私は毒親育ちで、結婚と同時に実の親と縁を切りました。夫と新しく作った家族は温かく、毎日が幸せそのものなのですが、私にはひとつ大きな不安があるのです。それは「子ども」について。実母との関係もあり長年子どもが欲しいと思えなかった私ですが、最近になって心情に変化が合ったのです。でも、私と夫との間では子どもの話はなんとなくタブーとなっていて……。 毒親に育てられた結果母と2人暮らしだった私は、母の毒を一身に浴びて育ちました。母の口ぐせは「子どもなんて産むもんじゃない」「あんたなんて産まなきゃよかった」。実家を出るまでの間に私は、母の口から出たテレビドラマのセリフのような暴言を数えきれないほど聞かされました。 実際、母はいつも怒っており、私は母の笑顔を覚えていないほどです。私を育ててくれた母は、いつもとても不幸そうに見えました。 そんなこともあり、子どもの虐待を伝えるニュースで「容疑者もまた虐待を受けていた過去があり…」という言葉を耳にする度に、私の中で「子どもをつくってはいけない」という思いが強くなっていきました。 まだ言語化できない「子ども」の話夫と結婚したのには、「子どもにはあまり興味がない」という夫の言葉に救われたことも関係しています。「この人と2人きりで年をとるのもいいな」と思える人に出会えたのは、私の人生において初めてのことでした。 でも結婚して3年が過ぎると、私の心に「愛する夫との子どもが欲しい」という気持ちがほんの少しだけ芽生えたのです。毒親に育てられた私と、子どもに興味がない夫。私たちの間ではなんとなく子どもの話はタブーになっていて、子どもを作るかどうかを真剣に話し合ったことはありません。 私自身の気持ちもはっきりしていなかったため、私は「子どもが欲しいかもしれない」と思い始めたものの、夫に打ち明けるのを躊躇してしまったのです。 私の気持ちの変化に気づいた夫私の心に変化があったころ、夫の親友に子どもが生まれました。夫婦間で子どもについての話し合いを持てていない私は、赤ちゃんの顔を見に行くことがどうしてもできず、お祝いの席には夫ひとりで行ってもらいました。 その後、なぜかよく親友宅に行っては子守りを手伝うようになった夫。帰ってくると夫は「子守りも少しずつ慣れてきたよ」とか「今日は赤ちゃんがこんなことをしてかわいかった」と話してくれます。もしかしたら夫は私の心の変化に気づき、いずれ私と子どもを持つことを視野に入れ、私に対して「子どもを作ってもいいよ」と暗に伝えてくれているのかもしれません。 夫の包み込むようなやさしさに触れた今、私は子どもを持つことに少し前向きになってきています。 私が読んだ本によると、子ども時代の自分を癒やすには、想像の中で自分がどういうふうに育てられたかったのか、イメージするといいそうです。その過程を踏めば、負の連鎖は起きないと言われているのだそう。今の私は過去と向き合い、自分が少しずつ前へ進んでいけるよう努力しています。いつか夫との子どもに恵まれたら人格や存在を絶対に否定せず、精一杯子どもを愛せる親になりたいと思っています。 著者/つちやです作画/霜月いく イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 霜月いくマンガとイラストを描いてます。
2022年10月04日心理カウンセラーの資格を持つ毒親マンガの作者の指示で、「どうして私はお兄ちゃんと同じ愛情を貰えなかったの?」と、イメージするお母さんへ問いかけたM美さん。次にお母さんの代わりにM美さん自身が返事をすることになると……「私から旦那を奪ったM美が憎い。どうしてもかわいいと思えない」と、イメージしたお母さんで答えたM美さん。その後、また別の場所・違う視点からお母さんを客観的に見たM美さんは、「自分の弱さに負けてアルコールに逃げた、みっともない人……」と感想を述べると……? 毒母に認められたかった… 「でも……それでもあなたの娘は、あなたに愛されたかった!」涙を流しながらお母さんへ訴えるM美さん。M美さんの言葉を聞きいたパパも、涙がこぼれました。 「認められたかった! 存在しているということを! 一度でいいから!」「私は知らず知らずのうちに、母からもらえなかった愛情を歪んだ方向に求めてしまったの……?」 泣きながらお母さんへの想いを吐露するM美さんへ、「愛されたい、認められたいのは誰だって同じだよ。俺たちの娘ちゃんだってそうだ」パパは手を差し伸べました。 「娘ちゃん! 今の私は娘ちゃんと接するのが怖い! 自信がない……」「でもこのままだと娘ちゃんも私と一緒になってしまうんじゃないだろうか……」不安になるM美さんへ、「自信がないのは俺だって同じだけど、周りに助けてくれる人がいるからやっていけるし、娘ちゃんと一緒に自分も親として成長できているんだなって感じる」パパは励ましの言葉をかけました。 “助けてくれる人”という言葉を聞き、いつも支えてくれる義両親のほか、「いつでも相談してください」と言ってくれた保健師さん、駅で娘ちゃんの命を救ってくれたおじいさんのことをを思い出し、後悔するM美さん。 そんなM美さんに、過ちに気づけただけでも前進だと励ますパパは、そんなことをしたのも原因があると断言しました。その原因は依存症で、さらに“ただの依存症”ではないと説明し始め……!? やはり子どもはどんな親でも、どんなに虐げられても愛されたいんですよね……。M美さんは幼いころに母親から存在を認めてもらえなかったため、埋められなかった承認欲求をSNSで満たしていたのかもしれません。さらに、今まで手を差し伸べてくれた人、助けてくれた人は“自分を責める敵ではなかった”と、ここで初めて気がついた様子。パパによるとM美さんは“ただの依存症ではない”とのことですが……現状から抜け出せるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年09月11日別居中のパパが同席する元で毒親マンガの作者と通話し、幼少期のことを話し始めたM美さん。「私の母親はひどいアルコール依存症でした……」M美さんが生まれる前に離婚し、それ以来お酒に依存するようにったお母さんは……3歳のM美さんを無理矢理ダンボール箱へ入れたり、小学生のM美さんを毎日殴って虐待していました。学校ではみすぼらしい身なりをからかわれるようになったM美さん。でも、それ以上に深刻だったのが、空腹でした……。 母の命令で生きるために罪を犯し… 「スーパーに行って自分で盗ってこい!」犯罪を指示するM美さんのお母さん。「そんなことできないよ。怖いし、それに捕まっちゃう!」 M美さんの家はとても貧乏でした。お母さんは働かず、生活保護を受けていた可能性があると語るM美さん。空腹に耐えかねて近所の墓地のお供え物を食べたり、他人の家の盛り塩を舐めたり……もっとひどいときはアリを捕まえて食べていました。 そんなひどい環境で、幼いM美さんへ犯罪を指示するお母さん。「いいから早くお兄ちゃんの牛乳も一緒に盗ってこい! 殴るぞ!」「わかったからぶたないでぇ」逆らえなかったM美さんは、スーパーへひとりでやって来ました。 手ぶらで帰っても、店員さんに見つかって盗ったことがバレても殴られる……嫌だ……こんなことしたくない……! それでもお母さんに逆らえないM美さんは、とうとう店のものを盗んでしまいました。初めてものを盗んだとき、罪悪感と恐怖でいっぱいだったと語るM美さん。それでも、生きるために盗んだものを食べていました……。 「こんな犯罪話を旦那にできるわけありません。今まで過去のことを言わなかった原因のひとつはこれです」暗い顔で過去を振り返るM美さん。 そして幼いころのM美さんの家には、たびたび市の職員や児童福祉関係の人が訪れ……? 幼いときは常に空腹だったM美さん。働かないお母さんは、M美さんに万引きを命令していました。母親の話をすることは、日常的に虐待を受けていたこと、自分が犯した罪を話すことになるため、M美さんは過去のことを話せませんでした……。福祉関係の人が、幼いM美さんを救い出してくれると良いですね。 ※万引きは窃盗罪です。また、犯罪を犯すように指示・命令した人も教唆犯となり、罪に問われます。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年09月04日新型コロナは急拡大しているものの、3年ぶりに行動制限のないお盆。感染対策をして帰省する人も多いのではないでしょうか。久しぶりに会う親は「急に老けた」と感じるもの。介護や認知症が頭をかすめたら、親の資産を守る対策を。そこで、親の資産を守る手続きについて、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれましたーー。【1】資産の取りまとめ預貯金の通帳、保険証券、不動産の権利書、各種契約書など、お金が絡む書類が実家のどこにあるか知っていますか。この機会に、それらを整理しましょう。親には「これから安心して暮らすための資産の棚卸し」と話してみて。預貯金以外の資産を可視化することで、老後資金の不安を払しょくできる方もいるでしょう。子どもとしては、大切な書類のありかがわかればOK。万が一の際、家じゅうを探しまわる面倒から解放されます。特に’24年4月から相続不動産の登記が義務化されるので、不動産の権利書はしっかり確認しておきましょう。【2】貸金庫の利用重要書類や高級な金品などの保管には、銀行の貸金庫がおすすめです。資産家でなくても高齢者宅にはタンス預金が多く、盗難や振り込め詐欺に遭う一因です。貸金庫の鍵を親が持つことにすれば、親のプライドを傷つけることなく、大切なものを一括して保管できます。使用料はサイズにより年1万~2万円かかりますが、大きな安心が手に入ります。■勇気を出して親とお金の話を【3】預貯金や保険の代理人手続き親が入院などで預貯金の入出金などができない場合でも、事前に子どもなど家族を代理人に指名して、代理人キャッシュカードを発行しておくと安心です。「暗証番号を聞けば親のカードが使える」と思いがちですが、本人以外がキャッシュカードを使うのは本来NG。また、施設入所の費用など、ATMの限度額を上回る出金がしたい場合にも困ります。代理人指名の手続きは、預金者本人が銀行で行います。必要書類や代理人が同行するかなども銀行によりますから、お問い合わせを。同じように、生命保険や医療保険でも代理人を指定できます。本人が認知症などで保険金請求ができなくなっても、指定された代理人なら保険金を請求できます。どちらも認知機能が低下してからでは手続きできません。「早すぎる」今がちょうどいいのです。【4】地域包括支援センターの確認高齢者は「介護のお世話になるのはもっと先」と考えるものですが、転倒して骨折し、入院生活で認知症を発症などといった事態が明日起こる可能性も。お世話になるかもしれない地域包括支援センターを、親子で確認しましょう。お金の話は親子でもしづらいものですが、先延ばしの末、手遅れ……では困ります。親の資産を守るのは、親が楽しく長生きするために必要なこと。「新型コロナの恐怖もあるから」と勇気を出して切り出してみましょう。【PROFILE】荻原博子身近な視点からお金について解説してくれる経済ジャーナリスト。著書に『「コツコツ投資」が貯金を食いつぶす』(大和書房)、『50代で決める!最強の「お金」戦略』(NHK出版)などがある
2022年08月19日私の実親は父母ともに毒親です。こういう風にはっきりと実親を「毒親」と捉えることができたのも、ここ最近の話。私は結婚を機に初めて実親と離れ、だんだんと自分が置かれていた環境が「おかしい」ということに気付き、やっと目を覚ましました。毒親からは離れたものの、「とある物」が1枚もなく、今は少し後悔している話をします。なくて意外と困ったものとは現在、実親とは「絶縁」とまではいかなくとも、年1回会う程度の疎遠状態。年1回しか会えないレベルの遠い場所に実家があるのかといえば決してそうではなく、電車で小一時間程度の場所にあるのですが、気持ち的な距離はすごく遠い存在です。 そんな疎遠の関係によって、今困っているのが「実親の写真や、私の子どもと実親が写っている写真が1枚もない」ということです。 保育園のアルバム作りで⋯本格的に悩み出したのは、下の子どもが保育園に入園したころです。園で「思い出アルバムを作りませんか」という話になり、子どもたちの0歳から今までの写真をまとめたアルバムを親が手作りしようという企画でした。そこで主任の先生が、「このアルバムは、今までお子さんがいろいろな人に愛されたとわかるように記録するために作成しますので、子ども単体でなく、おじいちゃん・おばあちゃんも含めたアルバムだとなお良いですね」と発言されたのです。 保育園の先生の発言に傷つくもちろん主任の先生は私の家庭環境についてはまったく知りませんし、私自身も実親が毒親だから疎遠になっているとはとても言えません。そんな背景もあったうえでの主任の先生の発言なので、そこまで気にとめる必要もないとは思いつつ、私はその言葉に非常に敏感になっていました。 さらに「祖父母など親族関係と縁が遠い子どもは愛が薄いのだろうか」などとマイナス思考に陥ってしまったのです。 現実と向き合わざるを得ない状況にそして、子どもと一緒に写る祖父母(実親)の写真が1枚もないことに向き合わざるを得なくなり、大変悲しい気持ちになりました。しかし、そのとき3歳になっていた上の子どもにおいては、私の実親の写真が1枚もないことで支障を感じたことは特にありませんでした。実親の写真が1枚もないことをそれまで気にもとめておらず、下の子どものアルバム作りの話が出るまで、私は実親のことがすっかり頭から抜け落ちていたんだなとも感じました。 私は今回の件を気に病んでいました。しかし、気に病むこと自体、まだ毒親の毒から抜け出せていないとも感じ……。だからあえて不参加ではなく、参加して精一杯与えられた機会を楽しみたいです。しかし、「せめて子どもと実親が一緒に写っている写真を1枚程度はおさめておけばよかったな……」と、今さらながら後悔しました。 著者:橋爪真理子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年08月15日多くの人が直面する親の介護問題。時間だけではなく、お金までかかったらたまったものではない。親の介護のコツは親のお金で行うこと。専門家が解説するーー。「“人生100年時代”といわれています。親の介護期間が長くなれば、そのぶん介護費用の負担も増加します。子どもが親の介護で苦しまないためにも、原則“親の介護は親のお金を使う”と決めておくことです。そうすれば、介護破綻を防ぐことにつながります」こう語るのは、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)の著者で、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、在宅介護にかかる自己負担額は、月平均で4万8,000円。施設介護の場合だと、月平均12万2,000円もかかるという。また、同調査における介護期間の平均は5年1カ月。全体の17.6%の人が「10年以上」介護をしているというから、長期化のリスクにも備えなければならない。「親の介護費用を過度に負担したことで、子どもの教育費などにも影響を及ぼし、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースも少なくありません」(太田さん・以下同)そこで太田さんに、世話をする子どもが損をせずに、親のお金で介護費を確保するための5ステップを指南してもらった。【1】親の財産を把握する「介護費用というのは、“いくらかかるかではなく、いくらかけられるか”が大事。そのためには、親の懐ろ事情を事前に知っておくことがとても重要となってきます」(太田さん・以下同)そもそも、親がどれだけお金を持っているか。ほとんどの子どもは知らないという。「親の年金額、預貯金、株、不動産、どのような保険に加入しているか、さらに借金の有無などを知っておくことで、どんな介護ができるか見えてきます」別居している子どもの場合、親が住民税課税世帯か非課税世帯なのかさえ、把握していないケースが多いそうだ。「もし非課税世帯であれば、医療費や介護費などの負担が軽減されます。ぜひ、親が元気なうちに財産の状況を聞いておきたいですね」しかし、普段からコミュニケーションが取れている親子なら聞きやすいが、そうでない親子も多い。子どもから突然お金のことを聞かれたら、怒りだしたり、戸惑ったりする親もいるだろう。「保険の話をきっかけにするのが有効です。たとえば、“私、〇〇という保険に入ったんだけど、お父さん(お母さん)はどんな保険に入っているの?”と聞いてみる。自分の情報を開示しながら、話を切り出せば、会話がスムーズになります。話の流れで、徐々に年金や預貯金の話に広げていく」また、親の確定申告を代わりにやることで、通帳や保険内容などをチェックすることもできる。もちろん、親に介護のことが心配だからと伝えて、ダイレクトに聞いてみるのも手だ。月々の年金額も含めた親の懐ろ事情が把握できたら、月にどれだけ介護に対してお金を使えるか、見えてくる。【2】代理人カードを作る要介護状態になれば、親は気軽に銀行に行けなくなるだろう。買い物や公共料金の支払いなど、日々の細かい支払いを肩代わりしているうちに、大きな負担になってしまうことも。「年金が振り込まれる親の口座のキャッシュカードをもう1枚作りましょう。これは本人以外の親族でもお金を引き出せる『代理人カード』と呼ばれるもので、多くの金融機関が対応しています。ただし、口座名義人が申請して作るものなので、親と相談したうえで、親が元気なうちに金融機関に同行して作っておきましょう」親のために使うお金は、親の口座から引き出したもので払おう。【3】「預かり金」の活用を検討する親からまとまったお金を預けてもらう方法もある。「たとえば、親の定期預金500万円を解約して、将来介護費用として使用するための“預かり金”として、新たに子ども名義の口座を作ります。その際、親子間で“覚書”を交わす。預かり金であれば、贈与税はかかりません。介護が始まったら、その口座から費用を出金する。親が亡くなった時点で残金があれば、そのお金は相続財産となります」相続や税金のトラブルを防ぐためにも、介護にかかった費用の明細と領収書は必ず残しておこう。【4】任意後見人契約を検討する本人に代わって財産管理や介護契約などを行うことができる「成年後見制度」というものがある。「この制度は、裁判所が後見人を選任する『法定後見』と、本人(親)が成年後見人を指名して契約する『任意後見』に分類されます。後者の『任意後見』は本人の意思によって決めることができるので、親が子どもを指名できます」親が元気なうちに、任意後見契約を結んでおけば、将来的に認知症になってからの財産管理や契約などをスムーズに行える。一方、「法定後見」の場合は、親の判断能力が低下したときに、成年後見人が必要と感じた親族らが申し立てを行って、裁判所が後見人を選任する。「必ずしも配偶者や子どもが後見人になれるわけではなく、面識のない弁護士や司法書士といった第三者がなるケースが多いようです」親の口座から介護費用を引き出したい場合でも、第三者の後見人にいちいちお願いして判断を仰がないといけなくなるという……。【5】地域包括支援センターに事前に話を聞く最後は、親が要介護になっても慌てないための情報収集!「はじめて介護をすることになると、不安や疑問、わからないことだらけです。各自治体には高齢者とその家族が気軽に無料で相談できる『地域包括支援センター』を設置しています。事前に親の住む地域にあるセンターに連絡して、親が要介護になったら“どんな介護サービスを利用できるか”“費用の軽減制度は?”など、介護に関するさまざまな情報をリサーチしておく。そうするといざ介護となっても慌てずに準備できます」長期化する介護期間を乗り切るためにも、親の介護は親のお金で賄う時代なのである。
2022年05月20日特別展「毒」が、東京・上野の国立科学博物館にて2022年11月1日(火)から2023年2月19日(日)まで開催される。「毒」がテーマの展覧会、国立科学博物館で初開催特別展「毒」は、国立科学博物館にとって初となる「毒」をテーマにした展覧会だ。この世界のあらゆるところに存在する毒を、各研究部門のスペシャリスト9名が徹底的に分析し、様々な「毒」世界を探求。「毒」は基本的に生体に対して害を与える物質として理解されているが、「毒」には多面的な要素があり、薬効を持つものもある。例えば人体に有用なものでも、摂りすぎると毒になることがあったり、アレルギー反応に見られるように、感受性の高低によっても毒性は異なっている。自然界のあらゆるところに存在し、様々な一面を持つ「毒」を動物学、植物学、地学、人類学、理工学と多角的な視点から掘り下げ、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料などを用いて解説。総展示数はおよそ250点と、見応えのある展示になっている。有毒生物の巨大模型や標本例えば、身を守るため、捕食のために用いられる有毒生物の「毒」のシステム・仕組みは、巨大模型や、剥製などの標本を使って説明。有毒な植物や毒虫、有毒爬虫類、有毒両生類などを一気に紹介していく。見所は、迫力いっぱいの“巨大模型”。ハブは実物の約30倍、オオスズメバチは約40倍、イラガは約100倍、セイヨウイラクサは約70倍サイズの巨大模型が会場に登場する。菌類による「毒」や人工「毒」もさらに、様々な中毒症状を引き起こす毒きのこをはじめとする、菌類による「毒」、鉱物など生物以外のものに含まれる自然界の「毒」、クジラの体内から見つかったマイクロプラスチックなどの、歴史の中で人間が作り出した“人工毒”と、様々な「毒」に迫っていく。「毒」と進化&「毒」と人間の関係また、「毒」のある生物への擬態や、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布など、「毒」と生物の進化の関係、「毒」に起因する多様性についても紐解く。例えばコアラが食べるユーカリにはタンニンやテルペン、青酸配糖体、フェノール化合物などの毒性をもつ化学物質が多く含まれているため、コアラは毒に対抗する様々な機能が発達している。肝臓の酵素で解毒を行う他、ユーカリの葉の毒性を味・匂いで選別し、より毒性の少ない葉を選び取ることができると考えられている。さらに、古代から「毒」を武器や薬として使用してきた人間との関係も紹介。「毒」と人間の歴史を辿りつつ、科学の進歩による「毒」の解明、そしてその利用などの「毒」の研究も紹介していく。【詳細】特別展「毒」会期:2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)会場:国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室住所:東京都台東区上野公園7-20開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日、12月28日(水)~1月1日(日・祝)、1月10日(火)※ただし1月2日(月・休)、 9日(月・祝)、2月13日(月)は開館※会期等は変更になる場合あり。※入場方法等の詳細は公式サイトを確認。■チケット〈要日時指定予約〉入場料:一般・大学生 2,000円、小・中・高校生 600円チケット発売:公式チケットサイト(ART PASS)、美術展ナビチケットアプリ、各種プレイガイド※未就学児は無料。※障害者手帳を持参した本人とその介護者1名は無料。※時間ごとに入場定員あり。入場者は公式サイトより日時指定予約が必要。※当日、博物館で販売する当日券での入場枠もあり。ただし、入場待ちとなる場合や、入場枠が完売となる場合あり。※学生料金で入場の際には学生証の提示が必要。※本展を観覧した人は、同日に限り常設展(地球館・日本館)も観覧可能。ただし、常設展示の開館時間内に限る。また、日時指定日の指定時刻の前に常設展示を観覧することはできない。※チケットのキャンセル・券種変更・払い戻し・再発行は不可。再入場は不可。※会場内の混雑等により、入場待ちとなる場合あり。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年04月17日国立科学博物館(東京・上野公園)は、 2022年11月1日(火)から2023年2月19日(日)まで、「毒」をテーマにした特別展を開催いたします。人間を含む生物に害を与える物質「毒」。本展では動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する「毒」について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学と多角的な視点から、各研究部門のスペシャリスト9名が徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料を用いて解説します。また「毒」と共に進化してきた生物の歴史や、古代より毒を、時には武器として、時には薬として使用してきた人間と毒との関係も紹介。様々な「毒」世界を探求することにより私たち人間のこれからの未来も考えていく特別展です。国立科学博物館 特別展「毒」どうぞご期待ください。【展示構成】(予定)■第一章 イントロダクション私たちの身近な生活の中や、自然界には様々な「毒」が存在します。「毒」っていったいなんだ?展覧会はそんな「毒」の概念から始まり、様々な「毒」を紹介しながらそれが人間を含む生物にどのように作用するのかを見ていきます。■第二章 毒の博物館第二章では私たちの周りにある様々な「毒」と、「毒」を持った生物を紹介します。私たちと同じ地球上に生きる「生物の毒」(動物・植物・菌類)はそれぞれ目的があって存在します。狩り(捕食)のために使用する「毒」、自分を守るために存在する「毒」、様々な有毒生物の「毒」のシステムと仕組みを、はく製などの標本を見ながら説明していきます。また、生物以外にも鉱物など無生物に含まれる「自然界の毒」や、歴史の中で人間が作り出した「人工毒」にも迫ります。■第三章 毒と進化毒の存在は、生物の進化の要因ともなってきました。「毒」のある生物への擬態や、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布などです。第三章では「毒」が招いた多様性と進化の例を紹介し、「毒」と生物の進化の関係を考えていきます。■第四章 毒と人間狩猟や戦、処刑や兵器、また「毒」を研究することにより薬を生み出すなど、私たち人間はこれまで様々な形で「毒」と付き合い、操ってきました。第四章では「毒と人間」をテーマに、私たち人間は「毒」の歴史を探求します。また、科学の進歩による「毒」の解明、その利用など最先端の「毒」の研究も紹介します。■終章現在、私たち人間の活動が新たな「毒」を生み出しています。これからの未来に向け私たちが地球規模で今考えなくてはならないこと、向き合っていくべきこととはなんでしょうか。私たち人間のこれからの未来も考えていきます。【監修者】*細矢 剛(植物研究部長)*中江 雅典(動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹)*吉川 夏彦(動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究員)*井手 竜也(動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究員)*田中 伸幸(植物研究部 陸上植物研究グループ長)*保坂 健太郎(植物研究部 菌類・藻類研究グループ 研究主幹)*堤 之恭(地学研究部 鉱物科学研究グループ 研究主幹)*坂上 和弘(人類研究部 人類史研究グループ長)*林 峻(理工学研究部 理化学グループ 研究員)※上記構成は変更の可能性があります。<開催概要>【展覧会名】国立科学博物館 特別展「毒」【会 期】2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)※会期は変更になる場合がございます。※開館時間や休館日、入場料、入場方法等は決定次第、公式サイトでお知らせします。【会 場】国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室【主 催】国立科学博物館・読売新聞社・フジテレビジョン【お問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)・03-5814-9898(FAX)【公式サイト】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月14日「毒義母がヤバイ」第18話。同居している義祖母に理不尽なことを言われ耐えられなくなり、義実家を出たみゆきさん夫婦。みゆきさんの実家にお世話になり、義実家とはしばらく距離を置くことに。その間、義母や義祖母がみゆきさんのあらぬ悪口を言いふらし、夫の職場ではみゆきさんが「ヤバイ奴」になってしまっていることが発覚! ますます義実家への不信感を募らせるなか、夫のむぎ太さんに義母から電話が入り……? 「毒義母がヤバイ」第18話 義母から「きいちゃんの顔を見せにこい」と電話で言われましたが、 「無理です。行かない」と突っぱねてくれた、むぎ太さん。 みゆきさんも、そんなむぎ太さんの対応に安心するのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年03月03日毒親に育てられたWさん。20歳になり、自分の母親が毒親であることに気が付くと、1人暮らしを始めます。やがて恋人ができて妊娠―。しかし彼は麻雀と浮気ばかりで妊娠中の生活は苦労が絶えませんでした。お腹が大きいWさんは、泣く泣く実家に戻ることに……。そう、あの母親と再び同居することになったのです。 母になった私は…… 実家に戻ると、お母さんからの暴言に耐えつつなんとか娘を出産。お母さんと彼氏に気を使いながら生活していました。しかしある日、酔ったお母さんは、Wさんの言動に腹を立てて大暴れ。 このままでは娘が危ない……。 娘を守るために、再び借金を作って家を出ます。 娘との2人暮らしをして数年。時折り、娘を怒る時、お母さんのように怒鳴る自分がそこにはいました。お母さんとそっくりな言い回しをしてしまうことも。 毒親にはなりたくない、娘には同じ思いをさせたくない、私に遠慮せず自分のために生きてほしい、そう願っているWさん。 胸を張って娘さんと向き合える日が、訪れますように。 ◇◇◇ 娘さんにとってよい母になりたくて、そのために自分のつらかった過去をしっかり振り返ったWさん。Wさんはどうやったら自分が変われるのか、今も自分に問いかける日々が続いているそうです。しかし、苦悩しながらも娘さんのことを想うWさんは、既に素敵な母である証拠ではないでしょうか? みなさんはWさんの体験を、どう感じましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2022年02月18日まめねこさんが描く、毒親に育てられたWさんのエピソードです。Wさんは4歳の娘さんがいるシングルマザー。子どもの頃、毒親の母に育てられました。殴る蹴るの毎日でも、子どものころはおかしいと思いませんでした。しかし、ある出来事をきっかけに、自分の親が普通ではないことに気が付きます……。シングルマザーのWさんは4歳の娘さんと2人暮らし。しかし、自分の子育てに自信が持てないと言います。それは、自分自身がいわゆる「毒親」のお母さんに育てられたから。普通の親が分かりません。 お母さんは、Wさんが高校入学した頃に変わっていきました。殴る蹴るも当たり前の日々。それでも、当時はお母さんが普通の親でないことに気が付きません。 自分と向き合うため、娘に同じ思いをさせないため、Wさんは過去を振り返ります。はたして、お母さんはなぜ毒親になったのでしょうか。そしてWさんが毒親だと気付いた出来事とは……!?思い出す母親の姿は…… 当時の彼氏との刑事事件、Wさんの高校中退をきっかけに、お母さんは変わってしまいました。お酒を飲んでは、殴る蹴るの毎日。 「そんな暇があるなら……働けぇ!」 お風呂さえもゆっくり入ることは許されません。 心配してくれる周囲の声に耳を貸さないWさんでしたが、ある日、お母さんが彼氏を庇う出来事が起こります。しかも、お母さんはWさんを殴ってまで……。 このとき、Wさんはようやく気付きました。 お母さんが普通の親ではないこと、これまで自分がされてきたことがおかしいということに……。 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2022年02月16日「私の育児は絶対に正しい」と自信をもって娘の教育に励んでいた投稿者さん。熱心に取り組んだ甲斐あり、娘は勉強のできるいい子に育ったはずなのに、頭が真っ白になるような言葉を投げかけられるのでした。私の教育は間違っていたの!?■優秀なはずの娘がついた嘘私は朱音。小5の娘・結衣がいます。そして、同じ町内に私の妹・紗枝の家族も住んでいて、紗枝の娘の莉子ちゃんも、結衣と同じ小学5年生です。私は結衣の将来のために、幼い頃からしっかりと教育をしてきました。一方、妹の紗枝の家では莉子ちゃんがあまり勉強が得意ではないらしい上に、紗枝も「うちは子どものやりたいことをやらせるって決めている」と言い放つ始末。そんなある日、小学校の個人面談がありました。結衣は、学校のテストはほぼ満点だったため、担任の先生の言葉は、信じがたいものばかりでした。まさか、今まで良い点数のテストだけを私に見せていたなんて…。結衣に嘘をつかれていたことがわかり、私はショックで、家に帰るなり結衣を問い詰めました。結衣の将来のため――そう思った私は、翌日から放課後は遊ばせず、塾のない日は家でもっと勉強するよう言いました。娘の勉強量を増やした一週間後。満点に喜んだのも束の間、結衣の答案をよく見ると、式が間違っているのに答えだけあっているものや、唐突に正しい答えが書かれているものがたくさんあったのです。勉強を頑張っていると思っていた結衣が、実は解答をカンニングしていることに気づいた私は、まず夫の弘毅に相談することにしました。「娘のため」と夫は言うけれど、ずっと「結衣のため」だけを考えてきたのは私。それなのに私の育て方が悪かったかのように言う夫に怒りがおさまらず…。私の育児は絶対に正しいと確信したかった私は、妹の家を訪ねることにしました。■結衣の言葉に頭が真っ白に結衣の家を訪ねた帰り。莉子ちゃんが成績が上がらないのは、やっぱり親が見ていないからだと思いました。でも、成績のことをあんなに楽しそうに話すなんて、うちでは考えられない…。自分とは真逆の育児をしている妹の家のほうがいいなんて…。私は結衣の言葉に、頭が真っ白になってしまいました。そして、莉子が珍しく泣いて訴えた姿に、これまでの育児が間違っていたんだともわかりました。でも、一体何がどう間違っていたのか、いくら考えてもわからなくなってしまいました…。このストーリーに読者の反応は…?■主人公の心の葛藤に共感して涙勉強のできるいい子に育っていたとばかり思っていた娘からの涙の訴えで、自分が毒親になってしまっていたことに気付いた朱音。読者の方からの感想をご紹介します。・毒親離れって本当に大事だと思いました。毒親の呪いは物理的に離れても解くことができなくて、自分から考えを変えていかないと本当の意味で開放されないなって思いました。・これはママのケアも同時進行でやらないと意味がない。子どものケアだけしても、ママの母親への気持ちを満たしてあげないと根本的な解決にはならない。・主人公は本当の意味での勉強ができていたわけではないのではと感じました。自分は間違っていないと主張し、「疑う」「深く考える」ということができていないので、正解が1つに決まる問題を解いて点数になるような勉強だけを勉強だと思っているのではないかと思います。本来、答えが幾つにもなるものを考えるのが学問なのに、この厳しさでは娘さんの人生も豊かにならないですし、受験でも困りそうです。それ以前に娘さんの心の傷が心配ですし、親戚を落ちこぼれと断じる姿勢が歪みを植え付けていないか心配になりました。・こんな親、絶対嫌だ。勉強は大切なのは大きくなった後になって思うけど、勉強が全てではないし、こんなに縛られてたらそりゃこうなるよねーっていう状況な気がする。朱音と同じような経験をした方からの感想も届きました。・私も40前のいい大人なのに、いまだに母親に好かれたい気持ちがあるので、この主人公の心の葛藤に共感して泣いてしまった。・うちの親もそうやって気づいてくれたら良かった…。・この手の呪縛は一生この子に取り付く。「大丈夫」「もう平気」「うん、わかった」と言っても それは母親を安心させるため、すべて嘘。毒親が子供の頃にかけた呪いは一生続くんだ。・全く同じ毒親持ちです、お陰で人間不振、人間嫌いになりました。・私も母の呪縛とともに育った長女です。主人公の気持ち、内容は違うけどわかる。私の場合は毒だけじゃなく愛情もかけてもらっていたので、呪縛があったことに気づいたのは結婚して実家を出て数年経ってからでした。・この連載記事で描かれているほどではないけれど、私の実家もかなり似た傾向がある家庭だったので、結衣ちゃんの気持ちが手にとるように理解できてしまいました。暴力や性的虐待、あるいは不倫や酒・ギャンブル依存等ほどわかりやすく重大な不和状態ではなくとも、その後の人格形成や人生に大きな悪影響を及ぼし得るものなのだということが、他の読者の方にも伝わればいいなと思いました。教育に熱心になりすぎるのは、子どものためなのか親自身の問題はないのか考える必要がある…。そんなことを思わされるエピソードでした。ウーマンエキサイトでは、親子関係はどうあるべきかをテーマにした漫画を多数紹介しています。▼漫画「子どもを縛るママと尊重するママ」
2022年02月06日「毒義母がヤバイ」第13話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。義実家を出てみゆきさんの実家へ帰り、両親にこれまでの出来事を説明してしばらくお世話になることに。しかし……! 「毒義母がヤバイ」第13話 みゆきさんの実家へ突然現れた義父母。 むぎ太さんは、「もう無理だよ……」「みゆきときいが傷つけられたんだ」と突っぱねますが、みゆきさんのお母さんに促され、とりあえずおうちで話をすることに……! 義父母が語った「義祖母の暴言」の言い訳とは? 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年02月02日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、「自分は毒親かも」と思った方に向けてお話ししています。どんなことをしてしまうと毒親なのかを詳しく解説!子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 イラスト/マメ美 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2022年02月01日「毒義母がヤバイ」第12話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話は、じいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。夫のむぎ太さんの提案で、義実家を出てみゆきさんの実家へ帰ることにしました。 「毒義母がヤバイ」第12話 「みゆきを不幸にさせてしまってすみません!」 みゆきさんの実家に到着するなり、涙目でみゆきさんのお母さんに土下座をするむぎ太さん……。 そんなむぎ太さんを見て、みゆきさんは改めて「義祖母が許せない」と感じるのでした。 次回、思わぬ出来事が起こります。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年02月01日「毒義母がヤバイ」第10話。義祖母から「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と突然言われ、否定しても、「いや!間違いなくお前のせい!!」とまくし立てられ、さすがのみゆきさんも腹が立ち……。みゆきさんが義実家と揉めてしまった体験談をマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。※揉める描写になるため、多少きつい表現があります。 娘のきいちゃんにあだ名で呼ばせたいという義母に、夫のむぎ太さんが「おばあちゃん」と呼ばせたいこと、みゆきさんがきいちゃんをお風呂に入れさせてもらえないのをやめてほしいと言ったところ……義母がブチ切れ! その後、突然義祖母がやってきて、「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と罵られ……。 この義母といい、義祖母といい、さすがに我慢の限界です……! 「毒義母がヤバイ」第10話 追い焚きができるため、お風呂が水になるなんてあり得ないことなのに、意地悪を言う義祖母。 「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもんなの!」 「おめえたち親は影で見守ってなきゃならないんだよ!」 信じられない言葉の数々……。 さらにヒートアップする義祖母。次回、みゆきさん夫婦がくだした決断とは? 著者:イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2022年01月15日大人気マンガシリーズ、今回はmomo(@momotan1000)さんの投稿をご紹介! 「モラハラ夫の不倫相手は母親でした」第1話です。モラハラ夫と自分の母が不倫…。今回は、そんな衝撃的なお話を紹介します!今回の主人公は…出典:instagram闘うことを決心し…?出典:instagram洗脳中は?出典:instagram登場人物の紹介出典:instagram不倫について…!?出典:instagramヤバすぎる状況でも…出典:instagram洗脳を解くまで…出典:instagramモラ夫との闘いとは…!?出典:instagramモラハラ夫に洗脳されていたユキさん。ユキさんはどうやって洗脳され、乗り越えたのでしょうか…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@momotan1000)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年12月08日「毒親」という言葉が世間一般に知られるようになってきましたが、私の父も祖父母も毒親でした。子どものときは本当につらい思いをし、その毒親ぶりは今でも夢に出てきて夜中に飛び起きてしまうほどです。しかし、捉え方を変えれば彼らは立派な反面教師。今回は毒親育児を反面教師にしている私の経験をお伝えします。 祖父母からの言葉がけを反面教師に私は物心ついたときには祖父母に育てられており、実の両親の顔を知りませんでした。今でも、なぜ両親がいなかったのかはわかりませんし、知りたくもありません。それでもやさしい祖父母に育てられて、めでたしめでたしといきたいところでしたが、決してそういうわけにはいかなかったのです。 祖父母はとても恩着せがましく、口癖のように「お前は本当は施設行きだったのに」と言ってきたのです。これは今思い出してもつらい言葉です。そのため、私はわが子には毎日のように「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるように心がけています。 お風呂は週1、おかずはスーパーの総菜のみ祖父母は戦争時代を生きた人だったためか、今の人と感覚がズレているところがありました。その最たる例がお風呂に毎日入らないことです。どんなに汗をかいても週1回しかお風呂に入れてくれませんでした。 また、祖父母は2人ともごはんを作ることができないからと毎日スーパーの総菜を与えられました。そのため、私にとってのおふくろの味はスーパーの総菜なのです。 これらの経験から、私はどんなに疲れていてもわが子を毎日丁寧に入浴させ、手作りの料理をおなかいっぱい食べさせるように努めています。 父が帰ってきてからは恐怖政治が始まるそれでも、小学生のときにフラッと父が帰ってきてお風呂などの衛生面は改善されました。ところが、この父親もとんでもない人でした。思い通りにならなければ乱暴な言葉で怒鳴って言うことを聞かせようとするのです。その怒り方は本当に常軌を逸していて、とても恐ろしいものでした。 父はたまに家に立ち寄る程度の存在だったのに、怒鳴り散らすためだけに現れることもあって、父がいると気が休まりませんでした。私はこの父の恐怖政治を反面教師に、むやみに大声を出さず、諭すように叱ることを心がけています。 私自身は毒親にはなるまいと努めてきたためか、わが子はのびのびと育っています。昔のつらい思い出を振り切れる日はなかなかこないと思いますが、子育ての反面教師として毒親との思い出を利用すれば、親としての道を踏みはずすことはないだろうとプラスに考えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2021年11月18日大人気マンガシリーズ、今回はくずゆ@カップルエッセイ(@_kuzuyu_)さんの投稿をご紹介!「母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。」第22話です。仕事帰りに偶然見つけた本を手に取ったくずゆさん。その本の内容とは…?#22母の母役がうんざりなので娘をやめることにしました。出典:instagramこういった親を持つ子どもは出典:instagram母から離れたことは…出典:instagramある本をきっかけに、母から離れてよかったと改めて思うことができたくずゆさん。お母さんと離れるということは、決して簡単なことではないと思いますが、しっかりと決断できたことは素晴らしいですね。さらに、くずゆさんを受け入れてくれる方と出会えて本当に良かったです!毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@_kuzuyu_)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年11月05日私は「子どもを持つこと自体」に漠然とした不安がありました。なぜならば、私の両親が「毒親」だったからです。自分も同じように「毒を持って子どもに接してしまうかもしれない」「私のようなつらい幼少期を過ごすのであれば、子どもは作らないほうがいいのでは?」といった考えが頭から離れませんでした。そんな私が紆余曲折ありながらも1人目を出産し、さらに2人の子どもを持つまでの過程や葛藤などをお伝えします。 転換期は20代後半の同棲経験憂うつ感に苛まれながらも、私はなんとか幼少期~思春期を過ごしてきました。そんな私の大きな転換期は20代後半のころ。今の夫となる人と結婚前提で同棲し始めたころです。 今まで生きてきた人生のなかで初めて長期に渡って親と離れて暮らせることができ、だんだんと心に落ち着きを取り戻し、「過去に親から受けてきた仕打ち」に対してやっと疑問を感じるようになってきました。いわば過去の自分は、親からマインドコントロールを受けていたと言っても過言ではないと思います。 友人たちの妊娠で心境の変化数年に渡る同棲期間を経て30歳になるころに、私は今の夫と結婚しました。しかし、結婚した1年ほどは前述した理由や背景があり、子作りする気になれませんでした。そんな私の気持ちを変化させたのが「友人たちの妊娠」です。 その友人たちとは数十年付き合っており、いろいろな過去も知っていた仲なので、「人生いろいろありながらも、皆どこか決断をして新たな道へ進んでいくのだな」ということが、友人たちの妊娠・出産を通して改めて実感しました。 過去と折り合いをつけるという決断また、友人たちのなかには不妊治療に励んでもなかなか授かれない子もいました。そんな友人を見て「授かれること自体が奇跡なんだ」「私ももう31歳になるし、女性の妊活は時間が区切られている。どこかで親のことは見切りをつけなければ」と、私の心境が友人を通して少しずつ変わっていきました。 そして、31歳のときに1人目を出産。里帰りはせず、基本的にワンオペ育児でしたが、なんとか1人目を2歳まで私の手で育てることができました。その後は1人目が2歳になったころ、2人目の妊活を始めました。 自分が毒親になることなく、気持ちに余裕を持って妊活や育児ができたのは「いざとなれば福祉の手を借りて助けを求められる」という安心感です。産後ヘルパーの活用や、産前産後要件で保育園に通うことができることなど、子育て支援情報は調べ抜きました。情報収集は育児の不安を解消し、自分を救う手立てになっています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年10月11日■前回のあらすじ家族会議のおかげで、生活にメリハリが出ることを実感。目標を発表し合うことで、思いがけない変化が。子どもたちのチェックが厳しめですが…、自然と家族みんなでがんばることができている気がします。次回に続く 「家族会議で小学生のモチベが上がった話」(全13話)は17時更新!
2021年10月03日私が25歳のとき、当時7歳年上の夫と付き合い始めました。暴力が日常化していた毒親持ちの私にとって、夫は愛情と安心感を教えてくれた心の支え的存在でした。すぐにでも親から離れたかった私は、一刻も早く結婚したかったのですが、親は大反対! そこで私は、夫と相談してある計画を実行したのです。私の母親は2度の離婚歴があり、日ごろから私に対して暴力を振るってきました。虐待に耐えられなくなった私は、逃げるように祖父母の家へ避難。そんな私が心の支えとしていたのが、25歳のときに付き合いはじめた今の夫です。夫は、これまで私が知らなかった「愛情」がどういうものかを教えてくれました。見返りを求めず、ただ一緒にいるだけで得られる安心感に、親には感じなかった「愛」を感じるようになったのです。以前の私であれば、母からの暴力を受けていても、祖父母宅へ避難する勇気も出なかったと思います。ですが、夫と付き合うようになってから、「増えていくアザを好きな人に見られたくない」と思うようになり、さらに、「なぜ私は、親からこのような仕打ちを受けるんだろう……」と自分の親に疑問も抱くようになったのです。 それから私は、「母親から逃げたい」という気持ちが強くなり、早く彼と結婚したいと思うようになっていきました。 母は夫との交際に猛反対!!ところが、夫にも複雑な事情がありました。7つ年上の夫は当時32歳。バツイチでした。離婚の原因は前妻の浮気で、前妻が引き取った子どものこともあり、結婚にはかなり慎重でした。私とは「3年付き合ってうまくやっていけるようなら結婚しよう」と考えていたようです。早く結婚したい私としてはもどかしさを感じましたが、反面、「それだけ私のことを真剣に考えてくれているんだ……」とも思えて、うれしく感じました。ただ、私の母は離婚歴がある夫との交際を猛反対!事あるごとに私に罵声を浴びせてきたのでした……。 母を説得するために考えた方法は…それから3年。私と彼は結婚を真剣に考え始めたのですが、ネックになったのは、やはり母親でした。「なんて説明するか」「説得するにも毒親ゆえにどうしたらいいか……」。いろいろ考えてみたのですが、いずれにせよ「どう説得しても絶対に反対はされるだろう」という結論に至りました。そこで、私と夫で話し合い、子どもがほしいと思う気持ちもあったので、計画的な授かり婚をして報告しようということに! そして半年後、私は妊娠。そのタイミングで私は祖父母宅を出て、夫との同棲を開始し、親に報告しました。案の定、親は反対。それどころか妊婦になっても親からの暴力はなくならず、耐えきれなかった私は、結局親の同意を得ぬまま、彼と入籍することを決心しました。 私は以前「母親のようにはなりたくないから、結婚はしなくていい」と考えていました。でも、彼と出会い、結婚したからこそ、親と暮らしていたときにはわからなかった安心感や、2人の子どもに恵まれる幸せを感じることができました。今思うと、母は、相手が誰であれ、私が幸せになることを許せないのだと思います。ですが、そう思っているのであれば、今私が幸せでいることは、母親に対する私なりの反撃になっているのかなと思います。現在は、私の親とは縁を切っていますが、それに理解を示してくれる夫に本当に感謝しています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/佐藤 汐梨さん
2021年09月20日私の実親は父母ともに毒親です。こういう風にはっきりと実親を「毒親」と捉えることができたのも、ここ最近の話。私は結婚を機に初めて実親と離れ、だんだんと自分が置かれていた環境が「おかしい」ということに気付き、やっと目を覚ましました。毒親からは離れたものの、「とある物」が1枚もなく、今は少し後悔している話をします。なくて意外と困ったものとは現在、実親とは「絶縁」とまではいかなくとも、年1回会う程度の疎遠状態。年1回しか会えないレベルの遠い場所に実家があるのかといえば決してそうではなく、電車で小一時間程度の場所にあるのですが、気持ち的な距離はすごく遠い存在です。 そんな疎遠の関係によって、今困っているのが「実親の写真や、私の子どもと実親が写っている写真が1枚もない」ということです。 保育園のアルバム作りで⋯本格的に悩み出したのは、下の子どもが保育園に入園したころです。園で「思い出アルバムを作りませんか」という話になり、子どもたちの0歳から今までの写真をまとめたアルバムを親が手作りしようという企画でした。そこで主任の先生が、「このアルバムは、今までお子さんがいろいろな人に愛されたとわかるように記録するために作成しますので、子ども単体でなく、おじいちゃん・おばあちゃんも含めたアルバムだとなお良いですね」と発言されたのです。 保育園の先生の発言に傷つくもちろん主任の先生は私の家庭環境についてはまったく知りませんし、私自身も実親が毒親だから疎遠になっているとはとても言えません。そんな背景もあったうえでの主任の先生の発言なので、そこまで気にとめる必要もないとは思いつつ、私はその言葉に非常に敏感になっていました。 さらに「祖父母など親族関係と縁が遠い子どもは愛が薄いのだろうか」などとマイナス思考に陥ってしまったのです。 現実と向き合わざるを得ない状況にそして、子どもと一緒に写る祖父母(実親)の写真が1枚もないことに向き合わざるを得なくなり、大変悲しい気持ちになりました。しかし、そのとき3歳になっていた上の子どもにおいては、私の実親の写真が1枚もないことで支障を感じたことは特にありませんでした。実親の写真が1枚もないことをそれまで気にもとめておらず、下の子どものアルバム作りの話が出るまで、私は実親のことがすっかり頭から抜け落ちていたんだなとも感じました。 私は今回の件を気に病んでいました。しかし、気に病むこと自体、まだ毒親の毒から抜け出せていないとも感じ……。だからあえて不参加ではなく、参加して精一杯与えられた機会を楽しみたいです。しかし、「せめて子どもと実親が一緒に写っている写真を1枚程度はおさめておけばよかったな……」と、今さらながら後悔しました。 著者:橋爪真理子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年08月11日子供にとって、遠足はテンションが上がる一大行事。自分が子供の頃、「遠足の前日は、楽しみでなかなか眠れなかった」という人もいるのではないでしょうか。なかッち(@nkc_papa)さんは、子供の頃に体験した、遠足にまつわるエピソードをTwitterに投稿。内容に、親目線で共感する人が相次いでいます。遠足の前日、子供のひと言に親が絶句した理由話は、投稿者さんが小学校1年生だった頃にさかのぼります。遠足に行けることが嬉しいあまり、親にサプライズで伝えようと思った投稿者さん。前日の夜、突如として、親に遠足がある旨をハイテンションで伝えました。「実は……明日は遠足でーす!」小学校1年生の時、遠足が嬉しくてワクワクして親にサプライズで教えてあげたらきっと喜ぶだろうと思って前日の夜に「じつは〜……明日は遠足でーす!」って発表したらしばき回された事がある。— なかッち破天荒先生 (@nkc_papa) June 13, 2021 「親も喜ぶだろう」と思っていた投稿者さんですが、どうやら怒られたようです。子供が遠足に行くとなれば、当日のお弁当やお菓子、雨具など多岐にわたる準備が必要になります。投稿者さんの親は、「もっと早くいってほしかった…」と思ったのでしょう。投稿に対し、子供がいる人からは「親の気持ちが分かる」と共感が相次いでいます。・心臓に悪いひと言ですね…。でも無邪気!・怒る前に、思わず絶句しそうです。嬉しい気持ちは分かるけど、やめてほしくなりますね。・「母ちゃん、ごめん」と今ならいえます…。でも笑いすぎて、腹筋が崩壊しました。子供がやけに楽しそうな様子を見せていたら、遠足の予定がないかを確認しておくといいかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年06月24日指しゃぶりを卒業させるためにとった作戦は…ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。長男指しゃぶりに悩んだ過去を語ってきましたが、結局のところうちの場合、これ! といった特効薬がないまま…いよいよ年長になってしまいました。いつもではないし、日中保育園ではできるだけ本人も気をつけているようでしたが、お昼寝の時間や家では外で我慢している分なのか全然やめる気配がありませんでした。この頃になるとさすがに小学校入学が迫ってきてワタシも黙って自然に卒業するのを待ってはいられなくなってきました。ついつい見るたびに指摘してしまい、精神的に追い詰めてしまうことで長男も余計にやってしまうという悪循環だったような気がします。そんな長男にもついに卒業する日がきました。どうにか入学前にはやめさせたいという思いが強くなり、以前は失敗した『卒業日を決める作戦』(前回の対策3参照)というのをもう一度やってみたんです。長男は1月が誕生日。でも、その誕生日を迎える前には恐らくほとんどやらなくなっていたと思います。この日を境にピタッとやめたということではなかったので、卒業した明確な日にちはわかりません。入学する頃には無意識の睡眠中にもやらなくなって、心底ホッとしたのですが、なんとその後、小学校に入学してから別の悩みが出てきてしまったのです…。爪噛みです。日中学校でもできてしまう爪噛みで、両手の全ての指が深爪になってしまっていました。これには新生活のストレスや、ちょうど三男が生まれて母も子も不安定だった時期も重なっていことが原因だと思います。長男の血が滲むほどかじってしまった指先を見て、激しく後悔したのは言うまでもありません。指しゃぶりを無理にやめさせると爪噛みや貧乏ゆすりなどの別の癖が出てしまう可能性もあって、その方が後々まで残って大変だよ…と、かかりつけ医にも言われていたのに。保育園時代まではなるべく自然にやめられるようにと見守る努力ができていたのは、結局「小学校に上がるまでにやめられないと恥ずかしい(さすがにそれまでにはやめるだろう)」という親都合の期限付きのおおらかスタンスだったわけです。自分の思い通りにならないとわかった途端に厳しく追い詰めてしまうなんて、典型的な支配型毒親人格じゃないですか…出産前後の精神的な不安定だったことはあったにせよ、思い返すとかなり理不尽な要求をしてしまったと思います。長男の爪噛み癖は入学から2年ほどは続きました。ワタシもこまめに爪をチェックしたり、何より下の子にかかりっきりで長男に構えなかった部分を夫と相談して対応を分担したりと気を付けてみました。学校にも慣れ、家庭内も落ち着いてくると次第に爪噛みは無くなり、4年生の今はほとんどしなくなって少し安心するとともに、こうしてストレスが行動に出るうちはまだ対処できることなので気を付けて見ていこうと思っています。さて、お次は次男。長男の反省を活かして余裕の対応ができているのでしょうか…!?
2021年06月02日「毒義母がヤバイ」第18話。同居している義祖母に理不尽なことを言われ耐えられなくなり、義実家を出たみゆきさん夫婦。みゆきさんの実家にお世話になり、義実家とはしばらく距離を置くことに。その間、義母や義祖母がみゆきさんのあらぬ悪口を言いふらし、夫の職場ではみゆきさんが「ヤバイ奴」になってしまっていることが発覚! ますます義実家への不信感を募らせるなか、夫のむぎ太さんに義母から電話が入り……? 「毒義母がヤバイ」第18話 義母から「きいちゃんの顔を見せにこい」と電話で言われましたが、「無理です。行かない」と突っぱねてくれた、むぎ太さん。 みゆきさんも、そんなむぎ太さんの対応に安心するのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年04月16日「毒義母がヤバイ」第13話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。義実家を出てみゆきさんの実家へ帰り、両親にこれまでの出来事を説明してしばらくお世話になることに。しかし……! 「毒義母がヤバイ」第13話 みゆきさんの実家へ突然現れた義父母。 むぎ太さんは、「もう無理だよ……」「みゆきときいが傷つけられたんだ」と突っぱねますが、みゆきさんのお母さんに促され、とりあえずおうちで話をすることに……! 義父母が語った「義祖母の暴言」の言い訳とは? 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年03月26日「毒義母がヤバイ」第12話。同居している義祖母に「赤ちゃんのお世話は、じいちゃんばあちゃんがやるもの」「お前たち親は影で見守っておけ」「むぎ太(夫)はお前と結婚したから病んだ」など暴言を吐かれてしまったみゆきさん夫婦。夫のむぎ太さんの提案で、義実家を出てみゆきさんの実家へ帰ることにしました。 「毒義母がヤバイ」第12話 「みゆきを不幸にさせてしまってすみません!」 みゆきさんの実家に到着するなり、涙目でみゆきさんのお母さんに土下座をするむぎ太さん……。 そんなむぎ太さんを見て、みゆきさんは改めて「義祖母が許せない」と感じるのでした。 次回、思わぬ出来事が起こります。 著者:マンガ家・イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年03月25日「毒親」という言葉が世間一般に知られるようになってきましたが、私の父も祖父母も毒親でした。子どものときは本当につらい思いをし、その毒親ぶりは今でも夢に出てきて夜中に飛び起きてしまうほどです。しかし、捉え方を変えれば彼らは立派な反面教師。今回は毒親育児を反面教師にしている私の経験をお伝えします。 祖父母からの言葉がけを反面教師に私は物心ついたときには祖父母に育てられており、実の両親の顔を知りませんでした。今でも、なぜ両親がいなかったのかはわかりませんし、知りたくもありません。それでもやさしい祖父母に育てられて、めでたしめでたしといきたいところでしたが、決してそういうわけにはいかなかったのです。 祖父母はとても恩着せがましく、口癖のように「お前は本当は施設行きだったのに」と言ってきたのです。これは今思い出してもつらい言葉です。そのため、私はわが子には毎日のように「生まれてきてくれてありがとう」と伝えるように心がけています。 お風呂は週1、おかずはスーパーの総菜のみ祖父母は戦争時代を生きた人だったためか、今の人と感覚がズレているところがありました。その最たる例がお風呂に毎日入らないことです。どんなに汗をかいても週1回しかお風呂に入れてくれませんでした。 また、祖父母は2人ともごはんを作ることができないからと毎日スーパーの総菜を与えられました。そのため、私にとってのおふくろの味はスーパーの総菜なのです。 これらの経験から、私はどんなに疲れていてもわが子を毎日丁寧に入浴させ、手作りの料理をおなかいっぱい食べさせるように努めています。 父が帰ってきてからは恐怖政治が始まるそれでも、小学生のときにフラッと父が帰ってきてお風呂などの衛生面は改善されました。ところが、この父親もとんでもない人でした。思い通りにならなければ乱暴な言葉で怒鳴って言うことを聞かせようとするのです。その怒り方は本当に常軌を逸していて、とても恐ろしいものでした。 父はたまに家に立ち寄る程度の存在だったのに、怒鳴り散らすためだけに現れることもあって、父がいると気が休まりませんでした。私はこの父の恐怖政治を反面教師に、むやみに大声を出さず、諭すように叱ることを心がけています。 私自身は毒親にはなるまいと努めてきたためか、わが子はのびのびと育っています。昔のつらい思い出を振り切れる日はなかなかこないと思いますが、子育ての反面教師として毒親との思い出を利用すれば、親としての道を踏みはずすことはないだろうとプラスに考えるようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2021年03月06日「毒義母がヤバイ」第10話。義祖母から「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と突然言われ、否定しても、「いや!間違いなくお前のせい!!」とまくし立てられ、さすがのみゆきさんも腹が立ち……。みゆきさんが義実家と揉めてしまった体験談をマンガ化! 短期連載にてご紹介していきます。※揉める描写になるため、多少きつい表現があります。 娘のきいちゃんにあだ名で呼ばせたいという義母に、夫のむぎ太さんが「おばあちゃん」と呼ばせたいこと、みゆきさんがきいちゃんをお風呂に入れさせてもらえないのをやめてほしいと言ったところ……義母がブチ切れ! その後、突然義祖母がやってきて、「むぎ太はお前と結婚したから病んだんだ」と罵られ……。 この義母といい、義祖母といい、さすがに我慢の限界です……! 「毒義母がヤバイ」第10話 追い焚きができるため、お風呂が水になるなんてあり得ないことなのに、意地悪を言う義祖母。 「赤ちゃんのお世話はじいちゃんばあちゃんがやるもんなの!」 「おめえたち親は影で見守ってなきゃならないんだよ!」 信じられない言葉の数々……。 さらにヒートアップする義祖母。次回、みゆきさん夫婦がくだした決断とは? 著者:イラストレーター みゆき2020年4月に娘を出産しました。ブログ、Instagramにイラストエッセイ「ギリ揉め」と、日常・育児の漫画を描いています。
2021年02月27日