仲良しファミリー同士でキャンプを楽しむ「ファミキャン」がブームです。キャンプの醍醐味といえばアウトドア料理。そこで、アウトドア料理の魅力や楽しみ方を数々の書籍やワークショップなどで紹介している、料理研究家・山戸ユカさんに、初めての「親子キャンプ・ファミリーキャンプ」を楽しむために押さえておきたい“8つのポイント”を伝授していただきました。山戸ユカ(やまと ゆか)料理研究家。玄米菜食とアウトドア料理が得意で、自然を楽しむことを提案する編集ユニット「noyama」としても活躍。東京で料理教室を主宰後、2013年山梨県も移住。八ヶ岳山麓にある自然派レストラン「DILL eat.life.」をオープンさせた。『外あそび&外ごはんをはじめよう』(文藝春秋)『1バーナークッキング』(大泉書店)『DILL EAT, LIFE.COOKING CLASS 野菜を美味しく調理するコツと、12ヶ月の献立レシピ』(グラフィック社)など著書も多数。HP: Instagram: @yukayamato ■初キャンプでアウトドア料理に挑戦! 何から揃えたらよい?Q. まずは道具についての初歩的な質問ですが、最初はどんなツールを揃えればよいのでしょう? ビギナーだとついつい分からないままにあれこれ道具を揃えてしまいがちですが、まず「これさえあれば!」というアイテムは何でしょうか?⇒ 【1】「まずは、1バーナーで十分」アウトドア料理であると重宝するものは軽量な1バーナーです。ガス口が2つ連結した2バーナーも販売されてますが、サイズも大きくて持ち運びにかさばって重いのが難点。私が使っている「SOTO」や、「IWATANI」の折りたたみ式1バーナーはとにかく小さくて軽量。こちらを2個購入した方がお値段も手頃です。使用するガスもスーパーやコンビニなどで売っているカセットコンロ用のガスを利用するタイプなので安心です。このバーナーで簡単な料理なら大抵対応できるので、とくにビギナーのみなさんにお勧めしたいアイテムです。■アウトドア料理道具の選び方Q. バーナー以外、たとえば鍋やフライパン、調理器具などはどうでしょう?⇒ 【2】「最初から道具を買い揃えない」まだこれからキャンプを始めるというビギナーであればとくに、最初から道具をあれこれ買い揃えないでください。鍋でも包丁でも、最初は家庭にあるもので十分代用できます。アウトドア料理に不慣れであればなおさら、勝手がわからないことだらけな状態ですから、普段家庭で使い慣れている道具で調理するほうが、断然リラックスして調理を楽しめます。経験を重ねていくなかで、その都度必要だと思ったものだけを購入していく。最初からあれこれ用意してから臨むより、そのほうが気軽に無駄なく入門できると思います。■アウトドア料理のメニューの決め方Q. アウトドア料理といえば真っ先に思い浮かぶのはBBQですが、ビギナーが手始めに挑戦するおすすめのメニューはなんでしょうか?⇒ 【3】「まずは作り慣れているメニューから」「キャンプなんだから、普段家では作らない料理に挑戦してみよう!」と張り切ってみた結果、勝手がわからない上に手順もぐちゃぐちゃになり、調理担当のママはそれだけで普段の5倍近くの気力と体力を使ってぐったり…。そんな状況だと、子どもと料理を楽しむ余裕なんてありませんよね? なので、慣れていないうちは、せめて家で普段作り慣れているメニューを選ぶことば大事です。最初は家で作ってきたカレーをタッパーで持ってきて、野外で温め直すだけでも十分野外料理の気分は味わえますよ。■アウトドア料理を成功させる秘訣Q. 食材の準備や調理をするうえで、押さえるべきポイントはなんでしょうか?⇒ 【4】「食材の下準備・下ごしらえは家で済ませておく」できるだけストレスなく、アウトドア料理を楽しむための大切なポイントが、「下準備・下ごしらえ」です。野菜などは洗うものは洗い、扱いやすいサイズにあらかじめ切っておく。魚は内臓などをぬき、肉は必要に応じてカット。塩・コショウやスパイスなどであらかじめ調味してから保存袋などに入れて冷蔵保存します。(※暑い時期は冷凍するのがオススメ)ちなみに、冷凍した魚や肉は、長時間移動する際に他の食材の保冷剤代わりになるので一石二鳥です。ちなみに、肉・魚は冷凍で約1ヶ月は保存できるので、あらかじめ時間があるときに下準備しておくととても便利ですよ。こうしておくことで、アウトドアでの調理が数倍スムーズになります。■アウトドア料理道具はどこで買う?Q. アウトドア料理の道具をネットで調べていると、あれこれ紐づいて次々「あると便利!」と関連商品が紹介され、ついつい買ってしまいそうになります(笑)お買い物についてアドバイスがあれば教えてください。⇒ 【5】「キャンプで使えるグッズは、専門店以外でも見つけられる」アウトドア料理は1度体験してみると、スーパーや100円ショップなどで売っているものも「これは○○に使えるかも」という具体的なアイデアが浮かびやすくなります。キャンプ用品の専門店にこだわらず、普段使いのスーパーや100円ショップでも代用品はいくらでも見つかるので、アイデアを捻りながら気軽に買いそろえるので十分だと思います。■BBQ台を上手に使いこなすコツQ. キャンプで人気の調理器具といえばBBQ台(バーベキューコンロ)ですが、上手に使いこなすコツ、ポイントは何でしょうか?⇒ 【6】「BBQ台は3つのゾーンに分けると、万能調理器具に変身」BBQ台も人気の調理器具ですが、炭火焼きの火は素人には調整が難しいんです。でも失敗しないコツは案外シンプルなんですよ。炊飯、煮込み、グリルなど強い火で一気に調理したい時は「強火ゾーン」。火が通りにくい根菜類などじっくり火入れしたい時は「弱火ゾーン」。焦げないように火から遠ざけたい時は「お休みゾーン」といったように、BBQ台の網下に敷く墨の量を調整して3つにゾーニングするだけなんです。こうしておくとBBQ台の炭火が一気に扱いやすくなり、スープを煮込んだり、パエリヤを炊き込んだり、パンを焼くトースター代わりにもなってくれたり、驚くほどいろんな料理が楽しめる万能な調理器具になってくれますよ。■アウトドア料理の後片付けQ. アウトドア料理の後片付けで、気を付けるべきことはありますか?⇒ 【7】「鍋、器、汚れやゴミはすべて家に持ち帰る」よく使い終わった調理器具やお皿など、アウトドア料理で出る洗いものをキャンプ場の水場で洗っているのをみかけます。でもその汚れた水、そのまま土に染み込んで海に垂れ流しになるって考えると複雑な気分ですよね。自然の恩恵を受けてこうして楽しませてもらったなら、せめて自分たちで汚したり負担をかけることは避けたいところ。キャンプ場には下水設備が整っていないところもあることを留意して、使った鍋もツールも、洗いものはすべてまとめてゴミ袋などに入れて持ち帰って家で洗う。キャンプ場だとどうせ埃や土で汚れたりして、家でまた洗うことになるのだから、無駄はできるだけカットする。アウトドア料理を楽しむ際に、ぜひ皆さんが心に留めておいてほしいことです。■ファミリーキャンプ初心者に伝えたいことQ. アウトドア料理をする上での、山戸さん流のアドバイスは何でしょうか?⇒ 【8】「自然にあらためて感謝する」先ほどの話にも繋がるのですが、アウトドア料理で案外忘れられがちなのが、自然に感謝してそれに敬意をはらうことなんです。アウトドア料理が楽しめるのは、美しい自然があってこそ。使い捨ての器類は白い紙皿よりも竹やケナフ製の土に返る(還りやすい)素材を選んだり、洗うのが面倒だけど洗って何度も使えるプラ製の器類にしたり、洗いものは極力家に持ち帰って洗うなど、自然と共生する私たちは、自然にできるかぎり負担をかけないよう、ひとりひとりが配慮することが大切だと感じています。■まとめ自らのライフワークとしてアウトドア料理を楽しむ山戸さん。プロならではのアイデアや想いがつまった8つのTIPS、いかがでしたか?【1】「まずは1バーナーで十分」【2】「最初から道具を買い揃えない」【3】「まずは作り慣れているメニューから」【4】「食材の下準備・下ごしらえは家で済ませる」【5】「グッズは、専門店以外でも見つけられる」【6】「BBQ台は3ゾーンに分けて万能調理器具に」【7】「鍋・器の汚れやゴミは持ち帰る」【8】「自然にあらためて感謝する」便利な生活に慣れた現代だからこそ、その場にある何かを代用したり、火の扱いかたを学んだり、自然の美しさやパワーを身近に体感したり……普段の生活では体験できない時間を共有することで、意外なほど価値ある親子のコミュニケーションを育むことができます。大切なのは「あれこれハードルを上げず、肩の力をぬいて自然との共生を楽しむ」こと。子どもたちや友人ファミリーと一緒にキャンプの計画を練って、もっと気軽にアウトドア料理を楽しんでみませんか? 【取材協力】山戸ユカさんを取材したイベント星を楽しむ、野外を楽しむ「CAMPING EARTH Kura / EARTH NIGHT DAY 2018」とは?2018年3月、石垣島(西表石垣国立公園)が国際ダークスカイ協会より、日本初の「星空保護区」に認定されたことを記念して、「星を楽しむ、野外を楽しむ」をキーワードに、11月10日に石垣市久宇良で2つの野外イベントが開催されました。会場には協賛する「THE NORTH FACE」や「CHUMS」など人気アウトドアブランドのテントの他、ハンモックやショップのブーステント、軽食やドリンクを提供するキッチンカーなどが集結して1夜限りのお洒落なキャンプサイトが登場。日中は山戸ユカさんが地元のレストラン「あむりたの庭、そして音楽」とのコラボレーションで、“BBQ台”を駆使して「焼く」「煮る」「蒸す」「炊く」など様々な手法でアウトドア料理を実演するワークショップを開催。夜はbirdさんの星空ライブやヨガインストラクター廣田なおさんの星空浴ヨガ、火をモチーフにしたファイヤーパフォーマンス、星空鑑賞会など、様々なプログラムが組まれた充実のキャンプイベントとなりました。参加者の多くが小さいこども連れファミリー。石垣島在住者のみならず、島外も含めて約100組(300名)のファミリーが参加するなど大盛況だった当イベントは、来年さらにパワーアップして開催する予定とのこと。イベント詳細はこちら
2018年12月07日フィギュアスケートの羽生結弦選手が出演するロッテ「ホットガーナ」新WEB動画、「マフラー男子」編と「マドラー当たる」編が15日、公開された。ロッテは、この冬「ガーナミルクチョコレート」をより簡単に、いろいろなシチュエーションで楽しんでもらおうと新動画を制作。「マフラー男子」編では、白いセーターに真っ赤なマフラーを巻いた羽生選手が、ホットガーナを飲んでホッと一息。カメラ目線で、「お疲れ様です。はい、ホットガーナ」と優しい表情で甘く語りかける。「マドラー当たる」編では、「羽生選手マドラー」を使って「5、6からの~7回転!」と遊ぶ、無邪気な羽生選手の姿を見ることができる。羽生選手の競技中の様子を再現した「羽生選手マドラー」は、羽生選手自ら監修。ジャンプやスピンのポーズには細微の部分までこだわり、躍動感あふれる仕上がりに。ホットガーナをつくって画像をSNSで投稿すると、抽選で500人にこのマドラー3種セットが当たるキャンペーンも実施する。羽生選手は、撮影の打ち合わせで「羽生選手マドラー」の試作品を渡されると、「おお!衣装の細部までこだわっていますね!」と出来栄えに感心。そのままじっと真剣な目つきで指先や衣装の細部まで確認すると、「よし、僕が技の見本になります。さらに完璧なマドラーを作りましょう!」と自らスタッフへ提案し、「結弦だけに、ユヅれないんですよね(笑)」と、衣装を脱いで、記録用のカメラに向かってマドラーのポーズと同じ体勢を披露した。そして、指の向き、角度、足の高さなど、羽生選手のこだわりが細部まで表現されたマドラーが完成。羽生選手は「それぞれのマドラーによって、回した時の感覚が全然違うんです。(ホットガーナを混ぜる際に)いろいろな回し方を楽しんでいただきたいです!」と呼びかけている。
2018年11月15日元SKE48で女優の松井玲奈が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のレッドカーペットイベントに登場した。日本映画スプラッシュ部門で特別上映されるオムニバス映画『21世紀の女の子』に出演する松井は、花柄のレースを用いたロングワンピースで登場。企画・プロデュースの山戸結希監督をはじめとする監督・出演者と共に、笑顔を見せながらレッドカーペットを歩いた。イベント後、自身のツイッターで「東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門 特別上映作品として『21世紀の女の子』参加しております。まずはこの映画祭で作品に集った女の子の欠片が誰かに届きますように。そう思いながら歩いたレッドカーペットはほんとに赤かった」と感想をつづった。同作は、80年代後半~90年代生まれの新進映画監督15人によるオムニバス作品で、全編に共通した“あるひとつのテーマ”を、各監督が8分以内の短編で表現。松井のほか、橋本愛、朝倉あき、石橋静河、伊藤沙莉、唐田えりか、北浦愛、木下あかり、倉島颯良、黒川芽以、瀧内公美、日南響子、堀春菜、三浦透子、モトーラ世理奈、山田杏奈らが出演する。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出し、日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。撮影:蔦野裕
2018年10月25日相原実貴の漫画「ホットギミック」が、『溺れるナイフ』の山戸結希監督がメガホンをとり実写映画化することが決定。主演には「乃木坂46」の堀未央奈が抜擢されたほか、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗ら若手俳優が出演することが分かった。■ストーリーどこにでもいる平凡な女子高生・成田初は、優しい兄・凌、元気な妹・茜と両親と、ごく普通の家庭で暮らしていた。ある日、同じマンションに住む橘亮輝に弱みを握られ、亮輝の無茶な命令に振り回されることに。そんなとき、数年前に突然引っ越していった幼なじみ・小田切梓が帰ってきた。人気モデルとして活躍し、遠い存在だと思っていた梓が昔と変わらず自分を守ってくれる姿に、初は自然と魅かれていく。亮輝に邪魔をされながらも、初と梓は付き合うことに。幸福感に溶けてゆく初だったが、実は梓にはある目的が…。さらに、兄・凌の秘密を知ってしまい、いままで通りではいられなくなり戸惑う初。昔から憧れの存在だった梓、口は悪いが傷ついた初を励ましてくれる亮輝、幼い頃からいつも自分を守ってくれる凌――。そんな3人の男性との恋に揺れ動く初の運命は?■原作は「5時から9時まで」の相原実貴の漫画2000年に「Betsucomi」(小学館)にて連載された「ホットギミック」は、片想いが成就することに主眼を置いたそれまでの“少女漫画”というカテゴリを大きく飛び越え、男女の繊細な駆け引きを活写することで多くの読者を魅了。若い読者には少し背伸びをした内容も入り混じったストーリーとなっており、女の子が本質的にドキドキするような恋愛が細部にまで描かれ、販売部数累計450万部を突破している。■堀未央奈、映画初出演にして初主演主人公・成田初を演じるのは、「乃木坂46」の次世代エース・堀未央奈。歌やダンス未経験ながらも、7枚目のシングル「バレッタ」にて初選抜入りし、同時に2期生で誰よりも早く正規メンバーへ昇格。さらに、初選抜にも関わらずいきなりのセンターに抜擢された実力の持ち主だ。本作では、3人の男性との恋に揺れ動く主人公を好演。どこにでもいる普通の女子高生が初めて恋愛というものを知り、恋の喜び、恋の切なさ、恋の苦しみ…様々な感情と向き合い成長していく姿をどう演じるのか注目だ。■主人公に恋する3人の男性陣――そして、主人公・初に恋する3人の男性陣には、注目の若手俳優が決定。初と同じマンションに住む幼なじみ・橘亮輝役には、『渇き。』の演技で注目を浴び、『ソロモンの偽証』『ちはやふる』と立て続けに話題のシリーズ映画に出演した清水尋也。もう一人の幼なじみで人気モデルの小田切梓役には、「M!LK」のメンバーとして活動する一方、『ソロモンの偽証』「精霊の守り人」『響-HIBIKI-』にも出演するなど、俳優としての才能も発揮する板垣瑞生。そして初の兄・成田凌役には、『帝一の國』や連続テレビ小説「半分、青い。」、「ゼロ 一攫千金ゲーム」に出演する間宮祥太朗が演じる。■キャストコメント到着堀未央奈「撮影が本当に楽しい」私自身、映画は初主演と言う事で不安な気持ちはありますが、クランクインして、監督の演出、共演の皆さんとのお芝居、その1つ1つの撮影が本当に楽しいです。実は人見知りなので、最初は現場に溶け込めるか不安でしたが、共演のみんなも年が近く話しかけてくれるので、ほっとしています。元々、山戸監督とは、乃木坂46のMVでご一緒したことがありましたし、作品もいくつか拝見していました。ずっと、もっと一緒にお話ししてみたいなと思っていたのですが、今回、撮影が始まる前に2人でじっくり話せる機会がありました。この映画にかける思いを本気で話すことができ、カメラの前に私がいる時の気持ちも、汲み取ってくれているんじゃないかな?と、思っています。原作は、凄く面白い作品。誰かと付き合っていたとしても、ほかの誰かに気持ちが迷ってしまう事、誰にでも起こりうることじゃないかなと思っています。そんな初のリアルな心情、心の揺れを新鮮にリアクションしていきたいです。清水尋也「皆様の心に残る橘亮輝を」山戸監督と作品を作れる事への喜びと、良い物にしなければ、というプレッシャーを共に感じました。とても難しい役所ではありますが、決して妥協せず、皆様の心に残る橘亮輝を演じ、そして生きたいと思います。板垣瑞生「全力をぶつけてみたい」山戸さんの作品は前から観ていたのもあって、自分が出られるだなんて思っていなかったのですが、出演させていただける以上は全力をぶつけてみたいと思います。それに、清水(尋也)君とも前に共演したので、また一緒に作品に出られることが楽しみで仕方がないです。一緒にいい作品にしたいです。梓の闇の部分も、すごくキラキラとした部分もどっちもたくさんの方に魅力的に伝わるように楽しめればと思っています。間宮祥太朗「とても切ないキャラクター」山戸監督と初めてご一緒するので、一刻も早く山戸組の撮影リズムに入り込みたいと思っています。凌はとても切ないキャラクターです。山戸監督とも、それをしっかり表現できたらいいね、という話をしていたので、しっかりキャラクターを作っていきたいですね。僕はどうも、年下の女優さんから「怖い」と思われてしまうことがあるのですが(笑)、堀さんとは兄と妹の役ですから、そう思われないように関係を作っていかなくちゃいけないなと思っています。■映画界期待の新鋭・山戸結希が監督監督は、2015年に日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞、メジャーデビュー作となった『溺れるナイフ』では興行収入7億円強を記録し、企画・プロデュースを務める映画『21世紀の女の子』は、本年度の東京国際映画祭に正式招待されている山戸結希。山戸監督は、本作について「なにも良いことがないと地獄のような日々を生きている、たったひとりの十代の女の子が、近所のショッピングセンターの中にあるシネコンに、ふらりと劇場に迷い込んだときに、たった一回出会えるような作品にしたい」とコメントしている。■原作・相原実貴コメント映画館で、私が造ったキャラクターたちが動く世界を観せて貰える機会に感謝しつつ、漫画とはまた別の実写版ギミックを読者の皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います。『ホットギミック』は2019年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月25日乃木坂46の堀未央奈が、映画『ホットギミック』(2019年公開)で初主演を務めることが25日、わかった。同作は累計450万部超、相原実貴作の同名コミックを実写化。どこにでもいる平凡な女子高生・成田初(堀)は、優しい兄・凌(間宮祥太朗)、元気な妹・茜と両親と、ごく普通の家庭で暮らしていたが、ある日、同じマンションに住む橘亮輝(清水尋也)に弱みを握られ、亮輝の無茶な命令に振り回されることに。そんな時、数年前に突然引っ越していった幼馴染の人気モデル・小田切梓(板垣瑞生)と付き合うことになったが、実は梓にはある目的があった。さらに、初は兄・凌の秘密も知ってしまう。メガホンを取るのは、『溺れるナイフ』(16)でメジャーデビューを飾った山戸結希監督。2014年冬に、当時東映の若手社員であった現プロデューサーの高橋・山尾が、テアトル新宿で上映されていた山戸監督作品『おとぎ話みたい』(を鑑賞し、衝動的に山戸監督と連絡を取ったことから今作の話が始まったという。「若者の胸に突き刺さる鮮烈な、新しい時代の青春映画を作りたい」という情熱が合致し、企画が進められた。主演の堀は乃木坂46の次世代エースで、山戸監督が同グループの14thシングル「ハルジオンが咲く頃」のMVを手掛けた際に、そのみずみずしい存在感が印象に残ったため、今回は映画初出演にも関わらずいきなりの主演に抜擢されたという。制作側は「ずっと見ていたくなるようなフレッシュでみずみずしいヒロイン像を探す中で、堀未央奈さんの存在が浮上しました。映画界ではまだ無名だが、だからこそ未知数な可能性を秘めたヒロインを新たに作り出せるはず。映画界ではニューカマーとなる堀が、山戸監督作品の中でどんな女優として輝くのか、期待が高まります!」と語った。また、原作の相原も「映画館で、私が造ったキャラクターたちが動く世界を観せて貰える機会に感謝しつつ、漫画とはまた別の実写版ギミックを読者の皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います」と期待を寄せた。○山戸結希コメントたったひとりの女の子のために、漫画を描き続けてきた相原先生の心の美しさに、せめてこの作品を作っている間だけは、どうか共鳴しながら、心から美しいと感じるキャストの皆さんを、その感覚そのままに、スクリーンに映し出せることを祈っています。なにも良いことがないと地獄のような日々を生きている、たったひとりの十代の女の子が、近所のショッピングセンターの中にあるシネコンに、ふらりと劇場に迷い込んだときに、たった一回出会えるような作品にしたいと願っています。たったひとりの十代の女の子へと、お手紙を書くように、この映画を撮りたいとずっと思っていました。○堀未央奈コメント私自身、映画は初主演と言う事で不安な気持ちはありますが、クランクインして、監督の演出、共演の皆さんとのお芝居、その1つ1つの撮影が本当に楽しいです。実は人見知りなので、最初は現場に溶け込めるか不安でしたが、共演のみんなも年が近く話しかけてくれるので、ほっとしています。元々、山戸監督とは、乃木坂46のMVでご一緒したことがありましたし、作品もいくつか拝見していました。ずっと、もっと一緒にお話ししてみたいなと思っていたのですが、今回、撮影が始まる前に2人でじっくり話せる機会がありました。この映画にかける思いを本気で話すことができ、カメラの前に私がいる時の気持ちも、汲み取ってくれているんじゃないかな?と、思っています。原作は、凄く面白い作品。誰かと付き合っていたとしても、ほかの誰かに気持ちが迷ってしまう事、誰にでも起こりうることじゃないかなと思っています。そんな初のリアルな心情、心の揺れを新鮮にリアクションしていきたいです。○清水尋也コメント山戸監督と作品を作れる事への喜びと、良い物にしなければ、というプレッシャーを共に感じました。とても難しい役所ではありますが、決して妥協せず、皆様の心に残る橘亮輝を演じ、そして生きたいと思います。○板垣瑞生コメント山戸さんの作品は前から観ていたのもあって、自分が出られるだなんて思っていなかったのですが、出演させていただける以上は全力をぶつけてみたいと思います。それに、清水(尋也)君とも前に共演したので、また一緒に作品に出られることが楽しみで仕方がないです。一緒にいい作品にしたいです。梓の闇の部分も、すごくキラキラとした部分もどっちもたくさんの方に魅力的に伝わるように楽しめればと思っています。○間宮祥太朗コメント山戸監督と初めてご一緒するので、一刻も早く山戸組の撮影リズムに入り込みたいと思っています。凌はとても切ないキャラクターです。山戸監督とも、それをしっかり表現できたらいいね、という話をしていたので、しっかりキャラクターを作っていきたいですね。僕はどうも、年下の女優さんから「怖い」と思われてしまうことがあるのですが(笑)、堀さんとは兄と妹の役ですから、そう思われないように関係を作っていかなくちゃいけないなと思っています。
2018年09月25日女性を虜にしている話題の最前線を、流行に詳しい方々に教えていただきました。同世代女性の活躍やアメリカで動画配信から火が付いた話題の番組などをご紹介します。共感にときめく!同世代クリエイター。近年、女性監督の活躍が目覚ましい映画界にも、新たな動きが。「私たちと同世代の、20代~30代の才能ある女性が作る映画が観られる機会は、どんどん増えていると思います。年齢が近い方が作る作品は、衣装ひとつをとっても自分たちの感覚に近いものがあったりと重なる部分が多く、同時代の人のモノづくりを体験できることは面白いし、共感しながら驚けると思います。たとえば、『レディ・バード』を監督したグレタ・ガーウィグ監督もその一人。また、日本でいうと、山戸結希監督が、’80年代後半~’90年代生まれの女性監督を集めた『21世紀の女の子』プロジェクトを進めています。どんな作品に仕上がるのか、私も今から楽しみです」(「She is」編集長・野村由芽さん)グレタ・ガーウィグ女優、脚本家、監督として活躍する34 歳。監督と脚本を担当し、自伝的要素を盛り込みつつ描いた『レディ・バード』は、今年のアカデミー賞監督賞・脚本賞にノミネート。Getty Images山戸結希「21世紀の女の子」プロジェクト企画・プロデュースを務める山戸結希監督のほか、12名の新進監督が参加。ひとつのテーマを各々の視点から8分以内の短編で表現し、一本のオムニバス映画を作り上げる。海外ドラマで多様性を見れば未来は何でもあり。ネットフリックスなどの動画配信サービスのおかげで、海外の良質な作品を楽しみやすくなった。「『クィア・アイ』や『ル・ポールのドラァグ・レース』のような、人の多様性を考えさせられる作品が人気。“人と違っていい”と、自分を肯定し、“明日”を生きる勇気がわきます」(野村さん)「以前からアメリカのTV界は出演者を決める際に多様性を重視していたけれど、最近はそこにLGBTQ枠も加わりました。リアリティを追求すれば多様性を盛り込むことが当然なので、自然な流れといえます。でもそれは、番組の制作側にリベラルな人が多く、視聴者側にも多様性を受け入れる素地ができているからこそ、作れるものですよね」(編集者、ライター・山縣みどりさん)『ル・ポールのドラァグ・レース』ドラァグクイーン界のカリスマであるル・ポールが主催する、勝ち抜きコンテストの様子を映す。「彼女たちの華やかさと苦悩する姿の両方から目が離せません」(野村さん)。Netflixオリジナルシリーズ 独占配信中。『クィア・アイ』ハイセンスなゲイ5人がイケてない男性を変身させる。「同名番組のリブート版。前作はゲイを身近な存在にし、今作は自分たちと同じ人間だと実感&共感させました」(山縣さん)。Netflixオリジナルシリーズ 独占配信中。自分の好きを突き詰めた、世界で一つだけのアイテム。“みんな”ではなく“自分”がいいと思うものに無上の価値を置く人が増えている。「誰かが決めた値段やブランドにとらわれず、自分にとって価値あるものを発見することこそが喜びと感じる人が増えてきました。たとえば、石や鉱物、貝殻などに同じものがない自然物を収集するのも、そのひとつ」(野村さん)自分だけのものを求め、カスタマイズを楽しむ人も多い。「近ごろ話題となっているのがバレットジャーナルです。普通のノートに線を引いたりシールを貼ったりと、使いやすく、自分好みにカスタムするというもの。あまりの人気に、『伊東屋』ではポップアップイベントも開催されたほどです」(『日経トレンディ』副編集長・三谷弘美さん)バレットジャーナルノートに自分で日付などを記入して使う手帳のこと。タスクを「・」で書き留め、完了したら「×」をつける。過去にしたことや将来の予定が明確に見えるのがポイント。鉱物鉱物とは、天然の作用で生成される結晶質の物質のこと。個性豊かな表情や美しい佇まいに、収集する人が続出中。展示即売会には、大勢の女性ファンが押しかけている。※『anan』2018年8月8日号より。文・重信 綾(by anan編集部)
2018年08月03日子ども以上、大人未満。親や教師が描く他人の物語から自分の物語を生きはじめる分岐点。その記憶は、眩しくキラキラ光っている人もいれば、暗く混沌と濁っている人もいるかもしれない。誰もが理想と現実の狭間で、この先の人生をどう生きるのかを考えながら過ごしていたあの頃。新進気鋭の24歳。枝優花(えだ ゆうか)監督が、人生で初めて撮った長編映画「少女邂逅(しょうじょかいこう)」は、彼女が14歳の時に受けたイジメの経験をきっかけに生まれた作品だ。この映画は、クラウドファンディングで集めた資金に合わせて、彼女が私財を投じてつくった自主制作映画でありながら、第42回香港国際映画祭、第21回上海国際映画祭と海外の大規模な映画祭で正式招待上映を果たすなど異例の快挙を成し遂げている。SNS上では、公開前から映画に関する投稿が盛り上がり、6月30日に東京の新宿武蔵野館で一般公開された後は、連日多くの感想がタイムラインに飛び交っている。その反響は10代、20代の女性を中心に、年齢、性別を越えて広がり続けている。新宿武蔵野館では、盛況を受けて8月10日まで上映期間の延長が決定。これから、関西を初めとする全国20以上の映画館で順次上映することが決まっている。そんな喧騒のなか、この映画を撮影した背景と、そこに込められた思いについて、枝監督に改めて話を聞いてみた。枝監督の取材第一弾▶︎「私達の世代で邦画の全盛期をもう一度つくりたい」。24歳の映画監督 枝優花が今、人生を賭けて撮る映画映画「少女邂逅」あらすじいじめをきっかけに声が出なくなった小原ミユリ。自己主張もできず、周囲にSOSを発信するためのリストカットをする勇気もない。そんなミユリの唯一の友達は、山の中で拾った蚕。ミユリは蚕に「紬(ツムギ)」と名付け、こっそり大切に飼っていた。「君は、私が困っていたら助けてくれるよね、ツムギ」 この窮屈で息が詰まるような現実から、いつか誰かがやってきて救い出してくれる――とミユリはいつも 願っていた。ところがある日、いじめっ子の清水に蚕の存在がバレ、捨てられてしまう。唯一の友達を失って絶望するミユリ。 そんな中、通う学校に「富田紬(とみたつむぎ)」という少女が転校してくる…(オフィシャルサイトより)少女というテーマに特別なこだわりはない少女邂逅の主人公は2人の17歳の少女である。枝監督は、学生時代からこれまで、『美味しく、腐る。』『さよならスピカ』といずれも少女を主人公にした映画を撮り続けて来た。去年アイドルグループSTU48のデビューシングル「暗闇」のMVの撮影も担当。また現在、「溺れるナイフ」等の作品で知られる山戸結希監督主催のオムニバス映画企画「21世紀の女の子」にも参加しており、現代の少女のリアルを描く名手として認知されていることも多いように思える。ところが、彼女に「少女」というテーマへのこだわりについて話を聞いてみたところ意外な答えが返って来た。良く誤解されがちなんですが、実は「少女」というテーマに対して特別な思い入れがあるわけではないんです。個人的には、「女の子としての幸せ」とか「女の子としてどう生きるか」みたいな話にはあまり共感出来なくて、それよりも「人としてどう生きるか」を考えることが大切なんじゃないかと思っています。 男や女、大人や子ども。私達はつい人を勝手にラベリングしてカテゴリーに分けて判断してしまいがちだが、彼女は、この時代に人を年齢や性別で勝手に線引きして考えてしまうことはナンセンスだと語る。個人的な興味関心としては、男女関係なく、14歳くらい思春期の多感な時期の人間の内面に何故か惹かれるということはあります。たまたま、私は女なので、男の子のすべては描けないなと思って、少女を主人公にした映画を撮って来ました。一方で、「少女邂逅」がInstagramやTwitterなどのSNSで話題になってからは、熱心な10代の女性ファンが急増した。彼女が時に自身の内面や葛藤も綴るInstagramでは、ある時期を境に10代の女性ファンからDM(ダイレクトメッセージ)で人生相談をされる機会が多くなったと言う。初めは映画業界に関する相談が多かったのですが、何故かだんだん、部活の悩みとか、進路の悩みとか、プライベートな相談がくるようになりました。そんな大事なこと私に相談して大丈夫?と思いながら、逆に親とか友達には相談出来なくて、勇気を出して連絡をくれたのかなと思って出来る限り返信すようにしていました。そして、よくよく思い返してみると、どの悩みも過去に自分が歩んできた道に通じているところがありました。かけがえのないものとの出会いによって人生はつくられていく今って、スマートフォンやSNSで常に誰かとつながっているので、放っておいても、勝手に他人の意見が耳に入ってくる状態じゃないですか。自分がなんとなく思っていることでも、実は気づかない内に他人の意見や世間の意見に染まっているものだったりして。そこに本当に自分の意志はあるのかなと。自由に意見が言えるようにみえて、実は本当に言いたいことは言いづらい空気があって、そんな環境で育った子達は「自分はどうしたいか」という意思が驚くほど弱いと感じることがあります。そう話す彼女も、かつてはまわりの目を気にして、言いたいことが言えない少女だった。そんな自分を変えてくれたのが、他人の目を気にせず夢中になれる映画と、自分の才能に気づかせてくれる大人達との出会いだったと言う。映画「少女邂逅」の公開前に開催された写真展では、入り口付近に展示されたパネルにこんなセリフが書かれていた。“この世界で、何らかの接点を持つ人と出会う確率は24万分の1だという。そして友人と呼べる人と出会う確率が2憶4000万の1。さらに親友と呼べる人と出会う確率は24憶分の1。思いがけない巡り会いが何度も何度もやってくる”映画のタイトルに入っている「邂逅=かいこう」とは「思いがけない巡り会い」を意味する言葉だが、この言葉にはどんな思いが込められているのだろうか。映画は一番「人を映すことが出来る」メディアだと思うから実は映画に関して自分のなかで納得できたという経験がまだ全然ないんです。作品が公開されて多くの人が観てくださって、時に褒めてもらえるのはもちろん嬉しいんですけど、それで満たされるということはまったくないです。何が正解とかもないと思うのですが、逆になかなか手ごたえを感じられないから、ずっとつくり続けてこれたのかもしれません。 写真、ドラマ、MVと様々な領域でマルチに活躍しながらも、映画に対して特別な思い入れをもつ彼女。最近友人との会話のなかで、何故自分がこんなにも映画に惹かれるのかの理由が少し分かったらしい。映画って一番「人を映すことが出来るメディア」なのかなと。私は、一言では説明できないような人間の感情とか、関係とか、曖昧なものに興味があるんですが、映画は人間のエモーショナルなところを一番削ぎ落さずに表現出来るメディアな気がしています。そんな映画のなかで、人の人生や心を撮っていくことが自分にとって楽しいのかもしれないと思いました。少女邂逅Websiteいじめをきっかけに声が出なくなった小原ミユリ(17)。そんなミユリの唯一の友達は、「紬(ツムギ)」と名付た蚕だった。ある日、いじめっ子の清水に蚕の存在がバレて、山中に捨てられてしまう。唯一の心のよりどころを失って絶望するミユリ。ところが、その次の日、ミユリの通う学校に「富田紬(とみたつむぎ)」という少女が転校してくる…若手映画監督・ミュージシャンの登龍門となっているMOOSICLAB2017観客賞受賞。主演にはミスiD2016グランプリの保紫萌香(ほしもえか)、ファッション雑誌『装苑』等でモデルとして活躍するモトーラ世理奈(せりな)。音楽には「転校生」名義で活動していたミュージシャン・水本夏絵が参加。第42回香港国際映画祭および第21回上海国際映画祭正式招待作品。6月30日から新宿武蔵野館にて一般公開がスタート。反響を受けて2度の期間延長を経て、8月10日までロングラン上映中。8月中旬からは、関西、中部、東北地方など全国で順次公開予定。▶︎オススメ記事・「私達の世代で邦画の全盛期をもう一度つくりたい」。24歳の映画監督 枝優花が今、人生を賭けて撮る映画・「今の時代、性別は一人ひとり違っていいはず」。アートやファッションで「多様な性のあり方」を発信する18歳All photos by Yuki NobuharaText by yuki kanaitsukaーBe inspired!
2018年08月01日(写真:アフロ) ブライアン・オーサーコーチ(56)の愛弟子といえば、絶対王者・羽生結弦(23)。その師弟関係に今回、“女王”が加わることとなった。女子フィギュアのロシア代表選手、エフゲニア・メドベージェワ(18)だ。 平昌五輪では、金メダル候補ともいわれていたメドベージェワ。だが同じくロシア代表のアリーナ・ザギトワ(15)に敗れ、銀メダルという結果になっていた。そんな彼女がオーサー氏に師事し、カナダに渡るというのだ。 だがロシアとカナダは、フィギュアスケート界におけるライバル国。所属こそそのままだが、ロシア人選手が練習拠点をカナダに移すというのは“異例の事態”だ。なぜ彼女は“祖国を捨てる”ような決断を下したのか。一部ではエテリ・トゥトベリーゼコーチ(44)との確執が報じられているが、理由はそれだけではないようだ。 「メドベージェワさんは、羽生選手にとても熱を上げています。そして徐々に、その距離を縮めようとしているんです」(スポーツ紙記者) 実はコーチ変更の背景にも、羽生への思いが影響しているという。 「彼女は羽生さんのことを、出会う前からずっとチェックしていました。そして実力をつけると、国際大会でも出会うように。記念撮影をしてもらうなど地道なアピールのおかげで、今ではプレゼント交換もする仲になっています」(前出・スポーツ紙記者) 平昌五輪前、メドベージェワは羽生とゆかりの深い「晴明神社」を訪れていたという。また五輪でも、仲睦まじい姿が目撃されていた。 「平昌五輪のエキシビション前には、控え室で仲良くデュエットする姿も目撃されています。曲は、ディーンフジオカさんが歌うアニメ『ユーリ!!! on ICE』のテーマソング。2人は終始笑顔で、肩を揺らしながら歌い続けていたそうです」(フィギュア関係者) そして彼女は今回の移籍を機に、さらなる“野望”を秘めていた。 「彼女はトロントでの新居について、セキュリティのしっかりした“あるマンション”を希望しています。そこが実は、羽生選手と同じなのではと言われているんです。もしそうなれば、2人の仲もさらに近づくのではないでしょうか」(前出・フィギュア関係者)
2018年05月17日≪これなら負けない!≫ Twitterでこう意気込むのは、羽生結弦選手(23)のとあるファンだ。競技名は題して「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」! 羽生は4月22日、地元・宮城県仙台市で祝賀パレートを開催。平昌オリンピックで金メダル獲得という偉業を成し遂げただけに、11万人もの人々が集まった。 羽生を乗せた車は、仙台市役所までの1.1キロを40分かけて進んだ。背伸びをして手を振り、時折沿道に向かい指をさすなどサービス精神旺盛。精いっぱい、声援に応えようとする姿がそこにはあった。 ファンも精いっぱいその姿を撮影しようと努力していた。羽生は一瞬で通り過ぎてしまう。今か今かと待ち構え、人をかき分けシャッターチャンスをファンは待っていた。 しかしすし詰め状態のなかで撮影したものに、ミスは当然多い。そこで失敗した写真をあえて披露しようとTwitterで企画されたのが「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」だ。失敗した写真をアップし、それぞれがコメントを投稿するという。 たとえば興奮のあまりブレてしまい、背景しか撮れてないものにはこうだ。 ≪仙台の美しい風景をお楽しみください ≫≪杜の都≫≪本人不在≫ またせっかく羽生の姿を収めても、ブレてしまったものには≪涙でにじんだのよね、きっとそう≫と一言。遮るように謎の光が映りこんだものには≪このホヤホヤした光、たぶん私の魂(抜けた)≫とコメント。 さらに体の一部しか撮れなかったものには≪左手は写った≫≪な ぜ 顔 を 撮 ら な い の 私≫≪シャッター切る瞬間ことごとくお顔を伏せてしまう羽生さん≫とも。≪人違い≫と遠くにいる警備員らしきひとを撮影したものもある。 そんなファンの愛を改めて伝える「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」に、「むしろ熱気が伝わる!」と絶賛の声があがっている。 ≪たとえそこに…羽生が写っていなくても…羽生愛が感じられさえすれば…それは…立派な羽生写真なのです…破棄しては…いけません…≫≪現地の狂乱がとても伝わってくるのと同時に、皆さんのことが愛しくてたまらなくなる。つまり面白い≫ 羽生に、この愛は届くのだろうか?
2018年04月24日66年ぶりとなる五輪連覇を成し遂げた羽生結弦(23)。絶対王者が「伝説」となった瞬間だった。 2月16日に行われたショートプログラムでは111.68点を獲得し、首位発進。フリーでも圧巻の演技を見せつけ、206.17点を獲得。合計317.85点となり、金メダルに輝いたのだ。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、右足首靭帯を損傷。練習再開までには2カ月間かかり、ジャンプ練習は今年に入ってから。演技構成についても直前まで迷うなど、まさにギリギリで臨んだ大舞台だった。 しかし羽生はすべてを終えた後、こう語っている。 「本当に自分がやりきれたなと思うくらいの演技ができたことがよかったと思う」 11日にカナダ・トロントから現地入りした際も「どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思うし、ピークまでもっていける伸びしろがたくさんある」と意気込んでいた羽生。平昌五輪で金メダルを取る。そのイメージだけは揺るがなかった。 実は羽生、その夢をすでに10代のころから見据えていたという。 16年に発売されたスポーツライター野口美惠氏の『羽生結弦 王者のメソッド 2008-2016』(文藝春秋)。13歳の少年が絶対王者に至るまでの軌跡を本人の肉声とともに描いたものだが、そのなかでシニア転向した羽生の“予言”が記されている。 《14年のソチ五輪は、とにかく出場したいです。あの空気を味わって,初の五輪だからある程度緊張もするだろうけれど、『僕は五輪で滑っているだぞ』っていう空気を味わって、すごく思い切って出来るんじゃないかな。そして、18年平昌五輪は23歳で年齢的には味も出てくるし、一番ベストの年齢。平昌五輪では金というイメージです》 快挙の陰には、どんなときでも決してぶれなかった“強い信念”があったのだ。
2018年02月17日子役でフィギュアスケーターの本田望結と本田紗来が4日、東京スカイツリータウンのスカイアリーナで行われた「本田望結・紗来スペシャルスケーティングプログラム」に登場した。左から本田紗来、本田望結東京スカイツリー タウンでは、本物の氷を使用したアイススケートリンク「TOKYO SKYTREE TOWN ICE SKATING PARK」を1月4日から3月11日の期間に東京スカイツリータウン4階のスカイアリーナにオープン。そのオープニングイベントに本田望結と紗来の姉妹が登場し、華麗なフィギュアスケートのプログラムを披露して会場を訪れたファンから喝采を浴びた。同プログラムでは衣装から選曲、振り付けまで担当したという姉の望結は「今回はいつもとはちょっと違うようにしたかったので、ペアみたいにしました」と明かしつつ、「最初の頃は紗来が小さかったんですが、今回は提案してくれたので、大きくなったなと思います」と妹の成長ぶりに笑顔。今年で4回目の登場となった紗来は「振り付けは分からなかったので、お姉ちゃんが考えてくれました。いいお姉ちゃんを持って幸せだなと思います」と姉を持ち上げ、それに対して「ありがとう」と感謝した望結は「大会のような緊張の中で2人で滑れてうれしかったです。2人で息を合わせるのは難しかったですが、たくさん練習したし無事にできてよかったです」と同プログラムでの滑りには合格点を与えていた。お正月のイベントということで、今年の目標を「Study English」と書き記した望結は「スケートで海外に行くことがあるので、1つの勉強として英語も頑張りたいと思います」とその理由を説明。望結は現在、フィギュアスケートと芸能界という二足のわらじで奮闘しているが「二刀流なんて全くできてないし、どっちも中途半端。スケートは全日本に行っただけで満足しているので、もっと上を目指していきたいです。今年はスケートもお芝居も頑張りながら、もっと視野を広げてたくさん遊びたいなって思います」と抱負を。また、平昌オリンピックへの出場が叶わなかった姉の真凜について「お姉ちゃんは姉妹の夢でもあります。またイチから家族みんなで力を合わせて頑張りたいと思います」と気遣い、昨年出場したすべての大会で優勝した紗来は「真凜お姉ちゃんと戦う時にライバルだと思ってもらえるような選手になりたいです」と力強く語っていた。
2018年01月05日(写真:アフロ) 「結弦はショックを受けて泣いていた……」 帯同していたコーチはそう明かしたという。11月10日、グランプリシリーズ第4戦となるNHK杯を棄権した羽生結弦(22)。大会前日の公式練習で転倒してしまい、右足首じん帯を損傷したのだ。 今回の欠場で、12月のGPファイナル出場は絶望的。大会5連覇という前人未到の夢は消えてしまった。さらに年末の全日本選手権や、来年2月の平昌五輪出場にも影響が出かねない状況だという。 「羽生選手のケガの状態について現時点では“全治不明”とのことで、全日本への出場も心配されています。GPファイナル出場を逃した羽生選手が五輪に出場するためには、全日本で表彰台に上がらなければなりません。もしここに出場できないとなると、五輪出場に黄信号がともってしまうのです」(前出・フィギュア関係者) だがそんななか、連盟はある計画を“画策”し始めているというのだ。 「連盟から『羽生選手が全日本に出場できなくても五輪代表に決める』との声が上がっているそうです。五輪代表の選考基準では、基本的に全日本の表彰選手とGPファイナル上位2名が出場対象となります。世界ランキング上位選手や今季最高得点をあげた選手も可能性があるのですが、そうなると全日本やGPファイナルで好成績だった選手を差し置いて繰り上げ当選させることになります。こうした措置は過去にも賛否を呼んでいます。羽生選手はケガがなければ、正々堂々と代表の座を勝ち取っていたはず。連盟のプランは屈辱的でしょう」(前出・フィギュア関係者) だが、ケガのたびに何度も蘇ってきた羽生。今回も「治療に専念し、全日本に向けて頑張ります!」と出場に意欲を見せている。 「この時期に練習できなくなるのは、羽生選手にとってかなりのマイナスです。それでも彼は『五輪本番じゃなかったのが不幸中の幸い』と言って、切り替えていますよ」(別のフィギュア関係者) 羽生は逆境を乗り越え、平昌五輪にたどり着けるのか!?
2017年11月19日モデルで女優としても活動する玉城ティナの写真集「渇望」が、現在発売中。本書では、山戸結希監督とコラボしたことでも話題となっているが、この度、その山戸監督が手掛けたショートムービー「玉城ティナは夢想する」の本編が、玉城さんが専属モデルを務める雑誌「ViVi」の公式YOUTUBEチャンネルと「NETViVi」にて公開された。つい先日10月8日に20歳を迎えたばかりの玉城さんの3作目となる本、読む写真集「渇望」は、人気作家・島本理生、新鋭イラストレーター・anccoなど、いまをときめく人気クリエイターたちとのコラボが実現している。今回公開された10分を超える本ムービーは、A子という女子を玉城さんが演じ、「もしも私が玉城ティナなら…」というストーリーが展開されていく。『溺れるナイフ』の山戸監督が玉城さんを題材に、特別に「玉城ティナは夢想する」という脚本を書き下ろし、メガホンをとり制作された。山戸監督は、「玉城ティナという一人の少女の、虚像と実像を行き来しながら、ふかく内側に潜ってゆくことが、心の底ふかくで繋がっている誰かに届くように。彼女自身の十代の鎮魂歌として、あるいは全ての十代の鎮魂歌として響くように。YOUTUBE上・ViViCHANNELに流され、留まる『玉城ティナは夢想する』が、いつか枕をぬらす寂しい少女の夜に捧げられますように」とコメントを寄せている。山戸結希監督×玉城ティナコラボムービー「玉城ティナは夢想する」はNETViViおよびYOUTUBE ViViCHANNELにて公開中。(cinemacafe.net)
2017年10月18日西山茉希の腸事情は?モデルの西山茉希は9月10日、Instagramを更新。愛飲しているという「ヤクルト」について、熱い想いを語った。産後に胃腸不良をおぼえたという西山は、ヤクルトを飲み始めたんだそう。その後胃腸の調子は改善し、今では「#快調#快便#快楽」(Instagramより引用)とのこと。さらに、家族の中で最も風邪をひきにくくなったといい、「#整腸がトータルな実体験」(Instagramより引用)と、健康な腸の大切さを実感したという。ヤクルトと独自の入浴法が健康の秘訣だという西山は同日のInstagramにて、今後もそれらを続けていくと宣言している。大人にもおいしいヤクルトなお西山がInstagramにアップしたヤクルトは、甘さ控えめの『ヤクルトAce』。スッキリとしていて大人でも飲みやすく、1本(80ml)に、生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株が300億個も含まれている。腸内環境を改善するのにぴったりの品物だ。さらにビタミンC、ビタミンD、ガラクトオリゴ糖も摂取できるという『ヤクルトAce』は、西山の健康と抜群のスタイル、美しさにおおいに役立っているに違いない。人気モデルのヤクルト推しによって、この秋「ヤクルトブーム」が到来するかも?!(画像はInstagramより)【参考】※西山茉希Instagram※ヤクルトAce商品ページ
2017年09月27日作家の中村文則さんや映画監督の山戸結希さんが絶賛し、いま注目されているSFコミック(通称・果てカノ)。愛される理由を探るべく、ファンを公言しているモデル・玉城ティナさんを直撃。愛読者である玉城ティナが心惹かれる理由を語ります。『あげくの果てのカノン』を知ったのは、ツイッターだったと言う玉城ティナさん。「タイトルや絵のタッチが好きで読んでみたらSF要素があり驚きました。謎のエイリアン“ゼリー”がいる世界の話ですが、その描写はさりげなく、“こういう未来もあるだろうな”と思えるもの。むしろ、そこで生きる人たちが能動的に恋愛をする姿が、際立った作品だと感じます。作者の方が、わざとそう描いているのかと思いました。ちなみに、ゼリーは、現代人が抱える不安の塊を象徴したものかな、と考えていますが、どうでしょう?」主人公のかのんと、かのんが憧れる境先輩、そして、先輩の妻の3人の関係にも興味津々。「かのんのように、好きな相手を神格化してしまうというのは、中高生の頃に誰もが経験していることだと思うんですね。でも、それを23歳になった今でも一途に思い続けるというのは、先輩が本当は神ではないことに、わざと気付かないようにしているのかなって。境先輩も、すごく自分勝手で、“変わらないかのんが好き”と言うけれど、怪しい。きっと、“ゼリー”の攻撃を受けたときに体を再生する“修繕”という作業を経て、自分が変わってしまうことへの不安を和らげる存在として、好きなんだと思います。そんな“修繕”により変容する先輩を、“先輩は変わらない”と愛するかのんと、淋しさを感じる先輩の妻。そう、彼らの恋愛は、“ゼリー”という存在によって、過熱しているんです。SF要素があるからこそ、恋のストーリーが色鮮やかに、複雑になっていく。この絶妙なバランスが魅力なんだと思います」『あげくの果てのカノン』ゼリーと呼ばれるエイリアンの襲来により、都市機能を失った東京が舞台。主人公・高月かのんは、高校時代から境先輩に片想いをし、その気持ちは崇拝の域に達している。『月刊!スピリッツ』にて連載中。1~3巻各¥552小学館(C)米代恭/小学館月刊!スピリッツにて連載中たましろ・てぃなモデル、女優。雑誌やCM 、映画に出演するなど、幅広く活躍中。『シャキーン!』(NHKEテレ)にレギュラー出演中。公式Twitterは@tina_tamashiro※『anan』2017年8月9日号より。イラスト・神保賢志取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年08月07日アイドルグループ、カントリー・ガールズ、アンジュルムのメンバーである船木結が4日、都内で1st写真集『結 MUSUBU』(発売中 3,000円 税込 ワニブックス刊)発売記念イベントを開催した。船木にとって初めての写真集で、船木が掲げるアイドルとしての目標を1つ達成したことになる。船木は「まさか中学生のうちに出すとは思っていなかったので、うれしいです」と喜び、「写真集は中学3年の最後の夏休みがテーマで、田舎に遊びに行ったという設定。夏っぽくて1stらしくフレッシュな写真集になっています」とアピールした。水着ショットも披露しているが恥ずかしさよりも「謎の自信はあった」と胸を張る。「カントリー・ガールズでセクシーポーズ対決をやっているので、その成果が出せたんじゃないかな。カメラマンさんにも大人っぽいねと褒めてもらった。楽しく撮影できました」と声を弾ませた。ロケ地は地元・大阪と初めて訪れた沖縄。「沖縄の撮影前にダイエットに挑戦した。けど、当日沖縄名物をたくさん食べてお腹が膨らんじゃって。へこませるのが大変だった」と舌を出し、「大阪では新世界で撮りました。普段、行かないTHE大阪という場所に行ったので、大阪の良さも出せたんじゃないかな」と語った。船木は、事務所の先輩の"ももち"こと嗣永桃子さんが6月をもって芸能界を引退した影響でカントリー・ガールズとアンジュルムを兼任することになったが「忙しさはあるけどすごく充実している。ももち先輩もたくさんグループをやっていたので、その姿を見て自分も複数のグループに加入できたのはマイナスではないと思います。持ち歌もたくさんあってうれしい」と前向き。囲み取材では中学生ながらハキハキとしゃべる姿が印象的で、報道時から称賛の声があがった。「アイドルは歌とダンスというイメージが強かったんですが、ももち先輩に会ってからトークも考えさせられた」としっかりと"ももちイズム"を継承していた。写真集の帯には"ハロプロの未来がここに"と記してあり、この言葉に本人も「船木の船という時には"ハロ"が入っているので、まさに未来だと自分でも思うのでうれしい一言。(自分は)ハロプロの未来なので写真集を見ていただけたら!」と力強く呼びかけた。
2017年08月05日無料で楽しめるインターネットテレビ局「AbemaTV」では、次世代の才能を発掘することを目的として「NEXT CREATOR’S COMPETITION」を開催。そしてこの度、本日7月27日(木)よりオリジナルドラマ化を目指して脚本を募集開始することを決定した。「AbemaTV」での番組放送や作品化を前提として、若い世代の才能ある人材を発掘し、広く表現、発表する場を提供することを目指す「NEXT CREATOR’S COMPETITION」。今回はその第1弾「シナリオライター賞」として、脚本家に焦点を当てた。募集テーマは、「10代~20代の若い女性を熱狂させる恋愛ドラマ」。受賞作品は「AbemaTV」のオリジナルドラマとして2018年中の放送を予定してるほか、大賞には500万円、優秀賞には100万円の賞金が贈られる。応募条件は、年齢35歳以下、プロの脚本家を目指す者とし、1次審査応募にあたっては作品企画書・作品情報とあらすじ、A4用紙でのプロット10枚のみで可能となっている。審査員には、「花より男子」シリーズの脚本家で映画監督の宅間孝行を始め、『溺れるナイフ』の監督・山戸結希、『ヒロイン失格』の脚本家・吉田恵里香、「せいせいするほど、愛してる」を共同脚本として手掛けた脚本家・井上聖司、現在放送中の「脳にスマホが埋められた!」で企画を担当した放送作家・鈴木おさむと多彩な審査員陣が参加。審査委員長には、株式会社AbemaTV代表取締役社長の藤田晋が務める。宅間さんは「俺は30を過ぎてから書き始めました。自分は書けるとは思ってなくて。いまだに書くのは辛くて大変で。だけど根性で頑張ってます。そうなんです。書くのは才能じゃなく根性です。絶対おもろいモンを作ってやるぞ、という根性。500万取ってやるぞ!という根性。これさえあれば絶対書ける!僭越ながら楽しみにしてます」と期待を語り、鈴木さんは「僕がこれまで何度も言ってる言葉をここで伝えます。『やる』と『やろうと思った』の間には大きな川が流れてる。世の中のほとんどの人が、やろうと思った、で終わる。これまで何度も脚本や物語を、やろうと思った、で終わらせてた方。あなたのやろうと思ったを、やる、に変える最大のチャンス。最初はみんな素人!このチャンスを使って、いまの『位置』から、はみ出せ!!」と力強いメッセージを寄せている。「NEXT CREATOR’S COMPETITION」~シナリオライター賞~の1次募集は7月27日(木)~9月15日(金)24時まで。(cinemacafe.net)
2017年07月27日●2つの"壁"を突き破りたいTSUTAYAが主催するプロ・アマ問わずの映画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」(以下TCP)。受賞作には最低でも5,000万円の製作費が用意されるという破格の"映画愛"は業界内で話題となり、毎年数多くの作品が寄せられている。3回目を迎える今年も、いよいよ応募期限が迫ってきた(WEBエントリー締め切り:6月13日/企画書など郵便物送付締め切り:6月16日必着)。マイナビニュースでは、昨年受賞した4人に接触。受賞作の制作前に受賞の喜びや過程、そして"映画愛"を掘り下げた。第2弾はグランプリを受賞した渡部亮平氏(29)。ドラマ『時をかける少女』(日本テレビ系)や映画『3月のライオン』で脚本、ドラマ『黒い十人の女』(日本テレビ系)で監督を務めるなど、新進気鋭のクリエイターだ。受賞作『哀愁しんでれら(仮)』は、不幸のどん底だった主人公が、優しくてお金持ちの開業医と出会って結婚するという"シンデレラストーリー"。しかし、幸せ絶頂の中、開業医の連れ子に異常な愛情を抱き始める。2012年に発表した自主制作映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』では、数々の映画賞を総なめ。華々しい経歴とも取れるが、同氏は今回の受賞作で"2つの壁"をぶち抜こうとしている。「売れる方程式」の破壊とは。そして、「大失敗したい」と口にする意味とは。○「また面白いものを作りたい」――あらためてグランプリ受賞、おめでとうございます。ありがとうございます。映画会社の方をはじめ、周囲の反響が届いています。「脚本を取り寄せて読んだよ」とか、いろいろな方から言われて。たぶん、ネットに上がった記事を読んだりして、知ってくださったんでしょうね。僕はほとんど動いてないのに、そんなに周りの方々が気にしてくださるなんて(笑)。『溺れるナイフ』(16年)を撮った山戸結希(監督)も、「どこに行ってもみんな渡部くんのこと話してるよ」と。そんなに!? 鈴木京香さんの隣で写真に写ってたねって(笑)。――そういう声はプレッシャー? それとも創作意欲につながるのでしょうか?プレッシャーは全くないです。たぶん、感じるのは2作目からじゃないですかね。一応、自主映画は撮っていますが、語り継がれるような傑作も作っていないので(笑)。また面白いものを作りたい、というのが素直な気持ちです。今回が商業デビュー作となりますが、自主映画としては『かしこい狗は、吠えずに笑う』(12年)で長編を撮っています。○自主制作映画で思うこと――『かしこい狗は、吠えずに笑う』では、「ぴあフィルムフェスティバル」や「日本映画プロフェッショナル大賞」新人監督賞をはじめ、数々の映画賞を受賞されました。今回と反響の違いはありますか?結局、自主映画は自主映画。小さな世界の反響でしかありません。そこを気にしている人たちにしか届かない。今回は商業・大衆向けなので、普段興味を持ってもらえない人に届けられるという点でも僕自身の期待は大きいです。自主映画界は、本当に「自主映画好き」の人しか観ないんです。悪い言い方をすれば、ハードルが低くなってしまう。もともと興味を持ってくれている人たちを楽しませるのは簡単なんですよ。商業・大衆向けを作る時は、そうじゃない人を振り向かせないといけない。そちらの方がよっぽど難しいと思います。本当に小さな世界の中でお互いを褒め合ったり、いつも同じスタッフや気心の知れた者同士でキャスティングしたり。自主映画の面白味って、本来は全く知らない人を連れてきて面白いものを撮ることだと思うんです。すごくもったいないと感じます。――どの業界にも「安全策」はあるはずですし、人はそもそも楽な方に流れる傾向があるんでしょうね。そうかもしれません。自主映画の映画祭に出ると、自分に興味を持ってくれる人を好んでしまう。次回作でスタッフをお願いしようとか、出演してもらおうとか思ってしまう。みんなそこの渦に巻き込まれてしまうんですが、それに頼らず、世界を広げる映画を作らないとだめだと自分に言い聞かせています。――『かしこい狗、は吠えずに笑う』のスタッフやキャストはツイッターとミクシーで募ったそうですが、そういう思いがあったんですか?結果的にそうなってしまったんです。僕はまったく自主映画界に知り合いがいませんでしたし、スタッフも役者も知り合いは一人もいなかった。ただ、上京して脚本の勉強を一人でしていた。自主映画の上映イベントに出席した時、「みんな楽しそうにしてるなぁ」と感じたのを覚えています。知り合いがいなかったのが結果的にラッキーだったということになるんでしょうけど、自分のキャスティングは「友だちの友だち」とか、「下北で見つけたアーティスト」とか。すべて自分でやっていったので、作品にも新鮮さが現れたのかなと思います。○"同じ人達"で回る業界の危惧――閉鎖された自主映画界の壁を突き破るには必要だったと。今回の受賞は、大きな意味がありますね。そうですね。ただ……同じようなことを商業映画界にも感じていて。同じ人達だけで回っているような気がする。その中に埋もれる作品にならないようにしたいと思うんです。悪目立ちしてもいいから、埋もれることだけは避けたい。これは決して批判ではなくて。同じスタッフ、キャストになりがちなのも、しょうがないことではあると思います。少女漫画原作が多いという声も耳にしますが、別にそこはいいんです。何を映画化させるかはそこまで問題ではなくて、同じようなスタッフ・キャストだと「またか」と、観客も飽きてしまう。なぜ20代の監督に撮らせてみないのか、少女漫画の世界観にはピッタリだと思いませんか。キャストの話でいえば、作家性の強い監督がオリジナル作品を作る時に「さすが!」という役者をそろえてほしい。起用される役者たちもやる気が出ると思いますし、新しい才能の発掘にもつながる。同じキャストばかり使っていたら、結局は日本映画全体をダメにしてしまうかもしれない……。でも、最近の日本映画ってかなり面白いんですよね。一つひとつを見ていくと意欲作も確かにある。そこで勝負するわけですから、本当にがんばって目立つようにしないと、埋もれてしまう作品になってしまうという危機感を抱いています。――渡部さんの理想は、何を撮るかではなく、誰で撮るか?もちろん何を撮るかも大切ですが、やっぱり新しい役者はもっと出て欲しい。そして、新しい監督も。実績のある監督、役者を並べれば良い作品に仕上がって失敗はないと思うんです。それが悪い映画とはならない。でも、観る前から想像できてしまうって、すごくもったいないなと。●"埋もれない方法"の『シン・ゴジラ』○テレビ局に落ちて脚本家に――監督としてデビューする前は、ずっとシナリオを書いていたそうですね。脚本家になりたくて、ずっと脚本の勉強をしていました。きっかけは、テレビ局の就職活動で失敗したこと。ドラマ部に入りたかったんですが、狭き門で入れず。でも、やっぱり諦められなくて。次の年も受けようと思って、それまで時間がもったいないので、脚本の勉強をすることにしたんです。それをやりはじめたら、結果ハマってしまった。脚本が面白くて、テレビ局に入らなくてもいいやとなっちゃったんです(笑)。――脚本のどんなところに惹きつけられたんですか?「脚本が映像になる」という当たり前のことに触れて衝撃を受けました。僕が書いた通りに役者が動いてくれるというのも、なんだか不思議でした(笑)。だから、映画に限らず、対象はドラマでも何でもよかった。自分の根本にあるのは、「誰かを楽しませるものを作りたい」。そこを突き詰めていくと、脚本からも外れちゃって。CMだろうが、PVだろうが、「映像であればいいや」となったんです。――前作を発表されたのが2012年。それ以降で映画を撮れるチャンスはなかったんですか?脚本の仕事は結構やっていて、監督の仕事はいくつかあったんですけど、どれも成立しませんでした。脚本まで書いて、「先方の返事待ち」で……あれ? 何年待ってんだっけ? みたいな(笑)。時間の無駄遣いで終わることが本当に多いんですよ。めっちゃ苦労したのに、ギャラももらえないことも多々あって。――今回の作品は、かなり前から温めていたんですか?2012年の「ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)に入選したんですが、入選監督を対象に行われるシナリオコンペ「スカラシップ」をどうしても獲りたかった。自分の作品に興味を持ってくれる人が増えるので、「スカラシップ受賞監督」としてデビューしたいという思いがあったんです。でも、『哀愁しんでれら(仮)』は選ばれませんでした。あれから4年。発表の場もなかったんですが、今回のTCPで選んでいただけました。○「ボツにする」を癖にしたくない――PFFで落選しても諦めなかったんですね?やっぱりそれだけの時間と労力がかかってまいすから(笑)。新しいアイデアは、いくらでも出せます。でも、考えたものを、ボツにするというのを癖にしたくないんですよね。ちゃんと形にしたい。自分の考えたものは責任を持って形にする。そこは、本当に大切にしていることです。――阿部プロデューサーからは結末を変えたほうがいいという意見もありましたね。どうしましょうかね(笑)。いろいろ検討はしているんですが、一方で、「クライマックスは変えない方が良い」という意見もあって。ラストまでを丁寧に描写を組み立てたり、積み上げ方をもう一度考え直したりした方がいいのかもしれません。シナリオライター的な意地みたいな話になるんですが、ラストを丸っきり変えてものすごくいい映画になった時に、阿部さんに「ね? 僕の言った通りでしょ?」と言われてしまう(笑)。そういう意味でも、このラストは変えちゃいけない。変えないで傑作を作ることが使命、そこを乗り越えることが自分に課されていることだと思います。○"埋もれない方法"の追求――さきほど、キャスティングへの熱い思いをうかがいました。自分の中でもかなり注目度が高まりました(笑)。ここはかなり意見を戦わせようと思っています(笑)。正直、物語はいろいろな人たちの意見を聞いてうまくやっていった方がいいと思っているんですよね。でも、キャスティングは違う。こだわっていきたいと思っています。僕が考えたたくさんの作品の中で「埋もれない方法」。今すでにある方程式で作っていったら、この映画は誰の目にもとまらなくなってしまう。その方程式を外した方が人の興味に引っ掛かると考えています。『シン・ゴジラ』は想像ができなかった。庵野さんが撮ると聞いて見た、あの予告編。全く内容が分からず。そして、観た人は大絶賛しながら、1回目ではセリフを聞き取れないから、もう一度劇場へと足を運ぶ。そして、2回目でやっと分かるみたいな(笑)。絶対に埋もれない作品を作ります。■プロフィール渡部亮平(わたなべ・りょうへい)1987年8月10日生まれ。愛媛県出身。2010年の第23回シナリオ作家協会大伴昌司賞で佳作を受賞。同年の毎日放送ドラマ『アザミ嬢のララバイ』の第5話で脚本家としてデビューする。自主制作の映画『かしこい狗は、吠えずに笑う』で監督としてもデビューし、ぴあフィルムフェスティバル「エンタテインメント賞」「映画ファン賞」をはじめ、数々の映画賞を受賞。これまで手掛けた脚本は、ドラマ『セーラーゾンビ』(14年)、『東京センチメンタル』(16年/監督・脚本)、『時をかける少女』(16年)、映画『3月のライオン』(17年)など。
2017年06月09日ピーチジョン(PEACH JOHN)が、5月17日(水)にマガジン『momo Life』を創刊。同日発刊するPEACH JOHN夏カタログの編集部が手掛ける『momo Life』は、女性の毎日をより豊かにするための情報が盛り沢山。ランジェリーの枠を超え、ファッション、ルームウエア、アクティブウエア、コスメ、雑貨などを展開するライフスタイル提案型ブランドだからこそできるコンテンツになっている。表紙のモデルは、PEACH JOHNではおなじみの"Rola(ローラ)"が飾る。『momo Life』は、「桃色の、人生を。」をコンセプトにコンテンツを展開。「通販カタログの要素ゼロ。現代の女性に向けた情報誌」を作りたいという、編集長・佐藤はるかのこだわりが詰まっている。『momo Life』Vol.1の注目のコンテンツ“BEAUTIFUL LIFE IN ROLA”ローラ/人生を桃色にする10のこといつもきらきら輝いて魅力を増し続けるRola。彼女のハッピーオーラにつながるトピックスを10個の項目に分けてインタビュー。誌面で掲載するひとつめのインタビューは、“LOVE”について。Rolaのリアルなライフスタイルを垣間見ることができるこのコンテンツは、彼女のファンはもちろんのこと女性の誰もが共感できる内容となっている。”恋って、ハッピーになれるし、女性として成長するって思う。”『すっごく恋愛をしたことがあるの、片想いだったんだけどね、それは。それこそ10秒に1回は彼のこと考えちゃうような感じで、そんなふうになったのは人生で…2回目!ふふふ!だけど大人になっても誰かのことをこんなに好きになれるんだなーって思ったの。常ににこにこ笑顔でいられて、メールひとつでも笑っちゃう感じですごく幸せだった。その時にね、まわりから「大人っぽくなったね」とか「色っぽくなったね」とかすごく言われたの。雰囲気が変わった、って。だからね、その経験をしてほんとによかったな、って思ってる。またそういう経験をしたいなーって。女の子として成長できるな、って思たから。結婚はね、今はお仕事に集中しているからあんまりフォーカスはしていない。理想のカップル、みたいなのもまだちょっとわからないし。でもね、何年かしたらお互いに尊敬できるパートナーに出会って…っていうのはすごく楽しみにしていることなの。これからどんな出会いがあるか分からないしね。いつ誰と出会ってもいい自分でいたいし、素敵な出会いは逃さないようにしていたいなって思う。「いつかあるから今は別にいいや」って受け身なだけでいたら出会えない可能性だってたぶんあるでしょう。だから例えば、お友達の夜のお誘いにはとりあえず行ってみるとか、そういう人と人とのつながりを大切にしているの。大好きな人や素敵な人との先には、きっとまた何か新しい素敵な何とつながるはずって思うから。』(『momo Life』P.4~5 ローラ/人生を桃色にする10のこと 本文より)■“ローラ/人生を桃色にする10のこと” 、残りの9個のインタビューは『momo Life』WEBページにて近日公開予定マガジン概要◆momo Life PROLOGUE by 詩人/小説家・最果タヒ◆BEAUTIFUL LIFE IN ROLA~ローラ/人生を桃色にする10のこと 1.ABOUT LOVE~◆HELLO FROM MOMOIRO CITY~世界のファンタスティックスポットからItな情報をお届け~◆WILD FLOWERS byフラワークリエイター 篠崎恵美◆Lindsey Wixsonとめぐる Little Japan~世界的トップモデルのリンジー・ウィクソンをクローズアップ~◆ももいろTRAVEL~こころを豊かにする旅~◆パジャマごはん~パジャマのまま作って食べる簡単おうちデリ~by R-Deli 山方梨絵◆シネマとランジェリーのおしゃれな関係 byコラムニスト/翻訳家・山崎まどか◆ももいろMUSIC byモデル/DJ・水原佑果 & ももいろBOOK by映画監督・山戸結希◆桃酔気分~PEACH JOHNのカタログ編集長のアルコールトーク~◆4コマ漫画 ピーチちゃん byイラストレーター・今井杏見どころ満載の『momo Life』vol.1は、全国のピーチ・ジョン・ザ・ストアで。(※同日発刊の夏の最新カタログ「PEACH JOHN 2017 Summer Vol.101」のBOOKinBOOKとして配布。)
2017年05月18日ロッテ「ガーナミルクチョコレート」のCMに出演中の羽生結弦選手が、今年は手づくりチョコレートに初挑戦。普段、ほとんど料理をしないという羽生選手は、「“テンパ”ってます!かなり…」と、チョコレートのデコレーションなどに欠かせない“テンパリング作業”に苦戦しながらも、最後は大満足の特製チョコレートケーキを完成させた。バレンタインに合わせ、自ら手づくりチョコレートに挑戦した羽生選手。テンパリングとは、一度溶かしたチョコレートを再び固める際に必要な作業のこと。テンパリングをしないと、うまく固まらなかったり、つやがなく、口どけの悪いチョコになってしまうという。最初はロッテ中央研究所の吉田さんに教えてもらいながらの作業となったが、みるみるうちに上達。テンパリング作業が終わると、チョコプレートにメッセージを入れて特製チョコレートケーキが完成!記念に一口試食した羽生選手は「美味しい!」と大満足の結果となった。この日、羽生選手は真っ赤なエプロン姿で登場。笑顔で「宜しくお願いします!」と挨拶した後、吉田さんによるテンパリングに関する説明に真剣な表情で耳を傾け、「へぇ~知らなかった!」とテンパリング作業について興味津々に。いよいよ羽生選手がテンパリング作業に挑戦する段になると、吉田さんの動きを思い出しながら「こんな感じで大丈夫ですか…?」と、ゆっくりと丁寧に作業をする羽生選手。「本当に初めてですか?上手です!」と驚いた表情をする吉田さんに、「いえいえそんな…料理自体、ほとんどやらないので」と終始、謙虚気味の羽生選手。テーブルの右端から左端までテンパリング作業を終えた羽生選手は、「ふーっ」と長めにひと息。「どんどん上達していますよ!」と吉田さんが褒めると、「いえ、本当に“テンパ”ってます!かなり…(笑)」と少し不安げ。再びテンパリングしやすいように吉田さんがチョコレートを整える作業をする最中、羽生選手はまたもや真剣な表情になり、角度を変えて四方から吉田さんの動きを徹底観察。時折、吉田さんの横で作業の真似をしてみるなど、入念にリハーサルを行った。そして、改めてテンパリング作業に羽生選手が挑戦してみると、動きのスピードが格段に上がり、吉田さんと遜色ないほどスムーズに。その上達ぶりに「やはりアスリートの方だからか、見て学ぶ姿勢がすごく伝わってきました。私も(その姿勢を)学ばさせていただきました!」と吉田さんも脱帽するほど。照れた様子の羽生選手は、「素晴らしいお手本が近くにあるときは、学びのタイミングです。いろいろな角度から、必死に見てました(笑)テンパリング、もっと極めたいですね!」と、本業のフィギュアスケートと変わらない一生懸命な姿勢を見せた。その後もテンパリング作業を十分に行った羽生選手は、一度そのチョコレートを試食してみることに。ひと口食べて「すごくなめらか! うわーすごい美味しい。風味が広がる!」と感動した様子。「テンパリングするとこんなに違うんですね!」と実感しながらも、またひと口チョコレートを頬張っていた。テンパリングを終えると、羽生選手はチョコプレートにメッセージを入れる作業にも挑戦。筆入れならぬチョコ入れを始めると、迷わず一気に記した言葉は、「全力」。ガーナミルクチョコレートで作成したホールケーキの上に、本人の顔がデザインされたチョコプレート、そして「全力」入りチョコプレートを羽生選手が載せて、ついに完成となった。「もったいないから、食べたくない(笑)!でも、いただきます!…うん、美味しい!口触りがとってもなめらかで、ガーナミルクチョコレートの香りもしっかりしていて、すごく美味しいです!」と大満足な様子。初挑戦したテンパリングを「最後のほうでは褒めていただき(笑)、すごい楽しかったです」とふり返り、「挑戦することは、もちろん不安も緊張もありますし、僕も今回(不安や緊張は)ありました。でも挑戦することによって楽しさも生まれるし、達成したときのときめきって特別なもの」と、充実感にあふれた感想を寄せた。(text:cinemacafe.net)
2017年02月14日フィギュアスケート選手の羽生結弦が14日、ロッテ「ガーナミルクチョコレート 手づくりバレンタイン企画」に参加した。羽生は真っ赤なエプロンで登場し、一度溶かしたチョコレートを再び固める際に必要な"テンパリング"作業に挑戦。説明を聞いて不安げになりながらも、丁寧に作業を進める。テンパリング作業を終えた羽生は、「ふーっ」と一息。「どんどん上達していますよ」とほめられると、「いえ、本当にテンパってます! かなり……」と"テンパリング"にかけつつ苦笑した。その後も持ち前の集中力と身体能力で作業を続けた羽生は、自分でテンパリングしたチョコレートを試食すると「すごくなめらか! うわーすごい美味しい……風味が広がる!」と感動した様子を見せた。また、チョコプレートに「全力」というメッセージを書き、羽生の顔がデザインされたチョコプレートとともにホールケーキの上にのせると、特製チョコレートケーキが完成。「もったいないから食べたくない!」と言いながらも、満足そうに試食していた。バレンタインデーにちなみ、チョコ作りを体験した羽生。「一部の工程をさせていただきましたが、(実際は)もっと大量のチョコレートを使って皆さん作られるのかなと思うと、すごく良い香りがするんだろうなと」と、笑顔で想像を膨らませた。また、「挑戦することは、もちろん不安も緊張もありますし、僕も今回(不安や緊張は)ありました」とチョコ作りを振り返り、「挑戦することによって楽しさも生まれるし、達成した時のときめきって特別なもの」と、アスリートとして挑戦の大切さを説いた。
2017年02月14日ジョージ朝倉の同名少女コミックを映画化した『溺れるナイフ』の大ヒット記念舞台挨拶が11月12日(土)に都内劇場で開催され、小松菜奈と菅田将暉が登壇。「超絶ヤバい」と話題になっているキスシーンについて、菅田さんが「顔ベロォ」と表現した。本作は、人気モデルの夏芽(小松さん)と傲慢なほど激しく自由な少年・コウ(菅田さん)の出会い、そして運命の恋の行方を綴る物語。話題となっているのは、夏芽が飲もうとしたジュースをこぼしてしまい、コウがその口元をペロッとなめてするキスシーンだ。菅田さんは「(山戸結希)監督も好きなシーンということで、それに忠実にやった。それが“超の絶”でよかったです」とコメント。菅田さんが「“壁ドン”や“顎クイ”の練習は必要なかった」と言うように、従来のものとはまた違った、鮮烈な恋愛映画となっている本作。司会から「“顔ペロ”はありましたね」と聞かれた菅田さんは、「“顔ペロ”はありましたね。でもペロって感じでもなかったな。ベロォですね。ちょっと巻き舌で。“顔ベロォ”」と命名し、会場の笑いを誘っていた。小松さんは「ちゃんと公開されるのか不安だった」と言うほど、過酷な撮影だったことを告白。現場では「監督と戦っていたので、『このヤロウ!』と思ったこともたくさんあった」そうだが、完成作を観たときに「ぶつかり合ったり、葛藤したりする姿がまぶしく見えた。それが映像として見えたとき、『悔しいな』と思った」と胸の内を明かす。さらに本作がどんな作品になったかをフリップに書くことになると、小松さんは「10代最後の輝き」と回答。撮影時は19歳だった小松さん。「10代にしかないエネルギーとパワーがみなぎっていて、その姿を19歳のときに撮影してもらえた。自分のなかでも一生の宝物。葛藤や苦しい部分もあったけれど、それも全部輝いていたのかなと思う」と山戸監督に感謝しきり。一方の菅田さんは「瘡蓋(かさぶた)」とのフリップを掲げ、「(撮影した)一年前に受けた傷が瘡蓋くらいになっている。身も心も擦り傷だらけだった。そのヒリヒリ感があったからこそ、いまここに立てていることが感謝」とキッパリ。過酷な撮影を乗り切った2人が、観客の前で充実の表情を見せていた。『溺れるナイフ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年11月12日海沿いを2人乗りのバイクが滑走し、後ろにまたがった少女が叫ぶ、「この海も山もコウちゃんのものだ!私も…コウちゃんのものなんだ!」。小松菜奈演じる望月夏芽が天を仰ぎながら、心を開放するかのように叫ぶトレーラーの1コマだけで、作品の瑞々しさの一端を垣間見ることができる。10代の恋と衝動を描いた映画『溺れるナイフ』が、ついに公開された。本作の主人公を演じた小松さん、そして累計170万部突破の原作コミックを手掛けた漫画家・ジョージ朝倉先生の2人に独占インタビューした。「映画化は大変だろうな、と思われるような作品にしたいというのはありました」とは、インタビュー最初の朝倉先生の発言。これまで数々の漫画を世に送り出し、『恋文日和』、『平凡ポンチ』、『ピース オブ ケイク』といった名作が実写映画化されてきた。しかしながら、朝倉先生は、「よく私の漫画の評価で、“映画的”とおっしゃっていただけるんですけど、もともと映画が好きで映画に影響を受けて描いた漫画なんです。それを映画化するのは変な話だなと思いまして」と、冷静に話す。そんな朝倉先生の背中を押したのは、山戸結希監督からの映画化への想いをつづった直筆の手紙だった。まるでラブレターとも呼べそうな熱量だったそうで、「本当にとても熱いお手紙で、こんなことは二度とないんじゃないかと思いました。映像化に関しては、たいていプロデューサーさんが見つけてくれるものが多くて、監督から直に打診していただいたのは初めての経験でした。こんなに幸せなことはないだろうから、最後のチャンスかもしれないと思い、お引き受けしました」。原作者、そして監督の熱い想いが込められたこの作品で、主人公の夏芽を演じたのが、主演の小松さんだ。ことの大きさは、周りの反響から薄々感じ取っていたと切り出す。「『溺れるナイフをやります』と言ったときに、『楽しみにしてます』とたくさんの関係者の方に言われたんです。そんなことはいままでなかったので、すごくうれしいことで、とにかく全力でやるきるしかないと思いました」と決意をしたものの、「山戸監督と聞いたとき、大変な現場になるんだろうなっていうのは予想していたんですけど、想像以上の現場でした(笑)」と、述懐。小松さんといえば、女優デビュー作『渇き。』で、中島哲也監督の厳しい演技指導を乗り越えた経験値もある。「中島監督の映画に出させていただいたときに、『この後の作品はすごく楽だと思うよ』と言われたんですけど、全然そんなことはなくて(笑)。これまで難しい役や変わった役をオファーされることも多かったんですが、ふり返っても、今回が一番大変でした。生きて帰れるのかな、くらいの現場だったので。3週間だったんですけど、1年間くらい撮っている感覚で、毎朝起きるのも怖かったです(笑)」と、ありったけの思いを話し出した。例えば、6時間ずっと1シーンだけを撮る場面があったり、台本もあってないようなものでその場で都度変更されたり…という思い出を切々と朝倉先生に伝えると、「そんなに!?でも6時間かけて、あんなナチュラルな感じとは驚愕ですよ」と、演技の自然さに驚いていた。朝倉先生は漫画家ならではの観察眼の鋭さで、小松さんの女優としての魅力を分析する。「かわいいだけじゃない感じがにじみ出ていて、それが変わった役のオファーが多い所以じゃないのかなって思いますね。そういうのも撮ってみたいと思わせる顔をしているというか、癖のある何かをやってほしいと思わせるような奥深い魅力のあるルックスなんだと思います。だから苦しい役がきちゃうのかもね(笑)?」と微笑みかけると、しきりに照れて恐縮する小松さんだった。主人公の夏芽は、東京で人気モデルとして活躍していたが、父親の事情で田舎に引っ越すことになる。狭い街で知り合った同級生のコウ(菅田将暉)は自由気ままで傍若無人、そして際立った美しさも併せ持ち、夏芽を翻弄する。コウの唯一の親友・大友(重岡大毅)は、コウに惹かれる夏芽を知りながらも、自分の想いを抑えられずにいる。それぞれの間で揺れ動く気持ち。朝倉先生は、「大友君といるときと、コウちゃんといるときの菜奈ちゃん(夏芽)の表情が全然違ったので、すごくいいなと思いました」と、劇中でのたたずまいを賞賛。そして、連載当時の気持ちをこう表現した。「言っていいのか分からないですけど、私は、コウと夏芽の関係をいわゆる『恋』とは見ていなかったんです。男女だから『恋』に見えるかもしれないけど、2人の関係性は、もしかしたらほかに名前があるかもしれないと。でも、夏芽はそれを恋愛だと思い込んでいるという体で描いていました。夏芽はコウちゃんに恋愛モードで寄っていくけど、コウちゃんが腑に落ちていなくて拒否したりする場面があるのは、そのためです。そして、そんなコウとの関係と対比させたくて、大友が出てきて恋愛をする流れを入れたんです。私は『運命の関係』を描きはしましたが、『激しい恋』を描いたつもりはなくて。ただ、監督がそう受け取って映像にしているなら全然OKというか、人によって受け取り方が違っていいと思うんです」。小松さんも、朝倉先生の想いに共鳴する。「言われてみると、恋なのか、何なのかな、というのは感じました。恋愛ではあるんだけど、夏芽の表現の仕方がすごく大きいというか。夏芽にとって、コウちゃんはライバル的な感じじゃないですか。夏芽はすごく感情で生きていて、コウちゃんは冷静で客観的。大友が恋をしているのは伝わって分かるんですけど、コウちゃんと夏芽は衝撃的なものだったと思うんです」と、夏芽を演じて感じた二人の関係についての見解を示した。「運命の関係」が描かれた本作は、10代の登場人物たちのほとばしるような思いが、同世代の読者の心にまで“感染”し、熱狂をもって受け入れられてきた。朝倉先生にとって10代とは何だったのか?「恥でしかないというか…私だけですかね(笑)?特に恋愛に関しては、“私、素晴らしい恋愛をしてきました”と胸を張れる人はいるのかな?10代は特に素直になれなかったり、知らないこともいっぱいで、自分を守るのにも精一杯で相手を傷つけたり、なかなかうまくいくのが難しいと思います」と、『溺れるナイフ』世代に思いを馳せる。現在20歳で先日10代を卒業したばかりの小松さんは、10代特有の恋愛観を語る。「何だろう…10代って感情のままいられるじゃないですか。20代って結婚も含め考えちゃうところもあるし。だから、10代にしかできない恋というか、キラキラ感があるんでしょうね。『溺れるナイフ』も、ヒリヒリした感じの青春を切り取っている映画だと思うんです。普通の恋愛映画とは全然違う、考えさせられる、衝撃的な作品だと思っています」。(text:Kyoko Akayama/photo:Nahoko Suzuki)
2016年11月08日●呼吸を忘れるくらいの撮影ジョージ朝倉原作の大人気コミックを実写化し、気鋭の山戸結希監督がメガホンを取った映画『溺れるナイフ』(11月5日より公開中)。今や引っ張りだことなった小松菜奈と菅田将暉がW主演を務めるなど、キャストの豪華さも話題となっている。中でも、映画関係者の中でダークホース扱いされ注目を浴びたのが、アイドルグループ・ジャニーズWESTのメンバー、重岡大毅だ。小松演じる望月夏芽に尽くす男子高校生・大友勝利を演じ、爽やかでまっすぐでありながら、どこか飄々とした雰囲気で強く印象を残した重岡に、今回の役作り、そして仕事の面白さを聞いた。■重岡大毅1992年8月26日生まれ、大阪府出身。08年よりTV、CM、ドラマなどで活躍。2014年にジャニーズWESTのメンバーとしてCDデビューを飾る。これまでの主な出演作品に、テレビドラマ『ごめんね青春!』(14/TBS)、『忍ジャニ参上! 未来への戦い』(14)など。2016年は『殿、利息でござる!』などが公開。○メンバーも注目のカラオケシーン――メディア向け試写を見た人たちの間で、重岡さんの演じた大友が本当に良いと、話題になっていますが、完成した作品を観て、ご自身で手応えはいかがでしたか?そうなんや!? 嬉しい~ありがとうございます。手応えはあまりなかったですけどね。自分で試写を観たときも、良い悪いはあまり観ていなくて「このシーンってこうなったんや」と、答え合わせ的な感じで観てたかもしれないなあ。あと、カラオケのシーンのインパクトが強すぎて。観た人は、自分がやってるって考えて!?メンバーの藤井流星と試写に行ったんですが、流星も横で「うわ~~!」ってしてるから、俺もめちゃめちゃ恥ずかしかったんですよ。※重岡さん演じる大友が、小松さん演じる夏芽を前に、「俺ら東京さ行くだ」を熱唱するシーンが登場します。――ちなみに、試写にはどうして藤井さんと行くことになったんですか?もともと、試写の話を聞いた時に流星がいて「俺も行きたいねんな~」ってボソッと。当日行ってみたらいたので「ほんまに来たんや」と思いましたし、嬉しかったですね。終わってから2人で併設されてたカフェに入って、20分くらいしゃべって。流星が「よかったよ」って感想を言ってくれたんですけど、「カラオケが、カラオケが」とはめっちゃ言ってましたね。「それはやめてくれよ」と言いました(笑)。――もし自分が大友だとして、カラオケで歌うとしたら何を選曲しますか?あの状況で!? むっちゃ難しいですね! ……「世界に一つだけの花」!○ちょっとでも力が入ると、カットがかかる――今までも『ごめんね青春!』『殿、利息でござる!』などの作品に出られていますが、今回の役柄、または撮影などで違ったところはありましたか?今までの中で一番、素に近いところではあったかもしれません。でも、そこを求める山戸監督の演出は一番難しかったかもしれないです。監督の細かい指示が多かったですね。「このセリフの時に、夏芽の左腕を見てください」「この時にアイスをかじって、下ろしてください」といった動きの指示もあれば、セリフが現場で何回も変わることもあり、難しかったです。――監督のこだわりがかなりあったんですね。ワンシーンの中で指示が5つも6つもあったので、俺も「わー!」ってなってもうて、1回監督に「大友、呼吸~!!」って言われましたからね。呼吸を忘れるくらい、あれもこれも考えなきゃいけないところがありました。――普段も、バラエティ番組やコンサートなどで、一度にやらなきゃいけないことがたくさんありそうですが、それでも止まってしまうくらいにやることがあったんですか?もう、全然今回の方が多かったですね。――大友は、感情をよりストレートに出してるなという印象でしたが、どういった青年だと思って演じられていましたか?「大友すげーな」と思いました。夏芽のためだけに身を粉にして、まっしぐらじゃないですか。それでもがんばってる感がないなんて。もっとカッコつけたくなると思うんですよね。大友には「お前気づいてへんか知らんけど、すごいねんぞ!」と言いたい。だから「気持ち良くなってはいけないな」と思って演じてたんですけど、完成した作品を観たら、出てた!(笑) 夏芽を前にしてイキってるところがちょっと出てましたね。――監督から、素でいて欲しいみたいな要請もあったんでしょうか。それが本当に軸だったので、ちょっとでも力が入っちゃうと、すぐさまカットがかかりました。すごいシビアで、何かにとらわれたらいけない撮影、みたいな感じやったんです。――山戸監督の現場だからこそ、違う部分もありましたか?たくさん作品に出てるわけじゃないから、「こんな現場もあるんやな」くらいの気持ちでいたんです。一度撮影の合間に、菅田くんとごはんに行ったときに、初めて「変わった現場なんかな?」と切り出してみたら、「お前気づいてなかったんか!? これすごいぞ!!」と言われて。あんなにいっぱい作品に出てる菅田くんでも、特殊な現場って感じてんねやって思いましたし、突き抜けてる現場を知れてラッキーだと思いました。●先輩・錦戸亮くんからのアドバイスで変わった○初めてのキスシーンとコミュニケーション――1番ドキドキしたシーンはどのシーンでしたか?キスシーンです。初めてやったし、「これドライ(リハーサル)の時にやるんかな? どうやろ? ドライの時はせえへんのかな?」みたいなわからへんこともたくさんあったし。本番になったら案外力も抜けて、やれましたけど、あそこはめちゃくちゃ長丁場で、一番緊張というか、思い出に残ってるなと思います。初めてなので!――ここまで話を伺っていて、重岡さんのコミュニケーション能力がすごいなと思いまして、現場のコミュニケーションなどで気をつけていることはありますか?いやいやいや! そんなことないです(笑)。コミュニケーション、難しいですもんね。やっては失敗してやっては失敗して、「次はこうしよう」と試しながら生きてきてるから、その時によって変わるのかもしれません。でもね、今回の現場はめっちゃウケたんですよ。というのも、ピリピリした重いシーンも多かったから。現場に入ったら、スタッフさんも夏芽もうなだれていて。俺はバッティングセンターとか、チャリンコに乗って坂を駆け上がるとか、明るいシーンが多くて、俺の撮影があるときは現場が和むからか、言うことがけっこうウケて、楽しかったです(笑)。――現場にはまったというのもあったんですね。あとは今回、ずっと和歌山にいて撮ったんですけど、オフの日は部屋で1人ぼーっとしてることが多くて。ほんまに人がいなかったんですよ! コンビニに行くのも、洞窟みたいに水がピチャピチャ落ちて、岩肌もボコボコなトンネルを2つ通らないといけないようなところだったので、撮影現場に行ったらめっちゃしゃべってましたね。人に飢えてました(笑)。○ステージの世界に没頭した――『溺れるナイフ』というタイトルですが、重岡さんは何かに溺れたことはありますか?すごい汗っかきなんですよ。だからステージでビッチャビチャになって、ピンマイクを汗で潰してて……これ溺れさした話やな! 何かに没頭した、みたいなことですよね?(笑) 勝手に脱線して、勝手に本線戻ってすみません(笑)。没頭といったら、そりゃ今の仕事ちゃいますかね。初めてステージ立った時のことは、今でも覚えてますから。関ジャニ∞の安田(章大)くんのバックやったんですけど、「なに、このワクワク感!?」「なんでこんなにいっぱいの人が見てるの!?」「何してんの、俺!」みたいな。前日まで普通の子だったのにパッと急にステージに上げられて、ジャニーズならではだと思いますね。一気に生活の中心になりましたし、絶対にデビューしてやる、と思いました。――それほど、すごい体験だったんですね。ジャニーズ事務所に入ったきっかけは何だったんですか?友達が「入りたい」と言ったので、一緒に履歴書を送りました。内心ちょっと、「俺いけんちゃう?」という気持ちはあったんですけど、中学生2年生で、周りの目とか一番気にする年齢じゃないですか。自分で「ジャニーズやりたいねん」と言ったら「お前、自分のことイケメンと思ってんちゃう?」とか思われそうで言えなくて、だからいいきっかけでした。知り合いの女子が「送り方知ってるから」と言ってくれて、履歴書も書いて「後はこれをポストに入れるだけだよ」と、一式渡されたんですよ。同封の写真も友達と一緒に撮ったんですけど、あんまり自分では気に入ってなくて、でも「もっとええ写真送りたいな」とか言えないじゃないですか。「こんなんでええで」って顔をして、家に帰って綺麗に封を開けて、駅で証明写真を撮って入れ直しました(笑)。――そこから芸能活動が始まったんですか?夏に送って、半年くらい音沙汰がなかったんですが、冬になって「一次審査に合格しました」というFAXが来ました。でもその時はそれで満足やったんですよね。これをファイリングして学校に持って行こうとしか思ってなかったけど、お母さんに行け行けと言われて、行ったら、受かっちゃった。――それでステージに上がって、ワクワクを感じられたんですね。それまでダンスもやったことなかったし、歌うこともなかったし。鬼ごっこばっかりしてましたから(笑)。ステージに上がるとか、あんまりないじゃないですか。歳の離れた人と接することもなかったのに、ジャニーズに入ったら一番上はジャニーさんですから(笑)。下は小学生なのに、歌もダンスもできて、おしゃべりも上手で「なにこの世界!」みたいな感じのところに飛び込んで、揉まれてるのが楽しかった。あと、それまで大人の人に怒られることがなかったけれど……めちゃめちゃ怒られましたよ、不器用なんで。怒られるのはめっちゃ嫌やったんですよ。ダンスとか全然できんかったから、1人で公園の街灯の下で練習してましたね。でも、そういう自分がかっこいいなみたいなところもありました(笑)。――そうやって、自分を少し客観視するみたいなところもあったのでしょうか。今でこそなくなったけど、昔のがもっとカッコつけて、周りからの見え方を人一倍気にしてたから。お芝居してからかもしれません、変わったのは。ドラマの撮影の時に、関ジャニ∞の錦戸(亮)くんから「かっこつけんな」って言われたんです。カッコつけてたつもりはなかったんですけど、「いいシーンにしないと」「聞かせる台詞にしないと」って思いすぎて力が入ってた。その言葉でガラガラガラガラって崩れて、変われたような気がします。■溺れるナイフ(11月5日公開)15歳の夏。東京から遠く離れた浮雲町に越してきた、人気モデルの望月夏芽(小松菜奈)。退屈でウンザリするようなこの町で、夏芽は体を貫くような“閃光”と出会ってしまう。それは、コウと呼ばれる少年・長谷川航一朗(菅田将暉)だった。傲慢なほどに激しく自由なコウに、反発しながらも、どうしようもなく惹かれてゆく夏芽。コウもまた、夏芽の美しさに対等な力を感じ、やがてふたりは付き合いはじめる。「一緒にいれば無敵!」という予感に満たされるふたり。しかし浮雲の夏祭りの夜、全てを変える事件が起きるのだった。(C)ジョージ朝倉/講談社(C)2016「溺れるナイフ」製作委員会
2016年11月06日ジョージ朝倉の同名コミックを実写映画化した『溺れるナイフ』の初日舞台あいさつが11月5日、都内で行われ、主演を務める小松菜奈と菅田将暉、共演する重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、主題歌を手がけ出演もした志磨遼平(ドレスコーズ)、山戸結希監督が登壇した。初日舞台あいさつ その他の写真東京から田舎に引っ越した元モデルの少女と、神主一族の跡取りの少年が出会い、強烈に惹かれ合っていく本作。マーティン・スコセッシ監督の新作で世界デビューも飾る小松は、「本当に過酷すぎて、明日死ぬんじゃないかと毎日思っていた」とわずか17日間で完遂した撮影を振り返り、「映画が公開されることも含めて、すべては当たり前じゃないんだと知った。ものづくりの大変を痛感しました」と本作への思いを新たにしていた。一方、今年だけで9本の出演作が公開される菅田は、本作が初めての恋愛映画主演となり「山崎賢人と仲がいいですけど、あいつはすごいなと思った」と恋愛映画の常連である山崎に尊敬の念。「ちゃんとカッコ良くないといけないですし、美しくなきゃいけない。そうでなければ本当に『こいつら、何やってるんだろう?』で終わるんですよ」と持論を展開した。その上で「品が良くないといけないし、でも野性味もほしい。どこか気高くないといけないし、血なまぐさい生きざまも撮らなきゃいけない」と役作りを語った。『おとぎ話みたい』『5つ数えれば君の夢』など独特の感性で少女の心情を紡いできた山戸監督は、「特に中高生の女の子は、生きていて毎日が地獄だなと思うことがあると思うんですよ。そういう地獄がここにいる二人(小松と菅田)のように天国みたいに美しければ、映画を観る甲斐もあるというもの。一番輝いているところを撮ってやるという、挑戦する気持ちで撮った」と思いのたけを熱弁していた。『溺れるナイフ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年11月05日伝説的な同名少女コミックの映画化『溺れるナイフ』の初日舞台挨拶が11月5日(土)、都内にて行われ、出演する小松菜奈、菅田将暉らが顔をそろえた。劇中、小松さんの顔面に唾を吐くシーンについて触れた菅田さんは、「監督に“唾を吐いてくれ”と言われて“わかりました”と言ったんですけど、いま考えればハードなことでした。できたのはこの組ならではなんですよね」と、撮影時の役どころについてしみじみとふり返った。『溺れるナイフ』は、東京から遠く離れた浮雲町で出会った15歳の望月夏芽(小松さん)と長谷川航一朗・通称コウ(菅田さん)の「一生に一度」の運命的な関係を描いたラブストーリー。強烈に惹かれていく2人の甘くもどかしい様子が、繊細なタッチでつづられている。主演の小松さんは、「本当に過酷すぎて、私はもういつも明日死ぬんじゃないかという感覚でしたが、今日初日を迎えられて純粋にうれしいです。もの作りの大変さも痛感しました」と、17日間というタイトなスケジュールで起こったであろう、様々なことを思い返していた様子。相手役となった菅田さんは、出演作品があまたある中、意外なことに恋愛映画の主演は初めてだった。菅田さんは、「山崎賢人とか仲が良いですけど、すごいなと思いました。格好よくなきゃいけないというか、美しくなきゃいけないというか。じゃないと“こいつら何やってるんだろう?”で終わるんです」と、観てもらえるような2人になるべく苦労をしたと話す。そんな小松さん、いま「溺れて(ハマって)」いることについて聞かれると、「食べログアプリです」と、にっこり。「本当に食べるのがすごく好きなんですけど、食べたいところのリストを作れて、行きたいから行ったと変わる感じがいい」と食について小松さんが熱弁をふるうと、登壇した志磨遼平が、「いっぱい食べるんですね!そうは見えないですけど…」と感嘆した。続けて、菅田さんも「何を食べたんですか?え、本当に食べた?」と、小松さんの食の実態について突っ込んで笑いを誘っていた。舞台挨拶には、そのほか、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、山戸結希監督が登壇した。『溺れるナイフ』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2016年11月05日女優の小松菜奈が5日、都内で行われた主演映画『溺れるナイフ』(11月5日公開)の初日舞台挨拶に、菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、志摩遼平(ドレスコーズ)、山戸結希監督とともに登壇した。同作はジョージ朝倉原作の同名少女漫画を実写化し、「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、そして再生を描く。ティーンモデルとして活躍しながら田舎に引っ越すことになった主人公・望月夏芽を小松菜奈、夏芽が引っ越した先の神主一族の跡取り息子・長谷川航一朗(コウ)役を菅田将暉が演じた。小松は「17日間というタイトな撮影だったんですけど、本当に過酷すぎて、私はもうなんか『明日死ぬんじゃないか』と思うくらいの感覚でした」と振り返る。さらに「全てが当たり前じゃないんだなと思って、撮影している中では公開されないんじゃないかというくらい撮れなかったシーンもあります」と明かし、「初日を迎えられて、純粋に嬉しいなと思います」と喜びを表した。また、初の恋愛映画主演となった菅田だが、普通の「少女漫画原作の恋愛映画」とはまた違った雰囲気の現場に驚いたエピソードを披露。撮影現場で山戸監督から「コウちゃんらしいキスの仕方が見たい」と要望があった菅田は「『(小松の)顔面に唾を吐いてくれ』と言われて」と語り、「まあ、『顔舐めてるくらいやしなあ』と思いつつ、あんまり違和感を持ってなかったんですけど」と述懐した。さらに菅田が「唾かけるね、と言ってバッとやって首絞めてキス、というハードなことをできたのは、この組ならではですよね」としみじみと語ると、山戸監督は「いい唾でした。輝く唾でした」と称賛した。
2016年11月05日映画『溺れるナイフ』(11月5日公開)の初日舞台挨拶が5日、都内で行われ、小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、志摩遼平(ドレスコーズ)、山戸結希監督が登壇した。同作はジョージ朝倉原作の同名少女漫画を実写化し、「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、そして再生を描く。ティーンモデルとして活躍しながら田舎に引っ越すことになった主人公・望月夏芽を小松菜奈、夏芽が引っ越した先の神主一族の跡取り息子・長谷川航一朗(コウ)役を菅田将暉が演じた。映画のタイトルに合わせて、出演者が「はまっていること」を「溺れる〇〇」として発表。最近全身の毛を剃ったという菅田は、ついチクチクしたところを触ってしまうというエピソードを披露した。菅田は、ドラマ撮影で履いたハイソックスを上げられて「ニーハイみたい」になった際、「チクチクした絶対領域なんて見たことないから、みんな珍しそうに見てくる」と状況を語った。重岡が「わかるわかる、肌触りとかな」と同意すると、菅田は「家で風呂で剃るのに、2時間くらいかかるんですよ。結構こう見えて毛深いんで。I字のやつで剃っていく」と、詳細に説明。さらに「溺れる……毛?」と表現すると、重岡が「排水溝に流れてくもんな! 剃った毛は! うまい!」と話を広げてフォローし、菅田は「お前がうまいわ!」と重岡を称賛した。一方、重岡は「溺れる上白石ちゃん」と、上白石の歌声にはまっていることを明かした。警戒した上白石から距離を取られた重岡は「やばいやつじゃないから本当に!」と弁解。また記憶に残っているシーンとしても、上白石演じるカナの変化をピックアップした重岡が、「180度、最初とバチーン!! と変わったから!」と擬音を駆使して説明すると、上白石からは「バカにしてますよね!?」と抗議の声が上がり、菅田からは「笑い欲しいだけやねん!」とツッコミが飛んでいた。
2016年11月05日映画『溺れるナイフ』の女子中高生限定試写会が11月3日(木・祝)に開催され、サプライズゲストとして小松菜奈と菅田将暉が舞台挨拶に登壇!2人とも現役女子中高生たちに興味津々で質問を次々と投げかけた。ジョージ朝倉の170万部突破の人気漫画を新鋭・山戸結希監督が映画化。東京でモデルをやっていたが田舎へ引っ越してきた夏芽は、そこで神主の一族の子・コウと出会い、2人は互いにその強烈な輝きに引き寄せられる。だが、ある悲劇が2人を襲い…。現役女子中高生が制服着用で参加したこちらの試写会。いま、彼らの世代から絶大な支持を集める小松さんと菅田さんが登場するや会場には悲鳴のような歓声が響き渡る。菅田さんは、そのエネルギーに圧倒されたようで「みなさん何歳ですか?17歳?15歳?(自身とは)10コくらい違うワケですよ…。おじさんです(笑)。よろしくお願いします」と挨拶し、笑いを誘う。ここ数年、次々と話題の映画に出演している菅田さんだが、実は意外にも恋愛映画への主演はこれが初めて。「“壁ドン”や“あごクイ”を家で練習してたんですけど、全くなくて…(笑)」と冗談めかしつつ、“定番”の少女漫画原作の恋愛映画とは違うと語り「自分らしいラブストーリーになったと思います」と胸を張った。一方、小松さんは人気漫画原作の本作への主演について「プレッシャーは付き物ですが、台本をいただいたとき、キャストを見たら一番最初に(自身の)名前があり、初めてのことで『ウワッ!』と重みを感じました。でも頑張らなきゃ!という気持ち、(共演の)キャストのみなさんに負けたくないという気持ちでした」と明かした。トークでは、小松さん、菅田さん、そして会場の女子中高生たちに映画や恋愛に関する質問を投げかけ、○×で答えてもらったが「付き合うならコウ?」という質問に菅田さんは悩んだ末に「○」を掲げ「仮に、結婚するなら、ちゃんと幸せになれるのは大友(※コウの友人/重岡大毅)だけど、付き合って、ハプニングやアドベンチャー気分を楽しむならありかな?」と語った。一方の小松さんは「×」!「大変だと思いますよ…。好きになるのは楽しいしミステリアスな人に惹かれるけど付き合うのは無理!」と拒否。また小松さんは、自身が演じた夏芽に対してさえも「演じてみたけど、めんどくさいなと思いました(笑)」とぶっちゃけて語り、会場は笑いに包まれた。また、菅田さんは女子中高生たちの映画の感想に興味津々!単に「楽しかった」「面白かった」にとどまらない感想に驚き「僕は(同じ年齢の頃)、こんなに話せなかったですよ!」としみじみ。「ポロリと涙が出た」というある観客の言葉に「女優向きの感性をお持ちです。うちに来ないか?」とその場でスカウトまで始め、会場は再び笑いに包まれていた。『溺れるナイフ』は11月5日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月03日ジョージ朝倉の同名ベストセラーコミックを、『あの娘が海辺で踊ってる』などの新世代の女性監督・山戸結希が映画化した『溺れるナイフ』。10代の破裂しそうな恋を描いた本作で、東京から田舎町に引っ越した人気モデルの夏芽を演じた小松菜奈と、彼女が恋をする閃光のようなオーラを放つ少年・コウに扮した菅田将暉、コウの親友で夏芽に想いを寄せる大友役の重岡大毅(ジャニーズWEST)。17日間の和歌山ロケですっかり仲がよくなった3人が振り返る、独特といわれる撮影現場とは?その他の画像本作では3人の瑞々しい感情が全編に渡ってほとばしっているが、山戸監督の演出はかなり斬新だったようだ。菅田も「僕を役者というよりコウちゃんとして扱ってくれていた」と語り、「恥ずかしそうに台本で顔の下半分を隠しながら近づいてきて、『空でも眺めていてください』って演出されていました」と告白。小松がそれを受けて「監督は夏芽になりきっていて、コウちゃんのことを好きになっていましたよ」と笑顔を見せる。すると重岡も「夏芽と大友のキスシーンも俺の眉毛で遊ぶくだりが現場で足されて。CDを渡すときの『元気、もりもり…』というセリフも数え切れないくらい変わりましたからね」と、懐かしそうに撮影を振り返った。3人のお喋りは、やがてそれぞれが好きなシーンの話題に。ここでも菅田が「僕はバッティングセンターの夏芽と大友が好きですね。夏芽から『別れよう』と言われたときの、うん?ってなるあの間とか、言葉を濁す大友がカッコよかった」と口火を切り、「私は火祭りでコウちゃんが踊っているところ。あのコウちゃんはスゴいよ」という小松の言葉を受けて「あれ、本当に火のついたたいまつを回したんだけど、カットがかかる度に酸素吸引機のお世話になってたんだよ」と解説する。さらに重岡が「俺は夏芽とコウがバイクに乗っているラストシーンが好きやな。青春しているな~。こんなふたりが見たかったんやと思った」と語ったときも、菅田が「あそこは併走する車から監督が『海!』って言ったら、夏芽が『海!』って叫ぶシステムで撮ったけど、長回しのあの1カットが一発で成功して。後ろの小松さんが泣いているのも分かったし、一生できない素晴らしいカットになったよね」と撮影秘話を明かしてくれた。そんな奇跡のショットが連続する『溺れるナイフ』。新世代監督と現代を疾走する注目の若手俳優3人がコラボしたこの青春ラブストーリーで、恋する想いを体感して欲しい。『溺れるナイフ』11月5日(土)TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー取材・文:イソガイマサト撮影:中川有紀子
2016年11月02日