エンダースキーマ(Hender Scheme)の直営店「スキマ(sukima)」が、2016年7月22日(金)、東京・恵比寿にオープンした。黒と白のスキマ、街のスキマ、モードとクラフトのスキマ、無機質と有機質のスキマ…。「スキマ」は、これまでエンダースキーマが表現したいと考えてきた、モノやコトの狭間や隙間にあるボヤけた世界。黒か白かではなく、その両色を混ぜて出来上がる灰色のような空間だ。本店舗のオープン場所には、50年間自動車部品を作ってきた元工場を選んだ。50年にも渡る時間の経過でしか作り出せない灰色の店内には、造作とは違った何かが残っている。そんな”スキマ”に並ぶのは、お馴染みのヌメ革を用いたスニーカーやブーツなど、エンダースキーマのフルラインナップ。バッグや財布といった革小物類も豊富に揃えるほか、限定アイテムなども展開していくという。【店舗詳細】エンダースキーマ直営店「スキマ」オープン日:2016年7月22日(金)営業時間:14:00~20:00住所:東京都渋谷区恵比寿2-17-20 長谷川ビルTEL:03-6447-7448
2016年07月18日満島ひかりが黒柳徹子を演じ、そのテレビとともに歩んできた半生を描いた、NHK総合で放送中のドラマ「トットてれび」も6月18日(土)今夜の放送で最終回を迎える。テレビ放送が始まった昭和28年、NHKがテレビ放送開始にあたって専属俳優を募集していることを知り受験する黒柳さんは、筆記試験も面接も失敗続きだったが合格し、エキストラとしてテレビやラジオに出演することに。目立ち過ぎて叱られてばかりの黒柳さんだったが転機が訪れ、黒柳さんは数々の人気番組に出演。そこで出会っていく日本を代表するそうそうたる俳優たちとの交流が本作では描かれる。森繁久彌に吉田鋼太郎、渥美清を中村獅童さんが、坂本九は錦戸亮、向田邦子にミムラと豪華キャストの共演も話題を呼んだ。黒柳さんは「徹子の部屋」25周年のお客様として、記念すべき第1回のゲストだった森繁さんを招く。番組でこれまでの思い出をふり返る2人。森繁さんの第一印象は「ちょっとエッチなおじさん」だったという黒柳さん。ドラマで共演した森繁さんは大事なシーンでもセリフを憶えず大胆なカンニングをして黒柳さんを驚かせたという。「徹子の部屋」の収録は進むが森繁さんはやる気を見せず、見かねた黒柳さんはCM中「こんな森繁さん見たくない!」と叱る…最終回となる今夜は森繁さんと黒柳さんとの50年にわたる交流を描く。撮影にあたっては「あまり臆病にならないで、そのときやりたいことをカメラの前でやれたらいいな」と語っていた満島さん。草創期から日本のテレビとともに歩んできた黒柳さんをどう演じ切ったのか、その総決算となる今夜の放送をお見逃しなく。「トットてれび」は6月18日(土)20時15分~NHK総合で放送。(笠緒)
2016年06月18日女優・満島ひかりが黒柳徹子を演じる、現在NHKにて放送中の「トットてれび」。この度、5月21日(土)放送の第4回にて、三浦大知がチャップリン役で登場することが明らかになった。NHKを辞めフリーになった徹子は、ますます多忙な日々。ラジオドラマの現場で出会い親しくなった脚本家・向田邦子(ミムラ)に、一度ゆっくり休みたいと心境を打ち明ける。休養宣言をした徹子に、NHKの朝ドラ「繭子ひとり」の仕事がくる。徹子の役は青森から上京して家族のため必死に働くおばさん・田口ケイ。徹子は役作りに打ち込む。田口ケイは大人気となったが、徹子は伊集院の説得を振り切ってニューヨークへ旅立つ――。テレビとともに歩んできた黒柳さんのエッセイ「トットひとり」「トットチャンネル」をドラマ化する本作。 主演の黒柳さん扮する満島さんをはじめ、渥美清役の中村獅童、坂本九役の錦戸亮、向田邦子役のミムラらが登場し、笑いあり、涙ありのドラマ・バラエティーが描かれる。本作で三浦さんが演じるのは、徹子がニューヨークへ旅立ち出会うチャップリンの役。今回が役者デビュー初ドラマだという三浦さんは、満島さんから直接電話を受け快諾。「いつかひかりと一緒に何か物作りができたらいいなと、ずっと思っていたのでありがたいです」と共演を喜んだ。また、「もともと台本にせりふなかったのですが、急に『オニオンヘアー』というせりふを言うことになったのですが、全く正解が分からなく、その流れのまま言いました。そのあたりも視聴者の皆さんにダンスとともに注目して見てもらえたらうれしいです」とアピール。さらには「次は、ひかりが主役のドラマに主題歌などでコラボできたらと思います」と今後の目標も語った。一方、作品での共演は16年ぶりだと話す満島さんは、「収録をしていておどろいたのは、違った道を歩んでいたはずなのに波長がとても合うこと。大知が同じステージにいてくれる安心感の中で、ただただ楽しむことができました」と共演をふり返り、「好きなことを、心がぐるぐるしながらも思いっきり楽しむ勇気や、ワクワクしたりキラキラしたもの、次の一歩につながる、ささやかだけど大事なバトンをちゃんとチャップリンから受け取ることができたと思います」と得るものが多かったと話した。徹子がニューヨークへ旅立ち、改めて「私らしい」を見つめ直したとき、エンターテイメントのバトンを渡してくれる象徴として登場するチャップリン。彼と徹子が「New York,New York」を歌い踊るシーンは大きな見どころのひとつ。2人で打合せを重ねながら完成させた、息のあった華麗なショーは必見だ。「トットてれび」は毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2016年05月20日スキマ時間を「見える化」することで、自分の生活習慣を再確認しましょう。ダイエットを始めるときのポイントは、自分の現状を見返し、問題点を見つけること。問題点が分かると自分の意識が変わって、肥満脳からダイエット脳に変わっていきます。■レコーディングダイエット以前、レコーディングダイエットが流行りましたね。食べているものをレコーディング(記録)するだけで痩せていけるダイエット法です。食べたものを記録すると、何気なく食べていたものがどれだけダイエットとは程遠いものか分かり、食べ物に対する意識が変わり、その結果食習慣が変わって痩せていきます。■スキマビクスダイエット私がお勧めしている方法は、食事だけを記録するのではなく、生活習慣の全てを記録していく方法。朝、昼、晩の食事はもとより、何時に起きて、何時に眠り、どんな運動をし、さらにはどんな気分かも記録します。■記録する意味どうしてここまで記録するのでしょう?その理由は以下の通りです。1.すべての習慣を把握して、ダイエットの障害になる問題点をみつける。2.問題点を見つけることで、自分を再認識できる。3.生活をダイエットモードにするきっかけができる。4.ダイエットが生活の一部になる。5.心の障壁が取り除かれる。■心の障壁とは1~4までは納得して読んで頂けたと思います。でも、5については、何のことだろう・・?と思われたかもしれませんね。人は新しいことを始めようとすると、「これでいいの?」という迷いや「する意味はあるの?」といった、新しいチャレンジを阻害して、現状を維持しようとする心の動きがでてきます。そこで、「今の気分」まで書き出すことで、心の動きを認識することができ、折れない心に変えていくことができます。■ダイエット成功の鍵世の中にはダイエット法が溢れています。ですから、自力で痩せようと思えば自分で痩せることはできます。でも、やっぱり続かない・・。その理由は「心」です。心が途中で折れてしまうからです。つまり、「見える化」ダイエット法は、単にレコーディングをして自分の食生活等を見直せるだけでなく、折れない心を作ることができるダイエット法なのです。■最後に「私、忙しくてダイエットする時間なんてありません!」という方へ、時間の作り方をお教えします。1日の予定を30分刻みで書きだしてみましょう。すると「あら不思議」なことにスキマ時間のあることあること・・。私もやってみて驚きでした。そうです。時間はあるのです。スキマ時間でレコーディングし、ダイエットを「見える化」しましょう。意外とダイエットは簡単なのです。(林田玲子/ハウコレ)
2014年12月04日「明日のパーティー用に簡単にヘアセットしてほしい!」「1時間ヒマになったので、お肌のケアをしたい」ママは毎日忙しく、突発事項にもフレキシブルに対応しないといけません。そこで、スキマ時間をいかに活用するかが自分時間を作るカギになってきますよね。そんなママにぴったりなビューティーサロンが恵比寿の「Speed美人」。2児のママさんがオーナーで、恵比寿駅からすぐの、とっても穴場なサロンをご紹介します!■恵比寿駅から徒歩2分! ギャップに誰もが驚くサロン「Speed美人」は、恵比寿駅から駒沢通り沿いに徒歩2分という便利なロケーション。ただし、初めて来店する場合はちょっと勇気が要るかも? 商店街沿いのビルの3Fで、細い階段を上っていくのですが、これがドキドキ。ですが、お店のドアを開けた瞬間、別世界が広がります!(ほとんどのお客様は驚くそうです)サロンは高級感あるインテリアとレッドカラーでコーディネートされており、とてもゴージャス!! ベッドはカーテンで仕切られているのでプライベート感が保たれています。※ベビーカーでお越しの場合はスタッフの方がお手伝いしてくれますので、お店にお電話ください。■鼻やアゴのラインがスッキリ! 話題の小顔矯正メニューSpeed美人のサロンメニューは、ボディ、フェイシャル、ヘアセット&メイク、耳つぼジュエリーなどたくさんありますが、その中で人気なのが、小顔矯正。Speed美人オーナーの関聖子さんによると、小顔矯正は頭蓋骨の縫合箇所のゆがみを矯正しながら施術をするとのこと。噛み癖の影響や悪い姿勢を取り続けると、エラや頬骨が徐々に歪んでいくそうです。縫合箇所にゆがみがあると、さまざまな体調不良が生じてくるため、ゆがみを正すだけで頭痛や肩こり、眼精疲労などの体調不良に効果があるそうです。ゆがみが解消されると左右のバランスもよくなるので、笑顔もより美しくなり、シワも減り、そして、リフトアップにもつながるのだとか。少し痛みはありますがモデルさんや女優さんも通う小顔矯正メニューで、結果重視の方におすすめです。結果が出やすいメニューであれば、家族で写真撮影する前や、イベントの直前にサロンに行くのもいいですね!(小顔矯正は20分~)■施術はプロ、でも子供にも優しいゴージャスなサロンでプロの施術を短時間から受けられるこちらのサロン、短時間のためママのみの来店も多いですが、もちろんお子様もウェルカム!ベッドはカーテンで仕切られるのでママのそばに子どもがいても問題ないですし、子供大好きなスタッフさんが子供と一緒に遊んでくれることも。そして何よりさまざまなメニューを10分単位で施術を受けられるので、子どもも飽きずにいられるのが良いですね!スキマ時間ができたら、ぜひ恵比寿の穴場駆け込みサロン「Speed美人」に行ってみてくださいね!■子連れOK美容サロンSpeed美人東京都渋谷区恵比寿南1-2-9 岡田ビル3階tel.03-3719-2588営業時間 7:30~19:30定休日 火曜日 公式サイト
2014年11月28日下半身が痩せずに悩んでいる方、多いですよね。モテボディになるには全体のバランスが大事です。そこで今回は、下半身のムクミをとるスキマビクス(スキマ時間エクササイズ)をご紹介します。■かかと上げエクササイズの勧めかかとをあげる動きをおこなうことでリンパや血流の動きを促し、身体を活性化して痩せやすい体質に変えてゆきます。かかとを上げる動きはふくらはぎの筋肉を多く使います。ふくらはぎの筋肉が、下半身のムクミを取るポイントになります。■ふくらはぎは第二の心臓人間は二足歩行の動物ですから、重力で体液が下半身に溜まりやすいです。動脈は心臓からの圧力や自力で血液を運ぶことができますが、静脈は血液を押し出す圧が弱く、周りの筋肉の力を利用して血液を心臓に戻します。特に心臓から遠い下半身では、ふくらはぎの筋肉を使って静脈血を心臓に戻します。リンパ管は静脈と似た構造となっていますから同様です。同じ姿勢でデスクワークをおこなっていると、静脈血やリンパ液が心臓に戻らず、足が浮腫んできます。そこで重要なのがふくらはぎの筋肉です。ふくらはぎは筋肉をポンプのように使って血流やリンパ液を戻すので、「第二の心臓」とも言われているのです。■ふくらはぎを使うスキマビクス電車の中や、エレベーターの持ち時間等の隙間時間を利用して、かかと上げ運動(カーフレイズ)をしましょう。1息を吸って踵を上げ、5秒間キープします。この間、息も止めます。お尻の穴も締めましょう。2息を吐きながらゆっくりと踵を下ろし、お尻の力も緩めます。お尻の穴を締めることでヒップアップにもつながります。このスキマビクスを10回程繰り返します。デスクワークで足が浮腫んできたな・・?と感じたら、同じようにかかと上げスキマビクスをおこないます。この時、必ず息を吸いながら動作を始め、息を数秒間止めて、吐きながらかかとを降ろします。呼吸とスキマビクスを連動させることで効果が倍増します。■注意点しかし、急に何回もおこなうと筋肉痛になってしまいますので気を付けてください。また、スキマビクスの後は、アキレス腱のストレッチをしましょう。アキレス腱のストレッチをおこなうと、よりムクミをとる効果が上がります。ストレッチする空間がない場合は、使った筋肉を軽く叩きます。叩くと筋肉痛になりません。さらに、足首を両手で持ち、皮膚をこすりながらマッサージして膝裏のリンパ節にリンパ液を流すようにする方法でもムクミを解消できます。■最後に「足が浮腫んだな」と思ったら、かかとの上げ下げをすれば良いのです。現代人は運動不足と言われていますが、70代の身体能力は30年前よりも5歳も若くなっているそうです。理由は週の半分、スポーツクラブ等で体力作りをしているからです。若い皆さんが年金を貰える頃に、同じようにスポーツクラブ通いできるかは分かりませんが、今から隙間時間を利用して、若さと健康を保つスキマビクスを習慣づけてはいかがでしょうか?10年後20年後の人生が変わってくると思いますよ。(林田玲子/ハウコレ)
2014年11月13日「子どもが小さくて働けない」「お仕事はしているけど、副業でもうちょっとだけ収入UPしたい」など家計のお悩みがあるかと思います。今日のコラムは私自身も実際に利用しているスキマ時間にお小遣い稼ぎができるサイトを2つご紹介します。どちらも無理なく好きな時にできるので、時間のない方でも続けられるサービスですよ。■ IT好きにおすすめの副業まずは、テストサイト「UIScope」です。こちらは、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って新しいサービスやアプリのテストをするサービスになります。例えば、新しいアプリを操作している様子を録画して、アンケートと一緒に提出すると報酬がもらえたりします。どのテストも20分程度で終わってしまうものが多いので、子どものお昼寝中にテストを申し込んで完了させていました。子ども向けのアプリを子どもに体験させるテストもあり、子どもと一緒に楽しみながらお小遣いゲットできることもありましたよ。しかもリリース前のアプリを事前に試すことができるので、IT好きな方にはたまりません。録画に必要な Webカメラとスタンドを郵送してもらえるので、道具を揃える必要もナシ。このお仕事を始めてから、動画撮影や動画変換などにも詳しくなり、メインのお仕事にも活かせていたりします。■新しい出会いもある、選べるアルバイトもう1つはアンケートサイトの「マクロミル」です。「モニターって一度やってみたかった」というママも多いのではないでしょうか。実は私も座談会が憧れでした。いろいろなモニターサイトに登録をして、何度か座談会に参加させていただきましたが、やっぱり座談会は楽しいです。新しいママと出会える場ですし、商品やサービスをよりよくするために自分の意見が役に立てる喜びはプライスレスです。マクロミルに登録すると、アンケートや座談会情報が受け取れます。毎日たくさんの案件がありますが、気になるものだけ、時間のあるときだけアンケートに答えればいいので、無理がありません。通勤電車の中でアンケートに答えていることが多いです。1つだけ注意点です。最初の設定だとアンケート案件の度にメールがあり、大量のメールが送られてきて落ち着かないので、メール受信の設定をオフにしたり、メーラーの設定を受信トレイをスキップするように変えたりしておくことをオススメします。毎月、数千円程度の収入アップですが、何事もちりも積もれば山となると信じることが大切。月5000円でも1年だと60,000円、5年だと300,000円になります。コツコツが大事なのです。ちなみに、このお小遣いは全て投資信託に回していたりします。1000円から購入できる投資信託を購入することで、将来受け取る額が大きくなってくれることを夢見て続けています。お仕事や育児に悪影響のないよう、無理ない範囲で始めてみてくださいね。・ UIscope ・ マクロミル
2014年07月09日2012年も終わり。今年は暗いニュースだけでなく、東京スカイツリー開業やロンドン五輪でメダル獲得数が過去最多になったり、iPS細胞研究の山中伸弥さんがノーベル生理学・医学賞を受賞したりするなど、うれしいニュースもありました。震災から一年、笑いが少しずつ増えてきたのではないでしょうか。そこでその中立的な目線でテレビやお笑いを見つめ、分析・評論を行う「てれびのスキマ」さんに2012年お笑い界の総まとめ、2013年への展望を存分に語っていただきました。■2012年を振り返って――2012年、一番輝いていた芸人を挙げるなら誰でしょうか。やはり今年のMVP的活躍といえばバナナマンでしょう。設楽統の『ノンストップ!』、日村勇紀の『イロドリヒムラ』、そして生放送に設楽が間に合わないことがわかっているのにも関わらず異例のレギュラー抜擢となった『笑っていいとも!』と、バナナマンが文字通り「すごいこと」になっていましたね。――日村さんが結成当初に放った言葉「おれたち、すごいことになるぜ!」が現実に起きた年だと。そうですね。準レギュラーの『リンカーン』『ゴッドタン』『とんねるずのみなさんのおかげでした』などでも欠かせない存在でした。またあの有吉弘行をして「D(出川哲朗)の名を継ぐもの」と言わしめた狩野英孝の活躍も『アメトーーク!』の企画「出川と狩野」や「世界衝撃映像社」「狩野着ぐるみ接近ロケ」などを筆頭にその爆発力が目立ちました。ほかには、フットワークが軽くなったとんねるず(特に石橋貴明)、博多華丸・大吉、平成ノブシコブシ吉村、千鳥、バカリズムなども印象的です。――2012年、番組や番組内の企画といった観点ではいかがでしょうか。『アメトーーク!』の「どうした!?品川」と『テベ・コンヒーロ』の「コウメ太夫で笑ったら即芸人引退スペシャル」、はそれぞれ別アングルで芸人の業の魅力をあぶり出した素晴らしい企画で芸人観を豊かにするものでした。「どうした!?品川」は東野幸治によるプレゼンから本編、そしてその後も他番組に波及し度々ネタにされる部分も含め『アメトーーク!』の中でも最高傑作のひとつと言って過言ではないと思います。そんな中で、「コウメ太夫~」を放送した『テベ・コンヒーロ』と前身の『クイズ☆タレント名鑑』の終了は大きな挫折感を伴うものでした。――ほかにはいかがでしょうか。タモリ×さんまを1日限りとはいえ復活させたり、マンガ家・久保ミツロウやよしもと所属の女優で劇団員の伊藤修子など別ジャンルからの新たな人材を積極的に起用したりと、柔軟さが復活しつつあるような兆しのある『笑っていいとも!』がベースになった『FNS27時間テレビ』は、テレビっ子にとっては宝物のような番組でした。加えて、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の「田中破天荒(我が田中)」「なんやねん50人斬り」など今年に入ってから(特に上半期)のアナーキーっぷりは特筆すべきだと思います。■2013年の展望――2013年、どんなお笑いのスタイルが隆盛しそうですか。昨年のHi-Hiに引き続き、2012年もスギちゃん、バイきんぐなど苦節の長いベテラン若手に光が当たりました。このネタのレベルの高低よりも(もちろんネタの面白さは前提として)「人間」的な魅力の強さが重視される傾向は今後も続いていくのではないかと思います。またテレビでコントやネタがなかなかできない時代に、存在そのものをコントにした友近の演歌ひとすじ40周年の大物演歌歌手を演じたキャラクター「水谷千重子」という方法論は可能性と示唆に富んだものだったと思います。――では、芸人でいうと誰がブレイクする可能性がありますか。そうした「人間」的魅力の強さが重視される中で2012年後半ジワジワブレイクしつつあったずんの飯尾、そしてライブやラジオで独特で意欲的な活動をしているレイザーラモンRGは個人的にイチオシです。また『はねるのトびら』終了後、その呪縛から自由になったキングコング、ロバート、インパルスなどの元はねトび勢の動向も気になります。あとは有吉やオードリーがそろそろゴールデンまたは23時台あたりに冠のお笑い番組を持ってほしいなぁと期待してます。2013年はアンジャッシュやCOWCOWが結成20周年、ピースや東京03などが結成10周年。2012年に活躍を見せた芸人たちの、さらなる脂の乗った芸が見られることが期待されます。(取材・文=くわ山ともゆき)
2012年12月22日