思春期に子どもから激しい反抗をされると、親は戸惑います。どうしたらよいのかと、うろたえます。脳科学から思春期の反抗について考えてみましょう。「なぜこんなに反抗するの?」という疑問が、すっきりと解消すること間違いなしです!■反抗の激しさは脳が求めていた!思春期は、第2反抗期が訪れるものとされています。ただし、反抗の度合いは人それぞれです。上の子は反抗期の訪れがはっきりしていてすぐわかったけど、下の子は「後から振り返ってみたら、あのときが反抗期だったのかな」という感じだったなど、同じ血を分けた兄弟でも反抗の度合いが違っていたということがあるのです。始まる時期についても同様です。ですから、「ほかの子に比べて反抗がひどすぎるのでは」「反抗期がいつになってもやってこない」といった親の心配は無用です。なぜなら、反抗の度合いや時期については、その子の脳が決定していることであり、脳は子どもによってみんな違うからです。親が心配してもどうにもなりません。反抗期が過ぎ去るのを、あるいはやってくるのを待つしかありません。親に「イヤだ」と反抗することをきっかけとして、前頭前野(※)は働き始めます。でも、前頭前野が働くのにどれだけ強い刺激、つまり反抗が必要なのかは、脳によって違います。逆に考えてみれば、反抗が強いということは、それだけ強い刺激を脳が求めているからにほかなりません。脳が求めた刺激が反抗というかたちで出ているなら、脳は正常に発達しているのです。反抗を続けていくうちに、言葉や態度による反抗をしなくても前頭前野が働いて、自分の力で何でもできるようになります。自分がそんな力を得たと脳が判断したとき、反抗期は終わります。なんでもそうですが、習得するには反復練習が必要です。脳が学習するにも、繰り返しが絶対に必要なのです。子どもの反抗は、脳が学習を終えるまで続きます。その終わりの時期も人によって違っていて、大学生でも、まだ反抗期にいると感じられる人もたくさんいます。(※)前頭前野とは、大脳の前頭葉の中に存在する領域で、「記憶」「思考」「創造性」「感情コントロール」などを、つかさどる脳内の最高中枢です。人間と他の動物の脳を比較した場合、大きく違うのが前頭前野で、人間の脳の部位でもっとも発達している部分です。従って、頭の良い人、発想が豊かな人、新しい物を造り出す人などは、前頭前野が発達していると考えられています。■長い反抗期、親が乗り越えるにはわが子への信頼と心の余裕が必要子どもの反抗は、脳が成長のために求めている刺激なのだ、それほど子どもの脳は成長してきているということなのだ、とわかってはいても、反抗期の子どもに毎日接していると本当に大変です。「ご飯できたよ」と声をかければ「食べない」と返される。「出かけるの?」と尋ねれば「ほっといてよ」と言われる…。まったく会話になりません。友だちとの電話中に親が通りかかれば、すっとその場からいなくなってしまう。これでは子どもが考えていることも、今置かれている状況もわかりません。そのような時親は、不安でいてもたってもいられなくなるのです。そんなとき、親はどうすればよいのでしょうか? 答えは、今まで育んできたはずの子どもとの信頼関係を信じて、ひたすら今のわが子を認めることです。何を考えているの、何をしているのと迫りたい気持ちを我慢することです。わが子を信用していればこそ、心の余裕が持てて、今の子どもの姿を受け入れられるのです。果てしなく続くように思われる思春期ですが、わが子を信じていれば、きっと乗り越えられるはずです。
2016年04月09日前編 では、脳が子どもから大人へと成長していく段階について説明しました。後編では、子どもが思春期の反抗期を迎えるとき、親としてどのような心構えをしておけばよいのかについて解説します。■思春期は親としての責任から解放される兆しあらゆることに反抗し、親も何かと悩む思春期ですが、この思春期にも必ず終わりが来ます。そうなってみると初めてわかることですが、思春期を通り過ぎたわが子は、もう「子ども」ではありません。ですから、思春期の終わりとともに子育てが終わると言ってもよいでしょう。とはいえ、日本では成人するのは20歳ですし、成人した後もしばらくは親元で学生を続けていることが多いでしょう。そうなると、実質は、子どもが自分の力でお金を稼げるようになるまでは、親は責任を持たなければなりません。でも、わが子がどんどん成長・発達していくに伴って、子ども自身が自分の行動に責任を持たなければならなくなってくるはずです。それと比例するように、親としての責任を少しずつ、子ども側へ移行していかなければなりません。言い換えてみれば、子どもの脳が大人になればなるほど、子育ての責任がなくなってくるということです。そう考えてみたら、思春期は親としての責任の終わりが近づいている時期とも言えますね。思春期真っただ中のわが子を見て思い悩むなんて、もうしなくていいのです! むしろ「もうすぐこの責任から解放されるのね!」と喜んでもいいくらいです。昔はよく、初潮を迎えた女の子のために赤飯を作り、みんなでお祝いをしたと言います。脳が最後の転機を迎える思春期は、まさに初潮を祝うように喜びたいものなのです。それほど、脳にとっては大切で、大きな転機だと言えます。思春期の反抗は、それまでの変化とは違って、夫婦ともにつらく感じることが多いでしょう。そんなとき、ぜひ思い出してほしいのです。「思春期が来るということは、もう子育てのゴールが近づいているということなのだ」と。きっと「思春期、反抗期が来てよかったね」という気持ちになれることでしょう。■子どもが思春期を迎える前に、見直すべきは夫婦関係余談ですが、この思春期の時期に夫婦間でトラブルが起こることも多いようです。「これまでお前は何をしてきたんだ!」と夫が妻を責めるわけですね。こうならないようにするためには、子どもが生まれたと同時に、夫を父親へと育てていく妻の努力が必要なのです。思春期にあるこのような夫婦のトラブルは、これまでの夫に対する教育がうまくいかなかったということを表しているのです。思春期には、子育てに関して夫婦がどうやって力を合わせていったかを問われる時期とも言えますね。世の中のお母さんたちにはぜひ、思春期の厳しいときになって夫に心外な言葉を言われないよう、子どもが幼いうちから、父親育てを頑張っていってもらいたいと思います。
2016年04月07日親の仕事はいつでも大変ですが、もっとも試練と感じられるのが思春期の反抗の時期でしょう。今までは素直だったのに、この頃は親のいうことになんでも反抗して、扱いづらい…そんな悩みを誰もが抱えています。ちょっと視点を変えて、脳科学から思春期に訪れる反抗を考えてみませんか? 理屈がわかれば、子どもの反抗に悩むことがなくなり、むしろ喜べるようになるかもしれません。■大人になるまでに脳は3回の転機を迎える子どもの脳は、生まれてからずっと休むことなく、大人の脳へと成長していきます。でも、ただ少しずつ成長していくだけでなく、周りから見ても「おや? 今までと違うぞ」と感じるような転機が訪れるときがあります。脳の転機と言われる時期は、以下の通りです。・反抗期と呼ばれる2歳頃・何となく不安定になる9歳~10歳頃・第2反抗期と呼ばれる思春期これら3回の転機を経て、脳は大人になるのです。つまり、脳の成長は一定速度ではなく、3回の転機には急激で大きな変化が現れるのです。脳の成長は、カニの脱皮に似ていると言われることがあります。カニは大きくなるために脱皮を繰り返しますが、脱皮中や脱皮したばかりのカニの味はあまりおいしくない、ということをご存じですか?カニは甲羅のまま大きく成長するのではなく、成長するときに脱皮して一回り大きくなります。従って、脱皮中や脱皮したばかりのときは、甲羅だけサイズが大きくなっているため、中身はスカスカ状態で、あまりおいしくないのです。子どもの脳の転機はちょうどこの脱皮に似ていて、脳が転機の真っただ中、あるいはその直後であるとき、子どもは大人にとって、ちょっと扱いづらくなるのです。■脳の転機を経て、心と体は大人へと近づいていくとはいっても、この転機は、脳にとっては必要不可欠です。カニの身がおいしくなるために脱皮が必要なように、脳にとっても転機は必要で、それを経て子どもの心と体は大人へと近づいていくのです。2歳の頃に起こる反抗期は、ほかの人と違う「自分」を自覚することができた証です。9~10歳頃に起こる不安定さは、脳が大人の脳へと移行していることを表しています。そして、思春期と同時に起こる反抗期は、心も体も大人になる時期になったことを意味しているのです。親にとってもそうですが、子どもにしてみてもこの3回の転機は、なかなかにハードなものです。それでも子どもは全力でそれにぶつかって、確実に大人に近づいていくのです。反抗期を含めた3回の脳の転機には子どもが扱いづらくなりがちで、親としてはイライラすることもあるでしょう。しかし、脳も体も心も成長しているシグナルであり、成長という視点で見ると喜ばしいことと言えます。< 後編 へ続く>
2016年04月07日【ママからのご相談】小学校4年生になる息子がいます。すでに勉強が嫌いになってしまったようで、宿題を自分からやろうとしません。やる気が出るまで時間がかかります。やる気を出すにはどうしたらいいですか?●A. まずは動きましょう。ご質問ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。勉強が苦手な子の学習指導を専門にしています。一度勉強を嫌いになってしまった子どものやる気を引き出すのはとても難しいですよね。そこで今回は、脳科学に基づいたやる気の出し方 をご紹介します。●行動しないとやる気は出ない黙って座っていたり、ゴロゴロしたりしているうちはやる気が出ないのです。アメリカの脳神経外科医のペンフィールドは、体を動かすと脳も動き出し、次第にやる気が出てくる という考えを示しています。脳は変化に対応して動くため、止まっていては変化が起きないのです。そこで、脳にスイッチを入れる方法を2つご紹介します。●脳のスイッチを入れる方法●(1)手を動かす子どもに勉強させたいなら、まずは落書きでもいいのであれこれ書いて、手を動かしてみましょう。手の準備運動ですね。動くと脳は元気になります。やる気に関わっているのは、大脳辺縁系の中にある側坐核という場所。ここを刺激することでやる気が出てきます。まずは手先を動かしてみましょう。脳科学ではこれを『作業興奮 』と呼んでいます。お子さんが勉強にやる気を出せないようなら、こう声を掛けてみてはどうでしょうか。「まずは片付けからはじめてみようか」「5分でいいからやってみよう」「一緒に鉛筆を持ってみようか」「絵でも描いてみる?」運動する前に体操をして体を温めるのと同じように、勉強のやる気を上げるためにも脳のウォーミングアップ をしましょう。●(2)やるべきことを書き出すやるべきことが多いと脳は拒否反応を起こし、やりたくないという感情が先立ってしまいます。これではやる気は起きません。お子さんがなかなか動き出さないなら、しなければならないことを話し合い、できるだけ細かく書き出してみましょう。「漢字を覚える」では抽象的なので、「漢字を○回書く」「教科書を○回音読する」というように、数字を交えて 具体的に行動できるよう細かく書き出します。細かく書き出せば、いままでぼんやりしていた不安の全貌が見えてきて、不安がなくなるだけでなくやることが見えていきます。細かく書き出した中で一番簡単なことから取り組んでみましょう。書き出し作業もそうですし、簡単なことから取り組むのもそうですが、とにかく手を動かすこと が大切です。手を動かすことで、やるべき事が見えてきます。『つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ』徒然草の有名な序文ですが、まさにその通り、とりあえず硯に向かう、つまりペンを握ることが大切なのです。“勉強”というと机に向かって静かにカリカリと……そんな絵が浮かぶかもしれませんが、いきなり走り出して怪我しないように、勉強も準備運動から始めましょう。お子さんと一緒にペンを持って、手を動かしてみてくださいね。【参考文献】・『大人の脳科学常識 頭が冴えわたる脳の鍛え方』トキオ・ナレッジ(著)●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年04月06日小学3年生~4年生というと、年齢にすれば9歳~10歳になりますね。実はこの頃の子どもたちの脳は、あるポイント地点に到達しています。この時期を境として、その前と後とでは、脳が少し違ってくるのです。いったいどう違ってくるというのでしょうか。それを知ると、わが子への働きかけをどうしていったらよいのかが、よくわかるのです。■9歳~10歳で大人の脳へと切り替わる!生まれてから3歳くらいまでは、脳の発達の度合いはとても急激です。そして3歳過ぎになるとややゆっくりとした速度で脳は発達していきます。そのまま行くのかというとそうではなく、子どもの脳は9~10歳ころにもう一度変化をみせるのです。学校での実例から見ても、9~10歳ころ、つまり小学3~4年生の頃というのは、子どもの学習という視点から見ても変化の兆しが表れる時期です。また、発達心理学の立場からは、このころを「9歳半の節」と名付けています。つまり、この頃の子どもたちはそれまでとはどこか違った様子を見せるようになるというのです。この時期の子どもたちの脳は、大人の脳に移行していく時期を迎えているのです。■子どもの脳と大人の脳の違いでは、大人の脳と子どもの脳というのは、どう違うのでしょうか。そもそも脳にとってのエネルギーは、血液から来ています。脳を使うと血液循環のスピードが速まり、それに伴ってエネルギーもたくさん脳に取り込めるのです。エネルギーを脳に取り込むには、酸素が必要です。大人の場合、血液循環のスピードが上がったとき、それに準じて酸素もたくさん取り入れられるようになるかというと、実はそうではないのです。ですから、エネルギーが脳に取り入れられる量が一定に決まっているということになります。なぜこんな仕組みになっているのかは定かではありませんが、突然血液量が増えてしまうことによって血管に圧力がかかり、詰まりを生じたり切れたりしないようになっているとも考えられています。しかし、この仕組みは、子どもの脳には当てはまりません。子どもの場合は、血液循環のスピードが上がるに従って、取り入れられる酸素の量も増えていきます。ということはつまり、脳を使えば使うほど、脳に必要なエネルギーをどれだけでも得ることができるということになります。子どもの脳はこのような素晴らしい仕組みになっています。ですから、子どもの脳である時は、どんどんと脳を鍛える学習(漢字の書き取り、音読、計算問題など)をするのにもっともふさわしい時期と言えるのです。では、いつまでが子どもの脳と言えるのか。それがズバリ、9歳~10歳ころ、学年で言えば小学校3~4年生の頃なのです。移行の時期には男女差があり、女子は男子より6ヶ月ほど遅れてやってきます。■9歳~10歳くらいの子どもの変化に対して心の余裕を持つ方法小学校3年生~4年生のころになると、脳はもう子どもではありません。大人の脳へと移行していくのです。まだまだ子どもに思える小学校3年生~4年生ですが、脳は確実に大人へと切り替わっていくのですね。さて、この時期の子どもたちを見ていると、それまでとはちょっと違うように見えることがあります。「何だか最近、生意気な口を利くようになってきた」「どうも落ち着きがないのよね」などと、どことなく漂う不安定感に気づかれる方もいるでしょう。それはもしかしたら、大人の脳へと移行していくことから来るのかもしれません。反抗期を迎えた子どもも、今までとはちょっと違った様子を見せますが、それとこの時期の変化とは、少し異なっています。いつも一番近くで子どものことをよく見ている親であれば、きっとその違いがわかることでしょう。さあ、ここまで読んでいただければ、あなたの子どもが小学校3年生~4年生になり、今までとはちょっと違った雰囲気を見せ始めた時、「大人の脳へと変化しているのだ、確実に成長しているんだな」と、少し余裕を持って受け止めてあげられるでしょう。大人の脳へと順調に移行していけば、脳の働きはより潤滑なものとなり、ついに思春期へと向かっていくのです。
2016年04月05日NECと大阪大学は4月4日、大阪大学の吹田キャンパス内に「NECブレインインスパイヤードコンピューティング協働研究所」(以下、協働研究所)を本年4月1日に開設し、脳科学の研究に基づく新しいコンピューティング(脳型コンピューティング)技術に関する共同研究を開始した。両者は研究所の開設により情報通信研究機構の脳情報通信融合研究センター、理化学研究所の生命システム研究センターと連携強化を通じ、新しい情報通信産業を創出する「脳情報科学活用型」産業イノベーション拠点を構築する。近年、少子高齢化による労働力不足の深刻化と、IoT(Internet of Things)のさらなる拡大によるデータ量の爆発的増加がグローバル規模で進む中、これからのICT技術には省エネルギー性と柔軟な適応性に優れた人と地球にやさしい、新しいコンピューティングの発想が求められている。協働研究所では、脳が持つ優れた環境適応力、認識力、判断力、ならびに高効率な消費電力性など、脳の特性に学ぶ新しい情報処理技術として脳型コンピューティングの研究を開始する。この考え方のもと、NECと大阪大学が協働し、情報科学、脳科学の最先端の知見を融合することで、新しい脳型コンピューティングシステム(Brain-Inspired Computing System)の実現を図る。さらに、協働研究所では、これらのイノベーション活動を支え、学術・産業の両面で事業化を推進する人材(アントレプレナ)の育成に中長期的な視点で取り組む。これまでNECは、大阪大学と情報通信研究機構の共同による脳情報通信融合研究センター、ならびに、分子レベルでの動態シミュレーションにおいて世界的にみてもトップクラスの理化学研究所の生命システム研究センターと個別に共同研究を進めてきたが、その連携をさらに強化していく体制が整った。研究所長は大阪大学大学院 特任教授の柳田敏雄氏、副研究所長は大阪大学大学院情報科学研究科 教授の村田正幸氏、NEC 主席技術主幹の加納敏行氏の2人、人員は3人を含め、計12名(2016年4月1日時点)。
2016年04月04日人間には「男性脳」と「女性脳」の脳タイプがあるって知ってた?男女脳のメンタリスト、DaiGoさんによれば、脳タイプの判別の仕方は簡単。右手を見て、薬指と人差し指を比較して。薬指のほうが長ければ男性脳、人差し指のほうが長い、もしくはほぼ同じであれば女性脳なんだそう。「女だから、あたりまえ?いえいえ、そうではありません。女性でも男性脳の傾向が強い人は約10%、男性でも女性脳の人は約15%もいます。ただ1つ確かなのは、男性脳と女性脳では、生物学的に『脳』の仕組みに大きな違いがある、ということです」(DaiGoさん)女性脳の特徴は、「共感が大事。同時進行もOK。感覚的。プロセス重視。頷きながら聞く。シェアしたがる」。男性脳の特徴は、「競争が好き。ひとつに集中。論理的。結論重視。黙って聞く。独占したがる」とのこと。「その違いは、右脳と左脳をつなぐ『脳梁』と呼ばれる神経の太さに表れます。右脳は『直感』や『感性』を司ります。左脳は『言語』や『思考』を司ります。つまり、右脳と左脳の連絡がスムーズで両方の脳をバランスよく使えるのが、女性脳。女性は感情(右脳)を言葉(左脳)で表現する『おしゃべり』がとても得意なのです。一方、男性脳は、会話をするとき左脳しか使えません。そう、もうお分かりですね、“伝えること”は本来、女性脳の得意分野です。女同士の高度なコミュニケーションにおいては、その力が最大限に発揮されます」(DaiGoさん)ということは、男性脳相手の仕事や恋愛の場面ではどうなる?「上司や彼氏が、“典型的な男性脳”の場合、彼らは、女性脳の考え方や行動を理解することが難しいかもしれません。さらに言えば、男性脳と女性脳の発想の違いは、日常のコミュニケーションで『すれ違い』を生む原因になるでしょう。互いに全く悪気がない場合でも、です。それって残念だと思いませんか?」とDaiGoさん。まずは、男性脳と女性脳の違いを理解するところから始めてみましょう。※『anan』2016年3月30日号より。写真・土佐麻理子文・瀬尾麻美
2016年03月26日実は男女のすれ違いは「男性脳」「女性脳」の2つの脳タイプの違いが原因になっていることも。男女脳のメンタリスト、DaiGoさんによれば、脳タイプの判別の仕方は簡単。右手を見て、薬指と人差し指を比較して。薬指のほうが長ければ男性脳、人差し指のほうが長い、もしくはほぼ同じであれば女性脳なんだそう。メンタリストのDaiGoさんが具体的なシチュエーションをもとに、脳タイプによる考え方の違いを解説します!■SCENE1彼氏とのすれ違い女性脳の彼女:「Jちゃん(同僚)、彼氏と旅行したんだって。ハワイだって」男性脳の彼氏:「へーそうなんだ。いま、部署が忙しい時期だったんじゃなかったっけ?」女性脳の彼女:「……」(そのあと不機嫌に)男性脳の彼氏:「……」(Jのせいで、彼女、仕事量増えたりしてるのかな。かわいそうだな)この会話、察しのいい人なら「私もハワイに連れていってほしい」と女性側が暗に言っていることがわかるはず。でも、男性脳の人は言葉をその通りに受け取る傾向があるため、このような勘違いが起こるのも、ある意味当然。男性脳の前では直截的な表現を心がけて。■DaiGoさんの解説女性脳はダイレクトな表現をあまり好みません。本心をズバッと伝えるのはやや苦手なのです。そのため、女性脳同士の会話では、会話の中身が、気づけば“状況報告”ばかりになっているパターンが多々あります。まるでネットの“まとめサイト”のような…。会話しているにもかかわらず、いちばん伝えたいことの“核心”を絶対に明かさないまま話が進行していくという、ある意味、超高度なコミュニケーションです。これを男性脳が理解するのは至難の業。“裸の付き合い”“腹を割って話す”という言葉があるように、男性脳のコミュニケーションは女性が思う以上に直球勝負なのです。■SCENE2上司とのすれ違い男性脳の上司:(一度頓挫しかけたプロジェクトについて)「あの時はどうなるかと思ったけど、成功してよかったな!」女性脳の部下:「あ…ありがとうございます。(部長はあの時の私の失敗をやっぱり気にしているのかな。落ち込むな~)」褒められているにもかかわらず、「あの時はどうなるかと思ったけど」というネガティブな前置きのほうが気になるのは、想像力の豊かな女性脳らしい感情の読み取り方。でも残念ながら、男性脳の人にこうした高度な嫌みを言える発想はありません。ご安心を!■DaiGoさんの解説先日、とある企業の社長から、「部下を褒めるのって難しいですね」と相談されました。そうなんです、特に、男性脳の上司が女性脳の部下を褒めるのは苦労します。なぜなら、女性脳の場合、相手の言葉を、素直に“文字通り”には受け取りません。自分に対しての言葉を、すぐ拡大解釈して一喜一憂してしまう。いわゆる、深読みする、というやつです。特に女性脳は男性脳に比べて思考が広がりやすい傾向が。例えば、カップルがケンカをした時に、女性が関係のない過去の話を突然持ち出してきたりするのも、この拡大解釈が一因です。◇ダイゴ人の心を読み、操る技術“メンタリズム”を駆使するメンタリスト。テレビや雑誌で活躍するほか、外食系企業のコンサルや研修も手掛ける。※『anan』2016年3月30日号より。写真・土佐麻理子文・瀬尾麻美
2016年03月24日こんにちは。医療カウンセラーのyoshiです。みなさんは脳についてどの程度知っているでしょうか。脳というと、生き物の中心、重要な器官、体の司令塔のようなイメージがあると思います。しかし、脳というのはまだまだ解明できていない部分が多く、 非常に複雑な臓器、器官となっています。これまでも多くの研究がされてきていますが、その中でも結論というのは二転三転してしまっているのです。それくらい解釈が難しく、正確な結論に至ることができていません。逆に言ってしまうと、脳が持つ可能性というのはとても大きなものであると考えることができます。脳細胞は減り始めたら増えることはないと言われていますが、1998年の段階でスウェーデンのエリクソン博士によって、高齢になっても脳細胞は増えていく ということがわかっています。脳の持っている大きな可能性というのは日常生活でも重要になりますが、障害を負ってしまった場合、非常に大きな意味を持ってくることがあります。●大脳の半分がなくなってしまう可能性がある脳の半分がなくなってしまう、大脳の半分がなくなってしまうとなると、それは生命の維持に大きな支障をきたすのではと思ってしまいますが、大脳の半分がなくなっても人は生きていける場合が多くあります。難治性のてんかんの手術では、大脳の半分を切除する方法が効果的と言われています。小児に限定しますが、大脳を半分切除してしまっても残りの半分が適応をしていき、障害というのを非常に小さくしてしまえるのです。大人であっても、脳に関する病気によって能力を一時的に消失してしまったとしても、リハビリによって回復をしていくこともあります。なくなった分を残された脳が補うことで、苦手が得意になる ということもあるようです。まだまだ研究段階ではありますが、脳の可能性というのはとてつもなく大きいことがわかり、その可能性こそが脳の病気に対する大きな将来性につながっているとも言えます。【参考リンク】・大人でも脳細胞は新生する | 日経サイエンス()●ライター/yoshi
2016年03月15日ダイエットに一度はトライしたことがある人も多いだろう。世に「ダイエット」を冠するものは無数に存在し、その中から自分でも挑戦できそうなものをチョイスした結果、思ったように体重が落ちないこともある。ただ、そのダイエット失敗談は、他の人にとっては貴重な"財産"となりうる可能性もある。そこで、ダイエット経験があるマイナビニュース会員に「失敗したダイエット」について聞いた。>>成功編の回答も見る○54歳 女性(専業主婦)Q.最も印象に残っている失敗したダイエットを教えてください食事制限をするダイエット。反動でバカ食いをしてしまい、精神的にもストレスがたまり、体重も減らず、あまりいいことありませんでした。Q.そのダイエットを始めたきっかけを教えてください人に聞いたり、チラシで置き換えダイエットを知ったりしたこと。Q.そのダイエットの内容を具体的に教えてください朝、シェイクのみを飲んで他に何も食べない。Q.そのダイエットでの体重の増減を具体的に教えてください現状維持が続きましたが、あまり劇的に痩せることなく、結局はあきらめました。Q.ダイエット失敗につながったと考えられる理由を教えてくださいおなかがすくダイエットは自分には向かなかったです。調査時期: 2016年2月23日調査対象: マイナビニュース会員調査方法: インターネットログイン式アンケート※個人の体験談で、紹介しているダイエットが必ず失敗するというわけではありません※写真と本文は関係ありません
2016年03月04日親は誰しも皆、わが子の脳の発達にとって良いことをしたい、と考えているでしょう。そのために幼い頃から子どもを塾や教室に通わせたり、学習教材を買い与えたりするのです。でも、お金を使わず、かつ、もっとも脳の発達にとって大切となることを見落としている人が多いのです。それは、「コミュニケーション」です。親子のコミュニケーションほど脳を発達させるものはない!子どもの脳の発達について書かれた本には、たいてい「コミュニケーション」という言葉がたくさん書かれてあります。赤ちゃんに対する言葉かけ、幼児に対する読み聞かせ。それらは脳の発達に欠かせないものであり、そこにはいつも「コミュニケーション」という言葉が付いて回ります。そう、脳の発達のキーワードとなるのは、コミュニケーションなのです。逆に考えてみると、コミュニケーションなしでの事柄は、どんなに脳に良いと言われていることであっても、脳をそれほど発達させないということです。特に乳幼児と呼ばれる子どもたちにとって、一番その脳を発達させてくれるものは、親によるコミュニケーションなのです。実際、たくさんの研究結果によって、「幼少期にたくさん親から声をかけてもらった子どもは、将来よい子どもになる」ということが明らかになっています。脳の発達に良いからと、多くの親が、幼稚園に通い出すころから教室や塾などで何かを習わせます。それはそれでよいでしょう。でも、他人からのアプローチよりも親からのアプローチのほうが、子どものやる気を十分に引き出せるため、「いろいろ通わせたものの、あまり子どもに変化が見られないのよね…」なんてこともあるのです。習い事で親子のコミュニケーションの時間を減らしては本末転倒さらに危惧すべきところは、まだまだ親子のコミュニケーションが必要な時期に、貴重な時間を習い事で消費してしまうということです。習い事を始めれば、そこにいる時間だけでなく、送り迎えにも時間をとられて、ゆったりとした親子のコミュニケーションの時間がかなり減ってしまうのは否めません。では何も習わず、家で親子が一緒にいるだけでよいのかというと、それもちょっと違います。一緒にいても会話をせず、ただ教育メディアを見ているだけなら、子どもの脳にはコミュニケーションによる刺激は与えられません。家族そろっての食事時も、テレビをつけ、皆がそちらを向いて黙って食べているなら、それはコミュニケーションのある風景ではないのです。< 後編 に続く>(子育ての達人)
2016年02月28日サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「朝食を抜くと脳出血のリスク増! ダイエット中の朝食は何がいい? 」を公開した。国立がん研究センターなどのグループによると、朝食を摂(と)るのが週2回以下の人は、毎日食べる人と比べ、脳出血を起こすリスクが36%高まるという研究結果が出たという。この研究結果から、同研究グループでは、脳出血リスクを高めないためにも朝食の摂取を勧めている。朝食にグリーンスムージーやアサイーボウルなどを取り入れている人も多いが、同サイトによると、気温が下がる秋冬は体を冷やしてしまうのであまりおすすめできないとのこと。そこで「ご飯」「パン」を比較し、どのような朝食がダイエットに向いているかを考察した。小麦粉からできている「パン」は消化が早く、すぐに満腹感を得られるという。しかし消化吸収が早いため、血糖値の急上昇・急降下を起こしやすく、すぐに空腹を感じるようになる。さらに血糖値の急上昇は、体に脂肪をため込みやすくする作用もあることを指摘。どうしてもパンが食べたいときには、白いパンではなく、食物繊維が多い全粒粉パンやライ麦パンがおすすめとのこと。比較すると、後者のほうが血糖値の上がり方が穏やかだという。また、パンは食べる際にバターやマーガリン、ジャムなどをつける場合も多く、パン自体にも製造時に脂肪が使われているため、少量でもカロリーオーバーになりやすいという。参考カロリーとして、「食パン」は1枚(約60g)で約170kcal。製造過程でかなりの量の脂肪が使われる「クロワッサン」は1個(約40g)約190kcal、「デニッシュ」は1個(約100g)約330kcalとカロリーは高めとなっている。加えて、パンに合わせるおかずにはベーコンやウィンナー、オムレツなどがあるが、脂肪が多く含まれるものが多いことも指摘する。一方、「ご飯」はパンに比べ消化吸収が緩やかで、血糖値も緩やかに上昇するので体への負担が軽く、腹持ちもよいという。ご飯のほうが噛(か)む回数が多く、だ液がよく分泌されて胃や腸で消化しやすくなる上に、噛むことによって満腹感を得られやすいという特徴もある。そのため、ダイエットにはパンよりご飯がおすすめとのこと。また、ご飯には食物繊維やビタミン・ミネラルも含まれている。納豆や魚、具だくさんの温かいみそ汁などと組み合わせれば、低脂肪で栄養バランスのよい朝食になるという。よりダイエット効果を得るには、精白米よりも胚芽米や玄米、雑穀米、麦ご飯を選ぶと良いとのこと。詳しい説明はmicrodiet.netの調査レポート「朝食を抜くと脳出血のリスク増! ダイエット中の朝食は何がいい? 」で公開している。
2016年02月22日『バターコーヒー』で脳も体もスマートに身長193cm・体重140kgの巨漢から驚きのダイエットに成功した男性が、『バターコーヒー』を愛飲していたことで、今全米が『バターコーヒー』ブームになりつつあるようだ。バターと言えば脂肪の塊で高カロリー、とてもダイエットという言葉には似つかわない食品と思われがちですが、今その常識が覆され始めている。アメリカのIT起業家デイヴ・アスプリー氏は、完全無欠ダイエットとしての“バターコーヒーダイエット”を提唱し、本人の主張するところで「マイナス50kg」ものダイエットを成功させたのみならず、脳のIQまで「20アップ」したと言うのだから驚きだ。“バターコーヒーダイエット”の方法は“バターコーヒーダイエット”のやり方はいたって簡単で、バターと大さじ1~2杯のMCTオイルをお好みのコーヒーにいれ、朝食代わりに飲用するというものだ。ただし素材には気をつけなければならないようで、インスタントコーヒーや、通常のスーパーで販売されているような廉価なバターは御法度だ。しっかりオーガニック生産のコーヒーと、無塩のグラスフェッドバターなど良質の自然素材バターを愛用することが“バターコーヒーダイエット”成功の秘訣のようだ。グラスフェッドバターは輸入食品店やネット通販などで入手することができますが、ない場合はココナッツミルク大さじ4杯で代用、MCTオイルはココナッツオイルで代用することも可能です。(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】・デブ卒エンジェル
2016年02月15日豊橋技術科学大学(豊技大)は2月12日、脳の表面に貼り付けられる柔らかさを持った無線電力伝送デバイスを実現したと発表した。動物が手足を動かすと脳の神経細胞から微弱な神経電位が生じる。この神経電位の解析は、ヒトとロボットをつなぐブレインマシンインターフェースの実現に向けて盛んに研究されている。現在は主にワイヤを用いて脳表面に埋め込まれた電極から神経電位の計測が行われているが、頭蓋骨の開口部から感染症を引き起こす懸念があるなど、長期間にわたって脳の信号を観測するためには生体内に完全に埋め込む無線神経インターフェースの開発が求められている。今回の研究では、シリコン基板による高機能かつ小型な回路チップを、厚さ10μmのフレキシブルフィルムに実装する手法を開発。同手法を用いることで、整流器チップとフィルムアンテナを一体化した無線電力伝送デバイスを製作した。同デバイスは5mm×27mmの面積で、シリコン基板による回路面積が全体の3%を占めている。そのため、大部分がフレキシブルフィルムで構成されており、脳の形状に対して柔軟に密着することが可能だという。また、同デバイスを水槽に浸して、10cmの距離で無線電力を伝送することに成功した。埋め込みデバイスに無線電力を供給することで、さまざまな回路を駆動することが可能となる。研究グループは今後、シリコンチップにさらなる回路機能を搭載することで無線で脳の信号を取り出すことを目指すとしている。
2016年02月12日三井住友銀行は26日、エヌ・ティ・ティ・データ(以下NTTデータ)と脳科学技術の金融分野への応用を通じたイノベーションの創出を目的とした包括契約を締結したと発表した。○脳科学を活用したサービスの実用検証を進める脳科学とは、生物の認知や行動に関する脳のメカニズムを研究する学際的な研究分野で、近年では、人間の経済的な意思決定の特性も脳の機能・構造に基づいているという最新の研究成果を踏まえ、金融・経済分野への応用について関心が高まっているという。三井住友銀行によると「お客さまをより深く知り、お客さまの真のニーズに沿ったサービスを提供するため、脳科学技術に知見のあるNTTデータおよびNTTデータ経営研究所と協働し、脳科学を活用したサービスの実用検証を進めることとした」としている。現在想定している応用範囲例は、顧客の潜在ニーズを把握し、顧客毎に最適な商品・サービスの提供と資産運用を始める顧客へ安心かつ快適に利用してもらうための助言サービスなど。今後も三井住友銀行は、新たな技術、サービスアイデアをオープンに取り入れながら、顧客により一層、価値のあるサービスを提供していくとしている。
2016年01月27日三井住友銀行は1月26日、NTTデータと脳科学技術の金融分野への応用を通じたイノベーションの創出を目的とした包括契約を締結したことを発表した。近年、人間の経済的な意思決定の特性も脳の機能・構造に基づいているという最新の研究成果を踏まえ、金融・経済分野への応用について関心が高まっている。こうした背景を踏まえ、同行は、脳科学技術に知見のあるNTTデータおよびNTTデータ経営研究所と協働し、脳科学を活用したサービスの実用検証を進めるとしている。脳科学が想定されている金融サービスの応用範囲例として、「潜在ニーズを把握し、顧客ごとに最適な商品・サービスを提供」「資産運用を始める顧客へ安心かつ快適に利用できる助言サービス」が挙げられている。同行は2014年に、自然言語解析と学習機能を備えた質問応答システムであるIBMのWatsonをコールセンター業務に取り入れるなど、ITを活用した取り組みを積極的に進めている。
2016年01月27日トムソン・ロイターは1月19日、科学研究の各分野において高い影響を持つ科学者を論文の引用動向から分析した「高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)」を発表した。同レポートは同社のアナリストが、学術文献・引用索引データベース「Web of Science Core Collection」および統計データベース「InCites Essential Science Indicators(ESI)」を用いて作成したもので、過去11年間の引用データをもとにした「高被引用論文著者(Highly Cited Researchers)」と「2015年に最も注目を集めた研究者(Hottest Researchers)」をそれぞれ選出した。「高被引用論文著者」部門は2003年1月から2013年12月までの11年間にデータベースに収録された論文を分析対象としており、全世界で3000名の科学者が選出され、日本の研究機関からは京都大学の山中伸弥 教授など約80名が選ばれた。一方、「2015年に最も注目を集めた研究者」部門では2012年から2014年にデータベースに収録された論文の中から顕著な被引用数を持つ論文(ホットペーパー)を発表し、最も注目を集めた研究者19名を選出。最も多くのホットペーパーを持つとされたのは米Broad Institute of MIT and HarvardのStacey B. Gabriel氏だった。日本の研究者は選出されなかった。なお、同社は同レポートについて、ESIの分野別に分析・抽出をしているため著名な研究者でも研究内容が融合的であり、分野が複数に渡っている場合などは、各分野で設定されたしきい値に高被引用論文数が達せず、選出から漏れる場合があるとしているほか、あくまで今回の選出基準の定義によるものであり、研究者の評価を損ねるものではないとしている。
2016年01月19日チョコを食べて魔法のダイエット(R)ダイエットがしたい、でも甘い物は止められない!株式会社ウィズ・アスの「魔法のダイエット(R)PREMIUM ミルク チョコレート サプリメント」はそんな人に最適のダイエットサプリメントだ。ダイエット効果の秘密は2つ同製品は、チョコレートを食べながらダイエットができる、まさに「魔法のダイエット(R)」。そんな同製品のダイエット効果の秘密は2つ。1つ目は、低いと血糖値が上がりにくいとされる「低GI」であること。2つ目は、腸に効くダイエットビフィズス菌「ビースリー(R)EX」で太りにくい体質を作ることだ。食前にチョコを食べるだけ摂取するタイミングは簡単。食事の前に1粒、同製品を食べるだけ。混ぜたり作ったりする手間が掛からず、食前に甘い物が食べられるのも嬉しい。同製品は、1パック70g・2,700円(税抜)。甘党ダイエッターは要チェックだ。(画像はブランドサイトより)【参考】・株式会社ウィズ・アス・ブランドサイトURL・新製品特設サイトURL
2016年01月14日食べたものや体重、体調…体のコンディションを記録するだけでダイエットを意識するようになり、自然と痩せていくといわれている「レコーディングダイエット」。でも、いくら記録するだけで痩せられると言われても、実際に仕事や家事をこなしながら、日々の習慣を記録していくって、なかなか大変ですよね。普段からメモする癖がついているならまだしも、細々とした作業は苦手!というズボラ女子にとって「レコーディングダイエット」を続けていくのは至難の業。そこで今回は「レコーディングダイエット」を続けるコツについてご紹介してまいります。■記録する「時間帯」を決めておく毎日忙しくて記録する暇なんてない!と訴える人もきっと多いでしょう。しかし、本当に忙しいですか?合間にSNSを開いて、ぼ~っと他人の近況をチェックしている時間があるなら、その日の体重くらいはノートに書き込めますよね。「忙しさ」は何か行動を起こすにあたって理由にはならず、ただの言い訳にしかすぎません。なかなか記録する癖がないなら、せめてノートに記入する時間帯を決めておけば、続けられやすくなるかもしれませんよ。たとえば会社を出た後に、そのまま直接家に帰るのではなく、一度、カフェによってダイエットノートを開き、前日分の記録をする。あとは毎日コツコツと繰り返していくうちに、あっという間に一週間の体調の変化がノートをみたら分かるようになっています。「時間帯」さえ決めておけば、あとはその習慣を継続するだけでOK!■忙しいときは付箋やメモ帳に軽く書いておくダイエットとはいえ、仕事が忙しくなってくると、それどころではなくなってきますよね。ましてやこれからは年末年始や新年を控えている状況ですから、通常よりもそれぞれの業務がキツキツな状態になっているでしょう。そういうときは、せめて後からまとめてノートに書き込めるように、付箋やメモ帳、あるいは手帳の端に軽くメモしておくだけでも、レコーディングダイエットを継続できていることになります。ただし、付箋に書いたまま満足せず、必ず時間ができたときに、ノートにまとめるところまでやり切りましょうね♪いかがでしたか?ほんの少し工夫するだけで、どんなにズボラな人でもレコーディングダイエットを続けられるようになります。「忙しいから」「私にはそんな時間がない」と言い訳せずに、本気で痩せたいなら、スキマ時間を上手に活用して、体調や体重の記録を続けていきましょう!
2016年01月07日フロリダ州政府柑橘(かんきつ)局はこのほど、「グレープフルーツの脳機能に与える影響」についての研究結果を発表した。ホットグレープフルーツジュースを摂取すると、脳が活性化し集中力がアップすることがわかったという。同研究は、杏林大学 医学部 精神神経科学教室の古賀良彦教授に協力を依頼して行った。被験者は、22~23歳の健康な男女6名(男性4名、女性2名)。被験者には、「水(常温10℃以下)」「グレープフルーツジュース(常温10℃以下)」「ホットグレープフルーツジュース(約60℃)」の3種類を3分間かけて摂取してもらい、その後クレペリン検査用紙を用いて1桁の数字の足し算を実施した。実験の結果、計算問題達成数は、ホットグレープフルーツジュースを摂取した時が一番多くなることがわかった。常温の水と常温のグレープフルーツジュースの間には、大きな差は見られなかった。計算中は、光トポグラフィー検査装置を用いて、脳の血流量も測定。グレープフルーツジュース摂取の場合は、常温、ホットどちらでも、前頭葉の脳血流量が増え、脳が活性化する様子が観察できた。常温では、立ち上がりが速く(効果がやや弱い)、ホットではじわじわと立ち上がり効果が持続するという違いも明らかとなった。古賀教授は、常温で摂取したときの立ち上がりが早いのは「(常温ゆえに)素早く覚醒度が上がりサッパリ感を感じさせるためと考えられる」と見解を述べた。実験の終わりに、被験者に体感アンケートを実施。その結果、ホットグレープフルーツジュースは、「落ち着き」「気分」の2項目で、水や常温グレープフルーツジュースより高い評価が得られた。古賀教授はこれらの結果から、「ホットグレープフルーツジュースには、落ち着いて気持ち良く勉強できる雰囲気や状況を作るはたらきがあるのでは」と推測している。また、受験生が勉強前や勉強の合間にホットグレープフルーツジュースを飲むことは、集中力を高めて勉強の効率を上げるという点からおすすめであるという。また、「コーヒー・紅茶の場合はカフェインによる覚醒効果が期待できますが、摂(と)りすぎると眠りにくくなるなど、生活リズムが乱れる可能性もある。ビタミンCが豊富で低GI食品でもあるグレープフルーツを使ったホットジュースは、受験生の健康をサポートするという面からも有効といえるでしょう」ともコメントしている。
2015年12月17日りんごダイエットにこんにゃくダイエット、酵素ダイエット、きのこダイエット……。私たちの周りには星の数ほど「特定の食材を用いたダイエット方法」がある。もちろん、実際にその食材を食べることで体重が落ちた人もいるはずだ。ただ、所変われば品変わる。日本で人気のダイエット食材が異国の地では受け入れられていないかもしれないし、その逆もまたしかりだ。そこで今回、日本在住の外国人20人に「母国でダイエット食材として人気が高い物」を聞いてみたので紹介しよう。Q. 母国でダイエット食材として人気が高い物を教えてください■やっぱり野菜・果物でしょ・「りんご」(中国人/28歳/男性)・「野菜サラダや緑茶やハーブティーなど」(エジプト人/33歳/男性)・「フルーツダイエットが大人気です」(シリア人/35歳/男性)・「きゅうりです。明らかにカロリーがひくいからです」(ロシア人/31歳/女性)・「セロリ、パセリとビネガー」(イラン人/28歳/女性)・「野菜かな。あまりそういうものは無いです」(モンゴル人/39歳/女性)・「特に食材はないですが、ベジタリアンになること。果物や野菜シェイク」(ブルガリア人/33歳/女性)■マメに豆類を食べることです・「豆です」(ギリシャ人/33歳/男性)・「おから」(韓国人/34歳/男性)・「大豆です」(インドネシア人/36歳/男性)・「ヨーグルト、豆腐」(チェコ人/58歳/男性)■その他・「ダイエット茶やピルが人気です」(フィリピン人/35歳/女性)・「ヨーグルト」(香港人/34歳/女性)・「寒天ゼリーです」(台湾人/30歳/女性)・「スープとオーツミール」(イギリス人/31歳/女性)・「唐辛子」(マレーシア人/31歳/女性)■総評全体の回答を見てみると、野菜や果物、豆類にヨーグルトと日本でもなじみ深いダイエット食材が多く並んだ。日本人からすると、「えっ!? 」と思うようなビックリ食材は今回は見られなかった。世界にはさまざまな食文化があるが、「ダイエットによい」と考えられている食材はある程度、万国で共通なのかもしれない。※写真と本文は関係ありません
2015年12月16日ぴあはこのほど、脳ヨガのやり方を本とDVDで紹介した新刊『白澤卓二と間々田佳子の脳活顔ヨガで活性脳&若顔・小顔』(1,058円・税込)を発売した。同書では、ベストセラーとなった『100歳までボケない101の方法』の著者・白澤卓二氏と、顔のたるみとシワを防ぐ「顔ヨガ」シリーズの著者・間々田佳子氏が開発した「脳活顔ヨガ」を紹介している。脳活顔ヨガは、手指を使った体操に顔ヨガを組み合わせたもの。1日3分、1日1ポーズでも、顔のアンチエイジングや脳の活性化が見込める一石二鳥の健康体操であるという。同時に2つの動きをすると脳は活性化し、その効果は脳の活動を「見える化」する光トポグラフィでも実証されているとのこと。「脳活顔ヨガ・基本編」では、「ムンクでダイヤモンド体操」「舌だしやぐらの体操」「でか目のオニ体操」「ひょっとこあやつり人形体操」などを紹介している。そのほか、「脳活顔ヨガ・応用編」、身体全体を使い、だれでも楽しくできる「顔脳活ヨガぱんぱん体操」も収録した。同書は全国書店、ネットショップのほか、「BOOKぴあ」でも販売している。
2015年12月08日アメリカの国立神経疾患・脳卒中研究所によると、世の中には400以上もの神経疾患が存在するそうです。脳にまつわる病気は珍しいものではないのです。でも、私たちは自分の脳についてどれだけのことを知っているでしょうか?『BUSTLE』では、最新の研究から明らかになった、脳にまつわる意外な事実を紹介しています。テレパシーの実現から、胃腸と脳の意外な関係まで、脳に関する知識をアップデートしておきましょう。■1:脳は感情によって記憶力を増すニューヨーク大学の研究によれば、記憶力は感情によって高まるのだといいます。とても嫌なことがあったとき、恐怖を感じたとき、またはうれしいことがあったとき、脳が刺激され、記憶力が高まるのです。たとえば震災のとき、どこでなにをしていたかよくおぼえていたり、初恋のことを忘れなかったりするのはこのためです。これはマウスを使った実験でも実証されていますこうした効果は、カウンセリングなどの技法の研究に役立てられているのだそうです。■2:胃腸の働きは脳に影響するカリフォルニア大学のエメラン・メイヤー博士により、人間の脳と内臓の間には深い関係があることがわかりました。内臓、特に胃腸の働きが鈍くなっているときは、うつなどの精神的な病気になりやすいという研究が発表されたのです。また、胃腸に善玉菌が増え、消化がスムーズに行われているときには脳の働きもよくなるのだそう。4週間善玉菌のサプリメントを摂取した人は、落ち込んだ気持ちややる気が出ないといった精神的な症状を感じることがなかったといいます。「最近なんだか調子が出ない……」という人は、胃腸の調子を整えてみるのもひとつの手です。■3:妊娠中は脳に変化が現れる妊娠中には、体だけではなく脳にも変化が現れます。妊娠中は、脳の記憶や感情をつかさどる部分が物理的に大きくなるのです。子どもが生まれてからもしばらくその状態は続きます。これは、妊娠によるホルモンバランスの変化によるもの。こうした働きにより、妊娠すると、赤ちゃんや周りにいる人と強いつながりを感じることができるようになるのだと考えられています。■4:脳が成長しきるのは25歳脳は、法的に大人になる20歳では、まだ成長しきっていないことが最新の研究から判明しました。特に、感情や行動をコントロールする部分の成長が未熟なままなのだといいます。25歳くらいまでは感情的になりやすく、プレッシャーなどにも弱い期間が続きます。脳の成長には意外と時間がかかるようです。■5:顔を認識できない病気は実在する「人の顔と名前がおぼえられない」といった記憶力の問題ではなく、人の顔を「顔」として認識できない、記憶できない、という病気があります。「相貌失認(そうぼうしつにん)」と呼ばれる脳障害の一種で、人口の2.5%ほどが苦しんでいると考えられています。自分の顔も認識できないため、日常生活に支障をきたす病気です。これは、脳の紡錘状回(ぼうすいじょうかい)と呼ばれる部分の機能に問題があった場合に起こると考えられています。相貌失認の人は相手の顔を認識できないため、相手の体格、におい、話し方や声などで誰と話しているかを推測するのだそうです。■6:テレパシーは実現可能?テレパシーは実現不可能なものではなさそうです。2013年にワシントン大学で、テレパシーを現実に近づける装置の実験が行われました。その装置は、脳波を他の人に送信し、受信した人の手がその考えに呼応するジェスチャーをするというものでした。単純な思考ならば伝わったといいます。研究者はコンピューターの通信技術に応用しようと考えているようですが、人の脳とコンピューターをつなぐ技術はまだ研究途中のようです。*まだまだわからないことも多い脳。科学の発展にともなって、どんどん仕組みが明らかになっていきます。今後の研究からも目が離せません。(文/スケルトンワークス)【参考】※Surprising Facts About The Human Brain-BUSTLE
2015年11月24日笑うことは健康にも繋がると言いますが、笑顔のとき、私たちの頭の中では何が起こっているのでしょうか?脳医学に詳しく、株式会社「脳の学校」の代表も務める医師・加藤俊徳先生に話を聞いてみました。怒るとそのことで頭がいっぱいになるけど、笑っているといろんなことを許容できるという感覚、覚えがある人も多いのでは?「怒っている時に比べて、笑っている時の脳内の酸素使用量は少ない。笑いは脳の余計な部分を使わず、脳にとって楽な状態なんです。笑いで脳はニュートラルな状態になり、複数の事態に対応できるように。笑った後は自然とやる気や集中力も上がります」加藤先生によると、運動系の脳番地内で占める面積がいちばん大きいのは、顔面と連動している部分なのだとか。「手や足を少し動かすよりも、顔を動かして表情を作るほうが、脳にとっては大きな運動をしたほどの脳活動になります」笑顔は体の一部の動きにすぎないけど、脳からすれば大きな動き。いろいろな笑い方をして表情を動かせば、脳への良い刺激に。「思い出し笑いは記憶系脳番地を、冗談を聞いて笑うのは聴覚系脳番地を使うというように、笑い方によって別々の部位が感情系脳番地に繋がっていきます。笑いは脳内の各機能間の連関を強めるのに非常にいい行為。逆に言えば、目や耳など違う入り口で笑いを起こすようにすると、脳の成長に繋がります」日々意識的に笑おうとすることで感覚を研ぎ澄まし、脳を元気にしよう。◇かとう・としのり医師、医学博士、株式会社「脳の学校」代表。記憶や感動など異なる機能を司る脳の部位を「脳番地」と呼び、脳の成長方法を研究。※『anan』2015年11月18日号より。(C)jordanchez
2015年11月11日科学技術振興機構(JST)は11月10日、全国の中学生がチーム対抗で科学的思考力や技能を競う「第3回 科学の甲子園ジュニア全国大会」を2015年12月4日から6日までの期間、東京都・江東区のBumB東京スポーツ文化館で開催すると発表した。科学の甲子園ジュニアは、中学生を対象に、「科学好きの裾野の拡大」、「未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材の育成」、「考える力とコミュニケーション能力の育成」の3つを目的に開催されるもの。全国大会には、各都道府県ごとに実施されてきた予選大会(代表選考会)を経て選出された47チーム(1チーム6名構成)が参加。各地の代表選考会には、総計2万3000名(前回大会は約2万1000名)を超す生徒のエントリーがあり、内訳は、学年としては2年生が67.3%、1年生が32.7%、性別としては、男子が66.2%、女子が33.8%となっているほか、校種別で見た場合、国立が2.6%、都道府県立および市町村立が92.2%、私立が5.1%となっている。これを、全国大会282名のみで見た場合は、1年生が8.5%、2年生が91.5%、男子が85.5%(241名)、女子が14.5%(41名)、国立が28.0%、都道府県立が16.0%、市町村立が24.8%、私立が31.2%となっている(各都道府県選抜チームは、複数の中学校の生徒で混成されたチームも多数ある)。競技概要としては、理科・数学などの複数分野において、実生活・実社会との関連・融合領域に配慮して出題され、生徒の修得済みの知識に加え、競技に新たに示された情報を活用して課題を解決するとしているほか、実技競技は、ものづくりの能力、コミュニケーション能力などを用いてチームで協働して課題解決するの能力を競うとしている。ちなみに、2つある実技競技のうち1つは、事前公開競技として2つの事前課題が出されている。その競技名は「組み合わせ回路」で、いわゆる「AND回路」「OR回路」「NOT回路」を用いたデジタル回路を理解するというもの。事前課題の1つ目が論理回路を論理式を使って、単純化できるようにするというもので、2つ目は、論理回路を実際に組立できるようにするというもの。これらを踏まえて、競技当日は、提示される仕様に従って、回路の組み立てを行うこととなる。参加は都道府県別の47チームだが、混合チームが多いため、参加校数は79(前回大会は80)となっている。また、長野県チームは前回と同じメンバーで構成されているほか、京都府立洛北高等学校附属中学校から参加する3名も前回と同じメンバーであり、香川県チームは全国最多の5校混成チームといったように、各チームともに色々と特色がある構成となっている。
2015年11月10日「KEIZOKUダイエット」とは?ダイエットに失敗し続けているアナタに朗報だ。サボれない状況をつくり出してくれる頼もしいダイエットプログラムが登場した。10月23日、Fit’s goは、リバウンド知らずの「KEIZOKUダイエット」を提供を開始したと発表。遺伝子検査に加え、オンラインでダイエット指導を行うという画期的な内容で注目を集めている。遺伝子検査で効率の良いダイエットをダイエットする上で重要なのは、自分に合っている方法を選ぶことだ。同サービスでは、遺伝子検査の結果を基に、個人に最適なダイエットプランを提案してくれる。また、同検査では肥満遺伝子を見つけて、何を食べたら太りやすいのかを特定。自分の体質を詳しく知ることで、効率の良いダイエット生活を送ることができるという。食事指導やカウンセリングでサポートさらに、悩みがちな食生活にも対応し、スマートフォンを使って毎食のメニューの写真を送るだけで、食事指導を受けられるサービスも実施する。体重が減らないなど、ダイエット中の悩みは対面カウンセリングにお任せ。定期的に相談の機会を設けることで、モチベーションの維持に一役買ってくれる。「トレーニング」でサボれない状況を強化以上のプログラムを受けても、まだサボってしまいそうなアナタは、「トレーニング」をプラスして。トレーナーが希望者の自宅や会社まで出張し、エクササイズを指導。徹底した「サボれない状況」で、今度こそダイエットの成功者になれること間違いなしだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・Fit’s go プレスリリース(ValuePress!)
2015年10月30日サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「『炭水化物抜きダイエット』というダイエット法に潜む罠(わな)」を公開した。「糖質制限ダイエット」や「炭水化物抜きダイエット」は、主食である米やパンをできる限り食べないようにするダイエット方法。人気のあるダイエット法であるが、同社によると多くの危険性があるという。体に必要な三大栄養素のひとつである炭水化物(糖質)を減らすと、体力や代謝、集中力の低下、疲労感などが現れる。それだけではなく、ダイエット臭(ケトン臭)と言われる口臭や体臭が発生するなど、さまざまな弊害も出る可能性があるとのこと。さらに「炭水化物以外なら何を食べてもOK」という考えで栄養バランスを考えずにこのダイエットを行うと、危険性がより高まるという。主食である米などの量が少なくなる分、野菜で食事のボリュームを補うのであれば良いが、肉や魚などのおかずの量が増えると、カロリーオーバーとなってしまう可能性も高いとのこと。特に「肉」は、体の組織やホルモンなどを作るために必要なタンパク質が摂取できる一方、食べすぎるとタンパク質、動物性脂肪、コレステロールなどが過剰摂取になる。腎臓、血管、心臓などへの負担が増え、成人病のリスクも高まってしまうという。また、分解に時間がかかるため消化が不十分となり腸内の悪玉菌が増殖する。悪玉菌は動物性たんぱく質や動物性脂肪を好むため、腸内で腐敗し毒素を発生させてしまうとのこと。同社は、肉を食べるときのポイントとして、野菜や海藻、きのこを一緒に食べることを挙げている。これらの食材は食物繊維が豊富なため、腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境をよくする効果がある。さらに血糖値の急上昇を防ぎ満腹感も得ることができるという。一食で食べる肉の適切な量の目安は、自分の指の部分を除く手のひら一つ程度とのこと。野菜は生野菜なら両手でお椀(わん)を作って乗る程度、加熱した野菜なら片手に乗るぐらいが目安、としている。また、動物性タンパク質を摂(と)るなら、肉よりも魚がおすすめとのこと。魚の主成分もタンパク質だが、油の質が肉とはまったく異なるという。肉の脂肪は飽和脂肪酸という種類の脂肪で、過剰摂取は悪玉コレステロールを増やしてしまうが、魚の脂肪はDHA・EPAといったオメガ3脂肪酸がメインとなる。オメガ3脂肪酸は、体内では作ることのできない必須脂肪酸。体の中に入ると、肉の脂肪のように血液をドロドロにしてしまうことはなく、サラサラにする作用があるとともに体脂肪として蓄積されにくい特徴があるという。
2015年10月30日米国ハーバード大学はこのほど、マウスを用いた実験から、脳の白質が障害を受けた際に障害部位のアストロサイトが脳由来神経栄養因子の遊離を介して損傷した白質の修復を促すことを明らかにしたと発表した。同成果は、マサチューセッツ総合病院 ハーバード大学医学部の荒井健 Assistant Professorの研究チームの宮元伸和 研究員および眞木崇州 研究員らが中心となって行った研究によるもの。10月14日(現地時間)に北米神経科学学会の学会誌「The Journal of Neuroscience」オンライン版に掲載された。脳の白質は人間の高次機能を司る脳領域だが、脳卒中や血管性認知症などの脳疾患において、容易に障害を受けてしまう。そのため、障害を受けた脳白質をどのように修復するかは、さまざまな脳疾患の治療戦略を考える上で重要な課題となっている。今回の研究では、脳白質に存在するオリゴデンドロサイト前駆細胞に着目し、脳白質の修復メカニズムを検討した。グリア細胞の一種であるオリゴデンドロサイト前駆細胞は、脳がその構造を構築する胎生期および幼若期に活発に活動する。その時期のオリゴデンドロサイト前駆細胞は、増殖を繰り返しながら脳白質の主要な細胞種であるオリゴデンドロサイトへと分化する。しかし近年の研究から、大人の脳においても一定数のオリゴデンドロサイト前駆細胞(不活化状態)が残っていることが明らかとなってきた。オリゴデンドロサイトは脳白質の機能維持に重要な役割を果たしているが、この細胞は分裂することができない。そのため大人の脳において、オリゴデンドロサイトが何らかの理由でダメージを受けると、不活化状態にあったオリゴデンドロサイト前駆細胞が一時的に活性化してオリゴデンドロサイトへと分化する。実際に研究チームがマウスの脳血流を持続的に低下させて血管性認知症の状態を人工的に引き起こすと、脳白質の障害が生じる一方で、オリゴデンドロサイト前駆細胞の一過性の増殖とオリゴデンドロサイトへの分化が観察された。しかし、アストロサイトからの脳由来神経栄養因子の遊離量を遺伝子操作により減弱させると、白質障害後に新しく誕生したオリゴデンドロサイトの細胞数が顕著に少なくなっていた。アストロサイト、オリゴデンドロサイト前駆細胞、オリゴデンドロサイトはいずれも脳のグリア細胞に分類される細胞である。これらグリア細胞は脳機能の維持において、それぞれが異なる独自の役割を担っている。同研究チームは今回の研究成果について、障害を受けた脳白質の修復を促進させる薬剤の新規ターゲットを提示しただけでなく、グリア細胞同士の関係がどのように脳機能を維持・修復しているかに関するメカニズムの一端を明らかにしたものであるとしている。
2015年10月23日「ココナッツオイルが脳に働く」と話題になっていますが、実はもっと脳にいいオイルがあるのをご存知ですか?それは、オリーブオイルにニンニクを漬け込んだ「アホエンオイル」。毎日の料理にかけるだけで、脳がすっきりすると話題を呼んでいます。■ニンニクに含まれる成分「アホエン」って?温めた植物油にニンニクを漬け込んだときにだけ抽出できる成分を「アホエン」といい、生のニンニクにはほとんど含まれていません。アホエンは活性酸素を減らすほか、脳の活性化、記憶力アップに効果があるといわれています。さらに、免疫力を高め、ガン細胞の分裂を抑える効果、白血病や皮膚ガンなどのガン細胞の増殖を抑制する効果などを含め、以下のような科学的効果の報告があるとされています。・脳年齢の若返り・動脈硬化の予防・活性酸素の抑制・美肌効果・肝臓保護作用・抗菌作用・ぜんそく予防・コレステロール値の正常化・尿酸値を下げる・中性脂肪が下がる・γ-GTPが正常になる■簡単で続けやすいアホエンオイルのパワー「アホエン」は生のままのニンニクを食べたり、高温で煮たり焼いたりする料理では摂取できません。ニンニクの匂い物質であり、アホエンの素「アリシン」は約50℃の油に溶かすことで、抽出できる成分だからです。また、無臭ニンニクにはアホエンの素となるアリシンが含まれないので、臭いがある通常のニンニクを選びましょう。(1)ニンニク3かけを細かく刻む(2)オリーブオイル(エキストラバージンタイプがおすすめ)150mlを耐熱容器に注ぎ、水を張った鍋に入れて湯煎で温める(3)オリーブオイルが50℃になったら耐熱容器を鍋から出して、(1)を加える(4)そのまま24時間置き、こし器でニンニクを濾す。(5)密閉容器に入れて冷暗所で保存し、1ヶ月以内に使い切るオリーブオイルを使う理由は、オリーブオイルの脂肪酸が悪玉コレステロールを減らす効果やビタミンEなどの栄養素が高いためです。気になるニンニクの匂いは控えめですが、しっかりした風味やコクがあるので、幅広い料理に合うのも特徴です。加熱はせず、料理の仕上げにサッと一振りして、料理にかけて1日1杯のアホエンオイルを摂取しましょう。*身近な食材で簡単につくれて、どんな料理とも相性が良い万能オイルなので、無理なく、毎日摂取できるのがうれしいですね。(文/Marico Taguchi)【参考】※篠浦伸禎(2012)『脳神経外科医が実践するボケない生き方』ディスカヴァー・トゥエンティワン
2015年10月19日『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』(久保田競、久保田カヨ子著、ダイヤモンド社)は、脳科学の権威である久保田競さんと、“久保田式育児法(クボタメソッド)”を確立したことでも知られる久保田カヨ子さんによる育児バイブル。もともとは1983年にベストセラーとなったもの。一時期はアマゾンのマーケットプレイスで1万円以上の値がついたという名著を復活させたものです。また久保田カヨ子さんは、2009年に放映された『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)や『エチカの星』(フジテレビ系)で「脳科学おばあちゃん」として取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。いわば、その原点というべきが本書だというわけです。対象にしているのは、0歳から1歳。激しく成長・発達する赤ちゃんに、脳の発達の時期に応じて「なにを与え、なにをさせればよいか」を、脳研究の専門家ならではの知識、そして実際に子育てをした経験をもとに書かれたものだそうです。育児に役立つ実践的な内容が魅力的ですが、きょうはそのなかから、数字に関係する記述をご紹介したいと思います。■赤ちゃんは育て方ひとつで変わるお父さん、お母さんから受け継いだ遺伝的なものを持っているとはいえ、人間の赤ちゃんは自分ひとりでは生きていけない「たよりない生きもの」。いうまでもなく、他の四足動物のように、生まれたその日から歩いたり、走ったりはできないわけです。しかし、どの赤ちゃんも呼吸して、「泣く子こと」と「吸うこと」はできます。個人によって、働きの差もそれほどありません。でも、外からいろいろな刺激を与えて育てていくことで、いろんな働きをおぼえます。その結果、生後6ヶ月もすると頭の働きには個人差が出てくることに。つまり、頭の働きのよい子に育てるのも、働きの悪い子に育てるのも、育て方次第。こうして、からだの成長と頭の働きの発達も、性格、考え方、知能も違ってくるというわけです。■「三つ子の魂百まで」の本当の意味「三つ子の魂百まで」という格言をご存知だと思います。人間としての頭の働きの基本が3歳ごろまでにほぼできあがってしまい、それがいつまでも残ると、昔の人は考えたということ。しかし、「たしかに、そのとおりなのです」と認めたうえで、著者は次のようにつけ加えてもいます。「ことばがしゃべれるようになり、他人とつきあえるようになって、人間の頭の働きの基本がほぼ決まってしまう、2~3歳のころに教育すればよいということではない」ということ。2~3歳ごろに十分教育できるよう、その前、具体的には「歩きはじめるころまでに教育しておかないといけない」ということなのだそうです。この時期の赤ちゃんの反応は限られていますし、与える刺激も単純。そのぶん苦労は少ないものの、手抜きをすると、よい結果は得られないと著者は断言します。そこでお母さんは、自信を持って育児にあたることが大切だという考え方。*医学的根拠と実体験がミックスされているだけに、とても応用しやすい内容だと思います。赤ちゃんがいる方は、ぜひ手にとってみてください。(文/印南敦史)【参考】※久保田競、久保田カヨ子(2015)『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』ダイヤモンド社
2015年10月13日