0歳の赤ちゃんに読み聞かせをするべきかどうか、ためらっている人は多いのではないでしょうか。0歳児に読み聞かせをするメリットや実践する際のポイントを知り、読み聞かせの必要性を考えるヒントにしましょう。おすすめの絵本の選び方も紹介します!0歳の赤ちゃんにも読み聞かせは必要?0歳の赤ちゃんというと、字が読めないのはもちろんのこと、多くの場合言葉や絵の意味も理解できませんよね。しかし、たとえ絵本の内容そのものは理解できなかったとしても、0歳児に絵本を読み聞かせるのは決して無意味なことではありません。まずは、0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせることで期待できるメリットから確認していきましょう!見るより聞くことがポイント0歳の赤ちゃんの場合、読み聞かせは『見る』よりも『聞く』ことがポイントです。生まれて間もない0歳児は、絵本に描かれた絵や言葉の意味を理解できません。絵本そのものを見て楽しむというよりは、読み聞かせをしてくれる人の『声』を聞くことがメインになります。この時期の赤ちゃんは、まるで音楽を聞くかのように読み聞かせの声の『大きさ』『抑揚』『高さ』『速さ』を楽しんでいます。無理に絵本の内容を理解させようとするのではなく、子守歌を歌うようなスタンスで赤ちゃんと一緒に楽しめるとよいですね!親子の時間を大切にできる0歳の赤ちゃんへの読み聞かせには、『親子の時間を大切にできる』というメリットもあります。言葉や文字の意味を理解できない0歳の赤ちゃんにとって、読み聞かせは『お話を読んでもらう時間』ではありません。『好きな人の声や体温を感じながら、触れ合いを楽しむ時間』なのです。乳児から幼児にかけての時期に親との親密な関係を築いていた人は、思春期以降の共感性や社会性が高い傾向にあるといわれています。読み聞かせを通じ、親子の絆を深めていけるとよいですね!読み聞かせ方のポイント赤ちゃんに読み聞かせをする際は、どのような点に注意をすればよいのでしょうか。具体的なポイントを3つ紹介します!赤ちゃんの反応を見ながら読む赤ちゃんに読み聞かせをするにあたり、まず意識したいのが『赤ちゃんの反応を見ながら読む』という点です。0歳の赤ちゃんは、そもそも絵本がどのような物なのかを知りません。当然ながら、『前から読む』『1ページずつ順番にめくる』といった基本的なルールも理解していないのです。そんな赤ちゃんに、「お話を最初から最後までしっかり聞かせてあげよう」と考えても、残念ながらなかなかうまくいかないでしょう。正しい読み方にこだわらず、赤ちゃんが笑ったり、声をあげたりしたポイントに注目しながら「○○だね」「きれいだね」など声をかけてみましょう。たとえ順番がバラバラでも、最後まで読み切れなくても、赤ちゃんのペースに合わせてあげることが大切ですよ!読むときの姿勢も意識して赤ちゃんに絵本の読み聞かせをするときは、赤ちゃんと触れ合える『姿勢』も意識するとよいでしょう。先述の通り、赤ちゃんにとって読み聞かせは『好きな人の声や体温を感じながら、触れ合いを楽しむ時間』です。より濃密な触れ合いを体感できるよう、『ねんね』の赤ちゃんなら隣で横になって、『お座り』の赤ちゃんなら膝に乗せるなど、赤ちゃんの月齢に合わせて密着できる姿勢を選ぶのがおすすめです。絵本を読み聞かせながら、同時に守られている安心感を赤ちゃんに与えてあげられるとよいですね!絵本をおもちゃにしても焦らない『絵本をおもちゃにしても焦らない』というのも、0歳の赤ちゃんに絵本を読み聞かせる際のポイントです。好奇心旺盛な赤ちゃんは、興味を引かれた物があると何でも手を出したくなるものです。それが絵本の場合、読み手にお構いなしにページをめくろうとしたり、破ってしまったりといったこともあるでしょう。親としてはつい止めたくなりますが、ここで焦る必要はありません。知らない物に興味を抱き、触れたいと感じるのは赤ちゃんの成長に必要な過程です。ある程度の汚れや破損は仕方ないと割り切って、赤ちゃんの好奇心に付き合ってあげられるとよいですね!夢中になれる絵本の選び方では、赤ちゃんが興味を持つ絵本はどのように選べばよいのでしょうか。特に覚えておきたい選び方のコツをチェックしていきましょう!カラフルな色使いとはっきりしたデザイン赤ちゃんに読み聞かせる絵本を選ぶなら、『カラフルな色使い』『はっきりしたデザイン』を重視するとよいでしょう。生まれた直後の赤ちゃんの視力は、一般的に0.01~0.02程度といわれています。その後、生後6カ月で0.1程度、1歳でようやく0.2程度になるのです。そんな赤ちゃんの視力を考慮すると、絵本はやはり目に留まりやすいカラフルなデザインが必要です。たくさんの絵本の中でも、一際目立つタイプの物を選ぶようにすると赤ちゃんにも興味を持ってもらいやすくなるでしょう。商品名: しましまぐるぐる (いっしょにあそぼ) 0~2歳児向け 絵本価格: ¥950(税込) しましまぐるぐる (いっしょにあそぼ) 詳細はこちら 音が出る物、言葉のリズム『音が出る物』『言葉のリズム』など、耳に入る刺激に注目するのも赤ちゃんへの絵本選びのポイントです。『聞く』ことを重視する時期の赤ちゃんは、音が鳴る仕掛けがされている絵本や、文章に擬音語が多く使われている絵本を好む傾向にあります。物語の内容というよりも、音の楽しさや口に出したときの文章のリズムを重視するのがおすすめですよ!商品名: 脳科学からうまれた あなぽこえほん (音のでる知育絵本)価格: ¥1,674(税込) 脳科学からうまれた あなぽこえほん 詳細はこちら 布絵本など安全な物を0歳の赤ちゃんに絵本を選ぶなら、『安全性』についても忘れずにチェックしておきましょう。この時期の赤ちゃんが絵本の読み聞かせをされる際に見られがちな行動として、『舐める』『破る』『落とす』があります。これらの行動は、絵本の材質によっては重大な事故を招いてしまいかねないものです。万が一の事態を考慮して、布製の絵本など、安心して遊べる絵本を用意してあげましょう。商品名: エリック・カール はらぺこあおむし どこでもソフトブック価格: ¥2,160(税込) はらぺこあおむし どこでもソフトブック 詳細はこちら ママもカラフルな絵本の世界を楽しんで「言葉も知らない赤ちゃんに読み聞かせをしても…」そう考える人は多いでしょうが、だからといって、決して早すぎるということはありません。たとえ言葉や文字の意味が分からなかったとしても、大好きなママ・パパの体温と声に包まれる読み聞かせは、赤ちゃんにとってとても楽しい時間です。無理に物語を理解させようとするのではなく、親子の触れ合いの一種として気軽に日常に取り入れましょう。デザインや音・リズムなど、赤ちゃんが興味を持ちやすいポイントもチェックして、カラフルな絵本の世界を親子一緒に楽しめるとよいですね!
2019年09月19日「戦争はどうしてするの?」、「平和ってなに?」と子どもに聞かれたら、どう答えますか?知っているようで知らない、説明できるようで、きちんとした説明ができない難しい問題。夏休みは終戦記念日があり、広島と長崎の平和セレモニーが行われるなど、“平和”について考えるよいチャンス。この機会に親子で“平和と戦争”がテーマの絵本を開いてみませんか。平和と戦争、何が違うのだろう?「へいわとせんそう」たにかわしゅんたろうぶんNoritake え(ブロンズ新社)導入は、まずこの1冊から。谷川俊太郎さんの短い文章に、Noritakeさんのモノクロのシンプルな絵。「へいわのボク、せんそうのボク」、「へいわのかぞく、せんそうのかぞく」、見開きに対比の絵が描かれています。文と絵のシンプルさゆえに、何度か読み返すうちにおのずと違いはどこだろう? と意識しはじめます。後半の「みかたのかお、てきのかお」、「みかたのあさ、てきのあさ」、「みかたのあかちゃん、てきのあかちゃん」はどちらも同じ絵です。人はみな同じ世界に生きている、敵も味方も本来は同じ人間だよと教えてくれる絵本でした。戦争って、具体的にどんなこと?わたしの「やめて」文・自由と平和のための京大有志の会声明書【こども語訳】絵・塚本 やすし(朝日新聞出版)戦争って何だろう?を考えるきっかけに、この本はいかがでしょう。『せんそうは「ぼくがころされないようにさきにころすんだ」というだれかのいいわけではじまります』この文章にドキッとした私。日頃、あえて触れない部分をはっきりと表現しています。戦争は人間の体だけではなく、精神にも深い傷を負わせること、また生きる場所や考える自由まで奪ってしまうことが分かりやすく、鋭く伝わってきます。『せんそうははじまるとだれにもとめられません』という衝撃的なフレーズや、最後に描かれた子どもたちが『やめて』と叫ぶ絵からも、“戦争は絶対にダメ”という強いメッセージが。最初の青い地球の絵と、最後の子どもたちの絵は、どちらも守らなければならない大切なもの。私たち大人が日頃からしっかりと考え、ダメなことはダメと伝えることも大切だと考えさせられる本でした。忘れてはならない、原爆投下のことも「ピカドンたけやぶ」はらみちを作・絵(岩崎書店)地元の図書館で見つけた、少し古びた絵本。出版されたのは1983年と書いてあります。もしかすると娘たちは“ピカドン”が何のことか分からないかもしれないと思い、手に取りました。実話を元に描かれた本で、竹やぶに残った防空壕からお話が始まります。戦争を経験した竹やぶが擬人化され、原爆投下後に防空壕に逃げた人々、死んでいく人々、生き残った人々の様子を、お母さんのように包み込みながら見ています。『たけやぶはかなしくてかなしくてこえをふりしぼりなきつづけました。そのなみだがまっくろいあめになりました』竹やぶの涙が黒い雨で表現され、見ていると大きくて深い悲しみがあふれてきます。最近は戦争のリアルな表現が避けられがちですが、この本はリアルさも残しながら表現はやさしい。しっかりと子どもに伝わる内容になっています。出版社によると売り切れで再販の予定はないようですが、図書館で検索すれば見つかるかもしれません。平和ってどんなことだろう?イメージしてみよう「へいわってどんなこと?」浜田桂子(童心社)「おなかが空いたらご飯が食べられ、みんなと一緒に勉強ができ、みんなの前で大好きな歌を歌える、思いきり遊べて、ぐっすり眠れる」今の私たちには当たり前すぎて、そうでないことをイメージすることすらできないかもしれません。実際に戦争や紛争の渦中にいる人たちは、この普通の生活がままならない。絵本を見てから、娘たちに「キャンプで水や電気を使わないこととは違うんだよ。家族が殺され、毎日の生活が不安と恐怖でいっぱいなんだよ」と話し、親子でイメージしてみることにしました。ちょうど少し前にテレビ番組で、レバノンの難民の生活を見たり、祖父から疎開の話しを聞いたことがあったので、「同じ子どもなのに、かわいそう…」と小2の娘。イメージしてみることも大切だなと思いました。最後に書かれた「ぼくがうまれてよかったっていうこと」「きみがうまれてよかったっていうこと」「そしてね、きみとぼくは友だちになれるっていうこと」というメッセージが胸に響きます。祖父から学童疎開について話を聞いている子どもたち私たちにできること、それは戦争を知り、平和とはどういうことかを知ること。同じ地球にある他の国や他民族の人たちを知り、友達になること。それが戦争をしない道に繋がっていくのです。戦争経験者世代が少なくなった今、今度は私たち親世代が伝える番です。親も子どもと一緒に学び、各家庭で平和を考えることからスタートしたいですね。<文・写真:ライター林未香>=======読者限定RIZAPトライアルモニター募集中!「シェイプアッププログラム」を4万9800円(4回・税別)でお試し。さらにモニター謝礼として1万円のキャッシュバック!さらにモニター終了者から抽選でクオカード3000円分を100人にプレゼント。さらに本コースへの入会金5万円無料。店舗により受け入れ制限がかかる場合が想定されますのでお早めにお申し込みください。申し込みはこちら ⇒申し込み〆切:2019年8月31日(土)・
2019年08月01日夏休みに突入しましたね。子供と触れ合う時間も増えますが、大人も仕事に少なからず支障がでてきませんか? 特に自営業の我が家はね…。子供って絵本大好き。特に気に入った本は何度も何度も繰り返し読んでと言ってきます。さすがにそろそろ仕事に戻りたいパパン。ここで手短に済ませようと悪知恵が膨らみます。最初から最後まで、あらすじだけを読み上げ、わずか数秒で終わらせる大作戦。適当に切り上げて終わらせるつもりでしたが…アリッサにはなぜか大ウケ。結果、アリッサの関心が止まらなくなりました(汗)。最後はネタも尽きて、「むかしむかし、またむかし…」と、寝落ちするまで言い続けましたとさ。めでたし、めでたし…。
2019年07月26日絵本の読み聞かせには教育効果があるということは、多くの方がご存じでしょう。しかし、読み聞かせの方法によって、伸びる能力の種類が変わるということは、あまり知られていないかもしれません。今回は、読み聞かせの方法別の教育効果や、読み聞かせのさまざまなコツについて紹介します。読み聞かせには親子ともにメリットあり人気ゲーム「脳トレ」の監修を担当した、東北大学・川島隆太教授の脳科学研究グループは、山形県長井市と共同で読み聞かせに関する研究を行ないました。約40組の幼児とその家族に読み聞かせをしてもらったところ、平均で約5歳3カ月相当であった子どもたちの語彙力が、8週間後には平均で約5歳9か月となり、8週間で約半年分語彙力が伸びたそうです。また、子どもの問題行動が減り、不安や抑うつ状態が減少したともいいます。さらには、読み聞かせの時間が長いほど、母親が育児中に感じるストレスが減っているという結果も出たのだそう。特に、子どもが言うことを聞かない、落ち着きがないといった際に感じるストレスが減少したそうです。これは、読み聞かせそのものが母親のストレス軽減につながったのではなく、読み聞かせを続けて子どもの問題行動が減ったことによって、母親がそれまで感じていたストレスの減少につながったと考えられています。読み聞かせには、親子ともにメリットがあるといえるでしょう。読み方を変えるとさらなるメリットが!さまざまなメリットがある読み聞かせですが、読み方を変えることで伸びる能力がそれぞれ違います。具体的には以下の通りです。・一音一音ハッキリ読む→集中力が上がる教育環境設定コンサルタントの松永暢史さんが推奨している、絵本に書かれた一字一字のすべてをハッキリ発音する読み方です。抑揚をつけたりせず、ゆっくり淡々と読み聞かせます。一音一音ハッキリ読むことで「今までじっと聞いていられなかった子どもが、じっと聞いている」という報告があったと松永さんはいいます。口をしっかりと動かしながら、母音を正しく発音して読み聞かせることで、子どもにとってより聞きとりやすくなるのでしょう。・感情を込めて読む→感受性が高まる絵本スタイリスト®の景山聖子さんは、感情を込める読み方について以下のように解説しています。子どもには、読み手の「自然な感情」が伝わります。その人の想いや生き様が、読み聞かせに如実に反映されるのです。(中略)感情を込めて行う読み聞かせは、子どもたちに様々な想いを伝えることで、子どもの感受性を豊かにします。(StudyHackerこどもまなび☆ラボ|子どもの「感受性」と「想像力」。絵本の読み聞かせ方を変えるだけで、その両方が同時に育つ?)例えば、読み手が「『頑張ることの重要性』を伝えたい」と思いながら読み聞かせをすると、子どもが「頑張ることって大切なんだな」と気づくことにつながります。無理に感情を込めようとするのではなく、絵本のストーリーに沿って感じたままに読み聞かせをすれば充分です。・棒読みをする→想像力が高まるこちらも、絵本スタイリスト®の景山聖子さんが紹介しているメリットです。景山さんの絵本講座の参加者の方に、棒読みで読み聞かせをしてもらったところ、子どもたちは「絵が可愛い」「私ならこうする」など、絵本の内容から想像したことを感想として述べてくれたのだそう。読み聞かせにまつわるQ&A続いて、読み聞かせにまつわるさまざま疑問について解説していきます。Q. 子どもが毎回同じ本ばかり選ぶけど、どうすればいい?A. 子どもがお気に入りの本ばかり繰り返し読みたがったら、飽きるまで読んであげましょう。東京大学大学院教育学研究科の針生悦子教授は「子どもが同じ絵本を繰り返し読みたがるのを不思議に思われるかもしれませんが、大人が流行の歌を何度も聞きたくなるのと同じです」と述べており、同じ本を繰り返し読むことを肯定しています。親としては「色々な本を読んだほうが刺激になるのでは?」と思いがちですが、同じ本を何回も読むのは、まだその本についての探求心や好奇心があるということなのです。 Q. 子どもが読み聞かせの途中で質問ばかりしてきて、読み進められないときは?A. 読み聞かせの途中に質問攻めにあうと、つい「最後までしっかり聞いて!」と言ってしまいそうになりますよね。しかし、教育評論家の親野智可等先生によると、そんなときは子どもの質問にしっかり答えてあげることが重要とのこと。子どもが疑問に感じたページを一緒に読み返すのもおすすめです。大切なのは、本を最後まで読むことよりも、子どもに読み聞かせは楽しいと思ってもらうことです。 Q. 絵本よりも図鑑を好んで、読み聞かせの時間が作れないときは?A. 読み聞かせというとどうしても絵本のイメージが強いですが、子どもが好むものを一緒に共有することが大切です。教育評論家の親野智可等先生は、読み聞かせの本について「子ども本人が『おもしろい、楽しい』と感じる本を優先し、大人が読ませたい本もときどき入れるくらいでちょうどいい」とおっしゃっています。そのため、図鑑が好きな子どもであれば、無理に読み聞かせをせずに、一緒に図鑑を眺めて楽しむのもよいでしょう。図鑑の内容について子どもと話し合ったりするのも、好きなものを共有するという意味で有効です。 ***読み聞かせには、子どもはもちろん、親にもうれしいメリットがあり、読み方次第でさまざまな効果が期待できます。親子で読み聞かせの時間を楽しみましょう。文/田口るい(参考)東洋経済オンライン|「本の読み聞かせ」が親子共に効果絶大な根拠ベネッセ教育情報サイト|読み聞かせで気をつけること[教えて!親野先生]StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「読み聞かせ」でなぜ学力が上がるのか?絵本がもたらす ”驚きの効果”StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「心の脳」に直接働きかける読み聞かせ。語彙を豊かにし、学力向上につながる読み方とはStudyHackerこどもまなび☆ラボ|子どもの「感受性」と「想像力」。絵本の読み聞かせ方を変えるだけで、その両方が同時に育つ?すくコム|絵本の読み聞かせは同じ本を繰り返すより、いろんな本を読み聞かせる方がいい?
2019年06月23日こんにちは、ユキミです。3歳の息子ユキタと、息子に日々振り回されている母の日常をお送りしています。皆さんは我が子へ絵本の読み聞かせってしていますか?読み聞かせっていっても、大体いつ頃から始めればいいの?なんて疑問も多いことかと思います。ちなみに我が家、息子がとにかく…・寝ない・抱っこしていないと(肌が触れていないと)泣く・床に置けないの3拍子だったので、昼夜問わずとにかく抱っこしかすることがありませんでした…。抱っこで部屋中をウロウロ。息子との生活も段々日常になってきた産後2か月頃 部屋の徘徊にもほとほと飽きがきたなぁ…ふと思い立って絵本を読んでみました。息子に初めて読んだ本は松谷みよ子さんの「いないいないばあ」 以外にもジッと絵を見つめて好反応。息子の反応が嬉しかった&抱っこ以外に仕事ができた私は、この時期からとにかく絵本を読みまくりました。ノンタンシリーズや、14匹シリーズなどなど 私自身も絵本が大好きだったので、自分が小さい頃読んでいた絵本をちょくちょく本屋さんに行って買い集める日々。息子に読んでいると、幼い頃に口ずさん台詞や大好きだった場面、私も懐かしい気持ちになりとても楽しかったです。しかし、そんな親子の楽しい絵本ライフも息子が1歳前になった時、ある問題が…!!息子が絵本を…かじる!!そして、やぶく…!!や、やめてぇぇぇぇぇ!!! と絵本を救出するも、もちろん本人に悪いことをしている自覚は全くなく…。息子に何度も 「本はかじらない」 「本はやぶかない」 と言い聞かせるも、全く効果なし…。絵本を修復する我が家のセロテープの消費量だけうなぎ上りでした。この頃はとにかく何でも口に入れていましたし、まだ手指の力のコントロールが上手くなかったことを覚えています…。(離乳食のパンとか握りつぶされてました)そこで!これなら多少口に入れてもなんとか形は保たれてるし、紙が分厚いのでやぶくこともない。それに子供が紙で手を切ってしまう心配もなし!1歳前後は 「紙が分厚い」 ことを優先に、図鑑やちょっとした仕掛け絵本などを選んで読んでいました。そしてこの頃から時々自分で本を出して読む(主に図鑑)という習慣が見られるようになりました!そして3歳現在今はまだ、ほとんどの絵本を私が選んで買うことが多いのですが、いつか息子が自分で選んだ本を母に進めてくれる日が来るのかなぁ。そんな日を楽しみに今日も親子で絵本を読みます♡●ライター/ユキミ(イラストライター)
2019年05月31日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、絵本の読み聞かせに関するご相談です。 Q.毎日読み聞かせをしなかったせいでしょうか?生後11カ月の女の子を育てています。最初のころは、本の読み聞かせをしていました。ですが、子育て支援センターに行ったり、最近は暖かいので公園に行ったりしていて、車でお昼寝、帰ったら夕方でバタバタとしているともう寝る時間です。寝るときは授乳をしているため、ここ数カ月、絵本の読み聞かせをあまりしてあげられていません。夫に読んでもらいたいのですが、夫は国語や活字が苦手で絵本も読んでくれません。そんななか、1~2週間に1回、なるべく読み聞かせをするようにしましたが、娘は本を触るか、他の遊びをするなどしています。やはり、最初から毎日読み聞かせをしていなかったからでしょうか? 今からだと遅いでしょうか? 私も夫も国語が苦手なので、少し心配しています。 在本祐子助産師からの回答絵本は、さまざまな語彙を学ぶだけでなく、いろいろな情緒を感じることができるためとても素晴らしい遊びの1つです。 ですが、絵本好きになるか、延いては大人になっていく過程て読書が好きになるかどうか、あるいは国語力が強くなるか否かに関しては、乳児期の絵本の読み聞かせが強く関連していると明らかに示されているわけではありませんので、絵本の読み聞かせを義務にしなくてよいですよ。ママさんが楽しみながら絵本の読み聞かせをなさることができれば大丈夫です。 また、今の時期は集中して絵本を長時間見ていられるお子さんは多くはありません。この時期には、物語よりも、絵がはっきり鮮やかで、瞬間的に目を引くもののほうがいいかもしれませんね。また同じ本を何度も何度も読み返すほうが馴染みやすいと思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください じっと見つめることは集中力を育てる最初の一歩まだ月齢の低い赤ちゃんが何かをじっと見つめていることありますよね。瞬きも少なくじっと見ている様子を見ていると「何を見ているんだろう?」と思いませんか? この、じっと見つめている姿は、ぜひ大切にしてあげてください。 このときにママとパパにしてほしい遊びは、赤ちゃんが見つめているものに対して「かわいいね」「素敵だね」「きれいだね」と声をかけ、触れるものだったら触ってみて「柔らかいね」「あったかいね」など言うこと。赤ちゃんが見ているものに、ママたちも興味や関心を示すと、赤ちゃんは見ることが楽しくなり観察を始めます。 この「見る姿」が、集中力を育てる最初の一歩になるのです。 赤ちゃんが好きなものを「見る」親としては「この絵本がいいよ」と誰かに言われると、赤ちゃんに読んであげたいと思います。ただ、必ずしも赤ちゃんが大人の与えるものに興味を示すとは限りません。私自身も経験があります。良かれと思って買った絵本に興味を示してくれなかったこと。 まず、赤ちゃんによって「興味を持つ時期」は違います。絵本に興味を持つ子もいれば、おもちゃが良い子もいます。最初は「赤ちゃんが興味を示してみているもの」、つまり赤ちゃんが好きなものを見せて遊びましょう。 おもちゃでも絵本でもOKです。絵本の場合、必ず全部のページを見るのではなく、同じページばっかり見ていることもあります。それでOKなんです。※参考:ニュース(ママネタ)「保育士が教えます!赤ちゃんの好奇心を育てる『見る』遊び」【執筆・監修:一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事・中田家庭保育所施設長保育士中田馨】 ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!
2019年04月28日子どもへの絵本の読み聞かせ、していますか?「小さいころに比べて、読む本の数が減ってしまった」というママもいるかもしれませんね。しかし数をこなすことよりも、子どもと絵本を一緒に分かち合う「いっしょ読み」の姿勢が大切なのだそうです。絵本との付き合い方を、「いっしょ読み」の視点から探っていきましょう。お話を聞いたのは:秋田喜代美さん東京大学大学院教育学研究科教授。教育心理学・発達心理学専攻。発達心理の観点から、子どもと絵本の関わりについてさまざまな研究を行っている。『絵本で子育て』(岩崎書店、共著)など、著書多数。「いっしょ読み」とは絵本の本来の役割を表した言葉「子どもに絵本を読んでも、最後まで集中して聞いてくれない」「途中で『これなぁに?』と質問されると、話が脱線してしまう」。ママたちからはこうした悩みをよく聞きます。「読み聞かせ」という言葉のイメージから、「しっかり読んで聞かせなきゃ」と思うのでしょう。でも、本来絵本の役割は「聞かせる」ことではなく、絵や言葉、世界観を「一緒に分かち合う」ことにあります。図書館司書など読み聞かせに携わる人の中には「絵本を読むとき、ママの視線の7割は子どもの表情に注いでほしい。話を追うのは残りの3割でいい」と言う人もいます。幼児期はどうしても「やめなさい」という禁止の言葉と、「やりなさい」という要請の言葉が多くなりがち。でも絵本を読む時は、「◯◯ちゃんも、この絵本に出てくるくまさんみたいにブランコが大好きだよね」と話したり、笑い合ったり、うなずき合ったりする時間が自然と増えます。親子で同じものに目線を向けて楽しめるという役割に注目し、本来の絵本との向き合い方を表現したのが「いっしょ読み」という言葉なのです。あんふぁん読者アンケートからQ.お子さんは絵本をどのように読んでいますか?(複数回答)Q.読み聞かせをしているかたにお聞きします。どのくらいの頻度で読み聞かせをしていますか?アンケート実施期間:2018年7月4日~8月8日、有効回答数1228人「いっしょ読み」の体験が子どもの一生を支えてくれる読者アンケートでは8割以上の人が「親が読み聞かせをしている」と答えていますね。たいへん素晴らしい回答率です。一方、少し気になるのは、年齢が上がるにつれて一緒に絵本を読む頻度が減っていること。幼児が一人で読むと、字を追うのに集中してお話の世界を想像する余裕がなくなります。小学校低学年くらいまでは親と読む時間を大切にしましょう。幼児期から中学生の時期までの間に「忘れられない絵本」との出合いがある人は、大人になっても読書好きだという調査もあります。いっしょ読みの体験は、その子の一生を支えるのです。もう一つ大切にしてほしいのは、最後まで通して読むことにこだわり過ぎないこと。「子どもが絵に気を取られて話に集中してくれない」という悩みをよく聞きますが、そもそも「絵に言葉がついている」のが絵本。小説の挿絵とは違います。子どもの興味が絵に向かっているなら、その世界を丁寧に味わって。学びに向かう力も「いっしょ読み」の中で育まれる絵本を通して育まれる、代表的な力を紹介しましょう。■01.語彙力同じ「ピンク」でも、「薄桃色」「桜色」など多様な表現に出合うことで、物に対しての認識も深まります。■02.想像力挑戦や葛藤、友達とのけんかや仲直りのシーンを通じて、相手の気持ちを想像できます。■03.体験を秩序立てて語る力過去の出来事やその時の自分の気持ちの語り方は、絵本を通して自然と身に付きます。ただし、これらの力を身に付けさせようとして無理強いしたのでは意味がありません。まずは絵本の時間を楽しいものにすること。親子が安心して寄り添う空間の中で、学びの力も育まれていくのです。「いっしょ読み」に大切な3カ条1. 子どもの表情を見るのが7割、話を追うのが3割2. 小学校低学年まではいっしょ読みをする3. 最後まで通して読むことよりも子どもの興味を大切にするうまくいかない!こんなときどうする?絵本のいっしょ読みQ&Aあんふぁん読者に「読み聞かせで悩んでいること」をアンケートで聞いたところ、ママたちの愛情と、熱意のほどが感じられる回答が集まりました。その中でも、特に多かったお悩みに秋田さんが答えます。Q.子どもに読み聞かせるとき抑揚をつけるのが苦手です。登場人物の個性が出るように声色で特徴を出したり、臨場感を出したりしたいけど、どうもニガテ…。(北海道・年長ママ)A.あまりオーバーだと逆効果の場合もありますママ自身は淡々と読んでいるつもりでも、自然と抑揚はついているもの。たとえ淡々とした語り口でも想像力を広げられる力が子どもにとっては大切ですし、オーバーに抑揚をつけ過ぎると想像の世界を邪魔してしまう場合も。抑揚を気にするよりも、お子さんの表情を見てからページをめくることや、言葉のリズムをかみしめながら読むことを大切にしてほしいと思います。Q.きょうだいで好みの本や読むスピードが合いません。お兄ちゃんのレベルに合わせると妹が飽きて邪魔が入り、妹に合わせるとお兄ちゃんが退屈してしまいます。(千葉県・年中ママ)A.上の子には読む係のお手伝いをさせても1日おきに交代でもいいので、どちらかの好みに偏るのではなく、それぞれに合った絵本を読んでください。下の子に読んであげるときは、上の子に読んでもらってもいいですね。「さすがお兄ちゃん、すごいねぇ」と労いの一言も忘れずに。パパにお願いできるなら分担して読んでもらいましょう。子どもと遊ぶのが苦手というパパにこそ、絵本は「読むだけ」なのでおすすめです。Q.そもそも絵本に興味がなく途中で集中が切れてしまいます。4歳ごろまでは絵本が大好きだったのに、最近はまるで興味なし。どうすればまた興味を持ってもらえる?(大阪府・年長ママ)A.焦らなくて大丈夫。そのうち絵本に興味が出ますもしかするとママの選ぶ本とお子さんの好きな本が違うのかもしれないので、試しに図書館でお子さんに絵本を選ばせてみてもいいですね。絵本そのものに興味がない子もいますが、焦らなくて大丈夫。例えば虫の好きなお子さんなら、飼い方や生態について知りたいと思えば自然と絵本を手に取るでしょう。好きな遊びに打ち込むことが、絵本とのいい出合いができる近道です。Q.何回も同じ話を読まされます。違う話に変えた方がいい?1冊につき3回は繰り返し読んでいます。親としてはいろいろなジャンルの本に触れてほしいのですが…。(東京都・年少ママ)A.読んでもらった数だけ物語との出合いがあります同じ話でも子どもは毎回違うところに興味を向けているので、できればその気持ちを大事にしてほしいですね。ママの方が「もう勘弁して!」というときは、パパやおじいちゃん、おばあちゃんに読み手をお願いしてはどうでしょうか。パパはアクションを付けながら読む、おじいちゃんはゆっくりしたテンポで読むなど、読み手の数だけバリエーションが増えるのも絵本の魅力です。お友達への「おすすめ体験」も子どもにとっての宝物に私の知っているある園では、ひとりずつ自分の好きな本を家から持ってくるという取り組みをしています。読み聞かせの時間、先生が「今日は◯◯くんがおすすめしてくれた絵本を読みます」と言って、みんなの前で読んでくれるのです。自分の本が読み上げられた子はとてもうれしそう。自分の好きな絵本の世界をお友達と分かち合うという経験は、子どもたちの体験をさらに豊かにしてくれると思います。読者おすすめの絵本も紹介年齢別 絵本選びのコツどんな絵本を選べば良いかは、読書経験やその子の興味にも左右されますが、基本的な年齢別の絵本選びのコツを秋田さんに聞きました。読者から挙がった「わが子が大好きな絵本」も参考にしてくださいね。年少【繰り返しが多い】 【あまり長くない】 【生活習慣がテーマ】物語の先を予測できるようになるので、同じ展開が繰り返される話がおすすめ。また、食事や着替えなどの身近なテーマの話も楽しめます。読者の人気No1: しろくまちゃんのほっとけーき(こぐま社)ホットケーキを作る12工程がイラストに。「ぷつぷつ」「ふくふく」など言葉のリズムも楽しめます。ほかにもこんな本が人気!●くれよんのくろくん(童心社)●ねられん ねられん かぼちゃのこ(福音館書店)●だるまさんが(ブロンズ新社)●ねずみくんのチョッキ(ポプラ社)年中【起承転結がある】 【ファンタジーもの】 【昔話】文字に興味を持つ子も増える年齢。起承転結のある長めの話も楽しめます。物語があまり好きではない子は、科学がテーマの絵本や図鑑を選んでみて。読者の人気No1:ぜったいに おしちゃダメ?(サンクチュアリ出版)絶対に押しちゃダメなボタン。つい誘惑に負けて押してみると…?何度でも繰り返し読みたくなる絵本です。ほかにもこんな本が人気!●はじめてのおつかい(福音館書店)●はらぺこあおむし(偕成社)●バムとケロシリーズ(文溪堂)●パンダ銭湯(絵本館)年長【シリーズもの】 【少し字が多い話】 【科学的なテーマ】シリーズものや、複数の話が収録された昔話がおすすめ。ただし、あまり字が多い本を選び過ぎず、絵本の世界をたっぷり楽しんでください。読者の人気No1:おしりたんてい(ポプラ社)子どもの心をぐっとつかむ、おしりたんていのビジュアル。物語があまり好きではない子でも、きっと最後まで読み終えるはず。ほかにもこんな本が人気!●100かいだてのいえ(偕成社)●かいけつゾロリシリーズ(ポプラ社)●ノラネコぐんだんシリーズ(白泉社)●ミッケ!シリーズ(小学館)illustrationSHIBATA Keiko
2018年11月08日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「読み聞かせのお悩み8つを解決! ママも絵本を楽しむコツは?」 で、読み聞かせに関するアンケートを実施しました。アンケートの結果からは、ママたちが読み聞かせを重要視していること、少しでも楽しく、子どものためになるような読み聞かせをしたいと思っていることがわかりました。■毎日読み聞かせをしているママは半数以上読み聞かせは子どもにとって大きな利益をもたらすと言われています。だからこそ、多くのママが“読み聞かせをしてあげたい”“読み聞かせをしなきゃ”と思うようです。今回のアンケートの結果では、じつに55%のママが「毎日読み聞かせをしている」と回答。さらに、読み聞かせに対する悩みや疑問が集まり、ママたちの読み聞かせに対する真剣度の高さが浮き彫りになりました。Q. 子どもに読み聞かせをする頻度をお知らせください毎日している 55%週に数回程度 27%月に数回程度 15%していない 3%その他 0%■抑揚をつけるのはNG?今回のアンケートのコメント欄で1番目立ったのが「読み聞かせをする際、抑揚をつけるのはダメなのか?」という悩みでした。読み聞かせのときに、「抑揚をつけずに読んだ方が子どもの想像力がふくらむのでよい」ということをときどき耳にします。たしかに登場人物によって声色を変えて読むのは固定概念(小さいうさぎは高い声、こわそうなライオンは低い声、など)を与えてしまいそうな気がします。でも、たとえば楽しい気持ちの場面などで、たんたんと読んでいるのはなんとなくつまらない気がして、日によって同じ本でも読み方を変えるときがあります。子どもが喜ぶのはどのような読み方なのか、日々悩んでいます。「子どもが喜ぶ読み方は?」「子どもにとって良い方法は?」。そんなコメントからは、ママたちが絵本で子どもを楽しませようという気持ちが伝わってきます。読み聞かせに関して、育児書やインターネットを見ると、「単調な読み方のほうが想像力を育む」「オーバーすぎる読み方だと、子どもが絵本の世界に入りにくい」「抑揚をつけるとママの表情や発声だけが記憶に残り、物語の内容が残らない」などと書いてあることがあります。たしかに、そのようなマイナスの要素もあると思います。でも、抑揚をつけることで、子どもの「楽しい!」という気持ちがアップして“思い出に残る読み聞かせ”になれば、それはステキなことなのではないでしょうか。抑揚をつけたらダメと決めつけず、淡々と読む絵本、オーバーに読んで子どもたちと思い切り笑いあう絵本と分けてもいいですし、そのときによって1冊の絵本を読み分けてもいいと思います。ちゅいママさんが言うように「読み聞かせに正解はない」。抑揚をつけて読むことが好きなママ、淡々と読むほうが好きなママと、“読む人=ママ”の気持ちも大切にしないと、読み聞かせが続かないと思います。子どもの反応を見て、ママが読みたいように読むのが1番ではないでしょうか。■落ち着いて聞かないときはどうする?「絵本は好きだけど、最初から最後まで順番に読むことができない」というエピソード。じつは、これとてもよく耳にするエピソードなんですよね。子どもにとっては、物語よりも目の前にある「この絵を見たい!」という欲求の方が強くなってしまうのでしょうか。ただママとしては、「ストーリーを追って聞く力を育てたい」と思ってしまうものですよね。ページをめくるのが楽しくて読んでいても、進みすぎたり戻ったりします。そんなときは元のページに戻してから続きを読めばいいのか、話の内容なんて関係なしに子どもが開いたところから読めばいいのか迷います。「読んで~」と持って来たのを読んでいると、集中せずまた次の絵本を開いたり、持って来たり…。絵本は好きなようなので読んであげたいのですが、聞かずにキョロキョロそわそわ次の本を探されると、モチベーションが下がり面倒くさく感じてしまいます。ページを飛ばされたり、絵本を変えられてしまうと、「一体なんの話だった?」とママも混乱しますし、そもそも「読み聞かせにならない!」なんて思ってしまいますよね。でも、子どもって基本は興味を持つものが出てきたら、それに飛びつく瞬発力に優れた生き物。いまはストーリーを読むことより、めくる感触を楽しむことや、気に入った絵をじっくり見ることが、その子にとっては大切な時間なのだと思って好きにさせてあげることも、“心の栄養”になるのではないでしょうか。■兄弟によって読みたい本が違う!夜寝る前に行う読み聞かせの時間のママは、少し疲れ気味。できれば、ママ自身もゆったりした気持ちで1日の終わりの子どもとの触れ合い時間を楽しく過ごしたいと思っているのではないでしょうか。しかしそんなときに勃発するのが兄弟によって読んで欲しい本が違うという争い。一人ずつ本を選んだ場合、読む順番でもめる。本の好みが違ったり、年齢によって理解できたりする本が違う。下の子に合わせてしまうので、上の子には物足りないかなと思うことがある。四歳の兄は絵本が大好きで毎日、寝る前読み聞かせをしますが、10ヶ月の赤ちゃんが邪魔をしてしまって…。兄や私にちょっかいを出してきて、こちらがほっとくと泣き出す感じです。赤ちゃんは「だるまさん」シリーズ、飛び出す系の仕掛絵本なら興味を持って見てくれますが、兄にはもうおもしろくはないので「違う本にして」と言われてしまいます。二人とも楽しめる絵本があれば知りたいです。上の子と下の子で読んであげたい本が違うのですが、別々に読み聞かせる時間もありません。でも、上の子に合わせちゃダメかなという気もします。ちゅいママさんはちゃんと3人にそれぞれ読んであげていてすばらしいお母さんだと思います。上の子、下の子、それぞれのことを想い、頭を悩ませているママの様子が目に浮かびますね。しかし、兄弟ひとり一人に平等に読み聞かせをするというのは至難の業。それぞれ1冊ずつ選ぶ、交互に好きな本を選ぶなどをルールを設けてもいいかもしれません。どちらかに我慢させてしまっているなと感じたら、たとえば休日に多くセレクトできるなど、少し特別感あるルールを作ってしまうというのはどうでしょう。また、上の子どもが文字を読めるようになったら、下の子どもに本を読み聞かせてあげるという方法も! 上の子にとっては読む勉強、下の子にとってもママとは違った読み聞かせで、楽しく過ごせるでしょう。また年齢とは異なる絵本を読んだことで、その子なりの新たな発見につながる可能性も。必ずしも対象年齢にとらわれず、上の子が選んだ本を下の子にも一緒に読ませてみたり、下の子に合わせた絵本を上の子も一緒に読ませてみたりすることが、子どもの興味が広げるキッカケになるかもしれません。■年齢が上がってくると一冊が長くなる!子どもの成長にしたがって、読む絵本は変わっていきます。内容の濃いもの、お勉強色が強いもの、子どもの想像力に任せるような構成のものなど。そして、それに従い文字数も増えていきます。そうなるとつまりは、1冊読むのに時間がかかるように。そんな読む絵本の長さについての悩みもアンケートでは集まりました。年齢があがってくると文字数が増えて、1冊を読むのに時間がかかります。それでも下の子と同じ冊数を読んで欲しがるので、時には声がガラガラになります(笑)。最近では長い話のものが増えて、1冊全部読むのが大変になってきています。いつ頃から「ここまでね、続きはまた明日」ができるようになりますか? それはしない方がいいですか?たとえ読み聞かせの時間を大事に思っていたとしても、そのために寝る時間が遅くなってしまうのはママとしては不本意ですよね。そんなときは、子どもに「つづき」の楽しさを教えてあげましょう。「『つづき』があるから明日はもっと楽しみだね」とお話ししながら、「あのあとクマさんはどうなるのかな?」「おばあさんは何を作るんだろうね?」と一緒に空想しながら眠りについてもいいかもしれません。成長と共に読む絵本はもっと長くなっていくと思いますから、一度そのような習慣をつけると、ママも少し気が楽になるのではないでしょうか。■絵本を“読む”だけではないプラスの作用があるそのほかにも、「“あと一冊! あと一冊!”と、読み聞かせがエンドレスになってしまう」や、読み聞かせをする際の部屋の明かるさ、絵本のチョイスについてなど、ママたちが日々思いを巡らせていることがわかりました。また、読み聞かせに対して、こんな位置づけをしているママも。私も、絵本が大好きなので、毎日読むようにしています。それが仲直りの時間になったり、上の子の唯一の構ってあげられる時間になったりするからです。おかげで、上の子は絵本が大好きで、最近は自分で読むのも挑戦し始めています。ただ絵本を読むだけでなく、読み聞かせには親子にとってたくさんのプラス作用があります。たとえば、今日どんな絵本を選んだかでその子の気分が伝わってきたり、今どんなことに興味が向かっているのか、さらには性格や個性といったものもわかってくる可能性があります。ここまでいうと大げさかもしれませんが、その子を知るキッカケや、子育てのヒントになることもあるかもしれませんね。■大事なのは、楽しく続けること選ぶ本や好むページは子どもによってそれぞれ違いますし、そのときそのとき、その親子によって読み聞かせのスタイルがあっていいはず。必ずしも1ページ目から最後まで順番どおりに読まなくてもいい。ママが全部読まず、子どもが読むページがあってもいい。兄弟一緒に聞かなくてもいいし、もちろん一緒でもいい。ただ、忙しいママにとって、毎晩ゆったりと余裕を持って読み聞かせの時間を取れるとは限らないはず。そんなときは「なし」でもいいのではないでしょうか。今回集まったエピソードのなかには、疲れてしまったときは「子どもにお願いする」というママも。「読んで読んでー」と言われ寝る前に10冊読んだ事もありました。でも私がヘトヘトな日は、子どもに「読んでー」とお願いします。まだ字が読めませんが、自分の知っている単語を持ち出し絵を見て一生懸命説明してくれる姿がカワイイです。あまり読んだこともないのに気に入ったフレーズはすぐ暗記してる事にもビックリさせられます。なんともかわいらしいエピソードですね! これもまた、読み聞かせが生んだプラスの作用と言えそうです。子どもが絵本から得る感動や発見を一緒に共有できるのは、小さいうちだけ。ちゅいママさんが言うように、「無理せず、楽しく、ゆる~~く。読まない日があってもOK」。気負わず、楽しく続けていきたいですね。Q. 読み聞かせについてお悩みがあれば教えてください回答数:32(アンケート集計期間:2018/6/28~2018/7/1)
2018年07月12日息子(兄)が胎児のころから胎教として読み聞かせをしていた私。いつの間にか「一緒に楽しむ」から「やらなくてはいけないこと」になっていたようで、義務的に読んでいたみたいです。そりゃ娘(妹)もつまらなくてゴロゴロしちゃうよね…!( ノД`)すると…元・演劇部だった事もあり、話に抑揚をつけて読んだら食いつきが違う!次の日から娘のほうから「読んで」と絵本を持ってくるようになりました。うれしい!!私も久々に演技して(大昔、声優にも憧れていた)楽しかったし、青春の日々がよみがえってきたように爽やか~な気持ちになりました。親が楽しくしていると、子どもも楽しくなりますよね。今でも娘は「寝る前の読み聞かせタイム」が楽しみで仕方ないようです。…余談ですが、後日幼稚園で読み聞かせ当番に当たっちゃって、いつものノリで絵本を読んだら、ママ友や先生に「なきりさん、気持ちが入ってましたね~!!」って言われてうれし恥ずかしでした。(;^ω^)
2018年07月06日わたし、絵本を集めるのが好きで、子どもが生まれてから借りるより買う派でせっせと集めているんです。育児で誇れるものは何もないけれど、読み聞かせを欠かさずやってきたことだけは私の唯一続けてきたことだと自負しています。実は絵本好きが高じて図書館司書資格も持っています(学生時代にアルバイトで図書館で働いたことがあるぐらいなので、名ばかりですが一応大学で資格を取得しました)。先日、おススメの絵本についての記事をブログの方にアップしたところ、意外にも反響がありまして、読み聞かせにまつわる質問をたくさんいただきました。せっかくだから同じように疑問を抱いてる方もいらっしゃるかもしれないので、今回ウーマンエキサイトさんのほうで質問に答えていきたいと思います。あくまで私個人の経験にしかすぎませんが、何かの参考にしていただければ幸いです。■お悩み1. 何歳から読めばいい?絵本の読み聞かせをし始める年齢といえば、おそらく一番スタンダードな年齢は生後5・6か月頃ではないでしょうか。今はブックファースト事業と称して市町村から絵本が配られますが、だいたい生後5・6か月頃が一番多いと思います。私もちょうどその頃に読み聞かせを始めましたが、はっきり言って、最初の頃はだいたい無表情&無反応です。しーーーんですよ、しーーーーん。1人小芝居状態になりますがそのうち興味を示す時が来るようになりますので心折れずにいてください(笑)逆に「小さい頃から読み聞かせをしていなくて子どもも4歳、5歳になってしまいました。今から始めても遅いですよね?」といった質問もありました。大丈夫だと思いますよ。遅すぎるなんて事はないと思います。 むしろ、4歳は絵本の黄金期と呼ばれていて、ストーリーのあるお話も楽しめるようになる年齢ですし、本を選ぶ楽しさも湧いてくる頃です。遅すぎるということは決してありませんので、いつからでも読んであげてください。ちなみに私が親に初めてちゃんと読み聞かせをしてもらったのは5歳頃です。■お悩み2. 全然聞いてくれない!「絵本をなめたり、破いたり、投げたり、何度注意してもやめません」「絵本で遊んでばかりで読み聞かせどころではありません」はい。私なら、読み聞かせは諦めて、絵本を一度隠してしまいます。たぶん、今は絵本を読むものだとは認識していないと思うので、もう少し大きくなるまでいったん絵本を収納しておきます。長男は赤ちゃんの頃から絵本を読んでもらうことが好きで集中してずっと聞いてる子だったのですが、次男は全く興味を示さず、1歳になっても2歳になっても3歳になってもちっとも聞きませんでした。なので私も次男には無理に読み聞かせはしていません。でも5歳になってようやく絵本の楽しさに気づいたらしく、読んで読んでと持ってくるようになりました。きっとその子その子で興味を示し始めるタイミングがあると思うので、その時まで大事に取っておくのも手かもしれません。 ■お悩み3. 読み聞かせが苦痛…今度はお母さん自身の問題で「絵本の読み聞かせがどうしても苦手です。どうしたらいいですか?」という質問。 別に読まなくてもいいと思いますよ! 苦手なものはしょうがないです。イライラしながら読むぐらいなら読まないほうがいいとさえ思います。お母さんとはいえ人間ですからそりゃ得意不得意ありますって! 私の場合は、母親にほとんど読み聞かせしてもらった経験がありませんが、人格的に歪んで成長してるわけでもありませんし、ちゃんと育ってます!私は絵本の読み聞かせは心の栄養だと思っていますが、読み聞かせをしなかったからといって栄養失調になるわけではないとも思っています。 子どもって案外たくましいので、読んでほしい! とおもったら読んでくれそうな人を見つけてきます(私の子どもの頃はゆるかったので、図書館の司書さんに「読んで~~」と言って読んでもらったりしていました。お仕事中なのに読んでくれてた司書のおばちゃんに感謝です)。また、早くから自分で本を読むようになったのでそれはそれでよかったと思っています。■お悩み4. 読んでいるのに話しかけられるありますよねー。読んでる最中に、いろいろと話しかけてきてその質問に今答えてあげるべきか、最後まで読んでしまうべきかって考えちゃいますよね。私も、読んでる最中に話しかけられるのが苦手なんです。流れがぷつぷつ途切れるというか、リズムが狂うというか…。 本当は子どもの目に留まった絵や、発見を一緒に共有してあげればいいのでしょうが私は「あとで」と言って一気にザァァァっと読んでしまう事が多いです。お話はお話として最後まで聞いて、何か聞きたいことやママに見てもらいたいものがあれば読み終わってから言ってもらうスタイルにしています。それでも途中でなんだかんだ喋りかけてきますが、聞こえないフリして通し読みしています。たぶん、何が正解って答えはないと思うので、お母さんが読みやすいように読むのが一番だと思います。 ■お悩み5. 絵本の表紙はどうしてる?絵本の表紙は…容赦なく捨ててます!表紙を捨てるってもったいないような気がするのですが、表紙があると読みにくいし、テープで貼り付けても結局ズレてくるし、思い切って捨ててます。絵本のいいところは表紙をはがしても同じ表紙が印刷されているところなんです。■お悩み6. 小学生になっても買い続ける?たしかに。絵本は何度も同じ本を読み聞かせをすることが多いので、ある意味元が取れるのですが、小学生の本となるとたいてい一回読んだらおしまいになることが多いです。小説でもそうですよね? 一度読んだ小説を最初っから何度も読み返す人って少ないと思います。それでも、我が家は基本的に購入しています。一度しか読まなくても。ただ全冊買うことは無理なので、もちろん図書館と併用はしています。 本人の中で「これは買いたい」「これは借りるだけでいい」という線引きをしているようなので本人の意向に従って買ったり借りたりしています。■お悩み7. どうやって読んだらいいかわからない…「図鑑や、どう読んだらいいか分からない本を持ってきて困ります」あ~~~、わかります。いや、それ、読み聞かせする本じゃないから…みたいなの持ってきたりしますよね。私の場合は、一度何かしら読んでやらないと引き下がらないのでとりあえず読みます。図鑑ならば、どれか1か所選んでもらって(虫ならどれか1匹の虫、といったように)そこだけ読みます。もっと! もっと! と言ってきたら…面倒臭い時には「自分で見てー」と言ったり、「違う本にしてーー」と頼んだり…基本ゆる~~くその場その場で流しています。個人的には擬音で書かれている絵本を読むのが苦手なのですが、結果的にその手の本は我が家には少ないです。やはり読み手の読みやすさみたいなものも絵本選びに加味されがちなので、おのずと選書が偏ってくるのも致し方ないことかもしれません。■お悩み8. 子どもに絵本を選ばせる?めっちゃわかります(笑)これはそのシチュエーションによって変わってくるのですが、まず、同じ本ばかりを「読んで」と言って持ってくる場合には同じ本でも何度も読んであげます。読んでる方は「またこれかよー」って思うのですが、本人的には同じ話・同じ結末でも楽しいらしく、飽きるまで読みます。しかし、本屋さんなどで子どもに選ばせると、毎回似たような絵本を選んでくることが多いです。特に三男は本屋に連れていくと毎回のりものの本を選んできます。でも、もう家に同じようなものがありますし、買いたくありません(笑)なので、似たような本を買って欲しがる時には親の権限で買う・買わないを決めて私が読んであげたい本、私が「気に入るんじゃないかな?」と思った本を選びます。私の主観ですが、自分で選んだ本だから気に入って読む…ってことはあまり関係ないように思います。 自分で選んだのりものの本でも1回読んだら飽きてますし、逆に親が勝手に選んできた本でも気に入って何度も読むこともあります。子どもの興味を広げるためにもソムリエになったつもりで「こんなのはどうですか?」とおススメしつつ、「あ、こういうの喜ぶんだ」と発見したり「あれ?全然ウケない」と気づいたりしながら読んでいくのもまた楽しみのひとつだと思います。いずれにせよ、無理せず、楽しく、ゆる~~く、面倒臭い日には読まなくっても全然オッケー! 長く続けていくことが大事だと思っています。 読み聞かせは心の栄養。一緒に楽しみましょう。
2018年06月28日幼少時の「読み聞かせ」が大切だということはよく聞くけれど、正しくできているのかよくわからない、子どもが集中して聞いてくれない、など悩みを抱えているママも多いのではないでしょうか。読み聞かせとは、ただ本を読んであげるということだけではなく、本選びや読み方も大切なポイント。そこで、小学校で読み聞かせのボランティア活動をしている筆者が、子どもがもっと本を好きになる、読み聞かせの方法やコツを紹介します。読み聞かせの絵本を選ぶときのポイント・筋立てがはっきりしている本を選ぶ話の内容をある程度理解できる幼児期は、見る本ではなく、起承転結が楽しめるようなストーリー性のある本を選ぶようにしましょう。絵を見ながら聞いて、物語を自分で想像していくということが大切なポイントになります。・読む人が好きだと思う本を選ぶ絵本を読む人が、内容をちゃんと理解して面白い!と思うものを選ばないと、その気持ちは声に出てしまいます。好きな本は読む人も、聞く人も楽しい気持ちにさせてくれます。・ロングセラーの本を選ぶ絵本選びに迷ってしまったら、ロングセラーの本を選んでみるのもおすすめ。本の一番最後のページには、最初にその本が出版された年が書いてあります。長年愛されて増刷されている本は、名作ばかりです。・子どもの成長に合わせた本を選ぶよく絵本には、対象年齢が記載されているものがありますが、それはあくまでも目安として受け取りましょう。簡単な内容の絵本から読んでいき、様子をみてください。読み聞かせのあとに子どもに感想を聞くことで、お話を楽しんでいたのか、内容を理解できていたのかがわかります。子どもが絵本に夢中になってくれる読み聞かせの方法どんなにいい本を選んでも、読み聞かせ方によっては子どもが集中して聞いてくれないことも。子どもが夢中になって聞いてくれるような、読み聞かせのコツをつかんでおきましょう。・読み聞かせモードに切り替える普段の家遊びの延長で読み聞かせを始めてしまうと、子どもがしっかり集中して話を聞くことができません。「さあ、絵本の読み聞かせを始めるよ!」というように、しっかり切り替えをすることで、子どもが話を聞く体制を整える準備ができます。・物語の内容にあわせて声のトーンを変えるただ読むだけではなく、感情を入れて物語の内容に合わせて声のトーンを変えることで、聞いている子どもがグッと物語の中に引き込まれていきます。そのためには、読み聞かせをする前に、読む人がその本の内容をしっかり把握しておくことが必要です。・子どもが絵をしっかり見られるペースで進めていく子どもは、お話とともに絵を見ながら物語を想像していきます。言葉が少ない絵本でも、読み終わったらすぐ次のページに進めるのではなく、ゆっくりページをめくっていきましょう。そして読み終わったときも、余韻が残るようにゆっくりと本を閉じてください。親子で一緒に絵本の読み聞かせを楽しもういかがでしたか。絵本の読み聞かせは、教育としてだけではなく、親子の絆を深めるきっかけにもなります。次に読む本を子どもと一緒に選ぶのが楽しみになりそうですね!いつも読んでいる本でも、読む人、読み方によって違う本に感じることもあります。たまには、図書館などで開催されている、読み聞かせ会に親子で参加してみるのもいいですね。絵本の読み聞かせは、子どもが小学生になって字が読めるようになっても続けてあげたいもの。曜日や時間を決めて、家庭で絵本の読み聞かせをする日を決めてみてはいかがでしょうか。<文:フリーランスライターやまさきけいこ>
2018年06月10日読書は想像力や読解力などが身につくことから、小さなころから読む習慣をつけると良いとされています。実際に小学校などでは、子どもたちにたくさん本を読ませる取り組みをしている学校も多いようです。そこで、子どもが月にどれくらいの本を読んでいるか聞いてみました。Q.子どもの読書、月に何冊?1.読まない 28.4%2.〜2冊 34.7%3.〜5冊 17.9%4.〜8冊 5.0%5.9冊以上 14.1%一番多かったのは、子どもの読書は月に1〜2冊という結果となりました。次に多かったのは、読まないの28.4%。3冊以上読んでいるという人は37%ということで、意外とたくさん読んでいるお子さんもいるようです。大人の方が読んでいないかもしれませんね。■読み聞かせで読書習慣を身につけよう親がとくに言わなくても、本を読む習慣ができていたり、本を読むことが大好きな子もたくさんいるようです。小学校1年生くらいまでは、親の読み聞かせがベースとなります。この時期から読書の習慣がつくといいですね。「保育園に通う4歳です。家に帰ってからゆっくり遊ぶ時間はあまりないので、せめて寝る前の絵本は毎日。図書館で新しい絵本を借りて楽しんでいます」(大阪府 40代女性)「1年生。まだ自分ではなかなか読めませんが、寝る時に読んであげています」(埼玉県 40代女性)「学校で『家読』と題して、家で読書をする習慣がありますが、今まで買った本すべてが戦国武将の本です。歴史に関しては、すごい知識の持ち主になりつつあります。暇な時には読んでいるので、読む力はなかなかのものです」(栃木県 40代男性)「西村京太郎の鉄道トリックを、時刻表と路線図を照らし合わせながら読んでいます」(三重県 40代女性)「勉強はできないが、本は好きらしく、しょっちゅう図書館に行っていると担任の先生に聞いて驚いた。とくに生き物と偉人の伝記が好きらしく、たまにびっくりするような豆知識を教えてくれます」(神奈川県 40代女性)「小4の娘が本が大好きで、学校からも借りまくって読んでいて、いったい月に何冊読んでいるのかもわかりませんが、かなり読んでいます」(北海道 40代女性)■ほっといたら0冊という子どもも一方で、何も言わなければまったく読まないという子どもも。その理由として多いのが、やはりゲーム。小学校高学年ごろから、本よりもゲームやマンガにスライドしていく子どもが多いようです。ゲームもマンガもダメではないけど、読書も続けてほしいのが親心。「読まないな〜。宿題の音読程度。あとは夏休みの宿題くらい」(神奈川県 40代女性)「息子は小4ですが、1〜2年のときはよく本を読んでいたんですが、今は本よりゲームばかりやっています」(千葉県 50代女性)「小さいころは『本買って!』とねだっていた息子ですが、今は高校1年。読む本と言ったらジャンプだけです。昔買った本は本棚で眠っています。いつか孫に読んであげたいと思います」(神奈川県 40代女性)「本当に残念なことに、まったく誰一人として本を読みません。マンガすら興味ありません。困ります」(北海道 40代女性)「学校で借りてくる図書の本のみ。私も活字を読むのが苦手なので、もっと読みなさい! とは言えない」(千葉県 40代女性)■本が好きな親の子は本好きになる!?親が雑誌やマンガばかり読んでいるとすれば、子どもだけに本を読めというのは難しいかも。まずは、本を読むことが楽しいことなのだというイメージや体験が必要ではないでしょうか。新学期のスタートも兼ねて、お休みの日などは親子で読書タイムをもうけるのもいいかもしれませんね。「親が雑誌しか読まない姿を見ている子は、それ以外の文庫本などを読む習慣はつきませんよね」(茨城県 40代男性)「読ませなきゃとは思っているのですが、なかなか読ませてないです。子どもが自主的に読むようになるには、親が本を読んで楽しいと思わせないとダメですよね。親子で読書始めます」(三重県 30代女性)「両親ともに読書好きなので、子どもたちも本が大好きです」(神奈川県 40代女性)Q.子どもの読書、月に何冊?アンケート回答数:4672件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年05月02日お気に入りの絵本をもって「ママこれ読んで!」と、トコトコ駆け寄ってくる。微笑ましい日常のワンシーンですが、内心、「またこれか…」と感じたことはありませんか?ほかにもたくさん絵本はあるし、登場人物もストーリーも、そして結末も知っているはずなのに、繰り返し同じ本をもってくる。「子どもが読んでほしいと言うから」とは思いつつ、ママ自身はちょっぴり飽きている…そんな経験をしたことのあるママは多いのではないでしょうか。そこで、同じ絵本を読んでも、毎回新鮮に感じられそうな4つの工夫を紹介します!1●登場人物を変える同じ登場人物、同じストーリー、同じ結末…。この中のどれかひとつを変えるだけで、ちょっぴり新鮮に感じられそう。ストーリーを変えるのは、なかなか難しいかもしれませんが、登場人物なら簡単。主人公を子どもの名前にしたり、ママやパパ、おじいちゃん、おばあちゃんを登場させたり、お友だちと一緒に冒険に出る設定にしたり、身近な人に置き換えるだけで、これまでとはまたひと味違った物語になりますよ。2●キャラクターに合わせて声色を変えるたとえば『桃太郎』には、主人公の桃太郎のほか、おじいちゃんとおばあちゃん、鬼、一緒に鬼退治に行くサル・イヌ・キジが登場しますよね。このように、たくさんの登場人物が出てくるお話なら、ずっと同じ声で読むだけではなく、そのキャラクターに合わせた声や話し方で物語を進めるといつもよりも臨場感のある読み聞かせになります。また、ネット上には、たくさんのキャラクターを演じ分けることで、ママの頭の体操にもなるという意見もありました!3●家族で劇をするママやパパが絵本を読んで、子どもが聞いているというのが一般的ですが、家族みんなで劇のようにしてみるとみんなで楽しめます。発表会のように立ち位置を決めるなど体を動かして演じなくても、それぞれ担当を決めてセリフを言うだけで◎。あえてパパをお姫様役にするなどすれば、きっと楽しい時間になるはず!4●大げさにするストーリーや登場人物は変えずにいつもと違う雰囲気にするなら、「大げさに読んでみる」というのもおすすめ。本来は「ガシャン」くらいの音でも、「ドンガラガッシャーン!」と激しくしてみたり、勝手にBGMを付け加えたり、意外と大げさに表現できるところはあるので、ぜひ“大げさポイント”を探してみてくださいね。せっかくなら、子どもに楽しんでもらえたほうがママやパパも“やりがい”を感じられますよね。今回紹介した“4つの工夫”は、寝る前には不向きかもしれませんが、日中の読み聞かせにはピッタリ!読み聞かせがマンネリ化してきたなぁ…と感じたら、ぜひ一度お試しあれ♪(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月15日飲み会や合コンは、第一印象を決定づける勝負の場でもあります。そんな場でこれをやったらNG!恋愛対象外!になってしまうという行動について、男性に聞いてみました。 ■ 1.会話に参加しない「店を出るまでずっとスマホばかり見て、誰とも喋らない子がいました。集まったメンツをチラっと見て、タイプじゃないと判断したんでしょうけど、そんな子、こちらから願い下げって感じです。」(26歳/印刷会社勤務)出会いの場とはいえ、必ずタイプの男性と出会える保障がないのが飲み会の鉄則。タイプじゃなかったからといって、あからさまに態度に出すのは一発NGとなります。大人の女性として、どんな人相手でもその場を楽しむスキルを身につけておきたいものです。 ■ 2.ロックオンした相手にがんがんアピール「4対4のコンパだったけど、1人の女の子がすごい勢いでアピールしてきて、他のメンバーと全然話せなくて…。初対面であれは正直きつかったです。」(27歳/証券トレーダー)相手のことも良く知らず、スペックや顔に食いつく女子はNG認定されてしまうようです。ハイスペック男子ほどそんな女子を見飽きていて、自分のどこに惹かれているのか意外と冷静に見ています。落としたい相手と出会えた時は、スペックと顔に食いつく鼻息荒い女子と思われないよう、まずは一呼吸おいて落ち着くことが大切です。 ■ 3.周囲とお酒のペースを合わせない「女の子はみんなカクテルとかをゆっくり飲んでたのに、ひとりだけワインをガブガブ飲んでる子がいて…。ちょっと違うかなって思いました。」(24歳/アパレル店員)飲み会だからといって、好きなものを好きなペースで飲んでいませんか?初対面の異性がいる飲み会は「食い気より色気」ということを忘れてはいけません。周囲の人の様子も見えず、マイペースな振る舞いが過ぎると、恋愛対象外となってしまいますよ。 ■ 4.お会計の時、支払う素振りを見せない「俺らも女の子に本気でお金を出して欲しいと思ってるわけじゃないけど、会計の時に財布すら出さない子は、大人としてマナーがなってないと思います。」(30歳/金融機関勤務)飲み会も終盤に差し掛かり、会計をどうするかとなった時にも人間性は表れるものです。特にまだ深い仲でもないのに、支払う素振りすら見せないのはNG。おごられて当然という態度を見て、そっと恋愛対象から外されているかもしれません。 ■ おわりにあなたが相手を見極めているのと同様に、あなたも男性から、この先関係を発展させたい相手かどうか見極められています。相手に与える第一印象が、あなたの将来を大きく左右するかもしれません。飲み会やコンパでは、まずはその場にいる人と隔てなく楽しいひと時を過ごせるように努めましょう。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2017年10月02日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。大人女子のストレス発散の場として定着した女子会。舅や姑はもちろん、夫のいない場所で思いっきりおしゃべりして、時には食べて飲んで踊って歌って弾けられる、そんなとっておきの時間を過ごせる貴重なチャンスです。でも最近耳にするのが、子連れ女子会参加に対する異なる意見。今回は、女子会友達4人に「子連れ女子会はアリかナシか」 と「女子会に子どもを連れてきてほしくないときの断り方」 をインタビューしてみました。●(1)絶対ナシ!Nさん(49歳)は、13歳を先頭に年子の男の子3人を育てるママ。彼女からは即答で『子連れは絶対ナシ!』という言葉が飛び出してきました。その理由は、『主婦の自分から女子に戻るのが女子会じゃない?』とのこと。子連れ不可だと時間が限られるのでは?と質問を続けると、『パパがいるから大丈夫』とやはり即答。協力的なパパの存在 が、彼女の強気の否定を支えているようです。断り方については、『自分がアレンジするなら最初から当然「不可」と断りをいれるから問題なし。ほかの人がアレンジしてくれた女子会でもナシ!が希望だけど、大人だから文句は言わないわ』と答えてくれました。●(2)子連れアリが現実Eさん(37歳)は、15歳と11歳のシングルママ。彼女の答えは『子連れ可でないと困る』でした。その理由は、『女子会は最高の息抜き。でも、子どもを置いていけないときもある』というもの。さらに、たとえ自分が子連れじゃないときも、ほかの参加者が子連れであることに抵抗を感じない と言います。『そりゃ、理想は子ナシだけど、現実として無理だもの』と肩をすくめる彼女ですが、『それもあと数年。子どもが成長すれば子ナシでいくらでも女子会できるしね』と最後に笑ってくれました。●(3)TPO『時と場合によるのでは?』と言うのは、夫アリ子どもナシのMさん(39歳)。彼女の意見は、女子会の種類次第で子連れのアリナシは自然と決まってくるはず というものです。『夜にお酒が出るような会なら子どもはナシ。ランチや昼間のお茶ならアリ。あと、子どものしつけの有無も関係してくるかな』と説明してくれました。『一番イラっとくるのは、子連れなのに酔っぱらって子どもをほったらかしにしているママ女子』と厳しい一言も。『子連れ参加そのものを否定するつもりはないけど、空気を読めないママが一人いると、次からは子連れお断り!って言いたくなるし、言っちゃう』とTPOの大切さを強調するMさんでした。●(4)応相談『子連れナシのつもりでも、急にアリになっちゃうこともあるし……』と言葉を濁すのはYさん(37歳)。幼稚園児2人のママであるYさんは、原則として夕方以降の女子会は子連れでなければ参加ができません。『参加したい女子会にはベビーシッターを頼んでいく』というYさんですが、女子会の誘いがあればまず「子連れアリ?」と必ず確認する そうです。『だって、ベビーシッターがキャンセルになることも、子どもが泣くこともあるし、それでも行くと決めた女子会は行きたいし、急に連れていってひんしゅく買うのは嫌だしね』と慎重。『ほとんどの参加者は“良い理解者”だから、子連れのアリナシはちゃんと確認すべきだし、お互いに相談しあうべきだと思う』とアドバイスをくれました。●まとめとして「今日は大人女子だけでハジけるぞ~!」と楽しみにしていた女子会に、子連れママが一人でも混じると「アレ?」となるのは確か。TPOを考慮するのは女子会参加者としての最低限のマナーかもしれませんね。時と場合によっては、「子連れナシ!」と断られる前に、自分から「今回は遠慮するね」と断る勇気と諦めも持ちたいものです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/坂井由有紀(央将くん)、貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年07月02日彼氏や気になる男性に体重を聞かれたことはありますか?サバを読むべきか、悩んでしまう女性も少なくないようです。今回は、男性に体重を聞かれたときの答え方についてお話します。答えづらいことを聞いてくる理由答えたくない質問をされて困ったり、ムカついたという経験を持つ女性は少なくありません。相手が質問をしてくるときには、ただ気になったから聞いただけの場合と、困らせたくてわざと答えにくいことを聞く場合があるようです。ただ気になったから聞いたという場合は、女性に年齢や体重を聞くなんて失礼という感覚を持ち合わせていないタイプか、失礼なのは百も承知だけど、俺になら答えてくれるだろうと思っているタイプと考えられます。もちろん関係性にもよりますが、正直に答えても、サバを読んでもOKです。女性の見た目だけで体重を当てられる男性はほとんどいませんし、目の前で測らない限り本当のことなんてバレません。でも、相手がどういうつもりで聞いてきたのか分からないときは、どう返せば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。3つの答え方・The 定番何と言っても1番オーソドックスな答え方は、「内緒」「秘密」ですね。普通の感覚をも持つ人がこの答えを聞けば、あ、答えたくないのか、と分かります。それでもしつこく聞いてくる人は、KYかSのどちらかだと考えられます。「想像にお任せします」と答えたり、適当に流している雰囲気を醸し出すのもオススメ。例えば、自分「何キロだと思う?」相手「○○キロくらいかなぁ?」自分「じゃぁそれくらいってことで!」など。もしそれでもしつこく聞いてくるなら、ハッキリと「教えたくない」「言いたくない」と伝えるか、適当に理想の体重でも答えておきましょう。そもそも、嫌がる人に対してそんなにしつこく聞いてくるような相手なら、付き合い方を考えた方が良さそう。・意表をついた答え方答えたくないけど楽しい雰囲気も壊したくないときは、思わずそんなワケないだろ!と突っ込みたくなるような答え方もオススメです。「35キロ」「この前ついに100キロに到達した」「それを知ったら3日以内に死ぬけど、それでも聞きたい?」などなど。・質問返し逆にそっちは何キロなの?と聞いて、話をそらすのも手です。この場合は、聞いた体重からどんどん話を展開させていく必要があります。相手が「○○キロ」と答えたら、「えっ?前より痩せた?」「なにかダイエットとかしてるの?」など話を振って、相手に再び聞き返すスキを与えないようにしましょう。これは、他の答えにくいことを聞かれた場合にも使えます。失礼な質問をしてくる人にはこのような答え方をして相手の本意を探りましょう。
2017年05月01日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。男の子三人(小2・5歳・2歳)のママです。私が母親になって叶えたかったことは、本好きな子に育ってほしいこと失敗だらけ&日々試行錯誤な私ですが、唯一、努力が実を結んだ事がございまして…。それは、長男・ちゅんたんが、本好きな子に育ってること。実は母親になったら叶えたいと思っていた密かな夢があったんです。・子どもに本好きに育ってもらいたい。・ちょっとした図書館並みに絵本を揃えたい。っていう夢。現在、我が家にはいくらぐらいあるんでしょうか…。かるく200冊は越えてると思います。ちなみにオモチャはろくなものはひとつもありません。絵本だけが我が家の財産です。なぜこのような考えになったのかというと…もともと絵本の読み聞かせの重要性については興味があった分野なのですが、ある日、夫が良いことを言ってくれたんですね。あ、ちなみに夫は子どもの頃からまったく本を読まず、読み聞かせも苦手で、おまけにド下手です。妻がせっせと読み聞かせに勤しむ姿を見て彼なりに思うことがあったんでしょう。「育児において、どんな手法も必ず賛否両論がある。母乳育児がいいっていう意見もあれば、ミルク・混合育児でもいいっていう意見もあるし、テレビがよくないっていう意見もあれば、時間を決めてれば大丈夫っていう意見もある。どんな意見でも必ず良い面、悪い面が挙げられるけれど、絵本の読み聞かせだけはどの立場のどんな人でも『良い』と言う。」たしかに。絵本の読み聞かせだけは、「読み聞かせすぎはよろしくない」とか、「読み聞かせも良し悪し」って聞いたことないです。読み聞かせ開始は生後5ヶ月。その反応は?私がちゅんたんに読み聞かせを始めたのは、生後5ヶ月の頃。市のブックスタート事業で絵本を貰った頃ですね。ただ、生後5ヶ月の赤ちゃんに絵本を読んでみたところで、キャキャキャッ! と笑うとか、興奮する、とかそういった反応は一切ありませんでした。特にちゅんたんは、笑顔を安売りしない赤ちゃんだったため(無口&ポーカーフェイス)一人でテンション高いオバサン状態。完全なる一方通行で「意味あんのかな…」ってむなしくなる瞬間多々ありました。が、その他に遊ぶ手段も特に持ち合わせていなかったので、とりあえず毎日数冊ずつ読み続けました。月齢や年齢によりなかなか読み聞かせにも苦労する生後8ヶ月頃になってくると、動きも表情も出てきますが、今度は、脱線&妨害。まだ読んでる途中なのにベリッ!とページをめくられるわ、試食はするわ、まぁ、理想通りになんていかないわけですよ。「ね、聞いてる? 聞いてないよね、絶対?」なんてことしょっちゅう!しかし、自我が芽生える頃には、絵本への興味が湧いてきて、自分で読んでほしい本を持ってくるようになったんです。これぞ私の望んでいた状態…!! ではあったのですが、これがまた何気に大変…。 四六時中読んで読んでとついて回られる。ちょっと待って! って言う事もありましたが、できるだけこの興味を絶やしたくないと思ったので、食器を洗ってる途中でも手を止めて床に座って読んだり、料理の合間にコンロの下に座って読んだり、時には同じ本を4度連続で読まされ、気がついたら一時間経ってた事もありました。読んで読んで攻撃の中、本当の私の気持ちこうして書いてみたら、なんだか私、めっちゃ優しいお母さんのように写るんですけど、決してそんな事ないんですよ?内心、「あぁ…忙しいのに…!」とか全然思ってましたし、「早く自分で読めるようになればいいのに…チッ!」とかも思ってましたし。昨日も一昨日も読んだのに、また同じ本持ってきて…こっちがもう読みたくないよ……ってうんざりすることもいっぱいありました。でも、今だからこそ言えるんですが、ここまで絵本に熱中している時期なんてほんの一瞬だったな、と。ちゅんたんの場合、1歳~2歳代がまさに黄金期で、飲んでも飲んでも喉が乾くように、読んでも読んでも次から次へと持ってきました。手を止めて日々読んであげて、今の息子があるでも、ここだけは私の中で誇れる事で、手を止めて一冊一冊読んできた毎日毎日の積み重ねがあってこその今のちゅんたんがあるのだと思うんです。では、実際に絵本の読み聞かせの効果がどのように発揮されるのかというと、はっきり言って、それはまだわかりません。読み聞かせがいいとは聞くけれど、実際どのように効いているのかは、我が子ではよくわかりません。絵本の読み聞かせを何百冊としてきても、ちゅんたんは字を覚えるのが遅かったですし、書くのも遅いし、おまけに汚い。(関係ない)お勉強系で唯一役に立っているといえば、教科書に出てくる物語がどれも知っているものばかりっていうことと、(おじさんのかさ、スイミー、スーホと白い馬 などは全部幼稚園時代に読破済み)初見の読解力テストが毎回100点ということぐらいです。でも、親が読書に求めるものってテストの点数ではないと思うんですね。結局、想像力とか、感受性とか、柔軟性とか、そういったところだと思うんです。なので、ちゅんたんがどこまでそういったものを身に付けているのかは今の時点ではわかりません。結局、読み聞かせの効果はわかりづらいそれに究極を言うと、実は私も夫も親に読み聞かせをしてもらった記憶がほとんどありません。その後私は自分で本を読むのが好きになり、わりとよく読んで育ち、夫はというとほとんど本を読むことなく育ちましたが大きくなった二人を見てみると、夫のほうが読解力と理論性を持ち合わせています。私のほうは発想力と想像力を持ち合わせています。書いてあることを忠実に正確に読み取るのは夫のほうが得意で、表現したり発信するのは私のほうが得意です。このような結果からすると、結局、どれだけ本を読んだか、やどれだけ読み聞かせをしてもらったかっていうのは一概に図れないもので、そんなにアテにならないのかもしれません。でも、やる価値があると思う持論それでも、やはり、多くの先輩方が全員「読み聞かせは素晴らしい親子のコミュニケーション」と口を揃えて言うものですから、私はこれでやってきてよかったんじゃないかと今は思っています。ちなみに子どもに絵本好きになってもらうためには第一条件として、リビングに本棚があることだと思います。これは今回の引っ越しをしてみて痛感。今まで我が家ではリビングに本だなを置いて、いつでも気軽に本に触れるようにしてあったのですが今回の引っ越しで家の間取り上どうしてもリビングに本棚を置けなくなってしまいました。そしたら愕然と読書時間が減りまして……。今まで当たり前の光景で気づいてなかったけれど、リビングに本棚があるって読書好きへの一番の近道だったんだなって思い知りました。どうぞ皆様、リビングに本棚を。小さいうちだけでも置いてみてくださいね。
2017年02月23日子どものツボは人それぞれ。読んでみるまではどんな反応をするか分からないのが読み聞かせの醍醐味ともいえますよね。けれど「お気に入りの1冊」を選んであげたいのも親心。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと「もう1回読んで!」のリクエストが多い読み聞かせ絵本を選んでみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。ぴょーん作・絵:まつおか たつひで/出版社:ポプラ社 「ぴょーん」(絵本ナビ紹介ページ) ページを上にめくるといろんな生き物が「ぴょーん」と跳ぶシンプルな絵本ですが、魅力はそれだけにとどまりません。手足を思い切り広げて跳び上がるカエルやバッタ、こねこにうさぎたちをマネして、どもたちも「ぴょーん」! 親子で大笑いしてしまう人も多いよう。普段はあまり目にしない生き物たちのおなかが見えるのもなんだか楽しい! 正確に描かれている生き物のフォルムにも注目です。やさいのおなか作・絵:きうち かつ/出版社:福音館書店 「やさいのおなか」(絵本ナビ紹介ページ) 「これ なあに?」とクイズになっている野菜はレントゲンのような白黒イラストで描かれ、ページを開けば美しい色彩を取り戻した野菜の絵があらわれます。「やさいのおなか」は野菜の断面図だったよう。ネギにキャベツにレンコン、ピーマンと子どもの想像力を働かせてくれます。絵本を読んだ後、冷蔵庫の野菜室から野菜を取り出して確認し始めるお子さんもいるようで、野菜の名前を覚えるにも役立ちそうですね。へんしんトンネル作・絵:あきやま ただし/出版社:金の星社 「へんしんトンネル」(絵本ナビ紹介ページ) 謎のトンネルをくぐるといろんなものが変身してしまう!? たとえばかっぱが「かっぱかっぱかっぱかっぱ…」とつぶやきながらトンネルをくぐると「ぱかっぱかっぱかっぱかっ…」と元気な馬に変身。時計が「とけいとけいとけいとけい…」とつぶやきながらトンネルをくぐると「けいとけいとけいとけいと…」毛糸に変身! 変身するまさにその瞬間をうまく読み聞かせるには読み手の技術も必要ですが、はまれば子どものテンション急上昇のステキな言葉遊びの絵本です。まくらのせんにん そこのあなたの巻作・絵:かがくい ひろし/出版社:佼成出版社 「まくらのせんにん そこのあなたの巻」(絵本ナビ紹介ページ) 謎の穴にはまってしまい身動きがとれなくなってしまった動物たち。そして自らも穴にはまってしまう、まくらのせんにんさま。登場するキャラクターはみな愛嬌たっぷりに描かれていて、見ているだけでにんまりしてしまう一冊です。ふんが、ふんぎ、ふんぐ、ふんげといったおもしろいワードに子どもたちの期待と笑いはあふれる一方! 小さい子も大きい子も幅広く楽しめる絵本です。す~べりだい作:鈴木 のりたけ/出版社:PHP研究所 「す~べりだい」(絵本ナビ紹介ページ) 女の子が楽しそうにすべり台をすべります。でもあれれ?「するするべりべりだい~ん」に「すべりパイ」「なが~いすべりだい」と、なんだかみんな形が変! ありそうで(?)なさそうな、夢あふれるすべりだいがこちらの絵本ではこれでもか! と楽しめます。こんな公園があったら大人気になりそう。背景の青い空も爽快で気持ちいいですね。 シンプルだけれどインパクトがあったり、軽快な言葉遊びがあったり、謎とユーモアを掛けあわせてみたり…。子どもの興味や想像力を刺激する読み聞かせにおすすめの絵本をご紹介しました。読み終わってからの「もう1回」の声が聞けるかどうか、ママもパパもワクワクしながら読んでみてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月23日「絵本の読み聞かせをしたいけれど、どんな本が良いの?」、「おでかけのバリエーションを増やしたい…」、「子どもに読書の楽しさを知ってほしい!」そんなママにとって、図書館はとても役立つスポット。ただ、子どもが騒いで迷惑をかけないか、小さな子でも楽しめるのか? といった不安から、足を運べずにいるママもいるかもしれません。子どもと一緒に「図書館デビュー」する前に知っておきたい情報がわかれば、そんな不安も吹き飛ぶはず。子ども向けイベントや子育て支援コーナーが充実している図書館も増えているので、上手に活用して子育てに役立ててみてはいかがでしょうか?■「読み聞かせ会」「おはなし会」とは?多くの図書館で、子ども向けの本の「読み聞かせ会」「おはなし会」が実施されています。図書館スタッフやボランティアスタッフが絵本などの読み聞かせを行うもので、まだ自分で文字を読めない子どもにも物語を楽しむことができます。そして、「読み聞かせ会」「おはなし会」は、ママにとってもうれしいイベントなのです。会ごとに対象年齢を定めて年齢に合った絵本を取り上げているケースが多いため、本選びの参考になります。自分の子がどのような本に興味を持つのかを知るための、良い機会にもなるでしょう。どのように読み聞かせると、子どもの興味を引きつけることができるのか? その勉強の場としても役立つイベントです。■読み聞かせの本選びに迷ったら…おすすめの絵本リストを案内している図書館もたくさんあるようです。子どもにどのような本を読み聞かせるべきか迷ったときは、一度図書館に足を運んでみて、そういった情報を参考にすると良いでしょう。また、図書館司書の方にたずねてみるという方法もおすすめです。本選びをサポートしたり、必要な資料を探し出したりすることも司書の仕事のひとつ。遠慮せず、声をかけてみましょう。このとき、「1歳の子どもに読み聞かせたい」「動物が出てくる絵本」というように、求めている本の条件を具体的に伝えると、より的確なアドバイスが期待できます。■「赤ちゃんタイム」「子育て支援コーナー」を設けている図書館も近年、乳幼児連れでもほかの利用客を気にせず過ごせる、「赤ちゃんタイム」を導入する図書館が増えてきました。赤ちゃんタイムには、ボランティアスタッフなどによる乳幼児向けの読み聞かせ・手遊びが行われ、親子で、また集まった親同士で会話することもできます。さらに、子育て支援コーナーが設けられている図書館も。子育てに役立つ本や資料が集められ、幼い子どもを連れたママでも利用しやすいよう工夫されています。実際に1歳の子どもと「赤ちゃんタイム」を頻繁に利用している友人に話を聞いてみたところ、「周囲を気にせず本を読んであげられるのが魅力」とのこと。また、同じ年ごろの子どもを持つママたちと交流でき、自分自身のリフレッシュにもなっているそうです。幼い子どもを連れて図書館へ行くことに不安を感じているママも、「赤ちゃんタイム」「子育て支援コーナー」なら安心して足を運べるのではないでしょうか。 ■読みたい本が決まっているなら「ネット予約」がおすすめ子どもに読み聞かせたい本、自分が読みたい本が決まっている場合には、前もってネット予約しておくと便利です。多くの図書館でネット予約が可能となっていますので、頻繁に本を借りる人は利用登録をしておくと良いでしょう。小さな子どもを連れて図書館へ行くと、本を探しているうちに子どもの機嫌が悪くなったり、眠くなったり…ということも。そんなときも、ネット予約をしておけば、目当ての本をサッと借りることができ、「せっかく出かけて行ったのに、貸し出し中だった!」なんて残念なパターンも避けられます。小さいうちから読書に親しむことは、子どもにとってプラスになるはず。もちろん、ほかの利用者への配慮は必要ですが、「子どもが迷惑をかけるかもしれないから」と図書館から遠ざかってしまうのは、もったいないような気がします。今の図書館には子どもとママを応援するイベントや工夫がいっぱい! 最寄りの図書館ではどんな取り組みが行われているのか、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
2017年02月21日飲み会が続く時期は、楽しい反面ついつい食べすぎちゃってやばい!なんてこともありますよね。今回はそんなイベント太りを防ぐ方法を紹介します。■◆計画的に食べる「飲み会や食事がある日は、朝から食事を制限します。もつ鍋屋さんで飲み会をするとわかっている日はランチにお肉を控えたりします」(28歳/食品)「女子だけの飲み会をする日は、甘いものをしめに食べる確率が高いので前日から甘いものを食べないようにしています」(26歳/不動産)夜に食事の予定があるのに、朝も昼もおやつまでがっつり食べていたらそのまま太ってしまいます。楽しい食事の席は思い切り食事を楽しみたいものです。1日トータルで摂取カロリーを考えて朝・昼・間食の調整をしていきましょう。■◆計画的に飲む「今週は飲み会が多いなというときは、事前に飲み会の内容にあわせてどれくらい飲むかを考えていきます。今日は会社の飲み会だからあまり酔っ払わないようにしようとか。今日はとことん飲むぞ!とかメリハリをつけるようにしています」(25歳/公務員)「飲み会が続く日は、飲んでもいいけどおつまみはヘルシーなものにするなどルールを決めています」(24歳/教師)何も決めずにずるずるとお酒を飲んでしまえば、その分食べる量も増えていきます。今日はどれくらいでやめておくのか、自分の中であらかじめ計画をたてて飲み会に参加しましょう。飲み放題だし元ををとるぞ!という考え方はNGです。■◆飲み会は幹事になる「積極的に幹事になります。幹事になればまわりに気をつかわないといけないので無理やり飲まされることもありません。食べる量も制限できます」(25歳/販売)幹事で忙しく動いていれば、飲む量や食べる量も自然にセーブできます。だらだら食べやだらだら飲みも防げて一石二鳥ですよ。あんまり飲みたくないなというイベントがあったらぜひ積極的に幹事に立候補してみましょう。■◆空きっ腹で参加しない「仕事終わりに、空きっ腹でビールを飲むとたしかにおいしいのです。でも酔いも早くなるしデブへの道まっしぐらなので、事前に野菜ジュースを飲んだりしています」(24歳/メーカー)「スタート時間が遅い飲み会は、飲み会前にちょっとしたものを食べていきます。ヨーグルトとかナッツとかデスクでちょっと食べられるものです。それでだいぶ暴飲暴食も防げます」(26歳/サービス)お腹が減った状態で夕食の買い物に行くと、ついついいつもよりたくさん食材を買ってしまうということもあるのではないでしょうか。飲み会も同様、お腹が空いた状態で参加をすれば欲望のまま飲んで食べてしまうでしょう。参加前に小腹をみたしていきましょう。■おわりにせっかくの楽しいイベントで飲むのも食べるのも我慢はしたくないですよね。計画的に会に参加して、当日は思い切り飲食を楽しみましょう。楽しく食べて体型も維持がモテへの近道ですよ!(夏目英実/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年01月07日忘年会に新年会と、皆でワイワイとお酒を楽しむ機会が多い年末年始。しかしダイエット中の人には、飲み会は悩みのタネだ。つい食べすぎたり飲みすぎたりして、翌日後悔してしまうことも……。ダイエット中の飲み会では「痩せなくてもいいから、せめて太りたくない! 」というのが本音だろう。そこで今回は、飲み会で太らないコツを内科の大川原華織医師にお聞きした。 *○飲み会前にしておくこと「夜にお酒を飲むから」と昼食を抜くことは、飲酒時に無意識に食べる量を増やしてしまう一因です。昼食は完全に抜くのではなく、主食の量を減らす程度にして摂取することをお勧めします。食べすぎることを前提に1食抜いても意味がなく、飲み会で食べすぎないことと、もし食べすぎたとしても次の食事で調整することを意識したほうがよいでしょう。乳製品は炭水化物などと組み合わせることによって、血糖値の上昇を抑えることができます。また、牛乳などに含まれる多機能性タンパク質「ラクトフェリン」は内臓脂肪を減らすという報告もあります。アルコールなどの刺激物から胃粘膜を保護する作用もあるので、食前に牛乳を少し飲んでおくだけでも過食が抑えられてお勧めです。○飲み会中に気をつけることアルコールの主原料は糖質ですが、糖質(4kcal/g)そのものよりもアルコール(7kcal/g)の方が高カロリーです。しかしアルコール成分そのものは、体熱として多くが熱エネルギーに変換されるため、体脂肪などの体内貯蔵エネルギーとしてはほとんど使われません。つまり、お酒は体脂肪になりにくいカロリーなので、飲みすぎなければダイエットの妨げにはなりません。飲み会中は、次の4つのポイントに気をつけましょう。■おつまみの選び方まず、ダイエット中の飲み会で気を付けたいのは「おつまみ」です。お酒を飲むときは意識して、炭水化物や糖質の多いものではなく、枝豆や豆腐などタンパク質系のメニューなどを摂(と)ることをお勧めします。また、飲酒をするとアルコールにより満腹中枢が麻痺(まひ)し、目の前に出されたものをついつまんでしまいます。飲み始めは低カロリーのおつまみと一緒に少しずつ飲むようにし、飲みすぎには注意が必要です。■お酒の選び方砂糖がたくさん入ったリキュールや、酎ハイなどの混成酒は高カロリー。同じアルコールであれば、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒の方が血糖値は上がりにくく太りにくいです。前述したとおり、アルコール自体は体脂肪になりにくいものではありますが、アルコールを肝臓で分解する過程で中性脂肪が合成され脂肪肝の原因となり、さらには肝硬変や肝臓がんの原因にもなります。飲みすぎには注意し、適量を飲むようにしましょう。■〆のラーメンを我慢するお酒を飲み始めて上昇した血糖値は、2時間から2時間半くらいたつと下降し始めます。そうすると空腹を感じるため、飲酒後に〆のラーメンなどを食べたくなることがあります。ここで我慢できれば空腹感は解消されますので、どうしても食べたくなる方は、お店を出る際にアメなどの糖質を少し補給すると、欲求を抑えることが期待できます。■飲み会を楽しむ楽しい気持ちや"おいしい"と感じることで自律神経の動きが活発となります。会話もなくもくもくと食べるよりも、エネルギーが多く発散されます。ぜひ飲み会中は楽しんで!○飲み会後の過ごし方食べすぎても、すぐに体脂肪に反映されるわけではありません。次の食事量を少なくして活動量を増やし、体内に余分なものを残さないことで調整していきましょう。なお、1日で変動する体重の増減は、体内水分や排便状況での差である部分が多く、毎日の変化ではなく1週間程度の増減を見ながらダイエットを行っていくことがお勧めです。最後に、ダイエットでは「体重を減らすこと」ではなく「体脂肪を減らすこと」を目的としましょう。野菜もタンパク質も炭水化物もバランスよく食べ、適度な運動をすることで健康的に痩せることが重要と考えます。※画像と本文は関係ありません○取材協力: 大川原華織(オオカワラ・カオリ)内科医。En女医会所属。En女医会とは150人以上の女性医師(医科・歯科)が参加している会。さまざまな形でボランティア活動を行うことによって、女性の意識の向上と社会貢献の実現を目指している。会員が持つ医療知識や経験を活かして商品開発を行い、利益の一部を社会貢献に使用。また、健康や美容についてより良い情報を発信し、医療分野での啓発活動を積極的に行う。En女医会HPはこちら。
2016年12月26日読書の秋!ということで、絵本の読み聞かせのコツや我が家の子どもたちが、今はまってる絵本をご紹介したいと思います。絵本って、いつ読んでる?ほんの数分でもいいので、できるだけ毎日読むのを習慣にするのが良いそう。ただ、義務的になるとママもパパも大変。生活リズムに合わせて無理ない程度に読む時間を決めてしまいましょう。我が家の場合は、基本的には寝る前に読み聞かせタイムを設けています。寝る前に読むと覚えたことをあまり忘れず、効率的に記憶することができるそう!寝る30分前ぐらいになったら、電気を少し暗〜く(←合図になっている)して、寝っ転がりながら絵本タイム♪その後は、そのまま寝かしつけへ突入します。ただ!子どもって「もういっかい!」とか「次はこれ!」と、どんどん絵本持ってきたりするもの。その日によって「あと1回ね」ということもありますが、基本は読む前に「今日は1人2冊までえらぼうね」など言って、はじめに約束しています。1歳&2歳、読み聞かせのコツ5つ!我が家で心がけている読み聞かせのコツは、5つ。・子どもに絵本を選ばせるママではなく、子ども自身が絵本を選ぶということが大切。同じ本が続いたりすることもありますが、心ゆくまで読んであげましょう!・うまく読むんじゃなくて、一緒に楽しむ一番大切なのは、子どもたちと一緒に絵本の世界観を楽しみながら読むこと。ページをもどったり、集中できないのも子どもらしさ。物語を追うことだけに一生懸命にならず、楽しく絵本の世界を楽しみましょう!・好きなジャンルだけに片寄らないいろんな絵本を読んであげることで、子どもの世界観が広がります。また、意外なジャンルに興味をもつこともありますよ。男の子だからこういう本、年齢的にこういう本、などと決めず、いろいろな世界に触れてみたいものです。・同じ絵本を何回でも読み聞かせる同じ絵本を繰り返し読むこと=繰り返し何度も反復する方法で、子どもは多くこ言葉を覚えると言われています。気に入った本は、とことん読んであげる!・指さししながら読む我が家の子どもたちは、大好きな電車や動物など、絵本のストーリーとは関係なく指で差してあげると喜んだりします。 どの言葉がどの絵を指しているかわかるように読んであげると、より正確に言葉を学べるようです。我が家の子どもたち、今はまってる絵本はこちら2歳のお兄ちゃんは…①【しゅっぱーつしんこう】大好きな電車の絵本。②【やさいさん】「にんじんさん!」と言いながら、おやさいさんを当てて楽しんでいます。③【ぞうさんのうんち】まだオムツ卒業できてないからか、うんちに興味津々の息子1歳の妹は…①【はらぺこあおむし】鉄板の絵本!仕掛けも楽しく、兄妹そろってお気に入りの1冊です。②【リュックちゃんです。】小さなリュックがお出かけするお話し。「ごちそうさまでした」とお弁当を食べ終わるところでは、手を合わせたりしてます♡③【ねずみさんのながいパン】いろんな動物が、家族みんなでごはんを食べてるの可愛い絵本です。そして、最後に2人とも超お気に入りの1冊はコレ!【おかおがぽん!】何回も読みすぎて、ボロボロなくらい大好きな絵本です。記事を書いてて私自身も、子どもたちにもっともっと絵本の楽しさを、教えてあげたくなりました。みなさんもお気に入りの絵本が見つかりますように♡
2016年11月21日運動会シーズンがやってきました。リレーや徒競走でゴールテープを切ったり、クラス対抗競技で勝利したときなど、運動会でしか味わえない達成感ってたくさんありますよね。でも中には運動会が好きじゃない、なんてお子さんもいるかもしれません。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、運動会が楽しみになる絵本を集めてみました。ぜひ、運動会前に親子で読んでみてくださいね。よーいどん!作・中川 ひろたか/絵:村上 康成/出版社:童心社 「よーいどん!」(絵本ナビ紹介ページ) 「位置について」の姿勢のまま、引き締まった顔つきの子どもたちがなんとも愛らしい!「位置についてのポーズは、それぞれ違うもんだなぁ」と感心しているところに放たれる究極のダジャレ! 意表をつかれてズコッとなってしまうママもいそうです。ほのぼのとした優しいユーモアたっぷりの中、「何それ?」なんて、現実にはありえない競技でも楽しませてくれる、愉快な運動会をテーマにした一冊です。はしれ、ゴールの むこうまで!作:くすのき しげのり/絵:稲葉 卓也/出版社:講談社 「はしれ、ゴールの むこうまで!」(絵本ナビ紹介ページ) みんなと同じように掃除したり、給食を食べたり…。みんなから頼りにされ、愛されているとってもパワフルな「こうちょうせんせい」。赤く染まったほっぺや、緑色のジャージがなんともいえず、親しみやすいキャラクターです。クラスでいちばん走るのが遅いぼくは運動会が大嫌い。そんなぼくに「きょうそうしてみようか!」と声をかけるこうちょうせんせい。走ることを途中であきらめてしまうぼくに、こうちょうせんせいがしてくれたこととは…? 子どものリアルな心情を汲みとった行動が子育てのお手本にもなる、感動絵本です。 よーい、ドン! 作:中垣 ゆたか/出版社:ほるぷ出版 「よーい、ドン!」(絵本ナビ紹介ページ) 今日は町の運動会。子どもが主役の「ちびっこ競争」、大人数だからおもしろい「ムカデ競争」、出場選手が目玉の「障害物競争」などワクワクするような競技満載で、いてもたってもいられません。見開きいっぱいに描かれたたくさんの人たち。その人たちそれぞれが主役になれる運動会だから、みんな生き生きと輝いています。中には「!?」なキャラクターや運動会らしくない行動をしている人も…。絵本をのぞきこんで「気になる探し」する子も多いこちらの一冊は、大興奮してしまうので寝る前厳禁(笑)。昼間の読み聞かせにおすすめですよ。 ぼくのジィちゃん作・くすのき しげのり/絵:吉田 尚令/出版社:佼成出版社 「ぼくのジィちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) 運動会当日、練習したのに徒競走でビリだったぼく。田舎から応援しにきていたジィちゃんは「子どもの頃、走るのが早かった」なんていうけど、信用できない。ひょんなことからPTAクラス対抗リレーに父さんの代理で出場することになったジィちゃん。果たしてその結末は…? スピード感あふれる展開の中、歯がところどころ抜けたニコニコ笑顔のジィちゃんの、知られざる秘密が明らかになります。心がおどりだし、思わず「がんばれーっ!」と叫びたくなってしまう、爽快感のある一冊です。むしたちのうんどうかい作・得田 之久/絵:久住 卓也/出版社:童心社 「むしたちのうんどうかい」(絵本ナビ紹介ページ) 林の中の広場に集まった、たらこくちびるの虫たち。今から始まるのは運動会。小さかったり、大きかったり、にょろにょろしていたり、飛んでいたり…。虫好きのお子さんなら入場行進の様子から目を輝かせてくれる絵本です。応援合戦の泣き声もお見事! 虫それぞれの特徴を運動会の流れの中にうまく取り入れているのも必見。虫が苦手なお子さんも、表情豊かなユーモアあるタッチのイラストだから安心。実際の虫と似たような動きで、細かな描写にも手を抜かない作家さんの心意気を感じます。知らなかった虫の名前を覚えるいい機会にもなりそうですね。運動会を楽しみに感じる子もいれば、憂鬱に感じている子もいます。だけど、運動会はみんなで一緒に楽しむもの。勝負に負けてくやしいときもあるけれど、ほかの競技で挽回したり、誰かを応援したりとワイワイできるのも運動会の魅力のひとつ。年に一度の大イベントは、親子でめいいっぱい楽しみたいですね!データ協力: 絵本ナビ
2016年10月06日あなたは、お子さんに絵本の読み聞かせをしていますか?働くママは「毎日忙しくて、そんな時間はないわ!」と思うかもしれませんね。しかし、普段お子さんとゆっくり接する時間が少ない働くママにこそ、絵本の読み聞かせをおすすめしたいのです。絵本の読み聞かせは、子どもに対してたくさんの良い影響をもたらしてくれるからです。今回は、絵本の読み聞かせが子どもに与えてくれるメリットについてご紹介します。想像力や知的好奇心、表現力が育まれる 絵本を読んでもらいながら、子どもたちは「次のページではどんなことが起こるかな」「このとき、主人公はどんな気持ちでいるのだろう」と、わくわくどきどきしながら、さまざまな思いをめぐらせています。この積み重ねが、子どものイメージ力や想像力を育んでくれるのです。また、絵本を読んでもらうことで、まだ自分の知らない世界や物事に対して「これは一体何だろう」「これはどういう意味だろう」という知的好奇心が生まれます。また、絵本で使われている言葉や、イラストの表情やポーズなどを真似ることで、子ども自身が自分の気持ちを伝えるときに必要な表現力を身につけることもできます。社会常識や優しさ、思いやりの気持ちを学ぶことができる絵本という世界を通して、子どもは社会勉強をします。「こういうことをすると周りの人が困る」「お友達と楽しく遊ぶためには、約束や順番を守らなくてはいけない」などの社会的なマナーや 挨拶の仕方や、トイレの使い方、四季の行事などについての常識を、絵本を通じて子どもに学ばせることができます。また、絵本は「お友達が悲しい思いをするような意地悪な言葉は使わない」「困っている人がいたら、助けてあげたい」など、誰かのことを思いやる気持ちや優しい心、善悪を判断する道徳心を育てるお手伝いをしてくれます。絵本を読みながら「○○ちゃんはどう思う?」などと子どもと会話していくことによって、子どもは自分の頭と心を働かせて常識やマナー、道徳心を身につけていくことができます。そして、幼い頃に知らず知らずに育まれた常識やマナー・道徳心は、やがて子ども自身の社会適応力につながっていくのです。絵本の読み聞かせは学力の基礎となる親が子どもに絵本を読み聞かせてあげると、子どもはお話を最後までしっかりと聞く集中力を身につけるとも言われています。この集中力は、人の話をよく聞ける能力でもありますので、幼稚園や小学校での先生からのお話も注意深く聞き、行動できる子どもになるのです。また、親がさまざまな種類の絵本を読み聞かせることで、子どもは多種多様な語彙に触れることができます。語彙力がある子どもは、自然と国語力や読解力が伸びていくのです。読解力は、国語だけでなく数学や科学などの問題を解くための基礎にもなるものですから、絵本を読むことが、子どもの全体的な学力を伸ばす可能性を高めるとも言えるでしょう。子の「読解力」は成長してからつけようと思っても、そう簡単に身に付けられるものではありません。幼い頃から、親が絵本を読み聞かせ、子どもがその内容をイメージしたり、理解したりすることを繰り返し行うことが「読んで、理解する力」を育てるのです。子どもの未来のためにも読み聞かせをしよう最近は共働き家庭も増え、子どもは保育園や学童から帰ると急いで食事をとり、お風呂に入って、ろくに親子のコミュニケーションも取らないまま、慌しく就寝するというケースも多いようですね。「甘えたい盛りの子どもに寂しい思いをさせているのではないか」と心配しているママは是非、寝かしつけ前の20分か30分間、子どもと寄り添ってスキンシップしながら絵本を数冊、読み聞かせてあげましょう。このたった20~30分の絵本を通じた親子の触れ合いが、子どもの自己肯定感を高め、EQ(情動)の発達につながるからです。EQとは「心の知能指数」「感情調整能力」とも言われており、社会的に成功したり、人間関係を円滑にしたりするのに必要不可欠なものです。慌しい毎日の生活の中で、たった数十分だけだったとしても「親が自分のために優しく本を読んでくれた」ということで、子どもはしっかり親の愛情を感じ、自己肯定感を高めることもできるはずです。EQも自己肯定感も、子どもたちが幸せな人生を歩むためにはとても大切なものと言われています。忙しいママにこそ、絵本の読み聞かせをおすすめします。
2016年06月02日子どもの情緒を育てるために、また親子のコミュニケーションとして、積極的に行いたい「読み聞かせ」。でも、いざやってみようとすると、本選びに迷ったり、子どもが興味を示さなかったり、とうまくいかないことも。絵本の読み聞かせは、子どもに非常に大きな幸福感を与えると言われています。コツをおさえて、親子の時間をもっと楽しみたいですね。■読む絵本はどうやって決めればいい?「子どもに読み聞かせをしよう」と思ったとき、まず悩むのがこの問題。とくに赤ちゃんのうちは、どんな絵本を読んだらいいのか迷ってしまいますよね。まだ言葉を覚える前や、おしゃべりが上手にできないうちは、絵や色がはっきりしているもの、リズミカルな言葉で表現されているもの、シンプルな繰り返しが出てくるもの、などを中心に選んでみましょう。絵本に記載されている対象年齢を参考に、大きくなるにつれてストーリーのある絵本に移行していきます。子どもの年齢が上がってくると、徐々に本人の好みもあらわれてきます。でも、「この本は好きそうだな」と思って買ったのに、あまり喜ばなかった…というケースも。書店で何を買うか迷ったら、まずは図書館を利用してみましょう。子どもは、気に入った本があれば、何度も読みたがるはず。そうやって、お気に入りを見極めてから購入するようにすれば、子どもが本当に好きな本を与えてあげることができます。また、親が与えたい本と子どもが欲しがる本が食い違った場合は、交互に買うというルールを作るのもよいですね。■読み聞かせは膝の上で読み聞かせをするときに多いのが、子どもと向かい合って本を広げるスタイル。何人もの子どもを相手に読むときは、このような紙芝居スタイルになりますが、親子での読み聞かせは膝の上にすわらせて行うのがおすすめです。読み聞かせとは、ただ本の内容を伝えるだけでなく、子どもと本の世界を共有するということ。触れ合いながら、同じ目線で読み聞かせをすることで、絵本の世界により入り込めるはずです。■説明やアドリブを加えない少し難しい言葉が出てきたり、ストーリーがわかりにくそうだと感じたりしたとき、つい「これはこういう意味なのよ」と説明を加えたくなりますよね。子どもの理解を深めようとしてやりがちなこの行動、実はNG。話を中断することで、本の世界への感情移入や集中力を途切れさせてしまうのです。同じように「これはどういう意味だと思う?」「登場人物はどう思ったかな?」などと質問を投げかけるのも避けて。子どもから質問がない限りは、大人が先回りして働きかけをしないようにしましょう。もし子どもがわからなさそうな言葉が出てきた場合は、本を読み聞かせながら、その言葉があらわす絵を指差しましょう。こうすることで、話を中断せずに子どもの理解を促すことができます。そして、読み聞かせのもっとも大切なポイントは、自分も楽しむことです。子どもは「ママと一緒に楽しむ」ことが大好き。そして、ママの気持ちをとても敏感に感じ取ります。絵本の世界を親子で一緒に楽しみながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
2016年04月05日子どもの学力と豊かな心を育むために、絵本を読むことがいいと言われています。どんな絵本を選んで、どんな風に読んであげるのがいいのでしょうか。年齢に応じた絵本の選び方と読み聞かせ方について、発達心理学が専門の内田伸子先生に伺いました。年齢にあった絵本の選び方と読み聞かせ方「赤ちゃんには、イラストや写真が大きくハッキリしていて、色も単純なものがいいでしょう。食べ物や動物、乗り物など、身近なもので子どもの興味を引くものが描かれている絵本がおすすめです。最初のうちは絵本をめくって絵を見せるだけもよく、絵本を通した『遊び』だという感覚を大切にすることがポイントです」「かわいいニャンニャン」「ピカピカ、キレイだね」などと、解説を加えたり、擬音を楽しんだりするのもいいそうです。「3歳までは、絵本の挿絵について話すなどしてもいいでしょう。4歳になったら、絵本の言葉は吟味されていますから、それを大事に、絵本に書かれているまま読み聞かせてあげてください。5歳ぐらいになると、『大きなカブ』のような、くり返しの文章を好むようになります」年齢によって楽しみ方が少しずつ変わってくるのですね。どの年齢にも共通して大切なポイントは、お子さんのリズムに合うように、語りかけるようにして読み聞かせることだそうです。1冊の絵本をじっくり読み込むのと、たくさんの絵本を読んで多くの語彙に触れるのとどっちがいい?「語彙を得るために本を読むのではありません。本というのは、親子で手を取り合って入っていく世界なのです。親も楽しみながら、真心をこめて読んであげてください」内田先生は、絵本の持つ力について次のお話をしてくださいました。「ベッテルハイムという児童精神科医の病院に、注意欠陥・多動性障害の子どもが入院していました。遊戯療法や箱庭療法など、さまざまな治療を施しましたが、症状は軽くなりませんでした。あるとき、ベッテルハイムが絵本を持って病室に入ると、その子はパッと絵本を見ました。ベッテルハイムが『読んであげようか』と言うと、ふだんは少しもじっとしていられない子が、動かずにじっと絵を見つめお話を聞いていたのです。次の日、ベッテルハイムが来る時間が近づくと、その子は入り口を見ていました。ベッテルハイムが来ることが楽しみだったのでしょう。ベッテルハイムが来て『絵本を読んであげようか』と言うと、その子は数冊ある絵本の中からまた同じ絵本を選びました。30回くり返したそうです。30回読んであげたら、やっと次の本に興味を持った。つまり、30回かけてその本の栄養を吸収しつくしたということです。絵本には栄養があります。十分に味わわせてあげてください。子どもは何度でも『読んで』とせがみます。『昨日、読んだわよ。違うのにしましょう』ではいけないのです」子どもが求めている限り、その本を読み続けてあげるのがいいのですね。親子で絵本を楽しみながら、大切な「見えない力」と豊かな心を育んであげましょう。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは内田 伸子先生十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授・学術博士。専門は発達心理学、認知心理学、保育学。国立教育政策研究所「幼児の論理的思考の発達調査プロジェクト会議」(主査)、最高裁「裁判員制度の有識者会議」(委員)、文化庁国語審議会委員なども務めるほか、NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」の番組開発やコメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修、しまじろうパペットの開発、創造力知育玩具「エポンテ」(シャチハタ)の開発なども担当。著書は、『発達心理学―ことばの獲得と教育』(岩波書店)、『よくわかる乳幼児心理学』(ミネルヴァ書房)、『 子育てに「もう遅い」はありません 』(冨山房インターナショナル)など多数。
2016年01月02日味の素はこのほど、「女子会男子に聞く、女子会に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月、3カ月に1回以上女子会に参加している20~39歳の女子会男子300名を対象に、インターネットで行われた。○女性の失敗1位は「変な行動をし、記憶をなくす」同調査では、女子会に参加する男性を「女子会男子」と定義し、女子会男子から見た、最新女子会事情について調査を実施した。はじめに、女子会で見た"普段は見られない女性の失敗"について教えてもらったところ、「酔っぱらって変な行動をし、記憶をなくす(28.4%)」が堂々の第1位となり、次いで、「傷心で変な買い物をする(16.4%)」「ファッションが奇抜(12.3%)」と続いた。また、「変な写真を撮って後悔している(11.4%)」や「路上で変なポーズを取る(8.5%)」など、写真撮影で失敗している女性も多くいることがわかった。○意外と"安くて明るい"女子会続いて、実際の女子会にはどのようなギャップがあったか尋ねたところ、「男受けするおしゃれをしていない」が最多となり、女性のおしゃれをよく見ている男性が多いことが判明。また、想像していたより「お金がかからない」「高級ではない」など、リーズナブルだったと感じている人も多くいたほか、思ったより(雰囲気が)「明るかった」という意見も。参加する以前はあまり良いイメージを抱いていなかったものの、実際に参加してみると、そのイメージが覆されていることがうかがえた。○男性は、聞き役・雑用・介抱……次に、「女子会男子」の役割について調べたところ、最も多かったのは「相談にのること」だった。次いで、「料理のとりわけ」「注文をとる」と続き、雑用を担当する高い傾向が明らかに。また、「なぐさめる」や「酔っ払った人を介抱する」という男性も割と多く、「女子会男子」が女性の面倒をよくみている様子もうかがえる結果となった。女子会では、会話や雑用事に関しては男性に頼っているようだが、では、会費についてはどうなのだろうか。会費をどのように支払っているのか質問したところ、半数近く(48.7%)が割り勘と回答。通常の飲み会では男性が多く支払うケースが多いようだが、女子会では費用以外のところに男性を必要としている女子が多いことがわかった。○女子会男子6割に下心あり!?最後に、「女子会参加者の中に好きな女性はいますか?」と尋ねたところ、6割近い男性が「はい(58.7%)」と回答した。
2015年12月07日連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。夏前にギリシャの経済破綻があったが、あの時、日本の株価にはほとんど影響がなかったように感じられた。一方、中国の株価下落は日本の株式市場に大きな影響を与え、多くの株式銘柄が下落した。主婦としてはなぜ、ギリシャ危機は少なく、中国株の暴落がこれほどまでに日本の株価に影響するのか素朴な疑問を抱いた。そこで今回、中国経済に詳しい楽天証券経済研究所 マネージャー シニアマーケットアナリスト 土信田雅之さんに聞いてみた。○世界が中国に対して過大な期待――どうして、日本はギリシャよりも中国から影響をうけるのでしょうか?ギリシャと中国の違い。これに関しては、経済的な結びつきは一旦置いておいて、人間関係として捉えてみると整理しやすいと思います。日本人にとっては、ギリシャよりも中国の方が身近なのでは? 距離的な近さはもちろん、同じ漢字を使うアジア民族であるなど、「心の距離」は近いですよね。ここで、「そんな中国に対して、世界がどんなイメージを持っていたか?」というのが重要になってきます。結論から言うと、「こんなはずじゃなかった!」。あれだけ人口も規模も大きい国ですから、「今後、中国は成長する。成長に伴って、中国の通貨、人民元も強くなる」というのが、大方の見方でした。「不動産バブルである」と言われていても「いざとなったら、政府が何とかするだろう」と思っていました。――なるほど。日本から見ると心理的に近く、世界から見ると、中国への期待感が高かったわけですね。そのイメージが、今、崩れてしまっている。「『(イメージの崩れた)新しい中国をどう見たらいいのか?』を整理している段階なので、マーケットが荒れている」と捉えるのが適切だと思います。○中国はなぜ"期待"を裏切ったのか?――ここにきて、ガクンと株価が下がった、直接のキッカケは何だったのでしょうか?キッカケは、8月の人民元切り下げです。「中国の成長に伴って、人民元は強くなるだろう」と思ったのに、いきなり切り下げてきたので、株価が下がりました。株価下落に対して政府が対策を打ったものの、それも後手に回った。――それら一連の様子を見て「あら? 中国、大丈夫?」という印象を周囲が持ったと。そうです。ここ最近の株価下落は、中国自体が変わったのではなく、「中国を見る、我々の視点が変わった」ということに起因していると私は考えています。もっとも、中国の景気減速は、1年以上前から、言われていた話ですが……。○人民元切り下げが意味するところとは?――なぜ、今までは、中国の景気減速が注目されなかったのでしょうか?中国は、今、成長構造を変える改革を進めています。漢字で書くと「新常態」で、「ニュー・ノーマル」と呼ばれています。日本が高度経済成長から安定成長になったように、今、中国も同じ局面を迎えています。今までは、政府主導で、鉄道などインフラにお金を使う「投資主導型の経済成長」でしたが、サービス業を成長させたり、付加価値をつけたりといった、「ゆるやかな安定成長」を目指す方向に、政府が経済の方針を切り替えたのです。――「高度成長から安定成長に切り替えたので、経済成長率が落ちて当然だ」と?「今は、経済構造を変えようとしている過程だから、景気減速もしょうがないよね」と思っていたのに、人民元が切り下げられた。それで「思った以上に、中国の経済状態は、悪くなっているんじゃないの?」と、多くの人が思ったということです。○なぜ、中国株の影響が、ここまで日本の株価に影響するの?――では、中国の株価が落ちると、なぜ、ここまで日本の株価に影響があるのでしょうか?日本の株式市場に参加している半分以上が、外国人です。「中国と日本。同じアジアという括りで、中国がダメなら、日本は大丈夫なのか?」と売られてしまった。――中国と一緒に、日本も信用を失ってしまった?それは、ないです。ただ漠然としたイメージで、細かい理由ではないのです。たとえば、フォルクスワーゲンはドイツ車ですが、例のディーゼル車の問題が起きて、「ヨーロッパの車は、本当に大丈夫なのか?」と、一瞬、みんなが漠然と不安になったと思うのですが、今回の場合は、それに似たイメージです。――漠然としたイメージだけで、ここまで日本株の下げ幅が大きくなるものですか?株価が大きく下がったのは、日本だけではありません。中国株の下落によって、全世界の株価が大きく下がったんですよ。「世界の株式市場を眺めてみる」という視点でみてみると、ここ2~3年でいちばん利益が出ていたのが日本です。だから、売られやすかった。中国をキッカケにして、世界の株式市場が下がり始めた時に、「どこから、売っていくのか?」という話です。当然、利益が出ているところから売って行きますので、日本株の下げ幅が、大きくなってしまったんです。○なぜ、中国株に、ここまで世界経済が引っ張られてしまうの?――全世界の株価が、そこまで中国に引っ張られちゃうのは、なぜなのでしょうか?やはり、最初にお話したのが結論なんですよ。「こんなはずじゃなかった!」。つまり、中国に対しての「過剰な期待」ということだと思います。たとえば、原油や資源を産出する国は、「中国は、まだまだ成長する。中国の資源需要は、まだまだある」ということを前提に、設備投資などをガンガン行うなど、中国への「過剰な」期待を前提に、世界経済が動いていたということです。ですから、「あれ? 中国、大丈夫??」と思った瞬間に、世界経済の捉え方がガラリと変わってしまった。今は、中国に対する、世界の「過剰な期待」を修正している段階なんでしょうね。「株価の過剰さ(『高い』も『安い』も)は、いつか適正価格に修正される」。こんな言葉を、株式運用のプロから何度か聞いたことがある。今、中国株については、そんな段階なのだろうなと思った。今回の取材で、「証券会社のアナリスト」という職業の方に初めてお会いしたが、こんなにも明快にわかりやすい「解説」が聞けてスッキリした。新聞を読んでいるだけでは、中国株の暴落をキッカケに株価が荒れているのはわかるけれど、こういった背景まではわからない。土信田さんは、今でも、学生時代のゼミの教授のもとに通い、中国について勉強を続けているそう。「中国は、とても興味深い国ですよ」と、楽しげに語ってくれた顔が、とても印象に残った。○筆者プロフィール: 楢戸 ひかる(ならと ひかる)1969年生まれ丸紅勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。メルマガ「主婦が始める長期投資」(メルマガ申し込みは、「主婦er」より)を書き始めて、視野の狭さを痛感。新聞を真面目に読もうと決意し、疑問点は取材に行く所存。
2015年10月15日新連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。突然の株価下落。少し前の話では、ギリシャの銀行封鎖。こうした経済の不確かさを目のあたりにすると、「確かなものって、何があるの!?」という気持ちになる。そこで気になりだしたのが「金投資」。その金投資の中でも堅実なイメージがあるのが「純金積立」だ。では本当のところ、「純金積立」ってどうなのだろう? 「純金積立コツコツ入門」を運営する会社の社長、中野貴利人さんにお話を伺った。○純金は、それ自体に価値がある!純金は、それ自体が「限りある貴重な資源」。この点が、株や債券への投資と最も異なる点だ。株や債券は、最悪の場合は"無価値"になる可能性もある。一方で金の信用度は、歴史が証明してくれている。古くはツタンカーメン王の黄金マスク、オリンピックでは最高峰の勲章として授与される金メダルなど、数千年単位で、人類を魅了し続けてきた物質が金なのだ。金投資のメリットとデメリットを整理してみた。○金投資のメリット2つひとつめは、不況や有事に強いこと。信用度が高いので、有事で経済が混乱した時には、リスクヘッジとして純金に資産が流れ、結果、金価格が上昇することが多い。『我が家の資産を守る』という主婦的視点で考えれば、他の金融資産とは違う値動きをする資産を持つことで、家庭全体の資産は安定度が増す。ふたつめは、長いスパンで見ると価値が右肩上がりに伸び続けていること。純金の価値は、2000年から右肩上がりに伸び続けている。理由としては、供給(地球の埋蔵量)が一定量しかない中で、需要が伸び続けているからだ。需要が伸びている理由としては、貴金属以外の需要(工業用、歯科治療など)が増えていること。また、金を宝飾品として尊ぶ文化がある、中国とインドが経済成長をしているというのも大きい。○金投資のデメリット2つひとつめは、配当や利息がつかないこと。他の金融資産であれば、配当や利息がついて「お金がお金を生む」という現象が起こる。けれども、純金は、ただ、じっと現物の価値が上がるのを待つというだけ。つまり、「安い値段で買っておき、それ以上の値段で高く売る」という方法でしか金銭の利益は発生しない。ふたつめは、元本割れの可能性があること。長期的に見て金の価値は右肩あがりだが、短期的な金価格は上下に変動し続けている。「今、お金が必要だから現金化したい!」という時に、元本割れをしている可能性もある。だから、「子どもの入学金」といった『生活資金』を金投資に向けるのは、得策ではない。金投資のメリット・デメリットは把握した。では「金投資」を気軽に始められる純金積立をするには? 積立先を選ぶ時には、何に気をつければいい?○まずはコストをチェック!純金積立は長期投資が基本なので、まずはコストをチェックする。年間総コストを意味する『年会費+毎月の買付手数料』は会社によってバラつきがあり、たとえば毎月1万円の積立をした場合で試算すると、最安値と最高値で2.08倍の差となった。年会費、買付手数料ともに、会社によってルールが違うので、買付金額によっても、積立先選び方は違ってくる。毎月1万円を積立した場合の年間総コスト(試算)○操作性・信用度も把握しておくコストで会社の目星をつけたなら、次にチェックしたいのは、積立制度の使いやすさだ。「たとえば今月は積立を休みたいといったことが、簡単にできるか? などは実際に使ってみると、意外と気になる点なんですよ」と、中野さん。最後の仕上げに、積立を始める会社の信用度についても知っておきたい。その会社の規模、純金積立をどれくらいの期間やっているのか? といったことは、最低限チェックしておきたいポイントだ。筆者はこの記事を書きながら、純金積立をすぐにでも始めたくなってしまった。みなさんは、如何だろうか?(※本文と写真は関係ありません)○プロフィール:中野貴利人株式会社ネットピコ代表取締役。純金積立や金投資をはじめ、FXや戸建て購入などのサイトを運営。特に副業情報サイト「フクポン」は新聞、テレビ、ラジオなどでも取り上げられる。雑誌掲載は多数。著書に「ど素人でも稼げるネット副業の本」(翔泳社)や「会社の外で月10万円!シッカリ稼ぐ副業・内職入門」(ぱる出版)などがある。「純金積立コツコツ入門」○筆者プロフィール: 楢戸 ひかる(ならと ひかる)1969年生まれ丸紅勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。メルマガ「主婦が始める長期投資」(メルマガ申し込みは、「主婦er」より)を書き始めて、視野の狭さを痛感。新聞を真面目に読もうと決意し、疑問点は取材に行く所存。
2015年08月27日新連載「主婦が新聞読んで聞いてみた」では、商社出身のフリーライターで主婦の楢戸ひかる氏が、新聞を読んで疑問に思ったテーマを、主婦目線で調べて読者の方々と共有します。ギラギラした暑い夏がやってきた! 夏はとかく台所に立つのが、辛い季節。最近、新聞で「コンビニの販売が好調」というニュースをよく見かけるが、コンビニのサービスを使って、家事負担を軽減できないかしら? 聞いてみた。○ファミリーマートからの提案夏に食べたくなるカレーに最適なのが、下ゆで野菜 煮込み料理用295円(税込318円)。大き目にカットしたじゃがいもと人参に玉葱も加え、時間をかけてゆっくり茹で上げています。茹で汁も中身に入っていますので、料理の際に使われると料理の美味しさアップに繋がります。主婦的視点でチェック食欲が落ちる夏こそ、スパイシーなカレーで食欲増進! それに根菜類をたっぷりとれるのは、生野菜に傾きがちな夏の食卓には嬉しい。でも、ジャガイモを洗って皮を剥いてという「一からスタート」するのは、気分が萎える。その過程を省いて、「台所に立つ気持ちになる対価」として、二人分318円は充分アリ。○ローソンからの提案夏は暑くて、揚げ物なんてムリ! という時には、ローソンで。食卓向け惣菜からおつまみまで。カット野菜も添えておすすめします。揚げ物&おつまみカット野菜主婦的視点でチェック実は我が家の最寄りコンビニは、ローソン。冷蔵庫が空っぽで大雨の日に、ゲンコツチーズメンチ167円(税込180円)を買ったことがある。1個が大きいので、これにカット野菜とトマトを添えれば、メインディッシュとして合格! と感じた。○セブン-イレブンからの提案「セブンミール」についてご紹介させていただきます。本サービスは、管理栄養士が監修した日替り弁当やお惣菜を中心に約1,000品目を取り扱っており、高齢者の方だけでなく、働く主婦の方(忙しい)、子育て世代の方(あまり外に出られない)からもご支持いただいております。主婦的視点でチェックセブンミールやセブン-イレブンで取り扱うセブンプレミアムのパウチ惣菜は、スーパー(イトーヨーカドー)でも、コンビニでも同じ価格。「週末はスーパーでまとめ買いして作りおき」が、お財布に優しい、主婦の定番技だったが、スーパーもコンビニも同じ価格なら、近所のセブン-イレブンで、その都度、必要なものだけを買った方が、最終的には経済的かもしれない。それだと「冷蔵庫にある作りおきおかずをずっと食べ続ける」ということもなく、その日の気分でチョイスできるので、食卓を整える買い物を、もっと軽やかに楽しめると思った。○主婦的感想「私は、コンビニを愛用しています」。主婦として、そんな言葉はなかなか言いづらい。「コンビニ弁当」という言葉に象徴される、家事をサボっている感。「スーパーよりも価格が高い」という思い込み…。けれども、今回、取材をしてみて、そう思っている私が時代遅れなのだと思った。コンビニは、日々、進化している。地域の中にある便利なインフラとして、その機能を使いこなしてこそ、賢い主婦なのでは? 上手に使えば、「食事の準備が億劫」という、後ろ向きの理由での外食や中食の回数は減らせて、お財布にも優しい。この夏、まずは最寄りのコンビニを覗いてみよう。クーラーの効いた店内を歩いてみれば、新しいメニューを思いつくのでは?○筆者プロフィール: 楢戸 ひかる(ならと ひかる)1969年生まれ丸紅勤務を経てフリーライターへ。中学生と小学生の男児3人を育てる主婦でもある。メルマガ「主婦が始める長期投資」(メルマガ申し込みは、「主婦er」より)を書き始めて、視野の狭さを痛感。新聞を真面目に読もうと決意し、疑問点は取材に行く所存。
2015年08月04日