気温がぐっと低くなり冷え込んでくると、風邪や季節性の病気が流行しやすくなります。そこで、予防として大切になってくるのが「手洗い」と「うがい」の徹底です。手洗いはできても、うがいがなかなか上手にできないという小さな子どもを“うがい上手”にする方法を、2歳の次男の実体験をまじえて紹介します。「ブクブクうがい」と「ガラガラうがい」の違いブクブクうがいは口の中の洗浄、ガラガラうがいは喉の洗浄のために行うもの。ウイルス対策には、ガラガラうがいの方がベストですが、ブクブクうがいでも多少の効果はあるので、やってみることがおすすめです。個人差はありますが、うがいは2~3歳でできるようになり、ブクブクうがいから先にできる子どもが多いと言われています。まずは、歯みがきのあとにするブクブクうがいをマスターしてから、ガラガラうがいの練習をするとスムーズです。うがいを練習する前に準備しておくことわが家では、うがいの実践に入る前に、まずは「うがい」ってなに?ということを理解してもらい、子どもの意欲を刺激することから始めてみました。・絵本や歌からのアプローチうがいに特化した絵本は少ないものの、歯みがきの絵本なら多くあります。絵本の中の歯みがきシーンでは必ずと言っていいほど、磨いたあとのブクブクうがいが登場するため、絵本の読み聞かせの中で、うがいの習慣を身近にしておきました。また、絵本以外には教育テレビで扱っている『はみがきじょうずかな』や『カエルのうがい』の歌がおすすめです。・好きなキャラクターのコップを選んでもらううがいを練習する年齢の子どもは、なんでも自分でやりたい期です。うがい用のコップは、好きなキャラクターや色のものを“自分で”選んでもらうと練習する意欲を楽しみながらもってもらえると思います。保育士さんがやっている方法を聞いてみました現役の保育士さんに、子ども達にうがいを教えるときはどのようにしているのかを聞いてみたところ、歯みがきからの流れで前述の『カエルのうがい』を歌うことや、ガラガラという音だけでなく、声の高さや大きさを変えながら抑揚をつけて楽しさを取り入れる方法で行っているとのこと。やはり、子どもに何かを教えるときには楽しみながらということがポイントのようです。お兄ちゃんをお手本に、いざ実践!のんびりマイペースなわが家の次男は2歳4か月。風邪やインフルエンザが流行する季節を迎える前にうがい上手になってもらうべく、練習開始です。すでにうがいマスターの5歳の長男にお手伝いをしてもらい、チャレンジしました。1.コップに水を入れずに、うがいのマネをするブクブクうがいは、口の動きをよく見せ(長男は「お水をむしゃむしゃするんだよ」という表現で教えていました)、ガラガラうがいは顔を上に向けて声を使ってマネをして見せます。2.ブクブクうがい→ガラガラうがいの順にお手本を見せる3.コップに水を入れて、口に含んで吐き出すことを一緒にやる4.(ブクブクうがいができるようになったら)ガラガラうがいは色々な声や音で変化をつけて、飽きずに繰り返し練習できるようにする※慣れるまではお風呂に入るときにやると濡れてしまうストレスから回避できます大人がやってみせるよりも、年齢が近い5歳のお兄ちゃんにお手本になってもらう方が効果的でした。練習を始めるまでは口に含んだ水を飲んでしまっていた次男でしたが、意外なことに1日目の数回の練習でブクブクうがいをマスターし、ガラガラうがいは3日目でできるように!予想以上に早く身についたことに驚きました。うがいが上手にできるようになると、病気にかかるリスクが少しでも軽減されると思います。親子で楽しみながら練習をしてみてくださいね!
2018年11月06日自分の好みや体型に合ったファッションを、思い切り楽しみたい――。こんなありふれた願いを、「身体に障がいがある」という理由で諦めなくてはいけない人たちがいます。「障がい者用のダサい服は、もう着たくない」そんな声を聞いて立ち上がったのが、ファッションデザイナーで「a.ladonna.(アラドナ)」の代表、加藤千晶(かとう・ちあき)さん。ファッションブランド「a.ladonna.」の代表を務める加藤千晶さん。「障がいのある人のために服を作ろうとすると、どうしても“介護者に寄り添った服”になってしまう。それは機能的なだけで、デザインとしてはダサいことが多いんです」加藤さんはこう話します。その現実を目の当たりにしたとき、培ってきた自身のデザインが役に立てるかもしれないと一念発起。“障がいのある方と共に着られる服”をテーマに、新しいライン「a.ladonna.+(アラドナプラス)」を立ち上げました。ここでは、そんな加藤さんの怒りを抱えながら疾走したアパレル時代、人から必要とされる喜びに目覚めた今、そして一歩先に描いたビジョン……など、彼女のヒストリーに迫ります。■“怒り”が仕事への原動力だった——加藤さんが幼い頃から描いていたというデザイン画を拝見したのですが、「本当に子どもが描いたの?」とつっこみたくなる完成度の高さでした。ちゃんと描き始めたのは小学校4年生くらいの頃です。“お絵描き”という感覚ではなく、ちゃんと“デザイン”というものを意識していたのを憶えています。デザインの背景にあるストーリーまで鮮明に思い描いていましたね。加藤さんが小学生時代に描いていた、洋服のデザイン画。「このデザイン画が、私の今の仕事の原点になっています」と話しながら見せていただいた。「こんな髪型のこんな人が、こんなポージングで着ているんじゃないか」というような(笑)。——視点がもはやプロ並みですね。デザイナーさんはやはり、そういう感覚でお仕事をされている方が多いのでしょうか。「こんな人が、こんな風に身にまとってくれたら素敵なんじゃないか」というところからデザインするのが理想の姿だと私は思っています。でもファッション業界も大きく変わってきていて……。ファストファッションが大量に入ってきてからは、やはりブランドからそんな余裕がなくなってしまったように見えます。去年売れたデザインをアレンジするとか、他社で売れているデザインをコピーするとか、そんな方法が一般的になったのかな。——そうしたファッション業界の変化を、加藤さんはどのように捉えていたのでしょうか?職人の技術によってつくられるファッションに憧れを持って飛び込んだからこそ、20代は本当に苦悩の日々でした。業界に対しても、自分の会社に対しても、世の中に対しても、とにかく不満だらけ。怒りを原動力にしてデザインを描いていました。特に疑問に感じていたのは、「技術はないけれど価格が安い」という理由で縫製がどんどん海外へ発注され、日本の職人さんたちがことごとく食べていけなくなったこと。今日履いているこのブーツ、何度も修理し直しているんですが、20代の頃お世話になった職人さんに作ってもらった当時のブランドのサンプルなんです。加藤さんが職人さんに作ってもらったブーツ。20代の頃からメンテナンスをしながら履き続けている。——素敵ですね。とても味があるというか。当時、私が任されていたブランドの靴を作っていた方の作品です。小さなブランドでしたけど、親身になってどんなお願いにも答えてくれて、アドバイスもしてくれて……。でもある日その方から電話がかかってきて。「加藤さん、来年の展示会の分、作れなくなった。もう、(店が)回らんわ」と言われました。業界のコスト削減の煽りをモロに受けてしまったんですよね。その後その工場は倒産して、連絡が取れなくなってしまった。そのとき、私の中で糸が切れちゃったんです。こんな正直者がバカを見る世界、嫌だなって。それでポーンと会社を辞めてしまいました。■たどり着いたのは“身体障がい者の方と共に着られる服”——ご自身のブランドである「アラドナ」を立ち上げられたのは、どんなことがきっかけだったんですか?他業界に転職しようと思ったんですけど、やっぱり経験がないからことごとく面接で落とされてしまって。貯金が千円もなくなって「あ、死ぬな」って思ったときに、もう一度自分にじっくり向き合ってみたんです。そこで気づいたのは、私は決して洋服が嫌いになったわけじゃないということ。自分の置かれた環境が許せなかったけど、小さい頃からあんなに大好きだった服を、結局は嫌いになれないということでした。だけど会社に戻る気にはなれない。それならつくってしまおう、と。——貯金千円以下のところから会社を立ち上げるのは大変だったのでは?まずは商社と契約をして、フリーデザイナーとしてデザインを売ることから始めました。2年間で資金を貯めて、以前お世話になっていた工場や職人さんに連絡をして。「ひとりで会社をつくろうと思うんですけど、予算もないし、手広くもできないんです」ということを正直に伝えたところ、何人かの方が力を貸してくれて、なんとか立ち上げることができました。今から10年前、29歳のときです。——その10年の間に加藤さんがたどり着いたのが、“身体障がい者の方と共に着られる服”だったのですね。そうなんです。ブランドを立ち上げて、細く長くデザインをつくり続けていくうちにたどり着いたのが、流行にとらわれず使い捨てでもない、男女問わず自由気ままに着られる服でした。どんな体型の方も着こなせるようにファスナーの代わりにゴムのデザインバリエーションを増やしたり、肌触りの良い素材を使用していたのですが、その発想がバリアフリーとしての機能と合致して。たまたま私がつくっている服を見た福祉関係の知人が、「これって障がいのある人でも着られそう。そういうラインつくれないの?」と声をかけてくれて、3年前に“身体障がい者の方と共に着られる服”「アラドナプラス」として発足。そこからは、生地屋さん、縫製屋さん、モニターの皆さんと何度も意見を交わしパターンを引き直しながら、ようやく最近、最初のサンプルが完成したんです。■介護者のためだけに作られた服に、一石を投じたい——これまで普通のアパレルしか経験のない中で、難しい挑戦だという感覚はありませんでしたか?むしろ「自分こそ役に立てるかもしれない」と思いました。ユニバーサルデザインではなく通常のアパレルで経験を積んでいて、ハイファッションまで網羅する技術もある。着やすくてスタイリッシュな服なら、私に任せて欲しい!と思ったんです。着る人ではなく、介護する人のためだけに考えられたデザインって例えば、(脱がしやすくするために)洋服に巨大なファスナーリングがついていたりする。私だったら絶対にそのようなデザインにはしませんから。——巨大なファスナーリング、たしかにデザイン的にはいけてないですね……。やはり障がいのある方の中には、服に対して不満を抱えているケースが多いですか?多いですね。特に女性でユニバーサルデザインの服を好んで着ている方って、本当に少ないんですよ。理由はひとつ。とにかく「ダサい」から。こんな服を着るくらいなら、着にくいけれど一般の市販服を我慢して着たほうがいいという方が多いんです。特別扱いして欲しくない、健常者と同じ服が着たい、と。——おしゃれを楽しみたい人にとって、選べる服が少ないのは悲しいですよね。今回ブランドのモデルを務めてもらった女性は、右半身麻痺の障がいがある方なんです。「アラドナプラス」では、クラウドファンディングにて資金を募っている。ブランドのモデルを務めている女性も当事者のひとり。もともとおしゃれが大好きだったのに、「車椅子に座ってしまったら、どうせデザインなんて見えない」「普通の服を買ってもひとりでは着られない」といった理由で買い物にも行かなくなって、どんどん閉鎖的な性格になってしまったそうなんです。そうやって諦めなくてはいけないことが増えていくのって、すごく悲しいなと思って。気に入ったものを身につけている時って、本当に気分がいいじゃないですか。そういう、ささやかだけどすごく大切な喜びを取り戻してもらうための架け橋になりたいな、と。■“自立服”の確立を目指して——怒りが原動力だった20代の頃と比べると、ずいぶん仕事へのスタンスが変化したのでは。そうですね。ずっと「打倒・ファストファッション!」みたいな反骨精神でやってきたんですけど、最近やっと“競争”じゃなくて“共存”なのかな、と思えるようになりました。マジョリティが必要とするところじゃなくて、そこからこぼれたところで求めてくれている人たちがいるなら、そこを埋めていくのが私の役割なんだと今は思います。あとはやっぱり、助けてくれた職人さんたちへ恩返しがしたいという気持ちが強いですね。——「アラドナプラス」への挑戦が、自分のビジョンを明確にしてくれたんですね。そうですね。今クラウドファンディングで出資を募ってるのですが、なかなか一筋縄にはいかないと感じることもあります。でもすべて自分で決めてやっているし、我慢だとは思っていません。長期戦になるとは思うけれど、待てるようになりました。実は、挑戦してみたいことがもうひとつあって。「アラドナプラス」には“自立服”という側面もあるんですけど、高齢者の方にもどんどん着ていただきたいと思っているんです。障がいのある方と同じように、“自分で選んで自分で着られる”という体験が、高齢者の方が自分らしくおしゃれを楽しむことができるきっかけにも繋がるはず。高齢者数がピークを迎える2025年までに、この自立服というジャンルを確立させることが今の目標なんです。こうやって新しいビジョンを描いては、逆算しながら生きている。それが私らしい生き方なのかな、と今は思います。クラウドファンディングは7月31日まで実施中です。支援はこちらから!取材・Text/波多野友子Photo/小林航平加藤千晶プロフィールファッションデザイナー・衣裳作家/a.ladonna.合同会社代表/一児の母ブランド名:CHIAKI-a.ladonna.JAPAN/ a.ladonna.+“ひとりからみんなへ 日本から世界へ” 環境や労働問題などを解決するため、ALL-WINの価値観でファッション業界から新たな基準を創り、未来の子供たちに美しい地球と心身を残していくことをミッションとしている。同じ価値観の企業とも契約を交わし、イノベーションやプロジェクトを生み出し中。 webサイト:
2018年07月27日『グッド・ドクター』(フジテレビ系)第1話が7月12日に放送された。山崎賢人が、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーションに障がいがある一方、サヴァン症候群で驚異的な暗記力を持つ小児外科医・新堂湊を演じる本作。湊は子どもを助けるために一生懸命だが、人の気持ちを推し量ることができない。「僕は人と違います」。胸が締め付けられるようなセリフは、たくさんのことを私たちに問いかけた。■サヴァン症候群で小児科を目指すことができるか幼いころから小児科医になることを夢見てきた新堂湊(山崎)は、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことになる。期待に胸を弾ませて迎えた初出勤。湊は途中で事故に遭遇するが、暗記している膨大な医療データから最良の方法でケガをした子どもに応急処置を施し、なんとか東郷記念病院にたどり着く。救出した子どもの母親からは深く感謝される湊だったが、指導医の瀬戸夏美(上野樹里)とともに小学1年生の将輝の病室を訪れた際、ある問題を起こしてしまう。横紋筋肉腫が再発した将輝に対し、両親の意に反して真実を打ち明けてしまい、母親から「二度と近づかないで」と非難されてしまったのだ。夏美からの「カルテには書かれていないそれぞれの事情がある。ご両親の気持ちがわからないの?」という問いに、「わかりません」と即答する湊。事故現場での正確な対応といった医師としての優れた能力が明かされた一方で、コミュニケーションが苦手である湊に立ちはだかる壁が、早くも浮き彫りになったかのようにみえたのだが…。■湊と子どものピュアな心に、あふれる涙その後、将輝の容体が急変。居合わせた湊は「早くオペしないと死んでしまいます」と、一刻も早い手術を望むが、「触らないでください。ほかの先生を呼んでください」と声を上げる母親。しかし湊は苦しむ将輝を前に居ても立っても居られない。結果として看護師・橋口(浜野謙太)の協力もあり無事に高山(藤木直人)が手術することとなり、将輝は一命を取り留めた。手術を終え、湊に対して「先生が気づいてくださらなかったら、今頃あの子は。それなのに私、大変失礼なことを。本当にごめんなさい」と頭を下げる母親。だが湊はそんな母親に「僕は人と違います。慣れています」とほほえむ。さらに息子がかわいそうだと話す母親に「かわいそうじゃありません。かわいそうなのは、病気であることです」とまっすぐに伝えるのだった。ドラマの最後に明かされたのは、将輝が退院を待ち望んでいた理由。それは早く小学校に行くことではなく、ママの誕生日をおうちで祝ってあげたいということ。つらい状況でも、母親のことを思う子ども。そして、そんな子どもの本音に寄り添う湊のピュアな思いに心が温まるが、同時にさまざまな感情が交錯し、溢れる涙を抑えることができなかった。■自分の子どもが病気だったら…親に突き付けられる難題終始、胸が苦しくなるようなセリフの連続だった第1話。なかでも印象的だったのは「先生たち、自分の子どもを“ああいう人”に任せられますか?」というセリフ。これは、湊が将輝に再発を勝手に告知してしまったことに激怒した母親が、担当医に発した言葉だ。辛辣(しんらつ)な言葉だが、親であれば気持ちがまったく理解できないわけではないから、心苦しい。子どもが命に関わる大きな病にかかったとき、どんな医師に診てもらえたらが安心かといえば、腕もよく、親の気持ちを理解してくれる医師なのかもしれない。けれども、もしも逆の立場だったら? 自分が湊の母親だったら? そう考えると、より一層胸が痛む。そして、そんな行き場のない切なさを癒やしてくれるのもまた、湊の優しさにほかならない。患者より接待ゴルフを優先する医師、規則に縛られ担当医の指示だけに従う医師、障がいがあるというだけで切り捨てようとする医師、はたまた「大人になれない子どもをなくしたい」と切に願う医師。一体、名医=グッド・ドクターとは何だろうか。視聴者は多くのことを自問自答しながら、ドラマと向き合っていくことになりそうだ。■役者・山崎賢人が語る大きな使命とは山崎が自閉症スペクトラム障がいの医師を演じるということで、放送前から注目を集めていた本作。第1話が放送されるやいなや、演技を絶賛する声がSNSに上がった。山崎は、特徴的な手や視線の動き、こわばった表情などを細やかに表現。一方で、子どもに頬をつねられたり、子どもと一緒に絵を描いたりするシーンで見せる、柔らかな表情も絶妙だった。小児外科医は医師全体の0.3%しかいないというセリフがドラマ内であった。山崎は番組の公式インタビューで「このドラマで小児外科の現状を知っていただいて少しでも良い方向に向かえば…小児外科医を目指す方が少しでも増えたらうれしい」と話すなど、大きな使命を持ってこの作品に挑んでおり、その決意が伺える幕開けとなった。次回描かれるのは、未受診妊婦の女子高校生。破水からの緊急出産となるが、生まれてきた赤ちゃんは大きな問題を抱えていて…。『グッド・ドクター』第2話は、7月19日よる10時から放送。木曜劇場『グッド・ドクター』木曜よる10時から※山崎賢人の「崎」は、正しくは「たつさき」
2018年07月19日女性にとって理想の男性とは、やはり頼りがいのある男性だと思います。しかし、残念ながら本当に頼りがいのある男性はごくわずか。「頼りがいのある風」の男性が大半を占めています。そこでこの記事では頼りがいのある男の3つの特徴をご紹介しましょう。1:未知のお店に堂々と入れるまだ行ったことのない新しいお店に入るとき、頼りがいのある男は先々店の中に入っていきます。お店に入るだけで頼りがいもなにもないだろう、と思われる方も多いでしょう。ところが「頼りがいのある風」の男性は、ほかの人を先に入らせようと、わけもなく靴紐を結び直したり、ゆっくり歩きます。お店に入るときの仕草で、頼りがいがあるかどうかをある程度は判断できるのです。2:気に入られようとする仕草が見られない頼りがいのある男性は、誰かに取り入ろうとしません。自分に自信があるため、わざわざ他人に取り入る必要がないからです。一方で頼りがいのある風の男性は自信がないため、他人に気に入られようとします。ただし、社会生活を円滑に送るために割り切って取り入ろうとしている男性もいるので、そこは見極めが必要です。3:デートプランをパパっと決めてくれるどこにデートに行くか、なにを食べるかなどをパパっと決めてくれる男性は、頼りがいがあります。もし行き先が楽しくなかったとしても責任を取る覚悟ができているから、パパっと決めることができるのです。頼りがいのある風の男性は、自分で責任を取りたくないがために、「どこ行きたい?」「この後どうしようか?」と聞きます。ただし、単純にあなたの意向を尊重してくれてる場合があるので、決断までの早さを観察して、「どちらの男性」なのかを判断するといいでしょう。
2018年04月18日冬になり、寒さも厳しくなりつつあります。空気が乾燥しだすと風邪やインフルエンザの心配も出てきますよね。そこで、風邪予防のための手洗いうがい習慣について、パパママ世代に聞いてみました。Q.お子さまの手洗い・うがい、毎日できていますか?1.毎日できている 31.7%2.だいたいできている 38.7%3.あまりできていない 24.2%4.できていない 5.5%もっとも多いのは、だいたいできているの38.7%という結果になりました。風邪予防は毎日できていないとあまり意味がないので、習慣化することが大切です。■習慣化できている子は風邪をひかない!?幼稚園や学校の指導で習慣化できている子どももいれば、親が徹底してできている子どもも。習慣化できている子はやはり風邪をひかないようです。「親に似ず、毎日帰って来たらすすんでやります。学校での指導のおかげと感謝しています」(東京都 40代女性)「うちの子たちは徹底してます。ノロには紅茶、インフルには緑茶がいいそうで、我が家は数年前から水筒に紅茶や緑茶を持たせています。子ども3人いるため毎年受験が続いていますが、感染してないです」(神奈川県 40代女性)「これからの時期、インフルエンザやノロウィルスが怖いです。集団生活をしている子どもからの感染にいちばん気をつけないと…。乾燥しているときには喉を潤しておいた方がいいそうです」(千葉県 40代女性)■うちの家族で手洗いうがいができていないのはこの人子どもは小さいときからしつけをすれば習慣化できますが、大人になってからでは簡単なようでなかなかできるようにならないようです。小さなこともコツコツと続けることが第一歩です。「息子は小さいころからの習慣が身についているのですが、夫は洗うタイミングがおかしい! 帰って来て手を洗う前に冷蔵庫を開けないでほしい」(神奈川県 50代女性)「娘は大丈夫なのですが、高校になっても息子はチャチャッと流す程度。うがい薬も常備しているし、石鹸も自動で出るのを用意してあるのに…。まぁ、それでも元気ですけどね」(神奈川県 50代女性)「恥ずかしながら私ができていないです。親が口うるさく言わなかった記憶が…。その代わり夫が細かいので、その点は助かってます」(千葉県 40代女性)■インフル経験なしの子どものママが語る今までインフルエンザにかかったことがないというお子さんをお持ちのママの徹底ぶりをご紹介します。薬用石けん&うがい薬のダブルブロックで完全予防をします。「帰って来たら手洗い、うがいは必ずです。薬用石けんとうがい薬で徹底しています。うがいは声を出してするといいと聞いたので『あー』と言います。手拭きタオル、コップも共有しません。各自のコップを壁フックで使い分けています。高校生の子どもたちはまだ一度もインフルエンザになったことはありません」(神奈川県 40代女性)Q.お子さまの手洗い・うがい、毎日できていますか?アンケート回答数:5094件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月06日「今回の本で、三女の亜子が発達障がいとともに生まれたことを初めて書きました。私は美宇という日本一の卓球女子を育てた母親と言われますが、同時に障がい者の娘を育てた母親です。どちらも同じ子育てなんです。そのことを伝えたいと思いました」 そう語るのは、ドイツで開催された卓球世界選手権女子個人で48年ぶりの銅メダルに輝いた平野美宇選手(17)の母・真理子さん(48)。 山梨県甲府市郊外で卓球教室「平野卓研」を営む真理子さん。娘の応援に赴いたドイツのホテルで、新著『美宇は、みう。』(健康ジャーナル社)の原稿を書き綴った。その中で、三女の亜子さん(12)が発達障がいだと初告白したのだ。 「亜子は対人関係が希薄で思ったことをそのまま素直に行動に移しますから、幼児期は『先生のお話を聞きましょう』と言われても、嫌なのですぐに向こうに行ってダラーっとしてしまう。無理に引き戻しても逆効果。ゆっくり諭すように話して、時間をかけてやらせました」 真理子さんが美宇選手の遠征に付き添って家を空けるのが寂しくて泣いていた亜子さんは、6歳で「亜子も卓球やりたい」と言い出したそう。 「本人が『やる』と言うならママの私も徹底して付き合おうと。美宇もたまに実家に戻ったときは、卓球で亜子の相手をしてくれます。亜子にとって日本代表の姉は“雲の上”の存在。美宇から『亜子、こういう風に返すんだよ』とレッスンをしてもらうと、『美宇ちゃんが教えてくれたよ!』って大はしゃぎ。『ショートバウンドで打ち返したら相手に勝てるよ』と教えると、ひたむきに一生懸命練習していました。執着心は相当なものなんです」 3姉妹でいちばん最後に卓球を始めた亜子さんは、瞬く間に頭角を現した。昨年には小学生日本代表として海外に派遣されるまでに。「あの亜子がここまでねえ」と真理子さん自身も驚いたという。 「大体ひとりでできるようになりましたが、頬にケチャップがついていても平気とか、気になることもあります。少しずつゆっくり、ですね。美宇の目標は3年後(東京五輪)。そこで金メダルを狙っています。姉妹3人、みんながんばっているのが自慢です!」 卓球一家の子育てママはそううれしそうにほほえんだ。
2017年06月30日明治が運営する「明治カバくんうがいラボ」はこのほど、「うがい」がインフルエンザや風邪対策として本当に実践されているのかを調査するため、11月13日~15日の期間に20代~40代の子どもを持つ会社員の女性を対象とした、「家庭」と「ママ達が働いてる企業」でのインフルエンザに関する調査を実施し、その結果を発表した。「家庭でのインフルエンザに関する調査」では、はじめに家族が帰宅後うがいや手洗いをしているか、またはして欲しい(するべき)と思うのかを質問。その結果、風邪・インフルエンザ対策として、子どもにうがい・手洗いをしてほしいママは72.5%であるのに対して、実際に帰宅後うがい・手洗いを徹底している家庭は38.9%であった。また、自分が風邪・インフルエンザにかかったときに、家族が冷たいと感じたことがあるのかを聞いたところ、「あてはまる」と「どちらかといえばあてはまる」を合わせた32.1%が、感じたことがあると回答している。「ママ達が働いてる企業でのインフルエンザに関する調査」では、勤め先で風邪・インフルエンザ対策として「うがい・手洗い」を徹底しているのかを質問したところ、39.1%の企業がうがい・手洗いを推奨していることが分かった。さらに、従業員のインフルエンザの予防接種にかかる費用を補助する制度ががない企業は44.4%、全額補助があれば、インフルエンザの予防接種を受けたいと思っている人は91.8%であることが分かっている。この結果を受けて同社は、「従業員のインフルエンザ予防接種費用の補助制度が浸透しているともいえない状況であり、日本の文化とはいえインフルエンザ対策として『うがい』で予防する習慣をもっと多くの方がつける必要があるという結果となった」とコメントしている。同調査は、11月13日~15日の期間に、全国の20代~40代の子どもを持つ会社員の既婚女性を対象とし、インターネット調査(マクロミルモニタを利用)によって実施された。有効回答数は414人。
2015年12月24日明治は12月10日、「明治カバくんうがいラボ」を発足したと発表した。このラボでは、同社が30年以上にわたり「うがい習慣」の普及・啓発活動を推進してきた「うがい」をテーマとした話題をさまざまな視点から掘り下げていく。具体的には、インフルエンザによる学級閉鎖、生活者実態について、風邪による旅行のキャンセルはどれくらいあるなど、「うがい」や「風邪・インフルエンザ」にまつわるトリビアや、生活お役立ち情報など、面白くてためになるいろいろな話題を発信していく。なお同社は12月9日、これまで、「イソジン」ブランドの日本国内における製造販売権を取得し、50余年にわたりうがい薬を販売してきたが、イソジン製剤の製造販売権をムンディファーマへ移管することに合意したことを受け、新たに「明治うがい薬」およびシリーズ各製品(合計12品)を2016年4月1日より新たに販売することを発表している。その際、従来以上にうがいの重要性を啓蒙することで、うがい文化のさらなる定着による市場の活性化とシェアの獲得を図っていくことも発表しており、今回の「明治カバくんうがいラボ」もその一環。
2015年12月10日大阪府地域福祉推進財団は、大阪府内の障がいのある方の制作した魅力的なアート作品を美術市場に紹介するプロジェクト「capacious (カペイシャス)」の第2回となるグループ展「capacious Group Exhibition #02 / カペイシャス グループ展 #02」を開催する。会期は2016年1月11日~23日(17日、18日は休廊)。開廊時間は12:00~19:00(11日と土曜日は18:00まで、最終日は17:00まで)。会場は大阪府・肥後橋のCalo Bookshop & Cafe / Calo Gallery。入場無料。同展は、11月18日~28日に有田京子氏、上田匡志氏、平野喜靖氏、橋本良平氏の4名の作品を展示し好評を得た第1回に続く、2回目となるグループ展。今回は、誕生日や曲の長さ、レシートなど身の回りにあるさまざまな数字を独自の計算方法で計算し画面に書き留める柴田龍平氏、憧れの洋服を身にまとった姿を躍動的なポートレート風に描く茶薗大暉氏、アクリル絵具による独特な筆使いで断片化した風景画を描く前田恭氏という3名の作品が紹介される予定となっている。なお、capaciousとは、大阪府主催の公募展「大阪府現代アートの世界に輝く新星発掘プロジェクト」に入選した障がいのある作家を中心に、強い個性と魅力を秘めた作品を制作する7名を選出し、展覧会開催やアートフェア出展を通して作品を販売し、作者の社会参加と就労支援につなげる活動を行うためのプロジェクト。大阪府福祉基金地域福祉振興助成金の支援を受け、今年7月に設立された。
2015年11月30日レイナチュラルは11月10日、ココナッツオイルでするうがい"ココナッツオイルプリング"が手軽にできる「レイナチュ ココナッツオイルプリング」(300円・税別)を発売する。ココナッツオイルプリングとは、ココナッツオイルを用いて行ううがいのこと。アーユルヴェーダ発祥のデトックス方法である「オイルプリング」を元に、口腔の健康や美容のためにハリウッド女優やトップモデルが美容法として取り入れたことから人気となっている。同商品は、ココナッツオイルプリング専用のマウスウォッシュで、「オーガニックバージンココナッツオイル」を100%使用している。油分が酸化しにくい低温圧搾法で絞り出し、化学的な精製を行わずに1回分ずつパッキングした。光や空気を透過させないアルミニウム製のパッケージに入っているため、防腐剤無添加でも新鮮さを長期間キープできるとしている。ココナッツオイルプリングは、スプーン1杯分のオイルを直接口に含ませるだけで簡単にできる。始める前には、唾液をよく出すために、水を飲んで口の中を湿らせることがポイントだという。オイルを口に入れた時はトロッとした感触だが、唾液と混じると次第にサラサラになり、うがいがしやすくなるとのこと。次に、口の中でしっかりとオイルを動かして全体になじませる。歯と歯の間に入れたり出したりするほか、舌も動かすなどして、10~20分間行う。最後はオイルを吐き出し、口をすすいで終了。オイルプリング後のオイルは口の中の汚れが含まれているため、飲み込まずにティッシュなどに吐き出すのがよいという。
2015年11月05日障がいを“飯のタネ”に生き延びる見世物小屋の人たち『五色の舟』(漫画:近藤ようこ、原作:津原泰水/KADOKAWA エンターブレイン)12年ほど前に、スペインのセビリアに短期留学しました。初めてのスペイン、初めてのアンダルシア。イスラム文化が色濃く残る魔法の国のような街で、見るものすべてが新鮮でした。その中で驚いたことがあります。それは、片足がないとか、片手がないとか、指が三本(妖怪人間ベムを地でいく感じ)の、いわゆる障がい者が街にたくさんいたことです。そのときに「今まで日本で、こんなにたくさんの障がい者を見たことがあったかな?ここが障がい者の多い街なのか、それとも日本の障がい者が外に出ないだけなのか?」と疑問に思いました。その答えはまだ出ません。「障がい」という言葉は少々ネガティブに響きます。でも、大勢の人とは異なると考えれば、それは「個性」とも言えます。『五色の舟』は、いわゆる障がい者たち5人が家族として暮らしているお話です。両膝から下を切断したお父さん、身体は小さいけれど怪力の昭助兄さん、下半身が合体している結合双生児だった桜、肩から直接指が生えていて耳の聞こえない和郎(かずお)、両膝の関節が前後ろ逆についている清子さん。5人は第二次世界大戦のさなか、見世物小屋で興業しています。自分たちの個性的な身体に加えて、いくつかの芸を見せることで収入を得ているのです。彼らは、酔狂な金持ちに呼ばれて密かに催しを続け、戦争末期にもかかわらず食うに困ることはありません。桜は全身にウロコの入れ墨を入れ、ヘビ女としてカエルを飲み込み、また吐き出す芸を。和郎は手の代わりに器用に足を使って絵を描いたり食事をするさまを見せます。お父さんをはじめ、家族たちに悲壮感はありません。お父さんは、桜と和郎のまぐわいを見世物のひとつとしていて、いつか桜か和郎か、それとも両方に似た子が生まれるのを望んでいます。「それなら一生食べるに困らないから」。清子さんは、家族の一員になるときに「今までいやなことばかりだったから、これからはこれでお金を稼いで、笑って暮らしてやるのさ」と言います。異形に生まれた自分を肯定し、受け入れるたくましさ(c)martinak15両足を切断してしまったお父さんは歩けないので、怪力の昭助兄さんがいつでも担いで歩いています。それは当たり前のことで、「いつもすまない」みたいなことはありません。お父さんは歩けないから昭助兄さんが担ぐ、和郎は腕がないから足を使う。和郎は桜のことを「生来無いところをほかで勝手に補ってしまうような逞しさがない」と言っています。つまりほかの4人には、そうした逞しさがあるというのです。自分を受け入れ、個性として自分たちの身体を見世物にすらして揚々と生きている彼らに「障がい」という言葉は浮かびません。物語は、少しだけ不思議な設定です。「もし~だったら」という仮想の世界が存在し、その世界へは「くだん」という牛と人間のあいのこが連れて行ってくれるのです。そして「くだん」によって別の未来を手に入れた家族たちは、新しい身体を手に入れても、「見世物小屋の一座にいたことを恥ずかしいとは思いません。みんな自分の力で一生懸命生きていましたから」と否定をしないのです。私は、特段、障がいと言えるようなものを持っていません。でも、特に頭がいいわけでもなく、視力も良くないし、よく風邪を引く平々凡々な人間です。けれども、自分を肯定するのがとても難しいのです。必要なのはキレイで性能のいい入れ物ではなく、力強い精神だということはわかってはいても、なかなか実践できません。『五色の舟』は、津原泰水による原作小説が発表されたとき、世間に大変な衝撃を与えたそうです。それを漫画化した“近藤ようこ版”は、原作の世界をそのままに、違和感なく彼女らしい補足をしてあります。ラストは不思議な展開ですが、考え方によってさまざまな受け取り方ができるのではないかと思います。秋の夜長にひとりじっくりと味わいたい作品です。Text/和久井香菜子
2015年10月15日NTTソフトウェアは、聴覚障がいのある児童生徒の授業を支援する「こえみる」を4月1日から販売すると発表した。特別支援学校では、聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を先生が口話や手話などの多様なコミュニケーション手段を利用して行っており、特に、生活や学習につながる言葉や文章を児童生徒に理解してもらうには、繰り返し教えることが必要となっている。そのため、口話や手話などと同時に先生の発話を文字で表示することで、児童生徒が正しい言葉や新しい言葉をすばやく身につけ理解を深めることを目的に、NTTサービスエボリューション研究所がこえみるを開発。その後、NTTソフトウェアにおいて製品化に向けた実証研究を実施している。こえみるは、聴覚障がいのある児童生徒のコミュニケーションにおける情報保障を目的に、先生が話した言葉を高度な音声認識技術を用いてテキストに変換し、電子黒板やタブレット端末にリアルタイムに表示する。従来、手話で伝えにくかった言葉を伝えやすくできるだけでなく、先生が話す言葉の電子化・保存により、パソコン・スマートフォンなどから授業の振り返りを簡単に行うことができる。これにより、特別支援学校の授業で実証研究を行い、実用化に向けて先生方からの要望を反映し、こえみるを改良。今後、全国の聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を行っている特別支援学校への導入を推進していく。システムには「手話では伝えにくい言葉を伝えやすく」「授業の準備作業を軽減し、円滑な授業進行を支援」「簡易に授業内容の振り返りが可能」等といった特長がある。サービス提供価格は月額1万2500円(1教室)。クラウド環境を使わず自社にサーバを設置するSI型も提供するが、その際は「音声認識サーバ」と「管理・閲覧サーバ」が必要となる。
2015年03月25日受験シーズンを目前に控えた12月、「新習慣『家族うがい』でインフルエンザから受験生を守る」をテーマとしたプレスセミナーが、国際感染症センター トラベルクリニック医長の金川修造先生と、坪田塾代表取締役塾長の坪田信貴氏を登壇者に迎え、JPタワー ホール&カンファレス(東京・千代田区)にて開催された。2014年は、12月初旬の時点で各地自体などがインフルエンザ流行シーズンの始まりを報告しており、対策の実施を呼びかけている。特に、受験生がいる家庭では最もかかりたくない時期であり、効果的なインフルエンザ対策の情報が求められているはずだ。インフルエンザの主な対策には、「ワクチンの接種」「手洗いの徹底」「マスクの着用」「うがいの習慣化」という4つを行うことが理想的とされているが、本セミナーでは意識が低下している「うがい」に着目し、より効果的な実施方法として「家族うがい」の効果や重要性が解説された。○受験生の体調管理を家族でサポートするための「家族うがい」坪田信貴氏のセミナーは、「合格に導く家族のサポート -試験直前のメンタル、体調、生活管理とは-」と題し、過去に坪田氏が対応した受験生やその家族の事例を交えた講演が行われた。例えば、母親だけが受験に協力的であり、あまり関心を持っていなかった父親が、受験前になって今までの方針とは異なることを言い出すと、何を信じて良いか分からなくなって失敗するケースがあるようだ。講演では、勉強方針や睡眠時間、志望校などで両親や家族間で意見が食い違ったために、悩みを抱え込んでしまった受験生の話などが紹介された。逆に、入塾の際の面談は母親と生徒の2人で来るパターンが多い中、両親が揃って受験生と一緒に面談に来た場合では、志望校にほぼ100%の確率で合格しているという。家族で意見を統一させることは体調管理においても重要で、今回のテーマである「うがい」に関しても、両親が揃って必要だと考え、家族全員で実施することが望ましい。うがいに関して無関心であったり不必要と考える家族がいると、受験生も本当に必要なのか分からなくなってしまうのだ。これは、うがいに限らずマスクの着用や睡眠時の加湿、受験に向けた生活リズムの調整などにも言えることで、実際に効果があるのかを疑ったりせずに、家族全員が協力して実践することが大切とのこと。これからの受験シーズンに向けて、気温や湿度が下がって感染症にかかりやすい気候が続く。特にセンター試験の日は雪が降ることが多く、坪田氏が受け持った生徒の中でも、当日になって体調を崩してしまって受験に失敗したケースは珍しくない。受験生を持つ家庭では、うがいが大切であることを家族全員が認識・実践する「家族うがい」を習慣化してほしいと語った。○インフルエンザ対策にうがいは有効なのか?金川修造先生のセミナーでは、感染症対策としてのうがいの効果、家族でのうがいの重要性、うがい薬に含まれている成分「ポビドンヨード」の効果などに関する講演が行われた。インフルエンザは、エジプトのミイラから検出されたほど大昔から存在し、1930年代にはウイルスも発見されているが、未だに抑え切ることができない感染症だ。感染力が強くて一気に広がることが最も問題であり、完全に制圧できる方法が見つかっていない以上、感染を最小限に食い止めることを考えなければならないという。インフルエンザの感染は、咳やくしゃみなどで飛ぶ飛沫や、その飛沫が付いた物を触った手を経由して体内に取り込む経路が多い。そのため、マスクや手洗いは有効な予防手段と認められているが、うがいの効果は懐疑的な見方をされることもある。しかし金川先生は、感染の拡大を防ぐために良いと思われることはできるだけ行うことが大切であり、うがいもそのひとつであるという。うがいの効果は、口内に入ったインフルエンザウイルスやそのほかの細菌やウイルスなどを、完全ではないにしろ洗い流すことができること、口内や喉の乾燥によって感染しやすい病気のリスクを減らせることが挙げられる。さらに、「ポビドンヨード」などのうがい薬を使うことで殺菌効果や整菌効果も期待できるため、口腔衛生の観点からも注目されているのだ。学生がインフルエンザに感染する場合は、学校か家庭のどちらかが感染経路となることが多く、家庭では行動範囲の広い社会人(親や兄弟)がウイルスを持ち込む可能性が高い。そのため家庭においては、学生本人はもちろん、社会人を含む家族全員で「家族うがい」を行って、口から飛ぶ飛沫中のウイルスを減らすことが大切とのこと。さらに、ウイルスや細菌を抑える力が強いうがい薬「ポビドンヨード」のうがい薬を使用すれば、飛沫中のウイルスの不活性化や減少が期待できるという。最後に、こうした予防策はダイエットと同じように継続することが効果を高めることになるため、家族全員が予防意識を持ち続けてほしいと語っていた。
2014年12月18日花粉の飛散量が多い時期は、花粉症に悩む人にとって本当につらい。なんとか鼻みずや鼻づまりを改善させるべく、毎日鼻うがいに取り組んでいる人もいるだろう。ただ、鼻うがいの効果的なタイミングや、適正な頻度をちゃんと理解した上で実践している人となると、その数はかなり減るかもしれない。そこで、鼻うがいの関連製品を販売している小林製薬のマーケティング部 外用剤グループ・亀井枝里子さんに聞いてみた。○鼻うがいはしすぎてもダメ――鼻うがいをするのに適したタイミングはいつですか「弊社が販売している『ハナノア』ですと、朝の起床時と帰宅時に使うのが有効です。一日に1~2回使用されている方が多いですね。朝は主に寝ている間に鼻の奥にたまった鼻水などを洗い流すことで鼻通りがよくなると思いますし、帰宅したときは外で吸い込んできた花粉やほこりなどを洗い流せるというメリットがあると思います」。――あまり何度も神経質に鼻うがいをする必要はないということですね「あまり洗いすぎてしまうと、鼻の粘膜の表面の粘液を洗い流してしまうので、それによって逆に刺激に敏感になるということも考えられます。手も洗いすぎると乾燥しますよね。体全般に言えることですが、人の自然の防御作用が粘液などで担保されている以上、洗いすぎるとバリアー機能が損なわれる恐れもあります。そのため、鼻うがいは1日に2~3回が適正ではないでしょうか」。○花粉症の発病率は国民の3割というデータも同社の鼻うがい関連製品「ハナノア」はここ数年、堅調に売り上げを伸ばしており、昨年までは対前年比120%で推移。同製品は洗浄器と洗浄液がセットになったものと、詰め替え用の洗浄液のみのタイプが販売されている。特に詰め替え用の洗浄液は、花粉量に関係なく毎年10%ずつ売り上げが伸びているそうで、「一度使っていただいた方のリピート率が高いと考えています」と亀井さんは話す。全国の耳鼻咽喉科医とその家族を対象とした「鼻アレルギーの全国疫学調査」(2008年)によると、花粉症全体の有病率は全国で29.8%にものぼるとの報告がされている。すなわち、全国1億3,000万人のうち約4,000万人以上が花粉症であると推計できる。この数値を鑑みると、立派な「国民病」のひとつと言っていいであろう花粉症。正確な知識や方法による正しい鼻うがいをすることによって、少しでも快適な日々を送れるようにしよう。記事監修 / 亀井 枝里子小林製薬 製品開発・マーケティング 統括本部 薬粧品事業部 マーケティング部 外用剤グループに所属。
2014年07月17日アレルギー性鼻炎である筆者が最近はまっているのは、「鼻うがい」です。大型のドラッグストアでは、市販の鼻うがい薬に「売れています!」とポップが貼(は)ってある人気ぶり。でも、その方法など詳細についてはあまり知られていないようです。そこで、正しい情報を知るべく、耳鼻咽喉科専門医でとおやま耳鼻咽喉科院長の遠山祐司先生にお話をうかがいました。■真水で鼻うがいをしてはいけない――鼻うがいがどのようなものか教えてください。遠山先生「鼻洗浄」とも呼びます。鼻から専用の洗浄剤や生理食塩水を注入して、ほこり、ウイルス、うみなどの汚れを取り除く方法です。鼻の奥にあたる上咽頭(じょういんとう。鼻の奥とのどの境界付近で、その少し前方の耳管咽頭口からは中耳とつながっています)まで洗うことができるので、鼻をかむよりすっきりとした感覚になります。――アレルギー性鼻炎や花粉症など、鼻のトラブルの改善に効果はありますか。遠山先生正しい方法で行えば、鼻のトラブルには有効でしょう。感染症などで鼻の奥にうみがあるときに、鼻うがいをしてから軽く鼻をかむとうみを除くこともできます。――鼻うがいは、のどのうがいと同様に、食塩水を使うと有効なのですよね。遠山先生鼻うがいはのどのうがいと違って、重要な注意点があります。それは、「鼻は、真水でうがいをしてはいけない」ということです。真水で行うと、つまり、真水を鼻から入れると、「つーん」という感触がして、鼻の奥や耳の奥が激しく痛みます。シャワー中やプールで鼻から水が浸入してきたときに、そんな経験はありませんか。これは、体液と水の浸透圧が違うために起こります。――あの、つーん、はつらいですね。そうならないようにするには、どうすればよいのでしょうか。遠山先生人間の体液の浸透圧と同じ、0.9%の食塩水で行うようにしてください。1リットルの水に、9グラムの食塩を溶かして作ります。薬品メーカーが洗浄液を市販していますが、値段が高いとよく言われますね。耳鼻科で処方することもあります。■鼻から食塩水を吸って鼻か口から出す――鼻うがいの方法は、大きく分けて2通りあると言います。遠山先生慣れないうちは、まず、洗面器を使っての鼻うがいをお勧めします。0.9%の食塩水を作るところから始めます。具体的な方法は次のとおりです。1.洗面器に2リットル(ペットボトル1本)程度のぬるま湯(25~30度)を入れます。そこに、18グラム(大さじ1杯程度)の食塩を入れます。2.鼻から水がこぼれて洋服や床がぬれることがあるので、タオルなどをかけておきます。3.洗面器の食塩水に顔を近づけて、片方の鼻の穴を指で押さえ、もう片方の鼻の穴から食塩水を吸い込みます。飲み込まないように、少しだけ息を止めましょう。4.洗面器から顔をはずし、吸い込んだ食塩水を鼻から出します。5.もう片方の鼻も同じ要領で行います。これを、3~5回繰り返します。6.軽く鼻をかみます。鼻の奥にたまっているものが出やすくなるでしょう。ただし、食塩水が鼻に残ったままかんではいけません。鼻の粘膜が炎症を起こす原因になります。――これなら気軽にチャレンジできそうです。慣れてきたらどうすればいいでしょうか。遠山先生先の4番のところで、少しだけ上を向き、口の方へ水を落とし、口から水を吐き出すようにします。わりとしっかり吸い込まないと口まで届きませんが、一気に吸い込んだり、強く吸い込んだりし過ぎないようにしてください。洗面器でなくても、「コップ1杯のぬるま湯(200cc)にティースプーン1杯(1.8グラム)の食塩を溶かしたものを使用する」とか、「ドレッシングボトルのような、細いノズルがついている容器に0.9%の食塩水を入れてから鼻に注入する」という方法もあります。この場合は、やや上を向き、片方の鼻を指で押さえ、もう片方の鼻からノズルを利用して、ゆっくりと食塩水を注入します。このとき、「えー」と声を出しながら行うと注入しやすくなりますよ。――鼻うがいの最中にうがい水を飲んでしまったことがあるのですが、体に悪いですか。遠山先生自分の体の中のものを飲んだだけですから、悪くはありません。しかし、鼻うがいの最中に唾(つば)やうがい水を飲み込むと、耳に流れて中耳炎になることがあります。「プールで鼻から水が入って中耳炎になった」というのと同じ現象です。ですから、飲み込まないように注意してください。実践したけれど、抵抗感があってうまくできない、つい飲み込んでしまう、どうも不安、というときは、耳鼻咽喉科で相談してください。適切な指導をしてくれると思います。――よく分かりました。ありがとうございました。先生の注意事項にあるように、筆者も耳が痛くなったり、鼻にうがい水が残ったままで不快だったりという覚えがあります。特に、アレルギーや蓄膿(ちくのう)症、花粉症、風邪、インフルエンザなどの症状があるときは、医師のアドバイスを仰ぐことをお勧めします。監修:遠山祐司氏。耳鼻咽喉科・気管食道科専門医。医学博士。とおやま耳鼻咽喉科院長。とおやま耳鼻咽喉科TEL: 06-6923-4187大阪市都島区御幸町1-9-1地下鉄谷町線都島駅から徒歩7分藤井空/ユンブル)【関連リンク】【コラム】上司の歯に青のりが!あなたはどうする!?【コラム】専門医に聞く。鼻毛は抜くな!?正しい鼻のいじり方【コラム】「足の指が鼻の穴に入るんです」私のどうでもいい自慢集
2012年01月15日