毎日、編集部のオススメ商品を紹介する連載「Today’s item」の番外編として、7月31日まで、ファッション・ビューティ業界関係者が選ぶ、“東京土産”をご紹介。季節のご挨拶や帰省などでお手土産を用意する機会も多くなる季節。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。本日は、三越伊勢丹の婦人・子供統括部 ヤングNB1 バイヤー、寺澤真理さんが推奨する、「ミントデザインズ(mintdesigns)」が「メディコム・トイ(MEDICOM TOY)」とコラボレーションしたシリーズ「FABRICK」の雑貨。「毎シーズンかわいい柄に注目している」と寺澤さん。15-16AWシーズンにはコミックの吹き出し柄とジグザグ柄が登場。アイテムは、バックパックやショルダーバッグ、PCケースなどから小物まで様々に展開される中でも「ギフトにしやすい大きさ、価格としてはカードケース、ペンケース、メガネケースが人気」と寺澤さん話す。汚れに強いPVC加工が施されたコットンのキャンバス地は、不規則なジグザグ柄をプリントし遊び心溢れるデザイン。伊勢丹新宿店でも取り扱いのある、二つ折りタイプのカードケース(3,400円)と、方口タイプのメガネケース(4,600円)、ジップで開閉するタイプのペンケース(3,800円)は、機能性と多様性のあるシリーズの中でも一押しのアイテムだ。カラーバリエーションは、ホワイト×ベージュ、ピンク×ベージュの2色。「男女ともにお洒落メガネの需要が増えた今、特にメガネケースは性別問わずギフトにおすすめ。『いつもお洒落なメガネを掛けているね…』という言葉と一緒に添えてお渡ししたらより喜んでいただけるかも」(寺澤さん)<問い合わせ先>ミントデザインズTEL:03-6450-5622
2015年07月30日●「もっとすごいアニメグッズ」を実現アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する拳銃「DOMINATOR(ドミネーター)」を、家電ベンチャー・Cerevoが再現した電動玩具「DOMINATOR MAXI(ドミネーター・マキシ)」(※開発コードネーム)。作中同様、なめらかな動きで自動変形する様子が公開されたと同時に、アニメの中の動きを"完全再現"したと話題になっている。インタビュー前編では、ネット接続家電を手がける同社が「ドミネーター」を開発したきっかけを語っていただいたが、後編では、自身もアニメを愛好しているという同社の岩佐代表が、今回の製品をはじめとした「スマートトイ」、ひいてはアニメ業界のグッズ展開にかける思いについて迫った。――動くものは今回御社が発表したものが初めてですが、ドミネーターはすでにさまざまなメーカーが製品化しています。価格帯でいえば御社のものが最も高額ですが、差別化に際して工夫されたことはほかにありますか?工夫、という部分ではないかもしれないのですが、価格ではなくクオリティを追求したことが、何よりの差別化だと思っています。僕自身、すごくアニメが好きなんです。そうした趣味がある場合、決してお金持ちではないにしても、いわゆる社会人をやっていてある程度の収入があるとなったら、本当に好きな作品のためであれば、5万円でも10万円でも出そうと思ったら出せる、という気持ちを持ったファンの方は多くいらっしゃるのではないかと思っています。例えば、15万円前後のBlu-ray BOXが販売されているアニメ作品はいろいろとありますし、アイドルものアニメの等身大ポップがひとつ2万5,000円で、それをメンバー6人分そろえたら合計10万円、みたいな商品展開もあるわけです。要は、欲しい人はお金を出しても良いものが欲しいというニーズがあるのだと感じています。ですが、アニメ関連事業に限らず、メーカー側がそういう事業構造になっていないのでしょうけれど、いわゆるアニメ作品の関連グッズって、何と言ったらいいのでしょうか…。――おっしゃるような高額商品は少数派で、ストラップやタオル、缶バッジなど、作品種別を問わず同じような低額商品が展開されがちですね。ライン化しているというか。そうです、ライン化しているのと、参入している企業が基本的に限られているためでしょうね。もちろん、そうした状況を否定するものではないですし、僕もキーホルダーとか好きで集めていたりするので、それはそれでいいんです。その一方で、家電業界の費用感と技術で、もっとすごいものができるんだということも知られてほしいと思っていました。近年、ハードウェアスタートアップが増えているのは、少ない開発費と小規模なロットで、高機能な製品を生産できるような土壌が整いつつあるからです。今回のドミネーターも、モーターが中国の部品メーカーから簡単に購入できるようになったこと、500台~1000台から組み立てを受けてくれるEMSと言われる工場が出てきたこと、製品化に際してCPUを入れるのですが、社内で開発しなくても、デジカメやスマートフォンに入っている物と同じ高性能なチップを、メーカーから買って組み込めるというような状況があって実現しました。その上、各ソフトウェアもある程度オープンソースで配布されています。例えば顔認識だったら、シビュラシステムの開発のご質問の時にも挙げたOpenCVなどのライブラリが有名です。要するに、家電業界では「いつでも来い!」と言えるような状況が整っているものの、コンテンツ業界、そして玩具やプライズなどの周辺産業がなかなか追いついてこなかったんですね。そんな中で、このドミネーターが「こんなこともできるんだよ」という、フラッグシップ的な製品というか、ひとつの実証にはなるのかな、と。――既存の展開にはないモノを実現したかった、ということですね。繰り返しになるのですが、既存の製品展開が悪いという話ではないんです。僕らは逆に、そうしたメーカーが得意とする、大量生産して原価を1円、あるいは1銭単位で下げて、利益を回収していくみたいなやり方は苦手なんです。自分の好きなアニメのグッズが、500円のものから10万円のものまであるって面白いじゃないですか。こうした製品展開の例としては、一時期話題になったマスターレプリカ社が製造した『STAR WARS』の「FXライトセーバー」があります(注:現在はハズブロ社が販売)。ライトセーバーのおもちゃって、トイザらスで2,000円くらいで売ってますけども、マスターレプリカ社の物の価格は約2万円でした。完全に「大人のためのライトセーバー」ですね。本来、ライトセーバーは1m以上ある竹刀みたいなものですが、子供用のものは輸送費を低減するために、刀身の部分は組み立て式になっていたり、伸縮式になっていたりするんです。一方、大人用のそれは箱がやたら大きいことで有名で、つまり輸送コスト低減をとらずに、刀身をきれいに再現することを優先したんです。しかもLEDがたくさん入っていて刀身が満遍なく光り、衝撃センサーと加速度センサーが入っていて、つばぜり合いや回転という動作でそれにあった音が鳴る。アメリカの"いい大人"がこれを2本くらい買って、家に飾って自慢げにしているのをよく見ていたのですが、STAR WARSが本当に好きな方にとって、1本2万円というのは、そんなに驚くような値段じゃないという感触がありました。この製品の発想のルーツのひとつといえると思います。翻って、日本のアニメゲームの作品を見ても、大人用のライトセーバーにあたるものってほぼないなと思ったんです。ガンダムには一部近いターゲットの商品ラインナップがありますが、買っている人たちも楽しそうだし、作っている側も楽しいだろうなって思うんです。どっちも幸せそうにやっている感じがして、そういうものを会社として組織的に作って、事業としてちゃんと成功することはできるんじゃないかっていうのが発想の原点ですね。●代表自らコスプレした理由/今後の販売予定――発表にあたって、メインキャラ・常森朱に扮したコスプレイヤーが同機を構えるデモンストレーションを実施されていましたね。会見でのコメントでも、岩佐さんが電池の持ちは「撮影会に耐えるぐらい」と回答されるなど、対象ユーザーを想定した展開が印象的でした。コスプレでの利用をメインに想定されているのでしょうか?いえ、一番多くなると想定しているのは、趣味で買って家に置いておくという使い方をされる方なんですけど、その次にコスプレイヤーの方が多くなってくるだろうなと思っています。なので、コスプレを楽しむ方のご意見やユースケースにある程度お答えできるように作ろうと考えています。コスプレの撮影にかかる時間はまちまちで、平均を取るのが難しいのですが、ある一定時間動いて、レイヤーさん自身が容易にバッテリーの交換や充電をできる構造にできればと想定しています。――発表会の場では、岩佐社長ご自身が宜野座伸元のコスプレをされていましたが、普段からコスプレもされるのでしょうか?弊社の中にコスプレが好きなメンバーがいて、当日会社に来ると、全てが用意されていたという…(笑)。僕はどちらかと言うと撮影をする方なので、撮られるのはあまり得意ではないですね。今回配信したプレス用素材も、撮影はすべて僕が行いました。宜野座をチョイスしたのもそのメンバーです。僕が普段から眼鏡をかけているからでしょうか。ただ、ドミネーターを持ってデモをするにあたって、狡噛(狡噛慎也、同作1期の主人公)のコスプレだと、最新の物語(テレビ版2期、劇場版)の展開上、齟齬が出るという理由もあったかと思います。――話が少し戻るのですが、「ドミネーター マキシ」への反響が大きいのは国内と海外ではどちらでしょうか。今一番"バズっている"のは、実は海外です。数日前にオーストラリアのアニメ系のFacebookページに取り上げてもらったのをきっかけに、動画が100万再生を超えました。コメントを見ていると面白くて、英語の書き込みって実は半分ぐらいしかないんですよ。残りは韓国語と中国語とスペイン語とポルトガル語など、多岐にわたっていました。返信しようとも思ったのですが、言語数が多すぎて…。――販路に関してはまだ先の事だと思うんですけれど、そうした海外の反応もあることで、インターネットで注文を受けるような形式にされるのでしょうか。販売についてはさまざまな方にご心配いただいていて。まず「ちゃんと売るのか」ということ、そして「数量限定で、欲しい人が買えないんじゃないか」というような不安の声をいただいています。――いわゆるプレミア化への懸念ですね。この製品を待ってくださっている方々にひとつお約束をしたいなと思っているのが、確実に製品化をしますし、数量限定という形ではなくて、欲しいと思ってくださる方には全員買っていただけるような形でご提供したいと考えています。具体的な販路はまだ決まっていないのですが、少なくともどなたでも、インターネットでご発注いただけるような方法をご用意します。――それを聞いて安心する方は多くいらっしゃるでしょうね。もうひとつ、購入希望者の懸念としては価格があると思うのですが、発表会でおっしゃった「10万円以下」という予価について、今後コストを下げて価格を低減する方向にいくのか、クオリティを追求して10万円以内に収めるようにするのか、どちらの方向が近いでしょうか?正直に申し上げて、僕たちも原価がいくらになるか現段階では言えないんです。対外的には5~10万円とお伝えしていて、そこから極端に上がることはないようにしますが、もう少しお時間をいただけるとありがたいです。というのも、最終的なギアやネジの数、金型の値段、そして何よりドル・円の相場も価格に影響してくるためです。ここ半年ぐらい相場は安定していますが、半年前~18カ月前の間で、ドル円レートは15%~20%ぐらい変動しています。例えば原価が5万円となったら、5%の差でも販売価格は約6~7万円と変動してしまうので。その時のさまざまな状況を見て価格を決定することになりますが、そうした不確定な状況を鑑みても、10万円を超えることはさすがにないだろうということで、予価を申し上げたところです。――次の情報公開は、およそいつぐらいをめどに予定されていますか。これからは徐々に進んで行ってゴールにたどりつくような動きになるので、大々的にというよりは、継続的に情報を出して行きたいなと思っています。なので、ご興味を持っていただいた方には、ぜひ弊社のTwitterアカウントや、Facebookページを見ていただけると嬉しいですね。「こんなのできました」とか、「今こんな状況です」みたいなことは、なるべく細かく発信していくことで、お客様としっかりつながって、商品発売まで一緒になってご期待いただけたら。――これから「ドミネーター」が発売に向け動き出す中でお伺いするのは気が早いかもしれないですが、今後のスマートトイへの取り組みに関してコメントをいただけますか?実は、すでに第2弾がある程度動き始めています。具体的な作品名はまだ申し上げられないのですが、ファンタジー色の強い世界の作品というよりは、やや現実世界よりの、いわゆる近未来作品みたいなものです。そういった作品に出てくるアイテムの方が、われわれのノウハウで劇中のイメージに近いものを作ることができ、結果的にお客様に「本物の●●が出た!」という風に喜んでいただけるのだと思っています。なおかつ、そうした作品のテイストの方が、僕らの会社のイメージとも合致しますので、僕らとしては取り組みやすい題材になるかなと思っています。
2015年07月25日●ネット家電のメーカーが特殊拳銃「ドミネーター」を"完全再現"アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」に登場する拳銃「DOMINATOR(ドミネーター)」を、家電ベンチャー・Cerevoが再現した電動玩具「DOMINATOR MAXI(ドミネーター・マキシ)」(※開発コードネーム)。作中同様、なめらかな動きで自動変形する様子が公開されたと同時に、アニメの中の動きを"完全再現"したと話題になっている。だが、同社の事業領域は「ネット接続家電」。スマートフォン連携スノーボード「XON SNOW-1」、スマートフォンで操作可能な電源タップ「OTTO」など、これまで手がけてきたプロダクトには、アニメはもとより、何らかのエンタテインメント・コンテンツとコラボレーションしたモノは見当たらない。だが、本体に内蔵したLEDの数は100個以上、劇中と同じ声優(日高のり子氏)を起用した撮り下ろしボイス、グリップに仕込んだタッチセンサーで「不正ユーザーへの警告」を再現するなど、同社の「本気」が見て取れる、ファンから見ても「隙の無い」仕様となっている。それでは、今回同社が「ドミネーター」を再現した製品を"本気で"開発するきっかけはいったい何だったのだろうか。今回は、同社が居を構える秋葉原の「DMM.make」にて、代表取締役・岩佐琢磨氏からお話を伺った。――アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」(以下、サイコパス)に登場する「ドミネーター」を完全再現されたということで、発表以来、ソーシャルを中心に話題になっています。記者会見の情報も拡散されていますが、その直後に開催された朗読会での展示が大盛況だったようですね。はい、非常に多くの方に足を運んでいただけました。Webで情報を見て反応してくださる人たちと、イベントへ実際に足を運ばれる方というのは、層が違っているようでして、(ネットでドミネーターのことを)まったく見たことがないという方もいましたし、TVのニュースでちらっと動画を見たことがきっかけで来場された方もいらっしゃって。――なるほど。ネットの反響抜きでそれだけの反応があったということは、この作品が好きな方にとっても、"忠実に動くドミネーター"の登場は予想外だったというところでしょうか。まずは、開発のきっかけについてお聞かせください。明確なきっかけになったのは、われわれのオフィスがある「DMM.make」を運営しているDMM.comさんに橋渡しをしていただいたことですね。同社は、この「DMM.make」という施設によって、世の中に無かった面白いモノを生み出す支援をすることが大きな目的になっていて、その先にあるビジネスに興味を持たれているんです。そうした中で、DMMさん側がサイコパスの製作委員会の皆さま方とお話しする機会があって、「何か面白いモノ」を作れないか、という企画が持ち上がったそうです。――そこで盛り上がった話がCerevoに持ってこられたんですね。はい。2年ほど前から、僕は各所で「スマートトイが今後面白くなっていく」と語ってきました。日本ではスマートトイ、アメリカではアップトイと言われることが多いんですけれど、どちらも「スマートフォンやクラウドとつながったおもちゃ」という意味です。スマートトイに参入したいけれどきっかけがつかめずにいた弊社側と、何か面白いモノを作りたいという企画を抱えていたDMMさん側の思いがうまく合わさって、「じゃあ、ちょっと作ってみようか」というような流れになりました。――ちょっと作った、とは思えないクオリティですが、最初からドミネーターを作る計画だったのでしょうか?そうですね。何が作れるのかっていうのは、やはり物を作る側でないとわからないので、僕の方で最初の企画書みたいなものを書きました。今の技術で実現可能で、現実的な価格で作れるものは何かという話をしたときに、ドミネーターなら行けるかな、と。当初からデコンポーザー(注:ドミネーターの最終形態ともいうべき最大威力のモード)への変形はあきらめて、パラライザーからエリミネーターへ持って行くように設計しました。カメラを内蔵して、相手の写真を撮るというのも、技術的には十分できるだろうと。皆さんがお持ちのスマートフォンに入ってるカメラなんて、小指の第一関節ぐらいの大きさなので、筐体の中に収まるだろうというようなことも大体分かっていたので、「作ってみようじゃないか」と。そもそも、僕らの会社はIoT、つまりインターネットにつながるハードウェアに特化して製品開発をしています。すべてがクラウドにつながっているというサイコパスの世界観ともフィットしていましたね。これがまったく関連のないような作品ですと、これまでの事業展開との違和感が出てしまうので。――製作委員会から提供されたデータというのは、ドミネーターのガワというか、形状のみだったのでしょうか。それとも、動作機構も含まれていたのでしょうか?いいえ、ガワだけですね。中身はすべて弊社で設計しました。アニメの中で設定されているドミネーターの動作って、側面についているエラみたいなパーツなど、さまざまな部分が空中に浮いているんですよ。現実世界でモノを浮かばせるというのはほぼ不可能で、特殊な磁石か反重力物質でもない限り無理なんですけども、アニメの中ではそういった作りになっていて、各パーツが本体とつながっていないんです。――駆動部の接続が無いんですか。無いんです。ガンダムのファンネルのイメージが近いでしょうか。例えば、ロボットアニメで、肩に何か部品がついていて、その中から銃が出てくる変形シーンがあるとします。コマ送りで見てみると、空中にふっと肩の一部が浮かび上がって、銃が中からが出てきて、浮かんだ部品は空中を浮遊して肩の横にくっつく…というような内容になっています。――不思議な磁力か浮力的な物で動いていると。そうですね。でも現実では、リンク機構があって、肩の部分が開いて…というところを考える必要があるんです。ドミネーターに限らず、こういった変形シーンは空中を浮遊して位置変更を行っていることが多いです。もちろん、"空中浮遊"はアニメーションや映画の表現として十分で、何ら問題ないんですが、それを現実に作ろうと思うと、やっぱり何かで本体とつながないといけない。それは一体どこでつながってるんだろうっていうのを、考えないといけないんです。映像をそのまま再現するとしたら、実はドミネーターのこのエラのような部品は、もう少し外側に張り出して、空中に数ミリ浮いたぐらいの位置に存在してるんですね。その位置関係を再現しようとすると、本体に棒を付けざるを得ないんですが、それって格好悪いんじゃない?みたいな話もあって。それならば、設定よりも本体に近づけて、開く角度を小さくしようだとか、デザイン的に破綻しない範囲に収めつつ、実際に変形できるように、設定資料を僕らなりに解釈して、設計し直した部分はいくつもあります。製品化にあたって、設計し直さないといけない部分は増えていくかと思いますし、ここが課題ですね。●「メカメカしい」本体機構と「シビュラシステム」の開発――ここに行き着くまで、どれぐらい試作されましたか?およそ4世代くらいでしょうか。間にバージョン3.5みたいなものもあったりするんですけど。――作中のなめらかな変形動作がこれだけ忠実に再現されている、ということが話題の核だと思うのですが、ここはうまくいった、と思う部分は?ものづくりって、1カ所ここだ!っていうのはあまり無いんですけれども、まあ、よく入ったな、と(笑) ほぼ1/1のサイズの筐体の中に全てのパーツを入れられた、というところでしょうか。製作委員会からご提供いただいた資料を見て、これだったら行けるだろうという判断をしたものの、やはり現場の皆さんの頑張りがなければ実現できませんでした。この筐体の中に複雑なメカ機構っていうのを入れるというのは大変なことで、そこはしてやったり、というか。中を見ていただくと分かるのですが、かなりメカメカしくて細かいモーターやギアが詰め込まれているんです。上の部分なんかも機構が複雑に作られていて、下からこうのぞき込むように見ていただくと面白いかもしれません。こっちにもギア、あっちにもギアという構造で。――外側だけを見ているとモデルガンのような仕上がりですが、中を見ると機械らしさが感じられますね。ギアがあって、バネがあって、モーターがあって。そして、光らせるためにLEDも必要です。LED自体はすごく小さいものなんですが、満遍なく光を伝えようと思うと、光を導く板が必要なので、そういったものを全部入れて行くのはかなり厳しい戦いでした。あと、何と言っても、部品が入っても変形できなければ意味が無いので。このプロジェクトは、現状はメカが先行していて、変形機構を頑張って作った段階です。ここからはソフトウェアが頑張って、最終的な製品としてできあがるというような流れですね。――少しソフト側のお話も伺いたいのですが、作中の核となる設定「シビュラシステム」はどういった技術で実現されるご予定ですか? 犯罪係数を計測する、というのは現実的に基準を決めるのが難しそうですが。※注:シビュラシステム=「サイコパス」劇中に登場する、人間の心理状態や性格を数値化するシステム。その中で犯罪に関する数値は「犯罪係数」と呼ばれ、一定値を超えると罪を犯していなくても「潜在犯」とみなされる。「ドミネーター」はこのシステムに接続されており、計測数値に合わせた形態に自動的に変形し、対象を裁く。その点は今詳細を詰めているところです。ベースとなる部分はOpenCVなどの画像処理ライブラリを使って、カメラから撮影した画像をもとに、何らかの値を計算するというアルゴリズムを組み込む予定です。――ランダムではなく、実際に何らかの"係数"を算出するんですね。単純なランダムではやはり面白くないですし、「スマート感」が出ないので、そこはきちんとインテリジェンスなアルゴリズムを使って、"らしい値"を出そうと思っています。といっても、測定対象になった方が本当に危なそうかどうか、というのを測るわけでは当然ないですが。ひとつの例として、僕がパナソニックにいたころに関わった「眉毛診断」というものがあります。眉毛の形を写真から読み取って性格診断をするのですが、そういった顔のパーツなどを基準にするのもひとつの手だとは思っています。――すでに完成されているメカの部分で、ここでつまずいたというようなエピソードがあれば教えてください。どこもかしこもつまずいてるので、何とも言えないのですが、モーターとギアでしょうか。開発中はギアが割れたり、モーターの力が足りなくて開ききらなかったりしました。電池駆動にするためにはフルパワーのモーターを積めない上、LEDも同時に光らせなくてはならないなど、制約も多かったです。それに、電動変形、しかもそれが元の形状に戻るというのは、いわばパズルみたいなもので、ピースを1個間違うと完成しないんですね。そのために、こっちを立てるとあっちが立たない、みたいな状況がかなりありました。ギアでものが動くという機構は、家電のノウハウというより、玩具のノウハウに近い所があります。弊社の中にさまざまなバックグラウンドを持つエンジニアがいて、彼らの持っているスキルをうまく持ち寄ることで何とかできあがったんです。後編では、岩佐代表が「スマートトイ」に取り組む熱意と、記者会見で自らコスプレした理由など、さまざまなバックグラウンドが語られる。
2015年07月24日セガトイズは21日、女子小学生向け「ジュエルポッド」シリーズから、スマホ型トイ「ジュエルポッドマジック」を発表した。発売は8月6日で、価格は税別9,800円。ジュエルポッドマジックは、ユーザーの声を認識してアプリの起動や壁紙の変更を行う音声操作機能を搭載したスマホ型トイ。カメラ、メール(通信には赤外線を使用)、アラーム、録音、音楽再生などの機能を備えるほか、27種類のゲームアプリを内蔵する。電源は単4形乾電池×4本で、約24時間連続で使用できる(時計表示時)。サイズはW68×H120×D21mm。カラーはピンクとパープルの2色。
2015年07月22日●何よりもストーリーを大切にする遊び心あふれる集団ディズニー/ピクサーが世界初の長編フルCGアニメーション作品として『トイ・ストーリー』を世に放ってから今年で20周年。その歴史の中で、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など数々の話題作を生み出してきたが、一つの区切りとなる長編アニメーション20周年記念作品として誕生したのが、11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情を主人公に、頭の中の世界を描いた『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)だ。監督のピート・ドクターは、第1作『トイ・ストーリー』の制作初期に入社。以降、監督作『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』ほか、スタジオのほとんどの作品に携わってきた人物で、名ストーリー・テラーとして名高い。このたび、ピート、そして共同監督のロニー・デル・カルメンに、ピクサーの強みや20年間での変化、本作の魅力などをインタビュー。ロニーは、TVシリーズ『バットマン』のストーリーボード・アーティストなどを務めた後、2000年に『ファインディング・ニモ』のストーリー・スーパーバイザーとしてピクサーに入社したという経歴を持ち、外にいたからこそ感じるピクサーの魅力を語ってもらった。――『トイ・ストーリー』から長編アニメーション20周年。第1作から関わっているピートさんは、この20年を振り返ってスタジオの成長や変化などをどう感じていますか?ピート・ドクター(以下ピート):ピクサーに在籍して25年。『トイ・ストーリー』の制作初期から長編の歴史を見てきましたが、最初はビジネスというよりも、ガレージで仲間が集まってワイワイやりながら自分たちの大好きな映画を作っているという感じでした。『トイ・ストーリー』は120人くらいで作っていたのが、今は1,200人くらいで作るようになり、規模は大きくなっていますが、日々の感じはまったく同じ。みんな楽しいからやっているんです。ロニー・デル・カルメン(以下ロニー):『インサイド・ヘッド』も、最初は自分とピートとプロデューサーのジョナス・リヴェラだけ。3人で作り始めたんです。ピート:僕らが楽しんでいる感じが、映画越しに伝わるとうれしいね!――ピートさんは、ピクサーに25年在籍しているからこそ自分はこうなれた、と感じているところは?ピート:背が伸びたんだよ! ピクターにいたから(笑)。ってのは冗談で、ストーリー作り、キャラクター作りは、ピクサーにいる間に学んでいったことですね。ピクサーに入る前も小規模ではやっていたけれど、映画という規模でやる機会はピクサーに入るまでなかったので。おもしろいのは、みんなの経験値が低かったこと。ジョン・ラセターでさえ、ディズニーで少しアニメーターとして仕事をしていただけだったので、みんなで会社としてどうやって出資を集めるとか、ストーリーテリング自体もどういう風に進めるべきか、日々経験を積んでいって、それを分かち合ったというのが今日に至っているのかな。現在のわれわれの持つお互いの信頼につながっていると思います。――ロニーさんは、2000年にピクサーに入社される前から映像のお仕事をされていたわけですが、外から見ていた時のピクサーの印象はいかがでしたか?ロニー:オリンポス山みたいに、頂上の頂上というイメージだったよ! 『トイ・ストーリー2』を1人で劇場の最前列で見たんですけど、見たあと落ち込んでしまって。こんないいものは作れないって。そして、ピクサーにいない自分にも落ち込んでしまいました。それから数年後に応募したら、あまり厳しくチェックしていなかったのか、運よく入り込むことができて(笑)。――ピクサー入社後、驚いたことや、何か発見はありましたか?ロニー:一番僕が知りたかったことを発見することができました。それは、どうやって映画を作っているんだろうということ。すごく遊び心のある人がたくさんいるんだけど、とにかくストーリーテリングを大切にしているということを知りました。そして、監督は発想の源であり、作品という船の船長でもあるけれど、スタジオにいるいろんな方がストーリーに対していろんなアドバイスをくれる。でも、最終的にストーリーをどうしていくか、守るのは監督1人。この体制はほかのスタジオにはないと思います。また、特にストーリー作りにおいてコミュニケーションを密にするというのが強みだと。だからこそ、これだけリアルで人間的な共感できるストーリーを作り出すことができるんだと思います。って、ピクサーの秘密バラしちゃった! ごめんね、ピート!ピート:おいっ! なんてことを!(笑)――このやりとりの中にも、お二人の遊び心があふれていますね!(笑)●20周年作品『インサイド・ヘッド』への思いと、スタジオの未来――『トイ・ストーリー』では、世界初の長編フルCGアニメーションとして世の中に驚きを与えましたが、今回お二人で監督を務められたピクサー長編アニメーション20周年作品『インサイド・ヘッド』にある、ほかにはない魅力を教えてください。ピート:おそらくわれわれとしても世界的にも、現実と想像上の世界が同時に展開していくというのは、初めてだと思います。まったく1からこの世界観、心の中の世界を作り上げなきゃいけなかったんですが、どこかなじみのある場所でもある。「夢がどこから来るのかな」「何でこの曲ループしているのかな」って思うことがあると思うんですけど、そういうみんなのどこか知っている、でも見たことがない世界を作り上げたことが新しいと思います。――本作は、「自分の物語だ」と深く共感できる、本当に普遍性の高い作品だと思います。20周年だからこそ、このような普遍性の高い作品にしたんですか?ピート:実は、20周年というのは全然意識していなかったんです。ピクサーのもともとのスケジュールだと、来年公開の『ザ・グッド・ダイナソー』(邦題:『アーロと少年』)が先になるはずでしたし、そういう意識はまったくなかったですね。"普遍性"ということいついては、ピクサーで作っているすべての物語は、主人公がほかの人たちとうまくつながっていく、そのつながりを見いだしていく物語だと言えると思うんです。今回もそうで、主人公の感情が、人と人をつなげてくれるものでもあるんです。――2017年に『トイ・ストーリー4』が公開されると発表があり、すでに期待が高まっています。ピートさんも参加されていますが、そもそも3部作で完結というところから、4作目を作るということになったのはどういう経緯だったのでしょうか。ピート:『トイ・ストーリー4』に関して一番ワクワクしているのは、実はジョン・ラセターだと思うよ! アイデアとしては、みんながいるところで盛り上がって、最初は別のアイデアだったんですが、これって前にこういうことをやっているよねっていう親和性があったのか、『トイ・ストーリー』の続編になっていったんです。だれがということでもないんだけど、それがピクサーなんだよね。――なるほど! 最後に、25周年、30周年への意気込みや目標をお願いします!ピート:もっと新しいストーリーテラーを生んでいきたいし、若い才能を育てていきたい。誰もがつづったことのないストーリーを描くのは難しさも伴うけれど、だからこそみなさんが劇場に足を運んでくれると思うし、驚きを与えていきたい。だから、常に新しい物語をお届けしていきたいです!ロニー:あと、ピクサーはおいしいスナックがたくさんあるスタジオなんだけど、もっとおいしいスナックがほしいな(笑)(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月18日7月18日(土)、Dlifeにてシリーズ最新作となる「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」が放送。新キャラクター“エンジェル・キティ”が登場することが明らかとなった。シリーズ第一作目となる史上初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』の公開から、20周年を迎える今年。日本独占初放送される待望の最新作「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」は、映画『トイ・ストーリー3』から3年後のクリスマスを舞台に描かれている。ウッディたちの新しい持ち主・ボニーは、おもちゃたちを連れて親戚の家へ。大好きなメイソンとおもちゃで遊ぶのを楽しみにしていたボニーだったが、当のメイソンは新たに手にした“テレビゲーム”に夢中。ボニーも誘われるままに、ゲームに参加。おもちゃたちはメイソンの部屋で暇を持て余します。その部屋にはかつてメイソンが遊んでいた恐竜のおもちゃたちが。ウッディたちは彼らの町に足を踏み入れるが、そこには不穏な空気が漂っていて…。今回のストーリーで初登場となるのは、天使の輪と天使のラッパを持つ、ねこのクリスマスオーナメント“エンジェル・キティ”。キュートなルックスと天使の心で、ウッディたちに負けずに、強い恐竜たちを前に大活躍!「あなたが人々に与える喜びは、あなたの元にきっと戻ってくる」など、心に響く“天使のつぶやき”にも注目だ。果たして、ウッディやバズたちとともに足を踏み入れることとなる“謎の恐竜ワールド”とは?そしておもちゃたちは、テレビゲームから子どもたちの心を取り戻せるのか!?ハラハラドキドキの大冒険と感動のラストを、ぜひ放送で目撃してみて。「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」は、7月18日(土)19時よりDlifeにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』は、ボニーの祖母の家へ向かう途中で車がパンクし、モーテルに一泊することになったウッディたちが不気味で不可思議な出来事に遭遇する様を描いた作品。ブルーレイ、DVDには本編だけでなく、未公開シーンや限定映像、短編『トイ・ストーリー トゥーン』などの特典が収録される。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』/特別画像本作では、モーテル内で“登場人物がひとり、ひとりと姿を消していく”というホラー映画の定番の展開がコミカルに描かれ、やがて彼らがある人物によって閉じ込められていることが判明する。そこにいるのは、個性豊かなおもちゃたち。脚本と監督を務めたアンガス・マクレーンは「僕はスペシャリストが集結する映画が好きだ。奇妙な特技をもった連中がチームで活躍する。それを目指した」という。劇中に登場するコンバット・カールは武闘派の兵士のおもちゃで、脱出作戦のリーダーになるが、彼の隣には3分1のサイズのミニチュア版“コンバット・カール・ジュニア”がいて、観る者は思わず笑みがこぼれるだろう。他にもポケットからアイテムを取り出す“ポケッティア”や、レゴで作られた“レゴ・バニー”など様々な仲間が登場。彼らはそれぞれの特技を駆使して脱出しようとする。特別映像には本編の映像だけでなく、スタッフへのインタビューや、CG制作にまつわる秘話も紹介されている。今年は『トイ・ストーリー』誕生20周年にあたり、様々な関連イベントや新作の放映が企画されている。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』ブルーレイ+DVDセット:3800円+税DVD:2800円+税発売中
2015年07月08日世界初の長編フルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』の公開から20周年を迎えた今年、シリーズのその後を描いた「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」のブルーレイ&DVDが発売中だ。今回発売されるブルーレイ&DVDリリースには、本編だけでなく、未公開シーンや限定映像、大人気の短編「トイ・ストーリー トゥーン」などボーナスコンテンツが盛り沢山で、最大60分と超充実の内容。本作では、ウッディやバズたちがまたまた大ピンチに陥るが、そこで助っ人として実に頼もしい新キャラが登場する。その愉快な映像の一部をご紹介。公開された映像内では、ほかのおもちゃと共にある場所に閉じ込められてしまったウッディやバズたちが、そこにいた新キャラたちと共に力を合わせなんとか脱出を試みる姿が。チームのリーダーとなるのが、腕っ節が強そうなコンバット・カールと3分の1サイズのコンバット・カール・ジュニアだ。この2人を筆頭に個性豊かな新キャラたちが続々登場!カールが、仲間たちに指示を出し作戦開始。まずはポケットがいっぱい付いたロボット、ポケッティアがポケットからクリップを出し、カールがそれを折り曲げてフックにする。続いて、ラビット型のレゴ・バニーが階段に変身し、目覚まし時計型のオールド・タイマーが、時間を計る。そして、カール・ジュニアがフックを手に、扉を開けようとふんばるのだ。それぞれが特技を発揮するチームプレイが素晴らしい。果たしてウッディたちは、主人であるボニーの元へと無事に戻れるのか?本作は、『トイ・ストーリー2』でおなじみのカウガール人形のジェシーをヒロインに、ウッディたちがホラー映画をみんなで観るところから物語は始まる。そこから続くストーリーも、これまでのシリーズとは少し印象が違う、ちょっぴりスリリングな冒険物語となっている点が新鮮。最初から最後まで、ドキドキハラハラの連続。後半では、カウガールのジェシーが仲間を助けるために一肌脱ぐ場面があり、ジェシーの勇気と仲間たちとの友情のドラマに熱くなること必至だ。「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月03日アイリスオーヤマは7月上旬に、「トイ・ストーリー」の公開20周年を記念して、人気のキャラクターがデザインされた収納用品4アイテムを発売する。○老若男女問わず支持されるキャラクター「トイ・ストーリー」は、1995年11月に世界初の長編フルCGアニメーション映画として公開され、今年で公開20周年を迎えた。これを記念した同商品は、限定デザインを施した収納用品となる。「キャラクターチェスト4段(2柄)」は、衣類などを収納する大型のチェスト。取っ手は子どもでも掴みやすい大きな丸型で、アイリスオーヤマの特許である金属レールを採用。重量のあるものを収納しても、少ない力で引き出しを引くことができる。「キャラクターデスクチェスト」は、エイリアンの絵柄を中央にデザイン。大きさはA4サイズがちょうど入るくらいで、引き出しは3段になっている。価格は全てオープンで、販売期間は2015年12月までの6カ月間を予定している。(C)Disney/Pixar(C)Disney/Pixar MR. POTATO HEAD & MRS. POTATO HEAD are trademarks of Hasbro used with permission. (C)Hasbro. All Rights Reserved.
2015年06月30日ドスパラは29日、拡大鏡付きスマートフォンスタンド「DN-12965」を同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込1,499円。DN-12965は、スマートフォンの画面を約3倍に拡大できるスタンド。スタンド部分を柄のように変形させて、手持ちの拡大鏡としても使用できる。本体サイズはW185×D147mmで、重量は104g。カラーはブラックとホワイトの2色があり、いずれかがランダムで発送される。
2015年06月29日タカラトミーが4月23日に発売した知育玩具「Cube touch」が実にスマートなトイだ。これは10個のキューブをiPadにタッチして遊ぶという、デジタルとアナログが融合した、まさに次世代のオモチャ。単にiPadゲームを遊ぶのではなく、キューブと指を使うことで脳を刺激する新感覚のプリスクールトイ。なんでも「見る、聞く、触るの感覚刺激が幼少期の学ぶ力を育みます」(by北里大学の偉い人)なんだとか。指先の感覚で言うと思い当たることがある。最近、手書きで漢字を書こうとするとぼんやりと形は頭に浮かぶものの、正しく書けないということが多くないだろうか?先日、とあるテレビ番組で東進ハイスクールの人気講師・林修先生が「葡萄」という漢字が書けず、大恥を書いたというニュースがあった。東大卒、現役塾講師の林先生は放送後のブログで「最近、本当に漢字が書けなくなっているんですよ。パソコンばかり使っている弊害でしょうか」と明かした。今に始まったことではないが、漢字を読むことはできても、いざ書こうとすると出ないって人が急増している。これ「漢字健忘症」っていうらしい。パソコンは短時間で大量の文字が書けて効率的だし、漢字も変換機能があるので便利。しかし手書きをしなくなったことで脳が記憶することが減っているのだ。漢字を書く時には単に漢字のカタチを思い出しているだけではなく、どの部分にどんなツクリがくるかなどの空間的なコントロール作業をしているらしい。確かに脳の細胞が死んでいってることを実感する。さらに言うと、パソコンならかろうじて物理的タッチ感があるが、スマホやiPadなどの仮想キーボードではなおさらその感覚が薄れていくかもしれない(その分どっかの感覚が発達しているかもしれないが)。大人たちがそうなんだから、子供たちはもっと深刻だ。特にスマホゲームの世界ではほとんどの操作がタッチかスワイプなどでできるようになってきて、今後ますます指先の感覚が薄れていくはず。そんなデジタルネイティブなチルドレンたちに、iPadを使うときにも、立体物を握って指先を動かすことで脳を刺激する、知育の要素を取り入れたオモチャがこの「Cube touch」だ。○キューブでiPadにタッチして遊ぶ新感覚トイ通常iPadは指先で画面をタッチするが、このオモチャは指の代わりに静電マルチタッチ技術を搭載した10個のキューブでiPadにタッチして遊ぶというもの。キューブでiPadの画面を触るとアクションが起き、つかんだり、ひねったり、それぞれ指の動きに合わせたアクションが起きる。○説明書を読まずにプレイしてみるまずは無料の「Cube touch」アプリをダンロードして起動。別売りのキューブには「まち」「いきもの」の2種が用意され、いずれも4つのステージと5つのミニゲームが付いている。子供向けの知育玩具を大人が「遊ぶ」というのもなんなので、ハンデ(なんのハンデだ?)として説明書を読まずにプレイすることにする。そもそも子供向けというなら説明書は読まずに直感的にプレイできることも重要な要素だ。ミニゲーム・たまごはこび編枠の中にたまごを置け!と言わんばかりのスタート画面。案の定、キューブを置くとゲームが始まった。障害物を避けながら、たまごを持ち上げながらゴールまで運べばゴール。ゲームは理解できたが、障害物に当たってもまったく割れる気配なしのたまごの硬さに驚いた。ミニゲーム・ガチャ編ガチャということでさっそくツマミを回そうとしたが、矢印の点滅で「コインを入れろ!」というメッセージが伝わった。確かにコインを入れずに回せるガチャはない。キューブを置いて回すと「カニ」をげっとん。続けざまにコインを入れて「クマ」も手に入れたが、ふと、コインが減っていくことに不安を感じる。無駄に射幸心に煽られない強い心を持たせるもひとつの学習か?ミニゲーム・ぬりえ編実は動画は3テイク目のものだが、使うキューブによって色が変わり、左側のボタンをタッチすると「スプレー」「スタンプ」に切り替えられることがわかった。どのキューブがどの色が出るのかがわからず、なかなかサイケデリックなクルマが出来上がった。ミニゲーム・エイリアンハンター編ブロック崩しゲームのようにエイリアンにボールをぶつけて倒す。キューブを置く位置は自由なずなのに、画面下部の方でしか操作していない自分に気づく。きっとかつて名作ゲーム『アルカノイド』のやりすぎというか、ファミコン世代の固定概念にしばられているのだろう。そもそも画面下にボールが落ちてもゲームオーバーにはならない。いきもの編初めは動物を捕まえるゲームかと思ったが、キューブを置くと半分のハートが表示されるので、2つのキューブを組み合わせて「いきもの」を合成するということがわかった。しかも地上で「鳥」を召喚しても消えてしまい、画面の「空」の部分で合成しないと生き残らないというハードなサバイバル仕様。大人な自分でもけっこう頭を使う。まち編キューブによってさまざまな街やモニュメントが出てきたので、テーマに沿った施設を置いて街を作っていくゲームというのがわかった。これなんてシムシティ? と思ってやってみたが、けっこう難しい。さっき「いきもの編」で作った巨大怪獣が街を襲ってくるのではないだろうかと余計な心配も。○結論:指先の細かい運動は頭を活性化する?今回のレビューにあたって、そもそも人間の指の感覚がどのように成長していくかを調べたところ、0ヶ月の新生児期はモノを握ることはできるが、まだつかむことはできず、それが4~6ヶ月頃には自分の意思でつかむようになり、8ヶ月~1歳頃にはボタンを押したり、オモチャで遊んだりするようになるらしい。つまり赤ちゃんは指先や五感を刺激することにより、様々なことを吸収し成長していくのだ。この「Cube touch」はプリスクールトイのため、対象年齢はもっと上だが、人間が成長するにあたって重要な「見る、聞く、触る」の感覚刺激がゲームを通じて与えられるというわけ(by北里大学の偉い人っていうか略)。この連載はこれまで「大人が遊べる次世代オモチャ」を紹介してきたが、そもそも子供が遊べるスマートトイがあまりなかったのも事実。知育は積み木やアナログのオモチャに任せるのもいいが、親が毎日いじってるスマホやiPadに子供が興味をもつのは自然の流れ。その時、一方的な動画視聴や指先のみのゲームだけでなく、こういったデジタルでも知育を考えたスマートトイを与えるのも親の役割だ。
2015年05月25日佐川急便は5月8日、4月よりスマートフォンを利用した「電子サイン」を一部エリアで開始したことを発表した。これにより、スマートフォンの画面に専用のタッチペンでサインするだけで荷物の受領が可能になる。今まで受領印データの提供は配達日翌日以降の対応となっていたが、電子サインにより、最短5分で確認が可能となる。また、複数個の荷物に対しても一括サインができるため、顧客の時間を短縮できる。同社は、2017年度までに全国の配達員5万人にスマートフォンを配備することを想定している。配達員にスマートフォンを持たせることで、顧客に新商品や新サービスの情報を画面で見てもらい、その場で提案するといったことも可能になるという。
2015年05月09日全国のケーブルテレビ及びBS・CS放送などで放送中のディズニー・チャンネルにて、映画『トイ・ストーリー』の劇場公開20周年を記念した特別編成「トイ・ストーリーコレクション」が、4月15日(水)~18日(土)の4日間にわたり放送されることが決定した。ディズニー/ピクサーの名を世界中に知らしめ、史上初の長編フルCGアニメーションとして歴史を塗り替えた『トイ・ストーリー』の劇場公開から、今年で20年周年を迎える。先日発表された新作『トイ・ストーリー4』の制作決定も、大きな話題を呼んだ。今回放送が決定した特別編成「トイ・ストーリーコレクション」では、映画全3作品に加え、短編やTVオリジナル作品を含む計7作品を放送する。中でも、注目すべきなのはシリーズ初の“ホラー”作として大きな話題となったTVオリジナル作品「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」のオンエアだ。「トイ・ストーリー3」のその後を描いた本作。夜のモーテルを舞台に、探検に出かけたおもちゃ達が一人、また一人といなくなる…。なぜおもちゃたちが消えていくのか?残されたおもちゃ達は自分たちが消される前に謎解きに挑戦する――。そのほかにも、劇場公開作品の前に上映される、長編に引けを取らないクオリティの短編シリーズも一挙放送。長編とはまた一味違ったキャラクターの魅力が堪能できそうだ。特別編成「トイ・ストーリーコレクション」は、ディズニーチャンネルにて 4月15日(水)~18日(土)20:00より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月14日東欧のアニメ大国チェコで初登場1位を記録し、あの『トイ・ストーリー3』などハリウッド大作を抑える大ヒットとなったパペット映画が、『クーキー』という邦題で日本に上陸することが決定。併せて、ピンク色のちょっぴり“へなちょこ”なテディベアが可愛らしい日本版ビジュアルも解禁された。オンドラはぜんそく持ちで体が弱い男の子。小さなころからテディベアのクーキーと一緒に遊んでいたが、古くなり汚れも増えたことがぜんそくに悪いと思った母親がゴミと一緒に捨ててしまう。ゴミ捨て場でショベルカーに潰されそうになったその瞬間、クーキーはひょっこりと動き出し、森に逃げ込んだ。森の中では邪魔者が次々に現れるが、果たしてクーキーは無事オンドラとの再会を果たすことができるのか…!?本作を手がけたのは、『コーリャ 愛のプラハ』(’96)で第69回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞したチェコの映像作家ヤン・スヴェラーク監督。スタジオジブリが初めて洋画を国内配給した作品として有名な『ダーク・ブルー』(’01)の生みの親でもある。本作では、チェコ伝統のマリオネット(操り人形)による人形劇に挑戦しており、スタジオを飛び出して実際の森の中にロケセットを組み、予定の3倍となる100日間もの撮影を敢行。『トイ・ストーリー』にも通じる、誰もが子どものころに経験したオモチャとの切ない思い出を、実写のパペットと組み合わせて魅せている。“ちょっと変な”という意味を持つテディベア“クーキー”のデザインを手掛けたのは、ゲーム・クリエイター集団“アマニタ・デザイン”だ。ユニークなミニチュアとVFXを使い、イマジネーション豊かな世界に私たちを惹き込んでくれる。つぶらな瞳がなぜか気になる、“ちょっと変な”クーキーが繰り広げる不思議な冒険。“子ども”を卒業した大人のための物語をまずはビジュアルで楽しんでみて。『クーキー』は5月16日(土)から6月26日(金)の“カリコレ2015”で公開。8月より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日Cerevoは、スマートフォンから電源のオンオフや調光が可能なスマート電源タップ「OTTO」を発売した。同社の直販サイト「Cerevo Store」にて取り扱い、製品は4月15日より順次発送される。直販サイトでの価格は2万2,667円。同製品は、8個口の電源ポートを内蔵し、パソコンや携帯電話などの雑然としがちな ACアダプタを収容できる電源タップ。デザイナー 柳澤郷司により、リビングの電源アダプタを覆い隠しつつ、存在そのものがインテリアとなりうる高いデザイン性を実現している。8個口の電源ポートはいずれもインターネット経由での通電オン/オフ操作に対応し、iOSおよびAndroid向けの専用アプリを用いてスマートフォンやタブレットで外出先から自宅の電源状況を確認し、リモートでオン/オフすることが可能。また、8個口のうち2個口は調光機能にも対応しており、調光対応の照明器具を接続することで、照明と離れた位置から自由に明るさを調整することが可能となっている。さらに、自宅においてもWi-Fi への接続切替を待つ必要がないため、帰宅後すぐに照明をつけるといった使い方も可能となっている。なお、8個口の電源ポートには、アプリからそれぞれに名前をつけて管理できるほか、タイマー機能も搭載し、電源ポートごと指定した時間と曜日で電源をオン/オフできるということだ。
2015年04月10日ヤマハミュージックジャパンは、同社定番のチューナーメトロノームTDM-75シリーズに、トイ・ストーリーのキャラクターをあしらった「TDM-75DT」を発売した。価格は税抜4,200円。同製品では、チューナー本体ボディーに20周年を迎える映画「トイ・ストーリー」より大人気のキャラクターのエイリアンがそろって歌っているデザインを採用。表示は液晶表示およびLEDランプ点滅表示となっており、純正調の響きを作るのに便利な純正長三度、純正短三度ガイドマークが付属する。また、テンポは30~252(1ステップ、振り子メトロノームの目盛りごとにも設定可能)、拍子は0~9拍子、2連符、3連符、3連中抜き、4連符、4連中抜きなどが設定できる(タップ機能付き)。そのほか、ボリュームはダイヤル式の段階調節で、オートパワーオフ機能(約20分)も搭載されている。
2015年04月03日ディズニー/ピクサーが世界初の長編フルCGアニメーションとして生み出した映画『トイ・ストーリー』。このほど、7月2日(木)にブルーレイ&DVDで発売されるシリーズ最新作『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』の予告編が公開された。ボニーの祖母の家へ向かう途中で車がパンクし、ウッディたちはモーテルに一泊することに。ボニーたちが寝静まった後、ミスター・ポテトヘッドが出かけていき、ウッディやバズ、ジェシーも鞄の外に出るが…。おもちゃとは思えない、リアルで躍動感あふれるキャラクターたちと、魅力的なストーリーなど、その誕生から20年近くたっても、全世界で愛され続けている『トイ・ストーリー』シリーズ。今回公開された予告編は『トイ・ストーリー3』の“その後”を描いた物語。劇中に登場するのは、ウッディ、バズ、ジェシー、レックスなど、おなじみの仲間たちのほか、ファンの心をくすぐる体育会系なキャラクター、コンバット・カールが物語にアクセントと加えていることが分かる。日本語吹き替えボイスキャストは、ウッディ役&バズ役に唐沢寿明&所ジョージが務め、最新作としてふさわしいハイクオリティ映像となっている。さらに、ウォルト・ディズニー・ジャパンでは、『トイ・ストーリー』20周年を記念し、2015年3月1日から約1年に渡り、関連イベントや新作アニメーションの放送、限定商品の発売など、ファンを魅了する様々な企画を予定しているとのことだ。(text:cinemacafe.net)
2015年03月23日ディズニー/ピクサーが手がける人気シリーズの最新作『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』が、7月にブルーレイとDVDでリリースされることが決定した。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』動画『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』は、ボニーの祖母の家へ向かう途中で車がパンクし、モーテルに一泊することになったウッディたちが不気味で不可思議な出来事に遭遇する様を描いた22分の作品。ブルーレイ、DVDには本編だけでなく、未公開シーンや限定映像、短編『トイ・ストーリー トゥーン』など60分の特典が収録される。また、初回限定には“トイ・ストーリー20周年記念 ステッカー”がつく。本シリーズの1作目がアメリカで公開されたのは1995年の3月で、ウォルト・ディズニー・ジャパンでは20周年を記念して、3月23日(月)から約1年に渡って、関連イベントや新作アニメーションの放送、限定商品の発売など様々な企画を予定している。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』ブルーレイ+DVDセット:3800円+税DVD:2800円+税7月2日(木) 発売※デジタル配信同日開始
2015年03月23日バンダイは、20代~30代の女性をターゲットにしたカプセルトイ「ガシャポン」の販売コーナー「Brilliant Capsule(ブリリアントカプセル)」を3月30日~4月12日の期間限定で、東京・ルミネエスト新宿店で展開することを発表した。1977年からカプセル自販機市場に参入し、さまざまなキャラクター商品「ガシャポン」を販売してきたバンダイは、「オトナ女子」に向けたアイテムを積極的に取り組んでおり、2013年3月には10以下だったアイテムが2015年3月には約80アイテムまで拡大。これはガシャポン全体の2割に及び、1アイテムで50万個以上を売り上げる人気商品もあるという。今回、これまでカプセルトイに触れたことがなかった女性にも楽しさを体感してもらうという経緯で、大ヒットアニメ『美少女戦士セーラームーン』や少女漫画誌『なかよし』(講談社)や『りぼん』(集英社)に連載された人気作品のキャラクター商品、ネコやイヌなど動物をモチーフとしたオリジナル商品など、大人の女性に人気のカプセルトイを一堂に集めた販売コーナー「Brilliant Capsule」を東京・ルミネエスト新宿店で開催。設置場所は2カ所で、1Fエスカレーター前の「特設催事スペース」(月曜~金曜は11:00~22:00、土日祝は10:30~22:00)に16面、8Fコールド・ストーン・クリーマリー前の「ラウンジスペース」(11:00~23:00)に20面の自販機が設置されるという。このコーナーは「オトナ女子エレガント」をテーマにしており、カプセルトイを販売する自販機に「オトナ女子」を意識したオフホワイトとゴールドのディスプレイを装飾。カプセルトイに馴染みの薄い女性でも立ち寄りやすい世界観を演出している。設置期間は3月30日~4月12日まで。(C)武内直子・PNP・講談社・東映アニメーション(C)東映アニメーション
2015年03月18日○「スマートデータ」「スマートサポート」実現に向け「CLOUDIAN HyperStore 5.1」を発表クラウディアンは2015年2月12日、サーバをハードウェアに使いオブジェクトストレージを構築できるソフトウェアの新バージョン「CLOUDIAN HyperStore 5.1」を発表した。同社は、新たに米ホートンワークス社と提携し、分散データ処理ソフトウェア「Apache Hadoop」と連携することを検証し、Hadoopアプリケーションを何ら問題なく活用ができることが公式に認定されている。Hadoopの標準的な分散ファイルシステムである「HDFS(Hadoop Distributed File System)」は、Hadoopのためのデータ保管を目的としたものであり、データストレージを代替するようなものではない。そのため、実際のHadoop分析の際には、ストレージプールに蓄積されたビッグデータをHDFSにコピーする必要がある。またHDFSに蓄えたデータを他の目的に利用する場合には、別のストレージ装置にデータ移動する必要があった。一方、CLOUDIAN HyperStoreは、Amazon S3に準拠したAPIを備えており、さまざまなアプリケーションと連携できる。HadoopはS3 APIを経由したデータ移動に対応するため、CLOUDIAN HyperStoreをデータの保管場所として活用することで効率のよい分析が可能となると同時に、共有も容易となる。つまり、スケールアウト型オブジェクトストレージのCLOUDIAN HyperStoreであれば、汎用サーバを用いたシンプルで拡張性の高いHadoop対応のオンプレミスストレージを構築できる。CLOUDIAN HyperStore Readyに対応したアプライアンスなどを活用すれば、容易にスモールスタートできるというメリットもある。クラウディアンによれば、CLOUDIAN HyperStoreとHadoopとの連携は、ビッグデータを「スマートデータ」とすることを加速すると説明する。また同社は、スマートデータを活用することによって、CLOUDIAN HyperStoreのユーザーに対してプロアクティブなサポートを提供する「スマートサポート」を実現しているという。そこで、米クラウディアンのCMOを務めるPaul Turner氏と、クラウディアン グローバル テクニカル サポート プリンシパル サポート エンジニアを務める佐藤剛宣氏に、スマートデータとスマートサポートについて話を伺った。○収集・格納から分析まで、効率のよい分析を実現── スマートデータとはなにか。どのような利点があるのかTurner氏IDCの予測によれば、世界の情報量は2020年に40ZBという数字に達すると見られています。そうした状況に向けて、いわゆる「ビッグデータ」を格納するために、拡張性に優れた大容量のストレージが求められるようになってきました。さらに現在、そうしたビッグデータを基にした「分析」が注目されています。「IoT(モノのインターネット)」や「M2M(Machine to Machine)」の分野においては、多数のデバイスからデータを取り込み、高速に分析することが求められます。そのためには、拡張性に優れ、効率よく分析できる“賢い(スマートな)”ストレージが必要です。スマートデータとは、単なる大容量の情報にすぎないビッグデータに、分析に必要となる要素を加えることによって、“賢く(スマートに)”しようという考え方です。当社のCLOUDIAN HyperStoreは、このスマートデータを実現するストレージシステムです。佐藤氏従来のブロック型ストレージは、データを「ブロック」として格納し、“意味”を持たせることはできません。そのデータがどのようなものか、どういった特性を持つかは、ストレージの外にあるアプリケーションなどで管理する必要があります。一方、オブジェクトストレージ技術は、データを「オブジェクト」として格納したうえ、属性情報である「メタデータ」も保管しています。このメタデータを活用することで、高度なデータ管理を可能としています。このデータに意味を持たせる“スマートデータ”の考え方は、高速かつ高度な分析においては非常に重要です。通常の分析では、“ある期間のデータ”であるとか、“対象となるシステムを限定したデータ”であるとか、何らかのフィルタが必要です。これまでは、すべてのデータを読み出したうえでフィルタをかけていました。オブジェクトストレージであれば、事前にフィルタをかけることが可能となります。しかもCLOUDIAN HyperStoreとHadoopの組み合わせであれば、収集・格納から分析までデータを複数のシステム間に移動する必要がないため、非常に効率のよい分析が実現できます。○3つの特徴を備えたユニークなストレージ── CLOUDIAN HyperStoreを活用するメリットとはTurner氏3つのメリットがあります。1つ目は、非常に拡張性にすぐれていることです。データの増加にともなって、ノードを追加するだけで拡張できるのは大きな特長です。需要とともにシステムを拡張できるため、従来のストレージシステムのように、需要に先立ちシステムを事前設計する必要がありません。需要に応じたシステム容量を用意できることは、コスト削減に大きく貢献します。2つ目は、「レプリケーション(Replication)」と「イレジャーコーディング(Erasure Coding)」を同一のプラットフォームで実現していることです。お客様はコストとパフォーマンスのバランスをとりながらデータを格納する最適な方法を選択することができます。単に複製を作成するレプリケーションはパフォーマンスに優れるものの、大きなオーバーヘッドが発生します。イレジャーコーディングは、ほとんどディスク効率を低下させずに、高い耐障害性を実現できます。CLOUDIAN HyperStoreであれば、データ保護のために、パケット単位でイレジャーコーディングかレプリケーション(ミラーリング)の選択が可能です。3つ目は、地域をまたがった分散(Geo Distribution)が可能である点です。特にIoTの分野では、世界各地に配置されたデバイスからログが収集されます。CLOUDIAN HyperStoreであれば、米国のデータは米国のデータセンターに、欧州のデータは欧州のデータセンターに、日本のデータは日本のデータセンターに格納しておきながら、それらのデータセンターに分散したデータを、1つのストレージシステムとして効率よく扱えます。CLOUDIAN HyperStoreは、こうした3つの特長を兼ね備えた非常にユニークなストレージシステムなのです。○Hadoopとの連携により「スマートサポート」を実現── スマートデータによって実現される「スマートサポート」とは佐藤氏従来の一般的なユーザーサポートは「リアクティブ」、すなわち何かトラブルが発生したときに初めて実行する対処療法にすぎません。ビッグデータ解析の技術によって、トラブルを未然に防ぐ「プロアクティブ」なサポートが期待されるようになりました。ところが、昨今は仮想化技術やクラウドの普及によって、システムが非常に複雑化しています。プロアクティブなサポートを実現しようと思っても、ログの量は膨大なため人が状況を的確に判断することは難しく、結果的にサービス品質が低下しています。それをサポートするのが、Hadoopに代表される分析システムですが、ただ分析の機能が存在するだけでは不十分です。たとえば、シャーロックホームズのように事件が起こってから犯人を捜し出すように、トラブルから原因を突き止めるのは比較的容易ですが、“原因となりうるもの”からトラブルを予期するためには、膨大な情報を分析する必要があります。CLOUDIAN HyperStoreであれば、膨大なデータを比較的安価に格納しておくことが可能です。またHadoopとの連携によって、効率のよい分析が可能となります。当社では、この機能を活用し、ユーザーが利用しているCLOUDIAN HyperStoreからインターネット経由でお客様が利用するCLOUDIAN HyperStoreのログを収集して、プロアクティブなサポートを実現しています。それがクラウディアンの「スマートサポート」です。特にサービスプロバイダーなどは、多数のエンドユーザーを抱えており、各ユーザーは多数のシステムログを保有しています。しかし、それらのデータ量は多く、活用に苦労しているというのが現状です。今後は、当社自身が導入事例となって、スマートサポートの仕組みを提供できると考えています。
2015年03月11日2017年に公開予定の『トイ・ストーリー4』は、ロマンチックコメディになるようだ。ピクサーの社長ジム・モリスが、ディズニー・ラティノに対して、明らかにした。その他の情報モリスは、4作目のストーリーはこれまでと違う方向性で、「恋愛物語になる」と語っている。脚本家には、2012年のロマンチックコメディ映画『セレステ&ジェシー』を執筆したラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマックが決まっている。監督は、シリーズ1、2作目を手がけたピクサーのトップ、ジョン・ラセターが務める。3作目で完結したと思われていた『トイ・ストーリー』の続編が作られるというニュースは、歓迎と同時に、多少の不信感をもって受け止められた。だがモリスは「お金が儲かるからという理由で作るのではない。情熱を感じるアイデアが生まれたから作るのだ」と強調している。『トイ・ストーリー4(原題)』2017年、全国ロードショー文:猿渡由紀
2015年03月09日インターメスティックはこのほど、曲がるメガネ「Zoff SMART(ゾフ・スマート)」シリーズから「Zoff SMART CLASSIC(ゾフ・スマート・クラシック)」の販売を、全国のZoff店舗およびオンラインストアにて開始した。Zoff SMARTシリーズは、2011年10月に誕生した曲がるメガネ。耐熱性や強度と剛性、幅広い耐薬品性を備えた素材「スーパーエンジニアリング・プラスチック」を用い、軽さに加え壊れにくさを実現させた。2013年12月には「Zoff SMART NEO-METAL(ゾフ・スマート・ネオメタル)」(1万2,000円/税別)、2014年10月には「Zoff SMART Skinny(ゾフ・スマート・スキニー)」(9,000円/税別)を発売している。今回発売するのは、天地を広くとったフロントに彫金風の装飾を施したテンプル(つる)を合わせたクラシックメガネ。これまでの2倍以上の生産工程を費やし、クラシックフレームの細部や立体感を表現した。表面には本物の金属膜の蒸着加工をし、プラスチックながらもメタルの質感を出した。見た目は金属でも、ぐにゃりと曲がるのでフィットしやすい。軽量も、通常のプラスチック製のメガネで多く使用される素材・アセテートによる類似デザインのクラシック商品と比較すると、約20%軽くなっている。テンプルとヨロイには、高精細レーザーで彫刻やエッチングを施した。フレームは、スクエア型の「HUBBLE(ハブル)」、ボストン型の「GEMINI(ジェミニ)」、サーモント型の「VOYAGER(ボイジャー)」、ウェリントン型の「MAGELLAN(マゼラン)」があり、全12通りの種類がある。価格は標準レンズ代を含めて1万2,000円(税別)。
2015年02月18日「モスキーノ(MOSCHINO)」のクリエイティブディレクター、ジェレミー・スコットによって創りだされたフレグランス『モスキーノ・トイ』は、2015年2月18日(水)阪急うめだ本店にて発売される。モスキーノ・トイ オーデトワレ 50ml15,000円(税抜)『モスキーノ・トイ』は、過去のフレグランスの常識を覆し、見た目、機能、楽しさを追い求めた"トイ"という名前どおりのフレグランス。一番の特徴は、いつでもどこでも好きな時にハグしたり寄り添ったりできるフワフワしたテディベアが、そのままの形でフレグランスになっているということ。幸せそうな顔をしたテディベアの頭の部分を取り外すと、からだの中に組み込まれたアトマイザーが魔法のようにあらわれる。ジュースをシュッとひと吹きした後は、『モスキーノ・トイ』をドレッサーに置いたり、他のぬいぐるみたちと一緒にベッドまわりに並べたりもできる。「フレグランスの見た目はこうでなければいけない、ボトルはこうあるべきだ、といった常識を超えたかったのです。そして"モスキーノ・トイ"でそれを実現したのです。」と、ジェレミー・スコットは彼のはじめてのフレグランスについて語る。ちょっと生意気で、すごく愛らしいジェレミー・スコットのテディベアは、ハートウォーミングな微笑みをたたえ"This is Not a Moschino Toy"と書かれたTシャツを着て、そして"Try Me"や"Touch Me"と書かれた吹き出しマークが描かれた、ほんとうのおもちゃのようなパッケージにおさめられている。『モスキーノ・トイ』の香りは、マンダリン、カルダモン、ベルガモットではじまる。ハートノートはラベンダー、バイオレットペタル、そしてサンザシのソフトでシルキーな香りが広がり、ベースノートでは、サンダルウッド、バニラ、マウンテンツリーモス、アカシアのウッディノートが、『モスキーノ・トイ』の故郷である森を思い浮かばせる。まぎれもなくユーモラスで、ウィットとエンタテイメントに満ちた『モスキーノ・トイ』は、製品の開発においても革新的であった。パッケージ、見せ方、そして販売方法のどれをとっても創造力に富んだものとなり、もっとも重要だったことは、ジェレミー・スコットがモスキーノブランドを進化させるための、飽くなき冒険の一歩となるプロジェクトであったということだ。『モスキーノ・トイ』は2014年9月にロンドンのハロッズにて先行発売、同時にmoshino.comでも販売を開始。その後、世界各地の百貨店およびモスキーノブティックにて発売される予定となっている。日本においては、2015年2月18日(水)に、阪急梅田本店にて販売を開始する。【問い合わせ先】インターモード川辺 フレグランス本部電話番号: 0120-000-599元の記事を読む
2015年02月16日クックパッドは2月4日、スマートフォンブラウザのクックパッドにおいて、リッチラボが提供するスマートフォン向けリッチメディア広告「プライムウィンドウ」を、広告商品のラインナップに追加した。同商品は、スマートフォンブラウザにて表示するクックパッドのページ背景に1枚の広告画像を掲載し、スクロールの特性を活かしたスマートフォン向けブランド広告として、コンテンツの間から背面の広告クリエイティブをのぞかせることでユーザーの関心を喚起する。同社によると、スマートフォンブラウザによるクックパッド利用者数は、2014年10月時点、月間のべ2300万人を超える。スマートフォン広告売上は広告費全体の約40%を占め、順調に成長しているという。
2015年02月05日NTTネオメイトは、企業がスマートデバイスを活用するために必要な情報セキュリティ対策や各種管理機能をトータルでサポートする「AQStageスマートデバイス管理 by AirWatch」を1月28日から全国で提供開始する。同サービスは、ヴイエムウェアのモバイルデバイス管理製品「AirWatch by VMware」を活用し、NTTネオメイトのクラウドサービスのラインアップとして提供する。具体的には、スマートデバイスを活用する際に必要なデバイス管理をはじめ、さまざまな管理機能から必要な機能を選択することにより、ユーザーの利便性を実現しながらセキュリティの確保を実現する。同サービスでは、単一の管理コンソールから「デバイス」「アプリケーション」「メール」「コンテンツ」を一括管理でき、会社のポリシーに準拠させることが可能なほか、オンライン専用型(端末にデータを残さない)と異なり、ネットワークに接続できない環境でも利用できる。また、マルチテナント機能により、部門やグループ会社といった組織階層構造を管理構造にマッピングすることで、各組織の特性に応じたポリシーを適用することが可能。同サービスは、「MDM(モバイルデバイス管理機能)」「MAM(モバイルアプリケーション管理機能)」「MEM(モバイルEメール管理機能)」「MCM(モバイルコンテンツ管理機能)」という4つの機能が利用できる。これら4つの機能を組み合わせた4つのメニューから選択が可能。提供メニューの概要料金は、初期費用が1契約当たり2万5000円で、1デバイス当たりの月額料金は、プランAが350円、プランBが400円、プランCが450円、プランDが850円となっている(いずれも税別)。
2015年01月28日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。大人だからこそ楽しみたい次世代スマートトイを紹介する本連載、第10回目はスマホの通知を腕元で受け取れる、スイス生まれの格安スマート「トイ」ウォッチをチェック!!○着信の錯覚は妖怪のしわざ?ポケットの中でイタズラする妖怪をご存知だろうか。スマートフォンの通知がブルっとバイブした気がして取り出してみると、そうでもなかったやつ。そう、それ、"スマホあるある"。絶対ブルったはずなのに、何事もなかったかのように佇むスマホ。この事象にはれっきとした名前が付いていて、幻想振動症候群、またはファントム・バイブレーション・シンドロームというらしい。きっと中2病っぽい妖怪が、「喰らえファントム・バイブレーション!!」と技を繰り出しているのだろう。そんな妖怪のイタズラともおさらばできそうなのが、今回紹介するスマートウォッチ「ZeSplash」だ。なんでもスマホとBluetoothで接続し、着信やメールの通知を振動と音で知らせてくれるという。つまりスマホをポケットに入れたままでも、腕元で通知を受け取ることができる。妖怪ファントム泣かせのスマートウォッチだ。画面は防水型のタッチパネルで、マイクとスピーカーを内蔵。タッチスクリーンを使用して電話をかけたり、ボイスコントロールでスマホをハンズフリー操作することも可能。電話をかけてきた相手の情報を表示したり、毎日の歩数やカロリー消費量も測ってくれる。いわゆるスマートウォッチだが、価格は2万円を切るお手頃なウォッチだ。これさえあれば、妖怪ファントムのスマホ鳴らしの攻撃を防げるかもしれない。というわけでさっそくその実力を確かめてみた。○誰からの電話か手元で確認。着信ウォッチさっそく使ってみようとしたが思わぬ落とし穴があった。それはこの「ZeSplash」のiOSアプリがリリースされていないため、機能が一部制限されるのだ。公式サイトには「iOS 4.0以上/Android 2.3以上」となっているものの、iOSは基本動作のみで、全ての機能が使えるのはAndroid端末のみとのこと。これも妖怪のしわざなのだろうか。気を取り直してとりあえずまずはiPhoneとペアリング。「ZeSplash」の電源ボタンを押し、スマホのBluetooth設定画面からあっけなくペアリング。するとiPhoneの連絡先などを自動で同期する。iPhoneに電話がかかってくると、登録名で通知され、スマホをポケットやカバンに入れたままでも誰からの着信か腕元で確認できる。着信ラグは2~3秒ほど。そのまま「ZeSplash」で応対することもできるが、本体のスピーカーから音がダダ漏れになるため注意が必要だ。また着信通知だけでなく、スマホの着信履歴を見ることもできるため、気付かなかった着信を見るのにも便利だ。○画面をスワイプで切り替え。タッチウォッチベルトや本体の一部は防水ラバー製で、画面はタッチパネル式となっている。「ダイヤル」「電話帳」「音声コントロール」「情報」「Music」「歩数計」「通知」「アプリ」などの機能をスワイプで表示。左右でモード切り替え、下にスワイプすると前画面に戻る。○ハンズフリー操作で、近未来ウォッチ腕元の「ZeSplash」からSiriを呼び出し、遠隔操作することもできる。例えばSiriに音声メモをお願いしたり、天気を聞いたりすることも。スマホを腕元でコントロールするちょっとした近未来気分が味わえる。ただし「ZeSplash」の画面上には検索情報は表示されず、音声のみの応対が続くため、こちらも公共の場での使用には注意が必要だ。妖怪ダダ漏れ。○文字盤を簡単チェンジできる、入れ替えウォッチスマートウォッチらしい楽しみ方として、時計文字盤を上下スワイプで切り替えることが出来る。5種類のバリエーションから選べ、いつでもチェンジできる。○スマホ忘れてますよーの、お知らせウォッチ腕時計型の特長をいかした機能として、「紛失防止機能」が便利。スマホと10メートル以上離れるとZeSplashが振動して教えてくれる。これがあればスマホを家に忘れて出かけることや、居酒屋に置き忘れることもなくなるかも。幻想の振動ではなく、リアルに助けるバイブレーション。○結論:スマート・トイウォッチこれはスマートウォッチではなく、スマート「トイ」ウォッチ。「Apple Watch待ち」の人が「雰囲気」を楽しむにはいいかもしれないが、全体的に「トイ」感が強いため、本格的にスマホと連動して「操作」するのは現実的ではない。どちらかというと、スマホと連携する「通知ウォッチ」として捉えたほうが良さそうだ。ただし単なる通知ウォッチと言って侮るなかれ。最近のスマホが大画面化する中、カバンから取り出すのが面倒だったり、本体が大きすぎてうっかり落としてしまう人も多いだろう。個人的にも昨年iPhone 6をポケットから取り出す時に落として画面を割ったこともあった。街中を歩いている時にポケットでブルって来ても腕元でさっと通知だけを確認できれば安全であり、これぞスマートではないか。今年はApple Watchの発売が噂されているが、案外初めはこういった「通知」のためだけに使用されるかもしれない。そういった意味では、似たような一部機能が一足先に使えるスマホ連携時計に、「トイ」以上の価値を見出す人もいるかもしれない。
2015年01月23日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。専用アプリを用いることで今までにはないオモチャの楽しみ方が広がってきている。そんなハイテクオモチャを子供だけに遊ばせるのはもったいない! ということで、大人も楽しめる、いや大人こそ楽しみたい次世代ハイテクトイを紹介する連載、始めます。○これは何? 謎の白い物体これは今年の2月に発売され、この年末年始にかけて口コミで売れ行きを伸ばしているという、とある製品。電池で駆動するコンパクトな物体で、本体上部の口からフイルムのようなものを吐き出すのだとか。一体これは何なのか、この製品を個別に初体験した者たちの証言を以下にまとめてみた。■証言1:「これは写真の美白加工が楽しめるプリンタよ」これはそうね、きっと持ち運べるプリクラみたいなものじゃないかな。PCにつなげて写真を簡単に印刷できる機器みたいな。美肌に加工されてる写真なら、カタチとして残しておきたいもの。女子会ではきっと重宝されるわ。■証言2:「SNS専用プリンタだね、うん」わかるよーわかるよー、でもどっちかつーと、SNSの写真をプリントするものっしょ。俺がFacebookに上げてたパーリーの写真が何枚もプリントされててさー。写真をリアルでシェアできるって、まじやばばっしょ。■証言3:「違うよ。コンパクトコピー機よ」てかまじ意味わかんないー。あたしが見たのは同じ写真が何枚もあったんだけど。多分、記念写真用のコピー機じゃない? そもそもこの本体にカメラとか付いてないし。誰かが撮った写真をコピーして、みんなに配る? 誕生日とか? 結婚式とか?■証言4:「プリントする写真付き手紙だぉ」写真? コピー? それならメールすればいいぉ。これは、きっとメッセージプリントだぉ。贈りたい写真にメッセージ添えて渡すの。手紙的な? アナログな的な? 大事な人との記念日に使うのもいいかもだぉ。使ったモノは明らかに同じなのに、人によって証言が違う。一体どれが真実なのか……。○トイカメラがスマート化?今回の製品は、パリピのバイブスをアゲるスマートトイだ。「パリピ」とは、パリっとしたピーナッツのことではない。そもそもピーナッツを食べる擬音は"カリッ"とかもしれないし、"ポリポリ"かもしれないし、しかも食べ過ぎるとニキビができるかもしれない。そうではなく「パリピ」とはパーティピープルの略で、飲んで騒いでクラブ行くっしょみたいな人たちだ(自分調べ。ちなみに画像検索結果はこちら)。きっとパーティで柿ピーを食べているんだろう。そんなパリピをノリノリにさせる(バイブスをアゲる)アイテムとして、昔から根強い人気を誇るのが、インスタントカメラ「チェキ」シリーズだ。撮った写真がすぐに印刷され、その場ですぐにシェアできるプリント機能付きのインスタントカメラ。SNSやデジタル全盛のこの時代、逆にアナログ的な楽しさが受けている。結婚式や同窓会、そしてパーティなどではチェキで撮った写真をその場で友達と交換したり、メッセージを書いて贈るなど、パーティの雰囲気を盛り上げるツールとして人気が高い。中には「チェキで撮る」という特別感を利用して、好きな人の写真を撮ったり、二人で一緒に映ったりと、恋のワンチャンあるでこれ的な使い方もされている(自分調べ)。しかし今はスマホ全盛の時代。このトイカメラも時代のニーズにあわせて進化した。それがこの「スマホ de チェキ」だ。トイカメラがスマホと連携するスマートトイカメラに進化した、と思ったら違った。チェキカメラ本体にスマホ連携機能を付けるという進化ではなく、スマホと連携するチェキのWi-Fiプリンタ版だ。つまりカメラはスマホのものを使用しつつ、撮った写真をプリンタに転送することで、「その場で楽しめる」チェキならではの味が残されている。○これぞ「チェキ」! スマホ写真がその場でプリント本体の電源を立ちあげ、スマホのWi-Fi設定画面からプリンタのアクセスポイントに接続。あとは専用アプリを立ち上げ、「写真を選択」をタップし、「接続してプリントする」をタップすれば、約16秒で印刷される。○アプリで写真加工、メッセージもスマホで撮影した写真をそのままプリントするだけではなく、アプリを使って写真を加工できるのも便利。テンプレートからフレームを選んだり、写真にフィルターをかけたり、テキストを入れてメッセージを書くこともできる。誕生日や贈り物に添えるメッセージカードとしての役割も果たしてくれる。一発撮りを楽しむチェキのワンチャン感も大事だが、フイルムがもったいない。撮り直しができるスマホ写真で一番のお気に入りをフイルムに印刷したい、過去にSNSにあげたお気に入りの一枚をプリントしたい、そんなスマホ連携をうまく活かした立派なスマートトイだ。使い方によって一眼レフで撮った写真データをスマホに入れてそれをプリントするというテクニックもある。ただし、デジカメで撮ったようなパキッとした画ではなく、あくまでチェキならではのふわっとした味のある発色になる。○結論! 年末年始にヒーローになれる便利グッズ忘年会にクリスマス、新年会に同窓会……確かにパリピならずとも、この季節は人が集まるシーンが待ち構えている。実際にこのスマホ de チェキを持っていくだけで、パーリーのヒーローになれる可能性を秘めている。スマホで撮った写真がその場でプリントされるサプライズ、それは知らない人にはまるでマジックに見えるに違いない。さらにチェキやインスタントカメラを知らない世代にとっては、白いフイルムに画像が浮かび上がってくること自体が驚きの体験になるだろう。これまでのスマートトイストーリーで紹介してきた製品は、どこか使う人を選ぶ、モノ好きな人が最先端感を楽しむものが多かった。しかし今回はパーティピープルに限らず、どんな人にも刺さりそうなスマートトイだ。それがあるだけでみんなが楽しめる、みんなの笑顔がこぼれる、「トイ」の原点を考えさせられるモノ。年末年始に使うだけではなく、クリスマスのプレゼントにもよろこばれるアイテムだ。○オマケ:その後、パリピのバイブス■証言5:「つーか、これスマホの写真をプリントするものだし」とりま(とりあえずまあ)、みんな間違いであり正解ってとこかな。実は君たちが言ってたこと、このスマホ de チェキで全部できるんだよねー。これぜーんぶ、スマホで撮った写真をこのプリンタにWi-Fiで送ってるんだよ。正解はスマホに連携するプリンタ版チェキってところかな。女「えーすごーい! スマホから飛ばしてるの? じゃ写真、一緒に撮ろうよー」男「いいね! (ツーショットゲットー)」女「ねーねー、それならこの写真もプリントしたいんだけど」男「いーよー。じゃ写真をLINEで送ってー。(LINE IDゲットー)」女「あたしもスマホ de チェキ、欲しいんだけど!」男「じゃ今度の日曜日、一緒に買い行こう(デート口実ゲットー)」クリスマス前に恋のワンチャンあるでこれ。
2014年12月22日ミックスネットワークはこのたび、全国6445名のうち、スマートフォンやタブレット端末を持つ1347名を対象に、「スマートデバイスを利用したWebサイト閲覧の利用動向調査」を実施し、その結果を発表した。これによると、1日あたりの平均利用時間は、1時間以上使用するとした人がスマートフォンでは62.6%、タブレットでは52.9%となった。利用場所は、スマートフォン・タブレットともに自宅が最も多く(90%以上)、閲覧対象は「ニュースサイト」が両端末において60%を超える結果に。スマートフォンでの閲覧は、ニュースサイトに次いで、「一般向け情報サイト(44.7%)」や「Facebook、TwitterなどのSNSサイト(42.6%)」「企業サイト(41.2%)」が多い結果となった。また、「過去1年以内にWebサイトを閲覧した目的」として最も多かった回答は、両デバイスともに「商品を購入する」で、スマートフォンユーザーが58.7%、タブレットユーザーが69.9%。私用の商品販売価格に関する「情報収集」なども、スマートフォン・タブレットの両方にて約50%の回答があった。なお、ミックスネットワークは12月16日、同調査の結果を紐解くセミナーを実施し、「マルチデバイス最適化成功のポイント」などを紹介する予定。東京都・千代田区のフクラシア東京ステーション RoomAにて、13:30~より開催する。参加費は無料だ。
2014年12月08日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。専用アプリを用いることで今までにはないオモチャの楽しみ方が広がってきている。そんなハイテクオモチャを子供だけに遊ばせるのはもったいない! ということで、大人も楽しめる、いや大人こそ楽しみたい次世代ハイテクトイを紹介する連載、始めます。○植物の環境をスマホでモニター「うさぎって寂しいと死んじゃうんだから…」。90年代のドラマ「ひとつ屋根の下」で、とある女優さんが放った名台詞だ。もちろん、うさぎは寂しくても死なない(基本的には単独行動の動物である)。それ以前に、寂しいという感情があるかも微妙だが、ひとつ屋根の下、ベランダで育てている植物は放っておくと確実に枯れてしまう。「お花って水と肥料がないと枯れちゃうんだから」。女性からこう言われたら、美味い酒や料理をおごれ、もしくは高い化粧品を買え、というような意味だろう。うっかり、「切り花でもしばらくはキレイだろ」などと言ってはいけない。ただ植物の場合は、水も肥料もただ与えれば良いわけではなく、適切なタイミングや量が決まっている。彼らは「もうお腹いっぱい」とか言わず、無言で枯れていく。「Parrot Flower Power(以下・フラワーパワー)」は、植物に必要な水分や肥料、温度、光量をセンサーでモニターするデバイスだ。植木鉢やプランターに本体を設置し、Bluetoothでデータを送信し、スマートフォンやタブレットで確認することができる。実際に使ってみて10日ほど経過したので、使用感をレポートしていこう。○スタートは簡単。だが、データが送られるまで1日待つ必要があるフラワーパワーを使用するには、専用アプリ「Parrot Flower Power」をスマートフォンにインストールする。アプリはもちろん無料。データの保存や解析は専用のサーバーを使用するが、月額の使用料なども発生しない。アプリをインストールしたら、アカウントを登録し、フラワーパワーとBluetoothで接続する。接続自体は、あっけないほど簡単だ。次に、植物を登録する。登録した植物の特性に応じて、水やりや温度など、適切なアドバイスが得られる仕組みだ。ちょうどベランダにあった観葉植物の「ポトス」を登録しようとするも、最初データベース(Plant DB)で見つけることができなかった。しかし、ポトスの学名「Epiremnum aureum」で発見。和名は「オウゴンカズラ」とある。説明文を読むと、[かつては「ポトス属」に分類されていた名残で、園芸上はポトスと言われている]と。なるほど!フラワーパワーを登録しても、すぐにはデータは送られてこない。データを分析するのに約1日程度待つ必要がある。○無口な植物に代わって要求を通知してくる翌日。フラワーパワーからポトスのデータがiPhoneに送られてきた。正確には、フラワーパワーからBluetoothで送られたデータはインターネット経由でサーバーに行き、分析された結果がスマホ上に反映される。ちなみに気になる通信距離だが、ベランダに設置した鉢から、いちばん近い部屋、その隣にあるリビングまでは電波を拾ったが、さらに離れた部屋では圏外になった。ま、Bluetoothだからしょうがないね。日数が経つにつれて、各データの折れ線グラフが充実してゆく。グラフの表示単位は、1日、1週、1月、3月、6月、1年。そして、リアルタイムにデータを表示するライブモードがある。温度はこの季節(11月)でも、下は12度から上は35度まで意外と寒暖差があることがわかった。人間なら「暑い」「寒い」とうるさくてかなわないだろう。そして、無口な植物を代弁してフラワーパワーが、水が足りない、肥料が足りないと、たまにアラートを送ってくる。まるで、「植物って寂しいと死んじゃうんだから」と言われているようだ。ポトスは丈夫でかなり育てやすい部類に入ることもあって、それまで放置気味だったが、フラワーパワーの導入でちゃんと世話をするようになった。液体肥料を施してもまだ足りないと言われたので、新しい土に植え直しもした。すると今度は……。「肥料が多すぎ」との表示が! 指示に従って水で洗い流す。「美味いもの食べたい」と言われてレストランに連れて行ったら、「この料理、カロリー高すぎるわ」とクレームを受けた気分だ(笑)。ガーデニングと女心は難しいですね。とまぁ、なかなか厳しいのだが、これで放置して枯らす心配はなくなった。来春になったら、より生育環境を整える必要がある野菜でも使ってみたい。
2014年11月14日ディズニー/ピクサーの超人気シリーズの最新作『トイ・ストーリー4(原題)』の製作が発表になった。ディズニー、ピクサーの両スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーも務め、先ごろディズニーの最新作『ベイマックス』のプレミアに出席するため来日したジョン・ラセターがシリーズ1、2作目に続いて監督を務め、2017年の公開にめざす。その他の画像『トイ・ストーリー』は、1995年に世界初の長編コンピュータ・アニメーションとして公開され、アニメーションの歴史にその名を刻んだ名作だ。その後、『トイ・ストーリー3』まで三部作が製作され、長編シリーズの完結が宣言された。ラセター監督は「『トイ・ストーリー3』のウッディとバズの物語はアンディとともに完璧なエンディングに仕上がったため、当初『トイ・ストーリー』作品の続編を製作する意思はまったくありませんでした。しかしアンドリュー、ピート、リー(ラセター監督と共にシリーズを創造してきたアンドリュー・スタントン、ピート・ドクター、リー・アンクリッチ)が新しいアイディアを持ち込んだことから、考えずにはいられなくなりました」と言い、「私達はこのキャラクター達が大好きであり、彼らはまるで家族のような存在です。ですから期待に応じられる、または過去の作品を上回る場合以外には、キャラクターを使いません。本当にワクワクしましたし、この映画を製作し、私自身が監督を務めたいと思ったのです」と説明する。ピクサーのストーリー・テラーたちがラセター監督をうならせた“新しいアイデア”が何なのかは不明だが、新作ではウッディ、バズ・ライトイヤーなどの超人気キャラクターたちの新たな物語が描かれる。『トイ・ストーリー4(原題)』2017年、全国ロードショー『ベイマックス』12月20日(土) 全国ロードショー
2014年11月07日