ウイングアーク1stは11月4日、第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」のラインナップとして、ナイトレイが運営する訪日外国人の位置・移動情報に特化したSNS解析サービス「inbound insight」から生成される「訪日外国人周遊ルートデータ」を、2016年1月1日より月額サービスとして提供開始すると発表した。利用料金は月額20万円/10ID(税別)~。「3rd Party Data Gallery」は、セールス&マーケティング領域などで求められる人口統計データや事業者データ、気象履歴データ、その他各種調査統計データなどの「第三者データ」を提供し、企業の情報活用を支援するサービス。「inbound insight」 は、ナイトレイが運営する訪日外国人の位置・移動情報に特化したSNS解析サービスで、Twitter等のSNS上に公開されている投稿内容をリアルタイム解析することで、行動場所やクチコミ・国籍・性別・移動経路などをデータベース化し、ASP型分析ツールと解析結果データとして提供している。「訪日外国人周遊ルートデータ」では、日本を訪れている外国人の公開SNS投稿をもとに、推計国籍(国籍:中国、香港、台湾、韓国、タイ)、SNS投稿日時や緯度経度情報、投稿内容を過去6カ月間の履歴情報として提供する。これにより、訪日外国人の観光周遊ルートの把握分析に加え、訪日外国人行動の経過変化や自社の過去データとあわせた分析も可能になるという。また、本データは「3rd Party Data Gallery for MotionBoard インバウンドマーケティングソリューションパック」のデータとしても提供。導入したその日から分析・可視化を実現するテンプレートを利用することで、ユーザーはダッシュボードを一から構築する必要なく、訪日外国人の動向をすぐに把握することが可能になるという。
2015年11月04日アライドアーキテクツはこのたび、Facebookを利用した訪日外国人向けのインバウンド集客プロモーション支援サービス「モニプラGlobal」の提供を開始した。同サービスでは、タイ・ベトナム・台湾の3カ国を対象に、マーケティング・リサーチおよびキャンペーンを支援する2つのサービスを提供していく。マーケティング・リサーチ支援では、現地において豊富なリサーチ実績を持つ専任コンサルタントによる戦略策定のもと、モニプラ独自のアンケート調査ツールを活用し、現地ユーザーの消費意識・動向や趣味嗜好、商品認知度などを安価かつ短期間で調査し、効果的なインバウンド戦略に繋げる。一方、キャンペーン支援では、現地のトレンドやテイストに合わせ、写真投稿や人気投票といった多彩なキャンペーンを企画・実施。集客から事務局運営、効果測定までを包括的に支援し、プロモーション効果の最大化を実現する。同社は今後、インドネシアなど、対象国を順次拡大していく予定だ。
2015年11月02日国際観光都市として、国内はもとより海外から多くの観光客が押し寄せる京都。彼らを魅了する観光名所には、まだまだあまり知られていない隠れた魅力がありました。その中から「京都検定」(anan編集部調べ)の問題を出題します。問:平安時代の京都で起こったとされる、妖怪たちが夜中に徒党を組んで行進する百鬼夜行。その主な通り道といわれているのは何通?答え:一条通上京区にあり、“妖怪ストリート”とも呼ばれる通り。妖怪仮装行列「一条百鬼夜行」や、妖怪アートフリマ「モノノケ市」など、百鬼夜行にまつわるユニークなイベントが行われている。また「百鬼夜行資料館」もあるので、妖怪好きは一度、訪ねてみる価値あり!問:京都水族館のアイドルといえば?答え:オオサンショウウオ世界最大級の両生類、オオサンショウウオは鴨川にも生息していて、京都水族館でも大人気!ミュージアムショップで買えるぬいぐるみは、Sサイズ(¥930)から約170cm(!)の超特大サイズ(¥25,720)まで、種類豊富に揃ってます。京都水族館●下京区観喜寺町35‐1(梅小路公園内)問:乗ると幸せになるといわれている京都の有名タクシーとは?答え:ヤサカタクシーの四つ葉のクローバータクシー三つ葉のクローバーがトレードマークのヤサカタクシーだが、たま~にレアな四つ葉があり、運よく乗車すると幸せになれるとの噂。しかも、記念乗車証がもらえるそう。また、他に上賀茂神社式年遷宮を記念した二葉葵タクシーも走っているので要チェック!※『anan』2015年11月4日号より。文・重信 綾
2015年10月31日アールストアは11月5日、「泊まれる本屋」をコンセプトに訪日外国人観光客や国内旅行者をターゲットとしたホステル「BOOK AND BEDTOKYOをオープンする。宿泊せずにBOOK AND BED TOKYOの空間を気軽に楽しめる「デイユースプラン」も、11月9日より展開する。コンセプトは泊まれる本屋で、「映画を観てたら寝ちゃった」「友達とLINEしてたら寝ちゃった」というような「好きなことをしてたらうっかり寝ちゃった」というような"寝る瞬間"を提供するホステルをイメージしている。内装デザインは谷尻誠氏・吉田愛氏率いる「SUPPOSE DESIGN OFFICE」、ブックセレクトは「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」が担当。本棚の中にベッドが埋め込まれている構造で本は販売せず、「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」選書による本をそろえている。池袋各駅から徒歩1分のところにあり、平日は3,500円(80cm×205cm)~、金土曜日・祝前日は4,500円(80cm×205cm)~。11月9日からは、宿泊者以外にもデイタイムのラウンジスペースも提供し、13:00~19:00の間に1,500円で展開する。
2015年10月26日ゲオは、同社が運営するモバイル専門店「ゲオモバイル」の6店舗で、訪日外国人向けプリペイドSIMカード「Japan Travel SIM」を24日より発売する。価格は税別3,000円。「Japan Travel SIM」は、データ通信容量1GBのプリペイド型SIMカード。通信期限は初回通信日から30日間となる。ブラステルと提携しており、パッケージには、国際電話プリペイドカード「ブラステルカード」が同梱。「ブラステルカード」に入金することで「Japan Travel SIM」へのデータ通信のチャージが可能となっている。「Japan Travel SIM」販売店舗は以下の通り。ゲオモバイル札幌狸小路4丁目店(北海道札幌市)ゲオモバイル渋谷センター街店(東京都渋谷区)ゲオモバイルアキバ店(東京都千代田区)ゲオモバイル名古屋大須新天地通店(愛知県名古屋市)ゲオモバイル名古屋大須万松寺通店(愛知県名古屋市)ゲオモバイル京都新京極店(京都府京都市)
2015年10月21日●熊野古道が地方創生政策の先行事例で滞在型外国人の集客に成功するまで訪日観光は2015年1~8月まで1,287万人と絶好調だが、一言で訪日観光といっても観光ニーズや旅行内容は国や地域によりかなり異なる。欧米豪のFIT(個人の訪日外国人旅行)客の日本での滞在日数は平均して2週間以上、団体旅行やパッケージツアーの利用は少なく、9割近くが個人手配の旅だ。そんな欧米豪のFIT客にターゲットを絞り、成功を収めているのが和歌山県田辺市である。○世界遺産の道の周辺には様々な温泉も田辺市には歴史ある「湯の峰温泉」や「龍神温泉」、川底を掘れば温泉が出る「川湯温泉」、西日本最大級の露天風呂を誇る「渡瀬温泉」など8つの温泉がある。また、2004年世界文化遺産登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつ、熊野古道の中辺路(紀伊田辺から熊野本宮大社までの約60km)が通っている。中でも滝尻王子から熊野本宮大社の約38kmは人気が高い。コースは初心者や外国人でもひとりで安心して歩けるよう、整備や地域観光のサポートシステムが確立されている。○ターゲットは滞在型の欧米豪個人旅行者田辺市は世界遺産登録の翌年である2005年、5市町村が合併して観光振興の方針を大きく転換した。熊野観光は団体旅行や通過型観光には馴染まないと判断し、地域に滞在してゆっくり歩いて楽しんでもらう観光を目指した時、ターゲットとなったのが欧米豪のFIT客だった。そのため田辺市は2006年、新たな観光の推進役として田辺市熊野ツーリズムビューロー(以下、ビューロー)を設立、海外へのプロモーションと地域の受入れ体制づくりに取り組んでいった。そうした努力もあり2011年、熊野古道、熊野本宮大社は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三ツ星に選定された。ミシュランで三ツ星を得るには、9つの評価基準のうち複数の項目で高い評価を得なければならない。中でも、「旅行のしやすさと利便性」「旅行者の受け入れ姿勢の質」は外国人旅行を促進をする上で重要な項目となる。ビューローは2009年、ITを活用し日英2カ国語に対応した独自の「旅行予約管理システム」を開発し、地域観光の推進組織(DMC)となり、地域で企画した旅行商品(着地型旅行)の取り扱いを開始した。システムは宿泊施設、ガイドや体験プログラム、手荷物の搬送にお昼のお弁当、タクシーやレンタカー、レンタサイクル等の手配まで可能だ。その結果、ビューローのDMCの売上高は2014年度には9カ月で1億2,361万円に達した。着地型旅行を扱うDMC(地方創生ではDMO)は今、国が推進する地方創生の柱の事業のひとつだが、田辺はその先進事例となっている。だが、この成功を支えているのは予約システムやDMCだけではない。熊野古道を歩いてみたいと憧れつつ、ハードルが高いと尻込みしている人もノープロブレム。今回、初心者でも楽しく歩けるコースとその充実したサポートシステムを紹介しよう。●熊野古道3時間コースのすすめ - 夜は海外セレブも2時間歩いて訪れる宿に○初心者にもやさしい3時間コース中辺路の中でもアップダウンが少なく、初心者でも歩きやすい「発心門王子」から「熊野本宮大社」までの約6.9kmは所要時間約3時間のオススメコースだ。発心門王子は熊野の神様の御子神(みこがみ)が祀られている王子社の中で最も位の高い五躰王子のひとつで、熊野本宮大社の神域の入口とされる場所。王子社は参詣者の休憩所でもあった。コースはバス停や休憩所、トイレが整備され、田辺市発行の「熊野古道めぐり地図帳(英日版あり)」にはその位置が細かく記されている。また、500m毎に設置された番号道標はマップにも番号の記載があり、まず迷うことはない。この地図帳は実に優れものでそれぞれコースの見所、バス停や休憩所、トイレ、緊急電話や自販機の位置、距離や高低差、所要時間の目安までが詳しく記されている。発心門王子から熊野本宮大社のコースには大斎原や熊野の山々が見渡せる2つの見晴台、寝転がって休める森のベッドなど楽しみも多い。こうした場所で、ネットで予約もできる名物の熊野古道弁当を食べるのもいいだろう。また、スタンプラリーは「完歩証明付の中辺路押印帳」と、熊野古道と協定関係にあるスペインの巡礼地、サンティアゴ・デ・コンポステーラとの「共通巡礼手帳」と、ダブルで楽しめる。○ハリウッドセレブも訪れる山の上の宿一方、田辺市にはハリウッドセレブも2時間歩いて訪れるという外国人に大人気の宿がある。それが2015年「プロが選ぶ宿100選-日本の小宿」で審査員特別賞、旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」のホテルアワード2015旅館部門で国内15位に選ばれた「霧の郷たかはら」だ。滝尻王子から歩いて2時間の山の上にあり、別名天空の宿と呼ばれている。もちろん車で来ることも可能だが、外国人客の大半は徒歩で宿まで来るという。霧の郷たかはらの運営を任された小竹治安さんは海外での滞在経験が長く、英語、スペイン語、中国語に対応でき、そのマルチリンガルぶりはインテリアや料理にも反映されている。地元食材を使った旬の料理や客室の廊下や洗面台などには、多国籍なコーディネートが見られる。特に眼下に棚田が広がる天空のテラスは小竹コーディネートの最たるもの、魅力的な空間となっている。滝尻王子からたかはらまでは初心者には少し厳しいがガイドシステムも確立されており、ネットで好きなコースやガイドを選び申し込みもできる。熊野古道は一度に全てのコースを歩く必要はなく、一区間だけ歩くこともできる。まず自分に合ったコースから始めて、徐々に興味あるコースを歩いてみてはどうだろうか。一度歩くとその魅力と楽しさを体感し、すぐに次のコースを歩きたくなる。熊野観光の玄関口であるJR「紀伊田辺駅」へは、南紀白浜空港からバスで約50分ほど。なお、白浜には双子パンダのいる動物園「アドベンチャーワールド」もある。熊野古道とあわせて楽しんでみるのもいいだろう。※記事中の情報は2015年10月のもの○筆者プロフィール: 水津陽子フォーティR&C代表、経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、企画コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。著書に『日本人がだけが知らないニッポンの観光地』(日経BP社)等がある。
2015年10月16日バリ島のウブドは、芸術家が集まることで知られる山間のエリアです。1年中、観光客の絶えないこの地域で、英語と日本語の堪能なデワ・グデ・クスマさんは、観光客相手のドライバーをしています。また同時に、故郷・タバナン県ププアンでコーヒー農園も営んでいます。妻、娘2人と住むウブド、そこから車で3時間さらに山に入った故郷を行き来する生活を20年近く続けています。■これまでのキャリアの経緯を教えてください。実家のタバナン県はコーヒーの産地で、私も小さい頃から家族と一緒に農園で働きました。現在は、3ヘクタール程度の土地に2800本のコーヒーを栽培しています。8月は収穫期なので、ウブドを2週間ほど留守にし、故郷に。村の人にも手伝ってもらい、コーヒーの実をとり、家に運んで乾かし、次の収穫のために草をとったり、木を剪定したりします。豆が売れる状態になったら、ここからが焙煎業者との駆け引きになります。コーヒーの価格は年によって変動します。その年の相場を探り、高く買ってくれる焙煎業者と契約しなければなりません。そのへんは長い経験で、いい取引ができるようになりました。ただ、うちはロブスタ種しかできないので、高品質のアラビカ種ほどの値はつきませんが。振り返れば、私は小学生のときから、自分で仕事をして学費を稼いできました。親にヤギを2頭買ってもらい35頭まで増やして村の人に売ったりもしていましたよ。そうして高校を卒業すると、母親に20万ルピア(約2,000円)をもたされ、自立するように言われました。ウブドではまずホテル勤務。ホテルの利用客に日本人が多かったことから、社長が「日本語を勉強しろ」と語学学校の学費を半分出してくました。その後、日本人の経営するホテルで働くことになり、ニーズの高かったドライバーに転身しました。もう18年になります。■現在のお給料は以前のお給料と比べてどうですか?コーヒー農園では年間5,000㎏の収穫があります。だいたい、収入は約4,000万ルピア(約40万円)です。ドライバーの収入はノーコメントです。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?農園の仕事は小さい頃からやっているので、好きとか嫌いとかではないのですが、やはり故郷に帰って働くのは楽しいです。ドライバーの仕事も問題はありません。バリの人間は、楽観的というか、なんでもあるがままを受け入れるので、特別に辛い、などと思ったりすることはありませんね。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?農園のほうは人手不足が深刻です。若者たちの田舎離れが進み、農園の後継者どころか、手伝ってくれる人も少ない状況です。そこで最近では、コーヒー農園体験ツアーを来年くらいから始めようかと思っています。収穫時にバリのコーヒー園に泊まり込み、田舎の生活を楽しみながら、収穫のお手伝いをしてもらいます。日本のみなさんもいかがですか?ドライバーの仕事のストレスはありません。といっても、他の国の人に話すと驚かれるようなことが、よくありますよ。たとえば、こんなことがありました。お客さんを昼食ビュッフェにお連れしたのですが、2時間経っても戻ってこない。レストランの人が私を気遣って、フルーツを袋いっぱいくれたんです。しばらくして、お客さんが戻ってきて、もらったフルーツを見るなり、「おいしそう! 食べてもいい?」と聞くので、あげたんです。私にとっては「まあ、いいか」という程度のことです。でも、そのお客さんがお礼に10万ルピア(約1,000円)と高額チップをくれて、「これだけあれば、あの何倍ものフルーツが買えるのに、面白いお客さんだね~」と仲間と笑ったものです。バリ人は「まあいいか」「それもしかたない」と、あまり腹を立てることがないんです。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?今日はローカルにも、観光客にも人気のあるレストランで鶏肉入りのナシゴレン(焼きめし)です。ちょっと量が少なかったな……。これで4万ルピア(約400円)です。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?みんないい人(笑)。なんにでもきっちりしていますね。予約時間に必ず、来てくれるので助かります。先日インド人のお客さんに2時間待たされた挙句、キャンセルされたことがありましたから。翌日あらためて予約してくれたのですが、8時間の周遊コースがスムーズに進み、7時間で終わったら、料金からしっかり1時間分を差し引かれました。どうしたかって? 「まあしかたないか」です(笑)。■最近、気になる日本のニュースはありましたか?国会で議員たちが争っているニュースをテレビで見ました。なかなか激しかったですね。でも、インドネシアの国会はもっと荒れることもあって、机を投げ飛ばしたりもするんです。■休日の過ごし方を教えてください。友達と会うことが多いです。家族の相手はときどき。友達のうちに行って、コーヒーを飲みながら話をするのが、楽しい。あとは、趣味のバイクをいじること。今、4台もっていて、最近は昔風に改造するのが流行っているんですよ。■将来の仕事や生活の展望は?自分の家を持つこと、娘たちを大学までやることです。だから貯金。インドネシアは銀行の利子が高く、10%なんてこともあります。
2015年09月29日NTTコミュニケーションズは、訪日外国人向けにSIMカードの自動販売機を中部国際空港に設置する。29日から利用可能。SIMカードの自動販売機は、中部国際空港 国際線到着ロビーに設置される。自動販売機では、期間型プリペイドSIM「Prepaid SIM for JAPAN」を販売。7日間利用のタイプ(1日の利用容量100MB)が税別3,450円、14日間利用のタイプ(1日の利用容量100MB)が税別4,950円。このほか、SIMフリー不マートフォン、モバイルルーター、ACチャージャーなども販売する予定。自販機はタッチパネルが搭載され、英語、中国語による商品説明を確認しながら購入することができる。SIMカードの開通手続きでは、パスポートスキャンによる本人確認を行う。決済はクレジットカードのみ。
2015年09月25日NTTドコモは9月24日、法人企業向けに「docomo Wi-Fi for visitor」サービスを試験的に提供開始したと発表した。ドコモは、2014年8月から訪日外国人向けに「docomo Wi-Fi for visitor」を試験的に提供。このサービスでは、ドコモのアクセスポイントへアクセスできる公衆Wi-Fiサービスのほか、多言語(英語、中国語、韓国語)でのコールセンターのサポートを実施している。今回、多くの法人企業などからサービスを活用したいといった要望があり、今回の試験的なサービス実施にいたったという。具体的な運用としては「docomo Wi-Fi for visitor」のアカウントに引き換えが可能なクーポンコードをドコモが企業に提供するというもの。企業からクーポンコードの提供を受けた訪日外国人は、クーポンコードを利用し、駅や空港、カフェ等、日本国内約15万カ所のアクセスポイントでWi-Fi通信を利用できるようになる。サービスを付与された訪日外国人は、クーポンコードを「docomo Wi-Fi for visitor」の申込みサイトおよびサービスと連携した企業のアプリでアカウント(ID及びパスワード)に引き換えることで、1週間または3週間ドコモのアクセスポイントに接続できる。試験提供する企業は、クレオ、全日本空輸、ナビタイムジャパン、バーニーズ ジャパン、ブリックス、KNT-CTホールディングスの6社。これらの企業は、自社サービスの販売促進のためのノベルティやキャンペーンなどにクーポンコードを活用する。提供期間は、9月25日~2016年3月31日。料金は1週間プランが972円、3週間プランが1404円となる。
2015年09月25日新生銀行は16日、訪日外国人観光客や多様化する国内旅行者をターゲットに16日に開業した滞在型ホテル「ONTHE MARKS(オン・ザ・マークス)」(神奈川県川崎市、以下同ホテル)を裏付け資産として、同ホテルの開発主体である特定目的会社川崎開発に対する開発型不動産ノンリコースファイナンスを付与したと発表した。○国内のビジネス客や旅行客に加え、外国人観光客の宿泊ニーズも見込むこのたびのファイナンス供与は、築22年の事務所ビルをホテルにコンバージョンする計画に対して、新生銀行は既に2014年11月に特定目的会社川崎開発が発行する第1回の特定社債の引き受けを行っており、同ホテルの開業に伴い2015年10月に第2回の特定社債の引き受けを行う形でのファイナンスの供与を予定しているという。同ホテルはホテルコンバージョン案件の事業企画・設計・運営に実績を持ち、外国人を含む観光客向けのゲストハウス型ホテルの運営も手掛けるUDSがオペレーターとして参画し、東京都心や横浜からのアクセスが良い川崎において、「バンクベッドフロア」、「コンパクトルーム」、「スタンダードルーム」の3タイプの機能の異なる客室構成(※1)を取り入れることで快適かつ合理的な価格帯の宿泊環境を提供し、国内のビジネス客や旅行客に加え、外国人観光客の宿泊ニーズも見込んでいるのが特長だという。2020年開催予定の東京オリンピックなどを背景とする外国人観光客の増加とともに、リーズナブルな2段ベッドの宿泊スペースやゲストハウス事業などへのファイナンスのニーズも今後高まることが予想されるという。新生銀行は開発の初期段階から参画し、同ホテルの対象顧客層を踏まえた計画の検証や、オペレーショナル・アセット(※2)のファイナンススキームの構築などにおいて、同行の不動産ノンリコースファイナンスにおける高い専門性や知見を積極的に活用したとしている。(※1)カプセルより広く快適な2 段ベッドの宿泊スペースである「バンクベッドフロア」、共用の水廻りが用意された個室タイプの「コンパクトルーム」、ユニットバスまたはシャワーの付いたセミダブルおよびダブルのプライベートタイプの「スタンダードルーム」が設けられる。(※2)商業ビルやホテル、レジャー・アミューズメント施設、病院・診療所、高齢者施設など、施設の管理運営においてノウハウや専門性が求められ、物件自体の優良性に加え、当該資産のマネジメントに精通した専門のオペレーター(運営事業者)の選定次第でも収益が大きく変動する資産。○プロジェクトの概要施設名称:ON THE MARKS(オン・ザ・マークス)所在地:神奈川県川崎市川崎区小川町17-1建物概要:敷地面積705.84平方メートル、延床面積2,957.058平方メートル(ホテル部分のみ)、規模地下1階・地上6階、客室数227室開業:2015年9月16日事業主体:特定目的会社川崎開発オペレーター:UDS
2015年09月17日訪日客が“爆買”の仕上げに駆け込む成田空港の免税店において、ここ1年ほどシェアNo.1に君臨しているのが資生堂だ。免税店の化粧品売り場はトップ6が圧倒的な強さを誇り、資生堂を筆頭にシャネル、SK-II、エスティローダー、ランコム、ディオールが並ぶ。資生堂の中でも日本でしか売っていないプレミアブランドとして、富裕層から人気を集めているのがザ・ギンザだ。化粧水で1万8,000円、日中用美容液で3万円、朝夜2品で行う6週間の集中ケア美容液は18万円という高額プライスだが、そのプレステージ性がむしろ人気の要因。ザ・ギンザは中国本土でのブランドの認知力向上に力をいれており、『good luck』、『Japan Premium』といった中国アッパー層に向けて刊行されている旅行雑誌への出稿や親日家のインフルエンサーによる口コミなどにより、知名度を上げている。さらにアジアだけでなく、欧米の顧客の獲得も視野に入れており、全日空の欧米便の国際線ファーストクラスのアメテニィの提供も展開している。アメニティは他に外国人観光客に人気の高い北海道・小樽市の朝里川温泉の高級旅館、蔵群(くらむれ)と提携するなど、使ってもらえば効果を実感してもらえ、購買につながると考えている。ザ・ギンザは2005年ごろから外国人スタッフや外国語を話せるスタッフを増やし、現在では台湾、韓国、中国、タイからの顧客に対応できるビューティコンサルタントの数は50名にのぼる。時間のない出発間際の空港でもスピーディな肌診断によるカウンセリングを行う、サンプルの配布、中国語対応のパンフレットなどMade in Japanに対する信頼性をゆるぎないものへとしている。特にお土産文化が慣例の中国では、こうしたサンプルを使った顧客が日本に行く友人に「これを買ってきて」と頼むこともしばしば。友達のためのお土産の買い物リストを作成し、持参。「18万円の集中美容液をあるだけください」と頼む人も過去にはいたとか。人気は、化粧水・乳液のベーシックなものからアイクリーム、シートマスク、クリームといった順。これらの現品サイズをセットにしたお得なキットもやはり人気が高く、まとめ買いの対象となっている。お土産を受け取った人が気に入り、また彼らが日本に来るときに“爆買”していく。しばらくこの流れは続きそうだ。
2015年08月25日円安の影響もあり、訪日外国人観光客の数が2015年上半期(1月~6月)では914万人を記録。外国人の中でもとりわけ中国からの観光客が多く、“爆買い”シーンを目撃することはもはや日常的だ。そこで家電に並び、爆買いの対象となる化粧品の市場をリサーチ。東京は伊勢勢丹新宿店、大阪はうめだ阪急、更に成田空港免税店における傾向をうかがった。化粧品売上額に対してインバウンド顧客の購買額は月によって変動はあるものの、伊勢丹「10~20%」、阪急「10~15%」を占める。空港という立地上、外国人観光客が多い成田空港のFa-So-Laでは14年度は売上高470億円で前年比約120%となり、本年度も順調に推移していると言う。■伊勢丹新宿店の人気ブランドトップ5●アルビオン●SK-II●クレ・ド・ポー・ボーテ●資生堂●レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(50音順)「アルビオン、SK-IIは中国国内との価格の差が激しいせいか、円安の影響でお得に感じるアルビオンの化粧水、通称“スキコン”ことスキンコンディショナーやエクサージュの乳液、SK-II製品のまとめ買いが目立ちます。ファンデーションなどベースメイク系はクレ・ ド・ポー・ボーテが人気で、イプサも資生堂グループなのをご存知なのか、急激に支持率がアップしています。メイクアイテムはレ・メルヴィユー ズ ラデュレが中国のお客さまだけでなく、タイの方にも人気です」(三越伊勢丹 化粧品バイヤー 坂井優香さん)■うめだ阪急の人気ブランドトップ5●アルビオン●SK-II●クレ・ド・ポー・ボーテ●ファンケル●資生堂(50音順)「メイク、スキンケアともに日本ブランドや限定アイテムが人気です。メイクではスック、レ・メルヴィユーズ ラデュレ、キッカなど日本限定展開ブランドが、スキンケアはアルビオン、資生堂、ファンケルが強い。ファンデーションはTHREEなど日本製が好まれています。当店はカウンセリング型の接客が多いのですが、スキンケアは肌測定器による診断、メイクはタッチアップを受けてから選ばれる傾向があります」(阪急うめだ本店宣伝広報部三好ふきこ)■成田空港免税店 Fa-So-Laの人気ブランドトップ5●SK-II●エスティローダー●資生堂●シャネル●ランコム(50音順)「アジア圏、特に中国のお客様には日本ブランドが人気です。これは中国国内で売っているものでも価格が安かったり、偽物の心配がないとの理由から。同様にイン ターナショナルなブランドの製品も偽物の心配がない日本で買うという方が多いようです」(成田空港免税店 Fa-So-La原浩介さん)以上を踏まえると、新製品に注目が集まりがちな日本人顧客と比べて、インバウンド顧客にはアルビオンのスキコンやSK-IIなどのロングセラーが人気だという傾向が見えてくる。また、同じアジア人ということで肌質が似ていることを含め、実績ある“メイドインジャパン”クオリティに信頼が集まっている。
2015年08月24日東京急行電鉄、タイムアウト東京、東急レクリエーションは8月21日~23日、訪日外国人観光客を対象に「SHIBUYA "POP UP" TOURIST STAND」を渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)にてオープンする。同ポップアップストアでは、訪日外国人観光客に渋谷を楽しんでもらえるよう3つのコーナーを設置。「Japanese Souvenir RANKING(ジャパニーズスーベニアランキング)」では、話題の商品の情報提供と商品販売を融合させた"流行発信ショップ"「ランキンランキン」が売り上げデータをもとに商品をセレクト。訪日外国人観光客に人気の土産を展示販売する。キッチンカーを活用した「缶詰スタンド」では、缶詰のフードとスパークリング日本酒を提供。そのほか、訪日外国人観光客に人気のスポットやルートを案内する「ツーリストインフォメーション」も設置する。なお、同店全体のプロデュースは旅行ガイド誌の『タイムアウト東京』が担当。会場内では、『タイムアウト東京マガジン』(英語版、中国語版)や「渋谷でしかできない101のこと」を掲載したガイドマップ(英語版)、オリジナルのうちわなどの配布を予定している。なお、同店の営業時間は11時~19時となる。会場は、渋谷ヒカリエ 1F イベントスクエア。
2015年08月11日●岐阜城下に蘇った町とともに! ダブル受賞の温泉宿は芭蕉ゆかりの老舗旅館岐阜と聞いて何を思い描くだろうか。ホットな観光地といえば、年間28万人の訪日観光客が訪れる飛騨高山、温泉では奥飛騨や下呂だろう。とは言え、岐阜を訪れる観光入込客の48.9%は中部、29.2%は県内の客で、関東からは5.6%と極めて少ない。実のところ、岐阜市と名古屋市は電車で約20分のところにあるのだが、それを知る人もまた少ない。そんな岐阜市には長良川の鵜飼いで有名な長良川温泉があるが、これもちょっと若い世代にはシブ過ぎる。だが近年、この長良川温泉の人気と評価が高まっている。今回はその魅力を紹介しよう。○住民が立ち上がり、協定の下で町を再生長良川温泉へはJR東海東海道本線「岐阜駅」からバスで20分ほど。信長ゆかりの岐阜城が建つ金華山の下を流れる長良川沿いには現在、7軒の温泉旅館・ホテルがある。そのエリアは古い町屋が建ち並ぶ川原町となっている。川原町はかつて川湊として栄え、材木や美濃和紙の問屋などの商家町家群があった。しかし、少し前までここは車の交通量の多い道路で夜道は街灯もなく、空き家の増加が懸念される寂れた通りで、決して散策を楽しむような町ではなかった。そんな中、2004年に川原町の住民が立ち上がり、住民同士で「川原町まちづくり協定」を締結。景観を生かした町づくりに取り組むとかつての美しい町並みが復活した。旧町家を生かしたカフェやレストランが開業するようになり、今では多くの市民や観光客が訪れる魅力的な場所に蘇っている。○創業150年超の老舗旅館を起点に浴衣で町歩き川原町と言えば、万延元年(1860)創業、150年を超える歴史を有す老舗旅館「十八楼」である。芭蕉ゆかりの宿としても知られ、近年は旅行新聞新社「プロが選ぶ旅館100選」入選と観光経済新聞社「人気温泉旅館ホテル250選」をダブル受賞するなど、その人気と評価は年々高まっている。十八楼の魅力のひとつとなっているのが散策ツアーだ。宿泊客を対象とした予約不要・無料のツアーで、毎日実施している。参加する人は17時ロビーに集まり、歴史案内人の案内で夕暮れの街へと出ていく。川原町の目の前には金華山があり、山頂には岐阜城も見える。通りにはレトロな町家建築が立ち並び、案内人はその歴史や裏路地の楽しみ、蔵を改造したカフェや岐阜の伝統工芸を扱う店など、30分ほど川原町の魅力を紹介してくれる。参加者の女性には浴衣を着て散策する人も多い。○多様な温泉の後は名物・鮎雑炊をもちろん、十八楼の魅力はこれだけではない。温泉と食でも魅せてくれる。温泉は朝夕男女入れ替え制で趣きの異なる温泉を楽しむことができる。長良川を眺め、せせらぎを聞きながら入る露天や薬草湯など、館内で湯巡りができるのもうれしいところ。しかし、なんといっても一押しはこのためだけに十八楼に通いたいと思わせてくれる名物料理「鮎雑炊」だ。飛騨牛のしゃぶしゃぶや岐阜の味噌を使ったほうば焼など、ご当地食あふれる料理はどれも洗練され味わい深いが、とにかくこの鮎雑炊は絶品、ぜひ一度賞味いただきたい。●地のものを生かした美食イタリアン、小休止には町屋のカフェでまったり○東京から通う価値ありのイタリアン川原町には岐阜に来たら絶対に立ち寄りたいと思う美食レストランがある。とにかくいつ行っても期待を裏切らないおいしい料理を食べさせてくれるのが「ラ・ルーナ ピエーナ」だ。川原町の古い町並みに溶け込む洋館はレストランウエディングでも人気で雰囲気も接客も素晴らしいが、とにかく地元食材、旬のおいしさを繊細な料理と演出で目でも舌でも楽しませてくれる。県外からも通う客が少なくないというが、東京からでも通いたいイチオシの美食レストランだ。ランチコースは2,900円~、ディナーコースは5,000円~となっている。このほかに、川原町には元ホテルオークラの料理長が営む中華料理の「ル シノワ かわで」や鮎料理と土産の「泉屋」、長良川を一望する創作和食の「文化屋」など、雰囲気ある美食レストランが多い。○伝統の町屋にて伝統工芸や至極の1杯また長良川温泉では、とにかくこの蔵カフェ「川原町屋」でまったりしたい。ここは岐阜提灯や美濃和紙などを扱う岐阜の伝統的工芸品製造本舗の安藤商店本店が運営しており、表の町家には「水うちわ」や和小物の店があり、奥に進むと蔵を改造したカフェがある。カフェ1階にはグランドピアノも置かれ、コンサートが開催されることもある。2階席はさらに隠れ家的だ。雪の降る日など、ここにこもって小説などを読みふけるのもいい。ランチも充実している。また、最後にオススメしたいお土産を一品付け加えておく。それが、川原町のこの町家店舗でのみ売られる「後藤養蜂園」の岐阜産はちみつだ。実は、岐阜県は近代養蜂発祥の地と言われている。この店は2013年3月にオープンしたが、店番をするのは養蜂に取り組む息子を応援するお父さんだ。混じりけなしの岐阜蜂蜜(300g/800円~)は味見もさせてくれる。長良川温泉、中でも川原町は都市の中にありながら、美食と極上の時間を提供してくれる。隠れ家にしたい、おこもり温泉No.1だ。東京に疲れたらぜひ一度足を運んでほしい。※記事中の情報は2015年7月取材時のもの。価格は税込○筆者プロフィール: 水津陽子フォーティR&C代表、経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、企画コンサルティング、調査研究、執筆等を行っている。著書に『日本人がだけが知らないニッポンの観光地』(日経BP社)等がある。
2015年08月07日ミャンマーに行ってみたい!さて、どうやって観光しようか、どうやって移動しようか……について、悩むかと思います。そこで!今回はいわゆる定番的な観光プランと、少しばかりの余談をしてみたいと思います。少しでもお役に立てれば幸いです。最大都市ヤンゴン日本からの直行便が毎日就航し、それ以外にも多くの国際線が就航している街ヤンゴン。ここが皆様の玄関口になると思います。ミャンマー最大の聖地、シュエダゴンパゴダや最大のマーケット、ボージョーアウンサンマーケットなどがあるこの街が国内旅行の起点にもなります。周辺にはゴールデンロックや世界遺産に登録されたピィなどがあります。シュエダゴンパゴダ2番目の都市であり、旧王都マンダレー日本でいうならば大阪や京都といったところでしょうか。ミャンマー2番目の規模を持ち、商業の都市としても有名です。ミャンマーが王国制度を持っていた頃はここが首都で、旧王宮があります。周辺には王都の衛星都市として様々役割を持った街が点在しています。夕暮れで紹介したアマラプラもここマンダレーの郊外にあります。アマラプラ、ウーベイン橋の夕日ミャンマーといえば…世界三大仏跡バガンここはもうあまり紹介もいらないかもしれません。広大な土地に広がる遺跡群。ミャンマーを訪れる方には必ず訪れて欲しいところです。夕暮れのバガン少数民族が集うインレー湖風光明媚なインレー湖には多くの少数民族が集まります。自然や田舎、少数民族といったキーワードに惹かれる方にはオススメの場所です。トレッキングのメッカでもあります。以前、インレー湖の筏(いかだ)祭りを紹介しましたね!水上生活を営むインター族以上、4箇所がミャンマーにおける旅行の定番観光地です。お休みの日数にもよりますが、ヤンゴン~マンダレー~バガン~インレー湖を訪れれば一通りミャンマーを抑えたと言えるでしょう。かなり日数に制限がある場合は、ヤンゴンとバガンの旅、もしくはヤンゴンとインレー湖の旅。ちょっと余裕があればヤンゴンとマンダレーとバガン。ヤンゴンとバガンとインレー湖という組み合わせも可能です。個人的には定番以外の場所でも素晴らしいところは沢山あるので、tripping!でどんどん紹介していきたいと思います。また次回以降では、ヤンゴンで何日間とればいいのか、バガンでは何日間、最低でも欲しい。といったより掘り下げた情報をお伝えしたいと思います。ミャンマー情報はこちらから>
2015年07月20日NTTコミュニケーションズは、訪日外国人向けのSIMカード自動販売機を、24日より成田国際空港に設置し、販売を開始する。同SIMカード自動販売機は、成田国際空港の第1ターミナルおよび第2ターミナルの国際線到着ロビーに1台ずつ設置される。期間型プリペイドSIM「Prepaid SIM for JAPAN」のほか、スマートフォンやモバイルルーター、アクセサリーなども販売されるという。販売機には、タッチパネルが搭載されており、英語および中国語による商品説明を確認しながら購入できる。開通手続きでは、パスポートスキャンによる本人情報の登録も可能となっている。クレジットカード決済もでき、両替の手間なく購入・利用開始できるとしている。「Prepaid SIM for JAPAN」は、1日あたり100MBの通信容量で、短期滞在者向けの7日間、中期滞在者向けの14日間の2モデルを用意している。価格は、7日間モデルが税別3,450円、14日間モデルが税別4,950円。通信速度は、受信時最大150Mbps/送信時最大50Mbps。容量を超過した場合は、最大200kbpsに制限される。SIMカードのサイズは標準/micro/nanoの3タイプが用意されている。
2015年07月17日家電などの免税店を運営するラオックスがドコモと提携し、携帯電話の国際ローミングサービスを利用する訪日旅行客向けに、同店舗の優待などを行う新サービスを今秋から提供開始する。これはドコモが中国のチャイナモバイル、韓国のKTと合意した国際ローミング利用促進に関する取り組みの一環として提携合意に至ったもの。7月14日、ラオックス新宿本店で行われた合意書締結式には、ラオックスの羅怡文社長とドコモの坂井義清副社長が出席。提携の経緯やサービスの概要を説明した。サービスはNTTドコモが事業協力契約を締結する、中国のチャイナモバイルと韓国KTのユーザーを対象に提供される。両社のユーザーが訪日した際に、ドコモのネットワークを使ったローミングサービスを利用すれば、国内のラオックス全店で利用可能な特別優待サービスが受けられる。ドコモ、チャイナモバイル、KTの三社は相互の国際ローミング利用促進のため、他業種とパートナーシップを組み、旅行者向けに新たなサービスを提供していくことで合意しており、今回のラオックスと提携するサービスはその第1弾になるという。ドコモによれば、中国、韓国からの年間訪日旅行客数、国際ローミングサービスの利用実態などから推計すると、対象となるユーザー数は年間200~250万人に達するとという。チャイナモバイル、KTでは訪日前に国際ローミングの利用申し込みが必要になるが、その際にラオックスでの優待特典をアナウンスすることで利用を促進し、ローミング収入増を目指したい考え。「ここ数年の訪日旅行客の増加で、ローミング収入も増収傾向にある。これをさらに加速させていきたい」(ドコモ坂井副社長)としている。一方ラオックスは、訪日旅行客への確実なリーチが可能となり、集客増が期待できる。「インバウンドビジネスを展開する企業は、海外のお客さまに対してアプローチしたいと思っても、これまでは接点を持つのが難しかった。今回の提携によってそれが可能になる。ドコモ、チャイナモバイル、KTの取り組みを心から歓迎するとともに、インバウンドビジネスにとって大きな一歩になる」(ラオックス羅社長)と、期待を寄せる。優待の具体的な内容や方法は現在協議中で、今年10月にサービス開始を予定している。「お客様を増やすだけでなく、お客様が何を考えているかをフォードバックできるようなデータベースの構築を進め、満足度を高めていきたい」と抱負を語る、ラオックス羅社長。一方、ドコモ坂井副社長は「今後、チャイナモバイル、KT以外にも、アジア圏を中心に提携事業者を広げていきたい」との考えを示した。同時に国内のさまざまな企業と提携し、「2020年に向けて訪日旅行客向けのサービスを、さらに強化していきたい」と語った。
2015年07月17日●ドコモの国際ローミングでラオックスの優待サービス7月14日、NTTドコモとラオックスが提携して訪日外国人に新サービスを提供する基本合意書を締結した。○国際ローミングを活用しサービスを提供近年、円安のおかげもあって、海外から日本を訪れる外国人の数が増しているのだが、2020年の東京オリンピックに向けて、より多くの人々が日本を訪れることが見込まれており、多くの企業が動き出している。このドコモとラオックスの動きも、そのような訪日外国人をターゲットとしているようだ。具体的な内容として、ドコモは中国の通信事業者「China Mobile」(チャイナモバイル)、そして、韓国の通信業者「KT」と国際ローミングを行う。これにより、中国や韓国のチャイナモバイル、KTのユーザーが日本にやってきてドコモの国際ローミングサービスを使うことで、コンタクトベースを作ることができる。ラオックスでは、そうしたコンタクトベースを利用し、自社のお得な販売サービスを告知する。チャイナモバイルやKTのユーザーが日本にやってきてドコモローミングサービスを使えば、ラオックスのお買い得情報をメールなどで知ることができるというわけ。ユーザーにとってもメリットがあるサービスとなる。●インフラとマーケティングの問題を解消○2つの問題を解消できるか日本を訪れる外国人の数は年々増加しているというが、そんな外国人に対して、ドコモやラオックスは十分なサービスをキャッチアップできていないという懸念があったという。1つにはインフラの問題であり、もう1つにはマーケティングの問題だ。急速に増えるユーザーに対して、インフラ不足になりがちなうえ、日本の通信サービスは外国人にとって優しくない。また、これら訪日外国人のセグメントは2兆円マーケットとも言われるが、どのようなユーザーがいるのかがわからず、そのユーザーに対して、どう情報を提供したらいいのかという方法が見えないため、マーケティングが難しいのだという。現地の通信会社とのローミングで、日本での通信環境を使いやすいものにし、インフラ的状況をドコモの快適な回線でコンフォータブルなものにして、さらにそのユーザーに対して、ダイレクトにラオックスのお買い得な情報を提供することで、想定されている問題を解決しようというのが今回の目的だ。チャイナモバイルやKTのユーザーはドコモの国際ローミングを使うために、キャリアとコンタクトするとラオックスのサービスについて告知される。そして、日本に到着し、ドコモのネットワークに接続すれば、ラオックスの特別優待サービスをメールなどで通知。ユーザーが、そのスマホを持ってラオックスを訪れると、その特別優待サービスを得ることができるというわけ。現時点では、ラオックスがどのような特別優待サービスを提供するかについては検討中で、具体的な内容は決まっていない。だが、割引するか、おまけをつけるかのどちらかの方向性になりそうだと説明していた。また、この提携における収益については両者の間では特に金銭的な取り決めはなく、ドコモはローミングから収益を得て、ラオックスは販売から収益を得るという独立採算になる。また、ドコモは将来、このモデルをより多くのアジアの国に広げていく予定だという。
2015年07月16日新生銀行はこのたび、訪日外国人観光客の集客などに関するコンサルティングサービスなどを手掛けるやまとごころと、訪日観光客に関連するインバウンドビジネスに関する業務提携を10日付で締結したと発表した。○インバウンドビジネスに関してより幅広く顧客をサポートしていくやまとごころは、2007年にインバウンド観光に特化したポータルサト「やまとごころ.jp」を立ち上げ、ホテルや小売り、飲食、自治体などに向けた情報発信や、教育研修、求人サイト運営、コンサルティングサービスなどを提供している。同提携に基づき、同行は、法人の顧客を対象とするインバウンドビジネスに関するセミナーをやまとごころとともに開催していくという。また、地域金融機関に対してやまとごころの知見やノウハウを提供することで、インバウンドビジネスを地域活性化につなげることも目指してくとしている。同行では、インバウンドビジネスについては、これまで、不動産ノンリコースファイナンスやプロジェクトファイナンスなどにおいて、海外投資家による国内の不動産やプロジェクト向け投資に関するファイナンスなどに取り組んできたという。このたびのやまとごころとの業務提携により、訪日観光客を増加させたい法人の顧客や、インバウンドビジネスを地域活性化につなげたいとする地域金融機関の顧客など、インバウンドビジネスに関してより幅広く顧客をサポートしていくとしている。
2015年07月16日セレクト系不動産情報サイト「アールストア(R-STORE)」が“泊まれる本屋”をコンセプトにしたホテル「BOOK AND BED TOKYO」を9月末にオープンする。住所は東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル7階。“泊まれる本屋”がコンセプトの同ホテルが目指すのは、誰でも一度はしたことがあるだろう“本を読んでいたら、いつの間にかマブタが重くなって気づいたら朝だった”というような最高の眠り。訪日外国人観光客や国内旅行者をターゲットにしているということだが、旅行客でなくても本好きなら一度は泊まってみたい宿泊施設だ。内装デザインは谷尻誠、吉田愛が率いる、住宅や商業空間、インスタレーションなど多岐に渡る仕事を手掛ける「SUPPOSE DESIGN OFFICE」が担当した。宿泊者が本に埋もれながら眠ることが出来るよう、本棚の中にベッドを埋め込むなどのユーモアな工夫が施された。なお、ブックセレクトは“本のある暮らし”を提案する本のセレクトショップ「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」が担当している。また、7月25日まで、同ホテルの部屋をいち早く再現した一室が渋谷の「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」(東京都渋谷区神山町17-3)内に登場しており、本棚に埋め込まれたベッドなどの展示が行われている。
2015年07月15日NTTドコモとラオックスは、一部の訪日外国人に対し、ラオックスでの買い物時に利用できる割引サービスを10月より提供する。両社は14日、サービス提供に向け、提携するための基本合意書を締結した。両社が提供するサービスは、日本滞在時にドコモのネットワークを通じて国際ローミングを利用する中国のChina Mobile、韓国のKTユーザーを対象としたもの。対象のユーザーは、日本の空港などで、国際ローミングの利用にあたり、ドコモのネットワークに接続すると自動的に、ラオックスでの買い物時に利用できる割引サービスを受け取れる。今後両社では、ほかの海外通信事業者や訪日外国人向けビジネスを展開する企業など、更なる提携先の拡大、日本滞在中に使える割引サービスなどの情報提供、翻訳技術を活用した様々な言語のサポート、ビッグデータを活用したマーケティングなど、訪日外国人をサポートする環境づくりを行っていくという。
2015年07月14日昭文社は7月16日に、全国の観光列車を紹介したガイドブック『にっぽん全国 観光列車に乗ろう』を全国の書店などで発売する。同誌ではレストラントレインをはじめ、人気キャラクターのアクティビティや様々な仕掛けが隠れているきっずトレイン、絶景をめぐるトロッコ列車、レトロ列車にSLなど全国86種類の列車を紹介する。さらに、乗車後に立ち寄れるスポットや本物の鉄道車両を自分の手で動かす運転体験、廃線跡を人力で走る鉄道体験スポットなど、鉄道旅が楽しめる情報も掲載。予約不要で乗車できる列車も紹介している。列車の運行スケジュールや予約方法も、列車ごとに異なる表記を統一して分かりやすく公開する。「もっと鉄たび」と題した番外編では、駅に焦点をあてた絶景が楽しめる全国の駅10選やクルーズトレイン「ななつ星in九州」のデザインで知られる水戸岡鋭治氏による観光列車も紹介。「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」といった、2015年春~2017年春に登場する7つの新車両も掲載する。価格は1,000円(税別)。また、同誌は発売を記念して、読者限定の無料旅行アプリ「まっぷるリンク」にてプレゼントキャンペーンを実施する。応募者の中から3人に「キヤノン コンパクトデジタルカメラ IXY640」が当たる。応募締切は9月30日まで。
2015年07月10日写真:PIXTAイスラム市場に詳しい米調査会社DinarStandardによると、ムスリム(イスラム教徒)向け観光市場は今後急速に拡大する見込みです。航空、ホテル、レストランなど観光関連サービスのムスリム旅行者の支出(アウトバウンド)は2012年に1370億ドルでしたが、2018年には1810億ドルに達すると見込まれています。グローバルの旅行支出全体の12.5%に相当する割合です。また、シンガポールでムスリム観光の調査やコンサルタント業務を手がける「CrescentRating」によると、来日ムスリム旅行者数は2013年時点で年間30万人でしたが、2020年までに年間100万人に達すると見込まれるようです。日本への旅行者全体の4%に相当する数といいます。このような拡大トレンドを背景に、ムスリム旅行者を取り込むための施策を練っている企業も少なくないはず。しかし、ムスリム旅行者を取り込むためには、礼拝室を完備したりハラル認証の食材を使ったりする必要があり、一筋縄ではいかないでしょう。特に非イスラムである日本ではムスリムの習慣を知らないため、何をどのように対応すればよいのか分からないかもしれません。ムスリム旅行者にやさしい旅行先ランキング1位はシンガポール左上:©TRIPPING! 洗い場をハラル対応と非ハラル対応と分けているホーカー「ラオ・パサ」 左下&右:©ASEAN-Japan Centreシンガポールに暮らすムスリムの人々一方で非イスラムでありながら、ムスリム旅行者の獲得に成功している国があります。「シンガポール」です。CrescentRatingが毎年発表している「ムスリム旅行者にやさしい旅行先ランキング」によると、シンガポールはイスラム協力機構(OIC)非加盟国の中で、ムスリム旅行者にやさしい国で1位となりました。ちなみに日本は17位。シンガポールには少数ですがマレー系国民もいることから、昔から礼拝室やハラル食品への対応を行っており、このことがインドネシアや中東諸国のムスリム旅行者を呼び寄せる要因になっているようです。シンガポールの人口は約500万人。そのうちムスリム人口は15%ほどです。シンガポールを旅行すると電車・バスや街なかでヒジャブ(スカーフ)をしたムスリム女性をよく目にします。現地人か旅行者かは分かりませんが、ムスリムが多いことを実感できます。筆者にはムスリムのインドネシア政府高官の友人がいます。彼は世界中を飛び回っていますが「シンガポールは食事や礼拝などで心配する必要がなく、他の国に比べ非常に過ごしやすい」と言っていたことからもランキングには納得感があります。著者撮影 チャイナタウンのKFCもハラル認証を取得しているシンガポールでは政府系の「MUIS」がハラル認証を与える唯一の機関です。MUISは厳格な独自の基準で評価をすることから、国際的にも定評があります。シンガポール国内にはMUISに認証された飲食店が2000店以上あるといわれています。また、ムスリムに欠かせないモスクも国内に70カ所ほどあり、礼拝の場所探しで困ることは少ないといいます。街なか(中)を歩いているとモスクが多い印象を受けます。©ASEAN-Japan Centre シンガポールのサルタン・モスク日本でもハラル認証を取得する動きが増えているようにみえます。千葉県の機内食提供会社「ティーエフケー」が2014年9月、日本の食品会社として初めてMUISからハラル認証を受けたほか、ANAがハラル認証の機内食ニーズの高まりとマレーシア・クアラルンプールへの就航に伴い、2015年7月からハラル認証を受けた機内食を充実させると発表するなどしています。こうしたことからもムスリム旅行者が増加しており、ハラル食品の需要が高まっていることが分かります。シンガポールのチャンギ空港では各ターミナルにそれぞれ礼拝室を完備しているだけでなく、ハラル認証を受けたレストランを多数配置しています。このように国の玄関口である空港にムスリム旅行者に配慮した施設を配置していることも、旅行先としてシンガポールが選ばれる理由になっているのではないでしょうか。シンガポール地元紙ストレーツ・タイムズがティーエフケーの話として伝えたところによると、海外旅行するムスリムの3分の2以上がハラル食品の有無を最大の懸念事項として挙げているといいます。増加するムスリム旅行者を日本がうまく取り込むためには、シンガポールなどムスリム旅行者向けの取り組みを先進的に行っている国から多くを学ぶ必要がありそうです。参考サイト・ムスリム旅行者旅行先ランキング(text : 細谷 元)アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報~その他の記事を読む>
2015年07月10日フィリピン政府観光省は7月7日、「失恋にフィリピンが効く。」キャンペーンを開始した。フィリピン政府観光省は、2015年を観光誘致強化の「フィリピン観光年」と位置付けており、フィリピンへの訪問者数の増加を目指し、日本においても独自の観光誘致キャンペーンを実施している。同キャンペーンは、「美しい海」や「おいしい料理」「エステ」「ショッピング」など、訪れる人を魅了する「フィリピンの癒しの力」を、一番癒しを必要としている「恋に敗れた"失恋女性"」に向けて伝える内容となっている。キャンペーンサイトでは、「フィリピンのチカラで失恋を乗り越えるリアルドキュメントムービー」を公開。実際に失恋したばかりの傷心女性だけを集めたオーディションで選ばれたのは、兵庫県出身の松ヶ瀬愛さん(26)。2カ月前に別れたばかりという彼女の旅の模様を、フィリピンのマニラ・ボラカイ島にて5日間に渡り撮影した。そのほかサイトでは、旅行者の視点でフィリピンの魅力を切り取った50のショートムービーで、「生のフィリピンの魅力」を伝える。さらに、4泊5日の"失恋に効く"スペシャルモデルコースも紹介。癒しを求める女性のために選ばれた、フィリピンのさまざまな観光スポットを見ることができる。
2015年07月07日観光庁は6月24日、訪日外国人旅行者の利便性向上に向け、物流面での取組強化を目指す「手ぶら観光」サービス拠点をわかりやすく明示するための、共通ロゴマークの申請受付を開始したと発表した。物流審議官部門および観光庁では、訪日外国人旅行者が鉄道などで大きな荷物を持ち運ぶ不便を解消するため、宅配サービスを活用し、荷物を空港・駅・商業施設などで一時預かったり、空港・駅・ホテルなどへ配送するなどの「手ぶら観光」を促進。今回、サービス拠点をわかりやすく明示するための共通ロゴマークの申請受付を開始した。また、観光庁は訪日外国人旅行者に対する「手ぶら観光」の認知度向上のため、7月中下旬頃に、共通ロゴマーク使用の承認と同時に、承認を受けたサービスを周知するためのホームページを開設する予定。さらにパンフレットを作成し、JNTO(日本政府観光局)、海外旅行代理店、宅配事業者、交通拠点等の協力を得ながらPRを推進していくという。共通ロゴマークの運用や申請の詳細については、こちらに掲載される使用要領および申請様式を参照のこと。
2015年06月25日パナソニックとJTBは6月22日、訪日外国人観光客が2000万人に達すると見られる2020年に向け、JTBの持つ観光分野での知見やノウハウと、パナソニックの持つICTソリューション技術とを組み合わせることで、観光分野における事業創出と商品開発を目指した包括的協業を開始することに合意したと発表した。両社は、近年、訪日外国人観光客が急増している一方、外国人向けのサービス・インフラ面に改善の余地が多いとして、その整備に乗り出す。今回の協業における第1弾の取り組みとして、パナソニックが情報通信研究機構(NICT)とともに研究開発を進めている多言語翻訳技術を用いた自動翻訳機の実用化に向け、観光分野における実証実験を7月より開始する。自動翻訳機は、和倉温泉 加賀屋(石川県)、京都ホテルオークラ(京都府)、JPタワー・KITTE内観光案内所 東京シティアイ(東京都)の窓口に設置される。接待業務などにおける自動翻訳機の有用性の確認、改善点の抽出などが行われる。
2015年06月22日九州経済連合会(九経連)と九州観光推進機構は6月5日、「Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト」を開始すると発表した。日本電信電話(NTT)とエヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と連携する。取り組みは「Wi-Fi環境の整備促進」「観光アプリの提供」「無料Wi-Fiスポットの拡大・加盟促進活動」の3点。Wi-Fi環境の整備促進は、九州各地において、観光客が安全、かつ簡便に利用可能なWi-Fiサービスの提供に向け、Wi-Fi環境整備に関するガイドラインを定め、Wi-Fi接続事業者間の連携強化を図り、Wi-Fi環境整備を促進する。また、NTTBPが提供するJapan Connected-free Wi-Fiアプリ(Japan Wi-Fi)と連携し、一度の利用手続きで、九州各地のWi-Fiサービスに加え、既にJapan Wi-Fiで連携している全国約70のWi-Fiサービス(アクセスポイント数:約13万)も簡便に接続可能な環境を整備する。観光アプリの提供では、NTTグループとJTBグループが「地域活性化トライアル」で提供した観光情報アプリの情報を基盤に、九州観光アプリ(Japan Travel Guide)を開発。九州7県の観光コンテンツを順次追加して、多言語(日本語・英語・韓国語・簡体字・繁体字)で提供する(タイ語も追加予定)。九州観光アプリは、地域企業・店舗の広告やお得なクーポンの配信機能、Japan Wi-Fiとの連携機能を併せ持ち、観光地への来訪、観光地での消費を促すために効果的な集客、送客を目指す。また、これらの機能を活用したキャンペーンも予定している。無料Wi-Fiスポットの拡大・加盟促進活動では、観光客のおもてなし環境のさらなる拡大のため、九州各地の無料Wi-FiスポットのKyushu_Free_Wi-Fiプロジェクトへの加盟促進を行う。また、Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクトによる九州観光アプリ、および無料Wi-Fiスポットの利用促進イベントやプロモーションを展開していく。九経連が事務局となり、Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト参加メンバーを中心に、九州Free Wi-Fiビジネス協議会(仮称)を発足し、統計化された観光動態等のデータから、地域活性化のビジネスモデルを検討するワーキンググループ活動を実施していく。
2015年06月08日ファミリーマートは28日、訪日外国人向けWi-Fiサービス「Japan Connected-free Wi-Fi」(JCW)への参画を発表した。JCWアプリは、アプリに事前登録することで、国内約12万カ所ある無料Wi-Fiスポットが個別ログインなしで利用できる、訪日外国人向けスマートフォンアプリ。これに参加することで、同社の無料Wi-Fiサービス「ファミリーマートWi-Fi」の利用が、同アプリから手軽に利用できるようになる。「ファミリーマートWi-Fi」は、全国のファミリーマート約10,700店舗で提供。1日あたり20分×3回、無料でインターネットを利用できる。
2015年05月28日ソフトバンクモバイルは訪日外国人を対象とした無料Wi-Fiサービス「FREE Wi-Fi PASSPORT(フリー ワイファイ パスポート)」を7月1日より提供する。FREE Wi-Fi PASSPORTは、利用する携帯電話から専用電話番号へ発信(通話料無料)するだけで、利用者登録が完了し、専用アプリのダウンロードが不要なのが特徴。無料Wi-Fiサービスはこれまで、利用者本人の確認が不十分なケースが見受けられ、悪意ある利用者による不正利用への対策が急務となっていたが、電話番号による利用者確認システムで利便性を損なわずに不正利用者の追跡が可能になったという。利用者登録後は2週間無料で使い放題。2週間経過後は再度利用者登録により、無料で利用可能になる。SSIDは「.FREE_Wi-Fi_PASSPORT」。対応言語は、英語、中国語、韓国語。同一パスワードで5台まで接続でき、スマホとタブレットの同時利用が可能。接続可能なアクセスポイントは7月中に全国約40万スポットになるとしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月28日GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は5月21日、訪日外国人向けビジネスを支援する「インバウンドマーケティング」を、同社の決済サービスを導入する全加盟店を対象に提供開始すると発表した。「インバウンドマーケティング」は、ECサイトやFacebookページで使用可能な、外国人の関心を引く日本風の素材(写真・映像等)の制作・提供と、海外への広告配信をセットにしたサービスで、同社が加盟店向けに展開する「GMO-PG集客支援サービス」の一つとして提供するもの。各加盟店の要望に応じたオリジナルコンテンツを制作するほか、Instagram・YouTubeなどのSNSやメディア向けのコンテンツ提供も行うという。また、日本に関心のある外国人をターゲットとし、リスティング広告やFacebook広告などの配信運用を実施。まずは、英語での配信に対応し、順次、中国語やタイ語などへ拡大する予定だ。なお、同サービスは既に、日の丸リムジンが先行して利用を開始しているという。外国人観光客が成田空港や羽田空港に到着しホテル等の目的地へ行く際、スムーズに「LIMOTAXI」を利用できるよう、海外在住の外国人に日本風コンテンツを用いた広告を配信し予約サイトへ誘導することで、来日前の事前予約の促進を実現。同施策が有用であると好評だったことから、すべての加盟店向けに提供することとなった。同社は今後、旅行会社や宿泊・交通機関などのEC関連事業者をはじめ、インバウンド商機を狙う商業施設や市町村・自治体などに幅広く提供し、年内に計10社への導入を実現したい考えだ。
2015年05月22日