子どもが生まれると子ども中心の生活になり、夫との関係性が薄くなってしまうかと思っていました。ですが、忙しい毎日を過ごすなかで、夫のちょっとした一言にふと気持ちがラクになることが多いです。今回はそんなうれしかった一言をご紹介します。 立ち会い出産は一生の思い出に!最初に救われたのは、14時間の陣痛に耐え出産した直後のことです。出産直後、子どもに声をかけるより先に、私に「産んでくれてありがとう」と泣きながら言ってくれたのです。泣いた姿も、真っ直ぐに感謝を伝える姿も初めて見て、とても感動しました。出産の痛みはママにしかわかりません。でも、涙しながら労いの言葉をかけられるのはパパしかいません。今でも出産時のことを思い出すと、夫が声をかけてくれた瞬間を最初に思い出します。 家事は心で手伝っていよいよ3人の生活が始まり、家事と育児にあたふた。ひとり暮らしの経験がある夫は、できることを率先して手伝ってくれますが、何よりもありがたかったのは「俺にもできるかな? 手伝うから教えて!」の言葉でした。 勝手にやるのではなく、私のやり方や方法を聞き、手伝おうとするその気持ちがうれしかったです。 子どもを介して伝えるというコツ夫は、私が疲れていたりイライラしたりしていると、泣いている子どもをあやしながら「ママは今大変だから、パパと一緒に遊ぼうか」と子どもに話しかけてくれます。その会話を聞くと、ちょっと休んだほうが良いなと自分で落ち着くことができ、子どもを見てくれている間に少し休憩を取ることができます。 「何をどう手伝えばいいのかわからない」というパパも多いかもしれませんが、実際は何をやってもらうかより、ママに寄り添った一言のほうが大切だと感じています。夫のちょっとした一言にいつも救われ、精神的にとても助かっています。 イラスト:(c)chicchimama著者:中島ひとみ一児の母。社員の人材育成をメインとしている大手企業に勤務。出産後は育児や子育てに関する記事を執筆している。
2020年01月12日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、おさがりでいただいた、あるおもちゃにまつわるエピソードをお届けします♪息子のためにと、おさがりのおもちゃをいただきました。憧れのおもちゃに大興奮の息子でしたが、本当に喜んでいたのでは……。 電車のおもちゃは「場所を取るから買わない!」と決めていたのですが、いざ手に入るとこれが面白い!電車が同士がぶつからないように進行方向を揃えたり、坂やトンネルのパーツを駆使していかにダイナミックなレイアウトを作成できるかなど遊び方は無限大!タダでもらったはずなのに、必要なパーツを買い足してしまったりと男の子の血が騒いでたまりませんね! 僕のほうが息子より真剣に遊んでおります(笑)。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2020年01月10日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、1歳半ごろから始まった息子のイヤイヤ期のエピソードについてお届けします♪来るぞ来るぞとかなり身構えていた「イヤイヤ期」がわが子にもついに到来しました。 あれもイヤ、これもイヤ。自分の意思が出てきたのはいいのですが、ここまで大変だとは……。ただし、よく観察していくとごはんを食べたくなくて「イヤ」→外出にコートを着たくなくて「イヤ」→ブロックがうまくはまらずに「イヤ」など、「イヤ」に対する知能レベルが上がっていることに気がつき、「次はこんなこともイヤと言えるように成長したのか」と思うとだいぶ気持ちがラクになりました。 とは言いつつも、一向に終わらないイヤイヤ期……。今日も成長を喜びつつ、頑張ります。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2020年01月03日パパは働きに出て、ママは家庭を守るのが当たり前だった時代を経て、現在はパパも育児をし、夫婦で協力し合う時代になってきました。2人の愛する赤ちゃんだからこそ、育児もじょうずに協力し合いたいものです。そこで今回は、ママである筆者がパパにしてもらってうれしかった育児ベスト3をお伝えします。 定番! 赤ちゃんと一緒にお風呂赤ちゃんが生まれてから、パパにしてもらって一番うれしかったのが「赤ちゃんをお風呂に入れること」です。 もはやパパの定番ですが、ママにとって、かなりの育児負担軽減になります。赤ちゃんをお風呂に入れている間、自分の時間が少しでも持てますね。そしてパパにとっても、赤ちゃんとの貴重なスキンシップになります。赤ちゃんを卒業してからも続けてもらいたいお風呂当番です。 赤ちゃんの遊び相手お風呂当番に次ぐ、パパにしてもらってうれしいと感じた育児は「赤ちゃんの遊び相手」です。わが家では、赤ちゃんが1歳ごろになると、お馬さんなど、力のいる遊びをパパがしてくれました。時折、キャハキャハと聞こえてくる赤ちゃんの笑い声に私も癒されていましたね。 赤ちゃんが機嫌よく過ごしてくれると、安心して家の用事ができます。休日には散歩や児童館に出かけてくれたことも。その間に家のそうじができたのですごく助かりました。 赤ちゃんと一緒だと難しい家事赤ちゃんがいなかったときに比べ、ママがスムーズに家事がおこなえないこともあります。わが家のパパは家事をまったくしないタイプのため、何を手伝えばいいのかわからない様子でした。 そこでパパにゴミ出しをお願いすることに。ママがゴミを持って行くとなると、赤ちゃんを連れて外に出なければなりません。そのことをパパにわかってもらう必要があると感じました。 難しいことでなくてかまいません。食べた食器を片付ける。ほんの些細なことでも大助かりなのです。育児の悩みを聞いてくれる身近な存在がパパでもあります。話を聞いてくれるだけで気持ちがラクになるものです。特に産後は、精神的にも不安定な時期。パパのサポートがママにとって力強いものになると思います。 イラスト:(c)chicchimama著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年12月30日2018年2月生まれの男の子を育児中のみーすけです。 こんな反応初めて見たー! やはり男の人が怒ると必要以上に恐怖を感じるものなのかも……? この件で、なあさんはそまを叱れなくなりました。ぷっwww 私の父がとても怖い人だったので、なあさんにはやさしいお父さんになってほしい……叱るのは私の役目になりそうです。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター 絵日記ブロガー みーすけ2018年生まれの男の子を育児中の絵日記ブロガー。日常をマンガにしてブログを更新中! ネットで子育て情報を検索するのが趣味。最近の悩みは赤ちゃんのおもちゃを買いすぎてしまうこと。
2019年12月22日登場人物おかめ:ワーキングマザー。息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』ママのお悩みを解決したのはあのアイテム…!2歳になるとイヤイヤ期を迎える子どもが多く、癇癪(かんしゃく)や自己主張にどう対応すれば良いのか、いつまで続くのかと悩むママもいるでしょう。タイマーを取り入れるといおかめさんのユニークな対応は今すぐにでも真似したくなりますね。スマートフォンのタイマー機能などを駆使して、みなさんも実践してみてください!(編集部)おかめさんの次回の公開は1/10(金)を予定しております。お楽しみに。妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2019年12月20日初めての育児に不安を抱えているママ・パパは少なくありません。そんなママ・パパの大きな助けとなってくれるのが、先人の知恵が詰まった子育てについて書かれた本の存在です。日々新しい情報を取り入れることも、もちろん大事ですが、基本の育児本を一度読むことには大きなメリットがあります。育児本を読むメリット子育て、家事、仕事に…と、本を読む時間もなかなか確保できませんよね。しかし、質の良い本を読むことで得られる知識は、想像以上に大きなものといえるでしょう。育児本に手を伸ばす最初のきっかけとして、まずは育児についての本を読む具体的なメリットから確認していきましょう!赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる育児本を読むメリットとして、まずあげられるのが『赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる』というものです。核家族化が進み、大人になってから赤ちゃんや子どもと接する機会が少なく、気軽に相談できる祖父母・親族が身近にいない世帯が増えた現代では、赤ちゃんや子どもとの接し方がわからず、何もかも手探りの状態になりがちです。赤ちゃんの命を預かっていることへの不安で、ママ・パパが精神的に不安定になってしまうというのも珍しいことではありません。そんなとき、大きな助けになってくれるのが『育児本』の存在です。育児本を通じて赤ちゃんのお世話の仕方や健康管理の知識を学ぶことで、赤ちゃんを育てることへの不安が少なくなります。育児本は、子育てのマニュアルとしてだけでなく、ママ・パパの心の支えとしての役割も担ってくれる存在なのです。成長の目安、発達段階を確認できる多少の個人差はありますが、『首すわり』『寝返り』『ハイハイ』など、赤ちゃんの発達過程を知ることで、次に赤ちゃんができるようになることを知ると共に、それに応じた安全な環境を整えられるでしょう。場合によっては、成長の遅れや偏りから隠れた疾患に気付き、早期受診につなげるきっかけとなることもあります。赤ちゃんの健やかな成長のためにも、ぜひ1冊手元に置いておきたいものですね!【定番】おすすめベストセラー3選では、いよいよ実際におすすめの育児本を見ていきましょう!まずは、育児本の定番ともいえるベストセラーを3冊紹介します。はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ!人気育児誌『Baby-mo』の現役ママ編集者チームが、日々成長する赤ちゃんの育児に知りたいことを網羅した1冊です。オールカラーでわかりやすく、赤ちゃんの体と手指の発達&赤ちゃんの気持ちカレンダー、心と言葉の発達+ママ&パパの語りかけシートなども好評で、初めて育児をするママとパパに、まずは1冊おすすめです。 はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ) 最新! 育児新百科「この時期の赤ちゃんは何ができるものなの?」「ウンチの回数はこれくらいが普通なのかな?」そんな小さな疑問を一つ一つ解消してくれるのが『最新! 育児新百科』です。月齢別の0~3歳までの子どもの発育・発達から、ホームケアの方法・予防接種などの情報がこの1冊にまとめられているので、いざというときもあれこれ調べ回る必要がありません。手元にあると安心な基本の子育て本といえるでしょう。 最新! 育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ) 子どもが育つ魔法の言葉『子どもが育つ魔法の言葉』は、世界22カ国で販売され、世界的に高い支持を集めている人気の子育て本です。自身も3人の子どもを持ち、家庭教育や子育てのコンサルタントを長く務めてきた著者が紡ぐ言葉は、子育てに悩むママの心を優しく解きほぐしてくれるでしょう。「私の子育ては間違っている…?」そんな不安に襲われたときにぜひ手に取ってみたい1冊です。 子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫) パパにも読んでほしい子育て本3選子育て本は、決してママだけのものではありません。パパが上手に子育てに参加する方法や、知っておきたい情報が手に入るおすすめの3冊をチェックしていきましょう!嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』は、ドラマ化もされた話題の漫画『コウノトリ』の主人公のモデルともなった産婦人科医が、新米パパに向けて書き下ろした実用的な1冊です。『妊婦との付き合い方のバイブル』といわれるだけあって、つわりや陣痛など、男性にはピンときにくい問題が分かりやすく解説されているため、妻が妊娠中の夫婦関係を円満に保つという点でも大きく役立ってくれるでしょう。関西弁交じりの軽妙な文体で、肩ひじ張らずに読み進めるのもうれしいポイントですね! 嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書) 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親「積極的に子育てに参加したいけれど、具体的にどうしたらよいのか分からない」そんなジレンマを抱えるパパは少なくありません。『子どもを伸ばす父親、ダメにする父親』は、『我が子をメシが食える大人にするために父親が果たすべき役割』をテーマに、父子の関わり方や遊び方の具体例を示した実践的な育児本です。子どもの成長をサポートするだけでなく、親子のコミュニケーションの取り方を学ぶ上でもぜひ一読しておきたい1冊といえるでしょう。 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) 男が育休を取ってわかったこと自主的に育児に向き合おうとするパパの中には、育休の取得を検討している人もいるのではないでしょうか。実際に決断する前に、1つの参考事例として目を通しておきたいのが『男が育休を取ってわかったこと』です。育休の取得法から給付金・赤ちゃんの肌のケア方法まで、現役皮膚科医が自身の経験をもとに書き下ろした1冊は、大切な選択をする上でとても大きなヒントを与えてくれますよ。実際に育休を取るにせよ、取らないにせよ、たくさんの大切な学びを得られる育児本といえるでしょう。 男が育休を取ってわかったこと 悩んだときの1冊を手元に!『赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる』『成長の目安が分かる』『父親の育児参加について考えるキッカケになる』などのメリットを持つ育児本は、新米ママ・パパのサポート役として大きな役割を果たしてくれます。子育てに絶対の正解はないのですが、知識を知ることで事故を防いだり、著者の考え方に触れて前向きな気持ちを取り戻したり、場合によっては疾患に気付く貴重なきっかけを得られたりすることもあります。ママ・パパそれぞれ、お互い協力し合いながら子育ての時期を楽しんでいけますように!
2019年12月17日最近、姉弟の反抗期が重なってしまい、朝の登園時にかんしゃくを起こすことが頻発してるのですが…■なにがきっかけになるか分からない「車に乗って登園する間、姉弟(みんな?)でしりとりをすることがあるのですが、このときは「ぼ」から始まる言葉が思い浮かばず、大あばれ…。こんなふうに何がスイッチになるかわからないですし、そのまま30分ほど泣き続けることも多々あります。平日はワンオペで育児をしているので1人で2人の対応をするのはなかなかハードでした。■ストレスは早めに発散するに限る!かんしゃくの原因に同調してあげるといいとのことで、気持ちを聞きながら「これがイヤだったねー」「●●●したかったんだねー」などの声がけをしていますが、それだけでうまくいくケースは少ないです。子どもたちから手がでてくるときもあり、そういうときは自分の気持ちを落ち着けるためにも、少しの間ほおっておくことも必要だと考えています。あとはとにかく自分へのご褒美! です! 夕飯を自分の大好物にする、とかカフェラテを飲む、とかチョコを食べる、などで自分を労ってあげてください。(食べ物しか思い浮かばなかった)
2019年12月04日私は現在、3歳と生後5カ月の娘をもつ2児の母親です。実は、私の両親はいわゆる毒親。両親ともに自営業で、24時間生活を共にせざるを得ないせいか、いつも夫婦喧嘩がたえず、私自身は暴力や過干渉、ネグレクトを受けて育ってきました。そんな家庭環境に置かれていた私の経験をお話しします。 両親が毒親だと気付いたとき私は物心ついたころから、両親に頭を叩かれる、暴言を吐かれるといった心身面での暴力や、20歳を過ぎるまで門限が20時などの過干渉、両親が仕事中は基本的に経営するお店から出てはいけないなどの決まりに縛られていました。しかし、仕事中なので一切私の相手はしてくれないなど、ネグレクトも受けて育ちました。自分の両親が毒親だと気付いたのは、私が結婚して上の子を妊娠したときでした。妊娠してからさまざまな育児本を読み、自分の子どもを出産して育児をおこなうなかで、これまでの私の家庭環境はおかしいと初めて気付くことができたのです。 なぜ両親が毒親と気付かなかったのか?両親が毒親だと気付くまでかなりの時間がかかったのはなぜなのか? 自分なりに考えた末、こう結論づけました。 「幼少期は両親という絶対的存在がいてこそ、自分の生活(衣食住)が成り立つ。親がいなければ子どもは何もできない。だから、両親のいうことには従わざるを得ないので、強大な存在である両親の価値観こそが一番正しいとずっと思い込んでいた」のだと……。 幼少期からの価値観は生涯引きずるものしかし、普通の家庭で育った方から見ると、さすがに中学生になれば自分自身で毒親かどうかくらい考えられるんじゃないの? と思われるかもしれません。 通常、思春期には反抗期という形で、「自己と他人(両親)は別の個性ある人間である」と自覚する時期がある人が多いと思いますが、私の家庭ではそれができませんでした。学生時代も両親から暴力を受け続け、残念ながら私は反抗期の機会も失ってしまったのです。 現在、両親とは極力距離を置いていて、当たり障りのない付き合いを心掛けています。そして、毒親の元で育った私の育児教訓は“子どもを叩かず、甘えを受け入れてあげる”ということです。普通のことかもしれませんが、歪んだ価値観をすり込まれた私にとっては非常に難しい課題なのです。子どもたちや自分の身を守り、“本来の自分”を取り戻すまでには、もう少し時間がかかりそうです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身が毒親に育てられた。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月26日【調査結果】パパの家事分担の傾向は?パパの家事分担が進んでいるリクルートブライダル総研の「出産・育児調査2019」の調査結果によると、家事を女性が9割以上負担している家庭の比率は2018年では53.0%でした。この比率が2019年には48.8%と減少しています。育児においても、9割を女性が負担している比率は2018年で47.5%だったのが、 2019年には44.0%と減少しました(※)。女性側からみると高すぎる負担が少しずつ減り、男性が家事・育児に参加することが当たり前になりつつある兆しといえるでしょう。「家事や育児は女性がするもの」という偏見がなくなっていくことは、ママにとってもパパにとっても嬉しい変化ではないでしょうか。【体験談】実際にパパが担当している家事・育児は?パパの家事・育児分担が進んでいる中、実際にパパたちはどのような家事・育児を担当しているのでしょうか。ママたちから寄せられた体験談を紹介します。パパが担当している家事・育児の種類ゴミ出し朝、玄関にゴミを置いておくと出勤時に持って行ってくれます。洗濯ものをたたむ私は洗濯ものをたたむのが苦手で、かなりのストレスを感じていました。乾いた洗濯物をたたまずに毎回放置しているのを見て、パパが自然とやってくれるようになりました。私よりも几帳面だし、こまごまとした洗濯ものたたみはパパにぴったりでした。テレビを見ながら、空いた時間にきれいにたたんでくれます。お金の管理お金の管理や保険の手続きはパパが担当しています。私自身お金の管理が苦手なので、パパに任せたほうが安心できて助かっています。車関連の手続きや手配私は免許を持っていないので、車を使う用事や管理はすべてパパの担当です。赤ちゃんのおむつ替え赤ちゃんのおむつ替えはパパに率先してやってもらうようにしていました。というのも、赤ちゃんのうんちのおむつを替えるときに「俺、つらい」と言われたのがショックで。父親としての自覚を持ってもらいたい気持ちが強くなり、おむつ替えはできる限りやってもらうように促しました。はっきりした分担はなし基本的には私が手が空いてないときにお願いするかたちで、はっきりとは分担していません。ただし、私の機嫌が悪いときは率先して家事をやるようになりました。基本的に何でもできる妊娠中のお風呂掃除は絶対にパパでした。そのほかも、基本的に臨機応変に家事はなんでもやってくれます。パパにできなくて私にできることは丁寧さの追求くらいです。各家庭によって、分担する家事・育児の種類や程度は大きく異なっているようですね。パパとママの性格によっては、パパのほうが得意な家事もあるかもしれません。パパの変化を感じた体験談出産前後でできることが増えた産後に仕事へ復帰するまではほぼ全部の家事を私が担当していましたが、今ではパパが自分の服のアイロンがけ、たまに子どもの保育園への送り、ゴミ出し、皿洗い、私がいないときは、子どもの寝かしつけやはみがきなどひと通りできるようになりました。もともとパパは家事が全くダメでしたが、出産前後でできることが増えたなという印象です。子どもが増えて家事に積極的に3児のワーママです。私が仕事で忙しいときは、食器洗い、洗濯、お風呂掃除など基本的な家事はパパがしてくれるようになりました。個人的な感想なので一概に言えませんが、子どもが増えるたびに私のキャパオーバーが重なり、夫が家事に積極的に取り組むようになった気がします。ママの仕事復帰や子どもが増えたタイミングでパパが家事に積極的になるケースも見られました。環境の変化がきっかけで意識が変わるのかもしれませんね。夫婦で家事分担を調整していこうリクルートブライダル総研の調査結果のデータをよく見ていくと、興味深い事実が出てきます。男性の育児負担の割合が年々増えるにつれ、育児期に満足している男性も年々増えているのです。つまり、男性が家事や育児に積極的にかかわることは男性側の不満につながるとは限らず、むしろポジティブな変化をもたらすという傾向が見えます。パパに家事や育児をお願いするのは気が引けるというママは、実は、お願いすることが逆にパパの満足度につながるかもしれない、と考えれば頼みやすくなるのではないでしょうか。どのような家事があるのか夫婦で共有し、お互いができそうなもの、得意そうなものを担当していくと無理のない分担がしやすいでしょう。しかし、なかにははっきりと分担しないほうがうまくいく、という家庭もあるかもしれませんね。家事分担には「これ」という正解はありません。夫婦で相談し、試してみて、家族みんなが心地よく暮らせるよう調整していけると良いですね。
2019年11月14日子どものお風呂はパパにお願いしているというご家庭もあると思います。わが家の場合もそうですが、実はそこには少しの不満が存在しています。今回は、ぜひパパにも聞いてほしい「子どもをお風呂に入れること」について、わが家の体験談を紹介します。 子どもたちはパパとのお風呂が大好き!パパの大きな背中を洗ったり、一緒にお風呂に浸かったり……。わが家の子どもたちはパパとのお風呂の時間が大好き! わが家の子どもたちは、ママよりパパとのお風呂を選びます。 仕事が忙しいパパと子どもたちの時間が少ないご家庭においては、お風呂は親子のスキンシップがとれる絶好のチャンスですよね。私は子育てにおいて、最も手間と時間がかかるのはお風呂だと感じているので、ここでパパが登場してくれると本当に助かります。 入れてくれるのはいいけれど……ママたちの不満ご家庭にもよりますが、パパとのお風呂に関して周りのママたちからよく聞く声は、「子どもを洗う作業はしてくれるけれど、それだけだとその間にほとんど家事が進まなくてちょっと困る」というもの。実は私もその不満を持ったことがありました。 パパとママの子どものお風呂に対する認識の違いがそう思わせてしまうのかもしれません。それでは、ママたちの言う「子どもをお風呂に入れる」とは何を指すのでしょうか? ママたちの言う「子どもをお風呂に入れる」私を含むママたちの認識では、「子どもをお風呂に入れる」ということは、単にお風呂に入れて洗うだけではなく、「服を脱がせる→体を洗う→湯舟に浸かる→体を拭く→パジャマを着せる」という、この一連の作業を指します。 「洗う」だけでなく、「服を脱がせる→体を洗う→湯舟に浸かる」という前半や、「体を拭く→パジャマを着せる」という後半を分担するだけでも、負担は軽くなります。「子どもをお風呂に入れる」という単純明快に思えることでも、夫婦で段取りを細かく確認しておくと、パパとママの間に誤解も生まれず、またスムーズに進むと感じています。 ドキッとしたパパやママもいるかもしれませんが、小さい子どもとのお風呂の時間は長い人生のなかでも本当に貴重な時間ですよね。だからこそ、私も不満を持つだけでなく、話し合うことを心がけ、いろいろな方法を試しながら夫婦で子育てを楽しんでいきたいと思っています。著者:山野美由紀二男一女の母。出産を機に、プログラマーを退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月05日赤ちゃんを産んだからといって、誰もが最初から完璧なママになれるわけではありません。産後にママと暮らすパパが当然と思っていることは、ママにとって当たり前ではないこともしばしば。産後の生活でパパが何気なく言った言葉に傷ついた私が、世の中のパパに知っておいてほしいと思ったことをご紹介します。 ママだって、毎日必死に成長中なんです!朝も夜中も関係なく、泣くことでしか意思表示ができない赤ちゃん。娘は生後6カ月ぐらいから夜泣きが始まり、連日の睡眠不足でフラフラな毎日を送っていました。ある夜、娘の夜泣きにしばらく気づけず、眠ってしまっていた私。ハッと目を覚ますと、隣で寝ていたパパが娘をあやしてくれていました。 朝になり、何食わぬ顔でパパが発したひと言に、怒りを覚えました。それは、「なんでママなのに、赤ちゃんの泣き声が聞こえないの?」という言葉でした。 産後ママの現実をもっと知ってほしい私たちにとって初めての赤ちゃんだった娘。もともと子ども好きだったパパは、娘が生まれたことが、ただただ幸せな様子でした。もちろんそれは私も同じでしたが、出産での体力消耗と連日の睡眠不足で、心身ともに余裕がありませんでした。そんなときに、「なんで聞こえないの?」と問われることが、まるで責められているように感じられ、傷つきました。 どうやらパパは、赤ちゃんを産めば女性は自然と“ママとして完璧な機能が備わる”と考えていた様子。何を根拠にそう思ったのかは不明ですが、産後のママは寝なくても平気で、たとえ寝ていなくても赤ちゃんの泣き声に反応でき、どんなときも赤ちゃんのことがかわいくて仕方ないと思っているものだと信じていたようです。「そんなわけないでしょ……」と、パパが描く理想を前に、茫然としてしまいました。 最初から完璧なわけではない 赤ちゃんを産んだ瞬間から、自動的に完璧なママになれるなんて有り得ない話。毎日赤ちゃんと過ごすなかで失敗を繰り返しながら、ママも成長していきます。パパが描いていた“ママ像”は現実の私とは程遠く、意図せず私を傷つけました。そして、このような理想と現実のギャップは、産後の体の状態や、産んだから(パパが思う)ママになれるわけではない、ということをわかっていれば生じないのに……と思いました。 睡眠時間が不足すると、感情や思考のコントロールも難しくなり、起きられないことも当然あります。時には赤ちゃんと一緒にいることがつらくなることだってあります。私はその後、折に触れてパパに今の気持ちや体の状態について発信するようになりました。パパも徐々にその現実を受け止め、責めるような発言は少なくなっていきました。 産後、パパはそれまで当然と思っていた“ママ像”が、私によってことごとく裏切られていくことで、初めて現実を知った様子でした。パパもママも、少しずつ成長していくもの。衝突を恐れず現実を伝え続けることで、親としてお互いが成長していく道を選ぶことができました。 イラスト:imasaku著者:金谷ともみ第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡
2019年11月05日こんにちは、マメ美です!子どもを産む前と実際子どもを産んでからで、「思ってたのと違う!!」っていうこと、結構ありますよね。私は『女の子は小さいうちはパパが大好き!』なものだと思っていました。「大きくなったらパパと結婚するー!」なんて小さな女の子が言うところをよく見かけていたので、それが当たり前だと思っていました。しかし我が家の3歳の娘は小さい頃からママっ子。口癖(?)は「パパイヤ!!」なのです…(^^;)■パパイヤ期の娘娘は昔からパパよりママ派。赤ちゃんの頃はまだ良かったものの、最近ではとにかく『パパイヤ』なのです。トイレやご飯や着替えなど全て「ママじゃなきゃイヤ!」状態…。頑張って寄り添おうとコミュニケーションをとる夫ですが、ことごとく粉砕されています。私と夫は会話も多い方だと思いますし、特に険悪になったことも無く。色々と娘とも夫とも話をしたり、パパと娘の2人の時間を増やしたりと試していますが微妙なところ…しかしある日、娘の違う一面が見えたのです。■パパのいない夜ある日、久しぶりに夫がいない夜がありました。いつもなら昼間から「今日パパいないからママと2人だよ〜」など事前に教えていたのですが、この日は夫が夕方電話をしてくるまですっかり忘れていました(^^;)「今日パパいないんだった! ママ忘れちゃってたわ〜」なんて言いながら2人で夕ご飯を食べてお風呂も済ませて、普通に過ごしました。しかしその日の夜。ぽつりと娘が言ったのです。一瞬驚きましたが、何だかんだ言ってもやっぱりパパが居なくて寂しいんだなぁ…と嬉しく思いました。■可愛らしいツンデレ?寂しそうに見えた娘から返ってきた返事は…ぜ、絶っっっ対自分が寂しいくせに…パパの寂しさに転換している…!!「パパって仕方ないな〜!」とクスクス言う娘…。な…なんというツンデレ…!!しかしそこは3歳児。朝起きてパパがまだいないことにすぐに気がつきそこにはテーブルの下や玄関、トイレの中などを覗き必死にパパを探す娘の姿があったのです。いつもの言葉とはうらはらな行動が愛くるしくて、思わず動画を撮って夫に送りました。すると…パパが帰って来るや否やテーブルの下に隠れたきり、いつもの塩対応の娘に戻ったのでした…(涙)頑張れパパ! 負けるなパパ!その愛はしっかり届いているよ!!
2019年10月30日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、子どもに「お父さん・お母さん」と呼ばせるようにしていたエピソードをお届けします。わが家では、成長してから直すのが難しそうという理由で子どもに「パパ・ママ」と呼ばせず、「お父さん、お母さん」と呼ばせるようにしてきました。 「お父さん、お母さん」はやはり文字数が多く、言いづらいのか子どもが僕を呼ぶときは「これ!」と物のように呼ばれてきました。 保育園に入ると、周りの子や先生などの影響ですぐに「パパ、ママ」を覚えてきてしまいました。それまでの苦労がすっかり水の泡になってしまったのですが、子どもがうれしそうに「パパ」と呼んでくれると、こちらもとてもうれしく、「意地を張らないでもっと早く教えておけばよかったかな」とちょっと後悔もしましたね。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。
2019年10月25日「ガルガル期」という言葉を知っていますか?女性が出産したあとに、動物的な本能から子どもを守るために気性が荒くなる時期のことを表す言葉で、インターネット上などで数年前から使われ始めたものです。今回はそんな産後の「ガルガル期」についてのアンケートをもとに、産後のつらい時期の乗り越え方について考えてみたいと思います。■7割以上は「ガルガル期」を経験アンケートでは、「産後のガルガル期」があったかどうか聞きました。その結果、「強くあった」、「少しあった」、「あった」と答えた人が合わせて71.9%となり、7割以上と多くのママとパパが産後のガルガル期を経験していることがわかりました。Q.「産後のガルガル期」あった?強くあった 34.1%少しあった 27.7%あった 10.1%ほとんどなかった 15.2%なかった 9.5%その他 3.3%■ガルガル期エピソード「赤ちゃんをとられる」多くのママたちが陥る「ガルガル期」。どのような気持ちを抱いているのか、アンケートに寄せられたコメントをもとに紹介していきましょう。「(親にとって)初孫だったからだと思いますが、やたらと干渉して毎日顔を見に来て、とられるような気がして、イライラしていましたね」(三重県 50代女性)「自分と血のつながりがない人はすべて敵。泣き止まない子どもを泣き止ませようと私の腕から取り上げた実母にすら『そうやって勝手に奪おうとするなら、おまえが最後まで育てろ!』と半狂乱になった」(神奈川県 40代女性)「生まれたとき、旦那側の親戚がみんな、『パパに似てるね』などと、全部あっち側に似てると言うからガルガルしました! 男の子だと、『跡取りだ』と言うのにもガルガルしました」(神奈川県 40代女性)このほかにも、「ぐずったときのなだめ方が母の方が上手で、勝手に自分がイライラしていた」というコメントも見られました。第一子の場合は、初めての子育てが大変だと感じるママやパパも多く、だれかの助けを必要とする場合もあるでしょう。ただ、産後のガルガル期に突入している場合には、周囲の助けをかえって苦痛に感じてしまう場合もあるようです。■ガルガル期エピソード「私の育て方に難癖つける気!?」また、ガルガルする理由のもう一つとして、「育児に口出しをされたくない」という思いも隠されていることがわかりました。「里帰りで実母にガルガルしました。二言目には『自分のときはこうだった』、『抱きぐせが付くから泣いても放っておけ』と。子育ての仕方は昔と変わってきているのに耳を貸さず、イライラしていました」(広島県 50代女性)「私の母にイライラガルガルしていました。『そんな抱き方じゃ赤ちゃんがかわいそう』とか、初出産で心の余裕もなかったので、素直に受け止めることもできませんでした」(東京都 40代女性)「娘が2、3ヶ月の頃に、顔に湿疹(しっしん)ができたんですが、それを夫に指摘されたときに思いっきりガン飛ばしてしまいました。『私の育て方に難癖つける気!?』って」(滋賀県 40代女性)毎日必死で赤ちゃんと向きあうお母さんたち、さらに初めての育児だと、どうやって育てればいいかわからないという不安のなかでも、育児の正解を探して必死でがんばっています。実母も娘の子育てをサポートしようと思っていたとしても、娘であるママから見るとあれやこれや口出しをされていると感じてしまい、思わずかみつきたくなってしまう気持ちも理解できます。子育ては人それぞれにやり方があり、それを押し付けられたと感じたときにママたちのストレスはとても大きなものとなっているようです。■ガルガル期エピソード「子どもは私が守る!」さらに、衛生面や世話の仕方への不安など、子どもを守りたいという思いがゆえに、周囲にガルガルしてしまうママもいるようです。「上の子たちが生まれた頃は、旦那のおばあちゃんのベッドに子どもを寝かされたりして、ものすごく腹が立った」(三重県 40代女性)「義母が口の中に入れた鶏肉をかんで食べさせようとしていた。3日前に買った硬いドーナツを食べさせようとしていたときは、ゾッとしました」(愛媛県 20代女性)「里帰り出産して、父が赤ちゃんを見ていると言うから任せてトイレに行ったら、大人用の羽布団をあごの下までかけて自分は別室に戻っていた。我慢できなくなり自宅に戻りました。子どもの命を守るために攻撃的になっていましたね」(神奈川県 40代女性)たしかに、大切な子どもを衛生面や安全面で危険に陥らせないでほしいというのは、どんなママでも感じることでしょう。筆者自身も初めての子どもを出産したあとは、義実家や実家などを訪れた際には、家族の子どもへの接し方に過剰なまでに目を光らせていた記憶があります。いまとなっては、「この子の命を守れるのは私だけ」という思いが発動し、やや暴走していたかもしれないと思いますが、当時はただ一生懸命だったことを記憶しています。■「ガルガル期」は悪なのか!?一方で、「ガルガル期」という言葉に関しては、そのネーミングに疑問の声が寄せられるとともに、そのこと自体には肯定的な意見も多く見られました。「『ガルガル期』と呼ぶのは産婦じゃない側ですよね。まわりに理解がある人がいたり、助けてくれる人がいたら、心配なく子育てに専念できたら、産婦がそんな呼ばれ方しないんだろうな、とつくづく思います」(千葉県 50代女性)「それだけわが子をいとおしい気持ちで育てていたのだと思う。子どもの命を守らなきゃという気持ちは、周りが敵だらけだと思う程。人間は動物なんですよ、しょせん。みんな子育て必死なのさ」(千葉県 40代女性)「『ガルガル』。私には何か嫌な言葉に聞こえます。子どもを授かったら守ろうとするのは当然では?」(北海道 40代女性)産後の母親を、本能的な動物が牙をむく様子に例えて「ガルガル期」と呼ぶことについて、否定的な声も見られました。また、母親になって子どもを守りたいという気持ちからガルガルしてしまうことは、そもそも当然のことではないかという指摘の意見も集まっていました。どうしても「ガルガル期」というネーミングから、当事者にとっては産後のデリケートなママたちの状態を揶揄(やゆ)されているような不快な気分になってしまう人もいるかもしれません。産後は、それまでの生活スタイルや対人関係がガラッと変わり、何が起きるかわからない赤ちゃんとの生活が続いていくため、ママたちは身体的にも精神的にも疲弊します。それでも、子どもを守らなければならないと、がんばりすぎてしまうがゆえに「ガルガル期」に突入してしまう場合も多くあり、それは当然のこととも言えそうです。「ガルガル期」、どう乗り越えた?ここまで紹介してきたガルガル期の子育て家庭の実態ですが、どうすればガルガル期を回避する、もしくは乗り越えていけるのでしょうか。ママやパパが少しでも楽になれる方法はあるのか、アンケートの答えから、ヒントを探しましょう。<その1、周囲に協力を仰ぐ>●まわりに「ガルガル期」を説明し、大変さをわかってもらう●出産後は不安が大きいので、親など周囲の人に配慮してもらえるようお願いする<その2、周囲の子育ての意見は聞き流す>●実母、義母の子育ての話はあまり受け止めないようにして、聞き流す<その3、前もって産後の状態を予測しておく>●「ガルガル期」いうものがあることを事前に自分もパパも理解しておく<その4、同じ立場のママ友と交流する>●同じ立場のお母さんと話したり、遊んだりして心を和ませる<その5、時が過ぎるのを待つ>●産後半年くらい過ぎて、気持ちが落ち着いてきて自然に冷静になれる。いつか絶対落ち着く時がくるどのコメントも、自らの育児経験が反映され、先輩ママたちの重みのある言葉が残されています。「ガルガル期」で周囲の人だけでなく、ママ自身もつらい思いをしないために、こうしたアドバイスも心にとめておきたいですね。「完璧な育児」を自分に課してしまうと、ママ自身の疲弊も激しくなり、さらに自分自身にも他人にも厳しくなってしまうかもしれません。コメントを読むと、「赤ちゃんの命を私が預かっている」と責任感を一手に引き受けてしまうママほど感じやすいようにも思います。でもこれまで生きてきて、これほどひとつの命に一生懸命になり、愛情を注いだことはなかったのではないでしょうか。こう考えると、「ガルガル期」というのもママの溢れんばかりの愛情と防衛本能なのかもしれませんね。ただ実際にそのときにはとても苦しい状態となっている人もいるでしょう。ガルガル期の間は夫に対しても攻撃的になる人もいるようです。でも、言葉にして苦しさを吐き出したり、「ガルガル期」の書籍などを読んでもらうことで、夫にも状況は理解してもらえると思います。そうしてできるだけ近くにいる人に自分の気持ちを伝えることで、苦しさも少しずつやわらいていけるかもしれません。または少しの時間一人になったり、ゆっくり眠ったりと、ママの疲れを癒やしていくうちに、コメントにあるようにいつしかガルガル期は終了していけるかも。きっと、大変だと感じる時期や程度は人それぞれでしょう。でもガルガル期を乗り越えられたときに、一生懸命なママをサポートしてくれた周囲にも思いが馳せられるようになっているといいですね。そしてそれだけがんばって赤ちゃんを守った自分をほめてあげてほしいなと思います。Q.「産後のガルガル期」あった?アンケート回答数:4102件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年10月13日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 長女N子が保育園に途中入所できることになったというのに、のんきにおしりふきのお話を描かせて頂いて早3話目。おしりふきが好きすぎて申し訳ございません。 今日は、東京で活躍しているデザイン学校の友だちが大阪に戻ってきたので、久しぶりにデザイン学校の友だちと夜の街に繰り出した日のお話です。その中の1児の父親がこんなことを言っていました。 「おしりふきって水99.9%とか書いてるけど、この繊維は何なん?…て思わへん?」と……。お答えしましょう!パパ友よ! 思わへん!全く思わへんでした! 明らかに「原材料の不織布を除いて、液体だけを考えてみたら水が99.9%です」の「水99.9%」やろ!と思いました。 が、生活に追われて当たり前みたいに「不織布を除いて液体だけ考えてみたら」の部分を自分の都合の良いように頭の中で付け足して、その表示に疑問すら抱かなかった私って、クリエイターとして彼に大きく劣っている気分になりました。(それがなくても学生時代から明らかに大きく劣っていたことは置いといて〜) 育児中は何かと世間に置いていかれてる気持ちになりがちですが、その夜も、小さい子どもがいながらもクリエイターとしてバリバリ働いて「水99.9%」に疑問を感じるほど育児用品を冷静に観察できているパパ友に超ジェラシーな夜でした。 やっぱり夜にコラムを書いたらロマンチックになっちゃうな〜 なってない? イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週2回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。HP:「やましたともこのホームペー痔」
2019年10月09日子どもの才能と個性を伸ばす育て方とは?パパ小児科医の加納友環(ぱぱしょー)先生に、「子どものしつけ」についてお話を伺いしました。叱り方の工夫は…?危険な行動については叱りましょう。落ち着いたときに改めて理由を説明しましょう。育児で大切にしていることは…?否定をしないで、まず子どもにいろいろなことをさせてみることが大切です。子どもの才能と個性を伸ばすには…?子どもの自己肯定感を養うこと、そして決めつけないことが大切です。ほかにも、ぱぱしょー先生の育児エピソードをお伺いしました。ぜひ動画をチェックしてみてくださいね。動画目次0:41叱り方の工夫について1:50おすすめの褒め方について3:06ぱぱしょー先生が育児で大切にしてること5:06ぱぱが娘の育児をするときに気をつけてることってある?5:49子どもの才能と個性を伸ばす育て方字幕付きのため、音声なしでもお楽しみいただけます♪加納友環(ぱぱしょー)二児(2歳、4歳)の父で小児科専門医。TwitterやInstagramを中心に子育て当事者の立場から、また医療者の立場から子育てに役立つ情報を発信しています。子育てに役立つ情報が盛りだくさん!ままのてのYouTubeチャンネルでは、ママ・プレママの素朴な疑問やリアルな悩みを解決します。ぱぱしょー先生の育児と家事について先生が育児のときに注意していること、また先生おすすめの育児グッズについて紹介してくださっています。後悔しない子育てのコツは?先生が子育てで実際にやっておけばよかったこと、また先生からパパへのメッセージなどを紹介しています。子どもを上手に寝かしつける方法は?子どもの睡眠の大切さや、なかなか寝ない子どもを上手に寝かしつける方法について、ぱぱしょー先生が実演しながら解説してくださっています!子どもの予防接種で保護者が注意すべきことは?子どもの予防接種のスケジュールの立て方や、予防接種をするときの過ごし方などを、具体的に説明しています。秋に気をつけたい食中毒!秋のお弁当で食中毒にならないために注意したいポイント、また食中毒の予防法について解説しています。動画は絶賛更新中!ぜひチャンネル登録してみてくださいね。
2019年10月09日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、うんちとの戦いからたくましく成長した僕のエピソードをお届けします。入浴時に子どもが「うんち」をお漏らししてしまい大慌て!これって子育てあるあるですよね、僕もこれまでたくさん子どもの「うんち」と戦ってきました。 子どもが生まれて間もないころ、浴槽が「うんちまみれ」になることが何度もありました。そのたびにうろたえ、大声で奥さんに助けを求めていたことを覚えています。ところが子どもが2歳になった今では、その扱いも慣れたもので、子どもの排便の予兆を敏感に察知し、トイレに間に合うかを計算!間に合わない場合はそのままお風呂場で済ませてもらい、僕がトイレに運ぶといった一連の流れがスムーズにできるようになりました。「大きいのが出たね、お風呂の外でできて偉いね」と子どもに対するフォローもバッチリ! 日々成長できているなと達成感すら覚えますね。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。
2019年10月04日登場人物母/ふみ子(とまぱん):あわよくばすぐ横になる。ぼーっとすることが好き。夫/よたろう:ちょっと変わった性格。うんちくやマニアックな情報をたくさん持ってる。娘/とまちゃん:2017年9月生まれ。常に動き回ってる。乳児用せんべいが大好き。バーイ!最近、娘が朝の4時台に目覚めるので眠くてしかたありません。娘は起きたらすぐリビングで遊びたがるので一緒に行きますが、寝室を出るときは必ず夫にバイバイをします。夫は爆睡しているのでなかなか返事をしないのですが、夫が返事をするまでずっと「バーイ」と言う娘...。たまに娘と寝転がってぼ〜っとしてるのですが、夫が仲間に入ろうとしたときの「バーイ」が尋常じゃありません。すごい必死こいて「バーイ!!!バーイ!!!」と言い夫を向こうに追いやろうとします。朝とまるで違った塩対応にとても悲しむ夫でした。(とまぱん)過去のエピソードままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!著者情報東京都に暮らすアラサー母。1歳の娘を育て中。マイペースにInstagramで子育て日記を更新してます。
2019年10月01日ニュースなどでイクメンの話題があがると、どうして我が家だけワンオペ育児なの……と思うママも多いのではないでしょうか。 夫は気が向いたときにだけしか手伝ってくれない、ママが洗い物をしている中、パパはテレビを見て寝っ転がっているだけなのに、赤ちゃんが泣いているのもおかまいなし。話を聞いてもらいたくて話しても、生返事。毎日24時間ひとりで育児に向き合っているママは、そんなパパにイライラしてしまうことも多いでしょう。 本当に「私だけ」がワンオペ育児なの?イクメンとしても有名だったオリエンタルラジオの中田敦彦さんが、ちょっと前に「良い夫やめました」宣言をされました。 これが良いか悪いかは別として、世間からは完璧なイクメンのように見え、中田さん自身も完璧なイクメンであると思っていたものの、結果的には妻の福田萌さんから見ると全くそうではなかったというお話でした。世間でイクメンと言われている人を見てみても、完璧とはほど遠い、という事実があるのです。 周りを見渡して、パパの育児においてのはたらきに満足している友人はどれくらいいるでしょうか。程度の差こそあれ、ワンオペ育児をしているのが「私だけ」ではないことに気付くのではないかと思います。「私だけ」と思うと、悲観的な気持ちが高まってしまいます。「私だけ」と思ってイライラを募らせるのはやめましょう。 ワンオペ育児がおこってしまう理由もちろん、「私だけ」ではないからと言って、夫が育児に参加しないことは良いわけではありません。では、どうして起こってしまうのでしょうか。ひとつには、おっぱいをあげるなど、どうしてもママにしかできないことがあるからです。ここからパパは「オレの仕事じゃないよね」という都合の良い理由を見つけてしまうのです。 そして、次に圧倒的な情報の差です。ママはお腹に赤ちゃんがいるときから、どうやったら赤ちゃんを育てられるのか、いろいろなところから情報を得る機会もあり、かつ得ようと努力をする場合が多いです。しかしながら、赤ちゃんができてもパパは基本、仕事が主流。育児への情報を入手する機会もママに比べると少ないでしょう。そうなると関心度合いもママと比較すると非常に低くなってしまうのです。つまり、育児を自分のこととして全く受け入れていないのです。 ワンオペ育児にしないためにできることパパにママのフォローを完璧にやってもらうためには、パパに情報を渡し、関心を持ってもらい、自分のこととして感じてもらう必要があります。かなりハードルが高いと感じるママも多いのではないでしょうか。逆に、そこまでするならワンオペ育児でもいいや、と思うママもいらっしゃることでしょう。とはいえ、これからも続く育児。パパに少しでも多くサポートしてもらうよう努力することはマイナスではありません。男性は、主観的な思いよりも客観的な事実に対してのほうが受け入れやすい場合が多いので、ママが「こんなに大変だから手伝ってよ!」というよりも、地域にいる専門家の人の話をパパに聞いてもらったり、ママがいかに大変かを記した漫画や本を読んでもらったりするのがおすすめです。 子育てと同じようにパパも育てるイメージで、焦らず、時間がかかるものと思って対応しましょう。人は自分で変わろうと思わないと変わりません。パパに変わってもらおうと思ったら、まずは「パパが変わらなければ」と思うような環境をつくることから始めてみてくださいね。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年09月29日どんな育児してる?パパのおすすめ育児グッズは?パパ小児科医の加納友環(ぱぱしょー)先生に、「パパの育児」についてお話を伺いしました。どのような家事をしている…?例えば皿洗いやゴミ捨てをしたり、洗濯物を畳んだりしています。育児のときに注意していることは…?育児・家事について、奥さんとの価値観の違いを把握するようにしています。育児で便利だと思ったグッズは…?子どもが風邪を引いたとき、電動の鼻吸引機がとても便利でした。ほかにも、ぱぱしょー先生の育児エピソードをお伺いしました。ぜひ動画をチェックしてみてくださいね。動画目次0:20ぱぱしょー先生の育児と家事1:44育児のときに注意していることは?2:26ぱぱしょー先生のおすすめグッズ字幕付きのため、音声なしでもお楽しみいただけます♪加納友環(ぱぱしょー)二児(2歳、4歳)の父で小児科専門医。TwitterやInstagramを中心に子育て当事者の立場から、また医療者の立場から子育てに役立つ情報を発信しています。子育てに役立つ情報が盛りだくさん!ままのてのYouTubeチャンネルでは、ママ・プレママの素朴な疑問やリアルな悩みを解決します。子どもを上手に寝かしつける方法は?子どもの睡眠の大切さや、なかなか寝ない子どもを上手に寝かしつける方法について、ぱぱしょー先生が実演しながら解説してくださっています!子どもの予防接種で保護者が注意すべきことは?子どもの予防接種のスケジュールの立て方や、予防接種をするときの過ごし方などを、具体的に説明しています。秋に気をつけたい食中毒!秋のお弁当で食中毒にならないために注意したいポイント、また食中毒の予防法について解説しています。動画は絶賛更新中!ぜひチャンネル登録してみてくださいね。
2019年09月25日ふだんは、子どものお世話に家事に大忙しのママ。お休みの日くらいはパパに子どもを見てもらって、ママはひとり時間を堪能したいですよね。でも、「パパ、いや〜! ママがいいのー!」と子どもに泣かれたら、どうしようもありません。「そっか、ママの方がいいか…(しょんぼり)」とパパはどんどん育児に消極的になってしまうし、ママはいつまでたってもラクはできないでしょう。そこで、子どもが「パパ、いや〜!」になってしまった原因と、好かれパパに変身させる対処法についてご紹介しましょう。■どうして子どもは「パパ、いや〜!」になったのか? 3つの原因子どもに好かれずに悩んでいる相談者や、周囲の男性を観察してみると、ある共通点がありました。1つは、「子どもの安心欲求を満たす場にパパが不在だった」という点です。人間の欲求にはいろいろな種類がありますが、赤ちゃんや子どもなら「食事」「睡眠」「排泄」の3つが主な基本的欲求となるでしょう(O.クラインバーグの欲求分類より)。これらがスムーズに行われると子どもは安心し、逆に満たされないと不安を感じるのです。そのため、三大欲求を満たしてくれる相手を子どもは一番信頼し、安心を感じ、「好き」という感情を抱きます。しかし、子どもが人を認識し始める0歳から、それが誰かはっきりと理解し人見知りを始める2歳くらいまでの間に、「子どもにごはんを食べさせた」「寝かしつけをした」「おむつを替えた」といった育児参加が極端に少ないパパは、子どもに好かれるのはなかなか難しいようです。2つ目は、「自分中心にマイペースな育児参加」をしてきたタイプ。特に、2〜3歳のイヤイヤ期くらいまでに、子どもが遊んで欲しいときには一緒に遊ばず、眠そうにしているときにかまって起こしたりといった、自分ペースで育児に関わってきたパパに、子どもはなつきません。そして3つ目は、「パパと子どもを2人きりにして大丈夫かな」「抱っこをさせたら落とすんじゃないかな」と口には出さないもののママが不安に思っている場合。子どもは、ママのそんな些細な不安も敏感にキャッチします。ほかにも、赤ちゃんがママの実母に抱っこされても泣かないのに、義母だと途端にぐずったりすることがありますよね。これもママの不安な気持ちなどを感じているからという場合もあります。以上の3つが、子どもに嫌われるパパの共通点ではないかと感じています。■「子どもをパパ好きにしたい!」ママはどうすれば?子どもが「パパっ子」になってくれたら、育児も手伝ってもらえ、ママもワンオペ育児から解放されますよね。では、どうすれば、子どもがパパ好きに育つのでしょうか? 答えは、簡単! 前述の「子どもに『いや〜!』と言われるパパの共通点」の逆をすればいいのです。まずは、子どもが小さいうちは、食事、睡眠、排泄の三大欲求を満たす育児をなるべくパパに手伝ってもらいましょう。育児は苦手でも、子どもに嫌われたいパパはいません。嘘も方便で「将来一緒に子どもと飲みに行きたいなら、赤ちゃんのうちから仲良くなっていないと無理みたいだよ」と夫に吹き込んではいかがでしょうか。ただし、パパが自分勝手な育児をしないよう、あくまで子どもの求める三大欲求に沿う育児を手伝ってもらうのが肝心です。そして、一番難しいけれど大切なのが、ママがパパを信頼していると言葉や態度で子どもに示すこと。パパが子どものお世話をしているとき、そばにいるママは子どもが不安になるような声がけや態度はせず、「この人は怖くないよ、大丈夫だよ」と信頼している雰囲気をつくることが肝心です。もし、パパの子育てが自分と違っていたからといっても、注意したり文句を言ったりしてはいけません。家事を手伝って欲しいのに、夫のやり方が気に入らなくて、結局はママひとりが背負いこむことって多いですよね。子育ても同じ。夫婦であっても、子育ての仕方が違うのは当たり前で、違いを認めることから始めましょう。そこで話し合ってすり合わせをしていけばいいのです。家事も育児も、結果オーライなのです。これらを実行するのは、子どもが小さければ小さい時期ほどおすすめです。子どもは、言葉自体は理解できなくても、肌で感じる、本能で感じるもの。それがのちのち、子どもの「パパ、大好き!」につながるのではないでしょうか。■「子どもが苦手」「育児に無関心」というパパは?中には「子どもが苦手」「育児に無関心」というパパも少なくありません。そういったパパに、育児を担当してもらい、子どもをパパっ子に育て上げるのは至難の技ですよね。子どもや育児に消極的なパパの場合、いっそのこと「子どもと同じように扱う」というのはどうでしょうか?よく、手のかかる夫のことを「うちには大きな子どもがもう一人いるから」と表現する妻がいますが、それも良しとするのです。すると、無理に子どもの世話をしたり、父親ぶらなくてすむので、パパは子どもと自然体で接したり遊んだりできるようになるでしょう。パパと子どもでも、遊び相手として関わりを持つことで、きょうだいのような絆で結ばれます。三大欲求の食事、睡眠、排泄も、父としてお世話するというより、きょうだいとして一緒に体験するというのでも良いのです。一緒に食べる、一緒に寝る、一緒に排泄…はさすがに難しいですが(笑)、同じ目線で体験していくことでも、パパへの安心感、好きだという気持ちは子どもに生まれるでしょう。大なり小なり、ママは子どもにとって自分が一番でありたいと願いますよね。そのため、ついつい育児をすべて自分ひとりで背負いこんでしまいがちです。でも、その独占欲や執着を手放し、子どもが小さいうちから夫とうまく育児を分担することで、パパ好きの子どもに育つとしたら?ママの育児がずっとラクになる「パパっ子」に我が子が成長するよう、ママも全面的に協力しましょう。
2019年08月23日最近は、「イクメン」という言葉が世間で浸透しています。妊娠した際は、パパに育児休暇を取ってもらおうと考えるママも少なくないのではないでしょうか? 私は、妻が第2子を出産したときに、社内の男性で初めて育児休暇を取得しました。今回は実際に育児休暇を取得して感じた3つの大変だったことについて紹介したいと思います。 上司に良い印象を持たれなかった1つ目は、育児休暇を取得するということに対して上司の理解がなかなか得られず、良い印象を持たれなかったことです。私の会社の上司(40〜50代)の場合、「男は働き、女は家庭を守る」と考える方が多かったのです。 これまで、男性が育児休暇を申請したことがない会社だったので、上司に育児休暇を取りたい、と伝えたときは「奥さんに任せればいいよ」と言われ、なかなか理解してもらえませんでした。 同僚の負担増加について理解が得られなかった2つ目は、同僚の負担が増えてしまうことについて、理解が得られなかったことです。若い世代は比較的育児に協力的でしたが、男性側が育児休暇を取ってもいい、という制度があることさえ知らない人もいました。 育児休暇を取ると、スタッフが1人減り、その状況の中で業務をこなしていかなければなりません。当然他のスタッフの業務負担が増えてしまいます。負担が増えることを望むスタッフはおらず、私の会社では理解してもらうことが難しかったです。 収入が減ってしまった3つ目は収入が減ってしまったことです。育児休暇を取るということは仕事を休むことなので収入がなくなります。ただ、国の制度を活用すると収入が減ることはあってもゼロになることはありません。最初の6カ月は基本給の67%、後の6カ月は50%が支給されます。 それでも、子どもが生まれるとおむつ代やミルク代、洋服代などいろいろと出費が増えてしまいます。一部でも支給されるだけありがたいのかもしれませんが、出費が増えるときに収入が減るのは非常に困りました。 パパが育児休暇を取得すると、ママの負担が減ったり、パパと子どもの関係性が作りやすいというメリットがあります。しかしその反面、会社の上司に理解してもらえない、収入が減ってしまうなどのデメリットもあるように感じました。夫婦の考え方や置かれている状況で選択は異なりますが、それでも私たち夫婦は、話し合って一番良い方法を選んだと思っています。 著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年07月29日子どもが生まれると、パパもママも育児1年生。でも、ママとパパではどうしても認識にギャップがあることも多いですよね。頑張っているからこその「惜しい!」わが家のパパのエピソードをもとに、新米パパ必読な子育ての注意すべきポイントをご紹介します。 ベビーマッサージが全然ベビー向けじゃない…日ごろから夫の前でもベビーマッサージをしていた私。寝る前もベビーマッサージをするといいよと周りの人に聞いて実践していました。 ある日、ねんねの前にグズってしまった赤ちゃんに「ベビーマッサージでスキンシップしてあげてみようかな?」と言ったところ、「自分がやる!」と言い出した夫。夫は、凝ったところをもみほぐすように、赤ちゃんをギュッギュモミモミとマッサージします。 赤ちゃんは筋肉も少ないうえに、大人と違って皮膚を押すようなマッサージは必要ありません。「なでるだけ!」「さするだけ!」と私が慌てて修正したのでした。 ねんね前のスキンシップがダイナミックすぎ!赤ちゃんがねんねする際には、スキンシップをして寝かしつけよう! と夫婦で決めていました。その日その日で、できるほうが寝かしつけをしていたのですが、パパの寝かしつけでは赤ちゃんは寝てくれなくて、結局添い乳で寝かせる日も。 どんなスキンシップをしているのかと真相を確かめてみると、夫は赤ちゃんと体をダイナミックに使った遊びをしていたため、興奮して逆に眠れなくなっていたのでした……。 たしかに、パパはねんねの前くらいしか触れ合える機会がなくて、遊びたかったのかもしれません。でも、ねんねの前は前述したベビーマッサージや絵本を読むなど、のんびりした過ごし方にすると寝てくれることを夫に伝えました。 完母だけどミルクで授乳を頑張ってくれて…わが家は赤ちゃんを完全母乳で育てていて、私が病気でダウンしてしまったことがありました。その際に、夜中も育児用ミルクで授乳をするなど、パパがとても頑張ってくれました。 育児用ミルクをパパが授乳してくれたため、飲まれなくなったおっぱい。ところが完全母乳ゆえに、ママの母乳は病気だろうが体の中でどんどん作られてしまい、乳腺炎に……! 病気が治ったと思った直後に、39度近い高熱が出て再びダウンしてしまいました。パパに子どもを連れてきてもらって母乳を与えていたら……と後から思いましたが、お互いにそこまで考えが及びませんでした。 母乳に関しては私もダウンしていたため、頭が回らなかった部分もありますが、頑張ってくれているからこそ、「惜しい!」パパ。育児一年生の夫婦として、赤ちゃん共々一緒に成長できればいいなと思っています。 イラスト:sawawa著者:半田あきら一児の母で専業主婦。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年07月21日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!最近少しずつ話す言葉が増えてきた息子くんしかし言ってほしいあの言葉! そう「パパ」「ママ」がなかなか出てきません…今日はそんなお話です。■少しずつ言葉を覚えてきた!喃語(「あう」「あむ」や「ばぶ」など、2つ以上の音のある赤ちゃんの声遊び)をよく話していたうちの息子ですが、1歳を過ぎたあたりから単語らしき言葉が出てくるように!簡単な言葉であれば真似してどんどん言うようになり、コミュニケーションをとるのが楽しくなってきました。■言って欲しいあの言葉…根気よく教えてるのですがなかなか「パパ」「ママ」はなかなか言ってくれません…ママはごくまれに(だいたいグズった時)に言ってくれる事はあるのですがパパという意味と思われる「パパ」はいまだに聞いたことがありません(笑)。■え…その言葉は言えるんだ…最近は私達じゃなくてもテレビだったり、甥姪などの他の子を見て真似してみたりと、教えていなくてもいつの間にか言うようになった単語もあったりと、日々成長を感じる毎日です。いつかきっと「パパ」「ママ」とたくさん呼んでくれる日が来ると思うので、その日を楽しみにしたいと思います!(笑)。
2019年06月30日子どもが親の意見に対して口答えしたり、反抗的な態度を取ったりするようになると、「もしかしたらうちの子、反抗期?」と思うパパママは多いことでしょう。今回、「子どもの反抗期」についてアンケートを取ったところ、「反抗期の時期」や「反抗期がある、ない」については、必ずしも一律ではなく、子どもによって異なってくることがわかりました。まだ子ども自身が小さくて反抗期はまだ先と思うパパママも、なんとなく気になるこの話題。すでに突入している人たちからお子さんの反抗期の態度、親が取った対応などを聞きながら、乗り越えるコツについて考えてみたいと思います。■「子どもの反抗期」7割以上があると回答アンケートでは、子どもに反抗期があったかどうか聞きました。その結果、「小学校低学年から高校生までの間に反抗期があった」と答えた人はあわせて74.4%となり、7割以上の親が子どもの反抗期を経験していることがわかりました。また、「まだ反抗期になっていない」と答えた人は23.3%で、その回答の裏には「これから反抗期を迎えるだろう」という予測も含まれていると考えられそうです。一方、「反抗期はなかった」と答えたのはわずか6.2%で、多くのパパやママたちが子どもの反抗期を経験しているか、もしくはこれから迎えるだろうと考えているといえそうです。Q.子どもに反抗期あった?小学校低学年であった 15.1%小学校高学年であった 18.4%中学生であった 20.5%高校生であった 20.4%まだ反抗期になっていない 23.3%反抗期はなかった 6.2%わからない 8.2%その他 5.1%■反抗期の特徴1、暴言、暴力「反抗期」と一口に言っても、実際に子どもとの具体的なやり取りは、家庭によって異なります。今回いただいたエピソードから多かった反抗期で起こる子どもの態度を3つにまとめました。まずは、親にとってもっとも過酷と思える暴言、暴力に関するエピソードです。「中学のとき喜怒哀楽が激しくなって、私に対していつも怒っていましたね。『お母さんにしかあたれないんやな』と理解していました」(三重県 50代女性)「高校受験前は反抗期が一番ひどかった。朝、『おはよう、今日はゆっくりだね』と言っただけで『死ね』と言われていました。最高に険悪でしたが、高校になったら落ち着きました」(東京都 40代女性)「高校生の息子とバトル。ああ言えばこう言う、みたいな言葉戦がエンドレス。口だけは達者!」(神奈川県 40代女性)「小学校5年生くらいから中学3年生までありました。一番ひどかったのは中学生のときで、『食器棚のガラスは割る』、『ドアに穴を開ける』、『壁に足跡のへこみをつける』など大変でした」(千葉県 40代女性)理由もないのに「死ね」と言われたり、家の中を壊されたりという、驚きの体験談が寄せられていました。ほかにも、「高校生になった娘とは毎日口ゲンカが絶えなかった」というコメントもあり、反抗期の子どもたちはなかなか手ごわそうです。■反抗期の特徴2、会話が成立しない暴言、暴力はなくても、話してくれない、会話にならないといった、「子どもとのコミュニケーション」がスムーズにできなくなったという声も多く寄せられました。「次男が中学3年のときに突然反抗期が始まり、いつもニコニコして明るかったのに一切しゃべらなくなり、その変貌ぶりにとても悲しい思いをしました」(大阪府 50代女性)「娘が小5から中2までひどかった。何もかもにつっかかり、文句をつけて人のせいにする、そして無視される日々。『人が真面目に話してるんだから聞けー』って叫びながら戦ったこともあります」(青森県 30代女性)「中3の反抗期は最悪。受験の大事な時期なのに、志望校を決める話し合いすらできませんでした」(千葉県 50代女性)こうした子どもの変化は、親としてもなかなか認めたくないと感じてしまうもの。また受験、進路を決める時期といった子ども自身の将来を考える上で大切なときに、話さえできなくなると、親も焦ったり、追い詰められたりと言った気持ちになるのかもしれません。■反抗期の特徴3、親の言うことを聞かない「こうしなさい、ああしなさい」など、親が子どもに対して指示したことは、かえってやりたくないというのは、子どもの反抗期の特徴的な態度と言えるかもしれません。「男の子ですが小5で反抗期に。怒られるとわかっていることをして、怒られるとふてくされる」(千葉県 30代女性)「上の子は小2ですが小1から反抗期。毎日の宿題や家庭学習、日々の最低限の片付けや生活習慣などについてケンカばかりで、情けないですが母親をやめたいと思ってしまうほどです」(北海道 40代女性)「うちの子は『うん、わかった』と返事はいいのですが、言ったことはやらず、行動は反抗的です。いろんな反抗期があるんだな~と勉強になりました」(茨城県 40代女性)自分が子どもだった頃を思い返してみれば、その気持ちも理解はできそうですが、親となってみると自分の話をまったく聞いてもらえないと、悲しく感じたり、イライラしてしまったりするものですよね。■反抗期はいつから? いつまで?また、「反抗期の時期」については、「小学生」と答えた人があわせて3割余り、「中高生」と答えた人が約4割という結果になりました。アンケートの選択肢にはありませんでしたが、期間をまたいで反抗期が長期に渡って続いたという声も多くありました。「長女は、年長で2人目ができてからずっと反抗期だった気がします。高校生になって少し落ち着いたかな」(広島県 50代女性)「小学校高学年から高校3年のいまに至るまで、ずっと反抗期が続いています。家庭に平和はいつ訪れるのでしょう…」(静岡県 50代男性)「14歳の息子、もともとあまのじゃくで言うことを聞かないし、ああ言えばこう言うので、いつが反抗期なのかわかりません」(千葉県 40代女性)そもそも、反抗期とそうではない時期というのは、子どもの性格の違いや親自身の感じ方の違いなどもあるため、明確に線引きできるものではありません。ただ、そのなかでも長期間にわたって反抗期が続いていると感じている親たちは多かれ少なかれ、「いつ終わるかわからない」というストレスを抱えていることは想像がつきます。さらに、「兄弟間でも反抗期の有無や反抗期の時期が異なっているため、回答はしぼれない」というコメントも複数ありました。子どもの反抗期を一括りにして説明することの難しさをあらためて感じるとともに、兄弟間でもまったく異なる成長をしていくのだと気づかされます。■反抗期は必要!? 「反抗期はない」も不安一方で、反抗期がないがゆえの悩みを持つ親もいるようです。「長男が高校生、次男が中学生、長女が小学生のとき、私にガンが見つかった。みんなで落ち込み、見つかった当初は私は泣いてばかり。主人は自分の仕事が一番で、手術日以外は病院に来てくれませんでした。それを見ていた子どもたちだから、もしかしたら反抗する機会がなかったんじゃないかとも思います」(神奈川県 40代女性)「4年生、2年生、年長の三兄弟がいますが、まだ反抗はなく、それどころか言い返すことさえしないので心配。私は愛情を注いでいるつもりですが、『怖いのかな』とか、仕事で帰りが遅かったりするので『甘えたいのかな』とか。逆に悩みどころです」(島根県 40代女性)「反抗期は子どもが親にきちんと気持ちをさらけ出せているということ」、「愛されていることがわかっている証拠」などと言われることもあります。こうした考えを聞いてしまうと、「反抗期がないことが心配」と、悩みを抱えてしまう場合もあるのかもしれませんね。あればあるで大変な反抗期、されどなければないで心配な反抗期、つくづく子どもの反抗期とは、親の悩みのタネだと言えそうです。■反抗期を経験した親たちから学ぶことそれでは、子どもの反抗期をどのように乗り越えればいいのか、コメントをもとに考えてみましょう。▼子どもとあえて距離をとる「何を話しても無視でしたが、中学に入ったらピタッと反抗期が終わった。反抗期の子どもにはかまわないのが1番だと思います。その方が早くその時期を抜け出せる気がしています」(新潟県 40代女性)子どもたちがコミュニケーションを拒否する場合、親は干渉せずに、あえて距離をとる。子どもが中学、高校生といった場合には、この対処を選択する人は多いかもしれませんね。子どもが自立を考えるような気もちでの反抗期の態度であれば、この対処もある一定の効果が期待できそうな気はします。ただもし、子どもが学校などで悩んでいる場合に起こっている感情の不安定さだったことを考えてしまうと、親としても決断するのは難しそう。また「子どもには子どもの人生がある」と十分わかっていても、親がはたして距離を取ってしまうことが本当にいま現在良いことなのか、悩む親が多い気がします。▼根気強く子どもと向き合う「息子がちょっとづつ反抗し始め、いつか笑って話せるようにと思いつつ、子どもの間違ったところには命懸けでぶつかり合う覚悟で向かっています」(千葉県 50代女性)「長女とは中学生のときに取っ組み合いのケンカをしました。社会人のいまはお互い1番信頼できる関係です。ストレス解消として、『家に帰ってあたれるところがある』というのはいいのではと思います。取っ組み合いでも大ゲンカしてでも子どもがそれで発散できたらいいと思います」(埼玉県 50代女性)「根気強く子どもと向き合って話し、体ごと真剣に受け止めてあげることが大切。親になるための試練でもあるので、親子としての絆を深めるためには必要な過程だと思う」(北海道 50代男性)子どもがいくら反抗的な態度だったとしても、「間違っていることは間違っている」とはっきり言葉で伝える。ときには体でぶつかって、子どもと向き合うと心がけている。という真正面から子どもと向き合う親からのコメントもありました。子どもとぶつかり合うのは、親の時間、体力、精神力が必要となってきます。場合によっては、真正面からぶつかり合うことで、お互い消耗してしまうこともあるかもしれません。それでも、「子どもとは向き合う」を重視している声が聞かれました。▼「命令」ではなく「提案」をする「『~しなさい』という指示ではなく、『~しよう』と提案するよう意識しました。提案だと、受け入れるかどうかを子どもに委ねることになり、子どもは『やるかやらないかを自分で選んだ』という気持ちを持てるし、結果の責任も自分になります。そして、うまくいかなかったときに、『だから言ったじゃない』と言わないようにしています。そうすると、子どもなりに次から気を付けるようになります」(埼玉県 30代女性)子どものためだからと、ついつい「あれしなさい、これしなさい」と、命令口調になってしまう。これは日々自覚しながらも、あらためようと思っている親も多いのではないでしょうか?自分が子どもの立場になってみると、命令ばかりされては、なかなか行動に移せないとわかります。さらに「子どものため」と言いつつ、それは「親の都合」「親の責任転嫁」だったりすることも…。コメントのように、「提案」とすることで、「決めるのは子ども」と実感させることは、とても大切なことだと思えます。ただ、どこまで任せられるのか、結局何もしなかった場合にどこまでなら「子どもの決めたこと」を通せるのか。親としての度量の深さも問われていると言えそうです。▼子どもに寄り添う「自己主張できるのはすばらしいこと。本人の言い分をまずは聞いてあげたいです」(東京都 40代女性)「まずは言い分を聞いてあげたい」、「子どもにとっていい距離を模索している」など、子どもに寄り添いたいと考えているパパやママからの声が集まりました。反抗期とは言っても、これまで親子で築いてきた時間がなくなってしまうわけではありません。たしかにその関係性が変わることもあるかもしれませんが、それも子どもの成長の証と認められると、あらたな親子関係を模索していくことができるのかもしれません。ここまで、子どもの反抗期について考えてきました。子どもによって反抗期の有無、その大小や種類は異なっていて、大変な思いを抱えているパパママがたくさんいることがわかりました。そして同じだけ、いえもっと多くの子どもが自分の感情のゆれや大人になっていく体と精神のギャップに悩んでいるのかもしれません。記事中では反抗期について種類を分類して、対処法についても考察しましたが、目の前にいる子どもにはここで挙げたような方法がうまくいかない場合も多いことでしょう。そして日々の摩擦で、悩んでいるパパやママもいるかもしれません。最後に、こちらのコメントもご紹介します。「反抗期の娘、なかなか毎日がハードです。お母さんだって人間だもの、参考書どおりの対応がいつもできるわけじゃない。その代わり自分に余裕があるときは思いきり甘やかすし全力で一緒に遊ぶ! 子どもの心の成長に寄り添えていたらいいな」(岩手県 20代女性)日々、トゲトゲした感情に触れていて、疲弊してしまっているパパママもいるでしょう。「反抗期の親のNG行動」「反抗期のやってはいけない接し方」といった情報をみながら、日々格闘している人も。そんなときには、一度パパママも子どもと真正面から向き合うことを横に置いてしまってもいいかもしれません。家のなか全体がギスギスして、金切り声だけが響いている環境というのは、やっぱり親も子も苦痛でしょう。それならまずは自分の元気を取り戻すことに注力して、日々をリセットしてみるのも悪くはないのではと思います。反抗期は、親子関係をあらためて考えなおす「試練の時」という気もします。寄せられたエピソードのなかには、「子どもが巣立つときが必ず来るから、いま一緒にいる時間を大切にしたい」といったコメントもありました。もう一度、親子関係を構築することで、子どもはより自立した大人へ、親も手を繋いで守ってきた子どもとの子離れへと進んでいかれるのかもしれませんね。Q.子どもに反抗期あった?アンケート回答数: 5324件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月23日私は現在40代で、9歳の長女と1歳の次女の父親です。長女誕生後に原因不明の続発性不妊症になったため、治療をおこなっていました。治療期間が約6年間あったため、長女と次女の年齢差が8年あります。長女が幼いころは気にならなかったことでも、40代で新生児を新たに迎え入れたことにより、気になるところが増えてきました。40代パパがおこなった、子育てを楽しむためにしていることをお伝えします。 なんといっても体力勝負!私は、40代での子育ては基本体力勝負だと考えています。抱っこするにも、ベビーカーを運ぶにも、慢性的な睡眠不足対策にも、体力が必要になってきます。 私は体力には自信がありましたが、やはり40代だと若いときと同じというわけにはいきません。そこで、体力ができるだけ落ちないように次女誕生後は、ランニングを始めました。ランニングなら家の近所で気軽にできるうえ、何かあればすぐに帰ることができます。乳幼児を抱えるパパには、とても効率のいい運動でした。 身なりに気をつかうと会話も弾む独身時代、私はそれなりに身なりに気をつかっていましたが、結婚後は「若くないからファッションにこだわらなくても大丈夫」という慢心から、以前ほど気を使わなくなっていました。 ただ、次女誕生後は若いパパ友やママ友とも知り合う機会が増え、私は身なりに少しだけ気を使うように心がけました。そうすると、「○○ちゃんパパってオシャレだね」と言われるようになり、自然に打ち解けることができるようになりました。やはり、若いパパ・ママとコミュニケーションをとる上で、ある程度の清潔感や身だしなみを整える必要性を感じました。 ハプニングを含めて育児を楽しむこと現在2人の育児に励んでいる最中で、長女と次女の育児を比較しても若干の慣れはありますが、やはり頭を悩ますことも多いです。急な発熱や、夜泣き、原因不明のぐずり、予想外のハプニングに加え、慢性的な睡眠不足、育児のストレスなどは長女のときとほとんど変わりません。 ただ、長女のときと違うのは、育児に関するネットの記事やより細かな専門誌など、便利な情報源が増えていることです。そういった情報ネットワークを利用して、子どもの個性を尊重し、育児や家事を楽しむことがとても重要だと私は感じています。 いくら体力に自信があっても、40代になると、若くないと実感させられるシチュエーションも少なくないです。そんななかで周りに流されることなく、自分に体力をつけることで、育児に向き合い、無理なく楽しむことができています。 著者:ライター 吉田直樹二児の父。原因不明の続発性不妊症のため、夫婦揃って不妊治療を数年おこない授かる。グラフィック・Webデザイン事務所を経て、現在グラフィックデザイン・Webデザインのフリーランスとして活動中。
2019年06月12日おなかの中に赤ちゃんがいるママと違って、男性はなかなかパパという自覚を持つことが難しいといわれています。でも、赤ちゃんが生まれてからパパになるのと、妊娠中からパパになるのでは、私自身、ママになる女性の負担が全然違うのではないかと感じました。今回は私が実践した、パパとしての自覚を促す方法をお伝えします。 一緒に健診に行こう!パパとしての自覚を促す、一番よかったと感じた方法は、夫と一緒に「妊婦健診」に行くこと! 男性がパパとしての自覚を持ちにくい一番の原因は、当たり前ですがおなかの中に赤ちゃんがいないということだと思います。 妊娠中に24時間、赤ちゃんのことを意識するママと違って、赤ちゃんを認識する機会が少ないんです。だからこそ、妊婦健診に一緒に行くのは大切なこと。周りにもたくさん妊婦さんや赤ちゃんがいる環境は、パパとしての意識を高めると感じました。 おなかが大きくなる前に出産準備をしよう!出産準備というと、おなかが大きくなったころから始めるご家庭も多いかもしれませんが、「もっとパパとしての自覚を持ってほしい!」という場合は、もっと早くから出産準備をしてみることも1つの方法です。 赤ちゃん用品が置いてあるお店には子ども連れも多く、刺激を受けます。まだ赤ちゃんの性別がわかっていなくても、おむつやベット、哺乳瓶などは買うことが可能です。家の中に赤ちゃん用品があれば、夫も赤ちゃんを意識するきっかけになり、パパとしての自覚を促すことができたと感じました。 パパと一緒におなかの中の赤ちゃんに話しかけよう!みなさんは毎日、おなかの中の赤ちゃんに話しかけていますか? 赤ちゃんがよく動くようになると話しかける回数も増えてきますが、その前から意識的におなかに話しかける回数を増やすのもおすすめです。 私は寝る前や外出先でも、「赤ちゃんが動いたよ」と夫に声をかけて、おなかの中の赤ちゃんを意識するきっかけづくりをしていました。 今回は、妊娠中に私が実践したパパとしての自覚を促す方法をお伝えしました。男性は、ママの力なくして1人でパパになることは難しいのではないかと私自身感じていました。出産までの妊娠中に、ご主人が素敵なパパになれるよう、コミュニケーションを大切にしたいですね。著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年06月03日新生児期はたくさん寝てくれる! と思いきや、なかなか寝なかったり、背中スイッチで何度も寝かしつけを失敗したりして、寝不足と情けなさで何度も涙しました。毎回成功! とはいきませんが、うまくいった新生児期の寝かしつけをご紹介します。 歌を歌ってあげる♪息子が新生児のころは、授乳すればぐっすり寝てくれるときもあれば、なかなか寝付かず、ずっと抱っこしていて心が折れそうになることが何度もありました。今考えると、抱っこしていてあげたらよかったのですが、初めての育児で昼夜関係なく寝不足だった私はなんとか寝てほしいと思っていました。 そんなとき、友だちからすすめてもらったのが、歌を歌ってあげることでした。私は歌が大好きで、大学生時代には音楽サークルに所属していたので、「大好きな歌を歌うことで自分の心も落ち着くし、赤ちゃんにもその気持ちが伝わるんじゃない?」と友だちに言われました。 さっそくいろいろな歌を歌ってあげると、息子は「アナと雪の女王」の歌で泣き止む、そしてよく眠るようになりました。歌うのすらしんどいときはYouTubeで歌を流していました。今でも息子は歌やダンスが大好きです! おしりをトントンせっかく寝てくれても、ベッドに下ろすとすぐ目が覚めてしまう……背中スイッチ。背中スイッチが1番過敏だったのも1番しんどかった新生児期でした。ネットでいろいろ調べて、息子に1番合っていた寝かせ方は、頭から下ろす、というものでした。 本来はおしりから下ろすのが基本のようですが、ちょっと早いかなと思うスピードで、おしりをトントンしながら頭をベッドに下ろします。そして空いている手でおしりをトントンしたまま、片方の手を引き抜きます。目が開いてもおしりを早めのスピードでトントンを続けると、すんなり寝てくれることが多かったです。 まずはママが落ち着いていること早く寝てほしい、寝ないと次の授乳が……などと焦ってしまうこともありましたが、まずはお母さんが落ち着くことで赤ちゃんも安心し、落ち着いて寝てくれることにつながったように思います。 眠ることだけでも大変な新生児期ですが、なるべくゆったりとした気持ちで赤ちゃんとの時間を楽しみながら寝かしつけることが1番大切なのかなと勉強になりました。著者:田中さき2歳児、0歳児の男の子ママ。自分の時間も欲しいし、しっかり母親業もしたい、欲張りママ。現在育休中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月30日私は第2子が誕生してから、会社で初めて男性の育児休暇を取得しました。私や妻の周囲ではそれまで育児休暇を取得したパパは1人もおらず、どのような日々だったのか聞くことができませんでした。 そこで今回は、実際に育児休暇を取得して感じた3つの良いことについて紹介したいと思います。 子どもとの時間がたくさん持てた 1つ目は、「子どもとの時間がたくさん持てた」ということです。育児休暇取得前、休日は子どもと長い時間過ごすことができても、平日はせいぜい子どもが寝るまでの2時間くらいしか一緒に過ごすことができませんでした。その状態では子どもの成長を日々感じることは難しかったです。 でも、育児休暇を取ると毎日一緒に過ごすことができるので、日々の成長を身近に感じることができました。 ママの負担を減らすことができた 2つ目は、「ママの負担を減らすことができた」ということです。それまでママは平日いつもの育児に加え、家事のほとんどをひとりでしてくれていました。 そこで私が育児休暇を取得して家事や育児を分担したことで、ママの負担が減り、気持ちとしても余裕が出てきたようです。それにママが明るくなると、家庭全体が明るくなりました。一緒に過ごす時間が増え、会話が増えると夫婦の仲も深まりました。 ママがひとりの時間を持つことができた 3つ目は、「パパとママがお互いにひとりの時間を持つことができた」ということです。育児は365日24時間休むことができませんが、特に子どもが小さければ小さいほど、授乳などでママの負担が大きくなっていました。泣いたときに私が抱っこしても泣き止まず、なかなか助けることができなかったのです。 しかし、育児休暇を取ることで私と子どもの関係も深まり、泣いてどうしようもないときにあやすことができるようになりました。そうなると私と子どもの2人で過ごせるので、ママが子どもから離れてひとりでゆっくり過ごす時間を持つことができるようになりました。 育児休暇を取ってからは、それまでよりずっと身近に子どもの成長を感じることができました。私の周りには、育児休暇を取ったパパはいません。でも、わが家ではパパが育児休暇を取ることでママにも良いことがたくさんありました。今後もし子どもが増えることがあったら、また育児休暇を取りたいと思います。著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年05月27日