国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出す「国立博物館収蔵品貸与促進事業」において、2023年度事業の実施対象館が決定いたしました。これにより国立博物館が所蔵する各地域ゆかりの文化財72件が、島根、長野、山口、広島、兵庫、福岡の6県7施設で順次公開される予定です。■2023年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 実施対象館(会期順)美術館・博物館:島根県芸術文化センター(島根県立石見美術館)(島根県)展覧会名 :「没後150年 山本琴谷と津和野藩の絵師たち」会期(予定) :2023年7月8日(土)~2023年8月28日(月)貸与予定件数 :7件美術館・博物館:市立岡谷美術考古館(長野県)展覧会名 :「東京国立博物館にある岡谷のお宝展示~岡谷の弥生を知る、115年ぶりの里帰り~」(仮)会期(予定) :2023年7月15日(土)~2023年9月18日(月・祝)貸与予定件数 :13件美術館・博物館:山口県立山口博物館(山口県)展覧会名 :「やまぐち 大考古博」(仮)会期(予定) :2023年7月21日(金)~2023年9月3日(日)貸与予定件数 :13件美術館・博物館:広島県立歴史民俗資料館(広島県)展覧会名 :「三次鵜飼と日本の鵜飼」会期(予定) :2023年10月6日(金)~2023年11月26日(日)貸与予定件数 :7件美術館・博物館:兵庫県立美術館(兵庫県)展覧会名 :「生誕180年記念 呉昌碩の世界―海上派と西泠名家―」(仮)会期(予定) :2024年1月13日(土)~2024年4月7日(日)貸与予定件数 :11件美術館・博物館:糸島市立伊都国歴史博物館(福岡県)展覧会名 :「東西日本の弥生文化~東京国立博物館収蔵コレクションより~」会期(予定) :2024年1月27日(土)~2024年3月17日(日)貸与予定件数 :19件美術館・博物館:下関市立美術館(山口県)展覧会名 :開館40周年記念特別展「狩野芳崖 継がれる想い~悲母観音の<いま>」(仮)会期(予定) :2024年2月6日(火)~2024年3月17日(日)貸与予定件数 :2件■2023年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 展覧会概要(会期順)◆島根県立石見美術館「没後150年 山本琴谷と津和野藩の絵師たち」 貸与予定件数:7件会期 : 2023年7月8日(土)~2023年8月28日(月)URL : Twitter : Instagram : Facebook : みどころ : 山本琴谷(1811~1873)は、石見国(現在の島根県西部)津和野藩の絵師です。津和野藩家老の多胡逸斎に絵を学び、後に渡辺崋山、高久靄がい(がい=がんだれ+圭)、椿椿山に師事しました。嘉永6年(1853)に津和野藩より絵師を命じられ、津和野地域や江戸近隣の画事に従事し、多くの作品を残しました。令和5年(2023)が琴谷の没後150年にあたることを記念して開催する本展では、東京国立博物館から貸し出す7件をはじめ、津和野地域に現存する琴谷の作品を一堂に会し、その画業を幅広く紹介します。また、琴谷以外の津和野藩の画人たちの作品も展示し、彼らの多彩な魅力にも迫ります。童児擁猫図(部分) 山本琴谷 明治時代・19世紀 絹本着色 東京国立博物館蔵◆市立岡谷美術考古館「東京国立博物館にある岡谷のお宝展示 ~岡谷の弥生を知る、115年ぶりの里帰り~」(仮) 貸与予定件数:13件会期 : 2023年7月15日(土)~2023年9月18日(月・祝)URL : みどころ : 岡谷市は長野県の南信地方に位置し、諏訪湖の西岸に面する都市です。移転開館10周年を記念して開催する本展では、代表的な収蔵作品の一挙公開を試みます。 考古展示の目玉は、明治40年(1907)に平野村(現・岡谷市)の天王垣外から出土した玉類の数々です。玉類の持つ重要性や同時代の近隣遺跡を紹介し、弥生時代中期の岡谷市の状況を考察します。東京国立博物館からは岡谷市出土の勾玉や管玉といった考古資料13件を貸し出します。天王垣外出土品 弥生時代(中期)・前2~前1世紀 長野県岡谷市天竜町・中央町・本町天王垣外出土 東京国立博物館蔵◆山口県立山口博物館「やまぐち 大考古博」(仮) 貸与予定件数:13件会期 : 2023年7月21日(金)~2023年9月3日(日)URL : Instagram : Facebook : みどころ : 山口県は、東アジアと日本列島の海上交通網を結ぶ地政学上の要であり、弥生時代には大陸や半島からの渡来と交流、古墳時代には瀬戸内海ルートを重視したヤマト王権とのつながり、古代には「和同開珎」鋳造に代表される先進的な手工業生産など、人々の往来と文化の交流による歴史が積み重ねられてきました。本展は、山口県の歴史や文化に親しむ展覧会として、旧石器時代から江戸時代まで、考古学による地域の魅力を県内外に広く紹介します。東京国立博物館からは、山口県山口市の赤妻古墳出土の「四獣鏡」や「巴形銅器」など、地域ゆかりの考古資料13件を貸し出します。巴形銅器 古墳時代・5世紀 山口市 赤妻古墳出土 東京国立博物館蔵◆広島県立歴史民俗資料館「三次鵜飼と日本の鵜飼」 貸与予定件数:7件会期 : 2023年10月6日(金)~2023年11月26日(日)URL : みどころ : 古事記や万葉集にも登場する「鵜飼」は長い歴史をもつ伝統的な漁法です。広島県三次市の「三次鵜飼」は原初的な形態を保ったまま近世以前から続き、広島県無形民俗文化財に指定されています。本展は、古代以前に遡る鵜飼の歴史性や、絵画や造形で表現された鵜飼の持つ美術性や精神性など、日本文化の中での鵜飼の位置づけを明らかにしたうえで、三次鵜飼の持つ特徴を紹介する展覧会です。東京国立博物館から、鵜飼が描かれた近代洋画「長良川鵜飼」を含む5件、京都国立博物館からは水辺に漂う鵜飼舟に飛び交う鵜が表された「帷子 淡浅葱麻地御所解(鵜飼)文様」などの2件を貸し出します。帷子 淡浅葱麻地御所解(鵜飼)文様 江戸時代・18~19世紀 京都国立博物館◆兵庫県立美術館「生誕180年記念 呉昌碩の世界―海上派と西泠名家―」(仮) 貸与予定件数:11件会期 : 2024年1月13日(土)~2024年4月7日(日)URL : Twitter : Instagram : Facebook : みどころ : 清朝末期から中華民国時代に活躍した呉昌碩(1844~1927)は、清朝最後の文人といわれ、生涯にわたって古代文字である石鼓文の臨書に励み、その風韻を書・画・篆刻に結実させました。生誕180年にあたる2024年、呉昌碩の名品を中心に、その師弟や子息、また呉昌碩が初代社長を務めた西泠印社の創始者である呉隠・葉銘・丁仁・王し(し=示へん+是)とこれに続く諸名家の作品を展示します。さらにこれらの西泠名家と日本人との交流を回顧することで、呉昌碩が果たした功績とその影響を顕彰します。本展では、東京国立博物館から「墨竹図軸」など8件を、京都国立博物館からは3件を貸し出します。墨竹図軸 呉昌碩筆 清時代・19世紀 紙本墨画 高島菊次郎氏寄贈 東京国立博物館蔵◆糸島市立伊都国歴史博物館「東西日本の弥生文化 ~東京国立博物館収蔵コレクションより~」 貸与予定件数:19件会期 : 2024年1月27日(土)~2024年3月17日(日)URL : Instagram : Facebook : みどころ : 伊都国は、『魏志倭人伝』に記される、福岡県糸島市付近に比定される弥生時代の国で、邪馬台諸国のなかで政治、外交上重要な地位を占めていました。本展は、日本列島における弥生時代の稲作文化や土器の変遷、青銅器文化について、北部九州の資料をはじめ、山陰・瀬戸内・近畿・北陸・東海、そして東日本などの地域色のある弥生文化(続縄文文化)の資料をとおして、それぞれの地域の歴史的特色を紹介する展覧会です。東京国立博物館から、重要文化財「台付壺」などの考古資料19件を貸し出します。重要文化財 台付壺 弥生時代(後期)・1~3世紀 愛知県名古屋市 高蔵貝塚出土 徳川頼貞氏寄贈 東京国立博物館蔵◆下関市立美術館開館40周年記念特別展「狩野芳崖 継がれる想い~悲母観音の<いま>」(仮) 貸与予定件数:2件会期 : 2024年1月20日(土)~2024年3月3日(日)URL : Twitter : Instagram : Facebook : みどころ : 本展は、下関ゆかりの日本画家・狩野芳崖(1828~1888)の代表作である「悲母観音」(1888年、東京芸術大学蔵、重要文化財)、「仁王捉鬼」(1887年、東京国立近代美術館蔵)に着目する展覧会です。東京美術学校での教育的模倣作をはじめとする明治後期~昭和初期頃に描かれた諸作品から現代美術まで、《悲母観音》の模倣作やそこからインスピレーションを受けた作品、オマージュ作品を展観し、あらためて芳崖の近現代美術への影響力について考えます。東京国立博物館からは、川島織物の主任画師の東翠石が模写して下絵を製作し、二代川島甚兵衛が綴織に仕上げ、明治28年(1895)に京都で行われた第4回内国勧業博覧会へ出品された「悲母観音図綴織額」を含む2件を貸し出します。悲母観音図綴織額(綴織部分) 二代川島甚兵衛作 明治28年(1895) 東京国立博物館蔵※展覧会情報は2023年3月23日現在のものです。今後、変更になる場合があります。最新情報は各美術館・博物館の公式ウェブサイトなどでご確認ください■2024年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」募集予定2023年4月3日(月)から、2024年度国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館の申請受付が開始されます。申請受付期間:2023年4月3日(月)~6月30日(金)[17時必着]貸与促進事業の申請、展覧会情報に関する詳細は、以下の〈ぶんかつ〉公式ウェブサイトでご確認いただけます。URL: 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしています。2024年度国立博物館収蔵品貸与促進事業 募集チラシ■文化財活用センター 2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンター。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしている。■ぶんかつSNSぶんかつ公式サイト Twitter @cpcp_nich ぶんかつ Instagram @cpcp_nich ぶんかつ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月23日雪は、あちこちに積もって普段の光景をガラリと変えます。岩手県遠野市にある、遠野市立博物館のTwitterアカウント(@tonomuseum)は、積雪の翌朝に撮影された写真を公開し、人々の注目を集めました。遠野市といえば、『日本民俗学の父』と称される偉人・柳田國男が、民話や伝承についてつづった説話集『遠野物語』の舞台。遠野市の人々の暮らしや、歴史などを伝える同博物館には、柳田國男の銅像が建てられています。その功績にふさわしく、威厳が感じられる銅像なのですが…。「今朝の柳田國男先生」というコメントとともに、投稿された姿がこちら!今朝の柳田國男先生 pic.twitter.com/yMYEDruA9i — 遠野市立博物館 (@tonomuseum) February 11, 2023 雪で三角形にフォルムチェンジ!銅像は、顔と肩の一部を残して、こんもりとした雪におおわれていたのです。真顔で正面を見つめる姿はシュールで、人々の腹筋を崩壊させました。・や、柳田先生ぇ~ッ!・『遠野物語』に登場する、何かしらの妖怪のようなお姿に…。・僧侶が被る『観音帽子』っぽい。徳を積んでいそう。・爆笑しました。エンジンに点火して宇宙へと飛び立ちそうですね。・なんだろう、エジプトを感じる。とても楽しい気持ちになった。雪のいたずらによって注目を浴びた銅像。もしかしたら、『遠野物語』に登場する雪女が遊んだ痕跡…なのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年02月14日東京国立博物館は、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を、2023年3月14日(火)~4月9日(日)に実施します。本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園では、さまざまな種類の本物の桜を堪能いただけます。当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。※昨年まで実施を見合わせていたガイドツアー等のイベントを、一部再開します。花見や春の風景を描いた浮世絵や絵画を展示【本館桜めぐり】本館の各展示室では、「新吉原櫻之景色」など花見の風景を描いた浮世絵や、うららかな春の風景を描いた「舞楽図屏風」などの絵画、また桜をモチーフにした陶磁器や染織をはじめ、さまざまな工芸作品を展示します。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。※主な展示作品については公式サイトをご確認ください。事前申込不要、参加無料の桜イベント【桜イベント】*すべて事前申込不要、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)◆ボランティアによるガイドツアーボランティアによる「樹木ツアー」「たてもの散歩ツアー」「英語ガイド」は、「博物館でお花見を」の期間中、桜のトピックを加えた特別版になります。「樹木ツアー」は構内の桜や桜にまつわるエピソードを、「たてもの散歩ツアー」は構内のたてものの紹介に加えて、付近の桜についてもお話しします。「英語ガイド」は、たてものや展示室についてのお話を中心に、お花見期間中は構内の桜についても触れる予定です。ガイドツアーの日時等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。*天候等により、内容は変更になることがあります。◆「春らんまん桜ぬりえ」桜を表した当館所蔵作品のオリジナルぬりえをお楽しみいただけます。展示室にある作品の色づかいにも注目してみてください。日時:3月24日(金)、25日(土)11:00~15:00(受付終了14:30)、3月26日(日)10:00~16:30(受付終了16:00)会場:本館19室*会場にて随時受付。1名につき1枚配布。なくなり次第終了◆東博句会「花見で一句」「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?応募方法等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。【庭園散策について】庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類もの桜が次々と開花します。池の前にある腰掛石に座って、ゆったりと景色を楽しむお客様もいらっしゃいます。散策のベストシーズンであるこの季節、展示室で見る桜の作品とあわせて、庭園で咲く桜もお楽しみください。開放時間:9:30~16:00※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります。※茶室内には入れません。【「博物館でお花見を」来館案内】会期: 2023年3月14日(火)~4月9日(日)会場: 東京国立博物館開館時間: 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日: 月曜日※ただし、3月27日(月)は開館観覧料: 一般1,000円、 大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。交通: JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年02月13日東京国立博物館では、春ならではの企画「博物館でお花見を」を、2023年3月14日(火)から4月9日(日)まで開催する。“桜”モチーフの日本美術作品で“お花見”東京国立博物館の春の恒例企画「博物館でお花見を」では、本館の各展示室にて、絵画や陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品を紹介する。絵画では、吉原の大門から伸びるメインストリート仲の町で、咲き誇る満開の桜とその下で美しさを競い合う花魁たちを表現した歌川豊国筆《新吉原櫻之景色》や、春景を背景に華やかな舞を描いた狩野永岳筆《舞楽図屏風》、桜の下で馬に乗る若衆と、物見宿からちらちらと彼らを覗き見る女性たちをユーモラスに捉えた奥村政信筆《桜下馬乗り若衆》など、桜を描いた浮世絵や屏風絵などを展示する。また、きものや工芸品も充実。紺と紅の鹿の子絞りと刺繍で、桜・菊・牡丹など四季折々の花を用いて花車を表現した元禄期の小袖、満開の桜の樹と百鳥の王と称される孔雀を刺繍した袱紗、枝垂桜を描いた鍋島焼の皿《色絵枝垂桜図皿》などを鑑賞できる。さらに、桜をモチーフとした美術作品の数々と合わせて、庭園散策もおすすめ。ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類もの桜を楽しむことができる。【詳細】「博物館でお花見を」会期:2023年3月14日(火)~4月9日(日)会場:東京国立博物館住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日※3月27日(月)は開館。観覧料:一般 1,000円、大学生 500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は無料(入館時に年齢のわかるものを提示)。※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などを提示)。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容などは変更となる場合あり(詳細については博物館ウェブサイトなどを確認)【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2023年02月12日2023年2月10日、滋賀県草津市にある滋賀県立琵琶湖博物館で展示されていた、ビワコオオナマズの水槽が破損しました。幸いにも、ビワコオオナマズの命に別状はありませんでしたが、同月12日現在、水族展示室を閉鎖するなど、復旧作業が行われています。滋賀県出身で、ミュージシャンの西川貴教さんは同月11日、同博物館で館長を務め、水槽の様子を視察。Twitterを通じて、多くの人々に館内の様子を報告しました。本日館長の西川です。先程高橋館長にご案内いただき事故の状況を確認して参りました。職員の皆さんのおかげで排水は完了し、エリアの乾燥作業に入っております。大水槽以外の展示に関しては被害はありませんでした。現状のご報告は以上ですが、後程更に詳しく報道機関にご説明させていただきます。 pic.twitter.com/cxYz2kYzpV — 西川貴教 (@TMR15) February 11, 2023 動画からは、割れた水槽の様子が伝わってきます。水槽が割れたとあり、今回の出来事に多くの人が心配の声を上げていました。それだけに、西川さんの投稿に、感謝の声などが寄せられています。・動画で館内の様子を伝えてくれて、ありがとうございます!・とても心配していたので、館内の様子を知ることができてホッとしました。・西川館長の報告に感謝しています!西川さんの投稿を通じても、改めて被害の規模が伝わる今回の出来事。1日でも早く水槽が復旧し、またナマズたちの元気な姿を見たいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月12日東京国立博物館と文化財活用センターは、凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)と、メタバース空間上に開設した「バーチャルトーハク(※1)」において、東京国立博物館所蔵の国宝89件を紹介する、バーチャル展示「エウレカトーハク!◎89」を公開しています。このバーチャル展示は、東京国立博物館創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の関連事業であり、令和4年度日本博事業(※2)の一環として実施するものです。「エウレカトーハク!◎89」は3つのパートで構成されています。第1部「国宝を《知る》」の展示は2023年1月17日(火)より開始しています。それに続き、このたび、第2部「国宝に《親しむ》」の公開を2023年2月7日(火)から開始し、展示空間についてはすべて鑑賞が可能となります。さらに、第3部「国宝と《つながる》」では、東京国立博物館所蔵の国宝作品を再解釈し表現したアート作品を展示します。このたび、制作アーティストが決定いたしました。現代アーティストたちが制作するアート作品は、東京国立博物館初のNFT(※3)作品として2023年3月3日(金)から販売を開始し、2023年3月17日(金)からバーチャルトーハク内の展示室で公開いたします。NFTの販売を記念し、2023年3月6日(月)には、参加アーティストが登壇する公開プレゼンテーションイベントをバーチャルトーハク内で開催いたします。さらに、特定のNFTの購入者には、2023年3月17日(金)にバーチャルトーハク内で開催されるアーティストとの交流会に参加できる特典が付与されます。バーチャル展示「エウレカトーハク!◎89」/制作・著作:東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷株式会社■NFTアート制作 参加アーティストについて参加アーティストは、2022年11月29日(火)に公表した、たかくらかずき氏をはじめ、3人の若手アーティスト、大澤巴瑠氏、中西伶氏、松田ハル氏を起用します。また、現代アーティストであるスプツニ子!氏と、NFTアーティストである草野絵美氏が教鞭をとる東京藝術大学の学生も、アーティストチームとして特別参加します。学生たちの目線から文化財の魅力を見つめ直し、文化財をテーマに新しい技術であるNFTを活用する手法について模索したプロジェクトを公開します。<参加アーティスト プロフィール>【たかくら かずき】対象とする文化財:国宝「埴輪 挂甲の武人」アーティスト / ArtistPhoto:hanako kimura山梨県出身、1987年生まれ。東京造形大学大学院修士課程修了。3DCGやピクセルアニメーション、3Dプリント、VR、NFTなどのテクノロジーを使用し、東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作している。現在はおもに日本仏教をコンセプトに作品制作を行う。京都芸術大学非常勤講師。OpenSeaでNFT シリーズ「BUDDHAVERSE」を展開中。【大澤 巴瑠】対象とする文化財:国宝「古今和歌集(元永本)」Photo:岡田佑里奈1997年 東京都生まれ2020年 多摩美術大学美術学部油画科 卒業2022年 京都芸術大学大学院修士課程美術工芸領域油画科 修了[主な個展]2022年 Medel Gallery Shu 「ERROR」2022年 MtK Contemporary Art 「Mtk+ vol.10 大澤巴瑠」[主なグループ展]2017年 中央本線画廊 字と図展2020年 Galerie Aube HOP 展20202021年 SkiiMa Gallery In between2021年 西武渋谷 SHIBUYA STYLE vol.152022年 ARTDYNE 「はじまれり」2022年 東京都美術館 学生選抜展 KUA ANNUAL 2022「in Cm | ゴースト, 迷宮, そして多元宇宙 in Cm | Ghost, Labyrinth and Multiverse」2022年 代官山ヒルサイドフォーラム「二次元派展」【中西 伶】対象とする文化財:国宝「檜図屏風」(C)2022 Rei Nakanishi (C)2022 GOLD WOOD ART WORKS1994年 三重県生まれ。2016年に渡米し、山口歴のアシスタントとして作品制作に携わる。2019年に帰国後、GOLD WOOD ART WORKSに所属。静岡県を拠点に、国内外にて展示発表を続ける。従来の絵画の制作方法にプリンティングを組み合わせたアプローチで作品を制作する。近作では、グラフィックのほか、3Dモデリング、AI、NFTなどの技術を掛け合わせながら時代の動きによって変化し続ける価値について問い、制作を通して表現の本質を模索している。【松田 ハル】対象とする文化財:国宝「松林図屏風」Photo:菊池詩織1998年 岩手県生まれ2021年 筑波大学芸術専門学群美術専攻版画領域卒業2022年 京都芸術大学大学院グローバル・ゼミ在籍クマ財団5期生 採択[受賞]100人10 between the arts 協賛企業賞WATOWA ART AWARD 2021 特別賞(芦川朋子賞、青井茂賞、久保田真帆賞、小松隆宏賞)[展覧会歴]2021年 VIRTUAL ABSTRACTION身体的再翻訳 京都 Bar & Gallery COCOTO買える!コレクター展「Collectors’ Collective Vol.5」東京 biscuit gallery100人10展2021 東京 シンワアートミュージアムWATOWA ART AWARD 2021 ファイナリスト展2022年 KUA ANNUAL 2022 "in Cm | Ghost, Labyrinth and Multiverse" 東京 東京都美術館ARTISTS' FAIR KYOTO 2022サテライト alter in form - 変容 京都 千總ギャラリーKUMA EXHIBITION 2022 東京 ANB Tokyo1998 東京 Gallery Room A拡散距離 / コンヴァートの作法 / 可変太陽 東京 三越コンテンポラリーギャラリー<現代アーティスト スプツニ子!・NFTアーティスト 草野絵美のもと、NFTについて学ぶ東京藝術大学の学生たちも特別参加!>【アーティストチーム:三浦彩、若狭谷理紗、安江琳泉、高井葉月(東京藝術大学美術学部デザイン科「NFT/Web3でつくる未来のクリエイティブ」)】対象とする文化財:「埴輪 踊る人々」Image:Lisa Wakasaya東京藝術大学デザイン科の学生です。私たちは大学の「NFT/Web3でつくる未来のクリエイティブ」という課題で結成したグループで、東京国立博物館を多くの人に知ってもらいたいという希望の元、テーマを埴輪とし、NFTアートを制作しました。「NFT/Web3でつくる未来のクリエイティブ」講師【スプツニ子!】アーティスト/東京藝術大学デザイン科准教授Photo:MAMI ARAI英国ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。RCA在学中より、テクノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。最近の主な展覧会に、2020年「BROKEN NATURE」(MoMA、アメリカ)2019年「未来と芸術展」(森美術館)「CooperHewitt デザイントリエンナーレ」(クーパーヒューイット、アメリカ)など。2013年よりマサチューセッツ工科大学(MIT) メディアラボ 助教授に就任し Design Fiction Group を率いた。東京大学大学院特任准教授を経て、現在は東京藝術大学デザイン科准教授。VOGUE JAPAN ウーマンオブザイヤー2013受賞。2014年FORBES JAPAN 「未来を創る日本の女性10人」選出。2016年 第11回「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本特別賞」受賞。2017年 世界経済フォーラム 「ヤンググローバルリーダー」。2019年TEDフェローに選出。著書に「はみだす力」。【草野 絵美】(C)Fictionera株式会社Fictionera代表。慶應義塾大学環境情報学部卒業。アーティスト、東京藝術大学非常勤講師。デジタルネイティブ世代がまとめた現代の新しい子育て論『親子で知的好奇心を伸ばす ネオ子育て』著者。最新テクノロジーの仕組みを理解する実験図鑑『ミライの科学にふれてみよう おうちじっけん号』共著。2人の子どもを持ち、数々のメディアで子育てに関するエッセイ執筆やインタビューを受ける。子育てをプロジェクト化し、親子で一緒に高め合うことを目指している。NFTアーティスト「Zombie Zoo Keeper」の母。2022年、自身のNFTプロジェクト「Shinsei Galverse」が世界最大のNFTマーケットプレイスOpenSeaの24時間売上ランキングで世界1位を記録。■NFT販売概要について販売形式 : [オークション形式]たかくらかずき、大澤巴瑠、中西伶、松田ハル制作作品[固定価格]アーティストチーム:三浦彩、若狭谷理紗、安江琳泉、高井葉月(東京藝術大学美術学部デザイン科「NFT/Web3でつくる未来のクリエイティブ」)制作作品販売期間 : [オークション]2023年3月3日(金)10:00~3月10日(金)23:59※オークションの仕様により延長の可能性があります[固定価格]2023年3月3日(金)10:00~販売プラットフォーム: OpenSeaチェーン : イーサリアムサイトURL : ■公開プレゼンテーションイベントについてNFTの販売を記念し、2023年3月6日(月)、アーティストが登壇する公開プレゼンテーションイベントをバーチャルトーハク内で開催いたします。アーティスト自身から、制作したリスペクトアートについて語っていただきます。登壇者アバターには、登壇者ごとに異なる真正性情報が付与されたアバターを使用し、登壇者のなりすましを防止します。また、アーティストのアバターには、AVATECT(R)(※4)によりオリジナルの認証マークが付けられ、本企画の公式アバターであることを証明します。主催 : 東京国立博物館、文化財活用センター、凸版印刷株式会社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁会場 : バーチャルトーハク(cluster内)開催日 : 2023年3月6日(月) 18:30(18:00開場)登壇者 : モデレーター:塚田萌菜美 (株式会社The Chain Museum)プレゼンター:たかくらかずき、大澤巴瑠、中西伶、松田ハル、三浦彩(東京藝術大学美術学部デザイン科「NFT/Web3でつくる未来のクリエイティブ」課題グループ)定員 : 500人 ※定員を超えた場合は入場制限があります。入場料 : 無料参加方法 : VRデバイス、スマートフォン、PC/Macから参加することができます。clusterの無料アカウント作成と、利用するデバイス用のclusterアプリのインストールが必要です。clusterアカウント作成: clusterアプリダウンロード: 特設サイト: ■NFT購入者の特典について販売するNFTのうち、特定のNFTの購入者には、2023年3月17日(金)にバーチャルトーハク内で開催されるアーティストとの交流会に参加できる特典が付与されます(たかくらかずき氏制作のNFTアートは対象外です)。特典付与にあたっては、凸版印刷が開発したNFTを活用したユーザー認証システムを使用します。(参考)■バーチャル展示「エウレカトーハク!◎89」について本展は、東京国立博物館所蔵の国宝の魅力を通じて、日本美術の鑑賞ポイントを海外の鑑賞者などにわかり易く伝えるため、3部構成で国宝のさまざまな解釈を提示し、多様な手法で国宝の魅力や特長を紹介するものです。展示会場には、メタバースプラットフォーム「cluster」(※5)を活用し、東京国立博物館の監修のもと、凸版印刷が企画制作。来場者はアバターとして、バーチャルトーハクに入館し、本館エントランスから3つのパートを自由に回遊することで、日本美術や国宝への理解を深めることができます。また、バーチャル展示室にて無料でもらえる来場記念NFT(NFTAirdrop(※6))を、2023年1月17日(火)より配布しています。来場記念NFTにはオリジナルのデザインが施され、それぞれのパートの展示公開に合わせて合計3つ、各1089枚限定でご用意いたしました。バーチャル展示室に設置されている看板から取得できます。「エウレカトーハク!◎89」オリジナルNFTAirdrop「エウレカトーハク!◎89」オリジナルNFTAirdrop「エウレカトーハク!◎89」オリジナルNFTAirdrop【展示構成】第1部「国宝を《知る》」は、東京国立博物館所蔵の国宝全89件を「バーチャルトーハク」内で総覧し基本的な情報を紹介するバーチャルライブラリーです。第1部「国宝を《知る》」バーチャル展示空間 国宝全89件を総覧/制作・著作:東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷株式会社第1部「国宝を《知る》」バーチャル展示空間 ライブラリーで鑑賞する様子/制作・著作:東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷株式会社第2部「国宝に《親しむ》」では、凸版印刷が東京国立博物館との共同プロジェクトで制作したVR作品やデジタルアーカイブデータを活用し、国宝「松林図屏風」と国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をテーマに、デジタル展示だからこそ可能な没入感ある展示空間で、アバターとして作品に描かれた情景に入りこんだり、空間内に配置されたオブジェクトの一部を動かしたりすることで、作品の世界観を直感的に体験することが可能です。第2部「国宝に《親しむ》」 国宝「松林図屏風」をテーマとした展示空間/制作・著作:東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷株式会社第2部「国宝に《親しむ》」 国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をテーマとした展示空間/制作・著作:東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷株式会社第2部「国宝に《親しむ》」 国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をテーマとした展示空間/制作・著作:東京国立博物館・文化財活用センター・凸版印刷株式会社第3部「国宝と《つながる》」では、現代アーティストたちが新しい感覚で国宝を再解釈し、リスペクトアートという形で表現した作品をNFTとして販売します。2023年3月3日(金)からアート作品をNFTとして販売開始し、特設サイトのリンクから購入が可能になります。NFTの販売収益の一部は、東京国立博物館に還元され、その運営や文化財保全等に活用されます。アート作品は、3月17日(金)からバーチャルトーハク内展示室で鑑賞することができます。【展示名の由来】展覧会名称の由来アルキメデスは浮力を発見した際に「エウレカ!」と叫んだといいます。「◎」は東京国立博物館の発行する出品目録などの中で、国宝を表す記号として使われています。「!◎89」は「1089=トーハク」になぞらえています。この展示名には、長い時代伝えられてきた東京国立博物館が所蔵する国宝89件=「◎89」を見つめ、あなた自身の発見をして「エウレカ!」と叫んでもらいたい、という思いが込められています。展示名 : バーチャル展示「エウレカトーハク!◎89」主催 : 東京国立博物館、文化財活用センター、凸版印刷株式会社、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁会場 : バーチャルトーハク 展示室 (cluster内)期間 : 2023年1月17日(火)~2023年3月31日(金)※メンテナンスのため休止期間を設ける可能性がございます。詳細は、特設サイトにてご確認ください入場料 : 無料参加方法 : VRデバイス、スマートフォン、PC/Macから参加することができます。clusterの無料アカウント作成と、利用するデバイス用のclusterアプリのインストールが必要です。clusterアカウント作成: clusterアプリダウンロード 特設サイト: ※1 バーチャル東京国立博物館(バーチャルトーハク)東京国立博物館の一部をVRで再現したバーチャルミュージアム(2020年開設)。これまで実現できなかったキュレーションや展示演出、さらに国内外からの時空にとらわれることないアクセスを可能にし、ニューノーマル時代の新しいオンライン文化鑑賞体験を提供します。※2 日本博日本博は、縄文時代から現代まで続く「日本の美と心」を体感する美術、舞台芸術、芸術祭などを、年間を通じ、全国各地で展開するプロジェクトです。文化庁、日本芸術文化振興会、関係府省庁、全国の文化施設、地方自治体、民間企業・団体等が連携して、各地域が誇る様々な文化芸術の振興を図り、その多様かつ普遍的な魅力を国内外へ発信し、次世代に伝えることで、更なる未来の創生を目指します。日本博公式ウェブサイト: ※3 NFT(Non-Fungible Token)ブロックチェーン上で発行され、唯一無二性を証明することができ代替が不可能なトークンのことを指します。※4 AVATECT(R)アバターの生成・管理を行うとともに、NFTや電子透かしによって、アバターの唯一性や真正性を証明する基盤です。※5 clusterスマートフォンやPC、VR機器など様々な環境からバーチャル空間に集まって遊べる、マルチデバイス対応のメタバースプラットフォームです。※6 NFTAirdropNFTAirdropは、CryptoGames株式会社が3万種類、総発行数およそ10万個のNFT無料配布を実施した経験、知見に基づき、多種・多量のNFTの無料配布を行うサービスです。( )* 「エウレカトーハク!◎89」の「◎」は「蛇の目 [fisheye]」の代用文字* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月10日東京国立博物館は、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を、2023年3月14日(火)~4月9日(日)に実施します。本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園では、さまざまな種類の本物の桜を堪能いただけます。当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。※昨年まで実施を見合わせていたガイドツアー等のイベントを、一部再開します。10. 「博物館でお花見を」メインビジュアル【本館 桜めぐり】本館の各展示室では、「新吉原櫻之景色」など花見の風景を描いた浮世絵や、うららかな春の風景を描いた「舞楽図屏風」などの絵画、また桜をモチーフにした陶磁器や染織をはじめ、さまざまな工芸作品を展示します。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】 ※作品はすべて東京国立博物館蔵1. 新吉原櫻之景色(しんよしわらさくらのけしき) 歌川豊国(うたがわとよくに)筆 江戸時代・19世紀 3月7日(火)~4月9日(日) 本館10室にて展示吉原では、大門からのびるメインストリート仲の町に、3月3日にあわせて咲くように桜が毎年植え込まれました。花が雲のように広がる大きな樹の下には山吹を添え、青竹の垣根をめぐらし、花魁たちはそこで妍(けん)を競いました。2. 舞楽図屏風(ぶがくずびょうぶ) (右隻) 狩野永岳(かのうえいがく)筆 江戸時代・19世紀 2月21日(火)~4月9日(日) 本館7室にて展示京都御所の障壁画制作も行った狩野永岳による作品。右隻には春景を背景にした華やかな舞を描き出しています。3. 小袖 白綸子地花車模様(こそで しろりんずじはなぐるまもよう) 江戸時代・18世紀 3月7日(火)~4月23日(日) 本館10室にて展示紺と紅の鹿の子絞り(かのこしぼり)と刺繍で、桜・菊・牡丹など四季の花々による花車を表した、元禄期の女性の衣装です。4. 桜松蒔絵書棚(さくらまつまきえしょだな) 江戸時代・18世紀 2月14日(火)~5月7日(日) 本館8室にて展示薄肉高蒔絵(うすにくたかまきえ)を主体にして、切金(きりかね)を置き、桜花は金金貝(きんかながい)で表すなど、大変豪華な表現です。5. 色絵枝垂桜図皿(いろえしだれざくらずさら) 鍋島 江戸時代・18世紀 米田實氏・千惠子氏寄贈 1月17日(火)~4月16日(日) 本館13室にて展示枝垂桜を描いた鍋島焼(なべしまやき)のお皿です。幹と、垂れ下がる枝を染付で、そこに咲くたくさんの桜の花と蕾を赤い上絵具で表しています。6. 袱紗 萌黄繻子地桜樹孔雀模様(ふくさ もえぎしゅすじおうじゅくじゃくもよう) 江戸時代・19世紀 3月7日(火)~4月23日(日) 本館10室にて展示満開の桜の樹のもとに、百鳥の王と称される孔雀を刺繍で表しています。2羽の孔雀は夫婦を表し、結婚の祝いに贈呈されたものかもしれません。7. 色絵桜川文徳利(いろえさくらがわもんとくり) 伊万里 江戸時代・17世紀 広田松繁氏寄贈 1月17日(火)~4月16日(日) 本館13室にて展示茶人に特に人気の高い瓢形(ひさごがた)の徳利で、川を流れる桜の花びらを意匠化しています。8. 桜下馬乗り若衆(おうかうまのりわかしゅ) 奥村政信(おくむらまさのぶ)筆 江戸時代・18世紀 3月7日(火)~4月9日(日) 本館10室にて展示桜の下で馬に乗る若衆と、物見窓から若衆をちらちらと見やる女性たちを描いた作品。奥村政信は初期浮世絵を代表する絵師です。【桜イベント】*すべて事前申込不要、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)◆ボランティアによるガイドツアーボランティアによる「樹木ツアー」「たてもの散歩ツアー」「英語ガイド」は、「博物館でお花見を」の期間中、桜のトピックを加えた特別版になります。「樹木ツアー」は構内の桜や桜にまつわるエピソードを、「たてもの散歩ツアー」は構内のたてものの紹介に加えて、付近の桜についてもお話しします。「英語ガイド」は、たてものや展示室についてのお話を中心に、お花見期間中は構内の桜についても触れる予定です。ガイドツアーの日時等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。*天候等により、内容は変更になることがあります。◆「春らんまん 桜ぬりえ」桜を表した当館所蔵作品のオリジナルぬりえをお楽しみいただけます。展示室にある作品の色づかいにも注目してみてください。日時:3月24日(金)、25日(土)11:00~15:00(受付終了14:30)、3月26日(日)10:00~16:30(受付終了16:00)会場:本館19室 *会場にて随時受付。1名につき1枚配布。なくなり次第終了◆東博句会「花見で一句」「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?応募方法等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。【庭園散策について】庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類もの桜が次々と開花します。池の前にある腰掛石に座って、ゆったりと景色を楽しむお客様もいらっしゃいます。散策のベストシーズンであるこの季節、展示室で見る桜の作品とあわせて、庭園で咲く桜もお楽しみください。9. 庭園風景開放時間:9:30~16:00※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります。※茶室内には入れません。【「博物館でお花見を」 来館案内】会期 : 2023年3月14日(火)~4月9日(日)会場 : 東京国立博物館開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日 ※ただし、3月27日(月)は開館観覧料 : 一般1,000円、 大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月09日静岡市歴史博物館が、静岡市葵区グランドオープンする。静岡市歴史博物館、徳川家康や今川義元など静岡市の歴史を紹介静岡市歴史博物館は、徳川家康や今川氏など静岡所縁の武将をはじめ、静岡市の歴史を一堂に披露する博物館だ。静岡市ならではの歴史的・文化的に重要性のある資源の価値や魅力を発信すると共に、「大御所家康公と駿府」としての都市イメージの確立を目指す。グランドオープン後は、徳川家康や今川氏の歴史に触れることのできる展示物だけでなく、博物館建設前の調査で発見された戦国時代末期の道と石垣の遺構を館内にそのまま取り込んだ展示も魅力。かつてその道を歩いたかもしれない家康や当時の人々・情景を思い浮かべつつ観覧することができる。開館記念企画展を開催グランドオープンを記念し、館内では開館記念企画展「徳川家康と駿府」を2月26日(日)まで開催する。展覧会の注目は、家康の着初めの鎧や、自筆と伝わる肖像など。ほかにも、家康が天下の最高権力者「大御所」として過ごした9年余りの期間に着目し、駿府城下での暮らしや多くの寺社、さらには郊外の集落にまで与えた影響など、ゆかりの資料を通して紹介する。【詳細】静岡市歴史博物館開館日:2023年1月13日(金)住所:静岡県静岡市葵区追手町4-16開館時間:9:00~18:00※展示室入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)観覧料:・基本展示+企画展示 一般 1,000円(800円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 700円(550円)、小中学生 250円(200円)・基本展示のみ 一般 600円(480円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 420円(330円)、小中学生 150円(120円)※( )内は20人以上団体料金。※小学生未満は無料。※「市内の小中学生」は「静岡市子どもカード」などを提示で無料。そのほか「一般」以外は学生証など証明書等を持参。※混雑緩和のため、2階・3階の展示室の観覧は日時指定予約制(ウェブ予約)を導入。■展覧会情報開館記念企画展「徳川家康と駿府」会期:2023年1月13日(金)~2月26日(日)場所:静岡市歴史博物館 3階 企画展示室【問い合わせ先】静岡市歴史博物館TEL:054-204-1005
2023年01月19日文化財活用センター〈ぶんかつ〉と東京国立博物館(トーハク)は、2023年1月31日(火)より、東京国立博物館 法隆寺宝物館に、通年で鑑賞できる展示室≪デジタル法隆寺宝物館≫を開室します。デジタル技術が可能にする博物館のあらたな鑑賞体験≪デジタル法隆寺宝物館≫は、常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタルコンテンツや複製でくわしく鑑賞、体験する展示室です。2023年1月31日からは法隆寺献納宝物である国宝「聖徳太子絵伝」を、8月1日からは「法隆寺金堂壁画」をテーマに、臨場感あふれるグラフィックパネル(複製)と、大型8Kモニターで絵の詳細まで自在に鑑賞できるデジタルコンテンツを展示します。また、仮面や装束の当初の姿を考証した復元模造では、かつて人々を魅了した伎楽(ぎがく)という芸能の色鮮やかな世界観にふれることができるでしょう。≪デジタル法隆寺宝物館≫開室後半年間のみどころ[2023年1月31日~2023年7月30日]●みどころ(1)70インチ8Kモニターでくわしくみる国宝~鑑賞者の操作で絵画の魅力をじっくり鑑賞~およそ千年前に描かれた国宝「聖徳太子絵伝」の高精細画像を、大型8Kモニターで鑑賞するデジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>を体験できます。本デジタルコンテンツでは、原品ではよくみえない聖徳太子の表情までもが8Kモニターに映し出されます。また、聖徳太子の生涯にわたる50以上もの事績から、みたい場面を選んで解説とともに鑑賞するなど、国宝「聖徳太子絵伝」の魅力を8K画質で自在にくわしく楽しめます。●みどころ(2)臨場感あふれる原寸大グラフィックパネル~絵画の大きさや配置された空間そのものを体感~かつて奈良・法隆寺の絵殿という建物の内側を飾っていた国宝「聖徳太子絵伝」は、1面およそ縦1.9m×横1.5mの画面を横に並べた計10面からなる大画面絵画です。その原寸大グラフィックパネル(複製)を、法隆寺の絵殿にあったときと同じコの字型の配置に展示しています。国宝「聖徳太子絵伝」にあらわされた雄大な景観と、聖徳太子の生涯を追体験するかのような空間そのものを体感することができます。●みどころ(3)よみがえる古代芸能の色とかたち~伎楽でもちいられた仮面や装束の本来の姿を再現~飛鳥時代に大陸から伝来した伎楽は、今日では資料より役名を伝えるのみとなった幻の芸能です。現存する伎楽面のほとんどが奈良時代の作であるのに対し、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)の伎楽面には、それより古い飛鳥時代の作が含まれています。東京国立博物館と文化財活用センターは、現存する資料から色やかたちについての検討を重ね、本来の姿を再現した伎楽面と伎楽装束を製作しました。*上記は、≪デジタル法隆寺宝物館≫開室から半年間 [2023年1月31日~2023年7月30日] のみどころです。*≪デジタル法隆寺宝物館≫は半年毎に展示替をします。2023年1月31日の開室後半年間は、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)である国宝「聖徳太子絵伝」を、同年8月1日からは「法隆寺金堂壁画」(奈良・法隆寺蔵)をテーマに展示します。*≪デジタル法隆寺宝物館≫の会場内は写真、動画の撮影が可能です。■デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>について*デジタルコンテンツ制作:文化財活用センター、NHKエデュケーショナル/2018~19年*日本語・英語に対応しています国宝「聖徳太子絵伝」は、かつて法隆寺の絵殿を飾っていた大画面の障子絵です。平安時代・延久元年(1069)、絵師・秦致貞によって描かれました。10面からなる横長の大画面に、聖徳太子の生涯にわたる50以上もの事績が散りばめられています。数ある聖徳太子絵伝のなかでもっとも古く、初期やまと絵の代表作にあげられます。しかし、長い年月を経て画面のいたみがひどく、肉眼で細部まで鑑賞することはかないません。デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>は、本作品の高精細画像を、大型8Kモニターに映し出すアプリケーションです。1面およそ縦1.9m×横1.5mの本作品を、計28区画に分割して撮影し、画像をつなぎ合わせて1面で18億画素の画像データを作成しました。鑑賞者自身の操作により、2面で36億画素という画像データがリアルタイムに処理され、70インチ8Kモニターに表示されます。国宝「聖徳太子絵伝」のみたい部分を大きく拡大すると、聖徳太子の表情までくわしく確認することができます。聖徳太子の生涯のエピソードから場面を選び、その場面の解説もお楽しみいただけます。およそ千年前に描かれた国宝の絵伝と聖徳太子の魅力を、8K画質でじっくりとご堪能ください。●国宝「聖徳太子絵伝」秦致貞 筆/平安時代・延久元年(1069)/綾本着色/10面/東京国立博物館(法隆寺献納宝物)*原品の展示予定は未定ですその他多数のみどころあり。詳細は公式サイトをご覧ください。■開催概要名称:デジタル法隆寺宝物館会場:東京国立博物館 法隆寺宝物館/中2階(東京都台東区上野公園13-9)会期:2023年1月31日(火)開室 以降は通年展示(半年毎に展示替)開館時間:9:30~17:00休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、2023年2月7日(火)は休館※開館時間・休館日は、東京国立博物館総合文化展に準じます観覧料:総合文化展観覧料もしくは開催中の特別展観覧料[観覧当日に限る]が必要です主催:東京国立博物館、文化財活用センター協力:法隆寺、奈良国立博物館、国立情報学研究所高野研究室▼≪デジタル法隆寺宝物館≫WEBサイト▼*総合文化展観覧料、一般1,000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。*大学生の方は、学生証をご提示ください。*高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は、総合文化展について無料です。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)をご提示ください。*障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。*東京国立博物館のガイドラインに従い感染防止対策を実施します。*令和4年度日本博イノベーション型プロジェクト 補助対象事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年01月18日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、令和6(2024)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」実施対象館を募集します。本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、地域ゆかりの収蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します。※令和6(2024)年4月下旬から令和7(2025)年3月末までに開催される展覧会が対象です。募集チラシ本事業によって、立地条件等により、これまで国立博物館の収蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。2017年度からこれまでに、29施設20都府県で「国立博物館収蔵品貸与促進事業」の展覧会が開催過去の事業実績(展覧会)はこちらから ■事業内容<主な展覧会開催費用について>本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。(1)国立博物館貸与品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用(2)国立博物館から貸与先へおよび貸与先から国立博物館への本事業の貸与品の輸送にかかる費用(3)国立博物館貸与品の保険にかかる費用※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。<以下のいずれかのカテゴリーへの申請が可能です。>(1)【大規模貸与】1申請につき21~50件の国立博物館収蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定(2)【小規模貸与】1申請につき20件以内の国立博物館収蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定<申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。>※国立博物館の収蔵品検索にあたっては、ColBase(コルベース/国立文化財機構所蔵品統合検索システム )等をご参照ください。(方法1)国立博物館の収蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。(方法2)貸与可能作品が掲載されたリスト(a.【日本考古】およびb.【黒田】)を活用し、必要に応じてその他の国立博物館の収蔵品を加えてリストを作成。a.【日本考古】東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品30件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)貸与可能作品例左:深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)、中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)、右:埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土)※いずれも東京国立博物館所蔵b.【黒田】東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)貸与可能作品例左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)、右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕)※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵■本事業の対象となる美術館・博物館文化庁長官の承認を受けた公開承認施設および博物館法で定められた登録博物館、博物館相当施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、〈ぶんかつ〉ウェブサイト掲載の「2024(令和6)年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館申請要項」を必ずご確認ください。〈ぶんかつ〉ウェブサイト 2024年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 申請要項 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。■文化財活用センター 2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。ぶんかつウェブサイト : Twitter @cpcp_nich ぶんかつ : Instagram @cpcp_nich ぶんかつ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月10日展覧会「ポケモン化石博物館」が大分県立美術館にて、2022年12月10日(土)から2023年1月24日(火)まで開催される。北海道・三笠市立博物館や東京・国立科学博物館などで開催された巡回展だ。「古生物&カセキポケモン」から学ぶ展覧会「古生物とポケモン」がテーマの本展は、『ポケットモンスター』シリーズに登場するカセキから復元されるポケモン=「カセキポケモン」と、私たちの世界で発掘される「化石」「古生物」の違いを比較・観察、それぞれの世界の共通点と相違点を発見し、古生物について楽しく学べるよう企画された展覧会だ。20点以上のカセキポケモン&50点以上の化石・古生物会場では、ポケモンの世界の「カセキ博士」とお手伝いの「発掘ピカチュウ」、私たちの世界の博士たちの案内により、20点以上のカセキポケモン&50点以上の化石・古生物の展示を巡る。また、「カセキポケモン」とよく似た古生物の実物標本・複製標本・模型、描き下ろしアート、「カセキポケモン」の骨格想像図も集結する。「カセキポケモン」の骨格から想像する実物大模型「カセキポケモン」の実物大の骨格想像模型にも注目。古生物の標本と、ポケモンの骨格想像模型を見比べることで新たな発見があるかも。大分会場のみの特設コーナーも、絵本『ポケモンのしま』原画展示大分会場限定で、大分県の大地の成り立ちと併せて、化石や岩石を紹介。さらに、ザ・キャビンカンパニーによる人気絵本『ポケモンのしま』の原画20点を一挙初公開される。【詳細】展覧会「ポケモン化石博物館」会期:2022年12月10日(土)~2023年1月24日(火)会場:大分県立美術館 1階 展示室A住所:大分県大分市寿町2-1時間:10:00~19:00※金曜・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)観覧料:大学生・一般 800円(600円)、小・中・高校生 500(300円)※()内は有料入場20名以上の団体料金。※大分県芸術文化友の会びび KOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金。※障がい者手帳等の提示者とその付添者1名は無料。※学生は入場の際、学生証を提示。※日時指定チケットでの販売なし。【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500© 2022 Pokémon. © 1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
2022年12月16日東京国立博物館は、2023年も1月2日(月・休)より開館し、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催します。本企画は2023年で20年目を迎え、毎年ご好評をいただいております。干支をテーマにした作品の特集や、長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」(展示期間:1月2日<月・休>~1月15日<日>)をはじめ、本館・東洋館の各展示室で、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。また、新春気分を感じられるいけばなの展示など、新春限定の企画も開催。新たな年のスタートは、ぜひ当館でお迎えください。博物館に初もうで メインビジュアル染付水葵に兎図大皿 伊万里 江戸時代・19世紀 平野耕輔氏寄贈 東京国立博物館蔵 1月2日(月・休)~29日(日) 平成館企画展示室【特集「博物館に初もうで 兎(と)にも角(かく)にもうさぎ年(どし)」】2023年の干支は癸卯、うさぎ年に当たります。うさぎと人との関係は古く、愛玩用あるいは狩猟の対象として長い年月をともに過ごしてきました。そうしたうさぎは文学や美術にも表現され、人々の暮らしを豊かに彩りました。本特集では、「兎に角うさぎ」、「月のうさぎ」、「波に乗るうさぎ」、「うさぎはどこだ」、「うさぎと人と」の5つの切り口から、東アジアの造形作品に表されたうさぎの魅力に迫ります。さまざまな姿、しぐさのうさぎ達をご覧いただき、よい1年のスタートを切っていただければ幸いです。【創立150年記念 特集「戦後初のコレクション 国宝『松林図屏風』」】2023年1月2日(月・休)~15日(日) 本館7室戦後、新憲法が公布された昭和22年(1947)5月3日に、東京帝室博物館は皇室から国に移管され、名称が国立博物館となりました。国民の博物館となったこの年に、戦後初めて購入された作品のひとつがこの「松林図屏風」です。近年では毎年お正月に展示されて、多くの方々に親しまれています。さまざまな水墨技法によってあらわされたこの松林には、霧の晴れ間から柔らかな光が差し込んで、遠く雪山がのぞき、冷たく湿った空気が漂って、風の流れや森の清清しい香りまで実感できるでしょう。【吉祥作品紹介】新年の訪れを祝して選んだ作品を展示します。【新春限定!プレゼント等情報】■いけばな 1月2日(月・休)~1月15日(日) 正門池坊 蔵重伸氏■TNM & TOPPANミュージアムシアターよりプレゼント 1月2日(月・休)・3日(火)VR作品「鳥獣戯画 超入門!」を鑑賞された方に、次回以降お使いいただける鑑賞チケット引換券(有効期限:2023年1月4日〈水〉~6月30日〈金〉)をプレゼントします。※鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。■ミュージアムショップよりプレゼント 1月2日(月・休)・3日(火)当館の全ミュージアムショップで合計3,000円(税込)以上お買い上げのお客様に、ミュージアムショップのグッズをプレゼントします(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)。■美術図書バーゲンセール 1月2日(月・休)・3日(火)(本館ミュージアムショップのみ対象)■ホテルオークラレストラン ゆりの木で割引 1月2日(月・休)・3日(火)ゆりの木で5,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%割引します。■寛永寺根本中堂特別参拝 1月2日(月・休)・3日(火) 10:00~15:00根本中堂、四天王像(台東区登録文化財)などを公開します。■1月のキッズデー限定配布! 「博物館に初もうで」ワークシート特集「博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年」をはじめ、お正月の展示を楽しむためのワークシートを、2023年1月22日(日)のキッズデー限定で、小学生以下のお子様先着300名に配布します(本館地下みどりのライオンにて配布。なくなり次第終了)。ウェブサイトからダウンロードもできます(12月中掲載予定)。※混雑緩和のため、例年1月2日、3日に実施していたカレンダーの配布および先着順の特典はございません。【来館案内】開館時間:9時30分~17時※入館は閉館の30分前まで休館日 :月曜日、1月10日(火)※2023年1月2日(月・休)、1月9日(月・祝)は開館観覧料 :一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、当館ウェブサイトでご確認ください。交通:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分 東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!年配の男性から手をつかまれ…博物館で働いています。ある古文書の内容で確認したいことがあり、隣の市の博物館に行きました。目当ての古文書は常設で展示中なので、フロアに行って古文書を見ることに…。古文書を見ていると横から「ご案内しましょうか?」と声をかけられました。声の方向を見ると年配の男性で、ボランティアスタッフの腕章をつけていました。私のことを観光客か歴史ファンかなにかだと思ったのでしょう。「ありがとうございます、大丈夫です」と言いましたが、男性は「その手紙を書いた方はどなたかご存知ですか?」「あちらに肖像画がある人で、きっと見たことありますよ」などいろいろと話しかけてきます。ずっと断っているのに、どんどん話しかけてくる上、距離が近くなってきて…。さらに「向こうにも史料があるので!ご案内しますから!」と強引に腕をつかんできたので、とっさに博物館のネームプレートを突きつけました。「いつもお世話になっております。隣の市の博物館で学芸員をやっています。本日はこの資料の調査に来ました。少し見てもよろしいでしょうか?」そう言うと彼は一瞬固まった後、ばつが悪そうに後ずさりして「では、ごゆっくり」と去っていきました。もちろん、あとで知り合いの職員にクレームを入れました。(女性/学芸員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月10日トヨタ自動車株式会社の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)は、2022年11月11日(金)から2023年4月16日(日)まで、企画展として「WRC 日本車挑戦の軌跡 再び!」を開催します。イメージ画像2022年11月10日、フォーラムエイト・ラリージャパン2022が開幕します。2年連続での中止を経て、待望の開催となります。2010年の北海道開催から12年ぶりとなる今年は舞台を愛知・岐阜両県に移して世界の競合が覇を争います。トップドライバーの走りはどんな迫力なのか、初めて見る新レギュレーションRally1車両の実力は、そして2004年のSUBARU インプレッサS10以来となる日本メーカーの地元勝利はなるのか…、期待は高まります。このラリージャパンを会期のスタートとして、当館では企画展「WRC 日本車挑戦の軌跡」を昨年に引き続き開催いたします。今回もWRC参戦経験のある日本車メーカー7社の協力で、当館初登場を含む貴重な歴史的車両がズラリと並びます。ラリー車とマンガ背景のコラボレーションという、よりパワーアップした2.5次元空間となるでしょう。ラリーの「いま」の熱気を感じながら、WRCの系譜をお楽しみください。内容の詳細は、下記をご覧ください。1. 企画展「WRC 日本車挑戦の軌跡 再び!」(公式Webページ内イベント案内をご覧ください: )(1) 期間:2022年11月11日(金)~2023年4月16日(日)(2) 場所:トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室(3) 内容:世界中の公道を舞台に市販車ベースの競技車両で戦われるWRC(FIA世界ラリー選手権)における、日本車挑戦の歴史を、7社12台の各社の代表的な参戦車両で紹介。2. 展示車両(年代順・同年のものは50音順)1 ダットサン 1800SSS(1973)*日本名 ブルーバードU P6102 マツダ RX-7(1979)3 三菱 ランサー2000ターボ(1982)4 トヨタ セリカ ツインカムターボTA64(1985)5 トヨタ MR2-222D(1985)6 トヨタ セリカ GT-FOUR ST165(1990)7 日産 サニーGTI-R(1992)*日本名 パルサー GTI-R8 ダイハツ シャレード GT-Ti(1993)9 SUBARU インプレッサ555(1996)10 三菱 ランサーエボリューションVI(2001)11 スズキ SX4 WRC(2008)12 SUBARU インプレッサWRC 2008(2008)ダットサン 1800SSS(1973)マツダ RX-7(1979)トヨタ セリカ GT-FOUR ST165(1990)3. 協力スズキ株式会社、株式会社SUBARU、ダイハツ工業株式会社、日産自動車株式会社、マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社(順不同)【トヨタ博物館のご案内】(1) 所在地〒480-1118 愛知県長久手市横道41-100● 地下鉄東山線「藤が丘」駅よりリニモに乗り換え「芸大通」駅下車、徒歩5分● 名古屋瀬戸道路「長久手IC」より西へ0.4km(グリーンロード沿い)TEL:0561-63-5151/FAX:0561-63-5159(2) 開館時間9:30~17:00(入館受付は16:30まで)(3) 休館日月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月24日~1月3日● 急遽変更になる場合がありますので当館公式Webサイトをご確認ください。(4) 入館料大人 1,200円 シルバー(65歳以上)700円 中高生 600円 小学生 400円※消費税込み/団体割引あり詳細はトヨタ博物館ホームページをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日今年で開館150年を迎えた東京・上野の東京国立博物館。この節目を記念し、特別展『国宝東京国立博物館のすべて』が10月18日(火)より開幕した。12月11日(日)までの間に同館が所蔵する国宝89件全てが公開される。いまから150年前の1872年、湯島聖堂で開催された湯島聖堂博覧会をきっかけとして東京国立博物館は誕生、現在までに約12万件の収蔵品を擁するまでに成長した。なかでも、国宝の所蔵件数は89件と膨大で、ひとつの館が所蔵する国宝としては日本一となっている。同展は、この89件の国宝を、展示期間を細かく分けることですべてを展示するという、150年という節目の年だからこそ実現できた史上初の展覧会だ。展覧会は2部構成。第1部「東京国立博物館の国宝」では、「絵画」、「書跡」、「東洋絵画」、「東洋書跡」、「法隆寺献納宝物」、「考古」、「漆工」、「刀剣」の8つの分野で89件の国宝を公開する。会場に入り、まず目にするのが長谷川等伯が靄に包まれて見え隠れする松林を描いた《松林図屏風》。トーハクでは正月に展示することが多い、人気の国宝だ。国宝 長谷川等伯松林図屛風安土桃山時代・16世紀※展示期間:10月18日(火)〜30日(日)さらに足をすすめると、教科書にも登場している作品が次々と登場する。制作時期が最も新しい国宝絵画として知られる渡辺崋山《鷹見泉石像》もその一つ。隣には、これまた人気の国宝、久住守景《納涼図屏風》が配置され、とても豪華な空間だ。左:国宝 渡辺崋山《鷹見泉石像》天保8年(1837) 右:国宝 久住守景《納涼図屏風》江戸時代(17世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)このほか、狩野永徳の《檜図屛風》は11月1日(火)〜11月27日(日)、岩佐又兵衛の《洛中洛外図屛風(舟木本)》や《地獄草紙》、《餓鬼草紙》は11月15日(火)〜12月11日(日)など、国宝の展示スケジュールは細かく区切られている。お目当ての作品がいつ展示するかを確認して、日時予約制のチケットを購入しよう。「書跡」では奈良時代から鎌倉時代までの日本書籍が展示される。《和歌体十種》は、10世紀の末から11世紀初めに成立した歌論書。本書はその現存最古の写本で、藍と紫の飛雲をすき込んだ薄手の鳥の子紙に、和歌を10体に分類して、それぞれに5首の例歌を仮名で添え、漢文で説明を加えている。国宝《和歌体十種》(部分)平安時代(11世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)また、「東洋書跡」、「東洋絵画」では、後世の書家や画家に大きな影響を与えた作品が展示される。李迪の《紅白芙蓉図》は、朝と夕方でその色や姿を変える芙蓉の朝と夕方の姿を描き分けたものだ。国宝李迪《紅白芙蓉図》南宋時代、慶元3年(1197)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)「法隆寺献納宝物」では、1878年に法隆寺から当時の皇室に収められた国宝を展示する。《竜首水瓶》は聖徳太子ゆかりの宝器の伝承を持つ水瓶。竜の姿をかたどった器には、四頭の有翼馬の文様が配されている。国宝《竜首水瓶》飛鳥時代 7世紀※通期展示「考古」では。古墳時代や奈良時代の国宝を展示する。《埴輪 挂甲の武人》は、当時の武人の姿をかたどっていると言われる。奥:国宝《埴輪 挂甲の武人》古墳時代、6世紀手前:国宝《扁平紐式銅鐸》弥生時代 前2〜前1世紀※いずれも通期展示「漆工」の本阿弥光悦《舟橋蒔絵硯箱》は、山のように盛り上がった蓋を持つ硯箱。金地と鉛板の大胆なコントラストが特徴だ。国宝本阿弥光悦《舟橋蒔絵硯箱》江戸時代(17世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)そして、第一部を締めくくるのが、「刀剣」の展示室だ。東京国立博物館で所蔵する国宝の刀剣、19件を一挙に公開する刀剣ファンにはたまらない空間。刃文や地鉄をしっかり鑑賞できるよう、照明や展示ケースにも工夫を凝らしている。展示替はなく、通期で鑑賞できるのも嬉しい。展示風景 「刀剣」展示室国宝三条宗近《太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)》平安時代(10〜12世紀)第2章では、東博150年の歩みを紹介つづく第2部「東京国立博物館の150年」では、東博がどのような150年を歩んでいったのかを追っていく。1872年、150年前に湯島聖堂で開催された博覧会では、名古屋城の金の鯱などを展示。20日間の会期で15万人もの観覧者が博覧会を訪れたという。展示風景より。中央は名古屋城金鯱(レプリカ)明治19年(1886)、博物館は宮内庁の所管となり、「帝室博物館」となった。鳳輦(ほうれん)は天皇が行幸する際に利用する輿型の乗り物。明治天皇が東京への行幸に際して用いられたものだ。展示風景より中央は《鳳輦》江戸時代 19世紀帝室美術館時代、東京国立博物館は自然史資料も展示していた。キリンもその一つであったが、関東大震災後に東京博物館(現 国立科学博物館)などに譲渡されている。キリン剝製標本 明治41年(1908) 国立科学博物館蔵戦後、東京国立博物館として再出発後した東博は以前と変わらずコレクションを増加させている。尾形光琳《風神雷神図屏風》も戦後に東博のコレクションとして加わったものだ。尾形光琳《風神雷神図屏風》江戸時代(18世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)華やかで力強い第1部が注目されがちな同展ではあるが、現在の東博までの道のりを名品でたどった第2部も好奇心を強く掻き立てられる展示となっている。両者の展示をじっくりと見て、国宝の素晴らしさとともに、東博150年の歴史の重みをしっかりと感じよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『国宝東京国立博物館のすべて』10月18日(火)~12月11日(日)、東京国立博物館にて開催※日時指定予約制。会期中展示替えあり
2022年10月24日オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物 ~古人(いにしえびと)から子供たちへ音色の架橋~京都嵐山オルゴール博物館 実行委員会は、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された様々なオルゴールの企画展として【オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物】を10月16日(日)まで、半田赤レンガ建物(愛知県半田市榎下町8)で開催中です。詳細URL : オルゴールのイメージを覆す企画展当展覧会では、会場2フロアを使用し、博物館ブースとして約50点のオルゴールコレクションをご紹介。併設でオルゴールショップも期間限定でOPENします。博物館ブースでは、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された宝飾、時計、小物、シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、オートマタ(自動人形)、蓄音機、大型自動演奏楽器などのオルゴールの様々な姿を通して自動演奏楽器の歴史をご紹介します。オルゴールの歴史と併せて、世界の歴史も堪能できる企画展です。ピエロエクリヴァン仮面をあやつる道化師レジナフォンスタイル250館内マップ企画展開催の様子歴史ある貴重なコレクションの数々を実演を交えた解説とともに貴重なコレクションの数々は圧巻です名物館員「佐野」による実演・解説も大人気大人も子供も夢中になれるオルガニートのワークショップオルガニートのソフト制作が体験できますご自分でパンチングした曲をその場で演奏たくさんの種類を集めたオルゴールショップどれも聴いてみたくなる色々なデザインのオルゴールスイスの老舗オルゴールメーカー「REUGE」もご用意していますご来場いただいたお客様から、たくさんのお喜びのお声をいただいています!(ほんの一部をご紹介)◆オルゴールの歴史を知ることができてよかった。その時代の人々が娯楽をとても楽しんでいたことが知れてよかった。そしてその技術の高さにとても驚きました。泣きそうです。◆赤レンガの方に興味があり、HPを調べたところ、本当に偶然にもオルゴールの展示かあると知りました。元々オルゴールが凄く好きだったので、素敵な縁と思い、今回来場しました。歴史や数多くのオルゴールだけではなく、オートマターや実演まで!とても貴重で楽しい時間を過ごせました。良い思い出の一つになりました。ありがとうございます。◆ひとつひとつに解説と実演があり、じっくりと見ることができました。オルゴールの歴史も知ることができて楽しめました。イベント概要開催日:2022年10月16日(日)まで開催時間:平日 10:00~19:00 (最終入館18:00)土日祝 9:30~21:00 (最終入館20:00)会場:半田赤レンガ建物 (〒475-0867 愛知県半田市榎下町8)主催:京都嵐山オルゴール博物館実行委員会後援:半田市・半田市教育委員会・在日スイス大使館協力:半田赤レンガ建物・株式会社トヨタエンタプライズURL: アクセスお問合わせ京都嵐山オルゴール博物館実行委員会TEL : 080-3584-6934 (担当 : ふくしま・ひらい)mail : hirai@reuge.co.jp 〈お電話でのお問合わせ対応時間〉会期中(10/16まで) : 平日10:00~19:00 / 土日祝 9:30~21:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月13日2022年に創立150周年を迎えた東京・上野の東京国立博物館で、10月18日(火)から12月11日(日)まで、所蔵する国宝89件すべてを含む名品と、同館の150年の歴史を物語る関連資料を合わせた大規模な記念展が開催される。美の殿堂・東京国立博物館の全貌にふれるまたとない機会だ。同展の一番の見どころは、やはり国宝89件の展示だろう。現在、国宝に指定されている美術工芸品は全国で902件。そのうちの約1割、89件を所蔵する同館は、日本最大の国宝コレクションを誇る。作品保存の観点から展示替えがあるが、今回は会期中に89点のすべてを展示するという大盤振る舞いで、150年の歴史のなかでも初めての試みだという。考古、絵画、書籍、漆工、法隆寺献納宝物といった多彩な分野から、美術や歴史の教科書によく登場する名高い作品群が一堂に並ぶさまはまさに圧巻だ。なかでも国宝の刀剣全19件は、特別仕様の「国宝刀剣の間」でまとめて紹介される。刃文や地鉄(じがね)の美しさをじっくり鑑賞できるように、特別なデザインや照明の工夫がこらされた空間は、同展ならではのものだ。重要文化財を多く含む名品の数々と関連資料を通じて、明治から令和までの150年の歩みを3期に分けてたどる展示も興味深い。同館の誕生のきっかけとなった150年前の湯島聖堂博覧会や、皇室の宝物を守る美の殿堂として位置づけられた帝室博物館時代を振り返るコーナーでは、当時の展示品による再現展示も行われる。また、帝室博物館時代には、自然史を扱う天産部もあったことから、その資料として展示されていたキリンの剥製標本(現・国立科学博物館蔵)の里帰り展示もあり、同館の歴史の奥深さを実感できることだろう。出品総数は、計150件。2021年度に新たに収蔵された金剛力士立像の初のお披露目もある。充実した展示内容と、最新の展示技術を駆使した会場構成を堪能し、東京国立博物館の多彩な魅力を改めて発見したい。国宝《秋冬山水図》(冬景)雪舟等楊筆室町時代15~16世紀(展示期間 : 10月18日~11月13日)国宝《洛中洛外図屛風》(舟木本)左隻岩佐又兵衛筆 江戸時代17世紀(展示期間 : 11月15日~12月11日)国宝《古今和歌集》(元永本)上帖 平安時代12世紀 三井高大氏寄贈(展示期間 : 10月18日~12月11日、会期中頁替えあり)国宝《竜首水瓶》飛鳥時代7世紀【開催概要】東京国立博物館創立150年記念特別展『国宝東京国立博物館のすべて』会期:2022年10月18日(火)~12月11日(日)会場:東京国立博物館平成館時間:9:30~~17:00、金土は18:00まで(総合文化展は17:00閉館)休館日:月曜料金:一般 2,000円、大学1,200円、高校900円※事前予約制(日時指定)公式サイト:
2022年10月03日福山城博物館は,8月28日(日)のリニューアルオープンから約1か月が経過し,オープン直後の混雑も徐々に解消しつつあるため,多くの皆様にご来館いただきやすなるよう次のとおり入館方法を変更します。入館方法の変更日2022年(令和4年)10月4日(火)から※既に10月4日(火)以降の平日に事前予約をされている方につきましては,既存の予約通りにご来館ください。福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月29日文化財活用センター〈ぶんかつ〉と東京国立博物館(トーハク)は、2022年10月18日(火)より、東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」を開催します。メインビジュアル「未来の博物館」は、東京国立博物館の所蔵品を元に制作したデジタルコンテンツ、複製などで構成する体験型の展覧会です。(1)〈時空をこえる8K〉(本館/特別5室)、(2)〈四季をめぐる高精細複製屏風〉(本館/特別3室)、(3)〈夢をかなえる8K〉(東洋館/エントランス)という3つの会場で、デジタル技術と日本美術のコラボレーションにより未来へとつながる鑑賞体験を実現します。美術はあまり知らないという方から、東京国立博物館へよくお越しになる方まで、誰もが気軽に日本美術を楽しむことのできる機会となるでしょう。また、「未来の博物館」でとりあげるほとんどの日本美術作品(14件)は、同時期開催の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(平成館)や総合文化展に展示されます。「未来の博物館」をみたあとに、ホンモノの日本美術をじっくり鑑賞すると、一味違った見え方になるかもしれません。この秋、「未来の博物館」の3つの会場とトーハク全体で、日本美術の魅力を発見してください。「未来の博物館」特設WEBサイト: ■概要<デジタル技術×日本美術体験>ここはみんなの夢をかなえる「未来の博物館」。大画面に拡大された絵の中を歩いてみたり、屏風に描かれた四季を感じてみたり、光を照らして仏像をじっくりと調べたり。最先端のデジタル技術と高精細複製品を使って、新しい日本美術の鑑賞体験を実現します。できたらいいな、こんなこと。そう思う私たちの想像力が、展示室での不可能を可能にします。*所蔵記載の無い作品は、すべて東京国立博物館所蔵です。*「未来の博物館」の会場内は一部をのぞき、フラッシュ無しで写真、動画撮影が可能です。■「未来の博物館」3つの会場それぞれのみどころ(1) 時空をこえる8K 本館/特別5室 主催:NHK遠く離れた法隆寺・夢殿の空間や、国宝「洛中洛外図屏風(舟木本)」に描かれた400年前の京の都の賑わいを、大画面に映し出された映像を通して、その場にいるように味わう。そんな時空をこえて文化財と出会う鑑賞体験を、最新の8K映像技術や3DCG技術を用いた“8K文化財”でかなえます。<空間をこえ、奈良の法隆寺・救世観音が目の前に>東京からおよそ400キロメートル離れた奈良に位置し、世界最古の木造建築群を擁する法隆寺。その東院伽藍に、聖徳太子を追慕して建てられたお堂、夢殿(ゆめどの)があります。夢殿本尊である国宝「観音菩薩立像 救世観音(くせかんのん)」は、長い間秘仏とされ、法隆寺の僧侶でさえ見ることはありませんでした。このコーナーでは、8Kの3DCG技術でとらえた金色に輝く救世観音のお姿を、幅13メートルにもおよぶ特大3面スクリーンでご覧いただきます。遠く離れた地の仏像が、まさに目の前にあらわれたかのような迫力です。会場イメージ図(8K文化財 国宝「観音菩薩立像 救世観音」法隆寺)<空間をこえた出会い―法隆寺 謎に満ちた金色の秘仏><時間をこえ、400年前の都のにぎわいをそぞろ歩き>国宝「洛中洛外図屏風(舟木本)」は、江戸時代に活躍した絵師・岩佐又兵衛が、約400年前の京都の街並みを俯瞰するかのように描いた大パノラマの絵画です。6曲1双の屏風に、武士や商人のみならず、かぶき者や酔っ払いまで、じつに老若男女2500人を超える人びとが遊び、暮らすさまが生き生きと描きだされています。幅約10メートルもの超高精細大型ディスプレイに映し出される洛中洛外図屏風の世界。「食と享楽」「美と芸能」「歴史と文化」というテーマで、土井善晴さん〔料理研究家〕、伊集院光さん〔タレント〕、IKKOさん〔美容家〕、林家正蔵さん〔落語家〕、磯田道史さん〔歴史学者〕、山崎怜奈さん〔タレント〕ら6人のナビゲーターがご案内します。江戸時代にタイムトリップし、活気あふれる京の都を歩いているかのような体験です。<時間を超えた出会い―洛中洛外 400年前の京都へ><8Kクオリティの3DCG文化財を自在に動かす>縄文時代の土偶、室町時代の甲冑、江戸時代の能面。これらの文化財を回転させたり、色を変えたりすることは、従来の展示ケース越しの鑑賞ではできません。しかし、このコーナーの8Kモニターをのぞいてみてください。展示室では見ることのできなかった文化財の裏側や内側、美しい造形の細部まで、自身の操作でじっくり鑑賞いただけます。<デジタル ハンズオンギャラリー>(2) 四季をめぐる高精細複製屏風 本館/特別3室 協賛:キヤノン株式会社東京国立博物館が誇る4つの国宝、「花下遊楽図屏風」「納涼図屏風」「観楓図屏風」「松林図屏風」は、日本の四季の美しさを私たちに伝えてくれます。屏風の中を歩き、描かれた四季の風景を感じる鑑賞体験を、高精細複製品へのプロジェクションマッピングでかなえます。四季をめぐる高精細複製屏風<日本絵画の世界にはいり、描かれた四季をめぐる>≪春≫ 花下遊楽図屏風 (かかゆうらくずびょうぶ)江戸時代のはじめ頃のお花見の様子を描いた屏風です。映像では、桜と海棠が咲きほこるなか、着飾った女性たちの宴が催されるうららかなシーンが蘇ります。≪夏≫ 納涼図屏風 (のうりょうずびょうぶ)夕顔棚の軒端の下で満月を眺める三人のもとに涼やかな風があたる、普段の人々の暮らしの中の一瞬の風景が描かれています。映像では夜を迎える風景が映し出されます。月の満ち欠けとともに描かれた情景を見てみると、私たちのごく身近にある平穏な暮らしに見えてくるかもしれません。≪秋≫ 観楓図屏風 (かんぷうずびょうぶ)京都洛北の高雄にある清滝川のほとりで、色づいた紅葉を楽しむ人々を描いた屏風です。映像では、紅葉が風にゆれ、雁がはばたき、雪化粧の愛宕山を背に白鷺が舞い降りる、そんな冬への移り変わりの中で、紅葉と宴を楽しむ人々の姿を見ることができます。≪冬≫ 松林図屏風 (しょうりんずびょうぶ)晩冬の松林が描かれた作品で、日本の水墨画の最高傑作とたたえられています。映像では晩冬の松林の一日が映し出されます。朝もやの中から松林が浮かび上がり、陽の光によって松の色が変化し、雪が降り積もり、夜を迎えます。<未来へ受け継いでゆく「文化財」>屏風は、もとは部屋を仕切ったり、人目や風をさえぎるための道具であるとともに、生活空間を彩る調度品として大切にされてきました。過去の生活の中で生まれた道具が、人の手から手へ受け継がれ、今ここにあります。屏風の中に広がる風景や音、空気などを想像しながら、屏風を描き、使い、受け継いできた人々の思いも身近に感じることで、このさきの未来へ受け継いでゆければ幸いです。*「花下遊楽図屏風」「観楓図屏風」の高精細複製品はキヤノン株式会社との共同研究プロジェクトで制作し、「納涼図屏風」「松林図屏風」の高精細複製品は京都文化協会とキヤノンが共同で取り組んでいる綴プロジェクト(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)よりご寄贈いただきました。(3) 夢をかなえる8K 東洋館/エントランス 協賛:シャープ株式会社もしも、鎌倉時代を代表する仏像の細部の表現を、光を照らしてじっくりと調査できたら。名だたる茶人が手にした名碗「大井戸茶碗 有楽井戸」を手に取り、さまざまな角度から眺めることができたら。展示室では不可能な夢の鑑賞体験を、8Kの高精細画像を用いたオリジナルのアプリケーションと操作デバイスでかなえます。■名茶碗を手にとる夢の体験が進化「大井戸茶碗 有楽井戸(うらくいど)」をはじめとする名碗を、8Kモニターでじっくり鑑賞します。かたちも重さもホンモノの文化財そっくりの茶碗型ハンズオンコントローラーは、まるでお茶碗を手にとって眺めているよう。モニター上に映し出された高精細画像が、コントローラーと連動し、360度好きな角度から鑑賞できます。2020年の実証実験で好評いただいた「ふれる・まわせる名茶碗」。今回は内容が一層充実した進化版が体験できます。鑑賞できるお茶碗の数は3碗から6碗に増えました。九州国立博物館所蔵の「油滴天目(ゆてきてんもく)」や愛知県陶磁美術館所蔵「黄瀬戸胴紐茶碗(きせとどうひもちゃわん)」など、さまざまな種類の名碗を比較しながら楽しめます。<8Kで文化財―ふれる・まわせる名茶碗>*本コンテンツは、文化庁「令和3年度 地域ゆかりの文化資産地方展開促進事業(先端技術を活用した文化資産コンテンツ制作プロジェクト)」により制作したものです。(制作協力:九州国立博物館・愛知県陶磁美術館)<大迫力8Kモニターで仏像の調査体験>ガンダーラ、中国、日本を代表する3体の仏像。その高精細3DCG画像を、120インチの大型8Kモニターに映し出します。モニターに近づけば仏像が拡大され、のぞき込めば角度が変わるなど、8Kの3DCG画像があなたの動きに連動し、まるで目の前で仏像と向き合っているかのような臨場感あふれる鑑賞体験が実現します。懐中電灯(ライト)型の操作デバイスでモニター上の仏像に光をあてることで、ホンモノの鑑賞では見えづらい細部の表現が浮かび上がります。また、“みどころポイント”をライトで照らすと、鑑賞の鍵となる情報が現れます。学芸員が文化財を調査するように、仏像の注目ポイントをじっくり見てみましょう。<8Kで文化財―みほとけ調査>■「未来の博物館」でとりあげる日本美術の展示情報~トーハクのなかに展示されているホンモノを見にいこう~日本美術の展示情報本展のメインビジュアルは書籍装画やパッケージなど幅広く活躍するイラストレーター、北澤平祐さんが担当!北澤平祐(きたざわへいすけ) アメリカに16年間在住後、帰国し、イラストレーターとしての活動を開始。多数の書籍装画や、フランセ、アフタヌーンティーなどの商品や広告パッケージ、サンリオとのグリーティングカードシリーズまで幅広い分野でイラストを提供。近著に『ルッコラのちいさなさがしものやさん』(白泉社)、『The Current 北澤平祐作品集』(玄光社)、『ゆらゆら』(講談社)、『ぼくとねこのすれちがい日記』(ホーム社/集英社)。■開催概要名称 :東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」会場 :東京国立博物館 (東京都台東区上野公園13-9)第1会場 〈時空をこえる8K〉 本館/特別5室第2会場 〈四季をめぐる高精細複製屏風〉 本館/特別3室第3会場 〈夢をかなえる8K〉 東洋館/エントランス会期 :2022年10月18日(火)~12月11日(日)観覧料:総合文化展観覧料もしくは開催中の特別展観覧料[観覧当日に限る]が必要です主催 :東京国立博物館、文化財活用センター、NHK(第1会場)協賛 :キヤノン株式会社、シャープ株式会社「未来の博物館」特設WEBサイト: *総合文化展観覧料、一般1,000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。*大学生の方は、学生証をご提示ください。*高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は、総合文化展について無料です。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)をご提示ください。*障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。*東京国立博物館のガイドラインに従い感染防止対策を実施します。■東京国立博物館明治5年(1872年)創立、今年150周年を迎えた日本でもっとも長い歴史を持つ博物館です。収蔵する文化財は約12万件。日本から中国、朝鮮半島、西アジア・エジプトまでの地域を網羅し、土器や土偶などの考古遺物から浮世絵や刀剣、甲冑、近代絵画など、日本の美術史をたどることのできるコレクションとなっています。東京国立博物館 創立150年記念特設サイト Twitter @TNM_PR 東京国立博物館(トーハク)広報室 Instagram @TNM_PR 東京国立博物館(トーハク)広報室 ■文化財活用センター2018年に国立文化財機構に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。文化財活用センター〈ぶんかつ〉WEBサイト Twitter @cpcp_nich ぶんかつ【文化財活用センター】 Instagram @cpcp_nich ぶんかつ【文化財活用センター】 ■展覧会についてのお問い合わせ国立文化財機構 文化財活用センター 企画担当〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館5階E-mail: cpcp@nich.go.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月28日オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物 ~古人(いにしえびと)から子供たちへ音色の架橋~京都嵐山オルゴール博物館 実行委員会は、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された様々なオルゴールの企画展として【オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物】を2022年10月6日(木)~10月16日(日)まで、半田赤レンガ建物(愛知県半田市榎下町8)で開催いたします。詳細URL : 館内マップオルゴールのイメージを覆す企画展当展覧会では、会場2フロアを使用し、博物館ブースとして約50点のオルゴールコレクションをご紹介。併設でオルゴールショップも期間限定でOPENします。博物館ブースでは、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された宝飾、時計、小物、シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、オートマタ(自動人形)、蓄音機、大型自動演奏楽器などのオルゴールの様々な姿を通して自動演奏楽器の歴史をご紹介します。オルゴールの歴史と併せて、世界の歴史も堪能できる企画展です。本企画展の魅力魅力①貴重な「世界最古のオルゴール」特別展示決定!京都嵐山オルゴール博物館は1994年に開館し、開館後まもなく、世界最高峰と称されるオルゴールメーカー(スイス)リュージュ社の創業家社長ギド・リュージュ氏のコレクションを譲り受けました。そのコレクションは、質、量ともに世界でも有数のもので、世界最古のオルゴールやマリーアントワネットが愛したオートマタ(自動人形)・ナポレオンが将校に贈呈した嗅ぎ煙草入れなどが含まれており、西洋の貴重な文化遺産といっても過言ではありません。プライベートコレクションであったそのオルゴールは自宅内で保管され、来客のお客様にだけ公開されていた特別なものでしたが、ギド氏の願いでもあった、オルゴール文化を後世に継承し、コレクション保全することを使命として、このたびオルゴール博物館展にて「世界最古のオルゴール」など、貴重なコレクションの一部の特別展示が決定いたしました。魅力②100年の時を超えて ”つなぐ” 【アンティークオルゴール修復プロジェクト】今回開催の半田赤レンガ建物を皮切りに、ゼンマイ仕掛けのアナログで素晴らしい文化を多くの方々にご紹介するため、日本全国でのオルゴール博物館展開催を企画しています。しかし、制作から100年、150年と経過したオルゴールは大掛かりな修復が必要なため、修復費用の一部のサポートお願いするクラウドファンディングを立ち上げました。この度、Makuakeさんを通して立ち上げたこのプロジェクトでは、締め切りまで1週間を残し、目標金額の1,000,000円を上回る多くのご支援をいただいております。下記、ご支援による修復予定作品の一部です。ピエロエクリヴァン仮面をあやつる道化師レジナフォンスタイル250魅力③京都嵐山オルゴール博物館より出張にて、名物館員佐野による実演・解説決定!当館博物館員で、名物解説員として活躍しているスタッフ佐野 功(さの いさお)博物館が開館した1994年当時からのスタッフで、今年還暦60歳になりました。オルゴール博物館と共に歩んできた、オルゴール文化の伝承者といっても過言ではありません。独特な雰囲気と解説の面白さから、お客様よりお褒めの言葉やファンレターを頂くこともある名物館員です。また、京都の観光に貢献したとして、京都市より様々な表彰をされています。今回の企画展では、名物館員「佐野」による実演・解説もたっぷりお楽しみいただけます。イベント概要開催日:2022年10月6日(木)~10月16日(日)開催時間:平日 10:00~19:00 (最終入館18:00)土日祝 9:30~21:00 (最終入館20:00)会場:半田赤レンガ建物 (〒475-0867 愛知県半田市榎下町8)主催:京都嵐山オルゴール博物館実行委員会後援:半田市・半田市教育委員会・在日スイス大使館協力:半田赤レンガ建物・株式会社トヨタエンタプライズURL: アクセスお問合わせ京都嵐山オルゴール博物館実行委員会TEL : 080-3584-6934 (担当 : ふくしま・ひらい)mail : hirai@reuge.co.jp 〈お問合わせ対応時間〉会期前(~10/5まで) : 10:00~17:00 (土日祝日を除く)会期中(10/6~10/16) : 平日10:00~19:00 / 土日祝 9:30~21:00オルゴール博物館展チラシ.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月22日トヨタ自動車株式会社の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成と継承を目的に、地域に根ざしたイベントとして「第33回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を10月9日(日)、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催します。スタートの様子本年は11月に愛知県内でフォーラムエイト・ラリージャパン2022が開催され、また10月にトヨタ博物館の分館である富士モータースポーツミュージアムが開館するのを記念し「モータースポーツ」をテーマとします。パレードでは長久手市内を拠点にラリーで活躍する勝田照夫さん、勝田範彦さん親子が先導するラリーカーに続き、30年以上前に生産されたクラシックカーが長久手市内を走ります。公道パレードは、多くの方に沿道で応援していただけるよう長久手の市街地を通過するコースとしています。トヨタ博物館から愛・地球博記念公園まで、一般参加車両100台が長久手市内を走行。日米欧の自動車の歴史100年にわたる車列は圧巻です。会場では、パレード参加車両の展示に加えて、勝田さんや関係者のトークショーを開催しWRCの魅力や11月10日から開催される最終戦Rd.13の見どころについて存分に語っていただきます。また、今年は3年ぶりにトヨタ博物館から展示車両も出展いたします。なかでも注目はトヨタ7のエンジンパフォーマンス!イベント展示ゾーンでは、レストア紹介、GRヘリテージパーツ関連の展示、交通安全啓発などを予定しています。イベントの様子は、後日、トヨタ博物館公式YouTubeチャンネルとケーブルテレビ局「ひまわりテレビ(ひまわり11)」にて配信します。なお、新型コロナ感染防止対策として、愛・地球博記念公園会場では入場者数管理を実施します。当日が愛知県への緊急事態宣言発令と重なるなど、感染を取り巻く情勢次第では大幅な入場制限となりますので、必ず最新情報をトヨタ博物館ホームページでご確認ください。 開催概要は、以下のとおりです。(1)日時10月9日(日) 9:30~16:00(入場無料)、雨天決行※雨天の場合、内容を一部変更する可能性がございます。※悪天候など諸事情により中止とさせていただく場合がございます。(2)会場愛・地球博記念公園(モリコロパーク)※パレードは8:45にトヨタ博物館から出発(3)参加車両一般参加車両 約100台、イベント用車両 約10台 他(4)スケジュール[8:45~10:45] クラシックカーパレード[9:30~16:00] 車両展示(5)プログラム詳細:■クラシックカーパレード(8:45~10:45)日米欧の一般参加車両約100台が長久手市内の公道約14kmをパレード[8:30 出発式(トヨタ博物館)、8:45 順次出発 10:40 ゴール]トヨタ博物館~脇交差点~市ケ洞交差点~岩崎竹の山北交差点~消防署北交差点~熊張真行田交差点~長久手温泉ござらっせ~愛・地球博記念公園■車両展示(9:30~16:00)パレードを終えた一般参加車両約100台を一堂展示■イベントゾーン(9:30~16:00)◇モータースポーツゾーン・トヨタ7ターボ(日本/1970)エンジンパフォーマンストヨタ7のエンジンを実際に始動・モータースポーツ車両の展示トヨタ7(日本/1970)、トヨタ セリカ TA64型(日本/1985)、トヨタ MIRAI ラリー(日本/2015)(以上 トヨタ博物館所蔵)GRヤリス ラリー仕様(日本/2021)・富士モータースポーツミュージアム2022年10月7日にオープンする富士スピードウェイ隣接のミュージアムやホテルの最新情報を紹介。・フォーラムエイト・ラリージャパン2022WRCの魅力を紹介協力:ラリージャパン事務局◇レストアゾーン・GRヘリテージパーツ復刻部品の展示 他・クルマよろず相談修復中のクラシックカーや部品の展示など、レストア全般についての紹介・相談ブース協力:新明工業株式会社・KINTO「Vintage Club by KINTO」の告知イベント◇体験イベントゾーン・トヨタ博物館収蔵クラシックカーと記念撮影フォード モデルT ツーリング(アメリカ/1914)ランチア アストゥーラ ティーポ 233C(イタリア/1936)・交通安全反射材製作体験、反射神経診断、死角体験、服装見やすさ診断◇地域情報ゾーン・地域出展者による各種情報提供と体験型イベント日本介助犬協会によるチャリティーグッズ販売愛知県都市整備協会、長久手市観光交流協会・トヨタ博物館ミュージアムショップ出店※内容については、天候等諸事情により変更となる場合があります。(6)後日配信:YouTube(トヨタ博物館公式チャンネル*1)、ひまわりテレビ(ひまわり11*2)でパレード・会場の様子を放送します。*1 トヨタ博物館公式チャンネル( )*2 ひまわり11:豊田市・みよし市・長久手市でケーブルテレビの「ひまわりネットワーク( )」に接続している世帯で視聴可能なチャンネル(7)交通案内(会場の駐車場不足のため下記を実施)・パークアンドライド当館の南側に「臨時駐車場(300台・無料)」をご用意。最寄り(徒歩4分)の芸大通駅からリニモに乗り、愛・地球博記念公園駅まで。※リニモ1DAYフリーきっぷでトヨタ博物館入場無料、ショップ割引 他特典付き(8)後援・協力・後援:愛知県、長久手市、愛知県教育委員会、長久手市教育委員会、公益財団法人 愛知県都市整備協会、一般社団法人長久手市観光交流協会・協力:愛知高速交通株式会社(リニモ)(9)新型コロナウイルス感染防止対策新型コロナウイルス感染防止対策として以下実施します。・37.5度以上の発熱の方の入場をお断りします。・会場内でのマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。・キッチンカー等飲食サービスの提供はありません。・新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の事前ダウンロードをお願いします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月08日福岡県北九州市にある、『北九州市立いのちのたび博物館』では、古い時代の生物の化石や、隕石、リアルに動く恐竜のロボットなどを展示しています。また、そのほかにも、さまざまなテーマに基づいた特別展を開催。2022年3~5月までは、馬の生態や、人との歴史について紹介する『まるごとウマ展-ウマと人のキズナ-』を開催していました。同特別展を訪れた、べろろん(@beroron)さん。展示を楽しんだべろろんさんは、グッズとして販売されていたTシャツを購入しました。部首が『うまへん』の漢字がズラリと並ぶデザインが気に入ったそうです。しかし、実際に購入したTシャツを着てみると、着心地が悪かったといいます。なぜか、Tシャツの内側に馬のイラストが印刷されていたのです。北九州のいのちのたび博物館で春に開催されていたウマ展のグッズTシャツ。表は無地、裏は馬へんの漢字が敷き詰められているデザイン。よく見ると表側の裏地に馬のイラストが上下逆にプリントされていて、当然ながらそのまま着るとプリント部が肌に触れて着心地が悪い。さすがにクレームを入れたわ。 pic.twitter.com/8BWcgATEBh — べろろん (@beroron) September 4, 2022 プリントミスかと思ったべろろんさんは、博物館に「プリントミスではないか」と確認しました。もし、表にプリントされるべきものが、ミスで内側に印刷されていたとしたら、交換してもらいたいもの。しかし、博物館からの回答は…。「ミスではなく、仕様です」Tシャツの内側にプリントされていたのは、ミスではないとのこと!ではなぜ、誰からも見えない部分にイラストがプリントしてあるのでしょうか。ミスかと思われた、正しいTシャツの着用方法がこちら!昨日クレームを入れた博物館からの回答をもらった。俺の人生史上最も想定できなかった「バグでなく仕様です」案件だった。 pic.twitter.com/xZ4yQyJb1Q — べろろん (@beroron) September 4, 2022 Tシャツを着た状態で、裏替えして頭に被ることで、馬になれるTシャツだったのです!「自分の人生史上、最も予想できなかった」と振り返る、べろろんさん。一連の投稿には「笑った」「このTシャツ、欲しい」といった声が寄せられています。・このトラップは見抜けないわ…。めちゃくちゃ欲しい。・なにこれ!考えた人、すごいな。・私もこのTシャツを買いました!なぜ内側にプリントしてあるかが分かった時、爆笑だった!・お笑いトリオ『ロバート』の秋山竜次さんのネタでこういうのありましたよねー!ちなみに、『まるごとウマ展-ウマと人のキズナ-』は、競馬関係の内容も充実しており、ファンとしてかなり楽しめる内容だったそうです。また、『いのちのたび博物館』は、昆虫標本など、常設の展示にも力を入れており、子供の夢が詰まった博物館だったとのこと。福岡県北九州市の近くを訪れた際には、『いのちのたび博物館』へ足を運んでみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2022年09月06日2022年8月25日、俳優の香川照之さんが、過去に東京都中央区にある銀座の某クラブで、従業員の女性に性加害を行っていたことが一部週刊誌で報じられました。報道によると、香川さんは女性の服の中に手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取るなどの行為をしていたとのこと。騒動が起こったのは3年前であり、その後、示談が成立しています。香川さんの事務所は一連の報道を事実と認め、「本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまった」とコメントを発表しました。香川照之の報道を受け、『THE TIME,』とトヨタが対応を発表同年9月1日、香川さんが金曜日に担当キャスターを務める情報番組『THE TIME,』(TBS系)を降板することが明かされました。報道を受け、同年8月26日の放送では、「自らの行動を深く反省し、自戒の念を持って、改めてまた日々を務めていきたい」と謝罪をしていた香川さん。香川さんの降板を決断した理由について、同局はこのように考えをを述べています。同局は「『THETIME,』金曜MCの香川照之さんは、今後、番組に出演しないことになりましたことをお知らせいたします」と報告。「『THETIME,』は、様々なニュースをお伝えする情報番組として、視聴者の皆様に不信感や疑念を持たれることがあってはならないと考えており、所属事務所と協議したうえで、判断いたしました」と理由を説明し、「『THETIME,』は、これからも視聴者の皆様の朝に役立つ情報を提供できるよう、出演者、スタッフ一丸となって努力してまいります」とした。サンケイスポーツーより引用また、香川さんをCMに起用しているトヨタ自動車株式会社も、同年9月1日に、香川さんが出演するCMの放映を見合わせたことを発表。今後の起用については、「本年末にて契約満了予定です」とし、契約を更新しないといいます。先述したように、香川さんの騒動は3年前の事であり、示談も成立しています。しかし、性加害を行ったという事実には変わりありません。ネットからは、「いくら過去のことでも、イメージダウンは避けられない」「降板と契約満了は、英断だと思う」といった声が上がっています。[文・構成/grape編集部]
2022年09月01日“茶の湯”をテーマにした特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」が、10月8日(土)より京都国立博物館にて開催される。特別展「京に生きる文化 茶の湯」 チケット情報いまに繋がる茶の湯の原形は、平安時代末頃に中国からもたらされた。茶の湯は、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代と時代が進むなかで徐々に和様化し、現在では日本文化を象徴するものとして世界で認知されている。現在でも、茶道の家元や茶家の多くが京都を本拠としており、京都はそうした茶の湯の歴史のなかで、中心的な役割を果たしてきた。本展では、京都にゆかりのある各時代の名品を通して、今なお茶の湯が生きる、千年のみやこ・京都を中心とした茶の湯文化を紹介する。中でも、茶の湯の茶碗の最高位ともよばれる、国宝「大井戸茶碗 銘喜左衛門」の展示や、喜左衛門と並び称され、秀吉が愛用したとされる重要文化財「大井戸茶碗 銘筒井筒」の数十年ぶりとなる関西での公開は見逃せない。また、400年、禅の心をもって守り伝えられてきた名碗。世界に三碗現存するうち、京都・龍光院所蔵の国宝「曜変天目」が10月8日(土)から23日(日)まで公開。さらに、宋の皇帝・徽宗(きそう)筆とつたわる宮廷絵画の傑作、国宝「桃鳩図」が11月3日(木・祝)から6日(日)の4日間、期間限定で公開される。豊臣秀吉の「黄金の茶室」や千利休の「わびの茶室」が再現展示されるので、時代ごとの喫茶の場をぜひ体感してほしい。なお、本展と京都国立博物館での呈茶サービスがセットになった観覧券も販売。表千家不審菴、裏千家今日庵、武者小路千家官休庵、藪内家燕庵の協力を得た呈茶が楽しめる。お土産に、京都国立博物館公式キャラクター・トラりんとコラボした京都・老松の和菓子もプレゼント。チケットは発売中。
2022年08月29日2022年10月6日(木)~10月16日(日)半田赤レンガ建物「京都嵐山オルゴール博物館実行委員会」は、オルゴールの企画展として、『オルゴール博物館展in半田赤レンガ建物』を10月6日(木)より、半田赤レンガ建物で開催します。当展覧会では、会場2フロアを使用し、博物館ブースとして、約50点のオルゴールコレクションをご紹介し、併設でオルゴールショップも期間限定でOPEN致します。今回、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された宝飾、時計、小物。シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、オートマタ(自動人形)、蓄音機、大型自動演奏楽器などのオルゴールの様々な姿を通して自動演奏楽器の歴史を紹介します。当展覧会は、いままでのみなさんのオルゴールのイメージを覆す企画展として、お楽しみいただけます。また京都嵐山オルゴール博物館より出張にて、名物館員佐野による実演、解説も魅力の一つです。今回は、Makuake様にご協力頂き、ギド・リュージュ氏より譲り受けた、貴重なアンティークオルゴールの修復を行い、本イベントで展示するためのプロジェクトの立ち上げが決定しています。※お客様が安心してご来場いただけますように、ご入場前にお客様の体温確認・マスク着用のお願いや、スタッフの検温等による体調管理の徹底など、万全の新型コロナウイルス感染防止対策を講じます。| The Exhibition Of Or : 開催概要タイトル:京都嵐山オルゴール博物館展in半田赤レンガ建物~古人(いにしえびと)から子供達へ音色の架橋~期間:2022年10月6日(木)~16日(日) 11日間開館時間:平日10:00~19:00(最終入館時間18:00)土日祝9:30~21:00(最終入館時間20:00)開催場所:半田赤レンガ建物(愛知県半田市榎下町8番地)主催:京都嵐山オルゴール博物館実行委員会後援:半田市・半田市教育委員会・在日スイス大使館協力:半田赤レンガ建物・株式会社トヨタエンタプライズ入場料:大人¥1,000シニア¥900(60歳以上) 中高生¥600※小学生以下無料(保護者同伴)イベント公式サイト: Makuake特設サイト: 本展の魅力魅力①世界最古のオルゴールの特別展示決定!魅力②オルゴール博物館展として、半田市で初開催!魅力③京都嵐山オルゴール博物館より出張にて、名物館員佐野による実演、解説決定!100年の時を超えて ”つなぐ” 、アンティークオルゴール修復プロジェクト!! 決定今回、Makuake様にご協力頂き、【100年の時を超えて ”つなぐ” 、アンティークオルゴール修復プロジェクト!!】の立ち上げが決定しました。京都嵐山オルゴール博物館の思い「次の世代の子供たちへ語り継いでいく事」とギド・リュージュ氏の思い「世界中の人々に愛されてほしい」をしっかりと形にしていきたいと考えております。ただ、100年以上経過したオルゴールや自動演奏楽器は、定期的なメンテナンス以外にオーバーホール、金属の経年劣化した部品の製作交換、フイゴの皮交換など、様々な修復を行う必要があります。特に、オートマタは、1800年代中頃から1900年代初頭に製作されたもので、ゼンマイを動力に動く人形です。人形が身に着ける服は、当時の流行を反映したもので、服飾文化を後世に伝える重要なものです。しかし、動かすと服が傷み、動かさなければうまく動かなくなるという管理上のジレンマがあります。また、人間のように自然にやわらかく動く瞼などにはガット(動物の腸)等の特殊な素材を使用して製作されており、動かし続けると劣化しやすく、張り替えには特殊な職人の技術も必要です。この人類の宝ともいうべきオートマタをはじめ、沢山のオルゴールを良好な状態で保つためには今、大掛かりな修復が必要と考えています。▶Makuake様を通して、集まった応援購入の使用用途●皆さんに100年以上前の音色を楽しんで頂くためのオルゴール修復費●より多くの人々にオルゴールの音色を聞いて頂き、楽しんで頂き、愛して頂くための全国巡回企画展を実施計画中。<プロジェクト詳細>Makuake特設サイト 注目の作品世界最古のオルゴールロッホマンオリジナルNo.172バードケージ画家オルゴール博物館展プレスリリース_0825.pdf : 本件に関するお問合せ京都嵐山オルゴール博物館実行委員会080-3584-6934<お問い合わせ対応時間>会期前(8/25~10/5):10:00~17:00(土日祝日を除く)会期中(10/6~10/16):平日10:00~19:00/土日祝09:30~21:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日「博物館でアジアの旅 アジア大発見!」が、東京国立博物館 東洋館にて2022年9月21日(水)から10月16日(日)まで開催される。東洋館を舞台に“発見”の物語を辿る東京国立博物館の「博物館でアジアの旅」は、今回で9回目を迎える秋の恒例企画。東洋の美術・工芸・考古遺物が集う「東洋館」を舞台に、テーマに沿った名品を館内随所に展示するイベントだ。2022年のテーマは「発見」。19世紀末から20世紀初頭の、ヨーロッパや日本の学術探検隊による発見とその物語や、作品にまつわる知られざるエピソード、改めて資料を見つめることで明らかになった新知見などを、東洋館に集まったコレクションの伝来を辿りながら紹介する。中国最大の石窟寺院で発見された「二菩薩立像」中国西北部の甘粛省(かんしゅくしょう)に位置する中国最大の石窟寺院・敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)で発見された絵「二菩薩立像(にぼさつりゅうぞう)」。1900年に洞窟・蔵経洞(ぞうきょうどう)が発見されたのち、1908年にフランス人の探検家ペリオが赴き、この絵を収集した。“兄弟作品”が見つかった重要文化財「五龍図巻」雲や岩の間にからみあって見え隠れする5匹の“龍”が、激しく波立つ水面や水量を増して流れ落ちる滝と共に描かれた重要文化財「五龍図巻(ごりゅうずかん)」は、歴史に名高い龍の図の名手・陳容筆と伝えられたもの。近年の調査研究により、本作品の兄弟ともいえる作品数点が、アメリカの複数の美術館に所蔵されていることが明らかになった。本作品はその中でも貴重な一作といえよう。高橋由一が清朝・南京から持ち帰った「緑釉龍文軒丸瓦」「緑釉龍文軒丸瓦(りょくゆうりゅうもんのきまるがわら)」は、龍の姿が彫られた円形の瓦。日本における洋画の先駆者・高橋由一が、遣清貿易使節団の一員として清朝の地を歴訪した際に南京で得たもので、裏面には自らの目でアジアを“発見”した興奮が綴られている。ホータン王国の「如来像頭部」、西域における最古の金銅仏第一次大谷探検隊が、かつて仏教王国として栄えたホータン王国(現在の中華人民共和国新疆ウイグル自治区)で発見した「如来像頭部(にょらいぞうとうぶ)」。溶けた青銅を型に流し込み、金メッキを施した金銅仏で、西域における最古の作例とされる貴重な作品だ。“獣”の意匠が謎を呼ぶ「獣面装飾付鉄剣」やベトナム茶陶もさらに、起源をめぐって今なお研究者を悩ませる「獣面装飾付鉄剣(じゅうめんそうしょくつきてっけん)」や、明時代の漆芸を再認識させる漆器「松竹梅填漆合子(しょうちくばいてんしつごうす)」、赤を基調に緑や金の上絵具で細やかな文様を付したベトナムの茶陶で、重要美術品にも指定されている「紅安南唐草文茶碗(べにあんなんからくさもんちゃわん)」などを間近で見ることができる。【詳細】博物館でアジアの旅アジア大発見!会期:2022年9月21日(水)~10月16日(日)会場:東京国立博物館 東洋館住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで。休館日:月曜日、10月11日(火) ※10月10日(月・祝)は開館。観覧料:一般 1,000円 / 大学生 500円※総合文化展観覧料で観覧可能。※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示する。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示する。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等は、今後の諸事情により変更する場合がある。詳細は東京国立博物館ウェブサイト等を要確認。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5541-8600
2022年08月22日英国アンティーク博物館BAM鎌倉が、2022年9月23日(金・祝)、神奈川・鎌倉にオープン。建築は隈研吾の設計による。全4フロアで英国アンティークを紹介英国アンティーク博物館BAM鎌倉は、100年以上の歴史をもつ本物のアンティークを紹介する博物館だ。1階から4階までの全4フロアから構成され、それぞれ時代やテーマの異なるアンティークを展示する予定です。各フロアは、ヴィクトリア時代やシャーロック・ホームズなど、それぞれに異なるテーマに沿った空間でコーディネート。さらに、グランドフロアではヴィンテージのロンドンタクシーも目にすることができます。英国アンティーク博物館BAM鎌倉の建築の設計を手がけたのは、隈研吾。アンティークの展示空間とマッチするよう、すべての窓をなくしシンプルに整えるとともに、鎌倉の伝統文化を象徴する鎌倉彫を着想源に、ヒノキを用いたファサードを採用。【詳細】英国アンティーク博物館BAM鎌倉オープン日:2022年9月23日(金・祝)住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-11-4-1開館時間:10:00~17:00※開館時間は変更となる場合あり休館日:月曜日(祝日の場合は開館)アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」東口より徒歩7分【問い合わせ先】TEL:0467-84-8689
2022年08月10日東京国立博物館「博物館でアジアの旅」は、今年で9回目を迎える秋の恒例企画です。東洋の美術・工芸・考古遺物が集う「東洋館」を舞台に、毎年独自のテーマを掲げ、それにちなんださまざまな作品を館内随所に展示します。博物館でアジアの旅今年のテーマは「発見」です。19世紀末から20世紀初頭の、ヨーロッパや日本の学術探検隊による発見とその物語、作品にまつわる知られざる発見のエピソード、改めて資料を見つめることで明らかになった新知見など、東洋館に集まったコレクションの伝来をたどりながら、さまざまな「発見」をご紹介します。小冊子(*1)と「博物館でアジアの旅2022 調査ノート」(*2)を手に、東洋館の魅力を再発見する旅へお出かけください。*1 ミュージアムショップにて販売予定。*2 会期中、東洋館インフォメーションで無料配布予定(数に限りがございます)。当館ウェブサイトからもダウンロードできます。●主な展示作品● ※すべて東京国立博物館蔵。展示期間の記載が無い作品は、通期でご覧いただけます。東洋館の各展示室では、「発見」にまつわる作品のそばに「博物館でアジアの旅 アジア大発見!」の札を添えています。ご観覧の目印としてお役立てください。【東洋館3室】二菩薩立像(にぼさつりゅうぞう)中国、敦煌莫高窟蔵経洞(とんこうばっこうくつぞうきょうどう)五代十国~北宋時代・10世紀ペリオ探検隊将来品 ギメ東洋美術館交換品敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)は中国西北部の甘粛省(かんしゅくしょう)に位置する中国最大の石窟寺院です。1900年に蔵経洞(ぞうきょうどう)が発見され、1908年にフランス人の探検家ペリオがこの地に赴き、この絵を収集しました。2枚の麻布を継いで菩薩像2尊を描き、その下に男女の供養者坐像各3体、銘文を書くための欄、そして短冊形があります。また上辺には羂(わな)と呼ばれるパーツが残っており、のれんのように棒を通してこの絵を掛けたことがわかります。二菩薩立像【東洋館8室】重要文化財 五龍図巻(ごりゅうずかん)中国、伝陳容(ちんよう)筆 南宋時代・13世紀激しく波立つ水面、雲や岩の間にからみあって見え隠れする5匹の龍、水量を増して流れ落ちる滝を描きます。歴史に名高い龍の図の名手、陳容筆と伝えられました。近年の調査研究により、本作品の兄弟ともいえる作品数点が、アメリカのいくつかの美術館に所蔵されていることが明らかになりました。五龍図巻【東洋館4室】緑釉龍文軒丸瓦(りょくゆうりゅうもんのきまるがわら)中国 明時代・14~17世紀 高橋由一(たかはし ゆいち)氏寄贈日本における洋画の先駆者として知られる高橋由一は、慶應2年(1865)の冬から翌年の夏にかけて、遣清貿易使節団の一員として清朝の地を歴訪しました。本作品はその際に南京で得たものです。裏面には自らの目でアジアを発見した興奮が綴られています。緑釉龍文軒丸瓦【東洋館3室】如来像頭部(にょらいぞうとうぶ)中国、ホータン 3~4世紀 大谷探検隊将来品第一次大谷探検隊が、かつて仏教王国として栄えたホータンで発見したものです。溶けた青銅を型に流し込み、金メッキを施した金銅仏で、西域における最古の作例とされる貴重な作品です。如来像頭部【東洋館10室】獣面装飾付鉄剣(じゅうめんそうしょくつきてっけん)推定朝鮮 1世紀獣面の両脇に龍を従えた意匠は発見例が少なく、その起源をめぐって今なお研究者を悩ませ続けています。獣面装飾付鉄剣【東洋館5室】垂飾 平絹綾夾纈羅裂縫い合わせ(すいしょく へいけんあやきょうけちらきれぬいあわせ)中国、敦煌莫高窟曹氏帰義軍期敦煌・9~10世紀大谷探検隊将来品1912年に大谷探検隊により発見された祭壇の掛布です。吊るための輪が上部に縫い付けられ、幅は270cmを超えます。色は褪せてしまっていますが、1000年を超えてなお、当初の壮麗さを感じ取ることができます。異なる紋織(もんおり)や染めが施された22種類もの染織品を使用しており、敦煌の仏教荘厳(しょうごん)を伝える貴重な作例です。垂飾 平絹綾夾纈羅裂縫い合わせ【東洋館5室】幡 淡茶地花文夾纈平絹・淡茶地平絹縫い合わせ(ばん うすちゃじかもんきょうけちへいけん・うすちゃじへいけんぬいあわせ)中国、敦煌莫高窟 吐蕃~曹氏帰義軍期敦煌・8~10世紀大谷探検隊将来品敦煌莫高窟で発見された、幡と呼ばれる仏教荘厳に用いられた旗の断片です。かつては、上部に三角形の幡頭(ばんとう)、下部に細長い裂(きれ)を数枚重ねた幡足(ばんそく)をともなっていたようです。夾纈(きょうけち)とは、文様を彫った1組の板で裂を挟み、染料を注ぐ染色技法で、少しぼやけた輪郭がその特徴です。幡 淡茶地花文夾纈平絹・淡茶地平絹縫い合わせ【東洋館9室】松竹梅填漆合子(しょうちくばいてんしつごうす)「大明宣徳年製」銘中国 明時代・宣徳年間(1426~35)(10月2日<日>まで展示)器体に厚く漆を塗って文様を彫り、そこへ色漆を塗り込める填漆(てんしつ)という技法によって、蓋面には松竹梅が表されています。明時代の漆芸を再認識させる貴重な作品です。松竹梅填漆合子【東洋館5室】越窯址採集陶片(えつようしさいしゅうとうへん)中国・越窯 五代~北宋時代・10~11世紀 百瀬治氏・富美子氏寄贈(10月2日<日>まで展示)呉越国(ごえつこく)が北宋(ほくそう)王朝に納めるためにつくらせた越窯青磁の破片。その窯址は日本人によって発見されました。毛彫りの美しい装飾が見どころです。越窯址採集陶片【東洋館8室】行書王史二氏墓誌銘稿巻(ぎょうしょおうしにしぼしめいこうかん)中国、黄庭堅(こうていけん)筆 北宋時代・11世紀北宋の能書、黄庭堅の平生の字姿を伝える墓誌銘の草稿です。所狭しと捺(お)された印は、珍重されてきた証。中国書法の名品を鑑賞した近代の日本人も、巻末に眼福の喜びを認(したた)めています。行書王史二氏墓誌銘稿巻【東洋館12室】重要美術品 紅安南唐草文茶碗(べにあんなんからくさもんちゃわん)ベトナム 16世紀 岡野繁蔵氏旧蔵ベトナムで焼かれた「安南焼(あんなんやき)」のなかでも、赤を基調に緑や金の上絵具で細やかな文様を施したものは日本で「紅(べに)安南」と呼ばれ、茶陶としての魅力が新たに見出されました。紅安南唐草文茶碗■博物館でアジアの旅 アジア大発見!会期 : 2022年9月21日(水)~10月16日(日)会場 : 東京国立博物館 東洋館開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日、10月11日(火) ※10月10日(月・祝)は開館観覧料 : 一般 1,000円/大学生 500円※総合文化展観覧料でご覧いただけます。※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、東京国立博物館ウェブサイト等でご確認ください。お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月29日『死霊館』ユニバース7作目となる映画『アナベル 死霊博物館』(19)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が手掛けた映画『死霊館』(13)から始まり、超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻が遭遇した実際の事件を基にしたホラーシリーズ「死霊館ユニバース」。その7作目となる同作は、『アナベル 死霊館の人形』、『アナベル 死霊人形の誕生』に続き、呪われた人形・アナベルをフィーチャーした第3弾。ウォーレン夫妻の娘・ジュディたちが夫妻の留守中、呪われた品々とともに厳重に保管されていたアナベルの封印を解いてしまう。アナベルをはじめ、夫婦が世界中で集めてきた悪魔・悪霊たちが解き放たれ、子供たちに襲い掛かる。今作の監督・脚本は、『アナベル 死霊館の人形』、『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』などで脚本を手掛けたゲイリー・ドーベルマンが担当。制作に名を連ねたジェームズ・ワンが「これはアナベル版ナイトミュージアム」と表現し、同シリーズでは珍しく年齢制限の指定がない作品となっている。
2022年07月26日2022年に創立150年という大きな節目を迎えた東京国立博物館。これを記念して、7 月20日(水)から5日間にわたり総合文化展を無料で観覧できる「無料観覧日」を設定。さらに、最終日の7月24日(日)には、親子で楽しめるイベント盛りだくさんの「グランドキッズデー」が開催される。総合文化展では、展示替えを行いながら同館の収蔵品・寄託品を常時約 3,000 件展示。同館研究員がイチオシの作品を紹介する特集展示「未来の国宝―東京国立博物館 書画の逸品―」(本館12室)では、エキセントリックな画風で知られる雪村(せっそん)の真骨頂的作品《蝦蟇鉄拐図(がまてっかいず)》を7月31日(日)まで展示中。また、主に明治期前後につくられ、博物館草創期にコレクションに加わったガラスコレクションを紹介する「東博のガラスコレクションー明治期ガラス工芸の諸相」(本館14室、9月4日(日)まで)などの特集展示も無料期間中に楽しむことができる。また、親子で心置きなく博物館を満喫できるよう毎月第4日曜日には「月イチ!トーハクキッズデー」が開催されているが、7月24日(日)はいつもよりもイベント数を増やし「グランドキッズデー」と題して展開。展示中の作品に関連した昔話紙芝居『ぶんぶくちゃがま』の読み聞かせや、犬の埴輪の立体パズルを通して埴輪の作り方を学んだり、レプリカの小判で昔のお金の重さを感じたりできるコーナー「さわってみよう!考古ハンズオン」が登場するほか、みんなでつくる記念チケット・お絵描きコーナー、うるし体験ペーパークラフトプリントサービスなど、夏休みにぴったりの催しが用意される。リピーターはもちろんのこと、博物館に行ったことがないという人も、無料で入館できるこの機会に、時間をたっぷりとって足を運んでみてほしい。紙芝居読み聞かせの様子雪村周継筆《蝦蟇鉄拐図》室町時代・16世紀東京国立博物館蔵宮垣秀次郎作《切子銅赤色被せガラス鉢》明治14年(1881)頃第二回内国勧業博覧会出品 東京国立博物館蔵【開催概要】東京国立博物館「無料観覧日」総合文化展無料観覧期間:7月20日(水)~24日(日)※有料展示、有料イベントは、別途料金が必要時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(祝・休日の場合は翌平日休館)東京国立博物館ウェブサイト: 東京国立博物館創立 150 年記念特設サイト:
2022年07月14日