故マイケル・ジャクソンの3人の子供たちがアニメで声優を務めることになった。プリンス(15歳)、パリス(14歳)、ブランケット(10歳)の3人は今回声優デビューを飾ることになり、これを踏み台にして今後ショウビズ界でもっと“一流の”仕事の機会を得られることを期待していると、ある関係者は「The Sun」紙に明かした。「3人は、アジアからアメリカに輸入された子供用アニメの吹き替えをすることになりました。パリスちゃんはお父さんと違って歌のセンスは微妙ですが、演技の経験はあります。なのでもし今回の声優の仕事が成功すれば、今後もっと一流の仕事につながることになるでしょうね」。プリンスとパリスは共に俳優業に乗り気のようで、その仕事が「つらい」学校生活からの気晴らしになると考えているようだと先の関係者は続ける。「特に上の2人は明らかに芸能界で父親と同じ足跡を歩みたいと思っているんです。それに2人は学校生活がつらいようですね。子供は本当に残酷ですから」。ただマイケルの妹のジャネット・ジャクソンは最近、パリスちゃんにはもう少し大人になるまで俳優の夢は待ってほしいと語っている。「パリスには待ってほしいの。彼女は若い頃をもっと楽しむべきよ」。
2012年08月23日マイケル・J・フォックスが、TVドラマに復帰することになるようだ。1991年に30歳という若さでパーキンソン病を発病したマイケルだが、ソニーピクチャーズ・テレビジョンが製作しマイケル自身の人生を基にしたタイトル未定のコメディー作品に出演することになるという。米「Vulture」の報道によれば、『小悪魔はなぜモテる?!』のウィル・グラックが監督を担当する本作は、「クーガータウン」などの人気ドラマを手掛けてきたサム・レイボーンが脚本を執筆するという。1980年代のTVドラマ「ファミリータイズ」で人気が出たマイケルは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのマーティ・マクフライ役で一躍脚光を浴びるようになり、その後1996年から2000年まで「スピン・シティ」に出演していたものの、パーキンソン病の治療に専念するために2000年にテレビでの活動を休止し、闘病の傍らで「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」を設立し、パーキンソン病研究を推進した。一方で、「レスキュー・ミー~NYの英雄たち」、「ラリーのミッドライフ☆クライシス」、「ボストン・リーガル」、「グッド・ワイフ 彼女の評決」">「グッド・ワイフ 彼女の評決」などのドラマ作品でたびたびゲスト出演を繰り返してきた。5月にマイケルはABCニュースに対して、新しく始めた治療によって顔面の痙攣がコントロールできるようになり、俳優業が可能になってきていると話していた。同作品は来年に放送予定だ。■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月より公開グッド・ワイフ 彼女の評決 [海外TVドラマ]
2012年08月20日18日(現地時間)に南仏のシャトーで挙式説もあったブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーだが、やはり憶測に過ぎなかったようで、実はイギリスのロンドンで泥酔した朝帰りのブラッドにアンジェリーナが激怒していた。ブラッドは2000年の出演作『スナッチ』のガイ・リッチー監督とロンドンのパブに飲みに出かけて、翌朝6時まで帰宅しなかったという。「ブラッドはガイや友人たち数人と、ガイが経営するパブで飲み始めたんです」と、関係者は「Daily Star」紙の取材に答えた。市内のリッチモンドに借りている豪邸に「泥酔状態で帰宅した彼の姿に、アンジーはショックを受けていました。しかも、ブラッドは彼女に電話をかけなかったんです。『こんな姿、何年も見たことなかったわ!』と彼女は言っていました」。気心の知れた友人たちとの集まりで、安心したのか、ブラッドはいろいろなイギリス・ビールを飲んだらしい。「一行はパブのバックルームで本物のボンバルディアやスピットファイアーといった本物のエールを飲んだそうです。ブラッドは何種ものビールを飲み比べているうちに、すっかり出来上がってしまったんです。こんなに羽目を外せる機会は滅多にないですから」。別の関係者はアメリカのゴシップ誌「National Enquirer」で、ブラッドがこの飲み会を「アンジェリーナとの結婚前のバチェラー・パーティ(結婚前の男性を仲間の男性たちで祝う)」と話していたと語っている。(text:Yuki Tominaga)© INFPhoto/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)Maleficent (原題)
2012年08月20日交際中のジャスティン・セローとの婚約を発表したジェニファー・アニストンに、元夫のブラッド・ピットが祝福の電話をしていたことが分かった。ジェニファーとブラッドは2005年、ブラッドが現在のパートナーであるアンジェリーナ・ジョリーと『Mr.&Mrs.スミス』で共演した直後に離婚。その後ブラッドはアンジェリーナと交際を始め、一方のジェニファーはヴィンス・ヴォーンやシンガーのジョン・メイヤーらと交際してきた。ジャスティンとは昨年知り合い、先週の10日(現地時間)、41歳の誕生日を迎えた彼にプロポーズされたのだ。関係者はイギリスの「Daily Mirror」紙に、「ブラッドは、ジェニファーの結婚をとても喜んでいると電話で伝えました」と語る。「冗談で『結婚式の日はスケジュールを空けておこうか?』と言って、2人で笑い合ったそうです。そして改めて、彼女とジャスティンの幸せを祈ると伝えました」。ブラッド自身もアンジェリーナと挙式間近と言われているため、ジェニファーもブラッドにお祝いを言ったそうだ。さすがにお互いの結婚式に出席することはなさそうだが、ブラッドの母親・ジェーンさんが出席する可能性があるという。「ブラッドとジェーンは滅多に連絡を取りませんが、ジェニファーはいまでもジェーンさんとよく話しています。ジェーンさんが式に出席するのでは、とハリウッドでうわさになっていますが、まだ招待客のリスト作りも始まっていない段階なので、実際どうなるかは分かりません」と前出の関係者は語っている。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年08月16日世界をリードするコンピュータ技術を誇る「インテル」がモダンデザインを推進するライフスタイルブランド「Wホテル ワールドワイド」という異業種ブランドがこのほどタッグを組み、新進映画作家を支援する脚本コンペティション「フォー・ストーリーズ」を開催することを決定!その審査員をフランシス・F・コッポラの息子でウェス・アンダーソン監督の新作『ムーンライズ・キングダム』(原題/写真)で共同脚本を手がけたロマン・コッポラら映画業界を牽引する豪華な面々が務めることが分かった。インテルの提唱する薄型ノートパソコン「ウルトラブック」(Ultrabook)を使って、旅行や映画、ビジネス、ファッション分野を牽引するイノベーターたちとのコラボレーションを展開するという同社の新たなプロジェクト「ウルトラブック・エクスペリエンス」。その第1弾として決定した「フォー・ストーリーズ」では、Wホテルを舞台に、ウルトラブックをキーアイテムにして、いつでも自由に動きまわるという旅行の本質に着想を得たオリジナル脚本をオンライン公募で集め、その中から選出された3本の脚本が実際に短編映画として製作される。技術と芸術の融合により、次世代の偉大なる映画製作者を後押しするという画期的な取り組みである。この3本の作品に加えて、コッポラ監督が手がける1本が締めくくりとして加わり、シリーズ作品として製作されるという。このコンペティションの審査団の一人にも選ばれているコッポラ監督は、「アークティック・モンキーズ」や「ダフト・パンク」、「ザ・ストロークス」といった海外のビッグアーティストのミュージック・ビデオを数多く手がけている気鋭の映像作家。現在は、映画監督2作目『A Glimpse Inside the Mind of Charles SwanIII』(原題)を手がけている。彼のほかにも俳優のマイケル・ピットやクロエ・セヴィニーなど、錚々たる顔ぶれが審査団に結集。まさに次代のアーティストがここから生まれる。コッポラ監督はこの新たな試みについて、「新進気鋭のアーティストに世に出るチャンスを与え、その背中を押すWホテルとインテルを称賛します」とコメント。「参加を考えている全ての人が勇気を出してこのチャンスを活かし、限界を押し広げ、独創性にあふれたアイディアを生み出してくれることを期待しています。トーマス・エジソンが言ったように、『いや、ここにはルールなどない――我々はみな、何かを成し遂げようと努力している』のですから」とまだ見ぬ才能に寄せる期待感を隠し切れない。コンペティションを勝ち抜いた3本とコッポラ監督の1本によって構成される「フォー・ストーリーズ」は、Wホテル所有のワシントンD.C.やメキシコなど世界各国のホテルやリトリートにて撮影を敢行。完成したのち、今秋、Wホテルでのレッドカーペット・イベントで大々的に公開されるほか、「ウルトラブック・エクスペリエンス」の公式サイトと、Wホテルブランドのソーシャルメディア・チャンネルである「whotels.com」、さらには客室内エンターテイメントチャンネルの「Wビジョン(W Vision)」でも放送される予定。ワールドワイルドな技術と芸術の融合から果たしてどんな作品が誕生するのか?期待が高まる。脚本コンペティション「フォー・ストーリーズ」募集期間:8月30日(現地時間)まで公式サイト:intel.com/fourstories特集「一度は泊まりたい映画の中の有名ホテル30」■関連作品:ムーンライズ・キングダム (原題) 2013年公開© Focus Features
2012年08月15日マイケル・ジャクソンとジャクソン5が残した数々のヒット曲で構成される歌とダンスの全く新しいライブ・シアター・パフォーマンス『THRILLER Live/スリラーライブ』。9月29日(土)からの東京・六本木ブルーシアターでの上演に先がけ、キャストが緊急来日し、サマーソニック2012東京会場(QVCマリンフィールド&幕張メッセ)で8月18日(土)・19日(日)にスペシャルパフォーマンスを行うことが決定した。『THRILLER Live』チケット情報また、8月29日のマイケル・ジャクソンのバースディに捧げるスペシャル企画として、8月19日(日)、同会場で“BEAT IT”をフラッシュモブで決行する。フラッシュモブとは、特定の場所に突如として集合しパフォーマンスを行い、目的を達成すると即座に解散する行為のこと。マイケル・ジャクソンのダンスを使ったフラッシュモブは世界各国で行われており、日本でもマイケル・ジャクソンの命日になると各地で行われ、注目されている。今回のフラッシュモブは、誰でも参加できるイベントとして行われる。『THRILLER Live/スリラーライブ』の東京公演のチケットは発売中、大阪公演は8月25日(土)より一般発売開始。また、「SUMMER SONIC 2012」は、8月18日(土)・19日(日)に千葉・QVCマリンフィールド&幕張メッセにて開催する。◆「THRILLER Live」サマーソニック2012東京会場スペシャルパフォーマンス◆日程:2012年8月18日(土)「SONIC STAGE」10:50開始/「SONIC STAGE」19:25開始19日(日)「MOUNTAIN STAGE」11:00開始/「RAINBOW STAGE」16:20開始会場:サマーソニック2012東京会場各ステージ◆“BEAT IT”フラッシュモブ◆日程:2012年8月19日(日)13:20開始会場:QVCマリンフィールド外周スタジアム正面※無料エリアとなります。※当日飛び入り参加可能
2012年08月15日ブラッド・ピットが婚約中のアンジェリーナ・ジョリーに、ウエディング・プレゼントとして、25万ポンド(約3,000万円)相当の高級腕時計を贈ったことが明らかになった。ブラッドが購入したのはパテック・フィリップ社のミニッツ・リピーター。金製のカスタムメイドでダイアル部分は真珠の母貝パール製、ロンドンのビッグ・ベンの鐘の音を模したチャイムもついている。ハンドメイドで制作に2か月かかるという。通常は入手までに2年ほど待たなければならない。関係者はイギリスの大衆紙「The Sun」に、「ブラッドはスイスで開催されるバーゼルワールド(宝飾と時計の見本市)でパテック・フィリップ社のオーナー、スターン家の人々と会い、この素晴らしい腕時計を買おうと決めたのです。彼はアンジーに、ごくわずかな人々しか持つことのできない芸術品のようなユニークな贈り物をしたかったのです。洗練されたこの腕時計はまさにぴったりでした」と語る。先日は長男・マドックスくんの誕生日にモトクロス用バイクを贈ったブラッド。凝ったプレゼントをするのが大好きな彼は、自らスイス・ジュネーヴのパテック・フィリップ社に赴き、腕時計を受け取った。南仏に所有するシャトーで予定しているウエディング前のプレゼントとして贈るそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)
2012年08月09日ダイアナ・ロスが、故マイケル・ジャクソンの子供たちの養育権を引き継ぐことを検討しているようだ。マイケルの遺言により3人の子供であるパリス、プリンス、ブランケットの後見人に指名されているダイアナ。現在は祖母のキャサリン・ジャクソンとマイケルのいとこに当たるティト・ジョセフ・ジャクソンが3人の子供たちの共同親権を保有しているものの、必要があればダイアナは子供たちの養育を引き受ける覚悟があるようだ。最近3人の子供たちの元を訪れたダイアナと一緒にいたというジャクソン一家の1人は、「New York Post」紙に「今回初めてダイアナは『もし必要ならば』と前置きをしつつも養育権に踏み込む意思を示したようですね。彼女はそういったことに関していままで何も話さなかったんですが。後見人に指名されたかったかどうかは別にしても、ダイアナはどんな義務も放棄することはないでしょうね」と明かした。先日、子供たちの祖母・キャサリンが失踪し、3人の親権を一時的に喪失し再び獲得したという一件もあり、ダイアナは子供たちが無事でいるかを確かめるために直接カリフォルニアのカラバサスに出向いて面会したと先の人物は語る。「(2009年にマイケルが亡くなった後、ダイアナは子供たちに電話をして)何かアドバイスやほかに必要なものがあるかを確かめたんです。そういうこともあり、先週、彼女は子供たちの本音を聞くために、直接会いに行ったんです。ボディランゲージなど微妙なニュアンスはなかなか電話では嗅ぎ取ることはできないですからね。マイケルだけがダイアナを愛してるんじゃないんです。私たち全員愛してます。マイケルの子供たちも彼女を慕っています」。そしてダイアナは、14歳のパリスちゃんに何か助けが必要な場合はすぐに電話するように言ったようだ。ダイアナは御年82歳になるキャサリンが子供を育てるだけの責任と能力があるかを心配しているようで、ジャクソン家の家族の大半は、その責任をダイアナが引き取ることを好意的な目で見守っているという。
2012年08月08日英国のリアリティ音楽オーディション番組「The X Factor」が、新シーズンでマイケル・ジャクソンやエイミー・ワインハウス、エルヴィス・プレスリーらをホログラムで登場させようとしているようだ。英「The Sun」紙の報道によれば、同番組のプロデューサー陣は、番組を「より良くしていくため」に、出場者たちがマイケルやエイミーといったいまは亡きスターたちとデュエットできるよう企画しているという。今年3月にはサイモン・コーウェルが視聴率の低下と新しい審査員陣の選考で批判を浴びたことから、同番組を終了させるともうわさされており、続く6月には番組を製作するITV自体が同番組に「頼りすぎている」という理由で番組終了を検討しているとも報道されていた。しかし、番組の製作陣は挽回の可能性をいまだ探っており、セリーヌ・ディオンがスティーヴィー・ワンダーのホログラムと共演したことに、同番組のトップであるリチャード・ホロウェイがインスピレーションを受けているとある関係者は明かす。「『The X Factor』は常に向上し続けなければならず、観客をアッと言わせる手段としてホログラムを使うことを検討しているんです。エルヴィスやエイミー・ワインハウスがグランドファイナルに出場していることを考えてみてください。素晴らしいTV番組となり、出場者にとってもすごい体験になるでしょうね。ホログラムのテクノロジーはすでにいくつかの大イベントで活用されてきました。『The X Factor』のファイナルステージはそれに相応しい場所でしょう。リチャード・ホロウェイが昨年、ホログラムのスティーヴィー・ワンダーとセリーヌ・ディオンが共演しているのを見て、そのアイデアを思いついたようです」と語っている。4月15日(現地時間)の巨大野外型音楽イベント、コーチェラ・フェスティバルにて没後15年の2パックをドクター・ドレーとスヌープ・ドッグがホログラムで復活させて以来、ジミ・ヘンドリックス、マーヴィン・ゲイ、ジム・モリソンなどもホログラムでステージに登場する案が出てきており、最近ではエイミーの父ミッチ・ワインハウスも娘の音楽的偉業を継続させる手段としてホログラムが最適だと語っていた。「The X Factor」は現在、新シーズンへ向けてのオーディションの真っ最中だという。
2012年08月07日ザ・ジャクソンズの来日公演が12月6日(木)・7日(金)に東京国際フォーラム ホールAで行われる事が決定した。【公演情報はこちら】ザ・ジャクソンズはマイケル・ジャクソンがリードヴォーカルを務めたグループ。『I Want You Back』や『ABC』、『I’ll Be There』など数々の世界的大ヒット曲をジャクソン5として残しているが、レコード会社を移籍した際にザ・ジャクソンズと改名した。ザ・ジャクソンズとしても『僕はゴキゲン』などのヒット曲を世に送り出している。今回の来日公演はジャーメイン・ジャクソン、ジャッキー・ジャクソン、マーロン・ジャクソン、ティト・ジャクソンの4人で行われる。この4人の共演はマイケル亡き後、初となる。ジャクソン5時代の曲やモータウンの名曲に合わせて、マイケルの未公開写真や、ジャクソン5の映像がステージに映し出されるという、とても貴重なステージ。ザ・ジャクソンズファン、マイケル・ジャクソンファンのみならず、全ての方が楽しめる、2012年を締めくくるエンタテインメントライブを見せてくれるだろう。チケットの一般発売は8月25日(土)より。なお、チケットぴあではプレイガイド独占最速先行のいち早プレリザーブを実施。受付期間は8月1日(水)午前11時から8月8日(水)午前11時まで。【公演詳細】■「ザ・ジャクソンズユニティ ジャパン・ツアー 2012」日時:12月6日(木) ・7日(金) 開場18:00 開演19:00会場:東京国際フォーラム ホールAチケット一般発売:8月25日(土)
2012年08月01日ブラッド・ピット主演の最新作『World War Z』が、今年末から来年夏に北米公開が延期になった。作品の出来が問題のようで、映画をめぐって、ピットとマーク・フォースター監督の関係が相当険悪になってきているようだ。ピットはこの映画でプロデューサーも兼任。ベストセラー小説にもとづくこのゾンビ映画は、ピットが情熱をかけている作品。撮影は昨年夏に始まり、すでに終了しているが、映画の出来は満足のいくものではなく、現在、新しい脚本家を雇い入れて、脚本の書き直しをさせている状態。新しい脚本にもとづいて、3週間ほどの追加撮影が予定されているという。映画の出来をめぐって、ピットとフォースターは、最近では口もきかない状態になっているようで、何か伝えることがある時は、間に人を介して伝えているらしい。このような状態になった今、再撮影をフォースター自身が監督するのか、あるいはピットが別の監督を連れてくるのかも微妙になっているとのこと。もともとフォースターを監督に推したのはピットだっただけに、皮肉な展開に。ピットの次回作は、今年のカンヌ映画祭で上映されたアンドリュー・ドミニク監督の『Killing Them Softly』。そして、スティーブ・マックイーン監督、マイケル・ファスベンダー主演の『Twelve Years a Slave』に出演する。文:猿渡由紀
2012年07月24日まもなく日本でも公開となる『プロメテウス』にも出演している注目俳優マイケル・ファスベンダーが、ユービーアイソフト社の人気ゲームソフト「アサシン クリード」の映画化作品に主演することが決定した。マイケルは自身のプロダクション会社「DMCフィルム」を通じて、コロナー・マッコーンやユービーアイソフト・モーション・ピクチャーズ(UMP)などと共同プロデュースも兼任する予定だという。今回のマイケルの起用理由について、ユービーアイソフト社CEOのジャン=ジュリアン・バロネット氏は「マイケル・ファスベンダーは我々が真っ先に選んだ配役でした。彼は本当に頭が切れて、才能があり、努力を惜しまない役者なんです」と語っている。本作は元々、ソニー・ピクチャーズが製作を進めていたものの、同社との交渉が頓挫し、現在はUMP単独で企画が進行している。監督ならびに脚本家は未定だが、後日、ほかのプロダクションや配給会社が追加で参加する模様。バロネット氏はさらに「プロダクションのパッケージ化が済んだ段階で、大手スタジオと交渉再開をすることも視野に入れています。この作品の資金調達モデルがどんなものであれ、弊社としては投資リスクを少しでも軽減するつもりです」と続けた。アサシン教団とテンプル騎士団との戦いを描くアクション・アドベンチャーゲーム「アサシンクリード」は全世界で累計3,000万本を売り上げる、ユービーアイソフトの看板タイトル。同シリーズの最新作「アサシン クリードIII」は11月15日(木)に日本でも発売される予定だという。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年07月11日3年前の6月25日に逝去した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン。いまだにマイケルの存在は世界中の人々の心に大きく残り、多くのファンを魅了し続けている。そんな彼の伝説をあらたな形で蘇らせる『THRILLER Live』が今年9月、日本に初上陸を果たす。『THRILLER Live』チケット情報『THRILLER Live』とは、イギリスのフライング・ミュージック社が、マイケルと親交のあったイギリス人クリエイターのエイドリアン・グラントと共に手がけた作品。マイケル・ジャクソンとジャクソン5が残した数々のヒット曲と、“ムーンウォーク”などの誰もが知る定番のマイケルのダンスをもとに、新たなクリエイティビティを吹き込んだダンスで構成された、全く新しいライブ・シアター・パフォーマンス。マイケルが生前より見守ってきたこのショウは、ミュージカルの本場、英・ロンドン、ウエストエンドにあるリリックシアター(LyricTheatre)で、2009年1月より上演が始まり、マイケルの悲報以降さらに注目を集めることとなった。これまでに、イギリスをはじめヨーロッパ各国を回るツアー公演や、中国、南アフリカなどの国々でも単独公演が開催されてきた。そして、待望の日本公演が今年9月より東京・六本木ブルーシアターにて開催される。さらに12月には大阪公演も決定。今回、日本での上演に先がけ、『THRILLER Live』のビジュアルが初公開された。なお、日本公演でのセットリストは未定ながら、演奏予定曲として下記楽曲が候補に挙がっている。I Want You Back< 帰ってほしいの>(1969年 全米1位)I’ll be there<アイル・ビー・ゼア>(1970年 全米1位)off the wall<オフ・ザ・ウォール>(1980年 全米R&B 5位)Don’t Stop ’Til You Get Enough< 今夜はドント・ストップ>(1979年 全米1位)Beat It<今夜はビート・イット>(1983年 全米1位)Billie Jean<ビリー・ジーン>(1983年 全米1位)Thriller<スリラー>(1983年 全米4位)Smooth Criminal<スムーズ・クリミナル>(1988年 全米R&B 2位)Bad<バッド>(1987年 全米1位))Black Or White<ブラック・オア・ホワイト>(1991年 全米1位)公演は9月29日(土)から12月9日(日)まで東京・六本木ブルーシアターにて開催。チケットは7月14日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあではインターネット先着先行・プリセールを7月9日(月)18時まで受付中。
2012年06月25日『トランスフォーマー』シリーズで知られるマイケル・ベイ監督が製作を手がける最新作『Ninja Turtles』(原題)の公開が2014年5月まで延期されることが明らかになった。映画製作元のパラマウントの関係者によれば、映画制作陣が今年10月のクランクイン予定までには準備が整っていないと判断し、公開予定日も先送りされることになったようだ。またプロダクション・チームは、脚本の改良と予算削減を目的として、今後数週間に渡って脚本の手直しに着手する予定のよう。マイケルがプロデューサーを務める同作では、『タイタンの逆襲』のジョナサン・リーベスマンがメガホンを取り、ジョシュ・アッペルバウムとアンドレ・ネメックが脚本を担当する。そんなマイケルは先日、オリジナルのキャラクターたちを“エイリアン”に変えるという設定を発表し、ファンの怒りを買ったが、この変更と映画のタイトルをシンプルな『Ninja Turtles』と短くしたことについてファンに安心してもらうため、マイケルは「オリジナルの『ニンジャ・タートルズ』のクリエイターのひとりを含めた2人の非常に優秀な作家が脚本を改良しています。ファンのため、この映画作りに細心のケアをしています。我々のチームのみんながファンの方々を大切に思っています。チャンスをもらいたい。監督のジョナサン自身、このシリーズの大ファンなので、絶対にがっかりさせません」と語った。それに伴い、ミケランジェロの声を担当していたロビー・リストは、『ニンジャ・タートルズ』の伝説を「貶めている」とマイケルを批判していた。■関連作品:タイタンの逆襲 2012年4月21日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年06月19日ジョニー・デップ、ブラッド・ピットがそれぞれ現在撮影中の新作にトラブルが発生。撮影の遅れや予算超過などが起きているという。ジョニーがアーミー・ハマーらと共演する『The Lone Ranger』(原題)は来年7月3日(現地時間)に全米公開を予定しているが、「The Hollywood Reporter」誌によると、120日間を予定していた撮影スケジュールに遅れ(数日間~数週間程度の可能性)が生じているという。原因は天候不良など不可抗力の要素もあるが、その結果、製作費も予算オーバーに。昨年、製作会社のウォルト・ディズニー・カンパニーが予算を2億5,000万ドルから2億1,500万ドルに縮小を希望し、大がかりなアクション・シーンを脚本からカットした上に、ジョニーやプロデューサーのジェリー・ブラッカイマー、ゴア・ヴァービンスキー監督のギャラの交渉し直しが行われた。だが、今回の遅れで結局、製作費は元通りの2億5,000万ドルに戻ったことになる。ヴァービンスキー監督は更なる撮影シーンのカットを求められているという。一方、ブラッドが製作・主演するマーク・フォースター監督の『World War Z』(原題)では、現場における監督の決定力不足により、5週間もの追加撮影が決まった。フォースター監督はブラッドの希望で起用されたが、SFXを多用する大作の経験が少なく、新しいスタッフとのコミュニケーションも円滑に進まず、現場で混乱が生じている。製作会社のパラマウントは『プロメテウス』のデイモン・リンデロフに脚本のリライトを発注したことも明らかになった。パラマウントは今年3月、同作の全米での公開予定を2013年6月から12月に繰り下げると発表している。(text:Yuki Tominaga)© UPI/アフロ■関連作品:ラム・ダイアリー 2012年6月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010 GK Films, LLC. All Rights Reserved.Killing Them Softly (原題)
2012年06月14日ブラッド・ピットが、またもや新作を引っさげてカンヌ入りした。昨年『ツリー・オブ・ライフ』で見事、最高賞のパルムドールを手にしたピットの新作は、『ジェシー・ジェームズの暗殺』のアンドリュー・ドミニク監督と再びコンビを組む『キリング・ゼム・ソフトリー(原題)』。ピットは、肩に届きそうな長めの髪に、薄手のジャケット、お気に入りのゴールドのネックレスというスタイルで公式会見に登場。ドミニク監督の作品で再び主演、プロデュースを兼任した経偉について「(ドミニク監督は)人間の行動や志向について、とてもすぐれた洞察力を持っている人だから」と語った。そのほかの情報本作のストーリーは、ある日、強盗がギャンブル場に押し入ったことから、ギャンブル場を仕切っているマフィアが、凄腕の殺し屋ジャッキー・コーガン(ピット)をプロの用心棒として雇うことに……。本作のタイトル『キリング・ゼム・ソフトリー(原題)』は、“優しく殺す”という意味。主人公のジャッキーは、“近くで殺すと、殺される側は恐れて騒ぎ、母を呼んだり、お漏らしをしたりするなど恥ずかしい行動に出る。本人に気づかれないところから、予想もしない時に殺すほうがいい”という殺しのポリシーを持っている。この役を演じるピットは6人の子供をもつ父親でもあるが、映画の中で容赦ない殺しをやってみせることは「抵抗がない」という。「殺しはギャング映画につき物として受け入れられている。人種差別をする男を演じろと言われたほうが、よっぽど抵抗があるね」とも語った。毎回、レッドカーペットの際にピットが同伴しているアンジェリーナ・ジョリーは、今年は欠席。残念ながら、「彼女は別の映画の準備で忙しい」らしい。8月に結婚するという説は本当かという質問には、真摯な表情で、「日取りは本当に、まったく決まっていないんだ」と答えた。『キリング・ゼム・ソフトリー(原題)』の日本公開は未定。
2012年05月23日アンジェリーナ・ジョリーが婚約者のブラッド・ピットにヘリコプター1機と飛行レッスンをプレゼントしたという。イギリスの大衆紙「The Sun」によると、彼らが暮す南フランスのシャトー・ミラヴァルの敷地内にはヘリポートがあり、「サプライズでヘリコプターを贈ったら、ブラッドが喜ぶだろうとアンジーは考えたんです」と関係者は語る。「特にカンヌへの往き来に使いたいそうです。ブラッドは飛行免許を持っていますが、まだレッスンを受ける必要があるので、すぐに始めるそうです」。ヘリコプターの価格は100万ポンド(約1億2800万円)だという。16日から開催される第65回カンヌ国際映画祭にも出席が予定されている2人だが、ニース近郊のシャトー・ミラヴァルとカンヌは至近距離。もしかしたらブラッド自ら操縦するヘリコプターでカンヌ入り、という派手な演出を考えているのかも。世間を驚かせた婚約発表からxか月経ったが、先日はブラッドの元妻、ジェニファー・アニストンから彼らの婚約を祝って500ポンド相当のブーケが贈られてきたという。ブラッドはお返しにシャトー・ミラヴァルのワインを1ケース送ったそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)Killing Them Softly (原題)■関連記事:ブラッド・ピット、男性初のシャネル「No.5」の新たな顔に!アンジー、サラエボ名誉市民となった喜びをビデオ・メッセージで伝えるアンジェリーナ・ジョリー、婚約記念旅行後はUNHCRの活動で単身エクアドルへブラッド&アンジェリーナ、子供たちも一緒にガラパゴス諸島へ婚前旅行ブランジェリーナついに婚約アンジーの父親や同性愛者グループからも祝福メッセージ
2012年05月16日先日、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーとの婚約を発表したばかりのブラッド・ピットが「シャネル」のフレグランス「No.5」の新たな“顔”となることが分かった。これまでニコール・キッドマンやオドレイ・トトゥら数多くの美しき女優たちがその“顔”を務めてきたシャネルの看板商品である「No.5」。実力派俳優として活躍するばかりでなく、プライベートでも良き夫・良き父親であるブラッドにこのたび白羽の矢が立った。「E!News」によると、ブラッドは今週中にもこの第1弾となる撮影をロンドンで行うとのこと。そのギャラ数百万ドル(約1億円超)にも及ぶという同広告は、今年の年末にはお目見えする予定。男性が「No.5」の顔となるのは異例のことだが、一体どのような広告が完成するのか。今後、テレンス・マリック監督作『Voyage of Time』(原題)や『World War Z』(原題)といった作品の公開も控えているブラッド。今月16日(現地時間)より開催される第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に主演映画『Killing Them Softly』(原題)も出品される。現在48歳、男性としての“渋み”を増したブラッドは、どうやら公私ともに順風満帆のようだ。■関連作品:Killing Them Softly (原題)
2012年05月10日『キル・ビル』などで知られる個性派俳優、マイケル・マドセンが息子に暴力をふるったとして9日にカリフォルニア州・マリブの自宅で逮捕された。マドセンは9日午後、マリブの自宅で10代の息子とけんかになり、児童虐待容疑で逮捕、拘置されたが、翌10日に保釈金10万ドルを支払って自由の身となった。マドセンは妻と3人の息子(17歳、15歳、7歳)と暮らしているが、彼と衝突したのがどの息子かは不明。家族の一員がロサンゼルス郡保安官事務所に通報したという。マドセンの弁護士は「彼は息子が大麻を吸っているのを見つけ、取り上げようとして争いになったのです」と状況を説明する。「これは家族間の問題であり、マイケルは家族のプライバシーを尊重してもらえるよう望んでいます」。現場に駆けつけた保安官によると、当時マドセンは酒に酔っていたという。息子は軽傷を負っていたが、治療の必要がない程度だった。保釈直後に取材を受けたマドセンは「問題ない。ちょっとした誤解だったんだ」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© Caroline Eluyemi/Camera Press/AFLO
2012年03月12日ブラッド・ピットの親戚の女性が、最近疎遠になっている祖母と連絡を取るよう、メディアを通して訴えている。イギリスの「The Sun」紙上でブラッドに対して、現在89歳の祖母、ベティ・ラッセルさんに連絡を取るように訴えているのは、彼の大叔母にあたるメアリー・アン・レニエさん。「ベティは寂しがっています。彼は手紙もくれないし、彼女と連絡を取っていないようです。忙しいのはわかりますが、どうして自分の祖母と連絡をとろうとしないのか理解できません。以前は毎月花を送り、時々電話もくれていたのに」と語る。ベティさんは、毎日訪ねてくる娘が持参する雑誌の記事でブラッドの近況を知る状態が続いている。メアリー・アンさんは、ブラッドが両親と連絡を取り合い、彼らがブラッドやパートナーのアンジェリーナ・ジョリーが出演する映画の撮影現場を訪問していることに不公平感を抱いているようで、「ベティは絶対に寂しがっています」と重ねて強調。そして「4月25日に彼女は90歳になります。娘がパーティを開くはずよ」とブラッドの訪問を促す。ブラッドが最後に故郷のミズーリ州・スプリングフィールドに足を運んだのは、アンジェリーナが双子のノックスとヴィヴィアンを妊娠していたとき。実現すれば、実に4年ぶりの訪問となる。(text:Yuki Tominaga)Heather Ikei / © A.M.P.A.S.■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:『マネーボール』のジョナ・ヒル、ダイエット成功の鍵は「日本食」『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイラー監督、WGAWポール・セルヴィン賞受賞【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?英国アカデミー賞『アーティスト』最多候補。D・ラドクリフはG・オールドマンを応援
2012年03月02日前回の初級編に続き、おしゃれで、セクシーで、大人の女性にこそ楽しんでいただきたい“おしゃれセクシーな大人ドラマ”たちをご紹介していきたいと思います。中級編として取り上げたいのは、マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めている「ボードウォーク・エンパイア欲望の街」。禁酒法時代のアトランティック・シティを舞台に、街の表と裏を支配する政治家ナッキー・トンプソンの物語が展開する作品です。1920年代アメリカのクラシカルな雰囲気の中、“邪魔な奴は裏切れ、騙せ、そして撃て”のハードでダークな人間ドラマが繰り広げられるとあって、第1話では監督も手掛けエミー賞監督賞に輝いたスコセッシ印とも、「ザ・ソプラノズ」の成功でも知られるクリエイターのテレンス・ウィンター節とも言えるバイオレンス&セックス描写がたっぷり。ナッキー役のスティーブ・ブシェミを始め、映画界でも活躍する実力派キャストたちが、それらの描写に体当たりで挑んでいるのも見逃せないところです。なかでも注目は、マイケル・ピットとマイケル・シャノンのWマイケル。裏社会に生きる野心家の青年・ジミーをピットが、清廉潔白を装うナッキーに疑いの目を向ける捜査官・ネルソンをシャノンが演じているのですが、『ドリーマーズ』などの過去作でも過激な描写に挑んできたピットも、保守的な時代に複雑な性癖を持つ捜査官に扮したシャノンもセクシー担当として天晴れの活躍ぶり。さらに、女性陣からはジミーの若き母親を演じるグレッチェン・モルが自身の代表作『ベティ・ペイジ』での熱演に負けないセクシーさを発揮しています。もちろん、彼らがそれだけの奮闘を見せるのは、演じる人物の内面や人間関係を語る上で欠かせない要素となっているから。まさに、「ボードウォーク・エンパイア」は“大人な”物語が“大人な”描写と共に楽しめる大人ドラマなのです。実際、「ボードウォーク・エンパイア」を放送するHBOは、“大人な”物語が“大人な”描写と共に楽しめるドラマを世に送り出してきたケーブル局。最近の話題作で言えば、ケイト・ウィンスレットが大恐慌下に生きるヒロインを熱演したミニシリーズ「ミルドレット・ピアース 幸せの代償」などが挙げられます。ヒロインの恋人を演じ、エミー賞助演男優賞を受賞したガイ・ピアースがユーモアたっぷりに「ケイトとたくさんセックスしたら、こんなにも素晴らしい賞をいただけました」とスピーチしたことからも本作の“大人な”描写が分かるというもの。そのほか、「glee/グリー」でいまや青春ドラマの第一人者となった敏腕クリエイター、ライアン・マーフィーが学園世界を離れ“大人な”描写をふんだんに駆使した「アメリカン・ホラー・ストーリー」は「glee/グリー」を放送するFOXと同系列のケーブル局FXでオンエア。FXでは同じくマーフィーが手掛けた「NIP/TUCK」、そして「ダメージ」やティモシー・オリファント主演の「Justified」など、FOXのドラマよりも大人めな作品が放送されています。曰くつきの一軒家を舞台にした「アメリカン・ホラー・ストーリー」は、生きている人間と死者が入り乱れて怒涛の愛憎劇を繰り広げる大人のための寓話です。次回は、セクシー度をもっともっと過激に追求した上級編です。(text:Hikaru Watanabe)© 2011 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.■関連作品:ミルドレッド・ピアース幸せの代償 [海外TVドラマ]ボードウォーク・エンパイア 欲望の街 [海外TVドラマ]2011 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.213初めてのエミー賞興奮レポート!最終回シネマカフェ的海外ドラマvol.212初めてのエミー賞興奮レポート!第3回シネマカフェ的海外ドラマvol.211初めてのエミー賞興奮レポート!第2回【ハリウッドより愛をこめて】エミー賞候補作を徹底分析!「マッドメン」のV4は?
2012年02月16日アンジェリーナ・ジョリーがパートナーのブラッド・ピットの誕生日に、敷地内に滝のある土地をプレゼントしたという。先月18日はブラッドの48回目の誕生日。アンジーはカリフォルニア州の人里離れた場所にあるその土地が昨年売りに出されたとき、すぐに彼のために購入したという。建築マニアのブラッドが、敬愛するフランク・ロイド・ライトが1935年に造った邸宅に似た家を建てられるように、と考えてのプレゼントらしい。20世紀を代表する建築家であるフランク・ロイド・ライトがペンシルヴァニア州に建てた邸宅には滝がすぐそばにある。「New York Post」紙によると、ブラッドとアンジェリーナは2006年にそこを訪問したこともあり、関係者は「ブラッドは滝の水音が聞こえる家を自分で設計して住みたいと以前から考えていました。様々な自然を採り入れたコンセプトにしたいそうです」と同紙に語っている。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、コスタリカに新居購入を計画中アンジェリーナ・ジョリー、初監督作のプロットをめぐりクロアチア人記者に訴えられるブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙
2012年01月04日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが中米のコスタリカで新しく家を購入する準備を進めている。今年のクリスマス休暇は6人の子供たちと新居で過ごす計画だという。イギリスの「The Sun」紙上で関係者は「ブラッドが広大な農場を見つけたんです。普段の生活から離れて、しばし家族水入らずで過ごすにはパーフェクトな場所だと考えたようです」と語る。「田舎が大好きなブラッドは、コスタリカで土地を買おうと考えています」とのこと。23日にはアンジェリーナの初監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)が全米で公開となる。初日を迎えた直後のクリスマスの準備は抜かりなく進められているようだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、初監督作のプロットをめぐりクロアチア人記者に訴えられるブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙
2011年12月13日公開中の映画『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』の特別動画がこのほど公開され、ジョージ・ミラー監督のインタビューや、声の出演を務めたブラッド・ピット、マット・デイモンのアフレコ収録風景が公開された。『ハッピーフィート2…』特別動画『ハッピーフィート』は、“心の歌”を歌うことが重要視される社会の中で、歌が歌えないペンギンのマンブルが、自らの足で繰り出す軽快なリズムとダンスで仲間の心を動かし、自らの進む道を見出していく姿を描いた作品。続編では、踊る理由を見つけられずにいたマンブルの息子エリックが、空飛ぶペンギンのスヴェンと出会い、自らも「空を飛びたい」と奔走する姿を描く。ハイクオリティなCG映像と、愛らしいキャラクター、そして感動的な物語でオスカーを受賞したミラー監督は、最新作でまず「世代交代がある」という。このほど公開された特別動画では、監督、マンブル役のイライジャ・ウッド、グローリア役の“PINK”ことアリシア・ムーア、マンブルの友人ラモンとラブレイスを演じたロビン・ウィリアムズが本作の物語や、基本設定を解説。さらに、食物連鎖に反旗を翻して群れを飛び出すオキアミのウィルとビルを演じたピットとデイモンが登場。ふたりが録音ブースで収録を行う場面や、デイモンが自身が演じた役について解説する映像も収録されている。『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』公開中
2011年12月09日ロックギターの名手、マイケル・シェンカーが2012年3月来日する。新作ソロ・アルバム『TEMPLE OF ROCK』をひっさげての日本公演、2010年マイケル・シェンカー・グループ(MSG)として来日以来、2年ぶりのジャパン・ツアーだ。来日公演の情報ツアーには、元スコーピオンズのハーマン・ラレベルらが参加。最新ソロ・アルバムに収めた楽曲からMSG、UFO、スコーピオンズで発表した名曲の数々まで、伝説のギタリスト、マイケルの“全貌”を堪能できる内容になるという。チケットの一般発売は12月17日(土)10:00より。一般発売に先がけて、チケットぴあではインターネット先行抽選も受付け。マイケル・シェンカー TEMPLE OF ROCK JAPAN TOUR 20123月27日(火) なんばHatch(大阪府)3月28日(水) クラブダイアモンドホール(愛知県)3月29日(木) 中野サンプラザ(東京都)3月30日(金) 中野サンプラザ(東京都)
2011年11月28日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが新たに養子を迎えることを考え始めているようだ。現在、10歳のマドックスを筆頭に、7歳のパックス、6歳のザハラ、と3人の養子を実子3人(5歳のシャイロと双子で3歳のノックスとヴィヴィアン)を育てているブラッドとアンジェリーナだが、ザハラの生地であるアフリカのエチオピアからもうひとり養子を迎える考えがあるという。情報提供者は「Daily Star」紙上で「ブラッドとアンジーは数年前にザハラと約束したんです。彼女の出身地からもう1人子供を引き取り、親しく感じられるきょうだいになれるように」と語る。実子3人は文字通り血のつながったきょうだい、そしてカンボジア出身のマドックスとベトナム出身のパックスは共にアジア系。アフリカ系のザハラがひとり、疎外感をおぼえてしまうことを心配しているらしい。実現すれば、子供は7人の大家族になる。「“7”はブラッドのラッキーナンバーなんです。彼もアンジーも(養子を迎えることが)幸運と幸せをもたらすと考えています」。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集ブラッド&アンジー、息子・パックスの故郷ベトナムを家族で訪問ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?
2011年11月28日「ぴあ」調査による11月11日、12日公開の映画・満足度ランキングは、野球界の異端児ビリー・ビーンの半生を描いたブラッド・ピット主演作『マネーボール』がトップに輝いた。2位にドイツにおける原子力の実態に迫ったドキュメンタリー『アンダー・コントロール』が、3位に孔子の生涯を壮大なスケールで描いた伝記映画『孔子の教え』が入った。2位以下の写真はこちら1位の『マネーボール』は、メジャーリーグの弱小チームを独自の理論で改革したビリー・ビーンの実話を基に描いた人間ドラマ。出口調査では「前例のない方法でチャレンジし、信念を曲げない主人公の姿勢に感動した」「選手のトレードなど野球チームの裏側を見られ、ビジネスのシーンも多くて興味深い」「葛藤し苦悩する人間くさいブラッド・ピットの演技がよかった」「今までの野球映画と違う、全く新しい観点から描かれていておもしろい」など、幅広い世代から高い満足度を獲得した。2位の『アンダー・コントロール』は、3年間に渡ってドイツの原子力発電所施設の内部と作業の実態を取材した記録。アンケート調査では「客観的な映像が多く、コメントにも偏りがないので自分でよく考えることができた」「“観る本”という印象。日本人と全く違う原子力への考え方を目の当たりにした」などの声が寄せられた。(本ランキングは、2011年11月11日(金)、12日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年11月14日主演最新作『マネーボール』のプロモーションで8度目の来日を果たしたブラッド・ピットが10日に都内ホテルで行われた記者会見に出席。3月11日の東日本大震災以来、初めて日本の地を踏み「心からお見舞いを申し上げます。復興に向けた、日本の皆さんの粘り強い姿は忘れないし、僕を含めて世界中がインスピレーションを受けている」とエールを送った。その他の写真本作は、膨大なデータ分析に基づく新たな野球理論「マネーボール理論」を提唱し、低予算の弱小球団を常勝チームに作り上げたメジャー・リーグ球団、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた伝記ドラマ。ピットは主人公のビリーを演じているが「実は、僕自身は野球に詳しくないんだ」。それでも「もちろん野球は人生のドラマそのものだし、100年以上の歴史を誇るスポーツだ。この作品では野球界を舞台に、僕らが常識と考える“価値観”を改めて探っている」とアピールする。劇中では、資金力がある球団が優れた選手をかき集めてしまう現状や、一度“敗者”とレッテルを貼られた選手たちが路頭に迷う現実に疑問が投げかけられ「過去のルールが現代に通用するものなのか、今こそ見つめなおすとき。ぜひ日本の若者にも考えてほしい」。ピット自身、俳優としてのキャリアを振り返りながら「成功の次には敗北もあるし、その逆もそう。たったひとつの出来事で、すべてが決まってしまうわけじゃないからね。信念を貫き、壁を打ち破ったビリーには心から敬意を表するよ」と作品にこめたメッセージを語った。試合シーンの美しい映像も見どころだといい「こんな映像、野球ファンも見たことないと思うよ。すべてはメガホンをとったベネット・ミラー監督のおかげ。彼とは素晴らしい仕事ができた。笑える部分もあるから、純粋に楽しんでほしい」と胸を張る。会見にはムービー20台、スチール100台、記者300人が駆けつけ、相変わらずの人気ぶり。会見後には東北楽天ゴールデンイーグルスのスカウトを父に持つ女優の吹石一恵が登場し、ピットに花束を手渡した。『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月10日主演映画『マネーボール』を携えて来日したブラッド・ピットが11月10日(木)、都内で記者会見に臨んだ。メジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」の実話をマイケル・ルイスの同名著書に基づいて映画化。ブラッド扮するゼネラル・マネージャーのビリー・ビーン主導でこれまでにない独自の野球理論を用いた貧乏球団が常勝軍団に成長していくさまを痛快に描き出す。野球をよく知らない人でも楽しめると評判の本作だが、ブラッド自身「あまり野球について知らないままにこの映画に参加しました」と告白。「野球界が背景にありますが、この映画が描いているのは“正義”の物語。これまで負け犬のレッテルを貼られていた人々、そうした価値観が本当に正しいものだったのか?ということを探っていく作品です」とアピールした。周囲から圧力をかけられつつもこれまでにない理論を実践し、ビリーは成功を収めていくが、ブラッドは「僕自身もそう感じるんだけど、瞬間、瞬間の成功で全てが決まるのではない。ある成功が敗戦につながることもあるし、それがまた成功を呼び込むこともある。ビリーにとっての勝利はトロフィーでも新聞の見出しでもなく、もっと私的なものなんだ。僕はそこに敬意を表するよ」と自らの思いを重ね合せる。劇中、ビリーは、あまりに感情移入して判断を誤ってしまうからという理由で生で試合を観戦しないようにしているが、ブラッド自身はそうしたジンクスについて尋ねられると「家族と一緒ではなく一人で飛行機に乗るときは、必ず何か家族のものを持って行くようにしてるよ」と明かし「家族を持ったことには強く影響を受けてるよ。日々、戦いの場で様々なチャレンジがあるけど、家に戻るとホッと一息つける。そうやってバランスを取ってるんだ」と笑顔を見せた。さらに若い人々へのメッセージを求められると「まず、常識とされていること、システムがそれで正しいのかと疑問を持つこと。いま企業の利益が先立ち、多くの人がフラストレーションを抱えているけど、システムの問題点を理解し、解決法を見出していくことが大切」と訴えた。東日本大震災の発生以降、ハリウッドスターの来日が激減する中で、一家そろっての来日を果たしたブラッド。「僕は世界中のあちこちに出向いていますが、いろんなところで日本のみなさんの粘り強さ、努力について耳にしています。みなさんが懸命に復興に向けて力を注いでいることに我々もインスピレーションを受けています」と真摯に語りかけた。この日は、元プロ野球選手の父を持つ女優の吹石一恵がゲストで来場。「ゴージャスでセクシーでドキドキします」と生ブラピに感激した様子だった。『マネーボール』は11月11日(金)より全国にて公開。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も
2011年11月10日ブラッド・ピット最新主演作『マネーボール』のジャパンプレミアが9日に東京国際フォーラムで開催され、昨日家族そろって来日したピットが、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと共に出席した。その他の写真詰めかけたファンから大きな歓声のあがる中、ふたりはレッドカーペットを練り歩き、サインや握手を求める観客に笑顔で応じた。ピットは、そのあとの舞台あいさつにも登壇。製作に4年をかけた本作でピットは、実在の人物ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンを演じているが「彼に実際に会うと気が合って、笑い話もできたので、彼の物語を公平に伝えることができたと思う」と語り、本作が賞レースで注目を集めていることについては「映画を作るときは、いまの時代に合うメッセージであるかどうかを考えている。賞はそれについてくるもの」とだけ回答した。本作は、被災地の野球少年を応援するプロジェクトを行っており、野球ボール4159個が日本全国から集まった。当日はピットが、代表として登場したリトルシニア東北連盟宮城県支部の野球少年たちに、自身のサインを入れたボールを贈呈し「震災のことをニュースで知りとても驚き、心が痛みました。野球選手などのアスリートたちや映画に関わる我々が少しでも“癒しの時間”を提供できれば」と励ましの言葉をおくった。本作は、膨大なデータ分析を駆使して新たな野球理論を提唱し、低予算の弱小球団を最強のチームに作り上げたメジャー・リーグ球団、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた伝記ドラマ。『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月10日