現在日本で公開中の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に出演しているアナ・デ・アルマスが、再びアクション映画への出演を検討しているようだ。『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ映画『Ballerina』(原題)の主人公として出演交渉中だという。「Deadline」が報じた。『Ballerina』は、家族を殺された若い女暗殺者が敵に復讐するという物語で、『アンダーワールド』のレン・ワイズマン監督がメガホンを取ると伝えられている。脚本は『ジョン・ウィック:パラベラム』の脚本家のひとりのシェイ・ハッテン。アナは2019年の『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』でゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。ここ数年、大作への出演オファーがひっきりなしだ。今後もNetflixが同社史上最高額の製作費(2億ドル)をかけて製作した『The Gray Man』(原題)、アナがマリリン・モンローを演じる伝記映画『Blonde』(原題)など、多数の作品が控えている。Photo by Gareth Cattermole/Getty Images for BFI映画ファンの反応は「『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のアクションのキレがあってとてもかっこよかったから、楽しみ」「彼女にふさわしい役」「きっと出演してくれるよね?」「アナが出演する作品は全部観る」など期待の声が多く集まっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月4日より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2021年10月29日レヴ・AC・ローゼンの人気YA小説『Camp』(原題)がHBO Max×ワーナー・ブラザースで映画化されることになった。小説の主人公は、毎年夏にクィアのティーンが集まるキャンプに参加している16歳の少年ランディ。彼はキャンプで出会ったハドソンという少年に惹かれるが、ハドソンは「ストレートっぽく振る舞う男性」が好みだった。正反対のタイプのランディはハドソンの好みの男性になるべく、自分を大改革する。2人の距離は近付いていくが、ランディは自身に「恋愛のために自分を変えることを本当に望んでいるのか?」と問い始める。また本当の自分を知らないハドソンとの関係を恋愛と言えるのかとも悩む。この映画の監督に、ビリー・ポーターが起用された。ビリーはキャンプ内の劇場ディレクター役として出演もする。製作は『アメリカン・ビューティー』でアカデミー作品賞を受賞したダン・ジンクスで、「ビリー・ポーターとはラッキーなことに20年来の知り合いです。彼はこのおもしろく楽しい、それに感動的でもあるこの物語の監督にぴったりです」とビリーに太鼓判を押している。「POSE ポーズ」でエミー賞主演男優賞を受賞し、俳優として成功を収めたビリーは、『What If?』(原題)で監督業に初挑戦。今作のほかにもAmazonでクィアのティーンコメディを監督することが決まっている。(Hiromi Kaku)
2021年10月28日ピクサー&ディズニーのアニメ映画『Lightyear』(原題)のティザー動画が公開された。同作は『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフ映画で、主人公はバズ・ライトイヤー。とは言っても、同シリーズに登場するおもちゃのバズ・ライトイヤー(声:ティム・アレン)ではなく、そのモデルになったヒーローで“オリジナル”のバズ・ライトイヤーだ。声を担当するのはクリス・エヴァンス。「ぼくを知っている人なら、ぼくのアニメ映画愛がどれだけ深いかというのも知っています。ピクサー・ファミリーの一員になり、ほかのどんな人とも違うストーリーを伝える本当に素晴らしいアーティストたちと一緒に働けるだなんて、信じられません。彼らの仕事はまさに魔法です。毎日、夢なんじゃないかと自分をつねっています」とコメント。また、ツイッターでは「全身に鳥肌が立っています。今後もこのティザー動画を観るたびにそうなるでしょう」とティザー動画の出来に自信を見せている。映画の内容について、いまのところ詳細は明らかになっていないが、バズ・ライトイヤーがテストパイロットからスペースレンジャーとして成長していく過程が描かれるようだ。ティザー動画の最後は、彼の決めゼリフ「無限の彼方へ さぁ行くぞ!」の一部を聞くことができる。『Lightyear』は2022年6月17日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年10月28日製作・配給会社のA24が、ミシェル・ヨー主演のSF冒険コメディ『Everything Everywhere All at Once』(原題)を海外向けにセールス中だ。アメリカでは2022年春に公開予定。「Deadline」が報じた。『Everything Everywhere All at Once』の製作が発表されたのは2018年8月で、当初はミシェルとともにオークワフィナ(『フェアウェル』)がメインキャストとして出演する予定だった。しかし製作に遅れが出たことで、オークワフィナは2020年1月に離脱。代わりにステファニー・スー(「マーベラス・ミセス・メイゼル」)がキャスティングされた。ほかにジェームズ・ホン(『カンフー・パンダ』)、ジョナサン・キー(『グーニーズ』)、ジェイミー・リー・カーティス(『ハロウィン KILLS』)らが出演している。ミシェルの役どころは中国系移民であり、唯一世界を救うことができる人物で、そのために別世界を探検することになるという。監督・脚本は、『スイス・アーミー・マン』でもA24とタッグを組んだ「ダニエルズ」ことダニエル・シャイナート&ダニエル・クワンのコンビ。アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟(『アベンジャーズ』シリーズ)が製作陣に名を連ねている。製作費にはA24の作品としては高額となる2500万ドル(約28億5000万円)規模の予算がかけられている。(Hiromi Kaku)
2021年10月27日レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザースが、『DUNE/デューン 砂の惑星』のパート2を製作することを発表した。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴが引き続き務めるという。レジェンダリーは、「再びフランク・ハーバートの素晴らしい著書を基に、『DUNE/デューン 砂の惑星 Part II』を進めることを正式に発表できて、うれしく思います。デニス監督の桁外れなヴィジョン、彼の才能豊かなスタッフ、脚本家、私たちの輝かしいキャスト、パートナーのワーナー・ブラザース…そしてもちろん、ファンのみなさんなくしては、この地点に立つことはできなかったでしょう」とコメント。ワーナーも同じように監督らを称え、2023年10月に公開を予定していることを明かした。音楽を担当したハンス・ジマーも「『デューン』の世界は続きます。パート2が進められるって!あぁよかった。まだ音楽は残っているよ」と引き続き音楽制作に携わることを示唆している。『DUNE/デューン 砂の惑星』は今年9月3日にヴェネチア国際映画祭で世界初上映されて以来、高い評価を受けてきた。ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ハビエル・バルデムら豪華俳優陣が出演している。ファンからは「間違いなく観に行く!」「製作が決まったのは予想より早かったけど、公開はまだまだ先だな」などの声が寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年10月27日20年以上の芸歴を誇り、多数の作品に出演してきたクリステン・スチュワートが、その中で「本当に素晴らしい映画は5本」と考えていることを明かした。クリステンは、「45本か50本の映画に出演してきたけれど、本当によかった映画というのは多分5本」と「The Sunday Times」誌に語った。気になるその5本のうち、クリステンは『アクトレス~女たちの舞台』と『パーソナル・ショッパー』の2本を挙げた。どちらもオリヴィエ・アサヤス監督作。自身が「成功した」と思えない映画に出演したことに対しては「後悔していない」というが、「2、3本の映画については(出演することに)『イエス』と言ってしまったことを後悔している。結果についてではなく、(その経験が)おもしろくなかったから」と率直な気持ちを述べている。クリステンにとって最も苦痛なのは「撮影中にこれはおそらくひどい作品になるだろうとわかっていながら、最後まで気を引き締めてやっていかなきゃならないこと」だという。その苦痛だった作品のタイトルは明かさなかったが、デートに例えてこんな風に語った。「だれかとデートをし始めて『わー、私たち一体なにをやっているんだろう』と思っても、それが映画を観ている最中だったらその場でただ別れるわけにはいかないでしょう?」と。(Hiromi Kaku)
2021年10月26日「フレンズ」のガンター役で知られるジェームズ・マイケル・タイラーが、24日朝(現地時間)に亡くなった。59歳だった。ジェームズは2018年9月にステージ4の前立腺がんと診断され、闘病していた。「フレンズ」ではコーヒーショップ「セントラル・パーク」のバリスタとして全シーズンに出演。今年5月にHBO Maxで配信開始となった「フレンズ:ザ・リユニオン」にZoom出演し、ジェニファー・アニストンらメインキャストの再会を楽しんだ。「The Hollywood Reporter」によると、ジェームズは体調を考慮してバーチャル出演を決意。気の滅入るようなことを「フレンズ」の同窓会でさらしたくなかったという。「正直に言うと、うれしくもあり悲しくもあった。呼んでもらえてすごくうれしかった」と語っていた。レイチェル役のジェニファーは、「『フレンズ』は、あなたなしじゃ違うものになっていた。番組と私たちみんなの人生に笑いをくれてありがとう。本当に寂しくなる」とコメント。ロス役のデヴィッド・シュワイマーは「ジェームズ。『フレンズ』で素晴らしく、それにいつまでも記憶に残る役を演じてくれてありがとう。画面の外では広い心を持ったジェントルマンで、立派な人だった。寂しい」、ジョーイ役のマット・ルブランクは「一緒にたくさん笑ったよね。本当に残念だよ。どうか安らかに眠って」と追悼した。(Hiromi Kaku)■関連作品:フレンズ [海外TVドラマ]
2021年10月26日バービー人形の実写映画『Barbie』(原題)に、ライアン・ゴズリングがケン役で最終段階の出演交渉中であることがわかった。「Deadline」が報じた。ライアンはオファーを受けた当初は辞退したのだが、ワーナー・ブラザースが諦めずにラブコールを送ったところ、それに応えたとのだという。『Barbie』の製作準備が遅れたことも、ライアンのスケジュールには都合がよかったようだ。『Barbie』は、タイトルロールをマーゴット・ロビーが演じ、『レディ・バード』や『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』のグレタ・ガーウィグが監督を務める。脚本はガーウィグと公私のパートナーであるノア・バームバックが、ガーウィグと共同で手掛ける。撮影は来年初めに開始予定。バービー&ケンを演じる俳優がほぼ決まり、監督、脚本も決定しており、ついに『Barbie』の製作が本格始動する。このプロジェクトには長い歴史があり、始まりは2015年3月にソニー・ピクチャーズとバービー人形の玩具メーカー「マテル」社による企画だった。バービーを演じる俳優には、エイミー・シューマーやアン・ハサウェイの名前が挙がっていた時期もある。しかし“ソニー版”は頓挫し、2018年10月、マテルはワーナー・ブラザースと組んでバービー映画を製作することを発表した。2019年1月、マテルはマーゴットと主演契約及びマーゴットの製作会社「LuckyChap Entertainment」と製作契約を結んだ。そしていまに至る。(Hiromi Kaku)
2021年10月25日21日(現地時間)、西部劇映画『Rust』(原題)の撮影現場でリハーサル中に主演のアレック・ボールドウィンが小道具の銃を誤射し、撮影監督のハリナ・ハッチンズが亡くなった。監督のジョエル・ソウザも負傷し、重体となっていたが一命を取り留めた。アレックは「一人の妻、母親、そして深く尊敬されていた私たちの仲間であるハリナ・ハッチンズ。彼女の命を奪った悲劇に対する私の衝撃と悲しみは、言葉では表せません」とコメント。警察の捜査に「全面的に協力する」ことを誓い、「彼女のご主人、ご子息と連絡を取り、支援を申し出ます」と表明した。その言葉通り、アレックは早速23日(現地時間)の朝に、ハッチンズの夫のマシューさん、息子のアンドロスくん(9)と撮影地のニューメキシコ州サンタフェのホテルで朝食をとる姿が目撃されている。関係者は「People」誌に「正直に言って、彼(アレック)は調子がよさそうには見えなかった」と語っており、一行は「間違いなく悲しみに暮れていた」という。その前日、マシューさんは「Daily Mail」紙にアレックと話したことや「非常によくサポートしてくれています」と明らかにしていた。「捜査中のことに関する事実や過程についてコメントすることはできませんが、みなさんからの思いやりの心には大変感謝しています」と語っている。(Hiromi Kaku)
2021年10月25日アレック・ボールドウィンが製作、主演を務めている『Rust』(原題)のセットで、2人の死傷者が出た。撮影はニューメキシコ州のサンタフェで行われていた。サンタフェ郡保安官事務所が出した声明によると、10月21日(現地時間)、『Rust』のセットで発砲事故が起きたとの通報を受けたため、保安官を派遣したという。現場ではアレックが小道具の銃器を誤射したことにより、撮影監督のハリナ・ハッチンズと監督のジョエル・ソウザがけがを負った。腹部を撃たれて負傷したハッチンズはヘリコプターでニューメキシコ大学病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。肩を負傷したソウザ監督は救急車で別の病院に運ばれ治療を受けているが、予断を許さない状況だとのこと。「Deadline」によると、関係者は「当時現場ではリハーサルが行われており、キャストメンバー(アレック)は小道具の銃器に実弾が込められているとは知らずに発射した」と語っているという。『Rust』の広報担当者は「『Rust』のニューメキシコのセットで、空砲が装填された小道具の銃器による誤射事故が起きました」と発表している。保安官は銃器がどのように使われたのか、“なに”が発射されたのかを捜査するとともに、目撃者たちに話を聞いている。(Hiromi Kaku)
2021年10月22日第31回ゴッサム賞のノミネーションが発表された。映画部門では、マギー・ギレンホールの監督デビュー作『ロスト・ドーター』と、レベッカ・ホールの監督デビュー作『Passing』(原題)が、作品賞、ブレイクスルー監督賞を含む最多5ノミネーションを受けた。ともにNetflix作品。フランス映画『エール!』の英語版リメイクで、サンダンス映画祭でグランプリを受賞した『Coda』(原題)と白人男性&黒人女性のカップルに訪れる試練を描く『Test Pattern』(原題)が3ノミネーションと続いた。テレビ部門では、世界中で大ヒット中の「イカゲーム」が、ブレイクスルー作品賞とブレイクスルー・パフォーマー賞(イ・ジョンジェ)の2ノミネーションを受けた。ブラックコメディの「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」、タイカ・ワイティティが製作総指揮を務める「Reservation Dogs」(原題)も2ノミネーション。夏にゴッサム賞を主催する「ゴッサム・フィルム&メディア・インスティチュート」が発表していた通り、「男優賞」と「女優賞」に分かれていた演技部門の性別の区分けは廃止され、「主演賞」と「助演賞」になった。前回の授賞式は、例年より時期が遅い2021年1月に対面&バーチャルのハイブリッド方式で開催された。今年は11月29日に、古巣のニューヨークのシプリアーニ・ウォールストリートで通常通りに開催される。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年10月22日ブリトニー・スピアーズが、リース・ウィザースプーンが主宰するブッククラブの大ファンであることを明かした。リースは月に1冊、女性に焦点を当てた本を紹介している。今月は、2日前にローレン・ブラックウッドのデビュー作「Within These Wicked Walls」(原題)を取り上げた。リースによると、ハロウィンの時期にぴったりな“幽霊モノ”とのこと。2日前に紹介された本にもかかわらず、ブリトニーはすでにゲットして読んだようだ。ページの一部を写真に撮ってインスタグラムに投稿し、「『必ずしも、自分に見えているものだけではない』ということを覚えておくのはいいこと。本の魔法で世界中の色々なところへと行ける。この本はとてもよかった」と感想を述べた。そしてリースに対し、「あなたは私の人生にひらめきを与えてくれている。ありがとう」と感謝の意を表した。最後に「追伸」として、「なにが、だれが、あなたの心に語りかけているの?」とリースに問いかけた。するとリースは「Ohハニー!“あなた”が私の心に触れた。あなたにこそありがとう」と返信。そのやりとりを見たブリトニーのフォロワーたちは「2人もクイーン!」「どうか『キューティ・ブロンド3』にブリトニーを出演させて」「2人が一緒に仕事をしている姿が見たい」などのコメントを寄せている。(Hiromi Kaku)
2021年10月22日『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』で好演し、今年のアカデミー賞でイスラム教徒として史上初の主演男優賞にノミネートされたリズ・アーメッド。ニュースメディア「Muslim」とのインタビューで、ハリウッドにおけるイスラム教徒の扱いに不満を示した。テレビや映画で描かれるイスラム教徒の表現について、「正したい」と使命感に燃えるリズ。「イスラム教徒は(テレビや映画の)画面上に出てこないし、出てきたとしても“悪い奴”や犯人、暴力による被害者です。私たちは無視されている人か悪者なのです。これを変えなければならない。多様なイスラム教のコミュニティを民族的、地理的に示していく必要があります」と語っている。「過去数年のメジャーな200本の映画で、イスラム教徒の出演者はたったの2パーセントだったんです。世界の人口の4分の1がイスラム教徒だというのに。だから私の目標はそのギャップを埋めることです」と今後目指していることを明らかにした。リズは、画面上でイスラム教徒が誤った描き方をされているのを正すことは、彼らが「生きるか死ぬか」という問題にも関わり、「命を救い、人生を変える」ことだと主張する。「私たちが自分のコミュニティについて語る物語は、可決された法律、攻撃を受けている人々、侵略を受けている国々にも影響を及ぼすのですから」。(Hiromi Kaku)■関連作品:サウンド・オブ・メタル聞こえるということ 2021年10月1日より全国にて公開© 2020 Sound Metal, LLC. All Rights Reserved.
2021年10月21日米テレビ局「Starz」で企画進行中の『ジョン・ウィック』の前日譚ドラマ「The Continental」の主演俳優が決定した。今作は、映画シリーズではイアン・マクシェーンが演じているウィンストンが主人公となり、彼の若き頃に焦点を当てる。イアン・マクシェーン、キアヌ・リーブス Photo by Kevin Winter/Getty Imagesその若きウィンストンを演じる俳優に、「フライト・アテンダント」に出演中のコリン・ウッデルに決まったことが明らかになった。「Variety」誌が報じた。コリンのその他の出演作にはドラマ版「パージ」や「オリジナルズ」などがある。コリン・ウッデル Photo by Amy Sussman/Getty Imagesコリンのほか、つい先日、メル・ギブソンがコーマックという新しいキャラクターで同作に出演することが報じられた。「The Continental」は現在のところ、3話構成であることが伝えられている。舞台は1975年のニューヨークで、殺し屋御用達の「コンティネンタル・ホテル」の起源が描かれる。製作総指揮、ショーランナー、脚本を担当するのはグレッグ・クーリッジ(『ライド・アロング ~相棒見習い~』)とカーク・ウォード(ドラマ版「エクスペンダブルズ」)。『ジョン・ウィック』の製作陣のチャド・スタエルスキ、デヴィッド・リーチ、デレク・コルスタッドや、『デッドプール』の脚本家コンビのポール・ワーニック&レット・リースらも製作総指揮に名を連ねる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Leeジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月4日より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2021年10月21日昨年5月、「バットウーマン」から降板を発表したルビー・ローズ。バットウーマンを演じたのはシーズン1のみで、シーズン2からはジャヴィシア・レスリーが引き継いだ。降板を発表した際、理由については詳しく語らなかったルビーが20日(現地時間)、インスタグラムのストーリーズでついにその理由を明らかにした。ルビーは以前、同作の撮影中に首にケガを負い、危うく全身不随になりかけたところを手術によって免れたことを報告していた。今回、その際に当時ワーナー・ブラザースの会長だったピーター・ロスから「10日で復帰せよ」というありえない要求をつきつけられたと告発。さもなくば、キャスト、スタッフの全員を解雇せざるを得ない&スタジオにも大損害を与えると言われたという。そのほかにも、ルビーはコロナ禍で他のドラマは製作を一時中断しているにもかかわらず「バットウーマン」は製作を続けたこと、その間(シーズン1)にショーランナーのキャロライン・ドライズは4回しか現場を訪れていないこと、スタッフの1人が最も重症である第3度のやけどを現場で負い、ルビーをはじめ彼の顔から皮膚が焼け落ちるのを目の当たりにした人たちに対するセラピーなどのケアが提供されなかったことなどを指摘し、ワーナーを批判した。ワーナーはこれを受け、ルビーが「職場環境に対する複数のクレーム」を訴えたため、広範囲に渡って見直しや対応を行ったが、シーズン2ではルビーを起用しないことに決めたと発表。ルビーは降板したわけではなく、“解雇”であったことを匂わせた。SNSでは「#IStandWithRubyRose」(ルビーを支持します)というタグも登場し、同じくワーナー・ブラザースの職場環境を批判した『ジャスティス・リーグ』のレイ・フィッシャーの名前を挙げ、2人のことを応援したいという声が多数上がっている。(Hiromi Kaku)
2021年10月21日ディズニーが今後公開予定のマーベル映画の全米公開日を発表した。ほとんどの作品が当初より3か月前後遅れることが明らかになった。映画ファンからは「残念なニュース」「まだまだ待つことになるのか」「『スパイダーマン』の延期は絶対にやめてね」などの声が上がっている。【公開日が変更】『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(原題)2022年3月25日→5月6日『Thor: Love and Thunder』(原題)2022年5月6日→7月8日『Black Panther: Wakanda Forever』(原題)2022年7月8日→11月11日『The Marvels』(原題)2022年11月11日→2023年2月17日『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』(原題)2023年2月17日→7月28日【公開日に変更なし】『エターナルズ』2021年11月5日(日米同時公開)『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』2021年12月17日『Guardians of Galaxy, Vol.3』(原題)2023年5月5日また、ハリソン・フォード主演の『インディ・ジョーンズ』シリーズ第5弾は、2022年7月29日から2023年6月30日と約1年先送りとなった。ハリソンは81歳の誕生日の2週間前に公開日を迎えることになる。「Deadline」によると、これらの作品の公開日変更は、新型コロナウイルスによる製作の遅れによるものではなく、単に製作にさらなる時間が必要であったり、ライバル社(例えばDCコミックス)の映画の公開日とのバッティングを避けるなどの目的のためだという。(Hiromi Kaku)■関連作品:エターナルズ 2021年11月5日より全国にて公開スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年10月19日18日(現地時間)、ロンドンのレスター・スクウェアで『DUNE/デューン 砂の惑星』のプレミアが開催された。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督やゼンデイヤ、ジェイソン・モモアらとともに出席したメインキャストのティモシー・シャラメは、若手のハリウッドスターとしてのプレッシャーを「PA Media」に語った。「ぼくは感謝して生きています。ただ演技がしたいと思っていた大学時代や、キャリアがまったくなかった時代に抱えていたプレッシャーを超えるプレッシャーにも耐えます。それよりもずっと大変な問題を抱えている人はいるけれど、ぼくにはそれ(プレッシャー)だけですから」とプレッシャーを受け入れていることを明かした。『DUNE/デューン 砂の惑星』のような大作に出演することに対しては、「恐れがにじみ出ているような役だったというのはありがたかったですね。若い男性で、肩にプレッシャーがのしかかっているという役。ぼく自身はプレッシャーを感じましたが、不健康と言えるほどではないくらいのものです。すごくクレイジーなわけではありませんでした」とふり返った。Photo by Tim P. Whitby/Getty Images for Warner Brosティモシーは同作で、安定した快適な生活から離れ、危険で過酷な惑星アラキスへ移住することになる主人公のポール・アトレイデスを演じている。(Hiromi Kaku)■関連作品:DUNE/デューン 砂の惑星 2021年10月15日より全国にて公開©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年10月19日「LOST」のジン役、「HAWAII FIVE-0」のチン・ホー・ケリー役で知られるダニエル・デイ・キムが、これまでの役選びで心がけてきたことについて「Emmy Magazine」に語った。「キャリアを通して、ステレオタイプ(の役)を避けることにベストを尽くしてきました。ステレオタイプを打ち破る役、ステレオタイプを覆す役があれば、それを表明するためだけに役を受けることもあるかもしれません。役を選ぶときにそれがなにを描くか、なにを表現するのか。そういうことを熟考するのは間違いなく私にとって最優先事項の一つなのです」と韓国で生まれ、幼い頃にアメリカに移住したアジア系アメリカ人としての信念を明かした。ダニエルは11月にアメリカで放送を控える「ホット・ゾーン」シーズン2で主役FBI捜査官に起用されており、「このドラマが10年前に作られていたら、私の顔のようなFBI捜査官が主人公になるだなんてありえないことでした。本当にもう、これは進歩の兆候というものですよね」と感慨深げに「People」誌で語っている。今年5月、ダニエルは「『エンジェル』『LOST』『地獄の変異』『スパイダーマン2』『キリング・ゲーム』『アンドロメダ・ストレイン』…私は画面上で何度も死んできて、これが自分の子どもたちにとって現実的な問題となってきているのです。そのため、役を引き受けるか否かを決めるのに最重要な決め手になっています。有色人種が(死ぬのが)お決まりになっていることは変えるべきです」とツイッターで訴えていた。(Hiromi Kaku)
2021年10月18日ライアン・レイノルズが、クリスマス映画『Spirited』(原題)の自身の出番を終えたことをインスタグラムで報告した。同作は2022年公開予定のクリスマスミュージカル映画。ライアンは「ウィル・フェレルと歌って踊って砂場で遊んで、たくさんの夢が叶った。素晴らしいオクタヴィア・スペンサーとは2度目の共演だったんだよ」と2人の共演を喜んだ。続けて「映画製作から離れてサバティカルを取るのにパーフェクトなタイミングだと思う」とつづった。「サバティカル」とは一般的に「長期有給休暇」と訳される。ライアンはストーリーズで「サバティカル」を定義した「indeed」の説明文を引用。「サバティカルの期間は2か月から1年の間とされています。有給のサバティカルの標準的な期間は6か月です」というので、ライアンも半年程度、休業するのかもしれない。「旅行、学問、大きなサイドプロジェクトを完成させるのに十分な期間であり、柔軟に対応できるでしょう」という文章の前半の“目的部分”に二重線を引き、「親」と赤字で訂正している。つまり、ライアンは3人の娘のパパとして役割をしっかり果たすためにサバティカルを取るようだ。オクタヴィアから「休暇を楽しんで」、ヒュー・ジャックマンやエイヴァ・デュヴァーネイから『Spirited』を「観たい」など、ポジティブなコメントが多数寄せられる中、妻のブレイク・ライヴリーは「マイケル・ケインが最初に言ったんだよ」とツッコんだ。ライアンが宣言する直前に、名優マイケル・ケインも映画界から離れると宣言していたからだ。ブレイクの“からかいコメント”にファンは「さすが!」と称えた。なお、俳優業を引退と報道されたマイケルはその後、「引退はしない」とツイッターで現役続行を表明している。(Hiromi Kaku)
2021年10月18日今年、設立5周年を迎えたスキンケアブランド「True Botanicals」が、設立当時からパートナーシップを組んでいるオリヴィア・ワイルドをモデルに迎え、サステナビリティを促進するキャンペーンを開催中。「True Botanicals」はサステナビリティ&クリーンな製品を提供することを最優先に掲げてきたブランドで、今回は「サステナビリティはセクシー」をキャッチコピーに打ち出したキャンペーンを展開。修整・加工なしでオリヴィアがヌードを披露している。「サステナビリティを義務と感じる必要はなく、むしろ楽しみに近い」ことを伝えたいという。「True Botanicals」やオリヴィアのインスタグラムでも画像を見ることができる。「私は30代後半で、2人の子どもがいます。肌に関して、これまでにないほどの自信を感じているんです。私のボディは、これまで本当によくやってくれました。だから、私自身にとっても地球にとってもよいという、ラグジュアリーなスキンケアで甘やかすのもいいんじゃないかなと思います」とオリヴィアは語っている。「True Botanical」の設立者ヒラリー・ピーターソンは、「安全でサステナブルなスキンケア商品が、ラグジュアリーかつ効果的なものに等しくなりうる」ことを証明したかったという。美容業界ではナチュラルブランドはラグジュアリーさが否定される傾向があるため、このキャンペーンでは美容業界での「ラグジュアリー」を再定義する目的もあると語っている。(Hiromi Kaku)
2021年10月14日BFIロンドン映画祭で、マギー・ギレンホールの長編監督デビュー作『ロスト・ドーター』が上映された。イタリアの作家エレナ・フェッランテの小説を映画化したもので、大学教授の女性(オリヴィア・コールマン)が休暇中にある女性とその娘に出会ったことをきっかけに、自身が若き母親だったころの思い出と対峙するという物語。Photo by Lia Toby/Getty Images for BFI脚本も手がけているマギーは、「世界中で、女性として経験することというのは本当にいろんなことがありますよね。自分自身、気付いてさえもいないかもしれない。私たち(女性)は、生まれながらにして黙っていることを求められているような気がします」と語った。「エレナ・フェッランテはその合意を破り、すべてを書き留めたのです。彼女がこのようにはっきりと伝えてくれるまで、私自身気付かなかったこともありました」と原作者を称えた。「私は俳優として常に、真実を伝えようとしてきました」「私は断然(ファンタジーより)現実の方に興味があるのです。ほとんどの人がリアリティーに心を動かされるのではないでしょうか?」と抽象的に『ロスト・ドーター』をアピール。オリヴィア演じる主人公の女性がどのように描かれているのか、興味をかき立てた。Photo by Lia Toby/Getty Images for BFI(Hiromi Kaku)
2021年10月14日ユニバーサル・ピクチャーズがホラー映画『The Black Phone』(原題)の予告編を公開した。監督は『エミリー・ローズ』『ドクター・ストレンジ』シリーズのスコット・デリクソン、主演はイーサン・ホーク。2人は2012年の『フッテージ』でも監督&主演俳優としてタッグを組んでいる。本作はジョー・ヒル著の同名短編を基に、サディスティックな連続殺人犯“グラバー”(イーサン)に誘拐され、防音の地下室に閉じ込められた13歳の少年フィニーの物語を描く。地下室には古いダイヤル式の黒電話が壁に取り付けられており、少年は外部との接触を試みるが電話は通じず、グラバーから「壊れているんだよ。ぼくが子どもの頃から」と言われてしまう。フィニーは「叫んでやる。おまえの顔を引っかいてやる」と怒りを言葉に込めるが、グラバーは全く動じず「この顔を?」と挑発してみせる。グラバーは常に気味の悪いマスクで顔を覆っているのだ。しかしある時、壊れているはずの電話が鳴る。これまでに行方不明になり、グラバーの餌食となった子どもたちからの電話で、彼らは電話を通じてフィニーを地下室から脱出させようと試みるのだった。予告編に対する映画ファンの感想は「おもしろそう。まずは原作の短編から読んでみる!」「鳥肌が立った」「すごくいい!」と好評だ。『The Black Phone』は2022年2月4日全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年10月14日Disney+が『ホーム・アローン』をリブート化した『Home Sweet Home Alone』(原題)の予告編を公開した。『ホーム・アローン』の主人公といえばマコーレー・カルキン演じるケビン・マカリスターだったが、今回の主人公は『ジョジョ・ラビット』のヨーキー役で高い演技力を認められたアーチー・イェーツ演じる10歳のマックス。クリスマス休暇に家族で東京に旅行する予定だったが、“うっかりアクシデント”から自分ひとりだけが家に取り残されてしまう羽目に。悲しむこともなく好き放題して楽しんでいたところ、強盗カップルが家に侵入しようとする。マックスは「ここはぼくの家。ぼくが守らなければ」と使命感に燃えるのだった。予告編の途中で、制服に「マカリスター」の名前が刺しゅうされている警察官が登場する。なんらかの『ホーム・アローン』とのつながりがあるのかもしれない。監督は『ボラット』シリーズの脚本を書いたダン・メイザー、脚本は「サタデー・ナイト・ライヴ」のマイキー・デイとストリーター・ザイデル。キャストはアーチーのほか、エリー・ケンパー(「アンブレイカブル・キミー・シュミット」)、ロブ・ディレイニー(『デッドプール2』)らが出演している。『Home Sweet Home Alone』は、アメリカのDisney+で11月12日に公開される。(Hiromi Kaku)
2021年10月13日Netflixが9月17日に配信を開始した「イカゲーム」の視聴者数が、1億1,100万人(アカウント)に達したと発表した。これまでのトップは配信開始から28日間で8,200万人が視聴した「ブリジャートン家」だったが、「イカゲーム」が28日経たずして抜いた。1エピソードあたり少なくとも2分以上観れば1カウントされるということなので、1億1,100万世帯が全てのエピソードを観たかどうかは不明だが、Netflix史上最大のヒット作となったのは間違いない。現在、94か国でNetflixの「トップ10」の首位に立っている「イカゲーム」。アメリカでは韓国ドラマが1位になったのは初めてであり、さらに21日間連続してその座をキープしているドラマも初めてだという。すでに視聴した人たちは「1位にふさわしい作品」「ぜひシーズン2を製作してほしい」「非英語作品がついにふさわしい注目を浴びることになってうれしい」などとツイート。まだ観ていない人たちは「そんなにおもしろいの?」「観たいんだけど、怖くて!」と興味を引かれている様子だ。「イカゲーム」は456人が命を賭けて参加するデスゲームを描いたドラマ。「Variety」誌によると、クリエイターで監督のファン・ドンヒョクには2008年にすでにこの作品の構想があり、韓国で映画化しようとしたが、暴力的なテーマを扱っていることから複数の製作スタジオに断られたという。それから10年を経て、満を持してのドラマ化となった。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年10月13日ディズニー・スタジオが、ウォルト・ディズニーがディズニーランドを建設する過程を描く映画を開発中だという。タイトルは未定で、Disney+で配信予定。「Variety」誌が報じた。監督は『ハロウィン KILLS』のデヴィッド・ゴードン・グリーン、脚本はディズニーの実写リメイク版『美女と野獣』のエヴァン・スピリオトポウロス。世界初のディズニーランドは、1955年に「地球上で一番ハッピーな場所」というキャッチコピーを掲げてカリフォルニア州アナハイムにオープン。その後、フロリダ州、東京、パリなどにも作られたが、ウォルト本人が直接手掛けたのはアナハイムのディズニーランドのみだ。Photo Joshua Sudock/Walt Disney World Resorts via Getty Imagesウォルトが映画で取り上げられるのは今回が初めてではなく、2013年に『ウォルト・ディズニーの約束』でも登場したことがある。トム・ハンクスが演じて好評だったため、「今回もぜひトムに演じてほしい」「トム・ハンクスのスケジュールは押さえたでしょうね?」など、ウォルト役にトムを推す声がツイッターで上がっている。トムは現在65歳で、ウォルトがディズニーランドの建設に関わったのはもう少し若い頃だったので、「息子のコリン・ハンクスが演じればいいんじゃない?」という声もある。(Hiromi Kaku)■関連作品:ウォルト・ディズニーの約束 2014年3月21日より全国にて公開© 2013 Disney Enterprises, Inc.
2021年10月12日『君の名前で僕を呼んで』で大ブレイクして以来、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『DUNE/デューン 砂の惑星』『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』『Wonka』(原題)などの大作や話題作が目白押しのティモシー・シャラメ。このたび「次世代のリーダー」を特集した「TIME」誌の表紙を飾り、俳優としてここ数年でこれほどまでに成功した秘訣を語った。「ぼくにとって、ヒーローと呼べる1人――だれだと明かすと怒られるので言いませんが、その人は初めて会った日の夜に、ぼくの肩に腕を回してちょっとしたアドバイスをくれたんです。『ハードドラッグ(ヘロインやモルヒネ)はやっちゃダメだ。スーパーヒーロー映画に出るのもダメ』と」。その人物の教えをきちんと守っているからなのか、確かに現在までにティモシーはスーパーヒーロー映画には出演していない。「運がよかったというのもあるし、キャリア初期にいいアドバイスがもらえて型にはまらなかった。その組み合わせですかね」とも分析する。ファンに「ティミー」の愛称で呼ばれているティモシーだが、「ムービースター」とは呼ばれるのは「耐えられない」という。「だってただの俳優ですから。ただの俳優なんですから!」と繰り返した。(Hiromi Kaku)
2021年10月12日「世界メンタルヘルスデー」の10月10日、セレブたちがそれぞれの思いを伝えた。ウィリアム王子&キャサリン妃は「メンタルヘルスとウェルビーイング(健康、幸福)に留意することは、かつてないほど重要になっています」とインスタグラムにつづり、メンタルヘルスの向上のためになる活動団体を紹介。「今日、あなたは自分のメンタルヘルスのケアに、なにをしますか?」と呼びかけた。アリアナ・グランデはオンラインセラピーを提供する「BetterHelp」と再タッグを組み、1か月間無料でセラピーを受けられるキャンペーンを発表。「セラピーという新しいことを試し、自分のメンタルヘルスの回復を優先してほしい」とインスタグラムにつづった。アシュレイ・ティスデイルは「メンタルヘルスを意識することは、“今日1日だけのこと”で終わらせてはならない」と指摘し、自分自身や周りの人のメンタルヘルスをいつも気にかける必要性を説いた。デミ・ロヴァートは「世界メンタルヘルスデー」の前日、2年前にトミーという名前の大切な人を依存症で亡くしたことを明らかに。彼を想って書いたシングル「Unforgettable(Tommy‘s Song)」をリリースし、全ての収益を依存症の人々を支援する団体「The Voices Project」に寄付すると発表した。また、依存症&メンタルヘルスを患う人が相談できるヘルプセンターを紹介した。(Hiromi Kaku)
2021年10月11日ティモシー・シャラメが、主演映画『Wonka』(原題)で演じているウィリー・ウォンカのビジュアルをSNSで初公開した。キャプションには「The Suspense is terrible, I hope it will last…」(ハラハラが止まらない。もっと続けばいいのに)とある。これはオスカー・ワイルドの戯曲の一節であり、かつ『夢のチョコレート工場』でジーン・ワイルダー演じるウィリー・ウォンカのセリフでもある。つまり、ティモシーが『夢のチョコレート工場』を観て、ジーン版のウォンカを研究していることがうかがえる。ティモシーが衣装を身につけ、ウォンカに扮した姿は「信じられないくらい素敵」「2人のウィリー・ウォンカ(ジーン&ジョニー・デップ)を完璧にミックスさせた感じ」「期待できそう」と好評。『Wonka』は『チャーリーとチョコレート工場』の前日譚を描き、ティモシーが「歌って踊る」と発表されているミュージカル映画。あるファンがいまよりもっと若い頃のティモシーらしき人物がマイクを持って踊っている動画をツイッターに投稿し、「(『Wonka』の)リハーサルの動画」とツイート。それをティモシー本人がリツイートして話題になっている。動画のBGMは『夢のチョコレート工場』の「ウンパ・ルンパの歌」に替えられている。(Hiromi Kaku)
2021年10月11日キリアン・マーフィー主演ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」の今後について、クリエイターのスティーヴン・ナイトが「BFIロンドン映画祭」のパネルで語った。ナイトによると、同ドラマの最終章となるシーズン6の撮影は完了しており、編集もほぼ終了。2022年春の放送が予定されている。「これから映画版の脚本を書きます。舞台も撮影地もバーミンガムになる予定です。映画版をもって、『ピーキー・ブラインダーズ』は完結するということになりそうです」と明かした。映画版の製作は2023年に開始するという。また、「ピーキー・ブラインダーズ」の世界に“関連したドラマ”(“スピンオフ”という言葉が好きではないというナイトによる表現)の製作も示唆。実際にスピンオフドラマが作られるとしても、ナイトは必ずしも指揮を執る必要があるとは考えておらず、むしろ「だれかにバトンを渡したい」と考えているとのこと。「ピーキー・ブラインダーズ」は、1890年代から20世紀初期に実在した同名のギャングの物語。2013年から放送されており、トム・ハーディ、エイドリアン・ブロディ、サム・クラフリン、アニャ・テイラー=ジョイらが出演しているシーズンもある。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年10月08日Disney+のマーベルドラマ「ワンダヴィジョン」から、キャスリン・ハーン演じるアガサ・ハークネスを主人公としたスピンオフドラマ(タイトル未定)が誕生するかもしれないという。「ワンダヴィジョン」の脚本を手掛けたジャック・シェイファーが製作総指揮と脚本を担当するということで話が進んでいる模様。※以下、物語に関する重要なネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「ワンダヴィジョン」(C)2021 Marvelアガサは、「ワンダヴィジョン」の初めにワンダ&ヴィジョンの世話焼きの隣人アグネスとして登場した。のちに、魔女アガサ・ハークネスだということが判明する。アガサを演じたキャスリンは、今年エミー賞助演女優賞(リミテッドシリーズ&テレビ映画部門)の候補者に選ばれるという栄誉を受けた。また、「ワンダヴィジョン」の配信後に「アガサをまた演じたい」と再演の機会を熱望していた。「Deadline」によると、キャスリンはマーベル・スタジオとかなり大きな契約を結んだとのことで、スピンオフドラマのみならず映画に出演する可能性も示唆している。大人気のキャラクター、アガサを主人公とするドラマが企画されていると知ったファンは大喜び。ツイッターで「どうか、本当に実現しますように」「もし企画が流れたら泣く」「今度こそエミー賞だ!」などの声を上げている。(Hiromi Kaku)
2021年10月08日