火曜日(現地時間)、パリにてカール・ラガーフェルドが死去したことが明らかになった。享年85。カールがクリエイティブ・ディレクターを務めていた「シャネル(CHANEL)」によれば、月曜夜に病院に搬送されたという。死因は明らかにされていないが、先月「シャネル」のショーを2回欠席していたことから体調を心配する声が上がっていた。長年に渡ってファッション界をけん引してきたカールに、多くのセレブたちがSNSで哀悼の意を表している。「スパイス・ガールズ」のメンバーからファッション・デザイナーへと華麗な転身を果たしたヴィクトリア・ベッカムは、「訃報を聞いてものすごく悲しい。カールは天才だった。個人的な付き合いでも仕事でも、私に対して親切で寛大だったわ。安らかに眠ってね」とのメッセージをカールのポートレートとともに掲載。モデルのアレクサ・チャンはカールにインタビューする機会があり、始まる前は「とても怯えていた」というが、実際に話してみると「びっくりするくらいウィットに富んでいてやさしい人」だったと綴っている。女優のダイアン・クルーガーは、「あなたは言葉で言い表せないくらい、私にとって大切な人。本当にさみしくなる」と悲痛の叫び。カールに娘を見せようと今週フランス入りしていたが、間に合わなかったという。「胸が張り裂けそう…遅すぎたわ」。キム・カーダシアンは初めてのファッション撮影を担当してくれたのがカールで「すごく緊張した」ことをふり返り、「本物のレジェンドを失った」と嘆いた。(Hiromi Kaku)
2019年02月20日先週、『スーサイド・スクワッド』スピンオフとして企画されていたジャレッド・レト主演のジョーカー単独映画、ジョーカー&ハーレイ・クインのカップルを主人公とした映画の製作が頓挫したことが明らかになった。ジャレッド演じるジョーカーは『スーサイド・スクワッド2』(仮題)に再登場することもないとのことで、それにより、同作でマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインも「出番なし」と「Forbes」誌が伝えていた。しかし、今週に入って関係者が「製作関係者によれば、新しい『スーサイド・スクワッド』にハーレイ・クインの出番がないという情報は、最新ではなかったようです。ジェームズ・ガン監督の『スーサイド・スクワッド』には、ハーレイ・クインが再登場することが確実視されています。製作は今年後半に始まるでしょう」と同誌に語ったという。『スーサイド・スクワッド』が公開された2016年、ハーレイ・クイン役について「永遠に演じたいな。本当に長く演じることができると思うわ。だってこの役って、ずーっと掘り下げていけるし、発見もいっぱいあるタイプのキャラクターなんだもの」と「ComicBook」に語ったマーゴット。まずは2020年2月7日(アメリカ)にハーレイ・クインを主役とした『Birds of Prey』(原題)で、そして2021年8月6日(アメリカ)に再び『スーサイド・スクワッド2』で“悪カワ”ぶりを発揮するだろう。(Hiromi Kaku)
2019年02月19日24日(現地時間)開催の第91回アカデミー賞授賞式に向けて、主催する映画芸術科学アカデミーがその内容を徐々に明らかにしている。昨日は歌曲賞にノミネートされている『メリー・ポピンズ リターンズ』の「The Place Where Lost Things Go」を、ベット・ミドラーが歌うことを発表。本日は「クイーン」とアダム・ランバートがオスカーに出演することを「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞を引用しながらツイートした。「クイーン」のボーカルで、いまは亡きフレディ・マーキュリーをテーマに描いた伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』は、今年オスカーで作品賞、主演男優賞など5部門にノミネート。現在、「クイーン」はオリジナルメンバーのブライアン・メイ、ロジャー・テイラーと2011年の共演を機にアダム・ランバートをボーカルに迎え、「クイーン+アダム・ランバート」として活動している。アダムも「オスカーでぶちかますぜ。2月24日。午後5時PST」とツイートしてファンに報告。午後5時PST(太平洋標準時)とちょうど授賞式が始まる時間を強調していることから、ファンの間で「オープニングでパフォーマンスするのかもしれない」という期待が高まっているようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox
2019年02月19日アカデミー賞授賞式において、ベット・ミドラーが歌曲賞にノミネートされている『メリー・ポピンズ リターンズ』の「The Place Where Lost Things Go」(邦題:幸せのありか)を歌うことが明らかになった。今月初め、映画芸術科学アカデミーはこの曲を「サプライズ・スペシャル・ゲストが歌う」とツイート。大方の予想は主演のエミリー・ブラント、または1964年のオリジナル版『メリー・ポピンズ』で主演を務めたジュリー・アンドリュースであり、2人のデュエットを熱望する声も上がっていた。しかし、17日(現地時間)にベット本人が「私が歌うの。とっても楽しみだわ」とツイートし、これをアカデミーがリツイート。ベットは「The Place Where Lost Things Go」の作詞・作曲家マーク・シャイマンの長年の友人であり、マークはベットの様々なアルバムを手掛けてきた音楽プロデューサーでもある。マークはFacebookで、子どもだった60年代、オリジナル版『メリー・ポピンズ』に夢中になり、作詞や作曲をこの作品のサウンドトラックから学んだと明かしている。そして、ティーン時代を過ごした70年代はベット・ミドラーの虜に。その後、運命に導かれてベットと40年を越える友情を築いてきたと綴っている。自分とスコット・ウィットマンが一緒に書いた『メリー・ポピンズ』の続編の曲を、ベットとともにアカデミー賞で披露できることに「大興奮」だという。授賞式当日、マークはピアノを演奏し、ベットが歌うようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:メリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年02月18日2月24日(現地時間)に米ABC局で生放送される第91回アカデミー賞授賞式。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーは先日、撮影賞、編集賞、短編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門をCM中に発表し、受賞スピーチは後に録画したものを流すという計画をアカデミーメンバーへ伝えた。例年より放送時間を短縮するためだという。後に見られるとはいえ、生放送では「カットされる」という憂き目にあう4部門。ベイリーはそれでも「アカデミーはオスカーで(受賞カテゴリーの)24部門全ての業績を称える」ことを強調したが、メンバーやファンたちから多くの非難の声が上がった。「The Hollywood Reporter」によれば、先週、200人以上の撮影技師、マーティン・スコセッシやアルフォンソ・キュアロン含む75人の監督、ブラッドリー・クーパーやグレン・クローズら80人以上の俳優、その他プロデューサーや編集者らなどが連名でアカデミーに手紙を送付。アカデミーが行おうとしていることは、人生と情熱を捧げてきた4部門の人たちに対する侮辱であると指摘し、「いまからでも撤回するには遅くない」と計画の取りやめを迫った。その結果、アカデミーは「多くのフィードバックを受け」、再考したことを明らかに。「全ての部門の賞を編集なしに、これまでのフォーマット通りに生放送します。2月24日のオスカーを心待ちにしています」という。(Hiromi Kaku)
2019年02月18日今年度の賞レースで数々の賞を獲得してきたアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』。24日(現地時間)の開催アカデミー賞でも作品賞や監督賞など10部門にノミネートされており、特にNetflix作品では初となる作品賞受賞への期待が高まっている。監督、キャスト、スタッフらが勢ぞろいするであろうオスカーだが、キャストのひとりのホルヘ・アントニオ・ゲレーロの出席が危ぶまれていた。メキシコ人のホルヘは、これまで3回もアメリカへの入国ビザが拒否されていたのだ。ビザの許可が下りず、ゴールデングローブ賞やプレミアなど、たびたびイベントへの出席の機会を逃してきたホルヘ。主役のクレオ(ヤリッツァ・アパリシオ)の恋人フェルミン役を文字通り“全身”全霊で演じただけに、アカデミー賞にだけはみんなで参加したいとの思いが強かったはず。そしてこのたび、ついにホルヘはビザを手にすることができた。Netflixやキュアロン監督がメキシコの米国大使館に手紙を書くなどして交渉し、ホルヘに一時渡航者用のビザの許可が下りたという。ホルヘは自身のインスタグラムでオスカーに出席することを報告し、ビザ取得に協力してくれた関係者に感謝の意を綴っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:Netflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年02月15日4か月前にクリスチャン・カリーノと婚約したことを認めたレディー・ガガに、破局説が浮上した。「E!News」によると、ガガの関係者が「2人は先週破局した」と明かしており、「クリスチャンがガガとヨリを戻そうと必死になっている」という。ファンたちはすでに10日(現地時間)に行われたグラミー賞授賞式で2人の関係の異変に気が付いていたもよう。授賞式に出席したガガの左手の薬指にはいつもの婚約指輪はなく、クリスチャンの姿もなかったからだ。さらに、ガガは「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」で獲得した最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞の受賞スピーチで、クリスチャンの名前を呼ぶこともなかった。1月に行われたゴールデングローブ賞やSAG賞の授賞式ではともにレッドカーペットを歩き、キスまで見せつけていただけに、「別れたに違いない」と話題になっている。しかし、別の関係者によれば「ガガはパフォーマンスをすることになっていたから、指輪をつけていなかっただけ」とのことで、「いまはガガにとって忙しい時期のため、結婚式の計画は一時中断しているが、今年中に結婚する予定」と破局説を一蹴している。アメリカではバレンタインデー当日の今日、ガガはSNSで背骨に沿って一輪のバラのタトゥーをいれたことを報告。『アリー/スター誕生』の中で歌った「La Vie en Rose」にインスパイアされたようだ。(Hiromi Kaku)
2019年02月15日今月24日(現地時間)開催のアカデミー賞授賞式において、監督&出演した『アリー/ スター誕生』で主演男優賞、作品賞、脚色賞などにはノミネートされたものの、監督賞の候補入りを逃したブラッドリー・クーパー。監督賞を受け取る可能性がなくなり、「恥ずかしい」となげいたブラッドリーに朗報だ。火曜日、PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)が独自に開催している“オスキャット賞”で、ブラッドリーが監督賞に選ばれた。PETAはブラッドリー選出の理由を「ブラッドリーは虐待的な扱いをする犬の訓練施設を通さず、愛犬のチャーリーを『アリー/スター誕生』に出演させました。犬は小道具ではありません。家族の一員なのです」と、“俳優犬”を使わなかったことを評価したと説明している。オスキャット賞は、昨年からPETAが始めた「アニマル・フレンドリー」な作品や人を表彰する賞。今年は監督賞のブラッドリーのほか、作品賞は『ブラックパンサー』、男優賞と女優賞はそれぞれベジタリアンのウィンストン・デューク(『ブラックパンサー』)とナタリー・ポートマン(『Vox Lux』原題)が受賞した。(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2019年02月14日『アベンジャーズ』シリーズ、『デッドプール2』のジョシュ・ブローリンが、リブート版『デューン/砂の惑星』への出演を交渉中だという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。ジョシュはオリジナル版でパトリック・スチュワートが演じたガーニイ・ハレック役のオファーを受けているようだ。『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンをとる本作。ヴィルヌーヴ監督は、エリック・ロス(『アリー/スター誕生』)、ジョン・スペイツ(『パッセンジャー』)とともに脚本を執筆し、プロデューサーも務める。主演は『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。オリジナル版でカイル・マクラクランが演じた主役のポウル・アトレイデスを演じる。ほかのキャストは『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤ、『マイティ・ソー』&『アベンジャーズ』&シリーズのステラン・スカルスガルド、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』&『アベンジャーズ』シリーズのデイヴ・バウティスタと、ジョシュと同じくMCUの俳優がずらり。また、ハビエル・バルデム、レベッカ・ファーガソン、シャーロット・ランプリングの出演も決定している。(Hiromi Kaku)
2019年02月14日ダニエル・ラドクリフは、自身の代表作『ハリー・ポッター』シリーズが、近いうちにリブートされると信じているようだ。「IGN」のインタビューで語っている。「間違いなく、違うバージョンの『ハリー・ポッター』が作られると思うよ。ぼくが生きている間、ぼくが最後のハリーだってことはないはず。すでに、もう(違うハリーが)いるしね」。ここでいう、すでに存在している“違うハリー”とは、舞台版の「ハリー・ポッターと呪いの子」でジェイミー・パーカーやガレス・リーヴスが演じたハリーのことらしい。「『ハリー・ポッター』シリーズの映画がどのくらいの間、こういう状態であるのかっていうことに興味があるな。いまのところ、神聖化されている感があるよね。きっといつかはその輝きが少しずつ失われていくはず」と分析するダニエルは、「リブートされることになったら、おもしろいだろうね。絶対に、観たいよ」と期待を寄せている。特にダニエルはTVドラマシリーズとしてのリブート化に興味を持っているようで、「TV Guide」に「『ハリポタ』の世界からテレビドラマにできる物語は100パーセント確実にあると感じているんだ」とも語っている。(Hiromi Kaku)
2019年02月13日世界で大ヒット中の『アクアマン』の世界興行収入が11億ドル(約1200億円)を超えた。ワーナー・ブラザースの作品で10億ドル(約1100億円)を突破したのは、2012年の『ダークナイト ライジング』以来初めてという快挙。そこで、ワーナーはすでに『アクアマン』の続編、『Aquaman 2』(仮題)の製作を決定し、動き出しているようだ。「Variety」誌などが報じた。脚本は、前作の脚本家のひとり、デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリックが手掛けるという。前作のジェームズ・ワン監督はピーター・サフランとともにプロデューサーを務めるが、再びメガホンをとるかどうかは明らかになっていない。主演のジェイソン・モモアは、昨年「Total Film」誌に「『アクアマン』の撮影中から続編のアイディアをサフランやワーナーに売り込んだ」と語っていたほど続編に乗り気だった。ワン監督とサフランは、『アクアマン』のスピンオフ映画『The Trench』(原題)のプロデュースを行うことも発表されている。『The Trench』はほかのDC映画より低予算で作られるとのことで、『アクアマン』のメインキャラクターたちは出演しない。(Hiromi Kaku)■関連作品:アクアマン 2019年2月8日より全国にて公開© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年02月13日2月10日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで第72回英国アカデミー賞授賞式が開催された。主催のBAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)の会長を2010年から務めているウィリアム王子は、今年もキャサリン妃を伴って来場。「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQUEEN)」のドレスや故ダイアナ妃のピアスでドレスアップしたキャサリン妃は、レッドカーペットに花を添えた。作品賞、監督賞は『ROMA/ローマ』に譲るも、最多7冠を獲得したのは『女王陛下のお気に入り』。外国語作品賞にノミネートされていた『万引き家族』は惜しくも受賞ならず。こちらも『ROMA/ローマ』が受賞した。主な受賞作品&受賞者は以下の通り。作品賞『ROMA/ローマ』監督賞アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)主演男優賞ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)主演女優賞オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)助演男優賞マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)助演女優賞レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)英国作品賞『女王陛下のお気に入り』作曲賞ブラッドリー・クーパー、レディー・ガガ、ルーカス・ネルソン(『アリー/スター誕生』)アニメ賞『スパイダーマン:スパイダーバース』(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCスパイダーマン:スパイダーバース 2019年3月8日より全国にて公開女王陛下のお気に入り 2019年2月15日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century FoxNetflixオリジナル映画「ROMA/ローマ」 2018年12月14日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング開始
2019年02月12日先週、リチャード・ギア(69)の妻アレハンドラ・シルヴァ(35)が、男児を出産したという。リチャードの代理人が「People」誌に認めた。リチャードには前妻のキャリー・ローウェルとの間に今月19歳になる息子、アレハンドラにも前夫との間に6歳の息子がいる。アレハンドラは昨年9月に、リチャードが敬愛するダライ・ラマ14世からお腹の子どもに祝福を受けている画像をSNSに掲載。「ダライ・ラマ法王にお伝えする前に、発表するわけにはいかなくて」というキャプションをつけて、妊娠を発表した(現在、この画像は削除されている)。リチャードと社会活動家のアレハンドラは十数年前に知り合い、2014年から交際をスタート。昨年8月、ニューヨークにあるリチャードの所有物件で結婚式を挙げた。リチャードはシンディ・クロフォード、キャリーと2度の結婚を経てアレハンドラとは3回目の結婚になる。アレハンドラとの結婚が報じられた際、リチャードは「いままでよりずっと幸せ。落ち着いた生活によって自信が持てるし、好きなことができる」と新婚生活を語っていた。(Hiromi Kaku)
2019年02月12日2月24日(現地時間)に開催される第91回アカデミー賞授賞式において、撮影賞、編集賞、短編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4つの賞が、コマーシャル中に授与されることが明らかになった。授賞式を主催する映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが、メンバーたちにこの計画をメールで伝えたという。「Variety」誌などが報じた。今年のオスカーは、テレビでの生放送の時間を例年の4時間弱から3時間へと大幅に短縮。そのため、アカデミーはどこをどう削るかに苦戦しているとみられ、先日、候補者を集めて行われたランチパーティーでも、ベイリーはこんな“注文”を口にしたという。「(受賞して)舞台に向かうときは急いでください。早く舞台に上がりたいという感じを見せて…」。というのも、受賞者の名前が呼ばれてから舞台に上がり、スピーチを終えるまではたった90秒しかないからだそうだ。また、歌曲賞にノミネートされている5曲中、2曲のパフォーマンスしか行われないといううわさも出た。この件については現時点でアカデミーが5曲中4曲のパフォーマンスの確定を発表しているため、全曲が披露されるとみられる。ベイリーは、テレビの生放送では見ることのできない4部門の賞の受賞スピーチなどは、編集した録画を授賞式後に放送し、オスカーの公式HPやSNSでも公開すると話している。(Hiromi Kaku)
2019年02月12日天童荒太の直木賞受賞作「悼む人」がハリウッドで『The Mourner』として映画化されることになった。「Deadline」が報じた。主演は、『ファンタスティック・ビースト』シリーズや『ジャスティス・リーグ』の人気俳優、エズラ・ミラー。紀里谷和明監督がメガホンをとり、マイク・マーカス(『ザ・ウォード/監禁病棟』)とともにプロデューサーも務める。脚本は「Feed the Beast」(原題)のロビン・シューシャン。製作は今年の夏に開始予定だという。エズラは本来この時期に、『ファンタスティック・ビースト』第3弾の撮影に参加する予定だったが、先月、撮影が「秋の終わり頃に変更になった」と報じられていた。大作は『ファンタビ』続編のほか、DCコミックスのスーパーロー、フラッシュ単独映画にも主演が決まっているエズラ。こちらの作品の目立った情報は聞こえてこない。「悼む人」は日本では2015年に高良健吾主演で映画化。高良は、日本全国を旅し、不慮の死を遂げた人を“悼む”坂築静人を演じた。2004年に『CASSHERN』で監督デビューした紀里谷監督は、2015年にクライヴ・オーウェンやモーガン・フリーマンらが出演する『ラスト・ナイツ』でハリウッド進出も果たしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:悼む人 2015年2月14日より全国にて公開© 2015「悼む人」製作委員会/天童荒太
2019年02月08日ドウェイン・ジョンソンが、自分こそが今年のオスカーの司会の第一候補だったということをツイッターで明かした。7日(現地時間)、今年のオスカーが司会者を立てずに開催することを受けて、ライターでドウェインの大ファンらしきダン・バッファが「アカデミーがもし来年のオスカーで司会を手配する気になったら、ただドウェイン・ジョンソンを選べばいいだけさ」とドウェインに向けてツイート。それに対し、ドウェインは「実はおれが今年のオスカーの司会の第一候補だったんだ。いままでにないくらい楽しくておもしろいオスカーにしたかったよ。やれるようにがんばったけど、『ジュマンジ』の撮影をしているから無理だった。アカデミーも俺もがっかりしたよ。だけど、もしかしたらそのうちね」と返答した。ツイートからはスケジュールの都合で引き受けられなかったと読み取れる、ドウェインの主張。確かに、ドウェインは現在『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の続編の撮影真っ最中。しかし、昨年12月に司会に決定し、直後降板したケヴィン・ハートも同作のメインキャストだ。ケヴィンの場合は意欲に燃えていたのに、過去の同性愛嫌悪のツイートが問題となり、自ら降板を決めた。同じ映画で共演している2人だが、果たしてケヴィンはドウェインが“第一候補”だったことを知っていたのだろうか――。(Hiromi Kaku)
2019年02月08日昨年9月に結婚したジャスティン・ビーバー(24)とヘイリー・ボールドウィン(22)がアメリカ版「VOGUE」誌の表紙を飾り、結婚生活について赤裸々に語った。一時期はあまりの“やんちゃぶり”や奇行が目立ったジャスティンだが、同誌のインタビューで若くして名声を手に入れたことによる苦悩を吐露。「ぼくは、本当に感情で不安定な人間」で、「人を信じることが苦手だし、自分さえも信じるのが難しい」というが、妻ヘイリーの「論理的で、きちんとした性格」がジャスティンの助けになっているという。過去には、抗うつ剤の乱用で、就寝時にボディガードがジャスティンの脈や呼吸を確認しにきたことがあるそうだ。いまだ心の問題を抱えるジャスティンも、伴侶を得て「2人でなんとか頑張っているし、それって最高のことだよね」とヘイリーに語りかける。するとヘイリーは「健康的な関係を築くために奮闘している」と答え、「結婚生活は、魔法にかけられた夢物語なんかじゃないの。大変よ。すごく若いっていうのも心配な点ね。でも、これから起きていく変化の中、2人で一緒に成長して支え合う。それが私の結婚生活の見方かな。彼は親友であり、彼に飽きることは決してないわ」と22歳とは思えないコメント。ジャスティンは、結婚前の一年、神をより近く感じるために「禁欲生活を送っていた」ことも告白。その“良い行い”により、以前交際していたヘイリーと再びめぐりあい、結婚に至ったのだという。(Hiromi Kaku)
2019年02月08日アリアナ・グランデが、10日(現地時間)に行われるグラミー賞授賞式を欠席することが明らかになった。原因は、授賞式の主催者側とパフォーマンスする曲について折り合いがつかなかったためだという。「Variety」誌などが報じた。アリアナはパフォーマンスで「7 Rings」を歌うつもりだったが、主催者側はこれを却下し、「メドレーの一部としてならアリ」と妥協案を提示した。さらに2曲目に歌う曲は主催者側が選択すると主張。アリアナは、「そんな制限はほかのアーティストたちには課されていないのに!」と侮辱されたと感じたという。その結果、アリアナは2部門でノミネートされていながらも授賞式に出ないことを決めたのだとか。こうした“事件”は昨年、ロードにも起きていた。ソロ・パフォーマンスを希望していたロードだが、オファーされたのは「故トム・ペティの追悼ステージで複数のアーティストと歌うこと」だったため、出演を取りやめたのだ。その一方で、主催者側は新たにレディー・ガガ、デュア・リパ、トラヴィス・スコットらがパフォーマンスすることを発表。ガガは、マーク・ロンソンと共演するもよう。すでにパフォーマンスの披露が決定しているアーティストはショーン・メンデス、マイリー・サイラス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズら。(Hiromi Kaku)
2019年02月07日アカデミー賞女優のジェニファー・ローレンス(28)が、昨年6月頃から交際を開始したアートギャラリーのディレクター、クック・マロニー(34)と婚約した。ジェニファーの代理人が「People」誌に認めたという。先日、ニューヨークのフレンチレストランでデートしている姿が目撃されたジェニファー&クック。目撃者によれば、ジェニファーの指には「巨大なダイヤモンド」が光っていたそうだ。「ものすごく大きなダイヤでした。2人は何かをお祝いしていたようで、周りの人も2人について話していたみたいです。指輪は目につきましたね。2人は後ろの隅に座っていたんですけど。ジェニファーは黒の生地に白の水玉模様のドレスを着ていました」と語っている。昨年6月に交際が発覚してから、特にその関係を隠すこともなくデートを重ねていた2人。8月には旅行でパリとローマを訪れ、「すごく幸せそうで、ときどき手もつないでいた」との目撃情報があった。9月にはジェニファーはクックを連れてニューヨーク映画祭へ。元カレのニコラス・ホルトや親友のエマ・ストーンが出演している『女王陛下のお気に入り』のプレミアに出席した。ジェニファーからの正式コメントはまだない。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日2月24日(現地時間)開催の第91回アカデミー賞授賞式は、司会を立てずに行われることが明らかになった。賞を主催する映画芸術科学アカデミーのパブリシストが「Fox News」などのメディアに認めたという。昨年12月5日、コメディアンのケヴィン・ハートが今年のアカデミーの司会を務めることが発表され、ケヴィンもツイッターで「何年も願っていたこと」と喜びを爆発させた。しかし、ケヴィンはわずか2日後に「降板」を宣言。理由は過去のケヴィンの「同性愛嫌悪」を示すツイートが明るみになり、「人を傷つけてしまった」ため。有名司会者のエレン・デジェネレスなどが「謝罪もしたのだし、あなたは成長した。もう一度考え直しては?」とケヴィンをなだめるも、彼の意志は固く、首を縦に振ることはなかった。ケヴィンの降板後、アカデミーは新たな司会候補者探しに奮闘していると伝えられたが、これまで候補者の「決定」は報じられず、「Variety」誌は「今年のオスカーは司会者不在のまま開催される見込み」と報道。それが現実のものとなった。司会者のいないオスカーは、これまでに1989年の1度きり。今回が30年ぶり、2度目となる。残念ながら1989年の第61回アカデミー賞授賞式は評判が悪く、当時の大スターのジュリー・アンドリュースやポール・ニューマンがアカデミーに手紙を送って苦言を呈したほど。特にオープニングでロブ・ロウらが『白雪姫』の11分間のミュージカルを行ったショーは不評で、手紙には「第61回アカデミー賞授賞式のショーは、アカデミーにとっても映画業界にとっても恥でしかない」と書かれていたそうだ。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日昨日(現地時間)、「ブリティッシュLGBTアワード」のノミネーションが発表された。このアワードは、過去12か月においてLGBT+であっても、そうでなくても、彼らの権利向上のために貢献した人を表彰する賞。受賞カテゴリーはLGBT+のセレブ、ミュージシャン、インフルエンサー、ジャーナリストなど10部門が設けられ、それぞれ10人の候補者が選出。公式サイトからの一般投票でトップが決定する。日本からも投票可能。中でも注目は、2017年にウィリアム王子が受賞したこともある「Celebrity Straight Ally」(ストレートのセレブでLGBT+の支持者)賞。イビサ島でゲイの友人の結婚式を執り行い、LGBT+のために「死ぬまで闘う」宣言をしているベネディクト・カンバーバッチ、主演作『ボヘミアン・ラプソディ』で「ストレートがフレディを演じるなんて!」となじられても、「フレディのバイセクシャルであった面をもっと取り入れたい」と強く立ち向かったラミ・マレック、『君の名前で僕を呼んで』でゲイのティーンエイジャーを演じたティモシー・シャラメ、中国開催のコンサートでレインボーカラーの旗を振っていたファンが警察につまみ出され、涙したというエピソードがあるデュア・リパらがノミネートされている。授賞式は5月17日に開催される。(Hiromi Kaku)
2019年02月06日FOXを買収するディズニーが、『デッドプール』をはじめとしたマーベル映画ファンにうれしい“約束”を発表した。『デッドプール』、『LOGAN/ローガン』のようなR指定の大人向けマーベル映画を作り続けると明言したという。「Variety」誌などによると、火曜日(現地時間)、ディズニーのCEOボブ・アイガーが投資家を集めた収支報告会で「そういった(R指定の映画の)ビジネスは、続けていきます。その手のタイプの映画は、とても人気がありますから」と発言。ただし、観客を困惑させることのないように、R指定の映画に対するブランド戦略は慎重に行うとも語っており、通常のマーベルまたはディズニーのブランド名で製作しない可能性をにおわせた。また、今年開始予定のディズニー独自のストリーミング配信サービス「Disney+」において、『デッドプール』や『デッドプール2』の配信を行うかについては語られなかった。ディズニーといえばクリーンでファミリー向けというイメージがあるため、FOXが買収された後の『デッドプール』がどうなるかとやきもきしたファンも多かったようだ。これまでの雰囲気や大人向け路線が変わらないことに「一安心」との声が多く上がっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2019年02月06日長年に渡り、俳優として確固たるポジションを築き上げてきたリーアム・ニーソンが、今後の俳優人生に影響を及ぼす可能性もある、衝撃的な告白を行った。主演最新作『Cold Pursuit』(原題)のプロモーション中に受けた「The Independent」とのインタビューでのこと。この作品でリーアムは息子を殺害した犯人に復讐する父親役を演じているのだが、リーアム自身も過去に復讐の鬼と化したことがあると語りだした。以前、リーアムの友人女性がレイプ被害に遭うという事件が発生したのだという。「彼女に犯人は分かるかと聞いたら、『分からない』、じゃあ肌の色はと聞くと、『黒人だった』と言ったんだ」とのこと。するとリーアムは、「こん棒を持って、あたりをうろついた。こんなことを言うのは本当に恥ずかしいよ。一週間くらいかな。パブから黒人野郎が出てきて、俺に言いがかりでもつけてきたらいいなと思って。そうすりゃ殴り殺せるじゃないかって」と驚くべき行動に出たそうだ。その後、リーアムは「本当に、本当に最悪なこと」と後悔。「とんでもないことを考えたものだよ。日が経つにつれて『俺は一体何をしているんだ!』ってね」。このときの行動は、北アイルランド紛争を経験した自分が「復讐は復讐を生み、殺しは殺しを生む」という教訓を思い出すきっかけになったとも語っている。後悔しているとはいえ、無差別的に黒人を殺害しようと考えたリーアムに批判が殺到。SNSで「今後の俳優業は絶望的」との声も上がっている。(Hiromi Kaku)
2019年02月05日4日(現地時間)第91回アカデミー賞にノミネートされている候補者たちのための昼食会が、ロサンゼルスの「ザ・ビバリー・ヒルトン」で開催された。「人気映画部門」の新設の延期、授賞式の放送時間の大幅短縮、歌曲賞のパフォーマンス曲数をめぐる騒動、そしてケヴィン・ハートが司会を辞退してからいまだ新たな司会者が発表されることなく、30年ぶりに「司会者不在」で当日を迎えそうな今年の授賞式。例年に比べて混乱続きではあるが、“良い変化”もあったようだ。映画芸術科学アカデミーの会長ジョン・ベイリーが昼食会で、「今年は女性の候補者数が過去最高」と述べ、今後も人種、民族性、性別などの多様性を受け入れていくと発言した。(とはいえ、「Daily Mail」紙は、「集合写真に写る候補者のほとんどはいまだ白人男性ばかり」と指摘している)。出席者はレディー・ガガ、ブラッドリー・クーパーら俳優や監督、プロデューサー、衣装デザイナーなど24部門の候補者が集結。日本からは外国語映画賞にノミネートされている『万引き家族』の是枝裕和監督、長編アニメ映画賞にノミネートされている『未来のミライ』の細田守監督らが出席。是枝監督は、巨大なオスカー像の前で像と同じポーズを取って記念撮影をするなど、昼食会を楽しんだもよう。細田監督とのツーショット写真も撮影されていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2019年02月05日「未成年男性への性的暴行疑惑」が取り沙汰されているブライアン・シンガー監督について、以前から不仲説がささやかれていたラミ・マレックが口を開いた。ラミは昨年から大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』で主役のフレディ・マーキュリーを演じ、今年、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を獲得。同作は、シンガー監督が撮影終了の数週間前に突然姿を消し、解雇されたという“事件”が起きたことでも話題に。シンガー監督は後に「家族の体調不良でセットを去った」と説明したが、本当の理由はキャストとの確執にあるとうわさになっていたのだ。以前、自分がキャスティングされた当時、シンガー監督に「性的暴行疑惑」があったことを「知らなかった」と語っていたラミ。先日、「The Hollywood Reporter」のインタビューでは、「(性的暴行疑惑の)内容を耳にしたよ。そういう被害に遭い、乗り越えてきた人たちに対して心底同情する。そんなことが起こるなんて、恐ろしいし驚きだよ。被害者の人たちはどれたけつらかっただろう」と被害者を思いやった。続いて「ブライアンとの間に何が起こったのかを話したいという人たちは、自分の声を聞いてもらう権利がある」と主張し、「ぼくの場合で言えば、ブライアンとの関係は不愉快なものだった。本当にね。現時点で言えるのはそれぐらいかな」とラミはついにシンガー監督と不仲であったことを自ら認めたのだった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox
2019年02月04日『ミッション:インポッシブル』シリーズ7作目と8作目の全米公開日が、それぞれ2021年7月23日と2022年8月5日に決定したことが明らかになった。パラマウント・ピクチャーズが発表したという。「Deadline」などが報じた。主役のイーサン・ハントを演じるのは、もちろんトム・クルーズ。監督・脚本は5作目『ローグ・ネイション』、6作目の『フォールアウト』に引き続き、クリストファー・マッカリーが務める。これまでにもトムと『アウトロー』(監督&脚本)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(脚本)、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(脚本)でタッグを組んできたマッカリー監督。2人のコンビは昨年公開された『フォールアウト』を大成功に導き、『ミッション:インポッシブル』シリーズ史上最高の世界興行収入を記録するという快挙に。今後の『ミッション:インポッシブル』シリーズについて、マッカリー監督は昨年11月の時点で「トムはすでに大きなアイディアを出している。世界一のスゴいやつを」と「Collider」に語り、「舞台が宇宙になる?」とのうわさを肯定も否定もしなかった。前作よりさらに大きなスケールが期待できそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年02月04日2日夜(現地時間)、UCLAのロイスホールにて、アニメ界のアカデミー賞と称されるアニー賞受賞式が開催された。最多7冠に輝いたのは『スパイダーマン:スパイダーバース』で、作品賞、キャラクター・アニメーション賞、キャラクター・デザイン賞、監督賞、美術賞、脚本賞、編集賞とノミネートされていたすべての7部門で受賞するという快挙を遂げた。日本の作品としては、細田守監督の『未来のミライ』が長編インディペンデント作品賞を見事受賞。同賞の他ノミネート作品は『Ce Magnifique Gateau!』(原題)、日仏合作で西見祥示郎監督作の『ムタフカズ』、『Ruben Brandt, Collector』(原題)、『Tito and the Birds』(原題)だった。インディペンデント作品賞とは、全米で上映数が1,000館未満の作品または、ASIFA(国際アニメーションフィルム協会)が認定している世界4大国際アニメ―ションフェスティバルのいずれかで作品賞を受賞した作品を対象としている。『未来のミライ』は脚本賞にもノミネートされていたが、こちらは受賞を逃した。『未来のミライ』は、24日(現地時間)に行われるアカデミー賞の長編アニメ部門にもノミネートされている。賞をともに競うのは、『スパイダーマン:スパイダーバース』、『インクレディブル・ファミリー』、『犬ヶ島』、『シュガー・ラッシュ:オンライン』。(Hiromi Kaku)■関連作品:未来のミライ 2018年7月20日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018 スタジオ地図
2019年02月03日先週、2月24日開催のアカデミー賞授賞式において、歌曲賞にノミネートされている5曲のうち、パフォーマンスが披露されるのは「All the Stars」(『ブラックパンサー』)と「Shallow」(『アリー/スター誕生』)の2曲のみになると「Variety」誌などが報じた。映画芸術科学アカデミーは、この件に関して詳細を語らず「まだ決まっていない」としていたが、木曜日(現地時間)、授賞式でジェニファー・ハドソンが「I’ll Fight」(『RBG』原題)、“サプライズ・スペシャル・ゲスト”が「The Place Where Lost Things Go」(『メリー・ポピンズ リターンズ』)を歌うことを発表した。残りの1曲である「When a Cowboy Trades His Spurs for Wings」(『バスターのバラード』)のパフォーマンスの有無はまだ明らかになっていないが、同誌は「それぞれが90秒の短縮版になるが、5曲全曲演奏される」と報じている。2曲しか演奏されないと報道された先週、リン=マヌエル・ミランダはツイッターで「音楽の少ない、司会のいないオスカーなんて!」と嘆いた。ジョシュ・ギャッドも「同感。見た目がすごく悪いよね」とリンに同意。授賞式を楽しみにしている一般人ファンたちも「5曲中2曲だけを演奏するなんて、不公平すぎる」と不満をあらわにしていた。授賞式は、今回から生放送の時間を4時間弱から3時間へと大幅に短縮することが決定しているため、歌曲賞のパフォーマンスはその影響を強く受けているようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherメリー・ポピンズ リターンズ 2019年2月1日より全国にて公開Ⓒ2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLCNetflixオリジナル映画「バスターのバラード」
2019年02月01日米テレビ局「ショウタイム」が、「Lの世界」の続編を放送予定であることを発表した。すでに着手してから1年以上が経っているという。「Deadline」などが報じた。製作総指揮はオリジナルシリーズのアイリーン・チェイケンに、女優で脚本家のマリア=ルイス・ライアンが新しく加わる。2017年にアイリーンは新「Lの世界」の制作に漕ぎつけるまでもう少しだと語っており、それがついに実現した形だ。オリジナルキャストのジェニファー・ビールス(ベット役)、キャサリン・メーニッヒ(シェーン役)、レイシャ・ヘイリー(アリス役)の3人も製作総指揮に名を連ね、同名役での出演シーンもあるとのこと。カルメン役のサラ・シャヒも、昨年、旧キャストたちから「Lの世界」が復活することを聞いていたことを明らかにし、出演への意欲をみせた。「Lの世界」は「私にとって初めての大きな仕事だったの」とふり返り、「いまのキャリアの軌道に乗せてくれた作品だから」と感謝の気持ちを述べた。2004年から2009年までアメリカで放送された「Lの世界」は、アメリカのテレビ史上で初めてレズビアンたちの日常や恋愛模様を大胆に描いた作品。全8話構成で制作される新「Lの世界」は、「Lの世界」から十数年が経ち、レズビアンコミュニティにおけるメンバーの関係、生活、体験がどのように発展したのか、何が変わって何が変わらなかったのかが描かれる。年内に放送予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:Lの世界 [海外TVドラマ]© 2008 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved. Distributed by Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.
2019年02月01日昨年、第一次世界大戦の記録映像を用いてドキュメンタリー映画『They Shall Not Grow Old』(原題)を製作したピーター・ジャクソンが、再びドキュメンタリー映画を製作することになった。テーマは「ザ・ビートルズ」だ。「Variety」誌によれば、このドキュメンタリー映画は、1969年はじめにドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』の製作のためにスタジオ内で撮影された、未公開映像と音源を使用するという。1969年1月30日にビートルズが開催した伝説のゲリラ・ライブ「ルーフトップ・コンサート」から50周年を迎えた昨日(現地時間)、「Apple Corps Ltd.」とジャクソン監督の製作会社「WingNut Films Ltd.」が発表した。公開日、内容、タイトルなどはまだ明らかになっていないが、『レット・イット・ビー』の映画とアルバムが公開・発売から50周年を迎える2020年に公開される可能性が高そうだ。ジャクソン監督は「55時間に及ぶ未公開映像と140時間分の音源」を確保していることを明らかにし、「タイムマシンが1969年にぼくたちを連れて行ってくれるような感じ。スタジオ内に座って、メンバー4人が音楽を作っている姿を見ているんだ」と語っている。(Hiromi Kaku)
2019年01月31日