新潮社は7月下旬に、人気ウェブサイト「村上さんのところ」を単行本化した「村上さんのところ(仮題)」を発売する。ウェブサイト「村上さんのところ」は、作家の村上春樹さんが読者の質問や相談に答える内容で、1月から期間限定でオープンしていた。寄せられたメールは3万7,465通で、内容は音楽や映画についての質問から、身につまされる悩みまで千差万別だったという。村上さんはメールすべてに目を通し、これまでに約3,300通の質問や相談に回答していた。オープンからわずか3カ月半で「1億PV」に迫るアクセス数を記録した同サイトだったが、4月30日をもって村上さんの回答の更新は終了。5月13日の午後にはサイトの公開もクローズとなる。そこでこれまでの質問や回答の中から、選りすぐりをピックアップした書籍「村上さんのところ」を発売する。同書には、書籍だけに掲載する描き下ろしを含め、イラストはサイトでも好評だったイラストレーター、フジモトマサルさんが担当する。価格は1,300円(税別)を予定している。また、原稿用紙数千枚に及ぶ村上さんの回答をすべて収録した"コンプリート版"となる電子書籍版(2,000円・税別)の販売も決定した。同書は村上さんにとって初めての電子書籍となる。「紙の本のかたちで出すと、たぶん電話帳二冊ぶんくらいの厚さ」(本人談)とのこと。同書は7月下旬~8月に配信予定。
2015年05月03日クラシエフーズは、現代美術家・村上隆とコラボレーションした「FRISK Neo」の新フレーバー「FRISK Neo フライトニングミント」「FRISK Neo ブルーミングチェリー」を、3月16日より数量限定で発売開始する。価格は369円(税抜)。同商品は、ルイ・ヴィトン、ファレル・ウィリアムス、カニエ・ウェストやゆず、六本木ヒルズ、シュウ ウエムラ等とのコラボレーションで知られる村上隆がパッケージデザインを担当した限定品。「FRISK Neo フライトニングミント」は唐辛子成分が入った新しい刺激のフレーバー、「FRISK Neo ブルーミングチェリー」はチェリー風味のライトなフレーバーとなっているという。また、パッケージのほかにも、タブレットの形状が「ドクロ」(フライトニングミント)、「お花」(ブルーミングチェリー)と凝ったつくりになっている。
2015年03月13日クラシエフーズは16日、従来のフリスクよりも粒が大きく「美味しさ」と「味長持ち」が特徴の「FRISK Neo(フリスク ネオ)」より、村上隆氏とのコラボした「FRISK Neo フライトニングミント」「FRISK Neo ブルーミングチェリー」を、コンビニエンスストアにて数量限定で発売する。○世界的アーティスト、村上隆氏との限定コラボ同商品は、世界的に有名なアーティストの村上隆氏とのコラボレーションにより生まれた新フレーバー。ケースやタブレットのデザインにもこだわり、ビジュアル面でも楽しめる仕上がりとなっている。「FRISK Neo フライトニングミント」は唐辛子成分が入った新しい刺激のフレーバー、「FRISK Neo ブルーミングチェリー」はチェリー風味のライトなすっきりフレーバー。フレーバーに合わせ、「フライトニングミント」はドクロ、「ブルーミングチェリー」は花の形状となる。パッケージは村上氏のデザインにより、インパクトがあり色鮮やかに仕上げたメタルケースとなっている。容量はともに42gで、希望小売価格は各369円(税別)。
2015年03月12日ビートたけしと「関ジャニ∞」の村上信五がMC初共演を果たした、日本テレビ+ルーヴル美術館 特別番組『世界!極限アーティストBEST20』(3月9日21時放送)の収録がこのたび行われ、2人が収録後に報道陣の取材に応じた。今年で3度目となる日テレとルーヴルの特番。今回は装いも新たに、「アートを知り尽くした」たけしさん&「アートを知りたがる」村上さんのコンビを案内人に、世界最先端の芸術家“極限アーティスト”の魅力をカウントダウン形式で紹介していく。収録を終えた村上さんは「普段からテレビで見ているたけしさんが隣にいるので、不思議な感じがしましたが、オープニングから優しく迎えてくださり、途中からはドンと構えて『僕に任せてくださっているのかな』と思えることも」と安堵の表情。「最後まで楽しむことができて、ありがとうございます」と感謝を表した。一方、たけしさんは「器用な人は何をやっても器用だから。歌や踊りだけじゃなくて、感性が豊かで知識も豊富。よく勉強しているよ」と村上さんを絶賛。「大阪人らしい、いい間(ま)があるし、ゲストをいじったり盛り上げるタイミングも十分できている。いつか紅白(歌合戦)の司会もするんじゃないかな」と語ると、当の村上さんは記者に向かって「いまの聞いた!これだけは書いといてね」とすっかり有頂天だった。番組ではルーヴル美術館の秘密と題して、「複製ではないもうひとつのモナ・リザ」の存在や、再現ドラマを駆使し「マリー・アントワネットが愛した秘宝」の謎に迫るほか、円を描くだけで絵画を再現する新進気鋭のマレーシア人アーティストが「モナ・リザ」に挑戦したり、世界大会でグランプリに14回も輝く氷彫刻家・平田浩一さんが「サモトラケのニケ」を制作し、ルーヴル代表作とのコラボが実現した。(text:cinemacafe.net)
2015年03月03日俳優の村上虹郎、北村匠海、清水尋也が15日、東京・港区の豊川稲荷神社で、WOWOWの連続ドラマW『天使のナイフ』のヒット祈願を行った。薬丸岳の同名小説(講談社文庫刊)を実写化した本作は、少年法に守られた殺人犯と被害者の遺族、両者の視点から描く社会派ドラマ。13歳の少年たち(村上、北村、清水)に妻を殺されたカフェの店長・桧山(小出恵介)。事件から4年後、桧山は、少年たちの更生結果と現状を調べ始めるが、その直後から少年たちの命が次々と狙われる――というストーリーで、ドラマは、22日22時から毎週日曜放送(全5回)。不良少年からの"更生祈願"を終えた村上は、本作が初のドラマ出演となったが、「同年代と仕事をした事が無かったので、新鮮でうれしかった」と撮影を振り返り、「誰が1番悪いのか、1番先に更生するのかが見どころ。目を離さないで見て欲しい」と胸を張ってアピール。俳優の村上淳と歌手のUAの長男でもある村上は、「親父もWOWOWのドラマをやっていたので、やりたいと思ってた。決まった時は、『良いじゃん!』って言ってました」と親子の会話を明かしつつ、「尊敬する人はリヴァー・フェニックス。親父も尊敬してるけど、目標にはしてない」とハキハキ話していた。また、映画『渇き。』での演技が話題になった15歳の清水は、「学生だからこその感情はリアルに表現できたのかな。考えさせられる部分があるので、同年代の人に見て欲しい」と真摯に語り、主演の小出との共演で、「控室では優しくしてくれて明るい方。これから俳優として頑張らなきゃいけない僕としては、その背中を見て良い経験になった」と刺激を受けた様子。一方、音楽ユニット・DISH//(ディッシュ)のメンバーでもある北村は、不良少年を演じたことの感想を聞かれ、「音楽をやってる時は暴れまくってるけど、本当は真面目です!」と報道陣を笑わせていた。
2015年02月16日鈴木明子さんの引退、浅田真央選手の休養宣言によって、フィギュアスケート日本女子のエースとして今シーズンを迎えることになった村上佳菜子選手。かつてはチームジャパンの末っ子として数々の試合に出場していましたが、今シーズンからは村上選手が他のチームジャパンの選手を引っ張るという形になりました。今回は、後輩たちを導くリーダー役としての期待もかかる村上選手についてお話しましょう。○一人二役でのオペラ座の怪人今シーズンは、「オペラ座の怪人」の曲を使用する選手が多く見られますが、村上選手もその一人です。ショートプログラム(SP)では作品のヒロイン・クリスティーヌに、フリーでは主人公・ファントムになりきり、同じ物語の曲でも見事に演じ分けています。選手の多くはSPとフリーの曲を違うものしますが、村上選手はあえて同じ物語の曲を選んできました。長年やりたかった曲だからこそ、村上選手なりのこだわりなのかもしれません。○幼い頃から身についていた巧みな表現村上選手のお姉さんと私が同い年の友人であったことから、村上選手のことはノービスで活躍する前から知っていました。ノービスの頃は身体が小さかったのですが、手や上体をうまく使い、動きがとても大きく見えていたことを覚えています。シニアになった今でも、ステップなどに加点がついています。小さい頃に身体に染み込ませた表現の仕方が、今の村上選手の巧みな表現力につながっているのではないでしょうか。○3回転-3回転でプログラムに勢いまた、今の村上選手の武器は、3回転-3回転のコンビネーションジャンプであると感じています。昨シーズンの全日本選手権のフリーで行った3回転トゥーループ-3回転トゥーループのジャンプには、GOEで2・10の加点がつきました。結果として、基礎点8・20点のジャンプが10・30点のジャンプになりました。このコンビネーションジャンプは、ジャンプの幅や高さが十分にあり、見ていて気持ちいいジャンプです。また、プログラム序盤で行うことが多いので、このジャンプをきっかけとしてプログラムに勢いが出ているなという印象もあります。今シーズンのグランプリシリーズでは細かいミスが続き、残念ながらファイナルに進出することはできませんでした。しかし、村上選手は「ここぞ」というところで、持っている最大限の力を発揮することができる選手です。12月26日より開幕する全日本選手権では、村上選手らしいダイナミックなプログラムが見られることを楽しみにしています。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2014年12月25日水戸芸術館の現代美術ギャラリーで「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」が開催される。期間は2月21日から5月17日まで。山口晃とは馬を模るバイクに武士を乗せるなど、個性的な芸術観で注目を集める画家。13年には「ヘンな日本美術史」で小林秀雄賞を受賞するなど、キャンバスには美術や歴史に対する批判精神が描き込まれ、そのタッチは大和絵や浮世絵を思わせる。細部を緻密に書き込む作風も有名で、『Tokio山水』シリーズといった都市の鳥瞰図、合戦図などを数多く手掛けてきた。今回の展覧会では大作『続・無残ノ介』が50m規模の大展示室に飾られる他、代表作『忘れじの電柱』が発表時とは別の形で展示される。その他、小道のような通路につながる各部屋には、それぞれに異なる山口の作品世界が広がり、その先には新作のインスタレーションが待ち受けるという構成だ。3月21日と4月19日には山口によるトークイベントが開催される予定。また、5月2日には「お絵描き道場」として、会場を訪れた人から提案されたお題を元に、山口がその場で絵を描き上げる。その他、3月7日から5月17日までは週末に、市民ボランティアによるギャラリートークも催される。【イベント情報】山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8会期:2月21日から5月17日時間:9:30から18:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(5月4日は開館)入場料:一般800円(中学生以下、65歳以上は無料)
2014年12月23日村上隆がプロデュースした初のカフェ「バー・ジンガロ(Bar Zingaro)」が、中野ブロードウェイ2階にオープンした。バー・ジンガロのテーマは「コーヒー」「カクテル」「アート」の3本柱。店内にはオーナー・村上隆によるアート作品の他、彼がセレクトしたアートも展示されている。現在展示されているのは、22日より中野ブロードウェイ4階の「Oz Zingaro」で「三人展」を行う陶芸作家の上田勇児、大谷工作室、熊谷幸治の作品。内装はノルウェーの首都オスロに本店を構え、東京にも出店するカフェ業界でグローバルに知られる「フグレン(Fuglen)」が手掛けた。コーヒーやエスプレッソを中心としたカフェメニューの他に、カクテルやビール、ワインなど酒類がラインナップ。パンやケーキなどの軽食も用意されている。今後は、現在中野ブロードウェイ内に4店舗展開しているギャラリー「Kaikai Zingaro」「Hidari Zingaro」「pixiv Zingaro」「Oz Zingaro」をつなげるコミュニケーションの場、イベントスペースとして展開していく考え。
2013年11月16日上戸彩と高良健吾を主演に迎えて贈る『武士の献立』の完成披露記者会見が10月28日(月)、ロケ地である石川・金沢市内にて行われた。加賀の食材や美味しい献立がスクリーンいっぱいに広がる本作の魅力について、キャストの上戸さん、高良さん、朝原雄三監督が撮影エピソードを語った。江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが、気の強いお春(上戸さん)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁ぐことに。しかし、夫となる跡取り、安信(高良さん)は不器用で料理が大の苦手。お春は、義母・満(余貴美子)の力も借りながら、必死に“包丁侍”である夫の料理指南を始める。次第に上達していく安信に、喜ぶお春だったが――。本作でたびたび食事の下ごしらえをするシーンを披露している上戸さんは、「“食”がテーマになった映画で、撮影のクランクイン前には包丁を自宅に持って帰りました。いまとは包丁の形や重さも違います。その包丁で料理を作って練習をしたりしました」と撮影秘話を明かす。また「食は人と人との距離をぐっと縮めるものだと思います。石川県の景色と共に、石川県の食材や料理を堪能して頂きたいと思います」と本作をアピール。高良さんも、本作で石川県の魅力を存分に味わうことができたようで、「石川県に来たのは4回目です。僕は、石川県の空気が好きで、澄んで奇麗な空気だと感じています。そんな石川県の空気がフィルムに焼き付いていると思います」と語った。朝原監督は「この映画で描かれている江戸時代では、職業や結婚の自由も無い中で、好きで一緒になった訳では無い人と暮らしたり、好きでやっている仕事では無い物に対して向き合って生活しています。現代は選択肢が増えてしまったために失われたものがあり、そういう生き方から学ぶことがあるんじゃないかと思います。加賀藩には、そういった歴史や生き方が残っていたのだと思います。だからこの映画が成立したんだと思います」と語り、本作の中で描かれる石川県に残される伝統に感服の様子だった。次第に心を通わせながら成長し、さまざまな難局を乗り越えていく上戸さんと高良さんの“夫婦”。劇中に登場する石川県の魅力、美しい加賀料理を彩る食材の数々にも注目してみて。『武士の献立』 は12月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:武士の献立 2013年12月14日より全国にて公開(C) 2013「武士の献立」製作委員会
2013年10月29日第26回東京国際映画祭の特別招待作品『武士の献立』が23日に上映され、東京・六本木ヒルズアリーナで記念セレモニーが開催された。二人三脚の夫婦を演じる上戸彩と高良健吾がそろって出席し「食べることが好きで、のめり込んだ。男性を引っ張る女性に惹かれ、演じたいと心の底から思った」(上戸)、「相手を思う気持ちは昔も今も変わらない。時代劇ですが、現代劇らしさも出している」(高良)とアピールしていた。その他の写真本作は伝統ある“加賀料理”の基礎を築いた舟木家をモデルに、加賀百万石と称された江戸時代の加賀藩を舞台に、料理の腕で殿様に仕えた包丁侍一家に嫁ぐ女性・お春(上戸)と夫の舟木安信(高良)、周囲の人々の交流を描く。上戸にとっては『あずみ2/Death or Love』(2005)以来8年ぶりの映画主演。「映画はとても大きいお仕事なので、自分で怖いものだと感じてしまい、なかなか足を踏み出せなかった。気付いたらこんなに(時間が)経っていました」と“主演”に対する葛藤をコメント。一方、高良は第19回東京国際映画祭「日本映画ある視点部門」に出品された『M』(2006)が特別賞を受賞した“縁”があり「役者として初めていただいた賞だった」と感慨しきりだった。セレモニーにはメガホンを執った朝原雄三監督(『釣りバカ日誌』シリーズ)が同席し、「時代劇は初めての経験だったので、撮影は優秀な京都のスタッフに任せ、自分としては現代劇だと思ってやりました。間口を広くしようという思いもあった」と語り、上戸も「監督はいい意味で、時代劇のルールやお作法を現場で壊していかれた。そこがコミカルだったり、ぷっと笑えるシーンになっていたり、すごいなあと思った」と撮影を振り返った。『武士の献立』12月14日(土) 全国ロードショー
2013年10月24日村上春樹氏の新作が3年ぶりに発売されました。発売日当日に10万部の増刷。発売7日目には100万部を突破。村上春樹氏の作品がここまで愛される理由の一つは、魅力的なヒロインの存在かもしれません。村上春樹作品の中でも、特に人気のある登場人物5名から「いつまでも追われる女でいるコツ」を学んでいきましょう。■1.気まぐれ女子「ノルウェイの森」のヒロイン「小林緑」は、突然主人公をポルノ映画に誘ったり、かと思えば手料理を披露したり、突然愛を告白したりもする、とても気まぐれな女の子。普段は、さばさばとしていてあまり深く物事を考えていないようにみえるのに、「あなた頭おかしいんじゃないの?英語の仮定法がわかって、数列が理解できて、マルクスが読めて、なんでそんなことわかんないのよ?なんでそんなこと訊くのよ?なんでそんなこと女の子に言わせるのよ?彼よりあなたの方が好きだからにきまってるでしょ。」なんて真剣にいわれたら、きゅんとしてしまいますね。ちょっと男性を振り回すくらいの女の子の方が、男性を飽きさせず魅力的です。■2.自由奔放女子『ねじまき鳥クロニクル』の笠原メイは、自由奔放な性格。「ヘンタイじゃないんでしょう、あなた?」などと、一般常識のあるひとならぎょっとするようなセリフも平気で言い放ちます。でも、そんな自分を飾ることなくその時の気分で生きているフリーさが彼女の魅力。ショートホープ、グラサン、小さいビキニ、さらには素っ裸のまま庭で寝てしまう彼女の奔放さを見習いましょう。常に着飾るのではなく、たまにはラフな格好でギャップを狙ってみてもいいかもしれません。■3.知的女子『スプートニクの恋人』のミュウは、自分の意見をしっかり持った知的女子。世界を股にかけて仕事をこなす姿が魅力的です。「どんなことでもそうだけれど、結局いちばん役に立つのは、自分の体を動かし、自分のお金を払って覚えたことね。本から得たできあいの知識じゃなくて」なんて言われたらこの女に一生ついて行こうと思ってしまいますね。パートナーに頼らず自立することも大切です。ミュウのように、自分の意見をしっかり持ち、男性と対等に渡り合える知識は身に付けておきましょう。■4ツンデレロリ系女子『ダンス、ダンス、ダンス』のユキは、ツンデレな13歳。主人公が語りかけることに対して一言二言しか返事はせず、「馬鹿みたい」なんて言ってしまう時も。でも、きちんと話は聞いていて、時には「聞かせて?」なんておねだりをする一面もあり、可愛げがあります。男性は自分よりも弱い者を見ると、「守ってあげたい」と思うものです。たとえ同い年や年下のカレでも、時には彼よりの妹になったつもりで甘えてみてはいかがでしょうか。■5.儚げ女子『ノルウェイの森』の直子は、いまいち何を考えているかわからない儚げ女子。「私のことを覚えていてほしいの。私が存在し、こうしてあなたのとなりにいたことをずっと覚えていてくれる?」などと言って、男性を困惑させる場面も多々あります。こんなことを言われた男性は、放っておけなくなってしまいます。男性の保護本能を刺激する、絶妙なセリフですね。いつも元気な女の子もすてきですが、たまには「風邪ひいちゃった」と仮病をつかって、か弱い一面をみせるのも効果的かもしれません。■おわりにいかがでしたか?村上春樹氏の作品のヒロインは、ミステリアスで、自由奔放。知的で魅力あふれる女性ばかり。あなたも、そんな女性を目指してみてはいかがでしょうか。(吉沢みう/ハウコレ)
2013年06月05日“そろばん侍”を描き大ヒットとなった『武士の家計簿』を手がけた松竹が、今度は上戸彩を主演に迎えて“包丁侍”を支える妻を描いた『武士の献立』。このたび、加賀藩を舞台にした本作の能登ロケが敢行され、記者会見が開かれると共に、新キャストが発表された。江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが気の強い女性・お春(上戸彩)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われて、加賀藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁いできた。しかし、夫となるその家の跡取り、舟木安信(高良健吾)は、料理がからっきし苦手。お春は、義母・舟木満(余貴美子)の力を借りながら、必死に夫の料理指南を始める。次第に上達していく安信に喜ぶお春だったが…。今回撮影されたのは、お春(上戸さん)と安信(高良さん)が、饗応料理に使用するため、加賀藩の食材を探し求め、能登の浜を歩くシーン。浜辺での撮影は、石川県での撮影初日を祝うような快晴の中での記者会見となった。「石川に来れて、自分自身心が洗われたというか、良かったです」と言う上戸さんは、石川県を訪れたのは初めてだそうで「今日の夜、撮影から戻ったら生魚をいただきたいと思います」と宣言!高良さんは「料理人という役は、練習すればまだ何とかなる感じだったのですが、時代劇が初めてだったので、武士の立ち振る舞いの方がむしろ苦労した…」と撮影での苦労を明かしつつも、「精一杯、この映画に向き合ってみんなで作ってます。石川のキレイな景色もちゃんと映ってますので、大きなスクリーンでぜひ観てほしい」と作品に対する意気込みを口にした。さらにこの日、夏川結衣、緒形直人、成海璃子、柄本佑、鹿賀丈史が新たにキャスト入りすることも明らかに。夏川さんは、上戸さん演じるお春が幼いころから女中として仕えていた、加賀藩16代藩主・前田吉徳の側室である真如院(お貞の方)を、緒方さんは吉徳の側近・大槻伝蔵を、柄本さんは高良さん演じる安信の幼馴染・今井定之進、成海さんがその妻・佐代を演じる。そして鹿賀さんが伝蔵と対立する保守派であり、8代目藩主・前田重熙を支える側近・前田土佐守直躬(まえだとさのかみ・なおみ)を演じることが発表された。次第に心を通い合わせながら成長し、様々な難局を乗り越えていく妻と夫の姿を描き出す本作。現代の夫婦も思わず共感してしまう葛藤も盛り込まれており、お春と安信の関係がどのように変化していくのか気になるところ。石川の美しい自然はもちろんのこと、吹き替えなしで挑んだという、上戸さんの料理シーンにも注目したい。『武士の献立』は2013年12月、全国にて公開。(C) 2013「武士の献立」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:武士の献立 2013年冬、全国にて公開
2013年04月01日堺雅人を主演に迎え大ヒットを記録した、そろばん侍を描いた『武士の家計簿』。同作を手がけた松竹が今度は上戸彩を主演に迎え、包丁侍を支える妻を描く『武士の献立』の製作がこのたび決定した。さらに、高良健吾、西田敏行、余喜美子ら豪華俳優陣の出演が明らかになった。江戸時代、加賀藩。優れた舌と料理の腕を持つが気の強い女性・お春(上戸彩)は、藩の料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われて、加賀藩に代々料理人として仕える舟木家に嫁いできた。しかし、夫となるその家の跡取り、舟木安信(高良健吾)は、料理がからっきし苦手だった。お春は、義母・舟木満(余貴美子)の力も借りながら、必死に夫の料理指南を始める。次第に上達していく安信。喜ぶお春だったが…。次第に心を通い合わせながら成長し、様々な難局を乗り越えていく妻と夫の姿を描く本作は、史実に基づく“夫婦のヒューマンドラマ”。『釣りバカ日誌14』(’03)の監督を務め、人気シリーズに新たな息吹を吹き込み、さらには『釣りバカ日誌15』(’04)で、2004年度文部科学大臣新人賞を受賞した朝原雄三監督がメガホンを握る。朝原監督は「江戸時代の加賀藩に実在した、料理で殿様に仕える一家、舟木家。そこに嫁いできた主人公に上戸彩さんを迎え、非常に心強いキャストが集まってくれました。今の時代、特に女性の方に喜んでいただけるような、切なく美しく、でも明るくユーモラスな作品にしたいと思っています」と意気込みを語った。さらに本作で主演を務めることになった上戸さんからは、「この映画は時代劇ですが、今も昔も変わることのない夫婦の関係を、切なく、でも楽しくユーモラスに描くものになると聞いています。現代の人たち、特に女性が観て楽しんでいただけるものになればいいな、と思っています。もちろん、“武士の献立”というくらいなので、映画で再現される当時の献立の数々も楽しみにしていてください!」と気合十分のコメントが寄せられた。江戸時代の献立がどのように再現されるのかも非常に興味深い本作。今後の続報を、楽しみに待ちたい。『武士の献立』は2013年冬、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:武士の献立 2013年冬、全国にて公開
2013年01月24日世界を舞台に活躍する現代美術家・村上隆の初監督作品『めめめのくらげ』のポスターと予告編がこのほど公開された。予告編本作は、村上が10年以上温め続けてきた原案がベース。主人公の小学生・正志は、引っ越してきた家に置かれた見慣れない段ボールの中から何とも愛くるしい生き物を発見。“くらげ坊”と名付け、リュックに入れて転校先の学校にも一緒に行くほど仲良くなるが、いざ学校へ行くとなんと他の生徒たちも不思議な生物=“ふれんど”を連れており、しかも大人にはその姿は見えないらしい。果たして“ふれんど”とは何なのか? 映画は、不思議な生命体と小学生の少年の交流をファンタジックに描く。このほど公開された予告編では2010年のフランス・ヴェルサイユ宮殿での作品展など、村上監督のこれまでの成果が映し出される。そして、本作のメインキャラクターである“くらげ坊”と思われる不思議な生物が勢いよく飛び出し、住宅街を飛び回る映像が続いており、かわいらしい風貌とは裏腹にかなりのスピードで飛び回る生物の正体が気になるところだ。また、ポスターにもこの“くらげ坊”はひょっこりと顔を覗かせており、くりっとした目が何とも愛らしい。ちなみに予告編でも流れている本作の主題歌は人気クリエイターkzの楽曲『Last Night,Good Night』を、ヴァーチャルアイドルの初音ミクがカヴァーしたもの。村上監督は本作について「子供のころ夢中でみていたゴジラ、ウルトラマンなどの特撮の世界。そして大人になっても『スターウォーズ』やスピルバーグ、宮崎駿など熱は冷めなかった。この作品はそれらの要素といまの日本の混沌をまぜこぜにした、新しいSFファンタジーです」と語っており、村上自身の子供のころの夢をふんだんにつめ込んだ作品になっているようだ。『めめめのくらげ』2013年4月26日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国順次ロードショー(C)Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co. Ltd. All Rights Reserved
2012年12月18日新潟県の米どころ、村上市で岩船産のコシヒカリの美味しさを一段と引き立てる「村上どんぶり合戦2012秋冬編」が開催中だ。開催期間は2012年10月1日(月)~2013年3月31日(日)までの半年間。「村上どんぶり合戦2012秋冬編」に参加する店舗は、村上市市街地周辺、朝日三面IC・朝日まほろばIC周辺、笹川流れ周辺、荒川胎内IC周辺、神林岩船港周辺、瀬波温泉周辺に分かれており、合計30店舗におよぶ店が岩船産コシヒカリと地元食材を使ったオリジナルの「どんぶり」を提供する。メニューの一部を紹介すると、岩船港で水揚げされた新鮮な魚を使った「海鮮丼」や、岩船産黄金豚のひき肉を使用し、山北産の放し飼い鶏の自然卵を入れてモッツァレラチーズをかけ焼き上げた「石焼きキーマカレー丼」。30センチもの大皿に塩引鮭・地鶏・近海の海鮮を約15種類乗せ、地鶏卵とはらこを乗せた「だーまた丼」、村上牛を使った「村上牛すき煮飯」など。さらに、スタンプラリーも行われ、異なる3つのお店でスタンプを押してもらい応募すると、村上どんぶり合戦参加30店舗共通の食事券1,000円分が抽選で当たる。イベント詳細は村上どんぶり合戦ホームページで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日直木賞作家・道尾秀介の人気ミステリーを映画化した『カラスの親指』の完成会見が8月16日(木)に都内ホテルで開かれ、主演の阿部寛に村上ショージ、原作者の道尾さんが出席した。哀しい過去を抱えた詐欺師に彼とコンビを組むことになった新米の中年男、スリの少女とその姉とその彼氏の5人。奇妙な共同生活をすることになった彼らが実行するある大作戦の行方を描く。阿部さんは「人間の悲哀を奥深いところまで描いた作品。観たら温かい気持ちがあふれてくる映画に仕上がっています」と完成した作品に自信をのぞかせる。ほとんど演技初挑戦のショージさんとコンビを組み、石原さとみ、能年玲奈、小柳友といった若手キャストとの現場となったが「現場の雰囲気をそのまま出していけばいいという感じで、力の抜けた感じでやりました」と語り、初挑戦の詐欺師役についても「世間の聞こえは悪いけど(苦笑)、それを(ショージさんと)2人でユーモラスにやってます。楽しみながら作れました」と笑顔を見せた。ショージさんは「プレッシャーを感じながらやった」とふり返る。長ゼリフには相当苦戦したようで「終わった直後は“二度とやるか!”と思った」と語るが、「試写で完成した作品を見たらハマったような感じ」と役者業への手応えをつかんだよう?「死ぬまでに代表作ができて嬉しい。吉本を辞めたとしてもこの作品があるからいいかと思える」と強い思い入れを明かし「このまま(劇中の詐欺師コンビの)タケ&テツとして歩みたい!」と阿部さんにコンビ結成をラブコール。阿部さんからは「自信ないです…」と断られたが、めげることなく演技中の阿部さんのカッコよさを熱弁し「こういう人とコンビ組んだら楽しいだろうと思った」と再三にわたり新コンビ結成をアピールしていた。道尾さんは「初めて5人が暮らす借家のセットを見たとき、あまりにもイメージにぴったりで驚きました。原作では全く書いてないのに、イメージをくみ取ってくださった。あれを見て『これは絶対に面白い映画になる』と思った」と明かす。実際に完成した映画についても大満足のようで「映画を観て自分の作品を素で味わい『いい物語だな』と改めて思えた。こんなに声を出して笑ったりボロボロ泣いたのは久しぶり」とその完成度の高さを称賛した。映画の中のように、これまで騙された経験について問われたショージさんは「前にお米のCMの仕事で、吉本の担当のお偉いさんから『ほとんどお前に決まりや』と言われたのに待てど暮らせど何もないので、聞いてみたら『残念ながら(オーディションで)素人に負けた』と言われた。芸人は目先のお金を計算して経理に前借するので(笑)、そのお金を返すのに走り回った。あのときは騙されたと思いました」と苦い経験を告白。実は、この日も映画のどんでん返しさながらのドッキリをショージさんに敢行!事前に何も知らせないままショージさんが本作のプロモーションのための全国行脚に出ることが突然、発表された。これにはショージさんも「嘘やろ?アホなこと言うな!」と信じられない様子だったが、阿部さんから「僕は忙しいので。コンビは組めないけどテツ一人で行ってきて下さい」と託されると、観念したように「阿部さんが言うなら行きます」と応じ、そのまま全国への旅に出発した。最後に阿部さんは改めて映画について「人間再生のドラマです。温かい気持ちになっていただければ」と語り、サプライズ仕立ての会見は幕を閉じた。『カラスの親指』は11月23日(金・祝)より公開。■関連作品:カラスの親指 2012年11月23日より全国にて公開© 道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
2012年08月16日作家志望の青年と、文豪の幽霊たちが繰り広げる騒動を描いた公開中の映画『ゴーストライターホテル』。本作に太宰治役で出演したお笑いコンビのフルーツポンチ・村上健志からコメント動画が届いた。本作は、一度も小説を書き上げたことのない作家志望の青年が、アルバイト先のホテルに住みつく夏目漱石や太宰治など、文豪の幽霊たちと協力しあって文学賞を目指す物語。主演は阿部力で、世界のナベアツをはじめ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山などのお笑い芸人が文豪になりきって登場する。太宰役といえば、これまでに映画や舞台、ドラマで名だたる俳優が演じてきたが、本作で村上は映画初出演にして太宰役に大抜擢。コメント動画で村上は、太宰役を演じるにあたり、「ピースの又吉さんが太宰のことめっちゃ好きなんで、演じる前に又吉さんにちゃんとあいさつしに行きました」と振り返り、役の仕上がりについて「いい感じのキャスティングだったんじゃないかな。風貌とか似てますしね」と自身の演技に自信たっぷりの様子。しかし、撮影現場ではキャストに芸人が多かったため、演技をするのが恥ずかしかったそうで「これを機にまた映画に出たい。自分が主演の恋愛映画がいいな」と次回作出演への意欲を見せている。
2012年03月19日先日、自分も含め村上春樹ファン同士で飲んでいるとき、「村上作品にでてくる主人公の男って、モテるよね」という話になりました。確かに、主人公はクールで理知的なうえにユーモアもあって、女性にモテてている印象が強いです。という訳で、今回は恐れ多くもノーベル文学賞の有力候補でもある世界的な大作家の小説作品を参考に、「女性をクールに口説く方法」を考えてみました。■相手の頭にクエスチョンマークを点灯させる「君が大好きだよ、ミドリ」「どれくらい好き?」「春の熊くらい好きだよ」(「ノルウェイの森」下巻172ページ/講談社文庫)まずは、映画が公開されたことでも話題の「ノルウェイの森」から。ヒロインの一人であるミドリにせがまれて主人公が言った言葉ですが、意味を簡単に要約すると「春の野原で可愛い子熊と出会い、その子熊と抱き合いながら丘をころころ転がって遊ぶくらい君のことが好き」ということらしいです。……どうでしょうか?モテそうでしょうか?これを実際の女子に言ったとしたら、頭に「クエスチョンマーク」が点灯してしまいそうです。でも、そこはやはり突拍子のないことがたくさん起こる村上作品。なんと、ミドリは「すごく素敵」と感動してしまうのでした。若い男女の心が通い合う、すてきなシーンですね。ちなみに、このせりふの前に主人公は「山が崩れて海が干上がるくらい可愛い」と言いますが、ミドリは「もっと素敵なこと言って」と、ややご不満な様子でした。もしかしたら過剰な例えを使うより、相手の頭に「クエスチョンマーク」を浮かばせる方が大切なのかもしれません。よし!さっそく明日から試してみよう!!……って、違うかな?■細かいほめ言葉をはさみ込む「君は可愛いし魅力的だし、足だって長いし頭だっていい。海老の皮だって上手くむける。きっと上手くいくさ。」(「1973年のピンボール」104ページ/講談文庫)次は、細かいほめ言葉をはさみ込むパターン。前半部分で相手を乗せといて、「海老の皮」でガクッと落とす。そして落としたところを「上手くむける」、「上手くいくさ」という軽快な韻を踏んで不意打ちし、いつの間にか励ましているという高等テクニックです。クール!おそらく、世界中のどこを探しても、「海老の皮のむき方」をほめる男性は少ないと思います。私は女性が髪を切ったのすら気づかないダメな男なので見習わなければいけません。ちょうど私の知り合いに「コーラを飲むのが速い」女性がいるので、今度、ほめ言葉に挟み込んでみようと思います。結果はどうなっても報告いたしません。皆さまのご想像にお任せします。■細かいことを言わずに、とにかくゴリ押し!「細かいことは今はとても説明できそうにない。でも僕を信用してほしい。僕は君を求めているし、それは僕にとってとても大事なことなんだ。そして君にとっても大事なことなんだ。嘘じゃないよ」(「ダンス・ダンス・ダンス」下巻338ページ/講談社文庫)「いやいやいや、細かくほめるってさっき言ってたけど」と突っ込んだ方は鋭い!のですが、村上作品では「細かいこと」は往々にして省かれます。実はこの場面、かなり"大人"で過激なシーン。それでも、主人公は「決まってるんだ。決まっていることを僕はこねくりまわしたくないんだ」と押し続けます。(続きは小説で確認してください)クールとは対極にありそうな口説き文句ですが、普段は積極的になれない「草食系男子」には学ぶところもありそうですね。ただ、このままのせりふで自分の気持ちを伝えたらほとんどの場合が引かれてしまうと思いますので、あくまで相手の気持ちを尊重して、肉食系になるときは肉食系になるというメリハリが必要なのかもしれません。今回は前後の文脈を詳しく説明せずにせりふを引用したので、内容に関しては実際に小説を読んでみてください。どれも名シーンばかりです。ただ、村上作品の主人公がモテるからといって、村上作品のファンが全員モテるわけではないのであしからず。どうでもいいことですが、村上作品の大ファンの僕は、まったくモテません。(宮崎智之/プレスラボ)【関連リンク】【コラム】アナタが思い出に残っている「口説き文句」を聞かせて!【コラム】カフェ店員が聞いた!お客さんの“口説き文句”の数々!【コラム】いつの間にか女性を落としているモテ男の必殺口説き術公開!
2011年02月20日キム兄こと木村祐一の監督第2作『ワラライフ!!』の初日舞台挨拶が1月29日(土)、東京・シネマート新宿で行われ、木村監督をはじめ、お笑いコンビ「しずる」の村上純、吉川晃司、鈴木杏樹、田畑智子が登壇した。本作で映画初出演、そして初主演を飾った村上さんは「こんにちは。俳優の村上です」とすっかり俳優気分で挨拶。「共演者やスタッフ、ご覧いただくみなさん全員の作品。スクリーンをなめ回すように隅々まで観ていただければ。帰り道にいろんなワラライフを見つけてください」と多くのファンが詰め掛けた客席にメッセージを贈った。一方、木村監督は村上さんを含めて、出演陣の起用理由を「透明感」と説明。「スクリーンに映し出される姿に、観客のみなさんが共感したり、自分と置き換えることができる人にお願いしたかった」とキャスティングのこだわりを語った。これには村上さんも大いに頷き「透明感があるんだと思います」と自画自賛。撮影前に木村監督から「ごくごく普通のどこにでもいるような男を演じてほしい。村上だったらできる」と言われたことには、「芸人としてクセがないってことかと悩んだ」そうだが、「個性がない個性ということで、個性が出せるんじゃないかと…結果として透明感があります」とまんざらでもない様子だった。父親役の吉川さんは「そういう歳になったのかな…」としみじみ。家族で海水浴に行くシーンは、真冬に撮影したといい「みんな半袖で頑張っていたが、ふと監督を見るとフワフワのダウンジャケットを着ていて(笑)」と恨み節で、木村監督も「本当のこと言うと、お客さんが冷めますやん」とタジタジだった。鈴木さんは「吉川さんとご一緒するのは久しぶり。夫婦役は照れくさかったが、この機会をくださった木村監督に感謝したい」、田畑さんは「まるで実家に戻ったような感覚」とアットホームな現場をふり返った。舞台挨拶には、本作に出演する板尾創路も登壇し「本当に多才な男」と木村監督を絶賛していた。木村監督は「4回目の干支を迎えて、自分や家族のことをしんみり思い出す年頃になった。(公開日の)1月29日を家族の日に制定させていただき、家族と食事したり、実家に電話をかけたりしてもらえれば」。出演者で現在、出産間近の香椎由宇から「出席できず残念」とメールが届いたと報告した。親の引越しのため、久しぶりに実家に帰った修一(村上さん)は生家から荷物が運び出される様子を眺めながら、強い父(吉川さん)、忘れっぽい母(鈴木さん)、ませた姉(田畑さん)といった個性溢れる家族との笑いに満ちていた“ワラライフ”な日々を思い起こす…。監督の実体験を“隠し味”に、小さな幸せが何倍にも大きくなる日常の瞬間を細やかに描写する、味わい深いヒューマンドラマ。『ワラライフ!!』はシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:ワラライフ!! 2011年1月29日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2010年「ワラライフ!!」製作委員会■関連記事:キム兄、特製「ワラライフ!!シチュー」を先着50名に無料でふるまう吉川晃司&木村祐一来場!『ワラライフ!!』新社会人特別試写会に10組20名様ご招待。
2011年01月29日村上春樹の短編小説を映画化した『神の子どもたちはみな踊る』の予告編が到着!美しく彩られたその世界観が明らかになった。村上さんが阪神淡路大震災をモチーフに2000年に発表した短編作品を原作に、舞台をアメリカ・ロサンゼルスに移して描かれる本作。宗教活動に情熱を注ぐ美しい母・イヴリンに“神の子”として育てられた主人公のケンゴ。大人になった彼がある日、偶然見かけた“父親”と思しき耳の欠けた男を追いかけたことから思わぬ体験をすることになる。少年時代のケンゴは神の子として“父”に、野球の試合で外野フライが捕れるようにと必死でお祈りするが、一向に彼の願いが叶えられる気配はない。失望し、やがて信仰を捨てる決意をするケンゴだが、どこかで虚しさを抱え、恋人からの求婚にも応えられない。ケンゴを演じているのは、ニューヨークで舞台俳優として活躍するジェイソン・リュウ。ちなみに彼は、脚本家としての顔も持っており、ガス・ヴァン・サントが監督を務め、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカに加え、日本から加瀬亮が参加することでも話題を呼んでいる『レストレス』(原題)の脚本を手がけている。また、ケンゴの恋人・サンドラを、ドイツの名女優ナスターシャ・キンスキーの娘でヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した『SOMEWHERE』(原題)にも出演しているソニア・キンスキーが演じており、劇中、大胆なヌードシーンに挑戦していることも話題を呼んでいる。今回到着した予告編でもソニアはその美しい肉体を披露!タイトルの通り、夜のグラウンドでひとり踊るケンゴは何を思い、何を見つけたのか――?まずは予告編をチェック!『神の子どもたちはみな踊る』は10月30日(土)よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:SOMEWHERE (原題) 2011年4月2日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 - Somewhere LLC 神の子どもたちはみな踊る 2010年10月30日よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開© 2008 Kimmel Distribution, LLC.レストレス (原題) 2011年公開■関連記事:今年は村上春樹イヤー?「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』ポスタービジュアル解禁!『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点村上春樹原作の“逆輸入”短編映画でナスターシャ・キンスキーの娘がヌード披露
2010年10月01日