ウエンツ瑛士(31)が2月26日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、過去に殺害予告を受けていたと明かした。 この日の放送では、一人暮らしの女性宅に盗聴器が仕掛けられていた事件を取り上げていた。MCの東野幸治(49)が「ウエンツさんは、ファンからそういう変な目にあったことはない?」と話を振ったところ、ウエンツは「僕も5年くらい前に、“殺す”という殺人予告みたいなものが入って、1カ月ボディガードが付いたことがあります」と告白。東野が「どういうところから?手紙だったの?」と聞くと、ウエンツは次のように話した。 「たぶん、そういうのじゃなかった。けっこうはっきりとしたのが来たらしくて。最初に来たのが(フジテレビ系)『笑っていいとも!』に出る日だったので、“さすがに危ない”ということになって。『いいとも!』の出演が終わってからまるまる1カ月、ホテルに泊まるときも隣の部屋にボディガードが泊まって。何かあったら……ということでその人がドアを開けっ放しにしてくれたことがありました。(脅迫の内容が)具体的にどういうものなのかは、会社は僕に言わなかった」 出演者のヒロミ(52)が「それでも怖いわ!」とコメントすると、ウエンツは「あえて言わなかったんだと思います。言うと怖くなっちゃうから。結局、問題はなかったけれど……」と考えを述べた。 ウエンツの告白を受けて松本人志(53)は気象予報士の石原良純(55)に向けて「良純さんにはないですか?“天気が外れたから殺す”って」と質問し、笑いを誘っていた。
2017年02月26日女優の新垣結衣と、俳優の瑛太が映画『ミックス。』(2017年秋公開)でW主演を務めることが10日、わかった。同作は、脚本家・古沢良太によるオリジナル作品で、古沢が脚本を手がけたドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』『リーガル・ハイ』シリーズの石川淳一監督がメガホンをとる。新垣は、恋と仕事に敗れた元天才卓球少女のアラサーOL・富田多満子を演じ、瑛太は夢に敗れて家族も失った元プロボクサー・萩原久を演じる。2人が男女混合ペアの卓球競技”ミックス”で全国大会に挑戦することとなる。石川監督をはじめとした『リーガル・ハイ』スタッフとの再タッグを「すごく楽しみにしていました」という新垣は、同作を「“元気になれる、背中を押されるお話”」と説明する。ペアとなる瑛太は「自分の世界を持っている方」という印象だったが、「実際に二人ミックスペアを組んで球を打ち返すという練習をしたときに、瑛太さんが『いける気がする!』と大きい声でその場を盛り上げようとしてくださって」とエピソードを披露した。そして、瑛太に対し「作品に対する熱意がすごくある人なんだ」と新たな印象を抱いたことを語った。卓球未経験者の新垣は「プロの方とは持ち方も構え方も打つ方向もすべて違うなと今は思います」と現状を語りながら、「身体に馴染むように繰り返し繰り返し練習するしかないと思っています」と、競技への取り組みについて意気込んだ。一方、瑛太は「新垣さんは僕の中で”ガッキー”というイメージがすごく強くて、最初”ガッキー”と呼べばいいのか”新垣さん”と呼べばいいのかわからなかったので、”ガッサン”みたいな風に呼んでしまって」と振り返る。卓球練習時の熱い掛け声については「その照れ隠しで練習中『これはいけるぞ!』と声を出して誤魔化したというか(笑)」と意外な裏側を明かした。また、今回は2人の恋愛シーンも見所となるが、瑛太は「壁ドンどころじゃないんですよ。もうドンっていう感じなんですよね」と意味深な発言。「ちょっと勇気を出して撮影に臨みたいと思います」と今後の撮影への気持ちを表した。脚本家の古沢は同作について「一年以上かけてコツコツ脚本を書きました」と語り、石川監督は「大人の青春熱血ヒューマンロマンティックコメディ」と表現。さらに、広末涼子、遠藤憲一、田中美佐子、佐野勇斗、瀬戸康史、永野芽郁、蒼井優、森崎博之(TEAM NACS)、吉田鋼太郎、生瀬勝久、山口紗弥加、斎藤司(トレンディエンジェル)、久間田琳加、鈴木福、谷花音、真木よう子、小日向文世と豪華な俳優陣が集結する。
2017年02月10日タレント・俳優のウエンツ瑛士が12日、ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』製作発表会見に、市村正親、柿澤勇人、シルビア・グラブ、宮澤エマ、春風ひとみとともに出席した。同作は2014年にトニー賞の作品賞・脚本賞他4部門を受賞したブロードウェイ・ミュージカル。母に死なれた青年・モンティ(ウエンツ、柿澤Wキャスト)が、大富豪の貴族「ダイスクイス・ファミリー」の血を引いていることを知らされ、爵位継承権を持つ8人を次々と殺していくコメディ作品で、市村は次々殺される8役を演じる。2016年を漢字で表すと、ウエンツは「孤独の”独”という字ですね」と一言。「ちょっとお忘れかもしれないですけど、今年の頭にWaTというグループを解散しまして。その時に市村さんからもメールをいただいて、最後の新曲の感想もたくさんいただいたんです」と市村に感謝した。そして「それぞれがクリアしたい課題を見つけていくということで始まったのが今年の頭だったで、その文字(独)ですよね」と1年を振り返った。一方、柿澤は「腱」。6月に主演ミュージカル『ラディアント・ベイビー』公演中、アキレス腱を切る怪我で、大阪公演が中止となったことを受けて選んだ。柿澤は「演劇人生の中で一番悔しい思いだったので、来年は強い”腱”を持って舞台を上演させていただいて」と2017年への抱負を述べた。また、市村は「食」の一文字を選定。2014年に早期の胃がんが発見され、胃を半分切除する手術を行ったが、2016年は「ほどほどに美味しいものを半分食べて、いい舞台にする」と、舞台につながった年だったことを語った。東京公演は日生劇場にて、2017年4月8日~30日。大阪公演は梅田芸術劇場・メインホールにて5月4日~7日、福岡公演はキャナルシティ劇場にて5月12日~14日、愛知公演は愛知県芸術劇場で5月19日~21日。
2016年12月12日展覧会『瑛九 1935 -1937 闇の中で「レアル」をさがす』が、東京国立近代美術館で2016年11月22日(火)から2017年2月12日(日)まで開催される。フォト・デッサン集『眠りの理由』で鮮烈なデビューを飾り、その後もさまざまな技法を駆使しながら独自のイメージを探求した美術家・瑛九。フォト・デッサンやコラージュなど当時の作品約50点と、手紙など多様な資料を集め、彼の苦悩に迫っていく。タイトルの「1935-1937」は瑛九が24歳から26歳までの3年間のことを指す。展覧会はその3年間に焦点を当て年代順に構成。第1章ではデビュー前の瑛九が、表現を模索する苦悩を伝える手紙を初公開。第2章は『眠りの理由』でデビューした25歳の時の作品を紹介する。限定40部の番外として発行された、表紙付きの貴重資料を展示する。第3章では、第1回自由美術家協会展に彼が出品した「レアル」と題したコラージュの作品や、関連作10点を初公開。闇の中にうかぶ奇妙な物体のイメージにあえて「レアル」と名づけた瑛九の真意を探る。【開催概要】瑛九 1935 -1937 闇の中で「レアル」をさがす会期:2016年11月22日(火)〜2017年2月12日(日)会場:東京国立近代美術館 2階 ギャラリー4住所:東京都千代田区北の丸公園3-1時間:10:00〜17:00 ※金・土曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで。休館日:月曜日(1月2日、9日は開館)、12月28日(水)〜2017年1月1日(日)、1月10日(火)観覧料:一般 430(220)円、大学生 130(70)円※()内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。※高校生以下および18歳未満、キャンパスメンバーズ、MOMATパスポート持参者、65歳以上、障害者手帳を持参者とその付添者(1名)は無料。※本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」(4F〜2F)も観覧可能。無料観覧日:12月4日(日)、1月2日(月)、2月5日(日)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2016年11月18日宮藤官九郎作・演出、瑛太主演の舞台「サンバイザー兄弟」が11月13日(日)に開幕。初回上演を前に報道陣向けの会見が開催され、宮藤さん、瑛太さんに、増子直純(怒髪天)、三宅弘城、皆川猿時、清野菜名、りょうらが顔を揃えた。宮藤さんによる“ロックミュージカル”大パルコ人シリーズの第3弾。2033年、新たな年号が“素敵”となった未来の池袋を舞台に、かつては“池袋サンバイザー兄弟”と恐れられた2人が、ヤクザの組を立て直すべく、バンドを組むことにし…。この日は序盤、瑛太さん演じる光が清野さん演じるセーラー服の少女・ぬめりを連れ、“兄貴”こと金目の出所の出迎えに行くくだり、りょうさん演じる極道の妻がクラブでカラオケの歌を披露するシーンなどが公開された。作・演出、そして出演もしている宮藤さんは本シリーズをロックミュージカルとしていわゆるミュージカルではなく「ロックな気持ちでなおかつ、ギャグあり、ストーリーもありというところを目指している」と説明。特に、今回の主人公の兄弟については「ブルースブラザーズを下敷きにしてて、それを日本の池袋に置き換えたら、根拠はないけど(笑)、ヤクザでサンバイザーがいいんじゃないかと思いました。そうしたら、一発で直感的に瑛太くんと増子さんのコンビを思いつきました」と明かす。宮藤さんは瑛太さんと増子さんに「男同士の暑苦しい兄弟愛を表現してくれと言い続けていた」とのことだが、瑛太さんは「今回、控え室も増子さんとご一緒させていただいたんですが、増子さんの自伝をいただきました。増子さんがアイパーにしている横で読んでますけど、果てしない!計り知れない人だなと感じてます。いま、高校時代を読んでますけど、モテてる時期です(笑)」と明かす。舞台初挑戦となる増子さんは「安請け合いしちゃいけないなと身に沁みてます(苦笑)」と言いつつも「瑛太くんとは飲みに行って、兄弟愛が深まってます!」と自信をのぞかせた。今回、キャスト陣はそれぞれ、経験の有無にかかわらず、楽器に挑戦しており、りょうさんはピアノ、清野さんはギターを演奏する。瑛太さんはバンドをバックに歌声も披露しており、宮藤さんは「素晴らしいです」と太鼓判を押す。瑛太さんは「これまでもライブの経験はありますが、ここまで舞台で歌うのは初めて。技術的なところは増子さん“兄貴”に教わってます。昨日もゲネプロがありましたが、始まるとアドレナリンが出てきます」と楽しそうに笑っていた。「サンバイザー兄弟」は12月4日(日)まで池袋サンシャイン劇場、12月8日(木)から12月18日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、12月21日(水)から23日(金・祝)まで仙台サンプラザホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年11月13日昔話の主人公たちが共演するauのCM"三太郎"シリーズの最新作「夢のスター」編が、1日から全国で放送される。今回は、桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)が幼少期に「俺、スターになる!」「俺も一緒になる!」「じゃ、ボクも!」と笑い合う回想シーンからスタート。桃太郎と浦島太郎が「なりたかったな…」と懐かしそうにする中、金太郎は「なろうよ!」と立ち上がる。浦島が「もう遅いよ~」とあきらめるが、金太郎はそんな声を遮り、「どんどんもらって、どんどん貯めてさ」「スターになって、どんどんもらってさっ!!」とヒートアップ。桃太郎と浦島は引いてしまい、その後金太郎は「どんどんっ!!どんどんっ!!」と激しさを増していくと、浦島は「カネ太郎になってるよ」とツッコミを入れる。幼少期の撮影は3回目で、子供時代の三太郎はすっかり仲良しになり、元気なあいさつで現場入り。ロケ地である山の山頂で夢を語る子供たちの姿に、スタッフは皆「この子たちはどんな大人になるんだろう?」と想像し、将来のスターになることを願って撮影していたそうだ。
2016年11月01日タレントのウエンツ瑛士がこのほど、東京・台場のフジテレビで行われた同局系バラエティ特番『芸能人が本気で考えたドッキリさせちゃうぞGP』(15日21:00~23:10)の収録後に取材に応じ、自身が受けたドッキリで衝撃の再会があったことを明かした。この番組は、これまでドッキリを受けてきた側の芸能人が"クリエイター"となり、自分で考えたドッキリVTRで対決するというもの。この中でウエンツは、ともにMCを務める東野幸治から仕掛けられたドッキリで、おネエたちからキスやビンタをされてしまうことになるが、その帰り際に、おネエの1人から「覚えてる?」を声をかけられたという。ウエンツが「どちら様ですか?」と聞き返したところ、中学時代に仲良くしていたバスケ部の1年上の先輩であることが発覚。「知らず知らずのうちに、どっかで俺キスされてた…」と、ドッキリを受けたことよりも、そのことがダメージになったと明かした。ウエンツは「合宿であんなに風呂とかめっちゃ一緒に入ったのに、彼もその時いろんな気持ちがあって、言えなかったこととかあったのかな…」と思いを巡らせたが、東野は爆笑しながら「ホッコリやん! その先輩は、本当の自分を見せれて喜んでんねん。『今俺はこれで頑張ってんねん。お前も頑張れよ芸能界』って」と、すてきな再会だったことを強調。それを聞いたウエンツも「僕が引き寄せたんでしょうね」と、ある種の運命を確認し、「僕の先輩が東野さんじゃなくて、まずは俺にキスしてくれて良かったです」と、大切な先輩を奪われずにホッとした表情を浮かべていた。番組には、"クリエイター"として、ヒロミ、堀内健、陣内智則、ビビる大木、小峠英二が参戦。審査員として、千秋、林遣都、足立梨花、瀧本美織、藤田ニコルも出演する。
2016年10月07日タレントのウエンツ瑛士(30)が13日、日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』(毎週月~金8:00~10:25)に生出演。ファンクラブに入るほど好きだったというダンスボーカルグループ・SPEEDの島袋寛子(32)の婚約にショックを示した。番組では、島袋と舞台俳優の早乙女友貴(20)の婚約を取り上げ、12日にそれぞれのブログでつづったお互いの思いを紹介。岩本乃蒼アナウンサーが「島袋さんと同世代のウエンツさんいかがですか?」と振ると、ウエンツは「聞きますか、僕に。SPEEDのファンクラブに入っていた僕に聞きますか…」と落胆した声で話した。そして、加藤浩次が「島袋さんのこと好きだったの?」と聞くと、ウエンツは「まあ…そうですね。好きって今言うのはちょっとあれじゃないですか」と歯切れの悪いコメント。加藤が「いいじゃない、当時だから」と言うと、「好きでしたよ」と認めた。さらにウエンツは、「このチョイスもすごいと思いますよ。バックミュージックで流れている『熱帯夜』ってナイスチョイスだなと。あの名曲流すかって!」と熱弁。加藤が「ウエンツ、何の話してるの?」と突っ込むと、「おめでとうございます」と低いトーンで祝福し、再び加藤が「なんか嫌な言い方だな」と突っ込んで笑いを誘った。島袋と早乙女は12日にブログで婚約を発表。島袋は「真剣さ、情熱、そして人に対しても真っ直ぐで温かなところに心を寄せました。出会えたことに心から感謝しています」と幸せいっぱいにつづっていた。
2016年09月13日タレントのウエンツ瑛士(30)が、11日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、AV女優転身が報じられたタレント・坂口杏里(25)についてコメントした。坂口の出演作を「見ない」と言いつつ、「ただ、これだけは言わせてください。僕、AVは大好きなんですよ」と告白してスタジオの笑いを誘ったウエンツ。激ヤセ、借金苦からのAVデビューを「流れがよくない」と指摘し、「負の感じをまとう作品になってしまう」「そういうのは一切見れない」と説明した。また、「人間がまとっている空気あるじゃないですか?」「私はここでトップをとるんだという気持ちで入ってくものではないじゃないですか?」と投げかけ、借金を作ってしまった原因を解消することが先決だと主張。「そういう流れのセクシー作品は、僕は見ない」と断言し、「ただ、それ以外のものは見ます」と補足した。
2016年09月12日タレントのウエンツ瑛士(30)が、11日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、強姦致傷容疑での逮捕後に被害女性との示談が成立し不起訴処分となった俳優・高畑裕太(22)について語った。釈放され、「本当に申し訳ありませんでした!」と絶叫しながら約30秒頭を下げて謝罪した高畑。番組内では、高畑が報道陣をにらみつけるまでの様子が映像で流れ、ウエンツは「怒ってんのかな?って、一瞬思いますよね」とコメントし、高畑が頭を下げた後に「この後ですよね」と付け加えた。また、「女性が被害に遭ったと言っているわけですから、それ以上はどうすることもできないでしょうし」と被害者の立場を思いやり、「強姦に対して、示談というものがあるんですか? 僕は分からないんですけど」と納得いかない様子。ウエンツのコメントを受け、同番組レギュラーの犬塚浩弁護士は「被害者の被害感情が強い時は、示談どころか謝罪に会ってくれないことがあるので、早い時期に示談がまとまったなという印象は持っています」と返答。「被害者の方がもう忘れたい、解放されたいから示談を結んで終わりにしたいという背景がもしあるなら、刑事罰以上に重い責任が高畑氏にはあるんじゃないかなと思います」と見解を述べた。
2016年09月12日タレントのウエンツ瑛士(30)が、16日に放送された日本テレビ系情報番組『スッキリ!!』(毎週月~金8:00~10:25)で、SMAPの解散発表について語った。この日の同番組では、海外メディアが報じたことや楽曲の売り上げが急上昇していることなどを「解散の余波」として紹介。丸川珠代五輪担当相の「とても残念」、小池百合子都知事の「SMAPのSはスポーツだというので、これからもいろいろな形で協力してくれるんじゃないかと思います」などのコメントも取り上げた。火曜コメンテーターを務めるウエンツは、感想を求められると「あらためてSMAPさんは偉大なんだと感じました」としみじみ。「今回、解散発表されましたけど、これは1つの通過点でこれからまた5人がより発展していくためのものだと思います」「あの5人だったら絶対に個々でファンの方を幸せにしてくれると思うので、それを信じて待ちたいですね」と前向きに捉えていることをうかがわせた。中居正広(43)を尊敬し、MCとして目標としていることをバラエティ番組などで公言しているウエンツ。昨年12月の『火曜サプライズ』(日本テレビ系)で酒を飲みながら語り合う企画では、小池徹平(30)とのデュオ・WaTの解散報告と共に再結成の可能性も示唆した。未練をにじませるウエンツに中居は「じゃあ、続けろよ! 腹くくれてないならば」とアドバイスし、ウエンツはたじたじになりながらも「それは今分かることじゃないですし」と反論していた。
2016年08月16日おとぎ話「浦島太郎」をミュージカル化した舞台「TARO URASHIMA」の囲み取材が8月10日(水)に行われ、出演する木村了、上原多香子らが出席した。浦島太郎役となった木村さんは、自身の子どもに「何度説明しても『お椀で鬼ヶ島に行くんでしょう』と言われて(笑)。『桃太郎』と『一寸法師』で、どこにも『浦島太郎』がいないんですけど」と、浦島太郎の存在の薄さをぼやいていた。「TARO URASHIMA」は日本で愛されているおとぎ話「浦島太郎」を、池田鉄洋による新解釈を加えリメイクした作品。なぜ竜宮城へたどり着けたのか、たまて箱とは何だったのか、浦島太郎はどうなったのかなどの謎まで解明する可能性を秘め、コミカルかつシュールな世界観で魅了する。1か月間みっちり稽古をしたというキャスト陣は、終始和やかなムードで取材に対応。木村さんは、「まとまりに欠けますけど、でもすごい楽しいんです」と仲の良さをアピールした。主演という立場ではあるが、「皆さん本当にやさしくて気づかってくれて、そんなに僕自身が頑張ってまとめようと思っていなかったです」と、柔和な表情で答えた。さらに、自分の子どもが浦島太郎を認識していないと話していた木村さんだったが、「でも、ちょっとだけ興味を持っています。この間某CMの歌を熱唱していました。教えているわけじゃないんですけどね(笑)」と、打倒“浦ちゃん”の存在をにおわせる。折しも現在、オリンピック真っ只中。日本勢のメダルラッシュが日々報道をにぎわせている。木村さんは、「応援してた同じ年の内村航平選手が金をとられて、本当にそれだけでテンションが上がって、舞台を頑張ろうと思いました」とパワーをもらったと発言。ヒロイン・乙姫役の上原さんも、「稽古中だったので、なかなか生で見ることはできていないですが、ニュースで日本選手がメダルをとっていると聞くとうれしいし、励みになります」と、熱く答えていた。ほか、囲み取材には斉藤暁、崎本大海、和泉元彌、とよた真帆が出席した。舞台「TARO URASHIMA」は8月11日(木・祝)から15日(月)まで東京・明治座にて上演。(cinamacafe.net)
2016年08月10日瑛太と水原希子がキレキレダンスや情熱タンゴを披露してきた、「エドウイン(EDWIN)」のTV-CMシリーズ。このほど、いままでとはガラリとテイストを変えた夏のデニムショップを舞台にした新CMに、山崎まさよしがクールな“店長”として参戦することになった。今回の舞台は、涼しげな海辺のデニムショップ。まず、山崎さんが登場するのは「COOL店長」篇。「EDWIN COOL」を試着した瑛太さんは、その履き心地に「これ、すごく涼しいですね!」と店員の水原さんに同意を求めると、まさかの真顔で「ダメ?」と切り返されることに。瑛太さんは予期せぬ反応に戸惑い、店の外でギターを弾いている山崎さんに何気なく「今年も暑くなりそうですね」と声をかけると、なぜか「暑くて、すいません…」と謝られてしまう。いっそう戸惑いを増す瑛太さんのもとへ水原さんがやってきて、山崎さんは、実はこのショップの店長だとネタばらし!?また、「COOLそれ以上の涼しさ」篇では、デニムの涼しさがどうしても気になる瑛太さんが「何でこんなに涼しいんですか?」と水原さんに尋ねる。すると「それ以上の涼しさを求めるなら…」と水原さんが切り出し、最後には山崎さんが「ふんどししか…ない!」とキメのひと言。さらにこの30秒バージョンでは、瑛太さんからの問いかけに、水原さんが「ビキニしかないわ…」と思わせぶりにつぶやく。山崎店長からは「ビキニは嫌いですか?」という唐突なフリに、「着たことないです…」と、さりげなく胸を手で隠しながらニヤけてしまうお茶目な瑛太さん。圧倒的にマイペースな水原さんと山崎さんの演技や、2人のペースに翻弄されてコロコロと変わる瑛太さんの自然な表情には要注目!3人の楽しげな様子が伝わってきそうな本CM。撮影初日は、瑛太さんと水原さんのシーンからスタート。この日は生憎の雨となったが、実際の海辺に組まれたデニムショップのセットは涼しさを表現するため、水色を基調に小物の細部にまでこだわりが。デニム型風鈴もセッティングされ、まさに夏さながらの雰囲気となった。いざ撮影が始まると、さすがシリーズ3回目の共演とあって、カットごとに声のトーンや表情を変えたりと、2人の息もピッタリ。特に瑛太さんは、“マイペース店員”の水原さんを目線で追うシーンでは、白目をむいて鼻をヒクヒクさせたり、驚きの表情をしたりと、監督やスタッフも笑いをこらえるのが必死なほどアドリブが炸裂。一方の水原さんは、カメラ目線をしてはいけないシーンでうっかりカメラを見てしまい「あ!! 見ちゃったー!」と顔を赤らめる場面も。そんな水原さんのキュートさにもスタッフからは思わず笑みがこぼれていた。また、この日は撮影中にセットに置かれた虫籠から、カブトムシが脱走しそうになる“プチハプニング”も発生。1番最初に気づいた水原さんが一生懸命対応するなど、終始なごやかに撮影は進んだ。そして、真っ青な快晴に恵まれた2日目は、山崎さんを交えた3人のシーンの撮影に。最初は緊張気味だった山崎さんも、撮影が終わるころにはアドリブが飛び出すほど、すっかり雰囲気に溶け込み、撮影を楽しんでいた様子。山崎さんは、「瑛太さんとは、以前CMでご一緒させていただいたとき以来で、今回の撮影中も色々とお話をさせえていただきました。水原さんとは初めてお会いしましたが、話し方や佇まいなど、独特の雰囲気を持っている方だなという印象を持ちました」と、共演の感想をコメント。独特の雰囲気を持つのは、山崎さんも、瑛太さんも同様。三者三様の魅力を放つ今回のCMもぜひ楽しんでみて。エドウイン「COOL店長」篇(15秒・30秒)/「COOLそれ以上の涼しさ」篇(15秒・30秒)は4月8日(金)~全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2016年04月08日昔話の主人公たちが共演するau"三太郎"シリーズの新CMが、9日から全国で放送され、今回は浦島太郎が乙姫への恋の告白を、桃太郎に相談する。施策「恋愛相談」編は、浦島太郎(桐谷健太)が、妄想の中で乙姫(菜々緒)への告白をイメージし、竜宮城で「僕と結婚してください!」と手を差し出すが、乙姫は「え、いきなり?」と困惑。ここで現実に戻り、桃太郎(松田翔太)から「全然ダメだね」とダメ出しされる。その後も、浦島は桃太郎のアドバイスを受けながら、想像で「僕と住むところ、まとめてみない?」「君のすべてをまとめて面倒みたい!」とプロポーズすると、乙姫はうっとりして「浦ちゃん…」と手を握り、告白成功。桃太郎に「さすが恋愛マスターっす!」と感謝するが、再び浦島が「まとめて面倒みたい!」と手を差し出すと、乙姫は迫力ある形相で「覚悟あんのか?」と睨(にら)みつけてくる。桃太郎と浦島の会話は、松田と桐谷のアドリブで、本当に恋愛相談のように進行。菜々緒は、普段の乙姫のキャラクターからは想像できない、ときめきの表情も浮かべたが、最後のカットでカメラを睨みつける菜々緒の眼力に、スタッフは皆圧倒され、スタジオが爆笑に包まれた。
2016年04月08日4月10日よりTOKYO MXほかにてTVアニメの放送がスタートする人気コミック作品『とんかつDJアゲ太郎』を題材としたリアル謎解きゲーム「とんかつDJアゲ太郎×ドラマチック謎解きゲーム『アガらないフロアからの脱出』」が、4月16日より都内・よだかのドラマチックルームにて開催される。本企画は、ニコニコ超会議やゲームマーケットなど大規模イベントで、体感型のリアル謎解きゲームを開催してきたよだかのレコードの新規公演となる。参加者は『とんかつDJアゲ太郎』の世界観の中、さまざまな課題をクリアしてアゲ太郎を救い出すミッションに挑戦する。イベントは解説を含め100分程度で、6人のチーム戦になるという。アニメと同じく声優の山下大輝が主人公・勝又揚太郎の声を担当する。『とんかつDJアゲ太郎』は、漫画雑誌アプリ『少年ジャンプ+』(集英社)で連載中のコミック作品。とんかつ屋の三代目の勝又揚太郎が、とんかつ屋とクラブDJに共通点を見いだし、一人前のとんかつ屋とDJを目指すというユニークな設定が話題を呼んでいる。(C)イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・とんかつDJ製作委員会
2016年03月17日松田翔太、濱田岳、桐谷健太という“中堅派”と呼べる人気俳優たちが、それぞれ桃太郎、金太郎、浦島太郎に扮し、さらに菅田将暉、有村架純、菜々緒といった最旬俳優も参加するau「三太郎」CMシリーズ。先日から、花咲爺さんとしてベテランの笹野高史も参戦し、さらなる笑いと話題を呼んでいる。また、2016年元旦からTVでオンエア、その後配信もスタートしたAIの歌うCMソング「みんながみんな英雄」はiTunes、レコチョクなど各配信サイトで軒並み1位を獲得。これまでのCM総集編のような形で「みんながみんな英雄」フルバージョンを収めた特別映像がYouTubeで公開されるや、10日間ですでに100万回以上の再生回数となっている。CM好感度ランキングでも歴代最高となる“好感度”を記録(CM総合研究所調べ)、2年目に突入しても人気は留まることを知らない「三太郎」を、その魅力とともにふり返ってみた。2015年元旦にスタートしたこのシリーズは、昔話の“英雄”たちがお互いを「桃ちゃん」「金ちゃん」「浦ちゃん」と呼び合う友達同士だったという設定や、「マジで」「ガチで」など現代的な言動の数々、昔話の「あれって実際どうなの?」という素朴な疑問への答え(!?)が次々と明かされていき、人間味あふれるそれぞれのキャラクターに俳優陣の好演も見事ハマって、日本全国があっという間に夢中になった。松田さん演じる桃太郎は、いつも優しくクールで冷静。鬼退治で一攫千金をなした、いわばボンボンタイプ?はしゃぎがちなほかの2人にツッコミを入れるのもたいてい彼だが、有村さん演じる“かぐちゃん”ことかぐや姫とおつき合いし、シリーズの最中に“家族”に。それぞれ桃と竹から、「パッカ~ン!」と生まれたことがなれそめだという。とはいえ、かぐや姫には“鬼嫁”疑惑(!?)も根強く、日ごろは尻に敷かれているのかもしれない…。また、濱田さん演じるのが金太郎。鬼を倒したり、竜宮城に行ったりするメジャーな2人と比べ、自分は熊と相撲をとるだけという、ちょっぴり地味な物語を卑下しているところもあったが、もしかしたら一番“純粋”で“自由”なのは彼かも。桃太郎のキジに対する優しさに「家族一人一人…」と涙したり、超軽い“鬼”ともすぐに打ち解けたり、どんなに寒い日もノースリーブで耐えてきた健気な一面も。いまでは学校へ通い、金太郎ならぬマジメな“金次郎”と化している。今年一番おはぎをもらっていたのは、彼だった(ただし、母から)。桐谷さん演じる浦島太郎は、いちばんの天然キャラといえそう。菜々緒さん演じる竜宮城の乙姫に、届かぬ想いを寄せている。竜宮城には“週3”で通っているが、どうもツンデレな悪女風の“乙ちゃん”にすっかり手玉に取られている様子。その乙姫の妹がかぐや姫で、「旦那さんと子どももいる」とのかぐや姫の辛辣なジョークには、Wショックを受けてしまったことも…。しかし、そんな切ない想いを歌に込めた浦島太郎(桐谷健太)名義の「海の声」は大きな話題となり、CMソングの枠を越えてロングランヒットとなっている。そして、3人の友情を改めて噛みしめながら鬼退治に向かった先に現れたのは、菅田さん演じる鬼。彼こそ、かつて桃太郎が退治した鬼だったが、「うぃっす~、久しぶりっす~」と超軽い!「喧嘩の後は友達っすよね」と仲よくなった桃太郎&鬼コンビは最強で、最初はやや混乱気味だった金太郎、浦島太郎とも、いまでは友達に。実は5人の子を持つイクメンパパであることが判明した鬼は、子どもに「キラキラネーム」をつけたり、雷様として副業をこなしたりと、三太郎を凌ぐほどの強烈キャラとして人気を集めている。そんなシリーズに、鬼ちゃんと同じくらいにお調子者の花咲爺さんとして、笹野さんが登場したばかり。「みんながみんな英雄」篇ではこの「花咲爺さん」など、数々の昔話やおとぎ話がフィーチャーされていたが、もしや今後も新キャラが登場していくのか、期待せずにはいられない。しかも、シリーズを通じて、あの一寸法師が“一瞬”だけ登場しているという点も見逃せない。“どこに一寸法師がいるのか”も含め、CMの世界観をギュッと凝縮した特別篇では、新発見もたくさんありそうだ。(text:cinemacafe.net)
2016年03月06日女性の「活躍」の必要性が、今盛んに叫ばれている。2014年6月に改訂された『日本再興戦略』では「2020年に指導的地位に占める女性の割合30%」が掲げられ、2015年8月には「女性活躍推進法」が成立した。この法律により、大企業は自社の女性の活躍の状況を分析し「行動計画」をつくることが義務付けられることになった。こうして国を挙げて女性の活躍を掲げるようになった背景には、日本であまりにも女性の活躍が進んでいなかったという事実がある。2013年10月に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダーギャップ指数」では、日本の順位は136カ国中105位と諸外国とくらべてかなり低いことがわかる。僕の周囲を見回しても、子育て・出産と仕事の両立という課題で悩んでいる女性は少なくない。なぜ、こんなにも日本では女性の活躍が難しいのだろうか?本書『働く女子の運命』(濱口桂一郎/文藝春秋/2015年12月/780円+税)によると、女性の活躍が日本で進まない一番の原因は、日本企業の多くが採用するメンバーシップ型雇用システムにあると論じられている。政府でなされている議論を見ていると、どうしても「活躍」という言葉だけが一人歩きしてどこに向かっているのかわからない印象を受けてしまうが、本書を読めば女性の活躍が進まない理由について構造的な理解が可能になるだろう。○メンバーシップ型社会で仕事と家庭の両立はかなりきつい日本の場合、新卒で会社に就職すると最初にどんな仕事をやらされるのかはわからないことが多い。入社後はじめて配属が知らされ、その後も数年ごとにジョブローテーションという形で部署異動を繰り返し、スキルをまんべんなく身につけていく。賃金は仕事の内容ではなく勤続年数に応じて決まる。会社によって多少の差異はあるものの、概ね「正社員」として働いている人はこのような形でキャリアを積み上げていくことになるだろう。日本企業では、社員は特定の職務に紐付いているわけではなく、会社に紐付いていると考えることができる。だからまったく経験のない職務への配置転換も行われるし、時には転勤もありうる。今ある目の前の仕事をこなせるかということよりも、数十年に渡って会社の一員として、理不尽な命令にも従ってくれるかという全人格的判断が重視される。このような労働社会のあり方を、本書では「メンバーシップ型社会」と呼んでいる。このようなメンバーシップ型社会で活躍するためには、ある程度私生活を犠牲にして会社に尽くす必要があるが、それができたのは今まで主婦に家事と育児をほとんどすべて任せた男性たちだった。この事実上の男性コースに入れてもらった少数派の女性たちは、男性と同じように私生活を犠牲にするというルールの下で戦っていかなければならない。そこでさらに育児・子育ても両立しようと考えると、超人的な体力・精神力が必要になる。活躍している女性のインタビューなどを見るとこういった超人的な人たちばかりがフィーチャーされるが、それは一部の人の特殊ケースであって、すべての人にこのような超人的なライフスタイルを求めるのは現実的ではない。必要なのは社会構造そのものの見直しではないだろうか、と本書は提言しているように見える。○ジョブ型社会の男女平等日本がメンバーシップ型社会なのに対して、欧米はジョブ型社会だと言われている。ジョブ型社会では、企業の中の労働をその種類ごとに職務(ジョブ)として切り出し、その各職務を遂行できる技能(スキル)のある労働者をはめ込む。ジョブ型社会ではメンバーシップ型社会のように突然無関係の部署に配置転換されたり、転勤を強制されることは基本的にない。賃金もそのジョブのスキルに対応して払われるので、会社の在職期間が伸びれば自動的に上がるというようなこともない。会社と労働者の結びつきがそれほど強くないので、ワークライフバランスの追求も現実的になる。ジョブ型社会で男女平等を実現する場合、ジョブへの就労自体の男女平等を促進すればいい。男性の占める割合が多いジョブなら、時には女性を優遇して(アファーマティブアクション)男女比の適正化をはかる。また、男性の多いジョブと女性の多いジョブの付加価値が同様で賃金格差があるというなら、「同一価値労働同一賃金」を適応して賃金の適正化をはかる。メンバーシップ型社会における男女平等よりも話はずっとシンプルになる。○働く男子も必読日本がメンバーシップ型社会であることから生じている問題は、何も女性の社会進出に限った話ではない。たとえば、日本人が働きすぎていてワークライフバランスが改善しないという問題も、結局は「会社と労働者の結びつきが強すぎる」ことに原因がある。そういう意味では、本書は働く女子に限らず、男子も読む必要があると言えるだろう。本書をもとに「働きづらさ」の正体について考えてみるというのはいかがだろうか。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2016年01月29日東京都千代田区の神田明神にて8日、劇場アニメ『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』の初詣&超大ヒット祈願イベントが行われ、日野晃博クリエイティブ・プロデューサーとともに、ジバニャンをはじめとした劇中に登場する21体のキャラクターが参加した。2015年12月19日より上映され、週末観客動員数ランキングで2週連続1位を獲得するなどヒットを記録している本作。本殿前に並んだキャラクターたちは参拝客にも大人気で、祈祷を終え会見を行った日野氏も「イベントは3年目ですが、最初は知っている人だけが反応してくれている印象でした。今年は人気キャラクターがこれだけ並び壮観で、作品が育ってくれていることを実感しました」と感慨深げに語った。また、本作は2015年12月18日に公開されたSF大作『スター・ウォーズ』最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を抑えて週末観客動員数ランキングで首位に立ったことでも大きな話題に。日野氏は「個人的に『スター・ウォーズ』のファンなので、比較されているのを見ていろんな思いがありました。それに、どういう比較をしての勝負かということもあるので、"勝った"というのはおこがましいのですが……」と前置きしつつ、「『スター・ウォーズ』は怪物のように大きな作品で、それと比較して十分に渡り合っているという状況になっているだけでも快挙だと思っています」とコメント。「『妖怪ウォッチ』を長く愛される作品にするのを大目標に、世界と戦えるコンテンツとしてしっかり育てていきたい」と抱負を述べた。『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』は、ゲームソフトやアニメ、玩具などレベルファイブがクロスメディア展開しているコンテンツ『妖怪ウォッチ』の映画化第2弾。女優の長澤まさみが生前のジバニャンの飼い主・エミちゃん役として『ココリク坂から』(2011年)以来3年ぶりに声優に挑戦するほか、武田鉄矢、堀ちえみ、博多華丸・大吉らがゲスト声優として参加している。(C)LEVEL-5/映画「妖怪ウォッチ」プロジェクト 2015
2016年01月09日地道にマジメに、やりがいを求めて仕事をしたい――このように考えている20代半ばの若者にとって、現代日本の労働環境は必ずしも適しているとは言いがたい。法令無視のブラック企業、常態化する長時間労働・サービス残業、低賃金、パワハラなどなど、現代の日本では労働を巡る問題が百出しており、本人がいくら地道にマジメに働こうと思っていても、環境がそれを許容してくれないことが多々ある。むしろマジメになればなるほど苦しくなっていくような気がして、未来が見えずに絶望的な気持ちになってしまう人もいるかもしれない。本書『ワーキングピュア白書 地道にマジメに働く25歳世代』(プロジェクト25実行委員会/日経BPコンサルティング/2015年10月/1500円+税)は、そんな「地道にマジメにやりがいを求めて働く若者世代」(本書では、彼らを「ワーキングピュア」と呼ぶ)のための本である。ワーキングピュアと本書で定義された若者たちは、その名が示す通り純粋な若者たちで、それゆえに傷つくこともある。そんな時にどのようにして立ち直り前に進めばよいのか、本書には多くの事例やアドバイスが載っている。「自分ではマジメに働きたいと思っているのに、どうもうまくいかない」という人は、ぜひ本書を手にとってみてほしい。自分のいま抱えている問題をストレートに解決できる答えはなかなか見つからないかもしれないが、解決のヒントはつかめるかもしれない。○先輩世代の体験に学ぶ本書は大きく3つのパートで構成されている。パート1では、様々な業種で実際に働く25歳世代の若者たちの仕事にまつわる生の声が紹介されている。彼らが働いている業界は人材開発会社、大手商社、介護福祉施設、美容室と非常に多岐に渡っているが、いずれの人たちも何らかの点で問題を抱えている。パート2では、若者世代よりもさらに上の世代(30代~50代)の体験談が紹介されている。過去にどのような壁にぶつかり、どうやってそれを乗り越えたかといった形式で、仕事との向き合い方や若者世代へのアドバイスが語られる。パート3は映画監督の周防正行氏、元プロ野球選手・監督の古田敦也氏、小説家の朝比奈あすか氏の鼎談である。多様な分野の第一線で活躍するプロ3人が自らの若者時代を振り返り、さらに現代の若者世代へのアドバイスやメッセージが語られる。パート2以降のアドバイスは、いま自分が抱えている問題に必ずしても合致するとは限らない。今の30代~50代と25歳世代では時代の違いもあるし、業種による違いもあり、アドバイスがすべてそのまま使えるというわけではないからだ。それでも「仕事との向き合い方」という面ではいずれも参考になる部分があるに違いない。○ベンチャー企業で体を壊し、会社の悪い面に気づく本書のパート1のエピソードで僕がもっとも興味深く感じたのは、休日出勤が常態化しているベンチャー企業で体を壊し、最終的には転職をした25歳の高山さん(仮名)の話だ。高山さんは大学在学中にアルバイトをしていたベンチャー企業にそのまま就職し社会人としてのキャリアをスタートさせるが、日々営業目標達成のプレッシャーに晒され、月100時間を越える残業を薄給で強いられた末、体を壊して異動することになる。異動した先でも人間関係で悩み、最終的には転職をすることになった。普通の感覚なら会社が月100時間を越える残業を強いてきた時点で「おかしい」と気づきそうなものだが、高山さんがそれを「おかしい」と気づくことができるようになったのは、体を壊して土日休める部署に異動して気持ちの余裕が出てきてからだという。休日返上でノルマに追われていたころは、特におかしいということに気が付かなかったそうだ。休日出勤も上司に命令されてやっていたわけではなく自主的に行っており、いま振り返ると「明るい宗教団体」のような会社だったと高山さんは回想する。この高山さんのエピソードから、僕は「あえて立ち止まり、一歩引いて自分の今の状況を客観視する」ことの重要性を強く感じずにはいられなかった。一生懸命に何かに打ち込むことは決して悪いことえではないが、あまりにもひとつのことに囚われすぎると視野はどんどん狭くなる。本書の想定読者である「ワーキングピュア」な人たちは地道でマジメなので、特にそのような傾向が強くなってしまうのではないだろうか。高山さんが自身の体験を通して気づいた「体を壊してまで働くことはない」という事実は、すべての若者世代が忘れずに覚えておかなければならないものなのだと僕は思う。○社会や制度のありかたを考えるきっかけにも本書は基本的にマジメに働く若者たちにエールを送るという趣旨の本なので、現代日本の抱える労働環境の問題をどう解決していくべきか、といった提言は含まれていない。それでも本書を読めば(特にパート1を読めば)、社会や制度がこのままでよいと思う人ほとんどいないはずだ。地道にマジメに働く若者が理不尽なことで苦しまないためには、どのような社会や制度が必要なのか、本書をきっかけに考えてみるというのもよいだろう。いろいろな読み方だできる一冊だと思う。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2015年11月27日日野自動車は13日、中型トラック「日野レンジャー」に、燃費を向上させて重量車燃費基準値に対して+5%の過達を達成した新車型を追加設定し、11月2日に発売すると発表した。今回追加する新車型は、車両総重量8トンクラスの「日野レンジャーFC」および「日野レンジャーFD」の177kW(240PS)エンジン搭載車。エンジンの低回転化とアイドル・ストップ・システム作動条件の変更により重量車燃費基準+5%の低燃費を達成しており、これによりエコカー減税の減税率が取得税が60%、重量税が50%となる。日野レンジャー新車型の東京地区での価格は、ワイドキャブ・標準ルーフ・エアサスペンション・ウイングバン完成車(型式 : TPG-FD7JLAG)で、1,083万1,212円(税込)。
2015年10月13日日野自動車は8日、「第44回東京モーターショー2015」(東京ビックサイトで10月30日から一般公開)に、世界初公開となる燃料電池バスのコンセプトモデル「フューエル セル バス」、大型ハイブリッドトラック「日野プロフィア ハイブリッド」、新たな安全技術を搭載した小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド(衝突被害軽減ブレーキ搭載車)」など6台を出展すると発表した。フューエル セル バス(FUEL CELL BUS)は、燃料電池バスのコンセプトモデル。水素を燃料として自ら発電して走る燃料電池バスは、走行時のCO2排出量ゼロという高い環境性能に加え、外部給電機能も備えている。将来の水素社会実現に寄与する輸送手段として期待されており、同社はトヨタグループの一員として燃料電池バスの技術開発を進めている。今回は、「暮らしやすい社会を支える移動」をテーマに、同社がユニバーサルデザインの視点から考える、燃料電池バスを中心とした次世代のバス交通システムを提案する。日野プロフィア ハイブリッドは、大型トラック「日野プロフィア」をベースとしたハイブリッドトラック。長い距離を走る大型トラックの燃費を追求する、というコンセプトのもと、ハイブリッド技術を走行に用いるだけでなく、そのハイブリッドシステムを応用した電動冷凍システム、空気抵抗を低減する様々なアイテム、廃熱回収発電システムなど、燃費向上技術を幅広く紹介する。日野デュトロ ハイブリッド(衝突被害軽減ブレーキ搭載車)は、小型ハイブリッドトラックで一番の販売実績を誇る日野デュトロ ハイブリッドに、衝突被害軽減ブレーキを搭載。既に大型トラック・バスに標準装備となっている衝突被害軽減ブレーキを更に進化させ、先行車に対する追突回避だけではなく、停止車や歩行者との衝突回避を支援することが可能となっている。その他には、 最新の安全技術を搭載して快適で安全な旅を演出する大型観光バス「日野セレガ」(市販車)、過酷な使用に応えるためのQDR(品質・耐久性・信頼性)を追求した海外向け最新モデル「HINO500シリーズ」(参考出品車)、「日野レンジャー ダカールラリー2014参戦車」(参考出品車)、高効率で低燃費なエンジン「A09Cエンジン」と「A05Cエンジン」の展示が行われる。
2015年10月08日NHKドラマで15年後の2030年という近未来を舞台に家族の在り方を描いた異色の作品「2030 かなたの家族」の会見が9月9日(水)に行われ、主演の瑛太をはじめ、小林聡美、渡辺美佐子が出席した。日本の人口が現在より1,000万人減少し、65歳以上の高齢者が3割に達すると言われる2030年。ドラマではロボットの企画とメンテナンスを仕事とし、シェアハウスに暮らすカケルをはじめ、家族や街にそれぞれに想いや諦めを抱えた者たちの姿が描かれる。15年後と聞くと、ずいぶん先に思えるが、瑛太さんは逆に15年前をふり返りつつ「携帯電話などの進歩はあったけど…」決して大きな生活の変化があったわけではないとし「2030年と聞くと小さい頃に思い描いていた車が空を飛ぶようなSFの世界のようだけど、台本を読んで(変わらない生活の描写が)腑に落ちました。家族や人間の結びつきが変わらないというところに興味を持ちました」と語った。カケルの祖母を演じた渡辺さんは、ドラマの中で人間の腕や鏡の上に「寿命」が表示されるという近未来のテクノロジーが「すごくイヤだったし怖かった」と語る。カケルの母親役の小林さんは、15年後の自身について「微妙に生々しい年齢ですよね、65歳って。一番は健康で朗らかに暮らしていること。シェアハウスで気の合う仲間と暮すのもいいかも」とドラマにも出てくるシェアハウスへの興味を口にする。司会を務めた有働由美子アナから「『やっぱり猫が好き』のような?」とかつて出演した人気ドラマでの共同生活を例に出されると「疲れそう(笑)。もうちょっと静かな感じで…」と語り笑いを誘った。瑛太さんは自身にとっての家族とは?という質問に「いま、二児の父親ですが、自分が親になって改めて親の苦労が分かりました。仕事中に常に家族のことを考えているのか?と言われると、そうではないんですが、家族を忘れて仕事に没頭できるくらい、安心していると言えるのかなと思うし、無意識レベルで親や子と繋がっているのが家族なのかな?という気がしています」とうなずいていた。さらに瑛太さんは自身の15年後については「15年以内に朝ドラか大河ドラマの主役をやりたい!」とNHKを意識して宣言し、会場をわかせていた。「2030 かなたの家族」は9月26日(土)21時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月09日日野自動車は31日、中型トラック「日野レンジャー」に低燃費を追求した新型ダウンサイジングエンジンを搭載し、VSC(車両安定制御システム)を標準装備とした新車型を追加設定して、10月1日に発売すると発表した。今回追加する新車型は、車両総重量14トンクラスの「日野レンジャーFE」。新たに搭載したA05C型エンジンは排気量5.1Lのダウンサイジングエンジンで、小排気量でありながら低回転から高トルクを発揮。十分な動力性能を確保しながら低燃費を実現した。標準装備されたVSCは、横転や滑りやすい路面でのドリフトアウトやスピンを抑制するために、警報音やエンジンの出力制御、またブレーキを作動させることでドライバーの危険回避操作を支援する車両安定制御システム。新型エンジンの搭載と、新型7段トランスミッションの採用により重量車燃費基準+5%の低燃費を達成。これによりエコカー減税の対象となり取得税が60%、重量税が50%の減税となる。また、VSCは先進安全自動車(ASV)技術としての「車両安定制御装置」の技術的要件を満たしており、装着車はASV減税の対象となっている。日野レンジャーFE(型式 : QPG-FE2ALAA)の価格は、975万3,480円(税込)。
2015年08月31日日野自動車は26日、大型路線バス「日野ブルーリボンII」と「日野ブルーリボンシティ ハイブリッド」をモデルチェンジし、ディーゼル車を「日野ブルーリボン」として9月1日に、ハイブリッド車を「日野ブルーリボン ハイブリッド」として12月1日に新発売すると発表した。今回のモデルチェンジでは、エンジンの小排気量化とAMT(機械式自動変速機)の採用、またハイブリッド車はEV走行も可能な新ハイブリッドシステムを搭載することにより大幅な燃費向上を実現。日野ブルーリボンは燃費基準値に対して+13%、日野ブルーリボン ハイブリッドは+20%の低燃費を達成し、エコカー減税の対象となっている。ディーゼル車に搭載した4HK1型エンジンとハイブリッド車に搭載したA05C型エンジンは、ともに排気量5Lクラスのダウンサイジングエンジン。小排気量でありながら低回転から高トルクを発揮し、十分な動力性能を確保しながら低燃費を実現した。新たに採用した6段AMTは、電子制御による自動変速でエンジンの燃費の良い領域を適切に使用することで燃費を向上させている。また、ホイールベースを延長してノンステップエリアを拡大するとともに、新型客席シートの採用などにより乗客の利便性・快適性を向上。設置の簡単な車いす用スロープや車いす固定装置も採用され、車いすの乗客にも優しいバスとした。ハイブリッド車は、新たにエンジンとモーターの間にクラッチを配置することでエネルギー回生効率を向上させるとともに、発進時にはモーターのみによるEV走行を可能にした。また、ハイブリッドシステムの高電圧によって乗客や車外に対して危険を及ぼすことを防止する対策を十分に実施しており、2014年6月以降の新型自動車に適用される「バッテリー式電気自動車に係る協定規則(第100号)」に適合している。価格は、日野ブルーリボン(QRG-KV290N1)の路線・都市型が2,575万2,600円、日野ブルーリボン ハイブリッド(QSG-HL2ANAP)の路線・都市型が3,061万2,600円(いずれも税込)。
2015年08月26日一冊の本がきっかけで、人生が変わることがある。京大卒カリスマニートとして有名なphaさんの一冊目の著書『ニートの歩き方』(技術評論社)が僕の人生に与えた影響は大きい。『ニートの歩き方』を読んだことがきっかけで僕はブログを書き始め、そのブログがきっかけになり自分でも本を三冊ほど出すことになり、最終的には会社を辞めてフリーランスになる決意をした。あの時書店で『ニートの歩き方』を見つけて買っていなかったら、たぶん僕はブログを書きはじめることもなかっただろうし、こうやってマイナビニュースに何かを書くということもなかっただろう。今回紹介する『持たない幸福論』(pha/幻冬舎/2015年5月/1200円+税)は、そんな『ニートの歩き方』をより一般向けにした本だと思うとわかりやすいかもしれない。『ニートの歩き方』はニート的な生活を送りたい人へ向けての実践マニュアルという意味合いも強かったが(もちろんそうじゃない人が読んでも面白いのだが)、本書はどちらかというと理論が中心で、ニートになる予定がない普通の会社員が読んでも役に立つ内容になっている。「大学を出て新卒で正社員になる」ことや「X歳までに結婚してX歳までに子供を作らないと負け組」といった世の中の規定するプレッシャーに少しでも違和感を抱いたことがある人は、読んでみると新しい発見があるに違いない。○自分のペースを保って生きる本書の著者であるphaさんのことを知らない人もいるかもしれないので、簡単にphaさんの経歴を紹介をしておこう。phaさんは京都大学を6年間かけて卒業し一般企業に就職するものの、「働きたくない、だるい」という気持ちが強くなり数年で会社を辞めた。それ以降は定職につくことなくブログを書いたりWebサービスを作ったりして暮らしている。大学時代の寮生活の経験を活かし「ギークハウスプロジェクト」というシェアハウスプロジェクトの発起人になったりもしている。phaさんはカリスマニートとよく言われるが、いわゆる親のすねをかじっているニートと違ってphaさんは自活しているので、そういう意味ではニートというよりフリーランスといったほうが実際には正しい。しかし、精神的にはやはりニートに近い。たとえば、多くのフリーランスがお金はしっかり稼ぎたいと考えるのに対して、phaさんはお金よりも圧倒的に時間に重きを置いている。phaさんにとっては、毎日会社に決められた時間に通ってしっかりお金を稼ぐことよりも、たとえ収入は少なくとも自分のペースを保って生活に実感を持ちながら暮らすことのほうが遥かに大切だからだ。○自分の価値基準を持つことの大切さ現代日本の価値基準からすると、phaさんのような生き方には実際のところ批判も多いだろう。「若いものがそうやってダラダラ暮らしているなんてけしからん」「人間は仕事をしてこそ一人前だ」「若いうちはなんとかなるかもしれないが、老後はきっと困るはずだ」といった忠告が今にも聞こえてきそうである。しかし、こういった忠告は、実際のところ社会や世間が規定した「こうあるべきだ」という一つの価値観に基づくものでしかない。毎日会社に通って生活に十分なお金を稼ぐことができても、自分のペースを保って働くことができないのであればそれは見方によっては大きな不幸だと言える。結局、大事なのは自分が何をしているときにいちばん充実や幸せを感じられるかといった価値基準の問題にほかならない。世間のプレッシャーに流されて、それで本当に自分が幸せだと感じられることができないのだとしたらそれは大きな問題だ。「正社員にならねば」「結婚しなければ」「子どもを作らねば」といった「こうあらねば」が日本社会にはたくさん存在している。これが本当に自分の本心から来ているものであればいいが、ただ世間のプレッシャーに負けてそう思い込んでいるだけだとしたら、本書を読んで、一度自分の価値基準を考えなおしてみてもいいのかもしれない。○知識は人を自由にする『持たない幸福論』という書名があらわすように、本書の基本的なテーマは「世間の価値観ではなく自分の価値観に照らして、必要ないものは持たない」というものだが、それでも例外的に持つことを推奨されているものがある。それは「知識」だ。具体的には、読書をすることが強く推奨されている。これは僕も強く同意したい。人は知識を得ることで、今の時代の価値観を相対化して見ることができるようになる。読書をして知識を得ることは、自分の価値基準を持つことに大きく資するはずだ。本書でも言われているように、読書にはほとんどお金がかからないというのもいい。実は本書は、良質なブックガイドとしても利用できる。本文中では多くの本が参考文献として取り上げられているが、いずれも面白い本が多いので興味を持った人はぜひそちらも読んでみて欲しい。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2015年07月24日トヨタ自動車と日野自動車は、7月24日から30日にかけて、東京都において燃料電池バス(FCバス)の実証実験を実施すると発表した。今回、燃料電池自動車(FCV)「MIRAI」向けに開発したシステム「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を搭載したFCバスで、非常時を想定した外部電源供給システムの公開給電実証と、路線バスなど公共交通としての実用性を確認する走行実証を、東京都の協力を得て実施する。使用車両は両社が共同で開発したFCバスで、日野のハイブリッドノンステップ路線バスをベースに、FCV「MIRAI」向けに開発したTFCSを搭載したもの。出力を高めるためにFCスタックおよびモーターなどを2個搭載するほか、高圧水素タンクを8本搭載し、バス用に最適な設計を実施している。外部電源供給システムの公開給電実証は東京都環境科学研究所で行われ、FCバスの走行は東京都都心部および臨海地域で行われる予定。
2015年07月22日トヨタ自動車(トヨタ)と日野自動車(日野)は7月21日、東京都において燃料電池バス(FCバス)の実証実験を7月24日から30日にかけて実施すると発表した。実験では、非常時を想定した外部電源供給システムの公開給電実証を7月25日に東京都環境科学研究所で、公共交通としての実用性を確認する走行実証を7月24日、27日~30日に東京都心部および臨海地域で実施する。実験で使用するFCバスは、日野のハイブリッド ノンステップバスをベースに、トヨタが燃料電池車「MIRAI」向けに開発した「トヨタフューエルセルシステム」を搭載したもの。出力を高めるためにFCスタックおよびモーターを2個搭載しているほか、高圧水素タンクを8本搭載し、バス用に最適な設計となっているという。
2015年07月21日生きている限り悩みは尽きないが、その中でも人間関係の悩みほど厄介なものはない。会社で働いていて、仕事の内容には満足しているのに人間関係で躓いてしまい、結局環境を変えざるを得なくなったという話はよく耳にする。心理学者のアルフレッド・アドラーは「人間の悩みはすべて人間関係の悩みである」と言ったそうだが、すべてかはともかく、人間関係の悩みが数ある悩みの中でも大きな比重を占めていることは間違いない。人間関係の悩みが難しいのは、「感情」という理屈では割り切れない要素が大きく絡んでくる点にある。たとえば仕事で苦手な人と付き合う場合に、「あの人とは仕事上の関係でしかない。どう思われても構わない」とスパッと割り切れれば実はそんなに害はない。しかし実際には、相手が嫌なヤツでもできれば嫌われたくないと思ってしまうし、嫌なことを言われたら不快な思いが長時間心から消えない。これらは結局「自分の感情のコントロール」の問題なのだが、怒ったり落ち込んだりといった自然発生的な感情を理屈だけで完全に支配するのはとても難しい。今回紹介する『心がスッキリ軽くなる 苦手なあの人と付き合わないですむ本』(中村将/宝島社/2015年6月/1300円+税)がテーマにしているのはまさにこの「感情のコントロール」である。対人関係で感情のコントロールがうまくできずに悩んでいるという人はぜひ本書を読んでみて欲しい。本書で紹介されている「考え方」を身に付ければ、毎日がもっとすごしやすいものに変わる可能性がある。○自分ごとゾーン/他人ごとゾーン表で悩むべき問題を選別する感情をうまくコントロールするための手段として、本書では「自分ごとゾーン/他人ごとゾーン表」というツールが紹介されている。これはある問題が「自分にとって悪いことがある/悪いことがない」「他人にとって悪いことがある/悪いことがない」という要素の組み合わせで表現される二次元マトリクスで、ある問題に突き当たった時はそれがこのマトリクス上のどのゾーンに位置するか考えた上で、対応方法を決める。たとえば、「自分の子供が受験に失敗しそうだ」という問題があったとする。この場合、他人である自分の子供にとって、受験に失敗するのは悪いことである(他人にとって悪いことがある)。一方で、親である自分について考えると、別に子供が受験に失敗したところで学校に通えなくなるのは子供自身なのだから、実害はない(自分にとって悪いことがない)。以上より、「自分ごとゾーン/他人ごとゾーン表」を用いるとこの問題は「他人にとって悪いことはあるが、自分にとって悪いことはない」ゾーンの問題だと考えることができる。○自分にとって悪いことがないなら、もう気にしない「自分ごとゾーン/他人ごとゾーン表」を用いて問題の属するゾーンが確定したら、あとは機械的に悩むべきか悩むべきでないかが決まる。「自分とって悪いことがある」場合は悩むべきで、「自分にとって悪いことがない」場合には悩むべきではない。この場合は他人にとっては悪いことだが、自分にとっては悪いことではないので悩まない。そうやって割り切る。ここまで読んで「自分の子供にとって悪いことがあるのに悩むなというのは酷いのでは?」と思った人もいるかもしれない。そう思うこと自体は立派なのかもしれないが、感情をうまくコントロールしたいのであればいったんこういう考え方は捨てたほうがいい。多くの人間関係の悩みは他人ごとであるはずの問題を他人ごとだと捉えられないことで起きている。「他人に親切にしましょう」という道徳の常識は、いったん忘れてしまったほうがいい。他人に親切にするのは、まず自分が完全に満足して不満のない状態になってからでよいはずだ。「自分よりも他人を優先する」という行動原理を貫くと、自分の人生ではなく他人の人生を生きていることになってしまう。たとえ他人に嫌われることになったとしても、自分の人生を生きたほうがいいのは間違いない。そういえば、あのスティーブ・ジョブズも「他人の人生を生きることで時間を無駄にするな」と言っていたなと本書を読みながら思い出した。○他人の悩み相談に乗るときのお手本としても本書のもう1つの使い方として、「誰かの悩み相談に乗るときのお手本にする」というのが考えられるかもしれない。本書は悩みを抱えた人と著者の対話という形式で進んでいくのだが、実はこの対話の質が非常に高い。理屈を押し付けるわけではなく、かと言って完全に相手の言うことに迎合するわけでもなく、示唆を与えて相手に自分で「気づかせる」というやり方で本書のカウンセリングは行われていく。もし誰かの悩み相談に乗る機会が今後あるなら、本書のようにできたらいいだろうなと思わずにはいられなかった。そういう意味では、本書は自分が人間関係の悩みを抱えている場合だけでなく、周囲に人間関係の悩みを抱えている人がいる場合でも使える本ということになる。人間関係の悩みに携わるすべての人に、本書はきっと重要なヒントを与えてくれるだろう。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2015年07月03日レベルファイブの代表取締役社長/CEO・日野晃博氏が、5月31日にTBS系列で放送されるドキュメンタリー番組『情熱大陸』(23:10~)に出演することが明らかになった。同番組では、ゲーム、玩具、アニメ、漫画など爆発的ヒットを記録した『妖怪ウォッチ』に続いて、同社が立ち上げた新たなクロスメディアプロジェクト『スナックワールド』を発表するまでの舞台裏を密着取材。番組公式サイトの次回予告文によれば、プロジェクトにかかわった米国のアニメスタッフや国内のクリエイターたちとの制作現場を通して、日野氏の「徹底的に子供たちにアプローチする」という作品へのこだわりを映したものになっているという。また『妖怪ウォッチ』の新キャラクターのアフレコにも密着し、日野氏の次なる一手に迫っていく。さらに、『妖怪ウォッチ』のほかにも『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』といった多くの子どもたちを楽しませるコンテンツを制作してきた日野氏が、いかにしてエンターテインメントの世界に携わるようになったのか、その原点に迫りながら、日野氏の成功の秘密を探る。『情熱大陸』は、TBS系列にて5月31日(23:10~23:40)に放送、放送後1週間は見逃し配信も予定されている。(C)LEVEL-5 Inc.
2015年05月27日どこかで聞いたことのある話の受け売りをしたり、あるいは直感だけに頼った意見を述べて、教師や上司から「もっと自分の頭で考えろ!」と言われてしまったことはないだろうか。「自分の頭で考える」という言葉はよく目にするが、では自分の頭で考えるために具体的にどうすればいいかと問われると、困ってしまう人が少なくない。とりあえず頭を抱えて1時間ぐらい唸ってみさえすれば外見上は自分の頭で考えているように見えるかもしれないが、そうやって唸ったところでどこかで聞いたことがあるようなありきたりな結論しか出てこないことは十分ありうる。そもそも、この「自分の頭で考える」とはどのような思考法のことを指しているのだろうか?このような疑問を抱いたことがある人には、今回紹介する『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』(苅谷剛彦/講談社+α文庫/2002年5月/880円+税)を強くおすすめしたい。本書のタイトルでもある「知的複眼思考法」とは、自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く思考法のことだ。これはつまり「常識にとらわれず、自分の頭で考える」ことにほかならない。自分の頭で考えたくてもどうすればよいかわからず途方に暮れている人や、自分の頭で考えているつもりなのにどこかで聞いたことがあるようなありきたりな結論しか出せないことに悩んでいる人は、ぜひ本書を手にとってみてほしい。「考える」ことについての認識が大きく変わるはずである。○氾濫する「紋切り型の決まり文句」本書が目指すのは、常識にとらわれたものの見方から脱却し、ものごとを一面的にではなく多面的に見られるようになるための基礎を築くことである。では、ここでいうところの「常識にとらわれたものの見方」とはなんだろうか。たとえば、僕たちの周囲には「紋切り型の決まり文句」が溢れている。本書に載っている例をいくつか挙げると、「今は情報化の時代だから……」「グローバル化の進む現代の日本では……」「今の日本は『構造改革』が必要だから……」などなど、誰もがこういったフレーズを、一度ぐらいはどこかで耳にしたことがあるはずだ。こういった紋切り型の決まり文句は、新聞やテレビ、書籍、インターネットの記事などに頻出している。頻出しているので、いつしかこれらの決まり文句が意味する内容について深く考えたり疑ったりすることがなくなっていく。最終的には、こういったフレーズを目にした時の反応まで型にはまったものへと固定されてしまう。たとえば、「グローバル化の進む現代の日本では……」という字面を目にして「これからのビジネスパーソンは英語が必須だ」という反応をするのは一面的には正しいかもしれないが、そこで思考停止して他に何も考えなくなってしまうのは「常識にとらわれたものの見方」から脱却できていない状態だといえる。「常識にとらわれたものの見方」から脱却するためには、こういった耳障りのいい紋切り型の決まり文句をそのまま受け入れてしまわないことが大切である。事実や根拠が示されていないフレーズは、いくら聞き慣れていても疑ってみなければいけない。○創造のために批判的に本を読むこのように、複眼思考において「鵜呑み」は厳禁である。これは読書をする際にも当然気をつけなければならない。自分の複眼的視点を手に入れるために読書をするのであれば、本に書かれていることをすべてそのまま受け入れてはいけない。著者と対等な立場に立ち、批判的に読む必要がある。もっとも、ここでいう「批判的に読む」というのは、著者の人格を否定して攻撃的に非難しながら読むことではない。ネット上などではこの点を混同している人を見かけるが、ここでいう批判的というのは著者の思考の過程をきちんと吟味しながら読むことである。論理の飛躍はないか、主張を裏付けるためのデータは十分に提示されているか、反対意見への反論が書かれている場合それが正しく否定になっているか、著者がその本を書いた狙いはどこにあるのか、などをよく検討しながら読み進めていけば少なくとも書いてあることを「鵜呑み」にして思考停止状態に陥ることは避けられる。このような批判的読書は、結果的に自分の意見を創造すること、つまり自分の頭で考えることにつながっていく。今まであまり批判的に本を読んだことがなかったという人は、ぜひ本書でこの「創造のための批判的読書法」を学んでみて欲しい。読書によって得られるものが格段に増えるようになるはずだ。○インターネット時代だからこそ自分の頭で考える訓練を本書の初版が発売されたのは1996年のことで、今から約20年前ということになる。20年前と比べると、現代はインターネットの発達によって手に入る情報の量が格段に多くなっている。とりあえずGoogleの検索窓に知りたいことを入力すれば、なんとなくそれらしい情報は手に入る。もっとも、受け取った情報をそのまま鵜呑みにすると痛い目にあう。「自分の頭で考える」必要性は20年間でますます強くなってきている。本書で紹介されている知的複眼思考法は、インターネット上の情報に接する際にも当然ながら役に立つ。身につけておけば、時代に左右されず一生使える思考法になるに違いない。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2015年05月22日