新型コロナウイルス感染症の流行により、自宅でトレーニングやエクササイズに励む人が増えた昨今。場所を気にせず手軽に取り組める一方で、人の目がないことでついサボりがちになってしまうこともあるでしょう…。そんな時、頑張っている人の姿を見ると刺激を受けるものです。自宅で筋トレに励んでいたのは?小西さん(@tetotimsan)はある日、自宅にいる時にある光景を見て「私もトレーニングをしようかな」と感化されたそう。ダイエットを継続させるために、SNSでその日をトレーニング内容や食事メニューを公開する人も増えている現代。小西さんもそんな人たちの頑張りを目にしたのでしょうか。X(Twitter)に投稿されたコメントとともに、実際の光景をご覧ください!「赤ちゃんなのにプランクを始めていて偉いな~。私も隣でやろうかな」なんと、小西さんの幼い赤ちゃんが筋トレと思しきポーズをとっていたのです!両手と両つま先だけで身体を支え、上手にバランスをとっている赤ちゃん。その姿は、うつ伏せにした身体を前腕やヒジ、つま先などで支えてキープし、筋肉を鍛える体幹トレーニングの『プランク』に取り組んでいるかのようです。生後間もない赤ちゃんの、意外な体幹の強さに驚かされますね!幼い赤ちゃんのたくましい姿に癒された人たちからは、さまざまな声が上がりました。・・私より腕の力がありますね?見習わないといけないなあ。・『意識高い系赤ちゃん』ですね。しかもかなりのハードモード!かわいいです!・うちの子も、数日前からプランクをやり始めました。私も隣でやります!驚きの光景を目の当たりにした小西さんは、「赤ん坊には負けていられない!」とコメント。これから親子並んでプランクに取り組み、身体を鍛えていく光景を想像すると、頬がゆるみますね![文・構成/grape編集部]
2024年03月10日衣料品の開発・販売を行う、二十三夜(所在地:千葉県市川市 代表:川畑 貴子)は、実は高齢者に多い椅子に座るとお尻が痛いという悩みを解決したいと、パッド入りスパッツ「おしりの幸せ」(特許第7311712号)を開発しました。2024年2月21日千葉市緑区デイサービスにて試着会を開催します。「おしりの幸せ」ホームページ 痩せたお尻(1)【被災地で暮らす高齢者、硬くて冷たい床で体中が激痛】「生傷にとがった棒を押し付けられるみたいに痛い!」痩せてお尻の脂肪や筋肉が減り、椅子に座るとこのように激痛が走る、そんな悩みを持つ人が多くいます。特に高齢者は加齢でお尻の筋肉が落ちたり、病気で急激に痩せたりすることがあります。また、三年間のコロナ禍の外出自粛の運動不足で筋肉量が低下している高齢者が増えました。さらに、抗ガン治療をしている方は筋肉が痩せ細り骨が出てきて、寝ても座っても常にあちこち痛いといいます。また、年始に起きた能登地震被災者が暮らす避難所の高齢者からも、床が硬くて冷たいためお尻が痛いという声があがっています。【パッド入りスパッツが高齢者に好評、発売時は注文殺到】椅子に座った際の痛みを和らげるパッド入りスパッツ「おしりの幸せ」が好評です。座骨に当たるパッドの厚みは約2.5cm、柔らかくお尻を包みながら底付き感が少ない安心の座り心地です。開発のきっかけは2006年、エステサロンで働いていた時のお客さんの料亭の女将のお悩み、正座をすると座骨にかかとが当たってとても痛いと聞いたことです。他にも「外出して椅子に座れないから旅行もできない」「公園を散歩するのが趣味で楽しみだったけどベンチに座ると痛いのでできなくなった」など、実は多くの方が同じように悩んでいることを知り、解決したいという思いで製造することにしました。試行錯誤し10年を経て完成しました。発売後に新聞で紹介されると、その後しばらく注文の電話が鳴り続きました。【前のように散歩に行けるようになった】購入者からは「65キロあった体重が80歳になって50キロになった。健康のため散歩に行っていたが、ベンチに座るとお尻が痛いし冷たいので散歩の回数が減った。おしりの幸せに出会ってからは以前のように散歩に行けるようになった。(80代男性)」「母が病気で急に痩せて、病院の待合の椅子は硬くて痛そうにしていた。クッションは荷物になるので困っていたが、おしりの幸せを履くようになって硬い椅子に座っても痛くなくなったと喜んでいる。(70代女性)」などの声をいただいています。代表より「能登地震など災害時の避難先は床がとても硬く高齢者にはとてもつらい状態です。エコノミークラス症候群になっている方もいると聞いています。少ない数ですが被災先に提供する予定です。避難者の方々に少しでも役に立てればと思っています。」2024年2月21日に千葉市緑区のデイサービスにての試着会を開催します。《「おしりの幸せ」商品概要》素材 : (生地)ナイロンとポリウレタン (パッド)ポリウレタン色サイズ: 女性用=すみれいろ・グレー・ピンク、S・M・L・LL男性用=すみれいろ・グレー、S・M・L・LL価格 : 19,800円(税込)生産国 : 中国産WEB : 女性用男性用【会社概要】会社名 : 二十三夜(代表 川畑 貴子)所在地 : 〒272-0032 千葉県市川市大洲2-8-6事業内容 : 「おしりの幸せ」の開発・販売公式ECサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日自宅でのトレーニングをサポートIKEAの日本法人イケア・ジャパン株式会社は2024年1月11日より、ホームトレーニングコレクション「DAJLIEN/ダイリエン コレクション」を全国のイケア店舗とIKEAオンラインストアにて順次発売する。同コレクションでは、健康でアクティブな暮らしを応援し、トレーニングが家での身近で楽しいアクティビティとなることを目的に、17種類のアイテムを用意。どの商品も、これまでのトレーニング用品の「高価格」や「スペースが必要」という意識を変え、手頃な価格で、使い方や持ち運び、収納が簡単になっている。また、洗練された色とデザインで居室にもなじみ、スマートで多機能だ。スマート・フレキシブル・スタイリッシュ今回の「DAJLIEN/ダイリエン」は、多用途でフレキシブル。トレーニングに使用しない場合も、家の中で活用できる仕様になっている。例えば、トレーニングベンチ(税込 16,990円)は収納ベンチやソファテーブルとしても使用でき、空気清浄機(税込 4,999円 価格は店舗によって異なる場合あり)は扇風機にもなるため、トレーニング後のクールダウンとして活用できる。同社では、「DAJLIEN/ダイリエン」のアイテムがあれば、わざわざジムに行く必要もなく、いつでもどこでも手軽にトレーニングできるとしている。(画像はプレスリリースより)【参考】※イケア・ジャパン株式会社ニュースリリース
2024年01月13日ビジョントレーニングとは?ビジョントレーニングとは、目でものの性質や状態を捉える力を高め、見たものを正しく認識したり、自分の身体をイメージ通りに動かす機能を向上させるためのトレーニングです。主に、生活や学習上の困りごとを改善したり、スポーツのスキルアップを目指したりする目的で活用されています。もともと、ビジョントレーニングは50年以上前のアメリカが発祥で、近年日本でも広がりを見せています。ビジョントレーニングと聞くと、「視力をトレーニングするのだろうか?」と思われるかもしれませんが、ビジョントレーニングの「ビジョン」とは、視力だけではなく「ものを見る力(視覚機能)」全般を指します。「見る力」は大きく「視機能(入力)」「視知覚認知(情報処理)」「目と手の協応(出力)」の3つから成り立ちます。■視機能(入力)視機能は、外界からの情報を取り入れる入力系の働きを担い、視力、調節力、眼球運動などが含まれます。眼球運動とは、視線を素早く動かしたり、対象を目で追ったり、目を寄せたり離したりする働きのことです。眼球運動は、「見る力」のうちの最初のステップでもある「入力」の部分にあたり、情報を効率良く目から取り入れるためには欠かせない働きです。眼球運動には、「滑動性眼球運動(追従性眼球運動)」「衝動性眼球運動」「輻輳・開散運動」 という3つの働きがあります。・滑動性眼球運動(追従性眼球運動)…見ているものに合わせて視線をなめらかに動かす。・跳躍性眼球運動(衝動性眼球運動)…あるポイントから違うポイントに視線をジャンプさせる。・輻輳・開散運動…両目の視線を見ているものの距離に合わせて調整し、立体感や遠近感を理解する。これら3つの眼球運動が正しく機能することにより、情報を目から取り入れる「入力」が完了します。発達障害事典-日本LD学会/dp/4621300466参考:日本LD学会/編『発達障害事典』2016年丸善出版/刊■視知覚認知(情報処理)第1ステップの「入力」で目から取り入れた情報が脳へと伝わったあと、第2ステップの「情報処理」が行われます。この情報処理のことを「視知覚認知」と呼び、具体的な働きは下記のような働きをします。・色や形を見分ける・見たいものと背景を区別する・空間的な位置を認識する・物の色や大きさに惑わされることなく、同じ形を認識する・図形の形や並び方を覚える■目と手の協応(出力)視覚の働きと体の動きを連動させることを「目と手の協応」と呼びます。第1ステップの「入力」、第2ステップの「情報処理」の次のステップである「出力」にあたる部分です。「目と手の協応」とは、目で捉えた形や位置の情報と体の動きを連動させることです。例として、人とボールを投げ合うときの動きを見てみましょう。飛んでくるボールを目で追いかける(入力)ボールが手元にやってくるタイミングを理解する(情報処理)ボールを目で追いつつ、手を伸ばしてキャッチする(出力)人間は意識しなくても、視覚と体の動きを連動させて、さまざまな活動をおこなっています。「視機能(入力)」「視知覚認知(情報処理)」「目と手の協応(出力)」を連動させる能力は、心身の発達や活動を通して向上していきます。ビジョントレーニングと発達障害についてビジョントレーニングは、発達障害のある子どもの、生活や学習上の困りごとの克服や改善に役立つのではないかといわれています。例えば、発達障害のうちの1つ「学習障害(LD)」のある子どもが、ビジョントレーニングを活用するパターンも見られます。※「学習障害(LD)」は現在、「限局性学習症(SLD)」という診断名となっていますが、最新版DSM-5以前の診断名である「学習障害(LD)」と呼ばれることが多くあるため、ここでは「LD(学習障害/限局性学習症)」と表記します。LD(学習障害/限局性学習症)は、学習における技能に困難さがみられる発達障害の一つです。・読むことやその内容を理解することの困難さ・書くことの困難さ・数の理解や計算をすることの困難さなど大きく3つの分類があります。これらの困難が、知的障害(知的発達症)によるものでないこと、経済的・環境的な要因によるものでないこと、神経疾患や視覚・聴覚の障害によるものではないこと、学習における面のみでの困難であること、という場合に限り診断されます。学校教育が始まる就学期になって診断されることがほとんどですが、就学前の段階で言語の遅れや数えることの困難、書くことに必要である微細運動の困難などがあることでその兆候に気づかれることもあります。LD(学習障害/限局性学習症)は、その症状から「理解する機能」や「暗記する機能」に困難があると思われがちですが、学習に困難が生じる背景の一つに「見る力の困難さ」があるのではないかといわれています。こうした「見る力の困難さ」がある場合には、困りごとや特性を理解し、一人ひとりにあった学習方法を提供することが大事です。LD(学習障害/限局性学習症)がある子どもが感じる困りごとには以下のようなものがあります。・音読がたどたどしい・文章を読むとき文字や行を読み飛ばしてしまう・ひらがな、カタカナ、漢字がなかなか覚えられない・字を書くのに時間がかかる・文字が枠からはみ出す・計算の筆算を間違えることが多いこうした学習に関する困りごとは、「見る力」が弱いことから生じている場合があります。見る力の弱さが学習の困難に影響している場合には、ひたすら音読や書き取りの練習だけを積み重ねても効果が出にくいことがあります。ビジョントレーニングで見る力を高めることで、学習に取り組む際に必要な情報処理や眼球運動の調整などがうまくできるようになり、困りごとが解決しやすくなるのではないかと期待されています。ただし、ビジョントレーニングのみを取り入れるのではなく、子どもが学びやすい環境づくり(文字を大きくする・余白をつくる・字体を変更する・マス目の大きなノートを使用するなど)も合わせて行うことが大切です。ビジョントレーニングの効果は?ビジョントレーニングに期待できる効果は、「見る力」のうち、どの部分を重点的にトレーニングするのかによっても異なります。この項目では「眼球運動」「視知覚認知」「目と手の協応」の3パターンに分けて、ビジョントレーニングを行ったときに得られる可能性のある効果について解説していきます。眼球運動のトレーニングは、以下の3つの機能に対しておこなわれます。■見たいものの動きに合わせて視線をなめらかに動かす機能(滑動性眼球運動)ゆっくりと動く指標を見続けたり、指や鉛筆を使わず目で追いながら迷路をクリアしたりするなどのトレーニングをすることで「目標物を見失ってしまったり、目標物に合わせた手や体の動きが正確に行えなくなったりする」「文字を読み飛ばしてしまう」などの状態の改善に期待できます。■見ているものの位置から、ほかの場所へ視線を移動させる機能(跳躍性眼球運動)見ているものの位置から、ほかの場所へ視線を移動させる機能が弱いと、黒板から一時的に目を離してノートに文字を書いたあと、再び黒板に視線を戻したとしても、先程まで見ていたところをすぐに見つけ出せないことがあります。少し離した指標を指示やリズムに合わせて交互に見たり、間違い探しをしたりするなどのトレーニングをすることで、上記のような困りごとのほか「本を読んでいるときに、文字や行を読み飛ばしてしまう」といった困りごとの改善につながる可能性が考えられます。■両目のチームワークの機能(輻輳・開散運動)両目のチームワークとは、近くにあるものを見るときに両目を寄せたり、遠くにあるものを見るときに両目を離したりする機能のことです。遠くの風景と自分の顔の前に出した親指を指示やリズムに合わせて交互に見るなどのトレーニングをすることで、この機能を高めることにより、「物との距離感を掴みにくい」「ものが二重に見える」などの状況を改善することに期待できます。視知覚認知は、見たものの色や形、距離感を正確に認識するための機能です。点を数字の順番通りにつないで絵を描いたり、お手本の形と同じ形を書き写したりするトレーニングをすることで、視知覚認知を向上させることにより、以下のような効果があるといわれています。・色や形を把握しやすくなり、塗り絵や図形問題に取り組みやすくなる・対象物(見ようとしているもの)と背景を区別しやすくなる・文字の形を覚えやすくなる・距離感をつかめずに人や物にぶつかる状況を改善できる・球技に取り組みやすくなるなど目と手の協応とは、目で見た情報に合わせて、体を動かす機能のことです。この機能が苦手な場合、「黒板の文字を見てノートに書き写すことが難しい」「転がってきたボールをキャッチすることが難しい」などの状況が考えられます。はみ出さないように意識しながら塗り絵をしたり、お手玉遊びをしたりすることで徐々に協応運動がなされるようにします。このような「見る」と「動く」の能力のつながりは、経験の積み重ねやビジョントレーニングの効果により向上するといわれていることから、子どもが楽しみながらチャレンジできるように環境を整えたいですね。ビジョントレーニングはどこで受けられる?ビジョントレーニングのやり方を学べる施設としては、下記が挙げられます。・児童発達支援事業所や放課後等ディサービスなどの療育施設・民間のトレーニングセンター・学校の通級指導教室・スポーツジムなど上記の施設がすべてビジョントレーニングを実施しているわけではないため、気になる場合は問い合わせてみるのがよいでしょう。また、「学習上の困りごとを改善するためにビジョントレーニングを受けたい」「スポーツで役立つビジョントレーニングを受けたい」など、目的に合ったビジョントレーニングに対応しているかどうかも合わせてチェックしておきましょう。ビジョントレーニングのまとめビジョントレーニングは、「見る力」の向上をサポートするトレーニングの総称です。「学習上の困りごとを改善するため」「スポーツのトレーニングのため」など、さまざまな目的で活用されています。ビジョントレーニングにより、効率的に「見る力」の活用ができるようになることで、学習や運動に取り組む際の負担感が軽減し、物事をじっくりと考えたり、理解したりする力を確保することができるかもしれません。困りごとや特性を理解し、子どもに合わせたサポートを検討してみるといいでしょう。参考:佐藤七瀬、 新井里依、角田茉里恵、安藤瑞穂、熊谷恵子「アーレンシンドローム者の視機能に関する検討」参考:e-ヘルスネット「 学習障害(限局性学習症)」(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年08月06日そもそも「体幹」とは?「体幹」という言葉は知っていても、「それがどこを指しているのかわからない」という方が多いのではないでしょうか。体幹とは文字通り、「体の幹」のことで、四肢(2本の腕と2本の脚)を除いた胴体の部分を指します。体幹を構成している筋肉体幹の筋肉は、表層部にあるアウターマッスルと、深層部にあるインナーマッスルの2つのグループに大別されます。前者には「腹直筋」「外腹斜筋」「脊柱起立筋」などがあり、体幹及び骨盤の動きに関与します。それに対して後者には「腹横筋」「内腹斜筋」「多裂筋」「横隔膜」などが存在し、体幹及び骨盤の安定性に関与しています。体幹トレーニングによって得られる“3つのメリット”こうした体幹の筋肉を鍛えることで得られるメリットとして、「正しい姿勢」を維持することができる「肩こり」「腰痛」を予防することができる「お腹痩せ効果」につなげることができるという3つが挙げられます。1.「正しい姿勢」を維持することができる体幹トレーニングによって体幹部が強化されると、脊柱(背骨)が安定し、正しい姿勢を維持することができるようになります。「正しい姿勢」というのは、カラダを横から見て、耳、肩、股関節、膝の関節軸のわずか前方、そして外くるぶしのやや前方を結ぶ「重心線」が一直線となっている状態です。重心線が一直線になっていると、脊柱は緩やかなS字状の弯曲を描いた、ニュートラルな状態となります。出典:byBirth2.「肩こり」「腰痛」を予防することができる正しい姿勢を維持することができるようになり、脊柱が緩やかなS字状の弯曲を描くようになると、脊柱にかかる負担を分散させることができるようになります。その結果、肩や腰への負担を軽減させることができるので、肩こりや腰痛を予防することができると言えます。3.「お腹痩せ効果」につなげることができる体幹を鍛えることは、お腹痩せ効果も期待できると言えます。なぜならば、正しい姿勢を維持することができるようになるからです。「ぽっこりお腹」の原因として、「姿勢の歪み」が考えられます。姿勢が悪くなると、お腹まわりの筋力が低下し緩んだ状態になります。すると骨盤が開きっぱなしになったり、お腹まわりに脂肪がつきやすくなってしまったりすることから、ぽっこりお腹につながると言われています。体幹を鍛えることで姿勢を正しく維持することができるので、お腹痩せ効果にもつながると言えるのです。出典:byBirthお腹痩せ効果の高い「体幹トレーニング」を、より効果的に行うコツそれでは、お腹痩せするために行っておきたい体幹トレーニングと、それによるお腹痩せ効果を更に高めるコツをお伝えしましょう。先程お伝えしたように、体幹を鍛えることで姿勢を正しく維持することができるようになることから、お腹痩せ効果につなげることができます。お腹痩せ目的で体幹部を鍛える場合、行っておきたい種目は次の3つです。ドローインプランクハイプランクツイストこれらを行うことで、骨盤の開きを改善に導く腹横筋を鍛えることができるからです。(1)ドローイン出典:byBirth左右のかかとを合わせて、つま先をできるだけ外側に大きく開いて立ちます。肩甲骨を内側に寄せて胸を張り、お腹を凹ませます。お腹を凹ませた状態を30~60秒間静止します。その際、呼吸が止まらないように注意しましょう。30~60秒間を1分程度の休憩を挟みながら、3セット行います。お腹痩せ効果を高めるコツお腹痩せ効果を高めるには、腹横筋にしっかり効かせる必要があります。そのためには、おへそ辺りを凹ませるようにします。(2)プランク出典:byBirth肩の真下に肘が位置するようにし、肘を付いた「腕立て」の体勢をとります。頭から足までを結ぶラインが一直線の状態をキープします。ちなみに「プランク」とは、「板」という意味があります。そのため、カラダで一枚の板を作るようにイメージして行ってみるとよいでしょう。やはり30~60秒間を1分程度の休憩を挟みながら、3セット行います。お腹痩せ効果を高めるコツお腹を軽く凹ませるようにしてみましょう。そうすることで腹横筋に効かせることができ、お腹痩せ効果を高めることができます。(3)ハイプランクツイスト出典:byBirth両手と両足先が床に付いた「腕立て」の体勢を作り、頭から足までが一直線となるようにします(写真上)。その体勢から息を吐きながら骨盤を捻り、膝を反対側のわきの下に引き付ける動作を左右交互に繰り返します(写真下)。20~30回を1分程度の休憩を挟みながら、2~3セット行います。お腹痩せ効果を高めるコツ胸が床を向いた状態をキープした上で骨盤を捻るようにします。そうすることで腹横筋に加えて、内・外腹斜筋下部を引き締めることができます。体幹トレーニングで効率よくお腹痩せ効果につなげていきましょう!出典:byBirth今回は、体幹トレーニングによるお腹痩せ効果を高めるコツについてお伝えしました。体幹部を鍛えることで正しい姿勢を維持することができるようになるので、お腹痩せ効果につなげることができると言えます。前回ご紹介した【「ぽっこりお腹」に悩む人にお勧め!「お腹痩せ」が実現できるトレーニングプログラム】と合わせて行うと、より効果的です!今回お伝えしたコツをヒントに、効率よくお腹痩せ効果につなげていってくださいね!
2022年11月12日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「細かいボールタッチできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、思い通りにドリブルで運んだり、相手を交わすことがあります。方向を変えたり、相手を交わす動きの時には細かいボールタッチをして奪われないようキープすることが大事です。しかし、初心者のうちはボールコントロールが大きくなったり、思ったところにコントロールできなくてあっちに行ったりこっちに行ったりしてしまうもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ドリブル細かいボールタッチができるようになるトレーニングを紹介します。親は手でボールを持っていてOKです。サッカーの技術は無くてもできるので、親子で楽しんでください。【やり方】1.親が自由に歩き、子どもはその後ろをドリブルでついていく2.親は時折方向を変え、子どもは細かいタッチでボールをコントロールしながらドリブルする3.親は移動しながらどこかのタイミングでボールを地面に置く。子どもは置かれたボールに、自分のボールを当てる慣れたら、ボールを置いてから当てるまでの時間に制限を付けてみる【トレーニングのポイント】・親はとにかく細かく方向を変えることを意識して動く・親の動きをよく見て、方向転換の際に細かいボールタッチをする・子どもは親と離れすぎない距離感でドリブル・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月25日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ドリブル突破ができない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、相手の動きを見てドリブル突破を仕掛けることがあります。ただし、どんな場面でもドリブル突破を目指すのではなく、突破が無理そうならやり直すという判断も大事です。しかし、初心者のうちはドリブル突破をすることだけでなく、やり直しの判断をすることも難しいもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、ドリブル突破のしかたと、突破できないときのやり直しが身につくトレーニングを紹介します。親は手でボールを転がしてもOKです。サッカーの技術は無くてもできるので、親子で楽しんでください。【やり方】1.3つの目印を置き、親子で対面して立つ。子どもがパスを送り親からリターンパスをもらったらスタート2.親はDF役として子どもの進路をふさぎ、子どもは前方の目印いずれかにドリブル突破する3.ドリブル突破が難しそうならやり直して再度組み立てなおす慣れたらスピードアップするなど難易度を上げる【トレーニングのポイント】・ドリブルの動きはゆっくりでOK・相手の動きをよく見て、ドリブル突破が無理そうなら逆の目印を目指して方向を変える・思い通りにプレーできなかった場合は、スタート地点にドリブルで戻る・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年10月18日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「顔を上げてドリブルできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中ドリブルをしている時は、常に次のプレーを考えながら顔を上げて視野を広く保つことが大事です。しかし、初心者はボールに気を取られて顔が下がってしまうことが多いもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、顔を上げてドリブルできるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して立ち、子どもはゆっくりドリブルしながら動く2.対面する親が手に持ったボールを上に挙げたらドリブルをストップ3.親がボールを投げ、子どもはドリブルしながらキャッチして親に返す。このとき2バウンドまでOK4.動きに慣れたら、ドリブルのスピードを上げ、ボールもワンバウンド以内でキャッチするなどレベルアップ【トレーニングのポイント】・足元のボールだけでなく、親が持つボールも見ることを意識・親の動きを視野に入れつつも、ドリブルを止めない・親の動きを常に見て、ボールを投げてくるタイミングに合わせてドリブルする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年08月02日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「状況を見て素早く反応できない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は、様々に変わる状況の中で素早く身体を反応させることが大事です。相手に反応する、ボールに反応する、味方の動きに反応する、などいろんな場面があります。しかし、運動経験が少ない子やサッカー歴は長くても自分の身体を思い通りに動かせない子は、素早く反応して動くことができないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、状況に合わせて素早く身体を反応させることができるようになるトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.2つの目印を置いて親子で対面して立ち、じゃんけんをする2.勝った方は目印を手でタッチしに行き、負けた方はタッチされる前に捕まえに行く3.動きに慣れたら、ボールを使ってドリブルしながらやってみる【トレーニングのポイント】・親子の運動経験に合わせて、目印の位置を調整(例:親が運動苦手な場合は目印を親の方に寄せ、子どもが走る距離を多くする)・じゃんけんの結果を見て迷っていると相手に詰められるので、素早く目印を目指す・相手の動きをよく見て、逆方向の目印に方向転換するなど素早く判断して動く・ドリブルをするときは相手をよく見る・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年07月28日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回はサッカー初心者の悩み「ボールをキープできない」を克服するトレーニングをご紹介します。試合中は相手にボールを取られないよう、腕や身体を使ってボールを守らなければなりません。しかし、運動経験が少ない子やサッカー歴は長くても自分の身体を思い通りに動かせない子は、相手との距離を図ってボールをキープすることができないもの。今回は、広いスペースがなくても親子で遊びながら、全身を使ってボールをキープできる動きが身につくトレーニングを紹介します。親は難しい動きはありません。【やり方】1.子どもはボールを抱えて亀のように丸まり、全身に力を入れてボールを守る。親は横から手でボールを奪おうとする2.ボールを上に投げ、バウンドが止まったらボールをキャッチする。バウンドが止まるまでの間、身体を使って、親からボールを守る3.バウンドしたボールを足でキープ。相手とボールの間に体を入れて距離を作る【トレーニングのポイント】・腕を使って相手を遠ざける・ボールと相手との間に体を入れ、ボールに届かないよう距離を作る・ボールをいつでも触れる所に置きながらキープ・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年07月22日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は主に都市部などで聞かれる「広い場所で練習できない」という悩みを解決する、狭い場所でもできるトレーニングをご紹介します。サッカーの動きを習得するようなトレーニングは、広い場所が必要だと思っていませんか?「練習場所がない」「公園でもボール禁止だし......」といった親子におすすめの、狭い場所でも親子で遊びながらできるトレーニングもあるのです。今回は、初心者が苦手な動きながらのボールコントロールが身につくトレーニングを紹介します。難しいバックステップも習得できるメニューです。親は難しい動きはありません。【やり方】1.子どもの近くに目印を縦に2つ並べる2.子どもは目印を8の字に回って前に進み、親は足元にボールを転がす3.足元でボールをコントロールし親に返したら、元の位置にバックステップで戻る4.慣れてきたら浮き球を投げたり、「インサイド」「足の裏」などコントロールする場所を指定して難易度を上げる【トレーニングのポイント】・身体を動かしながらよくボールを見てコントロールする・しっかりボールを見る・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年06月09日夏が来る前に美尻&美脚を手に入れようネット販売事業を展開するLokahi Laniは、自宅で手軽にできる『内転筋トレーニングセット』を期間限定価格で販売中である。コロナ禍による在宅ワークの増加、外出自粛等で運動不足の人や出産後の女性にオススメのセットとなっている。『内転筋トレーニングセット』は、美尻を作る内転筋トレーニング器具「ヒップトレーナー」と脚痩せ効果のある「レジスタンスバンド」がセットになっている。お尻と太腿の悩みを解決「ヒップトレーナー」は、脚の間に挟んで内腿に力を入れると、内転筋を鍛えることができる。内腿にある内転筋は、足を閉じたり、股関節を内転したりする働きがある。内転筋は、意識しないと鍛えにくい筋肉であるが、「ヒップトレーナー」を使えば、テレビなどを見ながら簡単に引き締めることができる。負荷調整ができるため、初心者から上級者までトレーニングができる。「レジスタンスバンド」は、強度別に3本あり、初心者でも自分に合わせた負荷でトレーニングができる。日本語取扱説明書付き。価格は、通常販売価格3,480円のところ、期間限定で2,980円(税込み)で提供する。ご購入はお早めに。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリースLokahi Lani※Laffy 内転筋 トレーニング
2022年05月13日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「ドリブルが上手くできない」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、「ドリブルが上手にできるようになりたいけど、どんな練習をすればいいのかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、相手を見ることや切り返しなど、ドリブルの基本動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で対面して、子どもがボールを持って立つ2.ゴールに見立てた目印を置き、じゃんけんで勝ったらゴールに向かって走る。負けた方(親)はゴールを通さないように塞いで、子どもをタッチしにいく3.ある程度動きを覚えたら、ドリブルしながらやってみる4.慣れてきたら切り返しにもチャレンジしてみるサッカーを始めたばかりでドリブルがおぼつかない場合は、親が動きのスピードを遅くしたり制限をつけてあげる【トレーニングのポイント】・最初は動きを覚えるためにボールを持ったまま行う・サイドステップやバックステップなども入れてみる・ドリブル中はしっかり相手を見る・相手が近づいてきた時にしっかり切り返しをして、空いている場所を素早く通ることを意識する・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月31日なかなか脂肪が落ちない「NGなトレーニング法」とは?脂肪を落としてダイエットを成功させるには、食事のコントロールに加えてトレーニングを行う必要があります。しかし、誤ったやり方でトレーニングを続けても、穴の開いたバケツに水を注ぎ続けているようなものです。今すぐに「トレーニングのやり方」を見直すことをお勧めします!それでは「トレーニングしていても脂肪が落ちない…」という人によく見られる「NGなトレーニング法」を、3つ取り上げていきましょう。NGなトレーニング法1:「トレーニングのバランス」が偏っている出典:byBirth有酸素運動だけしか行っていなかったり、筋トレだけしか行っていなかったり、トレーニングのバランスが偏っていませんか?有酸素運動は脂肪がエネルギーとして使われるので脂肪を落とすことはできますが、それだけでは筋肉量を増やすことができません。また、筋トレだけでは、カラダについた脂肪を落とすことは困難と言えます。筋トレで使われるエネルギーは「糖質」であって、「脂肪」は使われないからです。筋トレも全身の筋肉をバランス良く鍛えていますか?例えば腹筋だけしか鍛えていなかったり、腕の筋トレだけしか行っていなかったりというのでは、残念ながらダイエット効果は期待できないと言えます。なぜならば「部分痩せ」は不可能と言えるからです。ダイエット効果が期待できないばかりか、このような偏った筋トレは、筋肉のバランスが乱れてしまうことになるので、カラダに歪みをもたらしてしまうことにもなります。【改善ポイント】「全身の筋トレ」と「有酸素運動」を組み合わせて行うようにする出典:byBirth脂肪を落として効果的にダイエットを行いたいのであれば、全身の筋トレと有酸素運動を組み合わせて行うことが必要です。「全身の筋トレ」というとたくさんのエクササイズを行わなくてはいけないように思われがちですが、5種目程度で十分です!例えば下半身のエクササイズである「スクワット」と「カーフレイズ」、背中全体の筋肉を鍛えられる「ベントオーバーローイング」、胸と腕のエクササイズである「腕立て伏せ」、そして「腹筋エクササイズ」という具合です。そして筋トレの後に有酸素運動を行うようにすれば、分解された脂肪がすぐにエネルギーとして使われるので、10分程度の有酸素運動でも脂肪を落とすことができるようになります!NGなトレーニング法2:「有酸素運動の強度」が脂肪燃焼に適していない出典:byBirth「脂肪を早く落としたい!」という強い気持ちから、呼吸が激しく乱れるほどの高い運動強度で有酸素運動を行っていませんか?運動強度が高すぎると、有酸素運動による脂肪燃焼効率はダウンしてしまうことになります。なぜなら十分な量の酸素が、体内に行き届かなくなるからです。脂肪は糖質と比べて、その中に含まれている酸素の量が少ないので、燃焼させるには大量の酸素が必要となります。そのため体内に十分な酸素が行き届かないくらいの高強度で有酸素運動を行うと、却って脂肪が“不完全燃焼”となってしまうのです。【改善ポイント】有酸素運動は「ややキツイ」と感じられる強度で行うようにする出典:byBirth脂肪を確実に落としたいのであれば、「ややキツイ」と感じられる程度の強度で有酸素運動を行うようにしましょう。そうすることで十分な酸素が体内に行き届くようになり、効率よく脂肪を燃焼させることができるようになります。では「ややキツイ」と感じられる程度の運動強度というのはどの程度の強度かというと、周りの人と会話ができる程度の強度です。NGなトレーニング法3:「誤ったエクササイズフォーム」で筋トレを行っている出典:byBirth「どこの筋肉に効いているかわからない…」という状態で筋トレを行っていませんか?その場合、誤ったエクササイズフォームで筋トレを行っている可能性が考えられます。誤ったエクササイズフォームで筋トレを行い続けていると、筋肉に効かないのでダイエット効果につなげることができません。また、フォームが崩れていると関節への負担が大きくなりやすいので、腰や膝などを痛めてしまう可能性もあります。【改善ポイント】専門家が指導するフォーム通りにエクササイズを行い、効果を確かめながら行うようにする出典:byBirth筋トレをダイエット効果につなげるためには、運動強度以前に効果的なエクササイズフォームで行うことが大切です。「効果的なエクササイズフォーム」とは、ターゲットとなる筋肉に効かせることができて、なおかつ関節への負担の少ないフォームを意味します。では、効果的なエクササイズフォームで筋トレを行うにはどうすればよいのでしょうか。ナビで目的地へ向けて車を走らせるように、専門家が指導するフォーム通りに筋トレを行い、ターゲットとなる筋肉に効いているかどうかを確かめながら行うようにしましょう。そうすることで効果的なエクササイズフォームを身につけることができ、ダイエット効果につなげることができるようになります!日頃のトレーニングを効果のあるものにするために行っておきたいこととは?出典:byBirth今回は「ダイエット効果が現れないNGなトレーニング法」についてお伝えしました。心当たりがあるものはありましたか?日頃行っているトレーニングを効果のあるものにするためには、測定と合わせてトレーニングや食事の摂り方を定期的にチェックするようにしましょう。トレーニングや食事の摂り方が効果的にできているかどうかチェックを行うようにすることで、「ダイエット成功」というゴールが近づくようになります!
2022年03月30日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が苦手とする「ボールキープ」を克服するトレーニングをご紹介します。試合では、相手にボールを奪われないようにしっかりキープしなければなりません。しかし、ボールを取りに来る相手が届かない場所にボールを置いてボールを守るのが難しいもの。親子で遊びながらボールキープの基本、原理を理解する動きを繰り返し、苦手意識を払しょくしてあげましょう。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、身体を上手に使って足元でしっかりボールキープができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親が手でボールを持ち、ある程度の高さに固定2.子どもはボールのどこにミートすればいいか、止まっているボールに足を当てて感覚をつかむ3.少し助走をつけて、ボールに足を当てる動きをやってみる4.慣れたら、親は数メートル離れたところから山なりのボールを投げ、子どもは地面に落ちる前にしっかり当ててシュート5.ボールの高さを変えるなど、難易度を上げる【トレーニングのポイント】・最初は足のどこに当てるか感覚をつかむ・ボールをよく見て足に当てる・蹴る時に上体を反ってしまうとボールは上に飛んでしまうので、身体を被せるようにしてミートする・高いボールのときは身体を寝かせて足を高く上げる・低いボールのときは身体を被せてシュート・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月08日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ダイレクトパスができない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合中は、ボールを足元でコントロールして次の動きに移ることもありますが、相手が素早く自分に寄せてきたり、早く味方にパスを繋いだ方が効果的な攻撃につながることもあります。そんな時に、来たボールをそのまま蹴る「ダイレクトパス」を使うのですが、初心者は自分に来たボールをダイレクトでコントロールするのが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中相手に寄せられても素早くダイレクトパスで攻撃を続けることができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親子で離れて立ち、親は子どもの足元にボールを転がす2.子どもはダイレクトで親にボールを返す3.慣れてきたら目印を置いてその間を通すなど難易度を上げる4.上手くできるようになったら、距離を離したりボールをバウンドさせたりしてさらに難易度アップにチャレンジ【トレーニングのポイント】・親が転がすボールをよく見る・蹴り足を大きく振りかぶらない・ひざのクッションを使う・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年10月13日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ドリブルが思い通りにできない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合中、ドリブルを使う場面はたくさんあります。ボールを運ぶドリブル以外では、方向を変える、スピードを変えて相手の動きを揺さぶる、止まるなどの動きがドリブル中にスムーズにできるようになると、状況に合わせたドリブルを使い分けたり、次のプレーへの移行が素早くできるようになります。しかし、初心者のうちは動きが身についてないこともあり、思い通りにドリブルで方向を変えたりスピードを変えることが難しいもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中スピードの変化をつけたり、方向の変化など思い通りにドリブルできるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.4つの目印で四角を作り、中央に1つゴールに見立てた目印を置く2.子どもは四角の周りを回りながらドリブル3.目印間の移動はスピードアップ、曲がる時はスピードを落とす4.慣れてきたら、ボールを増やして親子で勝負するなどゲーム性を持たせる5.ドリブルで四角を一周し、スタート位置に戻ったら四角の中央に置いた目印をゴールに見立てて、当たったら得点にするなどアレンジする【トレーニングのポイント】・コントロールしやすいよう足元にボールを置く・曲がる時はインサイドやアウトサイドを使って方向を変える・四角の目印間の移動は素早く行う・曲がる時はスピードを落とす・常に顔をあげて状況を確認する・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年10月04日医療✕運動を取り入れたボディメイクCaddireat Innovation(キャデリートイノベーション)は、新しいボディメイクブランド「mediXer(メディサー)」を発足。2021年9月20日より新発想のトレーニングスパッツ「mediXer by peu a beaute trespa」を発売した。同ブランドの名称は、「医療(MEDICAL)」と「運動(EXERCISE)」を組み合わせたもので、「コロナ太り」「おこもり美容」など現代社会のニーズを取り入れながら健康と美容の両方に視点を当てた商品を展開する予定だ。毎日で履き続けたい快適さ第1弾となるトレーニングスパッツは、厚生労働省から「一般医療機器認定」を取得しており、むくみ改善効果が実証されている。適度な負荷で代謝アップ、シェイプアップ効果も期待できる。脚・ウエスト・骨盤など身体の要をしっかりと支え、長時間の着用でも疲れにくい設計で、家事・育児・通勤・ショッピングなどの日常の動きを取り入れることで健康維持をサポートするというものだ。素材には、体温を利用して効率よく身体を温める遠赤外線を含んだ光電子繊維、身生地は湿度をコントロールするナイロン糸を使用しており、温めながらもムレやべとつきを抑えシーズンを問わず快適に過ごせる。同商品は全国の美容サロンで購入できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※Caddireat Innovationの公式ホームページ
2021年09月27日Q.ペアレントトレーニングって?A.発達障害がある子どもとのより良いかかわり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、子どもの発達促進や行動改善を目的とした、保護者向けのプログラムです。Upload By 発達障害のキホンペアレントトレーニングでは、子どもが言うことを聞いてくれない、何度叱っても同じことを繰り返す、かんしゃくを起こすことが多い、言葉が遅い、危険な行動をどう止めたらいいかわからないなど、発達が気になる子どもの子育てで起きやすいことがらについて、どのように対応すればいいかを学びます。当初は、知的障害や自閉症スペクトラムを対象として、支援機関で行われている子どもへの療育を家庭でも行うことで、家庭での般化を促進し定着を促し、療育の効果をアップさせたり維持させたりすることが目的とされていました。日本では、ADHDを対象として、ご家族の日常生活の困り感を軽減するためのプログラムとして広がり、これらが合わさって独自に発展してきました。現在の日本でペアレントトレーニングを行っている団体は複数あります。一つは、各都道府県に設置されている発達障害者支援センターや教育センターなどの行政機関です。また、病院などの医療機関や、大学に付属している心理センターなどでも実施をしているところがあります。近年は、各地の親の会や支援団体が運営するNPO法人、民間の事業所、個人開業者などで実施をしているところも増えています。参考:日本ペアレント・トレーニング研究会
2021年08月01日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「切り返しの動きが遅い」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合中、ドリブルで方向転換をするときや相手を抜き去る時に素早い切り返しをすることが多いです。守備の際も相手の切り返しについていく動きができないと、あっさりとドリブル突破を許してピンチを招いてしまいます。しかし、初心者はボールを切り返しの動きが上手くできなかったり、遅くなってしまうことも少なくないもの。守備の時も相手の切り返しについていけず、遅れたりバランスを崩すことも。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、切り返しの動きが速くできるようになります。親は難しい動きは一切ありません。ボールを手で転がすだけ。【やり方】1.子どもの周りに3つの目印を置き、子どもは目印の中心に立つ2.親は、いずれかの目印を指定し、ボールは子どもが立っている場所に転がす3.子どもは親が指定した目印の所に行ったら、切り返して元居た場所(3つの目印の中心)に戻る4.慣れたら2つの目印を指定し、2回切り返してボールを受けるなど難易度を上げる【ポイント】・指定された目印から元の場所に戻るスピードを意識する・力まずリラックスして行う・止まらずに行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年07月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ターンが上手くできない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合中は、相手がボールを奪いに来るのでターンで方向を変える場面がたくさんあります。上手くターンすることで相手にボールを奪われなかったり、相手を交わすことができます。 しかし、初心者はボールを止めることが精いっぱいだったりして、自分が狙った所に上手く方向を変えられないことも少なくないもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、、試合中も自分が狙った所に方向を変えられる、上手なターンができるようになります。親は難しい動きは一切ありません。ボールを手で転がすだけ。【やり方】1.親がボールを持ち、横並びに立つ2.親が転がしたボールをインサイドでターンして戻る3.慣れたらアウトサイドや足裏でのターンに挑戦4.バウンドしたボールなどで難易度アップ【ポイント】・ターンの時は素早く、キュッと回る・足先だけで行かない・ボールのところまで身体を追いつかせる・力まずリラックスして行う・止まらずに行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年07月19日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「状況を素早く判断して動く」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。広大なスペースがなくても公園などのちょっとした場所でできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。試合の中では様々な状況に合わせて反応しなければなりません。ボールをよく見て素早く状況判断をして動かないといけません。 しかし、サッカーを始めたばかりの初心者は、状況に合わせて素早く判断して身体を動かすことができないもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合の中でボールがある時も無い時も、状況を見て素早く判断して自分から動けるようになります。親は難しい動きは一切ありません。ボールも使わずにできるトレーニングです。【やり方】1.親子で対面してじゃんけんをする2.勝った方は決められた場所まで逃げる、負けた方は追いかける3.あいこの時は動きを入れるなどバリエーションを変えるゴールラインまでの距離を伸ばしたり、ドリブルしながら行うなどアレンジをすることで難易度を上げる。【ポイント】・じゃんけんの結果を素早く判断して身体を動かすことを意識・動きの選択肢を増やしてバリエーションを増やすなど、素早く状況判断をしなければならない状況を作って楽しむ・止まらずに行うこと・リラックスして行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年05月31日「姿勢チェック」を行う理由それではなぜトレーニングを行うにあたり、姿勢のチェックを行う必要があるのでしょうか。その理由は、いきなりトレーニングを始めても、エクササイズ効果が得られないばかりか、腰や膝、肩などを痛めてしまう可能性が高くなると言えるからです。例えばダイエットに有効なエクササイズである「スクワット」を、背中が丸まった猫背の姿勢のままで行うと、ターゲットとなる大殿筋やハムストリングスなどには効かないばかりか、腰や膝への負担が大きくなってしまいます。効果的なフォームでエクササイズを行おうとしても、「カラダのクセ」が勝ってしまうのです。カラダのクセは「カラダのゆがみ」と言い換えることができ、姿勢の中に潜んでいます。そのためエクササイズを安全かつ効果的に行うために、まずは姿勢のチェックを行う必要があるのです。出典:byBirthどこでも誰でもできる簡単チェック法「そうは言っても、姿勢のチェックを行うには、特殊な技術や用意すべきものがあるのでは…」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。安心してください!特殊な技術も用意すべきものもありません!今回ご紹介するチェック法は、誰でも簡単に、そして壁さえあればどこでもできるものです。それではご紹介しましょう。壁を使った簡単姿勢チェック法出典:byBirth上の写真のように、壁にかかと、お尻、肩(肩甲骨)、そして頭を付けて立ちます。ここで「頭が壁につきにくかった」という方は、猫背の可能性大です!そこから更にバンザイするように両腕を上げてみましょう。「そうすると腰と壁の間の隙間が大きくなってしまう」という場合、頭が壁につきにくいとは感じなくても猫背の姿勢になっている可能性が考えられます。次に、両腕を下ろして壁と腰の隙間に片手を入れてみましょう。出典:byBirth上の写真のように、指を曲げた、いわゆる「猫の手」が入る場合はニュートラルで正常な状態です。出典:byBirth上の写真ではわかりにくいですが、「握りこぶしがスッポリと入ってしまう」という場合、骨盤が強く前傾している状態であると言えます。この状態のまま腹筋エクササイズをしても、腹筋に効かない上、腰を痛めてしまう可能性があります。出典:byBirth逆に手が入るか入らないかぐらいに隙間が狭くなっている場合、骨盤が後傾している状態と言えます。骨盤が後傾したままスクワットを行っても背中が丸まりやすくなるので、腰を痛めてしまう可能性が高くなってしまいます。いかがでしょうか。ご自身の姿勢状態をチェックできましたか。「カラダのゆがみ」を整えるストレッチとエクササイズ姿勢チェックを行ってカラダのゆがみを把握したら、それをストレッチとエクササイズで改善させていきましょう。「猫背」改善に導くストレッチとエクササイズ(1)猫背リセットストレッチ出典:byBirthテニスボールを1つ用意しましょう。それを左右の肩甲骨の間の胸椎という部分に合わせて、床に仰向けになります。両膝は立てておき、両腕は手のひらを天井に向けてカラダの横に構えます。息を大きく吸いながら、両腕を大きく開くように頭上に向かって上げていき(写真上)、息を吐きながら頭上にある両腕を閉じるように下ろしていくという動作(写真下)を3回行うだけです!両腕をできるだけゆっくり大きく動かすようにしましょう。(2)肩甲骨内転エクササイズ出典:byBirthうつ伏せになり両腕を肩のラインに広げて、親指側を天井に向けます。胸は床から離しておきましょう。息を吸いながら肩甲骨を内側に寄せることで両腕を上げていき、上げ切った状態を3秒間キープし(写真上)、息を吐きながら床スレスレまで下ろします(写真下)。上体を起こし過ぎないように注意しましょう。上体を起こし過ぎると、肩甲骨内転筋群ではなく腰の筋肉に効いてしまい、場合によっては腰への負担をかけてしまうからです。15~20回を1分程度の休憩を入れながら、3セット行います。強く前傾した骨盤を整えるストレッチとエクササイズ(1)腸腰筋への静的ストレッチ出典:byBirth両脚を前後に開いて前脚の膝を立てて、後ろ脚の股関節を伸ばします。両手を立てた膝の上に乗せて、重心を上体の真下に下ろし骨盤を後傾させることで、後ろ脚の太もも付け根前面にある腸腰筋がストレッチされます。骨盤を後傾させるコツは、目線をお腹に向けることです。左右それぞれ、太もも付け根前面が気持ち良く伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにしましょう。(2)骨盤後傾方向への動きを高める動的ストレッチ出典:byBirth上の写真のように四つん這いの体勢を作り、腰を軽く反らせて丸めるという動作を10回繰り返します。腰を丸める動きを少しずつ大きくしていくことが、可動域を広げるポイントです。(3)骨盤後傾エクササイズ出典:byBirth両膝を立てて仰向けになり、息を吐きながらお腹の力を使って腰を床に押し付けた状態(写真赤矢印参照)を3秒間キープし、息を吸いながら力を抜くという動作を繰り返します。「腰を床に押し付ける」という動きがわかりにくい場合は、写真のように腰と床の間に手を入れて、その手を押し潰すようなイメージで動作を繰り返してみましょう。腰を床に押し付けていくと、腰とお尻の間にある「仙骨」という骨が床から離れていくのがわかると思います。これが骨盤後傾の動きです。15~20回を1分程度の休憩を入れながら、3セット行います。後傾している骨盤を整えるストレッチとエクササイズ(1)大殿筋への静的ストレッチ出典:byBirth仰向けになって脚で「4の字」を作り、下になっている膝を立ててその膝裏に両腕を回します。そこから胸に向かって脚を引き付けることで、お尻の筋肉である大殿筋がストレッチされます。左右それぞれ、お尻の筋肉が気持ち良く伸ばされていることが感じられる強度で、30秒間伸ばし続けるようにします。(2)骨盤前傾方向への動きを高める動的ストレッチ出典:byBirth上の写真のように四つん這いの体勢を作り、腰を丸めて反らすという動作を10回繰り返します。腰を反らせる動作を少しずつ大きくしていくことが、可動域を広げるポイントです。(3)骨盤前傾エクササイズ出典:byBirthうつ伏せになり両腕と両脚を伸ばします。このとき、親指側を天井に向けるようにします。そこから両肘と両膝を床から浮かした体勢を30~60秒キープします(写真上)。両肘と両膝をただ真上に上げるのではなく、ある程度床から浮かしたら、両腕と両脚を遠くに伸ばすようにします。そうすることで腰への負担が少なくなる上、脊柱(背骨)を伸ばし骨盤を前傾させる「脊柱起立筋」に効かせることができるようになるからです。30~60秒キープを1分程度の休憩を挟みながら、3セット行いましょう。せっかく始めたトレーニングを挫折してしまう原因出典:byBirth今回はトレーニングを始める前に、最低限行っておきたい姿勢チェック法をご紹介しました。スポーツジムなどに入会しても、ご自身のカラダのクセを知らずに、筋トレや有酸素運動を行っているという方がほとんどではないでしょうか。そうするとエクササイズをしても効果が感じられないばかりか、腰や肩などへの負担が感じられることになってしまい、せっかく始めたトレーニングを挫折してしまうということになるのです。そうならないようにするためにも、まずは姿勢チェックを通じてカラダのクセを把握し、ニュートラルな状態に整えておくようにしておきましょう!
2021年03月25日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ドリブルが上手くできない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。自宅や公園などのちょっとしたスペースでできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。ボールを止める、蹴る、はサッカーの基本中の基本の一つ。ボールを運ぶ時に使うスキルであるドリブルは、最初は難しいものですが、基礎をしっかり身につけることが大事です。今回は、自宅など狭いスペースでもできるドリブル上達につながる遊び方をサカイクキャンプコーチが説明。ボールのスピードを速くしたりゆっくり転がしたり、緩急をつけることでドリブルが上手くなっていきます。このトレーニングは身体を素早く動かしたり細かくボールをタッチするので、コオーディネーション能力が高まることや、ターンと細かいボールタッチの上達につながります。ぜひ親子でチャレンジしてみてください!【やり方】1.目印を3つ並べる2.子どもは目印の横に立ち、親は子どもの横からボールを転がす3.子どもはボールのスピードに合わせて目印の間をジグザグに走りボールをとらえる4.目印の間をジグザグにドリブルしながら戻ってくる5.慣れて来たらボールを早く転がしたり、速く出すと見せかけてゆっくり転がすなど緩急をつけて行う【ポイント】・ボールをよく見る・身体を素早く動かす・たくさんボールを触る・ドリブルで帰って来る時、両足のインサイド・アウトサイドを使うなど工夫をする・リラックスして行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年03月03日キッズコーディネーショントレーナー(※1)という資格を持つお笑い芸人の小島よしおさんが、今回は「新聞紙キャッチトレーニング」をご紹介します♪ トレーニングに必要な新聞紙の棒状は、新聞紙を丸めてテープで固定するだけで作れます。 トレーニングの内容は新聞紙の棒を投げてキャッチするというもの。少しずつ難易度が上がっていきますが、ぜひ最後までチャレンジしてみてくださいね! ※1 キッズコーディネーショントレーナーとは、子どもの発育発達面や心理面を理解し、運動神経能力の向上を図るためのプログラムを提供できる指導者のことを言います。 新聞紙を使った簡単トレーニング! 今回ご紹介する「新聞紙キャッチトレーニング」は、丸めてテープで固定した棒状の新聞紙を使っておこないます。この動画の狙いは、定位能力と識別能力という2つの能力を育てることを目的としています。定位能力とは、自分と対象になる物の距離の取り方やつかみ方などのことを言い、識別能力とは、道具や用具をじょうずに使えるようになる能力のことを言います。 最初はできなくても、段々と練習するうちに能力が育っていきますので、繰り返し練習してみてくださいね! ◆レベル1:新聞紙を上に投げて両手でキャッチ! 新聞紙キャッチトレーニングのレベル1は、丸めてテープで固定した新聞紙を両手で上に投げてキャッチするというもの。 新聞紙を真上に投げよう!両手で新聞紙をまっすぐ上に投げましょう。 投げた新聞紙をキャッチしよう! 上の写真のように新聞紙を両手で持ったらまっすぐ上に投げて、落ちてきたら両手でキャッチしましょう! ◆レベル2:両手で投げて片手でキャッチ! レベル1と同じように新聞紙を両手で投げたら、今度は片手でキャッチしてみよう! 左手でキャッチできたら次は右手と両方の手でチャレンジしてみてくださいね。 ◆レベル3:両手で投げて逆手でキャッチ! 1番難しいレベル3は、新聞紙を両手で投げて、キャッチするときは上の写真のように手を反対にして逆手でキャッチします。 動画では一見簡単そうに見えますが、実際におこなってみると一瞬で手を反対側にすると同時に、新聞紙の位置を把握してキャッチしなければならないので、かなり難易度が高いです! 難しい動きではありますが、何回も繰り返すことで感覚が身についていくので、ぜひできるようになるまで何回も挑戦してみてくださいね☆ 今回は新聞紙を使った簡単トレーニングを紹介しました! お家のなかでも簡単にできるので、天気の悪い日やちょっとした時間などにチャレンジしてみてください。トレーニングを続けることで子どもの運動神経は培われていきます。お子さんと一緒に動画を見ながら、楽しく運動神経を鍛えていきましょう! ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2021年02月11日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は、初心者に多い「足裏でターンが出来ない」という悩みを改善するトレーニングを紹介します。試合中、相手からボールを奪われないよう自分の足元でコントロールしてターンをする時に使う基本動作です。最初は足の裏でボールを触りながら回るのが難しいかもしれませんが、このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、足の裏側を使ってボールをうまくコントロールしながらターンする動きを身につけることができます。ぜひ親子でチャレンジしてみてください!【やり方】1.親の前に目印を置く2.子どもは足をパーに開く3.親は足の間にボールを転がす4.子どもは足裏でボールを踏み、ターンをしてドリブルで戻る5.慣れてきたら、左右の足を使ったりターンした後の戻るスピードを上げる6.それができるようになったら、ボールを転がすスピードを速くするなどのアレンジをしてみる【ポイント】・最初はゆっくり足の裏でボールを踏んづけてからターンして戻る・慣れるまではボールをよく見る・拇指球あたりでボールを触って自分の前にボールを転がしてターンする・リラックスして行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!
2020年12月10日ミズノは、インテリアとして置けるトレーニンググッズ「ミズノヘルシーインテリア」シリーズのサイドテーブル型グッズ「lecoeur(ル・クール)」を、10月15日(木)にミズノ公式オンラインショップや通信販売などで発売します。「ミズノヘルシーインテリア」は“いつもの時間、空間にプラス”をコンセプトに、リビングに置けるトレーニンググッズとして2018年から展開しており、リビングで気軽にスクワット運動ができる「ル・プリエスクワット」は約1万7000台※1を販売しています。※12019年6月の発売からの累計販売数今回発売する「lecoeur」は、テーブルの天板をゆっくりまわすことで、肩甲骨周りなど上半身を中心に5種類のエクササイズを行うことができます。テーブルの天板はぬくもりを感じられるウォールナット材を使用し、インテリアになじみやすいデザインになっています。エクササイズをしない時は、サイドテーブルとしても使用できます。初年度販売目標は6,000台(発売から1年間)です。ミズノヘルシーインテリアサイドテーブル型グッズ「lecoeur(ル・クール)」価格¥19,800(本体価格:¥18,000)■「lecoeur」の特長<5種類のエクササイズが可能>「lecoeur」は、肩甲骨周り、肩、腰&脇腹、腰&太もも裏のエクササイズが可能です。肩甲骨周りのエクササイズでは、テーブルの天板の2つの取っ手部分を両手でつかみ、胸の前で腕がクロスするまでゆっくりと回すことで、肩甲骨周りのストレッチができます。肩甲骨周りの筋肉を動かすことで肩甲骨の可動域が広がり、洗髪や髪の毛をくくるなど肩より上の位置で行う日常生活の動作がしやすくなります。60歳以上の女性を対象にクロス運動を50回実施してもらったところ、10人中9人に肩周辺部の柔軟性に改善がみられました。〈5種類の運動詳細〉肩甲骨周りのエクササイズ■ミズノヘルシーインテリアについてミズノヘルシーインテリアは「健康のためには身体を動かした方がいいけど時間が無い・トレーニング用品は片づけたりするのが面倒」という声に着目し、2018年から販売しているリビングに置けるトレーニンググッズシリーズです。“いつもの時間、空間にプラス”をコンセプトに、仕事や家事・育児などで時間がとりにくい人でも、リビングで手軽に運動することを習慣化し健康づくりをサポートします。新型コロナウイルス感染症などの影響で、外部環境に左右されず1人でも手軽にエクササイズやストレッチを続けることができることから、販売は好調に推移しています。ミズノヘルシーインテリアの2019年度の売上は約4.5億円で、2025年度の売上目標は約12億円です。〈ミズノヘルシーインテリアの詳細〉商品名:lecoeur(ル・クール)価格:¥19,800(本体価格:¥18,000)サイズ:幅/約46cm奥行/約46cm高さ/約38cm重さ:約6.4kg素材:天板・本体枠組み/ウォールナット材取っ手/天然木張地/ポリエステル底面保護材/EVA原産国:台湾(お客様のお問合せ先)ミズノお客様相談センターTEL:0120-320-799企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年10月20日"コロナ自粛"の影響で、スポーツ界にオンライントレーニングが広がりました。場所を問わず、フィジカルトレーニングができる便利さが受け、多くの選手やチームが取り入れています。ですが、正しく行えていないとケガのリスクもあるのだとか。そこで、日本サッカー協会のスポーツ医学委員でJクラブのドクターも務める大塚一寛先生(上尾総合病院スポーツ医学センター長)に「オンライントレーニングをする際に気をつけたいこと」について、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之)上手くなるために大事なのはケガしないことと正しい姿勢でトレーニングすること(写真は少年サッカーのイメージ)■アライメントが崩れているとオスグッド→シンスプリントなど芋づる式にケガをする可能性大塚先生がまず強調したのが「正しい姿勢でトレーニングを行うことの大切さ」です。オンライントレーニングは一気に身近になりましたが、痛みの発生につながることもあるので注意しなければなりません。「正しい姿勢でトレーニングをしないと、体が"代償"を覚えてしまいます。代償とは、代わりとなる部位の筋肉が動くことで、本来鍛えたい箇所に負荷がかからなくなり、トレーニング効果が得られません。画面を見て、ただ『型』をマネするような形になってしまうので気をつけましょう」と、間違った姿勢でトレーニングすることのリスクを教えてくれました。ジュニア年代でも、オンライントレーニングでフィジカルに刺激を与える取り組みを、たくさんのチーム、指導者が実施しています。サカイク編集部にも「何歳から筋トレをしたほうがいいですか?」という質問が届くなど、保護者の関心が高いジュニア年代での筋トレの情報。ですが、大塚先生は「ジュニア年代であればまずは正しい動きづくり、いわゆる"アライメント"を高めるトレーニングをする方が良いと思います」とアドバイスを送ります。アライメントとは骨、軟骨、間接の配置のことで身体の連動性にも影響します。たとえばシュートを打つときは、ボールに直接触れるのは足ですが、両手を振って、上半身と下半身をねじって、パワーを生み出して、足をボールに当てるという動作をします。この上半身と下半身の連動性、各パーツの動きが連続して行われることがケガをしないために大事なことなのです。「アライメントが崩れていると、慢性障害(痛み)につながる恐れがあります。そうすると、コンスタントにピッチに立てなくなってしまいます。とくに、神経系が発達する"ゴールデンエイジ"と言われる時期の、8歳~12歳前後の子どもたちはボールを蹴ることで感覚を身につけることが大事なので、筋トレではなくアライメントを含めた身体の使い方を身につけることに意識を向けると良いと思います」ケガを未然に防ぐことで、常に練習に取り組むことができ、技術や体力面のレベルアップにつながります。大きく伸びると言われているゴールデンエイジの貴重な時間を、ケガで棒に振ってしまうのはとてももったいないことです。「バランス能力やアライメントが悪いと、小学生の時にオスグッドになり、中学生になってシンスプリントになるなど、芋づる式にケガをしてしまう恐れもあります。アライメントが悪い影響で、身体の至るところに負荷がかかっているのです。元の部分を改善していかないと、痛みが出るたびに治療をしても、根本的な解決にはなりません」■体のバランスを整えるのは「サッカー以前」のことアライメントが大切なのは、子どもだけではありません。大塚先生が日ごろ接している、プロ選手でも、入団したばかりの若い選手はアライメントに改善の余地がある選手がいるそうです。「例えば、あるプロ選手に片足立ちのスクワットをやらせると、片方に傾いて、まっすぐできないことがありました。これがアライメントが良くない状態、つまり機能不全です。選手としてはすごくまずい状態ですよね。アスリートではない私がその選手とおしくらまんじゅうをすると、簡単に勝つことができました」その選手は空中戦やハイボールには強い一方で、相手を背負ってプレーする際には、アライメントが良くないので苦戦していたそうです。「繰り返しお伝えしているとおり、身体のバランスが悪いのでグロインペインなど、股関節周辺のケガをよくしていました。私からすると、プロ選手であるにも関わらず、サッカーをする以前の状態と言えます。それから、アライメント向上のトレーニングに取り組んだことで動きが改善され、いまでは大活躍しています」ジュニア年代から動きづくりに取り組んでいたら、早い段階から上のレベルに到達できたかもしれません。■筋トレなどフィジカルトレーニングは16歳以上で十分「男の子の場合、技術面に関しては、16歳ごろまではやればうやるだけうまくなります。一方で、それ以降の伸びしろは5%ほどしかないと言われています。だからこそ、ジュニア年代から16歳ごろまでは、ケガをせずに、コンスタントにピッチに立つための身体作りが大切なのです」さらに、こうアドバイスを送ります。「その意味でも、指導者の方々は、子どもたちがケガをせず、ピッチに立てるようにしてあげてほしいです。フィジカルトレーニングは16歳以降に取り組んでも、十分に間に合います。ボールテクニックや、ラダーを使って動きの敏捷性を高めるトレーニングなど、ゴールデンエイジのときにするからこそ、より効果的なトレーニングはたくさんあると思います」次回の記事では、正しい姿勢でトレーニングする際に、保護者がチェックすべきポイントについて紹介します。大塚一寛(おおつか・かずひろ)医師、上尾中央総合病院整形外科・スポーツ医学センター長。1999年からJクラブのドクターとしてチームとともに帯同を続けている。そのほか、『日本サッカー協会スポーツ医学委員』や、『Jリーグチームドクター会議部部会長』を務める。多数の講演にも出演し、現場のノウハウや選手のケガ、障害予防などの啓発活動も積極的に行っている。上尾中央総合病院・スポーツ医学センター日本サッカー協会スポーツ医学医員
2020年07月28日いま、コーディネーショントレーニングが注目されています。トレーニングというと、筋トレのような筋肉を鍛えるトレーニングを想像しがちです。しかし、コーディネーショントレーニングは違います。神経に刺激を与えるトレーニングなのです。「子どもの運動神経をよくしたい!」と考える親御さまは少なくないはず。ぜひ、コーディネーショントレーニングをとり入れてみてください。今回は、「コーディネーション能力をアップさせる方法」をたくさんご紹介します。コーディネーションとはコーディネーションとは、1970年代に旧東ドイツで生まれた、アスリートの運動能力向上のための理論です。コーディネーション(coordination)は、日本語にすると「調整」「一致」といった意味になります。ですから、コーディネーション能力とは、状況に合わせて「体の動き」や「力の加減」を調整する能力と言えるでしょう。私たちの体がスムーズに動くのは、脳と神経が連係しているからです。脳は目や耳から入った情報をすばやく処理して、全身に張り巡らされた神経系(神経回路)に電気信号を送ります。つまり、脳は「どう動くのか」を筋肉に伝えているのです。東京学芸大学教育学部准教授である高橋宏文先生は、著書『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』のなかで、脳が発信する電気信号について以下のように話しています。脳と体、あるいは体の部位と部位の「神経回路」がしっかり連係しているほど、電気信号は速く、正しく伝わります。これによって体がスムーズに、そして自分の思い通りに動かせるようになるのです。(引用元:高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル. )「運動神経がいい」とか「運動センスがある」なんて言うことがありますよね?自分の体を自由自在に動かせる「運動センス」の正体は、コーディネーションだったのです。コーディネーション能力がぐんぐん伸びる年齢高橋先生は、「コーディネーション能力は幼児期・児童期に伸ばすべき」と話しています。なぜならば、神経系は子ども時代に急激に成長し、5歳くらいで成人の80%、12歳にはほぼ100%まで発達してしまうから。ということは、私たち大人のコーディネーション能力は12歳あたりからほとんど変化していないのですね……。(画像引用元:国立スポーツ科学センター|女性アスリート指導者のためのハンドブック「発育・発達について」)この神経系が発達を続けている幼児期・児童期に、さまざまな動きを経験すればするほど、神経系は刺激され、運動神経がよくなると言われています。山梨大学教育学部長で身体教育学が専門の中村和彦教授も、著書『運動神経がよくなる「からだ遊び」―小学校入学までに差がつく!』のなかで、「日本のトップアスリートたちの約6割は、幼少期に毎日2時間以上遊んでいた」と話しています。現在のトップアスリートたちは、子どもの頃のさまざまな遊びを通して、自身の神経系を刺激していたのです。12歳くらいまでのあいだにさまざまな動きを経験することが、コーディネーション能力向上のポイントなのですね。コーディネーションの「7つの能力」コーディネーション能力は、「定位能力」「反応能力」「連結能力」「識別(分化)能力」「リズム化能力」「バランス能力」「変換能力」という7つの能力に分けられます。この7つの能力は、それぞれが個別なものではありません。何かの動作や運動をするときは、7つのうちのいくつかの力がお互いに連動して、体を自分の思ったとおりに動かしているのです。それぞれの能力をひとつずつ確認していきましょう。◆定位能力相手や味方、ボールなどと自分の位置関係や距離を感じる力、把握する能力ボール投げであれば、相手が1メートル先にいるのと、5メートル先にいるのとでは、必要な力が変わってきますよね。その判断をする力が定位能力です。(例)縄跳びで回る縄を跳び越す、人とぶつからずに走る◆反応能力合図にすばやく、正確に対応する能力音や人の動きなどの情報をすばやく察知して、正しくスピーディーに動き出す力です。(例)短距離走で合図と同時にスタートがきれる、速いボールに対して体が動く◆連結能力関節や筋肉の動きをつなげ、スムーズに動かす能力いくつかの異なる動作をスムーズにつなげて、流れるような一連の動きにする力でもあります。(例)移動して、ボールを取り、そして投げるまでの動作がスムーズにできる◆識別(分化)能力手や足、用具を意のままに操作する能力力を入れる、すっと力を抜く、徐々に力を入れるなど、必要なときに必要なだけの力を出力する “器用さ” のことです。(例)バットやラケットをコントロールする、ボールを速く投げたりゆっくり投げたりする◆リズム化能力タイミングを計ったり、動きをまねしたり、イメージを表現する能力目で見た動きを、自分の体でできる力です。この能力がないと動きがぎこちなくなってしまいます。(例)パスがタイミングよくできる、縄跳びで一定のリズムで跳べる◆バランス能力必要な体勢を保つ能力体勢が崩れたときに、立て直すことができる力であり、不安定な物の上や空中で体勢を保ち、動ける力です。(例)スノーボードに乗る、空中でボールをキャッチして乱れずに着地する◆変換能力状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力急な変化に対して、適切な動きをとれる力です。状況判断、身体操作、定位能力、反応能力などが複合的に関わっています。(例)並走している相手がダッシュをしたら自分も速度を上げられる、バウンドが変わったボールを捕球する次項では、7つの能力すべてをアップさせるコーディネーショントレーニングを紹介します。コーディネーション能力をアップさせる遊びコーディネーション能力は、遊びのなかで伸ばすことができます。高橋先生は、7つのコーディネーション能力すべてをアップさせる遊びとして、「キャッチボール」を挙げています。たとえば、相手やボールとの距離感を測るのですから「定位」が含まれますし、タイミングよくボールを離さなければなりませんから「リズム化」も含まれます。安定したフォームで投げるには「バランス」が必要ですし、ボールやグラブといった用具を使うには「識別」の力も必要。ほかにも「反応」や「連結」の力も鍛えられますし、相手が投げたボールがそれるようなことがあれば、「変換」の力も必要でしょう。(引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|自らの体を自在に動かす“7つの能力”と「運動センス」を高める意外な方法※太字による強調は編集部が施した)野球ボールだけでなく、ドッジボールやビニールボールなど、いろいろな大きさのボールを使うと効果がアップするそうです。「えー!ただのキャッチボール!?」なんて言わずに、お子さまと一緒にコーディネーショントレーニングをしてみてくださいね。効果抜群!コーディネーショントレーニングメニュー次に、それぞれの力を向上させるコーディネーショントレーニングをご紹介します。以下の注意点に気をつけながら、コーディネーショントレーニングを実践してみてくださいね。親が最初にやってみせるなどして、子どもが動きを正確にイメージできるようにする。同じ動きが続くとマンネリ化するので、「より正確に」「より速く」「より大きく動く」など、常に新しい刺激を脳に与え続ける。メニューをどんどん変える。1回のトレーニング時間は30~40分。1週間に数回で十分。心身がフレッシュなときに行なう。■物や人との位置関係を把握するトレーニング【定位能力】<ボールを見よう>大人が転がしたボールをジャンプして飛び越えるすぐにボールを取って大人に投げ返すもとの場所に戻って仰向けに寝る大人が投げたボールを上半身を起こしてキャッチ※5回ほど繰り返す■合図にすばやく正確に対応するトレーニング【反応能力】<鏡になろう>大人と同じ動きをすばやく正確にまねをする20~30秒間続ける※大人はわかりやすい大きな動きをする■身体をスムーズに動かすトレーニング【連結能力】<ボール運び>仰向けに寝た状態で両手を伸ばしてボールを持つ両手両足を上げて、手のボールを足で挟む両手両足を上げて、足のボールを手で挟む※1~3を3回ほど繰り返す■手足や用具を操作するトレーニング【識別(分化)能力】<紙コップでキャッチ>小さなボールを上に投げる紙コップでボールをキャッチする※紙コップを下にスッと下げてボールの勢いを殺すと◎■動きをまねる、タイミングを計るトレーニング【リズム化能力】<お手玉>左右の手に1つずつお手玉を持つ右手でお手玉を上に投げる左手のお手玉を右手に移し、左手でお手玉をキャッチする■体勢を保つトレーニング【バランス能力】<バランスがとれるかな>両腕を横にまっすぐ伸ばした状態で、片足で立つそのまま目を閉じて30秒バランスをとり続ける■状況に応じて動作を切り替えるトレーニング【変換能力】<ハンドテニス>ふたりで向かい合うなるべくワンバウンドで、手でボールを打ち合うコーディネーショントレーニングは、子どもが「楽しい!」と思うことが一番大切です。うまくできない子どもを見ていると、つい「どうしてできないの」「そうじゃないでしょう」などと言ってしまいがちですが、否定の言葉では子どもの能力は引き出せません。また、子どもの年齢や体力、現在のコーディネーション能力によって、コーディネーショントレーニングは変わります。無理に難しいコーディネーショントレーニングに挑戦させるよりも、いまのお子さまが楽しめるメニューを提案してあげてください。コーディネーショントレーニングにおすすめの本コーディネーショントレーニングの本はたくさんありますが、そのなかでも特におすすめの本を3冊ご紹介します。ぜひ親子一緒にとり組んでみてくださいね。小学校入学前のお子さまにぴったりな本小さなお子さまでも、楽しみながら「バランス」「リズム」「反応」「操作」「認知能力」をアップさせることができます。簡単にできる運動150例、年齢別プログラム30例を紹介。 運動が苦手なお子さまも楽しくトレーニングできる本「子どもたちの運動神経はもっと伸ばすことができる!」と著者の高橋宏文先生は言います。運動センスを磨くためのコーディネーショントレーニングがステップごとに紹介されているので、運動が大好きな子も苦手な子も楽しくトレーニングできるはず。 目で見てわかる!動きが理解しやすい本遊び感覚でできる運動や、ボールを使った運動など、子どもを飽きさせないトレーニングばかりが収録されています。DVDつきなので、コーディネーショントレーニングの動きがしっかりイメージできるでしょう。 特定のスポーツの「コーディネーショントレーニング」また、コーディネーショントレーニングは、バスケットボール、サッカー、テニス、バレーボールなど、どんなスポーツにおいても有効なのだそう。もしお子さまが、何かスポーツを頑張っているのであれば、専門性の高いコーディネーショントレーニングをとり入れてみてもいいかもしれません。■バスケットボールのコーディネーショントレーニングユニークな練習方法がたくさん収録されています。遊び感覚でトレーニングをしているだけで、知らないあいだにグンとバスケット技術がアップするそうですよ! ■サッカーのコーディネーショントレーニングコーディネーショントレーニングを積極的にとり入れることによって、パスやドリブル、ボールコントロールなどの基礎技術が短期間で習得できるようになりますよ。 ■テニスのコーディネーショントレーニング運動神経を高めて脳を活性化させる、新しいテニスのトレーニング本です。ボレー、グランドストローク、レシーブ、サーブ、スマッシュを強くする方法がたくさん詰まっています。 ■バレーボールのコーディネーショントレーニングバレーボールに必要な機能を高めるコーディネーショントレーニングメニューだけでなく、レシーブ、トス、スパイクの基本から、ポジション別、戦術の発展練習まで、“勝つチーム” を目指す練習メニューが満載です。 コーディネーショントレーニングにおすすめのグッズコーディネーショントレーニングが楽しくなるグッズもありますよ。お子さまが喜んでトレーニングしてくれそうなグッズを選んでみてくださいね。■クレージーボールどこにバウンドするのかわからないクレイジーボール。「識別(文化)能力」や「反応能力」が驚くほどアップします。 ■バランス810歳前のお子さまにおすすめの8の字型平均台です。大人も遊べるので、親子で競争してみてはいかがでしょう。 ■バランスストーン「バランス能力」はもちろんのこと、「リズム化能力」アップに効きますよ。室内・屋外どちらでも使用可です。 楽しく遊びながら、コーディネーショントレーニングができるなんてうれしいかぎりですね。コーディネーショントレーニングが体験できる運動教室子ども向けのコーディネーショントレーニングは「キッズコーディネーショントレーニング」と呼ばれることが多いようです。キッズコーディネーショントレーニングをとり入れた運動教室をご紹介します。■キッズスクール「運動塾」コナミスポーツクラブのキッズ向け体操スクールです。なんと4ヶ月のお子さまからレッスンに参加することが可能。お子さまの発育発達に合わせたレッスンメニューに沿ってレッスンが進むので、楽しく運動能力を伸ばすことができそうです。■biima sports3歳〜10歳までの、まだ専門的にスポーツを始める前のお子さまを対象としたスポーツ教室。早稲田大学教授陣と共同開発した“最新のスポーツ科学”に基づいたレッスンで「基礎運動能力」を高めることができます。■リアルフィジカル運動教室プロの「キッズコーディネーショントレーナー」が指導してくれる、ワンランク上の運動教室。コーディネーショントレーニングをとり入れた独自のカリキュラムは、運動が苦手なお子さまだけでなく、運動好きなお子さまの能力をも伸ばします。キッズコーディネーションの資格「もっとキッズコーディネーショントレーニングについて知りたい」という方は、「キッズコーディネーショントレーナー」の資格を取得してみてはいかがでしょう。子どもの発育発達や心理、トレーニング方法についての正しい知識を習得できますよ。<プログラム内容>第1章Coordination Training基礎理論第2章スポーツ医学第3章エクササイズの実践第4章Lessonの進め方第5章Lesson Plan第6章コーチング第7章発達心理学第8章KIDSビジネス第9章日本の教育の現状第10章エクササイズ集詳しくはこちら↓■キッズコーディネーショントレーナー資格(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)***運動センスの正体である、コーディネーション能力。できれば12歳までに磨いてあげたいものですね。子どもの運動神経は、トレーニングをすればするほど、ぐんぐん伸びていきます。「親子で楽しくコーディネーショントレーニング」を今日から始めてみませんか?(参考)STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「運動センス」の正体とは?コーディネーション・トレーニングが磨く“内観力”高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル.中村和彦(2013),『運動神経がよくなる「からだ遊び」―小学校入学までに差がつく!』, PHP研究所.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|自らの体を自在に動かす“7つの能力”と「運動センス」を高める意外な方法J-STAGE|コーディネーション運動が幼児の運動能力に与える 効果―投球・捕球能力の量的変化と質的変化―国立スポーツ科学センター|女性アスリート指導者のためのハンドブック「発育・発達について」
2020年07月03日高い消臭力を実現セーレン株式会社は、高性能消臭アンダーウェアブランド「DEOEST(デオエスト)」から、「消臭スパッツ(シンプルカット)」を2020年4月7日に発売した。同製品は、ナノレベルの特殊セラミックスで臭いを吸着し、金属イオンで臭いを分解する消臭技術を採用。加齢臭や汗などの体臭や、おならなど身体から出る多様な臭いを瞬間的に消臭する。強力な抗菌機能も搭載しており、生乾き臭にも効果的だ。股上が深めのシルエットで消しきれない臭いまでしっかり包み込む。アウターに響かないまた、独自に開発した全方向へ伸縮する素材「シンプルカット」を採用。動きやすさと履いていることを忘れてしまうほどの着心地を実現した。さらに、無縫製化することでアウターに響きにくい。ウエスト部分と履き口に縫い目が無く、やさしい肌あたりだ。洗濯にも耐久性があり、オールシーズン使える消臭スパッツで毎日を快適に過ごせる。サイズは、M・L・LLを展開。ブラックとベージュの2色だ。販売価格は、3050円(税抜き)。女性用「消臭インナー 3分袖」2840円(税抜き)と「消臭ショーツ・スタンダード」2840円(税抜き)も同時に発売する。(画像はプレスリリースより)【参考】※セーレンニュースリリース
2020年04月14日