女優の米倉涼子が22日、都内で行われたマーベル・スタジオ最新作『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)のプレゼンテーションに特別ゲストとして登場した。『アベンジャーズ』シリーズに続き、ブラック・ウィドウの吹き替え声優を務めることが決定した米倉涼子は、最初のあいさつで「このたびも、、えー、、ちょっと自分の名前を忘れました」と演じるブラック・ウィドウの名前が出てこず。「一生懸命出てくる人たちの名前を復唱していたら自分の名前を忘れてしまいました。すいません」と苦笑いしながら謝った。本作では、アイアンマンとキャプテン・アメリカが激しく対立し、"アベンジャーズ"が分裂するが、米倉は「同じチームの仲間たちが対立しなけばならないというのは、複雑な気持ちでいっぱい」と話し、「理性で動くアイアンマンと感情で動くキャプテン・アメリカがどうやって動くのかが見どころだと思う」とコメント。「前回(演じるブラック・ウィドウ)はキャプテン・アメリカといい関係にあったのでアイアンマン側につくのはちょっと違和感がある」と打ち明けた。プレゼンテーションには、本作のプロデューサーを務めるネイト・ムーアも出席。米倉の吹き替え続投に、「本当にファンタスティック」と喜び、「今回もまたこのキャラクターに息を吹き込んでいただけることをうれしく思っています」と語った。(C)2015 Marvel.
2016年03月22日吉田鋼太郎の初連ドラ主演作となった「東京センチメンタル」。毎回違ったマドンナが登場することでも話題の本作がいよいよ4月8日(金)放送の第12話にて最終回を迎える。この度、最後のマドンナに、女優・広末涼子が出演することが明らかになった。東京・言問橋の和菓子店「くるりや」の久留里卓三(吉田鋼太郎)。腕は確かだが私生活では離婚歴を3回持つ。アルバイトのあかね(高畑充希)に叱咤されつつ、55歳のいまも自由気ままな日々を送っている。女性にだらしなく、下町のあちこちで巻き起こる卓三の恋模様は成就する日はくるのか――。本作は、職人・卓三が繰り広げる日常を描いた完全オリジナルの脚本をドラマ化したストーリー。ちょっぴり切なく、ノスタルジックな気分にさせてくれる物語だ。最終回の第10話は、荒木(小栗旬)の勧めで、卓三は初めてお見合いをすることに。全く乗り気でない卓三は、須藤あかねに連れられ、しぶしぶ上野・精養軒に向かうが、先に到着していた見合い相手・宮永千佳(広末涼子)を見た途端、あまりの美しさに絶句。一瞬にして恋に落ちる。しかも写真の卓三を見てタイプだと思った千佳は、荒木に紹介して欲しいと頼んだといい、卓三は完全に舞い上がってしまう。すっかり乗り気になった卓三は、4度目の結婚を完全に視野に入れ始める。その晩、荒木の店を訪れた卓三に、“千佳こそ結婚に焦っている”と気になることをつぶやくが、卓三は「必ず恋愛してみせる」と気合をみなぎらせる。後日、食事をしたり、デートを重ねたりする卓三と千佳。果たして、2人にハッピーエンドは訪れるのか?これまでに、第1話の草刈民代をはじめ、市川由衣、川栄李奈、白羽ゆりと数々のゲストを迎えてきた本作。最後のマドンナとなった広末さんが今回演じるのは、小栗さん演じる荒木から卓三に見合い相手として紹介される女性・千佳役。広末さんは共演した吉田さんについて、「台本を読んでから現場で実際に吉田さんにお会いしたら、吉田さんが『久留里卓三さん』のイメージそのままだったので、とても演じやすかったです。絶対に面白い作品になるだろうな、と思っていますので、すごくOAが楽しみです」と話し、また「千佳役は、ほんとに短い期間で恋をする…というお話なので(役として)難しいなと思うのですが、ストーリーはテンポ感が良く、現場でもスタッフさんが読んでくれる久留里卓三の“心の声”のナレーションがとてもユニークで面白かったです。後半はシリアスなところがあったりと、短い時間の中で凝縮されている役です」と今回の役どころについて語っている。ひと足先に最終回を迎えていた、広末さんが内田有紀と初共演を果たした「ナオミとカナコ」では、完全犯罪を仕掛けるという役を熱演していたが、今回はシリアスなストーリーとうって変わって笑いもある作品。そんな幅広い役どころを演じ分ける広末さんが、吉田さんと共演することでどんなストーリーが繰り広げられるのか、そして卓三は見事4度目の結婚にたどり着くことができるのだろうか。「東京センチメンタル」は毎週金曜日0時12分~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月18日早いもので、気がつけば2016年1月クールも後半戦に突入です。皆さんの視聴フィルターには、どんな作品が残っていますか?今回の【ドラマニア】では、中でも特に女性からの注目度が高い3作品をピックアップ。まさに“運命の悪戯”としか言いようがない、切な過ぎる愛の行方を考察していきましょう。■心に抱えた、それぞれの事情女たちが「自分自身と向き合う」時――何かが変わるまずは、とっても月9らしい!若き男女たちの群像劇「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ)から、現代を象徴する3人の女性をご紹介。今という生きづらい時代に真っ向勝負を挑む果敢な後ろ姿は、決して涙無しには見られません。本作に登場する女性たちは、いずれも心に大きなコンプレックスを抱えてながら生きています。だからこそ、「好き」という気持ちだけで行動を起こすことができない。中でも特に、有村架純さん演じる主人公・音は、その典型的なタイプ。常に周りの人の気持ちを優先してしまうため、空気を読み過ぎて自分の幸せに貪欲になれない。その優しさが、見ていて非常にもどかしいですよね!また同様に高畑充希さん演じる木穂子も、見ていて一緒に苦しくなってしまうくらいリアルな女性。傷つくことを極端に恐れ、自分を嘘という鎧でコーティングする癖を持っています。リスクを軽減しているように見えて、本音とのジレンマに葛藤する姿に共感する方も多いのではないでしょうか。森川葵さん演じる小夏も、田舎から東京へ出て、夢を叶えることの難しさに直面。自信を失った彼女は、恋愛にも怖気づいてしまいます。友人の助言を経て見た目を磨くことに全力を注ぐ小夏…しかしながら、磨けば磨くほど、心が荒んでいくのはいったいなぜなのか。過去が邪魔をして、トラウマが邪魔をして、プライドが邪魔をして――抱えている事情は違えど、共通して言えるのは、心にそれぞれ「素直になれない」壁があるという点です。これが世の女性たちの共感を呼ぶ一番のポイントと言えるでしょう。3人が自分自身と本当の意味で向き合うことができた時、物語は大きく動き始めるはず!いよいよスタートする第2章はぜひ、その辺りにも着目してみてください。■女にしかわからない「絶対の関係」親友を思う“愛”に導かれた――究極の選択「もしも自分の親友が同じ悩みを抱えていたら?」そう妄想せずにはいられない、木10ドラマ「ナオミとカナコ」(フジテレビ)。本作で描かれる選択は到底現実的なものとは言えませんが…それでも思わず「わかる!」と共感してしまうのは、主人公2人の友情が女性独特の奇妙な契約感を醸し出しているからでしょう。大学時代同じキャンプサークルで仲良くなったという、広末涼子さん演じる直美と、内田有紀さん演じる加奈子。劇中では最初、久しぶりに再会した2人はどうにも拭えない“ライバル心”をむき出しにしていました。仕事も恋も順調なフリをする直美。一方の加奈子も、家庭円満、まさに今幸せの絶頂にいるという笑顔を作り振りまいていた記憶があります。そんな嘘まみれの関係、世の男性からすれば「親友とは呼べないだろう」という意見がちらほら。しかしながら女同士の友情とは不思議なもので、「お互いが嘘をついていた」とわかった瞬間――初めて本当の“親友”になるのかもしれません。2人は今まで以上により強固な絆で結ばれ、加奈子が「水を美味しい」と感じられる日が来るように…夫のDVを止めるため、ついには殺害を計画するに至ります。自身もかつて父親から暴力を受けていたという過去から、加奈子の心の傷に寄り添うことを人生の目的として定めた直美はとにかく強い!家族や恋人とは一味違う、友情という“愛”が彼女の背中を押しているのか。加奈子もその気持ちに答えるように、少しずつ一人の女として、人間として強くなっていきます。果たして、憎しみの連鎖が行き着く先は…!?ジェットコースターのようなめくるめく展開から、最後まで目が離せません。■決して逆らうことのできない“運命”限られた命ゆえ――女たちの「独占欲」が溢れ出すラストはこちら!週の終わりに、どっぷりと神妙な世界に浸らせてくれる「わたしを離さないで」(TBS)。原作は、カズオ・イシグロさんの同名イギリス小説。これまでに日本をはじめ、世界各国で映画化や舞台化が成されている話題作です。本作で描かれる“女の戦い”と言えばもちろん、綾瀬はるかさん演じる恭子と、水川あさみさん演じる美和による激しい心理戦。最初は極々普通の「クラスに一人はいそうなリーダー格の女の子」だった美和が、自身が他者のために作られた臓器提供用の人間であるという衝撃的事実を知ることで、親友・恭子への独占欲を日に日に強めていく様が実に狂気的で…背筋の凍る展開がひとつの大きな見どころとなっています。決して逆らうことのできない“運命”に翻弄されていく子どもたち。美和が執拗に、恭子の初恋の相手・三浦春馬さん演じる友彦にちょっかいを出し始めるのも、全ては強い独占欲ゆえ。純粋な恋愛感情ではなく、恭子に「自分のことを少しでも気にして欲しいから」こそ、事あるごとにひどい悪戯を仕掛けていきます。第三者として視聴している分には、赤子のような可愛さがありますが…恭子本人はやるせない気持ちでいっぱいでしょう。しかし、段々と彼女自身もその執着に「自分の存在を実感する」ようになっていき――まさにズブズブの三角関係が出来上がってしまいます。そんな中、否応なしに迫ってくる臓器提供の順番。限られた命の中で、人がどのような感情に時間を割いて生きていくのか。彼女たちの“愛”の使い方をしっかり見届けていきましょう。およそ1年ぶりに復活させていただきましたコラム【ドラマニア】、いかがでしたでしょうか。嬉しいことに、このところドラマへの関心が再び強まってきている気が致します。ぜひ、次回の更新もご覧くださいませ。(text:Yuki Watanabe)
2016年02月22日日本を感動の涙で包み、ベストセラーとなった実話エッセイを映画化した『はなちゃんのみそ汁』の全国拡大公開記念舞台挨拶が1月9日(土)テアトル新宿で行われ、出演する広末涼子、滝藤賢一、一青窈、阿久根知昭監督が出席し、さらには花束を持って子役の赤松えみなも元気よく登場した。『はなちゃんのみそ汁』は、乳がんを患い余命わずかだと宣告された主人公・千恵が、愛する娘・はなに料理の大切さを教えるために、鰹節を削って作るところから始めるみそ汁の作り方を伝授する物語。劇中で滝藤さんを夫に、一青さんを姉にもった広末さんは「共演者に恵まれました」と話し、二人との共演について「すごく自然とカメラ前でもナチュラルに芝居されるので、スイッチングしなくていいというか。きっとソウル(魂)の部分が似ているのかなと思いました。家族の役だと波長が違うと難しかったりしますが、全く感じずに芝居ができたのですごくラッキーだったと思っています」と二人に向きなおると、滝藤さんは「広末さんがどんと構えて大きく受け止めてくれたからだ」と言い、一青さんも「姉よりも知恵さんのほうがしっかり者だと伺っていたので、預ける感じで演技していました」と、互いを誉めそやした。滝藤さんは、さらに広末さんの演技に賛辞を惜しまない。「やってるときはさすが日本を代表する女優さんだなって思いましたし、できあがったときに、すごく丁寧にディティールを積み重ねていて驚きました。何度も広末さんの芝居に泣かされました」と話すと、広末さんは「私は滝藤さんがいつも泣いているので、もらい泣きしないように精一杯でした」と微笑んだ。また夫婦役ならではの“役得”シーンがあったことを監督にばらされた滝藤さん。劇中、広末さんに抱き着くシーンがあったが、滝藤さん自身が積極的に提案したという。すると、滝藤さんは「そうだっけ?」と言いながら、噴き出す汗をハンカチで抑え、「まあまあ、それは…確かにそういう下心があったかもしれないけど(笑)、映画のことを考えて」としどろもどろの弁解をして、場内を温かい笑顔で包んでいた。『はなちゃんのみそ汁』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2016年01月09日「ちゃんと作る、ちゃんと食べる」。これは映画『はなちゃんのみそ汁』のなかで主演の広末涼子さんが幾度となく口にしたセリフだ。乳がんを宣告された千恵(広末)が、自分がいなくなっても娘のはなが元気に暮らしていけるようにと、おみそ汁の作り方を教える、料理を教える、生きていくことを教える──母と娘の“約束”を描いている。乳がんと闘う女性が主人公ではあるけれど、泣かせるだけの感動作ではなく、笑って泣ける温かい家族の物語。それが広末さんをはじめ、阿久根知昭監督が目指したものだった。「この物語は実話で原作があります。ドキュメンタリーもあり、テレビドラマ化もされていて、みんなが知っているお話でもある。だからこそ映画でしか描けないことをやりたい、悲しく苦しい闘病記にしたくない…という思いがありました。とは言え、私の演じた千恵さんは病気と向きあい命と向き合いながら生きた女性なので、矛盾しているかもしれません。それでも病気のシリアスさを押さえて、彼女がどんなふうにポジティブに生きようとしたのか、それを前面に出したかった」。広末さんがそんなふうに千恵さんを演じようと思ったのは、夫の安武信吾さんと娘のはなさんに実際に会ったときに感じたことがきっかけとなった。「最初は千恵さんがどんな人だったのか、おふたりに取材をして千恵さんに近づきたいと思っていましたが、お会いしたときに、私が千恵さんを演じること、滝藤賢一さんが信吾さんを演じること──映画のキャスティングをとても喜んでくださいました。その笑顔を見たとき、映画のなかで千恵さんがキラキラ輝いていたら、おふたりに喜んでいただけるのではないか…と。それで“ポジティブで明るい”千恵さんを演じようと思いました。いつもなら“自分だったらどうするだろう?”と、役柄を自分に置き換えて考えることもありますが、今回はいつもと違い、自分のなかに内存する母性が自然と湧き上がってくるというか、自然体でお芝居できたというか、まるで千恵さんと同化しているような感覚でした」。母親の強さと優しさを千恵さんを通して伝えるためにも「絶対に泣かない」と心に決めて現場に入ったそうだが、「やっぱり泣きそうになってしまうシーンもありましたね…」と感情を抑える苦労もあったと語る。その表情はやはり母の顔だ。「涙を見せないことが母親の強さであり優しさだと思います。守るべきもの(=娘)のことを考えると、自分が泣いている場合ではない、と。だから私も泣いてはダメだと言い聞かせながら演じていました。それでも、娘に生きていく術を教えようとするなかで、ときには怒ることもある。そういうシーンでは怒っているのに泣きそうになっていました。きっと千恵さんも葛藤があったのだろうなと想像しましたし、はなちゃんの言葉からも役作りのヒントをもらいました。初めて会ったときにひとつだけ聞いたことがあるんです。『ママはどんな人だった?』と。はなちゃんはお淑やかでキチンとした女の子なのですが、ママのことを(優しいだけではなく)『恐かった』って言ったんですね。その言葉を聞いて、彼女のなかで千恵さんは思い出と一緒に美化されているのではなく、ずっと“お母さん”として生き続けているんだとわかりました。だから私は等身大のリアルな母親を演じればいいんだと、背中を押してもらいました」。はなちゃんが千恵さんから教えてもらった最初の料理は、おみそ汁。「ちゃんと作る、ちゃんと食べる」という母の言葉を胸に毎日おみそ汁を作って、彼女は成長していく。また、この映画のなかで使っている“お味噌”は、安武信吾さんとはなさん監修のもとに作られた味噌、千恵さんとはなさんが大好きだという豆腐とワカメのおみそ汁は劇中にも登場する。広末さんにも思い出のおみそ汁があると言う。「思い出したのは、私の母の言葉でした。学生時代、試験の日は必ず『お味噌汁を食べていきなさい』と言われていたのを思い出したんです。年頃になるとご飯よりもパンを食べたくなる時期があって、パンなのに何でおみそ汁?いらないのになぁと思っていたのですが、私の母も体のことを考えてくれていたんだな、おみそ汁で体調を整えてほしいという理由があったんだなと、この映画を撮影しながら母親のあたたかさに気づきました」。誰もが幼い頃に作ってもらった我が家のおみそ汁を思い出すだろう。そして、思い出に寄り添うように広末さんのなかで生まれた新たな気づきも素敵だ。「私はなんて欲張っているのだろうと思ったんです。仕事が忙しいことは女優として求められていることで嬉しいことなのにおうちの事をする時間が欲しくなったり。逆に、おうちの事をしていると仕事のための何かをしたくなったり、つい欲深くなってしまいがち。でも、この現場にいるときはすべてのことが有難くて感謝の気持ちでいっぱいになりました。撮影はとてもハードで、声楽や三線のレッスン、方言を身につけることなど1日24時間では足りなくて、家族にもなかなか会えませんでしたが、今の自分にできる最大限のことをしよう、あれもこれも求めるのではなくきちんと優先順位を決めて欲張らずに自分にできる精一杯のことをしよう、と考えるようになりました。感謝と謙虚な気持ち──この映画が教えてくれた大切な気づきです」。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2016年01月07日フジテレビ系連続ドラマ「ナオミとカナコ」の製作発表会見が7日(木)都内ホテルで行われ、主演の広末涼子、共演の内田有紀、吉田洋、高畑淳子、佐藤隆太が出席した。直木賞作家・奥田英朗によるサスペンス小説を、広末さんと内田さん初共演で連続ドラマ化。望まない職場で憂鬱な日々を送るOL・小田直美(広末さん)と、夫からの暴力に耐える専業主婦・服部加奈子(内田さん)が、DV夫の達郎(佐藤さん)殺害の完全犯罪を企てようとする様を描く。初共演の内田さんの印象を聞かれた広末さんは「自分が女優を夢見た時から、ブラウン管の中で輝いていた人。ご一緒出来て嬉しい。憧れの存在でした」と告白し「思った以上に引っ張っていってくれるサバサバしたお姉さん。心強いです」と信頼している様子。一方の内田さんは「デビューした時に、凄く可愛い子だと思った」と振り返り「お互い色々な経験をして来て、きちんと歳を重ねて今日まで生きてきた。一緒に芝居が出来て凄く幸せです」とニッコリ。その言葉に広末さんも「一生懸命生きていきます」と嬉しそうに返していた。完全犯罪をもくろむ役どころに広末さんは「挑戦として、チャレンジとして毎日撮影に挑んでいます」と意気込みながら「年齢的にも、母親役や家庭的な役が続いてきたので、今回は家庭のイメージを感じさせない女性にしようと思った。甘いイメージにならないよう、声を低くすることを心がけています」と熱演を報告。共に夫を殺害しようとする内田さんも「息が詰まる撮影の連続です。家に帰ってお風呂の中で久々に叫びました。視聴者の皆さんは家の中で温かい格好で見られると思いますが、演じている方は全身全霊で身を削っています」とハードさを伺わせた。一方、元凶となるDV夫役の佐藤さんは「殺人がテーマで、自分がそのキーパーソン。自分のイメージをどん底に落とすくらいの演技をして、視聴者の方にもこんな奴いなくなってしまえばいい!と思われるような表現で演じるのが課題」と最低男役に力を込めていた。フジテレビ系連続ドラマ「ナオミとカナコ」は、1月14日(木)22時スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年01月07日1月9日より全国公開される映画『はなちゃんのみそ汁』の全国公開直前イベントが6日、都内で行われ、広末涼子、一青窈が出席した。同名エッセイ(安武信吾・千恵・はな著)を実写化した本作は、ある家族の日常を描くヒューマンドラマ。がんを宣告された千恵(広末)は、信吾(滝藤)と結婚して娘のはな(赤松)を出産する。自分がいなくなっても家族が元気に暮らせるように、千恵ははなに料理や家事の大切さを教え始め――というストーリーだ。1月9日の全国公開を目前にしたこの日は直前イベントが行われ、試写会後の舞台あいさつに広末と一青窈が登場。広末扮する千恵の姉・松永志保役と映画の主題歌「満点星」を担当した一青窈は昨年11月に待望の第1子を出産したばかりで「妊婦で撮影を迎え、公開と同時に出産ということで非常にめでたい幕開けとなりました」と出産と公開を喜び、共演した広末について「広末さんは笑顔の種類がたくさんあって、人の笑う顔ってこんなにもたくさんの表情があるということを学びました。本当に可愛いなと思ってずっと見てました」と笑顔。一方の広末は「初共演なのであまり突っ込んじゃいけないかなと思いましたが、一青窈さんはフラットの衣装ですごく細くて、お腹がぽっこりしていたから胃下垂だと思っていたんですけど、そんな訳なかったですね(笑)」とロケ中に一青窈が妊婦中だとは知らないことを明かして会場の笑いを誘った。イベントの最後には一青窈が「満点星」を熱唱。それを間近で見た広末は思わず涙を流して「やっぱりいい曲ですね。映画を見て下さった方たちとこの曲を共有できたことが嬉しいです」とこみ上げてくるものを我慢している様子だった。映画『はなちゃんのみそ汁』は、テアトル新宿&福岡県内先行公開中、1月9日より全国拡大公開。
2016年01月07日2015年秋ドラマと言えば、『下町ロケット』(TBS系)の高視聴率が話題となりました。2016年冬もそんな大ヒットドラマが生まれるかも!?1月スタートの注目作をまとめて紹介します。●次世代スターが勢ぞろいした月91月18日スタートの“月9”は、ともに民放連ドラ初主演となる有村架純、高良健吾による『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系、月曜21時)。北海道のさびれた町で、育ての親を介護する音(有村架純)と、祖父の借金を返すため懸命に働く練(高良健吾)、そして彼らを取り巻く4人の男女が複雑に絡み合う群像ラブストーリー。東京を舞台に、厳しい現実のなかで悩みや困難を抱えながら生きる若者たちの恋の変遷を、繊細なタッチで描きます。主演の2人に加えて、高畑充希、西島隆弘(AAA)、森川葵、坂口健太郎など、これからの活躍が期待される俳優陣が出演。彼らを通して、恋とは、生きる希望とは何かを考えさせられる、素敵な恋物語になっています。●今期も見逃せない! 大ヒット漫画が原作のドラマ深田恭子主演の『ダメな私に恋してください』(TBS系、火曜22時)は、女性コミック誌『月刊YOU』(集英社)で連載中の中原アヤによる同名漫画をドラマ化。30歳独身、彼氏も貯金もナシなダメ女子・柴田ミチコと、ディーン・フジオカ演じるドSな元上司が繰り広げるツンデレラブコメディー。原作は2015年12月現在で累計100万部を売り上げる大ヒット作で、女性から絶大な支持を集めています。また、TOKIOの長瀬智也が13年振りにフジテレビ系ドラマで主演する『フラジャイル』(フジテレビ系、水曜22時)の原作は、月刊コミック誌『アフタヌーン』(講談社)で連載中の同名漫画。白衣をまとわない、偏屈で毒舌な病理医・岸京一郎(長瀬智也)が、己が信じる正義のために医療に立ち向かっていく姿が描かれます。2月5日スタートの『スミカスミレ 45歳若返った女』は、オトナ女子向けのコミック誌『Cocohana』(集英社)で連載している高梨みつばによる少女漫画『スミカスミレ』を実写化。桐谷美玲演じる主人公の如月澄は、目が覚めたら見た目が20歳になってしまった65歳の女性。20歳になり、如月すみれという新しい名前で恋や青春など、今までできなかったことをやり直すというファンタジックなラブストーリーです。若返る前の如月澄役には、松坂慶子が扮します。昨シーズンにアラサー女子から共感の声が続出した『いつかティファニーで朝食を』(日本テレビ系)も漫画が原作。1月9日から早くもシーズン2の放送が決定しています。●ジャニーズ主演作&関連作も盛りだくさん!今期、もう1つ注目すべきは、ジャニーズに関連したドラマが盛りだくさんなこと!『スペシャリスト』(テレビ朝日系、木曜21時)はSMAPの草彅剛が、無実の罪で10年服役していた元受刑者の刑事を演じます。服役期間中に犯罪心理のスペシャリストとなった男が数々の難事件に挑みます。『家族ノカタチ』(TBS系、日曜21時)では、同じくSMAPの香取慎吾演じる39歳の独身男性・永里大介が、何年も顔を合わせていなかった父親・永里陽三(西田敏行)と、陽三の再婚相手との子ども(義理の弟)と一緒に、突然、男3人暮らしを始めるというストーリー。結婚の必要性を感じない30代男女とその親が、新しい家族のかたちを探るホームドラマです。KAT-TUNの亀梨和也が主演の『怪盗山猫』(日本テレビ系、土曜21時)は、痛快な怪盗エンターテインメントドラマ。成宮寛貴、広瀬すず、菜々緒、佐々木蔵之介など豪華キャストが脇を固めています。『傘をもたない蟻たちは』(フジテレビ系、土曜24時40分)は、NEWSの加藤シゲアキ原作の同名短編小説集をドラマ化。落ち目のSF小説家が、自身の体験をもとに慣れない恋愛小説を書き上げるのですが…?原作はベストセラーとなった「渋谷サーガ」シリーズに続く4作目で、加藤本人が主人公の幼なじみ・村田啓介役で出演することも話題となっています。●役者の掛け合いが楽しめるダブル主演ドラマまた、ダブル主演ドラマが多いのも今期の特徴です。『お義父さんと呼ばせて』(フジテレビ系、火曜22時)は、遠藤憲一と渡部篤郎が主演。父親と娘の彼氏が同い年という設定で、対立する2人の軽妙な会話劇に注目!このほか、広末涼子と内田有紀がDV夫の殺害計画を企てるサスペンス『ナオミとカナコ』(フジテレビ系、木曜22時)や、藤ヶ谷太輔と窪田正孝による少女漫画『MARS』(講談社)のドラマ化作品『MARS~ただ、君を愛してる~』(日本テレビ系、土曜0時55分)などが。今期は漫画原作モノ、ジャニーズモノ、ダブル主演モノなど、見逃せないドラマが盛りだくさんな冬になりそうです!(石狩ジュンコ)
2016年01月06日2012 年に発売されたベストセラー実話エッセイを映画化した『はなちゃんのみそ汁』の全国公開直前イベントが1月6日(水)、テアトル新宿にて開催。主演の広末涼子、主題歌を担当した一青窈が登壇した。乳がんを宣告され、自らの命を危険にさらしながらも娘・はなを出産する主人公・千恵。家族三人で幸せに暮らしながら、自身がいなくなっても娘が暮らしていけるようにと、鰹節を削って作るところから始めるみそ汁など、料理や家事の大切さを教えはじめる。33歳で亡くなる主人公・千恵のオファーがきたときを振り返って、広末さんは「たまたまTVのドキュメンタリーで、はなちゃんの映像を拝見していて、すごく胸がいっぱいになったのを覚えていました。ふたつ返事でぜひとオファーを受けました」と経緯を話した。しかし、その後、原作やブログを読み理解を深めるにつれて葛藤が芽生えてきたという。「知れば知るほど、命と向き合うヘビーな部分から逃れられなくなって、やりたいと返事したくせにどうしよう、できないかもと思いました。この作品がただ悲しくて重たいものではなく、どうしたら明るく楽しくなるだろうとすごく考えました。何度も脚本を改訂していただき、やっとたどり着いたなという思いがあります」と、感無量の表情。千恵の姉・志保役で出演した一青さんは、共演した広末さんの印象について、「広末さんは笑顔の種類がたくさんあって、人が笑う顔に、こんなにたくさんの表情があるんだって思いました。優しい笑顔からちょっと怒りながらの笑顔とか。かわいいなと思って見ていました」と、その演技の幅に絶賛した。また、本作のために主題歌「満点星」を描き下ろした一青さんは、歌に込めた思いを「一言でいえば、とにかく生まれてくれてありがとうということです。生まれてくる奇跡を歌いました」と表現し、その後広末さんと観客と声を合わせ熱唱。広末さんは「本当に胸がいっぱいです」と、感動で目頭を熱くしていた。『はなちゃんのみそ汁』はテアトル新宿&福岡県内先行公開、1月9日(土)より全国拡大公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月06日国内ランキングでは“妖怪”に及ばなかったものの、全米興行収入の初日記録やオープニング週末記録を塗り替え、全世界のオープニング興行収入でも約5億2,800万ドル(約640億円)を突破し、これまで最高だった『ジュラシック・ワールド』を超えて1位となった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。ジョージ・ルーカスからシリーズを受け継いだJ.J.エイブラムス監督によって、シリーズ初の女性の主人公・レイ(デイジー・リドリー)を中心に、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)、赤十字のライトセーバーを持つカイロ・レン(アダム・ドライバー)ら若手キャストと、もはや“至宝級”となったハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア(キャリー・フィッシャー)、ルーク(マーク・ハミル)ら旧シリーズのキャストが見事な融合を果たし、また新たな伝説を作り出したといえる。さらにいま、本作以外にも、単なる世代交代や新章の幕開けと言うだけでは足りない、“愛と魂”を受け渡し、受け継ぐ、心揺さぶる作品が相次いでいる。まず、新3部作の第1作目となる今回の『スター・ウォーズ』が、『フォースの覚醒』であることに注目。フォースといえば、ヨーダやオビ=ワンらジェダイ騎士たちが操り、後にダース・ベーダーとなったアナキン・スカイウォーカー、その息子ルークと双子の妹レイアといったジェダイの家系に受け継がれてきた、万物が有するエネルギー。ルークたちが活躍した『ジェダイの帰還』から30年後が舞台となる本作では、何者かがそのフォースを受け継ぎ、“目覚め”を遂げることになる。もちろん劇中には、シリーズを通じて描かれ続けてきた、家族愛や友情などもしっかりと受け継がれている。アナキンが暗黒面に落ちダース・ベーダーとなったのも、元はといえば妻への愛のためであり、その子ルークがベーダーを暗黒面から救ったのも父を思う愛ゆえ。しかも、アナキンやルークとR2-D2&C-3POのように、レイやポー・ダメロン(オスカー・アイザック)と新ドロイドBB-8との関係性にも、愛情はたっぷりだ。それには、J.J.監督はもちろん、製作のルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディらスタッフ陣、前述のキャスト陣やカメオ出演を果たしているサイモン・ペッグらも含めて、『スター・ウォーズ』をとことん愛し、その魂をリスペクトしてやまない姿勢から生まれたものにほかならない。また、新章といえばもう1作、往年の名作の新シリーズがこの冬、登場する。アクション界の大スター、シルベスター・スタローンの代名詞ともいえる『ロッキー』を継承する『クリードチャンプを継ぐ男』だ。本作も、全米ではこれまでの『ロッキー』シリーズ全6作をしのぐ大ヒットとなっている。愛する妻や仲間に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーの前に突然現れたある若者。アドニスと名乗るその若者(マイケル・B・ジョーダン)は、かつてロッキーの宿敵であり、親友であり、リングの上で亡くなったアポロ・クリードの愛人の子だった。その純粋なまなざしとボクシングへの熱い思いに盟友の面影を見たロッキーは、彼のトレーナーとなり、持てる技術のすべてを彼に託すことを決める。実はスタローン自身は、2006年の『ロッキー・ザ・ファイナル』を最終章としてシリーズに終止符を打っている。だが、本作は、珠玉作『フルートベール駅』で注目を集めた新鋭ライアン・クーグラー監督が、「もし、あのアポロに息子がいたら…」というアイディアをスタローンに直談判したことがきっかけとなり、始まった。クーグラー監督は、まるでアドニス青年がロッキーにそうしたように、スタローンに意見をぶつけ、アドバイスを受けながら、シリーズをリスペクトする新しい物語を構築していったという。ロッキーとしては、かつて自身と名勝負を繰り広げ、もう一度戦う気持ちを思い起こさせてくれた盟友と同じハートを持つ青年を指導することが、新たな生きがいとなっていく。老いたチャンピオンが再び闘志を奮い立たせていく姿は、思わず胸アツに。また、勝ち気な一方で、偉大な父の名に傷をつけたくないと「クリード」を名乗れずにいるアドニスの葛藤も、胸を打つ。そして、ロッキーにはエイドリアンという背中を押してくれる大切な女性がいたように、アドニスは、進行性難聴という障がいを持ちながらもシンガーソングライターの夢を諦めない女性・ビアンカと出会うことにも注目。迫力のボクシングシーンのみならず、こうした人間ドラマにもきちんと焦点が当てられているのが、このシリーズの醍醐味。『ロッキー』1作目はその年のアカデミー賞「作品賞」を受賞しているが、本作でスタローンは「助演男優賞」ノミネートに期待が寄せられている。一方、ある家族の愛を受け継ぐ日本映画『はなちゃんのみそ汁』では、結婚、妊娠、出産といった人生の転機をがんと闘ってきた主人公・千恵(広末涼子)が、みそ汁を始めとする日本食や日常の大切さを、愛娘の“はな”に伝えようとする姿が描かれる。乳がんのため、2008年に亡くなった安武千恵さんが生前つづったブログをもとにし、関連書籍の出版やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象ともなったエッセイが原作となる本作。がんの治療のため諦めていたさなかに妊娠、そして出産を経た千恵さんをさらなる病魔が襲う。彼女は「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」との思いから、幼い娘に、まずかつお節を削ってだしを取ることから、みそ汁作りを伝えていく。自身も3児の母である広末さんや、とことん明るい夫・信吾役の滝藤賢一、天真爛漫なはな役の赤松えみなちゃんが、実の家族のように息の合ったところを見せる本作では、病気を描きながらも不思議と笑顔が絶えない。毎日の食の大切さはもちろんのこと、家族で食卓を囲む日常のありがたさやそばにいてくれる人の温かさといった、ごく当たり前のことを、ユーモアたっぷりに教えてくれるからに違いない。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は全国にて公開中。『クリードチャンプを継ぐ男』は全国にて公開中。『はなちゃんのみそ汁』はテアトル新宿&福岡にて先行公開中、2016年1月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年01月05日広末涼子が、がんでこの世を去った安武千恵さんに扮し、5歳の娘・はなちゃん、夫・信吾の家族との日々をつづったブログを基にしたエッセイを映画化した『はなちゃんのみそ汁』。先週12月19日(土)に、舞台となった福岡にて本作の初日舞台挨拶が行われ、主題歌を担当した一青窈が第一子の出産後初めてイベントに登場、主題歌「満点星」を生披露した。関連書籍やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こした、ある家族の日常が満を持して映画化された本作。結婚、妊娠、出産と人生の転機をがんと闘い、食を大切に生きてきた主人公・千恵を演じるのは、自身も3児の母である広末さん。明るくひたむきに支える夫・信吾を滝藤賢一。はなは、演技経験ゼロの新星・赤松えみなちゃんが初々しく演じている。この日、先行公開の初日を迎えた福岡では、広末さん、滝藤さん、一青さんと阿久根知昭監督が舞台挨拶に登壇。鑑賞を終えたばかりで感動冷めやらぬ中、一青さんによる主題歌「満点星」にのせて広末さんらが登場すると、家族連れなどで満席状態の会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こった。まず、広末さんは「家族や命の温かさを感じさせてもらえる映画になったのではないかな、と思っています。初日を迎えて、皆さんの温かい笑顔を見ることができて、本当に幸せです。この映画に関われてよかったな、と思います」と初日の喜びを口にする。また、滝藤さんは「安武信吾を演じました、滝藤賢一、ばい。福岡の皆さんと迎えられたことがとってもうれしい、ばい」と博多弁風にあいさつ、客席からは爆笑が起こった。さらに、広末さん演じる千恵の姉役で出演し、出産後これが初イベントとなった一青さんは、「この映画に携わっていた間中、妊娠、そしていま、出産したあとで、私にとってはものすごい人生の大きな変換期をこの映画と過ごすことができました。それを見てくださったことがすごく私の中でうれしい」とコメントした。本作について、広末さんは「本当にどのシーンも大切なエピソードがいっぱい詰まっていて」と前置きし、「急に涙を誘われたり、また笑わされたり、そしたらまた次ちょっと切なくされたり。それがすごく日常的というか、淡々とした日常の中の小さな大切なことを教えてくれるから、すべてのエピソードが愛しくて大切です」と噛みしめるように思いを語る。思い入れのあるロケ地は、実際の安武さんが勤務する西日本新聞社だという滝藤さんは、「僕のファーストシーンで、広末さんと芝居するのも初めてだったので思い入れがありますね。実際の場所でやれるって気持ちが違いますよね」とふり返った。すると、なんと一青さんがサプライズで「満点星」を初めて生披露!本作のために書き下ろしたという主題歌を丁寧に歌い上げて会場中を魅了し、映画の余韻も相まってか、涙を拭う人の姿も見られた。隣で聞いていた広末さんも口ずさみ、体を揺らしながら聴き入っていたが、曲が終わると「滝藤さんが汗を拭いているのか涙を拭いているのか分からなくて」とツッコミが。滝藤さんは「もちろん涙です。生で聴けると思わなかったんで、鳥肌が立ってきました」と、また笑いを誘った。歌い終えた一青さんは、「生まれてくれてありがとうという気持ちを毎日実感しながら、自分の音楽と対峙しているんです。それが実際歌詞に書けて、これから歌い続けていけることが自分にとってもすごくうれしいです」とその思いを明かし、阿久根監督も「この曲を作っていただいて映画の魅力がさらに増したと思います。ありがとうございます」とコメントした。さらに広末さんは、「この映画の力というか、もしつらいことがあったり困難があっても、きっと打ち勝てると思わされる力強い歌声」と大絶賛を送り、続けて「この映画もみなさんの勇気につながったらうれしいなと改めて感じさせられました」と語り、舞台挨拶は温かな感動に包まれ、終了した。『はなちゃんのみそ汁』はテアトル新宿&福岡県内にて先行公開中、2016年1月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月21日女優の広末涼子が主演作『はなちゃんのみそ汁』で、乳がんと闘いながら、幼い娘に料理や家事といった“生きるすべ”を伝えようと奮闘する母親を熱演している。「改めて命のありがたさ、日常の小さな幸せを気づかせてくれる作品との出会いに感謝したい」と語る広末が、娘・はなちゃんを演じる子役の赤松えみなちゃん(5歳)とともに取材に応じた。その他の画像2008年に乳がんで亡くなった安武千恵さんが、生前家族との日常をつづった個人ブログをもとに、関連書籍の出版やドラマ化などで大反響を呼んだ感動エピソードを映画化した。千恵さんを演じた広末は「多くの皆さんに勇気を与えた実話ですし、実在のご家族もいらっしゃいますから、いつも以上に責任とプレッシャーを感じました。何よりはなちゃん(現在12歳)に、喜んでもらいたいという思いがありました」と本作への強い決心を明かす。「ご家族から『明るく前向きな作品にしてほしい』という言葉をいただいたので、ドキュメンタリーとは違う、映画らしいある種の“ハッピーエンド”を伝えられたらいいなと思いました。もちろん、家族への思いや死への恐怖を考えると、演じながら精神的にいっぱいいっぱいでしたが、千恵さんの気持ちになると、絶対泣けない。撮影中、涙を我慢していた分、完成した作品を見たら号泣してしまいました。こんな経験は、女優として初めてでした」演技経験はゼロにもかかわらず、約1000人のオーディションから選ばれたえみなちゃんは「大人になったらアイドルになりたい!」と夢を語る、元気で自由奔放な女の子だ。「スケジュールもタイトですし、撮影時は4歳でしたから、私も含めて現場全体でなるべく負担を軽くしてあげたいと思いましたね。一緒に料理するシーンは、自然な流れに任せながらの撮影で、子どもらしい“不意打ち”の言葉や動きに、キュンキュンしていました」(広末)そんなえみなちゃんのピュアな姿に、広末本人も女優を夢見ていた幼少期を思い出すという。「当時は無意識にキラキラした世界にあこがれていたんだと思いますが、こうして女優という仕事を続けられることで、(作品を)ご覧になる皆さんにパワーを与えられるのであれば、こんな幸せな職業はないですよね」『はなちゃんのみそ汁』12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡先行公開2016年1月9日(土)より全国拡大公開取材・文・写真:内田涼
2015年12月14日映画『はなちゃんのみそ汁』のジャパンプレミアが8日、都内で行われ、キャストの広末涼子、滝藤賢一、赤松えみなと阿久根知昭監督が出席した。同名エッセイ(安武信吾・千恵・はな著)を実写化した本作は、ある家族の日常を描くヒューマンドラマ。がんを宣告された千恵(広末)は、信吾(滝藤)と結婚して娘のはな(赤松)を出産する。自分がいなくなっても家族が元気に暮らせるように、千恵ははなに料理や家事の大切さを教え始め――というストーリーで、映画は来年1月9日から全国公開する。主演を務めた広末は、「安武さんファミリーの温かい絆と日常が、素敵に描かれた優しい映画に仕上がった」と胸を張り、「悲しい映画ではありません。思いっ切り笑って欲しい。日常のありがたさや喜びを感じてくれれば」と笑顔でアピール。また、夫役の滝藤に、「僕の演技に対する広末さんの演技が、とても笑いにあふれたものになっている」と絶賛されると、「私は笑い担当じゃない!」と照れ笑いしていた。そんな2人の娘を演じたえみなちゃんは、オーディションで約1,000人の中から抜てき。「まだ4歳だったから、眠いとか寒いとかワガママ言ってごめんね。また千恵ママと一緒におみそ汁を作りたいな。信吾パパもまた食べてね」と感謝の手紙を読む“愛娘”のえみなちゃんに、広末は、「うれしいですね。バックミュージックにやられました……」と感激で瞳を潤ませた。しかし、「現場ではシリアスなシーンもあったけど、本当に彼女が楽しそうに生き生きとしている姿に励まされた」と続ける広末の横で、えみなちゃんは衣装のタイツがかゆかったのか、ワンピースをたくし上げてパンツ丸見え状態に。滝藤が大慌てでパネルで隠すも、その天真爛漫な行動に会場は爆笑に包まれ、広末も「何を言ってたか忘れちゃった(笑)」と思わぬハプニングに吹き出してた。
2015年12月09日実話エッセイを映画化した感動作『はなちゃんのみそ汁』のプレミア試写会が12月8日(火)、都で行われ、夫婦役で共演した広末涼子と滝藤賢一、娘の“はなちゃん”を演じる子役の赤松えみなちゃん、阿久根知昭監督が出席した。乳がんのため、2008年に亡くなった安武千恵さんが、生前ご家族との日常をつづったブログをもとに、関連書籍の出版やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こした作品を映画化。病魔と戦う千恵さんが「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」という思いから、幼い娘に料理や家事の大切さを教えていく。主演を務めた広末さんは、「家族の絆や暖かさ、日常のありがたさや健康の喜びを再確認してもらえれば。病気や死を見つめざるをえない現場でしたが、決して悲しい映画ではありませんので、大いに笑ってもられば」とアピール。「きっと、お空から見守ってくれたんだと思う」とモデルとなった千恵さんに感謝の意を表した。この日はサプライズで、えみなちゃんが感謝の手紙を読み上げ、広末さんは号泣…と思いきや、壇上のえみなちゃんが持ち前の明るさを発揮し、自由奔放に動き回る姿にカラッと笑顔を見せ、「うれしいですね」と母の顔。その後も子どもらしく振る舞うえみなちゃんに対して、滝藤さんは「こんな舞台でも、自由でいられるのは大女優の予感」、阿久根知昭監督は「現場でも元気をもらっていた」と目を細めていた。『はなちゃんのみそ汁』は12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡にて先行公開、2016年1月9日(土)より全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年12月08日広末涼子と内田有紀が初共演を果たすことで話題のドラマ「ナオミとカナコ」。この度、ドラマや映画に引っ張りだこの人気女優・吉田羊を始め、高畑淳子、佐藤隆太らの出演が決定した。大学時代からの親友である小田直美と服部加奈子。直美は望まない職場のOLとして憂鬱な日々を送り、専業主事の加奈子は夫の酷い暴力に耐える毎日を送っていた。受け入れがたい現実に追いつめられた2人が下した究極の選択…「いっそ、2人で殺そうか。あんたの旦那」。復讐か、サバイバルか、自己実現か?2人の女が運命を共にし、一蓮托生のバディとなってひとりの男を殺す計画をたてる――。原作は、「空中ブランコ」(フジテレビ)や『ガール』などの原作者で、直木賞など数々の受賞歴を誇るベストセラー作家・奥田英朗の同名小説。望まない職場で憂鬱な日々を送るOLの直美と夫のひどい暴力に耐える専業主婦の加奈子が、DV夫を排除すべく、タッグを組む物語。本作の主人公・直美には、圧倒的存在感で女優として確固たる地位を築く広末さん。直美の同級生で気が優しく控えめな性格の主婦・服部加奈子を演じるのは、数々の連続ドラマや映画に出演している内田さん。2人は今回が初の共演となる。そして今回、発表された追加キャストには、加奈子の義姉で、直美たちを追い詰めていくことになる服部陽子役には、映画、ドラマ、バラエティーやCMで大活躍し、今期は「コウノドリ」(TBS)でもその活躍を発揮する、いま最も旬な個性派女優・吉田さんが抜擢。自分にも他人にも厳しいところがあるそんな役を演じる吉田さんは「“女”という生き物を、様々な角度で描いた作品で非常に面白く、この世界を演じられるのがいまから楽しみです」と今回のオファー決定の感想を述べ、また役どころについては「正義でありながら視聴者に疎まれる役。いままでにない難役に心躍ります」とコメントを寄せている。さらに強烈なキャラクターで直美たちに多大な影響を与えていく中国人・李朱美を、類いまれなる演技力と存在感でほかを圧倒する・高畑さんが好演。またエリート銀行員で加奈子に暴力をふるい続ける加奈子の夫・服部達郎に、熱血真面目男からチャラ男まで幅広い演技に定評のある佐藤さんに決定した。さらに佐藤さんは、一人二役で、達郎にうり二つの中国人密航者・林竜輝も演じるという。高畑さんは「とにかく原作が面白く、とてもやりたかったので嬉しいです。国が違うと、考え方が、こうまで違うのかという点が面白いです」と原作も絶賛し、また佐藤さんは「内田有紀さんに役とはいえ、手を挙げるなどという、僕にとってこれ以上無い大罪が現場で待っていると思うと恐ろしくて足がすくみますが、そこは役者として責任を全うできるように頑張ります」と本作への意気込みを語った。「ナオミとカナコ」は2016年1月、毎週木曜日22時よりフジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2015年11月24日女優の広末涼子が、アメリカ・ホノルルにて開催中の「第35回ハワイ国際映画祭」で、日本人の女優初となる"キャリア功労賞"を受賞した。"キャリア功労賞"は、これまでのキャリアを総括して評価された俳優に贈られる賞。日本人では渡辺謙や役所広司、海外ではサミュエル・L・ジャクソンらが受賞した。広末は10代から活躍していたキャリアが評価されたとみられ、15日(日本時間16日)に行われた授賞式では、英語で「この場にこうして立てることをうれしく思っています。とても興奮していて幸せな気持ちです。ありがとうございます!」と喜びを伝えた。同映画祭には、広末の主演映画『はなちゃんのみそ汁』(12月19日よりテアトル新宿と福岡県内で先行、2016年1月9日より全国公開)が長編部門に出品された。広末は、自身が出演した『おくりびと』(2008年)がかつて同映画祭で観客賞受賞を経て、その後もアカデミー賞外国語映画賞など国内外を席巻したことに触れ、「本当に自分にとってはこの映画祭は思い出深く、幸運なイメージのある場所です」としみじみ。「この場に足を運ばせていただき、本当に光栄でうれしく思います」とあらためて喜びを表現し、「『はなちゃんのみそ汁』も世界に羽ばたくことを夢見て、たくさんの方に愛される映画となるといいなと思います」と期待を寄せた。本作の原作は、ガンによって33歳の若さで亡くなった安武千恵さんが、自身と夫の信吾さん、そして娘のはなちゃんの日々をつづったブログ「早寝早起き玄米生活」を基とした同名のエッセイ。千恵さん役を広末が務めるほか、信吾さん役を滝藤賢一、はなちゃん役を1,000人超の応募者から選ばれた子役の赤松えみなが担当する。メガホンを取るのは、『ペコロスの母に会いに行く』(2013年)の脚本を手がけてきた阿久根知昭監督。本作で長編作品監督デビューすると同時に、脚本も担っている。現地時間14日にはワールドプレミアが実施され、広末も参加した。会場前には長蛇の列ができるほどの大盛況で場内は満席。上映中は、物語に涙する人が続出し、上映が終わると割れんばかりの拍手が送られた。観客の様子を見ていた広末も、「観客の皆さまがたくさん笑っていてくださり、安心しました」と思わず安堵。「この作品を通して、千恵さんに感謝したいです。そして、安武信吾さん、はなちゃんに出会えたことが何よりの幸せ」と笑顔を浮かべた。(C)2015「はなちゃんのみそ汁」フィルムパートナーズ
2015年11月17日女優・広末涼子が結婚、妊娠、出産と人生の転機をがんと闘い、食を大切に生きてきた主人公を体当たりで演じる『はなちゃんのみそ汁』。この度、ハワイにて行われている「第35回ハワイ国際映画祭」で本作のワールドプレミアが開催され、参加した広末さんが日本人女優として初の「キャリア功労賞」を受賞したことが分かった。ある日、乳がんを宣告された千恵。見えない不安に怯える千恵に、恋人の信吾は優しく寄り添いプロポーズ、2人は晴れて夫婦となる。やがて、抗がん剤治療の影響で卵巣機能が低下し、出産をあきらめていた千恵に、妊娠が判明。だが、出産するということは、がんの再発リスクが高まり、自らの命が危険にさらされることを意味していた。周りの支えで命を懸けて産むことを決意し、はなを無事出産した千恵。しかし、再び病魔が彼女を襲う。「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」。千恵はまだ幼い娘に、鰹節を削り、だしをちゃんととって作るみそ汁から、料理や家事の大切さを教えていく――。がんのためこの世を去った33歳の千恵さんと5歳の娘と夫、そんな家族の日々をつづったブログを基にした同名エッセイを映画化した本作。広末さんを始め、滝藤賢一、一青窈ら豪華キャストが出演する。会場前に長蛇の列ができるほどの大盛況で、場内は満席となった今回のワールドプレミア。上映中は温かい家族の物語に涙する人が続出し、上映後は割れんばかりの拍手が鳴り響いた。観客の様子を観ていた広末さんは「観客の皆様が沢山笑っていてくださり、安心しました。この作品を通して、千恵さんに感謝したいです。そして、安武信吾さん、はなちゃんに出会えたことが何よりの幸せです」とコメント。さらに広末さんは、10代の頃から第一線で活躍してきたキャリアに対して、高い評価が与えられ、日本人女優として初の「キャリア功労賞」を受賞。過去日本人では渡辺謙や役所広司、海外ではサミュル・L・ジャクソンらがなど錚々たるメンバーが受賞している。広末さんは英語で「この場にこうして立てることを嬉しく思っています。とても興奮していて幸せな気持ちです。ありがとうございます!」と感謝の意を示し、「『はなちゃんのみそ汁』でこの場に足を運ばせていただき、本当に光栄で嬉しく思います。それと同時に、『はなちゃんのみそ汁』も世界に羽ばたくことを夢見て、沢山の方に愛される映画となるといいなと思います」と笑顔で語った。『はなちゃんのみそ汁』は12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡にて先行公開、2016年1月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日10代からトップを走り、モデル、アイドル、タレントと幅広く活躍しながら本格女優へと着実にキャリアを積んできた広末涼子と内田有紀が、ベストセラー作家・奥田英朗原作のドラマ「ナオミとカナコ」で豪華初共演を果たすことが決定。来年の1月、木曜22時よりフジテレビ系にて放送されることが分かった。大学時代からの親友である小田直美と服部加奈子。直美は望まない職場のOLとして憂鬱な日々を送り、専業主事の加奈子は夫の酷い暴力に耐える毎日を送っていた。受け入れがたい現実に追いつめられた2人が下した究極の選択…「いっそ、2人で殺そうか。あんたの旦那」。復讐か、サバイバルか、自己実現か?2人の女が運命を共にし、一蓮托生のバディとなってひとりの男を殺す計画をたてる展開にドキドキ&ハラハラし、虐げられた日常から勇気をもって踏み出すヒロインたちの姿が、窮屈な現代を生きる女性たちの共感を呼ぶ、カラッと胸のすく痛快エンターテインメント作となっている。百貨店の外商部でバリバリ働く勝気なキャリア・ウーマンの主人公・小田直美を演じるのは、数々の映画やドラマで圧倒的存在感を示し、女優として確固たる地位を築き上げる広末さん。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』をはじめ、『柘榴坂の仇討』『想いのこし』などでヒロインを好演。今年は主演映画『はなちゃんのみそ汁』の公開を控えるなど幅広い活躍をみせている。本作へのドラマ出演は、昨年のNHK連ドラ主演から約1年ぶりの出演となる。広末さんは、「女性の心理を深く切り取るストーリーとそのサスペンス性に多くの女性が共感してくれるのではないかとワクワクしています」と本作への出演決定の感想をコメント。また、本作で初共演となる内田さんについて「いつもドラマで拝見していて好きでした。今回共演させていただくのがとても楽しみです」と期待を寄せた。そして、内田さんが演じるのは、直美の同級生で気が優しく控えめな性格の主婦、DV(ドメスティックバイオレンス)に苦しむ服部加奈子。『踊る大捜査線』シリーズをはじめ、ドラマ「医龍2」、「大切なことはすべて君が教えてくれた」のほか「最後から二番目の恋」シリーズの長倉万理子役の怪演でも注目を浴びた内田さんは、現在放送中の天海祐希主演の「偽装の夫婦」にて元夫からDV受けたシングルマザーを熱演中だ。“DV”に悩む女性を演じることとなった内田さんは、「カナコは夫の暴力によって追い詰められる日々を過ごしています。その過程にある恐怖や心が壊れていく様など、演じる側としてはとても難しいものばかりなので、全力で受け止め、演じきりたいと思います」と意気込みを語った。また、原作を読み「胸が苦しくなるような恐怖」を感じたそうで、「この作品は様々な人間の表と裏の顔が巧妙に描かれています。それによって企てられる完全犯罪がどうやって計画され、実行されていくか、最終回まで気が抜けない内容になっております」と本作の見所をアピールした。意外にも初共演となる広末さんと内田さんが、溢れんばかりの女性たちの心象、現代社会に潜む人間の業を土台に、めくるめく展開に手に汗握る本格サスペンスを繰り広げる本作。今後も共演陣発表など続報を期待して待ちたい。「ナオミとカナコ」は2016年1月、毎週木曜日22時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月13日あちこちで紅葉が始まり、秋も深まってきている中、11~12月は毎週のように実話に基づく映画が公開される。現在も興行収入ランキングTOP10には、先週末に公開された2作がランクイン。1996年の世界最高峰エベレストを舞台に、登山家たちの生き残りを賭けた闘いに挑む姿を圧倒的な3D映像でとらえた『エベレスト3D』と、ジョージ・クルーニーが製作・監督なども務め、第二次世界大戦下で“美術品救出”プロジェクトに挑む男たちを描いた『ミケランジェロ・プロジェクト』だ。さらに、今週11月14日(土)には、オダギリジョーを主演に迎え、1920年代よりフランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治の半生を描いた『FOUJITA』が公開。翌11月21日(土)には、平和を願い、新種の桜作りに半生を捧げた農業家・高岡正明氏の生涯を、笹野高史主演で描いた『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』が公開される。まさに毎週、何らかの“真実”が明かされていく実話ベースの映画に迫った。まず、『ミケランジェロ・プロジェクト』とも関連するのが、11月27日(金)に公開されるクリムトの名画をめぐる実話を描いた『黄金のアデーレ名画の帰還』。舞台は、1998年。82歳の女性(ヘレン・ミレン)が、第二次世界大戦下でナチスに奪われたクリムトが描いた伯母の肖像画返還を求めた真実の物語。彼女は、あの略奪から30年あまり、大切な家族を取り戻すべく母国オーストリアを訴えたのだ。実際にこの女性とともに裁判に立ち向かった弁護士のランディ・シェーンベルク本人は、映画を観て「本当に僕らが経験したものが描かれた作品だった。だからすごく満足しているよ」と太鼓判を押す。主人公となるマリアが若きころ、ユダヤ人迫害が高まる中、医者の診断を受けるフリをして逃亡する場面や、最高裁の裁判が終わった後にある記者から「僕は記者として35年仕事してきたけど、君たちが勝つチャンスはまるでない」と言われたことなど、「内容があまりに劇的だから、本当にこんなこと起こったのだろうか?と思う人がいるかもしれないけど、でも、本当に起きたんだ」と明かしている。本作完成前に、マリア本人は残念ながら他界してしまったが、劇中には確実にマリアの驚くべき人生が収められており、クリムトの名画と1人の女性が辿った数奇な運命が描かれている。さらに、12月に入ると、「モードの帝王」と呼ばれたイヴ・サンローランの絶頂期の光と影を描いた『サンローラン』(12月4日公開)、また、第二次世界大戦下で多くのユダヤ難民の命を救い「日本のシンドラー」と呼ばれた杉原千畝の半生を描いた『杉原千畝 スギハラチウネ』(12月5日公開)、デイン・デハーンが“永遠の青春スター”ジェームズ・ディーンを、ロバート・パティンソンが彼の死の直前を切り取った写真家を演じた『ディーン、君がいた瞬間(とき)』(12月19日公開)、がんでこの世を去った母と5歳の娘と夫、その家族の日々をつづったブログを基にしたエッセイを広末涼子主演で映画化した『はなちゃんのみそ汁』(12月19日公開)、伝説の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生を映画化した伝記ドラマ『完全なるチェックメイト』(12月25日公開)と、今年いっぱいは実話映画が目白押し!初めて明かされる衝撃の真実の物語を、スクリーンで体感してみて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:FOUJITA 2015年11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイドサンローラン 2015年12月4日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA - SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL
2015年11月11日ブログからドラマにもなった、感情を揺さぶられるテーマの映画『はなちゃんのみそ汁』。女性の強さや深さを表現するためになるべく涙は見せたくなかったという、主演・広末涼子さんの思いとは?* **「とても難しいテーマですし、実際にあったお話なので結末もわかっていたのですが、最初から自分の中で変わらなかったのが“ただの辛い闘病記にはしたくない”ということでした。映画として楽しめること、そして生きることの素晴らしさが伝わる作品にしたくて、この役を明るく演じ切ろうと決めました。なので、悲しいだけじゃなく、“笑って泣ける”作品になっていると思います」とはいえ、撮影中にはどうしても感情が抑えきれず、涙が溢れそうになったこともあったそう。「そんな時はすごく反省しました。がんが再発しても、常に笑顔を大切にしていた千恵さんのことを思うと、自分が泣いている場合じゃないなって。彼女ならきっと娘のはなちゃんや夫の信吾さん、残される家族のことをいちばんに考えたと思いますし、それが母親とての強さであり、やさしさなんだと改めて感じました」撮影が行われたのは今年の3月。広末さん自身、一人の母親として現場で感じることもあったそう。「命と向き合うことについて、改めて考えることが多かったです。特に現場にいる時は、生きていることがとにかくありがたくて、毎日が感謝の連続でした。今回の撮影は時間も限られていたので体力的にもハードだったのですが、『千恵さんの頑張りに比べたら、こんなの全然平気だ』と思って、精一杯頑張って乗り切りました。この作品を通して自分自身もひと回り成長できたと感じています」◇ひろすえ・りょうこ1980年7月18日生まれ。高知県出身。デビューは1995年。『鉄道員』『おくりびと』『ゼロの焦点』など、数々の映画に出演。主演を務めるのは2013年の映画『桜、ふたたびの加奈子』以来、約2年半ぶりとなる。ニット¥28,000(SAYAKADAVIS/TOMORROWLAND TEL:03・5456・1063)ピアス¥18,000(COCOSHNIC TEL:03・3497・1309)◇『はなちゃんのみそ汁』がんでこの世を去った千恵、33歳。彼女が家族との日々を綴ったブログをもとに、2012年に出版された同名エッセイを映画化。12月19日(土)テアトル新宿&福岡県内先行公開。2016年1月9日(土)より全国拡大公開スタート。※『anan』2015年11月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・平野真智子(NOMA)ヘア&メイク・山下景子(KOHL)取材、文・瀬尾麻美
2015年11月05日実話エッセイを映画化した感動作『はなちゃんのみそ汁』のPRイベントが11月4日(水)、都内のキッチンスタジオで行われ、主演の広末涼子と娘の“はなちゃん”を演じる子役の赤松えみなちゃんが、みそ汁づくりに挑戦した。2008年に乳がんのため亡くなった安武千恵さんが、生前ご家族との日常をつづったブログをもとに、関連書籍の出版やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こした作品を映画化。病魔と戦う千恵さんが「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」という思いから、幼い娘に料理や家事の大切さを教えていく。イベントでは劇中同様、広末さんとえみなちゃんが協力し、かつおぶしを削ったり、豆腐を切ったりしながら丁寧にみそ汁づくりを実践。「お豆腐、くずさないようにね」(えみなちゃん)、「OK!」(広末さん)、「いっぱい切れたよ。すごいでしょ」(えみなちゃん)と本当の母娘のような仲睦まじさで、会場を暖かな空気で包んでいた。この日、ふたりは久しぶりの再会だといい、広末さんは「撮影したときが4歳でしょ。いま5歳になって、すっごく成長していますね。やっぱり女の子は成長が早い。私自身もこの子の存在が原動力になって、毎日千恵さんを演じるのが幸せでした」とすっかり母の顔。「日常のありがたさ、子どもの成長と食の大切さを痛感した。重たいテーマに受け取られがちだが、笑って泣ける暖かい映画」とアピールした。えみなちゃんは演技経験ゼロながら、1,000人超の応募者から選ばれた新星で、イベント中も大勢の報道陣を前に、「玉ねぎは冷やすと、涙が出ないよ」「お味噌は大豆が出来ているんでしょ?あと納豆も」など自由な発言で大物ぶりを発揮。「映画は12月から始まるんだよねー。絶対見てねー!」と大人顔負けに映画を宣伝していた。『はなちゃんのみそ汁』は12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡にて先行公開、2016年1月9日(土)より全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年11月04日BSスカパー!では、昨年11月10日に逝去した俳優・高倉健さんの1周忌を前に、その人生に迫った特別番組『映画人・高倉健』を11月1日(日)に放送する。番組では千葉真一、板東英二、秋吉久美子、広末涼子、三浦貴大らへのインタビューや、出演作のロケ地を巡った映像を交えながら、映画人として一生をまっとうした高倉さんの人生を追っていく。中でも「人生を教えてくれたのは高倉健です」と言う千葉は、「あの人のようになりたいと思っていながら、こんな年になってもまだなれない。あんな人は健さん以外にまだ会ったことがないですね。近づけるように頑張ってるつもりですけど、僕らはなかなか足元にも及びません」と偉大な大先輩への憧れを語っている。『映画人・高倉健』はBSスカパー!にて11月1日(日曜 16:30~)放送(初回は無料放送)。
2015年10月31日若年性アルツハイマー病とたたかう女性の姿と、家族の葛藤と絆を描いた感動作『アリスのままで』。そのBD&DVDが2016年1月6日(水)に発売決定したことを受け、主演のジュリアン・ムーア、そして本作に感銘を受けた女優・広末涼子の最新コメントが到着した。アルツハイマー病を患う主人公役のムーアは、「この作品は病を描くと同時に人間のあり方を問いかけているの。一番重要なのは周囲との人間関係だと伝えてる」と本作を説明した上で、「現代社会で私たちは色々なものに追われていて常に何かをすべきという義務感にとらわれているけれど、それはうぬぼれで本当は、唯一の義務は相手のために生きることだけなの。それこそが本作のテーマだと思う」と作品が投げかけるメッセージについて言及。本作を応援する広末さんも、「私が、アリスと同じなら…もしも、私だったなら…私は何が出来るだろう。いまを生きることの重大さ、向き合うことの大切さを教えてくれる映画です」と自身の立場に置き換えて鑑賞したと言い、作品世界に共感。ムーアの“記憶に残る名演”は世界中の人々の胸を打ち、第87回アカデミー賞(R)で主演女優賞受賞に輝いた。原作は、世界を涙と感動で包み込んだリサ・ジェノヴァのベストセラー小説。感動の熱演に迫るメイキングやインタビュー、未公開シーンなど充実の特典映像とともに鑑賞して。<リリース情報>『アリスのままで』発売日:2016年1月6日(水)※レンタル同時価格:ブルーレイ ¥4,700(本体)+税DVD ¥3,800(本体)+税発売元:キノフィルムズ販売元:ポニーキャニオン(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:アリスのままで 2015年6月27日より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開(C) 2014 BSM Studio. All Rights Reserved.www.alice-movie.com
2015年10月01日第87回アカデミー主演女優賞を受賞した感動作『アリスのままで』のブルーレイとDVDが来年1月6日(水)にリリースされることが決定し、本作でオスカーに輝いた主演のジュリアン・ムーアのコメントが公開された。その他の画像本作は、若くして記憶を失ってしまうアルツハイマー病だと宣告された女性アリスが、あらがうことができない病に向き合い、“現在”を懸命に生きようとする姿を描いた作品。ムーアはアメリカだけでなく世界の映画作家から信頼を寄せられる名女優で、世界三大国際映画祭で女優賞を受賞。本作の演技も高く評価され、5度目のノミネートで初めてオスカーを受賞した。ムーアは「この作品は病を描くと同時に人間のあり方を問いかけている」といい、「一番重要なのは、周囲との人間関係だと伝えてる。現代社会で私たちは色々なものに追われていて常に何かをすべきという義務感にとらわれているけれど、それはうぬぼれで本当は、唯一の義務は相手のために生きる事だけなの。それこそが本作のテーマだと思うわ」と語っている。自身の病に真摯に向き合う姿勢、次第に記憶が薄れて混乱していく過程を繊細に表現したムーアの演技は、観客だけでなく、女優たちからも賞賛を集めており、女優の広末涼子は「私が、アリスと同じなら…もしも、私だったなら…私は何が出来るだろう。今を生きることの重大さ、向き合うことの大切さを教えてくれる映画です」とコメントを寄せている。来年1月6日(水)に発売されるブルーレイとDVDには本編だけでなく、ムーアの熱演に迫るメイキングやインタビュー、未公開シーンなど充実の特典映像も収録される。『アリスのままで』ブルーレイ&DVD2016年1月6日(水)発売ブルーレイ:4700円+税DVD:3800円+税発売元:キノフィルムズ販売元:ポニーキャニオン
2015年10月01日篠原涼子が2年半ぶりに出演することで注目を集めている連続ドラマ「オトナ女子」。いくつになっても“女子”でありたい…“オトナ”になっても“女子”であることを諦めない40歳の独身女性を演じる篠原さんが、本作の世界観を表現するためにメークをしない素顔を披露していることが明らかになった。中原亜紀は、企業で広告の仕事をバリバリこなす40歳・独身女性。恋人は、マイナーだが、成功を目指して頑張っている年下のミュージシャン・伸治。また、亜紀の良き相談相手は、惚れっぽく色んな男性にアプローチする独身・大崎萠子とバツイチで3人の子持ちの坂田みどり。同じ年齢の3人は、何かにつけ女子会を開き、気兼ねなく愚痴を言い合える大切な存在だ。ある日、会社が力を入れている「恋愛アプリ」の部署に異動して、アラフォー向けのゲームを作るチームリーダーに任命される。新しい部署は、自分より若い部下ばかり、恋愛アプリすらやったことのない亜紀は、戸惑いを覚える。そんな亜紀は「恋愛アプリ」の監修に、脚本家の高山文夫を迎えてみてはどうか?と思い付く。高山は、10年以上前に恋愛ドラマで立て続けにヒットを飛ばして、一世を風靡したが、最近はあまり作品を発表していない。亜紀は、文夫の住所を調べ、会いに行くが…。篠原さんをはじめ、吉瀬美智子、鈴木砂羽の3人が、江口洋介や谷原章介演じるダメなオトコに振り回されながら、幸せをつかむために奮闘していく物語。今回、公開された2パターンのビジュアルは「メークをしたビジュアル」と「メークをしない素顔のビジュアル」。撮影は、顔の表情やポーズ、髪のなびき方など、篠原さん自身も意見を出しながら進み、“メイクをしないバージョン”のときには、篠原さんは「フルメークの方がやっぱり安心する」と少し恥ずかしそうにしていたという。実際のポスターには、篠原さんだけでなく、共演の吉瀬さんと鈴木さんも素顔とフルメークで登場。“本音”と“建前”の狭間で、さまざまな不安や悩みや夢や希望を抱えながら揺れ動く40歳独身女性の思いが表現されている。フルメークとすっぴんという2種類のビジュアルについてプロデューサーの中野利幸は「このドラマのテーマである“女子はいくつになっても女子”という部分を表現したくて、2種類のビジュアルにこだわりました。“フルメークバージョン”は、良い意味で周りの目を意識し、メークや服装に気を配り、いつまでも美しくありたいと努力し続けて、年齢に関係なく、生き生きと輝き続ける女性を意識しました。また“メークをしない素顔のビジュアル”は、いくつになっても、内面も外面も“諦めてない”雰囲気を表現しました。同時に現代女性のリアルな姿を等身大で描いていきたいと“女子のリアルをすっぴんにする”というコンセプトも、この“素顔のビジュアル”で表せたらなと思います」とコメントを寄せている。木曜劇場「オトナ女子」は10月より毎週木曜22時~フジテレビにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年09月16日がんでこの世を去った母と5歳の娘と夫、その家族の日々をつづったブログを基にしたエッセイを、広末涼子主演で映画化した『はなちゃんのみそ汁』。このほど、一青窈が書き下ろした主題歌「満点星」が彩る待望の予告編が解禁となった。ある日、乳がんを宣告された千恵(広末さん)。見えない不安に怯える千恵に、恋人の信吾(滝藤賢一)は優しく寄り添いプロポーズ、2人は晴れて夫婦となる。やがて、抗がん剤治療の影響で卵巣機能が低下し、出産をあきらめていた千恵に、妊娠が判明。自らの命を懸けて、“はな”を無事出産した千恵だったが、病魔が再び彼女を襲う。「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」千恵はまだ幼い娘に、鰹節を削り、だしをちゃんととって作るみそ汁から、料理や家事の大切さを教えていく――。『ペコロスの母に会いに行く』の脚本を担当した阿久根知昭が、脚本と監督を手掛ける本作。結婚、妊娠、出産という人生の転機を、がんを抱えながら迎え、食を大切に生きてきた主人公・安武千恵を、広末さんが務めている。そんな本作で主題歌を務めるのは、千恵の姉役として出演も果たしている一青窈。生前の千恵さんが、一青さんの「ハナミズキ」が好きでよく歌っていたという縁もあってオファー、一青さんがこれを快諾し、「はなちゃんといっぱい話していい作品にしたい」と意気込みを語っていた。今回、解禁された予告編映像では、「私はツイていた」と語る前向きで明るく、娘のはな(赤松えみな)を大切に思う千恵を、広末さんが熱演している姿が伺える。広末さんがはなと一緒にみそ汁を作る姿や、「うまかー!!」とおいしそうにみそ汁を飲む夫・信吾を快活に演じている滝藤さんの表情からは、本当の家族のようなぬくもりに満ちた雰囲気が伝わってくる。さらに、一青さん書き下ろしのオリジナル楽曲「満点星」の感動的なメロディが、映像を温かく彩る。「満点星」は、春に白い花をつける “満天星躑躅(ドウダンツヅジ)”をイメージして制作されたそうで、その歌詞からは、本作に込められている千恵さんの家族を思う気持ち、3人で過ごした日々のぬくもり、そして家族の絆が感じられ、映像の余韻が爽やかに胸いっぱいに広がっていく。「初めて聴いたとき、とても大きな優しさに包まれた気持ちがしました。聴く度に、心に沁みる体に響く楽曲」と語る広末さん。劇中では実際に「満点星」を歌って演じるシーンがあったというが、「役を通じてこの曲を歌わせていただいたときには、涙が止まらなくなってしまい…困りました。この映画を物語る素晴らしい楽曲を作ってくださった一青さんに、深く心から感謝しています」とコメントを寄せた。また、一青さんは、「(ドウダンツツジの)花言葉は…『素直な告白』です。母としてまっすぐにはなちゃんに愛を注いだ千恵さんと、それを一心にサポートする安武さんと、その愛に応えるはなちゃんと気持ちをいつもいつも素直に伝える家族のあり方が素敵だなぁと思って、これに決めました」とコメント。「膨らんだ花の形が、はなちゃんがいつかママと同じように美しい子どもを宿すように純白のドレスの裾をイメージして、はなちゃんの未来のウエディングドレス姿と重ねて書きました。この樹は秋の紅葉も鮮やかで菱形の葉っぱです。ぽこっとつぼみから花が咲き出すのも、可愛らしいはなちゃんの笑顔に重なりました」と、この曲に秘めた思いを明かしている。劇中、そして主題歌で、夢のタッグが実現した広末さんと一青さんの共演を、予告編からも確かめてみて。『はなちゃんのみそ汁』は12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡にて先行公開、2016年1月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月12日女優の米倉涼子が3日(木)、都内でブロードウェイミュージカル「ピピン」の公開リハーサル会見にスペシャルサポーターとして出席した。「CHICAGO」「キャバレー」で知られる振り付け師で演出家のボブ・フォッシーによる名作を、ブロードウェイで約40年ぶりに新演出で復活させたミュージカル。2013年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した。サーカス小屋を舞台に、一座を支配する妖しいリーディングプレイヤーが悶々とした想いを抱えるピピン王子をそそのかし、観客を煽りながら、華やかなアクロバット・ショーを展開する。現地で観劇したという米倉さんは「舞台いっぱいに広がったエンターテインメント。一人が踊っているのではなく、あちこちで素晴らしい踊りをしている人がいるので、冒頭だけでも見ているだけで500キロカロリーは消費する」と大興奮。今回の来日公演キャストにはトニー賞受賞俳優もいるだけに「どうやったらトニー賞ってとれるんでしょうか?」と身を乗り出して質問した。受賞歴のあるジョン・ルービンスタインが「それに秘訣はありません。ノミネートされる役に配役されるか、その公演が人々を魅了するかどうか。クジを引いたり、サイコロを転がすのと一緒」、同じくプリシラ・ロペスが「才能も大事ですが、全身全霊を捧げてやっているかどうかが大切です」と答えると、米倉さんは「まだまだ遠い、というか全然見えないところにありますねぇ」と深く頷いていた。米倉さんといえば、2012年7月に「CHICAGO」でブロードウェイミュージカル主演を飾った事もある。ボブ・フォッシーから直に手ほどきを受けた事のあるルービンスタインから「彼は知的で、客を喜ばせる事に長けた人物だった。どうすれば観客に作品のメッセージを伝えられるか常に考えていた人で、チャレンジャーでもあった。でもプライベートではとても謙虚だったよ」と、その人となりを教えられた米倉さんは「これテレビに流れますか?録画します」と貴重な証言に鳥肌を立てていた。ブロードウェイミュージカル「ピピン」は、東急シアターオーブで9月4日(金)よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日広末涼子が主演を務め、滝藤賢一、一青窈など豪華キャストが出演し、ベストセラーとなった実話エッセイを映画化する『はなちゃんのみそ汁』。このほど、本作が12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡にて先行公開、2016年1月9日(土)より全国公開となることが決定。温かいまなざしで愛娘を見つめる広末さんの姿が印象的な、ポスタービジュアルが解禁となった。ある日、乳がんを宣告された千恵(広末さん)。見えない不安に怯える千恵に、恋人の信吾(滝藤さん)は優しく寄り添いプロポーズ、2人は晴れて夫婦となる。やがて、抗がん剤治療の影響で卵巣機能が低下し、出産をあきらめていた千恵に、妊娠が判明。だが、出産するということは、がんの再発リスクが高まり、自らの命が危険にさらされることを意味していた。周りの支えで命を懸けて産むことを決意し、はなを無事出産した千恵。しかし、再び病魔が彼女を襲う。「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」。千恵はまだ幼い娘に、鰹節を削り、だしをちゃんととって作るみそ汁から、料理や家事の大切さを教えていく――。原作は、がんのためこの世を去った33歳の千恵さんと5歳の娘と夫、そんな家族の日々をつづったブログを基にした同名エッセイ。常に明るくひたむきに生きる安武一家の姿が日本中で大きな話題を呼び、関連書籍の出版やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象を巻き起こした作品が、ついに映画でも登場する。結婚、妊娠、出産という人生の転機をがんと共に生き、食の大切さを娘に伝えようとした千恵を演じるのは、先日、3児の母となった広末さん。また、明るくひたむきに彼女を支える夫・信吾を滝藤さん、千恵の姉役を一青さんが務め、はな役には、1,000人超の応募者から選ばれた演技経験ゼロの新星・赤松えみなが抜擢された。監督&脚本は、ギネス認定された“世界最高齢の映画初主演女優”赤木春恵に岩松了、加瀬亮らが出演し、2013年キネマ旬報ベストテン日本映画第1位に輝いた『ペコロスの母に会いに行く』で脚本を手がけた阿久根知昭。本作で初のメガホンを握る。完成したポスタービジュアルには、広末さん演じる千恵と、えみなちゃん演じる娘・はながキッチンで手を取り、にこやかに向かい合う姿が。残り少ない命を覚悟した千恵が、自分がいなくなってもはなが元気に暮らしていけるようにと、鰹節を削るところから始めるみそ汁づくりを通して、“ちゃんと作ってちゃんと食べる”というメッセージを伝える重要なシーンを切り取っている。温かいまなざしで、娘を愛おしそうに見つめる表情が印象的な広末さん。本作で描き出される、おいしくてあったかくて、かけがえのない日々を象徴するビジュアルに仕上がっている。『はなちゃんのみそ汁』は12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡にて先行公開、2016年1月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日ベストセラーエッセイを広末涼子主演で映画化する『はなちゃんのみそ汁』のポスタービジュアルが解禁された。本作は12月19日(土)よりテアトル新宿・福岡で先行公開される。その他の画像原作のエッセイは、結婚、妊娠、出産という人生の転機を、がんと闘いながら過ごした安武千恵さんとその家族によるブログが基になっている。千恵さんはエッセイで、自分がいなくなっても家族が元気に暮らしていけるように“ちゃんと作る、ちゃんと食べる”という食の大切さを、みそ汁づくりなどの料理を通して伝えており、2012年に書籍化されると、関連書籍の発売やテレビドラマ化、教科書への採用など大きな反響を呼んだ。ポスタービジュアルは、千恵役の広末が、娘のはなちゃん(赤松えみな)に台所で、みそ汁づくりを教える重要なワンシーンを捉えたもの。残り少ない命を覚悟した千恵は、“生きる力”を身につけてほしいと、鰹節を削ってみそ汁を作ること、そしてある“約束”を5歳のはなちゃんと交わす。映画では、夫の信吾役を滝藤賢一、千恵の姉役を一青窈が演じ、『ペコロスの母に会いに行く』で脚本を担当した阿久根知昭が、監督と脚本を務める。公開に先がけ、9月12日(土)より“オリジナル万能手ぬぐい”付のムビチケカード(1400円/税別)が各上映館にて発売される。『はなちゃんのみそ汁』12月19日(土)よりテアトル新宿&福岡先行公開2016年1月9日(土)より全国拡大公開
2015年09月03日高知県地産外商公社は9月3日、「高知家 ALL STARS PV発表会・スターグラス贈呈式」を開催した。「高知家」は、2013年から実施されている高知県のPRキャンペーン。2015年度のキャンペーン「高知家 ALL STARS『みんなぁがスターやき』」では、高知県の「スター」として一般公募した高知県民を中心に宣伝・広報を展開している。このたび東京都で行われた発表会では、「高知家 ALL STARS」の新プロモーションビデオが公開された。また、高知県知事の尾崎正直氏のほか、投票で選ばれた5人の"スター"も登場。"高知家の娘"としてゲストに迎えられた女優の広末涼子さんが、5人のスターに「高知家 ALL STARS」の証である星をかたどったサングラス"スターグラス"を贈呈する贈呈式も行われた。○「人々こそが高知県の魅力」尾崎氏は「高知家 ALL STARS」について、「高知県は、温かい人柄の人々こそが最大の魅力。県民1人ひとりに高知県の魅力を語ってもらうことほど強力なPRはないと考えている」と、その魅力についてアピールした。続いて公開された新プロモーションビデオ「高知家 ALL STARS『みんなぁがスターやき』」では、ニラを遠くへ飛ばす「ニラキングスター」や、女子学生3人組の「高知のことが好きやきスター」など、スターグラスをつけたスターたちが続々登場。思い思いに高知県の魅力を語っていた。ちなみに、スターの募集は4月に開始し、8月末の時点で1,200人を超えるスターが登録されているという。○広末涼子さんもスターに首ったけ!?プロモーションビデオの放映後には、ゲストとして広末涼子さんが登場。自身も高知県の出身である広末さんは高知県のスターについて「一般公募とは思えないキャラクターの濃さで、特別すぎないスペシャリティが愛おしいです」と語った。広末さんに続いて、スターの中から投票で選ばれたという5人の高知県民も登壇。「フリースタイルバスケットボールスター」ZEROさん、「7代目マンジョンジロースター」土肥 京一さん、「高知のトマト畑に生息するエンターテイメントスター」とまっくまさん、「よさこいおもてなしスター」でっきーさん、「はりまや橋盛り上げスター」とさけんぴさんと、ゆるキャラも含めた個性豊かな面々がそろった。広末さんからスターグラスを贈呈された5人は、それぞれがそれぞれのスタイルでパフォーマンスを実施。「7代目マンジョンジロースター」の土肥さんはカツオのたたき、「高知のトマト畑に生息するエンターテイメントスター」のとまっくまさんはフルーツトマトを広末さんにふるまい、「よさこいおもてなしスター」でっきーさんは、広末さんや他のスターも巻き込んでよさこい節の踊りを披露した。最後に広末さんは、「まだまだスターを募集しています! 」とアピール。尾崎氏と共に、高知県のPRに取り組んでいく姿勢を示した。
2015年09月03日