株式会社MOGU(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役:伊藤 大介、以下 MOGU)は、家庭でSDGsを遊びながら学べる「SDGs BINGO」について、2022年5月1日から販売開始いたしました。SDGs BINGO 製品版「MOGU SDGs BINGO PROJECT」 【提供の背景】現在、世界では貧困や人権、環境など様々な課題があり、それぞれの課題について対策や取り組みが行われています。SDGsは、2030年までに挙げられた課題を解決し、目標を達成していくために作られました。日本では国や企業の取り組みが進んできており、学校教育でも取り組みが始まってきました。ですが家庭という場所ではまだまだ浸透していないのが現状です。今回、当社の子育てをするママさんデザイナーが日々の生活の中で親世代にSDGsが浸透していないこと、故に子どももSDGsを知らない、わからないということを実感し、未来を担っていく子どもたちへ今世界でどんな問題がおきているのか?を身近な生活を例にあげて楽しく知るきっかけをあたえてあげたい。そんな思いから「SDGs BINGO」の無料ダウンロードサービスを2020年より開始し、多くの方に活用していただきました。無料版で遊んでいただいた方々から、子供が指で開けられるしっかりした製品が欲しいとのご要望を受け、無料配布版をリニューアルし、通年を通して遊ぶことのできる製品版「SDGs BINGO」を作りました。製品版も変わらず、子供たち一人ひとりが自分と世界のつながりを実感できるような内容になっています。是非いつものお散歩を学びの時間として活用してください。SDGs BINGO【「SDGs BINGO」のサービス概要】<特長>低年齢時から保護者と一緒にSDGsを身近に感じてもらい、遊びながらSDGsについて考えるきっかけをつくるビンゴです。生活の中にあるさまざまな生き物や建物などを通じて、保護者と一緒に、問題を知るきっかけを遊びながら作っていきます。また、専門的で難しい言葉も使っていないので、子どもだけではなく、保護者にもわかりやすく使いやすい内容になっています。一人でも多くの子どもたちが、日々の生活を通じてSDGsが伝わり、持続可能な社会の担い手になっていくことを願っています。SDGs BINGOで遊ぶ風景<詳細>SDGs BINGO 商品 ・サイズ :W130×H175mm・3枚入り:税込398円(別途送料)サイトで無料ダウンロード ■SDGsとはSDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で採択された、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットがあります。■会社概要商号 : 株式会社MOGU代表者 : 代表取締役 伊藤 大介所在地 : 〒338-0832 埼玉県さいたま市桜区西堀2-21-4事業内容: 企画・デザインURL : 【本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社MOGUTel:048-866-4212 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月17日~5月15日(日)世界フェアトレード・デー特別イベントを実施~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、地元ラーメン店「Noodles&Cafe MEN-OH」の公認アンバサダーとして5月の世界フェアトレード・デーに合わせ、フェアトレードの魅力やお店の魅力をSDGsの視点で紹介をするイベントを実施します。来場者はフェアトレードコーヒーの試飲やユーグレナのスイーツの試食をしながら参加できるイベントになっています。※WFTO(世界フェアトレード連盟:World Fair Trade Organization)が定める「世界フェアトレード・デー」は毎年5月の第2土曜日。日本では5月を「フェアトレード月間」として例年さまざまな企業や団体のイベントなどが行われている。今回のイベントでは、コーヒーを通じたフェアトレードの現状や重要性を紹介します。多くの人にお店の魅力を知ってもらうために、お店のスタッフにインタビューを行い、SDGsの視点からお店の魅力をまとめた冊子も作成しました。その冊子をイベントで配布し、プレゼンテーションを行います。SDGs研究会の顧問である瀧村教諭(たきむら)(担当科目:地歴公民)は「今回のイベントは、公認アンバサダーとしての取り組みの集大成です。イベントを通じて、お店への来場者が増えることはもちろんですが、一人でも多くの人の意識が変わり、フェアトレードやエシカル消費の推進になれば幸いです。」とコメントしています。【世界フェアトレード・デー特別イベント概要】●日時:5月15日(日) 11:00~14:00 ※生徒の発表は随時開催予定●場所:UDCK(アーバンデザインセンター柏の葉)(千葉県柏市若柴178-4 柏の葉キャンパス148-4)●内容:フェアトレードの推進とお店の魅力を紹介●登壇者:SDGs研究会「EARTH」【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校ホームページ : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月13日六本木に位置するラグジュアリーホテル〈グランド ハイアット 東京〉のオールデイ ダイニング〈フレンチ キッチン〉では、2022年4月16日(土)~ 6月30日(木)の期間「森のグリーンアフタヌーンティー」の提供を開始。サステナブルな食材とピスタチオや抹茶を使用した“SDGsなアフタヌーンティー”をチェックしてきました。オールデイ ダイニング〈フレンチ キッチン〉でスタートした「森のグリーンアフタヌーンティー」。「森のグリーンアフタヌーンティー」のメニュー表。伝統的なビストロ料理をスタイリッシュにアレンジしたオールデイ ダイニング〈フレンチ キッチン〉。今回新たにスタートした「森のグリーンアフタヌーンティー」は、サステナブルな食材を積極的につかった食事や、森づくりにもつながるメニューを楽しんでもらうことで、SDGsへの関心を高めるきっかけを作り、17の目標達成への貢献に繋げたいというホテルの想いから生まれました。規格外フルーツやSDGsなチョコレート、コーヒーを使用したスイーツたち。フォトスポット。「森のグリーンアフタヌーンティー」では、店内に新緑の“森”をテーマとした春らしいグリーンで彩るフォトスポットも登場。売り上げの一部を、森林整備などの森づくりを中心に活動している「緑の募金」へ寄付することで、さらなるSDGsへの貢献へと繋げています。写真は二人分。左上から右へ「フルーツタルト」「ピスタチオマカロン」「抹茶エクレア」「ピスタチオケーキ」「ショートケーキ」。アフタヌーンティーで提供される「ショートケーキ」や「フルーツタルト」は、規格外フルーツを使用して作っています。「ピスタチオ マカロン」「ピスタチオ ケーキ」「チョコレートムース」には、チョコレートを製造する過程でこれまでは破棄されてきたカカオのフレッシュな実を捨てずにカカオ豆と一緒に生産された「ホールフルーツチョコレート」を使用しています。カカオ果肉本来の甘味が特徴です。「コーヒーゼリー」(左)と、マンゴーとパッションフルーツがトッピングされた「チョコレートムース」(右)。2種類提供されるグラススイーツのうちの一つ「コーヒーゼリー」は、社会・経済・環境と3つの柱で持続可能性の強化につながる手法を用いて生産された「レインフォレスト・アライアンス」認証を受けたコーヒーを使っています。「サプライズボール」に温かい抹茶ソースをかけると……。中から3種のベリーとバニラアイスクリームがお目見え!この他にもグリーンの彩り爽やかな「抹茶エクレア」、抹茶アイスとベリーの入ったチョコレートの球体に抹茶ソースをかけていただく「サプライズボール」など、爽やかな新緑の“森”を感じさせるスイーツが揃います。プレーンと抹茶のスコーン。アフタヌーンティーのお約束でもあるスコーンもプレーンと抹茶で、グリーンアフタヌーンティーを意識。焼きたてで外側はサクッと、中はホロっとした食感が印象的です。サステナブルシーフードを使ったセイボリーにも注目!(左から右へ)「抹茶バンズとサステナブルなホタテのムース」「ほうれん草ブレッドのエッグサンド」「アボカドムース」「サステナブルなサーモンのスモーククロスティーニ ブリオッシュ」「ほうれん草と枝豆のキッシュ」。スイーツだけでなく、セイボリーもSDGsを意識。「サステナブルなサーモンのスモーククロスティーニ ブリオッシュ」と「抹茶バンズとサステナブルなホタテのムース」は、責任ある供給源から仕入れたサステナブルなサーモンやホタテを使用しています。このほかシャキシャキのキュウリがアクセントになった「ほうれん草ブレッドのエッグサンド」や、チーズ煎餅がトッピングされた「アボカドムース」、卵の味わい豊かな「ほうれん草と枝豆のキッシュ」も揃います。環境に優しいオーガニック紅茶を扱う〈ART OF TEA〉を提供。アフタヌーンティーで楽しめるドリンクにもこだわりが。環境に優しいオーガニック紅茶を扱うアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのプレミアムオーガニックティーブランドの〈ART OF TEA〉をいただくことができるんです。フェアトレード認証を受けて、農薬や化学肥料に頼らない、オーガニックの素材をふんだんにつかい丁寧にハンドブレンドされた茶葉は、多くの有名ホテルやレストランで愛飲されています。「抹茶&煎茶ベリー風味」。「ハッピーティー」。今回のアフタヌーンティーでは香りが甘めで酸味のある「ハッピーティー」、ミルクの香りが豊かな「アールグレイクレーム」「抹茶&煎茶ベリー風味」の3種類からお好みの〈ART OF TEA〉を1種類選んで味わうことができます。「森のグリーン アフタヌーンティー」5,720円、土日祝6,820円 (グラスシャンパン付)。料理の美味しさはそのままに、SDGsの17の目標を達成するための取り組みも盛り込まれた〈フレンチ キッチン〉の「森のグリーンアフタヌーンティー」。優雅なアフタヌーンティーを楽しむことで、SDGsについて考えるきっかけにもなりそうですね。〈フレンチ キッチン〉の「森のグリーンアフタヌーンティー」東京都港区六本木6-10-3グランド ハイアット 東京2F〈フレンチ キッチン〉03-4333-87812022年4月16日(土)~ 6月30日(木)15:00~17:00(16:00LO)※平日2時間、土日祝90分制無休公式サイト
2022年05月12日ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第59回は、エディター、ライターとして活躍する大場桃果さんが、コミュニティ支援型農業「CSA LOOP」を主宰する〈株式会社4Nature〉の平間亮太さんと、その取り組みに参加する〈冨澤ファーム〉の冨澤 剛さんに取材しました。CSAとは、Community Supported Agricultureの略。“地域支援型農業”や“コミュニティ支援型農業”と呼ばれ、アメリカやヨーロッパを中心に拡大している取り組みです。消費者が特定の生産者に対して一定期間分の代金を事前に支払うことで、農家が安定した資金を手元に蓄えられるようになり、悪天候などによる不作のリスクに対応しやすくすることを目指しています。消費者側は年間を通して連携する農家とコミュニケーションを取り、新鮮でおいしい野菜を手に入れることができるほか、他のメンバーとの繋がりが生まれていくというメリットも。「CSA LOOP」は日本の都市部のライフスタイルに合わせて受け取りの拠点を地域の飲食店などの場所に設定し、さらにLOOP(食循環)を掛け合わせた、新たな取り組み。家庭の生ごみから作った堆肥を農家に預け、その堆肥を使って作られた野菜を受け取るという循環を目指し、都市部で問題視されている生ごみ削減の課題にもアプローチしています。ーーまずは、「CSA LOOP」という取り組みを始めた経緯について教えてください。平間:僕が代表を務める〈4Nature〉はもともとマーケットの主宰や運営支援を行なっていたのですが、そこで農家さんたちと話す中で、みんなこだわりを持って野菜を育てているけれど、販路が充実していないということを知ったんです。そこで、既存の流通を介さずに適正な価格で直接販売することで農家さんたちを応援したいと思い、「CSA LOOP」を始めました。消費者においしい野菜を提供し、生ごみの循環も実現できたらいいなって。ーーパートナーとなる農家さんはどのように探していったのでしょうか。平間:ファーマーズマーケットに出店してもらっていた方々もいますし、今回新たにお声がけした人もいます。若手の方や、新規就農者が多いですね。今回の取り組みについて相談すると、みなさん「CSAって聞いたことあるけど、難しいよね」って。ーーたしかに、自分でCSAを始めようと思うとかなり大変ですよね。冨澤さんは最初に「CSA LOOP」の説明を受けた時どのように感じましたか?冨澤:資源や経済の循環に興味があったので、とても良い取り組みだなと思いました。こういうビジネスモデルがあることは知っていたのですが、自分一人でやるのは無理だと感じていたので、一緒に始められてよかったです。左から平間亮太さん、冨澤 剛さん。ーー普段はどのような販路で販売しているんですか?冨澤:農園の近くに無人販売機を置いているのと、地元の直売所がメインです。あとは、学校給食や飲食店にも卸しています。ーー野菜を育てる際のこだわりを教えてください。冨澤:みなさんに安心して食べてもらいたいので、GAPという第三者認証を取っています。ただ、安全であることは本当に最低限の当たり前だと思っていて。そこにプラスする取り組みとして、地域と連携して作った堆肥を活用したり、環境に負荷をかけない野菜づくりを心がけています。家庭で作った堆肥の使い道に困っていた人も多いようで、引き取るだけで喜んでもらえたりするんですよ。平間:自分の生ごみが堆肥になることによって、普段の食生活やごみ分別への姿勢も変わっていくんですよね。自分が食べるものに直接繋がると思えば、ごみについてちゃんと考えるようになるし、スーパーで手に取る食材も自ずと変わるような気がします。ーー「CSA LOOP」では、利用者が生産者の元を訪れる“援農”も行っていますね。冨澤:つい先日もメンバーさんが畑へ来てくれました。雑草を抜いたり切り株を片付けたり、地味な作業ばかりですけど、みなさんに手伝ってもらえるととても助かります。僕の畑は毎月第4土曜日にオープンデーを設けていて、誰でも気軽に農業に参加してもらえるようにしているんです。いつも10〜20人くらい来てくれて、何度も訪れている方は参加者をまとめるリーダー的存在になってくれています。ーー「CSA LOOP」のユーザーとの繋がりが深まれば、ゆくゆくはそうやって組織的に農業をやっていくこともできそうですね。冨澤:そうですね。そうやって、より深く、楽しく付き合っていけたら嬉しいです。平間:都内の貸し農園がどこも混み合っている中、農との新しい関わり方としても「CSA LOOP」を受け入れてもらえるのかなと期待しています。ーーやはり、経営面でも変化を感じていますか?冨澤:1年分の代金を先払いしてもらえるので、それを元手に安定した生産をできるようになりそうだと感じています。その分、責任も大きくなりますけどね。絶対に失敗できないなと、背筋が伸びる思いです。ーー野菜の受け渡しの拠点となる飲食店はどのように見つけて行ったのでしょう。平間:僕らの会社は「CSA LOOP」のほかにサトウキビを精糖化する際の搾りカスをアップサイクルしたストローを展開しているので、そのお取引先であるお店から声をかけさせてもらいました。コロナ禍をきっかけに、飲食店の方々もこれまで以上にローカルに寄り添うビジネスを目指しているような感覚があるので、「CSA LOOP」を通じて近隣の常連さんを増やしてもらえたら嬉しいですね。ーー最後に、「CSA LOOP」としての今後の目標を教えてください。平間:会社のミッションとして“ビジネスの力でバランスの取れた優しい世の中へ”を掲げているのですが、それは一言で言うと、自律分散型社会の実現です。社会問題は地域ごとに違うし、農業に限らず、それぞれのコミュニティが抱える課題について話し合うことができたらいいなと。僕らは野菜の受け渡しの調整や、農家さんとユーザーさんのコミュニケーションのサポートをしているのですが、本来はそこに僕らが介在しないことがゴールなのかなと思っていて。僕らが何かアプローチするよりは、農家さんと飲食店さんがタッグを組んで新しい取り組みを始めたりだとか、自律して課題を解決することができたら素晴らしいなと思います。こうでなくちゃいけない、という決まりもないので、「CSA LOOP」の各拠点が自由に発展していったらいいなと期待しています。「CSA LOOP」「CSA LOOP」の詳細・資料請求はこちら公式Instagram:株式会社4Nature:
2022年04月28日キンコーズ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡辺浩基、以下 キンコーズ)は、千葉県が創設した「ちばSDGsパートナー」に市内にある当社直営の千葉中央店を登録し、SDGsへの取り組みをさらに加速していきます。参加の背景と目的当社はプリントオンデマンドによる必要な分を必要な数のみ提供する小ロットプリントサービスで、顧客のコスト削減や余分な在庫を持たないことによる環境負荷の軽減に貢献してきました。2020年に経営理念のMissionを刷新し、「私たちは、期待を超えるオンデマンドソリューションの提供を通じ、サステイナブルな社会の実現に貢献します。」と宣言し、活動の指針としています。このような背景から「ちばSDGsパートナー」に参加を決定しました。キンコーズ・千葉中央店では、子供たちが喜べるアップサイクル品の提供を通じ、環境保全を学ぶ機会になるのではと考え、地域イベントなどに端材から生まれたノベルティグッズの提供活動を続けています。この「ちばSDGsパートナー」への参加を通じ、地域企業や自治体とパートナーとなり、共にSDGs関連活動の拡大・推進を目指します。「ちばSDGsパートナー登録制度」についてSDGsの推進していくためには、多くの県民・企業等にSDGsを身近に捉えてもらい、取組を進めてもらうことが重要です。県内企業等におけるSDGs推進の機運を醸成するとともに、具体的な取組を後押しするため、「ちばSDGsパートナー登録制度」を創設いたしました。千葉SDGsパートナー登録制度のWebページ : 登録した店舗キンコーズ・千葉中央店〒260-0028千葉県千葉市中央区新町1-20 江澤ビル1FTEL. 043-302-5484千葉中央店 : これまでの当社の具体的な取り組み商品・サービスオンデマンドMPM ECO(エムピーエム エコ)配送サービスクラウド上で無駄なく販促物を発注し、在庫情報を一括管理できるシステムです。過剰な資源利用と廃棄物の発生を防ぐことが可能となります。当サービスを利用している顧客の多くは、全国各地に支店やチェーン店を保有しており、販促物の配送において当社の店舗ネットワークを活用して地方ごとに印刷拠点を確保し、個別配送の距離短縮を行うことで、CO2排出量を66.7%削減することができます。自由研究キット子供たちが都道府県や地方区分を学ぶことができ、自由研究につかえる白地図キットを千葉中央店では販売してきました。直接書き込んだり、色を塗って楽しく学びながら巨大日本地図を完成することで、SDGsの目標にもある“住み続けられるまちづくり”の基礎となる、自分の住んでいる都道府県の場所や関係性に興味・関心を持つことができ、教育に役立ててることができます。社会貢献アップサイクル品による知育支援子供たちが、環境保全を学ぶ機会になるのではと考え、端材から生まれたノベルティグッズの提供活動を続けています。このノベルティグッズは、新型コロナウイルス感染症の対策として用いられる、アクリルパーテーションの制作工程で、切り抜き時に出てしまう端材や回収したアクリル材を活用しています。(写真:千葉市内開催の児童サッカーイベント“TOBIGERI FESTIVAL”に優勝メダルを提供)その他、当社のSDGsに関連する取り組みについてWebサイトにまとめています。キンコーズSDGs : その他登録制度への参加状況・かわさきSDGsゴールドパートナー(神奈川県川崎市)・愛知県SDGs登録制度(愛知県)・IMAGINEKANAZAWA2030パートナーズ(石川県金沢市)・関西SDGsプラットフォーム(関西広域)キンコーズ・ジャパン株式会社 会社概要当社は、お客様のライフとビジネスに寄り添い、サステイナブルな社会を実現するオンデマンドソリューションサービスのサプライヤーとして様々なお客様からパートナーと認識されることを目指しています。有人接客型プリントサービスのキンコーズ及びコワーキングスペースのツクル・ワークといった店舗運営事業をはじめ、顧客の業務改善を支援するプラットフォームソリューションの開発・運用支援を行うデジタルソリューション事業、屋内外の装飾・展示会の出展向け大型インクジェット出力・加工・施工から、ショッピングモールでの販促支援室の運営、セールスプロモーションにおける企画立案・デザインなどのマーケティングサービス事業と多岐にわたるサービスを展開しています。会社名: キンコーズ・ジャパン株式会社所在地: 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング27階代表者: 代表取締役社長渡辺浩基設立: 1991年12月24日資本金: 100,000千円従業員数: 762名(2022年4月1日現在)URL : 報道関係お問い合わせ先キンコーズ・ジャパン株式会社広報・サステナビリティ推進室E-mail: koho@kinkos.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月28日学校法人法政大学(所在地:東京都千代田区、総長:廣瀬 克哉)では、2018年12月に「持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みに関する総長ステイトメント」を発表し、2021年には国内の大学で初のVUR(Voluntary University Review:自発的大学レビュー)を行うなど、SDGs達成に向けた様々な活動を展開しています。今般、法政大学では、SDGsに関する理解を促進し、行動を誘発することを目的とした「SDGsスタディパネル」の開発を行い、開発元であるデザイン工学部川久保研究室のHP上で公開を行いました。「SDGsスタディパネル」は、SDGsのゴールごとに、関連するキーワードや世界と日本の現状がまとめられた計17枚のパネルです。教育現場はもちろんのこと、あらゆる分野の皆様のSDGs理解促進にもご活用いただけます。SDGsスタディパネル■作成者: 法政大学デザイン工学部川久保研究室■公開日: 2022年4月25日■公開先: 本学習コンテンツは環境再生保全機構の環境研究総合推進費の支援を受けて進めている研究課題「ローカルSDGs推進による地域課題の解決に関する研究(JPMEERF20211004)」の成果をもとに作成されたものです。SDGsスタディパネルの概要SDGsスタディパネルの例(ゴール1 貧困をなくそう) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月27日ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第58回は、編集者として活躍する藤田華子さんが、ブランディングディレクターの行方ひさこさんに話を伺いました。ブランディングディレクター。あまり聞き慣れない言葉かもしれません。行方さんの言葉では、”ニュートラルなマインドで、ブランドの本質を明確にし、伝えるべきメッセージを創りターゲットに届けるコミュニケーションの仕組みをつくる”プロのこと。時にはブランドの中の人すら気づいていない「価値」を見つけ、大切に編集し、届けていくーーその軸にあるのは、「良い行いが注目を浴びてほしい」という行方さんの想い。ナチュラルにサステナブルを追求する原体験からスタートしたキャリアと、目下進行中の、オリジナル調味料の開発について伺いました。0.2歩を、5回に分けて1歩に〈伊勢丹 新宿店〉で不定期に開催している企画展「時」では企画からキュレーションまで。次の開催は9月末の予定。丹波篠山のガイドブックに寄稿させていただくため、陶芸家・柴田雅章さんの取材へ。老舗器メーカーでのイベントの企画とディレクション。サステナブルに特化したテイクアウト用パッケー「TAKEPACK」。ブランディングサポートから生まれた「nuco」は、売上の一部が保護猫犬に寄付される。ーー行方さんは、いつからブランディングというものにご興味を持たれたのですか?「私が子どもの頃は“サステナブル”という言葉こそありませんでしたが、合成洗剤を使わず、着色料が入った食べ物は控える、そんな考えを持った母のもとで育ちました。マイバッグを持参してスーパーに行くのも、古い服をバザーに出すのも当たり前。そういった活動を素晴らしいと思ってはいたんですけど、子どもながらに、だんだんデザインの面に目がいくようになったんです。『良いことしてるんだったら、もっとたくさんの人も参加したくなるくらいかっこいいアウトプットにしない?』って」。ーー小学生のときにすでにその視点をお持ちだったとは!「それが、“ブランディング”という、私のお手伝いの仕方に繋がっているんだと思います。小さいころに感じた『世の中の良い行いが、きちんと注目を浴びてほしいな』という気持ちです」。ーーなるほど、原体験がいまに繋がっているんですね。とはいえ、現在に至るまでのご経歴は紆余曲折あったようで…。「そうなんです(笑)。もともと、学生時代にお付き合いしていた彼と卒業と同時に結婚したのですが、彼に『働いて欲しくない』と言われていたので、就職活動もしたことがなくて。あるタイミングで夫とその友人とのアパレルブランドの立ち上げに参加する運びになりました。私、銀行のATMを触ったこともなければ、ビジネスメールを打ったこともないくらい世間知らずで…。経験がない分、とにかく、見よう見まねでがむしゃらに取り組みました。友人との食事は10年間で片手で数えられるくらいしかないかもしれません」。ーーハードな働き方ですね。そこでビジネスのベースを、体当たりで身に付けていかれたんですか?「はい。忙しくはありましたが、どうしたらもっと良くなるかを考えて、ただただ楽しんでやる、その積み重ねだったように思います。そうしているうちに、だんだんと仕事の幅が広がっていきました。そして30歳を迎える年に独立に向けて勉強しようと思い、いくつかのビジネススクールに通い始め、そこでSWOT分析などのフレームワークなどビジネスの基礎を学びました」。ーーグルテンフリー・ヴィーガン対応の身体にも環境にも優しいプラントベースのアイスクリーム「et TERRAM(エ・テラム)」のプロデュースもされていますね。「サステナブルに特化したECサイトをお手伝いするお話をいただき、オリジナル商品を作る提案をしました。ヴィーガンの文脈で何かを作るんだったらと、米ちゃん(サステナブルグリルをコンセプトとしたレストラン『The Burn』料理長・米澤文雄シェフ)にお願いしました。私も20代のときヴィーガンで、ここ数年は米ちゃんがヴィーガンにも力を入れているので」。ーー行方さんも、もともとはヴィーガンだったんですね。「幼稚園生の頃から、好物は春菊の胡麻和えや、うどの酢味噌和えとかが好きで(笑)。中学時代にはオーガニックに興味を持って、自分でお弁当を作っていました。あと20代中盤に離婚を経験して、それからスピリチュアルというか、自然と自分の関係や、広くいうと環境問題や地球温暖化にも興味を持つようになったんですよね」。ーーそういう経緯があったんですね。「et TERRAM」は、米澤シェフが「味に妥協せず作りました」とおっしゃっていたとおりすごく美味しくて。あと、食べた後にヴィーガンについて考えるきっかけにもなりました。美味しさと、メッセージを届けてくれるアイスだなと。「うれしいです。美容や健康面でココナッツミルクと、カシューナッツをベースに、すべて植物由来。素材の味と香りを活かしています。グルテンフリー、乳製品不使用、白砂糖不使用なので、アレルギーの方にも、ヴィーガンの方にも、年齢も問わずにお召し上がりいただけます」。ーー“プラントベース(植物由来の食べ物を中心とした食事)”は最近、美容や健康面だけでなく、地球環境にやさしい食べ物としても注目されています。「そうですね。畜産動物の飼育には、メタンガスや水資源、エネルギー消費問題もあります。いっぽう植物は、そういった環境への害が少ないと言われています。これまで豆乳を使ったヴィーガンアイスはあったのですが、大豆アレルギーの人は食べられなくて。『豆乳じゃないから、食べられる!』というお声をいただきましたね」。ーーうれしいお声ですね!ちょっと聞きにくいのですが、身体や環境に良いものは、原材料コストがかかるイメージがあるのですが…?「そうですね。どうしても、流通しているアイスと比べると割高にはなります。なので、選んでいただくためにはおいしさやデザイン、そういった要素で妥協はしたくないなと思ってこだわり抜きました。あっさりしているので、お食事後のお口直しにもぴったりなんですよ」。食品の商品開発のため、原料となる野菜の畑へ。ーー行方さんの次の一手は、オリジナルの調味料づくりなんだとか。「豆板醤を作っています。兵庫県・丹波篠山市のイベントで『何かやってみよう』というお話が出たんです。丹波といえば黒豆。それで、自作したこともある豆板醬がいいのではと思いました。意外とシンプルな作りなんですよ。麹と味噌を基本に、ちょっと白味噌を入れてアレンジしたり。日常的に、お肉やお魚にかけても美味しくて、全ての食材を把握して、無添加で作ることで、食生活を豊かにしてくれる可能性を感じています」。ーーオリジナルアイテムの開発、とっても楽しそうです…!「実は以前から、無添加の調味料はほとんどないから、調味料を作りたい気持ちはあったんです。大阪のレストランの方と一緒に作っているんですけど、酵母は生きているので、発酵の具合で味はどんどん変わりますしとても面白いです。丹波篠山で豆を収穫して、車で大阪まで運んで、どの配合にするかを相談して進めて…。夏ごろには販売できると思うので、そしたらECや、想いで共鳴できるような店舗さんでも販売できればと考えています」。0.2歩を、5回に分けて1歩にーーお仕事をするうえでのマイルールを教えてください。「感情を、あまり出さないようにしていますね。常に安定していられるようにと心がけています。もともと10年間くらい男性ばかりの職場で働いていて、女性である私が感情的に何かを話しても、伝わらないことが多いなと実感として学んだんです。逆に、感情表現が豊かな方とご一緒するときは、ぶつからないように引くことも。バランスを大事にしています」。ーーご本も読まれるとか?「独立するときに広い世界を知りたくて、7〜8年は年間300冊くらい読んでいました。ラッキーなことに『この本いいよ』って勧めてくれる人がいたんです。でもビジネス本や自己啓発本ばかりだと、美しい言葉が出てきにくくなってしまうから、感受性を磨く本を読んだ方がいいんじゃないかと思うようになって。いまは幅広く読んでいますね。今日は手塚治虫さんの本です」。ーーパワーの源を教えてください。「『世の中のためになるかな』というのが、お仕事をご一緒するときに考えること。なので、そもそもスタートがパワーの源かもしれません。そして私、仕事とプライベートが分かれてないので、調味料を作るのもプライベートの延長ですし、『ぴったりだな』『ご一緒したいな』と思ったら、仲良くしている友人に声をかけることもあります。それは楽しみですし、パワーの源かもしれません」。ーー軽やかなスタンスが素敵です。「私自身もアパレル業界に身を置いていましたが、まさか洋服屋さんでお皿が売られる時代になるとは思ってなかったです。だからあまり決めつけずに、『こうしたらおもしろいんじゃない?』っていう方向に進めたらいいですよね」。ーーHanako読者にも、キャリアに迷う方が大勢います。メッセージをお願いします。「私は、何かに向けて一歩を踏み出したんじゃなく、0.2歩を5回くらい続けて前進しているんだと思います。まず、好きな器屋さんに行って、個展に行って、いいと思って発信したら誰かの目に触れて…今は共感の時代なので、勇気を持って発信するって大事だと思いますね。伊勢丹さんで催事をさせいていただいたときも、バイヤーさんがずっと私のSNSを見てくださっていて、急にお話をいただいたんです。すぐに何か実るようなやりかたではないかもしれませんが、まずは0.2歩を5回くらい。これなら、始められるような気がしませんか」。行方ひさこさん行方ひさこ(なめかた・ひさこ)パレル業界でのブランド経営、ディレクター、デザイナーの経験をもとに、一貫したストーリーを紡ぐコンセプトワークを推進。作り手の想いを伝え、地域からメーカーまでブランドの向かうべき方向を示す。食と工芸、地域創生などローカルをテーマに活動中。
2022年04月26日企業の営業マーケティングを支援するコンタクトセンターを運営する株式会社ダイレクトマーケティングミックス(代表執行役社長CEO:小林 祐樹、本社:大阪市)では、2022年4月18日から2022年4月22日の5日間SDGsイベント「レインボーウィーク2022」を開催しました。「第一回全国高校生SDGs選手権2020」で高校生の提案が実現されたもので、SDGs5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」を基本とした内容を取り入れ、社員がSDGsを考える一週間として、就業中は虹色のマスクを着けて稼働しました。レインボーウィーク2022の様子【高校生が本気で考えた『関西学院千里国際高等部×DmMiXグループ』のSDGsイベント】「第一回全国高校生SDGs選手権2020」(※)は高校生という新しい視点から実際の企業で実践できるSDGsを提案するイベントで、関西学院千里国際高等部の学生3名は当社代表と数回の打ち合わせを重ねて当社を理解した上で、「レインボーウィーク」を提案、プレゼンテーションしてくれました。当社代表の「誰もがチャレンジできる社会」という表現から、SDGs5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」をメインに提案された案を基本とし、イベントの一週間だけでなく、SDGsの各目標のわかりやすい説明や当社の取り組み内容を継続的に社内イントラや従業員向け会社公式LINEで発信することで、社員のSDGs理解をさらに深めるイベントになりました。当社社員からは「自宅でもじっくり理解を深め、自分が何をすべきか考えることができた」「まずマイボトルを使うことにした」「目標12からエシカル消費を考え、マイバック利用と食品ロスに貢献できる取り寄せを始めた」など、実際に何をすればよいかがわかり行動に移せたという意見が多数寄せられました。※ 第一回全国高校生SDGs選手権2020:高校生×SDGs×社長で若者の挑戦・学びを応援しSDGsの取り組みを更に一歩進めていくプロジェクトとして実施され、当社も参画して関西学院千里国際高等部とタッグを組みました。各学生のプレゼンテーションは2021年3月にオンラインでLIVE配信されました。 【SDGs認知度は向上しているものの内容理解はいま一つ取り組みに課題も】2021年12月に自治体SDGs推進評価・調査検討会が調査したSDGsに関する全国アンケートの結果で、「持続可能な開発を目指す上で経済、社会、環境の統合が重要であることを知っている」が67.7%、「2030年までに達成すべきゴールであるということを知っている」が26.9%、「SDGsという言葉は聞いたことがある、もしくはロゴは見たことがある」が1.3%という結果となり、社会に急速に浸透している言葉であることがうかがえる結果になっています。しかし実際に何をするか?しているか?という部分では社内のヒアリングでも具体的な理解不足は否めないのが現状でした。【「レインボーウィーク2022」「SDGsってなんなん?」イベント詳細】全国高校生SDGs選手権で関西学院千里国際高等部が提案してくれたのは、LGBTQやハンデをもっている人などの多様性を認め、誰もがチャレンジする社会を実現するための意識づくりでした。2022年4月18日から2022年4月22日の5日間、当グループ社員は就業中虹色のマスク着用で稼働することで、多様性を認める意思を体現する一週間としました。また、SDGsの理解を深め、実際に何を行うかまで落とし込めるよう、「SDGsってなんなん?」と題した社内イントラ発信を昨年から行っています。シーズン1ではSDGs17個のゴールについて一つずつ分かりやすい文章とデザインで解説しているコラムを毎月2回に分けて発信、同時に実際の活動をInstagramやTwitterでも発信しました。すでにシーズン2に入り、セレッソ大阪と協賛した「読書推進プロジェクト」を含めた会社としてそれぞれの目標に対してどのような活動をしているかの紹介や、シーズン1で公開しきれなかった「どのように活動すべきか」の具体例を紹介しています。InstagramURL: TwitterURL : 【今後の展開】当社では目標3・5・7・8・10・12・15・17の8つの目標を掲げてSDGsの取り組みを行っております。今後も持続可能な社会の実現に向けて企業の責任を果たせるように従業員と共に取り組んでまいります。【会社概要】名称 : 株式会社ダイレクトマーケティングミックス代表執行役社長CEO: 小林 祐樹所在地 : 〒530-0002 大阪市北区曽根崎新地1-13-22 WeWork御堂筋フロンティア16FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月26日ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第57回は、ライターとして活躍する五月女菜穂さんが、エシカル企業と学生をつなぐ就活プラットフォーム「エシカル就活」の勝見仁泰さんに話を伺いました。2023年卒の就活が始まり、22年3月から採用情報の解禁、6月から選考が解禁されます。そんななかで「エシカル就活」という気になるものを見つけました。「エシカル就活」とは、気候変動やジェンダー不平等など社会課題に取り組むエシカル企業と若者をつなげる、就活プラットフォームサービスです。どんな思いでサービスを始めたのか。「エシカル就活」を展開する〈株式会社Allesgood〉代表取締役CEOで、高千穂大学経営学部4年の勝見仁泰さん(23)に話を聞きました。海外を旅して、気候変動や貧困問題を目の当たりにしたーーまずは勝見さんご自身のことを教えてください。なぜ起業しようと思ったのですか。「元々、僕の実家は、東京の西荻窪にある八百屋なんです。男4人兄弟の末っ子で、幼い頃から家業を手伝っていました。八百屋という『商い』、そしてお客さんと話す機会も多かったので『人の幸せにコミットすること』には昔から関心があったし、ある種のアイデンティティなんだと思います。一方、僕は幼い頃からずっと野球を続けてきたのですが、怪我をしてしまったり、自分の才能に限界を感じてしまったりして、モヤモヤしていた時期がありました。今の日本の社会は、何かを挫折したときに、次のチャレンジがしにくいじゃないですか。それで17歳の時に2ヶ月間、東南アジアを放浪したんです。『行動力があるね』と言われますが、僕としては海外に『逃げた』という感覚の方が近いかもしれない。初めての海外ですし、当時は英語も全く喋れません。でも、旅の中で、貧困問題や気候変動を目の当たりにしました。この状況を是正していかなくてはいけないと強く思いました。社会課題の解決やSDGsに関心を持ち、自分の人生を懸けてやりたいことはこれかもしれないなと思ったんです。『商い』×『SDGs』で何か事業を生み出して、社会的なインパクトを与えられないか。その辺りが起業を考えたきっかけですね」。ーー野球の道からビジネスの道を進もうと決めたわけですね。「はい。大学での専攻は経営学ですが、開発学を中心にひたすら勉強しました。ビジネスをどういう風に持続可能にするかというところに関心があったので。大学1年生のときは、フィリピンで見た『ウェスト・ピッカー』(廃棄物処理場で拾った缶やビンなどの有価物を収集する人たちのこと)に対しての教育事業を展開しました。でも、もっと大きなチャレンジをしたいと思って、文部科学省の『トビタテ!留学JAPAN』に採択してもらい、ドイツに留学をしました。ドイツでは、ドイツ人と一緒に、バナナやココナッツなど地域の特産品を活用した『カスタマイズシャンプー』という事業をしました。髪の毛をAIで分析して、その人にあった効能を持つシャンプーを提供するというものです。コスタリカまで原材料を調達しに行ったこともあります。ただ、結局、共同創業者が事業から撤退したので、事業を手放すことになってしまうのですが…。いろいろな経験をして、大学3年生のときに帰国しました。ビジネスのスキルをもっと磨きたいと思ったので、新しく起業するのか、就活をするかは決めずに〈パタゴニア〉日本支社、〈ソフトバンク〉、〈ビズリーチ〉などでインターンをしました。そこでもいろいろな経験をさせてもらいましたが、一つ課題が見えてきました。僕自身は本来、気候変動や貧困問題というところにコミットしたいのに、就活においては業種や業界でしか企業を選ぶことができない、ということです。周りの友人たちを見ていても、同じような課題感を感じていました。これから社会人として新しいスタートをきる節目に、みんな全くワクワク感がなく、ネガティブに就活を話す人が大半なんです」。より引用ーー気候変動や貧困問題にコミットしている企業を体系的に知りたい。そんなユーザー側の目線から「エシカル就活」のサービスが生まれた。「はい。一方、企業側もSDGsの取り組みに対して、ラジオやテレビでCMをしたり、バッジをつけたりしていますが、一元的なデータベースがないですよね。レポートを読んだとしても、どこの企業がしっかりやっているかはよく分からない。そうしたときに、サステナビリティの取り組みを可視化して、情報を届ける必要があるんじゃないかなとも思って。留学や起業をしている友人が社会課題に関心を持っていて、そんな優秀な人たちが社会課題を軸に企業選びができない。自分と同じ課題を感じていることがわかりました。もし彼らがA社とB社で悩んだときに、最後の判断で、サステナビリティへの思いが強いA社を選んだとすると、B社は『本気を出さなくては』とサステナビリティの動きを加速させるでしょう。ああ、これは産業界を大きく変えることができるのではないかと思ったんです。プロダクトがまだできる前の2020年8月、自然電力さんやユーグレナさんなどに登壇いただいて、就活イベントをやりました。口コミだけで150人ほどの学生が集まって、実際に企業と学生がマッチして、これは需要があるなということで、事業をスタートさせました」。ーーサービスのマネタイズとしてはどのような仕組みなのですか?「企業側は、2022年3月現在2,500名ほどの登録者がいる学生のデータベースを閲覧でき、ダイレクトスカウトができます。そのデータベース使用料と、プラスして広告掲載でマネタイズしています」。ーーなるほど。「エシカル就活」に登録している学生と企業の特徴は?「現在40社ほどにご登録いただいていますが、企業規模はベンチャーから大企業までさまざまですね。学生は、ユーザーの50%以上が旧帝大以上か海外の大学で、起業・留学・長期インターンのいずれかを経験している人が7割。今後の社会のイニシアチブをとっていく層が集まっていると思います。僕らはコミュニティをすごく大事にしています。元〈パタゴニア〉日本支社長の辻井隆行さんや、〈一般社団法人エシカル協会〉代表理事の末吉里花さんらをアドバイザーに迎え、スクールやセミナーなども実施しています。例えば、大学1年生であっても、エシカル就活に登録ができるので、ここからメインユーザーになっていく人材をつくっていく。そんな事業も横展開してます」。ーー勝見さんが感じる、昨今の就活のトレンドは?「エシカルな取り組みを軸に起業選びをする学生が増えていることもありますが、圧倒的に学生側が企業を選ぶ時代が来たと思っています。能動的に活動できる学生は、大学1年生から動き出しています。マジョリティはコロナ禍の影響もあって、『学チカ』(学生時代に力を入れて取り組んだこと)の内容が薄くなっている一方で、優秀層は自分でYouTubeを始めてマネタイズしたり、マーケティングをしたり、『STORES』や『BASE』でショップサイトを作ったり、ノーコードでプログラミングをしたり、『デジタル人材』としての素質を磨いていますね」。ーー今後の展望を教えてください。「今は切り口として『就活』市場に集中して取り組んでいますが、将来的にはもっと広い分野でのプラットフォームの構築を目指しています。5年後10年後、間違いなくこのZ世代の考え方や価値観がメインストリームになります。今は『就活』や『キャリア』という価値観のデータを集めていますが、例えば『気候変動』『ジェンダー』『地方創生』というセクションでは若い世代がどういうことを考え、どのような行動をとったのか。Z世代の志向性が集まるデータベースを作りたいと思っています。同時に『エシカル』や『サステナビリティ』、『社会課題解決』に積極的に取り組む企業の先進事例やデータも蓄積してきているので、業界の枠を超えた横のつながりが生み出せたらいいなと思っています。『就職しました、はい、終わり』ではなく、その先も共創できる環境をつくっていきたいですね」。「エシカル就活」:Natsumi Kakuto過去の連載はこちらSDGsを正しく学べる!ハナコラボSDGsレポート一覧
2022年04月21日青い海に囲まれた恩納村・瀬良垣島に位置する〈ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド〉は、島全体がリゾートエリア。SDGsのひとつでもある島の豊な自然や海を守るために新たなクマノミ育成プログラムを開始し、ここでしか体験できない楽しさを提案。島の自然エネルギーを身体中たっぷり感じて至福のひとときを過ごそう。自然豊かな海とつながる注目のリゾート。〈ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド〉は、青い海に囲まれた沖縄の恩納村・瀬良垣島に位置する唯一のホテル。透明度の高い美しい海をあらゆる方向から堪能できる島全体がリゾートエリアだ。シュノーケリングやダイビングなどのアクティビティもエリア内で楽しめ、沖縄の恵みをふんだんに使ったダイニング、心も体も満たされて元気になるコンテンツが充実している。ホテルの目の前に位置する、沖縄科学技術大学院大学(OIST)。クマノミの育成はOISTで海洋気候変動の研究を行うティモシー・ラバシ教授が監修。ホテル内の水槽でクマノミの孵化、飼育も行っているため、実際に直近で見ることもできる。自然豊かで恵まれた島に建つ〈ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド〉は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)の海洋気候変動ユニット監修のもと、近年世界的に個体数が減少しているといわれるクマノミの育成と、海の豊かさを守ることを目的とした「瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト」を開始。そのプロジェクトの内容は、SDGsの目標のひとつでもある、瀬良垣島の海の豊かさを守るレクチャーも組み合わせた、クマノミ育成区域周辺のシュノーケリング・ダイビング体験だ。沖縄へ訪れる方がこれからも美しい沖縄の自然を楽しむことができるように、という思いでスタート。実際にシュノーケリングを体験!最初にクマノミについて動画も交えてレクチャーしてもらい、その後いざ海へ。はじめてでも丁寧に教えてくれるので安心。シュノーケリング体験では、クマノミが生息しているスポットをいくつか見ることができる。貴重な海の資源を守り、持続可能な観光を目指しているからこそ、こうして自然を楽しむ体験ができることに感謝!このプログラムを通して自然環境への理解を深めた上で自然とつながるアクティビティを体験すると、また違った見方や海との触れ合いが経験できて心もスッとキレイになっていく気がする。他にもモーニングヨガ、カヤック、SUP、冬季限定でテントサウナなどのアクティビティも充実。一人ひとりに合わせたパーソナルトレーニングなどもあり、最高のウェルネスライフを満喫できる。たくさん遊んだら、オーシャンビューの空間でのスパで心身ともに癒やされるのもよし。アクティビティを通して、自然との一体感をたっぷり味わえるのもこのホテルの醍醐味だ。海水プールが水風呂のテントサウナ。※冬季限定中でたっぷり温まったら外気浴はプールサイドのデッキチェアで。夕方ごろならサンセットも見れちゃうかも。「スパ はなり」ではフェイシャル、ボディマッサージだけでなく、ヘッドスパやネイルケアも備わっている。眺めが最高で、瀬術中は寝てしまうほどの気持ちよさ。優しい施術にたっぷり癒される。ひと休みしたいときは、お部屋のオープンエアのバルコニーで瀬良垣島の美しい海を眺めるのも優雅で心地よい。プライベートビーチも完備。お部屋からビーチと海の景色を真近で見れる「ザ・ビーチハウス」。長期滞在やファミリーにぴったりの、暮らすように滞在できる空間。窓側のデイベッドとオープンエアバルコニー付きで、ゆったりくつろげるツインベッドも用意。お家にいるかのようなリラックス感満載のお部屋に。ウォーターアクティビティグッズも完備で、大人も子どもも満喫できる。ワケーションにもおすすめ。館内全体でWi-Fiを完備。海を眺めながら、非日常な空間でリモートワークは仕事が捗りそう。施設内の移動はトゥクトゥクで。幅広い客層に対応できるようにと、瀬良垣島に建つメイン棟「ザ・アイランド」と、目の前がビーチの「ザ・ビーチハウス」の二つに分かれている。いづれの部屋もオープンエアバルコニーがあり、波音や潮風に癒されながらゆったりとくつろげる。快適なベッドと開放的な空間の「スタンダードルーム」。ゆったりとくつろげるバルコニー。夜はお酒片手に乾杯するのもよし。沖縄最大級の広さを誇る「瀬良垣アイランドスイート」。157㎡もの広大なバルコニーは180度海を眺められる最高のロケーション。フルキッチンや大きなダイニングテーブルもあり、昼はゲストを招いて食事したりするのも贅沢時間。開放的なバスルームは、思わずテンションが上がってしまうほど。メイン棟「ザ・アイランド」には、スタンダードなお部屋に加えて6タイプのスイートルームの全320室あり、さまざまな宿泊用途で利用可能。海にまで続くような開放的なプールでリラックス。ここで眺めるサンセットも最高。のんびりチェアーに横たわり、ゆったり流れる島時間を楽しむのも優雅。屋内と屋外プールに加えて海水を用いたプールも。まるで海と一体となっているかのような気分でリラックスできる。ジャグジーも完備されたインドアプール。この道を通り抜けるとビーチへ。昼も夜も贅沢な時間を過ごすプランが満喫で、忘れられないほど贅沢な島時間を過ごせるはず。沖縄の恵みを心ゆくまで堪能。たくさん遊んだ後は、南国の太陽をたっぷり浴びて育てられた野菜たちや沖縄ならではの食材を使った料理で、お腹もたっぷり満たされに。「海老とサフランのリゾット」。「石垣ジンジャエール」。ホテル内で提供するドリンクはパイナップルでできたストローを使用。これもSDGsのひとつ。朝食時にはブッフェを提供する「オールダイニング セラーレ」。オーダーを受けてから目の前で調理する卵料理やフレンチトーストは絶品。沖縄の焼物「やむちん」とイタリアンを組み合わせて提供する「クッチーナ セラーレ」でのランチはおすすめ。「マーケット」では、スイーツや飲み物、琉球グラスや沖縄工芸品なども販売。長期滞在でも飽きないようにと、1階にはオールダイニングとイタリアン、2階には炉端、鮨、鉄板焼、日本料理と、幅広いラインナップで食事をいただけるのも魅力。従来の沖縄料理という枠を超えた、舌を楽しませる多彩なメニューで存分にもてなしてくれる。またサンゴが住む海の環境や、豊かな自然を守る取り組みとして、ホテル内で提供するドリンクのストローはパイナップルでできたものを使用したり、恩納村で採れたはちみつを使ったスイーツやドリンクの発売などの取り組みも積極的に行っている。ミシュラン3ツ星の日本料理店〈かんだ〉の神田裕行氏が監修したメニューを提供する〈シラチカ 炉端〉。臨場感溢れるカウンター席での食事は、より一層料理をおいしくする。コースのメニューは全7品。目の前で調理されていた「鮮魚の藁焼き」。肉厚で歯応えもあって豪快な一品。自家製「ジーマーミ豆腐の揚げ出し」。水の代わりにオリオンビールで揚げているため、サクッとしているけどまろやかでおいしい!恩納村で採れた椎茸つくねやししとう、とうもろこしなどの旬の「焼き野菜の盛り合わせ」。メインは「沖縄県産あぐー豚ロース」。添えられた焼きゴーヤーと黒糖みそも一緒に食べて、沖縄の恵みならではの料理をいただけるのも嬉しい限り!レストラン「シラチカ」では、ほかにも鉄板焼や日本料理、鮨、バーなどの店舗もあり、その時の気分で自由にこだわりの料理を堪能できる。どの料理も沖縄の大地そのもののように力強く、忘れられない存在感があるメニューばかり。おいしい出会いに感謝したくなる。〈ハイアットリージェンシー 瀬良垣アイランド〉沖縄の豊かな海を守るアクティビティも食も、心ゆくまで堪能。ここに滞在すれば、島から一歩も出たくなくなるぐらい贅沢な空間が広がり、心も身体も海も元気になっていくのがわかる。何度もここに訪れたいと思わせるほどの理由がある、特別な場所だ。沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108098-960-4321公式サイト
2022年04月20日「株式会社あい・グループ」は17の開発目標中、3項目について「SDGs事業認定」を受けました。大阪・京都で24院を展開するあい鍼灸院・接骨院を運営する株式会社あい・グループ(本社:大阪府大阪市、代表取締役:伊藤 勇二、 は「SDGs事業認定」を受けました。株式会社あい・グループでは、SDGsの取り組みとして、17の開発目標中、3項目について取り組んでいます。株式会社あい・グループの3つの取り組み3.すべての人に健康と福祉を出産直後の母子の健康的な生活を確保するため、産後ケアの一環として母親の心身を早期に回復させる「産後骨盤ケアメニュー」を独自で開発しました。こちらのメニューにより、スムーズな育児生活へのスタートを支援します。---------------------------------------------「あい鍼灸院・接骨院 」 ---------------------------------------------5.ジェンダー平等を実現しよう(ジェンダー平等の達成・女性や女児の能力強化)8.働きがいも経済成長もジェンダー平等(男女同権)を目指し、女性の能力強化の促進、及びKGI(経営目標達成指標)達成により働きがいのある仕事を実現します。◎女性のキャリアアップのシステムを構築します。◎KGI達成に向かう能力及び技術力アップ研修などの能力強化を促進します。◎「こころをほぐす、愛がある」というスローガンのもと、ハイクオリティな施術とこころがほぐれる接遇で、心身共に世界中に『健康』をもたらす企業を目指します。株式会社あい・グループでは、SDGsに対しての取り組みを通じて、持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現を目指して参ります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月19日近年、さまざまなシーンで「エシカルフード」という言葉を見聞きするようになりました。しかし、日本においてはエシカルフードの明確な定義や基準がなく、エシカルフードとそうでない食品を見分けづらい状況があります。こうした現状を受け、共創型プラットフォーム『Tカードみんなのエシカルフードラボ』は、エシカルフードを見つけやすくするための「エシカルフード基準」を作成。2022年3月30日に発表会が開かれ、「エシカルフード基準」の詳細などが説明されました。まだ日本にはない“エシカルフード市場”を作るためのラボ。発表会の冒頭、『Tカードみんなのエシカルフードラボ』を発足した〈CCCマーケティング〉の代表取締役社長、北村和彦さんが登壇。「〈CCCマーケティング〉は、事業を通じてお預かりした皆さまのデータを用い、小さな幸せを実現していきたいと考えています。こうした思いの延長線上にあるのが、今回のエシカルフードに関する取り組みです。『Tカードみんなのエシカルフードラボ』の活動が、皆さまの役に立つであろうと大きな期待を抱いています」と、北村さん。『Tカードみんなのエシカルフードラボ』のプロジェクトリーダーを務める、〈CCCマーケティング〉の瀧田希さん。2021年3月、エシカルフードアクションについて考え、行動していく共創型プラットフォーム『Tカードみんなのエシカルフードラボ』が発足。当ラボのプロジェクトリーダーである瀧田希さんは、ラボが発足した経緯や理由をこう説明しました。「『Tカード』事業によって得られたビッグデータをはじめ、社会からお預かりしている資産を社会と生活者の皆さまに還元するべく、2016年より〈CCCマーケティング〉はソーシャルな取り組みを続けてきました。すでに実施した取り組みには、三陸の牡蠣や五島列島の未利用魚を活用した商品の開発・販売などがあります。今回の『Tカードみんなのエシカルフードラボ』は、生活者の皆さまが自らの購買データを確認しつつ、エシカル消費に取り組めるよう発足したプロジェクトです。なお、発足の背景には、自らの購買データを自ら利活用することに対するニーズの高まりもあります」瀧田さん曰く、『Tカードみんなのエシカルフードラボ』は、まだ日本にはない“エシカルフード市場”を作るためのプラットフォーム。また、食品メーカー、流通企業、飲食店、生活者などあらゆるステークホルダーとともに、食にまつわる課題を解決していくプラットフォームにもなるといいます。より大きなソーシャルインパクトを生み出すことを目的に、『Tカードみんなのエシカルフードラボ』には、社会進化の実現を目指す〈フューチャーセッションズ〉、未来の海を考えるシェフとジャーナリストの集団〈Chefs for the Blue〉をはじめとする幅広い組織の有識者が招かれています。立教大学21世紀社会デザイン研究科特任教授で、〈不二製油グループ本社〉にも属する河口眞理子さん。環境サステナビリティの第一人者として『Tカードみんなのエシカルフードラボ』に参画している河口眞理子さんより、昨今のSDGsの動向が解説される一幕も。解説の冒頭、河口さんは地球環境の現状を次のように解説しました。「地球に生息するさまざまな生物が多様な資源を生み出し、それを利用して人間は生きています。なお、生物が生み出す資源は『バイオ・キャパシティ(biocapacity)』とも呼ばれています。この『バイオ・キャパシティ』には当然ながら限りがあるのですが、1970年には、人間が『バイオ・キャパシティ』を超える資源を消費していること、現在に至っては1970年時点の1.6倍にあたる資源を消費していることが分かっています。この結果として、森林の減少と砂漠化、海におけるプラスチックゴミの増加といった現象が起きています」また、社会においては、貧富の差の拡大という問題も。河口さんによると、世界の労働者のおよそ6割が非正規労働者として不安定な立場で働いているそう。近年流行している新型コロナウイルスの影響を受け、その多くが仕事を失い、大幅な所得の低下に直面しているといいます。そのいっぽうで、世界における富豪の上位10人の資産は、コロナ禍において倍増しているというデータも。つまり、新型コロナウイルスの流行を機に、貧富の差はさらに拡大したということ。「人間による活動、とくに消費にいたるまでのバリューチェーンが、環境破壊や人権侵害を引き起こしています。これらの問題を解決するためには、企業と、企業に資金を提供している金融機関、企業が展開する商品を購入している消費者が一体となり、世の中の流れを変えていく必要があります」と、河口さん。加えて、農業が温室効果ガスの増加や水質汚染の原因の一つとなっていることを明らかにしたうえで、バイオマス燃料の製造拡大や耕地面積の縮小といった対策の必要性も語りました。一方で、近年、消費者の意識が大きく変わりつつあることを示す調査結果も。消費者庁が2016年に実施したエシカル消費に関するアンケートでは、エシカル消費への知識と理解がほぼない人が全体の約5割を占めたのに対し、2019年に実施した同様のアンケートでは、5割以上の人が「エシカル消費は必要なもの」という考えを示したそうです。エシカル消費度を知ることができる「エシカルフードアクションスコア」。『Tカードみんなのエシカルフードラボ』の主な取り組みのひとつに、自らの買い物の内容がどれほどエシカルであるかを測るための「エシカルフードアクションスコア」の展開があります。瀧田さんによると、「エシカルフードアクションスコア」のコンセプトは、「毎日の食と毎日の買い物からエシカルを考えてみる」「ちょっといいものを選ぶ目を持つ生活者になる」。「エシカルフード基準」のもと推薦されたエシカルフードの購入を重ねることで、徐々に購買履歴がスコア化され、T会員に「エシカルフードアクションスコア」が付与されるというのが、その具体的な仕組みです。また、将来的には、T会員が自らのエシカルフードの購買履歴を閲覧できるシステム、ポイント以外でエシカル度を測るためシステムも展開されるとのこと。〈グッドテーブルズ〉の山本謙治さん。『Tカードみんなのエシカルフードラボ』のもう一つの主な取り組みが、「エシカルフード基準」の策定です。その詳細が説明される前に、エシカルフードの第一人者である〈グッドテーブルズ〉の山本謙治さんより、エシカルフードの定義などが解説されました。「エシカルの先進地である欧米諸国においても、明確なエシカルの定義が存在しておらず、一般の方々もどの食品がエシカルフードにあたるのか明確に答えることができません。ただ、エシカルに関するさまざまな学術論文やエシカルコンシューマリズムの担い手の方々にヒアリングした結果、ある3つの領域に対して倫理的な配慮がなされていることが、エシカルか否かを判断するうえで重要だと分かりました。3つの領域とは、環境、動物、人で、それぞれに配慮されていることが、エシカルだと判断する際に役立ちます」と、山本さん。具体的には、「生物多様性の確保や気候変動への対応」、動物が幸せに生きられる環境を保持する「アニマルウェルフェア」、作り手から商品を適正な価格で買い取る「フェアトレード」などが、「3つの領域」への配慮になります。なお山本さんは、世界において最もエシカルな考え方が浸透している国は、イギリスだと捉えているそう。イギリスでは1980年代後半、倫理的ではない商品を購入しないボイコット(boycott)、反対に環境などにきちんと配慮されている商品は積極的に購入するバイコット(buycott)が見受けられるようになりました。これとほぼ同時に、どのような商品が倫理的であるか否かを見極めることを目的に、雑誌”Ethical Consumer(エシカル・コンシューマー)”が、「エシックスコア」というスコアリングシステムを導入。この「エシックスコア」には、動物、環境、人、政策などの大項目のほか、300以上の細かい基準が設けられているそう。さらには、専門的な知識をもつリサーチャーが企業の商品などを細かく採点。その結果は、雑誌”Ethical Consumer”において「倫理的なスーパーマーケットランキング」をはじめとする多様なランキングとなって公表されています。かつて山本さんは、雑誌『Ethical Consumer』の創刊者であるロブ・ハリスンさんより、エシカル消費がもたらすインパクトについて、印象的な話を聞いたそう。「ロブ・ハリスンさんによると、イギリスにいる『毎日、どんな時もエシカル消費を実行している人』は5〜10%。また、『彼らが毎日エシカル消費をしても大きなインパクトは残らない』と聞きました。しかし、『時々エシカル消費をする人』は60〜75%おり、彼らのエシカル消費が与えるインパクトはとても大きい』とも聞きました」続けて、「『毎日、どんな時もエシカル消費を実行している人』を100人増やすよりも、『時々エシカル消費をする人』を1000人増やすほうが重要です」と語りました。対話を重ねて作り上げられた「エシカルフード基準」。生活者にエシカルフードを示すための指標となる「エシカルフード基準」。「企業評価」に含まれる37の小項目、「フード評価」に含まれる5の小項目にしきい値が設けられており、このしきい値をすべて満たした商品がエシカルフードになります。なおこの基準は、自らが購入する商品がどのようにエシカルであるか知る際に役立つうえ、企業が製造する商品がどのようにエシカルであるか判断する際の基準にもなります。「我々と有識者だけで『エシカルフード基準』を作った場合、日本においては実行力をもたない基準に仕上がってしまう可能性を考慮し、食品メーカーや流通企業からの協力も得ながら、今回の『エシカルフード基準』を作りました」と、瀧田さん。まず、エシカルフード基準を作るに際し、食の生産や流通などの段階に関わる人や、「環境」「動物」「人・社会」における問題に取り組んでいる専門家がチームを組み、対話を重ねたそう。そのうえでワーキンググループを作り、日本において倫理的な問題を判断する基準項目を作成したといいます。また、ロブ・ハリスンさんを中心人物とする〈エシカルコンシューマー・リサーチ・アソシエーション(Ethical Consumer Research Association)〉より、ワーキンググループが作成した基準項目についてコメントなどをもらうことで、最終的に世界のエシカル意識と同期した基準項目が完成したそうです。さらには、食品メーカーや流通企業が対話に参加したり、項目のテスト採点をしたり、専門家たちが一つ一つの基準項目についてセッションを重ねたりすることで、その妥当性を検討したのだとか。発表会の終盤に行われたトークセッションでは、〈Chefs for the Blue〉の佐々木ひろこさんも登壇。当初作成された「エシカルフード基準」の基準案は約550にものぼったそう。佐々木さんの知見も活かしつつ、もっとも重要と思われる基準案を絞り込む作業が行われたそうです。自然食品を取り扱う〈こだわりや〉の専務を務める藤田友紀子さん。「日本では、環境や人、動物への配慮がまだまだ行き届いておらず、日本人の意識を国際基準に合わせる点に難しさを感じます。いっぽうで、今回の『エシカルフード基準』の作成にあたっては、日本人に即した生活習慣や食生活を反映できるよう工夫しました」とコメント。今回、発表された「エシカルフード基準」は大企業向けの基準となっていますが、今年の初夏までに中小企業向けの基準も発表されるそうです。『Tカードみんなのエシカルフードラボ』の取り組みは、今後も広く展開していき、世間にポジティブなインパクトを与えるはず。『Tカードみんなのエシカルフードラボ』公式サイトエシカルフードアクションスコア詳細公式サイト
2022年04月12日ラフォーレ原宿に3月1日にヴィーガンのベイクショップ〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉がオープンした。オープンしてわずか1ヶ月ほどなのに、すでにお店の入り口には行列ができるほど認知されている。〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉は2020年に立ち上げられたヴィーガンのクッキーやマフィンなどの焼き菓子のブランド。スタートから2年余りで通販、店舗、そして今回のラフォーレへの出店と驚くほどのスピードで成長を遂げている。そんなヴィーガンを身近な存在へと感じさせてくれたこのブランドを立ち上げたのが溝渕由樹さんだ。ヴィーガンは美味しいチョコレートの味が生かされた、しっとりブラウニー638円。〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉は牛乳、バター、卵といった動物性の素材を使う代わりに、豆乳やココナツミルク、米油などに置き換えたヴィーガンのベイク商品を販売するブランド。他にもオーガニックや国産素材を積極的に使用することで、材料の輸送距離も意識するなど、食を通して環境問題に向き合う。クッキーはほんのり甘くてサクサク、ブラウニーなどはしっとりしているのにライト。大きさはアメリカンタイプで、「一度に全部、食べられるかな?」と思わせるボリューム。でも、「ひちくち」食べたらその軽さと、おいしさであっという間に完食してしまう。〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉を立ち上げた溝渕さんは、お菓子の修行をしたわけではない。大学を卒業して、商社に就職したという経歴を持つ。「食とフェアトレードに興味があり、三井物産に就職しました。その後、3年ほどして転職したんです」と話す。商社にいればいずれは海外勤務もあるだろうし、思い描いた仕事にもつけるかもしれない。年収だってトップクラスの金額が約束されている。が、彼女はあっさりその座から降りてしまうのだ。「自分が挑戦してみたいことにそこの会社で取り組んでいる姿が描けなくて。このままいいお給料をもらい続けたら、その生活から抜けられなくなり身動きがとれなくなる。今のうちに辞めようと退職しました」。こうした、彼女特有のスピード感ある判断力と行動力は驚きだ。なかなか手に入らないのなら、自分で作って売ろう!クッキーは個包装なので、好きな種類を組み合わせるのも楽しい。335円(テイクアウト)「次に就職したのがDEAN&DELUCAです。ミッドタウンで販売スタッフでした。六本木なのでヴィーガンフードを求める外国のお客様に出会うことも多かったのですが、ヴィーガンフードはない?と言われても、野菜チップスしか勧めるものがなくて。まだまだ、日本にヴィーガンが浸透していなかったんです」大学時代に留学したロンドンで、クッキーやマフィンを焼いていた溝渕さん。日本でヴィーガンの商品を求めている人がいるのなら、自分がつくろうと決意。働きながらヴィーガンのクッキーを焼き、通販やファーマーズマーケットで販売を始めた。屋号はオーガニック、ヴィーガン、グルテンフリー、選択肢(options)の頭文字をとって名前を〈ovgo B.A.K.E.R〉に決定。ちょうどコロナ禍、ステイホームの時期と重なり販売は順調に。〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉に専念することにしてほどなくして、ラフォーレでのポップアップショップの話も決まった。〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉に専念することにした。「初めてのラフォーレでのポップアップショップも決まった時には、2週間という長丁場だったので、就職しながら手伝ってくれていた小学生の同級生だった友人も、仕事を辞めて独立してくれました」。溝渕さんが製造に回る時は同級生の松井さんが店番にといった具合で、ラフォーレのプロジェクトをやり遂げた。その後、会社運営にかかせないお金の調達などは、大学の先輩が、外資系証券会社を退職して、〈ovgo B.A.K.E.R〉事業に合流してくれた。Z世代が支える、ヴィーガンムーブメント自身も私生活では肉を食べない食生活になった。20代のスタッフがほとんど。イラストが得意な人はメニュー作成を手伝ったり。それぞれの才能を発揮してもらっている。溝渕さんがヴィーガンにこだわる理由は、環境問題にもコミットしているから。食から環境を考えるのは世界的なトレンドだ。牛を一頭育てるためには大量の穀物が必要で、畜産物の排出するメタンガスが地球温暖化とかかわると言われている。イギリスのオックスフォード大学は、食事から肉や乳製品をカットすることで二酸化炭素の排出を大幅に削減できるという研究結果を出した。環境問題に敏感なZ世代はヴィーガンに関心が高い。「29歳の私にとって学んだ環境問題といえば、水俣病、四日市ぜんそくといった公害のイメージが強いです。ですが、生まれた時から気候変動に晒されていて、幼いころからあらゆる場面で気候変動を見聞きしてきたいまの20代の前半の子たちにとって、環境問題は自分ごとです」と溝渕さん。日本でもヴィーガンや気候変動に取り組むことが、もっと身近なことになってほしいとの願いが強いからこそ、原宿の象徴とも言えるラフォーレのオープンは彼女にとって大きな出来事だった。「私は起業をしようとか社長になりたいと思っていたわけではないのですが、いまでは〈ovgo B.A.K.E.R〉にはたくさんのスタッフが集まってきてくれました。立場の変化に困惑することもあるのですが、いろんな先輩方のお力も借りながら、これからも、ヴィーガンや気候変動問題に関する取組みを広げるためなら、すすんで事業を広げてもっと多くの方にヴィーガンクッキーを届けたいです」〈ovgo B.A.K.E.RMeiji St.〉東京都渋谷区神宮前1-11-6ラフォーレ原宿2F11:00〜20:00無休(休みは施設に準じる)@b.a.k.e.r_meiji.st
2022年03月29日2015年の国連サミットで採択され、2030年のゴールまでちょうど折り返し地点の今、SDGsは本当に正しく浸透してる?本誌連載「社会のじかん」の堀潤&五月女ケイ子が、持続可能で、課題のない未来実現のために大切なことを考えます!国連サミットで「誰ひとり取り残さない」ことを誓い、SDGsが採択されたのが2015年。17の持続可能な開発目標を掲げて、2030年までに達成することを目指しています。しかし、残り8年となった今、実際はどこまで実現できているのか。「SDGsという言葉は世の中に着実に浸透して、“何かしなければ”という意識は広まったと思いますが、実際に行動や社会に変化が起きているかというと、そこにはまだ至っていないですね」と、堀潤さん。環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんら若い世代は、大人たちは言い訳ばかりで何も行動に移していない。今すぐ行動を、と強い口調で訴え続けています。堀さんは、SDGsの一部の目標に注意するだけにとどまり、全体を見渡すことや本来の目的にまで思いが届いてないのではないかと心配しています。日本の現状は?いま私たちが知るべきこと、やらなければいけないことは?五月女ケイ子さんを聞き手に、2022年、SDGsの今を堀さんに解説していただきました。番号はあくまで入り口。そこに囚われないで。――SDGsの目標期限は2030年です。あと8年で達成できるのでしょうか?17の目標(ゴール)には、さらに169の細かな指標(ターゲット)があるんですよ。――えー!宿題が多すぎます。夏休み最終日の小学生みたいな気持ち。間に合うのか心配になっちゃいます…。皆さんが、すべての目標を達成しようとする必要はないんです。17の番号はあくまでも“入り口”。気になった項目を見つけて、そこから考えてみませんか?という提案なんですね。平和に関心があるから16の「平和と公正」から始めてみようとか、LGBTQの友達がいるから5の「ジェンダー平等」から考えてみようとか。ただ、企業を見ていると、「私たちは環境にコミットしています。ただし、人権問題に関しては政治問題に絡むのでノーコメントです」とか、「飢餓をなくそう」というキャンペーンに賛同しているのに、社員の賃金を上げることには及び腰だったり…というのが気になります。――ある項目を頑張って解決しようとすると、別の項目が解決できなくなるってことですか?いえ、その逆です。社会問題は、根本の原因を探っていくと、環境も人権も平和もジェンダーも皆絡み合っているんです。たとえば、貧困問題を例に挙げると、原因はいくつも考えられます。お金を稼ぐための知識や技術がない4「教育をみんなに」。男女で賃金差がある5「ジェンダー平等」。災害に見舞われて食糧が生産できない13「気候変動」。戦争が続いていて働けない16「平和と公正」。搾取される側にいる17「パートナーシップで目標を達成」。このように、ある問題は他の多岐にわたる項目とつながっているので、それらを解決することでようやく改善できます。SDGsの目標は、そんな巧みな設計になっているんですね。――なるほど!どこから始めてもいい理由が、よくわかりました。SDGsという言葉は広まりましたし、掲げる企業も増えました。でも、SDGsを知っているだけでは問題解決にはなりません。グレタさんが大人たちのお尻を叩いているように、実際に行動を変えていかなければなりません。国連はSDGsのゴール達成を呼びかけていますが、皮肉なことに戦争や紛争、環境汚染に歯止めがかからない状態。飢餓人口の増加も深刻になっています。ここで諦めたら世界は破綻してしまいます。諦めずに問題解決に向かえば、未来に希望はあるかもしれない。その瀬戸際に立たされています。――SDGsというと、どうしても“=環境問題”というイメージが強いです。そうですね。企業などではそのテーマが一番謳いやすいのだと思います。環境問題の解決法は、石炭火力をやめてCO2を減らすことと思われるかもしれません。もちろんそれは大切なことですが、環境を汚染しているのは石炭だけではありません。戦争によって、モノが破壊されて土壌が汚染されたり、原発事故により放射線物質で汚染されることも。経済成長のために過剰な開発を進めて、汚染水が排出されるというケースもあります。SDGsは「森を再生させよう」「CO2を削減」「ペットボトルをやめてマイボトルに」ということにとどまりがちですが、本を正せば、戦争を起こす政治の対立や民族紛争、人権侵害や貧困格差も原因にある。そこにも目を向けて解決していかないといけないと思います。でも、中国の新疆ウイグル自治区の人権侵害問題があっても日本の企業は、政治的な問題に関わるからと触れないようにしているところが多いですね…。――企業が政治的な発言を避けるのはどうしてですか?問題になっている国とのビジネスができなくなるかもしれないとか、政治色がつくと商品を買ってもらえなくなるのではないか、という心配があるのかもしれません。ただ、欧米では、ウイグル問題が明らかになったときに、いち早くアディダスが「(ウイグル自治区の強制労働に関わっていないか)うちのサプライチェーンを見直します」と発表し、それに多くの企業が続きました。一方、テスラは「中国の市場は大事なので、ウイグル自治区にショールームを作ります」と対抗。このように、欧米では企業のスタンスを明確にすることが、信頼や価値を得ると考えられていますね。――SDGsが目標達成から遅れている理由は何ですか?いくつか考えられますが、日本の場合、企業がまだこれをビジネスチャンスと思えていないことが大きい気がします。ただ、ESG投資といって、環境や人権に感度の高い企業にしか投資をしないという潮流ができてきているので、欧米諸国にならい、日本の企業も次第に関心が向くようになりました。Appleが「環境に負荷をかけている企業とは取引を見直す」と発表したことで、その動きは加速しています。たとえば、日本の電力は火力発電がベースになっていますが、「再生可能エネルギーを増やしてほしい」と企業が政府に陳情し始めているんですね。――日本は、課題のなかでもジェンダー問題が遅れていると聞きますが、どうでしょう?ジェンダー関連では、国会議員に占める女性議員の比率が世界平均は25.5%、日本はいまだ9.9%です。参議院は22.6%ですが、衆議院は圧倒的に少ない。世界経済フォーラムでのジェンダー・ギャップ指数ランキングで、日本は2021年では156か国中120位です。政治分野では、“各政党はジェンダーに配慮する目標を作る”という法律が作られて、選挙のときに、男女の候補者数ができるだけ均等になるよう目指す、という合意をとりつけました。罰則規定はないので、すぐには実現しないかもしれませんが、大きな変化ではありますね。堀 潤さん1977年生まれ、兵庫県出身。ジャーナリスト。NHKアナウンサーを経て2013年独立。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)に出演中。著書に『わたしは分断を許さない』(実業之日本社)。五月女ケイ子さん1974年生まれ、山口県出身。イラストレーター。『親バカ本』(マガジンハウス)、『乙女のサバイバル手帖』(平凡社)ほか著書多数。2018年には台湾にて展覧会「五月女桂子的逆襲」を開催。LINEスタンプ「淑女のご挨拶」も大好評。※『anan』2022年3月30日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年03月26日今、日本に生きる私たちは、SDGsをどう受け取ると理解ができるか。目標別に解説をしていきます。解説してくれたのは、企業向けにSDGsに関するコンサルティングをしている玉木巧さん、東工大准教授の治部れんげさん、持続可能な観光専門家・坂田華さんです。未来のための17の目標を、私たちの周りにある事象から読み解いてみる。社会:人間が人間らしく生きていくための社会に関する目標1、貧困をなくそう2、飢餓をゼロに3、すべての人に健康と福祉を4、質の高い教育をみんなに5、ジェンダー平等を実現しよう6、安全な水とトイレを世界中に7、エネルギーをみんなにそしてクリーンに女性として注目したいのは、〈ジェンダー平等を実現しよう〉の項目。「政治や経済、教育、健康の4つの分野から男女が平等かどうかを測る〈ジェンダーギャップ指数〉で、日本は156か国中120位。特に政治と経済の場において女性の活躍が非常に少なく、女性が管理職になりにくい、育休から復職しにくいなどの形で顕在化しています。でも逆に、男性が育休を取りやすくなれば、その分女性が活躍できる、という見方もできる。性別にかかわらず自分の思うような形で働けるようになることが、人間らしく生きられる社会への第一歩なのでは」(玉木さん)発展途上国では、〈安全な水とトイレを世界中に〉の目標も、女児との関わりが深い、と治部さん。「まず井戸や水道がない場所だと、学齢期の女の子は水汲みに行かされることが多い。また学校のトイレが危険だと女の子は襲われる可能性があるので、学校に行けない。一見関係なさそうに感じられますが、安全な水の供給、そして安全なトイレがあることで、女の子は教育の機会が得られるんです。教育を受けられればより良い仕事につけますし、字が読めれば契約書の内容を理解することができますから、低賃金で搾取されることも減ります」また〈エネルギーをみんなにそしてクリーンに〉という項目においては、坂田さんは「日本をはじめ先進国はもっと努力を」と言います。「先進国の個人のエネルギー消費量は、途上国の3~4倍というデータがあります。特に日本は火力発電の率が高いので、発電の際に二酸化炭素排出量が多いうえ、車の生産などエネルギーを多量に必要とする産業が多い。我々先進国が排出する二酸化炭素によって温暖化が進み、発展途上国で自然災害が起きることも。まずは太陽光、風力、地熱など二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーに変えていきたい。今後ソーラーパネルや蓄電池の性能が上がれば効率も上がりますし、同時に使用量を減らせばエネルギーをクリーンにできるようになると思います」経済:最低限の暮らしの保障から、より良い暮らしに関する目標8、働きがいも経済成長も9、産業と技術革新の基盤をつくろう10、人や国の不平等をなくそう11、住み続けられるまちづくりを12、つくる責任つかう責任できるだけ安く作り、たくさん売って儲ける。これまではそのような経済活動を行っていた企業が多かったが、それは〈働きがいも経済成長も〉という目標とは相容れない。「自国が徐々に豊かになるに従って人件費が上昇すると、もっと安く作れる場所を求め、工場が海外に移ります。かつては中国、それが東南アジアに移り、そこが豊かになればさらに安いところを求めて工場が移動していく。でもそのスタイルは、いつか限界がきます。かつて児童労働で製品を作っていたアメリカの会社が、消費者のボイコットによって企業体質を変えたということがありましたし、また最近は人権侵害をしている国や会社と取引をする企業に対して、厳しい視線が注がれています。異常な低賃金や搾取のある労働は、結果的に長続きしないので、改めるべきです」(治部さん)〈住み続けられるまちづくりを〉という目標に対しては、地方都市でテレワークができる環境を整える、という取り組みも行われている。「地方には、働きたくても家を出られないという女性もまだまだ多い。そんな人たちにITのスキルを身につけてもらい、また、その土地のWi‐Fiなどのインフラ整備を並行して行うことで、地元に住み続けながら都会の会社の仕事をリモートで請け負うことが可能に。その街を出なくても、新しい仕事の幅が広がり、結果収入も上がります。これは今の日本に必要なSDGsの取り組みの一つだと思います」(治部さん)また海外のリゾートにも、SDGsの視点が必要とされている。「例えばアジアのリゾートに海外資本が大きなホテルを建てた場合、地元の人に回るのは安いハウスキーピングなどの仕事で、利益のほとんどは先進国にある資本会社に落ちるのがこれまでの常識でした。そういったマスツーリズムは環境にも良くないし、地元にも貢献しないことに企業側も気がつき、環境を汚染せず、なおかつ地元とフェアに仕事をするサステナブルツーリズムに取り組む会社が増えています」(坂田さん)環境:人間だけでなく、動植物が暮らす自然の持続可能性に関する目標13、気候変動に具体的な対策を14、海の豊かさを守ろう15、陸の豊かさも守ろうおそらくSDGsと聞いたときに“海洋プラスチックによる海の汚染”を思い浮かべる人はとても多いはず。「少し前までは、そのゴミを減らすことに注力をしていたんですが、今はそこから一歩進み、ゴミという“マイナス”を減らすだけではなく、新たな発想で“プラス”に変えていく努力が必要とされています。具体的な例を挙げると、今、アディダスは海洋プラスチックを回収し、それを使ってスニーカーを作っています。そういった取り組みをする会社が今後増えていけば、マイナスが減ると同時にプラスが増えていくのでは、と思います」(玉木さん)海の資源についてもっと意識を向けてほしい、と言うのは坂田さん。「お寿司でお馴染みのクロマグロが去年まで絶滅危惧種だったというのは有名ですが、実は大衆魚のサバやサンマも、枯渇してきています。そういった魚がスーパーに並んでいるのを見ると“自分1人が食べるのをやめたところで…”と思ってしまいますが、需要が下がれば漁獲量は減るものです。いま行われている無差別かつ魚を一気に捕獲するような漁では、海の資源を減らす一方。エコな漁業で獲られた魚を買うような消費行動に変えることは無駄ではありません。海外では、持続可能な漁業で獲られた魚だけを扱う店があったり、エコ漁業の証明である〈MSC認証の「海のエコラベル」〉がついていることも。日本でもそういった魚を扱う飲食店を選んだり、あるか聞いてみるだけでも、SDGsに繋がります」(坂田さん)枠組み:SDGsの目標達成のために、3分野すべてに関する暴力の撲滅、ガバナンス強化、投資促進、パートナーシップに関する目標16、平和と公正をすべての人に17、パートナーシップで目標を達成しよう「1から15の目標は、世界の“あるべき姿”を描いた内容で、15個の目標が達成されると、16の〈平和と公正をすべての人に〉という世界が実現できる。そして最後に残るのが、17番の〈パートナーシップで目標を達成しよう〉です。この1つだけが、“理想の世界”ではなく方法についての文言なのですが、実はSDGsを達成するために最も大切な項目がこれなんです」(玉木さん)パートナーシップとは、2名以上の者が営む関係のこと。問題の解決は1人で解決に挑むのではなく、2人以上の個人や団体などが協力することが必要である、という意味だ。「1つ問題がクリアになったとしても、そこに繋がるあらゆる課題が解決しなければ、持続可能な世界は作れない。問題は複雑なんです。だからこそ企業と行政、あるいはNPOなど、いろんな力を総合した枠組みを作ることで、解決策が見えてくるんだと思います」(治部さん)力強いパートナーシップを作る第一歩は、自分の考えや思いを発信することだと玉木さんは言います。「自分や自社がどうありたいか、SDGsに対して何をしたいか。それを発信すると、同じ志を持つ人たちが反応し、仲間が集い、自然にパートナーシップが生まれます」大切なのは、視点を“今”に固定せず、“未来”を見据えること。「SDGsは次世代のためでもあります。私たちが生きている地球や社会は借り物ですから、この先に生まれて生きる人たちにいい状態で残さなければなりません。その気持ちをぜひ持ってほしいです」(坂田さん)玉木巧(たまき・こう)株式会社Drop SDGsコンサルタント。企業のサステナビリティ推進を支援。“SDGs経営”をテーマにした講演会は延べ40万人が参加。ウェブ「SDGs media」で情報発信も。治部れんげ(じぶ・れんげ)東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト。ジェンダーに関する著書に『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』(光文社新書)が。坂田華(さかた・はな)持続可能な観光専門家、博士(経営学)、国連機関協力員。大学では自然科学を学び、観光先進国であるオーストラリアの観光マネジメントや自然保全に5年間関わる。※『anan』2022年3月30日号より。イラスト・西尾彰典参考資料・SDGs media(by anan編集部)
2022年03月23日もはや誰もが知っている言葉になったSDGs。でも、その意味をちゃんと説明できる人はまだ少ないのでは?まずは身近な話を交えながら基本のキを分かりやすく解説。SDGsという言葉や、エコバッグを持ったりプラスチックのストローは使わないなどのSDGs的行動は、もはやすっかり日常に。でも、そもそもSDGsが何を目的としているのか、また“持続可能な開発”とはなんなのか。これを理解している人は実は少ないのでは。企業向けにSDGsに関するコンサルティングをしている玉木巧さん曰く、「持続可能とは、今ある場所、ものがこの先に“続けられる、あるいは続く状態にある”ということ。SDGsは“今を生きる私たちの生活”の維持、さらに“未来の人たち”の人生の持続、そして人類が生きる場所である地球を存続させるために、設定された目標なのです」地球を続けるために、というと、まず思い浮かぶのが環境のこと。「地球の資源は有限で、今は枯渇に向かっています。すべての問題は、別の場所に生きる人、あるいは未来と密接に繋がりがある。例えば魚を必要以上に獲ることで、どこか遠くに住む人たちが不漁になって仕事が続けられなくなるし、なくなってしまえば未来の人は食べることができなくなる。世界をもっと包括的に捉え、企業や国、個人が垣根を越えて協力し、対策をしようというのが、SDGsの大きな特徴です」(持続可能な観光専門家・坂田華さん)SDGsには他にも教育や働き方、国や人の不平等、技術革新に関する目標なども含まれる。「え、それって何がどう“持続可能”なの?」と思う人も多いはず。しかし東工大准教授の治部れんげさんは、そこにこそ、日本の20~30代にとって身近なSDGsがある、と言います。「私が出版社に勤めていた20代の頃、朝から夜通し仕事をし始発で帰る、というような働き方をしていた結果、体を壊してしまったんです。仕事は楽しかったしやり甲斐もあった。でもこの働き方をずっと続けることは無理だなと、そのときに気がつきました。一方企業側からしても、いつ倒れるか分からない従業員が多い状況では、会社の持続が危うい。しかも日本は少子高齢化社会で人口が減少。かつてのように父親だけが猛烈に働き、母親は家庭を守る、という形だと、労働人口が減っているのでもう社会が続かない。性別にかかわらず、みんなが働く必要がある。そこで、男女ともに人間らしく健康的に仕事をするために、働き方を変え、ジェンダー平等を達成する必要がある、ということなんです」絡み合う多数の課題は、簡単には解決できません。でもだからこそ、一人一人が取り組むことが大切。まずは、SDGsを自分ごととして考えるところからはじめてみましょう。“持続可能な開発”って何?名称はすっかりお馴染みになったものの、SDGs(Sustainable Development Goals)の内容を理解できているかというと…。持続可能?開発って?まずはそこからおさらい。SDGsとは、国連が掲げた未来への目標。「2016年から2030年までの15年間に達成するべき、世界共通の目標」として、2015年に開催された〈国連持続可能な開発サミット〉に参加している全193か国によって採択された目標。地球上のほぼすべての国が採択した国際目標です。カラフルなデザインは、スウェーデン出身のグラフィックデザイナーが手掛けたもの。このようにポップな形で発信するのは、国連としても初めてだそう。この目標が作られた、この世界の現状。実はSDGsの前に、貧困撲滅や教育にまつわる8つの目標・MDGs(ミレニアム開発目標)の存在が。しかしこれは途上国開発に重きが置かれており、先進国にとっては身近にはならず…。その反省を受け、MDGsの達成期限の2015年に、新たに経済に関する目標を加えSDGsを採択。将来世代が住み続けられる地球を守りながら、経済成長を目指すという、すべての国と人々が関わる目標が登場した。この目標が目指す先にある世界とは。SDGsが目指しているのは、いま生きている人、そしてこれから生まれてくる人を誰一人として取りこぼさずに、2030年以降も“持続可能な社会”を実現させること。地球の自然資源を保護しながら、すべての人が平和のもと、健康で幸せに、“自分の生きたい人生”を生きられる、そんな世界を作ることが最終目標。世界中の国や企業、個人のすべてで、この目標達成に向け行動することが大切。現在、目標はどの程度達成されているのか。注力すべき目標や達成度は国ごとに異なるもの。達成度を国別に見た国際レポート「持続可能な開発目標報告2021」によると、対象となった165か国中1位はフィンランド、2位はスウェーデン、3位はデンマーク。日本は18位で前年度より1つ順位を下げた。全体で見ると、新型コロナウイルスのパンデミックにより、貧困率と失業率が増加。前年度より平均点は下落、深刻度は増している。玉木巧(たまき・こう)株式会社Drop SDGsコンサルタント。企業のサステナビリティ推進を支援。“SDGs経営”をテーマにした講演会は延べ40万人が参加。ウェブ「SDGs media」で情報発信も。坂田華(さかた・はな)持続可能な観光専門家、博士(経営学)、国連機関協力員。大学では自然科学を学び、観光先進国であるオーストラリアの観光マネジメントや自然保全に5年間関わる。治部れんげ(じぶ・れんげ)東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授、ジャーナリスト。ジェンダーに関する著書に『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』(光文社新書)が。※『anan』2022年3月30日号より。イラスト・西尾彰典参考資料・SDGs media(by anan編集部)
2022年03月23日お笑いトリオ、ハナコのボケ担当、菊田竜大さん(34)はかねてよりお付き合いしていたお笑いコンビ、ハルカラの和泉杏さん(37)と2019年に結婚。2人の馴れ初めは、知人の紹介で知り合ったそうで6年もの交際を経て交際記念日のクリスマスにプロポーズしたとか。今は娘さんも誕生し、家族愛に溢れていることでも有名です。先日は、なんと!裁縫デビューしたことを自身のインスタグラムで報告していたようです。早速チェックしてみましょう!娘さんのスカートを手作りした菊田さん この投稿をInstagramで見る ハナコ菊田(@hanaco_kikuta)がシェアした投稿 「娘のスカートを自作しました。正直めっちゃ可愛くできたと思います。」と娘さんのスカートをハンドメイドしたことを報告した菊田さん。洋服が大好きで自身のインスタグラムには主に私服ショットを投稿しています。そんな菊田さんが娘さんのスカートを作ってみたいと裁縫デビュー!パステルカラーの生地がメルヘンチックで可愛く、ウエストのギャザーがボリュームたっぷりなスカートで、素敵な仕上がりに。初めてとは思えない仕上がりに、コメント欄には「めっちゃ可愛い」「YouTube見ました!パパの愛がつまった世界にひとつのスカートですね!」と称賛のコメントが寄せられ「奥様も美しい」「理想の家族」と娘さんを思う夫婦お2人にも羨望のまなざしが向けられておりました。完成までの様子は菊田さんのYouTubeチャンネル『菊田ちゃんちゃんちゃんねる』で公開しているので気になった方はぜひチェックしてみて。あわせて読みたい🌈斎藤工さんが16歳頃のロン毛写真を投稿「すでに完成」「ぷくぷくの唇可愛い」と反響
2022年03月22日阪急電鉄と阪神電気鉄道が運行している、SDGs(※1)の達成に向け多様なメッセージを発信する特別企画列車「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」は、4月5日(火)にデザインをリニューアルします。阪急阪神ホールディングスグループは、「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」に基づき、持続可能な社会の実現に向けてさまざまな施策を推し進めています。その一つである社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」(以下、ゆめ・まちプロジェクト)では、2009年から「未来にわたり住みたいまちづくり」を目指して、地域の環境づくりや次世代の育成などに取り組んでいます。「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」は、この「ゆめ・まちプロジェクト」が10周年を迎えた2019年から運行を開始しており、産・官・市民が連携してSDGsの達成に向けたメッセージを発信しています。また、2020年9月からは東急グループと協働運行を行っており、走行にかかる電力をすべて(実質的に100%)再生可能エネルギーで賄うなど、取組の拡充に努めています。そして、2020年12月には、これら一連の取組が評価され、第4回「ジャパンSDGsアワード」において、特別賞「SDGsパートナーシップ賞」を受賞しました。今後も、この新しいデザインの列車の運行が、持続可能な地域・社会を考えていくきっかけになればと考えています。概要は次のとおりです。(※1)「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟国が2030年までに地球規模の17の社会課題の解決を達成することを目標に掲げている。 車両のデザイン・特徴●先頭・最後尾車両(上:阪急電車 下:阪神電車)さまざまな人や生き物たちが、地域・社会のより良い未来へと続くトビラの向こうに案内する様子を、イラストレーターのウマカケバクミコ氏(※2)がデザインしました。(※2)大阪府出身のイラストレーター。キャラクター・広告・出版・Webなどのイラストを幅広く制作。「ゆめ・まちプロジェクト」の立ち上げ時から、シンボルマークをはじめイラスト全般を担当いただいています。●中間車両(上:阪急電車 下:阪神電車)両端から2両目の車両に、新たにラッピングデザインを施します。また、これまでと同様に、側面の各ドアの横には、SDGsの全体ロゴおよび1~17の目標のステッカー(計18種類)と実質的に再生可能エネルギー100%で運行していることを示すステッカーを掲出します。「SDGsトレイン 未来のゆめ・まち号」の概要1.運行車両<阪急電車>神戸線・宝塚線1000系車両、京都線1300系車両 各1編成(8両編成)<阪神電車>1000系車両 1編成(6両編成)2.運行区間<阪急電車>神戸線・宝塚線・京都線および相互直通区間で運行<阪神電車>阪神本線・阪神なんば線および相互直通区間で運行3.主催者等主催:阪急阪神ホールディングス株式会社共催:阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社企画監修:一般社団法人SDGs市民社会ネットワーク(SDGsの達成のために、NGO・NPO、企業など約140団体が参加し、政策提言のほか、SDGsの普及啓発や情報発信、様々な団体との連携の強化を行っているネットワーク団体です。共同代表理事の三輪敦子氏は、日本政府のSDGs推進本部のSDGs推進円卓会議に市民社会からの有識者委員として参加しています。)協賛:花王株式会社、関西電力株式会社、サントリーホールディングス株式会社、積水ハウス株式会社、株式会社大和証券グループ本社、株式会社竹中工務店、凸版印刷株式会社(50音順)後援:外務省、環境省、国連広報センター4.その他詳細については、SDGsトレインの公式ホームページをご参照ください。 阪急阪神ホールディングス株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月17日キンコーズ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡辺浩基、以下 キンコーズ)は、関西の産官学の多くの団体が参画する「関西SDGsプラットフォーム」に当社の大阪サイトを登録し、当社直営店、生産拠点でSDGsへの取り組みをさらに加速します。出典: 参加の背景と目的当社はプリントオンデマンドによる「必要な分を必要な数のみ提供する」小ロットプリントサービスで、余分な在庫を持たないことによる環境負荷の軽減に貢献してきました。2020年に刷新した経営理念のMissionの中でも、「私たちは、期待を超えるオンデマンドソリューションの提供を通じ、サステイナブルな社会の実現に貢献します。」と宣言し、活動の指針としています。これまでにもSDGsの「12.つくる責任 つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」といった目標を中心に様々な活動を行ってきましたが、これらの活動を社外との連携でさらに広げるために「関西SDGsプラットフォーム」への参画を決定しました。このプラットフォームへの参加を通じ、多様な企業・機関とパートナーとなり、共にSDGs達成に寄与する活動の拡大・推進を目指します。これまでのSDGs取り組み事例オンデマンドMPM ECO(エムピーエム エコ)配送サービスクラウド上で無駄なく販促物を発注し、在庫情報を一括管理できるシステムです。過剰な資源利用と廃棄物の発生を防ぐことが可能となります。当サービスを利用している顧客の多くは、全国各地に支店やチェーン店を保有しており、販促物の配送において当社の店舗ネットワークを活用して地方ごとに印刷拠点を確保し、個別配送の距離短縮を行うことで、CO2排出量を66.7%削減することができます。アップサイクル品による知育支援子供たちが喜べるアップサイクル品の提供が、環境保全を学ぶ機会になるのではと考え、端材から生まれたノベルティグッズの提供活動を続けています。このノベルティグッズは、新型コロナウイルス感染症の対策として用いられる、アクリルパーテーションの制作工程で、切り抜き時に出てしまう端材や回収したアクリル材を活用しています。紙のリサイクルプラットフォーム「PELP!(ペルプ)」に参加“捨てず、燃やさず、めぐる紙”をコンセプトに、山陽製紙株式会社が提供している、会員企業から不用コピー用紙を回収し、リサイクルして還元するサービス「PELP!」に参加しています。大阪エリアの店舗および工場、営業所に回収ボックスの設置を行い回収活動および自社従業員が使用する名刺などの切り替えを進めています。これまでの再生状況を公開しています : その他、当社のSDGsに関連する取り組みについてWebサイトにまとめています。キンコーズSDGs : 「関西SDGsプラットフォーム」とはSDGsの達成に向けて、関西の民間企業、市民社会・NPO・NGO、大学・研究機関、自治体・政府機関といった多様な団体が参加するプラットフォームとして設立されました。関西において、広くSDGsの重要性をアピールし、浸透させていくことを目的として活動を行っています。そして、多様な分野のアクターが集うことで、新たなネットワーク・連携関係が構築され、SDGsの達成に資する新しいアイデアや取り組みにつながることを目的とします。関西SDGsプラットフォーム : 登録した代表拠点キンコーズ・ジャパン株式会社大阪サイト住所:大阪府大阪市西区土佐堀1-5-11 KDX土佐堀ビル2F関西エリアの店舗梅田店 : 東梅田店 : 南森町店 : 御堂筋本町店 : なんば店 : 四条烏丸店 : 三宮店 : キンコーズ・ジャパン株式会社 会社概要当社は、お客様のライフとビジネスに寄り添い、サステイナブルな社会を実現するオンデマンドソリューションサービスのサプライヤーとして様々なお客様のニーズにお応えしてきました。有人接客型プリントサービスのキンコーズ及びコワーキングスペースのツクル・ワークといった店舗運営事業をはじめ、顧客の業務改善を支援するプラットフォームソリューションの開発・運用支援を行うデジタルソリューション事業、屋内外の装飾・展示会の出展向け大型インクジェット出力・加工・施工から、ショッピングモールでの販促支援室の運営、セールスプロモーションにおける企画立案・デザインなどのマーケティングサービス事業と多岐にわたるサービスを展開しています。会社名: キンコーズ・ジャパン株式会社所在地: 東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング27階代表者: 代表取締役社長渡辺浩基設立: 1991年12月24日資本金: 1,377,500千円従業員数: 833名(2021年7月1日時点)URL : 報道関係お問い合わせ先キンコーズ・ジャパン株式会社CXブランド推進室E-mail: koho@kinkos.co.jp ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日現在の情報です。お客様がご覧いただいた時点で、情報が変更(生産・販売が終了している場合や、価格、仕様など)されている可能性がありますのであらかじめご了承下さい。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月10日人生の先輩や同世代の人生ヒストリーを知り、モヤモヤした悩みに光明が差すことって往々にしてあるもの。合計70人ものスピーカーが登壇したイベント『MASHING UPカンファレンスvol.5』で、キャリアやパートナーシップについての興味深いヒントを見つけてきたので、シェアしたいと思います!「寄り道」がキャリアをつくる【1】:10社を経験したパナソニック山口有希子さんの場合。思いがけない寄り道や休息の先に天職との出合いが待っていることもある。柔軟な視点でキャリアを描くためのヒントを、ユニークな道を歩んできた4人のゲストが語り合いました。登壇者は、山口有希子さん(パナソニック コネクティッドソリューションズ社 常務 CMO)、安部敏樹さん(リディラバ代表取締役)、鈴木涼美さん(文筆家)。そして、MCの岡島悦子さん(プロノバ代表取締役社長)。山口さんは、パナソニックをはじめ10社を経験。キャリアのスタートは高級マンションの販売業務で、毎日100件ほどの飛び込み営業をこなしていたそう。「毎日深夜まで働いていたところ生理が半年以上止まってしまい、体調を考慮して転職することに。数十社受けても落ちまくる日々でしたが、『海外プロジェクトに関われる仕事をしたい』という軸だけは見失わずに転職活動を続けていたら、地方の中小企業に“女性総合職第一号”として採用されました。総務からマーケティング、倉庫の掃除まで本当に何でもやりましたね。当時は歓迎会でボスから『結婚か出産をしたら絶対寿退社してくれ』などと言われるような時代。女性がキャリアを築く難しさを感じていた矢先、たまたま訪れた展示会で外資系企業に来ないかとお誘いを受け、再び転職しました。でも1カ月後には別の会社に買収されてしまい……」波乱のジョブホッピングを重ねるなかで、山口さんは常に「私って何をしたい人なんだろう?」と自問自答を繰り返してきたといいます。長いモラトリアム期間を経て、「海外マーケティング」という自分の軸を見つけ、チャンスをつかんだ先で実績と信頼を積むことで、理想のキャリアをたぐり寄せてきました。「寄り道」がキャリアをつくる【2】:ホームレス、東大、マグロ魚師を経て社会課題に向き合う安部敏樹さんの場合。「社会課題を、みんなのものに。」を合言葉に活動するリディラバの代表・安部敏樹さんは、社会課題を多くの人に知ってもらうためのツアーや事業開発などを企画しています。「何を“寄り道”と定義するかにもよりますが、僕のキャリアは最初から“寄り道”だったかもしれません。初めてお金を稼いだのは海外でのマグロ漁船の仕事でした。漫画『ONE PIECE』に憧れ、海賊王になろうとしたんです(笑)。船の上で認められるには仕事ができるか、お酒を飲めるかしかないから、めちゃくちゃ仕事を頑張りました。それより以前の話をすると小学生時代から不登校で、家庭内暴力を起こして家にいられなくなり、路上生活を送ったこともあります。いまは完全に更生しましたが、自分自身が社会問題の当事者だった経験から『常にマイノリティの側にいたい』と思うようになり、現在の仕事をはじめました」留学や不登校などの“越境体験”をしてマイノリティの視点を獲得した人は、社会課題に気づきやすくなる。そのための“寄り道”なんじゃないか、と安部さんは語りました。「寄り道」がキャリアをつくる【3】:元AV女優で元新聞記者の文筆家・鈴木涼美さんの場合。元新聞記者でありながら、元AV女優でもあるというユニークすぎるキャリアをもつ文筆家の鈴木涼美さん。両親とも学者で研究や執筆をしていた影響もあり「本を書く人になる」ということだけは、小学生時代に心に決めていたそう。「児童文学者の母からは『マリリンモンローより美人だったらその資本で生きていけるから猛勉強はしなくていいし、アメリカのライス国務長官ほど賢ければ男性へのセックスアピールがなくても私生活は充実するからいい。でも大抵の人はマリリンよりブスだし、ライス国務長官よりバカだから、自分なりの個性的なバランスを見つけなさい』と言われて育ちました」昔から吉原の遊郭やAV業界への憧れがあった鈴木さんは「ギャルからAV女優になる“不良ライン”」と、「就活して日経新聞に入る“普通ライン”」の2本立ての人生を歩むことに。「作家の平野啓一郎さんが小説で書かれている“分人主義”のように、いろんな人格やキャリアの自分がいれば一つがダメになってもほかが生きているから、強くいられるんだと思います。女性の人生は無数の選択の連続。男性に比べて自殺するほどの絶望は少ないかもしれないけど、一本道じゃない分、日々の迷いは圧倒的に多くて。普通に社会で仕事を頑張って生きていくのか、女の魅力で成り上がるのか、どんな生き方が自分に合うか16歳や18歳の頃に決めるなんてコクな話じゃないですか?だから私は、毎日降りかかってくる細かい選択を投げ倒しながら、『自分が明日行きたいと思えるスペースを目の前に作る感覚』で生きてきましたね。将来を深く考えすぎるのも結構しんどいし、逆にリスクだってとれなくなるような気がします。私が作家デビューしたのは『『AV女優』の社会学』という本。AVに出ていなかったら本は書けていなかったわけです。そういう意味では“寄り道”がキャリアを作ることもあるんじゃないでしょうか」パートナーシップと煩悩:煩悩の根底には「執着」がある。誰もが⾃分らしくいられる⼼地よい関係を維持するための、⾃分⾃⾝との⼼の付き合い⽅とは?お次は「パートナーシップと煩悩」がテーマのカンファレンス。登壇者は稲田ズイキさん(称名寺副住職・煩悩クリエイター・『フリースタイルな僧侶たち』編集長)、きのコさん(ポリーラウンジ幹事 / 文筆家)、中村寛子さん(fermata Co-founder / CCO ※オンラインで参加)。MCは平山潤さん(NEUT Magazine 編集長)が務めました。「仏教の世界では、貪・瞋・癡と言われる3つの煩悩があると言われています。貪は『あれが欲しい』といった欲望、瞋は嫉妬などに代表される他者への攻撃的な感情、癡はひとりよがりな思い込みを指します。すべての煩悩の根底には『執着』があり、諸行無常な世の中を『固定化』させようとするところに煩悩が生まれるんです」(稲田さん)「パートナーシップにおいても、『結婚していながら他の人と恋をしたい』などの煩悩が湧いてくるもの。でも煩悩を完全に滅することは不可能で、僧侶たちは煩悩とうまく付き合っていくために修行を重ねているのです。煩悩を否定し続けることで、また別の煩悩に陥ってしまう可能性も。煩悩自体を深く見つめ直さない限り、悟りは見えてきません」(稲田さん)複数のパートナーたちと全員同意の上で同時に交際をするポリアモリー当事者であるきのコさんは、パートナーシップにおいて大切なことは、相手のコントロールではなく、「あなたの気持ちや感情を尊重します」という姿勢だと言います。「不倫中の方に、配偶者の合意をとってポリアモリーな関係になっていくためには、どのように説得すればいいですかと相談をよく受けます。でもそんな『魔法の言葉』はありません。『自分の気持ちを一度手放す』ことと『相手に委ねる気持ち』を大事にしてほしいと伝えています」(きのコさん)稲田さんはパートナーシップの課題を恋人とともに乗り越えた経験もシェアしてくれました。「僕はずっと自慰行為はできるけどパートナーとの性行為ができなくて、恋人関係としては不適切なのではとずっと思い込んできた、つまり煩悩を抱えていました。そんな時、彼女のある言葉に救われた。『性行為はお互いが気持ちいいことをすればいいんだから、あなたはその場で自慰行為をすればいいし、そうすることで私も幸せになれるんだよ』と。おかげで『恋愛においてパートナーとは性行為をすべきだ』という僕の中の思い込み、煩悩を供養できました」(稲田さん)世界初のフェムテックアイテム専用のオンラインストアを運営するfermataの中村さんは、フェムテックの授業を行うなかで感じたパートナーシップに対する価値観の変化をシェアしてくれました。「たとえば『セックスしないと子供をつくっちゃいけない』みたいな固定観念は最近いい意味で薄れてきているなと感じます。恋愛においても、ビジネスにおいてもパートナーとの対話ってすごく大切。お互い魔法使いじゃないから頭の中なんて読めないし、自分がやりたいことや嫌なことをちゃんと伝えて、相手の気持ちもしっかり聞いて。固定観念にとらわれず、お互いの期待値をコントロールしながら対話を重ねて自分たちなりのパートナーシップを育んでいくことが大切ではないでしょうか」(中村さん)最後は日本の婚姻制度についての話題に。「ポリアモリーはいてもいいけど、結婚や出産をすべきじゃないとか、一夫多妻の国へ行けばいいじゃないかとか批判されがちなんです。しかしどんな法律やルールも人間のためにあるのであって、ルールのために人間がいるのではないと思うんです。決してルールを破ろう!と言いたいのではなく、ルールに則せない自分自身を責める前に、ふと立ち止まって、本当はどうしたいんだっけ?ということを自問自答してもらえたら」(きのコさん)「個人的にはパートナーと心地よくいられる関係であれば、別に結婚という制度にはまらなくていいかなと思っているけど……、日本の婚姻制度や夫婦別姓の話題は気になるところです。みんなの多様な意見を取り入れながら、もっと速いスピード感で法律や制度をアップデートしていけたらいいなと願っています」(中村さん)『MASHING UP』公式サイト
2022年03月07日ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第56回は、ライターとして活躍する五月女菜穂さんが乾燥野菜ブランド〈OYAOYA〉に話を伺いました。ちょっと形が歪だったり、傷がついてしまったりした規格外野菜。それらの多くが破棄されてしまう現状を変えようと、規格外野菜を乾燥野菜として売り出す〈OYAOYA〉という京都発のブランドがあります。3月7日から14日まで、東京〈有楽町マルイ〉にも出店するそう。どんな想いでブランドを立ち上げたのか、〈OYAOYA〉代表の小島怜さん(23)にお話を伺いました。きっかけは、京都北部の農家との出会いがあったからーー〈OYAOYA〉を立ち上げられたきっかけを教えてください。「僕は大学時代に農業の研究をしていました。愛媛県の有機みかん農家に出向いて、農業が地域にどう影響を与えるかを研究していたんです。『僕が生まれ育った京都ではどうだろう』と色々な農家さんを巡っていくと、担い手が高齢化していたり、そもそも農業の存続が危うかったり。課題がたくさん見えました。話を聞いていくと、規格外野菜が全収穫量の3割程度あり、多くが廃棄されていることが分かりました。規格外野菜の課題を解決しようとしても、生の状態だと輸送費がかかってしまったり、途中で腐ってしまったりする。そこでたまたま出会ったのが、〈エチエ農産〉でした」。「京丹後市で農業を営む〈エチエ農産〉は、規格外野菜を乾燥野菜やパウダーに加工する事業を手掛けていた。ただ、飲食店への卸しや道の駅での販売など、販売ルートが限られていて、あまり広がっていなかったんですね。実際、食べてみると、カップ焼きそばに入れるだけでも、本当に野菜がたくさん食べられるし、便利でおいしかったんです。その出会いから〈OYAOYA〉がスタートしました。ざっくりいうと、製造を〈エチエ農産〉などが担い、〈OYAOYA〉が販売やブランディングをしているというイメージです。ちなみに、〈OYAOYA〉という名前は、『八百屋』に京都らしく『お』をつけたことが由来です」。ーー廃棄されてしまう規格外野菜を乾燥野菜にするというのは、本当にいいアイディア!「規格外野菜の廃棄を減らすということでもフードロスにつながるのですが、特に一人暮らしをしていると、野菜を余らせて、腐らせて、廃棄する経験があると思うんです。でも乾燥野菜ならば、常温で半年くらい日持ちしますから、家庭内でのフードロスにも貢献できるんですよ」。ーー小島さんは京都ご出身ということで、京都北部の農家さんとのつながりはもともとあったのですか?「正直、この事業を始めるまで、北部に行ったことがありませんでした。僕自身はずっと京都市内に住んでいて、コロナ禍が始まったタイミングはまだ大学生で、本当に暇でして…。京都市内と北部の間にある福知山という地域で、友人がシェアハウスをしていたので、そこに行ったときに農家さんとの接点が増えたんです」。ーー大学でも農業を研究されていました。食や農業に関する関心はどの辺りから?「僕は小さい頃から『農業をしたい』と言っていたらしいです。個人的に野菜が好きだったということもあるのでしょう。それから、大学時代に祖母が糖尿病になりまして。自分自身もいつか病気になったら、おいしいものとか食べられなくなってしまうのではないか。旅先でのおいしいご飯やお酒を我慢しなくてはいけないのか。それは嫌だなと思って、食や添加物に興味を持ったんです」。ーーなるほど。〈OYAOYA〉の乾燥野菜はどう製造するのですか?「加工方法としては、今十数軒の農家さんと連携していて、基本的に京都の北部の規格外野菜を集めてます。集めた野菜は、農家さん自らカットしてくださることもありますし、福祉施設に協力いただいてカットすることもあります。そして、エチエ農産の乾燥機で、40度で40時間ほど低温でじっくり乾燥しています。〈エチエ農産〉主体ではありますが、定期的に僕も手伝いに行っています」。ーー私のイメージだと、乾燥野菜はカップ麺に入っている小さなネギみたいなイメージなんですが、やはりそれとは違いますか?「そうですね、カップ麺に入ってるかやくは乾燥野菜の端くれ。かやくに比べると、しっかりと大きいです。また、大規模なメーカーがつくった乾燥野菜は70度で2時間だけ乾燥させているだけだそうですが、低温でじっくり乾燥することで、そのまま噛んでもおいしいし、出汁が出るのが特徴です」。ーー今はどれぐらいの種類があるのですか?乾燥が難しかった野菜はありますか?「パッケージがあるもので15種類ほどあります。万願寺とうがらしや聖護院大根、京くれないなど、京都らしい野菜もたくさんあります。ジャガイモとサツマイモは、乾燥させてもおいしくなかったですね。乾燥が難しくて苦労した野菜は、正直、今までありません。農家さんが『こんなの乾燥させてみたよ』と新しい野菜を持ってきてくださるのですが、どれもおいしいです」。ーークラウドファンディング「Makuake」では目標を大きく上回る500%を達成しました。「はい。そもそもの目標額を低めに設定していたのもありますが、京都以外の人にも関心を持ってもらって。ここまでの反響には驚きました」。ーー今後はどちらで購入できますか?展望も合わせて教えてください!「基本的に自社のECサイトで販売していますが、直近では3月7日から14日まで〈有楽町マルイ〉に出店します。初めての京都以外での販売となりますので、ぜひ遊びに来てください。今後は、ドライフルーツの販売を考えています。最近だと、長野県の若手りんご農家さんと出会いました。そこでいただいたドライリンゴは、サクサクで美味しく思わず笑みがこぼれるほどでした。そちらの展開も楽しみにしていてください」。〈OYAOYA〉公式ホームページはこちら公式Instagramはこちら過去の連載はこちらSDGsを正しく学べる!ハナコラボSDGsレポート一覧
2022年03月05日麗澤幼稚園(千葉県柏市/園長:岡田喜)では、麗澤中学・高等学校SDGs研究会とのコラボレーション企画の第2段として山陽製紙株式会社協力のもと「オリジナルラグ作成ワークショップ」を開催いたします。2021年7月にSDGs研究会とのコラボレーション企画の第一弾として、幼稚園で行っている子育て広場「あいあい」でフェアトレードコーヒー、レモネードスタンドの出店を実施しました。第2段では、「知る」から「やってみる」活動に進化させ、実際にサステナブルな活動を体験してもらい、よりSDGsを深く知ってもらうことを目的に実施いたします。今回の企画発案のきっかけは、幼稚園でよく使う「ピクニックラグ」を環境に配慮したものに変える取り組みができないかと考えたことから始まります。今回、山陽製紙(株)にご協力いただき、同社が製造する業用クレープ紙「crep paper」※を使用することで、プラスチック使用量を抑えた「オリジナルラグ」を作成することが実現します。※工業用クレープ紙「crep paper」は、セメント袋の口縫い用テープや電線類を包装する紙として使われてきた素材で、独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としては珍しい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙です。実施に当たっては、SDGs研究会の中高生がSDGsの視点からさらにサステナブルに実施できるよう検討を重ね、園児もその保護者の皆様も楽しみながら体験し、学ぶことができるワークショップを実施します。デザイン後は完成したピクニックラグと一緒に後日郵送予定です。【ワークショップの特長】①画材はサステナブルなものを中高生が厳選②絵が苦手でも楽しめるよう「手形」でもデザインが可能③「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」をテーマに海か森を選んでデザイン④参加者1組に一人ずつ中高生がついてサポート園長の岡田喜は「ピクニックや遠足など、幼稚園の園児たちにとってなじみの深いピクニックラグ。身近な素材を用いてSDGsに触れることで、SDGsの活動への敷居の高さが取り払われ、理解が深まってくれることを期待しています。保護者の方々にも今回のイベントを通して、SDGsという活動があることを知っていただき、幼稚園での活動にもつながるきっかけとなることを願っています。」とコメントしています。概要詳細は以下をご確認ください。ワークショップ概要■日時:3月12日(土)第一部10時00分〜11時00分第二部11時30分〜12時30分※各部、15分前より受付をしています。■対象年齢:0〜6歳※必ず保護者の方の同伴をお願いします。■参加人数:各部、15組まで■料金:Sサイズ¥2,200(税込)size 60×90cmMサイズ¥3,300(税込)size 90×135cmLサイズ¥3,850(税込)size 110×200cm■会場:麗澤幼稚園(遊戯室)アクセスはこちら : ■申込:以下のリンクより申し込みをお願いします。※空きがあれば当日の申込みも可能申込フォームはこちら : ●ワークショップは新型コロナウイルス感染対策を十分に行った上で実施いたします。●新型コロナウイルス流行の現状を考慮し、イベントの規模縮小・中止をする可能性があります。ご了承ください。【麗澤幼稚園について】麗澤幼稚園は昭和55年に開園しました。開園以来、創立者である廣池千九郎(法学博士)が提唱した教育方針を継承し、保育に取り組んでいます。教育目標として「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」を掲げ、教職員一同心をひとつに教育活動を展開しています。【プレスリリース】幼稚園で環境に配慮したピクニックラグ作成ワークショップを実施.pdf : 麗澤幼稚園WEBサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月03日ハナコラボ パートナー同士の交流をさらに深めるべく、2022年から定期オンラインイベント「ハナコラボオンラインオフ会」を開催。記念すべき第1回は、自己紹介から始まり、新編集長の挨拶、スペシャリスト パートナーのクロストークなど、盛りだくさん!当日の模様をレポートします。総勢45名のハナコラボ パートナーが集結!乾杯ポーズで記念撮影!ハナコラボ パートナーは自宅やオフィスからオンラインで参加し、ハナコラボ プロデューサー兼ディレクター・土屋志織と編集長・杉江宣洋は、マガジンハウスの会議室からお届け。海外からの参加者もいることから、ハナコラボのコミュニティの広さを改めて実感します。参加者には、お酒&おつまみのプレゼントつきスイート&ビターオレンジの果皮(ピール)をいいバランスでブレンドした、100%ナチュラルなオレンジリキュール「コアントロー」のお試しサイズ。(左から)乳酸菌の力を最大限に引き出した、伝統的な醸造方法の山廃仕込みによる純米大吟醸酒「久保田 碧寿」720ml 2,453円。高知県産の香り高い本柚子を使った、果汁感と日本酒感のバランスがいい「同 ゆずリキュール」720ml 1,430円(共に朝日酒造)厳選された紅さつま芋を使用することで、フローラルな香りと爽やかな甘味、淡麗でキレのいい味わいを実現。本格芋焼酎「紅小牧」720ml(小牧醸造)昔から台湾の人々に愛されるケーキ。発酵バターを練りこんだクッキー生地が風味豊かな味わい。「パイナップルケーキ」1個 300円(ゴンチャ)さくさくとした食感と、キャメルの香りが口いっぱいに広がる人気商品の限定フレーバー。(左から)「キャラメルコーン ピスタチオ味」「同 ミックスベリー味」共にオープン価格(東ハト)(左から)美ら海育ちの塩で、じゃがいもの味わいを引き立てた「ポテコ・うましお味」。たまねぎなどの野菜の甘味がクセになる「同・コンソメ味」共にオープン価格(東ハト)開催を祝して、「鹿児島県酒造組合」の方々からは、〈小牧醸造〉の本格芋焼酎「紅小牧」をはじめ、約20本の鹿児島本格焼酎をプレゼント。そのほか、Hanakoと縁のある企業からリキュールや日本酒、スナック菓子が届きました。商品は事前にハナコラボ パートナーの自宅に送付。おいしいお酒とおつまみで、イベント開始前から大盛り上がり!「ハナコラボオンラインオフ会」スタート!土屋、杉江も序盤からお酒がすすみます。土屋がてきぱきと進行!自己紹介は指名制。自分の順番はいつくるのかどきどきです。新編集長・杉江の挨拶も。土屋進行のもと、まずは自己紹介から。事務、デザイナー、ライター、弁護士、料理家など多種多様な肩書きのハナコラボ パートナーは、プロフィールの個性もきらり。みなさん、1人1人の話を真剣に聞いていました。新編集長・杉江の挨拶で締めくくったあとは、土屋から改めてハナコラボの活動内容について紹介。新たに始まるFacebookも発表され、早速、登録してくれる方が続出!今後の活動が楽しみです。仕事について深掘り!スペシャリスト パートナーのクロストーク前田紀至子さん。細川芙美さん。Hanako.tokyoにて、連載「前田紀至子のBEAUTYトラベル」を担当するライターの前田紀至子さんと、連載「細川芙美の『SIDE-Bクッキング』」を担当するフードデザイナーの細川芙美さん。第一線で活躍する2人に、仕事についてさまざまな角度から質問。さらに、ビューティが専門の前田さんにはコロナ禍で変化したメイクについて、細川さんには自炊のお悩みについてアドバイスをもらいました。「前田さんが教えてくれたマスクにつかないファンデーション、早速買いに行きます!」「食材ではなく、調味料で自炊に変化をつけるなんて思いつかなかったので新鮮」など、新しい発見に喜んでいる人が続出。グループごとに話して、さらに親睦を深めます土屋は各グループにランダムで入室。やりたいことを話しているときのみなさん、目がきらきらしています!グループ分けできるZoomの機能「ブレイクアウトルーム」を駆使し、2つのお題についてトーク。最後は全員で集まり、意見交換します。1つ目は「今年から始めたこと」。人間ドッグ、カリグラフィ、ゴルフ、タフティングなど、さすが好奇心旺盛なハナコラボ パートナー。2022年が始まってまだ2ヶ月なのにたくさん出てきます(笑)。そして、2つ目は「ハナコラボでやりたいこと」。ニューヨーク在住の羽村 萌さんの連載や、陶芸など趣味が見つかるきっかけになるイベント、ハナコラボ パートナーが先生になって教えてももらえる教室、コラボのお酒を作るなど、色々な案が。Hanakoの姉妹誌を海外で作るという壮大な夢も!2022年、どれが実現できるか乞うご期待です。初回「ハナコラボオンラインオフ会」、無事終了!最後に、全員でハナコラボポーズ!興奮冷めやらぬまま、ついにフィナーレ。コロナ禍でなかなかイベントができない昨今、オンラインですが久しぶりに大勢で集まることができて、ハナコラボ パートナーはとてもうれしそうでした。オンラインオフ会は今後も月1で開催予定。試行錯誤して内容を変えていく予定ですので、お楽しみに!
2022年03月02日謎解きを使ったイベント企画制作会社、株式会社ハレガケ(本社:東京都豊島区、代表:黒田洋介)では、「SDGs(持続可能な開発目標)」(※)の課題解決を、弊社サービスの提供において重要な目標と捉え、SDGsの取り組みが求められる企業向けに、オンラインの社内懇親会で謎解きゲーム楽しみながらSDGsを学べるイベント提供サービスを新たに開始しました。年代問わず楽しめる「遊び」と、組織にとって重要な「学び」を両立できます。「謎解き」を使った懇親会は、コロナ禍をきっかけに120社以上が採用し、延べ17,000人が体験しています。実際に使うウェブ画面のイメージ(スマートフォン)※PCやスマートフォンから参加可能オンラインの社内懇親会で謎解きゲーム楽しんでいるイメージ※Sustainable Development Goalsの略称で、2030年までの達成を目指して、豊かで活力のある未来を創るための17のゴールと169のターゲットを定め、2015年に国連で採択された世界規模の取り組み。弊社では、コロナ禍のテレワーク企業向けに、ひらめきを楽しむ「謎解きゲーム」をオンライン社内懇親会として実施できる社内イベント提供サービス「謎解き社内イベントオンライン」を展開しています。その中で企業様から「懇親のほかに、組織としての学び要素がほしい」というニーズが多く挙がったため、社内懇親会としてゲームを楽しみながら、日本企業に求められるSDGs理解を推進できるサービスを新たに開始しました。■コロナ禍で重要視される「SDGs」今や世界共通の目標となっているSDGsは、すでに日本のビジネスの共通言語として浸透してきています。また、新型コロナウイルスのパンデミックによって、SDGsへの意識はさらに高まっています。■遅れている「SDGs」の理解キーワードとしてSDGsの認知が高まっている一方で、その内容の理解については不十分です。SDGsの取り組みは、新たなビジネスチャンス獲得のための社会課題の把握や、社会への企業の持続可能性アピールに重要であり、ニューノーマル時代の企業には社内全体でSDGs理解を推進する動きが求められます。■学びある社内懇親会で「SDGs」を推進弊社では、SDGsの内容をとっつきやすいゲームに落とし込み、学びのハードルを下げることで、企業の内側からSDGs理解を促すお手伝いができればと考えています。SDGsで助けが必要な世界を「荒廃した異世界」というRPGゲームの世界観に置き換えたり、課題を「倒すべきモンスター」に例えるなど、ゲーム攻略の要領で楽しくSDGsの取り組みに触れる工夫が盛り込まれています。「謎解き社内イベントオンライン」のサービス詳細はこちら : 「SDGs目標」がカギとなる謎解きゲームチームでお互いに協力しあい、与えられる試練を乗り越えていくゲームです。「SDGsに掲げられている目標」を織り交ぜたゲームストーリーに沿って試練を解決し「世界を良くしていく」ことを目指す内容です。謎を解いて「平等」などのキーワードを獲得していくだけでなく、「そのキーワードで何を解決できるか」というSDGs目標を具体的に考えさせるステップが盛り込まれています。コロナ禍で注目が高まった「謎解きゲーム」の社内懇親会「謎解き社内イベントオンライン」はサービス提供開始(2020年6月)から120社以上にご利用頂き、延べ17,000人の社員様が体験しています。導入企業の社員様はほとんど謎解き初心者ですが、アンケート評価では90%以上が「また参加したい」と回答。社員様からは「孤独な気持ちになるテレワーク環境では、ゲームを使ってオンラインで懇親を図れるのは有意義に感じた」「オンラインということを忘れて楽しめた」「仲間と協力するのが楽しかった」などオンライン、ゲーム、協力の要素が好評です。企業内でのご紹介依頼や、リピーター企業様もいらっしゃいます。「謎解き社内イベントオンライン」についてWeb会議ツール(ZoomやWebex等)を使って「謎解きゲーム」を企業のオンライン懇親会として開催できます。「協力要素」が多く、「チームビルディング」や「コミュニケーション活性化」が期待できます。PCやスマートフォンから参加できます。導入の流れ1,弊社ホームページよりお問い合わせください。2,弊社担当より人数・規模感などを確認させて頂きます。3,弊社が用意したWEB会議ツールに入るURLを共有させて頂きます。4,当日、参加する企業の社員様にWEB会議ツール内にログイン頂きます。弊社の運営メンバーが、説明やゲーム進行などの運用を行います。用語補足謎解きゲーム知識を必要とする「クイズ」とは違い、ひらめきを醍醐味とするのが「謎解き」です。問題に沿った言葉やルールを用いて、キーワードの並び替えや言い換え、連想など、自身の発想力をフル活用するゲームです。次々現れる謎や暗号を解くことでゲームが展開します。知識ではなく発想力が肝となるため、年代関係なく一緒に楽しめます。■本件に関するお問い合わせ先■【メディア対応窓口】株式会社ハレガケ広報担当今西まで今西美樹 (Imanishi Miki)メール: imanishi@haregake.com 、携帯:050-5364-0960【サービスに関するお問い合わせ】サービス担当鶴見・黒田まで代表アドレス: info@haregake.com 代表番号 : 03-6912-7596問合せフォーム 株式会社ハレガケ謎解きを使ったイベント企画制作を専門とする会社です。270以上の実績をもち、リアルやオンラインのイベント制作をはじめ、自社商品開発・企業様向けサービスなども展開しています。事業内容: イベント企画制作・運営(創業:2013年)住所: 東京都豊島区高田3-21-2 ユニハイト東京ビル4階オンライン謎解きゲームfor社内イベント| 謎解きプラス : 株式会社ハレガケ|お祭りが日常に。リアル謎解きゲーム企画・制作・プロデュース会社 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月01日ハナコラボ パートナーの中から、SDGsについて知りたい、学びたいと意欲をもった4人が「ハナコラボSDGsレポーターズ」を発足!毎週さまざまなコンテンツをレポートします。第55回は、ライターとして活躍する五月女菜穂さんがコーヒー豆の取引プラットフォーム〈TYPICA(ティピカ)〉に話を伺いました。世界で毎日30億杯以上も飲まれているというコーヒー。実はコーヒーの原材料であるコーヒー生豆には“旬”があり、生産地の気候風土などによって多種多様なコーヒーが存在していること、ご存知でしたか。私自身コーヒーが好きで毎日何杯も飲むので、味の違いは分かっているつもりなのですが、コーヒー豆の個性や生産者まで思いを至らせたことはなく。今回は、生産者とロースターがコーヒー生豆を直接売買できるオンラインプラットフォーム〈TYPICA〉の代表を務める後藤将さん、そして〈東京ミズマチ〉にあるカフェ〈LATTEST SPORTS(ラテスト スポーツ)〉の宗広裕美さんへの取材を通じて、コーヒー業界が取り組むSDGsを見つめます。コーヒー豆の取引の新しいムーブメントに!ーー最初に〈TYPICA〉とは何か教えてください。どういった課題から生まれたサービスなのでしょうか。後藤さん:〈TYPICA〉はコーヒー生産者と自家焙煎コーヒー事業者(ロースター)が麻袋一袋単位から直接取引できるオンラインプラットフォームです。コーヒーロースターがクオリティの高いコーヒーを提供するためには、もちろんクオリティの高い原材料を調達する必要があります。でも、これまで原材料の調達方法はすごく限られていて、商社が大量に買い付けたストックから購入するほかなかった。ミシュランのトップシェフは、生産者と直接つながって、最高の食材を仕入れようとしますよね。コーヒーに関しては、これまでそういった選択肢がなかったんです。だいたい決まった商社から、同じような生豆を仕入れるしかなかった。同業者とコーヒーのラインナップが被ってしまうこともザラにありました。シェフがスーパーマーケットで食材を買うしかない、というような状況です。でも〈TYPICA〉を使えば、世界中の生産者からコーヒー生豆を直接買い付けることができる。これまでコンテナ単位(18トン)での取引が基本とされていたダイレクトトレードを麻袋一袋単位(60キロ)から行えるようになったんです。ーー現在、どれぐらいのシェアがあるのですか。後藤さん:サービス開始より1年で、世界12カ国2,000軒以上の生産者とロースターのネットワークを有するプラットフォームへと成長しました。世界に先駆けてローンチした日本では1,000軒以上のロースターが登録・利用しています。世界には現在2,000万軒のコーヒー生産者がいるのですが、そのうちの67%が中小規模の生産者なんですね。彼らが今までコーヒーをどうやって販売していたかというと、生産量が10袋や20袋しかないので、商社との直接取引はできず、地元のマーケットや農協に販売していたんです。農協は、小規模生産者が作ったコーヒー豆のそれぞれのクオリティを評価せず、その生産地のコーヒーとして混ぜて大量に流通させる。つまり、今まで小規模生産者は、自分で生産したコーヒーを自分の名前で販売するなんてできなかったし、値段を決めることもできなかった。〈TYPICA〉は小規模生産者が自分で育てたコーヒーを自分で値段を決めて世界で流通できるチャンスを提供したんです。そこが一番ユニークなポイントだと思います。ーー〈TYPICA〉は、SDGsの根本である「誰一人取り残さない」を体現している気がします。後藤さん:はい。私自身、2016年に世界経済フォーラムと国連が共催したある会議に日本代表として参加した経験があり、もともとSDGsをいかにライフスタイルの基本とできるのかを議論し、ビジネスモデルを探してきました。SDGsは17つの項目になっていますが、ブレイクダウンしていくと、本質は3つーー貧困の問題と人権の問題と環境の問題なんです。このコーヒーのビジネスは、その3つを一気に解決できると思うんです。ーー具体的にはどういうことですか?後藤さん:まず貧困に関しては、中小規模の生産者のうちの44%が貧困状態なんです。国際相場に左右され、彼らのコーヒーの価格は安定せず、さらに貧困状態を作り出す。かといって彼らの仕事は、コーヒー生産しかない。悪循環になるんです。人権の問題に関しては、例えばケニア。世界でトップクラスのコーヒーを作ってるんですけど、ケニアの人は普段コーヒーを飲まないんです。僕がケニアの生産者にインタビューをして「あなたにとってコーヒーとは?」と尋ねたら、ほとんどの人が「お金のための作物」と答えた。つまり、ずっとヨーロッパの植民地として支配されてきた歴史があるので、いまだ業界として根深い構造が残っているんです。環境に関して。大量生産を目指すと、まず森を伐採してプランテーションを作って、化学肥料や農薬を使って生産していくことになるので、環境負荷がかかるんです。ですが、クオリティの高いコーヒーを作るために何が必要かって、結局、森が必要なんですよ。日陰で完熟させた状態のコーヒーが最もクオリティが高いから。もともとある森を守りながらコーヒーの木を植えるアグロフォレストリーを採用すると、環境負荷をかけず、美味しいコーヒーを生産することができるのです。この3つの問題を解決できるのが〈TYPICA〉だと思います。ーー今後はどのようなビジネス展開を描いていらっしゃるのですか。後藤さん:僕らは2030年までに、世界で最もクオリティの高いコーヒーが流通するマーケットを作ることを目標にしています。個性があって、鮮度が高いコーヒー生豆を、透明性がある流通方法で届けたい。〈TYPICA〉の目標が達成されれば、みなさんが“旬”なコーヒーを楽しんでいただける環境が整うということ。ぜひTYPICAのマップをご覧になって、ご近所のロースターさんに行ってもらえたら。本当にユニークなコーヒーがたくさん楽しめますよ!〈TYPICA〉で仕入れたコーヒーを〈LATTEST SPORTS〉で飲んでみた!〈東京ミズマチ〉にあるカフェ〈LATTEST SPORTS〉では、〈TYPICA〉を通じてエチオピアやケニアなどの生豆をローテーションしながら仕入れているそう。〈TYPICA〉を採用した理由を、同店の宗広裕美さんは「生豆のトレースができることが魅力的ですよね。産地のストーリーが分かった方がよりコーヒーを楽しめると思うし、それだけ価値のあるものなんだと伝わるとうれしいですから」と話します。実際に〈TYPICA〉を通じて仕入れた、エチオピアの豆のコーヒーをいただきました。ベリーのような甘さを感じ、とてもおいしいコーヒーです。「コーヒーならなんでもいいよという方もいらっしゃるんですが、まずは一口飲んでいただけたら。きっと見方が変わると思うんです」(宗広さん)。取材に伺ったときに麻袋を見せてもらいました。ロットナンバーや産地など、コーヒー生豆の細かい情報が記載されています。冬場だと、60キロの生豆はだいたい1ヶ月ぐらいで使い切るそう。熟成させて、飲み頃のスケジュールを組んでいるのだそうです。コーヒー生豆の生産者やロースターそれぞれのストーリーを知ると、さらに一杯のコーヒーが美味しく感じられます。ぜひ〈TYPICA〉のコーヒー豆を取り扱っている近所のロースターを探してみてください。〈LATTEST SPORTS〉東京都墨田区向島1-23-1503-6240-4300カフェ10:00〜L.O.21:30、ボルダリング(平日)12:00〜23:00(土日祝)10:00〜21:00不定休過去の連載はこちらSDGsを正しく学べる!ハナコラボSDGsレポート一覧
2022年02月15日俳優の仲野太賀、女優の山本舞香、お笑いトリオ・ハナコの岡部大が出演する、マイナビ・マイナビ転職の新CM「やめるの、やめた」編が、12日より放送される。仲野、山本、岡部の3人が、大学時代から仲良しのサークルの先輩、後輩を演じる同CM。仕事も性格もバラバラな3人がそれぞれの転職の悩みと向き合い、相談しながら自分なりの答えを出していく様子を描いている。いつものように部屋で談笑する3人。仲野が「俺さ、今の会社やっぱやめるわ」と打ち明けると、岡部は「俺は、やめるのをやっぱやめるわ」と決心し、これに山本が「私は、やめようとしたのをやめるのをやっぱやめたわ」と紛らわしい一言で返す。それを聞いた岡部は困惑した表情を浮かべ、仲野は思わず「どっちだよ!」とツッコんでしまう。仲野演じる役の自室は「友達が集まりたくなる部屋」という設定で作られたこともあり、合間には仲野と岡部が好きな飲食店で盛り上がるなど、終始リラックスした雰囲気で撮影は進行。一方の山本は難解なセリフを入念に確認し、練習を重ねる姿も見られた。本番では仲野を中心にアドリブが続々と飛び出し、3人では初共演ながらも、本当の仲良し3人組のような自然の掛け合いを披露していた。■仲野太賀、山本舞香、岡部大インタビュー――撮影を終えての感想をお願いします。仲野:楽しくてあっという間に感じましたね。当日アドリブパートが多いことに気づいて、びっくりしました(笑)。山本:セリフがめちゃくちゃ難しくて大変でした(笑)。でも楽しくて、ずっと笑いっぱなしでしたね。岡部:3回留年しているという設定の役柄でしたが、僕自身2回留年していたので、すっと馴染めました。――共演されてみて、お互いの印象はいかがでしたか?仲野:山本さんとはもう 4 回ぐらい共演していて、安心感が出てきました。岡部さんはずっとコントを見ていたので、共演できてとても嬉しかったです。コント番組でも共演してみたいです。山本:和やかな雰囲気が求められる現場に仲野さんがいると、不思議と安心します。岡部さんはその場にいるだけで面白い方なので、自然と笑顔が作れるメンバーだなと思います。岡部:仲野さんはずっとドラマや映画で見ていたので、会ってすぐ大ファンだとお伝えしました。おいしいもの好きな趣味が共通していたので、休憩時間にお話しできたのも楽しかったです。山本さんは学年に一人はいた、可愛いけど目の前にすると緊張しちゃう女子を思い出しましたね(笑)。――もし今と違う仕事につくなら、どんな仕事をしてみたいですか?仲野:スポーツ選手には憧れますね。格闘技が好きなので、体を動かして多くの人を感動させる仕事がしたいです。山本:動物が大好きなので、動物と触れ合う職業につきたいです。飼育員さんとか獣医さんとか。岡部:スポーツの学部だったので、体育の先生をやってみたいです。ポロシャツを着てバスケ部の監督とかしたいですね。――CMのキャッチコピー「自分を向いて歩こう。」にちなんで、2022年、自分のためにやってみたいことを教えてください。仲野:やっぱり最近遠出できていないので、北海道とか行きたいですね。自然に触れたいです。山本:コロナで行けなくなったからこそ、海外に行きたくなりましたね。まだ仕事でしか行ったことがないので、プライベートで行ってみたいです。岡部:馬に乗ってみたいですね。最近大型バイクを買ったんですけど、乗りたい欲が湧いてきちゃって。上半身裸で布とロープだけで乗りこなしたいです(笑)。――転職をはじめ、今悩みを抱えている・頑張っている方へ、メッセージをお願いします。仲野:悩んでいる時は一人で抱え込んでしまうこともあるかと思いますが、今回のCMみたいに、仲間内で悩みを共有するのも一つの策だよって伝えてあげたいですね。山本:自分がやりたいことを迷わずにやって欲しいです。私自身、やらずに後悔するよりはやって後悔した方がいいと思って生きてきました。岡部:悩むということは真剣に物事に取り組んでいる証拠なので、悩んでいる方には「偉いよ!」って言ってあげたいです。
2022年01月12日女性解放運動から約60年が経った今も、男女平等だとは言い切れないのが現実。自分のため、未来のために戦う女性や、女性同士が手を組む姿から勇気をもらおう。『アンオーソドックス』『ベティ/スケート・キッチン』『モキシー~私たちのムーブメント~』1.『アンオーソドックス』小さな体のどこにそんな力があるの?と思うほど、決して自由を諦めないエスティを思い出すたびに胸が熱くなる。ニューヨークに暮らす厳格なユダヤ教超正統派の女性・エスティは、見合い結婚した夫やその家族から逃げるようにベルリンへ渡る。しかし、新生活に踏み出した彼女に追っ手の影が忍び寄り……。実話を基に、理不尽な社会慣習のリアルを描く。Netflixシリーズ『アンオーソドックス』独占配信中2.『ベティ/スケート・キッチン』ニューヨークの街中を自由に駆け抜ける彼女たちを見ているだけで爽快!時には周囲を蹴散らす姿に力をもらう。多くの映画祭で絶賛された映画『スケート・キッチン』から誕生したドラマシリーズ。それぞれタイプの違うZ世代の女子スケーターたちが、スケートボードを通してぶつかり合いながら、友情を深めていく。U-NEXTにて見放題で独占配信中。© 2021 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO and all relatedprograms are the property of Home Box Office, Inc3.『モキシー~私たちのムーブメント~』わかりやすく、それでいて軽率ではないフェミニズムの描き方が見事。「こういう親になりたい」と強く憧れる。学校での性差別に立ち向かう女子高生たちの奮闘を追った青春ドラマ。かつては反骨精神が旺盛だった母と、男子からの嫌がらせに負けない転校生に感化されて主人公・ヴィヴィアンが制作したZINEが、やがて校内で大きな変化を巻き起こす。Netflix映画『モキシー ~私たちのムーブメント~』独占配信中『ベビー・シッターズ・クラブ』THE BABY-SITTERS CLUB (L to R) VIVIAN WATSON as MALLORY PIKE, SOPHIE GRACE as KRISTY THOMAS, ANAIS LEE as JESSI RAMSEY, KYNDRA SANCHEZ as DAWN SCHAFER, and MOMONA TAMADA as CLAUDIA KISHI in episode 201 of THE BABY-SITTERS CLUB Cr. COURTESY OF NETFLIX © 2021『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』4.『ベビー・シッターズ・クラブ』まったくタイプの違う女の子同士でもわかり合えるってことを改めて実感。ティーン向け作品だけど大人も必見!1980年代のベストセラー小説を現代風にアレンジしてドラマシリーズ化。アメリカにある架空の田舎町・ストーニーブルックを舞台に、中学生の女子グループが、自分たちの始めたベビーシッタービジネスを成功させようと協力する姿を描く。Netflixシリーズ『ベビー・シッターズ・クラブ』シーズン1~2独占配信中5.『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』頑なに夢を追い続けるジョーがふと弱さを見せたシーンが印象的。自分の幸せとは?と考えさせられる。名作小説『若草物語』を新たな視点で映画化。しっかり者の長女メグ、作家志望で自立心の強い次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。4姉妹それぞれがさまざまな葛藤を抱えながら力強く生きていく姿を映し出す。Collection Christophel/アフロ『RBG 最強の85才』『セックス・エデュケーション』『裸足の季節』6.『RBG 最強の85才』時代を変えようとした彼女への感謝とその意志を継いでいかなくてはという強い気持ちで胸がいっぱいに。87歳までアメリカの最高裁判所判事を務めたRBGことルース・ベイダー・ギンズバーグのドキュメンタリー。女性やマイノリティへの差別撤廃のために戦い続けた彼女の歴史的な功績、それを支えた強い信念や家族の愛情をカメラに収めた作品。© Cable News Network. All rights reserved.7.『セックス・エデュケーション』メイヴとエイミーのシスターフッドに涙。こういう作品が広く支持されるのって未来にとって大きな希望だなと感じる。セラピストの母を持ち、経験もないのに性的な知識が豊富なオーティスは、同級生のメイヴに誘われて秘密のセックス相談クリニックを開く。10代が抱える性の悩みや性差別、セクシュアルマイノリティの葛藤などについて繊細に描く人気シリーズ。Netflixシリーズ『セックス・エデュケーション』シーズン1~3独占配信中8.『裸足の季節』こんな慣習に苦しめられている人たちが現実にいるなんて…と苦しくなりつつ、強く戦う彼女たちの姿に心を打たれる。北トルコを舞台に、自由を求めて古い慣習から抜け出そうとする5人姉妹の姿を映す。両親を亡くし、封建的な思想の祖母に育てられた彼女たちは、やがて祖母たちが決めた相手に一人ずつ嫁がされていく。そんな中、末っ子のラーレはある計画を立てる。Everett Collection/アフロ(Hanako1202号掲載/text : Momoka Oba edit : Kahoko Nishimura)
2022年01月05日2019年に施行された食品ロス削減推進法で、10月30日は「食品ロス削減の日」。誰にとっても大切な「食」にまつわる問題。解決への糸口を探ります。今回は食品ロス問題の解決に挑む企業をご紹介します。1.ファッション業界から食品ロス問題の解決に挑む。〈FOOD TEXTILE〉天然染料でありながら、色落ちしにくく、長く使用できるところもです。カット野菜の切れ端やコーヒーの出し殻など、本来廃棄されるはずの食品残ざん渣さを染料として活用するプロジェクト。仕掛け人の豊島株式会社、残渣を提供する国内の食品関連企業・農園、そして染め上げた生地を商品化するファッションブランドの3つがプレイヤーとして関わっています。私が面白いなと思ったのは、1つの食品からいろいろな色が生まれること。例えば赤かぶは、本来の紫色のほか、ちょっと青みがかったグレーやブルーも出せるそう。現在、50食品以上の500色以上を展開中。〈CONVERS〉など有名ブランドとのコラボも。豊島株式会社1841年に創業し、繊維原料の買付け・販売、アパレル製品の企画などを行う繊維専門商社。2015年2月に新規プロジェクトとして「FOODTEXTILE」を開始。2.皮や芯まで、全部まるごとサステナブルな食品ブランド。「ZENB」「ZENB NOODLE」は1食で1日に摂りたい食物繊維の2分の1以上を摂取できます。8食(2袋)1,584円。「ZENB」は、皮や芯、さやなど、従来であれば捨ててしまう部分まで、可能な限りまるごと活用したサステナブルな食品ブランド。コーンや枝豆などいろいろな味が楽しめるペースト「ZENB PASTE」や、添加物に頼らない野菜スティックバー「ZENB STICK」などの商品を展開しています。私がZENBを知ったきっかけは、ホテルニューオータニとのコラボレーションでフルコース料理を提供していたことでした。黄えんどう豆100%で作った麺「ZENB NOODLE」はほのかに豆の甘みがあり、もちもちの食感!特におすすめです。ZENB JAPANミツカングループがD2Cブランドとして2019年3月に立ち上げ。人や環境への負荷が少なく、「おいしさ」と「カラダにいい」を共に叶える食生活の実現を目指す。3.おにぎりで世界を変える!写真投稿で給食5食分の寄付。「おにぎりアクション」コロナ禍で状況は深刻化。世界の人口の10人に1人が飢えに苦しんでいます。(写真提供:TABLE FOR TWO)SNSで見かけたことがきっかけで取材しました。「#OnigiriAction」を付けて、おにぎりの写真をSNSまたは特設サイトに投稿すると、1枚の写真投稿につき給食5食分相当の寄付ができるキャンペーン。2015年から始まった取り組みで、2020年までに累計100万枚の写真が投稿され、約540万食の給食が世界の子どもたちに届けられたそう。写真を投稿するだけで社会貢献できる手軽さがいいですよね。毎年10月16日の「世界食料デー」に合わせて開催されていて、今年は11月5日まで。フォトグランプリも同時に行われているので、ぜひ参加してみて!NPO法人TABLE FOR TWO2007年10月設立。世界規模で起きている食の不均衡を解消し、開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに掲げる。(Hanako1202号掲載/photo : Hiromi Kurokawa text : Naho Sotome edit : Kahoko Nishimura)
2022年01月04日二酸化炭素と水にまで分解される生分解性プラスチックや、自然由来のバイオマスプラスチック、再利用されやすい瓶。プラ製品が多くなりがちなキッチンアイテムも、今は選択肢が増えてきた。そして、キッチンにあってうれしいデザイン。1.身近なプラスチック製品を、バイオプラに置き換えてみる。土に還るラップとゴミ袋は、一般的な商品より燃焼時の二酸化炭素削減に貢献できる。もちろん、家でコンポストができる人にもおすすめだ。ラップは切り取り線付きでアルミの刃もなく安全に使え、レンジや冷凍もOK、有害物質を含まず安心。出したままでもおしゃれなところもまたよし。左から、バイオプラスチックゴミ袋(45L)3箱30枚1,584円、生分解性100% 土に還るラップ30m 660円(共にEARTH FRIENDLY SHOP)サトウキビやトウモロコシなど植物由来のバイオマスプラスチック製品が、だんだん増えてきている。サトウキビなどは育成段階で二酸化炭素を吸収する、ゼロカーボンにつながる原材料。そしてこちらは、100%サトウキビを使ったバイオプラカッティングボード。もともとステンレスの業務用キッチン用品を手がけていたスウェーデンのブランドで、近年は家庭用品が充実してきており、質実剛健な雰囲気が魅力。カッティングボード825円(ヨナス|サンク 0422-26-8735)2.ラップも、使い捨てないという選択肢。さらに、実は高機能。コレクションを生産する過程で出てしまったオーガニックコットンの余剰生地と、無農薬の蜜蝋を使ってできたラップとバッグ。野菜やパンを包んで冷蔵庫に入れたり、お菓子の保存袋にしたり。蜜蝋の抗菌・保湿作用でより衛生的、新鮮に食品をキープ。水洗いして繰り返し使えるからゴミを減らせるだけでなく、食品ロスにも貢献しそう。左から、みつろうラップ1,600円、バッグ3,000円(共にEQUALAND - TRUST AND INTIMATE -|イコーランド シブヤ 03-6805-0903)3.ガラス瓶なら、捨てずにリサイクルできるから。原料は有機ブドウを野生酵母で醗酵させたナチュラルなワインのみ、野外に置いた樽でゆっくりと熟成させたヴィネガー。名だたるシェフが愛用する一本は、いつものサラダが特別な一皿に。赤でスペアリブを煮込んだり、白をポテサラに使ってマヨネーズを減らしたり。おしゃれな味になって長持ちの瓶調味料は、実は料理初心者の味方だったりする。左から、赤ワインヴィネガー500ml 2,400円、白ワインヴィネガー250ml 2,300円(共にラ・ギネル|アコテ 03-6873-7623)プラ容器ではないケチャップは、西麻布にあるビストロ〈ル ブトン〉の自家製。青山・スパイラルの〈call〉で購入できる。ル ブトンで締めの一皿として提供されるナポリタンには、このケチャップが使われているそうで、ナポリタンのレシピ付きというのもまたうれしい。トマトの酸味と旨味が凝縮して、ポテトフライにつけても美味。パッケージは〈ミナ ペルホネン〉がデザイン。ギフトとしても変化球のある逸品だ。150g 1,188円(ル ブトン|call 03-6825-3733)ミシュラン獲得店舗である〈sio〉の鳥羽周作氏が監修したマヨネーズ。体に優しい無添加で、酸味と塩味を抑えたことで味に角がなく、素材の味を引き出してくれる特別な調味料に仕上がった。いつもの茹で野菜や卵も、のせるだけでスペシャルに。瓶に入れることで、おいしさをよりキープできるという。ただ賞味期限は短いので、それを意識して食べ切りたくなるお惣菜のようなマヨ。ふつうのマヨネーズ120g×3個3,800円(ふつうのショップ 0120-596039)
2022年01月03日「Black Lives Matter」運動で可視化された人種差別は、私たちにも深く関わる問題。生まれた場所や肌の色、宗教や民族、セクシュアリティなどによる不平等を知ろう。『みんなのアメリカ~私たちが社会をつくる~』WE THE PEOPLE Episode 107 “Immigration” of WE THE PEOPLE. Directed by Jorge Gutierrez. Song title: “American Citizen” performed by Bebe Rexha. Cr. COURTESY OF NETFLIX © 2021『隔たる世界の2人』『マイケル・チェの要チェック』Michael Che Comedy Special1.『みんなのアメリカ~私たちが社会をつくる~』アメリカと日本という違いはあれど、政治や人権について学ぶきっかけに。そして、曲がどれも素晴らしい!ジャネール・モネイやH.E.R.、アダム・ランバートなど人気アーティストによる歌で、市民権や政権、移民、税金……などについてわかりやすく解説するアニメーション。バイデン大統領の就任式で話題を呼んだ詩人のアマンダ・ゴーマンも出演。Netflixシリーズ『みんなのアメリカ ~私たちが社会をつくる~』独占配信中2.『隔たる世界の2人』思わず目を背けたくなるほどの苦しいシーンもあるけれど、これがアメリカの人種差別のリアル。タイムループに閉じ込められてしまった黒人男性が、愛犬の待つ自宅に帰る途中で白人警官に殺される恐怖を何度も繰り返す。主人公・カーターの戦いを通して人種差別問題を真正面から映し出した、アカデミー賞最優秀短編実写映画賞受賞作。Netflix映画『隔たる世界の2人』独占配信中3.『マイケル・チェの要チェック』NY出身者だからこそ語れる真実を人気コメディアンが笑いに昇華。日本に暮らす私たちが共感できる点も。アメリカの大人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』に出演するマイケル・チェのスタンドアップコメディを収録。人種差別や同性愛嫌悪、白人女性によって高級化される街……などの深刻な社会問題について、ユーモアを交えながら暴く。Netflix作品『マイケル・チェの要チェック』独占配信中『ヘアスプレー』HAIRSPRAY (2007) - MICHELLE PFEIFFER - JAMES MARSDEN. Credit: GABRIEL SIMON PRODUCTION SERVICES/STORYLINE ENTERTAINMENT/ / JAMES, DAVID / Album『ブラインドスポッティング』4.『ヘアスプレー』トレーシーの前向きな姿勢と「昨日は過去」と歌う姿に励まされつつ今なお変わらない現実を思う。人種差別が残る1960年代のボルチモアを舞台に、ボディポジティブな女子高生・トレーシーはずっと夢だったテレビショーへのレギュラー出演を目指して奮闘。彼女のパワフルなダンスが、肌の色や体型への差別と偏見を吹き飛ばしていく。5.『ブラインドスポッティング』異なるバックグラウンドを持つ両者の立場からそれぞれの苦悩を知る。最後のラップシーンが忘れられない。アメリカ・オークランドを舞台に、保護観察下にある黒人男性・コリンと彼の親友である白人男性・マイルズの真の友情が試される。2人のアイデンティティを揺るがす事件が起こることで、彼らの間にあった見えない壁が浮き彫りになっていき……。© 2018 OAKLAND MOVING PICTURES LLC ALL RIGHTS RESERVED(Hanako1202号掲載/text : Momoka Oba edit : Kahoko Nishimura)
2022年01月03日