●LINEをビジネスで使うと聞いてどう思う?LINEは10月9日、年次イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」を開催した。2012年に開始した同イベントは、今年で3年目。2013年と同じ舞浜アンフィシアターで行われた。主な発表内容は登録ユーザー数が世界5億6000万人を突破したこと、月間アクティブユーザー数(MAU)がグローバルで約1億7000万人であること。そしてLINE上で決済ができる「LINE Pay」やLINEでタクシーが呼べる「LINE TAXI」などの新サービスに加え、企業向けアカウント「LINE@」が個人でも利用可能になるといった盛りだくさんの内容だった。出版社やゲーム会社、音楽会社との事業提携も明かした。ここではLINE 上級執行役員 法人ビジネス担当 田端信太郎氏の発表内容を基に、LINEのマーケティング、ビジネス面での話題を取り上げたい。田端氏の発表では、2014年2月に発表したLINEと企業システムの連携サービス「LINEビジネスコネクト」の事例や、懸念されるセキュリティ面に対するLINE側の考え、今後の構想などが紹介された。○LINEをビジネスで使うと聞いてどう思う?LINEは国内人口の約40%に当たる5200万人が登録している(2014年9月発表時点)プラットフォームに成長した。そんなLINEをビジネスで使うと聞いて、率直にどのような感想を持つだろうか。田端氏は、「もしかしたら不安感を持った人もいたかもしれない」とし、その理由として「LINEは個人と個人のプライベートでパーソナルなコミュニケーションツールとしてスタートした。それなのに、企業がビジネスに利用する、あるいはマーケティング活動に利用すると聞くと、親しい人との空間に土足で踏み込まれた、そんな懸念があったかもしれない」と話した。LINEが企業向けに用意している主なサービスは、「公式アカウント」「スポンサードスタンプ」「LINEビジネスコネクト」の3点。LINEの公式アカウントは、企業がLINEをマーケティングプラットフォームとして使う際に、基本となるもの。公式アカウントから送られるメッセージは、顧客側が自発的に友達登録し、来店や購買といったアクションを引き起こす手段として評価を得ているという。グローバル全体で、既に750の企業あるいは組織がLINEの公式アカウントを利用している。スポンサードスタンプは、自社のキャラクターなどをLINEスタンプ化してユーザーに無料配布するもの。企業が掲載費を負担し、その中で企業の販促物あるいはキャラクターが出てくる点では広告と捉えられる可能性がある。しかしLINEのスポンサードスタンプが従来のテレビCMやWebのバナー広告と異なるのは、LINEユーザーが自分の意思で選んで利用していること。見たくないものが勝手に表示される嫌悪感はなく、無視されることもない。最近ではテレビCMと連動して自社のスポンサードスタンプを紹介する、といった取り組みも行われている。○CRM分野で注目のLINEビジネスコネクト、活用事例が続々とそしてLINEビジネスコネクトは、「LINEが人と商品・サービス、人とビジネス、人と社会をつなぐ」世界を実現するための中核をなすサービスとなる。LINEがメッセージ送受信のAPIを提供することで、企業が持つ既存のシステムや顧客データベースと連携。1人1人のユーザーに最適なメッセージ配信ができるというものだ。LINEビジネスコネクトは、マツモトキヨシのような小売業からH.I.S.のような旅行業、ソフトバンクのような通信キャリア、テレビ各局やリクルートのようなメディア業まで、幅広い企業で利用されている。田端氏は代表的なものとして、日本郵便がスマートフォンに保存している画像を年賀状のデザイン素材に使い、LINEユーザーに送れるオーダーメード年賀状や、SBI証券がLINEのリアルタイム性を生かしてユーザーに株価の情報通知を行う事例、ガリバーが車の停車時間や位置をLINEを通じて通知する「DRIVE+」などを紹介。SBI証券については、株式発注や、約定通知(自分が指定した値段で取引が成立したかどうかを通知)での活用も検討中だという。●セキュリティへの考えは?○セキュリティへの考えは?同氏は発表の中で、LINEビジネスコネクトを展開していくうえでのセキュリティ(プライバシー)に対する考えについても触れた。「まず1点目。ユーザーからの情報は、あくまでユーザーの同意に基づいたうえで、企業側にLINEビジネスコネクトを経由して、伝えられる。ユーザーの同意なく、勝手に企業側にLINEビジネスコネクトを経由して送られることは一切ない」「2点目、メールアドレスや電話番号のような、ユーザーがLINEを利用するために登録した情報がそのまま企業に伝達されることは一切ない。LINEから企業に伝達する情報は、あくまでLINEが各ユーザーを内部的に識別するために使う識別番号のようなものだけ。万が一(あってはならないが)その番号が漏れた場合でも、その番号だけを知っている第三者が何かすることは一切できない。個人特定はもちろん、個人にLINEを通じて友達追加を呼びかけることも不可能」「3点目。(もちろん)LINEから流出することではなく、企業がもともと持っていた顧客データがLINEを通じて漏れる可能性はない。外部の企業が従来持っていた、あるいはLINEビジネスコネクトを活用して提供するサービスで収集した個人情報やログは、LINE側では一切保持しない。LINEはあくまで、企業の顧客データベースの出口、あるいは入り口にある透明なパイプとして機能する」○LINEがマーケティングインフラになる可能性LINEでは、LINEビジネスコネクトの導入を加速させるため、SIerやCRMサービスを提供するベンダーとのパートナー提携を進めている。第一弾として、2014年6月にセールスフォース・ドットコムとの提携を発表。CRMサービス「Salesforce ExactTarget Marketing Cloud」とLINEを連携し、ユーザー企業がSalesforceの製品を使うだけで、LINEビジネスコネクトのAPI連携をすぐに利用できるようにした。先日には、銀行業界共通の仕組みであるNTTデータのANSERの個人向けネットバンク実現機能とLINEビジネスコネクトの連携も決定。LINE上で金融サービスやオンラインバンキングサービスを積極的に推進していくという。さらにLINEでは、より多くのベンダーとLINEビジネスコネクトをサポートするパートナープログラムも開始。既にサイバー・コミュニケーションズ、サイバーエージェント、DAC、オプト、電通レイザーフィッシュ、株式会社セールスフォース・ドットコム、NTTデータ、トランスコスモス、トライバルメディアハウスの9社が参画している。○LINEが目指す世界最後に田端氏は、以下のようなメッセージで締めくくった。「これまでのLINEは、人と人とをつないでいた。LINEビジネスを通じて、人と物を、人とお金を、人とビジネスをつなぐことで、すべての人々の生活をより便利に、より豊かに変化させる社会インフラを目指していく」
2014年10月10日LINEは8日、講談社、小学館、メディアドゥと資本業務提携を行い「LINE Book Distribution 株式会社」を設立したと発表した。新会社の資本金は資本準備金を含み3億円。新会社を通じてアジア圏をターゲットにコミックを中心とするデジタルコンテンツ配信のグローバル展開をすすめていく。現在、アジア圏には日本のマンガ文化への高いニーズがあるものの、デジタルコンテンツをグローバル展開するプラットフォームが少なく、正規コンテンツが手に入りにくため、海賊版が出回っているのが現状。また、国内の出版社にも資金面や人材面で容易な海外展開が難しかったこともあり、LINEら4社は新会社を設立、同社を通じて、アジア圏を中心にビジネス展開を図る。新会社は出資各社の強みを活かす。LINEは日本国内における「LINE マンガ」の開発・運営基盤、アジアをはじめとしたLINEのユーザーベースを、講談社・小学館はコンテンツを、メディアドゥはデジタルコンテンツの配信システムとして「LINE マンガ」グローバル版を提供を通じてコンテンツの流通を推進していく。なお、実際のサービス開始は年内を予定。講談社・小学館をはじめとした国内出版社・レーベルから提供を受けた作品を、英語・中国語(繁体字)版にて配信する。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月08日三菱重工が三原製作所和田沖工場(広島県三原市)内に建設していた日本初の総合交通システム検証施設「MIHARA試験センター」が完成し、運用を開始した。都市交通インフラ輸出の振興に向けた検証施設として、他の企業や官民団体にも利用の門戸を開いて運営する。同センターは、約3.2kmの鉄道軌道用試験線に加え、新交通システム(AGT)や磁気浮上システム(HSST)用の3線の試験線を備える施設。鉄道用試験線は欧州規格のレールを採用し、カーブ半径や勾配などもグローバル仕様に。グローバルスタンダードの標準軌(1,435mm)と、国内在来線で多くみられる狭軌(1,067mm)の3線軌条とした。高架部も備え、最高時速100kmでの車両性能、カーブでの騒音・振動、さらに信号、通信、電力、運行管理などについての各種試験を総合的に行えるという。近年、世界の鉄道システム市場が活況を呈する半面、新興国の台頭により競争が激化。最近では高機能な信号・運行管理や都市部の複雑な路線配置などに対応できるかどうかが受注のカギを握る傾向にあるという。今回完成したシステム検証施設は、こうした傾向を踏まえて建設されたもので、鉄道システム輸出の競争力向上に向けた国際規格への対応や製品開発の支援ツールとして活用する考え。加えて、「日本モデル」として国際的に評価の高い、保守・運用を含めたソフト面の一層の充実にも役立てるとしている。
2014年10月08日自分の思ったように部下や後輩が育たない…と悩みを持ったことはないでしょうか。「これだからは最近の新人は…」と相手のせいにしてしまいがちですが、本当は上の接し方が悪いというケースもたくさんあるのです。例えば、研修のテーマや育成手法として、話題にあがることの多い「コーチング」についても多くの誤った認識をしていることが多いようです。今回はそんなコーチングに対して抱きやすい代表的な誤解を、3つご紹介いたします。○誤解1 コーチは役に立つアドバイスをするべきコーチングの手法では、クライアントとなる個人やチームが自らの力で解決策を見出すことができるようになるという点を重視します。コーチは、解決策を見出す過程でフレームワークを提供したり、発見や洞察を深めるサポートを提供する形で関わります。直接的なアドバイスや指示を行うことはありません。例えば、部下が提出した提案書に対して、「私ならここはこうする」という直接的なアドバイスではなく、「この部分はどういう意図で作ったの?」といった質問を活用することで相手の洞察を深め自発的な解決を促します。○誤解2 コーチは問題解決をするべきコーチングでは相手の仕事や生活の中にある大切な目標に対する「実践」を重視します。コーチングで大切にしていることは、問題解決ではなく、常に目標を照らし、実践・実現に向けて継続的に支援することです。例えば、部下から「AとBだったらどっちがいいと思いますか?」という質問をされた場合、「そりゃAに決まっているだろ」と答えるのではなく、「目標達成のためには、どっちだと思う?」といった質問で目標を再認識させ、実践の方向性を見出すことにつなげます。○誤解3 コーチは相手の行動を改善し、弱みの克服を促すべきコーチングは相手の強みや、能力の可能性をベースにした成長機会を見出すことに着目します。目標達成のために何が正しいのか、何が必要なのか、何を望んでいるのかに根ざしていく手法ですので基本的には弱みの克服や望んでいない行動改善を促すことはありません。例えば、部下がミスした時に「君はプロセス管理が苦手だね。この機会に改善しよう。」という言い方ではなく、「次回より良い結果を出すためにどんなことができるかな?」といった質問でアプローチしてみるとよいでしょう。いかがでしょうか? あなたが誤解しているために、部下の芽を摘んでしまっていることがいかに多いかに気づきましたか。コーチングを活用することで部下の育成に新しい選択肢を持つことをおすすめします。<著者プロフィール<林健太郎全世界に20,000人以上の会員となる訓練を受けたコーチが所属する、国際コーチ連盟(ICF)の日本支部代表理事。エグゼクティブ・コーチとして多くのグローバル企業の経営幹部へのコーチングを手がけている。国際ビジネスに精通し、グローバルリーダー育成を専門とする。2014年10月12日にはICFの会長が来日し講演を行う「コーチング・カンファレンス 2014 in Japan」を開催。パネリストの一人として参加を予定している。※画像はイメージであり、本文とは関係ありません
2014年10月07日電通はこのたび、ホットリンクとiSentia Brandtology Pte(アイセンティア・ブランドトロジー)との共同で、顧客企業に関する海外でのソーシャルメディア上の動向を分析・レポートする「電通バズリサーチ グローバルレポート」の提供を開始した。同社は2006年、ホットリンクと共同で、国内におけるソーシャルメディアでの消費者の口コミ情報をリアルタイムに集計・分析するリサーチシステムの提供を開始。海外版へのニーズの高まりから、同システムの対象を、アジア太平洋地域や欧米諸国など世界21カ国・地域へと拡大した「電通バズリサーチ グローバルレポート」を開発したという。同サービスは、分析実施前にコンサルティングを行うことにより、目的に合わせた対象国の選定を実現するほか、当該国でのソーシャルメディア事情や影響力などに関して、顧客の課題に沿った分析・レポート作成が可能。レポート作成は、各国の事情を理解し、マーケティングに精通したアナリストを通して実施する予定だ。なお、同サービスのレポートは、日本語での提出が可能で、アウトプットは、日別件数の推移やポジティブ・ネガティブ分析、クラスター分析(口コミの話題内容の分類表示)などとして提供される。
2014年10月07日早稲田大学ビジネススクール(以下、WBS)は9月30日、シンポジウム「日本発、ラグジュアリーブランドへの挑戦」を早稲田キャンパス大隈小講堂で開催した。WBS教授、早稲田大学ラグジュアリー ブランディング研究所所長・長沢伸也による基調講演「日本発、ラグジュアリーブランドの可能性」の他に、「レクサス」ブランドマネジメント部部長・高田敦史、資生堂「クレ・ド・ポー ボーテ」ブランドマネジャー・藤井恵一が登壇し、現在の取り組み、今後の戦略についてトークセッションが実施された。長沢教授は、ラグジュアリーブランドビジネスの現状を俯瞰し、日本発のラグジュアリーブランドが成功する可能性について講演。「ラグジュアリーブランドには、高くても売れる製品があり、熱烈なファンがいる。LVMHモエヘネシー・ルイ・ヴィトン、ケリング(KERING)、リシュモングループに代表される世界的なラグジュアリー企業・ブランドは安定的な収益と売り上げ増加が期待でき、実際に高い利益率を生んでいる。一方で日本企業はQCD(Quality、Cost、Delivery)が強みだったが、現在の短いライフサイクルに対応するために、次々新製品を出し続け、利益なき繁忙に落ち入っているケースも。独自性があり高付加価値、感性価値志向のラグジュアリーブランドの戦略に学ぶべきところはたくさんある」などと語った。トークセッションで高田氏は、レクサスの取り組みについて「2012年に社内カンパニー『LEXUS INTERNATIONAL』が誕生。意思決定などもトヨタとは完全に別で、独自の生産ラインで、こだわり抜いたクラフトマンシップを大切にしている。強化すべきは“Emotional LEXUS”。ラグジュアリーであるためにはエモーショナルでなくてはいけない。ストーリー性のあるCMや、車の販売目的とは別にLEXUSの考えるライフスタイルを提案する旗艦店“INTERSECT BY LEXUS”をオープンさせるなど、ブランドの世界観を発信していく」と話した。資生堂の藤井氏は、「クレ・ド・ポー ボーテ」の海外展開について「海外進出をスタートしたのは1998年。資生堂ネームに頼らない独立したブランディングを開始した。2010年に、国内と海外の事業を一環して行える単独の事業部門、クレ・ド・ポー ボーテ グローバルユニットを結成。わずか12人からスタートし、今は約30名ほどに。現在は日本を含め米州13ヶ国で展開している」と話した。2008年発売当時、12万円のクリームが話題となったブランド最高峰のシネルジックラインを今年グローバル統一名称“シナクティフ(SYNACTIF)”に変更など、常に世界を見据えたグローバルハイプレステージ化粧品市場を牽引するブランドを目指している。「実は、2007年に欧州撤退の過去もあり、情緒ベネフィットの打ち出し方で海外ブランドとの差を感じる。“高い効果実感と究極のテクスチャー”というブランドの特長をいかにエモーショナルに伝えていくかが課題。化粧品は夢を売ること、今後はいかにフレグランスを売れるようなブランドになるか、それが欧州への再挑戦だと思う。機能ではなく、エモーショナルのみに訴求していくフレグランスで、ビジネスを成功させるのが目標」と今後の課題についても語った。また長沢教授は、パリ、ニースの2店舗だった「ルイ・ヴィトン」が1978年に日本に進出し、一挙に6店舗を開店してグローバル化に成功した例を挙げ、ラグジュアリー企業を日本が育てたことについても言及。「ラグジュアリーブランドにはストーリーがあり、知名度と普及率の差があるほど、憧れのブランドとなる。日本企業が苦手とする感情に訴えるクリエーション、エモーショナルな戦略を克服すれば、日本の高い品質、技術力が詰まったこだわりの製品が高い価格で売れるということ。ぜひ、ラグジュアリー戦略をつき進めて欲しい」と述べた。
2014年10月06日●シンクライアントを導入するキッカケとは何かデータ活用は企業のビジネスを加速する上で必要不可欠な存在になりつつあるが、一方で情報漏えいのリスクも考慮する必要がある。こうしたデータ活用とセキュアな環境を低価格で両立できるのが、都市銀行や官公庁、市役所などへの導入実績も持つ、サスライトのシンクライアントソリューション「SASTIK III Thin-Client Layer」だ。ここでは、ワールドワイドでビジネスを展開するJTBグローバルマーケティング&トラベルの導入事例を通じて、その特徴やメリットなどを見ていきたい。○ローカル接続限定の社内システムで業務効率が低下JTBグローバルマーケティング&トラベルは、100年以上もの歴史を持つJTBグループにおいて、訪日旅行(インバウンド)関連のビジネスを展開する企業だ。同社では情報漏えいのリスクを可能な限り抑えるため、社外に対する各種データの持ち出しはもちろん、外部から社内システムへのアクセスを一切禁止し、ローカル接続限定の環境を構築していた。この環境は確かにセキュアではあるのだが、一方で現場レベルの負担が目立つようになっていた。特に、外回りがメインの営業や企画担当者にとって、外出先から事務作業が行えないのはつらいところだ。ちょっとした事務作業でも帰社してから行う必要があるため、その分だけ顧客を訪問する時間が減ってしまう。FIT事業部 IT企画課の今野大輔氏は「弊社では社員が世界各国を訪れる機会も多いのですが、夜の便で空港へ着いても直接帰宅することができず、簡単な申請業務や事務作業を行うためだけに会社へ寄る、といったケースも少なくありませんでした」と、さらなる現場の苦悩を語る。また、社外からのアクセス規制は各種報告を受ける管理監督者にとっても重要な課題だった。管理監督者が海外出張へ出た場合、部下からの休暇届や残業報告の処理が一切止まってしまうのだ。確かに、情報漏えいのリスク低減は企業にとって最優先すべき項目ではあるのだが、営業機会の損失に加えて事務処理の停滞は、ビジネスを展開する上でも大きな足かせとなっていた。○東日本大震災の影響で社内システムの見直しを決意こうした状況下において、さらなるトラブルがJTBグローバルマーケティング&トラベルを襲った。世界各国の企業と取引がある同社の特性上、外国人の社員は欠かせない戦力であり、実際にかなりの人数を雇用していた。しかし、2011年に発生した東日本大震災の影響を受け、退職して母国へ帰ってしまう社員が一気に増加。その結果、営業・企画・あっせんといった各種業務、ツアーに同行する添乗員なども含めてあらゆる業務の負担が増加し、同時に社内の管理作業も追いつかなくなってきたのである。FIT事業部 IT企画課 担当課長の前田周作氏は「人的リソースの不足はもちろん、東日本大震災の後は交通機関などのインフラがまひしたような状況においても、遠隔地から最低限の企業活動を継続できるような対策が必要という声が上がっていました」と、新たに生まれた課題について語る。こうした課題を解決するべく、同社では業務効率化と災害時におけるBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の両面から、社内システムの見直しを検討し始めたのである。○『訪日旅行のプロフェッショナルJTBが選んだシンクライアントとは?本稿で紹介している、SASTIK III Thin-Client Layerについて少しでも気になった点がございましたら下記お問い合わせ先をご確認の上、お問い合わせください。お問い合わせ先は⇒こちら●グローバル企業ならではのコンプライアンス問題もクリア、そのセキュアな仕組みとは!?○低価格かつシンプル操作でセキュアなリモートアクセスを実現! 簡単かつ低価格でセキュアなアクセスを実現JTBグローバルマーケティング&トラベルでは、社外から社内システムへセキュアにアクセスできるソリューションを探し始めた。その際に重要視したのは、まず現在の課題解決に向けた要求が満たせていると同時に、価格面で大きな負担にならないこと。そしてもうひとつ、営業担当者は全員がIT関連の知識を有しているわけではないため、できるだけ簡単なものであることが求められた。候補としてはSaaS型のリモートデスクトップソリューションなどもあったが、長期的に見ると価格面で折り合いがつかなかったそうだ。そんな中で注目したのが、サスライトのシンクライアントソリューション「SASTIK III Thin-Client Layer」である。選定理由について、今野氏は「弊社が抱えていた課題解決に十分な機能を備えているほか、既存のPCにUSBキーを挿すだけでシンクライアント化できる手軽さ、ユーザー側で特別な操作が要らない簡単設計もポイントでした。これだけの機能を有していながら、比較製品の中で1番リーズナブルなのですから非の打ちどころがありません」と語る。SASTIK III Thin-Client Layerは、社内で現在使用しているPCにUSBキーを挿すだけで、仮想的にシンクライアント環境を構築することが可能だ。サーバー上のデータを使用する際は、一時的に端末内へ作成した「シンクライアントレイヤー」という暗号化領域で作業を行い、使用後はシンクライアントレイヤーごと消去する。これにより端末へデータを残すことなく、セキュアかつ簡単にシンクライアント化が図れるのである。仮にUSBキーを紛失した場合、USB内部に情報を保存していないためアクセスを不許可にするだけで済み、サーバーでアクセスログが確認出来るのも安心だ。また、端末ほど高価でないためコスト的なダメージが最小限に抑えられるのもメリットだ。○シンクライアント化でコンプライアンスもクリア同社ではSASTIK III Thin-Client Layerについて、2012年末からテスト導入を開始。サーバーを仮構築し、実際の導入と同じような環境でトレーニングや使い勝手のチェックなど各種検証を行った。このテスト導入には、各部署から選出した代表者約20名が参加したという。実務レベルでも問題がないことを確認した上で、2013年末にSASTIK III Thin-Client Layerの正式導入を決定。前田氏は「導入に際しては、JTBグループおよび弊社のコンプライアンスに違反しないかを念入りに確認しました。海外では日本と比べて盗難被害が多いのですが、万が一端末が盗まれた場合、もっとも気にしなければならないのがお客さまの個人情報や顧客リストなどのデータです。日頃から持ち歩く端末にデータが残るとコンプライアンスの観点から承認できないため、SASTIK III Thin-Client Layerの仕様を説明して無事に承認が得られました」と語る。そのほか、外出先から社内へアクセスできる点について、営業や企画からは大いに評価されていた一方で、いざ稟議(りんぎ)を通す際に、総務から夜間や休日などの勤務管理をどうするのか、といった指摘が出てきたそうだ。そこで同社は従業員数約400名に対し、100本のUSBキーを導入。まずは各部署の管理監督者へ配布し、彼らが承認した社員に限定して配布するという方法を採用した。実際の使い方としては、各種資料を保存しているファイルサーバー、社外秘の旅行関連情報「タリフ」や勤怠管理・申請書類・エージェント向けのB2B販売システムを含むイントラサイト、一部の社内システムに対して社外からアクセスすることが可能。これにより、従来と比べて飛躍的に業務効率が向上したという。ユーザーの使い勝手に関しては、導入時に数件の問い合わせがあった程度で、喜びの声が大半を占めていたそうだ。最後に今野氏は「基本的に“使いやすさ”と“安全性”は相反するものだと思っていますが、そうした意味でSASTIK III Thin-Client Layerは求められるポイントを押さえ、なおかつ使いやすいという非常にバランスの取れた製品ですね。現場担当者にとっては、なによりセキュリティー面を意識せずに使えるのが魅力でしょう。『これをやってください』と注意喚起しても忘れる人は必ず出てきますが、それが必要のない状況を作り出してくれるのはIT管理者としてもうれしい限りです」と、満足そうな表情でSASTIK III Thin-Client Layerの魅力を語ってくれた。○『訪日旅行のプロフェッショナルJTBが選んだシンクライアントとは?本稿で紹介している、SASTIK III Thin-Client Layerについて少しでも気になった点がございましたら下記お問い合わせ先をご確認の上、お問い合わせください。お問い合わせ先は⇒こちら
2014年10月03日富士通とMidokuraは10月3日、グローバルでの共同展開を視野に、クラウド事業の業務提携を強化すると発表した。両社は2014年5月に、OpenStackを活用したプライベートクラウド基盤ソフトウェア「Software ServerView Resource Orchestrator」と仮想ネットワークソフトウェア「MidoNet」との連携を発表しており、今回の提携強化はその協業をさらに加速させるものとなる。具体的には、上記2製品の連携強化や機能拡張、販売促進を予定。クラウド環境の構築に必要なOpenStackおよびSDN技術の習得を目的とした研修プログラムなども検討していくという。富士通グループは、2006年にベンチャー企業へ出資するコーポレートファンドを設立、積極的な出資を進めている。今回、市場拡大が期待される仮想ネットワーク分野での技術に強みを持つMidokuraに出資することで、OpenStackと仮想ネットワークを軸に、ServerView Resource OrchestratorとMidoNetを連携したソリューションにより、プライベートクラウド事業のグローバル展開を進めていく。Midokuraは今回の提携強化によって経営基盤をより強固なものとし、MidoNetの開発、人材獲得、マーケティングなど、市場導入を加速していく。国内外におけるプライベートクラウド向けの仮想ネットワークソフトウェア事業の成長と、トレーニングなど新事業分野の立ち上げも行っていく計画だ。
2014年10月03日米アドビ システムズは、グローバル企業の重要な無形資産である創造性の定量化を目的として、Forrester Consultingに委託した最新調査の結果を発表した。この調査により、事業展望に関する創造的な意見や創造的な企業活動および企業文化が、事業を成功に導くための条件となる、イノベーションの推進、優れた人材とリーダーシップの育成、ブランド認知度の向上等に影響を与えることが明らかになったという。同調査は、2014年5月に、創造性が企業業績にどのような影響を与えるかを理解するため、様々な業界で300社を超える大規模グローバル企業のシニアマネージャーにインタビューを行ったもの。対象となったのは、クリエイティブソフトウェアの導入に影響を及ぼす、米国、英国、フランス、オーストラリア / ニュージーランド、韓国、日本、およびドイツの大企業の意思決定者となっている。発表によると主な調査結果として、「創造性の向上に取り組む企業は、同業他社より高い増収率を達成」「創造性の高い企業ほど市場シェアが高く、競争優位を確保」「対象者の大半が創造性の向上により好影響がもたらされると回答しているが、自社の創造性については『高くない』と回答した企業が全体の61%を占めている」「創造性の高い企業ほど働きがいのある企業として評価されている」の4つが挙げられている。アドビのデジタルメディア担当シニアバイスプレジデントであるデイビッド ワドワーニ氏はこの調査結果に対して、「大手企業は、戦略、カルチャー、技術革新、顧客エンゲージメントといったビジネス環境のあらゆる側面に、創造性を注ぎ込む必要があるという点に気づいている」とコメントしている。なお、今回の発表の詳しい内容は、アドビ システムズのコーポレート・コミュニケーションブログに掲載されている。
2014年10月02日パナソニックは10月1日、「DMC-LX100」「DMC-GM5」などデジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデルの発表に合わせて、東京都内で報道関係者向けの発表会を開催した。DMC-LX100は、レンズ一体型の「LUMIX」シリーズとして初めて4/3型MOSセンサーを搭載するモデル。一方のDMC-GM5は、レンズ交換式タイプの「LUMIX」シリーズの中で特にコンパクトさを重視して設計された「LUMIX GM」シリーズ新モデルで、従来機「DMC-GM1」にはなかった装備として、新たにEVF(電子ビューファインダー)が採用されている。いずれも11月13日発売で、価格はオープンとなっている。推定市場価格はDMC-LX100が103,000円前後、DMC-GM5のボディのみが90,000円前後、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属するレンズキットが100,000円前後(いずれも税別)。関連記事パナソニック、4/3型MOSセンサー搭載コンデジ「LUMIX LX100」を国内で発表(2014年10月1日)パナソニック、EVF搭載の超小型ミラーレス一眼「LUMIX GM5」を日本国内発表(2014年10月1日)○ライカも認める高い技術力発表会では、AVCネットワークス社 イメージングネットワーク事業部の杉田卓也事業部長が登壇。一眼カメラ市場を中心に、デジタルカメラ市場の動向を紹介した。杉田氏はまず、同社が2008年にミラーレス一眼の初代モデル「DMC-G1」を発売してから6年が経過したことに触れ、「ミラーレス構成比がグローバルに拡大している」とコメント。ミラーレス一眼のグローバルの一眼カメラ市場における構成比が3割近くになったことを説明した。一方で、世界最大規模のカメラ展示会「Photokina」が開催されているカメラ大国・ドイツでは、2013年10月に20%しかなかった一眼カメラ市場におけるミラーレス一眼の構成比が、2014年5月には41%と1年足らずで倍増している点を強調。次に杉田氏は、このようなミラーレス一眼を前面に押し出して展開している「LUMIX」シリーズを支える技術について紹介。非球面レンズなどの高性能レンズを製造している山形工場の技術力について「ライカの認証を受ける高い技術を持っている」と、自社の光学技術に自信をみせた。また、フラッグシップ機「DMC-GH4」で採用されている空間認識AFなど、AF(オートフォーカス)についても優れた技術を持っている点に触れた。○ミラーレス No.1を目指す杉田氏はさらに、パナソニックが2024年までオリンピックのトップスポンサー契約を更新した点に触れ、「公式スポンサーとして放送機器を納入してきた」と強調。放送機器で培った技術基盤が「LUMIX」シリーズでも活用されていることを説明し、「(プロ向け機材で培った高い技術力を持つ)パナソニックが新たに提案するのが"4Kフォト"だ」と語った。4Kフォトとは、4K解像度(多くは3,840×2,160ドット=約830万画素)の動画から静止画を切り出すとしてパナソニックが提唱している撮影のムーブメントだ。現状、30fps記録が主流の4K動画から1コマを切り出すことで、30コマ/秒で連写しているのと同様になると杉田氏は語る。杉田氏は、4Kフォトを可能にする4K動画記録対応の新製品として「DMC-LX100」を紹介。4K記録対応モデルのラインナップが拡大している点を強調した。杉田氏は最後に、「パナソニックは"CHANGING PHOTOGRAPHY"をテーマにミラーレス No.1を目指していく」と、高い技術力で市場のパイオニアであり続ける姿勢を示した。
2014年10月01日ワークスアプリケーショズは、新しいキャリア採用プログラムとして、「Global Express」の募集を8月下旬から開始した。○グローバルで活躍できる人材を国内から採用するために同社では、成長戦略のひとつとして組織のグローバル化を努めており、海外市場の開拓・確保のため、2014年度の新卒新入社員の半数以上を海外から採用した。10月の新製品発表に伴い、国内外の企業からさらなる需要拡大を見込むことからも、国外拠点の増設や人材採用の強化を計画している。このような背景を受け、採用施策の一環として、グローバルで活躍できる人材を国内から採用する「Global Express」を開始した。同プログラムは、第二新卒や転職希望者を対象に、入社後の約3カ月間はシンガポールに滞在。ビジネスで通用する英語力と問題解決能力を鍛え、海外でのキャリアパスを獲得できる。プログラム前半では、現地の語学学校で集中的に英語力を習得すると同時に、ビジネス上の問題を解決する思考力や提案力などの問題解決能力を養うプログラムを受ける。後半では、「研究開発エンジニアコース」と、「企画提案営業コース」にわかれ、同社のグローバル社員とともに実務経験を積んでいく。同プログラムの募集開始2週間後には、海外へのキャリアパスを求める応募者総計が約2,000名に達するなど、好調な出だしをみせた。現在も多数の応募が続いている。同社は、2015年6月末までに、「Global Express」を含む独自のキャリア採用プログラムを通じて、600名のキャリア採用を計画している。
2014年10月01日米国時間の9月29日、LenovoとIBMは、LenovoによるIBMのx86サーバ事業買収が10月1日付で完了予定だと発表した。Lenovoはグローバルで421億ドル規模のx86サーバ市場において、第3位のプレーヤーとなる。Lenovoが取得するのは、System X、BladeCenter、Flex Systemブレードサーバおよびスイッチ、x86ベースのFlex統合システム、NeXtScaleおよびiDataPlexサーバと関連ソフトウェア、ブレードのネットワーキングおよび保守業務。System zメインフレーム、Power Systems、Storage Systems、POWERベースのFlexサーバ、PureApplicationおよびPureDataアプライアンスについては、IBMが保持する。LenovoとIBMは戦略的提携も結んでおり、Lenovoはこの提携の下でIBMにOEM供給をするとともに、IBMのストレージおよびソフトウェアポートフォリオからセレクトされた製品を含む、IBMのシステムソフトウェアポートフォリオの基本製品について再販も手掛ける。IBMより継承するx86サーバ事業のグローバルチームは、LenovoのEnterprise Business Groupの下に組織される。IBMでx86サーバ事業を率いてきたAdalio Sanchez氏は、Lenovoでも同ポジションで、Gerry Smith氏の直属となるEnterprise Systems担当シニアバイスプレジデントとして引き続き同事業の指揮をとる。
2014年09月30日創業50年を超えるポリプラスチックスは工業用プラスチック材料の製造・販売を手掛けるものづくり企業だ。主要顧客の家電メーカーが製造拠点を海外へ移転するのに合わせ、同社も積極的な海外展開を進め、アジア・太平洋地域に製造・サポート・研究開発の拠点を稼働させるほか、米州や欧州への市場開拓にも進出している。国内外の広域で活動するグローバル製造業に共通する課題は、出張の多い社員の業務効率化だ。同社はiPadとファイル共有ソリューション、仮想デスクトップを組み合わせたモバイル型のワークスタイルを取り入れた。○技術営業には欠かせない各種資料は膨大でパソコンでは対応しきれずエンジニアリング・プラスチックスとは自動車や家電、コンピュータなどの部品や部材に使われるプラスチックの素材に、強度や電気特性などさまざまな機能を持たせること。顧客であるメーカーの製品開発段階から参画し、顧客の作りたい製品に即した特性を持つプラスチック素材をいわば“共同開発”していくのが同社の営業スタイルだ。「当社の営業担当者は技術営業ですので、一般的な売り買いの交渉とは違います。例えば自動車の部品に使われるプラスチックの素材選びでは、強度、耐薬品性、耐候性など、顧客メーカー様の要望に合った素材を当社製品の中から選び出していくことが技術営業の仕事です」と語るのは、Global営業支援部長の内田純氏だ。同社の取り扱う素材はカタログにして50冊、1つのカタログは標準サイズで電話帳くらいもある。外見はどれもペレットと呼ばれる粒の状態なので、写真で見せても製品特性は何も伝わらない。熱特性や電気特性などさまざまな技術データを提供することが自社製品のアピールとなる。「膨大な技術資料の中から、お客様ごとに必要な情報を探し出して提供していくのが重要な仕事ですから、営業先に持っていく資料は大量にならざるを得ません」(内田氏)従来の営業スタイルでは、なかなかスマートな情報提供はできていなかったと、日本営業本部課長の光安崇行氏は振り返る。「グレードごとのカタログから技術資料まで紙カタログが大量にあって荷物は相当重くなりました。ある時期からPCを使い始めて、紙カタログと組み合わせた営業をしていましたが、お客様から受けた質問に関する資料を紙で用意していないと、『ちょっと待ってください』といってパソコンを立ち上げるのですが、起動に5分くらい要してしまい、そこでコミュニケーションが止まってしまいました」こうした課題を解決するため、同社ではスマートデバイスが出回り始めた2010年ごろに、各種デバイスを業務改善ツールに使えないか調査を開始した。○スマートデバイスで3つの課題を解決スマートデバイスの業務活用を担当したGlobal営業支援部の曽根田一典氏は、導入目的を次のように話す。「国内外への出張・外出の多い営業担当者に配付して、顧客先での提案業務に活用できること、承認・申請といった社内業務フローを効率よく処理できること、セキュリティを確保すること、この3つを主眼に機種選定を行いました。スマートデバイスの第1世代は重くて使いづらかったですが、その後は薄型化、軽量化が進み、通信キャリアの電波状況も改善して、営業担当者が外出先でも資料参照できる環境が整ってきました。そこで情報システム部と協議し、セキュリティを高く保てるデバイスということでiPadを選定しました」(曽根田氏)iPadの導入数は80台。営業担当者のほか、役職者にも配布している。導入時の操作教育では、対象者全員を集めた合同研修ではなく、5~6名のグループ単位で基本操作のレクチャーとセットで端末を配付する丁寧な対応を実施した。iPadには営業支援用ツールとして、事前に2つのファイル共有アプリをインストールしている。1つは一般ユーザーに公開している製品カタログや会社紹介などを電子化して格納する「Handbook」で、顧客先で手軽に開ける操作感を重視して採用した。これとは別に、顧客ごとに個別で作成する機密性の高い書類などは、より厳密なセキュリティ管理が可能になるファイル共有ソリューション「PrimeDrive」を使って、各自がパソコンで作成した資料をiPadから開いてプレゼンテーションに利用している。社内業務に関するメール、カレンダー、各種の申請・承認フローなどについて、同社は「IBM Notes」を利用してきた。「多くのデータベースを構築して情報資産を蓄積してきた経緯があり、これらをすべてWebアプリ化してiPadから操作できるようにするのは、開発コストの面で現実的ではありません。そこで仮想デスクトップを利用して、iPadからでも自席のパソコンを使っているのと同じ環境で社内ネットワークにログインすることで、社内業務を外出先からでも滞りなく行える環境を整えました」(曽根田氏)○海外出張時のタイムリーな業務遂行に導入効果管理職の立場から各種の承認業務を行う機会の多い内田氏は、iPadの導入効果を次のように語る。「海外に赴任してシンガポールを拠点にインドからオーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなど広域を担当していたころは、パソコンでは出張先の国でそれぞれの通信キャリアに合ったネットワークカードを用意する必要があり面倒でしたが、iPadのセルラーモデルは移動先の国に着くと自動的に通信キャリアが切り替わる国際ローミングを利用できるので、空港に着いてすぐにメールチェックや承認作業を行えるなど、とても便利になりました。空き時間にすぐメールをチェックできると、次のアクションの準備ができて助かります。パソコン時代は、お客様との会食を終えて夜ホテルに戻ってから、ようやく1日分のメールをチェックするといったこともありました」(内田氏)顧客先でのプレゼンテーションでは、「技術資料やデータを探すスピードは、パソコンに比べてiPadは確実に早くなりました。お客様にお見せした資料を電子データで欲しいといわれたら、その場でiPadからメール添付でお渡しするといった対応も喜ばれます。膨大な資料を電子データ化してすべてiPadに格納できるのは大きなメリットで、重い荷物を持ち歩かずに済むのはもちろん、カタログデータなどを常に管理部門で最新版に差し替えて配付してもらえるので、資料のバージョン管理に気を遣わずに済みます」と光安氏もiPadの利便性を評価する。海外での活動比率が高い同社では、営業担当者は1週間程度の海外出張は頻繁にある。iPad導入以前は、事前に大量の紙資料を用意していたというが、現在では基本的にiPadで資料説明を行い、お客に渡す資料は商談後まとめてメールで送れば作業が完結するという。事務所に戻ってパソコンからメールで送るという手間はなくなった。管理職になると自身で資料を作成することはなく承認作業が主になるので、1週間程度の海外出張ではiPadだけを携帯すれば十分だという。資料作成や書類修正などを行う立場の営業担当者はiPadとパソコンを持って海外出張に出るが、商談はiPadだけで進められるので、重くてかさばるパソコンを持ち歩く必要はなくなった。同じところに数日滞在するなら、パソコンは営業拠点やホテルに置いておき、iPadだけ持って営業しているという。○iPad活用のノウハウを社内共有する取り組みiPadの導入から1年ほど経過して、同社が課題と感じているのは活用度のばらつきがある点だと曽根田氏は指摘する。「定期的に実施している営業担当者への各種教育カリキュラムにiPad活用のプログラムも加え、うまく活用している人のノウハウや、営業手法の成功例、新しく追加された資料などを知らせて、iPad活用の底上げを図っています。営業現場からは、利用したいアプリのリクエストが多いので、情報システム部とセキュリティ面の協議をするなど、関係部署と連携して対応しています」(曽根田氏)営業担当者へのアンケートを取ると、同社独自の測定器を動画で紹介するコンテンツは、顧客の理解度を高めるのに効果があると判明した。プラスチック素材の性質は言葉で説明してもなかなか伝わらないが、動画なら短時間で意図が伝わるという。また、顧客先で会食する際に動画を流すといった使い方もあるという。動画利用に限らず、こうしたベストプラクティスをナレッジ化して営業担当者に共有していく活動を通して、同社はiPadをより効果的に使いこなしていく方針だ。
2014年09月30日9月22日(月)、歌舞伎役者でありながら多方面で活躍中の中村獅童が、新宿 ルミネ2に期間限定オープン中の「Banana Republic(バナナ・リパブリック)」のPOP UP SHOPに登場した。バナナ・リパブリックの最新コレクションと、最近大注目の“多肉植物”がコラボレートして、「都会生活にグリーンを上手に取り入れた心地よいサンフランシスコスタイル」を提案した今回のPOP UP SHOPだが、遊びと仕事をバランスよくこなし、カジュアルな中にも上品さが漂うサンフランシスコスタイルを体現しているような中村さんが来店。グリーンが大好きだという中村さんは、その精力的なイメージとは裏腹に“植物男子”な一面をのぞかせた。バナナ・リパブリックは、「バナナ・リパブリックは生まれ変わります」とグローバルプレジデント、ジャック・カルフーン氏が語るように、今秋のコレクションより、新たにクリエイティブ・ディレクターに就任したマリッサ・ウェッブが手掛けた商品やコレクションのスタイリングから、グローバル規模のマーケティングジャンぺーン「The New Look of Banana Repablic(ザ・ニュー・ルック・オブ・バナナ・リパブリック)」の公開まで、ブランド全体に渡って大きな方向転換を見せている。同ブランドは、今季の新作をエキサイティングな方法で発表するという戦略の中で、カスタマーによるブランドのソーシャルメディアチャネルやマリッサ・ウェブ個人のチャネルへの投稿を通じて、新商品のイメージを公開したところ、カスタマーによる充分な反響を得ている。Twitterで#thenewBRのタグがついたBananaRepublicの投稿がチェックできる。さらにオンライン・マーケティングへと拡大する試みとして、フォールコレクションのティーザーを初めてスナップチャットで配信し、ファンにマリッサ・ウェブとフォールコレクションの舞台裏を先行公開した。8月後半には、いくつかのブランドがパートナーを組みインスタグラムの有料広告を展開した。最新コレクションは、ウィメンズではレザー、シャンブレー、カシミアなどの素材のレイヤードスタイルでエッジのきいた上品さを組み合わせ、メンズでは、さまざまな素材感とレングスをミックスし、スタイルの視点を強調している。ラインナップ全体を通して、ハイ&ローのスタイリングをミックスする若さあふれるセンスが感じられ、カスタマーのライフスタイルに対し親和性の高い大胆なデザイン感性を取り入れている。ジャック・カルフーン氏は、「これは、これから起きるエキサイティングなストーリーの始まりに過ぎない」と話す。今後の同ブランドの動向に注目したい。(text:Miwa Ogata)
2014年09月29日オンラインショッピングなどのECサイトにおいて、流入したユーザの離脱を防ぎコンバージョンをアップさせるソリューション群を「VePlatform」として提供する英Ve Interactive。その日本法人となるVe Japanは9月26日、VePlatformの日本国内における本格的なサービス展開を開始すると発表した。2009年に設立されたVe Interactiveが提供するVePlatformは、グローバルで4500社以上に導入され、また顧客の維持率も高いという。日本法人のVe Japanは2月に設立。6月から営業を開始し、すでに10社が導入、30社が導入を進めている。VePlatformは、おもにオンラインショッピングなどのECサイトにおいて、サイトに訪れたユーザの離脱を防ぐソリューションや離脱したユーザへのリターゲティングといったソリューションを提供している。たとえば、購入画面の手続き中に離脱してしまったユーザに対して、入力されたメールアドレス宛に45分後や1日後といった任意のタイミングで手続きの完了を促すメールを自動配信する「VeContact」。流入したユーザがサイトから離脱しようとした際にブラウザ上にポップアップ画面を表示し、キャンペーン情報やサイトに訪れた検索ワードを利用して類似商品などをレコメンドする「VeAssist」。同様にユーザが離脱しようとした際に、購入に関する質問などに回答して購入をサポートする人工知能チャット「VeChat」。サイトから離脱してしまったユーザをリターゲティングディスプレイ広告で再訪を促す「VeGenie」。そして、これらのアプリのベースとなるデータ分析などを行う「VeInsights」などがある。VePlatformはオンラインショッピングサイトや、旅行や不動産などといったカタログサイトに向いたソリューションとなるが、この他にも会員登録や資料請求といった何かしらのコンバージョンがあるサービスに特化している。サービス導入は、1行のjavascriptタグをサイトに設置し、さらにコンバージョン確認用のイメージタグをコンバージョン完了ページに設置するだけと非常に簡単に利用を始められる。また、費用についても初期費用や月額固定費などは不要で、コンバージョンがあった際に、その1件1件に対して費用が発生する成果報酬型となっている。報酬額は、たとえば、オンラインショッピングサイトでアフィリエイトを行っている場合には、それと同程度の料率が目安になるという。VeGenieのようにサイト外でリターゲティングディスプレイ広告を出稿する場合の出稿主はVe Japanとなる。これについては、上記のアフィリエイトと同程度の報酬に料金が加算されることになり、相談ベースでの料金体系となる。ただし、こちらもコンバージョンによる成果報酬型であることは同じだ。なお、国内においては、当初はGoogleとマイクロソフトのディスプレイネットワークを利用するという。VeGenieはVePlatoformの一部の機能だが、これについてはCriteoなどが提供するリターゲティング商品が、競合するイメージとしてわかりやすい。なお、コンバージョンには直接関係ないデータ分析やサイト改善を行うVeInsightsなどは、実質として無料での利用となる。Ve Japanとしては、これらに機能によってコンバージョンが上がれば費用を回収できるという考えだ。同社による一般的にECサイトの傾向として、サイトに流入したうちの40%が1ページだけ見て離脱してしまうという。また、35%はカートに何も入れずに離脱、15%はカートに商品を入れたものの購入手続きに進まずに離脱、購入手続き中の離脱も6%となっており、購入完了に至るコンバージョンレートはおおよそ2%になるとしている。つまり98%のユーザに関しては、カートに商品を入れたユーザもいるのに関わらず、コンバージョンに至ってないことになる。このような中でコンバージョン件数(売上)を上げるために、広告などを利用して来訪者数を増やすことは費用を増大させるだけになりかねない。もちろん、そのようなことを行うマーケターは少なく、それぞれにバウンスレートの高いページを洗い出し改善を行ったり、レコメンド商品を出したり、リターゲティング広告を利用したりといった施策を行っている。VePlatformは98%のサイト離脱者に対して、単一のプラットフォームで、それぞれの離脱タイプに応じた対策を行い、ユーザのコンバージョンを上げることに注力している。また、成果報酬型というのもその特徴となっている。サイト集客には一定の手応えを感じつつも、コンバージョンに課題がある場合には、VePlatformをその解決のひとつの手段として検討するのもありだろう。同社による数字だが、VePlatformの導入によって「概ね15%以上のコンバージョン率上昇を実現」しているという。コンバージョンレートを上げると期待されるVePlatformだが、一方で、ECサイトそのものへの集客は別問題だ。サイト自体の集客に課題がある場合には、また別の施策が必要となるだろう。1行のタグによる簡単な導入、成果報酬型による費用と導入企業にとってはハードルが低いソリューションだが、肝心なのはコンバージョンが上がるかどうか。グローバルでの成功を、日本市場においても実現できるかだが、Ve Interactiveは「日本企業の成長に貢献したい」と自信を語った。
2014年09月29日文部科学省(文科省)は9月26日、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や、先導的試行に挑戦し日本の大学の国際化を牽引する大学など、国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することで、日本の高等教育の国際競争力を強化することを目的とする「スーパーグローバル大学創成支援」の支援先として37大学を選定したと発表した。同支援は、日本が今後も発展していくために必要な、大学の国際競争力向上と、多様な場でグローバルに活躍できる人材の育成に向けたもので、104の大学から109件の申請があったという。それを文科省の有識者委員会であるスーパーグローバル大学創成支援プログラム委員会が審査し、最終的に37校(37件)が採択されたという。支援形式は2種類あり、1つが世界ランキングトップ100を目指す力のある大学を支援する「トップ型」で、東京大学や東北大学などの国立大学11校ならびに慶應義塾大学、早稲田大学の私立2校の計13校が選ばれた。一方のこれまでの取組実績を基にさらに先導的試行に挑戦し、日本社会のグローバル化を牽引する大学を支援する「グローバル化牽引型」には千葉大学や岡山大学、熊本大学などの10の国立大のほか、会津大学、国際教養大学の公立大2校、芝浦工業大学や明治大学、立命館大学などの私立大12校の合計24校が選ばれた。なお、文科省では平成26年度予算として77億円を設定。交付される支援額は大学で異なるが、標準額はトップ型が4億2000万円、グローバル化牽引型が1億7200万円となっており、海外の大学との連携費用などに利用される予定だという。
2014年09月26日メットライフ生命保険はこのたび、9月1日より終身保険(低解約返戻金型)「つづけトク終身」の保険料を改定(引き下げ)すると発表した。9月1日募集分(10月1日契約日分)以降の新契約が対象となる。このたびの保険料改定により、保険料払込期間が19年以下の全プラン、および保険料払込期間が20年以上かつ被保険者の加入年齢が40歳未満のプランのうちの一部で保険料が引き下げとなる。○保険料例(月払い)これにより、手ごろな保険料でこれまでと同様に必要な保障を備えることが可能になるとともに、保険料払込期間満了後の解約時の解約返戻率が高くなるなど、従来にも増して顧客のニーズに応えることができる商品となったという。なお、上述以外のプランの保険料に変更はないという。終身保険(低解約返戻金型)「つづけトク終身」は、万が一に備えると同時に、子供の教育資金や住宅購入資金、老後の生活資金などの、中・長期にわたる様々なライフイベントにおける顧客の幅広い資産形成ニーズに役立てることができる、保障が一生涯続く終身タイプの死亡保険だという。同商品は、総合的なライフプラン・コンサルティングにおける同社の基幹商品であり、これに加入した顧客のうちの6割を超える人々には、医療保険(今年9月に従来商品を刷新して発売予定)や昨年8月に発売したガン保険「Guard X(ガードエックス)」といった医療保障系商品にも合わせて加入しているという。さらに、顧客の健康と安心をサポートする各種商品付帯サービスも好評であり、2010年8月の発売以来多くの顧客から選んでいただいた結果、7月時点での累計販売件数は54万件を超えているという。同社のサシン・N・シャー代表執行役社長は、「当社は今年7月1日付で商号(社名)を『メットライフ生命保険株式会社』に変更いたしました。150年近い歴史を持つ世界最大級の生命保険グループであるメットライフの一員として、グローバルなフィナンシャルリスクの管理手法や運用ノウハウを最大限に活用することで、低金利環境が続くなかにおいて、財務の健全性を維持しつつも、今回の保険料の引き下げを実現いたしました。今後も、メットライフのグローバルな強みを活用することで、日本のお客さまのニーズにお応えする商品やサービスを提供してまいります」とコメントしている。メットライフ生命は、顧客の経済環境が不透明な時でも、安心して前向きに、より充実した人生を歩んでもらうことを願っているという。そのために、常に信頼される存在として、今後も革新的で競争力のある幅広い商品ポートフォリオを提供していくことを通して、顧客自らが自信を持って最適な保障を選ぶ手伝いを続けていくとしている。
2014年08月29日(画像はプレスリリースより)ビビッドなカラーのコスメ達2014年8月8日レブロンから限定発売される「レブロンリオラッシュコレクション」は、レブロングローバルアーティスティックディレクターのウェストマンがリオのカーニバルで有名な都市「リオ」をイメージした、ビビッドなラテンカラーのラインアップとなっている。(画像はプレスリリースより)トップメイクアーティストグッチ・ウェストマン個性的で魅力的な美しさを引き出すメイクアップは数々のセレブリティから支持される、トップメイクアーティストとして常に第一線で活躍している。2008年よりレブロングローバルアーティスティックディレクターとして就任し、数々の新商品やカラーコレクションの開発、広告のメイクアップなどを手がけ、レブロンの思う女性像を、メイクアップにより巧みに作り上げ、多くの支持を集めている。ラインアップトロピカルなビビッドなカラーのアイシャドウ「レブロンカラーステイアイシャドウ」やラテンカラーのネイル3色、リオのイメージの華やかな色のリップカラー3色や輝くブロンズ肌の仕上がり、ボディにも使える万能リキッドカラー2色(画像はプレスリリースより)この夏、リオをイメージしたビビットなカラーのコスメで、夏メイク楽しんでみませんか?【参考】・PRTIMESレブロンプレスリリース大胆カラーで誰よりオシャレ! レブロンリオラッシュコレクション The Rio Rush Collection by Gucci Westman for Revlon
2014年05月28日ポイントが展開する「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」は5月22日、ブランド生誕20周年を記念したイベント「GLOBAL WORK 20TH ANNIVERSARY THE LAUNCH EVENT 2014」を六本木のビルボードライブ東京で開催した。世界展開ブランドとしての飛躍を目指すグローバルワークは、「THE WORLD FASHION MART」をスローガンに「フク、フクフク。世界人キャンペーン」を展開。世界に活動の場を広げる俳優の大沢たかおと長澤まさみをブランドパートナーに起用し、2人が出演する新テレビCM「”世界人”篇」を4月25日から全国でオンエアしている。CMの内容は、夢を追求し海外で活動する“世界人”のもとを大沢と長澤がそれぞれ訪れ、彼らの日常をドキュメンタリータッチで描くというもの。バックには本キャンペーンのオリジナル曲としてカバーした、平井堅の『やつらの足音のバラード』が流れる。今回は大沢がバスフィッシャーマンの北嶋一輝を追ってアメリカのオーランドを、長澤がバレエダンサーの福井かおりを追ってマイアミを訪ねている。今回のイベントでは大沢と長澤がそろって登場し、撮影秘話などを交えたトークを展開。小学校ぶりに釣りをしたという大沢氏は、「釣果はゼロだったが、北嶋さんは幸せを全身で表現している少年のような人で、自分も幼い頃に戻ったような楽しい時間を過ごせた」と述べ、長澤さんは「同い年の“世界人”ということですごく勇気をもらえた。励まし合えたことも嬉しかった」と話した。キャンペーンにちなんだ今後のグローバルな活動について質問されると、「生きているうちに沢山のことを味わいたいので、世界を旅して人生を豊かにしたい」(大沢氏)。長澤さんは「グローバルワークのキャンペーンで今後も“世界人”に会える機会が増えると思うので、勇気や元気をもらって初心を忘れず頑張っていきたい」と述べた。イベントではファッションショーも開かれ、メンズ・ウィメンズとも、ショートパンツやクロップドパンツを用いた、グローバルワークらしいリラックス感溢れる春夏ルックを披露した。
2014年05月22日今年の1月にスタートしたNISA(少額投資非課税制度)で広く利用されると見込まれるのが投資信託です。リスクが分散されており、1万円から(金融機関によっては5000円あるいは1000円から)購入可能で毎月積み立てもできるので、特に若い人が資産を作っていくのに適しています。投資信託はファンドの種類が多く、自分に合ったものが選べるのもメリットですが、ファンドの数が多いので、どれを選んでいいか迷ってしまうという面もあります。そんなときは、ファンドをタイプごとに分類して、それぞれの特徴をつかむとよいでしょう。○ファンドにも「キャラクター」がある!?どのファンドも、何に投資するかがあらかじめ決まっています。大きく分けると、株に投資するタイプ債券に投資するタイプ株と債券の両方に投資するタイプがあります。株は債券より値動きが大きく、値上がりが期待できます。そのぶん、値下がりの可能性も高いわけですが、長期間で考えると資産を殖やす力が強いといえます。債券は価格の変動が小さく、大きな値上がりは期待できないけれど、一定期間ごとに利子が受け取れることもあり、資産運用を安定させる効果が期待できます。株と債券に投資すれば、その両方の性質を持つことになります。また、株と債券は値動きが逆になることが多いので、ファンドの値動きも安定したものになります。このような投資対象による基本的な性格がわかれば、ファンドも選びやすくなるはずです。○長くつきあえるのは長く運用されているファンド基本的に、投資信託はある程度の期間保有して資産をじっくり殖やすためのもの。でも実際には新しいファンドが次々に作られては消えていくという状況が続いてきました。そんな中で、きちんと運用実績を上げているファンドは長く運用されていることが多いもの。新しく設定されたファンドは、これからどのくらい運用成績を上げられるかわかりません。そういう意味でも、これからじっくり資産作りをしていくのであれば、少なくとも3年以上、できれば5年以上運用されているファンドで、これまでの運用実績を判断できるものがよいでしょう。優秀なファンドは運用も個性的です。そこで今回は、3つのタイプのファンドの中から、長期にわたって運用され、高い運用実績をあげてきた個性のあるファンドをピックアップして、どんなキャラクターなのかを見てみます。○"ファッションリーダー的存在"--どんなファッションで現れても驚かないように…独自の美意識を持っていて、個性的なファッションでいつも周囲を驚かせる。世の中のトレンドには関係なく、自分がいいと思ったものだけを身につけている結果、とてもおしゃれに見えることが多い反面、どうにも理解しがたいときもあり、落差が大きい。でも、その個性が注目されるようになって、いまや誰もが認めるファッションリーダー的存在…そんなキャラクターなのが「JPMザ・ジャパン」というファンドです。日本株に投資する数多くのファンドの中でも、抜群の運用実績を誇るザ・ジャパンは、投資する銘柄(会社)の選び方が個性的。そのときどきの経済環境から成長が期待できる分野・銘柄をいち早く見つけて投資し、ファンドの中身も大胆に入れ替えていきます。ただし、短期的には値動きは非常に大きく、ジェットコースターのようなのが特徴です。このファンドとつき合うなら、値動きの大きさは覚悟すべき。デートの時にどんなファッションで現れても驚かないようにしてください。ファンド名:JPMザ・ジャパン運用会社:JPモルガン・アセット・マネジメント投資対象:日本株設定:1999年12月(「JPMザ・ジャパン」の詳細はこちら)○そばにいてくれると安心できる--"しっかり者"で"すっぴん美人"性格はまじめで成績優秀な優等生タイプだけど、口数は多くなく、強く自分を主張するようなことはない。周囲への気配りを忘れず、物腰もやわらか。メイクよりも素肌の美しさを大切にしてお肌の手入れには手を抜かない清楚なすっぴん美人…そんなキャラクターなのが「月桂樹」。投資対象が信用力の高い海外の債券であることから、人を驚かせたり羽目を外したりせずいつも穏やかですが、金利の高い国の債券を組み入れることで高い利子収入を得ているため、資産を殖やす効果も期待できるところは"しっかり者"。投資する国や通貨を機動的に入れ替えるところは意外に大胆で、その結果安定した収益を確保しているあたりは"ソツがない"といえます。そばにいてくれると安心でき、長くつき合えばつき合うほどその良さがわかってくるファンドといえるでしょう。ファンド名:高金利先進国債券オープン「月桂樹」運用会社:日興アセットマネジメント投資対象:先進国債券設定:2003年8月(高金利先進国債券オープン「月桂樹」の詳細はこちら)○知的なクールビューティータイプ--何を相談しても論理的に解決してくれるたとえていうなら知的なクールビューティータイプ。自分の考えをしっかり持っていてブレがない。感情や周囲の人に左右されたりすることがなく、何を相談しても論理的に解決してくれるので、誰からも頼りにされる…そんなキャラクターを持つのが「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」。世界の株と債券に半分ずつ投資するファンドです。株も債券も米国、欧州、日本など地域別の比率が決まっていて、経済の状況にかかわらず、基本的にこのバランスが崩れないように運用されます。もう1つの特徴は"節約家"であること。運用にかかるコストを低く抑えています。運用コストはファンドの資産から差し引かれるので、同じようなタイプのファンドと比べると、長期に保有した場合、コストの差が運用成績の差につながります。シンプルで頑固だからこそ、いつでも頼りにできるファンドといえるでしょう。ファンド名:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド運用会社:セゾン投信投資対象:世界の株と債券設定:2007年3月(「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の詳細はこちら)こんなふうにファンドの特徴をキャラクターでとらえると、わかりやすいし選びやすいのではないでしょうか。この3つ以外にもキャラの立ったファンドはたくさんあるので、自分に合ったものをぜひ探してみてください。
2014年05月12日多くの人がライフスタイルにあわせて車を気軽に乗り換えられるように、中古車の売買がより魅力的なものになるように、自動車の流通革命を起こそう──。この想いを胸に、当時の画期的なビジネスモデルであった「買取専門店」として、ガリバーインターナショナル(以下、ガリバー)は1994年に創業した。2014年3月現在、全国に約420店舗を展開。さらに、2018年2月末までの中期経営計画のもとで、日本国内800店舗計画とあわせたグローバル戦略を推進。ASEAN加盟国を含めたトータルで、1600店舗に拡大する計画だ。こうした事業の成長に迅速かつ柔軟に対応できるIT基盤を目指して、ガリバーはこれまでオンプレミスで構築・運用してきた既存システムの全面的なクラウド移行を進めている。クラウドに移行した場合であっても重要なデータの保護は必須事項だ。そこでリアルタイムのレプリケーションを実現するサイオステクノロジー(以下、サイオス)の「DataKeeper」を導入した。○店舗の急拡大を支えるIT基盤改革を目指しオンプレミスからクラウドへ全面移行画像による中古車販売システム「ドルフィネット」をはじめ、ガリバーが保有するシステムは、大小あわせると200 ~ 300に及ぶが、その大半は自社データセンター内の物理サーバー上で構築・運用されてきた。グローバル1600店舗への拡大を目指す経営計画の達成を支えるためには、これらのシステムの改革が不可欠だ。ITチームの月島学氏は、このように話す。「ガリバーにとって、ITはビジネスそのものといっても過言ではない経営のコア資源です。店舗の急拡大にスピーディに対応するとともに、機能やサービス面からもビジネスをステップアップさせていく基盤を築かなければなりません」こうして、2011年頃より検討を進めてきたのが、オンプレミスからアマゾンのクラウドサービスであるAWS(アマゾン ウェブ サービス)への全面的なシステム移行である。「サーバーの立ち上げからクローズまで、主な操作をWebから行うことができ、作業が容易です。マスタがあれば数時間で稼働させることができるAWSは、ガリバーにとって最適なIT基盤改革のエンジンになると考えました」(月島氏)○クラウドへの移行で直面した課題は「サーバー冗長構成による可用性をいかに担保するか」ガリバーのシステムの多くは、Windows Serverをはじめ、リレーショナルデータベースのSQL Server、WebサーバーのIIS(Internet Information Services )、アプリケーション開発・実行環境の.NET Frameworkなどのマイクロソフト製品で構築されている。クラウドへの移行にあたりまず直面したのが、これらのプラットフォームをどうやってAWSに実装するのかという課題である。「当初はRDS(Relational Database Service)でサポートされているSQL Server機能を活用することも検討しましたが、重要システムの冗長化(クラスタリング)やユーザー管理(Active Directory連携)など、我々が利用する上で必要な機能がまだ揃っていませんでした。ツール類や運用の工夫で補うことも検討しましたが、その後の運用オペレーションも従来とは違ったものになります。これは、いくつものシステムを同時並行で移行を進めなければならない中で、大きなリスクになってしまいます」そこでガリバーが選択したのが、仮想サーバーのAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)をネイティブに利用し、オンプレミスで稼働しているWindows Serverのフェールオーバークラスタリング(WSFC)機能を含めた既存環境を、そのままAWSに移行するという方法だ。これなら、運用オペレーションも現状のままで移行できる。そこで、既存環境のデータをそのまま同期させるために重要な役割を担ったのが、DataKeeperである。「もちろん、Amazon EC2上でもスクリプトを組んで待機側ノードでデータを復旧するなど、いくつか施策はあるのですが、どうしてもある程度の作り込みが必要となります。また、新たに構築した仕組みそのものの信頼性も担保しなければなりません」(月島氏)もっとシンプルで確実な方法はないだろうか──。そんな悩みを抱えていたガリバーのもとにサイオスから提案されたのが、データレプリケーションソフトウェアのDataKeeperである。○共有ストレージを用いることなくリアルタイムのデータ保護を実現DataKeeperは、本番系ノードと待機系ノードの間でデータの複製をリアルタイムに行い、障害が発生した直前までのデータを保護する。一般的なストレージのミラーリング機能に比べ、安価なコストでボリュームミラーリングを実現するのである。ローカル接続構成のほか、1対N構成、N対1構成、WANをまたいだ遠隔地構成をサポート。システム構成やデータの重要度、DR(災害復旧)対策の必要性など、多様なニーズに応じて活用することが可能だ。特に、WSFCのようなフェールオーバークラスタリングで前提となっていた外部共有ストレージを用いることなく、HAクラスターシステム(アプリケーション保護構成)を実現できるのがメリットだ。これこそ、ガリバーがDataKeeperを採用する"決め手"となったポイントである。「WSFCからは、DataKeeperがあたかも共有ストレージであるかのように見えることに驚きました。ミラーリングのスピードも良好です。万が一、HAクラスターの動作に異常が起こった際にも、その原因がフェールオーバークラスタリング(WSFC)側にあるのか、データレプリケーション(DataKeeper)側にあるのか簡単に切り分け、対処できる点に非常に満足しています。この分界点は、物理サーバーでの構成時と同じです。おかげで、既存システムの運用形態をまったく変更することなく、AWSへ移行することが可能となりました」(月島氏)こうしてガリバーのクラウド化プロジェクトは軌道に乗り、すでに約30%(2014年3月現在)の既存システムがAWSへの移行を終えた状況にある。「各店舗のエンドユーザーは、自分が使っているアプリケーションや画像などのデータが、オンプレミスとクラウドのどちらで動いているのか、まったく意識していません」(月島氏)と言うほどの、スムーズな切り替えが進んでいるのである。ガリバーは2014年度内を目標に残りの既存システムの移行を進めていくのだが、同時に新規開発のシステムもAWSに実装を進めている。「ガリバーでは従来からの買い取りだけでなく、車を持つ喜びや生活シーンを想像し、楽しんでもらうための仕掛けを用意した大型展示場『WOW!TOWN(ワオタウン)』をオープンするなど、販売面もさらに強化しようとしています。この動きに対応し、お客様一人ひとりの嗜好やライフスタイルに最適にマッチした車をレコメンドするシステムなども、積極的に開発していきます。こうしたシステムでは、今まで以上に大量で多様なデータを扱っていく必要があり、DataKeeperが活躍する場面もますます拡大していくと考えています」と月島氏は、新たなチャレンジを見据えている。
2014年05月12日マツダは、中国南京市にある車両生産販売会社「長安マツダ汽車有限公司」で、新型「Mazda3Axela昂克赛拉(Mazda3Axela)」(日本名 : アクセラ)の生産開始記念式典を11日に、長春市の車両生産委託会社「一汽乗用車有限公司」で新型「Mazda6Atenza阿特兹(Mazda6Atenza)」(日本名 : アテンザ)の生産開始記念式典を9日に実施したと発表した。発表によると、メキシコとタイにおける新型「Mazda3」の生産開始に続き、中国でも「Mazda6Atenza」と「Mazda3Axela」の生産が始まったことで、SKYACTIV技術を搭載した車種のグローバルな生産体制の整備が進んでいるとのこと。両モデルの生産開始記念式典に出席した、同社の渡部宣彦中国事業担当執行役員のコメントによると、中国での「Mazda6Atenza」と「Mazda3Axela」の生産開始は、同社が取り組む「構造改革プラン」の柱の1つである「新興国事業強化とグローバル生産体制の再構築」において、大きな一歩を進めたことになるという。同社は今後も、ビジネスパートナーや販売会社、取引先などと一体になり、中国ビジネスの成長およびブランドの強化を目指すとともに、グローバルな生産体制の再構築を推し進めていくとしている。
2014年04月11日「エイチアンドエム(H&M)」の新キャンペーン、H&M.MUSICのグローバル・キャンペーン・モデルに、マドモアゼル・ユリア(MADEMOISELLE YULIA)が唯一のアジア人モデルとして就任した。H&M.MUSICキャンペーンは全部で2パートに分かれており、マドモアゼル・ユリアはその中の4月初旬より開始されるH&M.MUSICパート1キャンペーンにて、唯一のアジア人としてモデルを務め、H&Mの店頭やウィンドウ・ポスターにはキャンペーン・アイテムを着こなして登場する。また今回の就任を祝し、「H&M原宿店」では2014年4月4日(金)20時より25%OFF SHOPPING PARTYを実施。同会場ではマドモアゼル・ユリアもパフォーマンスを行う。同イベントは「エイチアンドエム」のモバイルサイト、オフィシャルSNSアカウントよりインビテーションリンクが配布され、インビテーションをエントランスで掲示すると一般での参加も可能となっている。※参加要項等詳細が見られるインビテーションリンクはこちら元の記事を読む
2014年03月27日グローバル・コミュニケーション&テスティングはこのほど、世界で受験者数が拡大しているTOEFL テストファミリーに加え、新たに「TOEFL Primary(トフルプライマリ)」、4技能テスト「TOEFL Junior Comprehensive(トフルジュニアコンプリヘンシブ)」をリリースした。○8歳以上の受験者のリスニング、リーディング、スピーキング能力を測定「TOEFL Primary」の受験対象者は、英語学習初学者である8歳以上を想定、個々の受験者のリスニング、リーディング、スピーキングの能力を測るものとなる。世界で認められたグローバルスタンダードであるTOEFL テストファミリーの1つであることから、テストからもたらされる価値ある情報は、授業や個人学習において、大きなサポートとなるという。個々の学生のレベルに応じて、ステップ1またはステップ2のテストを選択。リスニングとリーディングはペーパーベース、三択のマーク式で、スピーキングテストはコンピュータとヘッドセットを用いて行う。公開テストの価格は3,880円(リスニング+リーディング)、3,240円(スピーキング)となる。○コンピュータを使用し、英語の4技能を測定コンピュータベースの「TOEFL Junior Comprehensive」の受験対象者は主に11歳以上を想定。受験者の英語によるコミュニケーション能力を測る信頼できるテストとなる。テストはコンピュータを使って行い、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4技能を測定する。公開テストの価格は9,500円となる。「TOEFL Primary」と「TOEFL Junior Comprehensive」は、11月に全国8カ所における(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡)公開テスト実施を予定している。いずれのテストも、導入から3年を目途に、全都道府県で実施されている状態を目指すとしている。
2014年03月21日経済産業省は3月17日、ニッチ分野の製品を開発・製造し、国際市場で高いシェアを持つ企業100社を「グローバルニッチトップ企業100選」として選定したと発表した。同省は、外部有識者で構成する委員会での審議を経て100社を選定。世界シェアと利益の両立、独創性と自立性、代替リスクへの対処、世界シェアの持続性が評価ポイントだという。選定は今回が初めての試み。選ばれた企業の業種は、機械・加工が52社、素材・化学が20社、電気・電子が15社、消費財・その他が13社で、ジェット式織機を開発する津田駒工業、どら焼機を開発するマスダック、空気加工機を開発するAIKI リオテックなど。また、今後の飛躍を期待できる企業7社を「ネクストGNT」として選定した。選定した企業の取り組くを収録した冊子を作成するとしている。同省は、2013年に閣議決定した「日本再興戦略」に基づき、グローバルニッチトップ企業への支援策を今後措置するとしている。
2014年03月17日(画像はプレスリリースより)使いやすい25mmが登場グローバルマネージメントジャスト株式会社は、ヘアブラシのように髪に巻き付けるだけで自然な内巻きやふんわりアレンジが簡単にスタイリングできるヘアブラシアイロン「キラフワロールブラシアイロン25mm」を2014年12月20日(金)より全国の家電量販店やバラエティショップ、通販販売で発売します。太さは使いやすい25mmで、ブラシピン部分が保護となり、ヘアアイロンで失敗しがちな「やけど」もしにくく、手を添えてスタイリングできるのが嬉しいところ。また、セラミック&トルマリンコーティングで髪の芯まで熱が浸透し、スタイリング力も安心です。その他のヘアアイロンも豊富「キラッと輝く!フワッと軽く」をテーマにしたおしゃれな女子をお手伝いするヘアアイロンシリーズです。キラフワアイロンシリーズは、今回の25mmの他にも外出先にも持って行きやすい19mmの「キラフワミニロールブラシアイロン19mm」や、ストレート用の「キラフワロールブラシ&ストレートアイロン」も展開しています。■商品概要型番:GM-3566重量:約320g(コード込)コードの長さ:約2.74m価格:4,980円(税込)(引用:プレスリリースより)【参考リンク】▼グローバルマネージメントジャスト株式会社 プレスリリース
2013年12月26日LGエレクトロニクスは20日、湾曲ディスプレイを採用した6インチのスマートフォン「LG G Flex」を国内メディアに向けて公開した。韓国ではすでに11月中旬に発売が開始されている同端末。日本国内での発売に関しては、今のところ「未定」とのことだ。○なぜ曲げた? 湾曲ボディの利点とはLG G Flexは、ボディ全体が弧を描くように曲がっているのが最大の特徴。なぜ曲げる必要があったのだろうか。実はこれにより、様々な利点が考えられるというのだ。都内で詳しい説明を聞くことができた。ひとつは通話がしやすくなること。一般的に、ディスプレイが大型化するとスピーカーを耳に当てたときにマイクが遠ざかってしまう。このため通話がしにくくなる、というのがこれまでの常識だった。しかしLG G Flexはボディが曲がっているためマイクが口元にくる。ひいては通話がしやすくなるというのだ。LGがもっとも強くアピールするのが動画視聴の際のメリットで、これが端末開発の発端にもなっている。具体的には、ディスプレイを曲げることでユーザーは動画コンテンツに没入できる。また画面に奥行きが出るため、劇場のような臨場感を味わうことができるとのことだ。現在、グローバルではスマートフォンのディスプレイが大型化する傾向にある。他方、動画コンテンツを配信するサービスが多様化しつつある。こうした背景から、市場では「画面の大きなスマホで快適に動画を視聴したい」というニーズが高まりつつある。そこでLGでは動画の視聴に最適なスマートフォンを追求した。その結果が、湾曲ディスプレイの6インチスマートフォンLG G Flexの誕生につながったのだという。このほか背面が丸みを帯びているため、手にもよくなじむ。また指とディスプレイの距離を一定に保てるため文字入力がしやすく、フリックなどによるWebサイトのページ遷移もやりやすいという。○曲がっているため負荷に弱い? 耐久性について解説気になるのが耐久性だが、通常のスマートフォンと同程度に頑丈にできている。「曲がっているため負荷に弱い」ということは決してないという。LG G Flexが耐えられる荷重は、公表値では「40kg」。裏話として、工場ではそれ以上の荷重で実験しているが問題はないそうだ。したがって、お尻のポケットに入れても安心だろう。ただ、ストレートタイプのスマートフォンに比べ、湾曲した背面の中央部に傷がつきやすい。このため、塗装にはとある工夫を凝らしている。それは「Self Healing(セルフヒーリング)」と呼ばれる特殊な塗料を使うというもの。これにより日常的に使用している中で自然についてしまう擦り傷程度なら、自然に回復できるという。すでに自動車やノートPCなどの製品の一部には利用されている。ただ、スマートフォンに応用したのは「おそらく初めて」(担当者)とのことだった。○曲がり具合は「700R」がベスト?LGでは、6インチ端末に最適なカーブの度合いを200種類ほど試したという。その結果、「700R」という曲がり方がベストという結論に至った。ディスプレイを曲げる技術については、実は前々からクリアできていた。●湾曲スマホ「LG G Flex」の秘密とは? その2しかしバッテリーを曲げることが難題だった。この難題をクリアし製品化にこぎ着けたのは、グループ会社LGケミカルの技術開発力のおかげだったという。ディスプレイにはプラスチックOLED(P-OLED)を採用した。ガラス素材でできた有機ELより柔軟性に優れているという。またReal RGB OLEDを採用したことで、従来機種に比べて発色が向上している。UXも充実している。例えば新機能「Dual Window(デュアルウィンドウ)」を利用すれば、6インチのディスプレイを半分に分けて別々のアプリを同時に利用できる。ファイルやURLのドラッグ&ドロップにも対応しており、PCライクに使うことができる。新機能の「UrgentCall Alert(アージェントコールアラート)」は、同じ相手から何度も電話がかかってくるとLEDが赤く光って知らせるという機能。緊急の場合に”電話に出そびれる”ことがなくなる。基本的なスペックは以下の通り。ディスプレイは6インチHD(1280×720ドット)プラスチックOLEDを採用。プロセッサには2.26GHzのクアッドコアCPU(Snapdragon 800 MSM8974)を搭載する。RAMは2GB、ROMは32GB。背面には1300万画素、前面には210万画素のカメラを備える。バッテリーは3500mAhで、ユーザーが任意に交換することはできない仕様だ。サイズは約160.5×81.6×7.9(最厚部8.7)mm、重さは約177g。ボディカラーはチタンシルバーを用意する。Android OS 4.2.2を搭載している。防水には対応していない。今回、LG G Flexを開発した狙いについて担当者は「スマートフォンは日々、進化している。そうした中で、消費者に新しいユーザーエクスペリエンスを体験できる端末を提供する、という意味合いが強かった」と説明していた。日本国内での展開は未定だが、もし発売されれば大きな話題になることは間違いないだろう。期待して待ちたい。(記事提供:AndroWire編集部)
2013年12月21日*画像はニュースリリースより大阪出身の高原 愛さんと東京出身の大石 絵理さんに決定トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、創立50周年の記念すべきイメージガールとなる第22代「2014トリンプ・イメージガール」を発表した。モデルや女優などへのデビューを夢見ている総勢205名の一般公募者の中から選出されたのは、大阪府堺市出身の高原 愛(たかはら あい/23歳)さん、および東京都世田谷区出身の大石 絵理(おおいし えり/19歳)さんの2名。トリンプのグローバルビジョンを体現する才能豊かな美女高原 愛さんは、モデルとしてショーや広告など幅広く活躍中で、キックボクシングやボルダリングで鍛えた長く美しい手足と洗練されたスタイル、大学時代に化学生命工学部で学んだ経験から、体の中から美を磨くことも常に心がける聡明な美女。理系学部出身ならではの明晰な頭脳が審査員を魅了した。また、モデルやタレントとしてマルチに活躍する大石 絵里さんは、大きな瞳の愛らしい笑顔としなやかな筋肉が創りあげたスタイルが魅力。アメリカ、ニュージーランドなど海外居住経験があり英語も堪能なバイリンガル美女で、トリンプでは、この才能と健康的な美しさを評価したという。両名は、11月1日より「2014トリンプ・イメージガール」に就任し、2014年10月までの期間、トリンプの各種PR・販促活動に登場する予定で、高原 愛さんはトリンプ、大石 絵理さんはアモスタイル バイ トリンプの活動を中心に、トリンプのグローバルビジョン「Empowering Self-Confidence~トリンプ、一人ひとりの自信を高める会社」を体現する活動を展開するとしている。【参考リンク】トリンプ・インターナショナル・ジャパンニュースリリース
2013年11月04日アナタのカレには夢がありますか?それはどんな夢ですか?別に私は、「少年よ、大志を抱け!」と言いたいのではありません。なんと、男性が持つ夢から、その人の恋愛における本気度がわかるというのです。今回取材したのは、ライターでありながらスナックホステスにも勤務する箱崎キョウコさん。長年、無数の男性を見てきた経験から、夢と恋愛本気度との関係を語っていただきました。■1.グローバルに活躍したい「『世界規模の大企業に入って、世界を股にかける企業戦士になりたい!』と、こんな夢を掲げる男子は一言でいうと『チャラい』です。自分の才能を疑わず、自分は世界のどこでも通用するんだという思いから、常に心のどこかで『今の彼女よりももっとふさわしいオンナがどこかにいるはずだ・・・・・・』という幻想を抱いています」要するに今の彼女はただの『腰掛け』にすぎないということだそうです。グローバルに活躍する前に、きちんと今あるものを全力で愛する力を身につけてほしいですね。■2.作家「意外に多いのが、小説家や脚本家などの作家志望。こういった男子は付き合って損はありません。文章を書くのは孤独で辛い作業。これにひとりで打ちこめるカレは、彼女に対してもマメで、裏切るということはありません」作家は遅咲きの職業ですから、最初はしばらく売れなくても、気長に見てあげましょう。成功したあとには必ず、長年見守ってくれたアナタへのビッグなお返しがあるはずですから。■3.普通の会社員「うれしいようなかなしいような、ですよね。こういった男性は当然、恋愛においても普通。アナタが今のカレに満足しているならばそれでいいですが、あまり伸びしろはないと見ていいでしょう」私はいいと思いますけどね、普通の会社員。だって、世の中の大半の男性は結局は普通の会社員になるんだから。早めに自分の身の程を知っているという意味では、「オトナだなぁ」と感じます。■4.起業家「野心家タイプに多い夢。こういった男子が求めているのは、『夢の実現のサポートをしてくれるパートナー』。カレの夢を理解し、そのために力をかしてくれる女性を待っているんです」もしもアナタがカレの夢を全力で応援できる場合は、手伝ってあげましょう。そうでなければ、「あなたは私にはもったいない男だわ・・・・・・」と、いさぎよく手を引きましょう。■5.夢ナシ「昔はあまりいなかったですが、生きられるのが当たり前になった今の時代では急増中のタイプです。こういった男性の恋愛タイプは一言で言うと『マグロ(受け身)』。アナタが別れようと言えば、別れてくれるし、結婚しようと言えば、そうしてくれます。あまりにカレから意見を主張してこないので『私のことホントに好きなの!?』と不安になるでしょうが、大丈夫。一応、ちゃんと好きです」私は夢がない男性なんてイヤですが、アナタと一緒に2人の将来の夢を考えていけると思えば、それもいいかもしれませんね。■おわりにいかがでしたか?夢から男性の恋愛本気度がわかるなんてとても意外でしたが、けっこう説得力がありましたね。さあ、アナタもさっそくカレに「夢はなに?」と聞いてみましょう。「夢はない」と言われたらもちろん「じゃあ私と結婚しよう」ですよ。【取材協力】※ 箱崎キョウコ・・・スポニチで『熟じゅく美魔女対談』を毎週木曜日に連載しているライター兼スナックホステス。(遣水あかり/ハウコレ)
2013年10月07日GLOBAL WORK(グローバルワーク)は、2013年6月11日(火)~6月16日(日)まで父の日フェア『Thank you papa』を開催中。期間中は、メンズポロシャツ、半袖シャツが全て20パーセントオフに。シーズン毎の気分をほどよくミックスした、メンズ・ウィメンズ・キッズのカジュアルウェアを提案しているグローバルワークが、全店で父の日フェアを実施。夏の人気アイテム、メンズポロシャツ、半袖シャツが全て20%OFFで購入することができる。さらに対象アイテムを購入した方に、国内最大規模のタオル産地・愛媛県今治市で生産されている、実用性と品質への深いこだわりをもったミニタオルをプレゼント。【『Thank you papa』について】期間:6月11日(火)~6月16日(日)内容:①メンズポロシャツ、半袖シャツが全て20%OFF②対象のアイテムをお買い上げいただいた方全員に、今治タオルのミニタオルをプレゼント元の記事を読む
2013年06月12日