どうする?どうなる?サッカー選手の髪型はどう変化していく?海外サッカーに精通するサッカー猛者にアンケートをとると一つの髪型の方向性が見えてきました。メイソン・マウント風ショートEUROとCLで活躍したチェルシーFC所属、イングランド代表メイソン・マウントをイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルや、ショートフェードカットをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方、是非一度お越し下さい。メイソン・マウント風ショートを見るフランシスコ・トリンコン風 クセ毛パーマFCバルセロナで活躍するポルトガル代表フランシスコ・トリンコンをイメージしてカットしていきました。外国人のクセ毛のようなパーマをかけています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルやショートフェードカットをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。フランシスコ・トリンコン風 クセ毛パーマを見るフィル・フォーデン風 フェードカットマンチェスター・シティFC所属でイングランド代表のフィル・フォーデンをイメージしてカットしていきました。周りはフェードカットで前上がりライン。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルやショートフェードカットをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。フィル・フォーデン風 フェードカットを見るセルヒオ・アグエロ風 フェードカットアルゼンチン代表でマンチェスター・シティに在籍するセルヒオ・アグエロをイメージしてカットをしていきました。刈り上げは2mmからのフェードカットです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルやフェードカットをとても得意としてます。セルヒオ・アグエロ風 フェードカットを見るエクトル・ベジェリン風 センターパートアーセナルFC所属スペイン代表のベジェリンをイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。エクトル・ベジェリン風 センターパートを見るクリスティアーノ・ロナウド風パーマセリエA・ユヴェントスFC所属。ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドをイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クリスティアーノ・ロナウド風パーマを見るマルコ・アセンシオ風 刈上げショートレアル・マドリード所属のスペイン代表マルコ・アセンシオをイメージしてカットしていきました。周りはソフトフェードに刈り上げていくことで、アセンシオのナチュラル感を強調しています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。マルコ・アセンシオ風 刈上げショートを見るスティーヴン・ジェラード風ショートリヴァプール、イングランド代表で活躍したスティーヴン・ジェラードをイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。スティーヴン・ジェラード風ショートを見るアリソン風サイドバックプレミアリーグ・リヴァプール所属。ブラジル代表GKアリソン・ベッカー(Alisson Becker)選手をイメージしてカットしていきました。周りはグラデーションで刈り上げていきました。このスタイルをすればどんなシュートでも止められるかもしれません。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アリソン風サイドバックを見るアダム・ララーナ風フェードグラデーションプレミアリーグ・リヴァプールFC所属イングランド代表のアダム・ララーナのヘアースタイルをイメージしてカットしていきました。刈上げはフェードグラデーションでポンパ仕上げにしています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アダム・ララーナ風フェードグラデーションを見るフランチェスコ・トッティ風クセ毛ショート元イタリア代表でASローマで活躍したサッカー選手のフランチェスコ・トッティをイメージしてカットしていきました。惜しまれながら引退した最終シーズンイメージです。クセ毛を活かしてカットしても、クセがない方はパーマをかけてもつくれます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいフランチェスコ・トッティ風クセ毛ショートを見るドメニコ・ベラルディ風パーショートセリエAのサッスオーロに在籍しているドメニコ・ベラルディ選手をイメージしてカットしていきました。周りは刈り上げてトップにパーマで動きをだしました。クセ毛の方は活かすようにカットすると乾かしただけでも形になってきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいドメニコ・ベラルディ風パーショートを見るマルコ・アセンシオ風ベリーショートレアル・マドリードに所属しているマルコ・アセンシオをイメージしたベリーショートです。サイドバックはグラデーションで刈り上げて、トップを長く残したスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルコ・アセンシオ風ベリーショートを見るチアゴモッタ風ベリーショートイタリア代表でパリサンジェルマンに所属するチアゴ・モッタ選手をイメージしています。ベリーショートで3㎜からのグラデーションをかけたベリーショートです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。チアゴモッタ風ベリーショートを見るデニス・スアレス風七三ショートリーガエスパニョーラのFCバルセロナ所属するデニス・スアレス・フェルナンデス選手の髪型をイメージしてカットしていきました。あまり刈上げ過ぎずにソフトに残した刈上げはナチュラルを求める方にはとてもおススメです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。デニス・スアレス風七三ショートを見るサミ・ケディラ風刈上げツーブロックユヴェントスに所属するサミ・ケディラ選手の髪型をイメージしました。サイドバックをグラデーションで刈り上げてトップを残したスタイルです。サミ・ケディラ風刈上げツーブロックを見るアーロン・ラムジー風ショートアーセナルに所属するアーロン・ラムジー選手を意識してカットしていきました。周りは刈り上げてハチ上を長めに残していきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アーロン・ラムジー風ショートを見る海外のサッカー選手の髪型の推移をみていくとどの選手の髪型も制度を上げて美しいフェードと選手の個性を活かすようにクセ毛をつかいこなしているのがわかりますね!そんな海外サッカー選手の髪型を挑戦してみては如何ですか?随時スタイル、記事を更新します!リンクはこちらまで☟☟ この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩(@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩(@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩(@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 外国人風 外国人 クセ毛 髪質改善 縮毛矯正 カラー インナーカラー カット ケアブリーチ 学割 ダブルカラー ブリーチ 眉毛 ヘアカラー トリートメント ストレートパーマ 表参道 デザインカラー メンズ 韓国 ハイライト 酸熱トリートメント 前髪カット パーマ キッズカット 白髪染め ヘッドスパ グラデーション アディクシー リタッチ 酸熱 髪質改善トリートメント グレイカラ― 白髪 青山 原宿 渋谷 吉祥寺 錦糸町 池袋 大井町 下北沢 新宿 銀座 東京 金沢文庫 葛西 成増 溝の口 二子多摩 武蔵小杉 高円寺 横浜 千葉 埼玉 大宮#ツーブロック#30・40代髪型#ビジネスヘア#刈り上げ#メンズベリーショート#メンズマッシュ
2021年09月18日株式会社サッカーサプリメントジャパン(本社:熊本県熊本市中央区、以下 サッカーサプリメント)は、2021年9月10日より、2種類のエネルギージェルの販売を同社ECサイトでスタートしました。■サッカーサプリメントの成り立ち2016年にイングランドで創業したサッカーサプリメントは、サッカーにフォーカスした、サッカー選手のためのサプリメント会社です。PFA(イングランドプロサッカー選手協会)、プレミアリーグ(R)などの組織をはじめ、世界中の多くプロクラブ、プロサッカー選手からの信頼を得て、愛用されています。■ウェブサイトの特徴現在、サッカー選手向けの水分補給、プロテイン、リカバリーの3種類のサプリメントとシェイカーの販売をしております。ウェブサイトでは販売だけではなく、サプリメント摂取の重要性、効果的な摂取方法、また弊社が全商品に採用しております、イギリス LGC社のアンチドーピングプログラム「インフォームドスポーツ」などについての情報も公開しています。日本発売開始を記念して、オープニングキャンペーンを実施中特典 1:メルマガ登録者限定で初回注文10%OFF特典 2:商品購入代金10,000円以上で送料無料試合でベストパフォーマンスをサポートする強い味方のエネルギージェルは多くのチーム、選手から人気を博しています。海外サッカーの試合でベンチや試合に臨む際、選手がジェルをくわえるシーンを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。手軽で効率的にエネルギーなどを補給できるサッカーサプリメントのエネルギージェルはハリー・ケイン選手やパウロ・ディバラ選手にも愛用されております。吉田麻也選手他、多くの日本人選手からも支持されています。プロサッカー選手が愛用 ※写真加工禁止ハリー・ケイン(イングランド代表/トッテナム・ホットスパーFC) ※写真加工禁止FUEL90(TM)(オレンジ)【エネルギー+電解質】・デュアルソース炭水化物で超高速エネルギー吸収。・380mgの電解質で体内バランスをサポート、吸収を最大化し、体内への負担を最小限に抑えます。・口当たりのよいオレンジフレーバーFUEL90(ジェル) ※写真加工禁止FUEL90(箱パッケージ) ※写真加工禁止<FUEL90(TM) 商品概要>名称 : 清涼飲料水原材料 : 果糖(アメリカ製造)、ブドウ糖、オレンジ果汁/クエン酸ナトリウム、クエン酸、塩化カリウム、増粘剤(キサンタンガム)、香料内容量 : 500g(50g×10包)フレーバー: オレンジ発売日 : 2021年9月10日賞味期限 : 箱側面、個包裏面部分に記載保存方法 : 直射日光、高温多湿を避けて保存価格 : 3,680円URL : FOCUS90(TM)(レモン)【エネルギー+カフェイン+ベータアラニン+シトルリン】・デュアルソース炭水化物で超高速エネルギー吸収。・カフェイン200mgで意思決定と集中力を向上させ、持久力やスプリント出力の両方をアップするように働きかけます。・ベータアラニンは筋肉内のカルノシンのレベルを上げることによって、乳酸の発生を遅らせる働きをし、パフォーマンス低下を抑えるサポートをします。・シトルリンはパフォーマンスと潜在的なパワーを高める手助けとなります。FOCUS90(ジェル) ※写真加工禁止FOCUS90(箱パッケージ) ※写真加工禁止<FOCUS90(TM) 商品概要>名称 : 清涼飲料水原材料 : ブドウ糖(国内製造)、果糖(アメリカ製造)、L-シトルリン、β-アラニン、レモン果汁/クエン酸、カフェイン、リンゴ酸、増粘剤(キサンタンガム)、甘味料(スクラロース)、香料内容量 : 500g(50g×10包)フレーバー: レモン発売日 : 2021年9月10日賞味期限 : 箱側面、個包裏面部分に記載保存方法 : 直射日光、高温多湿を避けて保存価格 : 3,980円URL : ■SOCCER SUPPLEMENT JAPANプロモーション動画 #UPYOURGAME ※写真加工禁止SOCCER SUPPLEMENT(TM) ※写真加工禁止企画・制作 Japan Art EntertainmentPhotographer:Aki YamamotoFilm Artist:NORIRetoucher:MarkoScript Supervisor:Yasu IijimaLighting Technician:Yuta Otsuka[Special Thanks] Mamiko Katayanagi / Conde Nast Japan【Japan Art Entertainmentについて】URL: ハリウッド映画、TVコマーシャル、ハイブランドファッションやグローバルメディアをはじめ、幅広い分野において、後世に残る作品を生み出し続けているクリエイティブ集団。【会社概要】会社名 : 株式会社サッカーサプリメントジャパン所在地 : 熊本県熊本市中央区下通1-3-8 下通NSビル6階代表取締役: プライス クリストファー ジェイムスURL : Instagram : Facebook : Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月14日日本サッカー協会(JFA)は、子どもたちが楽しく、安全に、安心してサッカーに打ち込めるようリスペクト・フェアプレー委員会を中心に様々な取り組みを行い、暴力や暴言、ハラスメントのない健全なサッカー環境の実現を目指しています。JFAでは毎年、Jリーグや各種連盟、地域・都道府県サッカー協会と協力し、スポーツの現場での差別や暴力に断固反対し、リスペクト(大切に思うこと)とフェアプレー精神を広く伝えることを目的とした活動を行っており、今年は9月10日(金)から19日(日)まで「JFA リスペクト フェアプレーデイズ2021」を設置しています。その一環で9月11日(土)、「JFA リスペクトシンポジウム2021~子どもたちの明るい未来のために」をオンラインにて開催しました。JFAの田嶋会長や現在JFAロールモデルコーチを務める中村憲剛さんが語った内容を紹介します。■田嶋会長「子どもたちが自由に笑顔でプレーができるようにしないとサッカーの未来はない」第一部の基調講演では田嶋幸三会長が、9/12(日)に開幕したWEリーグに触れ「女性の社会進出が日本はOECD(経済協力開発機構)の中で遅れている。サッカー界から変えていきたい」とコメント。そして「子どもたちが自由に笑顔でプレーができるようにしないとサッカーの未来はない。子どもたちの環境をプロテクトする。未来に責任を持つという事は、今いる子どもたちを大切にすることだ」と、子どもたちが安心してサッカーができる環境を守ると強く宣言。また、「サッカーは男性だけのものではない」とし、子どもや障がいのある方、LBGTQの世界にも門戸を開きたいという意向も明かし挨拶を締めくくりました。■FIFA「子どもを危害から守り、保護することは道徳であり法律」今回のシンポジウムでは、特に子どもを守ることに焦点が当てられており、FIFAのセーフガーディングマネージャー(※)、マリー=ロール ルミナーさんは、FIFAがどれほどに子どもがサッカーに親しむ環境を大事に考え、大人による暴言や暴力といったハラスメントを根絶させるために尽力しているかをスライドで説明。サッカーを愛し、プレーを続けるためには安全な環境を作ることが大事なことであり「子どもを危害から守り、保護することは道徳であり法律」であるとマリーさんは言います。また、ハラスメントの問題を根絶させるためには全員が当事者意識を持つことが重要であると強調しました。※セーフガーディングとは、18歳以下の子どもたちや社会的弱者を、肉体的、精神的、心理的、性的虐待から守り、安心安全を高めることをまとめたプログラムで、各国が参考にしている。■JFAはハラスメントに容赦なしの対処をするJFAでも、もちろん子どもを守る活動に力を入れており、担当者から暴力等根絶相談窓口の現状報告もありました。それによると、暴力暴言窓口への相談は2020年は109件でそのうちの47%が4種年代、内訳としては「暴言・威圧」が訳50%とのこと。近年は目に見える暴力は減少しているものの、その代わりに心にダメージを与えるような暴言や威圧の割合が増えています。これらのハラスメントに対して「ゼロ・トレランス」(容赦なし)で対処するというJFAセーフガーディングポリシーについて報告されました。今年5月にはトライアルとして「JFAセーフガーディング・ワークショップ」を開催。暴力、体罰はダメ!で思考停止するのではなく、子どもたちが笑顔でプレーするために自分たちに何ができるのか、を考える場を設けたそうです。この取り組みは始まったばかりですが、今後も継続して続けていきたいと発表がありました。■中村憲剛さん「自分が受けた指導を繰り返す指導者がいる」現在JFAのロールモデルコーチを務める中村憲剛さんが参加したパネルディスカッションでは、子どもたちを守るために大人はどうすればいいかが話し合われました。「暴力暴言指導は受けたことがない」という中村憲剛さんは、自信のサッカー人生を振り返り「指導者たちはサッカーが楽しめるようにしてくれた。子どものころから強制されることのない、主体的に取り組める環境で育ったから40歳までプレーできたと思う」とコメント。現在は指導に関わることも増えてきて、他の指導者を見て「自分が受けた指導を繰り返してしまう人もいる」という事を実感することもあるそう。子どもを守る、という当たり前ができていない人もいるという現状の課題はあるけれど、自分自身は子どもを守る大人になりたい、と意思を明かし「僕自身もこの活動をより多くの指導者、保護者に広めていけるように、みんなで一緒にやっていきたい」と意気込みを語ってくれました。FIFAのセーフガーディングマネージャーのマリーさんは、JFAの子どもを守る取り組みを、「十分にやっている」と高く評価。日本の取り組みもまだ完ぺきではないとしながらも、できることをやっていくことが大事として、「この取り組みを継続してください。FIFAはJFAをサポートします」と力強く宣言し、会を締めくくりました。
2021年09月13日サッカーをするにも、社会で生きていくにもコミュニケーション能力は必要不可欠です。一方で、コミュニケーション能力って何? と思っている人もいるでしょう。この記事では、コミュニケーション能力の概要から高めるためのポイントまで解説します。子どものコミュニケーション能力が低い、鍛えるにはどうすればいいのか知りたい、といった方はぜひ参考にしてください。コミュニケーション能力とはコミュニケーション能力とは、相手の話を聞いて、自分の意思をしっかり伝えることができる、つまり意思疎通ができる、ということだと考えてください。コミュニケーション能力が高い人と聞くと「誰とでも話ができる人」「話すのが上手な人」といった外向的なイメージを抱く人もいるでしょう。しかし、必ずしも外向的であることがコミュニケーション能力の高さと一致するわけではありません。コミュニケーションは、自分だけでなく相手がいて成立するものです。そのため、いくら外向的であっても、自分のことばかりを一方的に話す人、相手の事情や考えを考慮しない人は、コミュニケーション能力が高いとはいえません。コミュニケーション能力はあらゆる場面で欠かせないサッカーはもちろん、社会で生きていくうえでもコミュニケーション能力は欠かせません。例えば、サッカーにおいてはプレーをする際にお互いの意図やタイミングなどをコミュニケーションを通してすり合わせる必要があります。ここで自分の意見ばかり伝えてしまう、自己PRばかりする、相手の話をちゃんと聞かないといったことが起こると、思ったようなプレーはできないでしょう。また、学校や職場などで社会生活を送るうえでは、お互いのことを理解したうえで自分の考えを伝えるといったことが日常的に発生します。このように、コミュニケーション能力が必要となる場面は非常に多いといえます。そのため、普段の生活の中からコミュニケーション能力を向上させる取り組みは必要不可欠です。昨今は子どものコミュニケーション能力の向上が難しい時代日本では少子化が進んでいることもあり一人っ子も多く、身近な話し相手となる兄弟や姉妹がいないため、コミュニケーションの機会が少なくなっているケースもあります。また、両親が共働きで家庭内でコミュニケーション時間が短くなっている子どももいます。さらに、現在の子どもたちは、インターネットやSNS、スマートフォンなどが当たり前の時代に生まれているため、お互いの顔を見ながらコミュニケーションをとることを苦手に感じている子も少なくないでしょう。このように昨今の日本は、子どものコミュニケーション能力を向上させるうえでは、難しい状況だといえます。コミュニケーション能力を向上させるには先述の通り、子どもの中にはコミュニケーションを取る機会が減っているケースも少なくありません。一方で、日常生活のちょっとした場面でコミュニケーション能力を養うことは可能です。例えば、親子で会話をする際、親から適宜子どもに対して問いかけをしてみてください。問いかけへの反応は、話を聞いていなければできません。また、YesかNoで答えられる問いかけをするのではなく、具体的な意見を求めるような問いかけをすれば、自分で考えるシチュエーションが生まれます。親が一方的に言いたいことを言うのではなく、子どもとの双方向のコミュニケーションを取ることによって、能力の向上が期待できるでしょう。まとめ今回は、コミュニケーション能力の概要や能力を向上させるポイントなどについて解説しました。コミュニケーション能力とは外交的であることではなく、相手の話をちゃんと聞き、自分の意思を伝えるスキルのことです。昨今はコミュニケーションを取る機会が減っているケースもありますが、ちょっとしたことで家庭内でも養えるため、ぜひコミュニケーション能力の向上に取り組んでみてください。
2021年08月25日サッカーの試合を面白くする要素の1つとも言えるのがオフサイドですが、そのオフサイドを誘発するための戦術がオフサイドトラップです。この記事では、オフサイドトラップの概要から失敗例、さらにはオフサイドトラップの注意点などについて解説します。ぜひ参考にしてください。オフサイドトラップとはオフサイドトラップとは、守備側の選手が攻撃側の選手を意図的にオフサイドポジションへと誘導しオフサイドを誘発させる戦術のことです。うまくオフサイドが取れば有利に試合を進めることも可能ですが、失敗すると相手に大きなチャンスを与えてしまうためオフサイドのルールをしっかりと理解すること、そして選手同士で意思を統一することが欠かせません。日本代表がワールドカップでみせたオフサイドトラップオフサイドトラップはクラブや代表などさまざまなチームで行われていますが、日本代表もロシアワールドカップのグループリーグセネガル戦で行っています。この時は、自陣ゴール付近でのフリーキックで、相手がボールを蹴ろうとした瞬間、ディフェンスラインが一気にラインを上げて相手選手をオフサイドポジションへと追いやりオフサイドにしました。ラインの上げ方が非常に綺麗で海外の反応の中には「史上最高のオフサイドトラップ」としている人もいたほどです。オフサイドトラップの失敗例オフサイドトラップは、相手がボールを蹴ろうとしているときにディフェンスラインを一気に上げることで行えます。しかし、中には失敗してしまうケースも少なくありません。例えば、ラインを上げるタイミングを少しでも間違えるとオフサイドは取れません。具体的には相手が蹴るよりも早くラインを挙げてしまう、もしくは相手がボールを蹴ってからラインをあげてしまうといった形です。また、選手の動きが統一されていないことでも失敗することがあります。こちらは、一部の選手のラインを上げるタイミングが間違っている、そもそもラインを上げていないといった形です。そのほかにも、ラインを上げるタイミングはあっていても、ラインが一直線になっておらずデコボコな状態であるためオフサイドが取れないといったケースもあります。このように、オフサイドトラップはちょっとしたことでも失敗につながるため、行う際は細心の注意を払わなければなりません。オフサイドトラップを仕掛ける際の注意オフサイドトラップは、ハイリスクハイリターンであることを覚えておかなければなりません。例えば、オフサイドトラップを失敗してしまうと、相手はフリーの状態でボールを受けられるため、大きなピンチを招くことになります。そのため、オフサイドトラップを仕掛ける際は、絶対に成功させるつもりで行わなければなりません。一か八かで仕掛けることは避けてください。オフサイドトラップのポイントオフサイドトラップを仕掛ける場合、ディフェンスラインを一直線に揃えることが大切です。サッカーはボールや人が動くたびに細かいポジション修正を行うため、ラインを揃えることは簡単ではありません。ディフェンスラインの選手は常にお互いの状況を確認し、声を掛け合いつつラインを揃えるようにしましょう。また、試合でいきなりラインを揃えることは不可能に近いため、普段の練習から密にコミュニケーションを取り合い、お互いのポジショニングやタイミング等を確認することも大切です。オフサイドトラップは相手がボールを蹴る瞬間の動きが成否を左右するため、ボール保持者の状況を常に確認することも忘れないでください。まとめ今回は、オフサイドトラップの概要から失敗例、行う際のポイントなどについて解説しました。オフサイドトラップは成功すれば、相手の攻撃を未然に防げますが、失敗するとピンチを招きます。そのため、ディフェンスラインの選手が連携を深めたうえで行うことが必須です。オフサイドトラップを仕掛けたい場合は、このポイントを忘れないようにしましょう。
2021年08月24日サッカーを始めたばかりの人の中には、オフサイドがいまいちわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では、オフサイドとはなんなのか、その概要について解説します。オフサイドを理解することでプレーの向上につなげられるほか、試合観戦もより楽しいものとなるはずです。ぜひ参考にしてください。オフサイドとはオフサイドは、簡単にいうと攻撃側のチームの待ち伏せ行為を禁止するためのルールです。詳しくは後述しますが、待ち伏せができないことによって、相手のディフェンスラインとの駆け引きが生まれ、サッカーをより面白いものにしていると考えられます。オフサイドの条件オフサイドは、味方選手がパスを出す際に、オフサイドポジションにいる選手がパスを受けるもしくはパスを受けようとした時にとられます。オフサイドポジションとは、相手陣内でなおかつボールより前の、相手チームの後方から2番目の位置にいる選手よりも相手ゴールに近いエリアのことです。簡単にいうと、相手陣内でパスを受けようとする際に自分の目の前に相手選手が一人しかいないとオフサイドポジションにいることになり、オフサイドを取られてしまいます。なお、選手の頭や胴体、足の一部でもオフサイドポジションにあればオフサイドを取られます。そのため、試合においては数センチ単位で攻撃側の選手とディフェンの選手との間で駆け引きが行われています。オフサイドポジションにいる=オフサイドではないオフサイドに関して注意しなければならないのが、オフサイドポジションにいるだけでオフサイドをとられるわけではないことです。味方選手がパスを出す瞬間にオフサイドポジションにいてもそのボールに関与しない・相手選手の邪魔をしなければオフサイドとはみなされません。また、ゴールキック・コーナーキック・スローインでボールを受ける場合、オフサイドは取られません。オフサイドの再開方法オフサイドを取られた時は、相手チームの間接フリーキックから再開されます。間接フリーキックとは、キックしたボールが直接ゴールに入っても得点とはならないフリーキックのことです。間接フリーキックの後キッカー以外の選手が一度ボール触れていれば得点が認められます。ちなみに、間接フリーキックの際は主審が片手を上げます。オフサイドのルールが改正される?サッカーでは毎年ルールの見直しや改正が行われていますが、オフサイドに関しては2022年の夏からルール改正が行われると言われています。現行のオフサイドは頭や胴体、足などが一部でもオフサイドポジションにあればオフサイドであると判定されます。しかし改正後は、体の一部が相手選手と同じラインにあればオフサイドと判定されません。例えば、体のほとんどの部分が現行のオフサイドポジションにあったとしても、足や頭が相手選手と同じ位置もしくは相手選手よりも後方にあればオフサイドにはなりません。ここまで読んで「あまり大きな差ではないのでは? 」と思う人もいるかもしれませんが、このルール改正が実現すると、これまでよりも半歩〜1歩ほどポジションを前に取ることができます。1歩の違いはサッカーにおいては大きな違いであり、ゴールにつながる可能性が高まると考えられます。またディフェンダーはオフサイドが取りにくくなるため、より守備的になるかもしれません。つまり、この改正はサッカーの試合全体にも大きく影響する可能性があるということです。まとめ今回は、オフサイドの概要から具体的な条件、さらにはルール改正などについて解説しました。攻撃側の待ち伏せ行為を禁止するオフサイドがあることによって、攻守の駆け引きが行われており、この駆け引きの存在がサッカーをより面白いものにしているといっても過言ではありません。ぜひ、今回の内容を参考にオフサイドのルールを覚えてください。
2021年08月23日サッカーを始めとしたスポーツをしていると「スポーツマンシップにのっとり」という言葉を耳にすることがあります。このスポーツマンシップとはなんなのでしょうか。この記事では、スポーツマンシップの意味や役割について解説します。スポーツマンシップとは?スポーツマンシップとは、スポーツ選手が身につけておくべきとされる競技精神のことです。英語では「Sportsmanship」と表記されます。スポーツマンシップの具体的な例としては、全力を尽くすことや公明正大であること、競技の対戦相手や審判、味方などへの敬意と尊敬を忘れないことなどが挙げられます。これらの点を踏まえると、スポーツマンシップはいいゲーム、いい試合を作るための考え方ともいえるでしょう。ただ試合に勝利すればいいのではなく、お互いが試合を終えたときに嫌な気持ちにならないように取り組むことが求められます。サッカーでも欠かせないスポーツマンシップスポーツマンシップを忘れてはいけないのは、サッカーも同じです。サッカーの場合、相手選手や審判、スタッフ、サポーター、さらにはルールなどリスペクトしなければならない人やものはたくさんあります。他の競技同様、サッカーもスポーツマンシップを重視している競技の1つだといえるでしょう。実際に、サッカーの試合中にスポーツマンシップが垣間見える場面は少なくありません。例えば、接触プレー直後に選手が倒れ込んだとき、プレーが続いていてもボールを外に蹴りだすことはよくあります。また、ボールを外に蹴り出したことに対する感謝を示すために、プレー再開後は相手にボールを返し、お互いに拍手を送る点はサッカーの大きな特徴だといえるでしょう。また、相手選手が足をつった時、足を伸ばすサポートをするシーンもよく見られます。このように、サッカーの試合においては、日常的にスポーツマンシップを見かけることができるでしょう。スポーツマンシップは感動のための道具ではないスポーツマンシップが垣間見えるシーンは、見ている人の感動にもつながるものですが、スポーツマンシップは人々を感動させるためにあるものではありません。先ほども説明しているように、相手選手や味方、審判、スタッフなどへの尊敬を示し、いいゲームを作ることがスポーツマンシップの考え方だといえます。その結果として感動を引き起こすことはあるかもしれませんが、感動させたいために、形だけのスポーツマンシップを示すことは本質ではありません。スポーツマンシップを忘れないようにすることは大切ですが、履き違えないように注意する必要があります。社会においても役立つスポーツマンシップ「スポーツ」という言葉がついていますが、スポーツマンシップの考え方は競技だけでなく学校や会社、家庭など社会生活を送るうえでも欠かせないものです。友人や知人など、自分自身と関わる人をリスペクトすること、困っている人、傷ついている人を助けること、より良い社会を作ろうとすることは、スポーツマンシップに共通するものだといえます。逆にいうと、サッカーを始めとしたスポーツを通してスポーツマンシップを身につけることは、社会で生きていく際のスキルを身につけることだと解釈できるでしょう。まとめ今回は、スポーツマンシップの概要について解説しました。スポーツマンシップという言葉を耳にする機会はよくありますが、実際にどういうもので、どのような役割があるのか理解していない人は少なくないでしょう。スポーツマンシップを発揮するうえでは、相手選手や仲間、審判、ルールなどへの尊敬の念を持ちいいゲームを作るように勤めることが大切です。まずはこの視点を持ち、普段の練習や試合に臨んでみてください。
2021年08月18日サッカーをしていて「くさびのパスを入れろ! 」という言葉を耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか。この記事ではサッカーにおけるくさびとはなんなのかその概要を解説します。また、くさびのパスを入れることでどのような効果があるのか、という点についても取り上げているため参考にしてください。くさびとはくさびとは、ものをつなぎとめて固定する際に使用する道具のことです。漢字だと「楔」と書書かれます。そして、サッカーにおけるくさびとは、フォワードをはじめとした前線の選手に出す縦パスのことです。「くさびのパスを入れる」といった言い方をされることが多く、くさびのパスを入れることによって攻撃の起点を作ることができるほか、相手の守備陣形を崩すことも可能です。実際にくさびという言葉は知らなくても、自然とくさびのパスを出しているケースも少なくないでしょう。少年サッカーではくさびが少ない?プロをはじめとした大人や高校生などの試合では、くさびのパスがフォワードの選手に入ることはよくあります。一方で少年サッカー、特に年齢の低い子どもたちのサッカーの試合でくさびのパスを見かけることはあまり多くありません。これは、相手のマークがついた状態の味方にパスをだすという選択肢を持っていないことが多いためです。くさびのパスを受ける場合、どうしても相手が密集しているエリアにパスをすることになるため、子どもたちの場合そこを避けてしまいます。くさびのパスだけが相手を切り崩すための手段ではありませんが、選択肢として持てていれば、より多彩な攻撃ができるようになるでしょう。くさびを受ける選手に求められるスキルいくら良いくさびのパスが入っても、くさびを受ける選手のスキルが不十分だと簡単にボールを奪われてしまうでしょう。そのためくさびのパスを受ける場合、相手に体をぶつけられてもボールを奪われないキープ力が必要です。また、相手ディフェンダーのプレッシャーを受けながらボールをコントロールしなければならないため、正確なトラップができることも重要となります。さらに、ボールを受けた後の展開の攻撃につなげるためにも、広い視野を確保する必要もあります。このように、くさびのパスは通常のパスを受けるよりも難易度はグッと高くなると言えるでしょう。くさびのパスを入れる効果ここでは、くさびのパスを入れることでどういった効果が得られるのか具体的に解説します。なぜわざわざ相手が近くにいるエリアにパスを出すのかわからないといった人は参考にしてください。相手ディフェンスの陣形を崩せるディフェンスをする場合、選手はボールが動くとポジションを細かく修正する必要があるため、くさびのパスを入れることで、相手ディフェンダーの陣形を崩すことが可能です。特に、くさびのパスは自陣の深い位置に入ることが多く、相手もしっかりと寄せてきます。この時、パスを受ける前に周囲の状況をチェックしておけば、ディフェンダーが動いたことでどこにスペースができているか、フリーになっている味方がいるかといったことがわかります。そこを使えば守備網を突破できる可能性が高まるでしょう。攻撃の起点になるくさびのパスを入れることで攻撃の起点となります。例えば、先述の通りパスが入ることで相手守備陣のポジショニングも変わってくるため、それに伴いできたスペースを積極的に活用することで、相手陣内へと侵入することが可能です。また、くさびのパスを攻撃のスイッチにする、とチーム内で決めておけば縦パスが入った瞬間に猛攻を仕掛けることもできるでしょう。まとめ今回は、くさびとはなんなのかその概要について解説しました。サッカーにおけるくさびは、前線の選手へ出す縦パスのことであり、くさびが入ることによって相手の陣形を崩すことができます。一方で、くさびのパスの受け手は相手のプレッシャーを受けつつも正確にボールをコントロールし次につなげなければならないため、高い技術や視野が求められます。今回の内容を参考に、試合でもくさびのパスを活用してみてください。
2021年08月17日サッカー選手の成長に必要なアイテムとして多くのチーム、選手に活用されているのがサッカーノートです。前回は「しつもんメンタルトレーニング」の藤代圭一さんが監修したサカイクオリジナルのサッカーノートをテストしてもらったクラブ・ドラゴンズ柏U-12の稲垣雄也監督に、サッカーノートの有効性についてお聞きしました。後編の今回は、指導者から見たサッカーノートの使い方について聞かせてもらっています。(取材・文:森田将義)流経柏高校の選手の総体千葉県大会の優勝報告を受けるクラブ・ドラゴンズ柏U-12の選手たち(提供:クラブ・ドラゴンズ柏U-12)自分で考えてサッカーする力をつけるのに最適なサッカーノート>><<前編:流経柏の育成組織監督に聞く、自分で考えてサッカーする力をつけるのにサッカーノートが最適な理由■サッカーノートには選手だけでなく指導者にもメリットサカイクノサッカーノートは質問に答えていく、書かれたガイドと質問に答えるだけでサッカーノートを始めたばかりの選手でも簡単に日々の練習や記憶についてまとめられるのが特徴です。選手が書きやすいのと同時に、内容がきっちりまとまっているのも他のノートとの違いです。実際に選手が書いた紙面。質問が用意されているので頭を整理して書き出しやすくなっている(提供:クラブ・ドラゴンズ柏U-12)「小学生年代だと表現力の差があり、言葉にまとめられなくても何となくプレーできる子がいれば、言葉がしっかりしていてもプレーに反映できない選手もいます。そうした選手に対して、『ノートにこんなことを書いていたよね?』と問いかけるきっかけにできるのがサッカーノートの利点。本人が書いたから、印象にも残っているので、より伝わりやすい」稲垣監督がそう話す通り、指導者からしても、ノートにちゃんとまとめられていると声掛けが伝わりやすいメリットがあります。■真面目にコツコツ続けられるのは選手としての信頼度を高める過去を振り返る作業は、サッカー選手にとって大事な作業です。流通経済大学付属柏高校では卒団式の際に、3年間書き留めたサッカーノートに一つにまとめ、表紙をつけた状態で選手に返すのが恒例です。真面目に書き続けた選手は、20~30冊もの量が積み重なった分厚いものになり、よく書き忘れた選手との差は一目瞭然です。「サッカーノートが100%プレーに繋がっているとは思いませんが、ちゃんと書き続けた選手が信用できる選手なのは確か。試合に使うかどうかの判断は上手い下手だけでなく、試合に送り込んで後悔しない選手だと思います。それは信用できる選手、互いに信用関係がある選手。サッカーノートは、言葉以外にも互いを分かり合う貴重なツールだと思います」上手く行かない時にサッカーをなぜ始めたのか、なぜ好きなのかといった初心や原点を振り返る意味でも、長きに渡ってサッカーノートを記すのは重要かもしれません。「高校生になった時に小学生の時に書いたノートを読んで、考え方が大人になったなと思ったり、『あの時の気持ちを忘れているな』と感じられるのもサッカーノートの良さ」と稲垣監督は話します。■コロナ禍では、選手とのコミュニケーションをとるツールにまた、自分の考えを文字にしてまとめるのは、人に想いを伝える練習にもなります。「良いプレーができても、周りとコミュニケーションをとって関係性を作れない選手が多いように感じます」と話すのは稲垣監督。コミュニケーションがとりにくいのは選手同士だけでは、ありません。指導者がどれだけ選手とフレンドリーに接しようとしていても、面と向かっては話しにくい選手も多いでしょう。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、必要最低限のコミュニケーションに留めなければいけない指導現場の難しさもあります。そうした難しい状況でも選手の考えや想いを知るために、サカイクサッカーノートは大きなメリットがあったと言います。自分で考えてサッカーする力をつけるのに最適なサッカーノート>>■おとなしい選手が自分の本音を伝えるツールにもクラブ・ドラゴンズ柏U-12では、「小学生のうちから、ポジションの可能性を決めつけるべきではない」との考えから、選手それぞれが好きなポジションをやるように心がけています。選手同士が話し合いの中で、ポジションを決めていくのですが、どうしても自己主張ができる選手が人気のある攻撃のポジションを選び、おとなしい選手はGKやDFになりがちです。チーム活動を始めて1か月ほど経ったある日、DFをやっていた選手がサカイクサッカーノートに「なんで僕にFWやらせてくれないのですか?」と書き、提出したのです。「選手に気持ちに気付けてあげられなかった」と話す稲垣監督は、「気付けなくごめんね。次はFWで勝負しよう」とコメントを書いた上で、直後の試合でFWとして起用。念願だったポジションで起用された彼は、ハットトリックを達成しました。■選手としての変化は言葉に表れ、言葉からプレーに表れる面と向かって伝えにくいことでも、ノートになら書けます。子どもにとっても自らの考えが受け入れられた経験は成功体験となり、今後の周りの人とのコミュニケーションをとるきっかけになるかもしれません。これを機にその子は、サッカーノートに対する意欲が高まり、たくさんの物事を書くようになったと言います。選手が書いて終わりではなく、指導者が親身になって選手が記した言葉と向き合うのも大事と言えます。「サッカー選手としての変化はまず言葉に表れ、言葉からプレーに表れる」。稲垣監督のコメント通り、言葉はサッカー選手として成長するための大きな鍵を握ります。皆さんもその一歩目として、サカイクサッカーノートを活用してみてはいかがでしょうか?サッカーノートデビューに最適なサッカーノートとは>>
2021年07月09日サッカー選手としての成長に欠かせないアイテムと言えるのが、サッカーノートです。本田圭佑選手や中村俊輔選手といった一流選手から、ジュニア年代の選手まで年齢を問わず、多くの選手が日々の練習や試合で感じたことやプレーの振り返りをノートに記し、自身の成長に繋げています。ただ、サカイクの読者であるジュニア年代はサッカーを始めたばかりで、何を書いて良いのか、どう活用すべきか分からないという声も少なくありません。今回は、「しつもんメンタルトレーニング」の藤代圭一さんが監修したサカイクオリジナルのサッカーノートを流通経済大学付属柏高校の育成組織である「クラブ・ドラゴンズ柏U-12」の選手たちに使ってもらい、稲垣雄也監督にサッカーノートの活用方法などをお聞きしました。子どもたちが書いた紙面も紹介しますのでぜひご覧ください。(取材・文:森田将義)実際にサカイクサッカーノートを書いてくれている選手の一人、駒﨑君(提供:クラブ・ドラゴンズ柏U-12)自分で考えてサッカーする力をつけるのに最適なサッカーノート>>■考える力をつけるには、サッカーノートが最適稲垣監督がこれまで携わってきた流通経済大学付属柏高校では、目標設定や日々の振り返りをサッカーノートに記す決まりがありました。1日1ページを書くのがマストであるため、全員が何を書くか考えると共に、練習や試合の中で多くのことを気付こうとする習慣が生まれていたといいます。「どのカテゴリーにも共通すると思うのですが、今の子どもたちは考える力が足りません。書くことによって日々を振り返ったり、次にどんなプレーをしようか悩んだり、考える時間を作るのがサッカーノートの狙い。大人も含め、物事を振り返るために字にして残すのも大事なことだと思います」。「ジュニア年代で自立するきっかけを掴むことが絶対に大事ですが、物事を自分で決められない選手が多い。それは自分で考える力が足りていないからだと思います」と稲垣監督が続ける通り、考える力はサッカーに重要な決断力と密接に関係しています。■「判断して」「考えて」だけでは抽象的すぎて分からない!最初は基準を作ること総体千葉県大会の優勝報告に訪れた流経柏高校の選手と記念撮影するクラブ・ドラゴンズ柏U-12の選手たち(提供:クラブ・ドラゴンズ柏U-12)クラブ・ドラゴンズ柏U-12を指導する際、稲垣監督は試合会場に着くと、「先に行われている試合の前半が終わったら、ミーティングをするよ。それまでに準備してね」とだけ伝えます。ただ、ウォーミングアップが始まってから、トイレへと駆け込む選手がいるなど始めた当初は上手く行かない場面が目立っていたそうです。「これが本当に強いチームの選手がやる行動なの?」と選手に声を掛け、選手自らが逆算して良い準備ができるよう促すことで、少しずつ変化が見られるようになりました。「締め付けすぎないようさじ加減が大事。選手の自主性を育みたいからといって、『判断して』、『考えて』と声を掛けるだけでは抽象的すぎて分からない。選手が気付くためのヒントを与えたり、最初は基準を作ってあげないといけません」■U-12世代でもサッカーノートが書けない選手も少なくないクラブ・ドラゴンズ柏U-12では選手の自主性を重んじるため、書くことを強制せず、各自が感じたことを忘れないようメモする程度に留めてきました。それでも、サッカーと真剣に向き合う選手が多いため、自らの意思でサッカーノートを書き、練習後に提出する選手が多かったと言います。書くことを強制していないため、練習の振り返りだけでなく、日記に近いものまで内容は様々。1ページに全てを使い切る子がいれば、何を書いて良いか分からないため、1行2行で終わる選手、1日だけでは書くことが足りないため、3,4日分を1ページにまとめて稲垣監督に見てもらう選手もいたそうです。自分で考えてサッカーする力をつけるのに最適なサッカーノート>>■毎日、10分質問に答えるだけで頭の中が整理できる選手たちが実際に書いたノート(提供:クラブ・ドラゴンズ柏U-12)クラブ・ドラゴンズ柏U-12の選手が今春から使用するサカイクサッカーノートは、ノートに書かれたガイドと質問に毎日10分程度答えていくだけで、頭の中を整理でき、目標設定や振り返りが簡単にできるのが特徴です。稲垣監督は「子どもにも答えやすい項目が用意されていたり、低学年など考える力がまだ足りない選手には分かりやすい。具体的に自分自身を振り返るきっかけになった」と口にします。普通のサッカーノートよりも具体的な内容を書きやすいため、保護者からも「書く意欲が沸いていた」との声が聞かれたそうです。サッカーの指導と同じで、「今何が起きた?」とアバウトな質問をするのではなく、「今こういう現象が起きたけど、それに対してどう思う?」とより具体的な問いかけをした方が、選手に分かりやすいのと同じと言えるでしょう。サカイクサッカーノートに用意された質問を自らが考え、無地のノートにも自らの言葉をたくさん書けるのが考える力を身につけるための理想かもしれません。■サッカーノートデビューに最適ただ、サッカーノートを始めたばかりの選手は考える力が身についておらず、何を書いてよいか分からない選手がほとんど。実際、サカイクサッカーノートだとスラスラ書ける選手でも、無地のサッカーノートに戻ると文量が少なくなる選手がいたといいます。そうした選手に対し、「併用して書いてみよう」と声をかけている稲垣監督のように使い方次第では、より有効的に使えるのが魅力かもしれません。稲垣監督が「サッカーノートを書き始めた選手に導入として使い始めるには、とても使い勝手が良い」と話すようにデビューに最適なサカイクサッカーノートを皆さんもぜひ使ってみてください。サッカーノートデビューに最適なサッカーノートとは>>
2021年07月08日8人制サッカーが全日本少年サッカー大会(現:全日本U-12サッカー選手権大会)に導入され、今年で10年になる。日々、子どもたちの指導にあたる指導者は、8人制のメリットやジュニアサッカーの変遷について、どのように感じているのだろうか?全日本少年サッカー大会で優勝経験のある、センアーノ神戸の大木宏之監督に、COACH UNITED ACADEMYユーザーからの質問に答えてもらった。(取材・文:鈴木智之)ジュニアサッカーの専門指導者を育成「8人制サッカー指導者資格」はこちら>>■主導権を握ってサッカーをするチームが増えてきたQ:11人制から8人制に移行し、現状をどう見ていますか?11人制のときは50m×80mの中に22人の選手が入り乱れていて、いま思うとかなりごちゃごちゃしていましたよね。ゴールキーパーがボールを持っても、人がいるところを省いて、ロングキックを蹴るチームがほとんどでした。ディフェンスラインではボールをつなぐリスクを負わず、大きく前に蹴って、球際のしのぎ合いをがんばるチームが、試合に勝ちやすかった印象があります。最後はドリブル勝負みたいなところがあって、相手の人数が多い中で1人、2人と剥がせる力を持った選手がいると、得点になるという。それが8人制になり、選手一人あたりのプレースペースが増えた結果、選手の判断を大事にして、主導権を握ってサッカーをするチームが増えてきたと感じます。Q:8人制になったことで、指導に変化は生まれましたか?かつてはドリブルなどの技術を中心に教えていましたが、8人制になったことで、ドリブルでの個の突破部分も大切にしながらオフ・ザ・ボールの動きも重視するようになりました。相手チームがボールを保持して攻めてくる中で、どう守備をすればいいかなどのトレーニングも増えました。ほかには、どのポジションの選手であっても、攻撃も守備も求めるようになりましたね。8人制の場合、守備の選手がゴール前に攻め上がることも、攻撃の選手が自陣ゴール前で守備をすることもあります。その影響からか、攻守にいろんなことができる選手が増えてきた印象があります。■オフ・ザ・ボールの動きの指導についてQ:COACH UNITED ACADEMYユーザーから、「攻撃面のオフ・ザ・ボールの動きを、どう指導すればいいでしょうか?」という質問が多くありました。アドバイスをいただけますか。私の場合、低学年と高学年に分けて考えています。小学2、3年生であれば、2対2などを通じて「まずは、自分のことをマークしている相手を、どうすれば攻略できるかを考えよう」と言います。自分のマーカーを見て、その選手を外すことを考えさせるのです。具体的には「マーカーから隠れるポジションをとること」を指導していきます。相手の背後に隠れることや、相手の動き、目線を見て、ボール保持者に近づいてパスを受けた方がいいのか、相手の背後のスペースで受けた方がいいのかなど、マーカーに対して駆け引きをするようにアドバイスをします。低学年の場合、最初は手でボールを投げるところから始めてもいいので、相手を見てプレーすることを意識させます。Q:5、6年生になると、どのように指導が変化していくのでしょうか?味方がどこにいて、相手がどこにいて、ゴールがどこにあるのかといった空間認知の部分や、ゴールまでの道筋を2つ、3つ持ちながら、チームメイトの動きを意識する部分に働きかけていきます。そのためには、オフ・ザ・ボールのポジショニングが大切です。練習中は、ゲームの中でフリーズをすることもあります。子どもたちの考えを否定せず、できるだけアイデアを聞いてあげて、その中で「こういうやりかたもあるよ」と提案をしながら、ゴールへの道筋を複数持てるようにしていきます。●センアーノ神戸のオフ・ザ・ボールのトレーニングはこちら>>■サッカーで大切なのは相手を観察することQ:守備の指導では、「プレスのかけ方」と「カバーリング」について難しさを感じている指導者が多くいました。この2点において、注意すべきことはなんでしょうか?低学年の場合は、ボール保持者に対して積極的にチャレンジさせます。当然、失敗することもあります。相手の方が技術的に上であったり、スピードがある場合、何も考えずに向かって行くとかわされるので、フリーズを入れながら「相手に抜かれちゃったけど、どうしてだろう?」などの問いかけを通じて、子どもたちに考えさせます。サッカーで大切なのは相手を観察することなので、相手の様子を見て、どのぐらいの距離で守るのかなどを、体験しながら身につけていきます。自分がマークしている選手が、いま何を考えてるのかを想像しながら距離を詰めることや、相手と駆け引きをすることにもアプローチします。Q:高学年には、どのような指導をしますか?高学年になると、相手を誘導して、味方同士で挟み込んで奪うといったように、グループでの守備を意識させます。ピッチのどこで相手がボールを保持しているのか、点差はどうなのかなど、状況によって守備の仕方が変わってくるので、試合の流れを見ながら守備をすることの大切さも教えています。そして、選手の判断で「ボールを奪いに行ける!」と思うのであれば、積極的にトライさせます。そのかわり「抜かれたら、必死に戻るんだ!!」と言います(笑)。■指導者が学びチャレンジし続けることが大事Q:8人制サッカーについて、大木監督はポジティブにとらえていますか?圧倒的にポジティブに受け止めています。2年前にヨーロッパに行かせてもらって、スペインの7人制、ドイツの5人制を経験しました。同世代の子たちと試合をしたところ、彼らの方が戦術眼に優れていました。少人数の中でプレーの原理原則、攻守の関わりなどを身につけているのだと思います。私が小学生年代で重視してるのが、サッカー脳を鍛えることです。プレーの原理原則をベースに、クリエイティブな発想を具現化できる技術を持たせてあげたい。それがあれば、8人制から11人制に変わっても、困ることはないはずです。8人制サッカーの指導者資格ができましたけど、育成に携わる人たちが、同じ方向性のもとに指導ができることは、大きな発展だと思います。A代表やU-24代表を見ても、日本にも賢い選手が増えてきました。今後も、我々指導者がそこにチャレンジしていくことが、日本サッカーの将来につながっていくのではないかと思っています。ジュニアサッカーの専門指導者を育成「8人制サッカー指導者資格」はこちら>>●センアーノ神戸のオフ・ザ・ボールのトレーニングはこちら>>
2021年07月02日幼稚園から「サッカーをしたい」と言っていたが年齢的に通えるクラブがなく、小学校入学とともにようやくこの春入会。チームの理念に共感して入会させたが、入ってみたら下から数えた方が早いぐらい下手なことが判明。試合中はほかの保護者にヤジを飛ばされるぐらいトンチンカンなことをしている。なんとか子どもを上手くしたいが、夫はサッカーに興味がない。自分が練習に付き合うものの、サッカー経験もないし、どうしたらいいかわからない。というお悩みをいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに3つのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<子どもが次々辞めていくためコーチが病んでしまい困っている問題<サッカーママからのご相談>こんにちは。先日サカイクの記事を初めて拝見し、分かりやすいお答えに私も相談してみたくなりました。現在7歳の息子についてです。息子は年中からサッカーをやりたいと言っていましたが、幼稚園児から入会できるクラブが近所になく、ずっと我慢させていました。この春小学校に入学し、子どもが自分で通える範囲にクラブチームがあることを知り、チームの方針「自分で考え行動する。親は口出ししないで」に共感したので、軽い気持ちで入れてしまいました。入会したところ、チームの子たちがとても上手く、息子は下から数えた方がいいくらい下手なことが判明。運動が苦手な子ではなかったので、驚いてしまい......。出来ているのはチームの方針である「自分のことは自分でやる。リーダーシップをとる。試合中に声を出す」くらい。試合中はうちの息子へ他の保護者がヤジを飛ばすくらいトンチンカンなことをしています。本人が気にしているかどうかはわかりませんが。どうにかしたく、上手な子のママさんにそれとなく相談したところ、パパが付き合って家でもかなり練習しているとのこと。夫は他のスポーツに夢中でサッカーは眼中にありません。私が練習に付き合えば良いのでしょうが、仕事をしているため公園に付き合えるのは日曜のみですし、何よりサッカー経験がないのでどうもうまく指導できません。幸いなのは本人が楽しく通っていることですが、息子が上手になるために、私ができることは何かありますでしょうか?もう少し成長するとヤジの意味も分かって、モチベーションが下がることもあると思うので、楽しんで続けるためにもスキルアップのサポートができればと思っています。親としてどうすればいいか、アドバイスをお願いします。<島沢さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。冒頭の「記事を初めて拝見し、分かりやすいお答えに私も相談してみたくなりました」というコメント、非常に嬉しいです。連載を112回も続けていると、「こんな書き方するなんて」と否定されることはあっても、もうどなたも褒めてはくれません(笑)。さて、本題です。結論から申し上げると、お母さんは息子さんのサッカーに関して何もしてはいけません。一切、口を出さない、手を出さないこと。そうしたほうがいいと私が思う理由は、三つあります。■子どもが下手でつらいのは親なのでは?低学年で上手い下手は関係ないまずひとつめ。お母さんは、大きな勘違いをしていないでしょうか。スポーツは下手でも楽しめます。「少し成長するとヤジの意味も分かって、モチベーションが下がることもあると思うので、楽しんで続けるためにもスキルアップのサポートができれば」とおっしゃっています。が、スキルアップしなければ、つまり、上手くならないと楽しんで続けられないわけではありません。現にお母さんが「幸いなのは本人が楽しく通っていること」と書かれているように、息子さんはサッカーを楽しんでいます。子どもが上手でないと、サッカーを楽しめないのは親御さんのほうかもしれません。私のこの連載へも、子どもが上手くならない、レギュラーになれないことで悩む保護者からたくさん相談が舞い込みます。多くがお母さんのように低学年のお子さんの保護者です。6歳、7歳の子どもは、自分が上手いとか下手とか才能があるとか、そんなに気にしません。仲間とボールを追って体を動かしているのが楽しい時代なのです。そんな低学年の今から、「息子は下から数えた方がいいくらい下手」などと息子さんを批評するのはやめましょう。「運動が苦手な子ではなかったので、驚いてしまい......」と書かれているように、お母さんは少しショックを受け、焦っていらっしゃるようです。親が焦燥感でいっぱいで冷静になれていないときに何かをしても、ほぼ100%子どものためにならない。これが二つめの理由です。■父親がサッカーについてあれこれ言ってないのは良いことそして、三つめ。相談文の端々から、今のお母さんは息子さんのサッカーに関して、過干渉気味のようです。息子さんがサッカーのスキルが周りに追いつかないから「どうにかしたい」とお母さんが思っても、どうにもなりません。本人が「もっとうまくなりたい!」と思えば、勝手にやり始めます。お父さんに自主練をやらせようと考えたけれど、お父さんは他のスポーツに夢中なのですね。ここを読んで「良かった!!」と私は思いました。わが子に自主練を強要するなど、熱くなってしまう父親が子どもからサッカーを楽しむマインドを奪っているケースが非常に多いからです。あれこれ言われて素直に従えば、子どものマインドは指示待ちになり、主体性や自立する機会を奪います。■親ができるのは正しい生活環境を整え、子どもに安心を与えること以上、お母さんが息子さんのサッカーに干渉しないほうが良い三つの理由に賛同いただけるようなら、ぜひ何言わず見守ってあげてください。美味しい食事を作り、早寝御早起きさせて、朝ご飯を食べさせる。正しい生活リズムで過ごしていれば、息子さんは健やかに成長するはず。この時代は、生活の中で「恒常性」がとても大事です。いつもと同じ仲間、同じ場所、同じコーチ。「同じ環境」で安心してサッカーができれば、それで良いのです。■チームの方針ができている息子さんは素晴らしい子しかも息子さんは、私から見ればすでに「素晴らしい7歳」です。チームの方針である「自分のことは自分でやる。リーダーシップをとる。試合中に声を出す」ができていると、お母さんも書かれています。そこを、まずは褒めちぎってあげてください。これができるということは、お母さんのここまでの子育てが何ら間違っていなかったということです。いくら試合でゴールを量産するくらい上手でも、自分で自分ことができない、自立できない子どもはたくさんいます。12歳くらいでもいます。ぜひ、わが子を見る視点を変えて子育てしましょう。■6年の間で大きく伸びる子も多数。低学年で力は計れない加えて、小学校6年間で子どもはこれからどんどん変化します。「低学年では力なんて計れない」は、少年サッカーのコーチがみなさんおっしゃることです。サッカーの認知力(どんなふうに点を取るのか、どう動けばいいのかといった力)がついてくると同時に、体格も変化してきます。背が伸びたり、伸び悩んだりもあるでしょう。低学年で目立たなかった子がエースになったりします。その成長のプロセスを支えるのは、何だと思われますか?それは「サッカーが大好き」という気持ちです。■子どものサッカー意欲を高めるために親がすべきこと(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)そこをアップさせていくには、お母さんやお父さんがお子さんの取り組みを認める、つまり褒めることです。「よく頑張ったね」「えらいね」とプロセスを褒めてあげましょう。今日は何点とったとか、先発だったとか、そういった結果だけに親が注目していると、結果が出なくなったときに立ち向かうエネルギーが生まれません。結果よりプロセスを認めることで意欲が増すことは、脳科学でもエビデンスがあります。冒頭で申し上げたように、いい大人の私達でも、褒められればうれしいものです。ぜひ一喜一憂せず、「成長する力」を育ててあげてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年06月23日気になる彼に一生懸命アプローチしても、脈を感じない……。もしかしたら、その原因は彼の「恋愛下手」な性格にあるかもしれません。そんな男性には、どのような特徴があるのでしょうか?■ 恋愛下手かどうか、外見では分からない恋愛下手な男性は、見た目だけでは分かりません。ファッションにこだわりがある人だと、彼女がいてもおかしくない外見かもしれません。気になる彼にアプローチしても全然反応がない場合、まずはすでに付き合っている女性や気になっている人がいるのではないかと疑うでしょう。しかし、じつは彼は恋愛に不器用で、どう反応したらいいか分からないだけかもしれませんよ。■ 恋愛下手ほど硬派を気取る恋愛下手な男性のなかには、硬派を気取っている人もよく見かけます。「女には興味がない」という態度を取り、元から女性を寄せ付けないのです。これは、恋愛経験豊富であるからこそガツガツしないタイプの男性とは真逆の特徴。脈なしサインの裏には、恋愛における自信のなさが隠れている可能性があります。だからこそ、脈なしを感じたら簡単に諦めずに、彼の内面を知るようにしましょう。■ 肉食系とは距離を置く恋愛下手な男性は、積極的な肉食系の女性と距離を取りたがる傾向があります。繊細で純愛派な彼らにとって、恋愛に慣れている印象がある肉食系の女性は、なかなか親しめないようです。遊ばれて傷つきたくない気持ちから恋愛をこじらせてしまいやすい部分がありますが、誠実な女性であれば長続きするはずです。■ 人生観に癖アリ恋愛に積極的ではない男性のなかには、独特な人生観を持っている人もいます。夢や目標がなく、良い流れに乗って生きていきたいと考えているようです。そのような態度が、恋愛にも表れています。自分よりも、相手にリードしてほしい。このような男性と付き合った場合、優柔不断さに悩まされることもありますので、あなたが率先して決断力を発揮していく必要がありそうです。■ リードが上手い女性と相性抜群恋愛下手な男性へのアプローチは大変かもしれませんが、付き合い始めた後は、浮気の心配がなさそうです。そんな彼らと相性がいいのは、リードするのが上手い女性。彼の性格を把握し、自分からリードして、素敵な関係を築いていきましょう。(ちりゅうすずか/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月12日●サッカーに感謝「自信をつけさせてもらった」サッカー経験者で、サッカー好きとして知られているお笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之(49)。18年半にわたってテレビ朝日系『やべっちF.C. ~日本サッカー応援宣言~』でMCを務め、現在は動画配信サービス・DAZNで配信中の『FOOTBALL PROGRAM やべっちスタジアム』でサッカーの魅力を発信している。また、女子サッカーを舞台にした『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』(6月11日公開)で声優に初挑戦。サッカー経験が仕事につながっているが、自身の人格も「サッカーで作られた」と矢部は言う。人間関係においても、サッカー部の仲間とは深い絆で結ばれているようで、相方の岡村隆史も高校のサッカー部の1個上の先輩だ。高校卒業後に吉本の養成所NSCに入学し、お笑いの道へと進んだ2人。高校時代に培った絆が根底にあるからこそ、コンビとして30年以上も続いていると矢部は考えている。また、矢部は中盤、岡村はフォワードというポジションがコンビの関係性に直結。「アシストが好き」という矢部は、「相方に振ってドカンとウケたら心の中でガッツポーズしてます」と笑った。――『映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ』は、子供の頃から男子に交じってサッカーを続けてきた主人公・恩田希(ノンちゃん)が、男子サッカー部のなかで苦闘する姿を描いた物語です。本作を見て、ご自身のサッカー部時代を思い出しましたか?思い出しましたね。僕はそのまま、ノンちゃんなんです。フィジカルが弱くて選抜メンバーから落とされたりしましたが、ボール扱いは自信があって顧問に褒めてもらったり。一つ一つのエピソードが当てはまる。ただ、大きな違いは、僕はただ腐っていったという……。――高校までサッカーをやり抜き、全然腐ってないと思うのですが。高2の夏前に大阪選抜のトレセンに行き、自信がありましたが、180cmくらいの人に当たられてこけたんです。監督から「矢部は線が細い。体を大きくしよう」と言われ、180cmのディフェンスの人が選抜に入り、そこで僕の中では腐りました。でも、選手権の予選が残っていたので、そこを最後にすることに。そして、4回戦で当時全国常連校だった北陽高校と当たって5-0で負けて、燃え尽きました。――全力で取り組まれていたサッカー部時代に人間としても大きく成長されたと思うのですが、当時の経験が今のご自身の軸になっているなと感じる部分はありますか?めちゃめちゃあります。僕はサッカーで作られたと思っています。――具体的に、何を得たと感じていますか?いいことも悪いこともありましたが、自信をつけさせてもらいました。小3のときに少林寺拳法を習っていたのですが、1時間前に体育館に入って同級生とボールを蹴るのが楽しくて。そうしたらある日、先生に「そんなにボール蹴りたかったらサッカー部に入れ!」と言われ、部活は5年生からでしたが、サッカー部の顧問が「ええよ」と言ってくれて、公式戦も3年生なのに5年生登録で出してもらって。その入り口が自信になり、中学でも先生から「うまい」と言われ、自信がつきました。――その自信が、生きていく上での自信にもつながっていったのでしょうか。そうですね。学校における自分のポジションがあると思いますが、芸能界においても同じようなポジションにいるなと思える。なんとなく目立っていたグループにいたし、サッカーでちやほやされたし、高校は一番いいポジションの副キャプテンをやりましたし。キャプテンは責任が大きくて嫌だったので断って(笑)。また、強運もあるなと感じています。学校のそのポジションにいられたのも運、この世界に入れたことも、先輩方や番組スタッフ、マネージャーとの出会いも運だと思います。――今後、何があっても、いいポジションにいられる自信と運があるということですね。そうです。この先もなんとかなるだろうというか、変わらない自分でいられると思っています。●養成所で出会っていたら「どこかでコンビ別れを…」――濃密な時間をともにした部活の仲間との絆は一生モノだと思いますが、人間関係に関しても、サッカー部時代に得られたものは大きいと感じていますか?それはあると思います。高校時代のサッカー部の連中は、今でもたまに会います。そして、毎年同じ話をしている。「あのときお前のあれで点を入れられたな」とか、試合の失点の話をいまだに (笑)。でもそれはサッカーをやってないとできなかったことだなと。立ち位置も変わらずキャプテンは今でも偉そうで(笑)。しゃべっていることや関係性がまったく変わらない。濃密な3年間だったんだなと思います。――岡村さんとも、コンビという形で関係が続いています。結成から30年経ちましたが、出会ってからだと33年。相方は1個上なので高校で一緒に過ごしたのは2年間ですが、今でも一緒にいるというのは特別ですね。――昨年5月にニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』が復活した際、岡村さんの失言騒動をきっかけに密に連絡を取り合うようになったと明かされていましたが、今も密に連絡を取り合っていますか?今はまた戻りましたけど、普通にしゃべるかな。それまで普通のことをしゃべれず、コンビってこんなもんやろと思っていましたが、今は普通にしゃべります。――サッカー部時代に培った関係性が根底にあるから、ピンチも乗り越えられるのかなと思ったのですが、いかがでしょうか?そうですね。養成所で知り合って組んでいたら、どこかでコンビ別れしてるんちゃうかなと思います。この世界に入る前からの知り合いで、腐れ縁。高校で相方と出会ってなかったら僕は吉本に入ってないですし、人生が大きく変わりました。相方に断られていたら、ほかの子を誘っていたかというと、そんなことないので。――岡村さんだから組みたいと思われたんですね。サッカー部の同級生で一番仲良かったセコチンに「なんで俺、誘ってくれへんかってん。なんで岡村さんやねん」って泣かれて、「面白いのは岡村さん。セコチンは仲いい友達や」と。自分の中で線を引いていたんですよね。面白いのはこの人って。相方と出会ってなかったら絶対に養成所、そして吉本に入ってないですし、相方も吉本に入ってない。真面目で、国家公務員になるって言ってましたから(笑)●サッカーでのポジションがコンビの関係性に直結――コンビの関係性に関して、サッカー部時代に培ったものが生きているなと感じている部分はありますか?僕はずっと中盤をやっていたので、アシストが好きなんです。周りを見るというのは、今カメラ前でもやっていることだなと。相方はフォワードで、それがよかったと思っています。――当時の関係性が今にもつながっているんですね。そうですね。僕がガチガチのセンターフォワードやったら、このスタイルではないと思います。何とか笑いを取りにいこうとして、相方とかぶってしまう。――高校時代、矢部さんのアシストで岡村さんがゴール決めたことはありましたか?相方がレギュラーではなかったので少なかったと思いますが、僕がAチームとして出場したあとにBチームの試合に出ることもあったので、何点かあったと思います。――アシストした選手はガッツポーズしないことが多いと思いますが、矢部さんもそういうタイプですか?そうですね。そこでガッツポーズもドヤ顔もしないのがかっこいいというのが僕の中にあって、相方やゲストに振ってドカンと受けたら心の中でガッツポーズしてます(笑)――矢部さんのいるチームが強いと思われるのがうれしい?そうですね(笑)。あいつが回してるんやと思われているくらいが一番気持ちいい。恥ずかしさもあるんです。パスを出してフォワードが喜んでいるのを見ずに自陣に帰っていく……「この俺の後ろ姿を見ろ!」って(笑)。フォワードに抱きつかれたら、あんまりしてくれるなって。そんなかっこつけ方が好きです。●サッカーの仕事に喜び岡村も「やりたい」――サッカーに関わるお仕事をずっとされてきて、『さよなら私のクラマー』では声優としてサッカーに関わることに。原作には登場しない、矢部さんのために用意された“矢部先生”を演じられていますが、オファーを受けたときの心境を教えてください。「え、何したらええの?」ってマネージャーに言いました。番組内の企画で声優をやったことはありましたが、難しいという記憶しかなくて。「矢部先生という本人のシーンを付け足します」と言われ、ありがたいなあと思いましたし、サッカーが好きなのでやらせていただくことにしました。――完成した映画を見てどう感じましたか?うまいことやってくれたと思いました。いらないっちゃいらないけど、本編ともつながっていて。この作品にいっちょかみさせていただいて、ありがたい。これはもう、めいっぱい宣伝しないといけないなと思いました(笑)――作品全体の感想もお聞かせください。自分と勝手に重ね合わせながら、あっという間に終わって面白かったです。また、今の時代を象徴しているのかなというのも感じました。女子だからあかんのかという、大きな問題のメッセージもあると思いました。――本作を見てサッカーに興味を持つ人もいると思います。その手伝いができるというのは、うれしいですか?この作品をきっかけにサッカーをやってくれたら、そんなうれしいことはないですね。女子のサッカー経験者も増えていますし。長男がスクールに行っていますが、女の子4、5人いて、アンダー10、アンダー12と、残っている女の子ほどうまいです。で、髪型は澤穂希さん。すごい影響力だなと思います。――サッカーのお仕事はコンビではなく矢部さんお一人で担当されているイメージが強いですが、2人でサッカーの仕事をやりたいという思いはありますか?相方はずっとやりたいと言ってます。『やべっちF.C.』を1人でやったことを根に持ってますから(笑)。ピンで話が来たから自然な流れでこうなったんですけどね。でも、お話をいただけるのであれば、ぜひコンビでやらせていただきたいです!■矢部浩之1971年10月23日生まれ、大阪府吹田市出身。1990年に高校サッカー部の先輩・岡村隆史を誘い、ナインティナインを結成。NSC卒業後、1991年に吉本の若手コンビ6組で構成されるユニット「吉本印天然素材」に加わり東京進出。『新しい波』『とぶくすり』『めちゃ2イケてるッ!』『ナインティナインのオールナイトニッポン』など数々の番組で人気を博す。個人としても活躍しており、現在は『アウト×デラックス』や『FOOTBALLPROGRAM やべっちスタジアム』などに出演している。
2021年06月11日サッカーをする上で気をつけたいのが「ケガ」です。サッカーをするお子さんの場合、足首や股関節、ハムストリングス(太ももの裏側)などを痛めることが多いので、適切なウォーミングアップが必要です。とはいえ「どんなウォーミングアップをすればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回はFC市川ガナーズの上村聡フィジカルトレーナーと安藤克敏アドバイザー・ドクターに協力していただき、すぐにできるウォーミングアップのメニューを紹介します。ケガ予防のために、公園などでサッカーをする時の習慣にしてみてください。(取材・文:鈴木智之)股関節周りのストレッチはケガ予防だけでなく、プレーの柔軟性にも繋がります体が硬い初心者にもおすすめ股関節の可動域を広めるストレッチ専用クッション>>まずはサッカー動作の基本となる、股関節のストレッチから。可動域を広げることで、プレーに柔軟性が出るとともに、ケガ予防につながります。最近のお子さんは、しゃがみ込む動作、姿勢をすることが減っているので、股関節が固くなっているケースも多いのではないでしょうか。繰り返して行い、可動域を向上させましょう!1)股関節の前側と後ろ側のストレッチ■上村トレーナーによる解説右足を前に伸ばし、左ひざを地面に着いた状態で行います。その状態でボールを体の中心に置き、左足の股関節を伸ばしながら、右足が膝よりも伸びるようにします。その状態でボールを手で転がし、足の周りをぐるぐるさせて、股関節を前後に伸び縮みさせます。このとき、太ももの裏側や股関節のつけ根が伸びていることを感じながら行うのがポイントです。前足がピンと伸びた状態でボールを動かすと、太ももの後ろ側(ハムストリングス)のストレッチになります。さらにその状態で前足(右足)の側をボールが通っていると、股関節のつけ根、左足の太ももの前側が伸びます。この形で10回繰り返し、右足を前にした状態の次は左足を前に変えて、10回行います。■安藤ドクターによる解説これは大腿四頭筋(太ももの前側)とハムストリングスにフォーカスしたトレーニングです。大腿四頭筋の一部とハムストリングスの一部は、骨盤に付着しています。そのため、これらを突然動かすと、筋肉の急な収縮が起こります。その結果、筋肉が骨盤に付着している部分の一部が引き剥かれてしまい、裂離骨折を起こすことがあります。このストレッチは、裂離骨折の予防になると言えるでしょう。また、オスグットシュラッター病(通称:オスグット)も、ひざの曲げ伸ばしで発症・増悪するので、このような動きをウォーミングアップで行うことは、オスグッドの発症や悪化を抑える効果もあると推測します。2)股関節の可動域を向上させるウォーミングアップ■上村トレーナーによる解説相撲の四股のような形で股関節を開き、腰を落とします。その状態でボールを手で転がし、両足とお尻の下を、8の字を描くように動かしていきます。このとき、ひざが内側に入らないように、股関節をしっかりと開きましょう。右回りで出来たら、次は左回りでボールを動かし、両方同じ時間やってみてください。■安藤ドクターによる解説このストレッチは内転筋群を使用しています。内転筋群はインサイドキックで使用する筋肉なので、事前に動かしておくことで、筋肉内の血流が増え、温まることで過伸展にも対応しやすくなり、肉離れの予防になります。また、可動域が広がることで、筋肉や腱などの負担も減るので、ケガにつながりにくくなると言えます。今回の記事では、すぐにできて遊びの要素もあるウォーミングアップのメニュー(ストレッチ)を上村トレーナーに教えてもらいました。ボールを使って行うストレッチなので、楽しみながらできるのではないでしょうか。ゲーム感覚で、ぜひ練習や遊びの前にやってみてください。公園などで遊んでいると「ウォーミングアップなんてめんどくさい」「早くボールを蹴りたい」という気持ちが勝ってしまい、大切なストレッチが疎かになってしまいがちです。しかし、「5分でいいので体のためにウォーミングアップに時間を取りましょう」と安藤ドクターは言っています。「やる気にならない時は、保護者の方が『足首をまわそう』『屈伸をしてみよう』と声をかけてあげてください。1分、2分の手間を惜しんでケガをしてしまうと、結果的に2週間、ひどいと数ヶ月、サッカーができなくなってしまいますからね」ウォーミングアップをすることは、ケガ予防だけでなく、パフォーマンスアップの効果も期待できるそうです。安藤ドクターは言います。「ウォーミングアップをすると、血液が足先まで流れて、酸素が行き渡ります。その結果、筋肉の動きが良くなるので、プレーの向上に影響があると考えられます」ケガ予防とパフォーマンスアップのためにもウォーミングアップを取り入れて、より良いプレーを目指しましょう!安藤克敏(あんどう・かつとし)FC市川ガナーズアドバイザー ドクター藤枝東高校出身。愛知医科大学医学部を卒業後、東京大学医学部附属病院、大分大学医学部附属病院などを経て、アドバイザードクターに就任。名古屋グランパスエイトU-15出身で、日本クラブユースサッカー選手権大会全国大会、高円宮杯全日本ユースサッカー選手権全国大会の出場経験があり、藤枝東高校時代は第86回全国高校サッカー選手権大会全国大会で準優勝した経歴を持つ。上村聡(かみむら・さとし)FC市川ガナーズフィジカル・アスレティックトレーナー中央大学 法学部 法律学科卒業後、日本鍼灸理療専門学校に進みアスレティックトレーナー学科を卒業。芝学園 中等部 サッカー部 コンディショニングコーチ、FC町田ゼルビア アスレティックトレーナー、専修大学ラグビー部 コンディショニングトレーナーなどを経て現職に。保有資格は日本体育協会公認 アスレティックトレーナー、鍼灸あん摩マッサージ師、ライフキネティック公認パーソナルトレーナーなど
2021年06月03日恋愛下手な女性は、誰かを愛する前に自分を愛せていないことが多いです。自分の愛し方を心得ていないため、他人にむける愛情もズレていたり、極端だったりしてしまうことも……。あなたも「彼のために」と思ってしたことが結果的に彼をダメにしていたなんて経験はありませんか?そこで今回は、「恋愛下手」な女性がしがちな失敗をご紹介します。■ 「我慢すること」が愛だと思っている自分の感情を押さえつけて「耐えること」が愛だと思いがちですが、それは大きな間違いです。「いつか彼は変わってくれる」「私が彼を変える」、それまで耐えようと。しかし、そんなことで彼は変わりませんし、あなたの心に限界がやってきてしまうでしょう。■ 尽くしすぎてしまう彼に愛情を注ぐということは決して甘やかしたり、わがままを聞いてあげたり、みついだりすることではありません。ここを勘違いしてしまい、彼をダメにさせ、自分も深く傷ついてしまう女性は多くいます。■ 「許すこと」は愛ではない彼から心無い言葉を受けたり、ときには理不尽な暴力を受けたとしても、その後にちょっと彼から優しい言葉を掛けられると許してしまう。彼を許した自分に彼への「愛」を感じてしまうことも。これを繰り返してしまうと、最初に傷つけられなければ愛を実感することができなくなってしまいます。それに気付いた頃には心も体もボロボロになっているでしょう。■ 彼のためと自分のためを履き違えているなぜ自分が傷ついてでも、彼のすべてを受け入れようとするのでしょうか?心のなかで「彼のために」と、考え方をすり替えていますが、本当は「自分のため」なのです。彼に嫌われたり、彼を失ってしまうと自分が困るからです。本当の意味で「彼のため」ではないことに気付いてください。■ 「本当の愛し方」を見直してみて「愛」とは相手のあり方を認めることです。しかしこの言葉をそのままの意味で読み取って、自分の価値観を変えたり、感情を押し殺したりしてまで認めようとする必要はないのです。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月27日小学生のサッカーでは、早熟によって同学年の選手よりも身長が高いケースが少なくありません。この記事では、サッカーにおける早熟とはどのような意味なのか解説します。また、早熟選手の伸び悩みが発生する原因についても取り上げているため、参考にしてみてください。早熟とは早熟とは、身体的・精神的な成長が他の人よりも早いことを意味する言葉です。スポーツにおいては、特に身体的な成長の早さを表す言葉として使用されています。ちなみに、早熟の対義語は晩熟であり、時間が経過してから成長する人のことを意味します。早熟の影響が特に現れやすい少年サッカー大人になると、体の成長は止まっているため、早熟や晩熟といったことを機にする必要はありません。しかし、体が日々成長している小学生年代のサッカーにおいては、その違いが顕著に現れます。子どもの場合、同じ年齢でも身体が成長するスピードに違いがあるため、同学年でもかなりの体格差があるケースが珍しくありません。また、高学年になると第二次性徴期を迎え、一気に背が伸びる子もいます。そのため、中には数十センチ単位の違いが見られるケースもあるでしょう。サッカーは身体能力の高さ、フィジカル的な強さがプレーに影響するスポーツであるため、成長が早い子ども、つまり早熟の子は活躍しやすい状況となります。早熟な子どもが伸び悩む理由早熟の子どもの中には、選手として伸び悩むケースが少なくありません。これは、体格差を活かしたプレーができる間は活躍できるものの、周囲の子どもたちも成長し、体格差がなくなってきた時に思ったようなプレーができなくなってしまうためです。ここでは、なぜ早熟の子どもが伸び悩むのか具体的な原因について解説します。技術を十分に磨かない早熟な子が伸び悩む理由の1つとして考えられるのが、パスやトラップ、ドリブルといった基本技術を磨かないことです。体格差があると、多少トラップミスをしても身体を入れるなどしてボールをキープできてしまいます。また、ドリブルも身体的な優位性を生かしてスピードで勝負すれば簡単には追いつかれないため、細かいフェイントや切り返し、緩急をつけるといったことをしなくても突破できるでしょう。一方で、小学生の中学年から高学年は技術が身につきやすい時期だとされています。この時に基本技術の向上を疎かにしてしまうと、後々体格差がなくなった時に伸び悩んでしまいます。判断力を磨かないサッカーは常に判断することが求められるスポーツです。味方や相手の状況などを踏まえて最適なプレーを選択することが選手には求められます。しかし体格差があれば、多少判断が遅かったり、間違っていたりしてもフィジカルを駆使してカバーできるため、選手は自分の判断が遅かった・間違っていたといったことに気づきにくくなります。そのため、技術と同じように、体格差が縮まってきた時に伸び悩むことになります。子どもの成長には個人差があることを理解しておく少年サッカーに取り組むお子さんをお持ちの保護者は、子どもの成長には個人があるということを認識しましょう。サッカーでは早熟タイプ、晩熟タイプと呼ばれることがあるように、早い段階から成長する子どももいれば、後になってから急速に成長する子どももいます。小学生のうちから身体が成長している子どもであれば、技術や判断力の向上を忘れないこと、逆に身体の小さい子どもであれば、徐々に差はなくなっていくと認識することを覚えておきましょう。まとめ今回は、サッカーにおける早熟について、その概要から早熟の選手が伸び悩む理由などについて解説しました。身体の成長は個人差があるため、当初は体格差を活かしたプレーができていたとしても、ゆくゆくはできなくなります。そのため、しっかりと技術や判断力を磨くことが大切です。
2021年05月18日サッカーをする場合、利き足は非常に重要です。この記事では、サッカー選手と利き足の関係性について解説します。また、利き足のみの利用による弊害や利き足の調べ方についても取り上げているため、参考にしてみてください。サッカー選手と利き足の関係サッカーは足を主に使って行うスポーツです。実際に試合の中でパスやトラップ、シュートを打つ時に利き足を主に使用する人は少なくないでしょう。そういった意味で利き足はサッカーをするうえでの土台となる足だといえます。一方で、左利きだから、右利きだから、といった理由で選手としての優劣が決まることはありません。ただ、一般的に右利きよりも左利きの方が少ないとされているため、ポジションによっては左利きの選手の方がポジション争いのライバルが少なくなる可能性はあります。しかし、利き足が選手としての将来を大きく左右するといったことはないため安心してください。軸足とは利き足について考える場合、合わせて軸足についてもどのようなものか理解しておくことが大切です。軸足とは、ボールを蹴る際にボールに触れない足を指します。例えば右足でボールを蹴るのであれば、左足が軸足となります。軸足は身体を支える役割があり、ボールを蹴る際にバランスを崩すことなくキックができるのは軸足のおかげだといえるでしょう。プレーをするうえでは、軸足を置く位置や軸足の柔軟性なども重要になってきます。利き足のみに頼るプレーは弱点になる練習や試合などで自分の利き足ばかりを使ってプレーする選手は少なくないでしょう。確かに利き足であれば、非利き足と比べると自分の思うようにボールを扱いやすいため、安定したプレーができます。しかし、いざ試合で利き足しか使わないとなると、相手ディフェンダーが次のプレーを予測しやすくなるでしょう。また、トラップやパスも常に利き足で行うとなると、スムーズに次のプレーに移行できなくなり、攻撃のスピードを落とすことにもなりかねません。このような点から、利き足のみを頼ったプレーは避けるべきだといえます。両足をバランスよく使えるようになることが大切先述の通り、利き足に頼ったプレーは弱点となる可能性があります。そのため、練習を通して利き足だけでなく非利き足もしっかりと使えるようにしておくことが大切です。ちなみに、プロの世界でプレーする選手たちは、当たり前のように非利き足も使用します。例えば、世界トッププレーヤーであるメッシ選手は左利きの選手であり、ドリブルやシュートでも左足を使うシーンが目立ちます。しかし、だからといって右足が苦手といったことはなく、右足でシュートを決めるシーンも少なくありません。同じように、ネイマール選手は右利きの選手ですが、左足も利き足と同じレベルで使用できます。さらに、日本代表の久保建英選手は左利きですが、スペインリーグでは右足で得点を決めたことがあります。そして、珍しいのがフランス代表のデンベレ選手です。デンベレ選手は左利きですが、シュートを打つ際は右のほうがいいとも発言しており、高いレベルで両足を操っていることが伺えます。このように、選手として高いレベルを目指すのであれば、両足を満遍なく使えるようになることは必要不可欠だといえるでしょう。利き足の調べ方これからサッカーを始めようとしている選手の中には、利き足がどちらかわからない、という人もいるでしょう。利き足を把握する場合、以下のようにさまざまな診断方法があります。ボールを蹴りやすいと感じる足後ろから押されたときに先に出る足階段を上る際に先に出る足あぐらをかく際に外側にある足など簡単にできる方法なので、一度試してみるといいでしょう。まとめ今回は、サッカー選手と利き足の関係について解説しました。利き足はプレーをする際に主に使用することになる足です。一方で、利き足ばかりに頼ったプレーは弱点にもなりかねません。そのため、両足をバランスよく使えるように、普段の練習から鍛えておくようにしましょう。
2021年05月17日サッカーの試合を見ていて「ポゼッションサッカー」や「ポゼッション」といった言葉を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。この記事では、ポゼッション・ポゼッションサッカーとはなんなのかその概要について解説します。また、どのような技術が求めれられるのか、具体的なポイントについても解説しているため参考にしてみてください。ポゼッションとはポゼッション(Possession)とは、「所有」「所持」といった意味を持つ英語です。サッカーにおいては、ボールを所有・所持している状態、つまりボールをキープしている状態のことをポゼッションと呼びます。そしてポゼッションサッカーは、ポゼッションを志向した戦術の1つです。ポゼッションサッカーに取り組むチームはショートパスを中心にボールをキープしながら相手の陣形を崩していきゴールへと迫ります。ちなみに、ポゼッションサッカーに対抗する戦術には、守備の陣形をしっかりと作り、ボールを奪ったら一気に攻撃を仕掛けるカウンターサッカーがあります。ポゼッションをしていれば失点することはないポゼッションの特徴は、自チームがボールをキープしている限り相手に得点を奪われることはないという点にあります。このように聞くと「おお!ポゼッションっていいな」と思うかもしれません。しかし、ボールをキープし続けるには正確なパスやトラップ、素早いサポートなど高い技術が必要不可欠です。また、ポゼッション率が高いからといって、必ずしも試合に勝てるというわけでもありません。試合のほとんどの時間でボールをキープしていたものの、相手の強固な守備に苦しみ、試合終盤のカウンターから失点し敗戦となる可能性も十分にあり得ます。ポゼッションを志向するチームは少なくありませんが、ポゼッションサッカーが万能というわけではないことも覚えておきましょう。ポゼッションを実践する際に求められる技術ここでは、実際にポゼッションをする際にどのような技術が求められるのか、そのポイントについて解説します。11人制であっても8人制であっても変わらないポイントであるため、参考にしてみてください。正確なパスとトラップポゼッションサッカーは、ショートパスを中心に相手守備陣を崩していくため、正確なパスができるかどうかは非常に重要です。少しでもパスがずれると相手にボールを奪われカウンターを受ける可能性があるほか、攻撃の遅れが生まれ、相手の守備陣が整ってしまうかもしれません。また、パスと同じように正確なトラップも必要不可欠です。パスもトラップもサッカーにおける基本技術の1つですが、この基本をピッチ上の11人、8人が高いレベルでできなければ、ポゼッションサッカーは難しいものとなるでしょう。そういった意味で、パスやトラップの技術を磨くことはポゼッションにおける練習方法の1つとなります。ポジショニングポゼッションサッカーでは、選手間でショートパスを何度もつなぎながら相手ゴールへと迫っていきます。そのため、ボール保持者の周囲には味方がパスコースを作っている状況でなければいけません。パスコースを作るにはポジショニングを意識する必要があります。例えば、相手選手に隠れてしまい味方がパスを出せないのであれば、ポジションを少しずらさなければいけないでしょう。味方がパスを出しやすいのはどこか考えながらポジション取りをしてみてください。ポゼッションは手段の1つポゼッションをしていると、ボールをキープすることが目的となってしまうことがありますが、これでは本末転倒です。サッカーの1番の目的はゴールを奪うことであり、ゴールを奪うための手段としてポゼッションを利用します。そのため、手段と目的を混同させないように気をつけなければいけません。まとめ今回は、サッカーのポゼッションについてその概要や求められる技術について解説しました。ポゼッションはショートパスを中心にパスをつなぎながら相手守備陣を崩していく戦術です。実践するにパスやトラップが正確にできなければいけないため、普段の練習から意識して取り組むようにしましょう。
2021年05月14日お子さんが所属しているチームの選手たちを見ると、ほとんどが右利きではないでしょうか。サッカーにおける左利きの選手は決して多くはありません。この記事では、左利きの選手の持つ特徴や左利きの名選手などについて解説します。また、左利きを矯正するべきなのかという点についても取り上げているため参考にしてみてください。サッカーにおける左利きは特別な存在?サッカーにおいて、左利きの人は「レフティ」と呼ばれますが、右利きの人は「ライティ」と呼ばれることはありません。また、野球でも左利きの投手は「サウスポー」と呼ばれていますが、右利きの呼び方はありません。右利きよりも左利きが優れているわけでも、サッカー選手としての機能が異なるわけでもありませんが、左利きは特別な存在として扱われていることがうかがえます。左利きの選手が持つ特徴お子さんが所属しているチームを見渡すと、ほとんどが右利きで左利きの選手はごくわずか、というケースが多いのではないかと思います。一般的に左利きは少なく、左利きの割合は10人に1人といわれることもあるほどです。そのため、左利きの選手はチーム内で重宝されやすいという特徴があります。例えば、左サイドハーフや左サイドバックなどは、攻撃の際に左足でクロスが挙げられるため、左利きの選手がいればチームにより多くのチャンスを作ることができるでしょう。中には左サイドにあえて右利きの選手を配置し、サイドのドリブルから中に切り込んで右足でシュートする、といったケースもあります。しかし、左サイドに左利きを配置するケースが多いため、左利きであることでポジション争いのライバルが減る可能性は大いにあるでしょう。ただし、左利き=レギュラー確実といったことはありません。左利きという特性を活かすためにも、普段の練習にしっかりと取り組み、判断と技術を高めることが重要です。左利きの名選手といえば?右利きに比べると左利きの選手は多くありませんが、サッカー界において活躍する選手の中には左利きの選手も少なくありません。例えば、日本人であれば本田圭佑選手や中村俊輔選手、名波浩氏などが挙げられます。本田選手が南アフリカワールドカップで決めたフリーキックや中村俊輔選手が欧州チャンピオンズリーグのマンチェスターユナイテッド戦で決めたフリーキックは左足から放たれたものであり、記憶に残っている方もいるのではないでしょう。また、ドリブラーとしてもストライカーとしても世界トッププレーヤーであるメッシ選手も左利きです。このように、トップレベルを見渡してみると、左利きは決して珍しいものではない、と考えられます。左利きはジュニア年代のうちに矯正するべき?日本では「文字は右手で書くもの」という価値観が古くから存在しており、元々は左利きであったものの、幼い頃に右利きに矯正されることが少なくありませんでした。そのような背景もあり、左利きの選手の保護者の中には「小学生のうちに右利きに矯正した方がいいのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、左利きを無理に矯正する必要はありません。先述の通り、サッカーにおける左利きの数は多くはないため、チーム内で重宝される可能性があります。また、矯正するとなると、本人に大きなストレスがかかる点にも注意しなければいけません。利き足を矯正するよりも、むしろ両足が同じレベルで使用できるように練習することが選手にとっては大切だといえるでしょう。まとめ今回は、左利きの選手についてその特徴から左利きの名選手、さらには利き足を矯正するべきなのか、といった点について解説しました。左利きの選手は数が多くないため、左利きであることが自身の特徴となります。また、無理に矯正するのではなく、両足を高いレベルで扱えるように練習することが大切です。
2021年05月13日ジュニアユースのチームを探していると「セレクション」という言葉を耳にする機会が多くなります。この記事ではサッカーチームのセレクションについてその概要を解説します。また、トレセンのセレクションとの違いについても取り上げているため、ジュニアユースのチームを探している方は参考にしてみてください。セレクションとはセレクション(selection)とは、「選出」「選択」「選抜」といった意味を持つ英語です。サッカーにおいては、チームに所属するメンバーの選出やトレセンメンバーの選出などを行う際の試験のことを指して使用されます。セレクションは大きく分けて2種類セレクションは大きく分けて以下の2種類に分けることができます。チームに入るためのセレクショントレセンに参加するためのセレクションここでは、それぞれのセレクションの概要について解説します。チームに入るためのセレクションジュニアユースやユースなどのチームの中には、セレクションを行い、チームに入団できる選手を選考するケースが少なくありません。選考を突破した選手は、合格後そのチームに所属して日々のトレーニングや公式戦などに参加することになります。ジュニアユースやユースのチームはたくさん存在しますが、中でも強豪街クラブやJリーグの育成組織は多くの選手がセレクションに集まります。そのため、難易度は高く、合格率も非常に低くなるでしょう。チームに入るためのセレクションの場合、チーム内でどのような選手を獲得したいのか、具体的なイメージを持っているケースもあります。そのため、高いスキルを備えている選手であっても、チームのニーズと合致していなかったため不合格になることも珍しくありません。また、ジュニアユースのチームの場合、ジュニアユースとユースの6年間をかけて育成することもできるため、セレクションの時点ではイマイチの選手でも伸び代に期待して合格とすることもあります。トレセンに参加するためのセレクション地区や市、都道府県など、トレセンに参加する選手を選ぶためにセレクションを実施するケースもあります。トレセンはチームではないため、将来的な伸び代やチームのニーズを考慮した選考ではなく、セレクション時点でのスキルを参考に選考されるケースが少なくありません。そのため、トレセン参加者の所属チームを見ると、その地域の上位チームの選手が多いといったケースもよくあります。セレクションを受けるメリットセレクションを受ける場合、合格を目指すのはもちろんですが、合格できなかったとしても参加することによって多くのメリットが享受できます。例えば、セレクションに参加する選手はサッカーに本気で取り組んでいる選手が多いため、高いレベルや緊張感のある雰囲気を経験することができるでしょう。また、自分の実力を測る機会にもなります。もしセレクション時点で差があったとしても、何ができて何ができないのかがわかるため、さらなる成長のきっかけになるかもしれません。セレクションを受ける際の注意点チームに入るためのセレクションの場合、合格できるかどうかは、チームの状況によります。前述の通り、チームのニーズや方針などに沿って選考されるため、合格した選手の方が優れているわけでも、不合格の選手が下手なわけでもありません。あくまでも、そのチームのニーズや状況と合致していなかったというだけです。Aというチームに入れなかった選手がBというチームに入り活躍する可能性は大いにあります。セレクションの合否に一喜一憂することのないように注意してください。まとめ今回は、セレクションについて、その概要からセレクションの種類、セレクションを受けるメリットや注意点などについて解説しました。チームに入るためのセレクションはチームの事情が選考にも影響するため、不合格=サッカーが下手・サッカー選手になれない、といったわけではありません。縁がなかったと捉え、気にし過ぎないようにしましょう。
2021年05月12日サッカーをしている小学生の中には「オフザボールの動きが大切!」と、聞いたことのある子も多いのではないでしょうか。一方で「オフザボールってなに?」という疑問を持っている子もいるでしょう。この記事では、オフザボールについてその概要から行う際のポイント、具体的な動きなどについて解説します。オフザボールの役割について知りたい、具体的な動きを練習の中でやってみたい、といった選手は参考にしてみてください。オフザボールとはオフザボールとは、サッカーやフットサルの試合中にボールを持っていない状態のことです。大人の試合なら90分、少年サッカーなら40分の中で1人の選手がボールに触れる時間はほんのわずかです。時間にすると2分程度とも言われています。つまり、試合中のほとんどの時間はオフザボールの状態となります。当然ですが、ボールを持っていないからといって試合に関与していないわけではありません。むしろ、オフザボールの状態は、自分がボールを受けるための準備をする重要な時間となります。例えば、ボールを受けやすいポジションをとる、味方がプレーするためのスペースを作る動きをすることができるでしょう。オフザボールの動きは決して目立つものではありませんが、試合結果を大きく左右するといっても過言ではありません。これは、11人制でも8人制でも同じことです。オフザボールの際に意識することここでは、オフザボールの際にどのようなことを意識すればいいのか、具体的なポイントについて解説します。ぜひトレーニングの時から意識してみてください。体の向きオフザボールの際は、自分にボールが来たらスムーズに次のプレーに移行できるように、体の向きを意識することが重要です。例えばボールを受ける際に、相手ゴール対して背中を向けている状態だとボールを受けた後に前を向く手間が発生します。一方で体を半身にし、ボールと相手の状況が確認しやすい状況を作っておけば、ワンタッチで前を向くことができるでしょう。サッカーはゴールを奪うことが1番の目的であるため、相手のゴールに向かえるような姿勢を意識してください。ディフェンスラインとの駆け引きフォワードの選手は、オフザボールの際にディフェンスラインとの駆け引きをすることが重要です。例えば、オフザボールの際に相手ディフェンダーの視界から消えるような動きができれば、フリーになるためチャンスにつながる可能性があります。また、自分が動くことでディフェンスラインの乱れを誘発することもできるでしょう。このような動きが上手い選手としてあげられるのが川崎フロンターレ所属の小林悠選手です。トップ選手のプレーを見ることも立派な練習メニューの1つであるため、ぜひ試合動画をチェックしてみてください。オフザボールの具体的な動きオフザボールの動きといっても、その種類はさまざまです。代表的なものには以下のような動きが挙げられます。オーバーラップ:ボール保持者の外側を後ろから追い越す動きインナーラップ:ボール保持者の内側から追い越す動きパス&ゴー:自身がパスを出した後、そのまま動き続ける(例:ワンツーパス)ダイアゴナルラン:斜めに走る動き3人目の動き:ボール保持者が別の見方にパスを出そうとする際に、その次のプレーを予測して動き出すことプルアウェイ:ゴールから遠ざかるように動くことで相手のマークを引き剥がすこれらの動きを状況に応じて適切に行うことが重要です。そのため、普段の練習や練習試合の時から意識して取り組んでみてください。まとめ今回は、オフザボールの動きについてその概要から意識するべきポイント、さらには具体的な動きについて解説しました。オフザボールの動きは試合や練習を通して実際にやってみることが大切です。本などでも学ぶことはできますが、基本を学んだらあとは実際にピッチ上で試してみてください。
2021年05月10日男性と話すのは緊張してしまう、距離を縮めるのが苦手、というような悩みはありませんか?順調な恋愛をするためのカギ、それは「相性」。恋愛下手だと感じているのなら、気負わなくてじっくりと関係性を深められる男性がおすすめです。今回は、そんなイイ男性の具体的な特徴を4つ紹介します。■ 趣味を持っている趣味を持っている男性は、ひとりでも充実した毎日を過ごせる傾向があります。暇だからと女友達を誘って遊んだり、やみくもに出会いの場に繰り出したりもしないでしょう。恋愛下手な女性がじっくりと距離を詰めるには、安心です。気になる人ができたら、趣味があるか、どれくらい時間を費やしているか、聞いてみてもいいかもしれませんね。■ 話し方がゆっくり会話をしていて、心地のいいテンポは人それぞれ。ポンポンと速いテンポで冗談を交わしながら話すのが好きな人もいれば、ゆったり会話するのが好きな人もいるでしょう。恋愛下手の女性は、自分の思いを素直に伝えるのが苦手な傾向があります。そんな人には、相手の言葉にどう返事するか考えながら話すことができるので、ゆっくり話してくれる人がおすすめ。さらに「どう思う?」とあなたに質問してくれる人なら、なお良しでしょう。■ いろいろなことに誘ってくれる恋愛下手だから、リードしてくれる男性がいいな……と思っている女性は多いのではないでしょうか?でもこれは一概に正しいとは言えません。リードが上手な男性は「このお店に連れて行ったら喜ぶだろうな」と相手のリアクションを期待しているケースが多いです。余裕がないうちは、意図を汲めずに戸惑ってしまうことも少なくないでしょう。そうすると相手の期待とズレて、うまくいかない原因となってしまいます。ですから恋愛下手な女性には、自分のしたいことをいっしょにしようと誘ってくれる男性がおすすめ。「俺、○○好きだからいっしょに行ってくれない?」というのが、分かりやすい例です。相手の要望を把握できるので、自分が気を遣うことなく楽しんでいっしょにいられるでしょう。■ こだわりが強くなく、寛容な性格恋愛下手な女性がお付き合いするなら、キッチリしている人よりもこだわりが強くない人のほうがおすすめです。「カップルはこうあるべき」「彼女は○○してくれて当然」などと言われて、プレッシャーを感じることもありません。寛容な男性になら、思っていることも素直に伝えやすいでしょう。■ 居心地のいい男性を見つけよう!今回恋愛下手な女性におすすめしたい男性の特徴をご紹介しましたが、人によって居心地のいい男性は違います。紹介した特徴も参考にしつつ、どんなお付き合いがしたいのか、どんな空気が心地いいのか、ぜひ考えてみてください。あなたにとって居心地の良い男性が見つかりますように。(橘 遥祐/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月09日この春からお子さんのサッカー活動に携わる方、中にはお父さんコーチとしてかかわる方たちも少なくないのではないでしょうか。子どもたちにサッカーを教えるお父さんコーチへ、まず最初に伝えたいこととして、前回「サッカーを教えることよりも、大切にしなければならないこと」という記事を書きました。主役はあくまで子どもたち、コーチや保護者は、子どもの成長を急がず、目先の勝利に熱くなりすぎず、見守ることが大切です、という内容です。今回は、子どもがサッカーを表現できるようになるにはどうすればよいか、というテーマでお伝えできればと思います。(構成・文:KEI IMAI)サッカーを「教える」「鍛える」より大事なこととは?(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:子どもたちにサッカーを「教える」ことよりも、大切にしなければならないこと池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>■サッカーを表現できるようになるってどういうこと?私たち日本人は、感情を表に出すことが苦手です。あるサッカースクールでは、ゴールを決めたら喜ぶ練習をするそうです。なぜなら、子どもたちがゴールを決めても喜びの感情を表現できないからだそうです。空気を読む、察する、暗黙の了解......、これらは日本人の特性だと思います。また、出る杭は打たれると言いますが、やはり同調圧力の影響も強いと思います。空気が読めたり、察することができるのは、ポジティブなことでもあります。相手の心情を慮るというのは、海外の人はなかなかできないことです。学校でも、社会に出ても、私たち日本人は感情を表に出す機会が少ないという特徴があります。周りに合わせるのは得意だけど、自分を主張することが苦手なんです。サッカーは表現力が大切です。表現するには、意思が必要です。主張する為には、自信が必要です。自分の感情に忠実である必要があります。5年前、東京で行われた14歳以下の国際ユース大会を取材に行きました。アルゼンチンの名門、ボカジュニアーズやブラジルのコリンチャンスと、日本のチームを見比べて、気がついたことがありました。サッカーの技術、テクニックや強さが違うのではなく、一人ひとりが自分を表現する力が圧倒的に違ったんです。ピッチで強烈な意思を持って、感情剥き出しで、主張し、激しくプレーするアルゼンチンやブラジルの子どもたちを見て衝撃を受けました。サッカーを表現するとはこういうことかと。ボール扱いが上手い子は、日本にもたくさんいます。でも、意思を持ってプレーできる子は多くないんです。それは、南米や欧州の子どもたちの試合を目の当たりにして感じたことです。■子どもたちを制御し過ぎず、表現させること日本という治安の良い国が成り立っているのは、他人に迷惑をかけないように、教育されてきたからに他なりません。みんな一緒にルールを守る為に厳しく教育されます。それは素晴らしいことであると同時に、個人の表現が犠牲になっているとも思います。逆に南米は、傾向として一人ひとりの意思が尊重される教育です。自分を表現する力はすごいけれど、その分ルールを守る力が弱かったりします。総じて治安が悪いのもその教育、国民性ならではだと思います。バランスが取れれば、日本もすごいポテンシャルがあると思います。日本の教育は、子どもに表現させるというよりも、制御しようとします。子どもの意思を育むことよりも、言われたことを正確に実行する能力を育む傾向があります。しかし、サッカーは自分を表現することが大切なスポーツです。自ら意思を持って、判断し、プレーするものなのです。大切なのは制御することよりも、表現させること。自分がどうしたいか、どんなプレーをしたいのか、その意思を育むのがコーチの役目です。大人は、もう少し子どもたちの感情を表現させてあげることができれば良いのかなと思います。ピッチでも、もう少し感情を出すことを許容して良いとも思います。サッカーを教える、鍛えるという発想ではなく、まずは、サッカーを好きにさせること。そして、上手くなりたいという気持ちを育むこと。表現する力を育むこと。表現力を磨くことが大切だと思います。■サッカーは生きる力を育む好奇心を大切にし、自分の意思でプレーするのがサッカーです。人生も同じです。自分はなにをやりたいのか、どう生きるのかを決めるのは自分しかいません。サッカーは生きる力を育みます。サッカーの本質を伝えることで、生きる力を育むことができます。しかし、教え込もう、鍛え上げようと、考え方を誤ってしまうと、子どもにサッカーの本質は伝わりません。日本という素晴らしい国が成り立っている前提を踏まえて、子どもたちがもう少し表現できるように、私たちは見守っていかなければなりません。子どもたちが持つポテンシャルを解放できるように、引き出せるようにアプローチしていきましょう。KEI IMAI桐蔭横浜大学サッカー部時代に風間八宏氏にサッカーの本質を学んだ後、育成年代(主にジュニア)の指導に5年ほど携わる。その後半年間、中南米をサッカーしながら旅をし帰国。ブログ「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」を運営し、サッカー育成年代の取材、指導者や現役選手にインタビューをしサッカーの本質を伝える活動をしている。筆者Facebookアカウント>>筆者Twitterアカウント>>池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>
2021年04月30日サッカーをしている小学生お子さんをお持ちの保護者の中には、中学生になったらどこのチームでプレーするのか気になっている方も多いのではないでしょうか。サッカーにおける中学生年代のことをジュニアユースと言います。この記事では、ジュニアユースの概要について解説します。進路を検討している方はぜひ参考にしてみてください。ジュニアユースとはジュニアユースとは、サッカーにおける中学生年代を意味する言葉です。一般的には中学生年代の中でもクラブチームのことを指して使用されています。クラブチームというとJリーグの育成組織のイメージがあるかもしれませんが、いわゆる街クラブもジュニアユースに含まれます。また中学校の部活動もジュニアユース年代であるため、同じ括りとして扱われます。クラブチームと中学校の部活動は異なるジュニアユースの場合、主なサッカー環境としては中学校とクラブチームの2つがあります。どちらも練習を行い、公式戦を戦うことに変わりはありませんが、両者は所属する組織が異なり、参加する大会にも違いがあります。また、部活動は学校単位のチームとなりますが、クラブチームはチーム単位での活動となり、様々な中学校に所属する選手たちが集まります。クラブチームはセレクションが行われるジュニアユースのチームの中でも、クラブチームの場合、セレクションに合格しなければチームに入団できないケースもあります。チームによって異なりますが、夏から秋にかけて小学6年生向けのセレクションを実施するのが一般的です。特にJリーグの育成組織や強豪街クラブとなると多くの選手たちがセレクションを受験します。ちなみに、チームによってはセレクションなしで入団できるケースや、セレクションの前に練習会などを実施しているケースもあるため、各チームのホームページなどを確認してみるといいでしょう。ジュニアユース年代のチームのメリット・デメリットクラブチームでも部活動でもサッカーはできますが、それぞれにメリット・デメリットが存在します。ここでは両者のメリット・デメリットについて解説します。クラブチームのメリット・デメリットクラブチームは、サッカーを行うためのチームであるため、試合数や練習時間が多いほか、チームによっては毎回人工芝のグラウンドで練習できるケースもあります。また、専門の指導者がいるため、サッカーに取り組みやすい点もメリットだと言えます。一方で、練習は夜に行われるのが一般的であるため、勉強時間の確保が難しくなる点はデメリットだといえるでしょう。部活動のメリット・デメリット部活動の場合、活動は学校内で完結するため、人間関係を築きやすい点が大きなメリットです。また、中学校の試験期間中は基本的に練習や試合はないため勉強に集中できる点も特徴だと言えます。一方で、学校によっては部員数が少なく十分な練習メニューをこなせない可能性があるほか、公立中学の場合異動により指導者が変わるケースも珍しくありません。ジュニアユースの大会ジュニアユース年代には、主に以下のような全国大会があります。日本クラブユースサッカー選手権(U-15)(クラブチームの全国大会)全国中学校サッカー大会(部活動の全国大会)高円宮杯全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会(クラブチームも部活動も参加可能)また、各地域では年間を通してリーグ戦も行われています。例えば東京の場合、「Tリーグ」と呼ばれるリーグ戦があり、部活動のチームもクラブチームも参加しています。また、Tリーグの上位リーグには関東地域の強豪が集まる関東リーグも存在します。まとめ今回は、ジュニアユースの概要からクラブチームと部活動のメリット・デメリット、さらには主な大会などについて解説しました。ジュニアユース年代のチームを探す場合、部活かクラブを選ぶことになります。それぞれにメリット・デメリットがあり大会も用意されているため、お子さんの希望を踏まえたうえで検討してみてください。
2021年04月30日この春からお子さんのサッカー活動に携わる方、中にはお父さんコーチとしてかかわる方たちも少なくないのではないでしょうか。子どもたちにサッカーを教えるパパさんへ、伝えておきたいことがあります。サッカーは好きだけど、プレーした経験がなくて教え方がわからない、サッカー経験者だけど、指導経験はない、あるいはサッカーを指導してきたけれど、なかなか上手くいかない。そんなパパさんたちはきっと、「サッカーをしっかりと教えなきゃいけない」と思っているでしょう。今回は、サッカーを教えることよりも大切にしなければならないことをお伝えしたいと思います。(構成・文:KEI IMAI)ジュニア年代で大事なことは、サッカーを「教える」ことではなく......(写真は少年サッカーのイメージ)池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>私は、小学2年生の頃からサッカーを始め、高学年になる頃にはすっかりサッカーに魅了され、プロを目指すようになりました。大学時代は、川崎フロンターレや名古屋グランパスで監督経験を勤めた風間八宏氏の元でプレーする経験をさせていただきました。しかし、大怪我によって半年ほどプレーできなくなってしまいました。手術後、リハビリをしながらジュニアのサッカーチームでコーチのバイトをすることになりました。そこで見たジュニア世代のサッカー環境に衝撃を受けました。■コーチの顔色を伺いながらサッカーする子どもたちジュニアサッカーの現場では、サッカーを始めたばかりの子どもたちを、サッカーゲームの選手を操作するかのように指示し、コントロールし続ける指導者の姿がありました。サッカーが楽しくて始めたはずなのに、子どもたちの多くはベンチにいるコーチの顔色を伺いながらプレーしているのです。「なんでシュート撃たないの!」「クリアしろ!」「○○にパスしろ!」「もっと左にポジションを取れ!」「つぶせ!」「ちゃんとやれよ!」「......」子どもたちは怒られないようにビクビクしながらサッカーしてました。そんな光景に私は衝撃を受けました。子どもたちに怒鳴り散らすコーチの多さに、それが当たり前になってしまっているジュニアサッカーの現場に......。■子どもたちにサッカーを教えるよりも大切なことジュニア年代の指導でとりわけ大切なことは、サッカーを好きになってもらうことです。コーチの存在によって、子どもたちがサッカーに夢中になることです。サッカーが楽しいと思えなければ、自ら上手くなろうという気持ちは芽生えません。コーチはサッカーを好きにさせ、上手くなりたいという気持ちを育むことが大切です。コーチングとは、主体性を育み、自ら気が付き、自発的な行動を促す指導法です。サッカーの育成年代の現場で行われているのは、コーチングよりもティーチングです。ティーチングとは、知っている人が知らない人に教える、できる人ができない人に教える指導法です。サッカーというスポーツは、ピッチに出た選手が、目まぐるしく局面が変化する中で、自らプレーを判断していかなければなりません。つまり、コーチングによって自発的にプレーできるようになる必要があるのです。子どもを厳しく指導して、鍛え上げるという発想は、子どもの主体性、自発性を奪うリスクがあることを理解する必要があります。ひどい場合にはサッカーが嫌いになって辞めてしまう子もいます。強いチームを作って実績をつくるという大人のエゴを子どもに押し付けてはいけません。子どもが上手くなりたい!強くなりたい!という心を育むこと、そして適切なタイミングでコーチングをすることが大切なのです。決して、大人が成長を焦ってはいけません。先回りして教えて、子ども自ら気づくチャンスを奪ってはいけません。時間がかかっても、子どもが自ら気がつくことことが、とてもとても大切なのです。■私の子どもの頃のコーチたちが教えてくれたこと私がサッカーをはじめた時、幸運なことに素晴らしいコーチたちに巡り合えました。今思い返しても、一番最初に彼らと出会っていなかったら私はサッカーを辞めてしまっていたかもしれません。彼らは、とにかく子どもたちと一緒にサッカーで遊んでくれたのです。私たちにサッカーの楽しさを伝えてくれました。ああしろ、こうしろなどと言われた記憶はなく、ひたすら一緒にボールを蹴って遊んだ記憶しかありません。リフティングの技、ドリブルで相手を騙す方法を、遊びの中でちょっとづつ教えてくれました。ある日の練習では、マラドーナやプラティニのビデオを見せてくれて、そのままグラウンドでマラドーナのボールタッチを練習したり、プラティニのドリブルを練習しました。後にも先にもあんなに楽しい練習をしたことはありませんでした。コーチたちは、遊びの中で上手くなる術を教えてくれたのです。彼らのおかげで、私たちは時間があればみんなでサッカーをして日が暮れるまで遊びました。私は小学生時代、コーチにサッカーを教わったことはありませんでした。ただし、サッカーの楽しさを伝えてもらいました。そのおかげで、サッカーが上手くなりたい。プロになりたいという気持ちが生まれ、プロサッカー選手になることはできませんでしたが、今日までサッカーを楽しむことができています。ぜひみなさんも、子どもたちにサッカーの魅力を伝えてください。KEI IMAI桐蔭横浜大学サッカー部時代に風間八宏氏にサッカーの本質を学んだ後、育成年代(主にジュニア)の指導に5年ほど携わる。その後半年間、中南米をサッカーしながら旅をし帰国。ブログ「大人になってから学ぶサッカーの本質とは」を運営し、サッカー育成年代の取材、指導者や現役選手にインタビューをしサッカーの本質を伝える活動をしている。筆者Facebookアカウント>>筆者Twitterアカウント>>池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>風間八宏
2021年04月26日サッカーをしていると「アジリティが重要だ」「アジリティを鍛えよう」といった言葉を聞くことがありますが、中にはアジリティがどのようなものかわからない人もいるでしょう。この記事では、アジリティとはなんなのか、その意味について解説し、なぜアジリティが必要なのか、そしてどのようなトレーニングをすればいいのか解説します。アジリティトレーニングに使用できるおすすめの道具も取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください。アジリティとはアジリティとは、日本語で言う敏捷性のことです。敏捷性というと足の速さなどをイメージするかもしれませんが、サッカーにおけるアジリティは単なる速さのことを指しているわけではありません。具体的には、スピードや加減速、さらには方向転換の速さなどのことを指しています。アジリティの必要性アジリティはサッカーにおいて必要不可欠な要素であり、アジリティがあれば攻守両面において役立ちます。先ほども説明しているように、アジリティは加減速や方向転換の速さなどのことを指しており、サッカーにおいてこれらの能力が役立つ場面は少なくありません。例えば、相手を抜き去るドリブルをするためには、緩急をつけたドリブルが効果的です。またトラップの際に素早く切り返し相手の逆を取れれば大きなチャンスにつながるでしょう。そのほかにも、ボールを持った相手に対応するには、自由自在に加減速や方向転換ができることが欠かせません。このようにアジリティを鍛えることで、サッカーでは様々な場面で活躍できます。アジリティは小さいころから育てるアジリティ能力は小さいころから育てることが大切です。特に幼児期は神経機能が発達する時期で、体の動かし方や力加減のコントロールなど運動を調整する能力が向上する時期であるためです。筋トレは体ができあがっていない子どもには適していないとされていますが、アジリティはそういったことはないため、ぜひトレーニングしてみてください。アジリティを鍛えるトレーニングここでは、アジリティトレーニングの具体的な内容について解説します。簡単にできるトレーニングもあるためぜひ参考にしてみてください。鬼ごっこ鬼ごっこは、一見するとただの遊びに思えるかもしれませんが、鬼から逃げるために加減速や方向転換を行う必要があるなど、アジリティトレーニングにぴったりです。また、子どもたちにとっても馴染みのあるものであるため、細かいルール説明がなくてもすぐにできる点も大きな特徴です。練習の際のウォーミングアップなどにも適しています。ラダートレーニングラダーとは、はしごの形をしたトレーニング用具であり、サッカーをはじめとして様々なスポーツで使用されています。ラダー上で、いろいろなステップワークを踏むことで、足の動きやさばきが早くなり、アジリティの向上にもつながります。ラダーはスポーツショップなどで購入できるため、個人で購入しておけば、自主練習の際などにも活用できるでしょう。中でも「タニラダー」は、4マス構造となっており、持ち運びや設置が簡単に行えます。また、実践に近い形でのステップワークが踏めるようになっているため、アジリティトレーニングにもぴったりです。ぜひ利用を検討してみてください。まとめ今回は、アジリティについてその意味から必要性、さらには具体的なトレーニング方法などについて解説しました。サッカースキルの向上というと、どうしてもボールテクニックなどに注目してしまいがちですが、アジリティは攻守両面において欠かせない重要な要素です。鬼ごっこやラダーなど普段の練習を通して鍛えられるものであるため、ぜひアジリティの向上に取り組んでみてください。
2021年04月14日この春からお子さんがサッカーを始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。サッカーを通して身に着けてほしいものは何ですか?運動能力をアップさせることだけでなく、心も成長させてくれるサッカー。サッカーを通じて子どもがどう変わっていくか。前回に引き続き、シンキングサッカースクールのコーチたちに聞きました。サッカーをすることで身につくは自分で考える力、チャレンジする精神、それ以外にも社会に出るまでに身に着けたいスキルがたくさんあります。ぜひご覧ください。(取材・文:前田陽子)サッカーで身につくこととは(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:サッカーを通じて「自分で考えて動く力」が身につく理由とは?■チャレンジする力がつく親御さんが子どもに求めることのひとつにチャレンジ精神があります。菊池コーチは「サッカーはミスが多いスポーツで、ミスが起こるのはチャレンジをしているから。そして、ひとつひとつのミスにその都度落ち込んでいては練習や試合は進まないので、すぐに気持ちを立て直して次のチャレンジをする必要があります。チャレンジを続けることで得られる成功体験が次のチャレンジにつながります」とサッカーは常にチャレンジの連続であることを教えてくれました。プレイをすることは=たくさんのチャレンジをすること。そして成功をして、褒められる・認められるという経験をすると、授業などでも手を上げて発言ができる子になれるはずです。■周囲に気配りができるようになるまた、サッカーはボールのあるところ以上に、ボールを持っていない人の動きが重要です。自分がボールを持っている選手の守備をしているなら、その選手に注目しながら、反対側にいる相手選手とチームメイトの動きも考えなければなりません。彼らが何を考えどんな動きをしようとしているのかを想像することがいいプレイにつながります。「ピッチ上で日々、チームメイトや相手選手が何をしようとしているのか、何をしたいのかを考えるようになると、ビッチの外でもお友だちの思いを想像することができるようになります。それによってどう声をかけよう、どう動いてあげようという気配りが生まれます」と柏瀬コーチが子どもたちの変化を明かしてくれました。■負けず嫌いになって集中力も高まる近頃の学校生活では平等が基本で勝ち負けのシチュエーションは多くありません。けれどスポーツには勝ち負けがあり、勝ちたい、負けたくないという気持ちが自然と芽生えてきます。「大人の世界には順位があります。子どものころからサッカーを通じて勝ち負けを経験することは、いずれ必ずためになります。また、勝つためや上達のためには目標を立てる必要があります。目標に向かって何かを取り組むときの子どもの集中力や爆発力には本当にすごいもの。普通ではちょっと無理だろうと思えるほどの力が発揮されます」と菊池コーチ。普段家庭では見せない顔を、ピッチ上では見せてくれることをコーチたちは知っています。■自分の意見が言え、話の折り合いをつける力がつくまた、チームスポーツでは、自分の気持ちや意見を伝える必要があります。話し合いができるようになるには、自分に自信がつくことが必要。チャレンジをして、成功体験を積むと自分を表現できるようになります。プレイ中には、引っ張ったり、押したりという小さなトラブルもよく起きます。点を取り合うスポーツなので、理不尽と感じる場面もないとは言えません。ピッチ上にはコーチも監督もいないので、そこを話し合うのも子どもたちです。さまざまなシチュエーションを経験することで、話し合いができるようになり、折り合いの付け方がわかるようになります。サッカーはチームメイトとの話し合いを通じて、考えて意見を言う力が付きます(写真は少年サッカーのイメージ)■学校外の友達ができるスクールなどに入ることの利点として、学校とは違うコミュニティのお友だちができることもひとつです。「多少、学校でイヤなことがあってもスクールに行くことで気分転換ができたり、悩みの相談ができたりします。居心地がいいことばかりではないかもしれませんが、いろいろな価値観、いろいろな立場の人と知り合えるのは、社会に出る前の経験としてとても素晴らしいことだと思います」と菊池コーチ。■自分の意見が言え、話の折り合いをつける力がつくさらに、スポーツにはルールがあり、守ることが大原則。ルールの大切さが理解できるようになると、生活面でもルールが守れるようになります。また、あいさつをする機会も増え、自然とあいさつも出来るようになります。「子どもたちは大好きなサッカーをするために時間をどのように使うのがいいのかを考えて、実行していますね。スクールでは練習前に宿題をする子もたくさんいます。高学年になるころには、どう1日を過ごすと快適なのかを考えて、時間をコントロールする子も多いです」と菊池コーチがスクール生の様子を教えてくれました。サッカーにはプレイを通じて子どもが成長できる要素がたくさんあります。そのベースは子どもたちがサッカーを楽しむこと。そのためにコーチたちも日々切磋琢磨しています。スクール生の親御さんからは「子どもたちの扱いがとてもうまくて安心して通わせられます」という嬉しいご意見もたくさんいただいています。そんなコーチたちの元でサッカーをはじめてみませんか?考える力が身につくサッカースクール「シシンキングサッカースクール」の詳細はこちら
2021年04月09日この春からお子さんがサッカーを始めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。数あるスポーツの中からサッカーを選んだ理由は何でしょう。サッカーを通して身に着けてほしいものは?それらはご家庭ごとに違うかもしれません。運動能力をアップさせることだけでなく、心も成長させてくれるサッカー。サッカーを通じて子どもがどう変わっていくかを、日々子どもたちと触れ合っているシンキングサッカースクールのコーチたちに聞きました。楽しんでプレーしたりチーム活動をするなかで体力やコミュニケーション力など、様々な力が自然と身に付くサッカーの魅力を存分にお伝えします。お子さんのサポートに役立ててください。(取材・文:前田陽子)サッカーで身につくこととは(写真は少年サッカーのイメージ)■楽しく身体を動かしながら運動能力が高まる子どもにとってのスポーツの魅力は「身体を動かすことの楽しさや勝つことの喜びなど、スポーツの楽しさが体験できること」とコーチたちは口を揃えます。その中でも「サッカーはボールひとつがあればできるスポーツ。バスケットボールのように手でボールをつくのは子どもには難しく、野球は複雑なルールがありますが、サッカーはボールが蹴れればOKというシンプルさです。遊びの延長のようにできるので、子どもの最初のスポーツにぴったりです」と黒滝コーチは言います。加えて、サッカーは身体全てを使うスポーツで、前後にはもちろん、横にも斜めにも走り、ジャンプもして、スローインでは手も使います。ボールを蹴りながら走ることを筆頭に、バックステップを踏んだり、相手を追いかけたりという非日常の動きの連続。その動きを続けることで、五感で察知したものを判断して筋肉を動かす過程をスムーズに行う、コーディネーション能力も身に付きます。■ボール遊びもままならない現代だからこそまた、暑くても寒くても一年中行うのもサッカーの特徴。持続的に運動するので自然と体力がつき、風邪などを引きにくくなります。近所の公園では遊具も限定され、ボール遊びもままなりません。スクールに入ればコーチたち大人が見守っているという安心安全な環境も得られます。外で遊ぶ時間が減っている現代だからこそ、オンラインではなく実際に人と会って一緒に運動することで得るものがたくさんあるはずです。■「ごめん」「ありがとう」が言える子になる、周りを思いやる力がつくサッカーは圧倒的にミスの多いスポーツで、誰かに補ってもらったり、誰かを助けたりしなければ成り立たちません。常にチームメイトはもちろん、対戦相手のことを考えてプレイしなければならないので、最初はひとりよがりのプレイばかりでも続けているうちに協調性が身に付きます。また、自分も仲間もミスをすることが当然なので、ありがとう、ごめんねが自然と言えるように。自分を反省して、感謝する心が育つのです。そういったことを重ねてチームメイトや周囲の人を思いやれる子になります。■常に状況が変化するスポーツだから、自分で考えて判断する力がつくサッカーは、野球のようにセットポジションに入るという場面がなく、プレイが切れるタイミングがありません。ピッチにいる間は常に状況が変化し、その場面場面で瞬時に最善の判断をしなければなりません。助言を求める時間はないので、ドリブルをするのかパスをするのか、右に行くのか左に行くのかなどを自分で判断することを繰り返し行います。「日常生活でも、朝と昼、昼と夜では状況も変わります。いつも同じ判断でいいという場面は滅多にありません。状況を判断してどうすればいいのかを常に考え、最善だと思う判断ができるようになりたいですよね。サッカーをすることで、判断力、決断力、そして行動力が身に付きますよ」と柏瀬コーチが普段の生活での変化を教えてくれました。サッカーは常に自分で考えて動くスポーツ(写真は少年サッカーのイメージ)大人になるにつれ、自分で考えて行動できることの大切さを実感する保護者の方も多いと思います。それらは、ある年齢に達したらいきなり身につくものではありません。子どもの頃から徐々に身に着けさせることが必要です。プレーが途切れず常に自分で考える事が習慣化されるサッカーを通じて、自分で決めて行動できるようになるのです。そして、ミスのスポーツなので仲間にフォローしてもらう場面も多いため、自然と「ごめん」「ありがとう」が言えるようになり、相手を思いやることができるようになります。学校でも社会でも活きる力をつけることができるスポーツなのです。お子さんの「楽しい」を応援しながら、人間的な成長をサポートしてあげる参考にしてください。考える力が身につくサッカースクール「シシンキングサッカースクール」の詳細はこちら
2021年04月07日サッカールールの基本ともいえるのが「ハンドの反則」です。サッカーに詳しくない人でも手を使ってはいけないということは知っているのではないでしょうか。一方で、ハンドの反則の細かいルールまでは把握していない人は多いはずです。この記事では、ハンドの反則についてその概要や定義について解説します。ハンドとはハンドとは、正しくは「ハンドリング」といい、ボールを手や腕で扱うことを意味します。サッカーでは、ゴールキーパーやスローイン時など一部を除いて手を使用することは禁止されています。ちなみに、サッカーではハンドと似たような言葉に「ハンドオフ」というものがあります。こちらは、腕を使って相手との距離感を保つことであり、ハンドの反則とは関係ありません。ハンドの反則を犯すととどうなる?もしハンドの反則を犯してしまうと、相手に以下のいずれかがあたえられます。通常のハンド:直接フリーキック自陣ペナルティエリア内でのハンド:ペナルティキックゴールキーパーの自陣ペナルティエリア内でのハンド:間接フリーキック直接フリーキックとは、フリーキックで蹴ったボールが直接ゴールに入ると得点が認められるフリーキックです。また、間接フリーキックは、蹴ったボールが直接ゴールに入っても特典は認められません。ゴールに入る前に他の選手がボールに触れていれば得点となります。なお、ハンドの反則を犯すと、場合によっては退場を命じられることもあります。例えば、相手チームの得点や決定的なチャンスをハンドによって阻止した場合は、レッドカードが出され退場になります。ハンドの定義ハンドの定義は、これまでどこからどこまでをハンドとして扱うのかその基準が抽象的でしたが、2020/21の競技規則からその定義が明確になりました。日本サッカー協会の競技規則によると「脇の下の最も奥の位置までのところ」までが腕の範囲としてみなされる、つまりハンドとして扱われるということです。ハンドになるとき・ならないときここでは、ハンドの反則について、どういったときに反則として扱われるのか、逆にどういったときには反則にならないのか解説します。ハンドになるときハンドの反則になるのはボールを手や腕で扱ったときです。具体的には、以下のようなことを行うと反則となります。手や腕で意図的にボールに触れたとき手や腕を使って得点したとき(偶発的な場合を含む)手や腕に触れた直後に得点するもしくは得点のチャンスを作り出したとき(偶発的な場合を含む)手や腕を使って不自然に体を大きくしてボールに触れたとき手や腕が偏りも上の高さにある状態でボールに触れたときこれらの行為は、ハンドの反則が取られるため注意が必要です。ハンドにならないとき手や腕を使っていても、以下のような場合はハンドの反則は取られません。選手自身の頭もしくは体から直接触れる別の競技者の頭または体から直接触れる手や腕は体の近くにあるものの体を不自然に大きくしているわけではない倒れている選手が体を支えるために手や腕が体と地面の間にある「頭もしくは体から直接触れる」とは、例えば胸トラップをしたボールがそのまま腕に当たっても反則にはならないということです。ただし、攻撃側の選手がトラップしたボールがあたると反則を取られます。また、「手や腕が体と地面の間にある」とき、手や腕が体から縦方向や横方向に伸びている場合は、ハンドをとられる可能性があります。ゴールキーパーのハンドサッカーの中で唯一手が使えるポジションであるゴールキーパーですが、自陣ペナルティエリア外で手や腕を使うと他のフィールドプレイヤー同様ハンドをとられ、相手に直接フリーキックが与えられます。ただし、自陣ペナルティエリア内でハンドの反則を犯した場合は、ペナルティキックではなく間接フリーキックが与えられます。自陣ペナルティエリア内でゴールキーパーが犯すハンドとしては、味方のバックパスを手で扱うといったことが挙げられます。まとめ今回は、サッカーのハンドの反則に関してその概要から、反則となる具体的な例などについて解説しました。ハンドの反則は、実は細かい部分まで競技規則によって規定されており、ハンドになるケースとならないケースがあります。ぜひ今回の内容を参考に、ハンドに対する理解を深めてみてください。
2021年03月22日