柄本明と藤原季節が共演、荻原浩の第155回直木賞受賞作「海の見える理髪店」を8K映像にてスペシャルドラマ化することが発表された。本作は、海辺の小さな町の理髪店を舞台に老店主と若い客の1時間あまりの静かで熱い邂逅(かいこう)を描く物語。なぜ、若者は海辺の理髪店を訪れたのか?なぜ、老店主はみずからの人生を語り始めるのか?優しい海辺の風景、刻々と色を変える夕方の太陽、蒸しタオルから立ち昇る湯気、ハサミのリズミカルな動き、宙を舞う毛束、泡立つシャボン、心地よいマッサージ…。“美しい情景”と“職人技”を、8K映像が余すことなく描き出す。柄本明理髪店の老店主を柄本さん、理髪店に訪れた青年を藤原さんが演じるほか、眞島秀和、水野美紀が出演。鏡越しに交わされる2人の男の会話と、老店主の70年分の回想が織りなす奇妙なサスペンスから、ささやかな日常の謎が解けていく急転直下のラストまで見逃せない。水野美紀柄本さんは「藤原季節くんという45歳も年齢の違う若者と、がっぷり組んで芝居をさせてもらいます。それも彼の髪を切りながら、まるで淀みなくセリフを話すわけですから、新年早々かなりの挑戦です」とコメント。また、藤原さんも「こんなにすばらしいチームでドラマが作れるチャンスなんて二度とない。僕はただ黙ってその世界に立って、柄本明さんと同じ空気を吸えたらと思います」とベテランとの共演に大きな期待を寄せている。藤原季節あらすじ海辺の理髪店に若い男が訪れる。「髪型はお任せします」という客のオーダーに老店主はうれしそうに調髪に取り掛かり、問わず語りにこれまでの自分の人生を語り出した。祖父が始めた床屋を10才から手伝い、初めて任された仕事は出兵する常連客をバリカンで丸刈りしたことだった。昭和30年代には順調だった店が傾き酒におぼれ、最初の妻に暴力をふるって離婚されたことも。そんな取りとめのない話をしながら、店主は見事な手さばきで調髪を続ける。ところが「人を殺めたことがある」と、突然彼は若い男に告白する…。8Kスペシャルドラマ「海の見える理髪店」は2022年3月、NHK BS8Kにて、4月以降BSプレミアム(BS4K同時)にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2022年01月05日2023年3月公開予定の『シン・仮面ライダー』に柄本佑が出演することが発表された。1971年『仮面ライダー』放送から50周年の記念日となる2021年4月3日に、製作及び2023年3月の公開が発表された『シン・仮面ライダー』。脚本・監督には、総監督を務めた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が興行収入102.8億円を記録する大ヒットを記録したことも記憶に新しい庵野秀明、主人公・本郷猛/仮面ライダーには池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子には浜辺美波を迎え、1971年の『仮面ライダー』をベースに新たなオリジナル作品として描かれる。1972年1月1日19:30から放送された、『仮面ライダー』第40話『死斗!怪人スノーマン対二人のライダー』にて、初めて仮面ライダー1号と2号が揃い踏みした。『シン・仮面ライダー』で登場する仮面ライダー第2号は、本作でデザインを担当する前田真宏によるイメージ画のみ公開されていたが、記念すべき日から50年後の本日、一文字隼人/仮面ライダー第2号は柄本佑が演じることが明らかとなった。<柄本佑(一文字隼人/仮面ライダー第2号役)コメント>仮面ライダー第2号を、自分が、、、?決まった時の正直な感想です。そんな実感のないところから衣装を合わせたり、小道具を決めたりしていくうち、「なるほど仮面ライダー第2号をやるとはこういうことか」と段々実感が湧いてきて、かつ緊張も高まっていきました。準備をしながらとにかく感じるのはオリジナル仮面ライダーの美しさ、知的さ、カッコ良さです。撮影は、一筋縄ではいかない庵野監督のもと傑作オリジナル仮面ライダーを現代に生き返らせるプレッシャーと闘いながら進められました。自分でも想像のつかないカットがそこかしこに散りばめられています。ご期待いただければと思います。『シン・仮面ライダー』2023年3月公開脚本・監督:庵野秀明配給:東映
2022年01月01日黒澤明監督の名作映画『生きる』をリメイクした映画『生きる LIVING』が、2023年3月31日(金)に公開される。黒澤明『生きる』イギリスを舞台にリメイク1952年に公開された映画『生きる』は、還暦直前に余命半年を告げられた役人が、人生を見つめなおす姿を描いた黒澤明監督の代表作。リメイク版の映画『生きる LIVING』では、第二次世界大戦後のイギリスを舞台にストーリーを展開する。『生きる LIVING』の主人公、ウィリアムズは、仕事一筋で空虚で無意味な毎日を送る中、余命幾ばくも無いことを宣告される。最期を知り、残された日々を大切に過ごしたい……、そう願うようになるウィリアムズ。それまでの自分の人生を振り返り、「生きることなく、人生を終えたくない」と静かに、しかし心の中は懸命に、熱く生きることを選んだウィリアムズの姿を描き出す。劇中には、黒澤明の『生きる』に登場する名シーンを彷彿させる、誰もいない公園での“ブランコ”シーンも。観るものの心に光を灯すような、感動の物語が紡がれる。ノーベル賞作家カズオ・イシグロが再構築リメイク版の脚本を手掛けたのは、小説『わたしを離さないで』などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロ。監督はオリヴァー・ハーマナスが務める。ビル・ナイが主演主演は、『ラブ・アクチュアリー』『ナターシャの歌に』などで知られ、ジョニー・デップ製作・主演作品『MINAMATA−ミナマタ−』への出演も記憶にあたらしいビル・ナイ。仕事に明け暮れていた中、“余命半年”と告げられる主人公・ウィリアムズを演じる。その他、Netflix作品「セックス・エデュケーション」のエイミー・ルー・ウッド、『パーティで女の子に話しかけるには』のアレックス・シャープ、トム・バークなどが出演する。■主人公ウィリアムズ…ビル・ナイ公務員として空虚な日々を送っていたが、ある日「余命半年」であると宣告される。余命宣告を受け、自分の人生を見つめ直す。■マーガレット…エイミー・ルー・ウッドウィリアムズのもとでかつて働いていた同僚。第80回ゴールデン・グローブ賞、主演男優賞にノミネート第80回ゴールデン・グローブ賞にて、主演のビル・ナイが主演男優賞(ドラマ部門)にノミネート。すでに世界の映画祭で上映され、オスカー候補とも言われる映画『生きる LIVING』の、今後の展開も要チェックだ。〈映画『生きる LIVING』あらすじ〉1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズは、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプ背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る―。彼は歯車でしかなかった日々に別れを告げ、自分の人生を見つめ直し始める。手遅れになる前に充実した人生を手に入れようと。仕事を放棄し、海辺のリゾートで酒を飲みバカ騒ぎをしてみるが、なんだかしっくりこない。病魔は彼の身体を蝕んでいく…。ロンドンに戻った彼は、かつて彼の下で働いていたマーガレットに再会する。今の彼女は社会で自分の力を試そうとバイタリティに溢れていた。そんな彼女に惹かれ、ささやかな時間を過ごすうちに、彼はまるで啓示を受けたかのように新しい一歩を踏み出すことを決意。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる―。【詳細】映画『生きる LIVING』公開時期:2023年3月31日(金)出演:ビル・ナイ、エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープ、トム・バーク原作:黒澤明監督作品『生きる』監督:オリヴァー・ハーマナス脚本:カズオ・イシグロ音楽:エミリー・レヴィネイズ・ファルーシュ製作:Number 9 Films
2021年12月19日73歳となった現在も出演オファーが絶えない俳優・柄本明が、11月21日(日)放送の「情熱大陸」に登場。芝居を始めた動機を、しばしば“青春の誤解”と語り、「劇団東京乾電池」の座長を務めながら舞台に映画にテレビドラマにと第一線で走り続けている柄本さんが探る“人間”を演じることに迫る。1948年、東京都出身。映画好きの両親のもとに育ち、高校卒業後はサラリーマンとして働いた。しかし、入社2年目の暮れに知り合いに連れられて早稲田小劇場で観た舞台に衝撃を受け、芝居の世界に。アルバイトをしながら自由劇場などの舞台に立ち、28歳で「劇団東京乾電池」をベンガル、綾田俊樹と共に結成。旗揚げ公演は野次が飛ぶほど散々だったが、次第に「面白い」と評判を呼び、柄本さん自身、映画やテレビなどにも活躍の場を広げた。1998年、映画『カンゾー先生』で第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、2010年には『悪人』で第34回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。2011年には紫綬褒章を受章。2015年には第41回放送文化基金賞 番組部門「演技賞」受賞。2019年には旭日小綬章を受章している。そんな柄本さんが目下励んでいるのが、自身が主役を務める舞台「本日も休診」(原作:見川鯛山)の稽古。地域医療に生涯を捧げた医師・見川鯛山のエッセイ「田舎医者」シリーズが原作で、柄本さんが以前に読んで気に入り、自ら舞台化を提案したという。共演には、笹野高史、佐藤B作ら、自由劇場にいた頃からの古い仲間たちもいる。今年9月初め、下北沢にある「劇団東京乾電池」のアトリエ。挨拶を済ませるとそれ以上の会話はなく、演出を務める柄本さんが客席の真ん中に座り、独特の緊張感のなかで稽古が始まる。俳優達に演技の微調整を指示しながら、何度も見たであろう芝居に「アハハ!」と大きく笑い、稽古が終わるとすぐに稽古場から立ち去った。柄本さんが去ると、あたかもその場を支配していたかのように、一瞬にして空気が緩む。取材の中で、柄本さんから「人間だからね」という言葉がよく出たという。「演じること」と「人間」、俳優・柄本明のなかで、その2つはどのように結ばれているかに迫っていく。「情熱大陸」は11月21日(日)23時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年11月21日児童文学を原作とした、フランス・イタリア合作アニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』の日本語吹き替え版に柄本佑、伊藤沙莉、リリー・フランキーが参加することが明らかになり、併せて日本版予告編も到着した。柄本さんが担当するのは、各地を旅する語り部ジェデオンと、魔術師デ・アンブロジスの2役。また、ジェデオンの弟子のアルメリーナと、劇中王様の息子トニオと行動を共にする勇敢で聡明なアルメリーナ(同名)、人間に攫われる幼少期のトニオの3役を伊藤さん。語り部ジェデオンとアルメリーナが洞窟で出会う老クマをリリーさんが演じることが決定。ほかにも、加藤虎ノ介が野心家のクマのサルペトル、堀内賢雄がクマの王様レオンス、寺島惇太がその息子トニオの青年期役で参加する。予告編では、トニオが行方不明となり、クマの王レオンスが仲間の助言を受けて人間の住む街を目指す様子が描かれる。しかし、人間とクマたちは衝突してしまい、次第に歯車が狂い始めてしまう。原作のディーノ・ブッツァーティの「小さなキャラクターで大きな風景を描く」手法にインスパイアされ、クマや人間の大群を俯瞰的に描きつつも、ダイナミックな動きでアニメーションならではの楽しさを与える本作。映像では、色彩の美しさも堪能することができる。『シチリアを征服したクマ王国の物語』日本版予告編日本公開に向けて、監督のロレンツォ・マトッティは「“アニメーションの国”で自分の作品が上映されるという感動に加えて、今回の配給をとても嬉しく思っています」とコメントを寄せている。▼キャストコメント柄本佑絵が可愛く、迫力もあって美しい映画でした。色彩もすごく楽しい。どのキャラクターもチャーミングです。語り部であるジェデオンと魔術師、ビジュアルも全然違う二人ですが、それぞれのビジュアルにあった、僕の声じゃないくらいの感じでやれたら楽しいかなと思っています。老若男女楽しんでいただける作品ですので、アート好きな方も、絵とか色彩を楽しんで!お子さんは絶対に色とキャラクターの可愛さでハマっていただけると思います。伊藤沙莉語り部のアシスタントをやっているアルメリーナはすごく素直な屈託のない女の子。一方物語の中でのアルメリーナはちょっと違う女性なので、そのちょっとした差が出せたらいいなと思いながら演じました。映画を見させていただいたときに、私にお声がけいただいた理由がすごくわかる声だったので(笑)そこをちゃんと全うできたらいいなって思います。意外と可愛い世界観の中に、人間の愚かさのような、芯をつくものが伝わってくる映画です。大人にもじんわり伝わるし、子供にも感じられるものがあるんじゃないかなと思いますので、目でも心でも楽しんでください。リリー・フランキー普遍的なものを描きながら、人間社会に入った動物たちのしわ寄せと言いますか、人間が起こしてる色々な環境に対する問題もバランスよく描かれているので、素晴らしいお話だなと思いました。何度やってもアフレコは難しいというか嫌な汗が出ますよね。やる度に声優さんってすごいなっていつも思います。僕は実写よりも先に、一番最初にやったのが、海外ものの吹き替えのアフレコだったので、そう考えると僕は声優出身だったんだなということも思い出しながら、成長していない自分にも毎回気づきますよね。『シチリアを征服したクマ王国の物語』は2022年1月14日(金)より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シチリアを征服したクマ王国の物語 2022年1月14日より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 3 CINÉMA - INDIGO FILM
2021年11月10日藤沢周平の時代小説「殺すな」が、中村梅雀、柄本佑、安藤サクラ共演で映像化。そして、来年のほぼ同時期に本作が劇場上映&TV放送される。裏店の長屋で筆づくりの内職をして糊口をしのぐ浪人・小谷善左エ門は、同じ長屋に住む船頭の吉蔵から、一緒に暮らすお峯の様子を見張るように頼まれていた。元は船宿の女将と抱え船頭だった2人は、密通のうえ駆け落ちしてここで隠れるように暮らし始めたものの、やがてお峯は退屈な日々に虚しさを感じ始める。気晴らしのため川向こうへと架かる橋を渡ってみたい…との思いに駆られるお峯と、居場所が露見することを危惧して「橋を渡るな」と厳命する吉蔵。すきま風が吹き始めた2人の様子を、善左エ門はかつての自分と、自らの手に掛けてしまった妻の姿に重ねあわせて見守っていたのだが――。原作は、様々な人間が行き交う江戸の橋を舞台に、市井の男女の喜怒哀楽の表情を瑞々しく描いた短篇集「橋ものがたり」の一篇。かつて妻を手に掛けたことを悔いる浪人と、同じ長屋に住む訳ありの若い男女と、3人それぞれの心模様を深い滋味と温かさをもって描いた作品。今回、かねてより映像化を望んでいた名匠・井上昭監督が映像化。梅雀さんが小谷善左エ門、柄本さんが吉蔵、安藤さんがお峯を演じるほか、中村玉緒(特別出演)、本田博太郎らが出演している。「ワンカットワンカット、しびれるような集中力と雰囲気、余韻が感じられる、まさに夢のような現場でした」と撮影をふり返った梅雀さんは、「この作品は普遍的な男女の愛を描いた物語です。そしてそれは現代社会にも通じるものであり、愛するものを失った者の苦痛、後悔、悲しさなど、いろんなものが凝縮されているとても深い人間ドラマだと思います。井上昭監督が丁寧に撮り上げ、私たち役者も心を込めて演じたこの作品、皆様にぜひご覧いただきたいと思います」とコメントしている。「殺すな」は2022年1月28日(金)全国のイオンシネマ89館にて劇場上映、2月1日(火)19時~時代劇専門チャンネルでTV初放送。(cinemacafe.net)
2021年10月28日ゲストが、お酒を手に赤裸々なトークを展開するバラエティ番組『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)。2021年10月15日の放送では、お笑いコンビ『麒麟』の川島明さんが妻と出会った時のエピソードを披露。ネットで「すごい」と話題になっています。番組には、モデルやタレントとして活躍している、谷まりあさんがゲスト出演。「ディズニープリンセスのような運命的な出会いに憧れる」と明かしました。その上で「今までに運命の出会いがあったか」と共演者に問いかけます。話を振られた川島さんは、妻と出会ったのは、新宿にある、お酒が飲める飲食店だったと話し始め…。川島明の運命的な出会いとは川島さんが、5人の後輩と飲んでいた時のこと。女性が1人で来店し、定食を食べていたそうです。「めっちゃきれいな人やな」と思った川島さんが、チラチラと見ていると、いかつい男性が現れて、女性を口説き始めたのだとか。その後の展開を、川島さんは、このように語っています。「5人おるし、ちょっと行くか」って。「なんですか?(女性は)僕の友達なんですけど」って(男性に話しかけて)、助けに行ったんですよ。なんかあっても、絶対数では勝てると思って。ほんで奥さんが「あ、そうなんです」って(話に)乗って。人志松本の酒のツマミになる話ーより引用その後、男性は物いいたげな様子で立ち去ったそうです。川島さんが、改めて女性に声をかけたところ、その場で連絡先を交換する流れになったといいます。なお、当時、お笑いタレントとして活動していた川島さんを、女性は知らなかった様子。このエピソードを聞いた共演者一同は「えーっ!」「運命じゃないですか!」と大盛り上がり。谷さんも「ドラマみたい!」「スペシャル運命!」と太鼓判を押しました。番組の視聴者からも、驚きの声が寄せられています。・川島さん夫婦、マジで大運命!・本当に運命の出会いで、すごい。・もう漫画じゃん。強面の男性の登場や、仲間の協力によって生まれた、川島さんの運命的な出会い。運命を信じていれば、いつか思わぬところで、ドラマチックな出会いを体験できるかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年10月22日菅田将暉主演『CUBE 一度入ったら、最後』がついに公開。この度、柄本時生が演じた「CUBE」の“最初の男”を映した冒頭映像と、特別キャラクタービジュアルが解禁された。今回、初解禁となったのは、<謎の部屋=CUBE>の脅威を即実感できる、危険が迫る死亡フラグ全開の“最初の男”を映し出した本編の冒頭映像。オリジナル版『CUBE』と同様に6人の男女に含まれない“最初の男”が登場し、たった1人でCUBE内を進んでいくシーンが映されている。謎の部屋「CUBE」の脅威を体感する“最初の男”のシーンによって、不穏すぎる「CUBE」を存分に鑑賞者も実感することができる、オリジナル版でも大人気のこの冒頭シーン。映像で、扉を開けて向こうの部屋からおそるおそる顔を覗かせるのは、柄本さん演じる囚人のような服を着た男。不安と緊張が入り混じった表情で周囲を警戒しながらゆっくりと白い部屋へと入ると、不穏な空気と閉塞感が漂うその部屋をまっすぐ進み、次の部屋への扉を開ける。次に男を待ち構えていた薄いオレンジ色の部屋は、先ほどの白い部屋とは違いどこか危険な雰囲気が漂っている。男はその部屋でも慎重な足どりで正面に向かって進んでいく。映像の背後からは不気味な音楽も流れ出す。ふと、部屋の中央で足を止めた男は正面にある正方形の扉の下に何かを発見。男が見つめる先には、点滅する謎の光。その光をじっくりと見つめていると、突然機械音のような大きな音がして…。謎は深まるばかりだが、四方を囲まれる閉塞感や不気味な音楽で、まさに「一度入ったら、最後」と思わせるようなCUBEの脅威を実感できる冒頭シーン。謎の光と大きな音の正体とは…。そしてこの「最初の男」の身に一体何があったのか…。さらに今回は、菅田さん演じたエンジニアの後藤ら、突如「CUBE」に閉じ込められた男女6人の特別キャラクタービジュアルも公開。謎の部屋「CUBE」の中に佇む6人の背景は、それぞれ異なる色のライトに染められているだけでなく、体の一部が何かの影響を受け歪んで見える不穏なビジュアルとなっている。『CUBE 一度入ったら、最後』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:CUBE 一度入ったら、最後 2021年10月22日より公開©2021「CUBE」製作委員会
2021年10月22日2021年10月7日、作曲家の、すぎやまこういちさんが亡くなったことが分かりました。90歳でした。『ザ・ピーナッツ』の『恋のフーガ』や『ヴィレッジ・シンガーズ』の『亜麻色の髪の乙女』といったポップスだけでなく、ゲーム『ドラゴンクエスト』の楽曲でも有名なすぎやまさん。同日、『ドラゴンクエスト』シリーズのウェブサイトは、長年にわたって同シリーズを支え続けたすぎやまさんに感謝の意を表しました。『ドラゴンクエスト』堀井雄二&鳥山明がコメント『ドラゴンクエスト』シリーズのウェブサイトでは、ゲームデザイナーである堀井雄二さんと、キャラクターデザインを務める漫画家の鳥山明さんのコメントを掲載。500曲を超える同シリーズの楽曲を生み出したすぎやまさんに、別れと感謝のメッセージを述べました。堀井雄二コメントすぎやま先生の、あまりに突然な訃報を聞き本当に残念でなりません。ドラゴンクエストを作って35年、その世界に、すぎやま先生は音楽という命をずっと吹き込んできてくださいました。先生には本当に素晴らしい楽曲をいっぱい書いていただきました。これからもドラクエは、先生の音楽とともにあります。ユーザーの皆さんの心の中に先生は生き続けるはずです。すぎやま先生長い間本当にありがとうございました。ドラクエ・パラダイス(ドラパラ)ドラゴンクエスト公式サイトーより引用鳥山明コメントすぎやま先生の訃報を聞き、驚いています。つい数年前にお会いした時の印象からもいい意味で、永遠の命を持つ魔法使いのように思っていました。ドラゴンクエストのイメージは、当時からゲームが大好きでいらした、すぎやま先生の素晴らしく印象的な数々の名曲によって決定付けられた。と言っても過言ではありません。長くご一緒に仕事をさせていただいて本当に光栄でした!心よりご冥福をお祈りいたします。ドラクエ・パラダイス(ドラパラ)ドラゴンクエスト公式サイトーより引用1986年に『ドラゴンクエスト』が発売されて以来、数々の作品を生み出してきた3人。よりよいゲームを生み出すため、きっと切磋琢磨したはず。だからこそ、『ドラゴンクエスト』シリーズは世界中の多くの人から愛され続けているのでしょう。絆を感じるコメントに、同シリーズのファンからは「泣いてしまった」「すぎやまさん、本当にありがとうございました」といった声が上がっています。すぎやまさんの楽曲は今後もゲームの中で残り続け、さらに多くの人を楽しませてくれると信じてやみません。[文・構成/grape編集部]
2021年10月07日主演に永瀬廉、共演に池田エライザと柄本佑を迎えた映画『真夜中乙女戦争』の場面写真が公開された。原作は10代・20代を中心に圧倒的支持を受け、Amazonでは総合カテゴリでベストセラー1位を獲得した作家Fの同名小説。“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描いた作品を、豪華キャストスタッフにより映画化する。主人公の大学生“私”を演じるのは、大人気グループ King & Princeのメンバーで、映画『弱虫ペダル』や現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』で見せた繊細な演技力が話題の永瀬廉。永瀬演じる鬱屈とした想いと破壊衝動を内に秘めた主人公の“私”が恋心を抱く、「かくれんぼ同好会」の“先輩”役を女優の池田エライザ。そして、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役を柄本佑が演じる。今回、無気力な大学生の“私”、凛々しく聡明な“先輩”、危険なカリスマ“黒服”の3人の様々な表情を捉えた場面写真が公開された。永瀬演じる“私”が映るのは、大学の授業中のワンシーン。生気のない虚無感を抱えた眼差しと冷めた表情からは、何の役に立つかわからない講義へのフラストレーションを抱えていることが感じ取れる。“先輩”、“黒服”と出会う前の、退屈な日常と、平凡な自分自身に行き場のない憤りを感じている“私”のカットだ。池田演じる“先輩”は、「かくれんぼ同好会」の面接会場で“私”に淡々と質問を浴びせるスーツ姿の冷ややかな表情、もう一方では全く異なる表情を見せている。“先輩”が大学のカフェテリアに座っているカットは“私”と連絡先を交換する場面。それまで会話を交わすことはあったものの、直接的な繋がりを得たことで段々と2人の関係性が深まっていく。何よりも“冷酷な先輩”という第一印象から、笑みを浮かべてギャップをみせる“先輩”により一層惹かれていくシーンだ。そして、柄本演じる“黒服”が映る場面写真は、どちらもミステリアスな雰囲気を醸し出している。次第に“私”と仲を深めていく場となるアジトで腰をかけている“黒服”。バックには共に名画を見て意気投合する自作の映画館も写っている。もう一方は、自作アプリで盗んだ車を燃やし、普通の生活に憧れる“私”を挑発するシーン。この出来事をきっかけに“私”は彼の計画する“真夜中乙女戦争”へと誘われていく。凛々しく聡明な“先輩”に惹かれつつも、人の心を一瞬で掌握してしまう危険なカリスマ“黒服”と出会ったことで、“私”の退屈だった日常は一変。“真夜中乙女戦争”という名の、東京破壊計画へと巻き込まれていく。『真夜中乙女戦争』2022年公開
2021年09月22日俳優の竹内涼真、柄本時生、女優の中条あやみが出演する、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ「コミックシーモア」の新CM「マンガ愛#3 電子コミック大賞 喫茶店」編が、14日より放送される。新CMでは、竹内と中条が演じる兄妹の幼馴染役として柄本が登場。コミックシーモアでマンガに夢中になっている兄妹から、何気ない会話で「電子コミック大賞」の存在を知らされるという内容になっている。○■柄本時生インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。前々からCM自体は知っていたのですが、あまり出来上がった空間の中に混ざるというのはなかなかないので、ちょっと緊張したのと空気が壊れなければ良いなと思い、すごく楽しく撮影させていただきました。――今回、柄本さんは初めてコミックシーモアのCM撮影に参加されましたが、柄本さんから見た竹内さん・中条さんの印象を教えてください。二人とも優しかったです。座って3人で向かい合わせの喫茶店のシーンなんですけど、わざわざ二人の会話の中にちゃんと入れてくれて。僕の方が年上なんですけど気を使っていただいて、楽しく会話していただいて、楽しかったです。ありがとうございます。――印象に残ったエピソードはありますか?二人(竹内さん・中条さん)はすごく仲が良いんですよ、めちゃくちゃ。なんか、良いなって思って。あれだけ仲良くしゃべれるっていうのはうらやましいな。空気が出来上がっているんだろうなって思って、うらやましかったです。――幼少期に持っていた将来の夢は何でしたか?分かりやすく、プロ野球選手でした。(あとは)宮大工になりたかったです。小学校の頃、野球をやってまして。なので、プロ野球選手になりたいと思ったのと、宮大工は、個人的というか、お神輿を担ぐんですけどもその輪の中心の人たちって、(伝統工芸等の) 職業の方がすごい多くて。あの輪に入るためにはどうすれば良いんだろうって、漠然と考えた時に宮大工ってのが頭の中に出てきて。ちょっとなりたかったですね。――今回の CM のポイントをお聞かせ下さい。兄妹二人の中に急に、変な幼なじみが現れたっていう、あの感じを楽しんでいただけるんじゃないかなとは思っております。(妹に)フラれ続ける感じがするんでフラれ続けます。
2021年09月14日黒木華・柄本佑がW主演を務める『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、本編映像が解禁となった。黒木華と柄本佑が結婚5年目の漫画家夫婦を演じ、夫の不倫をモチーフにした新作漫画を描く妻とそれを読む夫の心理的な攻防が描かれる本作。今回解禁となったのは、こっそり妻の新作漫画を盗み見してしまった柄本さん演じる夫が妻の不倫を疑い自動車教習所で大パニックとなる本編映像。動揺した俊夫が、血相を変えて妻・佐和子が通う自動車教習所に乗り込むシーンから始まる。佐和子の描いた漫画を読んで彼女の不倫を疑い、居ても立っても居られずに教習所に向かった俊夫は、急いで車を停めると一目散に教習所内のコースに駆け出し、佐和子が乗っている車を探して目を凝らす。遠くの車を確認するため、咄嗟にスマホのカメラのズーム機能を使う描写も絶妙にリアルだ。そうして、ようやく妻を発見した俊夫だったが、我に返り、慌ててのぼり旗の陰に身を潜める。次の瞬間、妻と一緒に車から出てきたのは、ついさっきまで自分が盗み見していた妻の漫画に登場する教習所の若い先生と瓜二つの男だった…。まるで漫画の展開が現実のもののように感じられるほど仲睦まじい2人を見て、俊夫は愕然と膝から崩れ落ちる。右往左往する俊夫の姿はコミカルで、自分も不倫をしている身でありながらパニック状態に陥るどこか憎めない俊夫という人間味溢れるキャラクターをよく表している。ハラハラドキドキ、笑いと恐怖が見事なバランスで共存する夫婦の心理戦にぜひ注目してほしい。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月13日映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)の公開記念舞台挨拶が11日に都内で行われ、黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、風吹ジュン、堀江貴大監督が登場した。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。黒木は、柄本と結婚5年目の夫婦を演じたが「違和感なく(柄本の)そばにいることができたと思います。『いるな』と思いながら、互いを変に意識せずにいられた」と語り、柄本も「僕も同じ印象で、すんなり夫婦の感じを出せたなと思います。役柄の話とかはほとんどせず、漫画の話とか世間話をする方がお芝居につながっていたのかも」と自然体のままで夫婦でいられたと振り返る。柄本が演じる俊夫は、佐和子の担当編集の千佳(奈緒)と不倫をしており、観客に嫌われそうな役どころなのだが、どこか不思議な憎めなさを醸し出している。柄本は「とにかく、俊夫が100%よくないんです。こんな事態を起こしてるから。でも、監督と最初に話をして、ただの悪人じゃなく、観終わった方が『しょうがねぇヤツだな……』と人間的な方向に落とし込めたらと思っていました」と語る。それに対し堀江監督は「俊夫が悪いんですけど、断罪はしたくない。こんな愛すべきキャラになったのは、柄本さんが演じてくださったおかげ」と柄本を称えたが、柄本は「黒木さんのシルエットというか……ホントに何考えてるのかわかんないんです。なので、身を任せて黒木さんを見てれば、こちらが自然と不安になるし、汗がにじむんですね。引っ張っていただいたのは、黒木さんによる部分が大きいかなと思います」と感謝の気持ちを口にしていた。一方で、黒木は奈緒が演じる編集者・千佳のパーソナリティに言及。「あっけらかんとしてて『これは、俊夫さんが(千佳の元に)行ってしまうだろうなと思わせる説得力があった」と明かし、柄本も「撮影現場でも『結局、一番楽しんでるのは千佳じゃないか?』という話になった」と黒木の指摘に同意し「こんなに健康的に不倫する人いるんだ? 爽やかな不倫だなと思いました」と感嘆する。その千佳を演じた奈緒は当初、不倫相手の女性役と聞いて「どういう女の子なのかな?」と思ったそうだが「こんな不倫相手は見たことない! というくらい、違うベクトルで突っ走ってる子でした」と笑う。「(演じていて)すごく楽しかったですけど、楽しめたのは黒木さんと柄本さんに受け止めてもらえて自由にやれたからです。黒木さんとの対面シーンは、本当に佐和子先生が何を考えてるかわかんなくて、俊夫さんは冷や汗かもしれないけど、千佳としては担当編集者として嬉しくなる、ワクワクする感じで、お芝居してて楽しかったです」と振り返った。金子は自動車教習所の新谷を演じたが「本読みをして、監督に新谷のことを聞いたら『現実にいるかどうかわからない青年をやってくれ」と言われまして……。佐和子が漫画を描いているので『漫画から飛び出したような?』と聞いたら『いや、そうじゃない』と言われ、どういうことなんだろ…? と。でも、ギリギリまで監督が寄り添ってくださって演じられたかなと思います」と充実した表情を見せた。佐和子の母を演じた風吹は、撮影を振り返り「現場がなごやかで、合宿のようでした。柄本さんの人柄も大きかったと思うけど、畳のところにいると和やかでおうちにいるみたいでした。懐かしいです」と笑顔で振り返った。
2021年09月11日黒木華、柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』から、柄本佑演じる漫画家・俊夫が髪を結い、ちょんまげ姿になった新場面写真と、劇中漫画を手掛けたアラタアキが描いたイラストが解禁となった。今回解禁となった俊夫(柄本佑)の漫画を描く姿とそのイラストは、俊夫が自分自身の連載漫画を描いていた頃のもの。髪を結ったちょんまげ姿で、真剣なまなざしで漫画を描く表情が切り取られている。佐和子(黒木華)の漫画の手伝いをしている姿とはどこか違った印象で、イラストからも実際の姿からも佐和子の手伝いをする俊夫とは別の一面を垣間見ることができる。また今回解禁の俊夫のイラストは、劇中では使用されていない幻のイラスト。俊夫が“先生”だった頃の髪型や衣装について、堀江貴大監督は「衣装合わせの時、柄本さん演じる漫画家俊夫がかつて人気連載作家として執筆をしていた頃『どんな風貌をしているのか?』という話になりました。その時に柄本さんご自身が、試しにとガシッと髪をかき上げてちょんまげにしてみたら、その場にいたスタッフ一同満場一致でちょんまげ頭に決まりました」と明かす。「衣装は、ビビットな色合いで派手な柄シャツにすることで、売れっ子作家のエネルギッシュさと若さを感じさせるものに決まりました」とキャスト・スタッフで作り上げた“俊夫”であったよう。さらに、「柄本さんは撮影現場でヘアメイク衣装部の皆さんから『殿!』と呼ばれてましたがそれはこの髪型が所以かもしれません(笑)」と撮影現場でのエピソードも語った。また、劇中漫画を手掛けたアラタアキは実際の撮影現場に立ち会った際、黒木さんと柄本さんが漫画を描くシーンを見て、「自身の原稿がお二人の手で目の前で仕上がっていく様子に感動しましたし、初めての映画の撮影現場でとても貴重な経験をさせていただきました」とコメントを寄せた。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月08日映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)の完成披露試写会が25日に都内で行われ、黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、堀江貴大監督が登場した。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。夫の不倫を漫画にする漫画家・佐和子を演じた黒木は「ストーリーが面白くて、登場人物全員が魅力的。読んでいてゾクっとしましたし、脚本を読んだ時に漫画と現実の行き来をどうやって映像化するのかも気になった」と作品に惚れ込んだ様子。佐和子の夫で漫画家・俊夫役の柄本は「不倫している俊夫が100%悪いし、不倫にも向いてない男。ただ鑑賞後には、俊夫の親しみのある人間的なところに触れられたらいいと思ったし、不倫に向いてない馬鹿正直な俊夫を表せれば監督の思い描く俊夫像に近づけると思った」と役柄を紹介した。妻役を演じた黒木は「俊夫さんが右往左往してるところがチャーミングで可愛い」と反応し、柄本は「憎めないでしょ?」とニヤリ。「この作品は、爽快快活健康的不倫ムービーです。不倫を題材にしてここまで気持ちのいい作品はあまりない。本来ならばドロドロ要素が沢山あるはずなのに、そこを突き詰めずに別の視点に振るのが面白い」とオリジナルなストーリーに太鼓判を押していた。佐和子と出会う運転教習所指導官役の金子は「教習所の先生なので、ガチガチの佐和子さんを優しくリードする役柄です。でも撮影では逆で、ガチガチに緊張する僕を黒木さんが優しくほぐすような雰囲気を作ってくれました。黒木さんのことを『先生!』と呼びたいくらい」と感謝。それに黒木は「緊張しているような雰囲気はなかった」と驚くと、金子は「このコメントすら優しい!」と黒木の気遣いに嬉しそうだった。また俊夫の不倫相手で佐和子の担当編集者・千佳役の奈緒は「台本を読み終わったときに『面白い!』と叫んだくらい面白い」と評した。そんな“爽快快活健康的不倫ムービー”にちなんで、この夏に経験した爽快体験について聞かれると、黒木は現在上演中の舞台『ウェンディ&ピーターパン』での経験を挙げ、「空を飛んで爽快。10数メートル飛んでいるので、普段見られない景色が見られる。高いところが好きみたい」と語った。
2021年08月26日黒木華と柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』。主人公の漫画家・佐和子の夫・俊夫を演じる柄本さんは、シリアスな状況ながらも、どこかコミカルで妻に翻弄される不倫夫を熱演している。今回は、俊夫役の柄本さんが自動車教習所の旗に隠れながら、妻・佐和子(黒木華)を見つめる場面写真ほか、スマホのカメラ越しに佐和子を探す姿、佐和子からの連絡に階段を駆け降りてくる姿など、いずれも慌てふためく姿をとらえた場面写真3点が解禁。劇中で佐和子が新たに描き始めた現実そっくりの不倫漫画を読み、自分自身も佐和子の担当編集者・千佳(奈緒)と不倫しながらも、佐和子の不倫を疑って不安になり、ついには佐和子が教習を受ける自動車教習所にのり込んでしまう俊夫。のり込んだはいいものの、声をかけることはできず、旗に隠れながら、また、スマホのカメラで佐和子の乗る教習車を探すなど、佐和子の様子を伺うその姿は、情けないのにかわいくも見えてしまう、まるで漫画の1コマのようなシーン。堀江貴大監督は俊夫という役の演出について、「俊夫に関しては、苦しめば苦しむほど、滑稽な雰囲気になって欲しいと思っていました。本人的にはシリアスな状況になっているのに、傍から見るとその姿が面白みがあるように見せたい、と撮影前に柄本さんと話しました」と明かす。そんな監督の俊夫像を見事に演じた柄本さんのどこかコミカルで憎めない俊夫の姿が、単なるドロドロの不倫映画ではなく、どこかクスッと笑ってしまう面白みを感じる大きな要因となっている。ドラマでは優男のイメージがあり、主演映画『心の傷を癒すということ』『痛くない死に方』の医師役ほか、公開待機作品『真夜中乙女戦争』(二宮健監督)では、圧倒的カリスマ性で他人の心を一瞬で掌握してしまう謎の男“黒服”を演じる柄本さんだが、本作でのツッコミどころ満載の魅力的な愛されキャラ “俊夫”の演技も見逃せない。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年07月17日黒木華・柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のポスタービジュアルと予告編が解禁。金子大地、奈緒ら追加キャストと主題歌が明らかになった。本作は、話題を呼んだ『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』などを輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018」の準グランプリ作品の映画化。今回発表された追加キャストとして、佐和子(黒木華)が通う自動車教習所の先生役には、主演映画『猿楽町で会いましょう』、『サマーフィルムにのって』など出演作が続き、来年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も控えている金子大地。佐和子の担当編集者・千佳役に、ドラマ「あなたの番です」以降も「姉ちゃんの恋人」『みをつくし料理帖』『劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班』と多彩な演技が注目を浴びている奈緒。さらに佐和子の母親役に風吹ジュンと、映画、ドラマ、舞台と幅広い分野で活躍する実力派俳優陣が集結。劇中漫画を漫画家・アラタアキと「サターンリターン」(小学館刊)が好評連載中の鳥飼茜が担当している。今回解禁となる予告編は、結婚5年目を迎えた夫婦の穏やかな買い物シーンから始まった直後、「でも彼には別の女がいた」と夫・俊夫(柄本佑)の不倫が明かされるところから始まる。新連載のテーマを「不倫」にするという黒木さん演じる妻・佐和子のセリフに、平然を装う俊夫だったが、佐和子が描き始めた、現実そっくりの不倫漫画を読み進めていくうちに、日に日に追い詰められていく。「漫画だよ、漫画。フィクション!!」と自分に言い聞かせる俊夫だが、漫画には自動車教習所の若い先生(金子大地)と佐和子の笑いあうカットやキスするカットなど、秘めた関係の描写が次第にエスカレート。「佐和子も不倫をしているのか?自分の不倫はバレているのか?」と慌てふためく俊夫の姿からは、コミカルな展開も垣間見ることができる。佐和子の描く新作漫画は、「現実」か「創作」か。夫婦のウソとホンネが交錯する究極の心理戦は、観客を混乱の渦へと巻き込む予想もつかない展開へと向かう。主題歌を担当するのは、今年4月にメジャーデビューしたばかり、1stシングル「ここで息をして」は人気TVアニメ「東京リベンジャーズ」のエンディング主題歌として話題となり、その多彩なソングライティング・センスで多数のアーティストに楽曲提供も行い、2021年ブレイクアーティストとして注目されているシンガーソングライター・eill(エイル)。予告編中盤からは、eillの甘く切ない歌声で歌い上げられる竹内まりやの名曲「プラスティック・ラブ」が「さて、夫はどんな顔をするだろうか?」という佐和子の謎めいたセリフと相まり、深い余韻を残している。同じく解禁となったポスタービジュアルは、冷静な顔でこちらを見つめる黒木さんと柄本さんの表情に加えて、アラタアキによる汗をかき焦った表情の柄本さんのイラストが印象的。「その不倫、ぜんぶ描く。」というキャッチコピーも痛烈だ。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年05月20日俳優の仲里依紗さんが、2021年5月15日に放送されたバラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)に出演。同じく俳優で夫の、中尾明慶さんとの結婚秘話を明かしました。仲さんは、同年4月18日に中尾さんと結婚8周年を記念して食事に行ったことをInstagramで報告しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 仲里依紗 RIISA NAKA(@riisa1018naka)がシェアした投稿 ケンカをしながらも、仲むつまじい姿は「理想の夫婦」と呼ばれることも。しかし、そんな仲さんですが「好きな人はできたことがない」といいます。中尾さんと結婚した経緯をこのように明かしました。なんか好きとか「ウェー…」みたいな感じで。「ウケるんだけど~」っていっちゃって、延長で結婚してますね。あざとくて何が悪いの?ーより引用好きという恋愛感情ではなく、中尾さんとは波長があうため、結婚を決めたという仲さん。自分自身でも「なんでだろう」と、コメントしていました。また、出演者の田中みな実さんから「好きっていわないんですか」と問われた仲さん。中尾さんに「好きなの?」と聞くと、返答は…。「なーに!好きだよ!?」みたいな感じで、「ウケる!」みたいな感じ。あざとくて何が悪いの?ーより引用照れながらも、「好き」と答えてくれるという中尾さん。それでも、すぐに「ウケる!」と、2人ならではの軽い雰囲気に包まれるようです。ネット上では、仲さんと中尾さんの関係に憧れる声も寄せられていました。・仲さんたちみたいな結婚が、一番理想的なのかも。・『仲のいい友達』という感覚で結婚できるのは、いいな。毎日が楽しそう!・結婚するのに『好き』という感情だけではなくて、仲さんみたいな考え方も必要だと思う!結婚の決め手は人それぞれ。恋愛感情だけではなく、波長や価値観が合う人と結婚するのも1つの選択肢です。仲さんと中尾さんの結婚の考え方やとらえ方も、「理想の夫婦」と呼ばれる理由なのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月16日永瀬廉(「King & Prince」)、池田エライザ、柄本佑らが出演する映画『真夜中乙女戦争』が先日、無事クランクアップを迎えたことが分かった。本作は、“私”が、謎の男“黒服”と運命的に出会ってしまったことから、“真夜中乙女戦争”という名の“東京破壊計画”に巻き込まれていくまでの成長と恋愛、そして内なる戦争をスリリングでサスペンスフルに描く、かつてない青春物語。物語のシンボルとなる東京タワーをはじめ、東京の街を舞台に3月下旬から4月にかけて都内近郊にて撮影が行われ、“黒服”役の柄本さん、“先輩”役の池田さん、“私”を演じる永瀬さんの順でオールアップし、今回無事クランクアップを迎えた。柄本さんの最後の撮影は、“私”と“黒服”が初めて出会う場面。不思議な運命の出会いによって、“私”の退屈な日常は一変する。撮影を終えた柄本さんは「撮り切れて感慨深い思いです」と言い、「どんな映像になっているのか、どんな永瀬さんを見れるのか、どんなエライザさんが見れるのか、誰もが共感できる要素のある青春映画だと思うので出来上がりが楽しみです」と完成に期待。また翌日は、“私”と“先輩”のクライマックスへ向けての重要なシーンが撮影され、池田さんはこのシーンにてオールアップ。「連日天候も朝から夜から気温が全然違う中、体力もかなり奪われて、本当に大変な日々だったと思います」とふり返りながら、「毎日この現場を楽しみに生きていました。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。さらに同日、永瀬さんは教授に反抗する大学教室で長いセリフを投げかけ、最後は息を荒げ人込みを駆け抜けるシーンで撮影を終えた。「とても撮影を楽しみにしていましたが、実際入ってみるとあっという間でした。刺激的な毎日で、皆様のおかげで充実した撮影期間だったと思います」とコメントした永瀬さんは、「佑さん、エライザさんと共演したことでとても刺激を受けましたし、なにより、二宮監督が丁寧に色んなことを教えてくださったりもしたので、改めてこの1ヶ月間たくさんの方々に支えていただていたと感じました。キラキラ、キュンキュンでもないダークな世界観で、撮影方法や美術も見たことない作品に仕上がると思うので楽しみです」と話した。『真夜中乙女戦争』は来冬公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:真夜中乙女戦争 2022年冬、全国にて公開予定©2021「真夜中乙女戦争」製作委員会
2021年04月30日2021年3月からスタートした、バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)は、お笑いコンビ『麒麟』の川島明さんと、田村真子アナウンサーがMCを務めています。同年4月26日の放送回で、体調不良を原因に、休みを取った田村アナ。翌日の放送では、元気な姿を見せました。番組の冒頭に、田村アナは「新型コロナウイルス感染症が流行している中で、体調が優れなかったため、大事を取って休みをもらった。今は回復し、感染の疑いもないことを確認済みです」と報告。すると横に立っていた川島さんは、田村アナに向かって「おかえりなさい」といい、スタジオの共演者に向けて、こう声をかけました。本当になんか、もうね、ちょっと違和感があったら休んだほうがいい時代です、今は。みなさんも、なんかちょっと前髪が決まらなかったとか、ちょっと靴ずれだと、そういう時も、全然休んでいただいて結構なんで。ラヴィット!ーより引用川島さんは、場の雰囲気を和ませるように、笑いをまじえて「何か体調に違和感があれば遠慮なく休みを取ってほしい」と伝えます。出演者であるお笑いタレントのビビる大木さんが「本番中にネタがすべったら、途中退席をしてもいいか?」と冗談をいうと「本番中にすべって具合が悪くなるのは『お笑いタレントあるある』なんで、すぐ帰っていただいて結構です」と答えました。最後に、川島さんは周囲に対してこうメッセージを送ります。来やすい、休みやすい職場にしましょう。ラヴィット!ーより引用田村アナを労わるだけでなく、周囲にとって働きやすい環境を望む川島さんの発言は、ネット上で反響を呼びました。・川島さんの発言が優しくて、すごいよかった。・和んだ。私も前髪が決まらないので、休んでもいいかな…。・川島さんのこういうところが好き。上司になってほしい。かつては「多少の体調不良なら、休まずに働く」という風潮がありましたが、本来、体調が優れない際は身体を休め、治すことが最優先です。また、新型コロナウイルス感染症がまん延する現代では、少しでも異変を感じたら人との接触を避ける行動を心がけ、感染拡大を防ぐことに注力すべきでしょう。川島さんのいうように、体調不良の際は、遠慮せずに休みを取りやすい職場の環境を作っていけたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月27日多部未華子が主演する映画『空に住む』のデジタル配信とBlu-ray&DVDのリリースが決定した。昨年10月に全国公開された本作は、作詞家・小竹正人の同名小説と、原作とともに誕生した「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の楽曲「空に住む~Living in your sky~」の世界観を基にした物語。孤独を抱えたヒロインを軸に、現実と夢の間で揺れ動きながら、新たな人生を見出していく女性たちの姿を描き出す。多部さんが、両親の急死を受け止めきれないまま、叔父夫婦の計らいでタワーマンションの高層階で暮らすことになる直実を演じ、直実の後輩で複雑な事情を抱えた妊婦・愛子を岸井ゆきの、叔父夫婦を鶴見辰吾と美村里江が演じているほか、岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHHRES from EXILE TRIBE)、岩下尚史、高橋洋、大森南朋、永瀬正敏、柄本明らが出演している。今回リリースが決定したBlu-rayには、撮影の裏側を追ったメイキング映像や、完成披露舞台挨拶、青山真治監督と黒沢清監督のトークショーなどを収めたイベント映像などの映像特典に加え、リーフレットも封入される。『空に住む』デジタル配信は5月1日(土)よりAmazon Prime Videoにて開始。Blu-ray&DVDは8月4日(水)リリース(同日DVDレンタル開始)。(cinemacafe.net)■関連作品:空に住む 2020年10月23日より公開©️2020 HIGH BROW CINEMA
2021年04月27日藤原竜也が主演、柄本明が演出と出演を務め、松井周の書き下ろし脚本で話題沸騰となった舞台「てにあまる」。WOWOWで2021年1月5日(火)に生中継した舞台を4月18日(日)15:00から放送することが決定。その放送に先立ち、1月8日(金)の舞台を終えた後の藤原と柄本に直撃したインタビューが到着した。本作はある家族を描きながら、人間という動物のあらがえない欲望を見つめるサスペンスドラマ。脚本は、2011年に岸田國士戯曲賞を受賞し、主宰する個人ユニット、サンプルで活動する劇作家の松井による書き下ろし。柄本も大きな信頼を寄せる松井独自の視点で、“どのような人間関係も、それぞれがオリジナルでしかない”という真理をあぶり出す。自身の劇団で数多くの作品の演出を手掛けている柄本が演出を担い、出演者としても、その才能を認めた藤原と親子を演じ、心理的戦いを繰り広げる。そして、俳優として成長を続ける高杉真宙、本作が舞台初出演となる佐久間由衣と、若手実力派キャストも集結。確かな演技力を持つ4人の役者が織り成す、濃密な会話劇に期待してほしい。■柄本明&藤原竜也インタビューーーお互いの印象をお聞かせください柄本:(舞台での共演は)これで2度目です。演出は初めてですけど。藤原:(柄本さんはけいこ場を)面白そうに見ていましたよ。演出して視界を広くして自分も出るというのは僕もやったことないし、大変なことやっているなと思いながら柄本さんのことを見ていました。楽しかったです。ーーけいこ場の雰囲気はどんな感じでしたか?藤原:柄本さんの演出は、的確にというか、自分が芝居的にはしってしまったり勢いづいてしまった時にうまく修正してくれますし、難しい台本だったので柄本さんが僕ら役者を救ってくれた感じです。この難しい本に対して、俳優という立場で僕らを導いてくれたのはうれしかったです。柄本:難しい本でした。(藤原を指して)この人で救われましたよ。この人じゃないとダメだったね。とにかくスピードがある。藤原竜也という人を見ていて思うのは、「あ、藤原竜也なんだな」ということがものすごく刻まれます。ーー本作は松井さんの書き下ろしです。台本を最初に読んだ時の感想は?柄本:松井さんとは初めてで何度も話したし、うちのけいこ場にも来てもらい芝居も見にきてもらいました。僕はいつもそうなのですが、人が書いているものだからわからないですよ。それは、松井さんの本でなくても。それと、スマートフォンが芝居に出てくるとか世代を感じたかな。ーーお気に入りのシーンやセリフは?藤原:僕が最後に柄本さんにスマートフォンを渡すとき、心の中で「今日も1日終わりました」と言っていました。そこですね。柄本:まだまだ僕なんかせりふが言えていない感じだから、たまに何回かやっていて自分が思わなかった声に出会うとうれしいですね。【番組情報】舞台「てにあまる」放送・配信日:4月18日(日)15:00より、WOWOWライブ・WOWOWオンデマンドにて放送&配信収録⽇:2021年1⽉5⽇収録場所:東京 東京芸術劇場 プレイハウス<スタッフ・キャスト>脚本:松井周 / 演出:柄本明出演:藤原⻯也、⾼杉真宙、佐久間由⾐、柄本明番組URL:
2021年04月12日黒木華と柄本佑が、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(9月10日公開)に出演することが26日、明らかになった。同作はTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018 準グランプリ受賞作品で、脚本・監督は、4月スタートのBSテレ東のドラマ『高嶺のハナさん』でも監督を務め、ドラマ・映画と活躍の場を広げている新進気鋭の映画作家・堀江貴大が務める。少女漫画家・佐和子(黒木)の新作漫画のタイトルは「先生、私の隣に座っていただけませんか?」それは、結婚5年目になる佐和子の夫・俊夫(柄本)と編集者・千佳との不倫現場をリアルに描いたものだった。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へ急展開。完全な創作か妄想か、それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか、恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく。黒木は漫画家の佐和子を演じ、柄本は佐和子の夫で同じく漫画家の俊夫を演じる。「現実と漫画の世界、ウソとホンネが交錯する漫画家夫婦の心理戦」に加え、誰しもが身に覚えのある男女感のズレがユーモラスに描かれ、「結婚5年目夫婦」の“あるある”も、大きな見どころのひとつ。さらに、劇中漫画を漫画家・アラタアキと鳥飼茜が担当する。○黒木華 コメント脚本を最初に読んだ時、漫画部分と実写映像部分の繋がり方が面白いなと思い、どういうふうな映画になるんだろうと楽しみでした。ミステリーのようにドキドキする場面もあるので、二人の漫画家の行先を是非楽しんでください。○柄本佑 コメント堀江監督のホンは非常にウェルメイドで、出来上がるまでどんな映画になるのか予想のつかないものでした。そんな中切磋琢磨してできあがった映画は、想像をこねくりまわすものと仕上がっていると思います。フラットにお楽しみ下さい!○脚本・監督:堀江貴大 コメント素晴らしいスタッフキャストの皆さんの力が合わさって、虚実入り混じるミステリアスな夫婦映画が完成しました!“佐和子”という底が知れない人間を、黒木華さんがキュートさとクールさという二面性を持って繊細に表現し、物悲しくも恐ろしくもあるキャラクターが誕生しました。そして、恐怖と嫉妬にもだえ苦しむ“俊夫”という人間を、柄本佑さんが時にカッコ良く、時にカッコ悪く、愛嬌たっぷりに演じてくれました。この漫画家夫婦の一風変わった夫婦喧嘩の行き着く先はどこなのか。ニヤニヤヒヤヒヤしながら、楽しんでご覧いただきたいです!(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年03月26日北村一輝、松嶋菜々子、柄本明が映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』に出演することが分かった。あわせて、特報映像とティザービジュアルも到着した。今回発表された豪華俳優陣が演じるのは、本作では貴重な(!?)人間たち。寺田心演じるケイの先祖にあたる伝説の妖怪ハンター・渡辺綱を、今クール特に反響の大きかったドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」へレギュラー出演していた北村さん。ケイの母の礼香を、「やまとなでしこ」「救命病棟24時」シリーズなどいまなお根強く愛される数々の大ヒットドラマに出演してきた松嶋さん。突如現れた妖怪獣と最初に遭遇することとなる老人役を柄本さんが演じる。北村さんは「久しぶりの三池組への参加は故郷のような安心感がありました。やはり三池組は最高です!」と参加した感想を述べ、松嶋さんは「主人公寺田心くんのお母さん役で人間でしたが、内心は妖怪になってみたかったです(笑)。三池監督の描かれる妖怪スペクタクル、ぜひご期待ください」とコメントしている。ほかにも、ケイの弟・ダイ役には子役の猪股怜生が決定。ケイと共に“宿命の兄弟”として戦いに巻き込まれていく、重要な役どころだ。到着した映像では、妖怪獣を打ち倒す勇者として選ばれたケイだが、恐怖のあまり固まってしまう、弱気な少年ぷりが伺える。そして、妖怪たちの総大将・ぬらりひょん(大森南朋)、華麗な剣裁きを披露する謎多き剣士・狐面の女(杉咲花)、狸の大軍を率いてバイクを走らせる人間嫌いの狸の総帥・隠神刑部(大沢たかお)をはじめ、姑獲鳥(安藤サクラ)、猩猩(大倉孝二)、天狗(三浦貴大)、雪女(大島優子)、天邪鬼(赤楚衛二)ら妖怪たちが続々と登場している。またティザービジュアルは、個性豊かな妖怪たちを背に、勇ましい表情のケイの姿が写し出されている。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年公開予定©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
2021年03月23日Amazon日本文学カテゴリでベストセラー1位を獲得した、作家Fの初の小説「真夜中乙女戦争」が、永瀬廉(King & Prince)主演、池田エライザ、柄本佑共演で映画化決定。永瀬さんのコメント動画が公開されている。新鋭作家による、“平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京を破壊するまでの夜と恋と戦争”を描いた小説が原作となる本作。主人公の大学生“私”を演じるのは、大人気グループ「King & Prince」のメンバーとして活躍し、俳優としても『弱虫ペダル』で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、2021年度前期NHK朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」への出演を控えるなど、いま最も注目を浴びる永瀬廉。また、主人公がひそかに恋心を抱く、“かくれんぼサークル”で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”役には、今年公開を控える『騙し絵の牙』『賭ケグルイPart2』など多数の映画に出演、昨年は初の監督作品『夏、至るころ』も公開されるなど、幅広い分野でマルチな才能を発揮する池田エライザ。圧倒的なカリスマ性をもち、一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役には、数多くの映画作品に出演し、日本アカデミー賞、毎日映画コンクールほか各種映画賞を受賞、昨年は「知らなくていいコト」で“尾高沼”にハマる人が続出、現在放送中の日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」にも出演中の柄本佑。脚本・監督は、2017 年『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリービング ビューティー』で商業映画デビュー、『チワワちゃん』『とんかつDJアゲ太郎』などを手掛け、その表現力で高い評価を受ける29歳の俊英・二宮健。物語のシンボルとなる“東京タワー”をはじめ、東京の街を舞台に間もなく撮影開始される。原作・F「人間の本当を描くプロ中のプロ、二宮監督が作る」ことに期待永瀬さんは「二宮監督には何よりも“カッコイイ”映画にして、一緒に成長しようとおっしゃって頂きました。 撮影を経て、作品として完成した時に、最後にどんな“私”になっているのか...今まで皆さんが思い描いていた“永瀬廉”のイメージとは違っているはずです」と覚悟と期待感を覗かせてコメント。「なりたい自分がない、日々が退屈、友達もいない。自分と同世代の皆さんが抱える悩みの集大成のよう」と語るように、これといった夢や趣味や特技も、大学生活に迎合する器用さもなく、SNS もなにもかもが眩しく、虚しく、どうでもいいと無気力な日々を送る平凡な大学生 “私”が、謎の男 “黒服”と運命的に出会ってしまったことから、“真夜中乙女戦争”という名の“東京破壊計画”に巻き込まれていく。そこまでの成長と恋愛、そして内なる戦争を永瀬さんがどう演じるのか要注目。“先輩”役池田さんは、「ずっと正しく噛み合わないまま新たな動きを見せる歯車のなかで、争おうと生きる先輩を演じさせていただけることに感謝しています。優しく逞しく、嘘のないすっぴんな彼女になるのが楽しみ」と楽しみにしている様子。また、「二宮監督の現場は初めて」であり、「永瀬さんとも初めてです。池田さんもちゃんと絡むのは初めて」という柄本さんは「『初めて』はとても怖いです。でも、だから面白いんだと思います」と期待感たっぷり。原作者のF氏もまた、「人間の本当を描くプロ中のプロ、二宮監督が作る映画が面白くない訳がない。現代のアイドルを代表する永瀬廉さんには、いよいよこの度、ダークに、血まみれになって頂かねばなりません。池田エライザさんは今回どのように私たちを振り回してくださるのでしょう。危険極まる男を演じる柄本佑さんが放つ、男の色気にも大いに期待したい」とコメント。その原作に「綴られた言葉たちの魔法に魅せられ、未曾有のカタルシスに身がよじれるほどの衝撃を受け、『これは、必ず自分の手で映画にしなければならない』と、決意」したという二宮監督。「永瀬廉さんと『一緒に成長できる作品にしよう』と誓いを立て、池田エライザさんとは『この映画をありきたりな映画にはしない』と覚悟を共有し、柄本佑さんには『最高にカッコいい悪役になって欲しい』と思いを託しました。この3人と現場を共に出来ること、今からワクワクしています」と明かしている。『真夜中乙女戦争』は来冬、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2021年03月15日俳優の中尾明慶が先月30日、スピードワゴン・井戸田潤のYouTube公式チャンネル『ハンバーグ師匠チャンネル』に出演。動画「【本音】マブダチの中尾明慶くんと、お酒を飲みながら腹を割って色々話してみたら…【聞き上手師匠】」内で、バラエティ番組に出演することへの葛藤を打ち明けた。テレビのバラエティ番組にはもちろん、同チャンネルにもたびたび登場し、バラエティ力の高さを発揮している中尾。井戸田に、「中尾くんて、バラエティ対応がエグいよね。めちゃめちゃ上手いよね。ロケが終わるたびに、みんなで絶賛してんのよ。さすがだなって。中尾くんがいて、本当に助かりましたよって」と称賛されると、「本当ですか? 僕も思います。助けたなって(笑)」と照れ笑い。一方で、親しいプロデューサーから、「バラエティに出過ぎ」とアドバイスされることもあるそうで、「自分でも思ったこともあるんで。俳優業をやる上で、それってどうなのかな? と思った葛藤はありましたよ。でも好きだし、楽しいから……」と、正直な気持ちを吐露。ドラマや映画の番宣で、「出なきゃいけないときもある」と言いつつ、「バラエティ番組にちょっとでも出たことがあると、MCの人が優しくしてくれることもあって。話を振ってくれたり。だからやっぱり良いこともある」と話していた。
2021年02月09日俳優の中尾明慶が5日、YouTube公式チャンネル『中尾明慶のきつねさーん』で、映画化もされたTBS系大ヒットドラマ『ROOKIES(ルーキーズ)』を回顧し、共演した佐藤隆太について語った。「【まさかのあの人から】ウーバーイーツしながら変な質問に答えるよ」と題した今回の動画では、1月6日に自身のインスタグラムで募集した“変な質問”に中尾が次々回答。「630番目に好きな食べ物は?」や「前歯は何センチですか?」など、一風変わった質問は1,000件以上集まったという。動画の冒頭から「とびきりスペシャルな人からも質問来てる」「これは皆嬉しいと思う」と予告していた中尾だが、後半にその相手が『ROOKIES』で共演した佐藤であることを明かした。そんな佐藤から寄せられた質問は「湿布を貼る時に聞いている曲ベスト5を教えて下さいっ!!」。これには中尾も「バカだね、隆太くんバカだよ。隆太くん面白いわ」とつぶやき、耐えきれないかのように声を上げて笑う。先日、佐藤の舞台を見に行った中尾。「すごく素敵な話で。今こういう時期だから会えないけどね。遠目で隆太くんに会えた」と話し、「一緒に1つの作品を作った人が頑張ってるっていうのはすごいなぁって思うし、刺激にもなるし、俺も頑張ろうとも思う」と感慨深げ。そして質問に戻り「ベスト5って……これはもう、1本ですよ」と歌い出したのは『ROOKIES』の主題歌、GReeeeNの「キセキ」。当時の佐藤と、さらに桐谷健太の記憶を辿り、「あのとき、隆太くんとか健太くんとか……29とか30くらい? 今の俺くらいじゃん。俺は9個とか10個とか下で。あんな生意気な奴がいたのかと思うと本当に……」と溜めて「『隆太くんごめんなさい』としか思えない」と頭を下げた。最後に「そういう話したいな」と吐露し、佐藤へ「待ってます。隆太くん、待ってます」と熱烈なオファーを送った。
2021年02月07日俳優の中尾明慶が先月30日、スピードワゴン・井戸田潤のYouTube公式チャンネル『ハンバーグ師匠チャンネル』にゲスト出演。「【本音】マブダチの中尾明慶くんと、お酒を飲みながら腹を割って色々話してみたら…【聞き上手師匠】」と題された動画内で、自身のチャンネルに対する思いを語った。YouTube公式チャンネル『中尾明慶のきつねさーん』で、プライベート感あふれる動画を公開している中尾。井戸田に、チャンネル開設の理由を聞かれると、「ドラマや映画でお芝居してても、なかなか観てる人と近くなるというか、より近いファンになってもらえる機会が少なくて。そういう人が欲しかったです。純粋に、より近いファンが欲しくて始めました」と、熱い思いを吐露した。また、「映画や舞台をやっても、人を呼ぶって難しいじゃないですか。テレビドラマでどんなに有名になっても、舞台やりますって言ったときに、人が来てくれないっていうのも見えてた」と話し、自身のYouTubeをきっかけに、「(ドラマや映画、舞台を)観てみようかなっていう人が、一人でも増えたらいいな」という、役者としての思いも打ち明けた。さらに、「結構、真面目なところで始めたんですよ。芸能界も含めて、やっぱりこの先、どうなっていくのか分からないじゃないですか。お芝居ができる環境がいつまであるかも分かんないし」と、真剣な表情で語った中尾。そういった考えから、「自分で生み出せる力を勉強したい」といい、「全部、自分でやろうと思ったものがやれる。YouTubeはそれが面白いです」と、笑顔で話していた。
2021年02月05日EXILE/三代目JSOULBROTHERSの岩田剛典が主演を務める、dTVオリジナルドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~』の本編映像が2日に公開された。同作は行成薫による同名小説の実写映画化作『名も無き世界のエンドロール』のその後を描いたオリジナルドラマ。映画の公開と同日の1月29日より映像配信サービス「dTV」にて全3話配信されている。この度、岩田演じるキダとドラマ版オリジナルキャスト・ミチル(松井愛莉)の出会いのシーンの本編映像が公開された。映画のラストから半年後を描いた同ドラマは、映画から引き続き岩田を主演に迎え、目の前に現れた1人の女性との出会いを通して、命を賭けた交渉に再び臨んでいくキダの姿を描く。映画でキダの幼馴染みでありバディでもあるマコト(新田真剣佑)との意外な繋がりを持つ謎の女性・ミチル役に松井、ミチルが働く裏組織のトップで恐怖で人を支配するケイ役に、ミュージシャンとしても熱狂的に支持され圧倒的な存在感を放つ金子ノブアキと、ドラマ版の豪華オリジナルキャストが出演。また新田真剣佑、山田杏奈、石丸謙二郎、柄本明と映画出演キャストも再び集結した。原案はキャラクターたちの生みの親である原作者の行成薫が書き下ろし、映画の”その後”を丁寧に描写。映画でも監督を務めた佐藤祐市が総監督を務め、映画の世界観をそのままに、ドラマとしてもう一つのエンドロールを作り上げた。尚、本作の主題歌も、映画同様に須田景凪の「ゆるる」を起用している。公開された映像では、”ある出来事”を経て闇の交渉屋の仕事からも遠ざかり、生きる希望を失っていたキダが空虚さを抱えビルの屋上にひとり佇むキダのことをミチルが見つけ、思わず「何があったのか知らないけど、死んじゃだめだよ」と励ましの言葉をかけるが、キダはその声には振り向きもしない。しかし初対面のはずのミチルが発した次の言葉はキダとマコト、そしてヨッチ(山田)の幼馴染たちにとって、運命を変えた大切な言葉だった。映画『名も無き世界のエンドロール』で幼馴染たちが口にした「一日あれば、世界は変わる」という言葉がキーワードとなり、再び運命が錯綜する。何故ミチルは幼馴染以外知るはずのないこの言葉を知っていたのか、そして偶然出会ったミチルとの関わりで再び危険な交渉に挑むキダの運命に注目となっている。
2021年02月02日1月29日(金)より公開される映画『名も無き世界のエンドロール』。この度、最大の見せ場のひとつでもある、新田真剣佑演じるマコトのプロポーズシーンの一部が公開された。本作は2012年「小説すばる新人賞」を受賞した、行成薫の同名小説を原作としたサスペンスエンタテインメント。主演の岩田剛典演じる主人公キダと、新田真剣佑演じる幼なじみのマコトが表裏一体のバディとして、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”を実行する。キダは裏社会、マコトはキダの力を借りながら表社会の会社経営者として、10年もの歳月をかけ、それぞれのし上がり住む世界の違う女性に近づいていく。そんな物語のカギを握るふたりのヒロイン役を山田杏奈と中村アンが務め、そのほか石丸謙二郎、大友康平、柄本明などベテラン勢も集結した。1月27日が「求婚の日」ということにちなんで公開された映像は、衝撃のラスト20分へと続く重要なシーンの冒頭場面。マコトにとって、かつては高嶺の花であったリサ(中村アン)に1本の薔薇を差し出す手品を披露するシーンから始まる。リサがその薔薇を手に取ると、マコトの手から次々と万国旗が飛び出す。すると何かに気付いた様子のリサ。それは10年前にマコトが初めてリサと出会った時に彼女の気を引こうと行ったドッキリの再現、という粋な演出だった。マコトはこの日の為に当時勤めていた板金塗装屋を飛び出して、10年間血を吐くほどに働き、ついには社長までのし上がったことを告白。「一緒になりたくて頑張ったんだ」というマコトに、リサは「こんなことをしてくれた人はマコト以外にいなかった」と感動の表情を見せる。さらにサプライズは続き、マコトの「花についてる紐を引っ張って」という言葉に従い、リサが万国旗の紐を引くと、そこには……。この華麗でロマンチックなプロポーズから、一体どのような衝撃のエンドロールを向かっていくのか?それは劇場でぜひ確かめてほしい。『名も無き世界のエンドロール』1月29日(金)全国公開
2021年01月27日