夭折の作家、伊藤計劃のオリジナル長編小説「虐殺器官」「ハーモニー」と、彼が遺した30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔が書き継いで完成した「屍者の帝国」の3作品を劇場アニメ化する「Project Itoh」。この度、「Project Itoh」の最新ポスターと、いままで多くが謎に包まれていた『屍者の帝国』の最新ビジュアルが解禁となった。『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾として大きな注目を集める本プロジェクトは、公開に向けて徐々にその全貌が明らかになっており、最新ビジュアルやポスター解禁の度に注目を集め、また10月より3か月連続公開が決定するなど絶えず話題を呼んでいる。今回解禁となったのは、主人公ジョン・ワトソンと記録係の屍者フライデーの美麗イラストが目を引く『屍者の帝国』の最新ビジュアル。そして、3作品の世界観を1枚にまとめた「Project Itoh」の最新ポスターだ。こちらは同じ原作者でありながら異なる世界観をもつ3作品それぞれの魅力が表現された1枚に仕上がっている。また、6月20日(土)より、全国の映画館にてポスターやチラシが設置されるほか、最新特報映像の上映が決定。こちらの最新特報は、映画館上映に先駆けてWEB上にて公開された。こちらの映像には、今回初公開となる新たな本編シーンが満載。ナレーションを務めるのは、『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』にて主人公・常守朱役を演じ、「ノイタミナムービー」には馴染みの深い人気声優、花澤香菜。その澄んだ声色が美しく繊細な映像に相まって、物語の壮大さを予感させる。『虐殺器官』は10月公開、『ハーモニー』は11月公開、『屍者の帝国』は12月公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日ザ・ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの人生を描いたトリビュートショー『LENNON レノン』が12月8日(火)より東京・EX THEATER ROPPONGIで上演される。【チケット情報はこちら】本作は、ポール・マッカートニーとのライバル競争や世間のヨーコへの反感、ザ・ビートルズの解散、息子ショーンの誕生など、ジョン・レノンの一生をギター&ボーカルとピアノの弾き語りで表現していく。出演者は、ギターとボーカルを担当するジョン・ウォーターズと、ピアノを担当するステュワート・ディアリエッタのふたりのみ。ザ・ビートルズやジョン・レノンの名曲とともに描かれるのは、ほろ苦いユーモア、自己批判やうぬぼれへの軽蔑など、20世紀のアイコンである彼の本質と、そのたぐいまれなる才能。彼の人生を深く顧みて、一瞬一瞬を生き生きと描くその内容に、妻であるオノ・ヨーコも賛辞を贈ったという。『LENNON レノン』は12月8日(火)から13日(日)まで、東京・EXシアター六本木にて上演。チケットの一般発売は6月30日(火)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、最速先着先行(特製ピクチャーチケット仕様)を実施中。受付は6月29日(月)午後11時59分まで。■舞台『LENNON レノン』12月8日(火)~12月13日(日)会場:EX THEATER ROPPONGI (東京都)出演:ジョン・ウォーターズ / ステュワート・ディアリエッタ料金:全席指定7,500円(税込)※未就学児童は入場不可。英語上演、字幕付。
2015年06月18日ポケモンは、ニンテンドー3DS用ソフト『ポケモン超不思議のダンジョン』の9月17日に発売することを発表した。本作では「不思議のダンジョン」シリーズの特徴である、入るたびに形を変えるダンジョンを探索する、尽きることのない面白さはそのままに、伝説・幻のポケモンたちとともに星の危機へと立ち向かうかつてないスケールの物語を展開。これまでに発見されている全720種類のポケモンすべてが登場し、主人公の候補となるポケモンは、20種類が用意されているという。『ポケモン超不思議のダンジョン』は、全世界でシリーズ累計1,359万本を販売した(2015年3月末/任天堂調べ)ダンジョンRPG「ポケモン不思議のダンジョン」シリーズの最新作であり、かつ同シリーズの集大成として制作。同シリーズとしては、2012年11月にニンテンドー3DS向けに発売された『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』以来、約3年ぶりの新作となる。価格は4,700円(税別)。(C)2015 Pokémon.(C)1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.(C)1993-2015 Spike Chunsoft.
2015年06月01日ソフトバンクは、人工知能型システム「ワトソン」を活用したコンテンツやアプリを2015年度内に提供開始する。同社の宮内謙社長は「ポケットの中のスマートフォンが、パーソナルブレイン、パーソナルアシスタント、パーソナルヘルパーになる」とアピールした。ワトソンは、米IBMが開発したコグニティブ(認知する)・テクノロジーを使った人工知能型システム。人間の言葉を解釈する「自然言語処理」、膨大なデータを元に仮説を立てて検証する「仮説生成」、経験から学習する「学習」といった能力をあわせ持っている。例えばヘルスケアの分野では、膨大な医療データと個人の遺伝子情報・症状・医療データを照らし合わせ、病名、対処法、近くの専門医を探し出すことができる。食生活を改善したい人には、個人の食事履歴・栄養バランス・体質・味の好みなどから、今日行くべきレストランやメニューを提案することも可能。教育分野においては個人の知識・性格・理解度・いままで学習してきた内容などをもとに、志望校の過去問と照らし合わせることで、今後どのように学習を進めれば良いかをアドバイスできる。ソフトバンクでは、このワトソンを活用したコンテンツやアプリをスマートフォンに搭載する考え。ゲーム、健康、教育、グルメ、趣味、会話といった分野でパートナー企業群と連携してサービスを提供していく。宮内氏は「スマートフォンの価値を上げて、利用者の皆さんのパーソナルライフをより豊かなものにしていきたい。これが本当の価値創造。世界中のすばらしいテクノロジーの叡智を集結させて、それをスマートフォンの上で実現していく」と意気込んだ。
2015年05月20日『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』に続く「ノイタミナムービー」第2弾として、夭折の作家・伊藤計劃の長編小説3作品(「虐殺器官」「ハーモニー」「屍者の帝国」)を劇場アニメ映画化する「Project Itoh」。いままで多くが謎に包まれていた3作品目『屍者の帝国』から、新ビジュアルが解禁された。先日より、『虐殺器官』&『ハーモニー』のポスタービジュアル解禁や、全3作品の公開月発表など、徐々に“プロジェクト”の全貌が明らかになりつつある「Project Itoh」。本企画の中でも、劇場アニメ化が最期に決まり、また公開月も2015年12月と3作品のラストを飾ることが明らかとなった『屍者の帝国』。前2作品に続き、ファン待望の本作新ビジュアルが解禁。これで全3作品メインキャストを描いたイメージビジュアルが揃った形となる。物語は、“死体蘇生技術”が発達し「屍者」を労働力として活用している19世紀末のロンドン。有能な医学生ジョン・ワトソンは、英国政府の秘密組織「ウォルシンガム機関」に伝説の書物「ヴィクターの手記」の捜索を命じられる。それには、まるで生者のように意思を持ち言葉を話すオリジナルの屍者「ザ・ワン」を生み出す究極の技術が記されているという。第一の手掛かりはアフガニスタン奥地。ロシア帝国軍の従軍司祭であり天才屍者技術者と謳われたアレクセイ・カラマーゾフが、突如武装した新型の屍者を率いて叛乱を起こし、その地に姿を消したという。彼が「手記」を既に入手し、新型の屍者製造にその手法を用いているのだとしたら…。すべての行動を記録する屍者フライデーを伴い、ワトソンの「ヴィクターの手記」をめぐる壮大な旅が始まる――。今回解禁となっビジュアルに描かれているのは、主人公ジョン・ワトソンと「ヴィクターの手記」を求めて旅をするメンバーたち。公開されている本編映像には登場しなかったキャラクターも描かれており、それぞれが物語にどう関わってくるのか気になる仕上がりに。またビジュアル解禁にあわせ、公式サイトでは『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』3作品のイメージビジュアルが壁紙としてダウンロードできるとのこと。『虐殺器官』は10月公開、『ハーモニー』は11月公開、『屍者の帝国』は12月公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日昨年秋、北米でヒットした『ジョン・ウィック』の続編が作られることになった。主演のキアヌ・リーヴス、監督のチャド・スタエルスキ、脚本家のデレク・コルスタッドは全員、続編に復帰する。『ジョン・ウィック』その他の画像『ジョン・ウィック』1作目は、妻と愛犬を殺された主人公(リーヴス)がリベンジに挑むアクションスリラー。2000万ドルの中規模予算で製作されたが、全世界で8000万ドル弱を売り上げるスマッシュヒットとなった。リーヴスの次回作は、レニー・ゼルウィガーと共演する『The Whole Truth(原題)』。現在は、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の『The Neon Demon(原題)』を撮影中。共演は、エル・ファニング、クリスティーナ・ヘンドリックス、ジェナ・マローンら。『ジョン・ウィック』10月、TOHOシネマズ新宿ほか全国公開文:猿渡由紀Motion Picture Artwork (C)2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)David Lee
2015年05月06日ロエベ(LOEWE)がテキスタイルデザイナー、ジョン・アレンとのコラボレーションコレクションを15SSコレクションの一部として4月15日から限定店舗で発売する。同コレクションでは、ジョン・アレンの作品「落葉」「コーニッシュハーバー」「カンブリアのピンクハウス」にフォーカスし、トートバッグ、ダッフルバッグ、スカーフ、ラージビーチタオルのプリントに採用した。サンドやザクロ、ブルー、ピンクと鮮やかな色彩が織り成す牧歌的な作品が、カーフレザーやエキゾチックレザーのウオレットやパース、またエスパドリーユ、ポーチに落とし込まれている。またこれを記念し、ロンドンのウッドフォードにあるアレンの自宅を撮影した写真とロングインタビューを収めた書籍を出版し、限定1,200部をロエベブティックで販売する。因みにロエベクリエーティブディレクターのジョナサン・アンダーソンは自身のシグニチャーブランドでもジョンとコラボしている。カルチャーを意識した現代のメゾンとしてロエベを主張しつつ、モダンで真摯なクラフツマンシップを通して、様々な専門的技術を、過去、現在、未来へと受け継いだ新たなコレクションが完成した。
2015年04月14日TVシリーズ「MAD MEN マッドメン」の主演スター、ジョン・ハムがアルコール依存のリハビリ治療を受けていたことを公表した。「TMZ.com」によると、ジョンは2月下旬からコネチカット州ニュー・カナーンにあるシルヴァーヒル病院で30日間のリハビリ・プログラムを受けた。ジョンの代理人は「長年のパートナー、ジェニファー・ウェストフェルトにサポートされながら、ジョン・ハムはアルコール中毒と闘う治療を先日修了しました。彼らはプライバシーの尊重を望んでいます」とコメントを発表した。1960年代のニューヨークを舞台に広告業界の裏側を描く「MAD MEN マッドメン」は、4月から全米でシーズン7 Part2の放送が始まるが、撮影は全て終了している。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:マッドメン [海外TVドラマ](C) MMVII Lions Gate Television Inc. All Rights Reserved
2015年03月26日ジョンローレンスサリバン(JOHNLAWRENCESULLIVAN)は、ウィメンズコレクションの最新作を豊富にそろえた全国初となるポップアップイベントを京都藤井大丸にて開催する。会場は3階のポップアップスペース、会期は3月18日から30日まで。15SSウィメンズのコンセプトは“ミニマルなシルエットにスポーティーテイストをプラス”。透け感のあるシルクオーガンジーやマイクロチュール、シフォンなどの素材をアンダーとオーバーに差をつけて重ねることで柔らかくもクールな陰影を演出。そこにボンディングやラバーコーティング、総柄プリントなどオリジナル素材を中心とした異素材の組み合わせ、ベルクロや止水ファスナーであえて“ギア感”を出したディテールなど、エレガントながらも、どことなくスポーティーな雰囲気を感じさせるコレクションに仕上がった。カラーパレットは鮮やかなピンクやブルーをアクセントに、ブラック、ネイビー、グレー、ホワイトといったベーシックなカラーで構成されている。また、同ポップアップでは最新のコレクションラインだけでなく、ベーシックアイテムも用意する。
2015年03月13日エマ・ワトソンが国際女性の日にあたる3月8日(現地時間)、Facebook上で男女平等についてライブでQ&Aを行なった。国連が男女平等や女性支援を推進する「国連ウィメン(UN Women)」の親善大使を務めるエマは、ロンドンでキャンペーン「HeForShe」のイベントの1つであるトーク・セッションに参加した。「(男女が)互いにサポートし合わなければ、高く飛躍することなんてできない」と言うエマは「男性が女性を助けるという意味ではありません。それは誤解。男性と女性、どちらにとっても平等であるべきなのです」と訴えた。「あなたにはこれができる、できない、とか、そんなことは成し遂げられない、などと言わせてはいけません。それは間違い。ひどい間違いです。自分のなりたいものになって、彼らが間違っていることを証明してください」と女性を勇気づける発言をする一方、男性についても男女不平等に苦しめられているとして、こんな例を挙げてみせた。「私は、男性は泣いてはいけない、感情を露わにしてはいけない、自分の気持ちを語ってはいけないという考え方には困惑します。情熱的になったり、感情的になったりすることは男性を女々しくしたりしません。人間らしくするのです」。フェミニストという言葉については、「男性は、これは女性のためだけの言葉だと考えているけれど、これは平等を意味するものです。あなたが平等を支持するなら、あなたはフェミニスト」と語った。昨年、トルコの副首相の「女性は公衆の場では笑うべきではない」という発言に対して、抗議の意を込めて街角で大きく口を開けて笑うセルフィーをTwitterに投稿するなど、女性の権利や地位向上を訴える活動に熱心なエマ。今回のセッションでも熱弁をふるった。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月10日スカーレット・ヨハンソンが、22日(現地時間)の第87回アカデミー賞授賞式で奇行が話題になったジョン・トラヴォルタを擁護するコメントを発表した。22日、授賞式でプレゼンターを務めたスカーレットはレッド・カーペットでジョンと出くわした。ジョンは彼女の腰に手を回し、頬にキスしたのだが、そのときのスカーレットの表情はとても硬く、嫌がる彼女に対するセクハラ行為なのでは?と報じられていた。だが、スカーレットは真っ向から反論。「ジョンとは何年も会っていませんでしたが、彼に会うのはいつもうれしいです。出回っている画像は、とてもスイートでうれしい再会の映像を切り取った残念な静止画です」とコメントし、「ジョン・トラヴォルタに関して、奇妙だったり気持ち悪かったり、不適切なことは何もありません」と断言した。スカーレットとジョンは2004年に『ママの遺したラヴソング』で共演している。ジョンは授賞式ではイディナ・メンゼルと共にプレゼンターを務めたが、実は昨年の授賞式で彼女の名前を言い間違える失態をしでかし、今年は彼女がジョンを全く違う名前で呼んでみせるという演出がなされた。ジョンはこのとき、「当然の報いだよ」と言いながら、イディナの顔をさわりまくり、この行為もまた「気持ち悪い」とネットなどで批判を浴びている。四面楚歌のジョンだが、スカーレットの掩護射撃で少しは面目回復ができたかもしれない。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月02日韓国で大ヒットを記録したミュージカル『シャーロック ホームズ』。2014年に上演された日本版も、ホームズを橋本さとしが、女性版ワトソンを一路真輝が演じて大きな反響を呼び、早くもシーズン2となる『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』が登場する。今回の敵は、世紀の殺人鬼・切り裂きジャック。抜群のコンビネーションを見せたふたりは、どんなドラマを見せてくれるだろう。ミュージカル『シャーロック ホームズ2~ブラッディ・ゲーム~』チケット情報これまでにもさまざまな作品でさまざまな役者によって演じられてきたシャーロック・ホームズ。演じるにあたって橋本は、「シャーロキアンと呼ばれるファンの方がたくさんいて、それぞれにシャーロック・ホームズ像を持っておられる。そのすべてを僕が満たすことは到底できないので、自分から出てくるものを正直に演じようと思った」のだという。その結果生まれたのが、橋本いわく、「謎解きには異常なほどの能力を発揮するけれど、人間的には未完成」なホームズ。ワトソンに突っ込まれる様もキュートだった。そのワトソンを演じる一路。「前回は男と女の関係性をちらっと匂わせたいということだったんですが、ホームズは事件のことしか頭にないので、完全にワトソンの片思い(笑)。しかも今回は、さらに事件のシリアス度が高まっているので、どんな関係になっていくのかまだ想像がつかなくて……。でも、ホームズへの思いは大事に見せていけたらと思っています」と、コンビ再結成に期待を膨らませる。今回は切り裂きジャックを描くとあって、ストーリーは確かにシリアスになりそう。が、橋本が「それでも、あくまでも娯楽としての楽しさを追求したい」と語れば、一路もうなずき、「やっぱり音楽の力は大きいですよね。前回とは全く違う曲調のものもあって、歌うのは本当に大変だと思うんですけど。でも、韓国ミュージカルは作る人も若く勢いがあって、私たちの想像を超える面白さがあります。その作品の力を伝えることが出来るよう、日本版の良さも出しながら演じていきたいです」と話す。それに応えて「日本と韓国、お互いが刺激し合い、切磋琢磨していけたらいいですよね」と橋本。「それに、このミュージカルは3部作らしいので。この作品世界をもっと高めて、シーズン3につなげていけたらなと思っているんです」と嬉しい情報も付け加えてくれた。華も実もある橋本&一路ならではの日本版『シャーロック ホームズ』。ハラハラドキドキだけでなく、きっと心に沁み入るものになるだろう。公演は4月26日(日)から5月10日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、5月16日(土)・17日(日)福岡・キャナルシティ劇場、5月21日(木)から24日(日)まで兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットの一般発売は東京・福岡公演が2月21(土)午前10時より、兵庫公演が3月21日(土・祝)午前10時より。チケットぴあでは東京公演のインターネット最速抽選「いち早プレリザーブ」を本日午前11時から2月11日(水・祝)午後11時30分まで受付。取材・文:大内弓子
2015年02月04日シーディーネットワークス・ジャパン(CDNetworks)は1月28日、インナーを中心とした大手通販企業であるピーチ・ジョンがCDNサービス「コンテンツ・アクセラレーション(CA)」と「メディア・アクセラレーション(MA)」を導入したと発表した。ピーチ・ジョンは、2014年に創業20年を迎えた大手通販企業。「元気・ハッピィ・SEXY」をコンセプトに、中心商材であるインナーのほか、ルームウェアや雑貨などを女性向けに販売している。同社はスマートフォンから多くの新規アクセスを集めており、想定以上に転送量が増えていたという。CDNサービス自体は既に4年以上前から利用していたものの、増え続ける転送量を効率的に処理できる事業者を求めていた。CDNetworksを選定した理由としてピーチ・ジョンは、「コスト効率だけでなくサポート品質が高いこと」や「終始スムーズなトライアル導入・切り替え作業」「パフォーマンス」などを挙げている。同社は、「事前のトライアルでパフォーマンスに問題ないことは確認できていたが、加えて、オリジンサーバの負荷が10%ほど削減されるという想定外の効果、また、今回の切り替えにより、基本のCDNサービスに加え、動画配信プラットフォームもあわせて利用できるようになったという点が、今後の新たな展開の足がかりとなる変化」とコメントしている。
2015年01月29日『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で愛される女優エマ・ワトソンが、ディズニーの新作実写映画『美女と野獣』でヒロインのベル役に抜擢された。米ウォルト・ディズニーが1月26日(現地時間)に正式発表したもので、「Us WEEKLY」などを始め海外メディア各社が大きく報じている。『美女と野獣』は元々は、フランス発の小説だ。昔ながらの映画ファンならば、フランスの詩人であり映画監督として活躍したジャン・コクトーの実写化作品(’46)を思い浮かべる人も多いだろうが、一般的に日本でその物語が知られ始めたのは、やはり1991年にディズニーが手がけたアニメーション映画だろう。さらに昨年には、フランスの新星女優レア・セドゥを主演に迎えての実写映画も公開され、日本でもスマッシュヒットを飛ばしていた。今回の大抜擢にエマは自身のFacebookで「私がディズニーの新しい実写映画『美女と野獣』でベルを演じることを…やっとみんなに伝えられるわ!あの作品は子どもの頃から私の中で大きな部分を占めていて、『Be Our Guest』でダンスしたり、『Something There』を歌ったりできるなんて、もう夢のよう。こんなことが現実におこるなんて…6歳の頃の私が、天にも昇る気分なのーー心臓が破裂しちゃうわ。すでにいくつかの歌のレッスンを初めているところなのよ」と大興奮の様子でコメントをアップしている。本作の監督は『シカゴ』『ドリームガールズ』などで知られるビル・コンドンが務め、撮影は今年の後半から開始される予定だという。(text:cinemacafe.net)
2015年01月27日ディズニーが製作する『美女と野獣』に、エマ・ワトソンが主演することになった。監督は、『ドリームガールズ』のビル・コンドン。ワトソンは、自らのfacebookページで、「やっと公表できることになりました。子供の頃に大好きだった歌を歌ったり、それに合わせて踊ったりできるなんて、信じられない気持ちです。さっそく歌のレッスンを始めなければ。みなさんに観てもらえるのを楽しみにしています」と喜びを語っている。『美女と野獣』のライブアクション映画は、ギレルモ・デル・トロ監督とワーナー・ブラザースも計画しており、ワトソンはもともとそちらに主演するはずだった。だが、そちらの企画は暗礁に乗り上げ、デル・トロ監督も了解の上で、ディズニーがワトソンに主演をオファーしたようだ。ワトソンの次回作は、この夏北米公開予定のスリラー『Regression(原題)』。文:猿渡由紀
2015年01月27日IBMのコグニティブ・コンピューティング・システム「ワトソン」とミシュランで2つ星を獲得したフランス料理店「レフェルヴェソンス」のエグゼクティブ・シェフである生江史伸氏が共同でレシピを作り上げた。「コンピュータがどのようにしてレシピを作ったのか」「そのレシピをミシュランシェフはどのように調理したのか」、気になることがたくさんあるトピックだ。今回、このレシピを再現した味わう機会を得たので、詳細をお届けしたい。○学習して成長するコンピュータ「ワトソン」初めに、ワトソンについて整理しておこう。ワトソンはプログラムによるコンピューティングに加え、自然言語の処理、仮説の生成と評価、自己学習と能動的な知識の蓄積という機能を備えた技術だ。これまで、米国のクイズ番組「Jeopardy!」でクイズ王のBrad Rutter氏およびKen Jennings氏と対戦し、勝利したという経験を持つ。日本アイ・ビー・エム 成長戦略 ワトソン担当 理事 元木剛氏は、「『Jeopardy!』は過去の問題は出題されず、常に最新の出来事に関する問題が出るうえ、瞬時に回答しなくて勝てない。ワトソンを勝利に導くまで、4年間かかった。簡単なことではなかった」と語った。正確に言うと、今回、生江シェフとコラボレーションしたのは、ワトソンのベースに開発された「シェフ・ワトソン」だ。シェフ・ワトソンは、分子レベルの食材や3万件の世界中のレシピに加え、各国料理の特徴を学習して、「人間がおいしい」と感じる組み合わせを決定する。つまり、シェフ・ワトソンは専門家が過去に考案したレシピを学習することで、これまでにはなかったレシピを考え出すというわけだ。「シェフ・ワトソンは、人間にとって意味のあるパターンを人間に教えてもらうことで、成長していく。そして、人間の限界を乗り越える」と元木氏。今後は、コグニティブ・コンピューティングで用いられるエージェントがさまざまな場所に組み込まれていき、それぞれがつながって、人間と対話するモデルになっていくことが予想されるという。○ミシュラン・シェフも驚く斬新なメニューそれでは、シェフ・ワトソンと生江シェフが考案したレシピに基づく料理を紹介しよう。料理については、調理をした生江シェフが説明してくれた。シェフ・ワトソンにレシピを考えてもらうにあたり、生江シェフは「季節感を持ったフランス料理」にすべく、1つの料理につき、3つのキーワードを与えたそうだ。メニューは以下のとおりで、「」の内容は料理のテーマ、[]の内容はキーワードだ。アペリティフ「リラックス」[みかん]×[パンチ]×[休日]前菜「冬の街で凍った体を」[蟹]×[スープ]×[フランス風]蕪の料理「君の蕪」[蕪]×[ソテー]×[フランス風]肉料理「贅沢な冬」[牛肉]×[ロースト]×[冬]デザート「気分は赤と白と緑」[栗]×[パルフェ]×[クリスマス]アペリティフは、休日を過ごすように、お店で過ごしてもらいたいという思いから、3つのテーマが選ばれた。オレンジとミントの葉が相まって、さわやかな味わいだった。パンも焼き立てで、どれもおいしかった。前菜は、寒いなか、店にやってくるお客様に温まってもらうために、冬が旬である蟹をベースとしたスープをオーダーしたそうだ。トリュフ、根セロリと、日本では珍しい食材が用いられており、正に「フランス風」を体現していた。蟹の風味が濃厚で、茹でた蟹を食べるよりも、蟹を満喫できた気がした。そして、わざわざ蕪の料理を設けてあるのは、同店のスペシャリテが蕪料理だからとのこと。「シェフ・ワトソンが、われわれが得意とする蕪のソテー料理、どのように料理するのか見てみたかった」と生江シェフ。ローストした蕪が香ばしく、いろいろなソースで味わうことができた。メイン料理に牛肉を指定した理由は、「やはり、おもてなしと言えば塊肉と思った」からとのこと。さらに、冬らしさということで、ローストという調理法が選ばれたようだ。ソースは「西洋わさび(ホースラディッシュ)」をベースに作られているのだが、生江シェフは「日本ではあまり使わない食材なので、久しぶりに調理した」と語った。デザートは、見るからに華やかなパルフェだ。生江シェフは、パルフェを選んだ理由について「パルフェと言えば、一口ごとに異なる味がするデザートで、思い出深い」と説明した。そして、時期柄、「クリスマス」がテーマに選ばれたというわけだ。その名のとおり、アイスクリームに、チーズのムースに、イチゴに、メレンゲと盛りだくさんだった。そして、生江シェフはシェフ・ワトソンとのコラボレーションについて、「最初は、人間とコンピュータのコラボレーションということでおっかなびっくりだった。しかし、IBMは、パソコンなどの身近な製品を作っていることに気づき、人間とコンピュータは共存するものであると思うようになった」と説明した。また、「シェフ・ワトソンはインターネットの検索でも出てこないような、斬新なレシピを考え出した。久しぶりに"シェフ"の下で働いたが楽しかった。今回、米国の料理雑誌『「ボナペティ』のレシピがベースになっていたので、調理方法を日本風に変えた」とも語っていた。料理をする時、単にレシピが思い浮かばないだけでなく、「予算に限りがある」「冷蔵庫にあるものだけで料理したい」「家族の嫌いなものが入っていない料理を作りたい」など、さまざまなニーズがあると思う。シェフ・ワトソンなら、こうしたニーズを簡単に解決してくれそうだ。同席したプレスの方は「調理までやってくれればいいのに」なんて言っていたが、材料を提示し、調理方法を教えてくれるだけでも、かなり助かるだろう。遠い存在に思われるワトソンの身近な利用例に触れたひとときだった。
2014年12月09日放送開始10周年を迎えたフジテレビのアニメ枠『ノイタミナ』の2015年ラインナップ発表会が11月27日に都内で行われ、2009年に亡くなった作家の伊藤計劃(けいかく)さんと芥川賞作家の円城塔による共著『屍者(ししゃ)の帝国』が劇場版アニメとして製作されることがわかった。伊藤さんの作品をアニメ化する“ProjectItoh”の一環として、すでに劇場アニメ化が決定している『虐殺器官』『ハーモニー』とともに2015年に劇場公開される。『屍者の帝国』は伊藤さんが残した30ページの序文を、盟友として知られる円城氏が書き継いで完成させ、第33回日本SF大賞特別賞を受賞。産業革命を経て活気づく19世紀末のロンドンを舞台に、ホームズの相棒となる以前の医学生ジョン・ワトソンが、新たな労働力として蘇生された死者=屍者のフライデーを伴い、世界中を冒険する。牧原亮太郎監督がメガホンをとり、『進撃の巨人』のWIT STUDIOが制作を手がける。この日は『虐殺器官』『ハーモニー』のスタッフ情報も解禁され、それぞれ村瀬修功監督×制作manglobe、なかむらたかし監督×マイケル・アリアス監督×制作STUDIO 4℃が手がけることが明らかに。あわせて全3作のキャラクター原案をredjuiceが担当することもわかった。また、2015年4月以降の放送ラインナップとして『パンチライン』(上村泰監督×制作MAPPA)、『乱歩奇譚Game of Laplace』(岸誠二監督×制作Lerche)、『すべてがFになる』(神戸守監督×制作A-1 Pictures)、『甲鉄城のカバネリ』(荒木哲郎監督×制作WIT STUDIO)を発表。近年、1週間に2作品がオンエアされた同枠だが、15年度は「劇場版アニメ製作への注力」を目的に、1作品の放送になる。会見では、人気アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(あの花)のスタッフが再集結するオリジナル新作アニメについてもアナウンスがあり、きたる12月3日にファンの聖地である埼玉県秩父市で開催される秩父夜祭でタイトルが発表される。取材・文・写真:内田 涼
2014年11月27日『戦場のピアニスト』『ゴーストライター』『おとなのけんか』など、大作からアート系作品まで手掛け、数々の賞に輝く鬼才ロマン・ポランスキー監督の最新作『毛皮のヴィーナス』。本作に主演するフランスを代表するカメレオン役者、マチュー・アマルリック(49才)を始め、いま欧米でも40オーバーの実力派オジサマ俳優たちが続々と席巻中だ。年齢を重ね、世の荒波にもまれながら酸いも甘いも噛み分ける男たちは、いまや“渋メン”、“熟男”、あるいは20代の女性からは“倍以上男子”なる言葉でもてはやされ、雑誌やテレビでは数多くの特集が組まれている。熱い視線を浴びる、そんなアラフォー世代の“渋メン”に注目してみた。まず、11月14日公開『6才のボクが、大人になるまで。』でイーサン・ホーク(43才)は、18年におよぶ恋愛映画『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイター監督と再タッグ。今回は12年間、同じキャストで1つの家族を演じ、イーサンは主人公の少年の母親とは離婚したものの、子どもたちの成長を温かく見守る父親を好演している。また、12月13日より全米に先駆けて公開となる『ホビット 決戦のゆくえ』で主役を務める個性派英国俳優マーティン・フリーマンも、今年43才。「Sherlock/シャーロック」のジョン・ワトソン役で一躍人気者になった彼が演じるビルボ・バギンズも、シリーズ最終章となる本作でいよいよ見納めとなる。そして、フランスが誇る渋メンといえば、マチュー・アマルリックだ。現在開催中の第27回東京国際映画祭コンペティション作品『来るべき日々』にも出演。さらに12月公開の『毛皮のヴィーナス』では、オーディションへ遅れて現れた無名の女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)に翻弄されていく演出家トマ役を演じている。物語が目まぐるしく展開しながら、この2人の圧巻の掛け合いで妖しくもセンセーショナルな世界が繰り広げられる本作は、観客を徐々に巻き込んでいく全く新しいタイプの誘惑サスペンスだ。ポランスキー監督から本作出演のオファーを受けたときのことを、マチューは「夢?それ以上だよ!」と高揚しながらふり返っている。「ロマンは、僕が最初に刺激を受け、映画の世界 に入りたいと思わせてくれた人物のひとりなんだ。幸運にも、ちょうどアルノー・デプレシャン監督の新作に出演したところだったから、幾分、記憶力の訓練をしていた。おかげで意外と早く台本を覚えられたんだ」。一方、ポランスキー監督は、マチューについて「彼は素晴らしい俳優だ。天賦の才があり、知的で、ちょうどいい年齢でもある。この役を成功させるために必要な全てが揃っている!」とその齢と渋さを評価。「これほど繊細に、彼のような演技ができる俳優は、ほとんどいなかっただろう」と絶賛し、主演俳優と監督の相思相愛ぶりを伺わせている。さらに、デプレシャン監督と組んだ『ジミーとジョルジュ 心の欠片(かけら)を探して』も、日本公開が2015年1月に決定。こちらも、“渋メン”の演技派ベニチオ・デル・トロ(47才)が心に傷を負う男ジミーを、マチューが彼を診ることになる精神分析医ジョルジュを演じ、大人の演技合戦を繰り広げている。そんなマチューを始めとする、作品ごとに様々な顔を見せる “渋メン”の男たちに注目してみて。『毛皮のヴィーナス』は12月20日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:毛皮のヴィーナス
2014年10月30日11月14日、東京・表参道に「ジョンマスターオーガニック(john masters organics)」の旗艦店がオープンする。店舗内は四つのエリアに分かれ、本物のオーガニックを心と身体で体感できるのがポイント。最小限のダメージでカット、ヘッドスパを堪能できるヘアサロン「The Salon」、施術を手で行い、癒しながらオイルの浸透を促すフェイス・ボディケアの「Cleanse Salon」、そして、旬の野菜や果物たっぷりのオリジナルメニューを楽しめるジュース&ヘルシーフード「Inner Beauty Bar」などで、オーガニックの魅力を存分に楽しめる。また、スタイラを代表する4ブランドの全商品とオリジナルギフトがそろうショップ「john masters organics select」も併設する。「The Salon」のメニューは、カット(7,000円から)、ヘッドスパ(5,000円、1万1,000円)などのメニューが用意されている。「Cleanse Salon」では、フェイシャルやボディの引き締めやエイジングケアはもちろん、妊娠16週以降35週までのママのための「マタニティフェイシャル」(1万4,000円)、マタニティボディ(1万5,000円)などのメニューも。また、「Inner Beauty Bar」で使用する食材は国産を中心にこだわり、良質な野菜やフルーツを使っている。その他、コーヒー党のために、オーガニックコーヒー(レギュラーサイズ/500円)などの身体に優しいメニューも楽しめる。
2014年10月20日オンリーザブレイブ(OTB)グループは、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」のクリエーティブディレクターに就任したことを正式発表した。同グループプレジデントのレンツォ・ロッソ氏は、「マルジェラに新たなカリスマを迎える準備が整った。ジョン・ガリアーノは最高の、疑う余地のない才能の持ち主。唯一無二で類稀なるメゾンのクチュリエは、世界のファッションに常に挑み、革新してきた。私は、彼にしか創造できない『ファッション・ドリーム』のため、彼が再びこの世界に戻ってきたことを嬉しく思う。ここを新たなホームと思って欲しい」とコメントを発表している。ガリアーノと親交のある「シェアスピリット(SHARE SPIRIT)」デザイナー・片野光氏は、「ジョンは感覚が違う。見ている視覚が異なるというか。一つの素材から無限のファンタジーを語れる人物。ピカソとかダリとか芸術家と同じレベルだと思う」と話している。ガリアーノは1996年に「ディオール(Dior)」のクリエーティブディレクターに就任。以後エジプシャンルック、ギャルルック、フランス革命など、類稀なるクリエーティビティーを発揮し、センセーショナルなコレクションを発表してきた。しかし、2011年2月に人種差別発言を報道され、ディオールから解雇。今後の動向が常に注目されていた。メゾン マルタン マルジェラでの初コレクションへの期待が高まる。OTBはメゾン マルタン マルジェラの他、「ディーゼル」「 マルニ(MARNI)」「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」などを傘下に持つ。2013年のOTBの総売り上げは16億ユーロに上る。
2014年10月07日エマ・ワトソンとダニエル・ブリュール(『ラッシュ/プライドと友情』)が、新作映画『Colonia Dignidad(原題)』で共演することになった。実話にインスピレーションを得たスリラーで、ふたりは若いカップルを演じる。映画は、チリのクーデターに巻き込まれ、拉致されてしまったダニエル(ブリュール)を、レナ(ワトソン)が探し出そうと必死になる。しかし、彼が連れて行かれたのは近づけない場所で、潜入するためにレナは、一度入ったら抜け出せないとされるカルト集団、ザ・コロニアに入ることを決める、というストーリー。監督はフローリアン・ギャレンバーガー。撮影は今年後半にルクセンブルグ、ミュンヘン、ベルリン、南アフリカで行われる予定。ワトソンの次回作は、来年の夏に北米公開予定の『Regression(原題)』で、イーサン・ホークと共演する。ブリュールの最新作は、『誰よりも狙われた男』(日本公開10月17日)。文:猿渡由紀
2014年09月30日エマ・ワトソンも着用したと話題のインポートジュエリーセレクトショップ「ケシェル シャローム(Kesher Shalom)」に、表参道店とネットショップにフランス、パリのデザイナーによる新ブランド「アーチバルド(archibald)」が登場インポートジュエリーのセレクトショップ「ケシェル シャローム(Kesher Shalom)」。表参道本店、オンラインショップでは8月1日よりフランス パリのデザイナーによる新ブランド「アーチバルド(archibald)」を販売。シンプルで繊細ながらも独創性あふれるデザインが特徴。女性の穏やかな美しさを最大限に引き出す。フランス人の女性デザイナーEleonore Lindrothは子供の頃からジュエリーが大好きで、自ら手作りするほど。情熱のもとに、2011年に勤めていたテレビ局を退社し「アーチバルド(archibald)」を立ち上げたという。パリのモンマルトルの工房でひとつひとつ丁寧に作られたジュエリーは、 デザイン・クオリティー共にこだわりの強いパリジェンヌからも大人気。日本では「フィガロ(FIGARO)」、パリでは「エル(ELLE)」にも取り上げられ、エマ・ワトソンも着用するなど今後大注目のブランド。細やかに作りこまれたリーフモチーフが目を引くネックレス。チェーンとのバランスが絶妙で、モチーフの存在感がありながらも繊細で女性らしいやわらかな印象。パールが全体に上品な輝きをプラス。【素材:真鍮+K24コーティングマザーオブパール】細かな細工のリーフモチーフが仕立てられたブレスレット。華奢なデザインは、身に付けると手元をさりげなく輝かせ、美しく、清廉な印象に。【素材:真鍮+K24コーティング】マザーオブパールの優しい輝きを感じられる、シンプルながらありそうでないデザイン。女性の純粋な美しさや穏やかさを引きだしてくれるリング。【素材:真鍮+K24コーティング】【ブランド概要】ブランド名:ケシェルシャローム(Kesher Shalom)■表参道本店場所:東京都港区南青山3-8-39西野ビル1F営業時間 :11:00~20:00定休日:不定休電話番号:03-5775-3264■オンラインショップURL:元の記事を読む
2014年08月13日あのシャーロック・ホームズが現代のニューヨークで活躍する名探偵だったら?という発想の下、2012年に全米放送が始まった「エレメンタリーホームズ&ワトソン in NY」。シャーロック・ホームズ役のジョニー・リー・ミラーと共にドラマを追った<前編>に続き、<後編>には相棒のワトソンを演じるルーシー・リューが登場。そもそも、女性であるルーシーが、なぜワトソンを演じているのでしょうか?シャーロック・ホームズの相棒として、ワトソンが物語に登場するのは原作小説と同様。ただし、ルーシーの役名はジョン・ワトソンではなく、ジョーン・ワトソンなのです。「私たちは歴史的に男性として知られているワトソン博士を、女性にするという大きな変更をしたの。そのことで、私たちはこれまでに見たことのないホームズとワトソンの関係を目にすることができるわ。私自身、ワクワクするし、とても楽しいものになると確信しているけれど、ちょっと怖い気もするわね。だって、2人の男性が一緒に事件を調べていた時に比べて、私たちの関係は全く違うものになるだろうから。ワトソンが女性であるという点がホームズとの関係にどんな影響を与えるか、そこがポイントだと思うわ」。ルーシー版ワトソンは元一流の外科医で、根っからの真面目人間。ある手術の失敗を機に医学界を去り、リハビリの付添人として、ホームズのサポートをすることになります。最初はワトソンを煙たがっていたホームズと、ホームズの風変わり過ぎるキャラクターにたじろぐワトソン。そんな2人はとてもいいコンビのように思えます。「ワトソンはつらい過去を背負ってはいるけど基本的には明るい性格だし、ホームズにはホームズなりの面白いところがある。というより、要は変わり者なのよね、ホームズは(笑)。このタイプのドラマにはユーモアが不可欠だし、視聴者にも2人のコンビネーションを楽しんでほしいわ。私もジョニーとの共演を楽しんでいるし、そういった雰囲気が画面に反映されていればいいなって思っているの」。『チャーリーズ・エンジェル』や『キル・ビル』などに出演し、映画界で活躍する一方、「アリー my Love」のリン・ウー役で海外ドラマファンにも馴染み深いルーシーは、同じく映画にドラマに活躍中のジョニーとベストマッチ。製作総指揮のカール・ベヴァリーは、ルーシーをワトソンに起用した理由をこう語ります。「ルーシーはとても愛想がよく、感じがいい。楽しくてタフで、言うまでもなく美しいしね。彼女もワトソンを演じることに乗り気だったから、当然の流れだったよ。ルーシーはワトソンに必要な要素をすべて備えていたし、ジョニーとの相性も素晴らしかった」。エピソードが進むにつれ、ホームズとワトソンの関係はどのように変化していくのか?彼らはコンビとしてどのように成長していくのか?ワトソンはホームズという強烈なキャラクターを、最も近くで見つめ続ける存在とも化していきます。「ワトソンは物語の“語り部”であると同時に、シャーロック・ホームズの人生を語る存在でもあるの」とルーシー。「それってとても重要な役目だし、ある程度の責任を感じてもいるわ。でも、私は視聴者と一緒にワトソンを成長させていければいいなと考えているの。もちろん、ジョニーとの共演で生まれるエネルギーも大事よね。私は彼が現場に持ち込むものに対し、オープンで柔軟な姿勢でいたい。そうすれば、素晴らしいホームズとワトソンになると思うわ」。2人の生み出したホームズとワトソンは好評を博し、順調にシーズンを更新中。“今までにないホームズとワトソン”を、ぜひお楽しみください。■「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」DVD-BOX Part1発売中 ※同時レンタル開始■「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」DVD-BOX Part2発売日:8月6日(水)※同時レンタル開始価格:各9,300円+税発売元:パラマウント ジャパンTM&(C) 2014 CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved. TM, (C) & Copyright (C) 2014 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.(text:Hikaru Watanabe)
2014年07月25日公開中の映画『ノア 約束の舟』にエマ・ワトソンが出演している。彼女が演じた女性イラは映画の題材になった聖書には登場しないが、ワトソンは演じる上で「迷いはなかった」と振り返る。その他の写真本作は、堕落した人間を滅ぼすために地上からすべての生きものを消し去ることを決めた神の声を聞いたノアが主人公で、彼はすべてを飲み込む大洪水に備えて巨大な箱舟を作ろうとする。ワトソンが演じるイラは聖書には登場しない映画オリジナルのキャラクターだ。「彼女がどういう女性なのか、私にはまったく迷いはありませんでした。すぐに彼女を理解できました。いろいろな意味でイラはシンボルであり比喩なんです。この世には他人の長所が見える人と見えない人とがいます。イラはどんなときも希望を見出すし、他人や人間の良いところが見える人です。それがこのストーリーの重要な部分になっています。人間というものは本来邪悪なものなのか、あるいは欲深くならないことはできるのか、本当はもっと利他的なのだろうか、という問いかけの中で彼女が大きな部分を占めているんです」。イラはノアの養女として穏やかに成長するが、やがて“ある出来事”を巡ってノアと対峙する。ラッセル・クロウとワトソンの緊張感あふれるやりとりは本作でも大きな見どころのひとつだ。「ラッセルは、自分が完全に理解し信じているセリフ以外は口にしません。納得がいかないことを、それでよし、としてしまう人ではないんです。彼はとても細かいところまでこだわります。本気で取り組んでいるんです。適当に済ませてしまうなんてことはありません。とても尊敬すべき演技への取り組み方です。でもその一方で、ものすごく優しい面もあります。最初、私は彼に会うことにかなり気後れしていましたが、実際に会ったら、とても思いやりのある人でした」。撮影では聖書に記載されたサイズ通りに巨大な箱舟が建てられたが、特殊効果が追加され、編集されて完成した作品に彼女は「本当に驚いた」という。「どう説明していいのかわからないけれど、とにかく今まで見たこともない映画だとしか言いようがありません。前例のない作品なんです。“なぜ今、ノアなのか?”というと、物事には波があるからでしょう。どういう理由にしろ、今、人々が語りたい、あるいは聞きたい、と思っているのがこういう物語なんです。将来、映画史の研究家が今の時期を振り返ったら、私たちの文化がなぜこうした古い物語を求めたのか、子どもの頃に初めて聞いた物語にまた戻らなければいけなかったのか、という理由がきっとわかるんじゃないでしょうか」。『ノア 約束の舟』公開中
2014年06月18日『ハリー・ポッター』のハーマイオニー・グレンジャー役で知られる女優のエマ・ワトソンがこのほど、ラッセル・クロウ演じる主人公ノアの養女役で出演した『ノア 約束の舟』(6月13日公開)への思いや自身の役柄について語り、本作のラブシーン映像も公開された。ダーレン・アロノフスキー監督が「『ハリー・ポッター』での少女のイメージではなく、一人の女性として見せたかった」と話しているように、本作で大人の女性の一面を見せているエマ・ワトソン。自身の役柄について「ノアの一家が、廃墟となった難民収容所を通りかかった際に見つけた少女がイラです。戦争の被害者でひどいけがを負っていて、背負ってゆかねばならないのにも関わらず、ノアは彼女を助けることにします」と説明し、「ノアとイラの間には強い絆があり、お互いに相手のことを心から大切にしていることが伝わってきます」と加えた。また、本作の撮影は「今までの中でダントツの大変さでした」と告白。「テーマとしても、例えば、もうすぐ世界は終わると今聞かされたらどんな気持ちになるか、というようなものでしたし。どうしたらそれをちゃんと演じられるだろうという感じでした」と難しさを語った。続けて、「どんな演技をしても、スケールが足りないんじゃないかという感じでした」と振り返り、「『この演技はオーバーなんじゃないかな』と思うことがありましたが、あれだけのスケールに支えられていると、やり過ぎるということはないんです。とにかく全力でいちかばちかやってみるしかないんです」と全力で挑んだという。そして、「予告編が公開されないうちから、この作品に関しては論議が起きていました。というのも、分類するのがとても難しい映画だからです。ただの聖書を題材とした作品ではないし、ただのアクション映画でもない。一つのカテゴリーにきっちりおさまる作品ではないんです」ということにも触れ、「でもそこがエキサイティングなんです。すべてを包括しているから」と魅力を語った。さらに、「聖書を題材とした作品が作られたのは50年ぶりなので、ノアの物語を熟知し愛している、さまざまな宗教の人たちが『やっと誰かが作ってくれた。私たちの信仰に関わりのある物語を映画館で楽しむことができる』と思ってくれるはずです」と期待。「学校を卒業したばかりの若い人たちにも見てほしい。ジェームズ・キャメロンの『アバター』に心から共感し支持した若い人たちは、この作品を理解してくれるはずです」と若い世代にも呼びかけた。
2014年06月09日シリーズ累計70万枚販売の大人気ワークブラの進化版の発売に併せて「ピーチジョン(PEACH JOHN)」 小嶋陽菜出演のショートムービーが完成。「ピーチジョン(PEACH JOHN)」は2014年2月19日(水)、同ブランドの大ヒットブラ、ワークブラの進化版「ワークブラⅡ」を発売する。その発売にともない、今回もカタログカバー、テレビCF、ショートムービーともに、すっかり同ブランドメインキャラクターとしておなじみのAKB48小嶋陽菜が出演。カタログの発刊、CMのオンエアは2月19日(水)から。今回はうま年にちなんで、テーマは「競馬」。「レース篇」と「パドック篇」、2パターンのCMが放映される。「レース篇」では、ジョッキーになった小嶋陽菜がPEACH JOHNストライプのユニフォームに身を包み、ぶっちぎりで優勝、勝因を聞かれると笑顔でユニフォームを脱ぎ捨て、「ワークブラⅡで20%軽くなったからです」と素敵なランジェリー姿を披露する。また「パドック篇」では競走馬と並んでランジェリー姿の小嶋さんが登場。youtubeではショートムービーが公開されている。元の記事を読む
2014年02月19日グラミー賞ギタリスト、ジョン・メイヤー(John Mayer)が惚れ込んだアイウエアがある。フランスの「マックス・ピティオン(MAX PITTION)」だ。メイヤーは、1970年代に消えたブランドの版権を獲得。そして、様々なブランドのアイウエアデザインを手掛けるThe LIGHT Co.,Ltdのタミー・オガラ(Tommy OGara)とタッグを組み、ブランドを復活させた。ブランドの創業者のマックス・ピティオンは1921年、アイウエア産業の一大都市であったフランス・ジュラ地方のオヨナで、自身の名を冠したブランドを設立。父が起こした工場を継ぎ、「ランバン(LANVIN)」や「アザロ(AZARRO)」といった高級ブランドのライセンス生産を行うなど、ビジネスを順調に拡大。海外への輸出も増えていったが、1970年代になって日本のアイウエア製造が盛んになると、ジュラでのアイウエア生産は減少。マックスも1981年に引退し、その後は隠居生活を楽しみ、2009年に逝去している。今回、来日したメイヤー氏とオガラ氏に新生マックス・ピティオン誕生までのストーリーやブランドの魅力を聞いた。――マックス・ピティオンの版権を獲得したのは、どのような経緯でしょう?メイヤー:ある日、ネットで古いデザインをチェックしていたら「ポリティシャン(Politician)」というモデルのサングラスを見つけたんだ。すごく気に入って、どうしても欲しくて買ったんだけど、僕には小さくて残念ながらフィットしなかった。でもどうしてもこのサングラスをかけて街に出たくて。だからこのブランドの版権を手に入れて復活させたのは、そういう個人的な思いから。僕は、決して派手ではないけど、深みがあって、職人の手によるこだわりが感じられる、そういうデザインが大好き。それに、僕が気に入ったものを、他の人も気に入ることって結構多いね。このブランドがもう存在しないと知った時は、自分の手で復活させられるかどうかと考えた。答えは”Yes”だった。ブランドを再スタートするにあたっては、一番大切にしたのが、マックス・ピティオンの親族との関係だった。版権を買ったんだから何をしてもいいというのは僕のスタイルじゃないし、やりたいことでもない。だから親族ととても良い関係が築け、古い写真を見せてもらったりブランドの歴史などを話してもらったりしたのは、本当に有意義だった。ロゴは1940年代のもの、タグはオリジナルなんだ。そこにタミーの尽力もあって、こうして昔のデザインに忠実でかつモダンな仕上がりになったというわけ。――オガラとの出会いは?オガラ:昔から色々なところで何となく会っていた(笑)。ある打ち合わせに行った時に、偶然ジョンもいて、共通の友人が多いねなんて話から始まって、ジョンが結構なコレクターだということも判明して、意気投合したんだったかな。メイヤー:僕が信条としているのは、「頭から離れないアイデアは価値のあるアイデアだ」ということ。これまでに色々なことをしてきたけど、興味を失ってしまったり、忘れてしまったりしたアイデアもある。それはきっと、それだけのものだったということなんだろうね(笑)。ミュージシャンとしてのキャリアを捨てようと思っているわけではなくて、この仕事に興味を持って、本当に好きだからやっている感じなんだよ。オガラ:親族の方からアーカイブのアイテムをお借りできたのは良かった。ブランドの昔の写真をアンティークのゴールドの額縁に飾ったり、フランスの帽子箱にロゴを置いたりして、ショップのウインドウをディスプレイした。その歴史やアーカイブのバックグランドがなかったら、どうやってブランディングしようか困っただろうね。メイヤー:アイウエアのメーカーは世界中に数千社はあると思うけど、マックス・ピティオンはモノとしてではなく、本当に心を動かされる。僕はアイウエア“オタク”なんだけど(笑)、オタクだからこそ存在感のあるものを求める。普通のモノでは満足しない、存在感を色濃く感じられるモノを好むんだよね。オガラ:オリジナルの作りも、結構凝っているんだけど、今回、僕らが作ったものも、材料にコットンシードオイルを使ったんだ。とても繊細で、色を加えるとすごくきれい。堅くて傷になりにくいしね。――オリジナルはセルロイドがメインですね?オガラ:そうだね。ブランドの歴史に触れないといけなかった。元々、ピティオン家は、1940年代にフランスのジュラという地方で創業した櫛(くし)メーカー。当時、セルロイドが登場して、セルロイドをパンチングして櫛を作っていたんだけど、マックス・ピティオンと父親が「これで眼鏡も作れる」と製造に乗り出したというわけ。当時は、セルロイド全盛期だったけれど、石油化学製品は焼却すると有毒ガスも出るし、今の時代には合っていない。このコットンシードオイルなら焼却してもガスが出ない。18Kと10Kのプレーティングを施しているので高級感もあるし、長く使えるアイテムだと思うよ。(<A Href="">2/3に続く。</A>)
2014年02月04日ソフィア・コッポラ監督がエマ・ワトソンら新進の若手俳優たちを起用し、ハリウッドセレブの邸宅で盗みを繰り返していた実在のティーン窃盗団を描いた『ブリングリング』。本作のエマ…これまで見せてきたキャラとは180度違う、“グレ”っぷりが話題を呼んでいる。無軌道なティーンがパリス・ヒルトン、オーランド・ブルーム、リンジー・ローハンなどハリウッドセレブ宅に窃盗を繰り返し、被害総額は3億円にのぼったという事件をベースにした本作。エマが演じる窃盗団メンバーのひとりニッキーは、家では良い子なフリをするも、一歩外に出ればタバコを吸ったり、盗んだ服やアクセサリーで着飾ってクラブに入り浸る生活を送る、グレてしまった女の子。ご覧のように、忍び込んだハリウッドセレブ宅で拳銃を見つけ、それを手にして仲間に挑戦的な視線を投げかけるシーンもあるようだ。世界中で大ヒットとなった『ハリー・ポッター』シリーズで、優等生ハーマイオニー役を演じ、すっかりその役柄イメージが定着していたエマ。同シリーズ卒業以来、そのイメージを払拭すべく次々に新しい役柄にチャレンジしており、出演映画が立て続けに公開を迎える今年は“エマ・イヤー”ともいえそうだ。先週末公開された『ウォールフラワー』では奔放で恋多き人気者の女の子・サムを演じ、そして12月14日(土)公開の本作『ブリングリング』では、欲望の赴くままに盗みを働く、セクシーで!ビッチな!モデル志望の女の子を好演しており、新たな一面を見せている。エマ自身、本作では「“エマ”としては絶対やらないようなことをする」と明かしており、「キャラクターを通して、いつもとは正反対の自分を探索するのは楽しかった。いろんなクレージーなことを、公然とやれたから(笑)」と語るように、この役を演じることで自分を自ら解放することもできたようだ。また「イギリス英語だし、役のキャラクターとかけ離れているから、最初は彼女がニッキーを演じるのを想像しにくかった」というソフィア・コッポラ監督は明かす。「でもオーディションを受けてもらったら、キャラクターの片鱗が見えたの。それっぽく演じたり、デフォルメするのは簡単だったと思うけど、彼女は役に真剣に向き合ってリアリティを出してくれた」と大絶賛。「エマが全身で役にぶつかって変容するのを見るのは感動的だったわ」と、彼女の挑戦にベタ惚れの様子だった。先日発表された、英「エンパイア」誌が選ぶ“最もセクシーな女優部門”で、スカーレット・ヨハンソンやジェニファー・ローレンスなど名だたる女優を抑え、見事1位に輝いたエマ。女優として急成長を遂げ、年々美しさと輝きを増す彼女のさらなる活躍に注目だ。『ブリングリング』は12月14日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
2013年11月28日ヴェネチア国際映画祭金獅子賞やアカデミー賞脚本賞始め、数多くの賞に輝いたソフィア・コッポラ監督がエマ・ワトソンを主演に実在した10代の窃盗団の顛末を描いた最新作『ブリングリング』。シネマカフェでは女の子ばかりのティーン窃盗団の中で唯一の男の子マークを演じるイズラエル・ブルサールに注目した。本作は実際にあった事件を基に被害総額3億円、ハリウッド・セレブの豪邸を襲ったティーン窃盗団「ブリング・リング」を追ったセンセーショナルな物語で、5人のティーン窃盗団を演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンに、ケイティ・チャン、クレア・ジュリアン、タイッサ・ファーミガとフレッシュでキュートな女子ばかり。女子の中でひとり頑張るイズラエル・ブルサールは、1994年生まれの19歳。ロブ・ライナー監督作『FLIPPED』(原題/’10)や、スティーヴン・ヘレク監督作『THE CHAPERON』(原題/’11)に端役で出演しているが、日本公開される出演作品は、実は今回が初めて。彼が演じるマークは学校に馴染めない転校生で、レベッカ(ケイティ・チャン)に出会うことにより、日常生活が劇的に変化していく。コッポラ監督はマークという役柄について、「私は、人々がアイデンティティを追求していく姿にいつも魅かれます。本作ではほとんどのキャラクターがあまり同情できない人物なので、ストーリーに入り込んでいく方法を探さなければなりませんでした。唯一、この中で最も共感できたのはマークでした」と、彼が本作を描くにあたって重要なキャラクターだったことを明かした。そして、イズラエルは「マークとは自己嫌悪に悩むところに共通点があると思う。ミシシッピで育った僕は子どもの頃みんなに好かれてなくて、自分もクラスが嫌いで学校に行きたくなかった」と、自身をふり返って切り出す。「映画の最初のマークは、すごい孤独でどうしようもないやつに見えると思う。それからレベッカと知り合って友達になるんだけど、マークはどんどんレベッカに惹かれていくんだ。そして何もかもダメになったとき、レベッカを頼って裏切られる。その体験からマークは成長していく。ソフィア(監督)は、マークを物語のハートの部分にしたかったんだと思うんだ。彼にはどこか憎みきれない部分があるからね。そのへんをうまく表現できていたらいいと思ったんだ」と語った。また、「観ていると、マークがゲイだと分かると思うんだけど」と言うイズラエル。「そのことについてソフィアと話し合ったんだ。ストーリーの中でマーク自身が、ゲイだってカミングアウトするシーンはなし、それは本作で重要な部分じゃない。ストーリーの本質とずれてしまうからね。だから、マークを自然に演じるようにしたんだ」と話してくれた。「主役はリアルなティーンであることが重要だったの」とフレッシュなキャスティングにこだわったソフィア・コッポラ監督。本作と共に新星イケメン俳優イズラエルの今後の活躍も期待したい。『ブリングリング』は12月14日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。(小泉浩子(cinema名義))■関連作品:ブリングリング 2013年12月14日より渋谷シネクイントほか全国にて公開(C) 2013 Somewhere Else, LLC. All Rights Reserved
2013年11月13日『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマンが主演を務める青春映画『ウォールフラワー』にエマ・ワトソンが出演している。『ハリー・ポッター』シリーズで圧倒的な人気を得た彼女は現在、女優として着実にキャリアを積んでおり、脚本を読んだ直後に本作への出演を希望したという。その他の画像『ウォールフラワー』は、1999年に発刊され、アメリカで大ベストセラーになった同名小説を作者のスティーブン・チョボスキーが自ら映画化したもの。高校入学初日から友達も作ることができずにパーティでも“壁の花(ウォールフラワー)”として過ごしていた16歳の少年チャーリー(ラーマン)が、パトリック(エズラ・ミラー)とサムという上級生と出会ったことを機に、友情や恋、挫折を知っていく過程を繊細なタッチで描いている。本作でワトソンが演じたのは、主人公が学内で出会ったパトリックの義理の妹サムだ。彼女は「脚本を読み終えた時、泣いていたわ。それが私の1回目の反応だった。全部を一気に読み上げたの。2時間身動きもせずに、どんどん読み進んだわ。とても気に入ったの。『これはいったい誰の脚本?』と思ったわ。それからエージェントに電話して、どれほど気に入ったかを伝えたの」と振り返る。サムは活発で、学園生活を満喫しているが、心のどこかで抑圧感を感じている不思議なキャラクターだ。そこでワトソンは、物語の生みの親でもあるチョボスキー監督と綿密に話し合い、役をつくっていったという。「自分が入り込む映画の世界観をこれほどまでに知っていて、シーンに行き詰った時にいろいろな話をしてくれる人がいる。彼がすべての情報源だった。私は本当に甘やかされたわ」と語る。もちろん、サムは特殊なキャラクターではなく「十代を経験してさえいれば共感できる」人物だという。「私の父も気に入ってくれた。多くの真面目な批評家たちが『この映画と心がつながった』とか『泣けてきた』とか言わずにいられない作品だったの。この物語には、時代や場所や年齢を超えた、どこか並外れたところがあるの」。ちなみにワトソンにとって本作はキャリアの中でも大きな位置を占めるようで「エズラ、ローガンたちと会った瞬間に、これまでで最高の夏になると感じた。この映画で私は生涯、友達でいられる人たちに出会えたの」とコメントしている。『ウォールフラワー』11月 TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
2013年10月31日