子どものさまざまな能力には、身体だけでなく脳が関係していることが知られています。そのため、昨今では脳を育てることに注目が集まっています。しかし、具体的にはどんなことをすればいいのでしょうか?今回は、脳を育てることの重要性や、そのためのポイントについてご紹介します。「脳を育てる」ことが重要すぎるワケ脳を育てることは、子どもが心身ともに健康に成長していくことや、社会性や学力の向上に大きくつながっています。脳の中でも、子どもの成長に特に影響を及ぼす部位は、脳幹、大脳新皮質、前頭葉、シナプスの4つです。脳幹は、中枢神経系を構成する重要な部位が集まる器官です。睡眠欲や食欲、呼吸など人間が生きていくために必要な機能を担っており、情緒面にも影響しています。五感からの刺激によって、特に2~6歳の時期に大きく育つのだそう。大脳新皮質は、言語能力や手指を使った細かい動きなどの機能を担っており、親からの言葉や仕草から刺激を受けています。前頭葉は記憶力や集中力、論理的思考などの機能を司り、心の状態にも大きくかかわっている部分です。運動やコミュニケーションなどで活性化するといわれています。シナプスは、脳の中にある神経細胞同士のつながりのことです。神経細胞同士がうまくつながると、脳がよく働きます。シナプスは会話やスキンシップによって増えていくものです。これらの部分を育てることで、子どもが生きていくうえで欠かせないさまざまな力が身につくのです。健康体、ストレスフリー、チャレンジ精神……。脳が育つとメリットだらけ!脳が育つと、以下のようなメリットがあります。・規則正しい生活が送れるようになる脳が育っていくことで、体内時計がしっかり働くようになるため、朝は自然に目が覚めて活動的になり、夜は自然に眠くなってぐっすり寝ることができるようになります。よって、健康体になっていきます。・自分の気持ちをコントロールできるようになる脳の中でも、前頭葉がしっかりと育つと、自分の気持ちをコントロールできるようになります。そのため、嫌なことがあっても気持ちを切り替えることができたり、不安になった時にも解決策を探して安心できたりと精神が安定するのだそう。さらには、自分の気持ちをしっかりと相手に伝えられるため、ストレスを溜めにくくなります。・好奇心旺盛になるシナプスが増えて脳が発達していくと、好奇心旺盛になり、運動や勉強など何事にもチャレンジできるようになります。そして新しい刺激をたくさん受けることによって、さらに脳が活性化されるという好循環につながるのです。「脳を育てる」ために、すぐにでも始めたい5つの習慣子どもの脳を育てるために、以下の事柄を始めてみませんか?・朝型の生活をする朝は、睡眠によって脳内のシナプスが整理された状態となっており、脳を育てるのに適したタイミングです。親子で早起きして、運動や散歩をしたり、ゆっくりと朝ご飯を食べながら会話を楽しんだりすることは、脳を育てるのに有効です。ぜひ習慣にしましょう。・会話に具体性を取り入れる子どもの言葉や表現を引き出すために、会話の中で具体性を意識することも脳を育てるのに役立ちます。例えば友だちと遊んだ後は「楽しかった?」だけでなく、「どんなことをして遊んだの?」「その時、〇〇ちゃんはなんて言ってたの?」などと、より具体性のある質問を投げかけましょう。記憶を辿ったり、表現を考えたりしながら話すことで、子どもの脳が刺激されます。・食事中はテレビをつけない食事は、料理のにおいや味、色合いや温度などで、あらゆる五感が刺激されるため、脳を育てるのに欠かせません。しかし、その際にテレビをつけてしまうと、五感からの刺激がなくなってしまいます。食事中はテレビを消すルールを作りましょう。・魚料理を定期的に出す魚の脂に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳の神経細胞の主な成分でもあり、脳の働きを高めるといわれています。ぜひ普段の食卓に魚料理を取り入れましょう。時間がない時には缶詰やフレークなどを使うのもおすすめです。・ピアノなどの楽器を演奏させるアメリカのバーモント大学で行なわれた200人超の子どもを対象にした調査では、楽器を演奏することによって脳の運動機能を司る部分が活性化することがわかりました。また、音を司る脳の領域と言語を司る脳の領域は非常に近いため、楽器を演奏することは言語能力の発達や外国語の習得にも役立つといわれています。***子どもの脳を育てる工夫を行なうことで、親の脳の活性化にもつながる場合がたくさんあります。ぜひ親子で脳を活性化させていきたいですね。文/田口るい(参考)こどもまなび☆ラボ|“親の愛情” で子どもの海馬が大きくなる!?子どもの脳を育てる5つのヒントPHPファミリー|6歳までが勝負です!才能の芽がグングン育つ「脳の鍛え方」日経DUAL|脳科学者が教える「努力する子を育てる10カ条」ダ・ヴィンチニュース|一番最初に始める習い事のおすすめは? 脳科学で解明する賢い子の育て方マイナビニュース|脳を育てる食事ってどんなもの? 子どもの成功を支える食生活の秘訣
2019年05月02日「ある日突然、倒れる」というイメージが強い脳梗塞。しかし、実際に多いのは、「自覚症状もなく体をむしばんでいく」隠れ脳梗塞という微小な梗塞だという。ここでは、そんな恐ろしい病気を自分で発見する方法をお届け!昨年5月に63歳という若さで亡くなった歌手の西城秀樹さんは、精力的な芸能活動の陰で、17年間も脳梗塞と闘っていたことは記憶に新しい。その西城さんが「脳梗塞」と報じられたのは、’03年と’11年だったが、じつは17歳年下の妻・美紀さんの手記『蒼い空へ夫・西城秀樹との18年』(小学館)によると、結婚直後の’01年秋から脳梗塞を発症し、8回も入退院を繰り返していたという。「脳梗塞は脳内の血管が詰まり、脳細胞が壊死する病気で、『ある日突然、意識を失って倒れる』という印象を持たれがちですが、ごく微小な梗塞“隠れ脳梗塞”が少しずつ増えて脳梗塞に発展するケースのほうが多いのです。西城さんの場合、水分を取らずにサウナに入り続けて脳梗塞になったといわれてきましたが、隠れ脳梗塞を何度も起こしていたのが特徴です」そう解説するのは、くどうちあき脳神経外科クリニックの工藤千秋院長。隠れ脳梗塞は医学的には「ラクナ梗塞」と呼び、脳内の細い動脈にできる直径15ミリ未満の梗塞のこと。自覚症状がないのでCT検査やMRI検査で見つかることが多いという。隠れ脳梗塞の“ささいな前兆”に気づくことが大事というのは、隠れ脳梗塞に関する多数の著書がある眞田クリニックの眞田祥一院長。「人間の脳は、一部の機能がダメになっても、ほかの神経細胞でそれを補う『代償機能』があり、これが働くことによって動作、体の機能に支障がでないようにしていますが、実際には神経細胞が傷ついているので日常のなかでささいな神経症状が出てくる場合があります。これらを見逃さないこと。たとえば一瞬、意識を失うことがあってもすぐに戻る。頭痛やめまいが起こってもすぐによくなるので、『頭が痛いのは風邪のせいかも』『足がふらつくのは運動不足のせい』と、都合のいい解釈をしてしまう人が多いのです」一般的に手足のしびれなどの知覚や言語、思考の領域は代償が効きにくいといわれている。実際に西城さんも、隠れ脳梗塞を起こしていた’01年秋には「ふらつく」「しゃべりづらい」といった不調を訴えていたそうだ。次のようなことがあったら要注意!3つ以上当てはまる人は、隠れ脳梗塞の恐れがある。□なんの前ぶれもなく頭痛や肩こりに襲われることがある。□いつもめまいや耳鳴りがする。□階段の上り下りや敷居をまたぐとき、片方の足をよく引っかける。□以前に比べて手先が不器用になり、字が下手になった。□以前に比べて計算間違いが多くなった。□手足や顔、唇がしびれたり震えたりすることがある。□早口で話されると理解がしにくい。□すぐむせたり、たんがからんだりする。□突然、ろれつが回らなくなることがある。□突然、気分が落ち込んだり、うつ状態になったりすることがある。いち早く隠れ脳梗塞に気づくため、眞田院長が提唱する自分でできるテストの1つが「うずまきなぞり」と「両手突き出し」。【うずまきなぞり】1)紙を用意し、5ミリ間隔のうずまきを5周ほど書く。2)次に、色違いのペンで1で描いたうずまきの間を、線にふれないようになぞり、新しいうずまきを10秒以内で書く。※2カ所以上はみだしたり重なったりしていたら要注意!【両手突き出し】1)背筋を伸ばして立ち、目を閉じる。両手を肩の高さまで上げて、真っすぐ前方に突き出す。このとき指は真っすぐ伸ばす。2)腕を伸ばしたまま手のひらを上に向ける。指をそろえて伸ばし、10秒静止する。※どちらかの手が下がるなど、同じ姿勢を保てない場合は要注意!「特に、隠れ脳梗塞の兆候が表れやすいのが手の動きです。『うずまきなぞり』で2カ所以上はみだしていると、大脳基底核や小脳に隠れ脳梗塞を起こしている可能性があります。『両手突き出し』では、どちらかの手がやや下がってきたら下がった手と反対の小脳に、手の指が開き気味になった場合は前頭葉、頭頂葉に隠れ脳梗塞が疑われます」(眞田院長)気になる症状があったら放って置かないで、病院で検査してもらい、健康をキープしよう。
2019年02月07日筋肉をつくるにはタンパク質、骨をつくるにはカルシウムが必要という具合に、食事と体の関係に関しては多くの人が少なからず知識を持っているはずです。でも、いい脳をつくるために必要な栄養素、食事といったら……?詳しく知っているという人は、そう多くはないでしょう。そこでお話を聞いたのは、オリジナルの「育脳」レシピ開発で子どもを持つ親御さんのファンも多い管理栄養士・小山浩子さん。脳に欠かせない栄養素を教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)脳を「つくる」材料となる栄養素子どもの頭が良くなるかどうかは、遺伝の影響が大きいと考えている人も多いでしょう。もちろん、頭の良し悪しには遺伝も大いに影響を与えます。ただ、その影響がはっきり表れはじめるのは、13歳くらいから。それまでは、赤ちゃんの頃からの脳への刺激や本人の好奇心といった外的要因、それから「食事」が大きな影響を与えます。食べものによって体がつくられることは、多くの人がイメージするものでしょう。でも、脳も体の一部ですから、当然、食事による影響を大きく受けます。子どもをかしこく育てたいのなら、食事にきちんと気を配る必要があるのです。脳のなかではいろいろな栄養素がチームとなって働いています。そこでまず意識してほしいのは、脳を「つくる」栄養素、「働かせる」栄養素、「動かす」栄養素をしっかり摂るということです。脳を「つくる」栄養素を紹介するにあたって、ひとつ質問をしましょう。脳はなにでできていると思いますか?じつは、脳の6割は脂肪でできているのです。そして、いい脳をつくる材料が、有名なDHA、それからEPAという油状物質。特にDHAは脳にとっての最重要栄養素と言えます。DHAをきちんと摂取しないと、脳の発達障害を起こしてしまうことも……。DHAの摂取量が十分な子どもとそうでない子どもでは、脳の神経回路の発達の度合いはい大きくちがいます。ただ、これは後からでも取り戻せるものです。オックスフォード大学の実験では、3カ月間、DHAを投与された子どもは、脳の神経回路がしっかりと改善されました。親の愛情が子どもの脳の発達を促すこのDHA、EPAの特徴として、体のなかでつくることができないことが挙げられます。つまり、食べものからきちんと摂取する必要があるということ。青魚に多く含まれることが知られていますね。ただ、意外にも、サバやイワシなどの青魚より多くのDHAを含むのがマグロのトロの部分。でも、お値段も高いですし……毎日のように食卓に出すのは難しいですよね。日常的に食べられるものとしては、サバの水煮缶や魚肉ソーセージ、それからツナ缶をおすすめしています。もちろん、魚が大好きなお子さんになら、ときには奮発してマグロのトロを食べさせてあげてください。その際、「頭が良くなるからね」と言ってあげましょう。子どもは100人いたら100人が「頭が良くなりたい」と思っています。そして、大好きなお母さんが自分の応援をしてくれていると感じるだけで、子どもは「頑張ろう」と思うもの。その気持ちが、脳の発達も促すのです。お子さんが魚嫌いという場合も安心してください。じつは、アマニ油とエゴマ油が、体内でDHAやEPAと同じ働きをするということがわかってきたのです。これらをドレッシング代わりに使うだけで、魚を食べるのと同じくらいの効果を発揮してくれます。脳を「働かせる」「動かす」栄養素IQが高い子どもの脳には、脳を「働かせる」アセチルコリンという神経伝達物質が多いという特徴があります。じつは、このアセチルコリンは、生まれたときには誰もがいっぱい持っているもの。神様は本当に平等に人間をつくっているんですね。ただ、その量は5歳くらいまでの間に徐々に減っていくのです。つまり、アセチルコリンをなるべく減らさないようにキープできた子どもがかしこくなる。5歳くらいまでの間に将来の脳の土壌ができるというわけですね。それだけ、幼い頃の食事が脳の発達には重要だということを意味します。このアセチルコリンの材料となるのが、卵や大豆に含まれるレシチンという栄養素。卵は1日に1個は子どもに食べさせてほしい。また、豆が苦手だという子どもには、きな粉をうまく使うことをおすすめします。朝食なら、「きな粉トースト」なんていいですよね。きな粉とはちみつと練乳を混ぜると、自家製のきな粉ジャムになります。これをトーストに塗るだけ。すごく手軽ですよ!それから、脳を「動かす」ガソリンとも言えるのが炭水化物です。脳が消費するエネルギーは、体全体の消費量のなんと20%に達します。低炭水化物ダイエットがはやっていますが、脳のためには、ご飯やパン、麺類をしっかり食べさせることが必要です。牛乳は体にも脳にも効く完全栄養食品そして、脳にいい食事のカバー役として欠かせないのが「牛乳」です。ここで、牛乳の偉大なパワーを紹介しましょう。これは、ここまで紹介したDHA、EPA、レシチン、炭水化物以外に脳が必要とする栄養素、そしてそれらを含む主な食べものです。【牛乳は万能育脳食材】ここで挙げた栄養素の多くを含むのが牛乳なのです。牛乳というと完全栄養食品とも呼ばれ、健康な体をつくるために欠かせないものですよね。学校給食でも何十年にもわたって出されてきました。その理由を裏付けるように、脳にとっても牛乳は完全栄養食品になっているのです。『かしこい子どもに育つ! 「育脳離乳食」:脳をはぐくむ食事は0歳から』小山浩子 著/小学館(2018)『こどもの脳は、「朝ごはん」で決まる!』小山浩子 著/小学館(2015)■ 管理栄養士・小山浩子さん インタビュー一覧第1回:子どもの脳は“親の愛情”と“食事”で育つ!「育脳」に効く食材の選びかた第2回:“パン&〇〇”で最高の朝食になる!脳が育つ食べ合わせ「5つの黄金ルール」(※近日公開)第3回:“美味しい”か“美味しくない”か。結果がすぐにわかる料理は、子どもがPDCAを学ぶのに最適(※近日公開)第4回:「お米さえ食べさせておけば大丈夫」が危険な理由。手抜きでも脳に効く朝ごはんとは(※近日公開)【プロフィール】小山浩子(こやま・ひろこ)1971年9月5日生まれ、愛知県出身。料理家、管理栄養士、フードコーディネーター。大手食品メーカー勤務を経て2003年にフリーに。料理教室の講師やコーディネート、メニュー開発、健康番組への出演など幅広く活動する。料理家としてのキャリアは20年以上。これまで指導した生徒は5万人以上に及ぶ。著書『目からウロコのおいしい減塩「乳和食」』(社会保険出版社)で、2014年グルマン世界料理本大賞イノベイティブ部門世界第2位を受賞。健康とつくりやすさに配慮したオリジナルレシピにファンが多い。2015年には日本高血圧協会理事に就任。また、日本ではじめて育脳をコンセプトにした離乳食を監修()。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年01月16日恋愛脳は実は男女で異なっていると言われていて、それが原因ですれ違ってしまうこともあるようです。今回は、そんな男女で違う恋愛脳について解説していきます。恋愛脳とは何か恋愛脳とは恋愛至上主義と呼ばれることもありますが、それ以外にも恋愛をしている時に生まれる考え方や本能のことを指しています。これはこれまでに培ってきた経験や性格、価値観などによって異なっているのはもちろん、男女でも違いがあるのです。このような恋愛脳は恋人として過ごしていくために必要なものではあるのですが、それぞれの恋愛脳による言動がすれ違ってしまうと喧嘩をしたり別れの原因になってしまうこともあると言います。特に男女の恋愛脳の違いはすれ違いを生みやすいと言われているので、その点を踏まえて恋人の言動に対応していく必要があるのです。男性の恋愛脳について男性の恋愛脳の特徴として挙げられているのが、独占欲の強さです。男性は元々恋愛をすると独占欲や闘争心が強くなるため、恋人を自分だけのものにしたいと考えやすい傾向にあります。恋愛脳の男性は特に独占欲が強くなるため、ちょっとした恋人の言動に不安を感じやすくなると言います。また好きになったら熱が急激に高まりやすいところも、男性の恋愛脳の特徴です。最初は男性が相手を追いかけるのですが、最初に急激に高まった分徐々に冷めてくるので最終的に女性が男性を追いかけるということが珍しくありません。ほかにも相手の気持ちを察することが苦手であったり、物事を忘れることが得意であるなどの欠点も挙げられています。女性の恋愛脳について女性の恋愛脳は男性の恋愛脳と比較すると、相手の気持ちを察する能力に長けている点や物事をいつまでも覚えていられる点が大きな特徴です。このため相手のちょっとした変化をすぐに察することができますし、記念日や恋人との会話内容もしっかり覚えていられます。ただこれを男性側にも要求することが多く、それがすれ違いの原因となることも少なくありません。また男性の恋愛脳よりも独占欲が弱いところや好きになったら徐々に熱が高まっていくところなど、付き合いが長くなってからようやく愛情が強くなる傾向がみられるところも特徴です。このような違いから、男女の恋愛はすれ違ってしまうことが多いと考えられています。
2019年01月08日テレビを見ながら、スマホを見ながら……なんとも「ながら」が多い私たちの生活。脳のエネルギーの6割が浪費されているとか。1日1分の「瞑想」で脳を休ませ、落ち着かせて!「スマホやSNSの普及により、この10年間で情報量は千倍近くになっているといわれています。こんなに情報過多だと、脳が情報を処理しきれずに、疲弊してしまいます。私のもとにも、原因不明の疲労や体調不良で来られる方が急増していますが、脳疲労が原因と思われる方が非常に多いです」こう話すのは、臨済宗建長寺派林香寺の住職で精神科・心療内科医でもある川野泰周先生だ。私たちは、起きている半分くらいの時間を、「マインドワンダリング(=心ここにあらず)」という状態で過ごしているのだという。これは、テレビやスマホを見ながら食事をする、歩きスマホをするなど、複数のことを同時にするときに起こる状態だ。「マインドワンダリングのとき、私たちの脳の状態はDMN(デフォルトモードネットワーク)といって、目の前の物事以外にも注意力を使っている状態なのです。このDMNによって、私たちは脳のエネルギーのなんと6割以上を消費しているともいわれます」(川野先生・以下同)つまり、1日の大半は脳のエネルギーをダダ漏れ状態にしているようなもの。これでは、脳が疲労してしまうのも無理はない。脳疲労は日常業務にも影響するが、慢性的に蓄積すると、自律神経失調症、うつ病などの疾患にもつながる可能性も指摘されている。川野先生は、SNSの弊害も指摘する。「SNSをし続けていると、他人の“リア充”生活を見続けることとなり、人と比べて自分を卑下してしまうという負のループに陥りがちです。ここでネガティブに陥った自分を無理にポジティブに納得させようとしても、脳が拒否反応を起こすだけ。かえって逆効果です」脳の疲労を軽くするため、川野先生が提案するのが「瞑想」。とはいっても、山や寺にこもったり、難しいことをする必要はなく、読者が簡単に取り組める日常生活の中でできる「ずぼら瞑想」だ。「基本的には『今この瞬間に体験していることだけに注意を払う』『善しあしなどの判断をしない』ことです。たとえば、何かを『悪い』と判断してしまうと、その反対の『よい』ものにしがみつこうとする“執着”が生まれてしまいます。単純に、生じた感覚を“観察”するだけ。ひとつひとつの行いから気づきが生じるので、それを受け入れるのです。積み重ねていくうちに自然と心に余裕ができ、脳の疲れも取れていくはずです」いくつかエクササイズを挙げてみよう。【1】納豆を混ぜる強くなる粘りを手にじっくり感じながら、丁寧に、ただ混ぜよう。「混ぜれば混ぜるほどグルタミン酸が溶け出しますので、おいしさもアップします。卵を混ぜるときも同様に」【2】文字を書く、円を描く書くものはボールペンでも筆ペンでも構わない。「大事に紙を用意し、ゆっくり落ち着いて字を書いたり、円を描くという行為は、とても気持ちがいいものです。このとき、『うまく書けなかった』などの“判断”をしないように。今日の自分の状態はどうか、円は丸く描けたか、ゆがんだかといった事実を受け入れるだけです」【3】キャベツの千切りをする「今日の包丁の切れ味はどうか、自分の包丁さばきはどうか、キャベツのどの部分を切っているのかなど、手の感覚も“観察” しながら切ってみましょう」大根をおろしたり、ねぎを刻むときも同様に。たとえ1日1分でも、こうしたエクササイズを積み重ねていけば、脳の疲れが取れて、心が乱れにくくなるという。早速、日々の生活に取り入れてみよう!
2018年12月25日心の病気を治療する方法として医療現場でも用いられているほど、世界ではポピュラーな“脳のケア法”である、「瞑想」。若い世代に急増中と言われている“お疲れ脳”にも瞑想を取り入れて疲れ知らずの体にしよう。瞑想は日常的に取り入れることで不調を未然に防ぐことができる。「ちょっと疲れてるかも」と感じたときに、気軽に試してみよう!精神科・心療内科医で、臨済宗建長寺派林香寺住職でもある川野泰周先生に教えていただきました。【歩行瞑想】会社の行き帰りを有効活用。足裏の感覚を追いかけるだけの手軽な瞑想。階段を利用して行うと、筋肉が伸びる感覚や足を踏みしめる感覚をより感じやすくなる。1.自然な呼吸を続けながら、いつも歩いているのと同じスピードで歩く。2.右、左、右、左と、足裏が地面に着く・離れる感覚に注意を向け、客観的に観察する。3.リズムに合わせるのではなく、歩いている足の感覚をあとから追いかけるイメージで行うこと。【つり革瞑想】通勤電車のストレスを軽減。心も体もぐったりさせる、通勤時の満員電車。イメージの力を借りた瞑想法を使って、車内から心を自由にし、ストレスから解放されよう!1.つり革や柱につかまり体のバランスをとる。安定したところで目を閉じ、呼吸瞑想をする。2.ビーチでのんびりしたことや、温泉に浸かった感覚など心が穏やかだった状況を思い出す。3.そのときの景色、音、香りなどの五感を頭の中で再現する。最後は深呼吸をして現実に戻る。【ボディスキャン瞑想】寝る前に、体のSOSに耳を澄ませる。心や脳だけでなく、自律神経の乱れからくる体の不調に効果を発揮するのがこの瞑想。眠る前の5~10 分を利用すれば、安眠効果も。1.仰向けに寝て、まずは一度深呼吸。その後、約1分間呼吸瞑想をする。2.「頭」に注意を向け、重さや熱さなど頭のあたりに感じるすべての感覚を意識する。1分間。3.一度深呼吸して頭に向けた注意をリセットし、「首肩」「腰」「足先」と順に同じことを続ける。【食器洗い瞑想】家事の時間を利用して仕事の疲れを癒す。体を使ってモノを綺麗にする作業は瞑想向き。食器洗いに限らず、トイレ掃除、お風呂掃除、洗濯など、家事の時間を瞑想に応用できる。1.いつものようにスポンジに洗剤をつけて泡立て、お皿を洗う準備をする。2.洗剤の香り、水の温度、泡立ち方、キュッキュとなる感覚と、五感を使って作業に集中する。3.同時多発的に五感を働かせるのではなく、一つ一つの感覚を切り離して順番に観察すること。【コーヒー瞑想】食べすぎ防止でダイエット効果も。食べる・飲むを五感で感じることで満足感がアップし、ストレスによるドカ食いを抑えられる。どちらも一口目に行うだけで十分な効果が。1.コーヒーを用意する。買ったものでも、自分で淹れたものでもOK。深呼吸で呼吸を整える。2.手のひらに伝わるカップの温度、立ちのぼる湯気の香り、コーヒーの色みを感じる。3.目を閉じてゆっくりと口に含み、舌で感じる味、鼻から抜ける香り、喉を伝う感覚を感じる。【食べる瞑想】食べすぎ防止でダイエット効果も。1.呼吸を整え、「食べる」という気持ちを高める。食事を観察し、どんな味がするか想像する。2.食材を取り、ゆっくり口に含む。食材を舌の上で転がして、味や形を感じたあとで噛みしめる。3.何度も咀嚼して味わってから飲み込み、食べ物が喉を通って胃に落ちる様子を感じる。川野泰周先生精神科・心療内科医。臨済宗建長寺派林香寺住職。寺務の傍ら、横浜市内のクリニック等で禅やマインドフルネスを取り入れた診療を行う。主著に『ずぼら瞑想』(幻冬舎)。※『anan』2018年11月21日号より。イラスト・中根ゆたか取材、文・黒澤祐美(by anan編集部)
2018年11月18日「脳」をもとにして考えられ、その斬新なダイエット法が数々のメディアで紹介されている「脳科学ダイエット」。先端脳科学研究に携わり、脳科学に関する本を多数手がけている久賀谷亮先生が提唱するこのダイエット法、実は産後太りにお悩みのママにもおすすめできるといいます。今回は、 『無理なくやせる“脳科学ダイエット”』 (主婦の友社)を出版された久賀谷先生に、脳科学ダイエットとはどんなものなのか、なぜママにおすすめできるのか。その理由についてお話をうかがいました。お話をうかがったのは…医師/医学博士久賀谷 亮 先生イェール大学医学部精神神経科出身。アメリカ神経精神医学会認定医。日本で臨床及び精神薬理、イェール大学で先端脳科学研究に携わる。その後、臨床医として精神医療の現場に従事。2010年、ロサンゼルスで「TransHope Medical」を開業。マインドフルネス認知療法、TMS磁気治療をとりいれた診療を行っている。 ■「太りにくい脳」をつくる脳科学ダイエットとは? ――久賀谷先生、本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、先生は脳科学の研究をされていますよね。先生が書かれた『無理なくやせる“脳科学ダイエット”』のなかの「脳科学ダイエット」とは一体どのようなものなのでしょうか?久賀谷亮先生(以下、久賀谷先生):このダイエット法は極端にいえば「食べ方改革」なんですね。焦点をおいているのは「食べ方」であって、「食べるもの」ではありません。――食べ方改革…!久賀谷先生:ダイエットに悩んでいる人は感情にまかせてドカ食いしたり、おなかも空いていないのに食べてしまったりして、食べるものがどういうものなのか知らずに食べていることが多いのではないでしょうか。――私も経験がありますが、食べることで気分を紛らわせたいと、どんどん口に入れてしまう…。食べるもの自体には注意を向けていないことが多いですね。久賀谷先生:そうですよね。脳科学ダイエットの基本はそこにあります。今までなに気なくしていた「なにか」に「注意を向ける」ということなんです。なにかに注意を向けることを脳科学では「マインドフルネス」と呼びます。――マインドフルネス…。初めて聞いた言葉です。注意を向ける…とは?久賀谷先生:例えば、目の前に緑の葉をつけた木が生えているとします。目をひかれて見ますよね。注意が向くことで「清々しいな」とか「きれいな緑色をしているな」という思いがわくこともある。これがマインドフルネスです。シンプルに、なにかに注意を向けることなんですね。――なんだかものすごく簡単で、それでいて奥が深そうな…。このマインドフルネスとダイエットがどう結びつくのでしょうか?久賀谷先生:注意を向けることで得られるメリットのひとつは「普段なに気なくやっていることがいかに多いか」に気づけることです。そして「食べること」はその最たるものではないでしょうか。考えごとをしながら数分で食事を終える、おなかが空いてないのに食べる。なにを食べているのか、たいして意識もせずに食べる。マインドフルネスを意識すると、そうした食べ方を変えていくことができるのです。■リバウンドしない「ついつい食べてしまう」を防ぐ食習慣――食べ方が変わると、体も変わっていくということでしょうか?久賀谷先生:そうですね。マインドフルネスをダイエットに応用して食事をする場合、「自分の体の呼吸と感覚を意識する」「食べものをじっと見たり、かいだりして体の反応を確かめる」「なぜ食べたいのかに思いをめぐらす」といった行動があります。そのどれもが好奇心を持って「今あるなにか」に注意を向けていることになるんですね。これは食事の仕方だけではなく、食欲を感じたときにも応用ができます。食欲という衝動があることに気づく、受け入れる、調査する、記述する。注意を向けることで欲求を管理することができるようになるのです。――なるほど。注意を向けると「食べたい!」という欲求とも向き合えるようになるんですね。久賀谷先生:依存と習慣による「ついつい食べてしまう」という行為は継続的な働きかけで変えていくことができるんです。それに有効なのがマインドフルネスなんですね。「今あるなにか」に注意を向ければ、我慢しなくとも「太りにくい脳」へと変化していくことができる。マインドフルネスはダイエットに有効であるという科学的な根拠もありますし、新たな習慣になるから脳が覚えて、内面の本質から変わる。だから、形だけの制限で本質が変わっていないから起こるであろうリバウンドもしにくいと思うんです。■「マインドフル・ダイエット」忙しいママに最適な理由――マインドフル・ダイエットは科学的に見ても集中力アップ、感情調整力アップ、免疫機能アップといった効果があるようなので、ぜひとも試してみたいです。…でも子育てに仕事に忙しいママでも、できるものなのでしょうか?久賀谷先生:お母さんは毎日忙しいですよね。でもマインドフル・ダイエットは時間がなくてもできます。例えば、運動をしてやせようと思った場合は、2~30分などある程度まとまった時間が必要になりますよね。でもマインドフル・ダイエットの基本は「注意を向けること」です。だから子育てしながらの生活でも、やりやすいと思います。――本当ですか! 注意を向けるだけでいいのであれば自宅でも会社でもできそうですよね。場所に左右されないのはうれしいです。久賀谷先生:お子さんを持つお母さんは、毎日やることがいっぱいですよね。余裕がなくなって怒りっぽくなったり、感情的になったりすることもあるでしょう。マインドフルネスは食習慣を変えるだけではなく、自分自身の状態にも注意が向けられるので、ネガティブな感情ともうまく付き合えるようになると思います。――科学的にみてマインドフルネスは「感情調整力があがる」というのがそれですね。アンガーマネジメントにもなりそうな。久賀谷先生:アメリカではマインドフルをつけるのがブームになっているのですが、マインドフル・ペアレンティングといって親子関係を良好に築くために有効な方法としても活用されているんです。――一緒になにかに注意を向けてみることで、親子関係に良い変化を生み出せるんですね。久賀谷先生:そうですね。マインドフルネスには本当にさまざまな効果があるといわれているんです。なかには、10歳くらいの子どもに半年間マインドフルネスを行わせた結果、算数の成績が上がったとのデータもあります。――それはすごい! マインドフルネスのコツをつかめるようになったら、今度はわが子にもやり方を教えてあげたり、一緒にやってみるともっとたくさんの効果を感じられそうですね。マインドフル・ダイエットの基本は「なにかに注意を向ける」こと。そうすることで自分の状態、自分の身に起きていることをじっくりと味わうことができるようになります。次回は「食べたくて仕方ない!」という欲求はどこからくるのか? 脳科学ダイエットから見る「食欲との付き合い方」についてお話を聞いていきます。参考図書: 『無理なくやせる“脳科学ダイエット”』 (主婦の友社)著者 久賀谷亮/1,598円(税込) やせにくい脳から太りにくい脳へ。最先端の脳科学を応用した脳から変えるダイエット法をまとめた一冊。巷にあふれるダイエット法は「~してはいけない」「~しなければならない」などの制限や命令がつきもの。けれど科学的研究で効果があると明らかになった脳科学ダイエットなら、そのしがらみから解放されます。人の食行動を変えるマインドフルネスとは何か?ダイエットシェアハウスで共同生活をする5人のストーリー仕立てで教えてくれるので仕組みが分かりやすい! ダイエットとは心と脳を満たすこと。本質的なことを教えてくれるダイエット本です。
2018年11月17日「なにかいいことがあっても脳はすぐに忘れてしまいます。しかし毎日、自分や家族のプラスイメージの写真を目からインプットすることで、そのつど脳にそれが上書きされ、強化される。それが自己肯定感を高めるんです」そう話すのは、脳科学者の篠原菊紀先生(諏訪東京理科大教授)。今年、ベストセラー『「親力」で決まる!』の著者で教育評論家の親野智可等先生と「ほめ写プロジェクト」を立ち上げた。「ほめ写プロジェクト」は、玄関、リビング、ダイニング、トイレ……家じゅうに、「家族のがんばっているシーン」「家族が目標を達成したシーン」「家族仲よくしているシーン」の写真をプリントして貼りまくるというもの。親が職場でがんばっている写真、運動会の写真、入学式や旅行先での家族写真などを毎日、目にすることで、子どもが自分に自信を持てるようになることを普及する活動だ。具体的なやり方は次のとおり。【1】家族の“ほめ写”を探す自分と夫、子どもを撮ったスマホの保存データやアルバムをすべてチェック。夫、子どもががんばっている写真、目標を達成したときの写真、みんなが笑っている家族写真を選び出す。【2】今の“ほめ写”を撮るあなたや夫、子どもが家事しているところ、自治会で草むしりしているところ、お稽古事で必死になっているところ、パートの職場での光景などを照れずにスマホで撮りまくる。【3】選んだ写真をプリントする家族で話し合って、【1】と【2】から部屋に貼る写真を選び、プリントする。Lサイズだけでなく、いい写真は大判のA4サイズにするなど、大きさに変化をつけることも効果的。【4】家じゅうに“ほめ写”を飾るプリントした写真を貼り切れるだけの新聞紙大のクリップボードを数枚用意。玄関とダイニング、トイレ、廊下などに、人の目線の高さを意識してプリントした写真を飾る。【5】家族で写真について語り合う家族で食事をするときなど、壁に貼られた写真を話題にし、「最近ママ、PTAでがんばってるね」「あの温泉旅行楽しかったね」など、家族でほめ合うことを習慣化する。「最初に話を聞いたときには、正直、半信半疑。ところが実際に脳の活動実験をしてみたところ、その効果の大きさに舌を巻いたというのが本音です」(篠原先生)篠原先生は、自宅にほめ写を貼って3週間生活した16人の子どもと、貼らない8人の子どもにグループ分け。全員に本人の写真を見せたときの脳活動を測定した。その結果、ほめ写に囲まれて3週間を過ごした子のほうが、自分の写真を見ると脳の「腹内側前頭前野」が活性化することがわかったのだ。「これは自分の写真を見ると脳が快になっている証し。つまり自己肯定感が非常に強くなっていることの裏付けでした」(篠原先生)なぜほめ写にこれほどの力があるのか?「なにかいいことがあっても脳はすぐに忘れてしまいます。しかし毎日、自分や家族のプラスイメージの写真を目からインプットすることで、そのつど脳にそれが上書きされ、強化される。それが自己肯定感を高めるんです」(篠原先生)篠原先生はこの効果はじつは大人も同じだという。「脳の仕組みは子どもも大人も同じ。家族に子どもがいる、いないに関わりなく、ほめ写を家じゅうに貼っている家庭は家族全員の脳にいい影響がでるはずです」(篠原先生)これを受けて親野先生は次のように語る。「私はこれまで講演などでずっとほめ写を勧めてきました。実際に実践したお母さんからは『家族全員の会話が増えた』『家で怒る回数が激減した』などの声が届いています。みなさんでほめ合うことで家庭は自然に明るくなる。当然、それはお父さんやお母さんにとっても自分の夢をかなえる大きなエネルギーになりますよ」「“ほめ写”で夢の実現」のプロセスはこうだ。【1】家族の“ほめ写”を家じゅうに貼る【2】毎日“ほめ写”を目にし、それについて家族みんなで語り合い、ほめ合う【3】家族全員が前向きになり、自然と家事や勉強などをやるようになる【4】あなたや夫が怒る回数が減り、イライラやストレスが激減【5】叱ったり、叱られることが少なくなることで、家族みんなの自己肯定感が増す【6】自分に自信が持てるようになり、夢をかなえるエネルギーが生まれる【7】家族みんなの夢がかなう「最初は他人の目が気になるかもしれませんが、恥ずかしがらずにとにかくいっぱい貼ることです。家を訪れた人は最初は驚くかもしれません。でも理由を聞けば必ず『なるほど、いいね』と思ってくれますから、始める勇気が大切。それと、お父さん、お母さん、子どもたちの写っている枚数を均等にすることも大事。兄弟姉妹で片方が少なかったり、お父さんの写真が少なかったりするのは不公平感が家族に生まれ、かえって逆効果になります」(親野先生)子どももあなたも自然と元気になって夢がかなう魔法の「ほめ写」。まずは古いアルバムやスマホに撮りためた写真を見返すことから始めてみてはいかがだろうか。
2018年11月07日脳と血糖値には深い関係があるのをご存じでしょうか?仕事や勉強の妨げになるような食後の眠気や集中力の低下などは血糖値が原因かもしれません。血糖値が脳に与える影響と血糖値を安定させる方法をご紹介します。血糖値が脳に与える影響とは空腹時に糖質を多く含む食事をすると、血糖値が急上昇します。上昇した血糖値を下げるために、すい臓から大量のインスリンが分泌され、血糖値は急激に低下します。すると、脳に糖分がいかなくなり、眠気を感じるのです。そこで、脳はブドウ糖が足りないと感知し、再び血糖値を上げるためにアドレナリンやノルアドレナリンの分泌を指示します。(※1)その結果、イライラや集中力の低下が引き起こされます。集中力の維持には、食後の血糖値の上下をなだらかにすることが重要です。血糖値を安定させる4つの方法1.野菜から先に食べる(ベジファースト)空腹時にいきなり白米など糖質が高いものを食べると、急激に血糖値が上がり、大量のインシュリンが分泌されてしまいます。しかし、野菜や汁物から食べることで、それらに多く含まれる食物繊維が糖の消化吸収を遅らせ、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。2.主食を玄米・全粒粉パンなどに切り替える普段の食事で、主食として食べている白米やパンを低GIの玄米・全粒粉パンにかえると、血糖値の乱高下を抑えることができます。GIの低い玄米やそば、全粒粉パンは精製されていない部分に、食物繊維やミネラルが残っているため、糖の吸収も穏やかになり、血糖値の急上昇を防げます。3.甘いお菓子を控える甘いお菓子や甘い飲み物は、砂糖が多く使われているため、血糖値を急激に上げてしまいます。また、洋菓子などは油分が多く、カロリーも高いので、健康のためにも食べ過ぎはよくありません。食べる場合は低GIにものを選びましょう。例えば、一般のチョコレート(GI:91)→ブラックチョコレート(GI:22)にかえると大幅にダウンできます。4.3食規則正しく食べるポイントは空腹になりすぎないことです。食事と食事の間は4~5時間くらいがベストといわれていています。その理由は、「空腹時間が長い=飢えている」とカラダが判断し、大量のエネルギーを吸収しようとしてしまいます。これが急激な血糖値の上昇につながってしまいます。次の食事まで時間が空きすぎてしまう場合は、間食をおすすめします。アーモンド・ヨーグルト・甘栗・牛乳・豆乳・野菜ジュースなどを食べれば、タンパク質やカルシウムの不足しがちな栄養素も一緒に補うことができます。 午後の仕事のパフォーマンスや勉強も昼食次第と言っても過言ではありません。ぜひ、食後の血糖値を最適化して、高い集中力を発揮したいですね。【参考】(※1)姫野友美心療内科に行く前に食事を変えなさい青春出版社(2016年p31) 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2018年10月05日「健康によくない」「ダイエットの敵」として認識されがちな脂質。実は、脳の機能を維持し、集中力や記憶力に欠かせないということをご存じですか?脂質は、重量にして脳の50~60%を占めています。特に重要なレシチン・オメガ3・コレステロールについて解説します。3つの種類と効果1.レシチンレシチンという脂肪酸は、記憶に関係する脳内物質「アセチルコリン」と「ミエリン鞘」の原料です。アセチルコリンは記憶力に関係する脳内物質です。人の顔は覚えているのに名前を思い出せないなどという記憶力の低下は、アセチルコリンの不足によるものです。ミエリン鞘は脳細胞同士の情報リレーをサポートする物質です。レシチンが不足し、ミエリン鞘が弱くなると、次の脳細胞に情報が届かなくなります。すると、買い物に出かけ、いざお店に着いたときに何を買おうとしていたか忘れてしまうなどの物忘れが起こります。2.オメガ3DHAやEPAなどのオメガ3とよばれる種類の油は、脳神経の発達や機能の維持に欠かせません。 特にDHAは脳の伝達情報に必要な神経細胞を活性化し、判断力や集中力を高めてくれます。また、EPAは血中の中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする働きがあります。脳内の血管の若々しさを保ち、幸せホルモン「セロトニン」の働きも良くしてくれる物質です。3.コレステロール体内のコレステロールのうち、4分の1が脳に存在します。脳の神経細胞は高度な情報処理をしているため、複雑な形をしています。その細胞膜の形と柔軟性を維持しているのがコレステロールです。ストレスに強い体をつくる副腎皮質ホルモンや性ホルモンもコレステロールを原料にしています。脂質のとり入れ方のコツ5つ1.卵を食べる卵黄に含まれる卵黄レシチンは、脳内の神経伝達物質のもとになります。また、卵はコレステロールを多く含む食材として知られているため、気になる方は避けがちですが、食事からとるコレステロールで、すぐに高コレステロールになることはありません。2.大豆製品をとり入れる大豆にはレシチンが含まれています。最近、大豆製品をとれていないなという人は、間食に豆乳を飲んでみて下さい。3.魚を食べる魚の中でも、さんまやさば・マグロやいわしなどの青魚にDHAやEPAが多く含まれています。特にイワシにはDMAE(ジメチルアミノエタノール)が含まれており、脳を活性化します。DHAやEPAは熱に弱く酸化しやすいので、お刺身で食べるのがベスト。煮魚やグラタン、缶詰などもいいいですね。天ぷらやフライなど高温で加熱する調理法は、貴重な脂肪分が半分以上流出してしまいます。4 .亜麻仁油やしそ油を使う細胞の機能を正常に保つには、オメガ3とオメガ6のバランスが大切です。しかし、日常的に使われる食用油や市販のドレッシング、加工食品で使われているのは、オメガ6のリノール酸がほとんど。そのため、オメガ6系の脂肪酸が過多になりがちです。オメガ3の亜麻仁油やしそ油を使い、積極的にオメガ3脂肪酸を補いましょう。オメガ3とオメガ6の理想の割合は1:1。現代の日本人は1:4でオメガ3の摂取量が少ないので、意識してとり入れたいですね。(※1)5 .チアシードをとるチアシードは、オメガ3脂肪酸であるα‐リノレン酸が豊富。グレープフルーツジュースやオレンジジュースに浸して吸水させ、塩こしょうや亜麻仁油・しそ油などを加えて味を調えるとデリ風サラダドレッシングが作れます。少しの工夫でオメガ6をオメガ3に置き換えることができます。記憶力を維持・向上するために、脳に必要な脂質をしっかり補って、健やかな毎日を過ごしたいですね。【参考】(※1)生田哲「食べ物を変えれば脳が変わる」PHP新書(2012年P62)生田哲「食べ物を変えれば脳が変わる」PHP新書(2012年P6,40,148)姫野友美「心療内科に行く前に食事を変えなさい」青春出版社(2016年P108~115) 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2018年09月20日少しずつ認知症の症状が現れるアルツハイマー型認知症とは異なり、脳梗塞、脳出血などの脳血管が原因で認知症になる人は少なくありません。しかも、脳梗塞は40代、50代でも発症します。とはいっても、脳梗塞は生活改善などで防ごうと思えば防げる病気です。ここでは脳梗塞で認知症を発症した人の介護について、一例を紹介します。参考になれば幸いです。■ ある日突然、父が倒れて自宅で介護することに…同居している義理の父親(78歳)が脳梗塞で倒れ、退院したら自宅での介護を考えているという主婦A(48歳)さん。KY / PIXTA(ピクスタ)Aさんのご主人は営業部で出張も多いため、主介護者となるのは必然的に自分だろうと感じていました。Aさんは事務職で比較的休暇が取りやすく、仮に会社を辞めてもご主人の収入でなんとかなるとも考えました。当初、Aさんは自宅で介護(在宅介護)するか、介護施設に入所させるかで悩んでいました。しかし、父の意識はしっかりしているため、施設入所はやはり気が引けました。■ 離職せず介護休業を利用して介護に専念Aさんは結局、自宅で介護という方法を選択しました。そして、現在の仕事について、次の4つの選択肢を考えました。勤務時間を短くして早く帰宅し、介護できるようにする地元のスーパーなどでのパートに切り替える自宅でできる仕事をする仕事をしないで介護に専念するAさんが選択したのは1でしたが、上司に相談すると、しばらく介護休業をとればいいとアドバイスされました。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)介護休業は雇用保険から介護休業給付金が支給され、1回の介護休業期間は最長3か月です(介護休暇は最長5日間)。言われるまま介護休業をとり、父の介護に専念することにしました。■ 自宅でリハビリと介護に追われる日々に3か月ほど入院して自宅に帰ってきた父は、左半身麻痺と言語障害がありましたが、自分でご飯を食べたり、トイレに行くことはできます。KY / PIXTA(ピクスタ)リハビリ通院によって父親も機能回復を目指して頑張っていました。あまり回復はしないものの、現状を維持しながらそれなりに自立した生活が続きました。Aさんの介護は食事づくりと食事介助、歩行訓練の手助けや見守り、薬の管理、トイレ介助などです。歩行中に倒れると自分では起き上がれないうえ、下手をすると命の危険性もあります。自宅であっても目が離せないのです。しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)■ 「デイケア」に通い介護者も負担が軽減Aさんは父親に、より質の高いリハビリを受けさせようと考え、デイケアを利用することにしました。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)要介護3の父は毎日楽しくデイケアに通うようになり、Aさんの負担も一気に軽減されます。そして、仕事にも復帰しました。仕事の時間を短縮して、デイケアから帰ってくる父親を迎え入れることにしたのです。ところが、事態は急変しました。昼間大人しくしていた父が夜中に起きて動き回るという異常な行動をするようになります。昼夜逆転現象の始まりでした。Aさんの疲労はこれまで以上となり、睡眠不足の日が続きます。Ushico / PIXTA(ピクスタ)■ 認知症の19%にも及ぶ!脳梗塞が原因で認知症に発展するケースも多い脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症のことを「脳血管性認知症」と呼び、認知症全体の19%にも及んでいます。主な症状としては、何に対しても意欲や自発性がなくなるとともに、感情の起伏が激しくなり、些細なことで怒ったり落ち込んだりします。NOV / PIXTA(ピクスタ)ただ、判断力や記憶力は比較的保たれています。また、手足に麻痺や感覚の障害、言語障害などの症状が現れることもあります。日中に活動する意欲が少ないため、不眠や昼夜逆転につながり、その対応に振り回される家族も睡眠不足や大きなストレスを抱えてしまいます。■ 「介護施設」に入所して落ち着きを取り戻した父その後、Aさんの父は「脳血管性認知症」を発症してしまいます。夜中に窓を割って出て行こうとしたり、家の中を歩き回るようになりました。Aさんは毎晩のように繰り返す父の対応に追われ、ついに疲労で倒れ入院してしまいます。それを見かねたAさんのご主人は、父親をグループホーム(認知症の人を対象とした介護施設)に入所させることにしました。IYO / PIXTA(ピクスタ)施設では父親に応じた介護プランが作られ、介護士が日々のケアを行います。異常行動を繰り返していた父もよやく落ち着きを取り戻し、面会に訪れるAさんとも笑顔で会話できるようになりました。Aさんの父親の場合、最初からデイサービスか施設か、という選択ではなく、自然の流れで最終的に施設に入所したケースです。自宅で介護する人が増えていますが、介護の負担が大きいか小さいかによって、最初から施設入所という選択もあり得るでしょう。脳血管性認知症の人が必ずしもこのような流れを辿るわけではありません。あくまでも参考として、一つの流れを知っておくと良いでしょう。【参考】※厚生労働省Q&A~介護休業給付~※認知症ねっと認知症とは?原因・症状・対処法から予防まで
2018年09月14日「もの忘れが多くなると、このまま脳が衰え、いずれ認知症に……と不安になる人もいます。でも諦めることはありません。脳は何歳になっても成長するのです」そう語るのは、加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳先生。胎児から超高齢者まで1万人以上の脳のMRI画像を分析してきた脳科学のスペシャリストだ。加藤先生の新著『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社)には、驚きの“新事実”が書かれている。たとえば、中高年になると年々脳の機能は低下していくと思っている人も多いはずだが……。「加齢とともに脳の神経細胞が減っていくことは事実です。ただ、脳の全体が衰えるわけではありません。脳には使われずに眠ったままの“潜在能力細胞”が残っています。それは100年以上生きても使い切れない。だから脳は死ぬまで衰えることはないのです」(加藤先生・以下同)さらに、大人になれば脳の成長は止まるという“常識”も覆す。「ある80歳の男性の脳のMRI画像を見ると“運動機能”が弱まっていました。そこで私が脳の活性化を促すコツをアドバイスしたところ、彼はドラムの練習を開始。すると、1年後に脳が7歳程度の子どもと同じ伸び率で急成長していたのです。私はこの木が枝を伸ばすように脳が成長することを『脳の枝ぶり』と呼んでいます」脳の成長には、複数の脳の機能を使うことが重要だ。「脳の中では、同じ働きをする複数の神経細胞が集合して基地を作っています。これを“脳番地”と名付けました。なかでも脳の若返りに欠かせないものが、8つの番地です」8つの脳番地は次のとおり。【1】思考系思考や意欲、想像力をつかさどる。【2】伝達系コミュニケーションを通じて意思疎通を行う。【3】運動系体を動かすこと全般に関係。【4】感情系喜怒哀楽などを感じ、表現する。「感覚系」を通じて活性化する。【5】理解系目や耳を通じて得た情報を理解する。【6】聴覚系言葉や音を脳に集積させる。【7】視覚系映像や画像、文章を脳に集積させる。【8】記憶系ものを覚えたり、思い出したりする。「体を動かすことが好きな人は運動系が鍛えられ、楽器演奏が得意な人は聴覚系脳番地が育つ。逆に苦手なものやふだん使わない脳番地は未熟なままで年々衰えていく。ですから、これをバランスよく刺激することで、認知症を遠ざけることができるのです」では、その8つの脳番地を常に刺激するライフスタイルとは、どのようなものだろうか。「実は男性より女性のほうが、ふだんの生活で脳を活性化させているのではないかと思っています。たとえば専業主婦の方であれば、子育て、家事、近所付合い、パートの仕事はもちろん、趣味やオシャレへの関心まで、多岐にわたって脳をフル活用しています。とりわけ美の追求やオシャレなものへの物欲は脳の成長に欠かせない栄養素。脳のためには、いくつになっても“欲”は持ち続けてほしいところです」
2018年09月12日「もの忘れが多くなると、このまま脳が衰え、いずれ認知症に……と不安になる人もいます。でも諦めることはありません。脳は何歳になっても成長するのです」そう語るのは、加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳先生。胎児から超高齢者まで1万人以上の脳のMRI画像を分析してきた脳科学のスペシャリストだ。加藤先生の新著『50歳を超えても脳が若返る生き方』(講談社)には、驚きの“新事実”が書かれている。たとえば、中高年になると年々脳の機能は低下していくと思っている人も多いはずだが……。「加齢とともに脳の神経細胞が減っていくことは事実です。ただ、脳の全体が衰えるわけではありません。脳には使われずに眠ったままの“潜在能力細胞”が残っています。それは100年以上生きても使い切れない。だから脳は死ぬまで衰えることはないのです」(加藤先生・以下同)脳の成長には、複数の脳の機能を使うことが重要だ。「脳の中では、同じ働きをする複数の神経細胞が集合して基地を作っています。これを“脳番地”と名付けました。なかでも脳の若返りに欠かせないものが、8つの番地です」8つの脳番地は次のとおり。【1】思考系思考や意欲、想像力をつかさどる。【2】伝達系コミュニケーションを通じて意思疎通を行う。【3】運動系体を動かすこと全般に関係。【4】感情系喜怒哀楽などを感じ、表現する。「感覚系」を通じて活性化する。【5】理解系目や耳を通じて得た情報を理解する。【6】聴覚系言葉や音を脳に集積させる。【7】視覚系映像や画像、文章を脳に集積させる。【8】記憶系ものを覚えたり、思い出したりする。「体を動かすことが好きな人は運動系が鍛えられ、楽器演奏が得意な人は聴覚系脳番地が育つ。逆に苦手なものやふだん使わない脳番地は未熟なままで年々衰えていく。ですから、これをバランスよく刺激することで、認知症を遠ざけることができるのです」そこで「脳を老化させない習慣」について、加藤先生に解説してもらった。■新しいことに挑戦する「初めてのことに挑戦したいという前向きな考え方は、脳全体を活性化させますし、脳のマンネリ化を防ぎます。歯磨きを利き手と逆でやったり、自分では作らないようなB級グルメを楽しんだりするだけでも脳は元気になるのです。聴覚系と伝達系を鍛えるカラオケですが、いつも十八番ばかりの人は要注意。新しい持ち歌を増やして、記憶系や感情系、伝達系の強化をはかりましょう」■家事を楽しむ掃除、洗濯、料理など、家事は最強の脳トレ。ただし漫然とやっていては効果が半減するという。「ロボット掃除機は便利だと思いますが、せっかくの脳トレの機会を逃してしまうことになりますね。雑巾がけやホウキでの掃除は運動系を鍛えるだけでなく理解系を伸ばします。またリビングは10分、寝室は5分、と細かく掃除の時間を区切ることで、記憶系も元気になるでしょう。スーパーに行く際には、事前に買い物リストを作りましょう。1つの食材で3つのメニューを考えてみたりすることでも、思考系が活発に働きます。また料理の途中で3回以上味見をしてみてください。味見は過去の記憶を脳から引き出して比較する行為ですから、記憶系や思考系を鍛えることができます」■人とふれあう社会的に孤立すると脳は劣化していく。人とのコミュニケーションが脳の成長につながるという。「ご近所のお友達と“井戸端会議”をすることでも、聴覚系、視覚系、伝達系など複数の脳機能を使うことになります。趣味や習い事でも、社会とのかかわりが増えますね。とくに自分より若い世代の話をじっくり聞くことは効果的。今まで知らなかったことや刺激を与えてくれる情報に敏感な姿勢は、脳をイキイキとさせます。さらに人間関係を円滑にする笑顔の使い方も重要。これが右脳の伝達系を活性化しますから」■生活スタイルをキープ「文房具を長く愛用していたり、愛読書を読み返す、昔のアルバムを見返したりすることは記憶力の強化になります。早めに生前整理を、と思い切った“断捨離”をする方もいますが、それも善しあし。人生の終わりなど、これが限界だと諦めてしまうと、その時点で脳は成長を止めてしまうのです」年相応に持ち物を減らして人付合いもほどほどにと考える人は多いかもしれないが、“ひきこもり”はボケを早める可能性が。「便利すぎる生活は脳を老化させます。家の中も、多少不便なほうが脳は活性化するのです。どうせなら20歳以上、自分の年齢をサバ読んでみませんか?人は必ずしも年相応に行動をとる必要はありません。実年齢が50歳でも30歳のつもりで行動すれば、自然に体を動かす機会が増えるだけでなく、脳もその年齢の状態に戻っていくものです」なるほど。“楽チン生活”は脳を老けさせるのでご注意を!
2018年09月12日こんにちは!ひめまるです。台風の季節ですね。雨も風も強すぎるとホントに怖いです。でもね、それが嬉しくなっちゃうタイプもいるの。それはM!ちょっとした非日常にときめく感覚ってあるじゃない?仕事や習い事や日常生活に対して、週末のディズニーランドが楽しみだったり旅行にワクワクしたり。Sは基本的に自分の管理下のもと、非日常を作ってくんです。例えば旅行とか、パーティ参加とか、飲み会主催とか。能動的に非日常を作って楽しむのが好きなのよね。それに対してMは自発的に計画したり実行したりするのに腰が重い上に、自分で作った予定に関しては仕事のように役割をこなしちゃうんです。非日常を楽しめない!なので、Mが非日常を感じるのって、もっぱら受け身の時なんです。台風も、大雪も手放しに興奮。子供ですね。逆にSは管理していたいので、受け身の非日常になると心配の気持ちが出てきます。交通機関は大丈夫かな。傘はさすと飛ばされるかな。服はこれがいいかな。Sって、自分が攻める側だから打たれ弱いのよね。もし、気になる彼にアピールしたい場合は台風を参考にしましょう。もし彼が台風やらで、心配していたり対処を考えていたらS脳男子です。S脳男子は、物事が想像の範疇である必要があるんです。なのであなたも相手が安心する想像の範疇の女性でいてあげてください。常識的な可愛くて優しい人をSは好みます。そして、台風が来た時に窓の外を見て興奮を噛みしめているM脳男子には、あなたも台風になりましょう。「えーうそ!」「なにそれ?」「そんなに?!」と相手の意表をつけばつくほど、相手はあなたの虜。 突拍子も無い破天荒な人をMは好きになりやすいんです。台風が過ぎてしまっても、近くに台風がいれば彼は毎日大興奮。笑台風になってM脳男子をぜひ落としてみてください。Written by ひめまる
2018年09月03日こんにちは!ひめまるです。target="_blank" rel="noopener">前回のM脳度チェックに続き、今回は彼のS脳度チェックをご案内したいと思います。何にでも、ダメージを受けるのが苦手なのがS。食べ物でも買い物でもハズレを引くのがとても嫌なの。Mはむしろ変な味とか新しい味にも興味を持てるんですが、Sは無理。なのでSにはよく、行きつけがあります。安心安全のいつものあの味。いつものあの店をいくつかもっているんです。カレーならあそこ。豚骨ラーメンならあそこ。Mのようにあっちはどうだろ?こっちはどうだろ?と新たな店を探求しません。いつもの店が一番!「お茶しに行く?」と言われたときにあそこに行くんだな。と想像つく彼はS脳寄りの人でしょう。そのこだわりは洋服やスタイルにも出ます。S脳は見せ方を意識するので体型や服装、特に男性は車や時計など、ツールはそれぞれですが人と比べやすいものに興味を持ちやすいです。ジムに通って体を作ったり、あのブランドのあのシリーズが好きだったり、そんなこだわりがある彼ならS度が結構高いです。自分が欲しいと思ったものに対して情報収集がすごいのもS脳。ネットの情報や口コミ、雑誌やテレビも含めアンテナがピーン!すごく詳しく知ってます。きっとこれも、ハズレを引きたくないから。「一番いいのください!」なんて雑な発想じゃなく、店員さんを超えた知識を持って買い物に出ます。店員さん泣かせな彼なら間違いなくドS脳!あなたの気になる彼はいかがでしたか?今回は恋人を所有したがるS度ではなく、S脳度チェックです。S脳は価値を追求して行くこだわり型の性格を持ってます。「それもいいんじゃない?」というよりも「これがいい!」という強い思いがあるんですよね。S脳男子を好きになりがちな場合、きっとそのとんがった魅力が憧れてしまう要素ですよね。でももし例えばS脳男子がパートナーになるとしたら、こだわりについていかなきゃいけない形になり継続すると疲れてしまいます。棲み分けの要素を作り、抜け道を用意しておいてくださいね。Written by ひめまる
2018年08月28日私たちの脳も内蔵の一部。栄養が足りていなければ、脳を構成する神経細胞のクオリティも劣化して、結果として老化も進んでしまいます。脳の老化を防ぐために気をつけてほしい食習慣のポイントはたくさんありますが、特に大事なのは「血糖値を上げない」「脳をサビつかせない」のふたつ。血糖値を上げない糖質の摂りすぎは確実に老化を進めます。糖質とは、ご存知の通りブドウ糖や果糖などのこと。似たような意味の言葉に「炭水化物」がありますが、これは一般的に糖質と食物繊維が組み合わさったものを指します。芋などの根菜類に含まれる「でんぷん」は、ブドウ糖がたくさん集まったもの。でんぷんは甘くありませんが、体内で消化されるとブドウ糖になります。このようなブドウ糖や炭水化物、デンプンは、消化吸収されると血液中に入り、血糖値を上昇させます。糖質はエネルギーを効率よく生み出してくれますが、ジュースやお菓子をはじめ、パンや麺類、ケチャップやソースなど調味料に至るまで、糖質を含む食品があふれている現代の生活では、気をつけないとすぐ摂りすぎになってしまいます。糖化が引き起こされる糖質が脳の老化のために良くない理由のひとつめが、「糖化」という現象を引き起こすこと。糖化は糖質がタンパク質と結合する現象です。体を構成する主要な成分であるタンパク質が糖と結合すると、本来タンパク質がもっている機能が失われてしまいます。たとえば肌のシワやシミ。これも糖化が関連しています。糖化の影響は肌だけではなく血管、目、骨、神経と広範囲に渡ります。そのため、糖化を防ぐことが老化予防の第一歩といっても過言ではありません。なお、血糖が高くなればなるほど、また血糖が高い時間が長いほど糖化が起こりやすくなります。インスリンが過剰に分泌される糖質の摂りすぎによるふたつめの問題が、高血糖によってインスリンというホルモンが出すぎるということです。インスリンは血糖を下げるホルモンですが、実は加齢を進めてしまうという働きもあります。実際、インスリンが低い人の方が長生きであるということがわかっています。また、インスリンが出すぎていると徐々に効きが悪くなり、血糖が下がりにくくなってしまう「インスリン抵抗性」という問題が現れます。「糖は脳のエネルギーだからいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、血糖値が高い状態が続くと、神経細胞がまるで「もうこれ以上糖はいらないよ」と言うかのように、糖があっても使わなく(使えなく)なってしまうのです。基本的に糖がなければエネルギーが作れず神経細胞は働けませんから、結果として脳の老化につながります。脳のシミが増える糖による3つめの理由は、脳のシミである「アミロイドβ」という物質も増やしてしまうということ。分泌されたインスリンは、最終的に「インスリン分解酵素」によって分解されますが、じつはこのインスリン分解酵素にはアミロイドβを分解する働きもあります。インスリンが出すぎていると、インスリン分解酵素が余らないので、アミロイドβが分解されずに溜まってしまうのです。脳をサビつかせない鉄が酸素とくっつくと、サビて脆くなってしまいます。これを「酸化」と言いますが、同じように、私たちの体の中でも酸化が起きています。多くの生物は空気中の酸素を取り込んでエネルギーを作っています。一方、その過程において「活性酸素」というより強力な酸素の仲間が生まれています。また、ストレスや大気汚染物質・タバコ・微生物・紫外線など活性酸素を増やしてしまう要因が私たちの身の回りには溢れています。体内には活性酸素を無害化するメカニズムが備わっていますが、活性酸素の量があまりにも増えたり、栄養不足などでこのメカニズムがうまく働かなかったりすると、活性酸素による「酸化」が進んでしまうというわけです。脳は大量に酸素を必要とするにも関わらず、じつは酸化に弱い臓器です。活性酸素が多くなると酸化が進み、脳のシミも増えていくことが知られています。脳をサビつかせないことも脳の老化を防ぐために非常に重要な要素なのです。脳の老化を防ぐ食事糖質入りのものを口にしないまずは血糖を急激に上げないように気をつけましょう。何はともあれ、砂糖やブドウ糖、ブドウ糖果糖液糖など、糖質が入っている食品や飲み物を口にしないようにすること。これらは生命維持に必要のない、あくまで「おやつ」です。おやつは食べなくても死にませんので大丈夫。炭水化物を減らす次に、ご飯やパン、麺類などの炭水化物を減らすこと。これらは「主食」とされていますが、これからは炭水化物を「デザート」、おかずが「主食」と考えを切り替えてください。炭水化物だけで食事を済ませるのはやめましょう。また、同じ炭水化物でも生成された白米や小麦よりは発芽玄米や雑穀、全粒粉などが◎。栄養価が高く、血糖値も上がりにくいのでおすすめです。毎食タンパク質を摂取する1日に必要なカロリーは、タンパク質と脂質で補いましょう。タンパク質を多く含む食品である卵・魚・豆・肉などは、できるだけ毎食食べて。目標は体重1kgあたり1gです。体重50kgの人が1日に必要なタンパク質を卵だけで摂取する場合は8〜9個ほどが目安です。実際にはいろいろな食品にタンパク質が含まれているので、こんなに卵を食べる必要はありませんが、案外足りていない栄養がタンパク質です。太ることを気にする人がいますが、一番体重を増やすのは糖質です。余った糖質が中性脂肪に変わり、体に蓄積されてしまうのです。一方、タンパク質は糖質に比べるとほとんど血糖を上げません。安心して食べてください。油はエキストラヴァージンオリーブオイルを脂質に関しては、オリーブオイル、特にエキストラヴァージンオリーブオイルを脳の老化を防ぐ観点からおすすめしたいです。脂質の多いアボカド、ナッツ類も栄養豊富で認知症予防に良いので日々の食生活に取り入れましょう。食物繊維をたっぷり摂る葉物野菜や海藻、きのこなど、食物繊維を豊富に含む食品を食事の最初に摂るように心がけてください。食物繊維を先にお腹に入れておくことで、血糖が上がりにくくなります。食物繊維をとる目安は1日あたり約20gとされています。一見少なそうですが、国民健康・栄養調査の結果、多くの日本人はこの基準も達成できていないことがわかりました。実はごぼう1本食べたとしても、食物繊維としては約10g。意外と多くありません。抗酸化物質をたくさん摂る脳をサビつかせないためには、なんといってもビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のある必須栄養素、野菜の皮の部分に多いポリフェノール、魚やアマニ油などに多いオメガ3脂肪酸など、酸化を抑える「抗酸化物質」を含む食品をたくさんとること。抗酸化物質は加熱すると減ってしまうので、加熱する時は煮る、炊く、蒸すなどの料理にするようにして、揚げ物は避けるようにしましょう。油を加熱して使いたいときは、酸化しにくいオリーブオイル、ココナッツオイル、バター、ラードなどを使用します。食事のスタイルでいうと、イタリア料理のような「地中海食」、または「和食」がおすすめです。脳の老化を防ぐ食事のコツをできるところから取り入れ、いつまでも若々しい脳と一生続く健康を手に入れましょう。
2018年07月03日「いつまでも若くキレイでありたい」「年を重ねても魅力的な人間でありたい」といったポジティブな気持ちは、脳が生み出しているものです。脳が健康で若いからこそ、現状維持にとどまらず、より向上していきたいという気持ちが生まれます。脳の老化が進むにつれて、そのような気持ちは失われていき、考え方もネガティブになりやすくなります。脳の若さと健康を保つために必要なのは、普段の生活におけるちょっとした心がけの積み重ねです。中でもとくに大事なのは、(1)脳をしっかり休ませる、(2)脳に良い栄養を補給すること。今回の記事では、脳をしっかり休ませるための具体的な方法をお伝えします。■PCやスマホを使わない時間を作るパソコンや携帯電話やスマホなど、インターネットを介して情報をやりとりする技術が発達した結果、私たちが毎日処理しなければならない情報は、昔と比べて圧倒的に増えています。たとえば、ポケベルが現れる前の時代は、遠くの人とやりとりする手段は手紙か電固定電話くらいしかありませんでした。空いた時間は本や雑誌を読んだり、CDやカセットで音楽を聴いたりするくらいしかできなかったので、リアルタイムで得られる情報は有限でした。必然的に何もできず、ぼんやりと頭を休める時間を取ることができていたのです。現在では、ほとんどの人が自分の携帯電話を持っています。どこにいても遠くの人と話をすることができ、メッセージや写真を送り合い、インターネットから無限に情報を得ることができます。■ネットを見るだけで脳は疲れる私たちがネットの情報を眺めているとき、脳は何もしていないわけではありません。目に入る情報が自分にとって有用なのか、絶え間ない判断を強いられ、知らない間に脳に疲れが溜まっています。脳は筋肉と同じように、使い続けると当然疲れてきます。同じ作業を続けていればなおさらです。脳を酷使していると神経細胞内に活性酸素が発生し、細胞が傷つき、脳の老化につながっていきます。体力と同様、1日の意志の力には限りがあり、何かをすれば少しずつ減っていきます。スマホやPCを使う時間が増えた結果、本当にしたいことができなくなってしまっているかもしれません。あらゆることがスマホでできるようになってきた現代だからこそ、あえてそれから離れる時間を作ることが重要です。■仮眠をとる頭を休ませるにはなんといっても睡眠が一番です。仕事中に寝ることは難しいですが、ランチタイムに10分だけでも目を閉じてみてはいかがでしょうか。目を閉じるだけでも頭を休めることができます。やってみるとわかりますが、10分というのは意外と長い時間です。憧れのリゾート地など、リラックスできる風景を思い浮かべながらのんびり過ごしてみるのがおすすめです。実は1日10分の昼寝をする習慣がある人は、認知症になりにくいという報告もあります。午後3時までなら夜の睡眠には響きません。仕事のパフォーマンスを上げるためにも仮眠の習慣はおすすめです。ただし、ぐっすり眠り過ぎないこと。熟睡すると脳が働くようになるまでしばらく時間がかかってしまいますし、夜の睡眠にも響きます。仮眠をとる時間は30分以内にとどめておくと良いでしょう。■体を動かす「運動」というときついイメージがあり、言葉を聞いただけでも拒絶感がある人が多いですが、全身から汗を書くほどしっかり体を動かさなくても構いません。ラジオ体操のように誰でもできるような動きであっても、筋肉を動かすことによって脳が刺激されます。脳に流れる血液の量も増え、酸素と栄養が運ばれて脳の疲労回復に役立ちます。時間があるときは、少し近所を散歩してみましょう。特に自然が多いところを歩くと、草木の緑による視覚効果と、自然の中に多い超高周波という音の成分によって、より高いリラックス効果が得られます。■瞑想する現代では処理しなくてはいけない情報が多いため、ひとつのことに集中し続けることが難しくなっています。瞑想とは、「今、この瞬間に意識を集中する」こと。瞑想をすることによって集中力が鍛えられ、注意力が散漫になることによって起こる「もの忘れ」も改善できます。瞑想といっても、座禅を組む必要はありません。椅子に座ったまま安定した姿勢で目を閉じて、呼吸をすることに意識を向けるだけも瞑想になります。ゆっくりと呼吸を続け、空気の流れを観察しましょう。私たちは無意識に過去にあった辛い記憶や、未来に対する漠然とした不安について考えていますが、瞑想中は今に意識を向けることによって、ネガティブな感情を減らすことができます。1日10分を目指して実行するとよいですが、最初は2分くらいからでも構いません。毎日の瞑想を習慣にしましょう。■好きなことをする時間を作る忙しいからといって好きなことを我慢し続けていると、「ときめく気持ち」や「自分にとって新しいものに対する好奇心」が失われてしまいます。毎日少しでもいいので自分が本当にしたいことをする時間を作りましょう。時には心の赴くままに、自由に行動することも必要です。それが明日への活力となり、脳の若さと健康を保つことになります。
2018年06月01日毎日の家事に買い物、冠婚葬祭、家族の記念日……日々、家庭で発生するスケジュールやタスク。「あれ買ってきてって言ったのに!」「聞いてないよ!」といったやりとりが日常茶飯事になっていませんか?ひとつひとつはささいなことでも、頻繁に起こるとついイライラしてしまうすれ違い。今回は、こうした日々のストレスを軽くするために押さえるべきタスク管理のポイントと、便利なアプリをご紹介します。家事に育児に、毎日発生する家庭のタスク日によって内容や頻度は変わるものの、家庭生活を送っていると何らかのタスクが発生しますよね。毎日の生活の中で特に発生頻度が高そうな家事のタスクと、それに関して起こりやすいトラブル例を挙げてみます。買い物買い物をする頻度やスタイルは、家庭によってさまざま。週末にまとめ買いをしたり食材宅配サービスを利用していれば、毎日買い物をする必要はありません。とはいえ「食材を切らした」「幼稚園から『明日までに○○を持ってきてください』と連絡があった」などの理由で、突発的に買い物に行かなければならないこともあります。これから帰ってくる夫(妻)に頼んで買ってきてもらえれば良いのですが、「スマホを見ていなかった」「メールは見たけど、すっかり忘れていた」などとスルーされてしまうこともありますよね。反対に、夫も妻も同じものを買ってきてしまい結局ムダになったという話も聞きます。ゴミ捨て近年はゴミの分別に厳しい自治体が増えており、「月曜日は生ゴミ」「水曜日は資源ゴミ」などゴミを捨てる日も多い傾向にあります。捨て忘れたからといってすぐに危機的状況にはならないものの、次のゴミ捨て日までゴミを溜めたままだと地味にストレスがたまりますよね。ゴミの内容や季節によっては衛生面も心配です。引越しが多い家庭では、引越しのたびにゴミ捨てのルールが変わるのも悩みの種ではないでしょうか。子どもの送迎共働きの夫婦にとって、子どものお迎えは特に気を遣うタスクのひとつ。お迎えに間に合うよう仕事が終われば良いのですが、夫婦とも忙しい場合はどちらかが無理にでも仕事を切り上げて迎えに行かなければなりません。また小さい子どもは体調を崩しやすく、「熱を出したので迎えに来てください」などと急に保育園・幼稚園から呼び出されることも少なくありません。連絡のタイミングによっては、どちらがお迎えに行くかで揉めてしまうことも……。風呂掃除ゴミ出しと並んで、夫にしてほしい家事・夫が普段している家事の上位に挙がる風呂掃除。頻度やタイミングは家庭によってまちまちですが、簡単でもなるべく頻繁に掃除するのが理想的です。疲れて帰ってきた後の風呂掃除は大変ですが、「いざお風呂に湯を張ろうと思ったら、風呂が掃除されていなかった」なんてことも。特に小さい子どもがいる家庭では帰宅から寝かしつけまでの時間が限られていることが多く、風呂掃除をめぐるトラブルも発生しやすいようです。 夫婦向け無料アプリ「ふたりの」で解決する > タスク管理が夫婦喧嘩に発展する主な原因日々のタスクに関するやりとりをしっかりやっているつもりでも、常にすんなり事が運ぶとは限りません。「なんでやってくれないの!」と相手を責める前に、コミュニケーションがうまくいかない理由を探りましょう。原因1. 埋もれる「口頭で伝えるだけだと忘れられてしまうから」とメール・LINEなどで文字に残すのもひとつの方法ですが、他の既読メッセージに埋もれて忘れられてしまうことがあります。また普段あまりメール・LINEなどを使わない人や毎日大量のスパムメール・メルマガを受け取っている人は、そもそもメッセージに気づかないことも。原因2. 忘れる相手にきちんと「○日に△△をしてほしい」と伝えて、カレンダーなどにしっかり書き込んだとしても、あまりに先の予定だと忘れられてしまう可能性大。また「相手が結婚記念日を忘れていてガッカリ」「子どもの誕生日なのに、うっかり残業の予定を入れてしまった」というふうに、家族の記念日を忘れてトラブルになることもあります。もともとあまり記念日にこだわりがない人も多いので、相手がこのタイプであれば特にトラブルになりやすいかもしれませんね。原因3. 状況がわからない今晩はカレーを作りたいけれど、肉の買い置きがないことを思い出したあなた。今日は夫が早めに帰ると聞いていたので、「帰りに肉を買ってきて」と夫にとメールで頼みました。仕事上がりに子どもを迎えに行き、「お腹すいた」とぐずる子どもをなだめつつ急いで帰宅してみると、夫はまだ帰ってきていません。電話をかけても出ず、メールの返事もなし。せっかく急いで帰ってきたのに、材料が揃っていないのでカレーを作り始めることができません。このように、相手の状況がわからないと次のステップに進めないというアクシデントも。 夫婦向け無料アプリ「ふたりの」で解決する > タスク管理を上手に行うにはトラブルを避けるために大切なのは、タスク管理をわかりやすくすること。そうすればコミュニケーションの行き違いも減らせるでしょう。気をつけるポイントは以下の3つです。1. タスクの見える化夫婦がお互いにタスクの内容や発生頻度を把握しきれていないと、どのタスクをどのくらい引き受ければいいか(あるいは相手に頼めばいいか)がわかりにくくなります。タスク管理を行う前に、まずは「日々のタスクの具体的な内容」と「誰がどのタスクをどれくらいこなしているか」を整理して夫婦で共有しましょう。現状をきちんと把握できれば、「終業時間はほぼ同じなのに、家事が妻ばかりに偏っている」「この日とこの日は妻の出勤時間が早いから、子どもを保育園に送るのは夫」というように問題点や解決策を見つけやすくなります。2. 期限の設定とリマインド仕事と同じように、家庭のタスクにも納期を設定しましょう。いつまでにタスクを完了させれば良いかがわかれば、それに合わせたスケジュールを組みやすくなります。不定期に発生するタスクなどは、スマホなどのリマインダー機能を使えば忘れにくくなるでしょう。3. 重要度やステータスの共有相手にタスクを依頼するときは、そのタスクの期限とともに重要度も伝えましょう。ただ「帰りにお肉買ってきて」とだけ伝えても、相手は「今晩は肉料理にするから、忘れずに買ってきて欲しい」なのか「今週中に使いたいから、今日スーパーに寄る余裕があったら買ってきてくれるとうれしい」なのかわかりません。タスクの重要度がしっかり伝われば、うっかり忘れられたり後回しにされたりするリスクも下がります。お互いのタスクを効率よく進めるには、タスクの進捗・ステータスをリアルタイムで共有することも重要。先ほどのカレーの例なら、夫は買い物を終えたらすぐに「肉を買ったよ」と妻に連絡するのがベター。連絡があれば、妻は夫の帰りを待ちつつカレーに入れる野菜の下ごしらえや他のおかずの準備に取り掛かることができますが、無いと連絡を待って家事が進まない可能性があるからです。 夫婦向け無料アプリ「ふたりの」で解決する > アプリを使ってイライラなしのタスク管理スマホを使えば毎日の連絡やスケジュール管理も楽になりますが、カレンダー・リマインダー・メールなどをいちいち使い分けるのは何かと面倒ですよね。リマインダーも夫婦どちらか一方にだけ連絡が届くなど、情報共有がストレスになってしまう場合もあります。そうした小さなイライラは、便利なアプリで解消しましょう!おすすめなのが夫婦専用コミュニケーションアプリ「ふたりの」です。夫婦専用コミュニケーションアプリ「ふたりの」とは?単に夫婦・家族のスケジュールを共有するだけでなく、カレンダーでは共有しにくい夫婦間のお願いごとや相談なども投稿・管理できるコミュニケーションアプリが「ふたりの」です。> ふたり専用コミュニケーションアプリ「ふたりの」相手にお願いしたいタスクや家族の記念日などをひと目でわかるよう表示してコミュニケーションのすれ違いを解消し、「言った」「言わない」のトラブル予防にも役立ってくれます。性別・年代に関係なく使いやすいシンプルなデザインなので、パートナーアプリのラブラブな雰囲気が苦手な人にもおすすめですよ。複雑なタスク管理も、「ふたりの」で解決「ふたりの」はスマホ・タブレットで夫婦や家族の予定をいつでも自由に登録・確認できるので、紙のカレンダーやホワイトボードと違って場所を取らず、「家に帰って確認しなきゃ!」といった煩わしさもありません。登録した予定はカテゴリごとに色分けされるので、これは子どもの予定、こっちは夫へのお願い事項……とぱっと見で分かりやすくなっています。タスク管理はひとつの予定・お願いにつき、ひとつのカードを登録します。具体的にお願いしたいタスクは「おねがい」、家族の誕生日・記念日は「家族」、特に急ぎではないけれどいつかはやらなければならないタスクは「いつかは」というふうにカテゴリ分けできるので、たくさん登録してもタスクがゴチャゴチャになりにくいです。ひとつの予定ごと(カードごと)にチャット形式でやりとりできるので、メールやLINEを立ち上げる手間がかかりません。文章を打つのが面倒な人や無味乾燥なやりとりはイヤという人は、右下の「OK」ボタンやスタンプを活用しましょう。「ふたりの」、実際どう?実際に「ふたりの」を使った人からは、こんな声が寄せられています。彼と私の2人専用だから誰かに見られる心配がなく、お互いのスケジュールなどが分かりやすい。お願いしたいことも入力するだけでよく、わざわざLINEする手間が省ける。シンプルな作りで使いやすく、ペンギンのスタンプも可愛い。些細なお願いが多いけど、そうしたお願いをお互いにこなすことで前よりも仲良くなれているかも。日頃のコミュニケーションを円滑にして夫婦で協力してタスクをこなすことで、「ふたりで家庭を作り上げている」という実感がわきやすくなります。家庭のタスクが効率よく進んでストレスが減るのはもちろん、自然に相手への感謝の気持ちが生まれて夫婦仲が円満になるといううれしい効果も見られます!ふたりのアプリレビューより 毎日仕事や子育てで忙しい夫婦の間に起こってしまう、ささいなすれ違い。そのせいで夫婦喧嘩ばかりになるのは悲しいですし、「相手を怒らせないようにしなきゃ」と緊張し続けてストレスをためるのも良くないですよね。夫婦向けコミュニケーションアプリ「ふたりの」で日々のタスクの共有やお願い、家族の予定・記念日のチェックを効率よく行って、すれ違いによるイライラを減らし、夫婦円満な家庭にしてください! 無料アプリ「ふたりの」のダウンロードはこちら > 参考:ふたり専用コミュニケーションアプリ「ふたりの」
2018年05月21日赤ちゃんが生まれると、育児に家事に奔走するママたち。悪気がないのはわかるけれども、そこに追い打ちをかけるのが、夫の行動ですね。「子どもを早く寝かせたいのに、仕事から帰ってくるなりテレビをつけてしまう」「家事をしたいのに、子どもの面倒を見てくれずスマホばかり見ている」などママたちのイライラは募る一方…。つい文句を言ってしまって夫婦げんかになることはありませんか?子どもが生まれる前はけんかをしない仲良し夫婦だったのに、なぜ産後はけんかが増えるのでしょうか? 脳研究者で自身も子育て中の池谷裕二先生にお話をうかがいました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■育児で脳がスタミナ切れ!? ママの脳内で起きていたのは…―― 仲の良かった夫婦が、産後、急にけんかが増えたという話を聞きます。なぜそのようなことが起きるのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):まず、考えられることとして、脳の「自我消耗」があります。自我消耗とは何かひとつのことにパワーを費やすと、別のことにパワーを使えなくなることを指します。言い換えれば、「精神力のスタミナ」を使い果たしてしまうこと。ママたちは初めての育児だと特に精神面での負担が大きく、育児で精神力が尽きてしまった結果、夫婦関係にまで気が回らなくなってしまっているのではないでしょうか。―― たしかに、一日の生活の中で子ども優先に考えるようになるので、夫のことはつい後回しにということはあるかもしれません。池谷先生:自我消耗は産後に限った話ではなく、あらゆる人に起こります。たとえば、気力の充実している午前よりも、疲れの出てくる午後のほうが、人はウソをつきやすくなる傾向にあります。海外旅行でお金をドーンと使ってしまうのもそう。初めての場所で極度の緊張状態からそうなってしまうのです。「対ストレス」という意味では、一般的に人生経験が少なく若い人ほど自我消耗しやすいといわれています。多くのママがそれに当てはまり自我消耗しやすいため、けんかが多くなると言えるでしょう。■産後のイライラ、実は「子どもを守るため」―― よく聞かれるのが、産後のママはホルモンバランスが変わってイライラするということ。やはりホルモンの影響はあるのでしょうか?池谷先生:そうですね。イライラとはちょっと違うかもしれませんが、「オキシトシン」の影響が大きいと思います。「オキシトシン」とは、子育て中に出るホルモンで、別名「愛情ホルモン」とも言われるので聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。生物学的に見て、産後すぐから1年間くらいまでがピークです。オキシトシンの影響で子どもに対して無償の愛情を注ぐ一方で、わが子を守るがゆえに他者に対して攻撃性が増すという側面もあります。人間がまったく同じとはいえませんが、赤ちゃん連れの猫や猿が攻撃的になっている姿を思い浮かべていただければわかりやすいかと思います(笑)。―― 同じ家族なのに攻撃されてしまうパパが気の毒になってきました(笑)。池谷先生:いえいえ、オキシトシンは何も女性だけに出るものではないんですよ。子育てへの参加率が高い男性からもオキシトシンが出ていることがわかっています。パパもぜひ育児に積極的に参加してみてはいかがでしょう。 ■「自分ばかり家事育児をやっている」は単なる思い込み!?―― ママたちの間でよく話題になりがちなのが、「夫が家事をしてくれない」「家にいる自分ばかりがやっている」ということですが、それについて先生はどう思われますか?池谷先生:物理的にパパのほうが仕事で外にいる時間が長く、家事をやる時間が短くなる傾向はあるでしょう。ただ、ママのほうに「セルフ・サービング・バイアス(自己奉仕バイアス)」がかかっている場合もあるといえます。セルフ・サービング・バイアスとは、何か問題が起きて原因を考える際に、自分を高く評価し、外部に原因を追究してしまうこと。自分の手柄ばかりに注目して、他人を怠慢と思い込んでしまうのです。そうすると、「もう、いつも私ばかり食器を洗っている!」なんていうことになってしまいます。―― そうなんですか!? 世の中のママたちから反論を受けそうです。池谷先生:ここはパパの立場として弁解させてください。パパたちも言わないだけで家のことや子どもの面倒をみていることだってあるんですよ。よく思い起こしてみたら、「実はお風呂上がりにお風呂掃除をしてくれていた」「たまっていた段ボールを捨ててくれていた」なんてことがあるかもしれません。冷静に判断してみるといいですね。■夫婦円満…それって必要? 産後は“防御と割り切り”で乗り切る―― なるほど。最後に、夫婦円満になるための秘訣を教えてください。池谷先生:円満になる必要はないですよ。産後すぐの時期はオキシトシンの影響もあって、なかなかうまくいかないもの。ここは、産後をどう乗り切るか考えてみるといいでしょう。―― ええ!? どうすればいいのでしょうか?池谷先生:パパはママから攻撃されない工夫をしましょう。産後、イライラしているママにあれこれ言うだけムダです。パパは具体的に指示されたほうが動きやすいので、ママが何をしてほしいのか率先して聞いてみるのもいいですね。一方のママは、「イライラしている自分」にイライラしないことが大切です。「なんだか私イライラしているな。でもホルモンのせいだから仕方ないか」などと割り切れるといいですね。ママ自身もパパになるべく具体的にやってほしいことを言うといいでしょう。ちなみに、夫をたてようとして、ママたちの輪の中で「うちの夫は家事も育児もよくやってくれて~」みたいな話をするのはやめたほうがいいでしょう。ママ同士で「夫自慢大会」をすると、かえって自分の夫に足りない部分に目がいってしまう傾向があります。実際に「妻が不満に思うかどうかは、友人の夫の手伝いぶりで決まる」というデータがあるのです。夫の良いところはわかっていても、「あそこの家は〇〇やってくれるのに、うちは…」みたいに“あら”が見えてくるようになり、かえって夫婦仲が悪化してしまっては大変です。「自慢も愚痴もなるべくなら言わない」のが一番ですね。
2018年05月20日■脳の老化とは脳の老化は40代頃から緩やかに進んでいきます。ある日突然脳の老化が起こるわけではないため、普段自覚することは少ないと思いますが、昔と比べて忘れっぽくなったとか、新しいものを楽しめなくなったといったことがあれば、それは脳の老化かもしれません。このような現象は、必ずしも脳が縮んできているということを意味していませんが、脳の機能としては低下している可能性があります。例えていうなら、買った直後はサクサク動いていたパソコンが、長年使っているうちにだんだん動作が遅くなってくるようなイメージでしょうか。脳が老化していくと、最終的には認知症に至ります。たとえばアルツハイマー型認知症は、脳の老化で起こる代表的な病気です。アルツハイマーがた認知症では、発病する15〜20年前から少しずつ脳に老廃物が溜まってきているということがわかっています。早い人では30代くらいから溜まり始める場合もあります。■脳に老廃物が溜まると……この老廃物がある一定以上溜まってくると、神経細胞が傷ついて死滅し、脳が萎縮していきます。脳の老化に関わる要因としては肥満や糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が大きいです。生活習慣病になると血管が徐々に硬くなる動脈硬化を起こします。その結果、脳に十分な血液を送れなくなったり、脳の血管が破れたりといったことが起こりやすくなります。脳の血管が破れても小規模であれば症状はありませんが、脳のあちこちで起きると脳の老化につながります。最近では20代でも生活習慣の乱れやスマホなどの使いすぎによって脳の老化現象を自覚する人もいます。■子どもと高齢者を比較してわかること脳の老化の症状は、子どもと高齢者を比較してみるとわかりやすいでしょう。子どもは動きが活発で、些細なことでも心から楽しみ、感情が豊かで好奇心が旺盛です。大人がびっくりするほど優れた記憶力を発揮することもあります。一方、高齢者は子どもと比較して動作がゆっくりになります。これは視覚や聴覚など、五感の感覚が衰えて判断や反応に時間がかかるようになることがひとつの原因ですが、失敗を恐れて慎重になるなど、心理的な側面も影響しています。感情面では一般的に落ち着いて感情が安定する人が多いですが、反対に理性をコントロールする脳の働きが衰えて感情を抑制できなくなる人もいます。性格の変化も脳の老化のひとつである場合があります。意欲の面では新しいことに関する興味を持ち続けることが難しくなる傾向が見られ、長年の習慣を変えにくくなります。何かを始めようとする気持ちは少なくなり、しばしば諦めがちになる傾向が見られます。見聞きしたことは頭に入るものの、記憶にとどめる能力が低下するので物忘れが多くなりますし、体内時計の乱れから不眠や日時の感覚の障害などの症状も見られるようになります。■脳の老化、症状まとめ物忘れが気になる人や物の名前がすぐ出てこない動作がゆっくりになった物事を判断するのに時間がかかる今までのやり方を変えるのが億劫新しいことに挑戦しなくなった嬉しい・楽しいといった感情を持ちにくくなった自分と違う意見をなかなか受け入れられない性格が変わったと言われる新しい発想がわいてこない諦めることが増えた眠りにくくなった今日の日付がすぐ出てこない脳が健康でないと、見た目にも気を使わなくなります。健康でありたいという意欲も失われます。どんなことをしている人が認知症になりにくいのか、近年かなり明らかになってきました。例えば食事の仕方。食物線維や発酵食品を毎日摂る地中海食という食事、あるいは伝統的な和食を続けている人は認知症になりにくいことがわかっています。定期的な運動習慣、十分な睡眠時間やストレスの解消法を持つことなども、認知症予防に役立ちます。このような毎日の生活の中でできるちょっとしたことの積み重ねが脳の老化を予防し、10年後、20年後の大きな差になって現れてきます。今からできることを始めて、脳をいつまでも若く元気に保ちましょう!次回は「脳の老化を防ぐ生活」について詳しくお伝えします。
2018年05月07日男と女は全く脳の作りが違うため、本来相容れない生き物同士。恋愛においても、結婚においても女性と男性の考え方は全く違い、分かり合えると思っていると必ず失敗します。「なんで私の気持ち分かってくれないの?」「考えている事がさっぱり分からない」とケンカするカップルも多いですが、男性脳の作りを少し学べば、今まで理解できなかった彼の不思議な部分も理解できるようになって、今より仲良くなれるかも。今回は、男性脳の作りを徹底解明していきましょう。性欲がないと女性を愛せない習性女性脳の仕組みは、生まれた子供を可愛がるような気持ちで男性を愛する事が出来ると言われています。本能の中に人を愛することが組み込まれていて、母性愛で男性を愛している事が研究で明らかになっています。それに対して男性は、脳の中のドーパミンという物質に恋愛を操られているようで、目の前の女性に対し性欲が沸くか沸かないかが、恋愛対象か対象外かの境目になります。性欲が沸かなければ「愛そう」という気持ちになれないのが男性脳なのです。付き合おうと思う時、その女性に性欲が沸くか沸かないかで判断しているという事です。近くのものが見えにくい習性男性の脳は、視野を広げ全体を見渡す事が出来る良い部分があります。例えばケンカをした時、会話において女性はスタート地点とゴール地点を見失うことがありますが、男性は何を話しているのか、問題はなんだったのかをブレずに話すことが出来ます。今自分に置かれている状況の全体像を捉え、問題解決するという能力があるわけです。しかし、逆に近いものに対して意識が向きにくいというマイナス面も持ち合わせています。そのため、付き合って数年たち彼女に対して自分のテリトリー内にいる人という認識が強くなると、髪型を変えてもわからない、新しい洋服を着てても気付かないというこよが起きてきます。「髪型変えたのに!」とケンカになるカップルもいますが、男性脳の仕組み上、仕方が無い事なのかもしれません。脳のリフレッシュはボーッとするという習性彼女によく「ねえ!私の話し聞いてるの?」なんて言われる男性は多いと思います。 でも、それも男性脳が関係しているんです。実は、男性の脳は「ボーッ」と何も考えない事でリフレッシュできると言われています。女性は、友達と会話をしながら頭の中を整理する事でリフレッシュしたと感じますが、男性は一人でボーッと何も考えない時間こそが脳のリフレッシュタイム。この時間がないとイライラしたり、無口になったりする男性は多いです。彼がボーッとしている時はできるだけ話しかけないで、そっとしてあげる事が大切です。この他にも、好奇心が旺盛なことが男性脳の特徴としてあり、それが浮気に繋がるなんて説もあります。好奇心がない男性は魅力的に感じないので、結局浮気をする男性ほど魅力的に感じるということなのかも?男性脳のシステムを知れば、ケンカやすれ違いでイライラしていた事も多少は我慢できるようになり、より相手を思いやる事ができるようになるはずです。お互いに思いやりを持って接して、末永くラブラブ状態を維持していきましょう。written by 亀ぱんだ
2018年05月04日シングルマザーだからと言って恋愛を諦めている方も多いかもしれません。でも、女で1人子供を育てる大変さを理解し、寄り添ってくれる男性が欲しいと思うのは当然のこと。諦めず新しいパートナー探しをするのは悪いことではありません。でも、どんな男性にターゲットを絞ったらいいのか分からないという女性に向けて。シングルマザーの恋愛はどんな男性を選ぶのが良いのかについてお届けします。子供がいるという事を理解してくれる男性子供がいる以上、恋愛は子供ありきの物になります。恋愛は自分と相手の二人でするものと考えていると、子供の存在が疎ましく感じたり、育児や家事など生活全てを投げ出したくなってしまう事も。そのため、「子供がいるあなた」を愛してくれる男性を探すのが大切。あなたの子供だから愛せるのではなく、あなたと子どもをワンセットで考え愛してくれる男性を見つけるのがベストです。出来れば婚暦があり、子供を持った経験がある男性一度結婚を経験していたり、子供をもった経験がある男性は、子供に対する抵抗が少なくすんなりと受け入れてくれる事も多いです。子供がまだ小さい場合は、泣いたり、ぐずったりして、親が叱らなければならない場面もあります。そういう場面に出くわした時、経験が無い男性はただオロオロするだけ。その点、子供を持った事がある男性はフォローしてくれるのでありがたい存在になります。同棲を拒まない男性子供が小さいと、どうしてもお付き合いの時間が取れずうまくいかなくなることも多いです。両親が時々子供を面倒見てくれるケースであれば、出掛けるチャンスは月に何度かあるかもしれませんが、安心して預けれる先がないと会う時間も少なく、男性側の気持ちがだんだん冷めてしまう事もあるようです。そういう事態を避けるためには、彼の愛を感じているなら同棲を考えるのも1つの方法。あなたと同じように子供を大切にしてくれることが分かった時点で、同棲の話を持ちかけ、しっかり話し合いに臨んでくれる男性なら間違いないです。仕事をしっかりとしている男性シングルマザーの恋愛は結婚と直結する事が多いと思います。子供の新しいパパ候補にもなるので、しっかりと相手を見抜く目を持つ事が大切。特に大切なのは、相手の男性のお仕事でしょう。経済的に安定しているのか、職を転々としていないか、今後どのような働き方をしていきたいのか、などを聞き出しチェックする事も必要です。子供を育てるのにはお金がかかります。金銭面に対しても協力的な男性を探すことです。シングルマザーの恋愛は、子供最優先で考える事が大切です。恋をするとどうしても自分の気持ちを優先してしまいますが、子供が嫌がっている場合は今は恋愛の時期じゃないと気持ちを冷静に保つ事も必要かもしれません。彼が本当に自分の子供を愛してくれるのかを注意深く観察しながら、大切なパートナーを探していきましょう。written by 亀ぱんだ
2018年04月18日「子どもが自分に似て、算数が苦手になったらどうしよう」「わが子には、算数嫌いになってほしくない」子どもが成長するにつれて心に沸々と湧き上がる、文系ママたちの悩み、切なる願い…!「“文系脳”の親から生まれた子どもは、やっぱり“文系脳”になるの?」「憧れの“理系男子”や“リケジョ(理系女子)”に育てるのは絶望的?」「親が苦手でも、生活習慣で改善できるものなの?」そんな文系脳のパパママの疑問(もしくは叫び?)を、脳の成長・老化について研究している東京大学・薬学部教授の池谷裕二先生にうかがいました。ご自身もふたりの娘さんの子育て真っ最中の池谷裕二先生の視点・言葉には、子育てのヒントがたくさんあふれています。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■遺伝だけではない!? 算数が苦手な原因、実は…―― まず、単刀直入にお聞きします。親の「算数苦手」は子どもに遺伝するのでしょうか?池谷先生:たしかに遺伝子の影響はある程度あります。算数だけでなく、絶対音感や読み書き、第二言語の習得、スポーツなどにも遺伝子の影響があることがわかっています。でも、もっと大切なのが、「環境による影響」です。小学校低学年時の担任の先生が「算数苦手」だと、そのクラスの子どもたちは、その後も算数の成績が低迷するといったデータが実際にあります。先生の「算数って難しいよね」などの発言があったと推測されます。―― ええ!? 環境による影響も大きいのですね。遺伝と環境による影響、割合としてはそれぞれどれくらいでしょうか?池谷先生:半々くらいですね。8、9歳くらいまでは感受性が高いので、環境による影響に気をつけてください。特に女の子は「女の子って算数苦手だよね~」といった周囲の何気ない言葉から、「私は算数が苦手」という自己暗示をしてしまいがち。その後、算数が得意な先生にならってもなかなかリカバーできない傾向があります。■何気ない「ママが算数苦手だったから…」発言はNG!―― 親の接し方によっても影響があるということですね。算数が苦手なママはどうすればいいのでしょうか?池谷先生:親が「私は算数が苦手だから…」と思っても絶対に言わないことが大切。少なくとも、幼児や小学校低学年の子どもよりはできますよね。劣等感からはじめると何事もうまくいきません。ここは堂々としていましょう。―― 子どもが計算を間違えたりしたら、「ママが算数苦手だから、あなたもそうなのかもね」と言ってしまいそうです。池谷先生:それだけは絶対にやめましょう(笑)。ぐっとこらえてください。わざわざ幼児教室などに通うことはありませんが、もしママが算数苦手だとしたら、算数が得意な人と子どもが接する機会を持てるといいですね。たとえば、パパが算数得意なら、土日はパパと一緒に積み木や数あてっこ遊びをするとか。算数が苦手ではない児童館の先生やおじいちゃんなどと遊ぶのもいいと思います。 ■算数苦手ママでも今すぐできる「数のかぞえ方」―― なるほど。ママ自身にもできることは何かありますか?池谷先生:小さな子どもと一緒にものを数えるときに、「1個、2個、3個…」と単位をつけるのではなく、「1、2、3…」と数えてみてはどうでしょうか。算数は抽象的な思考を学ぶもの。だから、単位をつけずに「数の概念(ルール)」を教えたほうが、汎用性が高くなります。ものごとのルールをほかに当てはめてみたり応用させたりする「水平思考」が、算数では求められています。例えば、イチゴを1個と数えてしまった場合、「じゃあミカンは?」「1個!」と答えられますが、魚や動物を数えようとなった時に、そのまま1個とは数えないですよね。イチゴやミカンの「1個」と魚や動物の「1匹(頭)」は同じ「1」という概念であることを、まずは教えなくてはいけません。だから、単位をつけずに数えるんです。単位をつけて数えることや単位を覚えることは、大きくなってからでも十分間に合います。■国語も算数も肝心なのは「コミュニケーション力」―― 親としては算数と国語の両方が得意になってもらいたいですが、先生は可能だと思いますか?池谷先生:それはできると思います。学校の勉強における国語と算数とは意味合いが違うのですが、国語力と算数力はコミュニケーションにおいて大事ですよね。知能指数(IQ)テストを考案したフランスの理学者アルフレッド・ビネーは、知能を支える3大要素を「論理力(主に算数や物理で身につくもの)」「言語力(主に国語で身につくもの)」「熱意」としています。適切な時に適切な言葉で伝える、相手が何を言おうとしているのか察知するなどのコミュニケーションには、論理力や言語力、やる気(熱意)が欠かせないわけです。―― そうですね。肝心のコミュニケーション力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?池谷先生:親子の会話が大切です。正直、子どもってちょっと面倒な時がありますよね(笑)。何度も同じものを「見て!」と話しかけてきたり。でもそういう時に、親がスマホの画面ばかり見ていて、子どもと会話しないのはいかがなものかと。夕飯の支度をして忙しいなら、「準備が終わったら見せてね」の一言だけでも違ってくるはずです。そうやって親子の会話を通じて、子どもは空気を読むなど言語力を身につけているんです。なるべく誠意や愛情を持って接することができるといいですね。
2018年03月19日先日放送された『クローズアップ現代+』(NHK系)で、夫婦げんかが子どもの脳に悪影響を与える可能性について放送されていました。夫婦喧嘩を見せただけでも、子どもの脳に悪影響を与えてしまうというのは衝撃的事実ですよね。しかし、夫婦関係が続けばパートナーへの不満がたまってしまうのも仕方ない部分もあります。そこで今回は、夫婦喧嘩で気を付けなければいけないポイントを心理カウンセラーの資格を持つ筆者がご紹介します。子どもの前ではしない子どものいる前で夫婦喧嘩をしてしまうことが、脳に悪影響を与えてしまうので、子どもの前でしないことはマストです。そのため、家ではなくどこか不満を言い合える場所を決めておくと良いでしょう。家で喧嘩してしまうことに慣れると「子どもの前では喧嘩しないぞ」と決めていても、つい不満を口にしてしまいかねないです。ですが、場所を決めておけば「不満は公園で伝えよう」「ここは家だから我慢しよう」と、ケンカのスイッチを自分の中で作れ、怒りをコントロールしやすくなるでしょう。伝え方を意識する不満を伝えつつ、ケンカをしない1番いい方法があります。それは「伝え方」を意識することです。「面倒なのはすごくわかるけど、靴下は洗濯籠に入れてくれると、嬉しいんだけどな」「いつもお仕事お疲れさま。大変なのは知っているけど、もう少し早く帰ってきてくれると助かるんだけど」というように「パートナーに共感しつつ」「自分がしてほしいこと」「してくれたら自分がどういう気持ちになるか」を伝えましょう。そうすれば、「俺の気持ちを分かってくれているのか」「そういうことに不満を感じているのか」「そうすれば喜んでくれるのか」とモチベーションを高められ、不満の種を改善してくれやすくなります。まとめ夫婦喧嘩は決して悪いことではありません。この2つを注意すれば、子どもが健全に過ごしやすい環境が作られるでしょう。written by 高萩 陽平
2018年01月26日東京・丸の内にあるインテリアショップ「H.P.DECO 丸の内」では、ニューヨークのファブリック・ブランド コーラル&タスク(CORAL&TUSK)のスペシャルなイベントを1月17日から23日まで開催する。ストーリー性のあるデザインと、ハンドメイドのような風合いの刺繍が特徴のコーラル&タスク。デザイナーのステファニー・ハウズリーが世界各地の旅先で出会った魔法のような経験や個性的な動物たち、そして自然の美しさなどから得たインスピレーションがコレクションに込められている。今回展開するアーカイブ・コレクションは、サンプル品が中心となるほぼすべてが1点もので、今後生産予定のないアイテムばかり。アーカイブ・コレクションのサンプル品は最大70%オフなど、通常よりお求め安い価格で販売する。ブランドを長く愛用する方には懐かしく、今もなお新鮮なデザインのアイテムが揃う貴重な機会をお見逃しなく。【イベント情報】「CORAL&TUSK」アーカイブ・コレクション展示販売会会期:1月17日〜1月23日会場:H.P.DECO 丸の内店住所:東京都千代田区丸の内1丁目5-1 新丸の内ビルディング3F時間:11:00~21:00(1月23日は20:00まで)休館日:1月21日
2018年01月18日付き合っても長続きしない、運命の相手と出会えない…。幸せそうなカップルや結婚まで至るカップルと私は何が違うの?そう思い悩んでいろいろ調べてみたり、先輩から助言をいただいたりと解決策を模索していらっしゃる方、あなたは男性の本質をどこまで見抜けているでしょうか?またそれは男性も同じ。女性のことをどこまで理解し、受け入れる度量があるのでしょう?そもそも男性と女性の脳の仕組みは全く違うもの。そこを理解しておくだけで、ちょっとした言葉の1つや、ふとした態度にも敏感に察知し、対処することができるようになります。女性は共感で脳を切り替える女性は子供を十月十日宿し、出産を経験します。母性本能は出産経験がなくても、女性には子供や自分の身を守る思考が備わっています。まだ言葉が喋れない赤子を観察し、今どうするべきか、何が必要かを察知する能力が非常に高いです。察知能力が高いということは、同じ失敗を2度起こさないようにと情動を長く残して、意識をその記憶に集中させることによって自分や相手の身を守るのです。感情的なものではなく、知的行為の一環。女性脳は察することが愛情のバロメーターでもあるのです。気持ちを理解し、相手のために行動を移せる「共感型プロセス」の脳が女性脳と言えるでしょう。相手の世間話や相談の中で共感し、理解しようとするのは気持ちがいいものであり、共感することによって他人の体験談が自分の知識として備わります。男性は察しない思考女性が脳をフル回転させるのに対し、男性脳は右、左の脳が女性のように頻繁に連携をしないのが特徴。周囲の反応や自分の体調の変化にも鈍感でゆるい節があります。女性はプロセスを大事にし、合理的で謙虚なのに比べ、男性脳は問題点が見つかればプロセスは一気に飛ばしてしまいます。したがって、男性は問題解決のための女性との会話で、いきなり疑問点や弱点などをついてきます。要は察することが不得意なのです。察しないということは、共感も不得意で粗探しもしませんし、目の前の事に頓着もしません。身近な人の思いを察していちいち行動を起こさないので、普遍な仕事を成し遂げられるのです。彼氏との恋愛を長続きさせるにはここまで述べてきた通り、男性と女性の脳の仕組みで決定的に違うのは「共感力」です。共感のなさが女性のモチベーションを下げ、うまくいかない恋愛に突き進んでしまいます。例えば口喧嘩をして女性の機嫌が悪い時、男性はなぜ女性の機嫌が悪いのか問題点を導き出そうといきなり「どうしたの、なぜなの?」と直球で投げかけるかと思います。女性がなぜ機嫌が悪いのか、のプロセスは一気に飛ばして、解決のためにゴールを目指します。相手の気持ちを考えない、察しないが故の行動です。ここで女性は自分の気持ちを読み取ってくれない、理解してくれない事にさらに不愉快になり、しまいには黙り込んでしまう事も。男性に悪気はありませんが、お互いの意識の違いで心まですれ違っては、いずれ2人の関係は理解し合えないまま終わりを迎えてしまうでしょう。そうならないためにも男性はまず、上記のような問題が起きた場合、「どうして、なぜ?」と危機回避や答えを導くのではなく「嫌な思いをさせてごめんね」と相手の気持ちに言及して謝る事。共感を得られると、女性は自然とその気持ちに応えます。また女性は、必要以上に男性に共感を求めない事です。男性が危機回避を身につけるには、小脳を発達させるか、女性の機嫌を損わせない技を身につけるしか方法がないのです。それを頭に置いておくだけで、「なんでわかってくれないの!」と激怒する回数も徐々に減ってくると思います。理解してほしい、察してほしいを男性に投げかけても見返りはない、と割り切っておくと何事もクリアできる術が自然と身についてきます。これから恋活を始めるにあたって新たな恋を始めるとき、女性は100人、1000人、10000人からたった1人の運命の相手を選び出します。しかし男性は間口が広いため、理想の相手像があったにしろ、柔軟に思考を変え、いろんな女性を見て、その時その時で運命の相手を切り替えられます。これは男性脳が繁殖力、子孫を残そうとするアプローチの強い思考。もちろん浮気をしない男性もいますが、潜在意識の上では男性脳は常に新たな女性に意識を向けられる思考を持ち合わせているのです。反対に女性は子供や家庭を守る防衛思考です。1人の男性を愛し抜く力を持っています。お互い意識の上では目的が違っても、言葉や態度でコミュニケーションをとる事で簡単にその違いの溝を埋めていく事ができます。価値観なんて違って当たり前。違うからこそ新たな発見や刺激の中で愛が育まれていきます。理想の相手像として、同じ価値観の相手を求めがちですが、自分と全く同じ価値観の相手とは案外うまくいかないもの。違った価値観を受け入れ、互いに溝を擦り合わせていく事が恋愛や結婚生活においての長続きする秘訣でもあるのです。運命の恋は待たずに獲りにいく女性の恋力脳の感度は20代半ばがピーク。10000人から1人を選び出す「異性のフェロモン」を感知し、運命の恋だと感じるのは25歳がピークと言われています。すでに30代を迎えている女性は過去の恋を基準にしていると、いつまでたってもいい出会いや結婚なんてできませんし、運命の恋を待っていても歳を重ねていくばかり。気がつけば40代はもう目の前。20代の女性と恋愛で張り合うことほど無謀なことはありません。30代の女性は、仕事や恋愛など幾度の酸いも甘いも経験をしてきたはず。ここは大人の余裕も見せつつ、情熱的に、自分から積極的にアプローチをかけていく事を恐れてはいけません!アプローチの決め手は男性の女性へのアプローチの決め手は「えこひいき」です。特別扱いをすることにより、女性の意識をこちらへ向かせる事ができるのです。これを女性側も男性にすることにより、意識をこちらへ向かせる事ができます。よく飲み会の席で料理を取り分けてくれたり、空いたグラスに気づいてくれる女性がいたりしますよね。周囲の察知能力が高く、また女子力も高い証拠。常にアンテナを張り巡らせ自分をアピールできる女性。そんな女性に「気がつく子」だと惹かれる男性もいますが、多くの男性はそこまで女性の立ち振る舞いに敏感ではありません。今まで述べてきた通り、男性は察知能力が低いのです。ここでは、好意のある男性1本に絞って「えこひいきアプローチ」を実践していきましょう。特別扱いをすることにより、察知能力が低い男性の意識をこちらに向かせる事ができます。また、質問力も大事。一方的に話すばかりでは相手も疲れてしまいますし、好意のない相手の話ほどつまらないものはありませんよね。質問力とは相手に興味があることを示す手段でもあります。「好きな女性アイドルは?」「最近泣いたのっていつ?」など、相手の気持ちを知りたがる質問を心がけるようにしましょう。よく男性に、女性へアプローチをかけるなら「100回アタックして99回振られる覚悟で挑め」とアドバイスしてきました。今の時代、女性にも同じ事が求められてきていると思います。肉食系女子という言葉があるように、今の時代待っていたって何も起こりません!終わりに男性脳を理解していると、いちいち男性の言葉や態度に一喜一憂して振り回される…なんて事もなくなるかと思います。また、男性も女性を理解しようと努力している事を忘れてはなりません。察する事ができない分、男性は真っ正面から気持ちを読み取ろうと必死なのです。その姿勢だけで十分、と思えるようになると、今以上により良い関係が築いていけるはずです。男性脳と女性脳のはまるで違う、面白い思考。互いが自分にないものを補い合いながら理解を深めていってください。
2017年12月06日こんにちは!ひめまるです。婚活サイトの診断を作ったんですが、その時思ったんです。婚活でうまくいかない人の理由にS型とM型があるって!うまくいかない理由に、「あまりする気は無いけど、プロポーズされたらしてもいい」という考え方があるんです。これ、受身っぽいけどS脳。あまり結婚する気が無いんなら、婚活うまく行くわけないじゃない!笑 売る気は無いけど買うっていうなら売りますっていう店員さんからは買いたくないわよ!あと「理想のタイプとなかなか出会わない」というのもS脳です。相手も同じこと思ってるし、価値で判断されたら男には負けるの!男は年収と職種もみられるから伸び代があるじゃない?女子は若さと綺麗さ!これからの未来、いまが一番若いです。そこで勝負するのは不利ですね。笑S脳は、結婚という目標に到達するためのプロセスまで決めちゃうんです。全部管理したくて思い通りにしたいの。障害物競走と同じで、あれをやってこれをこなしてあの条件をクリアしてからのゴールって、どんどん確率が下がりますよね。S脳は他人からのみられ方を意識しすぎるプライドが邪魔して、物事がうまくいかないことがよくあります。婚活がうまくいかない別の理由としてあったのが「親や実家と離れられない」という可愛い理由です。子供か!ってかんじですが、一概に甘えてるって言えるわけじゃく、現状を変えるのが嫌なんですよね。これ、流れ任せのM脳です。あと「女子会やレジャーなどで時間やお金を浪費してしまう」というマイペースな理由もM脳。ダイエットしたいけど目の前の一口は残さない!みたいな。いま、現状が最優先!みたいな。これも流れ任せのM脳です。現状維持したい気持ちや、刹那主義的なものは、タイミングさえあれば結婚も起こりうるんです。でもなにぶんタイミング待ちなのよね。ほんとに結婚したいなら、流れに委ねる中でも結婚の意識をなくさないことです。S脳はプライドを減らし、躍起にならないでみてください。M脳はズボラさを減らしてみましょう。ハブアナイス婚活!Written by ひめまる
2017年10月02日シングルマザーという立場から恋愛を諦めている方も多いかもしれません。でも、女手一つで子供を育てる大変さを理解し、寄り添ってくれる男性が欲しいと思うのは当然のこと。新しいパートナー探しをするのは悪いことではありません。でも、どんな男性にターゲットを絞って探したらよいかわからないという女性に向けて、シングルマザーはどんな男性を選ぶのが良いのか、考えていきたいと思います。子供がいる事を理解してくれる男性子供がいる以上、恋愛は子供ありきのものになります。恋愛は自分と彼氏の二人ですると考えていると、子供の存在が疎ましく感じたり、全てを投げ出したくなってしまう事も。そのため、「子供がいるあなた」を愛してくれる男性を探すのが大切。あなたの子供だから愛せるのではなく、子供とあなたをワンセットとして考え、愛してくれる男性を見つけるのがベストです。出来れば婚暦があり、子供を持った経験がある男性一度結婚を経験していたり、子供を持った経験がある男性は、子供に対する抵抗がなくすんなりと受け入れてくれる事も多いです。子供がまだ小さい場合は、言うことを聞かなかったり、ぐずったりして、ママが叱らなければならない場面もあるかもしれませんが、そういう場面に出くわした時、経験が無い男性はただオロオロするだけ。その点、子供を持った事がある男性は、子どもへの接し方や、子育ての大変さもわかっているので、フォローしてくれるありがたい存在になります。同棲を拒まない男性子供が小さいと、どうしても会う時間やデートの時間が取れずに、うまくいくものもいかなくなることが多いです。両親が近所に住んでいて、子供の面倒を時々見てくれるようであれば、出掛けるチャンスは月に何度かあるかもしれませんが、それ以外だと会う時間も少なく、男性側の気持ちがだんだん冷めてしまう事もあるようです。この人は、と思った男性とは同棲を考えるのもひとつの方法です。子供を本当に大切にしてくれるのか分かった時点で、同棲の話を持ちかけ、しっかり話し合いに臨んでくれる男性は信用ができます。ちゃんと働いている男性シングルマザーの恋愛は結婚と直結する事が多いと思います。子供の新しいパパ候補になる場合もあるので、しっかりと相手を見抜く目を持つ事が大切。特に大切なのは、相手の男性のお仕事でしょう。経済的に安定しているのか、転職を繰り返していないか、仕事への熱意などを聞き出しチェックする事も必要です。子供を育てるのにはお金がかかります。金銭面に対しても協力的な男性を探すことは重要です。恋をするとどうしも自分の気持ちを優先してしまいがちですが、子供が嫌がっている場合は今は恋愛の時期じゃないと気持ちを冷静に保つ事も必要かもしれません。彼が本当に、自分の子供を愛してくれているのかを注意深く観察しながら、大切なパートナーを探していきましょう。
2017年08月30日子どもの身体と脳は未発達で、年齢による脳細胞の数の変化によって発達や成長をしていきます。細胞が増える時期に早期教育をつめこんでも脳が未熟で覚えることができずに、「自分に自信が持てない脳」を育ててしまうことになってしまいます。脳の仕組みに沿った子育ては、就学以降に実力を発揮できる脳の素質を育むことにつながります。脳の発達を理解した上で、時期ごとにどんな遊びを取り入れるとよいのか知っておきましょう。乳児期:気持ちが伝わる脳に育てる脳の成長第一段階となるこの時期は、人に気持ちを伝える脳の仕組みを鍛えることがとても大切です。遊びにもそういったことを意識したものを取り入れましょう。会話の内容が理解できない時期なので、目と目を合わせて気持ちを込めた語り掛けをすることが大事です。会話は分からなくても、大人の表情や声のトーンからしっかりと情報を受け取ります。乳児期の視野は大人が思う以上に狭いので、しっかり見える位置で目を見て伝えます。絵本の読み聞かせにも気持ちを込めます。「まだ理解できないだろう」と判断して手を抜いてしまうと、気持ちを込める脳に育てることはできません。子どもにまだ意味が分からないことでも、思いっきり気持ちを込めて繰り返し読んであげることで、脳に大きな反応や変化が起こります。目を合わせることとあわせて、体に触れて遊ぶことも脳の変化に重要です。ベビーマッサージやリトミックはまさに最適です。この時期の遊びとして積極的に取り入れましょう。 1~3歳:間違えない脳に育てる3歳まではさらに脳細胞が増え続けます。引き続き気持ちが伝わる脳を育むことは大事ですが、正誤・類似性を判断できる脳を育むコミュニケーションを取ることを取り入れていきましょう。理解・判断力を司る本能は、同じ行動を繰り返すことで鍛えられます。よく、子どもは同じ遊びを何度も繰り返していますよね。子どもは本能に従って無意識に、統一・一貫性を磨いています。「いつまでやってるの!」と叱ったりジャマをしたりしないようにしましょう。絵本の読み聞かせも、つい「色々な話を聞かせたい」とたくさんの種類を用意してしまいますが、大切なのは量より質です。同じ本を繰り返し読んであげましょう。繰り返すことで、物事を正しく判断する能力の基盤が出来上がります。間違えない脳を育むと、微妙な違いを見抜く鋭い直観力が磨かれます。そのためによい遊びは間違い探しです。簡単なものから始めて、徐々に複雑なものに挑戦しましょう。慣れてきたらママと競争するのも効果が高くなります。3~7歳:勉強ができる脳に育てる脳細胞が減少するこの時期は、不要な細胞を減らすことで必要な細胞同士がつながっていきます。この時期は脳に悪い習慣を止め、空間認知能力を鍛える遊びを取り入れ「勉強できる脳」へと育みましょう。空間認知能力を鍛えることは、文武両道の才能を伸ばしてくれます。効果的な遊びは、積み木やブロックです。丸・三角のものより、立方体や直方体を使用します。どの方向から見ても形が一貫しているため、空間認知能力が鍛えられるのです。オセロや将棋などの正方形のマス目を使う遊びもおすすめです。お絵描きをする際も空想のものを描くよりは、実際のものを見て写す写生の方が、空間認知能力を鍛えるのに効果があります。親子でさまざまな写生に取り組んでみるのも楽しいですね。身体を使う遊びとしては、目をつぶってその場でジャンプすることが効果的です。空間認知能力が低いと同じ場所に着地できません。床に印をつけて同じ位置に着地できるか、という遊びで鍛えられます。脳の細胞が3歳以降は減少しているというのは意外ですよね。幼児教育も年々低年齢化していますが、細胞が増加する時期には記憶力よりもコミュニケーションが大事なのだと改めて感じます。小児科で「生後7か月までの関わり方が、成長した時の親子関係に大きく影響するからたくさん抱っこしてあげて」と言われたのを思い出します。乳児期に密度の濃いコミュニケーションをたくさんとることで、子どもの脳は満たされ発達していくのですね。脳の仕組みなどを知って子育てすることは、子どもの可能性を最大限に効果的に発揮できるための一助となります。参考になさってください。
2017年06月08日シングル女子の皆さん、週末どのように過ごしていますか?シングルの方は、自由という特権を持っています。素敵な週末を過ごしておくとリラックスができたり、自分磨きをできます。シングル女子のための有意義な過ごし方のアイデアを見てみましょう。シングル女子は週末やイベントを楽しめない?シングル女子だから週末やホワイトデーが楽しめない?そんなことありません!クリスマスにバレンタイン。やっとカップルの祭典を乗り越えたかと思ったらホワイトデー。シングルだからとひねくれる必要はありません。家に引きこもったり、自分の気持ちを抑えてしまうなんて楽しくありませんよね。この時期デパートに行ってもハートで溢れていたり、楽しそうな出来立てカップルが多いですが、どうしても耐えられないような状況ではありません。この日を利用して一緒に楽しんでみましょう。友達を誘ってお出かけをしたりするのはいかがですか?いろいろなアイデアを見てみましょう。1.女友達とお出かけ同じように彼氏がいない女友達がいたら、思い切って誘ってみよう。一緒に少し遠くに行ってみたりするのも楽しいですよ。遠くに行くだけでなくてもいろいろな楽しみ方があります。2人でエステを予約してキレイになる温泉に行く短期バイト2人でしてみる噂のレストランやケーキ屋さんに行ってみるなど、友達とするとさらに楽しく感じますよ。もし、日中は忙しいのなら夕食だけでも一緒に食べる。カラオケに行く。どちらかの新しい友達や男友達を誘って新しい出会いのきっかけと作る。新しい出会いがない?いつも使っているSNSにやった過去のことばかり報告するのではなく、たまには「○月○日空いていたら一緒にお出かけしませんか。」と投稿するのも悪いアイデアではないですよね。もっと詳しく「○○をしたいのですが、同じような興味を持ってる人いませんか?」呼びかけると同じ趣味の人ができて思わぬ友達の輪ができるかもしれません。2.週末はクラブに行こう週末に家にこもってばかりしないで、おしゃれをしてクラブに行くのはいかがですか?特にホワイトデーあたりは、特別なイベントが開催されたりと、週末行ってみたい場所です。その理由はこの時期、男性だけで過ごしているという事はシングルの方がが多いはずだからです。クラブでなくても良いのですが、まず少しおしゃれをして出かけるきっかけを持つことで、女子力が磨けます!それに、もしかしたら良い出会いがあるかもしれないし、一人でいるよりも楽しい日になりますよ。3.自分のための時間をたっぷりと持つ忙しい毎日を過ごす中で自分にとって大切なプレゼントは「時間」です。シングル女子は、時間を自分のために使えるのが特典!その時間を何に使うかしっかりと計画を立てていますか?自分の望みを叶えたり、好きなことをする。わざわざ彼氏に合わせることなんて必要ありません。どこに行くのも自由、いつするかも自由なのです。例えば、1人でスパに行くのはいかがですか? ゆっくりとスチームを浴びたり、マッサージをしていると肌もキレイになってリラックスできます。リラックスをする事は毎日の疲れを取り除くことができて、ストレスをなくします。自分だけの自由な時間を満喫しましょう。4.外出したいけどどこに行っていいかわからない?お出かけしたい。身体を動かしたい気分。そんな気分の日は、思いっきり体を動かせるジム体験に行ってみるのはどうでしょう?ダンスをしたり、ランニングマシンを使ったりと、体を使いながらストレスを発散させて、体型までキレイにしてくれます。女性の魅力アップにつなげられます。そして、スポーツをしている間は、イライラをなくしたり、ネガティブな考えをなくすこともできます。ジムにサウナ等があったら汗を洗い流して肌も艶やかになります。ヨガのコースなども楽しいですよ。もしかしたら、思わぬ王子様がいるかもしれません。5.家で過ごす日は思いっきり優雅に!天気が悪くて外に出たくない日は、優雅なおこもりDAY。もし、彼氏とデートの約束があったら、どんな土砂降りでも外出しないといけません。でもそんなストレスもなし!ファッション誌を見ながら素敵なBGMを流して、いつもより美味しいコーヒーにビスケット。雨の日のためのおこもりDAYの用意を進めておくのも女子のたしなみです。おこもりDAYの準備本や雑誌DVDBGM(カフェ音楽など)いつもよりおいしい紅茶またはコーヒーネイル用品や美容クリームでセルフケアこれらを休日に心いくまで楽しめる事も素敵なおこもりDAYにしてくれます。週末の計画は平日のうちにしておく週末になって何もすることがないとぼんやり過ごすのではなく、平日中に計画を立てておきましょう。友達に声をかけたり、行ってみたい場所を探してみたりするのはいかがですか?いつも住んでいる街も探してみると新しい場所がたくさんあり、まるで旅行している気分になりますよ。新しい習い事を探して、いろいろな経験をするのもワクワクします。平日の内に計画を立てておくと週末が楽しみになるだけでなく、計画を立てることで、少し日常の疲れを忘れることができます。それだけでなく、前もって予定を決めておくことで週末の時間を無駄にすることもなくなります。今週末は、前もって気になるお店の予約をして、充実の週末を過ごしませんか?
2017年03月10日