マライア・キャリーとニッキー・ミナージュが、米オーディション番組「アメリカン・アイドル」収録中に大喧嘩をしたようだ。米ノースカロライナ州・シャーロットにて同番組の収録が行われる中、ニッキーがマライアを脅すまでの大喧嘩が勃発したために、プロデューサー陣は収録を中止せざるをえなくなったという。しかし現場にいた目撃者は、喧嘩を始めたのはマライアだと「Mouthtoears.com」に証言している。「マライア・キャリーがニッキー・ミナージュに向かって何度も喧嘩をふっかけたために、ニッキーが収録スタジオから出て行ったんです。ニッキーのマネージャーたちが収録に戻るようにニッキーを説得しましたが、マライアはそれでもニッキーへの攻撃を止めず、ニッキーのことを『メス犬!』と罵り、その後も罵声を浴びせ続けたのです。そこでプロデューサーたちは撮影カメラを止めて、収録を中止せざるをえなくなったというわけなんです」。当初はニッキーの方がマライアの「お高くとまっている」態度にうんざりしていると見られていて、別の関係者は「TMZ.com」に「(ニッキーはマライアに)『ぶん殴ってやるわよ!』と言ったり、周囲に『マライアのお高くとまっている態度にはもう我慢できないわ…』と嘆いていたんですよ」と語っていた。2人と共に審査員を務めるキース・アーバンとランディ・ジャクソンは間に挟まれ困り果てているようで、番組のプロデューサー陣もどのように無事に残りの収録を進められるか頭を抱えているという。
2012年10月04日■ミニチュア・ピンシャーの歴史ミニチュア・ピンシャーは、ドイツを原産国とする犬種です。もともとは、ネズミなどの小害獣駆除を目的として、ドーベルマン・ピンシャーの祖先としても知られる中型の犬種「ヘル・ピンシェル」を小型に改良したものです。ドイツ語では、「ツベルク・ピンシェル(超小型のかみつき犬)」といい、日本の愛好家からは「ミニピン」と呼ばれ親しまれています。数百年もの歴史があるといわれるミニチュア・ピンシャーのルーツに関しては不明な部分が多いのですが、1800年代には「レー(鹿)・ピンシャー」という犬種として登場しています。19世紀に入り急速に小型化が進み、愛玩犬として飼育できるサイズとなります。改良の過程でミニチュア・シュナウザーやトイ・マンチェスター・テリア、ダックスフントなどの血が混入され、体形も徐々に洗練されていきました。1895年にドイツのケネルクラブにより公認され、1925年に現在の犬種名となっています。非常に小型ながら番犬としても有能で、特にアメリカでは1920年代に急速に発展し、人気が高まりました。日本にも、主にアメリカ経由での輸入がなされています。■ミニチュア・ピンシャーの特徴と性格活発、大胆で攻撃的、そして自尊心が強い性格です。未知の人物に対しては警戒心が強く、ほえることもたびたびあります。愛玩犬として分類されてはいますが、その性質は、使役犬として改良されてきた出自を強く感じさせます。小型犬でありながら、体形は非常に均整がとれており、シャープで筋肉質。きびきびと俊敏に行動し、抜群の運動神経と疲れ知らずのタフネスを誇ります。前足を高く上げて歩く「ハックハニー」というウオーキング・スタイルが何とも魅力的です。■飼うなら…清潔好きで、体質も強壮。被毛は短毛で手入れの手間も多くありません。通常は陽気で、飼い主、家族にはとても忠実で愛情豊かですが、一方で、見知らぬ人に対しては、なかなか警戒心を解かない一面もあります。甘やかした育て方をすると、わがままな性格が助長される恐れがあり、しつけが重要な犬種といえます。また、多くの運動量を必要とするため、毎日たっぷりの運動が必須です。ただし、瞬発力に優れているため、ジャンプなどをした際に関節を痛めたり、脱臼する事故も起こりがちですので注意が必要です。■画像提供元ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月20日シャーロット・ブロンテの原作小説を舞台化したミュージカル『ジェーン・エア』。演出家ジョン・ケアードが新演出に挑んだ3年前の日本初演は“ブロードウェイ版を越えた完全版”と絶賛を受け、多くの観客を魅了した。ひたむきに愛を貫く主人公ジェーンを全身全霊で表現した松たか子は、本作で第35回菊田一夫演劇賞を受賞。相手役ロチェスターを演じる橋本さとしの陰影ある存在感も深い余韻となった。10月、その感動の舞台が帰ってくる。一部キャストの変更はあるが、ほぼ同じメンバーが揃った待望の再演、その稽古初日の様子を取材した。『ジェーン・エア』チケット情報稽古開始前の稽古場では3年ぶりの再会を喜び合うシーンがあちらこちらで見られ、またひとつの作品に向かおうと団結する高揚感が漂っていた。まずは顔寄せ行事から始まり、スタッフ、キャストを紹介。その後は台本の読み合わせが始まるかと思いきや、全員で輪を作ってぐるぐると回る軽いジョギングがスタートした。初演時も行っていたウォーミングアップだそうで、ジョギングからストレッチへと続く一連の動きを、皆慣れた様子でこなしている。稽古初日とは思えない呼吸の合った安定した空気感に、全員が共有する再演への高い志がうかがえた。ジョン・ケアードもその輪に加わって体を動かしているが、ふと足元を見ると……。以前の取材で松が「ジョンさんはいつも稽古場で裸足。足の裏を真っ黒にしているんです(笑)」と教えてくれたとおり、ケアードはずっと素足で稽古場を歩き回っていた。そんな演出家の熱い姿勢が示唆するように、“初日は軽い思い出し稽古だろう”との取材陣の予想を覆す、集中度の高い稽古が進行していった。入念な発声練習を終えていざ、セリフをまじえた歌稽古に突入。魂を絞り出すような橋本の「ジェーン!」という物悲しい叫びに、初演の荒野の風景が一瞬にして呼び覚まされる。両親を亡くした幼いジェーンをひきとって虐待する叔母のリード夫人に扮するのは、初参加となる阿知波悟美だ。その重く険しい声の響きが稽古場全体をピリリと引き締める。新たなリード夫人の誕生をケアードが深くうなずきながらみつめていた。ジェーンが過ごす教育施設ローウッド学院の院長に扮する壤晴彦が、さらに厳格で冷酷な声を響かせて緊張度を押し上げる。苦しい日々の中で自由を心から探し求めるジェーンの思いを松が力強く絶唱すると、周囲から感嘆のため息とともに拍手が沸き起こった。途中、歌詞にある「許し」という言葉に込められた意味について話し合う場面も見られた。ジェーンを始めとする登場人物たちの葛藤、人生の選択、そして信仰に対する考えについて再度、全員の理解を深めようと熱のこもった稽古が続く。ジェーンが持ち得た“愛する勇気”とは何なのか。その答えは、さらに精度を上げた再演舞台が教えてくれるに違いない。公演は10月6日(土)から28日(日)まで東京・日生劇場にて。その後福岡・博多座でも上演する。取材・文:上野紀子
2012年09月10日“大人のラックス”「ラックス ビューティリファイン」ユニリーバ・ジャパンのヘアケアブランド「ラックス(LUX)」から、新シリーズ“大人のラックス”「ラックス ビューティリファイン」全5種が、8月20日より発売された。年齢による3つの変化「根元のハリ」「うねり」「パサつき」に着目し、スキンケアにも使われる3つのスキンケア成分<コラーゲン>、<コエンザイムQ10>、<スクワラン>を全てのアイテムに贅沢に配合した5品目。ベーシックケアと年齢による悩み別ケアの商品構成新製品は、ベーシックケアの「ラックス ビューティリファイン シャンプー シャンプー」、「同 コンディショナー」と、悩み別ケアとして「ダブルアクション・トリートメント」(「うねり」「パサつき」に)、「うねりケアミスト・トリートメント」(「うねり」に)、「ボリュームアップ・スプレー」(「根元のハリ」に)の全5アイテム。「ラックス」のサイトでは、「ラックス ビューティリファイン」のTVCMを公開中で、CMキャラクターには、「セックス・アンド・ザ・シティ」のシャーロット役を好演したクリスティン・デイビィス(Kristin Davis)さん、47歳。元の記事を読む
2012年08月21日シャーロット・ブロンテの傑作小説を舞台化したミュージカル『ジェーン・エア』。2000年のブロードウェイ初演を手掛けて数々の賞賛を浴びた演出家ジョン・ケアードは、2009年に自ら新演出に挑み、「ブロードウェイ版を越えた完全版」とうたわれる感動の日本初演を生み出した。不遇な出生に負けず強く生き、愛をつらぬく主人公ジェーン・エアを真摯な歌声で熱演した松たか子は、本作で第35回菊田一夫演劇賞を受賞。相手役ロチェスターに扮した橋本さとしは陰影の魅力に富んだ男性像を作り上げ、深い余韻を残す好演をみせた。この秋、その初演の名コンビによる愛の物語が復活する。待望の再演に臨む、ふたりの思いを聞いた。ミュージカル『ジェーン・エア』チケット情報「初演、再演に関係なく舞台に立つドキドキした気持ちに変わりはない。共演の皆さんのこの3年間のパワーをいただいて、また新しいジェーンを演じられたら」と新鮮な感覚で再演をみつめている松に対し、橋本は「緊張感がずっと漂う、集中力をかなり使った舞台だった。どれだけ自分が緊張して大変だったか、また、そんな作品に入っていける幸せ、喜びをわかった上での再演になるので、前回とはまた違うものになるのでは」と初演を踏まえての自らの変化に期待をかける。それぞれ心に痛みを抱え、不器用に惹かれ合うジェーンとロチェスター。初演では、荒野を背景とした舞台に生の力強さをみなぎらせて立つ、ふたりの確かな存在感に圧倒された。「ジェーンは完璧な女性ではなく、気が強くて頑なところも持っている人。普通に迷いながら生きている、そんな人間的なところも表現できたらと思っていました。でもそれは、ロチェスターやほかの登場人物と対峙して発見できたこと。人との出会いで成長していくジェーンに共感しますね」と松。一方、ロチェスターを「女性から見たら大ひんしゅくな男」と笑う橋本は、「背徳の愛に苦しんで危険を冒そうとする。しかもその苦悩を自分ひとりで耐えきれず、ジェーンにさらけ出すんですよ。男の弱さをみせるキャラクターですよね。その弱さにジェーンは手をさしのべる。女性は男性とは違う種類の愛を持っているのかな?」。橋本の疑問を受けて、松が「それは恋をしているから」と限りなくシンプルに、鮮やかな答えを繰り出した。「ロチェスターに出会って、ジェーンは理屈じゃ整理できない気持ちに陥った。苦しみながら生きる人に親近感を抱くところもあったかもしれません。それもロチェスターの持っている魅力なんですよね」。物語のクライマックスには、「魂の叫びが響いて、真実の愛を分かち合える」(橋本)、「じわじわと幸せな気持ちになれる」(松)と両者が強く推す感動のシーンが待ち受ける。美しい旋律に乗ってドラマチックに展開する、珠玉のラブストーリーをとくと味わいたい。公演は10月6日(土)から28日(日)まで東京・日生劇場のほか、福岡・博多座でも上演される。東京公演のチケットは7月29日(日)10時より一般発売開始。取材・文:上野紀子
2012年07月12日松たか子主演のミュージカル『ジェーン・エア』の制作発表会見が7月5日に行われ、松と共演の橋本さとしが登壇した。『ジェーン・エア』チケット情報本公演は、シャーロット・ブロンテが書いた傑作ロマンスを2000年に英国人演出家のジョン・ケアードがブロードウェイでミュージカル化し、2009年に日本で初演された舞台の再演。19世紀のイギリスを舞台に、ひとりの女性が様々な困難を乗り越え、時代に立ち向かいながら強く逞しく、愛に生きた姿を描く。主人公のジェーン・エア役は松、ジェーンが家庭教師として住み込んだ家の主人で、やがて愛し合うようになるロチェスター役は橋本と、初演と変わらぬふたりが務める。作品の魅力について松は「ジェーンという女性は、はじめから完璧な人ではなくて、悔いや迷いを感じながら生きて、恋愛をして、自分の気持ちが揺らぎながらも一生懸命に生きようとする人。自分の足で立とうとする姿は、時代を超えて訴えかけるものがあると思います」とコメント。橋本は「シンプルで美しく、無駄なものがない舞台です。絵画のような美しさの中に入って浸っていただきたい」とアピールしていた。3年ぶりの再演について松は「初演の時は楽しかったんですけど、ほんとに必至で。最後のほうは這ってゴールにたどり着いたという記憶があって。今回再演のチャンスをいただけたので、楽しんで演じ、歌えるようになりたい」と抱負を述べた。また演じる役どころと自身との共通点を訊かれると「家庭教師にはなれません。人に教える仕事は一生無理」と松が答えると、橋本は「愛とかそういうものに抵抗を持っている男なんですけど、僕自身は愛がないと生きていけない“愛依存症”です」とそれぞれ語った。演出のジョン・ケアードから再演に際し、「この偉大なラブストーリーを松さん、橋本さんと一緒に創作した時間は、日本での演劇経験の中でもっとも幸せな記憶として心に刻まれています」とふたりを絶賛するコメントが届いた。これを受けて橋本は「世界で一番一緒に仕事をしたいと思っていた演出家」と言いながらも、英語が話せないため稽古場以外では「近づいてきたら逃げちゃう」と話し、前回、稽古場から偶然ジョンを車で送ることになった時、車内で一言も話さず気まずかったというエピソードを披露、記者の笑いを誘っていた。共演は初演メンバーの寿ひずる、旺なつき、山崎直子、小西遼生、福井貴一 、壤晴彦に、新たに阿知波悟美、辛島小恵が加わる。公演は10月6日(土)から28日(日)まで東京・日生劇場のほか、福岡・博多座でも上演される。東京公演のチケットは7月29日(日)10時より一般発売開始。なお、チケットぴあでは7月8日(日)11時までインターネット先行抽選・プレリザーブを受付中。
2012年07月06日シャーロット・ブロンテの同名小説を、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカをヒロイン役に迎えて映画化した『ジェーン・エア』。現在公開中の本作に、夏木マリら女性の著名人たちからコメントが届いた。その他の写真『ジェーン・エア』は、幼少期に両親を亡くして孤独に生きてきた主人公ジェーン(ワシコウスカ)と、上流階級の男性ロチェスター(マイケル・ファスベンダー)の身分違いの恋を軸に、苦難に満ちた人生を生きる女性の姿を描いた物語。これまで幾度も映画化されており、本作は『闇の列車、光の旅』で注目を浴びた34歳の新鋭キャリー・ジョージ・フクナガが監督を務めている。今回コメントを寄せた夏木は、「思わず引き込まれる展開とキャスティングに加え、現場の匂いや温度、風まで感じさせてくれる映像、どれをとっても素晴らしく、見事でした」と本作を絶賛。ほか、漫画『東京ラブストーリー』など、多数の名作をおくり出している柴門ふみ氏は「映像の美しさと息もつかせぬ刺激的な演出。フクナガ監督の手法に古典の古臭さは微塵もない。ふたりの愛に引き込まれ、不覚にも泣いてしまいました」と賞賛しており、漫画『ベルサイユのばら』で知られる池田理代子氏は「少女時代から愛し続けてきたこの作品の、見事な映像化! 人間に魂の愛があることを教えてくれたジェーンが、画面で生きている」と高く評価している。不遇な運命に翻弄されながらも、自立した精神で自らの人生を切り開くジェーンの姿は、原作が発表された当時の人々にとってはセンセーショナルで多くの反響を呼んだようだが、現代の女性の心にも強く響いているようだ。『ジェーン・エア』公開中
2012年06月11日「ぴあ」調査による6月1日、2日公開の映画満足度ランキングは、東方神起、少女時代らが昨秋に行なったニューヨーク公演の模様を収めた記録映画『I AM. SMTOWN LIVE WORLD TOUR IN MADISON SQUARE GARDEN』がトップに輝いた。2位にシャーロット・ブロンテの名作を映画化した『ジェーン・エア』が、3位にマーティン・シーン主演の人間ドラマ『星の旅人たち』が入った。その他の写真1位の『I AM…』は、SMエンターテインメントに所属する人気アーティストたちが行なったステージの模様や舞台裏などを記録した音楽ドキュメンタリー。出口調査では「アーティストたちの涙ぐましい努力に感動」「いろんな壁を乗り越えてデビューを果たし、今の彼らがあるのだと思った」「迫力があってライブのような盛り上がりだった。K-POPを聴かない人にもオススメ」など、10代から40代までの女性ファンから圧倒的な支持を集めた。2位の『ジェーン…』は、不朽の名作を若手俳優のミア・ワシコウスカとマイケル・ファスベンダーで映画化したラブ・ストーリー。アンケート調査では、「逆境にめげず一途な愛を見つけていく主人公の生き方に惹かれた。ミア・ワシコウスカは『アリス・イン・ワンダーランド』のときとは変わった姿で驚いた」「当時のイギリスの風景や社会状勢などがよく表現されていて、上流階級の暮らしや衣装などもよかった」「悲劇的だったが見応えたっぷり。マイケル・ファスベンダーの演技は渋くてカッコイイ」「登場人物の感情の動きを感じさせる演出で、ジックリ見入ってしまった」など、特に40代以上の観客から高く評価された。(本ランキングは、2012年6月1日(金)、2日(土)に公開された新作映画12本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年06月04日どんなに過酷な道が続いても運命に屈することなく、知性と信念で自分の人生を切り開いた女性 “ジェーン・エア”。英国の女流作家シャーロット・ブロンテによってこの世に生み出された、この強く凛々しいヒロインは、出版されてから165年の間に幾度となく映画化・ドラマ化されてきた。そんな不朽の名作に新たに挑むのは、長編デビュー作『闇の列車、光の旅』(2009)で世界から熱い注目を浴びた34歳の気鋭、キャリー・ジョージ・フクナガ監督だ。その他の写真幼い頃にロバート・スティーヴンソン監督、オーソン・ウェルズ出演の『ジェーン・エア』を観てその世界観に魅せられたというフクナガ監督が今回こだわったのは「原作に忠実であること」だった。原作に近いダークな部分やドラマ性、ゴシック・ホラー的な要素をしっかりと描きつつ、フクナガ流の新しい『ジェーン・エア』を作り出している。現代の女性のハートもしっかりとつかむヒロインのジェーンを演じるのは、『アリス・イン・ワンダーランド』『永遠の僕たち』などで知られる若手実力派、ミア・ワシコウスカだ。「実はジェーン役を誰にするかノーアイデアで、知り合いの監督たちに相談をしたところ、相談した人すべてが挙げてきた名前がミアだった。僕は彼女に会うために、当時撮影していたガス・ヴァン・サント監督の『永遠の僕たち』の現場へ行ったんだ。彼女はちょうど『ジェーン・エア』の小説を読んだばかりで、とても興味を持っていて、映画化の予定がないかエージェントに問合せていたところだったんだよ。僕にとってミアがファースト・チョイスであると同時に、ミアにとってもこの作品はファースト・チョイスだったというわけさ。運命を感じたよ。ほかのキャストも思った通りの人たちがキャスティングできて、本当にラッキーだった」。物語は、ジェーンの生い立ち、そして魂と魂が惹かれ合うようなロチェスターとの深い愛が紡がれる。経済的に自立する女性、自分から愛を告白する女性だからこそジェーンの生き方は現代を生きる女性の共感を得るのだろう。現代版ジェーンをスクリーンに映し出した監督も「ジェーンのように知的で、自分自身をしっかり持っている女性に僕も惹かれる。ただ、ジェーンはシリアス過ぎるから、付き合うとしたらもう少しユーモアのある女性がいいかな(笑)。あと、僕自身ロマンチストでありたいとも思っていて。たとえば原作者のシャーロットの妹のエミリーは『嵐が丘』の著者で、姉よりも情熱的。だから、もしもこの姉妹のどちらかを選ぶとしたら僕はエミリーだね(笑)」。プライベートな一面をチャーミングに語りつつ、「それでもジェーンの愛、愛した人に対する無条件の愛、そこにとても惹かれるんだ」と、この映画の根底に流れる愛を力強く語った。『ジェーン・エア』6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー取材・文・写真/新谷里映
2012年05月31日本年度のアカデミー賞で衣装デザイン賞にノミネートされた『ジェーン・エア』が6月2日(土)から公開される。これまで幾度も映像化されてきたシャーロット・ブロンテの傑作小説を前に、監督のキャリー・ジョージ・フクナガとスタッフが目指したもの。それは“完璧な時代の再現”だったという。そのこだわりはどこにあるのだろうか?その他の写真本作は、幼少期に両親を亡くし、孤独に生きてきた女性ジェーン(ミア・ワシコウスカ)と、横柄で気難しい上流階級の男性ロチェスター(ファスベンダー)の身分違いの恋を主軸に、苦難に満ちた人生の中で、真実の愛を探し求めるひとりの女性の姿を描いた物語だ。フクナガ監督は、原作の舞台となった1830年代に関する時代考証を徹底的に行い、衣装や言葉、作法のすべてに完璧を求めた。撮影は、小説の舞台となった英国ダービーシャー州で、奇跡的に18世紀の状態が維持されてきたというハドン・ホールの屋敷と敷地で行われた。さらに衣装は、『ある公爵夫人の生涯』で第81回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したマイケル・オコナー氏が担当。「俳優のために衣装を作るのは、登場人物の一部を作り上げること」と語るオコナー氏は、当時の写真を参考に、徹底的に研究を重ねたという。当時はまだミシンが発明されていないため、主要な登場人物の衣装はすべて手縫い。さらにスクリーン上ではドレスの下の見えない部分(パンタロンと長い下着、そしてプリーツの入ったペチコート)までもが忠実に再現されている。CG全盛期の現代において過去の風景を完璧に再現することは不可能ではない。しかし本作では、監督とスタッフ、キャストが一丸となり、あえて“手で作る”努力を惜しまずに19世紀の英国の風景を再現した。そのこだわりの数々が、映画『ジェーン・エア』に魅力を与えているのではないだろうか。『ジェーン・エア』6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2012年05月25日これまでも幾度と映像化されてきたシャーロット・ブロンテの不朽の名作が再び映画化。愛と知性で自らの人生を切り開くジェーン役をつとめる注目の若手女優、ミア・ワシコウスカ(『アリス・イン・ワンダーランド』)のインタビューをお届けする。●ジェーン・エアーを演じるにあたって最も難しかったところはどこですか?彼女はとても象徴的で、時代を超えて愛されてきたキャラクターだという点ね。観客がすでに先入観を抱いている人物を演じることが一番大変だった。現代ではもう使われていない昔のとても美しい詩的な言葉を自然に自身の一部として身に着けて話すことも、私たち役者陣にとってとても困難だったと思うわ。●困難といえば、現在日本では困難に立ち向かっている方々が大勢います。そういった人たちやジェーン・エアーはどうやってその困難を乗り越えていけば良いと思いますか?そうね、私はジェーンがとてもたくましくて、しっかりと自分自身を持っているところが好きなの。それはきっと、彼女が自分で人生の困難を乗り越えることができると信じているからだと思うわ。だから、自分は価値のある人間だと思って、困難を乗り越えられると信じることが大切だと思う。●当時の暮らしと現代ではかなり違いますが、あなた自身とジェーンの間には共通点はありますか?あると思うわ。今の時代の人でも彼女に共感できるのは、物語の核心が現代の社会や人間性にも通じるからよ。今でも彼女のように、このとても孤独な世界の中で家族、愛、そして絆を追い求めている若者はたくさんいるわ。作品情報『タイトルジェーン・エア』監督:キャリー・ジョージ・フクナガ出演:ミア・ワシコウスカ、マイケル・ファスベンダー、ジェイミー・ベル、ジュディ・デンチ配給:ギャガ6月2日(土)、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館 ほか全国順次ロードショー(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION2011. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年05月24日英文学の名作を映画化した『ジェーン・エア』が6月2日(土)から日本公開される前に、ヒロインと身分違いの恋に落ちる上流階級の男を演じたマイケル・ファスベンダーのインタビュー動画が到着した。インタビュー動画本作は、これまで繰り返し映像化されてきたシャーロット・ブロンテの小説が原作。幼少期に両親を亡くし、ずっと孤独に生きてきた女性ジェーン(ミア・ワシコウスカ)と、横柄で気難しい上流階級の男性ロチェスター(ファスベンダー)の身分違いの恋を主軸に、苦難に満ちた人生を生きる女性の姿を描き出した人間ドラマ。前作『闇の列車、光の旅』が各国の映画祭で高い評価を得た34歳の新鋭キャリー・ジョージ・フクナガが監督を務めている。このたび公開された映像の中でファスベンダーは、自身が演じたロチェスターがジェーンに惹かれる理由について「ふたりの間には確かな結びつきがある。彼は彼女の前では正直になれるし、彼女も決して引こうとはしない」と分析し、「彼女の内面にある炎のようなものが彼を魅了するんだ」と話す。そんなジェーンを演じたのは、『アリス・イン・ワンダーランド』や『キッズ・オールライト』に出演している新進女優ミア・ワシコウスカだ。ファスベンダーは彼女の演技を『アリス…』以前より注目していたそうで、「カメラの前の表情にも引き込まれるし、落ち着いた大人の女性だね。将来は大物女優だよ」と称賛している。そんなファスベンダーもテレビドラマ『バンド・オブ・ブラザーズ』で注目を集めたのを機に、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『SHAME-シェイム-』と出演作が立て続けに公開され、今後もリドリー・スコット監督のSF大作『プロメテウス』やスティーヴン・ソダーバーグ監督のアクション作『Haywire(原題)』など、出演作が多く待機している。そんな彼が、本作で19世紀の封建的な慣習が強く残る社会を生きる男をどのように演じるのか気になるところだ。『ジェーン・エア』6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION2011. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年05月18日これまで幾度も映像化されてきた英文学の名作を、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ、『SHAME-シェイム-』のマイケル・ファスベンダーをキャストに迎えて映画化した『ジェーン・エア』のメイキング映像がこのほど到着した。『ジェーン・エア』のメイキング映像『ジェーン・エア』は、シャーロット・ブロンテの小説が原作。幼少期に両親を亡くし、ずっと孤独に生きてきた女性ジェーン(ワシコウスカ)と、横柄で気難しい上流階級の男性ロチェスター(ファスベンダー)の身分違いの恋を主軸に、苦難に満ちた人生を生きる女性の姿を描き出した人間ドラマ。前作『闇の列車、光の旅』が各国の映画祭で高い評価を得た34歳の新鋭キャリー・ジョージ・フクナガが監督を務めている。このほど公開されたメイキング映像には、主人公のジェーンとロチェスターがはじめて出会う重要なシーンと、ジェーンが家庭教師として赴任した屋敷(ロチェスターの屋敷)を取り仕切るフェアファックス夫人とジェーンとの会話シーンの撮影風景が映し出されている。ワシコウスカ、ファスベンダーともに出演作の続く注目の若手俳優だけに、本映像はファンにはたまらない内容といえるだろう。『ジェーン・エア』6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
2012年05月10日フォーエバー21はこのほど、春夏キャンペーン「Love Is Free」の顔として、ピンクの髪、ふくれっ面と独自のファッションで知られるモデル、シャーロット・フリーを起用すると発表した。今回公開されたキャンペーンビジュアルでは、シャーロットの楽しく奇抜な精神が、著名カメラマンのケネス・カッペーロ氏により、印象的なポージングと最先端のルックスに切り取られている。キャンペーンルックブックで取り上げているネオンカラーの商品や、フローラルパンツスーツ、アメリカーナからインスパイアされたアンサンブル、そしてメタリックアクセサリーに身を包んだ彼女のイメージとスタイルは、来月から全国のフォーエバー21にて見ることができるという。このキャンペーンからインスパイアされたネオン・タンクトップとドレスは、現在店舗にて購入が可能。新作は5月より店舗とオンラインにて展開予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月16日これまで幾度も映像化されてきた英文学の名作を34歳の新鋭監督キャリー・ジョージ・フクナガが、ミア・ワシコウスカとマイケル・ファスベンダーによって映画化した『ジェーン・エア』の予告映像が到着した。『ジェーン・エア』予告映像弱冠32歳で手がけた長編初監督作『闇の列車、光の旅』がサンダンス映画祭監督賞を受賞し一躍注目を集めたフクナガ監督。そんな彼が2作目に選んだのは、オーソン・ウェルズや近年ではシャルロット・ゲンズブールらによって映画化されているシャーロット・ブロンテによる著書「ジェーン・エア」だ。フクナガ監督はこの小説の今日性に感銘を受けたといい、運命にほんろうされながらも信念と知性で自ら望む道を切り開くセンセーショナルな現代版『ジェーン・エア』を作り上げた。今作でジェーン・エアを演じるのは『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ。彼女と身分違いの恋に落ちるロチェスター氏を、『SHAME-シェイム-』での演技が高く評価され、ヴェネチア国際映画祭を始め数々の賞レースを賑わせたマイケル・ファスベンダーが演じ、名優ジュディ・デンチやジェイミー・ベルも出演している。予告編では、孤児院で過ごすジェーンの幼少時代から始まり、18歳となった彼女が住み込みの家庭教師として新たな生活を始める姿、さらに彼女の人生を大きく狂わせていく屋敷の主人ロチェスターとの出会いと、彼が抱える大きな秘密が次々と映し出されていく。また今年の米アカデミー賞・衣裳デザイン賞にノミネートされたアンティークの服飾も目を惹く映像となっている。フクナガ監督が英国文学史において全てのタブーを破ったと言われるラブ・ストーリーに挑んだ『ジェーン・エア』は6月2日(土)より公開される。『ジェーン・エア』6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2011. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年03月21日大ヒット公開中の映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』の貴重な本編映像が、このほどシネマカフェに到着した。公開直前にキャスト4人が揃って来日するなど、前作以上の盛り上がりを見せているが、本作では、平穏な日々を楽しんでいた4人が新たな問題に直面し、砂漠の国・アブダビへと逃避行を繰り広げる姿が描かれる。公開約2週間で観客動員数は75万人に迫る勢いで、今週末には興行収入10億円超えが見込まれている。今回、到着したのは、アブダビのホテルのプライベートバーで、シャーロットとミランダが2人でお酒を飲むシーン。子育ての悩みを打ち明けるシャーロットに、ミランダが「飲んで!」とお酒を勧めつつ、子供を持つ“母親トーク”を繰り広げる。ためらいつつもポツリポツリと悩みを語り出すシャーロットと、お酒の力を借りて彼女の愚痴をグイグイと外へと引っ張り出すミランダ。2人のやり取りに、自然と笑いが込み上げてくる。「本作の一番いい場面」とブログなどで多くの女性に紹介されているシーンであり、いくつになっても盛り上がる、親しい間柄ならではの“ぶっちゃけトーク”に女性なら誰もが共感するのでは?『セックス・アンド・ザ・シティ2』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc. セックス・アンド・ザ・シティ 2008年8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City™ is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.SEX and the CITYセックス・アンド・ザ・シティ [海外TVドラマ]■関連記事:『セックス・アンド・ザ・シティ2』、アブダビでは上映禁止かサラ・ジェシカ、亡き友人デザイナーの衣裳まといCFDA特別賞プレゼンター務めるサラ・ジェシカに演じてほしい役を投稿!『噂のモーガン夫妻』Tシャツを3名様にプレゼントクリスティンの独占メッセージも!『SATC2』プレミアの興奮を動画でお届けIKKO、にしおかすみこらが“和製『SATC』”に!「思い込みでOK」
2010年06月17日先週公開が始まった日本では、映画館に足を運んだ女性たちから絶大な支持を得ている『セックス・アンド・ザ・シティ2』だが、キャリー、サマンサ、シャーロット、ミランダら4人のヒロインが豪華なバカンスを楽しむ地として登場するアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでは本作の上映が危ぶまれているという。UAEは、言うまでもなく人口の大半を敬虔なイスラム教徒が占めている。そんな地においても刺激的な服装に大胆な発言、と本拠地ニューヨークにいるときと少しも変わらないヒロインたちの姿が過激すぎる、というのだ。実は撮影にあたってもアブダビでロケは行わず、アブダビのシーンの大半は遠く離れたモロッコで撮影されたほどだった。世界中で大ヒットした前作ももちろんアブダビでは上映されていない。だが、映画の中でのアブダビは「ドバイに勝るとも劣らない場所」と好意的に扱われているのだし、今後は映画を観て同地を訪れる観光客の数は増えそう。UAE側の思惑はさておき、さらなる繁栄のきっかけになるかもしれない作品なのだ。(text:Yuki Tominaga)写真は先日のジャパン・プレミア。■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 New Line Productions, Inc. and Home Box Office, Inc.■関連記事:サラ・ジェシカ、亡き友人デザイナーの衣裳まといCFDA特別賞プレゼンター務めるサラ・ジェシカに演じてほしい役を投稿!『噂のモーガン夫妻』Tシャツを3名様にプレゼントクリスティンの独占メッセージも!『SATC2』プレミアの興奮を動画でお届けIKKO、にしおかすみこらが“和製『SATC』”に!「思い込みでOK」サラ・ジェシカ絶叫「We Love Love Love Love You!」にファン3千人も熱狂
2010年06月11日