ビューティフル ピープル(beautiful people)が、10月の東京ファッションウィーク(Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO 2016 S/S)中に、渋谷で16SSコレクションを発表した。デザイナーは熊切秀典。昨シーズンに引き続き、エレガント路線は継続。熊切によるとテーマの「オールドトリック」は、常套手段や使い古されたテクニックを意味し、今季は昔のクチュールをもう一度きちんと勉強した集大成だという。パターンの良さが評判のBPだが、更に磨きをかけてコレクション発表に臨んだ。コレクションの裏テーマは「トワル(シーチング)」で、インスパイアされたのは50年代ヴィンテージのディオールなど。確かにクリスチャン・ディオールのバージャケットを想起させるような、ウエストはシェイプしボトムはフレアになったシルエットも多く見られるし、ファーストルックにはコルセットを模したようなトップスが登場した。また、クラシカルな表現はテキスタイルにも見られる。18世紀ロココ調の絵柄のトワルド ジュイをBP流に作り直し、ジャックと豆の木のグラフィックで表現している。ヴィンテージテイストなレース使いも特徴的。優雅なワイドシルエットのパンツルックが多く登場したが、中でも目を引いたのはバックスタイルがスカートにラップされているようなデザインのオールインワン。色味としては白、ブラック、赤茶をベースに明るいラベンダーやミントグリーンが挿されており、爽やかなコントラストが印象に残った。
2015年10月27日ディオール(Dior)より、ブランドと近しいコラボレーターの一人であるフォトグラファーのリチャード・アヴェドンによる写真集『Dior by Avedon』が発売された。発売日は、フランス、イギリスが9月23日、アメリカが10月27日。リチャード・アヴェドンは、クリスチャン・ディオールの最初のオートクチュールコレクションショーが行われた1947年からディオールの撮影を手掛けるフォトグラファー。当時のフェミニンで大胆なクリエーション、それらが与えたセンセーショルなど、ニュールックの本質を忠実にレンズ越しに捉え、力強く弾けるような作品を生み出した。リチャード・アヴェドンはクリスチャン・ディオール亡き後もメゾンとのつながりを続け、イヴ・サンローランのポートレートなど多くの作品を残した。また、新人の発掘にも熱心で、チャイナ・マチャドやジーン・シュリンプトンを見出し、1964年にディオールの装いに包まれた姿を撮影している。一方で、当時の一流モデルたちとの仕事も好み、ディオールを纏ったツイッギー、ヴェルシュカ、ペネロペ・ツリーらを、永遠の時の中に刻み込んだ。今回発売される写真集は、アイコニックなイメージを通してリチャード・アヴェドンとメゾンの関係を回顧させるもの。著者であるイギリス版『ハーパース バザー』編集長のジャスティン・ピカディによる序文から始まり、150点の写真と、当時のモード界の象徴でソーシャライトでもある、ジャクリーヌ・ドゥ・リーブの回想に沿って進んでいく。あとがきは、ガリエラ・モード美術館館長で歴史家のオリヴィエ・サイヤールが担当した。【書籍情報】『Dior by Avedon』著者:ジャクリーヌ・ドゥ・リーブ、ジャスティン・ピカディ出版社:Rizzoli206ページ発刊:フランス・イギリス 2015年9月23日、アメリカ 10月27日価格:150ユーロ、115ポンド
2015年10月23日展覧会「PARIS オートクチュール- 世界に一つだけの服」が、16年3月4日から5月22日まで東京・丸の内の三菱一号館美術館にて開催される。同展は、パリ・モードの殿堂として知られるガリエラ宮パリ市モード美術館館長のオリヴィエ・サイヤール監修のもと、13年にパリ支庁舎で開催され人気を博したファッション展を再構成したもの。パリ・クチュール組合の承認を得た数少ないブランドが、顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てた高級服“オートクチュール”の19世紀後半から現代に至るまでの歴史を概観することが出来る。会場では、シャネル(CHANEL)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、ジバンシィ(GIVENCHY)、イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)、バレンシアガ(BALENCIAGA)らのオートクチュールを紹介。刺繍、羽根細工、コサージュなどの脈々と受け継がれてきた世界最高峰の職人技を、約130点のドレスや小物、デザイン画、写真などを通して体感出来る展覧会となっている。【イベント情報】PARIS オートクチュール- 世界に一つだけの服会場:三菱一号館美術館住所:東京都千代田区丸の内2-6-2会期:16年3月4日~5月22日時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜日と最終週平日は20:00まで)休館日:月曜日(祝日、5月2日、5月16日は開館)料金:一般1,700円、高大学生1,000円、小中学生500円
2015年10月17日ピーター・フィリップスによる初めてのクリスマスとなる今回のコレクションは、 “ゴールド”と“輝き”の新解釈。 近未来的でありながらもこの上なく美しく、それでいて都会的なアイコニックな女性をイメージして着想した。テーマは、「STATE OF GOLD」。その2015 ニュールック クリスマスでは、ディオール ハウスを象徴するカラーである“グレー”と“ゴールド”を融合し、「グレー・ゴールド」という、極めてデリケートで鮮やかな色をクリエーションされた。パウダリーで艶やかなレッドやピンク、そしてデリケートな輝きを付すヌード カラーが「グレー・ゴールド」と溶け合い、モダンでエレガントな世界観を生み出している。FACE、LIPS、EYES、NAILSの4カテゴリーから成る新コレクションの中で、敢えて注目したいのは、モダンでアーバンなテイストの“ヴェルニ ディオリフィック”のバーガンディ「ヴェルニ ディオリフィック 991」(3,200円・11月6日限定発売)。そのエッジーで魅惑的な色を指先に落とせば、ミステリアスな時空が広がる。<問い合わせ先>パルファン・クリスチャン・ディオールTEL:03-3239-0618
2015年10月10日アーティスティック ディレクター、ラフ・シモンズが手がけるディオール(Dior)の16SSプレタポルテコレクションが、10月2日にパリで発表された。「Horizen(地平線)」がキーワードとして挙げられており、ラフ・シモンズの言葉によると清らかさと安らぎを表現したコレクションとなっている。
2015年10月04日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)の新作バッグ「LUCKY L」(H28xW30×D14cm 35万9,000円)は、今季のキーファブリックであるファーをたっぷり使用したゴージャスな逸品。ボディ全体がファーで覆われ、フラップの滑らかなシープスキンとのコントラストがラグジュアリーな雰囲気。また、’60sインスパイアの15-16AWコレクションに合わせた、モーブなピンクがさらに今季らしいムードを盛り上げる。取り外し可能なストラップにより、バックパック、メッセンジャー、ショルダーバッグとして3WAYで使える。機能面もしっかり考慮されたシティ・レディのためのバッグだ。愛らしいムードで、コーディネイトの主役として活躍してくれる。<問い合わせ先>クリスチャン ルブタン ジャパンTEL:03-6804-2855
2015年09月29日ディオール(Dior)が9月5日、同ブランドの最新メイクアップを体験出来る「ディオール バックステージ ストゥーディオ」を伊勢丹新宿店本館2階にオープンする。12年より世界各国で開催されている「ディオール バックステージ ストゥーディオ」は、専属のディオール バックステージ アーティストのメイクアップサービスやメイクアップレッスンが無料で受けられるサービス。会場には限定アイテムなども多数登場する。コースは、来場者一人ひとりのニーズに合わせたポイントメイクアップをしてくれる「バックステージ ポイント メイクアップ」や、ベースメイクアップが体験出来る「デザイン ユア フェイス」、一人ひとりのニーズに合ったフルメイクアップや最先端ルックのメイクアップが受けられる「バックステージ フル メイクアップ」などを用意。予約をすれば、来場者のイメージに合ったラインの引き方を提案する「バックステージ ライン レッスン」を始め、専属のディオール バックステージ アーティストが購入した製品を用いながら一人ひとりに合った美しさを引き出すメイクアップテクニックをコーチングする「バックステージ プロ コーチング」、最新のトレンドメイクを体験出来る「バックステージ メイクアップ マスタークラス」などのサービスも受けられる。なお、これらのサービスはすべて無料での実施だ。また会場では、手軽にスプレーするだけでエアブラシで仕上げたような肌を演出できる「ディオールスキン エアーフラッシュ CC プライマー」(70ml 5,500円)や「ディオールスキン エアーフラッシュ マット タッチ」(50ml 5,500円)を始め、「ディオール アディクト リップ マキシマイザー」のベージュカラー(6ml 3,500円)や、「サンククルール デザイナー」の限定色(7,600円)、チークカラー「ディオールスキン ヌード タイダイ ブラッシュ」のコーラルカラー(6,500円)、ディオール初のハイブリッド アイシャドウ「ディオール アディクト フルイド シャドウ」の限定色(6ml 3,700円)などを販売する。
2015年09月04日"Dior and I" ©A Design Film Festival2015アジア初の「デザイン」をテーマにした映画祭「A Design Film Festival 2015(デザイン・フィルム・フェスティバル)」がシンガポールで開幕。映画を通してデザインのプロセスを幅広く広め、自国並びに世界中の才能を世に発信していくこの祭典は、2015年9月5日~9月13日の期間に開催。デザイン・フィルム・フェスティバルとは808 ©A Design Film Festival様々な分野のデザインに精通する学際的なデザインスタジオ「Anonymous」がオーガナイズし、2010年から始まったデザイン・フィルム・フェスティバル。受賞歴のある著名なデザイナーらによって2005年に設立され、政府やスポンサーから完全に独立したスタンスを保つAnonymousは、独自の企画でこの祭典を取り仕切っている。その目的は3つ。映画を通してデザインのプロセスをプロから素人まで幅広く広めること、デザインの分野全体に連帯感を浸透させること、自国及び世界の才能を世に示すことだ。近年では、シンガポールを越えてバンコク、ニューヨークにも映画祭の拠点を拡大し、シンガポールのデザインの分野での認知に、高く貢献している。2015年のテーマは「Depth and Width」Barbicania ©A Design Film Festival「より深く、より広く」というテーマを掲げられた今回の映画祭は、過去最大規模。更に、2か所のシアターを会場とする初の試みも。2015年9月5日、6日は、大規模改装されたばかりの歴史的建造物「Capital Theatre」で、9月11日~13日は、オーチャードの「Shaw Theatres LIDO」で開催。150もの映画作品の中からAnonymousによって厳選された、7つのアジアプレミア作品、2つのシンガポールプレミア作品、そして東南アジアプレミアの1作品から成る全10タイトルが上映される。中でも注目なのは、「Dior and I」。Raf Simons(ラフ・シモンズ)が世界的ブランド「Christian Dior(クリスチャン・ディオール)」の主任デザイナーとなって初の、オートクチュールコレクションの舞台裏を描いたもの。ファッションハウスの裏側や、彼のデザインに対する愛情が描かれる。「The Salt of the Earth」は、写真家Sebastião Salgado(セバスチャン・サルガド)のアマゾンにおける生態保護活動の40年の記録を描く。彼の息子Juliano Ribeiro Salgado(ジュリアーノ・リベイロ・サルガド)らによって制作されたこの作品は、2015年アカデミー賞のベストドキュメンタリー賞を受賞している。The Salt of the Earth ©A Design Film Festivalその他、上映作品についてはこちら>限定記念グッズにも注目今回の映画祭では初の試みとなる、デザインメーカー「Supermama」とのコラボレーションが実現。シンガポールでデザインされたものを、日本の伝統技術で形にするオリジナル作品を手掛けるこのブランドは、有田焼とのコラボプレートで有名。この映画祭では、10種類のデザインの「足袋」が発売される。足袋の製造には奈良の工房が協力している。既にバンコクで7月に開催され、タイのクリエイティブ界の世界進出に重要な機会を与えたと賞賛されたこの映画祭は、9月のシンガポールの後、10月にニューヨーク・ブルックリンでの公演も待っている。デザインにおいてもアジアのハブ国となるべく躍進を続けるシンガポール。デザイン・フィルム・フェスティバルで、その勢いを目の当たりにしてみては。チケット情報はこちら。
2015年08月24日レッドソールに魅惑のピンヒールがアイコニックなクリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)から、15-16AWシーズンにローヒールシューズ「DOLLY BIRDY」(8万2,000円)が登場。60’Sにインスパイアされた淡いローズカラーのメリージェーンシューズは、ラウンドトゥ、太いストラップ、レトロな丸バックルがドーリーで愛らしい。クリスチャン ルブタンらしいレッドソールはそのままに、大粒のグリッターで覆われた3cmのローヒールはグラニーな雰囲気。発売は9月を予定している。<問い合わせ先>クリスチャン ルブタン ジャパンTEL:03-6804-2855
2015年08月21日デザイナー名鑑の決定版『世界ファッション・デザイナー名鑑 FASHION VISIONARIES』(3,800円)が、9月30日に発売される。『ヴォーグ・ファッション100 年史』の編著者であるリンダ・ワトソンが手掛けた同書。1冊で75名のファッションデザイナーを一望出来るデザイナー名鑑の決定版。デザイナーたちが手掛ける各メゾンの代表的なビジュアルや選りすぐりの人気アイテムなどとともに、ブランドのトリビアや転換期、年表、製品へのこだわり、デザイン哲学など、ファッション好きには堪らない情報が収録されている。ラインアップは、ココ・シャネル、クリスチャン・ディオール、サルヴァトーレ・フェラガモ、ロジェ・ヴィヴィエ、エミリオ・プッチ、ジャンヌ・ランバン、クリストバル・バレンシアガ、ジョルジオ・アルマーニ、カール・ラガーフェルド、イヴ・サンローラン、ラルフ・ローレン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、カルバン・クライン、ジル・サンダー、山本耀司、三宅一生、山本寛斎、川久保玲、渡辺淳弥、高田賢三、ポール・スミス、ジャンポール・ゴルチエ、マーク・ジェイコブス、マルタン・マルジェラ、ドリス・ヴァン・ノッテン、ドルチェ&ガッバーナ、トム・フォード、スティーブン・ジョーンズ、アレキサンダー・マックイーンなど。【書籍情報】『世界ファッション・デザイナー名鑑 FASHION VISIONARIES』著者:リンダ・ワトソン発行:スペースシャワーネットワーク並製ビニールカバー/312ページ/A5判発売:2015年9月30日価格:3,800円
2015年08月08日ディオール(Dior)が15-16AWコレクションのキャンペーンビジュアルを発表した。去る6月16日に国立新美術館でリピートショーが行われ、話題呼んだことも記憶に新しい今秋冬のコレクション。アマゾンやサバンナを思わせる濃い色合いのアニマル柄ワンピースやマスキュリンなスーツルックなどが登場し、野性的で力強い女性像を思わせるアイテムがランウェイを彩った。ちなみにアニマル柄は1947年に初めてコレクションを発表した際にも使われていた柄で、フローラルとともにブランドのアイコニックパターンのひとつ。デザイナー、ラフ・シモンズの手でモダンに再解釈されたそれは、彼のメゾンに対する敬意の表れとも言える。今回のビジュアルは、そんなアイテムたちと共鳴するような荒々しい自然をバックに表現された。「私の幼少時代の家は崖の上にあり、ひどく激しい天気にさらされました」とは創始者クリスチャン・ディオールの自叙伝にある言葉。彼の故郷である仏ノルマンディー地方グランヴィルの岬に、ファー素材のワンピースやアニマルプリントのハイサイブーツを纏った女性たちが佇む様はパワフルでいてフェミニン、まさに官能的で個性的な女性たちそのもの。写真はこれまでにもディオールのキャンペーンを手掛けてきたベルギー出身のフォトグラファー、ウィリー・ヴァンデルペールが担当。彼のレンズを通し、新しいディオールウーマンの姿が表現されている。
2015年08月06日ディオール(Dior)が7月、新作ファインジュエリーコレクション「ソワ ディオール(Soie Dior)」を発売した。ジュエリーデザイナーのヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがデザインを手掛けた同コレクション。「ソワ ディオール」の“ソワ”とは“シルクのリボン”を表しており、このリボンが折りたたんだり、丸めたり、ひねったり、広げたり、ねじったり、ひっくり返したりと、一つの動きからもう一つの動きに移行するまでの一瞬を無作為にとらえて表現したコレクションとなっている。パヴェセッティングされたゴールドやネックレスの形状など、リボンの自由な動きを可能な限り立体的に表現した精密なクリエイションは、ジュエリーの中にシルクのしなやかさを映し出す。ストーンの中にシルクのしなやかさを映し取るため、パリでも屈指のハイジュエリー職人たちが創意工夫を究め、ノウハウの限りを尽くしたという同コレクション。リボンの自由な動きを可能な限り再現するため、いたる箇所でゴールドが連節構造になっています。ダイヤモンドのネックレスでは、トラペーズ、エメラルド、オーバル、クッション、ブリリアントなど様々なカットを駆使したストーンセッティングの高低差がリズムを生み出し、シルクの艶やかなきらめきを立体的に表現するものとなっている。ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、今回のコレクションについて「人は直観的にリボンをもてあそび、あっという間に現れては消える形を楽しみます。 私は、そうした自由な動きをそのまま表現したかったのです」とコメントを寄せている。
2015年07月21日昼は、夏の光が燦々と差し込むホテルの部屋。そして、宵闇迫る夕暮れ時には、親しい友人とのパーティーを楽しむベランダ。大人の、束の間のバカンスは、時間や場所を選ばない。シックなドレスとのコントラストを際立たせるのは、熱風をも感じさせる赤とヌーディーな口もと。そのエッジを効かせつつも魅惑的に描いた目もとは、ジュエリーに負けないほどの存在感を放ち、靡き、揺らめく。ゆるみのない、凛とした視点に感じさせるのは、心に秘めた燃え立つ思いとインテリジェンス。そんな黄味を帯びたミステリアスな赤は、月夜に照らされた百日紅のように魅惑的で美しい。儚さを孕んだ、大胆な夏の赤に染めた目もとで見るのは、スリリングな刹那の夢。Staff:Photo Yusuke HashimotoVideo Kozumi Higaki / A.K.A.Hair TETSUMakeup Akito Teramoto / H-BBBStyling Chiemi TobeModel Saki Asamiya / image ModelsWriter Akira WatanabeEditor Rieko Kosai■モデル着用アイテムミッドナイトシルクドレス 7万3,000円/ティー バイ アレキサンダー ワン(アレキサンダー ワン)サンダル 4万5,000円/レベッカミンコフ(レベッカミンコフ ソーカルリンク表参道)プレートネックレス/5万8,000円/マイアンサイ(ジェットンショールーム)小さいパール&ビジュー付L字ピアス/1万4,000円/キュレイティッド(エイチスリーオーファッションビュロー)右手薬指リング 1万6,296円/マヤ・マガル(ミセ コトコ)、左手ハンドカフ 6万4,458円/レイバンカッシュ(ミセ コトコ)<問い合わせ先>ADDICTION BEAUTY:0120-586-683RMK Division:0120-988-271イヴ・サンローラン・ボーテ:03-6911-8563資生堂インターナショナル:0120-304710シャネル カスタマー・ケア・センター(香水・化粧品):0120-525-519シュウ ウエムラ:03-6911-8560トム フォード ビューティ:03-5251-3541パルファン・クリスチャン・ディオール:03-3239-0618ボビイ ブラウン:03-5251-3485アレキサンダー ワン:03-6418-5174エイチスリーオーファッションビュロー:03-6438-9710ジェットンショールーム:03-6804-1633ミセ コトコ:03-6427-7976レベッカミンコフ ソーカルリンク表参道:03-5411-8705
2015年07月11日クリエイティブ ディレクター、クリス・ヴァン・アッシュによるディオール オム(DIOR HOMME)は、パリ市とブローニュ・ビヤンクール市との境に位置するパリ市立テニス・コートを会場に新コレクションを発表。Kasvetli Kutlamaの「She Past Away」が流れる中、約2,000本の白いバラが植えられたランウェイを舞台に、スポーティなミリタリーテイストのクチュールウェアの完成型を披露。迷彩、アーガイルなど、メンズファッションにおける様々なコードをオーセンティックなルックに落とし込み、ボンバージャケットや無数のポケットを取り付けたワーカーパンツなど、本来ならば無骨とされるアイテムをさりげなくミックスさせている。迷彩をはめ込んだアーガイルや、迷彩に花モチーフのアウトラインをミックスするなど、遊びを加えることも忘れていない。ムッシュ・クリスチャン・ディオールが活躍した50年代の陶芸家、クリスティン・マッカーディの作品からインスパイアされた、ラッキーチャームネックレスも目を引いた。カラーパレットはミリタリーウェアから引用され、カーキ、ネイビー、ボンバージャケットの裏地の色であるオレンジなどが用いられ、レッドやイエローなども加わり華やかな印象。ディオール オムらしい、新しいブルジョワのための服を提案していた。クリス・ヴァン・アッシュ自身は、先月末にシグニチャーブランドのクローズを発表したが、今後ディオール オムに専念することで今まで以上にクリエーションが充実することを期待したい。
2015年06月28日マルチに活動するハリウッドスターのジョニー・デップ(Johnny Depp)が、「パルファン・クリスチャン・ディオール(Parfum Christian Dior)」の新作香水の広告塔を務めることが分かった。また、ハリウッドで活躍し、オスカー女優でもある若手のジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)は「ディオール アディクト」のリップスティックの新広告塔に起用された。ジョニーがフレグランスの広告に出演するのは初めてで、ジェニファーは同ブランドのアイコンバッグ「ビー ディオール(Be Dior)」の広告に続く登場になる。ジョニー・デップが顔となるメンズの新香水は、「ディオール」の調香師、フランソワ・ドマシー(Francois Demachy)が手掛けるもの。「ディオール アディクト」は製品も新たにリニューアルし、9月より新作がラインアップするという。ジョニーは、12月公開予定のスコット・クーパー監督の最新作『Black Mass(原題)』に出演。一方のジェニファーは2015年11月20日(金)、映画『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』の公開が控えている。
2015年06月12日クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)が15-16AWコレクションを発表。グランジ、パンクといった60年代カルチャーをキーワードに提案する、今回の新たなスタイル。ビジュアルでは、ジムを舞台にスポーティーかつ挑発的な“魔性の女”を描いた。しなやかな弧を描いたヒールに危険なほど尖ったカッティングレザーを備えたブーティー「Electroboot」や、シャープなピンヒールの「Vampydolly」、官能的なランジェリーを想起させる、ゴールドのビーズフリンジを施したパンプス「Sweety Charity」や「Oolala」が登場。バッグの新作として、両サイドにフリンジをふんだんにあしらった「Lucky L」、“フランケンルビ”と呼ばれる、フランケンシュタインの傷跡のようなパッチワークを施した「Rougissime」などが展開される。
2015年06月02日24日(現地時間)に幕を閉じた第68回カンヌ国際映画祭。今年も世界中からスターやセレブたちが集結し、レッド・カーペットでゴージャスな装いを披露した。オープニング・セレモニーで鮮烈だったのはルピタ・ニョンゴ。「グッチ(Gucci)」のグリーンのドレスがレッド・カーペットに映えて、たっぷりした裾をふわりと広げてターンした姿は絵画のような美しさ。“レッド・カーペットの女王”の異名を持つ彼女の面目躍如だった。ルピタのドレスもそうだったが、トレンドの1つは胸元を深くV字に切り込んだプランジネック。フェザーとスワロフスキーの刺繍を施した「アルマーニ・プリヴェ(ARMANI PRIVÉ)」の黒のドレスにショパールのエメラルドのイヤリングを合わせたジュリアン・ムーア、長いスカートにフェザーをあしらい、背中も大きく開いた「エリ・サーブ(Elie Saab)」のドレスを着たナオミ・ワッツ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『Sicario』(原題)上映に出席したナタリー・ポートマンが着た「ランバン(LANVIN)」のグリーンのドレスも同様のデザインだった。映画祭前からベストドレッサー候補の期待がかかっていたのは『Carol』(原題)に主演したケイト・ブランシェットとルーニー・マーラ。見事女優賞を受賞したルーニーは、同作のフォトコールでは「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」の2015年プレフォールコレクションからオフホワイトのレースをあしらったミニワンピースを着用。ケイトは同じく「アレキサンダー・マックイーン」の黒のワンピース。公式上映時、ルーニーはやはりオフホワイトの「ロシャス(ROCHAS)」のホルター・ドレス。ケイトはプリントやディテールに凝った「ジャイルズ(Giles)」のドレスだった。今年は監督作『A Tale of Love and Darkness』(原題)を引っさげてカンヌ入りした前述のナタリー・ポートマンも、ミューズを務める「ディオール(Dior)」のクチュールを中心に、「ランバン」や「ロダルテ(Rodarte)」もチョイス。特にフォトコール時に着用した、裾がアシンメトリーになっている「ロダルテ」の黒のワンピースはバックがシースルーという大胆なデザインだった。『マッドマックス怒りのデスロード』の上映で、ショーン・ペンと一緒にレッド・カーペットを歩いたシャーリーズ・セロンも完ぺきな美しさで注目された1人。レッド・カーペットで着たイエローのドレスは「クリスチャン・ディオール」のオートクチュール。シンプルなデザインながら、長身の彼女ならではの着こなしでゴージャスに魅せた。ウディ・アレン監督の『Irrational Man』(原題)に主演したエマ・ストーンは公式上映では「ディオール」のオート・クチュールの白のドレス。フォトコールでは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de la Renta)」の黒のレース・ドレス。どちらも彼女のキュートな魅力が際立つデザインだった。「プラダ(PRADA)」、「ミュウ ミュウ(Miu Miu)」で決めたレア・セドゥ、同じくプラダのホルタードレスを優雅に着こなしたダイアン・クルーガー、パッチワーク状のユニークなデザインの「ヴァレンティノ(Valentino)」のドレスやバレンシアガなど、連日のコーディネートで注目を集めた審査員のシエナ・ミラーなどなど、カンヌは今年もオシャレ自慢のスターたちの装いが華やかな彩りを添えた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月25日ディオール(Dior)が、フランス・グランヴィルのMusee Christian Dior(クリスチャン ディオール ミュージアム)にて6月6日から11月1日までの間、「Dior, the New Look Revolution(ディオール、ニュールック革命)」展を開催する。これに合わせ、同タイトルの書籍を刊行することも決定した。本展では、ディオールの伝説的アイテム「バー(Bar)スーツ」の歴史を通して、戦後の女性スタイルの流れを変えた「ニュールック革命」を振り返る。1947年の初オートクチュールコレクションでの発表から、現代に至るまでの再解釈の様相まで、数々の写真やアーカイブ資料から紹介する。キュレーターを務めるのは、ファッション史家のフロランス・ミュレール(Florence Muller)。会場となるミュージアムは、ディオールが子供時代を過ごしたノルマンディー地方グランヴィルの館に設けられた。また、展覧会と同名の書籍『Dior, the New Look Revolution(ディオール、ニュールック革命)』が、6月8日にリゾーリ社から刊行される予定。執筆は、著名クチュリエらの伝記を多数手掛けるライターのロランス・ベナイム(Laurence Benaim)、キュレーターのフロランス・ミュレールが序文を寄せた。【イベント情報】「Dior, the New Look Revolution」会期:6月6日~11月1日会場:Musee Christian Dior住所:Villa les Rhumbs Rue d’Estouteville 50400 Granville時間:10:00から18:30入館料:一般7ユーロ/学生・失業者・障害者・団体4ユーロ/12才未満無料【書籍情報】『Dior, the New Look Revolution』著者:Laurence Benaim出版社:リゾーリ社言語:フランス語/英語152ページ/205×265mm発行:6月8日価格:35ユーロ
2015年05月25日女優の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずらが14日、是枝裕和監督最新作『海街diary』(6月13日公開)がコンペティション部門に正式出品されることを受けて、フランス・カンヌで開催されている第68回カンヌ国際映画祭に出席した。現地の天候は晴れ。綾瀬はスパンコールをあしらった花柄の白いドレス、長澤はスタイルのよさを生かしたタイトな淡い紫色のドレス、夏帆は色鮮やかなプリントのボリュームスカートがポイントのドレス、広瀬は淡い水色の清楚なドレスに身を包み登場。世界中から集まったカメラマンたちを前に、笑顔で応えた。映画の上映は、現地時間の16:00に実施。会場の2300席はすべて埋まり、女優のカトリーヌ・ドヌーヴや『アーティスト』(2011年)のミシェル・アザナヴィシウス監督の姿も。上映中は、コミカルなシーンには笑いが起こるなど、温かい雰囲気に包まれた。映画が終わると、会場からはスタンディングオベーションが起こり、5人は感激した様子を見せていた。上映を終え、夏帆は「本当に貴重な体験をさせていただいた。夢のような体験。みなさんの反応が温かくて、すごくすてきな上映だったなと思いました」と感慨深く語ると、長澤も「たくさんの人の心に何かが届いたのかなと思って、すごくうれしかった」とコメントした。今回、「この4人にこの映画祭を体験してもらいたいというのが強くあった」と語っていた是枝監督。綾瀬が「また来てみたいなと思いました」と思いを語り、広瀬も「大人になって、またこの舞台に立てるような女優さんになりたいなと思いました」と目標を見据えたように、女優たちにとって貴重な経験となったようだ。上映されたメイン会場に向かうレッドカーペットでは、タキシードできめた是枝監督を筆頭に、綾瀬はクリスチャン・ディオールのオートクチュールで、胸元のラインが際立つ白のクラシカルなドレス、長澤はステラマッカートニーの深いグリーンとブルーのタイトなロングドレス、夏帆はイヴ・サンローランの鮮やかな藍色のシックなロングドレスに、広瀬はオリジナルで水色と白のチェック柄の爽やかなシフォンドレスにと着替えて登場。四姉妹が手をつないで横一列になって歩くなど、映画の雰囲気そのままにメイン会場へと進んでいた。(C)2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会
2015年05月15日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが出演した第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門のトップバッターとして是枝裕和監督の『海街diary』が公式上映され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずがレッドカーペットに登場した。綾瀬さんは「クリスチャン・ディオール」、長澤さんは「ステラ・マッカートニー」、夏帆さんは「イヴ・サン・ローラン」、広瀬さんはオリジナルのドレスと、それぞれスタイルは違うものの、四姉妹役らしく揃って涼しげなカラーをチョイスし、映画の舞台、鎌倉の海を思わせた。上映後には、スタンディングオベーションが5分近く続き、監督も四姉妹も感激のお面持ちで、特に綾瀬さんは会場の熱気にあてられたのかかなり上気した様子。上映後、海辺にあるジャパン・パビリオンに移動すると「風が気持ちいい!」と風にあたって、ほてりをさましている様子が、なんとも愛らしかった。感想を聞くと、「たくさんの拍手をいただけて、とても嬉しいです。また来たいなと思いました。私とすずちゃんが叫ぶシーンで笑いが起きたのが、意外でした」(綾瀬)、「去年も『The Crossing』のプロモーションでカンヌのレッドカーペットを歩きましたが、今度はコンペティションで来たいなと思っていたので嬉しいです」(長澤)、「日本にいるとなかなか世界を知ることができないので、本当に貴重な体験ができました。また来られるように頑張りたいです」(夏帆)、「お姉ちゃんたちと来られて嬉しい。これからも演技を続けて、大人になったらまたこの舞台に立ちたいです」(広瀬)と語り、是枝監督も「何度カンヌに来ても毎回違いますが、待ってくれている観客がいて嬉しい」と喜びを語った。映画は鎌倉を舞台に、疎遠だった父の死をきっかけに母親違いの末妹(広瀬さん)を引き取り、4人で暮らし始めた姉妹の1年間の日々を綴る。レッドカーペット前には公式記者会見が行われ、「小津安二郎の映画を思わせるが、作品は見ましたか?」との海外の記者の質問に、綾瀬さんは「何本か拝見しました。男性の俳優さんの表情がユニークだなと思いました」と笑顔で答えていた。2年前は『そして父になる』で見事、審査員賞を受賞した是枝監督。ジョエル&イーサン・コーエンら今年の審査員団の判断がわかるのは、24日夜(現地時間)となる。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月15日新オードパルファム「ラルリジューズ/修道女(LA RELIGIEUSE)」(50mL 1万3,000円)が登場。「ラルリジューズ/修道女」を手掛けたのは、フランス人アーティスト、セルジュ・ルタンス(Serge Lutens)。ルタンスは60年代より様々なジャンルで活躍する比類なきクリエイター。幼少より美に対する研究心が強く、21歳の時、撮りためたポートフォリオを手にパリのヴォーグ社に訪れると、その場でクリスマス特集号のデザイン担当に抜擢されたという。その後、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)にてブランドビューティーイメージとコスメティックライン・デザインの総責任者を務めた他、それまで職業としては存在しなかった色彩クリエーターの地位を確立。そして、これをきっかけに映像の世界へと活動の幅を広げ、以降パッケージ、広告宣伝製作やパルファムの創作など、アーティストとしてマルチな才能を発揮した。フレグランスは、ボトルデザインからネーミング、パッケージに至るまで、全てをセルジュ・ルタンス自身が監修するというこだわりよう。本作にはルタンスが生後、幼少期に母と過ごした修道院での記憶の影が潜んでいる。神に仕える清らかで純粋無垢な存在という汚れなきイメージを持つ修道女と、実際に修道女から受けた自分と母への冷たい仕打ちといった相反する側面をひとつの香りとして表現したものだ。「ラルリジューズ/修道女」からは、純白でピュアなジャスミンと、お香を思わせるインセンスの香りが同時に押し寄せる。彼の非常にパーソナルな体験と秘められた記憶が繊細に表現された。長方形のボトルは深いパープルに染められ、シンプルなデザインながら存在感のある仕上がりに。ボトルからも、ルタンスの内面の深い葛藤と無垢な魂といった二面性が表現されているようだ。「ラルリジューズ/修道女」はSHISEIDO THE GINZA、伊勢丹新宿店メンズ館、イセタンサローネなどセルジュ・ルタンス取り扱い店で4月21日より発売中。
2015年05月08日ディオール ファイン ジュエリー(Dior fine jewelry)が、新作ジュエリーコレクション「ローズ デ ヴァン」を発表。このほど、本作のクリエイターであるヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌが描いたイラストが動き出す、可愛らしいショートフィルムがパリから到着した。今回、発表されたのはクリスチャン・ディオールが幼少期に過ごしたノルマンディのグランヴィルの館に今でも残されているという「ローズ デ ヴァン」と呼ばれる“羅針盤の風配図”をモチーフにあしらった、リバーシブルのジュエリー。迷信深いクリスチャン・ディオールがメゾンを始めるきっかけとなった星、そして彼が愛した薔薇を組み合わせたーー正しい方向へ風が導いてくれる、そんなお守り的なジュエリーとなっている。ちなみに、作品のタイトルになっている「Rose des Vents(ローズ デ ヴァン)」とは、直訳すると“風の薔薇”ーー放射状に広がる風配図が薔薇を連想させたことからそう呼ばれているのだとか。今回の作品について、ヴィクトワールは「小さなモチーフペンダントというアイデアから出発したかったのです。そしてメダイヨンほど暗示的なものはないと思いました。風配図は旅のシンボルですが、このメダイヨンにはクリスチャン・ディオールのお守りであった星だけでなく、彼が愛した薔薇も折り重なっています。メゾンの歴史のすべてがほのめかされているのです」とコメントを寄せている。リバーシブルのメダリオンは、マザーオブパール、ピンクオパール、ターコイズ、ラピスラズリの4色で、ブレスレッドは4種類、ネックレスは5種類でそれぞれ6月10日より発売される。
2015年05月07日花を愛してやまななかったムッシュ・ディオール。花々は、常にムッシュ・ディオールのインスピレーションの源であり、また彼の後を継ぐデザイナー達にも愛され続けているメゾンのシグネチャーコードだ。そんな花々に対するメゾンの愛情や情熱を随所に感じることができるのが、表参道のブティック。そこには驚きと共に五感を刺激する、あらゆる花々が溢れている。メゾンのシグネチャー、フラワーコードエントランスのすぐ脇には、ムッシュ・ディオールのラッキーチャームだったスズランをモチーフにしたコスチューム ジュエリー"Mise en Dior"シリーズが出迎え、1階奥にあるファイン ジュエリーコーナーでは、彼が幼い頃より慣れ親しんだバラをモチーフにした"Rose DiorLa Rose Dior Pre Catelan (ローズ ディオール プレカトラン)"シリーズ、庭の草花、てんとう虫などの昆虫などをモチーフにした"Diorette (ディオレット)"など様々なアイテムが揃う。2階はラフ・シモンズが手掛けるクルーズラインやプレタポルテが揃い、SS15コレクションにおいても花は重要なモチーフの一つ。現在、店頭で展開しているのは、ヴィクトリア朝のウォールペーパーなどからインスピレーションを受けたフラワープリントの素材や、草花の刺繍が袖や裾など随所に施されたコートやドレスなど。またDiorのアイコニックな新作バック"Diorama"にも、ウエアと同じく草花の刺繍入りのものがある。そして、忘れてならないのがシューズ。これから活躍しそうなエスパドリーユやスニーカーにもフラワーモチーフが花開き、足元を華やかに飾ってくれる。『私はクチュリエであると同時に、パフューマーなのです』-クリスチャン・ディオール最後に立ち寄りたいのは、2階の奥にあるフレグランスコーナー。そこにはメゾンの調香師であるフランソワ・ドゥマシー氏が稀少な原料を用いて完成させた”ラ コレクション プリヴェ”が揃う。特に注目なのは、ムッシュ・ディオールの原点である生家の庭からインスパイアされた香り"GRANVILLE(グランヴィル)"。スパイシーなウッディベースに、パイン、タイム、レモンが重なりあうフレッシュでエネルギーに満ちた香りで、とても爽やかな気分にしてくれる。店内でコレクションに散りばめられた美しい花々を愛でた後は、ムッシュ・ディオールの花への想いがぎゅっと詰まった香りをまとってみてはどうだろう。
2015年05月06日今も昔も、数多のデザイナーが好むフラワーモチーフ。しかし、ムッシュ・ディオールほど深く花を愛し、これほど見事に美しく花々を取り入れたデザイナーは他に例をみない。彼にとって花々は、この世で女性の次に美しい絶え間ないインスピレーションの源だった。『花々は神がこの世に与えた、女性の次にもっとも美しいものである』-クリスチャン・ディオールムッシュ・ディオールと花の出会いを紐解いてみると、幼少期にまで遡る。グランヴィルの生家には草花の溢れる美しい庭園があり、植物への愛情は自然と育まれていった。自ら植物の標本集をつくり、芳しいバラの庭園で何時間も過ごした経験は、後にデザイナーになった彼のクリエーションにおけるあらゆる原点となる。時に、そのノスタルジックな思い出は一輪のスズランに託され、ファッションショーでは幸運を招くラッキーチャームとして必ず彼のボタンホールに飾られていた。『私はここグランヴィルにて、最も甘美で、感嘆に満ちた想い出を過ごしました。それどころか、私の人生、私のスタイルのほとんど全てを、その境遇と建物から影響をうけています』-クリスチャン・ディオール『花のような女性たち、ファム フルール』花々は、ムッシュ・ディオールのクリエーションに次々と彩りを加えていった。素材として、アイテムとして、カラーとして、シルエットとして、そして香りとして。彼の代名詞ともいうべき"ファム フルール(=花のような女性たち)"では、シルエットに花を取り込み、柔らかな肩、花開いたような胸元、蔓植物のようにほっそりとしたウエスト、花冠のように大きなスカートなど、女性の曲線をより美しく描きだした。そして、花々がムッシュ・ディオールにとってインスピレーションの泉であり続けたように、彼の志を継ぐデザインナーや調香師にとっても、彼の遺した美しいイマジナリーガーデンは、永遠の原点として今でもメゾンに脈々と受け継がれている。そんな美しい花々に出会いに、最新コレクションが並ぶ表参道ブティックのフラワーコードを探しに出かけてみよう。
2015年05月06日鮮やかな色彩と光の効果がグラデーションを織り成す夏のニュールックディオールは、オートクチュールコレクションにも登場した「タイダイモチーフ」のスピリットが詰まった、サマーメイクアップコレクション「ニュールック サマー 2015/タイダイコレクション」を、5月1日より新発売。太陽の陽射しがキラキラと強く輝く下、鮮やかでフレッシュな色彩が、ブリーチされ、織り交ざり、ソフトでニュアンスのあるタイダイ グラデーションが生み出される。真夏の輝きを放つ肌を実現するチーク「ディオールスキン ヌード タイダイ ブラッシュ」(限定2種)は、4色の異なるシェードが溶け合うチーク。ソフトからポップまで、自由自在に太陽に映える健やかな輝きを肌にプラスし、真夏の輝きを放つ肌を実現する。カラーは、可憐なピンクとモーヴのテンダーローズのハーモニーがより明るい肌色を引き立て、フレッシュな血色をプラスする“001ピンク サンライズ”と、コーラル系シェードのブレンドに、サンディ ベージュを散りばめた輝きのあるピンクが配色され、ほんのり小麦色の肌に美しい立体感を与える“ 002コーラル サンセット”。「ディオール アディクト リップスティックタイダイ エディション」(限定6色)は、ひと塗りでタイダイ エフェクトを叶える、ツートン カラーのリップスティック。中央に「CD」ロゴが注入された遊び心溢れるデュオカラーで、今までにない洗練された仕上がりに。ローズウッドとそれを引き立てるフューシャ、コーラルとそれを引き締めるレッド、ブラウンとそれと対比するベージュなど、太陽の様々な表情からインスパイアされた、唇を明るく輝かせる組み合わせの全6色。ほかにも、オールインワン・リップ「ディオール アディクト フルイド スティック」(新色4色・うち限定1色)。パウダーアイシャドウ「サンク クルール」新2種(うち限定1種)。ディオールバックステージのプロテクニックから生まれた、瞬時に輝きを演出し、目元を大きくみせるアイシャドウパレット「バックステージ イルミネーティング アイ パレット」(新1種)などが発売となる。【参考】・ディオール「メイクアップ/ニュールック サマー 2015」
2015年05月04日ディオール(Dior)から、アイコニックなサングラス「ディオール・テクノロジック」(6万1,000円)が新登場。ラフ・シモンズ(Raf Simons)による15SSコレクションにも登場した同サングラス。デザインのベースとなったクラシックなシェープは、ラフの描く未来宇宙のインスピレーションにより新たな形にアップデートされた。フロントにはモダンなオープンワークメタルフロントを、レンズにはフラットレンズを採用。また、アセテートテンプルのブラックが、シャイニーメタル、ミラーレンズと綺麗なコントラストをなしている。フレームは写真のシルバー、ゴールド、ブラックの他グラフィックゴールドが用意された。<問い合わせ先>クリスチャン ディオールTEL:0570-200-088
2015年05月01日今春のベースメイクで見逃せないCCクリーム。その使いこなしはとても簡単。まずはCCクリームをファンデーションまでと考える時、CCクリームの後はルースパウダーまたはプレストパウダーで肌をおさえれば、驚くほど早く時短メイクが終了する。パウダーだけで仕上げた場合の肌の印象は、重さのない若々しい素肌感。だからカジュアルな80年代風のスポーティアイテム、あるいは、ふんわりシルエットや花柄のロマンチックなドレスといった、今春のファッションと相性が抜群。健康的な可愛らしさが無理なく演出できる。CCクリームの素肌感を損なわない、空気感のあるパウダーが最高のマッチング。また、ファンデなしだとシミが浮いて見えないかしらと心配な人は、進化した、目くらまし粉体搭載の薬用パウダーを試してみては?■ディオール スキン ヌードエアー ルース パウダーきめ細やかな空気のベールをかけたような仕上がりになるルースパウダー。肌に溶け込むようになじみながら、ビタミン、ミネラル、スウィートオレンジエキスを配合で肌をいたわる作用も。有害物質の肌への吸着も防ぐ。(全4色 6,500円/パルファン・クリスチャン・ディオール)■メナードフェアルーセント薬用プレストパウダー(医薬部外品)安定化ビタミンC誘導体という美白成分を配合。独自に開発した粉体が、目の錯覚を応用して、シミの輪郭をぼかしてカバー。さらに汗・皮脂をはじいたり、吸収したりする2種類の粉体も配合し、仕上がりを長持ちさせる。(SPF15 PA++ 6,000円)
2015年04月15日4月25日に日本公開されるディズニー映画『シンデレラ』の衣装デザイナー、サンディ・パウエル(Sandy Powell)が来日。幻想的な現代のシンデレラの世界に生きるキャラクターの衣装に込められたメッセージを聞いた。――数々の歴史映画において、その時代の雰囲気を保ちながら、モダンな要素を備えた衣装を製作しています。映画のコスチュームデザインにおいて大切にしていることとは?私が映画の衣装デザインを手掛けるときは「もし私が映画の背景である時代のファッションデザイナーだったら、何をデザインするのか?」というところからイメージを広げていきます。それから、スクリーンの中でキャラクターを表現するのに「色」という要素も大切だと考えています。実際、今回シンデレラに登場するキャラクターたちにも、イメージにあった色の衣装をデザインしました。――『シンデレラ』全体の衣装の雰囲気はどのように構築したのでしょう。まず、シルエットについては、16世紀から19世紀までの様々な時代のファッションを考察しました。結果、今回は1940年代版19世紀ファッションという感じにするのが面白いと思い、それを採用することにしたの。ジョン・ガリアーノやクリスチャン・ディオールのように、普遍的なシルエットを現代の感性で再解釈していく作業でした。――シンデレラが舞踏会で着るブルーのドレスについて教えてください。彼女のドレスカラーは、最初からブルーにしようと考えていました。ブルーよりシンデレラに相応しい色はないと思ったからです。このドレスの深みのあるブルーを出すために、異なる素材や質感の生地を重ねています。一番上の生地はシルク。シルクやポリエステルなど、異なるテキスタイルを重ねることで、シンデレラが動き、ドレスに光が差し込む度に、新しい輝きを見せてくれるドレスに仕上げました。このドレスを製作するにあたり、20人のスタッフで延べ1万時間くらいかけています。――舞踏会でシンデレラが着たドレスには、1万個ほどのスワロフスキーのクリスタルが散りばめられているそうですね。このスワロフスキーや内側のテキスタイルがグリッター素材なのは、シンデレラの内面から溢れる美を表現するためでしょうか?その通り!それから、シンデレラのドレスの表面に使用したシルク生地もそうですが、上質な素材というのは気品のある表情を作り出してくれます。シルク生地から透けて見える輝きで、シンデレラの内から溢れ出る魅力を表現しました。このドレスの華やかな揺れや広がりを生み出すには、素材のセレクトも大切です。シンデレラのドレスの動きをCGによるものだと思う人もいるけれど、これはリアルです(笑)。――舞踏会のシーンには中国、インド、日本、ロシアなど、多くの国のお姫様が登場しますが、そのアイデアはどこから?これは台本にあったアイデアなの。シンデレラの舞台は、世界のどこかにある海辺の港街という設定で描かれています。その街中に異なる国々の人がいることで、ユニバーサルで現代的なシンデレラの世界を描くことを企図し、多様な文化を感じさせる人物を登場させています。2/2に続く。
2015年04月13日ディオール(Dior)の卓越したクチュールのクラフツマンシップを凝縮したエスパドリーユ「ディオール サンセット(DIOR SUNSET)」(9万8,000円)が15SSシーズンに登場。煌びやかなフラワーを象るのは、精巧なエンブロイダリーワーク。輝くスパンコールとビーズによりフラワーモチーフが施され、アッパーの艶やかなファブリックとのカラーコントラストが陽気でエレガントな表情を演出している。クリスチャン・ディオールが誇るクチュールの贅沢さと、ラフ・シモンズらしいフューチャリスティックなテイストが融合した「DIOR FUSION」のインスピレーションを体現するデザインだ。カラーは、ピンク、ブラックの2色。サイズは、34から39にて展開。<問い合わせ先>クリスチャン ディオールTEL:0570-200-088
2015年04月02日3月14日に公開されるドキュメンタリー映画『ディオールと私』から、その冒頭映像が公開された。クラシカルな音楽と共に始まるこの映像では、当時のクリスチャン・ディオール(Christian Dior)の姿とともに、1947年にメゾンが設立された当初の会見の様子や、彼が手掛けたドレスを身にまとうモデルの姿が映される。やがてムービーは映画の舞台となる55年後のディオールのアトリエへ。メゾンの新しいデザイナーとして、ラフ・シモンズ(Raf Simons)が紹介されるところまでが描かれた。映画「ディオールと私」は、ラフとディオールの職人たちが一丸となって、パリ・コレクションが行われるまでの8週間に挑む様子を映した物語。今まで公開されたことのないディオールのグラン・メゾンの中で、デザイナーとお針子たちが1枚の布をいかにしてドレスにしてくのかという、その実際の作業がまざまざと描かれている。本作でしか見ることの出来ない、当時のディオールが残したデッサン画などにも注目だ。
2015年03月13日