アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの知念侑李が、嵐・大野智主演の映画『忍びの国』(2017年夏公開)に出演することが22日、分かった。他、石原さとみ、鈴木亮平、立川談春、マキタスポーツ、平祐奈、國村隼、伊勢谷友介、でんでん、満島真之介、きたろうが出演する。同作は『のぼうの城』『村上海賊の娘』などの著作で知られる小説家・和田竜のヒット作『忍びの国』を実写化。天下統一に向けて勢力を伸ばす織田信長が手出しを禁じた伊賀の忍び集団に、信長の次男・織田信雄が攻め入り、忍者と侍の戦いに発展していく。大野は伊賀最強の忍び・無門を演じる。伊賀に攻め込む織田信雄を演じる知念は、かねてより大野に憧れており、雑誌やTV等でも「憧れの先輩は大野くん」と公言していた。知念は「個人的に念願叶っての共演でしたので、出演が決まったときは本当に嬉しかったです」と喜びを露わにした。さらに知念は「今回の役は大野くんと敵対する『殿様』の役です。今までの僕のイメージとは違う新しいキャラクターだと思います」と、役柄について説明。「大野くんとずっと一緒に共演したいと思っての、やっとの共演です。新しい自分を楽しみつつ、悔いが残らないよう撮影に臨みたいなと思います」と意気込んだ。大野の妻・お国を演じる石原は「初めて大野さんがセリフを発した瞬間、皆が…無門だ!! と驚き鳥肌立ちました」と、大野を絶賛。妻役として「怠けもので不真面目な無門に対し、常に不安や苛立ちはありますが、叱って尻を叩いて舵を切っていくと同時に大きな愛情を注ぐ母のような女性だなと思いました」と語った。(C)2017 映画『忍びの国』製作委員会
2016年08月22日オダギリジョー、蒼井優、さらに松田翔太ら、日本映画界を牽引する豪華キャストが集結し、『そこのみにて光輝く』の原作者で孤高の作家・佐藤泰志の函館三部作最終章を映画化する『オーバー・フェンス』。先日、第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門への正式出品が発表された本作の、予告編と本ビジュアルが解禁となった。家庭をかえりみなかった男・白岩は、東京から故郷の函館に戻り、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。そんなある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島にキャバクラへ連れて行かれ、鳥の動きを真似る聡と名乗る、風変りな若いホステスと出会う――。本作は、原作者・佐藤氏が執筆活動を諦めかけたころ、函館の職業訓練校にて過ごした自身の経験を基に執筆し、生涯最後の芥川賞の候補となった同名小説を、『マイ・バック・ページ』『味園ユニバース』など闇を抱えた人間たちに柔らかな光を与える名手・山下敦弘監督が映画化。届いた予告編では、妻と別れて函館に戻ったアラフォー男・白岩が通う、鬱屈とした職業訓練校の様子から始まり、白岩を演じるオダギリさんのナレーション「あのころの俺には何もかもわずらわしかった。ただ働いて、ただ死んでいく。それが残りの人生だと思っていた…」と自らのすさんだ生活を語り始める。そんな白岩が、鳥の求愛ダンスをする風変りなホステスの聡に出会う。その後、暗闇で激しいキスを交わす2人…。続いて、オダギリさんが函館で1人でいる理由が明かされていく。最終日に撮影を行い、オダギリさん、蒼井さん共に、計算を超えた俳優である以前の人間と人間のぶつかり合いになったという2人の激しいケンカシーンだ。聡が自分の怒りを抑えられず物を投げつけ、窓ガラスを割るほどのケンカ。さらに、聡が「もう死んだみたいに生きなくてもいいと思ったのに」と泣き叫んだり、白岩が元妻(優香)に再会した直後に歩きながら号泣しうずくまったり…むきだしの恋愛模様が描かれていく。そしてラストは、「狂った俺とお前と、一緒に生きてみないか」と白岩から聡にあてた、それでも共に生きていきたいと願う、オダギリさんのナレーションが胸に迫る。また、職業訓練校には、白岩に一緒にキャバクラを経営しないかと誘う代島(松田さん)や、ワケありの過去を持つ原(北村有起哉)、冷めた目つきでタバコを吸う森(満島真之介)なども登場。「もっとうまく生きられるはずだった」と思いながら生きる、こじれた大人たちの恋愛と日常。彼らは、自身の見えない“フェンスを越える”ことができるのか。心がざわつく予告編となっている。『オーバー・フェンス』は9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月13日妻夫木聡と満島ひかりが兄妹役を演じ、第73回ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門で唯一の長編実写日本映画としてワールドプレミアを迎える『愚行録』。その公開日が2017年2月18日(土)に決定し、特報とティザービジュアルが解禁となった。閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は大手デベロッパーに勤めるエリートサラリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。夫婦は娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい“理想の家族”として知られていたが、田向は自宅の1階で、友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。やがて未解決のまま1年が過ぎ、風化していく事件。週刊誌記者の田中(妻夫木さん)は、改めて真相を探ろうと関係者の証言を追い始める。しかし、そこから浮かび上がってきたのは田向夫妻の姿からは想像もできない、うわさの数々だった――。ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を、妻夫木さん、満島さんはじめ、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和といった豪華実力派俳優人で映画化した本作。監督は、本作で長編映画監督デビューを飾った期待の異才・石川慶。革新的、独創的な若手作家・独立系作家の監督作や長編デビュー作がプレミア上映される、ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門への正式出品が決定している。特報映像の冒頭では、1年前に起きた一家惨殺事件の真相を追う、妻夫木さん扮する週刊誌の記者・田中が「田向さんを殺した人って誰なんですか?」と問いかけると、眞島さん、小出さん、臼田さん、松本さん、中村さん、市川さんが演じた人物が次々と登場。それぞれが含みのある表情を見せる中、何者かによる「私、殺した人を知っています」という衝撃の告白が聞こえてくる。続いて、美しくも、表情を失ったようにうわの空でどこかを見つめる、満島さん演じる田中の妹・光子の姿が。果たして、理想的な家族を惨殺した犯人は誰なのか。また、光子が持つ秘密とは…?そして、<仕掛けられた3度の衝撃>との文字が、立て続けに映し出される登場人物たちの衝撃の瞬間を覆っていく…。ティザービジュアルにも配されている、「そこには、悪意も、善意もない。」というコピーが、繰り広げられる“愚行”(=愚かな行為)の数々を予感させるミステリー。その一端を、まずはここから覗いてみて。『愚行録』は2017年2月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月12日山崎賢人、三浦翔平、野村周平ら最旬イケメン若手俳優ら出演の真夏の胸キュンドラマ「好きな人がいること」にて、月9ドラマ初主演を務める女優・桐谷美玲が、「ar」9月号の表紙&特集に登場。本誌内は“ミーハー号”と題して桐谷さんの最新トレンドに迫りつつ、山崎さんから寄せられたコメントや、桐谷さんの顔の原寸大の写真が掲載される。桐谷さんは、鷺沢萌原作の映画『春の居場所』でデビューすると、同年には「吉祥天女」「東京少女」「ほんとにあった怖い話夏の特別編2006」ほか立て続けにドラマに出演。同時期にはファッション雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルを務め、女子中学生・高校生から絶大な人気を誇った。その後も『音楽人』「女帝 薫子」『ツナグ』「斉藤さん」『100回泣くこと』『女子ーズ』『暗殺教室』『ヒロイン失格』など、数多くの作品に出演。いまやドラマ・映画・舞台に引っ張りだこの人気女優のひとりだ。そんな桐谷さんが、雑誌「ar」に新設された“ミーハー号”の特集に登場。“ミーハー”とは、より女子をブラッシュアップさせるための合言葉。そこで「貪欲女子こそチャンスと成長あり!!!」をテーマに、ヘアスタイル、スキンケア、ファッション、メイクと様々な角度から桐谷さんのトレンドに迫る。また、本誌内では桐谷さんの原寸大の顔が掲載!桐谷さんオススメの秋メイクが、リアルなバランス・濃淡でチェックできる乙女必見のページに仕上がっている。さらに、月9ドラマ「好きな人がいること」にて共演中の山崎さんから、桐谷さんへのメッセージも掲載。共演者からみた桐谷さんの印象にも注目したい。そのほか、実写版『銀魂』にて神楽役に決定した橋本環奈が登場。「あの人にこれ着せたい8連発」と題した特集には、「とと姉ちゃん」ヒロインの高畑充希、『東京喰種トーキョーグール』ヒロイン役の清水富美加、『にがくてあまい』『一週間フレンズ。』と公開が控える川口春奈、『銀魂』沖田総悟役の吉沢亮、満島真之介、森星、鈴木えみ、佐藤栞里が出演する。「ar」9月号は8月10日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年08月08日映画完成披露舞台挨拶の生中継や、トーク番組など様々な配信を行なっている「LINE LIVE」が、本日7月30日(土)翌31日(日)に映画『風俗行ったら人生変わったwww』と、映画『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』を配信することを決定した。まず本日配信の『風俗行ったら人生変わったwww』は、巨大インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿されるやいなや、ネット上で大反響を呼び、瞬く間に5,000万アクセスを突破し、いまだ話題が絶えないネット小説「風俗行ったら人生変わったwww」が原作。2013年に公開された本作は、主演には満島真之介を迎え、共演に佐々木希、松坂桃李、中村倫也、谷村美月らが出演。いままでにはない、泣けて笑える新感覚恋愛エンターテインメントの純愛ラブストーリーが誕生した。そして、翌日配信される『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』は、ディーン・フジオカが監督および主演を務めた映画。想像を絶する逃亡生活の真実に迫る軌跡を辿り、殺人犯心理に肉薄した実録ドラマで、実際に起きたイギリス人女性殺害事件の犯人・市橋達也自身による手記をもとに映画化した。当時、死亡説、自殺説、女装潜伏説などの憶測が飛び交う中、逃亡の途中で整形手術を受けた事実や、ネット上に市橋のカルト的信奉者まで現れたことは日本全国に衝撃を与えた。名前を変え、顔を変え、自分自身から逃げ続けた2年7か月の逃亡劇を描く。毎日暑い日が続いている7月。週末は「LINE LIVE」でゆっくり映画を観る時間を作ってみてはいかが?「映画『風俗行ったら人生変わったwww』満島真之介,佐々木希」は 7月30日(土)22時15分~、【衝撃作】『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』」は31日(日)19時~「LINE LIVE」にて配信。(cinemacafe.net)■関連作品:風俗行ったら人生変わったwww 2013年11月6日ネット配信開始、11月9日より109シネマズほか全国にて公開(C) 2013「風俗行ったら人生変わったwww」製作委員会
2016年07月30日作家・佐藤泰志氏の生涯最後の芥川賞の候補となった小説を映画化した『オーバー・フェンス』の東京プレミア上映会が7月28日(木)、テアトル新宿にて行われ、出演するオダギリジョー、蒼井優、松田翔太ら総勢8名が登壇し、華やかな一夜となった。杖をついて登場したオダギリさんは、「これ、腰痛めただけでファッションじゃないので、あまり気にしないでください」と苦笑しながらコメントするも、最後には「ロケンロール!」と言い杖の先端にあしらわれた髑髏をかざし、盛り上げることも忘れなかった。本作は、孤高の作家・佐藤氏原作の『海炭市叙景』(熊切和嘉監督)、『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)に続く、函館三部作最終章。結婚生活が破たんし、職業訓練校に通う孤独な男が、一人の女と出逢い変化していく姿を描いた物語。主人公を演じたオダギリさんと魂でぶつかり合うような恋に落ちていく女性を演じた蒼井さんは、本作が20代最後の役になった。蒼井さんは、「すごく難しい役だったので、『つかめたぞ』という瞬間がないまま撮影を終えました。できあがりを観るのがすごい不安でした」と心境を吐露し、「だけど、実際観てみると私の存在どうこうではなく、素晴らしい脚本と監督とキャストやスタッフがいれば、こんなに自分の中で大切に思える作品があるんだなと改めて気づかされて。これを大切に、30代をつき進もうかしら、と思える作品でした」と、心を込めて語った。一方、劇中で二人を出会わせる立場となった松田さんは、撮影現場でも似たような苦労があったそうで、「僕が二人を出会わせる役なんですけど、とにかく二人が人見知りなので全然しゃべってくれないし、弁当も違うところに行っちゃうし(笑)」と、撮影2日目にして苦労があったと明かした。松田さんは、「ここは俺が行かなきゃと勇気を振り絞ってオダギリさんの横に行き『弁当一緒に食いませんか?』と言いました。僕が突破するとぐっと盛り上がっていたので、役割は果たせたのかな」と頭をかいていた。上映会には、そのほか北村有起哉、満島真之介、松澤匠、鈴木常吉、山下敦弘監督が登壇した。『オーバー・フェンス』は9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinamacafe.net)
2016年07月28日大人気コミックの劇場版アニメ『ONE PIECE FILM GOLD』が7月23日(土)に公開を迎え、田中真弓をはじめとするレギュラー声優陣に加え、ゲスト声優の満島ひかり、濱田岳、菜々緒、ケンドーコバヤシ、北大路欣也、山路和弘が舞台あいさつに登壇した。舞台あいさつ その他の写真この日は、銀座の映画館の前に映画のラッピングが施されたバスが登場! 田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、山路和弘、満島ひかり、濱田岳、菜々緒、ケンドーコバヤシ、北大路欣也は多くのファンや道行く人々に見守られながら写真撮影を行なった。その後の舞台あいさつでは、レギュラー声優陣は恒例ともいえる自身のセリフの実演と共に挨拶! 田中らが今回の映画の中からセリフをチョイスする中、サンジ役の平田は、まだTVシリーズでも放映されていない週刊少年ジャンプで連載中の『ワノ国編』のサンジの仲間に向けた置手紙に書かれた「野郎どもへ。女に会ってくる。必ず戻る」という言葉を生で再現! これには客席から拍手と歓声がわき起こった。ゲスト声優で参加した満島は、以前所属していたFolder5でTVアニメ版のオープニングテーマ『Believe』を歌っており「16年ぶりにまた先輩方の背中を見られて嬉しいです」と感慨深げに語る。濱田も「子どもの頃からみていたので、今日、この舞台に立っていることが感慨深い、特別な舞台あいさつです」と『ONE PIECE』愛を語る。菜々緒も「まさかこの作品に携われるとは夢にも思っていなかった!」と語り、周囲の反応として、彼女が『ONE PIECE』にハマるきっかけとなった兄の存在に触れ「普段は誕生日でもメールしてこないのに、『(原作者の)尾田さんに会った?』と連絡がありました。『会ってないよ。どうしたの?』と返事したら、そのままスルーされた」と明かし笑いを誘った。舞台あいさつの壇上には“GOLD FILM”にふさわしく、巨大金メダルが吊り下げられ、最後の壇上での舞台あいさつでもレギュラー声優陣には金メダルが配られた。田中は本作が目指すメダルの色は?という問いに「ゴールドでしょ! 皆さんのお力でゴールドを獲ります!」と金メダル宣言で会場をわかせた。『ONE PIECE FILM GOLD』公開中
2016年07月23日オダギリジョーを主演に、蒼井優、松田翔太、満島真之介、優香、北村有起哉ら実力派キャストたちで描く、孤高の作家・佐藤泰志原作の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』。7月12日(火)、佐藤氏の故郷であり、本作のロケ地である函館にて最速完成披露上映会が開催、舞台挨拶にオダギリさん、満島さんと山下敦弘監督が登壇し、急遽参加することになった蒼井さんの登場とともに、会場は大盛り上がりを見せた。本作は、わずか41歳で自ら命を絶った佐藤氏が、小説家としての生活を諦めかけた時期に函館の職業訓練校で過ごした日々の経験を基に執筆、1985年に生涯最後の芥川賞の候補となった同名小説が原作。没後20年を経て改めて評価され、相次いで映画化された『海炭市叙景』(’10)、『そこのみにて光輝く』(’14)に続く“函館三部作”と言われている。この日、函館市芸術ホールで行われた本作の日本最速上映の舞台挨拶では、豪華キャストが登場すると、割れんばかりの歓声が巻き起こり、急遽決まった蒼井さんの登壇は観客には知らされていなかったため、うれしいサプライズとなった。まずは、オダギリさんが「こんばんは」と挨拶すると、大きな拍手が。「こんばんは、と言っただけで拍手をいただけて嬉しいです。函館の方々の温かさと寛容さですよね。函館三部作の最終章に当たる作品なので、みなさまからの期待も感じずにはいられないのですが、きっと、応えることができる作品になったと思います。みんな、そう思っていると思います」と胸を張ってコメント。蒼井さんも本作への参加を「とても光栄」と語り、「函館のみなさんは、放っておくところは放っておいてくれるし、応援をくれるときはしっかり応援してくださる。とても心地よく撮影ができました。感謝しています」と語り、撮影は「難しい役でしたし、甘い言葉をいただける現場ではなかったので不安でしたが、自分がどうこうではなくてシーンの中にある空気が物語を進めていく、ということがとても日本映画らしいと思いました」とふり返った。また、満島さんは、「今日蒼井さんがサプライズで来たことで必要がなくなった満島です(笑)」と、やや自虐気味に(?)挨拶。「沖縄出身なのでゆかりがない町ですが、何度か函館に足を運び、いいなと思っている中で今回のお話をいただきました。だから撮影がない日もずっと函館で遊んでいました」とコメント。さらに、「実は僕、スポーツバカだった高校生のときにオダギリさんの映画を観まして。それがきっかけで、ここの世界に入ることになりました。作品は、『HAZARD』です。しかも、その映画でオダギリさんがCDを出したんですが、それも買ったんですよ!」とまさかの告白。オダギリさんが「本当に?なんで言わなかったの?」と応じると、「言いましたよ!それで函館で『HAZARD』にサインしていただいたんですよ。僕これまでサインしてもらったことなくて、だから今日は函館でオダギリさんと2人で舞台挨拶ができると分かってすっごく嬉しかった。でも蒼井さんが来て、正直ステージに出て行きづらかった(笑)」と、オダギリさんへの叶わぬ“愛”を明かし、笑いを誘った。ようやく完成披露上映を迎えたことについて、山下監督は「ちょうど1年前に撮影して、過酷なスケジュールでしたが、函館の方には本当に協力いただきました」と感謝を述べ、「今日観てもらった方々には、各々何かを感じてもらえたらいいなと思います。いろんな切り口のある映画なんです。白岩(オダギリさん)と聡(蒼井さん)の物語だけど、みんなが主役の映画です。役者たちがスゴイ芝居をしています」と、豪華俳優陣に太鼓判を押した。山下監督とは同い年というオダギリさんは、「この映画は30代の最後の作品です。20代の頃に山下監督と作っていたら、こうはならなかったと思うし、お互いに何十年かこの映画の世界で生き抜いて、結果、いま40歳で出会った。いまの自分だから醸し出るものを、いまの監督だからたくさん切り取ってもらえたと思います。同い年だから伝わるところ、同じように感じるところもあったと思う。それがこの作品だったことが嬉しいです」とふり返る。さらに、「全く計算を通り越した不思議な、とんでもないシーンができました。役者をやってきて、出せてなかったものがたくさん詰まっているし、蒼井さんとのシーンもそう。蒼井さんじなかったらこうはなっていない。30代を締めくくる記念すべき作品になりました」と感慨深げに語った。一方、蒼井さんは「オダギリさんとは『蟲師』でご一緒しましたが、お互いに人見知りが激しすぎてほとんど話さなかった。2人だけで控室っていう時間があったんですが、地獄のような時間でした(笑)。オダギリさんに嫌われてるんだろうな、って思った」と吐露。すぐさまオダギリさんが「嫌ってなかったんですよ!」と返すと、蒼井さんは「松田翔太さんとか満島さんがいて、何度も飲みに誘ってくれて仲良くなりました」と、仲の良さが伺える現場での様子を明かしてくれた。『オーバー・フェンス』は9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月13日劇場版最新作『ONE PIECE FILM GOLD』の完成披露イベントが6日(水)都内で行われ、田中真弓ら“麦わらの一味”とゲスト声優を務めた満島ひかり、濱田岳、菜々緒、北大路欣也が浴衣姿で登場した。物語の舞台は、政府公認の独立国家、グラン・テゾーロ。世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪たちが集うその世界最大のエンターテインメントシティは、世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”だった。そこでルフィたちの前に現れたのは、その国の支配者である黄金帝ギルド・テゾーロ。海賊、海軍、そして世界政府ですら容易く金の力で動かすテゾーロの底知れぬ野望が動き出し、いま、新世界の勢力図が塗り替えられようとしていた――。この日、キャストたちは劇場ロビーの階段などに敷かれたゴージャスな「GOLD」カーペットを歩いて登場。また、原作者の尾田栄一郎が描いたビジュアルを使用した巨大パネルを前に、アフレコの感想や本作にかけた想いなどを熱く語っていた。テゾーロのショーでコーラスを務める歌姫・カリーナ役を今回担当した満島さんは「16年前に私はFolder5の一員として『ONE PIECE』の主題歌を歌っていました。そのときにご一緒した声優の皆さんと、役者としてまた共演できるなんて本当にうれしかったです」と喜んだ。そして「お客様の反応が楽しみ」と語ったのは、「ラキラキの実」の能力者・バカラ役の菜々緒さん。ちょっとセクシーな声を出すシーンでは、監督に「もっとセクシーに!もっと!」と何回も言われたそうで、「『私、セクシーさが足りないのかな』ってちょっと自信を無くしました(笑)」とアフレコをふり返った。また、大の原作ファンだと語るタナカさん役の濱田さんは「その世界に少しでもかかわれるなんて夢のよう」「やっていてすごい楽しかったですし、サンジにもっと蹴られたかった(笑)」と満足げに話し、レイズ・マックス役の北大路さんは、「70を超えたおっさんに声をかけて頂いて感謝しております。アフレコではこのキャラクターを意識して普段かけないサングラスをかけてジーパンを履いて臨みました。セリフはそんなに多くないですが楽しかったです」と外面もキャラクターになりきっていたようだ。さらに、七夕ということもあってキャスト陣から「GOLD」なお願いごとも披露! 満島さんの七夕の願いは「カリーナのおっぱいを…」。「カリーナに限らず尾田先生の描く女性って皆さん、すごいんですよ!こんなにおっぱいがあったことがないので、一度は体験してみたいなって思いました(笑)」と願いを語る。また菜々緒さんも満島さんと同様「バカラのような体が欲しい」と願いを発表。その願いに対し、願いを「身長」と掲げたルフィ役田中さんは「私は菜々緒さんのような体が欲しいよ」と発言していた。そして濱田さんは願いごとではなく「ロビン様、好きです」と告白。「こういう機会じゃないと言えないから言ってしまおうと思って(笑)」と続けた濱田さんに、ロビン役の山口由里子が答えると「やばいですね!最高です。夜な夜な缶ビール飲みながらヘッドフォンで聞きたいと思います(笑)」と大興奮の様子だった。『ONE PIECE FILM GOLD』は7月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月08日いよいよ公開を7月23日(土)に控えた映画『ONE PIECE FILM GOLD』。この度、本作の新映像となる30秒のTVスポットが到着。歌姫・カリーナ役の満島ひかりと、ギルド・テゾーロ役の山路和弘の歌声が初解禁された。物語の舞台は、政府公認の独立国家、グラン・テゾーロ。世界中の名立たる海賊、海兵、大富豪たちが集うその世界最大のエンターテインメントシティは、世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”だった。そこでルフィたちの前に現れたのは、その国の支配者である黄金帝ギルド・テゾーロ。海賊、海軍、そして世界政府ですら容易く金の力で動かすテゾーロの底知れぬ野望が動き出し、いま、新世界の勢力図が塗り替えられようとしていた――。前作から3年半の沈黙を破り放たれる本作は、音楽に映像にと、全てのエンターテインメントが集結。ゲスト声優として、満島さんをはじめ、濱田岳、菜々緒、ケントドーコバヤシ、北大路欣也、竹中直人らが豪華な面々が揃うとともに、人気声優・櫻井孝宏や高木渉、坂本千夏、渡辺菜生子、檜山修之、魏涼子ら実力派声優陣のキャスティングでも話題を呼ぶ。このほど到着したスポット映像には、本作のエンターテインメントの楽しさがギュッと濃縮。原作者・尾田栄一郎に“天才”と言わしめた、シンガーソングライター・小島麻由美による劇中曲「GOLD & JIVE~SILVER OCEAN」が使用されている。冒頭12分にも及ぶこの曲は、テゾーロのショーでコーラスを務める歌姫で、何やらナミと過去の因縁があるという謎の女“カリーナ”の役で登場する満島さんと、“ギルド・テゾーロ”役の山路さんが歌唱しており、本スポットでその歌声が初公開となった。何度も歌を録り直しをしたという満島さんは「歌うのがとても楽しかった」と収録をふり返る。しかし収録時には、歌っていて少しトップの音がきつそうだったことに対し、尾田氏からは「キーは下げないで作曲時のキーのままで」という指示もあったという。最終的に仕上がった歌声に、作詞も手掛けた小島さんは「透明感のある歌声がとても素敵」と歌声を評価していた。映像では、こだわりの中で生まれた楽曲と共に、一面ゴールドに埋め尽くされた“グラン・テゾーロ”で楽しそうにではしゃぐ麦わらの一味や、ショーで歌うテゾーロの姿、そして「騙された方が負けなのよ」というセリフと共に意味深なカリーナが映し出される。『ONE PIECE FILM GOLD』は7月23日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月05日三越伊勢丹は、2016年夏のクリアランスセールを7月13日からスタートする。セール対象ブランドや、一部開催会期が異なるブランドなどの詳細は、三越伊勢丹ホームページ(URLは下記「LINK」参照)で公開されている。なお、今回同社は、クリアランスセールを紹介するスペシャルムービーを制作した。このムービーのメッセージは「Show the Style -ファッションしよう-」であり、“クリアランスはファッションの冒険が楽しめるチャンスであり、普段よりももう一歩先の自分らしさを探して、見つけて、表現しましょう”という想いが込められているという。ムービー音楽には、覆面ユニット「婦人倶楽部」を起用。ムッシュレモンのプロデュースのもと、キャッチーなメロディに三越伊勢丹クリアランスセールのワクワク感を伝える歌詞を乗せるという。ムービー映像では、映像作家コトリフィルムの島田大介のディレクションのもと、モデルの満島みなみが振付家ホナガヨウコ考案のユニークなポージングを音楽に合わせて披露。満島みなみは、1991年生まれで、姉に女優の満島ひかり、兄に俳優の満島真之介を持ち、ファッション誌やライフスタイル誌、ファッションショーでモデルとして活躍している。このスペシャルムービーは、7月1日に同ホームページで公開される。動画引用元: (YouTube ISETAN 伊勢丹 公式チャンネル:
2016年06月30日映画『オーバー・フェンス』が2016年9月17日(土)に公開される。原作は、佐藤泰志による同名の小説。彼が執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校にて過ごした自身の経験を基に執筆し、生涯最後の芥川賞候補となった作品だ。『マイ・ バック・ページ』『味園ユニバース』など闇を抱えた人間たちに柔らかな光を与える名手・山下敦弘監督が映像化をした。キャストには、主人公・白岩役にオダギリジョー、白岩と恋に落ちる女性・聡(さとし)役に蒼井優、そして白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役に松田翔太など豪華キャストが出演。また脚本・音楽・撮影にも、国内外で評価された『そこのみにて光輝く』のスタッフ陣が再集結した。公開された特報では、人生を諦めかけ職業訓練校に通う白岩(オダギリ)と、ホステス・聡(さとし/蒼井)が、自転車に2人乗りをして函館の夜を駆け抜ける姿が収められている。白岩と聡が激しくぶつかり合うシーン、薄紫色の幻想的な夕空を眺めながら涙を流す聡、港で立ち尽くし泣き崩れる白岩の様子…。生々しい大人の恋愛を描く本作の、美しくも儚いストーリーが垣間見える映像となっている。■ストーリー家庭をかえりみなかった男・白岩は、妻に見限られ、東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。白岩はなんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。そんなある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島にキャバクラへ連れて行かれ、鳥の動きを真似る風変りな若いホステスと出会う―。名前は聡(さとし)。「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが...。【作品情報】公開日:2016年9月17日(土) テアトル新宿他全国公開監督:山下敦弘 / 脚本:高田 亮出演:オダギリジョー 蒼井 優 松田翔太 北村有起哉 満島真之介 松澤 匠 鈴木常吉 優香配給:東京テアトル+函館シネマアイリス(北海道地区)©2016「オーバー・フェンス」製作委員会
2016年06月09日女優・満島ひかりが26日、映画『駆込み女と駆け出し男』で第25回日本映画批評家大賞 実写部門 助演女優賞に選出され、都内で開催された授賞式に出席した。満島はスピーチ冒頭で「プライベートでお騒がせしております、満島ひかりです」と、16日に報じられた離婚&新恋人の件について触れた。会場が笑いに包まれると、満島は茶目っ気のある笑顔を浮かべた。満島は、受賞した作品『駆込み女と駆け出し男』について「みんなに支えられて、自分よりも年上の色っぽい女性の役をやらせていただきました」と紹介。「自分で見ると、まだまだだなあとか、いっぱい先輩たちに習うことがあるなあと反省点も多かったですけど、このような賞をいただけて、スタッフの方、キャストの方に、本当に感謝しています」と、言葉を贈った。今後については「少しずつ少しずつ、素直に頑張っていけたらと」と抱負を語る。多くの映画人が集まった授賞式について「映画の世界の先輩方の話を聞いていて、とってもいい会だなと。映画ってこんなに大人たちをイキイキとさせるものなんだなあと思って、私も一生懸命生きていこうと思いました」と、決意を述べた。また、満島の次に受賞スピーチを行った、助演男優賞(『ビリギャル』)の伊藤淳史は「僕はプライベートで特に騒がせてはいないんですけど、去年パパになりまして……」と報告。会場は笑いと祝福の拍手に包まれていた。○第25回日本映画批評家大賞 受賞リスト新人男優賞(南俊子賞)…山田涼介(『グラスホッパー』)新人男優賞(南俊子賞)…板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)新人女優賞(小森和子賞)…藤野涼子(『ソロモンの偽証』)助演女優賞…満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)助演男優賞…伊藤淳史(『ビリギャル』)主演女優賞…多部未華子(『ピースオブケイク』)主演男優賞…浅野忠信(『岸辺の旅』)新人監督賞…松永大司(『トイレのピエタ』)監督賞…大根仁(『バクマン。』)選考委員特別賞…濱口竜介(『ハッピーアワー』)編集賞(浦岡敬一賞)…伊藤伸行(『天空の蜂』)ドキュメンタリー賞…松本貴子(『氷の花火 山口小夜子』)映画音楽賞…池永正二(『味園ユニバース』)脚本賞…真辺克彦(『ソロモンの偽証』)撮影賞…町田博(『FOUJITA』)特別賞…中みね子(『ゆずり葉の頃』)特別賞…豊島公会堂特別賞…松永文庫作品賞…松竹『ソロモンの偽証』ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…草村礼子ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…仁科亜季子ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞)…浜田光夫ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)…吉永小百合ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)…山田洋次
2016年05月26日女優・満島ひかりが黒柳徹子を演じる、現在NHKにて放送中の「トットてれび」。この度、5月21日(土)放送の第4回にて、三浦大知がチャップリン役で登場することが明らかになった。NHKを辞めフリーになった徹子は、ますます多忙な日々。ラジオドラマの現場で出会い親しくなった脚本家・向田邦子(ミムラ)に、一度ゆっくり休みたいと心境を打ち明ける。休養宣言をした徹子に、NHKの朝ドラ「繭子ひとり」の仕事がくる。徹子の役は青森から上京して家族のため必死に働くおばさん・田口ケイ。徹子は役作りに打ち込む。田口ケイは大人気となったが、徹子は伊集院の説得を振り切ってニューヨークへ旅立つ――。テレビとともに歩んできた黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」をドラマ化する本作。 主演の黒柳さん扮する満島さんをはじめ、渥美清役の中村獅童、坂本九役の錦戸亮、向田邦子役のミムラらが登場し、笑いあり、涙ありのドラマ・バラエティーが描かれる。本作で三浦さんが演じるのは、徹子がニューヨークへ旅立ち出会うチャップリンの役。今回が役者デビュー初ドラマだという三浦さんは、満島さんから直接電話を受け快諾。「いつかひかりと一緒に何か物作りができたらいいなと、ずっと思っていたのでありがたいです」と共演を喜んだ。また、「もともと台本にせりふなかったのですが、急に『オニオンヘアー』というせりふを言うことになったのですが、全く正解が分からなく、その流れのまま言いました。そのあたりも視聴者の皆さんにダンスとともに注目して見てもらえたらうれしいです」とアピール。さらには「次は、ひかりが主役のドラマに主題歌などでコラボできたらと思います」と今後の目標も語った。一方、作品での共演は16年ぶりだと話す満島さんは、「収録をしていておどろいたのは、違った道を歩んでいたはずなのに波長がとても合うこと。大知が同じステージにいてくれる安心感の中で、ただただ楽しむことができました」と共演をふり返り、「好きなことを、心がぐるぐるしながらも思いっきり楽しむ勇気や、ワクワクしたりキラキラしたもの、次の一歩につながる、ささやかだけど大事なバトンをちゃんとチャップリンから受け取ることができたと思います」と得るものが多かったと話した。徹子がニューヨークへ旅立ち、改めて「私らしい」を見つめ直したとき、エンターテイメントのバトンを渡してくれる象徴として登場するチャップリン。彼と徹子が「New York,New York」を歌い踊るシーンは大きな見どころのひとつ。2人で打合せを重ねながら完成させた、息のあった華麗なショーは必見だ。「トットてれび」は毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月20日NHK・Eテレでは、5月12日(木)と19日(木)の2夜にわたり毎週木曜日放送の「ミュージック・ポートレイト」にて、妻夫木聡と満島ひかりの対談を放送することが分かった。4月7日よりSEASON6が始動した「ミュージック・ポートレイト」は、2人の著名人が“大切な10曲”を持ち寄り語り合う番組。まったく違う道のりを歩いてきた2つの人生が、音楽を通して響き合う。過去には、工藤静香とミッツ・マングローブ、YOUと是枝裕和、北川悦吏子と斎藤工らが登場。そして記念すべきSEASON6の初回&第2回放送には、西川貴教(「T.M.Revolution」)と高橋みなみが出演し話題を集めた。今回は、ともにトップを走り、兄妹のように親しい2人の俳優、妻夫木さんと満島さんを迎えオンエアする。端正なルックスと誰からも愛されるキャラクターで、『感染列島』や『悪人』、「オレンジデイズ」など、いまや映画やドラマにと主役を張り続ける妻夫木さん。しかし、18歳でほろ苦い俳優人生のスタート…。だからこそ役者という仕事に恋をした。そして、つかんだ夢の大河ドラマ主演。だが、上り詰めた地位に安住することなく、次に挑んだのは殺人犯。役者としての自らを極限まで追い込み続けた妻夫木さんに、力をくれた歌とは…?一方の満島さんは、11歳でアイドルユニットとしてデビュー。そして、スクリーンの中に自分の夢を見いだした彼女は、女優の道を歩み始めた。転機となったのは、壮絶な映画づくりの現場。「毎日明日死ぬって思ってた…」厳しい撮影の経験が彼女を本物の役者として脱皮させた。『北のカナリアたち』や舞台「100万回生きたねこ」など、映画にドラマ、そして舞台で刺激的な出会いと衝突を繰り返しながら、成長を続ける満島さんに寄り添ってくれた歌とは?今回、第1夜では人生の前半1曲目から5曲目までを紹介し、そして第2夜は、人生の後半6曲目から10曲目までを紹介する。映画・舞台に、そして海外の作品にも活躍の場を広げている妻夫木さん。そして、話題のドラマ「トットてれび」で若き日の黒柳徹子を演じている満島さん。互いに自分の意思で新境地を切り開き、来年公開予定の『愚行録』では兄妹役を演じるなど、これまで何度も共演を重ね、役者同士認め合う2人。さらに、普段でも兄と妹のように慕い合う存在だからこその苦悩、葛藤、そして本音がここで語られるようだ。「ミュージック・ポートレイト 妻夫木聡×満島ひかり」は5月12日(木)22時~第1夜、19日(木)22時~第2夜NHK・Eテレにて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月10日ドラマ「トットてれび」で黒柳徹子役を演じる満島ひかり。同世代の女優の中で演技派としてひときわ輝く満島さんは、本役を通して自身が通るべき新たな道筋を発見したようだ。その先に広がる世界とは…?黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」が原作の本作は、テレビ放送が始まった昭和28年にNHK専属テレビ女優第1号となった黒柳さんを主人公に、自由で創造的だったテレビ草創期の熱気と、森繁久彌、渥美清、坂本九、向田邦子らそうそうたる面々との友情を描いたバラエティドラマ。懐かしいヒットソングを現代風にアレンジしたミュージカル仕立ての演出も見どころのひとつ。当初、満島さんは「新しい印象で煌めき続ける徹子さんのパワーをそのままドラマに出せるのだろうか?」と疑問を抱くとともに、「再現ドラマになってしまうのが怖い」と思ったことを素直に打ち明ける。しかし、井上剛監督の「テレビの初めから歩んできた黒柳さんのパワーを借りて、もう一度新しいテレビを探したい!」という情熱に突き動かされ、「じゃあ、やってみようかな」と心変わり。「徹子さんからは『満島さんなら、まぁいいわ』と承諾をもらえたみたい」と笑みをこぼす。撮影するにあたり、黒柳さんからのアドバイスは、やはりあの独特の口調についてで、「『わたし、速いだけじゃないの。良く聞こえるの』と言われたので、それは気を付けています」と肝に銘じている様子。また、黒柳さんのことを「可愛い。魂の魅力を丸ごと発信できる人」と評する満島さんは、どんな時でも可愛くいるように心がけているとも。中村獅童(渥美清役)、ミムラ(向田邦子役)、吉田鋼太郎(森繁久彌役)ら共演者とも「モノマネではなく、それぞれが(演じる人物の)エッセンスを取り入れて、自分自身で体験することが一番の目標」と話し、当時生放送だった番組のシーンでは「自分たちならどう解決するか?徹子さんたちならどう解決するか?をダブらせて演じるので、半分リアルでドタバタしています」と述懐する。とは言え、「あまり臆病にならないで、そのときやりたいことをカメラの前でやれたらいいな」と目を輝かせる満島さん。ショーの場面では「歌い方も踊り方も決まりごとにならないようにやれたらと思っています」と、子供時代に所属していた音楽グループ「Folder」で培ってきたキャリアを活かす意欲ものぞかせた。多彩なキャラクターを演じてきた満島さんだが、唯一無二の存在感を放つ黒柳さんを演じることはやはり難解で、とりわけ「戦争を経験された方々の、これからは新しく楽しく生きていこうとするユーモアは真似できない」としみじみ。そんな思いもあって、黒柳さんに「(撮影)楽しいでしょ?」と聞かれた時、満島さんは「徹子さんの何十年を何か月でやることは楽しいだけじゃないです!」と訴え笑われたこともあったとか。かつてない体験を通して、さらに役者道をまい進する決意が固まったかと思われたが、満島さんは「女優さんは向いていない気がしています」と意外な言葉を口にする。その真意は「音楽やファッション、バラエティもコントも笑いもある中で仕事をするのが楽しい」。本作の「総合芸術な感じ」に魅了された満島さんは、「パフォーマンス・アーティストがいいな。フラフラーっとトボけながら、自分ができることをやって楽しみたい。だから徹子さんは理想的」と笑顔を向ける。未来に新たな夢を見出した満島さんの目は、黒柳さんにも負けないパワーに満ちあふれていた。「トットてれび」(連続7回)は4月30日(土)20時15分からNHK総合で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月30日4月30日よりNHK総合でスタートする土曜ドラマ『トットてれび』(毎週土曜 20:15~20:43 全7回)の試写会が21日、東京・渋谷のNHKで行われ、主演の満島ひかり、原作の黒柳徹子が出席した。黒柳徹子のエッセイ『トットひとり』と『トットチャンネル』をドラマ化した同ドラマは、テレビとともに歩んできた黒柳の若かりし日の姿を描いたもの。主人公の黒柳徹子役に満島ひかり、渥美清役に中村獅童、向田邦子役にミムラ、森繁久彌役に吉田鋼太郎が扮し、脚本を中園ミホが担当している。主演の満島は「5年ぐらい前の朝ドラ『おひさま』でお会いした時に『私の晩年の姿はあなたしかいない!』と口説かれましたが、まさか若い頃の黒柳さんを演じるとは思いませんでした」と驚きを隠さず、オファー時は「黒柳さんはパワーのある方。お話をいただいた時は『出来ません!』と断ったんです」と明かしたが、「『テレビで遊びたい』というお話をうかがい、徹子さんの人生をお借りして現代でどれだけテレビで遊べるかと思い、今頑張っています」と笑顔を見せた。一方の黒柳は「『おひさま』の時に満島さんと初めてお会いしたんですが、本当にいいなと思いました。どうせやっていただけるなら上手じゃないと嫌ですから、全体も似ているし演技も上手だし、自由な精神を持っている方ですね。(ドラマでの満島を見て)若かった時の私としか思えなったし、夢かと思いました」と絶賛しながら「私の若い頃があんな風だったと皆さんが思っていただけたらうれしいです」と期待を寄せた。黒柳の代名詞でもある"玉ねぎ頭"で揃って登場した満島と黒柳。"玉ねぎ頭"について満島が「徹子さんは良いアイテムを見つけたなと思いました。変身アイテムじゃないですけど、これをつけると強くなれる感じがします」と感想を。そんな満島を黒柳は「お綺麗な方なので、この髪型は綺麗な人に似合うと思いましたね」と合格点を与えていた。
2016年04月22日夏目漱石の妻・鏡子の視点から、夏目漱石とともに過ごした明治の時代を描くドラマ「夏目漱石の妻」が、9月下旬から放送開始することが分かった。誰もが知る「我輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」といった漱石の名作たち。その多くは、実は妻・鏡子との夫婦生活を下敷きに描かれている。正反対な性格ながら、支えあい、かけがえのない家庭を築いた二人…。そんな夫・漱石を、ドラマ「鈴木先生」で初主演を務め、昨年公開の映画<a href="" target="_blank">『ラブ&ピース』</a>で主演を果たしたことが記憶に新しい長谷川博己が、彼を支えた妻・鏡子を、映画<a href="" target="_blank">『そして父になる』</a>で日本アカデミー賞主演女優賞を獲得し、今月12日に公開した映画<a href="" target="_blank">『エヴェレスト 神々の山嶺』</a>でもヒロイン役を務める尾野真千子が演じる。ストーリーは2人の出会いから。裕福な家庭に育った中根鏡子(尾野真千子)は、厳格な父・重一(舘ひろし)から学問は不要と育てられ、19歳のときに夏目漱石(長谷川博己)と見合いをする。2人は互いに引き寄せられ、結婚。漱石が高校教師として熊本に赴任し、ここから新婚生活が始まる。漱石はとびきりの知性派ではあるが、幼少期に養子に出された過去から、家庭の温もりを知らなかった。情緒不安定で気難しい漱石をなんとか理解しようと、鏡子は夫が読むものを読み、夫の友人らと交わり難しい会話に混ざろうとするが、そうそう甘くない。そして鏡子は身ごもった子供を流産、孤独から自殺未遂をし騒ぎを起こす。危機の訪れに、夫婦としてどう乗り越えていくのか――。出演は、尾野さん、長谷川さん、舘さんのほか、黒島結菜、満島真之介、竹中直人、ほか。明治という激動の時代を駆け抜け、夫婦として成長していく二人の姿を、妻・鏡子の視点からどのように描き出すのか、放送を楽しみに待ちたい。「夏目漱石の妻」は、9月下旬より毎週土曜21時~NHKにて4週連続放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日俳優・満島真之介らが、オダギリジョーの主演で山下敦弘監督がメガホンを取る映画『オーバー・フェンス』(9月公開)に出演することが明らかになり25日、劇中で演じるキャラクターを捉えた写真が公開された。原作は、映画化されてきた『海炭市叙景』(10年)、『そこのみにて光輝く』(14年)に続く、作家・佐藤泰志氏による「函館三部作」の同名タイトルの最終章(『黄金の服』に収録)。主人公は、家庭を顧みず妻に見限られ、故郷の北海道・函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしている男・白岩(オダギリ)。毎日を無為に過ごしていた白岩はある日、訓練校の仲間にキャバクラへ連れて行かれ、風変わりな若いホステス・聡と出会い、強く引かれていく。満島と共に出演が発表されたのは、女優・優香と北村有起哉で、2人は山下監督作に初出演。満島は訓練校の生徒・森由人役を、優香は白岩の元妻・尾形洋子役を、北村は森と同じく訓練校の生徒・原浩一郎役を担当。公開された写真の中央では、森のタバコを吸う1シーンが映し出されている。逃げ場のなさから鬱屈(うっくつ)した表情が印象的だ。加えて洋子や原は、共に白岩の人生の過去と現在に関わり、函館の夏、同じ瞬間を生きる人間模様を捉えているという。訓練校で器用に作業をこなせず、度々鬼教官からの罵声を浴びている問題児の森を演じる満島は、自身の役柄を「自分にとって挑戦でした」と打ち明ける。それは、複雑なキャラクターであるがゆえに「悲しみ、孤独、僕の記憶の中にあるいろんな感情が森の行動に宿る気がしていた」からだ。本作については、「見る人、季節によっていろんな感じ方ができ、『今を生きている』そう強く感じられる映画」と表現している。優香は、現場を「山下監督の作品の中に、参加できる喜びと緊張が入り交じって、函館の風景や空気に触れながら、あっという間に過ぎていった数日間」と回顧。北村は、「ずっと皆で函館で合宿生活をしていたので、ファミリーのようでとても居心地がよかった」と満足気に振り返り、優香同様に「念願の山下監督ともついにご一緒できたのでうれしかった」と喜びの言葉を口にした。(C)2016「オーバー・フェンス」製作委員会
2016年03月25日『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』に続く、佐藤泰志原作の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』。オダギリジョー、蒼井優、松田翔太ら豪華キャストに加えて、この度新たに満島真之介、優香、北村有起哉の出演が決定した。家庭をかえりみなかった男・白岩は、妻に見限られ、東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。白岩は、なんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。そんなある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島にキャバクラへ連れて行かれ、鳥の動きを真似る風変りな若いホステスと出会う。名前は聡。「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが…。原作は、「そこのみにて光輝く」や「海炭市叙景」が映画化され話題を呼んだ作家・佐藤氏の「黄金の服」に所収される同名作で、佐藤氏が執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校にて過ごした自身の経験を基に執筆し、生涯最後の芥川賞候補作品となっている。また監督には、『苦役列車』『味園ユニバース』など、闇を抱えた人間たちに柔らかな光を与える名手・ 山下敦弘が務め、 脚本、音楽、撮影、照明は『そこのみにて光輝く』などで高い評価を受け続けるスタッフ陣が再集結している。キャストには、主人公・白岩役にオダギリさん、白岩と恋に落ちる女性・聡役に蒼井さん、白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役に松田さんと豪華キャストが顔を揃えた。そして今回新たに、オダギリさん演じる白岩らが通う職業訓練校の生徒・森由人役に、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や、アニメ「僕だけがいない街」では声優にも挑戦し、今年大注目を集める俳優・満島さん、森と同じく職業訓練校の生徒・原浩一郎役に、「ラストホープ」「怪盗 山猫」などに出演する北村さん、白岩の元妻の尾形洋子役に、「悪夢ちゃん」や大河ドラマ「花燃ゆ」などに出演するマルチタレント・優香さんの配役が発表された。満島さん演じる森は、職業訓練校で器用に作業をこなせず、度々鬼教官からの罵声を浴びている問題児。怒りや悲しみの衝動はあるけど動けず、じっと耐え、深い闇を抱えた役どころだ。 そんな森役を演じることについて満島さんは、「自分にとって挑戦でした。悲しみ、孤独、僕の記憶の中にあるいろんな感情が森の行動に宿る気がしていたんです」と語り、また「今日、その瞬間にその感情がどこにいるか、この映画は観る人、季節によっていろんな感じ方ができ、 『今を生きている。』そう強く感じられる映画です」とコメントしている。また、北村さん演じる職業訓練校の仲間・原、優香さん演じる白岩の元妻・洋子は、共に白岩の人生の過去と現在に関わり、函館の夏、同じその瞬間を生きる人間模様が描かれている。かねてより山下監督のファンだと語る二人だが、北村さんは「念願の山下監督ともついにご一緒できたので嬉しかったです。本当に映画が好きな人たちが集まって作った映画ですね」と語り、また優香さんも「山下監督の作品の中に、参加出来る喜びと緊張が入り混じって、函館の風景や空気に触れながら、あっという間に過ぎていった数日間。山下組に初参加させていただき、素晴らしいキャストの皆さん、スタッフさんとご一緒出来たこと、本当に幸せです」と喜びを露わにしている。監督をはじめとする邦画界を支える豪華スタッフ・キャストたちが作り上げる愛の物語。今回のキャスト発表でさらなる話題を集めそうだ。『オーバー・フェンス』は9月、テアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月25日貫井徳郎の小説『愚行録』が、妻夫木聡と満島ひかりをキャストに迎えて映画化されることが決定した。オフィス北野が企画と制作を手がけ、2017年に公開される。本作は、一家連続殺人事件の謎を追う週刊誌の記者・田中(妻夫木)が、理想的に見えていた一家の実像や、事件の真相に迫る過程を通して、人間が無意識に積み重ねていく“愚行”があぶりだされていくミステリー。満島は田中の妹、光子を演じる。「人間は愚かな生き物なのだ、ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません。僕たちはこの泥沼に浸かることに決めました」と語る妻夫木は「何度も共演させて頂いていますが、その都度役に全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです。全力で受け止め全力で返していければいいなと考えています」とコメント。「愚かさを追求すること自体、愚かな行為」としながらも「ですが、この映画に期待せずにはいられないこの想いこそ、人の業というべきものか。足を踏み入れてはいけないとわかっていつつも僕はこの作品と一緒に前進したいと思っています」と語っている。満島は「好んでやりたいと思う役柄ではありませんが、育った環境の中で生まれてしまった独特の愛について、存在についてを、いままでと違った風に問いかけられる予感がして、参加しようと決めました。切ないきもちが押し寄せてきて、涙してしまうこともありますが、同情なんかせずに、リラックスしてやりたいです」と言い、「ほんとうの兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です。新しい挑戦を一緒にやれる幸せも感じます」とコメントを寄せている。『マイ・バック・ページ』や『もらとりあむタマ子』を手がける向井康介が脚本を、ポーランド国立映画大学で演出を学んだ石川慶が監督を務める。『愚行録』2017年 全国ロードショー
2016年03月17日J-WAVE 81.3FMの新番組「AVALON」の制作発表会が3月7日(月)、都内で開催され、ナビゲーターを務める松岡茉優、KenKen(RIZE)、満島真之介、渡辺直美、テーマ曲制作を担当した渋谷慶一郎氏が出席した。月曜日「夢を捨てるな!」FIGHTING DREAMERS代表の松岡さんは、「普段“若手新進女優”的な前置詞をつけていただくことが多いんですが、U-25は私だけなので、誰よりもU-25の心に寄り添って盛り上げていきたいと思います」と、所信表明した。番組「AVALON」はNEW GENERATIONだけが住む不平・不満・不服が渦巻く架空の街という設定のもと、月~木まで割り当てられたナビゲーターが、その街をよりよくするために奮闘する政党の代表として、リスナーたちとディスカッションをしながら街を成長させていくという内容で送る。火曜日「和が道を進め!」我流の会代表のKenKenさんは、「小学校3年生のころベースヒーローになることを決めて、ひたすら自分の道を進んで生きてきました。学問もすべて放棄し(笑)、音楽だけで生きてきました。だからこそ言えることがあると思います」と鋭い眼光でリスナーに誓った。この日は「ぼっち」をテーマに、番組内容を一部再現するナビゲーターによるミニ討論会も行われた。それぞれ持論を展開する中、渡辺さんが「趣味を通して友達を作るといい」と話すとKenKenさんも頷き、「俺、(自分の)ライブで出会って結婚までいく人、何人も見てるからね」と驚きの事実を明かし、渡辺さんも「KenKenさんのライブを見に行けばいい!」と同調した。男気あふれる見た目とは裏腹、KenKenさんは柔和に人と接すると話す渡辺さんは「楽屋でも、『初めまして』が多い中、全部KenKenさんが回していましたよね」とそのコミュニケーション能力を絶賛。一方で松岡さんは、「さっき初めて会いましたけど、怖かったですよ。大きいし…」と委縮した素振りを見せると、KenKenさんも乗って「髪も長いしね(笑)」と場を和ませていた。「AVALON」は4月4日(月)より毎週月~木、22時~23時半まで、J-WAVE 81.3FMにて放送開始。(cinamacafe.net)
2016年03月07日野田秀樹作・演出のNODA・MAP第20回公演 『逆鱗』が1月29日、東京芸術劇場で開幕。公演に先立ち、28日にゲネプロが行われた。NODA・MAP第20回公演『逆鱗』チケット情報物語の主な舞台は、とある水族館と、深い海の底。水族館では、館長の鵜飼綱元(池田成志)、館員のイルカ・モノノウ(満島真之介)、警備員のサキモリ・オモウ(阿部サダヲ)らがせわしなく働いている。そこに現れたのが、電報配達人のモガリ・サマヨウ(瑛太)。電報を届けようとするモガリを、館長の娘で人魚学の若き研究者である鵜飼ザコ(井上真央)が留め置く。ザコはある企みを胸に秘め、人魚学教授の柿本魚麻呂(野田秀樹)と共に水族館で“人魚ショウ”を開こうとしていた。一方、海の底では、NINGYO(松たか子)をはじめとする人魚らと、彼女達の母である逆八百比丘尼(銀粉蝶)が、神秘的な雰囲気で佇んでいる。表層的にコミカルに物事が動く水族館と、時の流れが止まったかのような海の底。舞台では、対照的なふたつの世界が、入れ替わり立ち替わり現れる。ほとんど何もない白い美術の中、舞台上を横切るアンサンブルキャストや数枚の透明パネルだけで、場所や時代が瞬時に移るさまはマジカルだ。このふたつの世界は奇妙に繋がっている。逆八百比丘尼は水族館では鰯ババアとしてお馴染みの存在だし、モガリやサキモリは夢か現かわからぬまま海中を彷徨って人魚達に出会う。そうかと思えば、人魚ショウの出演者オーディションに、本物の人魚であるはずのNINGYOが応募する場面も。時に登場人物自身も混乱しながら、水族館と海底とを往還する。やがて、重要な任務を負う“潜水鵜”として海に潜るサキモリ、モガリ、イルカらと共に、劇は怒涛の展開へ。果たして、人魚の正体とは、届けるはずの電報とは、逆さについた鱗=逆鱗とは……?無数のピースが合わさって迎えるクライマックスには息を飲む。劇中、モガリが“誰もいない海”を見ることができる人はいないと指摘する台詞があるが、そうしたものを観客が目撃し得る演劇の特性、そして観客としての責務にも、思いを巡らさずにはいられない。現実と非現実を行き交いつつ、圧倒的な真実を浮かび上がらせる、野田秀樹流ファンタジー。主要俳優陣の生き生きとした確かな演技と、アンサンブルキャスト達による息の合った動きが、独特の世界に命を吹き込んでいた。公演は2016年1月29日(金)から3月13日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、3月18日(金)から3月27日(日)まで大阪・シアターBRAVA!、3月31日(木)から4月3日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールでも上演。取材・文:高橋彩子
2016年02月05日松たか子さんに瑛太さん、井上真央さん、阿部サダヲさんという豪華キャストが揃うNODA・MAPの新作舞台『逆鱗』。野田秀樹さんの舞台といえば、“キル→着る→KILL(殺す)→生きる”だったり、“オイル→老いる”など、単なるダジャレかと思いきや、そこから思いもよらない壮大な世界を見せてくれる。今回は、水族館に現れた人魚の物語ということだけれど…一体どんな舞台に?そして12年ぶりに野田作品に出演する阿部さんの心境は?***野田:前回、出てもらった『透明人間の蒸気(ゆげ)』から12年も経ってるんだね。まあこの間にも、何回か声は掛けていたんだけれど、台本が気に入らなかったみたいで…(笑)。阿部:いや…単にタイミングが合わなかっただけです。この12年の間にNODA・MAPの舞台も観に行ってますし!野田:そうそう『THE BEE』の時、長野まで観に来てくれたんだった。いつか俺の役をサダヲにやってほしいって言ったんだよね。阿部:(恐縮して)…ああ、はい。野田:僕が阿部さんを初めて認識したのは20年くらい前なんだけれど、その時、こういうすごい人が出てきたんだなって、とても印象に残ったんだ。それで『透明人間~』に出てもらったら、やっぱりすごく上手くて、また絶対にお願いしたいと思っていました。今回久しぶりだったけど、全然落ちぶれてなくて安心した。阿部:よかったです。野田:まあそれは冗談として、今回、阿部さんが出てくれることになって、どんなセリフを書いても、噛み砕いてもっと面白くしてくれるから大丈夫っていう安心感があったのよ。もし他の人だったら、こんなに長々書かないよなっていう昭和ギャグを連発したり…ほんとすみません(笑)。阿部:最初、半分だけいただいた台本では、ガチャガチャしたシーンばっかりで、ここからもっとふざけていくのかと思っていたんですよ。メンバー的にふざける人が多いですし。野田:確かにそうだね(笑)。阿部:でも、後半の台本を読んだらどんどん思いもよらない展開になっていって、読み終わったときには言葉が出なかったです。野田:うん。この作品に限らずだけど、ガチャガチャした芝居だと思って観ていると、いつの間にか引き返せないところにいるというか。知らず知らずのうちに作品の中に引きずり込みたいとは、いつも思ってる。阿部:ただ、台本のト書きに、でっかい水槽が運ばれてくるって書いてあるから期待してたんですけど…。野田:スタッフからも「水を使うんですか?」って聞かれたりしたからね(笑)。ただ、舞台に本物の水槽や水を出すよりも、僕は演劇のアナログ感でできることってあると思ってるからさ。演劇って言ったもん勝ちで、ここは海の底だって言ったら海の底になる。そういうリアリティって演劇ならではで、演劇をやってる身としては、やっぱり演劇でしかできない世界を作りたいし、劇場に来た人にしか感じられない衝撃を見せたいというのはあるかな。阿部:それにしても、文字を使った言葉遊びが出てきますけれど、あんなにたくさん考えるんですね。あまりの数に、じつは野田さん、暇なのかなって(笑)。野田暇なんでしょうね(笑)。◇右/のだ・ひでき劇団「夢の遊眠社」を解散後、‘93年にNODA・MAP設立。『THE BEE』『エッグ』など、国内のみならず海外でも作品を上演し、高い評価を得ている。左/あべ・さだを’92年より大人計画に参加。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。バンド“グループ魂”では、ボーカルを務める。映画『殿、利息でござる!』が5/14公開予定。◇1月29日(金)~3月13日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス作・演出・出演/野田秀樹出演/松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲ、池田成志、満島真之介、銀粉蝶S席9800円A席7800円サイドシート5500円当日券あり。NODA・MAPTEL:03・6802・6681www.nodamap.com大阪、北九州公演あり※『anan』2016年2月3日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2016年01月27日フジテレビ系のテレビアニメ『僕だけがいない街』の完成披露試写会が5日、都内で行われ、声優キャストの土屋太鳳、満島真之介、赤崎千夏、伊藤智彦監督が出席した。7日(毎週木曜 24:55~)に放送スタートする本作は、三部けいの同名漫画をアニメーション化したSFサスペンス。自分だけ時間が巻き戻る現象"リバイバル"に悩まされる藤沼悟は、自らの過去と対峙することになる――というストーリーで、主人公の少年期を土屋、青年期を満島が務める。声優初挑戦の土屋は、「自分の課題を感じました。声に命を吹き込むのは、やっぱり難しい」とアフレコを振り返りながら、「この作品にはリアルな表現がある。心がつぶされそうな場面もあるけど、だからこそ魂の温かさを感じてほしい」と力強くアピール。土屋同様、初のアフレコに挑んだ満島も、「声優さんたちと関わる機会がなかったけど、俳優と声優の垣根を超えてやっていこうというチームワークがいい」とその手応えを語った。また、イベントでは"リバイバル"の話題になり、満島が、「母親のお腹の中に入ってみたい。羊水の中がどんな感じなのか体験してみたい」と話すと、土屋も、「赤ちゃんの時。声が枯れるまで泣く子だったので、『大人になったら声の仕事をするから、泣き過ぎないで』と言いたい」とにっこり。そんな土屋は、最後に今年の抱負を聞かれると、「今年はチームを大切にしたい。昨年は、いつの間にか周りの人に支えてもらっていたので、自分から意識してチームの魅力を噛みしめたい」と意気込んでいた。
2016年01月06日フジテレビの「ノイタミナ」枠の新アニメ「僕だけがいない街」の完成披露試写会が1月5日(火)に開催され、声優を務めた土屋太鳳と満島真之介、赤崎千夏、伊藤智彦監督が舞台挨拶に登壇した。三部けいの大人気漫画のアニメ化となる本作。突然、自分だけが過去の時間に舞い戻ってしまう“再上映(リバイバル)”に悩まされてきた藤沼悟は、ある大事件に遭遇したことをきっかけに成人から一気に小学生時代に戻ってしまう。そこで、悟は自身の知る過去を変えるために動き出すが…。土屋さんと満島さんは、それぞれ悟の小学生時代、成人の声を担当しており、共にアニメ声優初挑戦。土屋さんは「悟として生きる時間は、私にとってあまりに大きな挑戦です。緊張して、真っ白になるのを通り越して、透明になりそう…」と不安を吐露。この日、上映されたのは2話までで、これからもアフレコは続くが「声優の先輩方の声は生きて見えます。圧倒されながら勉強させていただいてます」と語り、さらに「見ていただく方に鍛えていただけたら!」と叱咤を含めて受け止め、成長していく“覚悟”を口にする。満島さんも初アフレコ体験を振り返り「緊張しました」と語るが「小さい部屋にみんながいて、密な空間でチームでやっているというのを感じて、そこに救われました」とプロの声優陣に囲まれての収録が刺激と励みになっていると語る。赤崎さんは「スタッフさんを含め、すごく丁寧に作っている作品です。それはみなさんに伝わったんじゃないかと思います。伊藤監督がこの先の展開も、存分に見応えのあるものにしてくれると思います!」と作品の仕上がりに自信をのぞかせた。もしも、実際に記憶を持ったまま過去にさかのぼるリバイバルの能力があったら?という問いに、土屋さんは「私は赤ちゃんのときに戻りたい。すごく泣く子で声が枯れていたらしいので…」と語る。満島さんはさらにさかのぼって「いまの意識を持ったまま、母のお腹の中、羊水の中を体験してみたい。記憶がないときに戻ってみたい」と明かした。新年ということで今年の抱負を尋ねると、土屋さんは「チームを大切にしたい。昨年はチームワークの大切さを感じることが多かったんですが、いつの間にか周りに支えてもらっていたので、今年は自分から意識して、チームの魅力を噛みしめたい」と語った。満島さんは「自分に誠実に生きたい」と宣言。悟と重ね合わせるかのように「過去、家族、自分と向き合って、そこから出てきたものに嘘をつかず、抗わずに生きたい」と抱負を口にした。最後に土屋さんは改めて、本作の魅力について「人は一人では生きていけないし、特殊能力だけでは人は救えない。人の温かさ、魂の温かさを感じていただけたら」と呼びかけた。「僕だけがいない街」はフジテレビのノイタミナほかにて1月7日(木)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2016年01月06日1月7日(木)からスタートするTVアニメ『僕だけがいない街』で主人公・藤沼悟の声を俳優の満島真之介が演じている。満島は舞台と映像の両方で着実にキャリアを積み、観客から高い評価を集めているが、初めてアニメの声を演じるにあたって「この原作とスタッフ、声優の方がいるだけで他には何も言うことはないです。僕はそこに吸い込まれていけばいいだけです」と笑みを見せる。その他の画像原作は三部けいの人気コミックで、自分だけ時間が巻き戻る現象“リバイバル(再上映)”に悩まされる悟が、自らの過去と向き合おうともがく姿と、彼の少年期のドラマが平行して描かれる。満島がアニメの声を演じるのは本作が初めてだが「映画と違って、話数を重ねながら演じられるので、役と共に成長していける時間があることは魅力的ですし、うれしかったです」という。満島は「僕の見た目と悟の見た目が真逆なので、キャスティングの方が大きな挑戦をしない限りは実写では絶対に演じることはできないと思った」と分析するが、だからこそ演じる上では、自身の“ありのままの声”にこだわったという。「最初は『キャラクターに寄せた声でやらないといけないのかな』とも思ったんですけど、それではキャラクターの幅が広がらない気がしたんです。今まで生きてきた僕の声と、あの風貌と身体で生きてきた悟の動きが、同じ想いで重なると、実写では見えてこない幅が見えてくる気がしています」ちなみに、本作では青年の悟の声を満島が演じ、少年時代の悟の声を土屋太鳳が演じる。「実写では男の子の役は、本当に男の子が演じることが多いので難しいキャスティングですよね。でも、太鳳ちゃんと演じてみて、人として根本的なところが少し似ていると思ったんです。年齢も離れているし、育った環境も性別も違うのだけど、持っているパワーや、受ける印象が似ているなと思って『この人とだったら、さらに役が魅力的になる』と思えたんです。だから、すごく演じやすいですし、ふたりの声が重なるシーンでは、テストをしなくても呼吸が合う。今回は一緒に演じるチャンスがたくさんあるので、お互い成長していくだろうし、作品も深まっていくと思います」原作に惚れ込み、共演する声優陣に尊敬の念をみせる満島は「この体験は大切にしたいですし、おもいっきり楽しみたい。素晴らしい原作、スタッフ、キャストの力を借りて誠実に声を届けたいです」。彼は、作品のもつメッセージはしっかりと表現したいと考えているようだ。「過去への想いは色々ありますが、その時は全力でやっていたんですよね。だからこそ“いま”何ができるのか、どう生きていくのかを観ている人に感じてほしいです。そして、観ている人にキャラクターの“過去”をどこまで感じてもらえるのか。それが作品の核だと思うので、ひとつひとつ言葉を大切にしながら演じていきたいです」『僕だけがいない街』1月7日(木)より、毎週木曜24:55からフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始
2016年01月05日映像化権争奪戦となった話題のコミック「僕だけがいない街」。藤原竜也や有村架純ら豪華キャストで映画化されることでも話題の本作だが、この度アニメ版に土屋太鳳と満島真之介が2人1役で声優に初挑戦することが決定した。主人公・藤沼悟は漫画家としてデビューするもいまひとつ結果を出せずに毎日を過ごす青年。自身の意図とは無関係に【時空移動=タイムリープ】する謎の特殊現象“再上映(リバイバル)”に巻き込まれる。何か悪い事が起こる直前まで時が巻き起こる現象、再上映。それは、その原因が取り除かれるまで何度も繰り返される。まるで誰かに「お前が防げ」と強制されているかのように…。しかし、ある日起きた事件をきっかけに、その現象に大きな変化が訪れる――。原作は、2012年より「ヤングエース」(KADOKAWA)にて絶賛連載中の三部けいの同名コミック。「マンガ大賞」や「このマンガがすごい!」に昨年、今年と2年連続ランクインし、コミックス累計発行部数は167万部を突破、書店員や各界著名人から絶賛のコメントが多数寄せられ、一度読み出したら止められない、息もつかせぬ展開でファンの心を惹きつけた。今回放送に先駆け、主人公・悟役に2人1役で土屋さんと満島さんが初のアニメ声優することが決定。10歳の悟役を演じるのは、『図書館戦争』、「下町ロケット」(TBS)や『orange』の公開も控える土屋さん。そんな彼女は「原作を読み終わったとき、私は立ち直れませんでした。この物語で描かれるたくさんのことは、残酷で哀しく、許されることではありません。だからこそ真摯に向き合い、誠実に演じたいと思います」と原作について語り、「嬉しいと同時にとても緊張しています。いまは二次元の世界で生きる悟を追いかけようと必死ですが、背中はあまりにも遠く、焦るばかりです。悟のように全力で、あきらめず食らいついていきたいと思います」と本作の意気込みも語っている。また29歳の悟を演じるのは、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などに出演する満島さん。今回が土屋さんと同じく初のアニメ声優挑戦となる満島さんは「オファーを頂いたときは、率直にうれしかったです。声だけで表現する世界にとても興味があるので、ワクワクしています」と喜びを表し、「原作を読ませて頂き、何の変哲もないどこにでもいるような青年を主人公に、ここまで繊細な愛情溢れるサスペンス作品を造る三部先生に驚かされました。『あのとき違う選択をしていたら、自分の人生どうなっていたんだろう』という誰もが感じたことのあるであろう感覚が、彼を大きく動かすことになります。日常の中で、ふと舞い降りる記憶の糸を、現在の自分が新たに紡いでいくような作品です」と作品についてもコメントしている。そんな2人について「銀の匙 Silver Spoon」第1期など若くしてヒット作を連発する監督・伊藤智彦は「藤沼悟という役は、ヒーローではなく、抜けたところのある役なんですね。そういう演技が出来る方を探して、お二人の名前に辿り着いたんです。土屋さんは、声を張っても怒りを感じさせないというところが、悟らしいなと。他の子供たちとのバランス的にもよかったと思います。満島さんは、実写映画などで見せる芸幅の広さに加えて、ナレーションをCMでやっているのも大きかった。悟はモノローグがとにかく多いキャラですからね」と二人の起用について語っている。またそのほかキャストには、雛月加代役に悠木碧、赤崎千夏、大地葉、鬼頭明里、七瀬彩夏、高山みなみなど声優陣が脇を固めている。計算し尽くした緻密な演出、リアリティをもたらす美術、物語を彩る音楽、そのなかで動き出す息を吹き込まれたキャラクターたち。そんなアニメーションで新たな「僕街」を目撃してみて。「僕だけがいない街」は2016年1月7日(木)よりフジテレビ・ノイタミナにて放送開始。(cinemacafe.net)
2015年12月03日来年1月からフジテレビ“ノイタミナ”ほか各局で放送されるTVアニメーション『僕だけがいない街』のメインキャストが発表された。主人公・藤沼悟役は、土屋太鳳と満島真之介が2人1役で演じ、声優初挑戦となるふたりがコメントを寄せた。その他の画像原作は、“時間逆行”サスペンスとして実写映画化も決定している三部けいの人気コミック。自分だけの時間が巻き戻る現象“再上映(リバイバル)”に悩まされる青年が、自らの過去と向き合おうともがく姿が描かれる。ふたりはオーディションで選ばれ、「少年らしさを感じる」という理由から土屋が10歳の主人公を、「落ち着きながらもどこか影を感じさせる」という理由から満島が29歳の主人公を演じる。原作について土屋は「原作を読み終わった時、私は立ち直れませんでした。人の心に巣食う闇があまりにも深くて重い。でもその闇の中に、懐かしい体温のある優しい光が、必死に瞬いてるようにも感じました。この物語で描かれるたくさんのことは、残酷で哀しく、許されることではありません。だからこそ真摯に向き合い、誠実に演じたいと思います」とコメント。満島は「何の変哲もないどこにでもいるような青年を主人公に、ここまで繊細な愛情溢れるサスペンス作品を造る三部先生に驚かされました。『あのとき違う選択をしていたら、自分の人生どうなっていたんだろう』という誰もが感じたことのあるであろう感覚が、彼を大きく動かすことになります。日常の中で、ふと舞い降りる記憶の糸を、現在の自分が新たに紡いでいくような作品です」と語っている。初めて挑むアフレコについて土屋は「今は二次元の世界で生きる悟を追いかけようと必死ですが、背中はあまりにも遠く、焦るばかりです。ですが必要なテクニックなどを教えていただきながら、悟のように全力で、あきらめず食らいついていきたいと思います」。満島は「オファーを頂いたときは、率直にうれしかったです。声だけで表現する世界にとても興味があるので、ワクワクしています」と意気込んでいる。本作を手がけるのは『ソードアート・オンライン』シリーズなど多くのヒット作を手がけてきた伊藤智彦監督。監督は「おふたりがアフレコをされていく中で得られるものが、悟の成長感と結びついていけば大成功かなと思っています。僕もその時を楽しみにしています」と期待を寄せている。土屋と満島のほか、悠木碧(雛月加代役)、赤崎千夏(片桐愛梨役)、大地葉(ケンヤ役)、鬼頭明里(ヒロミ役)、七瀬彩夏(オサム役)、菊池幸利(カズ役)、水島大宙(白鳥潤役)、高山みなみ(藤沼佐知子役)、宮本充(八代学役)が参加することも発表された。『僕だけがいない街』2016年1月7日(木)よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始
2015年12月03日1936年にノーベル文学賞を受賞したアメリカの巨匠劇作家ユージン・オニール。その最高傑作『夜への長い旅路』には、麻実れい、田中圭、満島真之介、益岡徹のきらびやかな実力派が結集し、この4人を、濃密でドラマティックな舞台作りで注目を集める演出家・熊林弘高が束ねる。家族の悲劇を生々しく描くこの舞台の初日をレポートしよう。「夜への長い旅路」チケット情報うす暗い照明の下、濃い茶色の板の間が舞台中央に横たわる。その左右両脇に広がる灰色の砂。タイロン一家の別荘である。客席通路の階段を、満島真之介演じるエドマンドが無言で降りてきて、舞台は始まる。4人家族の壮絶ないさかいの記録。たった1日の物語。麻実れいが演じる妻のメアリーは、全身が一本の美しい線。知的でもの静かな女性だが、次男の結核を認められず、また、深刻な麻薬中毒に陥っていて、その言動は不安定だ。感情と視線と手の動きが、絶え間なく漂っている。静謐で、気高い狂気。田中圭の長男ジェイミーは、恐らく、この一家で一番、残酷な真実から目をそらさずにいる男だ。母の麻薬中毒についても、弟の結核についても、躊躇なく直言。田中圭が、まっすぐ俊敏なセリフと動作でこの男を描く。その言葉の刃は、家族も自分も傷つける。次男エドマンドの満島真之介。母メアリーと深い情愛でつながる。繰り返される母親との強いスキンシップ。へらず口は叩くが、家族全員に対して愛情を隠さない末っ子は、小さな咳が止まらない。死への恐怖か、時として、ふっと暗い表情で目を伏せる。多弁でエネルギッシュ、怒りっぽいのが益岡徹の父ジェイムズ。妻の麻薬中毒を心配し、次男の結核に心を痛め、長男の怠惰な生活を叱る。大きな声、まくしたてる口調、威圧的な物言い。複雑な人物を、ベテランが振れ幅の大きい演技で描く。言葉の応酬だけでなく、身体の接触を最大限に使う。熊林弘高の演出にはおなじみの光景だ。鼻が接触する距離で怒鳴りあう。つかみ合い、相手を床にねじふせる。胸に飛び込み、すがりついて甘え、頬に唇を寄せる。ラストの暗闇に消えていく、妻メアリーの長く哀しいモノローグが語るもの。それは、この家族の本当の崩壊か、それとも、再生の予感か。客席のひとりひとりが、大切な人のことを考えながら帰り道につく、そんな舞台だった。公演は9月23日(水)まで東京・シアタートラムにて。大阪公演は、9月26日(土)から29日(火)まで、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。チケットは発売中。
2015年09月08日