第94回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞、脚色賞とノミネートされていた3部門ですべて受賞した『コーダあいのうた』。1月21日(金)から公開されていた本作には「ここ最近で一番号泣」「早くも今年ベスト」「歌声に酔いしれた」といった声がSNSに相次ぎ、前週対比で100%超が続くロングランヒットに。今回の受賞の盛り上がりを受け、4月1日(金)から250館公開へと拡大、さらに翌週以降は300館以上に拡大される予定という。アカデミー賞に先んじて、ハリウッドの映画俳優たちが選ぶ第28回全米映画俳優組合賞では最高賞にあたるキャスト賞を受賞しており(過去には『パラサイト 半地下の家族』や『ブラックパンサー』などが選出)、同業者から愛される作品であることも伺える。拍手の代わりに「ジャズハンド」と呼ばれる、両手を肩の高さでひらひらとさせる姿も多く見られた“愛され映画”といえる本作。その5つの理由に迫った。日本では映画館で鑑賞できるアカデミー賞授賞式でも言及されていたように、本作は配信サービス作品として初の作品賞受賞作で、アメリカの劇場では限定公開された。インディペンデント映画の祭典、サンダンス映画史上最多&初となる最高賞・観客賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の4冠に輝き、各社が配給獲得に乗り出すなか、Apple TV+が同映画祭史上最高価格となる約26億円(2500万ドル)で買い付けたことが話題となった。日本国内ではギャガが配給し、配信ではなく劇場公開されている。ギャガといえば、昨年は『ミナリ』、一昨年は『ジュディ 虹の彼方に』『スキャンダル』ほか、『ラ・ラ・ランド』『それでも夜は明ける』『英国王のスピーチ』、是枝裕和監督『万引き家族』などアカデミー賞に絡み世界的に評価された多くの作品の配給を手がけており、本作もさすがの英断といったところ。特に音楽が重要な要素となるからこそ、映画館で本作を鑑賞することはタブレットやスマホでイヤホンを通して観て、聴くものとはまた違う、コンサートを久しぶりに楽しむかのような疑似体験を可能にしている。原作はフランス映画祭観客賞『エール!』『クワイエット・プレイス』シリーズ(18、21)や、マーベル映画『エターナルズ』(21)、アカデミー賞ノミネートの『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』(19)、さらには「イカゲーム」ウィ・ハジュンが殺人鬼を演じた韓国映画『殺人鬼から逃げる夜』(21)、今回、国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(21)などまで(手話の描き方が適切かどうかはともかく)ろう者が登場する映画は近年、増えている。本作『コーダあいのうた』(以下、『コーダ』)は、フランス映画『エール!』(14)のリメイク作品だ。当時、本国では4週連続1位、観客動員数750万人超えの大ヒットとなった。日本には「フランス映画祭2015」のオープニング上映で紹介され、観客賞に選ばれている。舞台はフランスの田舎町、耳の聞こえない父母と弟とともに牧場を営む聴者の高校生ポーラ・ベリエ(ルアンヌ・エメラ)が、音楽教師に歌の才能を認められパリの音楽学校のオーディションを勧められる…という同様のストーリーが展開。主人公が家族とこれまで通りの生活を続けていくのか、本当にやりたい歌を目指すのか、葛藤する。邦題『エール!』は新しい道へと旅立つ10代への応援歌の意味が込められたようだが、原題では『La famille Belier』(ベリエ一家)と家族の物語であることを主張。そして『コーダ』では、 “耳の聞こえない親を持つ子どもたち”=CODA(Children of Deaf Adults)と、音楽用語として楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりという双方の意味を含んだ、主題を最も端的に言い表したタイトルとなった。監督の思い…実際にろう者の俳優を起用『エール!』でも『コーダ』でも主演女優は歌えて、手話をしながら演技をすることが求められる。ベリエ一家のポーラ役は人気オーディション番組「The Voice」出身で映画初出演のルアンヌ・エメラが務め、セザール賞最優秀新人賞を受賞した。両親役を演じたのは『しあわせの雨傘』などのカリン・ヴィアールと『神様メール』などのフランソワ・ダミアンというフランスの実力派で、弟役のルカ・ジェルベールが実際のろう者だった。『コーダ』のシアン・ヘダー監督は当初から、ろう者の役はろう者の俳優に演じてもらうことを考えていたといい、『愛は静けさの中に』(86)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したマーリー・マトリンが母親ジャッキー役、手話演劇出身で「CSI:ニューヨーク」のゲスト出演でマトリンと夫婦役を演じたこともあるトロイ・コッツァーが父親フランク役を演じ、今回揃ってアカデミー賞俳優となった。ちなみにコッツァーは、「マンダロリアン」でマンダロリアンと手話で会話をするタスケンレイダーの役も演じたこともある。2年前、『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督はゴールデン・グローブ賞授賞式で「“字幕”という1インチの壁を乗り越えれば、より多くの映画に出会える。私たちが使うたった1つの言語、それは映画だ」と語ったが、手話を日常的に使う俳優たちの生きた“言葉”のおかげで、本作はさらなる1つの壁を越えたといえるだろう。そして家族で唯一の聴者である主人公ルビーを演じたのは、Netflixシリーズ「ロック&キー」のキンジー・ロック役やホラー映画『ゴーストランドの惨劇』などに出演してきた次世代スター候補のエミリア・ジョーンズ。10代のころは親と“同じ言葉”で会話しながらも、齟齬が生まれてコミュニケーションをとれなかったり、本音をうまく言語化できなかったり、“分かり合えない”と感じることはよくあること。アメリカ手話と歌のレッスン、さらにトロール漁の操作の取得に9か月を費やしたというエリミアは、そんなルビーを瑞々しく演じて感動的な説得力をもたらしている。日常を描くリアルに添った脚色『コーダ』の家族構成では、マトリン、コッツァーと共演経験のある、ろう者のダニエル・デュランが“兄”レオ役を演じているのがポイント。レオは両親が自分ではなく聴者の妹ルビーを何かと頼りにすることにフラストレーションを抱えており、実は誰よりも“ルビーはここに留まるべきではない”と考えているキャラクター。レオのほうこそ家業を支えたいという気持ちが強く、ルビーの歌の才能と評判もすでに知っていた。スマホに文字を素早く打ち込んで、相手とチャットもできる。両親にはないコミュニケーション手段を彼は持っている。また、本作はPG12指定作品で、赤裸々な夫婦生活やセックスにまつわる話も登場する。それは原作映画でも同じで、両親の性病について医師に説明するのはルビーの役目。同世代よりはるかに先に、否が応でも大人の事情を知ることになるルビーは、幻滅しながらももはや達観しているかのよう。その上、情熱的な夫婦のラブシーンに加え、父フランクのユーモラスな手話を目の当たりにした、ルビーが思いを寄せる合唱のパートナー、マイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が軽率にも学校で噂話にしてしまう。これはルビーの生活のもう1つの基盤である学校での疎外感を強めてしまう、象徴的なエピソードだ。学校に入学したばかりの頃、しゃべり方が変と言われて以来、背中を丸めて過ごしてきたルビーに、音楽教師の“V先生”(エウヘニオ・デルベス)が「なんて言われた?」と問い返す場面は、メキシコ系移民である先生自身も言語の“異質さ”を揶揄されながら生き抜いてきたことを伺わせる。さらに、学校での合唱コンサートの最中、フランク、ジャッキー、レオが感じている無音の世界がより分かりやすく映し出されている。周囲の人が笑顔や涙を見せたり、瞳を輝かせたり、身を乗り出したりする姿から、その感動は娘の歌声がもたらしているのだと実感するフランクの表情。聴こえぬ娘の歌声を少しでも“聴こう”として、娘におそるおそる寄り添うシーンのリアリティもフランク役がコッツァーだからなし得たことだ。一家の家業が牧場経営から漁業に変更された点にも注目。ヘダー監督にとって幼少期に馴染みのあったマサチューセッツ州グロスターが撮影地に選ばれたが、『愛は静けさの中に』の舞台をも思わせる港町だ。トロール漁に際し、仲買で手数料を抜かれたり、政府から監視員が訪れたりと権力で抑え込まれる構図は日本でも共感を得やすい点ではないだろうか。60~70年代のヒット曲が彩る劇中歌にも注目Appleの映画ながら、ルビーが音楽を聴くのは漁の間はラジオ、家では2ドルの中古レコードプレーヤーというのが興味深い。流れるのは最新ヒットソングやK-POPではなく、60~70年代のヒット曲であり、彼女の懐メロ好きはマイルズとの距離を縮めるきっかけになっている。冒頭、ルビーが船で歌うのはエタ・ジェームズの「Something's Got a Hold on Me」(62)で、『バーレスク』にてクリスティーナ・アギレラがカバーしたことでも知られる。愛には違いないけれども、“何かに囚われている”という曲から幕を開けるのだ。権力に反発し、フランクたちが自分で組合を立ち上げる場面では「ザ・クラッシュ」の「I Fought the Law」(79)が彼らの士気を示し、合唱団のコンサートではキキ・ディーの「I've Got A Music In Me/歌は恋人」(74)と、子どもたちにこの音楽を聴かせよう、この音楽で踊らせようと歌うデヴィッド・ボウイの「Starman」(72)が披露され、会場はノリノリになる。そして、フランクら家族らが“聴き入り”無音になるのは、マーヴィン・ゲイと早逝したタミー・テレルのデュエットソング「You’re All I Need To Get By」(68)で愛する人への無限の愛を歌い上げている。アメリカ人にとってはもちろん、日本でも比較的馴染みのある曲が続き、極めつけはグラミー賞授賞式にプレゼンターとして登場した大ベテラン、ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now/青春の光と影」(69)。まさに家族と夢の狭間で葛藤してきたルビーの立場や未知数の人生について歌ったもので、あの場で、手話を伴って歌われる曲としてこれほど相応しいものはない。さらにもう1つ付け加えたいのが、シダー監督のもと女性スタッフが多く集まったこと。アメリカ手話の監督としてアレクサンドリア・ウェイルズ、アン・トマセッティを迎え、多くの手話通訳者や、撮影監督のパウラ・ウイドブロ、プロダクションデザイナーのダイアン・リーダーマンほか、女性たちの活躍もひと役買っているに違いない。『コーダあいのうた』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年04月05日耳の聴こえないろうの両親から生まれた、耳の聴こえる“コーダ”の子どもたちが揺らぎながらも自らを語り、成長していく物語を描いたドキュメンタリー映画『私だけ聴こえる』が5月28日(土)より順次公開決定。メインビジュアルが完成した。ろうの両親から生まれた、耳の聴こえる子どもたちはコーダ(CODA:Children Of Deaf Adults)と呼ばれる。家では手話で、外では口話で話す彼らは、学校に行けば“障がい者の子”扱い、ろうからは「耳が聞こえるから」と距離を置かれる。コーダという言葉が生まれたアメリカでコーダ・コミュニティを取材した初めての長編ドキュメンタリーとなる本作は、15歳というアイデンティティ形成期の多感な時期を過ごすコーダの子どもたちの3年間を追う。聞こえる世界にもDeaf(デフ)の世界にも居場所のない彼らは、1年に一度の“CODAサマーキャンプ”のときだけ、ありのままの自分を解放し無邪気な子どもに戻れる。15歳。サマーキャンプは終わり、進路を決める大切な時期に入る。「私はろうになりたい」という深い欲望に突き動かされ、聴力に異変をきたすナイラ、自分を育ててくれたろうの母から離れて大学に行こうと葛藤するジェシカ、コーダである自分の人生を手話で物語ることで肯定し友達を作ろうとするMJ、さらに日本とアメリカを行き来し手話通訳士をするアシュリーが、妊娠を機に「お腹の子がろうになるか聞こえる子になるか」という悩みを抱えながら出産に向かう――。メインビジュアルでは、主人公ナイラの横顔を基調に、手や耳のイラストを加えて、他者と繋がりが象徴的に描かれている。「私はずっとろうになりたかった」というナイラの言葉と共に、まだ広く知られていないコーダの世界を表現し、社会に知らせていく。監督は、“社会の周縁に生きる人々の知られざる物語”をテーマに映像作品を制作してきた松井至。本作は2016年、「TokyoDocs」にて最優秀企画賞を受賞。その後取材を続け、2021年に北米最大のドキュメンタリー映画祭「HotDocs」に選出、現在、世界各国で上映を行っている。音のない世界と聴こえる世界のあいだで居場所を失い、揺らぎながらも自らを語り、成長していく子どもたちの姿からコーダの知られざる物語を綴る本作。コーダの少女を主人公にした『コーダ あいのうた』もアカデミー賞作品賞を受賞し、話題となっている。『私だけ聴こえる』は5月28日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私だけ聴こえる 2022年5月28日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開©TEMJIN / RITORNELLO FILMS
2022年04月03日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され『コーダ あいのうた』が作品賞をはじめ3冠に輝き、幕を閉じた。同作は劇場公開とApple TV+での配信が同時に行われており、配信サービスの映画が初めて作品賞を受賞する快挙となった一方、同じ配信サービスが提供する作品として、注目を集めていたNetflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は11部門12ノミネートにも関わらず、ふたを開ければジェーン・カンピオンが監督賞を受賞するのみに留まる結果に。ノミネートされた3部門(作品賞、脚色賞、助演男優賞)すべてを受賞した『コーダ あいのうた』とは対照的な結末となり、両者の映画製作に対する戦略の違いが浮き彫りになった。授賞式の主役はウィル・スミス第94回アカデミー賞授賞式の主役は、ウィル・スミスだったと断言したい。過去2回にわたり、主演男優賞候補となっていたスミスが、渾身の主演作『ドリームプラン』で“3度目の正直”となる悲願の初受賞を果たしたのだ。オスカー像を手にしたスミスは、自身が演じたリチャード・ウィリアムズについて「本当に強く家族を守った男だった」と涙ながらにコメント。「悪口を言われても、軽蔑されても、笑顔を絶やしてはいけない。自分は愛情を引きつける船のような存在でありたい。これは受賞の涙ではなく、人々に光を射すことができる喜びから来ているのです」と感無量の面持ちだった。しかし、受賞コメントの中に“謝罪”の言葉も含まれていたことは、残念なことだった。生中継ゆえ、世界中の視聴者が目撃することとなったが、自身の妻であるジェイダ・ピンケット・スミスを侮辱したクリス・ロックに対し、スミスが強烈なビンタをお見舞い。席に戻ると“Keep my wife’s name out of your fxxking mouth(妻の名前を二度と口にするな)”と抗議の声をあげたのだ。スミスの行動には、放送直後からSNSなどでさまざまな反応が見られ、おおむね勇気ある行動として賛同する声が多いようだ。何より、ことの発端はロックの侮辱的発言にあるのだが、結果的にアカデミー賞の歴史に良くも悪くも名を残す事件となってしまったのは事実。それも含めて、今宵の主役がウィル・スミスだったことは間違いない。ジェシカ・チャステインが投げかけた感動のメッセージ『タミー・フェイの瞳』で主演女優賞を初受賞したジェシカ・チャステインのスピーチは、ひと際感動的だった。喜びと感謝を伝えると同時に、国内外で絶えることのない暴力や分断、それに伴う差別と偏見、さらに高い自殺率に言及し、「(役柄を通して)前進することができると信じています。絶望や孤独を味わっているすべての人へ、誰もがユニークであり、無条件に愛される存在と知ってほしい」とメッセージを送ると、会場は大きな拍手に包まれた。チャステインのスピーチが示した社会的少数者への誠実な姿勢は、今年の受賞結果にも少なからず反映されることになった。『コーダ あいのうた』のトロイ・コッツァーが助演男優賞に輝き、男性のろう者の俳優として、初めてアカデミー賞の俳優賞を受賞。また、『ウエスト・サイド・ストーリー』で助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズは、オープンリークィアの有色人種として、初めて俳優部門のオスカー像を手にした。「アイデンティティを疑問に思ったり、闇の存在を感じたりしたとしても、私たちの場所は必ずどこかにあるはず」という力強い受賞スピーチが印象的だった。ウクライナ侵攻に対する静かなる抗議ウクライナ出身の俳優ミラ・クニスは、主題歌賞にノミネートされた「Somehow You Do」を紹介の際、ステージに登場。具体的に祖国の名をあげる代わりに、「今、世界で起きている出来事には、失望させられます。しかし、荒廃と向き合う人々の強さと尊厳を目の当たりにすると、心を動かされずにはいられません」とメッセージを発信。楽曲のパフォーマンスが終わると、「#standwithukraine」というハッシュタグとともに、犠牲者への黙とうと現地への支援を訴える声明が画面に映し出された。また、レッドカーペットや授賞式では、青いリボンを身に着けた出席者の姿もちらほら。これは難民支援を訴える意味合いがあり、やはり現在のウクライナ情勢を鑑みたスターたちの意思表明だった。セレモニーを通して、声高な反戦メッセージが発信されることはなかったが、こうした静かなる抗議によって、視聴者の関心を喚起させる姿勢はやはり重要だ。結局、司会は必要なの?時短効果は思ったほどでは…『コーダ あいのうた』のおかげで、基本的には“愛にあふれた”ハートウォーミングな授賞式となった第94回アカデミー賞。ただし、あえて言わせてもらうと、全体的に間延びし、散漫な内容だった。クリス・ロックの侮辱発言を例に挙げるまでもなく、プレゼンターのおしゃべりに時間を使いすぎで、肝心の受賞者スピーチが短くカットされそうになることも(濱口竜介監督の受賞スピーチが、オーケストラに寸断されそうになった場面は、その一例)。そもそも今年はアカデミー賞会員の反発を買ってまで、放送時間の短縮を目的に、美術賞、音響賞、作曲賞、編集賞、メイクアップ&スタイリング賞、短編アニメ賞、短編映画賞、短編ドキュメンタリー賞を事前収録にしたにも関わらず、その効果は思ったほどではなかった。何より、司会者って必要なの?画期的な受賞結果で歴史的一夜となった第94回アカデミー賞授賞式だが、“テレビ番組”としての限界も垣間見え、課題は山積だ。(text : Ryo Uchida)
2022年03月28日2022年のアカデミー賞作品賞のほか、助演男優賞、脚色賞の計3部門を受賞した『コーダ あいのうた』。今年初めに行った、シアン・ヘダー監督の単独インタビューをお届けします(2022年1月20日配信記事)。『コーダ あいのうた』【映画、ときどき私】 vol. 448豊かな自然に恵まれた海の町で、耳の不自由な両親と兄と暮らす高校生のルビー。4人家族のなかで唯一耳が聞こえるルビーは、家族のために幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期に入り、ルビーは秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択。ルビーに歌の才能があることに気がついた顧問の先生から、都会の名門音楽大学への受験を強く勧められる。ところが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じることができず、家業のほうが大事だと大反対。家族を選ぶ決断をした娘に対し、父は意外なある行動を取ることに……。2014年に製作され、大ヒットとなったフランス映画『エール!』をリメイクした本作。昨年開催されたサンダンス映画祭では史上最多受賞に加え、映画祭史上最高額となる約26億円で配給権が落札されたことでも大きな話題となりました。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。シアン・ヘダー監督本作の脚本と監督を務め、その実力が高く評価されているヘダー監督。今回は、取材を重ねるうえで得た気づきや手話から学んだこと、ろう者と作り上げた現場で感銘を受けた出来事などについて、語っていただきました。―最初は、脚本家として本作の依頼を受けたそうですが、監督も手掛けることになったいきさつから教えてください。監督私はもともと監督も脚本も手掛けるフィルムメイカーなので、脚本家として雇われた当初から監督もしたいという思いはありました。製作陣としては、私がどんな脚本を出すかで監督も任せるか検討しようと考えていたようですが。その後、脚本の出来に満足していただけたので、監督も任せてもらえることになりました。―この作品に惹かれた理由はどんなところですか?監督オリジナルの作品を観たとき、物語をより深く掘り下げるポテンシャルがすごくある作品だなと感じました。たとえば、家族の描かれ方やそれぞれのキャラクターをより立体的に描けると思ったんです。特にこの家族というのは、聴者とろう者の両方に属しているようで、両方ともに属していないような存在なので、そんな彼らの道のりをしっかりと見せたいと考えました。取材を通して、いろいろな発見があった―タイトルのコーダ(CODA)とは「Children of Deaf Adults」のことで、⽿の聴こえない両親に育てられた⼦どものことを指していますが、今回は実際にコーダと呼ばれる子どもたちにも取材を行ったそうですね。彼らと出会ったことで脚本に影響を与えた部分もあったのではないでしょうか。監督すごくいい質問なので、この話ができるのはうれしいです。脚本を書き始めたころ、まずはSNSや友人を通じてコーダの経験がある人たちを探したんですが、話を聞いていくと、人によってまったく違う経験もあれば、共通点もあり、いろいろな発見がありました。そのなかでも、興味深かったのは、大人同士の会話の通訳をしなければいけなかったので、まだ心の準備ができてない年齢からかなり大人な話題に触れなければいけないということ。彼らは早く大人になることを求められてしまうんですよね。ときには「どうして自分だけこんなに頼られなければいけないんだ」とコーダであることを重荷に思うこともあるそうですが、同時に「自分は家族にとってすごく重要な人間なんだ」という誇りも持っていると感じました。そういった彼らの心にある矛盾はおもしろいと思ったので、キャラクターにも反映させています。劇中でも描いているように、性的な話を何でもはっきり言ってしまう親がいる人や家のなかの音がうるさくて大変だったという人など、リサーチのなかでは笑える話もたくさん聞かせてもらいました。手話は人と人をつなげてくれる言語だと感じた―劇中では手話の持つ表現力の美しさも感じましたが、監督ご自身も手話を習得されたとか。実際に体験してみていかがでしたか?監督手話で話すときは、中身のない話をする余地がないように感じました。というのも、いまそこで起きている真実だけを話し、それを心から信じて伝えるので、社交辞令や沈黙が怖いから意味のないことを口にする、みたいなことがない言語というのが私の受けた印象です。あと、手話ではスマホを見ながら話したりできないので、人の目を見ながらでないと話せないという意味でも人と人とをつなげてくれる言語なのではないかなと。100%相手と向き合うこと、しっかりと考えてから自分の思いを伝えること、言葉の選択など、いろいろなことを手話から学びました。―なるほど。本作は超高額で配給権の争奪戦が行われたり、各賞レースでも有力候補として注目を集めたりしていますが、いまの状況をどう受け止めていますか?監督とにかくワクワクして興奮しています!今回の作品を通して、現場の作り方やコミュニケーションの取り方も変わりましたし、聴者とろう者が一緒になって作品づくりをする過程もとても誇らしく思っていたので。実は映画が完成した時点で、「私は人生で最高の経験をしてしまった」と感じていたので、そこがピークだと思っていたんです。なので、そのあとに起きたことは予想もしていなかったことばかりで、本当に奇跡のような出来事。こんなふうに評価をされ、作品がさらに成長していくとは思っていなかったので、いまはただ喜びでいっぱいです。うれしかったは、ろう者の俳優たちが評価されたこと―出演者のみなさんも、同じお気持ちだと思います。監督あとは、自分の作品に出てくれた俳優たちが称賛を受けているというのが、何よりもうれしいです。母親を演じたマーリー・マトリンは、オスカーの受賞経験がありながらいままであまり多くの機会が与えられていませんでしたし、父親役のトロイ・コッツァーと兄役のダニエル・デュラントもあまり知られていない俳優でしたから。いろいろな賞にノミネートされていて、感動しました。いままで苦労してがんばってきた彼らがこの作品で報われてよかったです。―本当に、素晴らしい演技でした。耳の聞こえない人の役は聴覚に障がいのある人に演じてほしいというのが、監督の当初からのこだわりだったとうかがっています。実際に彼らと現場をともにして、気づかされることもあったのでは?監督最初は、現場に手話の通訳を入れて彼らと話をする計画でしたが、初日の撮影をした際、彼らが私ではなくて通訳さんのほうしか見ていないことに気がつき、うまくつながれていないように感じてしまったんです。そこで、できれば通訳を介さずに進めたいと彼らに相談をしました。当時は私の手話もまだ流暢ではなかったので、表情や目を使ったり、お互いの体を触れ合わせたり、照明で合図をしたり、いろいろな形でコミュニケーションを取ることに。撮影を進めながらやり方を探していくような感じでしたが、それはとても親密なプロセスとなりました。彼らとは手話や言葉を使わなくても理解できるほどになったので、さまざまな発見とともに楽しい現場でしたね。自分が思うほど、他人との違いは大きくない―まもなく公開を迎える日本には、どのような印象をお持ちですか?監督実は日本にはまだ行ったことがないんですが、すごく行きたい場所のひとつではあります。日本の文化や食事が大好きなので、ぜひ日本を訪れてさまざまな経験をしたいです。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督この映画では、ある家族を中心に描いているものの、普遍的な物語になっているので、ろう者でも聴者でも、誰でも共感していただける作品になっていると思います。あとは、この作品がきっかけで、ろう者の方々とコミュニケーションを取ってみたいと手話の勉強を始めていただく方が増えたらうれしいですね。いまの時代は自分と違うものに対する恐怖心が大きくなっており、他者とつながれないと感じている人も多いと思うので、この映画を通してそういった“バリア”を少しでも壊せたらいいなと。誰もが同じ人間で、同じような葛藤や家族の問題を抱えているものなので、自分が考えているほど他人との違いは大きなものではないというのも知ってほしいと思っています。家族の愛に、胸も目頭も熱くなる!理想と現実という名の“荒波”にもまれながらも、夢が広がる大海原へと飛び込む少女から勇気をもらえる本作。そして、家族がお互いを想う涙あり笑いありの愛には、誰もが魅了されてしまうはず。耳も心も虜にする美しい歌声とともに、爽やかな感動に包まれてみては?取材、文・志村昌美心が震える予告編はこちら!作品情報『コーダ あいのうた』1月21日(⾦)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー※バリアフリー字幕版も上映決定(詳細はHPの劇場情報欄にて)配給:ギャガ© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、作品賞に仏映画をハリウッドリメイクした『コーダ あいのうた』(シアン・ヘダー監督)が輝いた。同作は脚色賞、助演男優賞にもノミネートされており、そのすべてを受賞。見事3冠を達成した。最多部門を受賞したのは『DUNE 砂の惑星』で6部門(撮影賞、音響賞、視覚効果賞、作曲賞、編集賞、美術賞)。また、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞に輝き、日本映画の同賞受賞は『おくりびと』以来13年ぶりの快挙を達成した(『おくりびと』は外国語映画賞)。一方で、作品賞をはじめ、最多11部門12ノミネートで“本命”と目されていた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』は、ジェーン・カンピオンが監督賞を受賞するのみという結果に。今回もNetflix映画が作品賞に輝くことはなかった。『コーダ あいのうた』は2014年製作のフランス映画『エール!』のリメイク。家族の中で唯一の健聴者である少女が、歌の才能を見いだされ、ろう者の両親の大反対を受けながら、名門音楽大学への進学を目指す。題名の“CODA”は、“Children of Deaf Adults”(耳の聴こえない両親に育てられた子ども)のこと。主人公の父親を演じたトロイ・コッツァーは男性のろう者の俳優として、初めて助演男優賞を受賞。手話による感動的なスピーチで、授賞式は一度目のピークに達した。主演男優賞は大本命だった『ドリームプラン』のウィル・スミス。過去2度同賞候補になっており、“3度目の正直”で悲願の初受賞を果たした。世界最強のテニスプレーヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズ誕生に隠された驚きの実話を描く同作で、テニス未経験ながら、独学で二人の娘を世界チャンピオンに育てあげた破天荒な父親を熱演。かつて主演男優賞にノミネートされた『ALI アリ』『幸せのちから』に続いて、今回も実在の人物を演じている。一方、主演女優賞に輝いたのは『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステイン。1970年代から80年代にかけて、愛あふれたメッセージと寛大な人柄で視聴者を熱狂させた実在のテレビ伝道師、タミー・フェイを演じ、初受賞を飾った。本人そっくりに変ぼうした姿も注目を集め、同作はメイクアップ&ヘアスタイリング賞も同時受賞している。なお、今年の主演女優賞はチャステインをはじめ、候補者5人の主演作すべてが、作品賞候補に挙がっていない異例の事態となり、近年まれに見る混戦となった。助演女優賞に輝いたのは『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ。ヒロイン・マリアの兄のベルナルドの恋人、アニータを演じ“アメリカにおける自由と不平等”を男女の掛け合いで歌う名曲「America(アメリカ)」では、抜群の歌唱力とダンスで圧倒的な存在感を放った。劇場とApple TV+での配信が同時に行われた『コーダ あいのうた』が作品賞に輝いたほか、多様性の観点から画期的な結果を生み出すことになった第94回アカデミー賞。会場も例年通りドルビー・シアターに戻るなど、映画業界全体がアフター・コロナを見据え、新たな一歩を踏み出した。一方で放送時間短縮を目的に、美術賞、音響賞、作曲賞、編集賞、メイクアップ&スタイリング賞、短編アニメ賞、短編映画賞、短編ドキュメンタリー賞が“事前収録”となり、反発を招いた点は大きな課題(結局、3年ぶりに司会者が復活したせいもあり、放送時間の大幅な短縮につながらなかった)。ウィル・スミスの“激おこ”事件については、愛する家族を守ろうとしたスミスの勇気に賞賛が集まると同時に、後味の悪さが残ったのも事実だ。【第94回アカデミー賞】◇作品賞『コーダあいのうた』◇監督賞ジェーン・カンピオン『パワー・オブ・ザ・ドッグ』◇主演男優賞ウィル・スミス『ドリームプラン』◇主演女優賞ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』◇助演男優賞トロイ・コッツァー『コーダあいのうた』◇助演女優賞アリアナ・デボーズ『ウエスト・サイド・ストーリー』◇脚本賞ケネス・ブラナー『ベルファスト』◇脚色賞シアン・ヘダー『コーダ あいのうた』◇視覚効果賞『DUNE デューン砂の惑星』◇美術賞『DUNE デューン砂の惑星』◇撮影賞『DUNE デューン砂の惑星』◇衣装デザイン賞『クルエラ』◇長編ドキュメンタリー賞『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』◇短編ドキュメンタリー賞『The Queen of Basketball(原題)』◇編集賞『DUNE デューン砂の惑星』◇国際長編映画賞『ドライブ・マイ・カー』(日本)◇音響賞『DUNE デューン砂の惑星』◇メイクアップ&ヘアスタイリング賞『タミー・フェイの瞳』◇作曲賞ハンス・ジマー『DUNE デューン砂の惑星』◇長編アニメーション賞『ミラベルと魔法だらけの家』◇短編アニメーション賞『The Windshield Wiper(原題)』◇主題歌賞“No Time To Die”ビリー・アイリッシュ『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』◇短編実写映画賞『The Long Goodbye(原題)』文=内田涼
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、作品賞にシアン・ヘダー監督の『コーダ あいのうた』が輝いた。『コーダ あいのうた』は本国ではAppleが配信・配給しており、アカデミー賞で配信作品がオスカーを獲得するのは初となる。CODA(コーダ)とは、Children of Deaf Adults=“聴覚障がいがある親を持つ聴こえる子ども”の意。また、音楽用語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりの意味も併せ持つ。本作は、2014年のフランス映画『エール!』のリメイク作品で、家族の中でたった一人の聴者である少女ルビーの物語だ。サンダンス映画祭で観客賞・最高賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の史上最多4冠を達成。その後もゴッサム賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞など数々の賞にノミネートが続いていた。今回のアカデミー賞では、作品賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)、脚色賞と3部門にノミネートされ、作品賞と助演男優賞と脚色賞の3部門受賞となった。作品賞には、本作のほかに『ベルファスト』、『ドント・ルック・アップ』、『ドライブ・マイ・カー』、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ドリームプラン』、『リコリス・ピザ』、『ナイトメア・アリー』、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、『ウエスト・サイド・ストーリー』の10作品がノミネートされていた。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日第94回アカデミー賞授賞式が3月28日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『コーダ あいのうた』のトロイ・コッツァーが助演男優賞を受賞。男性のろう者の俳優が、アカデミー賞の演技部門で初めてオスカー像を手にした。家族の中でただ1人の聴者である少女が、歌の才能を見いだされ、ろう者の両親の大反対を受けながら、名門音楽大学への進学を目指す姿を描いたヒューマンドラマ。2014年製作のフランス映画『エール!』のリメイクで、題名の“CODA”は、“Children of Deaf Adults”(耳の聴こえない両親に育てられた子ども)を指す。トロイは生後間もなく、聴覚に障がいがあることが判明。10代の頃から演技に触れ、2001年に出演したテレビシリーズで俳優として本格デビューを飾った。その後、「CSI:ニューヨーク3」「クリミナル・マインド8 FBI行動分析課」「マンダロリアン」など数々のテレビシリーズに出演。本作では娘ルビーの歌声が聞こえず、その才能を信じられずにいたが、思いがけない方法で娘の才能に気づき、意外な決断を下す父親フランクを好演した。なお、トロイをはじめ、主人公の家族3人(父親、母親、兄)を実際に聴覚に障がいを持つ俳優たちが演じた。母親役のマーリー・マトリンは、ろう学校に赴任した教師と、ろう者の女性の愛と献身を描いた『愛は静けさの中に』で第59回アカデミー賞主演女優賞を獲得している。この場に立つことができて、信じられない気持ちです。ろう者として舞台に立つことを支えてくれた皆さんに感謝を伝えたいです。スピルバーグ監督の著書によると「最高の映画監督は、最高のコミュニケーターである」そうですが、シアン・ヘダー監督は、まさに最高のコミュニケーターでした。監督は障がい者と、障がいを持たない人の橋渡しをしてくれました。これはいつまでもハリウッドに残る橋になりました。(事故に巻き込まれ、手話ができなくなってしまった)父は私にとって、英雄であり、常に愛しています。ファン、愛する家族、ろう者に捧げます。私はやり遂げました。これ(オスカー像)はろう者、コーダのコミュニティに捧げたいと思います。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日3月28日(日本時間)に開催される第94回アカデミー賞で、作品賞、助演男優賞、脚色賞の候補となっている『コーダあいのうた』が、ミュージカル化されるという。「Variety」誌が報じた。同映画を製作した「ヴァンドーム・ピクチャーズ」と「パテ・フィルムズ」が、トニー賞作品を生み出した「デフ・ウェスト・シアター」と提携し、舞台版『コーダ あいのうた』を製作する。「デフ・ウェスト・シアター」は1991年、ロサンゼルスのろう者と難聴者の文化生活を豊かにすることを目的として、聴覚障害を持つ俳優のエド・ウォーターストリートによって設立された手話演劇カンパニー。同劇団の芸術監督DJクルスは、「私たちの組織の使命は難聴者と健聴者のコミュニティーを芸術的な橋でつなぐこと。その両者を結び付ける物語を新たなミュージカルという形で作る旅に参加でき、とても楽しみですし光栄に思っています」とコメントしている。映画の『コーダ あいのうた』は、2014年のフランス映画『エール!』のリメイク作品で、家族の中でたった一人の聴者である少女ルビーの物語。サンダンス映画史上初の4冠獲得、今年の賞レースでたびたびノミネートや受賞のニュースが報じられた。(Hiromi Kaku)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月24日プロデューサー組合賞(PGA)が発表された。劇場用映画賞を受賞したのは、『コーダ あいのうた』。オスカーの作品賞と同じ投票方式を採用し、投票者のかぶりも多いPGAは、オスカー予測で非常に重視される。ひと足先に『コーダ〜』は俳優組合賞(SAG)も受賞しており、フロントランナーである『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を深刻に脅かすことになった。ドキュメンタリー映画賞は、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった日)』。劇場用アニメーション賞は『ミラベルと魔法だらけの家』。テレビドラマ賞は『メディア王〜華麗なる一族〜』、コメディシリーズ賞は『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』、ミニシリーズ賞は『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人じ事件の真実』だった。文=猿渡由紀
2022年03月22日27日(現地時間)、第28回全米映画俳優組合賞授賞式(以下、SAGアワード)が行われた。アカデミー賞の行方を占う賞として重要視されている同賞で、最高賞の位置付けにあるキャスト賞には『コーダ あいのうた』が選ばれた。ほかの候補作品は『ベルファスト』『ドント・ルック・アップ』『ドリームプラン』『ハウス・オブ・グッチ』だった。テレビ部門では、昨年Netflixで大ヒットし、最高賞にあたるアンサンブル賞(作品賞)、ドラマシリーズ男優賞、同女優賞、スタント・アンサンブル賞の計4部門にノミネートされた「イカゲーム」が作品賞を除く3部門を受賞した。※第28回全米映画俳優組合賞の受賞結果は以下の通り【映画部門】■キャスト賞『コーダ あいのうた』■主演女優賞ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』■主演男優賞ウィル・スミス『ドリームプラン』■助演女優賞アリアナ・デボーズ 『ウエスト・サイド・ストーリー』■助演男優賞トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』■スタント・アンサンブル賞『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』【テレビ部門】■ドラマシリーズ作品賞「キング・オブ・メディア」(別タイトル:サクセッション)■ドラマシリーズ女優賞チョン・ホヨン「イカゲーム」■ドラマシリーズ男優賞イ・ジョンジェ「イカゲーム」■コメディシリーズ作品賞「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」■コメディシリーズ女優賞ジーン・スマート「Hacks」■コメディシリーズ男優賞ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」■テレビ映画・リミテッドシリーズ女優賞ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」■テレビ映画・リミテッドシリーズ男優賞マイケル・キートン「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」■スタント・アンサンブル賞(コメディ&ドラマシリーズ)「イカゲーム」■生涯功労賞ヘレン・ミレン(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年02月28日サンダンス映画祭の受賞結果が発表された。昨年は『コーダ あいのうた』が審査員賞、観客賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞の4部門を受賞する圧勝ぶりを見せたが、今年は分散した結果になっている。USドラマティック部門では、『Nanny』が審査員賞、『Cha Cha Real Smooth』が観客賞を受賞。『Nanny』は、女性監督ニキャツ・ジュスによるスリラー。主人公はセネガルからの移民女性。母国からひとり息子を呼び寄せることを夢見つつ、ニューヨークで金持ちの白人家族のベビーシッターとして働くが、彼女は時に奇妙な幻想を見る。『Cha Cha Real Smooth』はダコタ・ジョンソンが出演。彼女はプロデューサーも兼任する。大学を出たばかりでアルバイト生活をしている主人公の男性(クーパー・レイフ。彼は監督、脚本も務める)が、ふとしたことで知り合いになった年上のシングルマザー(ジョンソン)に惹かれていくという恋愛映画、成長物語だ。監督賞は『Palm Trees and Power Lines』のジェイミー・ダック、脚本賞は『Emergency』のK.D.・ダヴィラ、アンサンブルキャスト賞はジョン・ボイエガが主演する『892』のキャストが受賞した。USドキュメンタリー部門の審査員賞に輝いたのは、ベン・クラインとヴァイオレット・コロンバスが監督する『The Exiles』。観客賞は、サプライズ作品として映画祭開催後に新たに加わったダニエル・ロアー監督の『Navalny』が受賞した。『Navalny』は「映画祭お気に入り賞」も受賞している。ワールドシネマ・ドラマティック部門の審査員賞は、ボリビア、ウルグアイ、フランス製作の『Utama』、観客賞はフィンランドの『Girl Picture』。ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門の審査員賞は、インドとイギリス製作の『All That Breathes』、観客賞はブラジル、デンマーク、アメリカ製作の『The Territory』だった。ほかに、日本で撮影され、ミュージシャンの植野隆司、イッセー尾形が出演するブライアン・ラスト・グレイ監督の『blood』が、「妥協しない芸術的ビジョン賞」を受賞している。文=猿渡由紀
2022年01月31日プロデューサー組合賞(PGA)のノミネーションが発表された。劇場用映画部門に候補入りしたのは、『愛すべき夫婦の秘密』、『ベルファスト』、『コーダ あいのうた』、『ドント・ルック・アップ』、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ドリームプラン』、『Licorice Pizza』、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』、『tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』、『ウエスト・サイド・ストーリー』の10本。PGAのノミネーションとオスカー作品部門のノミネーションは、かなりの確率でかぶるため、これらの作品には大きなチャンスが出た形だ。一方、劇場用アニメーション映画部門には、『ミラベルと魔法だらけの家』、『あの夏のルカ』、『ミッチェル家とマシンの反乱』、『ラーヤと龍の王国』、『SING/シングネクストステージ』が候補入りした。受賞発表は3月19日。
2022年01月28日第79回ゴールデン・グローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、助演男優賞にノミネートされるなど、映画賞レースを席巻している『コーダ あいのうた』。この度、劇中で家族で唯一の聴者・ルビー(エミリア・ジョーンズ)を見守る陽気な母ジャッキーを演じる、ろう者である俳優マーリー・マトリンのインタビューがシネマカフェに到着した。1歳半のときに聴力のほとんどを失ったマーリー・マトリンは、『愛は静けさの中に』(86)でアカデミー賞主演女優賞を受賞。近年は主にTVシリーズで活躍し、「ザ・ホワイトハウス」1~7(00~06)、「Lの世界」シーズン4~ファイナル(07~09)、「クワンティコ/FBI アカデミーの真実」ファイナル・シーズン(18)などに出演してきた。ろう者の役を実際にろう者の俳優が演じる本作が世の中に与える影響について聞かれたマトリンは、「この映画は、ろう者のコミュニティーを知るきっかけになると思いますし、世界中のろう者の人たちの存在を知り、彼らの声に耳を傾ける良い機会だと思います。私たちは聞こえないからといってすべてをあきらめるわけではないのです」と言い、「私たちだって実際にこうやって生きているんだ、という事実を知ってもらえたらいい」と語る。「世界中に、難聴者やろう者はいっぱいいます。この映画を見た人が、<ろう者である俳優が実際にろう者を演じ、ろう者のために、美しい手話を使って、音のない世界を伝えようとしている!>と思ってもらえたら、俳優としてこれほど嬉しいことはありません」と言い、そして「映画であれ、舞台であれ、テレビであれ、ろう者の人たちにもっと仕事が来ることを願っています」とその切なる想いを述べる。本作を手掛けたシアン・ヘダー監督については、「彼女のような人間に、私は今まで会ったことがないほど、素晴らしい女性!」と大絶賛、「私たちみんなと、物語について、キャラクターについて、深い会話ができるように、自ら手話を習得していました。私たちのことを、心から信頼してくれています」と語り、「自分の作品を信じていると同時に、私たちの仕事も信じてくれている。彼女だからこそ、今回の企画が実現できました。シアンのような監督が今後もっと増えることを願います」と明かす。映画業界で働く“耳の聞こえない人たちの機会の平等”について聞かれた際は「この映画が公開されたことはとても重要なこと」と言う。「耳の聞こえない俳優、監督、脚本家、メイクアップアーティスト、衣装デザイナー…裏方のスタッフの多くが、今までずっと映画業界に入ろうと必死に戦ってきました。この映画が公開されれば、エンターテイメント業界の人々の多くが知り、気づいてくれると思います。この映画の中には本当に耳の聞こえない人たちが出演しているんだ、だから真実味があるんだ、彼らはこの作品に不可欠なんだ、と感じてくれるはず」と力強く発言。さらに、「この映画を見た人に、この映画に登場するような、耳の聞こえない親を持つ子供が実際に存在するということを知ってもらいたい。私たちの生活に手話というコミュニケーション手段が欠かせないのだということも。それに、同じような物語は山ほどあります。毎日のように起きています。こういった物語を伝えていく必要があります。この物語を皆と共有できる機会を持てて、とても嬉しい」と感慨深く語った。『コーダ あいのうた』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。<バリアフリー字幕版>も全国の劇場にて上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年01月23日2022年1月13日、舞台「夜明けのうた」が渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開幕した。本作は、創業から109年を迎える日本最古の映画会社・日活の歴史の中で、絶大な人気を誇り、数多くの観客を動員し、黄金期を代表する「日活歌謡映画」を舞台化。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、吉永小百合、浅丘ルリ子といった銀幕の大スターが演じ、スターが歌ってきた日活歌謡映画を、麻央侑希、中村麗乃(乃木坂46)、武子直輝、市川美織、日向野祥、富永勇也、森脇和成、小沼将太らで令和の時代に蘇らせた。さらに岸洋子役としてYU-KI(TRF)が、そして川﨑麻世が物語に深みを与える。初日を前に報道陣に向けゲネプロが公開され、さらにメインキャストから一言ずつ意気込みが語られた。緑川典子役:麻央侑希「この役は私にとって初挑戦のことがたくさんありまして、とても緊張しておりますが、(コロナ禍で延期となった)1年を経て、皆さまにこの作品をお届けできることを嬉しく思っております。まだまだ厳しい状況ではございますが、気を引き締めて、そして心を込めて緑川典子という役をお見せしたいなと思います。」真木耕作役:川﨑麻世「1年経ってやっとこの日がきたという想いが強いです。この「夜明けのうた」という映画は僕が生まれた頃の作品です。この時代のことは非常に覚えておりますし、その後俳優生活で「日活歌謡映画」に出演されていた俳優さん達とも何度もご一緒しております。ちょうど「夜明けのうた」の映画で主人公を演じた浅岡ルリ子さんにも作品の話をしましたら、観にきてくださるそうです。昭和のスターの迫力に負けないよう、一層気を引き締めて頑張りたいと思います。」岸洋子役:YU-KI(TRF)「音楽業界からやってきました。舞台は久しぶりなのですが、このような状況下の中、こうやってステージに立てること、お客様にご覧いただける喜びを噛み締めております。岸洋子さんは実在した大先輩であり、憧れの方です。岸洋子さんにリスペクトを込めてステージに上がりたいと思います。そして、お客様には観終わったあと、キラキラとした希望の光が降ってくるような作品にしたいと思います。」小林千加子役:中村麗乃(乃木坂46)「一年越しの上演ですが、新しいキャストの皆さんとも一緒にこうして公演できることをとても嬉しく思います。お客様にもこの作品のパワーをしっかり届けられるように、千秋楽まで頑張っていきたいです。」丸山利夫役:武子直輝「1965年に誕生した「夜明けのうた」という作品ですが、2022年までさまざまな歴史が続いており、その度に必ず「夜明け」はあったはずなのですが、昨今の世の中は非常に厳しい状況が続き、エンターテインメントもかなり苦しい中で頑張っております。その中でもきっと新しい明日への希望や夜明けは必ずくると信じてますので、今、僕らがこの作品を上演する意味がお客様に届き、皆様にとって明日が素晴らしい日になるように祈りながら演じたいと思います。」明子役:市川美織「明子は舞台版のオリジナルキャラクターなのですが、他の方と時代設定が違い、唯一現代の人の役です。明るい役ですので、私が登場した時には、パッと明るくなったり、ホッとできるような役として演じていきたいです。お客様と一緒に舞台上のアルバムをめくって、作品を盛り上げていきたいです。劇中のセリフに、色んなことがあって今があるというようなものがあるのですが、本当にそうだなと共感しています。お客様もきっと共感できるところがあると思います。ぜひご覧ください。」野上大輔役:日向野祥「この作品は、さまざまな生き様や葛藤や希望が描かれています。きっと観てくださった方が自分の人生と重ねたりできるのではないかと思っております。観終わった時に、少しほっこりするような、そして温かい気持ちになってもらえれば嬉しいです。」藤木明役:富永勇也「ようやく初日を迎えられることを本当に嬉しく思います。この作品のテーマがすごく共感できると思います。劇場の扉の向こう側に、ぜひ感じた何かを持ち帰っていただければ嬉しいです。」中原(演出家)役:森脇和成「話そうと思っていたことが、全て他のキャストの皆さんが代弁してくださいました(笑)キャストの皆さんと同じ気持ちです!!とにかく皆さんの足を引っ張らないように頑張ります!」加納慎一役:小沼将太「1945年に日本は終戦を迎え、映画「夜明けのうた」は1965年公開。歴史はおおよそ20年で大きく変わるのではないかと思っております。その20年、日本は「生きる」というパワーに溢れ、そのパワーが作品にも込められているように思います。そのパワーを観にきてくださるお客様にも伝えていきたいです!」★物語1965年(昭和40年)東京オリンピックを成功させ、高度経済成長期真っ只中の日本。人気女優の典子(麻央侑希)は、ミュージカルの主演やTV出演と華やかで多忙な日々を送る一方、妻子ある作曲家の愛人・野上(日向野祥)との密会に空しさとを覚えるようになっていた。そんな典子に新作舞台「夜明けのうた」の台本が届く。それは典子自身の私生活を赤裸々に綴った物語だった。典子は激怒し出演を断る。気晴らしにドライブに出かけた典子は、パーキングエリアでヒッチハイクをしている少年・利夫(武子直輝)と少女・千加子(中村麗乃)に出会う。【公演概要】タイトル:舞台「夜明けのうた」原作:映画「夜明けのうた」©日活株式会社脚本:鈴木哲也演出:大関真主題歌:「夜明けのうた」(作曲:いずみたく、作詞:岩谷時子)出演:緑川典子麻央侑希小林千加子中村麗乃(乃木坂46)丸山利夫武子直輝明子市川美織野上大輔日向野祥藤木明富永勇也中原(演出家)森脇和成加納慎一小沼将太岸洋子 YU-KI(TRF)真木耕作川﨑麻世合田賢治沖本宙恭森川大輝藤井雅文森田陽大白井美貴公演日程:2022年1月13日(木)~16日(日)全7公演※未就学児はご入場できません。会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21チケット料金:一般¥10,000(税込・全席指定)パンフレット付チケット¥12,000(税込・全席指定)企画・制作:舞台「夜明けのうた」製作委員会(SET/ABCフロンティア)制作協力:ボルテージ著作権表記:©日活©舞台「夜明けのうた」製作委員会公式サイト: 公式Twitter:@yoake_stage公演に関するお問い合わせ:SETインフォメーション03-6433-1669(平日11:00~18:00) info@set1979.com 映画「夜明けのうた」とは●映画「夜明けのうた」大ヒット歌謡曲「夜明けのうた」を元に1965年に制作された歌謡映画。芸能界につかれた人気女優が、純真で強い心を持つ若者に出会い、自分を見つめ直す。■製作:日活■出演:浅丘ルリ子、浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄、小松方正、岸洋子■脚本:山田信夫、監督 : 蔵原惟繕、音楽 : いずみたく●「夜明けのうた」とはいずみたく作曲、岩谷時子作詞というゴールデンコンビが生み出し、岸洋子が歌唱して大ヒットした。石原裕次郎、小林旭、和田アキ子、本田美奈子ら多くの歌手にカバーされ、近年では東京事変によって歌唱されている。<受賞>・岸洋子(第6回日本レコード大賞歌唱賞)・岩谷時子(第6回日本レコード大賞作詩賞)「第15回NHK紅白歌合戦( 1964年)」「第20回NHK紅白歌合戦( 1969年)」出場 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月13日■ 前回のあらすじ 聴覚に障害を持つ親の、聴こえる子どもを「コーダ」と呼ぶ。そう息子に伝えると…。今までコーダについて話しても反応を示さなかった息子が、こんなに豊かな表情を見せてくれたことに心を激しく揺さぶられました。「ママの耳が聴こえなくてがっかりだ」という言葉がきっかけで、こんなにいろんな話ができ、いろんな気持ちになれて、すごく楽しい時間でした。息子も同じ気持ちでいてくれたら嬉しいのですが…!どんな声でも言葉でもいいから、また届けて欲しい。共感することは難しいかもしれないけれど、息子の正直な気持ちをまた聞きたいなと思いました。ここまでお読みいただきありがとうございます。
2022年01月10日サンダンス映画祭でアカデミー賞®へ繋がると呼び声の高い観客賞を始め史上最多の4冠に輝いた話題の映画 「Coda コーダ あいのうた」が1月21日よりTOHO シネマズ日比谷ほかにて全国公開される。© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS「CODA(コーダ)」は、Children of Deaf Adults= “耳の聴こえない両親に育てられた子ども”の意。また、 音楽用語としては、楽曲や楽章の締めを表す(新たな章の始まりの意もあり)。本作は 2015 年に日本でも公開された フランス映画「エール!」のハリウッド版リメイクでもある。抱き合い支え合っていた家族が、熱く美しい瞬間を共に生きる姿に胸を打たれる爽快な作品となっている。© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS◾️主人公のルビー役には話題のエミリア・ジョーンズ主人公のルビーには、大ヒット TV シリーズ「ロック&キー」で“NEXT エマ・ワトソン”と話題のエミリア・ジョーンズ。特訓をうけた歌と手話でどこまでも自然にルビーを演じ、観る者を魅了する。共演 は『シング・ストリート未来へのうた』で観る者の胸を共感で震わせたフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMSそしてルビーの家族を演じるのは、『愛は静けさの中に』のオスカー女優マーリー・マトリンを始め、全員が実際に耳の聞こえない俳優たち。© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS◾️サウンドトラックにも注目映画の重要な要素である「歌」にも注目してほしい。タミー・テレルとマーヴィン・ゲイが、1968年にリリースしたソウルの定番「You’re All I Need To Get By」など劇中で流れる曲は名曲揃いで、歌詞の内容やメロディの素晴らしさに改めて気づかされる。映画と一緒にサウンドトラックも是非楽しんでもらいたい。◾️「Coda コーダ あいのうた」のあらすじ海の町で、耳の聞こえない両親と兄と暮らすルビーは、幼い頃から家族の“通訳”となり、家業の漁業を毎日欠かさず手伝っていた。高校で合唱クラブを選択したルビー。彼女の歌の才能に気づいた顧問が、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、夢よりも家族の助けを続けることを選ばざるを得なくなってしまう。【映画情報】「Coda コーダ あいのうた」1月21日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本:シアン・ヘダー出演:エミリア・ジョーンズ「ロック&キー」、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ『シング・スト リート 未来へのうた』、マーリー・マトリン『愛は静けさの中に』原題:CODA|2021 年|アメリカ|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|112 分|字幕翻訳:古田由紀子|PG12配給:ギャガ GAGA★ © 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS公式 HP:gaga.ne.jp/coda
2022年01月06日気になる人との会話では、ささいな一言がきっかけで発展することもあれば嫌われることも……。モテる女性の「さしすせそ」だけでなく、言ってはいけない「あいうえお」をご存知ですか?今回は、非モテ女性の「あいうえお」をご紹介します。会話で使わないように、気を付けてくださいね!■ あ「あいつってさ~」言葉遣いが荒い女性を素敵だと思う男性は少ないはず。「あいつ」だけでなく、「お前」や「~だろ」などにも気を付けましょう。ふとしたときの言葉遣いをチェックされていることも。日ごろからきれいな言葉遣いを心がけられるといいですね。■ い「イライラする」マイナスの感情を言葉にしても、なんの解決にもなりません。それどころか周囲の人に「自分の感情を抑えられない人」と思われることも。「イライラする」や「疲れた」などマイナスな言葉は口の出さないようにしましょう。前向きな言葉を使い、居心地のいい雰囲気を作れるようになれるといいかもしれませんね。■ う「うるさい」短気な人は、嫌われやすい傾向があります。人がなにかをしたことに対して「うるさい」や「うざい」などと思ったり言ったりしていては、近寄り難い雰囲気を感じさせることでしょう。自分になにかをしてくれたときには、素直に受け取り、「ありがとう」を言えるといいですね。かわいげを大切にすると、困ったときに助けてもらえやすくなることもあるようです。■ え「え~?」「会話では否定から入らないほうがいい」とはよく言われていますが、それは「でも」や「だって」にかぎった話ではありません。相手が言ったことに対して「え~?」と反応するのも、受け取り方によっては否定的に思われることも。なにを話しても否定的な反応をされると、男性は面白くないと感じるはず。「そうなんだ」「そうだね」など、肯定しながら聞き入れることを意識しましょう。■ お「大きなお世話」相手がなにかをしてくれたとき、「大きなお世話」や「おせっかい」などと思ってはいませんか?親切心が感じられるのなら、「ありがとう」と受け入れることが大切です。どんなささいなことにでも感謝の気持ちを忘れずにいることは、誰にでもできることではありません。つねに意識できるようになりましょう。■ 気を抜いたときこそ要注意!意識していないとつい口に出しそうな言葉ばかりです。ふとしたタイミングの発言にドン引きされることも……。気を許した相手との会話でも、きれいな言葉遣いを意識できるといいですね。(柚木深つばさ/ライター)(恋愛メディア・愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年01月01日2022年1月上演の「舞台 夜明けのうた」の全キャラクタービジュアルが公開されました!創業から109年を迎える日本最古の映画会社・日活。その歴史の中で、絶大な人気を誇り、数多くの観客を動員し、まさに黄金期を代表するのが「日活歌謡映画」です。石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、吉永小百合、浅丘ルリ子といった銀幕の大スターが演じ、スターが歌う…そんな日活歌謡映画を、麻央侑希、中村麗乃(乃木坂46)、武子直輝、市川美織、日向野祥、富永勇也、森脇和成、小沼将太らで舞台化。さらに歌い手としてYU-KI(TRF)が、そして川﨑麻世が物語の世界観を彩ります!今回公開されたそれぞれのキャラクタービジュアルからは、高度経済成長期の雰囲気を漂わせ、物語への期待感が募ります!舞台「夜明けのうた」にどうぞご期待ください!!公演は2022年1月13日(木)〜16日(日)まで、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて。チケットは好評発売中。詳細は公式サイト( )にてご確認ください。★物語1965年(昭和40年)東京オリンピックを成功させ、高度経済成長期真っ只中の日本。人気女優の典子(麻央侑希)は、ミュージカルの主演やTV出演と華やかで多忙な日々を送る一方、妻子ある作曲家の愛人・野上(日向野祥)との密会に空しさとを覚えるようになっていた。そんな典子に新作舞台「夜明けのうた」の台本が届く。それは典子自身の私生活を赤裸々に綴った物語だった。典子は激怒し出演を断る。気晴らしにドライブに出かけた典子は、パーキングエリアでヒッチハイクをしている少年・利夫(武子直輝)と少女・千加子(中村麗乃)に出会う。【公演概要】タイトル:舞台「夜明けのうた」原作:映画「夜明けのうた」©日活株式会社脚本:鈴木哲也演出:大関真主題歌:「夜明けのうた」(作曲:いずみたく、作詞:岩谷時子)出演:緑川典子麻央侑希千加子 中村麗乃(乃木坂46)利夫武子直輝明子市川美織野上日向野祥藤木富永勇也中原森脇和成加納小沼将太歌い手 YU-KI(TRF)真木川﨑麻世合田賢治沖本宙恭森川大輝藤井雅文森田陽大白井美貴公演日程:2022年1月13日(木)~16日(日)全7公演※未就学児はご入場できません。会場:渋谷区文化総合センター大和田さくらホール 〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21チケット料金:一般¥10,000(税込・全席指定)パンフレット付チケット¥12,000(税込・全席指定)企画・制作:舞台「夜明けのうた」製作委員会(SET/ABCフロンティア)制作協力:ボルテージ著作権表記:©日活©舞台「夜明けのうた」製作委員会公式サイト: 公式Twitter:@yoake-stage公演に関するお問い合わせ:SETインフォメーション03-6433-1669(平日11:00~18:00) info@set1979.com 映画「夜明けのうた」とは●映画「夜明けのうた」大ヒット歌謡曲「夜明けのうた」を元に1965年に制作された歌謡映画。芸能界につかれた人気女優が、純真で強い心を持つ若者に出会い、自分を見つめ直す。■製作:日活■出演:浅丘ルリ子、浜田光夫、松原智恵子、岡田真澄、小松方正、岸洋子■脚本:山田信夫、監督 : 蔵原惟繕、音楽 : いずみたく●「夜明けのうた」とはいずみたく作曲、岩谷時子作詞というゴールデンコンビが生み出し、岸洋子が歌唱して大ヒットした。石原裕次郎、小林旭、和田アキ子、本田美奈子ら多くの歌手にカバーされ、近年では東京事変によって歌唱されている。<受賞>・岸洋子(第6回日本レコード大賞歌唱賞)・岩谷時子(第6回日本レコード大賞作詩賞)「第15回NHK紅白歌合戦( 1964年)」「第20回NHK紅白歌合戦( 1969年)」出場 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月22日大阪・京都で25院を展開するあい鍼灸院・接骨院を運営する株式会社あい・グループ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:伊藤 勇二、 と、「奈良ドリーマーズ」は2021年11月1日にトレーナー契約を締結しました。「こころをほぐす、愛がある。」をコンセプトに、手を使った施術にこだわり、地域の皆様の健康をサポートする、あい鍼灸院・接骨院が、傷害予防、パフォーマンスの向上などの面から、「奈良ドリーマーズ」の選手のコンディショニングをサポートしていきます。あい鍼灸院・接骨院あい鍼灸院・接骨院は、「ただ施術を受けて終わり」ではなく、「また行きたくなる」、あたたかい心があふれる場所です。それは、先生と患者さまがこころで繋がっているという、他にはない「あい」らしさだからです。今の症状を正しく理解して、健康なからだづくりをしていきましょう。今期からは、スポーツの現場で活きる知識と技術を学び、選手をサポートする「あいトレーナー」の活動を開始。スポーツ選手をサポートしていきます。---------------------------------------------「あい鍼灸院・接骨院 」 ---------------------------------------------奈良ドリーマーズ奈良ドリーマーズ(ならドリーマーズ)は、奈良県を本拠地とする、男子バレーボールのクラブチームです。2021-22シーズンはV.LEAGUE DIVISION2(V2リーグ)に所属。チーム名は、結成当初からの夢であり目標であったVリーグ機構入りや、世界で活躍する人財を輩出し、バレーボールを通じて、我が国のスポーツ文化に寄与したいという、夢を追いかける仲間、同志(COMERADE)達の集まりを意味しています。チーム一丸となり、奈良から世界を目指します。---------------------------------------------「奈良ドリーマーズ 」 --------------------------------------------- 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月10日歌うことを夢みた、家族で唯一の“聴者”の少女が夢と家族の間で奮闘する『コーダあいのうた』。この度、主人公のルビーが憧れの同級生とレッスンに励み、淡い恋心を感じさせる風景や、家族それぞれと一緒に過ごす時間を切り取ったシーン写真10点が解禁となった。サンダンス映画祭史上最多となる観客賞・最高賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の4冠を受賞した本作。今回解禁となったのは、高校の文化祭で一緒に歌うことになったルビー(エミリア・ジョーンズ)と、彼女が密かに憧れている同級生のマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が一緒に合唱指導に励むシーン。やがて一緒の時間を過ごすことで少しずつ距離が近づいていく様子も収められている。また、両親の通訳に同行し、家業である漁を懸命に手伝う彼女の姿も。ルビーを見守る母、父、兄、それぞれ愛すべき家族たちの姿も捉えた日常風景を切り取ったシーン写真の数々となっている。『コーダ あいのうた』は2022年1月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2021年12月09日映画『コーダ あいのうた』が公開。本作は第94回アカデミー賞にて、作品賞、脚色賞、助演男優賞の3部門で受賞を果たした。映画祭史上最⾼額で落札“爽快”な感動作映画『コーダ あいのうた』は、2021年に開催されたサンダンス映画祭で、アカデミー賞へつながるとの呼び声が⾼い観客賞をはじめ“史上最多”の4冠に輝いた作品。配給権の争奪戦が勃発し、映画祭史上最⾼額となる約26億円で落札された。第94回アカデミー賞で作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞また、その期待を裏切らず、世界の名立たる映画祭の賞レースを席巻。第94回アカデミー賞では、作品賞、脚色賞、助演男優賞(トロイ・コッツァー)の3部門にノミネートされ、全部門で受賞。耳の聞こえない父親を演じたトロイ・コッツァーは、実際に耳が不自由な俳優で、ろう者の男優が受賞するのはアカデミー賞史上初となる。また、第79回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、助演男優賞にノミネートされた。“⼀⼈だけ”健聴者の少⼥は「歌うこと」を夢見た物語の主人公は、家族の中で⼀⼈だけ“健聴者”である少⼥・ルビー。抱き合い⽀え合っていた家族の関係が、ルビーの「歌う」という夢をきっかけに動き始めるが...。それぞれの道を歩き始めることで、さらに⼼の絆を強くする家族の姿を描く。予告動画は、⽿が聞こえない漁師であるルビーの⽗が、漁業組合の横暴な決定に対し⼿話で⻭向い、彼⼥がそれを通訳で応戦する“家族のチームプレイ”シーンからスタート。その後に続くのは、4⼈家族の中で唯⼀の健聴者として⽣まれたルビーが、家族で助け合いながら漁業に励む⽇常⾵景だ。しかし、ある⽇、ルビーが学校の合唱部に⼊ったことをきっかけに、それまで家族が知る由もなかった歌の才能を⾒出され、名⾨“バークリー⾳楽⼤学”の受験を勧められるまでになる。だが、ルビーの歌声を聞くことのできない両親は娘の才能を信じる事が出来ず、家業の⽅が⼤事だと⼤反対。しかも、健聴者であるルビーが⼀緒にいなかったことが原因で海上でのトラブルに巻き込まれてしまうという事件も発⽣し、悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるがー。⽿の聞こえない家族に⾃分の歌を届けるため、ルビーが⼿話とともにジョニ・ミッチェルの名曲「⻘春の光と影(Both Sides Now)」を歌いあげるシーンにも注目だ。主人公にエミリア・ジョーンズ主人公・ルビーを演じるのは、TVシリーズ「ロック&キー」で“NEXT エマ・ワトソン”と話題を呼んだエミリア・ジョーンズ。共演は、『シング・ストリート 未来へのうた』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。ルビーの家族を演じるのは、『愛は静けさの中に』のオスカー⼥優マーリー・マトリンなど、全員が実際に⽿の聞こえない俳優たちだ。監督は『タルーラ 〜彼⼥たちの事情〜』のシアン・ヘダーが務めた。"コーダ”の意味とは?タイトルの“コーダ(CODA)”は、Children of Deaf Adults=“⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども”という意味。⾳楽⽤語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりという意味も持つ。また、映画『コーダ あいのうた』は、⽇本でも2015年に公開されたフランス映画『エール!』のハリウッド版リメイクでもある。【詳細】映画『コーダ あいのうた』公開日:2022年1月21日(金)TOHO シネマズ日比谷ほか監督・脚本:シアン・ヘダー出演:エミリア・ジョーンズ、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、マーリー・マトリン原題:CODA|2021年|アメリカ|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|112分|字幕翻訳:古⽥由紀⼦|PG12
2021年11月29日サンダンス映画祭で観客賞・最高賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の史上最多4冠に輝いた『コーダ あいのうた』。その日本公開日が2022年1月21日(金)に決定、併せて歌声に感情が揺さぶられる本予告映像が解禁された。予告は、漁師であるルビーの父が漁業組合の横暴な決定に対して手話で堂々と歯向い、彼女がそれを見事に“通訳”してみせる“家族のチームプレイ”シーンから始まる。その後に続くのは、4人家族の中で唯一の健聴者として生まれたルビーが、家族で助け合いながら漁業に励む日常風景。しかし、ある日、学校の合唱部に入ったルビーは、それまで家族が知る由もなかった歌の才能を見出され、名門“バークリー音楽大学”の受験を勧められることに。だが、ルビーの歌声を聞くことのできない両親は、娘の才能を伸ばすことよりも家業のほうが大事だと大反対。しかも、健聴者であるルビーが漁に同行していなかったことが原因で海上でのトラブルに巻き込まれてしまうという事件も発生、悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決める…。映像の最後には、家族に自分の歌を届けるため、ルビーが手話とともにジョニ・ミッチェルの名曲「青春の光と影(Both Sides Now)」を歌いあげるシーンも。家族への愛情と自分の夢との間で葛藤するルビー、そして、そんな彼女に対して意外な決意をする父と家族の姿が映し出された胸熱で爽快な映像となっている。CODA(コーダ)とは、Children of Deaf Adults=“聴覚障がいがある親を持つ聴こえる子ども”の意。また、音楽用語としては、楽曲や楽章の締め、つまり新たな章の始まりの意もある。『コーダ あいのうた』は2022年1月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2021年11月26日フランス映画『エール!』のハリウッド版リメイクとして、サンダンス映画祭では観客賞ほか史上最多の4冠に輝き、同映画祭史上最高額・約26億円で落札された『コーダ あいのうた』から、溢れ出す愛情を切り取った場面写真が解禁された。この度解禁される場面写真は6点。本作のポスターにも採用された、家族にとって大事な場所である海辺の前で撮影した記念写真のような風景。家族の中でたった1人の“健聴者”主人公のルビーを演じるエミリアが愛する人たちに向かって舞台で歌い上げる様子。指をクロスすることで「愛してる!」という手話メッセージを伝える姿のほか、彼女の旅立ちを全身で祝福する家族。『シング・ストリート未来へのうた』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロ演じる憧れのクラスメイト・マイルズと放課後、一緒に歌の練習に励む姿や、合唱部の仲間と舞台に立つ姿など、いずれもルビーと彼女の周囲を取り巻く愛情あふれる風景を切り取ったものとなっている。『コーダ あいのうた』は2022年1月下旬、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2021年11月17日11月6日沖縄県石垣市民会館大ホールにて『沖縄からうた開き!うたの日コンサート 2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』が開催された。当日、会場には数カ月後に卒業を控えた石垣島の高校3年生が特別に無料招待され、ステージの様子はYouTubeにて生配信された。かつて沖縄では、争いの中で歌い踊ることが自由に出来なかった時代があった。そんな時でも人々を支え続けてくれる“うた”に感謝をしようと、6月24日に制定された“うたの日”。石垣島出身バンドBEGINは、このうたの日をみんなで集いお祝いしようと2001年から『うたの日コンサート』を開催し続けている。昨年はBEGINがオフィシャルアーティストを務めるJALホノルルマラソンとのコラボ配信ライブという形式で、屋外ステージから配信を届けた。今年は会場を屋内に移し『石垣島まつり2021』とコラボという形で1年ぶりの、有観客開催となった。石垣島の自然や伝統行事の様子、人々の笑顔が詰まった石垣島まつりのオリジナルムービーと共に配信はスタート。動画が終わり、ステージにBEGINのボーカル比嘉栄昇が登場。島の後輩たちに向け、うたの日についての想いを話し「この八重山は特別な島です。」と、うたには“押す(プッシュビート)”と“引く(プルビート)”の二つのリズムの取り方があること、かつて日本各地のうたは“引き”のリズムの取り方をしており、そのリズム感が今でも八重山に根付いていることを話した。今回のうたの日コンサートはそんな“プルビート”の歌い方をもつ出演アーティストを揃えたとその意図を伝え、開会の挨拶とした。比嘉栄昇沖縄では祝宴の冒頭のことを意味する「座開き」。BEGINの同級生で八重山古典民謡唄者の金城弘美と島の教え子たちが今回の座開きを務め、歌と三線で八重山民謡を披露した。祝いの場が開幕すると、上地等、島袋優も加わりBEGINの3名が揃って登場。「うたの日おめでとう!」と声をあげ、早速のトップバッターへのバトンを渡した。再び登場した金城弘美は、“明日は内地に行くんでしょ“の歌詞など、島の高校生が自分と思わず影を重ねてしまう「パーマ屋ゆんた」、同級生であるBEGINの島袋優をステージに招き「くにぶん木の花」のコラボ演奏など全4曲を披露した。横笛の演奏には現役高校生も参加。温かい歌声と各々のこれからの旅立ちへの優しい声援に、客席では感極まり涙する学生の姿も。金城弘美続いて登場したのは、メンバー全員が石垣島出身在住18歳の4ピースロックバンド・ATHE DANGANEEDS。1週間前には島内でワンマンライブも大成功におさめたばかりの石垣島のニュースターだ。メンバーが畑作業のアルバイトをした時に感じた農家へのリスペクトを歌った「畑ブルース」など、オリジナル曲5曲を披露。ステージの上で熱い演奏を繰り広げる友人たちに、客席は大盛り上がりだ。ATHE DANGANEEDS今回の配信は、海外からの視聴者も多い。その理由は、故郷であるペルーを離れ自身のルーツである沖縄に数年前に移った、日系4世のMeli Arakiの出演だ。「Volare」や「Stand by me」など誰もが一度は聞いたことがある馴染みの曲や、沖縄での日々を「まるで、チョコレートのよう。甘くて楽しくて切なくて、そして苦いこともありました。」と例えて歌ったオリジナル曲「Chocolate okinawa」など4曲を披露した。Meli Arakiそして再びBEGINの3名がステージに登場。かつて自身らが高校を卒業し石垣島から旅立ったのがもう30年前なのかと、思い出トークに花を咲かせた。防波堤でよく集まって夢を語ったと、島の高校生にも大人気の「防波堤で見た景色」で3人のステージをスタート。「この島は小さな島じゃない。世界に誇れる歌がある。海がある。」と、改めてふるさと石垣島に思いを語り、「海の声」「三線の花」「涙そうそう」そして「島人ぬ宝」を一気に披露した。上地等BEGINが最後の曲を終え、コンサートも終了かと思えた時「盛り上がりどころはこれからです」と比嘉が呼びかけ、楽しい時間の続きを知らせる。ブルースや島唄など、土地に根付く音楽を追求するBEGINがブラジルで出会った、サンバの起源とされる「マルシャ」は、ポルトガル語で「マーチ(行進曲)」を意味する。この「マルシャ」と、八重山方言の「〜しましょう」という誘いの言葉を意味する「ショーラ」を掛け合わせた「マルシャショーラ」へ。二拍子のリズムに思わず体が揺れるマルシャショーラコーナーはうたの日コンサートの定番コーナーになっている。島袋優金城弘美、ATHE DANGANEEDS、Meli Araki、そしてバンドチームのオールキャストがステージに集まり歌い踊る、祭りのフィナーレだ。「バルーン」「上を向いて歩こう」とノンストップで続くビートに、マスクを着用し声は出せずとも、各々が自由に体を音に乗せる。スペシャルバージョンとして、八重山商工高等学校、八重山農林高等学校、八重山高等学校の3校の校歌をマルシャのメドレーに合わせて披露。各高校名が呼ばれるたびに、客席では大きな拍手が湧き上がった。「オジー自慢のオリオンビール」「国道508号線」「笑顔のまんま」と代表曲が続き、会場の熱が最高潮になったまま「鳩間の港」「さよなら港」と連続で旅立ちの曲へ。“みんな達者でいておくれ船は行く船は行く さよなら港“の歌詞は、まるで高校3年生へ別れとエールを先取りするかのようだ。50分に及ぶ宴のフィナーレを飾ったのはオリオンビールのCMソングでもある「ソウセイ」。現役高校生がラップに参加し、総勢13名による圧巻の盛り上がりを見せた。この数年のたくさんの我慢を乗り越え、春には高校を卒業しそれぞれの道を歩む高校3年生たちにとって、3時間にわたる祝宴は、いつか必ず振り返るふるさとでの思い出の1日になっただろう。“うた”はいつでも人々を支え続けてくれる。そんな“うた”に感謝する日があってもいいじゃないか。そんな思いから生まれた「うたの日」そして『うたの日コンサート』。コロナ禍だからこそより強く感じられるその存在意義が、南の島から全国へ発信された1日となった。なお、この『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』の模様は急遽、アーカイブ公開がされる事が決定し、YouTube「BEGIN ch」でしばらくの間、視聴する事ができる。また、BEGINは2022年1月16日から約2年振りとなる『第25回 BEGINコンサートツアー2022』が決定している。写真:岩倉千花『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』<セットリスト>■⾦城弘美&⾦城弘美研究所デンサー節めでたい節■⾦城弘美美童の海月ぬ美しゃパーマ屋ゆんたくにぶん木の花■ATHE DANGANEEDSラブソングじゃ退屈憎めないあのこ蚊族畑ブルースドキドキランデブー■Meli ArakiONEVolareStand by meChocolate okinawa■BEGIN防波堤で見た景色海の声三線の花涙そうそう島人ぬ宝〜マルシャショーラ メドレー〜バルーン上を向いて歩こう憧れのハワイ航路また逢う日まで恋のバカンスランバダラバンバ八重高(ふるさと)八重山商工高等学校 校歌八重山農林高等学校 校歌八重山高等学校 校歌魚ごっこ雨上がりの夜空にオジー自慢のオリオンビール国道508号線笑顔のまんま鳩間の港さよなら港ソウセイ<配信情報>「ユガフ島(2021Ver.)」配信中※おきなわフィナンシャルグループCMソング「ユガフ島(2021Ver.)」配信ジャケット配信リンク:おきなわフィナンシャルグループCM(60秒WEB版)ビリケンブラザーズ1st Album『Trippin‘ Orchestra』2021年11月17日(水) リリース価格:2,000円(税込)『Trippin‘ Orchestra』ジャケット1. Stay With Me2. キャプテン3. Good morning Blues4. ガタゴトシーソー5. 月の面影6. パートナー公式サイト:<ライブ情報>『第25回BEGINコンサートツアー2022』1月16日(日) 愛知・名古屋市公会堂1月22日(土) 香川・サンポート高松1月23日(日) 京都・ロームシアター京都1月30日(日) 千葉・千葉市民会館大ホール2月5日(土) 沖縄・那覇文化芸術劇場 なはーと2月10日(木) 鹿児島・宝山ホール(鹿児島文化センター)2月12日(土) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)2月13日(日) 福岡・福岡サンパレスホテル&ホール2月26日(土) 宮城・仙台サンプラザホール2月27日(日) 秋田・大曲市民会館3月5日(土) 山形・天童市市民文化会館3月6日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター3月12日(土) 奈良・なら100年会館3月13日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール3月20日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)3月21日(月・祝) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)3月26日(土) 北海道・音更町文化センター 大ホール3月27日(日) 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)4月2日(土) 長野・長野市芸術館メインホール4月16日(土) 広島・東広島芸術文化ホールくらら4月20日(水) 大阪・オリックス劇場4月21日(木) 大阪・オリックス劇場BEGINオフィシャルサイト
2021年11月07日2021年4月に行われたサンダンス映画祭で、アカデミー賞へ繋がると呼び声の高い観客賞を始め4冠に輝き、映画祭史上最高額となる【約26億円】で落札された『CODA』が邦題『コーダ あいのうた』として、2022年1月より全国公開されることが決定。併せて、ポスターが解禁された。豊かな自然に恵まれた海の町で暮らすルビーは、両親と兄の4人家族の中でひとりだけ耳が聞こえる高校生。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブに入るルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧められる。しかし、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をする。大ヒットTVシリーズ「ロック&キー」で“NEXTエマ・ワトソン”と話題をさらい人気沸騰中のエミリア・ジョーンズが主人公のルビーを演じ、特訓をうけた歌と手話で観る者を魅了する本作。共演は『シング・ストリート 未来へのうた』のフェルディア・ウォルシュ=ピーロが務め、ルビーの家族は『愛は静けさの中に』のオスカー女優マーリー・マトリンを始め、全員が実際に耳の聞こえない俳優たちが演じている。また監督は、『タルーラ~彼女たちの事情~』のシアン・ヘダーが務め、今回のキャスティングが実現した。この度解禁されたポスターは、家族にとって大事な場所である海辺の前で撮影した、記念写真のような1枚。4人が寄り添い、リラックスしたその姿は、かけがえのない家族の関係と絆の強さを感じさせるものとなっており、同時に、音符の形をしたアイコンの中に切り取られたルビーの姿は、彼女が少しずつ音楽と向き合い、成長していく様子を表したものになっている。『コーダ あいのうた』は2022年1月、全国にて公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2021年11月02日BEGINが、11月6日18時よりYouTubeで生配信される『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島 with 第57回 石垣島まつり2021』の会場に石垣島の高校3年生を招待することを発表した。『うたの日コンサート』はBEGINが主催する毎年恒例のライブイベントで、今年は地元・石垣島で開催される「石垣島まつり」とのコラボレーションとして無観客で行われる。石垣島では高校を卒業するとそのほとんどの人が島を離れていくが、新型コロナウイルスの影響で学校行事などが相次いで無くなっており、あまりにも島での思い出が少なすぎてしまうという現状を想い、今回の高校生招待が実現したとのこと。併せて石垣島在住の金城弘美、Meli ARAKI、ATHE DANGANEEDSの3組が出演することが発表された。なおイベントの模様はFMいしがきサンサンラジオでも生中継される。■比嘉 栄昇 コメント去年に引き続き、石垣島で「うたの日コンサート」を開催致します。2001年にスタートしてから毎年うたのお祝いを続けて来ました。沖縄の宝である「うた」に感謝する日でもあります。自由に歌って踊れる事は当たり前ではありません。かつて戦争があった時代、そしてコロナ禍の今「うた」が悲しんでいるようだと感じませんか?祝い事や祭りは家族、親戚、そして地域の繋がりを確認する大切な日です。ですから、時代の都合で辞めてはいけないと僕は思っています。しかし、現実は甘くないのも確かです(笑)緊急事態宣言は解除されましたが、まだ気兼ねなくお客さんをお迎えしてコンサートを開催出来る雰囲気ではありません。学校行事も同じだと思います。一番可哀想なのが高校卒業後に島を離れる学生達です。島での楽しい思い出が少な過ぎます。ならばと、石垣の高校三年生を「うたの日コンサート2021in石垣島」に招待する事に致しました!出演者も石垣在住のアーティストを中心に、この場所でしか出来ないステージを目指します。会場にお迎え出来ない方々のためにBEGINの YouTubeチャンネルで生放送いたします。去年は世界中からトータルで10万人を超える方々に視聴いただきました。今のデジタル技術では生の会場の音すべてを再現する事は出来ませんが、スタッフ共々最大限努力致しますので、どうぞお楽しみに!一番正確にコンサートの音を伝えられるのは会場にいた学生達です。親、兄弟、友達に楽しかったと話してもらえるようなコンサートを目指します!<公演情報>『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島with 第57回 石垣島まつり2021』『沖縄からうた開き!うたの日コンサート2021 in 石垣島with 第57回 石垣島まつり2021』メインビジュアル開催日程:11月6日(土) 18:00~(予定)出演:BEGIN / 金城弘美 / Meli ARAKI / ATHE DANGANEEDS※無料配信での開催のため、チケット販売はございません。【動画配信】YouTube『BEGIN ch』での無料配信【ラジオ配信】FMいしがきサンサンラジオうたの日サイト<配信情報>「ユガフ島(2021Ver.)」2021年11月3日(水) 配信リリース※おきなわフィナンシャルグループCMソング「ユガフ島(2021Ver.)」配信ジャケットおきなわフィナンシャルグループCM(60秒WEB版)BEGINオフィシャルサイト
2021年10月28日麗澤幼稚園(千葉県柏市/園長:岡田喜)は、現在子育て広場「あい❤あい」を行っている、廣池学園内の施設「さくら」をリニューアルオープンし、そのお披露目会を実施します。現在行っている子育て広場「あい❤あい」は0~2歳児の未就園児を対象として、遊び場の提供を目的として行っています。毎回20組ほどの子育て世代の方々にご来園いただき、子ども達の遊び場として、また地域の子育て拠点として活用していただいておりましたが、来場者の方々が年々増加しており、たくさんの方々がご来場いただいた際には現状の施設では少し狭さを感じるようになり、リニューアルを実施することを決めました。より多くの方々に利用がいただけるよう、空間を広げるだけでなく、新たな遊具を導入し、雨の日でも身体を思いっきり動かして遊んでいただける室内空間として、リニューアルオープンします。当日はリニューアルした「さくら」と共に、新規に導入する遊具のお披露目を兼ねて、来場者の方々皆さんに実際に遊んでいただく機会を設けます。たくさんの方々に遊んでいただけるよう、また、コロナウイルス感染症拡大防止のために、2部制とし、完全入れ替え制で実施します。新規で導入した遊具は、全国の遊び場で室内遊具を提供している株式会社ボーネルンドの遊具を導入し、子ども達が発達に合わせた遊びが展開できるよう、常駐する保育者が遊具の使い方に合わせて幼児の年齢に即した遊びを提案する等の工夫をしていきます。本園の園長である岡田喜は「今後も地域の子育て支援拠点として、遊び場の提供や子育ての相談などを通じて、子育て世代の方々が子育てをより楽しく感じていただけるよう、幼稚園としてできることを検討し、新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。」とコメントしています。【子育て広場あい♥あい実施概要】◆実施日:10月8日(金)①9:30~10:30②10:45~11:45※時間制による完全入れ替え制での実施.※お申し込み不要。ただし、コロナウイルス感染防止のため、人数制限を設けている関係上、参加を制限させていただく可能性がございます。◆対象:未就園児のお子様を持つご家庭◆定員:各回30組活動の様子▲導入遊具(※画像提供:株式会社ボーネルンド)▲導入遊具(※提供:画像株式会社ボーネルンド)▲導入遊具(※提供:画像株式会社ボーネルンド)あいあいリニューアル.pdf : 【麗澤幼稚園について】麗澤幼稚園は昭和55年に開園しました。開園以来、創立者である廣池千九郎(法学博士)が提唱した教育方針を継承し、保育に取り組んでいます。教育目標として「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」を掲げています。2021年度より英語教育を導入し、日常の幼稚園生活に英語をプラスし、教職員一同心をひとつに幼児教育からのグローバル教育活動を展開しています。麗澤幼稚園ウェブサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月06日アイドルグループ・A.B.C-Zが9月1日にリリースするニューシングル「夏と君のうた」のミュージックビデオが17日(22:00〜)、ポニーキャニオン公式YouTubeチャンネルにて、プレミア公開される。メンバーの橋本良亮が単独初主演を務めるドラマ『痴情の接吻』(ABCテレビ・毎週日曜23:25~、テレビ朝日・土曜26:30~)の主題歌である今作。作曲に奥田民生、作詞にスピードワゴンの小沢一敬という異例の作家陣にて作り上げられたミドルテンポなロックチューンだ。同作のミュージックビデオは、楽曲の世界観をストレートに表現するため、A.B.C-Zにとって初となるダンスなしで構成。また全編グリーンバックにて撮影された作品になっている。なおA.B.C-Zの作品がYouTubeプレミア公開されるのは今回が初となる。
2021年08月17日女優の深田恭子が、8月26日より放送される横浜ゴム「ヨコハマタイヤ」の新CM「セブンのうた」編(15秒/30秒)に出演する。CMは、ヨコハマタイヤ公式YouTubeチャンネルや公式SNSでも順次配信予定。なお、撮影は深田の休養前に行われた。新CMで、凍てつく寒さの街並みを見ながら、「ウルトラセブンのうた」のメロディに乗せ「冬の運転、心配ね?」と口ずさむ深田。何かに気づき、空を見上げるとそこにはウルトラセブンが。そして、すかさず繰り出された必殺技「アイスラッガー」がタイヤに変身する。CM後半では、比較実証映像を交え、滑りやすい凍った路面でも「ちゃんと曲がる、ちゃんと止まる」タイヤの機能性を表現したウルトラセブンを、深田が「やるぅ〜」と称えている。今回のCMの見どころのひとつでもある「ウルトラセブンのうた」の替え歌。独特のメロディに最初は戸惑う深田だったが、テイクを重ねるごとにどんどんノリノリに。そのキュートな歌声にスタッフたちも癒やされていた。また、今回が初共演となる深田とウルトラセブン。間近で見るウルトラセブンに深田も興味津々で、腕に捕まり持ち上げてもらったりと、和やかな撮影となった。(C)円谷プロ
2021年07月29日日本を代表するオペラ歌手たちがオペラやクラシックの名曲を届ける配信番組「うたすき! 届けたいうたがある」が、8月13日(金)に配信されることが発表になった。番組に出演するオペラ歌手の嘉目真木子(ソプラノ)、声優で歌手の新田恵海が番組について語った。第1回目となる今回は、“魔法少女はオペラの夢を見る!?”をテーマに選曲されたガラコンサート形式の音楽番組で、普段のコンサートでは叶わない構成とアーティストたちの組み合わせが実現。「魔法少女まどか☆マギカ」や「ファンタジア」にも登場する「アヴェ・マリア」のグノー版とシューベルト版の聞き比べや、モーツァルトの傑作オペラ『魔笛』などをピアノの演奏と歌で聴かせる。歌を披露するのは嘉目をはじめとする、種谷典子(ソプラノ)、市川浩平(テノール)、杉浦隆大(バリトン)の4人のオペラ歌手。嘉目は、「安心して共演できる仲間たち。歌の実力はもちろんですが、オペラに出てくる登場人物を演じ分けられる個性的な方ばかりです」とニッコリ。宮本亞門演出のオペラにも多く出演している嘉目は、今年9月上演予定の『魔笛』でヒロイン、パミーナを再演する。番組でもパミーナ役で「愛を感じる男の人たちには」を披露。すばらしい歌声を先取りで堪能することができる。音楽大学声楽コース出身の新田が、番組MCを務める。一番好きなオペラ作品は『魔笛』で、大学時代は「夜の女王のアリア」を試験で歌ったこともあるそうだ。「このような配信番組でオペラ歌手の方とご一緒するのは初めて。オペラをどんな気持ちで歌われているのか、作品の好きなところとか。オペラを知らない方でも楽しめるようにお話をお聞きできたら」と意気揚々。トークコーナーでは普段聞けない話も飛び出しそうだ。嘉目は『魔笛』の他に、ドヴォルザーク『ルサルカ』の「月に寄せる歌」も披露。「ピアノがすごく流麗で、まるで水のせせらぎのような音階になっているので、そこにも注目していただけたら」と見どころを紹介した。今回ピアノ演奏を担当するのは、キーボーディストの園田涼。「初めてのリハ-サルで、“お、そうくるのかって(笑)”。アプローチの仕方がクラシックと違ってすごく面白かったです」と畑が異なる初共演の化学反応も楽しみだ。嘉目は「クラシックにはお堅いイメージがあると思う。でも意外とそんなこともなくて、日常にあふれている音楽が多かったりするし、気軽に楽しんでいただけるものと伝われば」と番組をアピール。新田は、「コンサートホールで生のクラシックを全身で味わえるその日まで、この番組でクラシックを好きになってもらえたら嬉しいです」と締めくくった。
2021年07月16日