プリ・テック株式会社(本社:愛知県西尾市、代表取締役:高井英和、以下プリ・テック)は、自宅やオフィスで気軽に壁紙の模様替えができる「Decol(デコル)」を、2021年1月16日から販売開始いたします。「再剥離シールタイプ壁紙Decol(デコル)」【Decol開発の背景】「壁紙でもっと遊ぼう。」をコンセプトに、趣味や季節に合わせて、気軽に貼り替えを楽しむ文化を創り出すことを目的として開発いたしました。施工業者に頼まなくても既設の壁紙の上から気軽にご自身で貼ることができます。また再剥離性(剥がす時に糊が残らない)の高いシールタイプの壁紙のため、賃貸住宅などシールやポスターなどの貼りづらい壁面に対しても、気軽に楽しむことを可能にしました。「Decol」第一弾は、スパイダーマンやアイアンマンなど8,000を超えるキャラクターを有するマーベルの壁紙を展開します。今後も映画やキャラクターなどの様々なコンテンツの壁紙を予定しております。【Decolの特長】◆シールタイプで簡単に貼ることができる(貼り直しも可能)施工業者に頼まなくてもご自身で簡単に貼れます。◆趣味や季節に合わせて気軽に貼り替えを楽しめる自分の好きな映画のシーンやキャラクターの壁紙で部屋を覆うことができます。◆既設の壁紙を傷めることがありません再剥離タイプなのできれいに剥がせて糊残りもなく、賃貸住宅にも最適です。【Decolの概要】◆名称:Decol(デコル)◆販売開始日:2021年1月16日◆販売料金:8,800円(1枚セット)〜17,600円(2枚セット)(税抜)◆サイズ・長さ2,500mm×幅450mm(1枚セット)・長さ2,500mm×幅890mm(2枚セット)◆販売店:プリ・テックECサイト、AmazonDecol OFFICIAL ONLINE STORE【会社概要】商号:プリ・テック株式会社代表者:代表取締役高井英和所在地:〒445-0804愛知県西尾市緑町一丁目24番地設立:1979年7月事業内容:各種媒体の企画・設計・デザイン・DTP、WEBサイトの企画・制作・運用管理、クロスメディアを活用したプロモーション企画、展示会ブースの企画・デザイン・設計・制作・運営、チラシ・DM・カタログ・パンフレット等各種媒体の印刷【資本金】4,000万円プリ・テック株式会社|プリ・テックグループ©2020MARVEL本製品は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社と株式会社スモール・プラネットの契約により、プリ・テック株式会社が製造したものです。販売・製造元:プリ・テック株式会社販売元:株式会社スモール・プラネット企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2021年01月26日壁紙ブランド「WhO(フー)」(野原ホールディングス株式会社本社:東京都新宿区代表取締役社長:野原弘輔)は、株式会社LIFULL(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、以下LIFULL)が運営する「LivingAnywhereCommons」(以下LAC)と共同開催した創作型ツーリズムの第2回目「LOCALWALLPAPERDESIGNCAMPin八ヶ岳北杜」のグランプリ作品1点を壁紙として12月1日(火)より販売開始する。グランプリ作品「つづく八ヶ岳」は山々の稜線が重なり、人々の暮らしに自然の恵みもたらす様子を表現。それらを彩る色は、光や、水、土といった八ヶ岳の自然を構成する要素をそれぞれ意味している。八ヶ岳に住んでいた経験を活かしながらも、今回の企画の主旨をうまく体現した作品となった。本商品は同企画が開催されたLAC八ヶ岳北杜の食堂に後日施工された。LAC八ヶ岳北杜施工写真COLLABORATIONS-LivingAnywhereCommons-NEWLINEUP・TITLE八ヶ岳北杜-つづく八ヶ岳・NO.CBLA005・COLOR1COLOR・PRICE¥4,500/mグランプリ受賞松田夏美(まつだなつみ)さんの制作コメント「八ヶ岳には山の恵みが溢れています。山から染みでた水、山の気候がもたらす豊かな作物、心安らぐ山の景色。八ヶ岳で時間を過ごす人は誰もがこれらの恵みを受けていて、それがその先の暮らしや人生の活力につながっていく。山の恵みがそうして連鎖していくように、LivingAnywhereCommons八ヶ岳北杜での時間、体験、出会い、感じたことが、その先の暮らしや人生を豊かにしながらつづいていく。LivingAnywhereCommons八ヶ岳北杜はきっとそんな場所になる予感がして、『つづく八ヶ岳』をデザインしました。」LOCALWALLPAPERDESIGNCAMPin八ヶ岳北杜について2020年10月30日(金)~11月1日(日)に開催。紅葉で色づく季節、高原の空気の澄んだ寒さも感じる中行われました。前回から応募数、参加数共に増え、今回は建築や美術関係の学生や、一般会社員、テキスタイルデザイナーなど計10組が参加。1日目、2日目は焚火やサウナといったアクティビティに加えて、自然の中に身を置くことで「地域に愛されるデザイン」を探っていただきました。最終日のプレゼンでは、LAC八ヶ岳北杜のプロデューサー1名、地域の代表者1名、WhOのクリエイティブディレクションを手掛けるクリエイティブユニットgrafより1名、WhOより1名の計4名が審査。自然に抱かれたこの地にマッチし、ダイナミックで大胆かつストーリーを持った情緒的なデザインが評価され、満場一致で松田夏美さんがグランプリを受賞しました。開催レポートはこちら「WhO(フー)」について「WhO(フー)」は、より美しく、より愛され、より良い空間を目指し、新しい表現を模索する人のための壁紙ブランドです。2015年7月に、家具・空間・プロダクト・グラフィックのデザインから食、アートにわたってさまざまなクリエイティブ活動を展開する「graf」プロデュースのもと、壁紙ブランド「WhO」を立ち上げました。海外ではすでにトレンドとなっている感性豊かで多様な壁紙デザイン。「WhO」は、日本における壁紙の可能性を広げながら、日本の住まいや空間に適した、日本人の感性にあうデザインの壁紙を提供しています。住まい手にとってより豊かな空間を提供する手段として、個性的で表情豊かなラインナップを揃え、2016年にはグッドデザイン賞を受賞しています。デザイン性と高品質にこだわった「WhO」は、今後さらに拡大するであろう日本のリフォーム・リノベーション市場や、装飾ビジュアル化が進む宿泊施設、店舗・不動産物件などにおいて、より特徴的で美しく空間を彩るデザイン性の高い壁紙に対するニーズに応えます。WhO wallpaper | 壁紙・クロス「LivingAnywhereCommons」について場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践することを目的としたコミュニティです。メンバーになることで、日本各地に設置したLivingAnywhereCommonsの拠点の共有者となり、仲間たちと共生しながら、自宅やオフィスにしばられないオフグリッド生活を体感、理想のLivingAnywhereを実現するための技術やアイデアを共創していく、刺激に満ちた環境に身を置くことができます。LivingAnywhere Commons「自分らしくを、もっと自由に」を共創し、実践しよう。株式会社LIFULL(ライフル)についてLIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指す企業です。現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULLHOME’S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。代表取締役社長:井上高志本社:東京都千代田区麴町1-4-4株式会社LIFULL公式サイト「野原ホールディングス株式会社」について野原ホールディングス株式会社公式サイト企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年12月10日京町家をリノベーションした宿泊施設「ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)」が2020年11月1日(日)、京都市東山区にオープンします。築115年の京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設比叡山と如意ヶ嶽の間を源に、京都市東山区を流れる白川沿いに位置する「ANJIN GION SHIRAKAWA」は、築115年を超える伝統的な京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設。「空き家問題」が日本全国で深刻な課題となっている昨今だが、京都市の空き家率は全国の政令指定都市の中でも高い12.9%。また、都市部を中心に約4万8,000軒あった京町家が約4万軒まで減っているなど、空き家の数の増加傾向と共に、伝統的な街並み景観を形作る京町家が年々失われつつあります。伝統を継承しつつモダンな空間にこの問題の解決に寄与すべく、地域の「空き家対策」と京町家の「保存・再生」の2つの観点から企画されたのが、京町家の伝統やこだわりを継承したまま、1日1組限定(最大5名)のモダンな宿泊施設へと生まれ変わった「ANJIN GION SHIRAKAWA」。たとえば、2階の座敷は、さながら京都の伝統的な「床(ゆか)」のような作りとなっており、白川に面して窓側を全面オープンにすることが可能。川の流れる音を聞きながらくつろげる開放的なこの空間とは対照的に、隣の和室は障子の光のみが入る空間になっているため、静かに読書などを嗜むのもよいです。エントランスのある1階には、ミニキッチンやシャワー/バスルーム、奥庭などがあります。土地の歴史と文化を感じる備品また、施設内には京都にゆかりのある様々な企業の製品や作家の作品を備品として設置。谷崎潤一郎の著書「陰翳礼讃」にインスピレーションを得て、元禄元年(1688年)創業の「細尾」が製作した西陣織のアートパネルなど、土地の歴史と文化を感じられるような工夫が随所に施されています。柳の並木道となっている白川沿いは、昔ながらの京都らしい風情ある街並みが楽しめるスポット。知恩院や八坂神社、高台寺といった数多くの歴史文化施設も徒歩圏内。施設名に掲げる「ANJIN」の名の由来は、仏教語における「安心」。日々の忙しさから一旦距離を置いて、心と体がリセット出来るような特別な時間を過ごせます。スポット情報スポット名:ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)住所:京都府京都市東山区唐戸鼻町559-4電話番号:03-4510-8671
2020年11月25日印象を決める木製窓やアンティークのドア代々木公園に隣接するハンバーガーショップ『ARMS』のオーナー、岩田卓之さん、朋代さんご夫妻。「公園近くのペット可の賃貸マンションに住んでいたのですが、そろそろ家が欲しくなり物件を探し始めました。鎌倉なども探したのですがなかなか思い描くような家は見つからず、『エンジョイワークス』に相談することにしました」そして見つかったのが、三浦半島は南葉山の約1400㎡もの広大な敷地に建つ平屋の家。「築18年の普通の家が建っていたのですが、この家を生かしてリノベーションすることにしました」印象的な木製扉はアンダーセン社のもの。「『エンジョイワークス』の設計の方とリノベーションの相談をしながら必要な個数を出していただいて、価格を抑えるために個人で安く買いました」玄関扉や室内のブルーのアンティークのドアも岩田さんが見立てて施主支給したもの。フローリングはエイジング加工されたオーク材を選んだ。他にも、タイル、照明、把手、蝶番や鋲に至るまで素材にこだわって空間を作り上げた。「現場の職人さんも含めて、チームプレーでとてもよい家を作ることができました」そして外装は杉板の鎧張りに。これからシルバーに経年変化していくのが楽しみだ。リビングを含む全ての部屋と庭をつなぐ大きなウッドデッキを設置。母屋の横にはキャンピングカーも。奥行きのある広々とした小高い斜面が岩田さんの敷地になっている。この庭が格好の犬たちの遊び場だ。かつては日本風の庭園だったが、樹木を整理し、芝生を張った。広い庭の管理用に新たに軽トラックを購入したのだそう。「今後は好みの植物を入れて、自分らしい庭を作りたいと思ってます」天井を抜いて古い梁を見せた。切妻屋根を生かした三角の天井は白に。「ソファは実家にあった母の嫁入り道具を引き継いで大事に使っています」木製の窓はすべてアンダーセン社の二重サッシ。「壁に煉瓦を貼った場所には、薪ストーブを置く予定です」2頭の愛犬も都内から一緒に越してきた。卓之さんを遊びに誘う8歳のビッケちゃん。14歳のヒニーちゃんは、この場所から外を眺めるのが大好きなのだとか。新しい可能性を秘めた三浦半島の暮らし鎌倉や葉山だけではないポテンシャルが、三浦半島にはまだまだあることを岩田邸は教えてくれる。クルマで片道約1時間半で、都内へとアクセスが可能だ。「以前は店のすぐそばに住んでいたので大変といえば大変ですが、その分、ここには都内では得られない豊かな暮らしがあります。完全にスイッチを切り替えるため、たとえば家にTVは置いていません」広い庭では犬たちが駆け回る。「実はひとつ気づいたことがあります。犬は自分ひとりで庭で遊ぶより、飼い主と一緒に散歩に行くのが大好きなんです(笑)」跳ね上げ式の木製窓もアンダーセン社のもの。窓が部屋の印象を大きく変える。下駄箱にしている棚は内側の黄色のペイントがキュート。小物はアメリカで買ったものが多いそう。玄関扉は『GALLUP』でオーダーしたハンドメイドのヴィンテージ。下駄箱にしたヴィンテージの棚も『GALUP』で。「窓の高さとピッタリのサイズだったので、購入を即決しました」玄関の横のスチールのラックのサイドが鍵の指定席。ラックの塗装の剥げ感がとてもよい味わい。ポッテリとしたアメリカ製の食器を愛用している。約150年前のアンティークのホーローのダブルシンクは、家を建てる前に福生の『DECO DEMODE』で見つけて確保。このシンクに合わせてキッチンを作っていった。窓辺のキッチン。庭を見ながら気持ちよく料理ができる。冷蔵庫(写真右下)は業務用を選択。友人が泊まれるガレージを作る母屋の横のキャンピングカーはクレーンで吊り上げて設置。「友人が遊びに来た時にここに泊まってもらっていたのですが、雨漏りし始めたので修理が必要な状態です」クルマが大好きな岩田さん。敷地内に数台のクルマを停めている。「ゆくゆくはガレージを作りたいと思っています。ガレージの上には友人が泊まれる部屋を作りたいです。家の中も、これから薪ストーブを入れたいですし、ウッドの腰壁も作りたいし、天井に木を貼りたいとも思っています。庭にも手を入れたい。やりたいことが山ほどあるので、これからの変化が楽しみです」奥がベッドルーム。いつのまにかヒニーちゃんがベッドで爆睡。寝室のクローゼットは、通気性の高い木製扉。2面採光の明るいベッドルーム。ベッドルームからも、木製の観音開きのドアから外のデッキに出ることができる。洗面所はアンティークの黒白のタイルを貼り、NYスタイルに。洗面台はアメリカンスタンダード社のもの。鏡はヴィンテージ。トイレはテラコッタタイルのカントリースタイル。グローエ社のシャワーヘッドに、クラシックなデザインの蛇口を組み合わせた。
2020年11月09日京町家をリノベーションした宿泊施設「ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)」が2020年11月1日(日)、京都市東山区にオープンする。築115年の京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設比叡山と如意ヶ嶽の間を源に、京都市東山区を流れる白川沿いに位置する「ANJIN GION SHIRAKAWA」は、築115年を超える伝統的な京町家をリノベーションした1棟貸しの宿泊施設。「空き家問題」が日本全国で深刻な課題となっている昨今だが、京都市の空き家率は全国の政令指定都市の中でも高い12.9%。また、都市部を中心に約4万8,000軒あった京町家が約4万軒まで減っているなど、空き家の数の増加傾向と共に、伝統的な街並み景観を形作る京町家が年々失われつつある。伝統を継承しつつモダンな空間にこの問題の解決に寄与すべく、地域の「空き家対策」と京町家の「保存・再生」の2つの観点から企画されたのが、京町家の伝統やこだわりを継承したまま、1日1組限定(最大5名)のモダンな宿泊施設へと生まれ変わった「ANJIN GION SHIRAKAWA」。たとえば、2階の座敷は、さながら京都の伝統的な「床(ゆか)」のような作りとなっており、白川に面して窓側を全面オープンにすることが可能。川の流れる音を聞きながらくつろげる開放的なこの空間とは対照的に、隣の和室は障子の光のみが入る空間になっているため、静かに読書などを嗜むのもいいだろう。エントランスのある1階には、ミニキッチンやシャワー/バスルーム、奥庭などがある。土地の歴史と文化を感じる備品また、施設内には京都にゆかりのある様々な企業の製品や作家の作品を備品として設置。谷崎潤一郎の著書「陰翳礼讃」にインスピレーションを得て、元禄元年(1688年)創業の「細尾」が製作した西陣織のアートパネルなど、土地の歴史と文化を感じられるような工夫が随所に施されている。柳の並木道となっている白川沿いは、昔ながらの京都らしい風情ある街並みが楽しめるスポット。知恩院や八坂神社、高台寺といった数多くの歴史文化施設も徒歩圏内だ。施設名に掲げる「ANJIN」の名の由来は、仏教語における「安心」。日々の忙しさから一旦距離を置いて、心と体がリセット出来るような特別な時間を体験してみてはいかがだろう。施設情報「ANJIN GION SHIRAKAWA(あんじん ぎおん しらかわ)」オープン日:2020年11月1日(日)所在地:京都府京都市東山区唐戸鼻町559-4交通:京都市営地下鉄東西線「東山」駅より、徒歩3分TEL:03-4510-8671客室:2階建ての1棟貸し(面積:1階・2階合わせて約53m²、収容人数:最大5名)料金:1泊30,000円〜(人数と時期により変動)予約方法:Booking.com、Airbnbにて予約受付中※10月27日(火)現在。※今後も各種ホテル予約サイトにて順次公開予定。
2020年10月30日京都の京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所 竹屋町」が、2020年9月4日(金)より京都・丸太町エリアにオープンします。一棟貸しの宿「京の温所」が京都・丸太町に「京の温所」は、京町家をベースに、ワコール(WACOAL)がプロデュースする一棟貸しの宿泊施設です。ミナ ペルホネン(minä perhonen) デザイナーの皆川明が手がけた「京の温所 西陣別邸」や「京の温所釜座二条」など、これまで京都府内に7軒の宿を展開しています。「パンとエスプレッソと」を手掛ける「日と々と」のベーカリー&カフェ併設今回オープンする「京の温所 竹屋町」最大の特徴は、宿に併設されるベーカリー&カフェ「本日の」。「パンとエスプレッソと」を展開する「日と々と」の新ブランドで、旬の食材を使ったサラダや、揚げたてで提供する牛カツサンドなど、季節ごとの旬の食材を使用したメニューを月替わりで提供されます。「京の温所 竹屋町」では、宿泊者限定メニュー「本日のmorningプレート」付きのプランなどを用意。季節ごとに作品を展示、“泊まれるギャラリー”としての機能もまた、「本日の」のカフェスペースと「京の温所 竹屋町」に、京都ゆかりのアーティストの作品を季節ごとに展示。作品はその場でオンライン購入できるなど、“泊まれるギャラリー”として宿泊を楽しめるのもポイントです。開業時には、京都を拠点に活躍する若手作家川上幸子の作品が、約8点展示。その後、約3か月ごとに作品は入れ替わります。“職住一体型”の町屋をイメージした内装築130年以上の2階建て京町家をリノベーションした内装は、“職住一体型”の町家をイメージ。1階は、京町家特有の坪庭を囲むようにベッドルーム、ライブラリー、お風呂を配置。ダイニングのある2階からは、大きな蔵の白い壁が見えるなど、町家の風情を感じることができます。シャンプーやボディウォッシュなどのアメニティは、日本生まれのブランド・THREE(スリー)のものを用意。さらに、京都の書店「誠光社」がセレクトした約40冊の書籍が並ぶライブラリーも設置。【詳細】京の温所 竹屋町オープン日:2020年9月4日(金)予約開始日:8月14日(金) ※「京の温所」公式サイトより受付。住所:京都市中京区竹屋町通西洞院東入指物屋町371延床面積:88平米定員:最大4名チェックイン:16:00~(ワコール新京都ビルでのフロント受付は10:00~17:00)チェックアウト:11:00まで・間取り:1階 ライブラリー、 ベッドルーム、 坪庭、 お風呂、 洗面、 トイレ2階 ダイニング、 キッチン、 和室、 トイレ料金:1泊30,000円(税込)~ ※人数と時期により変動。■ベーカリー&カフェ「本日の」営業時間:9:00~19:00(ラストオーダー18:00)定休日:なし【問い合わせ先】ワコール お客様センターTEL:0120-307-056(平日9:30~17:00)
2020年08月22日買い替えを考えていたMさん一家が11年前に購入した建売住宅をリノベーションして住み直してから1年ほど。Mさんは全面的に刷新された室内空間にとても満足しており「言うことなし」というが、当初は買い替えて別の場所に引っ越しをすることも考えていたという。しかし、映像系の仕事をされているMさんの友人たちがそれぞれ好みに合った家を建て始めたのを見て、自分たちにも同じことができるのではと考え直すことに。さらに、都心で生活がしやすいことに加え、ゆくゆくは夫婦2人だけで住むことを考えたら現状のサイズ感がちょうどいいと判断。また、奥さんが素敵にリノベーションされている家をネットで見つけたこともあり、買い替えでも建て替えでもなくリノベーションすることを決めたという。Mさんは「リノベーションでわれわれの気に入るようなものにできるとは思っていなかったんですが、妻が見つけた家がとても良い感じで仕上がっていたのでこれは可能性があるかも」と思ったという。設計は奥さんがネットで見つけた家を手がけた建築家の比護さんに依頼。そして、まず最初に現状でぜひとも改善したい点を伝えた―――「生活動線が良くない」「1階が暗くて洗面所とお風呂が必要のあるとき以外は行きたくない場所になっている」「バルコニーの床が腐ってきている」等々。壁は時間が経って味わいが出るよう漆喰仕上げに。天井も同じ意図から濃いめの色に塗った。3つのハイサイドライトデザインのテイストに関しては他の作品も含めて気に入っていたので比護さんに多くをお任せするかたちになったが、上述の改善点のほかに「居心地が良くて生活がしやすい」、さらに「時間が経って“くたびれ感ではなく味わいが出るような家”にしたい」(Mさん)と伝えた。どのように変えたのか2階部分を順に見ていこう。「もっとダイナミックに開く予定だった」と比護さんが話すのは南側につくられたハイサイドライトだ。予算の関係と暑さを心配して大きめの窓を3つつくることに落ち着いた。以前は同じ南側上部にロフトが設けられていて部屋に圧迫感を与えていたが、今はその部分に木の骨組みだけが残り、新たに開けられた窓から差し込む光が室内に十分な光を供給している。ロフトのあった部分に木の骨組みが残る。南側の上部には3つのハイサイドライトがつくられた。キッチンの奥に立つ壁の家型がとても印象的。キッチンのカウンターは映像系の仕事をされている奥さんの仕事机、子どもたちの勉強机としても使用される。右奥の洗濯スペースと浴室とキッチンがこのカウンターを中心に回遊できる。2階を特徴づける2つの壁と浴室2階で特に目を引くのが家型の壁だ。開口の上部がアール状になっていて柔らかな印象を与える。構造上必要なこの壁が家型のデザインに落ち着いたのは設計の途中段階だったという。「思っていた以上に家型のイメージが強くなりましたが、ハイサイドライトを設けた南側を空が見えるエリアにしてそれを隅のほうにまで通したかった。それで北側の天井と同じ勾配にして東側まで抜けるようにしたら結果的に家型になったということで、アイコンとして強く見せるという意図はありませんでした」(比護さん)この家型の壁の背後に鮮やかな青色の壁が見えてこれもまた2階の空間を大きく特徴づけている。この東端の壁は1階でも青色に塗られているが、これには同じ色に塗ることで1・2階の壁がつながっているかのように感じさせたいという意図があった。さらに2階に比べ1階が暗めだったので奥に鮮やかな色を見せることで楽しい雰囲気に変えることも狙ったという。1階にあった浴室は2階の東端にすえた。以前は浴室が使用時以外は誰も行かない無駄な場所のようになっていたため、使っていないときは空間の一部として中庭のような存在にできたらと、ガラス張りの部分をつくって南側のハイサイドライトから入る光によって光庭のようにも感じられるものとした。洗い場部分が広くとられた浴室。昼間はハイサイドライトから入る光で光庭的な役割も果たす。南側のハイサイドライトから浴室へと光が差し込む。浴室前から奥にリビングを見る。キッチンから見る。奥の右側に洗濯機が置かれている。キッチンと本棚家型の壁の手前にあるのがキッチンスペースだ。最初につくられた家の模型を見て「お母さん、これなら大丈夫だよ」と娘さんが家事動線に太鼓判を押したというが、浴室、洗濯スペースとキッチンが回遊できるつくりにしたのは奥さんが仕事をしながらこなす家事の大変さを考えてのことだった。子どもたちの様子を見ながら仕事ができるように、キッチン周りのプランも検討が重ねられたという。そのキッチン近くから反対の端にかけて北側の壁に棚がつくられているほかこの家の各所に棚がつくられている。これらの棚は「おしゃれなモノをたくさんお持ちだったので、モノを楽しめるベースをつくる目的で考えられたもの」という。本棚に関しては「本もたくさんお持ちだったので本が楽しめてかつそれが生活とちゃんと重ねていけるように家の中のいろんなところにたくさんつくりました」(比護さん)。北側の壁の横幅いっぱいにつくられた棚。既存の窓と同じ高さに揃えるなどの工夫がなされている。奥さんの友だちに大好評というキッチン。作業をしながらお喋りと飲食を楽しむことができる。以前よりも生活のクオリティが上がったというMさん。「住みやすくて愛すべき家にしていただいた」とも。奥さんは「寝室も気持ちいいし1階にいる時間が増えて以前のように下に降りるのがいやではなくなった」という。ともに映像関係の仕事に携わるMさん夫妻。家から生じるストレスが解消され、「言うことなし」の状態になった現在、クリエイティブな仕事には「心を良い状態にしておくことが大事」というMさんは、奥さんとともに日々の生活の充実にとどまらず仕事への好影響を感じ取っているようにうかがえた。2階の床に開けられたネコ用の穴。青い壁が1・2階とつながっているのがわかる。グリーンの架けられたバルコニーの壁は外からの視線の遮りと内部からの抜けの両方を考慮してこの形になった。東側奥の青い壁にネコ用の階段がつくられている。玄関近くから奥(東側)を見る。床にはコルクが貼られている。映像系の仕事をされている奥さんのワークペース。壁のコーナー部のアールが左右の空間を柔らかにつなげて広がり感を出している。手前が子ども部屋で奥が主寝室。ガラス戸にしたため暗かった玄関が明るくなりまた街とのつながりも感じられるようになった。以前は階段を上がってすぐ玄関だったが、階段を道路側に少し延ばしてつくり直した。階段室が壁で囲われて扉がありまたキッチンスペースが囲われていた以前の状態と比べると、見違えるほど開放的で明るくなった。奥さんはソファに座ってハイサイドライトから見える雲の動きなどを眺めてぼーっとして過ごすのが好きだという。M邸設計一級建築士事務所ikmo所在地東京都目黒区構造木造規模地上2階延床面積86.21㎡
2020年07月15日SNS投稿を再開しているユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、オンライン会議の背景やデスクトップに使用可能なオリジナル壁紙の第2弾を配布した。ホグワーツ城をはじめ全4種類が登場した。見るたびに気分が上がりそうな、おうちでパーク気分も楽しめるUSJオリジナル壁紙の第2弾は、メインゲートを1枚、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターで2枚、ターキーレッグ模様が1枚の計4枚。とりわけ3枚目のホグワーツ城は、水面に反射している姿も含めた全体像が美しく、ファンの反応も悪くないようだ。2週間前の4月30日(土)に投稿した先行の4枚とあわせると、合計8種類。長引く在宅時間のなか、作業中の気分を変えてみては。(C) 2020 Universal Studios. All Rights Reserved.画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2020年05月17日真ん中に土間が作られた、ラフで素材感の良いリノベーション団地。一目見て、ここで暮らすイメージが湧いてきたという運命のお部屋で、楽しく居心地の良い空間を作っていらっしゃる一人暮らしのインテリアを拝見します。 ラフな素材感が気に入った、リノベーション団地築48年の団地で、一人暮らしをされているjamさん。デザインのお仕事をされており、43㎡の1LDKを自宅兼仕事場として使っています。古い団地といっても、室内の真ん中に大きく土間がつくられた、一風変わった間取りにリノベーションされたお部屋です。 玄関を開けると、そのまままっすぐベランダまで土間が続いている、珍しい間取りです。 全体はこんな感じ。 土間以外の部分は、コルクタイルになっていて、キッチンやクローゼット、水回りなども扉のないオープンなタイプ。開放的でより広く見えます。 リビングの元押入れだった場所は、扉がないことを利用してjamさんはこんな風にくつろぎスペースに変えています。素敵ですね。 ご実家に暮らしていて、そこまで引越しはお急ぎではなかったというjamさん。goodroom の Instagram でたまたま見かけて「このお部屋なら住みたい!」と住んでいるイメージが湧き、すぐに内覧。一人暮らしをスタートさせました。「新築とか築浅の綺麗なお部屋だと、逆にどんな風に住んでいいのかわからなくて。ここは古い団地をリノベーションしているので、合板や塗装の壁、土間など、素材感がいいなと思ったんです。ピカピカしてなくて、ラフな感じが、気に入りました」 駅から坂道なのだけ、ちょっと大変だそうですが、その分見晴らしがとてもいいのだとか。お仕事用の机は、窓際に配置しています。 とても気に入っているというラフな洗面台。「このくらいラフな方が、自分が使いやすいように合わせられるので、いいですね」 同じく、作りこまれていないところがお気に入りのキッチン。「最小限のものでスタートしてみよう」とガスコンロをおかず、卓上の小さなIHコンロのみ。生活感が出ないように、手前に置いた無印良品のラックの奥に家電類は隠しています。冷蔵庫もこのラックの高さを超えないように、こだわりました。 土間の床も、とても便利に使っているそう。「植物の世話をしたり、工作をしたいときに、気にせずに使えるところがあるのは嬉しいですね」 植物に囲まれた、くつろぎの場所を作る決めていることは、「物の定位置を明確にする」ことと、「素材感を大事にしたアイテムを使うこと」。プラスチックをなるべく使わず、木や、もしくは金属など、このお部屋に馴染むものを選んでいます。こちらは寝室。シンプルに整えられていて、居心地が良さそうですね。 この使い方、いいなと思ったのは、こちらのくつろぎコーナー。普段はマットレスを畳んでソファがわりに。 お客さんが泊まるときや、気分転換にしたいときはマットを伸ばしてここで寝られるようになっています。 柱でいい具合に区切られたこの場所を、とても上手に使っていらっしゃいます。IKEAで購入したリラックスチェアとオットマンの組み合わせも素敵。 いろいろな場所に、上手にグリーンを配置しているのも、居心地良さの秘訣ですね。 「できればここからあまり引越したくない」というほど、このお部屋を気に入っていらっしゃるjamさん。まさに、運命の出会いだったんですね。一目でピンときた、自分の感性に合うお部屋だからこそ、こんな風に工夫しながら素敵に暮らしていけるのかもしれません。 jamさんのInstgramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2020年05月11日映画『とんかつDJアゲ太郎』が、Web会議やオフ会などで使える壁紙の提供を開始した。本作は、「少年ジャンプ+」が創刊された2014年から2017年まで連載されていた原案:イーピャオ、漫画:小山ゆうじろうによる同名新鋭ウェブコミックの実写映画化。北村匠海が主人公の“アゲ太郎”勝又揚太郎を演じるほか、山本舞香、伊藤健太郎、伊勢谷友介、加藤諒、浅香航大らが出演している。そんな本作から公開された壁紙は5種類。舞台となる東京・渋谷の片隅にある老舗とんかつ屋「しぶかつ」の外観と内観、アゲ太郎の部屋やDJブース、そしてレコードととんかつがあしらわれたポップな壁紙が登場。映画『とんかつDJアゲ太郎』は6月19日(金)より全国にて公開。※壁紙画像使用上のお願い・個人が在宅勤務やテレワーク、遠隔授業などでWeb・TV会議アプリケーション等の背景として使用することを目的として提供。商業目的での使用、企業・商品の宣伝等には使用不可。・ご自身による画像データの再配布は禁止。・使用にあたり、Web・TV会議アプリケーションに合わせた画像サイズの変更や若干のトリミングなどの調整は可能。(cinemacafe.net)■関連作品:とんかつDJアゲ太郎 近日公開©イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会
2020年04月23日関西エリア初となる「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」が、複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」内に、7月21日オープン。宿泊予約が、4月22日12時より公式HP()にてスタートする。旧校舎の意匠を感じる「Schoolhouse棟」客室の一つ、「Grace」京都一の繁華街・四条河原町をはじめ、観光地や史跡、ナイトスポットが徒歩圏にある利便性に優れたエリアに位置する「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」は、貴重な近代建築の校舎をリノベーションした「Schoolhouse棟」と、それにデザインを調和させた「新築棟」の個性豊かな客室全184室で展開。伝統文化・地域文化を積極的に取り入れた、まちと共に歩む新しいホテルとして誕生する。「ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULIC」外観正面イメージ今回、本記事では、築93年の校舎を再生した「Schoolhouse棟」をフォーカスしたいと思う。西洋のデザインと日本の美意識の融合大正時代後期開校の小学校校舎を生かして 大正時代後期に開校した立誠小学校の校舎をリノベーションした、ザ・ゲートホテル京都高瀬川by HULICの「Schoolhouse棟」は、近代建築文化の芽生えと小学校の開校当時の意匠が現代に引き継がれた、新旧の香りが交差する空間が特徴の客室棟。高瀬川の四季と風情を感じる特別な空間「スイート(Suite)」、高い天井や大きな窓など、かつての教室の面影が残る「グレース(Grace)」、アート作品の世界観の中で眠ることのできる「ラボ(Lab)」など、オリジナリティ溢れる客室を、5タイプ20室ラインアップする。高瀬川の四季を感じる「Suite」モダンで温かみのある空間デザインがいい。旧校舎の意匠を感じる「Grace」高い天井や開放感のある大きな窓など、かつての教室の面影を残す客室で、悠久の時間を過ごせる。京都を代表するアーティスト、彫刻家・樂雅臣と植栽家・村瀬貴昭の作品をインスタレーションした客室「Lab」(※画像は作品イメージ)さらに、立誠小学校時代、道徳や礼儀作法を教育する場であった「自彊室(じきょうしつ)」を重要なシンボルとして再生。畳60畳が敷き詰められたその大広間は長年、“立誠=人に対して親切にして欺かないこと”の精神を育んできた空間だ。宿泊するお客様にも日常から離れ、自らを見つめ直すことで新しい自分を発見する(=リトリートする)場として、本ホテルでは「リトリートルーム(Retreat Room)」という名称で展開する。時空をこえて当時の息吹を感じられる、他にはない空間として、本当の意味での“大人”の体験ができるスペースとして、体験参加型イベントや、まちとお客様との交流場所としても利用されていく予定。【施設情報】ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC住所:京都府京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2客室:客室184室(「新築棟」164室、「Schoolhouse棟」20室)オープン日:7月21日宿泊予約: 4月22日12時より公式HPで全客室の宿泊予約をスタートURL: :075-256-8955(開業準備室、受付10~17時/土日祝を除く)
2020年04月21日スタジオジブリの公式サイトでは、リモートワークのWEB会議等の背景画で利用可能な壁紙の提供を本日よりスタートした。今回の壁紙提供は、個人が在宅勤務やテレワーク、遠隔授業などでWEB・TV会議アプリケーションなどの背景として使用することを目的に開始。現在、サイト上には『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』、『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『崖の上のポニョ』、『借りぐらしのアリエッティ』、『かぐや姫の物語』といった8作品の壁紙が用意されており、今後も少しずつ追加を行う予定だという。(cinemacafe.net)
2020年04月13日前日、賃貸の部屋に貼った貼って剥がせるタイプの壁紙シート。ポイントリメイクですが、いい感じの雰囲気で気に入っています^^ただ・・・・・ふと壁のほうに目をやると、貼り合せたところが浮いていたり、端のほうがめくれそうになっていたり・・・・・「・・・・・!!?」「はがれてきてるーーーーー(T△T)」大きくはがれることはないのですが、壁紙の端が浮いているのってなんか心地悪いというか、ずっと気になるというか・・・子供たちが浮いている部分を引っぱって、せっかく貼った壁紙をはがしてしまうんじゃないかとか色々気になりだします。はじめに壁紙を貼った際、ローラー圧着が不十分なのは分かっていたので、もう一度、コロコロコロコロ・・・とローラーで強く圧着するものの、翌日になったらまた、浮いている。これを数回繰り返していました。せっかくのお気に入りの場所なのに、毎日コロコロを繰り返すのか・・・と思うだけで、悲しくなってくるので、はがれ部分がもう浮いてこないようにしっかり補修することにしましたよ(`・ω・´)9前回の壁紙シート施工の様子はこちらから第一段階:ドライヤーであたためてみる!まず、粘着系のものがはがれてきたときに試すのは、粘着剤をドライヤーで軽くあたためて再度貼ってみること。今回であれば、ドライヤーで壁紙シートの粘着面が温まると、接着力が多少回復する場合があります。でも温めすぎは注意(;・д・)粘着剤が変質し、逆に粘着力が弱くなるといったことがあります。ドライヤーで温めるのは、粘着面に直接温風を当てるのではなく、壁紙シートの上から温める程度で十分です。第二段階:マスキングテープ登場!貼ってはがせるの代名詞になりつつある「マスキングテープ」あ、でもマステって貼ってはがす目的のものではないので、取扱いに多少注意がいるものではありますが・・・・(´Д`ι)でも、現状回復したい壁紙にマステで施工するのは、すでに確立された方法ですので、やってみましょうただ、この場合、100円ショップのマステはオススメできません。なぜなら、品質的に貼ってはがせないといった事態になりかねないので・・・まず、壁紙側にマスキングテープを貼ります。マスキングテープの表面に壁紙を再度貼りなおします。壁紙の粘着面がマステのオモテ面に接着することになるので、元の壁と壁紙シートとの相性がよくなかった場合は、これで解決する場合がほとんどだと思います。最終段階:はがせる両面テープを活用!うちの場合、壁紙シートの端からのはがれ現象は、第二段階のマステでほぼ解決しました。しかしながら、インターホン周辺で、シートの貼り付けに失敗して破れてしまっていたところ、ここは、マステの力を持ってしても、はがれてきてしまいました。すでにシート側の粘着面が相当弱っていたのだと思います。そこで起用したのは、「はがせる両面テープ」マステを使ったときと同様、元の壁に貼り、壁紙シートを貼りなおしました。破れてはがれやすくなっていたところも、しっかり接着をキープできています。仕上げのローラーは必須!補修を段階的に行うにあたり、貼り付けた後の仕上げは、必ず壁紙の上から、ローラーで強く圧着することです。コレを怠ると、また再びはがれるといった事態になりかねません。まとめるとこんな感じ↓↓補修前:はがれた部分の元の壁のホコリを取り除くレベル1:ドライヤー+ローラーレベル2:マステ+ドライヤー+ローラーレベル3:両面テープ+ドライヤー+ローラーせっかく貼った壁紙、お気に入りの空間を保つには、メンテナンスが欠かせませんね。まずは壁紙がはがれないよう、初めて貼ったときからしっかりローラーで圧着しましょうね!
2020年04月10日先日、念願の飾り棚をDIYしました。その飾り棚を取り付ける壁面の雰囲気を自分好みにしたくて・・・人生初(`•ω•´๑)壁紙の貼り付けにチャレンジしましたよ素人がDIYで壁紙を貼れるのか!?ワーママ&ワンオペ育児で時間のない中ソロで作業・・・さあどうするっ!!(´^`;)賃貸に壁紙を貼る方法は様々ありますが、私は、「短時間」で「失敗のリスク少」な、でも「やり直しできる」方法を選択しました。お家での時間があるときに是非真似してやってみてください!コツ1壁紙選びは時短のキモ!のり無し?or貼ってはがせる?賃貸に使える壁紙は、基本現状回復できるものでないといけません。のり無しタイプの壁紙の場合、剥がすことができる生のりを使用して貼るか、マステと両面テープを利用して貼るか、または、壁紙用の両面テープを使って貼るか・・・いずれにしても、壁紙を貼る前にいくつかの工程があります。はい、時間切れーっ子供達が保育園から帰ってくるまでの2時間で施工を終えるには、難しい。なので、私は、貼ってはがせるシートタイプの壁紙を使いました。施工しやすい絵柄は?シートタイプの壁紙も様々な種類があります。今回、2枚を貼りあわせるという難易度【中】の施工。この場合は、シームレスな柄を選ぶと、貼り合わせの際、壁紙の柄がつながり、違和感なく、見た目も気になりません。万が一、絵柄がつながらなくてやり直したい!って思った時、貼ってはがせるタイプなら、貼りなおしできるので失敗しにくいです。先に見せちゃいますが、つなぎ目、分からないでしょ~(○´ิ∀´ิ○)ドヤァ壁紙の質感(触り心地)は満足度を上げる?今回は古びた感、理想はぬくもりのあるノスタルジックな雰囲気にしたかったので、立体感のある木目柄の壁紙「デコマ」にしました。本当に木材が貼ってある壁みたい・・・“質感”って写真じゃなかなか伝わらないんですが・・・安価なビニールの壁紙vsデコマ左が「デコマ」!!程よいでこぼこ感が本物っぽく見える?下が「デコマ」。同じ種類の柄でも、貼ったあとの出来上がりが違うんです!!デコマの触り心地は、木の温もり感を出したいという私の気持ちを満足させてくれます。自己満の世界(笑)コツ2道具はセットものを壁紙を貼るのに必要な基本の道具は・メジャー・カッター・撫でバケ・金属ヘラ・ローラーひとつずつ揃えるのは面倒です。なので、壁紙5点セットを準備。あ、メジャーはセットされていなかったので、家にあるものを使いました。コツ3貼りたい面は確実にキレイにの前に、今ある壁紙の上に貼るので、貼りたい壁紙シートが今ある壁紙に貼れるかどうか確認します。貼ってはがせるタイプの壁紙シートは、一般的な住宅に貼られている白い壁紙(塩ビ壁紙)であれば貼れますが、凹凸のある壁紙だとはがれやすくなります。また、汚れ防止加工等がされた壁紙も同様はがれやすくなります。下地になる壁紙の種類がクリアできれば、貼りたい面の汚れや油分を拭き取ってキレイにします。キレイにした後は、表面がぬれたままだとシートが貼り付かないので、貼り付け面を十分乾燥させます。貼ってはがせるタイプの壁紙を貼る場合、この汚れ落とし作業を怠ると、粘着剤が下地の壁紙にしっかりと貼り付かなくて、貼ったあとはがれやすくなるので、最も重要な工程といえます。コツ4貼った直後の“圧着”がはがれ防止に効く!はい、コレ、今回壁紙の施工初挑戦で、私が最も怠ったところです。施工後、半日足らずで、端がペロンとめくれてはがれてきました。貼ってはがせるシートタイプは、弱粘着の粘着剤を使用しています。壁紙を貼りつけた直後に、裏面の粘着剤を下地(元の壁紙)にしっかり接着させることで、のちに剥がれにくくなります。なので、シートを壁紙に貼る際は、撫でバケで上から強く押し付けるように貼ったあと、さらに、ローラーで上からグッと押さえて元の壁紙に圧着させる作業がポイントです。あぁ・・・・このあとにローラーでさらに押さえつけて圧着しておけば、こんなことにはならなかったのに・・・(´;ω;`)ブワッ特に壁紙の端っこや、2枚の貼りあわせ部分ははがれやすいので、ローラーでしっかり何度も何度も圧着ですね。コロコロコロコロコロ・・・・・番外編天候を気にしてみる私が壁紙の施工作業を行ったとき、季節は真冬、お天気は雨降りでした。寒いので、部屋のエアコンMAX状態の中、施工をしていました。しかも施工場所は、ちょうどエアコンが直であたるところ。壁紙がはがれてくる要因として多いのが、結露や乾燥によって壁紙が伸縮を繰り返し、壁紙が浮いてしまうことです。湿度が高いと伸び、低いと縮みやすい・・・私が施工した環境、湿度変化が激しかったんだと思います。これもまた、壁紙のはがれにつながった要因のひとつかな・・・(__|||)緊急事態!はがれてきたときの対処法はがれの面積にもよりますが、端のほうだけであれば、マステ+強力両面テープ、または、壁紙用のはがせる両面テープで補修すると気にならなくなります。次回は、せっかく貼った壁紙がはがれてきたときの対処法をお話したいと思います(`・ω・´)ハイ今回の記事でご紹介した デコマ はこちらでご購入いただけます
2020年04月09日新型コロナウィルス感染拡大の影響や感染拡大予防の観点から、テレワークやウェブミーティングなどが増えているいま、20世紀スタジオが名作の壁紙を公開した。20世紀スタジオが「あなたのテレビ会議を彩ろう」と公開したのは、あの『エイリアン』に登場した宇宙船内や、『ボヘミアン・ラプソディ』がまさしくレコーディングされたスタジオ。そして、『X-MEN』シリーズでお馴染み、プロフェッサーXがミュータントを感知する“セレブロ”に続く扉、『キングスマン』のスパイガジェットがずらりと並んだ高級スーツ店「キングスマン」の店内と、映画ファンの心をくすぐるスポットばかり。そんな『X-MEN』の最新スポンオフ『The New Mutants』(原題)はこれまで何度も公開が延期されてきたが、新型コロナウィルスの影響でまたも公開日未定に。『キングスマン:ファースト・エージェント』はいまのところ今年9月の公開が予定されているが、微妙なところだ。さらに、全米公開が12月23日に延期された『トップガン マーヴェリック』からも、オンライン会議システムで使える背景画像が公開されている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2020年7月10日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年04月03日“感覚が似ている”中古物件との出会い中央線の荻窪駅から歩いて10数分ほどのところに、小林大介さんと菜穂子さんご夫妻が暮らす住まいがある。元々、高円寺の戸建ての賃貸物件に暮らしていた二人。その頃から中央線沿線に絞って物件を探していたという。「中央線の気どっていない雰囲気が好きなんです。夫婦そろって戸建で育ってきたので、マンションという選択肢はありませんでした」と大介さん。しかし、なかなか理想の物件と出会うことがなく、探しはじめて3年後、ようやく出会った物件は築約40年のリノベーション済みの住宅だった。元々の住人であるイギリス人のご夫妻とレトロな趣きが好きという感覚が似ていると感じたご夫妻。「それまでに10軒以上を見ていましたが、内見したときに、実家に帰ったような落ち着きをおぼえました」と振り返る。そして内見当日に、購入を決めたという。「旗竿地は住んでみたら、周りの目線が気にならないし、明るすぎないので、かえって良かった」と菜穂子さん。その言葉通り、カーテンをつけずに風通しの良い開放的なリビング。菜穂子さんが目指すリビングのイメージは「昭和の応接間」。ベロア生地のソファーがアクセント。前の住人による手作りの照明。ホームセンターで部品を集めて作ったという。庭には梅や金木犀、椿が植えられている。生活に庭仕事が加わったことで、以前より季節の移ろいを感じられるようになった。お気に入りの家具とともにこの家の築年数は40年以上だが、前の住人によって床は張り替えられており、ほとんどの窓が二重サッシになっている。照明や冷蔵庫、エアコン等も残していってくれたため、住むにあたって、改修をしたのはトイレのみ。「元々、住みやすくリノベーションされていたから、ほとんど自分たちはいじっていないんです。手を入れたのは、階段や2階廊下の壁をDIYで漆喰にしたくらい」と大介さん。すでに自分たちの好みに近く、ベースがある程度出来上がっていたことも購入の決めてのひとつだった。「持っていたアンティークの家具や民芸品の雰囲気がこの家にしっくりきた」と話すのは菜穂子さん。「家具を、これはここかな?と配置するのが楽しかったです」と笑う。お気に入りの家具や民芸品が飾られるダイニングルームは、小林ご夫妻にとって特にお気に入りの場所となっている。和室の名残を残してリノベーションされたダイニング。ちょうど良いほの暗さと、窓越しに見える庭の緑がお気に入り。骨董屋で見つけたというアンティークのテーブルの脚に、後日福生の古道具屋で購入した天板を載せた。椅子はあえて揃えずにそれぞれ形の違うものを選んだ。この部屋で金魚を眺めながら作業をするのがお気に入りという大介さん。特に夜は、かすかな水音がとても落ち着くそうだ。カメラマンという仕事柄、地方や海外へ行くことの多い大介さんが各地で買ってきた民芸品、菜穂子さんが趣味で集めた鉱物などが飾られている。たっぷりとした作業スペースが特徴的なキッチン。冷蔵庫にも、大介さんが各地から買ってきたご当地マグネットがぎっしり。心地良い風と光が入る家小林さん邸は、玄関からリビング、ダイニング、キッチン、洗面所まで、どの部屋も窓から入る光で自然な明るさに満ちている。また、窓を開けはなつと、心地良い風が家中をかけめぐる。「緑が見えて、風が入ってくる感じが前の家にはなかったですね。一日のうちに光の入り方がどんどん変わって家のあちこちに陰影ができるのも、風情があって気に入っています」。風や緑、光のある暮らしがこれまでの生活との大きな違いと大介さんは語る。内見の際、実家の玄関を連想し好印象を持ったというゆとりのあるエントランス。玄関からリビングを見る。すりガラスに差し込む光が玄関スペースを自然な明るさに。右手に見える階段の木の格子が和モダンな雰囲気を作る。夫妻が洗面所に取り付けたのは、益子の骨董屋で見つけたという大きな鏡。鏡面に印刷された三桁の電話番号が歴史を感じさせる。心からくつろげる家この家に暮らし始めて約5カ月。落ち着きを感じるレトロな佇まいは二人の生活にぴったりと寄り添い、菜穂子さんは「仕事で忙しい日々が続いても家に帰ってくると心からくつろげます」と頷く。「以前住まれていたイギリス人のご夫妻も、この家を気に入り、愛情を持って手をかけていたからこそ、この味わいが生まれたのだと思います」と話す大介さん。今後は、庭に縁側をつくったり、リビングの扉をオーダーしたりしてさらに手をかけ、大切に住みついでいくつもりだと、楽しみな計画を教えてくれた。2階の廊下は屋根の形状を活かした勾配天井となっている。元々は砂壁だったが、大介さんが漆喰で白く塗り替えたことで雰囲気が大きく変わったという。奥に見えるのは、シンバルを加工したというユニークな照明。前の住人によりリノベーションされた2階の洗面台スペース。柱を現しにした真壁づくりの寝室。「かわいらしいシャンデリアと天井の杉板がお気に入り」と菜穂子さん。ご夫妻共通の趣味である麻雀の卓を中心に据えたプレイルーム。周りを大介さんの趣味の漫画がずらりと囲む。
2019年10月14日部屋の壁紙に落書きされてしまった⋯⋯! というのは、子育てあるあるかもしれません。わが家も家を建てて1年経たないうちにやられてしまいました。しかも、油性のボールペン! どうしよう⋯⋯と途方に暮れていたところ、Amazonで見つけた「ガンヂー インキ消 ボールペン用」に助けられたのです! 壁紙に油性ボールペンで……!自宅を購入して半年後、ふと給湯器のボタンを押そうとすると今まで見たこともなかったボールペンの線が⋯⋯! 白い壁紙に黒の油性ボールペンで描かれた線は、わずかでも目立ちます。高さ的に小学生の長女の仕業かな⋯⋯と思ったのですが、わざと描いたものではなさそうだったので、黙っていることにしました。 しかし、どうやって消せばいいのか⋯⋯。住んでまだ半年でしたし、壁紙を傷めたくはなかったので、悩んでしまいました。 除光液も漂白剤も洗剤もNG!ひとまず、除光液を試してみることに。 コットンに除光液を浸してこすってみたのですが、色は薄くなるものの滲んでしまううえ、こすると壁紙がボロボロに⋯⋯。 粉末の酸素系漂白剤(過酸化ナトリウム)や、油汚れに効く洗剤も試してみましたが、何の変化もなし。 これ以上試すのは危険だと思い、インターネットで調べていると、「ガンヂー インキ消 ボールペン用」という商品を発見! 藁にもすがる思いで、Amazonで注文したのです。 きれいに消えた! 翌日商品が到着。私が購入したときは1,000円程度で、2種類の液体(白いキャップの1液と青いキャップの2液)が入っていました。 早速使ってみることに。 まず、1液のほうを綿棒に浸して落書き部分に塗り、十分に染み込んだら2液をその上から塗ります。この作業を繰り返していくと、どんどんインクが薄くなっていくではありませんか⋯⋯! わが家の壁紙は凹凸があるタイプなのですが、それでもほとんど落書きがわからないくらい、きれいになりました。 壁紙の傷みもほとんどありませんでした。 この劇的変化には泣くほどうれしかったのと、スルスルと消えていく様がとても気持ちよかったです⋯⋯! 何をしても消えなかった壁紙のボールペン落書きですが、「ガンヂー インキ消 ボールペン用」のおかげで見事に消えました。しかしこちらの商品はなかなか近くのお店では手に入らないようなので、インターネット通販を利用するのが得策です。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。※「ガンヂー インキ消 ボールペン用」はお子さまの手の届かない場所に保管し、誤飲等にご注意ください。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年10月07日数十年後にかっこよく国産スギの外壁に包まれた、清々しい佇まい。たまプラーザで眼鏡店を営む矢田大輔さんは、それまで住んでいた築50年の家を、昨年秋にリノベーションした。「妻の祖母の家だったんです。かつてここで営んでいた町工場の名残りのある昭和の家が、全く違う雰囲気に生まれ変わりました」。経営する眼鏡店「Local」の店舗デザインを担当した「MOBLEY WORKS」の鰤岡力也さんに、この自宅も依頼。「学生時代からの付き合いでもあり、完全に信頼しているのでほとんどお任せでしたね。リノベーションするからには、鰤岡さん以外には頼みたくない、と思っていました」。矢田さんが唯一希望したのは、「10年、20年経ってもかっこいい家がいい」というもの。「“お前が死んだとき、オヤジいい家造ったな、と子どもが言ってくれるような家を造ってやる”。なんて、鰤岡さんは言っていましたね(笑)」。多摩のスギと張り方の構造にこだわった外壁は、湿度の高い日本の風土に適応。次第に色が変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。施工はすわ製作所。リビングからダイニングを見る。ルーバーの衝立の左端は、リノベーションにあたって唯一残した柱。リビングからダイニング方向に向けて、床を斜め張りにしたことで、空間に奥行きが生まれた。床にはDIYでオイルを塗布。ソファーはジェルデのライトに合わせてデザインしてもらったもの。見通しのいいLDK無垢の床に漆喰の壁。シンプルだが細部の意匠にこだわった、広々とした1階のリビングダイニングを、心地よい風が吹き抜ける。「日本の風土にあう、理にかなった家だと思います」。例えば外壁は、防水シートを施した上にルーバーを縦横に張り巡らせ、すのこ状にしたもの。中に空間があくことで、風が通り抜け湿気を防いでくれる。「細かなところに何かと手間がかかり、大工さん泣かせだったと思います。玄関の籐を使った靴箱など、職人が減って行く今、あえて挑戦しているところもありますね」。1階は緩やかにつながったワンルーム。仕切りのない空間は、床の張り方で変化がつけられている。「玄関から入ってきたときに広がりを感じさせるように、リビングは斜めに張っています。ダイニングはまた雰囲気を変えて寄せ木張りに。すべて鰤岡さんのアイデアです」。そのリビングとダイニングの間には、あえて階段を設けている。「子どもが大きくなっても、必ず家族と顔を合わせて出入りしてほしい。そんな気持ちで階段の位置にはこだわりました」。リビングにいてもダイニングにいても、階段を通る家族と必ず目を合わせる。そのような意図で設けられた階段は、メモリーとして唯一残した柱とともに、家族の成長とつながりを見守り続けている。扉の枠の縁の加工や幅木の処理など、細かいところにこだわりが。照明は鰤岡さんからの結婚祝い。籐を用いた通気性のよいシューズボックス。奥にはアウトドアグッズなどを収めるクローゼットを設置。風と光が通り抜けるリビング。L字型のソファーは家族みんなで寛げる。キャビネットは米軍払い下げのもの。階段の上は吹き抜けになり、ここから家全体の気配がわかる。あえて設けた垂れ壁は、床の変化とともに空間を緩やかに分けるためのもの。アイアンの手すりは、グリップ感にこだわって加工した。キッチンをアクセントにキッチンは妻・康恵さんの希望でコの字型に。「眼鏡店の内装に合わせてモスグリーンを選びました。私の身長に合わせてオーダーしたので、使いやすいです」と康恵さん。大きなシンクや、火力の強いハーマンのコンロを使用することなどをリクエストして、鰤岡さんがデザインした。キッチンの奥にはパントリーが併設され、2方向から出入りできて動線もよい。「長い時間を過ごす1階にはお金をかけて、2階の寝室は素材だけにこだわりました」。蝋をつけて焼いたアイアンの手すりがついた階段をあがると、3部屋のベッドルーム。2階はもとの家の間取りを活かし、シンプルに設定した。「階段の上が吹き抜けなので、冬も1階でストーブをつけるだけで上まで暖かいんです。夏は夏で、風通しがよいので涼しいんです。真夏までエアコンはいらないくらいです」。モスグリーンのキッチンが、シンプルな内装のアクセントに。ダイニングの床は市松模様の寄せ木張りで変化をつけた。人造大理石の天板のキッチンには、収納もたっぷり設けた。白いサブウェイタイルに、目地はグレー系を選択。テラスとつながった明るいダイニング。テーブルは6〜7人でも囲めるサイズのものを鰤岡さんにオーダー。キッチン裏のパントリーは、洗面側からも入ることができる。子ども用に使っていたキャビネットを収納に。洗面にはクラシカルなシンクをセレクト。蛇口の経年変化も味を出す。バスルームはシンプルなグレーに統一。サブウェイタイルが雰囲気を出す。オクタゴン(八角形)がかっこいい取っ手。ドアの端にもベニヤを張りすっきりと見せている。細かなパーツも選び抜いたもの。カーキっぽいグレーは、お店のカラーとシンクロさせている。大切な思い出とともに「生活感のない感じにはしたくなかったですね。思い出のある大事なものが、さり気なく置かれている、そんな空間に味が出ると思うんです」。ともに50〜80年代のアメリカの、オーセンティックなものに惹かれるというご夫妻。ガラスのキャビネットには、子どもたちの思い出の品を大切に飾っている。「イームズのロッキングチェアは、長男がお腹にいるとき、妻のために買ってきたんです。1個1個のものに思い出がありますね」。家族で寛ぐ青いソファーは、バスケットボールをやっていたという、大輔さんの体格に合わせて、家族全員が腰かけられるよう造作した。「座り心地がいいので、夜、みんなでゆっくりTVを観る時間が増えました。昼間は部屋から素足でテラスに出ておやつを食べたり、ビニールプールで体を冷やしてはまた家に入ったり。子どもたちも家での思い出を増やしていってくれるといいですね」。メンテナンスしながら長く使い続けてほしいというメガネへの思いのように、この家も長く受け継がれいきそうだ。お子さんが初めてはいた靴や、生まれたときの時間でとめた時計など、思い出を大切に飾る。右の額は、康恵さんのお祖父さんが制作したシルクスクリーン。大輔さんの思いの詰まったシェルチェアで。ご夫婦のメガネがずらり。「Local」では、矢田さんがセレクトした輸入もののメガネを扱う。広々としたテラスで読書をする長男・夏奏君と長女・かのんちゃん。アウトドアでの読書タイムも楽しい。
2019年06月17日世界各国をイメージしたリノベーション物件が話題の、リノベーション賃貸ブランド〔REISM(リズム)〕から、新しいシリーズが登場しました!その名も《Boho(ボーホー)》。自由奔放でいて都会的、感性が磨かれるアーティスティックなワンルームの魅力をたっぷりご紹介していきます!《Boho》って?世界各国のライフスタイルをモチーフにしたリノベーションシリーズが人気の、リノベーション賃貸ブランド〔REISM〕。今回はその中でも、ニューヨークの都市をイメージしたカテゴリー「WittyMetropolitan」に、新しく仲間入りした《Boho》スタイルの物件をご紹介します♪とは言いつつも、なんだか聞きなれない言葉《Boho》。実は、「ボヘミアン」と「ニューヨーク」スタイルが掛け合わさってできた、インテリアスタイルなんです!ボヘミアンの自由奔放さに、ニューヨークの都会的なスタイルが合わさることで、洗練されつつもどこか素朴感のある魅力的なシリーズになっています♡さっそくお部屋を見ていきましょう♪お部屋の床は、むら感のあるテラコッタタイルが特徴的で、飾り棚やキッチンへと続く開口部が丸みを帯びていて、ほどよくスタイリッシュさをやわらげてくれています。お部屋には、大きさの違うディスプレイシェルフが2箇所に設けられていて、お気に入りの物やアートを飾るのにもぴったりです♪作り付けで見せながら収納ができるので、お部屋をより自分好みの空間にできるのはもちろん、お部屋も広く見せてくれます。お部屋にはカーテンのつけられるオープンラック、キッチンにはキッチンラックも取り付けられていて、収納場所もきちんと確保されています♪ラック部分のアイアンの棚受けが、キッチンにスタイリッシュさを演出してくれています☆こちらは、玄関からお部屋をみた写真。玄関にはシューズラックも設けられていて、一人暮らしには十分な量の靴がしまえそうです!洗面所も壁は白を基調にしつつ、床にはテラコッタタイルが敷かれていて、所々に使われているアイアンの素材や縁取りのある丸い鏡がかわいいアクセントになっています。物件情報今回ご紹介した新シリーズ《Boho》の初物件は、都会のオアシスともいえる新宿御苑に近く、お買い物も便利な場所に位置しています♪交通の便もよく、東京メトロ丸の内線「新宿御苑」駅までは徒歩5分の好立地です!●物件名:Boho001新宿御苑●賃料:106,000円●管理費:10,000円●敷金・礼金:1ヶ月・1ヶ月●専有面積:29.45㎡、バルコニー面積:3.72㎡●所在地:東京都新宿区新宿1丁目●交通:東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩5分、東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅徒歩9分、JR山手線「新宿」駅徒歩13分●構造:鉄筋コンクリート造11階、4階部分●竣工年:1984年7月、新耐震基準物件●リノベーション完成:2019年2月工事完了他にも魅力的なシリーズがたくさん!今回は〔REISM〕から新しく登場したリノベーションシリーズ《Boho》の初物件をご紹介しました。ナチュラルさの中にスタイリッシュさが漂うステキなリノベーションシリーズでした。〔REISM〕には今回ご紹介したシリーズ以外にも、モロッコの街並みをイメージしたブルーの壁が色鮮やかな《Chaouen(シャウエン)》や、畳スペースが落ち着く和の雰囲気満点の《Doma(ドマ)》シリーズなど、こだわりを持ちながら自分らしい感性を磨くのにぴったりなリノベーションシリーズがたくさんあるので、ぜひ一度チェックしてみてください♪〔REISM〕の他のシリーズをみてみたい♪
2019年05月15日リノベーションの設計デザインのお仕事をされているrakimegさん。お住まいなのは、ちょっと広めのワンルーム。リノベーション賃貸でこういうコンクリのかっこいいお部屋ってよく見るのですが、「こんな風に住みこなせるんだ!」とお手本にしたくなるお部屋でした。 ディテールが可愛い、リノベーション賃貸 rakimegさんがお住まいなのは、コンクリート打ちっ放しの天井や壁がかっこいい、リノベーション賃貸。少し広めのワンルームです。 広さがあり、天井が高いこともあって、かなり開放的な空間。コンクリの空間に、IKEAのスツールや、無垢材ののテーブル、ベッドなどを組み合わせて、うまくナチュラルな雰囲気を作ってらっしゃいます。ベッドは「3244」というネットショップで手に入れたもの。キッチンは、無印良品のステンレスユニットシェルフキッチン。かっこいいですよね。 細部までかなり計算して、こだわってデザインされているリノベーション賃貸。「あ、これいいな」と羨ましくなってしまうポイントがたくさんありました。 質感が気に入っているというコンクリの壁。配線のパイプを利用して、軽いドライフラワーなどで彩っていらっしゃいます。「コンクリにドライフラワーって、似合うんですよね」とrakimegさん。スイッチプレートは、憧れのトグルスイッチです。キッチンのライトも、かっこいい。 「ミニマムライフ」を心がける それにしてもこちらのお部屋。バスルームをのぞいた場所が全てオープンな状態なのに、とてもすっきりと住みこなしていらっしゃることに、感嘆します。 大きな家具は、ベッドと組み立て式のテーブルのみ。クローゼットは、なんとキッチンの横のこちら部分だけ。うまくボックスも活用しながら収納しています。 このお部屋に住むまでは、仙台に暮らしていたrakimegさん。フレキシブルに移動ができるように、なるべく、ものを増やさないように心がけているそう。 キッチンの収納も、すべてオープン。無印良品の紙袋を活用されていました。同じ色味、質感で揃っているから、すっきり。無料で手に入るものをうまく使った、素敵なアイディアです。トイレにも、ちょっと飾るスペースがあるのが素敵ですね。キャスター付きワゴンは、洗面スペースで大活躍。 ほかにも、カーテンは、生地屋さんで帆布を購入しカーテンクリップで止めただけだったり、Salyu! や、3 Coinsなどで、デザインの良いものを探してきたり。お金をかけずに、ミニマムに、でもきちんと生活を彩るアイディアがたくさん詰まったお部屋でした。 rakimegさんのinstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年05月06日「素材感」が絶妙なリノベーション賃貸 Yasumaさんが暮らしているのは、56㎡ほどの2LDK。お仕事の関係で愛知から東京へ引越し、暮らし始めてからは1年半ほど。天井が高く、コンクリート打ちっ放しの壁がむき出しの、リノベーション賃貸です。 窓側には小上がりのようになったリビングスペース。キッチンとの間には、土間のようなスペースが。もともと持っていたダイニングテーブルがぴったりだったことが、この部屋に決めた理由のひとつ。印象的な革のソファはクラッシュゲートのもの。カーテンは窓の大きさに合わせず、あえて天井から布を吊るし、空間に広がりを持たせています。家で料理をするのが好きな安間さん。Instagramには盛り付けまでとことんこだわった料理の写真がたくさんアップされています。 「素材感」にこだわりたかったという安間さん。コンクリートのインダストリアルで無骨な雰囲気に、あえてクラシックなモチーフを混ぜたり、シープスキンや花など、甘いものをミックスすることで、より印象的な空間を作っているのが、もうさすがの一言。見せたいものと見せたくないものをはっきりさせ、「余白」を大事にする、色数を少なくするなどのルールを課すことで、花やグリーン、ドライフラワーなど、華やかなアイテムが一層映えます。 少し雰囲気の違うベッドルーム。壁に貼ってあるのは、これも「素材感」を意識した、和紙。花屋さんの店頭什器として売られていたものというワイヤーボックスに無造作にしまわれているジーンズ。「同じ素材」のものを、たくさん集めて魅せています。もうひとつある部屋は、アウトドア用品の収納スペースに。 リノベーションをベースに、自分らしくカスタマイズする もともと既に工事済みで、完成された状態だったというこの部屋。自分で工事費を負担することでリクエストし、自分らしくカスタマイズした箇所があります。 こちらのダイニングテーブル横の壁。キッチンと同じOSB合板だったのを、リビングと合わせた黒の壁紙にしてもらいました。かけられているのは、絵画を布にプリントし、さらにロウを塗りわざとシワをつけて仕上げた、オリジナルのアート。 また、原状回復が可能な範囲で、自分で手をくわえている箇所も。 玄関を入ったところで度肝を抜かれる大きな馬の写真。 この馬の写真は、実はタイル。Yasumaさんがクリエイティブディレクションを務める「オンデマンドエコカラット」という商品で、自分で選んだ写真をタイルにできるというもの。施工も、マグネットシートを貼った上に取り付けるだけということなので、簡単です。タイルには調湿・消臭などの効果があり玄関にぴったり。 キッチンのステンレスの扉はギラギラしすぎていたので、布に変えました。 賃貸の部屋であっても、アイディア次第でいくらでも、自分らしい暮らしはつくれるんだなということに気づかされます。 この印象的なダイニングテーブルも、自分でデザイン・設計して作ったもの。鉄工所にオーダーしたフレームに、天板、棚板にはフローリング材をはめ込みました。好きな食器も魅せながら収納できるようにしてあります。 ローテーブル、テレビボードとして使っているのは、ホームセンターに売っていた盆栽用の板とブロック。ひとつ1,000円ほどで手に入れたそう。 作家さんを追いかける 学生時代からずっと料理が好きで、お父様の趣味が陶芸だったこともあり、器にはこだわりのあるYasumaさん。気に入った作家さんを追いかけて展示会へ行き、新作を手に入れてくることが多いそう。 キッチンの食器棚はオープン。最近はまっている日本酒や、スパイス、たくさんの器などが整頓されて並びます。 印象的な器をいくつも組み合わせて、美しい食卓を作ります。部屋のひとつひとつの照明もとても印象的で、お聞きしてみたら、こちらも作家さんのものが多いとのこと。 インダストリアル風、ナチュラル風、などあらかじめつくりこまれている賃貸のお部屋も、それを「ベース」と捉えて、カスタマイズしたり、いろいろなテイストをミックスしたりして、自分らしい空間に作り変えていく。アイディアとセンス次第で、部屋って、本当にいろんな可能性があるんだな、と、脱帽しきりのお部屋でした。 Kosuke YasumaさんのInstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年04月19日1階は居心地のいいカフェに改装町田の住宅地に建つ築約50年の古民家は、見附春佳さんの祖母の持家だったのだそう。「もともと美容院として建てられた家だったそうです。その家を祖母が購入したのですが、祖母が亡くなった後は父が管理を任されていました。彫刻家の親戚が作品の保管場所として使っていたのですが、やはり人が住まないともったいないということになり、私が住むことになりました」見附さんがこの家に住むに当たり、『無相創』 にリノベーションを依頼した。「世界観が大好きで、『無相創』にはずっと通っていました。今回、自分の家をまるごとお願いすることができてとても幸せです」1階を念願のブックカフェ『403.notfound』に、2階を住居にリノベーションした。リノベーションにあたり、1階は見附さんが作りたかったブックカフェにした。カフェスペースと調理場は、古い電車の窓のような、持ち上げて開くスタイルに。金色の金物も美しい。2階をプライベートな空間に2階がプライベートな空間。階段を上がり、手前にリビングとベッドの空間、奥がダイニングキッチン、窓の外には広いテラスが続く。「親戚が使っていた家具は手放すことも考えたのですが、いい感じに収まったので有り難く使わせていただいています。『無相創』さんがラックを作ってくださり、また照明器具もつけてくださいました」リノベーションにあたり、外断熱にしてペアガラスも導入。「驚くほど暖かく、快適な住まいになりました!」2階がプライベートスペース。左官の下地材で仕上げにした壁がいい雰囲気を作っている。「ガラスの見本を見せていただいて、その中からこのストライプのものを選びました」チェストの後ろをベッドスペースとしている。「光が天井に当たるハーフミラー電球は、明るすぎないのでベッドの上の照明としては最適でした」窓には遮光のロールスクリーンを採用。奥の部屋がダイニング。「その先のベランダは父母がDIYで板を張りベンチを作って、居心地よくしてくれました」トレイにまとめたお茶のセット。「このランプシェードは母のハンドメイドです」隅々まで丁寧に作り込んだ家1階のお店部分は、古材やアンティークを使用。照明器具はすべて『無相創』のオリジナル。壁は珪藻土、電気の配線には銅管を使っている。隅々まで心を配り丁寧に仕上げることで、居心地のいいセンス溢れる空間に仕上がっている。ブックカフェをオープンさせる前は、ソムリエの仕事をしていたという見附さん。『403.notfound』では、美味しい焼菓子とコーヒー、そして自然派のワインをいただける。「ワインバーは敷居の高いお店が多いので、ひとりでふらりとワインを飲める場所を作りました。ぜひ気軽に遊びにいらしてください」ひとつひとつ違う椅子。ひとりになれるスペースがお店のそこここに用意されている。いろんな場所に座ってみたくなる。「アンティークスイッチを使いたいとお願いしたら、まさかの1箇所に10個!ひとつひとつ違う表情のスイッチがとても気に入っています」デザインの違う照明はすべて『無相創』のオリジナル。地球儀のモビールが素敵。リノベ前の家の窓の形をそのまま残している。「私もこの家の前を通って通学していました」「親戚が使っていた畳敷きの小上がりにカーペットを敷きました。靴を脱いでリラックスしていただけます」お店の入口のドアは、フランスのアンティーク。見附邸米原政一( 無相創 )所在地東京都町田市構造木造規模地上2階延床面積85.8㎡読みたくなる本がお店のそこここにある。外断熱+ペアガラスに変えてとても暖かく快適な家になったそう。
2019年03月27日最近は古民家を購入しリノベーションをすることで住宅として利用するというケースも多くなってきています。自然が豊かな環境でゆったりと暮らすといったスローライフを求めている人が増えたからかもしれません。とはいっても、古民家で住むにはどのようなメリットがあり、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?新築購入との違いも含めてご紹介します。古民家リノベーションが流行している!30年前にも古民家をリノベーションして使うということはありました。私も実際にそのリノベーション現場に立ち合ったことがあり、その時の施主はお蕎麦屋さんでした。このケースでは、新規開業のために古民家を購入してリノベーションしたということだったのです。白川郷にある合掌造りのような外観で地域でも目を引くような建物でしたが、これはあくまでも特殊な建物であって個人が住むようなケースではありませんでした。ところが、ここ数年はこのような状況が一変し、個人住宅としての古民家再生が脚光を浴びてきました。つい先日ですが山口県のあるお宅を取材しました。代々住み続けてきた古民家をリノベーションした方だったのですが、太い梁や黒光りした木材の雰囲気を活かしたすばらしいリノベーションが施されていて感動を覚えるほどの出来栄えだったのです。このように、蕎麦店や土産物店が店舗として古民家を活用するケースがほとんどだった時代と比べると、普通に住むために古民家を購入してリノベーションするケースが急増しています。あなたも古民家の魅力にふれ、古民家を購入してリノベーションをするという選択も検討してみてはどうでしょうか?古民家リノベーションとは?そもそも古民家とはどんな定義なのでしょうか。明確な基準はないのですが、少なくとも戦前さらには大正時代以前の住宅と考えればほぼ間違いありません。そして、この古さを感じさせる雰囲気をそのまま、または残しつつ、機能性や快適性は現代基準に引き上げることを古民家リノベーションといいます。ですから、外観や室内の太い梁などは残し効果的に見せながらも、快適な温度や湿度を保たせるような施工をするのです。古民家リノベーションのいいところ物件によって程度の差こそあれ、天井が高く非常に広い空間を確保できます。一般的な在来工法ではある程度の間隔で柱が必要になりますし、空間を確保するための強い梁材を確保するのも大変なことです。この梁というのは建物にとって強度を確保する主役。広い空間を確保するには、強靭な耐久力を持った梁材が不可欠です。しかし、現代風の住宅でこれを再現しようと思うと、この梁材を見つけるのが一苦労ですし、もし見つかってもその値段はかなりの高額になるでしょう。古民家風の宿や和食レストランへ足を運んだことはありますか?宿名は忘れましたが、青森県の古民家に宿泊したことがあります。この宿は外観もさることながら食事をする場所が、何とも言えない雰囲気をかもしだておしゃれでした。全体的な雰囲気として「おしゃれだな〜」思ったのですが、特に気になったのが古い木材です。ここでいう木材とは柱や梁のこと。とくに梁は見事なもので、思わず下からまじまじと見上げてしまうほどでした。この梁は長い年月を経て黒光りしていました。床に炉が4か所切ってあったのですが、ここから上へ立ち上る煙に燻されたのです。そしてもう一つのおしゃれデザインポイントが梁の反り。横に渡された梁がひらがなの「へ」の字型をしているのです。厚みがあり、への字型にカーブし、そして煙に燻され黒くなっている長い一本の木が頭の上を横に渡されているのですが、不思議なことにいくら眺めていても飽きませんでした。デザイン性がいくら高くておしゃれであっても、冬は寒くていられなく、動線も最悪でなおかつ段差だらけではいただけませんね。しかし、古民家リノベーションのよいところは、この問題を見事に解決できることにあるのです。非日常性はいいでしょう。今では探すことすら難しい立派な木材を頭上に渡した設計などは非日常の極みです。そのうえ冷暖房の設備は最新式のものを入れられますので快適性はしっかりと約束されるのです。古民家の主要構造部分だけを残してリノベーションするので、最新式のシステムを入れ込むのはさほど難しいことではなく、これにより非日常性と機能性が見事に同居できるのです。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!新築購入VS古民家リノベーションでは、新築を購入するのと古民家を購入してリノベーションするのではどちらがいいのでしょうか?違いをみていきましょう。新築にしろ古民家を探すにしろ、いずれも今の居住地を離れて暮らすことになります。つまり建築場所を探さなくてはならないのですが、ここに両者の違いが表れてきます。新築住宅購入の場合は街中にある売地を探すか分譲業者などが開発する団地などを探すことになるでしょう。それに対して古民家住宅は既に建っている建物を探すわけですから、どうしてもその立地条件に差異が出ます。古民家の特性はそもそも建っている場所が街中にはあまりないので、どうしても郊外や田舎になるでしょう。街中で古民家に住みたいという方には少し難しいかもしれません。しかし、周りに自然があり周囲に家がないような場所に住みたいという希望がある方にとっては、更地で家を探そうと思ってもこのような場所ではなかなか土地が出にくいとも言えます。それぞれに長所短所があるわけですが、新築購入と古民家を購入してリノベーションをするのでは、その場所を探すことにこのような違いが生じることを覚えておきましょう。一概によいとはいえませんが、新築購入ではその外観をどうしようと個人の自由です。場所によっては分譲地の景観規約などがあると自由にはできませんが、それでもほぼ自由といってよいでしょう。それに対して古民家の場合はそもそも建っている場所の生活スタイルとしてはゆったりとした地域が多いことに加えて、周囲ものどかな日本の景色が広がっている場合が多いと思います。古民家住宅は中をどうリノベーションしようと構いませんが、こう考えると外観を大きく変えるのは周囲の環境とかけ離れてしまうため、あまりよい選択とは言い難いかもしれません。しかし、多くのヨーロッパ諸国と同じように、自分に制約や自由があるということはご近所さんも同じような状況であることを意味します。したがって、落ち着いた外観の新築住宅をせっかく建てたのに、お隣さんが突如ショッキングピンクの外壁に塗り替えた、という悲劇が起こることもあるのですが、古民家を購入する場所に置いてお隣がいきなりこんなことをするという可能性は低いと思います。古民家リノベーションにかかる費用の相場一般の住宅をリフォームするのと比べて、古民家リノベーションは全面的なリフォームを意味しますので費用はどうしても高くなります。これは、構造の主要部分を残したスケルトンリフォームを基本とするからですが、もちろん一部分だけをリフォームする手もあります。ただ、基本は全面的なリノベーションをおすすめします。その費用ですが、一般的な広さである30坪程度の古民家リノベーションで2,000万円前後は見てほしいです。古民家再生においては断熱材などをほぼ新地住宅同様に設置しなくてはならないことに加えて、水道の配管を新たに引き直すなどの工事が発生するからです。もう一つは家の劣化具合です。これだけは個々の案件によるのですが、仮にかなり傷んでいるとすれば相応の修理費用が掛かってきます。古民家リノベーションですてきな住まいを実現!古民家リノベーションは費用の面ではそこそこしてしまうのですが、もともとの古民家を安く購入できれば新築購入とさほどの差は生じません。一般的な新築住宅も魅力的ですが、古民家をリノベーションした非日常的な家に住むことはそれを上回るメリットや満足感を得られます。ただ、家を買う前に強くおすすめしたいのは、古民家をリノベーションした住宅の見学です。機会は少ないですが、マメに情報を探していればそのような現場見学会も開催しています。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月27日持て余している和室はありませんか?和室をリノベーションするなら、洋間にかえるか、和モダンの部屋にかえるかの選択肢があります。それぞれどういった工事が必要なのか、費用や工期についてもご紹介します。和室をリノベーション。どんな間取りにしますか?和室を洋室にリノベーションするケースは大変ポピュラーな工事ですね。とくに高齢の祖父母が亡くなったために、普段暮らしていた和室、もしくは寝室にしていた和室が空いてしまうケースです。今回は、和室をリノベーションする場合の2つの事例をご紹介します。パターン1. 和室→洋室にリノベーション和室を洋室にリノベーションする際に必ずする工事は、畳からフローリングの変更です。材質や色目をイメージに合わせて選択します。次に来るのはクロスの張替えでしょう。祖父母が居室にしていた和室ということを想定すると、一般的なビニールクロスだった可能性は低いと思います。つまり、爪で軽く引っ掻くと土がボロボロと剥がれてくるような壁かもしれませんし、ひょっとしたら板張りかもしれませんので洋室のイメージに合わせてクロスを替える必要がでてきます。あとは照明とカーテン。照明だけ和風ではおかしなことになりますので、洋風の照明を選ぶことになるでしょうし、カーテンに関してもカーテンボックスも考慮しながらまったく新しいものに変えることがメインとなります。また、押入れがあると思うので、これを洋風のクローゼットに変える工事が必要になります。畳をフローリングに変える工事だけなら15〜20万円程度で済むはずですが、ここでは完全な模様替えを念頭に置いていますので、60万円~90万円ほどかかるとみてください。あとはフローリングの素材選択が比重を占めます。特殊な素材などを使ったり、場合によっては思い切って床暖房にしてしまおうとなると費用は当然変わってきます。とくに床暖房を設置する場合は、それに適した床材の選択が必要となってしまいます。工期はずばり1週間以上。どんなに小さな工事でも、和室から洋室へのリノベーションでは1週間をみてください。そのうえで凝ったカーテンボックスを付けたり、間接照明を駆使したようなリノベーションでは、配線工事などが複雑になるので2週間程度を要することもあるでしょう。和室から洋室へリフォームするのですから、雰囲気はもちろん一新されますし、クロスなども新品ですから気分もいいでしょう。また、多くのお宅がそうなのですが、使い手のいなくなった和室はそのまま放置されるケースがほとんどです。同じ家なのに和室の中にここ2〜3日入っていないなどということさえ起こります。洋室にして変わるのは、その部屋の中に入る頻度が圧倒的に変化すること。もちろん、リフォームした後の洋室をどんな目的で使用するかにもよりますが、和室だったときよりは間違いなく出入りする頻度が増えます。和室は座って使うことを前提にした居室になります。たとえば和室で庭を見るときは座って見ていたはず。ところが洋室にリフォームすると、その視点の高さも変わるので、これまでとは異なった景色が広がることとなり、気分一新にはもってこいですね。パターン2. 和室→モダン和室にリノベーション和モダンは私も大好きなデザイン。インバウンド需要を見越した外国人富裕層向けホテルでも、この和モダンを取り入れる傾向が顕著です。これを一般家庭の和室に取り入れるとどうなるのか?まずは畳。モダンと言っても和室ですから畳は必須。でも、よく見かける一般的な縁がある畳ではなく、縁がない野郎畳や琉球畳などを使うことが多いようです。縁がないだけでも随分と斬新な感じがしますからね。そして次は壁紙。一般的な和室は茶系統か白色のクロスなどを使用しています。ところが、和モダンテイストの高級ホテルの部屋に見られるような、鮮やかかつ艶やかな朱色を大胆に使ってもよいでしょう。また、照明も必須アイテム。費用は掛かりますが、天井に完全埋め込み式の照明はとてもおしゃれでおすすめです。また、私の個人的な感想では、障子は絶対に欲しいところ。ヒルトンホテルに泊まった経験のある方は思い出してほしいのですが、あのホテルは室内窓の内枠に障子が使ってあります。部屋自体は洋室設定なのですが、障子の存在感が独特でまさに和モダンの雰囲気をかもしだしています。大まかな費用目安ですが、50万円~150万円としておきます、少し幅を持たせて書きましたが、照明一つとってもあまりに金額の幅があるので、このようにさせていただきました。ただ、大掛かりな工事をしなくても、畳を半畳の琉球畳に変え、壁紙を紫、朱、藍などでまとめればそれなりに和モダン感は出ますし、旧来からある床の間をモダンな造りにすれば、大きな金額を出さずにリフォームができるのではないでしょうか。洋室へのリフォームと同じですが、和室から和モダンへのリフォームも最低1週間はみた方が無難です。とくに、複雑で凝った和モダンにする場合は2週間程度を見るべきです。従前の和室が物凄く本格的な和室であれば話は違いますが、和室をリノベーションして和モダンに変える計画をされている方がいうところの和室は、おそらくそんな本格的なものではないはずです。それどころか和室ではなく、ただ単に畳が敷いてある部屋ということで和室と称しているケースも多いようです。建築当初は新しいのでそれなりに機能していたかもしれませんが、その部屋を愛着を持って使っていたご両親が亡くなった後は、下手をすると開かずの間になりかねません。そのうえ自然光も入らないような部屋だと、そこでくつろごうという気さえ起こりませんよね。そんな和室を和モダンにすればイメージは一新。ほとんどの人が人生の中で和モダンという部屋がある住宅に住んだことがないはずです。ホテルでの経験はあるかもしれませんが実際の暮らしとなるとそうなるでしょう。つまり、和モダンの和室を作っての生活は、他の部屋をリフォームするのと比べてはるかに新鮮な気持ちになれるでしょう。この効用が和モダン和室にすることで得られる最大の効果ではないでしょうか。持て余している和室をそのままにするのはもったいない両親の他界によって和室が余り、うまく使いこなせずに困っているケースは非常に多く、私が現場で見聞きすることが多い事象の一つです。しかし、余った和室を放置しておいても、実生活ですぐに困ることはありません。それが仇となって、何時までも手つかずの部屋として放置されてしまうのです。もし、皆さんの中で同じ境遇の方がいれば、是非とも和室のリフォームをご検討ください。和室のリフォームはここまで書いてきたように、【和室⇒洋室】にするか【和室⇒モダン和室】にする選択肢がほとんどになります。一般的には洋室に変えてしまい、家族の居室にするか納戸として収納スペースを増やす場合が多いようです。しかし、そこに和モダンという選択肢もあることを思い出してください。和室でもなく洋室でもない異次元の空間。こういった空間が自宅にあるのは素晴らしいことです。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月26日雑誌や映画で見る海外の住宅は壁紙がカラフルで模様もあってとってもおしゃれ!一方、自分の部屋を見てみると……。天井も壁もシンプルな柄の一般的な白い壁紙。海外のようにもっと壁紙を気軽に楽しみたい!とは思うものの、壁紙を総とっかえするのは至難の技。LIMIAでもおなじみのおしゃれ壁紙ブランド、〔WhO〕の事例を参考に、壁紙の気軽な楽しみ方や変わった活用方法を取材しました。日本の壁紙と海外の壁紙の違いって?日本に住んでいると、壁紙をじっくり見る機会といえば、家を建てる時、リフォームをする時くらいかもしれません。工務店等で分厚いカタログの中から気に入った壁紙を選び、職人さんが糊付けをして壁紙を張る。そして、一度貼ったら、汚れるまではそのまま。というのが一般的な壁紙との付き合い方だろうと思います。一方、海外では、シーズンごとに壁紙を変えるという家もあるくらい壁紙チェンジはメジャーなこと。「仲間うちの結婚式に前回と同じドレスで出席するのはちょっと……」というくらいの気持ちで「前回のホームパーティのときと同じ壁紙なのは恥ずかしいから」と、自分たちで壁紙を張り替えるのだそうです。職人さんに頼んで緻密に精密に壁紙を貼ってもらう日本では、施工のしやすさや貼りやすさを重視。一方、海外では壁紙を頻繁に張り替えるケースが多く、自分たちで張り替えることも多いそうです。〔WhO〕の壁紙でアクセントウォールを楽しむ海外のようにもっとおしゃれな部屋にしたいけど、あまり手間はかけたくない。そんな方でも、部屋の一部を張り替えるだけでグッと印象が変わります。新しい表現を模索する人たちのためにさまざまなデザインを展開する日本生まれの壁紙ブランド〔WhO〕は、アクセントウォールにもおすすめです。〔WhO〕の壁紙はすべて受注生産。1メートル単位で発注できるので、基本は白い壁だけど、トイレだけ、子供部屋の一角だけ、リビングの一面だけ、柱だけなど、〔アクセントとして〕気軽な気持ちで張り替えることができるのが特徴です。色の種類も豊富なので、壁と天井を同じ系統の色味にすることも可能です。好みの色を表現できるCOLORS、ジオメトリックな柄や手書き風のナチュラルなパターンが豊富なPATTERRNS、気鋭のクリエイターによるCREATORS、パピエティグルなど国内外のブランドとデザインを展開するCOLLABORATIONSなど、柄も色も楽しい壁紙が揃います。しかも日本での完全受注生産のため、色や柄の大きさなど変えることが可能※で、家の広さや雰囲気にあった仕様にすることもできます。※一部、変更ができない場合もあり〔WhO〕の壁紙で楽しむ和室の模様替えアクセントウォール以外の〔WhO〕の壁紙のユニークな使い方として教えてくれたのが、壁ではなく、ふすまや戸袋の扉に張るという活用法。〔WhO〕の壁紙は和柄などもあり、和室との相性も抜群。ふすまの張替えならホームセンターにも道具が揃っているのでおすすめです。そのほか、余った壁紙は、パネルにしてみたり、ブックカバーやぽち袋にしてみたり、額に入れてみたりと、壁紙以外の使い方も自由自在!ファッションを着替えるように、もっと自由な気持ちで壁紙を取り入れてみると、毎日の暮らしがもっと楽しくなるかもしれませんね。WhOオフィシャルサイト
2019年02月21日煙突との出会いが始まりだった吉祥寺の賑やかな商店街から1歩入ると、そこは閑静な住宅街。以前は鍼灸院だった築20年程の3階建て鉄筋コンクリートの建物を、2世帯で暮らす戸建てにリノベーション。住人は店舗のディレクションや空間設計を手掛ける鈴木善雄さん、舞さんご家族と、舞さんのご両親の引田ターセンさん、かおりさんのご夫婦だ。「結婚した当初は、いつか古い物件を改装して暮らせたらなと考えていましたが、義父母からいい物件があるから一緒に住まないかという話をいただいて。訪れてみると、1階に暖炉のある住宅でした。煙突のある家なんて、東京ではなかなか建てられないけれど、ここならずっと自分が憧れていた薪ストーブも設置できるだろうと」そう語るのは、新木場で複合施設「CASICA」のディレクションを手掛ける鈴木善雄さん。1階はご両親の住居、2階はゲストルーム&作業場、3階を鈴木さんご家族の住居に。2世帯それぞれの、思い思いのリノベーションが始まった。ヨーロッパの古い照明に、日本の古道具の作業台など、年代を感じさせるインテリアが味わい深い3階。昨年11月、新木場にオープンした複合施設「CASICA」は100%LIFEでも掲載。「CASICA」「スタンダード トレード」にリノベーションを依頼。ホテルのように洗練されたシンプルで居心地のいい1階。古家具を独自に再構築鈴木さん家族が暮らす3階のフロアは、3LDKだった間取りを70㎡ほどのワンルームに変更。荒々しい古材を敷いた床に工業的なペンダントライト、日本の古い家具などがあしらわれた空間は、おふたりが手掛ける店舗の世界観のよう。「何風というのではなく、好きなものを選んで、縛られることなく構築したいんです。インダストリアルと和家具が合わないわけではないし、トルコのラグもあればアメリカのソファなど、国も色々とミックスしていいと思っています」。リノベーションは、善雄さんと大工仲間達とDIYで少しずつ着手していったそう。壁づけのキッチンは、和箪笥や小引き出しなどをパズルのようにはめこんだ棚に目を奪われる。「日本のものをどう現代的にアレンジするか、と常に考えています。畳からイスの生活になった今、和箪笥は床の上じゃなくてもいいですよね」。斬新なアイデアの溢れる空間を彩るのは、仕事の買い付けで見つけた古道具だったり、全国を車で旅する中で出会ったものだったり。愛着のあるものたちが、素朴な素材感が活かされた空間に味わいを加える。「キレイすぎると落ち着かないんです」と善雄さん。キッチンという境を設けず多様性のある空間にしたかった、という暮らしの中心にあるダイニングテーブルで。南北に開口があり光が通り抜ける。床には室内用ではないインドネシアのチーク材を張った。キッチンには、少しずつ集めた古家具などをパズルのようにはめ込み、独創的な棚をアレンジ。抜けのあるワンルームにスケルトンにした空間に、あえて1カ所仕切りを設けたのはアトリエ。「鉄加工ができる友人に頼んで、窓枠を作ってもらい、わざと錆びさせてガラスをはめ込みました」。現在は仕事部屋にしているが、保育園に通うお子さんがもう少し大きくなったら、いずれ子供部屋にする予定だそう。「壁は後からいくらでも作れるので、最低限に。ベッドルームにも仕切りは設けませんでした」。床と同じ古材を面材にして、壁一面に収納を設けたベッドルームは、サンルームからの明るい日差しで満たされる。「ここに暮らすようになって、グリーンを育てるのも楽しくなりました」。薪ストーブが鎮座するリビングで、家族で語らう暖かな時間も偲ばれる。「1階には両親がいることで、一緒に食事をしたり、息子を見てくれたり、たくさんの時間を共にするようになりました。仕事の話も夫も交えて色々と話せる関係なので、いつもたくさんの刺激をもらっています」と舞さん。LDKの一角に仕切りを設け、アトリエを設置。ガラスの窓を光が通過する。現在、仕事部屋にしているアトリエは、いずれは子供部屋にする予定だそう。リビングに隣接したベッドルーム。壁のように見えるよう、床と同じ素材で収納を設けた。南側のサンルームは植物がよく育つ。お子さんの遊び場にも。ESSE社の「THE IRONHEART」が置かれたリビング。クックオーブンなど機能も充実。チェーンソーと斧で薪割りをしているそう。北欧テイストの1階「早期リタイア後がこんなに充実するとは思っていませんでした」。と語るのは、舞さんのご両親、引田ターセンさんとかおりさん。人気のパン屋さんとギャラリーを営みつつ、2世帯での暮らしを楽しんでいる。140㎡ある1階は、3階と打って変わって、北欧テイストで統一されたシンプルでナチュラルな空間が広がる。「以前からおつきあいがあって、家具のデザインなどが好きだったスタンダードトレードさんにリノベーションをお願いしました」。薄い緑の混ざった珪藻土の壁、オークの天井や家具、麻混の絨毯の敷き詰められた床。穏やかで居心地のよい空気が流れる。「私たちが求めたのはやりすぎない、主張しないインテリア。和でも洋でもなじんで、ずっと使い続けられるテイストが好きなんです」。1階は床面積140㎡の広々空間。暖炉のある山小屋風の空間だったのを、北欧テイストに。コンクリートの冷たい躯体に、木とガラスで温もりを加えた。ハンス・J・ウェグナーのテーブル、フリッツ・ハンセンのイスなど、内装に合わせて家具もセレクト。吉祥寺で「ギャラリーフェブ」、パン屋さん「ダンディゾン」を営む、ターセンさんとかおりさん。普段はキッチンとリビングの間の空間で仕事をすることが多いそう。ワンルームを半オープンの仕切りと床の段差が緩やかに分ける。人の集まる居心地のいい家に鍼灸院だった南側のスペースは、外構の緑とルーバー状になったガラス窓から光が差し込む、明るいベッドルームに。暖炉のある広々としたLDKは、大人数でパーティーを開いたり、何人かで料理をしたりも可能な余裕のスペースを確保した。「婿の誕生日会には40人くらい集まりましたよ。キッチンはアイランドにシンクを入れるかどうか悩みましたが、オープンなキッチン台にして正解でした。お料理を運んだりするのを、みんなが手伝ってくれるんです」。一部分には仕切りを立てて、キッチン内すべてを見せないよう細かな計算も。「家は私たちにとって充電をするところ。明るくて風が通って、“ああ、家に帰りたい”と思えるような快適な場所にしておきたいですね」。その願いが結集した1階には、家族や友人たちが集まってくる。個性の違う2つのフロアのそれぞれの生活を、コンクリートの堅牢な建物が包み込んでいる。明るい日差しに包まれるベッドルームには、ウォークインクローゼットを設けた。ベッド脇のステップは、年を取った愛犬用。ベッドルームの入り口。ルーバー状になったガラス窓から光が差し込む。パーツにこだわり、イタリア製のグレーのタイルを貼ったバスルーム。微妙な陰影が奥行きを出す。余裕の幅を確保したキッチンでは、普段おふたり一緒に料理するそう。キッチン台の黒の面材がアクセントとなっている。パントリーにキッチンまわりのものを一括に。以前は勝手口だったところを塞いで、ガラスブロックを採用した。窓辺には、「ギャラリーフェブ」でもかかわりのある陶芸家・内田鋼一や、ガラス作家・イイノナホの作品を飾る。十字型のガラスをはめ込むようオーダーしたドア。玄関にあるイイノナホの照明がガラス越しに見えるのが、かおりさんのお気に入り。約100坪の敷地に建つ、鉄筋コンクリート3階建ての建物。元オーナーとは知り合いで、縁あってリノベーションが実現。
2019年02月18日今の住まいをもっとよくしたいと思っている皆さん。最近ではリフォームをバージョンアップした、リノベーションというのがあり、皆さんも聞いたことがあると思います。「でもリノベーションといわれても、具体的にどこからどうしたらいいのかわからない」。当然です!新築よりリーズナブルな点だけがリノベーションのメリットではない。むしろ新築にはない様々な魅力があるのです。ここでは、改めてリノベーションのメリットについてご紹介します。■ そもそもリノベーションとリフォームの違いとは?naka / PIXTA(ピクスタ)リノベーションとリフォームには、実は厳密な線引きはありません。英語のrenovationは建物の改修を指すが、reformは本来、法律や組織などの改良を指します。では日本での両者の違いはというと、リフォームは単に壁紙を替える、設備を交換するといった老朽化や不便さの改善にあるが、リノベーションは新築時に戻すことが目的ではない。暮らしを変え、自分らしいスタイルの家に変貌させる。それがリノベーションなのです。それをふまえて、リノベーションのメリットを7つご紹介しましょう。■ 1.コスパがいい!今の家をリノベーションする、あるいは中古物件を買ってリノベーションする。その最大のメリットは新築や建て替えより割安な点です。freeangle / PIXTA(ピクスタ)戸建ての場合、よほどひどく傷んでいない限り、元の骨組みを生かしたほうが安上がりだし、マンションも新築と中古では大きな価格差があります。特に戸建ては古くなると建物の値段はゼロに近づき、物件価格の大半は土地の値段。見方を変えれば、日本は世界でも珍しいほど、中古住宅がお買い得な国といえるんです。■ 2.立地のよいところに住める住み替えを考える場合、年を重ねたら今よりもっと便利な場所に住みたいとか、いっそ都心のマンション暮らしを謳歌したいという人も少なくありません。PIXTOKYO / PIXTA(ピクスタ)しかし、新築だと手が届かない可能性が高いですよね。その点、割安な中古+リノベーションなら憧れの街に住める可能性が広がります。また、戸建てもマンションも、先に建てたほうが立地がいい場所を押さえているのは当然。容積率などの法規制が緩い時期に建てられていて、空間に余裕があるヴィンテージ物件も多いのでお得ですよ。■ 3.激変による満足度が高いゼロからつくり上げる新築と異なり、リノベーションには必ず対照実験の比較対象ともいうべき、改修前の家があります。TATSU / PIXTA(ピクスタ)リノベーションに踏み切るからには、暗い、寒い、使い勝手が悪いなど、老朽化以外にも欠点があり、以前から住んでいた家だとなおさらその不満はたまっているはずです。それが劇的に変化し、同じ家とは思えないほど快適になる――。そのビフォーアフターの激変ぶりは、リノベーションの醍醐味といっても過言ではありません。満足度は新築より高いのでは?■ 4.味わいや懐かしさも魅力全面リノベーションといっても、総取っ替えするわけではありません。むしろ生かせるものは生かす、長く住んできた家ならその記憶を残すのも、リノベーションだからできること。天井をはがしてみたら、築浅物件ではお目にかかれないような、どっしりした柱や梁が出てくる場合もある。freeangle / PIXTA(ピクスタ)さらに、戸建てでは庭、マンションでは共用部の緑が大きく育っていることもリノベーションならではの魅力。ABC / PIXTA(ピクスタ)年月を経たがゆえの味わいや懐かしさのある家づくりを目指したい。■ 5.前向きで健康的な生活もできる若い頃にはさほど気にならなかった段差や暑さ寒さも、年を重ねるほどに体に応えてくるもの。50代以上のゆとりある世代がリノベーションを行う場合、バリアフリーや断熱性の向上など、目に見えない快適性にお金をかける比率が高いといいます。おおたま / PIXTA(ピクスタ)また、長年住んできた家をリノベーションした人に話を聞くと、「やる気が出た」「エネルギーが湧いた」という言葉をよく耳にします。環境が変わることで心身が健やかになれば長生きにつながるに違いありません。■ 6.資産価値が上がる中古より新築のほうが資産価値が高いというのはご早計。新築は買った途端に中古になるため、年数が経つと価格が半減することも珍しくありません。しかし、中古はさほど極端に値下がりしないし、リノベーションするとむしろ価値が上がるため、賃貸に出した場合も割高な家賃で貸すことができます。ABC / PIXTA(ピクスタ)自分たちの終の住処として考えるだけではなく、いずれは子どもに相続することも想定し、将来売ったり貸したりしやすい資産として価値をキープしておきたいものです。。■ 7.資源の有効活用になる少子高齢化が進む中、今や日本全国の7軒に1軒が空き家といわれ、今後もその割合は増え続けるといわれています。手を入れれば十分住まいとして使える建物がこんなにたくさんあるのに、これを使わないのはもったいないですよね。また、古家を解体すると大量の廃材が生じ、新築時には木材をはじめ、大量の建材が必要になる。TATSU / PIXTA(ピクスタ)環境負荷を考えても、すでにある資源を有効に活用できるリノベーションのほうが、新築よりエコロジーであることは間違いありません。いかがでしたか?いまリノベーションをすべきかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
2019年01月01日最近では中古物件を購入し、リフォーム・リノベーションしたい人が増えています。新築よりも手頃な価格で購入でき、間取りや広さ、こだわりのスペースなど、自分の好きなように家づくりをしていくことができるところに魅力を感じている人が多いようです。しかし、一概にリフォーム・リノベーションをすると言っても、その内容は千差万別。人気の事例を参考にすることで、自分の住まい探しをより具体的に考えるきっかけにもなります。SUVACO株式会社とリノベーション専門情報サイト「リノベりす」は、2018年に同サイトに公開されたリノベーション事例の中から、ユーザーの閲覧数をもとに上位10位をランキングした「人気リノベーション事例ランキング2018」を発表。今回はそのランキング結果のいくつかをご紹介します。■ ヴィンテージやモダンをバランスよく取り入れたリノベ事例がズラリ気になる第1位は、「築38年の中古マンションを、英国ヴィンテージの香り漂う住まいにフルリノベーション」。輸入壁紙やシャビーな仕上げの造作家具を取り入れたヴィンテージ調の深みがありながらも、新素材「モールテックス」を使ったアイランドキッチンや全体的に落ち着いた色味がモダンさを醸し出す、美しい佇まいのお宅です。3位は「築33年の団地をリノベ。北欧ヴィンテージが暮らしに溶け込む住まい」。木とホワイトを基調にしてシンプルで落ち着きのある空間を作りつつ、グレーの壁で深みを加えた、北欧ヴィンテージの家具が似合う、洗練された住まいです。4位は「グレー×白の大人モダン、とことん自分好みのマンションリノベーション」。白をベースとした広いキッチンをメインに、ソファや椅子など家具のファブリックをグレーで統一して、上品な雰囲気を醸し出した事例です。その他には、2位「48平米でも家族3人がのびのび過ごせるマンションリノベ」、5位「アイランドキッチンで空間をのびのび使う!自然素材が心地よいマンションリノベーション」など、空間を上手に使い、広くて過ごしやすくしたリノベーション事例がランクインしました。■ 2018年の人気は異素材ミックスと上質なグレーvicnt / PIXTA(ピクスタ)2018年の人気ランキングから見えるキーワードは「端正とグレイッシュ」。2017年に人気だったのは、木材をベースにモルタルや鉄、石など、あえて異なる素材を組み合わせる手法。今年はさらにその洗練度が高まり、端正でありながらも、どこかあたたかみを感じさせる、調和のとれた事例が上位を占める結果となりました。特に印象的だったのが、上質なグレーを取り入れた事例が多かった点。こうしたグレイッシュな色使いは、いまや不動の人気となっている木の素材感を引き立てつつも、決して脇役にとどまらず、それと調和することで洗練された世界観を醸し出せるのが特徴です。これはデザインやインテリア、素材に対する住み手の感性が成熟し、より本物志向へと変化していることの表れかもしれません。2019年には、どのようなリノベーション事例が人気となるのでしょうか。リノベーションを考えている人は、是非今回のランキングを参考にしてみてくださいね。【参考】※リノベーション専門情報サイト『リノベりす』が「人気リノベーション事例ランキング2018」を発表!
2018年12月31日貼ってはがせるシールタイプの壁紙ってずっと気になっていたのですが、なかなか手が出せずにいました。前回に続いて「貼って剥がせるシール壁紙WALLPROPS」の作業のプロセスから仕上がり、シールタイプの壁紙を使ってみての感想をレポートしたいと思います。■ 甘くはなかった貼る作業!その原因とは?過去に古い団地の一室をDIYも積極的に行って再生させた私たちなので、シールタイプの壁紙だったら簡単だと思っていました。でも家の壁や天井って、意外と垂直・水平ではなかったりするんですよね。スタート地点で左の縦ラインに壁紙を合わせて貼っていくと、右のエンド地点では斜めの隙間ができてしまいます。しかも太いストライプ柄は、2色の巾が均等に並んでいてこそ美しいので、半端な巾の部分が端に入ると、何ともアンバランスに。そうした調整に夫婦二人で悩みながらの作業。カットした細い壁紙で端の隙間をうめたり。大騒ぎしながら、なんとかでき上がった様子がこちら。ライトアップで、ピンクのフラミンゴやグリーンが映えます。努力の甲斐あって、「大人っぽくソフトなアクセント」という狙い通りにはなりましたが、太い縦ストライプは難易度が高いので注意が必要です。■ 壁紙なのに使える意外な場所とは?ホームページの説明書に、なんと「浴室など水のかかる場所にも使えます」と書かれていて驚きました。そこで実験的に、わずかに余っていたものを浴室のタイル壁面に貼ってみることにしました。しかし、タイル目地の影響でしょうか?こういったシート材を貼り慣れている夫でしたが、ゴムべらもこまめに使っても、どうしても気泡がいくつも入ってしまいました。特に無地に近い太いストライプ柄だと、気泡がとても目立つのです。もちろん目地もわかります。これがカラフルで細かい抽象柄であれば、気泡も目地も目立ちにくかったと思います。貼ってから1か月。この間、大型犬のシャンプーを2回しました。水は頻繁にかかっていましたが、浮きや剥がれは生じず、貼った時の状態をキープ。水に強いのは確かなようです。これなら応用範囲が広がりますね!■ そしてやってきたはがす時…、しかし!貼ってはがせるシール壁紙をはがす時がやってきました。ゆっくり慎重にはがしていきます。もとのペンキが点々とはがれてしまうのと、何といっても壁面にシールのベトベトが残ってしまうという事態に!実はこの壁、もともと「貼れない」に分類されていた、ツヤ消し塗装面だったんです。「いざ貼ってみれば意外と大丈夫なんじゃない?」といった期待とチャレンジ精神で踏み切ったのですが、壁のベトベトはホコリも付くので致命的ですね。ここはアクセントクロスとして、残しておくことにしました。では、浴室はどうでしょうか?こちらは、塗装壁よりはがすのに力はいりますが、はがした後にベトベトはまったく残らず、とても綺麗にはがせました。いかがでしたか?できれば一般的なビニールクロスの上に貼る実験や、既出の国産品との比較があれば、もっとよかったですね。とはいえ、柄で難易度が左右されること・適さない壁に貼ると生じること、どちらもやってみなければ、わからなかったことです。商品名のプロップスとは、映画や舞台で使われる小道具の意味だそうで、「家の壁面や家具、ほんの一部分だけでも好きな色柄になっていれば楽しくなる」といったメッセージが込められているのでしょう。確かに苦労はしましたが、結果この場所、今ではとってもお気に入りになっています。
2018年12月20日貼ってはがせるシールタイプの壁紙ってずっと気になっていたのですが、なかなか手が出せずにいました。先日、日々届く様々なダイレクトメールの中から「おっこれは!」と思ったDIY向け商品・モニター募集(抽選)というのを見つけたので、即申し込んでみたところ……めでたく当選して、シールタイプの壁紙をゲットすることが出来ました。今回は、その作業のプロセスから仕上がり、シールタイプの壁紙を使ってみての感想を前後編でレポートしたいと思います。■ やって来たシールタイプの壁紙とは?届いたのは、「貼って剥がせるシール壁紙・WALLPROPS(ウォールプロップス)」というアメリカ製の壁材です。裏側の剥離紙をめくり、いろいろな場所に貼れる上、後できれいに剥がすことができるというもの。賃貸でも、退去時の原状回復が簡単に行えれば、住んでいる間は自分好みの空間を楽しめますね。シールタイプの壁紙は、既に国産で様々なものが出ています。また、どの100均でも、リメイクシート、ウォールシール、壁紙シート等の名称で売られているので、ルームクリップなどのインテリアサイトやインスタでも、素敵な事例がたくさん投稿されていますよね。Graphs / PIXTA(ピクスタ)筆者は、壁といえば「白く塗装」一択で来たので、恥ずかしながら今までこういった壁紙を扱ったことがありませんでした。たまにはこういった素材で「家を遊んでみる」のも良いかも?そんな思いで応募したというわけです。■ どこに貼る?決めるのにひと苦労した結果…シールタイプの壁紙のラインナップは9種類。可愛いパターン柄や木目やタイル柄。見る分にはウキウキするんですが……、やはりプレーンなイメージが好きなので、淡いグレーの太いストライプ柄にしました。さあ、どこに使いましょう?クロスの幅は52センチ・長さは2.5メートル、どこか壁一面といった広い範囲には足りません。壁に、ごく部分的アクセント的に使うか、家具類のリメイクに使うのが妥当そうです。そこでまずトイレを検討しましたが、ここはたくさんの雑貨を飾って楽しむスペースでもあるので、やはり壁は白一色のみにしておきたい。では家具類はと言うと、本当に必要で気に入っているものしか置いていません。それもナチュラルな木目がベストなので貼れません。家が小さいと決めるのもひと苦労です。やっと部屋の隅っこですが「ここかな?」という壁面を見つけました。古い医療棚の上から天井までの、この部分。現在は大きなポスターでほとんど占められていますここならタペストリー感覚でおもしろい効果が出せそうです。まず寸法を測って、クロスを必要な長さにカットしておきます。シールタイプの壁紙を貼る壁の方は、石膏ボードに塗装仕上げです。さっとホコリを落としておくのを忘れずに。さあ、いよいよ貼る作業。器用でDIY歴の長い夫にも協力してもらいます。しかしいざ作業してみると、こんな小さな面でも想定できなかった数々の苦労が!次回に続きます。
2018年12月02日