ルネサス エレクトロニクスは2月21日、ロボット専門店などを展開する「ツクモ」と共催の形で、ルネサス製マイコン搭載の電子工作ボード「GADGET RENESAS(がじぇるね)」を用いたロボットイベントを開催した。同イベントは、「自動で歩く昆虫ロボット 競技大会」と銘打たれたワークショップで、タミヤ製のリモコン操作型昆虫(クワガタ/カブトムシ)ロボットに、GADGET RENESASボードを搭載することで、自動化し、自分で障害物を避けながら進むロボットへと進化させよう、というもの。ルネサスでは、こうした手動ロボットの自動化を「覚醒」と呼んでおり、ロボット系イベントのキーワードにもなっている。すでに2015年12月および2016年1月にも、「ロボット覚醒プロジェクト」として、ロボットの組み立てやGADGET RENESASボード、センサの取り付け、ロボットが自動で動くための電気回路やプログラミングの基礎などのワークショップを行っており、延べ70名の親子が参加していた。今回のワークショップは、そうして作成されたロボットの競技大会として開催されたもので、各々の自慢のロボットを、さまざまな障害物が設置された全長180cmのコースで走らせ、いかにセンサを活用して障害物を避けつつ、ゴールするかを競うものとなっていた。参加数は20名で、参加ロボットは8体。小学生以上対象のイベントながら、その年齢層の中心は小学3年生ということであった。優勝(1位)を勝ち取ったのは、小学6年生の小林奈和さんの手による「うさぎさんチーム号」。デザイン賞を狙って、旗をつけるなどの工夫を施したほか、その重量増の克服のために、電池を従来の2個から3個に増やすことで、駆動能力を向上させるなどの工夫が施されている。また、開発ノートには、電気回路などがしっかり記されており、考えたうえでの工夫であることが見て取れる。また、準優勝(2位)にはGADGET RENESASのマスコットである金魚型にロボットを"覚醒"させた「メカルミ号」が、デザイン賞にはレゴブロックを使って、操縦士が運転しているように工夫が施された「みさき号」がそれぞれ受賞した。なお、ルネサス グローバルセールスマーケティング本部の岡宮由樹氏によると、「今回のプロジェクトの狙いは、意図しない動きをするおもちゃから、子供が新しい発見や発想をしたり、改造によって可能性を広げる過程から、自分のものへのこだわりを深めるなど、ものづくりに必要な気質を養うこと」とのことであったが、「我々の想定以上の工夫やデザインの成果を見ることができたことからも成功と言える。今後は、夏休みに大会を開くことを目標に、ロボットキットの販売やScratchへの対応などを図っていきたい」としており、今後のさらなる発展を目指すとしている。
2016年02月23日●東芝の「TORNEO ROBO」が2代目にゴミ捨てが月イチで済むロボット掃除機「TORNEO ROBO」東芝ライフスタイルが2月に入って発売したロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ) VC-RVS2」(以下、VC-RVS2)。2014年9月に発売された「VC-RCX1」の後継であり、シリーズの第2世代にあたる。2015年はiRobotが自ら「史上最高峰」と謳う「ルンバ980」に続き、ダイソンも初のロボット掃除機「ダイソン 360 Eye ロボット掃除機」を発売。ますます熾烈な競争が繰り広げられるロボット掃除機市場において、東芝ライフスタイルも国内メーカーとして負けじと新製品を投入してきた。東芝ライフスタイルのTORNEO ROBOシリーズは、ロボットが集めてきたゴミを充電台に備えられた掃除機が吸い取るという独自機能がウリ。掃除のたびにロボット側のダストボックスが空になるため、毎回ゴミ捨てする必要がない。新製品のVC-RVS2もこの機能を踏襲。より高性能化するとともに、新たな機能も追加されている。ロボット掃除機として、どのようにバージョンアップしたのか、家庭で実際に使用してみた所感をまとめてみたい。○見た目は変わらないが……まずはロボット掃除機の外観を見てみよう。直径35cm、高さ8.7cmと大きさは前モデルと変わらず。他社製品と比べると、直径は標準的だが、高さは若干低めである。他社製品が高さ約10cmを基準にしているのに対して、VC-RVS2はそれよりも0.5~1cm低い場所まで潜り込めそうなスペックだ。VC-RVS2は、壁際や家具の足もとにたまったゴミを集めるためのサイドブラシを、前方の左右2カ所に備えている。サイドブラシは本体に直接ではなく、アームと呼ばれるパーツに取り付けられている。障害物に当たると内側へ引っ込むため、サイドブラシは家具の足もとギリギリまでアプローチできる仕組みだ。ブラシの長さも6.5cmと長くなった。前モデルとのちがいは外観にあまり出ていない。東芝ライフスタイルによると、モーターは毎分最大12,000回転から14,000回転へパワーアップし、吸引風量は1.5倍に向上した。走行では70以上の行動パターンがプログラムされている。壁や家具、ガラスといった障害物を検知する27カ所の超音波センサーと、ゴミ量を検知するセンサーを組み合わせて、その場の状況に応じた掃除パターンを選ぶ仕組みだ。VC-RVS2では前モデルに比べて移動速度が20%高速になり、掃除時間も短縮されている。●充電台がゴミを回収○ダストステーションの進化次に、充電台の役割を兼ねるダストステーションの進化について。12気筒のサイクロン機構「バーティカルトルネードシステムCLEAR」を新たに採用した。見た目も中身も、キャニスター型掃除機のサイクロン部分がそのまま搭載されたようなイメージだ。集めたゴミの約99%を排気から遠心分離して約1/5に圧縮するため、毎日使っても約1カ月はゴミ捨てが不要だという(1日にゴミ1gを吸引した場合。使用環境によって異なる)。ここまでは前モデルとほぼ同様だが、VC-RVS2で新たに搭載されたユニークな機能が「ダストポケット」だ。ダストステーション上部にあるダストポケットボタンを押すと、側面にある細長い吸引部からゴミを吸い取れる。棚などを掃除したフローリングワイパーやハンディモップをダストポケットに押し当てて、ホコリを吸い取るといった使い方を想定している。掃除用品のレンタルなどでおなじみのダスキンが提供している「スタイルクリーナー」と似たような機能を設けたかたちだ。●壁際ピッタリ○自宅で動かすさっそく自宅のリビングでVC-RVS2を動かしてみた。走行パターンはランダム型。部屋を縦横無尽に走り回り、何度も何度も往復し、時間をかけてていねいに掃除していくスタイルだ。自らの位置を把握しながら無駄なく動くタイプのロボット掃除機が増えてきていることを考えると、非効率と感じることも少なくはない。「いつ終わるんだろう?」と思ったこともあったが、真摯に掃除してくれているという感じで、それはそれで好感が持てた。同じ場所をちがう走行パターンで再び掃除してくれていたため、ゴミの取り残しも少ない印象だ。特に壁際や家具の足もとへのリーチには目を見張るものがある。壁際にピッタリと沿うようにゆっくり走行しながらゴミをていねいにかき出し、角では何度も左右に首を振りながら念入りに掃除をしているその真面目さにはちょっと感動。イスやテーブルの足もとにも、長いサイドブラシでしっかりとアプローチする。○電源コードが苦手?ここまでは「賢い!」と大絶賛だったのだが、この後に問題点もいくつか発覚した。最も気になったのは家電製品などのコードを引っかけやすい点。コード自体を巻き込みそうになった際には、回転ブラシが逆回転するので、そのままコードを吸い込んでエラーということはなかったが、サイドブラシにコードが絡んでしまって身動きがとれなくなってしまうことが何度かあった。その様子を観察してみると、サイドブラシのリーチ力に大きく貢献しているアーム部分がおそらく原因のようだ。アームが内側へ引っ込む際に生じるすき間などにどうしてもコードが引っかかりやすい。サイドブラシの取り付け位置が地面からわりと高い位置にあるのも原因として考えられる。VC-RVS2を動かす際は、コードをなるべくどけておくよう推奨されているが、空気清浄機など常設している電化製品も多い。そもそもVC-RVS2のダストステーションにだってコードはある。ユーザーが使用条件を整えるのもある程度必要だが、この点はやはりロボット掃除機自体で解決してほしい。コードだけでなく、すき間から抜け出せなくなるという問題も。本体幅35cmギリギリのすき間に入り込む際は、前方を押すようにして進むのでアームは内側へ引っ込む。そのため、スッとすき間へ入り込めるのだが、いざ出る際にアームがもとの位置に戻ってしまい、引っかかって抜け出せなくなる。身動きとれずにもがいているというケースがあった。人間からすると「ちょっと方向転換してバックすれば抜け出せるのに……」ともどかしく思うが、しばらく辛抱強く見守っていた。しかし、ひたすら力任せに動こうとしているだけだったので、ついにはリモコンから手動操作して助けだすことに。こうしたトラブルを防ぐためには、進入禁止エリアを仮想的に作り出す「バーチャルガイド」を置けばいい。現在は別売だが、標準で付属してくれたら助かる。入り込めない高さのすき間なら最初から諦めがつくが、エラーとなってしまうのは悲しい。不在時に部屋をキレイにしてくれるというところにロボット掃除機の魅力を感じている人も多いはず。掃除機としての性能の高さや多機能さだけでなく、"エラーを起こさずにしっかり動く"のがユーザーの満足度にもつながるだろう。今後の改良に期待したい。○あると助かる「マナーモード」少々不満点について書いてきたが、VC-RVS2には他にない気の利いた機能が多数ある。いずれも実用的で捨てがたいものばかり。たとえば運転音を小さくする「マナーモード」は、夜間にどうしても掃除してほしい場合に便利だ。手動で自由に動かせるリモコンも使い勝手がよく、万が一エラーになったときも役立つ。こうしたところはやはり日本の家電メーカーならではの強み。今後も追求していきながら、同時にロボット掃除機としての性能アップに期待したいところだ。
2016年02月20日キーエンスはこのほど、産業用ロボットに関する基礎知識を集約した「FAロボット.com」を公開した。製造業の現場では、省人化や作業効率向上を目的として、産業用ロボットを導入する企業が増加している一方で、ロボットの使い分けなど、専門知識を理解することが難しく、導入へのハードルが高いことが大きな課題となっている。これに対し、「FAロボット.com」では、「産業用ロボットとは」という基本的な情報のほか、業界ごとの産業用ロボット活用事例などを紹介。さらに、画像処理総合メーカーである同社の強みを活かした「ロボットビジョン」がもたらす具体的なメリットも解説されている。同Webサイトは、「産業用ロボットとは」「産業用ロボットの活用事例」「ロボットビジョンについて」が主な内容となっているほか、ロボットビジョンに関するPDF資料も、無料でダウンロードすることができる。今後は、製造現場でのロボットビジョンの導入事例などを追加していく予定だ。
2016年02月09日岡山大学はこのほど、ロボット制御知能3D-MoS(3 Dimension Move on Sensing)を搭載した「自律制御型水中ロボット3D-MoS/AUV(ももたろう岡大1号)」を開発し、実海域での嵌合実験に成功したと発表した。同成果は同大大学院自然科学研究科(工)の見浪護 教授の研究グループと広和によるもの。ももたろう岡大1号は従来型の遠隔操作型水中ロボット(ROV)に、複眼カメラと3D-MoS制御知能を搭載した長時間潜行/作業対応自立制御型水中ロボット。複眼動画像に対する実時間認識、水中対象物の3次元位置・姿勢自動認識、海底での自動充電、移動対象物の追尾制御を可能とする3D-MoS制御技術により、自動制御化を実現している。同研究グループは、2015年12月に和歌山県の実海域(水深4~5mの港内)での嵌合実験を実施。海流と波による振動を3D-MoS技術で抑制することで自動嵌合に成功した。今後、3D-MoS技術を搭載したロボットの開発が進めば、自動給電による長時間の自律化連続運転作業が行えることから、水中放射線汚染物の回収や深海底資源探査、機雷撤去などへの利用が期待される。
2016年02月09日バスキュールとプログレステクノロジーズは8日、iPad Proのタッチスクリーンと連動して動くロボット「タブレットボット・TABO」を発表した。iPad Pro専用に設計された、ステッピングモーター×2個を内蔵する自走型ロボット。3本の足によって自分の位置をiPad Proに伝達し、iPad Proのスクリーン上を自在に走行。物理的に動くTABOと、iPad Proのスクリーンの動きを同期させたコンテンツ開発が可能となっている。iPad ProとはBluetoothで接続され、最高移動速度は330mm/s、最高回転速度は1080度/sで動く。電源は内蔵バッテリで、充電用のmicroUSB端子を備える。連続動作時間は約30分。内蔵するLEDは、RGBの3色を17階調で調整できる。アプリはiPhone用の「TABO コントローラー」とiPad Pro用の「TABO アプリ」を用意。本体サイズはW32×D38×H37mm、重量は約35g。対応OSはiOS 9.1以降。なお、2016年2月26日に虎ノ門ヒルズで開催される「SENSORS IGNITION 2016」のエキシビション会場にて、実機デモが行われる予定。提供予定のデモコンテンツは、TABOがユーザーとスクリーン内のピンポンゲームで対戦する「TABO PONG」、ゲームを通じてプログラミングの概念を楽しく学べる「TABO MAZE」。また、□□□(クチロロ)の三浦康嗣氏を迎えて企画開発し、「00:00:00」のトラックに合わせて世界のニュースを語る音楽作品「TABO NOW」なども予定している。
2016年02月08日パナソニックは2月8日、新たに底面検知センサーを搭載したロボット掃除機「RULO(ルーロ) MC-RS200」を発表した。発売は4月20日。価格はオープンで、推定市場価格は税別100,000円前後。MC-RS200は、従来の「MC-RS1」に搭載していたハウスダスト発見センサーに加え、新たに「底面検知センサー」を採用したモデル。床面検知センサーはゴミの量のほか、じゅうたんやフローリングなど底面の種類を判断し、ブラシの回転数を自動制御する。たとえば、凹凸が激しいじゅうたんでは、吸引力を強めながら一回転して様々な角度からゴミを吸い込む「スパイラル走行」を行う。予約機能も向上しており、「お掃除サポートリモコン」を使用することで1週間分の掃除予約を行えるようになった。リモコンでは曜日や時間、モードなどを設定して予約可能。また、掃除結果を音声でレポートする機能も用意している。ダストボックスの外形寸法は従来モデルと同一だが、フィルター構成を見直すことで約1.5倍(0.15リットル)の集じん容積を実現。さらに、開閉ボタンの形状を変更し、片手でゴミを捨てられるようになった。また、ツイン気流により集めたゴミを圧縮する「エアープレスダストボックス」を継続採用し、集じん容量に対して約5倍のゴミをためることができる。運転モードは自動、念入り、スポット、エリアメモリーの4種類。約3時間でフル充電され、バッテリー駆動時間は約60分となっている(自動モード時)。サイズはW330×D325×H92mm、重量は3kg。カラーはホワイトとブラック。
2016年02月08日JALと野村総合研究所(以下、NRI)は2月9日~18日まで、サービスロボットを活用したサービス向上の実証実験を実施する。サービスロボットとは、工場の生産現場などで使われる「産業用ロボット」と区別されたオフィスや家庭で使われるロボットの総称。家庭向けの「お掃除ロボット」や危険な現場で活躍する「警備ロボット」、また、大手インターネット小売業の配送倉庫で活躍する「搬送ロボット」まで多岐にわたる。今回の実証実験は、羽田空港第1旅客ターミナルビル南ウィングのJALインフォメーションカウンターと保安検査場Cの前で行う。JALインフォメーションカウンターではサービスロボットと併設したデジタルサイネージ(電子看板)とを連動し、空港施設の案内や航空機の運航状況、行き先の天候・口コミ情報などを対話形式で利用者に提供する。また、保安検査場前での締め切り時間をアナウンスする業務において、空港スタッフが装着しているスマートウォッチからサービスロボットへ指示を送るほか、サービスロボットからの通知を空港スタッフが受けるといった、空港スタッフとサービスロボットが連携することで得られる効果を検証する。加えて、多言語(英語・中国語)による訪日外国人へのロボット活用の可能性も検証する。今回の実証実験は、NRIが進めている新たなビジネスやサービス共同創出のプログラム「NRI未来ガレージ」を活用し、JALとNRIが共同で新たな付加価値サービスの創出を目指して行う。NRIはサービスロボットを活用したシステムの開発を担当するほか、自然なユーザインタフェースに関する実用レベルの検証、および多様なセンサーやシステム間のインタフェースに関わる新しい開発手法の研究を行う。実証実験では、動きの自由度が高く多言語への対応が可能という観点から、仏アルデバラン社製ロポット「NAO」を使用する。JALは今回の実証実験を通じ、空港現場でのロボット導入における課題抽出や、デジタルサイネージなどの表示機器とは一線を画するロボット活用の意義検証を行い、サービスの新たな価値創造を目指す。それと同時に、空港スタッフの業務支援としての利用可能性も探索する。なお、羽田空港国際線旅客ターミナルでは現在、3月31日までの期間限定でNTTなど4社が「情報ユニバーサルデザイン高度化」の共同実験を実施している。
2016年02月08日人工知能を活用することで英語教育を可能としたロボット「Musio」の開発を手がけるAKAは2月5日、成基およびGLOBAL VISIONの2社と 「教育効果の実証実験並びに教材開発実施に関する協力覚書(MOU:Memorandum of Understanding)」を締結したと発表した。今回のMOUは、2016年6月に予定しているMusioの正式販売前に成基およびGLOBAL VISIONが日本で蓄積してきた英語教育に関する知見やノウハウをもとに、 Musioを日本の英語教育向けに最適化していくことを目指したもの。具体的には、 成基が運営する英語学童教室「GKC(グローバルキッズ倶楽部)」ならびに個別指導塾「ゴールフリー」などにおけるMusioのパイロット導入および実証実験を通じて、 Musioを活用したより効果的な学習方法を開発するとしている。 また GLOBAL VISIONは、 実証実験で得られた知見をもとにAKAと共に英語学習コンテンツの開発を行い、同社のネットワークを通してMusioを公的・私的教育的機関へ販売する予定としている。なお、MusioはすでにAKAのWebサイトにて予約受付を開始している。
2016年02月06日iRobotは2月4日(米国時間)、軍事関連事業を売却すると発表した。今後は、家庭用掃除ロボット「ルンバ」やコネクテッドホームなどの家庭用事業に注力していくという。同社は1990年に米国にて設立。家庭用掃除ロボット「ルンバ」や床拭きロボット「ブラーバ」などの家庭用掃除ロボットを開発製造する一方、研究用ロボット「Genghis」や地雷除去ロボット「Ariel」、偵察用ロボットの製造も請け負うなど、幅広いロボット事業を展開していた。同社の軍事関連事業は、アーリントン・キャピタル・パートナーへ総額4500万ドル(約52億5000万円)で売却することで合意。売却の背景として、2015年第4四半期に新型ロボット掃除機「Roomba 980」が好調だったことから、今後さらに家庭向けロボット技術市場が大きな成長を遂げると見ているようだ。
2016年02月05日「セクシーロボット」シリーズ、ソニーの「AIBO」のコンセプトデザインなどで知られるイラストレーター、空山基(HAJIME SORAYAMA)の新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」が1月30日より、渋谷のギャラリーNANZUKAでスタートした。空山基はエアブラシを駆使したイラストレーションで、70年代よりフリーのイラストレーターとして活動を開始。78年のサントリーの広告を最初に、80年代を代表するエアブラシ手法で知られ、女性美をメタリックなロボットやフェティッシュな表現で国内のサブカルチャーシーンのみならず、海外でも伝説的な存在。1999年にはソニーのAIBOでグッドデザイン賞、メディア芸術際グランプリを受賞し、初代AIBOはスミソニアン博物館&MOMAのパーマネントコレクションに収蔵されている。海外のアートスクールでは空山の作品の制作過程を図解した作品集が教科書として使用されていることも多く、ハイパーリアリズムの巨匠。エアロスミスの「Just Push Play」のCDジャケットのカバーが有名だが、ア ベイシング エイプ、ナイキ、 ビームス、ステューシーなどとのコラボでも知られ、ファッション界でもファンが多い。今年1月に行われたピッティ・イマージネ・ウオモ89でも、韓国人デザイナーのジュン・Jが空山基をメインテーマとしたコレクションをランウェイショーで発表。グラフィティアーティストのKAWSとのコラボフィギュアなど、ストリートアート、ネオ・ジャポネスクのブームと共に、海外での再評価が高まっている。今回の展覧会では、空山が敬愛するマリリンモンローをロボットとして書き起こした新作ペインティング10点と、立体作品のセクシーロボットを等身大、1/3スケールの2体が展示されている。【イベント情報】空山基新作個展「女優はマシーンではありません。でも機械のように扱われます。」会場:NANZUKA住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F会期:1月30日~3月5日時間:11:00~19:00休館日:毎週月曜日、日曜日、祝日料金:無料Text: 野田達哉
2016年02月02日山善は1月27日、スティック型掃除機「スキマスタイルスティッククリーナー」2モデルを発表した。発売は「ZSC-L960」が2月1日、充電台が付属する「ZSC-L096DE」が4月1日。価格はいずれもオープンで、推定市場価格(税別)はZSC-L960が9,980円前後、ZSC-L096DEが12,800円前後。床上13cmの隙間を掃除できるスティック型掃除機。ほぼ水平に傾けられ、奥まで滑らせてもヘッドが床から浮きにくい。フロアノズル先端にはLEDライトを備え、暗い隙間などを照らしてゴミの取り残しを防げる。ハンディ型掃除機部分がスティック部分から分離する構造で、スティック型としてもハンディ型としても使える。スティック型掃除機の持ち手部分は折りたためるため、コンパクトに収納可能だ。本体には赤と緑に光る電源ボタンランプを搭載。通常運転時は緑色に点灯し、電池残量が10%以下になると点滅。さらに残量が少なくなると、赤色で点滅したのち、5秒後に自動で電源が切れる。また、回転ブラシに大量のゴミが絡まった場合は、電源ボタンランプが赤と緑に交互で点滅する。スティック時のサイズは約W27×D17×H111.6cm、重量は約2.2kg。ハンディ時のサイズは約W10.5×D11.3×H45cm、重量は約1.1kg。約4時間でフル充電され、最大約15分の連続使用が可能だ。ZSC-L960は充電アダプター・ブラシノズル・すき間ノズルが付属し、ZSC-L096DEはこれらのほか充電台も付属する。
2016年01月27日プラマイゼロは1月26日、「±0(プラスマイナスゼロ)」ブランドから、スティック型のコードレス掃除機「コードレスクリーナーVer.2 A020」(以下、A020)を発表した。発売は3月上旬で、価格は税別22,000円。A020は、ドイツの「iFデザインアワード2015」にて金賞を受賞したコードレスクリーナー「Y010」の後継モデル。本体上部にハンドルを配置した、シンプルなデザインが特徴だ。カラーはクリアホワイトとクリアブラック、クリアブラウンの3色展開で、光沢のあるクリアー塗装を施した。サイズはロングノズルとフロアノズル装着時でW200×D139×H995mm、重量は約1.3kg。Y010の2,000mAhからパワーアップした2,500mAhのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、最大約70分の連続運転が可能だ。
2016年01月26日神奈川県は1月25日、生活支援ロボットの実証実験を行うと発表した。同県では「さがみロボット産業特区」を設けており、生活支援ロボットの実用化・普及を通じた「地域の安全・安心の実現」を目指している。2015年5月に「ロボット実証実験支援事業」の公募を実施し、3件の実証実験を1月26日~31日、2月1日~10日、2月16日に行う。なお11日には、先行して2件の実証実験も発表されている。○実証実験11つ目の実証実験は「バイタル感知センサー」で、ミオ・コーポレーションによるもの。マイクロ波を照射して、被介護者の体表の動き(運動量)をセンシングし、脈拍・呼吸に選別して計測する。脈拍・呼吸の異常や離床を検知した場合に、介護者へ通知する機能も用意する。体表の動きから脈拍・呼吸を抽出するには、対象者ごとに最適なパラメーターを調整し、計算処理を行う必要があるため、実証実験で複数の高齢者のデータを収集し、それぞれのパラメータを洗い出して共通点などを検証するという。合わせて、体表の動きと行動記録表の記載を比較し、計測の正確性を確認する。○実証実験22件目の実証実験は、「屋内移動支援ロボット」で安川電機によるものとなる。ロボットは、屋内での移動、特にトイレで必要となる動作をサポートする。立ち座りアシスト機能や自動ブレーキ機能、コンパクト旋回機能、操縦機能などを搭載する。この機能を活用することで、各動作の筋力負担や姿勢負担などが、どの程度軽減されたと感じるかについてヒアリングを行い、さらなる開発に応用するとしている。○実証実験33件目の実証実験は、排泄の自立支援を行う水洗トイレロボットで、積水ホームテクノによるものとなる。このロボットは居室内に設置・使用するもので、移乗・姿勢保持を補助する可変式アームレストや、移動キャスタを備える。リモコン操作でポンプ駆動と電磁弁の開閉を行って、汚水・臭気を真空で排出するほか、「大」「小」ボタンの操作記録も行う。実験では、プロダクトデザイナーや理学療法士などが、従来のものと比較して、移乗などの要素動作を試し、使いやすさなどについてヒアリングを行うという。
2016年01月26日営業課題解決サービスを提供するソフトブレーンは1月25日、ソフトバンクロボティクスと仏ALDEBARAN Robotics SASが共同で開発する人型ロボット「Pepper」を使った受付システム「eレセプションマネージャー」を開発したと発表した。同社では2015年8月にロボットを使った営業活動データの新しい活用方法を模索するため「ロボティクス推進チーム」を設立。eレセプションマネージャーは同チームの最初の開発プロダクトとなる。新システムは単なる受付システムではなく、スケジュール・名刺・顧客管理ができ、顧客情報とPepperが連動し、個別に来客対応をする。スケジュールに登録するだけで、来客時にPepperのタッチパネルにアポイント情報が表示され、それをタッチすることで受付対応と来客履歴の登録、担当者の呼び出しまで完了する。また、担当者が来るまでの間、顧客ごとにコミュニケーションをとることができ、その内容も担当者にリアルタイムに通知されてアイスブレイクの話題を提供していく。販売開始日や価格などの詳細は、引き続きソフトバンクグループと協議を進め、決まり次第別途発表する方針だ。
2016年01月25日東芝ライフスタイルは1月20日、ロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオロボ)」の新モデルとして「VC-RVS2」を発表した。発売は2月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別120,000円前後だ。2014年9月に発売された「VC-RCX1」の後継モデル。充電台に吸引機構を備える「ダストステーション」を引き続き採用する。ロボット掃除機が戻ってくると、ダストステーションが自動でロボット掃除機のダストボックスからゴミを吸い上げる仕組みだ。ロボット掃除機が掃除を開始する際、毎回ダストボックスが空になっているため、吸引力も持続しやすい。ダストステーションを改良し、新たに「バーティカルトルネードシステムCLEAR」を搭載。集めたゴミを遠心分離しながら約1/5に圧縮する「デュアルトルネード分離」と、さらに微細なチリや花粉などを集める「ミクロトルネード分離」の2段階でゴミと空気を分離する。そのためフィルターが目詰まりしにくく、ダストステーションの吸引力が持続しやすい。ダストステーションのゴミ捨て頻度は目安として約1カ月に1度(1日にゴミ1gを吸引した場合。使用環境によって異なる)。ダストステーションには「ダストポケット」も設けた。ダストステーション天面のスイッチを押すことで風路が変わり、ダストステーション側面からゴミを吸引。家具の上や隙間、棚などを掃除したフロアワイパーやハンディーモップをダストポケットに押し当てると、付着したゴミ・ホコリがダストステーション内に吸い込まれる。ロボット掃除機が入り込めない部分の掃除でも役立つ。ロボット掃除機自体もブラッシュアップを図っている。左右前方に2つ備えた「Wサイドアームブラシ」は長さ65mmとなり、壁際などのゴミをよりかき集めやすくした。赤外線距離(PSD)センサーによって障害物との距離を検知し、壁際から約2cm以下をキープしながらゆっくり走行してゴミをていねいに取り除く。部屋の隅では左右に首を振りながら掃除。隅のゴミを99%以上除去できる(東芝ライフスタイルの試験基準による)。壁際や部屋の隅だけでなく、部屋の中央はバウンド走行をするなど70以上の行動パターンを搭載しており、状況に適した掃除を行う。そのほか、毎分最大14,000回転する「ハイパワーブラシレスモーター」、床の凹凸に合わせて上下に動く「可動式回転ブラシユニット」、静電気の発生を抑えながらゴミを除去する回転ブラシ、ペットの毛などが詰まりにくい大型風路などの採用によって、吸引力を向上させている。サイズはロボット掃除機がW350×D350×H87mm、ダストステーションがW370×D335×H285mm、ロボット掃除機の重量は3.4kg。ダストカップ容量はロボット掃除機側が0.2L。ダストステーション側が0.8L。充電時間は約5時間、掃除時間は最大約60分間となる。1週間単位で曜日ごとにタイマーを設定できる。リモコンとお手入れブラシが付属。カラーはグランホワイトとグランレッド。東芝ライフスタイルは同日、「VC-RV2」も発表した。ダストステーションが付属しないモデル。推定市場価格は税別80,000円前後だ。
2016年01月20日エコバックスジャパンは12日、窓用ロボット掃除機「WINBOT W930」(以下、W930)を発売した。エコバックスダイレクトでの直販価格は税別59,800円。WINBOTシリーズは、スイッチを入れると真空ポンプで強力に窓に張り付き、高い場所も自動で掃除する窓用のロボット掃除機。新製品であるW930は、清掃用のモップ部と窓を移動する動作部が独立した「スマートドライブシステム」を採用。これにより、窓掃除にかかる時間を短縮できた。モップの面積は従来の「W710」「W730」に比べて2倍以上に拡大したほか、水汚れをかき出すワイパーを360度に配置することで洗浄力がアップ。さらに、掃除を一時停止した場合は、未掃除部分から掃除を再開するレジューム機能も搭載している。本体サイズはW307×D307×H124mm、重量が2.3kg。幅60cm以上、高さ35cm以上、厚さ3mm以上の窓で使用できる。フレームのない窓にも対応。ただし凹凸のある窓では使えない。リモコンとスーパークリーニングリキッド(専用の洗剤)、そして安全ポッドが付属する。
2016年01月12日エプソンは12日、個人向けインクジェット複合機「カラリオ」シリーズの新製品として、6色染料インクのA4機「EP-708A」、4色顔料インクのA4機「PX-048A」、4色染料インクで最大2L判対応の小型フォトモデル「PF-71」を発表した。いずれも1月28日の発売予定で、価格はオープン。店頭予想価格は、EP-708Aが1万円台の中盤、PX-048Aが1万円前後、PF-71が2万円前後の見込み。○EP-708AEP-708Aは、A4カラリオ複合機のエントリーモデルで、EP-707Aの後継機。プリンタ、コピー、スキャナ機能を備える。自動画質補正機能の「オートフォトファイン!EX」が新しくなり、写真画質とテキスト画質が向上したほか、文字くっきりモードや細線強調モード、背景色を除いて印刷するモード(背景除去)を搭載した。インク構成は6色独立(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック/ライトシアン/ライトマゼンタ)で、最高印刷解像度は5,760×1,440dpiだ。給紙容量は普通紙で最大100枚、ハガキで最大40枚となる。両面印刷、フチなし印刷、CD/DVD/BDレーベル印刷にも対応する。印刷速度の目安はL判フチなし印刷で約19秒。イメージセンサーは光学1,200dpiのCISで、本体のSD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを用いたダイレクト印刷やスキャンデータのダイレクト保存が可能。操作パネルは1.44型カラー液晶で、基本的に4方向ボタンとOKボタン、スタートボタン、ストップボタンで操作する。インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi Direct対応)だ。スマートフォン/タブレットから直接印刷する「Epson iPrint」アプリ(iOS用/Android用)や、アップルのAirPrint、およびGoogle Cloud Printもサポートしている。本体サイズはW390×D338×H163mm、重量は約5.9kg。○PX-048APX-048Aは、4色顔料インクのA4複合機。PX-047Aの後継となる。インク構成は各色独立のシアン/マゼンタ/イエロー/ブラックだ。上記のEP-708Aでも述べた新しいオートフォトファイン!EX、文字くっきりモード、細線強調モードが加わった。最高印刷解像度は5,760×1,440dpi、給紙容量は普通紙で最大50枚、ハガキで最大20枚となる。フチなし印刷は可能だが、自動両面印刷とCD/DVD/BDレーベル印刷には対応せず、SDメモリーカードスロットも持たない。スタンドアロン操作は、カラーコピーボタンやモノクロコピーボタンを使う。印刷速度の目安は、A4用紙1枚あたり約3分20秒。イメージセンサーは光学1,200dpiのCIS、インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi Direct対応)を備える。「Epson iPrint」アプリ(iOS用/Android用)も利用可能だ。本体サイズはW390×D300×H145mm、重量は約3.9kg。○PF-71PF-71は、最大用紙サイズがA6縦~A5縦の小型プリンタで、ロール紙も使えるPF-70の後継モデル。一時的に消えていた「カラリオ ミー」ブランドが復活し、新モデルのPF-71はカラリオ ミーに属する。主な強化点は上記の2モデルと同じだが、新用紙「両面名刺用紙<半光沢>」に対応し、印刷用コンテンツ(デザインテーマ)を大幅に拡充した。インク構成は4色染料一体のカートリッジ(シアン/マゼンタ/イエロー/ブラック)で、最高印刷解像度は5,760×1,440dpiだ。給紙容量はA5サイズの普通紙で最大50枚、ハガキで最大20枚となる。印刷速度の目安はL判フチなし印刷で約30秒。操作パネルは2.7型カラー液晶モニタと各種ボタン類だ。インタフェースはUSB 2.0とIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi Direct対応)、IrDA(赤外線)で、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットも搭載する。「Epson iPrint」アプリ(iOS用/Android用)や、アップルのAirPrintも利用可能。本体サイズは、W249×D176×H85mm、重量は約1.8kg。
2016年01月12日Segwayは、IntelとXiaomiとの提携のもと、家庭用ロボット事業に参入すると発表した。CES 2016におけるIntelの基調講演でデモを行った。開発者向けのDeveloper Editionは、SDKとともに2016年の第3四半期(10~12月)に提供する。具体的な価格は明らかにされていないが、「手頃な価格の最先端技術」とアナウンスしている。Segwayは今後、立ち乗りできるセグウェイに代表されるパーソナルモビリティー事業に加えて、家庭用ロボット事業も手がける。CES 2016のIntel基調講演では、ロボット事業の第1弾となるSegway Robotが披露された。Segway RobotはIntelのAtomプロセッサーとRealSense ZR300カメラを搭載。従来のセグウェイのように人が立ち乗りできるだけでなく、障害物を避けながら自走できる。音声コマンドにも対応。装着すると腕になるパーツも用意される。1月4日(米国時間)には、Xiaomiのグループ企業であるNinebotとSegwayが両社のブランドを統合することも発表。NinebotがSegwayブランドの傘下ブランドになる。
2016年01月07日チェックポイントシステムズは1月6日、イオンリテールへの商品管理システムの導入およびRFIDと棚卸用ロボットの試験導入を発表した。イオンリテールでは、旗艦店にRFIDソリューションの試験導入を開始しており、OATエンタープライズソフトウェアでの在庫管理をベースとし、精算業務と店舗出入り口の管理でRFIDの活用を開始する。タグはRFとRFIDに対応したチェックポイントの最新製品「UNO RF/RFID」ラベルを使用していく予定で、このテクノロジーにより、理論上の在庫と精算済みの商品をリアルタイムで照合し、瞬時に店内在庫を把握することができるという。また旗艦店ではチェックポイントで初となるロボットによる在庫カウントソリューションも導入。ロボットがサイクルカウント業務を自動で行う。イオンリテールでは、これらの導入により、同社のEAS(電子商品管理)システムは、既存のAM方式から、RFIDに拡張可能なRF方式に順次入れ替えを実施するほか、RFIDロボット(プロトタイプ)の試験導入により、在庫の精度向上と顧客満足の向上を目指すという。また、イオンリテールとチェックポイントは、アパレルサプライヤーおよび一般消費財メーカーと連携し、製造・流通段階でタグを貼付する「ソースタギング」についても取り組みを開始する。このプログラムでは、タグがあらかじめ取付けられた状態で店舗に商品が納品されるため、すぐに商品を陳列することができるという。これにより、店舗では在庫の可視化による業務効率向上、作業改善による接客応対への人時配分、および、接客応対向上を目指していく。
2016年01月06日2015年も大掃除の時期になりました。スーパーや量販店でも、お掃除グッズが目に付いて、「やらなくちゃ!」と思う気持ちと同時に、「やる時間あるかな?」という不安とプレッシャーに苛まれている人も多いでしょう。今回は、血液型別の散らかし傾向と掃除のタイプを探ってみます。大掃除に焦りを感じている方は、ぜひ、ご参照ください。「気合を入れても、私ならそんなもんかもね」と思えたら、気持ちにゆとりが生まれるはず。肩の力を抜いて、自分らしいお掃除とお片付けをして、満足の大晦日を迎えましょう!■■A型几帳面といわれるA型ですが、意外と部屋を散らかしているようです。収納はしているほうなので、まずは、散らかったものを分類し、それぞれをまとめることから着手。お片付けが済んだところで、部屋全体に掃除機をかけましょう。その後、ザッと拭き掃除をします。気になるポイントは、除菌スプレーを使って拭いて。どうしても落としたい汚れに丁寧に取り組めば、満足の大掃除で悦に浸れるはず!■■B型思いついたらすぐに行動するB型は、使った物を出しっ放しにするようです。気になったときに一気に片付けて、物を仕舞い込んで紛失する傾向も・・・・・・。片付け徹底モードで決め込むなら、思い入れのあるスポットを集中的に整理して、納得するまで徹底的に掃除をしましょう。仕上げに部屋全体の掃除機をすれば、もう、完璧!満足度120%の大掃除を終えて、心地よい新年を迎えられるでしょう!■■O型些細なことに気を留めないO型は、欲しいときに手に入れた物をそのまま放置することを繰り返しながら、物を積み上げていくようです。不要になった物を一気に手放したあと、ハンディモップで埃をとりながら物を整理しましょう。使い捨てのハンディモップなら、捨てる前に窓の内側をザッとお掃除すれば、気分は一段と爽快に。最後に部屋全体に掃除機をかければ、心の初日の出のお目見えです!■■AB型完璧とルーズの狭間にいるAB型は、完璧な収納を心掛けるようです。ニューアイテムをゲットしても入れるスペースがないくらいにきっちり片付けるので、入らない物をその辺に置いたり、一時しのぎの置場を作っていることも。不要物を手放しつつ、気になるところからお掃除開始!気分がのれば、掃除範囲がどんどん広がって、いつの間にか1日が終わり、そんな自分に満足しながら大掃除を満喫できるでしょう。■■おわりにいかがでしたか?「今日はやろう!」「明日にはやらなくちゃ!」と、ずるずると先延ばしにしがちな大掃除ですが、思い切って済ませてしまうと、埃も気分もすっきり爽快になれます。大掃除が終わったあとは、「もっと早くやっておけばよかった!」と思うことが多いのでは?自分のお掃除特質を知っておけば、「こんな感じで十分だろう」という目安が見えてくるので、無謀な理想を膨らませることなく、気楽に着手できるでしょう。気持ちをらくにして、年末の大掃除を楽しみましょう。よいお年をお迎えください!(LUA/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年12月25日年末年始の大仕事といえば「大掃除」。しかし何かと忙しい年末年始に、何日も時間を費やして掃除をすることは難しい。忙しいママたちは、大掃除をどんな風に考えているのか。P&Gでは20代~50代のママ400名を対象に、「冬の衣類ケア」と「大掃除」をテーマとした実態調査を実施した。多くのママが大掃除は「効率と質」の両立を重視大掃除に対する意識は、97.5%が「できるだけ効率的に済ませたい」と思う一方で、80.3%が「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」と回答。多くのママが大掃除は「効率と質」の両立を重視したいと考えていることが判明した。しかし、スピードと効率と質にこだわった大掃除を実現するのはなかなか難しい。実際に「満足いくまで大掃除をできたことがない」(82.3%)と、ほとんどのママが大掃除の仕上がりにストレスを感じていることが分かった。忙しいママにおすすめの「スマート掃除術」とは?そんなママたちおすすめしたいのが、家事アドバイザー・節約アドバイザーとして雑誌や講演会でも活躍する、矢野きくのさんが考案する『スマート掃除術』。スマート掃除術とは、便利な掃除グッズを取り入れたりちょっとしたテクニックを導入することで、早く効率的に、つまりスマートに掃除ができるというもの。今回は特に、85%が「(大掃除で)しっかりケアしたいが、きちんとできていないと思う」と回答した、ソファやカーテンなどのファブリックまわりの掃除術についてご紹介しよう。「ファブリーズ ダブル除菌」で大型布製品も簡単クリーニング矢野さんの提案は、「ソファやカーテンなどのファブリックまわりの大掃除には、消臭・除菌スプレーを上手に活用すること。」特におすすめは、“クリーニング級”の効果があるという「ファブリーズ ダブル除菌」。自分で洗うことのできないソファやカーテンに、シュッと吹きかけるだけで大掃除は完了。もちろんソファやカーテン以外にも、寝具やカーペット、これからのシーズンは忘年会などで臭いの染み付いたコート類に活用することも可能。冬場にますます忙しくなるママは、ぜひスマート掃除術を実行してみよう!【参考】
2015年12月25日窓掃除も大変ですが、網戸掃除もなかなか面倒くさいもの。何かと時間も手間もかかってしまいます。そこで、100均グッズを使って簡単に網戸をきれいにする方法を紹介します。○基本の道具は2つだけ100円ショップには数多くの掃除グッズが売られていて迷ってしまいますが、おすすめはコレ。網戸クリーナー&シートとメラミンスポンジです。理由はほかに洗剤を用意する必要がなく水も使わないので掃除も片付けも簡単で、汚れもしっかり落ちるから。掃除を始める前の網戸の状態はこんな感じでした。何だか全体的に黒い……(見えやすいように後ろに白い紙をあてています)。網戸クリーナーにシートをセットして網戸の裏表を拭いていきます。そんなに力強くやる必要はありませんが、何度か往復するように拭きます。汚れがひどい部分は、メラミンスポンジを使いやすい大きさに切って水を含ませ絞ったもので同じように両面から拭きます。汚れが落ちているのを目で確認できるもポイント。やる気がでます。この2段階式で効果のほどは、さすがに網戸を一度外して洗剤&スポンジで丸洗いするには負けますが、汚れが気にならないほどにきれいにするには十分というレベル。1枚目がまだ掃除していない部分、2枚目が掃除した部分です。○さらに汚れがひどい場合はクエン酸スプレー/炭酸スプレーをさらに汚れがひどい場合は、台所近くの窓など「油+ちり・ほこり」汚れの場合はクエン酸水、タバコのヤニ汚れの場合は炭酸水をスプレーして汚れを浮かせ、古いタオルなどで拭くとかなりきれいになります。スプレー容器も含めてどれも100均で購入できるので、上記の方法と合わせて試してみてください。執筆:Yumeフリーライター。瀬戸内海沿岸部の出身。緑がいっぱいの東京下町でのんびり暮らしています。カメラ片手の街歩きや旅が趣味兼仕事で職業は旅人、と言えるようになりたい。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年12月25日日本テレビサービスは12月22日、千葉県・船橋市非公認のご当地キャラ「ふなっしー」をモチーフにしたロボット掃除機「ふな日和 ふなっしーのロボットクリーナー」を発表した。発売は12月23日で、価格は税別23,000円。アニメ「ふなっしーのふなふなふな日和」にて、主人公であるふなっしーが愛用しているロボット掃除機。天面に大きくふなっしーの顔が描かれている。電源ON時や掃除開始時、バッテリーが切れたときに流れるオリジナルボイスを収録しているのも特徴だ。たとえば、掃除をスタートする際には「ふなふなふなお掃除ロボ発進なっしー!」というボイスを再生する。障害物のまわりを掃除する「らせん走行」、広い部屋をランダムに掃除する「バンパー走行」、壁際やコーナーを集中的に掃除する「壁沿い走行」の3つの動きを組み合わせて走行。階段や玄関など、高い段差を感知して方向転換する「落下防止センサー」も搭載する。本体サイズは直径23.5cm×高さ7.5cm、重さは約1.2kg。ダストボックス容量は163ml。充電時間は約4時間で、最大で約50分の連続運転が可能だ。ロボット掃除機の製造はツカモトエイムが手がける。(c)ふなっしーのふなふなふな日和チ~ム
2015年12月22日昭和模型少年クラブは、1973年に放送されていたTVアニメ『新造人間キャシャーン』から、アンドロ軍団の量産型ロボット「ツメロボット」を立体化し、2016年4月に発売することを決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は2,700円(税込)。昭和模型少年クラブは、40代~50代に認知の高い、昭和当時の、敵味方関係なく画面の中で活躍したロボットたちを商品化するというコンセプトをもっている。今回は、『新造人間キャシャーン』に登場する、世界征服をもくろむアンドロ軍団の量産型ロボット「ツメロボット」を立体化。ツメロボットは、ちぎられては投げられるシーンが印象的で、量産型という概念をつくりあげた始祖ともいわれている。実際のキットは、懐かしいスタイルのパッケージに、単色成形されたプラモデルパーツを封入。当時のプラモデルを彷彿とさせるアイテムとなっている。首部分が360度回転し、内部機構により伸縮が可能なツメなどのギミックを搭載している。また、ファンには嬉しいキャシャーンのミニフィギュア(未塗装)も付属している。商品価格は2,700円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年4月を予定している。(C)タツノコプロ
2015年12月19日カプコンは12月19日18時、「戦国BASARA」とシャープのロボット掃除機「COCOROBO(ココロボ)」とのコラボレーションモデル「プレミアムなCOCOROBO 戦国BASARA 伊達政宗ver.」の予約受付を開始する。「イーカプコン」での限定販売で、価格は税別150,000円。予約受付期間は2016年1月18日23時59分まで。ただし、予定上限数量に達し次第、受付を終了する。製品が実際に届くのは2016年3月末日頃。「戦国BASARA」とは、プレイヤーが戦国時代を生きる武将となり、天下を目指して戦うアクションゲーム。2015年でシリーズ10周年を迎えたことを記念し、シャープのCOCOROBOシリーズとコラボレーションしたモデルを製品化するプロジェクトを9月に発表。このたび、正式に発売日や価格など詳細が明らかにされた。製品化するにあたっては、戦国BASARA 1作目からの主人公の一人であり、過去の人気投票でも1位を獲得している武将・伊達政宗を採用。ロボット掃除機天面には伊達政宗と「戯画バサラ技」の墨絵をあしらっているほか、パッケージにも同じイラストがデザインされている。呼びかけると内容に応じて音声で返してくれる会話機能を持つ。収録されているセリフは、すべてカプコンの担当者らが書き起こしたもので、音声は録りおろしだ。たとえば、「行ってきます」と声をかけると「ああ、だが生きて帰れよ、オレからの命令はそれだけだ」など戦国BASARAの世界観を損なわないような内容になっているという。また、「セリフ言って」と呼びかけると、戦国BASARAで登場する名ゼリフをランダムで言ってくれる。クラウド連携機能により、天気情報やニュースを音声で知らせる機能も持つ。天気情報はプリインストールされた伊達政宗の声で読み上げる。地域情報と組み合わせて、海沿いや山間部といった場所でしか聞けないような天気情報の音声も収録。ニュースや献立の提案は「そうだな、あいつに聞いてみるか…クラウド、どうだ?」などつなぎのセリフのみ伊達政宗の声で読み上げる。そのほか、「Wake up! 目覚めの時間だ、とっとと起きな!」といったセリフで起こしてくれる目覚まし機能も持つ。掃除機能や基本的な性能については、シャープのロボット掃除機「COCOROBO」の最上位モデル「RX-V200」をベースにしている。部屋の広さやゴミの量、床の種類に応じて運転時間と吸い込みパワーを制御する「スマートお掃除機能」を搭載。自宅の家電製品の赤外線リモコン信号を登録しておくと、RX-V200経由で外出先からスマートフォンで家電を操作することも可能だ。シャープの「プレミアムなCOCOROBO」シリーズは、今回の戦国BASARAコラボモデルで第3弾。ちなみに、第1弾は「妹ver.」、第2弾は「黒執事ver.」だった。
2015年12月19日人気ゲーム『スーパーロボット大戦OG』シリーズや、『魔装機神』シリーズに登場するオリジナルロボット、「サイバスター」が、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「S.R.D-S」で立体化され、2016年4月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は6,480円(税込)サイバスターは、地球内部に広がる異相世界「ラ・ギアス」の主要国家・神聖ラングラン王国で作られた風の魔装機。地上から召喚したマサキ・アンドーを主な搭乗者としている。もともと「第2次スーパーロボット大戦」や「スーパーロボット大戦EX」などに登場するオリジナルロボットだったが、「スーパーロボット大戦」の外伝作品「魔装機神」シリーズでの主役機となる。現在もシリーズが続いている「スーパーロボット大戦OG」にも毎回登場し、人気機体として活躍している。『S.R.D-S サイバスター』は、デフォルメ体系ながら、一部を差し替えることで、飛行形態「サイバード」に変形することも可能。股関節はスライド機構を採用しており、幅広いアクションポーズを取らせることもできる。フライングベースに対応したアタッチメントが付属しており、サイバスター、サイバードどちらの形態でもディスプレイを楽しめる。また、3種の手首パーツ(握り、剣持ち手、平手)が左右付属。サイバスターの代表武器「ディスカッター」は剣持ち手に付け替えることで装備が可能となっている。マサキの使い魔(ファミリア)である「クロ」、「シロ」を宿らせた武装、「ハイファミリア」も2個付属している。商品価格は6,480円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2016年4月を予定。さらに、コトブキヤショップ(秋葉原館、大阪日本橋、オンラインショップ)限定版として、「S.R.D-S サイバスター Premium Edition」も発売する。通常版との違いとして、「バニティリッパー」、「フライングベースR&ハイファミリア用支柱」、「描きおろしパッケージイラスト」が付属する。こちらも商品の発売および発送は、2016年4月を予定。商品価格は7,776円(税込)。(C)SRWOG PROJECT
2015年12月18日セールス・オンデマンドはこのほど、人間とロボット掃除機の床掃除に対する清掃フロアの範囲を検証し、その結果をまとめた動画をルンバ公式ホームページ内にある、「つもり」掃除を徹底検証するWebコンテンツ「CLEAN HACK(クリーンハック)」にて公開した。検証では、同量のサンプルゴミを散布した一般的な家庭環境(都内ハウススタジオ)のリビング・ダイニング・キッチン・廊下の床面を主婦5名に普段通りの清掃を行ってもらい、掃除機のヘッドの軌跡によってフロアカバー率を集計。また、ロボット掃除機は「ルンバ 980」を使用し、同様の環境で床面の清掃を行い、ロボット掃除機が稼働した軌跡の3回平均のフロアカバー率を集計した。なお、検証の際には、部屋の各所には定点カメラを設置したほか、主婦にはウェアラブルカメラを装着。掃除機ヘッドとロボット掃除機の軌跡が、コンピューターグラフィックス(CG)編集によって塗りつぶされた掃除対象範囲を消去していく視覚効果で掃除した範囲の確認を行い、それぞれが総床面に対して何%清掃できたかを専門家監修のもとで計測を行った。その結果、主婦はしっかり掃除機を掛けているつもりが、平均73.63%という結果となった。同社は「人によって掃除の仕方が異なるものの、満遍なく掃除をすることが難しいということが分かった」と分析している。一方のロボット掃除機は平均99.05%と高いフロアカバー率となり、全体くまなく動き回り3回とも高いカバー率で清掃を行っていることが分かった。さらに、主婦の掃除機がけの特徴として、「全体に清掃できるように掃除機を動かすが、目に見えるゴミだけを追う動きである」「ウェアブルカメラを装着した主婦の視点から、見えるゴミだけを見ている傾向がある」「家具の下などのゴミは気が付かず、掃除をしない」「ダイニングチェアなどの複雑な環境ではムラがある」ことを指摘している。心理学者の富田隆氏は、「人間は視覚に依存する生き物で、頭の中でとらえたゴミを取ったという主観的な現実に基づいて、部屋全体を完璧にキレイにした感覚になる。これに対してロボット掃除機は、端から順番に一つの例外もなく、満遍なく処理を行うところが優れている」とコメントし、今回の検証が一般的な掃除において当てはまるケースであるとの見解を示している。
2015年12月14日「大掃除」なんて言葉もチラリと頭をよぎる師走に入りました。みなさん、掃除をしていますか? せっかくキレイにしても、ホコリはまた出てくるもの。かと言って掃除をサボると、汚れはだんだんと目立ってきます。忙しくて放置してしまうと、溜まったホコリと汚れで掃除はかえって大変に!面倒でもこまめに掃除することが、結局は手間もかからずラクなのは確か。今回は億劫になりがちな掃除をサポートしてくれるアイテムをご紹介します。心地いい音とともに気分も清々しくこまめに掃除機をかけるのは大変です。音がするので使う時間を選ばねばならず、収納場所からの出し入れにも手間がかかります。それに掃除機の微妙な重さ。あの重さが気の重さとなり、掃除を面倒に感じる日もあるのでは?そんな時におすすめなのは、昔ながらの「箒」です。気が向いたらすぐに手に取れ、段差や隙間など、掃除機だとパーツの付け替えが必要な部分でも、箒1本であっという間にキレイに。サーッサーッと優しく床に触れる音も心地よく、清々しい気分にもなれます。目についたときに手早くひと掃き意外と活躍するのが小箒。ちりとりとセットにして、取りやすい場所に置いておくと便利です。机の上の小さなゴミや床に落ちたくず、ホコリや髪の毛などなど、手早くササッと掃き集めるだけで、見た目も気持ちもかなりスッキリします。キッチンには、さらに小さなミニ箒を。隙間に入り込んだゴミやトースターに落ちたパンくずなど、その場でシャシャッとひと掃きしておけば、汚れがこびりついてしまうこともありません。箒の素材は水洗いできるシュロなどが安心です。 あちこちパタパタしたくなる「はたき」の魅力ホコリ掃除には「はたき」がおすすめ。部屋じゅうの窓を開けてから使います。逆にホコリを舞き散らしてしまうのでは?と思う人もいるかも知れませんが、それは層になるほどホコリを溜めてしまった場合のはなし。ビッシリ積もったホコリは雑巾で拭き取ったほうがいいと思いますが、こまめに掃除しているならばそこまで気にしなくても大丈夫です。はたきが威力を発揮するのは、高い場所や本棚など凹凸のあるところ。柄の先の布が空気を巻き上げながら動き、布が直接触れた場所だけでなく、その周囲のホコリまでキレイにはたき出してくれます。パタパタと音がするくらい手首のスナップをきかせてはたくのがコツです。このパタパタが楽しくて、つい夢中になってあちこちパタパタしてしまいますよ。「ブロワー」なら隙間のホコリもひと吹きパソコンのキーボードや写真立て、ディスプレイ棚に飾った小物の隙間など、こまかな部分のホコリ取りに私が愛用しているのは、カメラなどの精密機器掃除に使う「ブロワー」です。これはシュポシュポと圧力をかけて先端の小さな穴に空気を送り、ホコリを吹き飛ばせる優れもの。狙ったホコリを確実に取り去れる、ちょっとした快感も味わえます。「ブロワー」はネットでも安く手に入りますのでチェックしてみてください。寒い季節ですが、窓を開けて部屋じゅうのホコリや汚れをキレイにすれば、よどみがちな空気や気分もスッキリ! 新鮮な空気に入れ替えることで、部屋にもいい“気”が入ってきます。使って楽しいアイテムでこまめな掃除を心がけて、毎日を気持ちよく過ごしたいですね。
2015年12月11日エミレーツ航空は12月7日、2016年の機材計画として26機を退役させることを発表。今度さらに、2017年に13機、2018年に13機の退役を予定している。2016年内に退役する機材は、A330-300が12機、A340-300が4機、A340-500が1機、777-200ERが6機、777-300が2機、777-300ERが1機の計26機で、同年の新機材としてA380が20機、777-300ERが16機、計36機を予定している。エミレーツは新導入されるA380と777-300ERに対して、退役する機材に比べてCO2排出量は平均して12%削減でき、効率的で静粛性も高い機材と認識している。この退役により、エミレーツの保有機材の機齢は現在の6.4年から平均5.6年になるという。なお、世界を見てみると、北米の航空会社の上位5社の平均は13.6年、欧州の上位5社の平均は10.7年となっている。エミレーツは現在、243機を保有しており、2015年はA380が15機、777-300ERが10機、777貨物機が1機、計26機を受領している。さらにA380が71機、777-300ERが42機、777-9Xが115機、777-8Xが35機、計263機が発注済みとなっている。
2015年12月08日Universal Robotsは12月2日から5日までの期間、東京ビッグサイトで開催されている「2015国際ロボット展」で自社の協働ロボットを展示している。協働ロボットとは、工場の製造ラインなどで作業者と同じ空間で利用される産業用ロボットのこと。同社はこの分野では売り上げ・販売台数で競合他社を圧倒する実績を持つ。同社のロボット最大の特徴はプログラミングが容易であるという点で、専用タブレットからメニューを選択する方法のほか、作業者がロボットの関節を動かして動きを教える学習モードが用意されている。また、工場内で簡単に再配置できるように工夫されていることや、半日でセットアップが完了することも強みとなっている。製品としてはUR3(可搬重量3kg)、UR5(可搬重量5kg)、UR10(可搬重量10kg)の3種類があり、同社のブースでは全3種類が稼働する様子を見ることができる。今回、同展示会を訪れていた同社CEOのエンリコ・クロー・イバーセン氏とアジア・太平洋地域(APAC)担当General Managerのシャーミン・ゴットフレッセン氏に、日本を含むAPAC市場のビジネス状況や今後の開発方針について話しを伺った。○より直感的なプログラミングを目指す--日本やAPACでのビジネスの状況を教えて下さい。ゴットフレッセン氏:UR3を発表して以来、日本を含むAPACでは予想以上の結果となっています。APACの中では中国とインドを除くと、韓国、シンガポール、日本がトップ3です。--UR3の反応が良いのはなぜでしょうか?ゴットフレッセン氏:(従来のサイズでは)これまで自動化できていなかったことを自動化する機会が出てきたからだと思います。ただ、ビジネス的にはUR5、UR10、UR3は同程度の規模となっています。--主にどのような業界の企業がロボットを導入しているのでしょうか?イバーセン氏:UR3は電子部品業界の企業が多く、スマートフォン部品の研磨などで使用されています。製品全体だとサブサプライヤーを含めた車業界が多いです。--今後の開発の方向性を教えて下さい。イバーセン氏:より安全に、よりプログラミングしやすくなるように開発していきます。安全性に関しては当社のロボットそのものには問題はありませんが、協働ロボットが普及していくにしたがって周辺機器が増えてくるので、それにしっかりと対応していきます。プログラミングに関してはより直感的にできるようにしていきます。--"より直感的"にとは具体的にどういう意味でしょうか?イバーセン氏:例えば、工場内をロボットに見せることで最適な動作をロボット自身が導き出せるようになったり、熟練者の動きを見るだけでロボットがその動きを学習できるようになります。これを実現するためにこれから開発しなくてはならない技術もありますが、7年以内に実現したいと考えています。
2015年12月03日