パリジェンヌはどんな服で働いてるの? そんな疑問に答えるべく、青葉が光る立夏のパリから、お仕事服スナップをご紹介。テーラードジャケットは、国籍問わずお仕事服の大定番。働くパリジェンヌのクローゼットにも、必ずと言っていいほど一着備わっているものの、その着方は個性さまざま。いかにも“キャリアウーマン”的な硬い印象を脱却するためには、パリジェンヌのように抜けを与えてバランス良く着崩すコツを参考に!1. エカテリーナ(TOM GREYHOUND PARIS バイヤー/31歳)パリの人気コンセプトストア、トム・グレイハウンド(TOM GREYHOUND)のメンズ・ウィメンズのバイヤーを務めるモードを熟知した彼女が選んだのは、メンズライクなスクエアショルダーのオーバーサイズテイラード。黒のセットアップに無地の白Tシャツと白スニーカーでカジュアルダウンさせて、潔いモノトーンのスタイリング。さらにメイクはリップのみと極力ナチュラルにすれば、全体的にクドくならない。2.アベリア(広告会社勤務/23歳)同じスーツセットアップでも、フォルムが違えばこんなに印象が変わる! エカテリーナとは対照的に、アベリアはタイトなシルエットのネイビーをチョイス。キックフレアのサブリナパンツが、女性らしい雰囲気を引き出している。2人に共通しているように、スーツセットアップには爽やかな白スニーカーを合わせて抜け感を。3.アキーナ(サンローラン ストアディレクター/33歳)全身サン ローランでモードに仕上げたアキーナ。スリーブをデフォルメした個性的なデザインのテイラードジャケットには、無地Tシャツとジーンズで引き算。身長150cmの彼女がスタイル抜群に見えるのは、アンクル丈のボトムスに足の甲が見えるゴールドのプラットフォームサンダルで、脚長効果が発揮されているからかも。4.イヴォンヌ(ジュエリーデザイナー/35歳)エディターからスタイリスト、そしてファインジュエリーのブランド、イヴォンヌ レオン(Yvonne Leon)を立ち上げた彼女。お仕事服としてテイラードジャケットは何着も所持しているそう。ジーンズにミュール、クラッチバッグで仕上げたレス・イズ・モアなコーディネートはすぐに真似できそう。【プロフィール】ELIE INOUEパリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。
2019年06月24日■パリジェンヌなクローゼットを目指してますクローゼットの整理をしていると、今の自分に必要なものと不要なものが明確になりますが、同時に今夏買うべきものも見えてきます。昨年「来年も着ることができるだろう」としまっておいたTシャツにシミを発見することがあれば、シンプルなアイテムだけど今年っぽくないなと思うことも。そうなると「更新」が必要になるわけです。私が目指すのはパリジェンヌなクローゼット。今シーズンも一部のアイテムを更新しておしゃれを楽しんでいます。■洋服収納はクローゼットとハンガーラックを活用部屋にある備え付けのクローゼットはとても小さいため、ハンガーラックを活用しています。そこにはそのシーズン着る服や小物、出番の多いバッグを置いています。また、クローゼットには季節外の服や頻繁に使わない小物を、引き出しタイプのボックスに入れて収納しています。洋服は基本的にシンプルなデザインでダークな色が多いですが、プリント柄のワンピースやきれいな色のカーディガンも好きです。特に鮮やかな色のカーディガンは着こなしのアクセントになるので、重宝しています。ただ羽織るだけでなく、ストールのように首に巻くなど、アレンジできるのが魅力です。ハンガーはニトリの「すべりにくい省スペースレディースハンガー」とIKEAの「BUMERANG ズボン&スカートハンガー」を使用。また、服をたくさんかけすぎないよう心がけています。捨てるのは惜しいけれど活躍していない服は、「着ないものチーム」として、一時的にスーツケースに入れて保管。収納ケースを新たに用意すると、置く場所に悩むからです。着ないものを保管することで、クローゼットに物があふれかえりませんし、服が迷子になることもありません。■私的「使える」ベーシックトップス3枚続いて、夏の「マイベーシック」を順にご紹介させていただきます。夏のトップスは普段使いしやすく、お出かけにも使えるものを選ぶことが多いです。さらに洗ってすぐに乾くことや、シワになりにくいというのも購入時の決め手となっています。ボーダーシャツボーダーシャツはマイ定番。長袖・8分袖・半袖と揃えてオールシーズン楽しんでいます。夏はやわらかなコットン素材がお気に入り。愛用しているのはフランスブランドのものが多いです。人気の配色といえば、白×ネイビー。着まわしがきくけれど、まわりとかぶる確率も大!人が集まる場所に行くときは、白×グリーンのボーダーが使えます。くったりカットソー「くったりカットソー」はテロンとしたコットン素材で、肌触りの良さが魅力。海外で見つけることが多いのですが、今年は適度にくったりしたものを「無印良品」で発見し、購入しました。落ち感があり、フロントインしやすいのもポイント。ほしいときに限って手に入らないアイテムは「見つけたときが買い!」なのです。ノースリーブブラウス少しきれいめな装いで出かけたいときに重宝しているのが、ノースリーブブラウスです。選ぶときに重視しているのは、一枚で着てもいやらしく見えないか、シワになりにくい素材かどうか、といった点。袖がないブラウスはカーディガンを羽織っても、もたつかないのが良いですね。■シルエットもグッドなプチプラパンツ2本最近のパンツは、リーズナブルでもシルエットのきれいなものが増えてきましたね。私は気に入ったものを、色違いで揃えることが多いです。無印良品とZARAのデニム一年を通してデニム率は非常に高いです。最近はリーズナブルな価格で手に入る、無印良品やZARAで買うことがほとんど。シンプルな定番ものは無印良品で、旬デザインのものはZARAでというパターン。特に流行りのデザインはプチプラのほうが取り入れやすいですよね。旬デニムを履くだけでベーシックスタイルも、ぐんと今っぽくなる気がします。ユニクロのアンクルパンツ発売されて以来、ずっと買い足し続けているのがユニクロのアンクルパンツ。センタープレス入りでシンプルなTシャツを合わせるだけできれいめに見えます。また比較的シワになりにくいので、お出かけにも最適。旅先にもよく持っていく一枚です。■シンプルコーデは「小物」で味付けする私の着こなしは365日シンプル。おまけにトップスもボトムスもダークな色が多いため「小物」で味付けするのが基本です。ストール小物の中でいちばん好きなアイテムがストールです。夏ならリネンや肌触りがやわらかなレーヨン素材が最適。薄手のものを選べば首に巻いても暑苦しい印象になりませんし、バッグに入れてもかさばりません。かごバッグ夏になるとかごバッグを使いたくなります。デザインはどれもフランス人がマルシェ(市場)へ出かけるときに持つシンプルなもの。荷物がたくさん入りますし、コーデが一気に夏らしくなります。サンダルサンダルはフラットでちょっとレディな雰囲気のものが好きです。カジュアルな服装に女性らしさをプラスしてくれるから。ベーシックカラーはもちろん、メタリックタイプも私の定番です。■組み合わせ次第で「パリっぽく」なれる私が好むベーシックアイテムは、上手に組み合わせることで「パリっぽいスタイル」が叶います。白と黒のモノトーンスタイルに、小花柄のストールとピンクのメタリックサンダルを合わせて。■パリジェンヌ的クローゼットに、夏ファッションを揃えてパリっぽさ満点の白×ブルーのボーダーには黒のパンツを。かごバッグとゴールドのサンダルをセレクトすれば、フレンチ感たっぷりに仕上がります。ベーシックアイテムは、いつもパリジェンヌスタイルの味方になってくれます。この夏、パリっぽくおしゃれを楽しみたい方は、パリジェンヌ的クローゼットの考え方を参考にしていただけたら嬉しいです。2017年7月10日公開2019年5月16日更新
2019年05月16日いつものコーディネートのおしゃれの幅を広げてくれる「スカーフ」。タートルネック・シャツ・ラウンドネックなど、代表的なトップス3種類それぞれに合うスカーフの巻き方を動画で詳しくご紹介します。シャツ×三角フロント結びスカーフの角の柄を見せたいときは、三角結びがおすすめ。シャツなどの前が開いた服から見えるようにするとおしゃれですよ。1. ジャバラ状にたぐる対角線を持って、ジャバラ状にたぐります。最後の20cmほどは残しておきましょう。2. 後ろを交差させて前面にスカーフを前から首にあてて、後ろを交差させ、前に持ってきます。3. 固結びをする前できつめに固結びをします。4. 服の中に入れる三角形のすそを服の中に入れて整えたら、三角フロント結びのできあがりです。タートルニット×ネクタイアレンジネクタイ巻きのアレンジです。タートルの首元からのぞく柄がかわいいですよ。1. ジャバラ状にたぐる対角線を持って、ジャバラ状にたぐります。2. ループをつくって通すスカーフを首にかけて前でクロスします。長い方でループをつくり、首の下からループの中へ通します。3. タートルネックに通す全体をタートルネックの首の中に通して、できあがりです。ラウンドネックニット×フロント結び1. ジャバラ状にたぐる対角線を持って、ジャバラ状にたぐります。2. 後ろを交差させて前面にストールを前から首にあてて、後ろを交差させたら、前に持ってきます。3. 固結びをする前で固結びをして、できあがりです。トップスに合わせたスカーフアレンジをしようスカーフの巻き方は、トップスに合わせてアレンジするのがおすすめ。そうすることで、より小顔効果や着痩せ効果を期待でき、おしゃれにきまります。巻き方のアレンジを習得して、さまざまなコーディネートを楽しみましょう。監修/木村 花代
2019年03月12日おしゃれでロマンティックなイメージのパリジェンヌ。パリっ子たちの恋愛って、ものすごくドラマチックなはず!とパリジャンへの期待も勝手に膨らんでしまいます。今回は、ピチピチギャルだった頃に経験した、パリから来たナイスガイとの短い恋のお話をしますね。■現れたのは、まさかの超イケメン若気の至りなのか、英会話もままならないくせに、いきなりフランス語を習おうと決意したことから、その恋は始まりました。さんざん探した挙句、近所のインターナショナルスーパーの掲示板に貼ってあった比較的リーズナブルな個人レッスンを受けることに。メールで問い合わせして、カフェでのレッスンを予約したわたしはとても張り切ります。休日にはフランス語を学ぶOL……思い描いていた通りのシングルライフを、今まさに実践するのだから。辞書も購入し、フランス映画を観て、ある程度の発音は練習してきたくらい気合いは充分。当日、待ち合わせの時間にやって来た先生は、フランス人と日本人のいいとこどりのハーフイケメンでした!■イケメン相手だと勉強が捗らないこれには困りました。相手がイケメンだと勉強に集中できません。色めき立つどころか、なぜか隠れたい衝動に駆られるわたし。まさか、こういったレッスンにイケメンが現れるとは思いもしなかったので、イケメンを寄こさないようお願いすることすら思いつきませんでした。そんなこんなで、レッスンはテンションがダダ下がりの状態でスタート。しかも、イケメン先生はウィスパーボイスの持ち主で、にぎやかなカフェでは、よーく耳を澄まさないと聞こえません。かのスーパースター、マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる話し方で「もう少し大きな声で話していただけますか?」と何度か言っても、不変のウィスパーボイスなのです。仕方なく、彼の顔に耳を近づけるしかありませんでした。すると先生が突然、大笑いしました。やっぱりウィスパーですが、お腹を抱えて笑っています。何事かと驚いていると、わたしが話す度に耳を近づけてくるのが面白くて、ずっと笑いたかったとのこと。そこからなぜか彼は赤ワインを2人分注文し、乾杯することに。わけもわからぬまま、もう完全にフランス男のペースに巻き込まれています。「レッスン料はいらないから、僕の恋人になってください」そんな台詞をカタコトの日本語で言われ……そう、わたしたち、Yes!フォーリンラブ。■フランス語講師との恋で学んだこと彼はパリの大学を卒業し、長い休暇を母親の故郷である東京で過ごすために、こちらに滞在しているとのこと。それを聞き、お別れする日はかなり早そうだと心の準備ができました。メールは連日、1時間に10通以上も届き、毎日のようにデート。限られた時間しか一緒にいられないなんて、ますますロマンティックな感じがします。ただ、ある日、彼と恋愛について話していて、考え方の違いに呆然としました。彼の考えはこうです。①街に好みの女性がいたら、なるべく話しかける。②自分を魅力的だと言ってくれる女性とはデートしたい。でも、もし仮にベッドインしてもそれは浮気じゃない。その相手を「好き」ではないから。③もし、僕の体を見たいという人がいたら、誰にでも見せてあげる。サービス精神が旺盛というか、軽いというか……。わたしにはちょっと理解できませんでした。長い付き合いにはならないと思っていたので、その考えをスルーできましたが、もしずっと一緒にいるとなると……悩ましい思考です。特に2つ目は。なお、①と②に関しては「フランスの友人たちはそういう考えの人が多い」と言っていましたが、お国柄なのでしょうか。③についてはズッコケました。■器の大きい女性じゃないとムリ!?出会って3ヶ月ほど経った頃、彼は「フランスに帰る日が来た」と言い、去っていきました。不思議と、寂しいという気持ちはなく「またいつか会えたらなぁ」とも思わなかった自分に驚いたのを覚えています。性に対する考え方の違いがわかった時点で、気持ちはもう離れていたのかもしれません。たとえどんなにイケメンでも、性格がよくても、恋愛や性に対する考え方の大きな相違は、恋の魔法さえもあっという間に溶かしてしまいます。ちなみにわたしは、未だにフランス語を話せません……。
2019年02月08日さっと羽織れて、スタイリッシュに決まるトレンチコートはマイ定番。春秋2シーズン使える、とても便利なアウターですよね。昨年、キャメルカラーの王道トレンチを手放して、新しくクローゼットに投入したのは南仏のブランド「American Vintage(アメリカン ヴィンテージ)」のもの。色はニュアンスたっぷりの墨黒で、スリーブ切り替えなしの、ラフなシルエットがお気に入りです。適度に遊び心のあるデザインと、素材の落ち感がフランスらしく、パリジェンヌスタイルを作るのに最適。ネイビーカラーのインナーに白Tシャツを効かせて。少し色を重ねるだけでセンスアップにつながりますし、おしゃれを楽しくする方法のひとつです。コーデが地味色オンリーになりそうなときに、使えるテクニックともいえそう。足元はクロップド丈のスキニーとローカットスニーカーですっきり。バッグのイエローショルダーがポイントになっています。秋アウターが主役になる季節はもうすぐそこ。シンプルなデザインは着まわしやすく、+どこか印象的な存在感を放つなら、最強の1枚に。今季、コートは“まとう”という感覚で、パリジェンヌっぽくモードなエッセンスを添えて、楽しむのが私の理想です。トレンチコート:American Vintageニット:Mila OwenTシャツ:UNIQLOデニム:ZARAバッグ:LONGCHAMPスニーカー:CONVERSE
2018年10月31日北欧のシンプルライフを楽しめます株式会社そごう・西武は、全国15店舗において北欧の暮らしの良さを紹介するイベント「しあわせ、ヒュッゲ~北欧流シンプルな暮らし~」を開催します。北欧のライフスタイルを体感できるチャンスです。3つのヒュッゲでおもてなし会場では、「カフェ」、「ホーム」、「屋外」の3つのヒュッゲを用意し、各々の楽しみ方を提案します。食品やインテリアアイテムなどの様々な北欧雑貨をそろえ、実際にヒュッゲスタイルを体験できる料理教室なども開催予定です。開催概要「しあわせ、ヒュッゲ~北欧流シンプルな暮らし~」は、2018年10月9日(火)から11月5日(月)まで、そごう・西武の各店舗にて開催されます。店舗によって会期が異なりますのでご注意ください。なお対象店舗のポップアップショップで税込み5,400円以上購入すると、先着で「北欧JAZZのCDサンプル」プレゼントも。詳細は公式ホームページ等でご確認ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2018年10月18日世界中の女性達が声を揃えて一度は訪れたいと願う、憧れの国といえばフランス、パリ。歴史ある中世の建物やアート作品だけではない、そこに住むパリジェンヌ達の存在もその理由の1つでしょう。彼女達はなぜ世界中の女性から憧れられるのか。彼女達の、歳をとるほど女性は美しいという思考と、彼女達のナチュラルでありのままの自分を作る秘密を参考にしてみましょう。出典:byBirthコーヒーを片手にタバコを吸い、詩のような言葉を操り、恋に恋をする国、フランス。フランス映画やフランスに住んだ事がある方なら一度は思った経験があるかもしれません、パリは厄介な街と。1つ見方を変えれば、気取っていて常に何かに文句をつけている、それはパリに住むパリジェンヌ同士でさえも思う事。では、なぜ彼女達はどの国の女性からも憧れられる存在なのでしょう。彼女達から学ぶありのままの自分とナチュラルメイクとは。シンプルとはノーメイクではない出典:byBirthシンプルとは努力をしていないというわけではありません。彼女達も他の国の女性同様、キレイになる努力はしています。ですが、少し他の国の美容法と違うのは、自分の悪い所に注目しとことん変える事より、自分のいい所を生かし伸ばす努力をしているということ。万人受けする美顔を真似するより、自分にしかないその1つのパーツを個性として受け入れ、自分の美しさの強みとして最大にアピールする事が出来ているのです。ファンデーションは被せ物出典:byBirth首と顔の色が違う肌、いかにも肌呼吸が出来なそうな肌、塗りすぎて人工的になってる肌。隠したい気持ちが強すぎて、何かおかしな事になっていませんか。せっかくなら恋人が近寄りたくなる、照れるとちゃんと赤みが出るような、心がちゃんと見える素肌を目指しましょう。スキンケアはシンプルに保湿クリームで作る小鼻、クマ、ニキビなどのポイント部分はBBクリームやコンシーラーで隠す軽いパウダーのみ使うファンデーションがどうしても使いたい時は、保湿クリームと合わせて、あくまで軽く女をあげる赤の魔法出典:byBirthパリジェンヌの真似をしてくださいと伝えると、誰しもが赤リップを手に取るかもしれません。それ程、彼女達の代名詞となっている赤リップですが、もちろん毎日使っているわけではありません。彼女達のように赤リップを使用してても、抜け感を出すには、目元は何もしないか、してもマスカラのみで、ちゃんと口元に目が行くようなメイクをします。そして目を強調したい場合は、赤リップを使用せず、目を中心にメイクを行いましょう。ポイントは顔で主張がしたいパーツを1箇所に絞り、そして顔のどこかで抜け感をわざと作るようにして下さい。赤を使う勇気がないと言う方は、オレンジを混ぜ色味を工夫してみましょう。「あなたの経験が、あなたの顔になる」出典:byBirthそう言ったのはココ・シャネル。厚すぎる唇、薄すぎる唇。高すぎる鼻、低すぎる鼻。デカすぎる胸、小さすぎる胸。一度言い出せばキリがない、人それぞれ抱えるコンプレックス。ですがコンプレックスとは、他人と自分を比べて感じたその気持ちであって、あなたの好きな人が、好きか嫌いかなんて事はわからないという事。フランスでは35歳以下の人が整形を行う事は稀で、基本的にはしません。それは親からもらったその姿に誇りを持ち、そして人工的に手に入る美を美徳として考えないからです。ですが、それでも手に入れたいのなら、自分で1箇所だけを明確にし、整形を選択する事も1つの手でしょう。そしてシワ、しみ、たるみなどのプチ整形などは年を取ってから考えたいもの。流れに逆らい人工的な若作りに時間をかけるなら、自分の顔もワインのように歳を取る程熟成し、女性の魅力が増すことを忘れず、自身の歴史が刻まれたその顔を“バージョンアップした”と捉える事が大切です。作り込まないヘアー出典:byBirthドライヤーなどはいらないというぐらい、そのままの流れで出来たような自然体なヘアーを好む彼女達。ですが、彼女達の毛質だからこそ出来る事であって、日本人の毛質ではそうはいきません。私には他にやる事がたくさんあるの、あなたとは違うのよと言わんばかりに忙しさをアピールした彼女達の無造作な髪ですが、無造作と言ってもボサボサではなく、あくまでブラッシングは行っています。彼女達は自分の髪にも髪質にも誇りを持っているのです。そして、彼女達は基本髪を染めません。染めてもワントーン上げる程度で、本来の生まれ持った髪を大切にします。なので、日本人のようにブリーチを行う人は稀でしょう。そして日本ならよくあるヘアアレンジなどもほとんどなく、髪留めなどのアイテムも使わず、ただ髪をアップする程度の人が多いでしょう。流行とシンプルが混ざった独自のスタイル出典:byBirthパリジェンヌは基本シンプルスタイルの印象かと思いますが、そこは流行の最先端の街。もちろん流行に身を包むパリジェンヌもたくさんいます。ですが流行とは必ず時代遅れになるもの。追いかければ追いかけるほど意味がないと考えられています。それでは彼女達はどうしてあんなにオシャレに見えるのでしょうか。それは、彼女達は自分のスタイルをしっかり持っているからです。そして彼女達がそんなシンプルスタイルであっても、オシャレに見える理由は、アクセサリーにあります。アクセサリーに値段の高さはどうでもいいのです。大切なのは、そのアクセサリーにストーリーがあるかどうかという事。安くても単純に可愛かった、親から受け継いだ、旅の思い出に買ったなど、古き良きストーリーのあるアクセサリーを身につける事が大切です。ですが、ジャラジャラといかにも見せびらかすようなアクセサリーのつけ方はNGでしょう。出典:byBirthパリジェンヌがどうしてこんなに世の女性から支持されているのか、それは自分をよく知り、ありのままの自分を愛しているからです。自分を愛せないと他人を愛する余裕が生まれません。恋に恋をする彼女達は、シンプルな生き方であっても、実は愛のこもったこだわりのある人達なのでしょう。日本では派手なスタイルや人と違った性格を個性と呼びますが、個性というのは、一人一人の人間が既にもう持っている物です。そんな個性を包み隠さず伸ばす、そんな考え方を持つ彼女達はきっと自分に自信があり、もしそれが無くてもそんな姿は意地でも見せないでしょう。常に自信がある人に見えるその姿は、誰から見ても一目置かれる存在なのかもしれません。見た目だけじゃない、自分をしっかり持った知性あるパリジェンヌ達を参考にしてみませんか。
2018年10月10日トレンド感満載の服も楽しいけれど、大人になると自分の中の“定番”がそろそろ欲しくなります。これを着てれば間違いなく素敵に見えて、そして自分自身も心地いい気分でいられる、そんな頼りになる服が理想的。そうした服は旬の素材やモチーフを使うよりも、オーセンティックなほうがいい。たとえばおしゃれなパリジェンヌやパリジャンが着ているレストランにも公園にも似合う、さりげなく気が利いていて上質さを感じる服のような。モードなフランス人のリアルクローズとしてスタンダードになった『MAISON KITSUNÉ(メゾン キツネ)』で、大人に最適な秋のワードローブを見つけましょう。一枚は手に入れたい、定番のニットセーターニット各¥34,000/ メゾン キツネフランスのブランド『メゾン キツネ』は、シンプルで実用的なスタイルをエレガントに仕上げ、ときにユーモラスなエッセンスを光らせた服作りが魅力。トリコロールのフォックスパッチがワンポイントで施されたクラシカルなセーターは、ブランドのアイコン的存在で女性にも男性にも人気です。上質のヴァージンウールを使用した薄手のニットで、秋口はもちろん、本格的な冬になってコートやジャケットを重ねたときにもすっきりと着られます。レトロフューチャーなムードが楽しげな、秋冬の新作スウェット¥28,000/ メゾン キツネスカート¥40,000・スウェット¥26,000/ メゾン キツネギークなエッセンスが楽しいスウェットは今季のコレクションから。白のスウェットにはピクセルデザインで描かれたウサギとキツネをON。グレーのスウェットは、ブランド名をグラフィックに置き換えてあしらい、メゾン→家、キツネ→狐とユーモアを効かせて。スカートにもレトロフューチャーなムードが反映され、パソコンの罫線からインスパイアを受けたチェック柄がキュート。ノスタルジックなモチーフやフォルムを今らしく昇華し、都会的なデイリースタイルを叶えてくれます。メゾン キツネwww.maisonkitsune.fr0120-667-588(メゾン キツネ カスタマーセンター)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月05日インスタやストリートスナップで、何気ない装いなのに目を引くパリジェンヌのファッション。たとえば自然体のヘアスタイルとメイクアップに、トップス&デニムとスニーカーあるいはバレエシューズのフレンチカジュアルなスタイルはもうずっと見てきたコーディネートですが、いつの時代も色あせることなく惹きつけられます。フォルムやカラーが素敵だなあと思ったときにアイテムの詳細をチェックしてみると、大体において昔から続く定番ブランドの名が。スタンダードなアイテムだからこそトレンドを追わず、信頼のおけるブランドを着続ける、これこそフレンチカジュアルをずっと素敵に見せ続ける真髄なのかもしれません。パリジェンヌが愛するボーダーといえば、『SAINT JAMES(セントジェームス)』。その歴史は古く、1889年にフランス北部のノルマンディー地方のセントジェームスという街で、街の名を冠して創設されました。地元の漁師や船乗りの仕事着であるマリンセーターが誕生し、それが現在のシャツの原型となっているそう。今もフランスにある工場で生産し、メイドインフランスにこだわっています。ボートネック、長袖型のシャツ「OUESSANT(ウェッソン)」はセントジェームスの定番中の定番。コットン100%の目のしっかりとした素材なのでハリがあり、清潔感のあるカジュアルスタイルを叶えてくれます。ジャストサイズで一枚でさらっと着こなすのもいいし、ワンサイズ大きいめでシャツをインするのもこれからの季節にはオススメです。無地のタイプもあり、豊富なカラーバリエーションから選ぶことができます。シンプルな分、ピアスやネックレスなどアクセリーで遊ぶと違う表情に。ベーシックなカラーとスタイリングのアクセントとなってくれそうなニュアンスカラーがあれば、デイリーはこれで着回せそう。洗濯機で気にせず洗えることも日常着には重要なポイント。着込むことで肌になじみ、こなれ感も。年齢も体型も着る人を選ばないので、一枚は持っておきたい永遠のフレンチベーシックです。カットソー各¥10,000/セントジェームス セントジェームス(セントジェームス 代官山店)photograph:Hiroshi Nakamurastyling:Saori Ikedatext : Momoko Yokomizo
2018年09月03日私の中でエッジィなトップスというのは、”女性らしさ”より”モード”という要素の方が強く、その理由はパリジェンヌを彷彿させるアイテムだから。そう思っています。今回選んだのは、グラフィカルなフラワープリントブラウス。スリーブ上部がファスナー仕様で、開けて着ると肩が見えるデザインになっていて、ドレープがきれいに出ます。レーヨン素材特有の落ち感があり、フェミニンさも備わっているのが特徴。落ちつきのある配色ですが存在感があって、コーデに迷ったときにも便利なアイテムです。エッジィなトップスを選んだ日は、パリジェンヌのようにIシルエットでまとめるのがお約束。彼女たちの大定番であるブラックスキニーに、パンプスを合わせてシックな装いに。もちろんバレエシューズなど、フラットシューズを合わせるのもいいけれど、少しでもスタイルアップを狙いたいなら、ヒール靴をチョイスするのがおすすめです。黒が主役のコーデですが、プリント柄やバッグのゴールドチェーン効果で、重苦しい印象を回避することが可能に。とはいえ、パリジェンヌファッションならば、やはり赤を足したいところ。そんなときは、気軽に取り入れることができるネイルをプラスして。レザーブレスレットの黒と赤のコントラストで、より印象的な手元になるはずです。秋に向けてエッジィなトップスを手に入れたら、フレンチシックな着こなしにも注目してみてくださいね。ブラウス:COMPTOIR DES COTONNIERSデニム:ZARAバッグ:GERARD DARELブレスレット:COMPTOIR DES COTONNIERSネイル:O.P.Iパンプス:JONAK
2018年08月29日01レトロな雰囲気のドット柄ワンピースをカジュアルに味つけ NAME:MARION FROMYOCCUPATION:学生オンザバングに、大きなメガネがとってもキュートなMARION。今は音楽学校に通っていて、将来の夢を叶えるべく奮闘中。クラシック音楽をこよなく愛する彼女は、 装いもどこかクラシックな雰囲気。モノトーンのドット柄のワンピースは、パンプスと合わせればコンサートにも着ていける万能選手。 学校の日は、スニーカーとトートバッグでラフに仕上げるのが彼女のスタンダードなのだとか。ワンピース/UNIQLO、スニーカー/Reebok、バッグ/Spok、メガネ/Paul&Joe 02甘いドット柄スカートはモノトーンでクールにまとめるのが正解! NAME:BRIGITTE MIRAULTOCCUPATION:Majeスタッフ&スタイリストパリ生粋のファッションブランド《maje》でショップスタッフとして働くBRIGITTE。いつも高感度な彼女の着こなしは、ショップを訪れるパリジェンヌにとって憧れの的。今日の着こなしのポイントは、スカートのドットとスニーカーのソール。このほんの少しのホワイトで着こなしに軽さを出すのが、彼女のモノトーンスタイルのルール。Tシャツ/Vintage、スカート/Vintage、 スニーカー/adidas、ベルト/Maje、時計 /KATHARINE HAMNETT 03インパクト大の変形ドット柄トップスを主役に NAME:BEATRICE ALEMAGNAOCCUPATION:絵本のイラストレーター絵本のイラストレーターである彼女が描くのは、心をそっと包み込むようなやさしい絵。変形ドット柄のカットソーとデニムスカートのベーシックな組み合わせを、ビーズでできたベルトや2色重ねたブレスレットなどの小物使いで自分流に仕上げて。ギークなめがねも個性的なアクセントに!トップス/Vintage、スカート/Marc Jacobs、サンダル/arche、バッグ/Atelier、ブレスレット/Marimekko、ベルト/姉からのもらいもの 04赤いカーディガンを差し色に、ガーリーに仕立てて NAME:SELMA ROSSARDOCCUPATION:グラフィック・デザイナー彼とのデートに着ていくのは、ちょっぴりガーリーに仕上げるのが乙女心というもの。ルージュと同じくらい真っ赤なカーディガンをアクセントに、ドット柄のプリーツスカートやボートネックのトップスは、モノトーンでまとめて大人っぽく。足元はフレンチブランドの『repetto』のバレエシューズでとことんレディに。カーディガン/Leocole Des Femme、トップス/H&M、スカート/Vintage、シューズ/repetto、バッグ/New Look、アクセサリー/すべてVintage Fudge vol.158より
2018年07月13日夏のパリジェンヌは、プリント柄ワンピースをさらりと1枚で着る――。幾何学模様のワンピースは、パリの小さなブティックで購入したもの。お店のマダムに選んでもらったサイズはジャストで、あまり余裕がないのですが、それがいわゆる"エレガント”を作るポイント。季節感漂うエスパドリーユは、 サン・ジャン・ド・リュズ(フランスとスペインの国境にある町)を訪れた際に、オーダーメイドで作ってもらったもの。きれいめのショルダーバッグを合わせて、少しカジュアル感のあるスタイリングに仕上げました。ワンピースはウエストが適度に絞ってあり、背中は膨らみのあるデザインなので、サイドから見てもおしゃれ。スリーブの開きが小さめで、少しパフになっているところもお気に入りです。プリント柄ワンピースは、アクセサリーで味付けしなくても、十分にインパクトがあるところが魅力。もしプラスするのであれば、華奢なブレスレットやネックレスがおすすめ。夏はコーデに「白」を投入すると、ダークな配色の装いであっても、重い印象を簡単に回避できます。靴はエスパドリーユをチョイスしましたが、レザーのフラットサンダルを合わせるのが、パリジェンヌの定番です。ワンピース:GOAバッグ:MAISON VINCENTエスパドリーユ:フランス購入
2018年07月04日DAY1淡いカラーでまとめたキレイ目ワークスタイルエプロンワンピースは水色シャツと白パンツで大人仕様に。仕上げに、麦わら帽子でキュートなアクセントをプラスして。ワンピース/COS、シャツ/Vintage、パンツ/Vintage、シューズ/Mini Market、帽子/Vintage DAY2デニム×ホワイトで夏の装いを爽やかに味つけカジュアルなイメージの強いオールインワンは、小物を白で揃えてクリーンな印象に仕上げるのがポイント。Tシャツ/H&M、オールインワン/ZARA、シューズ/Dr.Martens、帽子/COMME des GARÇONS DAY3ボーダー×ストライプの柄on柄スタイルもお手のものボーダーとストライプの組み合わせは、ピッチに差をつけるのがアリソンのこだわり! さらに上下ともにベースが白なら、柄ON柄でもぐんとイージーに。トップス/Vintage、スカート/ZARA、シューズ/Dr.Martens DAY4どこかに女性らしさを加えるのがアリソン流マニッシュな白シャツには、レディなキャミトップスを合わせて甘辛バランスを調整するのが◎。パリジェンヌらしいラフにまとめたシニョンも可愛い!キャミトップス/ZARA、 白シャツ/COS、ボトムス/COS、サンダル/Plasticana DAY5シャツはシルエットで遊ぶのが気分!ボリューミーなストライプの変形シャツには、Iラインのスカートをコーディネートしてメリハリを。トレンドライクなPVCバッグは、アリソンのお気に入り。シャツ/COS、スカート/Vinatge、シューズ/Riality Studio、バッグ/Marc by Marc Jacobs Alison Reid/スタイリスト・アートディレクターパリを中心に活躍するスタイリスト・アリソンのお洒落な毎日をご紹介。カジュアルな中にも上品さとほんのり女性らしさが薫る彼女の着こなしは、夏のデイリースタイルのお手本にぴったり! FUDGE vol.158より
2018年06月29日パリジェンヌにとって“セクシー”は最大の褒め言葉のひとつ。 彼女たちが年齢を重ねても女らしさを見失わず、アリュールな雰囲気を感じられるのは、ボディケアの意識が高いから。しなやかなボディラインにオイルのツヤのヴェールをまとえば、準備は完璧! シルキーなつやめきが最大のアクセサリー! (右から)フェンネルやジュニパーなど、むくみを抑える ハーブを配合。 - オーガニックファーマシー DXボディオイル 100ml¥8,500/アットスターカフェインの8倍もの脂肪分解力をもつピンクペッパーを従来品の約2倍高濃度に配合。 - ロルロゼ ブリリアント ボディオイル 100ml ¥5,000/メルヴィータジャポンさらりとした質感で全身に使えるオイルはパリジェンヌに愛されるロングセラー。香りも印象的。 - ニュクスプロディジュー オイル 100ml ¥5,100ボディケア大国フランスでは、成長期の娘にクラランスのボディオイルを贈るのが人気なのだそう。肌を引き締め、すっきりとしたボディに。 - ボディ オイル“トニック” 100ml ¥7,400 /クラランス希少なざくろ種子オイルをはじめ、植物の恵みをぎゅっと凝縮したオイル。しっとり艶めく肌に。 - ざくろオイル 100ml ¥4,500/ヴェレダ・ジャパン 早めのセルライトケアで、スタイルキープ! (右から)植物の恵みで、全身の温め・巡り・排出の機能を高め、体が本来もつ分解促進機能を底上げ。 - ダマイセルリファーム ボディクリーム 200g ¥8,800/ダマイエステ大国フランスではエステティシャンが美容アドバイザー的存在。集中スリミングクリームでサロンのトリートメントを自宅で実践! - クロノロジック マンスール 125ml ¥15,000/ギノージャパンあらゆるタイプのセルライトに働きかけ、ワンランク上のなめらかで引き締まった肌に。 - セルリ ノーヴ 200ml ¥23,000/シスレージャパン脂肪燃焼と分解を促すと同時に、血行を促進して肌をなめらかに整える、2週間の集中ケア。 - イントラダーム セル 125ml ¥7,500/マリコールヒップや太ももなど、気になるボディラインの凹凸をすっきり整えてなめらかに。 - インテンシブ G ボディ クリーム 200ml ¥9,500/エステダム photograph:Masahiro Tamura[freaks]styling:Mina Takauetext:Rie Kuroiwacooperation:AWABEES,TITLES kiitos. vol.8より
2018年06月16日ワードローブに欠かせないデニムは、シーズンや流行に合わせて更新したいアイテム。プチプラからブランドデニムまで好みのものを揃えて置けば、なにかと便利ですよね。MAISON KITSUNÉのデニムは一般的なものより薄手で、暑くなるシーズンも快適に履けそう。黒いコンパクトなブラウスで、ちょっとシックに決めるのが気分です。ネックラインと袖口に小さなフリルがあしらわれたブラウス。フェミニンなトップスこそ、カジュアルなデニムを合わせて、おしゃれ見せを狙いたいところ。シワになりにくく、落ち感のある素材はきれいめをアピールできておすすめです。アクセサリーとの相性も抜群。こういったアイテムを押さえておくと、ちょっとしたおでかけのときも頼りになります。赤のショルダーバッグは、コーデのアクセントに最適。短めに斜め掛けして今年らしく仕上げたら、足元にはフィット感のあるやわらかレザーのバレエシューズをオンして、パリっぽく。トップス×デニムというシンプルスタイルこそ、その日のテーマに合わせてバッグや靴を変えて鮮度を上げることが、おしゃれのコツと言えそうです!ブラウス:Kate Spadeデニム:MAISON KITSUNÉバッグ:CÉLINEバレエシューズ:A.P.C×PORSELLI
2018年06月13日混沌として複雑。だけど心に響く、松尾スズキ流時代劇『ニンゲン御破算』。「初演の印象というと、みんながやたらと水の中に入ってビショビショになっていたとか、荒川(良々)君が黒人の役をやっていたとか、出てくるのはそんなのばっかり(笑)」苦笑か、思い出し笑いか、阿部サダヲさんがおかしそうに話すのは、所属する大人計画の主宰・松尾スズキさんが2003年に手がけた舞台『ニンゲン御破産』のこと。「出演していた僕らも説明できないくらい複雑な脚本だったんです。でも、15年経って読み直してみるとすごいんです。書いた当時の松尾さんは30代。いまの僕より若いのに、こんなに難しくて面白いものを書いていたかと思うと本当にすごいです」物語の舞台は幕末。歌舞伎好きが高じ、侍ながら狂言作者を志す、阿部さんが演じる加瀬実之介と、彼をとりまく人々が描かれる。複雑と評されるだけあって、時空は縦横無尽に行ったり来たり。次々とアクロバティックな展開を見せていく。「実之介の目線で読むと、狂言作者の弟子志願としてしゃべっているところもあれば、自分の語る物語に入っている場面もあったり。物語が多重構造になっていて、面白いけれど、やる側は相当難しい。すごくふざけた話のようにも見えるんだけど、物語が展開していくと、じつは悲しさもあるんですよね。でも、出てくる人たちがみんな狂ってるから、悲劇っぽくはならないし、笑いの要素もたくさん入っているのが、さすが松尾さんだなって思います」曰く、「一回観ただけじゃ、どんな話かわからない」。けれど、そこも松尾作品の面白さだとも。「僕、松尾さんの世界って、全部わかる必要なんてないと思うんです。むしろ、全部わかっているのって…嫌。“なんで?”ってのみ込めないまま観ていると、たまに“わかる”っていうセリフが急に出てきて、それがズシンって残るものがある。正直、演じている僕らが、わからないままやってることも多いです。でも、わかってやっている人のお芝居が面白いのかといったら、そうとも限らないですよね。大人計画の俳優がテレビに出始めた頃、僕らは普通にやってるつもりなのに、世間からは、おかしな人たちの集団だと思われていたのと同じ。計算してやっているより、無意識なのに面白いほうがいいのかなって」15年前の初演で実之介を演じたのは、歌舞伎界でも屈指の人気を誇った故・十八代目中村勘三郎(当時は勘九郎)さん。「歌舞伎っぽい言い回しのセリフも多く、脚本は完全に勘三郎さんへのアテ書きですが、今回もそこは変わりないです。でも考えてみれば、実之介は狂言作者を夢見ている人だから、“歌舞伎っぽく”でいいのかな、と。前回との大きな違いは、稽古で松尾さんがミザンス(舞台での立ち位置)という演劇用語を頻繁に使うこと。最近覚えて、使いたくて仕方がないんだと思います(笑)」あべ・さだを1970年生まれ、千葉県出身。グループ魂のボーカルとして9月にはライブも決定。主演映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』が10/12公開。狂言作者を志し、鶴屋南北(松尾スズキ)、河竹黙阿弥(ノゾエ征爾)に弟子入りした加瀬実之介(阿部サダヲ)。成り行きから、南北たちの前で、自らの人生を語り始めた彼は…。6月7日(木)~7月1日(日)渋谷・Bunkamura シアターコクーン作・演出・出演/松尾スズキ出演/阿部サダヲ、岡田将生、多部未華子、荒川良々、皆川猿時、小松和重、村杉蝉之介、平岩紙、菅原永二、ノゾエ征爾、平田敦子ほかS席1万500円A席8500円コクーンシート5500円(すべて税込み)Bunkamuraチケットセンター TEL:03・3477・9999(10:00~17:30)大阪公演あり。初演時の阿部さんの役は、侍を夢見るマタギ・灰次。今回は岡田将生さんが演じる。写真左が、勘三郎さん演じる実之介。©細野晋司※『anan』2018年6月6日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年06月08日フランスの発酵を知るなら、一度は食べたい!とりどりの発酵食。 ファッション、音楽、美術…文化のすべてが集まる、パリ。ここにある豊かな発酵食もまた、フランスじゅうの自然の恵みを受けて作られた、文化の結晶なのです。 フランスは、ドゴール大統領が「600種類ものチーズをもつ国を統治するのは困難だ」と嘆いたという逸話があるほど、多様なチーズ大国。ノルマンディ地方で作られた「カマンベールチーズ」は世界的にメジャーです。ほか、山岳地帯で作る「マンステル」「ロックフォールチーズ」など、伝統的な製法を守る個性的なチーズもおすすめ。また、国境地帯の文化が行き交う土地では、その文化に根ざした伝統料理にも美味しい発酵食品が見られます。 フランスの発酵食 ④ Basque Cheesecake(バスクのチーズケーキ) スペインとの国境「バスク地方」名産のチーズケーキは、まるでまっ黒焦げ!? フランスではチーズが名産であるのはvol.1で触れたとおり。しかし、バスク地方のチーズケーキは「チーズケーキ」と聞いてイメージするものとかけ離れた、ご覧のように個性的なルックス! バスクとは、スペインと国境をまたいで広がる歴史的な地方で、バスク語を話すバスク人の故国を指します。ベレー帽の元になったのも、バスク人がかぶっていた「バスク帽」だったというぐらい、他の国が真似したくなるような独自の文化とセンスが現在にも伝わる気高い人々の文化。そこにスペインとフランスのカルチャーが混じり合い、独特の進化を遂げています。 そんなバスクのチーズケーキは、その真っ黒な部分が美味しさの秘訣。バスクでは、バルでワインと一緒に つまみながら楽しむのが一般的。なぜなら、クリームチーズをベイクしてできた焦げ部分は香ばしくて酸味を感じさせ、チーズ本来の甘さや濃厚さをより引き立ててくれるコク深さの鍵になっているから。冷やしても温めても美味しく、ワインのほかコーヒーや紅茶ともよく合います。 フランスの発酵食 ⑤ Pain(パン) “街のパン屋さん”のニュートラルな仕事ぶりは、「ちゃんとした仕事」の繰り返し。 日本にフランスパンを伝えた名店「ビゴの店」で修業を重ね、その後、銀座の老舗「レカン」のブーランジュリー部門のシェフを7年にわたり担った割田健一さんが2017年11月に開店させた「BEAVER BREAD」は、その名の通りビーバーのロゴが目印です。「ブレッドの頭文字も、山型パンも、横にするとアルファベットのBだなと思って。お店にもBがつく名前を考えていたときに、『ビーバーはどう?』と知人に提案されたんです。はじめは『パン屋に動物の名前!?』と思ったのですが、ロゴを作ってみたら、なかなか良くて」と屈託なく話す、店主・割田さん。けれどフランスパンの話になると、ぐっと熱心になりさすが、専門的。「フランスのパンは、一番気を遣って発酵させているパン。代々受け継ぐ発酵種“ルヴァン”を、うちでも作って毎日使っています」と教えてくれました。お店には日本のパンと、フランスのパンがバラエティ豊かにずらり。今日も売り切れる前にいそいそと買いに出かけたい、素敵な「街のパン屋さん」です。 販売しているフランスのパンは約12種類。バゲットやカンパーニュはもちろん、明太子フランスといった日本らしいパンも揃い、幅広いお客さんに喜ばれるバリエーション。ときには、試験的に作った意欲作が並ぶこともあるとか。 SHOP INFOBEAVER BREAD東京都中央区東日本橋3丁目4-3Tel: 03-6661-7145営業時間 8:00〜18:00 月・火曜定休フランスの発酵食 ⑥ Vin(ワイン) 丁寧な手仕事のワインに魅せられた店主が語る、発酵の魅力とは 「お店にあるのはすべて自然を尊重してつくられたワインたち。ワインを身近に感じ、日常的に愉しんでもらうための“街のワイン屋”になりたいと思っています」と語る、「THE WINE STORE」オーナーの横川かおりさん。店内のセラーには国や地域、ブドウの品種では区切らず、プライスで緩やかに区切られたワインが並びます。「普通のワインでは安定した味わいにコントロールするために、様々なテクニックや添加物が使われることも。これに対しいわゆる“ヴァン・ナチュール”は、限りなくブドウそのものをワインにすることを目指します。ブドウについた野生の酵母だけでのワイン作りはリスキーでもあるけれど、ワインごと、時にはボトルごとに異なる個性のある液体。それが面白いと思って」と話す横川さんは、作り手の “正直な仕事”に魅せられた人。店内奥の扉を開けると、立ち飲みができるカウンターも!横川さんの語る、個性的な作り手のストーリーに耳を傾けながら飲むワインは、格別です。 ヴァン・ナチュールを楽しめる、 なんて贅沢な“角打ち”空間! カウンターではグラス1杯からワインを立ち飲み方式で楽しめる。セラーから選んだワインも、抜栓料500円をプラスすればその場で飲むことができる。 SHOP INFOTHE WINE STORE東京都目黒区中目黒3-5-2電話番号 03-6451-2218営業時間 平日15:00〜21:00、 土日祝13:00〜19:00 不定休:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年06月03日自然体の美しさを大事にするパリジェンヌの味方は、チャーミングなシニヨンヘア!ボーダーカットソー¥12,800/Traditional Weatherwear(スピック&スパン 吉祥寺店)、ピアス¥15,000/Jouete(ジュエッテ) ヘアアレンジ上手なパリジェンヌの定番スタイルといえば、 ラフに結ばれたお手軽シニヨン。無造作にくるっとまとめただけなのに、なぜかおしゃれで魅力的。シンプルなファッションも、シニヨンの魔法でこなれたムードに。 Anne Laureさん (25歳/ブロガー)パリの有名ブロガーであるアンさんは耳下の高さですっきりまとめて大きめのカラフルイヤリングを際立たせて。 Meaghan McGovernさん (23歳/学生)メガンさんは、無造作にゴムでまとめたシニヨンスタイル。後れ毛を気にしないのが秘訣なのだとか。 Jeanne Glaymannさん (21歳/カフェ店員)カジュアルなスタイルが素敵なジャンヌさん。高い位置でキュッとまとめて、ボーイッシュかつフレッシュな印象に。 Flora le Sainさん (23歳/ビュリー勤務)『ビュリー』のカフェで働くフローラさん。 小さい束をたくさん作りピンで留めることでエレガントな雰囲気に。 photograph:Masahiro Tamura[freaks],Tomoko Yasudastyling:Mina Takauehair&make-up:Takuma Sugamodel:Lukatext:Rie Kuroiwa,Mami Okamotocooperation:AWABEES,TITLES kiitos. vol.8より
2018年06月02日食の都に集う、発酵食のお話。 山・川・海。それぞれが豊かなフランスは、発酵食も豊か! パンにチーズとバター、ワインにサラミを添えて...。微生物が促す発酵によってつけられた味や香りは、食材にクセになるような個性を与え、独特の風味や旨みを引き出します。食べ物を加工する上で“発酵”という工程を経るということは、人間に有害な腐敗菌を抑えて単に保存性を高めるだけでなく、結果的にそれが味や香りにも大きな変化や個性をつけることにもなるわけです。 ガストロノミー(美食)の国・フランスで、クセの塊のような世界3大ブルーチーズのひとつとされるロックフォールチーズが産まれたのも、ある種必然なのかもしれません。 フランスはその国土を地中海と北大西洋に挟まれています。その上、高い山々にも恵まれた地形はすなわち海と山、両方の恩恵を豊かに受け取れるということ。フランスのワインも、フランスの土壌と気候がブドウ栽培に適していたからこそ、国じゅうにワイナリーができるほどの盛んな産業になりました。 そんな豊かなフランスで、採れたものを保存する=発酵の技術が長じたのも自然の流れ。国民の約8割がカトリック教徒で、修道院の人々がチーズやお酒を作ってきた文化ももちろん影響しています。そんな素敵な巡り合わせから、フランスは一大発酵大国になったのです。 パリジェンヌが美味しくいただく、フラ ンスの発酵食。日本人から見るとスタイリッシュに映るけれど、それぞれはフランスのごく素朴な土地で作られる、美味しいものが集まっているというわけです。 フランスの発酵食 ① Fromage&Beurre(チーズ&バター) ふくよかな国土から生まれる、多様な乳製品料理の相棒に、お酒のおつまみに 農業・酪農大国であるフランスの発酵食と言えば欠かせないのが、チーズ、バターなどの乳製品。 特に、チーズは国民ひとりあたりの年間消費量が約20kg以上。この数は、実に日本人1人あたりの約10倍。ギリシャに次いで世界2位を誇ります。生産品種の数は堂々の世界ナンバーワンを誇るフランスはまさにチーズ大国と言って差し支えないでしょう。一説には全世界で600種あるチーズのうち、400を超える種類がフランスで作られていると言うから、かなりのもの。ちなみに、ワインなどお酒(これも発酵食品ですね)とつまんだり、お料理のメインとデザートの間にチーズをそのまま食べる時間をつくるのがフランス流です。 「高級バター」のイメージの強い発酵バター、名産地のフランスではもっと庶民的な価格で手に入ります。発酵・無発酵の違いは「発酵した原材料を使っているかどうか」。バターの風味やコクを強調したいときは発酵バター、あっさりさせたいときは無発酵バターと使い分けるのが一般的です。 フランスの発酵食 ② Anchois(アンチョビ) アンチョビの元祖・名産地は、フランス!?実は伝統的で高貴だった、魚の保存食 イタリアの食べ物というイメージの強いアンチョビ。しかし実は歴史を辿ると、古くはフランスにでカタクチイワシの保存食の一大生産地がありました。 古代ギリシア・ローマ時代ではイワシを使った魚醤「ガルム」が作られており、これは「3リットルあたり、(現在の日本円で)100万円の価値がある」と言われていたほど貴重な調味料でした。魚のタンパク質が発酵して分解され、アミノ酸に変わったガルムを入れれば、どんな料理でも美味しく変身し、風味にコクが増すため、貴族階級がこぞって楽しんでいた貴重品。 あのカエサルも好んでいたのだとか。そして、ガルムを作るときに捨てられていた発酵した魚の身を庶民が食べていたことが、アンチョビの起源と言われています。 そんなガルムは、プロヴァンスの沿岸〜スペイン、ポルトガルにかけた地中海沿岸で生産され、現在のフランス領にその一大生産地がまたがっていたと言われます。その生産地があった場所はガリア地方の南西と言われ、この土地にちなんで「ガルム」という名前がついたという訳です。 フランスの発酵食 ③ Salami(サラミ) 山岳地方で生まれた、シャルキュトリの代表的存在フランス名産のサラミ「ソシソン・セック」 イタリアに端を発する食べ物、サラミ。語源はイタリア語の「Salare(塩)」 から来ているということですが、こちらもフランスで独特の進化を遂げました。 フランスには「シャルキュトリ」という食肉加工品を総称したジャンルがあり、これは「chair(肉)+cuite(火を入れる)」が語源とされています。シャルキュトリは、乾燥や燻製、塩漬けなど保存食として作られたもの...具体的にはサラミをはじめとしたパテやハム、ソーセージ、テリーヌなどを指し、原料は主に豚肉の加工肉食品を指します。 オーヴェルニュやリヨンなど山岳地方で作られるのは「ドライソーセージ」と呼ばれる白カビのついたソーセージ。フランス語では「ソシソン・セック」と呼び、フランスとスペイン国境のピレネー山脈の麓で乾燥させたことが始まりと言われる歴史あるサラミ。白い粉は「フルール(花)」と呼ばれ、風味を良くし、このサラミ特有の気品ある見た目を作っています。 vol.2に続く… photograph:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年05月31日パリジェンヌは、ピンクと花と洋服がお好き。 今パリで一番パリジェンヌが集まる場所、それが「アパルトマン・セザンヌ」です。誰かのおうちに遊びに来たような空間がこのブティックのコンセプト。 いつも何かしらのストアイベントをして盛り上がっているセザンヌですが、訪れたこの日はドライフラワーのコラボイベントを開催していました。エントランスからお花が目に飛び込んできます。ラブリー!! いい香りに包まれて入店。店内はドライフラワー一色。ピンクやベージュで可愛くコーディネートされており、パリジェンヌのツボをバッチリ押さえています。自分のアパルトマンにもドライフラワーを飾りたくなってきますね。こんなに花盛りなイベントは見たことがないかもしれません。うまくトレンドを作り上げていくセザンヌのコンセプトはさすがです。ちなみにブーケはもちろん販売されています。 パリの人気ブティック「セザンヌ」店内を覗き見! セザンヌでは、服だけでなく、シューズやバッグもオリジナルで作られています。服と小物、全体のスタイルが統一されているので、つい全身ルックで買ってしまいたくなります。 パリジェンヌが大好きなフラワープリントはセザンヌルックのアイコン。ママンのワードローブから引っ張ってきたようなノスタルジー溢れる素材感は、セザンヌらしい魅力の一つです。 チェーンの巾着ポシェットは人気アイテム。スエードのパッチワークを使った新作を発見!ベージュのところだけキラキラ素材になっていて、絶妙のカラー合わせですね。シックなのに使いやすそう! キャメル色にブルーを合わせるフォークロアテイストもセザンヌらしいルックのひとつです。水玉模様のカシュクールブラウスやブルーのフリルブラウスは、どちらもシルキータッチで大人っぽくて素敵。 バックもキャメル色で大人っぽくクラッシックに。カッチリなりすぎずに、ソフトな印象に仕上がるのがセザンヌの特徴です。60年代後半からヒッピースタイルに入るフレンチカジュアルは、こんなテイストでしたね、懐かしい。 こんなユニークな柄物をジャケットの下に着て、遊び心を忘れないのがパリジェンヌスタイル。パリジェンヌは子供の頃バレエを習ったことがある人が多いのです。何か自分にスライドさせてノスタルジーに想いを馳せるのでしょうか…。 フランス人は困っている人を見逃さない、意識が非常に高い民族です。セザンヌも売り上げの一部を団体に送る活動に協力をしています。この”DEMAIN(あした)”プロジェクトのアイコンは、可愛いマルチカラーのTシャツ。大人気です。ジャケットの下に着たい! このエコバックは最低価格5ユーロからで、寄付したい価格を自分で決めてお支払いするシステム。進んでいますね! ハイウエストデニムはセザンヌのオリジナルシルエットが人気です。クローゼットの中にいるようなディスプレーも魅力。あれもこれも欲しくなっちゃいます。 デニムの足元はもちろんフェミニンに。赤のプチポシェットと合わせてパリジェンヌスタイルの完成です! レアなコラボ雑貨や、インテリアも見逃せない! セザンヌが扱う雑貨やステーショナリーも見逃せません。大人気のポーチはパリの人気ショップやアーティストとコラボしています。今回は18世紀からのフランス式ハンドプリントを復元しているおしゃれトリオ、アントワネット・ポワソン。私も一緒にお仕事していますが、とってもパリジャンらしいハイセンスな感覚のメーカーです。 特別にセザンヌのためのオリジナルデザインをしています。ノートも美しい! セザンヌでは、石鹸、クッション、筆記用具などオフィスでも使えるものも陳列されています。 イニシャル好きのパリジェンヌ。自分の名前に関係なく好きなアルファベットを見つけたいですね。 インテリアをワンランクアップ! 今パリで人気の押し花アーティストの作品もドライフラワーに合わせて販売していました。 国内外からも、ファンがパリに集まる理由。 こんなおしゃれな商品をたくさん揃えているセザンヌには、「セザンヌアディクト」と呼ばれている大ファンが全国各地にいます。フランスの遠い地域に住んでいても、ネット通販でセザンヌルックを楽しめる、それがセザンヌの支持が厚いポイントなのです。いつかパリに行った時にはセザンヌに寄りたいな、と思う女性がたくさんいるのです。 お買い物に夢中のパートナー連れや、ご家族連れのために、セザンヌではシネマを放映しています。なんて優しい心遣い! しかもだいぶオシャレシネマです。私も少しここで休憩を取りましょうかね……。 【SHOP INFORMATION】 アパルトマン・セザンヌL’APPARTEMENT SÉZANE1 rue saint Fiacre, 75002, Parisセザンヌのボーイフレンドショップ(メンズショップ)・アトリエ オクトーブルL’ATELIER OCTOBRE12 rue d’Uzès, 75002 Parisセザンヌ・コンシェルジュLA CONCIERGERIE32 rue des jeuneurs, 75002, paris 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年05月02日自然体で着こなすからラフで上品なスタイルが完成する 肩の力を抜いた自然体のスタイルもパリの女の子の得意技。着心地の良いコットン素材やリネン、シルクなどの天然素材にこだわって、潔くシンプルに着こなすのが品良くまとめる秘訣。ストイックな印象になりすぎないように小物はとびっきりガーリーなストローハットやバスケットをプラスして。足し算と引き算の知的なバランスを楽しんで。 カーディガン / DRESSTERIOR中に着たTシャツ / PETIT BATEAUパンツ / GUNG HOサスペンダー/ FIL DE FERバック / ebagosソックス / RAILROAD SOCKシューズ / Dr.Martens 天然素材を選んで脱ほっこりの大人ナチュラル トップス:背中開きにアソーンでボタンがあしらわれた、バックスタイルが可愛い一枚 / ERICA CAVALLINI SEMI COUTUREロマンチックなブラウスは17歳の少女をイメージしたというブランド / Bilitis dix-sept ansハット:一番スタンダードなデザインのカンカン帽 / SEEBERGERTシャツ:胸にあのワニが刺繍されたTシャツはスポーツウェアならでは / LACOSTE 真夏は首の詰まったTシャツが気になる / FiMelange おじさんみたいなヘンリーネックシャツ / helth knit ニット:ボーダーだけじゃない、古着のようなこなれたカラーが素敵 / ORCIVALインナー:お洋服だけでなく、インナーにもこだわりを持って選びたい / GINGER ALEメガネ:かつて一大ブームを巻き起こしたイギリスの老舗ウェアブランドから オーセンティックなセルロイドメガネ / Oliver Goldsmithコート:シンプルなコートは快適さを追求したストックな佇まいが魅力 / GALLEGOバック:クラッチバックもラフィア素材で真夏らしく / rapiecage小物でレディなエッセンスをプラスしたい時はリボン付きのラフィアバック / Bilitis dix-sept ansブーツ:機能よし、見た目よし、吐きやすい一足 / Dr/Martensパンツ:リラックムードが高まる緩めのおじパン / SAN FRANCISCO カーキのパンツはキレイめの色味と生地なら、男性っぽくなりすぎてスマートに履けるはず / SMITH パリといえばやっぱり手始めはボーダートップス! マリンスタイルとして一番最初に思い浮かべるのは、白×ブルーのボーダートップスを主役にした王道のスタイル。そんな定番スタイルもいいけれど、今年は”ネオマリン”なスタイルに挑戦するのが気分。ヴィヴィッドな赤いパンツにネイビーのボーダーニットを合わせて、小物は爽やかな白のキャスケットやレースアップシューズをON。全体をトリコロールでまとめる小粋なカラーバランスがパリジェンヌらしい! ニット / BAND OF OUTSIDERSコート / mysticパンツ / Tutto Beneキャスケット / BURBBERRY BLUE LABELシューズ / Timberland 定番のイメージを払拭させるネオマリンな新提案 トップス:セーラーカラーのようなディティールがマリン気分を盛り上げる / MHL帽子:帽子もネイビーをセレクトして小物から春らしさを取り入れたい / CA4LAジャケット:眩しいほどに真っ白なノーカラージャケットで品良く決められるアイテム / ANALOG LIGHTINGシットアップ:肌になじむコットン素材のセットアップ / PETIT BATEAUジャケット:ヴィヴィットな赤色は大人の女性こそ似合う / Scyeパンツ:キレイ目のスラックスはラフなボーダーと合わせたい / FIL DE FER 白いボトムスを持っていないななら、絶対手に入れるべき!きちんと感◎ / ANALOG LIGHTINGシューズ:人気の《ミネトンカ》のシューズはモカシューズだけでなく、デッキシューズもラインナップ / MINNETONKAプリントアイテムが人気 / FLUFバック:エコバックでも黒をチョイスすることでスタイリッシュにキメラれる!/ modern farmerカットソー:スウェットのような襟元のディテール / WIN NEELS 男の子のようなトップスに/ WIN NEELSボーダーの代名詞ともいえる《オーシバル 》。厚地の記事のシャツとの相性抜群! / ORCIVALちょっぴりキチンとを感を出したい時はネイビーベースのボーダーがおすすめ / HML. FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumistyling:Kiyomiya Miohair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年04月17日知的さ感じるスタイルで気分はパリの学生 パリの大学生さながら、シックなプレッピースタイルを実現させるなら、洗練されたデザインのベーシックアイテムでまとめるのがポイント!ホワイトとネイビーでまとめた清潔感のあるスタイルに、華奢なアクセサリーをほんのひとさじ。そのちょっぴりフェミニンなエッセンスがパリのエスプリの真骨頂! デニムジャケットジャケット / BLUE BLUEニット、中に着たシャツ / Violet Buffalo Wallowsスカート / HMLバック/ LABOUR AND WAITブレスレット / Sabrina Dehoffソックス / FiMelangeシューズ / REGAL シンプルなスクールアイテムでフレンチ・プレッピーに挑戦!! シャツ :《アクロス ザ ヴィンテージ》の人気商品のひとつでもある定番のB.D.シャツ / ACROSS THE VINTAGE綺麗なブルーシャツで爽やかに / BAND OF OUTSIDER丸襟は重ね着した時のポイントとして大活躍 / HML.バッグ:フレッピースタイルには欠かせない、学生風のサッチェルタイプ / HAIKON WORKジャケット:フロント部分のタッグがさりげなくてお洒落 / MUVEIL WORKコート:寒暖差が激しい日々のマストアイテム / TRADITIONAL LEATHERWEARニット:外国人のように一枚でさらりと着たいシンプルさがおしゃれなニット / YAECA、HYKE、ニットキャップ:春夏もニットキャップはマストハブ! / iliann loebネックレス:ガーリーな雰囲気をプラスしてくれる正統派パール / Soffitoコーデュラナイロンディパック:今やパリの街でもディパックが人気の模様 / Herver Chapelier時計:シックで華奢な時計は大人の女性への第一歩に買いたいアイテム / INDUNAジャケット:プレッピーの代名詞ともいえる金ボタンのジャケットにはスウェットにシャツを合わせて少年のようなスタイルを楽しみたい / ANALOG LIGHTINGメガネ:洗練されたスタイルにギークな丸メガネをプラス / EnaLloidパンツ:はき心地の良い白の一本 / COMPTIOIR DES COTONNIERSシューズ:伝統とモダンが共存したバイカラーの一足 / REGAL Shoe&CO.ヴァンプが短めのレディなローファーを発見! / FRED PERRYソックス:ラインソックスは少し長めのスリークォーターを選択 / Tabioスカート:短めのプリーツが美しい / beautiful peoples、DRESSTERIOR パリジェンヌはシンプルスタイルにガーリーな印象を与えるのがお得意 定番のトレンチコートもギンガムチェックを選べばスイートな印象に早変わり。コートを主役に着こなすから他はシンプルに。パリの女の子はシックな印象のブラックが大好き!こんな風に全体をモノトーンで統一するだけで、ガーリーなのにシックなちょうどいいバランスに。足元はバレエシューズにソックスなんてバレエ学校に通うバレリーナみたい。 コート / Tutto Beneニット / MASKAスカート / ELFORBRバック/ SCYEブレスレット / Sabrina Dehoffソックス / Tabioタイツ、シューズ / スタイリスト私物 タイムレスに乙女心をくすぐるクラシックなワードローブ サングラス:時にはレトロなシネマ女優のように気取ってかけたい大きめのサングラス / EMMANUELLE KHANHチェーンバック:パーティシーンで活躍するチェーンバック女の子の荷物を入れるのは、小さくてキュートなバックで十分 / rougeloupブラウス:1920年代のモダンガールを思わせるようなエレガントなブラウス / THEATRE PRODUCTSカーディガン: ペールトーンのバイカラーとして春のニュアンスを感じさせてくれるアイテム / AKANE UTSUNOMIYAスカート:オーガンジーとギンガムチェックのレイヤードがとびっきりキュート!ガーリーな格好を楽しみたい日に是非 / Billitis dix-sept ans切り替えからふわっと広がるレトロなスカーはスタイルがよく見える優秀な一枚 / HiROMTHiSTLEコート:丸襟・Aラインのグットガールなトレンチコート / SWANLAKEバレッタ:コームのようなバレッタを、クラッシックスタイルにピッタリ! / THEATRE PRODUCTSコンビネゾン:ジェーンバーキンのようにバスケットを合わせてパリの街を歩きたい / HiROMTHiSTLEバック:エナメルと千鳥格子のレトロなクラシックバックはシンプルな着こなしもキュート / TILA MARCHパンツ:パンツスタイルだってギンガムチェックを選べばクラシカルに決まる / ANALOG LIGHTINGシューズ:春になると纏いたくなる薄いピンクを足下から取り入れるのも良いかも / Le Stileシャツ:ブルーのギンガムチェックは、パンツを合せてボーイッシュに着たり、 ふわりと広がるスカートに合わせえてガーリに着て / Ready for the Weekend FUDGE:2014 April vol.130よりphotograph:Sannomiya Motofumistyling:Kiyomiya Miohair & make-up:Onishi Akemimodel:Emmy
2018年04月16日■メンズライクな白シャツを無造作に着るシャツの魅力といえば、1枚で着るのはもちろん、ジャケットのインナーや羽織りものとしても使えるところ。パリジェンヌはそんな優秀さを当たり前のように知っていて、日々のおしゃれにシャツを大活躍させています。これからのシーズンだと出番が多いのが白シャツで、これは彼女たちの定番。胸元のボタンを上から3つほどあけて、セクシーさを演出することも忘れません。それだけで女性らしく映るので、ネックレスなどは不要であるともいえそう。その着こなしを私たちが真似るのは決して難しいことではないのに、なぜか躊躇してしまうのは、やはりお国柄なのでしょうか。とはいえ、それをサラリと取り入れているのに、決していやらしく見えない女性がいるのも事実で、見つけると「あ、パリジェンヌ発見!」と、思わず目で追ってしまう自分がいます。白シャツにデニムがあれば「白いシャツにデニムがあれば」というキーワードは、何十年も前からありますよね。それでも、デニムはシーズンごとに細かいアップデートがされているもの。スキニーデニム好きのパリジェンヌも同様で、彼女たちが物持ちが良いからといって、毎シーズン同じアイテムを身につけているわけではありません。例えば、ハイライズのデニムや、カットオフのデニムというように、旬なものをクローゼットに追加して、おしゃれを楽しんでいるのです。■フェミニンなブラウスをカジュアルに着こなす春の彼女たちの着こなしを盛り上げるのは、フェミニンなブラウス。今シーズンも裾がフレアになったものや、一部がレース使いになったものが人気のようですが、カシュクールタイプのものにも注目が集まっている様子。カシュクールは「心を隠す」という意味がありますが、そのデザインは名前でイメージできるような、ロマンティックさを持ちながらも、エレガント。スキニーデニムで女性らしくという着こなしもアリですが、ファッショニスタはあえてボーイズ系のダメージデニムを合わせて、その対照的なバランスを楽しんでいるようです。足元はNOTヒール靴日常スタイルにおいて、ヒール靴はあまり履かないパリジェンヌ。フェミニンなブラウスにカジュアルなデニムを合わせたのなら、足元には女性らしさを加えると思わせつつ、スニーカーやローファーをオン。これが流行に敏感な女性たちから、支持されているファッショニスタの着こなし。フランスではまだまだスニーカーが根強い人気ということもありますが、ここ数年チェックしていると、バレエシューズは押され気味だなと思います。「パリジェンヌらしさ」というのも、時代によって変化してゆくのかもしれません。■春は着心地の良いブラウスで装ってこの春は、クローゼットにフランス女性っぽいブラウスを1枚加えてみませんか。素材はハリのあるナチュラルさが魅力のコットン素材よりも、流れるようなシルエットを作ってくれる、シルクやレーヨン素材を。このような素材を選んでおくと、肌寒い日に羽織る、裏地のないジャケットやカーディガンとの重ね着も、もたつかずきれいに着こなすことができますよ。Text/KUMICO
2018年04月12日今パリで一番パリジェンヌが集まる場所、それが「アパルトマン・セザンヌ」です。誰かのおうちに遊びに来たような空間がこのブティックのコンセプト。 いつも何かしらのストアイベントをして盛り上がっているセザンヌですが、訪れたこの日はドライフラワーのコラボイベントを開催していました。エントランスからお花が目に飛び込んできます。ラブリー!! いい香りに包まれて入店。店内はドライフラワー一色。パリジェンヌが大好きなピンクやベージュで可愛くコーディネートされています。パリジェンヌのツボをバッチリ押さえたイベントで、パリジェンヌたちは自分のアパルトマンにもドライフラワーをデコレーションしたくなってしまうのですね。こんなに花盛りなイベントは見たことがないかもしれません。うまくトレンドを作り上げていくセザンヌのコンセプトはさすがです。 セザンヌでは、服だけでなく、シューズやバッグもオリジナルで作られています。全体のスタイルが統一されているからこそ、全身ルックで買ってしまうのです。 パリジェンヌが大好きなフラワープリントはセザンヌルックのアイコン。ママンのワードローブから引っ張ってきたようなノスタルジー溢れる素材感は、セザンヌらしい魅力の一つです。 チェーンの巾着ポシェットは人気アイテム。スエードのパッチワークを使った新作を発見!ベージュのところだけキラキラ素材になっていて、絶妙のカラー合わせですね。シックなのに使いやすそう! キャメル色にブルーを合わせるフォークロアテイストもセザンヌらしいルックのひとつです。水玉模様のカシュクールブラウスやブルーのフリルブラウスは、どちらもシルキータッチで大人っぽくて素敵。 バックもキャメル色で大人っぽくクラッシックに。カッチリなりすぎずに、ソフトな印象に仕上がるのがセザンヌの特徴です。60年代後半からヒッピースタイルに入るフレンチカジュアルは、こんなテイストでしたね。懐かしい。 こんなユニークな柄物をジャケットの下に着て、遊び心を忘れないのがパリジェンヌスタイル。パリジェンヌは子供の頃バレエを習ったことがある人が多いのです。何か自分にスライドさせてノスタルジーに想いを馳せるのでしょうか。 フランス人は困っている人を見逃さない、意識が非常に高い民族です。セザンヌも売り上げの一部を団体に送る活動に協力をしています。この”DEMAIN(あした)”プロジェクトのアイコンは、可愛いマルチカラーのTシャツ。大人気です。ジャケットの下に着たい! このエコバックは最低価格5ユーロからで、寄付したい価格を自分で決めてお支払いするシステム。進んでいますね! ハイウエストデニムはセザンヌのオリジナルシルエットが人気です。クローゼットの中にいるようなディスプレーも魅力。あれもこれも欲しくなっちゃいます。 デニムの足元はもちろんフェミニンに。赤のプチポシェットと合わせてパリジェンヌスタイルの完成です! セザンヌが扱う雑貨やステーショナリーも見逃せません。大人気のポーチはパリの人気ショップやアーティストとコラボしています。今回は18世紀からのフランス式ハンドプリントを復元しているおしゃれトリオ、アントワネット・ポワソン。私も一緒にお仕事していますが、とってもパリジャンらしいハイセンスな感覚のメーカーです。 特別にセザンヌのためのオリジナルデザインをしています。ノートも綺麗ですね。 セザンヌでは、石鹸、クッション、筆記用具などオフィスでも使えるものも陳列されています。 イニシャル好きのパリジェンヌ。自分の名前に関係なく好きなアルファベットを見つけたいですね。 インテリアをワンランクアップ! 今パリで人気の押し花アーティストの作品もドライフラワーに合わせて販売していました。 こんなおしゃれな商品をたくさん揃えているセザンヌには、「セザンヌアディクト」と呼ばれている大ファンが全国各地にいます。フランスの遠い地域に住んでいても、ネット通販でセザンヌルックを楽しめる、それがセザンヌの支持が厚いポイントなのです。いつかパリに行った時にはセザンヌに寄りたいな、と思う女性がたくさんいるのです。 お買い物に夢中のパートナー連れや、ご家族連れのために、セザンヌではシネマを放映しています。なんて優しい心遣い! しかもだいぶオシャレシネマです。私も少しここで休憩を取りましょうかね……。 【SHOP INFORMATION】 アパルトマン・セザンヌL’APPARTEMENT SÉZANE1 rue saint Fiacre, 75002, Parisセザンヌのボーイフレンドショップ(メンズショップ)・アトリエ オクトーブルL’ATELIER OCTOBRE12 rue d’Uzès, 75002 Parisセザンヌ・コンシェルジュLA CONCIERGERIE32 rue des jeuneurs, 75002, paris 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年04月04日MAISON KITSUNE《メゾン キツネ》のキツネモチーフの丸首カーディガン90年代のニューウェーブをテーマに、ブランドアイコンである”キツネ”をモチーフ使いしてさりげない遊び心を演出。プレーンな丸首カーディガンも胸の“キツネ”のワンポイントが、子供っぽくなるどころか大人の女性が切ることで遊び心が引き立つ一枚。 TE TRICOTEUR《ル トリコチュール》のコットン・ガンジーセーター元々フィッシャーマンのために生まれた“ガンジーセータ”で人気の《ル トリコチュール》から春夏向けのコットン素材が登場。伝統的でプレーンなデザインのミドルゲージニットだからカジュアル過ぎず大人っぽくシックに着こなそう。 DANTON《ダントン》の丸首ワークジャケットフランス国鉄の制服や作業服などの作ってきた由緒あるブランド《ダントン》。メンズライクかつワークテイストながら、襟やポケットなど丸みを帯びたシルエットがいかにもフレンチワークテイストらしく、可愛らしさも兼ね備える。機能性も抜群で長く着続けられる頼もしい一枚。 Herve Chapelier《エルベシャプリエ》のフレンチデイパックアメリカのブランドにはない美しい中間色を表現したカラーリングや、飽きのこないシンプルなデザインが魅力の《エルベシャプリエ》。光沢のあるナイロン素材が上品さも兼ね備え、後ろ姿も知的で洗練されたパリジェンヌに。 agnes b《アニエス ベー》のモノトーンアイテムフレンチスタイルを代表する《アニエス ベー》の注目アイテムは、ゴールドのフロントボタンがキュートな丸首のカーディガン。オーセンティックな白シャツや黒のスリムなパンツと合わせてモノトーンのコーディネートに徹すればまさにフレンチシックな着こなしが完成!
2018年03月30日A.P.C《アー・ペー・セー》のボーダーマリンニットパリジェンヌのワードローブに必要不可欠!と言っても過言ではないアイテムなのが、もともとは漁師の仕事着だったショルダーボタンのついたマリンニットです。そんなワークウェアを白×黒のモードな印象に昇華したこの一枚は《アー・ペー・セー》ならでは。シンプルなタイトスカートを合わせてフレンチマリンスタイルに。 LACOSTE《ラコステ》のタッタソール・チェックシャツ繊細な細いラインで刻まれたタッタソール・チェック柄がポイントのシャツはフレンチブランド《ラコステ》のアイテム。主張しすぎない控えめさがフレンチトラッドの魅力。スポーツブランドらしい機能性も兼ね備えた優秀シャツは、この春のコーディネートの主役にも、脇役にも、万能に対応してくれそう。 PETIT BATEAU《プチバトー》のケーブルニットトップスフレンチトラッドを語るうえで欠かせないベーシックブランド《プチバトー》のシンプルなケーブルニットに注目!ネイビーと白のコンビ、少し広めの首回り、フェミニンなショート丈など随所にフレンチマインドが垣間見えるスペシャルな一枚。 SAINT JAMES《セント ジェームス》のボーダーTシャツ言わずと知れたフレンチボーダーTシャツの代名詞《セント ジェームス》は1889年創業の老舗。ノルマンディーの海の色を表現したブルーボーダーはフレンチマリンスタイルのアイコンとも言える一枚。100年以上変わらず流行に左右されに不朽のTシャツはワードローブの永久定番。 ORCIVAL par GALLEGO DESPORTES《オーシバル × ギャレゴ デスポート》のキャンバススカートともにフレンチブランドの《オーシバル》と《ギャレゴ デスポート》がコラボした《オーシバル パー ギャレゴ デスポート》。フランスの伝統的な船乗りさん達のワークウェアをイメージソースに、マリンとワークテイストをバランスよくミックス。ヌケ感のあるレトロな風合いのキャンバススカートはネクストブレイクの予感。
2018年03月28日春先の足もとはもう完璧?いよいよ春本番。軽やかなコーデが増えてきましたね。足元もそろそろブーツを脱ぎ捨ててパンプスやサンダルの出番が増えてきそう。春はどんな靴を履こうかなんて考えている方へ、今年は足元をもっとおしゃれにしてみませんか?そんな今回はFUDGE×靴下屋のコラボソックスをご紹介。手持ちのシューズにプラスしてあげるだけでもおしゃれを底上げすることができるしコーディネートの幅もぐんと広がりそう!ソックス合わせに苦手意識がある人も今回のコラボソックスにぴったりのコーデを紹介しているので是非参考にしてみてください。 気分はまるで“パリジェンヌ”今回のコラボソックスのテーマは“パリジェンヌな足もと”。ファッションの発信地でおしゃれなイメージのパリに憧れている方も多いのでは?そしてコラボソックスのイラストを手掛けているのはFUDGE ONLNEでiPhoneケースなどのデザインでもおなじみアナログな線画とグラフィカルな要素を組み合わせ、スタイリッシュでありながら人間味を感じさせる独自の世界観を構築する≪motograph≫。今回もmotographらしいおしゃれなデザインが光るアイテムに仕上がっています!それではいよいよ気になるコラボソックスをご紹介。 足元コーデのアクセントにぴったりなソックスとポーチのセットパリをテーマにしたモチーフにしたオリジナルプリントのソックスがFUDGEと《靴下屋》のコラボで登場。オールシーズン履けるソックスは、パリシックな装いの主役になるアイテムです。パリシックなファッションはシンプルなデザインが多いからこそ小物使いがとても大切になってきますよね。ポップなデザインはシンプルなシューズに合わせて足元のアクセントになること間違いなし!それにソックスと同柄のポーチがセットになっているのも今回のコラボアイテムの嬉しいポイント。コスメなどの収納にかばんの中で大活躍してくれそう!FUDGE×靴下屋オリジナルプリントセット※ポーチ付 ワンポイント刺繍が可愛いソックス3足とポーチセットが登場!お次はワンポイント刺繍が可愛いソックス3足とポーチのセット。オールシーズン使えるソックスはそれぞれに靴、バッグ、メガネの刺繍をあしらっています。それぞれ幅広いコーデに使えるカラーをラインナップしているのでこの春の活躍度も◎例えばパリ風コーデに欠かせないデニム×パンプスにはホワイトソックスを合わせてみたり、 シンプルなデザインにはボーダー柄のソックスがおしゃれのアクセントに。 ガーリーな花柄ワンピースにはネイビーソックス×シューズでカジュアル感をプラスして。 本当に着回し力抜群なので、春コーデに欠かせないアイテムになりそうですよね! FUDGE×靴下屋オリジナル刺繍3足セット※ポーチ付 いかがでしたか?いつものコーデにプラスするだけで簡単におしゃれ度がワンランクアップできるなんて素敵ですよね!デザインが可愛いだけじゃなくて、靴下って実はとても優秀なアイテムなんです。あなたも是非このソックスをワードローブに追加して、今年の春はパリシックなコーデを満喫してみて!
2018年03月20日オシャレで洗練されたパリジェンヌは、同性から見てもカッコイイですよね。それは外見だけに収まらず、可憐さの中にも強さを感じさせる内面にも言えることではないでしょうか?そんな大人女子の憧れであるパリジェンヌのライフスタイルは、いたってシンプル。ほどよく肩の力を抜いて、シンプルライフを始めてみませんか?永遠の憧れ!オシャレで凜としたパリジェンヌシックでモダンな装いに身を包み、背筋を伸ばし颯爽と歩く”パリジェンヌ”。そんなパリジェンヌたちは、いつの時代も大人女子を虜にしてやまない憧れの的。可憐でいて、その中にもどこか芯の強さを感じさせる女性たちには、きっと秘訣があるに違いありません!今回は、大人女子の憧れ、パリジェンヌの意外なまでのシンプルライフをご紹介します。今日からあなたも自然体の”素敵”を手に入れませんか?意外とシンプルなクローゼットオシャレで洗練されたイメージのあるパリジェンヌは、さぞかしたくさんの洋服を持っているのだと思いきや、クローゼットの中身は意外とシンプル。普段着と、お出掛け用のワンピース、スポーツウェア…。その数、わずか10着ほど。最近、パリジェンヌのコンパクトなクローゼットの中身を取り上げた書籍を多く見かけます。それほど日本女性には衝撃的な事実だということでしょう。オシャレの定義パリジェンヌは、オシャレを”目立つこと”ではなく、”その場に美しく溶け込み、調和すること“だと考えています。パリジェンヌをイメージすると浮かび上がるベーシックな色合いも、中世の建物が多く残るパリの街並みに似合うものばかりですものね。そうしてTPOを大事にすることで”素敵”が生み出されているのです。流行に振り回されない流行の最先端である華の都、パリ。そこに暮らす女性たちは、流行りを追いかける日本女性とは少し考え方が違うようです。パリジェンヌは、目先の流行に飛びつき振り回されることを格好悪いことだと思っています。ラフで洗練されたシックな装いは、確かに流行りのアイテムでも高級ブランドのものでもありません。ほとんどの女性たちが、自身が一番魅力的に見える洋服を何年も着続けているのです。「今度のお出掛けに着ていく洋服がない…。」と悩んでいるなら、もう一度クローゼットを開けてみましょう。そこにはきっと、あなたにぴったりの洋服があるはずです!メイクで隠さない!“完璧でないこと”を愛するパリジェンヌは、日中はほとんどメイクをしません。日本女性が必死に隠すそばかすだって、チャームポイントにしてしまうのです。日中のメイクといえば、ベースを軽く整え、リップを塗る程度。そのため、お仕事中のパリジェンヌを覗き見るとTシャツにジーンズ、ぺたんこ靴にすっぴんといういたってシンプルなスタイルの方ばかりなのです。ですが、夜になるときちんとメイクをしてドレスアップするのがフランス流!そのきっちりメイクだって、どこかのパーツで抜け感を出すことを忘れません。見栄をはらないパリジェンヌが自然体で格好良く見える秘訣は、見栄をはらないことです。女子会は基本、おいしいバケットとチーズ、ワインを用意して自宅で行います。庭で採れた果物でジャムを作り、親しい人にお裾分けをしたり、野菜の皮やヘタでブイヨンを作ったり。高級レストランでフレンチのフルコース、なんてイメージとはかけ離れていますが、無駄な見栄をはらないことこそがパリジェンヌのキラキラした笑顔を作っているのですね!日常に運動を取り入れるパリでは、姿勢がよくスラリとした女性が多く見受けられます。ですが、何もダイエットのためにジムに通ったり、辛い食事制限をしているわけではありませんよ。パリジェンヌは、無駄な出費はしませんがウィンドウショッピングは大好き!休日はブティックや書店をのぞいたり、蚤の市を当てもなくフラフラしたり、一日中歩いていることも少なくないのだとか。また、パリでは犬を飼っている人が多く、犬のお散歩でカロリー消費をしていることもスタイル維持の秘訣だそうです。バカンスを楽しむ毎日仕事に追われ、一体私は何のために働いているのだろう…と感じたら、思い切って休暇を取るという選択肢もあるのだということを忘れないで。パリでは、7月14日の革命記念日前後からバカンスシーズンが始まります。実は、パリジェンヌが倹約するのも毎年のバカンスのためなのです。日常のしがらみは一切忘れて、1ヶ月間思いっきり遊ぶ!日本では1ヵ月のお休みを取ることは難しいですが、疲れたらリフレッシュすることは大事です。そして、こうなりたいから働く、あれが欲しいから働く、という風に理想の自分を掲げてみるのもよいかもしれません。さっそく「シンプルライフ」始めてみませんか?大人女子の永遠の憧れであるパリジェンヌのシンプルライフをご紹介しました。オシャレで洗練されたスタイルは、無理に自分を作り込もうとせず、ひとつのものを大事に愛する心から生まれていることがわかりました。最近少し心が疲れてきたなと感じているなら、今日からさっそくシンプルライフを始めてみませんか?ほどよく肩の力を抜くことで自然と笑顔も増え、あなたらしい”素敵”を引き出してくれるはず!パリジェンヌに学ぶことはまだまだありそうですね!
2018年02月21日好きな人ができたけれど、自分に自信がないからなかなか積極的にアプローチができない。そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。自信はつけたいけどすぐにはうまく行かない、そう思っていませんか?実は新しい服やちょっとお高めのバッグを買ってみるだけで自信をつけられることがあります。今回は簡単に自信をつけるために今すぐに実践できることをご紹介します。なぜ服やバッグが自信になるの?自信を付けたいなら服を買えばいい!と冒頭でお話ししました。でもこれって簡単すぎて疑ってしまいますよね。安心してください、これにはちゃんとした理由があるのです。人は自分の価値を測る時に自分の容姿や能力だけでなく、身に着けているまで全部含めて自分の価値だと認識しています。だから高級でおしゃれなブランド物の洋服やバッグを身に着けているだけで、トータルの自分の価値そのものを高く感じることができます。もちろん高級なものに限らず、自分がおしゃれだと感じるものを身に着けるだけで効果があります。逆にいつもぼろぼろで可愛くない服ばかり着てしまっている人は自分のトータルの価値が低いと感じられ、だんだん服だけでなく自分自身の容姿や能力まで価値が低いものだと感じてしまうようになります。もちろん本当に自分の容姿や能力が変わるわけではありませんから、本来は体を鍛えたりスキルアップのために勉強することが大切だと思います。でもたとえば「今日は気になる人に話しかけてみよう!」と思っている日や「今日こそデートに誘うぞ」と思っている日だけでも身に着けるアイテムの力を借りることで少しだけ自分の背中を押してあげることができます。勝負の日は、おしゃれをして出かけましょう!いかがでしたでしょうか。自分に自信がないと悩んでいる人、相手をデートに誘いたいけど中々言い出せない人は身に着けるものでちょこっと自分に自信をつけてみてはいかがでしょうか。自信があるだけで人は前向きになれますし、前向きな人というのは他人からみても魅力的に映ります。だまされたと思って勝負の日のためにお洒落な服やちょっといいバッグを買ってみてはいかがでしょうか。
2018年02月15日世田谷美術館で開催中の『パリジェンヌ展』に行ってきました。美しいパリジェンヌのアートやファッション、さらに彼女たちのリアルな生き方にも触れられる女子必見のアート展、その詳細をレポートします!パリのアートやファッションが勢ぞろい!【女子的アートナビ】vol. 99『ボストン美術館パリジェンヌ展時代を映す女性たち』では、18世紀から20世紀のパリで生きた女性たちの姿やライフスタイルをテーマにした作品を展示。絵画を中心に、彫刻や写真、ファッションに関するものまで約120点の作品を楽しめます。同展は5つの章で構成され、まずは第1章「パリという舞台」からスタート。ここでは、18世紀の王侯貴族や上流階級の女性たちの華やかなファッションや暮らしぶりなどを見ることができます。学芸員さんの解説によると、この時代、上流階級の女性たちは単に着飾っていただけではなく、自宅でサロンを開いて知識人たちをもてなす女主人として活躍していたとのこと。洗練された会話術を駆使して客人を接待し、知らない人同士を結び合わせ、社交の場を作るのが彼女たちの大事な役割だったそうです。パリジェンヌの現実は…続く第2章のタイトルは「日々の生活」。壁が暗めの色調で、なんとなく重い雰囲気が漂う展示室です。ここでは、18~19世紀のパリジェンヌたちが社会的にどういった役割を期待されていたのか、その理想から外れた女性たちはどんなふうに批判されたのかをリアルに伝える作品が展示されています。フランス革命を経て、ナポレオン統治下となったパリでは社会が大きく変化。でも、伝統的な価値観は残り、良き妻、良き母として家庭を守るのが女性の役割とされていました。いっぽうで、自立して生きようとする女性たちが出てきたのもこの時代。ですが、かなり強いバッシングを受けたようです。こちらの壁面に並んでいるのは、オノレ・ドーミエなどが描いた風刺画。例えば、夫のボタン付けを拒否する妻や、書き物に専念して育児をおろそかにしている母親など、新しい生き方をしようとする女性の姿が批判的に描かれています。家庭のことを押しつけられ、昔の女性たちは気の毒…と言えないのが悲しい現実。約170年前のパリも現代も、女性の役割はそれほど変わっていないのかもしれません。おしゃれなパリジェンヌの登場!第3章は一転して明るいピンク色の部屋になっています。タイトルは、『「パリジェンヌ」の確立』。主に19世紀後半の作品が展示されています。フランス第二帝政下の19世紀、パリの街は大改造が行われ、機能的でエレガントな都市に生まれ変わりました。ファッション産業も発展し、おしゃれなパリジェンヌの姿は雑誌や美術作品などを通して拡散され、パリは流行の発信地へと進化。洗練されたパリジェンヌは、海外の女性たちにとっても憧れの存在となっていきます。特にアメリカの女性たちはパリの流行を熱心に取り入れていたそうで、ボストン美術館では当時のファッション関連の装飾品なども多数所蔵。今回の会場では、ファッションが描かれた作品だけでなく、靴や手袋なども展示。ため息が出るような美しいドレスも見ることができます!活躍するパリジェンヌたち次は2階の展示室へ。第4章のテーマは「芸術をとりまく環境」。19世紀後半に、画家や女優、モデルとして活躍したパリジェンヌたちが登場します。印象派の画家として有名なベルト・モリゾ、アメリカからパリに渡り芸術家として大きく開花したメアリー・カサットなど、女性画家たちの作品なども見ることができます。ふたりとも今では有名な画家ですが、当時、女性は国立美術学校での教育が制限され、職業芸術家になる方法も限られていました。差別や偏見もあるなかで自分の道を切り開いてきたパリジェンヌたちの作品、ぜひじっくりと鑑賞してみてください。こちらは、展覧会のメインヴィジュアルのひとつ、エドゥアール・マネの《街の歌い手》です。モデルとなった女性ムーランは、マネの “ミューズ”。彼女は画家にインスピレーションを与える存在で、マネの重要な作品に何度もモデルとして登場しています。最後の第5章は20世紀のパリに生きた女性がテーマで、タイトルは「モダン・シーン」。ランウェイのような舞台にバレンシアガ、ピエール・カルダンなどのドレスが並んでいます。周囲にはダンサーや歌い手、女優などパフォーマーとして活躍した女性たちの写真やポスターなども展示。往年のスター、ブリジット・バルドーの魅力的な写真などを通して、パリジェンヌたちのさまざまな生き方を見ることができます。あの中村さんも絶賛!プレス内覧会では、展覧会の音声ガイドを担当したフリーアナウンサーの中村江里子さんが登場。同展を見た感想として「ドレスや肖像画などの作品を通して、社会の中でパリジェンヌという女性たちの位置づけが変わっていく様子を見られるのが楽しい」とコメント。さらに「良妻賢母がよしとされていた時代、社会に出ていく女性たちが増えていく移り変わりをしっかりと見ていくことができたのが興味深かった」と展示構成について絶賛されていました。また、長年パリ暮らしをしている中村さんから見た現代版パリジェンヌの印象については、「自由でのびやかで、でもわがままな人たち。わがままというのは自分自身を主張するし、とても大切にしているということ。その姿勢が魅力的」と語っていました。憧れのパリに生きた女性たちの姿をアートの視点で掘り下げていく “女子のための” 展覧会、ぜひ一度足を運んでみては?Information会期:~4月1日(日)休館日:月曜日※2/12は開館、翌2/13(火)は休館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)会場:世田谷美術館料金:一般 1,500円/大学生・高校生900円/中学生・小学生 500円/65歳以上1,200円※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年02月10日