日本の迎賓館として開業したホテルが作った「王道と革新」を感じる日本料理店世界中のVIPをもてなしてきた、日本ブランドの最高ホテル「帝国ホテル」。いくつかあるホテル直営のレストランに、今まで日本料理店がなかったと聞いて、以外に思う方も多いのではないでしょうか。その理由を紐解くには、130年のこのホテルを辿ってきた歴史を振り返る必要があります。帝国ホテルの開業は1890年。1867年の大政奉還から23年後のことです。近代国家になるためにも欧米と対等の外交を望んでいた明治政府ですが、諸外国の反応は「日本は文明国家としての体制が整っていない」という冷たいもの。これからは、外国人の賓客を招き、交流を盛んにして欧化政策をしなければいけないと、当時の外務大臣・井上馨が外国との社交場として鹿鳴館を建設します。その鹿鳴館の隣の敷地に世界の賓客をもてなす迎賓館として誕生したのが帝国ホテルです。当時、外交儀礼の公式料理はフランス料理と定められていました。当然、帝国ホテルで提供される料理は最高峰のフランス料理でなければならず、その使命通り、帝国ホテルのフランス料理は名実ともに日本トップのクオリティを誇ったのです。その後第四代料理長、内海藤太郎(1909-1915年)がレストラン・宴会場の料理を正統フランス料理で統一した流れから、今まで館内のレストランはフランス料理中心の構成となっていました。天井も木を使い、数寄屋作りをベースにした静謐なカウンターしかし、「和食」の評価が世界的に高まる中、フランス料理だけで世界各国からの賓客をおもてなしするのではなく、新たな選択肢を持つ必要が出てきました。「創業の精神を継ぐ日本を代表するホテルの役割として、日本の食文化、本物の日本料理を伝えることも不可欠ではないか。そうした考えから、日本料理店を作ることになったのです」と【帝国ホテル 寅黒】の誕生の経緯を、このプロジェクトの担当者は話します。「日本料理店をホテルに作ろうと思うも、人材もノウハウもホテル内にはありませんでした。そこで幅広く検討した中で、タッグを組みたいと相談したのが、ミシュラン三つ星に13年間輝き続ける【神楽坂 石かわ】を中心とした石かわグループを率いる石川秀樹さんでした」。なぜ、石川さんだったのか?曰く、料理の素晴らしさはもちろんのこと、さまざまな日本料理店に食べに行き、記事を読み、体験していく中で触れた石川さんの「海外のお客様に日本に来ていただいて、日本料理を通じて、日本の素晴らしいことを伝え、それを理解していただくお客様の数を増やすことが使命」という思いが自分たちの哲学と重なったことが決め手になったのだそう。調理責任者の鷹見将志さん。2011年に【神楽坂 石かわ】に入社し、配属先は【虎白】へ。以来11年間研鑽を積みながら店を支える。一方、【神楽坂 石かわ】の石川秀樹さんは、最初に話があったときには、全く乗り気ではなく断ろうと思っていたのだそう。ところが、帝国ホテルの「ともに日本の迎賓館にふさわしい日本料理店をつくりたい」という熱意と想いにほだされ、タッグを組むことを決めたのでした。そこから、石川さんは帝国ホテルの歴代料理長の料理本を読み、すべてのレストランへ何度も足を運び、“帝国ホテル”について自分なりに理解し、咀嚼して、帝国ホテルでの日本料理を表現するものはなにか、というの要素を煮詰めていきます。その素案をもとに、ホテルと石川さん両者で辿り着いた答えが「日本の迎賓館で食す、王道と革新の日本料理」というもの。そこからどういう店にしていくか、内装、料理の内容、提供の仕方などを肉付けしていったのです。そして誕生した【帝国ホテル 寅黒】。調理責任者に任命されたのは、【虎白】の当時二番手だった30歳の若き料理人、鷹見将志さんです。『フカヒレなす生姜』。小鍋仕立のプレゼンテーションも楽しい。この大役に任命された鷹見さんですが、プレッシャーなどはみじんも感じさせず、実に楽しそうに仕事をしています。カウンターでにこやかにお客様に話しかけ、厨房のスタッフにもきめ細やかに目を配り、その和やかな雰囲気はカウンターに並ぶお客様に伝わり、リラックスした雰囲気が店全体に流れています。この日は一人で店を訪れましたが、一人でもとても心地良い空気で迎えてくれました。ここで注文できるのは、おまかせコースのみ。最初の一品はなんとフカヒレが登場!戻したフカヒレに、鰹と昆布の出汁で味を含ませたフカヒレは黄金色に輝いて……。一口食べれば、丁寧にクリアにとった出汁の香りが鼻腔をくすぐり、出汁の旨味が広がります。下に忍ばせた生姜を少し効かせて炊いたナスのとろりとした歯触りとフカヒレの食感が抜群に相性がいい。「フカヒレは【虎白】でも人気の料理でした。“王道と革新の日本料理”を考えたときに、あえて伝統的な日本料理の食材ではなく、新しさ、驚き、そして贅沢さでインパクトを持ってくるのも、面白いのではと考えました」と鷹見さん。フカフレという従来の日本料理にはない食材を使いつつ、味付けはこれぞ日本料理の王道。この一品から続くコースに期待感が高まる先付と言えるでしょう。『松葉蟹の真丈』。生の状態の蟹と、茹でた蟹をつかって真丈をつくり、蟹の旨味と甘味を立体的に引き出している。調味料は使わないが、蟹味噌も使い、旨味と塩味を調整。続いて登場したのは、『松葉蟹の真丈』のお椀。昆布と鰹でとった出汁に、つなぎを使わない、たっぷりとした“蟹だけ”の真丈がゴロンと入っています。なんと、真丈には調味料は一切使わず、出汁と蟹本来の塩気のみで調理したとのこと。ちょうどいい、まろやかな塩味と旨味。蟹の甘味と香り、すべてを口に含んだときに感じる素直なおいしさ……。これがすべて食材の塩味と旨味だけでできているとは!海外の方でなくとも驚く方はきっと多いはず。椀ものは日本料理の華。大胆に、潔く、すべて食材の塩気と旨味のみを組み合わせながら、完璧なおいしさのバランスを生み出した一品からは、鷹見さんが食材のポテンシャルを引き出す「これぞ日本料理」という真骨頂を世界に伝える意気込みを感じました。お客様の目の前で、皮目に火を入れる鷹見さんお客様の目の前で調理をし、立ち昇る香りや、視覚でも美味しさや楽しさを演出できるのが“割烹”の醍醐味。鮮度のよい食材を目の前で見せ、調理の過程を披露し客人をもてなす。これこそ、日本独特のスタイルとも言えるでしょう。今回のコースで割烹ならではの楽しさを感じたのは、お造りのとき。鷹見さんが赤く熱した炭を直接金目鯛の皮目に落とし、皮だけを香ばしくパリッとさせる“炭落とし”を目の前で見せてくれると、お客様も盛り上がります。脂ののった金目鯛のジューっと焼ける香ばしい香り。立ち上る煙。見た目も楽しいけれど、この一手間でおいしさも倍増するのがポイント。皮目を焦がしたパリパリ感が生まれ、香ばしい香りがつくのと同時に、ほんのりと温まった皮側の身の脂がとろけて柔らかい舌触りになり、内側のしまった身への食感のグラデーションが生まれるのです。これは、シンプルなお刺身とはまた違うおいしさで、目でも楽しめ、舌でも幸せになれる一品です。金目鯛のお造り。造りはこうした炙りものを含み、旬の魚で3種類ほど登場。そして、煮物椀の前の冷たいお料理で登場した『牛肉のしゃぶしゃぶ蕪胡麻出汁』も印象に残った一品。脂ののった牛肉は冷たくするとその香りや柔らかさが損なわれると思っていたけれど、これはそんな先入観を吹き飛ばしてしまうほどの美味。出汁で炊いた蕪を冷やして、さっとしゃぶしゃぶした京都牛の肩ロースをふわっとかけて、冷たい胡麻出汁をはり、目の前で炒った胡麻を振りかけた料理を冷たく食べるという、意外な組み合わせ。けれど、この温度がしつこくなく、さっぱりといただけるポイントなのでしょう。ほんのり甘味を抱いた冷たい蕪を、これまた甘い脂をほどよく含む薄切りの牛肉が包んで、香り高い胡麻とお出汁を合わせていただけば、コースの中盤でもほどよくお腹におさまります。煮物椀の前に登場する『牛肉のしゃぶしゃぶ蕪胡麻出汁』こうして驚きあふれる料理から、王道のしっかりとした日本料理らしさを感じるもの緩急合わせて登場したコースは全13品。最後は土鍋で炊いた白いご飯。そしてデザートは、アイスクリームなどのちょっと洋を感じるエッセンスがあるものと、わらび餅といった日本的なもの両方味わえます。コースを通して感じるのは、“お客様を楽しませたい”という鷹見さんのシンプルな思い。【帝国ホテル 寅黒】のテーマとして掲げられる“伝統と革新の料理”の、“革新”の部分は従来の日本料理から一手間かけた工夫や、食材の幅広さで表現しつつも、ベースはあくまでも本流。そのバランスが、新時代の日本料理なのだろうと感じた時間でした。帝国ホテルタワー棟の地下1階にある、ひっそりとした店構えこの“王道と革新”は、料理のみならず、サービスでも感じられます。帝国ホテルならではの、格式の高さも感じながら、でも突き放しはしない温かさや、親しみやすさ。料理だけでなく、サービスや空気感も含めたこの心地良さこそが【帝国ホテル 寅黒】の魅力。カウンターには、【虎白】の常連さんだったであろうお客様、帝国ホテルに通い続けられてるだろうご夫婦と実にさまざまな方々で賑わっていたのですが、そのすべての方が笑顔で楽しそうに食事をされていたのが印象的でした。「帝国ホテルの伝統と格式、そして目の配り方の素晴らしさ。そこにお客様を“大好きな人”としてもてなす石川イズムが融合した【帝国ホテル 寅黒】で過ごしていただくひとときは、他のどこにもない最高のものになると思っています。」と鷹見さん。格式と心地よさ。本流と、刺激。そうした絶妙なバランスが保たれている新しい日本料理。その楽しさに触れに、親と、友人と、海外からのお客様と、さまざまな方と一緒に訪れたくなるお店です。撮影/今井 裕治日本料理帝国ホテル 寅黒【エリア】新橋/汐留【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】45000円【アクセス】日比谷駅 徒歩3分
2022年03月07日神楽坂の路地にひっそりと佇む星付きの日本料理店たゆまないの探求心が同店ならではの味を生み出す料理のきらめきを引き立てる名わき役神楽坂の路地にひっそりと佇む星付きの日本料理店東京・神楽坂を見守る毘沙門天善国寺の裏手にひっそりと佇む、黒塀に囲まれた日本料理店。丁寧に打ち水が施された石畳を奥へすすんで引き戸を開けると、一転して美しい白木に覆われた空間が出現し、その凛とした雰囲気に心が動かされます。黒塀に囲まれたお店に一歩入れば、美しい石畳がお出迎えカウンター席では、料理人の手さばきを視覚で楽しみつつ、食材の魅力を聴覚で堪能。五感を使って食事を楽しむことができます。ここで供されるのは、季節の恵みの活かし方を知り尽くす主人・石川秀樹さんによる『おまかせコース』。「餅は餅屋。その道の専門家にまかせるのが一番」という考えのもと、食材は石川さんが修業時代から付き合ってきた「亀本商店」の番頭さん他、信頼する仲買の方々から仕入れています。凛とした雰囲気が漂うカウンター席「日本の食材を使いながらも、よそとはひと味違う料理を目指しています」という石川さん。創意工夫を常に念頭に置き、新たな味覚の探求に挑んでいます。そして旬の食材を使い、さらにその上を、深く、そして奥へと追求し、研ぎ、磨き続ける、そうして【石かわ】の料理は完成していきます。たゆまない探求心が同店ならではの味を生み出す厳選素材ならではの美味しさを引き出したお料理は、華美すぎず飾らない上品な見た目に仕上げられています。旬の食材の輪郭がくっきりと際立ち、日本の四季の素晴らしさを力強く語りかけます。赤ナマコのほどよい歯応えと、このわたの旨みを堪能中皿の一例。穏やかな潮流に育まれた長崎県大村湾産の赤ナマコの上に、瀬戸内海産のこのわた。さらにその上には、鰹と昆布のだし、酢、柚子でつくったゼリーを。爽やかな風味が、ナマコの旨みを引き立てます。赤ナマコの独特の風味と旨味を存分に上質なふぐと料理人の確かな技術が見事に融合『おまかせコース』の中皿の一例。手前は大分県産のふぐの白子の塩焼き。奥は、生のふぐ、菊菜、青じそ、ふぐねぎで和えた一品。特製のおろし酢で爽やかに、ふぐと香菜の相性のよさを堪能できます。石川さんの手さばきがふぐの美味しさを引き出す新感覚の〆の一品『牛しゃぶご飯』〆のご飯ものの一例。釜炊きのご飯の上に薄切りにした黒毛和牛の生のサーロインを敷き詰めた『牛しゃぶご飯』。ざっくりと混ぜ合わせると余熱で牛肉に熱が入り、旨みが溶け出すので、甘みが出てから味わいます。釜炊きご飯の熱で黒毛和牛をしゃぶしゃぶする料理のきらめきを引き立てる名わき役【石かわ】の料理を引き立てる器は、店主の石川さんがギャラリーに足を運んでセレクト。フランス製のアンティーク、大正時代のガラス皿、古染付、現代作家の作品など、さまざまなテイストを揃えます。料理を引き立てる多彩な器たちお料理とマッチする日本酒や焼酎、ワインも豊富なので、ここでしか味わえない贅沢なマリアージュも愉しめます。カウンター席のほか、お店の奥には4つの完全個室が。洗練された空間は、利用シーンを問わずプライベートな時間を過ごすのに最適です。料理人プロフィール:石川秀樹さん1965年生まれ。新潟県出身。20歳で上京して料理の世界に入り、乃木坂【神谷】などで修業した後に独立。師弟関係にあった小泉瑚佑慈氏らに支えられ、2003年に【石かわ】をオープンする。その後、2008年には【虎白】、2009年には【蓮】を開業。また、2017年には【RESTAURANT NANPEIDAI】、2020年には【波濤】【NK】【愚直に】、2021年には【jinen.】帝国ホテルとの提携店【帝国ホテル 寅黒】を立て続けに開業し、石かわグループをまとめ上げている。神楽坂石かわ【エリア】神楽坂【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】50000円【アクセス】飯田橋駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年02月02日和フタヌーンティー ~初花月~埼玉県さいたま市にある、ロイヤルパインズホテル浦和の日本料理「四季彩」では、2022年1月17日(月)~2月28日(月)までの期間限定で「和フタヌーンティー ~初花月(はつはなづき)~」を提供している。これは、ホテルの日本料理店が手がけるアフタヌーンティーという斬新な発想で、趣向を凝らした季節の味覚を楽しめるスイーツと和のセイボリー(軽食)17品のメニューを用意している。その中には「木なり八朔とわらび餅」「苺と焼おかきのハーブサンド」「生ハム金柑」「蓮根煎餅 山椒風味」「下仁田葱味噌バケット」、また卵やかぶら、青じそ、生湯葉などを使った「彩り姫寿司」などもある。洋式を和食で堪能できるデザートには「甘酒ぜんざい」や大根の葉をブレンドした大人の小松菜ジェラート、苺をトッピングした「聖護院大根のクレームブリュレ」があり、すべての料理に和と洋をバランス良く組み合わせた上品な味わいと美しさを堪能することが可能だ。お茶にもこだわっており、八女産玉露と、時期により宇治産煎茶、掛川産中蒸し煎茶などを提供している。「和フタヌーンティー」は期間限定で、電話または公式サイトより予約することができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本料理「四季彩」の公式ホームページ※公式サイト予約フォーム
2022年01月19日京都人が考えるスモールラグジュアリーホテル『東山 四季花木』は、「日本料理 研野」とコラボレーションした宿泊プラン「クリスマスの朝ごはん」を2021年12月24日に提供いたします。日本料理研野 ※朝食イメージ写真1【日本料理 研野×東山 四季花木】「クリスマスの朝ごはん」ホテル「東山 四季花木」の上質なおもてなしと、「日本料理 研野」の酒井研野が丹精を込めてつくる、朝ごはん。通常は夜のみ営業されているため、今回初の企画となりまさに【幻の朝ごはん】。炊きたてのお米の香りとともに、身も心もあたたまるひとときをご提供いたします。日時 :12月24日 1泊2日朝食付各回定員:8名様(1) 7:00(2) 9:00(3) 11:00料金 :・26~28平米スーペリアツイン1泊2日 2名様利用 59,000円(朝食付き) お一人 29,500円・33平米 ジュニアスイート1泊2日 2名様利用 65,000円/1室(朝食付き) お一人 32,500円・54平米エグゼクティブスイート1泊2日 2名様利用 97,000円/1室(朝食付き) お一人 48,500円1泊2日 3名様利用 122,000円/室(朝食付き) お一人 40,667円1泊2日 4名様利用 147,000円/室(朝食付き) お一人 36,750円・51平米エグゼクティブスイート1泊2日 2名様利用 101,000円/1室(朝食付き) お一人 50,500円1泊2日 3名様利用 126,000円/室(朝食付き) お一人 42,000円1泊2日 4名様利用 151,000円/室(朝食付き) お一人 37,750円内容 :土鍋で炊いたご飯、クリスマス仕立ての粕汁、西京焼きと野菜のおかず、ごはんのおとも、デザート、珈琲【東山 四季花木から徒歩10分程のところにある「日本料理 研野」】「菊乃井」、ニューヨークの「Shoji at 69 Leonard Street」、「LURRA°」、「京、静華」と異ジャンルでの経験を生かしながら2021年にオーナーシェフとして「日本料理 研野」を京都でオープン。予約開始日には数分で完売するほどの人気店。【日本料理 研野】 ホテルに直接、お電話(tel:075-744-6654)またはメール(Mail: info@shikikaboku.jp )でお問い合わせくださいませ。予約締切:12月20日(月)12:00※お席に限りがありますので、お時間帯のご希望に添えないことがあります。【東山 四季花木】京都府京都市東山区三条通白川橋西入今小路町85-1アクセス: 地下鉄東西線「東山」駅下車 徒歩1分URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月13日この記事を書いた編集部員緑のまぶしいこぢんまりとしたアプローチから非日常がはじまります小田原駅へ到着したら、東海道本線へ乗り換えて「根府川駅」を下車。相模湾の美しい水平線を横目に、送迎車で7分ほど向かった先に、その名の通り凛と佇む【凛門】。「生まれ変わったような私と出会う」をコンセプトに、人間の免疫力に着目。最新科学の寝具による良質な睡眠や、ルフロ湯治による基礎体温の改善、心にも栄養にもバランスの取れた食事で、ゲストの健康をデザインする、あたらしいリトリートホテルです。ダイニングからの眺めに、すでに心が奪われます【凛門】では、施設全体でエシカルな取り組みを行なっており、野菜の端材を一切捨てずにだしを取ったり、コンポストを使用して廃棄物を肥料に変えたりと、フードロスやゼロウェイストに取り組んでいます。料理長を務めるのは松本淳さん。和食を中心に研鑽を積み、【コンラッド東京】や【伊勢アマネム】を経て、40歳でここ【凛門】の料理長に就任しました。天気のいい日はテラスで美しい景色をたっぷり味わうのも幸せですランチやディナーは食事のみの予約が可能ですが、今回いただいた朝食は宿泊者のみ楽しむことができます。2泊目以降の献立はなく、ゲストのリクエストに応えたお料理を出されるというので驚きます。ランチは8,470円、アフタヌーンティーは4,840円、ディナーは18,150円で、宿泊は81,819円(1室1~2名)からプランが用意されています。目覚めの一杯は時期によって2種類から選ぶことができますこちらは温州みかんを使用した『みかんジュース』朝食は目覚めの一杯からはじまります。江之浦には柑橘農家がたくさんあり、無農薬でつくられた柑橘類が1年中採れる豊かな土地です。『酵素レモンスカッシュ』も地元のレモンを使用し、発酵を生かした昆布茶と合わせて、奥行きのある爽やかな味わいが楽しめます。自然そのままの甘みや苦味、微炭酸もちょうど良く、発酵による酸味まで心地いい一杯です。小田原の温州みかんを使用した『みかんジュース』は香り高く、上品な甘みが身体にゆっくりと沁みこんでいくようです。こちらの『地野菜のサラダ』も無農薬でつくられたもの。「小田原は相模湾に面していながらも野菜が強い」と松本さんは言います。それぞれ農法が違うことで味わいも少しずつ異なるそう。今回はからし菜、赤水菜、レタス、サニーレタス、キュウリ、ミニトマト、紫大根を自家製の昆布ドレッシングでいただきましたが、それぞれの野菜の味が濃厚で、畑がそのまま食卓にやってきたような感覚にさせられます。昆布ドレッシングはふくよかな香りと甘み、そして何より旨みが強く印象に残りました。「しっかり食べてほしい」という松本さんの想いがつまったお膳そして美しいメインのお膳が運ばれてきました。出来立てのご飯とお味噌汁、そしてたくさんのおかず。日常では力を抜いてしまいがちな朝の食卓が遠のくような彩り豊かな一汁三菜のお膳は、ゲストが新しい一日を、生まれ変わったように過ごす第一歩であるように感じます。メインのおかずは左奥の3つのお皿で、左が『水菜とえのきの煮浸し』。中央は香ばしい香りをたずさえた『地養鶏の炭火焼きとなすの味噌煮』。右側は『おから』で、レッドキドニービーンズ、生きくらげ、ひよこ豆、百合根、絹さやが入っていて、さまざまな味わいに胸が躍ります。お膳右奥がこちらの『足柄豆腐の南禅寺蒸し』。だしは足柄の湧き水でとっていて、この湧き水は旨みが出やすく、すっきりとした味わいに仕上がります。表面にぷつりとスプーンをいれて、そのやさしいだしの旨みを堪能します。大粒の「いのちの壱」。お米そのものが光を放っているようですお米は完全無農薬で、可能な限りシンプルに育てられた小田原市産の「いのちの壱」です。通常のお米より1.5~2倍程度の大きな粒が特徴で、濃厚な甘みやふくよかな香りが他とは一線を画します。3つの器が乗った土台を持ち上げると……お料理が隠れていました「実はこの下にも…」と現れた新たなお料理。素敵な演出に思わず歓声を上げてしまいます。『かぼちゃの煮物』はかぼちゃの煮物をすりつぶしてカスタードクリームや豆乳と合わせていて、ヴィーガンの方でもおいしく食べられる一品。地元の柑橘が器になっているのも粋です。ほかにも柚子胡椒で楽しむ『自家製の塩辛』や、頭まで食べられる『ヤマトカマスの炭火焼き』など、五感で楽しめるお料理がたくさん並びます。【凛門】さんのお料理はすべて自家製で、松本さんの強い想いが感じられます。卵料理は目玉焼き、だし巻き玉子、オムレツから選ぶことができるのが嬉しいです。使用している卵は、相模原の平飼い卵。だし巻き卵はみずみずしく、口の中でぷりっと弾ける食感がなんとも幸せです。美しいフォルムから心が弾むオムレツ。ゆっくりと箸をいれ、ふわっとした感触を確かめながら口へ運びます。卵が固まるギリギリの火入れの妙で、なめらかに溶けていく贅沢な味わいに心酔します。おいしいのはもちろん、美しくて栄養満点の一膳ではじまる一日を「朝も夜も変わらず、アミノ酸やビタミンなど栄養面を考えた献立をつくっています。その中でも朝食にこだわる理由は、大切な一日のはじまりだから。」と松本さん。季節によって料理は変わりますが、ご飯とお味噌汁で必須アミノ酸をすべて摂取する、というスタイルは変わらないそう。「料理長になり原点回帰し、自分の頭で考えてつくる料理は本当に楽しい」と、家に帰らず料理の研究をしている日もあるほど、心から楽しんで料理と向き合っている姿が印象的でした。栄養バランスに優れた新しい料理と出会い、細胞から生まれ変わるような体験ができる【凛門】で、あなたも新しい一日をはじめてみては。凛門【エリア】小田原/南足柄【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20,001円~30,000円【アクセス】根府川駅
2021年12月07日湯河原温泉 おやど瑞月(所在地:神奈川県足柄下郡湯河原町)は伊豆の伊勢海老を中心とした特別懐石プランを12月1日(水)から販売開始いたします。夏から秋にかけて大変ご好評をいただいた「瑞雲悠食(ずいうんゆうしょく)」の「金目鯛懐石」に続く第二弾として「特別懐石『瑞雲悠食』伊勢海老しゃぶしゃぶプラン」をご用意いたしました。公式サイト: 伊勢海老をメインにした特別懐石プラン■【瑞雲悠食(ずいうんゆうしょく)】【瑞雲悠食】という言葉(造語)をコンセプトにこの特別懐石を創りました。「瑞雲」というのは、おめでたいことの兆し。瑞月という宿名の由来です。「悠食」は「夕食」にかけて(1)悠久な伊豆の大自然の食材をご堪能いただき(2)悠々としたお食事の時間をお愉しみいただき(3)悠かまでお客様の記憶に残るお料理をお召し上がりいただきたいという想いを込めています。■伊豆の旬とおやど瑞月の魅力を堪能おやど瑞月のご夕食は鮮魚や野菜を使った月替わりの日本料理懐石をお部屋にてご提供させていただきます。海に囲まれた伊豆半島は年間通して多くの海山食材を味わえる場所です。伊勢海老や鮑、金目鯛、高足蟹など特に海の名物が溢れています。今回の特別懐石では旬の伊勢海老が主役です。プリっとした食感と上品な甘みは様々な料理で生きてきます。この特別懐石では5種類の伊勢海老料理をご用意しております。また、中伊豆エリアは天城山など山の食材も豊富です。全国一の生産量を誇る山葵はさわやかな香りと自然が作り出す辛みと甘み。この特別懐石ではお造りの生山葵はもちろんのこと、山葵しゃぶしゃぶとしても味わうことができます。半世紀以上、日本料理と向き合い続けている料理長が腕を振るいました。伊豆の食材溢れる季節の味覚を存分にお愉しみくださいませ。■特別懐石「瑞雲悠食」伊勢海老しゃぶしゃぶプランの一例をご紹介させていただきます。先付から地元産の季節の果物を使用したデザートまで、2時間弱の悠々とした時間をお楽しみください。伊勢海老、高足蟹、天城山葵を中心としたメインのしゃぶしゃぶ1伊勢海老、高足蟹、天城山葵を中心としたメインのしゃぶしゃぶ2伊勢海老とサザエの釜炊きご飯伊勢海老の赤出汁伊勢海老の焼物を入れた月替わりの前菜※画像は調理一例となります。月替わりで内容が変わりますのでご了承くださいませ。■特別懐石「瑞雲悠食」伊勢海老しゃぶしゃぶプラン詳細【料金】平日2名様 1泊2食付きで37,000円~(一人当たり)※消費税入湯税込み※週末や繁忙期など日によって金額は変動いたします。※ご予約は2名様~となります。※通常懐石とこの懐石の同席食事はご遠慮いただいております。※ご不明点はおやど瑞月までお問い合わせ下さいませ。【チェックイン/チェックアウト】チェックイン 15:00チェックアウト 11:00■日本料理懐石を愉しめる【泊まれる「隠れ家料亭」】おやど瑞月国道沿いから森の中腹まで上がったところにひっそりと佇む全5室の旅館、それがおやど瑞月です。インターネットでのクチコミをはじめお客様からご好評をいただいているのが旅館の醍醐味である料理でございます。山の恵みと海の幸を使った月替わりの献立でその日の分だけその場で調理をし、お夕食はお部屋でゆっくりとお召し上がりいただきます。さらなる魅力が、神奈川県にある1,300年の歴史が息づく湯河原温泉。泉質はからだの芯までよく温め、湯から上がった後も湯冷めしにくいという特徴があり、弱食塩泉なので、刺激が少なく肌触りの良いお湯です。コロナ禍が落ち着かないこのご時世、せっかく出かけるのであれば少し贅沢をしたい。その土地の食材を堪能したい、そんなご要望にお応えします。また5部屋という少ない部屋数にて密を避け、ゆったりとした心地よい休日をお過ごしになりたいお客様の想いにお応えできるような「おもてなし」をご用意させていただきました。■新型コロナウイルス対策・お客様チェックイン時に検温と手のアルコール消毒のお願いをしています。・お客様のチェックイン前、チェックアウト後、全館アルコール消毒をしています。・従業員はマスクをしてサービスをさせていただき、お客様とスタッフの安全と健康の確保を第一にしています。・当館を訪れるすべての方(仕入れ業者様含む)への検温とアルコール消毒の徹底をしています。・お客様へのアルコール消毒スプレーのお貸出しもご用意しております。・食事で使用するお箸は割り箸もご用意しております。■店舗概要・店舗名 : おやど瑞月・所在地 : 〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上759-68・TEL : 0465-64-0370・アクセス: 湯河原駅より車で約12分・URL : ・定休日 : 無し泊まれる「隠れ家料亭」おやど瑞月■会社概要会社名 : 株式会社イエル所在地 : 〒413-0101 静岡県熱海市上多賀686番地代表者 : 代表取締役 添野 純設立 : 2019年2月事業内容: 宿泊事業・スタッフの想い「今日という1日がお客様にとって一生の思い出になりますように」私たち株式会社イエルはふたつの意味から成っています。ひとつはここに来ればイエル(=癒える)という意味。もうひとつはお客様が帰ってきたくなるイエをエル(=家を得る)ために、を組み合わせた造語です。このふたつの気持ちでおやど瑞月を運営しております。こんなご時世だからこそ私たちの思いを表現したい、感じていただきたいという強い気持ちでお客様に満足いただけるサービスやお料理を提供しております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日料理と会話に彩りを与える四季折々の眺め和食と薬膳が融合を果たした料理に出会える隠れ家的な空間で楽しむプライベートな時間料理と会話に彩りを与える四季折々の眺めお店があるのはビルの3階。1階にあるプリザーブドフラワー店が目印です勾当台公園駅から歩いて4分、ケヤキ並木が美しい定禅寺通沿いにあるのが【日本料理美と和akita-k-】です。宮城県内の老舗料亭や名旅館で腕を磨いた店主が2020年に満を持して創業。評判は口コミですぐに広がり、予約の取れない人気店として知られることになりました。窓いっぱいに広がるケヤキのおかげで、屋内にいながら自然を感じることができます観光名所として人気の定禅寺通を一望できるという絶好のロケーションを誇っています。新緑や紅葉、冬の名物「SENDAI光のページェント」といった四季を感じながら食事ができるのも、評判を高めている理由の一つ。景色を眺めつつ、和食と薬膳を組み合わせた、美肌効果などが期待できる料理を楽しめます。和食と薬膳が融合を果たした料理に出合える薬膳というと少し癖がありそうなイメージですが、日本人の好みに合わせて和食材と組み合わせているため、なじみのある味に。地元産の旬の素材もふんだんに取り入れた料理は、どれも滋味が深くおいしいものばかりですが、中でもオススメのメニューを3つご紹介します!『お造り』店主のセンスと丁寧な仕事が見える『お造り』は、目でも舌でも楽しめる逸品「料理には驚きと楽しみが必須」と語る店主。ほかのお店にはないようなアイデアでゲストを喜ばせています。芸術品のような『お造り』につけるのは、醤油あんとシャリの入ったあんとを組み合わせたソース。一風変わったソースのおかげで寿司のような風味を楽しめます。『美肌スープ』『美肌スープ』は和食と薬膳が上手く融合したお店の看板メニュー店主自慢の『美肌スープ』は、名前のとおり美肌効果が期待できると女性にも評判。高級感あふれる器のふたを開ければ、湯気が芳醇な香りを運んでくれます。カツオとコラーゲン豊富なすっぽんでだしをとったスープは、上品な味わいが魅力。訪れたらぜひ口にしたい逸品です。『肉料理・魚料理』コースの一例『肉料理・魚料理』は、一見しただけでは味が想像できず、食べて初めてわかるという驚きも地元産の旬の食材や鮮度、安全性などを意識し、その日に提供できるベストのメインでおもてなし。日によってメニューが異なりますが、肉料理の場合は主に黒毛和牛、魚料理はヒラメなどの白身魚を使用します。もちろん、ほかの料理同様、彩りや意外性も大切にしています。隠れ家的な空間で楽しむプライベートな時間洗練されたインテリアで飾られた店内は、プライベートギャラリーのような居心地の良さお店に続く階段があるのは、一階にあるプリザーブドフラワー店の奥。隠れ家的な入口に心が踊ります。こぢんまりした店内にあるのは、テーブル席2つとカウンター3席のみ。完全予約制で、ゲストは1グループか多くても2グループほど。ほかのゲストの目を気にせず、プライベートな時間を楽しむことができます。隠れ家的な雰囲気があり、プライベートな時間を過ごせるお店でした。和食と薬膳を組み合わせた料理を食べれば、心身ともに癒やされるでしょう。次のお休みは、【日本料理美と和akita-k-】でケヤキ並木を眺めながら、ゆっくりと食事をしてみてはいかがでしょうか?料理人プロフィール:秋田克志呂さん1968年、宮城県生まれ。18歳で料理の道に進み、数々の老舗料亭や名旅館で研鑽を積む。高級旅館の立ち上げなどを経て独立し、福島市の旅館【吉川屋】の総料理長も兼務しつつ、【日本料理美と和akita-k-】で腕をふるっている。日本料理美と和akita-k-【エリア】国分町/一番町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】3300円【ディナー平均予算】7150円【アクセス】勾当台公園駅 徒歩4分
2021年11月06日肩ひじ張らずに食事ができる居心地のいい茶室空間食べる人の体のことまで考えた丁寧な仕事が光る料理地元北海道産の日本酒を中心に豊富な取り揃え肩ひじ張らずに食事ができる居心地のいい茶室空間訪れるゲストの期待を高める長めの廊下も、店主の打ち出したコンセプトの一つです東西に長く伸びる大通公園の西端からほど近い場所に【壽山】はあります。京料理店で修業を積んだ店主が、京野菜と北海道の食材を組み合わせた独自の茶懐石でゲストを魅了しています。料理同様、茶懐石のコンセプトが取り入れられた店内に一歩踏み込めば、その瞬間から静かな茶室のような雰囲気を感じることができます。調理場は一段下げることでゲストと料理人の目線が合うように設計計13人が座れる店内は白木を中心とする落ち着いた雰囲気。存在感を放っているヒノキの塗りのカウンター席からは、食材と向き合う店主の所作を眺めることができます。記念日やビジネスシーンで重宝しそうなテーブル席の個室も完備。知っておくと何かと頼りになる一軒です。食べる人の体のことまで考えた丁寧な仕事が光る料理「食べ疲れず、単調にならず、料理の余韻が長く続くこと」を目指しているという店主。食材頼みにせず、丁寧な仕事と技術でこだわりを実現しています。オリジナリティが詰まった料理はおいしいものばかりですが、その中でも特にオススメのメニューを3つを紹介します。『八寸』季節ごとに内容が異なる『八寸』。冬のこの日は小樽産シャコにコノワタをあわせた珍味、鱈の白子の香煎揚げなどを提供神事に使用する神具を茶人、千利休が茶事の懐石料理に取り入れたことが始まりといわれている『八寸』。茶懐石を意識したこちらのお店の看板メニューの一つでもあります。少量を盛ることで日本料理のわびさびを表現。色とりどりの料理が詰まった様子はまるで芸術品です。『焼き穴子と百合根のすり流し』『焼き穴子と百合根のすり流し』は北海道の海の幸と山の幸が一体となったお店自慢の一品『焼き穴子と百合根のすり流し』は標津町の百合根と噴火湾の真穴子を使用した料理です。旨みが強い血合い入りの鰹だしで伸ばした百合根のすり流しは、まろやかな甘みを堪能できます。薄く醤油を塗って焼いた真穴子を崩せば、すり流しと融合を果たし、複雑で奥深い味わいに。『お椀』冬の『お椀』の一例。旬の素材を使用するため、季節によって内容が異なります京料理に基礎を持つ店主らしい一品です。『お椀』は季節の移り変わりを楽しめるのが魅力。この日の具材はすり身のしんじょう、根室産ズワイガニ、京丹波の大黒シメジと食べ応えもたっぷり。だしには血合い抜きの鰹を使用。雑味がなく、あっさりとした味わいと香りを堪能できます。地元北海道産の日本酒を中心に豊富な取り揃えゲストの好みに応じられるよう幅広い種類の日本酒が用意されています料理以外に注目したいのが、豊富な日本酒のラインナップです。料理を引き立てる純米酒を中心に北海道産が半分、全国の銘酒半分という割合で、可能な限り多くの種類を揃えておくのが店主のモットー。北海道産のものになじみのない人も多いかもしれませんが、米所の生んだ日本酒がおいしくないわけがありません。北海道の食材を京料理の技術で茶懐石に落とし込み、独自性を追求したお店でした。料理との調和を図った茶室のような空間は、落ち着いた雰囲気があり、ゆっくりと食事ができるでしょう。カウンター席があるため、一人で訪れるのはもちろん、大切な人と大切な時間を過ごしたいときの利用にも最適です。料理人プロフィール: 高橋秀人 さん1970年、北海道生まれ。東京に憧れ18歳で上京し、たまたま求人のあった京料理店で働き始めたことをきっかけに料理の道に。東京と京都を行き来しながら料理修業をし、26歳で札幌に帰郷。有名店などを渡り歩いて腕を磨き、40歳の頃に【壽山】を創業。壽山【エリア】西11丁目/18丁目【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】30000円【アクセス】西18丁目駅 徒歩2分
2021年11月03日ゆったりと時間が流れるような落ち着いた空間贅沢な旬の食材を盛り込んだ日本料理コースで会食や接待、記念日の食事にもオススメの設えゆったりと時間が流れるような落ち着いた空間料理人・寺田さんの見事な手さばきを眺めるならカウンター席で玉造駅から西へ徒歩1分。落ち着いた外観が目を引く【日本料理 寺田】は、店のオープン翌年にミシュランの星を獲得した、大人のための隠れ家的な日本料理店です。懐石料理の名店【桝田】で15年にわたって経験を積んだ料理人・寺田さんが生み出す料理は、味も、見た目も見事の一言。華麗な包丁さばきにも惚れ惚れします。凛とした落ち着きと柔らかな空気感をまとう店内日本の美しい暮らしを凝縮したような店内は、凛とした雰囲気ながらも、優しく心地よい空気に満ちています。カウンター席をはじめ、広い茶室のような個室も完備。お一人様でも、接待や会食、デートや記念日など、さまざまなシーンで利用できる点も、多くのゲストから支持を集める理由なのでしょう。贅沢な旬の食材を盛り込んだ日本料理コースで寺田さんが生み出すのは、基本に忠実に、伝統を守りつつも華やかさを演出した料理の数々。贅沢な旬の食材を盛り込んだ、おまかせのコース料理でいただきます。次はどんな一皿が出てくるのか、期待が高まっていくこと間違いありません。ここでは、その中からおすすめの3品をご紹介しましょう。『八寸』季節の食材を堪能できる、贅沢な和風オードブル『八寸』四季折々の食材を美しく・華やかに盛り付けた『八寸』は、その時々の旬を五感で楽しめる贅沢な一皿。どれから食べようか迷ってしまうのも、なんともうれしい気分です。種類豊富な日本酒やワインと一緒に、口の中で広がる日本料理の繊細な味わいを存分に楽しんでください。『お椀』上質なおだしの旨みを、店オリジナルの器でいただく『お椀』枕崎の本枯れ節と北海道の真昆布を贅沢に使って取っただしは、日本料理の真骨頂といえる上品な味わい。季節によって変わる食材や器も、楽しみの一つです。例えば、秋のはじめなら、月見うさぎが描かれた輪島塗の汁椀を使って。目にも鮮やかな料理とともに、素敵な器を愛でるのも、乙な楽しみ方です。『焼物』春夏秋冬、訪れるたび旬の味覚に出会える『焼物』春は蛤、夏は鱧、秋は松茸など、その時期に一番旨みを増す旬の食材で、訪れる人をもてなしてくれます。冬のお楽しみは、カニの王様・松葉ガニを使った『焼物』。ほぐした身と味噌を甲羅に入れ炭火であぶれば、鼻をくすぐる香りが広がります。まさに五感で楽しむ、日本料理の醍醐味が感じられる一品です。会食や接待、記念日の食事にもオススメの設え接待や商談にも利用できる完全個室料理人の仕事を眺めながら食事を楽しむカウンター席に加え、周囲の目を気にせずゆったり過ごせる完全個室も用意されています。掘りごたつ式なので、足を伸ばしてくつろげるのもうれしいポイント。上質な茶室のような落ち着いた雰囲気の中で、大切な人と大切な時間が楽しめます。大事なお客様をもてなしたい時にぴったりの、心のこもったサービス贅沢で彩り豊かな料理は、大切な方との会食や接待にもよく似合います。静謐だけれど堅苦しくはない、ほっと安心できる雰囲気づくりも見事。気配りの行き届いたサービスと見事な料理の数々は、大事なお客様をもてなしたい食事の場にもにぴったりです。趣向を凝らした料理だけでなく、ライブ感や季節感すべてを「肩肘張らず、楽しんでいただきたい」と柔らかな笑顔で話す寺田さん。その言葉通り、ゆっくりくつろいで好みのグラスを傾け、特別な時間を過ごせるお店です。料理人プロフィール:寺田 繁さん1980年、三重県生まれ。調理師専門学校を卒業後、大阪・心斎橋にある懐石料理の名店【桝田】で、15年間にわたり経験を積む。伝統的かつ華やかな日本料理を継承し、2015年に【日本料理 寺田】をオープン。翌2016年にはミシュランの星を獲得するなど、「古きよき伝統を守りつつ、華やかで楽しい一皿」の提供を信条に、料理に打ち込んでいる。日本料理寺田【エリア】鶴橋【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】18000円【アクセス】玉造駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年10月28日素材のポテンシャルを極限まで生かした料理生産者の顔が見える食材を店主自ら厳選料理を引き立てる焼き物をセレクト素材のポテンシャルを極限まで生かした料理京都・御所南の閑静な町並みの一角に溶け込むように佇む【御幸町 田がわ】。店内は、靴を脱いで上がる掘りごたつ式のカウンター席のみで、店主の作業を見ながらゆったりと食事を楽しむことができます。陶器でつくられた昔ながらの炉とこだわり抜いた紀州の備長炭で、素材のポテンシャルを極限まで引き出した料理は幅広い年齢層を虜にしており、京都はもちろん、日本各地からファンが多く訪れています。くつろぎを演出する掘りごたつタイプのカウンター席店主・田川喜章さんは、元エンジニアという異色の経歴の持ち主。対企業の開発ではなく、人と向き合う仕事に魅力を感じはじめ料理の世界に飛び込みました。信念は伝統的な日本料理の追求。しかしただ古典を模倣するのではなく、味に理論的な意味を求め、正統派の範囲内で新たな可能性を探るのが流儀です。軸の部分を守りつつ、どれだけ変えられるかが料理人の道そしてたどり着いた答えのひとつが、料理における“尽くし”の技法です。たとえば鮑の柔らか煮なら、肝をソースにし、煮汁を卯の花と合わせて添えることで鮑を強く押し出します。また松茸の炊き合わせなら大ぶりにカットした松茸を、相性の良い鴨だしと合わせます。主素材の存在感を明確にすることで、淡い味付けでありながら旨みが力強く主張するのです。生産者の顔が見える食材を店主自ら厳選同店で使用する食材は、野菜も海産物も生産者の顔が見える食材が基本。店主自らが産地に足を運び、生産者と話を交わすほか、店主の故郷の友人からも食材が届けられます。調理法を大事にしながら現代風なアレンジを加え調理しています。肝からだしまで味わい尽くす『鮑の柔らか煮』じっくり煮た柔らかい鮑を濃厚な肝ソースで素材の魅力を余すところなく引き出す田川氏らしい一品。柔らかく煮た鮑、濃厚な肝のソースに加え、身を炊いただしと合わせた卯の花を添えています。体を温める秋の炊き合わせの一例『松茸と合鴨の吉野煮と冬瓜』旬の味覚を一皿に松茸の風味、きのこならではの野趣をダイレクトに伝えることを意識した炊き合わせ。大ぶりにカットした松茸と、鴨のだしの絶妙な取り合わせで、豊かな香りと深い味わいが伝わります。季節の移ろいを多彩な料理で伝える日本料理の花形『八寸』見た目にも楽しめる鮮やかな『八寸』『八寸』で意識するのは、季節感。特に節句を大切にすること。晩秋のある日の『八寸』は、紅葉が彩る華やかで賑やかな秋の京都の庭を、多彩な料理で表現しました。料理を引き立てる焼き物をセレクト土の温かみが宿る焼き物の器。骨董、現代作家の区別なく、料理を引き立てる焼き物を揃えています。骨董の深み、現代の鮮度。その両者の上手な使い分けかたにも注目です。また酒は基本にゲストの要望に応える幅広いラインナップ。酒好きの店主がセレクトした、酒自体の美味しさを感じられるものが充実しています。土の温かみある器が、料理をさらに引き立てて奇をてらわず、華美な演出に走らず、吟味した素材で四季の移ろいを体現した繊細な和の逸品をしみじみと味わえる【御幸町 田がわ】。美食をゆっくりと楽しみたい日、少し特別な日、京都らしさを満喫したい日を彩ってくれる名店です。料理人プロフィール:田川 喜章(たがわ よしあき)さん1976年、三重県出身。理系科目が得意で、高専を卒業してエンジニアとして就職。サラリーマン時代に料理人と知り合い、対企業の開発ではなく、人と向き合う仕事に魅力を感じはじめる。思いは募り、25歳で一念発起し料理の世界へ。「要所で人に恵まれた」と振り返る通り、横浜【真砂茶寮】、京都【祇園 丸山】、東京【麻布 幸村】と錚々たる名店で修業の機会を得る。2016年、40歳で独立を果たし、京都に【御幸町 田がわ】を開店。御幸町田がわ【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】21000円【アクセス】京都市役所前駅 徒歩8分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年10月27日伝統の京料理に炭火焼きの手法を取り入れた独創的な京懐石厳選食材の持つ香りや旨味を絶妙な火入れで美味なる一皿へ炭火の香りをさらに高める充実のワインリスト伝統の京料理に炭火焼きの手法を取り入れた独創的な京懐石元・お茶屋さんを改装した古都の風情が漂う一軒家。1階はカウンター割烹や奥庭を借景にした個室などがあり、2階には6名まで利用できる広い個室があります。京の趣を感じながらゆっくりとくつろげる雰囲気が漂います。京の風情を感じながら食事ができる一軒家カウンターに座ると目に飛び込んでくるのは大きな焼き台。「炭火焼きはお鮨と同じように出来上がった瞬間が一番美味しい。だから、温かいうちに、香ばしい香りと共にすぐに出せるようにと、焼き台を中心としたカウンター割烹スタイルにしました」という山本さん。食材が焼かれる姿を見ながら、耳、目、鼻で出来上がりまでの過程も楽しむことができます。料理に魂を宿す仕上げの焼き炭火焼きと聞くと一見シンプルな調理法に思えますが、上質な食材選びはもちろんのこと、ひとつひとつ手間暇を惜しまずにされる丹念な下ごしらえには、鮨屋にも似た手仕事があります。そして火入れ加減で食材の表情が変わります。山本さんはスペインのバスク地方に、名店の炭火焼きを食べに訪れるなど、今も“焼き”を追求。同店では伝統の京料理に炭火焼きの手法を取り入れ、食材の持つ香りや旨みを最大限に引き出した独創的な一品一品に出会うことができます。厳選食材の持つ香りや旨味を絶妙な火入れで美味なる一皿へ食材は、採れたての新鮮な京野菜のほか、日本海の若狭からは甘鯛やあわび、瀬戸内の淡路からはマナガツオや赤ウニを。浜名湖のすっぽんもこの店の名物料理。イベリコ豚やフランス産の仔羊も炭火で楽しむことができます。それでは、ここでは同店で食べていただきたいメニューをご紹介しましょう。スッと歯が通るほど柔らかな『あわびの柔らか煮の軽い炙り』柔らかな食感と磯の風味が抜群若狭産の大ぶりなあわびは、80度の昆布だしでじっくりと4時間煮て、ふっくらと柔らかに。仕上げにさっと炙ることで、少しの香ばしさがほんのり加わり、中はレア状態に。添えられた肝醤油が磯の香りを運んできます。京の味覚の共演『甘鯛と松茸の合わせ焼き』上品な甘さが特徴の“ぐじ”に松茸の風味がふわり“若狭ぐじ”として京で珍重されてきた若狭の甘鯛。身は昆布締めをしてから、オイルでじっくりと低温調理した後にさっと炙ることで香ばしくふわふわに。皮は揚げてパリパリ。仕上げに骨からとった出汁のあんをかけて。炭火の香りをさらに高める充実のワインリスト炭火の香りをさらに高めるワインが充実ソムリエの資格も持つ店主。グラスでシャンパンや赤・白のワインを頂けるほか、ラ・ターシュやジュヴレ・シャンベルタンなどの銘ワインも。もちろん日本酒もこだわりの逸品が数多くそろいます。店名の【いふき】は、「息を吹きかける」という言葉が由来。食材も店もなにか一つ加えてあげる事により、より一層の満足を得ることができるという、そんな思いが全てにおいて表現されています。惜しみない手間をかけて仕上げた極上の炭火焼きをご堪能ください。料理人プロフィール:山本典央 (のりお)さん1972年、京都府生まれ。物を作りだすことが好きでおいしいものを食べたいという思いから料理人を志し、祇園の【あじ花】 などで修業をはじめる。その後、2005年に独立。先斗町に【炭火割烹 いふき】をオープンさせる。斬新な炭火割烹が評判を呼び、京都一予約の取りにくい店との呼び声も。2011年、祇園に店を移転させる。祇園炭火割烹いふき【エリア】祇園【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】22000円【アクセス】祇園四条駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年10月16日決して堅苦しいわけではない、凛とした雰囲気が心地よい日本全国の厳選した食材を使った、本物の懐石料理を堪能この道50年以上の店主が究める、日本料理を彩るもの決して堅苦しいわけではない、凛とした雰囲気が心地よいなぐりの木を外壁に使用するなど、店主のこだわりが行き渡った外観大阪ミナミの中心、地下鉄なんば駅から徒歩5分のところに静かに佇む【本湖月】。古くから日本建築に使われていたなぐりの木で造られた外観は、古き良きナニワ情緒が漂う法善寺横丁の街並みとも美しく調和。のれんの向こうにどんな世界が広がっているのか、期待がぐっと膨らみます。料理人の見事な仕事ぶりと本物の日本料理を堪能できるカウンター一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは見事な数寄屋造りの空間。その中でも特に目を奪われるのが、樹齢600年以上という吉野檜を使った一枚板のカウンター。この店の顔ともいうべき存在であり、1日8人の客だけが座れる特等席です。2階と3階には、掘りごたつや座敷椅子を設けた3つの個室も用意されています。日本全国の厳選した食材を使った、本物の懐石料理を堪能【本湖月】のこだわりは、本物と向き合う日本料理。店主の穴見秀夫氏は、「作り手だけではなく、食べ手も本物に触れ合い成長しなければ、日本料理に未来はない」と言い切ります。その言葉通り、日本全国の厳選した旬の食材を使った料理は、どれも心に響く味わいです。まさに懐石料理の本筋といえるメニューの中から、おすすめの3つを紹介します。『先付け』季節の味と香りが凝縮された『先付け』【本湖月】では、日本各地の厳選素材を季節に合わせて組み合わせ、ここでしか食べられない『先付け』でもてなしてくれます。その一例が、酒煎りした愛知県産のミル貝、大阪の伝統野菜のひとつである三島独活、行者ニンニクとおろしをあわせた一品。お酒がすすむこと間違いなし、の上品な一品です。『煮物椀』美しい椀の中で季節の食材が見事なハーモニーを奏でる『煮物椀』この道50年以上の店主が、「玉手箱」と称するのも頷ける『煮物椀』。島根産の白魚に胡麻豆腐、十六島海苔、日本のトリュフといわれる松露をかきたま仕立てにした、なんとも美しく味わい深い料理です。季節によって食材も変わるので、訪れるたびに新しい味に出会えるのもうれしい。『お造り』豪快かつ優美な盛り付けに、思わず歓声が沸く『お造り』その時々によって、食材も彩りも変わる『お造り』。今回登場したのは、宮城県産の赤貝、徳島県産のタイラギ貝、北海道産のツブ貝という、珍しい貝づくしのお造り。薄口醤油、煮切り酒、すだち、ネギ油を加えたものにつけていただくと、口の中に磯の香りがふわっと広がります。この道50年以上の店主が究める、日本料理を彩るもの美術館クラスの名品が揃う、店主こだわりの器たち「言わなければ、意外と気づかない人もいるんですよ」と店主の穴見氏が語るのは、永楽や大樋、魯山人、尾形乾山など名工による器たち。修業時代から身銭をはたいて集めてきたそうで、料理にかける心意気にしびれます。美術館クラスの作品が、料理をより一層引き立ててくれるようです。料理に寄り添うような日本酒を7~8種類用意「お酒は主役ではない」という店主の言葉が象徴するように、主役である料理によりそうような、さらりとした味わいの日本酒を用意。派手すぎず、旨すぎず。定番はなく、その時々により銘柄は変わりますが、常時7~8種類が揃っています。料理に合う日本酒を相談してみるのもオススメ。料理、器、空間、もてなしの心。すべてにおいて、本物と向き合える日本料理の至宝と呼ぶにふさわしい【本湖月】。商談にもよし、デートにもよし、時には一人で静かに味わうもよし、の名店。きっと、折に触れて訪れたくなる、大切な一軒になるでしょう。料理人プロフィール:穴見秀生さん1949年、福岡県生まれ。大阪の日本料理店での修行後、20歳でフランスへと渡り、パリでJALの機内食担当となる。帰国後、【吉兆】での修業を経て、法善寺横町の日本料理店【湖月】の料理長に就任。1994年、同店を買い取り、【本湖月】として新たなスタートを切る。2014年に第5回辻静雄食文化賞、専門技術者賞を受賞。料理人歴55年以上、大阪を代表する日本料理界の重鎮。本湖月【エリア】東心斎橋/心斎橋筋【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】25000円【アクセス】なんば駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年09月17日ほのかな明かりに癒される、上質な和の空間畑で採れた有機無農薬野菜など、選りすぐりの旬の食材小さな子どもがいるファミリーも、個室で家族団らんをほのかな明かりに癒される、上質な和の空間大阪モノレール線少路駅から、のんびり歩くこと10分ほど。人気の北摂エリアで親しまれる一軒旬の食材を伝統の技法で彩りながら、新しい技術や素材も積極的にとり入れた新日本料理。大切なゲストのおもてなしに華を添えてくれるのが【とよなか桜会】です。カウンター以外は個室で、仕切りを外せば20名収容の広々とした個室になり、宴会も自由自在です。和テイストの落ち着いた雰囲気と、間接照明が心やすらぐ空間はデートにおすすめ店内は、間接照明が心やすらぐ和空間。上質な雰囲気でゆったりと食事やお酒が楽しめます。おひとり様でも気がねなく過ごせるカウンターが8席と、掘りごたつ式の個室が3部屋。特別感たっぷりのカウンターは、料理人との会話も楽しみながら。記念日デートや接待、宴会などいろいろなシーンに活用できます。畑で採れた有機無農薬野菜など、選りすぐりの旬の食材器にもこだわった、まるでアートのような逸品の数々が供されるここでこそ楽しめる逸品は一つひとつの器にもこだわり、生花や京野菜をあしらって仕上げます。センスが光る美しい盛り付けに、思わずうっとり。見た目だけではなく、季節感を大切にした食材にもこだわりが。鮮魚はその日の朝に揚がった物を、野菜は店が持つ畑で採れた有機無農薬野菜を使用しています。奥深い味わいの中から、お店おすすめのメニューを3品ご紹介します!運ばれた瞬間に歓声があがる、美しい『八寸』料理のおいしさを引き立てる盛り方や器へのこだわりが光る『八寸』。目で見て舌で味わい、その香りと共に季節の味を五感で存分に堪能。四季折々の豊かな味わいが、至福の世界へと誘ってくれます。ホッと癒される、優しい味わいの『お椀』だしは、挽きたてのかつおぶしとまぐろぶしを独自にブレンドしたこだわりの味。香り高くて品を感じさせてくれる優しい味わいが特徴です。春の『お椀』は、筍とハマグリしんじょうを贅沢に。季節を感じる、彩り豊かな一杯が楽しめます。まるで芸術作品のように美しく、繊細な『お造り』これ以上ない新鮮な海の幸を堪能、とっておきの泡醤油でいただく『お造り』。カラフルな生花をあしらい、美しく盛られた旬の魚は新鮮そのもの。朝揚がったとれたての魚介を明石の漁港から直送しています。伝統的な泡醤油をそっと鮮魚に乗せて。ほどよい醤油の風味が感じられ、素材そのものの味が引き立ちます。小さな子どもがいるファミリーも、個室で家族団らんをご家族でもくつろげる、ゆったりとした空間が自慢ゆったりとくつろげる掘りごたつの個室で、家族団らんのひとときを。子ども用のワンプレートもあるので、小さなお子さんがいても大丈夫。素敵な空間で、おいしい日本料理を家族みんなで楽しめます。個室の仕切りを取ると大広間になり、20名までOK。デートや接待、宴会などいろいろなシーンに華を添えてくれるでしょう。伝統的な日本料理と新感覚の日本料理を巧みに融合させた【とよなか桜会】。シックな雰囲気のカウンターや、堀りごたつの個室でゆったりと過ごすひとときは、極上の時間。目でも舌でも楽しめる上品なコース料理としっとりとした落ち着きのある和空間は、大切なゲストをもてなすシーンに最適です。料理人プロフィール:満田 健児さん1969年生まれ、静岡県出身。辻調理師専門学校卒業後は専門的に料理ができる道にと和食料理店で修業を開始。2つ星レストランシェフの下で、和食のノウハウを学ぶ。リーガロイヤルホテル【なだ万】でさらに腕を磨いた後に【とよなか桜会】をオープンさせる。とよなか桜会【エリア】豊中【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】少路駅 徒歩10分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年09月15日この記事を書いた編集部員日本料理店の匂いが好きです。言語化するのが難しいのですが、木ともお香とも断定できない、あの凛とした料亭ならではの香り。【左京ひがしやま】の階段を一段下りるたびに銀座の雑踏が遠くなり、その香りが私を遠くへ連れていってくれます。外観からふと引き寄せられてしまうお店ってありますよね入り口には打ち水、店内には季節の花が美しく飾られた、京町家を再現したような風情ある設え。東京の中心にいるとは思わせない空間にどこかほっとします。この体験をふと思い出しては足を踏み入れたくなるお店なのです。京都各地の名店で腕を磨いた岡野さんの料理も楽しみです今回はランチの訪問で、昼の懐石『竹林』3,850円をお願いしました。基本的にはコース料理のみで、京都から直送される無農薬の京野菜や、京都市東山の地下水を使用した繊細な料理を楽しむことができます。そのクオリティの高さには驚かずにいられません。信じられないほど大きななめこが隠れていました『先附』は、生湯葉、蒸しアワビ、飛騨の天然なめこ、フルーツトマトを土佐酢のジュレで仕上げています。ふわふわの湯葉は口のなかで幸せにとろけて、むっちりとした弾力のアワビが主役と思いきや、このなめこのインパクトたるや……!その柔らかくてフワッとした食感に驚きました。『お椀』は白味噌仕立て。器も素敵です『お椀』には京生麩、ツルムラサキの花が入っていて、ゆずの香りでまとめられています。京生麩はなめらかな舌触りが上品で、白味噌は濃厚で独特のコクがあり、その自然な甘みにうっとりとしてしまいます。『造り』はカツオのちり酢掛け『焼物』は稚鮎(ちあゆ)「ちり酢」とは柑橘類の搾り汁と醤油を合わせたもので、大根おろしと一緒にカツオをさっぱりと仕上げています。ほんのり脂が乗ったカツオの旨みで何杯だってお酒を飲めそうですし、稚鮎は独特の苦みが愛おしい。カリッと香ばしく、やっぱりお酒が飲みたい。『焼物』『煮物』と続いて出てきた『食事』は楽しみにしていた「煮えばな」【左京ひがしやま】の本当の主役はご飯です。「おくどさん」で炊かれたお米は、家庭では到底味わうことができない、京懐石ならではの贅沢。「煮えばな」とは、お米からご飯に変わるときにぐらっと煮えはじめたあの瞬間のご飯です。少し芯が残った“アルデンテ食感”が特徴で、お米一粒一粒の輪郭が分かる、噛むたびこみ上げる幸せ。この瞬間を知る前と後では、お米へのリスペクトが全然違います。小鉢と一緒にご飯をいただき、コース最後は『水物』のわらび餅です「煮えばな」に胸を撃ち抜かれて終わりではないのが【左京ひがしやま】です。このわらび餅もしっかりと衝撃を残していきました。想像の何倍も柔らかくとろんとしたテクスチャーで、黒蜜の甘みも繊細でやり過ぎていない、京懐石のためにあるようなわらび餅。すでに恋しいです。ふと足を向けてしまうようなお店が、変わらずそこにあってほしいと願う料理の素晴らしさをここにきて語るまでもないですが、【左京ひがしやま】はさながら京都に行ったかのように感じられる数少ないお店です。こういうお店がいつまでもそこにあってほしい、と願ってやみません。行きたいと思って行けるお店があることに、今日も感謝して。左京ひがしやま【エリア】銀座【ジャンル】和食【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分
2021年09月13日アジアン料理好き必見♡カルディで人気の麺料理「ブンチャー」をご紹介します。豚ひき肉さえ用意すれば、いつでも気軽にベトナム料理が味わえる!話題沸騰中の商品をチェックしていきましょう。ベトナムの麺料理が自宅で食べられる出典: Instagramカルディで「本格的な麺料理を味わえる!」と話題になっているのは「ブンチャー」。「ブンチャー」はベトナム北部にある都市、ハノイの名物料理。日本でもよく知られている「フォー」よりも、現地では「ブンチャー」の方が人気なのだそう。用意するのはひき肉だけ出典: Instagram「ブンチャー」とは「ベトナム風つけ麺」で、炭火で焼いたミートボールと、ブンと呼ばれるお米の麺をつけダレにつけて食べる料理。カルディで販売されている「ブンチャー」は、麺・つけだれ・シーズニングがセットになっているので、用意するのは豚ひき肉だけでOK!お好みで付け合わせの野菜、レタスやもやしなどをプラスするのも◎作り方も簡単!出典: Instagram豚ひき肉に付属のシーズニングを混ぜ込み、平たいミートボールを作り、フライパンで表面をしっかり焼いておきます。麺は6分ほど茹で、流水で洗いながら軽くしめてよく水を切っておきましょう。麺の上に、焼いたミートボールを盛り付けたら完成です。水で希釈したつけダレに、たっぷりつけていただきます。甘酸っぱいタレがあと引くおいしさ出典: Instagramコシのある細い麺が甘酸っぱいつけダレに絡んで、スッキリ爽やかなおいしさ。食欲を刺激される味がクセになりますよ。ミートボールはほんのりハーブやスパイスが香り、ベトナム料理初心者にも食べやすくなっています。もっと本場の味を感じたい人は、ミントやシソなどのハーブ類をたっぷり入れてみるのもいいですね。つけダレに赤唐辛子や刻み生姜をプラスすると、味変も楽しめます。おうちで海外旅行気分♡出典: Instagramカルディで販売されている「ブンチャー」は、自宅でベトナム料理を味わいたい人におすすめの商品。マンネリ化しがちなおうちご飯に変化をつけたいときにぴったりなので、ぜひ購入してみてください。本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では、kitsuneinunote様の投稿をご紹介しております。記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。また、店舗ごとに在庫が異なるため、お立ち寄りの店舗へお問い合わせください。"
2021年09月10日洗練された「野趣と文化」を表現する京都を代表する老舗料亭京丹後の食材の豊かさを物語る逸品ぞろい京料理に合わせるワインから、希少な日本酒まで充実のお酒リスト洗練された「野趣と文化」を表現する京都を代表する老舗料亭明治3年に誕生した、京丹後の料理旅館に端を発する京都を代表する老舗料亭が【和久傳】です。【室町和久傳】は、中村外二工務店が手掛けた京都の風情を残しつつモダンシックにデザインされた一軒。凛とした趣のある佇まいは都会の喧騒を忘れ、非日常の世界へと誘います。凛とした趣のある空間客席は2つの開放的なカウンターや中庭を望むテーブル席、大きさの異なる4つの個室があるので、様々なシーンで利用できます。特に、料理人を囲むように作られたカウンターは、どのお席からも料理人のきめ細やかな所作を目の前で見ることができます。今なお京丹後から取り寄せる野趣あふれる魚介、野菜は農家直送と、市場を通さず届けられる素材が多く、その時季の旬の恵みが贅沢に表現されます。時に大胆に素材を押し出し、味わえばその味は繊細な京料理。そんな、直球の味わいが訪れるゲストに口福を運んでくれます。京丹後から届く四季の恵みを、贅沢に調理京丹後の食材の豊かさを物語る逸品ぞろいそれでは海と山に囲まれた、京丹後の食材の豊かさを物語る【室町和久傳】の逸品の中から、今回は3品ご紹介しましょう。『鬼海老おかき揚げ 鯛白子 うに醤油』丹後で捕れた鬼海老をおかきをまぶし素揚げに。さらに炭焼きの鯛白子と合わせ贅沢なうに醤油で。香ばしさに加え、鯛白子やうにの旨みが得も言われぬ口福を運びます。味わうたび旨みが広がる『黒あわび 筍 菜の花のそうす 木ノ芽』間人から取り寄せた最上級の黒あわびを柔らかく煮て、旬の筍と共に菜の花のペーストで味わう一品。柔らかな食感とともに、豊かな風味が口いっぱいに広がります。『焼霜あなご 湯葉春菜なべ 地クレソン 芹 春菊 花山葵 わらび』皮目を炙ったあなごをメインに、春の野菜をたっぷり盛り込み鍋仕立てに。葛餡を使い味わうほどに温まります。焼き目の香ばしい穴子をたっぷりの野菜と共に。京料理に合わせるワインから、希少な日本酒まで充実のお酒リスト京料理の味を壊さない繊細なワインを中心に、グランヴァンなども取りそろえる充実のワインリスト。さらに、日本酒は獺祭や玉川など人気の銘柄から希少酒までをラインアップしています。料理の味に寄り添い、美味しさを引き立てます。季節感を大切に、野趣と繊細さを両立させた同店の料理。上質な空間で、京丹後から届く四季の恵みを表現した味わいを心行くまで堪能してみてはいかがでしょうか。室町和久傳【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】11000円【ディナー平均予算】22000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年09月09日水とだしという日本料理の真髄を追求した懐石料理白湯にはじまるコース料理は、ひとひねりしたご飯も話題店主がセレクトしたこだわりの器が、いっそう料理を引き立てる水とだしという日本料理の真髄を追求した懐石料理京都御所からほど近く、地下鉄「丸太町」駅から徒歩5分ほどの場所にある【木山】。店内は、無垢の木を基調にし、すっきりとしていて温かみのある空間。カウンターや個室があり、デートや接待、友人や家族の食事など、さまざまな食事の目的に合わせて使い分けできます。無垢の木を基調にした、明るくすっきりとした店内店主の木山義朗氏は、19歳から『和久傳』で16年間修業し、その内10年間料理長を務めた実力派。そんな【木山】のもてなしは、一杯の白湯を出すところから始まります。店をつくったときに掘った井戸から汲んだまろやかな水です。店主の木山義朗さんは、この水を使い、一組ずつ真心をこめて鰹節を削り、だしをとります。荒節、本枯節、鮪節。特注の削り箱で削る節は3種類目の前で削られる鰹節の音は心地良く、温めた昆布だしと合わせて濾すと馥郁たる香りが漂います。引き立てのだしを使い、旬の食材とあわせた椀ものはこの店の華。顔の見える生産者から届く食材の持つ力を生かし、丁寧につくられた料理の数々も日本の季節をしっかり感じさせてくれます。白湯にはじまるコース料理は、ひとひねりしたご飯も話題料理は昼夜ともコースで、白湯にはじまり、季節の食材と極上のだしを取り入れた料理が続きます。〆の食事は毎回ひとひねりした季節の小丼、じゃこごはん、お雑炊などの数種類から選ぶ楽しさも。“水”と“だし”にフォーカスした日本料理の真髄を『木山劇場』で感じることができます。それでは今回、3品をご紹介しましょう。ふわふわの玉子とウニがとろけるおいしさ『ウニの玉締め丼』〆のご飯は店主のルーツでもある【はしたて】の名物小丼が登場。ほかに、削った鰹節をかけた『じゃこご飯』、『お雑炊』などから選べます。お腹に余裕がある人は全部オーダーできるのもうれしい。ふわふわの玉子と濃厚なウニがヤミツキに引き立てのだしでつくる【木山】の真打『椀物』だしの香りを極限まで生かすため、塩を卵白で練って灰汁を取った塩水と、薄口しょうゆのみで調理。この日の食材はアブラメ、ばちこ、ウルイ、木の芽。食材の香りや旨味がだしと融合し、食べる間に風味が変化します。だしの旨みを存分に感じてあえて鰹と昆布のだしを使わずつくる『小吸い物』コースのクライマックスを楽しんでもらうため、三品目に登場する『小吸い物』は貝類のだしやすっぽんなど、メインのだしとは違うもので仕立てます。この日はハマグリのだしでつくる春キャベツのすり流し、車海老。お腹の奥に染み渡る滋味深い一品店主がセレクトしたこだわりの器が、いっそう料理を引き立てる使用する器は、木山さんがギャラリーなどに足を運び、気に入ったものをコツコツと集めたものばかり。写真の折敷は、佃伸眞吾さんのもの。ほかにも村田盛さん、辻村塊さん、岸野寛さんなどの現代作家から、古い骨董までを取り混ぜて使っています。現代作家から骨董まで、料理を引きたてる器の数々水とだしという基本をとことん追求した【木山】。日本料理の真髄、そして懐石料理の奥深さを堪能できる一軒です。料理プロフィール:木山義朗さん1981年岐阜県岐阜市生まれ。“食べることが好き”ということから18歳のときに地元岐阜の日本料理店に入る。1年半修業後、【和久傳】に入社。本店に6年務めた後、25歳でJR京都駅構内に開店した【はしたて】の料理長に抜擢。29歳のときに【京都和久傳】の料理長に就任。6年務めた後、36歳で【木山】をオープン。木山【エリア】京都御所/西陣【ジャンル】和食【ランチ平均予算】11000円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】丸太町駅 徒歩4分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年09月01日世界遺産・厳島神社を表現した雅な空間「会席」「鮨」「鉄板焼」で旬の味覚を堪能料理に合う地酒と共に、日常を忘れる時間を世界遺産・厳島神社を表現した雅な空間広島駅新幹線口を出て目の前にあるシェラトングランドホテル広島7階にある日本食【雅庭】。店内は、海に浮かぶような神社として有名な宮島「厳島神社」をイメージした回廊デザインと、モダンな木のインテリアが融合した雅な空間。水の都といわれる広島県の日本らしい美しさを、屋内にいながら感じることができます。日常を忘れる雅な空間同店は、「会席」「鮨」「鉄板焼」の3つの顔を持つのが特徴。地元・広島の旬にこだわった厳選食材の会席料理、職人が腕をふるうこだわりの江戸前鮨、旬の食材を目の前で豪快に焼き上げる鉄板焼といった多彩なメニューがスタンバイしています。旬の厳選食材、地元の広島の野菜を、各種コースで使用カウンターでの気軽な食事はもちろん個室・半個室はスペースも広く、プライベートな空間でリラックスして食事ができます。気軽なランチから、大切な接待、お顔合わせやご結納といった家族の大切なお祝い事にも最適です。広々としたスペース個室・半個室「会席」「鮨」「鉄板焼」で旬の味覚を堪能自然の恵み豊かな広島で採れた、海の幸・山の幸。それぞれの個性を料理人の熟練の技が見事に引き出します。ここでは同店を訪れたらオーダーしたいおすすめのコースをご紹介しましょう。魚貝と旬野菜の鮨コースその時々で最も美味しい季節の魚貝と旬の野菜のネタをお楽しみいただける江戸前鮨のコースです。季節の先附と椀物、選べるデザート付でお楽しみください。厳選の魚貝鮨と、香味豊かな野菜鮨をコースでランチ10食限定「料理長おすすめ鉄板ランチコース」ランチタイム限定(10食限定)。お昼からしっかりとお肉を味わえる鉄板焼のコースです。メインのお肉は和牛サーロインまたは和牛フィレから選ぶことができます。料理人の技が肉の甘み・旨味をしっかりと引き出しますランチ・ディナー9月限定・特別メニュー「初秋会席」真鯵の姿造りや秋カマスの美味酢漬や松茸の天ぷら、炙り鯖と鮭の棒鮨など、初秋の美味を集めた秋の会席をお楽しみ下さい。秋の味覚が満載の会席料理に合う地酒と共に、日常を忘れる時間料理を彩る、料理長自ら選定した和モダンの器や、広島をはじめとする全国からの銘酒もラインアップしています。また【雅庭】に隣接する「雅庭」バーは大人の雰囲気。定番からオリジナルカクテルで、お食事の後もゆったりと過ごせるのもポイントです。定番からオリジナルカクテルまで多彩なお酒がずらり日常を忘れる優雅な時間を【雅庭】で楽しんでみてはいかがでしょうか?料理人プロフィール:石田洋輝(イシダヒロキ)さん北海道室蘭市出身。 ウェスティンホテル東京を経て、東京銀座や首都圏を中心に老舗料亭などで腕を振るう。2011年、シェラトングランドホテル広島開業と同時に日本食「雅庭」料理長に就任。常におもてなしの心を込め、国内はもちろん文化の違う海外からのお客様の期待を超えるような料理の提供を心がけており、伝統ある日本料理を、若い人達に伝承していくことがこの先の自分の使命と思っている。日本食「雅庭」シェラトングランドホテル広島【エリア】東区/新幹線口【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】広島駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月30日ミシュランガイドで星を獲得した実力派の日本料理店基本のだしにこだわった丁寧な職人仕事を五感で確信店主厳選の美酒に酔いしれる時間をミシュランガイドで星を獲得した実力派の日本料理店芦屋駅を通る国道2号線沿いに佇む【日本料理伊予本】。季節感ある“本物の日本料理”に出合えます。「その日の旬を味わってほしい」と語る店主の伊豫本氏は、2015年、2016年と2年連続『ミシュランガイド兵庫特別版』で星を獲得した実力派です。格式を感じる門構えながら、扉を開ければ柔らかい空気に心が和みます「20代の若い方にも本物の日本料理を体験してほしい」と語る店主。高級料亭の風格を持ちながら、初めて訪れる人の緊張をときほぐす柔らかい空気で迎え入れてくれます。初めての日本料理に選んで間違いありません。檜のカウンターが落ち着く空間で、ゆったりミシュランの味に酔う大切な人をもてなしたいときや、デート、記念日といった特別な日、家族のお祝いなどの人生の節目はもちろん、日々変化する旬の味覚を堪能するため、季節ごと、あるいは月一で訪れたい一軒です。基本のだしにこだわった丁寧な職人仕事を五感で確信だしにこだわった丁寧な職人仕事を五感で確信できる同店。店主自ら市場で食材を吟味して仕入れ、旬の味覚でおもてなし。ヒノキの一枚板のカウンターで日本料理の伝統や楽しみ方を教わりながら、ゆるりと美酒に酔いしれます。冬はふぐや蟹のシーズン。季節感たっぷりの会席コースは、上質な忘新年会にも最適。春夏秋冬の旬を、比較的リーズナブルに存分に味わえます。今回は、その中からおすすめの3品をご紹介しましょう。四季折々の伝統の和食を楽しむ『季節の八寸』調理人の技術がすべて揃っている会席料理に欠かせない八寸。焚き物・焼き物・蒸し物・煮物など5~8品、その日の食材にあわせてつくりあげる、期待高まる一皿です。海の幸・山の幸・川の幸と彩り豊かに楽しめます。日本の季節が一品一品に表現されている八寸美しい海原で水揚げされた新鮮な『瀬戸内の刺身』魚介は店主自ら厳選。部位や魚介の種類によって隠し包丁を入れるなど、繊細な包丁捌きで“極上”のうまさを引き出しています。醤油は特製の土佐しょうゆで。 酒、昆布、かつお節で炊いた丸みのある味わいです。職人の技で旨みが引き出された季節の刺身【伊予本】の命ともいえるだしを極めた『椀物』たっぷり贅沢に使った、かつおと昆布のあわせだし。ふたを開けた瞬間、濃厚な出しの旨みが立ち込め全身が優しい風味に包み込まれるようです。だしとなじんだ素材の味わいに、旬を感じられます。蓋を開けた瞬間、馥郁たる香りが広がります店主厳選の美酒に酔いしれる時間を店主が1銘柄ずつ紹介してくれる日本酒は、おすすめに委ねてみるのもよいかもしれません。会話をしながら、酒の知識も入り、気分よく酔いしれられ、さらには運命の美酒に出合えるかもしれません。また季節の中で器も“衣替え”をしています。春は桜、夏はガラス、秋はもみじ、冬は雪。味だけでなく、目でも楽しむことができます。酒に詳しい店主が厳選した全国の美酒は、おすすめに委ねるのが吉ゲストが心からくつろげる時間をつくるため、料理には一切気を抜かないのがポリシー。和食の基本を大切に、一つひとつ丁寧な仕込みにこだわり、五感で楽しめる創意工夫が随所に施される【日本料理伊予本】。同店で、心までほどける時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。料理人プロフィール:伊豫本雅俊さん1971年、兵庫県生まれ。学生時代、和食店でのアルバイトを機に食に興味を持ち、大阪・あべの辻調理師専門学校へ。卒業後はリーガロイヤルホテルの【神戸吉兆】にて12年間修業。その後「海外の日本料理」への興味から渡米。ロスで8年間研鑽を積む。しかし本物の和食への想いを募らせ2011年に帰国。開業を視野に鮮魚卸問屋で1年間流通ルートを学ぶ。2013年1月【日本料理伊予本】を開店。2015年、2016年にミシュランで星を獲得。日本料理伊予本【エリア】芦屋【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】13000円【アクセス】芦屋駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月26日純和風の空間で味わう、趣ある日本料理料理人の技が冴える、季節感あふれるメニュー旬の日本酒にもこだわり、多彩な取り揃え純和風の空間で味わう、趣ある日本料理カウンター席から厨房の魚さばきを見ることができます赤坂駅から徒歩3分、赤坂見附駅から徒歩5分のところにある日本料理【赤坂とゝや魚新】。お店は純和風の造りで、赤坂の街並みに溶け込むように佇んでいます。店内には落ち着いた雰囲気が漂い、建物や使い込まれたカウンターからは歴史を感じながらも、磨き込まれた清潔感のあるお店です。608名様まで利用可能な完全個室も完備都会の喧噪を感じさせない心和む空間で、旬の日本料理をゆったりと楽しむことができます。お一人様やカップルで気軽に利用できるカウンター席が6つ、4人掛けのテーブル席が2卓、奥には8名まで利用できる完全個室の座敷もあり、接待やお祝いの席などにオススメです。料理人の技が冴える、季節感あふれるメニュー日本の四季が育む旬の食材には、「走り」「旬」「名残」の3つの楽しみ方があります。それぞれのタイミングに合わせた調理方法を基に、食材本来のおいしさを最大限に引き出した料理が登場します。どれも趣深いおいしさで、訪れる度に表情を変える日本料理の醍醐味を堪能できます。ここからはコースの中の一例をご紹介します。『賀茂茄子海老そぼろ餡』素材本来の旨みを味わう『賀茂茄子海老そぼろ餡』夏のなすと言えば、京の伝統野菜「賀茂なす」。しっかりとした肉質ながらも、とろりとした食感や風味、力強さをストレートに引き出した料理です。車海老を使ったそぼろ餡で食しますが、海老の甘味が餡のアクセントになり、なす本来の旨みを引き立てます。『のどぐろ塩焼き』くせがなく、上品な味わいの『のどぐろ塩焼き』鮮度のよさを活かすため、シンプルながらも魚の旨さが一番伝わる塩焼きにこだわった料理です。皮はパリッと香ばしく、中はふんわりとした食感で、脂ののった「ノドグロ」の上品なおいしさを余すことなく堪能できます。一度食べると忘れられない味、と評判です。『刺身盛り合わせ』市場で厳選した鮮魚を味わえる『刺身盛り合わせ』明治23年に鮮魚店として開業したルーツを持つだけに、『刺身盛り合わせ』は【赤坂とゝや魚新】の人気メニューの一つです。日本各地で水揚げされた季節の鮮魚を、新鮮さや脂の乗りなどを丁寧に見極め買い付け、彩り豊かに盛り付けます。新鮮で生きのいい魚介はいつも絶品です。旬の日本酒にもこだわり、多彩な取り揃え料理に合わせて選べるように、タイプの異なる日本酒が揃っています食材に四季折々の旬があるように、日本酒にも季節で異なる味があります。【赤坂とゝや魚新】は料理に合う日本酒にもこだわり、定番の銘酒の他に季節の日本酒を組み合わせて15~20種類をご用意。いろいろなタイプの日本酒が揃い、料理や好みに合わせて選べます。和の情緒溢れる空間で正統派の日本料理が楽しめる【赤坂とゝや魚新】は、ハレの日のおもてなしができる店としても人気です。完全個室の座敷は6名~8名で利用でき、結納や顔合わせなど少人数でのお祝いに最適です。足の悪い方や座れない方には高座椅子も用意しています。料理人プロフィール:村松喜久夫さん1966年、静岡県生まれ。高校卒業後、市場で働きながら調理学校に通う。仕事で魚を見て、さわり、勉強していくうちに、その先に興味を持ち料理の世界に入る。東京で13年間、3軒の日本料理店で修業。東京都のふぐ調理師免許を取得。カウンター割烹、ふぐ料理店など4軒で料理長を務め、【赤坂とゝや魚新】に入店。赤坂とゝや魚新【エリア】赤坂【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】赤坂駅 徒歩3分
2021年08月25日繊細かつ大胆な技を目の前の板場で舌に“全集中”で味わう、美味を極めた会席100種類以上のお猪口からお好みの1杯を繊細かつ大胆な技を目の前の板場で路地裏に慎ましく暖簾を掲げる外観大阪メトロ長堀橋駅から徒歩約5分。大阪随一の繁華街・ミナミにほど近い立地ながら、その喧騒とはかけ離れた島之内に【太庵】はあります。『ミシュランガイド大阪』で何度も三ツ星に輝く名店ながら、提供される料理には、桜の花をあしらったり、貝殻の器を使ったりなど、過度な演出は一切なし。とことんシンプルな皿から伝わる誠実なおいしさに、熟練の丁寧な仕事を感じることができます。熟練の料理人が目の前で調理をする姿に魅了されるカウンター木を多用した落ち着いた雰囲気の店内では、時に繊細、時にダイナミックに調理を行う料理人の手元がダイレクトに眺められるカウンターが主役。さらに、接待やご家族で利用しやすいテーブル席も備えており、テーブル席からも板場が目の届く範囲にあるため、カウンターのようなライブ感が楽しめます。舌に“全集中”で味わう、美味を極めた会席料理を華やかに見せようとすると、往々にして盛り付けや飾りにこだわりたくなるものですが、「出落ちの料理になりたくない」というのが高畑さんの流儀。「器や盛り付けに凝り過ぎると、そちらばかりに集中し、味わうという行為がないがしろになる。食べるときは、舌に神経を全集中してもらいたい」と語ります。そんな高畑さんが腕によりをかけた、味わい確かな美味が次々に集う会席は、ミシュラン三ツ星も納得の馳走ばかり。ここからはその中でも、お店オススメのメニュー3品をご紹介します。『苺と黒豆のゼリー寄せ』『八寸』丁寧かつ確かな仕事で、旬の食材の魅力を最大限に引き出す『八寸』花わさびとうるいのおひたし、わかめとサザエの酢の物、帆立貝とふきのとうの佃煮ほか、手間暇をかけた5品が並ぶ春のある日の八寸。いずれも見た目にどこか温もりが感じられ、味わえば、食材の滋味を最大限に引き出す、店主の衿を正した料理への姿勢が感じられます。うぐいす豆のグリーンとイチゴの赤色のコントラストが美しい『苺と黒豆のゼリー寄せ』こちらは春の定番、『苺と黒豆のゼリー寄せ』。煮切ったブランデーでほのかに香り付けしたゼリーに、黒豆と苺を閉じ込めた春の定番メニューです。トップの鮮やかなグリーンは、炊いてから潰し、裏ごししたうぐいす豆のすり流し。味わいと食感、そして見た目に春らしく鮮やかなアクセントを与えてくれます。『お造り』ワインとのマリアージュも人気の『お造り』会席の目玉の一つである『お造り』。この日は和歌山県産のハリイカと、淡路島産のタイが登場。いずれも新鮮だからこその食感が心地よく、深い旨みが感じられます。醤油だけでなくゴマ塩が添えられているのは、ワインと合わせて楽しんでもらうためだそう。季節によって、桜塩や酒盗醤油などが添えられることもあるそうです。100種以上のお猪口からお好みの一杯を100種以上の中から、ゲストが好みでセレクトできるお猪口この店の楽しみの一つが、こちらのお猪口。なんと100種以上が揃い、気分に合わせて好きなものを選ぶことができます。ほかにも、高畑さんが修業時代からコツコツと集めてきたという器には、著名な作家による作品、器屋さんに特注したもの、さらに骨董もあるそうです。提供される料理とともに、そのルーツに想いを馳せるのも一興かも知れません。日本酒は食材と喧嘩しない銘柄を厳選しており、『上喜元』『醸し人九平次』『東一』などが定番銘柄。口当たりがやわらかで、スムーズな飲み口が魅力のラインナップです。さらに特筆すべきは、高畑さんがお好きだというワインのセレクト。ブルゴーニュとシャンパーニュを中心に70種ほどがスタンバイ。いずれも熟成してこなれた味わいで、料理の味わいにそっと寄り添ってくれます。料理人プロフィール:高畑 均 さん1966年大阪府生まれ。幼い頃から料理好きで、高校卒業後に日本料理の道へ。【味吉兆】で15年修業を重ねた後、2000年に【太庵】を開店。11年に「ミシュランガイド大阪」で初の三ツ星に輝く。味はもちろん、修行中に学んだ「お客さんに喜んでもらって自分の生活が成り立つ。商売ありきだと失敗する」との教えを今も大切にしている。太庵【エリア】東心斎橋/心斎橋筋【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】16000円【アクセス】長堀橋駅 徒歩5分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月24日日本の美意識を表現した贅沢な空間季節を愛で、愉しむ上方料理の心をまっすぐに表現お客様へ心を配り、細やかにおもてなし日本の美意識を表現した贅沢な空間ビルの地下1階に位置する【味吉兆ぶんぶ庵】。地下とは思えぬほど数寄屋建築と自然の庭との融合による空間美があり、静かに食事が楽しめる空間です。木目調の和風な造りでお客様を出迎えるお店自然の樹木や苔、自然石で設えた豊かな庭を持ち、贅沢な空間を提供しています。打ち水をした石畳の路地、庵治石の石垣に囲まれた庭の中の座、雪見障子から庭の見える和室、苔むした飛び石、竹垣の連続美、柔らかく視線を仕切る手透き和紙、手織物のような麻糸のパーテーション、様々な一級のプロ=職人の技により、日本人が忘れかけていた日本の美しいシーンを空間の中に織り上げています。石垣に囲まれたテーブル席料理は、素材を大切にした薄味の伝統的な日本料理。季節を愛で、愉しむ上方料理の心を、真っすぐに表現した日本料理が楽しめると評判です。季節を愛で、愉しむ上方料理の心をまっすぐに表現各地の旬食材を心置きなく使用して、つくり上げる「ほんまもんの日本料理」から、今回ご紹介するのはこちらの3品。どれも随所にプロでしか出せない細かい調理の技が施されています。新鮮なお魚のお造り『造里鯛鮪烏賊』天然の鯛、鮪、剣先烏賊を涼しげな氷の器にのせた造里。夏の旬の鯛、皆様に喜ばれる鮪、今の時期は剣先烏賊を美しく盛り合わせに。季節により烏賊は種類を変えています。旬の魚を美しく盛り合わせに夏のもみじの新緑をイメージしたもの『八寸新緑』ガラスの器には、【ぶんぶ庵】の名物の厚焼き玉子が。鯛の三角寿司、ゴマクリームのあえもの、新じゃがのすり流し、枝豆の寄せ揚げ、自家製のスモークサーモンがのった贅沢な一品。写真は3人前です。旬食材で日本らしい季節を表現柔らかい鱧の汁物『煮物椀鱧冬瓜』旬の鱧にくず粉をまぶしボイルして柔らかく仕上げ、赤のアクセントとなる梅肉と茹でた緑のおかひじきをのせ、色とりどりに仕上げたお椀。かつおと昆布のだしが上品なお味です。上品に香るだしの味が染み入りますお客様へ心を配り、細やかにおもてなし食材と調理法にあったものがいいと、季節ごとに日本酒とワインの品揃えも変更しています。またおもてなしも重視していて、お客様への気配り、何を望んでいるかいち早く気づくことを大事にしているそうです。ゆっくり過ごせる個室のお座敷会社の会食に、接待に、もちろん歓送迎会等の宴会も可能。個室もありますので、人目を気にせず過ごせます。都会の喧騒を忘れ、四季の風情と穏やかに過ぎていく、贅沢な時間をご堪能ください。料理人:中谷文一郎さん現・【味吉兆 ぶんぶ庵】料理長味吉兆ぶんぶ庵【エリア】本町/堺筋本町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】7000円【ディナー平均予算】18000円【アクセス】本町駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月23日京都で最も予約が取れない店といわれる日本料理店特製カウンター越しに繰り広げられる独創的な料理料理パフォーマンスと軽妙なトークが奏でる“さゝ木劇場”に魅了京都で最も予約が取れない店といわれる日本料理店京都・祇園、建仁寺の裏手にある八坂通り沿いは、日本家屋が立ち並ぶ京都らしい風情を醸す一角。この場所にあるのが、京都で最も予約が取れない店といわれる【祇園さゝ木】です。街を歩き、暖簾をくぐるまでの時間も料理への期待を高めます。京都らしい風情漂う八坂通りに佇む一軒築100年以上の古民家を改装した店内は、広々とした空間。10mを超す一枚板のカウンターの背景にはピザ窯もあり、従来の日本料理の概念を超えた独創的な料理を楽しむことができます。築100年以上の古民家が舞台使用する食材は、朝どれの魚、拳ほどもある鮑、日本各地の名だたる野菜や珍味など豪華絢爛な食材が目を奪います。しかし、この店の人気を支えるのはそれ以上に、素材を活かす技術にあります。例えば、味の基本となるだしは、季節や料理により昆布をつかい分けることで、主素材の魅力を引き出しつつ、“だし”そのものも力強い旨みを湛えます。また素材の切り方、火の入れ方、塩の振り方ひとつとっても然り。食材への深い理解があるからこそ、その魅力が引き立つ調理を施せるのです。特製カウンター越しに繰り広げられる独創的な料理ゲストが揃ってからスタートするコース料理は、季節の食材を美しく、そしてエネルギッシュに仕立て、食べる楽しみを改めて感じさせてくれるものばかり。今回は、同店のオススメ3品をピックアップしてご紹介します。日本料理の要たる自慢の『椀』一口目は少し薄いと思わせつつ、飲み干した際に丁度良く感じる塩梅。4種の昆布をつかい分けることで、素材に合わせた絶妙なだしを引いています。この日の具材は甘鯛。素材に合わせて変えるこだわりの“だし”が決め手豪快に味わう『鮑のステーキ 肝のソース』2時間半ほど煮て柔らかくなった鮑を、仕上げに焼き上げることで香ばしさと弾力をプラス。豪快にカットして頬張ることで、旨味が口いっぱいに広がります。独特の食感と旨みを堪能して京都の季節の移ろいを、美しい盛り付けで表現する『八寸』写真は9月の『八寸』の一例。中秋の名月、別名芋名月を表現し、芋の葉の上に新物いくら、ホタテ味噌漬け、小芋、新銀杏などを盛り付けています。一皿に季節の移ろいを表現料理パフォーマンスと軽妙なトークが奏でる“さゝ木劇場”に魅了旬の最高級食材が、稀代の料理人・佐々木氏の見事な手さばきによって独創的な料理に生まれ変わり、最高の料理を彩るにふさわしい由緒ある器で提供。加えて、佐々木氏の軽妙なトーク、機敏に立ち働く弟子たちの姿が相まって、時に“さゝ木劇場”と呼ばれる同店。一度訪れたら、多くのゲストの心をつかんで離さないことを実感できることでしょう。家族や友人同士、デートや海外ゲストとともに、ぜひ訪れたい一軒です。料理人プロフィール:佐々木浩さん1961年、奈良県生まれ。祖父、父、叔父すべてが料理関係という料理人一家に育つ。高校時代、友人に料理を振る舞ううちに、料理を通して人を笑顔にできることに魅力を感じ、高校卒業後に料理の道へ。数々の名店を渡り歩きながら、元来の負けん気から「死ぬ気で努力した」という時代を経て、27歳で店長兼料理長を任され、36歳で独立し【祇園さゝ木】を出店。2度の移転を経て現在地に。2020年、ミシュランガイド三ツ星獲得。祇園さゝ木【エリア】祇園【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】8000円【ディナー平均予算】30000円【アクセス】京都河原町駅 徒歩12分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月22日木の温もりを感じる、純和風の趣きに包まれた日本料理店季節ごとの味わいを大切に、選りすぐりの旬の食材を使用さりげなく飾られた季節の花が、和やかなムードを演出木の温もりを感じる、純和風の趣きに包まれた日本料理店京都市営地下鉄東西線・京都市役所前駅から徒歩2分、または京阪本線・三条から 徒歩8分。アクセスのよさも人気の秘密旬の食材を伝統の技法で仕立てた、王道の日本料理をコースでじっくりと味わえる【日本料理 櫻川】。鱧やフグ、冬瓜など、四季折々のおいしい素材が、匠の手によって風情を感じる逸品へと生まれ変わります。たまねぎ風味のだしでいただく『鱧しゃぶ』や、上品な味わいの『鮎塩焼』など、珠玉の品々を店主おすすめの日本酒とともにぜひ。ゆったりと配置されたカウンター席で過ごす、充実の時間木がふんだんに使われた店内は、和の趣きに溢れながらモダンさも感じさせる洗練された空間。アットホームな雰囲気の中、家族や友人と、ゆったりと食事を満喫できる一軒です。カウンター席は仕切りがなく、料理人の手元がよく見える特等席。料理人との会話を楽しみながら、この上ない幸せを感じるひととときです。季節ごとの味わいを大切に、選りすぐりの旬の食材を使用ウニ、花穂じそ、おくらが彩りを添える、涼しげな『青大豆豆腐』「食材は旬のものを使うのが、日本料理の王道」を信条に、伝統の技法で五感に響く料理を提供する【日本料理 櫻川】。瀬戸・明石を中心に、魚介は季節に合わせて全国各地から厳選。野菜も京野菜をはじめ、旬のものが使われています。お米にもこだわり、その年々のおいしい品種を買い付けるほど。奥深い味わいの中から、お店オススメのメニュー3つをご紹介します!ホクホクとした身がやみつきになる『鮎塩焼(蓼酢・玉葱甘酢漬け・焼万願寺唐辛子)』旬野菜の付け合わせとともにいただく、季節の焼き物『鮎塩焼(蓼酢・玉葱甘酢漬け・焼万願寺唐辛子)』。写真は夏の風物詩・鮎ですが、時期によって天然のうなぎやフグの白子などを臨機応変に出しており、四季折々の味わいが至福の世界へと誘ってくれます。旬の魚介を、風味豊かなだしでいただく『鱧しゃぶ(玉葱風味出汁)』ノドグロや、フグ、ブリなど、なんとも贅沢な季節の旬魚のしゃぶしゃぶ。魚の種類によって、だしのつくり方も変えるこだわりようです。写真は、夏から秋にかけて楽しめる人気の『鱧しゃぶ』。彩り豊かな季節の野菜も一緒に、サッとしゃぶしゃぶしてどうぞ。旬の味わい『季節の八寸(鱧ずし・鴨ロース煮・ともろこしかき揚げ・山桃ワイン煮・鰻八幡巻き)』コースの前半に供され、季節感を愛でる喜びが感じられる一皿。写真は、鱧やとうもろしなどを使った、夏の八寸です。手間ひまかけた品々の盛り合わせに、思わず上がる感嘆の声。四季折々の恵みを、じっくりと堪能できる彩り豊かな逸品です。さりげなく飾られた季節の花が、和やかなムードを演出ご家族でもゆったりとくつろげる、清潔感のある空間が自慢落ち着いた佇まいは、三世代そろっての会食にお誂え向き。年配の方にはやわらかく食べやすいものを供してくれるなど、細やかな気配りにほっこりします。ご家族の大切な集まりに華を添える、凛と美しい季節の花々。四季の趣きを感じさせてくれる日本料理が、ハレの日を彩ります。昔ながらの割烹の雰囲気も大切にしながら、椅子カバーをされた清潔感のあるスッキリとした空間で食事が楽しめる【日本料理 櫻川】。落ち着きある趣きの半個室でゆったりと過ごすひとときは、極上の時間。料理はコースのみですが、好みに合わせてアレンジもしてもらえますよ。料理人プロフィール:山本 智史さん1974年、滋賀県生まれ。幼少の頃から料理が好きで、京都の鰻店で3年間修業に励み、1995年【日本料理 櫻川】に入社。地道な修業を重ねて2015年より3代目オーナーシェフに就任。大切に引き継がれてきた歴史と昔からのお客様の思いを胸に、腕をふるっている。日本料理櫻川【エリア】四条河原町周辺/寺町【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】7000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】京都市役所前駅 徒歩2分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年08月20日おもてなしの心が行き届く、大人の隠れ家四季折々の旬の食材で、一期一会のおもてなし個室もあり、貸切りでのご利用にも対応おもてなしの心が行き届く、大人の隠れ家住宅街に溶け込む瀟洒な佇まい牛込神楽坂駅から徒歩4分。閑静な住宅街の一角にある【懐石小室】は、木の温もりが漂うモダンな数寄屋建築の建物です。お店の入り口は長いアプローチの先にあり、一見して料理店とは思えない佇まい。大人の隠れ家的なオシャレな雰囲気を醸し出しています。店主との会話が楽しみなオープンキッチンのカウンター1階はカウンター10席のみという贅沢なつくり。開放感のあるオープンキッチンやゆったりとした椅子、やさしい照明など、おもてなしの心が行き届いています。また、店主のセンスのよさは料理を盛り付ける器選びにも表れており、お店の雰囲気はもちろんのこと、器の鑑賞もお楽しみいただけます。四季折々の旬の食材で、一期一会のおもてなし日本には「海」「山」「里」の表情豊かな食材があります。【懐石小室】は、その一つ一つの持ち味を最大限に引き出すために、丁寧な手仕事で磨きをかけます。四季の移ろいの妙を料理で味わう贅沢。季節を変えて訪れたくなる名店のひとつです。ここからはコースの中の一例をご紹介します。『前菜』海、山、里のものを盛り付けた楽しい前菜旬の食材は四季では明確に区分できず、産地の違いや季節の微妙な移り変わりで変化します。『前菜』は、日本の繊細な四季の移ろいを盛り付けた一皿。海、山、里の滋味あふれる食材を一口サイズで揃え、それぞれのエピソードを感じさせる華やかなメニューです。『アナゴの柳川鍋』音や香りなど、五感で楽しめる味わい深い料理ですアナゴを使った柳川鍋は、6月~9月の旬の時期のみ提供される人気メニューのひとつです。一品ずつグツグツと丁寧に小鍋で煮立て、音や香り、ふたを開けた時に立ち上る湯気もご馳走になるほどの逸品です。五感で味わいながらお楽しみください。『ハモ椀』良質で味わいのよい最高級ハモを使用コウナゴをたくさん食べて育ったハモはふっくらとして甘味があります。ハモの料理人として名高い店主は、その中でも頭が小さく身が太った最高級のものだけを使用するため、市場を通さず漁師や鮮魚店から直接仕入れます。最上級のハモを使った『ハモ椀』は、6月~9月中旬までの限定メニューです。個室もあり、貸切りでのご利用にも対応家族や仲間と気兼ねなく過ごせる個室も完備しています1階にあるカウンター10席の他に、2階には個室が3部屋あります。デートやお一人様など、少人数でのご利用はもちろんのこと、ご家族のお祝い事や接待、会食などさまざまなニーズに応えることができます。また、貸し切りのご利用にも対応できます。東京で本格的な鱧料理が楽しめる店【懐石小室】。厳選した食材のみを使用するという店主のこだわりは、料理のおいしさだけでなく、お店の雰囲気やお酒の品揃え、器選びなど、すべてに行き届いています。日本の四季の豊かさを料理で味わう、大人の贅沢をお楽しみください。料理人プロフィール:小室光博さん1966年、東京都生まれ。茶懐石の名店【和幸】で7年間修業後、フグ料理店で研鑽。1993年頃から出張料理人として活躍し、2000年神楽坂に【懐石小室】を開店。2018年2月、現在の場所へ移転。季節の食材をふんだんに取り入れた、山や海、里山の風景を感じられる料理が幅広い支持を得ています。懐石小室【エリア】神楽坂【ジャンル】和食【ランチ平均予算】15000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】牛込神楽坂駅 徒歩4分
2021年08月15日高級感のある優雅な店内は特別な席にも利用しやすい日本人の味覚に合わせた本格中国料理が堪能できる女性の心をくすぐる香港の本格飲茶メニュー高級感のある優雅な店内は特別な席にも利用しやすい格式高いエントランスを抜けると優雅な空間が広がる溜池山王駅から徒歩5分、ANAインターコンチネンタルホテル東京の3階にある【中国料理花梨】。高級感あふれる上品な設えの店内で、本格中国料理を堪能できます。各国の要人が利用するホテルならではのホスピタリティ精神が宿った接客で、特別な時間を過ごせます。高級感のある個室で落ち着いた会食を店内には個室も充実。美しい内装の個室は、ビジネスでの利用や家族でのお祝いの席など、用途に応じて使い分けられるのも魅力です。贅を尽くした「翡翠」やモノトーンで統一した「琥珀」などの豪華な内装の個室をはじめ、可動間仕切りで2名から最大60名まで対応可能な個室まで完備されています。日本人の味覚に合わせた本格中国料理が堪能できる【花梨】では、中国から取り寄せる食材に加え、日本の旬の食材を使用しています。広東料理を主軸に、上海、四川、北京、潮州、香港の新しい味覚を取り入れた多彩な料理を味わえます。中国料理の食思想をベースに日本人の味覚に合わせているのも魅力でしょう。その中でも、お店オススメのメニューを3つご紹介します!『吉濱産干し鮑の姿煮込み』『吉濱産干し鮑の姿煮込み』日本の高級食材を使った贅沢な一皿岩手県吉濱産の干しアワビを使用した姿煮込み。アワビは3年以上熟成させた物を1週間かけて戻し、自家製オイスターソースを使いじっくりと煮込みます。じっくりと戻されたアワビは柔らかく、舌触りのよい食感やアワビのまろやかな旨みを堪能できる逸品です。『牛肉の黒胡椒炒め』『牛肉の黒胡椒炒め』創業から味の変化を加えながら提供され続けている【花梨】の創業時から継承されている伝統メニューの『牛肉の黒胡椒炒め』。伝統の味を守りつつも、時代の流れやゲストの好みに合わせて変化をつけて提供されています。黒こしょうをきかせた牛肉と彩り豊かな野菜は、ワインとの相性も抜群。時代によって変化し続けた人気メニューをお試しあれ。『焼き物各種』『焼き物各種』見た目にも美しく盛り付けられた焼き物肉の旨みを凝縮した焼き物は、広東料理の定番です。専用の釜を使い、強火で一気に焼き上げるのが特徴で、皮のパリパリ感と肉のジューシーさを楽しめます。素材そのものを活かす調理法で、それぞれの種類に合わせた味付けがされているのも魅力でしょう。四季を感じられる盛り付けにも注目です。女性の心をくすぐる香港の本格飲茶メニュー本場である香港にも負けないほど充実した飲茶メニュー【花梨】では飲茶メニューも充実。本場の香港に負けないほどの品揃えで、ランチタイム限定の『厳選飲茶ランチ』を楽しめます。蒸し物、揚げ物、饅頭といったさまざまな種類の点心を囲んだ女子会なら、盛り上がること間違いなし。いつもとは趣向を変えて少し贅沢に楽しんでみませんか。上質な空間で日本人の味覚に合った中国料理を楽しめる【花梨】。高級ホテル内にあるレストランらしいホスピタリティ精神にあふれた店内で、優雅な時間を過ごせます。特別感のある個室は、おもてなしにも最適です。大切な人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。料理人プロフィール:大久保武志さん1960年生まれ、長野県出身。調理師専門学校卒業後、有名ホテルでの勤務を経て、【キハチチャイナ】の料理長に就任。ホテル開業時に携わっていたANAインターコンチネンタルホテル東京【花梨】の2代目料理長として2006年より勤務、現在に至る。中国料理花梨【エリア】六本木【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】溜池山王駅 徒歩5分
2021年07月30日メインストリートの地下にある静かな日本料理店正統派和食をアレンジした季節の食材のおまかせコース料理に合うことにこだわった約30種の日本酒メインストリートの地下にある静かな日本料理店地下にある隠れ家のような日本料理店四谷三丁目駅徒歩2分。荒木町のメインストリートの地下に広がる【荒木町きんつぎ】。2018年に開店し、ゲストを飽きさせないコース展開が話題の和食店です。落ち着いた雰囲気の中で、正当派和食をベースにした味付けや素材選びに変化をつけた料理を楽しめます。広々としたカウンター席で落ち着いた時間を過ごせる店内のカウンター席は、奥行き70cmと広めに設計されています。一段低い厨房から提供される料理を目でも楽しめるのが特徴。カウンター席の他にも完全個室が全5室あり、目的に応じて利用できます。料理人が目指す「若い人は少し背伸びをして、食べ慣れた人は気楽に来られるような店」として、幅広い世代が料理を楽しみやすいでしょう。正統派和食をアレンジした季節の食材のおまかせコース【荒木町きんつぎ】の料理は、正当派の和食をベースにしながら、季節によって味付けや素材選びに変化をつけています。旬の食材を使った料理はその時期にしか味わえないのが魅力でしょう。名店で研鑽を積んだ北村徳康氏と、酒の知識を蓄積した佐藤正規氏が何度通っても飽きさせない「おまかせ」コースを提供しています。「おまかせ」で提供されるメニューを3つご紹介します!『前菜』『前菜』初夏の一例で、初ガツオの握り、とうもろこしのすり流し、淡路のハモの自家製柴漬け添え、焼きなすとおかひじきのおひたし季節の食材を盛り合わせた小鉢と、旬魚の握りを組み合わせた『前菜』。「おまかせ」と注文すると、最初に提供される贅沢な一皿です。カウンターでは1品ずつ、個室では盛り合わせで提供されます。握りは「おまかせ」のコース内容に合わせて1~3貫が含まれます。『枝豆と車海老の南禅寺蒸し』『枝豆と車海老の南禅寺蒸し』豆腐ペーストの上にえだまめのすり流しをのせたベースに、クルマエビをのせて「おまかせ」の前菜の後に提供される椀物の『枝豆と車海老の南禅寺蒸し』。前菜が冷菜中心なので、胃を温めるように考えられたコースになっています。信頼する業者から届く旬の食材を使っているので、季節によって異なる椀物が提供されます。その時期にしか味わえない一皿をお試しあれ。『佐賀牛と季節野菜の炊合せ』『佐賀牛と季節野菜の炊合せ』佐賀牛と佐賀産のさといも、にんじんを群馬のフルーツトマトのソースでまとめた一品和食店ではめずらしいボリュームある肉料理『佐賀牛と季節野菜の炊合せ』。コースの締めのご飯の前に提供されます。赤ワインとの相性もよく、食中酒と一緒に楽しめます。鮮魚だけにとらわれず、ゲストを飽きさせない料理にこだわった【荒木町きんつぎ】らしい逸品です。料理に合うことにこだわった約30種の日本酒日本酒単体の完成度だけでなく、料理と合うことを基準に集められている【荒木町きんつぎ】では、食中酒として楽しめる約30種の日本酒をセレクトし提供しています。日本酒選びの基本は「料理に合うこと」と一番に考えて、料理と合わせて一層引き立つような種類を厳選しています。日本酒だけでなく、食中酒として楽しめるワインにも力を入れています。ボリューム感のあるコース料理が話題の【荒木町きんつぎ】。最後の一品までゲストを飽きさせない日本料理が魅力です。食中酒にもこだわっているので、お酒好きな人も満足できるでしょう。都会の喧騒を忘れさせてくれる落ち着いた店内で、心ゆくまで「おまかせ」コースを楽しんでみてはいかがでしょうか。料理人プロフィール:佐藤正規さん1986年生まれ、群馬県出身。大学4年の頃に飲食の道を志し、焼鳥店や日本酒に定評のある酒店【坂戸屋】で修業。28歳で【件】に入り、同店のOB北村徳康氏と出会う。名店で見識を広めた後、2018年に北村氏と【荒木町きんつぎ】をオープン。荒木町きんつぎ【エリア】四谷【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】10000円【アクセス】四谷三丁目駅 徒歩2分
2021年07月28日広島の住宅街に佇む、ミシュランガイド2つ星の隠れ家的料理店職人の巧みな技で、広島食材の魅力を存分に引き出す料理にもおもてなしにも、心を配ったくつろぎの空間で特別な時間を広島の住宅街に佇む、ミシュランガイド2つ星の隠れ家料理店食通たちが「隠れ家」とこの店を呼ぶだけあって、「児玉」とさりげなく書かれた暖簾が目印の同店。一見ハードルが高そうですが、店主の児玉さんの家族が切り盛りする店内ははじめて訪れた方でも馴染みやすく、あたたかなムードが漂っています。「まさか、こんなところに」という立地も特別感を高めますカウンター席のほか、2つの個室で構成される同店で味わえるのは、旬の地場食材を軸とした正統派の日本料理。瀬戸内海の魚介、中国山地で獲れる山の幸などを巧みに盛り込み、四季の移ろいを切り取ったかのような華やかな逸品の数々がテーブルに供されます。和の調度品を効果的に配した店内に料理への期待が高まります料理はおまかせのコースのみ。丸2日かけて煮込んだ『子持ち鮎の甘露煮』や、仕上がりに3日かける『栗の渋皮煮』などの前菜からも、児玉さんのきめ細かな仕事ぶり、料理に対する真摯な姿勢がうかがえます。なおディナーは1日3組まで。狭き門とくじけず、訪れる価値のある店です。職人の巧みな技で、広島食材の魅力を存分に引き出す和食の道を極め日本調理師連合会師範の資格を持つ店主・児玉さんの料理コンセプトは、前菜から始まるコースメニューの一品一品に手間をかけ、食材の持ち味を最大限に引き出すこと。味はもとより香りや食感、彩りも加味した五感で楽しむ至極の料理から、今回はこちらの3品をご紹介しましょう。味噌の甘い香りと、鮑の食感が食欲を誘う『鮑の味噌風味焼』磯の香りと甘い味噌が相まって最高のハーモニーを奏でます瀬戸内海の大きめの鮑を薄くそぎ、椎茸やグリーンアスパラなどと、特製味噌で和えてオーブンで焼き上げています。細やかな職人技が光る『鯖寿司』と『帆立貝のしんじょ』細部にまで職人の仕事が施されています職人の確かな手仕事が滲む京料理の『鯖寿司』。『帆立貝のしんじょ』には季節の菜が添えられています。広島の旬を届ける「前菜(『子持ち鮎の甘露煮』『栗の渋皮煮』ほか)」地産地消を念頭に、食材に恵まれる広島ならではの料理を堪能しよう丸2日かけて煮込み骨までいただける『子持ち鮎の甘露煮』。『栗の渋皮煮』は仕上がりに3日かけています。料理にもおもてなしにも、心を配ったくつろぎの空間で特別な時間を彩り豊かな料理を盛り付ける器は、朝鮮唐津や有田・織部などの陶芸家の作品。また料理に合わせたいお酒には「龍勢」ほか広島のものを中心に選んでいます。「目の届く範囲で、細部にまで気を配りたい」という児玉さんの思いが、料理の一品一品はもちろん、調度品から接客に至るまでしっかりと息づいています。手間を惜しまず、素材の魅力を存分に引き出す児玉さん自分へのご褒美、また大切な方とゆっくり過ごしたい日などは、ぜひ【日本料理 児玉】へ。美食とあたたかなおもてなしに、忙しい毎日を忘れて心までくつろげる時間を過ごせるはずです。料理人プロフィール:児玉一幸さん1951年、山口県生まれ。幼い頃から物づくりや絵画に興味を持っていたが、料理人の道を志すきっかけとなったのは父の影響。元海軍の料理人であった父から聞く料理に関する話に関心を抱き、次第に調理の世界に目を向けはじめる。18歳で料亭や総合結婚式場、ホテル、割烹などで腕を磨き、2007年に【日本料理児玉】を開業。2013年に、ミシュランガイド広島で2つ星を獲得。日本料理児玉【エリア】八丁堀/幟町/白島【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】12000円【アクセス】銀山町駅 徒歩5分
2021年07月25日静かで落ち着いた、和の空間でゆったり過ごすひととき五感で楽しむ、おいしい仕掛けがちりばめられたコース料理掘りごたつの個室は、大切な接待や記念日におすすめです静かで落ち着いた、和の空間でゆったり過ごすひととき心斎橋駅から徒歩2分ほど。百貨店のほど近く、清潔感のあるのれんが目印だ地下鉄御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分ほど。にぎやかな繁華街や心斎橋大丸の近くにありながら、静けさに包まれた石畳の小径の奥にそっと佇む【懐石料理 桝田】。料理は舌で味わうだけでなく、五感で楽しめる演出が随所に感じられるものばかり。季節の移ろいや旬の食材を生かしながら、2週間に1度コースの内容が変わります。静かで落ち着いた和の空間でゆったりと。店主の距離感もまた、おいしい料理に華を添えてくれる清潔感にあふれたひのきのカウンター、色鮮やかな季節の生け花など、静かで落ち着いた和の空間でゆったりと食事を楽しみたい方におすすめ。店主とのほどよい距離感もまた、楽しいひとときを演出してくれます。奥の個室は2つあり、間仕切りをはずすと最大13名までOK。さまざまなシーンに使い勝手のよい一軒です。五感で楽しむ、おいしい仕掛けがちりばめられたコース料理香り立つ湯気に包まれたご飯は、ゲスト一組ごとに信楽焼の土鍋で炊き上げる(写真は春の料理、12,000円・15,000円コースから)季節の移ろいに伴い、また旬の食材に応じた料理にこだわり、2週間に1度コースの内容が変わります。その料理は舌で味わうだけでなく、五感で楽しめる演出が随所にちりばめられています。 日本料理の伝統の技法と創作和食の経験から、素材の持ち味を引き出し、そして素材の良さを組み合わせた料理を提供しています。それでは、店主おすすめの3品をご紹介しましょう!香り立つ日本料理の華。だしの味わいに癒やされる『椀もの』でホッとひと息だしは北海道・道南産の真昆布と本枯節から取った、とっておきの一番出だし。おこぜのアラで取ったスープと、店主のこだわりが詰まった出だしで仕上げました。写真は春の料理(12,000円・15,000円コース)で提供する『おこぜの潮仕立て』。【桝田】のメインディッシュともいえる逸品です。旬を感じる素材の組み合わせにより、深まる味わいを堪能できる『焼物』ウニのオレンジ色が目にも鮮やかな一品。千葉県九十九里浜の蛤と北海道のウニを使用しています。蛤とウニ、それぞれが持つ旨みが織りなす深みある味わい。写真は春の料理(12,000円・15,000円コース)で提供する『蛤のウニ焼』です。料理を引き立ててくれる美しい器もまた、ごちそうです。器いっぱいに詰められた、季節の味覚を楽しみたい『焚き合わせ』メバルと筍、まさに一期一会の味わいです。この2つの食材をメインに、ふきや蕨なども取り入れて春の旬を焚き合わせました。器いっぱいの季節の味覚に舌鼓。写真は春の料理(12,000円・15,000円コース)で提供する『メバルと筍の焚き合わせ』です。季節の味わいを心ゆくまでどうぞ。掘りごたつの個室は、大切な接待や記念日におすすめです接待や商談、記念日やお誕生日等のお祝いにも喜ばれる落ち着いた和の空間。ゆったりとした個室を2部屋完備している4名様用、6名様用の個室を完備している【桝田】。2つの部屋の仕切りを外すと、最大13名様まで対応できるでちょっとしたグループでの集まりにもおすすめです。接待や商談、記念日やお誕生日等のお祝いにも喜ばれる、落ち着いた和の空間。ゆったりとした堀りごたつ式で、リラックスできると好評です。にぎやかな繁華街の近くにありながら、落ち着いた和の空気に包まれた【懐石料理 桝田】。「食事を楽しんでもらいたい」が店主のモットーで、カウンター越しに心地よい空間と時間を共有し、楽しい雰囲気づくりを大切にしています。苦手な食材やアレルギーなども細やかに対応してくれますので、事前に伝えてぜひ早めのご予約を。料理人プロフィール:桝田兆史さん料理人を目指したきっかけは、テレビドラマ「前略おくふろ様」のショーケンこと萩原健一さんに憧れたから。【吉兆】(現:神戸吉兆)で修業を積み、念願だった自身の店を構える。「師匠は吉兆時代の先輩方」と語る経歴41年の匠は、常に楽しい雰囲気づくりを心がけている。懐石料理桝田【エリア】東心斎橋/心斎橋筋【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】13000円【アクセス】心斎橋駅 徒歩2分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年07月13日南房総市千倉町【海鮮料理 旬膳はな房】南房総市千倉町【寿司と地魚料理大徳家】市原市高滝【和食家惣治郎 SOJIRO】木更津市【日本料理たかはし】いすみ町【Ristorante UNO】南房総市千倉町【海鮮料理 旬膳はな房】南房総の地魚を使った、贅沢盛り海鮮丼を堪能海が一望できる座席で大切な人とのひと時を。テラス席はペットの同伴もできます花と海の町、千倉にある【寿し・地魚海鮮料理 旬膳はな房】。房総の地魚をふんだんにつかった、海鮮丼は絶品です。豪華な地元の鮮魚を太平洋が一望できる絶景のロケーションでいただくことができます。『ネトラ丼』 2,035円(税込)ここで食べられる海鮮丼は、ネギトロといくらがのった『ネトラ丼』や、大きな外房産の伊勢海老や地魚が10種類以上ものった『大様丼』など、どれも海鮮が贅沢に盛られたものばかり。多彩な海の恵みを素材に合わせた切り方で、美しく豪華に盛り付けた料理の数々が魅力です。海鮮料理旬膳はな房【エリア】館山【ジャンル】和食【ランチ平均予算】1365円【ディナー平均予算】1500円【アクセス】潮風王国駅 徒歩01分千倉【寿司と地魚料理 大徳家】南房総市最古の寿司屋で地魚を満喫デートや家族でも楽しめる店内です創業明治2年の寿司屋【寿司と地魚料理 大徳家】。千倉で水揚げされた新鮮な地魚を使った寿司と地魚料理が自慢の店です。100年以上レシピを守り続けてきた、元祖の『なめろう』や『さんが焼き』などの郷土料理が楽しめます。ゆとりのあるテーブル席のほか、奥には座敷席もあり、お子様連れのご家族も楽しめるお店です。気さくな大将がつくる料理は地元でも愛されています。南房総なめろう研究会の初代会長がつくる『地魚のなめろう』1,000円南房総の漁師料理、『地魚のなめろう』。150年ほど前、なめろうを初めてお店でふるまったと言われており、当時から伝わる伝統的なレシピを守り続けています。「南房総なめろう研究会」の初代会長がつくる本物のなめろうをぜひ召し上がってください。寿司と地魚料理大徳家【エリア】館山【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】千倉駅市原市高滝【和食屋 惣治郎 SOJIRO】房総で、魚介類と川魚料理を楽しむゆったりと落ち着いた雰囲気の店内には、座敷もあるので足を伸ばしてくつろげます小湊鉄道線・高滝駅から歩いて10分。高滝ダムのほとりにある【和食家 惣治郎 SOJIRO】は、蟹と魚介と川魚料理が楽しめる和食店です。ランチから蟹づくしコースが味わえます。また日本酒は北から西まで日本全国の銘柄にこだわり、多くの種類が揃っているのでご家族や会食、接待などで落ち着いた時間を過ごせます。北海道直送の蟹を使ったお昼の『ミニ懐石コース』贅沢にランチから楽しめる蟹づくしメニューの『ミニ懐石コース』。「浜風」は、ずわい蟹、蟹グラタン、蟹しゅうまい、味噌汁など。「海潮」は、蟹グラタン、蟹茶碗蒸しなどが楽しめます。蟹はすべて店主が選んだ北海道直送の新鮮な蟹ものが使われています。和食家惣治郎SOJIRO【エリア】市原【ジャンル】和食【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】5500円【アクセス】高滝駅 徒歩10分木更津市 【日本料理 たかはし】南房総市から直接仕入れた海鮮を和の空間でいただく店内は料亭風の心地よい空間。旅先で大切な人との会話をまったりと楽しめます木更津駅徒歩20分の場所にある【日本料理たかはし】。ゆったりとした時間の中で、鮮度の高い魚介を存分に楽しめる日本料理屋です。鮮魚のほとんどは、千葉県の最南端にある南房総市から直接仕入れ、店内にある生け簀で管理しています。山口の獺祭、鹿児島の森伊蔵など、特別な日の料理に合うお酒も用意されています。『伊勢海老のお造り』100g2,200円~(税込)毎朝、千倉漁港で水揚げされた新鮮な伊勢海老のみを使用した『伊勢海老のお造り』。新鮮なものをお刺身でどうぞ。コリコリとした食感で噛めば噛むほど旨みがあふれ出します。日本料理たかはし【エリア】木更津【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】木更津駅 徒歩20分いすみ郡大多喜町【Ristorante UNO】古民家をリノベーションした空間で地元の食材を使った料理に舌鼓地元食材をつかったイタリアンを古民家で堪能2019年10月にオープンした【RistoranteUNO】。築100年以上の古民家をリノベーションしたイタリアンレストランで、レトロな雰囲気の中でゆったり食事を楽しめます。ミシュランガイドで2つ星に輝いたイタリアのレストランで修業した赤井氏がシェフを務めており、何を食べても納得のおいしさです。地元の近辺で採れた農作物や新鮮な魚介類をつかい、和と洋が融合した逸品をいただけます。『房総ひじきを練り込んだ手打ちパスタ タリオリーニ』地元で獲れたひじきを生パスタに練りこんで、“和のテイスト”を取り入れた一品。ひじきの風味と麺はモチモチとした食感です。ソースにはサフランが加えられており、華やかな見た目もポイントです。RistoranteUNO【エリア】勝浦【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】1600円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】城見ヶ丘駅 徒歩10分
2021年07月06日