「実は美人」とウワサの女性芸人バブリーネタで人気の女性芸人・平野ノラが、下着モデルに挑戦。ナチュラルでセクシーな美ショットを披露している。平野が務めたのは、ワコール/ウイング「Date.(デイト)」の新商品『シンクロブラ』のモデル。私生活も仕事も自分らしく楽しんでいる平野の前向きな姿勢が、商品イメージと合致したのだという。リラックスした表情に釘付けこの撮影でフォーカスされたのは、平野のナチュラルな美しさ。トレードマークのバブリーファッション&メイクは封印し、すっぴん風メイクで撮影に挑んだ。露出の多い下着モデルだけに、撮影前にはダイエットにも力を入れたのだという。いつもは濃いメイクで隠していた美貌とモデル顔負けの表現力で、やわらかくナチュラルな世界観を作り出した平野は、今回の下着モデルデビューについて「自分でも驚くほど「いい女」に仕上がっています。」(プレスリリースより引用)と満足げ。ノンワイヤーでつけ心地がラクなのに、動いてもズレあがりにくいことが特徴の『シンクロブラ』については「荻野目ちゃんダンス踊ってもMCハマーやってもズレないぶっ飛びブラだゾ!」(Twitterより引用)と、バブリーネタを交えてしっかりPRした。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※平野ノラTwitter
2018年08月12日お笑い芸人の平野ノラが、ワコールのインナーウェアブランド ウイング「Date.(デイト)」の新製品「シンクロブラ」のモデルに起用され、初の下着モデルに挑戦。10日に平野のインスタグラムなどでも下着姿が公開され、「お美しい」「めっちゃ綺麗」などと話題を呼んでいる。平野ノラが「シンクロブラ」のモデルに「Date.」ブランドのコンセプトは、“女を楽しむ~仕事や家事に忙しい毎日を送りながらも、自分らしく日々を楽しみたい~”。平野は、仕事もプライベートも充実した時間を自分らしく楽しんでいる姿勢が幅広い世代の女性から支持されており、商品イメージとシンクロして起用に至ったという。インスタグラムでは「本日!!おったまげ解禁」と自身がモデルを務めるビジュアルを公開。「#からだの動きについてくる #機能的な構造 #これまでにないフィット感 #ノンワイヤー #とにかくMCハマーの動きや荻野目ちゃんダンスしてもズレない #飾る日も飾らない日も #ズレない #バブリーにアップデートしちゃうゾ #時代はズレてもブラはズラすな #平野ノラ #ノンワイヤーなのにきちんと盛れる #ゲロマブ女の必須アイテム #HPをはじめWEB・店頭・パンフレットなどに登場してるゾ #試してみてね #OKバブリー」などとハッシュタグで魅力を説明した。平野の下着姿に「姉さん可愛すぎるわ」「めっちゃ美人さん!キレイです」「お美しい!」「え、平野ノラってこんな綺麗やったんか、、」「のらさんめっちゃ綺麗…」「綺麗すぎて、、、」「可愛いし、美しすぎる…」「これぞおったまげー」などと絶賛の声が寄せられている。
2018年08月10日お笑い芸人の平野ノラが、ワコールのインナーウェアブランド ウイング「Date.(デイト)」の新製品「シンクロブラ」のモデルに起用された。下着モデルを務めるのは今回が初めて。平野ノラが「シンクロブラ」のモデルに「Date.」ブランドのコンセプトは、“女を楽しむ~仕事や家事に忙しい毎日を送りながらも、自分らしく日々を楽しみたい~”。平野は、普段から仕事もプライベートも充実した時間を自分らしく楽しんでいる姿勢が幅広い世代の女性から支持されており、商品イメージとシンクロして起用に至ったという。いつもの楽しい表情とは違ったナチュラルな美しさにフォーカスすることで「シンクロブラ」の魅力を表現。また、ノンワイヤーでラクなのにズレにくい「シンクロブラ」の特徴を、「時代はズレても、ブラはズラすな。」というバブルキャラでおなじみの平野ならではのキャッチコピーで発信する。平野は「下着モデルのお話を頂いた際には、とっても驚きました。やると決めた後はダイエットも頑張ったので、自分でも驚くほど『いい女』に仕上がっています。そして、この『シンクロブラ』は本当に全然ズレません! バブリーポーズで激しく動く私の強い味方です」とコメント。撮影でも「私ってこんなにいい女だったんだ、と再認識した」と仕上がりに大満足していたという。8月10日より、平野がモデルとしてホームページをはじめ、WEB・店頭・パンフレットなどに登場する。
2018年08月10日平野啓一郎の小説を原作とする映画『マチネの終わりに』が、2019年11月1日(金)に公開される。福山雅治×石田ゆり子共演。芥川賞作家・平野啓一郎の小説が初の映像化原作は、芥川賞作家・平野啓一郎が2016年に刊行した同名の小説「マチネの終わりに」。日本・パリ・ニューヨークの3都市を舞台に、クラシック・ギタリストの主人公と海外通信社所属の女性ジャーナリストが、6年間でたった3度の出会いの中で惹かれ合い、人生で誰よりも愛した存在になるという、大人の恋愛小説だ。渡辺淳一文学賞を受賞した本作は、純文学としては異例の17万部を突破。幾多の小説を発表してきた平野啓一郎だが、意外にも作品が映像化されるのは今回が初めてとなる。あらすじ物語は、クラシック・ギタリストの蒔野聡史と、海外の通信社に勤務する小峰洋子の出会いから始まる。ともに四十代という、独特で繊細な年齢をむかえていた二人…。初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた。しかし、洋子には婚約者がいた。世界を飛び回る仕事柄、そして時代という大きな波に翻弄され、蒔野と洋子の間にはすれ違いや思わぬ障害が生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまう。互いへの想いを心の底にしまったまま、別々の道を歩む二人の運命が再び交わる日はくるのかー。キャスト惹かれ合う男女に、福山雅治×石田ゆり子福山雅治 - 天才ギタリスト・蒔野聡史役主人公の天才クラシック・ギタリスト蒔野聡史を務めるのは、福山雅治。アーティスト、俳優の両方で活躍する福山が、現状の演奏に満足が出来ず、自分の音楽を見失い苦悩するという天才ギタリスト役を演じる。本人コメント「それでも、人は人を愛さずには生きていけない」。長く余韻が残る読後感でした。恋愛する、恋愛しないに関わらず、どんな生き方も許容する現代において、「愛」とはどのような意味を持つのか?人が人を必要とするその時に名付けられる「愛」という感情。目には見えない無形の感情を、今作は可視化出来るのではないかと感じています。石田ゆり子 - 通信社ジャーナリスト・小峰洋子役そして、フランスの通信社に所属のジャーナリスト・小峰洋子には、石田ゆり子。婚約者がいるにもかかわらず、蒔野との出会いによって、叶わぬ恋に翻弄されるエリート女性ジャーナリスト役を演じる。本人コメントこんなふうに人を愛せたら…そんな気持ちで一気に読み終えた「マチネの終わりに」の映画化に参加できることに心震える想いです。初めてご一緒する西谷監督のもと、そして初共演の福山雅治さんと共に、この素晴らしい物語の中に生きることはこの上ない喜びです。私の演じる小峰洋子という女性は、人としても女性としてもこのようでありたいと憧れるような存在で、この役を演じることに背筋が伸びる想いです。かつてこんなラブストーリーがあっただろうかと思うほどこの物語は多面体で、知的で社会的でもあります。主演を取り巻く豪華キャスト運命が交差する主演2人を取り巻くのは、実力派俳優勢。洋子(石田ゆり子)の婚約者でニューヨークに住む経済学者、リチャード新藤役に伊勢谷友介、蒔野(福山雅治)のマネージャー三谷早苗役に桜井ユキが抜擢。また蒔野の師匠であるギタリスト、祖父江誠一役は古谷一行、祖父江の娘である奏役は木南晴夏、洋子の母役は風吹ジュン、蒔野を担当するジュピターレコードの社員、是永慶子役は板谷由夏が、それぞれ務める。『ガリレオ』シリーズの西谷弘が監督監督を務めるのは、福山雅治主演の『ガリレオ』シリーズや『昼顔』などを手がけた西谷弘。確かな演出力で知られる西谷は、俳優としては初共演となる福山と石田の掛け合いをどう料理するのか。「初共演の二人がどんなハーモニーを奏でるのか。まるで指揮者のような想いで今から心躍らせています」と意気込みを語っている。メインテーマは福山本人が演奏する『幸福の硬貨』本編中に使用されるメインテーマとなるのは、福山本人が演奏する『幸福の硬貨』。クラシックギターを演奏するのは、福山自身初挑戦。役と音楽の2つの面から、劇中の世界観を作り上げる。作品情報映画『マチネの終わりに』公開時期:2019年11月1日(金)監督:西谷弘原作:平野啓一郎「マチネの終わりに」出演者:福山雅治、石田ゆり子、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行
2018年07月20日お笑い芸人の平野ノラ(39)が5日、自身のブログを更新し、“30代ラスト”というビキニ姿を公開した。ビキニ姿を披露した平野ノラ=アメブロより「今日は」と題して更新されたブログでは「やっP~! 今日は仕事が3本とハードでした。だけどずっと出たかった番組に出演することができたゾ! おったまげなサプライズもあってありがたバブリー!」と喜びを報告。そして、「今日はビキニの日」と肌を大胆に露出したビキニ姿を公開し、「先週のシンガポールにて太って57キロ! あと2キロ減量して戻す予定! 脇の横の肉が気になる…30代ラストビキニ 全てはポージングにあるゾ」と、現在の体重を明かすとともに、ダイエットを宣言した。最後は「やるゾ!やるゾ!やるゾ! OKバブリー!」と気合十分なコメントで締めくくった投稿に、ファンからは「とても美ボディ過ぎてびっくり」「羨ましい」「すごいセクシー!!」「色白さんで、スタイル抜群で素敵です」「全然太ってない!!」「スタイル凄く素敵」「少しお肉ついてた方がセクシーよ!」など、驚きと絶賛の声が続出している。
2018年07月06日アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が12日、主演映画『honey』(公開中)の鬼キュン・ヒット御礼舞台挨拶に、平祐奈、高橋優とともに登場した。同作は目黒あむの同名コミックを実写化。平野演じる鬼S不良男子・鬼瀬大雅が、平祐奈演じるヘタレでビビリの女子高生・小暮奈緒に突然プロポーズしたことから、2人の関係が始まっていく。平野の天然っぷりに、撮影中「平野語録」を作っていたという高橋。平野の家族の話をしていた時に「ご兄弟はいるの?」と聞いたところ、「お経ですか!?」と聞き返されたエピソードを披露した。平も、平野が子役の女の子に「今日はなんで来たの? 撮影?」と当たり前のことを聞いてたと暴露。平野は「たまたま近所だったのかなって」と弁解しつつ、「監督もメモを作ってるんですよ。優くんはつっこんでからメモを取るけど、監督はそのままメモを取るので、ただただカオスに」とこぼしていた。イベントでは、平野と高橋がお弁当盛り付け対決を行い、平にジャッジしてもらうことに。得意料理が回鍋肉だという平野は「メンバーの子に振舞ったりもしますね。高橋海人って子。よくうちにくるんですよ。俺より先に帰宅してるんですよ。家に帰ったら、逆に『ただいま』って言われる。いや、『おかえり』か」とボケつつ、「人って本当においしいもの作る時って無言じゃないですか。(高橋海人は)無言でした」と胸を張った。事前に盛り付けられていた2種類の弁当を見た平は、2番をチョイス。盛り付け担当者が明かされると、高橋が勝利という結果になった。平野は「縦で見て欲しい」と弁当の見方を注文しつつ、「富士山を作ろうと思って。和の心を忘れないようにしようと思った」「富士山の上でハチさんが2匹恋する物語」と意図を説明する。平が「量(の少なさ)が気になるよね」とつっこむと、「観賞用のお弁当なので。そういうつもりではありません」ときっぱり答えた。一方の高橋は「ハチを2匹、卵焼きで。バラを入れたいと思ったら、食べれるお花があったのでそれも入れて。あとは肉とかあったらお腹が満たされるかなと思って」と説明し、「僕は、食べる用で」と語る。また盛り付け中にさやえんどうを食べていたことを暴露された平野は「さやえんどうを刀に見立てて入れようと思ったけど、緑なので、刀じゃないんですよ。諦めて食べてました」と理由を明かした。
2018年04月12日アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が主演を務める映画『honey』(公開中)に、ビタミン炭酸MATCHが登場していることが2日、明らかになった。同作は目黒あむの同名コミックを実写化。平野演じる鬼S不良男子・鬼瀬大雅が、平祐奈演じるヘタレでビビリの女子高生・小暮奈緒に突然プロポーズしたことから、2人の関係が始まっていく。ビタミン炭酸MATCHは、平野が単独でCMキャラクターを務めている飲料。平野演じる主人公・鬼瀬大雅が自身の部屋で好きな女の子・奈緒への想いを募らせ、「勉強を教えてほしい」と携帯電話でメッセージを送ろうとするシーンに登場する。送信ボタンを押すところで緊張のあまり躊躇し、MATCHを飲みほすという初恋のもどかしさが描かれ、本編内では「アドリブも飛び出した」という見どころシーンのひとつにもなっている。さらに、映画『honey』の公開を記念して、3日~16日まで、ファミリーマート、サークルK、サンクスにて、「honey×MATCHオリジナル平野紫耀クリアしおり」の店頭プレゼントキャンペーンの実施が決定した。同商品がなくなり次第キャンペーンは終了となる。
2018年04月02日3月31日公開の映画『honey』の公開直前イベントが15日、都内で行われ、平野紫耀(King & Prince)、平祐奈、神徳幸治監督が出席した。映画『honey』の公開直前イベントに出席した平野紫耀(右)と平祐奈目黒あむ原作の大人気コミック『ハニー』を実写映画化した本作。不良なのにキュートでピュアな高校生・鬼瀬大雅とヘタレでビビりな女子高生・小暮奈緒の甘酸っぱい恋愛を描く。主人公の鬼瀬大雅には映画初主演となる平野紫耀、鬼瀬の初恋相手となる小暮奈緒には平祐奈、奈緒と暮らす叔父の宗介には高橋優がそれぞれ演じている。そんな本作の公開に先駆け、この日は108人のカップルを招いての試写会&舞台あいさつを実施。舞台あいさつ前には平野と平が会場の入り口で108人のカップルをお出迎えするというサプライズも行われた。カップルたちにバラの花を手渡した平野は「何人か気づいてない方もいらっしゃいました(笑)」とショックを隠しきれない様子だったが、平は「初めてやりましたが新鮮でしたね」と満足した様子だった。続けて本作の話題となり、本作のオファー前に原作を読んだという平野は「漫画のイメージだと壁ドンを1ページに1回ぐらいはやっているイメージでした。なので僕は原作を読みながら自分の部屋で壁ドンをしていたら、お婆ちゃんに怒られて(笑)」と明かすも、「壁ドンが一向に出てこず…(笑)。ちょっとはやってみたかったですね」と残念がった。お気に入りのセリフについては「鬼瀬が奈緒ちゃんに言った『好きになってもらうために必死なんだわ』というセリフ」とあげて、「元々台本にはなかったんですが、監督が漫画を持ってきて『今からこれ言ってくれる?』とお願いされて急遽決まったセリフです。そこは僕の好きなセリフだし、ぜひ観て欲しいシーンです」とアピールしていた。新生活がスタートする春の訪れにちなみ、MCが「この春に始めたいことは?」と2人に質問。その質問に平野が「居合斬りをしたいです。畳をぐるぐると巻いて筒状にし、それを本物の刀で斬るという。多分ケガをすると思いますね」と珍回答すれば、平も「私、滝行したいです。ずっとやってみたいと思っていて、今年こそは滝行をして日本らしさを感じたいです」と意外な答えに客席の笑いを誘っていた。映画『honey』は、3月31日より全国公開。
2018年03月16日アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が21日、都内で行われた主演映画『honey』(3月31日公開)の完成披露試写会舞台挨拶に、平祐奈、横浜流星、水谷果穂、浅川梨奈、佐野岳、高橋優、神徳幸治監督とともに登場した。同作は目黒あむの同名コミックを実写化。平野演じる鬼S不良男子・鬼瀬大雅が、平祐奈演じるヘタレでビビリの女子高生・小暮奈緒に突然プロポーズしたことから、2人の関係が始まっていく。久しぶりに集結した共演者陣に、平野が「ちょっと開くとダメなんですよ。人見知りなんですよ」と弁解すると、横浜は「嘘つけ。さっきだって、俺に抱きついてきたもん。『お〜流星』って」とつっこむ。平野は「流星は唯一同い年で仲良くさせてもらったんですよ。女性陣は、一旦縮まったんですけど、数日開いたことによって一歩下がってる状態なので」と苦笑した。作品にちなみ「鬼キュン」エピソードを聞かれた平野は「タクシーの初乗りが安くなったじゃないですか」となぜかタクシーの話から始め、出演者陣が総ツッコミ。よくタクシーを使って近い距離を移動していたところ、1,020円の会計でタクシー運転手から「20円はいいよ」と言われ、鬼キュンしたという。さらに「初主演」にかけて、初体験したいことを聞かれた平野は「無人島!」と元気に答える。「身内の方々に甘えてる自分がいるなと思って、『これじゃいかん!』と思って」とサバイバル生活に意欲を見せた。すると、司会から「公開初日までに"108のはじめて"に挑戦する」という企画がサプライズ発表。苦手なしいたけを克服するなど、108の"はじめて"を探して挑戦しなければいけなくなった平野は「多くないですか!?」とうなだれていた。最後に平野は「映画『honey』は僕が初主演で、思い入れもあってとても気合いの入っている作品となっておりまして」と思いを表す。「僕に似ていると言われている、(スノーボードの)平野歩夢選手がオリンピックで銀メダルを取ったということで、僕はこの映画で金メダルを取りたいと思います!」と宣言すると、会場は大きな拍手に包まれた。
2018年02月21日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『TACOS Shop(タコスショップ)』のメキシカンタコスです。バインミーブームの次はタコスが来る。それもアメリカンタコスじゃなくて本場のメキシカンタコスだ。なんて無責任なことを言いたくなるのは吉祥寺の『タコス ショップ』と鮮烈な出合いを果たしたから。去年の冬、ハモニカ横丁の一角にオープンしたその店は、スタンディングのタコス屋だ。ふらっと入ってさくっと食べて。魅力的なバリエーションのタコスをお寿司感覚で、ナチュラルワインや燗酒と一緒に楽しめてしまう。味の要は一枚一枚手焼きするトルティーヤ。モサッと好きにはたまらない独特の食感と、マサ粉(とうもろこし粉)ならではの滋味深い香りが口いっぱいに広がって、ひゅーっとメキシコの風が吹く。店主の近藤輝太郎さんは、「なんとなくずっと気になっていた」タコスカルチャーを、現地オアハカで体験してますます惚れ込んでしまった人。「僕はナポリピザの店もやっていて、異国のソウルフードが好きなんです。現地では軽食的存在で、街のいたるところに屋台があり、昼夜問わず食べられる。そういう風景が魅力的で」。メニューはクラシックなもつ煮から白子ひじきなどの創作系まで幅広い。それぞれの味にあった新鮮なサルサソースをかけて、パクチーを散らし、ライムをギューッと搾れば「何をのせてもタコスになる」。自由なフォーマットに、気軽で奥深いおいしさ。南米ソウルフードの熱に今、浮かされている。ホルモンと白いんげん豆の煮込み¥300(奥)と、白子とひじき¥600(手前)。自家製サルサソースも数種類あり、メニューによって使い分ける。いくらでもギューッと搾ってOKな卓上ライムは、現地スタイル。東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-5TELなし17:00~26:00(土・日・祝日は13:00~)※営業時間は変更の可能性あり不定休営業情報はインスタグラム(@tacosshopk)を確認。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2018年2月21日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2018年02月14日平野紫耀(Mr.KING/ジャニーズJr.)が、平祐奈を相手役に初の本格ラブストーリーに挑む映画『honey』。このほど、平野さん演じる主人公・鬼瀬くんにギャップ萌え必至な、原作の名シーン満載の新予告映像が公開された。目黒あむによる人気少女マンガを原作にした本作。平野さん演じる主人公の鬼瀬大雅は、赤く染めた髪と鋭い眼で“超”不良と恐れられていたが、本当は思いやりに溢れた料理上手な“ギャップ”好青年。今回の新予告映像でも、キュンキュンのシーンから始まると思いきや、ハードな雨の中のアクションシーンからスタート。続いて、特報で話題を呼んだ「結婚を前提に付き合ってください!!」という突然のプロポーズに、まさかの手作りのお弁当など、原作の名シーンがちりばめられ、初めての告白や、初めての失恋、初めての嫉妬…などなど、たくさんの“初めて”と甘く切ないシーンが目白押し!平野さん演じる、見かけとは違ったキュートでピュアな主人公・鬼瀬くんにはギャップ萌え必至で、「青春」と「初恋」のすべてが詰まった新予告映像となっている。また、平さん演じる奈緒の叔父・宗介役のシンガーソングライター・高橋優をはじめ、横浜流星、水谷果穂、浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、佐野岳といった2人を取り巻くキャストたちも登場している。さらに、12月23日(土)からは全国の上映劇場にて、鬼キュンステッカー&クリアファイル付きムビチケカード発売開始が決定(数量限定/なくなり次第終了)。鬼瀬くんがバラの花束、ヒロイン・奈緒が赤い傘のキーアイテムをそれぞれ持つクリアファイルと、ドッキドキの鬼キュンゼリフ、原作の画などが入ったステッカーもまたファンを萌えさせてくれそうだ。『honey』は2018年3月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月19日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『ガストロノミア シチリア屋』の惣菜4種盛りです。白山駅のすぐそばに小さな惣菜屋さんがオープンした。しかもシチリア料理に特化した、少し風変わりなお店だ。ポルペッティーノにコッツェペパーテ…?ショーケースには聞きなれない名前の惣菜が並ぶ。それらは決して華美ではないけれど、ものすごくおいしそうな顔をしている。店を開いたのは大下竜一さん。白山の人気シチリア料理店『シチリア屋』のご店主。「僕は家庭の中のシチリア料理を伝えたい思いが強いんです。だからレストランの次にお惣菜屋さんを開くのは自然な流れでした」。シチリアでの修業時代、大下さんが心を奪われるのはきまって素朴な郷土料理だったという。「老舗レストランのまかないやマンマの作る煮込み料理が本当においしかった。そんな優しくて滋味深い味わいをより多くの人に伝えたくて」。おいしさのあまりマンマにレシピを聞き出したこともある。「茄子のソットオーリオは、村の屋台で農家のマンマが手作りしていた味を受け継いだものなんです」。茄子のおしんこのような爽やかな味付けは、食べ手を疲れさせない。「郷土料理って、食べても食べても飽きがこないんです」。店一番の素朴メニュー、モミナのクタクタ煮は、大根の葉をオリーブオイルでじっくり煮込んだ、ザ・南イタリアの味。噛みしめるごとに染み入るおいしさは、食べる人それぞれの田舎を想い起こさせるような優しい郷愁に満ちている。ガストロノミア シチリア屋 東京都文京区白山1-32-5K2白山101TEL:03・6801・517511:30~14:30、17:30~21:00(売り切れ次第終了)月曜休(不定休あり)惣菜の内容は日替わり。「青く美しい海、オレンジの風、おいしい魚介においしい料理、それから人の優しさ。シチリアって本当に天国なんです」と大下さん。そんなシチリアの風景を夢想できる惣菜4種盛り¥950(手前右・茄子のソットオーリオ、手前左・牛肉とアーモンドのポルペッティーノ、奥右・コッツェペパーテ、奥左・モミナのクタクタ煮)。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2017年11月22日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2017年11月21日男性声優のみで構成された「TVガイドVOICE STARS」のvol.4が12月8日(金)に発売されることが決定。今回の表紙は、江口拓也、木村良平、代永翼の3人からなる音楽ユニット「Trignal(トリグナル)」が飾ることが決定し、彼らの先行ビジュアルが到着した。これまで計3冊が発売されている「TVガイドVOICE STARS」。表紙には、第1弾の梶裕貴をはじめ、宮野真守、蒼井翔太といずれも大人気の声優が飾り、また声優専門の編集部ではないからこそ、既存の声優誌とは一線を画したエッジの効いたその内容が業界内外を騒がせていた。そして今回、最新号「TVガイドVOICE STARS vol.4」の情報が一部解禁!表紙を飾る「Trignal」は、「俺物語!!」「虹色デイズ」の江口さん、「東のエデン」「坂道のアポロン」の木村さん、「Free!」「曇天に笑う」の代永さんからなるユニット。入野自由や神谷浩史らも所属する男性声優によるエンターテインメントレーベル「Kiramune(キラミューン)」に所属し、2012年にアーティストデビューを果たした。そんな彼らは今年デビューからちょうど5周年を迎え、12月20日(水)には待望の2ndフルアルバムを発売。本誌では、40ページにわたって彼らを大特集。今回到着した先行カットでは、揃いのライダースジャケットに身を包んだ彼らの姿が。実に大人っぽく、スタイリッシュなグラビアが期待できそう。また、本日11月9日(木)に発売された「TVガイドPERSON vol.63」では、別カットが掲載されており、こちらも超クールな3ショットとなっている。全40ページの詳しい内容は未定だが、綴じ込み付録は「Trignal」の超ワイド両面ピンナップ。さらにアニメ専門店・アニメイトの限定特典としてA4サイズの「Trignal」クリアファイル、amazon限定特典は4種類の「Trignal」オリジナル生写真セットが付いてくるという。「TVガイドVOICE STARS vol.4」は12月8日(金)発売(一部地域は発売日が異なります)。(cinemacafe.net)
2017年11月09日累計発行部数100万部を突破した人気漫画『ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-』の実写映画化が決定し、主演をMr.KINGの平野紫耀、ヒロインを桜井日奈子が務めることが21日、発表された。撮影は2018年公開に向けて、10月末から11月に行われる予定。映画『ういらぶ。』は、同じマンションに住む美男美女の幼なじみ高校生4人組が、最強のライバルと繰り広げるラブストーリー。土屋太鳳と芳根京子のW主演映画『累-かさね-』の来年公開を控えている佐藤祐市監督がメガホンを取る。平野は、映画『honey』(18年3月31日公開)から続けての主演。本作では、幼なじみの優羽(ゆう)に思いを寄せながらも、毒舌でドSのフリをする"こじらせイケメン"の凛(りん)を演じる。「なかなか2人が気持ちを素直に伝えられない感じがもの凄く伝わってくるので、この感じを僕達もうまく出して皆さんにキュンキュンしてもらいたいです」と本作に込めた思いを語り、「和泉凛はとりあえずものすごいドSです」「親友の藤 蛍太の前では優羽のこと大好きなのが丸出しで、このギャップにやられる女の子は沢山いると思うので、この差を演じるのは難しいですが頑張ります」と意気込んでいる。一方の桜井は、凛と同じく好意を抱きながら自分に自信が持てず、凛の気持ちにも全く気づかない天然美少女・優羽(ゆう)。「お互いを一途に想っているのになぜかうまくいかない、もどかしさ、初々しさを大切に表現できたらいいなと思います」と語り、「主演の平野紫耀さんとはまだちゃんとお話ししたことがないのですが、凛と優羽というキャラクターとして、『ういらぶ。』を作る同志として、一緒に頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。そのほか、優羽の親友で優羽を溺愛するクールビューティーの暦(こよみ)を玉城ティナ、凛の親友で凛にあきれつつも凛と優羽を優しく見守る蛍太(けいた)を磯村勇斗、凛の強力なライバルとして登場する和真(かずま)を健太郎が演じる。○コメント全文■平野紫耀お話を頂いた時は正直に嬉しかったです。原作も読ませて頂いたんですが、『ういらぶ。』は初々しい恋のお話という事で、本当に見ているこちらがもどかしい気持ちになります。なかなか2人が気持ちを素直に伝えられない感じがもの凄く伝わってくるので、この感じを僕達もうまく出して皆さんにキュンキュンしてもらいたいです。和泉凛はとりあえずものすごいドSです。でもその理由は優羽が好き過ぎて、その想いを隠そうとしてついつい乱暴になってしまうというちょっと不器用な男子です。親友の藤 蛍太の前では優羽のこと大好きなのが丸出しで、このギャップにやられる女の子は沢山いると思うので、この差を演じるのは難しいですが頑張ります。桜井日奈子さんは、テレビで拝見していて岡山の奇跡だなー(笑)と思いました。歳も近いので共演させて頂くのが楽しみです。■桜井日奈子『ういらぶ。』のヒロイン春名優羽を演じさせていただくことになりました。優羽はゆるふわでキラキラした女の子だけど、ヘタレで自分に自信がない子。大丈夫だよ!自信もって!とツッコミいれながらも、すごく健気でこんな娘がいたら独り占めしたくなるなぁと思いながら原作を読みました。だけど、いつもはヘタレなのに、いざって時に強さをみせる、そのギャップや凛くんへのゆるぎない想いにキュンときたり。一読者として春名優羽というキャラクターが大好きになりました。優羽が恋する凛くんは独占欲のカタマリで、変わったキャラクターではあるけれど、優羽への気持ちは凛くんに共感する部分がたたくさんありました。お互いを一途に想っているのになぜかうまくいかない、もどかしさ、初々しさを大切に表現できたらいいなと思います。主演の平野紫耀さんとはまだちゃんとお話ししたことがないのですが、凛と優羽というキャラクターとして、『ういらぶ。』を作る同志として、一緒に頑張りたいと思います。佐藤祐市監督とも初めてお仕事させていただきます。たくさんの作品を手がけていらっしゃる監督にしっかりついていこうと思います。そしてヒロインを演じるという覚悟を持って、作品に向き合いたいと思います。■玉城ティナ坂下暦役を演じさせて頂きます、玉城ティナです。原作を読ませて頂いたときに、ふと『優羽ちゃん本当にかわいいなあ、、』と呟いてしまっている自分に気付き、暦の独特の優羽ラブ感を私なりに表現できたらなあと思います。実際には全く高嶺の花キャラではない私ですが、暦の強めなところ、くすっと笑ってしまうようなところを汲み取って演じていきたいです。はじめから凛と優羽の掛け合いにはキュンキュンしっぱなしでした。『ういらぶ。』の世界観に入れることをとても楽しみに光栄に思っています!■磯村勇斗この度、映画『ういらぶ。』にて、藤蛍太役を演じさせて頂きます。磯村勇斗です。原作を読ませて頂いた時、拗れている恋心が自分の中で、凄くムズキュンすぎて、いつの間にか、『ういらぶ。』の世界に惹き込まれていました。その中で藤蛍太を演じさせて頂く事を嬉しく思います。今回、キャストの中では年長者になりますが、蛍太として、親友の凛をしっかり支え、共演者皆さんの若さを感じながら、一つ一つ丁寧に、フレッシュに演じていきたいと思っています。よろしくお願い致します。■健太郎和真は、ものすごくストレートに人の事を好きになり表現できる人です。時には相手やその周りから嫌がられる事もありますが、僕はそんな和真が意外と好きなので演じるのがとても楽しみです。この物語にも凛やその仲間たちにも、和真が異分子の様な存在になれたらいいなと思います。■原作・星森ゆきも実写映画化のお話を伺った時の心の揺さぶりは、今後一生忘れることはできません……それほど嬉しく、有り難い出来事でした。尽力下さった関係者の皆様に深く深く感謝をしております……ありがとうございます! そして、そんな星森を更に感動させて下さったキャストの皆様……! 凛役を演じて下さる平野紫耀さんは、絶対的なカッコ良さの中に可愛さを兼ね備えた王子様! 優羽役を演じて下さる桜井日奈子さんは、あまりに可愛く表情豊かな素敵な女優さん……!幼なじみーず、佐伯兄妹も、最高に豪華でフレッシュな役者様に演じていただけることになり、今から楽しみで仕方ありません! そんな映画『ういらぶ。』は、私自身尊敬してやまない佐藤祐市監督はじめ、製作陣の皆様がきっとまぶしく、胸キュンな作品に仕上げて下さると確信しています。今は私もひたすら完成を心待ちに、毎日ドキドキワクワクしています!■佐藤祐市監督アイドルとして圧倒的な存在感を放ちながら、ふとした時にかわいらしさも感じさせる平野くん。凛というキャラクターの魅力的な二面性を演じ切ってくれると期待しています。桜井さんは、優しい空気感のなかに秘めた強さを持っていて、優羽役にはぴったりだと思っていました。まさに今をときめくエネルギーに満ちたキャストの皆さんとの化学反応を楽しみながら、やっぱり恋っていいなと微笑ましく思ってもらえるような作品をお届けできるように頑張ります。
2017年10月21日シリーズ累計200万部超えの目黒あむの人気コミックを、主演・平野紫耀(Mr.KING/ジャニーズJr.)、ヒロイン・平祐奈で実写映画化する『honey』。この度、本作の新たなキャストとして『キセキ ーあの日のソビトー』などに出演する横浜流星の出演が決定した。「俺と、結婚を前提につき合ってください!」突然のプロポーズ!?ヘタレでビビりの女子高生・小暮奈緒の前に現れた、誰もが恐れる真っ赤な髪の目つきが鋭い“鬼S不良男子”鬼瀬大雅。奈緒は彼の告白を断ろうとするけど、怖さにビビって断れない。「…ヨロシクオネガイシマス…」その瞬間から、2人の甘い(!?)関係が始まった(!?)最初は、鬼瀬の一挙一動にビビりまくっていた奈緒も、少しずつ鬼瀬が見かけやうわさと違って、人一倍優しく純粋だということを知り、いままで感じたことがない初めての想いが芽生え始める――。もしかして、これが恋…?原作は、2012年9月から2015年12月まで「別冊マーガレット」(集英社)にて連載された人気コミック。女の子なら誰もが憧れる史上最高に甘い初恋を描き、不良なのにキュートでピュアな主人公・鬼瀬くんのギャップが、中高生から圧倒的な支持を集めた。今回の実写化では、そんな主人公・鬼瀬大雅役を平野さん、ヘタレでビビりな女子高生・小暮奈緒役を平さんが演じ、数々のTVドラマを手掛け『ピーチガール』で鮮烈に長編映画監督デビューを飾った神徳幸治がメガホンをとり、傷ついた鬼瀬が奈緒にひとめ惚れする雨のシーンや、図書館でのはじめての〇〇シーンなど、原作の名シーンをあますとこなく散りばめ、「honey」の世界感を大切に描ききる。そして新たに出演が発表されたのは、「烈車戦隊トッキュウジャー」や『キセキ ーあの日のソビトー』に出演し、「グリーンボーイズ」としてCDデビュー、また現在放送中のドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」に出演するなど、いま注目の若手俳優・横浜さん。今回彼が演じるのは、鬼瀬のクラスメイトで後に親友となっていく三咲渉役。本作では、見かけはすごくかわいらしいのに、素直になれないあまりに自分の想いとは違う言動をしてしまう、ちょっぴり毒っ毛のある男の子を演じる。最初は誰にも馴染めずにいた三咲だったが、真っ直ぐでピュアな鬼瀬や奈緒、仲間たちに出会って、少しずつ心を開いていくように…。鬼瀬と奈緒の恋を応援しながら、自身も大切なものを見つけていくという、横浜さんがいままでに演じたことのないキャラクターに挑戦する。横浜さんは、「平野くん演じる鬼瀬とは真逆のタイプの男の子で、素直になれないあまりに、自分の想いとは違う行動をとってしまったりするんですけど、鬼瀬や奈緒や仲間たちと出会って、少しずつ心を開いていきます。その心情の移り変わりを丁寧に演じました」と本作の役どころを語り、「平野くんとは初共演でしたが、同じ年ですごくリラックスして撮影ができたと思います」とふり返る。また、「この『honey』という作品は少女漫画原作なんですが、登場人物がまっすぐに恋をして、色んなことに悩んでもくじけずに向き合っていく姿が、男子から見ても女子から見ても、すごく素敵なんじゃないかなと思っています」とコメントした。『honey』は2018年春、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月08日ジャニーズJr.のユニット・Mr.KINGの平野紫耀が、映画『honey』(2018年公開)に主演することが6日、わかった。平野にとっては映画単独初主演となり、ヒロインは平祐奈が務める。同作は目黒あむの同名コミックを実写化。平野演じる鬼S不良男子・鬼瀬大雅が、平演じるヘタレでビビリの女子高生・小暮奈緒に突然プロポーズしたことから、2人の関係が始まっていく。平野が演じる鬼瀬は、赤い髪と鋭い眼で”超”不良と恐れられるが、実は思いやりに溢れる料理上手な好青年という役どころ。平野は原作に合わせ、自身の髪を赤く染めて挑む。また、平も髪の毛を20センチ切り、人生初の茶髪に挑戦。映画『ピーチガール』で長編映画デビューを飾る神徳幸治監督がメガホンを取り、5月初旬から約1カ月間の撮影を予定している。神徳監督は、原作に合わせてイメージをチェンジした2人に会った時「僕も2人と『honey』という素敵な作品に出会えたことは運命だと感じました」と振り返る。また、原作の目黒は「出演が平野さんと平さんに決まったと聞いて色々拝見させて頂いたのですが、笑顔がとても素敵で印象的なお二人だったので、笑顔を大切に描いてきたハニーの世界観にとてもぴったりだなと思いました」と太鼓判を押した。○平野紫耀コメント映画の単独主演をやらせて頂くことも、ラブストーリーも初めてで、お話をいただいたときは、シンプルに嬉しかったです。色々な共演者の方がいらっしゃるので、負けないように頑張りたいです。(鬼瀬は)髪の毛を赤くして「不良」で「S」のようですが、好きな女の子に対しては一途でとてもピュアな ので、こんな男子が現れたら絶対モテるだろうなと思います。根はしっかりした子なので、真剣なシーンは 目に力を入れて演じたいと思います。(初共演の)平さんは、明るくて、魅力的で、皆さんそういうところに惹かれるんだろうなと思いました。初めての赤髪は、自分では見慣れなかったのですが、周りの方から赤髪の方が良いと言って頂けて、意外と鬼瀬に近づけたのかな、と内心ホッとしています。観てくださる皆さんが、こんな恋がしたいと思えるようなときめきを味わって頂けたらうれしいです。○平祐奈コメントお話を頂いて、奈緒ちゃんという女の子がまっすぐでピュアで、すごく可愛らしいなと思いました。内容もとても純粋で、初恋の素敵なお話になっているので、撮影に入ることがずっと楽しみでした。今回初めて髪を染めて、20cmも切ってドキドキでしたが、心機一転、奈緒ちゃんに近づけるように、まっすぐな女の子を演じられるように頑張っていきたいと思います。鬼瀬くんは、一見怖そうで、髪も赤いので、不良なのかなと思うのですが、すごいギャップを持っていて、こんな恋愛が本当にあったら良いのに、と思いました。平野さんは、初めてお会いした時から天然な部分が鬼瀬くんに似ていて、漫画から飛び出してきたようで、そのまま「鬼瀬くんだ」と思いました。
2017年05月06日「これ、ちょっと切りたいよね~。ハサミ、ハサミ、ハサミじゃなかったら、包丁ある?包丁~!」 張り詰めた緊張感のなか、突然、料理愛好家・平野レミさんの甲高い声が響いた。まるで自宅で料理しているかのような調子だ。しかし、そこは4月からスタートしたNHK『ごごナマ』の生本番中のスタジオである。その名のとおり“生放送”が売りの帯番組で、レミさんは、毎週火曜の料理コーナーを担当している。だから、その瞬間もカメラは回り、放送は続いているのだ。 「あ、お肉、切りますか?」と、慌てて声をかけた島津有理子アナに、レミさんは平然と「うん。だって、デカすぎるんだもん、これ」と答えた。事前の段取りでは、肉を切る手順は省かれていたのだろう。大慌てでスタッフが駆け寄り、包丁を手渡すと、皿の上に載ったままの牛肉に、大胆に包丁を入れた。 「今日は『秘伝・牛トマ』です」。レミさんは何事もなかったように、これから作る料理の名前を紹介すると、今度はいきなり、煮えたぎる鍋のお湯に人さし指を突っ込んで「熱っ!」。見る者をヒヤヒヤさせる彼女は、人呼んで「歩く放送事故」。事故寸前のハプニングが逆に人気を呼んでいる。 ’14年10月、同じくNHKの『あさイチ』で披露した「まるごとブロッコリー」という料理の生放送は、“神回”とさえ呼ばれているのだ。ブロッコリーを切り分けず、まるごと使う大胆かつ斬新な調理法だけでも目を引くが、それだけで終わらないのがレミさんだ。 調理中、鍋の蓋が手近に見当たらないと、長年、スタジオのセットとして飾りに使われていた埃まみれの鍋蓋を使い、段差につまずいてコケ、揚げ句、完成したブロッコリーがパタリと倒れて、皿からはみ出し、こぼれたソースで周辺はドロドロ。これには、出演者も視聴者も目が点。そして直後に大爆笑となった。 「え、あの放送が“神回”なんて言われてんの?あのあとオファーが山のように増えて、CMやら出版のお話やら、もう大騒ぎよ~。世の中って変よね~。失敗したほうが盛り上がるんだからさ~。でも、実は転んだとき、骨にヒビが入っちゃって。ブロッコリーだけじゃなく、私が倒れちゃった(苦笑)」 何事にも屈託のないレミさんは、料理番組のみならず、数多くのレシピ本を出版し、調理器具のプロデュースも手がけて、“料理愛好家”としての不動の地位を築いてきた。ただただ自由で楽しく料理したいから、“研究家”でなくて“愛好家”、その奔放さが私たちを魅了し続ける。
2017年04月28日声優・女優の平野綾が10日、都内で行われたブロードウェイ・ミュージカル『コメディ・トゥナイト!ローマで起こったおかしな出来事<<江戸版>>』の公開稽古に、共演の片岡愛之助、内博貴、ダイアモンド・ユカイ、上山竜治、ルー大柴、徳井優、松田美由紀、高橋ジョージ、演出の宮本亜門とともに登場した。同作は『ウエストサイド物語』『スウィーニー・トッド』などの作品で知られる作曲家スティーヴン・ソンドハイムによる初期のヒット作を、ソンドハイム直々の許可を得て江戸版として上演する。愛之助演じる丁稚の丁吉が、自由の身になるために薬問屋の息子・比呂(内)と女郎のお美津(平野)の仲を取り持とうとすることから起こる騒動を描く。宮本がキャスト陣について「エロおやじだらけなんだけど、本当にすごい」と言ったことから、誰が一番”エロおやじ”なのかが話題に。出演者陣の視線が高橋に向くと、2016年にタレント・三船美佳と離婚したばかりの高橋は「一番禁欲してんだから俺!」と弁解した。宮本が「普段は知らないよ!」と苦笑すると、高橋は「役柄がエロいってこと!? 役だもん、役作りだよ」と説明。平野に「ねえ、綾ちゃん。ねえ?」と同意を求めると、平野が「は、はい」としどろもどろに慌てながら答えた。平野は周囲から「涙目になってるけど大丈夫?」と心配され、高橋は「目が怖いんだよ」と非難される事態となった。公開稽古では、「コメディ・トゥナイト/Comedy Tonight」「私の自慢/Lovely」「自由は素敵/Free」の3曲を披露。女郎役の平野は、コミカルな動きをつけながら、内演じる比呂との恋の予感をロマンチックに歌い上げた。
2017年02月10日お笑い芸人の平野ノラが、18日(18:57~21:26)に放送されるテレビ朝日系バラエティ特番『いきなり!超過酷伝説。』で、1週間ティラミスだけの生活を送る。平野は、今年9月にレギュラー放送を終了した『いきなり!黄金伝説。』の人気企画「○だけで1週間」に挑戦。今回は、バブル芸でブレイクした平野のために、バブル時代に流行した巨大なティラミスが用意されるが、甘さや噛みごたえのない食感に苦しめられる。その姿を「土にしか見えない」とボヤきながら、苦しめられた平野は、ついに"プッツン"。世界一のパティシエ・及川太平氏が作ったティラミスの表面に穴を掘ってカイワレ大根の種を埋め始めるという暴挙に出るほか、営業先での豪華ランチを取り上げられて号泣し、番組スタッフに「初めて殺意というものを覚えました」とまで漏らす。この日の放送では、別の若手芸人2人が、「湖に浮かぶボートの上で1週間、自ら釣った魚だけで生活」と「ヤギの乳だけで1週間生活」にそれぞれ挑戦。さらに、MCのココリコが、かつて同番組で挑んだ「1週間ガリだけで過ごす男」(遠藤章造)、「1週間ヤギの乳だけで過ごす男」(田中)、「1週間海苔だけで過ごす男」(田中)の映像も放送される。
2016年12月16日●最高のおもてなしを提供ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」が、人間の代わりにショップ店員となる日も近いかもしれない。ソフトバンクロボティクスとマイクロソフト コーポレーションが8日に行った共同記者説明会の内容は、そんな”小売業の近未来”を予感させるものだった。○両社が作る「未来の商品棚」小売業では現在、労働人口減による人材難、訪日客の増加による環境の変化、Eコマースの台頭といったことが課題になっている。ソフトバンクロボティクスとマイクロソフト コーポレーションがこの日に発表した、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール)」やPepperを活用したソリューションは、こうした小売業の課題の解決を目指したもの。ソフトバンクロボティクス代表取締役社長の冨澤文秀氏は「クラウド×ロボット×デバイスで、ロボットが接客する”未来の商品棚”をつくる。これにより人件費を下げ、売り上げを伸ばし、顧客体験を向上できる」とアピールした。ちなみに両社はクラウドロボティクス分野で戦略的協業を締結しており、今後もお互いの長所を活かしたサービスを実現させていく構えだ。具体的な利用シーンについては、日本マイクロソフトの代表執行役社長である平野拓也氏から紹介があった。例えばPepperは人間の顔、年齢、性別のほか、会話の内容や相手の感情などを適宜取得できる。マイクロソフトではこれを小売業に向けて応用。Pepperの接客が商品の購入に直接結びついたか否かを、その際の顧客行動などを含めてPOS売上などのデータと紐付け、Microsoft Azure上にあるAzure IoT Suiteで解析することで、顧客のニーズをリアルタイムに把握できるプラットフォームに仕上げた。会場で流されたイメージ映像では、Pepperが来店者に「また来てくれたんですね。今日はメガネを外しているんですね。前に買ったスマホケースの調子はいかがですか。メールでオススメしていた製品はいかがですか」などと話す様子が紹介された。外国人の接客には、多言語翻訳機能「Microsoft Translator」を活用。店頭のPepperが同時通訳をこなすことで、店主は外国人を相手にスムーズに接客できる。また、系列店舗の在庫データを照会してSurface HubやSurfaceに表示することで、来店者は在庫の有無を容易に参照でき、経営者は事業計画、仕入れ計画の参考にできる。在庫の状況に応じてPepperが別の商品の提案をすることも可能。平野氏は「データが可視化されることで、経営者は最適なアクションをとれる。これにより、在庫がなくて売り逃すなどの機会ロスを減らせる。将来のリテール(小売)のフォーマットにしていきたい」と意気込んだ。「これまでも、ソフトバンク様とは様々なディスカッションを重ねてきた」と平野氏。”未来の店舗をつくる”をキーワードにした今回の取り組みについて、「最先端のテクノロジーにより、クラウドロボティクスの分野でイノベーションを起こしていきたい。お客様にとって、最高のおもてなしを提供できるのではないか」と期待感を口にしていた。●Watsonとはどう使い分けるのか○IBM Watsonとの棲み分けは?質疑応答には冨澤氏、平野氏の両社長が対応した。価格、販売形態について平野氏は「乞うご期待、といったところ。現在、詰めている」と回答。またプラットフォームにPepperを絡ませる利点について、冨澤氏は「例えば翻訳に関してはPCやスマホなどの端末を使う方法もあるが、人型ロボットを使うことで利用者はより感情移入しやすくなる。また、Pepperには表現力もある。ソリューション全体で考えたとき、Pepperが貢献している部分は大きい」との見方を示した。海外展開について、冨澤氏は「今秋は日本国内だけで展開する」としながらも、将来的には、グローバルも視野に入れているという。他業種への展開について、同氏は「小売り以外は、介護施設、ハウスメーカーなどから引き合いがあり、例を挙げていけばきりがない。そのうちの一部は、マイクロソフト社との提携になる」と説明している。このあと冨澤氏は、記者団の囲み取材にも応じた。この中で多くの質問があがったのは、IBM Watsonとの棲み分けについて。ちなみにWatsonとは、情報から学び、経験から学習する米IBMの人工知能システムだ。ソフトバンクではIBMと共同でWatsonの開発を進めており、Pepperへの活用も期待されている。マイクロソフトとの取り組みとIBM Watsonを、どのように使い分けていく方針なのだろうか。これについて、冨澤氏は「ニーズに適したものを使っていきたい」とコメント。明確な線引きについては触れず、「IBM WatsonはAIであり、Microsoft Azureは分析機能に優れている。利用者のQ&Aに答えるのはIBM Watsonの方が得意で、売上や在庫を的確に分析するのはMicrosoft Azureではないか」と私見を述べるにとどまった。流通・小売はMicrosoft Azure、金融はIBM Watson、などのような使い分けが予想される。***現在、国内外でロボットによるソリューション開発が進められているが、あらかじめターゲット層と用途を想定して作られた商品が少なくない。もっとも、従来のモノづくりではそれが常識だった。一方でPepperは用途を限定せずに開発された、オープン・プラットフォームのロボットである。業種・企業の枠組みを越えた、新たなソリューションが生まれやすい土壌がある。そこがPepperの強みとなっている。ではPepperを使った取り組みを軌道に乗せるためには、今後どのような課題を克服する必要がありそうか。例えば、世間のロボットに対する認識が進んでいない、という事実は乗り越えなければならない”壁”になることが予想される。Pepperが世間に「おもちゃ」と認識されているうちは、経営者は会社の業績を任せることに躊躇するだろうし、一般の消費者は金融の込み入った相談をPepperにはしないだろう。逆を言えばソフトバンクロボティクスでは今後、企業のユースケースを増やし、成功事例をコツコツと積み重ねていく必要がありそうだ。世間の認識が変わったとき、Pepperによるソリューションが軌道に乗り、”Pepper店員”が街のそこかしこに出現するかもしれない。
2016年03月09日VAIO株式会社がWindows 10 Mobile搭載スマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表した。4月の発売が予定され、法人に対してはドコモとダイワボウ情報システム、個人向けには直販サイトのVAIOストアをはじめ、MVNO各社のほか、一部の量販店で入手できるようになるという。同社社長大田義実氏は、PCとしてのVAIOに付加価値を提供するためにスマホは欠かせないとし、Windows OSとともに歩み続けてきたVAIOとして、Windows 10 Mobileを採用することで、Windowsの世界を拡大するとした。日本は、Windows 10 Mobile搭載機が8社(ACER、FREETEL、geanee、NuAns、VAIO、ドスパラ、マウスコンピューター、ヤマダ電機)ものベンダーから提供されるという世界でも希有な国になる。なかでもVAIO Phone Bizは、一般的なブランドの知名度としては真打ち登場といったところだろうか。発表会には日本マイクロソフトから平野拓也代表執行役もゲストとして登壇、協業の喜びと法人市場盛り上がりへの期待を語った。また、ドコモの高木一裕法人ビジネス本部長(「高」の字ははしごだか)は、この6月に同社の企業向けサービス「ビジネスプラス」においてMicrosoft Intuneをラインアップすることを表明、ドコモの4バンドにフル対応し、CAもサポートするVAIO Phone Bizを自信を持っておすすめするとした。今のWindows 10 Mobileを取り巻く状況は、NECのPC-9800シリーズパソコンが国民機として普及していた1990年代に、多くのホワイトボックスベンダーが登場した当時を彷彿とさせる。最終的にホワイトボックスベンダーは、安いPCではなく、そこにソリューションを組み合わせることで活路を見いだしたわけだが、そんな状況で、大手ベンダーは模索の中で、差異化されたPCを高付加価値商品として提供するという道をたどった。ソニーのVAIOやパナソニックのLet’s noteは、その代表的なパターンではなかっただろうか。○独自のワンモアシングも欲しかった今回のVAIOは、あの当時とちょっと違う。もちろん、ソニーからスピンアウトしたという事情もあるが、最初から企業向けソリューションを前面に打ち出した製品訴求は、今後、同社がビジネス路線へ向かうことを示すもののように感じられる。まだ、海のものとも山のものともわからないWindows Mobileという新参OSを、AndroidやiOSといった既存OSが猛威をふるうなかで企業向けに提案していくためには、きちんとしたソリューションをあわせて提供する必要がある。8社もの参入ベンダーがひしめく中で、他社との差別化をアピールするには、その部分が重要だということを同社はわかっている。ただ、VAIOならではの技術的付加価値など、ハードウェア的な訴求、提案がもっとなくてもよいのだろうかという疑問も残る。発表会でアピールされた提案は、Windows 10 Mobileそのものの可能性を訴求するものばかりで、同じセリフをマウスコンピューターの発表会で繰り返されてもまったく違和感がないようなものにも感じられた。もちろんドコモのお墨付きや、Office 365サービスでのMicrosoftとの強力なタッグは他のベンダーとは一線を画する。Windowsとともに歩み続けてきた20年はさすがだ。でも、それに加えたVAIOならではのワンモアシングが欲しかったところ。より多くのVAIO PCを売るためには、Continuumを声高にアピールしている場合ではないとも思うのだ。(山田祥平 @syohei)
2016年02月08日●法人需要がメインターゲットVAIOは2月4日、東京都内で記者会見を開き、同社初となるWindows 10 Mobile搭載端末「VAIO Phone Biz」を発表した。製品投入時期は4月を予定しており、ビジネス需要を主なターゲットとする。一方で個人が購入可能な小売店での販売ルートを用意し、小売価格は5万円台を目指しているという。VAIO Phone Bizはスマートフォンのカテゴリーに属する製品だが、ソニーからPCメーカーとして分社したVAIOがなぜこのタイミングで同市場に参入するのか。VAIO代表取締役の大田義実氏は「過去20年近くにわたってWindowsとともに歩み続けてきたVAIOが、PCメーカーとしてビジネスユーザーの生産性や創造性を高めることが可能な提案ができるのではないだろうか」とその理由を説明する。○PC事業以外の柱を長野県の安曇野を拠点にPCの製造拠点を構えるVAIOだが、従来のPC製造で培った技術だけでなく、ペットロボットのAIBO製造で培った技術も含め、PC以外の領域へ進出を進めている段階だという。そうした成果の数々がコミュニケーションロボットの「Palmi」やスマートバンドの「Moff Band」などで、これらに対して製造開発支援を行っている。特に最近は「モノづくり」をキーワードにハードウェア系のスタートアップ企業が国内にも増えているが、マクニカの提供するスタートアップ支援プログラムにも参画しており、前述のPC以外の新規分野開拓を進めている。そのPCに次ぐVAIOの柱としてスタートしたのが「VAIO Phone Biz」のプロジェクトというわけだ。問題は、なぜあえてこのタイミングでのスマートフォン参入で、それがWindows 10 Mobile搭載端末なのかという点だ。同氏は「ビジネス需要が見込めることが大きかった」と説明している。Windowsはスマートフォン向けのプラットフォームとしてのシェアは世界的にもAndroidやiOSに大きく溝を空けられており、国内ではWindows Phone 8時代の空白を経て"ゼロ"の時代を過ごしてきた。一般ユーザーへの認知や需要という面では厳しいものの、Microsoftがスマートフォンへの国内再参入を宣言した際は「ビジネス面での引き合いが多く、潜在需要は高いと見ている」と米MicrosoftでOEMを担当するNick Parker氏がコメントしている。●Windows 10 Mobileと企業システムの親和性実際、Windows 10 Mobileは企業内で稼働しているシステムとの親和性やMDM連携によるセキュリティ管理など、エンタープライズでの需要を満たす要素を数多く内包しており、あえて後発でAndroidを大々的に担ぎ上げるよりも、新規一転、期待のプラットフォームに力を注ぐという選択肢は正しいように思える。今回のVAIOの会見では、日本マイクロソフト代表執行役社長の平野拓也氏とNTTドコモ取締役常務執行役員 法人ビジネス本部長の高木一裕氏も壇上でスピーチを行い、Windows 10 MobileならびにVAIO Phone Bizがビジネスの世界でどのように役立つのかを説明した。平野氏は「世界で2億台以上、法人では2200万台がすでに稼働中」と、Windows 10における定例の数字を提示しつつ、Windows 10 Mobileの特徴であり現時点で国内ではこの「VAIO Phone Biz」とトリニティの「NuAns NEO」のみが持つ「Continuum for Phones」の機能を紹介した。さらにSkype for Business、Office 365、Microsoft Azureといったクラウド連携やMicrosoft Intuneによるセキュリティ管理と、競合プラットフォームよりも既存の企業システムでの親和性をアピールした。前述のように、VAIO Phone Bizは個人向けにVAIOオンラインストアでの直販やMVNO経由での提供、そして一部量販店での販売も行われるが、法人ルートではNTTドコモとダイワボウ情報システムがリセラーとして活動することになる。このうち、今回の会見でも登場したNTTドコモの高木氏は従来のWindows 8/8.1やWindows 10といったLTEモデム内蔵PCだけでなく、Windows 10 MobileとOffice 365が加わることで、より回線契約増や法人需要の開拓が期待できると述べている。NTTドコモとしては、「ビジネスプラス」によるOffice 365再販に加え、今後デバイスを導入する企業ユーザー向けにIntuneのサービスを「ビジネスプラス」のメニューに加えていく意向だという。またVAIO Phone Bizはドコモの相互接続性試験(IOT)を通過しており、Premium 4GのサポートではWindows 10 Mobile初となる下り最大225Mbpsのキャリアアグリゲーション(CA)に対応する。既存のSIMロックフリー市場を主眼にしたWindows 10 Mobile端末にはない特徴であり、これがVAIO Phone Bizの強みの1つになっている。●ターゲットは「VAIOファンとビジネスユーザー」会見の最後にはVAIOで商品企画を担当する岩井剛氏が登場し、VAIO Phone Bizの機能的な特徴について説明を行った。ターゲットとしてはスマートフォンのPCの中間に当たるポジションを狙っており、これはミドルレンジでも上位版に当たるSnapdragon 617プロセッサの採用と、同プロセッサでサポートされる「Continuum for Phones」による部分が大きい。メモリも3GB搭載とこのクラスでは比較的潤沢な点も特徴だ。ただし、Continuumは有線ではなく無線LAN(Miracast)経由という縛りがあり、手軽な反面、電波の混雑している場所など環境によっては動作が若干緩慢になるという難点がある。実際、Wi-Fi接続可能な機器が大量にある発表会場ではContinuumのデモが実行できなかった。このほか、NTTドコモの説明にもあった多くの周波数バンドへの対応、「安曇野FINISH」と呼ばれる海外生産を経て最終工程やチェックは日本国内で行う仕組みの採用など、機能面や品質面でも高い水準を保っていることが紹介された。1年前までゼロだったものが、今では国内だけでOEMが8社と急速に立ち上がったWindows 10 Mobileの市場だが、盛り上がっているという印象がある反面、エントリー向けとミッドレンジ向けですでに飽和に近いという意見もある。NuAns NEOのようにデザイン性と大容量バッテリの2つの面で特徴を出しているデバイスもあるが、こうした中にあえて挑戦するVAIOは法人向けのメニューや販路を拡充し、自らのポジションを築こうとしている。当初のターゲットは「VAIOファンとビジネスユーザー」としているが、値段も競合との比較で最もハイエンドに位置する一方、それに相応しい出来になっていると言えるだろう。
2016年02月05日●スマホは無視できない存在VAIOは4日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表した。これに合わせ、VAIOは発表会を開催。同社の大田義実社長がVAIOの取り組みや「VAIO Phone Biz」投入の意義などを説明したほか、日本マイクロソフト 取締役 代表執行役社長の平野拓也氏、NTTドコモ 取締役常務執行役員 法人ビジネス本部長の高木一裕氏(高ははしごだか)が、ビジネスパートナーとして登壇した。Windows 10スマホ「VAIO Phone Biz」正式発表○スマホは無視できない存在VAIOは2015年12月、SIMフリーのWindows PC「VAIO S11」と、プリペイド型SIMカードを発表している。VAIO代表取締役の大田義実氏は、こうしたハードウェアと通信を組み合わせる取り組みが、同社が設立時から表明してきた「+α」の付加価値であるとし、「PCを語る上でスマートフォンは無視できない存在。VAIOとしてどう提供するか、検討してきた」と、同社におけるスマートフォンの位置付けを語った。今回、Windows 10 Mobileを搭載する「VAIO Phone Biz」を法人市場中心に販売開始。Officeや共通のインタフェースなど、Windows PCと高い親和性を持つWindows 10 Mobileスマートフォンで、法人市場を中心に展開する。VAIOは、今後もハードウェアを通信を組み合わせる+αの取り組みを進めていくとした。「VAIO Phone Biz」の商品企画を担当した岩井剛氏は、同機を「ビジネスを加速するスマートフォン」と紹介。ビジネスシーンは、必ずしも落ち着いてPCを広げられるようなデスク仕事だけではなく、電車での移動や立ったままの状態でも、ファイルを確認したり、Officeを編集したりするケースがある。そんな時でも快適に使えることをコンセプトに開発された。市場のポジションは、タブレットとスマートフォンの中間となる「高性能なスマホ」。他社との差異化は、Windows搭載の「PCメーカー」である点で、統一されたUIや、Office Mobileのプリインストールなど、Windows 10 MobileによるWindows PCとの親和性の高さを特徴のひとつに挙げる。製品の詳細はニュース記事に譲るが、「VAIO Phone Biz」の特徴は「Windows 10 Mobile搭載」「SIMフリーと通信機能」「VAIOデザインと安曇野FINISH」の3点。注目の機能は、Windows 10 MobileならではのContinuum機能。これは、対応のWindows 10 Mobileデバイスに外部ディスプレイを接続すると、接続先のディスプレイ上で、デスクトップPCのようにWindows 10 Mobileデバイスを使える機能。VAIOは日本マイクロソフトと協力し、プロセッサに採用するSnapdragon 617でContinuum対応を実現した。また、SIMフリーのため、予算や用途に応じて通信会社やプランが選択できることも特徴。対応バンドは1/3/6/8/11/19/21。バンドについては、「海外から輸入するSIMフリー端末は、国内バンドを幅広くサポートするものが少ないが、今回は日本メーカーが日本市場のために開発したもの。国内バンドに一通り対応する」と自信を見せる。NTTドコモと相互接続性試験も実施する。デザインについては、フラッグシップの2-in-1 PC「VAIO Z Canvus」のデザインテーマをスマートフォンに凝縮したという。アルミのインゴット(塊)を切削し、二十数工程を経て、つや消しの外装に仕上げ、高品位な印象だ。主要な加工や組み立ては提携する海外工場で行うが、最終検査は長野県の安曇野で実施。同社PC出荷前に行う、安曇野工場での全数検査「安曇野FINISH」を適用する。●Windows 10 Mobile元年パートナーとして登壇した日本マイクロソフト 取締役 代表執行役社長 平野拓也氏は、国内法人市場では、「Windows搭載スマートフォンを日本で出してほしい」との声が多かったと話した。法人市場では、生産性の向上やセキュリティ対策など、ニーズが多様化しているが、「(VAIO Phone Bizは)しっかり受け入れられるのでは」と期待を込め、「市場には、PC、タブレット、スマートフォンと多くのプラットフォームがある。これをWindowsに統一することで、Windowsの利便性が向上する。管理者にとっても、セキュリティや管理が簡単になり、コスト面でもメリットがある」と、Windows 10 Mobileの優位性をアピールした。また、法人向け販路のひとつであるNTTドコモ(法人ビジネス)は、2012年に日本マイクロソフトと協業し、モバイル回線付きWindowsタブレットの販売を推進してきた経緯がある。NTTドコモ 取締役常務執行役員 法人ビジネス本部長の高木一裕氏は、デバイス、ネットワーク、サービスの一体販売を視野にいれ、特にWindows 10 Mobileの展開については、VAIOという「メーカーブランドによる提供」を戦略のひとつに挙げる。現在、Windows 10 Mobileスマートフォンの市場はエントリー層が厚く、Continuumが使えるような、ミドルレンジ以上の機種が少ない。「VAIO Phone Biz」はドコモの4バンドや、CA(キャリアアグリゲーション)に対応(VoLTEには非対応)。NTTドコモでは、法人ユーザーに新しい価値を提供できる端末として、法人向けパッケージサービス「ビジネスプラス」のひとつへ組み込むことを想定している。Office 365や、LTE-Advancedサービス「PREMIUM 4G」などと組み合わせ、2016年6月に追加する予定だ。「Continuum機能やOffice 365、PREMIUM 4G、セキュリティなどの相乗効果で今後のライフスタイルを変革する。今年はWindows 10 Mobile最初の年。後押ししていきたい」(高木氏)。●PCの設計技術で新ビジネスVAIO代表取締役の大田義実氏は、VAIOのPC以外の新規事業と、今後始める事業についても紹介した。VAIOでは現在、基幹のPC事業に加え、新規事業として富士ソフトのコミュニケーションロボット「Palmi」の量産や、ベンチャー企業Moffの子供向けウェアラブルバンド「Moff Band」の設計支援と製造を行っている。これは、VAIOに「卓越した設計/製造技術」、設計や製造技術を支えてきた「経験豊かな人材」、そして「ブランド力」の3つの強みがあるためとする。高密度設計や実装技術、(ソニー時代の)AIBOで培ったロボット製造技術など、「今までPCに活かしてきた技術を、今は新規領域に積極的に展開している」と大田氏は紹介した。これを踏まえ、今後はものづくりのノウハウを、スタートアップ企業の支援にも活かす。電機・電子機器メーカー向けに電子デバイスやソフトウェアなどを提供するマクニカと協業し、メイカーズ向けにハードウェアの量産支援サービスを支援。VAIOの高密度実装や放熱設計、設計の初期段階から全部署が参画する「上流設計」といった資産を、スタートアップ企業やパートナー企業などに提供する。「ロボットやIoT機器、セキュリティ業界まで、さまざまな業界から技術や量産の相談を受けている。VAIO新規事業の柱として着実に前進していく」(大田氏)。
2016年02月05日●ビジネスシーンを加速させる「VAIO Phone Biz」VAIOは4日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「VAIO Phone Biz」を4月より発売すると発表した。これまで登場したWindows 10 Mobileスマートフォンと異なり、法人市場をターゲットに含めた同端末について、VAIOの大田義実社長は「ビジネスを加速させるスマートフォン」とアピールしている。○VAIOブランドのWindows 10 Mobileスマホ2015年10月14日に日本マイクロソフトが開催した発表会では、Windows 10 Mobileスマートフォン開発を表明したパートナー企業として、VAIO、日本エイサー、トリニティなどの名前が挙がった。既に日本エイサーは「Liquid Z530」の発表を行い(発売時期は未発表)、トリニティの「NuAns NEO」は発売済み。Windows 10 Mobileデバイス先陣組の最後を飾るのが、VAIOの「VAIO Phone Biz」だ。VAIO Phone Bizは、製品名が示すように、法人市場を念頭に置いたWindows 10 Mobileスマートフォンである。大田社長も「法人中心の製品として企画設計した」と語っているが、その背景や狙いを説明する前にデバイスの基本的なスペックから確認しよう。CPUはQualcomm Snapdragon 617を搭載し、メモリー容量は3GB。ストレージは16GBだが、microSDによる最大64GBの増設が可能だ。ディスプレイは5.5インチ(1,080×1,920ピクセル)。サイズについてVAIO商品企画の岩井剛氏は「手元で(標準搭載の)Officeを使うには、この程度のサイズが必要と考えた」と説明する。SIMフリーの端末でスロットサイズはmicroSIM。対応するバンド数は3G、4G合わせて7バンド。同氏は「VAIO Phone Bizは日本市場向けに開発したスマートフォンのため、国内の主要なバンドに対応した」と語り、NTTドコモのキャリアアグリゲーションへの対応や、安定通信の実現を証明するNTTドコモのIOT(相互接続性試験)の実施も予定している。●Continuumを試す○Continuum for Phoneに対応前述の通りVAIO Phone BizはSnapdragon 617を搭載している。「NuAns NEO」に続いてContinuum for Phoneをサポートする、国内では2機種めのWindows 10 Mobileスマートフォンだ。タッチ&トライ会場には試作機が並んでおり、筆者も試してみたところワイヤレスのためか、操作時に一拍置くような遅延が発生していた。キー入力は"少々遅い"程度だが、画面描画などはもたつきを感じた。ただし、会場には多くの人が群がり、その数だけ通信デバイスが存在するため、ネットワーク状態は芳しくなかったはずだ。他方でVAIO Phone Biz本体の動作自体は快適である。NuAns NEOを除く多くの国内Windows 10 MobileスマートフォンはSnapdragon 210を搭載し、その分動作も緩慢な場合がある。筆者は以前、Qualcomm Snapdragon 400を搭載するWindows 10 Mobileスマートフォンに触れ、快適な動作に喜んでいたが、VAIO Phone Bizはそれ以上だ。ユニバーサルWindowsアプリの起動やスクロール、タスク切り替えといった細かなアクションが快適に動作し、CPU性能の差を改めて感じさせられた。手にした感触も心地よく、バッテリーは2,800mAhと容量多めだが、本体重量は約167gだという。担当者によれば現在のVAIO Phone Bizは開発途中で、一部のアプリ起動が遅くなるなど問題が確認されているそうだ。それでも高いパフォーマンスを見せるVAIO Phone Bizは、かなり魅力的なWindows 10 Mobileといえる。●VAIO Phone Bizの狙い○VAIO Phone Bizを法人市場に特化する理由個人利用でも魅力的な端末だが、VAIO Phone Bizは法人市場をメインターゲットとしている。今回の発表会に同席したNTTドコモ法人ビジネス部や、日本マイクロソフトと提携するダイワボウ情報システムを通じて法人向け販売を行う予定だ。コンシューマー向けには販売チャンネルとして、VAIO直営オンラインストア「VAIO STORE」やビッグローブ、楽天モバイルなどのMVNO、一部量販店が用意されており、そこから購入できる。このような戦略を選択した理由として考えられるのは、Windows 10 MobileとWindows 10という組み合わせが、ビジネスシーンでもっとも有用なソリューションとなるからだ。日本マイクロソフト平野拓也社長は「Microsoft Intuneなどと連携することで、ワークスタイル変革や生産性向上、セキュリティ対策や管理性向上といった多くのメリットを享受できる」と説明した。NTTドコモの取締役常務執行役員法人ビジネス本部長である高(「高」は「はしごだか」)木一裕氏も「Continuum for Phoneを実現するミドルレンジクラスのデバイスはビジネスと親和性が高い。自信を持って薦めていく」と語る。日本マイクロソフトは2015年8月にダイワボウ情報システムと共に「Windowsモバイルビジネスセンター」を設立し、2015年10月にMDM(モバイルデバイスマネジメント)分野に強いアイキューブドシステムズと協業するといった準備を進めてきた。平野社長は「(以前のWindows Phone日本市場撤退を踏まえて)当時と比べても高いレベルで法人顧客のニーズを満たせるタイミングだ」と現状を分析し胸を張った。***本誌読者の大半はコンシューマーのため、このようなビジネス戦略には興味を持たないだろう。だが、今回のVAIOとNTTドコモ、そして日本マイクロソフトが協業するビジネスプランが成功すれば、コンシューマー分野でもWindows 10 Mobile市場は大きく加速する可能性が高い。VAIOの担当者は次期モデルについて市場動向を見ながら判断するとしているが、コンシューマー向けモデルの登場も期待できるはずだ。
2016年02月04日VAIOは、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンを2月4日に発表する。同社は、2月4日にWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの製品発表会を開催。発表会では同社社長の大田義実氏のほか、ビジネスパートナーとして、日本マイクロソフト 取締役 代表執行役 社長の平野拓也氏、NTTドコモ 取締役常務執行役員 法人ビジネス本部長の髙木一裕氏が登壇する。また、新製品の商品企画担当として、ソニー時代にSony TabletやVAIOのモバイルPCに携わった岩井剛氏が登場する。同社は2015年10月14日、日本マイクロソフトが開催したプレスイベント「Windows 10 Partner Device Media Briefing」にて、Windows 10 Mobile搭載デバイスの開発を告知していた。
2016年01月18日○日本と海外で大きく異なる経営者のセキュリティ意識テクノロジーイノベーション(技術革新)は必ずしも手放しでよろこぶべき事柄ではない。なぜならサイバー攻撃技術も同時に成長し、我々はサイバーセキュリティの危険にさらされているからだ。当初はサーバーに大量のアクセスを行うことで、過度な負荷を与えてサービス提供を妨害するDoS攻撃やWebページの改ざんといった稚拙な攻撃だったが、利便性の向上を求めた相互接続などネットワークの拡大によって被害が広がっている。警察庁が2015年10月にまとめた「不正アクセス行為対策等の実態調査」によれば、今現在でもWebページの改ざんやメールの不正中継といった被害が全体の50パーセントを占め、サイバー攻撃の手段もマルウェアなどを使った感染や社外からの不正アクセスが多いという。このようなサイバー攻撃に対して、対応する管理体制もシステム運用管理者が兼務するケースが74.9パーセント。専従の担当者を設置している企業はたった11.7パーセントという状況だ。日本マイクロソフトが2015年12月に開催したセミナー「サイバーセキュリティと企業経営リスク」で、同社代表執行役社長の平野拓也氏は「サイバーセキュリティは経営問題」と強く主張している。同社チーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏も「セキュリティ問題はサーバールームから役員室へ」と同様の主張を行っていた。これは某量販店のクレジットカード情報が流出し、和解金を支払ったことから株主がCEOを退任させた事例を元にしている。このようにサイバー攻撃による結果がブランドイメージや業績ダウンといった影響にとどまらず、経営責任を問われかねないのが現状だ。だが、前述したように肝心の企業経営者の意識は決して高くない。経済産業省が2015年12月に公開した「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」によれば、積極的にセキュリティ対策を推進する経営幹部がいる企業は日本の27パーセントに対して、ワールドワイドでは59パーセント。サイバー攻撃予防は役員レベルで議論すべきか?という問いに対しても日本は同意意見が52パーセントだが、ワールドワイドでは88パーセントにもおよぶ。これらのデータはプライスウォーターハウスクーパースの「2014 Global State of Information Security Survey」と、KPMGジャパンの「KPMG Insight 日本におけるサイバー攻撃の状況と課題」をもとに同省が作成したものだが、あまりにも差が大きい。平野氏も「海外と日本では大きな隔たりがある」と同セミナーで語っていた。○終わりのないサイクルに対して、経営者が取り組むべき対策とは?しかし、サイバー攻撃者にとって国境は存在しない。経営者のセキュリティ意識云々に関わらず、システムの脆弱性をみつけてはサイバー攻撃を仕掛けてくる。ラック サイバーセキュリティ本部 理事の長谷川長一氏はインシデント(サイバー攻撃事例)の傾向として、以前は重要インフラを扱う業種が狙われていたが、直近の調査結果によれば、業種を問わずにサイバー攻撃を受けていることを明かした。さらにインシデント再発割合も2012年には8パーセントにとどまっていたが、2013年は21パーセント、2014年は28パーセントと増加傾向にあるという。その理由として長谷川氏は「サイバー攻撃を受けた企業は対策を講じるが、(技術革新の速度にサイバー攻撃対策が追いつかず)数年後には通用しなくなる」と説明した。つまりIT技術の進化は、そのままサイバー攻撃技術の進化とイコールとなり、防衛する企業側も日々対策を講じる必要がある。もちろん経営者が常にセキュリティ対策を行う必要はない。セキュリティ対策を推進する経営幹部を設ければ済む話である。だが、同時に組織全体を見直す必要があることを忘れてはいけない。長谷川氏はセキュリティ対策の実施順序として、最初に「セキュリティ監視と不正通信の洗い出し」を行い、次に「インシデントを前提とした組織体制の構築と、社員の意識改革および教育」を実施。そして「インシデント対策チームの組織化」や「サイバー攻撃発生を見越した演習」という例を挙げている。このように会社全体の管理体制の変更を伴うため、セキュリティ対策は単なる専任者ではなく経営層の判断が必要になる。他方でセキュリティ対策は、設備投資のように金額に置き換えにくい部分があるのも事実だ。そのためセキュリティ対策は「力のいれどころと抜きどころが重要」と、ディアイティ クラウドセキュリティ研究所 所長の河野省二氏は語る。経営者はどこまでセキュリティ対策の現場に権限を与えるべきか、経営層が判断する情報として何を提示させるか明示しなければならない。セキュリティ対策の現場は目的に応じた対策を行うと同時に、ログなどを視覚的にまとめたレポートを経営層へ報告する一定の仕組みを作り出す必要がある。経営層はレポートをもとに意図したセキュリティ対策が講じられているか、さらなる改善が必要なのか判断すればよい。企業におけるセキュリティ対策は単発ではなく、中長期経営計画とともに取り組む覚悟が必要だと河野氏は強調した。IDS(侵入検知)やログ解析といったセキュリティ管理や、ワンタイムパスワード、生体認証といった認証技術など、セキュリティ対策に必要なアプローチは多岐にわたる。さらに"何を保護するのか"と目的を明確にしなければならず、経営者としてセキュリティ対策は頭の痛い問題だろう。だが、技術革新がとどまることはなく、サイバー攻撃者も手を緩めることはない。顧客や株主といったステークホルダーの信頼度を高めるためには、常日頃からのセキュリティ対策や情報開示といった取り組みが目下の急務だ。阿久津良和(Cactus)
2016年01月06日2016年の年頭にあたり、日本マイクロソフト 代表執行役 社長の平野 拓也氏は、以下の年頭所感を発表した。さらなる「変革」の推進と、日本市場への貢献を目指す新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平素よりマイクロソフトの製品、サービスをご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。社長就任後、初めて迎える新年となり、改めて身の引き締まる思いです。(2015 年振り返り)昨年は、当社において、大きな「変革」を進めた年となりました。モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界において、米国本社 CEO サティア ナデラが、マイクロソフトの新しい企業ミッションとして「「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を策定しました。日本においても、この企業ミッションに基づいて、お客様・パートナー様との連携を強化し、日本市場へのさらなる貢献を目指して、全社を挙げて変革を進めています。この変革の一環として、昨年7月に社長を拝命し、新経営執行体制で日本のビジネスを推進しております。「チャレンジャー」としての変革をとどめることなく、さらにドライブすることが私の責任であると考えています。社長就任の発表以来、多くのお客様やパートナー様との面会などを通して、当社への期待の大きさ、そして「変革」への関心の高さを実感しています。社長就任時に、企業ミッションに基づいた日本法人としての今後の方向性として、徹底した変革を進めることで、「革新的で、親しみやすく、安心して、喜んで使っていただけるクラウド・デバイスを提供する会社」を目指すことを掲げました。さらに、今年度の重点分野として「プロダクティビティ&ビジネスプロセス:ワークスタイル改革のリーディングカンパニー」「インテリジェントクラウド:コネクテッドワールドのデファクトプラットフォーム」「新たなパーソナルコンピューティング : Windows 10 + デバイス」の 3 つを掲げました。日本法人を挙げての 変革」への取り組みのおかげで、昨年はそれぞれの分野で、大きな実績を残すことができました。まず、「ワークスタイル変革」の分野では、日本の競争力向上に大きく貢献していく取り組みとして「テレワーク」を推進してきました。昨年8月には「 テレワーク週間 2015」を、651の賛同法人様とともに実施、テレワークによる業務効率「パ生産性の向上に向けた様々な取り組みを展開しました。これまでの取り組みや普及への貢献が評価され、厚生労働大臣表彰「輝くテレワーク賞」優秀賞を受賞、また「ワークスタイル改革を支援する代表的なIT企業」(日経BPコンサルティング様による調査)の第1位にも選ばれるなど、おかげさまで高い評価をいただきました。クラウドのパワーとそこにつながるデバイスの数が急速に増大し、ビッグデータ、IoT、Machine Learning(機械学習)、AI(人工知能)などのテクノロジの世界が広がっていく中で、昨年までに開設したパブリッククラウドサービス(Microsoft Azure、Office 365、Dynamics CRM Online)の国内データセンターを核とした事業の拡大、パートナー様ともクラウドファーストの時代のパートナーシップへの変革を加速しています。そして、サイバーセキュリティ対策、プライバシーの保護など「信頼できるクラウド」(Trusted Cloud)の確立にも今後とも注力していきます。昨年7月のWindows 10のリリースは、まさに当社の「変革の象徴」です。既存のWindows 7/8.1ユーザーに向けて、初の「無償アップグレード」を実施しました。1つのWindowsがPC、タブレット、スマートフォン、大画面デバイス、ゲーム、IoT機器など様々なデバイスに対応し、市場投入が進んでいます。そして、全く新しいデバイスとして、大画面ディスプレイを備えたコラボレーションデバイス「Surface Hub」、ホログラフィック コンピューター「HoloLens」を公開しました。Windows 10と様々な対応デバイスにより、「新たなパーソナルコンピューティング」を体験できる機会が広がりつつあります。(2016年の展望)2016年の取り組みとして、最も注力していくのが、クラウドビジネスの加速です。社長就任直後に「2年後に日本法人の売上げの50%以上を目指す」という目標を設定しました。クラウドのテクノロジとしてのトレンドは一層拡大し、昨今企業に求められる要件を満たすソリューションとして、毎年2桁成長を見せています。この目標を達成するのは簡単ではありませんが、お客様のニーズも「クラウドファースト」が進み、昨年以上に需要拡大が見込まれる中で、当社自身もパートナー様と連携して取り組みを強化していきます。また、クラウドのタッチポイントとしてのデバイスビジネスの拡大にも一層注力し、Windows 10対応のデバイスのさらなる普及を目指します。昨年にもまして、多種多様なデバイスが多くのパートナー様から提供が見込まれるだけでなく、自社ブランドデバイス Surface の新モデル「Surface Book」の早期提供開始を予定しています。PC やタブレットに加え、昨年秋より本格化しているパートナー各社からのWindows 10 Mobile搭載デバイス投入も続々と予定されており、スマートフォンの分野でもWindows 10の活用が進む見込みです。クラウドとデバイスを軸に、3 つの重点分野での取り組みを拡大させ、社内においては「変革」のカルチャーを一層醸成し、「革新的で、親しみやすく、安心して、喜んで使っていただけるクラウド・デバイスを提供する会社」として、お客様・パートナー様との関係強化に努めていきます。本年2月には、マイクロソフトが日本でビジネスを開始して30年、「日本マイクロソフト」へ社名変更し、品川に本社オフィスを開設(2011年2月1日)して5年を迎えます。パートナー、お客様の皆さまに成長させていただき、今日の当社があるものと痛感しています。少子高齢化や労働人口の減少などの課題、地方創生など政府の取り組みに対して、生産性の向上やビジネスのグローバル化、ワークスタイル変革を支援する観点から「テレワークの推進」を加速させ、クラウドを含めた安心、安全なICT環境を整備するとともに、2020年東京オリンピック/パラリンピックの開催も見据え、改めて「サイバーセキュリティ対策の推進」を日本法人全社的な取り組みとして、一層注力してまいります。今後とも日本にさらに根付き、信頼される企業として、全社を挙げて日本社会に貢献していく所存です。本年もご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
2016年01月05日●Windows 10に染まったこの1年いよいよ2015年も本日で終了。今年はWindows 10の華々しい登場など話題に事欠かなかったMicrosoftだが、WaaS(Windows as a Service)化したWindowsは2016年に大型アップデート(通称RedStone)を控えている。その方向性は今後のWindows Insider Programでも徐々に明かされていくだろう。本稿では、時系列ではなく際だった話題の順に2015年の日本マイクロソフトを振り返ることにした。大掃除の合間などに気軽に読んでいただきたい。○「Windows 10」一色だった2015年やはりトップはWindows 10のリリースだ。2015年1月からWindows Insider Programがはじまり、筆者もその変化をマイナビニュースに寄稿してきたが、まさにこの1年はWindows 10一色だったという印象を持つ方も少なくないだろう。提供形態の変更から深夜販売といったイベントはなかったものの、無償アップグレードを開始した7月29日はユーザーを招いたファンイベントを都内で開催し、正式版の登場を祝っている。11月12日(米国時間)には多くのフィードバックをもとに改良を進めたNovember Update(TH2もしくはバージョン1151)を初のメジャーアップデート版としてリリース。12月16日(同)には、Windows 10 Insider Preview ビルド11082をWindows Insider Program参加者に提供を開始した。2016年には次期メジャーアップデート版「Redstone」が控えている。○「Office 2016」ではなく「Office 365」をプッシュ2015年は「Office 2016」も登場した。もっとも個人向け「Office 365」ユーザーには9月23日の時点で提供を開始していたため、過去のバージョンアップに比べるとインパクトは乏しい。米MicrosoftのApps and Services Marketing担当CVPのJohn Case氏は、Microsoftの開発モデルが変わり、パッケージ版に注力していないことを明かした。Office 2016はパッケージボックスを廃してアクティベーションカードやダウンロード版を提供している。ただ、Case氏は「日本がユニークな市場であることは理解している」とも語っており、プレインストールPC版のOffice 2016やOffice 365を提供し続けている。同氏は将来的にユーザーから需要があれば「Office 20XX」としてリリースする可能性があると述べていたが、2016年以降もOffice 365のようなスタイルが中心となるだろう。○「Windows Server 2003」がサポート終了Windows 10やOffice 2016の影で表舞台から姿を消す製品も存在する。それが2015年7月15日にサポートを終了した「Windows Server 2003」だ。また、2016年4月12日には「SQL Server 2005」のサポートも終了する。Microsoftは、各製品にメインストリームサポートとして5年、延長サポートとして5年の期間を設けてきた(Windows XPやWindows Server 2003など例外はある)。合わせて10年のサポートは十分な期間と考えるべきだが、WaaS(Windows as a Service)化したWindows 10も例外ではない。2020年10月13日でメインストリームサポートが終了し、2025年10月14日で延長サポートが終了する。ただし、Windows 10は"常に最新のOS"となるため、このライフサイクルは、デバイスをサポートする期間を明言した形だ。なお、Windows 7のメインストリームサポートも2015年1月に終了した。●新社長・平野氏が就任○40代の新社長・平野氏が就任人事面では社長交代が今年最大のトピックだった。3月2日、日本マイクロソフトは急遽記者会見を行い、樋口泰行氏から平野拓也氏に代表取締役社長のバトンを渡すことを発表した。樋口氏は古川享氏以来の会長職に就くにあたり、「今後はトップ営業や財界、政府といった方面で努力する」と語り、平野氏も「樋口が掲げてきた『日本に根付いて信頼される会社』という方向性を受け継ぐ」と語った。興味深いのは日米トップの年齢である。2014年2月に米MicrosoftのCEOに就任したSatya Nadella氏は当時46歳。平野氏も記者会見時は44歳だ。米国本社のトップと日本のトップの年齢構成が似通うのは偶然だろうか。○ワークスタイル変革2015年は米Microsoftの戦略変更が日本マイクロソフトにも大きく影響を与えた。その一つが「ワークスタイル変革」だ。スマートフォンの普及によって行動や時間の制限がなくなりつつある中で、自由に働く形態を指すキーワードである。日本マイクロソフトは2013年から社内で実践をはじめ、2015年には651法人と組んで「テレワーク週間」を開催。ITが持つ「時間と距離を超越する力」を実社会と連動させようとする試みはだ。テレワークスタイルに興味を持つ企業のトップが日本マイクロソフトを訪れて、具体的な実施スタイルの説明を受けているという。○サイバーセキュリティ対策セキュリティ分野への関与も印象的な1年だった。日本マイクロソフトは、2月18日に「マイクロソフト サイバークライムセンター 日本サテライト」を設立すると発表した。米MicrosoftのCyberCrime Centerが作成するCyber Threat Intelligence Programから、国内に対するサイバー攻撃の傾向などを分析して、情報発信を行う施設だが、具体的な行動は多様な理由から明かしていない。さらに5月12日には米MicrosoftのWorldWide Public Sector Chief Security OfficerのJennifer Byrne氏が来日し、サーバーセキュリティ対しての関わり方を語っている。11月5日にも、米MicrosoftからDirector of Cybersecurity Policy and Strategy in the Global Security Strategyand DiplomacyのAngela Mckay氏が来日し、日本政府へのセキュリティ対策に付いて説明した。ワールドワイドレベルでセキュリティに取り組む姿勢を示した。○新SurfaceシリーズやWindows 10 Mobileデバイス最後はハードウェア方面に注目したい。6月19日には「Surface 3」を発売し、11月12日には「Surface Pro 4」を発売した。一方、「Surface Book」の日本発売は2016年以降と時期は未定である。11月には、Windows 10 Mobile搭載デバイスの販売が始まったが、米Microsoft OEM Device担当CVPのNick Parker氏は「(日本マイクロソフトは)パートナーとまい進する」と語り、Lumiaシリーズの日本市場投入がしばらく先になることを暗に示した。このように2015年の日本マイクロソフトは、多方面でさまざまな展開を行ってきた。2016年も、我々をワクワクさせるような話題提供や新技術を期待したい。阿久津良和(Cactus)
2015年12月31日その明るいキャラクターで、見る人を元気にしてしまう、料理愛好家の平野レミさん。インタビューでも炸裂していた、平野さんのパワーをご覧あれ!自らを、「料理好きなただの主婦よ!」と言う平野レミさんですが、今や料理番組などに出演すると、その騒々しくも(失礼!)楽しい様子に世間は大興奮!特にみんなの“レミ愛”が最高潮に達したのが、昨年秋、NHKの番組『あさイチ』の生放送料理コーナーで作った、ブロッコリーの料理。器に木のように立て、「出来上がり!」と言った瞬間、なんとブロッコリーが倒れた!「私はまじめにやってるのに、たまたま勝手に倒れちゃったのよ。そう、ブロッコリーが悪いのよ(笑)。だけど、ブロッコリーが倒れたってだけで、ツイッターのアクセスが200万よ?!もう一品の、キレイに出来上がったリゾットのことなんて、誰もつぶやかないのに。ほ~んと、人の不幸は蜜の味なのよねぇ(笑)」料理をしながら、時に歌い、時に踊る。特に、同じくNHKの『きょうの料理20分で晩ごはん』で豪快に料理をするレミさんは、本当に自由でありのまま。「よく、“心配でしょうがない”って言われるの。その番組でも、鍋でキャベツを丸ごと煮たんだけど、最初はフタが閉まらなかったわけ、キャベツが大きくて。でも、じき水分が出てかさが減って閉まるから、キャベツの上にフタを乗っけといたんだけど、それだけですごい心配されちゃって。私、人を安心させられない存在なのかしら。でも、私は昔っからこのまんま。すましたり気取ったりできないの。だってそれ、嘘をつく、あるいは自分じゃなくなるってことでしょ?そんなことできない。だけどこのままで仕事もいただいてるから、これでいいやって」とにかく言動がユニーク。この取材でも、数えきれないほど笑えるエピソードを話してくれたレミさん。「ユニーク?そんなことないわよ。自分が気持ちいいことをやってるだけよ。父親がね、小さいころから、好きなことをやれ、徹底的にやれって言ってたの。学校も“やめたい”って言ったら、“いいよいいよ”って。自由にのびのび育ててくれたから、私は今もそのまま。あのね、私、夢とか希望とか全然ないの。だから幸せ。だって大きな夢とか持っちゃったら、もし叶わなかったら挫折することになるし、イヤじゃない?だから私はそんなの持たない。夢も希望もないからすごく楽しい。毎日楽しく生きる、それだけよ~」◇ひらの・れみお嫁さんとの共著『平野レミと明日香の嫁姑ごはん物語』(セブン&アイ出版)が発売中。ツイッターでレシピも発信中。@Remi_Hirano◇「いつも小房に分けられてかわいそう」ということで、ブロッコリーをまるごと使った料理を考案。が、出来上がった途端に倒れるという珍事が。その後このネタでアプリを作成。※『anan』2015年11月18日号より。写真・千倉志野イラスト・タテノ カズヒロ
2015年11月13日先週のPC系ニュース記事はSurface一色だったが、多くの読者が気になるのは「どのモデルを購入するか」「Surface Bookまで待つか」「今回は見送るか」といったあたりだろう。今回は、「Surface Pro 4はどのモデルがお得か」という観点から、国内で発売されるモデルを精査する。ここで立ち位置を明らかにするため、筆者はCore m3 / 128GBモデル (税込134,784円) を既に予約したことを最初にお知らせしておこう。Surface Pro 4のラインナップと価格は下表の通りだ。まずはスペック面から考えてみよう。CPUは、Core m3、Core i5、Core i7からの三択となる。発表会の展示機やIntelの資料からモデルナンバーまで特定すると、Core m3-6Y30、Core i5-6300U、Core i7-6650であることが濃厚だ。外出先でもデスクトップPCに相当するパフォーマンスを求めるのであれば、Core i5やCore i7を選択すべきである。だが、生産性もさることながら携帯性を優先する場合、Core m3モデルがもっともコストパフォーマンスが高いモデルだと感じた。メモリ容量は悩ましい。64ビット版のWindows 10を快適に動かすには、4GBでは正直心細いが、出不精な筆者はデスクトップPCで原稿を書くスタイルを常としている。あくまでもSurface Pro 4を「持ち歩けるサブマシン」として考えているので、今回は許容することにした。SSD容量はアプリケーションのインストール領域を考えると、256GB以上が安心だ。しかし、WindowsフォルダーやOffice 365のフォルダーを合計しても20GBを超える程度。日々のデータをすべてOneDrive上に保存するスタイルであれば、128GBでも十分と判断した。もっとも、このあたりはSurface Pro 4をPC利用シーンのコアデバイスとするか否かで判断が分かれるので、「4GBでよし、128GBでよし」と断言するつもりはない。今度は価格について考えたい。日本マイクロソフト 代表執行役社長の平野拓也氏は「新しい製品を出す時は毎回時間をかけて検討している。Surface Pro 4は以前のモデルを引き継いでいるものの、Windows 10の能力をふんだんに引き出す機能を搭載した。その付加価値や為替の影響を鑑みて価格設定を行っている」と筆者に述べていた。例えば、米国のCore m3 / 128GBモデルは899ドルだが、日本の税別価格は12万4,800円である。また、筆者が2013年に購入したSurface Pro 128GBモデルは約100,000円だったが、実質的にそこから数万円アップした形だ。以前よりも高額になるのはSurface Pro 3の価格改訂の時点で明らかだったが、二の足を踏む方も少なくないだろう。さらにSurfaceペンは付属するものの、ペン先を変更する「Surfaceペン先キット」は別売。新たに設計した「Surface Pro 4タイプカバー」もオプションだ。さらに、Surface Pro 4をメインPCとして使う場合は「Surfaceドック」も用意したい。このように、本体に加えてこれらアクセサリーの予算確保も必要となる。だが、冒頭で述べたとおり筆者はSurface Pro 4を購入することにした。他社の2-in-1 PCという選択肢もあるが、約766g(Core m3モデル)という軽量感、12.3インチ/2,736×1,823ピクセルのPixelSenseディスプレイ、Windows Helloによる顔認証、Surfaceペンの改良など総合的に見れば、Surface Pro 4に匹敵する対抗馬を即答するのは難しいだろう。上位モデルを欲するユーザーは12月発売予定のCore i7モデルではなく、「Surface Book」を来年初頭まで待つという選択肢もある。だが、価格はさらに高額になるのではないだろうか。陳腐な言葉だが、"欲しい時が買い時"である。自身の利用シナリオを想定しながら判断してほしい。阿久津良和(Cactus)
2015年10月26日