ネットで使える資金管理ツールをご紹介する連載コラム「上手に活用して”快適”マネーライフ! 『お金の管理』便利ツール」。第15回では、総合金融情報サイト『モーニングスター』を取り上げます。「モーニングスター」は、投資信託情報をはじめ、株式・債券・為替・変額年金・商品ファンドなど、豊富な投資関連情報や経済情報を中立的な立場で提供する総合金融情報サイトです。「金融電卓」「ポートフォリオ」など資産運用に役立つ様々なツールが用意されています。主なコンテンツの1つである「投資信託」ページでは、国内の投資信託情報や外国籍投資信託情報、ファンドランキング、分配金速報などを閲覧することができます。ファンドを検索したい場合は、「ファンド名から検索」「条件を指定して検索(詳細検索)」「毎月分配型ファンド検索」「最大下落率を把握して探す」の4つの方法で検索することが可能です。各ファンドの詳細ページでは、基準価額や純資産など基本情報に加え、チャートや関連ニュース、ファンド分析などを紹介。また、モーニングスター独自の”★”記号を使った「スターレーティング」や、9つの箱でファンドの現在の規模と属性を図示する「9つの箱のスタイルボックス」といった視覚的に分かりやすい評価情報を採用しています。投資信託の知識や経験がない初心者の人でも、「らくらくファンドナビ」ツールを使えば、簡単に自分に最適のファンドを探すことができます。「らくらくファンドナビ」とは、運用利回りの計算などを行う「金融電卓」ツールを使用して、ファンドを検索するツールで、「増やすための資産運用」と「退職後の資産運用」の2つのスタイルからファンドを検索することが可能となっています。使用方法(「増やすための資産運用」)は、まず「金融電卓」の「運用・利回り」計算で目標とする運用利率を算出します。次にファンドを選ぶ際に重視する項目を選び、その後、検索結果の各カテゴリー(国内株式型、国内債券型、国際株式型、国際債券型)からファンドを1つずつ選択します。ファンド選択が終了すると、ファンドの一覧が表示されます。このページは印刷が可能なほか、各ファンドはポートフォリオに登録することができます。さらに、「金融電卓」では、「らくらくファンドナビ」で使用した「運用・利回り」のほかに、「取崩し・受取期間」「取崩し・受取金額」「取崩し・利回り」の3つの計算が行えます。具体的には、「運用・利回り」では、退職までの資金運用のための年間利回りを、このほかの3つでは、退職後に資産を取り崩す際の受取期間、受取金額、必要利回りを算出することが可能です。次に、「株式」ページについて見ていきましょう。同ページでは、株式検索、取引所情報(20分ディレイ)、PTS情報(リアルタイム)、国内株式ランキング、「ピックアップ外国株」、「株式新聞コラム」などのコンテンツを掲載。このうち、株式検索では銘柄名または銘柄コードを入力するだけで、目当ての銘柄を簡単に検索することができます。各銘柄ページでは、現在値や株価チャート、PTS株価、株価比較、指標、ファンド組入れ状況などが表示されます。同ページのお勧めツールの1つが「グローバル株式検索」です。このツールでは、国内外の上場銘柄の業績や財務指標を比較分析することが可能となります。対象は、日本市場、米国上場(ADR含む)主要銘柄、中国本土上場銘柄、香港市場上場主要銘柄で、モーニングスター独自セクターやインダストリーグループによる分析を実施。また、時価総額やパフォーマンスなど日本円への変換機能も搭載し、グローバルな銘柄比較が行えるようになっています。投資家の皆さんにぜひ活用して欲しいのが「ポートフォリオ」管理ツールです。このツールでは、保有または注目している株や投資信託の運用状況を一目で把握することが可能です。現在の基準価額や株価が反映されるため、日々の損益や分散投資の状況を簡単にチェックできるほか、毎月定期的に金融商品を購入している場合は、「積立プラン」を選択すると毎月自動で買付登録が行えます。さらに、「X-Ray」機能では、多地域・多商品に分散投資されたポートフォリオデータを、7つの視点から集計、分析を実施。ユーザーは、「資産分散状況」「地域分散状況」「株式スタイル分析」「債券スタイル分析」「コスト分析」「レーティング分析」「リスク・リターン分析」の7視点に関する分析結果を確認することができます。なお、「ポートフォリオ」管理ツールを利用する際は、「モーニングスタークラブ」への入会が必須となります。入会金は無料で、会員は、投資に役立つレポートを紹介する「アナリストの視点」や、ニュースなどを配信する「アラートメール機能」といった特典を利用できるようになります。このほかにも、投資初心者や投資を学びたい人向けの「マネースクール」ページ、ETF情報などバラエティ豊かなコンテンツが揃っています。皆さんも「モーニングスター」のツールを活用して、より効率的な資産運用を始めてみませんか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日トレンド総研は「グローバル人材」に対する評価や採用ニーズなどを知るため、「グローバル人材に対する企業のニーズに関する意識・実態調査」を実施した。調査は8月30日~9月3日にかけて、新卒・中途採用面接の最終決裁に携わっている社員500人を対象に行った。まず、「あなたの勤めている会社でグローバル人材を社内に確保することは必要だと思いますか?」と聞いたところ、6割以上の企業が必要だと感じていることが分かった。次に「グローバル人材の採用数は以前に比べて増えてきていると思いますか?」と聞くと、「増えてきていると思う」という意見が40%。平均すると約21%の増加率で、多いところではグローバル人材の採用数は2倍に増えているという企業もあった。増加している理由については、「今の業務において高いコミュニケーション能力を有する人材が必須」という意見や、「企業の未来を据えて海外展開を考えていく場合にグローバル人材は必要」という意見が目立った。他にも、「海外の人々の考え方を受け入れる力がないと、海外企業と戦えない」、「グロ-バルな経験をした人材は即戦力になりやすい」という意見もあった。続いて、企業はグローバル人材のどのような点に期待をしているのか質問。すると、「コミュニケーション能力」が最も多く59%、続いて「語学力」(58%)、「主体的な行動力」(38%)、「交渉力」(34%)という結果になった。また、グローバル人材の採用が増えていると回答した人に「グローバル人材は社内でも活躍をしていると思いますか?」と聞いたところ、「そう思う」と回答した人が74%。その理由として、他国の文化や言語をしっかりと受容できている力や、コミュニケーション能力の高さや主体性が挙げられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月18日ユニクロとビックカメラが協業し、グローバル繁盛店「ビックロユニクロ新宿東口店」が、2012年9月27日(木)オープンする。株式会社ビックカメラと株式会社ユニクロは、共同で新宿東口に新店舗「ビックロ」をオープンさせる。この新店舗はファッションブランド「ユニクロ」と、家電量販店「ビックカメラ」が同じ建物の中に出店することだけを指すのではなく、互いのノウハウを組み合わせてつくり上げた「ビックロユニクロ新宿東口店」は、グローバル繁盛店という新しいユニクロのカタチでオープンする。9月27日にオープンする「ビックロ」は、地下3階から地上8階の敷地面積約881坪(2,912.85㎡)を誇る。ユニクロ銀座店に続く国内2番目に大きな売り場面積を持つ「ビックロユニクロ東口店」の売場は、1階から3階のフロアで、1階(ウィメンズ・メンズ)、2階(ウィメンズ・キッズ&ベビー)、3階(メンズ)の計1200坪で展開する。また、オムツ替え台や授乳室も完備。家族でも安心して買い物を楽しめるように、フィッティングルームもベビーカー対応を用意している。 総勢約480名のスタッフで、4ヶ国語対応(日・英・中・韓)できめ細かいサービスを提供する。さらに、お笑い芸人、劇団員、チアリーダーなど特徴のある店舗スタッフを約10名採用し、店頭では常に活気あふれるスタッフが、最高レベルの店舗サービスで活気ある店内を目指す。【ユニクロ新宿東口店】2012年9月27日(木) 10:00オープン営業時間/10:00~22:00住所/東京都新宿区新宿3-29-1元の記事を読む
2012年09月13日人気グローバルブランドがついに!アジア主要都市を中心にグローバルに展開、海外の各国で人気&話題となっているコスメブランドの「Za」(ジーエー)が、ついにこの秋、日本にも上陸することが分かった。“シンプルステップで速攻キレイ”なスキンケア、“テク要らずでなりたい仕上がりをかなえる”メイクアップを提供していくというこのブランド。お値段もお手ごろ価格ということで、現代女性必見のアイテムぞろいとなりそうだ。時短メイク、スマートメイクで綺麗を手に入れてスキンケアのメインアイテムとして位置付けられている「アミノミネラルジェル」は注目度の高い逸品。メイク前の保湿を完璧にするオールインワンジェルで、洗顔後はこれ1本でOK。化粧ノリやキープ力をぐんとアップさせてくれる。毛穴を引き締める効果もあり、配合されたフォギ―パウダーとのダブル効果で。さらに毛穴レスな美しい肌に。アミノミネラル保湿配合で、肌のバリア機能も高め、ダメージに強い肌へと導き、素肌美もアップさせてくれる。瞬時にボリューム&カールたっぷりのまつげを演出し、しっかり夜までキープしてくれる「キラーボリュームマスカラ」なども人気を集めそう。ブランドとして計52品のアイテムを発売するとのことなので、今からチェックして、時短・現代型スマートメイクであなたなりの綺麗を目指してみては。元の記事を読む
2012年09月13日日興アセットマネジメント(以下、日興アセット)はこのほど、追加型投信「ツーピース・セレクト(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)」を10月9日に設定、運用を開始すると発表した。募集はみずほ証券にて、18日から行なう。同ファンドは、「マネージド・フューチャーズ戦略」と「グローバル・マクロ戦略」で運用される2つの投資信託証券に投資し、特定の市場に左右されることなく、安定した収益の確保と中長期的な信託財産の成長をめざす新ファンド。「マネージド・フューチャーズ戦略」と「グローバル・マクロ戦略」は、これまで何度も危機を乗り越え、安定したパフォーマンスをあげてきたという。また、「同期間における2つの戦略の値動きは、先進国株式や商品と比べて小さかったことが確認されている」(同社)。各投資信託証券への基本投資配分は50%程度ずつに設定。「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の2コースを用意し、両コース間でスイッチングを行なうことができる。なお、為替ヘッジは、投資対象とする投資信託証券において米ドルと円の間で実施する。基準価額は、当該投資信託証券に含まれる米ドル建て以外の資産における、当該資産の通貨と米ドル間の為替変動の影響を受ける。また、為替ヘッジを行なうことで、為替ヘッジコストがかかる場合がある。購入単位は、分配金受取りコース(口数指定)が1万口以上1口単位、同(金額指定)が1万円以上1円単位、分配金再投資コースが1万年以上1円単位。購入価額は、当初申込期間中が1口当たり1円、継続申込期間中が購入申込受付日の翌営業日の基準価額となる。換金単位は1口単位で、換金価格は換金申込受付日の翌営業日の基準価格となる。換金代金は、原則として、換金申込受付日から起算して7営業日目から支払う。申込期間は、当初申込期間が9月18日~10月5日まで、継続申込期間が10月9日以降。信託期間は、2022年7月15日まで(2012年10月9日設定)。決算日は、毎年1月15日および7月15日。同社は、「大きく変動する市場環境にも対応し、多様化するお客さまのニーズを的確に捉えた商品の開発・運用を通じて、投資家の資産形成に役立つ商品の提供に尽力していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日人と人とのつながりが希薄になっていると言われる現代社会ですが、そういった時代だからこそ、仲間を作り、交流を持つということを、大切に考える人たちが増えています。SNSもそのひとつ。しかし、最近ではそこからさらに一歩踏み込んで、対面で接することができる、リアルのコミュニティを作りたいと考える人が多くなっているようです。そこで今回は、新しい暮らしのスタイルとして注目を集めている、ソーシャルアパートメントをご紹介したいと思います。■住人同士が交流できるソーシャルアパートメントとは、どのようなスタイルが特徴なのでしょうか。数多くのソーシャルアパートメントを運営している、グローバルエージェンツの広報戦略室にお話をうかがいました。「ソーシャルアパートメントは、通常のワンルームマンションに、住人同士がコミュニケーションを図ることのできる共有スペースをプラスしたものです。ただ共有スペースを提供するというのではなく、豪華なラウンジやフィットネス設備、ライブラリーといった高級感の感じられる共有スペースを設置していることが、大きな特徴だと言えるでしょう。入居者は、そういった共有スペースを活用して、自由にコミュニケーションを楽しむことができます。また、各ソーシャルアパートメントの共有スペースを活用して、弊社がイベントを開催するケースもあります」(グローバルエージェンツ・広報戦略室)■豊かなライフスタイルを提案――シェアハウスとの違いについて教えてください。「シェアハウスの場合には、そのほとんどが一軒家を利用して運営されています。そのため、個人の部屋があるとは言っても、完全にプライバシーを確保できるわけではありません。自室に行くためには、必ず共有スペースを通らなくてはなりません。しかし、ソーシャルアパートメントでは、入居者のプライバシーをしっかりと保つことが可能です。共有スペースを通らずに自分の部屋へ入ることができますので、通常のワンルームマンションに住んでいるように過ごすことも可能です。さらに、ソーシャルアパートメントは、豊かなライフスタイルの共有を目的としています。そのため、シェアハウスと比較すると少し賃料は高いのですが、その分ハイセンスな建物で暮らし、豪華な設備を利用できるという魅力があります」■さまざまな職業・年齢の人と交流できる――ソーシャルアパートメントには、どのような人が入居しているのでしょうか。「20代後半から30代前半の入居者様が多くなっていますが、年齢層にはかなり幅があります。男女比も、半々といったところでしょう。ソーシャルアパートメントへの入居を希望される方の中には、いろいろな人と交流を持ちたい、語学を学びたい、人脈を仕事に活かしたい、といった向上心の強い方が多いように見受けられます。実際に、独立して個人で会社を立ち上げられ、仕事のためにソーシャルアパートメントを活用しているというケースもあります」■講演会やイベントも開催――実際の入居者の生活はどのようなものなのでしょうか?「入居者様は、一緒に食事をされたり、旅行に行かれたり、部活を作ってみたりと、コミュニケーションを楽しんでおられます。さらに、弊社の方でも、共有スペースを活用したイベントを、企画することがあります。先日は、弊社主催の講演会を行いました。入居者様はもちろん、外部のお客様にも講演を聞きにきていただきました。また、ネットTVの撮影で、ソーシャルアパートメントをお貸ししたこともあります。通常、共有スペースのあるマンションなどでは、外部の人間を招いてはいけないといったケースが多いようです。しかし、ソーシャルアパートメントでは、ご友人を招くのも大歓迎です。そのため、マンション内だけではなく、外にも開かれたコミュニケーションが可能だと言えるでしょう」■身近にはもちろん、幅広い交流を楽しめる――ソーシャルアパートメントの最大の魅力とはどのような点でしょうか?「入居することで、コミュニティを築くことができるという点ではないでしょうか。さらに、シェアハウスでは実現できない、豊かなライフスタイル、そしてプライバシーの確保なども、ソーシャルアパートメントの魅力です。また、弊社の提供しているソーシャルアパートメントは非常に件数が多いため、イベントの規模も大きくなります。そのスケールメリットも、ソーシャルアパートメントの大きな魅力だと思っています」デザイナーズマンションのハイセンスなラウンジ、いつでも利用できる豪華な設備、年齢・性別・国籍を越えて交流する入居者たち……。想像しただけでも、ワクワクしてきますね。今後ますます普及していくと思われるソーシャルアパートメント。新しいライフスタイルを求めている人は、ぜひチェックしてみては?(OFFICE-SANGA 森川ほしの)
2012年09月04日MURUA(ムルーア)はグローバル展開に向けて今秋ハワイに1号店を、2012年9月1日(土)オープンする。“ときにCuteでときにSexy”という二面性の中に、トレンドも取り入れた大人の女性のためのスタイルを提案しているブランド、ムルーア。2006年よりマークスタイラーよりブランド展開を開始し、以前に増して、モード感を重視したスタイルを展開している。9月よりオープンするハワイ店は、トロリーバスやエアポートバスなどの停留所や免税店などが集まるロケーションであり、住民だけでなく観光客に対してもムルーアのブランド認知の拡大を目指している。ムルーアは、既に上海や北京に進出させるなど、積極的なグローバル展開を図っているが、今後アジア、ハワイに続きアメリカやヨーロッパへのショップ出展も目標にしている。MURUAハワイ店舗概要開店日:2012年9月1日(土)住所:345 Royal Hawaiian Ave, Suite102, Honolulu, HI96815, USA店舗面積:15.2坪営業時間:10:00~23:00定休日 無元の記事を読む
2012年08月30日神戸は約90年前に日本で初めてジャズが演奏された町であり、今も市内に20軒以上のジャズを聴かせる店があるという。このジャズの聖地で行われる「JAPANSTUDENTJAZZFESTIVAL」は、ジャズを通して中学生、高校生の音楽を愛する健全な心を育むと同時に、全国の中学・高校生が互いに交流することで、彼らの新たなミュージックシーンが神戸から始まっていくことを期待して開催される。さらに神戸でのパフォーマンスにより、将来のジャズ界を担う若い人たちに神戸の人たちに親しんでいただくとともに、広くジャズの街「神戸」をアピールしようとするものだ。今年の「JAPANSTUDENTJAZZFESTIVAL2012」に出場するのは全部で44組。8月24日(金)11時30分~18時00分が中学生の部、25日(土)11時30分~17時00分が高校生の部(1日目)、26日(日)11時30分~17時30分が高校生の部(2日目)というスケジュールで行われる。1校の演奏時間は12分。この12分間に、これまでの練習の成果をすべて出し切らなくてはいけないため、各バンドともに気迫のこもったステージとなる。こうした中高生たちの演奏も楽しみだが、豪華な名プレーヤーによるゲスト演奏も大きな魅力だ。今年のゲストは、24日は関西を代表するクラリネット奏者である滝川雅弘氏とモダンタイムスビッグバンド、25日がハワイ出身でハイノート・ヒッターとして知られるトランペット奏者エリック宮城(ミヤシロ)氏とグローバル・ジャズ・オーケストラ、そして、26日はラテントロンボーンの帝王・中路英明氏とグローバル・ジャズ・オーケストラだ。入場料は前売り当日ともに1日券が一般1,000円。3日通し券は一般1,500円のところ、中高生は500円。前売り券は神戸文化ホールプレイガイドで発売中だ。なお、「JAPANSTUDENTJAZZFESTIVAL2012」の演奏の模様を収録したDVD、ブルーレイの販売が予定されており、既に予約を受け付けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日グローバル化の流れの中、日本で働く外国人が増えると同時に、日本人の海外赴任機会なども増加している。それに伴い、従来は銀行で行われていた海外送金サービスを独自に行う事業者が続々と登場している。今回は、個人向けの海外送金サービスを独自に行っているNTTドコモ、SBIレミット、セブン銀行の担当者に聞いた、各社のサービスの特徴を紹介する。海外送金サービスの拡大は、銀行以外の事業者による送金サービス提供を認める、新しい「資金決済に関する法律(資金決済法)」が2010年4月に施行されたことを背景にしている。NTTドコモ、SBIレミットはこれによって海外送金サービスを行うことが可能になった。SBI傘下のSBIレミットは2010年12月から、NTTドコモは2011年7月から、同サービスを開始した。セブン銀行は銀行なので、同法の施行とは直接関係はないが、新たなビジネスチャンスを狙い、2011年3月から海外送金サービスを開始した。それぞれに特徴のあるサービスを行っているが、まず、NTTドコモの海外送金サービスを紹介したい。NTTドコモではもともと、日本国内では、ケータイ送金というサービスを行っていた。一つの電話番号にいわゆる「ドコモ口座」というアカウントを持つことができ、アクティベートすれば、お金をデポジットしてショッピングやドコモ同士のケータイ送金に使うことができる仕組みを持っていた。同社では、この仕組みの上に、海外にも送金できるサービスを行うという形で、同サービスを行うことになった。「ドコモ口座」に一旦入れたお金を、海外にも送れるようにしたというわけだ。海外送金サービス参入のきっかけは、さきほど述べた資金決済法の施行以外に、同社が国内に抱えている約6,000万のユーザーに対して、「海外送金という利便性を提供できるのではないか」(同社国際事業部 国際サービス担当部長 石井良宗氏)との思いがあったという。だが同社では、海外に送金できるネットワークを持っていたわけではなかったため、米マイクロファイナンス・インターナショナルのシステムを通じて、同サービスを開始することとなった。利用するには、携帯電話で送金金額、受取人氏名、受け取り方法などを入力する方法をとっている。受け取る方法は、口座入金のほか、銀行や両替店、ポーンショップ(質屋さん的な店舗)などで受け取ることができる。NTTドコモの送金手数料は、「なるべく安く、分かりやすく」(石井氏)をモットーとし、1回の送金につき一律1,000円としているのが特徴だ。石井氏によると、携帯から非常に簡単な操作で送金でき、銀行の窓口の営業時間や曜日に関係なく送金できることから、利用者からは大変使いやすいと評判だという。送金対象国は、2012年3月に21の国・地域に拡大した。在日外国人以外にも、日本人留学生に親が送金するケースも多いといい、米国への送金が伸びているという。マネーロンダリングなどの不正対策にも力を入れており、毎回の送金ごとに受取側のスクリーニングをしている。また、今年3月からはスマートフォンからも送金できるようにした。「入力が楽なので、口座番号なども打ちやすく、慣れると大変使いやすい」(石井氏)。石井氏はサービス開始からこれまでの状況について、「2011年度は目標としていた利用者数には届かなかったが、確実に手ごたえは感じている」とし、「携帯電話は、おサイフケータイなどにも代表されるように、金融サービスと相性がいい。海外送金サービスについても、1回一律1,000円という分かりやすさと携帯で手軽に送れるというメリットがあるので、外国人の皆さんや留学生のお子さんを持つ親御さんらに、ぜひ利用してほしい」と話している。SBIレミットは、2010年4月に施行された資金決済法に基づく資金移動事業者として、同年12月7日に金融庁に登録、13日にサービスを開始した。「それまで、SBI証券での株式売買手数料の引き下げなど金融サービスの価格破壊による顧客還元と利便性向上を先駆的に手掛けてきたSBIグループとして、従来、銀行だけが行うことができた国際送金業務の自由化に利して海外送金ニーズをもつ個人や中小事業者、また、日本在住外国人に対して、安全、迅速、低価格な国際送金サービスの提供を目指している」(SBIレミット 営業部マネージャーの栗田貴善氏)。事業開始に先立つ実地調査でも、日本で働く多くの外国人から、便利な送金手段がないという声を聴いており、そうした声がSBIレミットのサービス構築の原動力となった。業界最低水準の手数料の実現にあたっては、「SBIグループのノウハウを生かし、スケールメリットが効率よく働く事業インフラを狙ったシステム構築を行った。」(栗田氏)。同社が海外送金サービスを行う上で提携したのが、国際送金事業会社大手の一角である米国のマネーグラム社。「複数の国際送金事業者との提携を検討したが、日本の顧客層に合ったサービス提供に柔軟に対応しようとする姿勢を最も強く感じた」ことが同社との提携の決め手となった。サービスの特徴は、送金依頼をSBIレミットのウェブサイトから24時間365日行うことができ、同社に入金が行われると”最短約10分”で、マネーグラム社の持つ190カ国、25万カ所の取扱店で受取人がキャッシュを受け取れるというもの。しかも、従来の銀行送金に比べると、速さ、費用において飛躍的な利便性の向上を消費者に提供している。また、資金移動業者は送金資金の取り扱いに応じた金額を、送金受取りが行われるまで法務局に供託する義務を課せられており、安全性も極めて高いものとなっている。具体的な送金方法は、主にSBIレミットへの送金依頼の仕方、入金方法の違いによって「フリコミ送金」「インターネット送金」「ゆうちょ振替払込みカード送金」「コンビニ送金」の4つがある。日本人顧客はインターネットによる送金依頼をネットバンキングと併用して送金を行うケースが多い。一方で日本在住の外国人顧客に最も利用されているのは、「ゆうちょ振替払込みカード送金」。仕送り送金のように、常に一定の送金受取人に送金する場合、その受取人をあらかじめSBIレミットに登録しておき、その”ゆうちょ振替払込カード”でゆうちょ銀行のATMまたは窓口でSBIレミットの口座に入金するだけで、Webサイト上での手続きなしに登録した受取人への送金が実行できる。外国人顧客にこの方法が最も多く利用されている理由について、栗田氏は「ネット環境のない方や苦手な方、最寄りの金融機関が郵便局である方が多いことに加え、自分のカードで入金を行うことによる安心感という消費者心理を持たれることが理由ではないでしょうか」。「フリコミ送金」は、送金に際してのSBIレミットへの入金に銀行を利用するお客様で、同じ送金受取人に複数の送金を行う予定がある場合、「ゆうちょ振替払込みカード送金」と同様に、事前に受取人の登録をしておくことにより会員サイト上での手続きなしで送金が実行できる。上記2つの送金方法では、SBIレミットが顧客からの入金を確認した時点で即送金されるのに対し、「インターネット送金」は、顧客がSBIレミット内に持つ「送金準備金口座」に送金用資金を一時的にプールすることが可能。その残高から必要な金額を、必要な時に、機動的に送金することができるため、海外にお子様を持つご両親などの個人に加えて、海外への支払いを機動的に行いたい法人が多く利用している。「コンビニ送金」は、SBIレミットがファミリーマート社と日本で初めて開始したコンビニエンスストアでの入金による国際送金。インターネットで送金依頼を行った後、提携するファミリーマート内のファミポートを利用して、レジで入金が行える。365日7時から21時まで海外送金を行うことができ、金融機関の営業時間外の送金を容易にしている。栗田氏は、こうした顧客の視線に立ってサービスを常に改善して”進化”していくことが、SBIレミットの最大の特徴と強調。常に顧客の声に耳を傾けながらサービスの改善を心がけているという。サービスを開始して1年半の状況については、「着実に伸びているのは間違いない」(栗田氏)。今後については、「どういうプロダクツを作ったらお客さんに喜んでもらえるかが全て。数字はこのような地道なサービス改善の結果として後からついてくると思っている」と話している。セブン銀行の海外送金サービスは、従来の海外送金の仕組みで利用者が感じていた不具合や不満をなんとか改善したいという思いが、開発のきっかけとなった。従来は銀行や郵便局から海外に送金する場合、「窓口が少なく、長時間待つ必要がある」、「送金したくても店舗が平日の15時までしか営業していない」、「手数料が高め」、「書類記入の手続きが煩雑」など、より便利なサービスへの意見や要望があった。また、労働力人口の減少で、就労のために海外から日本に入国・在留している外国人が増えていることや、企業のグローバル化による日本人の海外勤務が増えていることから、日本から海外への送金ニーズは、今後ますます増加していくと考えた。セブン銀行 商品サービス部の廿浦(つづうら)隆次長によると、同社では、それまでのサービスへの改善や、事業の多角化という観点から、2009年に海外送金サービスに関するプロジェクトを立ち上げた。プロジェクトでは、(1)便利なサービス、(2)いつでもどこでも使えるサービス、(3)長期にわたって繰り返し使うことができる安定したサービス、の観点からサービス内容を検討。2011年3月22日、インターネットバンキング、モバイルバンキングでの海外送金サービスを開始。さらに同年7月19日からは、日本国内に現在1万7,000台以上設置されているセブン銀行ATMからも、同サービスを利用できるようになった。セブン銀行の海外送金サービスは、(1)原則24時間365日送金可能、(2)シンプルかつリーズナブルな送金手数料、(3)受取拠点が豊富、(4)送金から最短数分で受取可能、などの特徴がある。廿浦氏は、サービス開始にあたって重視したことについて、「多くの取引を無人で安定して処理するためのしっかりしたシステムのインフラ作り」と、「犯罪に使われるリスクの除去」を挙げた。セブン銀行の海外送金サービスを利用するには、同社の口座を作らなければいけないが、犯罪のリスクの除去という点において、非常に有効だという。手数料は、1万円までの送金手数料は990円、5万円までの送金手数料は1,500円。「従来の銀行での手数料は金額に関係なく数千円がかかっていた。例えば、少額のお金を送るのに数千円かかっていては、かなり高い。そうした意味では、個人向けの手数料としてはリーズナブルになっている」(廿浦氏)。また、提携しているのは、世界約200以上の国と地域に45万カ所以上の拠点を有する世界最大の送金サービスネットワークを持つウエスタン・ユニオン。ウエスタン・ユニオンに決めた理由について廿浦氏は、「圧倒的なブランド力と拠点の数が魅力で、なおかつそれだけのインフラを持っているということは、多くのノウハウを持っているということ。安定したサービスの仕組みを作るには、最大手と組む必要があった」と話す。さらに、セブン銀行の海外送金サービスの最大の”売り”はATMで手続きができること。一旦口座を作り、海外送金サービス契約の申込みをすれば、送金が全てATMなどでできるので、従来は都度煩雑な手続きが必要だった海外送金サービスの利便性を格段に増している。時間を問わずに送金できるのもメリットで、廿浦氏によると、セブン銀行の海外送金サービス利用者の9割近くが、ATMを利用しての送金だという。昨年は、1年間で約3万件の利用があったが、今年はすでに4~6月の3カ月間で昨年1年間と同じ3万件を突破している。同社は今後4~5年のうちに年間100万件の利用を目指しているそうだ。廿浦氏は、「日本で働く外国人や、海外に在住・在留する日本人が増え、グローバル化が進んでいる。人が動くということはお金も動くということであり、海外送金サービスは今後不可欠なものになっていく」と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日1990年代初頭以降、IT(情報技術)等の技術革新による通信・交易手段の発達、東西冷戦の終結による世界交流の活発化、さらに、巨大な新興国の台頭などが見られ、グローバル化が急速に進みました。そして、ヒト、モノ、カネ、技術、情報の流れが拡大すると、アジアなどを中心に国際的な分業が進み、資源の効率的な配分・活用とそれに伴なう生産性の向上などを通じて、世界規模での経済拡大が鮮明になりました。このような環境のもと、強い追い風を活かし、新興国地域が成長率を著しく高めました。同地域も世界的な金融・経済危機の影響を受け、08、09年に成長率が鈍化したものの、90年代の危機時と比べ強固になった経済の枠組みや迅速な政策対応などにより、先進国地域発の外的ショックの影響を緩和し、好調な内需を牽引役にいち早く回復に転じました。足元では、欧州政府債務問題の影響も見られるものの、今後も新興国の成長が先進国の成長を引き続き大きく上回ると見込まれます。(※グラフ・データは過去のものおよび予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2012年8月16日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日1990年代初頭以降、IT(情報技術)等の技術革新による通信・交易手段の発達、東西冷戦の終結による世界交流の活発化、さらに、巨大な新興国の台頭などが見られ、グローバル化が急速に進みました。そして、ヒト、モノ、カネ、技術、情報の流れが拡大すると、アジアなどを中心に国際的な分業が進み、資源の効率的な配分・活用とそれに伴なう生産性の向上などを通じて、世界規模での経済拡大が鮮明になりました。このような環境のもと、強い追い風を活かし、新興国地域が成長率を著しく高めました。同地域も世界的な金融・経済危機の影響を受け、08、09年に成長率が鈍化したものの、90年代の危機時と比べ強固になった経済の枠組みや迅速な政策対応などにより、先進国地域発の外的ショックの影響を緩和し、好調な内需を牽引役にいち早く回復に転じました。足元では、欧州政府債務問題の影響も見られるものの、今後も新興国の成長が先進国の成長を引き続き大きく上回ると見込まれます。(※グラフ・データは過去のものおよび予想であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)(2012年8月16日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」「ヘッジファンド」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日グローバル化の流れの中、日本で働く外国人が増えると同時に、日本人の海外赴任機会なども増加している。それに伴い、従来は銀行で行われていた海外送金サービスを独自に行う事業者が続々と登場している。今回は、個人向けの海外送金サービスを独自に行っているNTTドコモ、SBIレミット、セブン銀行の担当者に聞いた、各社のサービスの特徴を紹介する。海外送金サービスの拡大は、銀行以外の事業者による送金サービス提供を認める、新しい「資金決済に関する法律(資金決済法)」が2010年4月に施行されたことを背景にしている。NTTドコモ、SBIレミットはこれによって海外送金サービスを行うことが可能になった。SBI傘下のSBIレミットは2010年12月から、NTTドコモは2011年7月から、同サービスを開始した。セブン銀行は銀行なので、同法の施行とは直接関係はないが、新たなビジネスチャンスを狙い、2011年3月から海外送金サービスを開始した。それぞれに特徴のあるサービスを行っているが、まず、NTTドコモの海外送金サービスを紹介したい。NTTドコモではもともと、日本国内では、ケータイ送金というサービスを行っていた。一つの電話番号にいわゆる「ドコモ口座」というアカウントを持つことができ、アクティベートすれば、お金をデポジットしてショッピングやドコモ同士のケータイ送金に使うことができる仕組みを持っていた。同社では、この仕組みの上に、海外にも送金できるサービスを行うという形で、同サービスを行うことになった。「ドコモ口座」に一旦入れたお金を、海外にも送れるようにしたというわけだ。海外送金サービス参入のきっかけは、さきほど述べた資金決済法の施行以外に、同社が国内に抱えている約6,000万のユーザーに対して、「海外送金という利便性を提供できるのではないか」(同社国際事業部 国際サービス担当部長 石井良宗氏)との思いがあったという。だが同社では、海外に送金できるネットワークを持っていたわけではなかったため、米マイクロファイナンス・インターナショナルのシステムを通じて、同サービスを開始することとなった。利用するには、携帯電話で送金金額、受取人氏名、受け取り方法などを入力する方法をとっている。受け取る方法は、口座入金のほか、銀行や両替店、ポーンショップ(質屋さん的な店舗)などで受け取ることができる。NTTドコモの送金手数料は、「なるべく安く、分かりやすく」(石井氏)をモットーとし、1回の送金につき一律1,000円としているのが特徴だ。石井氏によると、携帯から非常に簡単な操作で送金でき、銀行の窓口の営業時間や曜日に関係なく送金できることから、利用者からは大変使いやすいと評判だという。送金対象国は、2012年3月に21の国・地域に拡大した。在日外国人以外にも、日本人留学生に親が送金するケースも多いといい、米国への送金が伸びているという。マネーロンダリングなどの不正対策にも力を入れており、毎回の送金ごとに受取側のスクリーニングをしている。また、今年3月からはスマートフォンからも送金できるようにした。「入力が楽なので、口座番号なども打ちやすく、慣れると大変使いやすい」(石井氏)。石井氏はサービス開始からこれまでの状況について、「2011年度は目標としていた利用者数には届かなかったが、確実に手ごたえは感じている」とし、「携帯電話は、おサイフケータイなどにも代表されるように、金融サービスと相性がいい。海外送金サービスについても、1回一律1,000円という分かりやすさと携帯で手軽に送れるというメリットがあるので、外国人の皆さんや留学生のお子さんを持つ親御さんらに、ぜひ利用してほしい」と話している。SBIレミットは、2010年4月に施行された資金決済法に基づく資金移動事業者として、同年12月7日に金融庁に登録、13日にサービスを開始した。「それまで、SBI証券での株式売買手数料の引き下げなど金融サービスの価格破壊による顧客還元と利便性向上を先駆的に手掛けてきたSBIグループとして、従来、銀行だけが行うことができた国際送金業務の自由化に利して海外送金ニーズをもつ個人や中小事業者、また、日本在住外国人に対して、安全、迅速、低価格な国際送金サービスの提供を目指している」(SBIレミット 営業部マネージャーの栗田貴善氏)。事業開始に先立つ実地調査でも、日本で働く多くの外国人から、便利な送金手段がないという声を聴いており、そうした声がSBIレミットのサービス構築の原動力となった。業界最低水準の手数料の実現にあたっては、「SBIグループのノウハウを生かし、スケールメリットが効率よく働く事業インフラを狙ったシステム構築を行った。」(栗田氏)。同社が海外送金サービスを行う上で提携したのが、国際送金事業会社大手の一角である米国のマネーグラム社。「複数の国際送金事業者との提携を検討したが、日本の顧客層に合ったサービス提供に柔軟に対応しようとする姿勢を最も強く感じた」ことが同社との提携の決め手となった。サービスの特徴は、送金依頼をSBIレミットのウェブサイトから24時間365日行うことができ、同社に入金が行われると”最短約10分”で、マネーグラム社の持つ190カ国、25万カ所の取扱店で受取人がキャッシュを受け取れるというもの。しかも、従来の銀行送金に比べると、速さ、費用において飛躍的な利便性の向上を消費者に提供している。また、資金移動業者は送金資金の取り扱いに応じた金額を、送金受取りが行われるまで法務局に供託する義務を課せられており、安全性も極めて高いものとなっている。具体的な送金方法は、主にSBIレミットへの送金依頼の仕方、入金方法の違いによって「フリコミ送金」「インターネット送金」「ゆうちょ振替払込みカード送金」「コンビニ送金」の4つがある。日本人顧客はインターネットによる送金依頼をネットバンキングと併用して送金を行うケースが多い。一方で日本在住の外国人顧客に最も利用されているのは、「ゆうちょ振替払込みカード送金」。仕送り送金のように、常に一定の送金受取人に送金する場合、その受取人をあらかじめSBIレミットに登録しておき、その”ゆうちょ振替払込カード”でゆうちょ銀行のATMまたは窓口でSBIレミットの口座に入金するだけで、Webサイト上での手続きなしに登録した受取人への送金が実行できる。外国人顧客にこの方法が最も多く利用されている理由について、栗田氏は「ネット環境のない方や苦手な方、最寄りの金融機関が郵便局である方が多いことに加え、自分のカードで入金を行うことによる安心感という消費者心理を持たれることが理由ではないでしょうか」。「フリコミ送金」は、送金に際してのSBIレミットへの入金に銀行を利用するお客様で、同じ送金受取人に複数の送金を行う予定がある場合、「ゆうちょ振替払込みカード送金」と同様に、事前に受取人の登録をしておくことにより会員サイト上での手続きなしで送金が実行できる。上記2つの送金方法では、SBIレミットが顧客からの入金を確認した時点で即送金されるのに対し、「インターネット送金」は、顧客がSBIレミット内に持つ「送金準備金口座」に送金用資金を一時的にプールすることが可能。その残高から必要な金額を、必要な時に、機動的に送金することができるため、海外にお子様を持つご両親などの個人に加えて、海外への支払いを機動的に行いたい法人が多く利用している。「コンビニ送金」は、SBIレミットがファミリーマート社と日本で初めて開始したコンビニエンスストアでの入金による国際送金。インターネットで送金依頼を行った後、提携するファミリーマート内のファミポートを利用して、レジで入金が行える。365日7時から21時まで海外送金を行うことができ、金融機関の営業時間外の送金を容易にしている。栗田氏は、こうした顧客の視線に立ってサービスを常に改善して”進化”していくことが、SBIレミットの最大の特徴と強調。常に顧客の声に耳を傾けながらサービスの改善を心がけているという。サービスを開始して1年半の状況については、「着実に伸びているのは間違いない」(栗田氏)。今後については、「どういうプロダクツを作ったらお客さんに喜んでもらえるかが全て。数字はこのような地道なサービス改善の結果として後からついてくると思っている」と話している。セブン銀行の海外送金サービスは、従来の海外送金の仕組みで利用者が感じていた不具合や不満をなんとか改善したいという思いが、開発のきっかけとなった。従来は銀行や郵便局から海外に送金する場合、「窓口が少なく、長時間待つ必要がある」、「送金したくても店舗が平日の15時までしか営業していない」、「手数料が高め」、「書類記入の手続きが煩雑」など、より便利なサービスへの意見や要望があった。また、労働力人口の減少で、就労のために海外から日本に入国・在留している外国人が増えていることや、企業のグローバル化による日本人の海外勤務が増えていることから、日本から海外への送金ニーズは、今後ますます増加していくと考えた。セブン銀行 商品サービス部の廿浦(つづうら)隆次長によると、同社では、それまでのサービスへの改善や、事業の多角化という観点から、2009年に海外送金サービスに関するプロジェクトを立ち上げた。プロジェクトでは、(1)便利なサービス、(2)いつでもどこでも使えるサービス、(3)長期にわたって繰り返し使うことができる安定したサービス、の観点からサービス内容を検討。2011年3月22日、インターネットバンキング、モバイルバンキングでの海外送金サービスを開始。さらに同年7月19日からは、日本国内に現在1万7,000台以上設置されているセブン銀行ATMからも、同サービスを利用できるようになった。セブン銀行の海外送金サービスは、(1)原則24時間365日送金可能、(2)シンプルかつリーズナブルな送金手数料、(3)受取拠点が豊富、(4)送金から最短数分で受取可能、などの特徴がある。廿浦氏は、サービス開始にあたって重視したことについて、「多くの取引を無人で安定して処理するためのしっかりしたシステムのインフラ作り」と、「犯罪に使われるリスクの除去」を挙げた。セブン銀行の海外送金サービスを利用するには、同社の口座を作らなければいけないが、犯罪のリスクの除去という点において、非常に有効だという。手数料は、1万円までの送金手数料は990円、5万円までの送金手数料は1,500円。「従来の銀行での手数料は金額に関係なく数千円がかかっていた。例えば、少額のお金を送るのに数千円かかっていては、かなり高い。そうした意味では、個人向けの手数料としてはリーズナブルになっている」(廿浦氏)。また、提携しているのは、世界約200以上の国と地域に45万カ所以上の拠点を有する世界最大の送金サービスネットワークを持つウエスタン・ユニオン。ウエスタン・ユニオンに決めた理由について廿浦氏は、「圧倒的なブランド力と拠点の数が魅力で、なおかつそれだけのインフラを持っているということは、多くのノウハウを持っているということ。安定したサービスの仕組みを作るには、最大手と組む必要があった」と話す。さらに、セブン銀行の海外送金サービスの最大の”売り”はATMで手続きができること。一旦口座を作り、海外送金サービス契約の申込みをすれば、送金が全てATMなどでできるので、従来は都度煩雑な手続きが必要だった海外送金サービスの利便性を格段に増している。時間を問わずに送金できるのもメリットで、廿浦氏によると、セブン銀行の海外送金サービス利用者の9割近くが、ATMを利用しての送金だという。昨年は、1年間で約3万件の利用があったが、今年はすでに4~6月の3カ月間で昨年1年間と同じ3万件を突破している。同社は今後4~5年のうちに年間100万件の利用を目指しているそうだ。廿浦氏は、「日本で働く外国人や、海外に在住・在留する日本人が増え、グローバル化が進んでいる。人が動くということはお金も動くということであり、海外送金サービスは今後不可欠なものになっていく」と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日三菱自動車は1日、新型グローバルコンパクトカー「ミラージュ」を31日に発売すると発表した。同車は6月26日より予約受付を開始し、7月末時点で5,000台を超える注文を受けている。グレードと価格は、基本装備の「E」グレードが99万8,000円、実用装備の「M」グレードが118万8,000円、、快適装備の「G」グレードが128万8,000円。同車は、コンパクトカーに求められる普遍的価値である、低燃費・コンパクト・低価格を基本コンセプトとし、”先進国における環境対応車”と”新興国におけるエントリーカー”というニーズを両立させたというグローバルコンパクトカー。全グレードに、新開発1.0L DOHC12バルブ3気筒MIVECエンジンと新型INVECS-III CVT(副変速機付)を搭載し、駆動方式は2WDを採用する。乗車定員は5名。また、GとMグレードには低燃費化技術「自分でエコする賢いエンジン エコサポート」を採用。アイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー」などの搭載により、ガソリンエンジン登録車ではトップクラスという27.2km/L(JC08モード燃料消費率)を実現し、エコカー減税によって自動車取得税と自動車重量税が免税となる。Eグレードも、アイドリングストップ機能非搭載ながら、23.2km/L(JC08モード燃料消費率)を実現しており、自動車取得税と自動車重量税が75%減税となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日日産自動車は19日、全国の日産ギャラリーにて「夏休みファミリーイベント」を開催すると発表した。開催期間は、日産グローバル本社ギャラリーが7月21日~9月2日、日産札幌 / 名古屋 / 福岡ギャラリーが7月26日~9月2日。同イベントは、夏休みに家族で楽しめるコンテンツとして、賞品を用意したクイズラリーを実施。さらに抽選プレゼントとして、日産リーフの「トミカ」が用意されている。また、日産グローバル本社ギャラリーでは特別イベントとして、「エコドライブセミナー&体験試乗会」のほか、タカラトミーやスクウェア・エニックスとのタイアップ展示、横浜市のイベント「ダンス・ダンス・ダンス ヨコハマ 2012」のパフォーマンスを8月4日と5日に行う予定。「エコドライブセミナー&体験試乗会」は、エコドライブを実践するための知識やテクニック紹介したり、エコドライブ診断やアドバイスを行う特別企画。開催日は7月21日で、セミナー1回目は14:00から、2回目が15:30から。体験試乗会は12:00~17:20を予定し、試乗車は「マーチ」「エクストレイル」「ジューク」「フーガハイブリッド」。試乗会の参加者にはオリジナルグッズをプレゼントする。スクウェア・エニックスとのタイアップとなる「超速変形ジャイロゼッター NISSAN GT-R ロボ特別展示」は、6月稼動開始のカードバトルゲーム及び、10月よりTVアニメが放送される「超速変形ジャイロゼッター」に登場する、日産GT-Rをモチーフにしたロボットを実車とともに展示。開催期間は7月21日~9月2日。タカラトミーとのタイアップとなる「みんなで発電体験! 日産リーフを走らせよう!」は、乾電池を使わないRCカー「EDASH」(イーダッシュ)の体験コーナーや、EDASHの手回し発電器を使って実際の日産リーフをギャラリー内で走らせるイベント(9月2日を予定)などを実施する。開催期間は8月1日~9月2日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日6月29日、「楽天の社内公用語英語化 正式スタート」に関する記者会見が行われた。同社では2年間にわたる準備期間を経て、ついに7月1日より、社内公用語の英語化が正式にスタートするという。今回の会見では、これに踏み切った背景や移行期間の成果などが、同社代表取締役会長兼社長・三木谷浩史氏から英語で報告された。現在同社では、海外にも子会社を構える。海外企業買収は13カ国にもおよび、さらに展開させる予定とのこと。新卒採用の30%以上は外国人で、日本の大学で学んだ外国人はもちろん、海外の大学生や中途採用の外国人も多いという。同社が急速にグローバル化を進める背景には、日本のGDP比率の低下も一因だと三木谷氏。2006年には日本のGDP比率は約12%だったが、2050年には3%にまで落ち込むことが予想されているという。GDP比率が高かった時代は国内サービスのみでもよかったが、今後は世界に目を向ける必要があると語った。その際、英語は必須であり、ビジネスにおいては英語でコミュニケーションができなければならない。また、海外の子会社の従業員たちとやりとりをするために通訳を使うのは非効率的であり、日本語だけでは海外の子会社が孤立する可能性もある。これを避け、ともに成長するためにも、社内共用語を英語にする必要があったという。また、携帯電話を例に挙げ、優秀な技術を持っていても、それをグローバルスタンダードに設定できなかったのは、英語力が問題ではないかと指摘。英語力がないから製造業が苦しみ、ガラパゴス化が進んでいるとも語った。もちろん、従業員たちに英語を勉強させ、コミュニケーションを習得させるには、さまざまなハードルがあることは予想できる。しかし、三木谷氏は自身の体験に後押しされて社内公用語の英語化に踏み切ったそうだ。「外国人従業員たちは、採用時には日本語が話せない。しかし彼らは速やかに日本語を学び、3~6カ月も経つと、流ちょうな日本語を話せるようになる。それなら日本人も同じことができるのではないか。十分な時間をかけて、習熟すればできるだろう」しかし、社内公用語の英語化を決定後、従業員たちが英語を勉強する時間がないという悩みを抱え、それがストレスになっていることに気づいたという。そこで、無料の英語クラスを提供し、勉強する時間を与えたそうだ。このような取り組みもあり、2010年10月にはTOEICの平均スコアは526.2点だったが、2012年5月には687.3点に。161.1点もアップさせることに成功している。また、同社では、役職レベルに応じてターゲットスコアを設定。その達成率を下からレッド、イエロー、オレンジ、グリーンのカラーでゾーンごとに色分けしているという。達成率の推移はスライドで紹介された。それによれば、ターゲットスコアを達成したグリーンゾーンは、2011年3月には29%だったのに対し、2012年5月には79.5%にも上るという。それに伴いレッドゾーンも2.2%にまで減少している。「日本人は英語をとても難しいものだと思い込んでいる」と三木谷氏。英語の習熟レベルに関係なく、勇気を持って自分自身を英語で表現しようとするガッツが重要だという。三木谷氏は海外の会議で3,000人を前に話すことがあるそうだ。その経験をもとに、「スピーチのなかで文法を間違えることがあっても、自分自身の言葉でスピーチすることが重要。おそれずに、多くの人の前で話す機会を設けてほしい」と語った。また、英語を中学から大学まで3,000時間以上勉強しているのに話せないのは時間の無駄だと指摘した。同社の社内公用語の英語化によって、日本の英語教育プログラムを”使える”形にかえられるよう、刺激したいという。さらに、この取り組みが成功すれば、同社がロールモデルとなり、他企業が追従することで日本のビジネス界の目を覚ますことになるとも語った。なお、同社の取り組みについては、三木谷氏の著書「たかが英語!」(講談社刊・本体価格1,000円)で詳しく紹介されている。収益は東日本大震災の寄付にあてられるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日世界最大級のオンライン英会話スクールEF Englishtown(EF イングリッシュタウン)は、米国のプロダクトレビューサイト「TopTenREVIEWSTM」(TechMediaNetwork社運営)にて、グローバルオンライン英語学習サイトの中で最も優れたサイトとして2年連続で金賞を受賞した。EF イングリッシュタウンはApple社とのコラボレーションから始まった、革新的な学習メソッドをもつ世界最大級の24時間オンライン英会話スクール。現在120カ国に1,500万人以上の会員を有し、1,200社以上のグローバル企業に語学研修プログラムとして利用されている。また、同スクールを評価した米レビューサイト「TopTenREVIEWSTM」は消費者の購入プロセスをシンプルにするために、各カテゴリーで一番優れたサービス・商品を評価・推薦するサイト。同サイトにおいてのオンライン英語学習サイトカテゴリーの評価基準は4つで、「教師や学習ツールの良さ」「学習エクササイズ、ゲームなどのバラエティーさ」「コミュニティーやソーシャルメディアとの連携性」「使い勝手の良さ」からなっている。金賞受賞の理由としては、オンラインを通じての優れた指導や総合的な英語学習コース、バラエティーに富んだ学習オプション、音声認識テクノロジーや24時間利用可能なライブレッスン、また他の生徒とつながることができる機会を提供しているなど、各カテゴリーから最も優れたサービスと高く評価されたことが挙げられる。獲得点数は10点満点中9.78得点という高得点だった。同スクールの金賞は2011年に引き続き、2年連続となる。
2012年06月29日ベルリンを拠点に活動するポストシアターが、7月4日(水)から東京・青山円形劇場にて公演を行う。すでに来日し、公演準備に入った代表のマックス・シューマッハーに話を訊いた。『Heavenly Bento』公演情報演劇に映像やダンスを交えた複合的な舞台を展開するポストシアターは、1998年に始動した。シューマッハーによると、「妻の棚橋洋子とニューヨーク大学で知り合って、“西洋的でも東洋的でもない、グローバルな作品を作ろう”と旗揚げしたんです」。そして、「当初は“ポストタイタニック”という名前でした」と笑い混じりに話す。国際的な顔ぶれで、ジャンルを越境した表現をする。彼らのそんなコンセプトが結実したのが、今回日本で上演される『Heavenly Bento』だ。2004年にドイツのボンで初演され、その後、ベルリン、シンガポール、NYでも公演をおこなった。日本人にとって興味深いのは、本作が、ソニーを創業した中心人物、井深大と盛田昭夫を描いていることだろう。人に薦められ、ソニー成功の裏側に迫るドキュメンタリーを棚橋洋子と本で読んだシューマッハーは、自らの脚本・演出によって舞台化しようと思い至る。「ソニーは、技術的に優れているうえ、グローバルな精神を忘れない。まさにポストシアターの手本となる存在だと感じた。『Heavenly~』は、最初ベルリンでアイデアが生まれましたが、その後NYでオーディションを行い、東洋人のキャストを選ぶという、まさに国際的な展開が実現しました」。四方を客席に囲まれた舞台に登場するのは、井深、盛田を演じるふたりの俳優と女性ダンサーの3人。時に“重役会議のテーブル”に見立てられ、時にビデオ投影のスクリーンとしても使用される立方体のステージが、日本の弁当箱のイメージから生まれたというのが面白い。そう、『Bento』とは弁当のことで、タイトルを訳すと“天国の弁当”になる。「井深さんと盛田さんは、言ってみれば弁当の中身。それに井深さんは、トランジスタ・ラジオを作る際、サウンドを詰め込んだ弁当を意識したといいます。日本の食の文化を音響機器に応用したんです」。「今の日本はあまり元気がないようですが、井深と盛田の生き方に触れれば、皆さんもきっと何かを得られると思います」とシューマッハーが語るように、チャレンジをためらわず、ひたむきに夢を追い求めた彼らの生き方に,学ぶことは多いかもしれない。東京・青山円形劇場にて7月4日(水)から8日(日)まで上演。
2012年06月29日日興アセットマネジメントはこのほど、同社が運営する投資ゲーム「世界の投信王」に関連し、学生のための講演会『グローバル人材になろう!』を開催した。同講演会では、”グローバル人材”になるためにはどのような資質・行動が必要であるかという視点から、グローバル化が進む世界経済の流れについて説明がなされた。講演会はパネルディスカッション形式で行われ、モデレーターとして、「タダコピ」を運営するオーシャナイズの小林直樹氏、パネリストとして、日興アセットマネジメントの妹尾園子氏と野村学氏が参加した。冒頭では、小林氏が、「グローバル化」について説明した。小林氏は、自身が大学を卒業した1996年が、デフレ、大震災直後、就職氷河期などの点において、「今の環境にそっくりだ」と指摘。そのころのキーワードの一つに「産業空洞化」があるとし、バブル後の不況でデフレ化し、消費者物価が下がるのと同時に流通支配力が上がる中、コスト削減のため、「製造拠点のグローバル化」が起きたと説明した。その後に起こったのが、「市場のグローバル化」と「金融のグローバル化」。市場がグローバル化された世界では、原料の調達や生産、加工を世界中で最適化して生産活動を行い、それを発達したサプライチェーン(物流)を活用して売ることになる。こうした流れの中、日本企業でも多くの企業が「グローバル化」して、世界で活躍していると述べた。また、金融もそれに応じてグローバル化し、資金調達も世界視野で行われるようになった。小林氏によると、小林氏が学生の頃は、「グローバル化」ではなく、「国際化」という言葉が使われていた。だが小林氏は、「国際化」の場合は、あくまで日本を中心に物事を考えていたのに対し、「グローバル化」は、”世界”という観点から物事を見ていくことだと分析し、「国際化」ではなく、「グローバル化」することの重要性を説いた。また小林氏は、「グローバルスタンダード(世界基準)」についても言及。冷戦終結後、すでに自国企業がグローバルに展開していた欧米が、世界の市場が一体化する中で、会計などの基準を統一して決めていこうというもので、日本もそれに巻き込まれざるをえなかったと話した。同氏は、こうした「グローバル化」の進展に関し、日興アセットマネジメントの妹尾氏に、日本の企業のグローバル化の現状について質問した。妹尾氏は、現在の日本企業について、売上高の約半分を海外で売り上げていると説明。しかも、大手電機メーカーなどの輸出関連企業だけでなく、世間的には内需型といわれる企業も海外売上高を伸ばし、「グローバル企業化」していると述べた。例えばある醤油メーカーでは、55年前から海外展開をし、米国に早い時期から進出。米国の家庭の半分の家庭には、醤油が置いてあるという。妹尾氏によれば、そのメーカーは和食を持ち込むのではなく現地の食材にあった醤油の使い方を提案することで、現地に浸透していった。妹尾氏は他にもゲーム機メーカーや調味料メーカーを挙げ、「多くの日本企業が、先を見て行動していることを知ってもらいたい」と話した。また、社会に貢献している日本企業として、ある化学メーカーを挙げた。同メーカーは、電子部品のフィルムやプラズマディスプレイをきれいに見せるための塗料など、高収益事業を世界規模で展開する一方、年間5億人が発症し100万人以上が命を落としている「マラリア」の感染を防ぐため、マラリアを媒介する蚊を防ぐ「蚊帳(かや)」を生産し、サハラ砂漠を中心にアフリカ諸国に提供していることを紹介。ただし、無償では同社が生産するのを止めてしまうことを懸念し、世界銀行が有償で購入しているという。さらに、ある化学繊維メーカーでは、水をきれいにしたり、海水を淡水に変えるための膜(フィルター)を、水不足に悩む国に提供していることも示し、日本企業が海外で稼ぐだけでなく、社会貢献している実例を具体的に説明した。妹尾氏は、前述の醤油メーカーの人から、知識やノウハウ、技術などは全て日本国内にあると聞いたとし、「皆さんはすでにグローバル化の中にいる」と話した。次に、日興アセットマネジメントの野村氏は、自らの人生の「幸せの曲線」について説明。同氏はもともと、資金運用をやりたかったので同社に就職、これまで転職をせずに同社一筋で勤務してきた。20代のころは、主なマーケットが日本国内で、顧客も運用も日本国内であり、好きな仕事をできて「幸せ曲線」は右肩上がりが続いた。だが、30代になり、「エンロン・ショック」などの金融危機で社員が多く辞め、外国の方が社長になるなど、社内で”グローバル化”が進展した。この時点で、野村氏の「幸せ曲線」は下降をたどり始めたという。野村氏は、講演会に参加している学生に、「なぜだと思う?」と問いかけた。学生の一人から「言語」との答えがあったが、同氏は「言語ではなかった」と述べ、「一番大変だったのは、『コミュニケーションの方法』だった」と説明した。同氏によると、ずっと同じ会社で働いてきた仲間同士であれば暗黙の了解で済むものが、バックグラウンドの違う相手と仕事をする場合、「これはいつまでに、ここまでやるということでいいですよね?」などときちんと相手に合意を得ながら進めていく必要があり、ここが大切だと強調。この「お伝え力」が、グローバル人材になるためのスキルであると述べた。この「お伝え力」を身に付けることで、野村氏の「幸せ曲線」は再び急上昇。現在に至っているという。これについて小林氏も、「グローバル化と言う以前に、人に対するときに相手の立場をいかに気遣うかなどの『地頭のよさ』が必要」と賛同。いろんな国の人々のバックボーンを知った上でコミュニケーションを行っていく能力が必須になると話した。野村氏は今度は、「グローバル化に成功している企業は、なぜ成功しているか?」とのテーマを提示し、インドにおける冷蔵庫の話をした。インドの冷蔵庫には、暑さでだめにならないように、化粧品や医薬品を入れるボックスがあったり、盗難を防ぐための鍵があることなどを紹介。日本の冷蔵庫などにはないこうした冷蔵庫の特徴の必要性を、同国の冷蔵庫市場で高いシェアを占める韓国企業がどのようにつかんだかについて、野村氏は、「その国や地域に行って、現地に”潜る”ことでしか分からない」と説明。自らを「グローバル化」するためには、TOEICの点数を上げたりすることもいいけれども、日本と他の国の違いを知るために現地に行くことも大切だと述べた。小林氏はこれについて、「これこそが現地のマーケティングである」と強調。どんな会社に入ろうが、どんなビジネスをしようが、「生活者」のことを知り、その課題を解決するための商品やサービスを提供することが必要であると訴えた。さらに、日本の企業は、前述の醤油メーカーのように昔は現地に潜って「現地化=生活者のマーケティング」を実践していたのが、最近は海外に行っても「駐在員」という形で、いずれは日本に戻ってくることを前提にした「縦の組織体質」になっているのではないかと問題提起。真の「グローバル化」のためには、現地組織にどんどん意思決定の権限を移していくべきではないかと話した。さらに妹尾氏は、グローバル化している世界経済の現状と今後の方向性について説明。世界の名目DGPは、2000年に32兆米ドルだったのに対し、2016年には91兆ドルと、約3倍になることが見込まれている。特に新興国の勢いがすごくて、人口も増え、どんどん豊かになっていると話した。その中でも中国の勢いが突出しており、2010年に5.9兆ドルだった名目GDPは、2016年には12兆ドルとなることが見込まれ、2010年時点での中国が、2016年にもう一つの中国ができることと同じであると説明した。妹尾氏は、こうした状況について、「今や日本だけでなく世界を見ないとどうにもならない時代になっている」とした上で、「これだけ経済規模が拡大するということは、どの国の企業にとっても”収益獲得のチャンス”があるということ」と強調した。野村氏は、金融商品についても、こうした世界経済の流れを受けて、以前と比べてどんどん投資先が変わっていると説明。「これから先を考えると、日本以外の国のことを考慮していかなければいけない時代になっている」と述べた。一方、妹尾氏は「グローバル化」の弊害についても言及。資金・ノウハウ・物(資源など)がある国は発展していっているが、新興国の中には、そうした要素がない国もあると指摘。「頑張れる国」と「取り残される国」があり、取り残される国をどのように救っていくかについても、学生を含む多くの人が考えていかなければいけない課題であると話した。講演会の後は、「グローバル人材の定義」や、「グローバル化のイメージと現実のギャップ」などについて、三氏と学生の間で活発な質疑応答が行われた。その後、日興アセットマネジメントが提供している投資体感ゲーム「世界の投信王」についての説明があった。「世界の投信王」は遊びながら「グローバル」な経済感覚を身につけられるオンライン投資体感ゲームであるが、これまで数多くの学生が参加してきているという。今年は日中国交正常化40周年ということで、新たに日本と中国の学生がチームで参加する「日中学生団体対抗戦」が2012年7月から開催される。世界の投信王「日中学生団体対抗戦」は、3人一組で構成される日本と中国の学生チームが、日中学生No.1の座を賭けて戦うもの。参加チームは7月2日から8月31日の2カ月間、仮想の10億円/1億人民元を使って、世界35カ国の株式と連動する架空のインデックスファンドに投資し、その運用成績や分析能力、報告能力を競い合う。全参加チームの中から審査で日中各3組(計6組)の代表チームを選出し、9月27日に日本と中国で同時開催する決勝戦で、日興アセットマネジメントグループの、日中のプロフェッショナルの厳しい審査のもと、日中学生No.1のチームを決定する。決勝戦は日本側の会場となる日興アセットの東京オフィスと中国側の会場となる香港オフィスをテレビ会議システムでつなぎ、日中双方で同時審査することになっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日ユニクロは、日本の夏の文化から生まれたステテコの快適さや利便性を手軽に体験してもらうべく、今年からステテコを本格発売する。ステテコは、スーツなどのボトムスや着物の下に履くアンダーウェアとして、明治以降の日本の近代化にともない一般に広く普及したアイテム。スーツの裏地に肌が直接触れず、ステテコが汗を吸い取るので、汗で裏地が肌に張り付くことを防ぎ、快適に過ごすことができる。昨今はスーツだけでなく、チノパンなどさまざまなアイテムのアンダーウェアとしても取り入れられているほか、下着の上にステテコを部屋着として着用するなど、カジュアルなファッションアイテムとしても楽しまれている。ユニクロでは、ステテコの快適さをより多くの人に知ってもらうため、80色柄以上のバリエーションを用意。世界へ向けても初めて展開していく。また、東京・銀座のグローバル旗艦店、ユニクロ銀座店の10階に「ステテコBAR」がオープン。通常のバーテンダーが来店客に合ったカクテルを選ぶように、ステテコBARカウンターに配置されたステテコバーテンダーが出迎え、その人に合うステテコや、ステテコに合わせたコーディネートを提案するという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日再選挙を控えるギリシャを巡る警戒感の高まりやスペインの金融システム不安など欧州債務問題に対する懸念が再燃する中、欧米をはじめ世界経済の先行き不透明感が台頭したことなどを受け、世界的に株式などのリスク資産が下落しています。そうした中、各国・地域のREITと世界株式のパフォーマンスを見ると、グローバルREITのパフォーマンスが総じて堅調であることがわかります。この背景には、FRB(米連邦準制度備理事会)やECB(欧州中央銀行)が、これまで実施した金融緩和策などの効果によって、短期金融市場が安定傾向にある中、REITの業績や相対的に高い分配金利回りが注目されたことなどがあると考えられます。リーマン・ショック後の世界的な景気後退局面では、短期金融市場が混乱したため、REIT各社の資金繰り悪化に対する懸念がREIT価格の下落要因のひとつとなりました。しかしながら、足元ではREIT各社の資金繰りに対する懸念は現在のところ浮上しておらず、欧州債務問題がREITの資金調達環境に与える影響は限定的であるとみられます。その上、REIT各社は増資や社債発行による資金調達を続けていることから、今後物件の取得による収益力の向上に対する期待が高まりやすい状況にあります。こうした状況下、主要国の国債利回りが大きく低下していることもあり、グローバルREITの相対的に高い分配金利回りの魅力が高まっているとみられます。なお、各国・地域のREITのパフォーマンスは、市場毎によって異なっており、2012年以降では、アジア太平洋のREIT市場が特に好調です。また、直近1ヵ月では、欧州債務問題に揺れる欧州のREIT市場の下落が小さくなっているという興味深い動きがみられています。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年6月8日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日ビジネスシーンにおいて、「英語力が必要だ」と感じている人は多いのではないだろうか。2010年にユニクロを運営するファーストリテイリング、楽天が英語の社内公用語化を決定したことが話題になったように、これからはますますグローバル化が加速すると予想されている。この流れを受けるかのように、2011年度から、小学校高学年の英語教育が義務化された。彼らのような教育を受けた世代が社会人デビューする前に、英語力を身につけることは、さらに求められるだろう。このような状況下において、社会人はどのような英語学習をしていけばいいのだろうか。はじめに、英語力のニーズが高まる現在、ビジネスパーソンは英語力について、どのように考えているのかをみていこう。クロス・マーケティングが実施した「英会話スクールに関する調査」によれば、日本のビジネスパーソンは、普段、ビジネスで英語を使う機会は少なく、ビジネスレベル以上の英語力を自覚している人は、1割程度にとどまるという。ただし、ビジネスシーンにおける英語力のニーズは高く、現在ビジネスで英語を使用していない人でも、その4割は「仕事の場で英語を使ってコミュニケーションができるようになりたい」と回答。今後、日本はグローバル化し、英語でのコミュニケーションが必要になるという漠然とした危機感から、英語力をつけたいと思っている人も多いようだ。同社では、すでに英語力を身につけている人たちにも、そのスキルについて調査している。その結果、日常レベルの英語力があると自覚している人でさえ、6割が「言いたいことが言いきれない」「会話のスピードについていけない」など、実際のコミュニケーションでは英語力が不十分だと回答。現在、すでにビジネスにおいてある程度のコミュニケーションがとれる人ですら、半数近くが「自分の言いたいことが全部言いきれていない」という悩みを抱えているという。英語の上級レベル者においても、実際のコミュニケーションシーンでは、議論の流れに即した発言や、主導権を握るコミュニケーションができるとはいえない実態が浮き彫りになった。このように、英語力が必須であると感じている人が多い反面、実際に英語力を身につけている人は少ないことがわかった。また、対話力やコミュニケーション力を身につけなければ、ビジネスシーンにおいて英語を「話せる」とはいえないようだ。前述のとおり、ビジネスシーンで「使える」英語力を習得するには、「対話力」と「コミュニケーション力」がキーになるといえそうだ。それを実現する場として、ニチイ学館が「COCO 塾」という、一風変わった英語のスクール事業を開始した。“COCO”は「Communication Competence(伝達能力)」の頭文字。外国語でのコミュニケーションスキルを磨くために絶対不可欠な3つの能力を養い、「使える英語」とその先の「対話力」が身につくスクールにしたいとの思いが込められているという。この3つの能力とは、「Linguistic Competence(言語能力)=音声・単語・文法を習得してセンテンスをつくる能力」、「Discourse Competence(談話能力)=センテンスをつなげ、会話にする能力」、「Sociolinguistic Competence(社会言語能力)=社会的に適切な言語を選択して使える能力」のことだ。この能力を高めるために、大手英会話スクールでは例を見ない、2インストラクター制によるきめ細かい指導によるグループレッスンを中心としたコースを設定。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの語学能力を養うという。さらに、異文化や国際的なテーマなどを「英語で考え、英語で学ぶ」ことで、国際人として必要な知識や教養も同時に身につけ、真の「対話力」を磨くことを目標としている。コンセプトは「英会話から英対話へ」。英語で聞いた内容を、日本語に訳してから理解するのではなく、英語で考え、発言できる能力を養成するためのレッスンを展開している。また、英語を単なるコミュニケーションツールとして学ぶのではなく、異文化や国際的なテーマなどを英語で学ぶことにより、必要な知識や教養も同時に身につけ、真の国際人としての「対話力」を磨くことができるという。すでに、新宿校、川崎校、松戸校など、24校を開校(※6月5日現在。順次開校予定)。順次、開講教室数・エリアを全国に広げ、初年度は92校の開講を予定しているそうだ。このように、ただ英語を話すだけではなく、対話力が求められている現在、ビジネスパーソンにはどのような英語学習が有効なのだろうか。英語学習におけるポイントについて、社会人を対象とした英語学習の通信講座を企画制作している、株式会社デルタプラス・代表取締役の湯川彰浩氏に話をうかがった。同氏は「社会人のための97%失敗しない最後の英語学習法」(エール出版社)という著書を上梓している。「加速する国際化に伴い、昇進の条件としてTOEICでもある程度のスコアが求められることも多いですね。したがって、社会人における英語学習者の割合は、年々増加の一途をたどっています。ただし、単純な英語力だけが求められるケースの方がまれです。コミュニケーション力や文章力なども実際の現場では必要ですし、こうした対話スキルは、普段用いる日本語の使い方と相関している部分が大きいものです。当社の通信講座の受講生は、大学院受験を目指す社会人が多いのですが、入試で出題される問題は和訳や英訳がほとんど。つまり、英文を読解して日本語でまとめたり、逆に複雑な日本語をわかりやすい英語に変換したりする力が試されているわけです。英語学習というと『英会話』と考える方も多いかもしれませんが、目的によって求められる英語力はさまざま。英語に加えて日本語の使い方も意識して、英語を使った現場でも生かせる対話スキルを磨いてほしいですね」同氏の言うように、英語力を高めるためには、「対話スキル」の向上も必然的に求められている。そのためには、日本語についても見直す必要があり、これから英語を学習する人にとっては無視できないだろう。これからは、対話力という視点で、英語だけでなく、日本語も含めて見直してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日人気の美容液にベーシックスキンケア製品をセットシスレーは、すっきりとした輪郭、弾力のある肌に導く人気の美容液「シスレイヤ グローバル ファーミング セラム」(現品30mL49,350円)に、ベーシックスキンケア製品のミニ サイズをセットした「シスレイヤ ファーミングケアセット」(49,350円)を5月1日~5月20日の期間限定・数量限定で発売中。若々しいフェイスラインと美しいネックラインに「シスレイヤ グローバル ファーミング セラム」は、肌の土台となる真皮に集中的にはたらきかける優れた作用で、若い頃のようなふっくらと厚みのある肌へと導く美容液。優れた植物成分の相乗効果で肌のたるみをあらゆる方向から改善、肌をふっくらさせて、若々しく引き締まったフェイスラインへと導くという。「シスレイヤ ファーミングケアセット」には、美容液「シスレイヤ グローバル ファーミング セラム」(現品30mL)に加えて、クレンジング「リィスレデマキアン」(30mL)、ローション「フローラルトニックローション」(30mL)、美容液「シスレイヤグローバル ファーミング セラム」(3mL)、保湿美容乳液「イドラグローバル」(10mL)、デイ&ナイトクリーム「シスレイヤ」(4.9g)、デイプロテクト乳液「オールデイ オールイヤー」(10mL)がセットされ、シスレーのアンチエイジングケアをラインで試すことができる。元の記事を読む
2012年05月04日株式会社アルクは、アルクの「グローバル英語」シリーズ新刊『グローバルビジネス英会話 Advanced』を刊行した。A5版216ページ、CD1枚(約73分)付き。価格は1,890円。自分とは異なる文化の人たちと英語でビジネスをするとき、物事を日本の「常識」で見ると判断を誤ってしまうことがある。ビジネスで成果を上げるためには「相手や状況をどう見るか(=グローバルマインドセット)」と「どんな言い方をするか(=発信力)」がカギを握る。この2つのカギを解説の柱に位置づけ、同書は多様でリアルな20のケースを題材に、日本人のための実践的なビジネス英会話力を鍛える内容としている。例えば「早口の英語でまくしたてる、イスラエルのIT企業の営業を、どんな表現でこちらのペースに持ち込むか」、「合意事項の変更をかたくなに認めようとしないドバイの役人と、どうやってWin-Winの関係を作っていくか」、「遅刻が常習化しつつあるフィリピン子会社のデキル社員を、どうやってやる気にさせるか」、「完成予定日1週間前に『間に合わない』と報告してきた中国子会社のチームリーダーにどう対処するか」など。これらのような状況で、どのような言い方が効果的か、それはなぜなのか、をケーススタディー形式で学習する。また同書籍は、明星大学教授でビジネス社会における英語でのコミュニケーションの研究を専門とする田中宏昌氏、明星大学准教授で社会言語学、日中異文化コミュニケーションの研究を専門とする張暁瑞(ジャンシャオルイ)氏の共著となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日海外進出企業のメンタルヘルスケアを行うMD. ネットは、2006年より提供している海外勤務適応力検査「グローバルIQ(R)」を、日本と中国の大学生に実施しその結果を発表した。海外適応力は、日本人大学生より中国人留学生の方が高いという結果になった。このほど実施した検査「グローバルIQ(R)」とは、海外業務適応力とメンタルリスクを同時に測定できる、精神科医監修のテストのこと。「予測できない課題、変化に臨機応変に対応する力」「結果を出す力」「葛藤を乗り越える力」などの資質の評価ができるという。今回の検査は2011年11月~3月に、日本と中国の対象者それぞれに対して実施。日本は東京都内の私立大学に通う大学生262人(男性202名、女性60名)、中国は東京都内の大学(国公立、私立)に通う中国人大学生246人(男性153名、女性93名)。年齢は日本人・中国人とも18歳~22歳を対象に行った。調査結果からは、日本人大学生に比べて中国人留学生の海外環境適応力が高いことが明らかとなった。「グローバルコミュニケーション能力」「身体健康度」「精神健康度」「環境適応性」「レジリアンス」をそれぞれ比較した結果、「身体健康度」は日本人大学生と中国留学生では同様だったが、他はすべて中国人留学生が上回るという結果に。また、中国人留学生は目標に向かう意欲が高く、チャレンジ精神も旺盛であることもわかった。これは海外に勤務し一定の成果をあげているグローバルビジネスパーソンと比較しても遜色ない結果であるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日A.T. カーニーとシカゴ国際問題評議会はこのほど、共同調査「グローバル・シティ・インデックス(グローバル都市指標)2012」を実施し、世界の都市のグローバル度ランキングを発表した。同調査は世界66都市について、「ビジネス活動」「人的資源」「情報流通」「文化的経験」「政治的関与」の5項目を総合的に評価し、ランキング化したもので、2年ごとに実施され、今回で3回目となる。その結果、トップ2は前回(2010年)の調査に引き続き、1位が「ニューヨーク」、2位が「ロンドン」。以下、3位「パリ」(前回4位)、4位「東京」(同3位)、5位「香港」(同5位)、6位「ロサンゼルス」(同7位)、7位「シカゴ」(同6位)、8位「ソウル」(同10位)、9位「ブリュッセル」(同11位)、10位「ワシントンDC」(同13位)と続いた。なお、「大阪」は前回同様47位にとどまっている。4位の東京について項目別に見ると、「ビジネス活動」は前回1位のニューヨークを抜き2位から1位にランクアップしたほか、「人的資源」も6位から5位に順位を上げた。しかし、「情報流通」は8位から14位、「政治的関与」も5位から9位にランクダウン。総合スコアについても、東日本大震災後のデータは含まれていないにも関わらず、上位10都市の中で東京だけが順位を下げ、「日本の世界への影響度低下が示唆された」(A.T. カーニー、シカゴ国際問題評議会)。世界の地域別に見てみると、ドイツは20位に「ベルリン」、23位に「フランクフルト」、31位に「ミュンヘン」と、上位35都市に3都市がランクインし、昨今のドイツの成功を反映する結果となった。アジアの都市に関しては、毎回トップ10に3都市(東京、香港、シンガポール、ソウルのうち3都市)がランクインし、安定した力を示している。BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の都市については、共通の特徴として「ビジネス活動分野」が強いことが挙げられ、同社は「他の分野でもグローバル化が進めば、国際的な文化組織や政治機関が拠点を置くようになり順位も上昇するだろう」と分析している。一方、新興国の都市の有望度ランキングでは、総合14位の「北京」が1位を獲得。次いで、2位「上海」(総合21位)、3位「台北」(同40位)、4位「重慶」(同66位)、5位「広州」(同65位」との順となった。調査では、「上位の新興都市は、今後10年~20年以内に、現在の上位都市の強力なライバルになる可能性がある」と分析。さらに中国の各都市は、「経済発展、中間層増加、インフラ投資拡大を背景に存在感を高めている」とし、中でも「『北京』は医療制度の改善により順位上昇の可能性が最も高い」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月25日日産自動車は、中国で23日から5月2日の期間に開催される『北京モーターショー』において新型グローバルセダンを公表したほか、電気自動車(EV)のコンセプトカー3台を出展したと発表した。今回公表された新型グローバルセダンは、中国における「シルフィ」(中国名 : 軒逸)の次期型モデル。従来型車が持つ高い機能を継承しながら、デザイン、感性品質、室内の広さ、優れた燃費性能など、1クラス上の車格感を持つ新しいセダンとのこと。ロングピストンストロークとツインCVTC(吸排気可変バルブタイミングコントロール機構)により燃焼を最適化した新型1.8リッターエンジン、遊星ギヤを用いた副変速機と小型プーリーを組み合わせて効率を高めて変速比幅を拡大した副変速機付エクストロニックCVT(無段変速機)を搭載する。同車は、東風日産乗用車公司の花都工場で生産予定となっており、2012年半ばに中国で発売、その後約120カ国で順次発売していく予定とのこと。そのほかに出展される電気自動車は、近未来の都会派スマートEVという「PIVO3」、後輪駆動のゼロ・エミッションスポーツカー「エスフロー」、ゼロ・エミッションの多目的小型商用バン「e-NV200」となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月23日「商品・美容情報」は、“watashi+(ワタシプラス)”で展開資生堂では、公式サイト「資生堂ウェブサイト」を2012年4月21日リニューアルした。「商品・美容情報」と「企業情報」にすっきりと整理され、「商品・美容情報」は、“watashi+(ワタシプラス)”において情報内容や会員サービスの充実をはかり、また「企業情報」では、資生堂グループ全体のグローバル化を意識したサイトに改編されている。資生堂2,600品目が購入できる「オンラインショップ」OPEN「watashi+(ワタシプラス)」は、商品・美容情報のみならず、オンラインで美容相談が受けられる「Webカウンセリング」、24時間買い物ができる「オンラインショップ」、全国の資生堂化粧品の取扱店を検索できる「お店ナビ」などのサービスを拡充。「企業情報サイト」では、国やブランドの垣根を越えた内容とし、日本向けサイト(日本語)とグローバル向けサイト(英語)を基本的に同一の内容となった。また、これまでは紹介していなかった「“資生堂を冠さないブランド”を含め、全事業・ブランド」へのリンクも新設している。元の記事を読む
2012年04月22日そんなルール、許されるの?今どきは小学校でこんなことをするのです!という話を聞いて、驚いた経験はありませんか?自分たちの小学生時代では想像もつかなかったことが、現代では普通になっているようです。「それって本当なの?」と疑問に思ってしまう方もいるかもしれませんね。ということで、今回は今どきの小学校で驚かされることを、女性マイナビ会員581名の方にお尋ねしてみました!>>男性編も見るQ、イマドキの小学校で驚かされることは?(複数回答)1位ピーターパンが5人、というように主役がたくさんいる劇をやる35.8%2位電卓を使って計算する29.6%3位男女の区別をしないように敬称はすべて「さん」24.4%4位英語の授業がある23.8%5位運動会は勝ち負けを決めない20.1%■ピーターパンが5人、というように主役がたくさんいる劇をやる・「主役が5人もいて劇が成り立つのかなと思ったので」。(26歳/その他)・「なんでも平等にすればいいのは大間違い」。(30歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・モンスターペアレントのせいかなと思ってしまう(23歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「主役ばかりの劇なんてやる必要はないと思う」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■電卓を使って計算する・「計算力がつかないからダメだと思う」(26歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「そろばんの方が良いと思います」(27歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)・「ちゃんと暗算できるのか心配」(27歳/ホテル・旅行・アミューズメント/クリエイティブ職)■男女の区別をしないように敬称はすべて「さん」・「神経質すぎると思います」(23歳/金融・証券/事務系専門職)・「平等の定義がおかしいと思う」(31歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)■英語の授業がある・「小さい時からやっておいた方がよいと思う」(25歳/機械・精密機器/技術職)・「グローバル化に役に立つのが楽しみです」(25歳/食品・飲料/技術職)・「英語より日本語を勉強しないと」(23歳/人材派遣・人材紹介)■運動会は勝ち負けを決めない・「社会に出たら競争社会なのにあきれる」(48歳/小売店/事務系専門職)・「優劣をつけないように、とても気を使っていると感じる」(27歳/情報・IT/技術職)・「勝ち負けを決める経験も大切だと思う・・・」(27歳/食品・飲料/営業職)総評いかがでしたか?1位は、「主役がたくさんいる劇をする」でした。自分たちの小学生時代との差に驚く意見がとても多いようでした。2位は、「電卓を使って計算する」でした。計算力がどんどん下がってしまうのではないか・・という心配の声が多く寄せられていました。確かに、便利な道具に頼りすぎるのもいかがなものかと思います。英語の授業の導入に関してはグローバル化を実感したり、うらやましかったりという肯定的な意見と、日本語も十分にできていないのに早すぎるといった否定的な意見で二分されているようです。否定的な意見も、子どもたちのことを思っての愛のムチなのかもしれないですね。(文・OFFICE-SANGA鈴木彩夏)調査時期:2012年2月24日~2012年2月29日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性581名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】小学生のころ大好きだったマンガランキング【男性編】小学生の夏休みで嫌な思い出ランキング【男性編】小学校時代にブルーになりがちだったことランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年04月19日ボディのあらゆる老化にグローバルにはたらきかけるシスレーは、エイジングケアの“シスレイヤ”シリーズより、ボディのあらゆる老化に対応する、シスレー初の、グローバルな効果をもたらす優れたボディ用エイジングケア製品「シスレイヤ ボディ コンセントレート」(149g 42,000円)を、4月23日に発売する。セラムのようにパワフルで極上のクリームの心地よさ「シスレイヤ ボディ コンセントレート」は、19種類の植物由来の有効成分を贅沢に配合。肌のたるみやハリの衰えなど、肌に現れたエイジングサインにはたらきかけ、若々しくハリのある引き締まったボディへと導く、他にはない、機能性、効果、心地よい使用感が融合された五感に訴えるボディケアクリーム。ハリのある素肌に欠かせない主要な成分を活性化させて保護し、肌組織の活力を高め、肌をなめらかに整え、ボディラインを引き締める。セラムのようにパワフルでありながら、極上のクリームの心地よさを追究したコクのあるテクスチャーで、日々、肌を美しく整えながら、やさしく包み込むという。元の記事を読む
2012年04月06日ナイキ スポーツウェアカテゴリーにおけるグローバル広告契約を結んだプロゴルファーの石川遼選手が、同カテゴリーのプロダクトを身につけ、第1弾のビジュアルとしてナイキスポーツウェアのホームページに登場している。ナイキ スポーツウェアは、スポーツにインスピレーションを受けたカジュアルシューズやカジュアルウェアを展開し、普段履き・普段着として世界中の人々に広く着用されているナイキ唯一のライフスタイルカテゴリーだ。今回は同カテゴリーが掲げる”ONLY THE STRONG”のコンセプトの下、石川選手がナイキスポーツウェアの2012年SUMMER COLLECTIONのアイテムを身につけ、撮影が行われた。世界の頂点に立つため、全力で走り続ける彼の思いを表現したマニフェストもあわせて公開されている。石川選手が登場するこのキャンペーンでは、「夢を実現するためには自分に勝たねばならない、心の強い自分であらねばならない」というメッセージを伝えていく。今後さまざまな出版物や映像、デジタル、またナイキの店頭ツールなどにも石川選手が登場する予定。さらに、本契約はグローバル契約となるため、世界各国でナイキ スポーツウェアを着用した石川選手を見られるかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日