山内マリコの同名小説を映画化した『アズミ・ハルコは行方不明』のトークイベントが1月15日(日)、新宿武蔵野館にて行われ、安曇春子を演じた主演の蒼井優と山崎静代(「南海キャンディーズ」)がゲストに登壇した。2006年、名作『フラガール』で共演して以来、11年間にわたり交流しているという2人はトークに花を咲かせた。山崎さんは蒼井さんに向かい、「色っぽくなったよねえ。『フラガール』のときは役的にも田舎の女の子やったけど、この作品ではめっちゃ色っぽくて。なかなかいい女になったなと思います」と言うと、蒼井さんは「静ちゃんに言われると、うれしいです(笑)。いや、うれしくはないか(笑)」と、大きな笑みを広げた。『アズミ・ハルコは行方不明』は地方都市に住まう27歳の独身OL・安曇の失踪事件の背景と行く末を描いた青春サスペンス。ある日、突然失踪した安曇をきっかけに、無差別で男たちをボコる女子高生集団、グラフィティ・アートを街中に拡散する若者3人組などのエピソードを交差しながら、ポップな映像で仕上げた。アラサー世代を中心に、口コミでの評判が賛否両論巻き起こっている本作を鑑賞した山崎さんは、「すごいよかったです。優ちゃんの演技がやっぱり素敵」と絶賛。蒼井さん演じた安曇は会社の人にハラスメント的扱いを受けるが、山崎さんも「いま37歳ですけど“まだ結婚してへんの?”みたいな感じとかは、ちょっと共感できたりしますね」とうなずく。こうした偏見について、蒼井さんは「会社の人たちに言われる嫌味は、原作の山内さんのお友たちが実際に言われた言葉なんですって。誇張されているのかなと最初思ったけど、実際お芝居をすると生々しく聞こえたりして」と、教えてくれた。普段、一緒にごはんに行ったり、たまに乗馬に行くという仲の良さの2人。蒼井さんは、「静ちゃんがいつも幹事をやってくれるんですけど、キャスティングがおかしいというか(笑)。岸部一徳さんを呼ぼうとしたり、マネージャーさんも呼んで“初めまして”の人も入れてごはんを食べたり。女芸人さんしかいない中に急に呼ばれる、みたいなこともあった(笑)」と、バラエティ豊かな人選やお付き合いに「すごい面白い!」と楽し気な表情。山崎さんは、「優ちゃんはだいぶ年下やけど、大人やから先生だと思っているんです。学ぶところがいっぱいある」と深く敬愛していた。『アズミ・ハルコは行方不明』は新宿武蔵野館ほか全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:アズミ・ハルコは行方不明 2016年12月3日より全国にて公開(C) 2015映画「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会
2017年01月15日ほくろがコンプレックスとなり悩む女性もいるころでしょう。でも男性からしたらセクシーな魅力だと感じている場合もあるのです。男女でほくろに対する感じ方って、全く違うものですよ。ではどこのパーツにほくろがあると、男性が萌えちゃうのかをご紹介します。■■口元ほくろは本能をくすぐられる話すときにけっこう目につくのが口元。男性からすれば、女性の唇ってどうしても気になるものですから、「セクシーだなあ」などと魅力を感じながら、会話を楽しんでいる人もいるくらいです。その口元の上や下にほくろがあると、なんだか魅力がUPするのだとか。口の動きに合わせてちょっとだけ動くほくろ・・・女性からすると不思議ですが、男性にとっては色気を感じるようです。ちなみに、口元にほくろのある芸能人は、中谷美紀さんやローラさん。たしかにセクシーな雰囲気がありますよね。■■泣きほくろはセクシーさを感じる笑ったときや驚いたとき、そして泣いたとき・・・顔の中でも一番表情が表れやすいのが目元です。そんな目元の表情づくりをより豊かにしてくれるのが泣きぼくろ。これに目に行く男性は多いのです。泣きぼくろには“守ってあげたくなる女性”といった印象があるようです。女性のかわいらしさを伝えることができるので、チャームポイントになります。松嶋菜々子さんやアナウンサーの加藤綾子さんは泣きぼくろがありますが、ちょっとお茶目な印象がありますよね。■■胸元ほくろはチラ見えで萌える「見てない!」と言いつつも、男性がついつい目にしてしまう胸元。そんな下着やトップスに隠れるぎりぎりの位置にあるほくろが、動くたびに見え隠れしていると、男性の想像が膨らんでついドキッとしてしまうようです。たとえばしゃがんだ瞬間、ものを取る瞬間・・・チラッとお目見えする胸元のほくろにはありがたみがありますし、セクシーさも十分です。胸元にほくろのある女性は、ちょっと攻めた服装にチャレンジしても良いかもしれませんね。■■頬のほくろは愛おしさを感じる幼く可愛らしくもありながら、大人っぽい色気も感じさせることができるのが、頬のほくろ。蒼井優さんにも可愛らしくもセクシーな頬のほくろがあります。女性から見ても可愛いですし、男性から見ると色気を伝えられるので、同性異性問わず人気を集める女性でしょう。ほくろメイクなんてものもありますが、これは頬に書くのがベストかもしれませんね。「いつもと違う?なんか今日は可愛く見えるね。」と言われるような、魅力のある顔をつくって、彼をキュンとさせちゃいましょうね!■■ほくろは色気アップのエッセンス男性によって、好みのパーツは異なりますが、セクシーに感じるエッセンスに間違いありませんね。コンプレックスではなく、セクシーなアクセサリーだと思ってチャームポイントにしてはいかが?(manakko/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年01月02日蒼井優が主演する『アズミ・ハルコは行方不明』の初日舞台挨拶が12月3日(土)、都内で行われ、蒼井さんと共演する高畑充希が登壇。写真撮影の際、高畑さんは蒼井さんの背中に隠れて“おどけ顔”を披露し、先日報じられた交際については「内緒です」と語った。舞台挨拶終了後、高畑さんは会場となった東京・新宿武蔵野館を退出する際に、報道陣の質問に対応。俳優・坂口健太郎との交際について聞かれると、「内緒です」と語り、否定も肯定もしなかった。映画は山内マリコの同名小説を原作に、日常に行き詰ったアラサー女子・安曇春子(蒼井さん)の突然の失踪が、静かな地方都市に大騒動を巻き起こす異色の青春グラフィティ。舞台挨拶には蒼井さん、高畑さんに加えて、太賀、葉山奨之、石崎ひゅーい、松居大悟監督が出席した。約7年ぶりの単独主演作となる本作について、蒼井さんは「私たち全員の挑戦であり、手塩にかけて育てた大切な子ども。ぜひ手を差し伸べてもらえれば」とアピール。撮影中もチームワークが良かったといい、「本来、現場の空気作りは主演の仕事ですが、今回は最初から、みんなひとつになっていた。恵まれたチームでした」としみじみ。撮影が終わっても、仲が良いそうで「しょっちゅう集まっています」。以前、飲み会の席で、葉山さんらが蒼井さんにドッキリを仕掛けたそうで「力が抜けて、泣かされました」と明かしていた。一方、キャバ嬢役に挑んだ高畑さんは「すごくチャレンジングな役で、前も後ろも、右も左も分からずに撮っていた」とふり返り、「意味わかんない映画ですけど、でも、見た後はすごくスッキリ。理解できることがいいことだとは限らないし、『うわー、意味わかんない、最高!』と邪気が抜けた感じ」とポップな刺激あふれる本作に、いまも興奮しきり。「全国の女子に見てほしいです」とアピールしていた。また、日本映画界期待の俊英・松居監督は「丸くならず、上の世代が作らない映画を作ろうと思った」と語り、同世代の蒼井さんとのタッグに「共通言語がたくさんあった」と手応え十分。原作との出会いから約3年を経ての封切りに、感無量の面持ちで、高畑さんから「泣く?」と茶々を入れられていた。『アズミ・ハルコは行方不明』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アズミ・ハルコは行方不明 2016年12月3日より全国にて公開(C) 2015映画「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会
2016年12月04日福山雅治と豪華常連客たちによる、歌とお酒を交えた大人のトークを繰り広げる「ウタフクヤマ」が、この度、12月9日(金)に3回目の放送が決定した。昨年10月に放送された第1回目と今年3月の第2回目放送に続き、3回目となる収録を終えた福山さんは、今回ついに「まとまりが出てきた」と語り、収録に手応えを感じた様子。前回からママとして参加している蒼井優は「もっと緊張するかと思っていたのにとても楽しかった」とふり返り、今回の収録を楽しみながら終えていたよう。今回ゲストには、豪華な面々が集結!まず実は福山さんとデビュー同期である「BEGIN」の比嘉栄昇が登場。デビューした日まで同じという2人。「よく練習していたスタジオも同じだった」と福山さんは懐かしんでいた。そんな比嘉さんが今回の収録の起爆剤となることが多く、出身地・石垣島に住む島のおじい、おばあたちの驚くべき逸話を紹介するなどバーは大いに盛り上がった。「島」トークは小室哲哉にも影響し、収録合間に小室さんが作詞した歌も「島」がテーマ。今回小室さんは、島に住む男性の気持ちや、島を訪れる女性たち、東京への思いなどをテーマに作詞。福山さんもまた「島」のイメージで早速歌詞に曲をつけていき、驚くべきスピードで名曲がこのスタジオで誕生することに。さらに「OKAMOTO’S」のオカモトレイジ、ハマ・オカモトも番組初登場!福山さんは「僕はフェス派ではないので、年下のバンドとセッションをしたことがほとんどないのでうれしかったですね」と喜ぶ。また、当日その場で生まれたばかりの新曲に早速レイジさんはドラムで、ハマさんはベースで参加。「自分たちが若い時、こんなに楽器うまくなかった。逆にもっとがんばらなきゃいけないと思わせてもらえる」と福山さんは2人を大いに歓迎した。そして女優の二階堂ふみも出演。歌うのが大好きという二階堂さんに「ここで歌うとすれば?」と尋ねると返ってきたのは「Elvis(Presley)の“Can’t help falling in love”」と意外な答えが。早速セッションが始まると「存在自体が“サービス精神”」と福山さんも賛辞を送ったほど、二階堂さんのサービス精神とリリー・フランキーによる演出が予想外の展開をもたらす!収録を終えたリリーさんは「『ウタフクヤマ』の収録があると、自分の中で今年の“締め”のような感覚になるので、ぜひ視聴者の方にもそんな風に思っていただけたら」とコメント。来年を見据え、福山さんは「2017年も『ウタフクヤマ』をできたらと思います。普段の表現活動をしっかりしてないと、皆さんとこの場で楽しく番組作りできないので」と語った。「ウタフクヤマ」は12月9日(金)23時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月02日俳優で歌手の福山雅治がメインを務めるフジテレビ系の音楽バラエティ特番『ウタフクヤマ』の第3弾が、9日(23:00~23:58)に放送されることが2日、明らかになった。この番組は、リリー・フランキーが店主を務めるスナック舞台に、福山と常連客たちによるセッションや、歌と酒を交えたトークを繰り広げるというもの。ゲストには、福山と同期のBEGIN・比嘉栄昇が登場し、出身地・石垣島に住む「島のおじい、おばあ」たちのエピソードを紹介すると、福山は「『島では…』ってトークは強いな!」とうらやむ。また、ロックバンド・OKAMOTO’Sのオカモトレイジ、ハマ・オカモトも登場。その場で生まれたばかりの新曲に、早速レイジがドラムで、ハマがベースで参加し、福山は「自分たちが若い時、こんなに楽器うまくなかった。逆にもっとがんばらなきゃいけないと思わせてもらえる」と、感化されたようだ。そして、女優の二階堂ふみも出演。福山の名曲「最愛」をリクエストするが、福山が歌い始めると、リリーが目に涙を浮かべる。収録を終えた福山は「2017年も『ウタフクヤマ』をできたらと思います。普段の表現活動をしっかりしてないと、皆さんとこの場で楽しく番組作りできないので」と、来年の活躍を誓った。番組には他にも、蒼井優、小室哲哉、三沢またろうらが出演する。
2016年12月02日『アズミ・ハルコは行方不明』の公開を前に11月30日(水)、前前前夜祭と銘打ち、旧シネマライズで知られる渋谷WWWにてライブイベントが開催。蒼井優、石崎ひゅーい、主題歌を歌う「チャットモンチー」らが来場し、蒼井さんもキーボードで演奏を披露した。山内マリコの同名小説の映画化となる本作。OL安曇春子の失踪、街にあふれる彼女の顔をモチーフにした、グラフィティアート、そして無差別で男たちに暴力をふるう女子高生集団…交錯する三世代の女たちの人生を鮮やかに描き出す。蒼井さんは、本作について「女性と男性で見方が全く違う映画。セリフでも、女性は裏が読めるかもしれないし、男性はそのまま受け取れるとも思う。男女で行った方が面白いかも」と語る。『百万円と苦虫女』以来、久々の映画単独主演となったが、監督とプロデューサーが同い年ということで興味持って、台本を読んだら『何じゃこら!』って感じで、生き物みたいな本だった」と本作の魅力に取りつかれたと語り「20代のうちは、主演、作品を背負うには、器が足りていない気がしていて、できればしたくないと思ってました。でもこれがちょうど30代になっての1作目で、主演とかにこだわらず、映画が作りたいなと思えた」と己の内に芽生えた変化をも明かした。石崎さんは、本作で映画初出演を果たしたが、ミュージシャンである自分に蒼井優の相手役のオファーを出した松居大悟監督を「本当に頭がイカれてる」と評したが、“座長”蒼井さんについては「やりやすい雰囲気を作ってくれた」と感謝。地方での撮影で、ホテルの部屋で飲むこともあったそうだが「優ちゃんは酒豪で、部屋飲みで部屋に行ったら、一升瓶が7本くらい転がってて、イカがあり、場末のスナックみたいになっていて、それを見て大丈夫だなと思いました」と明かした。この日、石崎さんは、映画で演じた曽我という男を「救ってやりたい」という思いで、映画終了後に作ったという「お前は恋をしたことがあるか」を皮切りに、ヒット曲「夜間飛行」、そして「花瓶の花」を熱唱し、会場はその歌声に酔いしれた。続いて、「チャットモンチー」が「majority blues」そして映画の主題歌の「消えない星」を披露。さらに、キーボードで蒼井さんも加わって、2009年にTV番組でもコラボレーションしたことのある楽曲「バスロマンス」を生で演奏した。曲の途中で松居監督、石崎さんに、共演の葉山奨之、落合モトキも壇上に登場し会場は熱狂に包まれた。蒼井さんは無事に演奏を終えると共演陣とハイタッチ!「危なかった!途中の記憶ない!人生で一番緊張したかも…まだ膝がブルブル震えてる!」と興奮気味に語っていた。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アズミ・ハルコは行方不明 2016年12月3日より全国にて公開(C) 2015映画「アズミ・ハルコは行方不明」製作委員会
2016年12月01日女優の高畑充希(24)が、11月30日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:30)にゲスト出演し、恋愛観を語った。今月3日公開の映画『アズミ・ハルコは行方不明』の宣伝を兼ね、主演の蒼井優(31)と共に出演した高畑。「好きな人ができた時の初手は?」の質問に対して、「"人間として好き"というオーラを出します」「『あなたが人間として好きだ!』テンションというか会話」と答えた。こうした行動に出るのは、「相手に警戒されない」から。好きになった相手とは「いろいろな話をしたくなる」が、「そばに座ったりはできないかなぁ……」「たまのチャンス、2人でしゃべられるタイミングで共通で盛り上がれるものがないかどうか聞いて」と奥手な一面も。交際に発展するまでには時間がかかるという。また、「男子のダメな行動どこまで許せる?」のコーナーでは、「自分で注文したくせに食べ残す男子」を「許せない」と回答。「よく食べる男の人が好き」と語り、「(自分が残したものを)『食べるよ』と言ってくれると、『あっ、好き……』って思う」と恥ずかしそうに明かしていた。
2016年12月01日12月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開される『アズミ・ハルコは行方不明』に出演している女優の蒼井優と高畑充希が11月30日(水)今夜放送のフジテレビ系バラエティー「TOKIOカケル」にゲスト出演する。同番組は城島茂、山口達也、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也ら「TOKIO」メンバーが毎回登場するゲストと大人の駆け引きを駆使したオリジナルゲームやトークを展開。駆け引きのなかからゲストの意外な“素顔”が浮き彫りになるところが魅力のバラエティだ。今回蒼井さんと高畑さんを迎えて行われる企画は番組おなじみ“生まれて初めて聞かれました”。2人がいままで聞かれたことがないであろう質問を「TOKIO」メンバーが考案。ゲストは質問が記入されたカードを引いて答えていくというもの。「恋するとズボンはいてしまうクセ?」や「必殺、女優の演技涙」「元カノの番号残す男許せる?許せない?」「酔ったときだけ電話男?」などトークのなかで明かされていく2人の“恋愛観”に注目。今回ゲスト出演した蒼井さんと高畑さんが出演している映画『アズミ・ハルコは行方不明』は、山内マリコによる原作小説を『アフロ田中』などの松居大悟監督が映画化した作品。蒼井さんが突然姿を消したアラサーのOLを、高畑さんが地方都市に暮らすハタチの超派手なキャバクラ嬢をそれぞれ演じるほか、太賀、葉山奨之、加瀬亮、菊池亜希子、芹那、落合モトキ、山田真歩らが共演。大型モールや洋服店、レンタルCDショップ、中古車店、ファミレスが並ぶ典型的な地方の寂れたロードサイドで、ある日突然姿を消したOL安曇春子。彼女が消えた街では捜索願いのポスターをパロった落書きが不気味に拡散、無差別に男をボコる謎の女子高生集団が出現する…。ハルコはどこへ消えたのか?彼女が消えるまでと、消えた後の2つの時間を交錯させながら現代の女子の生きざまを描き出す新世代の青春ストーリーが繰り広げられる。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)全国公開。「TOKIOカケル」は11月30日(水)23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年11月30日アイドルグループ・TOKIOの城島茂が、17日放送のMBS系ラジオ番組『アッパレやってまーす!』(毎週月~木曜 22:00~/土曜 24:30~)で、声優・歌手の蒼井翔太とともに、曲作りについて語った。リスナーから届いた「高校でバンドを組んでいるんですが、オリジナル曲が作れません! 城島さん・蒼井さんは作詞作曲をする上で心がけていることはありますか?」というおたよりに対して、真摯に答えた2人。3月にはソロで日本武道館公演を成功させた蒼井は、「ファンの方に対する思いを歌詞にする」と作詞術を披露。「ファンの方に支えられている事への感謝」「その分コンサートに来てもらったら絶対に楽しませる、という自分の中での決意」を歌詞にしていると明かした。一方城島は、曲の作り方には2パターンあると語った。1つ目はソロのミュージシャン向けの作り方で、「きれいなメロディを作り、それを引き立たせるために全体の構成はシンプルにする」というもの。そして2つ目はバンド向けに「メンバー全員がアイデアを持ち寄り、楽器のカッコ良さで引きつける様にする」ものだという。ふだんなかなか見せないアーティストとしての一面に、ほかのMC陣も感心した様子を見せていた。
2016年11月21日女優の高畑充希が、14日に放送された日本テレビ系情報番組『PON!』(毎週月~木10:25~11:30)で、「お尻が長い」と自身の体の悩みを明かした。今回、映画『アズミ・ハルコは行方不明』で共演した蒼井優と共に『PON!』の取材に応じた高畑は、恥ずかしいぶっちゃけ話を求められ、「お尻が人より長い」と告白した。そして、「私、座高が低くて、『それって脚が長いってことじゃん』ってみんなあげてくれるんですけど、パンツとか履くと普通で『なんでだろう』とずっと思っていた」と打ち明け、「どうやら腰からお尻の下までが長いみたい。脚が長いんじゃなくて」と説明。そのため、「いつも洋服選びに困る」と語り、高畑のぶっちゃけ話に蒼井は爆笑していた。蒼井は「肩が柔らかい」と自身の体について明かし、実際に肩を曲げてその柔らかさを披露。「これ、テレビを見ていたら"びっくり人間"として披露している人がいた」と話した。
2016年11月14日先日、記者会見の模様(「記者会見には蒼井優さんも登壇。今年の東京国際映画祭は10月25日から始まります!」)もお伝えした東京国際映画祭が開催間近となりました。チケット発売はいよいよ今週末の15日正午から!そこで、上映200作品を超える映画祭期間中に、ROBE読者の皆さんに観ていただきたい注目映画を5作品をご紹介します。また、先日日本外国特派員協会(FCCJ)にて行われた岩井俊二監督の記者会見の様子もお届け。この映画祭での上映を逃したら日本での鑑賞はできないかもしれない作品もあるので、ぜひお見逃しなく!1.『ダイ・ビューティフル』ジュン・ロブレス・ラナ監督 / コンペティション 部門 / ヒューマンドラマ、コメディ(以下、監督名 / 東京国際映画祭出展部門 / ジャンル を記載)ビューティ・コンテスト出場を生業とするトランスジェンダーのトリシャが亡くなる。死後も美しくありたいという彼女の願いを、友人たちは叶えようとする…。笑いとポジティブな姿勢に貫かれた、驚愕の感動作。TIFFで女優賞に輝いた『ある理髪師の物語』(’13)の監督最新作。 LGBTをはじめとしてジェンダーへの考え方も大きく変わってきた今においてとてもタイムリーな映画じゃないかなと思います。「女性性」や「美」というワードは、これまで以上にその定義に広がりを見せはじめています。過去作『ある理髪師の物語』も根柢にはアイデンティティーや自由、セクシュアリティーといった要素があったとのことで、今回はよりそういった要素が強そうな作品です。 2.『太陽を掴め』中村祐太郎監督 / 日本映画スプラッシュ 部門 / ラブストーリー、青春、ミュージック吉村界人×浅香航大×岸井ゆきの、新鋭・中村祐太郎監督が描く、89分間の“真っ赤な青春群像劇”。 心揺さぶる激唱で伝える、ヒリつくように純真な「青春×音楽」映画が誕生! #吉村界人#太陽を掴め 続きはサイトで 吉村界人さん(@kaito_.yoshimura)が投稿した動画 - 2016 8月 6 6:36午前 PDT先日の記者会見に登壇された松居大悟監督が3年前にエントリーしていたということからもお分かりの通り、青田買い必至の部門=「日本映画スプラッシュ 部門」。特に注目したいのがこの『太陽を掴め』です。演者・制作ともにフレッシュな才能溢れる今作ですが、俳優(アーティストといったほうが適切)の吉村界人氏から日本の演劇界はしばらく目が離せないのでは?ぼくのりりっくのぼうよみのMV出演も記憶に新しいところですね。office-saku所属というのも納得の、まるで松田優作と尾崎豊を彷彿とさせる強烈な個性を放っています。荒削りという言葉がいま最も似合う圧倒的な彼の世界観は、Instagram(@kaito_.yoshimura)でチェックしておきましょう。3.『ザ・ネオン・デーモン(原題)』ニコラス・ウィンディング・レフン監督 / 特別招待作品 / サスペンスロスに出てきたばかりの若いモデル、ジェシーは一見素朴だが、誰もがその存在に目を奪われる特別な魅力をもった女の子。エージェントの目にも留まり、トップデザイナーのショーにも出るなど順調な道を歩みだすジェシー。しかし、仲良くなったヘアメイクのルビーと彼女の友達は、ジェシーに対して嫉妬を募らせていき、やがてジェシー自身もトップを目指すうち、全てを見失っていく…。『ドライヴ』で世界中を魅了したニコラス・W・レフン監督が、究極のヒロイン、エル・ファニングを迎え、悪夢のようなモデル業界を艶やかに描いた、カンヌでも話題騒然となった待望の最新作。ファッション文脈でROBE読者としては外せない作品。すでに2017年1月の日本公開が決定している本作ですが、一足先にこのTIFFで鑑賞してしまいましょう!エル・ファニングの圧倒的魅力がファッションモデル界の残酷さを美しく描き切ってくれている模様です。「僕は美しく生まれたわけではないから、"美しい" ということはファンタジーなんだ」と語るレフン監督とエルの対談を収めたi-D Meets: Elle Fanning x Nicolas Winding Refnのショートムービは必見です。 4.『ミスター・ノー・プロブレム』ヒューマンドラマ / メイ・フォン監督 / コンペティティション大戦中の重慶で戦争と無縁の生活を送る富裕層、農場を任される番頭、そこに闖入する青年らを中心に、3幕の寓話がスタイリッシュなモノクロ画面で味わい深く描かれる。ロウ・イエ監督作の脚本家として著名なメイ・フォンが、長編第1作として1943年の短編小説を監督。アジア映画の特徴の一つとして、プログラミング・ディレクターも語っていたのが、「モノクロ映画」。映像のデジタル技術の発展に逆行するかのように昨今広がりを見せているそうです(かといってモノクロフィルムで撮影しているとは限らないところが "今" である証拠)。 5.『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』岩井俊二監督 / Japan Now 部門 / 青春小学生の典道(山崎裕太)、祐介(反田孝幸)、純一(小橋賢児)らは、花火を横から見ると丸いのか、平べったいのかという素朴な疑問を持ち、花火大会の夜その答えを見つけに近くの灯台に行くことを計画する。一方、なずな(奥菜 恵)はその日、典道か祐介のどちらかプールでの勝者とカ・ケ・オ・チすることを企てた…。本映画祭にて単独特集が組まれている岩井監督の名を世間に轟かせることとなった作品。ロケ地の千葉県海上郡飯岡町(現在の旭市)は、ドラマ『モテキ』で満島ひかり演じる中柴いつかも巡ってましたね。この作品は1993年当時テレビドラマの一編として放映され、1995年に再編・映画館上映された変わり種。物語の前後半でパラレルワールドがたどるストーリー展開は45分とは思えぬ奥深い展開です。極め付けは、ファミコン、スラダン、セーラームーンといった90年代初頭のトレンドワードが随所にちりばめられた台詞の数々。当時から確立されていたいたかのような岩井美学の詰まった映像もあいまって、思わず「あの頃の自分」と重ね合わせてしまうはず。四半世紀近い時間がもたらすノスタルジーに、大人は誰もが胸が苦しくなることでしょう。 FCCJにて行われた岩井俊二監督の記者会見の様子東京国際映画祭に先駆け都内のFCCJにて、岩井俊二監督の記者会見が行われました。「正解の定義は難しいと思いながら作っている」「映画市場が活性化することで、アート映画が作りやすくなる」「アニメもすごくつくりたいんですよ」など言葉の節々に深い想いを込めながら回答される岩井監督に、海外プレスも熱い視線を向けていました。当日プレス向けに上映された『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも、初見のプレスが多いなか、鑑賞中声を出して笑っている場面が数多く見受けられました。今後はよりアジアでの作品作りも積極的に行っていくとのことで、すでに中国市場を見据えた作品作りが進行中とのことです。岩井監督は、先月韓国での『リップヴァンウィンクルの花嫁』公開に合わせたプロモーションにて、日本人として初めて韓国キー局のニュース番組(NHKのニュースウォッチ9のような放送番組だそう)にゲストで招待されています。すでに中韓を中心にアジアではカルト的人気を誇る岩井作品。しかしながら『Love Letter』が公開された1995年当時、政治的理由により韓国の放送電波に日本語を流せず予告編が放映できなかったそうです。その出来事を踏まえ、「韓国でニュース番組に招待いただいたように、日本と他国とを繋ぐ "きっかけ" になることが使命だとしたら、映画を作り続けることでそれを務めていきたい」と述べられていました。長い時間をかけ作品で国と国が分かり合えることこそ、 "アート" が持つ最大の魅力ですね。東京国際映画祭期間中は、各作品に監督自ら登壇されることが予定されています。「劇場公開当時はいつも胃が痛いが、映画祭での上映は自分にとってもヴァケーションのようで楽しみ」と仰る監督と、過去作品を一緒に楽しめる貴重な機会になること間違いなしです。 東京国際映画祭のスケジュールを公式サイトで確認!→() いかがでしたか?これらのほかにも、オープニング作品にはメリル・ストリープとヒュー・ジャックマンが来日することで話題の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり(原題:Florence Foster Jenkins)』、トニ・コレットとドリュー・バリモアの女同士の友情が眩しい『マイ・ベスト・フレンド(原題:MISS YOU ALREADY)』そして、アジア・インディーズのミューズとして各国国際映画祭で注目を集める杉野希妃監督・主演の『雪女』など注目作品が目白押し。東京国際映画祭のチケットは10月15日(土)12:00〜 東京国際映画祭公式サイトよりご購入いただけます。 第29回 東京国際映画祭 (Tokyo International Film Festival)〈会期〉2016年10月25日(火)〜11月3日(木・祝)〈チケット販売開始時期〉一次販売 10月15日(土)12:00~二次販売 10月22日(土)12:00~※ 上映スケジュールは現在未定※ 詳細は東京国際映画祭公式サイトよりご確認ください〈部門紹介〉◆コンペティティブ・コンペティション部門※ 今年のコンペティション部門はのべ1,502作品の応募を勝ち抜いた16作品を上映・アジアの未来 部門・日本映画スプラッシュ 部門◆ショーケース・特別招待作品 部門・Japan Now 部門・ワールド・フォーカス 部門◆クローズアップ・国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA 部門・日本映画クラシックス 部門・ユース 部門(TIFFチルドレン/TIFFティーンズ)Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2016年11月13日第29回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが3日、東京・EXシアター六本木で行われ、最高賞である東京グランプリにクリス・クラウス監督によるドイツ=オーストリア合作映画『ブルーム・オヴ・イエスタディ』が輝いた。東京グランプリの発表は、審査委員長を務めたジャン=ジャック・ベネックス監督が担当。「映画はそのときの悲劇の瞬間を描写しますが、年々にそのイメージが薄れ、思い出も消えてしまいます。卓越した映画作りとは、それを越えて過去の罪を正しい視点でまた伝えるというもの」とした上で、『ブルーム・オヴ・イエスタディ』と作品名を発表した。クリス・クラウス監督は、ベネックス監督からトロフィーを、そして、プレゼンターとして登場した小池百合子東京都知事から表彰状と麒麟像を受け取ると、それらを高々と掲げて喜びを爆発。「非現実的でシュールな気分です。特に、19、20歳のころにベネックス監督の映画を見ていたので、同じ舞台に立てて夢がかなったような気持ちです」と興奮気味に話した。同作は、ホロコーストというヘヴィーな題材を、ユーモアや恋愛を交えて描いた作品。クラウス監督は「この映画をつくることは簡単ではなかったので、本当に感動しています」と感慨深げに語り、「この賞によって、これからドイツやフランス、日本でも公開されることを期待します」と願った。なお、今年のコンペティション部門ノミネート作品は、98の国と地域の応募の中から選ばれた16作品。日本からは蒼井優主演の『アズミ・ハルコは行方不明』、杉野希妃が監督・主演を務める『雪女』の2作品がノミネートされていたが、受賞はならなかった。第29回東京国際映画祭 受賞作品・受賞者【コンペティション部門】東京グランプリ/東京都知事賞:『ブルーム・オヴ・イエスタディ』審査員特別賞:『サーミ・ブラッド』最優秀監督賞:ハナ・ユシッチ(『私に構わないで』)最優秀女優賞:レーネ=セシリア・スパルロク(『サーミ・ブラッド』)最優秀男優賞:パオロ・バレステロス(『ダイ・ビューティフル』)最優秀芸術貢献賞:『ミスター・ノー・プロブレム』観客賞:『ダイ・ビューティフル』WOWOW賞:『ブルーム・オヴ・イエスタディ』【アジアの未来】作品賞:『バードショット』国際交流基金アジアセンター 特別賞:アランクリター・シュリーワースタウ(『ブルガの中の口紅』)【日本映画スプラッシュ】作品賞:『プールサイドマン』【ARIGATO(ありがとう)賞】新海誠、高畑充希、妻夫木聡、ゴジラ【SAMURAI(サムライ)賞】黒沢清、マーティン・スコセッシ
2016年11月03日第29回東京国際映画祭の最終日となった3日、コンペティション部門の観客賞が発表され、フィリピン映画『ダイ・ビューティフル』が受賞。東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて授賞式が行われ、ジュン・ロブレス・ラナ監督とエグゼクティブ・プロデューサーのペルシ・インタランが登壇した。コンペティション出品作品の中から、観客の投票によって決定する観客賞。このたび、クロージングセレモニーに先駆けて同賞の授賞式が行われ、突然死したトランスジェンダーの生涯を描いた『ダイ・ビューティフル』が選ばれた。トロフィーや花束、賞金、そしてハッピを贈られたジュン・ロブレス・ラナ監督は、「東京国際映画祭のコンペティション部門に選出いただいたと聞いたときはびっくりしたと同時に、緊張しました」と打ち明け、「この映画はフィリピンの観客にどう受け入れられるかわからなかったので、日本でもどう受け入れられるかわからなかった」とその理由を説明。「ですので、今回の受賞は非常に光栄に思いますし、びっくりしています」と喜びを語った。そして、「この受賞を受けて、映画の力をより信じるようになりました」と続け、「映画は人種、言語、肌の色を関係なく、結束させる力を持っているという確信をさらに強いものしてくれました」と力強くコメント。さらに、主演のパオロ・バレステロスをはじめとするキャストやスタッフへの感謝の思いも述べた。なお、今年のコンペティション部門ノミネート作品は、98の国と地域の応募の中から選ばれた16作品で、日本からは蒼井優主演の『アズミ・ハルコは行方不明』、杉野希妃が監督・主演を務める『雪女』の2作品が参加。いよいよ本日、グランプリが決定する。
2016年11月03日第29回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕。東京・六本木ヒルズアリーナでオープニングレッドカーペットが行われ、蒼井優、佐々木希、高畑充希、黒木華ら女優陣が美の競演を果たした。トップバッターを飾ったフェスティバル・ミューズを務める黒木華は、鶴があしらわれた着物姿を披露。最後にゲストとして登場した安倍晋三内閣総理大臣と共にカーペットを歩く重要な役割も果たした。『乱鶯』に出演する稲森いずみも着物姿を披露。白を基調としたデザインで大人の色気を漂わせた。『アズミ・ハルコは行方不明』に出演する蒼井優と高畑充希は、それぞれ上品なワンピースを着こなし、2人並んで存在感を発揮。『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』に出演する佐々木希は、肌を露出した黒いシースルーのベアトップドレス、『うつくしいひと』で主演を務める橋本愛は、黒い花柄のロングドレスで魅了した。また、『種まく旅人~夢のつぎ木~』主演の高梨臨は、おなかと背中が開いた個性的なドレス、『島々清しゃ』に出演する安藤サクラは、胸元がセクシーなロングドレスで登場。『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で主演を務めるメリル・ストリープや、『マイ・ベスト・フレンド』出演の平原綾香、『星くず兄弟の新たな伝説』出演の谷村奈南らもカーペットに華を添えた。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2016年10月26日女優の蒼井優(31)が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第29回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに、一部で熱愛が報じられたミュージシャンの石崎ひゅーい(32)らと共に登場した。「コンペティション部門」に出品される映画『アズミ・ハルコは行方不明』で主演を務める蒼井は、共演している石崎、高畑充希、太賀、葉山奨之らと登場。報道後初の公の場で熱愛については語らなかったが、終始笑顔を見せていた。『アズミ・ハルコは行方不明』は、郊外の街である日突然姿を消した蒼井演じる独身OL・安曇春子(28)を主人公とする物語。彼女が消える前と消えた後の時間軸を交差させながら、"アラサー・ハタチ・女子高生"の三世代を通して"現代女子"の生き様を描く。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、オープニング作品はメリル・ストリープ主演の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』、クロージング作品は松山ケンイチ主演の『聖の青春』。出演者による舞台あいさつなどイベントも連日行われる。撮影:蔦野裕
2016年10月25日第29回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナで15時よりオープニングレッドカーペットがスタート。フェスティバル・ミューズを務める黒木華がトップバッターで登場し、着物姿を披露した。映画祭の顔として主要イベントに参加するフェスティバル・ミューズを務める黒木が、同映画祭の椎名保ディレクター・ジェネラルと共に登場すると、会場は一気にヒートアップ。着物姿の黒木は、歓声を浴びながら艶やかにカーペットを歩いた。そして、ステージでは「私も東京国際映画祭に来るのは初めてなので、みなさんと一緒に楽しんでいけたらいいなと思います」と笑顔であいさつした。レッドカーペットには、上映作品の監督・出演者が続々と登場。「コンペティション部門」に出品される『アズミ・ハルコは行方不明』の蒼井優、高畑充希、『雪女』の青木崇高、山口まゆをはじめ、『いきなり先生になったボクが先生に恋をした』のイェソン(SUPER JUNIOR)、佐々木希、『種まく旅人~夢のつぎ木~』の高梨臨、斎藤工、『うつくしいひと』の橋本愛、クロージング作品『聖の青春』の松山ケンイチらが開幕を彩る。また、オープニング作品『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』のメリル・ストリープら海外ゲストも参加する。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。29回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は204作品で、最高賞であるグランプリを競う「コンペティション部門」をはじめ、エンターテインメント性の高い話題作を集めた「特別招待作品部門」、日本を代表する作品を国内外に発信する「Japan Now部門」など、さまざまなカテゴリーで上映。出演者による舞台あいさつなども連日行われる。
2016年10月25日俳優のオダギリジョーが10月21日(金)、東京・テアトル新宿で行われた主演作『オーバー・フェンス』(佐藤泰志原作)のヒット御礼舞台挨拶に、メガホンをとる山下敦弘監督とともに出席した。9月17日(土)に全国32スクリーンで封切られ、佐藤氏の原作を映画化した『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』を超えるオープニング記録をたたき出した本作。同日、都内で初日舞台挨拶が行われたが、オダギリさんは新作映画『エルネスト』(阪本順治監督)の撮影でキューバにおり、“主演なのに初日舞台挨拶に不在”という珍事も巻き起こった。キューバでの撮影を終えたオダギリさんは、直接、本作が上映された釜山国際映画祭に参加し「時差ボケもあって、何も覚えていない」と現地でもマイペースだったのだとか。「監督たちと一緒に飲んで、まるで漫画に出てくるような千鳥足になったらしくて(笑)。その記憶すらない」と迷惑をかけた山下監督を前に、バツの悪そうな表情だった。原作は1990年、41歳の若さでこの世を去った佐藤氏の生涯最後の芥川賞候補作。執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校で過ごした実経験をもとに執筆された。職業訓練校に通いながら失業保険で暮らす主人公・義男(オダギリさん)が、同じ訓練校に通う仲間の代島と出かけたキャバクラで、鳥の動きを真似る風変わりなホステス・聡に出会う…。代島を松田翔太が、聡を蒼井優が演じている。「ヒットしていると聞き、本当にありがたい気持ち」とオダギリさん。自身にとっては30代最後の作品でもあり、「面白い台本に出会い、実際に出演してみるといい作品に仕上がった。僕にとってはベストな形でしたね。キャストの皆さんもすばらしかったし、スタッフの方々も同世代が多かったので、とてもやりやすい現場だった」と作品への深い思い入れを語った。『オーバー・フェンス』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年10月21日10月25日(火)より開幕する東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されている蒼井優主演映画『アズミ・ハルコは行方不明』。このほど、蒼井さん演じるアラサーの主人公・春子、高畑充希演じるハタチの愛菜に、謎の女子高生軍団たちも相まみえる予告編映像が解禁となった。物語の舞台は、寂れた国道沿い。大型モールや洋服店、レンタルCDショップ、中古車店、ファミレスが並ぶ典型的な地方のある街。ある日、突然姿を消したOL・安曇春子(28)。彼女が消えた街では、捜索願いのポスターをパロディしたグラフィティアートが拡散され、無差別に男をボコる謎の女子高生集団が出現する。ひとりのOLの失踪をきっかけにひとつの街で交差する、ふたつのいたずら。これは、アズミハルコの企みなのか…。『私たちのハァハァ』『アフロ田中』の松居大悟監督が、山内マリコの同名小説を映画化した本作。今回の解禁となった予告編は、この世の春を謳歌する女子高生たちが、無差別に男性をボコる事件がニュースになっているところから始まり、地方都市に埋没しながら生きる安曇春子(蒼井さん)の日常が初めて描かれている。安い給料に見合わない労働(手取り13万…)、ままならない恋愛、偶然出会った同級生に「結婚しているのか」と聞かれること…アラサー女性なら思い当たる節があるような、ないような、痛いエピソードが次々繰り出されていく。そして、突然の彼女の失踪。交番に張り出されたポスターは、街中にグラフィティとしてどんどん拡散されていき、都市伝説化していく様が描かれている。チーム「キルロイ」(高畑さん、太賀、葉山奨之)は、落書きが犯罪なのかも分からずにグラフティをただ描き続ける。「器物損壊」と、交番のお巡りさん(加瀬亮)には言われてしまうのだが…。一方、「私、チョー人に飢えてっから」と言うハタチのキャバ嬢・愛菜(高畑さん)。いったい何があったのか、大声で叫びながら走り抜けていく。また、これらは、すべてはアズミハルコが仕掛けた企みなのか?果たして、アズミハルコが消えた“本当”の理由とは?ますます謎が謎を呼ぶ予告編となっている。さらに、環ROYの手掛けるエレクトリカルでポップな音楽は刺激的で、ひらのりょうの個性が詰まったアニメーションも目を引く。ハルコの「私は生きてる」という力強いメッセージと、疾走感&躍動感にあふれた予告編、そして“MISSING”ポスター前にたたずむ2人の対照的なまなざしが印象深い新ビジュアル。本作が、かつてない青春映画であることを物語っている。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月20日第29回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されている『アズミ・ハルコは行方不明』。このほど、蒼井優演じる「アラサー代表」“行方不明!? ”春子バージョンと、高畑充希演じる「ハタチ代表」“感じるまま”に突っ走る愛菜バージョンのWEB限定特報2パターンが解禁となった。作家・山内マリコの書き下ろし同名小説を、『私たちのハァハァ』でも話題の松居大悟監督が映画化した本作。行方不明の主人公を演じるのは、本作が8年ぶりの単独主演となる蒼井さん。その行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを演じるのは、高畑さん。20代、30代を代表する実力派女優の共演によって、最強の青春映画がお目見えする。そんな本作から今回解禁となったのは、WEB限定の2パターンの特報映像。異なるポイントは、音楽と映像の後半部分。1本目は、蒼井さん演じる「ハルコ編」で、映像のラスト、名前を呼ばれた春子がふり返り、微笑みをみせている。高畑さんと、太賀、葉山奨之らの若手グループ、女子高生軍団の動きが目立つ中、ふり返る春子の表情や視線には、アラサーの大人女子を感じさせる。もう1つは、高畑さん演じる「アイナ編」で、後半、いったい何があったのか愛菜が大声で叫びまくりながら走ってくるインパクトのある映像。これまでの高畑さんとのイメージとは一転、見たことのない新たな一面が伺える、エネルギッシュで疾走感がほとばしる映像となっている。また、環ROYの手掛けるエレクトリカルでポップで気分がアガる音楽にも注目。突如、本作から出現した、この2つの特報。ますます、物語の行方が気になる映像となっている。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月14日初主演映画『ホーンテッド・キャンパス』に続き、福士蒼汰と兄弟役を演じる『曇天に笑う』(2018年公開)も控える中山優馬が、戦後女性のカリスマ的存在となった中原淳一を演じた主演舞台「それいゆ」の再演が決定。中山さんと、初演にも出演した桜井日奈子、脚本の古家和尚、演出の木村淳から喜びのコメントが到着した。太平洋戦争の混乱期、雑誌「少女の友」の挿絵で戦時下の少女たちに夢と希望を贈り、終戦後、「それいゆ」「ひまわり」の出版によって、焼け跡の復興に生きる女性たちに光を与えた男・中原淳一。戦中戦後の暗い時代に大輪のひまわりが咲くかのごとく、色あざやかに綴られた想いとは…。「美しく生きる」という中原のメッセージを“信念を持って生きる”ことが難しい、いまの時代に問いかける――。舞台「それいゆ」は、「ガリレオ」から「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」などまで、ドラマ界のヒットメーカーとして知られる古家和尚の舞台初書き下ろし作品。戦中・戦後、色のない時代の少女たちに夢と希望を与えた、“Kawaii”の原点・中原淳一に再び挑むのは、中山さん。舞台出演は数あれど、再演となるのは今作が初めて。さらに、共演に佐戸井けん太、桜井さん、施鐘泰(JONTE)、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)と初演メンバーが集結する。<キャスト・スタッフコメント>■中山優馬舞台「それいゆ」の再演が出来ることを素直にうれしく思っています。このような作品にはなかなか巡り会えるものではないし、僕自身も再演させていただける経験は人生初となるので、前回よりもより良いものを必ずお届けします! もっとたくさんの方々に観ていただきたいと思っていましたので、願いが叶いました。前回行けなかった場所にも行けるということで、劇場や空気が違うことに触れる楽しみも増えています。この作品を通して生きていく上での、自分自身の「信念」「美しさ」などのテーマを皆様にも持って帰っていただけるようにカンパニー一同精進します!■桜井日奈子「それいゆ」で女優デビューをさせていただきました。ゼロからのスタートだったので、稽古期間ずっと不安で怖くてしんどかったです。だから再演のお知らせを聞いたときは正直ビクッとなりました。でも、ゼロの私を舞台に立てるまで育ててくださった演出の木村さん、頼れる先輩であり、とても温かい共演者の皆様とまたお芝居ができることを幸せに思います。きっとあの頃とはまた違った世界が見えると思うと、いまから楽しみです。■脚本:古家和尚多くのお客様からご要望をいただき、前回の公演から1年を待たずに再演が決定したこと、心よりお礼申し上げます。『それいゆ』は私にとって初めて挑戦した舞台脚本でしたが、座長・中山優馬さんをはじめとする素晴らしいキャスト、素晴らしいスタッフの方々に恵まれ、素敵な作品へと仕上げていただきました。今回の再演でまた多くの方々に、中原淳一先生が追い求めた美、「美しく生きるとは何か?」というメッセージを受け止めていただければ幸いです。■演出:木村淳「それいゆ」再演にあたり、まずは初演時、劇場に足を運んで下さったお客様に、そして初演をご覧になられていない方も含め再演希望の声を弊社まで届けて下さったすべての皆様に感謝を申し上げます。誰かに求められた現場を戴けるということは、作り手にとってこれ以上のない幸せであります。“一つの道を選ぶ”ということは、他の何かを捨てることです。「天才」と呼ばれたアーティストにとっても、それは同じ。中原淳一が生涯をかけて世の中に問い続けたメッセージ“【美しく生きる】とは、どういうことなのか?”を不自由なまでにモノが溢れ、モノに囲まれて育ってきた若者に改めて、そして不器用に問いかけてみたいと思います。中山優馬が自身の奥底に、そして確かに宿している“潔癖さと、頑なさ”が、可憐で鮮やかな自身の作品と対極に位置する、『天才』中原淳一が内包していたであろう“狂気”と“渇き”を浮き彫りにします。皆様、劇場でお待ちしております。舞台「それいゆ」再公演は2017年4月より、東京、福岡、兵庫を予定。(text:cinemacafe.net)
2016年10月13日日本を代表する女性監督のひとり、タナダユキ監督のもと、上野樹里、リリー・フランキー、さらに藤竜也という注目のキャストで贈る『お父さんと伊藤さん』。本作で上野さん演じる彩をはじめ、『百万円と苦虫女』での蒼井優演じる“鈴子”、『ロマンス』での大島優子演じる“鉢子”など、タナダ監督が描くヒロイン像には実は共通点がある、という。本作は、息子夫婦の家を追い出された父親(藤竜也)が、娘の彩(上野さん)と20歳年上の彼氏・伊藤さん(リリー・フランキー)が同棲するアパートに突然やってきて、3人のまるで嵐のような奇妙な共同生活が始まる物語。居場所を見つけられない不器用で頑固な父親と、そんな父親との接し方が分からない娘、そんな2人の様子をマイペースながらも優しく見守る彼氏の交流を、ユーモアを交えながら温かな視点で描き出す。タナダ作品において、例えば、『百万円と苦虫女』で蒼井さんが演じた主人公の“鈴子”は、就職に失敗し、仕方なくウェイトレスでアルバイトをしていたが、とある事件に巻き込まれて警察の厄介に。家族の非難を受けた鈴子は「100万円貯まったら出ていきます!」と宣言し、さまざまな職を転々としながら100万円を貯め、次の場所に引っ越して物語は展開していく。一方、本作の主人公・彩は、34歳のイマドキな独身女子。20歳年上で給食センターに勤める彼氏・伊藤さんと同棲中。そんなイマドキのカップルに突然転がり込んできた父は戸惑いを隠せないが、当の本人たちはいまのままの関係を続けていくことに疑問はない。タナダ監督は、自身の作品のヒロイン像の共通点について「一生懸命、自分で自分の人生に折り合いをつけようとしている、というところでしょうか。他人に認められるとかではなく、結局自分の人生って自分でどうにかしなきゃいけないだよねっていうことを、大なり小なり気づけるひとたちを描いてきていると思います」と分析する。「笑っていればかわいいのに、愛想笑いができないタイプも多いですよね(笑)。楽な道を選びとれる容姿を持っているのに、それを活かそうとしない。周りに合わせて無理に笑って、疲れちゃうことってよくあると思うんですが、彩の場合は就職していたこともあるので、無理していた時期もあったんだと思います。きっとすごく頑張ってきたんだけれど、あるとき、もう無理するのをやめたわけですよね。それはきっと、何かを諦めたり、自分の限界を知ったり、なんらか傷ついてきた人だと思います」と、上野さんが演じた本作の彩というキャラクターの背景を明かした。そして、もう一つ大きな共通点は、タナダ監督の作品のヒロインはみな、“自分の足で一歩踏み出す”ということ。『百万円と苦虫女』でも鈴子は、ロードムービー的な物語の末に、新たな道を切り開いていった。本作『お父さんと伊藤さん』の彩についても、タナダ監督は、「これは彩が揺れ動きながらも最後にも一歩踏み出す物語。伊藤さんという他者がいたからこそ、お父さんがずっと苦手で反発してきた彩が一歩踏み出すことができたのだと思います。困難が待っているとわかっていても、駆け出すことができた彩のことを私はすごく尊敬しているんです」と語っている。それでも、ちゃんと“自分の足で一歩踏み出す”ことを決断する彼女たちの姿は、戸惑い、悩み生きる現代の女性の背中を優しく押してくれるに違いない。『お父さんと伊藤さん』は10月8日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月07日芸術の秋!今年も東京国際映画祭2016(以下TIFF)の季節がやってきました。今年で29回目を迎えるこの映画祭は、六本木ヒルズを中心に約10日間行われるアジア最大規模の祭典です。早いもので、会期まで残り1ヶ月を切りました。そこでROBEでは、先日行われた記者発表会の様子と、注目プログラムのご紹介、と二部に渡ってみなさんに一足先にご情報をお届けします!東京国際映画祭とは?東京国際映画祭とは、1985年に始まった日本初の大規模な映画祭です。と同時に、「世界の映画産業、国際映画祭の諸問題を改善し、検討する国際機関」である国際映画製作者連盟に、唯一公認されているアジアの映画祭になります。その昔は渋谷の文化村あたりで開催されていたこともあったとか。世界中からやってくる数千の応募作品を第一線の映画人が選出し、良質な上映作品たちが幾つかの賞を目指すという熱い約10日が繰り広げられます。これらは文化振興に大きな役割を果たしており、東京国際映画祭はコンセプトとして下記の4点を挙げています。・国内外へ向けた映画の情報発信基地・クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る・未来の映像作家・映画ファンの創出・誰もが参加したくなる映画祭また、 "陸の孤島" と揶揄されることもある六本木で行われることが少しネックとも言われている本映画祭ですが、近年では新宿の映画や歌舞伎座でも上映・イベント開催をしており、今年も六本木以外でも行われるイベントなどもあるので要チェックです。(情報は公式サイトニュースにて随時公開予定)記者会見には豪華ゲストが登壇記者会見には『アズミ・ハルコは行方不明』から松居大悟監督と主演女優の蒼井優さん、『雪女』から主演俳優の青木崇高さん、そして特集として細田守監督が、それぞれゲスト登壇されました。(左より 松居大悟さん、蒼井優さん、青木崇高さん)松居監督は3年前に『自分の事ばかりで情けなくなるよ』で日本スプラッシュ部門にノミネートされたことが、その後の作品制作におけるモチベーションにつながったとの事。今回も、コンペティション選手決定前に、他映画祭からの招待を蹴って東京国際映画祭一本に賭けたとの背景に、その意気込みと思い入れの強さをひしひしと感じました。初の東京国際映画祭参加となる蒼井優さんは、原作の面白さに惹かれ出演を決めたとのことを語っていらっしゃいました。青木さんは『雪女』のオファーが昨年の釜山国際映画祭期間中に、杉野希妃監督一行と食事を囲んでいるときだったと告白。取材陣から映画界における女性進出について聞かれると、監督・主演という二足の草鞋で臨む杉野希妃監督の姿勢に刺激を受けたことを述べ、「杉野さんだからかもしれないが、強いては女性ならではの強さ、のようなものなのかもしれない」と言及していました。注目プログラム〜2人の日本人監督特集〜昨年度より始まったJapan Now特集では岩井俊二監督を、そして特別プログラムとして「映画監督 細田守の世界 / THE WORLD OF MAMORU HOSODA」と題しアニメーション映画監督である細田守監督をフューチャーすることを発表。デビュー以来、その時々の若者の心情を、独特の美学で描き続けていることで名高い岩井俊二監督。監督の名を世間に轟かせたテレビドラマ(’95年に再編集・映画化)『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』から最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』の計5本が上映されます。また、「映画監督 細田守の世界 / THE WORLD OF MAMORU HOSODA」では、10/26〜10/30には細田守監督と、各日豪華対談が行われることに。登壇ゲストは『海街Diary』の映画監督・是枝裕和監督をはじめ映画界・美術界の著名人ばかり。細田守監督ファンはもちろん、クリエイター気質の皆さんはまたとない機会になること間違えなしです。この二つのプログラムに共通するのは、初期作品から最新作品までを一挙にスクリーンで上映されるという点。監督自身も「自分の作品を一挙に振り返る機会はそうそうない」と感慨深げに話されていましたが、更新されていく部分と変わらない “作風” を垣間見ることができること請け負いです。通過率1%を勝ち抜いた世界各国からの唯一無二の16作品今回のコンペティション部門では世界各国からのべ1,502作品もの応募があり、映画祭ではそのうち16作品が上映されグランプリを競います。(東京国際映画祭の部門については記事下記の概要を参照)それぞれのプログラムの発表が主に行われた今回の記者会見で垣間見えたのは、"変革" と "次世代へのバトンを受け渡そうという姿勢" のようなものでした。より開かれた環境下で、「場所」「著名人」を巻き込みながらより映画を知って深めていただきたい、という気概を感じました。だからこそ、ファッションの "越境" を謳うROBEでの記事執筆に意義があるように感じます。そういえば、昨年TIFF観客賞を受賞した『神様の思し召し(原題:God Willing)』や、チェット・ベイカーの波乱に満ちた人生を描いた『ブルーに生まれついて(原題:BORN TO BE BLUE)』はいくつかのミニシアターで鑑賞することができます。映画祭上映をきっかけに、シアター配給につながる確率高いという意味において、映画祭での上映はきっと作品にとっても非常に大きなターニングポイントになるはずです。ぜひその瞬間をお見逃しなく。第29回 東京国際映画祭 (Tokyo International Film Festival)〈会期〉2016年10月25日(火)〜11月3日(木・祝)〈チケット販売開始時期〉一次販売 10月15日(土)12:00~二次販売 10月22日(土)12:00~※ 上映スケジュールは現在未定※ 詳細は東京国際映画祭公式サイトよりご確認ください〈部門紹介〉◆コンペティティブ・コンペティション部門※ 今年のコンペティション部門はのべ1,502作品の応募を勝ち抜いた16作品を上映・アジアの未来 部門・日本映画スプラッシュ部門◆ショーケース・特別招待作品 部門・Japan Now 部門・ワールド・フォーカス 部門◆クローズアップ・国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA 部門・日本映画クラシックス 部門・ユース 部門(TIFFチルドレン/TIFFティーンズ)Text. Midori Tokioka
2016年10月07日11月19日(土)より開催され、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第8回TAMA映画賞」。この度、東京テアトル70周年記念作品から、『オーバー・フェンス』、『ふきげんな過去』、『ディストラクション・ベイビーズ』の3作品が選出、受賞が決定した。「TAMA映画賞」は、明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するというもの。本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰する「最優秀作品賞」には、山下敦弘監督の『オーバー・フェンス』が決定!加えて、本作に出演するオダギリジョーと蒼井優が「最優秀男優賞」と「最優秀女優賞」をそれぞれ受賞している。なお、『オーバー・フェンス』は、10月6日(現地時間)から開催される第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門にて出品が決定しており、クロージング上映ではオダギリさんと山下監督の登壇も決定している。また、映画ファンを魅了した事象に対し表彰する「特別賞」は、『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督&柳楽優弥、及びスタッフ・キャスト一同に贈られる。さらに本作からは村上虹郎と小松奈々が「最優秀新進男優賞」「最優秀新進女優賞」をそれぞれ受賞。そして、『ふきげんな過去』からは「最優秀女優賞」に小泉今日子、「最優秀新進監督賞」は前田司郎監督が選ばれた。今回受賞を受けて、各作品の主演キャストより喜びのコメントが寄せられた。<以下受賞者コメント>■オダギリジョー(『オーバー・フェンス』)芝居なんかいつでも辞めてやる!!そんな気持ちでいます。いや、少し丁寧に言うといつまでこの職業を続けるのかな…という気持ちでいます。でもこういう賞を頂くともう少し続けてみちゃおうかしら…とか思うんですよねぇ~。揺らぐ40歳。ありがとうございました。■小泉今日子(『ふきげんな過去』)前田司郎監督の世界の中で不思議な夏休みを過ごしていたあの撮影の日々もすでに過去。あの日々よりも少し未来に立っている私は、懐かしい気持ちで「ふきげんな過去」を思う。ワニがいようがいまいが、本当のお母さんがいようがいまいが、果子は相変わらず不機嫌な顔をして、あの町でビニール傘を引きずっているでしょう。少女って頼もしくて、カッコイイ!!少女ではなくなってずいぶん経ってしまった私は、満面の笑みでこの栄えある賞を頂きに参ります。本当にありがとうございました。■柳楽優弥(『ディストラクション・ベイビーズ』)作品への皆の情熱が、この様な素晴らしい形で評価して頂けたことに心から感謝致します。特に今年は邦画が豊作で、新たな銀幕時代への重要な年になったのではないかと思います。この素晴らしい機会を新たな出発地点と考え、より一層精進してまいります。ありがとうございました。第8回TAMA映画賞は11月19日(土)~11月27日(日)開催予定。(cinemacafe.net)
2016年10月06日アイドルグループ・V6の井ノ原快彦と、女優・高畑充希が5日、都内で行われた簡易保険生命誕生100周年記念祝賀会に登場した。現在、井ノ原はCMで”かんぽさん”として活躍し、簡易生命保険誕生100周年アンバサダーにも就任。高畑はかんぽ生命保険の企業CMのキャラクターを務めている。祝賀会には様々な関係者が詰めかけた。来賓の祝辞は総務副大臣 原田憲治氏が務め、安倍晋三首相からの祝福メッセージが届き、日本郵政 取締役兼代表取締役社長 長門正貢氏がグループを代表して挨拶をするなど、そうそうたるメンバーが壇上に立っていくが、全くの自然体を見せていたのが井ノ原。「高いところから失礼いたします。初めましての方がたくさんいらっしゃるかと思います。井ノ原快彦と申します」と丁寧に自己紹介をした。井ノ原は「改めまして100周年、おめでとうございます」と祝福の言葉を述べ、「僕は100周年の中の10年ではありますけども、CMキャラクターを務めさせていただいております。街を歩けば、かんぽさんと言っていただくようになりました」と状況を説明。さらに「かんぽさんと声をかけていただくのは、かんぽ生命が、全国小さな街でも人と向き合って、歴史を作り上げてきたからだなと思うわけです。だからこそ僕が普通に街を歩いていても、かんぽさんと声をかけていただけるのではないかと」とよどみなく語りかけた。そして「これからも、ひとつよろしくお願いいたします。改めまして、おめでとうございました」と結び、堂々としたスピーチを見せた。一方、緊張した面持ちだったのが高畑。「こんにちは、高畑充希です」と挨拶をすると、高畑の様子を察したのか井ノ原が「こんにちは!」と元気にあいさつを返す。高畑は「CMに出演するのはそんなに時間が経ってなくて、まだペーペーなんですけど」とはにかみ、「本当におめでとうございました」と頭を下げ、初々しい様子を見せた。また、井ノ原が、CMでの高畑について「とと姉ちゃんとはまた違った姿を見せてくれましたよね」と話しかけると、会場からも笑い声が上がった。井ノ原が「『あさイチ』という番組で、いつも受けさせていただいているんですけど、金曜日までなんですよ。土曜日に最終回だったので、ちゃんと受けられなかったというフラストレーションが溜まってしまって、話したくなってしまう」と弁解すると、高畑も「存分に」と笑顔で答えていた。乾杯後、ステージから降りる2人だが、井ノ原は一緒に上がっていたかんぽ生命のキャラクターに手を伸ばし、手をつないで下に降りる形に。階段でキャラクターを支える姿に、司会者からも「最後までサポートありがとうございます」と声がかかった。
2016年10月05日10月1日(土)に最終回を迎えたNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」でヒロインを務めた高畑充希の、朝ドラ後、初の映像作品となる『アズミ・ハルコは行方不明』。本作では一転、超派手な“キャバ姉ちゃん”を演じており、そのギャップに早くもマスコミ関係者からは絶賛の声が上がっている。行方不明になった主人公のOL・アズミハルコに蒼井優、彼女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団に、高畑さんをはじめ、人気ドラマ「ゆとりですがなにか」や「仰げば尊し」、カンヌ映画祭受賞作『淵に立つ』(深田晃司監督)など話題作への出演が続く俳優・太賀、『青空エール』やNHK朝ドラ「まれ」などの葉山奨之の3人が扮する本作。さらに、不可思議な事件がたて続く町の交番の巡査に加瀬亮ほか、菊池亜希子、芹那、落合モトキ、山田真歩ら、実力を兼ね備えた個性派俳優陣が一挙に集結。『私たちのハァハァ』がソウル国際青少年映画祭で上映されるなど、いまなお高い評価を集め、『SCOOP!』にも出演している松居大悟監督が、メガホンをとった。そして高畑さんといえば、20%以上の高視聴率を維持した朝ドラ「とと姉ちゃん」を終えたばかり。大ヒットした映画『植物図鑑運命の恋、ひろいました』やキーパーソンとして登場する『怒り』など、話題作が続いているが、なんと本作では超派手なキャバクラ嬢に!演じる木南愛菜は、舞台となる地方都市に暮らすハタチのギャル。大学を中退し地元に帰ってきたユキオ(太賀さん)に成人式で再会し、なんとなく遊んだり、時々セックスしたりする仲に。“彼と一緒にいたい”という一心で、彼らが暇つぶしに始めた「行方不明の女の顔のグラフィティ拡散」を一緒に始めるのだ。家族と雑誌のために奔走した朝ドラヒロインとのあまりのギャップに、いち早く鑑賞した人からは絶賛の声が続々。そんなギャル・愛菜について、高畑さんは「撮影時期は愛菜がわからなくてわからなくて、ただただがむしゃらだったので、完走したときにちゃんと1人の人間になっていて本当にホッとしました。愛菜に出会えて、ハルコチームに出会えて、良かったです」とコメント。とと姉ちゃんから愛菜まで、振り幅のあるキャラクターを演じるにあたり、「とと姉ちゃんも愛菜も、自分自身とは相容れない部分があるキャラクターだったのでとても難しく、だからこそ余計に愛おしく。そういうチャレンジをこれからも積み重ねていきたいな、と思いました。あと単純に、朝ドラの直後が『アズミハルコ』、というのは、なんて素敵なタイミングだろう!と。お客さんにニヤッとしていただければ幸せです」と語り、観客たちの“戸惑い”を心待ちにしている様子だ。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年10月03日今年で29回目を迎えるアジア最大級の国際映画祭「東京国際映画祭(TIFF)」のラインナップ発表会見が9月26日(月)に開催。コンペティション部門出品の『アズミ・ハルコは行方不明』の蒼井優、『雪女』の青木崇高らが出席した。10月25日(火)から11月3日(木・祝)の日程で開催される同映画祭。メインのコンペティション部門には今年は98の国と地域から1,500本を超える応募があり、その中から16本が本選に選出された。日本からは『アズミ・ハルコは行方不明』と『雪女』の2作品がノミネート。『アズミ・ハルコは行方不明』は山内マリコの人気小説を原作に、消息不明になるも、なぜかその顔写真がグラフィティアートのモチーフとなり地方都市に拡散されたヒロインとその周囲の人々の姿を通じて現代日本の女性像を描き出していく。松居大悟監督は「(行方不明になって)存在が消えるのに、どんどんその存在が大きくなっていくというところが映画的だと思った」と原作小説について語る。蒼井さんにとっては『百万円と苦虫女』以来の映画単独主演となるが「主演だけど行方不明なのか…。これは楽かもと正直、思った」と冗談めかしつつ、物語について「女性だから分かる、女性のひどさ、たくましさ、情けなさを多くの女性に『イタタタ…』と思いつつ、観ていただける作品。ここにいらっしゃる女性の皆さんも、すねに傷があるかと思いますが(笑)、その傷を愛おしく思えるんじゃないかと思います」と共感を交えて熱く語っていた。コンペ作品ということで、蒼井さんは主演女優賞を競う身でもあり、行方不明のヒロイン役で、2014年の宮沢りえ(『紙の月』)以来の日本人女優の栄冠にも期待がかかる。コンペティション部門出品に関して、誰より監督が熱望していたそうで、蒼井さんは、このコンペを見越して別の国際映画祭への招待を断ったという経緯も明かし、無事、選出されて「ホッとしてます」と安堵の表情。松居監督は「すごく嬉しいです。この映画を作ったときから、地方都市の鬱屈した気持ちみたいなものが拡散していく話ということで、東京を舞台に戦えたらと思ってました。居酒屋で(選出の報を)聞いたんですが、嬉しくて泣いてしまいました。そのときはまだ『言ってはダメ』と言われてて、席に戻ったら『なんで泣いてんの?』『いいんだよ、バカヤロー』というやり取りもあり…(笑)」とユーモアも交えて喜びを口にした。一方、『雪女』は小泉八雲の古典的怪奇小説を新たな解釈で杉野希妃監督が映画化。青木さんは「小泉八雲という、もともと海外の方が外から見て、日本の風土を取り込んだ作品をベースに、日本人監督が映画化し、それを世界に発信できるということに感慨を感じます」と国際映画祭の場で多くの人の目に触れることの意義を口にした。コンペ以外でも「アジアの未来」部門、「日本映画スプラッシュ」部門、「Japan Now」部門、「ユース」部門など部門ごとに様々な作品が上映される。中でも今年、岩井俊二監督と細田守監督の作品が特集上映されることになっており、この日は細田監督も登壇。「細田守の世界」と題された特集上映では、初期作品から「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」と村上隆のコラボレーションによるアニメーション、六本木ヒルズの落成を記念した作品から近年の『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』などが上映される。さらに上映に加えて、是枝裕和監督やアニメーション監督の堤大介、東京国立博物館の平常展調整室長の松嶋雅人氏らとのトークセッションも予定されており、国内外の注目を集めそうだ。細田監督は「まとまった形での上映は初めてですが光栄です」と喜びを語ったオープニングで『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』のメリル・ストリープ、ヒュー・グラントが来日しオープニングのカーペットを歩くほか、歌舞伎座でのスペシャルナイトでは尾上菊之助の舞踊『鷺娘』の上演、古館伊知郎を弁士に迎えての『血煙高田の馬場』の生演奏付き上演、国際交流基金アジアセンターとのコラボにより、行定勲監督らアジアの3監督を迎え、オムニバス作品として製作されたアジア三面鏡2016による『リフレクションズ』など今年も盛りだくさんの9日間となりそうだ。「第29回東京国際映画祭」は10月25日(火)より開幕。(text:cinemacafe.net)
2016年09月26日様々な分野の第一線で活躍する人物に迫るドキュメンタリー番組「情熱大陸」。その9月25日(日)放送回に、“ファッション界の異端児”として知られ、ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」や「ゆず」などのミュージックビデオや映画、舞台などで数々の有名アーティストの衣装を手掛ける人気デザイナー・スズキタカユキが登場する。スポーツ、演劇、音楽、学術など様々な分野の第一線で活躍する人物に迫る同番組では、これまでも様々な分野の人物を追ってきた。今回は、デザイナー・スズキさんのインドネシア新ブランド誕生の舞台裏が紹介される。1975年愛知県生まれ、現在40歳のスズキさんはグラフィックデザイナーを目指し東京造形大学に進学すると、在学中から独学で服作りを学び演劇やダンスの舞台衣装を手掛けるようになり、2002年には自身の名前を冠したブランド「suzukitakayuki」をスタートさせる。同ブランドは表参道にアトリエをかまえるものの実店舗は持たず、限られたセレクトショップとネット販売のみで展開されているが、女優の吉田羊、蒼井優など有名人のファンも多く、都内のセレクトショップは常に品切れ状態だ。流行やトレンドを追い求めず着る人の人生に寄り添い長く愛される服作りを目指しているという彼の服作りは、一見シンプルな白シャツでも内側は着る人の体のラインに合わせて仕立て、ボタンや糸など細部まで徹底的にこだわるという。「ファッションが必ずしも最先端でなくてはならない時代はもう違う。もっと本質的、普遍的なものがあってもいいのではないか」と語るスズキさんは昨年北海道根室市に移住し、インドネシア大手アパレルメーカーと共に、インドネシアの女性たちにむけた洋服づくりに乗り出した。番組では大自然の中でアーティストの妻と穏やかな暮らしを営みながら、東京、京都、金沢と全国を駆け回り、さらに東南アジア最大の国インドネシアで地元アパレルメーカーと共に新ブランドを立ち上げるという新たな挑戦をするスズキさんに密着。縫製工場の職人と共にインドネシア女性のための洋服を仕上げていく“仕立て屋”としてのスズキさんの、ファッションの新しい可能性を追求するその姿を追った。「情熱大陸」は9月25日(日) 23時~MBS・TBS系にて放送。(笠緒)
2016年09月25日孤高の作家・佐藤泰志原作の函館三部作の最終章を、オダギリジョー、蒼井優、松田翔太ら注目のキャストで映画化した『オーバー・フェンス』。ちょっぴりこじれた大人たちを描く本作から、メガホンをとった山下敦弘監督もイチ押しだという“最もファニーな(面白い)瞬間”の本編シーンがシネマカフェにて解禁となった。都内上映館のテアトル新宿では、初日舞台挨拶に主演のオダギリさんがまさかの欠席にもかかわらず(?)、初日・2日目と全回満席を達成、前作『そこのみにて光輝く』を大幅に超えるヒットを記録している本作。今回解禁された映像は、失業保険を受け取りながら職業訓練校に通う白岩(オダギリさん)が、偶然出会った風変わりな女・聡(蒼井さん)のアルバイト先である遊園地に会いに行くシーンから切り取られたもの。遊具の空中ブランコに少年が1人で乗るなか、白岩と聡の会話が繰り広げられていく。白岩は、職業訓練校で行われるソフトボールの大会に聡を誘い、「聡のためにホームラン打つからさ、見に来いよ」とカッコつけて言葉を掛けるが、実は聡は、白岩がその前に元妻(優香)と会っていたことを知っていた。そして、白岩に感情をぶつけ、空中ブランコの前から走って立ち去ってしまうのだ。そんなシリアスなシーンにも関わらず、空中ブランコはむなしく回り続け、少年は「ちょっと!」「助けて!」「おじさん!」とSOS。回り続ける少年を見て、白岩は聡を追いかけるべきか、空中ブランコを止めてやるべきか、しどろもどろになる…という、何ともシュールでファニーな瞬間の映像となっている。どこか危なっかしい大人たちが恋をしたり、自身を見つめ直していったりする姿を真摯にとらえた本作には、本映像のように思わずクスッとしてしまうシーンも散りばめられており、彼らの人間くささをより浮き彫りにさせている。『オーバー・フェンス』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年09月24日先日、「第29回東京国際映画祭」の“コンペティション部門”にて日本代表のひとつとして出品が決定した蒼井優主演映画『アズミ・ハルコは行方不明』。この度、本作の公開日が12月3日(土)に決定し、併せてオリジナルアプリケーションの提供が開始された。物語の舞台は寂れた国道沿い。大型モール・洋服店・レンタルCDショップ・中古車店・ファミレスが並ぶ典型的な郊外の街で、ある日突然姿を消したOL安曇春子。彼女が消えた街に、捜索願いのポスターをパロった落書きが不気味に拡散していく…。ハルコはどこへ消えたのか?彼女が消えるまでと、消えた後の2つの時間を交錯させながら、現代女子の生きざまを描き出す、緊迫感溢れるサスペンス×ポップなエモーション溢れる新世代の青春映画。本作は、「ここは退屈迎えにきて」で一世を風靡した作家・山内マリコの書き下ろし同名小説を、『私たちのハァハァ』の松居大悟監督が映画化。今回が8年ぶりの単独主演となる蒼井さんが行方不明の主人公を演じるほか、その行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーに、高畑充希、太賀、葉山奨之の3人が演じる。そして今回、本作の公開に先駆けリリースされたアプリケーションは、劇中に登場するアズミハルコの捜索願いのMISSINGポスターが自分の顔で作れるというもの。SNSでのシェアも簡単で、スタンプの代わりに使用することもできるという。映画の中では、アズミハルコの顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」が登場するが、このアプリをダウンロードすれば、誰でも簡単に拡散することができるのだ。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月3日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月23日毎日放送のテレビ番組『情熱大陸』で、スズキタカユキ(suzuki takayuki)が特集される。放送日は、2016年9月25日(日)の23時00分から30分まで。2016年秋冬コレクションの展示会後に当たる4月から、6ヶ月に渡る密着取材を経て完成した本番組。スズキ本人の服作りにかける思いや、制作の裏側について取り上げている。スズキタカユキは、ロックバンドの「BUMP OF CHICKEN」や「ゆず」を始め、映画やミュージックビデオ、舞台などで数々の有名アーティストの衣装を手掛けるデザイナー。自身の名前を冠したブランドは、限られたセレクトショップとネット販売のみにもかかわらず、女優の吉田羊、蒼井優などスズキを支持するファンも多い。番組では、2015年、北海道に移住し大自然の中でアーティストの妻と穏やかな暮らしを営む生活や、東京、京都、金沢と全国を駆け回って精力的に創作活動を続けるスズキに密着。さらには、ウェディングドレスの制作、仕立て屋サーカス、そして海を越え経済成長著しいインドネシアで地元アパレルメーカーと共に新ブランドを立ち上げるという新たな挑戦の模様などが取り上げられるようだ。スズキは、衣服の制作を始めて18年、ブランドを立ち上げて14年。長年、洋服に関わり続けてきた男の姿に、ぜひ注目してみて。【番組情報】情熱大陸 ファッションデザイナー スズキタカユキ日時:2016年9月25日(日)の23:00〜30MBS 毎日放送
2016年09月23日