「ソウルの飲食店で今年2月におこなわれたドラマ『愛の不時着』の打ち上げのとき、主演のヒョンビン(37)とソン・イェジン(38)の2人が、おそろいのキャメルのコートを着て現れ、会場がどよめいたんです。『やっぱり付き合ってたんだ!』と感じていたスタッフもいたようです」(韓国制作関係者)今、Netflixのランキング1位を独走する大人気韓流ドラマ『愛の不時着』。「韓国では昨年12月からケーブルテレビ『tvN』で放送され、視聴率歴代1位の21.7%を記録。ファンの間で“トゥーリ(役柄名に2人とも“リ”がある)カップル”という愛称まで生まれるほどでした」(韓国テレビ局関係者)視聴者の興味を特にかき立てているのは、ドラマ同様に2人が実際に恋人関係にあるのでは……との噂が絶えないからだ。「’18年公開の映画『ザ・ネゴシエーション』で2人は初共演。同年10月、2人が一緒に米国旅行中だという目撃談がSNSに掲載され、大きな話題となりました。それを受け、双方の事務所は『友人何人かといた。交際しているわけではない』とコメントしたんです」(前出・韓国テレビ局関係者)3カ月後の’19年1月。2人が米国のスーパーで一緒に買い物をしている写真が韓国のオンラインコミュニティ掲示板に公開された。「写真の中の2人は、ともに帽子をかぶり黒系の目立たないカジュアルな服装でした。再び双方の事務所はコメントを出し、『2人は親しく、米国で会ったのは事実だが、ほかにも知人がいて、交際はしていない』と否定していました。それから1年もたたないうちに再共演。今回の『愛の不時着』撮影中には2人が“スタッフの目を盗んで、テーブルの下で手をつないでいた”という3度目の熱愛報道まで出ています」(韓国芸能ジャーナリスト)気になる2人の本当の仲――。ヒョンビンはこれまで、女優3人との交際を誠実に報告している。「’07年に知人の紹介で同い年のファン・ジヒョンと1年半交際しています。次が’09年にドラマ『彼らが生きる世界』で共演したソン・ヘギョ。“彼女は理想に近い”とベタ褒めでしたが、’11年春に破局したことを明かしています。3人目は事務所探しの相談に乗っていた8歳年下のカン・ソラ。’16年末に熱愛を認めましたが、多忙によるすれ違いで1年で破局しました」(前出・韓国テレビ局関係者)ヒョンビンの理想の女性は、“良妻賢母”な自分の母親だという。「古風な彼は結婚願望が強く『40歳前には結婚したい』と公言しています。一方で、イェジンさんはまだしばらくは女優の仕事を続けたいそうで、彼とは今の関係が、居心地よいようです」(前出・韓国芸能ジャーナリスト)ヒョンビンはあと2年4カ月で40歳を迎える。2人の愛は、どこへ“不時着”するのか。「女性自身」2020年6月9日号 掲載
2020年05月29日日本国内で興行収入46億円突破、累計動員330万人を超える記録を更新、モノクロVer.とIMAX版も劇場公開される『パラサイト 半地下の家族』。そのBlu-ray&DVD/配信版のリリースが決定、ポン・ジュノ監督と主演ソン・ガンホからスペシャルインタビュー動画が到着した。第92回アカデミー賞最多4部門(作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞)に輝き、第72回カンヌ国際映画祭<最高賞>パルムドールを受賞し、全世界を熱狂させた本作。6月19日(金)よりAmazon Prime Video にて2週間独占先行レンタル・購入配信のほか、7月22日(金)発売のセル版には、本編には収録されなかった衝撃の未公開シーン集や、ポン・ジュノ監督が新たに創り上げた「モノクロVer.」本編など特典満載となっている。セルBlu-ray版には豪華特典の数々を大ボリュームで収録「未公開シーン集」には半地下で暮らすキム一家の日常が垣間見えるシーンや、キム一家が“パラサイト”した高台の豪邸で遭遇する衝撃シーンなど、本編には収録されなかった貴重な映像の数々や、劇場での公開も決定している「モノクロVer.」の本編映像を収録。モノクロVer.は、ポン・ジュノ監督とホン・ギョンピョ撮影監督が1シーンずつ調整して仕上げ、白黒ならではの美しさを生み出し、一度本編を見た方にも新たなインパクトを残す強烈な映像となっている。さらに、昨年12月に来日したポン・ジュノ監督&主演ソン・ガンホのイベント映像集や、ポン・ジュノ監督の手描きイラストを使用したスペシャル三方背BOX、貴重な監督インタビューを収録したオールカラーブックレットなど、豪華特典。また、バップ通販特典には、本編に登場し、SNSでも話題となった韓国料理“チャパグリ”を味わうためのオリジナル韓国箸や、Amazon特典にはメイキング映像を収録したスペシャルDVDも。日本語吹替版の声の出演は、山路和弘(ソン・ガンホ)、堀川仁(イ・ソンギュン)、折笠富美子(チョ・ヨジョン)、柳田淳一(チェ・ウシク)、味里(パク・ソダム)、斉藤こず恵(イ・ジョンウン)、今泉葉子(チャン・ヘジン)らが揃った。パッケージ版リリースに寄せ、ポン・ジュノ&ソン・ガンホが語る!スペシャルインタビュー動画では、2人が自宅で『パラサイト』を見る際のポイントを語っている。ポン・ジュノ監督最初に劇場でご覧になった時は、後半の予想できない展開に何度も衝撃を受けたはずです。しかしBlu-rayやDVDでは、既にストーリーを知った上で映画を繰り返し観ることができます。後半の衝撃的展開につながるとても細やかな伏線が、実は前半に少しずつ見え隠れしていますので、結末に繋がる伏線探しを楽しみながら観てください。主演ソン・ガンホ(キム・ギテク役)貧しいキム家と大富豪パク家同士の、し烈な演技対決を楽しんでいただけたらと思います。劇場で初めて映画をご覧になった時は、映画自体に集中して余裕がなかったかもしれません。Blu-rayやDVDでは俳優たちのアンサンブルや演技対決をじっくりと堪能してください。『パラサイト 半地下の家族』は6月19日(金)よりAmazon Prime Videoにて2週間独占先行レンタル・購入配信、7月3日(金)よりBlu-ray&DVDレンタル/配信開始、7月22日(金)よりセルBlu-ray&DVD発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年05月29日第92回アカデミー賞最多4部門を受賞した話題作『パラサイト 半地下の家族』の舞台挨拶が2月24日(月・祝)に行われ、ポン・ジュノ監督と主演ソン・ガンホが凱旋来日した。そして、両氏の大ファンである草なぎ剛が花束を手にサプライズで登場、お祝いムードをさらに盛り上げた。草なぎさん、流暢な韓国語で挨拶&思いを語る草なぎさんは興奮した面持ちで、「一番尊敬する俳優さん、いつもおふたりから力をいただいています!」とポン監督とソンさんに流暢な韓国語で気持ちをぶつける。これまでのポン監督の作品群も「『スノーピアサー』以外、観ています!」と言い、『パラサイト』においても、「本当に一流のエンターテインメントになっていて、退屈するところがひと時もなかった。観終わった後に、あそこがどうだ、こうだと話したくなるような作品で、家族愛も描かれていて」と上映後の場内とあって、ネタバレも解禁しながら感想をよどみなくしゃべる。後半のあるシーンについて、草なぎさんは「“計画を立てなければ失敗することはない”っていうセリフ、基本的に僕もノープランなんで(笑)、とても心に響いたシーンです。監督とガンホさんのタッグは『殺人の追憶』とかも好きで、鬼気迫った場面でもブラックユーモアが利いていて、大変なときでも違うことを考えたりするのかなと感じます」と自身の思いを織り交ぜながら、終始テンション高く語っていた。『パラサイト』は全員失業中、半地下住宅で暮らす貧しいキム一家の物語。大学受験に失敗し続けている長男ギウは、エリート大学生の友達に家庭教師の仕事を紹介され、身分を偽りIT企業を経営するパク社長一家が暮らす高台の大豪邸に勤め出す。続けて、美術家庭教師として妹ギジョンを紹介し、徐々にパク一家にパラサイトしていくキム家族。しかし、彼らが辿り着く先には、誰にも想像し得ない衝撃の光景が待ち構えていた。ポン監督&ソンさん、オスカー受賞について「観客の皆さんの熱い反応がうれしい」アカデミー賞4部門に輝いたことについて、当時の感想を聞かれると、ポン監督は、「まったく計画していたことではないです。けど、訪れた賞に関してはうれしくもあり、少し気が動転しているような感じでした。本当に貴重な賞をいただいたと思っていますし、トロフィーは大切に家にしまっています」と微笑む。しかし、「アカデミー賞以前に日本や様々な国で、観客に熱烈な反応をいただいたのがうれしいことです。皆さんに知っていただいて、大きく受け止められて熱い反応をいただけたこと、受賞以上に、観客の皆さんの熱い反応をとてもうれしく感じているんです」と真摯に観客に感謝を伝えた。ソンさんも共鳴し、「韓国の観客は日本の映画を、日本の皆さんは韓国映画を楽しむ、触れ合って共感できることが何より大切です。以前から日本の巨匠と呼ばれる監督の映画が公開されてきましたし、こうして共感できるきっかけになった気がして、とてもうれしく思っています。『パラサイト』が心の中にずっと長く残る映画になってくれたらうれしいです」と映画を通しての交流について思いを打ち明けていた。『パラサイト 半地下の家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年02月24日『アシュラ』『私の頭の中の消しゴム』などのチョン・ウソンと『神と共に』シリーズのキム・ヒャンギの共演で贈る『無垢なる証人』が、1月24日(金)より公開。この度、チョン・ウソンが韓国のアカデミー賞と称される「第40回青龍映画賞」にて、『パラサイト 半地下の家族』ソン・ガンホら強力なライバルを抑えて主演男優賞を受賞したことを記念し、場面写真が解禁となった。本作は、「第5回ロッテシナリオ公募展」で大賞を獲得したシナリオをもとに、『戦場のメロディ』『ワンドゥギ』など、生きづらさを抱えた者たちを温かい視線で描く演出力に定評のあるイ・ハン監督がメガホンを取り映画化。殺人容疑者の弁護士と唯一の目撃者である自閉症の少女、決して出会うことのなかった2人の特別な心の交流を、ドラマチックな事件と新鮮なキャラクター描写で描く感動作。『神と共に』で冥界の使者ドクチュン役を愛らしく演じた子役出身の女優キム・ヒャンギが、特有のピュアな魅力と繊細な演技で物語にリアリティを加え、幅広い演技力を披露。その一方、『アシュラ』の悪に染まった汚職刑事役が記憶に新しいチョン・ウソンが殺人容疑者の弁護士役を務め、正義と野心に揺れる人間味あるキャラクターを熱演。11月に行われた「第40回青龍映画賞」で主演男優賞候補となっていたチョン・ウソンは、『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホ、『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョン、『EXIT』のチョ・ジョンソク、そして2020年公開予定『誕生日』(原題)のソル・ギョングという名実ともに超強力な候補者が競い合う中、見事に受賞。今回到着した場面写真には、キム・ヒャンギ演じる目撃者の少女ジウとチョン・ウソン演じる弁護士スノとのハートウォーミングな交流の様子や、裁判に臨むスノの真剣な様子を切り取ったものとなっている。『無垢なる証人』は1月24日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月11日先日発表された第77回ゴールデングローブ賞で、見事、外国語映画賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』。共同脚本も手がけたポン・ジュノ監督、主演を務めるソン・ガンホが昨年末、そろって来日を果たし、インタビューに応じた。面白い映画を撮りたいという一心だった昨年、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画として初めてパルムドール(最高賞)に輝いて以来、数多くの映画賞で快進撃を続け、国内外の興行記録を更新。アメリカでは外国語映画の歴代興収トップ10入りを果たした。いまや、第92回アカデミー賞でも作品賞の有力候補と目されるほどの一大旋風だが、当のポン・ジュノ監督は「まったく予測していなかった事態。いつも通り、淡々と撮った作品ですが、公開後に予期せぬことが次々と起こった。胸躍るアクシデントとでも言うべきでしょう」と笑みを浮かべる。――セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう本作。監督も大学時代、家庭教師の経験があるそうですね。ポン・ジュノ監督:そうです。映画同様、ある知り合いの紹介でした。その知り合いとは、今の私の奥さんなんですが(笑)。紹介された家庭が偶然、とても裕福だったんです。豪邸の2階にサウナがあったことを覚えています。幸い、2か月で解雇されましたが(笑)、他人の私生活を覗き見る奇妙な感覚…。それが映画のアイデアの源泉になっています。――貧富の格差が生み出す社会、そして人々の分断が重要なテーマになっています。ポン・ジュノ監督:その上で貧しいキム一家が暮らす半地下の家、彼らが足を踏み入れるIT企業社長の大豪邸という2つの“宇宙”を生み出しました。実際、映画のおよそ9割はどちらかの家で物語が展開していますから。ただ、私は経済学者や社会学者のように、世界の二極化を強く訴えたり、分析する意図はありませんでした。――それ以前に、学生時代の経験がベースになっていると。ポン・ジュノ監督:ただただ、オリジナリティあふれる面白い映画を撮りたいという一心だったので。映画のアイデアは、とても些細であり、日常にあふれていると思います。ですから、それらを的確にキャッチするため、日頃からアンテナは鋭敏に張っているつもりです。あえて『パラサイト 半地下の家族』の特徴を挙げるとすれば、善悪の境界がとてもあいまいだという点です。だからこそ、ご覧になる皆さんは展開が予測できないと思うし、おぞましい悲喜劇が起こったとしても、そこに“悪魔”は存在しないのです。進化の先を想像すると、誇らしくもあり、怖い気さえします韓国映画界のトップに君臨し続けるソン・ガンホ。ポン・ジュノ監督と4度目のタッグを組んだ『パラサイト 半地下の家族』では、貧しい4人家族の大黒柱キム・ギテクを演じている。「監督から映画の構想を聞き、私はてっきり富豪の役を演じるんだと思ったんです。年齢を重ねて、それなりに品位も身に着けたつもりだったので(笑)。ところが、監督は私を半地下に連れて行った」と笑いを誘う名優が取材中、絶えず口にしたのは、ポン・ジュノ監督への敬意と誇りだった。――ずばり『パラサイト 半地下の家族』が国際的な支持を集めている理由は何だと思いますか?ソン・ガンホ:この物語が韓国に限らず、欧米諸国や日本も含めた、地球上すべての人々にあてはまるからだと思います。何より、ポン・ジュノ監督らしい、鋭くも温かな視点で描かれている。そこが支持される理由ではないでしょうか。――ポン・ジュノ監督とは『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』でタッグを組んでいます。『殺人の追憶』は2003年の作品ですから、15年以上の歳月が経っています。ソン・ガンホ:私は長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』から、ポン・ジュノ監督に注目してきました。ですから“ファン歴”20年なんです。その間、期待をこめて監督の動向を見守り続けましたが、『パラサイト 半地下の家族』はポン・ジュノという映画作家の進化を示した1つの到達点といって間違いないでしょう。常に新作が心待ちですが、いまは進化の先を想像すると、誇らしくもあり、怖い気さえします。それほど、私たちをドキドキさせてくれる存在なんです。――逆にポン・ジュノ監督の「ここは変わらない」という部分はありますか?ソン・ガンホ:俳優のクリエイティブを最大限に信頼してくれる点ですね。撮影を前に、何か相談や打ち合わせ、リハーサルを重ねることはほぼありません。だからこそ、私たちも役柄を自分なりに解釈し、表現できる。それが豊かなイマジネーションの源泉になっているのではないでしょうか。今回演じたキム・ギテクに関しては、タコのような軟体動物を意識しました(笑)。一見、みすぼらしい彼ですが、隠し持った吸盤で社会に食らいついているのです。今という時代を、いかに生きるべきと問いかけている豪邸という閉鎖空間で、相反する2つの家族が繰り広げる駆け引きがスリリングに、ときに毒気あふれる笑いも振りまきながら展開する『パラサイト 半地下の家族』。サスペンス、コメディ、社会派ドラマ、果てはホラー(?)と表情を変えながら、映画は誰も予測できないクライマックスへとたどり着く。阿鼻叫喚という言葉がふさわしい結末について、もちろん詳細は記さないが、2人の証言から「シナリオとは違う結末になった」ことが明らかに!――あのクライマックスには、言葉を失いました。ポン・ジュノ監督:ある登場人物の行動について、シナリオでは意図をあいまいにしたままでした。「意志を持ってあえてそうしたのか、それとも偶発的な出来事なのか」その中間を漂っていたんです。ただ、シナリオに基づき、絵コンテを描き進めるうち(※ポン・ジュノ監督は自ら絵コンテも描く)、より瞬間的な感情の高ぶりを重んじようと決断しました。ソン・ガンホ:事前にシナリオは読んでいましたが、監督から相談を受けて、私もぜひそうしようと同意しました。これぞ、正解だと。なぜなら、私たちが生きる現実世界は、映画のクライマックスをも上回るほど、残酷で冷酷だからです。ポン・ジュノ監督:先輩であるソン・ガンホさんに背中を押されたこともあり、非常に複雑なシーンでありながら、撮影そのものはとてもスムーズで、驚くほどとんとん拍子でした。議論を巻き起こすかもしれないと躊躇もありましたが、「あっ、これを演じるのはソン・ガンホさんなんだ」と気づいた瞬間、観客の皆さんを納得させられると確信し、安心できた。ソン・ガンホさんとは、そんな存在なのです。ソン・ガンホ:私は『パラサイト 半地下の家族』での“水”の表現を大変気に入っています。人々が抱える悲しみや哀れみが、水を通して描かれているんです。そしてこの映画は決して格差や分断、それらの対立を描くだけの映画ではありません。私たちが今という時代を、いかに生きるべきと問いかけているのです。(text:Ryo Uchida/photo:You Ishii)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年01月07日俳優の吉沢亮が12月27日(金)、都内で行われた韓国映画『パラサイト半地下の家族』のプレミア上映会にサプライズ登場!来日中のポン・ジュノ監督とソン・ガンホと対面を果たした。吉沢亮「こんなエンタメがあるんだ」と知ってほしいもともとポン・ジュノ監督の大ファンだと言う吉沢さんは「緊張しすぎて、うまく話せない」。そんな吉沢さんの緊張を解そうと、ポン・ジュノ監督が「自分がこれだけイケメンだって、いつ頃気づいたんですか?」と質問すると、吉沢さんは「小5ですかね(笑)」と笑顔。これに対し、ポン・ジュノ監督は「なぜ、もっと早く気づかないんですか?」とツッコミを入れ、会場を盛り上げた。また、ポン・ジュノ監督は吉沢さんの出演作『リバーズ・エッジ』を観ているといい「とてもすてきな青春を演じている」と評価すると、「うれしいですね。この場にいるのも、おこがましいですが、映画を観てもらったのは、すごく不思議な気持ちです」と喜んでいた。本作について「本当に純粋に、スゲーと思った」と吉沢さん。「ここ何年か観た中で1番です。圧倒的なエンタメ感で、笑いや涙、ホラーにサスペンスといろんな要素が完ぺきに融合している」と絶賛し、「映画好きは100%観ると思いますけど、普段映画館に行かない人にこそ『こんなエンタメがあるんだ』と知ってほしい」とアピールしていた。ポン・ジュノ監督、是枝裕和監督のエールに感激!韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた『パラサイト半地下の家族』。先日発表された第77回ゴールデングローブ賞で3部門にノミネートされ、第92回アカデミー賞でも作品賞を含めて“本命”の呼び声があがっている。セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう。アカデミー賞について、ポン・ジュノ監督は「そればかりは、自分ではわからないですね」と苦笑い。それでも、「トロントで是枝裕和監督にお会いしたとき、『今年はきっと忙しくなるはず。大変だと思うけど頑張ってね』と言ってくださった。是枝監督もパルムドールに輝いた後、オスカー候補にもなりましたから」とエールに感激しきりだった。ポン・ジュノ監督と4度目のタッグとなった名優のソン・ガンホは、キム一家の父親を演じており「最初に監督から、映画の構想を聞いたとき、てっきり自分は裕福な社長を演じるのだと思っていた(笑)。ところが、私が半地下に連れていかれたんです(笑)」と明かし、「この作品は格差による分断や闘争を描いているのではなく、人間はどう生きるべきかを問いかけているんです」と話していた。『パラサイト 半地下の家族』はTOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田にて先行上映中。2020年1月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2019年12月27日ロサンゼルス映画批評家協会賞の作品賞など3冠をはじめ、アメリカの映画賞レースを席巻中の『パラサイト 半地下の家族』。この度、ポン・ジュノ監督自らやソン・ガンホらキャスト陣が語る、本作の撮影現場をとらえた5分にわたるメイキング映像が解禁となった。本作は、“半地下”の家で暮らす、しがない内職で日々を繋ぐ貧しいキム一家と、豪邸に住む裕福なパク社長一家との出会いが予測不能な展開を迎えていく。役者のセリフや動き、小道具、背景など画面に映る全ての要素にメッセージを込める繊細さから“ボンテール(ポン・ジュノ+ディテール)”という造語まで生まれるほどのこだわりを持つポン・ジュノ監督。そんな監督の最新作撮影の現場は、果たしてどのような現場だったのか、映画ファン必見の映像となっている。ソン・ガンホ「唸らされた」…キャストも興奮のポン・ジュノ監督新作映像の冒頭、本作のテーマを「共生することの難しさ。そこから生じる笑いと恐怖。悲しみの悲喜劇です」と語るポン・ジュノ監督。メイキング映像をバックに、主演のソン・ガンホが「とても精巧で、その細かさと構成力はさすがポン監督だと唸らされました」と語る。続いて貧乏一家の長男役チェ・ウシク、豪邸に住む裕福な社長夫人を演じたチョ・ヨジョンなど、キャストたちも予想を超えて展開するポン・ジュノ監督のストーリーテリングを絶賛する。「ユニークな出来事の連続かと思いきや、十分に起こり得ることかと」というコメントに、本作が世界中で高く評価されている理由が伺える。“ボンテール”を支える精鋭スタッフ美術監督・撮影監督がこだわり抜いたポイントとは?「脚本を書いた時点で人物の動線がすでに頭の中にありました」というポン・ジュノ監督の緻密な脚本を見事に映像化した立役者が、ポン・ジュノ監督とは『オクジャ/okja』(’17)に続き2度目のタッグとなる美術監督イ・ハジュンと、『母なる証明』(’09)、『スノーピアサー』(’13)につづき3度目のタッグとなる撮影監督ホン・ギョンピョ。ハジュンが「リアルそのものです」と語る貧乏家族の暮らす半地下の家は、古びた家財道具や地下特有のカビ臭さまでが映像から匂い立つような再現度。一方、「落ち着いた色合いと建築資材で、すっきりと清潔感のある家」であるパク社長宅は、ポン監督のこだわりに応えるために大規模なセットが組まれ、パク社長を演じたイ・ソンギュンも「圧倒されました」とふり返っている。ふたつの家族の生活の格差が現れているのは美術のみにとどまらない。キム一家の暮らす半地下は「日光が入らず夜は緑がかった蛍光灯」、パク一家の暮らす豪邸は「高級感を出し黄色みのある照明」と、撮影監督ギョンピョがこだわった対照的な光の演出にも注目だ。カンヌを筆頭に世界中を沸かせた俳優たちの演技メイキングの終わりには、キャストによる役柄紹介も。ロカルノ国際映画祭でアジア人初のエクセレンスアワードを受賞したソン・ガンホは「僕が演じたギテクはまるで軟体動物のように彼特有のスタイルで状況を解釈して受け入れます」と自身の役柄を語る。カンヌ国際映画祭をはじめ、世界中で高い評価を受けているキャスト陣の役柄の解釈と、各々の演技に対する監督や共演者からのコメントは必見。最後に、貧乏一家の長女を演じたパク・ソダムが本作を「見終わったあとで一杯飲みながらいろいろ語り合える映画です」と表現。ソン・ガンホが「これまでにない新しさと独創性にあふれた映画です」とアピールする。そして「あれこれ考えてもらえたら嬉しいです」というポン・ジュノ監督のもと、キャスト、スタッフ一丸となってこだわり抜いた舞台裏が凝縮されたメイキング映像となっている。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開。12月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて先行公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月16日今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた家族を描く『パラサイト 半地下の家族』から、ポン・ジュノ監督とソン・ガンホが13年ぶりに揃って来日することが決定した。ゴールデングローブ賞3部門ノミネートに加え、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ハリウッド映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ワシントンDC映画批評家協会などで作品賞受賞やノミネートを重ね、オスカーレースを席巻中の本作。そんな日本でもSNSなどで大注目の本作から、ポン・ジュノ監督と主演のソン・ガンホが、2006年に『グエムル -漢江の怪物-』で来日して以来、実に13年ぶりに2人揃っての来日が実現。本作の公開は来年だが、12月27日(金)よりTOHO シネマズ日比谷、TOHO シネマズ梅田にて先行公開が決定しており、2人は27日のTOHO シネマズ六本木ヒルズで行われる特別上映での舞台挨拶に登壇する。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開、2019年12月27日(金)よりTOHO シネマズ日比谷、TOHO シネマズ梅田にて先行公開。(cinemacafe.net)
2019年12月11日『神と共に』2部作の興奮も収まらぬ中、韓国映画ファンを中心に注目を集めているのが、北朝鮮に潜入する実在の韓国工作員を描いた『工作黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』だ。ド派手な銃撃戦も、カーチェイスもない“スパイ映画”ではあるものの、“バレたら全てが終わる”極限の心理ドラマでファン・ジョンミンをはじめとする人気俳優たちが熱演を繰り広げる。また、韓国映画に初めてのカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールをもたらしたポン・ジュノ監督×ソン・ガンホ主演『パラサイト 半地下の家族』の公開が、2020年1月に決まった。こうした話題作で映画界を牽引し、カリスマ性に溢れた存在感を放ち続ける名優たちに注目した。ファン・ジョンミン作品に外れなし!『工作黒金星と呼ばれた男』日本でも大きな話題を呼んだ『タクシー運転手~約束は海を越えて~』『1987、ある闘いの真実』に続く実話を基にしたフィクション。1990年代、北側に何年も潜入し、当時の最高権力者・金正日に最も近づいたといわれる実在のスパイで、“黒金星”というコードネームを持つ男パク・ソギョンをファン・ジョンミンが演じている。『哭声/コクソン』『ベテラン』『アシュラ』など多くのヒット作で知られ、その圧倒的演技力と気さくな人柄で日本でも大人気のジョンミン。昨年11月に「第4回大阪韓国映画祭」で来日した際にも熱狂を持って迎えられていた。今回、彼が演じた“黒金星”は北朝鮮の核開発について探るため、ケチな実業家になりすまし、外貨を獲得したい北の対外交渉責任者(イ・ソンミン)に近づいていく工作員。『国際市場で逢いましょう』では家族思いの純朴で熱い男、『アシュラ』では冷酷で邪悪な市長という正反対のキャラクターを演じ分けたジョンミンだけに、どこまでも調子のいい実業家を“演じる”スパイの姿は本当の素顔が分からなくなってしまうほど。特に、北側の国家安全保衛部員チョン・ムテク(チュ・ジフン)が自白剤を盛って(!)ソギョンの素性を吐かせようとするシーン、さらに金正日(そっくり!)とついに面会シーンを果たすシーンでの、手に汗MAXの緊張感は彼らの演技合戦があればこそ。また、『神と共に』シリーズの冥界の使者役で人気がさらに拡大したチュ・ジフンは、『アシュラ』ではジョンミン演じる悪徳市長に頭が上がらなかったが、本作では立場が逆転したかのよう。終始、冷ややかな疑いの眼差しをソギョンに向けていく。北朝鮮の対外経済委員会リ・ミョンウン所長を演じたイ・ソンミンは、東野圭吾原作の『さまよう刃』など数多くの作品に出演する名バイプレイヤーで、主演作『目撃者』がスマッシュヒット。本作でも絶賛されており、薄氷を踏むような経験をともに乗り越えてきたことから深まる、ソギョンとの立場を超えた友情も見どころだ。チョ・ジヌンの進化に中毒者が続出!『毒戦 BELIEVER』『工作』で韓国側の国家安全企画部(現在の国家情報院)室長としてスパイ作戦の総責任者を演じているのが、チョ・ジヌン。日本でもリメイクされたドラマ「シグナル」の熱血刑事、映画『最後まで行く』の不気味な不死身男、『お嬢さん』のエロ親父など、幅広い役柄でバイプレイヤーとして名を馳せてきたが、韓国で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『デッドプール2』を押さえて初登場1位を記録した『毒戦 BELIEVER』(10月4日公開)で主演を果たす。一時は体重120キロ超もあったが、約30キロのダイエットに成功してルックスが劇変したジヌン。傑作ノワール『新しき世界』(ファン・ジョンミンをトップ俳優に押し上げた)を超えて観客動員数500万人を突破した本作では、麻薬組織への潜入捜査で次第に狂気を増していく麻薬取締官ウォノを好演。いまや主演作が相次ぐ存在となっている。そんな彼が演じるウォノ刑事と大胆かつ、危険極まりない潜入捜査に挑むのは、『タクシー運転手~約束は海を越えて~』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などで注目を集め、ドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」でもファン層を広げたリュ・ジュンヨル。本作では終始感情を押し殺し、麻薬組織から見捨てられた青年ラクを演じる。是枝裕和監督の大ファンを公言しており、是枝監督も起用してみたい韓国俳優にマ・ドンソクと並んで彼の名を上げているという逸材だ。そのほか、組織の謎の人物で残虐なクリスチャンを演じたチャ・スンウォン(『ハイヒールの男』)や、狡猾なドラッグディーラーを演じたパク・ヘジュン(「ミセン -未生-」)、闇マーケットを牛耳るボスを演じ、本作が遺作となったキム・ジュヒョク(『コンフィデンシャル/共助』)といった濃いにもほどがあるクセ者俳優たちがぶつかり合う点でも見逃せない。ソン・ガンホ、“半地下”からセレブに寄生?『パラサイト』日本で最も知名度と人気のある韓国俳優として、ソン・ガンホを一番に挙げる人も多いだろう。韓国映画の底力を日本に知らしめた1作でもある『JSA』や、実際の歴史的冤罪事件を描いた『弁護人』など、代表作は数え切れない。『タクシー運転手~約束は海を越えて~』では「光州事件」の渦中に巻き込まれながら、ひとりの父親として、人間として、なすべきことをした市井のタクシー運転手役も記憶に新しい。そんな彼が、ポン・ジュノ監督と『殺人の追憶』『グエムル -漢江の怪物-』『スノーピアサー』に続いて4度目のタッグを組んだのが、パルム・ドール受賞のブラックコメディ『パラサイト 半地下の家族』。全員失業中で、“半地下”住宅でその日暮らしの生活を送るキム一家の長男が、ひょんなことからIT企業を経営する裕福な一家の家庭教師になったことから、想像を絶する悲喜劇が展開していく。韓国都市部の“半地下”住宅は日当たりも悪く、薄暗くてジメッとしており、大邸宅や超高層マンションの対極にある、いわば“貧困”の象徴ともいえるもの。日本で例えるなら、『万引き家族』でポツンと取り残された初枝さんの平屋のようなものだ。『母なる証明』(’09)以来、10年振りに韓国を舞台にしたジュノ監督は、信頼の置けるガンホを主演にして格差社会を独特の切り口で、なおかつ見応えあるエンターテイメントとして描いているらしく、すでに世界各国で絶賛を受け大ヒットとなっている。その中で飄々とした父親を演じる(でも絶対に裏の顔がある!?)ガンホにも、ぜひ注目してほしい。共演には『最後まで行く』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、『オクジャ/okja』『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクなど、各世代の実力派も顔を揃える。このほかにも、『神と共に』のハ・ジョンウ、マーベル『Eternals』(原題)にも起用され大ブレイク中のマ・ドンソクら、その名があるだけで心躍る俳優たちの作品が続々と公開されている。チョン・ジェヨン&キム・ナムギルら共演の『感染家族』(公開中)はSNSで大絶賛を受けており、人気俳優ヒョンビンが悪役に初挑戦した『ザ・ネゴシエーション』(8月30日公開)、韓国歴代興収NO.1の記録を作った『エクストリーム・ジョブ』(2020年1月3日公開)なども見逃せない。彼らのみならず、若手注目株たちが選ぶ映画は、エンターテイメント性に富みながらも歴史や社会の暗部と真摯に向き合ったものばかり。韓国映画の気概を感じさせる作品を、彼らの熱演を通じてぜひ覗いてみてほしい。(text:Reiko Uehara)■関連作品:工作黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男 2019年7月19日よりシネマート新宿ほか全国にて公開(C)2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
2019年09月04日ヒョンビンが初の悪役に挑戦した映画『ザ・ネゴシエーション』から、本作で初共演を果たしたヒョンビンとソン・イェジンのメッセージ入りキャラクター映像が公開された。今回到着した映像では、ヒョンビンが「本時間内にミン・テグの犯行を止めるための交渉を描いた犯罪エンターテイメントです」と本作を紹介し、ソン・イェジンも「ぜひ劇場でご覧を」と笑顔でメッセージを寄せスタート。そして続けて、2人が演じた凶悪犯ミン・テグと、彼から突然交渉相手に指名されるソウル市警危機交渉班の警部補ハ・チェユンにフォーカスしたシーンを収録。交渉人ハ・チェユンが、交渉相手である人質犯ミン・テグの正体を粘り強く探り、1対1の交渉を続ける緊迫のシーンの一方、ミン・テグの「1時間以内に来なければ全員殺す」と鬼気迫る表情で銃を片手に脅す場面が登場している。また、本作は特殊な撮影を行ったそう。イ・ジョンソク監督は「交渉人と人質犯が対立し、映画を引っ張っていく物語であるため、二人の演技が実際の状況のようにリアリティのあるものでなければならなかった」と言い、「事件の状況を忠実に再現するため、ヒョンビンとソン・イェジンは実際にモニター越しに演技をして、互いの反応にも真実味が出るように演出した」と明かしている。『ザ・ネゴシエーション』は8月30日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ネゴシエーション 2019年8月30日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開ⓒ 2018 CJ ENM CORPORATION, JK FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2019年08月07日韓国の俳優ソン・ジュンギ(33)が、妻で女優のソン・ヘギョ(37)と離婚調停手続きを踏んでいることが分かった。6月27日、ソン・ジュンギの法律代理人を務める弁護士が韓国メディア向けに正式な報道リリースを通じて発表した。2人は’15年に放送されたドラマ『太陽の末裔』での共演をきっかけに交際をスタート。’17年10月に入籍した。韓国のみならず、中国や中東でも絶大な人気を誇るスター同士の結婚は大きな話題となり、苗字からとった“ソンソンカップル”として愛されたが、2年足らずでピリオドを打つことになった。ソン・ジュンギ側の弁護士は「26日、ソウル家庭裁判所に離婚調整申請書を届けた。ソン・ジュンギ氏の正式なコメントをお伝えします」と明らかにした。ソン・ジュンギは「私を愛し、大切にしてくださっている多くの方々によくない便りをお伝えすることになり申し訳ないという言葉をまずお伝えします。私はソン・ヘギョ氏との離婚のための調停手続きを進めることになりました。2人とも是非についてよく確認しあい、互いを非難するよりは円満に離婚手続きを終えることを望んでいます」とコメントしている。世紀の大物カップルの破局に韓国のポータルサイトでは「ソン・ヘギョ」「ソンソンカップル」「離婚訴訟」といったワードが上位を占拠。ファンからは「好きなカップルだったのにショック」「悲しい」といった反応が上がっている。
2019年06月27日『コンフィデンシャル/共助』のヒョンビンが凶悪犯役、『私の頭の中の消しゴム』のソン・イェジンが交渉人役で初共演した心理サスペンス『ザ・ネゴシエーション』から、緊張感溢れる2人の対決シーンを収めた予告編が解禁となった。今回解禁となった予告編は、ヒョンビン演じるタイで発生した韓国人拉致事件の犯人ミン・テグが、「今から人質を1人ずつ殺していく」と殺気漂う表情で交渉を迫る場面から始まる。韓国から画面越しに交渉を続けるソン・イェジン演じるハ・チェユンに対し、余裕を感じさせる態度で揺さぶりをかけるテグ。そしてキム・サンホ演じる先輩刑事らの捜査を経て、彼の要求と正体が少しずつ明らかになっていく。ヒョンビンが悪役に挑戦するのは本作が初。時に冷酷な口調で警察をあざ笑うかのように挑発を繰り返す凶悪犯を存在感たっぷりに演じており、これまでのイメージとは一味違った彼の姿を確認できる予告映像となっている。本作で初メガホンをとったイ・ジョンソク監督は、「ヒョンビンは生まれ持った魅力と容姿に負けず劣らず監督たちに信頼と力をくれる俳優。本作ではこれまでに見たことのない彼の新たな一面を見ることができるだろう。またソン・イェジンは完璧な役者。映画全体の流れについてもすぐに理解するし、その中で自分の色を出す術を知っている」と、2人への賛辞のコメントを寄せている。また、6月28日(金)より『ザ・ネゴシエーション』の第2弾前売り特典付き鑑賞券の販売が開始される。購入特典はメインビジュアルをデザインした「特製マグネット」。数量限定につき、なくなり次第終了となる。タイムリミットは14時間、果たして交渉の行方は?そして犯人の目的は?その結末は是非劇場で見届けて。『ザ・ネゴシエーション』は8月30日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ネゴシエーション 2019年8月30日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開ⓒ 2018 CJ ENM CORPORATION, JK FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2019年06月07日最旬の韓流スターのインタビューをお届けしているK☆STAR LOVERSの今回のゲストは、韓国の国民的歌手“バラードの皇帝”ことソン・シギョン(39)。 インタビュー後編は、4月からレギュラー出演中のNHK Eテレの『テレビでハングル講座』に抜擢された感想と、7月4日にリリースされるニューシングル『幸せならそばにある』の聴きどころを語ってくれた。本国でバラエティ番組のMCやラジオ・パーソナリティもこなすトークセンスは日本語でも健在。“鼓膜彼氏”と呼ばれるその甘美な声は、聴く人誰もが聞き入ってしまうこと必至です! 5月29日発売「女性自身」のグラビアにも登場。動画と併せてお楽しみください。 ■韓国エンタメ情報&オリジナルインタビュー満載!『K☆STAR LOVERS』記事一覧■女性自身韓流Twitterアカウント(動画/Bravoworks,inc.)
2018年05月29日最旬の韓流スターのインタビューをお届けしているK☆STAR LOVERSの今回のゲストは、韓国を代表するバラード歌手・ソン・シギョン(39)。 心地よい歌声で人々を魅了することから、“バラードの貴公子”や“鼓膜彼氏”の異名を取る彼が今春から日本に本格進出。4月からレギュラー出演中のNHK Eテレ『テレビでハングル講座』(水曜23時30分~)に続き、6月1日、8日の2週にわたって放送されるドラマ『孤独のグルメ Season7~韓国出張編』(テレビ東京系・金曜深夜0時12分~)で出演することが発表された。 シギョンといえば、本国で’00年にデビュー。以来、アルバムセールスが通算200万以上を記録する国民的歌手として幅広い層の人々から愛されるほか、巧みな話術でバラエティ番組やラジオ・パーソナリティーもこなすシギョン。 本誌インタビューでは、目下猛勉強中だという日本語ですべて答え、日本進出を決意した理由、日本での新生活についてなどを語ってくれたシギョン。 K☆STAR LOVERSのインタビューは、前編・後編(5月29日配信開始)でお届けします! 【INFORMATION】7月4日(水)ニューシングル「幸せならそばにある」リリース ■SUNG SI KYUNG JAPAN FANMEETING“BETWEEN US 2018”開催決定7月22日(日)大阪・NHK大阪ホール7月27日(金)東京・メルパルクホール ■韓国エンタメ情報&オリジナルインタビュー満載!『K☆STAR LOVERS』記事一覧■女性自身韓流Twitterアカウント(動画/Bravoworks,inc.)
2018年05月22日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。先日、韓国で開催された障害者スポーツの祭典、第12回冬季パラリンピック平昌(ピョンチャン)大会は、アルペンスキーやスノボーなど10日間に渡る熱戦が繰り広げられ、素晴らしかったですね。2020年に東京で開催される夏季パラリンピックにも期待が高まります。【シネマの時間】第25回は、そんな興奮覚めやらぬ韓国を舞台にした話題の感動作、映画『タクシー運転手約束は海を越えて』をお送りします。1980年5月、韓国現代史上最大の悲劇となった光州事件。あの日、戒厳令下の厳しい言論統制をくぐり抜け唯一、広州を取材し、全世界に5.18の実情を伝えた実在の人物、ドイツ人記者ユルゲン・ヒンツペーターと彼を乗せた勇敢なタクシー運転手キム・サボクが目にした心揺さぶられる真実の物語。この映画を鑑賞後、私も伝えるという仕事を生業としている者として、多くの人にこの映画の素晴らしさを伝えたいとバトンを渡されたように感じました。第90回米アカデミー賞外国語映画賞 韓国代表出品の快挙!また第54回大鐘賞、第38回青龍映画賞、第26回釜山映画賞など、韓国主要映画賞を総なめにした話題作がついに日本公開です!■ソン・ガンホ X トーマス・クレッチマンの名優達が豪華共演!映画『タクシー運転手』は、光州事件の実情を伝え、韓国の民主化に寄与した功労者として2003年、第2回ソン・ゴノ言論賞を受賞したドイツ人記者ユルゲン・ヒルツペーターが演説した一言から始まりました。「自分の目で真実を見て伝えたいだけだった。勇敢な韓国人タクシー運転手キム・サボク氏と献身的な広州の若者たちがいなければ、このドキュメンタリー『岐路に立った大韓民国』を撮ることはできなかった」本作は、ドキュメンタリー『岐路に立つ大韓民国』から戒厳令による厳重な言論統制を突き抜けて唯一光州を取材して全世界に5.18の惨状を知らせたユルゲン・ヒンツペーターと、彼を乗せたソウルの平凡な市民でありタクシー運転手であるキム・サボクというふたりの実在の人物をモチーフに制作。11歳になる娘を男手一つで育てるタクシー運転手に『シュリ』『王の運命』『義兄弟』などで知られる韓国映画界きっての名優ソン・ガンホ。ドイツ人記者に『戦場のピアニスト』『キング・コング』などに出演、ドイツのベテラン俳優トーマス・クレッチマン。他、演技派ユ・ヘジン、若手実力派リュ・ジュンヨルと豪華キャストが集結。『義兄弟』『高地戦』のチャン・フン監督がメガホンをとり、平凡なタクシー運転手と外国人記者、そして光州で出会う人々が危険な状況に負けず、最後まで自分の信念を貫き通した“あの日”をドラマチックな感動で描き出しました。■映画『タクシー運転手約束は海を越えて』 あらすじーー韓国現代史に語り継がれる”あの日”に隠されたもうひとつの真実の物語。1980年5月、ソウルのシングルファーザーのタクシー運転手マンソプ(ソン・ガンホ)は「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられて、そこで何が起こっているのかも知らないままドイツ人記者ピーターを乗せて一路、光州を目指します。当時ピーターは、日本特派員として仕事をしていましたが、韓国の状況を聞いて躊躇することなく「ニュースがあるところならどこにでも行く」とカメラ片手に取材に韓国に降り立ったのでした。何としても生活のためにもタクシー代を受け取りたいマンソプは、機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入ります。しかしピーターとマンソプの目の前には予期していなかった恐ろしい光景が。“危険だからソウルに戻ろう”とマンソプはピーターに忠告しますが、ピーターは耳を貸さず大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り、取材撮影を始めるのでした。しかし状況は、緊迫し徐々に悪化。マンソプはひとりで留守番させている11歳の娘が気になってたまらないのですが……。■映画『タクシー運転手約束は海を越えて』作品紹介2018年4月21日(土)より、シネマート新宿ほか全国ロードショー!公式サイト:原題:택시운전사監督:チャン・フン脚本:オム・ユナ撮影:コ・ナクソン編集:サラ・グリーンウッド音楽:チョン・ヨンウク衣装デザイン:チョ・サンギョン、チェ・ヨンサン美術:チョ・ファソン、チョン・イジンエグゼグティブ・プロデューサー:ユ・ジョンフンプロデューサー:パク・ウンギョン共同プロデューサー:チェ・キソプ協力プロデューサー:ソン・ガンホ制作年:2017年制作国:韓国上映時間:137分/カラーシネスコ/5.1ch/レイティング配給:クロックワークス提供:クロックワークス・博報堂DYミュージック&ピクチャーズ© 2017 SHOWBOX AND THE LAMP. ALL RIGHTS RESERVED.■映画『タクシー運転手約束は海を越えて』キャストソン・ガンホ=キム・マンソプトーマス・クレッチマン=ユルゲン・ピンツペーター(ピーター)ユ・へジン=ファン・テスルリュ・ジョンヨル=ク・ジェシクアートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
2018年03月26日東京・青山のギャラリー ミュベール(GALLERY MUVEIL)では、シャンデリアアーティストのキム・ソンへ(Kim Songhe)と、ディスプレイデザインを手がけるアトリエ マティック(ATELIER matic)による、2人のありのままの個性が詰め込まれた作品展を11月15日から12月3日まで開催する。キム・ソンヘは、2005年セレクトショップのラブレス(LOVELESS)にて展示したシャンデリア作品が注目を集めたのをきっかけに、シャンデリア作家として独立。以降、国内外の企業やブランドへの作品提供し、空間ディスプレイやプロダクトデザインを手掛けている。2016年には初となる作品集『TROPHY』を刊行し、ラフォーレ原宿にて大型展覧会を開催した。アトリエ マティックの外山翔は、2012年にマティック(matic)として独立。デザインとアートの展示会「場と間」の会場構成や、空間デザインの他、店舗什器やポップアップストアなども多数手掛ける。自身のアート活動を「ATELIER matic」と位置づけ、一点ものの作品等を製作。今回はアクリル素材をキーワードにアートピースを製作し、空間演出も含めた作品展を行う。なお、本展の初日にあたる11月15日は、同会場にてレセプションパーティを18時から21時まで開催する。話題の“二人”が魅せる作品と空間演出、アートピースは必見。【展覧会情報】二人展 exhibition “As it is” Kim Songhe & ATELIER matic会期:11月15日~12月3日会場:GALLERY MUVEIL時間:11:30~20:00(12月3日は18:00まで)住所:港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山B1F
2017年11月15日韓国の国民的名優ソン・ガンホが主演を務め、観客動員1,200万人突破する2017年No.1大ヒットとなった『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』。第90回米アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表作品として選ばれた本作の日本公開が、2018年4月に決定した。1980年5月。韓国現代史上、最大の悲劇となった民主化を求めるデモ「光州事件」を題材に、真実を追い求めた1人のドイツ人記者と彼を光州まで乗せたタクシー運転手の秘話に迫る物語。ソウルのタクシー運転手マンソプは「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられ、ドイツ人記者ピーターを乗せて、英語も分からぬまま一路、光州を目指す。何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入る。ピーターは、「危険だからソウルに戻ろう」というマンソプの言葉に耳を貸さず、光州の大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り、撮影を始める。しかし、状況は徐々に悪化。マンソプはソウルに1人で留守番させている11歳の娘が気になり、ますます焦るのだが…。軍事独裁政権の言論統制をくぐり抜け、光州を取材し、全世界に5.18光州事件の実情を伝えた故ウィルゲン・ヒンツペーター氏と、その彼をタクシーに乗せ、光州の中心部に入った一般市民であり、後日、ヒンツペーターでさえその行方を知ることのできなかった故キム・サボク氏という、実在した2人が肌で感じた“あの日”を、コミカルかつシリアスに描き出す。本作は、日本でもスマッシュヒットとなった『新感染 ファイナル・エクスプレス』の興行成績を上回り、韓国映画としては歴代8位を記録、映画批評サイト「ロッテントマト」では驚異の94%好評価を獲得。中国の若者に人気のソーシャルメディア「Douban」では、映画評価10点満点の9.1点、3万件以上の関連レビューが寄せられたが、10月には「天安門事件」を連想させるという理由で中国当局により関連コンテンツを削除され、上映禁止になるなど、話題を呼んでいる。11歳の娘を1人で育てるタクシー運転手マンソプ役は、韓国映画界の名優ソン・ガンホ。『王の運命ー歴史を変えた八日間ー』『密偵』に続き、出演作が3年連続でアカデミー出品作に選ばれる快挙となった。また、ドイツ人記者ピーター役には、『戦場のピアニスト』『ヒトラー ~最期の12日間~』といった名作から『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』などのハリウッド大作まで幅広く活躍しているドイツが誇る名優トーマス・クレッチマン。マンソプとピーターを助ける光州のタクシー運転手ファン氏役には、『鍵泥棒のメソッド』の韓国リメイク版『LUCK-KEY/ラッキー』で唯一無二の存在感を放つユ・ヘジン。そして光州でピーターとマンソプの通訳を担当する大学生ジェシク役は、韓国で社会現状になるほどの大人気ドラマ「恋のスケッチ~応答せよ1988~」でブレイクし、『グローリーデイ』『奴隷の島、消えた人々』など、いま韓国で最も注目を浴びている若手実力派リュ・ジュンヨルと豪華キャストが集結。監督を『義兄弟~SECRET REUNION~』『高地戦』のチャン・フンが務め、最後まで自分の信念を貫き通した“あの日”をドラマチックな感動作に創りあげた。合わせて、特報映像とティザービジュアルも解禁。ビジュアルは、タクシー運転手のマンソプとドイツ人記者ピーター、そしてタクシー運転手ファン氏、大学生ジェシクの4ショットで、1980年当時を蘇らせた古い写真のような仕上がりに。また、特報映像では、当時のソウルの風景と共に思いっきり声を出して笑っているタクシー運転手マンソプの姿から、ドイツ人記者の前で「レッツゴー光州」と、たどたどしい英語を投げかけ、光州に向かう2人の様子。やがて到着した光州の空にはヘリコプターが飛び、道路にはデモ隊が…。その様子を撮影するピーターと、そして「お客さんを連れて帰らないと」と訴えながら涙を流すマンソプの姿などが映し出されている。彼らが訪れた当時の光州では、いったい何か起きていたのか?まずはこちらの特報映像から“あの日”を確かめてみて。『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』は2018年4月21日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月10日ソン・ガンホ、コン・ユ、イ・ビョンホンら韓国のトップスターが豪華共演を果たし、大ヒットを記録したサスペンス・アクション巨編『密偵』。このほど、劇中の緊迫感とは裏腹に、リラックスしたムードの撮影現場のオフショットと新たな場面写真がシネマカフェだけに到着した。日本による統治時代の 1920年代を舞台に、独立運動団体「義烈団(ウィヨルダン)」と彼らを追う日本警察との攻防をスリル満点に描いた本作。韓国が誇る大御所俳優で国際的に活躍するソン・ガンホやイ・ビョンホンはもちろんのこと、今年『新感染 ファイナル・エクスプレス』の大ヒットで日本でもファン拡大中のコン・ユが出演していることで注目を集めている。このほど到着したのは、本作の撮影現場での貴重なオフショットと、本編からの新たな場面写真。シリアスな作品だけに、現場はピリピリした緊張感に満ちているのでは…と思いきや、オフの時間にコン・ユがカメラに向かってピースサインを作ってみせ、お茶目な一面を覗かせるなど、予想外に和やかな光景を目にすることができる。そんなコン・ユの後ろでは、ソン・ガンホとイ・ビョンホンが煙草をくゆらせており、1枚のショットの中に韓国の名優が揃い踏み!ほかにも、カメラに向かってハートマークを作る写真もあり、ファンにはたまらない、実に貴重なオフショットとなっている。併せて解禁となった場面写真では、2人の名優にも引けをとらないコン・ユの迫真演技を垣間見ることができる。『新感染 ファイナル・エクスプレス』でも話題となった抜群のスタイルも確認でき、同作では娘を守る父親を演じたコン・ユは、本作ではどんな一面を見せてくれるのか、期待の高まるショットとなっている。『密偵』は11月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月22日韓国で750万人を動員する大ヒットを記録した、ソン・ガンホ、コン・ユ、イ・ビョンホンら韓国のトップスターが共演を果たすサスペンス・アクション巨編『密偵』。この度、11月の日本公開に先駆け、本作の予告編とポスタービジュアルが到着した。日本による統治時代の1920年代を舞台に、独立運動団体「義烈団(ウィヨルダン)」と彼らを追う日本警察との攻防を、スリル満点に描いた本作。今回公開された予告編では、銃による攻撃も盛り込まれ重厚感溢れる仕上がりに。日本統治下の朝鮮半島で、日本警察官として尽くしてきたソン・ガンホ演じる朝鮮人のイ・ジョンチュルに対し、「お前はどちらの歴史に名を刻む?」と言い放つ義烈団の団長役のイ・ビョンホンや、激乱の時代に母国を想う気持ちと日本警察として責務を果たさなければならない現状の間で揺れ動く心情がソン・ガンホの表情から伝わる。また、義烈団を率いるリーダー役のコン・ユ、さらに日本警察のナンバー2、総督府警務局部長役の鶴見辰吾らキャストたちも次々と登場し、その表情も印象的だ。そして、最後に呟く”密偵”とは一体誰のことなのか…。またあわせて、ソン・ガンホ、コン・ユ、鶴見さん、イ・ビョンホンが、それぞれの決意を持ちながらも互いにどこか疑いを持った、意味あり気な表情を切り取ったポスタービジュアルも解禁された。『密偵』は11月11日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月11日『弁護人』ソン・ガンホ、『新感染 ファイナル・エクスプレス』コン・ユ、そして『MASTER/マスター』のイ・ビョンホンという韓国の3大トップスターが豪華共演を果たした『密偵』が、11月11日(土)より日本公開されることが決定した。本作は、日本による統治時代の1920年代を舞台に、独立運動団体と日本警察との攻防をスリル満点に描いたサスペンス・アクション巨編。韓国で3週連続第1位、観客750万人を動員する大ヒットを記録し、あのパク・チャヌク監督『お嬢さん』を抑えて第89回アカデミー賞外国語映画賞の韓国代表に選ばれた。日本警察に所属するイ・ジョンチュル(ソン・ガンホ)は、独立運動団体の義烈団(ウィヨルダン)を監視しろとの特命を受け、義烈団のリーダー、キム・ウジン(コン・ユ)に接近する。双方間で出どころ不明の情報が飛び交い、誰が密偵なのか分からない中、義烈団は日本統治下の主要施設を破壊する爆弾を京城(現在のソウル)に持ち込む計画を進めていた。そんな中、日本警察は義烈団を追って上海へ。義烈団と日本警察のかく乱作戦が繰り広げられる緊張感の中、爆弾を積んだ列車は国境を越えて京城へ向かうが…。主演は、数々のヒット作に主演し、『弁護人』(’13)でも迫真の演技をみせたソン・ガンホ。本作では、朝鮮人の日本警察官を演じ、日本語のセリフにも挑戦する。また、義烈団を率いるリーダー役には、『新感染 ファイナル・エクスプレス』が公開間近のコン・ユ。義烈団の女性メンバー役には、「屋根部屋のプリンス」(’12)に主演し、等身大の魅力で日本でも人気の女優ハン・ジミン。さらに義烈団の団長役を、イ・ビョンホンがカリスマ性あふれる圧倒的な存在感で演じ、日本警察のナンバー2である総督府・警務局部長役で鶴見辰吾が出演するなど、豪華な俳優陣の共演は見逃せない。監督は、『甘い人生』『悪魔を見た』などのキム・ジウンが務めている。敵も味方もわからない緊迫の状況下、果たして密偵は誰なのか!? 意味深な表情で窓越しにこちらを見つめているソン・ガンホや、追手の存在を気にかけるように後ろを振り向くコン・ユ、また、義烈団の団長であるイ・ビョンホンら姿が映し出された場面写真にも注目だ。『密偵』は11月11日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月26日5日、韓国人俳優のソン・ジュンギ(31)と女優のソン・ヘギョ(35)が結婚することが明らかになり、「ソン ・ヘギョ」「ソン・ジュンギ」がYahoo!検索ワード上位にランクインし話題となっている。 2人は2016年ドラマ「太陽の末裔」で共演。同ドラマは韓国で30%を超える視聴率を記録し、日本にもファンが多くいる。 韓国メディアによると、ソン・ジュンギとソン・ヘギョの所属事務所であるBlossomエンターテインメントとUAAは5日、「ソン・ジュンギ、ソン・ヘギョが夫婦の縁を結ぶことになり、2017年10月末に結婚式を挙げる予定」とし、「結婚は個人だけでなく家族と家族の出会いとなるため、色々な面で注意深くしている状況でした。これに対し結婚まで慎重を期するしかなく、今になって発表することになりました。多くの方々のご理解をお願いいたします」と伝えたという。 これに対しファンは「結婚って衝撃すぎる…」「私のジュンギ様ぁぁ」「ソン・ジュンギとソン・ヘギョさんおめでとう!ドラマ好きだたしこの2人好きだから嬉しい!!」「ジュンギの結婚無理だけど、この2人なら全然いいよ!」「信じられない!でもお似合いだからしょうがない!」などの反応を見せている。
2017年07月05日秋葉原の「肉バル 肉ソン大統領 秋葉原店」全長約60cmの肉メニュー『大統領専用器(機) 肉盛りエアフォースワン』が登場!飛行機に見立てた巨大肉メニューは、自慢のタンドールで焼き上げた牛、豚、鶏、羊の様々な部位が楽しめます。ビジュアルのインパクトがとにかくすごいですね。インスタ映えまちがいなしの肉メニュー、ぜひ直接店舗で楽しみましょう!メニュー名大統領専用器(機) 肉盛りエアフォースワン(重量非公開)料金10,000円(税抜) 7,8人前※前日迄に要予約肉ソン大統領ってどんな店?北海道肉ソン大統領は、北海道生まれのお肉を美味しく楽しく食べる為のブランドです。肉類、魚介類、乳製品、農作物、お菓子など名産品の多い北海道にて、デザイナーの阿野 洋介氏(北海道肉ソン大統領補佐官)の豊かな発想力を武器に、お土産界に新風を吹き込んでいるのが、第37代アメリカ合衆国大統領の名前を冠した『北海道肉ソン大統領』です。鶏の一枚肉を贅沢に使用したレトルトカレー「肉デカチキンカリー」、北海道の地形をドットに見立てた「北海ドット」など、話題の商品を次々と生み出しています。■店舗概要店舗名 : 肉バル 肉ソン大統領 秋葉原店所在地 : 〒101-0025東京都千代田区神田佐久間町2-11 JD秋葉原ビル2Fアクセス : JR「秋葉原駅」から徒歩3分営業時間 : 16:00~23:30(L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)※毎月最終金曜日はプレミアムフライデーのため15:00オープン定休日 : なしTEL: 03-5823-4517URL: : : :
2017年03月24日2014年に公開されるや観客動員1,100万人を記録、さらに第35回青龍映画賞で最優秀作品賞・主演男優賞ほか、数々の映画賞を受賞した社会派ヒューマンドラマ『弁護人』。このほど、本作でスクリーンデビューを果たし、以後、演技もできるアイドルとして広く認知されるようになった「ZE:A」のイム・シワンについて、主演のソン・ガンホから彼の演技を絶賛するコメントがシネマカフェに到着。併せて、本作のビジュアルが解禁となった。1980年代初めの釜山。学歴はないが、さまざまな案件を抱える売れっ子、税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)。大手企業からのスカウトを受け、全国区の弁護士デビューを目の前にしていた。ある日、駆け出しのころに世話になったクッパ店の息子ジヌ(イム・シワン)が事件に巻き込まれ、国家保安法違反などの容疑で裁判を控えているという情報を耳にする。その母で店主スネ(キム・ヨンエ)の切実な訴えを無視できず、拘置所の面会に行くが、そこで待ち受けていたジヌの信じがたい姿に衝撃を受ける。ソン・ウソクは多くの弁護士が引き受けようとしない彼の弁護を請け負うことに決めるが…。本作は、高卒でコネも学歴もない1人の弁護士が政府を相手に孤軍奮闘する、実話を基にした社会派ヒューマンドラマ。軍事政権下の韓国で、1981年9月に実際に起きた冤罪事件「釜林(プリム)事件」をモチーフにしている。主人公を演じるのは、『殺人の追憶』や『グエムル-漢江の怪物-』、『スノーピアサー』、『運命の王-歴史を変えた八日間』など、主演作が軒並みヒットを記録してきた、国民的人気を誇る演技派ソン・ガンホ。本作が韓国で公開された2014年には、韓国最大の映画賞の1つ、青龍映画賞で主演男優賞を受賞し、“韓国のゴールデン・グローブ賞”と呼ばれる第50回百想芸術大賞で映画部門大賞を獲得した。また、本作でスクリーンデビューを果たしたイム・シワンが演じるのは、不当に逮捕されたクッパ店の息子、ジヌ。長時間の厳しい取り調べで心神喪失した青年という難役を体当たりで演じており、その演技力で数々の賞を獲得。主演したドラマ「ミセン-未生-」は高視聴率を獲得して社会現象化し、日本で現在放送中の中島裕翔主演「HOPE~期待ゼロの新入社員~」の原作に。また、10月には映画初主演作『戦場のメロディ』も控えている。そんな彼に対してソン・ガンホは、「イム・シワンくんは情熱が相当なものでした。ですが歌手としての活動のみで今回が初めての演技、しかも映画ということもあって、演技を技術的に見せようとしていました。それはイム・シワンという役者の才能と情熱を自ら損じてしまうことなので、演技は技術で見せるものではなく、特に新人でこその真意の込もった演技が必要だと話しました。真剣に取り組むあまり、少々ダサくて堅苦しくてもその役を通じて自分の真意を伝えられるような演技をはじめからしたほうが良いと忠告をしました」と、大先輩としてアドバイスをしたことを明かす。さらに、「とても飲み込みが早く、初めのころからこんな忠告を謙虚に実行してくれたおかげで、彼にも、『弁護人』という映画にも素晴らしい結果をもたらしたのでしょう。イム・シワンくんはこれからが期待できる素晴らしい素質をもった俳優、役者だと思います」と、大絶賛を贈る。骨太のヒューマンドラマで、ソン・ガンホら実力派俳優たちとの共演で見せるイム・シワンの演技に、ぜひ注目してみて。『弁護人』は11月12日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月30日「HOPE~期待ゼロの新入社員~」の基になったドラマ「ミセン-未生-」や、国民的俳優ソン・ガンホ共演の『弁護人』などで知られる“演技ドル”(演技もできるアイドル)、「ZE:A」イム・シワンが映画初主演を務めた『戦場のメロディ』。このほど、本作待望の予告編映像がシネマカフェにて解禁となった。朝鮮戦争まっただ中の1952年。家族も戦友も失ったハン・サンヨル少尉(イム・シワン)は、最前線から釜山に転属。彼を待ち受けていた任務は、両親を亡くした多くの戦争孤児の世話だった。チンピラの悪事に利用されていた孤児たちを集め、サンヨルは得意の音楽を活かし「児童合唱団」を作り、歌を教え始める。初めはぎこちなかった歌声にリズムと和音が生まれ、子どもたちに笑顔が戻り始めたころ、戦地への慰問公演が決まる。だが、行き先は、激戦地の最前線だった…。朝鮮戦争下で、戦場や軍の病院などの慰問公演に始まり、1953年7月27日の休戦後はアメリカへ、60年代には日本から東南アジア、そしてヨーロッパにまで巡演をおこなったという実在の児童合唱団をモデルにした本作。俳優としても高く評価されているイム・シワンが映画初主演を務め、ピアノ演奏や指揮者にも初挑戦した。このたび解禁された予告編は、戦争孤児たちと出会い、「児童合唱団」の結成を決意するイム・シワン演じるハン少尉の力強い姿を目にすることができる。子どもたちとの触れ合いのなかで見せる優しい笑顔のほか、軍からの合唱団に対する非情な命令に葛藤する姿、戦場の最前線で浮かべる絶望の表情などが印象的だ。音楽の力で、過酷な状況で生きる戦争孤児たちに笑顔を取り戻していく少尉だが、同時に子どもたちのピュアな姿や優しさが彼を癒していく様子も感動的に描かれていく。メガホンをとったのは、大切なものを失った家族の姿に寄り添う『優しい嘘』、落ちこぼれ高校生と破天荒な担任教師の絆を綴った『ワンドゥギ』など、心に傷を抱えた人々を優れた感性で描きあげてきたイ・ハン監督。実話をモチーフに、戦争の悲惨さや残酷さとともに、力強く生きる子どもたちの姿を丁寧に描き、深い余韻の残る感動作として完成させた。“韓国版『サウンド・オブ・ミュージック』”との声も上がる、戦争ですべてを失った子どもたちのピュアな歌声が耳に残る真実の物語を、まずはこちらから確かめてみて。『戦場のメロディ』は10月29日(土)よりシネマート新宿、11月5日(土)よりシネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月29日ブランド物は必須、男は不要、結婚なんてお断りのエリート弁護士が、ひょんなことから誰かの“妻”となり、“母”となるラブコメディ『ミス・ワイフ』。本作から、ソン・スンホンが演じたヒロインのイケメン夫ソンファンを紹介する、キャラクター映像と新たな場面写真が解禁となった。勝訴率100%、高給取りの独身敏腕弁護士ヨヌ(オム・ジョンファ)は夢にまで見たニューヨーク本社転勤の辞令が下りる直前、不慮の交通事故に遭ってしまう。生死の境をさまようヨヌの前に現れた怪しげな男、イ所長(キム・サンホ)。彼はヨヌに、ひと月、他人の人生を生きれば、命を元に戻すと提案する。ただし、誰にも正体を見破られてはいけないという条件付き。目を覚ました彼女に訪れたのは、2人の子持ち主婦のまるで戦争のような日常!町内の主婦連中との嵐のような井戸端会議に、1枚35ウォンの紙袋折りの内職まで。晴天の霹靂のごとき真逆人生に、パニックに陥るヨヌは…。恋愛も結婚も百害あって一利なしと信じるキャリアウーマンが、1日にして子持ちの主婦となり、180度逆転した人生を生きることになるラブコメディ。主人公のキャリアウーマンの敏腕弁護士ヨヌ役でオム・ジョンファと、家族を大切にする誠実な地方公務員の夫ソンファン役でソン・スンホンが共演する。このたび解禁となったのは、「ソン・スンホンハンサムなのも罪編」と題したキャラクター映像で、愛する妻が突然、他人行儀になり、困惑してしまう夫ソンファンに迫っている。「あなたのような“顔だけの男”が一番嫌いなの」「顔で試験に受かった?無駄にハンサムね!」と妻に罵倒され、何が彼女をそこまで怒らせたのかと困惑するソンファン。外では仕事ができ、妻がピンチのときは必ず助ける良き夫でありながら、家に帰れば妻の尻に引かれている様子をコミカルに捉えた、ソン・スンホンの新たな魅力が凝縮された映像となっている。さらに、併せて解禁となったのは、ソン・スンホンの家庭的な姿を想像させる朝のハミガキ姿の場面写真。韓国を代表するトップスターでありながら、いまだに独身を貫き、熱愛報道でファンたちを一喜一憂させるソン・スンホンが、もし結婚したら…と妄想が膨らむ1枚となっている。『ミス・ワイフ』は8月13日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月08日李朝最大の謎といわれ、これまで数多くの作品でも描かれてきた王位継承をめぐる衝撃の史実を基に描く『王の運命―歴史を変えた八日間―』が、6月4日(土)より公開される。本作では、韓国実力派No.1の国民的俳優ソン・ガンホが、意外にもキャリア初の主君、しかも、“米びつ事件”で知られる王・英祖を熱演している。朝鮮第21代国王の英祖(ヨンジョ)は40歳を過ぎてから生まれた息子・思悼(サド)を、自分と同じく学問と礼法に秀でた世子(セジャ=王位継承者)に育てあげようとする。だが、父の望みとは裏腹に、思悼は芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長。英祖が抱いていた息子への期待は怒りと失望へと転じ、思悼もまた、親子として接することのない王に憎悪にも似た思いを募らせていく。心のすれ違いを埋められぬまま2人の関係は悪化の一途をたどり、ついには謀反にかこつけて、我が子を“米びつ”に閉じ込めようとする英祖。もはや誰にも止められぬ哀切と愛憎の8日間の行方は…。18世紀の朝鮮王朝、王権争いが激化した時代を舞台に、第21代目の王・英祖と、実の息子・思悼世子、そして思悼の子として聖君といわれた第22代正祖(イ・サン)の誕生まで、56年間にわたる歴史に存在した人々の心情をひもとき、韓流時代劇ファンには広く知られる1762年の“米びつ事件(壬午士禍)”を中心とした史実を基に描く本作。思悼世子を2015年の大ヒット作『ベテラン』でも話題のユ・アインが演じているが、その父・英祖(ヨンジョ)を演じたのが、韓国を代表する実力派俳優ソン・ガンホ。1996年にホン・サンス監督の『豚が井戸におぼれた日』でスクリーンデビューしてから、『JSA』『シークレット・サンシャイン』『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』など、パク・チャヌク、イ・チャンドン、ポン・ジュノら韓国を代表する監督たちと組み大ヒット作に次々出演、今年は本国で絶賛された『弁護人』の日本公開も控えるなど、映画一筋20年。これまでさまざまな役を演じ、主演男優賞など多くの賞で確固たる地位を築いている彼だが、意外にも“君主(王) ”を演じるのは、本作が初めて。しかし、本人はきっぱりと、「俳優はただ演じるだけです」と謙虚に語る。「(ドラマや過去の映画では)英祖と思悼世子のストーリーは政治的な解釈が多くの比重を占めているじゃないですか。ところが、(本作では)ひたすら君主である父親と世子である息子の物語に焦点を合わせた点が新しいと思います」と明かし、朝鮮王朝最大の父子の確執として記録されるヒューマンドラマの仕上がりに自信をのぞかせている。『王の運命-歴史を変えた八日間-』は6月4日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月26日韓国を代表する演技派俳優ソン・ガンホを主演に、実際の事件「釜林(プリム)事件」と故ノ・ムヒョン元大統領の青年弁護士時代をモチーフにして描き、大ヒットした話題作の邦題が『弁護人』に決定し、11月から全国にて順次公開されることが明らかになった。1980年代初めの釜山。学歴はないが、さまざまな案件を抱える売れっ子の税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)は大手企業からのスカウトを受け、全国区デビューを目前にしていた。そんなある日、駆け出しのころに世話になったクッパ店の店主スネ(キム・ヨンエ)の息子ジヌ(イム・シワン)が事件に巻き込まれ、裁判を控えているという情報を耳にする。スネの切実な訴えを無視できず、拘置所の面会に行くが、そこで待ち受けていたジヌの信じがたい姿に衝撃を受ける。ウソクは、多くの弁護士が引き受けようとしない、この事件の弁護を請け負うことに決めるが…。本作は、2014年に韓国で公開されるや平日3日間で100万人、1か月間で1,000万人を動員し、年間興行収入第4位という大ヒットを記録した話題作。さらに、韓国最大の映画祭・第35回青龍映画賞で最優秀作品賞・男優主演賞ほか、数々の映画祭で賞を獲得した社会派ヒューマンドラマだ。ストーリーのモチーフとして描かれたのは、1981年、民主化勢力を弾圧するために事件をねつ造し、令状もなく被告人22人を不法連行、自白を強要したというセンセーショナルな事件「釜林(プリム)事件」。事件に関わったとされた5人が有罪判決を下された韓国史に残る重大な冤罪事件で、その被告人の弁護を担当したのが、当時駆け出しの弁護士だったノ・ムヒョン元大統領であり、この件が政治家転身のきっかけとなったとされている。主人公を演じるのは、『運命の王-歴史を変えた八日間』『観相師』『スノーピアサー』などのソン・ガンホ。クッパ店の息子役には、本作がスクリーンデビューとなり、社会現象化したドラマ「ミセン-未生-」での好演も記憶に新しいアイドルグループ「ZE:A」のイム・シワン。さらに2015年、韓国映画史上初の累計観客数1億人を記録した個性派俳優オ・ダルスが、弁護士事務所を切り盛りするドンホを演じるなど、実力派俳優たちが華を添えている。『トガニ 幼き瞳の告発』『ソウォン/願い』に続く、韓国社会派ヒューマンドラマの傑作となる本作。満を持しての日本公開をお見逃しなく。『弁護人』は11月より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月30日“韓国のマドンナ”とも称される歌手で女優のオム・ジョンファと、久々のラブコメディ出演となったソン・スンホンの最新作となる映画『ミス・ワイフ』が、8月13日(土)より公開されることが決定、ポスタービジュアルと予告編がシネマカフェにて解禁となった。不慮の交通事故に遭ったキャリアウーマンの敏腕弁護士ヨヌ(オム・ジョンファ)は、人生を取り戻すため、怪しげな男・イ所長(キム・サンホ)から「ひと月、他人の人生を生きれば元に戻してやる。ただし、誰にも正体を見破られてはいけない」という条件のもと、その提案を受け入れることに。やがて、目を覚ました彼女に訪れたのは、2人の子を持つ主婦のまるで戦場のような慌ただしい日常!これまでのカンペキ人生とは裏腹にパニックに陥り、突飛な行動を繰り返すヨヌ。夫ソンファン (ソン・スンホン)と子どもたちは訳も分からないまま、妻・母の変化にうろたえ始める。恋愛や結婚は“百害あって一利なし”と信じるキャリアウーマンが、1日にして誰かの妻であり母となり、180度逆転した人生を生きることになった物語を、軽快なタッチとユーモアで描き出す本作。ヒロイン・ヨヌを演じるのは、最近ではラブコメクイーンとして君臨するオム・ジョンファ。成功という壁に閉じ込められていた女性が、“家族になること”の本当の意味を悟っていく変化は、幅広い共感と感動を与えてくれる。また、彼女の夫ソンファン役には、『情愛中毒』『ゴースト もういちど抱きしめたい』や「マイ・プリンセス」「Dr.JIN」「男が愛する時」など、映画とドラマの両方で活躍を続けるソン・スンホン。裕福じゃなくても妻と家族に対する愛だけはあふれるほどある、誠実な地方公務員をコミカルに演じている。解禁となった予告編では、事故に遭い、敏腕弁護士のキャリアウーマンから一転、突然2人の子持ちとなったヨヌが、主婦業に奮闘する姿が描かれている。さらに、理想の夫と父親像を自然体の演技で魅せるソン・スンホンの投げキスという、お宝的瞬間も収められているので、要注目!『情愛中毒』では大胆な演技で注目を集めた一方、本作ではハンサムな愛妻家役を、親しみの持てる自然体の演技で魅せており、また新しい彼の魅力を堪能することができそうだ。いままで愛を信じてこなかった女性が、華やかな独身生活と引き換えに出会ったのは、愛妻家の夫と2人の子どもたち…。彼らと過ごす日々で見つけた人と人の絆の大切さが、このラブコメディのテーマとなっている。『ミス・ワイフ』は8月13日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月27日『殺人の追憶』から『観相師』『スノーピアサー』などまで縦横無尽に活躍する国民的俳優ソン・ガンホと、『ベテラン』の大ヒットも記憶に新しい若手筆頭株ユ・アインで、痛ましいまでの父子関係を描く『王の運命-歴史を変えた八日間-』が、6月4日(土)より日本公開されることが決定。衝撃の史実にして、朝鮮王朝最大の悲劇ともいえる“米びつ事件”を描いたこの宮廷歴史大作から、待望の予告編がシネマカフェに到着した。朝鮮第21代国王の英祖(ソン・ガンホ)は40才を過ぎてから生まれた息子・思悼(ユ・アイン)を、自分と同じく学問と礼法に秀でた世子(セジャ=王位継承者)に育てあげようとする。だが、父の望みとは裏腹に、思悼は芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長。英祖が抱いていた息子への期待は怒りと失望へと転じ、思悼もまた、親子として接することのない王に憎悪にも似た思いを募らせていく。心のすれ違いを埋められぬまま、悪化の一途をたどった父子。ついに英祖は、謀反にかこつけて、我が子を米びつに幽閉しようとする。もはや誰にも止められぬ哀切と愛憎の8日間の行方は――。本作は、王権争いが最も激化した時代を舞台に、朝鮮王朝最大の謎とも言われ、王が王位継承者である実の息子を米びつの中に幽閉して餓死させた、という衝撃の史実を基に映画化。王・英祖(ヨンジョ)と実の息子・思悼(サド)、そして思悼の子として朝鮮後期最高の聖君となるイ・サンこと第22代正祖(チョンジョ)の誕生まで、56年間にわたる実在の人々の心情を丁寧に紐解きながら、「イ・サン」「大王の道」「秘密の扉」など韓流時代劇ドラマでも度々描かれてきた、1762年の“米びつ事件(壬午士禍) ”に迫る。このたび解禁された予告編は、韓国映画界を代表するソ・ガンホ演じる非情な王であり、父である英祖と、数々のドラマや映画で活躍中のユ・アインが演じる悲運の王子・思悼世子の痛ましいまでの対立の様子が描かれる。頑ななまでに息子を認めようとしない英祖と、父に認められようと叫びもがく思悼世子、目を背けたくなるほどに深い両者の溝がその後の悲劇をいやが応にも予感させている。また、思悼世子の息子・正祖として、映画『ある会社員』以来、3年ぶりにスクリーンに戻ってきたソ・ジソブの姿も確認することができる。監督は、『王の男』『ソウォン願い』の実力派監督イ・ジュニク。キャストにはソン・ガンホ、ユ・アインをはじめ、英祖の妻であり思悼世子の母・暎嬪をチョン・ヘジンほか、「清潭洞アリス」のムン・グニョンも出演。本国韓国では公開初日に26万人の観客を動員するという記録を打ち出し、青龍映画賞や韓国映画評論家協会賞作品賞など数多くの栄冠を獲得。そして、韓国映画記者協会主催の2015年度「今年の映画賞」で栄えある「作品賞」に選ばれ、ユ・アインが「主演男優賞」、チョン・ヘジンが「助演女優賞」を獲得。本年度アカデミー賞「外国語映画賞」の韓国代表作品としても選出された。朝鮮王朝最大の父子の確執として記録され、家族である以前に王族であらねばならなかった男たちの苦悩、彼らを囲む女たちの生き方、明日の命も知れぬ権力争いなど、どこか現代にも通じる歴史を超越した緊迫のヒューマンドラマを、まずはこの映像からご覧あれ。『王の運命-歴史を変えた八日間-』は6月4日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月04日このところのソン・スンホンは、「脂が乗っている」…ように思うのは私だけでしょうか。2010年から『男たちの挽歌A BETTER TOMORROW』、『ゴースト もういちど抱きしめたい』、「男が愛する時」などコンスタントに映画やドラマに出演し、その姿を自在に変えてはファンの目を楽しませてくれています。そんな彼の最新主演映画が『情愛中毒』です。「ソン・スンホン、初の衝撃ベッドシーンに挑戦!」の謳い文句に、ファンの方はいまからドキマギではないでしょうか!?ストーリーを簡潔に説明しますと、ベトナム戦争から帰還したキム・ジンピョン(ソン・スンホン)が、引っ越してきた部下の妻ガフン(イム・ジヨン)と互いに惹かれあい、密愛を重ねる、いわゆる「不倫」です。エリート大佐として周りから羨望の目で見られる一方で、戦争の後遺症に悩まされている苦しみを誰にも打ち明けることができずにいるジンピョンの、どこか虚ろな、心ここにあらずの雰囲気をソン・スンホンが上手く演じています。韓国人らしい“モムチャン”姿が強い男性像を残しつつ、似会いすぎるサングラスに隠れたジンピョンの行き場のない心情に、こちらも心が揺れ動くのです。そんなジンピョンとガフンの、巷で話題になっている(!?)濃厚なラブシーン。2人とも結構頑張ったのではないでしょうか!!(上から目線でごめんなさい)。どちらもスッポンポンですし、ベッドで、ソファで、車中でと、バリエーションも多く、ソン・スンホンの、バックショットからの盛り上がった肩筋や、普段なら絶対に拝むことのできない尻と足の境目の“シワ”までがくっきり見えて、貴重なシーンとなっております。個人的にはソン・スンホンの「白いボクサーパンツ姿」が衝撃的すぎて、いまも目に焼き付き離れません。ガフンを演じたイム・ジヨンは本作で本格的に映画デビューした新人女優ですが、劇中ほとんど笑わず、いい意味での無表情さが同じ女性としてどこか不気味でありながら、不思議な魅力を感じます。個人的に、“脱ぎっぷり”が正々堂々していて好感を持っているジンピョンの妻役チョ・ヨジョン(『後宮の秘密』『春香秘伝The Servant』をチェック!)が本作では一切“露出なし”なのも面白い所です。そんな彼らの「密愛」の結末は、観る人によっては様々な感想を持たれるかもしれません。ラストのジンピョンがとった行動に、いまを生きる世の女性達は何を感じるか。タイトルがしめす“情愛中毒”に何を想うかを、是非スクリーンで堪能してみては?と思います。役を通して人生を学び、38歳の年を重ねたいまだからこそ演じたであろうソン・スンホン渾身の『情愛中毒』。俳優としても人としても「脂が乗った」彼の新境地は、これからも続く俳優道の、貴重な一歩であることに違いないでしょう。(text:Tomomi Kimura)
2014年11月21日