「心臓に毛が生えている」と言えば、ずうずうしかったり、度胸があったり、あまり物おじしなかったりする人のことですが、英語の似た表現に「have nerves of steel」(鉄の神経を持つ)があります。このほか、「have a lot of nerve」は、皮肉を込めて「度胸がある」「よくやるよ」と言う時に使います。日本語の「神経が太い」と発想が似ていますね。また、似た意味の「面の皮が厚い」は、英語でも「thick-skinned」です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月19日恥ずかしさのあまり身を隠したい時、「穴があったら入りたい」と言いますが、さて、英語圏ではそんな時、どこに隠れたいと思うのでしょうか?答えは「ラグの下」。「恥ずかしくて穴があったら入りたいくらいだった」は「I was so ashamed that I wanted to crawl under the rug(carpet).」と言えます。「I wish the ground would (open and) swallow me.」という言い方もあるようですが、地面にのみこんでほしいとは、想像するとちょっと怖いかも。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月17日【別れ際に「I miss you.」と言われたときのアブナイ英語】Me too.【こんな風に聞こえるかも】私も私がいないのは寂しいです(?)【ネイティブが使う英語】I miss you too.「I miss her」などの会話の場合は「Me too.」で間違いありませんが、目的語が「You」になった場合は、自分のことを指してしまいますので、返答に注意しなければいけないと覚えておきましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月13日都合の良い時や順調な時は友達だけど、苦しい時には頼りにならず離れていってしまう友達のことを、英語では「fair-weather friend」と言います。「晴れの時だけの友達」は、もう友達ではないかもしれませんが......。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月09日【体調が悪いことを伝えたいときのアブナイ英語】I feel bad.【こんな風に聞こえるかも】すみませんでした。【ネイティブが使う英語】I’m sick.直訳すると「私は気分が悪い」ですが、気分=身体の不調ではないと考えればfeelを使用せずに、ストレートに「I’m sick.」と伝えた方が良いと気がつくでしょう。「I feel bad.」は、相手に同情するときにも使用されます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月08日うれしくてうれしくて仕方ないときや得意の絶頂にいるとき、日本語でも「有頂天」「天にも昇る気持ち」などと、「天」を使って表現しますが、英語でも発想は同じ。「in seventh heaven」「in the skies」「on top of the world」「over the moon」などなど、うれしさのあまり最上の天国や世界の頂きに行ってしまったり、月を超えたりしてしまうのですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年02月08日【飲み物を準備するとき会話でのアブナイ英語】 We have a pot.【こんな風に聞こえるかも】私たちはおまるを持っています。(!)【ネイティブが使う英語】 We have a thermos.ポット=魔法瓶というのは、日本独自もしくは一部の世代のみの発想かもしれません。英語は、「thermos」を使用します。「pot」は、丸いものやおまる、もしくはマリフアナの意味を指しますので使うときは十分にご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月31日【「Mind if I join you?」と聞かれたときのアブナイ英語】Yes!【こんな風に聞こえるかも】あなたを仲間に入れるのは嫌です。【ネイティブが使う英語】No, not at all.「mind」には、嫌がる、迷惑に思うといったニュアンスが含まれていますから、丁寧に訳すと「私と一緒に仲間になるのは嫌ですか?」となります。OKの場合は、自信を持って「No.」と答えましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月15日【週末の予定を聞かれたときのアブナイ英語】go to skiing.【こんな風に聞こえるかも】(文法が間違っていて不自然です)【ネイティブが使う英語】go skiing.ほかにも「go shopping」「go dancing」「go fishing」などがあげられます。この場合の「~ing」は、スポーツを行うという慣用表現として日常的に使われています。「go+動名詞」として覚えておきましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月06日「さよなら三角またきて四角……」の英語版とも言える、「さよなら」を言う時の面白い表現がこちら。「See you later, alligator. After a while, crocodile.」。だじゃれのようで、リズムもよく楽しいですね。まだまだ「Bye-bye butterfly. Give a hug, ladybug……」などといろいろなバージョンで続くのも、「さよなら三角」と似ています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月03日年末年始は、ちょっと豪華に「霜降り肉」ですき焼きを楽しむ人も多いのでは?「霜降り肉」は英語で「marbled beef」と言います。「marbled」は「大理石(模様)の」という意味で、確かに白い脂が大理石の模様のよう。ちなみに「赤身」は「lean(脂肪の少ない) beef」です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月02日【家族の人数を尋ねるときのアブナイ英語】I have a family of three.【こんな風に聞こえるかも】私は3人の子どもがいます。【ネイティブが使う英語】We are a family of three.文を読むとなるほどと思うのですが、日本語で考えてしまうとすぐに「I have~」という文章が浮かんでしまいます。「family」はうちの子どもを意味する言葉に捉えられますので注意しましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月30日【相手の所在場所を確認したかったときのアブナイ英語】Are you there?【こんな風に聞こえるかも】もしもし?【ネイティブが使う英語】Where are you now?「Are you there?」は、親しい相手と電話をしている途中に、こちらの都合で相手を待たせてしまったときに使用されるイデオムです。日本語訳すると「もしもし?お待たせ」といった意味になります。親しい仲間と電話をするときなどに使ってみましょう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月29日お酒を飲む機会が多くなる忘年会・新年会シーズン。酔いも覚めぬうちにまた「迎え酒」をしてしまう人もいるのでしょうか?「迎え酒」は英語で、「hair of the dog(that bit you)」つまり「(あなたをかんだ)犬の毛」と言います。犬にかまれた時に、その犬の毛を傷につけると治るという迷信から来た言葉だそうです。「迎え酒をする」は「have a hair of the dog」です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日ニッコリ笑ってThank you.で切り抜ける!海外旅行での共通語は英語。どの国に行っても、少なからず英語を話す機会が出てくるはずです。そこで514名のマイナビ会員の女性に、海外旅行で使うことが多い英語をアンケートしました。海外でがんばってコミュニケーションをしようとする女性の姿が浮かび上がってきました。>>男性編も見るQ.海外旅行で使うことが多い英語を教えてください(複数回答)1位Thank you.58.2%2位Excuse me.45.5%3位How much?27.0%4位Pardon?15.0%5位Yes,please.7.0%■Thank you.・「お礼を言う機会が多いし、簡単な言葉なので」(27歳/自動車関連/事務系専門職)・「とりあえず言っておけば、何とかなるから」(23歳/金融・証券/営業職)・「何でも笑ってThank you!でコミュニケーションが取れるから」(29歳/医薬品・化粧品/営業職)■Excuse me.・「一番よく使っていると思うので」(28歳/建設・土木/事務系専門職)・「会話の入り口だから、とりあえず言っておく」(33歳/金融・証券/事務系専門職)・「日本人はSorryと言いがちだけど、Excuse me.が言えるとその後がスムーズになるから」(32歳/その他/事務系専門職)■How much?・「買い物のときが一番話すから」(26歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)・「ショッピングに必須の言葉」(26歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「買い物をして値段交渉するのが海外ならではだから」(34歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■Pardon?・「言っている意味が分からないとき、とにかく繰り返してもらう」(24歳/金融・証券/営業職)・「聞き取れない事が多いので、とりあえずこればっかり言ってます」(25歳/その他)・「聞き取れなさ過ぎて連発しそう」(24歳/商社・卸/事務系専門職)■Yes,please.・「使う場面がたくさん想像できるから」(30歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「お礼とお願いのときのフレーズは使うことが多いです」(33歳/商社・卸/営業職)・「あまり恥ずかしくならずに使えるのが良い」(22歳/医療・福祉/専門職)■番外編:買い物好きな女性らしいフレーズ・Discount please.「何でも安くしてほしいから」(69歳/その他)・Just looking.「お店に入ると必ずCan I Help you?と言われるので」(34歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)・Check,please.「レストランで必ず使うから」(25歳/情報・IT/事務系専門職)総評1位は、英会話の基本中の基本「Thank you.」でした。空港やホテル、ショッピングなどさまざまな場面で必ず使いますね。女性の場合は、笑顔で「Thank you.」と言うことによって、コミュニケーションをスムーズにしようと努力している人が多いようでした。2位には「Excuse me.」がランクイン。現地の人に話しかける第一声が「Excuse me.」のようです。3位は「How much?」。ショッピングや食べ歩きが好きな女性は、特によく使っているようです。海外では、日本と違って値段が書いてないものが多かったり、値段交渉をすることがあるため、金額を聞く機会は必然的に多くなるようです。4位は「Pardon?」。英語が聞き取りづらい人にとってはマストワードのようです。5位は「Yes,please.」。お願いするときに役立つスマートなフレーズです。そのほか、女性は買い物やレストランでよく使う言葉を挙げる人がたくさんいたのが特徴的でした。番外編で挙げたように「Discount please.」「Just looking.」「Check,please.」はどれもよく使いますから、海外旅行に行くときはぜひ覚えておきましょう。(文・OFFICE-SANGA二宮由紀子)調査時期:2012年11月12日~2012年11月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性514名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】1週間語学留学をするなら行きたい国ランキング【女性編】取得を考えている資格ランキング【女性編】行ってみたい、もしくは行ってみてよかった海外の世界遺産完全版(画像などあり)を見る
2012年12月24日クリスマスソングの定番、「赤鼻のトナカイ」の英語の原題は、「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」です。「reindeer」はトナカイ、「Rudolph」は「ルドルフ」というトナカイさんの名前なんですね。さらに驚くのは、ルドルフはサンタさんのそりを引く9番目のトナカイで、あとの先輩トナカイ8頭にもちゃんと名前がついていること!興味のある人は調べてみてくださいね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日「隣りの空き地に囲いができたってねえ」「へえ」(塀)。いわゆるダジャレというヤツです。日本語でいうと「地口」や「ダジャレ」と言われるものが英語にもあるのでしょうか? あります。英語では「pun」と言います。英語の「pun」(だじゃれ/地口)を紹介しましょう。■捕まえちゃう調味料は何!?幼稚園児など、お子さんに使うなぞなぞのダジャレです。What is the seasoning that you catch?(あなたが捕まえる調味料はなあに?)そうすると子供たちがこう答えます。「Ketchup!」(ケチャップ)捕まえるの意味のcatch up(キャッチアップ)とKetchup(ケチャップ)がダジャレになっているわけです。子供用なので英語初心者でもわかりやすいですね。■卵のお味はどうですか?これもお子さまでもわかるたぐいのダジャレです。アメリカでは卵2つを使ったホットディッシュが朝の定番料理ですが、そこでの会話です。How about my omelette?オムレツの味はいかがですか?「Eggcellent!」(エッグセレント)excellent(素晴らしい)のexとegg(卵)をかけたわけです。これぐらいだったら英語初心者な日本人でも何とかついていけますね。■マルクス兄弟の『吾輩はカモである』のダジャレマルクス兄弟と言えばスラップスティック映画の名優です。『吾輩はカモである』(原題:Duck Soup)はマルクス兄弟の傑作として知られる映画で、あまりに傑作なのでMOMA(ニューヨーク近代美術館)に収録されているほどです。その中に次のようなダジャレがあります。大臣「尾行しなかったのか?」チコ「1日中張り付いたよ」大臣「いつ?」チコ「Shadow day」(シャドウデイ)尾行のことをshadowと言いますので、shadow dayとsaturday(土曜日)をかけているわけです。これを受けてさらに次のようなダジャレも登場します。チコ「ピッチャーが完封しちゃうのは何曜日?」グルーチョ「うーん……」2人同時に「Shut Out Day!」(シャットアウト・デイ!)完封を意味するShut Outとdayをくっ付けてsaturday(土曜日)とかけたわけです。■『オースティン・パワーズ』の品のないダジャレ世紀のバカ・スパイアクション映画『オースティン・パワーズ』には品のない表現が渦を巻いていますが、中でも特筆すべきなのはこれです。ヒロインの名前がアロッタ・ファギナ。あんまりヒドイので、主人公のオースティンが名前を聞き返すところがあります。オースティン「えっ? 名前は何て言うんだって?」アロッタ「アロッタ・ファギナよ」アロッタ・ファギアを早く、かつ流暢に発音すると「a lots of ○○○」で「たくさんの女性器」の意味になります。ヒドイですね。これも英語のダジャレです(笑)。紙面の品位を保つためあえて英語で書かないようにします。■自転車は疲れている!?全部英語でいきます。わかりますでしょうか?A bicycle can’t stand on its own,because it is two-tired.自転車は自力で立つことはできない。なぜならタイヤが2つしかないから。この直訳だけでは笑えませんが、two-tired(2つのタイヤ)がtoo tired(とても疲れた)のダジャレになっているのです。よっぽど英語耳が発達していないとわからないダジャレから、日本人でもよくわかるダジャレまで、英語のダジャレは幅広いです。ネイティブなみに英語でダジャレを繰り出せるようになりたいものですが……。(高橋モータース@dcp)英語の地口を紹介するサイト(英語)『Pun of the day』
2012年12月17日アルクは12日、新刊「ロックスターの英語」を発売した。同書は、同社の月刊誌「イングリッシュ・ジャーナル」の「The Voice of EJ」に2001~2009年にかけて掲載されたロックスターのインタビューの中から4本をセレクト。さらに5本のインタビューを追加し、すべてを1本6~7分の長さに編集したもの。ロックスターの「生」の声を収録し、「英文トランスクリプト+日本語訳+語注」を付けた。また、「初級者(TOEIC(R)テスト500点未満)」「中級者(TOEIC(R)テスト500~750点)」「上級者(TOEIC(R)テスト750点以上)」の3つのレベルに合わせた学習モデルプランを掲載。リスニング力をはじめとした総合的な英語力をアップさせることができるという。各インタビューの最後には、「理解度チェック」問題が10題用意され、学習到達度の確認が可能。巻頭には、元祖バイリンガルDJであるキャロル久末氏によるコラムも掲載されている。収録インタビューは、1. 「ポール・マッカートニー(ザ・ビートルズ)」、2. 「ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)」、3. 「ザ・ローリング・ストーンズ&マーティン・スコセッシ」、4. 「ノエル・ギャラガー(オアシス)」、5. 「スティング」、6. 「カルロス・サンタナ(サンタナ)」、7. 「ブライアン・メイ(クイーン)」、8. 「ブライアン・ジョンソン(AC/DC)」、9. 「レニー・クラヴィッツ」。サイズはA5判で、204ページ。CDは71分収録。価格は1,890円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日中学校から勉強しているのに、なかなか話せる段階までいかない日本の英語教育。外国ではどうなのでしょうか。それぞれの母国でどれくらいの割合の人が英語を話せるか、また、どんな教育をしているのかを、日本に住む外国人20人に聞いてみました。■50%が話せる。教科書がほとんど全部英語で書いてある(インド/女性/30代後半)インドでは小学校から英語教育が始まります。テレビも英語のチャンネルがあるなど、身近なもののようです。エリアによって17もの言語がある国なので、外国に行く時だけでなく、別の地域の人と話すためにも勉強しておく価値があるとか。■約30%が話せます。私立では幼稚園から英語で教育されます(エジプト/男性/40代後半)エジプトでは通常、日本と同じく中学校あたりから英語教育が始まりますが、私立では幼稚園から高校までの授業は原則として英語とフランス語のみだそうです。公用語のアラビア語も含めたら、3カ国語も理解できるようになるなんてすごいですね。■都会では25%くらいだと思う。小学校から英語教育、授業中は英語オンリー(中国/男性/20代後半)日本の大学でも英語で授業をするところが増えてきました。中国では小学校からなのですね。ところが面白いことに、30年ほど前の中国では外国語といえばロシア語だったそうです。今の時代は、どこの国も英語に向いています。■現時点で86%。母国語(オランダ語)は英語とドイツ語の中間のような言語なので有利。英語は必須言語のため、優秀な先生や学校が多い(オランダ/男性/30代前半)オランダでは2012年から、英語学習の開始年齢が7歳から5歳に引き下げられました。脳細胞が一番多くて活発なうちに始めよう!という政策だそうです。■100%に近い。学校に通えば話せるようになります(スウェーデン/女性/40代前半)オランダと並んで英語力が高いといわれているスウェーデン。本格的な英語教育は早くても小学校3年生からですが、テレビや音楽などで日常的に英語に触れているといいます。スウェーデン人同士でも、英語で話すこともあるそうですよ。■日常会話なら若い人はほぼ全員話せると思いますが、中年以上の人はあまり話せません。普通は中学校に入ってから週2回勉強します(ロシア/女性/20代後半)■割合では分からないが、40代以下はほとんど話せる。小学校の1年生か3年生から学ぶ(フィンランド/女性/50代前半)■若い人は英語が話せますが、40歳以上の人は話せない事が多いです。学校での英語レッスンもあるし、学校の後に英語の教室に行く事もあります(アルゼンチン/男性/20代後半)ロシア、フィンランド、アルゼンチンの方はそれぞれ全く違う国にも関わらず、似た回答ですね。ここ数十年の間に世界中が英語教育に熱心になってきているということでしょうか。■「話せる」と「理解できる」を混合するフランス人が多いですが、7~8割は英語が少し理解できると思います。一応学校では学びますが、基本的にあまり英語を話そうとしないのがフランス人です(フランス/女性/20代後半)これはよく耳にする話ですね。「国際社会なんだから、英語が話せるようにならなきゃ!」なんて焦りなど、みじんも感じられません。「私はこれでいい」という自信が逆に新鮮な気がします。とはいえ、やはり英語が話せると世界が広がりますよね。外国人から、日本人は恥ずかしがりすぎ!という声をよく聞きます。他国のように学校で勉強している間に話せるようにならなくても、習った文法や単語は頭の中にためておいて損はないはず。基礎はあるのですから、自信を持っていきたいものです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日日本で初めてSkype(スカイプ)を使ったオンライン英会話サービス「E-com英語ネット」を開始したイーコミュニケーションは20日、英語および英語学習に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、ポータルサイトgoo会員の中から語学学習に関心のある男女を選び、20代から60代の624名から有効回答を得た。期間は、11月5日から7日までの3日間。「世の中で、英語の重要性は今後どうなると思いますか?」との問いには、「今より高まる」が66.3%でもっとも多かった。「現在と変わらず」は26.0%、「今より低くなる」は1.9%でごく少数だった。英語の重要性や、企業での英語公用語化の報道が日々なされる中、3分の2の人が今後ますます英語が世の中で重要になってくると考えていることがわかった。「あなたは今、英語を必要とする環境にありますか?」に対しては、「はい」が11.2%、「いいえ」は88.8%で、おおよそ9割近くが、英語を必要とする環境にはいないという結果となった。「あなたは今、英語の上達に関心がある、または英語の勉強をしたいと思っていますか?」は、「はい」と回答した人が56.1%、「いいえ」が43.9%で、現在、英語上達に関心を持っている人は全体の半分強という結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日コンセントやサンドバッグ、ガソリンスタンドといった言葉は、実は日本で作られた日本独自の「英語風」の単語たち。いわゆる和製英語というものです。なので、海外で使うと通用しない上に恥ずかしいことになってしまう可能性があります。そこで今回は、海外で思わず使ってしまいがちな和製英語の数々を紹介します。これらを覚えておけば、海外で現地の人に「???」と思われないはず!●アパート英語のアパートメント(apartment)を略した和製英語。apartというのは離れて、別々に、という意味の言葉なので、このまま使うとトンチンカンなことになります。●アルバイト元はドイツ語の「Arbeit」から作られた和製英語。英語圏で「アルバイトしたいんですけど!」みたいなことを言うと「あ?」ってなりますので注意。●イメージダウン英語のイメージとダウンをつなげて作られた和製英語です。イメージがダウンするから、という実にお手軽な作ですが、当然海外では使えません。身ぶり手ぶりがあると伝わるかも(笑)。●オーダーメイドこれも「注文する」と「仕立てる」という英語をつないだ和製英語です。英語では「custom-made」(注文品の~)と言うので覚えておきましょう。●オーブントースターこちらもオーダーメイドと同じように、「オーブン」と「トースター」をつなげた和製英語。英語では「toaster oven」というので若干惜しいです。●カセットテープ英語では「audiotape」と言います。カセットテープというのは日本独自の呼び方なので海外では相手に伝わらないかもしれないですね。●クラクション英語では「horn」。なぜ日本だけクラクションと言うようになったかは、日本ではクラクソンというフランスの自動車メーカーの製品が有名だったため、いつのまにかクラクソン⇒クラクションと呼ばれるようになったそうです。●ゴールデンウィークゴールデンウィークとは、日本の映画会社によって作られた宣伝用語ですので、海外ではまったく通じません。もちろんシルバーウィークもしかり(笑)。●サインペンサインをするペンだから、という和製英語。ぺんてる株式会社の商標でもあります。海外では「marker」というので購入する際は言い間違えないようにしましょう。●ジェットコースタージェット機のように加速していくコースターということで日本ではジェットコースターと呼ばれていますが、英語では「Roller coaster」と言います。海外でも通用しそうな雰囲気のある言葉ですがNGですよ。●セレブ"celebrity"という英単語を短くした和製英語です。日本ではお金持ちという意味合いでよく使用されていますが、本来「celebrity」は「有名人」という意味なので少し使い方がおかしくなっていますね。●タレント日本では芸能人を指す意味で使われていますが、本来タレントとは「才能」という意味なのです。海外では芸能人のことを「celebrity」や「TV personality」、または「TV star」などと言います。和製英語というより、使い方が違っているケースですね。●テンション日本では気分が良い時にハイテンション、落ち込んでいるときはローテンションといった感じに使われていますが、テンションとは本来「緊張」などという意味なのでテンションがハイだと逆に心配になります。これも本来の意味とは逆になってしまう和製英語といえますね。●トランプ英語圏ではトランプ(trump)は切り札という意味で、カード自体を指すものではありません。海外でトランプで遊びたい場合は「playing cards」や「cards」と呼びましょう。●フェミニストこれは海外で使うと恥ずかしい思いをしてしまう和製英語。フェミニスト(feminist)は海外では女性解放論者や女性運動家という意味なので、男性がフェミニストということはまずあり得ません。●ポテトフライポテトをフライ(揚げる)からという意味で作られた和製英語。英語ではフレンチフライ(French fries)と言います。ポテトフライやフライドポテトと言うと、じゃがいもが丸ごと1個揚げたものが出てくるので注文する際は注意を(笑)。以上、海外では通用しない和製英語たちでした!どれも一見すると、英語を単純にカタカナ表記にしているだけに思えますよね。特にオーダーメイドやセレブ、ポテトフライなんかは英語そのままのような感じがしますよね。実際は海外ではちーっとも通用しませんが(笑)。旅行や仕事で海外を訪れる際は、うっかりこれらの和製英語たちを使ってしまわないよう気をつけましょうね!(貫井康徳@dcp)
2012年11月17日総合教育・生涯学習機関のECCは、西宮北口駅前(兵庫県西宮市)に大学受験英語専門塾「ECC英語館」を12月18日にグランドオープンする。同塾では、一般的に志望大学のレベル別で展開される授業を、「大学で履修するトピック=受験英語」という観点でカリキュラム(学部系統別カリキュラム)を作成し実施。高校生にとってなじみの少ないテーマ(言語論、比較文化論、国際社会問題など)について通年で取り組んでいく。また、単語と背景知識を一度に理解させるため、各テーマのキーとなる英単語はワードツリー(図式化)で学習。最新のテーマを予測してピックアップし、根本的な理解により安定した得点力を養うという。なお、同塾のオープンに先駆け、10月より高1・2年生を対象とした入試分析ガイダンス「ECC受験英語の秘密」を実施。受講料は無料とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日日本人は中学校、高校、大学校と英語を学びますが(2011年度から小学校でも必修)、いざとなるとなかなか喋れません。覚えておくと大変便利な「とっさの英語表現」をご紹介しましょう。■「ちょっと見てるだけだから」I’m just looking.お店に入ると、ここぞとばかりにやって来た店員さんに「May I help you?」と声をかけられる。こういう経験は誰でもします。「うわー。ちょっと見たいだけなんだけどなあ……」という時、なんて言えばいいでしょうか?その場合は「I’m just looking.」と言えばいいのです。「ちょっと見てるだけだから」という意味ですね。店員さんはにこやかに離れていくでしょう。ちょっとシャイな日本人にはピッタリで、覚えておくと大変便利です。■「何かあったの?」What’s the matter with you?友達が何か暗い顔をしている、何か様子が変。こんな時にどうやって声をかければいいでしょうか? 日本語では「どうしたんだ?」、「何かあったの?」ですが、知らないととっさには出ないかもしれません。こんな時は「What’s the matter with you?」です。■「久しぶりですねー!」I haven’t seen you in a long while.長い間合わなかった人にばったり! さあなんて言えばいいでしょうか。日本語では「久しぶりですねー!」ですが。そんな時は「I haven’t seen you in a long while.」です。意味は「あなたに長い間合わなかった」ですが、口語的な表現で「久しぶり!」になります。「in a long while」は「長い間」という意味ですが、もちろん「in a long time」でも構いません。また、ぐっとくだけた表現で「Long time no see!」もいいでしょう。これも「久しぶり!」になります。■「お腹いっぱいです」I’m enough.レストレランに入って、出された料理が多すぎてとても食べ切れない。また、接待の席で出された料理が多すぎる。でも次々に皿が出てくるなんて時。「お腹いっぱいです」。英語でなんて言えばいいでしょうか? 意外とさっと出てこないものです。そんな時は「I’m enough.」です。enoughは「十分」という意味ですが、このようにも使えます。■「スグ行くよ!」I’ll be right there.「遅刻だ!」という時にあなたの携帯が鳴ります。友達は「What’s the problem?」(どうしたの?)と言っています。「スグ行くよ!」は何と言えばいいでしょうか? この場合は「I’ll be right there.」です。これは決まり文句です。遅刻してる最中に連絡があったら必ずこう言いましょう(笑)。■「○○したいんだけど……」I’d like to ~「○○したいんだけど……」という時に、学校で習うのは「I want to ~」が多いですが、「I’d like to ~」(I would like to ~)を使う方がより丁寧な言い方です。例えば、レンタカー屋に行ってクルマを借りたい場合には、「I’d like to rent a car.」です。「I want to rent a car.」でももちろん通じますが、よりフランクに響きます。言い方によっては「クルマ貸してくんね?」ぐらいの感じになることも(笑)。丁寧な言い方をしておくと、礼儀正しい日本人のイメージも保てますよ。■「○○あるかい?」Do you have any available?上のレンタカー屋の会話を続けてみましょう。「I’d like to rent a car next Monday.」(来週の月曜日にクルマを借りたいんですが)その後に「借りられますか?」と続けたい場合には何と言えばいいでしょうか? こういう時には「Do you have any available?」です。これもよく使われる表現で、覚えておくと非常に便利です。直訳すると「あなたは何か使える物を持っていますか?」ですが、「大丈夫かな?」、「あるかい?」ぐらいの感じです。例えばレストランで席がほしい場合には、上と同じように、「I’d like to have a dinner tonight.」(今晩食事をしたいんだけど)の後に、「Do you have any available?」を続ければ「席あるかい?」の意味で通じます。同じように使える場面はあちこちにあるでしょう。■「激しく同意」You’re telling me!相手の言うことに「激しく同意」(笑)するには何と言えばいいでしょうか?その場合には「You’re telling me!」です。「お前はオレに喋ってるぜ!」という意味ですが、「その通りだ!」、「お前の言う通り!」、「禿同」になります。■「キミは(それについて)どう思うんだ?」What do you think about it?「アメリカに行って取材(仕事)しなくちゃ! でもオレ英語苦手だし!」といった場合に絶対に覚えておきたいのは「キミは(それについて)どう思うんだ?」という言い方です。これは「What do you think about it?」です。「about it」で「それについて」ですが、例えばこれを「about this movie’s concept」に変えれば「この映画のコンセプトについて」になります。aboutの後に聞きたいことを意味する単語入れれば、相手への質問の一丁上がりです。それにウレシイのは、「What do you think about about this movie’s concept?」(こjの映画のコンセプトをきみはどう考えてるの?)といった質問を投げておくと、相手がだーっと自分の考えを喋ってくれるので、その間にこちらの体勢を立て直す時間が稼げることです(笑)。筆者など何回この手で修羅場をくぐったかわかりません(みっともない話ですがね)。Finally, What do you think about this article?(最後に、この記事をあなたはどう思いますか?)(高橋モータース@dcp)
2012年10月14日■成果が見えにくい学習に指標を作ろう!英語学習の一番の問題点は、成果が見えにくいところだ。どれだけ勉強をし、努力をしてもすぐには結果が出にくい。試験などに置き換えると、年にたった数回の機会しかそのチャンスは訪れない。昇進や受験などの試験に至っては、年に一度で、そのすべてが決まってしまう。就職試験では、その人の人生そのものを左右してしまうほど。通常、ビジネスの世界では、ROI率(return on investment:投資利益率)として、投資に対してどれだけの利益があったのかが重用視されている。これを、語学に例えると「ROT率」に適用できると思う(returnon time:時間利益率)。つまり、投資した時間に対しての利益だ。英語学校や英会話に投資する金額と共に、そのために費やした時間。移動やそのための準備の時間。膨大な時間をかけて学習しているが、利益のあまり見えない時間となっていることが、学習のモチベーションをもさげている。しかも、モチベーションは一番最初が高く120%以上はある(笑)。そこからモチベーションは上がることなく右肩下がりの一方だ。そこで、そのモチベーションをどうやって持続させるかが今回の課題だ。年に一度しかない試験からは、自分の「利益」はなかなか見えてこない。これでいくら「頑張ろう!」と思ってもがんばりようがない。しかも、この「利益」は金銭的な利益でなく、英語によって人生の機会が得られるという「過程=process」にすぎない。本当の目標はもっと、遠くにある。しかも「過程=process」は目標にしにくく、目標にしにくいものは、モチベーションを持続しにくい。そこで、「KPI=key performance indicator」という「重要業績評価指標」というプロセスをモニタリングするための指標を用いてみたい。簡単に言うと、「努力の見える化」だ。いま、自分がどこの位置にいるのかが、日々わかれば、進化が喜びとなるからだ。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日と…人間は上達しなければモチベーションを維持できない。だから、自分の学習パフォーマンスをKPI化(見える化)しなければならない。■英語の学習はギターの練習と似ている。最初にギターを始めようと思った動機はなんだろうか?純粋にギターがうまくなりたいだけの人は実は少ない。ギターを弾けるあの人のようになれれば。きっと、おいしい事があるというヨコシマな発想がほとんどでは?特に男性の場合は…(笑)。それでギターを買うには色々調べる。よくわかっている人に付き合ってもらってお店にいく。ケースも買って購入した日は、愛おしくてベッドにまで抱えこんで寝てしまうほどだ。英語教材や学校探しも、それによく似ている。練習しはじめると、すぐに指が痛くなるけれども、ゼロから一になる瞬間、人間の習熟度の進化の加速度ほど激しいものはない。チューニングを覚え、コードを3つばかり覚えるとすでに曲を弾いている。弾けない人が弾ける人に変わった瞬間だ。これは快感だ!英会話でもゼロから一になる瞬間は、とても楽しい。話せた!わかった!通じる!この感覚はいくつになっても嬉しいものだ。文化のまったく違う外国人とのコミュニケーションは学習ではなく、エンタテインメントでもある。他の言語も、まったくダメな人から見れば、ロシア語や中国語やインドネシア語で挨拶できるだけでもゼロから一の進化は雲泥の差である。日本では義務教育から大学を合わせて10年は英語を学んでいるが、会話に関してはゼロという人が残念ながら非常に多い。しゃべる機会がないからゼロのままである。まずは、ゼロを一にすることが大事だ。ギターも「F」というコードが押えられると次のフェーズへ向かう。英語も「単語」で喋るのではなく「アクセント」で喋ることによってようやく次のフェーズだ。問題はそこからだ。今まで、毎日、進化していた自分の習熟度がある日、突然スピードダウンするのだ。むしろ、練習してもうまくならず、もしかするとヘタになっているような気さえする。英語も同じような状態になる…。ギターの場合のスランプ脱出方法は、1人で練習するのではなく「バンド」を組むことだ。ギターの場合は、バンドという運命共同体が登場することによって、否が応でも練習日までに仕上げなければならないという「目標」が生まれる。また、自分の役割とバンドのアンサンブルを考えてプレイするようになる。CDとあわせてうまく弾ける人でもバンドとなると、人に合わせることができないという人が多い。バンドはそこを教えてくれる。さらに練習から本場のライブ舞台があるとその目標に合わせて努力できる。自分だけがうまくなることよりも、バンドとして良くなることの方が重要となる。英語の場合、バンドを組むという訳にはいかないが、一緒に学習している仲間か、むしろライバルがいたほうが望ましい。もちろん、英会話学校でマンツーマンという体制が理想である。しかし、時間や金銭的な負担も伴う。無理やり外国人のいる場所、英語が聞こえる場所を選んで、自分の環境を変えることであれば、今ではそんなに難しくない。インターネットがあるからだ。■英会話でバンドを組む感覚なのが、「スカイプ英会話」と「TED.com」ネットで「スカイプ英会話」で検索してみて欲しい。ありとあらゆるスカイプによる英会話教室がヒットする。英語が公用語であるフィリピン人の大学生たちが先生役を務めているケースが多いスカイプによる英会話教室だ。それはフィリピンの物価が安いから成立しているビジネスモデルでもある。月額5,000円で毎日や、1レッスン500円(20分程度)からというのがある。無料の体験レッスンも多いので、Skypeが使える環境にある人はぜひ一度はチャレンジしてみてほしい。最低、USBのヘッドセット(2,000円程度)くらいは必要だ。それがないとノイズとハウリングに苦しむこととなってしまう。目と手だけで無理やり覚えた学校英語よりも、耳と口で自然に覚えた英語のほうが忘れないし、身につくことだろう。ただ、ビジネス英語まで期待すると先生に学生が多いので、先生を選ぶ必要もあるだろう。むしろ、実際に習ってみて感じたのが、自分の中で1日に20分程度でも英語を話す時間を課すことのメリットだ。自分にアポイントを取ることがとても重要なモチベーションだと感じた。週に2~3回レッスンを受けようとすると、自分の中でも、夜の時間を英語のためにスケジュールするようになる。飲み会参加を極力減らしたり、もう一軒飲みにいくのを自分で律するようになった。スカイプ英会話によって、夜の遊びの早退で月謝も捻出でき、体も快調になる(笑)。フィリピン側は、ほとんどADSLなので、日本ほどの帯域がでていないので、いつもいい回線状況とも限らない。むしろ、そんなハプニングも合わせて、余裕を持って、自分の人生の中に「英語」の学習時間をスケジュールするクセのほうが大切だ。そして、スカイプ英会話でフィリピン先生のアジアン・イングリッシュの発音で理解できれば、同時にヒアリングのトレーニングとして、欧米ネイティブな「TED」の視聴をオススメしたい。1日1本、YouTubeの「TED」を視聴する時間をぜひ割いてほしい。どんなに長くてもTEDのコンテンツは20分以下だ。世界のありとあらゆる専門家が多岐に渡るテーマでプレゼンテーションを行なっている。しかも、最後には必ず、何かを起こそうというモチベーションや感動を与えてくれる。【1】最初に日本語翻訳バージョンの字幕を見る。【2】2度目は英語の字幕で…【3】3度目は字幕なしで…それでも60分以内だ。陳腐化しないユーモアとウィットに富んだプレゼンテーションが展開されているし、国際色も豊かだ。みんなが英語で意見を共有している。ビジネスの会議でもプレゼンテーションはとても重要だ。ストーリー化のスキルや話題の展開のユニークさの習得は、英語以上に為になる。特に話をする「間」にも注目してもらいたい英語はあくまでもツールであり、伝えるコンテクストを同時に鍛えるには「TED」は最高の教科書だと思う。さらに、TEDのコンテンツには、コメントを寄せるだけでなく、自分のページを持てることはあまり知られていない。自分が聞くだけでなく、自分の意見を述べ、今度は自分がTEDに与えることができる情報をアップロードできるようになっている。そこで興味あるビデオについての意見を世界を超えディスカッションできるのだ。そう、TEDのコンセプトは、「ideas worth spreading=広める価値のあるアイデア」だからだ。英語で世界中の人が、地球上で広める価値のあるアイデアを共有している。誰もがそこに参加できる。これはもう「バンド」と同じ概念ではないだろうか?※「TED」はNHKのEテレの「スーパープレゼンテーション」でも放送されている。■英語による人生力のアップTOEICテスト(国際コミュニケーション英語能力テスト)でさえ、年に9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月※地域にもよるが)も受験のチャンスがある。自分の英語能力を客観的に認めてもらういい機会だろう。入試や就職にも資格としても人気がある。ただ、受験テクニックやTOEIC対策だけで高得点を狙うという人も増えてきた。もちろんTOEICポイントが高いことはいいことだが、そこがゴールになってはいけない。あくまでもTOEICはプロセスであり、現在最良のKPI化のための測定ツールである。そのスキルを活かしてこそ価値が生まれる。まずは、現在の自分の英語力をKPI化するためにも受験をしてみるべきだと思う。恥ずかしながらボクのTOEICは400点くらいだったと思う。1985年あたりに受験した記憶が微かにある。そういえば、英検も4級までしか持っていない。名誉挽回の為にも、今回は受験してみたいと思う。現在であれば2012年11月・12月にむけての申し込みに間にあうだろう。このコラムで何度も繰り返しているが、日本人が英語が話せないのは、機会がなかっただけである。話す必要性のないのに学習しろということのほうがおかしいとボクは思う。しかし、これからは確実に違う。話せるか話せないかは死活問題にまで発展すると思う。そこで、悲観的ではなく、楽観的に考えてみよう。英語が話せ、理解でき、世界の人と自由にコミュニケーションできている自分の姿を…。映画が字幕に頼らず、原語で理解できる。外資系会社でも問題なく、海外に渡航することも問題なく、国をまたいで仕事ができる。彼女、彼氏が外国人で、いずれ結婚し、子供はハーフ。子供は国籍を2つくらい持てる。その子どもはさらに外国人との子供を生む。もはやあまり国籍は意味をなさなくなる。人種や、差別や区別とかを最初から超越した社会がやってくる。インターネットでは、もはや国境はないにも等しい。存在しているのは、時差と言語の壁だけだ。時差があると「愛」は語れない。言語に壁があると「理解」できない。「宗教」や「人種」「国籍」の壁はリアルな世界では色濃く残るが、インターネットで会話している人が増えれば増えるほど、カルチャーがダイバーシティ(多様性)化すればするほど、あまりそれぞれの宗教や人種、国籍は重要でなくなってくる。その殆どが、本人の意思とは関係なく、生まれ授かった地を背負っているからだ。人類は、生まれ授かった地よりも、本来の自分が宿る場を求めて自由に動ける時代になってきているような気がしてボクはならない。そのためのパスポートが「英語」であると信じている。ではまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶■著書プロフィール神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日ボクが学生時代のころ、英語教材といえば、セールスマンの人たちが、豪華なケースにはいったカセットテープを販売するという時代だった。当時は訪問販売が多く、百科事典から、LLラジオカセットレコーダー(自分の声も教材に録音できるラジカセ)までも英語教材として多く販売されていた。そのころのセールストークは、「1日たったコーヒー1杯(当時は200円くらい)で、英語が習得できます」。つまり月間6,000円、2年のローンで約15万円。それでもよく売れていたようだ。しかし、単調な教材なので、買ったはいいけど、継続が難しい。ボクも知人が買った(買わされた?)教材を破格の価格で下取りして始めてみたものの、豪華なアタッシュケースに入った教材を出し入れするだけでも面倒くさかった(笑)。すぐに飽きてしまってさらに破格の値段で知人に売った…。ほかに英語教材といえば、NHKのラジオ「基礎英語」や「100万人の英語」などをラジカセで録音するか、購入するというパターンが主だった。実際に「生」の英語を聞く機会といえば、現在のインターネット世代とは雲泥の差。選択肢は、映画館の洋画くらいしかなかった。もしくは、米軍基地向けのFEN(現:AFN])をノイズばかりの中で聞くことだった。しかし、現在はどうだろうか……ありとあらゆる教材に囲まれ、何をどこからどうやって手をつけていいのかわからなくなるほど選択肢が無尽蔵にある。一番手軽な教材は何だろう?ボクが今、一番見たり聞いたりする機会が多いのが、NHKの海外向けに放送している「NHK World」だ。ウェブだけでなく、iPhoneやiPad Androidなどのアプリもあるので、ぜひ一度試してみてほしい。すきま時間だけで、ニュースを動画で知ることができて便利だ! 英語で聞いたNHK Worldのニュースの意味がまったく理解できなくても、一向にかまわない。その日の日本語のニュースをウェブや夜のテレビでも確認することができるからだ。NHK WORLDを見続けるうちに、わからなかった部分も、なんとなく予測することができるようになってくる。「Prime Minister Yoshihiko Noda says…」とくれば、「野田総理は今日何を発言したんだろう?」というように英語に対して条件反射できる。その後に 難しそうな単語がズラズラと続いたとしても、テレビやウェブのニュースも日本の状況が勝手に耳に入ってくるので理解しやすい。「Democratic party」が民主党で「Liberal Democratic Party」が自民党。そもそも、「Party」の語源はラテン語の「PATIE(分ける)」から派生している。ほかに「apartment(アパート)」や「part time job(パート)」「participation(参加者)」「portion(分け前)」「particular(特別の)」「proportion(比例)」とラテン語の語源がわかると英単語の本来の持つ意味がわかる。また、NHKのテレビのニュースのほとんどが、副音声は英語でも放送されているので、副音声にしておくのもいいだろう。日本のニュースを英語で聞くのは、タイムリーであればあるほど、ニュースにも英語の知識のどちらにも役に立てる。ただ、テレビはダラダラと見がちなので、時間が来たら自動的にスイッチが入り、自動的に切れるというタイマー機能を活用するのもありだろう。最近は、テレビで、せっかくの副音声で楽しめる映画がなくなったので聞く機会がなくなったことが残念で仕方がない。これだけ語学の需要があるのだから、日本の地上波でもグローバルな番組構成は必要だろう。総務省あたりも各テレビ局に英語番組の制作を電波割り当ての条件にするなどそろそろ行ったほうが今後の日本のタメになるかもしれない。この方法は、英語と同時に日本のニュースを知ることができるので一石二鳥だ。ちなみに、一石二鳥は、「kill two birds with one stone.(一つの石で二羽の鳥を殺す)」という17世紀のイギリスのことわざ。英語放送だと、英語のネイティブの人たち以外を意識しているVOA(ボイスオブアメリカがいいだろう。ポッドキャストなどでダウンロードも可能だ。名前の通りまさに「アメリカの声」だ。日本で話題になっているニュースなども世界、いやアメリカという国からとってみれば、全く話題になっていない事などが多々ある。良くも悪くも、国際メディアとしてのニュースの取り上げ方の違いを感じるようになる。当然、世界的な情勢の勉強にもなるが、そちらに興味がないとつまらなく感じるかもしれない。また、比較的簡単な言葉をゆっくりとしゃべっているので、ニュースのヒアリング教材としてチャレンジしてみるのはいいだろう。どうしても日本人は完ぺきを求めたがるが、理解の程度は「だいたい」でもいいのだ。やり続ける人と、全くやらない人とでは雲泥の差がある。誰もが、生まれた瞬間から話すことなんてデキない。10数年かけてようやく言語を習得している。目標は英語ネイティブな5歳児の子供だと思う。5歳の子供は自分の本質的な欲求はすべて会話や喜怒哀楽で表現できる。また不完全ながらも相手の伝達を理解しようとする。そこにあなたの人生経験や覚えた単語が加われば最低限のコミュニケーションは可能だ。後は、「聞く」「話す」の経験と共に「語彙(ごい)」を深めていく作業だけだ。さらにオススメなのが「hulu」だ。最近では、AppleTVでも「hulu」がサービスに加わり、さらにテレビでも楽しめるようになった。何よりも英語学習に良いのは、映画でもあるが、毎日2時間も映画を視聴する時間を確保するのは難しい。しかし、huluならば45分単位で視聴できる海外テレビドラマがふんだんにある。サスペンス、アクション、ラブ・ロマンスとありとあらゆるテレビ映画が45分単位で13話分(1シーズン約3カ月分)が用意されている。この45分というのがいい時間だ。映画の2時間では長いが、1時間番組からコマーシャル分を抜き取った、ノンストップの45分間が、映画で「英語耳」を育てるいい時間となることだろう。これなら毎日でも楽しみながら継続して視聴できる。それで月額980円ポッキリで見放題だ!それを「ポール神田式」では、ティッシュケースや、アマゾンの空箱で字幕の真ん中を半分くらい隠してしまうのだ。前半と後半が見えることがポイント!この状態は、自分の頭の中に革命的な変化を及ぼすだろう。視覚は普段の字幕を見ながら視聴しているのだが、真ん中だけが「???」なので、推測機能が活発に動きはじめる。字幕で半分程度はわかるものの、見えない部分は、音声部分から聞き取ろうと、急激に、脳と耳は動き出すからだ。不思議なもので、字幕に頼っていると、いつまでたっても「英語耳」にはならなかった。しかし、字幕が半分見えないだけで、あっという間に「耳」は聞き取ろうと努力をはじめてくれる。すべての字幕を見えないようにしてしまうと、まったく意味がわからず持続できない。あくまでも、番組内容を理解できる程度に隠すというのがポイントだ。モチベーションの持続が一番重要だ。同じ番組を「字幕あり」「字幕半分」「字幕全部隠し」と繰り返して見るという方法もあるが、この情報過多の時代に同じ番組を3回見るよりも、新鮮な番組を見続けながら、楽しんで覚えたほうがいいだろう。たとえ、テレビ映画の作品本来のテイストが楽しめなかったとしても、英語を学習しながらもなんとなく視聴できたのだからラッキーと思えばいいのではないだろうか?レンタルビデオで借りていると、そんな視聴はもったいないが、huluで月額980円見放題だと、たくさん見て学べたほうがお得だ。根性や試練ほどモチベーションを失いやすいものはない。得てして人間は怠惰な動物だ。試験や資格でない場合はさらにだ。むしろ、あこがれのスターがいれば、その人の話している言葉をダイレクトに理解できるようになりたいなどのほうが純粋なモチベーションにつながるだろう。もちろん大好きなDVDなども、字幕の真ん中を隠して見るだけで新たな発見があるだろう。DVDなら英語のサブタイトルで英語を視聴する方法もある。その際でも【英語字幕の半分隠し】と同様の効果がでてくる。そのうち、字幕があっても字幕を見ない癖がついてくる。すると映画館でも字幕を追いかけるだけでなく、演技にも集中して見ることができるようになる。新しい洋画の視聴にもつながる。通常の個人英会話レッスンだと30分で5,000円するが、映画館で見る映画は、1800円で約2時間。英語のレッスンをプロのハリウッドの役者から一方的に(笑)受けていると思えば、1/10の理解でも安いものと思える。また、この連載ではポール神田式の語学習得方法を惜しみなく公開していきたい!ではまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶■著書プロフィール神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント 神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日スカイプを使ったオンライン語学レッスンを提供しているイーコミュニケーションは、オンライン英会話サービス「E-com英語ネット」の申込者向けに行っている英語学習相談件数が、7月末で1万件に達したことを発表。学習相談の結果から、オンライン英会話の受講目的の半分以上がビジネス英語に対しニーズを感じており、改善したい点として、スピーキング力や語彙(ごい)力を多く挙げていることがわかった。調査対象は10代から70代までの男女1万名。「オンライン英語サービスを受講した目的はなんですか?」という質問では、「仕事のため、またはその準備」が52.9%にのぼり、仕事で使う英語をきちんと学びたいというビジネス英語のニーズが多いことがわかった。そのほかの回答では、「試験対策」が22.6%、「日常的に語学を勉強する機会を持ちたい」が19.6%、「旅行に向けて」が1.2%となっている。また、「英語で強化したいポイント、学習上の悩みはなんですか?」という質問では、「スピーキング」が39.1%を占め、「語彙、表現・言い回し(17.4%)」、「発音(14.2%)」、「リスニング(12.5%)」「文法(6.7%)」「ライティング(3.8%)」と続いた。具体的な声としては、「読んだり、書いたりはある程度できるが、話せない(スピーキング問題)」、「いつも同じ表現ばかりで子どもっぽい英語になってしまう(語彙の問題)」、「相手によく聞き返されることがある(発音を主とした問題)」などがあがっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日英語でこれに匹敵する言葉は”quack”。アヒルの「ガーガー」も英語では”quack, quack”って言うんですけど、やぶ医者の”quack”の由来は、昔、薬の行商をしていた人のことを”quacksolver”と呼び、その人たちが「これ一つでなんでも治りますよ!」など、大風呂敷を広げていたことから、今ではそれが転じ「腕の悪い医者、質の悪い医者」ときには「偽医者」を、こう呼ぶようになったと言われてます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月18日英語・語学書の出版などを行っているアルクは、「グローバル英語」シリーズ新刊「キクタンビジネス Super」を8月11日に発売する。定価2,310円(CD2枚付)。同書では、通じればいいというレベルを超えた、ビジネス英語を操るために欠かせない784の単熟語を収録。ビジネスシーンで頻出の語句の中でも、より専門的で洗練された会話をするために必須の英単語・熟語を、楽しく聞いて身につけることができるという。1つの見出しを「単語」「頻出フレーズ」「分かりやすい例文」の3つの形で提示。単熟語は経済・景気/仕事・人材/製造・製品/販売・流通/金融・不動産/IT・通信/法律・税制の分野に整理されているため、自分の仕事とも関連づけしやすくなっている。また、国内海外のビジネス表現集のコーパスデータ(言語資料)を徹底分析。1日16見出し×49日間、分野別7チャプター構成の「スケジュール学習」や、1日最短2分(最長6分)3種の「モード学習」が行えるように構成されているのが特長とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日英語学習のパイオニアでもあるアルクにて、長年にわたり教材編集に携わる大塚編集長。TOEICテスト対策のみならず、ビジネス英語において幅広い知識を持つ大塚編集長に、ズバリTOEICスコア伸ばすポイントを伺った。――TOEICテスト対策について悩む人が多いのですが……。TOEIC対策について悩む人には、2種類のタイプがあると思います。一つ目は、英語検定準1級を取得しているのに、TOEICで点数が取れないパターン。この場合、英語力はあるわけですから、TOEICの問題形式に慣れていないのが原因でしょう。二つ目は、そもそも英語力が全くないパターン。その場合、まず力をつけましょうとアドバイスします。まず、自分がどちらのタイプか判断をしないと、そもそもの攻略法の入り口から間違ってしまうのです。目標に対して今の自分は何点ぐらいなのかを冷静に判断してみてください。もちろんそのためには、まずTOEICを受験してみるのが最適でしょう。そのうえで自分に足りないのはリスニング力なのか、リーディング力なのか、それとも語彙(ごい)力なのかを把握し、弱点を埋めていくことです。――「アルクのTOEICテスト対策コース」を、どのように使えば点数は伸びますか?アルクのTOEIC対策コースには全部で7講座あり、内容によって「スタンダードコース」「テクニックコース」、さらに「スペシャルコース」とカテゴリーに分かれています。「スタンダード」は、総合的な英語力をつける内容になっています。「英語力をつけたら、自然とTOEICスコアも伸びた」という感じです。きちんと学習していただければ、それに伴ってスコアもアップするでしょう。また、最初にお話ししたように、英語検定準1級を持っているのにスコアが思わしくないような方であれば、「テクニック」が良いでしょう。『奪取550点 TOEIC(R)テスト解答テクニック講座』『奪取730点 TOEIC(R)テスト攻略プログラム』などは、ある程度英語が話せて、直近で海外赴任が決まっていて、決まった期間内にスコアを取らねばいけない方などに向いています。まさしく攻略法を磨くためのテキストです。「スペシャル」は、主に900点超レベルを念頭においている方向けです。このコースでは、実際に英語圏で生活しているかのようなタスクが用意されています。例えば、会議があるので場所を設定しろと上司から命令される、条件が提示される、それをスムーズに実行するにはどうしたらよいか、のような具体的なタスクを全て英語で行います。ですから、受講生の方のから「勉強している感じがしないまま、楽しみながら終わりました」というご感想をいただきます。もちろん、ある程度の英語力をお持ちだからだとは思いますが、文字通り「使える英語」を身につけていただいています。――社会人のための英語教材作りにおいて工夫した点を教えてください。内容はもちろん、こだわりは細部にあるのですが、実は、テキストの表紙デザインも、かなり追究して制作しています。通信講座のテキストって、タイトルが分かればいいじゃないかぐらいの表紙が多いと思います。でも、アルクの場合はビジネスマンの方も意識し、電車の中で開いても、何の本なのかすぐに分からないようなおしゃれなデザインにしています。例えば470点レベルだと、電車の中で「あの人470点レベルの教材をやっているのか」と分かるのはイヤですよね。「使いやすいテキスト」とは、そういう面も意識して作成しています。それから、楽しみながら勉強が進められることにもこだわりをおいています。誰でもモチベーションが下がってしまうときがあると思いますが、アルクの講座では、楽しんで勉強する仕掛けがたくさんあります。その一つに「アルコムワールド」という英語学習者のためのコミュニティーサイトがあるのですが、書き込みを読んでいるだけでもためになりますよ。行き詰まったときの悩みや、学習者の日記など読んでいるだけでも励みになります。登録は誰でも可能なので、英語を学習されている方は、ぜひのぞいてみてください。――上手に講座を活用する方法はありますか?まず、TOEICテストというのは英検と違って、初心者用に問題がやさしくなっているわけでもなければ、上級者用に難しくなっているわけでもありません。つまり試験本番では、スコアの高低関係なく同じテストを受験しているわけです。ですから、まずは自分の実力と「自分に何が必要なのか」を把握し、それを補強できるコースを選ぶのが良いと思います。各コースは、そのスコアを目指すにあたって一番補強すべき点に重点を置いてカリキュラムが組まれています。ですので、そこをクリア・増強するのが目標スコア到達への近道と言えます。コース名に「470点」とついていても、あくまでも目安であり「470点しか取れません」というものはなく、さらに高いスコアが取れる方が何人もいらっしゃいます。ぜひ、ご自分の補強点と目指すスコアに合ったコースをご選択ください。お電話やメールで講座選択のアドバイスもしておりますので、もし迷われたらお気軽にご連絡いただければと思います。また、WEB採点サービス「テストコ」がおすすめです。テストコでは、テストを提出するだけでなく学習管理もできるようになっています。学習プランやテスト提出日のリマインドメールも受け取れ、スケジュールを立てて学習しやすくなっています。また、従来の郵送方法ではどうしてもテスト結果がお手元に届くまでに時間がかかってしまい、「ここはどうしてAを選んだんだろう」と忘れてしまうこともあると思いますが、「テストコ」ならウェブでテストを提出すればすぐに正誤が分かるので、ご自分の記憶が新しいうちに復習ができます。一部機能は制限されますが、iPhoneやiPadからもアクセスできるようになっているので、場所を選ばずに確認ができるのも便利ですよ。さらに先ほどご紹介した、コーチやほかの学習者と話せたりするコミュニティー(=アルコムワールド)にもつながっていますので、通信講座の「孤独な戦い」というイメージはなく、もっと便利に楽しく学んでいただけると思います。――最後に、読者へメッセージをお願いします。まず、「夢を持ってほしい」と思っています。アルクが提供しているのは教材ではなく「英語力」です。だからこそ「勉強をしてください」ではなく「夢を持ってください」。英語力の先に自分は何を求めているのかというところを、常に見ていただきたいです。ぜひ、アルクで身につけた英語力という「成果」をフル活用して、夢を実現してください。個人的には、学習された方が英語力をつけて世界観を広げ、ご自身のライフスタイルをより充実させていただけたら、本当にうれしいですね。■お話を聞いた人アルク 英語教材編集部編集長 大塚智美 同社タイムマラソン編集部、留学編集部、イングリッシュジャーナル編集部などを経て現職。「英語が分かった、通じたという喜びを一人でも多くの方に」が編集信条。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日海外旅行の醍醐味といえば、日本とは異なる文化を体験すること。言語の違いが最も分かりやすい異文化体験で、特に英語を使う機会が多いのではないだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女848名に、海外で使うことが多い英語は何かアンケートを実施した。Q. 海外旅行で使うことが多い英語を教えて下さい。(複数回答)1位 Excuse me.(すみません) 55.1%2位 Thank you.(ありがとう) 47.5%3位 How much?(いくらですか?) 25.0%4位 その他 12.7%5位 Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?) 7.3%それぞれ、いろんな場面で役立ちそうなフレーズだが、「使ってみたものの困ってしまった」ということもよくあるようで……。■Excuse me.(すみません)・「話しかけたはいいがその後の言葉が出てこず、ジェスチャーでごまかした」(30歳男性/情報・IT/技術職)・「発音が悪くて通じずに、何度も聞き返された」(36歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「親切な人過ぎて、長くしゃべられてなんていっているのかわからなくなった」(28歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■Thank you.(ありがとう)・「なんでもかんでも、これですませてしまう」(30歳女性/金融・証券/技術職)・「不適切な場面で使い、一瞬会話が止まった」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「とりあえず言っとけばOK的な感じ」(31歳男性/情報・IT/技術職)■How much?(いくらですか?)・「その言葉は使えても、その後値下げしてと言えないので、ベトナムで値切り交渉に失敗した」(23歳女性/生保・損保/営業職)・「聞いたはいいけど、早すぎて返しがわからない」(27歳男性/建設・土木/技術職)・「けちって言われた」(49歳男性/情報・IT/技術職)■その他・「thの発音がなかなかできない」(18歳女性/学生/その他)・「海外に行っても日本語で対応してくれるから英語を使わない」(30歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)■Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?)・「カメラの使い方が分からなくてブレてしまい、もう一回とお願いしづらかった」(29歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)・「写真を撮ってほしかったが、その人が中に入って自分がとる羽目になった」(29歳女性/自動車関連/営業職)■番外編: 「マンガ」は世界に通用する!・「日本人であることを伝えたら、マンガの話ばかりされたこと」(27歳男性/その他/技術職)■総評最もよく使う英語は「Excuse me.(すみません)」だった。会話の入り口として使うことが多いため、当然といえば当然の結果だろう。ただ、話しかけたのはいいが、その後の会話が続かないという声が多かった。2位は「Thank you.(ありがとう)」。ほとんどの国で意味を理解してもらえることから、困ったときにとりあえず言っておく、という意見がいくつか寄せられた。3位の「How much?(いくらですか?)」は「Excuse me.(すみません)」と同様に、話しかけたのはいいけれど返された言葉を理解できないという意見が多かった。4位の「その他」は海外に行ったことがない、という意見が圧倒的に多い結果に。5位は「Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?)」で、「無視された」という意見もあった。撮影を頼む際には、優しそうな人に声をかけるといいのかもしれない。後は、カメラを渡した途端に猛ダッシュで走り去っていったなんて話も耳にするので、注意したいところだ。全体の傾向として、英語に自信がないから声が小さくなり、余計に伝わらないことが多いようだ。英語が苦手でも、ジェスチャーなどを加えながら元気に話せば、相手に伝わることも多いだろう。せっかくの海外旅行なのだから、現地の人々とのコミュニケーションも楽しまなければもったいない。(文・アリウープ 高橋賢司)調査時期: 2012年6月19日~2012年6月21日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性381名 女性467名合計848名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日