公式サイト()魅惑のトライアングルキャストで贈る凄惨でいてスタイリッシュな心理探偵バディムービー岡田将生、志尊淳、平手友梨奈という魅力的なトライアングルキャストが話題を呼んだ映画『さんかく窓の外側は夜』。2021年初頭の劇場公開を経て、早くも本作のデジタル配信が開始された。本作は、漫画家・ヤマシタトモコによる累計発行部数130万部超のベストセラーコミックを、CMディレクターとして数々の受賞経験を持つ森ガキ侑大監督が映像化したもの。奇妙で凄惨な連続殺人事件の裏側に潜む“呪い”のナゾに、霊を“祓える”男・冷川と、霊が“視える”男・三角のふたり=心霊探偵コンビが挑んでいく。サスペンス、オカルトホラー、サイコスリラー、バディムービー的な要素をそれぞれ併せ持ちつつ、森ガキ監督ならではのスタイリッシュな映像表現に思わず目を奪われるに違いない。本特集では、作品の見どころ解説と、劇場公開時の岡田・志尊・平手による3者インタビューから、本作の魅力をひも解いていく!作品の見どころ解説!()岡田将生×志尊淳×平手友梨奈インタビュー累計発行部数130万部を超えるヤマシタトモコの人気コミックを実写化した『さんかく窓の外側は夜』に出演している岡田将生、志尊淳、平手友梨奈。岡田が31歳、志尊は25歳、そして平手が19歳とやや歳の離れた3人だが、作品の公式インスタなどでも度々仲の良い様子を見せ、ファンからは「兄妹のよう」という声も。岡田と志尊は平手を「てち」と呼び、志尊は岡田を「まーくん」と呼ぶなど、何とも興味深い関係性を築いており、それぞれのコメントにすかさず相槌やツッコミが飛ぶなど、インタビュー中も心を許し合っている様がうかがえた。“心地の良い気持ち悪さ”を出す側と受ける側の気持ちーー霊を祓える男・冷川(岡田)、霊が視える男・三角(志尊)、そしてヒロイン・ヒウラエリカ(平手)というそれぞれの役柄について、どういった部分を大事にして作り上げていったんでしょうか?岡田台本を読み、現場に入って思ったのは“心地の良い気持ち悪さ”を出したいなということ。それが僕が演じる冷川に直結しているなと思って。冷川のミステリアスで感情が欠落してしまっている線と連続殺人事件の線が、映画のクライマックスに向けて交錯するところを目指して、“良い気持ち悪さ”をどれくらい出せるかが大切だなと。それを森ガキ侑大監督がすごく丁寧に撮ってくださいました。特に今回、淳くんがすごくバランスの部分を担ってくれていたので、僕は僕のペースで冷川という役に集中させてもらっていました。少し甘えながら、キャラクターと向かい合っていた感じでしたね。ーー冷川は三角をどのように見ているんでしょうか?岡田もう冷川は三角のことが大好きですからね(笑)。“運命の出会い”なので。それをキレイにも気持ち悪くも見せたかったんですが(笑)、画にも出ているんじゃないかなと。今までそういう役柄もなかったので、すごく新鮮な気持ちでやらせてもらいました。ーーバディの相手を振り回す側の役は楽しいですか?岡田(志尊を指しつつ)受け側の大変さをよく知っているんでね(笑)。バディって受けの方が大変なんですよ。(振り回す側が)好き勝手やって、それを受け止めて、丸く収めるのがどれだけ大変かを僕は20代でたくさん経験していて。淳くんが映画としての軸、みんなが好き勝手やれる土台を作ってくれているので、そこは本当に感謝してますね。志尊やっぱり三角という役は全体的に“受ける”ことが多くて、客観的に作品を見たときに“観客”の目線を持ち合わせている人物でもあったので、冷川が急に変なことを言ったのを、映画の世界観で受けちゃうと、観客を置いていってしまうことになるというバランスだったり……。あとこの作品って、言葉が少ないんですよね。その中で、どうバディ感を出すか?ちょっと近づいているなという距離感をどう出すか?といったことはすごく自分の中でも考えて、目線や少ないセリフのぶつけ方、距離感などは試行錯誤しながら作っていったし、決まっていなかったことも、段取りを経て「この距離感だな」と感じることもありました。やっぱりリアリティという意味で、観客の目線として受ける部分と三角として受ける部分でどう見せるか?撮影に入る前はすごく悩んでいましたが、クランクインしてからは三角としてどう愚直に生きるかを意識していたので、監督にバランスを含め担っていただいていたなという感じですね。ーー岡田さんの言う冷川の“良い気持ち悪さ”を受けて、いかがでしたか?志尊最初は三角としても「何?この人、気持ち悪い!」って受けていたんですけど、マイノリティとして生きてきた人間として、その孤独な思いを共有できるところに言葉じゃない安心感がありました。かつ、お互いの関係で媚びるものが何ひとつなく、それぞれ思ったままに動いて交わっていくというものだと思ったので、関係性の気持ち悪さはすごくあったけど、僕もこれまでリアリティのある作品でバディをやることが多かったので、不思議な感覚でした。「これでいいのかな……?」と思う瞬間もあったけど、「これでいいんだ」と言い聞かせてやっていました。ーー平手さんは、ヒウラエリカに対し共感する部分もあったそうですね?どのように役を作っていったのでしょうか?平手私が演じた女の子は、映画の中で描かれているのと原作でちょっと違うので、そこをどうしたらいいのか?というのを監督と相談しましたし、監督からは「エリカの“孤独感”を常に出していきたい」と言われたので、常にそれを意識しながら撮影していました。ーー難しかった部分や挑戦だった部分、この作品を通じて得たものなどはありましたか?平手うーん……まだ、自分の中ではっきりとは分からないです。捨てられた子犬からムードメーカーに撮影現場での平手の存在感ーーお互いの印象や撮影現場での様子について教えてください。岡田今回、バディものだったので、(志尊と)なるべく早く信頼関係を築きたいという気持ちがありました。志尊くんもそういう風に思っていてくれたので、クランクインしてすぐこのふたりの関係性はでき上がりましたね。平手さんはすごく人見知りで、“捨てられた子犬”みたいな感じで現場に座っていたので……(笑)。それを監督がつなげてくれて、そうしたらちょっとずつ、吐露するような感じでお話してくれるようになり、知らぬ間に僕らのそばに必ずいるような距離感になって、わりとすぐこの3人の関係性ができ、みんなで作品に向き合っていた感じでした。今もそうですけど、久々に会ってもすぐに冗談が言える間柄で、心地の良い関係性ですね。志尊まーくんとは、今言っていたとおりの関係性ですね。お互いにどうやってバディを作っていくかという部分で、考えているところはあったんですけど、言葉で共有せずとも分かり合えている部分があって、撮影中に芝居の話は一切していなくて、それぞれが役を理解して作っているものを尊重してやっている感じでした。役者の先輩としてもいろんな相談を受けてくれて、そういうところも含めて、いろんなことを共有してすぐに仲良くなれた印象ですね。平手さんも最初は……本当に捨てられた子犬みたいな距離感でしたけど(笑)、すぐ仲良くなったよね?僕らが「平手ちゃん、平手ちゃん」って言っているのに対して、「答えてくれた」と言うと失礼かもしれないけど、一方的じゃなくて、徐々に心を開いてくれた感じがあったのでこちらも歩み寄りやすかったし、最終的には平手ちゃんが現場のムードメーカーというか、いろいろ発信してくれて、それに僕らがついていかせてもらっていたという感じの距離感になれたので、わりとすぐ仲良くなれましたね。平手私は役柄的にひとりでいるシーンの方が多かったですし、ふたりとのシーンが少なかったので……。でもそんなとき、監督に「もっとたくさん話してほしい」と言われて、滝藤(賢一)さんを含め3人でお話している中に、入れていただいて、お話させてもらった感じです。ーー“捨てられた子犬”という印象については……。平手それは……(笑)。岡田すごく覚えてるよ。俺たちも(役柄の関係上)あんまり話しかけない方がいいのかな?と思ってたけど……。志尊すごく印象的だったのが、撮影前のお祓いで初めて会って、そのとき、平手ちゃんがすごく丁寧で、挨拶の後「お先に失礼します。お疲れさまでした」って。岡田あった!志尊初日3人が一緒だったときも、てちが中空き(※撮影の間の待ち時間)がすごくあって「申し訳ないな、待たせちゃって……」という気持ちで「ごめんね、待たせちゃって」って言ったら、「いえいえ、とんでもないです。全然かまわないですから」って。そこで「(舌打ちを)チッ」とかやられたらちょっと距離が空くけど(笑)、全然大丈夫って顔をしてくれたので、もっと積極的にコミュニケーションを取りにいこう!って思いましたね。撮影の最初にお互いをあだ名で呼ぶことに決めたーー撮影が進む中で見えてきた意外な一面などはありましたか?岡田淳くんに関しては、以前からいろんな作品に出ているのを見ていて、作品に対する愛やその貫き方も思っていたとおりというか、心の内に熱いものを持っている方だなという印象で、それは今も変わらないです。平手ちゃんはやっぱりどこか“あまりしゃべらない”という印象があったんですけど、こうやって距離が近くなるとしゃべってくれるんですよね。たまに人見知りが出ると全然しゃべらなくなるというか、こうやって(取材陣やスタッフなど)誰かがいるとダメで、3人だけのときとか、皆さんには見せない顔があるので。志尊たしかに。3人のときだと一番うるさいよね(笑)?岡田それをぜひ皆さまにお届けしたいなと思うんですけど……(笑)。ーー3人のときはどんなお話を?志尊とにかくまーくんとてちがずっと言い合いをしています(笑)。岡田でもそこも普通の女の子という感じで、他の子と変わらないというか、そういうイメージは全く持っていなかったので意外ではありましたね。志尊まーくんは印象として、過去の作品でバディとなったときに“後輩”の立ち位置にいることが多くて。でも今回は一番年上で引っ張らなくちゃいけないというのも関係していたと思うんですけど、内側にはすごく強い意志、エネルギーを持っている。まーくんって“熱量”って言葉がしっくりこないタイプだったんですけど、実はすごく強くそれを内に抱えていて、しかもそれをむやみやたらに表現するんじゃなく、「ここぞ!」というところでにじみ出るのが素敵だなと。てちは、「どういう子なんだろう?あんまりしゃべらない子なのかな?」と思ってたんですけど、すごくけなげで優しい子なんですよ。人のことを常に気にできる子で、(共演者に対して)体のこととか、仕事が大変な時期だとか把握したうえで、ちゃんと気にかける言葉が言えるんですよね。一番生活感が見えないイメージというか、僕らもいまだにどういう生活してるか一切知りませんけど、それでも一番家庭的というか、生活感があるというか、女子高生という立ち位置だけじゃなく、ちょっと“母”っぽい立ち位置も持っているというか、不思議な感覚でした。ーー平手さんから見て、おふたりの印象は?平手私から見て、おふたりとも関わることのない存在だと思っていたので、遠い存在のようでした……。岡田質問聞いてた(笑)?(聞かれたことと)全然違うよ!志尊危ない危ない!平手印象でしょ(笑)?志尊印象ね。撮影に入って、変わったところとかありますか? って(笑)。平手変わったところ?岡田変わってない、ってことでいい?志尊まだ一段落しか聞けてないからね。平手変わったところか……。あんまりテレビとかで、志尊くんがどういう人で、岡田さんがどういう人っていう情報を得ないで話していたので、“差”や“ギャップ”が私の中ではなかったです。ーーお互いにあだ名で呼び合ってるんですね?志尊(あだ名で呼ぶことを決めたのは)一番最初ですよ。「何て呼んだらいいんだろうね?」みたいなところから。岡田そうだね「淳くん」「てち」だね。志尊僕は「まーくん」、「てち」ですね。プレッシャー?イメージ?3人の“怖いもの”とは?ーー映画の中で“幽霊よりも人間の方が怖い”というセリフがありますが、みなさんが現実の世界で怖いものは?岡田この仕事をしていて一番怖いのはクランクインの前日ですね(笑)。新しい作品に入りますという前日の夜の怖さ……。怖い、(夜が)明けるのが(苦笑)。「やばい、明日からだ」って。10年以上やっててまともに寝られたことがないから、いつもクランクインの日は眠くてしょうがない。志尊へぇー!岡田やっぱりお芝居する怖さ、今回で言うと主演をやらせてもらって、作品を背負わなきゃいけない怖さ……。「みんなで背負えるじゃん」というのも分かってるんですけど、どこかでそういうのを感じて「今日も寝られないや」「(現場に)入るの怖いな」って(笑)。志尊確かにプレッシャーはすごいよね。岡田その怖さに慣れちゃいけないと思う自分もいるし、その怖さを待っている自分もいて、だからこそこの仕事が成立しているのかなと。でもどの作品も「怖いな」って思います。ーー志尊さんは劇中で“霊が視える男”を演じましたが……。志尊僕はあんまり幽霊が視えるような経験はしたことないので、(幽霊が)「怖い」って感情も「怖くない」って感情もないんですけど、“見えないもの”で怖いって言ったら、イメージが怖いですね。イメージってそれぞれが作り上げるものだし、実際にそうじゃなくてもコントロールして作れてしまうものでもあるじゃないですか。僕がテレビで見られている印象と実際会うと違うっていうのもそうで、イメージによって、できなくなってしまうこと、言えなくなってしまうことがあったりもすると思うんです。だからこそイメージから逸れたとき、許容する心を常に持っていたいですね。イメージどおりにハマらなかったら「違う」じゃなく。イメージというものからはみ出たときに“悪者”になってしまう印象があって、そうなると、埋没してしまう人も出てしまうし、この仕事だけでなく、もうちょっと受け入れる心を持って生きたいなと思いますね。ーーご自身がどう見られているかを気にすることは?志尊昔は気にしましたけど、今はもう「イメージと違う」って思われてもいいやと思えるようになりました。「こういうイメージだからこういうことしないよね」とか言われることによって、本当は違うけど否定できない気持ちってきついなと思います。ーー平手さんはいかがですか? “幽霊より人間が怖い”と思うことはありますか?平手怖いもの……ですか?人間が怖いと思う瞬間はたくさんありますけど……。(岡田と志尊の方を見て)何だろう?志尊(小声で)虫は?平手ううん、大丈夫。怖いものは……大きい音が怖いです。志尊ワンちゃんみたいなこと言って。岡田ワンちゃんみたい(笑)。平手大きい音、ホントダメなんです。すいません、なんかふたりがすごく真剣なのに……。志尊バランス取ってくれてるんです(笑)。重くなり過ぎないように。岡田舞台挨拶のときに大きい音、出そうか(笑)?平手ホントやめてください(笑)!取材・文:黒豆直樹撮影:稲澤朝博スタイリング:大石裕介(岡田)、手塚陽介(志尊)、大村鉄也(Commune Ltd., / 平手)ヘアメイク:中西樹里(岡田)、礒野亜加梨(スタジオまむ / 志尊)、Mao(maxstar / 平手)(C)2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (C)Tomoko Yamashita/libre
2021年06月02日公式サイト()魅惑のトライアングルキャストで贈る凄惨でいてスタイリッシュな心理探偵バディムービー岡田将生、志尊淳、平手友梨奈という魅力的なトライアングルキャストが話題を呼んだ映画『さんかく窓の外側は夜』。2021年初頭の劇場公開を経て、早くも本作のデジタル配信が開始された。本作は、漫画家・ヤマシタトモコによる累計発行部数130万部超のベストセラーコミックを、CMディレクターとして数々の受賞経験を持つ森ガキ侑大監督が映像化したもの。奇妙で凄惨な連続殺人事件の裏側に潜む“呪い”のナゾに、霊を“祓える”男・冷川と、霊が“視える”男・三角のふたり=心霊探偵コンビが挑んでいく。サスペンス、オカルトホラー、サイコスリラー、バディムービー的な要素をそれぞれ併せ持ちつつ、森ガキ監督ならではのスタイリッシュな映像表現に思わず目を奪われるに違いない。本特集では、作品の見どころ解説と、劇場公開時の岡田・志尊・平手による3者インタビューから、本作の魅力をひも解いていく!作品の見どころ解説!岡田将生×志尊淳×平手友梨奈インタビュー()凄惨な連続殺人事件のウラには呪いを操る女子高生が!?霊を“祓える”男と、霊が“視える”男が事件の真相に迫る!霊が“視える”男・三角康介と霊を“祓うことができる”男・冷川理人の心霊探偵バディが、謎の連続殺人事件の真相に挑む本作。「幽霊より人間の方が怖い」とは、映画の中で、三角がつぶやく言葉だが“心霊(ホラー)”と人間の怨念によって引き起こされた“バラバラ殺人事件(サスペンス)”の最恐のコラボレーションこそ、本作の最大の魅力である。物語が進む中で、謎の宗教団体の存在、さらに冷川の過去なども明らかになっていくが、全編を通して、とにかく描写に遠慮がない! どす黒い、ドロリと後に引くような戦慄と違和感を観る者の心に植えつけていく。怨霊や凄惨な殺人事件などの映像・音響による表現。彼らがたどり着く事件の真実。そして三角、冷川、事件のカギを握る“呪いを操る”少女・ヒウラエリカという主要登場人物である3人が、それぞれに心に抱える闇──。これらの要素が巧みに絡み合い、新感覚のサスペンスホラーに仕上がっている。奇妙な心霊探偵バディを結成する冷川と三角岡田将生&志尊淳の初共演とは思えないコンビっぷり!本作で初共演を果たした岡田将生と志尊淳。岡田が演じる冷川は、気ままで時にサディスティックな一面さえものぞかせつつ、霊との対峙を楽しむかのようなところがあり、三角をはじめ、周囲を振り回していくタイプ。一方、志尊が演じる三角は幼少期から霊が視えてしまうことに苦しんできた男で、常識的で観客側の視点を提供するキャラクターであり、冷川のムチャに振り回されながらも、それを受け止める難しいポジション。岡田も志尊も、共にどこか妖艶ささえ感じさせる端正な顔立ちの似たタイプの俳優と見る向きもあるかもしれないが、そんな彼らが本作では対照的な……しかし、単純に“クールとホット”とはカテゴライズできない個性的なキャラクターを演じ、新たなタイプの“バディ”像を見事に体現している。除霊のシーン、凄惨な殺人事件のシーンなど、“黒”を基調とした独特の映像美の中で、ほの白く美しいふたりの男たちの存在が際立つ!“呪いを操る”謎の女子高生・ヒウラエリカ若きカリスマ、平手友梨奈が見せる圧倒的な存在感!平手友梨奈が演じるのは、冷川と三角が追う殺人事件のカギを握る“呪いを操る”女子高生のヒウラエリカ。映画デビュー作となった『響-HIBIKI-』以来、2年ぶり2度目の映画出演となったが、岡田や志尊をはじめ、年上の実力派の共演陣に一歩も引けを取ることなく、強烈な輝き……いや、“闇”を見せてくれる。本作では、あえて台本の自身のセリフしか読まずに挑んだという平手。“呪い”のシーンで観る者をゾッとさせたかと思えば、大人たちに囲まれ、彼らを心底、軽蔑するような鋭い目つきでにらみつけるなど、常に憂いを帯びつつ、その中にも多彩な表情を見せている。本作の公開後もドラマ『ドラゴン桜』第2シリーズ、映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』と話題作への出演が続いており、今後も様々な役柄を演じていくことになるだろうが、そんな彼女の女優キャリアの初期の段階の“いま”しか見ることのできない存在感を作品の中にしっかりと残している。CMディレクターとして国内外の広告賞を受賞!森ガキ侑大監督のスタイリッシュな映像&演出!本作が長編デビュー作『おじいちゃん、死んじゃったって』に続く2作目の監督作となった森ガキ侑大。近年ではドラマ満島ひかり×江戸川乱歩『算盤が恋を語る話』、WOWOWの『連続ドラマW 坂の途中の家』などドラマの演出も手がけているが、元々は資生堂やSoftbank、日清カップヌードルなど印象的な数々のCMを世に送り出してきたCMディレクターである。その魅力はやはり、CMやMVで培われた、色彩や照明、カメラアングルなど細部にわたって計算されたスタイリッシュな映像。冒頭、冷川と三角が出会う交差点のシーンでは、ふたりだけでなく周囲を歩く人々の衣装も黒で統一。凄惨なホラー表現も、クールに美しく描き出す一方で、登場人物たちの表情をしっかりとアップで見せ、それぞれの心理にしっかり寄り添い、ヤマシタトモコの原作漫画の独特の世界観を見事に実写で表現している。監督2作目にしてこのような豪華キャストの話題作でメガホンを握ったという事実が、その力量の何よりの証拠。今後の動向にもぜひ注目していきたい才能だ。配信はコチラ!()(配信プラットフォームURLリンク集)映画公式HP: ブルーレイ&DVD情報: 映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会 (c)Tomoko Yamashita/libre
2021年06月02日松たか子主演、松田龍平、角田晃広、岡田将生ら共演の「大豆田とわ子と三人の元夫」の8話が6月1日オンエア。オダギリジョーに「全てをかっさらっていった」などの反応が上がるとともに、大史の過去に「感情の行き場を失った」などの反応も多数上がっている。脚本家・坂元裕二が手がける完全オリジナル最新作となる本作は、松さん演じる3回結婚して3回離婚したバツ3子持ちの大豆田とわ子と、彼女の三人の元夫たちとのロマンティックコメディー。松さんのほか、とわ子の最初の夫・田中八作に松田さん、二番目の夫・佐藤鹿太郎に角田さん、とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士でもある三番目の夫、中村慎森に岡田さん。とわ子の娘・唄に豊嶋花、松林カレンに高橋メアリージュン、とわ子の会社を買収する小鳥遊大史にオダギリジョーといった俳優陣が出演。ナレーションを伊藤沙莉が務める。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。しろくまハウジングを買収した外資系ファンド・マディソンパートナーズの責任者は、最近親しくなった大史だった。ビジネスとプライベートは別だと言い切る大史は、プライベートでは今までと変わらずとわ子と親しくしたいという。“人生のない期間”があった自分を拾ってくれた社長に恩義を感じ、その命令を絶対だと言う大史は、社長の娘と結婚するよう言われ、どう親しくなればいいかとわ子に“恋愛指南”を求める…というのが今回のストーリー。セリフなどで名言されないものの、回想シーンで大史がヤングケアラーであったことが描かれると、視聴者からは「ヤングケアラーだった小鳥遊さん」「ヤングケアラーだったの??…もうつらいわ、もうつらいよ」「怖い!と思っていたのに、ヤングケアラーだったことを出されて感情の行き場を失った」などの声が上がる。社長からカレーを振る舞われその部下となった大史を解放するため、「そんな恩着せがましい社長のカレーよりおいしい」と自分が作ったカレーを食べさせるとわ子。その姿に「恩着せがましいたった一杯のカレーに縛られてるなら、カレーで解放してあげる大豆田とわ子…」「話だけ聞くとヤ◯ザの親分のやり口とたいして変わらないのよね。あとは思い通りに働く駒としてこき使う。その呪縛から残り物のカレーで解き放とうとする大豆田とわ子」といった投稿も。結局大史は社長の娘との結婚を辞める決意を固め、その後とわ子宅に現れた元夫たちから身を隠すためにベランダに潜伏するのだが、そこでとわ子を抱きしめてしまう…というラストだった。放送後には「全てをかっさらっていったオダギリジョー」「今日のは間違いなく神回。オダジョーありがとう」「まじでオダギリジョーがまじでまじでかっこよ過ぎるまじでぇぇ」など、SNSにはオダギリさんに心奪われた視聴者からの投稿が殺到している。(笠緒)
2021年06月01日現在放送中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)に世間の耳目が集まっている。脚本を手がけたのは、今年1月の公開からロングヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』や、放送終了後も視聴者からのラブコールが止まない人気ドラマ『最高の離婚』『カルテット』『スイッチ』などで知られる坂元裕二。また『カルテット』の松たか子と松田龍平が再びタッグを組んだ本作は、放送開始前から“間違いない”作品との呼び声を高めていた。しかし、この『大豆田とわ子と三人の元夫』において目を引くのは、これまでの人気作における定石を踏襲するのみにとどまらず、作中に新たな試みを打ち出すことでお茶の間から寄せられる高い期待値を超えてみせているところだ。建設会社の社長で一児の母親でもある大豆田とわ子が、3人の元夫に振り回されながら奮闘する日常をロマンティックコメディーのタッチで描く本作は、先述の通り『カルテット』出演陣の松たか子と松田龍平に加え、ドラマ『太陽と海の教室』(脚本・坂元裕二)に出演の岡田将生、そして今回で坂元作品初参加となるコントトリオ・東京03の角田晃広といった面々がメインキャストを固めている。ユニークで魅力的な豪華出演陣によって繰り広げられる軽妙かつ人間味あふれる会話劇は、これまでにない新たな風を送り込んでいる。ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』よりそんな『大豆田とわ子と三人の元夫』に表れる斬新なポイントとして、最も特筆すべきは何といってもエンディングシーンだろう。本作では、毎週異なるラッパーが作中にカメオ出演し、STUTS & 松たか子 with 3exesによるエンディングテーマにも参加している。第一話では、とわ子を演じる松たか子がラッパーのKID FRESINOと楽曲『Presence I (feat. KID FRESINO)』でコラボ。続く第二話では、とわ子の三番目の夫・慎森を演じる岡田将生がラッパー・BIMと共に『Presence II (feat. BIM, 岡田将生)』でラップパートを担当するなど、各話で異なるアーティスト共演が見られることで、毎放送後に大きな反響が寄せられている。STUTS & 松たか子 with 3exes ©seiji shibuyaエンディングテーマのリリックは、本編にさり気なく登場するラッパーとメインキャストによる共演で、各話の内容をイメージさせる含みがあるという演出。そしてラップや歌唱のパフォーマンスをみせる登場人物たちの姿がドラマティックに映し出されるエンディング映像では、役者本人とキャラクター、物語と音楽、暮らしとカルチャー、現実性と非現実性の輪郭が緩やかに混ざり合い、まるでミュージカルを見ているような感覚へと導く。見る者に高揚感と没入感を与えるこの演出には、本作プロデューサーの佐野亜裕美氏が「コロナ禍だからこそ、思いっきりステキな楽しいドラマを作りたいと思った」と語るように、制作側による現在の時流をくんだクリエイティビティとチャレンジ精神が反映されているのではないだろうか。「Presence II (feat. BIM, 岡田将生)」Offcial Audioドラマを機にさらに存在感を増した次世代ラッパー達また、それぞれのエンディングテーマに参加するラッパーのラインナップも注目すべきポイントとなっている。リリースごとに絶えず作品性を変化させるフリーフォームな魅力と、そのリリックに織り込まれる日常性が大きな存在感を放つKID FRESINO。“鬼才”とも称される独自のワードセンスできゃりーぱみゅぱみゅ、染谷将太ら著名人のファンを多く抱えるBIMに加え、自由度の高いスタイルでジャパニーズラップの現在と未来を映し出す存在であるNENE(ゆるふわギャング)。HIP HOPやレゲエ、ハウスなど多様な音楽的バックグラウンドで活躍の場を国内外に持つDaichi Yamamoto。そして高校生ラップ選手権で優勝、フリースタイルダンジョンで初代モンスターを務めるなど、その確かなスキルで幅広い層から絶大な支持を受けるT-Pablow(BAD HOP)といったそうそうたる顔ぶれが揃う。長年のHIP HOPフォロワーもさることながら、これまでラップに触れてこなかった層をも魅了しているようで、SNS上では「ストリーミングサイトでチェックしてみよう」という声が散見される。彼ら次世代の日本音楽シーンをけん引するラッパーの起用は、これまで各時代を映し出す文化的要素を作中へ落とし込みながら強烈なパンチラインのように人々の心を捉える名セリフを生み出し続けてきた坂元裕二作品ならではの魅力とも共鳴するものである。第二話と第七話のエンディングテーマとなった「Presence II (feat. BIM, 岡田将生)」は2021年5月26日より各ストリーミングサイトにて配信がスタートしているほか、これまでエンディングにてO.A.されたSTUTS & 松たか子 with 3exesによる主題歌など全10曲を収録曲とするCDが6月23日に発売されることが決定した。「Presence Ⅰ (feat. KID FRESINO)」MVまたクラシックや現代音楽の分野で活躍するとともに、宇多田ヒカル、米津玄師らの作品参加で注目を集める音楽家・坂東祐大による劇伴や、グラミー賞ノミネート歌手グレッチェン・パーラト、METAFIVEやKIMONOSで活躍するLEO今井らトップアーティストの面々が織りなす挿入歌を収録した本作の音楽集「Towako’s Diary – from “大豆田とわ子と三人の元夫”」が6月9日にリリースされることもアナウンスされており、発売前からドラマファンのみならず音楽ファンからも待望の声が上がっている。ドラマ本編の展開はもちろんのこと、その物語にさらなる奥行きをもたらす劇中の音楽、そして各話ごとにサプライズが施されるエンディングによって放送終了まで目の離すことができない『大豆田とわ子と三人の元夫』に、今後よりいっそう夢中にさせられていくことだろう。文 / 菅原 史稀『大豆田とわ子と三人の元夫』第七話よりドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』毎週火曜日21時よりカンテレ・フジテレビ系にて放送中公式サイト: <リリース情報>STUTS & 松たか子 with 3exes「Presence」「Presence」CDジャケット6月23日(水) 発売価格:2750円(税込)【収録曲】Presence I (feat. KID FRESINO)Presence II (feat. BIM, 岡田将生)Presence III (feat. NENE, 角田晃広)Presence IV (feat. Daichi Yamamoto, 松田龍平)Presence V (feat. T-Pablow)ほか全10曲収録各CDショップはこちら: II (feat. BIM, 岡田将生)5月26日(水) 午前0時より、iTunes、レコチョク他にて配信スタートダウンロードはこちら:
2021年05月29日西島秀俊主演の映画『ドライブ・マイ・カー』の公開日が8月20日(金)に決定した。本作は、村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に所収されている1篇を、『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』の濱口竜介が監督し映画化した話題作。西島さんが愛する妻を失った舞台俳優を演じ、喪失を抱えながら希望へと一歩を踏み出していく。妻・音役は霧島れいか、ヒロインのみさきを三浦透子、物語を大きく動かすキーパーソンの俳優役を岡田将生が演じている。なお、ムビチケカードの発売も明日5月28日(金)からスタートすることが決定。購入者には、映画フィルムをモチーフにした特製しおりが特典として付いてくる(特典は限定数・一部劇場除く)。『ドライブ・マイ・カー』は8月20日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年05月27日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」の7話が5月25日オンエア。オダギリジョー演じる大史がとわ子にかけた言葉と、その“正体”のギャップに恐怖を感じる視聴者が続出している。3回結婚して3回離婚したバツ3子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」社長でもあるとわ子に松さん。とわ子の最初の夫・田中八作に松田龍平。二番目の夫・佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。三番目の夫・中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘・唄に豊嶋花。前回突如亡くなったとわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。「しろくまハウジング」営業部の松林カレンに高橋メアリージュン。ナレーションは伊藤沙莉が務める本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。かごめの葬儀から1年後、とわ子は朝のラジオ体操で“謎の男X”と出会う。その頃しろくまハウジングのオーナーが外資系ファンドに会社の株を売却しようとしており、とわ子は外資傘下になりリストラが進み、コストカット優先になることを避けたいと思い悩む。そんな折とわ子は“謎の男X”とバスで再会する。数学の話になると夢中になり、我を忘れてしまう…そんな“謎の男X”にとわ子はかごめのことを話し始める。急逝から1年を経て、時々かごめのことを忘れてる時があるというとわ子は、「今あいつのこと忘れちゃってた。またひとりにさせちゃった、って思います。誰にも話せないし、すごく孤独です。こんなんだったらそっちにいってあげたいよって思います」と、かごめの死のショックから立ち直り切れてない自らの想いを吐き出すとわ子に、“謎の男X”は「人生には2つルールがある。亡くなった人を不幸だと思ってはならない。生きてる人は幸せを目指さなければならない」と自らの考えを語る。その後、「しろくまハウジング」がファンドに買収されることに。なんと買収を指揮していたのは“謎の男X”=大史(オダギリジョー)だった。大史はとわ子の解任を要求。だが翌日、ラジオ体操で会った大史は穏やかな口調で話しかけてくる。驚くとわ子だが大史は「昨日お会いしたのはビジネスじゃないですか、これはプライベートでしょ」ととわ子に食べ物を勧め…というのが今回のストーリー。視聴者からは大史の“2つのルール”に「言ってること凄いわかる。僕もそんな思いで今まで生きてきたつもり」といった反応が寄せられる一方、「オダギリさんが話すたび心臓がぎゅっ、ぎゅっ、としぼんでいく感じ」などといった声も。「第7話のオダギリジョーほどサイコパスみを感じるキャラクターはいなかった。脚本に演技、映像、全てにおいて凄かったし、何より怖かった」「たった60分に演技力詰め込んでくる」「両極端の演技できるからこそのオダギリジョー、適任です!」など、その演技を絶賛する投稿も多数。一方、紙コップでワインを飲みながら、今までなら絶対言わなかったであろう言葉を発するなど、これまでにない一面を見せる慎森。岡田さんの演技にも「久々の岡田将生がかっこ良すぎる回」「大豆田の岡田将生しぬっっっっっっほど可愛くない!?」「大豆田の岡田将生どんどんよくなってく」などの反応が集まっている。(笠緒)
2021年05月26日2021年7月11日(日)〜8月3日(火)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演されるCOCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」のビジュアルが公開された。本作は若者の生態、現代人の悲哀、剥き出しの欲望など、人間の“リアル”を妥協なく追求した演出で、観る者の感情を揺さぶる三浦大輔による3年ぶりの書き下ろし作。舞台は新宿歌舞伎町に、10年ぶりに再会した岡田将生演じる売れない俳優・菅原裕一と、ロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸演じる売れないミュージシャン・今井伸二がある大きな事件に巻き込まれていく姿を描く。今井の後輩役には悲運のヒロインをコミカルに演じた舞台『泣くロミオと怒るジュリエット』や、TVドラマ『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』など一癖ある演技に定評のある柄本時生。菅原の恋人役に、舞台『星の数ほど星に願いを』やTVドラマ『来世ではちゃんとします2』で主演を務め、女優、モデルとして幅広く活躍する内田理央。事件のキーマンとなる橋本浩二役に、映画『宮本から君へ』、NHK連続テレビ小説『カーネーション』『おちょやん』での演技が話題となった星田英利、物語の核を担う歌舞伎町のスナックのママ・橋本智子役を、三浦大輔作品には舞台『禁断の裸体』、映画『裏切りの街』にも出演し、唯一無二の演技が記憶に残る寺島しのぶが演じる。さらに、舞台のみならずドラマ・映画と様々な映像作品に出演し、近年では、映画『凪待ち』での哀切な演技が印象深く、自身でイベントの企画・演出のほか、執筆業などマルチに活躍する個性派俳優・宮崎吐夢。三浦大輔主宰の劇団ポツドールに参加以降、看板俳優として劇団の全作品に出演し、三浦からの信頼も厚く、行定勲による映画『いっちょんすかん』では主演をつとめた米村亮太朗と個性豊かな俳優陣が集結。人生をドラマチックに彩りたがる人間のエゴをあぶり出す、新たな衝撃作が誕生する。この度、「物語なき」歌舞伎町の一夜で邂逅する、8人の空虚な眼差しが印象的な本作品のメインビジュアル画像が完成した。併せて、新たな全キャストのコメントも到着。東京公演のチケットは6月5日(土)から一般発売がスタートするので、ぜひ引き続き注目してほしい。■岡田将生僕が今回演じる「売れない役者・菅原裕一」は、中身が空洞のような、虚無感を感じさせる男です。この物語、この世界に自分は果たして存在しているのか、自分はなぜここにいて、一体何をしているのか……お客様もそういったことを、一緒に深く考えてしまうような芝居になる気がしています。不安なことも多い世の中ですが、舞台に立てる幸せをしっかり噛み締め、皆様が舞台の世界にどっぷり浸かっていただけるような作品に仕上げたいと思っています。■峯田和伸三浦さんとはこれまで3本の作品でご一緒しています。ずいぶん前から「また舞台に出てよ」と言われてましたし、またその機会が来るんだろう、という覚悟はしてました。『裏切りの街』と『母に欲す』の現場では、一つの舞台が段々と立ち上がっていくさまがとにかく新鮮でした。あの体験にすごく刺激を受けましたし、特別な感動があったんです。自分の中には、「この人の作るものは絶対に面白い」という確信めいたものがあるクリエイターです。■柄本時生三浦さんとは、映画『愛の渦』以来。現場では三浦さん自身が、自分の皮をどんどんめくるように演出されていた印象があります。そうして身を削るように出来上がる三浦作品は、実はすごく優しいような気がしています。今回の戯曲を最初に読んだ感想は「本当に『物語なき、この世界。』だな、偽りないな~!」(笑)。役者としては、余計なことをしたら意味がない、何もしなくても意味がない……と、難易度の高いことが求められる予感がしています。■内田理央『愛の渦』は映画館で拝見し、人間の内面をえぐるような、ぐさっと刺さるような印象が残っています。最初にお話をいただいたときは、嬉しい気持ち半分、怖い気持ち半分というのが正直なところでした。稽古開始前からすでに「セリフが出てこない」みたいな悪夢も見てますが(笑)、「この山を登るぞ!」と覚悟を決めました。去年、デビュー10周年を迎え、今年は30歳という節目、成長するという強い思いで精いっぱい演じたいと思っております。■宮崎吐夢一番初めに三浦さんの作品に出演したのは2002年、下北沢・駅前劇場での『男の夢』でした。次がその3年後、『S高原から』(作:平田オリザ)を三浦さんが演出した時ですから、一緒にお仕事するのは16年ぶり。クリエイションを重ねるごとに角度を変えて挑戦する逞しさは螺旋階段を上がるようで、ますますスケールアップしています。作品に参加する役者として、そして一人の観客としても、三浦演劇の最新形を楽しみにしています。■米村亮太朗三浦さんの舞台には初期作品から参加していますが、最大の魅力の一つは着眼点のオリジナリティにあると思います。今回の舞台の主役は、人間が欲望をむき出しにできる歌舞伎町という街そのものじゃないかな?と感じました。誰も見たことのないようなアングルから、あの街を捉えてくれるんじゃないかと期待しています。厳しい状況が続いていますが、こんな時だからこそ突き刺さるような作品になる予感がしてなりません。■星田英利三浦さんとご一緒するのは初めてです。この本には「人生って輝かしいものだ」なんてウソくさいことが一切、書かれていないと思います。舞台は刹那なもので、その瞬間、瞬間で毎回変化しますし、「もう一回」がない。人生と一緒でやり直しがきかないところが好きです。そして、お客様が舞台の為に時間を作って来て下さっているわけで、ウソのつけない真剣勝負です。お客様と演者のせめぎ合いの連続。楽しみにしています。■寺島しのぶ三浦さんとお仕事させていただくのはこれで3回目になります。彼の世界観、思考、音のセンス……私が好きなところをグッと突いてくるクリエイターであり、求めることは過酷でも不思議と演じていて爽快感があって、台本も「うん、これ言いたい。わかる」という台詞がたくさん散りばめられているんです。三浦さんの世界を炸裂できるような素敵な顔ぶれが集まりましたし、「これなら心中できる」という覚悟ができる座組みだと思っています。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」作・演出:三浦大輔出演:岡田将生、峯田和伸、柄本時生、内田理央、宮崎吐夢、米村亮太朗、星田英利、寺島しのぶ増澤璃凜子、仁科咲姫、日高ボブ美、有希主催 / 企画・製作:Bunkamura●東京公演:2021年7月11日(日)〜8月3日(火) Bunkamura シアターコクーンチケット一般発売:2021年6月5日(土)●京都公演:2021年8月7日(土)~8月11日(水) 京都劇場チケット発売日:2021年7月4日(日)
2021年05月25日岡田将生と「銀杏BOYZ」峯田和伸が共演する舞台「物語なき、この世界。」の全キャストが決定、ビジュアル写真とコメントが到着した。『娼年』『何者』『愛の渦』など映画監督としてのキャリアも積み上げてきた三浦大輔による3年ぶりの書き下ろし作で、Bunkamuraシアターコクーンにて上演するCOCOON PRODUCTION 2021の作品となる本作。売れない俳優・菅原裕一役に、舞台「ハムレット」でのタイトルロールの熱演が記憶に新しく、TVドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」にも出演中の岡田将生。売れないミュージシャン・今井伸二役に、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」ほか、三浦さんとの親交も深い峯田和伸がシアターコクーンに初登場。今井の後輩役に悲運のヒロインをコミカルに演じた舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」や、TVドラマ「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」など演技に定評のある柄本時生。菅原の恋人役に、舞台「星の数ほど星に願いを」やTVドラマ「来世ではちゃんとします2」で主演を務める内田理央。菅原と今井に降り掛かる“事件”のキーパーソンとなる橋本浩二役には、映画『宮本から君へ』、NHK連続テレビ小説「おちょやん」にも出演した星田英利が決定。そして物語の核を担う歌舞伎町のスナックのママ・橋本智子役を、三浦作品には舞台「禁断の裸体」や映画『裏切りの街』にも出演してきた寺島しのぶ。さらに、舞台のみならずドラマ・映画と様々な映像作品に出演、近年では、映画『凪待ち』での哀切な演技が印象深く、自身でイベントの企画・演出のほか、執筆業などマルチに活躍する個性派俳優宮崎吐夢。三浦さん主宰の「劇団ポツドール」に参加以降、看板俳優として劇団の全作品に出演し、三浦さんからの信頼も厚く、行定勲による映画『いっちょんすかん』では主演を務めた米村亮太朗と個性豊かな俳優陣が集結した。到着したビジュアルでは、歌舞伎町の一夜で邂逅する、8人の空虚な眼差しが印象的なものとなっている。キャストコメント岡田将生僕が今回演じる「売れない役者・菅原裕一」は、中身が空洞のような、虚無感を感じさせる男です。この物語、この世界に自分は果たして存在しているのか、自分はなぜここにいて、一体何をしているのか……お客様もそういったことを、一緒に深く考えてしまうような芝居になる気がしています。不安なことも多い世の中ですが、舞台に立てる幸せをしっかり噛み締め、皆様が舞台の世界にどっぷり浸かっていただけるような作品に仕上げたいと思っています。峯田和伸三浦さんとはこれまで3本の作品でご一緒しています。ずいぶん前から「また舞台に出てよ」と言われてましたし、またその機会が来るんだろう、という覚悟はしてました。『裏切りの街』と「母に欲す」の現場では、一つの舞台が段々と立ち上がっていくさまがとにかく新鮮でした。あの体験にすごく刺激を受けましたし、特別な感動があったんです。自分の中には、「この人の作るものは絶対に面白い」という確信めいたものがあるクリエイターです。柄本時生三浦さんとは、映画『愛の渦』以来。現場では三浦さん自身が、自分の皮をどんどんめくるように演出されていた印象があります。そうして身を削るように出来上がる三浦作品は、実はすごく優しいような気がしています。今回の戯曲を最初に読んだ感想は「本当に『物語なき、この世界。』だな、偽りないな~!」(笑)。役者としては、余計なことをしたら意味がない、何もしなくても意味がない……と、難易度の高いことが求められる予感がしています。内田理央『愛の渦』は映画館で拝見し、人間の内面をえぐるような、ぐさっと刺さるような印象が残っています。最初にお話をいただいたときは、嬉しい気持ち半分、怖い気持ち半分というのが正直なところでした。稽古開始前からすでに「セリフが出てこない」みたいな悪夢も見てますが(笑)、「この山を登るぞ!」と覚悟を決めました。去年、デビュー10周年を迎え、今年は30歳という節目、成長するという強い思いで精いっぱい演じたいと思っております。宮崎吐夢一番初めに三浦さんの作品に出演したのは2002年、下北沢・駅前劇場での「男の夢」でした。次がその3年後、「S高原から」(作:平田オリザ)を三浦さんが演出した時ですから、一緒にお仕事するのは16年ぶり。クリエイションを重ねるごとに角度を変えて挑戦する逞しさは螺旋階段を上がるようで、ますますスケールアップしています。作品に参加する役者として、そして一人の観客としても、三浦演劇の最新形を楽しみにしています。米村亮太朗三浦さんの舞台には初期作品から参加していますが、最大の魅力の一つは着眼点のオリジナリティにあると思います。今回の舞台の主役は、人間が欲望をむき出しにできる歌舞伎町という街そのものじゃないかな?と感じました。誰も見たことのないようなアングルから、あの街を捉えてくれるんじゃないかと期待しています。厳しい状況が続いていますが、こんな時だからこそ突き刺さるような作品になる予感がしてなりません。星田英利三浦さんとご一緒するのは初めてです。この本には「人生って輝かしいものだ」なんてウソくさいことが一切、書かれていないと思います。舞台は刹那なもので、その瞬間、瞬間で毎回変化しますし、「もう一回」がない。人生と一緒でやり直しがきかないところが好きです。そして、お客様が舞台の為に時間を作って来て下さっているわけで、ウソのつけない真剣勝負です。お客様と演者のせめぎ合いの連続。楽しみにしています。寺島しのぶ三浦さんとお仕事させていただくのはこれで3回目になります。彼の世界観、思考、音のセンス……私が好きなところをグッと突いてくるクリエイターであり、求めることは過酷でも不思議と演じていて爽快感があって、台本も「うん、これ言いたい。わかる」という台詞がたくさん散りばめられているんです。三浦さんの世界を炸裂できるような素敵な顔ぶれが集まりましたし、「これなら心中できる」という覚悟ができる座組みだと思っています。COCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」は【東京公演】7月11日(日)~8月3日(火)Bunkamura シアターコクーンにて、【京都公演】8月7日(土)~8月11日(水)京都劇場にて上演。(text:cinemacafe.net)
2021年05月25日村上春樹による短編小説を基に西島秀俊が主演、カンヌやベルリンなど世界が注目を寄せる気鋭・濱口竜介監督が映画化した『ドライブ・マイ・カー』。この度、ストーリーの全貌に近づきつつある、30秒予告【第2弾】が解禁された。解禁となった映像は、亡き妻・音(霧島れいか)が残した秘密をめぐるミステリアスな雰囲気漂うもの。印象的なカットが連なり、計り知れないストーリーの全貌が少しずつ見えてくる。冒頭、幸せな夫婦生活を送るように見える家福(西島秀俊)とその妻・音の姿から一転、「今晩帰ったら少し話せる?」と何かを打ち明けようと決意した言葉だけを残し、音は突然この世を去ってしまう。さらに、喪失を抱える家福の専属ドライバーとなるみさき(三浦透子)との出会いや、音の秘密の鍵を握っているかのような俳優の高槻(岡田将生)の姿が映し出される。「その先にあるものを、僕はまだ知らない。」とのコピーと相まって、妻が残した秘密を辿る果てに何が待っているのか、西島さん演じる家福自身もまだ気づいていないかのような、物語の展開にさらに期待が膨らむ予告編となっている。『ドライブ・マイ・カー』は夏、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年05月21日松たか子主演「大豆田とわ子と三人の元夫」の6話が5月18日オンエア。とわ子の自宅で女性陣から“叩かれまくる”3人の元夫に多くの反応が集まる一方、後半では親友・かごめの運命と、オダギリジョーの登場に視聴者の間に衝撃と混乱が巻き起こっている。キャストは3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長の大豆田とわ子に松さん。奥渋谷でレストランのオーナー兼ギャルソンをしているとわ子の最初の夫、田中八作に松田龍平。女優の古木美怜と親密になっていく二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子の会社の顧問弁護士をしている三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘の唄に豊嶋花。八作が想いを寄せ続けきたとわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。八作に想いを寄せる三ッ屋早良に石橋静河。不倫を隠すため鹿太郎と接近した女優の古木美怜に瀧内公美。慎森の暮らすホテルの清掃員で、公園で偶然出会ったように見せかけ慎森に近づいた小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。ナレーションは伊藤沙莉が務める。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。とわ子と連絡が途絶え、誕生日を祝うため八作の店に集まっていた八作、鹿太郎、慎森は彼女を身を案じるが、そこに早良、美怜、翼が偶然来店。6人での飲み会が始まる。さらに元義父の旺介(岩松了)から呼び出され。6人はとわ子のマンションに。男性陣がギョウザを作っていると、早良は八作の、美怜は鹿太郎の、翼は慎森の“ダメなところ”を愚痴りはじめる…というのが今回のストーリー。女性陣のトークにSNSには「男ぶった斬り具合がすさまじい…名言のオンパレードや。」などのコメントが。女性陣に“叩き斬られた”鹿太郎は“反撃”しようと提案するが、慎森は自分たちがとわ子に甘えていたと反省する。そんな慎森のセリフに「みんなが当たり前のように感じていたけれど、振り返ってみればめちゃめちゃ懐が深くて器デカい女、大豆田とわ子」といった声も送られる。飲み会が解散したあと店に戻った八作は、スマホを見て驚いた表情を見せると自転車に乗り込んでどこかに急ぐ。ついた先は救急病院で、そこには悲しみに暮れる唄ととわ子が。そしてドラマはかごめの葬儀のシーンに移る…。突然のかごめの死に「大豆田とわ子がいなくなったのは、病院に行ってたから?」「待って、大豆田とわ子についていけなすぎて…」「大豆田とわ子の展開とbgmについていけない」など視聴者にも衝撃が走る。さらに物語の舞台はかごめの死から1年後へ。ラジオ体操をしているとわ子は隣の男性と目が合う…その男性を演じているのはオダギリジョー。「かごめの喪失からの一年後からのオダギリジョー 怒涛の展開」「すごいビックリしたし、最後のオダジョーにもビックリした」「かごめちゃん、なんで死んじゃったの…と思ってたらオダジョー!!!!!!」など、急展開した今回のエピソードに視聴者も驚きが隠せない様子だ。(笠緒)
2021年05月18日菅田将暉をはじめ、杏、岡田将生、田代輝、斎藤工、吉田鋼太郎と日本屈指の名優たちが勢揃いし、密室サスペンスの先駆けとして世界中でカルト的人気を誇る作品をリメイクする『CUBE』。この度、実写映画『約束のネバーランド』のドン役や「青のSP―学校内警察・嶋田隆平―」での演技が光った山時聡真(さんとき そうま)の出演が明らかに。兄弟を演じた菅田さんとのクランクアップ写真も初公開された。毎月18日を“「CUBE」=部屋の日”と定め、初回の4月18日“死ぬ部屋の日”には、危険の象徴である「部屋」が次々と映し出される特別映像や、原作をリスペクトしつつも緊迫感を張り巡らせた完全オリジナルストーリー情報、『CUBE』生みの親であるヴィンチェンゾ・ナタリ監督のクリエイティブ協力情報、そして素数が示す時間によって様々な危険トラップが発動する映画公式HPの大幅リニューアルが発表された本作。そして今月18日“部屋の日”には、山時聡真の出演が解禁。山時さんは5歳の時のスカウトをきっかけに子役として活動し始め、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」やNHK「少年寅次郎」、NHK連続テレビ小説「エール」、フジテレビ「青のSP―学校内警察・嶋田隆平―」など数々の話題ドラマに立て続けに出演し、昨年大ヒットした映画『約束のネバーランド』では同世代の子役の中でも圧倒的な存在感を放った若手のホープといえる存在だ。さらに今回は、山時さんと同じ所属事務所(トップコート)の先輩でもあり、本作の主演・菅田さんとの2ショットも公開。彼の役は、CUBE=部屋に突然閉じ込められた後藤裕一(菅田さん)の弟・後藤博人となる。写真を撮影した日は主演・菅田さんのクランクアップ日で、初共演の山時さんとの撮影を終えた菅田さんは「山ちゃん最高だった!」と大絶賛。そんな山時さんは「菅田さんが演じられた後藤裕一の弟役で、その緊張感を保ちながら撮影に臨みました。何よりも事務所の先輩である菅田さんと同じシーンを経験できた事は僕にとってとても貴重な時間でした。1カット1カット噛み締めながら、そして博人に寄り添いながら、作品に挑むことができたと思います」とコメント。「台本を読んだ時、博人から感じられたのは”深い闇”でした。作品に入る前に清水(康彦)監督と役について話し合えたことで、より博人として入りやすくなりました」とも明かしている。いまや“日本を代表する俳優の1人”といえる菅田さんと同じ事務所に所属し、活躍の場を広げている山時さん。兄弟役を演じる2人の関係性や共演シーンにも期待が高まる。『CUBE』は10月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUBE(2021) 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年05月18日俳優の岡田将生が、舞台『ガラスの動物園』の主演を務めることが17日、明らかになった。同作は劇作家テネシー・ウィリアムズの出世作であり、1945年のブロードウェイでの初演以降世界中で上演され、国や時代を超えて愛され続けてきたアメリカ文学最高峰の名作戯曲のひとつ。1930年代のアメリカ・セントルイスを舞台に、夫が出奔して以来息子・トムの収入を支えに女手一つで子供を育ててきた母・アマンダが、内気な娘・ローラの行く末を案じ、トムの同僚・ジムをローラに引き合わせようと計画する。登場人物は4人で、町を出るという夢を抱きながらも、一家を支えるために倉庫で働くトムを岡田が演じる。トムは作者であるテネシー・ウィリアムズの投影とも言われ、劇の進行役として観客に自らの思いを語りかける。物語はトムの回想で表現され、ノスタルジックで抒情的な“追憶の芝居”は、トムが閉塞感を抱えながら家族と過ごした日々や、叶わぬ夢を見続けながらも懸命に生きる家族の姿を浮かび上がらせる。岡田は2019年のシアタークリエ『ブラッケン・ムーア〜荒地の亡霊〜』以来、約2年ぶりに再び演出家の上村聡史とタッグを組む。足が不自由なために内向的でガラスの小動物を集めて自分の世界に引きこもる姉・ローラ役に倉科カナ、ローラが憧れる好青年ジム役に竪山隼太、そして家族を愛するあまり夢や妄想に支配されてしまう母・アマンダ役に麻実れいと実力派が集結した。東京公演は日比谷・シアタークリエにて2021年12月、全国ツアー公演は2022年1月を予定している。○岡田将生 コメント日本でも幾度となく上演されたこの戯曲がいつの時代でも必要とされ、とても完成度が高い作品とは知っていました。戯曲に魅了され、この物語に、家族に、触れられることをとても嬉しく思ってます。この作品には色々な感情が渦めいていて、不安、脆さ、危うさ、絆であったり。一瞬でもこの線が切れてしまったらこの舞台は台無しになってしまう。とても集中力がいるこの舞台はやりがいしかないと思っています。キャストの方々とこのテキストで新しい発見ができる稽古場がほんとに楽しみです。(演出の)上村さんとは、以前『ブラッケン・ムーア』という舞台をやらせていただき今回で2度目です。とても信頼してる演出家ですし、机の上で作品を紐解いて、共有し、理解を深めていくあの時間は勉強になりましたし、芝居がより深く強くなっていく気がします。この物語の核は、家族愛です。その中に見え隠れする人に対する弱さであったり悲しみをどれだけ表現できるか。それを観てくださる方々に提示していく、架け橋のような芝居が求められてる気がします。この繊細な作業を観てもらいたいです。
2021年05月17日2021年12月、東京・シアタークリエにて「ガラスの動物園」が上演されることが決定した。本作は、1945年のブロードウェイでの初演以降、世界中で上演されてきた劇作家テネシー・ウィリアムズによるアメリカ文学最高峰の名作戯曲のひとつ。1930年代のアメリカ・セントルイスを舞台に、夫が出奔して以来、息子トムの収入を支えに、女手一つで子供を育ててきた母アマンダが、内気な娘ローラの行く末を案じ、トムの同僚ジムをローラに引き合わせようと計画するところから物語は始まる。登場人物は町を出るという夢を抱きながらも、一家を支えるために倉庫で働くトム、足が不自由なために内向的で、ガラスの小動物を集めて自分の世界に引きこもる姉ローラ、家族を愛するあまり、夢や妄想に支配されてしまう母アマンダ、ローラが憧れる好青年ジムの4人だ。トムは作者であるウィリアムズの投影とも言われ、劇の進行役として観客に自らの思いを語りかける。物語はトムの回想で表現され、ノスタルジックで抒情的な“追憶の芝居”は、トムが閉塞感を抱えながら家族と過ごした日々や、叶わぬ夢を見続けながらも懸命に生きる家族の姿を浮かび上がらせ、観る者は胸を締めつけられずにはいられない。トム役には人気と実力を兼ね備え、ドラマや映画に加えて舞台での活躍も目覚ましい岡田将生。2019年のシアタークリエ『ブラッケン・ムーア~荒地の亡霊~』以来、約2年ぶりに再び演出家の上村聡史とタッグを組む。共演者には倉科カナ、竪山隼太、麻実れいといった実力派が集結。読売演劇大賞最優秀演出家賞や文化庁芸術祭大賞など、数々の賞を受賞してきた上村によって生まれ変わる「ガラスの動物園」に期待してほしい。【公演情報】「ガラスの動物園」東京公演:2021年12月上演 日比谷・シアタークリエ(公演問合せ先:03-3201-7777)全国ツアー公演:2022年1月公式サイト: ※詳細は後日発表
2021年05月17日取材現場にて、無造作に配置された椅子を眺め、松坂桃李は「おっ、椅子がたくさんですね~」と微笑んだ。そっと腰をかけた後、カメラマンから「ひとりの時間を感じてください」とリクエストされる。すると松坂さんは了承したような笑みを向けた後、すっと表情を抜いた。表現者の顔になるスイッチの切り替えはごく自然で、ひとりだからこそのけだるいムードが瞬時にあたりに漂った。やがて、どことなく色気も宿した松坂さんが、ファインダー越しに切り取られていく。ごくわずかな時間でも仄見える、「相手の望むことに応えたい」という思いは、スチール撮影であろうと、インタビュー取材であろうと、変わらない。だからこそ、作品に出演する際、その姿勢はより顕著になり、全身全霊を懸けた演技が、私たちの心を感動と衝撃でいつも揺さぶり離さないのだろう。松坂桃李が再会したい俳優は、役所広司、樹木希林、菅田将暉…「挙げるとキリがない!」本人が望むか、望まないかは別として、松坂さんは今や賞レース常連の俳優だ。20代で「がむしゃらに」積み重ねた作品群は、実となり、32歳の自身の背中を押すものとなった。第44回日本アカデミー賞授賞式では新人俳優賞のプレゼンターを務め、「ひとつひとつを積み重ねていくことで、再会も増えてくる仕事。現場での再会を望みます」と、実感がにじむメッセージを伝えていた。そんな松坂さんこそ、今、作品で再会したい人は誰なのか、聞いてみた。「いやあ、いっっっぱいいます!まず、役所(広司)さん。あと、(樹木)希林さんとは、もう1回ご一緒したかったですね。年齢は違いますけど、ほぼ同じ時期に事務所に入った菅田(将暉)とも、『キセキーあの日のソビトー』以来、映画をやってないからまたやりたいですし。同世代で言えば、岡田将生、濱田岳ともやりたいですし、本当にいっぱいいますねえ。もちろん、『いのちの停車場』で関わった俳優部の皆さん、吉永小百合さんをはじめ、またご一緒したいです」ここまで一気にしゃべると、「挙げるとキリがないですよね(笑)」と頭をかく。中でも、最初に名前が挙がった役所さんは、『孤狼の血』におけるバディが記憶に新しい。劇中の継承よろしく、プライベートでもつながっているのかと思いきや、「実は連絡先は知らないんですよ」と松坂さん。「『孤狼の血 LEVEL2』の方言指導の沖原一生さんが、役所さんのお付きをやられている方なので。沖原さんが役所さんとやりとりをしているので、経由で写真を撮って送ったりしまして。“楽しみにしとるけぇ!!”みたいな感じのやりとりは、ありましたね」と、何とも幸せそうに交流を伝えてくれた。充実のキャリアのあとは、こうした何気ない会話の端々からも、うかがえるものだ。30代からのキャリアプラン「役や作品に対しての深掘り、もっとしっかりしてみたい」かつて自身がそうだったように、若い世代の波や勢いといったものを、松坂さんも感じているのだろうか?「いや~、もう、めちゃめちゃ感じます。それこそ、新人賞を受賞された皆さんも、本当に魅力的だし、エネルギッシュだし、透明感もあれば鮮度もあるし、素敵だなあって」と目を細める。「だからこそ、自分も本当にそうした素敵な方々に負けないように…というか、同じ作品で出会ったときに、しっかりとその作品を一緒に作られるだけの実力を、ちゃんと自分も備えていかないといけないと思いましたね」。奢る姿勢が0なのも、まったくもって松坂さんらしい。とりわけ20代後半はチャレンジングな役と作品を選び取っていた松坂さんだが、30代に入った今は、どのような備えをしているのか、していくつもりなのか。未来のプランが気になるところだ。「自分の中で、役や作品に対しての深掘りを、もっとしっかりとして作品に入っていくのを少しずつ増やしていきたいと思っています。だから、時間がかかったりするので、たぶん…本数としては少なくしていくと思うんですね。でも、それは30代のうちにやっておくべきことだと思って。ひとつ、ひとつの作品に対してじっくりと向き合っていくのが、30代の10年の過ごし方ですかね」。これまでも正面から作品に向き合ってきた松坂さんだが、時間をかければ、何かが変わる?もっと、もっと見えるものがある?「どうなんですかねぇ。時間をかけたからいいお芝居につながるかと言うと、100%そうでないかもしれませんけど、試す時期でもあるというか。やってみたら、また違う何かが見えてくるかもしれないですし。向き合う期間があればあるほど、どういう風に自分はこの役に対してアプローチを仕掛けるかとか、物理的な時間を費やしてみたら、選択肢が増えるのかなと思っています」。「何が一番自分にとっての核なのかを見つめ直す瞬間が、大事なんだなと思います」松坂さんの最新出演映画は、吉永さん主演のヒューマン医療巨編『いのちの停車場』。在宅医療を行う「まほろば診療所」に勤める、元大学病院の救命救急医・白石咲和子(吉永さん)を追って、同じ診療所で運転手として働き始める野呂聖二を演じた。「野呂は、咲和子先生がいた病院で迷惑をかけてしまったので、どこかでやっぱり恩を返したい思いもあり、背中を追いかけていくんです。咲和子先生を通して在宅医療を見て、物事に向き合っていきたいと変わっていく…そのグラデーションを丁寧に積み重ねていければいいなぁ、と思いながらやっていました」。大学病院の状況とは異なる在宅医療の現場に、四苦八苦しながらもくらいついていき、患者との心の距離を縮めていく。責任感が芽生えていくその姿は、野呂の成長物語にも映る。中でも、トレーラーでも流れる、末期の膵臓がんを患う元高級官僚の宮嶋一義(柳葉敏郎)とのシーンは印象的だ。松坂さん自身も、感慨深いものがあったと話す。「柳葉さんが僕の手を握るんですけど、急に強く握ったり、弱く握ったり、だんだんだんだん力強く握ったりして…言葉ではないやりとりが、なされていました。そこから、いろいろなプレゼントをもらえた気がしたんです。だから、自分が想像していた以上の、野呂の中で何か感情が沸き上がったのかもしれません。本当に、お芝居ってひとりじゃできないことがたくさんあるし、想像“外”のところで成り立っていく面白さがあるといいますか。対人(たい・ひと)とやることによって、心のやりとりとか、言葉だけじゃないものが人をつなげていく感じが、あのシーンでは起こった気がしましたね」。このように、本作では様々な患者の人生が描かれており、「いのちのしまい方」について思いを馳せるきっかけにもなる。イコール、どうやって生きていきたいか、自身の生き方を今一度考えたくなる映画でもある。本作に携わったことで、松坂さん自身がどのような生き方をしていきたいか、感じたりもしただろうか?「日々当たり前の日常、小さな幸せの積み重ねが、いのちをしまうときに、どれだけたくさんしまえるかどうかを、改めて自分の中で向き合うきっかけになった作品でした。自分が今までしていた当たり前の小さな日常が、やっぱり幸せなことだってちゃんと思える作品ですね。僕にとっての小さな幸せは、本当に、毎日朝を迎えることができる、ごはんを作って食べることができる、眠ることができる、ドライブすることができる、とかですかね(笑)」。健やかな表情で、松坂さんは続けた。「本当に、人間は、ほかの生き物と違っていろいろな感情が芽生えるし、考えることができるし、立ち止まることも、進むこともできる。生きやすいように頑張ってみたものの、結果、生きづらい世の中にしているのも人間だったりしますしね。だから、何が一番自分にとっての核なのかを見つめ直す瞬間が、大事なんだなと思いますね」。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:いのちの停車場 2021年5月21日より全国にて公開©2021「いのちの停車場」製作委員会
2021年05月17日西島秀俊を主演に迎え、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』の初映像となる30秒予告第1弾が解禁された。初公開となった映像は、俳優であり演出家の主人公・家福(西島秀俊)の愛車である、真っ赤なサーブをめぐるロードムービー感漂う30秒の予告編。冒頭の妻・音(霧島れいか)との幸せそうに見える夫婦生活から一転。妻を失い、喪失感を抱えている家福と、ある過去をもつ専属ドライバーのみさき(三浦透子)が海辺で車を走らせているシーンが映し出される。寡黙ながらも、「あの車が好きです。とても大事にされているのが分かるので」と、みさきは家福の心に寄り添う言葉を放ち、徐々に孤独を分かち合っていく2人の関係を予感させる。さらに、かつて音と交流があったことを匂わせる俳優の高槻(岡田将生)の姿も印象的。家福とみさきが愛車サーブで走る、広島の美しい海辺のロケーションも相まって、ロードムービーとしての魅力も感じさる期待高まる映像となっている。『ドライブ・マイ・カー』は夏、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年05月12日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」第5話が5月11日放送。今回は松田龍平演じる八作に様々な反応が寄せられるとともに“4番目の夫候補”として登場した門谷には怒りの声、彼を演じる谷中敦の演技には多数の賞賛が集まっている。3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長の大豆田とわ子を松さんが演じ、とわ子が三人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディーとなる本作。奥渋谷でレストランのオーナー兼ギャルソンをしているとわ子の最初の夫、田中八作に松田さん。ファッションカメラマンで二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子の会社の顧問弁護士で三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘の唄に豊嶋花。破天荒な人生を歩んできたとわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河、古木美怜に瀧内公美、小谷翼に石橋菜津美。松林カレンに高橋メアリージュンといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。しろくまハウジングに話題のイベント会社からアートイベントの仕事が舞い込む。華やかな仕事に若手が盛り上がるなか、先方の社長・門谷(谷中敦)が“バツ3”であることを告白、とわ子と意気投合。一方、門谷は予算の事になると話をはぐらかすのだった。そんななか、とわ子は自分のバースデーサプライズを社員たちが準備していることを知ってしまう。さらに門谷からプロポーズされ、離婚の原因となった八作の“片思い”の相手がかごめであることにも気づいてしまう…というのが今回のストーリー。唄はとわ子のために元夫たちのメッセージ動画を撮影。そこで八作は「大豆田とわ子はずっと最高です」と語る一方で、かごめにずっと片思いもしていた…「"大豆田とわ子が最高"なのは本音なんだろうな、でもかごめちゃんを好きなんだろうな。」「八作はかごめが好きか~~~。でもとわ子のことも別のベクトルで好きだし、尊敬もしてる。」「八作がかごめちゃんのことを好きなのだとしても、「大豆田とわ子はずっと最高です」って言う言葉にも嘘はないように見える」など、SNSには八作の気持ちを慮る視聴者からの声が続々と投稿される。一方、追加予算の話をはぐらかし1億に及ぶ損害をしろくまハウジングに与え、とわ子を「可哀想な女性」呼ばわりし「僕にとって離婚は勲章だけど、あなたにとっては傷」と侮辱する門谷には「け!い!や!く!し!ろ!!!」「大豆田とわ子はかわいそうなんかじゃないです!」「結婚前にモラハラがわかってよかったね大豆田とわ子!!!でも会社の契約はどうなるの大豆田とわ子!」「何なんだ、この男。何故勝手に人の人生決めつけることができるんだろ」など怒りのコメントが殺到。そんな門谷を演じるのは「東京スカパラダイスオーケストラ」の谷中さん。大豆田とわ子と三人の元夫 第5話 を御覧頂いた方々、本当に本当にありがとうございました。 @omamedatowako pic.twitter.com/TlmP8BxFTd— 谷中敦 (@a_yanaka) May 11, 2021谷中さんのTwitterには「めっちゃカッコ良かったです ちょっと引きましたけど」「ドラマでのレアな谷中さん 性格悪い役でもカッコ良かったです」「俳優谷中敦さんの悪役が冴えてました!」など、その演技を讃える声が多数送られている。(笠緒)
2021年05月11日ケン・リュウの傑作短編小説「円弧」を原作に、人類史上初めて永遠の命を得た女性の人生を描く芳根京子主演映画『Arc アーク』より、母娘の新場面写真とオフショットが公開された。不老不死が現実となった世界を描く本作では、主人公・リナという一人の女性の17歳から100歳以上を生き抜く芳根さん。今回到着した場面写真では、見た目は30歳、実際は89歳のリナと、彼女の5歳の娘・ハル(鈴木咲)との日常が切り取られている。リナの最愛の人、天音(岡田将生)が開発したストップエイジングによる不老不死の技術によって、永遠の若さを手にしたリナは、84歳にして天音との子どもの出産を決意。場面写真では、リナとハルがベッドに横たわり、愛情溢れる眼差しでハルを見つめるシーンや、海岸沿いを散歩するシーンなどが切り取られている。若い見た目とは裏腹に、穏やかで落ち着いた雰囲気があり、長い人生経験の豊かさが感じられるようだ。芳根さんと鈴木さんの2人は、撮影以外もなるべく一緒の時間を過ごし、母娘としての関係を作っていったそうで、オフの瞬間もすっかり母親の顔つきになっており、「のびのびとしているハルを見ていると、私もこれでいいんだと思えました。ハルがいてくれて母親になったリナを演じ切ることができました!」と明かしている。そんなハルを演じたのは、綾瀬はるかと共演するTVCMで話題となった鈴木さん。演技の仕事をしていた姉に憧れて3歳から演技を始め、これまで数々のCMに出演、「監察医朝顔」で主人公朝顔の幼少期の写真という形でドラマデビューを果たし、「君と世界が終わる日に」や『いのちの停車場』などにも参加。オフショットでは、鈴木さんを目にして思わず笑みが溢れる小林薫の姿も公開された。『Arc アーク』は6月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Arc アーク 2021年6月25日より全国にて公開©2021映画『Arc』製作委員会
2021年05月05日松たか子主演「大豆田とわ子と三人の元夫」の4話が5月4日オンエア。松田龍平演じる八作に対する親友の“オーガニックなホスト”という表現に「めっちゃわかる」「ぴったりの言葉」などの声が続出している。松さん演じる大豆田とわ子と、彼女の三人の元夫たちとのロマンティックコメディーが展開する本作は、『花束みたいな恋をした』も話題を呼んだ脚本家・坂元裕二が手がける完全オリジナル最新作。3回結婚して3回離婚したバツ3子持ちで、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長でもあるとわ子に松さん。とわ子の最初の夫で、親友の彼女からアプローチされる田中八作に松田さん。とわ子と結婚するためにファッションカメラマンになり、今は女優に翻弄されている二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。「しろくまハウジング」の顧問弁護士でもある三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子の中学3年生になる娘、唄に豊嶋花。とわ子の親友、綿来かごめに市川実日子。八作に想いを寄せる三ッ屋早良に石橋静河。不倫を隠すため鹿太郎を利用しようとする女優の古木美怜に瀧内公美。慎森が公園で偶然出会う小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。またナレーションを伊藤沙莉が務める。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は“モテすぎる”八作が早良から猛アプローチを受けるなか、彼女の浮気を疑い始めた彼氏で八作の親友でもある俊朗から3人での食事に誘われることに。早良に嫌われようと汚らしいふるまいをする八作だが、早良からは「そういうことでは嫌いにならないよ」と言われてしまう…という展開に。食事の際に俊朗が八作のことを「オーガニックなホスト」と表現するセリフがあるのだが、このワードに視聴者からは「なにこの松田龍平にぴったりの言葉」「オーガニックなホストってめっちゃわかる気がする」「松田龍平の代名詞じゃん…」などの反応が殺到。早良にわざと嫌われようとする振る舞いにも「鼻をほじってもお洒落なポーズに見えるな 恐るべし松田龍平」といったコメントが。また、とわ子とかごめが子どもの頃、マンガ家を目指していたこと、かごめが両親を亡くしていたという過去も発覚。「ただただ恋愛が邪魔」と言うかごめ。その後、八作の口から別に好きな人がいたがとわ子と結婚、それが原因で離婚したことが明かされる。「僕が好きになった人は、恋はしないと決めてる人だった」という八作の言葉に「え、え、かごめちゃんってこと!???」と視聴者も驚きを隠せない様子。「とわこと結婚すればかごめちゃんとずっと一緒にいられるもんな…」「大豆田めちゃくちゃ面白くなってきちゃったじゃん…」など予想外の展開に、今後のストーリーが気になる視聴者も続出している模様だ。(笠緒)
2021年05月04日「カルテット」を生みだした主演・松たか子×脚本・坂元裕二の再タッグによるロマンティックコメディー「大豆田とわ子と三人の元夫」では次回、いよいよ松田龍平が演じる“最初の夫”・田中八作にスポットが当たるようだ。松さんにとって15年ぶりとなるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ主演となる本作は、映画『花束みたいな恋をした』で話題の坂元さんによる完全オリジナルストーリー。松さんが3回結婚して3回離婚した主人公・大豆田とわ子に扮し、3人の元夫たちが彼女の日常に入り込んできては“わちゃわちゃ”を繰り広げている様子がたまらなく面白い。特に、とわ子と最も付き合いが長そうな八作を「カルテット」でも共演した松田さんが演じているのが絶妙だ。とわ子&三人の元夫で“カルテット”結成!?知らず知らずのうちにできた指のささくれに物が引っかかるような、日常のささやかな“思い当たる節のある”出来事やその違和感を、坂元脚本ならではの会話劇やナレーションで描いている本作。松田さんが演じる八作は、とわ子の最初の夫で、中学3年生の娘・唄(豊嶋花)の父親であり、奥渋谷にあるレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソン。「けんかはしない」「嫌いな人とかいない」という、とにかく誰にでも優しい天然モテ男の八作だが、それゆえに時々面倒なことにも巻き込まれてしまう。第1話では、災難続きのとわ子が工事中の道路の穴にはまってしまったことがあった。そこに救世主のように「やっほー」と現れたのが八作であり、そのまま彼の部屋に泊まることになると、もしや早々に関係再燃かと視聴者をやきもきさせることに。ストレスから解放されたとわ子が、風呂場で「ロマンティックあげるよ」を熱唱する(松さんの美声!)のも優しく見守り、柳川風うどんを振る舞う八作。余計な勘ぐりをしないスマートさがいい。そのとき、亡きとわ子の母から「一生大事にしてやって」と言われたことを八作は打ち明け、ほかにも何か言いたそうにするが、安心しきったとわ子は寝入ってしまった。かつて「カルテット」では、松さん演じる第1ヴァイオリン奏者・巻真紀に密かに想いを寄せる第2ヴァイオリン奏者の別府司を松田さんが演じており、2人の距離感の近い共演はやはりキュンとくる。だが、器が小さくて愛らしい2番目の夫・佐藤鹿太郎(「東京03」角田晃広)、理屈っぽくひねくれ者なのが愛おしい3番目の夫・中村慎森(岡田将生)までも八作の部屋に大集合。その後も自然と「オペレッタ」に彼らが引き寄せられてしまうことに。お互いに持論を展開し、「ねっ」「何の“ねっ”ですか」と同意を求め合う3人の元夫の姿は微笑ましいというのか、同じ女性を愛して一度は結婚したのだから親友になってもおかしくない親和性があるのだと思えてくる。スピンオフドラマ「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」では、そんな彼らが大豆田とわ子と出会っていないパラレル・ワールドを舞台に“わちゃわちゃ”している様子が描かれている。つかみどころのないキャラクターがハマりすぎる故・松田優作を父に持ち、母は松田美由紀、弟・翔太も俳優で、妹・ゆう姫も「コントが始まる」でドラマデビューと、芸能一家育ちの松田さん。10代で出演した『御法度』(99)や『青い春』(02)などで注目されたことで、どこか尖っていて近寄りがたい映画俳優のイメージがあった、という人もいるかもしれない。その後、永山瑛太(当時は瑛太)とバツイチ男2人の便利屋を描いた『まほろ駅前多田便利軒』(11)のつかみどころのない、素性もよく分からない行天春彦役が話題となり、連続ドラマ「まほろ駅前番外地」と続編映画『まほろ駅前狂騒曲』にも出演。朝ドラ「あまちゃん」のマネージャー・水口琢磨役が“ミズタク”と呼ばれてお茶の間の人気を集め、映画『探偵はBARにいる』シリーズでも大泉洋演じる“探偵”のバディ・高田として、やけに喧嘩が強い自由すぎるキャラクターもハマり役に。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか各賞を総ナメにした『舟を編む』の辞書編集者役でも幅広い層のファンに親しまれることになった。そんな中、2017年の「カルテット」では、割と“面倒くさい”キャラクターは高橋一生に任せ、松田さん演じる別府はいたってニュートラルに4人の調整役を担っていたのが印象的。今作でも松さん演じるとわ子と、角田さん演じる鹿太郎、岡田さん演じる慎森と“カルテット”を形成しているが、集う場がレストランということもあり、それぞれの間を取りもつような立ち位置といえる。だが、ほかの2人のように、とわ子にまだ未練があるのか否か、いまひとつ真意は読み取れない。しかも、親友・俊朗(岡田義徳)の彼女・三ッ屋早良(石橋静河)からもモテてしまっているのだ。松田龍平「とわ子に対する気持ちが4話から徐々に解き明かされる」第2話では慎森、第3話では鹿太郎がクローズアップされたが、第4話からはつかみどころのないキャラクターの八作の内面や過去が徐々に明らかになっていく。本作のこれまでを振り返り、松田さんは「すごくムードがある作品だと思います。とわ子が本当にキラキラして、素敵で、明るくて、面白い。とわ子を中心にそれぞれ個性豊かな人たちがいることで、より煌めくような作品だなって思います。一言で表現するのは難しいですけど、映像の雰囲気も含めて、“ロマンティック”っていう言葉はすごく合うなと思っています」と語る。さらに、「鹿太郎や慎森も、2人で言い合っているかと思えば、急にカッコいいことを言いますよね。それに2話3話と、2人とも最終的にはとわ子に支えられている感じが、個人的には好きなところですね」と彼らの関係性について話し、「八作に関しては、とわ子に対する気持ちが4話から徐々に解き明かされていって、見えてくるものがあるんじゃないかと思います。僕自身もこれから楽しみです」と気になるコメントを寄せている。第4話隠されていた三角関係が明らかに!?とわ子の親友・かごめ(市川実日子)に恋の兆しが。オーケストラ指揮者の五条(浜田信也)から食事に誘われるかごめを見て、自分のことのようにウキウキするとわ子だったが、当のかごめは最近夜道を誰かにつけられたり、意識的にスマホの着信を無視したりと、何か隠し事がある様子。はたして、自由に人生を送るかごめにいったい何が?さらに、親友の俊朗の彼女・早良から猛烈なアプローチをかけられた八作。俊朗や早良との食事会では鼻をほじくったり、口元を汚したりとわざと行儀が悪いふるまいをしてなんとか早良に嫌われようと試みる八作だったが、早良の行動はより大胆になっていき…。なお、ドラマのこれまでをまとめたダイジェスト動画も公開。波乱が起きそうな第4話に向け、個性豊かな登場人物たちのキャラクター説明を名場面と共に振り返る内容になっている。とわ子と3人の元夫の“カルテット”に、何やらひと悶着が起こりそうな予感大。「モテたい人にモテなきゃ意味ない」と語った八作の思いが、ついに明らかになるのかも!?「大豆田とわ子と三人の元夫」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(text:Reiko Uehara)
2021年05月04日演劇の新たな在り方を提案する舞台『Another lenz』が5月15日(土)に開幕する。脚本・演出の磯貝龍乎と、出演者の太田将熙(主演)、碕理人に話を聞いた。本作は、同じ台本でありながら、⽣観劇と生配信とで全く異なる世界が⾒える新感覚舞台<AD(Another Demention=別次元)×STAGE>の第⼀弾となる作品。「自分の目、カメラの目、それぞれの“目=レンズ”を通してみることで、同じ脚本でも意味が変わっていく。そういうコンセプトでつくる舞台です」(磯貝)。もちろんどちらか一方だけでも楽しめるが、両方観ることでより楽しめるようなつくりになっているという。とある廃墟でライブドラマを撮ろうとしているテレビクルーのドタバタ劇で、太田が演じるのは売れっ⼦だが性格の悪い役者・松田、碕が演じるのは実力はあるけど癇癪持ちの監督・藤原。磯貝曰く「将熙くんも、碕くんも、愛される役ばかり演じてきましたが、喜んでください。今回は確実に愛されません!(笑)」という役柄だ。そんな役について太田が「松田はライバルを蹴落として今の地位を獲得した役者で、一見汚いヤツだと思うのですが、実際はみんなそうだよね?上にいきたいよね?とも思うし、僕自身すごく共感できました」と明かすと、磯貝は「僕が役者として普段思っていることを書いた役です。と言うと性格悪いけど(笑)」と告白。リアリティのある人物になりそうだ。碕は「藤原は、自分がやりたいことにこだわりすぎて嫌われてしまうような人物。でも、誰しも心の中にはやってみたいことってあると思うんですよね。それを我慢するか我慢しないかはそれぞれだけど、藤原は我慢しなかった。そのせいでとんでもないことが起こるのですが、我慢していたら生まれなかったものもあると思いました。お客さんには嫌われるかもしれないけど、『わかる!』という方もいるかもしれない。そこにワクワクしています」。長く役者として活動し、ここ数年は演出家・脚本家としても活躍を見せる磯貝。初タッグとなる太田は「作・演出家として毎回型破りなことをされている印象があるのですが、それを続けていけるのは実力があるからこそ。そういう方とご一緒できるのは非常に光栄です」と期待をし、役者として磯貝と何度も共演してきた碕は「⿓乎さんは普通じゃ考えられない発想をされる方。演出をいつか受けてみたいと思っていました。⿓乎さんの想像を超えていけるようにがんばりたいです」と嬉しそう。<新しい試み×磯貝の発想>からどんなものが生まれるか楽しみだ。劇場は撮影現場。一歩入った瞬間からその世界が始まるという『Another lenz』は、5月15日(土)から23日(日)まで東京・新宿FACEにて。文:中川實穗
2021年04月30日主演・芳根京子と『蜜蜂と遠雷』『愚行録』の石川慶監督のタッグで、人類史上初めて永遠の命を得た女性の出会いと別れを描く『Arc アーク』。予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。予告映像では、芳根さん演じる人類史上初めて永遠の命を得た女性・リナの長い長い人生の一部を垣間見ることができる。本作の舞台はそう遠くない未来、人類は必ず訪れる“死”への抵抗を試みていた…。自由を求めて生きていたリナは<プラスティネーション>という遺体を美しい姿のまま永久に保存する技術の第一人者であり、彼女の人生の師となるエマ(寺島しのぶ)と出会う。リナは彼女の元で初めて<プラスティネーション>の技術に触れ、次第に才能を発揮していく。一方、エマの弟である天音(岡田将生)はストップエイジングによる不老不死の技術を完成させた。この世紀の発明を世間に発表する記者会見で、不安を抱えるリナの手を優しく包み込む天音。やがて天音と恋に落ちたリナは彼と過ごす人生で一番幸せな瞬間で歳を重ねることを止め、永遠の若さと命を得る決心をする。「“死が2人を分かつまで”この一節はいずれ誓いの言葉から消えるだろう」と、リナにプロポーズする天音。しかし、このストップエイジングの技術は「持つ者」と「持たざる者」に世界を二分してしまうことを意味していた。賛否両論が巻き起こり社会は混乱に陥るが、リナは「これからは私が自分の生き方でそれを証明していきます」と力強く宣言する――。本作では不老不死というSFの王道テーマを描きながらも、映像からは普遍的な自然やレトロな建築物を存分に活かしたロケーションが広がり、むしろどこか懐かしいアナログな世界観が見てとれる。さらに挟み込まれるモノクロの映像では、風吹ジュン、小林薫といった名優たちが本作の鍵を握る老夫婦として登場し、リナの人生に大きな影響を与えていく。映像は「自由に生きなさい。罠にかからないように…」という気になるエマの台詞で締めくくられ、リナが経験する社会や生き様の変化、そして愛する人との出会いと別れが、コロナ禍で変化を余儀なくされ、日々新しい価値観に直面している現在の私たちの生活と地続きであるような未来を感じさせる仕上がりに。同時に解禁された本ポスタービジュアルでは、「私は世界に触れる」というキャッチコピーと共に、リナの決意に満ちた表情が今回は色彩豊かに表現され、本作で描かれる100年以上の月日を思い起こさせる壮大な世界観を持ったものとなっている。『Arc アーク』は6月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Arc アーク 2021年6月25日より全国にて公開©2021映画『Arc』製作委員会
2021年04月29日女優の芳根京子が主演を務める、映画『Arc アーク』(6月25日公開)の本予告映像&本ポスタービジュアルが29日、明らかになった。同作は『愚行録』『蜜蜂と遠雷』で国内外より注目される石川慶監督の新作映画で、SF作家ケン・リュウの傑作短編小説『円弧(アーク)』を実写化した。17歳で生まれたばかりの息子と別れ放浪生活を送っていた女性・リナ(芳根)は、師となるエマ(寺島しのぶ)と出会い、彼女の下で最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)する「ボディワークス」という仕事に就く。エマの弟・天音(岡田将生)はこの技術を発展、遂に「不老不死」を完成させ、リナは不老不死の技術を受けた世界初の女性となり、30歳の姿のまま永遠の人生を生きていくことになる。予告映像では、芳根京子演じる人類史上初めて永遠の命を得た女性・リナの長い長い人生の一部を垣間見ることができる。自由を求めて生きていたリナは「プラスティネーション」という遺体を美しい姿のまま永久に保存する技術の第一人者であり、彼女の人生の師となるエマと出会う。リナは彼女の元で初めて「プラスティネーション」の技術に触れ、次第に才能を発揮していく。一方、エマの弟である天音はストップエイジングによる不老不死の技術を完成させた。この世紀の発明を世間に発表する記者会見で不安を抱えるリナの手を優しく包み込む天音。やがて天音と恋に落ちたリナは彼と過ごす人生で一番幸せな瞬間で歳を重ねることを止め、永遠の若さと命を得る決心をする。しかしこのストップエイジングの技術は「持つ者」と「持たざる者」に世界を二分してしまうことを意味していた…。賛否両論が巻き起こり社会は混乱に陥るが、リナは「これからは私が自分の生き方でそれを証明していきます」と力強く宣言する。不老不死というSFの王道テーマを描きながらも、映像からは普遍的な自然やレトロな建築物を存分に活かしたロケーションが広がり、どこか懐かしいアナログな世界観が見てとれる。さらに挟み込まれるモノクロの映像では、風吹ジュン、小林薫といった名優たちが本作の鍵を握る老夫婦として登場し、リナの人生に大きな影響を与えていく。映像は「自由に生きなさい。罠にかからないように…」という気になるエマの台詞で締めくくられた。同時に解禁された本ポスタービジュアルでは「私は世界に触れる」というキャッチコピーと共にティザービジュアルと同様、リナの決意に満ちた表情が今回は色彩豊かに表現された。(c)2021映画『Arc』製作委員会
2021年04月29日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」の3話が4月27日オンエア。今回は角田晃広(東京03)さん演じる鹿太郎フィーチャー回となり、松さんとのダンスシーンやエンディングでのラップなど角田さんの演技に絶賛の声が集中している。『花束みたいな恋をした』「カルテット」など数々の映画、ドラマで知られる脚本家・坂元裕二の完全オリジナル作となる本作。住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長で、3回結婚して3回離婚したバツ3の大豆田とわ子に松さん。とわ子の最初の夫、田中八作に松田龍平。二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田さん。三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作の娘で中学3年生の唄に豊嶋花。鹿太郎に好意を寄せている女優の古木美怜に瀧内公美。八作の親友の彼女だが八作に惹かれていく三ッ屋早良に石橋静河。慎森と接近する小谷翼に石橋菜津美。市川実日子や高橋メアリージュンも出演。ナレーションを伊藤沙莉が務めている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回の3話は若手建築士の仲島登火(神尾楓珠)による大学図書館の設計を一旦は絶賛したとわ子が、松林(高橋さん)から採算度外視のプランだと指摘され、その設計を却下したことがきっかけで仲島が退社してしまう。鹿太郎は部屋に飾っていたとわ子の写真についてカメラアシスタントに聞かれ、とわ子とダンス教室で出会ってからプロポーズするまでの思い出を語る。鹿太郎は自らをファッションカメラマンと嘘をついて仲良くなり、その後本当にファッションカメラマンになっていた。離婚後もとわ子に未練がある鹿太郎だが、自分に好意を寄せてくれている美怜も気になる…だが美怜から聞かされた身の上話が、彼女の過去の出演作の設定だと判明。さらに別の男性と車内で親密にしている姿を見てショックを受ける鹿太郎。美怜に別れを告げる鹿太郎だが、美怜は交際相手が鹿太郎とそっくりだと明かし、自分たちを守るために鹿太郎に身代わりになるよう頼んでくる…というストーリー。冒頭で見せる“小物”ぶりから、とわ子との社交ダンスシーンまで鹿太郎をメインに据えた今回のエピソード。角田さんの演技に「角田さんの役はあてがきかな?」「角田さんの表情の演技大好きだよ!」「角田さんが素敵なんですけどおおおお!!」「台詞のテンポが良すぎるの流石だわ」などの声がタイムラインに溢れる。「寂しい背中をさせたら世界一」「面倒くせぇ感じの役似合い過ぎ」など角田さんの演技を讃える声も多数。またエンディングではラップパートも担当し、角田さんのラップにも「角田ラップうまwwwかっこいい」「角ちゃんのラップが聞けるとは思わなかったー!」などの声が多数寄せられている。(笠緒)
2021年04月27日松たか子主演、松田龍平、角田晃広(東京03)、岡田将生共演による「大豆田とわ子と三人の元夫」の2話が4月20日オンエア。慎森を演じる岡田さんに「最高の演技」と絶賛の声が集まる一方、前回と違う“第2話主題歌”にも大きな反響が集まっている。『花束みたいな恋をした』などで知られる脚本家・坂元裕二の最新作にして完全オリジナル作となる本作は、松さん演じる大豆田とわ子と、彼女の三人の元夫たちとのロマンティックコメディー。レストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしているとわ子の最初の夫、田中八作に松田龍平。とにかく器が小さいファッションカメラマンをしている二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士で理屈っぽくてひねくれ者な三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との子どもで中学3年生の唄に豊嶋花。また八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河。鹿太郎に接近する女優の古木美怜に瀧内公美。派遣切りで仕事と家も失った小谷翼に石橋菜津美。市川実日子、高橋メアリージュンらも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話では、とわ子が財界きってのグルメ社長から“すき焼き用卵”をプレゼントされ、それが引き金となってとわ子の家に元夫3人が集まりすき焼きパーティーが開かれることに。とわ子の部屋にやってきた慎森は結婚当時の思い出が詰まったソファーが処分されていることに気づきショックを受ける。とわ子と2人きりになったタイミングで、慎森はその理由を問いただす…という展開に。他にも結婚後、司法試験に3度不合格となり、仕事で成果を上げていくとわ子に嫉妬。追い詰められていった過去など慎森の色々な面が明らかに。視聴者からは「思い出のソファ捨てられた3番目のあがきがかわいい」「こじらせ岡田将生がめちゃめちゃ親近感……」「理屈っぽくてめんどくさくて未練タラッタラな役でかわいすぎてあまりにも最高すぎる」「岡田将生の最高の演技は、告白と思ってきたけれど、大豆田とわ子で、更新した気がする」など、慎森を演じる岡田さんに絶賛の嵐が巻き起こる。一方、1話で流れたエンディング曲「Presence I(feat. KID FRESINO)」に続き、2話では岡田さんもフィーチャーされた「Presence II(feat. BIM, 岡田将生)」がエンディングを飾った。放送後には「大豆田ED毎回変わる感じオサレすぎる」「もしかしてエンディングが毎回違うの?」「エンディング楽しみ過ぎ」「エンディング毎回違うんか…オシャレにオシャレ重ねてオシャレ」などの声が殺到、「もしかして次もエンディングかわる?」など今後の“エンディング”に注目する声も多数寄せられている。(笠緒)
2021年04月20日先日、ついに放送がスタートした松たか子主演ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」でナレーションを務め話題となった女優・伊藤沙莉からコメントが到着した。今期のカンテレ・フジテレビ系火9ドラマは、バツ3・子持ちの社長の大豆田とわ子が、“三人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘する、脚本家・坂元裕二が完全オリジナルで描くロマンティックコメディー。主演の松さんをはじめ、元夫役には松田龍平、角田晃広、岡田将生がキャスティングされ、放送前から話題となっていた本作だが、ついに第1話が放送されると、斎藤工演じる船長さんの登場、「STUTS & 松たか子 with 3exes」による主題歌やエンディング映像など未発表のサプライズが話題に。とりわけ注目を集めたのが、伊藤さんのナレーション。Twitterのトレンドワードに名を連ね反響を呼んだ。子役から着実にキャリアを重ね、近年ではアニメ「映像研には手を出すな!」に出演し、声優やナレーターとしても活躍の場を広げている伊藤さん。坂元裕二作品としては、「わたしたちの教科書」以来となる今作では、登場人物たちに寄り添い、時にツッコミを入れながら、その心情を巧みに伝えてくれる。オファーをふり返って伊藤さんは「中学生の頃、一度だけ学園モノの生徒役で出演させていただいて以来の、念願の坂元裕二さんの作品で、オファーしていただいた時は、一ファンとしては作品に携わることができるということが幸福すぎて叫びました。今は連載を待っているようなワクワクした気持ちで、台本がくるのを毎回楽しみにしています」と今回の参加を喜び、「作品(登場人物など)と視聴者さんの間にいられたらいいなと思っています。もちろん存在として作品寄りではありますが、ナレーションのセリフも、せっかくおかしみのある、時にあたたかい言葉をいただいたからには、そういう空気を大切にしつつ、かゆいところに手が届く感じになるといいなと密かに思っています」とコメント。そして「連続ドラマはきっとそういうものだとは思いつつも、やっぱり毎週火曜が来るのが楽しみで仕方なくなる。そうなることでちょっと視界がワントーン明るくなる。そんなドラマだと思います。登場人物のおかしくも愛おしい言動を、かと思いきや、突然胸が“キュウ”ってなる感じを、ぜひナレーションと共に楽しんでいただけたらいいなと思います」とメッセージを寄せている。また、松田龍平が演じるとわ子の最初の夫・八作の友人で、レストラン「オペレッタ」を一緒に立ち上げた心配性のシェフ・持田潤平役として、音楽家・長岡亮介が登場し話題に。「ペトロールズ」の活動に加え、浮雲名義で参加する「東京事変」のギタリストや、数多くのアーティストのサポートギタリストと、ミュージックシーンで活躍を見せる長岡さんだが、俳優としての映像出演は今作が初めて。「『なんでだろう?』と思いました。でも『ぜひ長岡さんで』とオファーをいただいたのでお受けしました」とオファー時をふり返り、「監督さんからあまり何も言われないので、『これでいいのかな?』と思いながらやっています(笑)」と撮影の様子も明かす。またドラマ公式Twitterは「台本ではイケメンシェフと書かれていたので、龍平さんと並んでほしい、こんな2人がいるお店があったら行きたいと思うシェフ潤平役をギリギリまで悩み、突然閃いた長岡亮介さん。ダメ元でオファーしました。レギュラーです。めちゃくちゃ素敵です」と出演秘話を投稿している。なお、「オペレッタ」には第2話以降、とわ子、慎森、鹿太郎をはじめとした様々な登場人物が訪れるという。「大豆田とわ子と三人の元夫」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。「チェインストーリー大豆田とわ子を知らない三人の男たち」はGYAO!にて配信中。(cinemacafe.net)
2021年04月19日菅田将暉、杏、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎といった豪華キャストを迎え、1997年公開のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作をリメイクする『CUBE』より特別映像が公開された。ヴィンチェンゾ・ナタリ初の公認リメイクとなる本作は、衝撃的な設定はそのままに、原作をリスペクトしたスリリングで緊迫感みなぎる要素を緻密に張り巡らせた、完全オリジナルストーリーを展開。また、ナタリ監督自身もクリエイティブ協力で参加している。今回公開された特別映像では、謎に満ちた部屋「CUBE」で巻き起こる絶望と隣り合わせの様々なシーンとともに、謎の立方体のイラストや計算式がサブリミナル的に映し出され、全体的に不穏な気配が漂っている。なお、今後の毎月18日には、様々な情報を発表予定。本日より公式サイトもリニューアルされ、とあるトラップが発動中だ。『CUBE』は10月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:CUBE(2021) 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年04月18日昨日4月13日にスタートしたドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌、「STUTS & 松たか子 with 3exes」による「Presence I (feat. KID FRESINO)」が、各配信サイトにて配信がスタートした。『花束みたいな恋をした』を手掛けた脚本家・坂元裕二の最新作で、完全オリジナル作品となるドラマは、松たか子扮するとわ子が、三人の元夫たち(岡田将生、角田晃広、松田龍平)に振り回されながら日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディー。配信がスタートした今回の主題歌は、トラックメーカー/MPC PlayerのSTUTSがトラック制作及び楽曲プロデュースを担当し、KID FRESINOをフィーチャリングに迎え、ドラマ主演の松さんがメインヴォーカル、3exes(=三人の元夫)と名乗る岡田さん、角田さん、松田さんがコーラスで参加。松さんによる歌のメロディー・歌詞は、シンガー・ソングライターbutajiとSTUTSが制作。歌だけでなく、KID FRESINOのリリック&ディレクションでレコーディングされた松さんのラップパートも必聴だ。松さんは「STUTSさん、そして彼のもとに集まる才能豊かな皆さんと、ドラマの主題歌、エンディングの映像を作れたことをとても誇りに思います」とふり返り、「ドラマを観てくださった皆さんへの、毎週のお楽しみになるかと思います。どうぞお見逃しなく!」とメッセージを寄せている。なお、「Presence I (feat. KID FRESINO)」Official Music Videoが本日20時にYouTubeプレミア公開される。「大豆田とわ子と三人の元夫」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送中。(cinemacafe.net)
2021年04月14日松たか子主演、坂元裕二脚本による「大豆田とわ子と三人の元夫」が4月13日から放送開始。SNSでは伊藤沙莉のナレーションにざわめきが走るなか、映画のようなテイストの映像に松さんと坂元さんがタッグを組んだ「カルテット」を思い出す視聴者が続出している。これまでに三度結婚し、三度離婚している大豆田とわ子が、三人の元夫たちに振り回されながらも、日々奮闘するたまらなく愛おしいロマンティックコメディーとなる本作。3回結婚して3回離婚したバツ3で子持ち、住宅建設会社「しろくまハウジング」の社長のとわ子を松さんが演じ、とわ子の最初の夫で、現在は奥渋谷でレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソンをしている田中八作に松田龍平。業界でも認められたファッションカメラマンで、とわ子のことが今でも好きで好きでたまらない二番目の夫、佐藤鹿太郎に角田晃広(東京03)。とわ子が社長を務める「しろくまハウジング」の顧問弁護士で理屈っぽくてひねくれ者な三番目の夫、中村慎森に岡田将生。とわ子と八作との間に生まれた娘で中学3年生の唄に豊嶋花。とわ子の親友の綿来かごめに市川実日子。「しろくまハウジング」営業部の責任者、松林カレンに高橋メアリージュン。八作の親友の彼女、三ッ屋早良に石橋静河。鹿太郎と撮影をきっかけに出会う女優の古木美怜に瀧内公美。慎森が公園で偶然出会う小谷翼に石橋菜津美といった顔ぶれが出演。1話には斎藤工もゲスト出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では社長就任と同時期に亡くなった母親のパソコンを開こうとしたとわ子が、パスワードが設定されていることに気付く。別れた夫のうちの誰かが設定したものらしく、唄から元夫たちに確認して欲しいと促され、とわ子は一人ずつ元夫のもとを訪ねていく…というのが1話のストーリー。放送が始まるとナレーションの声に「このナレーション好き!誰だろう?伊藤沙莉さんみたい」「さてはナレーション伊藤沙莉!?!?」「大豆田見始めたらナレーションが映像研の主人公の声」など、伊藤さんの声だと気づいた視聴者からの反応が殺到。「沙莉ちゃんの声聞けるだけでも幸せ」「伊藤沙莉ちゃんのナレーションも最高にマッチしてた!声が素敵」など、伊藤さんのナレーションにタイムラインが盛り上がりを見せる。また「坂元さんの脚本節炸裂」「冒頭からナレーションの洪水、セリフの応酬合戦をきいて坂元ドラマ観てる~って喜びを実感」「大豆田とわこ、音楽から坂元裕二さんのドラマ感あって最高」などの声とともに、「松たか子と松田龍平とかカルテットやん、絶対おもろいやんって思ったら脚本も坂元裕二さんやったんやな!!確実におもろいやん!!」「カルテット最高だったけど大豆田もさいこぅさいこぅッ!」など松さん、松田さんが共演し坂元さんが脚本を手がけた「カルテット」を連想する視聴者からの声も多数寄せられている。また、STUTS&松たか子 with 3exesによる「Presence I(feat. KID FRESINO)」の主題歌にも「大豆田めちゃくちゃ面白いし、主題歌情報ぜんぜん無かったからぶっ飛んだ」「主題歌はSTUTSくんと松たか子さんとのコラボだし、長岡亮介さんは俳優さんで出てるわ、 大豆田とわこと三人の元夫のラスト3分ぐらいで絶叫2連発!!」と驚きの声が集まっていた。(笠緒)
2021年04月13日松たか子主演ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」のスピンオフドラマ「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」が、毎週ドラマ本編のテレビ放送終了後から「GYAO!」にて独占配信されることが決定した。脚本家・坂元裕二の完全オリジナルとなる「大豆田とわ子と三人の元夫」は、松さん演じるバツ3・子持ちの社長の大豆田とわ子が、“三人の元夫”に振りまわされながら日々奮闘するロマンティックコメディー。離婚してもなお、とわ子のことを忘れられない元夫を、松田龍平、角田晃広、岡田将生が演じる。“物語と視聴者をより深くつなげる”というコンセプトのもと制作される今回の配信ドラマは、「元夫たちがとわ子と出会っていないパラレルな世界」で生活していたら…という設定で、本編にも登場するレストラン「オペレッタ」を舞台に物語が展開。本編では「オペレッタ」のギャルソンの八作(松田さん)、弁護士の慎森(岡田さん)、カメラマンの鹿太郎(角田さん)が、“こちらの世界”では「オペレッタ」の日替わりシェフとして働き、3人はとわ子を知らない。また、本編ではとわ子の部下・松林カレン(高橋メアリージュン)が、配達員として店に出入りするなど、ほかの登場人物たちも“個性的なキャラクターを活かした別の設定”で登場。3人のもとで働くスタッフ・丸田タカト役として小泉光咲が出演。本作は、坂元さんが教鞭をとる東京藝術大学大学院映像研究科の卒業生で、坂元のゼミで鍛え上げられた若き脚本家、市之瀬浩子と兵藤るりが物語を紡いでいく。「チェインストーリー 大豆田とわ子を知らない三人の男たち」はGYAO!にて独占無料配信。初回は4月13日(火)ドラマ本編のTV放送終了直後から配信開始。「大豆田とわ子と三人の元夫」は4月13日より毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年04月12日村上春樹の短編小説を西島秀俊の主演で、海外からも注目を集める気鋭・濱口竜介監督が映画化した『ドライブ・マイ・カー』。三浦透子、岡田将生、霧島れいから実力派俳優陣が集結した本作のティザービジュアルが解禁された。原作に惚れ込み自ら映画化を熱望し、脚本も手掛ける濱口監督は、商業映画デビュー作にしてカンヌ映画祭コンペティション部門に選出された『寝ても覚めても』、ベルリン映画祭で銀熊賞(審査員大賞)受賞という快挙を成し遂げた短編集『偶然と想像』、さらには脚本を手掛けた黒沢清監督作『スパイの妻』がヴェネチア映画祭銀獅子賞に輝くなど、国際的な舞台で快進撃を続けてきた。そんな濱口監督が手掛けた本作から今回解禁となったティザービジュアルは、様々な感情が入り交じった表情で遠くを見つめる主人公・家福(西島秀俊)と、彼の愛車である真紅の「サーブ900」に乗り込んだドライバーのみさき(三浦透子)の姿が印象的なもの。また、「その先にあるものを、僕はまだ知らない。」と添えられたキャッチコピーが、みさきとの出会いで大きく動き出していく家福の運命を予感させ、さらに背後に広がる海と相まってスケール感のある展開に期待が高まるビジュアルとなっている。これまで圧倒的な脚本力と豊かな映画表現で、人間の多面性や複雑な感情をあぶりだしてきた濱口監督。原作の精神を受け継ぎながら、どのような物語を紡ぐのか。期待が高まるティザービジュアルが完成した。『ドライブ・マイ・カー』は夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021年04月12日