが決定した。ロッテルダム国際映画祭は今年44回目を迎える歴史ある映画祭。近年ではカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭などと並んで最も重要な国際映画祭のひとつとして位置づけられており、開催期間中は毎年約30万人を超える映画関係者やファンが世界中から訪れる。単独初主演作が海外の映画祭に出品されるという快挙を成し遂げた渋谷さんは、「初めて一人で主演した映画を、遠く離れたオランダの映画祭が招待してくれたこと、日本人以外の方々にも見ていただけること、本当に嬉しく思っています。山下監督、この映画に携わった全ての方々、応援してくれている方々、全ての方々への感謝を心に、胸を張って、ロッテルダムを感じに行ってきます」と感謝のコメントを寄せた。なお、映画祭での公式上映日は1月22日(現地時間)を予定している。『味園ユニバース』は、2月14日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月05日9月の東京開催に続き、京都、名古屋、神戸、福岡での開催を控える「第36回ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)。東京では特別企画「映画監督への道~私を駆りたてるもの~」と題し、公開中の『超能力研究部の3人』や来年公開の『味園ユニバース』など話題作を発表し続ける山下敦弘監督のトークセッションが行なわれた。地方開催を前に改めて山下監督に、この特別企画のテーマに沿ってPFF、そして映画作りについて話を聞いた。その他の写真大阪芸術大学在学中から映画を制作してきた山下監督。PFFとの関わりについて「先輩の熊切(和嘉/映画監督)さんが、『鬼畜大宴会』でPFF準グランプリを獲ったこともあり、自分も出そうと思ったんですが、ちょうど自分の卒制の『どんてん生活』が大阪の作品の特集上映の形でPFFで上映されて、コンペには出せなかったんですよ」と語る。ゆえに自作を出品することはなかったが「僕は大阪で作っていたけど、PFFは全国から来た人たちが一堂に会して“同期”のような感覚で刺激し合っていて、そういう交流の場がうらやましい気持ちもありましたね」と明かす。「やはり認められたいという気持ちはあった。賞を獲れば次にも繋がるし自信にもなる。負けることも多いけど、それがバネにもなった。そこでの競い合いってすごく重要でしたし、自分の作品が海外の人の目に触れるというのはすごく感動的でした」。既にメジャー作品の監督として十二分に認知される存在になった。「まだ自分の中では“プロ”とか“映画監督”という立場に関して揺れ動いてる……」と苦笑しつつ、映画作りの“原動力”についてはこんな話も。「初期の衝動、自分の中から出てくる『やりたいこと』というのはすごく大事ですが、でもそれは最初の1~2本ですよ。そこから先、何ができるか?いまの自分は企画をいただいたり、原作にヒントをもらって作る場合も多いけど、例えば『このキャストなら魅力的な作品ができそう』とか『こうすれば面白い』という、他人の企画が“譲れない”自分の作品になる瞬間がある。その感覚が大事だなと思います」。さらに原動力を突き詰めれば「『他人と違うことがしたい』とか『モテたい』とかだった(笑)」。それでも「作ってる最中は夢中で、全力を注いだら、その分だけ返ってくるリアクションや感動があった」と言葉に力を込める。「それは映画祭であれ、大学であれ周りの人間がいたから。若い人たちにとっては機材などの点で映画作りが以前より手軽になったと思いますが、だからこそ『映画は一人では作れない』という言葉の意味を強く感じます」。取材・文・撮影:黒豆直樹第36回PFFぴあフィルムフェスティバル12月13日(土)から19日(金)まで京都シネマ12月18日(木)から21日(日)まで愛知県芸術文化センター12月20日(土)から23日(火・祝日)まで神戸アートビレッジセンター2015年1月3日(土)から9日(金)まで京都シネマで開催
2014年12月11日映画『超能力研究部の3人』が12月6日(土)に公開を迎え、主演を務めた「乃木坂46」の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未と山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇した。大橋裕之の漫画「シティライツ」を映画化。併せてその撮影の様子をメイキングとして撮影…しているかのように見せ、実はそれはフェイクドキュメンタリーという、観客を“騙す”構成となっている。秋元さんは「フェイクであって“メイク”ではないので、全てに仕掛けがあると思って観てください」と注意を喚起し、生田さんは「いろんなところで騙されると思うので、アンテナを張って観てください」とこれから映画を観る観客に呼びかける。橋本さんは「いま見返しても、私たちも『これホント?ウソ?』と思うところがあります。それを頭に置いて観ても、みなさん、騙されると思います(笑)」と宣戦布告!秋元さんは撮影をふり返り「生ちゃんとぶつかるシーンが結構あったけど、元々、そんなに仲良くないからやりやすかったです」とピシャリと言い放ち、生田さん、橋本さんを慌てさせる。秋元さんは「本当は仲良すぎて(ケンカのシーンが)難しかったです」と続け、「いまもみなさんをちょっとずつ騙してます(笑)」と不敵な笑みを浮かべる。橋本さんも「私は2人がぶつかるのを仲裁し、取り持つ役柄だったんですが、私もそんなに仲良くないので…」と語り、会場は笑いに包まれる。それでも2人の姿を見て「映画を通じて2人が仲良くなっていくのがよく分かって、私もケンカしたかったです」と羨ましそうに語る。生田さんも「役でケンカしたけど、本当にケンカした後のようにもっと仲良くなりました」と満足そうにうなずいた。さらに生田さんは、フェイクの中にも「素が垣間見えることがありました。その境目を想像して観てください!」と呼びかける。また、本作を通じて「もっと芝居を頑張りたいと興味が深まりました!」とさらなる女優業での躍進を誓っていた。秋元さんは、自身の初キスシーンを巡って様々なドラマが展開するが「どんな感じになってるか、心配しながら観てください」と晴れ晴れとして表情で語った。この日は、なぜか映画には全く出ていない「乃木坂46」の生駒里奈からメッセージが到着。生駒さんの地元の秋田と、橋本さんの地元の旭川で本作の公開が決まったと報告する。秋元さんはいきなりの生駒さんの登場に「(映画に)出てないのにビックリだよ!」と驚いていたが、橋本さんは地元での公開に満面の笑み。両親やかつての自分を知る人たちに映画を観てもらえることを喜んでいた。『超能力研究部の3人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2014年12月06日人気アイドルグループ・乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が12月6日に都内で行われた初主演映画『超能力研究部の3人』の初日舞台あいさつに登壇。秋元は、生田と対立するシーンを振り返り「もともと仲良くないので、演じやすかった」と不仲宣言? 「もう、そんな強がっちゃって」(生田)、「確かに普段からそんなに仲良くない」(橋本)と会場を沸かせ、秋元も「実際は仲が良すぎる」と笑顔で話した。初日舞台挨拶その他の写真また、この日はメンバーの生駒里奈がVTRでサプライズメッセージを寄せ「映画には1ミリも出ていませんが、私の故郷である秋田県での公開が決まりました」と報告。さらに橋本の出身地である北海道・旭川での封切りも決定し「うちの親にも観てもらえる」(橋本)と喜んでいた。グループの5thシングル『君の名は希望』のミュージックビデオ内で行われたオーディションで選出した3人を主演に据えた本作。超能力研修部に所属する女子高生の青春というフィクションと、そんな彼女たちを演じる秋元、生田、橋本が初の女優業に苦悩し、成長する姿を捉えたフェイクドキュメンタリーを融合させた。舞台あいさつには、同ミュージックビデオ及び本作のメガホンをとった山下敦弘監督(『苦役列車』『もらとりあむタマ子』)も参加。監督自身も“監督役”で出演しており、「出演しながらの演出なので、誰がOKを出すのか問題になった(笑)」。アイドルを主演に迎えるのは初めてだといい「最初は彼女たちを女優側に引き寄せようと思ったが、次第に僕のほうが、アイドルとしての3人に興味を持ち始めた」と異色のチャレンジとなった本作を語った。『超能力研究部の3人』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年12月06日小栗旬主演の“月9”ドラマ「信長協奏曲」で木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)を演じるなど、テレビ、映画に、引くてあまたの実力派俳優・山田孝之が、2014年夏、思うところあって訪れた赤羽で過ごした様子を記録したドキュメンタリードラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」が、2015年1月、テレビ東京にて放送されることが決定した。2014年の夏、ある映画の撮影中に、役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩していた山田孝之は、赤羽に実在する個性的な人たちを面白おかしく描いた漫画「ウヒョッ!東京都北区赤羽」に出会い、感銘を受ける。「ここに行けば、見失った本来の自分を取り戻せる」と直感した山田は、信頼を寄せる映画監督・山下敦弘を自宅に呼び出し、赤羽での自分の姿を撮影してほしいと依頼。さっそく赤羽に降り立った彼は、まず、「ウヒョッ!東京都北区赤羽」の作者であり主人公の清野とおると会う約束をとりつけるが…。この番組は、俳優として役と自分を切り離すことが出来なくなり苦悩する山田さんが、地元・赤羽では「ONE PIECE」より売れているといわれるある漫画に出会い、作者や漫画に登場する赤羽の住人たちと交流しながら、自分の“軸”となるものを探していく姿を追った、かつてないほどリアルな(?)連続ドキュメンタリードラマ。『味園ユニバース』『苦役列車』の映画監督・山下敦弘が、友人の北区民であるドキュメンタリー監督・松江哲明と共に作品化させた。しかも、赤羽の住民たちだけでなく、山田さんのリアル親友の綾野剛を始め、尊敬してやまない俳優のやべきょうすけ、大根仁監督、ミュージシャン・吉井和哉らとの交流も捉えていく。【山田孝之コメント】いまふり返って見てみるとあの時期はやはり相当参っていたのだなぁ、結構ヤバい所まで行ってしまってたのだなぁと思った。しかしそんな自分の姿がどうやら人から見ると面白いらしいので、面白いならいっかと今回の形に収まりました。【山下敦弘監督コメント】俳優、そして人間としての山田孝之にカメラを向け、振り回され、自分自身を見失った2014年の夏でした。(中略)密着ドキュメンタリーという方式なので、時折監督である自分も写り込んでしまい、正直あまり見られたくない気持ちもありますが、それ以上にあそこまで自分をさらけ出した山田孝之本人が放映の許可を下ろしてくれたので、自分の醜態をさらけ出す覚悟が出来ました。2014年、山田孝之の“崩壊”と“再生”の記録を遅い時間帯ではございますが、じっくりと堪能してください。【松江哲明監督コメント】親友であり、映画のライバルでもある山下君から「松江君、助けて」と、ある日突然連絡がありました。そこで見せられたのは、赤羽での山田孝之を映した日常の映像素材。「2時間前後の映画にまとめてしまうのは、もったいない」と感じ、テレ東さんに相談したところ、なんと全12話の番組として放送していただくことになりました。僕はドキュメンタリー監督としての技術をぶち込み、何よりも北区民として恥ずかしくない作品を目指しました。日本映画界を代表する俳優と監督が、“本当の山田孝之”を求めて葛藤する“誰も見たことのない山田孝之”を映したひと夏の衝撃的な記録映像。どんな番組に仕上がっているのか、いまから楽しみだ。「山田孝之の東京都北区赤羽」は2015年1月9日より毎週金曜深夜0時52分~1時23分、テレビ東京・テレビ大阪ほかにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月30日「関ジャニ∞」の渋谷すばるが単独・映画初主演に挑む『味園ユニバース』。この度2015年2月14日(土)に公開することが決定。それに併せ、11月1日(土)より公式サイトにて予告編が公開、その内容も明らかになった。大阪。広場で行われていたバンド「赤犬」のライブに、若い男が乱入し、そこは一時騒然となる。しかし、マイクを奪った男が声を放つや、会場は水をうったように静まりかえる。圧巻の歌声!若い男は記憶喪失で自分のことを何も覚えていないという。男の正体と歌声に興味を持った「赤犬」マネージャーのカスミは、彼を“ポチ男”と名付け、バンドのボーカルに迎えようとする。しかし、男の記憶に閉ざされた過去には、大きな問題があった――。『苦役列車』『もらとりあむタマ子』など、オリジナリティ溢れる青春を描くことに定評のある山下敦弘監督がメガホンをとる本作。傷だらけで、歌しか記憶のない、過去を失った男に渋谷さん、過去にとらわれ、時間が止まったままの女には、11月に公開を控える『日々ロック』にも出演する二階堂ふみが好演する。そのほか、ポチ男の記憶喪失を最初に診断する、女医マキコ役には、約9年ぶりの映画出演となる鈴木紗理奈、ポチ男の過去に深くかかわる狡猾なチンピラ・タクヤ役に、人気お笑いコンビ「天竺鼠」川原克己、そして大阪を活動拠点にする実在のバンド「赤犬」のメンバーと個性的なキャスティングが実現した。今回公式サイトにて公開される予告編は、傷だらけの渋谷さんが和田アキ子の「古い日記」を熱唱するシーンから始まる。その後、二階堂さんと感情をぶつけあうシーンや、タイトルにもなっている味園ビルの中に入ったライブ会場「ユニバース」で「赤犬」メンバーと楽しそうに歌うシーン、さらには殴り殴られといったカットまでが入っており、見どころ満載の内容となっている。さらに、この予告編では、渋谷さんが歌う主題歌2曲「ココロオドレバ」「記憶」も聴くことができる。「ココロオドレバ」は、POPな歌の中にポチ男のココロの変化が見え隠れする重要な1曲。「記憶」は映画全体と向かい合ったアンサーソングで、記憶の中にある葛藤を歌う等身大の1曲となっている。また、11月22日(土)からは、一部を除く全国の上映劇場で『味園ユニバース』特製クリアファイル付きムビチケ/劇場前売り鑑賞券の発売開始も予定とのこと。『味園ユニバース』は、2月14日(土)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月31日