闇の騎士、バットマンがジョーカーを葬ってから8年。“ゴッサム・シティー”は平穏な日々で満たされていたかのように見えた。この街を揺るがす、破壊者・ベインが姿を現すまでは…。クリストファー・ノーランが「バットマン」というヒーローに新たな解釈と深遠なるテーマを注ぎ込んだ最高傑作シリーズ。その最新作にして最終作『ダークナイト ライジング』がまもなく日本にも上陸!3幕にわたる壮大なる物語のラストには何が待ち受けているのか?いまだ謎多き本作に向けられる疑問と共に、注目すべきポイントをご紹介!前作から8年。眠りから醒めた、バットマン前作『ダークナイト』のラスト。熱烈な正義感を復讐心へと変貌させ、“トゥー・フェイス”なる狂人と化したハービー・デントは、多大な犠牲を払い悪と闘った“偽りのヒーロー”のまま命を落とす。それから8年。ハービーは英雄として語り継がれ、彼の名を冠した“デント法”なる新しい法律の下、犯罪者はたちまち投獄。凶悪な犯罪も無くなり、ハービーを倒した殺人者というレッテルを貼られたバットマンは、その存在意義すら忘れ去られようとしていた。では、バットマンことブルース・ウェインはこの8年間、何をして過ごしていたのか?ヒーローとしての代償を背負った一人の男の苦悩と最愛の人を失った哀しみ、そしてこれまでに見せたことのない抜け殻状態の彼が、観る者の目をとらえる。シリーズを通してブルースを演じてきたクリスチャン・ベールは語る。「8年間にブルース・ウェインが何をしていたのか、何を考えなければならなかったのか。彼にはつらい過去がある。だけど、あとどれだけそれに縛られて人生を送るのか?これは彼にとっての試練の時なんだ」。そして、続ける。「いつまで自分の人生をバットマンに支配させておくのか?それを捨てることができるだろうか?あるいは、彼はもはやバットマンという生き方に浸ってしまっているのか?」と。『ダークナイト』の最後に、バットマンと共謀をはかるゴードン市警本部長は「バットマンはゴッサムに必要な人だ。ただし今は“時”が違う」と言い放つ。バットマンとして彼に生きてほしい人間、忠告する人間、彼を取り囲む人々の様々な心の錯綜を前にして、ブルースが出す答えが、「バットマンとして戻る」ことなのである。謎を秘めた美女、キャットウーマンの登場そんなブルースの“現役復帰”の最大のきっかけとなるのが、キャットウーマンこと大泥棒のセリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)との出会い。大富豪であるブルースのお屋敷にメイドとして忍び込み、金庫からあるものを拝借したところを彼に見つかってしまうのだが、どうやら彼女の目的は“盗み”だけではないらしい。何かを嗅ぎつけたブルースは彼女の後を追うのだが…。果たして、彼女はバットマンにとっての敵となるのか?ボディスーツを見事に着こなしたアン・ハサウェイがこれまでになくセクシーに演じるキャットウーマン。過去にはミシェル・ファイファーら錚々たる女優がこの伝説のヒロインを演じてきたが、アンが演じる彼女はそれよりも深い謎をプンプンと匂わせ、それでいてとても知的。最愛の人を失い傷心のブルースの心まで盗み、操ってしまうのか…?圧倒的なパワーとイデオロギーを武器にした敵、ベインそして、本作で最大の焦点となるのが、バットマンを再び戦場へと向かわせる、最強の敵・ベインの存在である。バットマンを脅かす(しかもバットマンはお休み状態…)ほどの強靭な肉体はおろか、一匹狼的なジョーカーとは異なり人々を扇動するカリスマ性を備えている彼は、まさに無敵とも思える。彼の言い分は「腐敗したゴッサム・シティーの浄化と市民による革命」。異様なマスクをつけたトム・ハーディの語り口は実に頭脳明晰さを感じさせ、バットマンにはない生まれもっての覚悟が、観る者までをも扇動していく。果たして、彼がバットマンを表舞台に引きずり出すワケとは…?2時間45分という長尺の上映時間もあっという間に感じさせる数々のキャラクターたちの正義と苦悩のドラマ、同時に物語の完結に向けて深みを増しながら浮き彫りにされていく、バットマンの「顔」。ノーラン監督は明言する。「バットマンというキャラクターでやりたかったことのすべてを、僕はこの映画に盛り込むことができた。そして、僕はそれをやり遂げた。観客も、すべてが語られたと感じてくれたらと願っているよ」。公開までもう間もなく。もちろんラストは明かせないが、“やり遂げた”という監督の言葉には納得せざるを得ないはず。一瞬たりとも目が離せない、この壮大な“終焉”の物語をあなたもぜひ体験してみて。『ダークナイト ライジング』は7月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月18日『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』で新境地を開拓したリュック・ベッソン監督の次回作は、マフィア物。ロバート・デ・ニーロのほか、彼の妻役でミシェル・ファイファーも出演する。アクション映画で知られるフランスのヒットメーカー、リュック・ベッソン監督の次回作『Malavita』は、『Badfella』という小説が原作。重要なことを目撃したデ・ニーロ演じるマフィアのボスは、身の危険にさらされる可能性があることから、家族とともにフランスのノルマンディー地方に身を潜めるが、マフィアとしての立ち居振る舞いはそう簡単に変えられるものでもなく…。平和で静かな街に、大きな波を立てることになっていく。デ・ニーロは、現在北米公開中のスリラー『Red Lights』に出演。今年は、ほかにデヴィッド・O・ラッセル監督の『Silver Linings Playbook』やアクションコメディ『Freelancers』、アマンダ・セイフライド共演のコメディ『The Big Wedding』などの公開が控えている。娘役のダイアナ・アグロンは人気TVシリーズ『Glee/グリー』のほか、映画『アイ・アム・ナンバー4』に出演。ファイファーは最近、『ダーク・シャドウ』に出演している。文:猿渡由紀
2012年07月17日トミー・リー・ジョーンズが、リュック・ベッソン監督最新作『Malavita』(原題)に出演するようだ。ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファーらが共演する本作は、証人保護プログラムによってフランスへ強制移住させられたマフィア一家が、新天地になじもうとするも過去の悪行を隠すのに苦労した挙句、すぐにまた元のマフィアの習慣に戻ってしまうという物語となっている。デ・ニーロとミシェルは、マフィア一家の夫妻を演じる見込みだが、トミーの役柄はまだ不明。トニーノ・ブナキスタの小説「隣のマフィア」を原作に、ベッソン監督とTVドラマ「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」を手がけたマイケル・カレオの2人が本作の脚本を執筆し、8月にもフランスでクランクインを予定している。トミーは、今後メリル・ストリープと共演の『Hope Springs』(原題)とスティーヴン・スピルバーグ監督作『Lincoln』(原題)が年内の公開を控えており、『Emperor』(原題)ではマシュー・フォックスと共演。さらに、脚本と監督を兼任する『The Homesman』(原題)も控えている。
2012年07月02日アクション映画といえば、ブルース・ウィリス(『ダイ・ハード』)やジェイソン・ステイサム(『トランスポーター』)などの肉体派の男優や激しいガン&カーアクションも魅力的だが、隆々とした肉体派男子に劣らぬアクションを披露するセクシー女子たちの存在も見逃せない。そして、そのセクシー度をグッと高めてくれているのが“ボディスーツ”。実は、今年の夏はボディスーツ×ワイルド・セクシー女子が大活躍する映画が揃っているのだ。その公開順にワイルド女子たちをここで一挙ご紹介!エントリーNo.1:『崖っぷちの男』ジェネシス・ロドリゲスまず一人目は、サム・ワーシントン主演の緊迫サスペンス『崖っぷちの男』(7月7日公開)。突然、N.Y.の地上21階のホテルの窓外に姿を現し、飛び降りようとする男・ニック(サム・ワーシントン)の命がけの勝負の裏で進行する、ある「計画」が物語のミソとなるわけだが、その重要な計画に関わっているのが、スタイル抜群のラテン系女子ジェネシス・ロドリゲスが演じるアンジーだ(上写真)。ニックの弟で恋人のジョーイ(ジェイミー・ベル)と手を組んである所に侵入を図る彼女は、ボディスーツに身を包み、『ミッション:インポッシブル』ばりのアクションを見せる。本作が映画デビューとなるジェネシスは、さすが“EL Puma”の異名を持つアーティストで俳優のホセ・ルイス・ロドリゲスの血を継ぐ娘とあって、即興が求められた演技でも「サルサやヒップホップやレゲトンの音楽を聴いて気分を盛り上げたりしたわ。それで強盗事件も起こせる気分になれたの」とリラックスしていた様子。その完璧なプロポーションに加えて、勝気な性格で彼氏を時に引っ張る様子がキュート&セクシー!新星ヒロインの活躍にぜひご注目。エントリーNo.2:『ダークナイト ライジング』アン・ハサウェイ元祖ボディスーツ・ヒロインと言えば、彼女は絶対に外せない。クリストファー・ノーラン流「バットマン」3部作の最終章にあたる『ダークナイト ライジング』(7月28日公開)でいよいよ登場する、キャットウーマンことセリーナ・カイルである(右写真)。キャットウーマンと言えば、これまでミシェル・ファイファーやハル・ベリーら数々の女優が幾度となく演じてきた、女優にとっては憧れのファイティング・レディ。本作では、本格的なアクションは初めてのアン・ハサウェイが鍛え抜いたプロポーションで、念願のキャットウーマンに挑戦!バットマンに負けぬ洗練されたデザインのボディスーツを着こなし、さらに女性が乗りこなすのは困難そうなバット・ポットにまたがり颯爽と走る姿は、クールビューティの鏡。歴代のキャットウーマンのイメージをどう覆してくれるのかにも期待したいところ。エントリーNo.3:『アベンジャーズ』スカーレット・ヨハンソン『ダークナイト』と今夏、真っ向対決するのが、ヒーロー映画『アベンジャーズ』(8月14日公開)。その紅一点“アベンジャー”として男たちと肩を並べて闘うのが、『アイアンマン2』からのおなじみキャラ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフである(左写真)。前作に続いて演じるのは、ハリウッドきってのセクシービューティ、スカーレット・ヨハンソン。豊満なボディに赤く染め上げた髪をなびかせる魔性の色気に、周りのヒーローたちも思わず気を緩ませてしまうのでは…と思ってしまうが、そこは男よりも男らしい彼女。オリンピック選手並みの運動能力を誇る身体一つで、地球壊滅を目論む強敵と激しい戦いを繰り広げていく。ボディスーツと言えば、彼女とまるでペアの装いのような、ジェレミー・レナー扮する弓の名人・ホークアイ(クリント・バートン)との息の合ったアクションにもぜひ注目してほしい。エントリーNo.4:『コロンビアーナ』ゾーイ・サルダナ最後のエントリーは、『ニキータ』、『レオン』に続き、鬼才リュック・ベッソンが誕生させた最強ヒロイン、『コロンビアーナ』(9月1日公開)の美しき女殺し屋・カトレア(右写真)。愛する家族を殺された復讐を胸に生きてきた孤高のヒロインであり、凄腕の殺し屋として暗躍する彼女もまた、ボディスーツの着こなし名人のひとり。数々の困難な仕事をこなしてきた彼女の熟練された職人技が、無駄のないボディスーツにも表れているようにも。今回エントリーされた4人の中でも一際、壮絶な過去を背負ってきた彼女だが、家族や最愛のパートナーを大切にする女性的な優しさも垣間見せるのが魅力。ベッソンの新たなミューズとして、この大役をこなすのは、『スター・トレック』、『アバター』でブレイクを果たしたゾーイ・サルダナ。彼女の最大の武器は、何と言ってもその長い“脚線美”!しなやかに、美しく立ち振る舞う彼女もまた、目が離せないクールビューティである。女性なら誰も願望するくびれボディに、闘う意志を備えた強いメンタリティ。ボディスーツを着こなすには様々な条件が課せられるが、それを見事に着こなす彼女たちはやはり美しい。今年の夏はとにかく熱い、ボディスーツ美女!あなたが最も気になるのは誰?■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.崖っぷちの男 2012年7月7日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCコロンビアーナ 2012年9月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 EUROPACORP - TF1 FILMS PRODUCTION - GRIVE PRODUCTIONS
2012年06月29日6月28日(木)、『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』のPRのため来日中のミシェル・ヨーとリュック・ベッソン監督が、ミシェルがアンバサダーを務めるスイスの時計ブランド「リシャールミル」主催のパーティに出席。さらにゲストとしてモデルの冨永愛が出席し、会場を華やかに彩った。1991年にアジア人女性としては初のノーベル平和賞を受賞しながら、その活動が軍幹部に危険視され、国民がその名を呼ぶことができず“The Lady”と呼ばれたアウンサン・スーチー女史。15年にわたって自宅軟禁を強いられた彼女の闘い、深い愛で結ばれた家族との絆、悲しい別れを描き出す。この日、しっかりと左腕に「リシャールミル」の腕時計をはめて登場したミシェルは「こんばんは。私はミシェル・ヨーです」と日本語で挨拶した後、「日本はリュック・ベッソン監督と私にとっても第2の故郷と言える国ですので、この作品をやっとみなさまにお見せできることが大変嬉しいです」と笑顔で喜びを語った。ベッソン監督は本作について、「3年間、心の全てを捧げて作った作品です。ミシェルは女優人生を賭けてこの役に挑んでくれました。外見からビルマ語、(スーチー女史の出身大学の)オックスフォード時代の訛りのある英語まで全て、完璧に準備してくれました。だから、監督としてすることなんて、ほとんどなかった」とミシェルの女優魂を称えた。そして、スーチー女史同様に“まっすぐな信念をもった、強く、美しい女性”の日本代表として登場した冨永さん。MCから本作の感想を聞かれると、「孤独と闘い、最愛の夫の死に目にも会えず、ビルマに魂を捧げた女性。それがアウンサンスーチー女史ですよね。この映画を観て同じ女として、いてもたってもいられない気持ちになり、彼女の強い愛に感動しました」と、激しく心動かされた様子。さらに、今度は冨永さんからミシェルへ「壮絶な人生を送るスーチー女史を演じることは過酷だったと思うのですが、ミシェルさんは何をもって演じたんでしょうか?」との質問も。「それは簡単です(笑)。私を突き動かしたものは“愛”です」(ミシェル)との堂々の回答に、会場は大きな拍手に包まれていた。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』は、7月21日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年06月29日前作『アウェイ・フロム・ハー君を想う』から5年、美しき演技派女優としても活躍するサラ・ポーリーが主演にミシェル・ウィリアムズを迎えて完成させた待望の監督第2作目『テイク・ディス・ワルツ』が8月より公開となる。男と女の愛って?永遠に続く愛とは?幸せって…?そんな誰もが心の中に抱える、自問自答をぶつけた本作の予告編映像がこのほど公開となった。バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」の軽いメロディに身を委ねるように、彼とのデートを楽しむミシェルの姿が映し出されたと思いきや、楽しい時間は束の間と言わんばかりに映像の世界は急に現実に引き戻される。ミシェル扮する主人公・マーゴは28歳のフリーライター、結婚5年目の夫・ルーとは友達のような仲の良さで、はたから見れば理想的な結婚生活を送っている。「結婚しているの」そう打ち明けている相手は、旅先で出会ったハンサムな男性・ダニエル。心の底に押し込めていたマーゴの欲望の塊が、彼との出会いによってあふれ出していく。眠っていた情熱を刺激するダニエルと、平穏な時間を共に過ごしてきたルー。欲望とモラルの間で葛藤するマーゴの姿には、単に2人の男性の間で揺れる妻の葛藤というだけでなく、「道を歩いていて、ふいに泣きたくなるのよ」という彼女の言葉に象徴されるような、女性ならではの甘えや「幸せ」に対する不安の気持ちが込められている。そんな強い風に吹かれたらどこかに飛んでいってしまいそうな、浮遊感が立ち込めるマーゴの繊細な心情を見事に演じるのが、どこか少女のようなあどけなさが残るミシェル。そして、「どうしていいか分からない」とすがる彼女に対して男性が言い放つ。「君が決めることだ」。果たして、マーゴが出す答えとは…?女性監督のサラが作り上げた、揺らめく空気感をぜひ感じとってみて。『テイク・ディス・ワルツ』は8月、全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2011 Joe’s Daughter Inc.All Rights Reserved
2012年06月12日3度のアカデミー賞と5度のグラミー賞に輝くフランス音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが、生誕80周年を記念して、10月にジャパン・ツアーを開催する。「ミシェル・ルグラン 生誕80周年記念ジャパンツアー2012」の公演情報1932年、フランスの音楽一家に生まれたミシェル・ルグランは、早くから音楽活動を始め、作編曲家、ピアニスト、指揮者、映画監督として活躍。これまでに『シェルブールの雨傘』、『ロシュフォールの恋人たち』をはじめ、アカデミー歌曲賞を獲得した『華麗なる賭け』(主題歌『風のささやき』)、『おもいでの夏』、『愛と哀しみのボレロ』、『栄光のル・マン』など数々の映画音楽を手がけてきた。またジャズ・ピアニストとしても活躍し、マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンスらと共演したアルバム『ルグラン・ジャズ』は、歴史的名盤のひとつとして今日まで愛され続けている。80歳を記念した今回のツアーは、ルグランの魅力が詰まった2部構成。ピアノ・トリオによるパフォーマンスに加え、すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ではオーケストラとの共演も披露される。珠玉のメロディ、黄金のピアノ・タッチ、数々の名曲が巨匠自身の手で蘇る貴重なライブとなる。「ミシェル・ルグラン 生誕80周年記念ジャパンツアー2012」は、10月2日(火)にすみだトリフォニーホールで、10月6日(土)・7日(日)にブルーノート東京で開催。チケットは6月2日(土)10時より一般発売開始となる。◆ミシェル・ルグラン 生誕80周年記念ジャパンツアー2012□すみだトリフォニーホール公演10月2日(火) 19:00開演(18:30開場)[出演]ミシェル・ルグラン(ピアノ・作編曲)ピエール・バウサエ(ベース)フランソワ・レゾー(ドラムス)竹本泰蔵(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)□ブルーノート東京公演10月6日(土)・7日(日) [1st]17:00開演(15:45開場) [2nd]20:00開演(19:00開場)[メンバー]ミシェル・ルグラン(ピアノ)、ピエール・バウサエ(ベース)、フランソワ・レゾー(ドラムス)
2012年06月01日『マリリン 7日間の恋』で伝説の女優マリリン・モンローを可憐に演じ上げたミシェル・ウィリアムズがまた新たな顔を見せる、女性必見のラブストーリー『テイク・ディス・ワルツ』がこの夏公開となる。本作で、愛する夫と別の男性の間で揺れ動く妻を演じているミシェル。その繊細な女心をうかがわせるポスター・ビジュアルが到着した。『マリリン 7日間の恋』ではスターの色気と華やかさ、その裏にある繊細な顔を見事に演じ、3度目のアカデミー賞候補となったミシェル。この先もサム・ライミ監督による『オズの魔法使い』のリメイク作で北の魔女・グリンダ役に抜擢されるなど、その可憐な魅力が作り手はもちろん、映画ファンを魅了してやまない女優の一人である。彼女が『マリリン』の前に臨んだのが本作『テイク・ディス・ワルツ』。幼い少女のまま大人になったような、あどけなさと不思議な色気が混在した魅力で、どこか危なげな主人公・マーゴに息を吹き込んだ。「しあわせに鈍感なんじゃない。さみしさに敏感なだけ。」ミシェル扮するマーゴの女心を端的に表す、このキャッチコピー。結婚して5年目。子供はいないが、夫・ルー(セス・ローゲン/写真左)といつまでも恋人同士のように仲睦まじく、何ひとつ不満のない夫婦生活を送るマーゴだが、ある日仕事で訪れた島で出会った一人の男性が彼女の心を揺り動かす。そこで出会ったダニエルという一人の青年に強く惹かれる何かを感じてしまうマーゴ。そして、束の間の楽しい時間の後、偶然にも彼が自分たちの家の真向かいに住んでいることを知り、マーゴの心を激しい動揺が襲う――。弾けるような恋愛時期から、愛情深い家庭生活に突入した若い夫婦の変わりゆく感情を静かに描くのは、女優・監督として活躍するサラ・ポーリー(『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』)。家庭的な温かさが漂うこちらのポスターからも決して大げさではない、ごく普通の夫婦の間に芽生えるドラマの身近さが感じられる。本能とモラルの間で揺れ動くマーゴのどうしようもない感情…。きっと身にしみる女性も多いのでは?『テイク・ディス・ワルツ』は8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:テイク・ディス・ワルツ 2012年8月、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開
2012年06月01日オープニングで華々しく1位登場を飾った『ダーク・シャドウ』。あらゆる二枚目キャラ、そしてスパイスの効いたキャラを自らのものにしてきた不動のトップスター、ジョニー・デップが、本作では恋焦がれた末に手に入れたヴァンパイア・バーバナス役でこれ以上ないハマリぶりを見せている。子供の頃から夢中になっていたオリジナルTVシリーズの映画化を実現するべく、自ら製作にも名を連ねた彼の意気込みが十二分に感じられる本作だが、実際の現場ではどんな顔を見せていたのだろうか?シネマカフェだけに届いたジョニーのコメントと彼を取り囲む美女たちの証言から、これぞ“超一流男”の魅力を検証!子供の頃から「バーバナス・コリンズというキャラクターに本当に執着していたんだ」と少年のように目を輝かせて、本作の製作のきっかけを明かすジョニー。「映画化するときには、キャラクターのもつ雰囲気を持ち込みたかったんだ。一方で、オリジナルのTVシリーズとタイトルは同じだけど、全く違う観点から描いているんだ。シリーズの見どころや世界観を描きながらも、そこにあるリアリティを表現しているしメロドラマとリアリティの境目を絶妙に描き出しているんだよ」と、1,200話以上にも及ぶTVドラマから生み出した、新生『ダーク・シャドウ』へのこだわりを見せる。200数十年前のお屋敷や衣裳にふんだんに見られるゴシック美から、バーバナスが眠りから覚めた後の70年代アメリカ(バーバナスはマクドナルドの前の工事現場から出現!)のレトロポップな衣裳や小物、そして音楽まで細部にわたるティム・バートン監督とジョニーのこだわりが観る者を楽しませてくれる。「200年間も閉じ込められていたお上品な男が1972年の世界に蘇ってくる。しかもそこは美的には人類史上最悪の時代だった。ところが、あの時代は子供も大人も、変なヤツも、トロール人形も、マクラメ編みのフクロウも、ラバランプも、ペット・ロックも受け入れてしまうような時代だったんだ。これは面白いだろうと思ったんだよ。このヴァンパイアが200年の眠りから19世紀後半の世界に蘇って、あの時代にクソ真面目に向き合う姿がね」と笑うジョニー。「このトーン、クオリティ、ユーモア、それに奇抜さはティムなしではあり得ない。彼は天才さ。フィルムメーカーという範囲を超えて作家性のある、真の意味のビジョナリーやアーティストだよ」と友への称賛も忘れない。周りをつい笑わせてしまう突飛な行動と言動をクソ真面目な顔でのけてしまうジョニー。顔面白塗りのヴァンパイア・メイクを作り上げるためには、毎日何時間も耐えなければならなかったが、それも当然のようにやってのけていたそう。彼のクールな顔の下にある情熱は、周りの女優たちをもたちまち夢中にさせた。「彼はとても熱心な人。それが彼の瞳にも表れているわ。静かにしていたかと思うと、まるで稲妻のように光る人なの。とても強烈よ。リスクも厭わない勇敢な人だわ」(エヴァ・グリーン)「私がいままで出会った中で世界一クールで謙虚な人よ。驚くほど優しい人だわ。しかも演技も文句なしで超一流よ」(クロエ・グレース・モレッツ)ミシェル・ファイファーに至っては「彼は現在活躍している役者の中でも最も才能のある人のひとりよ」と手放しでジョニーの才能を崇める。「私もずっと昔からファンで、いつか共演してみたいと思っていたの。まさか実現するとは思ってなかったからすごくラッキーな気分よ。彼は驚くほど共演者たちにも親切で、役作りも完璧で、とても協力的な人よ」。愛すべきわが子孫の繁栄のために大奮闘するバーバナスよろしく、俳優として、クリエイターとして、現場で絶大なリーダーシップを発揮していた様子のジョニー。ただひとり、彼と共演を重ねてきたヘレナ・ボナム=カーターは「ほとんどの場合、あの2人(ジョニーとバートン監督)が何を話しているのか、私にはさっぱり分からないのよ」と違った視点で明かす。「お互いのことを深く尊敬しているし、よく理解しているから。他人を過度に分析したりしないし、2人ともそんな必要はないのよ」。ときに猛烈に求愛されたり、ときに変人と思われつつも深く慕われたり…。多くの愛に包まれたバーバナスの愛されキャラは、そんなジョニーの少年らしい情熱と紳士的な優しさと愛があってこそ成り立っているようにも。まだ観ていない方はぜひ、この深い愛と共に稀代の“超一流男”の条件を読み取ってみて。『ダーク・シャドウ』は全国にて公開中。::ティム・バートン監督インタビュー::『ダーク・シャドウ』キャスト&監督独占会見レポート■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2012年05月31日2008年『ダークナイト』、2010年『インセプション』と、圧倒的な世界観と緻密なストーリー展開で世界的な社会現象を巻き起こした鬼才クリストファー・ノーランの最新作として、世界中のファンが公開を待ち焦がれる『ダークナイト ライジング』。徐々にそのイメージが公開される中、本作でアン・ハサウェイ演じる美しすぎるキャットウーマンの新たなビジュアルが披露された。編集作業が最終段階を迎え、様々なメディアで「遂に完成か!?」と報じられている中、7月28日(土)の日本公開を前に、その期待感の高さを示す記録を次々と打ち立てている本作。昨年末にiTunesで解禁された予告編映像第2弾はわずか24時間で1,250万ダウンロード、さらに今年1月には公開半年前にも関わらず、ニューヨーク、ロサンゼルスでは、本作のミッドナイト先行上映前売りチケットが瞬く間に完売した。ノーランが描く、ゴッサム・シティの悪を滅ぼす“闇の騎士=ダークナイト”(ブルース・ウェイン)の伝説に幕が下ろされるということで、一切伏せられているストーリーも注目されているのに加えて、本作から新たに登場する多数のキャラクターの中でも特に注目されてきたのがアン扮するキャットウーマン(セリーナ・カイル)の美しすぎる姿だ。昨年公開された写真では、原作や過去にミシェル・ファイファーら大女優たちが着用したコスチュームから一新し、ノーランならではの現代的でスタイリッシュなイメージがファンの間で賛否両論を呼んだが、このたび公開された金庫破りの最中と思われるシーンでは、キャットウーマンのトレードマークでもあるネコ耳とマスクをしっかり着用。従来のイメージと近い印象を受けるが、注目は全身黒のボディスーツを着こなすアンの完璧なボディライン!キャットウーマンが子供の頃からの念願の夢だったと公言していたアンは、この衣裳を着こなしアクションをこなすため、仕事の合間を縫ってジムに通い、ハードトレーニングを積み重ねたという。「根本的に体型を改造する必要がありました」というアンは、「最初に監督から『インセプション』の撮影の際、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが2か月トレーニングを積み、戦いのシーンなどをすべて自分で演じきったことを告げられました。彼のオフィスを出た後、すぐにジムに向かいました」とその気合の高さを明かすが、初の本格的なアクションはどのような仕上がりを見せるのか?先述のミシェルやハル・ベリーなど、過去に大女優たちが挑んできた、セクシーヒロインのシンボルとして、男性のみならず女性をも魅了してきたキャットウーマン。最近では、K-POPアイドル「T-ARA」もキャットウーマンのコスチューム姿を披露するなど、キャラクターとしての人気は絶大だと言える。ノーラン×アン版の新生キャットウーマンに期待大!『ダークナイト ライジング』は7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC■関連記事:アン・ハサウェイ、役作りで1日500カロリーの過激なダイエット実行説を否定ひな祭り記念、ガールズパワーみなぎる最強ヒロイン映画を一挙紹介!ジョセフ・G=レヴィットが監督・脚本・主演に挑戦。共演はスカーレット・ヨハンソンバットマンに迫る最大の敵も登場『ダークナイト ライジング』注目の新予告編が到着!被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り
2012年05月16日先日の来日で日本中を沸かせたジョニー・デップとティム・バートン監督。数々のヒット作を生み出してきた黄金コンビの最新作『ダーク・シャドウ』の公開まで間もなく!ジョニー初の念願のヴァンパイア役ももちろん魅力的な本作だが、それと同様に、いやそれ以上に強烈な印象を放つのが、完璧な美貌と“怖さ”を誇る美女たちとの競演。ミシェル・ファイファーにエヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツ、そしてベラ・ヒースコート。麗しき美女たちに囲まれたらジョニーもタジタジ?豪華一同が集結した会見の模様をお届け!ジョニーとバートン監督にとっては本作で8度目のタッグとなるが、元々2人が大ファンだったという同名TVドラマの映画化の構想は『スウィーニー・トッドフリート街の理髪師』の撮影時に浮かんだそう。その当時をジョニーはふり返る。ジョニー:本当に即興的だったんだ。ティムと僕が会話をしているとき、「いつかヴァンパイア映画をやるべきだね」と話していたんだ。なぜかというと、僕たち2人ともすごくファンだったからだよ。「ダーク・シャドウ」だけじゃなくて、一般的にホラー映画のファンだったんだ。とても若かった頃からずっとね。そして気づいたら、セス(・グラハム=スミス/脚本)と一緒に部屋に座って、どういうふうにしようかって考えていたんだよ。『シザーハンズ』以来、バートン監督との付き合いは実に20年以上に及ぶ。その共同作業について「ティムと一緒にいることでコンフォート・ゾーン(居心地のいいゾーン)にいたり、家にいるみたいに感じてはいても、何かを思いつかないといけないという、初めの頃のプレッシャー、いやプレッシャーじゃなくて、やる気をいまも感じるんだ」と語るジョニー。ジョニー:ティムのビジョンと、僕の変な小さなアイディアを組み合わせるということなんだ。だからいつも、彼を喜ばせることができるような、何か違ったことをできないかなという小さな願いを持っているんだ。彼が気に入ってくれるようなことをできないかとね。僕はこんなに長く一緒にやってこれて、とてもラッキーだと感じているよ」。では、ほかの女優陣にとってバートン監督の現場はどうだったのだろう?バートン監督とは20年ぶりのタッグとなるミシェルは、自ら監督に本作への参加を直談判したそうだが。ミシェル:みんな、私が仕事を懇願して電話をしたってことを、もう知ってるのよね?―― 一同笑。ミシェル:私は子供の頃、このTVシリーズに夢中だったの。ティムがこの作品を監督するって業界誌で読んだの、ジョニーと一緒にこの映画を企画開発しているって。それで恥知らずにも、私は20年ぶりにティムに電話したのよ(笑)。彼とまったく話していなかったのに…。バートン監督:それまで、君は一度も僕と話さなかったよ。一度も「ハロー」とも言わなかった。そういうのは全くなかったよね(笑)。ミシェル:とにかく幸運なことに、この作品には私に演じられるものがあったのよ。自ら作品ファンだったというミシェルに対して、クロエは母親が原作の大ファンだったそう。2人が親子を演じているのも何か縁を感じる。クロエ:母は「わあ!本当にあのTV番組から映画を作るんだわ!」って感じだったの。だから、私も母と一緒にすごく興奮していたのよ。だから、もちろんこれは断然「イエス!」っていうものだったわ(笑)。一方、エヴァは自身に与えられた役の魅力に取り憑かれたよう。彼女は、ジョニー扮するバーバナスを愛する余りに呪いで彼をヴァンパイアに変えてしまう、怖ろしき魔女を演じている。エヴァ:これはすごい役なの。彼女はあまりに極端だから、役者にとっては贈り物のような役よ。彼女を演じるのはとても興味深い冒険だったわ。彼女は、最初は完全に全てをコントロールしていて、バービー人形みたいにパーフェクトなの。そして映画が進むにつれて崩壊していく。これほど複雑な役を演じるのは、すごく楽しかったわ。ジョニーとは、言葉通り“体当たり”の演技もあるが…。エヴァ:なかなかすごい関係よ。刺激的な関係。ああ…わからないわ(笑)。強烈な関係、そう呼ぶことにしましょう。彼女は彼とセックスをするか、さもなければ彼を殺したいの。妥協は許されない。すごく激しいのよ。エヴァ扮する魔女とは全く対照的な美女として輝きを放つのが、バーバナスの恋人を演じるベラ。オーストラリア出身の彼女にとって、本作はまさに挑戦だったという。ベラ:私はまだ新米なの。L.A.というのは、私にとって大きなことだったし、すごく楽しかったわ(笑)。撮影の初日、ティムは私を連れてセットを案内してくれたの。そのとき、「おお、私はティム・バートン映画に出ているんだわ!」と思ったわ。撮影中も毎日、そういう瞬間が続いたのよ。不本意ながらヴァンパイアへと姿を変えられてしまったバーバナスだが、ヴァンパイアならではの本領発揮で彼は家族を守り抜いていく。ヴァンパイアといえば、何かの動物に変身することもできるが、そのときにはバートン監督は「毛むくじゃらの鼻になりたい」と以前に回答していたそうで…。「僕はそのとき、薬漬けだったんだよ」と言い訳する監督をよそに、ほかのキャストからも珍答が…。エヴァ:私はシャーマン(預言者)に会ったの。すごく変に聞こえると思うけど。その人が私に、私の動物は「鶴」だと言ったのよ。そうね、鶴よ。ジョニー:僕は、ティムの鼻毛の一本になりたいよ(笑)。変身したい動物?そうだな、チワワ?フェレット?背骨がないやつは…たぶんカエルの一つかな。背中を舐めたら幻覚を起こすやつ。ティムと僕は、この間、それをやったんだよ。毛むくじゃらの鼻になりたかったんだ。バートン監督とあうんの呼吸で一同を和ませるジョニー。そんな彼について、女性陣に聞いてみたところ、一番ノリで「私はいつもジョニーに夢中だったわ」と答えたのはミシェル。ジョニー:僕たちはみんな、この後(男っぽく見えるように?)体に油を塗るよ。みんなジョインしたければ(笑)。エヴァ:彼は素晴らしいわ。なぜって私たちはみんなとても悪い子ちゃんのように感じているの。私たちはそういうことのファンクラブよ。彼は多くのリスクを冒すし、すごく強烈な目をしている。だから、その目で全てお見通しなの。それは、全く大したものよ。――一同笑。ミシェル:私は既に彼と分かち合いすぎたと思うわ。私は幸せな結婚生活を送っているのよ。「ジョニー・デップにずっと夢中だった」という私の発言のところに、それもちゃんと入れておいてね(笑)。私はずっと彼の大ファンだったの。まず何よりも、みなさんがご覧になったように彼はとてもファニーなの。彼は現場で楽しむのが大好きで、それは私も大好き。でもカメラが回り始めるととてもシリアスになる。いつもものすごく準備をしてきていて、ほかの役者に対してすごく寛大なの。彼ぐらいの(すごい)人には、容易くおじけづかされるわ。ジョニー:サンキュー。僕の顔が赤くなっているのが見れるよ。この質問は僕に向けられるべきだね。(ほかのキャストたちを見ながら)僕が一緒に仕事をしたみんなを見てよ。僕は彼ら全員に夢中だよ。あまりにそれがひどくなって、ティムにさえ夢中になったんだ。バートン監督:絶望的だね。ジョニー:でも、彼はたやすく僕をガッカリさせるんだ。最も美しく、才能のある女性たちと仕事ができて、毎日がギフトだったよ。僕だけじゃなくて、映画が終わったから言えるけど、スタッフたちみんながとても興奮していたよ。それがハッキリ分かったよ。美しくパワフルな美女たちに囲まれ、照れを隠しきれない様子のジョニー。彼、彼女たちが繰り広げる、愛と嫉妬と執念に満ちためくるめくドラマとは…?あなたもきっと、この華麗なる競演の虜になるはず。© AP/AFLO■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:クロエ・グレース・モレッツ、今度はゾンビ役に?ジョニー・デップ、初のヴァンパイア役は2人の子供たちにも好評!ジョニー・デップ、異例のファンサービス延長戦!イベント終了後に再びファンの元へジョニー・デップ、大興奮!『ダーク・シャドウ』L.A.プレミアに女優陣も集結クロエ・グレース・モレッツ、『キャリー』リメイク作で着用のドレスを自らデザイン
2012年05月15日ジョニー・デップとティム・バートン監督が8度目のタッグを組んだ映画『ダーク・シャドウ』のLAプレミアがこのほど行われ、デップとバートン監督のほか、エヴァ・グリーン、ベラ・ヒースコート、ミシェル・ファイファー、ゲスト出演しているアリス・クーパーらが登場した。その他の写真『ダーク・シャドウ』は、1966年から71年までアメリカでテレビ放映された同名ドラマを基にした家族劇で英国から米国に移住するも魔女によってバンパイアにされ、2世紀に渡って生き埋めにされていたバーバナス・コリンズ(デップ)と、その末裔であるコリンズ一家の姿を描くダークテイストのファンタジー。作品のイメージにあわせて赤ではなく“ブラックカーペット”が用意されたグローマンズ・チャイニーズ・シアターには、ファン約1500人が集結。大歓声に迎えられて登場したデップは「数年前、『スウィーニー・トッド』を撮ってた時に、ヴァンパイア映画をやってみようか、という監督とのちょっとした会話がきっかけで、これが実現したんだ」と振り返り、「彼が仕掛けることなら、僕はいつでものるよ!」と朋友バートン監督とのタッグ継続を力強く宣言した。また、黒いレースのドレスで登場したエヴァ・グリーンはデップとの共演について「彼はすごくリラックスしていて、謙虚で、とても仕事がしやすい人よ。そして、クールだわ」と語り、「この映画を楽しんでくれたらうれしいわ。ちょっと変わってるけど、楽しいわよ」と日本のファンにメッセージをおくった。ちなみにデップとバートン監督は今週末にPR来日が予定されている。オリジナルとなったドラマシリーズのファンだと公言しているふたりは、本作に対する想い入れが強いそうで、来日イベントや会見では、これまでのコンビ作以上に熱いコメントが飛び出すことが予想される。『ダーク・シャドウ』5月19日(土)、丸の内ルーブルほか全国ロードショー
2012年05月09日ジョニー・デップ来日を目前に控え、いよいよ『ダーク・シャドウ』旋風が本格始動!5月7日(現地時間)夜、米ロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて本作のL.A.プレミアが開催され、新作撮影のためほとんど宣伝活動を行っていなかったジョニーがファンの前に登場。さらに、エヴァ・グリーンやミシェル・ファイファーら豪華女優陣も集結し、ファンの大声援に応えた。『チャーリーとチョコレート工場』や『アリス・イン・ワンダーランド』などの傑作ダークファンタジーを共に送り出してきたティム・バートン監督&ジョニーの8度目のタッグとなる本作。原作である人気TVシリーズの大ファンを公言するジョニーが自ら製作に乗り出し、没落した一家のために奮闘するヴァンパイアを愛嬌たっぷりに演じている。会場周辺にはキャストの到着を心待ちにするファンがあふれ、作品イメージに合わせて敷かれたブラックカーペットには約1,500人のファン、スチール約100台、ムービー約60台の報道陣が詰めかけた。そんな中、次々とキャスト陣が到着。役柄にぴったりの透け感のある黒いセクシーなドレスに身を包んだエヴァ・グリーンや、清楚な白いドレスのベラ・ヒースコートら女優陣に続き、ジョニーが黒で統一したスーツで登場するとファンの興奮はヒートアップ!ジョニーはファンサービスに終始応え続けた。ファンの大興奮を前にして「とにかくすごいよ、気分いいね!」と絶好調の様子のジョニー。本作が誕生したきっかけについて「数年前、『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』を撮ってたときに、『ヴァンパイア映画をやってみようか』という監督とのちょっとした会話がきっかけで実現したんだ」と明かし、「彼(監督)がまたいろいろ考えてるようだけど、彼が仕掛けることなら僕はいつでも乗るよ!」とタッグのさらなる可能性を示唆した。ジョニー扮するバーナバスがヴァンパイアになる前に愛した女性・ジョゼッテと彼女に瓜二つの女性・ヴィクトリアの2役を演じるベラ・ヒースコートは、「私は、二役を演じられてとてもエキサイティングでした。コスチュームもすごく素敵だったわ」とコメント。「特にビジュアルの世界観、セットが素晴らしいと思うわ」と見どころを語った。また、エヴァ・グリーンは「ハロー、ジャパン!この映画を楽しんでくれたら嬉しいわ。ちょっと変わってるけど、楽しいわよ」と日本へメッセージ。バーバナスに振られた腹いせで彼を不死のヴァンパイアにする呪いをかける役どころだが、「すごくユニークで、漫画の悪役みたいに危険なキャラクター。でも、彼女はバーナバスに夢中なだけなの。こういう極端なキャラクターを演じられるのは、やりがいがあってとても楽しいわ」と楽しそうに語った。さらに、バートン監督からも日本のファンに向けて「もうすぐ行くよ!来週会いましょう」と期待高まるメッセージが到着。プレミアイベントには、ゲスト出演しているアリス・クーパーやスティーブン・タイラーなど豪華ゲストも集まり、イベントを盛り上げていた。『ダーク・シャドウ』は5月19日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:クロエ・グレース・モレッツ、『キャリー』リメイク作で着用のドレスを自らデザインジョニー・デップ×コスプレ=大ヒット?T・バートンが生みの親の法則を検証ジョニー&バートンの新たな魔法炸裂!『ダーク・シャドウ』試写会に50組100名様ご招待ジョニー来日!舞台挨拶付き『ダーク・シャドウ』ジャパン・プレミアに5組10名様ご招待ジョニーに会える!『ダーク・シャドウ』レッド・カーペットイベントに50組100名様ご招待
2012年05月09日日常ではなかなか巡り合えないドラマに憧れを抱いたり、自分に似た悩みを克服していく主人公に共感し前向きな気持ちになれたり…映画には観る者を感動させる以上に様々なパワーが宿っている。映画『ニューイヤーズ・イブ』で描かれる8組の男女のドラマには誰しもがどこかで共感できる、そんなエピソードが散りばめられている。シネマカフェでは、本作のブルーレイ&DVDリリースを記念して試写会を実施!新しい1年を迎える前の主人公たちの物語にちなんで「2011年にやり残したこと」、そしてこの春「挑戦したいこと」を答えてもらった。その結果は…?誰もが一度は憧れる、年越しカウントダウンイベントが迫るニューヨークを舞台に、一年の最後に心残りを抱える8組の男女の“奇跡”の一夜を描いた物語。職場と家の行き来だけの生活に終止符を打った女性や、偶然の再会を果たすかつての恋人同士、娘と過ごした幸せな大晦日に想いを馳せる老人など、全く異なる環境にいる男女のそれぞれの人生があるきっかけで交錯していく。作品を鑑賞し終えた読者からは「また明日から頑張ろう!と思った」「今年1年は輝かせたい!」などと、前向きな気持ちになれたという感想が続出。その満足度を聞いてみると、92%以上の人が「満足」という評価を与えていた。先述の通り、本作には様々な“心残り”を抱えた人々がいる中で共感できるポイントが観る人によって異なるが、今回最も多くの“共感票”を得たのは、ヒラリー・スワンク扮するクレア(上写真)。タイムズスクエア協会の重要な役割に昇進したばかりの彼女はイベントを成功させることで頭がいっぱいだが、心の中では家族との約束を気にかけている姿に「仕事に一生懸命だけど、家族を大切にする姿に共感」(50代・女性)「大きくてかけがえのない家族の愛を感じた」(20代・女性)と、仕事に対しても家族に対しても思いやりを見せる彼女への好評の声が目立った。また、同率票で共感を得たのはサラ・ジェシカ・パーカー扮するシングルマザーのキム(右上写真)と、ミシェル・ファイファー扮する仕事を辞めたばかりの独身女性・イングリッド(左写真)。その理由は異なる傾向を見せており、思春期の娘を持つキムに対しては「愛する人が心配で自分のことが後回しになるところが共感できた」(30代・女性)という声が寄せられた。読者たちに「昨年やり残したことは?」と聞いてみたところ、「仕事ばかりで、大切な人と過ごす時間を持てなかった」「遊んでない」「恋愛…」という20代の働く女性たちのリアルな声が目立ったが、だからこそその等身大の“心残り”から一歩踏み出すイングリッドに対して「いろんなことに挑戦したいけどできてなくて、変わりたい気持ちに共感した」(20代・女性)と心動かされたようだ。新たな一歩を踏み出せば、そこに伴うのが新たな“出会い”。「新しい季節に向けて挑戦したいことは?」との質問に対して「いろんな人に出会うためにアクティブになる!」、「知らない街を巡ってたくさんの人と出会いたい」と、新たな人々との“出会い”を探すための挑戦を宣言する人がちらほら。さらに、本作のような“奇跡”を一つだけ起こせるとしたら?と聞いてみると「初恋の人との再会」「会えないと思っている人と再会する」「運命の出会い」という切なる願望が目立っていた。この春、新たな出会いを求めている方の背中を押してくれる本作。忙しい日々を過ごしているあなたも、きっとキラキラな気持ちで一歩を踏み出したくなるはず。『プリティ・ウーマン』の監督が贈る、愛と感動の物語『ニューイヤーズ・イブ』ブルーレイ&DVDセットは4月18日(水)よりリリース。「ニューイヤーズ・イブブルーレイ&DVDセット」(2枚組)価格:3,980円(税込)発売元:ワーナー・ホーム・ビデオ発売日:4月18日(水)※同日レンタル&オンデマンド配信開始公式サイト© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.『ニューイヤーズ・イブ』ペア限定試写会レポート■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ハル・ベリーとの婚約を、お相手のオリヴィエ・マルティネスが認める史上最強のキャストが集結!『ニューイヤーズ・イブ』DVD ペア限定試写会に20組40名様ご招待カイリー・ミノーグ、ハル・ベリーと婚約した元カレを祝福ツイートジャスティン・ティンバーレイク、ジェシカ・ビールとついに婚約?ハル・ベリーの薬指にエメラルドの指輪。オリヴィエ・マルティネスと婚約?
2012年04月13日先週末に劇場公開を迎えた『マリリン 7日間の恋』で伝説のスター、マリリン・モンローを可憐に演じているミシェル・ウィリアムズ。初の来日時にはそのチャーミングな佇まいで報道陣と映画ファンを魅了した彼女の最新作『テイク・ディス・ワルツ』がこの夏公開することが決定、そのポスタービジュアルが到着した。惜しくも受賞は逃したが、『ブルーバレンタイン』、『マリリン 7日間の恋』と2年連続でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、作品によって全く異なる空気感を纏った演技力で、高い評価を集めてきたミシェル。今回届いたポスターに写る姿は同2作とはまた一味違ってどこか初々しい雰囲気を放っている。彼女が演じるのは、結婚5年目の夫・ルーと恋人同士のように仲睦まじく暮らすマーゴ。ある日、マーゴは仕事で訪れた島で、ダニエルというひとりの青年に出会い、彼に強く惹かれるものを感じる。束の間の時間を一緒に過ごす2人だったが、彼が偶然にも自分たちの家の近くに住んでいることを知り、マーゴの心は激しく揺れる…。ミシェルと夫婦を演じるのは、『50/50フィフティ・フィフティ』などで知られるセス・ローゲン。マーゴを温かく包み込む穏やかで明るい夫を魅力的に演じている。一方、マーゴの心を掴むイケメン芸術家のダニエルを演じるのは、カナダ出身の若手俳優ルーク・カービー。ミシェルが魅せる、穏やかな結婚生活に突然芽生えた感情の“揺れ”に注目だが、そんな彼女の心の声を表しているのが「心をさらけだしてもいい。そっとしまっておいてもいい」というキャッチコピー。3人を束ね、メガホンを取るのは『スウィートヒアアフター』(’97)で鮮烈な印象を放ったカナダ出身の女優であり、弱冠27歳にして『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で長編映画監督デビューを飾ったサラ・ポーリー。前作では、認知症という悲劇に直面した老夫婦の心の葛藤と深い愛を静かに綴り、アカデミー賞脚色賞、主演女優賞と主要2部門にノミネートされた彼女が、本作では弾けるような恋愛の時期から、温かく愛情深い生活に突入した若い夫婦の変わりゆく感情を静かに描く。『テイク・ディス・ワルツ』は今夏、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:女優であり愛されたいと願ったマリリン魅惑的でキュートな入浴シーンを公開椿鬼奴、マリリン・モンローになりきって「今年は結婚したい」と婚活宣言!『マリリン7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズ尽きることない映画愛、女優への愛ミシェルのキュートな3変化に胸きゅん!春先取り、来日ファッションをチェックミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』
2012年03月26日主演作『マリリン 7日間の恋』で第84回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズが待望の初来日を果たし、インタビューに応じた。本作で世界を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンローを演じ、「同じ女優という部分で、共感できる面が多かった。彼女ほどではないけれど、疑心暗鬼に陥ったり、葛藤することは私にもあるわ」と役柄への想いを語った。その他の写真没後50年を迎えるモンローの秘めた恋を通し、“世界のセックス・シンボル”とのギャップに苦悩する彼女の実像を浮き彫りにした本作。スターの輝きと、等身大の女性が抱えるもろさを演じ切ったウィリアムズの演技は高く評価され、第69回ゴールデン・グローブ賞コメディ/ミュージカル部門主演女優賞を受賞している。「もちろん外見を似せるための努力は必要だった。私自身は鏡を見るのが苦手だけど(笑)、今回ばかりはいかにマリリンに近づけるか自分の顔を徹底的に研究したわ。でも、彼女の輝く魅力は、やっぱり内側からにじみ出るもの。だから、マリリンの“ソウル”に近づくことが何より大切だった。つまり外見と内面、どちらも重要なのよ。ちょうど前輪と後輪でバランスを取る自転車のようなものね」。もちろん、モンローの出演作すべてに目を通し、彼女の歌声やしゃべりを常にiPodで聞くなど、撮影が始まる10か月前から準備に取り掛かったという。ローレンス・オリビエ(ケネス・ブラナー)が監督・主演を務める『王子と踊り子』撮影のために、ロンドンを訪れるモンロー。しかし、演技論をめぐってオリビエと対立し、精神的に追い詰められてしまう。そんな彼女をただひとり優しく見守る年下の助監督コリン・クラーク(エディ・レッドメイン)が“7日間の恋”のお相手だ。「当時彼女は30歳で、私自身も(撮影時)30歳だったから、不思議なめぐり合わせを感じるわ。それにアメリカ人の私が、イギリスに乗りこむ点もとても似ている。ただ、物語と違って、ケネスたちは私のことを信頼し、温かく迎え入れてくれたわ」。本作をきっかけに再び脚光を浴びるモンローの魅力とは?「どんなにゴージャスでも、どこか『守ってあげたい』という気持ちにさせられる。きっと少女のころに負った傷を隠そうとしても、隠しきれなかったんじゃないかしら。それに死後50年経っても神秘的な存在であり続ける点ね。この映画は、アイコン化された彼女の下に眠る素顔を見せてくれるはずよ」。『マリリン 7日間の恋』3月24日(土)全国公開取材・文・写真:内田 涼
2012年03月22日ソファの上にちょこんと、けれども背筋をピンと伸ばしてたたずむ姿は天使か女神か。キュートでいてエレガント、朗らかでいて静謐なミシェル・ウィリアムズが放つ何層もの魅力に触れ、グラマラスなセレブの顔と繊細な少女の心を併せ持つ存在、マリリン・モンローに、彼女が驚くほどナチュラルに寄り添えた理由が分かった気がした。世紀のスターを演じ、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされたミシェル自身、「マリリン・モンローを演じる上では外見的な変身に苦労させられるのと同時に、彼女の魂に近づくことが大事だった」と語る。「喋り方から指の動かし方まで、外見的な役作りをここまで徹底させたのは初めてよ!」と思わず苦笑するミシェル。セックス・シンボルとしてハリウッドを賑わせたマリリン・モンローと化すにあたっては、「目一杯お化粧すること!(笑)」の次に「自分自身を研究し尽くすこと」が重要だったという。「そもそも私は自分の顔を見るのがすごく嫌い。家の鏡を大きな地図で覆ってしまっているくらいなの。でも、今回は覚悟を決め、自分の顔を隅から隅までじっくり研究したわ。どうすれば彼女のように魅力的に見えるか?どうやって完璧なマリリンになればいいのか?を考えるためにね。その甲斐あって、いまは自分の顔と向き合うのに以前ほどの抵抗はなくなった。あとは…そうね。『エンジェルズ・メイクアップ』のコラーゲン・アイパッチを使えば、もっと抵抗がなくなるわ。12時間寝て目覚めた後みたいにスッキリした目元になるから、ものすごくオススメよ(笑)」。透き通る美肌の秘密をこっそり教えてくれるさまもチャーミング。ただし、「私自身が真の美を感じるのは、風がそよぐ草原を見たり、友人の笑顔に触れているとき。“人生”を感じられる瞬間にこそ、自分自身を美しいと思えるの」とも明かし、「マリリンの光り輝く魅力も内面から来るものだったんじゃないかしら」と続ける。「彼女の出演作や写真を見ると、守ってあげたい気持ちになる人が多いと思う。彼女は様々な方法で内面の脆さを隠そうとしたけれど、少女の頃に負った痛みや傷が消えることはなかった。隠そうとしても見え隠れしてしまう部分が、謎めいたものとして大勢を惹きつけたのね。いままでの役もそうだけど、やっぱり重要なのは役の精神を理解すること。その点、マリリンという存在に共感できる部分は多かったわ。彼女ほどではないにせよ、自分自身を信じられなかったり、力不足を嘆いたりする葛藤は女優業に付き物だもの。とは言え、役を演じるときは自分と似ている部分よりも異なる部分を見つけようとするものよ。似ている部分は何もしなくても似てくるし、意識することで誇張されてしまったりもするから」。『マリリン7日間の恋』で語られるのは、マリリンが『王子と踊り子』の撮影でイギリスを訪れた7日間。ストーリー自体、実体験に重なるところがあったという。「撮影が始まる前は少し近い気持ちだったわね。というのも、映画の中のマリリンも撮影当時の私も30歳で、アメリカ人なのも、イギリスで撮影するのも同じ。伝統的な演技法に長けたイギリスの名優たちと共演する状況も一緒だったわ。私はそういった演技のレッスンを受けたこともなければ、シェイクスピア劇に出たこともないから、力不足じゃないかとひるむ気持ちすらあった。でも、映画の中のマリリンとは違い、私の場合は信頼し合える共演者たちに恵まれたの。彼らは私を温かく迎え入れてくれたわ」。歩んできた道はイギリスの名優たちと異なれど、いまやミシェルがトップ女優の1人であるのは紛れもない事実。演技の道に足を踏み入れた少女時代をふり返り、「12~3歳の頃はメソッド演技の俳優たちに興味津々だったわ」と明かす。“メソッド演技”とは役の感情を追体験する演技法で、マリリン・モンローも取り入れた手法だ。「同世代の子たちが興味を持つスターには関心がない子供だったの。どうしてかしらね…(笑)。ジェームズ・ディーン、マーロン・ブランド、モンゴメリー・クリフト、もちろんマリリン・モンローと、いろいろなメソッド俳優たちの伝記を読み漁ったわ。たくさんの俳優に憧れ、影響を受けているのはいまも昔も同じね。日本に来る飛行機の中で『ハンナとその姉妹』(’86)を観たのだけど、ダイアン・ウィーストが本当に素晴らしかった。ケイト・ウィンスレットやホリー・ハンター、ティルダ・スウィントンも大好きな女優よ。尊敬する仲間の名前を挙げればきりがないわ」。ヴィム・ヴェンダース、アン・リー、トッド・ヘインズら、共に作品を作り上げてきた名匠も多数。「作品に取り組むたびに、監督たちから多くのことを学ぶの」と、女優業に対する尽きない想いを口にする。「演技を始めて20年経ったいまもお芝居への愛を持ち続けていられるのは、どの作品でも学ぶことが大きいから。まだまだ知らないことがたくさんあるし、求められるものも作品ごとに違う。好奇心が満たされ、決して飽きることがないの。私の仕事は監督が望むものを提供すること、そして彼らが思い描くフレームを埋めていくこと。それぞれの作品が誇らしいし、いままで仕事をした全ての人たちが私にとっては特別な存在だわ」。演技に対し、映画に対し、惜しみない愛情を注ぐミシェルにこんな質問も。アカデミー賞に輝いた『アーティスト』や過去に組んだこともあるマーティン・スコセッシ監督の最新作『ヒューゴの不思議な発明』など、映画愛を謳った作品をどう思う?「私は元々ノスタルジックなタイプで、朝食を食べていても何だかじんわりしてしまうことがあるくらい(笑)。それに、ハイテクは苦手だから、手紙を書くときもいまだに手書きなの。古き良き時代に対する思い入れは強いし、昔を伝える映画が作られるのは個人的にも嬉しいことよ」。ところで、『王子と踊り子』はマリリンが主演のみならずプロデュースにも乗り出して意欲を注いだ1作。ミシェル自身は『ブルーバレンタイン』で製作総指揮にクレジットされていたが、今後の興味はプロデュース業にも向けられているのだろうか。「正直に言って、いまのところは“ノー”よ。『ブルーバレンタイン』は8年もかかったプロジェクトだから、企画の立ち上げからずっと関わってきた私とライアン(・ゴズリング)へのご褒美として製作陣がクレジットしてくれたの。そもそも私にはプロデュースまでこなすほどの脳ミソはないし(笑)、どちらかと言えば一つのことにじっくり取り組むのが好き。ビジネスには向いていないと思うの。いつか自分のエネルギーがあり余っているのを感じ始めたら挑戦するのもいいかもしれないけど…、いまは母親業と女優業にエネルギーを使い果たしている感じね!」(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:椿鬼奴、マリリン・モンローになりきって「今年は結婚したい」と婚活宣言!ミシェルのキュートな3変化に胸きゅん!春先取り、来日ファッションをチェックミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』ミシェル・ウィリアムズ、娘のマチルダちゃんと貯めた義援金を福島に寄付ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現
2012年03月21日世界のセックス・シンボルと謳われたマリリン・モンローの誰も知らなかったラブロマンスを描いた『マリリン 7日間の恋』の公開に先駆けて、主演のミシェル・ウィリアムズが初の来日、3月13日~14日の2日間と短い間だったが、ジャパンプレミアをはじめ各イベントに参加しその魅力をふりまいた。まずは3月13日に六本木ヒルズで行われたジャパン・プレミア。150人以上の観客のほか、レッドカーペットには石田純一、叶姉妹、楽しんご、辺見マリ、佐伯チズといった豪華ゲストが華やかに入場。また舞台挨拶では、年下の青年と恋に落ちる本作の内容と翌日のホワイトデーにちなんで、俳優の遠藤雄弥がプレゼントゲストとしてマリリン・モンローが愛したシャンパンを持って登場した。●ゴールデングローブ賞主演女優賞やアカデミー賞主演女優賞ノミネート、おめでとうございます。世界中からその演技力を称えられましたが、今どんなお気持ちですか?ミシェル:とても幸運でした!頭がボーっとして、覚えていないんです(笑)。●知らない人がいないのではないかというくらい有名な実在の人物、マリリン・モンローを演じるというオファーをもらったとき、どのような気持ちでしたか?不安やプレッシャーはありましたか?ミシェル:12~13歳の時に、部屋の壁にマリリンのポスターを貼っているくらい、彼女が好きで彼女に見守られていました。不安といううより、自分自身にかけるプレッシャーがとても大きかったです。顔の表情やしぐさ、準備に10ヶ月間かけました。彼女の作品をたくさん見て、運転中や歩いている時もずっと彼女の声聞いていました。●今年で没後50年を迎えますが、マリリンが今もなお愛され続ける理由はなんだと思いますか?ミシェル:たくさんあるけれど、50年経っても神秘性・ミステリーな感じがすることだと思います。●最後に、これから映画をご覧になる皆さんへメッセージをお願いします。アイコン化されている彼女ではなく、パーソナルな内面を見てほしい。今日は、本当にこの場にいることが出来て嬉しい。足を運んでいただいてありがとうございます!!※ここでプレゼントゲスト、遠藤雄弥がご登場遠藤:今日はホワイトデーにちなんでのプレゼントでしたが、ミシェルさんどうですか?日本にはバレンタインデーのお返しに、男性から女性へプレゼントするホワイトデーが存在するんですよ。ミシェル:とても素敵な伝統ですね!アメリカにもあってほしいです。●遠藤さんは、数々のドラマ・映画に出演する活躍中の俳優さんですが、本作品はご覧になっていかがでしたか?遠藤:美しさが際立っていたのが印象に残っています!僕は、マリリン・モンローの作品を見たことがないので、同じ表現者として共感する部分もありました。●この映画は、マリリン・モンローが年下の新人助監督の青年と恋に落ちるラブロマンスですが、もし自分がコリンの立場だったらどうしますか?遠藤:ほっぺたをつねりますね!!(笑) 自分が7日間、耐えられるのかが心配です(笑)。ジャパンプレミアの翌日3月14日は、3月28日(水)まで「“マリリン”ポスター回顧展」を開催している代官山蔦屋書店に登場したミシェル・ウィリアムズ。作品の舞台となった映画『王子と踊り子』のポスターにサインをするなど、記念のパフォーマンスを披露した。●初来日とののことですが、初めて日本に来た感想はいかがですか?ミシェル:本当にジャーナリストやスタッフなどに限らず、出会った方すべてにこんなに親切にしてくれて、楽しい冒険をさせて頂きました。●公開記念で、“マリリン”ポスター回顧展をこちらで開催しているのですが、昔のマリリンの映画ポスターをご覧になって、いかがでしょうか?ミシェル:とても綺麗で、一晩中いても良いです。こんなに沢山のマリリン・モンローの出演作のポスターを見るのは初めてなので、ワクワクしています。後で歩き回りたいと思います。●マリリンの映画の中で好きなものは何ですか?ミシェル:『王子と踊り子』は私にとってとても特別な作品です。後、『お熱いのがお好き』は何度でも初めて見たかの様に見れる作品だと思います。●ポスターはどの作品のがお好きでしたでしょうか?ミシェル:ナイアガラのポスターは居間に飾ってもいいくらい素敵だと思います。あのポスターが今日、無くなったら、犯人は私です(笑)。来日の締めくくりは記者会見。マリリン・モンローが実際に泊まった帝国ホテルでの会見を受け、魔法の様なめぐりあわせだと語り、また、愛娘たっての希望で日本へ寄付金を持ってきた、初来日となったミシェル・ウィリアムズの魅力に会場は包まれた。また、花束ゲストとして西山茉希が登場、ミシェルの来日を歓迎すると共にマリリン・モンローの50年もの間、秘められた恋と年下の恋愛について語り合った。●好きな日本語はなんですか?ミシェル:モシモシ。(会場:笑)●ここ帝国ホテルは、マリリン・モンローがジョー・ディマジオとの新婚旅行の際に宿泊したホテルです。まさに、このような記者会見も行われました。今、どんなお気持ちですか?ミシェル:魔法のようなめぐりあわせだと、すごく思います!「王子と踊り子」を、マリリン・モンローが演じた時が、今の私と同じ年齢でしたし、このロケーションも実際にマリリンが使っていたということで、とても嬉しいです。●ミシェルさんも、マリリンと同じ境遇でイギリス人の俳優に囲まれ撮影に臨んだかと思いますが、イギリスでの撮影時の思い出はありますか?ミシェル:王子と踊り子の撮影の時とは時代が違うので、今のイギリスの製作スタッフはすごく優しいウェルカム体制でした。●お気に入りの撮影場所はありましたか?ミシェル:どれも全て特別なロケ―ションでした。中でも、パークサイド・ハウスでは、よりマリリン・モンローを感じることができたと思います。本人が実際に使った場所で、この役ができて良かったです。●マリリン・モンローが生き返って、本作品を見たらどんなことを言ってもらいたいですか?ミシェル:とても恐れ多くて、わからないです。逆に、私が「どうだった?」と聞きたいです(笑)。●マリリン・モンローと言えば、寝ている時に着ているのはのはシャネルの5番という話がとての有名ですが、これは、日本にマリリン・モンローが来日した際に話したとのことですが、ミシェルさんは、何をつけて寝ているのですか?ミシェル:世界で数人しか知らない、秘密です(笑)。●今回、実はミシェルさんと6歳になる娘さんが、昨年3月におこった、東日本大震災で被害を受けられた被災者の方々への寄付をしたいとのことで、その寄付金を頂戴致しました。この寄付金を角川書店にてお預かりをし、後日責任を持って、福島県の「東日本大震災ふくしまこども寄付金」へ寄付をさせて頂きたいと思います。ミシェル:昨年の3.11には娘もショックを受け、『何か日本のために出来ることはない?』って聞かれたんで、(寄付をするための)ガラス瓶を置くことにしたの。そこにマチルダがお手伝いをしたりするとミシェルがお小遣いをいれてあげるにしたの。今回来日があったために、一杯になったガラス瓶を持ってきました。今回、それを寄付したいと思います。※ここで花束ゲスト、西山茉希が登場●実際にミシェル・ウィリアムズさんにお会いしていかがですか?西山:映画の印象よりも小柄で、でもマリリンと同じ様な魅力を持ち合わせている方だなと思いました。●この作品ではコリン・クラークとの、50年間封印されてきた“秘められた恋”が描かれていますが、もし自分がマリリンの立場だったらどうしますか?西山:自分がその立場に立つことはないと思いますが、やはり周りにとらわれずに、素敵な感情で生きる2人を感じて、私は人間的に好きだし、素敵だと思いました。・ 『マリリン 7日間の恋』スペシャルサイトはこちら 人物情報・ミシェル・ウィリアムズ1980年、アメリカ生まれ。大ヒットTVシリーズ「ドーソンズ・クリーク」(98~03)で、一躍人気を集める。『ブロークバック・マウンテン』(05)では、放送映画批評家協会賞を受賞し、インディペンデント・スピリット賞、英国アカデミー賞、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされる。さらに『ブルーバレンタイン』(10)では、アカデミー賞主演女優賞、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、インディペンデント・スピリット賞にノミネートされ、本作では、ゴールデン・グローブ賞・ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞し、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされている。マリリンの秘密の恋を描いた映画『マリリン 7日間の恋』は、3月24日より公開!
2012年03月21日主演作『マリリン7日間の恋』を引っさげ、先日待望の初来日を果たしたミシェル・ウィリアムズ。女優としての実力と存在感はもちろん、年明けから行われてきた数々の映画賞レースでは、その個性的なドレス・ファッションも女性たちの注目を集めていたが、今回の来日イベントでもそれぞれ全く異なるタイプの美しいファッションで報道陣やファンを魅了してくれた。ここでそのキュートなファッション3変化を一挙おさらい!いわゆる“ザ・ハリウッド女優”といった綺羅びやかでゴージャスなスタイルというよりは、シンプルでワンポイントを引き立たせる上品なフェミニン・スタイルを好むミシェル。トレードマークであるブロンドのショートヘアに合わせた、どこかコケティッシュな可愛らしさを感じさせるドレススタイルは、パーティシーンで参考にしたくなるようなファッションばかり。世界中の注目を集めた2月のアカデミー賞授賞式当日には、愛娘のマチルダちゃんが好きだというコーラル・オレンジの「ルイ・ヴィトン」のストラップレス・ドレスを見事に着こなしていたが、初来日の初イベントとなるジャパン・プレミアにミシェルが選んだのは、『7年目の浮気』のマリリン・モンローを彷彿させる「アレキサンダー・マックイーン」のドレープドレス。レッドカーペットに映える上品でエレガントな純白のドレスには「ヴァレンティノ」の靴、アクセサリーは「フォーエバーマーク」とシンプルに決め、ドレープの美しさを引き立てていた。翌日の会見と「マリリン・モンローポスター回顧展」に出席した際には、前日とは打って変わって美しい「ヴァレンティノ」のコーラル・オレンジのワンピースで華やかに登場。第18回全米映画俳優組合(SAG)賞でも「ヴァレンティノ」の赤のセクシーなドレスを選ぶなど、どうやら赤系のドレスがいまのお気に入りのミシェル。前日の柔らかなドレープから、ウェストラインを強調するタイトスカートに肩のリボンが可愛らしい、キュートでスマートなスタイルに「ジュゼッペザノッティ」のヌーディ色のヒールを合わせ、春らしい装いを見せた。さらに、同日の別会場ではロックテイストも取り入れていたミシェル。黒のニットとメタリックな「ルイ・ヴィトン」のレオパード柄のパンツに合わせていたのは、セレブ御用達のイタリアのシューズブランド「タビサ・シモンズ」のパンプス。ドレス姿とは180度異なるボーイッシュなスタイルも好感度大だ。また、ミシェルのメイクテクニックで目を引いていたのが、ピンクのリップ。白やコーラル・オレンジ、黒の装いに合わせてそれぞれ差し色としてピンクを取り入れる技はさすが!さらに薄くのせたピンクのチークとも相まって、ミシェルの可愛らしさをより一層引き立てていた。春らしさを感じさせるこのメイクテクニック、ぜひ参考にしてみてはいかが?『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ミシェル・ウィリアムズ、一番好きなモンロー映画は『お熱いのがお好き』ミシェル・ウィリアムズ、娘のマチルダちゃんと貯めた義援金を福島に寄付ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼント
2012年03月16日待望の初来日を果たした女優のミシェル・ウィリアムズが3月14日(水)、東京・千代田区にある帝国ホテルで記者会見を行い、娘のマチルダちゃんと一緒に貯めたという義援金を「東日本大震災ふくしまこども寄付金」に寄付すると発表した。金額は非公表。「昨年の震災には、私も娘も大変ショックを受け、胸を痛めたの。そんなとき、娘が『日本のために何ができるの?』って聞いてきたから、『ガラス瓶にお小遣いを貯めてみたら』とアイディアを出したの」とミシェル。日本への愛あふれる行動に、会場からは大きな拍手が起こった。ミシェルが演じるのは“世界のセックス・シンボル”として、人々を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンロー。年下の助監督との秘めたる恋愛を通して、彼女が世間の抱くモンロー像と、苦悩を抱える等身大の自分との間で揺れ動く姿が、切なく描かれる。前日に行われたジャパン・プレミアでは、往年のマリリンを彷彿させる純白の「アレキサンダー・マックイーン」のドレスで登場したミシェルが、この日会見に選んだのは「ヴァレンティノ」の赤いドレスに、「ジュゼッペザノッティ」の靴。昨夜から一転し、キュートさが際立つコーディネートが目を引いた。出演映画はもちろん、テレビやラジオに出演した際の資料にも触れ、自身の“マリリン像”を作り上げたというミシェルは、役作りを通して「マリリンがいかに作品作りに真剣に取り組んでいたか。そしていかに寛容で、デリケートで、深い思いやりと悲しみを抱えていたかを知ることができた」。最も好きなマリリンの出演作は『お熱いのがお好き』(’59)だと言い、「最高の状態だったマリリンが、最高の作品に出演した。そんな作品ね」と語った。マリリン自身も同作でゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞しており、不思議な縁を感じさせる。不思議な縁、といえば記者会見が行われた帝国ホテルは1954年にマリリンが初来日した際に宿泊し、記者会見も行った場所で「魔法にかかったような、幸福なめぐり合わせね」とミシェルもご満悦。マリリンが「寝ているときに着るのは、シャネルの5番だけ」という名言を生んだのも実は帝国ホテルでの会見だったが、「寝ているときに着るものは?」と同じ質問をされたミシェルは「それは秘密よ…」とはにかむばかりだった。会見には年下の俳優・早乙女太一と交際中のタレント・西山茉希が花束ゲストとして登場し「自分のことを理解してくれる人と、心を開いて通じ合いたいと思うのが人間。周りにとらわれず、素直な感情で生きる2人は人間的で素敵だと思った」と映画の感想を語っていた。『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:ミシェル・ウィリアムズが初来日!純白ドレスで“現代のマリリン”を見事に体現マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼントマリリンの素顔に迫る『マリリン 7日間の恋』女性限定試写会に25組50名様ご招待ミシェル・ウィリアムズ来日!『マリリン 7日間の恋』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待
2012年03月14日米女優のミシェル・ウィリアムズが待望の初来日を果たし、3月13日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで最新作『マリリン 7日間の恋』のジャパンプレミアに出席した。本作で第84回アカデミー賞の主演女優賞候補となり、第69回ゴールデン・グローブ賞コメディ・ミュージカル部門主演女優賞を受賞しているだけに、ミシェル自身も作品への思いは格別。持ち前の愛くるしさに、女優としての自信と貫録が加わった満面のスマイルで、日本のファンの声援に応えていた。ミシェルが演じるのは“世界のセックス・シンボル”として、人々を熱狂させた往年のハリウッド女優、マリリン・モンロー。年下の助監督との秘めたる恋愛を通して、彼女が世間の抱くモンロー像と、苦悩を抱える等身大の自分との間で揺れ動く姿が、切なく描かれる。先日行われたアカデミー賞の授賞式に、「ルイ・ヴィトン」の真っ赤なドレスをまとって登場し、米ファッション誌「ヴォーグ」が選ぶ“今年のアカデミー賞”ベストドレッサー第2位に選ばれたミシェル。この日はスレンダーなボディラインを際立たせた「アレキサンダー・マックイーン」の純白のドレス姿で“21世紀によみがえったマリリン”を見事体現!靴はヴァレンティノ。胸元を飾るのは「フォーエバーマーク」のネックレスと全体的に華やかさを演出する、さすがの“達人技”を披露してくれた。「コンニチハ!(初来日の感想は?)サイコウ!」と日本語で挨拶し、「日本ではtea ceremony(お茶会)が楽しみ」と胸を躍らせた。そんな彼女にとって、マリリン・モンローはティーンの頃からの憧れだといい「寝室の壁にマリリンの写真を貼っていたわ。毎晩、私のことを見守ってくれたの」。それだけに、マリリンを演じることへのプレッシャーも大きかったそうで「役作りには10か月をかけたの。彼女の出演作を全部観て、本も読んだ。常に彼女の声をiPodで聞いていたわ」とふり返る。そんなマリリンの魅力は「亡くなって50年が経ったいまも神秘的な存在である点ね。この映画は、アイコン化された彼女の下にあるパーソナルな素顔を見せてくれるはず」とアピール。年下の男性と恋に落ちるストーリーにちなみ、舞台挨拶には若手俳優・遠藤雄弥がゲスト登壇し、ミシェルにシャンパンを手渡した。『マリリン 7日間の恋』は3月24日(土)より全国にて公開。特集:7stepで学ぶ、マリリンstyle■関連作品:マリリン 7日間の恋 2012年3月24日より全国にて公開© 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.■関連記事:マリリンとミシェルの“女優魂”を重ねて見る『マリリン 7日間の恋』歌&踊りを公開マリリンの憧れ女子テクをレッスン!『マリリン7日間の恋』メモパッド&プレスセットを10名様プレゼントマリリンの素顔に迫る『マリリン 7日間の恋』女性限定試写会に25組50名様ご招待ミシェル・ウィリアムズ来日!『マリリン 7日間の恋』ジャパン・プレミアに25組50名様ご招待【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~
2012年03月13日続々と授賞が発表されている本年度アカデミー賞。栄えある監督賞を手にしたのは『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督!最有力視されてきた巨匠、マーティン・スコセッシ監督は受賞を逃した。トーキーへの移行期を迎えるハリウッドの黄金時代を舞台に、白黒のサイレントで描いた異色ラブストーリー。錚々たる巨匠を押しのけて初の快挙を果たしたアザナヴィシウス監督は、「世界一幸せの監督です」と喜びを露にし、キャスト&スタッフに感謝。さらに「(出演の)犬のアギーにも感謝してます。私の言うことは理解できないと思いますが…(笑)。映画にも感謝しています。この作品は喜びをもたらしてくれる映画だと思います」と改めて映画に対する愛を語った。特集:第84回アカデミー賞■関連作品:第84回アカデミー賞 [アワード] 2012年2月26日(現地時間)、ハリウッド・コダックシアターにて授賞式が開催© AMPAS■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~ホワイト&メタリック編~【アカデミー賞】最高栄誉はハリウッド愛を贈るフランス映画『アーティスト』へ!【アカデミー賞】会場総立ち!メリル・ストリープが3度目のオスカー受賞!
2012年02月27日数々の傑作映画を送り出してきたジョニー・デップとティム・バートン監督のタッグで贈る注目の最新作『ダーク・シャドウ』。一昨年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』以来となるブラック・ファンタジーの完成に期待が集まる中、このほどジョニーが演じるヴァンパイア、バーバナス・コリンズの新たな写真が到着した。1966年から5年間にわたり米ABCテレビで放送され、カルト的人気を集めたドラマ「ダーク・シャドウズ」を基に、ジョニーを始め、エバ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、クロエ・モレッツなど豪華キャストを集結させた本作。魔女の仕業によってヴァンパイアにされ、生き埋めにされた主人公・バーバナスが、200年の眠りから醒め、没落した自身の末裔と出会い、共に復興を目指す姿を独特のダークな世界観で描いていく。かねてよりTVシリーズの熱狂的ファンと公言しており、バーバナス役で初のヴァンパイア役を演じるジョニーだが、どうやらこのヴァンパイア、これまで描かれてきた恐ろしいイメージのヴァンパイアとは一味違うよう。というのも、バーバナスはかつてはプレイボーイであったが、自分が振った魔女にヴァンパイアにされ、2世紀を経て目覚めた後に更正した男。ヴァンパイアと言えば、人間の血液を糧としたり、ニンニクや十字架に弱い、というイメージで語られることが多いが、こちらのバーバナスは「唯一の財産は家族だ」という亡き父の言葉を胸に抱きながら、家族をとても大切に思うヴァンパイア。色白の顔で爪が伸び、ヴァンパイアの風貌でありながらも、どこか人間味のある表情がこの写真からもうかがえる。2012年も『フライトナイト/恐怖の夜』のコリン・ファレルや『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』のロバート・パティンソン、さらにTVドラマ「トゥルーブラッド」のスティーヴン・モイヤーなど、映画にTVドラマにまだまだ“ヴァンパイア熱”はおさまりそうにないが、そんな中ジョニーが魅せてくれる新たなヴァンパイア像とは…?『ダーク・シャドウ』は5月19日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:ダーク・シャドウ 2012年5月19日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED■関連記事:ヴァネッサ・パラディ、仏のTV番組でジョニー・デップとの破局説を完全否定ジョニー・デップと破局騒ぎ渦中のヴァネッサ・パラディ、過熱報道についてコメントジョニー・デップとヴァネッサ・パラディ、L.A.とパリで別居中?ジョニー初のヴァンパイア姿がお目見えに!『ダーク・シャドウズ』場面写真公開ジョニー・デップ、盟友キース・リチャーズへの授賞プレゼンターとして登場
2012年02月07日どれだけの女性が彼が贈る“愛”の物語に憧れを抱き、笑ったことだろう。御年77歳、ラブストーリーの名匠ゲイリー・マーシャルが最新作『ニューイヤーズ・イブ』で描くのは、愛、希望、許し、やり直すチャンス…様々なドラマが渦巻くニューヨークの大晦日。2011年最後に贈る、ロマンティックなギフトに彼が込めた想いとは?アビゲイル・ブレスリン、ザック・エフロンに続き、マーシャル監督のインタビューをお届け。前作『バレンタインデー』で世界中の男女が恋に胸踊らせる一日をユーモアたっぷりに描いた監督は、そこからヒントを得て本作を誕生させた。「『バレンタインデー』の脚本家のウェイン・ライスと相談して、次は別のホリデイにしようかって話になったんだよ。『バレンタインデー』のフィードバックが、どの世代にもアピールできるってことだったんだ。『ニューイヤーズ・イブ』もそこは同じだから、観ている人たちにも共感してもらえるかなと思ったんだ。世代を超えて共鳴できるストーリーになってるからね」。ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、ハル・ベリー、ヒラリー・スワンクといった演技派俳優からアシュトン・カッチャー、キャサリン・ハイグルといったラブコメの代表的スター、さらにザック・エフロンやリー・ミシェル、アビゲイル・ブレスリンといったフレッシュな面々まで、錚々たる顔ぶれを一つの作品に集め得たのは、世代を超えて支持される、マーシャル監督だからこそ。だが、巨匠といえど、この豪華スターたちを一つにまとあげるのはさぞかし大変だったのでは?「実は、スケジュールの都合で出られなかったはずのハル・ベリーから連絡があって、急遽出られるという話をしてくれたので、そこでシナリオを書き加えたりといった調整がたくさんあったんだ。あとはオスカー女優のヒラリー・スワンクとは約束したんだ。『君はいつもボコボコになる役(『ミリオンダラー・ベイビー』然り)が多いから、今回は女の子を演じさせてあげる』と。だから髪にも動きのあるヘアセットにしたんだ(笑)」。アビゲイル、ザックにとっての理想の大晦日の過ごし方は、「家で、家族と一緒に過ごすこと」だったが、本作に登場する8組の男女のドラマの中にも、もちろん親子の大晦日のドラマも描かれている。その中で、マーシャル監督は世界中の女子の羨望の的、サラ・ジェシカ・パーカーを初めて母親役として抜擢した。サラは本作で、15歳になる娘(アビゲイル)をもつシングルマザーを演じている。「彼女はウソをつかない女優だからね。あと実際に母親でもあるし、境遇は違うけれど、女優としても母親としても経験値があるから、積極的に意見を取り入れるようにしたんだ。僕自身、サラとアビゲイルの母と娘の物語はとても気に入ってるんだ」。さらに本作の見どころとして、「今回はサントラにも力が入ってるんだ。ボン・ジョヴィがタイムズスクエアの前で歌う『I Can’t Turn You Loose』や、リー・ミシェルが歌う『Auld Lang Syne』(蛍の光の原曲)は見どころのひとつだよ。楽しみにしていて!」と物語を盛り上げる音楽をおすすめする監督。まさに、1年で最も煌びやかなニューヨークを象徴するシーンである。「ニューヨークは僕が生まれ育った街なんだ。大晦日のボール・ドロップ(カウントダウン・イベント)はニューヨークのシンボルで、みんなが楽しみにしてるイベント。人にいろんなことを思い出させる、大切な日なんだ」。マーシャル監督が8つの物語に散りばめた、愛と希望のかたち。それが一つに繋がったときに訪れる感動をぜひこの年末、体験してみてはいかが。『ニューイヤーズ・イブ』Countdown Interview■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返り超貴重!『ニューイヤーズ・イブ』サラ・ジェシカ・パーカー直筆サイン入りポスターを1名様プレゼント“女性を笑顔にできる男”ザック・エフロンに直撃!理想の「大晦日」の過ごし方は?ジョシュ・デュアメルが公私ともに成功をゲットした出世作、遂にDVDリリース!『ニューイヤーズ・イブ』アビゲイル・ブレスリン「大晦日はのんびりTVを見るわ」
2011年12月28日ニューヨークの大晦日を舞台に、1年の最後の日“大晦日”を生きる8組の人々の姿を描いた感動ドラマ『ニューイヤーズ・イブ』が現在、日本公開されているが、本作を手がけた ゲイリー・マーシャル監督がインタビューに応じ、豪華スターが総出演する本作を演出する“秘訣”を語った。その他の写真本作は、日本でもヒットを記録した『バレンタインデー』を手がけたマーシャル監督の最新作。誰もが身近な人のことを少しだけ真剣に考えるホリデイを舞台にした群像劇だ。「『バレンタインデー』を作って成功して、脚本家と相談して、次は別のホリデイにしようかって話になったんだよ。『バレンタインデー』で得たものは“どの世代にもアピールできる”ってことだったんだ。だから本作も、観ている人たちにも共感してもらえるかなと思ったんだ。世代を超えて共鳴できるストーリーになってるからね」。そして、本作にも豪華なキャストが集まった。サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファーをはじめ、ヒラリー・スワンク、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・ボン・ジョヴィ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、アシュトン・カッチャーら主役級のキャストが顔を揃える。「もちろん無名の俳優でも、この映画はできるとは思うよ。たくさんの大スターがそろう作品もそれはそれで大変でね(笑)。とにかく出演者がみんな忙しくて“何かの合間を縫って撮影をする”という感じだったから、出演者が時間のプレッシャーを感じないようにリラックスさせるようにしたよ。ジョークを言って笑わせたり、準備中の時はみんなと話したりね」。ちなみに、先日来日したザック・エフロンはマーシャル監督との仕事をこう振り返る。「俳優やスタッフみんなが彼を喜ばせようとするし、彼も僕たちのベストを引き出そうとしてくれる』。本作は様々なタイプとキャリアの俳優がそろいながらも、俳優たちとマーシャル監督の“相思相愛”な関係によって見事に完成したようだ。ちなみにマーシャル監督はコメディ出身で、自身も俳優のキャリアをもつ映画人。軽やかな作風と、何より俳優の魅力を引き出す演出に定評がある。「俳優として撮影現場に入ると、待たされることが本当に多いんだ。そうするとうまく“役に入った状態”をキープするのが難しい。だから1時間で撮影ができるように、出演者にとって居心地のいい環境を作って意見を聞くようにしてるよ」。マーシャル監督は、『プリティ・ウーマン』や『恋のためらい』など数々のヒット作をコンスタントに発表するベテラン監督ながら、俳優の気持ちや気持ちを身をもって知っている。そんな“同志の気づかい”が、多彩なキャストを集める本作を成功に導いたのではないだろうか。『ニューイヤーズ・イブ』公開中
2011年12月23日『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャルが監督の最新作『ニューイヤーズ・イブ』が23日(金・祝)から日本公開されるのを前に、本作に出演しているザック・エフロンが本作の魅力や、自身のキャリアについて語った。その他の写真『ニューイヤーズ・イブ』は、ニューヨークの大晦日を舞台に、1年の最後の日“大晦日”を生きる8組の人々の姿を描いた感動ドラマ。本作でエフロンが演じたのは自転車メッセンジャーのポール。彼は、勇気が持てず単調な日々を繰り返す年上の女性イングリッド(ミシェル・ファイファー)と出会い、彼女の持つ大晦日のパーティチケットを手にいれるため、彼女が立てた“1年の目標”をたった1日ですべて叶えるべく、NYの街を奔走する。ディズニー・チャンネルの人気ドラマ『ハイスクール・ミュージカル』シリーズでアイドル的な人気を得たエフロンだが、現在は「バランスが大事ですが、俳優として成長したいから、作品を選ぶときに慎重になる」時期。作品を選ぶときはまず、役の大小よりも“誰と仕事ができるか?”を重視しているという。「監督が誰かにはこだわっています。自分の役も大事だけど、共演者やスタッフなど周囲の人々が誰かが大事です。マーシャル監督は愛情あふれる人で、カリスマ性がるのにとにかく面白い人。だから、俳優やスタッフみんなが彼を喜ばせようとするし、彼も僕たちのベストを引き出そうとしてくれる。だから撮影はとにかく楽しんでできました」。しかし、本作は長いシリーズではなく、多数のキャラクターが一挙に登場する1本の群像劇だけに苦労も多かったという。「撮影は実際には7日間しかなかったんです。だから撮影はとにかく速く進んでいく。だから同時に様々なアイデアを試すことはリスクを伴いましたし、何よりも短期間で撮影することが大きなチャレンジでした」。そんなエフロンをサポートしたのは共演したミシェル・ファイファー、そしてロケ撮影が行われた物語の舞台、ニューヨークだった。「いちばん最初にNYに行った時は、あまりにも大きな街で脅威を感じました。でも、何度も訪れるうちに、ここは“夢の叶う街”だと思うようになりました。だから、劇中でイングリッドが恐怖を乗り越えて、夢を叶えていくように、僕もあの街にいくと“いい人間になろう”という気持ちが芽生えるんです」。誰もが夢を叶えるために訪れる街で、通り過ぎた1年を振り返り、来たるべき1年を想う人々を描いた映画『ニューイヤーズ・イブ』。エフロンは完成した映画について「登場するエピソードのパズルがラストでどう合わさるのかと思いながら観ていたら、とても勇気づけられたし、幸福な気持ちになりました」と笑顔で感想を述べた。『ニューイヤーズ・イブ』12月23日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年12月21日『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャル監督の最新作『ニューイヤーズ・イブ』のPRのため来日中のザック・エフロンが、15日にグランドハイアット東京で記者会見を行った。その他の写真本作は、ニューヨークの大晦日を舞台に、1年の最後の日“大晦日”を生きる8組の人々の姿を描いた感動ドラマで、日本でもヒットを記録した『バレンタインデー』の脚本を手がけたキャサリン・ファゲイトが脚本を担当している。ザックは自転車メッセーンジャーとして働くポール役で出演し、ミシェル・ファイファー演じるイングリッドと大晦日を共にする役どころを演じている。本作で、ロバート・デニーロやヒラリー・スワンクら豪華オールスターと名を連ねて出演したザックは、「撮影は一緒にしていないが、同じ作品に出られたことがうれしいし信じられない。そして業界で“生きる伝説”と言われているマーシャル監督とも仕事ができて光栄でした」と話し、共演したミシェルとのエピソードについて「以前、『ヘアスプレー』で共演したときは僕はまだ若くて緊張していたんだけど、実は今回、ミシェルから電話をもらったんだ。『一緒に素敵な作品を作ろう』と言われて、一生忘れられない電話になったよ」と明かした。先日都内で行われた試写会の舞台あいさつでは「日本のファンが世界一」と600人のファンを熱狂させ、大の親日家としても知られるザック。最後に日本のファンに向けて、「今年は大震災があり、とても大変だったと思います。この映画を通して、少しでも希望や前向きな考えを持っていただけたらうれしいです。日本のみなさんにとって新年が、愛と希望とゆるしの年になりますように」とメッセージを送った。『ニューイヤーズ・イブ』12月23日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年12月15日来日中のハリウッドスター、ザック・エフロンが12月15日(木)、都内ホテルで記者会見を行い、大晦日を舞台にした出演作『ニューイヤーズ・イブ』(ゲイリー・マーシャル監督)をアピールした。この日のザックは黒のジャケットをメインに、比較的カジュアルな衣装で登壇…と思いきや、片方は無地、片方はストライプという“ふぞろい靴下”を履いており、記者から指摘されると「あっ!本当だ。いま気づいたよ」と一瞬焦った表情。すぐさま「でも、これがハリウッドでは流行してるんだ」とお茶目に弁解し、女性記者らの母性本能をくすぐっていた。大晦日のニューヨークを舞台に、大切な人との絆を取り戻そうとする8組の男女の姿を描き出す。ザックが演じるのは、バイク便のメッセンジャー役。偶然出会ったレコード会社の秘書(ミシェル・ファイファー)から手渡された“大晦日までにしたいことリスト”の実現を手助けする代わりに、自分の夢を切り開くチャンスをつかもうとする。そもそも本作に出演するきっかけは、ミシェルからの電話だったと言い、「留守電に『あなたが出演するなら、私もこの映画に出るわ』ってメッセージが残っていたんだよ」と告白した。ミュージカル映画『ヘアスプレー』での共演から4年。今回は、2人のロマンスが大きな見せ場になっており「タイムズスクエアでのキスシーンは大変だったよ。事前に一人で練習したけど(笑)、現場はとにかく寒くて、風も強かったんだ。おまけにキスの直前に、お祝いの紙吹雪が口に入ってしまってね。恐れていたことがすべて起こった感じさ。ロマンスに年齢差が関係あるかって?とんでもない」とここでも女性のハートをがっちりキャッチするのは、さすがザック!さらに大晦日の思い出を質問されて「あっ!いま思い出したよ。実は去年の大晦日、友人に招待されたディナーの席で、偶然ロバート・デ・ニーロと隣り合わせになったんだ。今日までいろんな取材を受けて、この質問にも何度も答えたのに、なんでこんなすごいエピソードをずっと忘れていたんだろう…」と頭を抱えながら、自分で自分に茫然自失。共演シーンこそないものの、本作にはデ・ニーロも出演しており「あのとき、彼が『いつか一緒に仕事できるといいね』と言ってくれた言葉が、こんなに早く実現するなんて。自分にとってのヒーローと仕事ができて、信じられない気持ちだな」と無邪気に喜びを表現し、最後まで“ほっとけない男子”ぶりを発揮していた。『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:ザック・エフロン、久々の来日でファンに「恋しかったよ!」リー・ミッシェル、「glee」仲間と鑑賞!『ニューイヤーズ・イブ』プレミア開催ザック・エフロン、新作『ニューイヤーズ・イブ』を引っさげ来日決定!“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位ハリウッドスター大集結!『ニューイヤーズ・イブ』試写会に15組30名様ご招待
2011年12月15日映画『ニューイヤーズ・イブ』のプロモーションのために昨日、2年7か月ぶりの来日を果たしたザック・エフロンが12月14日(水)、都内で開催された舞台挨拶に登壇。600人のファンの歓声に満面の笑みで応えた。『プリティ・ウーマン』(’90)のゲイリー・マーシャル監督がメガホンを取った本作の舞台は、大晦日のニューヨーク。1年の最後の日に、大切な人との絆を取り戻そうとする8組の男女の姿を描き出す。この日の観客は2万件の応募の中から抽選で選ばれた600人。ザックは開口一番、「コンバンワ!」とニッコリ。「みんな元気でしたか?みなさんが恋しかったです。日本に来るのは家に帰ってくるような気分です」と挨拶しファンを喜ばせた。本作ではロバート・デ・ニーロ、サラ・ジェシカ・パーカーなど豪華俳優との共演を果たしているが「本当に光栄です。こうした素晴らしい人たちやゲイリー・マーシャル監督と仕事ができるということが何よりこの映画に出ようと思った理由です」と説明。特に、ミシェル・ファイファーとは『ヘアスプレー』(’07)以来となる共演となったが「『ヘアスプレー』の頃は僕もまだ若くて緊張してました。何せミシェル・ファイファーですからね(笑)。今回は彼女とキスするシーンまであり、夢が叶ったような気持ちです」とふり返った。この1年で4本の映画に出演したザック。「一生懸命、いろんな仕事がやりたいと思い、違った役に挑戦しました。来年は家族ともゆっくり過ごしたいし、旅行もしたい。日本にもまた来たいね」と微笑んだ。大晦日までは残すところ2週間余りとなったが「とにかく今年は仕事に一生懸命だったので、家族と過ごしたい。お母さんが恋しいよ(笑)」と家族思いの一面をのぞかせた。最後にファンに対して「Happy New Year!みなさんにとって来年が幸せな1年になることを祈ってます」とメッセージを送り歓声に手を振った。『ニューイヤーズ・イブ』は12月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.■関連記事:リー・ミッシェル、「glee」仲間と鑑賞!『ニューイヤーズ・イブ』プレミア開催ザック・エフロン、新作『ニューイヤーズ・イブ』を引っさげ来日決定!“ほっとけない男子”俳優No.1は岡田将生!人気子役・鈴木福は僅差で3位ハリウッドスター大集結!『ニューイヤーズ・イブ』試写会に15組30名様ご招待デミ・ムーア、浮気夫アシュトン・カッチャーと離婚へ。財産分与で徹底抗戦の構え
2011年12月14日『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャルが監督の最新作『ニューイヤーズ・イブ』の日本版の特別予告編とテレビCMのナレーションを俳優の谷原章介が担当することが発表された。『ニューイヤーズ・イブ』特別予告編『ニューイヤーズ・イブ』は、ニューヨークの大晦日を舞台に、1年の最後の日“大晦日”を生きる8組の人々の姿を描いた感動ドラマ。日本でもヒットを記録した『バレンタインデー』の脚本を手がけたキャサリン・ファゲイトが脚本を担当し、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファーをはじめ、ヒラリー・スワンク、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・ボン・ジョヴィ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、アシュトン・カッチャーら主役級のキャストが多数出演する。配給側は、「本作は、来年への希望のメッセージが込められた奇跡の感動のドラマ。谷原さんのような幅広い役者としても活躍され、包容力のある温かな声のイメージが作品の内容とピッタリ」と、ナレーションを依頼。谷原はこれを快諾し、ナレーション収録を行った。収録後に谷原は「今年は様々な事が有り決して明るい一年だったとは言えませんが、せめて年末くらい新しい年に向け、あたたかな時を過ごしたい。そして、前向きな気持ちで新年の第一歩を踏み出したい。そんな事を思いながら、収録させていただきました」とコメント。静かで落ち着いた谷原の声と、大晦日に1年を振り返るキャラクターたちの“心のドラマ”がマッチした映像に仕上がっている。『ニューイヤーズ・イブ』12月23日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年12月09日