国籍が違う人同士の結婚は最近では珍しくありませんね。とはいえ、国際結婚について知られていることは少なく、どんな生活になるかどうかはあまり想像がつきません。そこで今回は、国際結婚をした場合のメリットをご紹介いたします。1. 異文化を知れる外国に住んでいた人と付き合いがあると、日本の文化だけではなく、相手の国の文化も知ることができます。他の国の文化にも触れることで、自分の中に新しい考え方、新しい世界がひろがるのです。「自分基準で決めつけない」ことを学べますね。2. 多国籍の人と知り合える日本で生活をしていると、なかなか多国籍の人と知り合うことってありませんよね。しかし、国際結婚をすれば多国籍の友だちの輪が広がります。いろいろな地域の友人ができるのは嬉しいことですよね。外国の仲良しさんが出来るかもしれませんよ。3. 外国語の勉強ができるパートナーが外国の人だとその国の言葉を覚えることができます。話せる言語が増えると、仕事の幅も広がりますよね。また、日本よりも外国の方が英語力に優れているため、世界共通語である英語も上達しやすいでしょう。彼に日本語を教える、彼から外国語を教えてもらうという日常の中で、自然と言葉が身につくのです。4. いろいろなところへ旅行ができる国際結婚をすると、彼の実家のある国へ里帰り、なんてこともありますよね。その国や隣の国など、ちょっとした観光も楽しめます。さらに、外国人への免疫も付くため、海外旅行に抵抗がなくなり、積極的に行けるようになります。日本国内だけではなく、世界を旅することができるのです。5. 許容範囲が広がる外国の常識を持っている人と一緒になると、日本の常識とは違うことが多々あります。その場合、こちらが我慢しなければならないこと、向こうが合わせてくれることなど、そのときどきで変わってきますよね。相手に合わせることを無意識にするようになるので、許容範囲が広がるのです。6. 新郎新婦、両方の国で結婚式が挙げられる国際結婚をする場合、それぞれお互いの国で結婚式を挙げることが多いと言います。そのため、日本の結婚式を相手の親に、あちらの結婚式を自分の親に体験させることが出来ますね。日本でも、地域によって結婚式の色はさまざま。海外での挙式は未知で、日本での結婚式とは違う、新鮮な気持ちでドレスを着れます。とってもステキな思い出となりますね。7. お互いを尊重し合える国際結婚は、お互いの意思、存在を認め合うことが前提。文化の違いや言語の壁、価値観などが国ごとで違うということは、同じ国内で認め合うより難しいことです。多国籍の人との結婚は、お互いに本当に信頼し、尊敬しあっていなければ成しえないこと。強い絆で結ばれているのです。いかがでしたか?国際結婚はかっこいい、オシャレと思うかもしれませんがなかなか大変。こちらの言い分をわかってもらえない、あちらの言い分もわからない、なんてことは日常茶飯事。海外の人とのお付き合いって新鮮で楽しい!なんて思えるのは最初だけですよ。お互いの分かりあえないことを順番に紐解き、大事に結婚までを過ごすのです。とはいえ、メリットの多い国際結婚、あなたもぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
2019年04月19日美人を見ると思わず見とれてしまう、癒される、あんな風になれたらと憧れてしまいますね。今回は、美人が多い国と言われている「ウクライナ」から学ぶ美人の秘訣を探って行きます。美女が多い国の1位はウクライナロシアやドイツなど、美女が多いイメージの国はありますが、ランキングで調べると1位はウクライナという結果が多く出ています。ウクライナには美女が多い理由の1つに、16世紀の魔女狩りの影響があげられます。中世、西ヨーロッパでは、子どもでも大人でも、美しいというだけで魔女の疑いがかけられ、処刑されました。しかし、現在のウクライナがある地域では、美女が処刑されずに済んだので美しい子孫が多く残ったと言われています。また、侵略などの歴史的背景により、特に美しいと言われるスラブ系に、アジア系やヨーロッパ系の民族との混血が成功して美女が多く生まれるようになったとも言われます。美しさにさらに魅力を与える女性らしさウクライナ女性は穏やかでおしとやかな性格が多いようです。もともとの美しさに加え、やさしく穏やかな性格がさらに女性らしさを引き立て、より魅力的にみせる要因になっているのでしょう。男性にとっては、良妻賢母のイメージも強く、実際に夫や子どもに愛情を注ぐ面倒見のよい女性が多いようです。美しさだけではない、教養と知性ウクライナ初の女性首相になったユリヤ・ティモシェンコは就任当時、40代とは思えぬ美しさで話題をさらいました。教育水準が高く、大学卒業後は働いてキャリアアップを目指す若く知的な女性が増えています。暴飲暴食もせず、控えめな食生活のため、肥満も少ないのも、美しい体型を保っている秘訣と言えます。ウクライナ美女の魅力ウクライナの女性が世界一の美女と言われるのは、先祖から受け継いできた見た目の美しさだけでなく、暴飲暴食をせず健康的な体型を保ち、知的で女性らしい性格という、全体的にみても魅力的な要素が加わっているからと言えます。ぜひ参考にしたいですね。
2019年03月10日“愛を仕事にする”とは、どういうことなのか。連載「社会のじかん」でお馴染み、ジャーナリストの堀潤さんが、これまで取材で出会った数多くの人から、若くして今の社会の問題に気づいた人物に再取材しました!紛争や貧困、あらゆる社会の歪みは真っ先に子どもに向かっていく。フォトジャーナリスト・安田菜津紀さん、31歳。激しい内戦や紛争の渦中にあるシリアやイラクをはじめ、中東、アジア、アフリカ、東北の被災地など、困難と向き合う地域で生きる人々の日常を記録し続けています。穏やかで冗談交じりの笑顔を絶やさない安田さんの人柄そのままに、彼女の写真は体温を感じさせます。両手で包み込んだろうそくの灯りのように、ほのかな明かりが破壊された街や荒涼とした大地に道しるべを添えるような写真です。そんな安田さんはつい先日も、シリアの取材に行ってきたばかり。絶えずどこかの現場に足を運んでいます。何度も、何度も。何年も、何年も。なぜ彼女は通い続けるのでしょうか。「避難生活を送っている方々の生活が厳しいことに変わりはないですし、故郷の町というのは戦闘が続いていたりする。でもシリアの方にかけていただいた言葉の中で忘れられないのは、『自分たちのことを本当に苦しめている、追いつめているのは、爆弾を落とすような勢力でもないし、IS(イスラム国)のような過激派の勢力でもない。これだけのことが起きているのに自分たちに関心を寄せない世界だ。無視している。それが自分たちを追い詰めるんだ』という訴えです。それって、東北の被災地でかけられる言葉にも似ていて。例えば、どうしても大きなメディアの中では、節目という言葉で語られがちです。3年目の節目、5年目の節目。じゃあ節目というものが通り過ぎてしまったら、自分たちのことって伝わらなくなるのか、という不安の声をいただくようになって。忘れるはずがないですよと、震災でお世話になった方々に意思表示ができるには、多くの方々に関心を持ってもらっているという、その土壌が必要だなと思ったんですよね」安田さんが初めて現場で取材をしたのは16歳の夏休み。NGO「国境なき子どもたち」がカンボジアに派遣する「友情のレポーター」の募集に応募したことがきっかけでした。安田さんは、中学2~3年の時に父親と兄を相次いで亡くし、強い喪失感を抱いていたといいます。家族の結びつきとは何なのか、自問自答する日々でした。そうした中、初めて訪ねたカンボジア。人身売買の被害にあった子どもへのインタビューは価値観を大きく揺さぶるものでした。「騙されてお金で売り買いされたり、虐待を受けながら働かされていたということも衝撃的だったんですが、やっぱりそれでも家族を支えるために仕事に就きたい、自分以外に『この人を守りたい』っていうものを持っているカンボジアの子どもたちの姿勢に、とにかく驚かされたんですよね。自分は今まで自分しか守るものがなかったからモヤモヤしていたんだなということに気がついて。どうして友達はもっと優しくしてくれないんだとか、家族はどうしてもっと理解してくれないんだろうとか、自分しか守ろうとしてこなかったんだなと思って。だから私も彼らみたいに自分から誰かを守りたいっていう、そういう姿勢を持てる人になりたいと教えてもらいました」帰国後、安田さんは高校、大学時代を通じ写真や文章での発信を本格的にスタートさせます。2010年にカンボジアを取材しHIVと共に生きる子どもたちを記録した初の個展を開催。震災後は、夫の両親が暮らしていた岩手県陸前高田町で被災地の記録を続けている。初めての取材から15年。安田さんに気持ちの変化はあるのでしょうか。「軸は変わっていないと思うんです。カンボジアに初めてお邪魔した時、子どもって社会の指標みたいなものなんだなっていうことに気がついたんですね。紛争だったり貧困だったり、あらゆる社会の歪みって、真っ先に子どもに向かっていくんだなと。子どもの表情を見ると社会の実相がわかるし、子どもが笑えていない社会ってやっぱり豊かな社会とはいえない。だから、子どもたちの尊厳が傷つけられる現場があれば、それは憤りを持ってシャッターを切りますし。逆に子どもたちの命や魂が輝く現場があるのであれば、それは本当に喜びを持ってシャッターを切っていきます。その軸は変わっていないように思います」やすだ・なつき1987年生まれ。「Dialogue for People」所属。16歳の時、「国境なき子どもたち」のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。その後、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の現場を取材。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 世界の子どもたちと向き合って』(日本写真企画)ほか。(2枚目写真)取材の合間に、シリア北部の集落の子どもたちと。2018年5月。滞在していた集落で、近所の子どもたちとカメラを通してコミュニケーション。ほり・じゅんジャーナリスト。「GARDEN」CEO。NPO法人「8bitNews」代表理事。様々な社会問題や、国、地域、そして人を精力的に取材、発信している。※『anan』2019年3月13日号より。写真(人物)、取材、文・堀 潤(by anan編集部)
2019年03月08日自然を味わうエストニアしあわせと手仕事の国水を含んだヴィヒタで身体を叩くことで葉に含まれたビタミンが身体に浸透して血行を良くする。キズなども治りやすくなる効果もあるのだとか。小さな島を巡るエストニアのオーガニックな旅バルト海に面するエストニア。特に首都タリンは昔から港町として栄えてきた歴史があり、中世の時代に建てられた建造物や街並みは「タリン歴史地区」として世界遺産に登録されています。今回は、エストニアの中心地である旧市街から離れ、大小含めると、なんと2222もあるエストニアの島々の暮らしをご紹介。手作りロッジで楽しめるエストニア伝統のスモークサウナ体験や、島の伝統を受け継ぐおばあちゃんの手芸品。サーレマー島出身の女性が手がける100%オーガニックなコスメもあるんです。たくましくも温もり溢れるエストニアの魅力は、自然を愛する心から生まれているよう。自然とともに生きる彼らの暮らしは”しあわせ”に満ちていました。 サウナの煙で燻した肉の料理や、近くで積んだディル。野菜スープはエストニアの定番的な家庭料理 「ティルク ビオのオーガニックコスメ」 エストニアのサーレマー島出身のPille Lengiさんが手がけるオーガニックコスメブランド『tilk bio(ティルク ビオ)』。Tilk=水のしずくの意。“水やハーブなどが落ちる瞬間のフレッシュなもの、身体にストレスをかけないものをコスメに”という彼女の強い思いから立ち上げられたブランド。地元で摘まれたハーブを贅沢に使ってクリームやオイルなどを展開しています。新鮮なものを届けたいという思いから、オールハンドでほぼ受注生産という素晴らしいこだわりようです。 食用の大麻の種を乾燥させたフェイシャルオイルは乾燥肌用のユニセックス仕様旅行好きなデザイナーならではの携帯しやすい小ぶりなパッケージが愛らしいハンドクリーム。 ムフ島にしかない民芸品の宝庫「オアド・ヤ・エード民芸店」 2222を数えるエストニアの島々の中でも、このムフ島は手刺繍が有名。島の人々(おばあちゃん達)が作った民芸品や雑貨が揃う島最古の工芸品ショップ。手刺繍のモチーフは家族の印を模様として入れるのが一般的。けれど自然の多いこの島で描かれる刺繍はなんだか、魚や動植物のモチーフが多くとても愛らしい。ムフ島のキーカラーはピンクとオレンジカラーで島によって少しずつ刺繍モチーフが異なるのも面白いところ。店主のおばあちゃんの後ろにある陶器は、青=エストニア、松の木のモチーフ=ムフ島を表すのだとか。 歌と踊りと自然派ワイン楽しみ上手な国ラトビア 受け継がれる文化とラトビアの新たな魅力夏が短く、長い冬が続くラトビア。寒さと隣合わせのこの国では、編み物やバスケット作りなどの手仕事は日々の暮らしには欠かせないもの。その技術は今でも家庭の中で代々受け継がれています。家族や民族間の絆がとても深いラトビアの人々。それは年配層に限ったことではなく、若い世代にも自然と浸透しています。今回は、日本でも人気のラトビアの工芸品の他にも、ラトビアの豊かな自然を満喫しながら楽しめる新たな健康レジャースポットや、ラトビア発”田舎へ泊まろう”ツアーなどラトビア国内を充分に満喫できるプランをご紹介。都心から少し離れて、田舎を巡ってみたら、また新しいラトビアの魅力が見つかるはず。 「ヴァルグマ・パサウレの裸足の林道」松ぼっくりを敷き詰めた松ぼっくりロード。ゴツゴツ感が痛いあなたはどこか不調があるのかも?色とりどりな扉の向こうにはラトビアの大自然が広がる。「さぁ、靴を脱いで森の中へ出かけよう! 」入り口には履き捨てられた靴のオブジェ。運動の後には近くの森で採れたハーブ入りの足湯で疲れた身体をいたわって。 首都リガから車で1時間、大自然に佇むレクリエーションセンター“ヴァルグマ・パサウレ=うるおいの世界”。2.6kmほどの林道に松ぼっくりや粘土、芝やウッドチップなどが仕掛けられた「裸足の林道」は、遊び心溢れるユニークな仕掛けが散りばめられ、楽しみながら地面の感触を体感できます。 「ズイルヴァーのワイナリー」冷やして呑みたくなるさっぱりとした味わいのルバーブのワイン 8€ 苗木の育成からワイン醸造まですべて自社で手がける「ズイルヴァー」のワイナリー。ワイナリーのあるラトビア北部は、寒暖差が大きくカルヴァドス(リンゴが原料の蒸留酒)を作るためのリンゴ栽培に適した地。農場では他にもチェリーやツルコケモモなど様々な果実が栽培されている。残念ながら国内のみの展開なので、ぜひ足を運んで味わってみてくださいね。 「ヅィルヌペスのカントリーハウス」 1924年に建てられた穀倉をサウナつきの建物に改築した宿泊施設。実際にホストファミリーが暮らす農家で、ラトビア様式の田舎暮らしを満喫できます。果物や野菜積み、干し草集めや魚釣りなど大自然の中でゆっくりとした時間の流れを体感。伝統的なラトビアの家庭料理も存分に味わって。 5年に一度開催される「歌と踊りの祭典」 ラトビアで5年に一度開催される「歌と踊りの祭典」。ラトビア国内から1600を超える合唱団や舞踏団が集まります。民族によって異なる衣装も見どころ。葉っぱ模様のソックスに、スリッパのような手編みシューズがとっても愛らしい。ラトビアの職人が編み上げたバスケットなど週末に開かれる野外マーケットで買うのがオススメです。 問い合わせ先株式会社Foresight MarketingTel:03-6661-2045CAITOプロジェクト(田園ツーリズムプロジェクト) バルト海沿岸の田園を旅しよう:Masahiro Arimoto取材協力:CAITOプロジェクト(田園ツーリズムプロジェクト) 機材協力:フィンエアー
2019年03月04日コンスタンツという街に住む友人を訪ねつつ、チューリッヒへ。 コンスタンツはスイスとの国境付近にあるので電車でチューリッヒまでは電車で1本。 通貨は違うけどユーロが使えて、方言はすごいけどドイツ語が通じるこの国はあまり外国に来た感じはしませんが、そんな中でもドイツと違うと思うことも。 横断歩道が黄色なのにはビックリ。 今回の旅の目的は、日本の水墨画の展示『長澤蘆雪展』を見に行くこと。 チューリッヒの駅に着き、そこから路面電車でトコトコ。 電車を降りると早速ポスターがずらり。 矢印の方向へ。冒険みたい。ミュージアムは結構高台にあり、上まで少し歩きました。 こちらがリートベルク美術館。ガラス張りの外観によく見ると三角形の模様がびっしりとデザインされていてかっこいい。 入場券が特徴的でした。ドイツだと腕に巻くタイプが多いのですがこちらはクリップ式。さすがスイスはおしゃれ〜と思ってしまうのは外から来てるからでしょうか(笑) 展示エリアに行くまでの階段も木でできていて素敵。 中は撮影NGだったので写真はここまで。展示内容はそれは素晴らしく、和歌山県は無量寺にある実際のふすまを柱・部屋の位置から全てオリジナルに忠実に再現して展示してあったのは圧巻でした。何よりこんな遠い異国の地で日本の歴史ある作品が展示されているのは日本人として嬉しくなってしまいますね。中は解説ツアーもあり終始大盛況。人が絶えることはありませんでした。 展示を見終わったあとはミュージアム前の庭園をお散歩。芸術で満たされた心にチューリッヒの街並みを見て、私の想像力も豊かになったかなぁ、なんて…。 また行きたいな。 Mari Kusakari◇Website◇ ◇Instagram◇
2018年11月02日アリスの世界で楽しむティーパーティー“いちご×イースター”をテーマにした、可愛いスイーツたちが揃うブッフェイベント「アリスのスイートティーパーティー~不思議の国のイースターガーデン~」が、3月~4月の特定日に「青山セントグレース大聖堂」の隣で開催されます。物語に登場するキャラクターや世界観をモチーフとした、SNS映え抜群のスイーツたちが並ぶこのイベントは、20種類ものスイーツと軽食が食べ放題。まるで「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んでしまったようなフォトジェニックな空間で、ティーパーティーを楽しむことができるでしょう。青い炎が立ち上がるサービスタイムの演出にも注目!受付を終えるとウェルカムドリンクを受け取り、会場へと続く階段を降りていきます。階段を降りるとシャンデリア、円卓のテーブル、白を基調とした豪華でフォトジェニックな空間が広がります。席に着くとハンプティーダンプティをイメージしたスイーツがお出迎え。可愛らしいデザートを食べて後にデザートブッフェのスタートです。ブッフェのテーブル席には、ロールケーキやカップケーキなど春の花々をモチーフとした色鮮やかなデザートがたくさん。どれを食べようか迷ってしまいます。サービスタイムではパティシエが青い炎でフランベする演出も。バニラアイスにあつあついちごソースをかけた「フレーズジュビレ」を目の前で作り上げます。あつあつひんやりとしたデザートは、溶けていくバニラといちごの甘酸っぱい味わいを堪能しながら食べてみてください。可愛いスイーツでいいねをたくさんゲットしよう!約20種類のスイーツが揃うこのイベントの魅力は、美味しいデザートを食べることはもちろん、可愛い写真を撮ることができるのも楽しみ方の1つ。綺麗に可愛く作られたデザートは、どれを撮っても写真映えするものばかり。SNS共有するといいねがたくさん貰えるかも。数々のドラマのロケ地でもある「青山セントグレース大聖堂」の隣の建物で楽しめるデザートブッフェ「アリスのスイートティーパーティー~不思議の国のイースターガーデン~」は、東京メトロ各線「表参道駅」徒歩3分のところにあります。「青山セントグレース大聖堂」以外でも5会場で開催されるので、興味のある方は公式HPをご覧ください。デザートブッフェ概要青山セントグレース大聖堂開催日:3月21日(水・祝)、25日(日)4月3日(火)、10日(火)、17日(火)、24日(火)開催時間:1部11:30~13:00/2部13:30~15:00/3部16:00~17:30ディナーブッフェ18:30~20:00※日によって開催時間が異なります(詳細は公式ホームページをご覧ください)デザートブッフェ:3,920円デザート&ディナーブッフェ:5,000円※消費税・サービス料込イベント情報イベント名:『アリスのスイートティーパーティー~不思議の国のイースターガーデン~』催行期間:2018年03月21日 〜 2018年04月24日住所:東京都港区北青山3-9-14電話番号:03-5774-0758
2018年04月10日深夜に羽田を発つ便でいざ、スペインへ!とは言ってもまず目指すのは乗り継ぎ先のドーハハマド国際空港です。カタール航空の搭乗レポートとともに、イスラム教徒の国ならではの空港の様子をご紹介しましょう。「ファイブスター・エアライン」カタール航空のラグジュアリーな乗り心地今回、スペイン旅行に利用した「カタール航空」は、カタールの首都ドーハを拠点に国際線を運航する中東を代表するエアラインです。実はこのカタール空港、世界のエアラインの中でも質の高いサービスを提供しているとされ、「ファイブスター・エアライン」に認定されているんです!エコノミークラスでもシートピッチが広く、アメニティキットも無料で用意してくれます。機材も新しく、エンターティメントも充実!日本路線の機内食は和食と洋食から選ぶことがき、エコノミーでありながらゆっくりくつろぐことができました。とにかく巨大で豪華!ハマド国際空港がスゴイ約11時間のフライトを経て降り立ったハマド国際空港。2014年5月にオープンしたハマド国際空港は巨大なハブ空港です。イスラム教徒・ムスリムの服装をしている人をみると、中東に来たという実感が!その中にさまざまな人種が行き交うのは、ハマド国際空港を利用する大半の人はカタールに入国ではなく、ドーハでトランジットにて各地のデストネーションを目指すからです。入国審査と手荷物検査を終えたら、次に乗るマドリード行きの便のゲートを電光掲示板でチェックします。イスラム教徒の国らしく、空港のいたるところに「PrayerRoom(祈祷室)」が。空港内はとにかく広くて迷ってしまいそうですが、ゲートさえ間違えなければさほど不安はありません。どう過ごす?乗り継ぎまでの時間出発まで約2時間。ただ座って待っているのももったいない!空港内を散策することにしました。空港内には中東らしいお土産が揃う免税店や、おいしそうなお菓子が並ぶカウンター式のカフェもあり、退屈することなくあっという間に時間は過ぎて行きました。このほか、無料で使えるパソコンブースやクワイエットルーム(仮眠室)もあるので、長いトランジットの場合は利用してみてはいかが?短時間ではあるものの、中東の雰囲気を十分に満喫できたハマド国際空港。トランジットは案ずるより生むが易し!オリエンタルな雰囲気に後ろ髪を引かれつつ、スペイン・マドリードを目指します!●文/写真ねこりょうこ雑誌編集を経てフリーランスのライターとして活動中。ライフスタイル提案、料理、旅行記事を中心に執筆。夫と娘の三人暮らし。▽連載一覧▽【ねこのふらり一人旅 #13】スペイン2都市を巡る旅!乗り継ぎ便で賢くお得に旅する方法▽パリ編はこちら!▽【連載一覧・ねこのふらり一人旅】主婦が総額20万円でパリまで旅をしてみた!
2018年03月06日「不思議の国のアリス」がテーマのスイーツブッフェ「アリスのスイートティーパーティー ~不思議の国のイースターガーデン~」が、ストリングス ホテル 名古屋と青山セントグレース大聖堂にて2018年3月と4月の特定日に開催される。「不思議の国のアリス」×"イースター"「アリスのスイートティーパーティー」は、「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んでしまったような空間でスイーツを楽しめるブッフェ。季節ごとにその世界観を変化させる人気ブッフェが、今回は春の訪れを祝うイースターをテーマに開催される。旬の苺を使用したタルトやショートケーキ、ロールケーキ、ゼリー、ムースなどに加え、イースターのモチーフを取り入れたスイーツも新登場。約20種類を提供する。"ひよこ"や"たまご"、"うさぎ"のモチーフのスイーツブッフェ台の上には、"ひよこ"をイメージしたシュークリーム、"たまご"や"うさぎ"のモチーフを飾ったキュートなケーキが並ぶ。イースターの世界観を散りばめたスイーツと共に、春の訪れを祝ってみてはいかが。【開催概要】「アリスのスイートティーパーティー ~不思議の国のイースターガーデン~」■ストリングス ホテル 名古屋 イタリアンダイニング「ジリオン」開催日時:2018年3月15日(木)、3月31日(土)、4月5日(木)、4月19日(木)営業時間:・1部 11:30~13:30(120分) ランチ付きデザートブッフェ 1名4,000円+税 ※前菜・スープ・パスタ付き・2部 15:00~16:30(90分) デザートブッフェのみ 1名3,500円+税・3部 19:00〜21:00(120分)ディナー付きデザートブッフェ 1名5,000円+税 ※前菜・スープ・メイン付き※価格は全て、サービス料別途住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7問い合わせ先:052-589-0787■青山セントグレース大聖堂 ゲストハウス内開催日時:3月21日(水・祝)、3月25日(日)、4月3日(火)、4月10日(火)、4月17日(火)、4月24日(火)営業時間:・1部 11:30~13:00(90分)、2部 13:30~15:00(90分)、3部 16:00〜17:30(90分)・ディナーブッフェ 18:30~20:00 ※一部内容及び料金が異なる。価格:1部~3部 1名 3,920円(税・サービス料込)、ディナーブッフェ 1名 5,000円(税・サービス料込)住所:東京都港区北青山3-9-14問い合わせ先:03-5774-0758
2018年01月28日ムスリム(イスラム教徒)と聞くと、どこの地域に住んでいる人を思い浮かべるだろうか?サウジアラビアなどアラブ諸国を思い浮かべる人は多いかもしれない。だが、アラブ諸国にいるムスリムは一部にすぎず、ムスリム人口が最も集中しているのは南〜東南アジア。そして世界一のムスリム人口を誇るのはインドネシアで、人口2億5000万人のうち9割がムスリムなのだ。(参照元:ハラル・ジャパン協会)Be inspired!が日本で暮らすムスリムの若者たちに「ぶっちゃけ話」を聞くシリーズも3回目を迎えた。今回インタビューに答えてくれたのは、インドネシア出身で現在日本に住んで5年目のアマンダ。彼女も「私イスラム教徒だよ」と話すと、「そう見えないね」と言われるそうだ。東京ストリートを楽しむ平成生まれのムスリムに聞いた、ぶっちゃけ話。▶︎VOL.1 「イスラム教に無知な日本人へ」。VOL.2 メディアはイスラムを偏向報道している。ムスリムとは、イスラム教を信仰する人(イスラム教徒)のことをさす。7世紀にムハンマドが開祖となったイスラム教は、唯一神アッラーを信仰し、啓典は『コーラン』。1日5回メッカの方角へ向かって礼拝をし、イスラム暦の9月である「ラマダーン」には日没まで断食をすることが特徴で、断食には自身を清める以外に貧者の立場に立つという意味がある。また、不浄な動物とされる豚肉を食べることや飲酒などが禁止されている。 ー神様はムスリムにとってどんな存在ですか? イスラムへの信仰は、私が自分で選択したものではなく、イスラムの環境に生まれていつの間にか信じるようになっていたもの。なので私からしたら神様を信じることは、空が青いくらいの感覚。だからすごく説明しづらいけど、自分が弱っているときになぜか心の中に神様がいるような感じ。神様はどんなときも見ていてくれて、不思議と苦しいときも悲しいときも安心させてくれる存在。イスラムだけじゃなくてほかの宗教も、最終的に帰る場所として機能してることもあると思う。心を穏やかにしたいときに慣れている祈り方があれば落ち着く人もいるだろうし、神様は落ちるときの最後に持つところみたいな、そんな感じに思っている信者も少なくないと思うかな。
2017年12月06日「不思議の国のアリス」がテーマのスイーツブッフェ「アリスのスイートティーパーティー ~不思議の国のいちご畑~」が、2018年1月12日(金)、1月27日土)、2月18日(日)、2月24日(土)の4日間、東京・青山セントグレース大聖堂披露宴会場で、1月20日(土)と2月25日(日)の2日間は、ストリングス ホテル 名古屋で開催される。なお、名古屋での開催は今回が初めて。「アリスのスイートティーパーティー」は、誰もが子どもの頃に憧れた「不思議の国のアリス」の世界に迷い込んでしまったかのような空間で楽しむデザートブッフェ。今回は「不思議の国のいちご畑」をテーマに、旬を迎える苺を贅沢に使用したショートケーキやモンブラン、タルト、ティラミス、ムース、パンナコッタなど、20種類以上のデザートと軽食の数々が用意されている。また、東京会場では、バニラアイスに熱々のいちごソースをかけて頂く「フレーズジュビレ」が振る舞われる。温かいソースと冷たいアイスの不思議なハーモニーが楽しめる、タイムサービス限定の注目の一品だ。なお、神奈川、千葉、埼玉の別会場でも、同じく「不思議の国のアリス」をモチーフにしたスイーツブッフェが開催される。【開催概要】「アリスのスイートティーパーティー ~不思議の国のいちご畑~」■東京会場開催日:2018年1月12日(金)、1月27日土)、2月18日(日)、2月24日(土)開催時間:1部 11:30~13:00/2部13:30~15:00/3部16:00~17:30/4部18:30~20:00※4部はディナーブッフェの為、一部内容及び料金が変更となる開催場所:青山セントグレース大聖堂 ゲストハウス内住所:東京都港区北青山3-9-14料金:1名 3,920円(税込) ※サービス料込※ディナーブッフェ(4部)は1名5,800円問い合わせ先TEL:VINO BUONO(ヴィーノボーノ) 03-5774-0758■名古屋会場開催日時:1月20日(土) 1部11:30~13:00(90分) 入替制 / 2部13:30~15:00(90分)2月25日(日) 1部13:30~15:00(90分) 入替制 / 2部15:30~17:00(90分)開催場所:ストリングスホテル 名古屋イタリアンダイニング「ジリオン」住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7料金:1名 3,780円(税込) ※サービス料別問い合わせ先TEL:052-589-0787 【他会場での開催概要】■リストランテ マンジャーレ伊勢山×伊勢山ヒルズ開催日:2018年1月21日(日)、2月18日(日)料金:1名3,500円(税込) ※サービス料込開催場所:伊勢山ヒルズ ゲストハウス内予約・問い合わせ先:045-260-8845(リストランテ マンジャーレ 伊勢山)■リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA×横浜アートグレイス・ポートサイドヴィラ開催日:2018年1月14日(日)、2月24日(土)料金:1名3,500円(税込) ※サービス料込開催場所:横浜アートグレイス・ポートサイドヴィラゲストハウス内予約・問い合わせ先:045-440-6881(リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジYOKOHAMA)■グリルレストランマンジャーレ シェフズライブステージ×新浦安アートグレイス・ウエディングコースト開催日:2018年1月21日(日)、2月25日(日)料金:1名3,500円(税込) ※サービス料込開催場所:新浦安アートグレイス・ウエディングコーストゲストハウス内予約・問い合わせ先:047-301-8055(グリルレストラン マンジャーレ シェフズライブステージ)■リストランテ マンジャーレ 千葉×千葉セントグレースヴィラ開催日:2018年1月21日(日)、2月10日(土)料金:1名3,500円(税込) ※サービス料込開催場所:千葉セントグレースヴィラゲストハウス内予約・問い合わせ先:043-379-8341(リストランテ マンジャーレ 千葉)■リストランテ マンジャーレ オリエンタルテラス 大宮×大宮アートグレイス ウエディングシャトー/大宮璃宮開催日:2018年1月7日(日)、2月25日(日)料金:1名3,5000円(税込) ※サービス料込開催場所:大宮璃宮ゲストハウス内予約・問い合わせ先:048-612-8762(リストランテ マンジャーレ オリエンタルテラス 大宮)※内容は会場ごとに異なる。
2017年12月03日「ムスリム(イスラム教徒)」という言葉を聞いて、“テロリスト”を思い浮かべる人はどれくらいいるだろうか。言うまでもなくムスリムの多くは“テロ”と何ら関係ないが、現に「ムスリム=テロリスト」という偏見は、日本だけでなく世界に存在しており、イスラム教を信仰する人たちにとって大きな悩みの種となっている。彼らをそんな偏見なしに見るには、実際にイスラム教を信仰している人と知り合って、「彼らがどのような生活を送っているのか」や「何を考えているのか」を知る機会を作るのが手っ取り早いかもしれない。だが、そうは言っても、その機会を一人ひとりが作ることは決して簡単ではないだろう。そこでBe inspired!は日本で暮らすムスリムの若者たちにインタビューを行ない、彼らが話してくれたことを紹介する記事シリーズを始めた。
2017年11月07日「テロ」、「男尊女卑」、「戦争」。イスラム教のイメージは?と聞けば、こんな答えが返ってきても不思議ではない。「過激派によるテロ…犠牲者は◯人…」。テレビのニュースで流れてくるのは、悲しいニュースばかり。それに加えて、アメリカの大統領がイスラム教徒が多い一部の国に入国禁止命令を出したり、ヨーロッパでは堂々と反イスラム教を掲げる政党が人気を持ち始めたりと、世界中でイスラムフォビア(イスラム嫌悪)に関するニュースも比例するように増えていく。「イスラム教徒」と聞くとあなたはどんな人を思い浮かべるだろうか?どうしてあなたがそんなイメージを持っているのか、考えたことはあるだろうか?日本人のサトコと、サウジアラビア人のナダ。二人の女の子のごく普通の友情。マスメディアで流れてくるイスラム教徒に関するニュースはネガティブなものばかり。しかし、イスラム過激派やたとえば中東で起きた女性に対する暴力事件などがイスラム教徒を代表しているわけではないということを忘れてはいけない。一般のイスラム教徒について知ろうとする努力をしたことはあるだろうか。日本人の女の子とサウジアラビア人でイスラム教徒の女の子の友情を描いた漫画『サトコとナダ』(『ツイ4』にて日刊連載中)。これを読めばイスラム教徒に対するあなたの印象は変わるかもしれない。作者は、アメリカ在住経験のあるユペチカさん。『サトコとナダ』はあくまでもフィクションだが、アメリカで出会ったイスラム教徒の友人がユペチカさんの考えを変えたという。日本にいるときに私自身がイスラム教って怖いものだと思っていたんです…。日本にいるとイスラム国についてばかり取り上げられるから、イスラム教自体が悪いものだという風に私も少なからず思っていたところがあって。それでアメリカで勉強させていただく機会があった際に自分の無知さを実感したというか。実際にイスラム教徒の方にお会いして、考えを改め、同じように誤解をしている日本人にも伝えなきゃなと思いました。そこで私は絵を描くのが趣味だったので漫画にすることにしました。マスメディアの偏った報道によって形成されるイメージは、「ただの印象」の話には止まらない。イスラムフォビアが増えつづけ、イスラム教徒に対する犯罪が増えているこの世の中を見れば、現実的で深刻な問題だということがわかる。日本では欧米ほどではないものの、愛知県のモスク(イスラム礼拝所)に対して嫌がらせのメールや「殺す」などの脅迫があったことも過去に確認されている。(参照元:宗教法人名古屋イスラミックセンター)こういった悲惨な状態を少しずつ変える力をこの『サトコとナダ』という漫画は持っている。漫画の強みは「良くも悪くも誰でも読めること」とユペチカさんは言う。(漫画は)簡単に翻訳されて、転載される。だから絵の中でも悪意がないことをアピールするよう心がけています。これは気をつけなければいけないことだと思っています。でも本だとちゃんと一文一文を読まないとわからないところが、漫画はパッとみて、世界観が伝えられる。それが漫画の強みだと思いますね。音楽や文より一番早くわかるんじゃないかな。この漫画へのイスラム教徒の方々からの反応はここまで良好。ユペチカさんは日本のモスクでイスラム教徒のファンに出会ったり、実際にサウジアラビアに行ったときに、イスラム教徒の人々に『サトコとナダ』について説明すると喜ばれたりしたという。誰だって自分にまつわることで誤った情報なんて流してほしくない。『サトコとナダ』が等身大のイスラム教徒の姿を日本に発信することには世界的に見ても大切な意味を持つ。この漫画を書かせていただいている手前、何が良くて何が悪いかは私には判断できないのですけれども、イスラム教が生まれた時代はイスラム教が一番女性を守っていたと思いますね。例えば、コーランには娘を育てると幸せになるだとか。諸説ありますが、イスラム教が生まれる前は、娘が生まれても埋めるとか酷い扱いをしていたところに娘を大切に育てると天国へ行けるとか。全く女性に権利がなかったのを、離婚したとき何割もらえると決めたりも。今では五分五分が普通かもしれないけれど、女性には全くなんの権利ももらえなかった時代に、何割かもらえるって決めたのはイスラム教だそうです。女性がひとりで生きられない時代に、男性がたくさん戦争で亡くなられてしまったと、そこで女性が生きていけるように一夫多妻制が生まれたと言われています。その時代で止まってるので今はダメだよと言われますが、当時は進んでいました。これはあくまでも個人の知識です。「イスラム教が男尊女卑的だ」というヘイトの正当化によく使われるこの意見についてどう思うかとユペチカさんに尋ねると、彼女はこんな興味深い話をしてくれた。一貫して、知ろうとすれば、物事には色々な側面があるのだということを教えてくれる。『サトコとナダ』のなかでも文化間の露出への意識の違いを描いた印象的なエピソードがある。ユペチカさんがこのエピソードに込めた思いを教えてくれた。現在、調査によって結果に差はあるものの日本には10〜20万人近くのイスラム教徒がいると言われている。(参照元:一般社団法人ハラル・ジャパン協会)今後その人口は増えて行くという予想もあるし、2020年の東京オリンピックではイスラム教徒の旅行者だって多いだろう。そのときに、知ろうとする姿勢、受け入れるという姿勢を見せることが大事になってくるとユペチカさんは話す。「全部受け入れて!」というわけではなくて、知るところから始めてほしいと思います。もうすぐ東京オリンピック。そのときに例えばトイレの横にお祈りする部屋の用意があったり、食事の材料表示を頑張ると、イスラム教徒の方に喜んで貰えると思います。完全にハラール(イスラム法上で食べることが許されている食材や料理)のご飯を作りなさい!と言うのではなくて。それだけでたくさんの方が安心して日本に来て、楽しんで帰っていただくことができると思います。イスラム教についてはよく知らない方が多いと思うので、まずは知ってほしいな。男の人が握手等でも女の人に気軽に触れない方がいいんだよ(特に中東出身者の方相手では)っていうマナーとか。友達のことを知りたいという気持ちで。お互いをよく知り合うということが大切だと私は思います。知らない文化について、間違えるのは人間だからしょうがない。でもニュースで流れてくる情報だけを理由に勝手なイメージを作り上げたりせず、理解する姿勢を見せ、「知る」ことから私たちは始められる。***『サトコとナダ』ツイ4(@twi_yon)にて日刊連載中
2017年10月12日話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(42歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回は、「世界規模の写真展」対決だ! ■東京都写真美術館「世界報道写真展2017」 最初に向かったのは東京都写真美術館の「世界報道写真展2017」だ。展示されているのは毎年オランダで開かれる“世界報道写真コンテスト”の受賞作品。応募総数8万408点から選ばれた、62点が紹介されている。 頂点に立ったのは、’16年12月トルコの展覧会で、ロシアの駐トルコ大使が現地警察官に射殺された事件を捉えたもの。入るとすぐに、この大賞作品が連作で展示されている。恐怖におびえる来場者の表情、射殺され横たわる大使……と、いやがうえにも緊張感が伝わってくる。決定的瞬間を命がけで押さえたのかと思うとその勇気に恐れ入った、めた坊であった。 そのほか、イスラム国(IS)の影響で避難民キャンプにいる子どもの切ない姿や、キューバのカストロ(元国家元首)の葬列の様子など、日常生活で目にすることができない写真が並んでいた。いま、世界で何が起きているかを教えてくれる展覧会だった。■日比谷図書文化館「ネイチャーズベスト傑作写真展」 次に向かったのは、日比谷図書文化館の「ネイチャーズベスト傑作写真展」。ネイチャーズベストは自然写真の世界最大規模のコンテストで、応募はプロ、アマ問わず。本展覧会では、歴代の受賞・優秀作品など約80点が紹介されている。チーター親子の毛づくろい、マウンテンゴリラのあくび、ブタオザルの水飲みなど、貴重な瞬間を切り取った作品が勢ぞろい。 どの作品も色鮮やかで、その美しさに心奪われること間違いなし!自然や野生動物が被写体となると、撮影時間は長時間に及ぶため、その粘り強さに敬意を払いたくなった! 【めた坊ジャッジ】どちらもふだん目にできない貴重な瞬間を捉えていて圧倒されっぱなしだった。今回は引き分けだ!
2017年06月26日6月最初の日曜日、東京・上野の貸しオフィスの一角。「イブラ・ワ・ハイト」の主要メンバー8人が集まり、定例会議が行われた。イブラ・ワ・ハイトとは、アラビア語で「針と糸」のこと。紛争の続くシリアの女性たちが伝統技法で手縫いした刺繍を適正価格で買い取り、日本で販売することで自活支援を続けている。 ’11年3月の内戦勃発以来、人口およそ1,850万人の半数以上が国外へ避難し、50万人近くが命を落としたとされるシリア。今年4月も、北西部のイドリブ県への空爆でサリンが使用された可能性があるとされ、口から泡を吹いて痙攣する子どもたちの映像は世界中に衝撃を与えた。最近では、「イスラム国」との関連で語られることも多い。 「過激派が口実にしているだけで、宗教と残虐なテロはまったく結びつきません。私たち母娘も無理にイスラムの習慣を押し付けられていたら、異国での生活は続けられなかったでしょう」 そう話すのは、考古学者の山崎やよいさん(59)。イブラ・ワ・ハイトの始まりは、シリアで紛争が勃発した2年後の’13年5月。彼女が中心となり、仲間と立ち上げた。山崎さんは、20年間もの間、シリア第二の都市であるアレッポに暮らし、多くの遺跡を発掘するとともに、シリア人の学芸員・ハミードさんと再婚し、’90年に日本から連れてきた幼子の子育てもするなど、イスラムの生活を肌身で体験してきた。それだけに、現在のシリアが置かれている状況に加え、この国が日本ではテロと結び付けられて語られることが悔しくてならないと嘆く。 いま、’12年2月に心不全で急死したハミードさんが眠るアレッポ郊外のビレラムーン村は、激しく破壊されたため誰も住んでいない−−。紛争が続き、そこで生まれ育った人も故郷を捨てざるをえないという悲惨な状況のなか、かつて傷心の自分を温かく受け入れ、子どもをたくましく成長させてくれたシリアの人々のために、日本にいる私に何ができるだろう。熟考した末にたどり着いたのが、シリア刺繍を使った女性たちとの協働作業だった。 「実は、まだ国も比較的穏やかで、あちこちに発掘に行っていたころ、主人が、村々の家の土壁に飾られていた刺繍を気に入って、収集していたんです」(山崎さん・以下同) 作り手となったのは、子どもや夫を紛争で亡くしたり、家族と離ればなれになる過酷な体験をした女性たち。彼女らにとって刺繍は、すぐに生きがいとなった。 「刺繍をしている時間だけは、紛争の恐怖やつらさを忘れられる、と女性たちは言います。逃げるときは、針と糸を必ず持っていくとも」 彼女たちが、自らの稼ぎで我慢していた口紅を買ったり、家族と少しだけごちそうを食べたと聞くと、山崎さんはホッとする。 「糸などの材料と売り上げを日本から送り、それでシリア人女性たちが刺繍したワッペンや“くるみボタン”などの商品を送ってもらうシステムですが、いずれ国の状況が安定したときには、彼女たちのビジネスとして自立してほしい」 ちなみにシリアでは労働者の日当が1日100円単位という場合もあるなかで、“くるみボタン”の500円という収入は、大きな糧に違いない。 あるとき、「生命の樹」というタイトルの刺繍が送られてきた。50センチ四方の大判の布地に、刺繍で描かれた1本の木。周囲には赤、黄、オレンジ、紫など色鮮やかな花が咲き誇っていた。 「古来から、メソポタミアには、生命を1本の樹木にたとえる思想があるんです。でも、伝統の絵柄という以上に、もう一度、シリアの町に美しく平和な花を咲かせたいという女性たちの願いが伝わります」 山崎さんは命そのものにふれるように、刺繍の施された商品を両の手で包み込みながらこう語る。 「一針一針に込められた、彼女たちの思いを感じてもらえるとうれしいです」
2017年06月15日「トルコやエジプトから送られてくる刺繍などの台紙のサイズがバラバラで、整理するときに少し困っています」 「たしかにね。でも、彼女たちが、ときには命がけの大変な状況のなかで、苦労して送ってくれているのも、よくわかりますしね」 6月最初の日曜日、東京・上野の貸しオフィスの一角。「イブラ・ワ・ハイト」の主要メンバー8人が集まり、定例会議が行われた。イブラ・ワ・ハイトとは、アラビア語で「針と糸」のこと。紛争の続くシリアの女性たちが伝統技法で手縫いした刺繍を適正価格で買い取り、日本で販売することで自活支援を続けている。 ’11年3月の内戦勃発以来、人口およそ1,850万人の半数以上が国外へ避難し、50万人近くが命を落としたとされるシリア。今年4月も、北西部のイドリブ県への空爆でサリンが使用された可能性があるとされ、口から泡を吹いて痙攣する子どもたちの映像は世界中に衝撃を与えた。最近では、「イスラム国」との関連で語られることも多い。 イブラ・ワ・ハイトの始まりは、シリアで紛争が勃発した2年後の’13年5月。考古学者の山崎やよいさん(59)が中心となり、仲間と立ち上げた。 山崎さんは広島大学文学部史学科で考古学を専攻し、さらに大学院在学中の’83年、初めてイラクでの移籍発掘に参加。 「私、どんくさくて、遺跡の測量の水準器を蹴飛ばして、『また、お前か』なんて言われてましたね(笑)。ただ、“いま、掻いている土は私が最初に見ている”と思うとロマンを感じて、どんどんのめり込んでいきました」(山崎さん・以下同) 大学の同級生と学生結婚したのが、イラク行きの直前。’87年には長女の奈々子さん(29)が誕生し、子育てにも奮闘していたときだった。奨学金を得て、中東の発掘調査へ参加できることになった。 「本当はもう一度イラクに行きたかったんです。ただ、イラン・イラク戦争の真っただ中でしたから、仕方なくシリアへ変更に。ほとんど国に関する知識はありませんでした」 こうして、はからずもシリアとの縁が生じるが、唯一の心残りは子どものことだった。 「娘は実家の両親に預けることになりましたが、自分の意志を通していいのかと、強い罪悪感を感じていました。夫婦の仲がぎくしゃくし始めたのも本当です。ただ私にしたらもう現場に戻ることはないと思っての決断でした」 シリアに旅立ったのは、くしくも、長女の2歳の誕生日だったという。その後、山崎さんは、20年間もの間、シリア第二の都市であるアレッポに暮らし、多くの遺跡を発掘するとともに、シリア人の学芸員と再婚し、’90年に連れてきた幼子の子育てもするなど、イスラムの生活を肌身で体験してきた。それだけに、現在のシリアが置かれている状況に加え、この国が日本ではテロと結び付けられて語られることが悔しくてならないと嘆く。 「シリアの人たちほど、柔軟な生き方をし、相手に対して寛容な民族はいません」 この活動が軌道にのるまで、簡単な道のりではなかった。 「シリア人女性の作った刺繍が、わざわざ他国から発送されるのには理由があります。作り手である、のべ40人すべてが、母国シリアから逃れ、他国での避難生活を余儀なくされているからです。最初に作ってくれていた首都ダマスカスの5人は’15年に突然、消息不明に。いまはトルコやエジプトの避難所や、ヨルダンの母子センターの女性たちとスカイプなどで連絡を取り合っています」 そんな過酷な状況のなかでも、山崎さんは当初から、女性たちへの一方的な支援ではなく「協働作業」にこだわった。 「糸などの材料と売り上げを日本から送り、それでシリア人女性たちが刺繍したワッペンや“くるみボタン”などの商品を送ってもらうシステムですが、いずれ国の状況が安定したときには、彼女たちのビジネスとして自立してほしい」 イブラ・ワ・ハイトの刺繍は現在、通販や国内ミュージアムなどでの販売が主だが、素朴でカラフルな味わいが口コミで広がり、入荷待ちの商品も多い。 「日本でこれほどシリア刺繍が求められていることが、いま、苦しい毎日を送る現地の女性たちの頑張りの支えになっています」
2017年06月15日2014年からイスラム過激派組織ISISの支配下にあったイラクの北部に位置する都市モースルの東側が、2017年1月に解放された。アメリカ軍の助けを受け、イラク軍がISISと何週間にも渡り多くの犠牲者を出しながら戦闘した結果だ。いまだに人口が集中している西側は奪還できていないという。(参照元:The New York Times)アルカイダとISISを専門とするThe New York Timesの特派員Rukmini Callimachi。彼女は解放された部分のモースルの街で、現地のある男性がISISからの「暴力の言葉」を「愛の言葉」に塗り替えるという心温まる光景を目にし、ツイッターでシェアしてくれた。1. All over liberated areas of Mosul, 1 of the 1st things people are doing is painting over ISIS graffiti. Some are being artistic about it: pic.twitter.com/Rkmj9rZf4Z— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日1.モースルの解放された地域で人々が最初に行ったのは、ISISのグラフィティを消す事。ものによってはとても芸術的。2. Today I noticed this man across the street, carefully stenciling a message on this freshly painted wall. So we stopped to talk to him: pic.twitter.com/K4HLVGQzXx— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日2.今日ある男性の存在に気がついた。ペイントされたばっかりの壁に大事そうに文字を書いていたので話を聞いてみた。3. His name is Sadoun Dhanoun, 39. He's been hired by a senior citizen group to paint over ISIS' graffiti preaching hate. He chose magenta: pic.twitter.com/e46DVlO7e1— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日3.彼の名前はSadoun Dhanoun。39歳。地元のおじいちゃんやおばあちゃんに雇われて、ISISの憎悪のこもったグラフィティの上に何か描くように頼まれた。色は明るく鮮やかな赤紫。4. This wall here used to be painted with a verse from scripture calling for violence against the kuffar, or infidel. Sadoun painted over it pic.twitter.com/vQKyTCFcJd— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日4.もともとこの壁には非ムスリムやISISと異なる宗派の人々への暴力を煽るような聖典の一文が綴られていた。Shadounはそこに書き直した。5. What I love is he didn't stop there. He went to an Internet cafe and Googled حكم ومقولات or "Wise sayings." Here's what he wrote down: pic.twitter.com/zJWagRKW1k— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日5.素敵なのは、ただ塗りつぶしただけじゃないこと。彼はインターネットカフェで「حكم ومقولات (知性あることわざ)」を調べた。こんな感じで。6. The one he chose for this wall says, "In life, be like a cube of sugar, so that when you are gone you leave a sweet taste." pic.twitter.com/MJIOVLSp9B— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日6.その中の一つは、「人生では砂糖のようにあれ。あなたがいなくなった後には甘い後味が残るように」7. He said he found that evocative "because ISIS left everyone with a bad taste in their mouth."— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日7.彼はこのことわざを選んだ理由として「ISISがすべての人に苦い思いをさせたから」と言った。8. He's painting at least 7 walls in this northern suburb of Mosul with donations amounting to less than $200. So there's a lot more: pic.twitter.com/iVOt1o59ny— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日8.彼は2万円ちょっとの募金だけでモースルの北の郊外の7つの壁を少なくとも塗り直した。だからもっとできるに違いない。9. He says he's almost done with this wall and he proudly posed with the quotes & his freshly painted sign. Next he plans to paint flowers pic.twitter.com/3BBHPdkNMj— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日9.この壁はほとんど終わったと彼は言う。自信満々に、書いたことわざと綺麗に塗り直した壁の前でポーズしてる。次はお花を描くそう。10. His aim is to bring back beauty. It'll be so pretty when he's done, he said, maybe drivers will be distracted. I know it made me stop pic.twitter.com/LGnszG061c— Rukmini Callimachi (@rcallimachi) 2017年4月15日10.彼の目標はこの街に美しさを取り戻す事。彼の仕事が全部終われば、車を運転している人々の気が散るぐらい綺麗だろうと言った。すでに私は思わず止まちゃったわ。ISISがこの街と住民に与えた爪痕は深い。ISISの支配の元、住民は監視され、女性は身体をすべて隠すように命令され、何か少しでも彼らが作った法律に触れれば罰や拷問を受ける恐怖の中暮らしていた。食料や日常品へのアクセスも難しく、人間が人間らしく生きることは難しい状態が3年以上も続いたのだ。(参照元:BBC)そのような暮らしが人々の心にどのように影を落とすのか、想像を絶する。しかし、Shadounと住民はそんな傷を怒りではなく、愛で癒そうとしている。計り知れない苦しみを平和で塗り直そうとしているのだ。少しでもはやくモースル全体が、そしてISISの支配下にあるすべての人々が解放されることを祈る。Text by Noemi MinamiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!街の“差別的なアート”を根こそぎ削る。72歳のおばあちゃんが提案する「平和な社会の作り方」 「爆弾を投げるより、花束を投げ世界を平和に」。そんな反戦のメッセージが込められ、“イスラエルへのテロリストの侵入を防ぐため"にイスラエルとパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区に建...
2017年05月12日「ムスリム(イスラム教徒)」と聞いて何を想像するだろうか。「ヒジャブ」と呼ばれる頭と首を覆うイスラムの伝統的なスカーフを被る女性たちや、一日に幾度かのお祈りをする姿、はたまた“イスラム過激派”かもしれない。残念ながら、約3000万人ものムスリム人口(参照元:Pew Research Center)を抱えるアメリカでも、ムスリムに対する理解はこれくらいなのだ。そんななか、あるムスリム女性がプレイボーイに載ることになった。民放初のヒジャーブを被ったキャスターを目指してムスリムのアメリカ人でヒジャブを被るジャーナリストのノアール・タグーリ、22歳。学校には通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うホームスクーリングで高校の勉強をしながらローカル新聞で働き、16歳で大学に入学した彼女。ハフポストライブのレギュラーゲストを務めたのちハフポストブロガーを経て、ニュースショーのキャスターを目指していた。その理由は、ヒジャブを被った民放のキャスターがアメリカには存在しなかったからだ。そして映画のような話だが、18歳になって数日後のこと、タグーリが大学での詩の朗読パフォーマンスを終えると、いきなり舞台に上がってきたCBSラジオのディレクターに「ジャーナリズムと報道の専攻なの?ワシントンでインターンしないか」と直接誘われ、彼女の新たなキャリアは始まった。(参照元:
2017年01月25日いま、貧富の差は世界中で問題となっています。もちろん、日本の貧困問題も深刻です。しかし、世界にはもっと苦しんでいる国があることをみなさんはご存知でしょうか。例えば、毎日の食事にありつけなかったり、人として生きていく最低限の安全すら保障されなかったり……。過酷な状況下で、幼い命がどんどん失われているのです。主に、どの国が貧しさに耐えているのか?ちょうどアメリカの情報サイト『Gazette Review』が2016年最も貧しい国を発表したので、状況を見てみましょう。参考までに、それぞれの国の一人あたりのGDPを国名の横に入れています。一般的に、国の富はその人口で割った国で生産されるすべての財・サービスの購買力で一人当たりの国内総生産(GDP) により測定されているのです。要するに、これは国内における一人あたりの購買力を意味します。■10位:ギニア(52,571円)523.10ドル1990年代には鉱業と農業が成長したギニアですが、それ以降経済成長が見られません。農民は時代遅れの農業から抜け出すことができないままでいます。■9位:エチオピア(50,752円)505.00ドル興味深いことに、歴史的にエチオピアは比較的裕福な国として知られています。大規模な政治改革によって、経済成長とその安定性を手に入れました。その結果、2007年以降、エチオピアは南サハラ周辺諸国の中でも上位の豊かさを誇っています。しかし、そういった事実にも関わらず、国民一人あたりのGDPはたったの50,752円のままです。その理由は、国民の多くが発達していない従来からの農業に依存しているという事実にあります。■8位:ガンビア(49,104円)488.60ドルガンビアは、国土が11,000平方キロメートル、人口180万人のアフリカ大陸最少、最貧国のひとつです。経済を成長させるべく奮闘していますが、国民のほとんどが農業と漁業に従事していることから、経済成長を難しくしています。農業も漁業も天候に左右されます。それにより、季節によっても経済効果が左右されてしまうのです。■7位:コンゴ民主共和国(48,662円)484.20ドルコンゴは人口7,700万人と、アフリカで2番目に大きな国です。しかし、コンゴの場合、人口が多いことは必ずしも良いことではありません。近隣のより良い国に行くことができないだけなのです。コンゴは天然資源が非常に豊かな国です。土壌も肥沃で、水源も多くあり、森林も豊かです。それなのに、貧しさから抜け出すことができないのは、その腐敗した政治制度に理由が多くあります。国民の大部分が失業者なのです。■6位:マダガスカル(46,531円)463.00ドルどんな貧しい国でも、経済の安定性を目指しています。しかし、マダガスカルはそうではありません。過去20年以上もの間、国民の生活水準は下がり続けています。人口が2,000万人もいるのに、GDPは一向に上がらないのです。その理由は、工業や農業における技術の未発達にあります。人口が増え続けているのに、技術に投資するだけの経済力がないという悪循環に陥ってしまっています。■5位:リベリア(45,657円)454.30ドル第二次リベリア内戦は、実に1999年から2003年まで続き、当然経済状況をも悪化させる結果となりました。その後も国の経済のほとんどは農業に依存しており、2010年になっても、国民の80%が1日の生活費が125円しかないという結果になっています。■4位:ニジェール(41,747円)415.40ドルニジェールは、いくつかの分野において世界で最も発達の遅れている国としても知られています。教育や幼児の死亡率の減少に力を入れているものの、経済発展がみられません。ニジェールでは金やウラン、石油などの天然資源事業と農業が経済の中心です。しかし、いずれも天候に左右されやすく、安定しないのが現実です。■3位:中央アフリカ共和国(33,486円)333.20ドル中央アフリカ共和国も、リベリア同様長い間続いた内戦によって国民が犠牲となっています。政治が安定しない深刻な状況が続いているのです。国の輸出収入の45%がダイアモンドでまかなえているものの、それ以外のほとんどはインフラが整備されていない脆弱な農業に依存している状況です。■2位:ブルンジ(26,843円)267.10ドルブルンジの歴史もまた、暴力と政治的紛争を繰り返してきました。そのため、自国を再生するための取り組みはされているものの、結果に結びついていません。国民の実に67%が貧困に苦しんでいます。紛争によって少ない土地は荒廃し、悪天候も重なって農業による経済効果が得られない状況です。■1位:マラウィ(22,763円)226.50ドルいま最も貧しい国はマラウィ。人口1,600万人と、アフリカでもっとも小さな国のひとつです。教育、医療、インフラなど、生活環境に必要なほとんどの分野の質が世界標準以下となっています。国の主要事業である農業も、未だに原始的な方法を用いています。そのため、病気や怪我などによる人口減少も深刻な問題です。*人生は楽しいことばかりではありません。時々、生きていることがつらいと感じることもあるでしょう。物事がうまくいかないと嘆くこともあるかもしれません。しかし、私たちの知らないところでは、日々自分の命を守ることすらままならない人々も存在するのです。だからといって、そういった人と比べて自分が幸せだと感じるのではなく、事実を知って、いまの自分の状況に感謝することもときには大事なのではないでしょうか。(文/hazuki) 【参考】※Top 10 Poorest Countries in the World – 2016 List-Gazette Review
2016年07月10日リフレッシュを目的として旅行する大人女子が増えています。1人でも2人でも、少人数でも大人数でも旅行は楽しいですよね♪今回は、そんな大人女子が旅行で海外を選ぶ場合に、夏にオススメの5つの国とそれぞれの平均的なプラン料金をご紹介しますので、ぜひ夏の旅行の参考にしてみてくださいね。 バリ島(インドネシア)6万円以下/5~6日ビーチリゾートとして有名なバリ島は、人気の観光スポットですね。バリ島は、神が棲むとも言われる神秘的な島で、透き通った海と大自然に囲まれて、ゆったりと流れる時間を感じれば、きっと疲れも癒やされます♪夏本番にビーチリゾートでこの価格、文句ナシです!イタリア7万円代~/5~6日世界一、世界遺産が多いイタリアは、古代ローマ時代の遺跡などが多く残り、街並みを見て歩くだけで心が躍ります。有名な観光スポットはもちろん、夏は各地でセールを行っているので格安で洋服や雑貨などか買えるのも嬉しいですね♪南イタリアのアマルフィ海岸も夏にオススメのリゾート地です。グアム6万円代~/5~6日人気のビーチリゾートであるグアムは、東京から3時間半ほどで到着、時差も1時間ほど。現地の人がとてもフレンドリーなのが特徴です。マリンスポーツやイルカウォッチング、ジャングル探検、ショッピング、スパ…沢山のリフレッシュメニューがあるので、大人女子旅にピッタリ♪シンガポール6~7万円前後/5~6日マーライオンが有名なシンガポールは、乾季である夏がベストシーズン。突然のスコールも少なくないですが、大人女子にとってはそんなことさえ非日常的で刺激的!と、楽めるかもしれません♪ 夜景がキレイなスポットも沢山あるので、夜までずっと楽しめそう!韓国3万円以下/4日ブームは少し落ち着きましたが、今でも人気の観光地です。今回オススメした5つの国の中で1番リーズナブル!韓国コスメを安く買って帰るのも、大人女子の楽しみ方の1つです。焼肉や冷麺はもちろん、美味しいグルメは他にも沢山!夜景に屋台に買い物に…リフレッシュしたい大人女子にピッタリ♪おわりに夏の大人女子旅にオススメの国を5つご紹介しましたが、いかがでしたか? フリープランで安く行って、現地でいっぱい贅沢をするのも良いですね!初めて行く国の場合は、治安はもちろんのこと、その国ならではの細かいルールがあることも多いので、事前によく調べましょう。今年の夏、大人女子だけの海外旅行してみませんか?
2016年06月28日©Singapore Tourism Board イスラム教徒が日中に断食を行う「ラマダン」が、2016年6月6日から約1か月間行われる。 日没後に出現する期間限定の夜市や、ラマダン明けの華やかなイベントは、一度訪れる価値あり!シンガポールやマレーシア、ブルネイなど、イスラム教徒の人々が暮らす国々で見られるこの光景は、日本ではなかなか味わえないイスラム文化を垣間見る良い機会になりそう。 東南アジア各地で見られる「ラマダン」写真提供:マレーシア政府観光局 日の出から日没までの間、食べ物は愚か、敬虔なイスラム教徒の間では水やつばすら飲む事さえ許されない神聖な断食月「ラマダン」。“贖罪と赦し”の1か月間であると同時に、食の喜びを知るための断食月は、シンガポールやブルネイ、マレーシアを中心としたイスラム教徒のコミュニティが根付く地域で毎年実施されている。太陽暦とは毎年11日ずれていくヒジュラ暦の9月がラマダンの月にあたり、2016年は6月6日から7月5日まで。期間中、イスラム教徒は、食欲の他にもあらゆる「欲」を封印し、自己犠牲や空腹を経験することで、食のありがたみや周りの人への感謝の気持ちなどを顧みる。1か月かけてコーランを少しずつ読み進めるのも習わしだ。イスラム教徒でない人々にはもちろんこれらの禁欲を強要される事はないが、期間中は節度ある行動を心掛けたいもの。例えば極端な肌の露出を避けたり、イスラム教徒の人々の目の前で喫煙や飲食を控えたりするなど、異文化に敬意を払う心遣いも大切だ。 日没後のお楽しみ「ラマダン・バザール」写真提供:マレーシア政府観光局 日中は飲食を控えているイスラム教徒の人々は、日沈後から翌朝までに1日分の食事を摂る。半日の空腹を耐え凌いだ人々が”オアシス“を求めて集うのが、「ラマダン・バザール」と呼ばれる夜の屋台群。街角には、家に帰ってすぐ食べられるようなテイクアウト形式のお惣菜やお菓子を売る店舗が、ラマダン期間限定で建ち並ぶ。飲食店の他、伝統工芸品やお土産を売る店も出現し、活気で溢れ返るこの夜市は観光客にも人気。チェーン店やファストフード店さえも日没後は大勢のイスラム教徒でごった返すので、この時期に訪れる際はラマダン期間中であることを念頭に置いておこう。 ラマダン明けを祝うイベントもチェック©Singapore Tourism Board 1か月に及ぶ断食月が明けると、ラマダンの終結を祝うイベントが各地で開催される。「イドゥル・フィトリ」「ハリラヤ・プアサ」「ハリラヤ・アイディルフィトリ」「エイド・エルフィトリ」などと国により呼び名は異なるが、シンガポールやマレーシア、ブルネイでは、ラマダンが明けた2、3日を国民の祝日に制定している。イスラム教徒たちは、この日に合わせて新調した伝統服に身を包み、モスクへ参拝に訪れ、その後家族や親しい友人らと集まって伝統的なイスラム家庭料理をいただくのが慣例だ。シンガポールでは、サルタン・モスクを中心にカンポン・グラム界隈で特に盛り上がりを見せる。街中に華やかなデコレーションが施され、各店舗ではセールやキャンペーンを開催。お隣の国マレーシアでは、王宮や首相官邸が一般人を招きお祝いの食事を振る舞う「オープン・ハウス」も催される。豪華絢爛な佇まいで有名なブルネイの王宮では、オープン・ハウス時に一般人にマレー料理のビュッフェが振る舞われる上、王様、王妃様との握手まですることができるそう。 ブルネイの王宮のオープンハウス ©かめいさおり(TRIPPING!ブルネイレポーター) ラマダン期間中は、イスラム系の店舗や施設は営業時間を短縮・休業したり、日没後もレストランで豚肉やお酒のオーダーがご法度になったりと、日本人にはあまり馴染みのない常識も存在。こうしたマナーも念頭に置きつつ、この地域、この時期ならではの慣習に触れてみるのも、多文化が混在する東南アジアへの旅の醍醐味ではなかろうか。
2016年05月26日著者撮影アオザイの国はオーダーメイドの国ベトナムと言えばアオザイですよねー。ネットでの「最も美しい民族衣装は?」という議論で毎度名前が挙がるベトナムの民族衣装・アオザイ。少し雑に言えば、露出を抑えたチャイナドレスという印象でしょうか。地面に届きそうなほど長くそして大きくスリットの入ったスカート、その下にはゆったりとしたズボン。この、ズボンの上とスリットの端が重なった、三角窓から見えるお腹がセクシーなんですよね。昔、ニーソックスの上端とスカートの間が「絶対領域」なんて呼ばれたりもしましたけど、アオザイの三角窓は「神の領域」と呼んでも言い過ぎではありません。神社の鳥居の向こう側みたいなもんですね。言い過ぎました。アオザイのもうひとつの大きな特徴に、上半身に対してピタッ!と生地が密着して身体のラインがハッキリと見える点があります。ベトナム人女性に細身の方が多い理由はアオザイを着こなすためとも言われたり。そう、密着している…つまり、アオザイはオーダーメイドが前提にあるんですね。余談ですが、男性用もあってこちらは全く密着していません。まぁ、個人的には「密着して誰が得すんねん」と思いますが。いや、損得は関係ないか!ベトナムと言えばアオザイ、アオザイと言えばオーダーメイド。言い換えますと、ベトナムと言えばオーダーメイド!ということなんです!しかーし、観光に来られた方にとってのアオザイの楽しみ方は限られています。試着して写真撮影、試着して散歩、これが関の山でしょう。が、私は言いました!アオザイはオーダーメイドが前提にあると!用意されたアオザイを着て何が真のアオザイストと呼べるのか!そもそもアオザイストって何なんだ!という訳で今回は、「布生地から選ぶアオザイの作り方」を紹介します。それ以外にもTシャツやスーツやワンピースなんかもオーダーメイドれるんだぜベトナムは!やって来ました、布生地の聖地・タンディン市場著者撮影いきなりテイラーに行っても布生地はあるのですが、その数は限られてしまう訳です。でも、折角つくるなら、食傷するくらいの種類からあなたと運命の赤い糸でつながっている布生地を選んでやりましょうや。だからと言って赤い布生地を選んだらダメですよ。あはは、冗談がくだらねぇ。著者撮影こちらがタンディン市場。外観では中に何があるか分かりませんが……ほい!著者撮影布生地がギ~ッシリ!著者撮影ほ~らほら!この通り、ひしめき合うように布生地が積まれています。境目はよく分かりませんが、ほぼ等間隔で座っている人物(主に女性)が、各店の売り子です。あ、コレいいなぁーと思って布を見たり触ったりしていると「何が欲しいの?」と聞いてくるので、「こういうものを探していてかくかくしかじか…」とか返答しようものならそのままバトル(交渉)に突入です。余談ですが、これらの布生地は韓国やカンボジアからの輸入品らしい。ベトナム製だと思っていたので、その事実を知ったときは少しだけ凹みました。全てがベトナム製だったらなんかカッコイイ、っていうだけのワガママですが。さぁ、それではここで、価格交渉の方法を紹介しましょう。私が実証しております!市場で値切る方法向こうも電卓を持っているので、単純に指差しをしていればなんとなく売買が成立してしまうのですが、少しでもお得に買い物をしたいですよね。という訳で、価格交渉のノウハウをお教えいたしますよ。1.値段を聞くときは指を差しながらバウニューティェン(Bao Nhieu Tien)?これはもちろん「いくら?」という意味。出だしから「ハウマッチ?」と英語で聞いてしまうと、高く見積もまれてしまう可能性があります。観光客の多い市場に比べるとタンディン市場はかなり良心的な価格ですが、それでも現地の言葉を使うことによって、「むむっ、こやつ出来る…!」と思わせれば得をしても損はしません。ただ、当たり前のように価格もベトナム語で言ってくるので、こちらもGoogle先生に聞くなりして押さえておきましょう。途中で英語に切り替えても構いません、ここでは最初の言い値が肝心なのです。2.相場は1メートルが5万ドン(およそ250円)~20万ドン(およそ1000円)これは正直なところ「ものによる」のですが、それでも慣れていないと10倍の額を言われてもピンと来ないと思うので、おおよそこの範囲だと思ってください。で、ほとんどのお店で購入できる最小値が1メートル。価格を知って、その分野に詳しい方ならお気づきかもしれませんが、ベトナムではオーダーメイドこそ安いものの、布生地はそれほど安くありません。輸入品ですし、これはしょうがないのかもしれませんね。3.値切りたかったら、ヒット&アウェイこの市場ではまとめて(具体的にはおおよそ3メートル以上)購入しない限りあまり値切れないと思っておいた方が良いのですが、それでもあなたが値切りたい場合、一度値切ったあとに諦めた体でその場を離れてしまう方法が得策です。まだ価格を落とせる場合は売り子から呼び止めて来るし、本当に下がらない場合はスルーされます(そのときはしばらくしてからまた戻れば良い)。ただ、繰り返しになりますが、タンディン市場は全体的に良心的な価格であることと、彼女たちも商売でやっているのでお互いに幸せになれる交渉になると良いですね。これを「ヒット&アウェイ」と呼べるかどうかは分かりませんが、ただ私が言いたかっただけです。蝶のように舞い蜂のように刺せ!と偉い人も言ってます。上記が価格交渉の方法ですが、1も3も観光地の面を持つ市場であればどこでも通用します。とくに一大観光スポットのベンタイン市場では絶大な効力を発揮!3が三回くらい使えたりするので、一見すると底なしに下がっていく価格に対して「一体どんだけ利益貪っとんじゃ」という猜疑心が逆に生まれて来ます。まぁ、あそこは、市内屈指の土地の高さ(ひいては場所代の高さ)ではありますけどね……。市場グルメもついでに楽しめます著者撮影布生地とは全然関係ありませんが、著者撮影市場内にあるワンタンメンが安くて美味しいですよ。タンディン市場の向かいにも布生地が売られていますさて、価格交渉がどうのこうのと書いておきながら、市場では買わず、ハイバーチュン通りを挟んだ向かいに並ぶ生地屋さんで購入するのもありです。タンディン市場に比べると、店員の声掛けも少ないので、比較的ゆっくりと物色できるはずです。著者撮影市場と同様に、アオザイやスーツに使われる布生地を扱うお店が並んでいます。著者撮影なんだかお金が掛かっていそうなお店を発見。著者撮影アオザイのパンフレットなんてあるんだー、と見ていると!著者撮影モニターの下に……何コレ!?著者撮影ハローワークの窓口……ねぇよ!?すごいですね、ハローワークで使われていたモニターがベトナムのアオザイ生地屋に移動するって、かつて目隠しされて香港まで連れて行かれた猿岩石を遥かに凌ぎます。このたとえ、すっごい分かりづらい!著者撮影ギッシリとひしめく布生地たち。アオザイ用だけあって、個性が強くて美しい。著者撮影いいですねーあーいいですねー(布好きです)。ここまで紹介しておいて、今回そもそもアオザイをつくって着る人間は誰なんだ?というともちろん私ではありません。男性用もあるけれど、女性用の華やかさには敵いませんしね、それもなんだか片手落ち。という訳で、ちょうど友人がアオザイを新調したいという話をしていたのでそこに同行することにしました。著者撮影そんな友人が選んだ布生地がこちら!等間隔にあしらわれた小鳥が可愛いですね。ゴージャスというよりも可愛らしいアオザイになりそうです。著者撮影ちなみに私はいくつかTシャツをつくりたかったので、こちらの布生地を購入しました。つくろう!アオザイ&Tシャツ著者撮影それらを携えて、オーダーメイドショップ……いわゆるテイラーへ向かいます。布生地を扱うお店ではそのままアオザイのオーダーメイドにも対応してくれる場合が多いのですが、友人いわく「ここは前回も利用したので安心」だそうです。ただ、言葉が通じない、かつ住み慣れていない方となると、修正の注文などで苦労すると思うので、日本人が対応してくれるお店が良いかもしれません。そちらはまた後ほど紹介します。店の正面にはアオザイを着たマネキンが二体。著者撮影著者撮影もうちょっと…生やしてあげても良かったのではないか。著者撮影アオザイをつくるためには、なんと15箇所以上の部位を計測します。この部位の多さこそが、あの美しいフォルムを生み出す秘密なんですね。著者撮影このように、全身の計測値をカードに記します。友人から個人情報ではないかと言われたのでモザイク処理を施しました。著者撮影で、私はというと、アオザイではないので別のテイラーへ。日本人のスタッフが対応してくれるお店なので、注文の対応も柔軟なのです。著者撮影これを胸ポケットにして、これを襟に使ってポロシャツに……とあれこれ注文。なお、ここでサンプルとして既成品を一着携えているところがポイントです。現物があれば、気に入った布で同サイズのものをつくるということも可能、つまり布さえあればいくらでも複製できるという訳です。それこそがベトナムにおけるオーダーメイドの最大のメリットのひとつと言えるのかもしれません、最初から型がある場合にオーダーメイドと呼べるかどうかはちょっと微妙だけどね。完成したアオザイを受け取りに行くアオザイは、その日の昼に注文して、翌々日の夜に完成しました。つまり2日間と半日、おそらくこれがローカル店の平均的な最短期間だと思います。ベトナムでの旅行でホーチミンに3日間もいるなら、初日に注文しておくと上手く時間が使えますね。ただ、日本と違って予定通りに進まないことがしばしばあるので、欲を言えば4日間以上あると安心です。さて、指定された日時に取りに行くと……。著者撮影べべべ、べーーーん!著者撮影試着した友人(彼女の右肩にいる人はちっさいおっさんじゃなくて鏡に映った私です)。そして別のお店でつくったTシャツも!著者撮影どどど、どーーーん!著者撮影いいですね!納得のいくものが出来ました。ベトナムでのオーダーメイド・まとめと、ベトナムで布生地選びからオーダーメイドするまでの一連の流れを紹介いたしました。これまでに書かなかった情報も含めて、まとめてみましょう。・ホーチミンで布生地を選ぶならタンディン市場がオススメ。・布生地は1メートルから、相場は5万ドン(およそ250円)から20万ドン(およそ1000円)まで。・合計3メートル以上になると少し安くしてくれる傾向がある。・アオザイのオーダーメイドに掛かる日数は店にもよるが、平均的にローカル店で最短2日間と半日。今回の注文価格は、布生地持ち込みで、50万ドン(およそ2500円)でした。・今回登場した日本人対応のテイラーでの注文から納品までの期間は、アオザイやワンピースは最短1日間から、スーツは最短2日間から。ただし、注文枚数や希望デザインによって変動。価格(布生地持ち込み)はアオザイとワンピースは50ドル、スーツは女性で120ドル、男性で150ドルから、とのことでした。はい!ま、冒頭でつくれつくれと煽ったものの、つくったアオザイを日本で着る機会はそうそう無いでしょう。ただ、女性ならワンピース、男性ならスーツといったように気軽につくっても良いのではと思います。日本ではオーダーメイドって高い印象がありますからね。既成品一着、またはそれ以下の価格で、あなただけの服がつくれちゃう訳ですから!今回登場した市場とお店の店名&住所タンディン市場店名:Cho Tan Dinh住所:Cho Tan Dinh, Hai Ba Trung, District.1, Hochiminh city.ローカルのアオザイ・テイラー店名:Ao Dai Xua Nay住所:599 Nguyen Dinh Chieu, District.3, Hochiminh city.日本人が常駐しているテイラー店名:Tailor Ralan住所:254B Ly Tu Trong, District.1, Hochiminh city.著者撮影最後に全く関係ありませんが、ローカルのテイラーにあった、見てるだけでいじりたくなるスイッチ盤。(text & Photo:ネルソン水嶋)ネルソン水嶋の「勝手にベトナム観光開発局」他の記事を読む>
2016年03月03日世界中の汚職に取り組むNGO組織であるトランスペアレンシー・インターナショナルでは、政治的に腐敗している国のランキングを作成しています。汚職の問題は深刻で、世界の3分の2の国々が汚職に悩まされているといわれています。トップ10に入る国のうち5つは、幸福度の低い国のランキングにも入っています。政治家の汚職は、国民の幸福度とも関係しているのです。それでは、そのランキングはどのようなものなのでしょうか?汚職が多い国トップ10と、汚職が少ない国トップ10をそれぞれご紹介します。■汚職の多い国トップ1010位:チャド・コンゴ民主共和国・ミャンマー9位:ブルンジ・カンボジア・ジンバブエ8位:ウズベキスタン7位:エリトリア・シリア・トルクメニスタン・イエメン6位:ハイチ・ギニアビサウ・ヴェネズエラ5位:イラク・リビア4位:アンゴラ・南スーダン3位:スーダン2位:アフガニスタン1位:北朝鮮・ソマリアアフリカや中東、アジアの国々が多い結果となりましたが、堂々の1位は北朝鮮。この結果には納得です。同率1位のソマリアも、無政府状態が長く続いており、政治的に非常に不安定な状態が続いています。汚職が多い以前に、そもそも政治情勢が安定していない国が多いようです。幸福度が低くなってしまうのもうなずけます。■汚職の少ない国トップ1010位:ドイツ・ルクセンブルク・イギリス9位:カナダ8位:シンガポール7位:スイス6位:ノルウェー5位:オランダ4位:ニュージーランド3位:スウェーデン2位:フィンランド1位:デンマークこちらは北欧諸国が上位を占めています。北欧諸国は全体にクリーンなイメージがありますが、そのイメージどおりの結果となっています。汚職の少ない国の上位は、経済的にも成功している国が多い印象。ビジネスをはじめるときにまず賄賂が必要になる国では、経済も思うように発展していかないのかもしれません。ちなみに日本は汚職の少ない国18位にランクインしています。世界的に見れば、少ない部類に入るようです。とはいえ、汚職がまったくないとはいえません。国民ひとりひとりが汚職を許さない姿勢を示していくことも大切です。日本も汚職が全くない国を目指していきたいですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※The ten most corrupt countries in the world-THE WEEK
2016年02月11日あなたは日本が暮らしやすい国だと感じていますか?あまり根拠もなく、自分の国が一番だと思ってはいませんか?実際、生活の様々な局面を比べてみたら一体どうなるでしょうか。国連では、1990年以降毎年発行している「人間開発報告書」の中で、世界200ヶ国の中から、平均寿命、教育、金融資産の現状を踏まえて、暮らしやすい国トップ10を発表しました。これを見ると、他国の良さが垣間見えて、自分の国の長所短所が今までよりもはっきり見えるかもしれません。■10位:ニュージーランドニュージーランドは、平均寿命が82歳の長寿国です。平均寿命が高いということは、国民の多くが健康を維持できているということであり、医療制度が充実していることを物語っています。■9位:カナダ教育水準の高さでは、ニュージーランドと同じくらいです。カナダの居住者の半数が大学卒。教育制度の充実により、多くの国民が大学教育を受けやすくなっているからでしょう。■8位:アメリカ合衆国お金持ちの国というイメージがあるアメリカですが、イメージどおり個人の持つ金融資産では上位にランク付けされました。アメリカ人の平均年収は、約642万円とかなりの高水準です。やはり、選ぶ職業によっては、日本人がびっくりするほどの高収入を得られる国なのでしょう。■7位:アイルランド犯罪発生率の低い国です。最近のデータによれば、殺人率は1,000人中1.2人だそうです。日本も長年、犯罪の少ない安全な国と言われてきましたが、最近では子供の一人歩きが危ないと言われるほど誘拐や無差別殺人のニュースが絶え間なく聞かれるようになりました。それに比べると、アイルランドは非常に安全な国と言えるでしょう。■6位:ドイツ国民の健康状態では、全般において上位に位置しているのがドイツです。平均寿命は81歳。マラリア、エイズ、結核といった病気にかかる人の割合も非常に低いです。これも医療制度の充実によって、健康診断や予防接種を国民の大多数が受けられることで、病気の予防や、早期発見による治療ができていることを示しています。■5位:オランダ国民1人1人の所得の不均衡が、非常に少ない国のひとつです。1990年代中頃からだんだんと不均衡が無くなってきています。生活保護世帯の増えている日本とは、逆の現象が起きていると言えます。■4位:デンマーク男女の賃金格差が現在たったの15%という夢のような国がデンマークです。労働者の賃金格差是正を望む声が高まったことで、格差が無くなってきました。それに対して、アメリカはいまだ64%とかなり高く、男女平等への道のりはまだまだ遠いようです。日本でも近頃、母子家庭の貧困が問題になっていて、女性が安定した賃金を得ることが難しい現状を思うと、デンマークから学ぶべきことがあるかもしれません。■3位:スイス大学の授業料は、子を持つ親にとっては頭の痛い問題です。その点、スイスの大学は非常に授業料が安く、学生はお金の心配をせず、のびのびと勉学に励むことができます。大学は二学期制で、一学期分の授業料は約12万円以下とかなり良心的です。■2位:オーストラリア政府が、過去10年間に教育投資を25%も拡大しました。国連によると、その影響もあってか、オーストラリアでは、20年近くにわたって教育を受け続ける人が多いそうです。世界水準から見ても、一人の人が学校に通い続ける年数としてはかなり長い方でしょう。■1位:ノルウェー栄えある1位に輝いたのはノルウェー。その国の生活環境を物語る指標とも言える平均寿命、教育、生活水準において、12年連続で1位を記録しました。ノルウェーのしっかりした医療制度のおかげで、現在、平均寿命は82歳です。国民の生活の質に配慮した政策の結果と言えるでしょう。*国連の報告によれば、世界は全体として、人が暮らしやすい環境になってきていると言えるようです。1日に2ドル以下の収入しかない人が、いまだ世界に8億3千万人もいるものの、約2億人が過去25年で貧困から脱出することができたのです。この調子で行けば、格差がますますなくなっていくことでしょう。私達日本人は、これから少子高齢化社会という難しい現実を迎えなければなりません。老人や母子家庭の貧困の問題を早めに解決するためにも、今回上位層にある国々の政策を参考にして、国民1人1人の生活の質を向上させることを目標にしてほしいものです。(文 /スケルトンワークス)【参考】※The 10 best countries to live in around the world-TECH INSIDER
2015年12月31日10月にGoogleの新CEOに就任したSundar Pichai氏がイスラム教徒や他のマイノリティに対するサポートの必要性を訴えた。日本ではほとんど報じられなかったので、ご存じない方が多いと思う。米国でも一部のメディアが取り上げたものの、その数日前に公開されたMark Zuckerberg氏の「イスラム教徒をサポートする」という声明に比べるとずっと小さな扱いだった。GoogleのCEOとはいえ、Pichai氏の一般的な知名度は低い。その違いが報道の差になって現れた形だ。しかし、「いいね!」の数で圧倒されても、議論を掘り下げ、より深い印象を残したのはPichai氏の方だった。Pichai氏は22歳の時にインドから米国にやってきた。手記「Let’s not let fear defeat our values」の中で同氏は、米国は移民に「機会を与えてくれる地」であり、移民を新たな米国人として受け入れる寛容さ、オープンな心が米国の強みであると述べている。Googleのキャンパスにはさまざまな人種の人々が働き、異なる文化が混ざり合っている。それが活気を生み出し、大きな仕事を成し遂げられる特別な場所を実現しているという。「これを投稿するかどうか、ずいぶんと考えた。なぜなら、不寛容への批判はここ最近の論争の火に油を注ぐだけになってしまいそうな空気だからだ。しかし、われわれのような攻撃を受けていない存在こそ、いま声を上げるべきだと感じた」「恐れに駆られて、私たちの価値を失わないようにしよう。私たちは米国そして世界において、イスラム教徒や他のマイノリティコミュニティをサポートする必要がある」(Pichai氏)シンプルに、米国のあるべき原則を説いている。○Twitterをマスターしたドナルド・トランプ氏Pichai氏の手記の中に「Trump」という名前は一度も出てこないが、Donald Trump氏の発言を意識した内容であるのは明らかだ。来年の米大統領選に向けた共和党候補の指名争いレースに参加しているTrump氏はイスラム教徒や移民をとがめるコメントを繰り返し、イスラム教徒の米国入国を禁止すべきとまで言い出した。それでも指名争いトップを独走している。Trump氏の好調ぶりの背景にはテロ不安があると言われているが、テロ不安が急激に高まったのはパリ同時テロからであり、そもそも同氏は候補者指名レースの序盤を賑わせるだけの泡沫と見なされていた。それがレース終盤に向かう時期でも健在であるのだから、テロ不安だけでは説明できない。いまTrump氏が受け入れられている理由を一つ挙げるとしたら、それは彼が自分の言葉でしゃべっているということだ。演説ではプロンプターを使わず、用意された台詞ではなく、自分のメッセージを伝える。平易で短い言葉は「バカっぽい」と言われたりもするが、政治家疲れを感じている多くの米国民には正直で新鮮にも聞こえる。そして、今回の選挙戦で同氏を押し上げているのがTwitterである。New York Timesの「Pithy, Mean and Powerful: How Donald Trump Mastered Twitter for 2016」によると、Trump氏はスマートフォンでTwitterの使い方をマスターし、スタッフに任せずに、自らツイートし始めた。過激な表現を好むTrump氏にTwitterなんて危険きわまりないが、メディアに揚げ足取りされることばかりだった同氏にとって、Twitterはたくさんの人たちに誤解のない自分を伝えられる手段になっている。実際のところ、同氏はTwitterを上手く利用している。実業家であるTrump氏が支持を伸ばす背景に政治家疲れがあるなら、IT企業の経営者の言葉も新鮮に受け止められるはずである。ところが、移民問題に関してZuckerberg氏やMarissa Mayer氏、Eric Schmidt氏などの言葉はTrump氏ほどのインパクトを残せていない。なぜか? ―― 内容はともかく、Zuckerberg氏がFacebookノートで意見を述べたり、Schmidt氏がインタビューでコメントしても、その言葉は改革者のものではなく、慎重な政治家の発言のように伝わってしまう。Twitterを駆使して、生の声を演出するTrump氏ほど人々の関心を引くことはできない。Pichai氏の手記に話を戻すと、同氏の伝え方は戦略的だ。投稿先にGoogle+ではなくMediumを選んだ。読み物としてブログを公開できるようにしたブログサービスであり、良質な読み物を求めるユーザーが集まっている。GoogleのCEOが同社のサービスを使わずに、あえてMediumで勝負するのはリスクである。しかし、炎上を避けて、望ましい議論を広げたいのだから、Mediumに投稿するのは理にかなっている。その一方で、Pichai氏が働く場所(=Google)に触れながらもGoogleという言葉を使うのを避けるなど、細部においては慎重だ。結果、難しい主張でありながら、誤解されることなく、同氏の言葉は効果的に広がっている。私は2009年にChrome OSの発表会で初めてPichai氏を知ったが、その時からこれまで同氏に対しては「謙虚な人」という印象を抱いている。しかし、同氏と働いたことがある人たちのコメントを読むと、対立を避け、協調を重んじる人でありながら、困難なタスクに挑戦するのを厭わない大胆さを兼ね備えているようだ。Eric Schmidt氏が反対したChromeブラウザの提供を押し切ったのは有名な話である。Pichai氏のCEOとしての力量は未知数だが、謙虚でありながら自分の考えをしっかりと持ち、協調を重んじながら批判を恐れずに大胆に行動できる……それらは「Do the right thing」を新たな社是とするGoogleのCEOに求められる資質と言える。
2015年12月25日©TRIPPING!旅の満足度は、食に左右される……。せっかくその国を訪れるなら、その国だからこそ楽しめる料理を味わいたい。それが編集DKがレポートする「胃袋喝采!ローカル飯」。Singapore Zam Zam Restaurant今回ご紹介するのは、アラブストリートのほど近くにあるイスラム料理レストラン『Singapore Zam Zam Restaurant』のムルタバ。お店は、シンガポール最大最古のイスラム教寺院サルタン・モスクの向かいにある。ご存知の通り、この国は多民族国家。東京23区程の面積に、チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートなどが存在し、多くの国の文化を体験できることがまた魅力だったりする。そんなこの国で、、(シンガポール料理以外で何を食べようかな~)そう思ったら、ぜひこのお店も候補に入れて頂きたい。©TRIPPING!サルタン・モスクの向かい。©TRIPPING!正面から見るとこうだ。©TRIPPING!DKポイント!!「こんな方にオススメ」・シンガポール料理以外を食べてみたい・ローカルにまざってご飯を食べたい・でも、ドローカル過ぎない・異文化に触れてみたい・イスラム料理やアラブ料理に興味があるお店の入り口の横……©TRIPPING!この光景にカメラを向けたくなるはず。。©TRIPPING!職人のおじさまには、事前に「写真を撮らせて下さい」と声を掛けよう。笑生地をこねて、奥の鉄板で焼いていく。©TRIPPING!店内は1階と2階の2フロアで、思いのほか広い!©TRIPPING!(観光客は意外と少ないじゃないか~、いいなー、こういうローカル感)©TRIPPING!さて、こちらがメニュー。©TRIPPING!ムルタバの具は、マトン、チキン、ビーフなどから選べる。今回はビーフをオーダー!©TRIPPING!(ムルタバって、「イスラム風お好み焼き」とよく紹介されてるけど、これがお好み焼き??)©TRIPPING!焼きたてで、何層にもなっている生地はしっとりしてて良いかんじ。玉葱が全体の味を整え、肉の旨味を引き立て、とっても良い!!©TRIPPING!ソースは2種類。オススメは、手前のカレーソース。(というかカレーだな。笑)©TRIPPING!イスラム料理「ムルタバ」は、中々クセになる逸品。小腹が空いた時のおやつにもいいかもしれない。
2015年11月18日世界にはたくさんの国がありますが、もっとも高い給料が支払われているのはどの国でしょうか?今回は『TOP』の記事を参考に、OECDの調査に基づいた、世界で最も可処分所得が高い国トップ10をまとめました。可処分所得とは、税金などを差し引かれたあと自由に使えるお金のこと。豊かさにもいろいろな基準がありますが、自由に使えるお金がたくさんあるということは、ひとつの指標になっています。果たして、どんな国がランクインしているのでしょうか?■10位:フランス(平均年収344万円)経済大国のフランスは第10位。計算上、1人当たりのGDPは米国よりも低いのですが、経済学者のポール・クルーグマン氏は「フランスの労働者は、米国の労働者と同じくらい生産性が高い」と主張します。1999年に導入された週35時間労働法により、労働時間は短め。平均49.4%の税を引かれたあとの年間賃金は28,799ドル(=約344万円)。ちなみにOECD加盟国で2番目に高い税率です。■9位:スウェーデン(平均年収349万円)世界銀行のデータに基づくと、1人当たりのGDPは世界で第6位です。輸出志向型の混合経済で、木材、水力や鉄鉱石は、貿易で大きな重点を置かれ経済の資源基盤を構成しています。技術部門は輸出の50%を占めています。医療や教育の部分では、北欧らしい高い社会福祉制度を維持。その代償として収入の42.4%は国に税金として持って行かれますが、それでも年間賃金は29,185ドル(=約349万円)です。■8位:カナダ(平均年収350万円)世界第3位の石油量を保有する裕福な国。亜鉛、ウラン、金、ニッケル、アルミニウムなどの資源も豊富です。広大な土地があるため穀物生産でも重要な役割を果たし、小麦、キャノーラなどを生産しています。年間の平均可処分所得は約29,365ドル(=約350万円)で、税率は約31%。税金は医療や公共教育のために使われています。平均労働時間は週で約36時間です。■7位:オーストリア(平均年収372万円)1人当たりのGDPは世界で第12位です。国内経済に影響を与えているのは、国内総生産の約9%を占める観光事業。賃金の49.4%は所得税と社会保障金として納めることになりますが、年間で平均31,173ドル(=約372万円)の賃金を得ています。また、医療や公共教育の制度も整っています。■6位:ドイツ(平均年収373万円)ヨーロッパでは最大の面積を誇り、経済大国といえるドイツ。所得から控除されるのは49.8%とほぼ半分ですが、幅広いレベルで無料の医療や教育を受けることができます。また、国民皆保険制度を最初に整えた国でもあります。年間可処分所得は31,252ドル(=約373万円)です。■5位:オーストラリア(平均年収377万円)社会民主主義のオーストラリアは、世界でも有数の経済大国の1つです。広大な土地を生かした食料品の輸出だけでなく、石油や鉱物などの少数資源も保有しており、輸入品はごくわずか。年間可処分所得は31,588ドル(=約377万円)で税率は27.7%です。保有財産の面では、2013年にスイスに次いで第2位を獲得しました。平均労働時間は週36時間。■4位:スイス(平均年収400万円)スイスは、いくつもの基準で高ランクを獲得しています。たとえば政府の透明性、市民的自由、生活の質、経済競争力、人間開発の分野などです。OECDの生活満足度調査では第3位でした。製造業がさかんで、医療や製薬品、専門の化学薬品、精密測定機器や楽器を作っています。年間可処分所得は33,491ドル(=約400万円)で、平均労働時間は週35時間です。■3位:ノルウェー(平均年収400万円)ノルウェーは石油、水力発電など天然資源の面でかなり裕福といえる国の1つです。スウェーデンのように、ノルウェーは医療や高等教育の制度を整えています。しかしそのために税率は37%以上と高額です。年間可処分所得は33,492ドル(=約400万円)です。税金の高さには定評がありますが、その分平均労働時間は週33.4時間と短めで、自由な時間を持つことで喜びを得ています。■2位:ルクセンブルク(平均年収465万円)ルクセンブルクはヨーロッパの金融の中心。化学製品、ゴム、産業機械などの重要な製品をヨーロッパに輸出しており、金融サービスでも重要な役割を担っています。年間可処分所得は38,951ドル(=約465万円)で、税率は37.7%ですが、国民はさまざまな面で保障されています。■1位:アメリカ(平均年収495万円)堂々の1位に輝いたのは、アメリカ合衆国。年間可処分所得は41,355ドル(=約495万円)と2位に大きく差をつけました。税率は31.6%で、ランキングに入った国のなかではカナダと同じく低税率です。しかし多くの人が健康保険に加入していないという点は見逃せないでしょう。低い税率は自由な競争の象徴ですが、平等はあまり担保されず、格差が大きいのが現状です。*日本はなんと、ランキング圏外という結果になりました。国税庁が発表した平成25年の日本人の平均年収は、414万円。しかし、所得税、住民税、健康保険、厚生年金、雇用保険が大きく引かれるので、10位のフランスの344万円以下となってしまうようです。しかし、全体的に労働時間が短い国も多く、高い生産性と効率がグローバル化を生き延びるヒントになりそうです。日本の長時間労働も本格的に見直すべきタイミングに来ているのかもしれません。(文/スケルトンワークス)【参考】※Top 10 Countries With the Highest Salaries in 2015-TOP
2015年10月26日©Singapore Tourism Boardシンガポール最大のイスラム寺院「サルタン・モスク」のお膝元に広がるのは、イスラムの世界。Arab Street(アラブ・ストリート)には、コーランが流れ、街角には顔以外を布で覆った女性たちが行き来する。そこにはイスラム教徒たちの生活が溢れる別世界だ。アラブ・ストリートの歴史©Singapore Tourism Board19世紀半ば、中東のイエメンからシンガポールに移り住んだイスラム教徒。彼ら商人の持ち込んだコーヒー豆や香料、砂金などは、アラブ・ストリートの発展を促した。カンポン・グラムと呼ばれるイスラム文化の濃い地域の、メインストリートの一つであるアラブ・ストリートは、今でもシンガポールに住むイスラムの人々の生活を支えている。生活に密着するユニークなお店たち©Singapore Tourism Boardシンガポール最大のイスラム寺院、サルタン・モスクに程近いアラブ・ストリートには、常に敬虔なイスラム教徒たちが集まる。1日5回、お祈りの時間にコーランが流れると、シンガポールにいることをしばし忘れ、ディープなイスラムの世界に包まれる。女性たちは肌の露出を抑え、顔以外を隠すため、スカーフのようなトドンと呼ばれる布で頭を覆うのが伝統。そのためのテキスタイルはアラブ・ストリートが得意。色とりどりの珍しい柄を扱う布地専門店やビーズ店が数多く並び、手芸好きにはたまらない。その他、アラビア絨毯や衣料品、毛織物、籠製品などの伝統的なショップが軒を連ね、世界中からの観光客が訪れている。掘り出し物が見つかるかも!?観光客におススメのお店©Singapore Tourism Boardオーチャードやマリーナ地区のような世界のトップブランドがほとんど見当たらないアラブ・ストリート界隈は、いくら観光大国とはいえ、入るのに物怖じしてしまう店舗もあるかもしれない。しかし、勇気をもって一歩中へ踏み込むと、美しいランプや珍しい生地などの掘り出し物が見るかるかも。香水やボディケア商品の専門店「ALJUNIED BROTHERS」(95 Arab Street)や、B級中東料理が食べられる「Singapore Zamzam Restaurant」(697 North Bridge Road ※Arab Street入口)などは、ガイドブック掲載常連店で、観光客でも入りやすい。「Café Le Caire」(39 Arab Street)のテラス席からは、黄金に輝くサルタン・モスクを眺めながらお茶を楽しむ事ができる。本格的な中東料理にも定評があり、観光客にはもちろん、駐在の欧米人などにも人気。©Singapore Tourism Boardアラブ・ストリート付近には、オシャレなファッションストリートHaji Laneや洗練された雑貨店やカフェが並ぶBussorah Streetなどがあり、この界隈は街歩きに事欠かない。イスラムの世界に浸る1日も、多民族国家シンガポールならではの旅の醍醐味だ。Arab Street(アラブ・ストリート)・営業時間:日曜日を定休日とする店舗が多数。・アクセス方法:MRTブギス駅(NE12もしくはDT14)下車。オーチャードからは7番、175番のバスで約10~20分。
2015年08月24日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「社会主義国」です。***資本主義国のアメリカと社会主義国のキューバは、お隣にありながら半世紀近く国交を断絶していました。ところが、ここ最近オバマ大統領が「国交を復活させましょう」と交渉を始めたことが話題になっています。これは、再来年、オバマ大統領の任期が終わるので、それまでに功績を残したいからなのでは……?と言われています。そもそも「社会主義」とは何でしょうか。資本主義国家では個人が自由に利益を追求できますよね。自由競争なので、労働量や能力に応じたお金が支払われますが、その結果、貧富の差が生まれてしまいます。貧しい人をなくし、国民が平等に豊かになるために、国民が働いた全利益を国が管理して、平等に分け与える。その仕組みの理想形が「共産主義」なんです。資本主義から共産主義方向をめざす、間の段階を「社会主義」と呼んでいます。共産主義社会では、全員が国家に勤めているようなもの。職業選択の自由が制限されるケースもあるんです。基本的に、すべての事業を国が管理し、計画的に進めていきます。国民が平等に富むことを理念にしているって、いいことのようにも聞こえますが、実情は、どんなにたくさん働こうが、手を抜こうが、お給料は一緒。すると「いいよ、テキトーで」と、働く意欲がなくなってしまうんですね。みんなが働かないので、国家事業も計画通りに進まない。国全体が富まない。また、国家が権力を持つので、独裁政治に結びついたり、官僚が賄賂で買収されて腐敗政治を引き起こしたりするんです。最大の社会主義国は、ソビエト連邦でしたが、1991年にソビエトが崩壊してロシア連邦になりました。それを機に世界の社会主義国は減ってきています。現在は、共産主義の中国、朝鮮民主主義人民共和国、ベトナム、ラオス、インドやキューバなど。いま資本主義の国では格差が問題になっていますよね。自由競争を放置していると、貧富の差が増すばかりで、国が介入しないといけないのではないかと疑問視されています。政治的には社会主義でも、経済は資本主義を導入していたり、ふたつの境目は少しずつ解け合ってきているんですね。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年7月29日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年07月25日三菱東京UFJ銀行はこのたび、8日付でアラブ首長国連邦ドバイ首長国の金融当局(theDubaiFinancialServicesAuthority)より、外国銀行によるイスラム金融兼業認可を取得したと発表した。○利子の禁止などのイスラム金融サービスの提供が可能4月の本邦金融監督指針変更に伴う銀行本体によるイスラム金融業務取り扱い解禁以降、銀行本体での海外当局の認可取得は、邦銀では初となるという。これにより、ドバイ支店は、従来の金融サービスに加え、イスラム金融サービスを提供することが可能となるとしている。イスラム金融は、利子の禁止や豚肉・酒類などへの出融資の禁止などを特徴とするイスラム教の教義に準拠した金融取引であり、金融商品やサービスの発展とともに、イスラム教国にとどまらず、世界の多極において急速に拡大しているという。三菱東京UFJ銀行は、2008年の銀行法施行規則改正による銀行子会社でのイスラム金融業務取り扱い解禁に伴い、いち早く現地法人であるマレーシア三菱東京UFJ銀行にて貸出・預金を中心とするイスラム金融サービスの提供を開始し、ノウハウを蓄積してきた。三菱東京UFJ銀行は、2007年にドバイ出張所(現ドバイ支店)を開業して以来、中東地域を中心とする顧客に対して貸出やプロジェクトファイナンス、その他付随する各種金融サービスを顧客に提供してきたという。ドバイ支店は、今後これらの従来の金融サービスに加え、マレーシア三菱東京UFJ銀行で培ったノウハウを最大限に活かしながら、欧州・中東・アフリカ地域における弊行のイスラム金融のハブ拠点として金融商品・サービスを充実させ、より多様できめ細かい金融サービスの提供により、顧客の事業展開をサポートしていくとしている。
2015年07月10日ロングステイ財団が実施している「ロングステイに関する意識調査」の結果が発表され、ロングステイをしたい希望国として「マレーシア」が9年連続して1位となった。マレーシアが人気のわけとは?写真提供:マレーシア政府観光局「マレーシア」が人気の理由は、ロングステイ用のビザ、「マレーシア・マイセカンドホーム・プログラム(MM2H)」制度が充実していることに加え、気候、治安、医療水準の高さが背景にある。人気上位に東南アジア各国がランクイン©Singapore Tourism Boardマレーシアの他にも、ランキング10位以内に、タイ(2位 4年連続)やシンガポール(7位)、フィリピン(9位)、インドネシア(10位)と東南アジアの国々がランクイン。気候の良さに加え、アクセスの良さ、生活水準の高さに比べて物価が安いことなども人気の要因だ。人生に求めるものがより多様化していくこれからの時代、海外でのロングステイへの注目も、益々高まりそうだ。参照元:ロングステイ財団「ロングステイに関する意識調査」
2015年05月29日