5月26日(現地時間)に第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にて世界初お披露目される、是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』。この度、主演のソン・ガンホをはじめ、カン・ドンウォン、ぺ・ドゥナ、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンが集結する本ポスターと、まるで家族のように仲睦まじいメイキングカット7点が解禁となった。本ポスターは、<赤ちゃんポスト>に預けられた赤ん坊を連れ去ったベイビー・ブローカーのサンヒョン(ソン・ガンホ)とその相棒ドンス(カン・ドンウォン)、2人の裏稼業を知ったことをきっかけに、彼らと共に養父母探しの旅に出ることになった赤ん坊の母親ソヨン(イ・ジウン)、そして彼らを現行犯逮捕しようと追いかける刑事スジン(ペ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)の5人の登場人物が一堂に会したビジュアル。全員が同じ方向を向きながらも、それぞれ異なった表情を見せており、5人の知られざる背景と感情が交差する旅の先に何が待ち受けているのか、期待の高まるデザインとなった。本作について是枝監督は「脚本を書きながら、韓国で様々な取材を行い、ベイビー・ボックス出身の子どもたちの声にも触れました。“自分は生まれてきてよかったのか”と葛藤する彼らの切実さと向き合った時、その問いに答えられる作品にしなければいけないという思いが膨らんでいきました」と決意を胸にしながら撮影に挑んでいたことを明かしており、繊密なリサーチとそこで感じた思いとともに作り上げた渾身のストーリーとなっている様子。さらに、撮影現場のキャストの姿を捉えたメイキングカット7点も到着。本作では、<赤ちゃんポスト>をきっかけに出会った5人が旅を重ねていく中で、それぞれに思惑を抱えながらも、どこか“家族”のような関係性を紡いでいくのも見どころ。撮影が順撮りで行われたということもあってか、キャスト陣はシーンを重ねていく中で家族のような親密さを育んでいったという。このメイキングカットでは、笑顔を見せる仲睦まじいキャストたちの姿を目にすることができる。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月24日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月20日第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されている是枝裕和監督の最新作『ベイビー・ブローカー』。この度、ソン・ガンホとカン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨンという豪華キャストと是枝監督のインタビュー&メイキングが収められた特別映像が解禁となった。是枝監督が本作で描くのは、“赤ちゃんポスト”を巡る人々の物語。インタビュー&メイキング入り特別映像では、監督が手掛けたオリジナル脚本をキャスト陣も絶賛を贈る。映像では、是枝監督が映画祭で顔を合わせていたソン・ガンホとカン・ドンウォン、そして『空気人形』で“また必ず一緒に”と誓っていたペ・ドゥナが、是枝監督から映画出演のオファーを受けたときのことをふり返る様子からはじまる。長い年月を重ねながら企画をあたためてきた是枝監督が韓国を舞台に描き出すのは、“赤ちゃんポスト”をきっかけに出会った、赤ん坊の母親のソヨン(イ・ジウン)、ベイビー・ブローカーのサンヒョン(ソン・ガンホ)、相棒のドンス(カン・ドンウォン)、そして彼らを現行犯逮捕しようと追いかける刑事のスジン(ペ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)といった様々な事情を持った登場人物たちの物語。「一人の赤ちゃんを中心にして、血縁ではつながっていない人々が旅を通して家族を形成するという話です」と是枝監督が説明する本作の脚本を読んだペ・ドゥナは、「是枝監督らしいシナリオだと思いました」を笑顔で語り、イ・ジウン(IU)は「監督の想像がどう現実になるか、私がそこにいたらどんな姿に見えるかなと…」と目を輝かせる。カン・ドンウォンは「家族の物語をブローカーを通して語るのは新しい視点で面白かったです」、さらにソン・ガンホは「人間についての物語。人間が持っている尊い感情を表現した映画」と、是枝監督が独自の眼差しで登場人物の感情を紡ぐストーリーに感銘を受けたよう。先日韓国で開催されたイベントでも、“韓国映画界の宝物のような役者さんたち”と評したように、キャスト陣に絶大な信頼を置いている是枝監督は、本映像でも「役者を楽しめる映画だと思いますのでそこを堪能してください」と太鼓判。最後はカン・ドンウォンの「心を込めて撮影しました」、イ・ジウンの「皆さんにこの想いが届くと嬉しいです」、ソン・ガンホの「深い井戸の水のように澄んで美しい作品の世界に出会えると思います。ぜひ観てください」といった想いがつまったメッセージとともに締めくくられている。映像にはメイキングもあり、キャスト陣が真剣な眼差しでモニターを見つめる様子や、監督とコミュニケーションを取りながら撮影に挑む姿を確認することができる。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月13日ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨン、そしてリモート参加の是枝裕和監督が、韓国映画『ベイビー・ブローカー』の制作報告会に集結。是枝監督が現場へ送った手紙やキャスティングの秘話、貴重なエピソードも披露された。韓国・CGV 龍山アイパークモールで行われた本イベントには、豪華韓国キャスト陣とともに日本からのリモート出演で是枝監督も登場。作品の魅力をはじめ、撮影での思い出や、5月17日(火)より開催される第75回カンヌ国際映画祭にむけての意気込みなどを熱く語り合った。本作初のイベントということもあって、会場にはマスコミ陣が大勢集まり、監督やキャストに直接質問の出来るQ&Aも挙手の嵐。是枝監督が初めて韓国で映画を制作した最新作の注目度の高さが窺える大盛況のイベントとなった。ソン・ガンホ&イ・ジウン(IU)らカンヌ参加への意気込み語る赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊を連れ去るベイビー・ブローカーのサンヒョンを演じたソン・ガンホの「個人的に3年ぶりにこういう場で是枝監督の新作と共にご挨拶できるようになり、嬉しいです。ありがとうございます」という挨拶に続き、サンヒョンの相棒であるドンスを演じたカン・ドンウォン、2人と共に旅をすることになった赤ん坊の母親ソヨンを演じるイ・ジウン(IU)、彼らを検挙しようと尾行を続ける刑事スジン(ペ・ドゥナ)の後輩、イ刑事を演じたイ・ジュヨンも挨拶。その後、日本からリモートで参加した是枝監督もモニター越しに「長年の夢が叶って、映画が完成してこの日を迎えられたことを嬉しく思います」と明かした。カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品決定が決まったことについて是枝監督は「あの場所は何度行っても本当に緊張しますし、喜びでもありますし、この作品にとっては本当に最高のワールド・プレミアの場所に選んでいただいたなと思っています」と並々ならぬ思いを吐露。本作でカンヌ国際映画祭への参加が7回目となるソン・ガンホは「光栄なことにも、素晴らしい監督と役者さんたちのおかげで、このような結果になり、嬉しいです。特に是枝監督の初めての韓国映画演出作ですし、こういう素晴らしい役者さんたちと一緒に行けるようになり、とても嬉しく思います」とコメント。同映画祭への参加が初となるイ・ジウン(IU)は「私も本当に光栄に思います。コンペ部門に招待され、人生にこんな日が何度あるか分からないので、(向こうで)一生懸命学び、満喫してきたいです」と話し、同じく初参加のイ・ジュヨンは「参加することができて嬉しいです。先輩たちとジウンさん、監督と一緒にフランスの雰囲気を感じることができるだけでもワクワクしています」とそれぞれ意気込みを語った。ソン・ガンホ「昔から是枝監督の作品世界のファンでした」本作の企画のはじまりについて問われた是枝監督は「ペ・ドゥナさんは一度映画をご一緒させていただきましたし、ソン・ガンホさんとカン・ドンウォンさんは映画祭でお会いさせていただいたり、日本へ新作のPRイベントで来日された際に上映に花束を持って参加させていただいたり…というような交流をさせていただいておりまして、“いつか映画でご一緒しましょう”という漠然とした言葉を交わしていたんですが、2016年頃にふと思いついたプロットがありまして、これなら自分の頭の中にいる韓国の役者の方々と一緒に映画が作れるのではないかと…その思いつきがきっかけでした。神父の格好をしたソン・ガンホさんが赤ん坊を抱き上げて、すごくいい人に見えるんだけど実は……、そんなワンシーンを最初は思い浮かべていました」と初期の貴重なプロットの内容とともに今作の企画に至るまでのエピソードを披露。続いて、作品の紹介を改めて問われ、「赤ちゃんポストというのは日本にも存在していて、前から関心を持っていたんですが。韓国にも同じようなものがあると聞きまして。そこに預けられた一人の赤ちゃんを巡って、そこに善意と悪意が絡まりながら、赤ん坊と一緒にいろんな思惑をもった人間たちが旅をしていく、そういう話にしたいと思って作った映画です」と説明した。ソン・ガンホは是枝監督からオファーがあった当時のことを尋ねられ、「正確な年度は覚えてないですが、6-7年前に、釜山(プサン)映画祭で初めてミーティングをしました。昔から是枝監督の作品世界のファンでしたし、尊敬する芸術家ですので、とても光栄でした。監督の映画を見ていると、先入観かもしれませんが、冷たい話の中に温かいヒューマニズムが描かれて終わる印象でしたが、この作品を経験したら、監督の冷徹な現実直視により、温かいストーリーの中でも、冷静な視線で社会を俯瞰している感じがして、とても感動しましたし、新しい挑戦でもあり、ワクワクする作業でした」と是枝監督との初のコラボレーションに感無量の様子でコメント。カン・ドンウォンは「私も6-7年前に東京で監督に初めて会いました。その後、映画化されるまでかなり時間がかかったんですが、やっと去年、撮影をすることになり、こうやって公開を控えていますね。感慨深いです」と懐古した。是枝監督、コロナ禍に「マイ・ディア・ミスター」「梨泰院クラス」にハマる本作が劇場公開映画への初出演となったイ・ジウン(IU)は「もらったシナリオを読む前に、短編映画の撮影で共演したことのあるペ・ドゥナさんに電話をしたんです。そしたら“とてもハマり役だ”と言ってくれたんです。好きな先輩からそう言われて、私も確信を持って台本を読んだ覚えがあります」とペ・ドゥナとのエピソードを披露しながら、自信を持って役と向き合ったことを明かす。シナリオを読んだときに涙を流したというイ・ジュヨンは「ネタバレにならない範囲で言いますと、登場人物たちがお互いの心を理解しながら会話するシーンがありますが、ソヨンがあの3人に言ってあげる言葉があるんです。その言葉をじっくり考えたら、心にとても響きました。人物たちの感情をきちんと積み上げていくシナリオでした。監督の作品がとても好きで、この映画の中に自分が存在できて光栄でした。そして、とても楽しくお仕事ができました」と是枝監督が本作でも描いた奥深い人間ドラマを役者として身をもって体感した様子。イ・ジウン(IU)とイ・ジュヨンのキャスティングの経緯について問われた是枝監督は「コロナの自粛の間に、韓流ドラマを配信で観ることにハマリまして、『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(※イ・ジウンが出演するドラマ)を観ていたんですが、後半はイ・ジウンさんが登場するシーンはずっと泣いているような状況で、もうこの人しかいないと思って、オファーしました。そして、イ・ジュヨンさんは『梨泰院クラス』(※イ・ジュヨンが出演するドラマ)にもハマって、2周観たのですが、彼女の存在がとても印象的だったので名前を挙げました」と、日本でも話題を呼んだドラマで2人の演技力に惚れ込んでキャスティングに至ったことを明かした。ソン・ガンホ&カン・ドンウォン「実の兄弟のように演技の相性が良い」演じたドンスというキャラクターについて問われたカン・ドンウォンは「ドンスは少し頑固な面があるんです。ドンス自身が児童養護施設で育ち、使命感をもって子供を養子縁組させる人物で、子供は児童養護施設で育つより家庭で育った方が良いという考えを持ってる人物です。実際、児童養護施設を何度か訪ねて、そこの出身の方々とお話をしたりして、その気持ちを演技に込めようと努力しました。その会話で感じた感情とその方々の悲しみを表現しようとしました」と役作りのために自ら足を運んでリサーチを重ねたという。サンヒョンを演じるにあたってのこだわりについて問われたソン・ガンホは「カン・ドンウォンよりもっとカッコよく映りたいなと思いました(笑) 劇中ではちょっとカッコよく撮れたと思ったんですけど、今日の彼の衣装を見て、そういう期待はやめることにしました(笑)」と会場の笑いを誘いつつ、久しぶりの再タッグとなったカン・ドンウォンとの共演については「12年前の『義兄弟』で実の兄弟のように演技の相性が良いと感じたので、今回も自然に演じることができました」と言う。「末っ子の弟と共演する感じで、分析的ではなく本能的なケミストリーを作れたと思います」と自信たっぷりにコメント。続いて「サンヒョンというキャラクターは、普通にいそうな中年男性で、幸せな人生というよりは順調でない人生と寂しさを感じる人物かなと思います。彼が劇中でやってることは不合理なことで非道徳的なことかもしれないけど、真の部分では純粋で温かい感性を持ち、そういうものに憧れを抱いている、そんな感情が凝縮された人物ではないかと思います」と分析した。是枝監督は、そんなソン・ガンホについて演技力や洞察力を絶賛、「演じる人物像のなかに、善も悪も両方入っていて、それがシーンやセリフによって微妙に入れ替わる。色が単色ではない人物描写っていうのが、とても深くて見事だなと。本当に素晴らしいと思って拝見していました。今回のサンヒョンの役も、悪人なのか、善人なのか、見ている人たちが探っていけるような、そういう人物描写にしたいなと思っていました」と明かす。カン・ドンウォンもソン・ガンホとの撮影を振り返り、「個人的には、12年前よりももっと相性がよかったと思います。私もだいぶ成長しましたし(笑)。現場で演じる時もとても相性がよかったですし、私も年を取ったので会話ももっとスムーズにできました」と明かすと、ソン・ガンホが「成長しましたね。背も伸びたし(笑)」とジョークを飛ばすなど長年の関係からなる仲の良さを見せるひと幕も。ソン・ガンホも絶賛するイ・ジウン(IU)「親にも自慢しました」一方、イ・ジウン(IU)は「母親の役は初めてなので、子供の抱き方や、遊んであげるときの振る舞いなど、小さな習慣を自然に見せようとしました。外見的にもあまりやったことがなかったスモーキーメイクやブリーチヘアなど、メイクチームからアイデアをもらいながら役作りをしました」と外見から役作りにこだわったことを語る。そんなイ・ジウンについてソン・ガンホは、「イ・ジウンさんは、とある屋上でのシーンで、役者としてのテクニックもそうですが、感情と気持ちを伝える正確な表現、感情を伝える表現の仕方にとてもインパクトを受けました」と称賛。当時の撮影現場をイ・ジウンも記憶に残っているようで「撮影期間の中でじゃなく、人生の中で一番印象的な瞬間だったと思います。夕日が沈みかけていて、ソン・ガンホさんは撮影が早く終わったのに、私を待っていてくれてました。お疲れさまでしたと挨拶したら、あのシーンをモニターで見たけど、すごくよかったよと言ってくれましたね。そして、ソン・ガンホさんの車は遠ざかって行き(笑)、その光景がとても美しく感動的で、涙が出ちゃいました。親にも自慢しました」と胸いっぱいの様子でふり返った。ペ・ドゥナとのタッグについて尋ねられた是枝監督は「前回ご一緒したときに彼女のお芝居の素晴らしさを痛感していたのですが、今作ではさらに研ぎ澄まされていました。車の中のシーンが多かったのですが、その限定されている中で、ちょっとしたセリフの間とか、振り向くタイミングのコントロールとか、そのようなところであらゆる感情を表現してくる底力のようなものを感じました」と、『空気人形』からさらに進化した役者としての魅力を明かす。そんなペ・ドゥナとともに刑事役に挑んだのがイ・ジュヨン。「映画での刑事ってステレオタイプを思い浮かべますが、監督の映画の中の人物には、みんな発見されていない人間性があると感じました。サンヒョンたちを追う時も捜査目的ではなくて、ソヨンが赤ちゃんを捨てなければならなかった事情を知りたがったり、理解してあげたいという感情がイ刑事にはありました。そのような部分をもっと引っ張り出そうとしてくれました。ペ・ドゥナさんとは車内シーンが多かったですが、とても上手にリードしてくれました。漫才コンビのような愉快な雰囲気が出せるように2人でたくさん話しました」と語った。これまでにも様々な巨匠たちとタッグを組んできたソン・ガンホだが、是枝監督に対しては「日本の巨匠監督に対する先入観ですが、緻密で完璧に計算されたディレクションであるとよく耳にしてました。ところが、是枝監督は本当に自由にリラックスさせてくれて、限りなく役者たちの感性を尊重し、引き出してくれて、とても驚きました。やはり巨匠たちはみんな共通してるなと、役者にすべてを任せるんだと思いました。もちろん監督の中では全てが整理されていると思いますが、現場では役者たちの話を聞きたがっていて、とても立派な形の作業でした」と明かす。そして、そんな是枝監督が撮影中にスタッフに向けて書いていた手紙がスクリーンに!是枝監督は「撮影が進んでいくなかで感じたことなどを、言葉が通じない関係なので、できるだけ文字にして伝えていくことで、自分が何を感じているのか、悩んでいることもふくめて、共有して頂いたほうが良いなと思ったので、このような形でスタッフやキャストの皆さんにお手紙を渡させていただいていました」と、コミュニケーションを重視する是枝監督のエピソードも語られた。マスコミからの質疑応答ーー家族の社会的解体と再構成、今作のポイントは?監督:旅を通して、一組の疑似家族を描こうと思っていました。その背景には、家族を諦めた人もいれば、家族を求め続けている人もいて、そういう人たちが非常に短い時間ですが、ひとつの車に乗って旅をする話を描きたいなと思っていました。ただ頭の中心にあったのは、“家族”というよりはひとつの“命”を巡る話。生まれた命をどういうふうに守るのか、そして手放すのか、そのような物語に仕上がっていると、今自分では考えています。マスコミからの質疑応答ーー言語や世代の違う撮影現場での作業は?監督:キャストだけじゃなく、スタッフも含め、全員に言えるのですが、日本の現場に比べて、準備が非常にしっかりしています。撮影にのぞむまでの準備、撮影が始まってからの準備、全てが早いことが一番驚きでした。完璧な状態で現場がスタートするという感じでした。イ・ジウン:本当に色んな年代の人がいる現場だったので、最初は私もかなり緊張してました。でも、子役たちが活躍してくれて、場の雰囲気を和ませる可愛いエピソードが多かったですね。例えば、監督も子供たちがなるべく自然にいられるように配慮してくれて、大人の私たちは深刻な感情を抱えたシーンだけど、一方で子供たちはすごく楽しそうにしてまして、緊張をほぐしてくれるポイントになっていましたね。子供たちのおかげで和気あいあいな現場になれたと思います。マスコミからの質疑応答ーー刑事役の役作りは?イ・ジュヨン:イ刑事が、サンヒョンたちはプロのブローカーにしては中途半端なところがあると言うシーンがありますが、実はスジンとイ刑事も中途半端な刑事なんです。女性青少年課の刑事で、社会的弱者に対する捜査をするので、剛直なプロの刑事とは違うイメージですね。車で朝晩を過ごすコンセプトだったので、服や乱れた髪でそういったところを見せようと努力しました。そして最後に是枝監督が、「ここに並んでいただいている方に加え、ペ・ドゥナさんも含めて、韓国映画界の宝物のような役者さんたちと、韓国映画界を代表するスタッフの方たちに集まっていただいて、自分自身も納得ができる大好きな作品になりましたし、カンヌ国際映画祭でのお披露目という素晴らしいスタートを切ることができて、この後韓国での公開を控えて、韓国の映画ファンの方に作品を届けられることを本当に嬉しく心待ちにしています」と改めて喜びを語り、「公開時期にはオンラインではなく、韓国にお伺いして直接この映画を届けられればと思います」と訪韓にも期待を寄せていた。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月10日是枝裕和監督が、<赤ちゃんポスト>をきっかけに出会った赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮しようと静かに追いかける刑事が繰り広げる、一風変わった旅路を描く『ベイビー・ブローカー』。この度、それぞれのキャラクターを演じる韓国俳優たちの場面写真が解禁となった。本作は韓国の製作・俳優陣と長年温めてきたオリジナル企画を映画化した是枝監督初の韓国映画。解禁となる場面写真は、赤ん坊を抱いたソン・ガンホ演じるベイビー・ブローカーのサンヒョンと、その相棒のカン・ドンウォン演じるドンスに加え、2人と共に旅をすることになったイ・ジウン(IU)演じる赤ん坊の母親ソヨンが波止場でこっそりと取り引きしているようなカットが…。彼らを検挙しようと尾行を続けるペ・ドゥナ演じる刑事スジンとイ・ジュヨン演じる後輩のイ刑事が車内から様子を伺っているカット。さらには赤ん坊をしっかりと抱き夜の街を歩くサンヒョンとドンスなど劇中の雰囲気が垣間見られるシーンカットが解禁。古びたクリーニング店で年季が入ったミシンで作業をしながら何かを見つめるサンヒョン(ソン・ガンホ)や、自身が育った養護施設の教室に入ってきた様子のドンス(カン・ドンウォン)。トランシーバーを握り物憂げな表情をする刑事スジン(ペ・ドゥナ)、雑然としたワゴンの後部に腰掛け視線は鋭いもののどこか心細げな表情を浮かべるソヨン(イ・ジウン)など、それぞれの役柄が見えてくるようなキャラクターカットになっている。『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月06日『バーニング 劇場版』のチョン・ジョンソと『犯罪都市2』のソン・ソックが共演するラブコメディ『恋愛の抜けたロマンス』の公開が決定。ポスタービジュアルと予告映像が解禁となった。仕事も恋愛も思い通りに進まない29歳のジャヨン。元カレとの別れから恋愛引退を決意したが、耐えがたい寂しさに勝てず、最後の望み“デートアプリ”で相手を検索する。一方、仕事も恋愛もカモにされる33歳のウリ。恋愛の痛みも引かない内に編集長から19禁コラムを引き受けることになり、半強制的に“デートアプリ”に加入することになる。名前、目的、本音全てを隠して会ったジャヨンとウリ。1ミリも期待していなかったが、1日目から2人は互いに惹かれ、恋愛のようなそうでないような微妙な関係が始まっていく。恋愛嫌いなヒロインのジャヨンを演じるのは、イ・チャンドン監督の『バーニング 劇場版』(18)でヒロインを演じ、『ザ・コール』では第57回百想芸術大賞ならびに第30回釜日映画賞の最優秀主演女優賞に輝いたチョン・ジョンソ。本作でラブコメに挑戦したチョン・ジョンソは「恋愛作品は自分とは関係のない話だと思っていた」と語るが、そのナチュラルな演技が高い評価を受けた。一方、仕事も恋愛もカモにされがちな男性ウリに扮するのはNetflixドラマ「D.P.-脱走兵追跡官-」や「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」、さらには間もなく韓国で公開を迎える『犯罪都市2』でマ・ドンソクと大立ち回りを演じる悪役など、これまで個性的な演技を見せてきた注目の俳優ソン・ソック。「恋愛作品はお互いに話し合いながら演じることが多く面白い」と言う彼の魅力が本作で遺憾なく発揮されている。主演の2人がそれぞれ大胆なイメージチェンジを図った役どころにも注目が集まっている本作。恋愛抜きで始まったロマンスという斬新なテーマと欲望に対するウィット溢れるセリフ、個性豊かな俳優たちのシナジーが温かな笑いとリアルな共感を呼び起こし、本国でも大ヒットとなった。さらには第58回百想芸術大賞で4部門(作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞)へのノミネートを果たした。予告編ではそんなチョン・ジョンソ演じるジャヨンとソン・ソック演じるウリが出会い、次第に惹かれあっていく様子がコミカルに映し出されていく。また、併せて解禁となったポスタービジュアルは、ジャヨンとウリが並んで座っている姿をとらえたキュートな1枚。「俺たち、恋愛以外は全部してる」「恋愛なんて感情労働はしないの」というコメントからは、2人のユニークな掛け合いを想像させる。果たして、“恋愛の抜けたロマンス”から始まった2人のストーリーの行方は?“恋愛放棄”や“デートアプリ”などを通して描かれる、現在の男女の等身大のラブストーリーに期待したい。『恋愛の抜けたロマンス』は7月8日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年04月29日ソン・ガンホ、カン・ドンウォンをはじめ、豪華韓国キャスト陣が集結した是枝裕和監督の韓国映画『ベイビー・ブローカー』。5月に開催される第75回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された本作の初映像が解禁、日本公開日が6月24日(金)に決定した。本作から初の映像となった特報は、古びたクリーニング店を営みながらも裏で赤ん坊の売買をするベイビー・ブローカーのサンヒョン(ソン・ガンホ)の「まあ、一言でいうなら、善意ってことかな」というセリフとともに、ある雨の日に赤ちゃんポストから連れ去られた小さな赤ん坊の姿が映し出される。まるで家族のように見せかけながら、韓国各地を旅して買い手となる養父母を探すサンヒョンと相棒のドンス(カン・ドンウォン)。ドンスは赤ちゃんポストがある施設で働く児童養護施設出身だ。映像では、成り行きで2人と共に旅をすることになった赤ん坊の母親ソヨン(イ・ジウン)の姿も見られ、さらに、彼らを検挙するため尾行を続ける正義感に溢れた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)の2人も後に続く様子が描かれている。だが、彼らの旅は思いもよらない展開と結末に向かっていくようで…。“K‐POPクイーン”・IUことイ・ジウンや「梨泰院クラス」『野球少女』のイ・ジュヨンも含め、韓国を代表する名優たちが是枝演出によってひと味違った表情を見せる様子も垣間見え、作品の全貌にますます期待が高まる特報となっている。イ・ジウン『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年04月29日是枝裕和監督初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』が、「第75回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に正式出品決定。この度、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン(IU)、そして先日出演が明らかになったイ・ジュヨンという豪華韓国キャスト陣からのコメントが到着。カンヌ版のポスタービジュアルも解禁された。是枝監督作品がカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に選出されるのは、最高賞パルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』から4年ぶり、6回目(カンヌ国際映画祭への出品自体は、8回目)。これまで、2004年『誰も知らない』では主演を務めた柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、2013年『そして父になる』では審査員賞を受賞、そして2018年『万引き家族』でパルムドールに輝いた。さらに、是枝監督は2019年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門でオープニングを飾った『真実』でも海外の才能たちと組んだが、本作は長年温めてきたオリジナル企画を韓国の製作・俳優陣と映画化した初の韓国映画となる。キャスト陣コメント●ソン・ガンホカンヌ映画祭への参加は、常にワクワクして楽しいことです。何より、是枝裕和監督や出演者の皆さんとこの素晴らしい知らせを共有できることを光栄に思い、感謝しています。●カン・ドンウォン『ベイビー・ブローカー』はみんなで心をこめて作った作品なので、“カンヌ入選”という意味深い知らせを聞いて、とても有難く思います。カンヌ映画祭に続いて劇場公開もされるので、観客の皆さんとのひとときを、これまで以上に楽しみにしています。●ペ・ドゥナ嬉しく、光栄です。『ベイビー・ブローカー』は、是枝裕和監督と『空気人形』以来12年ぶりにご一緒させていただいた2作目ということで、すでに私にとって特別な作品になっています。まだ本編を観られていませんが、カンヌのリュミエールシアターで初めて観られたら、とても嬉しいです。●イ・ジウン(IU)昨年の春、『ベイビー・ブローカー』を撮影している間、沢山のことを教えていただき感謝し魅了されたことを覚えています。この春も、カンヌ映画祭に招待されたことで再び興奮し、昨年の春と同じように魅惑的なものになるような気がしています。●イ・ジュヨン昨年の今頃は全国各地で『ベイビー・ブローカー』の撮影をしていました。そして、再び春が訪れると同時に、このような嬉しい知らせを聞いて感激しています。楽しく撮影させてもらった『ベイビー・ブローカー』が、沢山の方に届くことを願っています。『ベイビー・ブローカー』は6月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイビー・ブローカー 2022年6月よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開ⓒ 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年04月15日「太陽の末裔 Love Under The Sun」「ボーイフレンド」のソン・ヘギョが主演した日本未公開の韓国映画『私が、生きる理由』(2011)が映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」にて配信開始、予告編と場面写真が解禁された。本作は、映画『美術館の隣の動物園』『おばあちゃんの家』の韓国を代表する女性監督イ・ジョンヒャンが、傷ついた心を抱える人々の姿を、繊細なタッチで描き出す感動の人間ドラマ。主人公ダヘを演じるのは、ドラマ「今、別れの途中です」で3年ぶりにドラマ出演、Netflix新作「ザ・グローリー」で初の復讐劇に挑むことでも話題のアジアを代表する俳優ソン・ヘギョ。複雑な内面を抱える難役を見事に演じ切っている。そのほか、子役出身の若手演技派ナム・ジヒョンをはじめ、『捜索者』のソン・チャンウィ、「世界で一番可愛い私の娘」のキ・テヨンら実力派俳優陣が脇を固め、作品に深みを与える。ストーリードキュメンタリーディレクターのダヘは1年前の自分の誕生日に、婚約者のサンウをひき逃げ事故で失っていた。加害者の少年を赦すことで愛する人を失った悲しみを乗り越えようと試みる彼女は、自分と同じ境遇の様々な死亡事件被害者の遺族を追ったドキュメンタリー作品を撮っている。ある日、そんなダヘのもとに、サンウの親友ジソクの妹ジミンが家出をして転がり込んで来た。社会的に成功をしている両親に反抗するあまり心に傷を持つジミンを助手として撮影を続けるうちに、ダヘの心境に変化があらわれ始めるのだった…。<ミレニアムコリア>配信中JAIHOでは『私が、生きる理由』を始め、名作揃いの2000年代に誕生した隠れた傑作たちを配信中。韓国歴代興行収入記録を塗り替えるメガ・ヒット作が次々と生まれ、日本にもドラマ「冬のソナタ」のヒットをきっかけに韓流ブームが上陸した2000年代を、日本初上陸・初配信を含む貴重な作品とともにふり返る。『アタック・ザ・ガス・ステーション!2』(2009年/韓国)4月23日(土)より配信※プレミア1999年韓国年間興行成績で『シュリ』に次ぐ第2位となる大ヒットを記録し、社会現象を巻き起こした『アタック・ザ・ガス・ステーション!』から10年が経ち、前作と同じガソリンスタンドを舞台に繰り広げられる痛快ブラック・アクション・コメディ。前作もJAIHOにて5月21日(土)まで配信中。『国家代表!?』(20009年/韓国)4月27日(水)より配信1996年、韓国の地方都市ムジュでスキージャンプの国家代表チームが結成される。パンコーチ(ソン・ドンイル)は幼いころ養子としてアメリカに渡り、実母を捜しに来韓した元アメリカのアルペンスキージュニア代表のボブ(ハ・ジョンウ)を主将に任命。次に薬物使用でメダルをはく奪された元スキー選手フンチョル(キム・ドンウク)をスカウトし…。『ワイキキ・ブラザース』(2001年/韓国)配信中~4月12日(火)まで※プレミア主演を務めるイ・オルをはじめ、パク・ウォンサン、ファン・ジョンミン、リュ・スンボム、パク・ヘイルなど、いまや韓国映画に欠かせない俳優たちが総出演。また、本作は俳優ファン・ジョンミンを世に知らせるきっかけとなった作品。ナイトクラブで活動している4人組のバンド“ワイキキ・ブラザース”は不景気のあおりを受けなかなか成功することができず各地を転々としていた。そんな中、一行はリーダーのソンウの故郷で演奏することに。そこでソンウは高校時代に共にバンドをしていた仲間や恩師、初恋の女性に出会うが…。『私が、生きる理由』はJAIHOにて配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月11日たくさんの人の胸をときめかせ続ける、俳優のソン・ガンさんと岩田剛典さん。それぞれが出演する、Netflixの恋愛ドラマについて伺いました。ソン・ガンシウはナイーブで少しどんくさい。そこが実際の僕とよく似ています。日本でも大人気の『わかっていても』など、数々のNetflixシリーズに出演し、韓国では“Netflixの息子”との異名を持つソン・ガンさん。「Netflixの現場は昔からやらせていただいていることもあり、すごく居心地がいいんです。他のコンテンツの時は緊張するんですけど、Netflixの作品はリラックスして臨めますね」新作『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』では、パク・ミニョンさん扮する先輩の気象予報官・ハギョンと恋に落ちる青年・シウを演じている。「シウはナイーブでちょっとどんくさい人。そこが自分と似ていて出演を決めました。役作りのために、髪も短く切って撮影に臨んだんです。苦労したのは専門用語。まったく覚えられなくて大変でした(笑)」過去に出演した作品の中で最もときめいたセリフは、Netflixの『恋するアプリ Love Alarm』の一節。「教室で居心地の悪さを感じているヒロインに対し、僕『手を貸して』ヒロイン『なぜ?』僕『つなぐ』と言って連れ出すシーンがあるんです。今でもこの作品を見続けているんですけど、ここでキュンとしちゃいますね」疲れている時の癒しは大好きな本。「なかでも僕にとって人生の書のような本『ある一日』は、つらいことがあるたびに必ず読み返しています。それくらい励まされる言葉が多いです」ライフスタイルのこだわりは「仕事前にジムに行くことと、水を毎日3L飲むこと」。それが持ち前の美肌にも繋がっているそう。「老廃物が排出されて肌がつるつるになるんです。いいことばかりなので、みなさんもぜひ試してみてください」Netflixシリーズ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』気象庁を舞台にしたロマンティックコメディ。結婚を約束した同僚とひどい別れ方をしたことで、もう二度と社内恋愛はしないと決めたハギョン(パク・ミニョン)。しかし、自分らしく生きる姿が魅力的なチームの新人・シウ(ソン・ガン)に出会い、一夜を共にしたことで、徐々に心が揺れ動いていく。出演/パク・ミニョン、ソン・ガン、ユン・バク、ユラほか。Netflixにて独占配信中。ソン・ガン1994年4月23日生まれ、韓国出身。2017年、ドラマ『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で俳優デビュー。Netflixシリーズ『Sweet Home ‐俺と世界の絶望‐』は配信開始後4週間で全世界、2200万世帯を魅了させたことでも話題に。岩田剛典攻めた描写になるのは覚悟の上で、腹をくくって参加を決めました。日本の恋愛作品に欠かせない存在となっている岩田剛典さんが、禁断の愛を描いた『金魚妻』でNetflixオリジナル作品に初出演。これまでになかった官能的なシーンにも挑んでいる。「人はみんな覗いてはいけないものを覗きたくなる気持ちがあると思うんですが、『金魚妻』はまさにそんな題材。Netflixオリジナルというところで、攻めた描写になることは覚悟の上でしたし、腹をくくって参加を決めました。でも完成した作品を見る瞬間のなんとも言えないドキドキ感は今までにない感覚で…(笑)。でもその緊張感が作品の良さだと思うので、見る人にも楽しんでもらえるんじゃないかなと」なかでも岩田さんが最も印象的だったというのが、第1話のあの名シーン。「やっぱり土砂降りの雨の中で篠原涼子さん演じるさくらさんを抱きしめるところですね。誰もが憧れるようなドラマティックなシーンなので、いい絵にしたいなと思って演じました」今号の特集「最先端の暮らし 2022」に寄せて、一番気に入っている自宅の家具を尋ねると、「全部好きだけど…」と前置きした上で、半円のソファをあげてくれた。「ちょうど自分の中で円形が流行っている時に買ったもので、テーブルでもなんでも円形の家具が多いんです。家にいる時はだいたいそのソファの端っこに座って、最近は睡眠不足になるくらいゲームをしてますね(笑)」モーニングルーティンは、なんとソン・ガンさんと同じく水を飲むこと!「ソン・ガンさんも?やっぱり似てるなぁ(笑)。今日も朝、1L飲んできました。毎日4Lくらいは飲みますよ。ただ好きで飲んでるだけですけど、むくみが取れてすっきりするんです」Netflixシリーズ『金魚妻』夫と誰もが羨む華やかな人生を歩んでいるかのように見えるさくら(篠原涼子)だったが、実は夫からのDVに苦しむ日々を送っていた。そんな時、偶然立ち寄った金魚屋で春斗(岩田剛典)と運命的な出会いを果たす。やがて、逃げるように家から飛び出したさくらは春斗と一線を越えてしまう…。出演/篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子ほか。Netflixにて全世界独占配信中。いわた・たかのり1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマー。俳優としても活躍。映画『ウェディング・ハイ』が公開中のほか、『死刑にいたる病』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開を控える。ジャケット¥97,900シャツ¥42,900パンツ¥58,300(以上STUDIO NICHOLSON/インコントロ TEL:03・6805・1082)シューズ 参考商品(NERD MIND/マドラス TEL:0120・30・4192)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年3月23日号より。写真・内田紘倫(The VOICE/岩田さん)スタイリスト・桶谷梨乃(W/岩田さん)プロップスタイリスト・青木静花ヘア&メイク・下川真矢(BERYL/岩田さん)取材、文・菅野綾子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2022年03月20日暮らしの中で、恋愛作品を見ることが癒しの時間となる人は多いのでは?たくさんの人の胸をときめかせ続ける、俳優の岩田剛典さんとソン・ガンさんの対談が実現!日韓の恋愛作品についてやプライベートの話など、貴重なクロストークとなりました。――日本と韓国、それぞれの恋愛作品の中で、印象に残っている映画やドラマは何かありますか?岩田剛典:僕はこの対談があると聞いてソン・ガンさんが出演されているNetflixシリーズ『わかっていても』を見たんですけど、とにかく一枚一枚の絵がきれいで、すごくキュンキュンしちゃいました。もともと韓国の映画やドラマが好きで、恋愛作品だと最近は『愛の不時着』も拝見したんですが、韓国の作品は脚本がすごくおもしろいですよね。それに、人の心情をセリフではなく表情で見せるシーンが多いせいか、感情移入がしやすいなって。ソン・ガン:僕は最近、日本のドラマ『恋はつづくよどこまでも』を見たんですが、すごくおもしろかったです!あとは韓国でも人気がある日本の映画『Love Letter』が好きですね。日本の恋愛作品はフルショットで撮った時の背景がとても穏やかなので、見ていると気持ちが落ち着くんです。岩ちゃんさんが出演した恋愛作品も必ず見ますね!岩田:恋愛作品は女性に見ていただくことが多いと思うので、僕はどうしたらもっとキュンキュンしてもらえるかってことを考えてやってるんですけど、ソン・ガンさんは何か意識していることはありますか?ソン・ガン:一番大事にしているのは、相手と呼吸を合わせることです。前は家で台本を100回近く読み込んでから行くこともあったんですけど、相手との呼吸が大事だと気づいてからは、家で完璧に準備していくより、現場で相手の方とできるだけ話し合うことを大切にしています。どうしたら胸キュンのポイントをうまく生かせるかとか。僕も岩ちゃんさんの見る人をときめかせるコツが知りたいです!岩田:コツというか、やっぱり僕も同じで、相手の方とのコミュニケーションはすごく大事にしていますね。あと、演じる作品に近い内容のものを事前にチェックして、インスピレーションをもらったり。さきほどソン・ガンさんがおっしゃっていた『Love Letter』はもちろん、日本のラブストーリーは勉強のためにほとんど見たんじゃないかな。それから自分のこともよく研究しています。どの表情の時が一番魅力的に映るのかなとか。この時はこの表情だ!みたいに、狙いを定めてそこにボールを投げるっていう作業はやってるかもしれないです(笑)。初歩的なことかもしれないですけど、その積み重ねが大切なのかなって。――今回のお互いの作品の共通点は年上女性との恋でした。そこにおいて意識したことは何かありますか?岩田:演じ方というよりは、やっぱり現場でのコミュニケーションですね。近しい世代の方だったら共通の話題が見つかりやすいけど、今回のお相手役の篠原涼子さんは少し世代が違うので、早い段階で打ち解けなきゃとは考えてました。でも篠原さんはすごく気さくな方なので、むしろリードしてもらいました(笑)。ソン・ガン:僕も同じで、あまり年上ってことにこだわらないように演じました。でも相手役が年上の先輩だと、助けてもらえることも多いですよね。僕も今回の作品のお相手役は昔からテレビで見ていた大先輩のパク・ミニョンさんなので、お会いする前から緊張していたんですけど、二人のシーンでより愛情を感じられるように、「ここはもっとこうしてみたらどう?」みたいにアドバイスをもらったりして。すごく勉強になりました。――お二人は女性をリードしたいタイプ?それともされたいですか?岩田:そりゃあリードしたいですよ。というか昔から、ずっとそういうものだと思って生きてきました。ソン・ガン:すごい、かっこいい!岩田:あははは!ソン・ガン:僕は状況によって変わってくるのかなって。今回演じたシウのように僕自身も流れるように生きているタイプなので、リードする時もあれば、される時もあるのかなと。――岩田さんは韓国に行ったこと、ソン・ガンさんは日本にいらっしゃったことはありますか?その時の印象や思い出を教えてください。岩田:僕は夏にも冬にも行ったことがあります。ただ、冬は日本よりすごく寒いので、もう大変でした(笑)。韓国に詳しい友達と行ったので、普通に買い物したり、カフェに行ったり。あとはクラブにも行きましたね(笑)。ソン・ガン:僕も東京、大阪、名古屋、福岡に行ったことがあります。岩田:日本に友達がいるんですか?ソン・ガン:友達はいないんですけど、YouTubeで自分好みの場所を検索して、とんかつを食べたり、ラーメンを食べたり。日本は本当に食べ物が美味しいです!福岡ではホテルの場所に迷った時、街の人がすごく親切に教えてくれて感動しました。岩田:僕も屋台でトッポッキを食べたりしました。すごく寒かったんですけど、いろんな屋台で食べ歩きしたのがすごく楽しかったです。今度韓国に行ったらぜひ、いろいろ美味しいお店に連れていってください!ソン・ガン:もちろん。岩ちゃんさんはすごくジェントルでお兄さんみたいな親近感もあるので、僕も日本に行ったら、今度こそ実際にお会いしてみたいです!いわた・たかのり(一枚目写真左)1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマー。俳優としても活躍。映画『ウェディング・ハイ』が公開中のほか、『死刑にいたる病』『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開を控える。ジャケット¥97,900シャツ¥42,900パンツ¥58,300(以上STUDIO NICHOLSON/インコントロ TEL:03・6805・1082)シューズ 参考商品(NERD MIND/マドラス TEL:0120・30・4192)その他はスタイリスト私物ソン・ガン(一枚目写真右)1994年4月23日生まれ、韓国出身。2017年、ドラマ『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で俳優デビュー。Netflixシリーズ『Sweet Home ‐俺と世界の絶望‐』は配信開始後4週間で全世界、2200万世帯を魅了させたことでも話題に。Netflixシリーズ『金魚妻』夫と誰もが羨む華やかな人生を歩んでいるかのように見えるさくら(篠原涼子)だったが、実は夫からのDVに苦しむ日々を送っていた。そんな時、偶然立ち寄った金魚屋で春斗(岩田剛典)と運命的な出会いを果たす。やがて、逃げるように家から飛び出したさくらは春斗と一線を越えてしまう…。出演/篠原涼子、岩田剛典、安藤政信、長谷川京子ほか。Netflixにて全世界独占配信中。Netflixシリーズ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』気象庁を舞台にしたロマンティックコメディ。結婚を約束した同僚とひどい別れ方をしたことで、もう二度と社内恋愛はしないと決めたハギョン(パク・ミニョン)。しかし、自分らしく生きる姿が魅力的なチームの新人・シウ(ソン・ガン)に出会い、一夜を共にしたことで、徐々に心が揺れ動いていく。出演/パク・ミニョン、ソン・ガン、ユン・バク、ユラほか。Netflixにて独占配信中。※『anan』2022年3月23日号より。写真・内田紘倫(The VOICE/岩田さん)スタイリスト・桶谷梨乃(W/岩田さん)プロップスタイリスト・青木静花ヘア&メイク・下川真矢(BERYL/岩田さん)取材、文・菅野綾子撮影協力・バックグラウンズ ファクトリー(by anan編集部)
2022年03月20日是枝裕和監督がソン・ガンホ、カン・ドンウォン、さらにペ・ドゥナを迎えた初の韓国映画となる最新作『Broker』(原題)の邦題が『ベイビー・ブローカー』に決定。さらに韓国を代表するシンガーソングライター・IUがイ・ジウンとして出演していることが分かった。これまで、現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい視線で描き上げ、『そして父になる』(13)でカンヌ国際映画祭の審査員賞受賞、さらに『万引き家族』(18)ではカンヌ最高賞であるパルムドールを受賞するという栄誉に輝き、続く『真実』(19)では、カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークら海外の才能たちとタッグを組んだ是枝監督。世界中の映画人たちとタッグを組み、新作を生み出していく監督が今回手掛けるのは、韓国の製作・俳優陣と長年温めてきた企画である『ベイビー・ブローカー』。子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを預けていく“ベイビー・ボックス”を巡り、そこで出会っていく人間を描くオリジナルストーリーとなる。すでに、アカデミー賞作品賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』でも主演を務めたソン・ガンホ、『MASTER/マスター』のカン・ドンウォン、さらに是枝監督とは『空気人形』でもタッグを組んだペ・ドゥナという、韓国を代表する名優たちがキャストとして発表されている。さらに、今回共演キャストとしてイ・ジウンの出演が決定。アーティスト名“IU”としてソロ活動をするシンガーソングライターで、韓国では老若男女を問わず絶大な知名度と人気を誇る。新譜の度にチャートを席巻し、iTunesソングチャートでは他国でも第1位を獲得、MV再生回数もうなぎ上り。最近では「BTS」SUGAとのコラボ曲「eight」もヒットを記録した。“国民の妹”“K‐POPクイーン”ほか、“CM女王”としても化粧品、アパレル、食品、飲料、ゲームなど起用ブランドの業種は多岐に渡り、「グッチ(GUCCI)」や「ニューバランス(NEW BALANCE)」のアンバサダーに起用されたことでも話題を呼んだ。また、自身が幼くして経験した経済的困難や苦労をふまえ、慈善活動にも積極的で“寄付天使”とも呼ばれている。2019年12月には米誌フォーブスが選んだ「アジア太平洋地域の最も優れた慈善家30人」のリストに名を連ねた。イ・ジウンは、「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」などのドラマほか、いくつかの映像作品に出演しているものの劇場公開長編映画への本格的な出演は本作が1作目となる。今後はパク・ソジュン(「梨泰院クラス」)とのW主演の映画『ドリーム』(仮題)の公開も控えているが、本作では是枝監督が演出する俳優イ・ジウンの新たなる発見も見どころの1つとなる。『ベイビー・ブローカー』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年03月01日"切なすぎる"と話題を呼んだソン・ヘギョとチャン・ギヨン共演の韓国ドラマ「今、別れの途中です」の日本盤オリジナル・サウンドトラックが発売決定、3月16日(水)より先行配信されることになった。韓国のトップ俳優ソン・ヘギョの3年ぶりのドラマ出演作であり、人気俳優チャン・ギヨンが入隊する前に出演した最後の作品である本作は、ファッションブランドのチーム長として働く“恋愛をしない主義”のキャリアウーマン、ハ・ヨンウンと、ヨンウンのことを一途に愛するカメラマン、ユン・ジェグクの偶然と必然が交差した運命的な恋を描く大人のラブストーリー。人間が感じる最も美しい感情であり、また最も嵐のような感情である愛を描いた、史上最高のロマンス作品として日本でもAmazon Prime Videoにて配信中。日本盤のオリジナル・サウンドトラックは、ドラマの印象的なシーンを彩る楽曲(韓国語楽曲歌詞、フリガナ、日本語対訳付き)と、インストゥルメンタルの楽曲をCD2枚に収録。さらに、ドラマの名シーンのミュージックビデオ11曲を収録した特典DVDが、日本盤のオリジナル特典として付く。韓国ドラマ「今、別れの途中です」オリジナル・サウンドトラックは5月18日(水)発売、3月16日(水)配信開始。※ミュージックビデオの配信はなし。(text:cinemacafe.net)
2022年02月20日「愛の不時着」で共演したソン・イェジンとヒョンビンが2月10日、結婚を発表。昨年1月1日に交際を認めていた2人が“無事に着陸した”ことに、ファンからは「こんな幸せな結末はない」「ドラマをまた観たくなった」「これはアツすぎる」など祝福の声が相次いでいる。パラグライダー中に北朝鮮側に不時着してしまった韓国財閥の女性実業家ユン・セリをソン・イェジン、北朝鮮のエリート軍人リ・ジョンヒョクをヒョンビンが演じ、周囲の人々を巻き込みながら障害物だらけの愛を深めていく様子を描いた「愛の不時着」。2020年2月にNetflixにて配信がスタートするや、コロナ禍のおこもり期間も相まって大ヒット。日本での韓国ドラマブーム再燃の火付け役となり、以来、現在でも「今日のTOP10」入りする根強い人気を博している。10日、ソン・イェジンは自身のインスタグラムにミニサイズのウエディングドレスの画像とともに、韓国語と英語によるコメントをアップ。「残りの人生を共にする人ができました。そうです…あの人です。運命のような出来事が実際に起こるなんて…。一緒にいるだけで温かく頼もしい気持ちになります。どうか私たちの未来の始まりを祝福してください」と投稿した。ヒョンビンも所属事務所「VAST Entertainment」のアカウントから直筆メッセージで「いつも僕を笑わせてくれる女性(ソン・イェジン)と、これからの日々を共に歩こうと約束をしました。ドラマの中で一緒になったジョンヒョクとセリが、共に最初の一歩を踏み出そうとしています」と報告。韓国メディアによれば、2人は3月に親族や知人のみで非公開の結婚式を挙げる予定という。「愛の不時着」を配信するNetflixも「ヒョンビン&ソン・イェジンが結婚を発表おめでとうございます!」と、2人の劇中の名場面集を改めて投稿してお祝いしている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年02月11日ソン・ヘギョが3年ぶりにドラマ出演したことでも話題の韓国ドラマ「今、別れの途中です」が、1月28日(金)よりPrime Videoにてプライム会員向けに見放題独占配信開始。この度、本作でファッションデザイナー役に初挑戦するソン・ヘギョのカジュアルな姿からスタイリッシュなワーキングスタイルまで、劇中のキュートなファッションに注目した場面写真が公開された。本作は、ソン・ヘギョ3年ぶりドラマ出演作で、人気俳優チャン・ギヨンが入隊する前に出演した最後の作品。“別れ”をテーマにし、韓国でも「切なすぎる」と大きな話題となった。ファッションブランドのチーム長として働く“恋愛をしない主義”のキャリアウーマン ハ・ヨンウン(演:ソン・ヘギョ)と、ヨンウンのことを一途に愛するカメラマン ユン・ジェグク(演:チャン・ギヨン)の運命的な恋を描く大人のラブストーリー。到着した写真には、シックで洗練された衣装を身に纏うヨンウンが真剣に仕事と向き合う姿が映し出されている。1枚目は、出来上がった衣装をこまめにチェックするヨンウン。キャラメル色のジャケットが固すぎず柔らかい雰囲気を醸し出している。2枚目は、屋外での撮影に立ち会い、モデルの写真を確認する真剣な表情のヨンウン。デニムシャツにニットを羽織りカジュアルな印象を与えている。3枚目は、会議で鋭く問題点を切り出すヨンウン。真っ赤なトレンチコートで華やかでありながら、魅惑的な雰囲気を演出している。ソン・ヘギョが着用した衣装は、毎回韓国で放送直後に大きな話題を呼び、ヨンウンの恋の行方だけではなく、そのファッションも大きな注目を浴びていた。ソン・ヘギョが演じるハ・ヨンウンは、優秀なファッションデザイナーでありながら、取締役を務める社長の娘のお世話係でもあり、ブランド全体を統括する完璧なキャリアウーマン。ソン・ヘギョは、ファッションデザイナーの役について「仕事柄的にファッションは結構身近な業界ですが、ファッションデザインのチーム長を演じて、この職業は本当に忙しくて自分の時間がほとんどないんだなと気付きました。“ここまで忙しい業界なの?”と驚きましたね」と、ファッション業界の大変さを感じたことを告白。さらに、ファッションモデル出身のソン・ヘギョは、本作の衣装について「今回はファッション業界に関わる役なので、役に合わせて衣装を選んでいます。前の役より素敵なジュエリーもたくさんつけられて、演技も楽しいですが、きれいに着飾るのも楽しかったですね」と語り、芝居だけではなく華やかな衣装も楽しんだ様子だ。ヒロインのヨンウンは、過去の恋を引きずっており、恋愛より仕事を優先にしている。ある日、一夜を共に過ごしたユン・ジェグクと仕事のパーティーで運命的に再会。ジェグクは恋愛に全く執着しない男だが、自分のことなど眼中にないヨンウンに惹かれ、積極的なアプローチを開始。過去の恋を引きずっているヨンウンは、ジェグクとの 出会いをきっかけに心のわだかまりが消えていくが、2人は悲劇的な過去でつながっており、決して愛してはいけない相手だった...。悲しい過去の出来事とは一体何なのか?“別れ”に向けて愛し合っていく2人が自分の想いに素直に向き合い、距離が縮まっていく姿に注目だ。「今、別れの途中です」はPrime Videoにて見放題独占配信中(全16話)。(text:cinemacafe.net)
2022年01月30日世界最大級のK-POP音楽授賞式「2021 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS(2021 MAMA)」で、プレゼンターとして俳優のソン・ジュンギやチョ・ジョンソク、「イカゲーム」ホ・ソンテ、『ミナリ』ハン・イェリほか、「少女時代」スヨンやティファニーらが登場することが発表された。CJ ENM主催の「MAMA」は、1999年に「Mnet映像音楽大賞」からスタート、2009年に「Mnet ASIAN MUSIC AWARDS」の名称でアジアの音楽授賞式となった。2010年のマカオでの開催を皮切りに、2011年にシンガポール、2012年~2016年は香港、2017年にはベトナム・日本・香港、2018年は韓国・日本・香港と様々な地域で開催。2019年には韓国と日本で開催したが、2020年は新型コロナウイルスの影響で韓国にて無観客で行った。「2021 MAMA」のホストはイ・ヒョリ。プレゼンターにはK-POPを代表するアーティストとして、音楽はもちろん映画、ドラマなど多様な分野でエンターテイナーとして活動しているピ(RAIN)とオム・ジョンファ。彼らは現在にいたるまで、音楽トレンドをリードする精力的な活動で後輩歌手のロールモデルになっている。「2021MAMA」ホストのイ・ヒョリチェ・スヨンとティファニー・ヤングは、2007年にガールズグループ「少女時代」で歌手デビュー、現在も大きな影響力で活動を展開し、国内外に強いファン層を持つ韓国を代表するK-POPアーティスト。K-POPレジェンド「SUPERJUNIOR」のメンバーであり、「彼女はキレイだった」など俳優としても精力的に活動しているチェ・シウォンも、プレゼンターとして登壇する。また、K-ダンスの魅力を存分にアピールし、ブームの中心にいるMnetの人気番組「STREET WOMAN FIGHTER」ダンスクルーの「LACHICA」と「PROWDMON」のリーダーであるSHIN GA BEEとMonika、そしてバラエティ番組で見せた親しみやすい姿と音楽に対する真摯な姿勢のギャップが魅力のハハもプレゼンターとして参加。さらに、K-コンテンツの無限の可能性を世界中に示し、今年一年グローバルな活躍を見せた俳優陣も「2021 MAMA」のプレゼンターとして出演。ホ・ソンテはドラマ「イカゲーム」で、Kコンテンツの底力を世界にアピール。「イカゲーム」の興行はドラマだけの人気にとどまらず、韓国の魅力を表現した文化とアイテムまで海外に知らせる役割を果たした。これまでK-コンテンツのグローバル人気の拡散をリードしてきた俳優ソン・ジュンギも、今年主演したドラマ「ヴィンチェンツォ」と映画『スペース・スウィーパーズ』の2作品が相次いでグローバル興行に成功し、そのスター性を再び示した。チョ・ジョンソクは国内外で愛されてきたtvNのドラマ「賢い医師生活」で活躍し、唯一無二のエネルギーと演技力で多くの世界のファンから支持されている。ハン・イェリもまた、米アカデミー賞候補にノミネートされ、世界中から絶賛を浴びた映画『ミナリ』で熱演を見せ、グローバルな舞台で注目されるグローバルスターに急浮上。このほか、クォン・ユル、キム・ソヒョン、キム・ヨンデ、キム・ヘユン、ナム・ユンス、ノ・ホンチョル、アン・ボヒョン、イ・ドヒョン、イ・ソンビン、ヨ・ジング、チョ・ボアらもプレゼンターとしてMAMAの舞台に立つ。また、ピ(RAIN)、ソン・ジュンギ、エド・シーラン、ハン・イェリは「2021 MAMA」のブランドメッセージを伝えるアンバサダーも務める。「2021 MAMA」には、今年一年活発な活動を展開したアーティスト「aespa」、「ATEEZ」、「Brave Girls」、「ENHYPEN」、「INI」、「ITZY」、「JO1」、「Kep1er」、「NCT127」、「NCT DREAM」、「Stray Kids」、「TOMORROW X TOGETHER」らが出演。彼らはK-POPという言語を通じて国、人種、世代の壁を越えて偏見なくお互いの価値を尊重し合い、世界がより大きなひとつになる強力な音楽の力を経験させるという“MAKE SOME NOISE”をコンセプトにステージを披露する予定。「2021 Mnet ASIAN MUSIC AWARDS(2021 MAMA)」は12月11日(土)16時~レッドカーペット、18時より授賞式をCS放送Mnetおよび動画配信サービスMnet Smartにて生中継・生配信予定。(text:cinemacafe.net)
2021年12月07日キム・スヒョンとチャ・スンウォンが共演し日韓同時配信となる社会派犯罪ドラマや、人気上昇中のチャン・ギヨンとソン・ヘギョによるラブストーリーなど、Amazon Prime Videoにて今後配信される豪華ラインアップが発表。その3作品のキービジュアルが解禁となった。韓国ドラマファンには定番の人気ジャンルである恋愛ドラマから、刑事司法制度をテーマに社会の問題を真っ向から描く社会派犯罪ドラマまで、様々なジャンルのドラマを楽しめる豪華ラインアップとなっている。キム・スヒョン×チャ・スンウォン、日韓同時配信「ある日~真実のベール」1つ目の注目作は、日韓同時配信となる「ある日~真実のベール」。ドラマ「星から来たあなた」や「サイコだけど大丈夫」で知られるキム・スヒョンと、ドラマ「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」や「花遊記」や、バラエティ「三食ごはん」などに出演する実力派俳優チャ・スンウォンが共演する社会派犯罪ドラマ。キム・スヒョンは、平凡な大学生から一夜にして殺人事件の容疑者となってしまうキム・ヒョンス役、チャ・スンウォンはヒョンスに唯一手を差し伸べる弁護士シン・ジュンハン役を演じる。普通に大学生活を送っていたヒョンスは突然容疑者となり留置場に入れられるが、彼は果たして本当に殺人を犯したのか。隠された真実と歪んだ正義、そして司法の問題点も真正面から描いていく。チョン・ソミン×キム・ジソク、家を巡るラブコメ「恋するイエカツ」2つ目の注目作「恋するイエカツ」は、ドラマ「この恋は初めてだから」や「空から降る一億の星」、「霊魂修繕工」など数多くの恋愛ドラマに出演し、いまや“ラブコメクイーン”として人気を誇るチョン・ソミンと、ドラマ「トップスター・ユベク~同居人はオレ様男子~」や「椿の花咲く頃」などに出演するキム・ジソクが共演を果たす大人のラブコメディ。雑誌編集者のナ・ヨンウォン(チョン・ソミン)は、担当していた雑誌が廃刊となり住んでいた家も競売にかけられてしまい、まさに人生どん底。しかし先輩の紹介で、「月刊 家」の編集部で働くことになるが、その出版社の代表がヨンウォンを家から追い出したユ・ジャソン(キム・ジソク)だったことが発覚。家に対する考え方が全く違う2人が、一緒に働くうちに徐々に距離が縮まり、お互いに惹かれあっていく。韓国では9月に放送が終了したばかり、心温まるストーリーに多くの共感を呼び大きな話題となった本作。全く違う価値観を持つ2人の恋の行方に注目だ。「今、別れの途中です」ほか2022年1月配信開始の豪華ラインアップ!最高視聴率36.9%の大ヒットドラマ「一緒に暮らしませんか?」でタッグを組んだハン・ジヘとイ・サンウが再び共演を果たす、ドロドロ愛憎劇「黄金の庭 ~奪われた運命~」が1月7日(金)より配信開始。ハン・ジヘ演じる幼い頃に母親に捨てられ、養護施設で育ったウン・ドンジュと、オ・ジウン演じる華やかな生活を送る有名美容アドバイザーのサビーナ。絶対に出会うことがなかった2人が“ウン・ドンジュ”という名前に運命のように引き寄せられ、彼女たちの愛する人やその家族をも巻き込み、予想もつかない展開へと向かう。“ウン・ドンジュ”の名に隠された驚きの秘密が回を追うごとに明かされていき、目が離せない展開の先に衝撃の結末が待ち受ける。さらに1月28日(金)からは、ドラマ「九尾の狐とキケンな同居」や「恋愛ワードを入力してください~Search WWW~」で人気上昇中の俳優チャン・ギヨンと、ドラマ「太陽の末裔 Love Under The Sun」や「ボーイフレンド」などで知られる実力派韓国トップ俳優のひとり、ソン・ヘギョが共演するラブストーリー「今、別れの途中です」が配信。ソン・ヘギョが演じるのはファッションメーカーでチーム長として働くキャリアウーマンのハ・ヨンウン。チャン・ギヨンが演じるのは、ファッション専門のフォトグラファーとして引っ張りだこのユン・ジェグクで、いま韓国で最も注目を集める2人が挑戦する本格ラブストーリーは必見となっている。(text:cinemacafe.net)
2021年11月10日ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じた史劇エンターテインメント『王の願い ハングルの始まり』から、特別映像が解禁となった。今回解禁された特別映像では、ソン・ガンホ、パク・ヘイル、チョン・ミソンのキャスト3名とチョ・チョルヒョン監督のインタビュー映像と、文化遺産の寺院など貴重な建造物で行われた撮影でのメイキング映像が収められている。世宗王を演じたソン・ガンホは「俳優として光栄でした。説得力のある演技をしなければならないと思い、慎重になりましたね」と、偉大な王として知られ、韓国で最も敬愛されている世宗王を演じたプレッシャーを語った。シンミ和尚役を演じたパク・ヘイルは、「表音文字に詳しい和尚役だったので、役作りのために僧侶と一緒に生活をしました」と役作りについて明かし、「サンスクリット語のセリフがあると聞き途方に暮れました」と撮影での苦労を語った。一方、チョ・チョルヒョン監督は、「抑揚までメモしたうえで再現する姿を見て驚きました。単なるマネではなく、自分のものとして消化してセリフを言うんです」とパク・ヘイルの高い演技力を褒めた。また、ソン・ガンホは「2人は『殺人の追憶』で共演した仲間です」と16年振りとなるパク・ヘイル、チョン・ミソンとの共演を喜び、チョン・ミソンも「頼れる人たちですし息が合います」と続き、パク・ヘイルも「撮影が楽しかったです」と撮影当時をふり返った。監督も「同じ感覚を共有できるようになり、幸せを感じました」と話す通り、撮影現場では笑顔が絶えず、息の合った、充実した時間が流れていた様子がメイキング映像から伺える。最後は、チョン・ミソンが「胸の思いを引き出してくれる映画」、パク・ヘイルが「とても斬新な映画」、ソン・ガンホが「今まで見たことのないような作品」と本作を評し、公開への期待が高まる特別映像に仕上がっている。『王の願い ハングルの始まり』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王の願いハングルの始まり 2021年6月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.
2021年06月18日ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じた史劇エンターテインメント『王の願い ハングルの始まり』。この度、ユネスコ世界文化遺産「海印寺 蔵経板殿」「浮石寺 無量寿殿」「鳳停寺」を写した場面写真が解禁となった。独自の文字創製を目指した世宗王の情熱と葛藤を描いた本作。その見どころの1つが、韓国のユネスコ世界文化遺産「海印寺 蔵経板殿」「浮石寺 無量寿殿」「鳳停寺」で撮影された貴重な映像だ。シナリオ作業の過程で、シンミ和尚の行跡を辿って韓国各地を査察したチョ・チョルヒョン監督は、劇中の象徴的な空間を実際の歴史が宿る文化遺産で撮影することを目標にし、6か月以上にわたり文化財庁と緊密な会議を重ね、これらの文化遺跡地を韓国映画として初めてスクリーンに映し出すことに成功した。韓国三大寺院の一つである「海印寺 蔵経板殿」では現在、「八万大長経」の完全保存のために、内部への出入りが不可能となっている。そのため、世宗とシンミがハングル創製の志を一つにするきっかけを与え、ハングル創製過程でも重要な役割を果たす「八万大長経」の実物を、本作では間接的に観ることのできる貴重な映像となった。さらに、韓国の木造建築の中でも古い建物として有名な「景福宮」、「昌徳宮」、谷城の「泰安寺」、順天の「松広寺 国師殿」など由緒ある建築物も多数登場。新しく作られたセットでは決して作り出すことが出来ない色合いや、長い月日の深さが重なり合った構造物による歴史的な空間は多彩な印象を与え、ハングル創製を成し遂げた1443年当時に吸い込まれたような没入感を与えている。『王の願い ハングルの始まり』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王の願いハングルの始まり 2021年6月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.
2021年06月02日朝鮮王朝時代、独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王をソン・ガンホが演じた史劇エンターテインメント『王の願い ハングルの始まり』。『王の運命 歴史を変えた八日間』チョ・チョルヒョン監督との再タッグ作であり、時代劇から、『殺人の追憶』のようなノワール作品まで幅広い役柄を演じてきたことで知られるソン・ガンホ。なかでもコミカルで人間味のある演技には定評があり、“ソン・ガンホの出演作にハズレなし”といわれるほど、映画ファンからの信頼も厚い。そんなますます活躍から目が離せないソン・ガンホの外せない大ヒット主演作を紹介する。『パラサイト 半地下の家族』2020年公開第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し、アジア映画として初めてアカデミー賞作品賞を受賞した本作。事業に失敗し計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク(ソン・ガンホ)、そんな甲斐性なしの夫に強く当たる母チュンスク、大学受験に落ち続けている息子ギウ、美大を目指すが予備校に通うお金もない娘ギジョン…キム一家は家族全員が失業中で、“半地下住宅”で貧しい生活を送っていた。ある日、長男ギウが留学する友人の代わりにIT企業の社長パク氏の大豪邸に家庭教師として雇われることに。パク一家の心を掴んだギウは、妹ギジョンも家庭教師として紹介し、キム一家は徐々にパク一家の“高台の豪邸”へと足を踏み入れていく。やがて2つの家族が交差した先に、想像を超える衝撃の出来事が起きる――。『タクシー運転手 約束は海を越えて』2018年公開韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件を題材にしたヒューマンドラマ。タクシー運転手のマンソプ(ソン・ガンホ)は、通行禁止になる前に光州に入れば、滞納している家賃を返せる金額の10万ウォンを支払うという言葉につられ、ドイツ人記者ピーターを乗せて英語も分からぬまま一路、光州を目指す。何としてもタクシー代を受け取りたいマンソプは機転を利かせて検問を切り抜け、時間ぎりぎりで光州に入る。“危険だからソウルに戻ろう”というマンソプの言葉に耳を貸さず、ピーターは大学生のジェシクとファン運転手の助けを借り撮影を始める。しかし状況は徐々に悪化し、マンソプは1人で留守番させている娘が気になりはじめ…。壮絶な史実をシリアスに寄せすぎず、ときにコミカルに見せられるのはソン・ガンホだからこそ。日本でも口コミから多くのファンの心を掴んだ。『王の願い ハングルの始まり』6月25日(金)公開朝鮮第4代国王・世宗の時代。これまで朝鮮には自国語を書き表わす文字が存在しておらず、上流階級層だけが特権として中国の漢字を学び使用していた。世宗(ソン・ガンホ)は、庶民でも容易に学べて書くことができる朝鮮独自の文字を作ることを決意。そこで、低い身分ながら何か国もの言語に詳しい和尚シンミ(パク・ヘイル)とその弟子たちを呼び寄せ、協力を仰ぐ。王を取り巻く臣下たちは、国の最高位である王様が最下層の僧侶と手を取り合い、庶民に文字を与えようとしている前代未聞の事態に激しく反発。逆境と葛藤のなか、世宗大王とシンミは新たな文字作りに突き進んでいく。『グエムル漢江の怪物』では弟役を演じたパク・ヘイルと、民衆のための文字作りに奮闘するコンビに扮する。『王の願い ハングルの始まり』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王の願いハングルの始まり 2021年6月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.
2021年05月10日斎藤工さんが心惹かれた俳優とその出演作品を紹介。解説を参考にしながら、色っぽさを堪能してみて。強烈に色気を感じる俳優陣原田芳雄意思と役柄が結びついた無作為の色気。出演映画本数が100本を超える、邦画界に愛された個性派俳優。「芳雄さんは無作為の演技を追求した人。本人の意思と役柄が同調し、セリフを言わされていると感じる瞬間がほぼない。状況や共演者などすべてにリアクションし、役のアイデンティティを濃くする稀有な存在です。『出張』で見せた、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニー・デップを凌ぐキャラがカッコいい。芳雄さん的な色気を放つ人は今後もいないと思うし、それがまた魅力です」©Kodansha/アフロソン・ガンホ日常と地続きの“おじさん”を体現。『パラサイト 半地下の家族』や『殺人の追憶』などで知られる、今や世界のスターとなったソン・ガンホ。街にいる中年男性を演じたら、彼の右に出る者はいない。「実際の彼はものすごくスマートですが、映画で見ると、においが伝わってきそうなほどにリアルです。そんなふうに、画面越しににおいを放てることも、色気と結実しています。彼の出演作品を見ていると胸に迫るものがあるのは、すぐそばにいそうなおじさんを見事に演じているからです」©Charles Sykes/Invision/AP/アフロハンフリー・ボガート『カサブランカ』(1942)残像を残す見事な立ち居振る舞い。「君の瞳に乾杯」のセリフが有名な恋愛映画の金字塔。ボガートは昔の恋人と邂逅するリック役。「舞台は第二次世界大戦中のモロッコ。常にコミュニケーションがとれる現代とは違い、相手がいない時に感じるその人の存在というものに、今以上に意識が向いた時代だと思うんです。ボガート演じるリックは、自分の残像や余韻が相手の中で続くような、言葉選びや立ち居振る舞いが本当に見事で、そこに色気が宿っている。彼の美学を感じずにいられません」©Moviestore Collection/AFLOノーマン・リーダス『処刑人』(1999)ポジショニングの巧さが色っぽい。法で裁けない悪人を処罰する、スタイリッシュな兄弟の片割れを演じるノーマン・リーダス(左)。「バディものなど誰かと対になる役を演じる時には、自分の色を出すのではなく、一枚の絵として完成させるために立ち位置を考えることが重要です。ノーマン・リーダスはそのバランス感覚が素晴らしく、色っぽさを感じました。ポジショニングの巧さは『ウォーキング・デッド』にも生きていて、群衆の中にいても色気が際立ち、誰もが彼に恋してしまいます」©Shutterstock/アフロマッツ・ミケルセン『プッシャー』(1996)、『プッシャー2』(2004)若い頃から“発酵菌”を持っていた人。『007 カジノ・ロワイヤル』で主敵を演じ、その実力から“北欧の至宝”とも呼ばれるマッツ・ミケルセン(左)のデビュー作。「今の彼は渋さの塊ですが、ある日突然、そうなったわけではないんですよね。この『プッシャー』に出演した時は30歳くらいですが、当初からめちゃくちゃセクシー。色気は、人が年輪を刻んだり発酵していくことで生まれるものですが、彼はもともと発酵菌みたいなものをちゃんと持っていて、成熟していったんだと思います」©Everett Collection/アフロヴィゴ・モーテンセン『イースタン・プロミス』(2007)人への言葉に醸し出される余裕の色気。人身売買を描く『イースタン・プロミス』で、マフィアの運転手を演じたヴィゴ・モーテンセン。「今作は、映画史に残る全裸でのファイトシーンなど彼の魅力があふれています。演技はもちろん、僕は、彼が断った『X-MEN』のウルヴァリンを演じることになったヒュー・ジャックマンへの言葉に色気を感じました。辞退の理由を述べながらも彼の演技を称賛。自分の言葉の届き方を理解し、配慮しながら伝える姿勢に大人の余裕があり、グッときました」©Everett Collection/アフロライアン・ゴズリング『ドライヴ』(2011)情報を絞ることが魅力につながる。『ラ・ラ・ランド』などの話題作に出演、今をときめく俳優の一人であるライアン・ゴズリング。「『ドライヴ』では、純朴で多くを語らないドライバーを演じていますが、情報が少ない分、人間性が浮き立っている。そこに、寡黙で多くを説明しない高倉健さん同様の美学を見ました。話しすぎる人より、何を考えているかわからない人に色気を感じるように、演技においても情報を絞ることで魅力的に映ったり、印象に残るという現象は大いにあると思います」©Everett Collection/アフロ『ゾッキ』愛と面白みにあふれた人間模様に注目。漫画家・大橋裕之の初期作品を、竹中直人×山田孝之×斎藤工が監督を務め実写映画化した話題作。松田龍平や鈴木福など豪華キャストが集結!ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑いに包まれるヒューマンコメディ。3/26~愛知県先行公開、4/2~全国公開。さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ。東京都出身。俳優、映画監督、白黒写真家として活躍。主演映画『シン・ウルトラマン』をはじめ、公開作品が目白押し。移動映画館「Cinema bird」の主宰や「Mini Theater Park」の活動も。シャツ¥113,000タンクトップ¥30,000(Ann Demeulemeester/Pred PR TEL:03・5428・6484)パンツとシューズはスタイリスト私物※『anan』2021年3月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Yohei“Yoppy” Yoshida(juice)ヘア&メイク・くどうあき取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年03月26日ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じた史劇エンターテインメント『王の願い ハングルの始まり』。この度、予告編と場面写真が解禁となった。今回解禁された予告編では、ソン・ガンホ演じる朝鮮第4代国王・世宗が、庶民も使える独自の文字創製を目指し、低い身分ながら言語に詳しい僧侶のシンミ(パク・ヘイル)に協力を頼む場面が切り取られている。家臣からの反発や、持病の悪化など幾多の困難が世宗王とシンミ和尚の行く手を阻むが、民衆のために新たな文字を創製しようと奮闘する2人。最後は、毅然とした表情で「中国をしのぐ国を作りたい。漢字以外で万民が読み書きする国だ」と大きな野望を口にする世宗王の姿で締めくくられる。また、予告編と同時に解禁された場面写真には、身分の違いを越えて協力し合う世宗王とシンミ和尚の姿が収められ、文字創製にかける情熱が伝わるカットに仕上がっている。『王の願い ハングルの始まり』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王の願いハングルの始まり 2021年6月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.
2021年03月26日ソン・ガンホが独自の文字創製のため命を懸けた世宗大王を演じた史劇エンターテインメント『The King’s Letters』が邦題を『王の願い ハングルの始まり』として公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。■ストーリー朝鮮第4代国王・世宗の時代。一部の上流階級層だけが特権として中国の漢字を学び使用している状況をもどかしく思う世宗が、庶民でも容易に学べて書くことができる朝鮮独自の文字を作ることを決意。何か国もの言語に詳しい和尚シンミとその弟子たちを王宮に呼び寄せる。しかし臣下たちは、国の最高位である王様が最下層の僧侶と手を取り合い、庶民に文字を与えようとしている前代未聞の事態に激しく反発。逆境と葛藤のなか、世宗王とシンミは民へ贈る新たな文字作りに突き進んでいく。■ソン・ガンホ×パク・ヘイル×チョン・ミソン、16年ぶりの共演!全ての民が文字を読み書きできる国を夢見た世宗王を演じたのは、『パラサイト 半地下の家族』『タクシー運転手 約束は海を越えて』などのソン・ガンホ。民衆のため、独自の文字創製に命を懸けた世宗王の情熱と葛藤を、迫真の演技で見事に演じ切っている。王に反発心を抱きながらもいつしか支え合うシンミ和尚に扮するのは、天性の演技派俳優パク・ヘイル。さらに、本作が遺作となったチョン・ミソンが王后役として登場。3人にとっては『殺人の追憶』以来16年ぶりの共演作となった。また、人気ドラマ「愛の不時着」のタン・ジュンサンが若き僧侶役で出演する。『王の運命 -歴史を変えた八日間-』の脚本で「映画評論家協会賞 最優秀脚本賞」ほか多くの賞に輝いたチョ・チョルヒョン監督が、本作で待望の監督デビュー、脚本も担当している。ハングル完成までのドラマチックな展開を主軸に、王と逆臣とのスリリングな対立や、王家が直面する哀しき運命など重厚な見どころが折り重なる史劇エンターテインメントを作り上げた。■2人の身分を越えた絆が伝わるポスタービジュアル今回解禁されたポスタービジュアルでは、赤と金色の艶やかな朝鮮王朝の王衣を着た世宗(ソン・ガンホ)と、灰色の質素な僧侶の衣装を着たシンミ和尚(パク・ヘイル)が向き合う様子、そして世宗の物憂げな表情を正面から捉えた姿が切り取られている。「国のために、民衆のために――」というコピーが並び、民衆のために朝鮮独自の文字創製に人生を捧げた世宗とシンミ和尚、2人の身分を越えた絆が伝わるポスタービジュアルとなっている。『王の願い ハングルの始まり』は6月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王の願いハングルの始まり 2021年6月25日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2019 MegaboxJoongAng PLUS M,Doodoong Pictures ALL RIGHTS RESERVED.
2021年03月11日「愛の不時着」で共演し、今年1月に公式に交際を認め大きな話題を呼んだ、韓国の人気俳優ヒョンビンとソン・イェジンの初共演作『ザ・ネゴシエーション』が、Huluにて3月1日(月)から配信されることになった。今回配信が決定した2人の初共演映画『ザ・ネゴシエーション』は、目的不明の凶悪犯と心に傷を抱えた交渉人が激突する、究極の心理サスペンス。危機交渉班のチーム長と記者を拉致し、残忍な人質ショーを繰り広げる謎の凶悪犯ミン・テグ(ヒョンビン)。交渉相手に指名されたソウル市警の敏腕交渉人チュエン(ソン・イェジン)は、特殊部隊突入までの14時間、タイムリミットが迫る中でテグと熾烈な頭脳戦と心理戦を展開していく。『国際市場で逢いましょう』『コンフィデンシャル/共助』『それだけが、僕の世界』などを手掛けるヒットメーカー「JKフィルム」が制作を担当し、ヒョンビンが悪役に初挑戦したことでも大きな注目を集めた。先の読めないストーリー展開と、緊迫感あふれる2人のやりとりは必見。◆そのほかヒョンビン、ソン・イェジン出演作も配信Huluでは本作の配信を記念して、ヒョンビン、ソン・イェジンが出演する映画やドラマを配信。続編の制作が決定している、ヒョンビンが北朝鮮の刑事を演じたメガヒットアクション『コンフィデンシャル/共助』(配信中)や、ソン・イェジンの魅力が光る映画『妻が結婚した』は3月5日(金)から配信スタート。ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」(配信中)なども揃っている。『ザ・ネゴシエーション』は3月1日(月)よりHuluにて独占配信(*)。(*)定額制動画配信サービスにて(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ネゴシエーション 2019年8月30日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開ⓒ 2018 CJ ENM CORPORATION, JK FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2021年02月19日パティシエの鎧塚俊彦が監修する新たなスイーツカフェ「ソン・ド・メール(Son de Mer)」が、2020年11月3日(火)に愛知・ラグーナテンボス内フェスティバルマーケットにオープンします。今回オープンする「ソン・ド・メール」は、鎧塚こだわりのフレンチトーストを主役とする新たなスイーツカフェ。ラグーナテンボス内に鎧塚が監修するスイーツカフェがオープンするのは、2015年に開業した「ラルブルヴェール」に続く2店舗目となります。メニューには、「フレンチトースト プレーン」「フレンチトースト チョコバナナ」といった、スイーツタイプのフレンチトーストのほか、サルサチーズやソーセージを合わせたフード系フレンチトーストもラインナップ。カフェタイムだけでなく、ランチなど食事での利用にもぴったりです。また、フランス語で“海の音”という意味を持つ店名の通り、店内からは三河湾を見渡す事が可能。美しい景色と共に絶品のフレンチトーストを味わう、優雅な時間を過ごすことが出来ます。なお、店頭には月に1回、鎧塚本人が来店し、写真撮影やイベントを開催する予定。スポット情報スポット名:ソン・ド・メール住所:愛知県蒲郡市海陽町2-2(ラグーナテンボス フェスティバルマーケット内)<メニュー例>フレンチトースト プレーン 780円+税、フレンチトースト チョコバナナ 1,100円+税、フレンチトースト 季節のフルーツ 1,200円+税、フレンチトースト エビアボカドサラダ 1,300円+税、フレンチトースト ソーセージ 1,300円+税、フレンチトースト サルサチーズ 1,300円+税【問い合わせ先】ラグーナテンボス インフォーメーションセンターTEL:0570-097-117(9:00~16:00)
2020年11月01日パティシエの鎧塚俊彦が監修する新たなスイーツカフェ「ソン・ド・メール(Son de Mer)」が、2020年11月3日(火)に愛知・ラグーナテンボス内フェスティバルマーケットにオープンする。今回オープンする「ソン・ド・メール」は、鎧塚こだわりのフレンチトーストを主役とする新たなスイーツカフェ。ラグーナテンボス内に鎧塚が監修するスイーツカフェがオープンするのは、2015年に開業した「ラルブルヴェール」に続く2店舗目となる。メニューには、「フレンチトースト プレーン」「フレンチトースト チョコバナナ」といった、スイーツタイプのフレンチトーストのほか、サルサチーズやソーセージを合わせたフード系フレンチトーストもラインナップ。カフェタイムだけでなく、ランチなど食事での利用にもぴったりだ。また、フランス語で“海の音”という意味を持つ店名の通り、店内からは三河湾を見渡す事が可能。美しい景色と共に絶品のフレンチトーストを味わう、優雅な時間を過ごすことが出来る。なお、店頭には月に1回、鎧塚本人が来店し、写真撮影やイベントを開催する予定だ。【詳細】ソン・ド・メールオープン日:2020年11月3日(火・祝)営業時間:10:00~20:00住所:愛知県蒲郡市海陽町2-2(ラグーナテンボス フェスティバルマーケット内)席数:約40席(予定)定休日:施設に準ずる<メニュー例>フレンチトースト プレーン 780円+税、フレンチトースト チョコバナナ 1,100円+税、フレンチトースト 季節のフルーツ 1,200円+税、フレンチトースト エビアボカドサラダ 1,300円+税、フレンチトースト ソーセージ 1,300円+税、フレンチトースト サルサチーズ 1,300円+税【問い合わせ先】ラグーナテンボス インフォーメーションセンターTEL:0570-097-117(9:00~16:00)
2020年10月16日是枝裕和監督の最新作で、初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』が、2022年6月24日(金)に公開される。是枝裕和の最新作『ベイビー・ブローカー』毎作品、現実と密接した主題意識をもとに、様々な人物の物語を鋭い洞察力と温かい視線で描いてきた是枝裕和。これまでカンヌ映画祭コンペティション部門にて、2013年の『そして父になる』で審査委員賞、2018年の『万引き家族』でパルムドールを受賞し、2019年には、フランス語と英語で演出した最新作『真実』を公開し、活躍の場を世界へと広げた。是枝裕和初の韓国映画最新作『ベイビー・ブローカー』は、監督・脚本・編集ともに是枝裕和が手がける、自身初の韓国映画。韓国の製作陣、俳優と共に長年温めていた企画からスタートした映画『ベイビー・ブローカー』では、子供を育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていくことができるように用意された“ベビーボックス”を巡って出会った人たちの物語を描く。尚、『ベイビー・ブローカー』は第75回カンヌ国際映画祭にて主演のソン・ガンホが「最優秀男優賞」を受賞し、「エキュメニカル審査員賞」とあわせて2冠の快挙を達成した。“ベビーボックス”をめぐり出会った5人が旅を重ねていく中で、それぞれに思惑を抱えながらもどこか“家族”のような関係性を紡いでいくのが『ベイビー・ブローカー』の見所の1つ。撮影が順撮りで行われたこともあり、キャスト陣自体がシーンを重ねていく中で絆を育んでいったという。『パラサイト 半地下の家族』のソン・ガンホらキャスト陣キャストとして、韓国を代表する名優たちが勢揃い。■サンヒョン(ソン・ガンホ)クリーニング店を営みながらも借金に追われており、ドンスとともに赤ちゃんを売り飛ばす裏稼業を行っている。『パラサイト 半地下の家族』で主演を務めたソン・ガンホが物語の主人公であるサンヒョンを演じる。この映画について、ソン・ガンホは「人間についての物語。人間が持っている尊い感情を表現した映画」「深い井戸の水のように澄んで美しい作品の世界に出会えると思います。ぜひ観てください」とコメントを残している。■ドンス(カン・ドンウォン)児童養護施設出身であり、施設で働いている。サンヒョンとともに、赤ちゃんポストに預けられた赤ん坊をこっそり売り飛ばす裏稼業を行う。『MASTER/マスター』のカン・ドンウォンが担当。カン・ドンウォンはこの物語について、「家族の物語をブローカーを通して語るのは新しい視点で面白かったです」とコメントしている。■スジン(ぺ・ドゥナ)刑事。ベイビー・ブローカーであるサンヒョン、ドンスを検挙するためずっと尾行を行う。『空気人形』のぺ・ドゥナが演じる。『ベイビー・ブローカー』の脚本を読んだペ・ドゥナは「是枝監督らしいシナリオだと思いました」と語っている。■ソヨン(イ・ジウン)自身の赤ちゃんを一度は赤ちゃんポストに預けたものの、翌日思い直す。“IU”名義でシンガーソングライターとしても人気を集め、「梨泰院クラス」のパク・ソジュンとW主演を務める映画『ドリーム(仮題)』の公開も控えているイ・ジウンが担当。BTSとの交流も多く、最近ではSUGAとのコラボレーション曲「eight」もヒットを記録した彼女。“国民の妹”“K‐POPクイーン”“CM女王”等の異名を持ち、グッチ(GUCCI)やニューバランス(New Balance)のアンバサダーにも起用されている。■イ刑事(イ・ジュヨン)…スジンの後輩刑事。スジンとコンビを組んでブローカーたちを追う。韓国ドラマ「梨泰院クラス」で、主人公が経営する居酒屋の料理長マ・ヒョニ役を演じたイ・ジュヨンが務める。<映画『ベイビー・ブローカー』あらすじ>古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、<赤ちゃんポスト>がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が<赤ちゃんポスト>に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠をつかもうと、静かに後を追っていくが……。こうして、<赤ちゃんポスト>で出会った彼らの、予期せぬ特別な旅が始まる――。第75回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞&エキュメニカル審査員賞受賞そして、『ベイビー・ブローカー』は、第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され2冠を達成。主演ソン・ガンホが「最優秀男優賞」を受賞し、作品自体も「エキュメニカル審査員賞」受賞を果たした。韓国人俳優が「最優秀男優賞」を受賞するのは初の快挙となり、是枝裕和監督作品がカンヌ国際映画祭で同賞を受賞するのは、2004年に『誰も知らない』で柳楽優弥が受賞して以来2度目となる。【詳細】映画『ベイビー・ブローカー』公開日:2022年6月24日(金) TOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本・編集:是枝裕和出演:ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン製作:CJ ENM制作:ZIP CINEMA提供:ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.配給:ギャガ
2020年08月29日是枝裕和監督が初めての韓国映画演出作品『ブローカー(仮)』を次作として手がけることが分かった。毎作品、現実と密接した主題意識を基に、様々な人物の物語を描いてきた是枝裕和監督。カンヌ映画祭コンペティション部門に5回招待され『そして父になる』では審査委員賞を、『万引き家族』ではパルムドールを受賞している。そしてフランス語と英語で演出した最新作『真実』で作品の世界を広げた是枝裕和監督が韓国の製作陣、俳優とともに長年温めていた企画である、韓国映画『ブローカー(仮)』がついに始動した。『ブローカー(仮)』は、子供を育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていくことができるように用意された“ベビーボックス”を巡って出会った人たちの話を描いた物語だ。 『義兄弟 SECRET REUNION』で共演したソン・ガンホとカン・ドンウォン、『空気人形』(09)で是枝裕和監督の作品に参加したぺ・ドゥナがキャスティングされた。今回の作品に対して是枝監督は、「3人の俳優はもとより、今回は尊敬する韓国のキャスト、スタッフの皆さんの胸を借りる気持ちで撮影に臨みます。頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分1番ワクワクしております。このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています。」とコメントした。『ブローカー(仮)』の製作は『#生きている(原題)』、『最も普通の恋愛』、『国家が破産する日』、『MASTER/マスター』、『プリースト〜悪魔を葬る者』などを制作した韓国の映画社ジップが手がけ、投資配給はCJ ENMが進行する。現在はシナリオを準備している段階で、2021年にクランクインする予定だという。是枝監督のコメント全文は、以下の通り。「この『ブローカー(仮)』は、コロナ自粛中に『愛の不時着』や『梨泰院クラス』にハマったからやることになったわけではもちろん無く(ハマったのは事実ですが)、企画のスタートは、今から5年ほど前に遡るかと思います。始まりは、やはり、役者さんでした。ソン・ガンホさんとは最初は釜山映画祭で、カン・ドンウォンさんは仕事で東京に来た時にお会いして以来、おふたりと、東京や、ソウルや、釜山や、カンヌで交流を続けてきました。最初はご挨拶程度でしたが、お話を重ねていくうちに、一緒に映画を、という流れに自然と変化していきました。ペ・ドゥナさんとは2009年にご一緒してから、「また必ず一緒に、次は人間の役で」と固く誓っていたので、10年越しの夢が叶ったことになります。この3人はもとより、今回は尊敬する韓国のキャスト、スタッフの皆さんの胸を借りる気持ちで撮影に臨みます。『ブローカー(仮)』はベビーボックスを巡る話です。頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分1番ワクワクしております。このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています。今回は、僕にとっては前作に続いて母国と母国語を離れての映画作りになります。言語や文化の違いを超えて一体何が伝わり、共有できるのか?そもそも監督とはどういう存在なのか?作品作りを通して、もう少し踏み込んで模索してみたいと思っています」
2020年08月26日『誰も知らない』『海街diary』『万引き家族』の是枝裕和監督が、初めて韓国映画演出する『ブローカー(仮)』の製作が決定。現在、シナリオを準備している段階で、2021年にクランクインする予定だという。本作は、フランス語と英語で演出した『真実』で作品の世界を広げている是枝監督が、韓国の製作陣・俳優と共に長年温めていた企画。子どもを育てられない人が、匿名で赤ちゃんを置いていくことができるように用意された“ベビーボックス”を巡って出会った人たちを描く内容となっている。キャストには、『義兄弟 SECRET REUNION』で共演したソン・ガンホとカン・ドンウォン、『空気人形』で是枝監督の作品に参加したぺ・ドゥナの出演が決定している。監督・脚本の是枝監督は「始まりは、やはり、役者さんでした。ソン・ガンホさんとは最初は釜山映画祭で、カン・ドンウォンさんは仕事で東京に来た時にお会いして以来、お二人と、東京や、ソウルや、釜山や、カンヌで交流を続けてきました。最初はご挨拶程度でしたが、お話を重ねていくうちに、一緒に映画を、という流れに自然と変化していきました。ペ・ドゥナさんとは2009年にご一緒してから、『また必ず一緒に、次は人間の役で』と固く誓っていたので、10年越しの夢が叶ったことになります。この3人はもとより、今回は尊敬する韓国のキャスト、スタッフの皆さんの胸を借りる気持ちで撮影に臨みます」と企画スタート時をふり返る。そして「頭の中で3人の名優を動かしながら、今脚本を書いているところで、僕自身が多分1番ワクワクしております。このワクワクを皆さんに共有していただけるような、スリリングで、ヒリヒリする、それでいて切ない映画にしたいと思っています」と現在の状況を明かした。(cinemacafe.net)
2020年08月26日「愛の不時着」のユン・セリ役で日本でも大人気のソン・イェジンが、ついにハリウッド進出か。映画『アバター』で知られるサム・ワーシントン出演の『Cross』(原題)に交渉中であることを韓国メディアが伝えている。ソン・イェジンの所属事務所MS Teamエンターテインメントによれば、かなり前向きに検討中とのこと。また、もうひとり出演検討中と名前が挙がっているのが、『パラサイト 半地下の家族』で“リスペクト!”されるパク社長を演じたイ・ソンギュンで、彼にとっても本格的なアメリカ進出となる。『Cross』(原題)はSF映画の傑作として名高い『ガタカ』や、『ザ・ホスト 美しき侵略者』『TIME/タイム』ほか、アカデミー賞脚本賞にノミネートされた『トゥルーマン・ショー』などのアンドリュー・ニコルがメガホン。舞台となるのは、近未来、2つに分断された貧富の格差がある架空の多民族国家。ソン・イェジンは、貧しい国側に暮らすシングルマザーで、国からの脱出を試みた夫が国境近くで亡くなった後、ひとりで息子を育てている強い女性ベラを演じるといわれている。また、サム・ワーシントンは裕福な国側の人間で、イ・ソンギュンはカリスマ性にあふれた国境守備隊長ギデオン役を提案されているという。10年間にわたって『Cross』の企画を温めていたニコル監督は、昨年、世界唯一の分断国家である韓国を訪れて大きなインスピレーションを受けたらしく、韓国俳優を起用して、韓国で撮影する意向を固めたとか。Netflixで190か国に配信されている「愛の不時着」ソン・イェジンとアカデミー賞作品賞の『パラサイト』イ・ソンギュンとくれば、世界的にも知名度は抜群。2021年3月から、韓国での撮影開始を目指しているという。(text:Reiko Uehara)
2020年07月06日「皇后の品格」のチェ・ジニョクと、「追跡者〔チェイサー〕」のソン・ヒョンジュが共演した「ジャスティス-復讐という名の正義-」のリリースが決定。DVD-BOX&配信で8月5日(水)よりスタートする。弟を事故で失ったテギョンは、加害者に下された軽過ぎる刑に怒りを抑え切れない。彼に近づいたボムジュン建設会長ソン・ウヨンは、加害者への復讐を条件に自分と手を組むことを提案、こうして7年が過ぎる。上流階級専門の弁護士となったテギョンは、ウヨンから依頼される様々な裁判を勝利に導き、多額の報酬を得ていた。そんなある日、ある暴行事件で逮捕された男の弁護を引き受けることに。この裁判でテギョンはかつての恋人、検事ヨナと再会。ヨナは事件がテギョンの弟の死とウヨンにも関わりがあると告げると、ウヨンに隠れて事件の真相を探り始める。ヨナもまた独自にウヨンの周辺を捜査し、やがて芸能事務所を舞台にした女性連続失踪事件に行き当たる――。本作は、作家チャン・ホの同名作の映像化。巨大権力と無力な正義の対決をスリリングに描き、同時間帯視聴率1位を独走した注目作。初回から予想をはるかに上回る迫力の展開、回を追うごとにますます先が見えなくなっていく本作。迷走する事件の行方や、次第に変化していく登場人物の胸の内が、緊迫した映像とともに丁寧に描かれていく。金と権力の前であまりにも無力だった2人の男が、互いの“正義”を掲げて手を組んだことから物語は始まる本作。理不尽な裁判への怒りから、復讐を誓って建設会社社長ウヨンの手先となる弁護士テギョン役には、チェ・ジニョク。ウヨンへの疑惑、ヨナへの消えることのない思いなど、心の移ろいを絶妙に演じる。また、もう1人の主役とも言える人物、家族を守るために悪魔と化した男、ウヨン役を演じたのはソン・ヒョンジュ。物語の鍵となるもう2人の人物、テギョンの元恋人で検事のヨナ役に「AFTERSCHOOL」のナナ。大企業の副会長タク・スホ役をパク・ソンフンが演じている。「ジャスティス-復讐という名の正義-」は8月5日(水)DVD-BOX1、9月2日(水)DVD-BOX2リリース。(cinemacafe.net)
2020年06月15日