一向に収まらない新型コロナウイルスの影響に加え、開会式のドタバタもあって開催前は否定的な声が圧倒的に多かった東京五輪。しかし、いざ開幕してみれば日本選手団が過去最多の金メダル数を獲得する大活躍となり、無観客でも大いに盛り上がっている。開幕前の6月にとった本誌のアンケートでは、「東京五輪は楽しみですか?」という質問に対し、半数以上の人が「興味がない」「最後まで楽しめない」と回答していた。【東京五輪は楽しみですか?】(6月23日~25日調べ)楽しみ=16%今は楽しみではないが、始まれば楽しめそう=31%最後まで楽しめないと思う=30%興味がない=23%しかし、開幕後のいま「東京五輪は開催して良かったと思いますか?」とアンケートをしたところ、実に77%の人が開催してよかったと回答。世論はすっかり逆転してしまったことがわかる。【東京五輪は開催して良かったと思いますか?】(7月27日~7月30日調べ)はい=77%いいえ=23%開催してよかったと思う理由としては、「最初は反対でしたがやっぱり見てしまう。選手の頑張りには感動します。日本の政治や委員会の人選は選手に関係ないから」「コロナ禍で明るいニュースもなかったが、選手の素晴らしい活躍のお陰で家族みんなで盛り上がれたため」といった声が寄せられた。東京五輪開催後、新型コロナウイルスはかつてないほど感染拡大しているが、五輪開催への否定的な声はさほど高まっていない。結果的には、トーマス・バッハIOC会長が言った「日本の方は大会が始まれば歓迎してくれると思う」のとおりになってしまったとも……。阿部一二三、詩選手の兄妹金メダル、西矢椛選手の最年少金メダル、水谷隼・伊藤美誠ペアの卓球悲願の初金メダル、ソフトボールの13年ぶり金メダルなど……これだけ朗報が続けば、世論が変わるのも無理はないだろう。五輪の盛り上がりとコロナ禍の収束、どちらかを選ぶなんてできない!?
2021年08月01日7月21日、東京五輪の全競技に先駆けて行われた、福島・あづま球場での女子ソフトボールの無観客試合。試合前には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)、森喜朗元首相(84)、丸川珠代五輪相(50)らが同球場を訪れた。丸川五輪相は始球式後、無観客のスタンドに移動。真夏の炎天下にはにつかわしくない、スーツ姿のSPが4人配置され、丸川五輪相の警備にあたっていたという。「スタンドにいたのは、報道陣、運営関係者、スポンサー関係者ら約100人。球場周辺も制服姿の警官が多数配置されており、“観客が誰もいないのに、こんなにSP要るの?”と“VIP待遇”をいぶかる関係者も多かったです。復興中の福島で丸川五輪相のド派手な赤のシャツは遠目に見ても浮いていました。さすが“上級国民”だな、と」(地元関係者)丸川五輪相には、再登板直後から“国民目線に立っていない”という批判が相次いでいる。「7月20日、東京の新型コロナの新規感染者数が2千人に迫る状況下で、丸川五輪相に立憲民主党の議員らが、“五輪を中止か延期すべきだ”と改めて要請。すると丸川五輪相は水際対策失敗を反省するどころか、開口一番、『もう選手が来ちゃったから!』と、また国民感情を逆なでする回答をしたんです」(政治部記者)さらに丸川五輪相は8月開幕の東京パラリンピックについては、有観客を主張している。「『状況が許せばぜひ観客を入れて行いたい!』と菅首相と同様の台詞を繰り返すだけ。東京に第5波の兆候が表れるなか、国民の安全を二の次にして有観客実施をアピールする。自分の意見がなく、政府の要望を上から目線で伝えるだけなんです」(前出・政治部記者)始球式に参加した丸川五輪相はソフトの試合中もプレーそっちのけで、近くに座る関係者とおしゃべりに夢中だったという。「関係者からの求めとはいえ、場所を変えながら何度も記念写真に笑顔で応じていました。試合終了を待たず、上機嫌で球場を離れていきました」(前出・地元関係者)地元民から顰蹙を買った丸川五輪相。彼女にとって五輪の主役は選手ではなく、自分なのだろう。
2021年07月29日本来であれば、重要な国際親善の場になるはずだった東京五輪。だが、各国首脳や王族の来日は次々と取りやめになり、皇族方の現地観戦も行われないことになってしまった。天皇陛下は22日にIOC委員19人と面会、23日には各国首脳ら12人と面会、そして開会式に出席。すべて、陛下お一人での出席だった。なぜ、雅子さまは出席されなかったのだろうか。「できるだけ面会の人数を減らすためだといわれていますが、それだけが欠席の理由ではないと思われます。実は、雅子さまの体調が思わしくないようなのです。コロナ禍での国民生活、世界各地の感染拡大への憂慮はもちろんのことですが、苦しい状況に置かれている天皇陛下を心配するお気持ちも非常に強いといいます。陛下はまだワクチンを1回しか接種されておらず、感染の危険があるなかで五輪関係の行事に臨まれているからです」(皇室担当記者)7月6日、天皇陛下はお住まいの赤坂御所で新型コロナのワクチンを接種された。だが、2回目の接種は3週間以上の間隔を空ける必要があり、開会式に間に合わなかった。疑問となるのは、なぜ接種を間に合わせなかったのかということだ。ワクチンを1回しか接種されていない陛下に、感染リスクが心配される。感染症を専門とする「のぞみクリニック」の筋野恵介院長は「1回接種しただけでは、感染リスクは当然あります」と語る。「新型コロナウイルスのワクチンは、2回接種することでしっかりと効果が持続する抗体を持つことができます。そのため、1回しか接種していない人は、基本的には打っていない人と同じと考えて感染対策をする必要があります。陛下の場合は、国のほうで感染対策をするでしょうし、会話も距離をとってされるでしょうから感染リスクは高くないと思われます。とはいえ、完全に安全とは言い切れません。感染するリスクに加え、感染させてしまうリスクもゼロではありません」■陛下が1回接種で五輪に臨まれた理由なぜ、2回目の接種が間に合わなかったのか。「陛下ご自身の安全のためにも、世界のVIPへの配慮を考えても、接種を早めるべきだった」と、政府や宮内庁を批判する声もある。だが、宮内庁関係者は「天皇陛下は、国民よりも優先して接種されるという考えはいっさいなかった」と語る。「五輪開幕の時点で、ワクチン接種を2回完了した割合は、日本人全体でやっと2割を超えたばかり。五輪のボランティアさえも多くが接種を完了できていないのです。日本国民の多くがワクチンを接種しておらず、感染の不安を抱える中で五輪が開催される……。ご自身も接種を終えないまま五輪に臨まれた陛下は、IOC関係者に対して、日本国民が置かれた状況を少しでも理解するよう、身をもって示されたのではないでしょうか」本来であれば、御代替わり直後に開催される東京五輪は、天皇陛下と雅子さまが国際親善に活躍される舞台になるはずだった。長野五輪では、上皇ご夫妻が現地のホテルで茶会を催され、IOC関係者ら200人あまりが出席している。今回は、皇族方の競技観戦も取りやめになっている。雅子さまがお出ましになる機会もまったくないのかもしれない。ただ、雅子さまも、選手たちを応援するお気持ちは変わっていない。宮内庁は、福島市で行われたソフトボール予選での日本選手の活躍を、両陛下が喜ばれていると明らかにした。始球式では投手を務めた福島県いわき市の中学3年生は「復興五輪」への思いをこめて投球したという。中学、高校とソフトボール選手として活躍された雅子さまは、胸いっぱいのご様子だったそうだ。陛下が懸念されていた感染拡大の危険性が拭えない中で始まった東京五輪。両陛下が安堵とともに閉会式を迎えられることを願うばかりだ――。
2021年07月28日ついに東京オリンピックが開幕。五輪に向けて鍛錬を重ねた選手たちの奮闘を毎日テレビの前で見守っているというご家庭も多いと思います。そんな中、Twitterに投稿された子どもたちの独特すぎる五輪の楽しみ方が話題に!その発想の可愛さとシュールな写真に、吹き出してしまう人が続出しているようです(笑)。 子どもたちなりの「お・も・て・な・し」 3万RT、8万いいね(※7月下旬現在)がつくほどバズっているのが、2人の女の子ママ、うみのもずく(@bibouroku_2020)さんが投稿したこちらのツイート。子どもたちがテレビに写っている選手にヨーグルトを分けてあげている様子の写真なのですが、撮影タイミングがあまりにも神すぎて、まるで選手がヨーグルトを吹き出しちゃってるみたいな図に(笑)。優しくて可愛らしい子どもの発想にほっこりしつつも、画像を見るとつい笑っちゃうというカオスなツイートになっています(笑)。 時にはプールサイドの方にも うみのもずくさんいわく「選手の頑張っている姿が子どもたちの心に響いた」そうで、子どもたちなりに選手を気遣いながら、よりヨーグルトを食べてもらいやすいシーンを探したり、時にはプールサイドに控えている選手にも差し出したり。写真のインパクトには笑ってしまいますが、子どもたちの優しさが感じられる、素敵なエピソードですよね。 新型コロナの影響で1年延期された末、ようやく開幕した東京五輪。東京で行われる夏季オリンピックを見られるなんて、少なくともあと十数年はない貴重な機会です。子どもたちの心にも、きっと強く残るはず。ぜひ家族で、この貴重な五輪期間を楽しんでくださいね。
2021年07月27日ファッションブランドの世界観を夏の新メニューで表現アルマーニの世界観があふれた、ゴージャスな内装世界中にその名を轟かすデザイナー、ジョルジオ・アルマーニがプロデュースする【アルマーニ / リストランテ】は、【HEINZ BECK TOKYO】に一つ星をもたらした実績を持つカルミネ・アマランテ氏がエグゼクティブシェフを務めていることでも注目のイタリアンレストラン。火入れの温度と時間にこだわり、伝統的なイタリア料理を繊細に、洗練された料理に仕上げることが得意なカルミネ氏。その繊細な仕事ぶりは日本人の感性にも寄り添ってくれています。フードロス食材を使用した話題のコースが2シーズン目に突入エグゼクティブシェフを務めるカルミネ・アマランテ氏同店は2021年3月より、フードロス食材を取り入れた「LOSS FOOD MENU」を提供。そして2シーズン目の今回、夏メニューを7月1日より開始します。天然資源の責任ある使用、環境問題に真摯に取組むことは、グローバル企業にとっての責務。ジョルジオ・アルマーニ自身環境問題に対して高い意識を持つデザイナーとして知られ、環境問題に関するコメントをしばしば発信していますが、その哲学は日本の【アルマーニ / リストランテ】でも継承されています。今回お届けするコースメニューは、春に引き続きFOOD LOSS BANKの協力のもとに創作。食材自体に問題はないものの不揃い・規格外となった野菜や、新型コロナウィルスの影響により出荷先を失った食材など、廃棄される予定であった食材を調達し、全メニューに取り入れています。続いてメニューの一例をご紹介します。『カプレーゼ 2021』フードロス食材のトマト(桃太郎、フルティカ、ピッコラルージュ)サイズが不揃いで、市場で販売ができないトマトを使った前菜のカプレーゼ。真っ白なトマトウォーターのエスプーマ、ミルクとブッラータのジェラートでトマトを覆っています。トマトの自然な甘みと、口の中でふわっと消えていくエスプーマ、濃厚なジェラートのコンビネーションが新鮮な味わいです。『あか牛外もも肉 なすのテクスチャー』フードロス食材の牛肉(肩・外もも)品質にこだわり丁寧に育てられたくまもとあか牛を長時間かけて煮込み、茄子でロールした逸品。あか牛のとろける食感と柔らかい茄子のマリアージュ、甘酸っぱい茄子のピューレソース(アグロドルチェ)との相性も抜群です。こちらは「部位ロス」と呼ばれる、低音調理すると美味しいが調理に技術が必要なため売れ残る部位を使用しています。『LOSS FOOD MENU』7皿のコースメニュー(ランチ/ディナー) ¥10,000(税込・サ別)・大根のフラン・カプレーゼ 2021・スパゲット 赤ピーマンとグリーンソース・金目鯛 枝豆 ライムの香りのコンソメ・あか牛外もも肉 なすのテクスチャー・酒粕 メロン・煎茶 シトラス・カフェ プティフール日本の旬食材とイタリアンが融合する爽やかな“夏のメニュー”が登場フードロス食材を使用したコースはもちろん、従来展開している季節の食材をふんだんに使用した通常メニューも引き続き展開しています。7月1日よりスタートする夏のメニュー(計5コース )は、【アルマーニ / リストランテ】らしい伝統的なイタリア料理と夏に旬を迎える食材との見事な融合が楽しめるものばかり。今回は、全5皿からなる人気のランチメニュー『ASSAGGI』のー例をご紹介します。『タコとキノアのフリット冷たいトマトのガスパチョ』低温調理したタコをマリネし、吸盤だけをソテーすることで食感にコントラストを持たせた一皿。タコの周りに纏わせたキノアやブラックオリーブが、サクサクとした食感を与えてくれます。仕上げに、夏野菜が溶け込んだ濃厚かつ爽やかなトマトソースをかけていただきます。『自家製パスタ“キタッラ”とエスカペーシュ』パスタは、口当たりが爽やかな『自家製パスタ“キタッラ”とエスカペーシュ』をご用意。ズッキーニをEXバージンオイル、ビネガー、にんにくのマリネに漬け込んだエスカペーシュのソースを、四角い断面の自家製パスタに絡めました。トップに飾ったズッキー二チップスの香りと食感がアクセントになっています。『ASSAGGI』5皿のランチコース/5,500円・アミューズ・タコとキノアのフリット 冷たいトマトのガスパチョ・自家製パスタ“キタッラ”とエスカペーシュ・仔牛のロースト 5種類のペッパーとマスタードソース(あか牛のローストに変更の場合は2,500円の追加料金にて承ります)・マンゴーのヴァリエーション ハーブグラニータ・カフェ プティフールほかにも『ARMANI』6皿のランチコース/8,500円、『STAGIONE』7皿のランチ・ディナー共通コース/12,000円、『ARMANI』8皿のディナーコース/17,000円、『GINZA TOWER』9皿のディナーコース/20,000円を用意。フードロス食材を全てのメニューに用いた全7皿からなる話題の「LOSS FOOD MENU」(ランチ・ディナー共通メニュー)と、夏仕様にリニューアルした通常メニュー。環境意識にもつながるフードロス問題を考えるきっかけとしても最適なメニューの数々をぜひ。アルマーニ /リストランテ【エリア】銀座【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】7500円【ディナー平均予算】15000円【アクセス】銀座駅 徒歩3分
2021年07月26日いよいよ2021年7月23日の20時に開会式が行われる、東京五輪。当日の13時頃、開催を記念して航空自衛隊のアクロバット飛行チーム『ブルーインパルス』が都心でパフォーマンスを披露しました。東京都新宿区の国立競技場上空付近に到着した全6機の編隊は、青色や黄色、黒色、緑色、赤色のカラースモークで、青空に五輪マークを描いたのです。東京都千代田区の日比谷で撮影された、ブルーインパルスの姿がこちらです! #航空自衛隊 の #ブルーインパルス は、 #Tokyo2020 開会日に、東京都内上空での展示飛行を行いました✈︎✈︎✈︎写真はその様子です✨ pic.twitter.com/bIquomGgVn — 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) July 23, 2021 素晴らしい編成技術で、青空を飛び回るブルーインパルス。これまでもブルーインパルスは、いろいろな式典に出演したり、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の最前線で闘う医療従事者に感謝の意を表したりと、曲技飛行を披露してきました。コロナウイルスが感染する中での開催ということもあり、不安視する人も多い今回の東京五輪。しかし、ブルーインパルスのパフォーマンスは見た人たちに笑顔を届けてくれたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年07月23日東京五輪が開幕を目前に控えるなか、Twitter上では7月20日ごろから「#もううんざりだよ東京五輪」のハッシュタグを添えた呟きが広がっている。五輪開催を反対する意見もあれば、新型コロナの感染拡大や生活を不安視する声など様々だ。そんななか、脳科学者の茂木健一郎氏(58)が21日午前にツイートした“怒りの呟き”が物議を醸している。《このハッシュタグでつぶやいている、ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方が、うんざり。勝手にやってなさい。ぼくたちはホスト国として東京オリンピック盛り上げます。まずは今日のソフトボールから!》五輪開催に不安を抱える人や反対する人を“声の大きな少数派”を指す「ノイジーマイノリティ」と括り、「#もううんざりだよ東京五輪」のハッシュタグを添えた茂木氏。続くツイートでは《このハッシュタグにのって、コロナ対策と五輪があたかも二者択一であるかのようなことを言うひとたちの非論理性と粗雑な思考にいちばん腹が立つ》と補足したものの、批判が殺到し“炎上騒動”となっている。《「ごちゃごちゃうるさいノイジーマイノリティの方」対「ぼくたち」茂木さん、意識的か無意識的か知らんけど、こうやって分断を煽るのはオリンピック精神に反するのでは?》《茂木先生、これはあんまりだわザルな水際対策、低いワクチン接種率、緊急事態宣言下での五輪開催……何ら有効な対策もなしで、私達の命と生活が脅かされる危機だから、怒ってる。ノイジーマイノリティのレッテル貼りで、当たり前の怒りの声を奪わないでほしい》《抗議の声にうんざりするのは自由だけど、世論調査を見ても「ノイジーマイノリティ」というのは明らかにおかしいでしょ。なぜこの言葉を使うんですかね。願望ですか?》■専門家の見解は「占い」「役立たず」とも……また茂木氏は政府分科会の尾身茂会長(72)が「8月1週目には東京都で感染者が3千人近く増加する」との見解を示した記事を引用し、《適当な数理モデルで占いみたいなことばかり言ってないで、とっとと医療体制のcontingency planを立てればいいのに》などと投稿。さらに《「専門家」の予想なんて、どうせトイモデルで当たらないんだから、メディアもいちいち報道する必要なし!それよりも、contingency planが重要。ずっと言っているのに、「専門家会議」は適当な予想と人々の行動変容のよびかけばかり。役立たず。うんざり》と、痛烈に批判した。専門家の分析を「占い」と呼び、「当たらない」「役立たず」と断じた茂木氏だが、果たして本当にそうだろうか。厚労省が6月30日に公開した京都大学などの研究資料によると、東京都の感染状況について《最も楽観的なシナリオでも7月中に1日の感染者報告数は1,000人を超え、その後2,000人程度まで増加しうる》と指摘していた。実際に7月14日以降、東京都では1,000人を超える感染者が報告され、21日には1,832人にまで達している。また朝日新聞社が17、18日に実施した世論調査によると、五輪開催について賛成は33%、反対は55%。また「安全・安心の大会」の実現には、「できる」との回答が21%、「できない」との回答は68%にのぼったという。「今大会では感染防止対策として、五輪関係者と一般市民が接触しないように『バブル方式』が採用されていますがすでに『機能していない』とも指摘されています。今月に入ってから、67人もの大会関係者の感染者が出ています。茂木さんの非難する『#もううんざりだよ東京五輪』を添えた投稿には、一方的に五輪反対を唱えるものばかりではありません。選手たちを応援しつつも、国民が安心できるような感染対策を講じていない政府や組織委員会のやり方に異議を唱えるコメントもあります。盛り上げたくても盛り上がれない人もいるのです」(スポーツ紙記者)144万人以上ものフォロワーを抱える茂木氏。自身のフォロワーにも五輪反対派がいる可能性は考えなかったのだろうかーー。
2021年07月22日「私は五輪とともに生きてきました。アスリートは、自国開催の五輪で金メダルを取ることを夢見ます。しかしなかなか巡り合うことはありません。今は、生まれた国で五輪を開催し、最高の舞台に整える幸せを感じ、やり遂げる使命を感じています」こう語ったのは東京五輪競技大会組織委員会の橋本聖子会長(56)だ。『日刊スポーツ』によると橋本会長は7月20日、国際オリンピック委員会の総会で冒頭のようにコメント。さらにコロナ禍のなかでの開催について「五輪の価値を問い直して発信できるきっかけになるのではないでしょうか。これを東京モデルとして新たなレガシーとしていきたい」と意気込んだという。‘64年の東京五輪開会式の5日前に生まれ、聖火にちなんで聖子と名付けられた橋本会長。のちにスピードスケートや自転車の選手となり、五輪には7度も出場。そのため“オリンピックの申し子”と呼ばれてきた。しかし優先すべきことは、自身の使命感ではなく「東京五輪の不安を国民から払拭すること」ではないだろうか。「空港検疫で、ウガンダ選手団の1人が陽性者だと判明。しかし濃厚接触者は隔離されず、同じバスで移動することに。そうして別の陽性者も出ることとなりました。6月、菅義偉首相(72)は羽田空港を視察し、水際対策を徹底するよう指示したものの『全然できていない』との指摘が自民党のなかからも聞こえてきます」(全国紙記者)東京五輪に関する問題は新型コロナだけではない。「東京は連日、猛暑日が続いています。そのためアメリカの『CNN』は『五輪史上最大級の猛暑』と報じました。ですが、東京都から提案されている暑さ対策は打ち水やアサガオを植えることなど、原始的なものばかり。またトライアスロンなどの競技が行われるお台場海浜公園の周辺水域では19年、基準の2倍以上もの大腸菌が検出されました。『トイレのような臭いだった』との報告もあり、約1億2,000万円もかけて覆砂を行うなどの対策を取りました。しかし、その効果を疑問視する専門家は後を絶ちません」(前出・全国紙記者)Twitterを見ると東京五輪について《五輪の失態、グダグダっぷり》《恥を世界に発信》と呆れ混じりのツイートも多く見られる。そんななか「やり遂げる使命を感じている」と語った橋本会長にネットでは厳しい声が相次いでいる。《自分一人でやり遂げろやそれもできずに使命とか言うな》《私は、五輪と共に生きていません五輪は4年に一度のスポーツイベントという感覚です》《あんたの使命なんか知らんがな。そんなにやりたけりゃ1人でやって下さい》《人の命より自分の個人的思い入れを上に置くわけね。アカンやろ》
2021年07月22日東京五輪開会式の楽曲制作を担当していたミュージシャン・小山田圭吾が19日、辞任を申し出たことをツイッターで発表した。小山田は、「この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方への配慮に欠けていたと痛感しております」の書き出しから、「関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました」と報告。「皆様より頂きましたご指摘、ご意見を真摯に受け止め、感謝申し上げると共に、これからの行動や考え方へと反映させていきたいと思っております」とし、「この度は、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪の言葉で結んでいる。小山田の担当が今月14日に発表されると、90年代の雑誌インタビューで学生時代に障がい者をいじめていたと告白したことが改めて問題に。これを受け、小山田は16日にツイッターを通じて謝罪し、依頼を受けるに至った経緯などに触れて続投する姿勢を示していた。
2021年07月19日東京五輪の開会式で楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)。五輪開幕まで残すところ4日と迫っているが、小山田氏が90年代に音楽雑誌『ロッキング・オン・ジャパン』と『クイック・ジャパン』で語った“いじめ告白”の余波が広がり続けている。組織委員会は7月14日、東京五輪の制作・演出に関わるクリエイターを発表。その内の一人に小山田氏が名を連ねていたことから、“いじめ告白”の内容がSNS上で拡散。相次ぐ批判を受けて小山田氏は16日に、約1,500文字に及ぶ謝罪文を発表。しかし騒動は収まらず、’94年に小山田氏のインタビューを掲載した「ロッキング・オン・ジャパン」も18日に声明を発表する事態となった。「小山田氏の起用が発表された直後から、SNSで過去の“いじめ告白”を問題視する声や辞任を求める声が続出しました。小山田さんのインタビュー記事は、障がい者とされる同級生らへの虐待行為を武勇伝かのように語る内容でした。90年代の当時でも、その凄惨な内容に嫌悪感を抱いた音楽ファンは数多くいました。今回の東京大会では、一人ひとりが互いに認め合う『多様性と調和』が基本的コンセプト。小山田さんの行いは、そのような理念に大きく反すると言えるでしょう」(音楽誌ライター)小山田氏の“いじめ告白”は瞬く間に情報番組でも取り上げられ、議論の対象となった。なかでも東京五輪に携わるのが、「小山田氏でなければならない理由の説明」を求める声も上がった。18日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演したメイプル超合金のカズレーザー(37)は、「(小山田氏の件について)知りませんでしたではなくて、知っても譲れないんですっていうことを説明しなければいけない」と主張。さらに現段階で「すでに音楽や演出は決まっているはず」とし、「(小山田氏が)辞任しても、別に組織としては成立するはず。辞任させることができないことを、丸川さんとかが説明すればいいだけのこと」と指摘した。さらに19日には加藤勝信官房長官(65)も、会見で「障害の有無に関わらず、いじめや虐待はあってはならない行為だ。政府として共生社会の実現に向けた取り組みを進めており、こうしたことに照らしても全く許されるものではない」と発言。小山田氏の処遇について適切な対応を組織委にもとめていた。■“知らぬ存ぜぬ”の丸川五輪相組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)は17日の会見で、小山田氏について「現時点において十分に謝罪をして反省をして、倫理観を持って行動したいと言っている」とフォロー。組織委員会として「引き続き最後まで準備に尽力していだたきたい」と、小山田氏を続投させる意向を示したのだ。組織委員会が小山田氏を擁護するなか、東京五輪をサポートする立場である丸川珠代五輪相(50)の対応も問題視されている。小山田氏について報じられ始めた16日、丸川氏は会見で「まだ報道を確認していない」「組織委員会が対応されていると思うので、組織委に確認してください」と“知らぬ存ぜぬ”な対応をしたのだった。組織委員会と連携しているはずの丸川氏だが、小山田氏の件が問題になっていることについて「知らない」で済ませて良いのだろうか。「開幕が迫っているとはいえ、小山田氏の続投には批判の声が殺到しています。“五輪のサポート役”であるはずの丸川大臣は、完全にスルー状態です。IOCのバッハ会長とコーツ調整委員長の広島・長崎訪問についても、3日前にも関わらず『伺っていない』『橋本聖子会長に確認します』と受け流していました。その一方で、バッハ会長の歓迎会にはしっかり出席しているのです。丸川大臣は元アナウンサーでもあります。たとえ小山田氏の存在を知らなかったとしても、起用前に調べるなどして組織委員会に助言するといったこともできたのではないでしょうか。きっちり説明しないまま開幕に持ち込んでしまうと、いっそう批判を浴びることになるでしょう」(スポーツ紙記者)“都合の悪いことは知らんふり”とばかりに組織委員会に押し付ける丸川氏の対応に、五輪相としての存在意義を問う声が広がっている。《丸川ってなんの為にいる?知らぬ存ぜぬばかり。辞任して下さい》《何でもかんでも知らぬ存ぜぬで通るとでも思ってるんでしょうか?この方の勉強不足には辟易します》《丸川さんは、五輪担当大臣として何なら知ってるのだろう?承知していない、聞いていない、報告を受けていない(以下略)。いくら別の地平にいるからって、状況把握しようとせず、責任逃れが過ぎやしませんか》
2021年07月19日東京五輪・パラリンピックまで残すところ21日と迫ってきたが、政府や大会組織委員会が謳う「安心・安全」にさらなる不安要素が浮上した。「濃厚接触者の方は、試合には出られるんですか?出られないんですか?」6月30日に国会内で行われた立憲民主党の会議で、内閣官房の担当者に向けてこう質問したのは白眞勲参議院議員(62)。各メディアによると白議員の問いに対して、担当者は「本来であれば濃厚接触になれば、検査で陰性でも14日間自宅待機等の制限がかかるのが日本国内のルール」と説明。いっぽうで「やはり4年に1度の大会」と前置きし、「選手が一生懸命努力を重ねてようやく東京大会に来られた方々。14日間、丸々隔離すると試合に出られない。今まさに、関係者の間で選手のために何ができるのか調整を行っている」と述べたというのだ。担当者の発言を受けて、元パラリンピック競技選手の横沢高徳参議院議員(49)が「仮に出られるとなって、感染が広がると逆にアスリートが批判を受ける」と警告。だが担当者は「どんな条件なら感染が広がらずに選手が出場できるのか」と、濃厚接触者に該当する選手の出場を可能する方針を明かしたという。5月下旬には新型コロナや猛暑による「健康被害」や「死亡に至る可能性」は“自己責任”と、IOCが東京五輪参加者の同意書に盛り込んだことが明らかになったばかり。IOCの担当者は「いかなる政府も保健当局も感染症について保証はできない。われわれ全員が負うべきリスク」と強調し、波紋が広がっていた。「安心・安全」を強調しながらも“濃厚接触者でも出場できるよう調整中”といった方針に、ネットでは反対の意見が続出している。《新型コロナウイルスのパンデミックの最中に、本気で東京五輪を開催する気があるのなら真っ先に検討すべき課題の一つだ。いまだ、こんな初歩的かつ重大なことすら決まっていないなど、本当にあり得ない》《開催一カ月前に調整中?真剣に五輪のコロナ対策を考えているとは思えない……》《濃厚接触者の大会出場を調整してるとか控えめに言って頭おかしい。というか濃厚接触者が参加してたら他の選手も迷惑だろ。五輪開催に関してはもう諦めたけど無駄なリスクは冒さないでくれ》《大暴走中です。阿保の極みです》同日に厚生労働省で開かれた専門家会議では、新型コロナの新規感染者が7月中旬にも増加するとの試算が発表されたばかり。同省が公開した一部研究資料によると、《デルタ株の影響が小さく、人流が6月下旬程度の水準でその後上昇せず経過し(効果的な重点措置が持続する状況に相当)、オリンピックの影響がないとする最も楽観的なシナリオでも7月中に1日の感染者報告数は1,000人を超え、その後2,000人程度まで増加しうる》といった指摘もされている。刻一刻と迫る東京五輪・パラリンピック。「安心・安全」が脅かされかねない方針に、国民の不安は募るばかりだ。
2021年07月02日絆や希望……。聞こえはいいが内容のないそんな言葉で、五輪のリスクをごまかそうとする政府。だが、専門家は開催によって、多くの人の命が脅かされることを警告しているーー。〈無観客開催は、会場内の感染拡大リスクが最も低いので、望ましいと考える〉〈観客がいる中で深夜に及ぶ試合が行われていれば、営業時間短縮や夜間の外出自粛等を要請されている市民にとって、「矛盾したメッセージ」となります〉6月18日に、そんな文言が書かれた“提言”を発表したのは「コロナ専門家有志の会」だ。この提言の正式名称は「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う新型コロナウイルス感染拡大リスクに関する提言」。ここでは五輪を開催した場合の新型コロナウイルスの感染拡大を予測した複数のシミュレーションが紹介されている。感染力が強いインド由来のデルタ株が広がった場合のシミュレーションでは、五輪によって人流が増えると、7月中に東京都の1日の新規感染者数が2,000人を突破するという。それに伴い、重症者数も急増。8月中にも都が現在確保している重症病床数373に至り、最悪の試算では重症者は500人を超えてしまうというのだ。だが、これだけ危機的な予想が出ているにもかかわらず、提言に五輪の「中止」や「延期」を求める意見は盛り込まれなかった。医学博士で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんはこう疑問を呈す。「感染力が強いデルタ株に置き換われば、感染者も重症者も、欧米並みに増える可能性があることがわかっているんです。開催の延期や中止に一切触れないのは、いかがなものでしょうか。本当に、国民や選手のことを考えるなら、熱中症のリスクもなく、かつワクチンも行き届く10月に延期するのが望ましい。そう提言するのが専門家の役割でしょう」当初、有志の会は「開催中止」を提言に盛り込むことを検討していたという。だが、会の一員で、「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の会長の尾身茂氏が6月18日の記者会見で語ったところによると、菅義偉首相がG7(主要国首脳会議)で予定どおりの開催を表明したことから、「開催の検討うんぬんはほとんど意味がなくなった」ために、提言から外したという。要は科学ではなく、政治的な配慮から提言に「中止」や「延期」の文字が入らなかったのだ。結局、政府は実質的にこの提言を黙殺。ふたたび緊急事態宣言が発令されない限り、観客数を“上限1万人”とすると決定している。上さんはこう警鐘を鳴らす。「五輪を開催しなくても、夏場は季節性の要因で感染者が増加する可能性があります。昨年のデータを見ると、春と夏に波が来て、秋にいったん下火になって、また冬に波が来ています。現に東京では、すでに感染が再拡大し始めています」確かに、6月25日の東京都の新規感染者数は562人と、前週から109人も増加した。すでに第5波が始まってしまったかもしれないのだ。「デルタ株による第5波が来れば、重症者数は500人を超えるでしょう。そうなれば、医療崩壊どころか日本社会が崩壊しかねない。残念ながら、中止も延期も入っていない有志の会の提言は、『私たちは警鐘を鳴らしましたよ』というアリバイ作りとしか思えません」
2021年07月01日「NHKは東京五輪の開会式、もしくは閉会式だけでも大野智さん(40)を除く4人をそろえようとねばり強く交渉しました。しかし、これまでスペシャルナビゲーターとして撮影した嵐5人の過去の映像や、楽曲『カイト』が流れることはあっても、新たにメンバー4人がそろうことはありません」(NHK関係者)7月23日から開催される東京五輪。そのNHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターに嵐の櫻井翔(39)と相葉雅紀(38)が就任することが6月23日に発表された。「もともと、スペシャルナビゲーターは嵐が務める予定でした。しかし新型コロナの影響で東京五輪が1年延期。昨年末をもって嵐が活動休止に入ったため、メンバーの出演がどうなるか注目されていました」(テレビ誌記者)NHKは5月19日に行われた放送総局長会見でも「現時点ではまだ決まっておりません。今後決まり次第お伝えします」と答えていた。「そのため“特例”として嵐が東京五輪限定で復活するのでは、とファンたちは一縷の望みを託していたんです」(前出・テレビ誌記者)そんななか今回、正式に櫻井と相葉で出演することが決まったのだ。2人が選ばれた理由を、前出のNHK関係者はこう話す。「櫻井さんは日本テレビ系で6大会連続五輪キャスターを務めてきました。相葉さんもNHKのスポーツ番組に出演しています。そうした2人の実績が評価されました。すでに準備を始めており、6月中旬に2人がスタッフを含めて打ち合わせをしたと聞いています。お互いの得意分野をすり合わせながら担当する競技の分担を行ったようです。また櫻井さんはこれまでの五輪の取材でノートをつけているので、相葉さんに見せて情報を共有するそうですよ」この嵐のメンバー“2人”という数字に大きな意味があるという。「嵐の活動休止以降、嵐のメンバーがテレビ番組で3人以上が一緒に出演したことは一度もなく、最大でも2人までです。6月3日に放送された櫻井さんのバラエティ番組『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)でも、二宮和也さん(38)が、ゲストとして出演しましたが、ほかのメンバーが登場することはありませんでした」(映像関係者)CMでも同じルールが存在すると広告代理店関係者は言う。「現在、JALのアンバサダーとしての活動しているのは、櫻井さんと松本潤さん(37)の2人です。三ツ矢サイダーのCMに出ているのも櫻井さんと相葉さんの2人。ライオンに至ってはもともと同社の別々の製品で、二宮和也さんと相葉さんが起用されていましたが、6月21日にコラボCMが発表されて2人で出演することになりました」■“共演は2人まで”ルールにこだわり続ける理由一度の例外も許さない“嵐の掟”。これほどまでに“共演人数の上限2人”にこだわるのは、ある理由があるようだ。「嵐がデビュー25周年を迎える3年後の’24年に、メンバーは再集結を視野に入れているからでしょう。それまでは、充電中の大野さん以外の4人は個人の活動を積極的に展開していく予定だといいます」(テレビ局関係者)すでに櫻井はキャスター業に加え6月13日に最終回を迎えたドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)で、3年半ぶりの連ドラ復帰を果たした。相葉は3本のバラエティ番組を掛け持ちし、松本は今冬公開予定の映画『99.9』を現在撮影中で、’23年のNHK大河の主役を務めることも決まっている。二宮は、4月からYouTuberとしても活躍している。「二宮さんは6月17日の誕生日に行われた生配信で、38歳の抱負を聞かれて、『チャンネル登録者数300万人』と個人的な目標を答えていました。これはまさしく“各自の今やるべきことをやる”という姿勢の表れだと思います。またその後には、大野さんから『早く40歳になれ』と誕生日を祝うメッセージが来たことを明かしていました。大野さんの名前を出し、“嵐の絆”を強調したのは、それぞれが個人のことに注力しつつも、嵐は必ず戻ってくるということを示していたのでしょう」(前出・映像関係者)こうしたスタンスはメンバーの“総意”でもあるという。「今回のNHK東京五輪スペシャルナビゲーターという超大役でも、嵐のメンバー4人が集まる“例外”をつくらなかったのは、『5人で嵐』という共有の認識を持っているからでしょう。大野さんが戻りやすくする気遣いといった面もあるのではないでしょうか。昨年予定していた7年ぶりとなる国立競技場でのライブも無観客での開催になるなど、ファンの前で直接、感謝を伝えることができなかったことも心残りだったようです。さらに、ジャニーズの歴史上、ファンの前で25周年のライブを開催できたグループはいません。悲願をなんとしても達成したいという思いは、嵐のメンバーの頭の中にあると思います」(前出・映像関係者)東京五輪でも2人の出演にとどめたのは、’24年の再集結に向け、“嵐の掟”を守り続ける決意表明なのだろう。
2021年06月29日東京五輪・パラリンピックを巡る数々の“迷言”で、これまでも批判を浴びてきた丸川珠代五輪相(50)。またしても、丸川五輪相の発言が物議を醸している。6月23日、政府や組織委員会、競技会場がある自治体などの連絡協議会がオンラインで開かれた。各紙によると埼玉県の大野元裕知事(57)と千葉県の熊谷俊人知事(43)は、午後9時以降に開催される競技について無観客での開催を要請。知事たちの要請を受け、組織委員会は「まん延防止等重点措置」の期限である7月11日までに判断する方針を示したという。この件について24日、丸川五輪相は産経新聞の取材に応じ、「地域ごとに感染の状況が違う中で、国としても知事の判断の権限は非常に大きいと認識している」とコメント。その上で、「仮に知事がどうしても慎重な判断をせざるを得ないときには、最終的に国は受け止めるべきだと思っている」と発言したのだ。さらに続けて「仮に知事が人流の抑制が必要だと判断するときには無観客も検討しなければならないことは頭の中に置いている。基本的には観客を入れることとしているが、工夫できることがないか調整している」と述べたという。■「当事者意識、全くなし」「知事の判断」を全面的に押し出した丸川五輪相だが、誤解を招くことにはならないだろうか。全国紙記者が語る。「埼玉県ではバスケットボールやサッカー、千葉県ではフェンシングやテコンドーなど午後9時以降に予定されている試合もあります。いっぽう首都圏1都3県では感染症対策として、現在、イベントの開催時間は午後9時までです。そのため観客の有無以前に、五輪競技だけ時間制限を緩和することは『矛盾している』といった指摘もあがっています。しかしながら五輪に関する判断について、競技会場のある自治体の知事に決定権はありません。丸川大臣の説明ですと、『判断するのは知事』と責任を押し付けているように受け取られてもおかしくありません」“最終的な判断は知事に委ねる”とも言わんばかりの丸川五輪相の発言に、ネット上では「無責任」と存在意義を問う声が相次いでいる。《「判断」という表現が卑怯ですね。知事は要請する側で、判断するのはあなたでしょう?判断主体を知事であるかのように表現していては、丸川大臣あなたは何のためにいるのでしょうか?批判を受けない為に知事に責任を丸投げしてるようにしか、思えません》《夜間無観客は知事判断でできる…ってこの方は言ってるんですかね?ならば昼間無観客も知事判断できるんですかね?その権限を大臣が認めた、ということでいいんですかね?》《当事者意識、全くなし》また、丸川五輪相はコロナ禍で五輪を開催する意義について問われ、次のようにも述べたという。「アスリートがどれほどの努力を重ねてきたか、実際競技をしている姿を見ることを通じて、『これから社会を動かそう。自分たちの生活を、もう一度動かし始めよう』と思う勇気を分かち合う大会になれば素晴らしい」「社会」や「生活」を持ち出すのであれば、もっと寄り添う姿勢が必要なのではないだろうか。
2021年06月26日開幕まで1カ月を切った東京五輪。まだまだコロナ禍が終息したとは言えない中、いよいよ開催に向けて急ピッチに動き出した感があります。そこで、女性自身では読者の皆さんに東京五輪に関するアンケートを実施しました(6月23日~25日)。30代~50代を中心に幅広い年代の100名超の方たちにご回答いただきました。まずは、東京五輪を“楽しみ”と感じているかどうか。今なお開催自体に反対意見も多い状況ですが、「いざ始まれば盛り上がるのでは?」といった声もしばしば耳にします。【東京五輪は楽しみですか?】楽しみ:16.3%今は楽しみではないが、始まれば楽しめると思う:30.8%最後まで楽しめないと思う:29.8%興味がない:23.1%アンケートの結果、「今は楽しみではないが、始まれば楽しめると思う」人と「最後まで楽しめないと思う」人の数が拮抗。最後まで楽しめない人と「興味がない」人を合わせると半数以上になり、「楽しみ」と答えた方は16.3%にとどまりました。アンケートの結果からも、開催直前に迫った今なお盛り上がらない印象の東京五輪。次にテレビ等での視聴に関して聞いた結果、57%の人が「見る」と回答しました。ライフスタイルが多様な現代でも、これだけ多くの人が目にするコンテンツという意味では五輪パワーも感じられます。一方で、4割以上の方はそもそもスポーツ等に関心のない層なのかもしれません。【東京オリンピックをテレビやネット等で見ますか?】見る:58.7%見ない:41.3%東京五輪は招致決定以来、あまりにも多くのスキャンダルやトラブルに見舞われてきたことは周知のとおりです。準備期間が最終局面を迎えた今、いったい誰の責任が大きいのかを、旗振り役である政治家を中心に尋ねました。【盛り上がっていないのは誰の責任が大きい?】菅義偉:54.8%トーマス・バッハ:30.8%森喜朗:23.1%安倍晋三:22.1%小池百合子:21.2%丸川珠代:16.3%橋本聖子:13.5%山下泰裕:8.7%結果は菅義偉首相が断トツとなりました。そしてトーマス・バッハIOC会長が第2位に。知名度の高い日本人政治家たちを抑えて数多くの得票となったのは意外でした。強大な権限が明らかとなってきたIOCへの不信感の大きさが分かります。これから一か月、残りの出場選手の確定、海外選手の来日が相次ぎ、テレビ等での報道や特番企画など五輪ムードは高まっていくと予想されますが、コロナの感染拡大防止や、国民の不信感払拭には険しい道のりが予想されます。「終わってみれば盛り上がった」そんな東京五輪はやってくるのでしょうか。
2021年06月26日開催まで1カ月を切っているにも関わらず、東京五輪・パラリンピック組織委員会(以下組織委)による“迷走”が止まらない。事の発端は6月22日に共同通信が報じた、組織委が五輪競技会場での酒類の販売を認める方向で調整しているとしたニュース。まん延防止等重点措置などで飲食店による酒類の提供が今も厳しく制限されている中での、五輪への“特別扱い”には世間の不満が爆発。報道を受けた丸川珠代五輪相(50)は、同日の記者会見で「大会の性質上、ステークホルダー(スポンサーなどの利害関係者)の存在があるので組織委はそのことを念頭に検討される」と発言。この発言によって、五輪のゴールドパートナーであるアサヒビールの公式SNSには批判が殺到する事態にまでなった。しかし、その夜に事態は急転する。同日の22時頃、共同通信は組織委が酒類販売を見送る方針を固めたことを報じたのだ。翌日には組織委の橋本聖子会長(56)が記者会見で、「少しでも国民の皆さんに不安があるようなことがあれば(酒類の提供は)断念しないといけない」と正式に酒類の提供中止を発表した。アサヒビールも、23日に公式サイトで次のようにコメントしている。《当社は大会組織委員会の酒類提供見送りの決定を支持します。また昨日、酒類提供容認の報道を受け、当社から大会組織委員会へ酒類提供を見送るように提言を行いました》反発を予測できず、すぐに方針を変更する組織委の“朝令暮改ぶり”には失笑する声が相次いだ。《オリンピックでの酒類販売、医療、飲食の団体から猛反対をくらって中止になったみたいだけど、そもそも、そう言う発想が狂気の沙汰》《この朝令暮改はどう考えてもお粗末だなぁ》衆議院議員の小沢一郎氏(79)もTwitterで次のように呟いていた。《批判が強いからやめる。全てが場当たり的で、いい加減。無責任極まりない。国民の命と生活を第一に考えていないから、こうなる。考え方の根本が間違っている。》
2021年06月24日週末宿泊プランを限定販売野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は様々な地域にてスポーツクラブ「メガロス」の46施設を運営、健康の新たな価値を提供し、スポーツクラブ事業の枠を超えた新たなサービスの提供を行っています。同社はグループ会社の野村不動産ホテルズ株式会社の管理・運営するNOHGA HOTEL UENO TOKYOと共に、特別宿泊プランを販売することを明らかにしました。宿泊日は6月18日(金)から21日(月)の3泊4日。トレーニングスーツやオリジナルアロマ、バスソルトなどの豪華お土産付きです。総合的なウェルネスを整える豊かな時間今回販売される宿泊プランは、「運動」「食事・栄養」「睡眠」に特化したプログラムを備え、メガロスインストラクターによるパーソナルトレーニングや朝ヨガ、瞑想などを体験できるものです。コロナ禍での外出自粛により健康関連の問題意識を抱えいる人に向け、ホテル内フィットネスジムを貸し切りで使用し、パーソナルトレーニングを行います。朝昼夜の食事付きで栄養管理も徹底され、客室には最高な眠りを提供するエアウィーブのマットレスを採用するなど、トレーニング以外のボディメンテナンスにも配慮さたプランです。(画像はプレスリリースより)【参考】※メガロス×NOHGA 充実の4日間 ウェルネスステイ
2021年06月01日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の世界的な流行によって、1年の開催延期が決定された東京五輪。開催日は2021年7月23日に変更されましたが、同年5月現在、コロナウイルスは終息するどころか、さらに感染を広げています。東京五輪を開催すれば、世界中の選手が来日する上、多くの医療従事者が協力を求められることに。開催に対し、「今はそんな場合ではない。中止にするべきだ」という声が相次いでいます。東京五輪の反対意見ついて、池江璃花子選手が持論を展開白血病の治療で一度は東京五輪の代表の座を逃したものの、開催の延期によって奇跡的に内定をつかんだ競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手。同月7日、池江選手はTwiterで「辞退してほしい」「開催の反対に声を上げてほしい」といった意見が寄せられていることを明かしました。そういった東京五輪の開催反対を求める声に対し、池江選手は丁寧な言葉で持論を展開しています。いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 池江選手だけでなく、きっと多くの選手がコロナ禍での開催に不安を感じているでしょう。しかし、五輪開催の決定権は選手にはありません。現在も選手たちは、私たちと同じように感染や重症化のリスクにおびえながら生活を送っています。決定権のない選手にそういった言葉を投げかけるのは、見当違いといえるでしょう。一連の投稿に対し、合計でおよそ40万件もの『いいね』が寄せられました。文章を通して、池江選手のもどかしい気持ちは多くの人に伝わったようです。・選手個人にそんなことをいってもね…。企業の不祥事で社員を叩くようなものでは?・五輪開催反対の気持ちは分からないでもないけど、選手に「辞退しろ」というのは違うでしょ。・すごく言葉を選んで発言してるのが伝わってくる。お門違いの批判だよ…。五輪は多くのアスリートにとって世界の頂点であり、あこがれの場所。だからこそ、今の状況は心苦しいものでしょう。「今やるべきことをまっとうし、応援してくれる人の期待に応えたい一心でいる」という池江さんの言葉は、きっとほかの選手も同じはず。東京五輪がこの先どうなるかは分かりませんが、懸命に練習している選手個人に中止を求める声がなくなることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年05月08日東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、日本スポーツ協会公認スポーツドクターを200人程募集していると報じられた。各紙によると大会開催期間中に競技会場などで熱中症や新型コロナ感染の疑いがある人、体調不良を訴えた観客などの対応に従事してもらうという。応募締め切りは今月14日までとのこと。公認スポーツドクターとは医師免許取得後4年が経過し、必要な講習を受講して得られる資格。いっぽうで五輪大会への従事はボランティアとなり、交通費などを除いて報酬は支給されないという。五輪の医療従事者をめぐっては、組織委が日本看護協会に医療スタッフとして看護師約500人の確保を要請したことも明らかになったばかり。また看護師への待遇も交通費や食事の提供は規定されているが、肝心の報酬については明記されていないというのだ。菅義偉首相(72)は4月30日に、「看護協会の中で現在、休んでいる方もたくさんいると聞いている。可能だと考えている」と要請を容認していた。「国内ではインド由来の変異株も発見され、パンデミックが深刻化しています。新規陽性者数の高止まりが続いている大阪では、重症病床使用率が99.7%にまで達している状況です。兵庫県ではコロナ対応にあたる看護師が、全国各地から46人派遣されると決まったばかり。医療逼迫が喫緊の課題となっているなか、『五輪を開催すべきでない』という声は高まっています」(全国紙記者)NHKによると立憲民主党は、「五輪開催に必要な医療従事者の確保よりも感染者の治療とワクチンの接種に充てることを優先すべき」と大型連休明けに提言すると報じられている。五輪開催まで残すところ80日と迫るなか、医療従事者を無償でかき集めようとする組織委に批判が殺到している。《看護師に続いて今度は医師をただ働きさせるとは!どれだけ五輪搾取をやれば気がすむのか》《なんでスポーツドクター資格者が「新型コロナウイルス感染症の疑いがある人への救急対応」を無償でやらなあかんのん?》《このご時世にこれをボランティアで募集とは、どこまで人を見下す政府なのか…》
2021年05月04日《IOCはGHQなの?》《進駐軍が上陸してきて、無理やり五輪を開催でもするんでしょうか?》いまツイッター上では菅義偉首相(72)にこんなツッコミが相次いでいる。「東京オリンピックですけれども、これの開催はIOCが権限を持っております。IOCが東京大会を開催することを、既に世界のそれぞれのIOCの中で決めています」4月23日の会見でこう語った菅首相。東京新聞の記者に「国民の命よりも五輪を優先させていないか」と問われてのことだった。“五輪の開催も中止も、権限はIOC(国際オリンピック委員会)にあるので政府は決められない”というお決まりの逃げ口上。すかさず、フリージャーナリストの江川紹子さんが「IOCは日本国民の命や健康に責任を持っていない」と追及したのだが……。「IOCがそれぞれの国のオリンピック委員会と協議した上で(開催を)決定しています。<中略>開催する方向で今、動いています」やはり菅首相は決定権がIOCにあると繰り返すだけで、質問には正面から答えない。江川さんのさらなる質問の声は内閣広報官によって妨害された。ツイッター上では会見を見た人からこんな呆れ声が。《記者の質問「国民の命より五輪が優先されていないか」に対して「五輪の開催はIOCが権限を持っている」はひどい。これじゃ、日本は主権国家たることを放棄してるように見えちゃう》政治学者の山口二郎法政大学教授はこうツイートした。《菅は主権国家の権力者ではない。もしそうならオリンピック開催の権限はIOCにあるなどという責任転嫁をしないはず》■「成功したら菅首相のおかげ、感染拡大はIOCのせい」日本国内で行われ、多額の税金が支出されている東京五輪。新型コロナウイルスの感染拡大を招くリスクがあるイベントであるにもかかわらず、五輪の開催についてはIOCがいっさいの権限を有するために、自らに開催の可否は決める責任はないと日本政府は繰り返し主張してきた。一方で、緊急事態宣言下で多くのイベントが中止や延期を余儀なくされるなかでも、聖火リレーは強行。さらに、選手や大会関係者の入国時の特例措置も決まるなど、東京五輪についての“特別扱い”は続いている。冒頭のように、IOCはまるで日本政府にとって超法規的な上部団体のようだとして、太平洋戦争の敗戦後に日本を占領下に置いていたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)になぞらえる人も多い。実際に、菅首相や政府関係者の発言からは、IOCは当時の日本にとってのGHQのように、決して逆らえない存在であるかのようにも聞こえる。しかし、スポーツライターはこう指摘する。「IOCが軍事力を背景に無理やり五輪を開催でもするのでしょうか?中止や延期の権限がIOCにあるからといって、開催国の意向を無視して五輪はできません。日本側が難しいといえば、その判断は尊重される。菅首相は実質的に中止の決定権を持ちながらも、それを放棄するのは責任逃れというほかありません」日本側が中止を求めた場合、巨額の違約金を求められるという声も出ているが……。「全世界的にコロナが流行する前代未聞の状況下で、本当に(違約金を)求められるのか、求められるとしたらいくらなのかも明らかにされていません。いずれにせよ、お金を取られる“かもしれない”から、国民の健康と生命を危険にさらしても五輪を強行する、というのは常識的な判断ではない。もし、違約金を開催の理由にするなら、その金額を明らかにしたうえで、国民の声を聞くべきです」(前出・スポーツライター)「菅首相は自らが責任を負わない形で五輪が開催されてほしいというのが本音」だと語るのは、与党議員の元秘書だ。「もちろんIOCはGHQではありませんので(笑)、日本が開催は無理といえばそれが通ることは菅首相もわかっています。実際は東京五輪を行って、お祭りムードの余韻のなかで衆議院選挙に突入したいというのが本音でしょう。なんとなく現状を肯定するような雰囲気があれば、与党に票が流れますから。五輪が滞りなく終われば菅首相の功績、仮に感染拡大の要因となれば開催権をもつIOCのせい、ということにしたいのでしょう」国民の生命と健康に関する責任を自ら放棄するのは、主権国家の総理大臣にふさわしくない行いであることだけは間違いない。
2021年04月27日競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、2021年4月8日、東京五輪の400メートルリレーの代表に内定。池江選手は、同月4日にもメドレーリレーで代表に内定しており、今回で2つ目の日本代表入りとなります。競泳・池江璃花子選手が東京五輪代表に白血病回復からの内定に「素晴らしい奇跡」この日、女子100メートル自由形で優勝し、2冠を達成した池江選手。2019年2月に、白血病であることを公表していたため、競泳で復活した姿は多くの人の心を打ちました。ネット上では「おめでとう!」「暗い話題が続く中でいいニュース!」などの声が上がっています。池江さんの輝く姿は、同じく白血病を患っている人たちへの励みにもなるでしょう。これからも、努力し続ける池江選手を応援したいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月08日ビデオゲーム「ボーダーランズ」が映画化されることになった。監督はイーライ・ロス。キャストも豪華で、リリス役にはケイト・ブランシェット、ローランド役にはケビン・ハート、アトラス役にはエドガー・ラミレスが決まっている。ほかにジャック・ブラック、ハーレイ・ベネット、ジェイミー・リー・カーティス、アリアナ・グリーンブラット、フロリアン・ムンテアヌらが出演する。アメリカでの配給はライオンズゲート。ロスの最近作は、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』。文=猿渡由紀
2021年04月06日2021年4月4日、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、東京五輪の代表に内定しました。池江選手は100mバタフライ決勝で57秒77の記録を打ち出して優勝。また、400mメドレーリレーの派遣標準記録を突破しています。インタビュー中では感極まり、美しい涙を流した池江選手。代表の内定について、このようにコメントをしています。「57秒台が出るとは思わなかったし、リレーの派遣標準記録も切れると思わなかった。一番戻ってくるのが時間がかかる種目だと思っていた。優勝も狙っていなかったけど、何番でもここにいることに幸せを感じようと思った。仲間たちが全力で送り出してくれて、とても幸せ。本当にうれしかった。言葉にできない。ものすごく自信がついたレースだった」サンケイスポーツーより引用池江選手は2019年2月に、白血病であることを公表。当時、東京五輪は2020年に開催が予定されていたため、多くの人から惜しむ声が寄せられていました。五輪は多くのアスリートにとって、目標といえる大会です。池江選手は白血病の発覚に加え、東京五輪への出場が絶望的だったことに大きなショックを受けたことでしょう。つらい治療を乗り越えた後、リハビリや練習に励んできた池江選手。今回の内定に対し、多くの人から祝福する声が寄せられています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月04日東京五輪・パラリンピック組織委員会は4月1日、『週刊文春』及び『文春オンライン』に掲載された、五輪の開閉会式の演出に関する記事について、厳重抗議したと発表した。同委員会は、内部資料を掲載して販売することは著作権の侵害にあたるとし、掲載誌回収やオンライン記事の全面削除、資料破棄などを求めている。『週刊文春』で報じられたのは、開閉会式制作チームのメンバーだった振付師のMIKIKO氏のチームがIOCにプレゼンした280ページに及ぶ内部資料(昨年4月6日付)。記事内では演出内容についての言及や、資料の一部画像が掲載されている。MIKIKO氏は当時、五輪開閉会式の演出担当の責任者を務めていた。同誌の報道によると、昨年4月にはIOCに開会式案のプレゼンも行っており、その企画は高い評価を得ていたという。しかし昨年5月、急遽責任者が佐々木宏氏(66)に変更となる。その後佐々木氏は、それまでのMIKIKO氏の企画案を無視し、IOCに新たな企画案のプレゼンを重ねた。しかし、それらの案はIOCに認められなかったため、佐々木氏はMIKIKO氏の案を切り貼りして作成した企画を提出していたという。佐々木氏は、女性芸能人の容姿侮蔑を理由に、3月18日に辞任している。組織委員会の抗議文書には《さらに、制作チームの当時のクリエイティブディレクターなど、内容を知りうる全ての関係者には、あらためて守秘義務の遵守徹底を求めてまいります》とMIKIKO氏を示唆するような表現も。MIKIKO氏は、文春の直撃を受けても「守秘義務からお答えできない」と報じられていた――。再び巻き込まれる形となったMIKIKO氏には、同情の声がSNS上で多く寄せられている。《MIKIKOさん、はた迷惑だろうな》《今回の暴露で、mikiko氏が傷ついてしまうことが一番心配》《何の罪もないMIKIKO先生の負担があるんじゃないかと心配になります…》さらに、今回の抗議声明をうけて五輪組織委員会への批判も高まるいっぽうだ。《おそらくは元々の案をそのままではないにせよ、切り貼りしたような案で進めているのでは》《ボツにしたんでしょ? なら公開してもいいじゃないのよ? 》《え?クビにした人のプランですよね》身から出た錆、と組織委員会に対する世間の視線は冷ややかだ。「不採用になった案を“勝手に公開していい”という機密保持契約はほとんどないでしょうから、情報の漏洩がに批判が集まるのは仕方ないでしょう。しかし、これだけの報道があった後『MIKIKOさんの企画案を一度ボツにしたにもかかわらず、やっぱりその案を切り貼りして開会式を行おうとしていたんだ』と、組織委員会の自分勝手な行動が推測されてしまった。火に油を注ぐ形になってしまいましたね」(社会部記者)この状況下、はたしてどのような開会式が開催されるのだろうか――。
2021年04月02日2021年3月17日、東京五輪・パラ五輪の開閉会式の企画・演出で統括役を務める、クリエイティブディレクターの佐々木宏氏の発言が週刊誌で報じられました。その内容は、タレントの渡辺直美さんにブタをモチーフにした衣装を着せ、『オリンピッグ(ブタ)』というキャラとして式典に起用するというもの。ネットでこの件が報じられると、批判する声が殺到。「他人の体型を下品なネタにするなんて」「ブタに例えるのは侮辱している」と怒りの声が上がりました。同日、佐々木氏は大会組織委員会を通して「心から反省し、お詫び申し上げる」とコメントしています。『オリンピッグ』問題に渡辺直美がコメント翌18日、所属事務所である吉本興業ホールディングス株式会社のウェブサイトに、渡辺さんがコメントを掲載。議論を呼んでいる『オリンピッグ』の話題について、渡辺さんは冷静に思いを明かしています。「オリンピックの件ですが、去年、会社を通じて内々に開会式への出演依頼をいただいておりましたが、コロナの影響で オリンピックも延期となり、依頼も一度白紙になったと聞いておりました。それ以降は何も知らされておらず、最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております。表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。実際、私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております。私自身まだまだ未熟な部分もありますので、周りの方にご指導いただきながら、これからも皆様に、楽しんでいただけるエンターテイメントを作っていけるよう精進して参りたいと思います。」吉本興業ホールディングス株式会社ーより引用ひと昔前は、人の身体的特徴や生まれ持った性質を『笑いのネタ』にすることが当たり前のように行われてきました。しかし時代は移り変わり、人権意識は日々アップデートされています。2021年の価値観でいうと、体型を他人が笑いのネタにするのは批判されてしかるべき行為といえるでしょう。怒りや不快感をあらわにせず、冷静に人権意識についての考えを述べた渡辺さん。その対応に、多くの人から称賛する声が上がっています。・渡辺さんの対応の、なんと素晴らしいことか。こういうのを『大人の対応』っていうんですね。・ブタに例えるだなんて、世間の認識的には侮辱でしょう。発想が小学生のいじめみたい。・渡辺さんが自ら体型をネタにするのと、他者がいじるのは全然違う。自分の体型を個性と受け入れている人もいれば、コンプレックスを抱えて苦しい思いをしている人もいます。渡辺さんのコメントは、苦しんでいる人の心にも寄り添ってくれたのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年03月18日本来は食べることができたはずの食品が廃棄されることを指す、フードロス。農林水産省によると、2017年の食品ロス量は約612万トン、国民1人あたりに換算すると毎日132gになり、お茶碗1杯分の食べものが捨てられていることになります。廃棄扱いの米が使用された『アイピロー』フードロス削減に貢献するべく立ち上がったのが、衣食住に関わるオリジナル商品を販売している、ライフスタイルショップ『KEYUCA』。小物・雑貨メーカー『株式会社京都リゼ』と協力開発した、温めても冷やしても使える『無農薬玄米のリラックスアイピロー』の販売を開始しました。このアイピローに使用されている米は、近畿地方産の無農薬玄米の中から、規格が合わなかったり、精米機からこぼれ落ちたりして、廃棄扱いにされていたものです。500Wのレンジで30秒ほど温めると、中身の玄米と塩に含まれた水分が蒸気となり、温熱が目元をじんわりと癒してくれるのだとか。5〜10分程度温かさが持続し、パソコンやスマホの操作で疲れた目を癒してくれます。繰り返し使用できるため、環境に配慮されているのもポイントです。また、冷蔵庫で30分ほど冷やすと、腫れぼったさが気になる目元をクールダウンすることも可能。おでこや首元を冷やすこともできるため、暑い季節にも活躍します。カラーはアイボリーとカーキの2色で、価格は1600円。『食べる』でなく、『使う』という形でフードロス削減に貢献できる、新しい発想です。気になった人は、手にとってみてはいかがですか。【無農薬玄米のリラックスアイピロー】価格:1600円(税込み1760円)カラー:アイボリー、カーキ(カバー色)材質:外生地・中生地=綿100%中身:玄米(無農薬)、塩生産国:日本発売日:2021年2月27日備考:電子レンジ使用可grapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。grape『日本がんばれ応援団』特集[文・構成/grape編集部]
2021年03月09日新型コロナウイルス感染症のまん延により、フードロスが深刻化している、2021年2月現在。同月25日に、パンなどを販売するブーランジェリー『PAUL』と、フードロス削減を目的にフローズンフルーツを提供する『HenoHeno』、そしてフードロス削減サービス『TABETE』がコラボキャンペーンを発表しました。3社はタッグを組み、食べるだけでフードロス削減になるオリジナルメニューを、10種類以上開発。一品目として、瀬戸内レモンを使った『瀬戸内レモンパイ』を、同日から発売しています。こちらの商品は、育て方や味は同じであるにも関わらず「サイズが基準を満たしていない」「小さなキズがある」といった理由で市場に出回らない、規格外のフルーツを使用。ハチミツ漬けのレモンとカスタードクリーム、アーモンドクリームをのせて焼き上げた、本格的な味わいを楽しめるパイです。行き場のないおいしい果物を使用して作られたパンを食べるだけで、フードロス削減に貢献できる、嬉しい取り組みですね。規格外のフルーツを使ったコラボメニューは、全国の『PAUL』にて、月替りで発売されます。2021年3月に対象となるフルーツは、甘夏とのこと。気になる年間スケジュールがこちらです。※果物の収穫状況等によって変更になる可能性があります。各フルーツを使い切るまでの期間限定発売のため、気になる人はお早めにお買い求めくださいね!『瀬戸内レモンパイ』金額:380円(税込)販売店舗:札幌から福岡まで26店舗※一部催事を除くgrapeでは、コロナ禍における企業や人々の奮闘を紹介する記事を、特集という形でまとめています。よろしければご覧ください。grape『日本がんばれ応援団』特集[文・構成/grape編集部]
2021年02月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「技能五輪」です。今後は技能の時代。明るい未来を担う若者に期待。「技能五輪全国大会」は、23歳以下の技能者を対象に、技能を競い合う大会です。競技課題は機械系、金属系、建設・建築系、電子技術系、情報通信系、サービス・ファッション系に分かれており、機械組立て、機械製図、自動車工、時計修理、車体塗装、配管、建築大工、造園、電子機器組立て、ウェブデザイン、美容、理容、洋裁、洋菓子製造、レストランサービスなど多岐にわたり、全部で42職種あります。技能五輪を主催しているのは、厚生労働省の傘下にある中央職業能力開発協会。技能者に努力目標を与え、一般に技能の大切さを伝え、技能を尊重する機運を作ることを目的にしています。1963年から毎年開催されていて、偶数年は技能五輪国際大会の出場選手の選考も兼ねています。2019年に行われた技能五輪国際大会では、「情報ネットワーク施工」と「産業機械組立て」部門で日本は金賞を受賞、ほか銀賞3つ、敢闘賞を6つ獲得するなど、世界のなかでも奮闘しているんですね。日本は戦後、技能の力で成長してきました。ところが金融などの産業が次第に成長するにつれ、ホワイトカラーのほうがもてはやされていきました。技能五輪の参加者も1973年の808人をピークに、‘90年には319人まで減ってしまいました。ところがバブル崩壊以降、ホワイトカラーが大量リストラされるようになると、再びブルーカラーの職種に注目が集まり、ものづくりへの関心が高まっていきました。平成は、大切な技能者を「コスト」とみなし、痛めつけてきた時代でもありました。それが日本の成長を低下させた一因になっていたと思います。最近は製造業や金融業の業績が振るわず、エンジニアが市場に流出しています。そんななか、IT業界では10~20代の、フリーランスのITエンジニアが増えています。企業に属さず、個人事業主やフリーという働き方が認知され、プロジェクトごとに雇われる形態が支持されているのです。技能があれば国内外を問わず、どこでも働けます。いまこそ技能者。これからは確かな技能が学べる場が必要になるでしょう。教育現場も、一般教養から技能重視に変わっていくかもしれません。堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。『モーニングCROSS』(TOKYO MX 平日7:00~8:00)にメインキャスターとして出演中。※『anan』2021年2月24日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年02月18日昨今、社会をあげて取り組むべき課題の1つとして、関心が寄せられている『食品ロス(フードロス)』。日本では年間54兆円もの商品が過剰在庫として積み上がり、毎日大量の商品が使われずに廃棄されているといいます。特に食品においては、毎年600万トン超もの食糧が食べられずに捨てられているとも。また、2020年から感染拡大を続けている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の影響により、今後、食品ロス増加が予想されています。そんな中、多くの企業が食品ロス問題解決のため、さまざまな取り組みを開始。株式会社レットが運営する、訳あり品を取り扱うマーケット『Let(レット)』もまた、過剰在庫や大量廃棄をなくすべくスタートしたサービスです。コロナに負けるな!食品ロス救済セールがお得『Let』は、余った在庫、型落ち品、見切り品、B級品、規格外品、新古品など、いわゆる『訳あり品』を売買できるマーケットプレイス。訳あり品のため、通常より安い価格で買えるとあり、急激に利用者を伸ばしているサービスです。また、コロナウイルス感染拡大を受け、『Let』では2021年1月29~31日の間、実質半額で購入可能となるセールを実施中。約150万点にもおよぶ対象商品を購入すると、購入代金に対して何度でも50%がポイントバックされます。また、同様のセールは過去にも行われており、定期的にチェックするとお得な情報が得られる可能性も!いまに始まった問題ではない、食品ロスの問題。コロナウイルス感染拡大を受け、販路をなくした食糧があふれている今、改めて食品ロスの問題に目を向けてみてはいかがでしょうか。『Let』ダウンロードサイト:App Store /Google Play[文・構成/grape編集部]
2021年01月29日今夏に延期された東京五輪・パラリンピックまで残すところあと半年。未だ終息の兆しが見えないコロナ禍で開催も危ぶまれるなか、橋本聖子五輪相(56)の発言が非難を浴びている。26日に行われた衆議院予算委員会でのこと。立憲民主党の辻元清美議員(60)が予算に「Go To」事業の計上中止し、医療拡充に回すことなど政府のコロナ対策を追及。その流れで、橋本大臣は東京五輪の開催に必要な医療スタッフについて「1人5日間程度の勤務をお願いすることを前提に、大会期間中1万人程度の方に依頼をして医療スタッフ確保を図っている」と答弁した。いっぽうで橋本大臣は連日、医療従事者が新型コロナウイルス対応に追われている状況から「地域医療に支障が生じてしまってはいけない」とも述べ、「大会に協力する医療機関の負担軽減の検討も含め、準備を進める」とも語っていた。五輪開催中の医療スタッフ確保に自信をのぞかせた橋本大臣だが、状況は決してよくない。1月26日時点、東京では入院・療養調整中の人が5,540人、重症者数は148人と過去最多レベルを記録(ともに東京都のHPより)。医療体制は依然、逼迫しており、一部では“医療崩壊”を指摘する声も出ている。感染者数も東京で1,000人を下回る日はあるものの、予断を許さない状況であることに変わりはない。そんな希望の兆しが見えない状況下での、橋本大臣の発言にはSNS上から批判が相次いだ。《本気ですか?これ以上医療現場に負担をかけないで下さい。やめてください。》《絵に描いた餅の「1万人」だと思いますよ。1万人の動員力が本当にあったら、コロナ医療だってもうちょっとまともにできるでしょう。》
2021年01月27日