劇団創立95周年となるOSK日本歌劇団の、約1年ぶりとなる新橋演舞場での8、9月公演『レビュー夏のおどり』。この度記者懇親会が行なわれ、OSK日本歌劇団トップスター 高世 麻央(たかせ まお)、また男役スターの桐生 麻耶(きりゅう あさや)、楊 琳(やん りん)、真麻 里都(まあさ りと)、悠浦 あやと(ゆうら あやと)が出席した。【チケット情報はこちら】『レビュー夏のおどり』は、和物、洋物レビューの豪華2本立てで構成され、第1部の『桜鏡~夢幻義経譚~』は源義経の物語を元にした和物舞踊レビュー。牛若丸から義経へ成長する自身の配役について高世は「知られているからこそイメージを壊さないように、自分らしく演じたいと思います」と話す。また壇ノ浦の合戦の場面についても「舞台機構をふんだんにつかい、自分たちが演じていてもワクワクする演出をいただいているので、緊張感をもって演じられれば」とやる気を見せた。弁慶を演じる桐生は「弁慶を演じるなら桐生さん」と言われることについて苦笑しながらも、「弁慶と義経の絆に、自分と高世さんの関係に重なるところがあるのかな、と思いながら演じています」と語った。第2部の『Brilliant Wave~100年への鼓動~』はラインダンスや黒燕尾の男役と“ダンスのOSK”と呼ばれるその実力を楽しむことができるレビュー。見所を聞かれ、「本当に全部が見所だとおもいます」と答えたのは楊。「演舞場だけ異様に気温が高いぞと思われるくらい、体中からパワーを出してヒートアップしていきたいと思います!」と意気込んだ。真麻が見所にあげたのはフィナーレの黒燕尾。「フィナーレは久々の正式な黒燕尾。階段で男役がずらっと並ぶとゾクゾクしますし、それを皆さんにも感じていただけたら」と話した。悠浦はリフトの多さに注目してほしいと話し「ご覧になったお客様から『女性同士でどうやって?』と聞かれるのですが、それは企業秘密ということで」と茶目っ気たっぷりに会場を笑わせた。トップスター就任3年目となる高世は、本公演について「歴史ある新橋演舞場で今年も公演させていただけること、東京の皆様に観ていただけると思うとワクワクします。OSK日本歌劇団は95周年を迎えさせていただきましたが、これからの100周年に向けて歩んでいっているような躍動的な作品を、ひとりでも多くの方に観ていただければと思います」とコメント。レビューに馴染みがなくとも楽しめる、OSK日本歌劇団のエネルギッシュなパフォーマンスをぜひ劇場で体感してほしい。公演は8月31日(木)から9月3日(日)まで、新橋演舞場にて。チケットは一般発売中。
2017年08月01日グラビアアイドルと戦国武将を融合させたフジテレビONEバラエティ番組『鎧美女』が、DVD付き写真集として、10月26日に発売される。2015年4月にスタートした同番組は、今年からシーズン2がスタート。毎回、戦国武将に焦点を当て、その人物が着用していた甲冑を紹介。甲冑姿のグラビアアイドルが1枚1枚脱ぐ姿を見せながら、時代考証や解説を交える。歴史教養番組の要素に妖艶な美しさを織り交ぜた構成が話題となっている。写真集に登場するのは、青山ひかる、倉持由香、佐藤聖羅らグラビア界で人気の12人。甲冑を脱ぎ去ると水着姿があらわになり、肌にはまるで強く縛られていたかのような「甲冑痕(かっちゅうこん)」が浮かび上がる。■登場するグラビアアイドル藤田可菜(真田幸村)/倉持由香(織田信長)/安枝瞳(上杉謙信)/佐藤聖羅(直江兼続)/小泉梓(豊臣秀吉)/森田涼花(黒田官兵衛)/菜乃花(立花宗茂)/青山ひかる(源義経)/寺田安裕香(大友宗麟)/井上早紀(本多忠勝)/田中涼子(加藤清正)/橘ゆりか(黒田長政)(C)フジテレビ
2016年10月19日フジテレビ系「スカッとジャパン」の「胸キュンスカッと」でも人気を集める高杉真宙が、雑誌「トリックスターエイジ」で撮影してきた人気企画「まひろさんぽ」に、新たに撮り下ろしを加えたビジュアルブックを発売することになった。今回は、2015年から2016年にかけ、高杉さんが映画やドラマのロケ、写真集撮影、イベントなどで訪れたさまざまな場所や、行ってみたい地方を旅する姿に密着。各地の街並みを歩き、食べ、遊ぶ姿を撮影したもので構成した1冊となっている。初めての写真集撮影をした鎌倉、2度訪れた京都、源義経に扮し「義経東下り」を体験した平泉、WOWOW連続ドラマW「カッコウの卵は誰のもの」で初めて雪を体験した安曇野、20歳を金髪姿で迎えた映画『PとJK』ロケ地の函館など、ロードムービー的なフォトブックでありつつ、10代後半から20代を迎える高杉さんの貴重な姿を追いかけた成長記としても必見。また、各地で訪れたお店や名所なども紹介し、「まひろさんぽ」をなぞりながら旅を楽しめる“旅本”ともなっている。なかでも、「一番思い出に残ってる地方は平泉と函館」と高杉さん。「平泉では馬に乗り、源義経の扮装で参加した『義経東下り行列』を撮り下ろしていただきました。僕と一緒に行列をした方もその時代の扮装で、まるでタイムスリップしたような感覚でした。今度はいつか時代ものなどで、馬に乗って演技をしたいと感じたことを覚えています」と、新たな決意を秘めたことをコメント。また、『PとJK』の函館では「金森レンガ倉庫や海など、たくさんの観光名所に行かせていただきました。北海道は冬のイメージが強いですが、夏の北海道は自然が豊かで、路面電車が走っていたりなど、すごく和む場所なんです。この期間は役作りのために金髪だったので、『まひろさんぽ』も金髪。最後の10代のグラビアです。それもあって強く思い出に残っています」と、特に印象深かった様子。「函館は海に近いので、海鮮が新鮮で本当においしくて!中でも僕はイカが特に好きで、次、函館に行ったときはイカ釣りに挑戦したいなぁと思いますね」と語っている。長野の安曇野も思い深く、「初めてウィンタースポーツに挑戦して、最初は転んでばかりだったんですが、だんだん雪にも慣れてきてすごく楽しかったのもありましたし、あんな大量の雪を見たのも初めてで、吹雪の時なんて前が見えないくらいで、なのになぜか幻想的で綺麗で…。『長野編』を見ると、そんな思い出が蘇ります」とコメント。さらに、もう一度行ってみたい場所として、新たにこの秋撮り下ろしされた古事記の世界を巡る島根(出雲・松江)を挙げ、「『ここは何々があった場所なんだよ』と聞きながら巡ったので、次はしっかり歴史を知って、実感しながら見てまわりたい」と興味津々。そして、新しい「さんぽ」に行くなら、地元・福岡に行きたいとのこと。「僕は中学2年で上京しているので、意外と福岡のことを知らないので『福岡まひろさんぽ』で福岡に詳しくなりたい」と語る。「この2年間、各地でたくさんのお仕事があり、家にこんなにいないことがあるのか?と思うくらい、東京にあまりいなかった期間でした。そんな僕を各地で撮影していただきましたが、18歳と20歳の僕は、写真の撮られ方や顔もいろいろ変わっていっているのを感じます。そんな2年を、こうやって1冊にしていただけることが本当に嬉しいです」と、自らも成長を実感している高杉さん。貴重なたくさんの経験が詰まったフォトブックで、その成長を確かめてみて。「高杉真宙 ~まひろさんぽ~」は11月4日(金)発売。(text:cinemacafe.net)
2016年10月12日若手俳優・高杉真宙が、岩手県平泉にて開催される春の藤原まつり「源義経公東下り行列」にて、これまで稲垣吾郎や滝沢秀明、溝端淳平、山本裕典、吉沢亮らが扮してきた“源義経”役に挑むことが分かった。「東下り行列」は、義経が兄・源頼朝の追討から逃れて平泉の地にたどり着いたときに、奥州藤原氏の4代目・秀衡や地元民に歓迎された故事に倣ったもので、総勢約100名の参加者で平安絵巻を再現する。1955年から続く歴史のある行事であり、沿道には例年、約18万人~20万人の見物客が訪れる。過去の義経役には注目の若手俳優が務めていることでも知られ、2005年の東下り行列は、当時放送中のNHK 大河ドラマ「義経」で主演を務めた滝沢さんが参加したことで話題を集め、過去最高の観光客が訪れた。松岡修造と共演する「ファブリーズ」TVCMや、「仮面ライダー鎧武/ガイム」「表参道高校合唱部!」などで知られる高杉さんは、WOWOWの連続ドラマW「東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」でスキー、「アディダス」のオリジナルムービーではダンスに挑戦しているほか、主演舞台「闇狩人」なども控えるネクストブレイク必至の注目株。「1955年から始まった、本当に歴史あるお祭りで、過去にたくさんの有名な方が義経役をされているので、とても光栄ですし、喜びとともにすごく緊張があります。僕にとっての源義経は“儚く強い”ってイメージです。そんなイメージが表現出来たらいいなと思っています」と、“悲劇の美男子”義経役に意欲満々。「見にきてくださる皆さまに、素敵な義経をお見せ出来るよう、精一杯頑張り、また楽しみたいと思いますので、よろしくお願いいたします!」と、その意気込みを語っている。春の藤原まつり「源義経公東下り行列」は岩手県平泉町にて5月3日(火・祝)開催予定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日朝日新聞社は、東京国立近代美術館およびBS朝日との共催により、歴史上の人物や場面を描いた名作で知られる日本画家・安田靫彦の大回顧展「安田靫彦(やすだ・ゆきひこ)展」を開催する。会期は3月23日~5月15日(月曜休館、ただし3月26日/ 4月4日/5月2日は開館)。会場は東京都・竹橋の東京国立近代美術館。開館時間は10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで/金曜日は20:00まで開館)。入場料は一般1,400円/大学生900円/高校生400円で、前売り券(12月1日~3月22日販売)は一般1,200円/大学生800円/高校生300円。(会期中、一部作品の展示替えあり)同展は、源平合戦での源頼朝・義経兄弟の対面を描いた「黄瀬川陣(きせがわのじん)」や、女性人物画の傑作「飛鳥の春の額田王(ぬかたのおおきみ)」など、歴史画の名作で知られる巨匠日本画家・安田靫彦の大回顧展。ヤマトタケルや聖徳太子、源頼朝、源義経、織田信長、豊臣秀吉、宮本武蔵など、教科書や切手などでお馴染みの有名作品から、"靫彦戦後の3大美女"と言える「王昭君(おうしょうくん)」(3月23日~4月17日展示)、「卑弥呼(ひみこ)」(3月23日~4月17日展示)、「飛鳥の春の額田王」(4月19日~5月15日展示)まで、100点を超える作品が展示される。なお、展示作品のすべてがデッサンや下図を経て描かれた"本画"とのこと。なお、同展は作品保護のため、会期中一部作品の展示替えがある。2回訪館してすべての作品を観たいという人向けに、割安となる観覧券2枚セット「頼朝・義経券」も用意されている(当日券2,500円/前売り券2,000円)。なお、頼朝・義経券は「2人で訪館(1度)」の際にも利用可能とのことだ。前売り券は、東京国立近代美術館(開館日のみ)、本展特設サイト(オンラインチケット)、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、イープラスで購入できる。
2015年11月20日迫力のアクションで魅せ、“笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい”演劇を作り出している30-DELUXの最新作、『新版 義経千本桜』が7月16日、東京・サンシャイン劇場で開幕した。主演は元宝塚雪組トップスターの水夏希。チケット情報はこちら源平合戦の時代を背景に、勝利大将でありながら兄頼朝に謀反を疑われ都落ちしていく源義経を軸に、壇ノ浦から逃れた平家の大将たちの姿、そして武士たちの戦いに巻き込まれた庶民たちの悲劇…と、歴史の「if」が描かれていく『義経千本桜』。その歌舞伎の三大狂言として知られる本作を、30-DELUX流に大胆にアレンジ。渡海屋銀平、いがみの権太、狐忠信といった人気のキャラクターたちのエピソードもしっかり描き、原作の要素を活かしながらも、オリジナリティもたっぷり加えた、切なく、面白く、そして熱い時代劇が誕生した。なかでも、歌舞伎ではあまり描かれない義経の内面の葛藤や、義経と弁慶を筆頭とした家来たちとの関係性などがしっかりと描かれるところが『新版~』ならでは。さらに義経の背負うバックボーンには斬新な解釈が加えられた。水夏希は、その義経を悲しくも凛々しく魅せる。揺れる心を隠しもせず、それでも力強くまっすぐに立つ姿はカッコ良く、水夏希という女優が持つ魅力が存分に生きた。彼女にとっても代表作になりそうなはまり具合である。一方で、やはり原作が本来持つ群像劇という部分でも、充実のキャストが多彩な表情をみせた。弁慶を演じる馬場良馬が熱い感情を爆発させれば、静御前に扮する新垣里沙が激しくもまっすぐな思いをほとばしらせる。平惟盛に扮する坂元健児はシリアスな演技で物語を締めると同時に、“世話物”的なやわらかい表情も見せ芸達者ぷりで舞台を支える。碇知盛のシーンを歌舞伎さながらに熱演する小笠原健、不良少年・いがみの権太がみせた一世一代の大芝居を悲しくみせた聖也、佐野岳の華やかなアクロバットなども印象的。それぞれがそれぞれに必死に生きたその生き様が、義経を中心とした大きな時代のうねりに巻き込まれていくさまが、悲劇的かつドラマチックに立ち上がる。膨大な情報量のある原作の筋がわかりやすく整理され、古典作品の再発見、という意味でも価値のある作品。もともとファンタジックな時代モノを得意とする30-DELUXの作風ともマッチし、彼らと歌舞伎作品との幸せな融合をみた。さらに能舞台のようなセットや、人形浄瑠璃を取り入れた演出など、歌舞伎のみならず、日本の伝統芸能を果敢に取り入れたところにも意欲を感じる。30-DELUXのこれからの展開にも期待を抱かせる作品だ。初日を終えた水は、「やっぱりお客さまが入ると違いますね。前説から超・盛り上がって、温かい空気を感じました。ここからがスタート、集中して一回一回丁寧に挑みたいと思います」と手ごたえを感じている様子。公演は7月20日(月・祝)まで同所にて。その後愛知、福岡、大阪でも上演される。チケットは発売中。
2015年07月17日2010年より毎年恒例となっている市川染五郎主演公演「渋谷金王丸伝説」が8月7日(金)から、今年も渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールで開催される。「渋谷金王丸伝説」チケット情報染五郎が和洋の舞踊家・ダンサーとともに、渋谷に伝えられる英雄・金王丸の雄姿を和楽器のリズムで躍動的に描く舞台。今年は渋谷のスクランブル交差点を題材に取り上げる。今や日本の名所として海外にも知れ渡る場所で、時空を超えた様々な人々が出会い、やがて金王丸はかつての主君・源義経と宿命的な対決を迎える。「大和田夏祭り 2015伝承ホール寺子屋 渋谷金王丸伝説」は8月7日(金)から9日(日)まで。チケットの一般発売は5月31日(日)午前10時より。
2015年05月19日市川海老蔵が紡ぐ和の世界「JAPAN THEATER」が10月11日、日本橋三井ホールにて開幕した。近年、自主公演「ABKAI」や企画公演「古典への誘い」など、様々な形で歌舞伎の普及に努める海老蔵が、歌舞伎だけでなく、能、落語など、より幅広く日本の伝統芸能の世界を紹介する新たな試みだ。その12日昼の公演を観た。冒頭、成田屋一門の市川新十郎が現れ、企画主旨と演目の解説をしたあと、角幸二郎(シテ)、谷本健吾(地謡)による仕舞『屋島』が上演された。仕舞とは、能の曲の一部を、能面や能装束を着けず袴姿で演じるもの。平家物語に描かれた屋島の合戦の様子を、源義経の霊が語るという、世阿弥の“修羅能”の名作だ。能ならではの、時空を超えて響くような声と緊張感あふれる動きが、私達を800年前に誘う。続いて、紋付袴姿の海老蔵が登場。『勧進帳』『実盛物語』『熊谷陣屋』『義経千本桜』など、『平家物語』をもとにする歌舞伎の演目が多いことを述べた上で、『嗣信最期』と『那須与一』の現代語訳を朗読。『那須与一』は、狂言をもとに作られた、新歌舞伎十八番『素襖落』においても、太郎冠者が語る。容姿が注目されがちな海老蔵だが、見台上の本を前に座って行った朗読では、真に迫る声の力でもって、源平の男達が身命を賭して戦に臨むその真情や美学をドラマティックに浮かび上がらせた。ここまでは、武士の物語が続いたが、次の古今亭文菊は落語『江戸噺』と称して、江戸の庶民の様子を生き生きと現出させる。演目は毎回違ったようだが、この回は『時そば』。文菊のとぼけた表情やそばのすすり方に笑いが起きた。さらに、市川男寅と市川福太郎が舞踊『藤娘』を披露。町娘に扮した藤の精を、若いふたりがフレッシュに踊った。そして、最後は河竹黙阿弥の『曽我綉侠御所染』をもとにした新作舞踊『男伊達花廓』。桜咲く仲ノ町の美しい情景の前で、海老蔵扮する主人公・御所五郎蔵が、恋人であり今は傾城となっている皐月からの手紙を受け取り、刀や傘を振り回して邪魔だてする者達に、尺八で応戦しながら、廓へ会いに行くまでを踊りで表現する。コンパクトなホールの中での、床机や傘を用いた立ち廻りは、迫力満点。広げた傘4本を組み合わせて成田屋の定紋である“三升”も形作られ、場を盛り上げた。この「JAPAN THEATER」で改めて感じるのは、日本文化の多様さ。ひと口に伝統芸能と言っても、影響関係はある一方、様式や雰囲気がまるで違う。観客は多彩な“和”に目を向け、その豊かな魅力を味わうことができる。公演は10月26日(日)まで。チケット発売中。取材・文:高橋彩子
2014年10月15日GWを迎えましたが、みなさんしっかり予定はたてていますか? 「GWはどこに行っても人が多いし、そんなにガツガツ外出しなくてもいいんじゃないの」と感じている方も多いでしょう。分かります! ですが、もしちょっと長めのお休みが取れるのであれば、日本の歴史や文化を再発見するプチ旅に出てみるのもオツなものです。それが世界遺産であれば、後から2014年のGWを振り返ったときに、ちょっと知的な休日を過ごしたなと感慨深く思えるはず。前回は3日あれば十分満喫できる海外の世界遺産を紹介しましたが、今回は「GWスペシャル・思い立ったらすぐ行ける、国内の穴場世界遺産」を紹介します!京都や日光、富士山、これらはいずれも一部の寺社やエリアなどが世界遺産に登録されています。どう考えてもGWは混雑すること必至です。では、それなりに落ち着いて観光できそうな穴場の世界遺産はどこがあるでしょうか?○平泉でイベントと世界遺産を満喫!まず東北では平泉です。ここは『平泉─仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群─』として、中尊寺を含む5つの資産が世界遺産に登録されています。毎年5月1日~5日には「春の藤原まつり」が開催されますので、イベント情報をしっかり把握して行きましょう。目玉は3日の「源義経公東下り行列」で、今年は義経公役として人気俳優の山本裕典さんが決定しているそうです。ということは、確実に混みます。「穴場の紹介じゃなかったのか」とお叱りをうけそうですが、人混みを離れて気分転換にオススメしたいのが、「無量光院跡」です。実はここ、寺院の跡地であって地下遺構が残っているだけです。言ってみれば、ただの「野っぱら」にすぎません。ですから、まずほとんどの人はスルーしてしまうでしょう。そこで一句、思い出してほしいのです。「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」松尾芭蕉の有名な句ですが、これは平泉のことを詠んだものです。平泉は平安後期に奥州藤原氏が拠点として、100年にわたって繁栄を誇った地方都市でしたが、源義経をかくまったことから頼朝に攻め込まれて衰退していきました。芭蕉は江戸時代にこの地を訪れ、藤原氏や義経らが儚く散っていったさまを詠みました。無量光院は京都宇治の平等院鳳凰堂を模して建造されましたが、いまでは跡形もなく、まさしく草ぼうぼう状態です。芭蕉のように平泉の光と影を感じるには、うってつけの場所といえましょう。○かつてヨーロッパにも名をはせた銀山とは?「もっと穴場はないのか」と言われそうなのでもうひとつ。島根県にある石見銀山です。ここは『石見銀山遺跡とその文化的景観』として、鉱山と鉱山町、さらに銀を搬出した港と港町など、広い範囲にわたって登録されています。鉱山町では「パーク&ライド方式」を採用しており、近くの駐車場からはシャトルバスを利用することになります。GWはこの駐車場が混みそうなので、検討している方はそちらもしっかりチェックしてほしいのですが、その分、世界遺産一帯では車を気にせずのんびりと散策することができます。鉱山町は昔ながらの情緒のある街並みが残されており、ところどころにカフェやお土産屋があるので自分のペースで周れます。江戸時代初期、日本は全世界の銀の3分の1を産出していました。そのほとんどが石見銀山で採掘されたと言われています。当時、「イワミ」の名はヨーロッパにも伝わっていたのです。石見銀山がそんなにスゴイ歴史をもっていたってご存知でしたか? 街歩きをより楽しむために、世界遺産センターでそうした予備知識を仕入れていったり、ガイドツアーに参加したりすることをお勧めします。ちなみに筆者は、GW後半に国内の「世界遺産予備軍」に行く予定です。暫定リストに記載されている、将来的に世界遺産になるかもしれない物件なので、やはり穴場といえるでしょう。気になる方はネットなどで暫定リストを調べてみてくださいね。そこにも旅のヒントがあるかもしれません。ではみなさん、すてきな休日をお過ごしくださいね!世界遺産データ:平泉─仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群─(文化遺産)日本・岩手県。2011年登録。平安時代末期、世の中が乱れつつあった中で、平泉では奥州藤原氏によって浄土信仰に基づく理想世界の実現を目指した仏教文化が花開いた。金や螺鈿(らでん)をふんだんに用いた「金色堂」をもつ中尊寺や、国内最大の浄土庭園が残る毛越寺(もうつうじ)などが世界遺産に登録されている。世界遺産データ:石見銀山遺跡とその文化的景観(文化遺産)日本・島根県。2007年登録。石見銀山では、最盛期の17世紀初頭には年間40トンもの銀が産出され、東アジアやヨーロッパに輸出された。そうした銀生産に直接かかわる鉱山と鉱山町のほかにも、銀や物資を運搬する街道や物資を搬入出する港と港町など、鉱山運営の全体像が分かる資産が登録されている。○筆者プロフィール : 本田 陽子(ほんだ ようこ)「世界遺産検定」を主催する世界遺産アカデミーの研究員。大学卒業後、大手広告代理店、情報通信社の大連(中国)事務所等を経て現職。全国各地の大学や企業、生涯学習センターなどで世界遺産の講義を行っている。○世界遺産検定とは?世界遺産の背景にある歴史、文化、自然等の理解を深め、学んだことを社会に還元していくことを目指した検定。有名な観光地のほとんどは世界遺産になっているため、旅の知識としても役立つと幅広い世代に人気。主催:世界遺産アカデミー開催月:3月・7月・9月・12月(年4回)開催地:全国主要都市受検料:4級2,670円、3級3,900円、2級5,040円、1級9,250円、マイスター1万8,510円、3・4級併願6,060円、2・3級併願8,220円解答形式:マークシート(マイスターのみ論述)申し込み方法:インターネット又は郵便局での申し込みその他詳細は世界遺産検定公式WEBサイトにて
2014年04月28日幽霊が出ると言われる心霊スポットは日本中にあるもので(笑)、それをまとめた本が出ているぐらいです。では、あなたの近所に心霊スポットはあるでしょうか?マイナビニュース会員899人に聞いてみました。調査期間:2012/5/3~2012/5/7アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 899件(ウェブログイン式)●あなたの近所に有名な「心霊スポット」はありますか?はい4.7%いいえ95.3%約5%の人が近所に「怖い場所」があるみたいです。ではその心霊スポットは具体的にどこでしょうか!?●千葉県の西千葉駅戦争中の首切り場として埋葬されている土地で、何かを建てようとすると必ず悪いことが。いまだに何も開拓できず神社をまつっている。(千葉県/女性/27歳)調べてみると、西千葉駅のロータリーにある松の木にも何やら不吉なウワサが。切ろうとすると不可解な出来事が起こるなんて言われたりするようです。●京都府京都市西京区の首塚義経だったかの時代の兵士の首が埋まっているということで、行ったら呪われると。(京都府/男性/33歳)これは……おそらく「首塚大明神」のことだと思われます。酒呑童子の首を埋めたという伝説がある神社です。ですので義経の活躍した時代ではなく、平安時代で、兵士の首ではなく「鬼の首」ですね。●山口県柳井市の幽霊橋橋の下は水でただれたような模様がついていて不気味です。(人によっては顔が見えることもあるそうです)橋の上を夜中に通れば、その上で金縛りに遭うそうで、同級生のお母さんが合ったって言ってましたね。(山口県/女性/29歳)調べました!この橋は有名な橋で、本当の名前は天津橋というそうです。橋脚がない独特のスタイルで結構カッコいいです(元は木製だったのを1830年に石橋にしたそうです)。●山梨県韮崎市の新府城跡地脇の道路国道17号線で道がくねっている。幽霊が出るらしい。女性といううわさもある。(山梨県/女性/27歳)この新府城というのは武田勝頼が1581年に建てたお城です。確かに国道17号線が城跡の片側をうねるように走っています。夜は結構寂しい道のようです。●徳島県鳴門市大坂峠車で走っていると女性が出てくる。(徳島県/男性/45歳)徳島県から香川県へ抜ける道にある峠で、『平家物語』によれば源義経の率いる一軍もこの峠を越えたとのこと。どんな女性が出るのかが、このご回答には書いていないのでわかりません。姿かたちによっては、会ってみたいと筆者などは思ってしまいますが(笑)。●北海道小樽市朝里病院建物自体はもうなくなりましたが、私の妹は近くをスノーボートを持って歩いていたら転んでボードの端で首を切りそうになった。(北海道/女性/29歳)無事で良かったです。旧朝里病院というのは2004年に取り壊されたそうです。●田原坂西南戦争で亡くなった人たちの霊が出ると言われている。(熊本県/男性/28)田原坂と言えば、西郷隆盛率いる薩摩軍と新政府軍が激突した、明治時代の激戦地ですね。多数の死傷者を出したので何かあっても不思議ではない場所ではあります。●青江ダム自殺の名所として知られ、夏には出るとのうわさ。(大分県/男性/25歳)大分県津久見市、青江川にあるダムですね。「自殺の名所なのだがバス釣りに行く」という人を筆者も知っているので、地元では相当有名なのかもしれませんね。●東京都大田区・新田神社新田義貞の亡霊が出る。(東京都/女性/50歳)新田義貞本人が出るそうなのでぜひ会ってみたいですね(笑)!本人が祭られている神社なので、もちろん本人が出ないとマズイんでしょうが……。こうしてみなさんからの投稿をまとめていると全国心霊スポットマップが作れそうです。だんだん背中の方が寒くなってきました。ではこの辺で(笑)。(高橋モータース@dcp)
2013年03月30日日本を変えた戦いの場所で思う日本を変えた戦いの場所や、有名な武将が戦った場所には、戦いの舞台となったそれなりの理由があります。戦う男たちに思いをはせてみたい古戦場をマイナビニュース会員の男性403名にアンケートしました。トップは天下分け目のあの合戦が行われた場所!>>女性編も見るQ.行ってみたい日本国内の古戦場は?(複数回答)1位関ヶ原の戦い徳川家康VS石田三成岐阜県不破郡関ケ原町46.4%2位島原の乱天草四郎VS板倉重昌、松平信綱長崎県南島原市9.7%3位一ノ谷の戦い源義経VS平知盛、忠度神戸市須磨区7.7%4位三方ヶ原の戦い徳川家康VS武田信玄静岡県浜松市7.2%5位元寇(弘安の役)鎌倉幕府VS蒙古軍九州博多湾沿岸元寇防塁7.0%■関ヶ原の戦い徳川家康VS石田三成岐阜県不破郡関ケ原町・「天下分け目の決戦だから」(26歳/医療・福祉/事務系専門職)・「有名な戦いなので、実際に見に行ってみたいと思う」(25歳/人材派遣・人材紹介)・「戦国時代を終わらせたという歴史を感じたい」(43歳/電機/事務系専門職)■島原の乱天草四郎VS板倉重昌、松平信綱長崎県南島原市・「天草四郎が何に思いをはせたのか考えながら眺めてみたい」(29歳/その他)・「悲しい歴史に思いをはせることができる」(43歳/自動車関連/技術職)・「江戸初期において一番大きな一揆がおこった場所で、どんなところで籠城(ろうじょう)戦をしていたのか自分の目で見てみたい」(26歳/不動産)■一ノ谷の戦い源義経VS平知盛、忠度神戸市須磨区・「やっぱり天才義経の戦いが見たい」(31歳/金融・証券/営業職)・「義経が好きなので、この中では一ノ谷が行きたいです」(45歳/情報・IT/事務系専門職)・「がけから降りるところがみたい」(41歳/電機/技術職)■三方ヶ原の戦い徳川家康VS武田信玄静岡県浜松市・「あの家康が脱糞したとされる戦いだから」(33歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「戦法でどれほど違うのか確認したい」(37歳/情報・IT/販売職・サービス系)・「信玄最後の戦場だから。戦国のクライマックスといっても過言じゃないね」(41歳/ソフトウェア/営業職)■元寇(弘安の役)鎌倉幕府VS蒙古軍九州博多湾沿岸元寇防塁・「御家人たちが必死で撃退して、日本を守ったたいせつな場所だと思うから」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「海際の戦闘で石塁など見ごたえがありそうだから」(24歳/電力・ガス・石油/技術職)・「国防をかけた戦いをどんな気持ちで挑んだのか。思いを巡らせてみたいので」(29歳/学校・教育関連/事務系専門職)■番外編:好きな戦国武将が戦った場所・姉川の戦い浅井、朝倉VS織田、徳川滋賀県長浜市「織田信長の合戦場は見たい」(32歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・田原坂の戦い西郷隆盛VS明治政府軍熊本県熊本市「西郷さんのファン」(48歳/学校・教育関連/事務系専門職)総評1位は「関ヶ原の戦い徳川家康VS石田三成岐阜県不破郡関ケ原町」でした。徳川の世になることが、この戦いでほぼ決定したメジャーな戦い。また、小早川秀秋の寝返りや大谷吉継の奮戦など、エピソードが多いことも人気の理由です。2位は「島原の乱天草四郎VS板倉重昌、松平信綱長崎県南島原市」でした。天草四郎時貞に同情し、その気持ちに触れるため訪れたいという意見をいただいています。天草四郎の見た景色を見てみたいものですね。3位は「一ノ谷の戦い源義経VS平知盛、忠度神戸市須磨区」。この戦いは源氏の大将源義経が一ノ谷の断崖を馬で駆け下りた奇襲戦法により、勝負がついたと言われています。実際そんなことができるのかどうか確かめたいという回答が多く寄せられました。4位は「三方ヶ原の戦い徳川家康VS武田信玄静岡県浜松市」。徳川家康が武田信玄に完敗した戦として印象深いというコメントが多かったのが特徴です。5位は「元寇(弘安の役)鎌倉幕府VS蒙古軍九州博多湾沿岸元寇防塁」。鎌倉武士がどのような気持ちで元軍を迎え撃ったのか、現場で思いをはせたいとの回答も。番外編では、好きな武将が戦った古戦場を取り上げました。織田信長、西郷隆盛などが高い人気を誇っています。教科書に出てくるものや、ドラマや映画でも取り上げられることが多い戦いの人気が高かったですね。2位の天草四郎、3位の源義経はどちらも悲劇を背負っていることから、同情心も手伝い、上位にランクインしたと言えるでしょう。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2013年1月11日~2013年1月16日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性403名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】お参りしたい歴史的有名人のお墓ランキング【男性編】日本の歴史の中で一番好きな時代【男性編】今の日本をつくったといえる幕末の偉人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年02月14日懐かしいメロディーとともに語られる昔話の舞台あの懐かしい主題歌と共に独特の語りで人気があった「まんが日本むかし話」。どことなくノスタルジックな感覚を呼び起こす昔話の舞台の中で、行ってみたいと思う場所をマイナビニュース会員の男性441人にアンケートをしてみました。>>女性編も見るQ.なつかしの「まんが日本むかし話」行ってみたい昔話の舞台は?1位金太郎(神奈川県金時山)16.6%2位牛若丸(京都府鞍馬山)14.7%3位羅生門の鬼(京都府羅城門跡)9.1%4位しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)7.9%5位恐山のおどり鬼(青森県恐山)7.3%5位あの世のいり口(北海道突哨山)7.3%7位地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)7.0%■金太郎(神奈川県金時山)・「神奈川県人の誇りの一つです」(53歳/情報・IT/技術職)・「昔話と言うより偉人の逸話みたいで,触れてみたい気がします」(63歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)・「平和そう。また金太郎がどんな姿なのか実際を見てみたい」(26歳/不動産/その他)■牛若丸(京都府鞍馬山)・「実在した人物でもあるので当時の歴史を感じてみたい」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「この時代に行って自分を鍛え直したい」(33歳/情報・IT/技術職)・「てんぐの出没スポットでもあるから」(28歳/商社・卸/事務系専門職)■羅生門の鬼(京都府羅城門跡)・「自分が好きな、芥川龍之介の小説でも題材になっているところだから」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「なんかちょっと怖い場所でもあるし、今でも何かが起こりそう」(30歳/金融・証券/専門職)・「黒澤明の映画にもなったので」(54歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)・「タヌキの踊る姿、見てみたいですよね」(43歳/電機/事務系専門職)・「狸ばやしを聞いてみたい」(50歳/医薬品・化粧品/技術職)・「これは歌もあって、有名ですよね。一度行ってみたいです」(45歳/建設・土木/技術職)■恐山のおどり鬼(青森県恐山)・「小さい時は怖かったけど今は怖いもの見たさで興味がある」(29歳/運輸・倉庫/技術職)・「恐山自体が神秘的な気がするから行ってみたい」(38歳/その他)・「恐山は、あの世の雰囲気が味わえそうだから」(34歳/運輸・倉庫/その他)■あの世のいり口(北海道突哨山)・「あの世の入り口がどんなものか見てみたいと思うから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「トラウマになっている」(34歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)・「森や山は異界という気分が味わえそうなので」(27歳/学生/その他)■地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)・「地獄はどんなところか気になる」(25歳/自動車関連/営業職)・「怖いけど、興味がある。お化け屋敷感覚」(28歳/建設・土木/技術職)・「地獄ツアーに行ってみたい」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)■番外編:実際行ってみた。地元からの情報も。・マヨヒガ(岩手県遠野市マヨヒガの森)「実際に「遠野物語」でここだと言われている場所を探してみたが山深くてたどり着けなかった」(43歳/マスコミ・広告/経営・コンサルタント系)・ねこ岳の怪(熊本県阿蘇山根子岳)「地元の有名な迷い山だから。よくこの山で迷って遭難する人がいるらしい」(29歳/食品・飲料/その他)総評輝ける1位は「金太郎(神奈川県金時山)」です。アニメの他、童謡や絵本などにもなっている知名度と、神奈川県という人口の多い県に存在するということが多くの人の記憶に残った要因だと考えられます。2位は「牛若丸(京都府鞍馬山)」となりました。日本の歴史に登場する「源義経」の幼少のころの物語で、天狗に武芸を習った逸話です。「判官びいき」の語源となったことでも知られる義経は日本人が好きなキャラクター。源平の戦いという歴史の知識に関連して記憶している人が多いようです。3位は「羅生門の鬼」。渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門の鬼の腕を切るという物語です。京都という日本を代表する観光地にあるということと、小説や映画の舞台になったということも上位ランキングした要因です。4位は「しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)」。タヌキが踊るほのぼのとした物語が見る人の心に残ったようです。5位は同率で「恐山のおどり鬼(青森県恐山)」と「あの世のいり口(北海道突哨山)」が並びました。さらに0.3ポイント差で「地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)」。昔話は意外と「怖い物語」が多いのです。「怖いもの見たさ」を刺激した物語が並びました。番外は、実際行ってみたと言う人や、昔話の舞台となった地元の回答者の意見です。「なかなかたどり着けない」場所もあるようです。それが神秘的な物語が生まれた背景なのかもしれません。ランキング下位は「地域の伝承」、1位~3位の上位は「歴史上の人物の活躍譚」であることが特徴です。金太郎は「坂田金時(さかたのきんとき・源頼光の家来)、牛若丸は「源義経」、羅生門の鬼の腕を斬ったのは「渡辺綱(源頼光の家来)」となります。ヒーローが活躍する物語が心に残り、その場所に行ってみたいと考えるのは、観光したいという気持ちとともに、ヒーローへのあこがれがあるのかもしれません。ちなみに、金太郎と渡辺綱は源頼光四天王、つまり職場の同僚ですね。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2012年12月14日~2012年12月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性441名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】一緒に旅に出たい戦国武将ランキング【男性編】日本の歴史の中で一番好きな時代【男性編】今の日本をつくったといえる幕末の偉人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年01月23日大河ドラマ「平清盛」が放映中ということもあって、今、源平にゆかりの地にスポットが当たっている。中でも有名な “一ノ谷の合戦”の場の近くに、真言宗須磨寺(すまでら)派の大本山でありながら、自ら“おもろい寺”と名乗っている「須磨寺」がある。須磨西部に位置するため「須磨寺」と呼ばれるこの寺、正式名称は「福祥寺」である。寺には、かつて福原京(ふくはらきょう)が置かれていた和田岬の海中から引き上げられた、聖観音像が祀(まつ)られている。仁和2年(886)、須磨の地に移されて以来、ずっとこの寺で大切にされているのだという。一ノ谷の合戦を機に、平家は滅亡への一途をたどったとされている。その一ノ谷の近くにある須磨寺境内には「平敦盛の首塚」や、合戦後に源義経が平敦盛(あつもり)の首があるかどうか確かめる際に腰かけたとされる「義経腰掛けの松」などがある。その他、実物大モニュメントを使って平敦盛と熊谷直実の一騎打ちシーンを再現した「源平の庭」や、平敦盛の青葉の笛や弁慶の鐘が置かれている「須磨寺宝物館」がある。また、敦盛の首を洗ったと伝えられる「首洗池」などの史跡も見ることができるのだ。しかし、ただこれだけの理由から自ら“おもろい寺”と名乗ることはないだろう。では何が“おもろい”のかというと、この寺にはからくりが施された奇妙なオブジェが境内のあちらこちらに点在していて、まるでワンダーワールドのような雰囲気を生み出しているのだ。具体的にどういうものがあるかというと、小石に絵を描いた石人形を使って源平絵巻が再現されたジオラマ「小石人形舎」や、一切経(いっさいきょう)がされたお堂が堂ごと回転する写経輪堂など。他にスロットマシーン状のおみくじの箱を背負った子供の像なんかもある。こうした奇妙なオブジェの中でも特に人気が高いのが、「みざる、きかざる、いわざる」に「おこらざる、みてござる」を足した5匹の猿たち。そのうちの一匹「みてござる」の頭をなでると、なぜか手に持った双眼鏡がゆっくりと動く仕掛けが施されている。須磨寺周辺にも、源平ゆかりの場所や観光地が様々に点在している。代表的なものとしては敦盛塚や戦の浜碑がある「須磨浦公園」が挙げられるが、その他にも、天皇の別荘跡地を公園にした「須磨離宮公園」などが徒歩圏内にある。また、少し離れているが、阪神間で唯一の海水浴場がある「須磨海浜公園」はおすすめ観光スポットだ。公園内には、海辺に面した三角屋根が特徴の「須磨海浜水族園」などの見どころがあるので、源平ゆかりの地を巡る小旅行の途中に、ぜひ立ち寄ってみてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月26日歴女じゃなくても武将は大好き空前の歴史ブーム、歴女じゃなくても戦国武将は大好きという女性も多いのでは。あこがれの武将と一緒に、各地を旅行なんて楽しそうですよね?そこで514名のマイナビ会員の女性に「一緒に旅に出てみたい戦国武将」を聞いてみました。>>男性編も見るQ.一緒に旅に出てみたい戦国武将を下記より選んでください((複数回答)1位織田信長19.1%2位伊達政宗12.8%3位豊臣秀吉10.5%4位上杉謙信7.6%5位徳川家康6.0%5位源義経7.0%■織田信長・「生きざまがカッコいいから」(23歳/金融・証券/営業職)・「偉そうに厄介事を回避してくれそう」(38歳/無職/その他)・「旅の途中の障害をあっさり切り捨ててくれそう」(28歳/食品・飲料/事務系専門職)■伊達政宗・「男らしくエスコートしてくれそうだから」(26歳/機械・精密機器/営業職)・「料理が上手らしいので食事に困らなさそうだから」(30歳/その他)・「派手で楽しい旅行ができそう。ノリが良さそうなので一緒にバカできるが、しっかりすべき時にはひっぱってくれそう」(34歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■豊臣秀吉・「庶民の出だから親しみやすそう」(29歳/商社・卸/事務系専門職)・「機転を利かせてトラブルにも対処してくれそうだし、尽くしてくれそう」(25歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「羽振りよくいろいろと買ってくれそう」(33歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)■上杉謙信・「もの知りそう」(30歳/小売店/販売職・サービス系)・「敵将に塩を送る懐の深い紳士と過ごせるなら楽しい旅行になりそう」(29歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「一番温和そうだから」(32歳/ソフトウェア/事務系専門職)■徳川家康・「穴場を知っていそう。くつろぎスポットとか知っていそうだから」(25歳/その他)・「人生論を聴きながら旅をご一緒したい」(25歳/建設・土木/販売職・サービス系)・「いろいろな豆知識を教えてもらえそう」(27歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)■源義経・「大河ドラマをみてファンになったため」(24歳/商社・卸/事務系専門職)・「追われたり戦いに出たりでけっこう本州・四国移動しているので、旅に慣れてるかなと」(31歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)・「破天荒でなんとなく面白そう」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■番外編:こんな武将とも旅行に行きたいです・佐々木小次郎「イケメンらしいから」(22歳/情報・IT/クリエイティブ職)・竹中半兵衛「いろいろ知っていそうだから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・黒田官兵衛「頭がよく、機転をきかせてくれてたのしい旅行になりそうだから」(23歳/アパレル/事務系専門職)総評栄えある1位に選ばれたのは、「織田信長」でした!女性からは「乱暴そう」「自己中」といった意見もありつつ、強引に引っ張ってくれる所や、トラブルを解決・回避する能力にたけている点が支持を集めました。2位は「伊達政宗」。こちらも信長と同様にリードしてくれる力強さや賢さが支持されているようです。3位は「豊臣秀吉」。男性がその優しさを理由に挙げていたのに対して、女性は秀吉の「庶民的な親しみやすさ」や「自分に尽くしてくれそう」という点を理由に挙げる回答が多いようです。4位は大河ドラマでGACKTが演じたことでも人気の「上杉謙信」。5位は同率で「徳川家康」、と「源義経」の2名がランクイン。こちらも大河ドラマ効果でしょうか。女性の回答からは「イケメン」を重視する声も多く、また男性と比べて「武将はよく知らないのでわからない」「誰とも行きたくない」といった回答も目立ちました。(文・OFFICE-SANGA鈴木亮介)調査時期:2012年11月12日~2012年11月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性514名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】タイムマシーンを使って目の当たりにしたい歴史的瞬間ランキング【女性編】日本の歴史の中で一番好きな時代【女性編】今の日本をつくったといえる幕末の偉人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年12月13日「黒猫を見ると不幸が起きる」、「夜に口笛を吹くと悪魔が来る」などの日本の迷信と同じように、海外にもさまざまな迷信が存在します。例えばアメリカでは、くしゃみをした人に「God Bless you」(神のご加護を)と言いますが、これは「くしゃみをすると魂が抜ける」という迷信があるからなのです。今回は、そんな海外の迷信たちを紹介します。●猫が耳の後ろを洗うと雨になる(イギリス)日本の「猫が顔を洗うと雨が降る」と似たような迷信ですね。確かによく見ると顔だけじゃなく耳のウラ側も洗っているように見えます。ほかにもイギリスでは「猫のヒゲが垂れていたら雨が降る」という迷信もあるそうですよ。●黒猫が前を横切るのは幸運の兆し(イギリス)アメリカや日本など、ほかの国では黒猫は不幸をもたらすと言われていますが、イギリスではまったくの逆で、幸運の生き物とされています。言い伝えられたときにどこかで逆転したのかもしれませんね。●部屋の中で傘をさすと不幸が起きる(イギリス)雨にぬれる心配のない家の中で傘をさすような無意味なことをしてはいけない、というような教訓が由来だとか、傘が人にぶつかって危ないからだとか、由来は諸説ありますが、基本的にいいことではないそうです。イギリスは雨の多い国ということもあり、傘にまつわる迷信が数多くありますよ。●フランスパンの切れ目がある側を下向けに置いてはいけない(フランス)切れ目を下にすると縁起が悪いとブルターニュ地方では言われているそうです。また、縁起うんぬんというよりも、食事マナーの1つでもあるとのこと。日本でいう所の「立てはし」のようなものでしょうか。●子供にかわいいと言ってはいけない(タイ)子供にかわいいと言うと、悪魔がさらってしまうからだとか。日本でも昔、悪い事が起きないように幼名をつける風習がありましたね。源義経の幼名の「牛若丸」なんてのは有名ですね。●7は不吉な数字(中国)多くの国でラッキーナンバーとされている数字の「7」ですが、中国では逆に不吉な数字とされています。数字の7は中国語の「無くなる」という意味の言葉と同じ発音なので、不吉とされているそうです。ちなみに幸運の数字とされているのは「6」と「8」。6は「物事がうまくいく」という意味の言葉と、8は「財産」という意味の言葉の発音と同じだからだそうです。●結婚式で花嫁が女友達と一緒に写真に写ると離婚する(ロシア)一緒に写真に写ると、花嫁さんが浮気するからだと言われているそうです。集団写真でもこれにあたるのかなどは謎。●脚立の下をくぐってはいけない(アメリカ)アメリカだけでなく、いくつもの国でこういったはしごや脚立の下をくぐるのは縁起が悪いと言われています。単純に何かの下をくぐるのは上から物が落ちてきたりして危険だというのが由来だそうですよ。●月曜と金曜に散髪をすると縁起が悪い(ミャンマー)月曜はブッダが散髪をする曜日、金曜はブッダが生まれた曜日なので、それらの日に散髪をするのはあまり良くないそうです。縁起が悪いというよりも、恐れ多いとかそういった感じでしょうか。海外にもさまざまな迷信がある訳ですが、意味や由来は日本でもおなじみの迷信とほぼ一緒だったりします。ただ、ミャンマーのように宗教に関する迷信というのはあまりなじみがないのでおもしろく感じます。海外旅行の際には、こういった現地の迷信をいくつか覚えておくと、向こうの人をハっとさせないで済むかもしれませんね!(貫井康徳@dcp)
2012年11月17日香川県高松市で飲食店44店舗のグルメやお酒を割安な価格で楽しめる「高松あじのみ物語2012秋祭り」が開催中だ。「たかまつ食と文化のフェスタ事業」の一環で、主催は高松まちなかおもてなし推進協議会。開催期間は9月1日(土)~10月31日(水)の毎日17:00~23:00まで。ただし、店舗ごとに開催日、時間が異なるので事前の確認が必要。イベントは、高松に初めて訪れる観光客にお酒やグルメを楽しんでもらい、高松市のイメージアップを図ろうというもの。行ったことのないお店や、敷居の高そうなお店は入りにくいものだが、イベントに参加することで、気軽にお店に入れるようにする役割もある。出店する店舗はカクテルバー海鮮居酒屋、寿司、串揚げ、割烹などバラエティ豊かだ。イベントに参加するには事前にガイドブックを100円で購入。利用したいお店に入り、イベント参加者であることを伝えると、1,500円以上の「おもてなしメニュー」が1,000円(現金)で楽しめる。ただし、ラウンジ、スナック、バーでの飲食は30分位の利用となる。追加、延長の場合は追加料金が発生するので店舗のスタッフに確認が必要。さらにスタンプラリーも同時開催されており、購入したガイドブックの裏面にスタンプを押し、必要事項を記入の上、ホテル福屋か最後に利用した店舗に渡すと、抽選で賞品が当たる。高松市には四国八十八カ所のうち5カ所があるほか、源平の合戦で有名な「屋島の古戦場」がある。1185年、都を追われ屋島を拠点としていた平家が勢力を盛り返したため、源義経が急きょ出撃して戦いとなった。源氏方の武士である那須与一が、平家方の船に掲げられた扇を鏑矢(かぶらや)で射落とした見せ場は「平家物語」や、薩摩琵琶曲「扇の的」などで今に語り継がれている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日8月1日(水)、東京都国立市の谷保天満宮でカーマニアには見逃せない国産初のガソリン車「タクリー号」の実働レプリカがお披露目される。谷保天満宮と言えば菅原道真公をご祭神とする関東地方では最も古い天満宮であり、湯島天神、亀戸天神と並び関東三大天神と言われる由緒ある天満宮だ。由緒は延喜三年(西暦903年)、この地に配流されていた菅原道真の子である菅原道武が父の大宰府での薨去(こうきょ)を聞き、思慕の念から道真の像を彫り、鎮座させたのが始まりと言う。谷保天満宮には重要文化財も多い。代表的なものに「木造獅子狛犬」(鎌倉時代)、木造扁額、額文「天満宮」(建治元年藤原経朝の筆)がある。また、源義経他書写の「大般若経」や、水戸光圀公(水戸黄門様)奉納扁額「天満宮」などもあり、それらの社宝は、社務所の2階の展示室で11:00~15:00の間無料で拝観することができる。歴史のある谷保天満宮は、実は「交通安全祈願発祥の地」でもある。その由来は明治41年8月1日にさかのぼる。有栖川宮威仁親王殿下を中心として日本で初めてドライブツーリングが行われた。当時は「遠乗会」と呼ばれ、ここ谷保天満宮が目的地だった。一行は谷保天満宮の梅林で日本の自動車の将来を語り合い、一台の故障や事故もなく無事ご帰還された。そのときの参加者の一人が、日本初の自動車クラブ「オートモービル・クラブ・ジャパン」を立ち上げた。当時のクラブはすでになくなっているが、毎年12月に谷保天満宮で旧車祭が行われ、クラシックカー、アンティークカーが境内に集結していた。2011年に「谷保天満宮旧車祭世話人会」から発展し、新たに「オートモービル・クラブ・ジャパン」を設立。新生「オートモービル・クラブ・ジャパン」が今年「タクリー号」の実働レプリカを製作した。なお、谷保天満宮での夏の神事はこれから盛りだくさんだ。8月1日のタクリー号お披露目の後は8月25日夏祭祭典、奉納舞踊、カラオケなどがあり、9月下旬には一大イベントである菅公千百十年式年大祭が行われる。内容は、9月15日の獅子迎えの儀、9月21日の獅子舞宵宮参り、9月22日には神幸祭、谷保駅まで渡御する神輿宮入・宮出し、9月23日には万灯行列、天歴3年(西暦949年)から続く古式獅子舞が行われ、9月25日の例祭祭典でフィナーレとなる。ちなみに8月1日のタクリー号お披露目の時間は11:45~12:15。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月30日GACKTが原作、脚本、演出、主演を務め、4人の女性漫画家からなる創作集団CLAMPが企画協力・衣裳コンセプトデザインを担う舞台『MOON SAGA ~義経秘伝~』。公演に先立ち、28日に都内にてGACKTのほか、大和悠河、早乙女太一ら出演者が記者会見を行った。『MOON SAGA ~義経秘伝~』公演情報物語の舞台は、人間と、不思議な力をもつ“物ノ怪(もののけ)”、そして物ノ怪と交わりその力を受け継いだ人の姿をした“者ノ不(もののふ)”の3者が存在する平安時代後期。者ノ不である源義経(GACKT)が、自分の中に眠る力に恐れながら苦悩し、運命と戦う姿を描いた時代劇ファンタジーだ。作品についてGACKTは「最終的に伝えたいことは、決して争いは何も生まないということ。ドロドロした人間くさいパートももちろんありますが、全体的には非常に観やすい作品。僕らは必ず感動という形で応えます」と自信をみせた。また、「枠にとらわれないやり方」と語ったように演出面では、時代劇でありながら多くのダンサーを出演させたり、背面のLEDを使った仕掛けと前面の役者のアクティングを連動させたりと、様々な試みをしているとのこと。アンサンブルの女性ダンサーから「あざを作りながら稽古している」という声が聞かれるほど、激しい殺陣やアクションも見どころ。GACKTは「いろんなジャンルの仲間が集まり、得意分野は出来て当たり前で、それ以外の部分で何が出来るのかというところを皆それぞれが狙って、ひとつの作品を作り上げています。日本でこういう作品が作れるんだということを感じてもらえるのでは」と演出家としての考え方も披露した。大和は「細部にいたるまでGACKTさんの世界観がつまっていて、演出がものすごく的確で発見が多い。私の演じる巴御前は男よりも男らしい役で、今はこん棒を振り回して立ち回り稽古に励んでいます。男勝りな中にも女性らしさを垣間見せて演じたい」と意気込みを語った。早乙女はGACKTの演出について「わかりやすく丁寧に伝えてくれるので、とてもやりやすい。殴られたりするのかなと思っていたので安心しました」とコメント。「殴られはしてないんですね?」という質問には「まだ」と答え、会場を笑わせた。会見の冒頭では主催者である講談社の入江祥雄取締役が「このプロジェクトは舞台公演を皮切りに漫画・アニメ・映画、さらには海外への展開を念頭に置いたもの」と紹介。今後のマルチメディア展開も考えられている。GACKTがどんな新しい義経像を見せてくれるか楽しみだ。東京・赤坂ACTシアターにて7月15日(日)に開幕し、名古屋、福岡、大阪を巡演。その後、9月には東京追加公演が行われる。取材・文:大林計隆
2012年06月29日GACKT、米女優のジェシカ・アルバらが4月16日、ファッションブランド「トミー ヒルフィガー」のアジア初となる旗艦店、表参道店のオープン記念イベントに駆け付けた。GACKT、ジェシカ・アルバの写真トミー ヒルフィガー表参道店は、4月18日(水)に新しくオープンする商業施設「東急プラザ 表参道原宿」店内の3フロア構成で、アジアでも最大規模となる。日本で初めてメンズ、及びウィメンズのコレクションラインを取り揃え、世界初のメンズテイラードのセミオーダーサービスも開始する。創設者のトミー・ヒルフィガー氏は「これまで何度も原宿を訪れたことがあります。アジアの中でも最高のロケーション」と喜びの表情を浮かべた。同店を内覧したGACKTは「落ち着いた雰囲気で買い物ができる。ここがアジアの中心になって大きなパワーを世界中に届けられたら」と開店を祝した。数日前に来日したジェシカ・アルバは「キディランドに行ったり、六本木から表参道を歩きました。『こんにちは』『ありがとう』という日本語も覚えたし、ラーメンも食べました」と楽しそうに話し、「桜が見れて嬉しかったです。この時期に日本に来られてとても幸運」と日本を満喫した様子だった。初対面となるジェシカの印象を聞かれたGACKTは、「彼女の出演作を観て“なんて素敵な人なんだろう”と思い続けていたので、こんな風に出会えるんだなぁって、久しぶりにうれしく思っています」と笑顔で語った。同ブランドを身につけたジェシカについて感想を求められると「その質問は非常にイケてない。ジェシカ・アルバなんで」と司会者を制し、「世界中が認める女性なので何を着ても美しいんですけれどもトミーの衣装が彼女をきれいに見せるのかな」と褒めたたえた。そして「わかります?ドキドキしてるの」と緊張した様子で、照れ笑いを浮かべた。なお、GACKTは7月15日(日)東京・赤坂ACTシアターを皮切りスタートする舞台『MOON SAGA ~義経秘伝~』に出演する。自身が主演の源義経と原案を務め、少女漫画界のヒットメーカーであるCLAMPが原作を描く。その後、愛知・御園座、福岡・福岡市民会館、大阪・梅田芸術劇場と各地を回る。チケット発売中。
2012年04月17日GACKTが主演の源義経と原案を務め、少女漫画界のヒットメーカーであるCLAMPが原作を描く舞台『MOON SAGA ~義経秘伝~』。2012年7月から東名阪・福岡の4都市で上演される本作の製作発表が、12月5日、都内で行われた。会場にはGACKTのほか、舞台のオリジナルキャラクターに扮する早乙女太一、巴御前役の大和悠河、演出の河原雅彦が登壇した。脚本は鈴木哲也が務める。“MOON SAGA”とは、GACKTが自身のソロライブで約10年間、また2003年の映画『MOON CHILD』でも表現してきた一連の物語。彼にとって“月”とは人間の存在意義を意味し、何もかも照らし出す“太陽”と違い、他者に対してほんの少し前を照らし、また人の背中を後ろから押してあげるような見守る存在を指すのだという。その“MOON SAGA”の物語のソースである源義経を舞台版時代劇ファンタジーへと昇華させ、今後は漫画、アニメなどメディアミックスの展開も予定。また日本に留まらず、台湾、中国、ヨーロッパ、アメリカと海外進出も視野に入れている。GACKTは義経や舞台について「多くの義経像が存在する中で共通しているのは、非常に仲間に恵まれていたこと、身内の愛を渇望しながらも身内に裏切られたこと。そして最後は哀しい結末を迎えること。これは起伏の激しい彼の人生のひとつのファクターなのではないか。また、彼と相まみえる仲間にも濃いキャラクターが多い。義経の魅力とともに、一緒に時代を駆け抜けた仲間たちにも魅力があることを舞台で感じてもらえたら」とコメント。また、殺陣については「殺陣は登場人物の感情表現の大きなところ。激しい立ち回りでも優雅で切なく哀しい。人を斬ることの苦しさが観ている方に伝えられたら」と独特の考えを語った。それを受けて、早乙女は「殺陣はこれまで感情表現としてやることはほとんどなく、剣舞として綺麗に見せていた。最近ではそれを崩そうとしていたので、この作品を通して新しい何かを見つけられたら」と期待を込める。また大和は「宝塚の男役時代に培ったものがこの作品で使えるんだなと思うと嬉しくなる。私も立ち回りは(GACKT同様)素敵なお芝居だと思う。全身全霊をかけて挑んでいきたい」と抱負を語った。東京公演は2012年7月15日(日)から29日(日)まで赤坂ACTシアターにて上演。その後、愛知・御園座、福岡・福岡市民会館、大阪・梅田芸術劇場と各地を回る。チケットは2012年3月1日(木)より一般発売。
2011年12月06日織田信成選手に似ているかどうかを確かめたい!自分が興味のある人の人相って、気になりますよね?相手が歴史上の人物ならなおさらでしょう。「源義経は美男という伝説があるけど、本当はどうだったの?」、「紫式部って現代だったら美人だったの?」などと考えたことのある人もいるのではないでしょうか。写真がないぶん、余計に想像をたくましくしてしまいますね。今回のテーマは、「顔を見てみたい戦国武将」。20代女性475名に、誰の顔をどんな理由で見てみたいかを聞きました。>>男性編も見るQ.どんな顔か見てみたい戦国武将を教えてください(複数回答)1位織田信長48.8%2位豊臣秀吉26.3%3位伊達政宗17.5%4位徳川家康12.4%5位上杉謙信12.0%■織田信長を見たい……・「教科書に載っているあの肖像画の通りなのか見てみたい」(24歳/医薬品/研究開発)・「スケートの織田信成選手に似ているのかどうか確認したい」(27歳/卸/秘書・アシスタント)・「イケメンと言われているから、昔のイケメンってどんな顔をしているのか見たい」(27歳/広告/秘書・アシスタント)・「比較的男前に描かれていることが多いので、本当か確かめてみたい」(29歳/化学/研究開発)・「フィギュアスケートの織田選手と似ているところがあるか、確認したい!本当に美形の一門だったか気になる」(27歳/商社/総務)■豊臣秀吉を見たい……・「本当にサル顔なのかどうか気になるから」(28歳/団体/人事)・「肖像画が自分の祖父に似ているので、実物を見てみたい」(22歳/商社/営業)・「実はサルなんかじゃなく、かっこよかったと聞いたこともあるので、実際どうなのか見てみたいです」(29歳/アミューズメント/サービス)■伊達政宗を見たい……・「ドラマやマンガなどで、イケメンに描かれているが、本当にイケメンだったか知りたい」(29歳/建築/秘書・アシスタント)・「“伊達者”と言われたおしゃれさんの実際の顔を見てみたい」(27歳/金融/金融系専門職)・「独眼竜ってどんなものなのか見てみたい」(24歳/土木)■徳川家康を見たい……・「優しいおじいちゃんのイメージがあるから」(25歳/金融/金融系専門職)・「長く続いた徳川家の初代がどんな人相だったのか気になる」(29歳/金融/金融系専門職)・「誰もが知っていて有名だから」(26歳/小売/販売)■上杉謙信を見たい……・「テレビで『本当は女性だったのでは?』と放送されていて、ものすごく気になっているから、確かめたい」(24歳/自動車関連/秘書・アシスタント)・「イケメンと言われるけど、どれほどのものなのか気になる」(28歳/IT/SE)・「肖像画ではかっこいいので」(26歳/損保/営業)総評1位がダントツで「織田信長」、2位「豊臣秀吉」、3位「伊達政宗」、4位「徳川家康」と、4位までは顔ぶれも順位も男性編と同じ結果に。顔を見てチェックしたいポイントとして目立ったのは、男性編同様、織田信長については「子孫とされるフィギュアスケートの織田信成選手に似ているかどうか」、豊臣秀吉については「本当にサルに似ていたのかどうか」でした。5位は、男性編は「真田幸村」でしたが、女性編では「上杉謙信」がランクイン。2009年NHK大河ドラマ「天地人」で阿部寛さんが魅力的に演じたことも影響しているかもしれません。このドラマにはもちろん真田幸村も出てくるものの、作中の重要性は上杉謙信の方がはるかに上でした。このドラマの主人公「直江兼続の顔を見てみたい」という人も少なくありませんでした。調査時期:2010年12月3日~12月14日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性475名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】最も好きな戦国武将【コラム】女子の間で戦国武将好きが急増中??その理由に迫る【ランキング女性編】主人公の配役がバッチリだった大河ドラマ完全版(画像などあり)を見る
2011年01月28日