新宿の喧騒を忘れる空間(c)『らんぷる』繁華街は美味しいレストランや素敵な洋服店などが軒を連ねるとても楽しい場所ですが、あまりの人の多さに疲れてしまうこともしばしばです。特に休日は賑わうため、ひと休み出来るカフェや喫茶店は満席であることが多く、休むためにも列を作って待たなければならないことも多いのではないでしょうか。特に新宿は混雑が激しく、自分のペースで歩くのも困難なほどです。しかし、そんな時にふらりと訪れても入店可能で、珈琲やレモンスカッシュを飲みながらほっと一息つける純喫茶があります。新宿駅東口から三丁目方向に向かう飲食店が並ぶ商店街の中に浮かぶ黄色い看板が目印の「らんぶる」です。(c)『らんぷる』外からは一階部分しか見えないため、初めて訪れた方はこぢんまりとした喫茶店だというイメージを持つのではないでしょうか?しかし、扉を開けて左側にある階段を降りていくと、そこにはまるで舞踏会場のように広く天井の高い空間が現れます。赤いベロアの絨毯と座り心地の良さそうな赤いソファ、さらに下のフロアへと続く大きな階段に目を奪われます。地下階にはあわせて200席ほどあるため、よほどでない限り入れないことはなく、待ち合わせにも安心して利用することが出来ます。(c)『らんぷる』名曲喫茶として愛されてきたこちらでは現在でこそCDを使用しているようですが、かつては膨大な枚数のレコードが日々流れていたそう 。周りの喧騒が嘘のように落ち着いた空間でぼんやりと座っていると疲れもどこかへ飛んでいくような気がします。余談ですが、店を任されている三代目の店長は学生時代の友人です。当時はもちろんそのような話をしたこともなかったのですが、数年前に開催された飲み会で見覚えのある顔を見つけ、交換した名刺にはなんと「新宿らんぶる店長」と記載されていたのです。すでに純喫茶に夢中だった私は飛び上るほど驚いたのでした。長い間疎遠だったにも関わらず、最近では時々一緒に珈琲を飲んだり、撮影場所として協力をしてもらうなど頻繁に連絡を取るようになり、純喫茶が再び繋いでくれた不思議なご縁に感謝するのでした。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年03月18日旅先でのモーニングの楽しみ(c)『珈琲美学アベ』旅先で目的の駅に着いた時、皆さんはまず何をしますか?私はいつも駅周辺の純喫茶を探します。気分を切り替え、珈琲を飲みながら一日の予定を組み立てるためです。日帰り旅行が可能で好きな街の一つとして思い浮かべるのは、長野県松本市。美しい自然があり、美味しい洋食屋、松本民芸用品を基調とした雑貨屋などが軒を連ねるコンパクトな街は、散策に最適です。かつて何度も訪れた馴染みのある場所に、純喫茶に関する打合せのため出掛けてきました。今回は、何気ない話から繋がった純喫茶でのこの先も続いていくご縁について話します。(c)『珈琲美学アベ』今回の旅の目的の一つは松本市で行うイベント会場として利用させてほしいというお願いのために訪れた『珈琲美学アベ』でした。交渉の途中、さらに東京で行うイベントでも珈琲を淹れる実演をして頂けないかと提案しました。すると急な依頼にも関わらず、マスターは「面白そうだから」と二つ返事で快諾して下さったのです。その優しさと決断力のおかげで先日開催された東京でのイベントは大盛況に終わることが出来ました。(c)『珈琲美学アベ』そんな素敵なマスターがいらっしゃる珈琲美学アベは松本駅から歩いて数分。看板や入口のマットに描かれている髭を生やした男性のイラストが目印です。彼の名前は「セニョールアベ」。店名の通り、こちらは二代目マスターである安部さんとご子息の三代目で営まれています。純喫茶が年々減少していく原因の1つとして「後継者不在」が挙げられるため、すでに頼もしい後任者がいることには純喫茶愛好家として感動しました。店内には、現在ではあまり見かけなくなった電話ボックスがあり(携帯電話で通話したい時に使用されるそう)、骨董品と思われる古めかしい黒電話が現役で使用されているなど、至るところにマスターの美学を感じることが出来ます。(c)『珈琲美学アベ』メニューには選べるモーニングセットやモカクリームオーレなど美味しそうな文字が並びますが、必ず珈琲もご一緒に。長い年月をかけて習得したマスターの技による「完全抽出」珈琲が自慢の一品です。実際にネルドリップで珈琲を淹れる作業を拝見しましたが、抽出後の珈琲粉の表面はまるでとろけたチョコレートのようになめらかでした。熱い珈琲を一口飲めば、レシート裏にある「悪魔のように黒く、天使のように優しく、恋のように甘い、珈琲のひととき…」という文言にも納得。長い間愛されている純喫茶には何度も会いたくなるマスターの存在が欠かせないものだとしみじみと思うのでした。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年03月14日旅先でのモーニングの楽しみ(c)「KAKO花車店」皆さんは早起きは得意でしょうか?仕事など何か用事がある場合はやむを得ないですが、私はできるだけ休みの日はゆっくり寝ていたいというのが本音です。しかし、旅先では純喫茶で頂く個性豊かなモーニングが楽しみで、いつもより早く目を覚ますこともしばしば。焦げ目の美しい厚切りのトースト、みずみずしいサラダ、半熟のゆで卵や丁寧に焼かれたベーコン、体にしみわたる熱々の珈琲。想像するだけで翌朝が楽しみに。店によって提供されるメニューは様々なので食べ比べるのも楽しいものです。そしてモーニングといえば、珈琲一杯で驚くほどのサービスが豊富な名古屋を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?そんな中から今回は運ばれてきた時に思わず感嘆の声が出てしまう美しいトーストモーニングを食べられる純喫茶を紹介します(c)「KAKO花車店」名古屋駅から徒歩数分、かつて花車町と呼ばれた地域でとても人気の店「KAKO花車店」。こ ちらは名古屋で初めて自家焙煎コーヒーを始めたお店だそうです。熱々のうちに頂くと強い苦味を感じますが、冷めるとやわらかい味になり最後まで美味しく頂ける珈琲はさすが。ぐるりと見渡すと、アーチ型の天井、重ねてきた年月を感じさせる艶のあるテーブル、窓のステンドグラス等、こぢんまりとした店内の中にたくさんのこだわりを見つけることが出来ます。(c)「KAKO花車店」目移りしてしまう豊富なメニューの中から是非ご注文頂きたいのは「シャンティー ルージュ スペシャル」。四分割されたトーストにバターが塗られ、その上には餡、生クリーム、コンフィチュールがのせられています。コンフィチュールは季節の果物を使用しているので都度変わるそう。丁寧に手作りされていて購入することも可能で餡がのっているところに名古屋の喫茶文化を感じることが出来て嬉しくなります。一切れ毎に違う味を楽しめるところが魅力的。営業時間内なら注文可能ですが、モーニングの時間帯の価格がとてもお得です。名古屋にお住まいの方、これから旅で行く予定のある方、美しいモーニングを食べて気持ちを整えてからお出掛けするのはいかがでしょうか?Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年03月04日純喫茶が多くある場所の一つとして駅構内があります。待ち合わせにも最適で雨の日も濡れず、慌ただしい時に少しの時間を過ごしたいとしても乗車時刻の予定を立てやすいところが利点です。昔から好きで頻繁に通っている中の一つに新橋駅前ビルがあります。新橋駅前ビルは昭和41年に建てられ、東京での「駅ビル」第一号と言われ、当時はエレベーターガールや受付嬢のいる最先端の場所であったそうです。今回は歴史を同じくして開店し、今年の10月で50周年を迎える純喫茶を紹介します。昭和の感じがむしろ新鮮に映るパーラーキムラヤ新橋駅を利用する人たち、こちらを目指してやってくる人たちをやさしく出迎えてくれるのは「パーラーキムラヤ」。パーラー、という文字が冠にあるとときめいてしまうのは、純喫茶を好む人たちの共通点ではないでしょうか。入口のガラスケースには昭和を感じる食品サンプルがずらりと並び、今日は何を食べようかと迷う楽しい時間です。パーラーキムラヤえんじ色と白色の椅子は今見てもモダンなデザインで、窓際の席にかけられたレースのカーテンはどこか儚げ。店内中央の仕切りの上には船の模型と魚たちが泳ぐ水槽が。あえて携帯は鞄の中にしまい、時間の流れにぼんやりと身をゆだねてみるのも良いものです。パーラーキムラヤサラリーマンのオアシスであるこちらでは、スーツ姿の男性たちが昔懐かしい飾り付けのプリンアラモードなど甘いものを食べている微笑ましい姿をたまに見かけます。パーラーキムラヤ平日の営業はAM7時半から夜は22時までと会社員は利用しやすくメニューも豊富ですが、マスターの一押しはミートソーススパゲティ。たまねぎを炒めるところから完成までは3日間。創業時から空にならないよう少しずつ継ぎ足され丁寧に作られたソースは、やわらかな味が守られています。「昭和の時代から普通にしてきたことを今も変わらず行っているだけ。しかし、若い人たちには新鮮に映るようで嬉しい。」とはお母様と一緒に店を守る二代目マスターのお言葉。朝はモーニングセット、昼はミートソーススパゲティとプリンアラモードを、夜はチキンピラフとクリームソーダなど、純喫茶メニューのフルコースで一日に何度も訪れてはいかがですか?Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年02月29日カウンター席初心者にオススメの喫茶店平均律「ここにはエリサさんに会いに来ているの。」カウンター席に座っていた常連らしき女性が笑顔で話して下さいました。美味しい珈琲や食事、流れる音楽などが目当てで純喫茶を訪れるのはもちろん、店主とのお話しが楽しみで来店される方も多いのではないでしょうか。カウンター席に座ることは難易度が高いイメージがあるかもしれませんが、「緊張してしまう、でも座ってみたい。」という方のために学芸大学の『平均律』という店をお薦めしたいと思います。「珈琲と紅茶とバロック音楽」と看板に書かれた入口が目印のこのお店は、階段を上がると、珈琲豆のような色の家具で統一された店内が扉越しに見えます。そして振り向くと階段上部にはなぜか馬の鞍が飾られており、テーブル席ではステンドグラスが色を添えます。平均律現在お店をお休みすることが多いマスターに変わって店を守るのは、いつも笑顔を絶やさず、アンニュイな空気を纏うエリサさん。「本名じゃないのだけどね。」というやり取りもどこかミステリアスです。以前表参道の人気店だったこの店は平成2年に一度惜しまれつつも閉店し、平成13年に学芸大学で再開店しました。絶品の菓子メニューは、菓子やパン教室の講師を務めたこともある腕前の持ち主であるエリサさんの手作りによるもの。「凝り性なのよ。」というエリサさんはフランス料理もお得意のようです。カウンター席に座って頂きたい理由は、もちろんエリサさんとの会話を楽しんでほしいという願いもありますが、それとは別にフレンチトーストを注文した時のバターが溶ける幸せな香りを一番近くで堪能出来るからです。こちらではウインナーコーヒーもお薦めです。コーヒーに生クリームが添えられた一般的なものではなく、透明なグラスにグラニュー糖、珈琲、生クリームが順に注がれ、美しい3層を眺めることが出来るのです。ニャポリタン/『新宿三丁目・カフェ・アルル』持ち帰りの出来るバナナケーキやホットビスケットは次の日の朝食にいかがでしょうか。店内には興味深い本や雑誌も多数置かれているのでじっくりと読みふけるのもおすすめです。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年02月19日純喫茶を訪れる目的は人によってそれぞれだと思います。珈琲を飲む人、食事をする人、読書をする人、誰かとおしゃべりする人、手紙を書く人、マスターに会いに行く人…。今回は、「可愛い猫と戯れる」ことができる純喫茶を紹介します。愛される3匹の正社員と名物の【ニャポリタン】正社員猫の「五右衛門」/『新宿三丁目・カフェ・アルル』駅前の賑やかな繁華街を抜けて新宿三丁目方面へ歩いていくと、段々と静かになっていき花園神社やゴールデン街などまた違った楽しみ方の出来る新宿が見えてきます。飲食店が連なる三番街の中ほどに現れるのは『カフェ・アルル』。入口では、動物の形をした置物たちが出迎えてくれて賑やかです。扉を開けると、丁度良い明るさの照明とゆっくり腰を落ち着けられそうな椅子、天井や壁で笑みを浮かべるたくさんのピエロたち…。1人で来た人が退屈せずに過ごせるよう雑誌や漫画もびっしりと並べられています。そして、こちらを訪れる人たちを虜にしていたのは、19年間店を守り住み込みの正社員として愛されていた猫の「五右衛門」。残念ながら昨年6月に亡くなってしまい、当時マスターや店員の皆さんを筆頭に五右衛門を知る全ての人たちが悲しみに打ちひしがれました。正社員猫の「次郎長」/『新宿三丁目・カフェ・アルル』訃報を聞いた時、私もしばし放心してしまったことを覚えています。「もう新たに猫を飼うつもりはなかった。」とマスターはおっしゃいましたが、それからしばらくしてまた二匹の正社員猫がこちらにやってきました。正社員猫の「石松」/『新宿三丁目・カフェ・アルル』血の繋がりがないにも関わらずどこか五右衛門の面影を感じさせる「次郎長」とまだ生後1年足らずの「石松」。今ではすっかり店に馴染み、皆に愛されています。ニャポリタン/『新宿三丁目・カフェ・アルル』そんなアルルの名物は「ニャポリタン」。メニュー表にはきちんと「ナポリタン」と記載されているのですが、お茶目なマスターが「ニャポリタンです」と運んできて下さるので、思わずくすりと笑ってしまいます。濃厚な「ぶどうしぼり」もお薦めで、何かを注文するとバナナとジャイアントコーンがつくサービスも。愛らしい猫を近くに感じながらのんびりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年02月12日からだの悩み多きアラフォー世代。なかでも “めぐり” に関する悩みが多いと言います。骨や筋肉の動きなどを通じてからだの「めぐり」とそのメカニズムを知り尽くす「john masters organics TOKYO」(ジョン・マスター・オーガニック トーキョー)のセラピスト 林里奈さんに、実際に施術をしていただき、「めぐり」を促すためのポイントを伺ってきました。めぐりキーワード1:「呼吸」―― クレンズの施術が始まる前に、お部屋に撒くルームスプレーの香りを選びますよね。同時に「呼吸の深さとリズム」も確認されて。「香りと呼吸の関係」も気になります。「呼吸」に意識を向けることで「めぐり」はよくなるのでしょうか?呼吸がどんなリズムかを確認することで、普段より少し呼吸を意識していただくという意図もあります。深い呼吸をすると、からだのめぐりはよくなります。みなさん無意識な状態では“呼吸がかなり浅い”方が多いようなので、呼吸を少しでも深く誘導するためにルームスプレーで好きな香りでお部屋を満たすことをおすすめしています。セラピストは、呼吸を合わせることでお客様の精神的なバランスを感じることができます。エネルギーや動作のバランスがお客様と一体化するので、深いリラックス効果が得られるようになるんですね。筋肉の細かなこわばりや緊張もセラピストは感じやすくなるので、「呼吸」はセラピストたちにおいても重要なキーワードになっています。めぐりキーワード2:「温め」―― 「めぐり」に欠かせないキーワードのひとつに「温め」があります。林さんも「体を温める際に首の後ろを温める方が多いけれど、実際は “顎から首にかけてのゾーン” をよくマッサージするほうが効果的」と言われてましたが…。顎の下から首のラインを温めることで、腰の筋肉を緩めて腸をリラックスさせる効果が期待できます。ワーキングママである松浦さんは、重い荷物を持つ習慣があることで肩と背中の筋肉が発達しています。同時にお子さんを抱っこすることで腕に大きな負荷がかかっていて、それを支えるために腰に圧がかかり腰が弱くなっています。真面目でストイックな性分なのかもしれないと感じました。だからこそ、腸をリラックスさせて副交感神経を優位にしてあげる、ホッとひと息つく時間になればいいな、との思いで顎下から首を温めるアドバイスをさせていただきました。 めぐりキーワード3:「見えない部分」―― 施術中「背骨(特に腰の近く)が湾曲しているので、左足を右足より少し前に出すイメージで歩くと良い」とアドバイスを受けました。自分では「見えない部分」でしたが意識するようになり、少しずつ体調が変化してきました。いま抱えているからだの問題の根本はどこから来ているのか、ご自身が感じている不調の箇所と実際起きている不調の箇所が異なることが多いですね。いくら鏡の前で念入りにチェックしても自分自身では気づきにくい部分、それゆえにいつの間にかめぐりが停滞してしまっている部分、特に40代前後になると積み重なった負荷をそのまま(気づかないまま)に過ごされているかたも少なくないのです。サロンではお客様の中に眠っているホメオスタシス(自分で健康を保とうとする力)を可能な限り呼び起こす施術を目指しています。みなさん、生活において気づかぬうちに生まれたクセはいくつか持ってらっしゃるので、できるだけご自身では「見えない部分」「気づきにくいこと」に、より注力するように心がけています。めぐりキーワード4:「インナーケア」―― 施術後にご用意くださるコールドプレスジュース。サロンの施術と組み合わせることで得られる「からだのメリット」とはなんでしょうか?コールドプレスジュースは繊維が取り除かれているため、本来消化に使われてしまうエネルギーが疲労回復や良質な睡眠にも充てられるので、施術後は特におすすめの組み合わせです。クレンズサロンでマッサージを受けて身体の流れやめぐりを整えたら、今度はインナーケアできるコールドプレスジュースで、内臓機能も整えて休ませてあげたいですね。 めぐりキーワード5:「力を抜こう」―― 「実はこうするだけで “めぐり” がよくなる!」といった、ワンポイントアドバイスをいただけますか?まず、力を抜きましょう。眉間の力を緩めて、歯の食いしばりもほどきます。足の指も、グーパーグーパー(できるだけ自力で開いたり閉じたり)つま先まで意識を届かせて。そして、指を頭の上で組んだらグーっと大きく伸びてみましょう。毎日、就寝する前に、疲れたと感じた時に数分間。たったこれだけなので、覚えておくと少しずつ効果を感じられると思います。何事にも一生懸命で、忙しくタフなのがアラフォー世代だと思います。品のある美しさが備わり、物の選び方もより丁寧に。その一方で、上手に力を抜けない人が多いのもこの世代。ガチガチに構えていてはめぐるものも “めぐり” ません。マッサージだって効果半減。力を抜いて、要らない感情ごと解放してください。精神の安定と “めぐり” にも大きな関係があるのです。あとは、時にはサロンに足を運ぶ贅沢も取り入れていただけるとベストです。取材協力 / お問い合わせ:john masters organics TOKYO東京都渋谷区神宮前5-1-6イルパラッツィーノ表参道1F03-6433-529811時~21時(日・祝は20時まで)不定休
2016年02月09日数年前に丁寧なメールを頂きました。送って下さったのはユミさんという女性で、そこには、「祖父母が現役で『珈琲家ロビン』という純喫茶を名古屋市中村区寿町で60年近く営んでいます。ロビンは曾祖父が初め、祖父は二代目。今でも朝4時開店、16時の閉店で(現在は15時までに変更。)頑張っています。私もそんなロビンが大好きです。名古屋にお越しの際には、ぜひ珈琲家ロビンにいらして下さいね。」と綴られていました。珈琲ロビン純喫茶を営む方の平均年齢は年々高くなってきていて、店に伺えば興味深い話をたくさん聞くことは出来るものの、メールやSNSに長けている方はあまり多くなく、遠方の方とはやり取りがしにくいことが実情です。なので、純喫茶が身近にある方からこのようなメールを頂けたことは大変嬉しく、ご家族の店をとても大切に思われている気持ちに感動していつか必ずお邪魔したいと思っていたのですが年月が経ってしまい先日ようやく訪問することが出来ました。珈琲ロビン到着したのは15時頃。灯りは点いていたものの、営業時間は過ぎてしまった様子。申し訳なく思いながら扉を開けると、優しそうなマダムがにっこりと迎え入れて下さいました。せめてご挨拶だけでも、とメールを頂き東京からやって来たことを告げると、とても喜んで下さりすぐさまユミさんのお母様を呼んで下さいました。事情を伝えると、お店の歴史や現状について色々とお話して下さり、マスターだったお父様(ユミさんのおじいさま)が数年前に急逝されてしまったことも。珈琲ロビン現在は、ユミさんのおばあさまとお母様がお店を守り、すっかり親戚のように繋がりの深くなった昔ながらの常連さんたちや、ユミさんたちご家族の集まる大切な場所であり続けているそうです。さらに、ユミさんのお子さんが「将来はお店を継ぎたい」と話しているようで、彼女の描いた味のある「ロビン」の絵が飾られている壁を眺めながら、思わずその絆の強さに涙が出てしまう程でした。珈琲ロビン丁寧に淹れて下さった珈琲ももちろん美味でしたが、こちらの一押しメニューはタマゴサンドとのこと。私はまた次回のお楽しみとなってしまいましたが、お近くの方は是非あたたかい雰囲気に包まれながら、お薦めのタマゴサンドと美味しい珈琲で素敵なひとときを。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年02月05日「純喫茶」のメニューといえば、あなたは何を思い浮かべますか? 珈琲はもちろん、クリームソーダにチョコレートパフェ、タマゴサンドなど。そして、やはりミートソーススパゲティにナポリタンが定番ではないでしょうか?子供から大人までわくわくするような文字が並び、訪れる度にどれを食べようかと悩む時も少なくないと思います。そして、同じメニューでも店によって味や飾り付けが違うのも楽しみの一つ。今回は、毎日でも食べたくなるような美味しいミートソースと面白い名前のデザートがある純喫茶を紹介します。マスターの特製ミートソーススパゲティにデザートはパイアラモードルーブルJR総武線東中野駅からほど近いパン屋に喫茶室を併設した「ルーブル」では一般的なパン屋と同じように食パンに惣菜パン、ケーキなどが棚やガラスケースに並べられています。少し変わっている点としては、手作りのパンのみならず、袋に入った既製品のパンも一緒に販売されているところ。そして、レジの横を抜けると奥には喫茶室があり、飲み物・食べ物ともに豊富なメニューに驚きます。ルーブルこちらでは、冒頭で挙げたメニューのほとんどを食べることが出来るのです。中でもお薦めしたいのが、マスター特製のミートソーススパゲティ。一口食べた瞬間に「美味しい!」と声が出てしまうほど、濃厚で甘みがやさしく、今まで連れていった友人たちからも絶賛の声を聞いています。マスターに美味しさの秘密を尋ねたところ、「デミグラスソースを少し入れることだね」という答えが。しかし、家で作っても絶対同じ味にならない理由は、スパイスとしてマスターの今までの経験と愛情が一緒に煮込まれているからかもしれません。ルーブルデザートも食べたくなったなら、「セレナーデ」や「スノーワールド」、「パイアラモード」はいかがでしょうか?パイアラモードは思わず懐かしさを感じてしまうレトロで可愛い盛り付け。どんなものか想像がつかない「セレナーデ」と「スノーワールド」については、是非お店にお出掛けの上お確かめ下さい。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年01月29日誰かのために花を買うことがとても好きです。あの人は何色が似合うだろう、どんな香りを好むだろう…。そんなことを考えながら選び、渡した人の暮らしが色づく瞬間を想像しては嬉しい気持ちになります。自分のために買うことも、花が飾られている空間も良いもので、特に訪れた純喫茶のテーブルに花があるとそれだけで穏やかな気持ちに。新鮮な花の絶えない店内ネルケン高円寺で60年以上の歴史をもつ老舗名曲喫茶「ネルケン」の店名は、ドイツ語で「たくさんのカーネーション」を意味し、まるで花のように美しいマダムが静かに営む店です。私はこちらへ行こうと思いついた時、必ず駅前でマダムが喜んで下さりそうな花を何本か買ってから向かうのです。緑色のファサード、入口を囲うように茂る手入れされた植物、少し重たい扉。店内に流れるクラシック、赤いベロアの椅子、光を遮る分厚いカーテン。扉を一枚隔てただけでこんなにも現実とは違った世界が味わえるなんて、と何度訪れても感動してしまう空間。ネルケン他の人と視線が合わないように、と配慮された座席は段差などにより高さを揃えず、仕切りによって目隠しがされるので落ち着いて1人だけの時間を過ごすことが出来ます。厳密には私語厳禁ではないのですが、こちらでは誰かと一緒でもそれぞれの時間を楽しむことをお薦めします。本を読んだり、音楽に耳を傾けたり、ただぼんやりとしたり…。ネルケンそして完璧な空間を作り出すのに欠かせないのはマダムの存在。もし、「憧れる女性は?」と聞かれたなら、真っ先にこちらのマダムが思い浮かぶほど憧れています。見惚れる程の容姿はもちろん、上品な物腰、センスの良い服装、美しい言葉遣い、真似したい所作。せめてこの空間にいる間だけでもマダムのようにいたい、と少しおすましして過ごしてみるのもこちらへ行く醍醐味かもしれません。一度訪れたなら必ずや好きになってしまうマダムには今までの歴史の長さと同じく、たくさんのファンがいるようで、定期的に何も言わず入口前に花を置いていく方もいて常に店内は新鮮な花であふれているという話も素敵です。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年01月22日動物園、博物館、美術館、旧岩崎邸庭園、アメ横…。見所が多く、時間を問わず賑やかな街である印象の上野駅周辺には、昭和の空気を色濃く残した素敵な純喫茶がまだまだ健在です。散策や買い物に少し疲れてしまったら、どこかであたたかい珈琲を飲んでひと息つきたくなりますね。そんな時のために、軒を連ねる飲食店の数々の中から今回は「王城」という純喫茶を紹介します。繁華街に日常から脱出する扉が(c)王城上野駅から御徒町駅へ向かう繁華街の途中にあるこちらは、夜になるとその妖艶さを発揮する紫色の看板が目印です。昭和45年創業、長い間近隣で働く人たちや観光に訪れた人たちの憩いの場所として愛されてきた「王城」。現在のオーナーである玉山さんは店の近くにある「天心堂診療所」の3代目院長も務め、昔ながらの常連や趣きを大切にしつつも、時間の流れに寄り添って新しい試みも取り入れていらっしゃいます。例えば、メニューに写真を増やす、3つあった看板のうち1つを親しみやすい配色のデザインに変更する、SNSを活用し店のお知らせをする等。しかし、店内は昭和の雰囲気を思わせるゴージャスな内装を保ち、天井中央には大きなシャンデリアも。ゴブラン織のソファーはきちんと手入れされ、働く人たちは白いシャツに黒いスカートの正装、と古き良きものはそのまま大切にされています。(c)王城ナポリタンやミートソースは今では珍しくなった太麺を使用し丁寧に手作り。珈琲はイギリス方式を採用し、「飲む人から見てカップの取っ手を左側、スプーンの持ち手を右側」に置かれます。とはいえ、好きなように飲んでもらえればとのこと。注文後、空カップと銀色に光る容器に入れられた砂糖とミルクが先に運ばれてきて、珈琲はテーブルで注がれることも嬉しい驚きです。「体にやさしいものを」と漢方を専門とするオーナーが考案したメニュー、黒糖生姜ミルクは甘さと熱さが絶妙で寒い季節にはしみじみと沁みわたります。(c)王城帰り際、レジに置かれているマッチ箱を1つお土産に。そこに書かれているのは「憩いの殿堂」の文字。慌ただしい毎日の中で、せめて純喫茶にいる間だけでも自分の時間の王様でいてほしい、という店の思いに甘えて思う存分のんびりと。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年01月16日2016年も始まり、新たな気持ちで何事も取り組みたい色々と頑張りたい時期ですが、しばらくするとまたこれからも続いていく日常から脱出したくなる瞬間が訪れるのではないかと思います。そんな時、手軽に出来る国内旅行は気分転換の手段の一つですが、今回は大阪方面へ旅行する予定がある方、現在大阪周辺在住お住まいの方などにお薦めしたい個性的な純喫茶を紹介します。ミュンヒその店は、JR大和路線の八尾駅から少し歩いた住宅街の中にあります。外観には「珈琲だけの店」と大きく表示されているため、ので少しひるんでしまうかもしれませんが、扉を開けるのを躊躇するほどの強烈な特徴はぱっと見たところありません。中へ入ると、温和でありながらもどこかこだわりのありそうな芯の強さを感じるマスターが出迎えて下さいます。純喫茶での流れといえば、空いている席に腰を下ろし、メニュー表やお冷が運ばれてくるのを待つのが一般的と思いますが、こちらでは入店した後は全てマスターがエスコートしてくれます。ミュンヒこの店の個性的な箇所を7つ挙げますと…。①マスターの若い頃のブロマイドをプレゼントされる(大変男前です)②マスターによる自作の詩の朗読あり(16歳の頃から書き溜めているとのこと)③店内で使用されている食器は全て驚くほどの高級品(お冷のグラスも数万円以上するバカラ)④店名の由来にもなったドイツの高級バイクが店内に展示されている。(日本に1台しかない)⑤メニューはあるものの、初回訪問時はマスターのお薦めを提供される。(種類が多すぎるため)⑥入店から退店まで平均数時間かかる。(終電を過ぎ、マスターに車で送迎された方の話も)ミュンヒそして、なんといっても⑦珈琲一杯の値段が10万円、マイセンの図録にも掲載された金色にまばゆく光る500万円のコーヒーカップにて提供される、スプーン一杯の味見価格は2000円に尽きるのではないでしょうか。樽で何十年も寝かされた珈琲は、マスター曰く「アルコールが入っていないのに酔える珈琲」。一滴ずつ注がれるその珈琲は高級なワインのようでうっとりする香りです。訪れる人たちは事前に情報を入手しているのか、色々と驚きはするものの貴重な体験を出来たという気持ちで笑顔のまま帰られるということ。実際、私もそうでした。訪問から年月が経っても誰かにこちらでの体験を話す時はいつも楽しい気持ちになります。インパクトの強さばかりが話題になるのはやむを得ませんが、珈琲もこちらでしか味わえない特別なもの。いつも飲んでいる珈琲とは全く違った飲み物、として楽しまれるのはいかがでしょうか?(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年01月08日住宅街に日常から脱出する扉が2016年も始まり、新たな気持ちで何事も取り組みたい時期ですが、しばらくするとまた日常から脱出したくなる瞬間も訪れるのではないかと思います。そんな時、手軽に出来る国内旅行は気分転換の一つですが、今回は大阪方面へ旅行する予定がある方、現在大阪周辺在住の方などにお薦めしたい個性的な純喫茶を紹介します。(c)ミュンヒその店は、JR大和路線の八尾駅から少し歩いた住宅街の中にあります。外観には「珈琲だけの店」と大きく表示されているので少しひるんでしまうかもしれませんが、ぱっと見たところ強烈な特徴はありません。中へ入ると、温和でありながらもどこかこだわりのありそうな芯の強さを感じるマスターが出迎えて下さいます。純喫茶での流れといえば、空いている席に腰を下ろし、メニュー表やお冷が運ばれてくるのを待つのが一般的と思いますが、こちらでは入店した後は全てマスターがエスコートしてくれます。まるで超高級レストランのような体験(c)ミュンヒこの店が個性的である箇所を7つ挙げますと…。①マスターの若い頃のブロマイドをプレゼントされる(大変男前です)②マスターによる自作の詩の朗読あり(16歳の頃から書き溜めているとのこと)③店内で使用されている食器は全て驚くほどの高級品(お冷のグラスも数万円以上するバカラ)④店名の由来にもなったドイツの高級バイクが店内に展示されている。(日本に1台しかない)⑤メニューはあるものの、初回訪問時はマスターのお薦めを提供される。(種類が多すぎるため)⑥入店から退店まで平均数時間かかる。(終電を過ぎ、マスターに車で送迎された方の話も)(c)ミュンヒそして、なんといっても⑦珈琲一杯の値段は10万円、提供されるのはマイセンの図録にも掲載された金色にまばゆく光る500万円のコーヒーカップ、スプーン一杯の味見価格は2000円に尽きるのではないでしょうか。樽で何十年も寝かされた珈琲は、マスター曰く「アルコールが入っていないのに酔える珈琲」。一滴ずつ注がれるその珈琲は高級なワインのようでうっとりする香りです。訪れる人たちは事前に情報を入手しているのか、色々と驚きはするものの貴重な体験が出来たという気持ちで笑顔のまま帰られるということ。実際、私もそうでした。訪問から年月が経っても誰かにこちらでの体験を話す時はいつも楽しい気持ちになります。インパクトの強さばかりが話題になるのはやむを得ませんが、珈琲もこちらでしか味わえない特別なもの。いつも飲んでいる珈琲とは全く違った飲み物として楽しまれるのはいかがでしょうか?Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2016年01月08日(c)邪宗門「純喫茶では何をして過ごしていますか?」たまに、そのような質問を受けます。珈琲を飲む、本を読む、誰かと喋る、手紙を書く。そしてこれは悪趣味かもしれませんが、近くに座っている人たちの会話にひっそりと耳を傾けるのも楽しいものです。人によって過ごし方は色々とあると思いますが、私はただぼんやりしていることが多いです。しかしそれを伝えると驚かれることもあり、ぼんやりする、ということがあまり得意ではない方も多いと知りました。今回はそんな方たちへお薦めしたい、とっておきの純喫茶がありますのでご紹介させて頂きます。(c)邪宗門お洒落な店が軒を連ねる大通りを外れて路地を歩いてみると、まだまだ懐かしい風景や散歩中の猫に出会えたりするものです。その店は、三軒茶屋と下北沢のちょうど中間くらいの住宅街の中にあります。アニメ『境界の彼方』の舞台にもなったそうで、なんと海外から訪れる熱狂的なファンの方たちもいるとのこと。貴重なランプや柱時計、火縄銃などが店内を飾り、まるで骨董品屋のようにも見えます。窓際には著名な女性作家のお気に入りだった席があり、一番奥の部屋は美空ひばりさんのグッズに囲まれ、ジュースボックスでは現在も昔懐かしい音楽たちを聞くことが出来るなど見所はたくさんあるのですが、最も特徴的である点として、マスターによる手品を楽しみながら珈琲を頂けることではないでしょうか。今は無き、国立の元祖「邪宗門」も手品が見られる純喫茶で、そちらの店主に惚れ込んだ結果、当時勤めていた百貨店を辞めて自分の喫茶店を開店するに至ったマスターの作道さん。手品は、紐、造花、リングを使用したものなど、種類豊富で本格的です。(c)邪宗門そして、手品を鑑賞しながら頂きたい一押しメニューは、自家製寒天で作られたあんみつ珈琲。蜜の代わりにあたたかい珈琲をアイスにかけ、良く混ぜてから頂きます。とても美味しいのですが、マスターの華麗な手元に見惚れているうちにすっかり溶けてしまうこともあるのでご注意下さい。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2015年12月25日(c)Lawn携帯電話が普及したことによっていつでもすぐに連絡を取れるようになり、以前ほど困難ではなくなったことの一つが待ち合わせだと思います。もちろん私も携帯電話には普段からお世話になっておりますが、じっと待っている時間が減りつつある今だからこそ、たまにはぼんやりと誰かを待つための時間を過ごしてみませんか? とはいっても全くの手持無沙汰であるよりは、好きなことをしながら落ち着いて過ごせる空間であったら良いですよね。今回は、そんな時にとても重宝する純喫茶を紹介したいと思います。ふわふわオムレツのタマゴサンド(c)LawnJR線、丸ノ内線、南北線を利用出来る四ツ谷駅から徒歩数分の場所にある純喫茶「Lawn(ロン)」は、佐賀県立博物館なども手掛けた建築家の高橋靗一(ていいち)氏の作品で、ひんやりとしたコンクリートの質感と丸みを帯びた形状の入口のコントラストが素晴らしいビルです。一階席も素敵なのですが混み合っていないようでしたら、店内奥にある螺旋階段をくるくると上がり、二階席へ行くことをお薦めします。中央は吹き抜けになっていて、空間は左右に分かれています。その中でも私が特に気に入っているのは左側の吹き抜けから一階席を見下ろせる席です。一階にいる方たちの話し声までは聞こえないのですが、遠くから様子を眺め、どんな会話をしているのだろうと空想してみるのも楽しい時間です。また、窓の外を走る自動車を眺めていると、いつも時の流れを忘れてしまいます。(c)Lawn今ではすっかり懐かしいメニューとなったミルクセーキはほんのりレモンの香り。マスターに秘密を尋ねるとレモンの皮を少しだけ入れているからとのこと。一緒に注文したいタマゴサンドは、ふわふわのオムレツが挟まれた関西で多くみられるタイプでボリュームたっぷりなのですが、いつの間にかぺろりと完食してしまう美味しさです。赤く艶やかな椅子に深く腰掛け螺旋階段を上がってくる人々の気配を感じ、店内で流れるマスターの大好きなビートルズに耳を澄ます。なかなか時間が作れず読めていなかった小説などをゆっくり読むのも至福です。もし、誰かとの約束がないのであれば「1時間後の自分を待つ」という遊びをしてみるのも良いかもしれませんね。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2015年12月18日美しいメニューと出会える日帰り純喫茶(c)ジュリアン突如出来た休日に、待ち遠しかった週末に。ほんの少し遠くへ行く時間が出来たなら、皆さまはどちらへお出掛けされるのでしょうか?旅行であれば、思い切って遠くの街へ足を運ぶのも良いですが、日帰りの場合は片道1時間から2時間くらいがちょっとした現実逃避を味わえる距離ではないかと思います。楽しい往路はたいていあっという間に過ぎるので良いですが、少し疲れた復路も辛くならない程良い距離感を選んで。私が多く出掛けるのは、「熱海」か「鎌倉」です。どちらも沢山の純喫茶がある、ということが目的の一つなのですが、美味しい食事を食べられるお店があったり、散策が楽しい路地があったり。きっちりと予定を決めていかなくとも楽しめる街であることが好きな理由です。そうして何度も訪れた場所ですが、向かう途中の駅で下車してみることも楽しいことに気が付きました。例えば藤沢駅。こちらには、つい感嘆の声が出てしまう美しいメニューを頂ける純喫茶があるのです。鎌倉へ向かう江ノ島電鉄に乗る前に、少し寄り道してみるのはいかがでしょうか?絵に描いたような空間(c)ジュリアン駅を出て歩くこと数分。勝手ながら「純喫茶小路」と名付けた道があります。純喫茶が数軒立ち並ぶ中の(好きだった「灯」は残念ながら閉店されました。)一つが「ジュリアン」。一目見ただけでうっとりするレンガ造りの外観です。まるく切り取られた大きな窓が3つ。そこに掛けられたレースのカーテンも綺麗です。中へ入ると、店内の様子も予想を裏切らず、昭和のままで時間が止まってしまったかのよう。年月を重ねて艶やかに光る椅子、現役で動いているゲーム台。懐かしい風景でありながらも、清潔に保たれ大事にされているため、映画などの撮影にも良く使用されているそうです。テーブルに置かれた丸いメニュー表もとても可愛らしく、食事の種類も豊富。店内中央にあるサンプルケースには、パフェやソーダ水、サンドイッチが並んでいて、何を食べようかと迷ってしまいます。(c)ジュリアンしかし、こちらを訪れたら必ず注文して頂きたいのが「ペアソーダ」。グラスの中央が仕切られ、それぞれにピンク色と緑色のソーダ水が注がれています。片方に生クリーム、片方にアイスクリームがトッピング。ひとりで2種類のソーダが1度に味わえる素晴らしい一品なのです。運ばれてきた時の美しさにはしばし見惚れます。今まで見たことはありませんが、ストローを2本差し、分け合って飲んでいる方たちがいたならばロマンチックですね。美しいソーダを飲み干してからにこやかに鎌倉へ向かうのが、こちらを知ってからの習慣となっています。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2015年12月11日大人が乗りたい「ブランコ」がある純喫茶大人になり自由が増えた反面、一人で行きにくくなる場所は確実に増えていくように思います。周囲の視線も色々と気になる現代では、自分の気持ちとは裏腹に欲望をそっと心に秘めたまま暮らしていくことも少なくないでしょう。その対象には駄菓子を買う、走り回る、公園で遊ぶなどがありますが、中でも時々ブランコに乗りたい気持ちが湧き上がることがあります。皆さまにも分かっていただけますでしょうか? 大人になった今だからこそ乗りたいブランコ。今回はそんなブランコが登場する夢のような純喫茶を紹介したいと思います。ブランコの座席と充実のメニュー(c)gion場所は、JR阿佐ヶ谷駅から徒歩1.2分。「かつて上野にあった日本初の喫茶店」の流れをくむ「可否茶館」の入っていた阿佐ヶ谷ゴールド街を通り過ぎた頃、活き活きとした植物で覆われた入口とネオンで眩しく光る店名の「gion」が見えてきます。一見、落ち着けそうな普通の店内ですが、是非こちらでは店内左側のピンク色の壁に囲まれた空間を選んで頂きたい。なぜなら、そこには喫茶店の店内であるにもかかわらず、ブランコが置かれているから。(c)gionもちろん、ただの飾りではなく、きちんとした座席の一つとして。スペースは限られているので残念ながら思いっきり漕ぐことは不可能ですが、ゆらゆらと揺れながら注文した飲み物を楽しむことができます。こちらのお薦めは、美しい青色のクリームソーダと高品質なミルクを使用している珈琲。さらに注文を受けてから丁寧に焼かれる自家製のワッフルにボリュームたっぷりのナポリタンなど食事も充実。どちらも創業当時から少しずつ改良され、日々進化しているメニューなのです。(c)gionマスターの関口さんは「将来、カウンターで読書をしたくて喫茶店を開いた。そのために若い頃は休みも全くなくひたすらに働いた。」と笑顔で話して下さいました。その込められた思いは、居心地の良さをさりげなく演出する素晴らしい店員さんたちや少しずつ模様替えがされる店内のインテリアからも感じることが出来ます。「いつもとは少し違った純喫茶へ行きたい。」そう思った時は、こちらを目指してはいかがでしょうか?周囲を気にすることなく、堂々とブランコに揺られることが出来ます。尚、一席しかないブランコ席は人気のため、週末は混み合いますが平日の遅い時間でしたら空いていることもあるそうです。タイミングが良いとお会い出来る関口さんのお話も大変面白いので、誰かと話したい時はカウンター席もお薦めです。営業時間はなんと深夜2時まで。残業がある忙しい皆さまもひと息つける時間が過ごせましたら幸いです。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2015年12月04日とっておきのドーナツが食べられる純喫茶小さい頃からドーナツが好きでした。クリームが美しく飾られたショートケーキや砂糖菓子がのせられた華やかなチョコレートケーキよりも。その中でも特にザラメの砂糖がふられたものが好きで、近所の商店街にあるパン屋で揚げたてのものが並べられていく様子を見る度に「大人になったら、おなかがいっぱいになるくらいたくさん買おう」と思っていました。しかし、好きなだけ買えるようになった今、2つも食べれば満たされてしまうことは少しさみしくもありますが。それでも現在も好物の一つであるドーナツ。今回は、純喫茶で食べることが出来るとっておきのドーナツを紹介させて頂きます。一口食べた瞬間に幼いころを思い出すドーナツ(c)珈琲専門店エース場所は、JR神田駅。西口を出て歩くこと2.3分。オレンジ色のひさしが見えてきたらそちらが「珈琲専門店エース」です。「1人ではなかなか喫茶店へ行きにくい」という方に是非一度試して頂きたい店なのですが、もしかしたらこちらの名物である「のりトースト」をご存知の方がいらっしゃるのではないでしょうか。(c)珈琲専門店エースのりトーストももちろん美味で大好きなのですが、私がお薦めしたいのはこちらのドーナツ。オーブントースターで温められた丁度良い大きなものが2つ、白い皿に並びます。真ん中にはじわっと溶けたバターがたっぷりと。表面にはシナモンシュガーがまぶされています。一口頂いた瞬間、幼い頃の気持ちを思い出しいくらでも食べられてしまいそうな懐かしい美味しさです。(c)珈琲専門店エース今回はドーナツを紹介させていただきましたが、エースは「珈琲専門店」と看板に書かれているだけに珈琲の種類が豊富。ブレンド珈琲は4種類、ストレート珈琲は13種類、バターが入った「メキシカン珈琲」やココナッツとホイップクリームが入った「ハワイアン」などアレンジ珈琲は20種類。その日の気分で選べるため、毎日訪れても楽しいのです。珈琲が苦手な方のために紅茶も多く取り揃えているところも嬉しいところ。そして、店での居心地の良さに華を添えるのは、マスターの清水英勝さん、徹夫さん。なんとご兄弟でお店を営まれているのです。お二人のやさしい笑顔と距離感の心地良い接客に、馴染みの方も初めての方も楽しいひとときを過ごせることでしょう。帰りの扉を開ける時にはきっと笑顔に。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2015年11月27日プリン。その言葉を口にする時、なぜかほっとするのは気が抜けてしまうような響きのせいでしょうか?私が幼い頃に食べたプリンを思い浮かべると、現在ほどたくさんの種類はなかったように思います。しかし、最近ではやわらかさが特徴のものや、卵と砂糖のシンプルなものだけではなく、紅茶、抹茶を使ったものなどバリエーションも豊富。すっかりおしゃれな食べ物として位置付けられているような印象を受けます。好みはそれぞれだと思いますが、皆さんの好きなプリンはどんなものがありますか?「縁結び」の純喫茶!?オススメは大き目なプリン(c)ヘッケルンさて、今回は是非皆さんに一度召し上がっていただきたい純喫茶のお薦めプリンについてお話したいと思います。お店があるのは、東京・虎の門。オフィスが立ち並び、スーツ姿の方々が多く活動する地域なのであまり足を運んだことがないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?一口食べた瞬間に誰もが思わず笑顔になるプリン。それは老舗純喫茶「ヘッケルン」で出会いました。(c)ヘッケルンヘッケルンでいただいたのは「男性でも注文しやすいように」というマスターの気遣いにより、生クリームやさくらんぼがのっていないシンプルなもの。「どんどんサービスしたくなっちゃってさ」と笑いながら運ばれてきたプリンは、確かに一般的なものより一回りも二回りも大きく、食べごたえもばっちりです。プリンが名物なのですが、実はマスターはフレンチから割烹まで作れる料理の腕前の持ち主。他のメニューもとびきりの味で、現在はメニューにないのですが、タイミングが良いと食べることの出来る幻のババロアも絶品です。(c)ヘッケルンさらに純喫茶の定番である『ゴルゴ13』が本棚にぎっしり並んでいるので、ひとりで訪れても退屈せずに過ごすことが出来ます。これは余談ですが、ヘッケルンは常連客の間で「縁結びの純喫茶」と呼ばれています。なぜなら、人と人を繋ぐことが大好きなマスターによって、こちらで出会ったカップルが何組もご結婚されているから、とのこと。私も数回その現場を目の当たりにしましたので、その噂の信憑性は高いと思っています。男女間に限らず、色々な方とのおしゃべりを楽しみたい方は一度訪れてみると楽しいかもしれません。Text/難波里奈(c)純喫茶へ、1000軒難波里奈 (著)難波さんの新刊『純喫茶へ、1000軒』に興味がある方はこちらから!
2015年11月20日今も昔も人々から愛され、そのドラマが熱狂を生み出してきた真田幸村の“知られざる物語”を講談師・旭堂南湖が語りまくる『映画講談 難波戦記-真田幸村紅蓮の猛将-』が今週末から公開になる。本作は古典芸能の“講談”を描いた作品だが、高座の記録ではなく、観客の“想像力”を刺激するこれまでない映画になっている。本編映像の一部が公開になった。本編映像の一部ラジオもテレビもない時代から講談師は様々なドラマを語り、人々はその声に耳を傾けては想像力を膨らませて様々な物語を楽しんできた。本作はそんな古典講談を継承に取り組んでいる旭堂南湖(きょくどうなんこ)が、戦国武将・真田幸村の物語を、情熱と持てる技術をすべて投じて語りに語った様を基に制作されている。通常、この種の作品は高座にあがった語り手を“記録”しただけの作品が多いが、勝呂佳正監督は、“講談師の息づかいや迫力を寄席では見られない角度から見せる”ことと、“敷居が高そうなイメージの講談を親しみやすく見せる”ことにこだわった。このほど公開された映像でも、講談師の語りを阻害するようなカット割や演出は一切なく、旭堂南湖の語りを聞いた観客の“想像”がさらに広がるように補足の文字やアニメーションが追加されている。本作が描くのは、戦国末期に、関東の大御所・徳川家康を迎えうつ真田幸村のドラマ。講談師の勢いのある語りと映像演出で、観客の頭の中には、どんなCGを駆使しても、どれだけのエキストラを用意しても敵わない“手に汗握るドラマ”が展開されるはずだ。『映画講談 難波戦記-真田幸村紅蓮の猛将-』11月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2015年11月16日この度、連載を始めさせていただくことになりました、難波里奈と申します。はじめに自己紹介として私の素性をお話しすると、普段は東京日本橋で会社員、日暮れからは「東京喫茶店研究所二代目所長」という肩書きで活動中です。長年愛してやまない純喫茶へ毎日のように出掛けては、『純喫茶コレクション』というブログに綴っています。「純喫茶」の定義は一般的に「酒類とホステスを供給する特殊喫茶と違い、純粋に珈琲などを楽しむ店」とされますが、私の中ではもっとゆるやかに、「近隣の人たちに愛され、昭和の時代から今も変わらずに営業している喫茶店」と考えています。そして純喫茶は、一見外から店内の様子が分かりにくいため、入りにくい印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?その気持ちは大変良く分かります。現在では、全国北海道から沖縄まで1500軒近くの純喫茶を訪問した私ですが、最初の頃はドアの向こうの様子が全く想像できず、散々迷ったあげく引き返すことも多々ありました。しかし、扉の向こう側にはっと息を飲むようなレトロで落ち着く空間が広がっているとしたら…?そこでは美味しい珈琲や、思わず懐かしい気持ちになる美味しい食事があるとしたら…? この連載では、実際に私が足を運んだ純喫茶を紹介していきたいと思います。ご覧下さった皆様がその店を訪れて下されば大変嬉しく思います。どうぞよろしくお願い致します。片道4時間以上!噂のパフェを食べに広島まで…(c)まきしむ今年の夏の出来事です。以前から「素晴らしいパフェを出す」と噂に聞いていた純喫茶が閉店することを知ったのですが、それは私の暮らす東京の話ではなく、新幹線で片道4時間以上かかる広島県のことでした。しかし、私は躊躇することなく新幹線のチケットを購入し、わずか800円のパフェを1杯食べる、そのためだけに広島へ向かったのです。こうした衝動は、実は今回が初めてのことではありません。今までも「純喫茶」と「閉店」という言葉が組み合わさって聞こえてくる度に、何度もあったのでした。(c)まきしむ東京駅から広島駅まで約4時間。そこから目的の三原駅まで1時間と少々。ほぼ始発の新幹線に乗るため朝4時に起床しましたが、到着までの間、頭の中はこれから出会えるであろうまだ見ぬパフェのことで満たされ、疲れを感じることはありませんでした。目当ての純喫茶の名前は『まきしむ』。焦る気持ちを抑えて、まずは外観の様子を楽しみます。その数か月後に灯りが点らなくなってしまうことを全く想像させない、堂々とした煉瓦造りの建物です。紫色の扉を開けると、予想に反して店内では多くの人たちが寛いでいました。私のように1杯のパフェを求めて全国各地から来たのでしょうか? 恐らくそうではなく、週末はこちらで朝食をとるのが習慣、といった常連客の空気をまとっている方々のようでした。さて、こちらへ来た目的である「フルーツパフェ」。早速、注文を取りに来て下さった店員さんへお願いすると、返ってきた言葉は「売り切れ」。何とも拍子抜けしてしまいましたが、チョコレートパフェとシューパフェはまだあるということでしたので、思いきってどちらも注文。(c)まきしむ何しろ初めて訪れる店でボリュームも未知数でしたが、運ばれてきたパフェの大きさを見て思わず声が出ました。30㎝程ありそうな高さのパフェは果たして1人前なのか、と思ってしまうほど。しかし、うっとりする盛り付けです。ガラスの中のパフェは側面から見ても上部から見ても美しく、食べ進みながら眺めると、次々に姿を変える芸術品のようです。ふと周りを見渡すとほとんどのテーブルにはパフェが並んでいました。嬉しそうに食べる店内の笑顔たちを眺めては、広島まで来て良かったと思うのでした。帰り際、閉店を惜しみ東京から来た旨を伝えると「それならフルーツパフェを出したのに!」とのお言葉。どうやら人気メニューのため個数限定だったようです。しかし、チョコレートパフェとシューパフェも十分美味でしたので、その心遣いを嬉しく頂戴しました。閉店により、マスターのパフェ作りの腕前がもう披露されないことを心から残念に思いましたが、今までに何百、何千と作られたパフェたちは、訪れた人たちの思い出としてずっと鮮やかに残ることでしょう。このように、思い出に残る瞬間として存在する純喫茶での時間。いつかどちらかの純喫茶で皆さまとばったりお会い出来たら、と思います。珈琲を飲むために、ぼんやりするために、誰かを待つために、マスターとおしゃべりをするために・・・。次回以降の連載でも、1人で楽しい時間を過ごせる純喫茶を紹介させていただきますので、よろしくお願いします。Text/難波里奈
2015年11月11日小悪魔agehaで活躍中の華沢友里奈ちゃん♪今回は、いつもと違った上品なお姉さんな雰囲気が出せるメイクを紹介してくれました!甘顔は卒業して、ちょっとキツめな大人なお姉さんフェイス手に入れたい!そんな方必見です。メイクのコツ・ポイント最後にアイホール全体をブラシでぼかしていくことでアイシャドウが綺麗に馴染む。目尻のラインは跳ね上げて大人っぽく。目尻部分が長めで、濃いめのつけまで目元を印象付ける。付け終わった後に、形を整える。赤リップの上からグロスを重ねてツヤ感をプラスする。このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年10月11日ジュンク堂は10月31日~11月1日の2日間、大阪・難波のジュンク堂書店 千日前店で「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー 2015を実施する。○昨年の倍率は900倍以上!「ジュンク堂に住んでみる」モニターツアー 2015は、その名の通り「1日だけジュンク堂書店の住人になれる」というもの。書店に1泊し、好きな本や雑誌を読みながら自由に過ごすことができる。マイナビニュースで取材した第1回目は東京・内幸町のプレスセンター店で実施され、応募倍率は900倍以上を記録した。元はTwitterの「ジュンク堂に住みたい」というつぶやきから始まった同企画。「東京以外でも実施してほしい」という声を受け、大阪・難波で第2回目を開催することが決まったという。会場のジュンク堂書店 千日前店は、1996年に大阪に初めてオープンした店舗。1~3階を合わせて約900坪の広さがある大型店で、ワンフロア125坪の小規模なプレスセンター店とはひと味違った"住まい"となりそうだ。応募締め切りは9月30日17時。定員は5組10名で、応募者多数の場合は抽選となる。参加資格は18歳以上で、読書が好きな人。参加費は無料だが、1人最低3冊の書籍又は雑誌の購入が必要となる。場所はジュンク堂書店 千日前店(大阪府大阪市中央区難波千日前12-7Y.E.S.NAMBAビル1F~3F)。イベント詳細と応募は、Webサイトの専用フォームから確認することができる。
2015年09月25日全国公開中の映画『コープスパーティー』のヒット御礼舞台あいさつが6日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われ、キャストの乃木坂46・生駒里奈、前田希美、BEE SHUFFLE・JUN、喜多陽子、松浦愛弓、小坂温子と山田雅史監督、原作者の祁答院慎が出席した。同名ゲームシリーズを実写化した本作は、生駒が映画初主演を務めたホラー作品。クラスメイトと呪いの儀式をした直美(生駒)は、異空間にあるに呪われた校舎に閉じ込められる――というストーリーで、通常版でカットした残虐シーンを含む完全版を19日から公開すされる。劇中で披露している制服姿で登場した生駒は、「まさかヒット御礼でみなさんの前に立てると思ってなかった。劇場に足を運んでくれてありがとうございます」と観客に感謝し、「グロテスクな部分はもちろん、人間の感情の動きも見どころ。ゾゾッと寒くなって帰ってくれたら」と自信を持ってアピール。続けて前田は、公開から約1ヵ月が経ち、「原作ファンの方たちが『世界観に入り込めた』と言ってくれてうれしかった」と手応えを語った。また、初の映画主演を務め、「まだ経験を積んでいかなきゃいけない。これを糧に自分のレベルを上げていきたい」と女優業に意気込んだ生駒。撮影では、プライベートでの収穫もあったようで、「人見知りなので、乃木坂46のメンバー以外に友だちがいなかった。乃木坂46に入って4年目にして、やっと友だちができた」とうれしそうに話すと、喜多も、「プライベートで一緒に出掛けるくらい仲良くなった。友だちになれてうれしい」と笑顔を見せていた。
2015年09月07日「乃木坂46」のメンバーたちを追った『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の完成披露上映会が6月28日(日)に開催。メンバーの生駒里奈、橋本奈々未、白石麻衣、西野七瀬らが舞台挨拶に登壇した。これまで乃木坂のミュージックビデオなどを手掛けてきた丸山健志監督がメガホンを取った本作。活動の裏側に加え、メンバーそれぞれが地元に帰った時の様子や家族が語るメンバーの素顔などが映し出される。この日は西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花、橋本奈々未、生駒里奈、若月佑美、秋元真夏、桜井玲香、深川麻衣の計9名と丸山監督が登壇。「ドレッシーにしてみました」と生駒さんが語るように、いつもの制服ではなく大人っぽいワンピース姿でファンの歓声を浴びた。キャプテンの桜井さんは完成した作品について「作ると発表された時から『怖い!』って言ってたんです。裏側を見せるということは、キレイじゃない部分も見せるということなので。でも(見てみると)想像していたのと違って、ひとりひとりを掘り下げてくださり、これまで出したくても出せなかった部分、知ってほしくてもうまく伝えられなかったところを撮ってくださり、みなさんとの距離も縮まったと思います」と笑顔で語った。白石さんも「デビューから4年の全てがつまってました。つらいこともたくさんあったけど、それを乗り越えて、いまの乃木坂があるんだと思ったし、改めてもっと乃木坂を大事に頑張ろうと思いました」と語る。映画の中ではかなり大胆に本音を漏らしてもいるが「いまさら隠すのもイヤなので。全てを話して、ファンのみんなに知ってほしかった」と晴れ晴れとした表情を見せた。橋本さんはファンからの「愛してる!」という声援に「愛してる?私もみなさんのことを割と愛してる方だと思います(笑)」とマイペースに語り笑いを誘う。これに秋元さんは「私は『割と』ではなくみなさんを全力で愛してます!」と力強く宣言し、会場は再び笑いに包まれた。乃木坂加入前についてもドキュメンタリーでは迫っているが、若月さんはファンを前に「私はキレイな人間じゃないし、普通の女子高生として過ごしてきた。勉強も得意じゃなかったし、いろんなことを諦めたり、ダメな人間と思って生きてきました。乃木坂に入ってゼロからのスタートで、なりたくない自分を思い浮かべて『こうはなりたくない』と思ってやってきました。私にとっては乃木坂に入ったこと自体で変われたと思います」と語った。また生駒さんは、母親の漏らした言葉が強く言葉に残ったよう。本編には収録されなかったそうだが、生駒さんが秋田から上京したことで「お母さんが、朝ごはんを作る時に私の食器を出せなくなったと言ってるのを聞いて申し訳なかった。私ももっとお母さんと暮らしたかった。お母さんもずっと戦ってたんだなと知ることができました」と涙ながらに語り、会場には温かい拍手がわき起こった。『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』は7月10日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月28日「セブン-イレブン」にて7月に「乃木坂46」とのコラボによる「セブン-イレブン フェア 乃木坂46」が開催されることになり6月13日(土)、生駒里奈、西野七瀬、白石麻衣、橋本奈々未、生田絵梨花らが実際に「セブン-イレブン」のバイトを体験するイベントが開催された。この日、来場したのは生駒里奈、白石麻衣、橋本奈々未、西野七瀬、生田絵梨花、桜井玲香、秋元真夏、高山一実、深川麻衣、若月佑美の10名。セブン-イレブンの緑色のポロシャツにスカートという制服姿で登場し、招待されたお客さんを相手にレジ打ちなどを行った。“バイト”を終えて報道陣の前に姿を現したメンバーたちは充実の表情。生駒さんは「これまでバイトをせずに乃木坂に“就職”したので(笑)、初バイト体験でしたが、レジ打ちを楽しみました!もし乃木坂を卒業したらセブンでバイトしたいと思ったくらい充実してたので、ぜひ雇ってください!」とアピールし笑いを誘う。白石さんは、高山さんとのコンビでレジに入ったが「100円のボックスに1円が入ってた(笑)」と高山さんのレジのガサツさを告発!メンバーは普段、セブン-イレブンを利用することも多く、レジの店員から応援や気遣いの言葉を掛けられることも多いそうだが、この日、実際にレジを体験し多くのメンバーが「テンパった!」と告白。改めて、店員の対応について「神対応だと思います!」(秋元さん)と感嘆していた。今回のフェアでは、乃木坂のメンバーの写真やロゴがプリントされた、「かっぱえびせん」「サッポロポテト」とのコラボ商品「乃木坂っぱえびせん」「乃木坂ッポロポテト」も発売!生田さんは「小さい頃からなじみのある商品なので、なんで自分たちがここに!?と不思議な気持ちです。自分で買ったら大切に保管して、将来、子供に自慢したい!」と喜びを口にする橋本さんはセブン-イレブン限定の「乃木坂46 nanacoカード」を手に「財布に忍ばせて、常に私たちを一緒に歩いて、肌身離さず持っていてほしい!」と呼びかける。さらに「奈々未」という自身の名前について「(コラボが)分かっていたら、親にナナコとつけてもらったのに…ちょっと悔しい!」と語り、会場は笑いに包まれた。「私は自分の顔が好きなタイプなんですが(笑)」と語る秋元さんはこのフェアのために撮影された特製ブロマイドについて「これまでの写真の中でも一番かわいいのでイチオシです!」と力強く語り「(変装せずに)顔を出して買いに行くことを決めています!」と宣言していた。また先日、短期間ながらも約1年間の“交換留学生”として「乃木坂46」にて活動した経験もある「SKE48」の松井玲奈がグループ卒業を発表したが、生駒さんは「私たちにしたら大先輩ですし、短い期間だったとはいえ玲奈さんは乃木坂の一員。正直、寂しいですが一緒に過ごす経験ができてよかったです。どこかで乃木坂のライヴに来てくださったら嬉しいですし、卒業してもまた共演できるように私たちも頑張りたい」と胸の内を明かした。「セブン-イレブン フェア 乃木坂46」は7月4日(土)よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年06月13日「お出かけフレーム」を手がけた、モデル『田中里奈』さん!株式会社インターメスティックから6月初旬に発売される「お出かけフレーム」(3型計12種)をプロデュースしたのは、人気のあるモデルの『田中里奈』さん!田中さんはモデル活動のほかにも、ブランドや企業とのコラボで企画を行い、ヒットアイテムを誕生させトレンドメーカーとして才能を発揮している。田中さんが手がけたフレームの特色は?お出かけフレームは、だてメガネにも利用でき、メタル使いと今年風のシェイプが特色のコンビネーション シリーズで、レトロ風の3タイプが用意されている。肌になじみやすいグラデーションや、人気のあるべっ甲模様およびブラック系など、ヘアメイクに適応しやすい気楽に利用できるカラーで仕上げられているという。また軽めの素材使用でデザインを細くすることでフレームを軽くし、さらに布地やアイテム両端の飾りなどにもこだわりが感じられる。そのうえメガネ跡を軽減させるなど、女性が気持ちよく身につけられるように工夫されている。キュートで利用しやすい商品には、“日頃メガネを身につけて外出しない人にも、メガネの楽しさを経験してほしい”という田中さんの願いが込められているという。田中里奈さんについて大学生と時からファッション誌の読者モデルとして活動する。さらに秀でたセンスにより、ブランドや企業との協同アイテムを数多く手がけ、そのうえ書籍の出版など幅広い才能を生かして活躍中。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社インターメスティック プレスリリース (PR TIMES)・メガネ通販のZoff オンラインストア・田中里奈オフィシャルブログ
2015年05月13日「乃木坂46」の生駒里奈、西野七瀬、桜井玲香、秋元真夏らメンバー12名がドキュメンタリー映画『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』の公開を前に5月10日(日)の母の日に、それぞれの母親を招待し直接、感謝の言葉を贈った。出席したのは生駒さん、西野さん、桜井さん、秋元さんに若月佑美、深川麻衣、高山一実、星野みなみ、衛藤美彩、齋藤飛鳥、伊藤万理華、堀未央奈の12人。それぞれの母親が劇場の客席に招待されており、メンバーは順番に母親への“懺悔”と感謝の言葉を述べ、カーネーションを手渡した。キャプテンの桜井さんは客席に座る12名の母親たちを見て「遠目から見てもどのメンバーのお母さまか分かるのが不思議です」と語り、これにはメンバー一同大いに同意。櫻井さん自身、父と母のどちらにも似ていて「ライヴでもファンの方に『あれ、桜井の両親じゃねぇ?』と言われるくらいで、それがすごくイヤだったし、寄りの写真もお母さんにそっくりなのがイヤだったんですが、一緒に買い物に行って、店員さんに『すごく仲が良くていいですね』と言われるのが嬉しかったりもして…(笑)。これから受け入れていこうかなと思っています!」とメッセージを贈った。生駒さんは「ライヴとか、距離が遠いイベントは平気なんですが、こんなに近いとこんなに恥ずかしいとは思ってなくて…。お母さんを見たら笑っちゃいます!」と壇上でややパニック!母親への懺悔では「(見に行った)『NARUTO』の舞台の後、『あぶないからタクシーで帰りなさい』と言われたんですが、電車で帰って『タクシーで帰ったよ』と嘘をついてごめんなさい(笑)」と語り笑いを誘う。さらに「落ち込んだらとことん落ち込んでめんどくさい私をいつも励ましてくれてありがとう!」と語り、母親の元に歩み寄り「Thank you!」とカーネーションをプレゼントした。秋元さんが「真ん前にお母さんがいて恥ずかしい!」と語ると、メンバーからは「似てる(笑)!」という声が飛ぶ。秋元さんは「普段、TVに出る時も前に出たがるし、服装も肩や足を出すことが多くて、心配されたり『やり過ぎ』と言われたりするけど、その言い訳として、お母さんがバブル時代に『ジュリアナ』でお立ち台に立ってて、その地を受け継いでるからと言ってるんですけど、ごめんなさい(笑)」と語り、会場は爆笑。さらに秋元さんは「顔がお母さんに似てきたのも最初はイヤだったんだけど、いまは誇りに思ってます。かわいく生んでくれてありがとう!」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。映画は結成から3年半の「乃木坂46」の姿をメンバーのインタビューと周囲の証言と共に描いており、過去に1stから10thまで10作連続で「乃木坂46」のミュージックビデオを手掛けてきた丸山健志がメガホンを握り、メンバーのプライベートや心の中にまで迫っている。『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』は7月10日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月10日日本酒輪ッショイ実行委員会は5月24日、大阪・難波~心斎橋一帯にて日本酒バルイベント「日本酒輪ッショイ!! ~everybody goes 日本酒の先入観をぶち壊せ! ~」を開催する。同イベントでは、13店舗の飲食店と12棟の酒蔵が参加。大阪ではあまり流通していない銘柄の蔵元も多数参加し、イベント参加者は各店で日本酒の飲み歩きを楽しめるという。参加店舗は酒蔵とタッグを組み、2~4種類の銘柄の日本酒と3種類程度の料理を提供。日本酒の提供量は60ml~で、価格は200円~500円。なお、クラスや提供量によっては500円以上になる場合もあるという。また、全店で日本酒と料理のセットも500円で提供する。ほかにも、当日は賞品として蔵元おすすめの酒が当たるスタンプラリーも行う。実施するスタンプラリーは、「愛LOVE日本酒を探せ! 」と「鶏料理三国志」の2種類。「愛LOVE日本酒を探せ! 」ではランダムで出没する3人の人物を探し出し、「鶏料理三国志」では同イベントに参加する焼き鳥店3店舗で鶏料理を味わうことで応募券が1口ずつもらえる。両方のスタンプラリーを完遂すると3口の応募券をもらえるとのこと。同イベントの参加料金は1,500円。前売り券のみの販売で当日券は販売しない。チケットの購入は「e+」もしくは参加店舗にて。なお、飲食は全て別途精算となる。詳細は公式Facebookページにて。同イベントの参加酒蔵と主な参加銘柄は、「恵那醸造(岐阜県・"鯨波")」「岡崎酒造場(山口県・"長門峡")」「加越(石川県・"加賀の月")」「沓掛酒造(長野県・"互")」「新谷酒造(山口県・"わかむすめ")」「仙醸(長野県・"こんな夜に…")」「豊島屋酒造(東京都・"屋守")」「中谷酒造(奈良県・"奈良吟")」「福禄寿酒造(秋田県・"一白水成")」「三千櫻酒造(岐阜県・"三千櫻")」「三輪酒造(岐阜県・"白川郷")」「大和川酒造店(福島県・"弥右衛門")」となる。※価格は全て税込
2015年05月09日フィールズは、グループ傘下の円谷プロダクション監修のもと、「ウルトラマンシリーズ」に登場する"怪獣"をテーマにした飲食店「元祖怪獣酒場」を大阪市・難波(なんば)にオープンする。同店は、神奈川県・川崎市にある「怪獣酒場」の店長・バルタン星人によって新しい拠点を命じられた「カネゴン」がオープンさせる居酒屋。カネゴンがバルタン星人にかけられたテレポーテーションの力が強すぎたため、元の世界とは別のパラレルワールド(異世界)であるオオサカに飛んでしまったのが始まりだという。大阪の"なんば"は、若者からお年寄り、国内外から多数の観光客が集まる。また、大阪といえば商いの街として有名ということもあり、お金が大好きな「カネゴン」が商いをはじめるにあたってぴったりの場所ということから、大阪に新店舗をオープンする。店内の雰囲気は、"昭和レトロ"風に仕上げ、宇宙人・怪獣たちが一番元気だった昭和の時代をイメージしている。あちこちに昭和を彷彿とさせる造形物やポスター、看板、ソフビ人形などを飾り、怪獣ブームまっただなかの昭和にタイムスリップしたかのような中で、"怪獣"をモチーフにしたメニューが楽しめる。なお、同店は、バルタン店長が運営する「怪獣酒場」のある世界とは別のパラレルワールドでカネゴンがオープンするため、コンセプトや運営会社は異なる。カネゴンは、バルタン店長の目の届かない世界なので大丈夫だろうと、店名にちゃっかり"元祖"を付けているのにも注目、とのこと。カネゴンはオープンにあたり「老若男女、国籍、人間、宇宙人、怪獣問わず、みんなが元気になれるお店を作るため、2015年4月下旬の開店を目指して全力で準備中です。まずは一緒に働いてくれる仲間を探して走り回っている最中です。人情あふれるこの街で、怪獣味あふれるサービスで、全力でおもてなしいたします」とコメントしている。店舗はなんばグランド花月1階にオープンを予定している。(C)円谷プロ
2015年03月24日