女優の桜井ユキが出演する、明星食品・麺神の新CM「麺神のうた」編が、22日より放送を開始した。新CMでは、CMキャラクターである桜井がTHE BLUE HEARTSの名曲「人にやさしく」の麺神バーションの替え歌を熱唱。「ぶっとい麺をかんでやる、でっかい口でかんでやる」と歌いながら同商品に食らいつく。桜井がCMで歌声を披露するのは今回が初となり、そのソウルフルな歌声と、無心で麺を頬張る圧巻の食べっぷりに注目だ。■桜井ユキインタビュー――実際召し上がってみていかがでしたか?麺のかみごたえがすごくあったのが驚きでした。超極太麺がすごくスープに絡んで、麺の甘みを感じてすごく美味しかったです。食べごたえ抜群でした!――豪快な食べっぷりに現場スタッフからも「すごい」という声が多く聞こえましたが、桜井さんも普段からラーメンは召し上がりますか?福岡出身で、昔からラーメンを食べる文化もあるので、結構自分で作って食べますね。家で食べるときは具材も一緒に作って色々のせて食べます。半熟卵やもやし、あとはチンゲン菜などの緑の野菜をのせて食べたりもします。――これから歌収録ということで、初めての歌の収録、そしてTHE BLUE HEARTSの人気曲「人にやさしく」の替え歌の歌唱への意気込みをお願いします。元々、THE BLUE HEARTSさんの「人にやさしく」は好きな曲なので、替え歌として歌わせていただくのは緊張するというか、大丈夫かなという部分もあるんですが、とても楽しみです。――CMの見所など、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。まず、本当においしいです! 実際に食べさせていただいて、麺ももちろんですし、スープもとても美味しくて食べごたえ抜群です。CMの撮影でも美味しく食べさせていただいたんですが、食べた時の満足度は半端じゃないと思うので、ぜひ食べてください。そして、私の替え歌を聴いてください(照)。ぜひCM見てください。お願いします!
2021年09月22日元モーニング娘。の藤本美貴が出演する、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング「Dove」のWEB動画「ママをOFFろ」が“風呂の日”である本日26日、特設サイトにて公開された。今回のWEB動画は、藤本が自身の子育てを振り返りながら、ママとしての慌ただしい日々の中でも、すこやかでいるためにママをOFFすることの大切さを語るという内容になっている。動画撮影を終え、藤本は「世の中のお母さんってすごい頑張ってるんだなと改めて思いました。ママとしての点数が自己採点で平均54点なのにはとても驚きましたね」とコメント。「このプロジェクトがママをOFFするきっかけになればいいなと思います」と語った。7月11日に夫でお笑いコンビ・品川庄司の庄司智春と結婚12周年を迎えた藤本。“夫婦円満の秘訣”を聞かれると、「たくさんコミュニケーションをとって会話をするようにしています。何か気になることがあれば、一度に言うのではなく常に小出しにしてますかね。あと、破られるとイライラしてしまうので夫婦間でのルールは決めないようにしています」と答えていた。
2021年08月26日『モーニング娘。』の元メンバーで、脱退後はタレントや女優としてマルチに活躍する、藤本美貴さん。プライベートでは、お笑いコンビ『品川庄司』の庄司智春さんと結婚し、3人の子供の母親でもあります。2021年8月、藤本さんは長女が6歳の誕生日を迎えたことを写真付きで報告。目元を隠した状態ではあるものの、6歳にしてすでに美人オーラがただよっているとしてネット上で話題です。藤本美貴、長女の写真に「お母さんゆずり」と絶賛の声「とってもかわいい自慢の娘」とコメントをつけて長女の誕生日を祝った、藤本さん。公開した写真には、バースデーケーキを前にほほ笑んだり、庭でかけまわったりと、誕生日を満喫する長女の姿が写っています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る mikittyfujimoto(@mikittyfujimoto)がシェアした投稿 目元を隠した状態でも、伝わってくる美少女の雰囲気…!元アイドルである藤本さんの遺伝子を強く感じます。「絶対美人さんに成長する」「めちゃくちゃかわいいんだろうな」とコメントが多数寄せられた、藤本さんと庄司さんの長女。これほどまで美少女のオーラを放っていたら、母親と同じアイドルの道に進むのでは…なんて考えてしまいますね![文・構成/grape編集部]
2021年08月03日芸能界には、仲のよさから『おしどり夫婦』と呼ばれるカップルが何組もいます。その中の1組として挙げられるのが、お笑いコンビ『品川庄司』の庄司智春さんと、歌手やタレントとして活躍する藤本美貴さん。結婚後、テレビ番組で藤本さんのことを「ミキティー!」と叫ぶ庄司さんの姿は話題となり、鉄板ネタとして周知されていますよね。結婚12周年の庄司智春と藤本美貴の姿がほほ笑ましい2021年7月11日に、庄司さんと藤本さんがそれぞれのInstagramを更新。結婚12周年を記念して、お互いの写真をアップしました。夫・庄司智春のInstagram この投稿をInstagramで見る 庄司智春 ↓YouTubeのチャンネルは↓(@tomoharushoji)がシェアした投稿 俺のオンナtomoharushojiーより引用妻・藤本美貴のInstagram この投稿をInstagramで見る mikittyfujimoto(@mikittyfujimoto)がシェアした投稿 私のオトコmikittyfujimotoーより引用お互いに手紙を渡し合うような構図で撮影された写真。2人とも満面の笑みを浮かべていて、とても幸せそうです。投稿された写真には、お互いのことを「俺のオンナ」「私のオトコ」とユーモア交じりに紹介するようなコメントが付いています。仲睦まじい夫婦のやり取りに、ネット上では次のような祝福のメッセージが寄せられました。・おめでとうございます!・2人は理想の夫婦です。ずっと仲よしでいてください。・素敵!愛情を感じる写真に、心が温かくなりました。また、手紙に書かれた文字を見て「庄司さん、めっちゃ字がきれいですね」といったコメントも。お互いを想い合い、愛情を深め合う2人の姿に、多くの人が心を癒されたようです![文・構成/grape編集部]
2021年07月13日加藤シゲアキが、土曜プレミアム「世にも奇妙な物語‘21夏の特別編」に初出演にして初主演することが決定。「三途(さんず)の川アウトレットパーク」というエピソードで島崎遥香と共演する。お馴染みのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を、“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズの最新版。これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、多彩な奇妙な物語の世界観を作り出してきた。今回は4つの“奇妙な”エピソードが登場するオムニバスドラマ。その1つが「三途の川アウトレットパーク」となる。また、加藤さんといえば、俳優やタレントとしての芸能活動の一方で、小説家としても活躍。昨年刊行された「オルタネート」は今年3月、第42回吉川英治文学新人賞を受賞するなど、多才な才能を持つ。その加藤さんが今回演じる主人公の木村孝(きむら・たかし)は、“目つきが悪い”ことから、たびたびトラブルに巻き込まれ、決して明るい人生は歩んでこなかった男。そしてとあることで命を落としてしまった孝は、目が覚めると、“三途の川アウトレットパーク”と呼ばれるショッピングモールの目の前にいた――。果たして孝の死後の世界とは?孝が仕事先の病院で出会う入院患者・大原芽生(おおはら・めい)には、島崎遥香が決定。島崎さんも「世にも奇妙な物語」に初出演。島崎さん演じる芽生は、子どもの頃から入退院を繰り返していたが、孝と知り合い、2人は次第に打ち解けていく。そんな芽生もまた命を落とし、三途の川アウトレットパークで孝と再会することになる。今作は、寺田浩晃の「三途の川アウトレットパーク」(小学館「サンデーうぇぶり」掲載)が原作。死んだ人があの世へ行く途中に渡るといわれている三途の川。その未知の世界と、アウトレットパークという現代社会にある舞台とを掛け合わせた本作では、前世での死に至った経緯や犯した罪は変わらず、後悔してもどうにも変えようのない悲しみの中で、さらに来世の運命が決まっていくさまを描く。「夢が一つかなったような気持ちです。学生の頃からも見ていましたし、最近の作品も欠かさず見ていました」と話す加藤さん。「『世にも奇妙な物語』はいろいろな話があるので、“どのパターンかな?”と思って読んでいたのですが、“まさに、世にも奇妙!“というか、ちょっとユーモアもありながら、短いミステリーであり、衝撃の事実がどんどん明らかになっていくところがすごく面白かった」とふり返り、「そこで描かれている話がすごく現実的で、人間味あふれる物語なので、読み終わった後は不思議な感覚でした」と明かす。作家としての顔も持つ加藤さんは「変わった話はこれまでも描いたことはありますが、ホラーは描いたことがないですし。『世にも奇妙な物語』は非現実的な話ではなく、いろいろな不思議な方向から物語が進んでいくので、こういう話は描いてみたいなと思います」と語り、「本当に作家として勉強になります。“あ、その手があったか”と思うこともありますし、作家の方は皆さん興味のある作品なのではないかと思います」とアピールした。「世にも奇妙な物語 ’21夏の特別編」は6月26日(土)21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年06月02日舞台『染、色』のフォトコール及び取材会が28日に東京・東京グローブ座にて行われ、正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、三浦透子、岡田義徳、加藤シゲアキ(原作・脚本)、瀬戸山美咲(演出)が登場した。同作は、小説『オルタネート』で第164回の直木賞候補にあがった加藤が2015年に上梓した短編集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA/角川文庫刊)の一編を舞台化。主人公・市村(正門)は周りに才能を認められ、彼女もいて、何不自由なく過ごす美大生だが、そんな毎日を退屈に感じながら日々を送っている。ある日、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優(三浦)と出会うと、彼女の不思議な魅力に魅せられた市村は、彼女と一緒に行動するようになり、退屈だった日常に変化が訪れていく。初主演の正門のほか、三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ、岡田義徳が出演する。「むちゃくちゃ気持ちが高まってます」という正門は、フォトセッション中に2回もタオルを差し入れられ、汗について指摘されると「出てますねえ。比例していってますねえ。ズクズクです」と独特な表現。初主演については「めちゃくちゃ緊張してます、本当に」と言うが、新型コロナウイルスの影響で1年延期となった上演について「去年出来なかったりとか、いろいろ中止になったりということもあったんですけど、この1年間で楽しみとか期待とかの気持ちがどんどん高まってきて、ほどよく色んな感情が今あります、自分の中に」と心境を吐露した。原作・脚本をジャニーズ事務所の先輩である加藤が務めていることについては「逆にすごくプレッシャーですね。怖いですよ! 初めてお話いただいたのは2年半前の秋だったんですけど、そのときはびびりまくってましたね。ようやくやるぞというのが高まってきた感じです」と苦笑する。加藤は「プレッシャーですよね、きっと。決して簡単ではない役ですし、かといって正門に合わせるのもある意味失礼かなと。なので、この役に飛び込んでもらうつもりで遠慮なく書かせてもらいました」と語る。加藤は「稽古場に何度か足を運ばせてもらって、あんまり近くで見たらかわいそうかな、遠くで座ろうと思ったんですけど、『真ん前に座ってください』と。プレッシャーに慣れたい、と。そういう意味では本番さながらの緊張感を与える役割だったかな」と振り返り、「どんどん成長していく姿は見ていてたくましいですし、初舞台なのに堂々としてるなと感心してます」と後輩を称賛した。加藤は正門に楽屋のれんも贈ったと明かし、正門は「びっくりしました。昨日小屋入りやったんですけど、楽屋入った瞬間スタッフさんが『ちょっと待ってください!』ってケータイで動画を回しだして、わからんまんま行ったらのれんがかかってて、ファーストリアクションを動画にいおさめたいと」と状況を説明。しかし加藤は「その動画、見てないんだけど! もらってない。写真は見たよ! 動画は見てない。あとで確認しておきます」と抗議し、「出せばいいんじゃない? ブログとかで」とアドバイスもしていた。正門について、岡田は「大変真面目だと思います。本当に、近年まれに見る真面目だなと思うくらい真面目で、その姿勢が伝わってくるので、アドバイスできることはいくらでもアドバイスするし、逆にわからないものは全部聞いてきて本当に努力家だなあと思います」と絶賛。「考えちゃうと周りが一瞬見えなくなる時があったりして、そういうの見てると、『ああ、かわいいなあ。自分もそういう考え込んだ時期ってあったなあ』と思うので、あたたかく見守って。そういう瞬間が稽古でもいくつかあったので、『調子悪い?』と聞いたり、『乗り切れない?』って聞いてみたりとか」と様子を明かす岡田に、正門は「カウンセリングに近いというか、支えられました」と感謝する。また三浦は「先にダンスの稽古があったので、割と緊張せずに入れた感じはあったかなと思います。最初は真面目で誠実でしっかりされてる方かなあと思って、実際ほとんどそういう印象なんですけど、割と抜けてるところがある。そういう瞬間とか稽古場とかでも笑いが起こる。意図してないと思いますけど、稽古場の雰囲気を盛り上げてくれてる」と語った。
2021年05月28日舞台『染、色』のフォトコール及び取材会が28日に東京・東京グローブ座にて行われ、正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、三浦透子、岡田義徳、加藤シゲアキ(原作・脚本)、瀬戸山美咲(演出)が登場した。同作は、小説『オルタネート』で第164回の直木賞候補にあがった加藤が2015年に上梓した短編集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA/角川文庫刊)の一編を舞台化。主人公・市村(正門)は周りに才能を認められ、彼女もいて、何不自由なく過ごす美大生だが、そんな毎日を退屈に感じながら日々を送っている。ある日、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優と出会うと、彼女の不思議な魅力に魅せられた市村は、彼女と一緒に行動するようになり、退屈だった日常に変化が訪れていく。初主演の正門のほか、三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ、岡田義徳が出演する。レポーターからの「クリエイターの加藤さん」という呼びかけを受け、「クリエイターの加藤シゲアキです」と自己紹介した加藤。「本来であれば去年公演のはずで、瀬戸山さんとも何度も打ち合わせして『すごく良い台本ができたね』という話をした次の日に中止になってしまって。『せっかく話し合って良いものを作れたのに悔しいですね』という話をしたのが昨年の末くらい」と経緯を明かす。加藤はさらに「情勢がどうなるかわからないながらも、もう1度上演する機会をいただけた時にすごく嬉しかったですし、この1年いろいろあった思いを逆にエネルギー、バネにしていい作品にしたいというところで、瀬戸山さんとは、気持ちを一つにしてここまでやってこれたと思います。僕の思いを受け止めて演出していただいたので、すごくいいものができるんじゃないかなという気がしてます」と自信。この1年の間に著書『オルタネート』(新潮社)が「第42回吉川英治文学新人賞」に輝いたが、「何かと話題にしていただく機会が多かったので、そういう意味では良かったのかなと思います」と照れ笑いを浮かべた。演出の瀬戸も「1年前にすごく良い戯曲ができたという手応えがあって、世に出せないことが本当に悔しかったんですけど、稽古を重ねて本番も明後日。原作もとても面白いし、戯曲はさらに深まっていてとても良い作品だと思うので、実際に演じてもらって、作品が生き始めたなという感じがしています」と手応えを感じている様子。加藤は役者としても瀬戸山とタッグを組んでいたが、今回は「最初から僕が出ないプロジェクト」を希望していたという。加藤は「僕が出ることで僕のイメージ通りに出来るけど、そうじゃないのが見たいと思っていて。原作も自分の作品なので、手を離れたときに僕の想像を超えるものにしてくれる演出家の方にして欲しいということで話が進んでいたんです。瀬戸山さんとは1度ご一緒して、間違いなく良い作品にしてくださるだろうと思ったので、脚本家に徹することが喜びだと今回は感じてました」と、改めて意図を説明した。実際に原作・脚本を手がけた作品が上演されることについては「感慨深いものがあります。想像を超えて良い作品になっていますし、キャスティングが決まる前に台本が出来ているので、台本を読んでこの仕事を受けるというキャストの方もいると思う」としみじみ。「お芝居しやすい脚本というより、『読んでいて面白い作品にする』のが個人的なミッションで、楽しい台本にしようとしてめちゃくちゃ細かいト書きも書いて……僕はラブレターだと思ってみなさんに送ったんですけど、瀬戸山さんは挑戦状だと受けとったようです」と笑いを誘う。「無茶ぶりのようなト書きを忠実に再現しようとしてくださる意地みたいなものが見ていて楽しいし、変わったところは『ここはさすがに無理だったんだろうな』という面白さもあったりします。『変えてもいいですよ』と言ってるんですけど、瀬戸山さんもすごく真摯に『まずはそのままやります』と。『染、色』を愛してこの作品に臨んで下さってるんだなと思います」と、役者とは違う視点の面白さを語った。
2021年05月28日NEWSの加藤シゲアキが自身の短編小説で、初の舞台脚本に挑戦した『染、色』のフォトコール及び取材会が5月27日、東京グローブ座で行われ、加藤をはじめ、主演の正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、共演する三浦透子、岡田義徳、演出を手がける瀬戸山美咲が出席した。2020年6月に上演を予定していたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け中止となった本公演が、1年越しに復活上演されることに。加藤は「悔しい思いをしたので、もう1度上演できる機会をいただき、うれしいですし、この1年の思いをエネルギーに、皆さんと気持ちをひとつにここまで来た」と感無量の面持ち。正門も「すごく楽しみ。この1年でワクワクや期待が高まっている。全員で千秋楽まで完走することが目標」と決意を新たにしていた。自身の才能に葛藤する等身大の美大生を演じ、単独初主演を果たした正門は「めちゃくちゃ緊張しています」と本音も。一方、加藤は「決して簡単な役ではないが、(戯曲を)正門に合わせるのも逆に失礼なので、遠慮なく書かせてもらった」といい、「どんどん成長していく姿は、たくましいし、初主演なのに堂々としている」と後輩の成長ぶりに目を細めていた。そんな正門に対しては、「大変まじめだと思うし、本当に努力家。周りが見えなくなる姿を見ていると、かわいいなと思えたし、正門くんが答えを見つけるのを温かく見守った」(岡田)、「まじめで誠実でしっかりした人……。でも、抜けているところもあって(笑)、稽古場に笑いが起こることも。雰囲気を盛り上げてくれた」(三浦)と共演陣は印象を語っていた。2015年に出版した短編小説集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA / 角川文庫刊)に収録された『染色』は、美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春小説。舞台化に際し、脚本家に徹した理由について、加藤は「イメージ通りではなく、僕の想像を超えるものが見たいという気持ちだった」と説明し、「細かいト書きも含めて、ラブレターのつもりで瀬戸山さんに送ったんですけど、挑戦状と受け取ったみたいで(笑)。無茶ぶりなト書きを忠実に再現しようする意地を感じた」を振り返った。この発言に、かつて加藤の主演舞台『グリーンマイル』でもタッグを組んでいる瀬戸山は、「(戯曲の完成度に)手応えがあったので、世に出せない悔しさもあった。すばらしい原作が、戯曲でさらに深まっているし、演者の皆さんに演じてもらい、作品が生き始めた」と自信を示していた。取材・文・撮影:内田涼『染、色』脚本:加藤シゲアキ演出:瀬戸山美咲出演:正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ / 岡田義徳原作:加藤シゲアキ『染色』(角川文庫『傘をもたない蟻たちは』所収)主催・企画製作東京グローブ座【東京公演】公演期間:2021年5月29日(土)~6月20日(日)会場:東京グローブ座【大阪公演】公演期間:2021年6月24日(木)~6月30日(水)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2021年05月28日漫画雑誌『週刊ビッグスピリッツ』で連載中の人気漫画『二月の勝者』が、日本テレビで2021年10月からドラマ化されることが発表されました。\ #二月の勝者 特報映像解禁/主演 #柳楽優弥 が最強で最悪のスーパー塾講師 #黒木蔵人 を演じる映像が初解禁✨黒木蔵人の言葉は辛辣で超現実的。その強烈なキャラクターにどんどん入り込んでいく、柳楽さん‼️10月の放送をお楽しみに #井上真央 #加藤シゲアキ #日テレ #土曜ドラマ pic.twitter.com/FOXhmBw68R — 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) May 20, 2021 高瀬志帆さん原作の『二月の勝者』は、中学受験をテーマに家族や教育など、現代社会が抱えるさまざまな問題に切り込む社会派漫画。本作の主人公であり、最強で最悪の塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥さんが、黒木に反発する新任塾講師・佐倉麻衣役を井上真央さんが演じます。また、黒木の元部下であり過去に因縁をもつ灰谷純役に、アイドルグループ『NEWS』の加藤シゲアキさんがキャスティングされるなど、人気実力ともにトップクラスの俳優陣が集結しました。テレビドラマ『二月の勝者』出演者コメントドラマ放送決定に先駆け、ウェブサイト上では、出演者3人の本作にかける意気込みも公開されています。柳楽優弥さんコメントこのドラマで受験に挑むのは11歳くらいの子供たち。自分がちょうど事務所に入ってこの仕事を始めた頃の年齢です。今回その世代の子どもたちと30歳になった自分が一緒に仕事をするというのは感慨深いです。30代になって一発目の作品が「二月の勝者」になります。「俳優は30代からだ!」と言って下さる人も多いので、30代一発目、チャレンジしていきたい!気合十分で挑みたい!と思っています。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用井上真央さんコメント受験を経験された方、これから迎える方がご自身と重ねながら共感し、皆さんで楽しんで頂ける作品になればと思っています。子どもたちと共に成長していく思いで頑張りますので、宜しくお願い致します。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用加藤シゲアキさんコメント黒木の言動により、常識と非常識がぐらぐらと揺れていく心地よさをぜひ楽しんでいただきたいですし、灰谷初め周囲の人間がそれによってどう影響され、どう感じるか。きっとめくるめく展開に、目が離せなくなるはず。特に受験生たち。土曜の夜、この時間だけは勉強の手を休めて、さらに受験への意欲を高めて欲しいと思います。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用[文・構成/grape編集部]
2021年05月25日元モーニング娘。でタレントの藤本美貴が20日、公式YouTubeチャンネル『ハロー!ミキティ/藤本美貴』で、動画「【全アイドルに見て欲しい…】誹謗中傷はこうやって乗り切れ!」を公開。ネットの誹謗中傷に悩む人へ、自身の経験談を交えてアドバイスを送った。アイドル時代に大変だったことを聞かれ、「いっぱいありますよ。芸能界の大変さもあれば、アイドルの大変さ、グループの大変さもあるし」と振り返った藤本。そのなかで、ネットの誹謗中傷について、「やっぱり、可愛くないだの、死ねだの、色々言われることは。アイドル時代だけじゃなくて、今でもあるんだろうけど。当時は、2ちゃんねるにみんな好き勝手書いてて、それを読んで病んじゃうメンバーもたくさんいましたね」と吐露しつつ、「私は読んでも全然平気なタイプだから見てましたよ。可愛くないって言われても、まあでも可愛いし!とか。全然響かなかったかも」と、笑い飛ばした。自身は何を言われても動じない“鋼のメンタル”を持っているそうで、「言ってくる人って、その時間を私に使ってるわけじゃないですか。結局、好きなんじゃん!って思っちゃうんですよね。1日24時間って決まってる時間のなかで、わざわざ私に使ってくれてるって結局好きじゃんって思う」とも。芸能人として最も怖いのは、無関心だと言い、「好きでも嫌いでも、パワーがこっちに向かってること自体がありがたいって思えると、メンタルは強くなるのかなって。これが“無”になると、この職業は成り立たなくなってしまうので。だから、嫌いな人も好きな人も、私は大好き!」と、明るく言い放った。また、デビュー当時から、「みんながみんな私のことを好きなわけじゃない」と自身に言い聞かせていたという藤本。誹謗中傷に悩んでいる人に対し、「そういう人は見ない方が一番いいんじゃないかな。人って好みがあるし。スーパーモデルみたいな人を、みんながみんな美しいって思うかというと、それは好みじゃないですか。シュッとした顔が好きな人もいれば、嫌いな人もいるから」というメッセージを伝え、「誹謗中傷をする人は良くないって言ったって、0にはならない。だから、こっちもメンタルを鍛えつつ、そういう人が減っていくのがいいのかなと思います」と話題を締めくくっていた。
2021年04月26日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが9日、都内で行われた「令和2年度・3年度 吉川英治賞贈呈式」に出席。選考委員の恩田陸氏から「すごい力のある人だと思いました」と称賛された。加藤は、著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞。同作は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代が舞台で、SNSの存在に翻弄されていく若者たちの姿を、繊細かつエモーショナルな筆致で表現した。恩田氏は『オルタネート』について、「マッチングアプリを使う人、使わない人、使えない人についての群像劇ですが、そこのところがすごく端正に描かれている。登場人物は恵まれていて才能があって、いい環境の子供たちなんですけど、恵まれているからって満たされているわけではないし、幸福だとは限らない。みんなまだ何者でもないけれど、何者かになりたいと思って一生懸命考えている。そのヒリヒリした感じがとても端正に描かれていて、すごい力のある人だと思いました」と称賛した。加藤とともに武田綾乃氏も『愛されなくても別に』(講談社)で同賞を受賞したが、恩田氏は「加藤さんも武田さんもご自分の表現を持っていらして、自分のやりたいことはこれなんだ、こういう覚悟でやっていくんだと強く感じました」と作品から感じた印象を述べ、「去年の先輩2人を見習って、これからもガシガシいい作品を書いていただきたいと思います」とメッセージを送った。
2021年04月09日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが9日、都内で行われた「令和2年度・3年度 吉川英治賞贈呈式」に出席。受賞の喜びや感謝の思いを語るとともに、「自分が小説を書く意味はあるのか…」とずっと自問自答していたことを明かした。著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞した加藤。「(発表されてから)このひと月、本当にたくさんの方から『おめでとうございます』と言われて、賞の偉大さを身に染みて感じています」と語り、「作家活動に関わってくださったすべての皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます」と感謝の思いを述べた。この日は、東京・新国立劇場 中劇場で上演中の舞台『モダンボーイズ』の公演後に贈呈式に駆けつけたという。「今日、このあと贈呈式に行くなと思って作品に臨んでいたときに、自分が物語の中の登場人物を毎日のように演じ、1000人くらいの観客が入る劇場に多くの方が訪れる、なぜ人はこんなに物語を求めるんだろうと、ふと思いました」と明かし、「それは物語の力をみんなが知っているからなんだろうなと。救いかもしれないし、喜びかもしれない、一口には言えるものではないと思いますが、物語の力を一度触れた人は知っているからこそ求めるんだろうなと。また、良くも悪くも、物語の力は長くは持続しないのかもしれない。だからこそ新しいものを作り、求めるのではないかなと思いました」と語った。続けて、「というのも、10年前に自分が小説を書いたときに、自分の中にあったのは、書きたいという情熱や欲望に近いようなエネルギーでしたが、一方で、なんで自分は小説を書くんだろうと。自分が書かなくてもたくさんの本があって、自分が書く意味はあるんだろうかと。これほど優れた作品があるのに自分の作品を並べる意味があるのかずっと自問自答しつつも、それでも書きたいと思って今日まで執筆を続けてきました」と打ち明け、「本作が受賞したということは、『加藤シゲアキ、作家やっていいんだよ』と慰めていただいた感覚もあります。ここからも頑張って書き続けていきたいと思いますし、吉川英治文学新人賞は僕にとって心強い味方になりました」と晴れやかな表情を見せた。
2021年04月09日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが9日、都内で行われた「令和2年度・3年度 吉川英治賞贈呈式」に出席した。著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞した加藤。「(発表されてから)このひと月、本当にたくさんの方から『おめでとうございます』と言われて、あまり小説を読まないような知人からも『すごいね』とたくさん言われて、賞の偉大さを身に染みて感じています」と語った。デビュー小説『ピンクとグレー』のときの編集者や装丁を手がけた作家からも連絡をもらったことを明かし、「ここから10年経ったんだな。頑張ってきたなと、少し自分を褒めたくなりました」としみじみ。「僕個人ではなく、編集関係者、装丁の方、本当に多くの方が関わってくださっているんだなと改めて思い出し、作家活動に関わってくださったすべての皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます」と感謝の思いを述べた。また、「『オルタネート』はちょうど2年前くらい前に書き始めて、そのときはまさかこの作品が文学賞の候補になり受賞できるとは思っていませんでした。今、自分がここに立っているのが夢のようだなと思っています」と心境を告白。さらに、「『加藤シゲアキ、作家やっていいんだよ』と慰めていただいた感覚もあります。ここからも頑張って書き続けていきたいと思いますし、吉川英治文学新人賞は僕にとって心強い味方になりました」とも話した。『オルタネート』は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代が舞台に、SNSの存在に翻弄されていく若者たちの姿を、繊細かつエモーショナルな筆致で表現した作品。加藤にとって3年ぶりの新作長編で、「第164回直木賞」、「2021年本屋大賞」にもノミネートされた。
2021年04月09日舞台『モダンボーイズ』の公開ゲネプロが3日に東京・新国立劇場 中劇場で行われ、加藤シゲアキ、山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)が登場した。同作は1994年に木村拓哉主演で都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇。日中戦争直前、浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生でひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏(加藤)が、小屋の座付き作家であった菊谷栄(山崎)と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく。横内は「27年前に作った台本で、良いブラッシュアップの機会をいただいたなと考えています」と感謝し、台本は大改訂になったという。続けて「途中で加藤シゲアキさんがご出演なさるような情報が入り、『加藤さんがやるんだったら(作家の)菊谷栄役の方がいいんじゃない?』という忖度もしたんです」と明かし、「どちらでもいけるようにプランを立てていたら、『いや、木村拓哉先輩がやったことを継承したい。あわよくば木村超えを狙いたい』と」と加藤の言葉のように紹介すると、加藤は「そんなこと言ってませんよ!!」と大慌て。横内は改めて「スペシャルな1本を作りたいなと。劇作品としてのブラッシュアップと、今回出てくださってる皆さんがとても大人なので、大人のドラマにしたい」と意図を説明した。演出の一色は加藤について「歌手もやり作家もやり、今回役者としてやってくださってますけど、稽古を見てても、時間さえあればあと2つか3つ出来るくらいのエネルギーとバイタリティを持ってる人で、そのエネルギー全てを役に注力してくれた時に、舞台上でマジカルなことが起こると確信しています」と絶賛する。主演の加藤は「この物語は昭和の初期、演劇を上演することもままならない時代の物語でして、そこをどうやってブレイクスルーして作品を作っていくかという物語なんですけど、今の時代とも実はシンクロする所もあるのではないかと思います」と作品について表した。27年前に先輩である木村が演じたということについて、加藤は「そこはあんまり言わないでほしいなと思います」と苦笑。「最初にお話をいただいた時に聞きまして、正直な所恐れ多いと思ったんですが、僕がジャニーズ事務所に入るきっかけになった先輩の1人でもありますし、憧れていた先輩と同じ役を演じることはもうこの先ないのかな、僕じゃない誰かが演じてた時にきっと嫉妬してしまう、と最初に思ったので、『ぜひ、やらせてください』と」と決意の裏側にある気持ちを吐露する。「作家ということもあって菊谷役の方がいいんじゃないかという話もあったんですけど、『ここはどうか作家ではなく、いち役者としてチャレンジさせてほしい』というお願いをさせていただきました」と、作家としても活躍する加藤ならではの願いだったようだ。同作の主演を務めることは木村にも伝え「情報解禁でお耳になさるのも失礼かと思いまして、1月くらいに映画のリハーサルをされてるところにお時間いただき、挨拶させていただきました。知らないと思ったので、『演じさせてもらいます』と言うつもりで行ったんですが、僕を見た瞬間に『あ、やるんでしょ、モダンボーイズ』という話になりまして」と振り返る。「すごく緊張したので、ギチギチの台本を作って、お仕事の合間ですし完結にお伝えして帰ろうと思ったら、『やるんでしょ』と言われた瞬間に台本が総崩れしまして、『あ、はい、はい』みたいに……」と、先輩の神対応に大慌てだったやりとりを再現。「平田(満)さんが菊谷役をやられてたので、平田さん経由で聞いたらしいですけど。すごくあたたかく応援してくださって、最後には『がんばってくれ、体には気をつけて』という言葉をいただきました」と喜んでいた。周囲から「木村拓哉超え」といじられると、加藤は「言いません!」と否定。「映像資料を見たんですが、当時の木村さんは21歳で演じられていて、とてもすばらしくて。もし先に見たら断ったかもしれないくらい完成されていたので、正直言って超えるということは不可能だなと思いました。別の新しい人物を演じるつもりでこの役に臨まなければきっとこの舞台は成功しないと思って、稽古場では先輩のことは1度片隅に置かせていただいて、自分なりに取り組ませていただきました」と語ると、一色が横からぼそっと「でも超えてます」と茶々を入れ、加藤は「やめてください! 怖い!」と抗議する。山崎も「今のは良くないですよ」とつっこみ、加藤は「本当に緊張するんですから」とお腹を撫でる。さらに、木村が観に来てくれるかという問いについては、「知らないけど、いらっしゃる場合は僕に言わずにいらっしゃってほしい」と希望していた。東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホール。
2021年04月03日舞台『モダンボーイズ』の公開ゲネプロが3日に東京・新国立劇場 中劇場で行われ、加藤シゲアキ、山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)が登場した。同作は1994年に木村拓哉主演で都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇。日中戦争直前、浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生でひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏(加藤)が、小屋の座付き作家であった菊谷栄(山崎)と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく。最初の挨拶では、山崎が「菊谷栄役の山崎樹範です。まずは個人的なことですが、吉川英治文学賞受賞、ありがとうございます」と、著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞した加藤の功績を自分のことのように紹介。「そこには産みの苦しみが……」とスピーチを始める山崎に、加藤は「産みの苦しみじゃない! あなた稽古場でふざけてるだけだから」とつっこみ、山崎が「私、カタカナでシゲノリじゃない?」と尋ねると、加藤は「シゲ違いです」と切り返した。そんなやりとりができるくらいの仲の良さを見せるキャスト陣だが、加藤は「距離を取らないといけなくて、飲みに行ったりもできないので、山崎さんも最初の頃は人見知りで、皆全然仲良くならなくて」と苦笑する。「僕のせいもあると思うんですけど、僕も武田さんも人見知りだから、皆人見知りで大丈夫かなと思って」と苦労を振り返ると、山崎は「それは俺も思ってました」と同意する。山崎が率先してムードメーカーになっていたというが、演出の一色は「みんなでもじもじしてました。山崎さんから『どうしよう』と相談が来ました」と暴露。しかし、稽古中である3月2日に加藤が吉川英治文学新人賞を受賞したことから、空気が変わったという。加藤は「翌日に少し遅れて入った時に、一色さんがよそよそしく『今日はひな祭りだね』とか言い出して。そしたら音楽の方もピアノで弾いてくださって、『おめでとうございます』というかけ声のもと、クラッカーと、武田さんがちっちゃいくす玉を。全然割れないくす玉をいただきました。これでちょっとほどけたりも」と、一体感が増した様子だった。武田は「私も人見知りで、本当に最初の頃はどうしようかなと思ってたんですけど、じょじょにお話もさせていただけるようになって、今はとても心地いいです」と稽古場の空気を表す。また、本番中の4月14日には本屋大賞が発表されるが、こちらについては加藤が「結果を待つのみですから、もう粛々と。舞台期間中は舞台のことだけに集中したい」と語った。フォトセッションでは、「何かポーズを」というリクエストに、加藤が率先して手を広げるポーズで対応。登壇者陣がそろえると好評で、手が疲れてもポーズを取り続けていた。東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホール。
2021年04月03日NEWSの加藤シゲアキが4月3日(土)、東京・新国立劇場で初日を迎えた主演舞台『モダンボーイズ』の取材会に、共演する山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)とともに出席した。加藤にとっては、2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約3年半ぶりの舞台出演となる。日中戦争直前の浅草のレビュー小屋を舞台に、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンタテインメントをつくろうと戦い続けた役者や劇作家たちによる青春群像劇。プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことからレビューの人気者となる主人公・矢萩奏(加藤)は、1994年に木村拓哉も演じた役どころで「正直、恐れ多い。自分にとっては、憧れの先輩ですし、同じ役に挑戦できるのは、この先なかなかないチャンス。別の誰かが演じたら、嫉妬もするでしょうし」と背筋を伸ばした。今回の出演については、木村にも直接報告したといい「映画のリハーサルをなさっていると聞き、ご挨拶するお時間をいただいた。お忙しいと思いましたし、簡潔にお伝えしようとぎちぎちに“台本”も作った」のだとか。そんな準備に反して、木村本人はすでに加藤の出演を知っていたそうで「僕を見た瞬間『やるんでしょ?』って……。台本が総崩れして、あわあわしてしまった(笑)」と苦笑い。木村からは具体的なアドバイスに代わり「頑張ってくれ」とエールが送られたといい「超えるのは不可能。別の人物を演じるつもりでなければ、成功しない。もし(観劇に)いらっしゃったら?それは僕に知らせないで」と話していた。レビューの公演に熱意を燃やす若者たちを描く内容に「今の時代(コロナ禍)にシンクロすると思いますし、過去から学ぶことで、すべてのエンタテインメント業界が壁を乗り越えるヒントがあるはず。無事に幕が開くことにホッとしておりますし、このまま完走できれば」と初日に決意も新た。「新国立劇場に立つのは夢のよう。皆さんの心に響き、一歩を踏み出す勇気をもらえる舞台になれば」とアピールした。取材・文・撮影:内田涼公演情報『モダンボーイズ』作:横内謙介演出:一色隆司出演:加藤シゲアキ / 山崎樹範武田玲奈坂口涼太郎溝口琢矢松田賢二きづき伴美奈子羽子田洋子清瀬ひかり紺崎真紀橋本菜摘大川亜耶須田拓未 / 加藤虎ノ介神保悟志大鷹明良<スケジュール>【東京公演】2021年4月3日(土)~2021年4月16日(金)会場:新国立劇場中劇場【大阪公演】2021年4月28日(水)~2021年4月30日(金)会場:COOL JAPAN OSAKA WWホールチケット情報
2021年04月03日タレントの藤本美貴が9日、YouTube公式チャンネル『ハロー!ミキティ』で「赤裸々すぎて削除されるかもしれません【ミキティ人生ゲーム】」と題した動画を公開し、自身の半生を語った。動画では、エイベックスのオーディションで12万人の中から最終選考に残ったエピソードや、上京してアップフロントの事務所で秘書と共に働き、念願のソロデビュー後、モーニング娘。への電撃加入が「全然うれしくなかった」という告白、そして脱退と結婚に至るまで、主に芸能生活のこれまでを赤裸々に話している。“あやや”こと松浦亜弥の翌年にソロデビューした藤本。「すごく期待されてたから、その期待が重いなーって。オリコンっていうのが常にくっついてくるし。あややはもうバンバン行ってるわけじゃないですか。そのデカい背中を追いかけないといけないっていうプレッシャーはありましたね」と当時の重圧を振り返った。その後ソロ活動で『紅白歌合戦』に出場するまでの飛躍を経てモーニング娘。に加入した藤本だが、現在の夫・庄司智春と写真週刊誌『FRIDAY』に撮られてしまう。「イベントで言えば、生まれて、オーディションでデビューして、撮られる……っていうくらい大きいイベントかも」と振り返り、25日間でモーニング娘。のリーダーを辞めることになったことを「本当に申し訳ない」と謝罪した。『FRIDAY』の発売と同時に、松浦とのユニット「GAM」のライブがスタート。「私、亜弥ちゃんとデビューのときからすごく仲良くて大好きなんですけど、ここでまさか2人でできるなんて思ってなかった」と喜びながらも、「ライブの初日、土曜日。金曜日にフライデー出てるわけじゃん。もう声援が『庄司』って呼ばれるっていう……あややには申し訳ないなって」とここでも謝罪を。だが、「亜弥ちゃんもあんな感じの人なので。全然受け入れてくれてましたけど。男前な人なんでね」と松浦の性格を語り「すごくとても……大好きな大好きな、大切な思い出ですね」と感謝を述べた。最後は将来の夢を「庄司と世界一周したい。2人でずっと言ってて。ジジイとババアになったら行きたいよね。そしたら最高のジジイとババアじゃない?」とうれしそうに話していた。
2021年03月10日3月2日、「第42回吉川英治文学新人賞」が発表され、NEWSの加藤シゲアキ(33)の『オルタネート』(新潮社)と武田綾乃の『愛されなくても別に』(講談社)が受賞した。ジャニーズ事務所所属のタレントが同賞を受賞するのは初めてのこと。普段はアイドルとして活躍する加藤は、12年に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降もコンスタントに作品を発表し続け、昨年11月発売の『オルタネート』は、第164回直木賞の候補作にノミネート。惜しくも受賞は逃すも、21年の本屋大賞候補にも入るなど、その実力は本物だ。SNSでは、快挙を達成した加藤への称賛の声が相次いだ。《加藤シゲアキ先生おめでとうございます~!!!》《NEWS加藤シゲアキと作家加藤シゲアキって別人じゃないかって思うくらいいろんな顔見せてくれるシゲほんとすき、尊い、》今年で作家デビューから10年目になる加藤。同日行われた、受賞記者会見でこれまでの執筆活動をこう振り返っている。「『ピンクとグレー』というデビュー作を出版したのが2012年だったんですけど、執筆時は10年前。振り返ってみれば長い作家生活だなと思うんですけど、10年間やめずに続けてきた結果、今に結びついているんだなと思うと、10年前の自分を少し褒めてあげたいという思いもあります」デビュー作の『ピンクとグレー』は累計40万部、『オルタネート』もすでに15万部を売り上げ、文学賞も受賞するなど順調な作家活動を送っている加藤。しかし、文学賞には“諦め”もあったと、インタビューでこう語っている。《作家デビュー時を振り返ると、命がけで書いたデビュー作の『ピンクとグレー』(2012年)が、少しも文学賞に出てこないんだなと思った気もします。それ以後も、別に狙っていたわけではありませんが、まったく話に出てこなかった。だからもう、5作目ぐらいで半ばあきらめていました。シンプルに自分の実力が足りないと思っていた》(21年2月13日『朝日新聞デジタル』)同インタビューで《「オルタネート」に関しては肩の力を抜いて書くことができました。色眼鏡で見られることも、どうでもよくなってきました》と続けた加藤。作家として次のステージへ移った加藤が、直木賞を手にする日もそう遠くないのかもしれないーー。
2021年03月03日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが、著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞。2日、都内で行われた記者会見に出席した。「第42回吉川英治文学新人賞」は、毎年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本等で優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈される賞。今年は加藤の『オルタネート』と武田綾乃の『愛されなくても別に』(講談社)に決定した。加藤は、受賞の喜びを誰に伝えたいか聞かれると、「2人いて、1人はジャニーさん。僕が11歳でジャニーズの世界に入って、物語は作ることができるというのを僕の前で体現していた最初の人だった。常に舞台の話をしていたり、そういったことを間近で見ていたし、それがたくさんのファンを感動させられるということを僕の前で見せ続けてくれた人だったので、この場を直接見せられないことは残念ですが、改めて伝えにいこうかなと思います」と語った。もう1人は、現社長の藤島ジュリー氏。「僕に小説を書くように背中を強く押してくれた最初の人は、今の社長の藤島ジュリーさん」と明かし、「その2人のおかげで自分の作家活動が始まったと思っているので、この2人には伝えたいと思いましたし、すでに伝えています」と話した。
2021年03月02日竹野内豊主演「イチケイのカラス」に中村梅雀、桜井ユキ、水谷果穂がレギュラー出演することが決定した。民放連続ドラマ初となる刑事裁判官が主人公の本作は、竹野内さん演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木華)らイチケイメンバーの活躍が描かれる。梅雀さんが演じるのは、イチケイメンバーから厚い信頼を寄せられている主任書記官・川添博司。マイペースに事件を深掘りしていくみちおにはいつも頭を抱えており、みちおが捜査権を発動する度に、現場検証のスケジュール調整や記録はもちろん、時には犯人の行動を再現するため全力疾走させられることもあり、苦労が絶えない。ぼやきながらも任務を全うする川添を、コミカルな演技でみせる梅雀さんは「川添はいつも振り回される立場であたふたしていますが、決してみちおのことを嫌いなわけではなく、むしろ好きであるからこそ文句を言いながらも仕事をしている、というところを大事にしています」と役柄について語り、「見れば必ず引き込まれる作品になっているので、法廷ものだと身構えずに、ぜひご覧ください」とコメント。「コンフィデンスマンJP」「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」などに出演した桜井さんが演じるのは、姉御肌の裁判所書記官・浜谷澪。芯が強く、裁判官のみちおや上司の川添に意見することもしばしば。三つ子の男の子を育てる母でもあり、働くママとして大忙しだが、文句を言いながらも書記官としての情熱は常に持ち合わせており、時に深夜に及ぶ検証作業にも真摯に取り組むキャラクターだ。「撮影では、皆さんのセリフの掛け合いがとにかく楽しくて。“これが繋がって一本のドラマになったらどうなるんだろう”と、今からすごく楽しみです」と放送に期待を寄せる桜井さんは、「何より、みちおと坂間の温度差のある掛け合いは本当に見応えがあるので、竹野内さんと黒木さんならではの絶妙なやり取りを是非見ていただきたいです」とアピール。そして水谷さんが演じるのは、新人裁判所事務官・一ノ瀬糸子。各種手続きや資料作成など裁判に関する事務仕事を担い、書記官の川添や浜谷をサポート。イチケイメンバーの最年少でありながら、部長の駒沢義男(小日向文世)や川添相手にも物おじしない度胸の持ち主だ。「凪のお暇」、連続テレビ小説「なつぞら」などに出演し、今回月9初出演となる水谷さんは「竹野内さんと黒木さんとは、別の作品でそれぞれご一緒させていただいたことがあるので、すごく安心感がありますし、いつも憧れの存在です。糸子は新人事務官ということもあって、裁判の専門用語を質問するシーンもあり、視聴者の皆さんに近い目線にいるキャラクターです。私も一緒に勉強するような気持ちで日々取り組んでいるので、そんな糸子にも注目してご覧いただきたいです」とメッセージを寄せた。「イチケイのカラス」は4月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年03月02日4月より、東京・大阪の2拠点で順次上演される加藤シゲアキ主演の舞台『モダンボーイズ』の全キャストとビジュアルが公開された。本作は1994年に都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇『モダンボーイズ』を加藤主演で新たに上演するもの。日中戦争直前の浅草レビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生だったが、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった加藤演じる矢萩奏が、小屋の座付き作家と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく物語だ。この度、矢萩の未来を導くレビュー小屋の座付き作家・菊谷栄を山崎樹範、スター女優を目指し一座にやってくる若月夢子を武田玲奈が演じることが決定。さらに、坂口涼太郎、溝口琢矢、松田賢二、きづき、加藤虎ノ介、神保悟志、大鷹明良ら、若手からベテランまで個性豊かなキャストが顔を揃えた。併せて公開されたビジュアルは、古き良き時代のレビューのポスターを思い起こさせるレトロなデザイン。令和に撮影されたとは思えない、どこか懐かしくも温かさを感じられるビジュアルに注目してほしい。大戦前夜の不穏な時代に、何のために生き、自分に何ができるかを考え、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンターテインメントを作ろうと闘い続けた役者や劇作家たち。彼らの物語は現代を生きる私たちの心にも希望を与えてくれるはずだ。『モダンボーイズ』は4月3日(土)〜16日(金)まで東京・新国立劇場にて上演された後、4月28日(水)〜30日(金)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される。チケットはどちらの公演も3月6日(土)より発売となるので、お忘れなく。【公演概要】『モダンボーイズ』作:横内謙介 / 演出:一色隆司出演:加藤シゲアキ / 山崎樹範 / 武田玲奈 / 坂口涼太郎 / 溝口琢矢 / 松田賢二 / きづき伴美奈子 / 羽子田洋子 / 清瀬ひかり / 紺崎真紀 / 橋本菜摘 / 大川亜耶 / 須田拓未 / 加藤虎ノ介 / 神保悟志 / 大鷹明良●東京公演日程:4月3日(土)~16日(金)会場:新国立劇場 中劇場チケット料金(全席指定・税込):S席13,000円 / A席9,000円U-25チケット6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明証、当日指定席券引換 / チケットぴあにて前売販売のみの取扱い)チケット発売日:3月6日(土)●大阪公演日程:4月28日(水)~30日(金)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールチケット料金(全席指定・税込):13,000円チケット発売日:3月6日(土)公式サイト: ttps://stage.parco.jp/()お問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)企画・製作:株式会社パルコ
2021年02月18日タレントの藤本美貴が、JAグループ北海道「パラレルノーカー」の新CM「パラレルノーカーはじまっています」編に出演する。CMは16日から北海道限定で放送し、CMソングにはGLAYの「はじまりのうた」が採用された。本業と平行して気軽に農業ができる取り組み「パラレルノーカー」の本格始動に際して放送されるCMでは、北海道出身の藤本が広大な土地で農業を体験する様子を収めた。特設サイトでは体験レポートも公開している。藤本は「食の大切さを考えるきっかけにもなると思うので、自分のできるペースから農業を始めてみるのは本当におすすめです」とコメントを寄せた。CMソングを担当するのは同じく北海道出身のGLAY。ボーカルのTERUは「僕の母の実家も農業を営んでおり、小中学生の頃は収穫などお手伝いをして農業を営む大変さを感じていましたが、それ以上に楽しさや自分で収穫した作物の美味しさなどを体感しました」と振り返り、「北海道の雄大な自然に触れられる農業が今以上に発展する事を願っています」と語った。
2021年02月16日映画『あの頃。』(2月19日公開)の公開直前イベントが3日に都内で行われ、松坂桃李、仲野太賀、コカドケンタロウ、劔樹人(原作)、藤本美貴が登場した。同作は劔樹人による『あの頃。 男子かしまし物語』(イースト・プレス刊)の実写化作品。大学院受験に失敗し、彼女なし、お金なし、楽しいことなど何もないどん底の生活を送っていた劔(松坂)は、ある日、松浦亜弥のMVを観てハロー! プロジェクトのアイドルに魅せられ、イベントで出会った仲間たちと共に「恋愛研究会。」というバンドを組んだりと情熱を傾けるようになる。時は流れ、仲間たちはアイドルよりも大切なものを見つけて次第に離れ離れになっていく中、劔は仲間の一人・コズミン(仲野太賀)が癌に冒されていることを知り、久々に「恋愛研究会。」のメンバーと再会を果たす。イベントでは原作の劔がキャストそれぞれに書いてきたという手紙をサプライズで朗読。ステージで読むことになると思っていなかったという劔は、手を震わせながらも、代表して松坂への手紙を読み上げる。「自分の青春時代が本になり映画になり、自分を松坂さんに演じていただくのはこの人生で2度と無い経験でした。むしろ、何度生まれ変わってみてもあり得ないのではないかと思っています」「多くの方々が外見の違いを話題にしていましたが、今になって私が思うのは、外見の違いを1番気にしてなかったのが松坂さん本人だったということです。それは松坂さんが私という人間に内面から向き合ってくださって、良いところも悪いところも大切に演じてくださったのであり、きっとそれが松坂さんの人との関わり方なのだろうと思います。そして私は素晴らしい俳優が誰かを演じるということにおいては、外見の違いこそ1番どうでもいいことなのだと知りました」という言葉に、松坂も拍手を送る。さらにキャストの似顔絵を描いた色紙も贈られた。この日のサプライズはそれだけで終わらず、藤本の楽曲「ロマンティック浮かれモード」(通称:ロマモー)が流れると、キャスト陣は「ええ!?」と驚く。登場した藤本の姿に、ミキティ推しのコズミンを演じた仲野は手をあげて喜び、劔は近寄れず距離をとってしまう事態に。映画を観たという藤本は「ファンの方達があんなに熱く、人生をかけて熱く応援してくださってたんだなということにも感動しましたし、当時の映像を観て、早くまたコロナが収まって盛り上がるライブをやって色んな人に観てほしいなという気持ちを改めて持ちました」と語った。劔は「天国のコズミンのために、墓参りに行ってきます。藤本さんを見ると手足がしびれるって言ってたんですよ」としみじみ。「役に戻るね」(コカド)、「汗止まんないです」(仲野)、「変な感じ」(松坂)と、キャスト陣も動揺する。コカドは、作品を通して「庄司さんの奥さんのミキティだったけど、全然違う人みたいになった」と明かした。最後に松坂は「言おうと思ってたものが飛んじゃったんですけど……」と苦笑。「誰しも"あの頃"というのがあると思うんですよね。みなさんそれぞれの大事にしてた時間があると思うんですけど、それがあるからこそ、今いいこともあるかもしれないと思える、心の風を通してくれるような温かい作品になっていますので、映画『あの頃。』、ぜひともよろしくお願いいたします」とメッセージを送った。
2021年02月03日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが2日、NHK土曜ドラマ『六畳間のピアノマン』(2月6日スタート 総合 毎週土曜21:00~ ※全4回)のリモート取材会に出席。著書『オルタネート』(新潮社)が「第164回直木賞」、「2021年本屋大賞」に続き、「第42回吉川英治文学新人賞」にノミネートされた心境や、小説家として高く評価された今年度について語った。「第42回吉川英治文学新人賞」ノミネートに、加藤は「小説に詳しい方でないと馴染みのないものなので、情報解禁が今朝だったこともあって、あんまりまだ反響がないのが正直なところです。メンバーにも言ってないですが、文学に詳しい仲間たちは『すごいね』と言ってくれます。直木賞を受賞していたら吉川英治文学新人賞は候補にならないので、『ならなかったからこそなれる候補もあるね』という優しい励ましもいただきました」と周囲の声を明かした。また、直木賞の選考委員を務める北方謙三氏が「とっても惜しかった」などと高く評価していたことについて、「北方さんが褒めてくださるとは思ってもいませんでしたし、素直にうれしかったです」と心境を告白。「あのときは総括のような形でおっしゃっていたので、選評が出てから自分の中で考え直そうと思っているので、うれしくは思っていますが、それを受けて自分がどう考えるかは今は放置しています」と明かしつつ、「僕の周りの人たちもがっかりしていましたけど、『惜しかったってすごいね』という励ましの言葉をいただいたので、それはすごく救われました」と振り返った。ジャニー喜多川さんは執筆活動についてどう話していたか聞かれると、「あまり言えなかったというか、書いてからほとんど会ってないし、もしかしたらジャニーさん、僕が小説を書いていることを知らないまま天国にいってしまったのではないかなと思うので、そこは心残りではありますけど、お墓参りする際にでもご報告できたら」と答えた。そして、この一年を振り返って、「4月から考えると本当に激動の一年でした。ある意味、転換期というか、挑戦し続けた一年だったことは間違いない。中止になってしまい今年上演される舞台の脚本やチャリティーで絵本を作ったり、エッセイや『オルタネート』が出たり、執筆活動がどんどん広がっていった一年ですし、そうやって頑張ってきたからこそ、そろそろ加藤の本を読んでみようかなと思ってくださって文学賞の候補につながったのかなと思っています。あらゆるチャレンジが一つの形になった一年でもありました」と手ごたえを語った。続けて、「一方で、グループとしては、形が変わったり、個人がコロナになったり、不安定な一年でもあった」と述べ、「いいことも悪いこともたくさんありましたが、これがこの仕事をする醍醐味だなと改めて痛感しますし、結局この仕事がどこまでいっても好きなんだなということも実感する一年でした」と語った。
2021年02月02日4月3日(土)~16日(金)に東京・新国立劇場 中劇場、4月28日(水)~30日(金)に大阪・COOL JAPAN OSAKA WWホールにて、NEWSの加藤シゲアキが主演を務める舞台「モダンボーイズ」が上演されることが決定した。NEWSとしてのグループ活動だけでなく、著書『オルタネート』が第164回直木賞、2021年本屋大賞にノミネートされるなど、作家としても知られる加藤。舞台には2017年に東京グローブ座にて上演された「グリーンマイル」以来、約3年半ぶりの出演となる。今回加藤が挑むのは、1994年に木村拓哉主演で、都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇「モダンボーイズ」。日中戦争直前だった浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏が、小屋の座付き作家であった菊谷栄と出会ったことで生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく。演出を手がけるのは、NHKで『精霊の守り人』シリーズ第3部や『麒麟がくる』などの演出を務め、2016年にシアタートラムにて上演された「令嬢と召使」で舞台初演出を務めた一色隆司。一色は2018年に「人形の家」、2020年に宮崎駿原作の「最貧前線」を演出し脚光を浴びた、今注目の演出家である。大戦前夜の不穏な時代に、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンターテインメントをつくろうと戦い続けた役者や劇作家たちによる青春群像劇「モダンボーイズ」。今の時代だからこそ、改めて心に刺さる本作に期待してほしい。演出:一色隆司脚本を読んだ時、これを今やらないでいつやるのだ?!と思いました。自分の居場所を探し求める主人公と、彼を取り巻く人間模様。エンターテインメントの世界での栄光と挫折、そして、恋。登場人物がとても魅力的で愛おしい……これこそ、閉塞感漂う今の世の中に届けたい!!と思えた作品です。主演の加藤シゲアキさんは、アーティストとして様々な顔を持つだけあって溢れ出るエネルギーが半端ない方です。それを正面から受け止めて、劇場に、そして、皆さんの心に光が射すような、そんな作品を目指します。世の中の厳しい状況はまだ続いています。しかし、脚本の横内謙介さんの言葉「演劇の灯は消えない」を胸に、私たちが少しでも前進する為のヒントになるような作品を創るべく、「劇場の扉を開いて」、慎重に、誠実に取り組んでいきたいと思います。主演:加藤シゲアキ『モダンボーイズ』の台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました。昭和初期の激動の時代、海外の文化の影響が思想にも娯楽にも現れる反面、その2つが衝突してしまう頃。検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります。社会を良くするのは思想か娯楽か。人としての豊かさはどこにあるのか。そして、自分らしく生きるとは何か。レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんで頂けるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います。【公演概要】「モダンボーイズ」作:横内謙介演出:一色隆司主演:加藤シゲアキ企画・製作:株式会社パルコ<スケジュール>・東京公演:4月3日(土)~16日(金) / 新国立劇場中劇場・大阪公演:4月28日(水)~30日(金) / COOL JAPAN OSAKA WWホール※詳細は随時発表:
2021年01月25日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが主演を務める舞台『モダンボーイズ』が、4月3日より上演されることが24日、明らかになった。NEWSとしてのグループ活動だけでなく、作家としても活動し、昨年発表した『オルタネート』は、第164回直木賞、2021年本屋大賞にノミネートされるなど、多彩な活躍を見せる加藤。舞台には2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約 3 年半ぶりの出演となる。今回加藤が挑むのは、1994年に木村拓哉主演で、都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇『モダンボーイズ』。舞台は日中戦争直前、浅草のレビュー小屋。プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏が、小屋の座付き作家であった菊谷栄と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく物語だ。かつて事務所の大先輩である木村拓哉も演じた矢萩を、加藤が2021年のいま、どのように解釈し、どのように演じるのか。今作の演出を手掛けるのは、一色隆司氏。NHKにて、『精霊の守り人』シリーズ第三部や、『麒麟がくる』などの演出を務める傍ら、2016年にシアタートラムにて上演された『令嬢と召使』で舞台初演出。その後、2018年には『人形の家』を、2020年には宮崎駿原作『最貧前線』を演出し脚光を浴びた。今回は27年前に上演された名作『洒落男たち~モダンボーイズ』を、新たな演出で上演する。加藤は「『モダンボーイズ』の台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました。昭和初期の激動の時代、海外の文化の影響が思想にも娯楽にも現れる反面、その2つが衝突してしまう頃。検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります」とコメント。「社会を良くするのは思想か娯楽か。人としての豊かさはどこにあるのか。そして、自分らしく生きるとは何か。レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんで頂けるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います」と意気込んでいる。舞台『モダンボーイズ』の東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホールにて上演。
2021年01月25日小説『オルタネート』で第164回の直木賞候補にあがったNEWSの加藤シゲアキが、自身の短編小説で初の舞台脚本に挑戦した舞台化作品『染、色』。2020年6月に上演を予定していたものの新型コロナウイルス感染症の拡大を受け中止となったが、2021年の同時期に復活上演されることが決定した。2015年に出版した短編小説集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA / 角川文庫刊)に収録された『染色』は、美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春小説。これまでも、自著の映画化・ドラマ化がされてきたが、加藤が自身によってその舞台化と脚本を手掛けるのは初の試み。主演舞台『グリーンマイル』で演出×主演としてタッグを組んだ演出家・瀬戸山美咲と、今度は演出×脚本としてタッグを組み直した。『埒もなく汚れなく』、『夜、ナク、鳥』、『わたし、と戦争』など、現代の問題を描き続けてきた瀬戸山。自身が作・演出を担当する劇団「ミナモザ」での公演だけにとどまらず、『アズミ・ハルコは行方不明』、『リバーズ・エッジ』などの映画脚本を手がけるなど、活躍目覚ましい演出家だ。本作で主演を務めるのは、2019年に結成された関西ジャニーズJr.のユニット“Aぇ! group”のメンバーで、ドラマや映画にも出演する演技派の正門良規。『映画 少年たち』やドラマ『恋の病と野郎組』などにも出演し、ドラマ『スカーレット』ではヒロイン喜美子の妹・直子の恋人である鮫島を好演したことで注目を集めた。『僕らAぇ! groupって言いますねん』でグループ単独初主演を果たした正門が、本作で自身の才能に葛藤する等身大の美大生・深馬役を演じる。ほか、壁にグラフィックアートの落書きをする謎の女性に三浦透子、深馬の大学の友人役に松島庄汰と小日向星一、深馬の恋人役に黒崎レイナ、深馬が所属するゼミの教授役を岡田義徳が務める。スタッフ、キャストのコメントは以下の通り。■原作・脚本加藤シゲアキコメント「今年行う予定だった舞台『染、色』を改めて公演させて頂くことになりました。すでに台本を書き上げていたので、中止の知らせを聞いたときは悔しくてしかたありませんでしたが、ようやく日の目を見ることができそうなのでほっとしております。『「染色」であり「染色」ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたら』というのは今年発表したコメントですが、まさにその通りの台本を書き上げることができ、手応えを感じております。この戯曲を演出の瀬戸山さん、正門とともに演じてくれる俳優陣、スタッフのみんなが鮮やかに染め上げてくれることを期待しております」■演出瀬戸山美咲コメント「『染、色』をみなさんにお届けできることになりました!春に公演中止が決まったときは、肩を落としました。特に寸前まで戯曲の改稿を重ねていた加藤さんは本当に悔しかったことと思います。あのとき“これでいこう!”と走り出した作品にようやく取り掛かれます。あれから、主演の正門さんはさらに活躍の場を広げてきました。その経験はきっと作品を深めてくれると思います。2020年は多くの人が不安を抱え迷い続けた1年でした。でも、だからこそ、この日々をプラスに変えていくような作品にしたい。『染、色』は悩みながらも前に進む私たちにそっと寄り添ってくれる作品です。ぜひ劇場でお会いしましょう」■主演正門良規コメント「今年舞台が中止になってしまった時はとにかく悔しくて悲しかったのですが再びこういう機会を頂けた事、そしてこのお知らせを皆様に出来る事が本当に嬉しくてたまらないです。初の主演舞台という事もあり不安や緊張もありますが、それを超える楽しみで今からすでにドキドキしております。しっかりとこの物語を表現して皆様に届けられるよう頑張ります。楽しみにしていて下さい」■出演三浦透子コメント「自分の心と向き合い、迷い葛藤する人の姿って、ひりひりするけど、とても美しい。そんな瞬間が、本の中にたくさん詰まっていました。きっと自由に、いろんな表現に挑戦できるんじゃないかなと、今からとてもわくわくしています。密度の高い、素敵な時間をつくれるよう頑張りますので、是非楽しみに待っていてください」■出演松島庄汰コメント「台本を読んでいて、思わず声に出してしまうような生々しい会話の連続。僕は正門さん演じる深馬に嫉妬と憧れを抱く北見をやらせて頂きます。登場人物6人のみの濃厚な群像劇。まだ何にもなれていない大学生の繊細な感情を逃さず、瀬戸山さんの演出に染まって行きたいなと思います。今から楽しみです」■出演小日向星一コメント「加藤シゲアキさんの初戯曲を、瀬戸山美咲さんの演出で、素敵な共演者の皆様とご一緒に上演できることが楽しみで仕方ありません。ここの場面はどうやって作るのだろう、どんな舞台が出来上がるのだろうとワクワクしながら戯曲を読みました。演じる役の持つ悩みや日常を上手く表現できたらなと思っています。よろしくお願いします」■出演黒崎レイナコメント「私にとって念願の初舞台となります。『染、色』に携わらせていただけることを心から嬉しく思います。一途で繊細だけど少し不器用な杏奈というキャラクターが凄く魅力的に感じました。真摯に物語と向き合い、杏奈の想いを台詞に乗せて皆様に届けられるよう精一杯演じさせていただきます。『染、色』の物語が舞台でどう表現されていくのかとても楽しみです。皆様、宜しくお願い致します!」■出演岡田義徳コメント「台詞のやりとりの中に、独特の世界観があり、それを皆でどのように作り上げていけるかをとても楽しみにしています。若いパワーと共に良い作品を作りたいと思います」『染、色』脚本:加藤シゲアキ演出:瀬戸山美咲出演:正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ / 岡田義徳原作:加藤シゲアキ『染色』(角川文庫『傘をもたない蟻たちは』所収)主催・企画製作東京グローブ座【東京公演】公演期間:2021年5月下旬~6月中旬会場:東京グローブ座【大阪公演】公演期間:2021年6月下旬会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2020年12月28日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが初脚本を務め、Aぇ! group/関西ジャニーズJr.の正門良規が単独初主演を務める舞台『染、色』の復活上演決定が28日、明らかになった。小説『オルタネート』で第164回の直木賞候補にあがった加藤が2015年に上梓した短編集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA/角川文庫刊)の一編を舞台化する同作。主人公・市村(正門)は周りに才能を認められ、彼女もいて、何不自由なく過ごす美大生だが、そんな毎日を退屈に感じながら日々を送っている。ある日、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優と出会うと、彼女の不思議な魅力に魅せられた市村は、彼女と一緒に行動するようになり、退屈だった日常に変化が訪れていく。今年5月に上演を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて中止となってしまい、今回復活上演が決定。2021年5月下旬~6月中旬に東京グローブ座、2021年6月下旬に梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでの上演を予定している。関西ジャニーズJr.のユニット・Aぇ! groupの正門良規が舞台で初単独主演となり、自身の才能に葛藤する等身大の美大生・深馬役を演じる。ほか、壁にグラフィックアートの落書きをする謎の女性役を三浦透子、深馬の大学の友人役を松島庄汰と小日向星一、深馬の恋人役を黒崎レイナ、深馬が所属するゼミの教授役を岡田義徳、演出を瀬戸山美咲が務める。○加藤シゲアキ コメント今年行う予定だった舞台『染、色』を改めて公演させて頂くことになりました。すでに台本を書き上げていたので、中止の知らせを聞いたときは悔しくてしかたありませんでしたが、ようやく日の目を見ることができそうなのでほっとしております。『「染色」であり「染色」ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたら』というのは今年発表したコメントですが、まさにその通りの台本を書き上げることができ、手応えを感じております。この戯曲を演出の瀬戸山さん、正門とともに演じてくれる俳優陣、スタッフのみんなが鮮やかに染め上げてくれることを期待しております。○瀬戸山美咲 コメント『染、色』をみなさんにお届けできることになりました! 春に公演中止が決まったときは、肩を落としました。特に寸前まで戯曲の改稿を重ねていた加藤さんは本当に悔しかったことと思います。あのとき「これでいこう!」と走り出した作品にようやく取り掛かれます。あれから、主演の正門さんはさらに活躍の場を広げてきました。その経験はきっと作品を深めてくれると思います。2020年は多くの人が不安を抱え迷い続けた1年でした。でも、だからこそ、この日々をプラスに変えていくような作品にしたい。『染、色』は悩みながらも前に進む私たちにそっと寄り添ってくれる作品です。ぜひ劇場でお会いしましょう。○正門良規 コメント今年舞台が中止になってしまった時はとにかく悔しくて悲しかったのですが再びこういう機会を頂けた事、そしてこのお知らせを皆様に出来る事が本当に嬉しくてたまらないです。初の主演舞台という事もあり不安や緊張もありますが、それを超える楽しみで今からすでにドキドキしております。しっかりとこの物語を表現して皆様に届けられるよう頑張ります。楽しみにしていて下さい。○三浦透子 コメント台本を読んでいて、思わず声に出してしまうような生々しい会話の連続。僕は正門さん演じる深馬に嫉妬と憧れを抱く北見をやらせて頂きます。登場人物6人のみの濃厚な群像劇。まだ何にもなれていない大学生の繊細な感情を逃さず、瀬戸山さんの演出に染まって行きたいなと思います。今から楽しみです。○小日向星一 コメント加藤シゲアキさんの初戯曲を、瀬戸山美咲さんの演出で、素敵な共演者の皆様とご一緒に上演できることが楽しみで仕方ありません。ここの場面はどうやって作るのだろう、どんな舞台が出来上がるのだろうとワクワクしながら戯曲を読みました。演じる役の持つ悩みや日常を上手く表現できたらなと思っています。よろしくお願いします。○黒崎レイナ コメント私にとって念願の初舞台となります。『染、色』に携わらせていただけることを心から嬉しく思います。一途で繊細だけど少し不器用な杏奈というキャラクターが凄く魅力的に感じました。真摯に物語と向き合い、杏奈の想いを台詞に乗せて皆様に届けられるよう精一杯演じさせていただきます。『染、色』の物語が舞台でどう表現されていくのかとても楽しみです。皆様、宜しくお願い致します!○岡田義徳 コメント台詞のやりとりの中に、独特の世界観があり、それを皆でどのように作り上げていけるかをとても楽しみにしています。若いパワーと共に良い作品を作りたいと思います。
2020年12月28日12月18日に第164回芥川賞と直木賞の候補作品の発表があり、加藤シゲアキさんの新作長編小説『オルタネート』が直木賞候補にノミネートされて大きな話題に。弊誌でも『ミアキス・シンフォニー』連載中の一報に、スタッフは記者会見に急ぎ駆け付けた。その場で語られた、知らせを受けた時の率直な思いや、現役ジャニーズアイドルとして小説を書き続けることへの覚悟をレポート!写真・小笠原真紀 文・保手濱奈美報道陣からの拍手とカメラのフラッシュに迎えられて、少し照れくさそうに記者会見場に現れた加藤さん。ノミネートの知らせを受けた時の気持ちを聞かれると、「びっくりしましたね。作家にとって憧れの賞ではありますし、いつかは候補になりたいと思っていましたが、今作でなれるとは思っていなかったので、本当にびっくりしました」と、驚きが大きかった様子。これまでの作品もすべて全力で書いてきたとのことで、「ほかと何が違ったのか、まったくわかりません(笑)。今回は運がよかったんだと、自分では受け止めるようにしています」と心境を明かした。NEWSのメンバーとして共に活動をしている小山慶一郎さんと増田貴久さんには、自分で言うのが恥ずかしく、マネージャーさんから報告してもらったそう。「小山は『本当にすごいなぁ』とかみしめるように喜んでくれたと聞きました。増田は『僕は本を読まないからわからないけど、すごいことなんですよね』と言っていたそうです」。二人にご褒美をおねだりするかとの問いには、「そんなつもりはないですが、小山くんはこの間『ゴチ』で21万円払っていたので、むしろ僕におごってくれっていうかもしれませんね」と笑いを誘った。小説『オルタネート』は、高校生限定の架空のマッチングアプリ「オルタネート」を軸に、3人の若者の恋愛や成長を描いた青春群像劇。物語を書くにあたって強く意識したのは、「若い方に読んでもらいたい、ということ。これまでは自分が読みたい小説を書いてきましたが、今作は自分ではなく、あまり本を読む習慣のない世代の人にも、読書の楽しさを伝えたい。それには読んでいる間ずっと楽しい小説を書くことだと思ったんです。読む前と後では少し景色が違って見える、そんな作品になるように心がけました」。また、記者からは“ジャニーズアイドルであると同時に、小説を書くこと”についての質問も。「普通は新人賞をとってから作家になるものですが、自分はジャニーズ事務所に所属しているから『ピンクとグレー』(2012年刊)でデビューできました。そういう引け目というか、文学界にお邪魔させていただいているという感覚があったので、作家と名乗っていいものだろうかという迷いもありましたが、今回候補になったことで多少は認めていただけたのかなという気がしています」。そんな葛藤もあったなか、小説を書き続けてきた思いについては、「初めて書いた時は、自分がグループにとって何かできないかという思いがありましたし、自分自身を試してみたいという気持ちもありました。でも、ここまで書き続けてこられたのは、ファンの方の支えもありますし、『ピンクとグレー』を書いた時に書店員さんから『応援したいから書き続けてください』と言われたことが印象的で。僕もいっちょかみとは思われたくなかったし、本気で小説を書く覚悟は伝えたい。続けることが自分を受け入れてくれた文学界への恩返しかな、という思いもありました。今では小説を書くことがライフワークになっています」と、作家としての矜持をにじませた。直木賞の発表は2021年1月20日。受賞への意気込みを聞かれると、「あまり考えないようにしたいなって思います。考えれば考えるほどドキドキしますし、選考委員の方々の批評が厳しいことは知っているつもりです。ここまで来られただけでも十分なので、淡々と過ごしたいです」。記者からの問いかけに、ひとつひとつ言葉を選びながら真摯に、そしてサービス精神たっぷりに答えてくれた加藤さん。屋外から物音が聞こえてきた時には、ムービーの取材班に配慮して、「少し待ちましょうか」と話すのをやめるさすがの場面も。長年の表舞台での活躍はもとより、作家としても10周年のキャリアを迎えようとしている今。『オルタネート』は弊誌での連載『ミアキス・シンフォニー』を書き進めるなか、上梓した作品。並行して複数の作品を仕上げていく力量とその姿勢は編集部としても尊敬するところだ。栄光は加藤さんのもとに輝くのか—―。発表の日を期待して待ちたい。写真・小笠原真紀 文・保手濱奈美
2020年12月22日11月19日に、長編小説「オルタネート」を発表したNEWSの加藤シゲアキ(33)。同作が第164 回直木三十五賞の候補作品に選出され、注目を集めている。高校生限定マッチングアプリ「オルタネート」を軸に、高校生3人の葛藤や成長を描いた青春恋愛ストーリー。加藤によると「将来への不安など、高校生が抱く思いは時代を超えて普遍的」とし、その心の機微を表現したという。12年1月に「ピンクとグレー」で作家デビューし、今作で6作目となる加藤。15年に刊行した短編集「傘をもたない蟻たちは」は、16年にフジテレビ系で連続ドラマ化された。さらに同年は「ピンクとグレー」が行定勲監督(52)によって映画化されるなど、作家として広く認知されるきっかけとなった。各スポーツ紙によると、加藤は「いつかは候補になってみたいと思っていたが、今作でなれるとは思わなかった」と驚きを見せたという。すでにライフワークとなっている執筆活動だが、加藤が自分自身と向き合ってきた軌跡でもあるようだ。「幼い頃から文章を書くのが好きだった加藤さんは、『25歳までに小説を書く』と決めていたそうです。03年に9人でスタートしたNEWSですが、メンバーが次々と脱退。他メンバーの個人活動も盛んになるなか、加藤さんは自分の存在に悩んでいたといいます。その状況を打開すべく、“書くことなら誰よりもやってきた”と事務所に小説を書くことを相談したのです。今年は手越祐也さん(33)の脱退や加藤さん自身が新型コロナに感染するなど、危機的状況が相次ぎました。そんななかでの朗報に、加藤さんも報われた思いなのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)また加藤にとって、「オルタネート」は30代になって初めての作品。加藤は今年12月22日号の本誌に登場し、その思いをこう語ってくれた。「これまで“ジャニーズが書いているんだろ”と思われたくないとか、作家としてナメられたくないというような意地みたいなものがありました(笑)。でも30歳を過ぎて、肩に入っていた力がいい意味で抜けてきたような気がします」年齢を重ねて心境の変化があった加藤だが、恋愛小説は初めての試みだった。執筆のきっかけは、編集者から「青春恋愛ものはどうか」と勧められたことだという。そのいっぽう、これまでは恋愛小説に対して抵抗があったという加藤。「人の恋愛話を読んで何が面白いのか」という感情や、書くことで「実体験としてトレースされてしまう」といった懸念があったと明かした。しかし30代に突入したことが、その考えを改めさせたという。「30歳を過ぎて、だんだんと高校生が遠くなってきたと感じていました。年齢を重ねてしまうと感覚が離れていって若い人を主人公にした小説を書くのは難しくなるかもしれないとも思いました。それで、チャレンジするなら今だ、と」作家として、積み重ねてきた努力が評価され始めている加藤。その挑戦はこれからも続くーー。
2020年12月20日