私が第2子を出産したのは2020年の夏。夫は毎日朝から夜22時ごろまで仕事で、コロナ禍のせいで実母も義父母も手伝いにこられないため、退院初日から自分で家事をしなければいけない生活がスタートしました。そんなときにやっておいてよかったと思ったのが、食材宅配サービスへの登録です。食材宅配サービスのおかげで家事がラクになった、私のワンオペ産褥期についてお伝えします。 産後のワンオペを調べてばかりの妊娠期安定期に入ったころに新型コロナウイルス感染症が流行し始め、産後すぐからワンオペが確定していたので、妊娠中から「産後 ワンオペ」と検索して情報を集めていました。すると、家事代行や産後ヘルパー、食材宅配など利用できそうなサービスをたくさん発見。 ただ、知らない人が家にいると精神的に休まらないかもと感じ、家事代行や産後ヘルパーは却下することに。そこで便利そうだと感じたのが食材宅配サービスです。すぐにお試しを注文してみました。 入院中に翌週分を注文してワンオペ準備産休中に食材宅配サービスに登録後、数週間利用してみて良さを実感。出産予定日前後はいつ陣痛がきて受け取れなくなるのかわからないので一旦お休みして、退院後から利用を再開することにしました。食材宅配サービスの良いところはネットでメニューを確認し、注文できるところです。出産後、産院のベッドで休みながら翌週分の注文を済ませました。退院日が休日だったので土日は夫に買い物に行ってもらい、翌週から食材宅配サービスに頼る生活がスタートしました。 産後半年間、夕飯は食材宅配に頼る!私が頼んでいた食材宅配サービスはヨシケイのミールキット。ミールキットにはいくつか種類があり、「すまいるごはん」というメニューのなかの「カットミール」というコースを選び、5日分が3人前で7,000円程度でした。カットされた野菜と肉、魚などが毎日届き、簡単に味付けして調理するだけで晩ごはんが完成。毎日献立を考える必要も、買い物に行く必要もありません。 調理時間は15〜20分程度なので、子どもがごろごろしてくれている間にさっと料理ができました。私が頼んでいたのは食材宅配サービスだけですが、それでも産後のワンオペ育児の負担が全然違いました。現在、第3子を妊娠中ですが、また食材宅配サービスを再開する予定です。 せめて産後1カ月間はゆっくり過ごしたほうがいいと思うのですが、私はコロナ禍でそうはいきませんでした。産褥期をワンオペで乗り切らないといけなくなったとしても、家事を少しでも外注すればゆっくり過ごせることに気付きました。家事の手間が省けて、味は十分においしかったので食材宅配サービスを利用してよかったと感じています。 監修/助産師REIKO著者:花野あやせ5歳差兄妹のワーキングマザーで第3子妊娠中。シングルマザーとしての働き方に悩み、会社員からフリーランスに転向して4年目。現在はステップファミリーに。企業のブログや育児、恋愛コラムを執筆中。
2021年07月31日産後7カ月くらいのときのことです。突然、普通のナプキンではとても間に合わないほどの、ドロッとした出血が!! その状態は、とっさに「私、病気なのかも……」と、異常を疑ったほどでした。 産後の生理が再開するときは、経血が多い場合もあるようなので、大きめのナプキンを用意しておくといいなと思いました。私の場合は、出産時に使った産褥ショーツや産褥パッドを捨てずに取っておいたことが、すごく役に立ちました。 そして、産後の生理に少しでも不安があったら、産院できちんと子宮の状態を診てもらうと、すごく安心できるなと感じました。 原案/中村 望作画/まっふ
2020年08月13日出産後、便秘になってしまうママは多いです。慣れない赤ちゃんのお世話でストレスが生じたり、夜中の授乳で寝不足となって自律神経が乱れたり、と原因はさまざま。つらい便秘は早く解消したいですよね。そこで今回は、産後の便秘で悩むママのために、原因と解消法についてくわしくご紹介していきます。【監修】成城松村クリニック院長 松村圭子先生婦人科専門医。1995年広島大学医学部卒業、同年広島大学付属病院産婦人科学教室入局。2010年、成城松村クリニックを開院。女性の「体の健康」「心の健康」のために、一般の婦人科診療だけではなく女性のあらゆる面をトータルにケア。講演、執筆、TV出演など幅広く活動。著書に、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『医者が教える女性のための最強の食事術』(青春出版社)など多数。■産後の便秘6つの原因原因1:いきむのが怖い産後の便秘でママが心配しがちなことは「出産で会陰(えいん)を縫合したのに、勢いよくいきんだら傷口が開いてしまうのでは」「排便でいきむのが怖い」というものです。赤ちゃんは狭い産道を押し広げて出てきます。そのとき、腟(ちつ)と肛門(こうもん)の間の「会陰」が裂けることを防ぐため、医師があらかじめ切開し、出産後に切開部分などを縫い合わせる処置をします。それがネックで「排便時にいきむと裂けてしまいそう」と不安になるママが多いのです。また、その傷口が排便時にしみることがあります。しかし、排便するとしみるから、いきむのが怖いから、と便意を我慢してしまうと、習慣的な便秘になってしまうので要注意です。原因2:水分不足出産後、母乳で育てるママは授乳が始まります。母乳はママの血液からできているので、授乳のたびに母体の水分は出ていってしまいます。ママは水分を意識的に多くとらないと、いつの間にか水分不足に陥ってしまうのです。水分不足は便を硬くさせるため、便秘の要因にもなります。授乳中はまめに水分補給を行うようにしましょう。参考サイト:厚生労働省 「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」 原因3:自律神経の乱れ「自律神経の乱れ」は便秘の原因のひとつです。自律神経は全身の機能を調節する役割を担っていますが、出産後は急に赤ちゃんの世話に追われる生活になるため、ストレスがたまりやすいです。また、深夜の授乳などで睡眠不足にもなるため、慣れないことの連続で、自律神経が乱れてしまう人も少なくありません。また、妊娠中に豊富に分泌されていた女性ホルモンは出産を終えると量がぐっと減ってきます。この女性ホルモンが減ると不快が生じやすくなり、自律神経も乱れやすくなります。自律神経が乱れると腸の働きも鈍くなり、便秘を引き起こしやすくなります。原因4:骨盤底筋が緩んでいる骨盤底筋とは、骨盤内の臓器を支える役割をする筋肉です。膀胱(ぼうこう)や子宮、直腸などが下がっていかないように骨盤底を支え、排尿や排便をコントロールします。この骨盤底筋は妊娠で大きくなったおなかを支える働きをしてくれますが、長期間で負担がかかるので、筋肉はたるんで緩み、引き伸ばされた状態になります。出産後はこの筋肉がまだ緩んでいる状態なため、排便時に便を押し出す力が弱く、結果、便秘を引き起こす原因になっています。参考サイト:厚生労働省 女性の健康推進室ヘルスケアラボ 「産後のトラブル」 原因5:直腸瘤直腸は便が溜まってくると便意をもよおす部分です。ここに直腸瘤(ちょくちょうりゅう)というものができることがあります。これは直腸が過度に膨らみ、腟のほうにせり出してしまう状態。直腸と腟の間の壁が弱くなってしまうと起こりやすく、その主な原因の一つに出産があげられます。直腸瘤になってしまうと、いきんでも便が直腸瘤のなかに留まってしまい、正常に便が出にくくなります。そのままにしていると頑固な便秘になってしまうのです。排便時に腟に違和感がある人は要注意です。原因6:痔(ぢ)妊娠中はおなかが大きくなるため、子宮に圧迫されて肛門の周りの静脈がうっ血しやすくなっています。その静脈の一部が腫れてしまうと「いぼ痔(痔核)」になります。妊娠中は血流が悪くなりやすいうえ、分娩時は思いっきりいきむので、このいぼ痔で悩むママはとても多いのです。妊娠中にいぼ痔ではなかった人も、出産の強いいきみによっていぼ痔になってしまう場合があります。また、もともといぼ痔があった人では、出産によって悪化するケースもあります。いぼ痔は、場所によっては排便をするときにとても痛むので、排便を我慢し、便秘を引き起こしてしまうことがあります。便秘になると便が硬くなるため排出しにくくなり、さらに切れ痔にもなりやすくなります。そして排便が痛いので、また便意を我慢してしまう、という悪循環に陥ることがあります。出産後の痔は時間がたつと自然に消えてくれることが多いですが、症状がつらい場合は肛門科などを受診しておきましょう。参考サイト:厚生労働省 女性の健康推進室ヘルスケアラボ 「肛門が痛く、たぶん痔だと思うのですが」 ■産後の便秘はいつまで続くの?体が回復するまでは要注意ママのつらい便秘は、一体いつまで続くのでしょうか。出産直後の体は大きくダメージを受けています。出産後約6週から8週間の「産褥(さんじょく)期」と呼ばれる期間は休養が必要で、ママは寝ていることが多いため、腸のぜん動運動が低下しがちになります。また食物繊維の不足などにより、2日から3日ほどの便秘ならよくあることです。この時期は体を休ませて、無理をしないようにすることと、ストレスをためないようにすることが重要です。家族に育児を手伝ってもらいながら、一時保育のサポートを上手に利用し、休養する時間をある程度は確保しましょう。ママの体が回復するにつれて、便秘も快方に向かっていくでしょう。食習慣が元に戻るまで食事は常に気をつかっていきたい部分です。産後、帝王切開をしたママは流動食からはじまりますが、医師の指示に従い食事をしっかり取れるようになれば、スムーズな排便も期待できます。また、赤ちゃんとの慣れない生活で食習慣が乱れてしまうママも少なくありません。食習慣の乱れは便秘の原因にもなります。食習慣を整えることができれば、自然と便秘も解消されていくでしょう。参考サイト:日本医療機能評価機構 ガイドラインライブラリ「産後の便秘治療のための介入(2014 issue 9, New)」 排便習慣が正常になるまで産後の体は腹筋に力が入りにくい状態となっています。妊娠中は長期間子宮が伸びていたので、腹筋が左右に広がってしまい、急に排便でいきんでも腹筋がうまく使えないかもしれません。ただ、排便を我慢していると、さらに出すのが困難になってしまいます。少しずつでもトイレに座って排便をするようにし、排便習慣を整えていくのがいいでしょう。■産後の便秘の解消法解消法1:水分をたっぷりとるそれでは便秘の解消法を紹介していきます。まずは水分をたっぷりとることをおすすめします。とくに母乳で赤ちゃんを育てているママは、水分不足になりやすいのです。「こまめに水分を摂取する」ことを意識しておきましょう。解消法2:食物繊維をしっかりとる食生活では食物繊維をしっかりととり、便通を促していくことが重要です。とくに豆類や米などに多く含まれる「不溶性食物繊維」は水分を吸収し、便のカサを増やしてくれ、腸の働きを促進してくれます。便秘には最適の栄養素です。また、海藻や果物などに含まれる「水溶性食物繊維」も不溶性食物繊維と一緒にとるのはおすすめです。水溶性食物繊維は水分に溶け込んで便を柔らかくし、腸のなかをスムーズに通りやすくしてくれます。成人女性なら、食物繊維は1日18g以上を目安に摂取しましょう。解消法3:なるべくトイレに同じ時間に座る習慣を作る「まだ会陰の傷が痛むのでトイレで座るのが苦痛」というママもいるかもしれません。便秘であまり便意を感じないときも、なるべく同じ時間にトイレに行って座り、排便習慣を整えておきます。排便習慣が整うと、自然とお通じもくるようになってきます。解消法4:リラックスして排便に臨む「赤ちゃんがすぐに泣きだしてしまうので、トイレでもゆっくり座れない」、というママは多いかもしれません。しかし、一日一回くらいはゆっくり座り、リラックスをして排便に臨みましょう。これも排便習慣を整えるために大切なことです。解消法5:排便に関わる筋肉などを鍛える排便に関わる筋肉を鍛えるために体操をするのもおすすめです。例えば、骨盤底筋体操(ケーゲル体操)です。この体操は、肛門や腟の周辺の筋肉を収縮・弛緩させ、鍛えていきます。体操で骨盤底筋を鍛えて強化することは、便秘や尿失禁の解消にもつながっていきます。やり方は、以下の通りです。1.仰向けになって、自分の骨盤底筋(尿道、腟、肛門周りの筋肉)を意識します(立ったまま、イスに座ったままでもできます)2.排尿のときに尿を止める感じで、肛門と腟を締めてみます。3.その状態を5秒キープしたら緩めます。これを1セット10回から15回とし、一日3セット行います。無理なく骨盤底筋を強化し、便秘を改善していきましょう。解消法6:ゆっくり休んでも解消されない時は便秘解消法を試し、ゆっくり休んでも治らない場合は、病院を受診して下剤をもらうのも手です。便秘はそのままにしておくと、腹痛やはき気、腹部膨満感などさまざまな不快症状を引き起こします。また、いぼ痔の原因にもなり、日常生活や赤ちゃんの世話に支障をきたす可能性もあります。便秘薬は街の薬局でも購入は可能です。しかし、大腸を刺激して排便を促すタイプなどは飲み続けていると、だんだん効きが悪くなっていき、クセになってしまうことがあります。「下剤がないといられない」状態は良くないので、自己判断で飲むのではなく、病院で処方してもらうことをおすすめします。薬の飲み方は、薬の効き始めから逆算して飲むのがいいでしょう。例えば飲んでから6時間で作用が現れるなら、朝食の6時間前に服用します。朝は腸が一番活発に運動するため、朝食後に薬が効くように飲んでおけば、便も快適に排出ができるでしょう。また、薬の成分によっては、牛乳など特定の飲み物で飲むと効き目が落ちるものがあります。薬は水で飲むようにしておきましょう。さらに、強い腹痛やはき気、発熱を伴っていたり、便秘と下痢を繰り返したり、通常の便秘とは異なる症状がある場合は要注意です。気になる症状がある場合はすぐに病院を受診しましょう。■まとめ便秘は多くの産後ママが悩む症状のひとつです。原因はさまざまで、赤ちゃんの世話をしながらの体調管理は大変なことかもしれません。しかし便秘解消法を知り、できる範囲でも行動すれば改善は可能です。水分や食物繊維を多くとり、体操をしてみたり、排便習慣を意識してみたり、できることからはじめてみましょう。それでも便秘解消が難しいなら、病院を受診し、医師に相談することも検討してみましょう。参考資料:・ 厚生労働省 ・ 日本医療機能評価機構 ・『慢性便秘症診療ガイドライン 2017』(南江堂)編集 日本消化器病学会関連研究会
2019年11月22日分娩後6~8週ぐらいまでを産褥期といい、出産を終えたママの体が徐々に妊娠前の体に戻っていく時期です。産後は休息と活動のバランスをとることが大切です。過度な安静は、ママの体の回復に影響を及ぼすので、適度な運動が必要になります。産褥期におこなう適度な運動に「産褥体操」があります。それでは産褥体操について、詳しくお話していくことにしましょう。 産褥体操とは?産褥体操は、産後におこなう軽い体操のことです。産後のママの体にあまり負担がかからないような、寝た状態でも可能な運動が多く、回数もさほど多くはありません。 産褥体操には以下の目的があります。1)悪露の排出を促し、子宮収縮を促す2)妊娠・出産による腹壁および骨盤底筋群の回復を促す3)出産後の疲労を回復し、心身のリラクゼーションをはかる4)血液の循環を促し、静脈瘤や血栓の形成を予防する5)母乳の分泌を促す 産褥体操を始めるのはいつから?産褥体操を始めるにあたって、まずは、ご自分の体調を優先することが必要です。体調や気分が優れないときにまでおこなう必要はありません。 普通分娩の場合、産後2時間は出血が多くなったり、状態が変化しやすいので安静が必要ですが、それ以降であれば産褥体操をおこなっても構いません。帝王切開の場合は、術後、歩行を開始してからごく軽い運動が可能になります。 会陰を縫合していたり、帝王切開の場合には、傷に負担がかかるような運動は、傷が癒合してからおこなうようにしましょう。最初は軽い内容の運動から始め、徐々に運動の内容を組み合わせたり、回数を増やしたりしていきましょう。 産褥体操の方法それではどのような運動があるのか、紹介していきたいと思います。1つの運動を5~6回、慣れてきたら、いくつかの運動を組み合わせておこなってみましょう。 産後1日目からおこなえる運動ベッド上でおこなえるかんたんな運動です。帝王切開後のママもおこなえます。 1)胸式呼吸両ひざを立てて、あおむけになります。胸郭を広げるイメージで、鼻から深く息を吸い込み、3~5秒かけてゆっくり息を吐きだします。 2)腹式呼吸両ひざを立てて、あおむけになります。おなかを膨らませるイメージで、鼻から深く息を吸い込み、3~5秒かけてゆっくり息を吐きだします。3)足先の運動あおむけになります。足首を曲げて、ふくらはぎをのばします。その次につま先を下向きにしてのばします。これを数回繰り返します。足首の運動は、座った状態でもおこなえます。その際は、足を組み、動かす足をリラックスさせた状態でおこないましょう。 産後2日目からおこなえる運動帝王切開の場合は術後8日目以降からおこなえます。 1)頭を起こす運動膝を立ててあおむけになり、腕は両脇に伸ばします。深く息を吸い込み、息を吐きながら頭をゆっくり持ち上げます。頭を持ち上げたまま、数秒維持し、その後頭を下げ、リラックスします。2)肛門の引締め運動膝を立ててあおむけになり、腕は両脇に伸ばします。おしりの筋肉と肛門を引き締めたり、ゆるめたりを繰り返しおこないます。尿漏れにも効果があります。産後4日目ころからおこなえる運動1)腰を浮かせる運動あおむけになり、ひざをたてます。両腕を頭の後ろで組んだ状態で、腰を浮かせます。2)足を上げる運動あおむけになり、ひざを立てます。ひざを曲げた状態で、左右の足を交互に持ち上げます。産後1カ月ころからおこなえる運動1)前かがみ足を肩幅程度に開いて立ち、ひざを伸ばしたまま前屈します。2)つま先立ち足を肩幅程度に開いて立ち、つま先で立ちます。3)姿勢をよくする運動足を肩幅程度に開いて立ち、左手は腰に、右手は前に伸ばします。手を伸ばしたまま、左側後方を見るようにして、体をひねります。逆側も同様におこないます。4)自転車乗り運動あおむけになり、ひざを立てます。ひざを曲げた状態で、自転車をこぐように動かします。5)自分で起き上がる運動(腹筋)6)腰をひねる運動ひざを立ててあおむけになります。肩と足の裏はベッドにつけたままで、両ひざをゆっくり左に倒します。両ひざをもとの位置に戻し、右に倒し、元の位置に戻します。まとめ産褥体操をおこなうことで、産褥期の回復をうながす効果が期待できます。しかし、このような運動をおこなうかどうかは、ママの自主性にゆだねられている部分が多いです。ご自分の体調と相談しながら、産褥体操が継続できるような工夫ができるとよいですね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年08月07日家族でお出かけした日のこと。最近私はとある理由から、外出時には必ず帽子をかぶっています。みんなでワイワイお散歩途中、私の側を歩いていた夫。何気なく目に飛び込んできた私の帽子をバッととりました。そして露わになる『産後ハゲで焼け野原状態の無残な私の頭』…。普段なら笑える私も、この時ばかりは笑えず大噴火寸前。私の異変にいち早く気付いた長男。すかさず夫に注意しに行っていました。どっちが子どもなのやら(笑)。
2017年11月21日産褥(さんじょく)期とは、産後6〜8週間の時期で、妊娠・出産により変化した体が元の状態に戻るまでの期間のこと。この時期のママは体調が優れないことも多く、赤ちゃんの夜泣きなど子育てのストレスとあいまって非常に大変な時期となります。そんな中注目を集めているのが、『産褥シッター』 の存在。一般的なベビーシッターと違い、育児だけでなく料理、洗濯、買い物などの家事全般を行ってくれるのが特徴です。今回は、そんな産褥シッターを利用した経験のあるママたちの話を聞いてきました。●産褥シッターを利用したママたちの声『初めての出産で、とにかく子どもの世話に追われる毎日。家のことまで手が回らず、旦那と険悪になることも少なくありませんでした。そこで、知り合いのママに教えてもらった産褥シッターを利用してみることにしたんです。普段できないような部分の掃除を中心にお願いしましたが、家がキレイになるだけで気持ちも明るくなった気がします! 』(20代のママ)『子どもが生まれてからは、長時間眠ることがほぼ不可能になっていました。このままでは倒れてしまうと思い、シッターさんを頼って家のこと全て をおまかせしました。産後初めて熟睡できたのではないかと思えるぐらい、思いっきり眠ることができましたよ。ほんと天使に見えましたね』(20代のママ)『子どもの面倒だけを見てもらっても、結局それ以外の家事に追われて自分が休むということはできないんですよね。その点、産褥シッターさんなら全てをおまかせして完全に自由な時間が手に入れられる ので、思いっきりリフレッシュすることができます』(30代のママ)『私は子どもの夜泣きもそれほどひどくなく、家事を含め一人でなんとかこなしていました。ただ、生まれたばかりの子がいると出かけられないし人と会話することがほとんどないんですよね。それがストレスで……。子育てで不安なことがあったから、慣れている人に話でも聞いてほしいと思って頼んだら、いい気分転換になりました。毎日の育児にも前向きに取り組めるようになりましたね』(20代のママ)『産褥シッターさんは時間制なので、あらかじめやってほしいことを具体的に伝えておくことが大事です。シッターさんにも得意分野がありますし、それ以外にも“年配の方”“会話上手な人”などの要望を伝えておくことで、自分に合った人を紹介してもらいやすくなる と思います』(30代のママ)『両親が近くに住んでいたので頼もうと思えば頼めるのですが、そう何度も呼ぶのはやはり気が引けて……。産褥シッターさんなら心置きなくやってほしいことを頼めるので、気が楽でしたね。悩んでいるなら一度試してみるといいと思いますよ!』(20代のママ)自分だけの手には負えなくなり、産褥シッターに望みを託す人も少なくない様子。業務内容の自由度が高いため、ママたちの要望に細かく対応できる というのも大きなメリットです。また、時間単位で頼むことができるため、子育て中の不規則な生活にも柔軟に対応してもらえるのも人気の秘密と言えそうですね。----------子育てとなると、人の手を借りることに対して「自分でできないなんてママ失格なのでは」 なんて思ってしまう人も少なくありません。しかし、ストレスをためて疲弊した状態で子育てを続ければ、それは赤ちゃんにも伝わってしまうはずです。笑顔で子どもと向き合うためにも、無理しすぎない程度に人の手を借りるということが必要なのではないでしょうか。●文章/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2016年05月16日